山谷えり子

やまたにえりこ

比例代表選出
自由民主党・国民の声
当選回数3回

山谷えり子の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
08月04日第149回国会 衆議院 科学技術委員会 第1号
議事録を見る
○山谷委員 民主党の山谷えり子でございます。決断力と実行力のある大島長官を迎えて、ぜひとも科学技術創造立国の実現が一歩、二歩、三歩と大きく前進していくことを念じております。  今、大競争時代で、日本が生き抜いていくためにも、そしてまた国際貢献のためにも、科学技術というのは大変重...全文を見る
○山谷委員 前回の平成八年の科学技術基本計画に基づいて、また今度次期のものを検討中だということでございますけれども、前回非常にいろいろ網羅されていたわけで、十七兆円という予算がついたのが一番の大目玉ではなかったかというふうに思うのですが、にもかかわらず、科学技術白書にもありました...全文を見る
○山谷委員 評価の部分で、平成八年の科学技術基本計画のところは、評価の実施方法のあり方についてのガイドラインを検討して策定する、そしてまた、国民各般の意見が反映されるよう配慮する、また、評価の結果等について情報開示に努めると書いてあったのですが、私は情報開示されたという記憶が余り...全文を見る
○山谷委員 それから、長官は先ほど産官学の連携をというふうにおっしゃいまして、本当にそれは大事だというふうに思うのですけれども、日本版でもTLOというのができて、動き始めている。最初のころはマスコミも報道したわけですけれども、最近はぱったりと報道しなくなって、何だかアメリカのよう...全文を見る
○山谷委員 確かにそのとおりでございまして、ですけれども、もしできましたら、さらに発明者、発見者には大きなお金の還元をするとか、あるいは表彰制度で名誉を与えるとか、インセンティブを高めるようなことも考えていただきたいなというふうに思っております。  それから、確かに長い目で見な...全文を見る
○山谷委員 お互い緊張感を持って、本当に日本のために働きたいというふうに思いますけれども、先ほどの評価の発表の仕方について、もう一つちょっとつけ加えさせていただきたいのです。  先日、アリゾナに取材に行きまして、砂漠の中にガラスの大きな空間、お城みたいなものがありまして、バイオ...全文を見る
○山谷委員 期待しております。  続きまして、原子力開発についてなんですけれども、長官も最初の演説の中で、安全確保を大前提に、国民の理解を得られるようにということをおっしゃいました。  エネルギー政策というのは、省エネ、新エネ、自然エネルギー、コージェネレーション、いろいろ進...全文を見る
○山谷委員 私は、八五年にその基準ができたというふうに記憶しているんですが、そうすると、平成十一年というのは、基準を変えたという意味、それとも八五年基準に基づいてそれを出したんでしょうか。
○山谷委員 その辺に関しては、資料公開とか情報公開を進めながら、本当に多くの人に安心感を与えられるようなやり方でお願いしたいというふうに思います。  つい七月二十一日に、茨城県沖の地震で、福島第一原発、これは発電用タービンにある水蒸気を逃す弁に取りつけられている細い管が、温度の...全文を見る
○山谷委員 頑張ってください。  大島長官にお伺いしたいんですけれども、私は、太平洋経済協力会議というところでエネルギー部会の委員をやっておりまして、アジアのエネルギー事情を、国際会議とか取材、ヒアリングに回ったりしておりますと、中国なんかも本当に人口増で、その方たちがいい暮ら...全文を見る
○山谷委員 本当にぜひ、世界の環境問題に対する貢献にも同時になりますし、それから外交、平和のカードにもなるというふうに思いますので、積極的に進めていただきたいと思います。  最後に、ちょっと教育問題にかかわることになってしまうのですけれども、中学、高校の教科書を見ますと、エネル...全文を見る
11月07日第150回国会 衆議院 科学技術委員会 第1号
議事録を見る
○山谷議員 ただいま議題となりましたヒト胚等の作成及び利用の規制に関する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  さきの第百四十七回国会におきまして、政府は、ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律案を提出しました。しかし、ヒト胚という、科学技術の発展、生殖医療そし...全文を見る
11月07日第150回国会 衆議院 本会議 第10号
議事録を見る
○山谷えり子君 私は、ただいま議題となりましたヒト胚等の作成及び利用の規制に関する法律案について、民主党・無所属クラブを代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  さきの第百四十七回国会におきまして、政府は、ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律案を提出しました。しかし、...全文を見る
11月08日第150回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号
議事録を見る
○山谷議員 私どもといたしましても、総理府内閣総理大臣官房広報室のアンケート調査あるいはまた科学技術庁の生命倫理に関するアンケート調査を参考にいたしまして、民主党としましてよりよいヒト胚等の作成及び利用の規制に関する法律案をつくるために、本年十月三日から三十一日まで、電子メールで...全文を見る
○山谷議員 具体的な度数はきょうは持ってきていないんですけれども、賛否という形ではなくて、私どもの理念を、政府案に欠落しております生命の萌芽であるヒト胚を保護し、人間の尊厳を守る、あるいは、クローン技術の規制というのはクローン個体等の産生のみを禁止するような場当たり的なものでよい...全文を見る
○山谷議員 林先生にお答えした部分と重なる部分があるのでございますけれども、それを前提にいたしまして、ヒト胚の取り扱いに関する意見集約の件でございます。  ES細胞の研究が始まりますと、ヒト胚を壊すというか処理するということが前提になっているわけでございますので、ヒト胚の取り扱...全文を見る
○山谷議員 生殖補助医療の定義あるいは範囲あるいは混乱というような御質問でございますけれども、生殖補助医療については、「医療法第一条の二第二項に規定する医療提供施設において医業として行われる人の生殖の補助をいう。」と定義があります。この定義は、現に病院等で実際に行われておりまして...全文を見る
○山谷委員 ヒトに関するクローン技術のあり方ということで、生命倫理全般にまたがる問題と私どもは考えているわけでございますけれども、政府案を策定するに当たりまして、科学技術庁主導の縦割り論議のプロセスに問題はなかったかということをお伺いしたいんです。
○山谷委員 厚生省では、厚生科学審議会がクローン問題を含む生殖医療技術のあり方に関する審議などをやっておりますし、あるいはまた文部省学術審議会で、クローン研究における新たな倫理的問題等に関するワーキンググループというのがあるわけでございますし、また、ずっと以前ですけれども、中曽根...全文を見る
○山谷委員 生殖医療技術のあり方にも深く絡んでくる問題でございますし、倫理的問題なども絡むわけでございますけれども、本当に科学技術庁一省庁の手に負える問題ではないと私は考えておりますので、生命科学に関する何か大きな提言機関などというものはやはり必要ではないかというふうに考えており...全文を見る
○山谷委員 非常に悩ましい、国民も本当に悩んでいる状況だというふうに思います。  それでは、ヒト胚あるいは余剰胚の取り扱いについてはどのようにお考えになられますでしょうか。
○山谷委員 ヒト胚は生命の萌芽であるというふうに民主党は考えているわけですけれども、政府は、単なる細胞の蓄積と考えるのか、そのあたりなんです。
○山谷委員 クローン技術の前提ともなる余剰胚の扱い方なんですけれども、上流における状況をそのままにしておいて、下の方の下流の問題のみを扱っているという違和感は、やはり持たざるを得ないというふうな印象でございます。  また、クローン技術といえば、ES細胞研究というのを無視すること...全文を見る
○山谷委員 報道によりますと、アメリカのワイセル研究所がES細胞を大学などに有償供給する事業を始めるという報道があったわけですが、数十万個の細胞を含む容器二つをセットに、大学、研究所に五千ドルで、企業にも組み合わせに応じて十倍程度の価格で販売する、日本ともライセンス契約交渉中かな...全文を見る
○山谷委員 ガイドラインでいろいろな変更とか中止とか立入検査などをやっていくのでしょうけれども、クローン技術の場合、本当に大したお金もなくて小さなところでできてしまうということで、やはりこの際、倫理の問題を不問にせずに、包括的な、民主党のような法案でいくべきではないかというふうに...全文を見る
○山谷委員 動物性融合胚に関してなんですけれども、動物の細胞核を脱核したヒトの卵子に移植することにより作成される胚ということで、それを動物に移植すると、ヒトの細胞質を持った動物の誕生ということが実現する可能性がある。これは、いいのではないかということなのでございましょうか。
○山谷委員 続きまして、ヒト集合胚の件なんです。これもガイドラインにということなのでございますけれども、ヒト集合胚というのは、ヒトの胚にその胚と一体となって分裂、成長することが可能なヒトの細胞を結合させることにより作成される胚ということで、これが進んでいきますと、体の一部が別人由...全文を見る
○山谷委員 続きまして、ヒト胚核移植胚に関してなんですけれども、胚を分割したそれぞれの細胞の核を核を取り除いた未受精卵へ移植することにより胎児へと成長するということで、これは人為的な一卵性多児も可能ということだと思いますけれども、それはよしとするということでしょうか。
○山谷委員 ヒトクローンをつくっては、コピーをつくってはいけないということは、本当に皆さんが一致することだというふうに思いますけれども、今申し上げました動物性融合胚、ヒトの細胞質を持った動物の誕生、あるいはまたヒト集合胚、体の一部が別人由来の細胞となるヒト、あるいはまたヒト胚核移...全文を見る
○山谷委員 ですので、最初から法律で禁止したらいいのではないかというふうに思いますけれども。つまり、人権侵害とか科学技術などの暴走を防ぐという基本を踏まえまして、例えば今三つを申し上げたわけでございますけれども、国民の意見を広く聞いたとは思えませんし、国民も、これに関してそういう...全文を見る
○山谷委員 残念でございますけれども、時間が来ました。いろいろお話を伺いまして、やはり倫理的な問題も踏まえた包括的な法案というものが必要であろうというふうに考えます。なぜならば、基礎研究の部分がまだまだできていない状況で、そして民主党も、三年以内の見直し、その手前は、まだここまで...全文を見る
○山谷議員 民主党もヒトクローン、人のコピーというのは禁止しなければいけないというふうに考えております。だからこそ、またそれは緊急を要するものだと考えておりますので、対案を出したわけでございます。  先ほどからいろいろな議論があったわけでございます。枠組みを大きくし過ぎて、むし...全文を見る
○山谷議員 余剰胚についてでございますけれども、余剰胚というのは、御存じのように、生殖補助医療で余った胚のことでございます。確かに、今一万人ぐらい体外受精で赤ちゃんが誕生しているということで、この余剰胚の問題というのは大きな問題でありますし、またクローン技術とは切っても切れないと...全文を見る
○山谷議員 ヒト胚の研究でございますけれども、ヒト胚の研究は、許可制という条件のもとで余剰胚については認めていくということでございます。
○山谷議員 生殖補助医療も、人の生命の萌芽であるヒト胚を人為的に作成、利用するものであるので、その方法等によっては人の尊厳に反するものと考えられる。また、もし十分に安全性を確立していない技術を用いるようなことがあったとすれば、生まれてくる子供の生命及び身体の安全にも重大な懸念が生...全文を見る
○山谷議員 規制のあり方についてなんですけれども、今厚生省の審議会で検討が大詰めを迎えていますけれども、その結果を待って整合性を持たせるように配慮しまして、またさらに時間をかけて一貫した総合的な政策形成を行うべきというふうに考えております。  そこで、民主党案では、生殖補助医療...全文を見る
11月10日第150回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
議事録を見る
○山谷議員 ビジュアルな表を作成され、わかりやすくて、本当に御苦労さまでございました。  確かに、今御指摘のように、科学技術会議生命倫理委員会ヒト胚研究小委員会報告書のことでございますけれども、やはりヒト胚も、人の生命の萌芽として、明確な基準を持たないまま研究材料に使われては、...全文を見る
○山谷議員 まず、人の尊厳の保持に重大な影響を及ぼすというのは、ヒト胚が人の生命の萌芽として位置づけられまして、将来人となり得る存在であることから、これを人為的に作成し、または利用することは人の生命が軽く扱われることになり、人の生命の尊重、保護という倫理ないし価値観が脅かされるこ...全文を見る
○山谷議員 生殖補助医療も、人の生命の萌芽であるヒト胚を人為的に作成、利用するものであるので、その方法等によっては人の尊厳に反するものとなることも考えられます。また、もし十分に安全性を確立していない技術を用いるようなことがあったとすれば、生まれてくる子供の生命及び身体の安全にも重...全文を見る
○山谷議員 医療から研究までそれぞれに見合った総合的なヒト胚の作成、利用規制は、さらに次のステップとして時間をかけて行うべきであるというふうには考えております。ですから、今回、生殖補助医療及び生殖補助医学研究にかかわるヒト胚の作成、利用については、許可の対象とはしないことにしてお...全文を見る
○山谷議員 いろいろなことはもう少し議論していかなければいけないというふうに考えておりますけれども、むしろそうした何か適正な規制のない現状の方が、今現在では国民の、とりわけ不妊患者の混乱とか不安を招いているのではないかというふうに考えているわけです。
○山谷議員 女性の身体への負担が非常に大きいと言われる卵の摘出が、容易に行われることがあるならば、非常に問題が大きいというふうに考えております。このような女性の身体の安全の問題などを考えますと、卵子の研究利用は可能な限り避けるべきだと考えております。  そこで、民主党案では、研...全文を見る
11月10日第150回国会 衆議院 文教委員会 第2号
議事録を見る
○山谷委員 まず冒頭、大臣がさきの本委員会で述べられました今後の文教施策へのお考えに対することから質問をさせていただきたいと思います。  教育のあり方こそが何にも増して国の将来を決定的に左右する大きな問題、課題であるというふうに思っております。また、大臣は、学校教育においては子...全文を見る
○山谷委員 昔の小学校三年生が三・一四で計算できて今は三でなければ計算できないというような、そういうのは全く理解ができないわけでございます。それから、単語も五百七から百へというのがどういう根拠でというのが、結局親たちに納得できる形で説明されていないんだと思うんですね。  ですか...全文を見る
○山谷委員 十分納得できたわけではないんですけれども、次に、大臣は、教員についてきちんと評価を行い、教員評価システムの改善充実を図りたいというふうにおっしゃいましたけれども、私も教師についての評価システムというのは大変大事なことだと思っております。  アメリカの大統領はどちらに...全文を見る
○山谷委員 もっとたくさん質問したかったのですけれども、時間が参りました。  とにかく、基礎学力がどのくらいついたかということを調べるためにも学習達成度試験というようなものを、教育改革国民会議の中では、高校でなどというふうに書いてありますけれども、もう小学校の高学年ぐらいからや...全文を見る
11月15日第150回国会 衆議院 科学技術委員会 第5号
議事録を見る
○山谷委員 長官に質問させていただきたいと思います。  生命科学、発生科学に関する人類の知見、技術は、今大変なスピードで進んでおりまして、これに伴いまして、クローン技術等について、その安全性が確認されることもあるとは思いますけれども、他方で、その危険性についても次々と明らかにさ...全文を見る
○山谷委員 さらに長官になんですけれども、政府案は、ヒトクローンの禁止等を規定するのみで、ヒト胚の取り扱いについて触れるところがございません。しかし、これでは何らの法的規制もないまま、いわば無秩序にヒト胚が生殖医療や研究に用いられている現状が放置されることになります。国民の不安に...全文を見る
○山谷委員 この審議の席で何度も出たことでございますけれども、科学技術会議の委託で行われた生命倫理に関する世論調査の結果、その結果によれば、いつの時点から人として絶対に侵してはならない存在かという質問に対して、受精の瞬間からという回答が最も多くて三割を占めていた、あるいはまた、ヒ...全文を見る
○山谷委員 ヒト胚の取り扱いそれから研究利用における規制のあり方なんですけれども、それでは、政府としては具体的にどのようなタイムスケジュールで、どのような場で、どのような体制で、どのような視点で審議を行っていこうというふうにお考えでございましょうか。
○山谷委員 次に、卵子の問題なんですけれども、不妊治療のための卵子採取、これは、いろいろな女の方たちに聞きましたけれども、何日にもわたって排卵誘発の注射をして、吐き気とか目まいとか痛みとか、あるいはまた卵巣がはれたり腹水がたまるなど、身体的な負担が非常に大きいというふうに聞きまし...全文を見る
○山谷委員 続いて、ガイドラインの問題です。  ガイドラインの策定に当たっては、広く国民の声を聞いて、その意見を反映していくということが必要だというふうに考えておりますけれども、第十二条で、「特定胚の取扱いが指針に適合しないものであると認めるときは、その届出をした者に対し、特定...全文を見る
○山谷委員 それから、第十三条におきまして、胚または細胞の提供者の個人情報の保護が規定されておりますけれども、これも罰則のない努力義務規定ということで、個人情報の保護が確保できないおそれがありますけれども、その辺はいかがお考えでございましょうか。
○山谷委員 質問はこれで最後にいたしまして、感想なんですけれども、政府案、本当にクローン人間を禁止する法ですというふうに言われたときに、国民の多くは、ああ、そうか、そういう法なのかというふうに理解したと思うのです。私も前回申しましたように、例えば動物の細胞核を脱核したヒトの卵子に...全文を見る
○山谷委員 ありがとうございます。以上で結構です。