吉川沙織

よしかわさおり

比例代表選出
立憲民主・社民
当選回数3回

吉川沙織の2013年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月06日第183回国会 参議院 本会議 第10号
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○吉川沙織君 民主党の吉川沙織です。  私は、当選以来、国会質疑や議員立法を通じて一貫して取り組んでまいりました、雇用、地方行財政、消防防災を中心に、会派を代表して、総理並びに関係大臣に対し、質問いたします。  一匹の妖怪が日本を徘回している、アベノミクスという妖怪が。果たし...全文を見る
05月30日第183回国会 参議院 総務委員会 第12号
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○吉川沙織君 民主党の吉川沙織でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  この六年間、一貫して消防防災体制の在り方、消防費の予算等について質疑を重ねてまいりましたが、今回も、電波法改正案の内容に主眼を置きつつも、国民の生命、身体、財産を守る観点から質疑をさせていただきます...全文を見る
○吉川沙織君 電波法第百三条三第二項によりますと、平成五年度に電波利用料制度が創設されて、それ以降、累積黒字というものが出ています。次年度以降の電波利用共益費用の財源に充てられることとなっていますが、私、五年前の五月十四日に電波法改正の本会議質疑でこの点について問いましたところ、...全文を見る
○吉川沙織君 ちなみに、この三百五十六億円、歳入と歳出の差額ですけれども、どこかに基金として積み立てられているのでしょうか。いるかいないかだけで結構です。
○吉川沙織君 つまり、今答弁いただいたのは電波法第百三条の三第二項の規定で、将来必要になったときに総務大臣が財務大臣に対して要るものを手当てしてくださいと言えば要求できるということですが、結局、歳入超過分というのは、今の一般会計の中でほかの一般財源同様に政府の各施策で使われてしま...全文を見る
○吉川沙織君 今いろいろ御答弁いただきましたけど、平成五年の制度創設時には電波監視など限られたものに使われていました。それが法改正を経るごとに使途が拡大されて、本来一般財源、一般会計から支出されて行われた施策なんかにもそれが使われるようになりました。  例えば五年前の電波法改正...全文を見る
○吉川沙織君 今の御答弁、理解はするんですけれども、それだったら五年前からそうやって拡大してもよかったんじゃないかなという気もします。  では、違う観点から伺います。  ある行政事務が一般財源で行われるべき施策なのか、電波利用料財源で行われるべき施策なのか、明確な判断基準につ...全文を見る
○吉川沙織君 今それぞれ御答弁いただいた中で、無線局全体の受益に資するもの、それから主管省が決めたらそうするという答弁でしたけれども、現在、例えば一般財源で実施されている施策の中で、今後やはり無線局全体に資するという理由で、電波利用料で行うべき施策だからということで、また今後電波...全文を見る
○吉川沙織君 財務省主計局が出している平成二十四年版特別会計ガイドブックの二百四十六ページを見てみますと、いわゆる目的税、特定財源については明確な定義があるわけではないが、代表的な分類として三つ書いてあります。一つが目的税、一つが譲与税法で使途が特定されているもの、一つが特別会計...全文を見る
○吉川沙織君 多分ずっとこのやり取りが続いてしまいますね。次に行きます。  今回の改正に基づく補助事業の追加について、大臣は先般の衆議院の五月二十一日の総務委員会でこんなふうに答弁されています、さっきも同じようなことをおっしゃいましたが。「特に財政力の弱いところ、全国で九十四自...全文を見る
○吉川沙織君 今、国の方針として取り組んでいくという力強い御答弁いただいたわけではありますけれども、この六年、地方自治体の防災行政無線の整備率をずっと継続的に与野党時代問わず伺ってまいりました。ただ、この五、六年の実態に鑑みれば、今までの地方財政措置だけでは防災行政無線も消防救急...全文を見る
○吉川沙織君 弱い自治体に限定した理由についてお伺いしたので、お願いします。
○吉川沙織君 結局、今までも地財措置講じてかなり手厚い措置だったんですけれども、それでも進まなかった。でも、今回その基準をどうしたのか、それでどの程度進むのかということについては明確な御答弁やっぱり難しいのかなという思いをいたしました。  それでは、今御答弁にもありました消防救...全文を見る
○吉川沙織君 パブリックコメント制度は平成十七年六月の行政手続法改正により法制化され、それまでの規制の設定又は改廃に係る意見提出手続に代わって導入されたものであり、この行政手続法は総務省所管の法律です。突然の中止はよっぽどの理由があるとしか考えられません。僅か十一日後にパブリック...全文を見る
○吉川沙織君 理由については分かりました。  ただ、提示された告示案、これの期限というのは平成三十五年でした。今、先ほど総務大臣から御答弁ありましたとおり、いつ、どこで、どんな災害が起こるかも分かりません。そのときに命をつなぐための情報伝達というのが行われなければ、やっぱり国民...全文を見る
○吉川沙織君 五年前の質疑でも、当時の総務大臣から同じような御答弁いただきました。結局、五年更新であったとしても、全ての自治体がそれでそろっているわけではありませんから、どこかで明確に早め早めに整備していく必要性、これを決めていく、そういう決断も必要なんじゃないかなという気がしま...全文を見る
○吉川沙織君 現在の整備率については七六・六%という、こういう御答弁いただきました。  ただ、一方で、これは平成の大合併で市町村合併がたくさん行われた上での整備率になります。私、これについても何回も質疑を重ねてまいりましたけれども、市町村合併において、A市とB市があって、A市に...全文を見る
○吉川沙織君 でも、やっぱり整備は進んではいるんですけれども、本当に伸び率が少ないというような状況がございます。これまでも歴代の長官にずっと伺ってまいりましたけれども、やっぱり思い切った財政措置、国の支援というものも必要ではないかと思います。  総務省の資料を拝見いたしますと、...全文を見る
○吉川沙織君 次に、Jアラートについて伺います。  津波、緊急地震速報、ミサイル発射情報などはJアラートによって全国の自治体に伝えられるということになります。でも、その先に防災行政無線が自動起動できるこういうシステムがなければ、瞬時に、数十秒で住民にまで伝わるということは成し得...全文を見る
○吉川沙織君 総務省消防庁は、平成二十四年度補正予算及び平成二十五年度予算においてJアラートの自動起動機等の整備に対して全額交付する、こういう措置を盛り込んでおられます。二十四年度補正では二十八・四億円、二十五年度予算で五億円を計上されていますが、これにより残された整備は全て終わ...全文を見る
○吉川沙織君 今九〇%まで整備が進むと御答弁いただきました。では、いつまでに全ての市町村でJアラートの自動起動機等が整備されることになるんでしょうか。
○吉川沙織君 では、自動起動整備がされていない自治体においての運用体制どうなっているか。例えば、二十四時間三百六十五日、自動起動装置がないところに関しては職員さんが前に座って何かあったら手動で起動しなければいけませんが、現在の運用体制はどうなっていますか。
○吉川沙織君 今年四月も、北朝鮮がミサイルを発射するかもしれないということで、政府は自衛隊法に基づく破壊措置命令を出し、これに備えたという事実がございます。しかしながら、今回はこれまでと大きく異なる点がありました。それは何かと申しますと、これまでは発射予告期間とその時間が明確にさ...全文を見る
○吉川沙織君 五月二十四日に取りまとめられた新IT戦略である世界最先端IT国家創造宣言においても、命を守る災害関連情報の提供等、防災・減災体制の構築がうたわれています。しかしながら、非常時の情報伝達手段の整備は、平常時にはやはり余り活用がされないために、自治体の施策、予算の配分も...全文を見る
○吉川沙織君 大臣の強い御決意を伺いましたけれども、たとえ受信機が一〇〇%になって自動起動が整備されたとしても、結局その自動起動をするのは防災行政無線です。先ほど消防庁長官から御答弁いただきましたとおり、市町村合併効果を抜いた場合の最新の整備率、七三・四%しかありません。ですから...全文を見る
10月23日第185回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○吉川沙織君 民主党の吉川沙織でございます。  安倍内閣になって初めての質問の機会、本会議に次いでいただきました。どうぞよろしくお願い申し上げます。  今日は、多分午前いっぱいはアベノミクスの達成目標について伺うことになろうかと思います。アベノミクス、今ほどの総理の答弁にもご...全文を見る
○吉川沙織君 今ほど総理から答弁ございましたとおり、この臨時国会を成長戦略実行国会と銘打っておられます。そしてまた、空気感も随分良くなりました。でも、企業の業績が良くなった、そしてそれが一人一人の賃金に反映をされて、それが財政健全化に結び付くかどうかというのはこれからだと思ってい...全文を見る
○吉川沙織君 もう今日、総理の答弁の中で全国津々浦々という言葉が二回出てまいりました。確かに大企業は潤うかもしれない。小泉政権のときも大企業の業績は良くなりました。ただ、それが、富持っている人、それから一部の大企業には配分をされた、でもそれがトリクルダウン的に本当に一生懸命生活す...全文を見る
○吉川沙織君 基本的に、短期的見通しではなくて、確かに先日の衆議院の予算委員会でも今バンカーだという御答弁がございましたけれども、最終的にこれが達成をされたときにどの程度の変化率になるのかということを伺ったので、大体で構いませんが、いま一度御答弁いただけませんか。いま一度御答弁い...全文を見る
○吉川沙織君 何でこの問いを立てたかと申しますと、先ほど総理からもございましたとおり、この国会は成長戦略実行国会と銘打っておられます。  そもそも戦略とは、特定の目標達成のために総合的な調整を通じて各種資源を効果的に運用する技術、理論であるとされています。でも、国民には、アベノ...全文を見る
○吉川沙織君 では、この表に従って、次に、アベノミクスの三本の矢によって景気回復し、企業の業績が伸びてその後の成長につなげていくために民間の設備投資はやっぱり必要不可欠であると思います。  小泉政権では、上から二段目、御覧いただきますと、一五・一%増加しています。現政権では各種...全文を見る
○吉川沙織君 三年以内に七十兆円に伸ばすというお答えありました。結果、こうやって設備投資が行われて企業活動が活発化し、そうなると企業の利益も生まれると思います。  小泉政権では、先ほど総理の御答弁にもございましたとおり、上から三段目、企業の経常利益、全産業で比較をしてみました。...全文を見る
○吉川沙織君 では、企業の利益が出たとしても、それが内部留保には回らないようなお考えであるということでよろしいですね。
○吉川沙織君 来年の四月に消費税率が上がることは総理の発表でもう決定をされていますが、それでも回るという解釈でよろしいですね。
○吉川沙織君 小泉政権のときのように、雇用者報酬には回らないということだけは何とか避けていただいて、ここで総理に伺いたいと思います。  法人税減税分の賃上げだけではなくて、この今二百八十兆円も巨額の内部留保があります。それも総理の指導力で賃上げに回すという、こういう要請はできな...全文を見る
○吉川沙織君 話変わりますけれども、現政権として、大企業の交際費についても、今は一部の中小企業だけにしか認められていない損金算入を大企業に対しても認めようという動きが出ていると思います。これも、企業が今抱え込んでいるお金を外に流れ出すことで、飲食店での消費拡大による景気の下支えを...全文を見る
○吉川沙織君 大企業の交際費を損金算入に当て込むということを推薦しているわけではありません。  一千億の減収が出るということ、これについていかがお考えですか。一千億、大企業にこれ、損金算入を認めると一千億を超える減収効果が生まれることになりますが、これについていかがでしょうか。
○吉川沙織君 財務大臣のおっしゃることを信じて、見守っていきたいと思います。  それでは次に、今月十月十一日、厚生労働省が平成二十三年の所得再分配調査というものを発表されています。これによりますと、世帯の所得格差は残念ながら過去最大を更新、その分、所得格差を是正するという行為も...全文を見る
○吉川沙織君 厚労大臣、お願いします。
○吉川沙織君 厚労大臣から御答弁いただきましたように、三十五から三十九歳の世代の格差がどんどん開いています。  もう午前の時間参りましたので、残りの質問は午後に譲りたいと思います。
○吉川沙織君 民主党の吉川沙織でございます。  午前に引き続きまして、アベノミクスの達成目標について、引き続き小泉政権下の経済指標の変化を見ながら質問をさせていただきます。  それでは、順番として、次、雇用者報酬の順番になります。  アベノミクスで景気が回復した場合、企業は...全文を見る
○吉川沙織君 上がるか上がらないか伺ったので、もう一度お願いします。
○吉川沙織君 経済指標をなぜ小泉政権下のを用いたかといいますと、トリクルダウン的な考え方があるということ。そして、同じように企業を重視するけれども、企業は潤ったとしても、一生懸命働く人たちにそれが滴り落ちなければ、結局、経済は好循環になったとしても賃金は上がらない、生活は上がらな...全文を見る
○吉川沙織君 では、違う観点から伺えればと思います。  今回、法人税率の引下げ、各種お考えのようですが、この好循環、法人税率を下げることによってそこで働く企業の人は賃金が上がるかもしれない。でも、法人税を納めているのは黒字企業。黒字企業はこの国では三割に満たないというような状況...全文を見る
○吉川沙織君 今答弁いただきました。研究開発と設備投資についても触れられましたけれども、小泉政権の平成十五年当時にも研究開発・設備投資減税というのを行っています。財務省の平成十五年度の税制改正による増減収見込額を見ますと、備考として、研究開発減税及び設備投資減税、これ中小企業分を...全文を見る
○吉川沙織君 法人税減税の恩恵を受ける会社の数、この平成二十三年度会社標本調査に基づいて作りました。百億円超で〇・〇二%の総法人数の割合に対して三割の恩恵を受けるということになります。  実は、私いろいろ見てみましたら、さくら会というのが新聞で何回か出ていました。さくら会って何...全文を見る
○吉川沙織君 企業で仕事が多くなれば関連する企業にも仕事が行って、そこで働く人の賃金、確かに上がるかもしれません。  でも、例えば法人税減税をした場合、その恩恵を受けるのは、欠損法人ではなく利益計上法人になります。そうなったときに、そういう賃上げをする余裕のある企業に対してでは...全文を見る
○吉川沙織君 私、サラリーマンの出身で残念ながらゴルフをしたことがございませんので、パターぐらいだったら分かるんですけど、今経産大臣がおっしゃったの、どんなものなのか分かりませんでした。  今いろんなことを申し上げましたけど、賃上げ、やっぱりどうしても、この国、消費を拡大して財...全文を見る
○吉川沙織君 結局、これからどういう方向性、十二月に向けて政権の方でお出しになるか分かりませんけれども、最終的に一部大企業のみが優遇されるような法人税減税で、それのおこぼれに働いている人もあずかりなさいというような施策がもし取られるようであれば、経済の好循環は生まれたとしても、一...全文を見る
○吉川沙織君 やるべきことをしっかりやっていくという力強い御答弁ございました。  一昨日の衆議院の予算委員会で気になったことございますので、それについて伺えればと思います。  総理は、国家戦略特区諮問会議に関し、関係大臣については「意見を述べる機会を与えることとしますが、大切...全文を見る
○吉川沙織君 本当に納得されていますか。意見は言わせるが、結論は最初から決まっているというようなことなんです。意見は言うが、それでいいんですか。
○吉川沙織君 私も新聞報道やそれぞれ出された辛うじて少ない議事録なんかを追うしかないんですけれども、先日決定した国家戦略特区の規制緩和項目では、解雇ルールや労働時間法制に関する規制緩和は地域限定として戦略特区にし、正面からの議論を回避しようとしたにもかかわらず、憲法上の観点から関...全文を見る
○吉川沙織君 しっかり注視をして私なりに見ていきたいと思っています。  これ、相対的貧困率というものがございます。昭和六十年以降、残念ながら一方的に上がっていっている。この原因の一つには、非正規雇用の増加という問題もあります。  午前の最後の質疑で、若年層における格差の拡大、...全文を見る
○吉川沙織君 今防衛大臣から答弁いただきましたが、ほかに内閣官房、経産、総務、そして警察と、関連する省庁がたくさんございます。この重複を排除する必要があると思いますが、官房長官、いかがでしょう。
○吉川沙織君 山本大臣、いかがでしょう。
○吉川沙織君 縦割りの排除をしっかりやっていただければと思います。  と同時に、これらの問題、サイバー攻撃を受けた場合、武力攻撃の一環としてサイバー攻撃が行われた場合、自衛隊等がこれに対処する任務を負っているという記述が加えられました。現時点でサイバー攻撃に対する自衛権の発動、...全文を見る
○吉川沙織君 今御答弁いただきましたけれども、いずれにしても慎重な議論が必要だとは思います。  この情報セキュリティー、命を守る、安全を守るということに関しては、今申し上げたような国家間をめぐる視点も大切ですが、我が国地方における目配りも絶対に欠かすことはできません。来年四月九...全文を見る
○吉川沙織君 内閣官房の方でも注意文書を出していますが、その結果はもう今日はやめておきたいと思います。  いずれにしても、地方が攻撃を受けて、そこがセキュリティーホールになって、そこからたどって国の中枢の情報が漏れたり、それからスタンドアローンで使っているPCでも攻撃を受ける可...全文を見る
11月13日第185回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
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○吉川沙織君 民主党の吉川沙織でございます。  国内外で多発する災害に鑑みまして、初当選以来、この災害対策特別委員会、総務委員会、予算委員会、決算委員会等で国民の生命、身体、財産を守るためにどのような施策を取れるか、与野党の立場を超えて議論をしてきたつもりでございます。本日もど...全文を見る
○吉川沙織君 今対象が五万三千人で一千七百人というお言葉ありましたが、これは割合にすると何%になりますか。
○吉川沙織君 今三%程度とのお答えがございました。  私は、これ調べるすべございませんでしたので、報道に触れました。日経新聞の報道によりますと、台風二十七号の避難勧告、従った住民は残念ながら一・四二%というふうな報道もございます。ただ、一方で、これ特別警報のときもそうでしたけれ...全文を見る
○吉川沙織君 内閣府において去年、災害時の避難に関する検討課題、避難の考え方の明確化というところでもいろいろまとめられていますので、併せて検討いただければと思っています。  実際、避難勧告や避難指示があって、避難準備情報と、いろんな種類があります。これも二年前から指摘をさせてい...全文を見る
○吉川沙織君 今御答弁いただいたのは、災害時の避難に関する専門調査会の第四回会合の資料二の十ページだと思います。これ、何書いてあるかといいますと、避難準備情報、避難勧告、避難指示の違いを初めて知ったと回答した住民が四一・九%、ある程度知っていたが五三・〇%、よく知っていたがたった...全文を見る
○吉川沙織君 今の調査でも分かったように、避難勧告等の情報を住民の皆さんが入手したにもかかわらず、実際に行動に移されない方が残念ながら多くいらっしゃいます。先ほど引用されたページの次のページに何が書いてあるかといいますと、自分が被害を受けるとは思わなかったというような回答も住民行...全文を見る
○吉川沙織君 いい御答弁いただいたんですけれども、災害心理についてちょっとお触れにならなかったので、もう一言お願いします。災害心理を考慮する必要性です。
○吉川沙織君 明確な判断基準と理解度を高めるというようなお話、それから多様な伝達手段、訓練の必要性、様々ございました。  ただ、この訓練、今日は触れませんけれども、訓練をやっていた東日本大震災の被災地の自治体ではやっぱり助かった住民の方が多かったというような結果も後のアンケート...全文を見る
○吉川沙織君 今、命令口調はばかられるんじゃないかという御答弁いただきました。実際、命令調の表現というのは、避難を命令するという法的な権限がなければ命令調の表現は使えないのではないかというような議論もあります。ですから、緊急事態において、法律上の命令というものと表現としての命令調...全文を見る
○吉川沙織君 大臣がおっしゃるとおりだと思います。ただ一方で、先ほど、避難勧告、避難指示が出た場合は空振りに終わろうとも逃げてください、これ大事なことだと思います。  実際、今やり取りをさせていただいた避難せよというこの命令口調、最初は聞き慣れない、耳慣れない言葉ですから、住民...全文を見る
○吉川沙織君 なかなか日本においてそれが根付くのには時間掛かるかもしれませんが、粘り強く広報等をしていただいて、理解度と判断基準といろんな伝達手段で、是非、住民の皆さんがこれが出たら逃げるんだという行動に移していただければと思っています。  今、避難勧告や避難に関するやり取りを...全文を見る
○吉川沙織君 今度また来年の一月に前年度比の策定状況の調査結果が出ると思いますので、上がっていることを楽しみに是非拝見したいと思います。  十月二十一日の衆議院予算委員会において防災担当大臣は、避難勧告の発令の在り方について、「全てを地方公共団体に任せるということではなくて、い...全文を見る
○吉川沙織君 では、十月二十一日の予算委員会の大臣の御答弁は、災対法が改正されたその精神を生かすという意味での御答弁であったということでよろしいですね。
○吉川沙織君 今の答弁の中で職員の体制についてもありましたので、ここからは地方公共団体において消防防災体制がどのようになっているか、現状の把握と課題について質問をさせていただければと思います。  一昨年、台風十二号という大きな災害がございました。この台風十二号で大きな被害が出た...全文を見る
○吉川沙織君 何%増えたとかどうなったとかではなくて、どの市町村にどのような体制があるかというのをずっと聞いているんですが、これについていかがでしょう。なければないで結構です。
○吉川沙織君 現在調査中、三回目の答弁いただいたので、今度は是非、把握できる限りで構いませんので、やはり現状がどうなっているか、そしてそこの充足状況を調べることによってその前年度比が生きてくると思いますので、是非お願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  先日の伊豆大...全文を見る
○吉川沙織君 では、今回、測候所の廃止、つまり廃止というより無人化という表現が正しいんでしょうけれども、これは全く影響しなかったということでよろしいんですね。
○吉川沙織君 いろんな御意見、それから書かれているいろんなものを見ますと、ゼロではなかったんじゃないかという意見もあります。  実際、これ、平成十八年の六月二十七日に竹中大臣が地方支分部局の見直し等についていろんな資料を出されています。気象庁は網掛けまでされて、厳格な定員管理に...全文を見る
○吉川沙織君 今申し上げたかったのは、結局、当時、行革の流れがあって、それで減らさざるを得なかったという側面ございますので、消防防災においては、やはり行革が求められる側面があろうとも過度にやってしまうと国民の命を守れないということにもつながりますので、そこは与野党を問わずしっかり...全文を見る
○吉川沙織君 研修等で職員の質、レベルを上げていただくのはもちろん大切なことですが、今お伺いしたのは、日中帯はそういう職員さんいらっしゃると思います。でも、夜中等、危機それから大きな災害が起こった場合に、この人たちが不在、もっとさっきの調査、詳細に申し上げますと、守衛以外の職員も...全文を見る
○吉川沙織君 今、地方公共団体が主体的にやっていく、もちろん当然だと思います。ただ、これ、いろんな考え方があって、例えば緊急事態には災害という側面と武力攻撃事態という側面があるとします。災害、防災になれば、自治事務ですから、これは地方公共団体がやるのは当然です。でも、武力攻撃事態...全文を見る
○吉川沙織君 分かりました。  ただ、国としては、やはり国民の生命、身体、財産を守るために、地方公共団体ができない、これ実際、避難勧告の発令に関してもずっと言い続けて、やっと国がもっと関与しましょうということになってきました。結局、これは、足りなかった部分があるから国がもっと積...全文を見る
○吉川沙織君 最新ので今おっしゃっていただきましたが、都道府県ですら六〇%、そして市区町村だとたったの一三%ということになっています。実はこれ、都道府県で最初に策定されましたのは、私のふるさと、南海トラフでも大きな災害が予想される徳島県でございましたけれども、都道府県レベルですら...全文を見る
○吉川沙織君 大臣から力強い御答弁をいただきました。でも、最初、これ五年前に、BCPどうなっていますかとお伺いした際は、旗振り役の内閣府でまだできていなかったというような、こういう現実もありますので、是非、大臣の強いリーダーシップを取って一〇〇%にしていただければと思います。 ...全文を見る