吉川沙織

よしかわさおり

比例代表選出
立憲民主・社民
当選回数3回

吉川沙織の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月23日第180回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号
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○吉川沙織君 民主党の吉川沙織でございます。今日もどうぞよろしくお願いいたします。  先ほどの参議院本会議におきまして、「北朝鮮による「人工衛星」の打ち上げ発表に抗議し強く自制を求める決議」が全会一致でなされたばかりでございますが、本件に関する政府の認識と対応についてお伺いした...全文を見る
○吉川沙織君 三年前は、実は宇宙からの落下物ということで使わないという答弁をされてしまいましたし、当時は飛翔体という観念で全部対応されていましたので、今回鋭意検討していただくということ、それから三年前から整備や高度化がかなり進んでいるということも踏まえて御答弁をいただいたかと思う...全文を見る
○吉川沙織君 三年前の事案の際にも使用したエムネットは使うという、そういう御答弁でございました。  ただ、前回、秋田と岩手の上空を飛んでいって落下をしたんですけれども、前回の事案の際、未整備団体が東北の県に実は残されていました。今回もエムネットを整備するのは、多分飛んでいくと予...全文を見る
○吉川沙織君 三年前の四月六日、発射された翌日の新聞の幾つかに、エムネットもちょっと動かなかったというような事案もありました。ただ、そのときの教訓を踏まえて今訓練を重ねられているということも伺っていますので、万全の体制をしいていただければと思います。  ただ、エムネットは官邸か...全文を見る
○吉川沙織君 ありがとうございます。  もう一つ、実は三年前の北朝鮮のミサイル発射事案の際には一回誤報が出て、誤報がある意味訓練になったというような報道もありましたけれども、三年前の北朝鮮弾道ミサイル発射後の都道府県防災・危機管理担当部局長等と防衛省・自衛隊による意見交換会とい...全文を見る
○吉川沙織君 是非よろしくお願いいたします。  それでは、防災担当大臣にお伺いいたします。  三年前の教訓を踏まえ、Jアラートの全国整備や高度化、内閣官房副長官からも御答弁いただきましたし、実際随分進みました。そもそも今回のような事案に備えて、反省を踏まえて整備をしてきたとい...全文を見る
○吉川沙織君 防災担当大臣からも前向きにいろいろ検討をしていきたいという御答弁をいただきました。また、東日本大震災で、受信をしても、そこから市区町村に整備をされている防災行政無線が自動起動したのはたったの二団体ということもございました。  Jアラートは、三年前の事案を受けて、全...全文を見る
03月29日第180回国会 参議院 総務委員会 第8号
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○吉川沙織君 民主党の吉川沙織です。どうぞよろしくお願いいたします。  昨年三月の東日本大震災を受けまして、災害に伴う報道と情報伝達の在り方が大きな課題となっています。国民の命を一人でも多く守るための情報伝達の在り方並びに公共放送NHKの役割に焦点を当て、質疑を行いたいと思いま...全文を見る
○吉川沙織君 会長、恐縮でございますが、時間限られておりますので、お答えは問いだけにしていただけるとうれしくございます。  今、災害の被害を一人でも減らすためというような御答弁いただきましたけれども、命令調でもちろん呼びかけをすることで確実に避難行動に移していただけるという側面...全文を見る
○吉川沙織君 昨年十一月初旬の災害対策特別委員会において、正常性バイアスといった災害心理考慮の必要性、それから避難の呼びかけに命令調を使用することについて防災担当大臣の見解をお伺いして、検討する旨の答弁をいただいております。  東日本大震災において、防災行政無線で避難を呼びかけ...全文を見る
○吉川沙織君 東日本大震災では、発生の二十分後から、中学生がスマートフォンを使いNHK総合テレビの内容をインターネット動画配信サイトにアップしています。  この中学生がアップした動画の配信を認めるか否かについて、NHK広報局担当者は、停電のためテレビが御覧になれない地域がありま...全文を見る
○吉川沙織君 NHKが最初に始めた後、民放も追随してインターネットで情報を発信することによって、海外の方からの支援の輪が広がったということもあります。ただ、その後は議論が一定程度なされていませんので、是非、今会長の御答弁生かしながら、NHKの中で議論を進めていただければと思います...全文を見る
○吉川沙織君 先週、三月二十三日の参議院本会議におきまして、北朝鮮による「人工衛星」の打ち上げ発表に抗議し強く自制を求める決議が全会一致でなされています。  その直後の災害対策特別委員会で、今回の事案でこそ国から住民まで瞬時に緊急情報を伝達可能な全国瞬時警報システム、Jアラート...全文を見る
○吉川沙織君 先ほどの震災後のアンケート調査結果でも、NHKからの情報を頼りにし信頼している視聴者の方多いものですから、今回の事案あるかどうかはまだ分かりませんけれども、あった際には迅速かつ正確に情報伝達をしていただければと思います。  今回の事案でJアラートが使用されるか否か...全文を見る
○吉川沙織君 今回は、日付も時間も予告されていますので、そこに合わせて整備をすることも可能ですけれども、地震や津波、それから何らかの武力攻撃事態があったときは急に来るということになります。ですから、日ごろの保守や点検も大事な観点になると思いますが、それもされているという認識で、大...全文を見る
○吉川沙織君 沖縄県では全部、受信の端末、受信の整備はあるということですけれども、実は、二十秒で情報を伝達しようとすれば、衛星から出てきた情報を受信をして、そこから伝えるためには市町村の防災行政無線を自動起動して警報を鳴らすということになりますので、その防災行政無線になると、実は...全文を見る
○吉川沙織君 具体的に要員はという質問をさせていただいたんですけれども、ただ、御答弁の中で、地域のネットワーク、公共放送を維持していくというお話ありましたので、会長、リーダーシップを取って是非実現をしていただきたいと思います。  冒頭に引用をさせていただきました調査結果からも、...全文を見る
04月18日第180回国会 参議院 国民生活・経済・社会保障に関する調査会 第4号
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○吉川沙織君 民主党の吉川沙織でございます。  調査項目といたしまして、「持続可能な経済社会と社会保障の在り方」についてということでございますので、私自身の経験談も踏まえながら意見を述べさせていただければと思っています。  今、経済成長の大事なお話ございました。私自身、民主党...全文を見る
04月26日第180回国会 参議院 総務委員会 第12号
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○吉川沙織君 民主党の吉川沙織です。  本日の委員会に当たり、三党発議者、参議院総務委員会を構成する全会派の理事、委員、関係する全ての皆様に対しまして、若輩者ではございますが、与党筆頭理事として心より感謝と敬意を表し、採決の前の質疑とさせていただきます。  今回の改正で利用者...全文を見る
○吉川沙織君 郵政公社から民営・分社化、改正案成立後の新組織において、今も御答弁ございましたけれども、今後のコスト構造やその総額がどのように変化するかを具体的に把握し検証していくことが経営改善に向けて必要だと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  さて、今回の改正案に...全文を見る
○吉川沙織君 金融二社を含めた日本郵政グループ各社は、公益性、地域性の発揮はもちろん、株式会社としてユニバーサルサービスを提供するための収益力を確保していかなければならないと思います。そのためには、改正後の郵政民営化法が、誤解や先入観に左右されず、あくまでも定められた規定の趣旨に...全文を見る
○吉川沙織君 齋藤社長は、本法案の質疑の衆議院とそれから参議院それぞれ委員会の答弁において、現行郵政民営化の弊害の一つとして指揮命令系統が複線化することによる混乱や意思決定の遅れというものを挙げておられますが、これは分社化に伴う調整の複雑化が大きな原因であろうと認識しております。...全文を見る
○吉川沙織君 改正後、事業運営の在り方、それから現場で働く皆さん、そして国民の利便性が高まることは本当に大事なことであると思います。  平成十九年十月に民営化された際も、また、約二年前の平成二十二年四月に郵政改革関連法案が国会に提出されて以降も、郵政事業は政治、政局に翻弄され続...全文を見る
06月13日第180回国会 参議院 予算委員会 第21号
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○吉川沙織君 民主党の吉川沙織です。どうぞよろしくお願いいたします。  本日は、国民の安心、安全を守るという観点から、情報セキュリティー確保、そして防災行政についてお伺いしたいと思います。  スマートフォンの急速な普及など、情報通信技術は今や国民生活に不可欠なものとなっていま...全文を見る
○吉川沙織君 社会保障と税の一体改革の議論、これから会期末に向けて佳境を迎えることになると思います。でも、この中で、消費税を上げる議論という一方で、経済成長は必要不可欠であると思います。企業が安心してビジネス展開や拡大をできるためにもやはりこの方策は大事だと思いますので、よろしく...全文を見る
○吉川沙織君 昨日の報道ですけれども、経済産業省所管の独立行政法人においてPCウイルス感染による情報流出事案が報道されております。この詳細について経済産業大臣に報告があったのはどの時点で、最終的な情報の流出先というのは特定できているのかどうか、お伺いいたします。
○吉川沙織君 実はこの事案、報道発表、最初にされましたのが五月二日で、今度その当該法人から報道発表されましたのが六月十一日ということですから、実に一か月間、最初の報道発表では流出はしていないということが報道されていましたので、やはりその間、流出しているか、していなかったも分からな...全文を見る
○吉川沙織君 二〇〇二年四月二十三日の参議院外交防衛委員会で当時の外務副大臣は、「外務省が電子的に保有しております情報で秘密保持が必要なものについては、外部と接続されているネットワーク上には置かれておりません。」と答弁されておりますが、現在においても同様の措置とっておられると思い...全文を見る
○吉川沙織君 先ほど引用いたしましたイランに対するサイバー攻撃事案についても、外部と接続されていない制御システムがネットワーク攻撃されていることから、各省の秘密保持に関する情報、それから重要インフラ事業者等が保有する制御システムについても警戒を強めていかなければならないと考えます...全文を見る
○吉川沙織君 これらの問題に対しましては、現在は内閣官房情報セキュリティセンター、NISCを中心として、総務省、経済産業省、防衛省、警察庁の関係省庁が協力するという体制の下で一定の成果は上げているものの、どうしても縦割りの側面があることは否めないと思います。経済国家、IT国家であ...全文を見る
○吉川沙織君 今、情報セキュリティ政策会議の構成員、閣僚は五名という御答弁をいただきました。ただ、外務大臣はこの二回、正式な構成員ではなくて、必要があれば出席ができるという形になっていますけれども、そこでちょっと総理にお伺いしたいと思います。  去年十月七日の政府の情報セキュリ...全文を見る
○吉川沙織君 今、どちらかといえば政治の側の話をしましたけれども、この問題に関しては国民各層の知識も上げていかなければならないという問題がございます。例えば、それぞれ皆さんお持ちのパソコンにアンチウイルスソフトを入れていても、それは日々アップデートをしなければ新手のウイルスには対...全文を見る
○吉川沙織君 これまではどちらかといえば国家の重要インフラが攻撃をされて国民の生活が危機にさらされる、そういう観点からお伺いをいたしましたけれども、ここからは国民の生命、身体にかかわる防災行政についてお伺いしたいと思います。  内閣府の国民生活に関する世論調査において、政府に対...全文を見る
○吉川沙織君 防災意識を高めると同時に、現状をまず把握する必要があるのではないかと思っています。例えば、どんなに優秀な職員の方でも事務処理量には限界があります。したがって、災害対応時の職員の数も意識しなければ、仮に質の向上が図られたとしても物理的に対応することができません。  ...全文を見る
○吉川沙織君 では、各地方公共団体において、消防費ではない防災に関する予算が毎年度どの程度確保されてきているのか、その状況を把握されているのか、総務大臣にお伺いいたします。
○吉川沙織君 今御答弁ございました決算統計把握ですが、例えば、今平成二十二年度のものを引用なさいました。平成二十二年度市町村決算における歳出総額に占める消防費の割合はたった三・一%です。この中には火災対応や救急関連経費などが入っておりますことから、僅か三・一%の中で防災関連の経費...全文を見る
○吉川沙織君 是非、東日本大震災の反省を踏まえた形で手引きを見直していただきたいと思います。  この手引きを見直していただくことはもちろん必要でございますけれども、一方で、二〇一〇年四月の内閣府、消防庁の調査によりますと、業務継続体制が市区町村で整っていない理由についてどういう...全文を見る
○吉川沙織君 これまで総務委員会や災害対策特別委員会でも質疑をしてきたんですけれども、例えば、避難勧告の策定基準ができない、それから今回の業務継続計画が策定できない、これは人員や予算の問題もあります。それから、策定の仕方が分からないという、そういう回答結果も多うございますので、そ...全文を見る
○吉川沙織君 今総務大臣からバックアップの必要性について御答弁いただきましたけれども、今後その発生の切迫性が指摘をされております東海、東南海、南海の三連動地震、こういったことが発生をした場合、それぞれ被災の少ない地域で、例えば中央省庁のデータも含めて、バックアップの在り方というも...全文を見る
○吉川沙織君 なお、これらの課題に関連いたしまして、地理情報システム、GISの整備も課題の一つになっています。  このGISについて、政府において本格的な取組が始まりましたのは阪神・淡路大震災における反省等がきっかけとされています。GISは、災害時には救出活動、被害認定調査、罹...全文を見る
○吉川沙織君 今後発生の切迫性が指摘されている災害等においては、一人でも多くの命を救うための救助活動、被災者を支援するための迅速な罹災証明書の発行、復旧復興作業を早期に進めるための瓦れき撤去作業の進捗管理、その後の本格的な復旧復興など、東日本大震災の反省を踏まえ、省庁間の縦割りを...全文を見る
06月20日第180回国会 参議院 災害対策特別委員会 第7号
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○吉川沙織君 民主党の吉川沙織でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  最初に、今般の台風四号における被害状況と政府の対応状況についてだけお伺いします。
○吉川沙織君 内閣府の国民生活に関する世論調査において、政府に対する要望で防災の項目が追加されましたのは平成四年からのことになっておりますが、この防災と回答した国民の皆さんの割合は比較的低位で残念ながら推移しています。ただ、阪神・淡路大震災後の平成七年調査では二〇・四%、昨年調査...全文を見る
○吉川沙織君 結局、今回の世論調査の結果では、東日本大震災があったから今までと比べて二四・九%まで上がっています。平成七年のときも阪神・淡路があって改正に至って、今回も災対法の改正に至っています。  国民の防災意識を高めることも今回の改正に入りましたけれども、災対法の法制度の見...全文を見る
○吉川沙織君 今大臣から津波の被害、逃げるということ、その重要性について指摘ございましたし、昨年十二月二十七日に防災基本計画が津波災害対策編というのを新設して入れられたのも、大臣の御指導の下入れられたと承知しております。ただ、その逃げるというためには、やはり訓練が必要です。  ...全文を見る
○吉川沙織君 三月二十九日の中央防災会議でも今年度の総合防災訓練大綱というものが新たに決定をされて、それに基づいてやっていくということですが、これも平成十五年度からずっと追っていきましたけれども、それでもなお避難訓練の実施率がこの程度ということですので、是非協議会をつくっていただ...全文を見る
○吉川沙織君 今回の附則第二条にも、東日本大震災からの教訓を踏まえて速やかに改正を、次期改正も行うことという記述もありますので、是非、次期国会で抜本改正、様々な課題ございますけれども、していただければと思います。  本改正案の閣議決定は五月十八日に行われております。その前々日で...全文を見る
○吉川沙織君 是非、今御答弁いただいた内容でしっかり密に連携を取って次期抜本改正を図っていただきたいと思います。  昨年十二月七日に開催された防災対策推進検討会議において、出席者から残念ながらこんな発言がありました。「各県に防災会議があることすら、政府の人は知らなかった。地方で...全文を見る
○吉川沙織君 昨年、三年十か月ぶりに修正をされた防災基本計画の中でも、「相互応援協定の締結に当たっては、近隣の地方公共団体に加えて、大規模な地震災害等による同時被災を避ける観点から、遠方に所在する地方公共団体との間の協定締結も考慮するものとする。」という、これが修正で新設されてい...全文を見る
○吉川沙織君 防災対策推進検討会議が本年三月七日にまとめた中間報告を元にして、今回、災対法改正案もできているわけですけれども、この中間報告に対するパブリックコメントが今月、六月七日に公表されています。第四十九条の二の「他の者の応援を受け」に関していえば、他団体からの支援の受け方等...全文を見る
○吉川沙織君 改正法第八十六条では、市町村、都道府県の区域を越える被災住民の受入れ手続、都道府県、国による調整手続が規定され、広域避難に関する調整規定が新設されました。ただ、この改正案の中で、この広域避難、避難という言葉を使用せず、広域一時滞在という用語が使用されています。  ...全文を見る
○吉川沙織君 是非、次期抜本改正の中ではその避難の考え方というものも整理していただいて、法律上の定義も難しいと思いますが、是非お願いしたいと思います。  避難勧告や避難指示をどのタイミングで発令して、住民の方に避難の行動を起こしていただくかということも大事な問題になりますし、こ...全文を見る
○吉川沙織君 結局、地方自治体の防災担当の職員の方が専任でない場合、つまり兼務体制であって、台風十二号のときもそうでしたけれども、担当者が一人で対応が結局後手後手になったという反省等もありますので、今御答弁いただきましたとおり、防災担当に専門性のある人をつくっていただくということ...全文を見る
○吉川沙織君 今、平野大臣から中央省庁においても十分ではないという、そういう言及もございましたけれども、例えば、この中央省庁についてちゃんとできていない、それから自治体においても残念ながらまだまだ策定予定すらない団体が多い、この理由について分析して、更に徹底的に対策を講じるべきと...全文を見る
○吉川沙織君 平成二十二年十一月十一日の総務委員会の質疑で、大規模水害対策に関する一都六県、これは東京都含まれていますが、この災害対策本部を設置予定の本庁舎等の水害対策を実施していない団体、東京都も含みますけれども、市区町村が約四八%に上っている内閣府の調査結果を紹介した上で、「...全文を見る
○吉川沙織君 先ほど平野大臣から想定が甘かったということもございましたけれども、今申し上げました避難訓練、避難勧告、避難指示の発令基準、BCPの策定の現状、全てにおいてやはり策定のノウハウが分からない、それから人的、財政的な余裕がない、そういったこともありますので、是非、東日本大...全文を見る
07月27日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第9号
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○吉川沙織君 民主党の吉川沙織でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  社会保障と税の一体改革において、財政再建、財政の持続性はもちろん大事でございますが、決して忘れてはならない視点として社会保障制度の持続性というものもあると思います。分かりやすい例えといたしまして、現...全文を見る
○吉川沙織君 雇用戦略対話の方でもおまとめになられたものは、キャリア教育の充実であったり、雇用のミスマッチの解消であったり、あとキャリアアップ支援であったりと就労支援であって、あくまで雇用の質の改善を図っていかなければなりませんし、そもそも若者の雇用がこんなに低くなっている、不安...全文を見る
○吉川沙織君 この問題については昨年三月七日の予算委員会でも取り上げましたけれども、これら年金制度に対する正しい理解がないから未納に陥っている、それがひいては国民全体の負担を高めるということであれば、社会保障制度の体系的な知識を教育段階から深めていく必要があると思います。  去...全文を見る
○吉川沙織君 今文科副大臣が御答弁くださいましたように、知識を体系的に理解できる。今年から、ダンスを決して否定するわけではありませんけれども、ダンスは必修化をされました。社会保障は国民全体の負担にかかわることですので、やっぱりもっと力を入れてやっていただければと思います。  若...全文を見る
○吉川沙織君 今、国税の観点から財務大臣から御答弁いただきましたけれども、若年層が正社員になれないことによる税収の損失というのは地方税においても影響するものでありますが、地方税収入に対する影響の額を、総務副大臣、お願いします。
○吉川沙織君 それぞれ、ほかにも加味する状況は、要素はあるという御答弁でしたけれども、国税でマイナス五百、地方税でマイナス一千億、また、それ以外にもいろんなところで影響があると思いますし、また、若年層における雇用問題は、今申し上げた税収や社会保障制度の支え手の側面のみならず、労働...全文を見る
○吉川沙織君 今御答弁いただきましたのは、社会保障に係る費用の将来推計に基づいて機械的試算で二〇二五年まで引っ張っていったその数字だと思いますけれども、それではまだ私たち就職氷河期世代の人間は年金受給の世代になっていませんので、これは今後も注視していきたいと思いますし、やはりこの...全文を見る
○吉川沙織君 雇用の流動化という御答弁ございましたけれども、今が実際に正規と非正規で同一価値労働、同一賃金が実現されていて行き来が同じようにできるのであればこれもいいとは思うんですけれども、今、御議論いただきたいというお話もありました。  ただ、総理、七月九日の衆議院の予算委員...全文を見る
○吉川沙織君 是非、その点踏まえて御議論を詰めていただければと思います。これが独り歩きして変な方向に走っていくと余計若者の不安をあおることになると思いますので、是非お願いいたします。  さて、次は、確実に雇用に結び付く施策の必要という観点でお伺いいたしたいんですけれども、厚生労...全文を見る
○吉川沙織君 今問題提起いたしましたのは、リーマン・ショックの影響もありますけれども、やっぱりそれでも増えていませんので、指針の改正や要請では限界があるということを申し上げましたので、是非そこは、もう一歩踏み込んだ対策を是非お願いしたいと思います。  さて、次、マイナンバー法案...全文を見る
○吉川沙織君 通告しておりませんけれども、岡田副総理、七月二十四日の記者会見で給付付き税額控除について、少ない予算で手当てできる、しかし、本当に所得が少ないかをどこまで正確に把握できるかという問題は残るという趣旨のことを御発言されています。  所得が本当に少ないかをどこまで正確...全文を見る
○吉川沙織君 是非何とか協議をして、衆議院で審議をしていただいて、参議院でも採決ができる環境を整えていくことは与野党共に大事なことであると思います。  さて、税法の方についてお伺いしたいと思います。  今回、三党合意に基づく修正により附則第十八条に第二項が加えられています。こ...全文を見る
○吉川沙織君 次に、公明党の竹内先生、お願いします。
○吉川沙織君 民主党の古本先生、お願いします。
○吉川沙織君 それぞれ、自民党、公明党、民主党の修正案提出者の議員の方から御答弁をいただきました。  基本的に一、歳出総額は増額させないで、その中で歳出の質の向上、研究開発やそれ以外の防災、減災に充てていくということでしたけれども、まだそこまで決め切れていないという、そういうお...全文を見る
○吉川沙織君 これまでずっと委員会に配属されておりますので、この議論、深められてはきましたけれども、今総理がおっしゃったような内容で、是非ちゃんと規律を守ってやっていただければと思っています。  ここからは、今次税制の抜本改革に対するスタンスについて少しお伺いしたいと思います。...全文を見る
○吉川沙織君 私、今の答弁ちょっと納得ができなかったんですけれども、次、行きたいと思います。  税制改正について、法案名からも明らかですけれども、政府としては税制の抜本改革と位置付けています。これまでも抜本改革と呼ばれる税制改革は行われていますが、抜本改革とそうでない税制改革を...全文を見る
○吉川沙織君 今までの経過をずっと見ていますと、法案名で今回明記したんですけれども、抜本改革というのは要は消費税の創設や税率の引上げを行うときに結構通称も含めて使っていたような気がします。  過去の抜本改革においては、今御答弁の中でも触れられましたけれども、過去のときは併せて所...全文を見る
○吉川沙織君 今、納得の原則だけ触れられませんでしたけれども、今、消費税の答弁にちょっと偏っていたかなと思いますが、税制、税体系の在り方というのはやっぱりしっかり国民に提示する必要があると思います。  今、財務大臣触れられましたけれども、衆議院の特別委員会、六月六日の答弁で、目...全文を見る
○吉川沙織君 国と地方の税源配分、また、一方は目的税で、一方は普通税のままで、でも使い道はそれぞれ限定するという非常に分かりづらい構造になっていますので、引き続きしっかり見ていきたいと思っています。  さて、消費税を増税することの理由についてに関しては社会保障を充実させるためで...全文を見る
○吉川沙織君 財政健全化にも一定の寄与とするか、社会保障の安定化にも一定に寄与とするか、それはそれぞれの見方の違いだと思いますけれども、やはりお願いをして、現状がどうであるかというのを明確に国民に示していくのはやはり避けては通れないことだと思います。  最後に、地方税の法人課税...全文を見る
○吉川沙織君 租税本来の機能は公共サービスを提供するための必要な資金を調達することでありますから、各地方団体における税収がそれぞれの団体における必要な財政需要を賄えるよう配分されるということは大変大事なことだと思います。  今、地方法人税の課税の見直しについて御答弁いただきまし...全文を見る
○吉川沙織君 この地方税制の在り方、税源配分、国と地方の税源の配分については、参議院の特別委員会では実はほぼ議論をされていませんでしたし、この法律が通ったならば消費税の引上げまでに議論をするという大変重要な、国と地方の在り方、地方分権を大事にする我々としてはしっかり議論をしていか...全文を見る
08月10日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第14号
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○吉川沙織君 民主党の吉川沙織でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  本日の締めくくり総括質疑を迎えるに当たり、社会保障の持続性と財政の持続性、税については地方分権を前に進めようとする我々の立場から質疑を行いたいと思います。  我が国における人口構成は大きく変容し、...全文を見る
○吉川沙織君 今回の一体改革は、少子高齢化が一層進む我が国において社会保障の持続性の端緒となるものであると思います。もちろん残された課題は数多くございますが、それでも、今取り組まなければ社会保障制度そのものの崩壊につながってしまうことになると思います。バブル経済崩壊後の右肩下がり...全文を見る
○吉川沙織君 私自身もバブル崩壊後の日本社会しか知りませんので、本当にこれでずっと安心して年を重ねていけるのだろうかというところはまだまだ疑問に思うところはあります。  ただ、今般の消費税率引上げに伴い、国民の皆様から納得を少しでも得るためにも、様々な立場にある国民一人一人にき...全文を見る
○吉川沙織君 社会保障改革に関する有識者検討会で座長を務められた宮本太郎氏は、先月、七月に発表された論文で、「「一体改革」は、まさに社会の持続可能性そのものを強めようとするものです。若い世代の苦境を受け止めることにポイントがあって、それによって高齢世代との共倒れを防ぐ、さらに財政...全文を見る
○吉川沙織君 今、積極的労働市場政策含め、全世代でやっていこうというお話ございました。ただ、若い人の戦略を見ますと、新卒者向けはそれなりにかなり拡充されているんですけれども、例えば前回の就職氷河期世代、私ぐらいの年代の既卒者対策についてはこれまでの施策の延長線上でしかないというも...全文を見る
○吉川沙織君 若い世代の一人として、消費税を上げなければいけない、避けては通れない道だということは実感を持って分かります。ただ、将来的に今回の改革で全てが、まあ年取ってこれから先どうなるか分かりませんけれども、そこまで本当に安心感が得られるかというと、まだやっぱり不安があります。...全文を見る
○吉川沙織君 現行の地方税財政制度では、地方税の偏在性の是正は地方交付税で対処することとしています。政権交代前の平成十九年十二月二十六日の民主党税制改正大綱では、「法人事業税の一部国税化は税制として矛盾しており、また地方分権の流れに反することから認めない。」と明記しています。なお...全文を見る
○吉川沙織君 地方法人課税に偏在性があるという場合、人口一人当たりの税収や何かで測るんですけれども、仮に地方で法人が活動を行おうとした場合、行政や財政需要も出てくることになります。それは、昼間の人口が増えることになって様々な行政サービスをつくっていかなければいけませんので、それを...全文を見る
○吉川沙織君 参議院は、国会情勢ねじれている状況の中で、本当に完璧な法律というのはできないと思います。ただ、今取り組まなければならない課題が今の法律であるということ、そして、将来世代に対して責任を持つ、そういう責任が我々にあるということを申し上げまして、質問を終わらせていただきま...全文を見る