吉川沙織

よしかわさおり

比例代表選出
立憲民主・社民
当選回数3回

吉川沙織の2018年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第196回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第3号
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○吉川沙織君 民進党の吉川沙織です。  今日は、三人の先生方、本当に貴重なお話ありがとうございました。  最初に三人の先生方それぞれにお伺いしたいんですけど、参考人が考える若年層の上限って何歳でしょうか。お一人お一人に、年齢だけ、イメージを伺いたいと思います。
○吉川沙織君 ありがとうございます。  実は、私、この参議院に議席を預けていただいたのが三十歳で、被選挙権いただいたばかりでした。元々会社員やっておったんですけど、ちょうど就職氷河期真っただ中で、そのときは、私は本当に運と縁と巡り合わせで最初から正社員として働くことができたんで...全文を見る
○吉川沙織君 ありがとうございます。  ちょうど私、就職活動しましたのが平成十年、一九九八年で、その前年に、忘れもしませんけれども、山一証券、北海道拓殖銀行、次々倒産していって、内定取消しの憂き目に遭う先輩方の姿を間近に見て、本当に同世代の多くが非正規という形で社会に出ざるを得...全文を見る
○吉川沙織君 ありがとうございます。  実際年齢は上がっていって、数年前からずっと、それも実態を踏まえた形で、年齢で区切るのではなくて、もっと見えない人を救うためには現実把握が必要だからということでずっと提案し続けて、恐らく四月からの予算で四十歳から五十九歳までも調査はしていた...全文を見る
○吉川沙織君 ありがとうございます。  七〇四〇問題、八〇五〇問題、それこそ親御さんとその下にある子供が一緒に住んでいて、でも親が倒れて、若しくは病気で立ち行かなくなったときに、住まいも、それから生活の糧、親御さんの年金や何かで食いつないでいる子の世代の人も少なからずいらっしゃ...全文を見る
○吉川沙織君 ありがとうございます。  最後に、竹信参考人に伺いたいと思います。  先ほどのお話の中で、今回、まだ国会には提出されていませんけど、働き方改革関連法案で、これ八本束ねて見かけ上は立法府に一本で出されるようでございますけれども、その中に高プロと裁量労働制の拡大が入...全文を見る
○吉川沙織君 ありがとうございました。  今日は若年層ということでしたけれども、氷河期世代の一人としてもお伺いをさせていただき、非常に勉強になりました。これからに生かしていきたいと思います。  ありがとうございました。
02月21日第196回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第4号
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○吉川沙織君 民進党の吉川沙織です。  今日は、三人の先生方、貴重なお話ありがとうございました。  最初に、三人の先生方に伺います。今日、それぞれの先生方の資料を拝見しますと、高齢者の根拠として、資料に大体六十五歳ですとか、シニア六十五歳、それから支援対象者六十五歳以上という...全文を見る
○吉川沙織君 ありがとうございました。  それでは次に、緒形参考人に伺います。  今日の資料に基づいてですけれども、登録者の状況ということで最新の人数、お話の中で人数がありましたけれども、その中で九百三十九人とおっしゃいましたが、男女比について教えてください。
○吉川沙織君 今日時点で九百三十九人、おおよそ一五%が女性と教えていただきました。実は、今日の資料の十九ページに働く高齢者のメリットのところで、奥様の生活圏を乱さないということで、これ男性前提の資料かなとちょっと思ってしまいましたので、参考までに伺わせていただきました。  それ...全文を見る
○吉川沙織君 ありがとうございます。  それでは最後に、河合参考人にお伺いしたいと思います。  今日のお話の中で、現役世代も孤立化をしている、これはNHKでも取り上げて、私も放送は見ましたけれども、今生活保護制度、先ほども少し話出ましたけれども、被保護人員のうち、最新の調査に...全文を見る
○吉川沙織君 それぞれの参考人の先生方、貴重なお話ありがとうございました。これからに生かしてまいります。
03月01日第196回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○吉川沙織君 民進党の吉川沙織でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  行政が信頼を獲得するためには、政策立案の基となる統計等データが正しいものであること、また、国民共有の知的資源である行政文書が適正に作成、管理されているということはもう論をまたず重要なことだと思います...全文を見る
○吉川沙織君 統計改革については、昨年の施政方針演説で総理が触れ、今おっしゃっていただきましたとおり、EBPM、証拠に基づく政策立案を政府自身、声高に叫んでおられますが、一方で、統計等データの信頼性について疑義を残念ながら抱きかねないような事例もございます。よって、統計等データと...全文を見る
○吉川沙織君 なぜ今総理にお伺いをしたかと申しますと、総理の名前で統計委員会に対して諮問が出されているからでございました。  そこで、この諮問が出された先は総務省の統計委員会、当時は内閣府の所管でしたけれども、今は総務省の所管ですので、総務大臣にその諮問の内容と趣旨についてお伺...全文を見る
○吉川沙織君 今、総理からも、そして総務大臣からも国際基準に対応するため答申を出したというお話がございましたが、平成二十七年九月に総理は、アベノミクス新三本の矢で名目GDP、二〇二〇年頃に六百兆円を目標に掲げられています。  この名目GDP六百兆円目標を掲げた時点の改定スケジュ...全文を見る
○吉川沙織君 今おっしゃったのは、基準が変わった平成二十八年十二月に新しい計算方法になって、そこから二十年分をずっと計算し直して新基準と旧基準で並行して発表したわけですけれども、変更と同時に、これ二十年、平成二十七年から平成六年分までを遡及して計算し直して新基準と旧基準で出してい...全文を見る
○吉川沙織君 その試算結果について教えてください。
○吉川沙織君 二回試算を行っていて、今その試算の結果について教えていただきました。  最終的に計算をし直したら、最新の年度、これが最終の比較年度ですけど、三十一・六兆円改定幅が出たということでございます。そうなりますと、名目GDP六百兆円目標を掲げたときは既にある程度目標に近づ...全文を見る
○吉川沙織君 今おっしゃっていただきましたとおり、実際、平成二十四年一月から検討開始ですが、そもそも国際基準が採択されたのは平成二十一年の二月でございます。また、本格的に検討を始めたのは平成二十五年三月以降、十五回の検討をしておりますので、今のはあくまでも取っかかりということを申...全文を見る
○吉川沙織君 もちろん、私自身、アベノミクスの効果はあると思っています。  ただ、ただ、これ基準改定によって、この内訳は、一月二十四日の衆議院本会議で総理御自身が答弁なさっていますけど、国際基準への対応とその他の要因でこれだけ改定幅が出ていますという御答弁をなさっています。名目...全文を見る
○吉川沙織君 内閣府の公的な資料を拝見いたしますと、普通、基準改定したとき、遡及は十年と書いてあります。何で二十年以上したんですか。
○吉川沙織君 昨年三月九日の総務委員会で実はこの問題を取り上げまして、何で十年じゃなくて二十年なのかなと思ったら、二十年遡ると、旧基準のピークが平成九年なんですけど、十年だとそれを超えないとかいろいろ要因があったようでございますが、いずれにしても、二〇二〇年頃GDP六百兆円目標を...全文を見る
○吉川沙織君 では、もう特段、その三十兆円ぐらい目標を上積みして、更に政策目標を発表されるということは今のところはないということでよろしいでしょうか。
○吉川沙織君 改定幅の中が国際基準の対応と改定のその他要因で上がっているということは、大臣もさっき、改定のスケジュールの中で大体上がるということ、押し上げ効果があるということは内閣府の各種会議でも議事録として残っておりますので、ある程度分かった上で発表をなさって、政策目標をそこに...全文を見る
○吉川沙織君 プレスリリースは、昨年の十月二十七日で千社中百四十二先、不正が行われた。  昨年十二月七日に、実は委員会でこの件どうなっていますかと経産省にお伺いしましたところ、いま少しやはりあるということで調査中でございます、これ去年の十二月七日の答弁でございます。今日は三月一...全文を見る
○吉川沙織君 千社でこれだけ時間が掛かるということは、一万件のデータにいろいろあったら物すごい時間が掛かるのかなと思いつつ、統計等データに疑義があるといえば、働き方改革関連法案についても非常に残念な事態になっています。  絶対に比較してはならないデータを国会答弁に総理が用いられ...全文を見る
○吉川沙織君 今も、実態を把握し直す、それから朝一番でも、把握し直す、議論し直すと総理からの御答弁でございました。また、昨日の衆議院の予算委員会においても、実態を把握するには相応の時間を要すると総理自身答弁されていますが、相応の時間とは、厚生労働大臣、どのくらいでしょうか。実態の...全文を見る
○吉川沙織君 時間が掛かるということは今の御答弁で承知いたしましたけれども、どれぐらいの時間掛かるだろうかというようなめども、これから一から、まあゼロかマイナスからかのスタートかも分かりませんけれども、そこから検討をされるから物すごく時間が掛かるという理解でよろしいですか。
○吉川沙織君 今の御答弁でも、それから昨日の衆議院予算委員会の答弁でも、例えば今あるデータで何か使えるかということにはなり得ない、今もそういう趣旨の御答弁ありましたけれども、新たな調査をするということでいいですね。
○吉川沙織君 本年一月十九日の閣議で予算非関連法案の閣議決定の期限は三月十三日とすることで了解がなされています。働き方改革関連法案がこの国会の目玉法案であるというならば、閣議決定期限を超えてわざわざ目玉法案を提出、国会にする必要はないかと思うんですが、厚労大臣、いかがでしょうか。
○吉川沙織君 三月十三日までに裁量労働制分を削除して国会に提出するということは、もう閣議決定は三月十三が非関連予算の法案の提出期限と一応閣議で決めていますけれども、そこはもう間に合わずに与党の審査プロセスを経てから提出をされる、それも、裁量労働制の削除だけで提出をされるという理解...全文を見る
○吉川沙織君 今の御答弁の中で法案の目途というものは持っておるわけでございますけれどもとありましたが、目途はいつでしょうか。
○吉川沙織君 では、三月十三日目途で裁量労働制の全面削除をやるということなんでしょうか。
○吉川沙織君 裁量労働制の削除は、昨晩遅く私もニュースを見てびっくりしましたけれども、削除を決められたと。それと政策の方向性が一緒なのは、高度プロフェッショナル制度の導入に当たります。裁量労働制の拡大と高度プロフェッショナル制度の導入は同じ方向を向いています。これは、長時間の上限...全文を見る
○吉川沙織君 今年の常会に入ってからの本会議においても、それから予算委員会の審議においても、総理は、これらは全て一体のものとしてお願いをしたい、その一体の中に高度プロフェッショナルの導入も裁量労働制の拡大も入って、一体のものとしてどうにか国会で審議をしてほしいというような、提出を...全文を見る
○吉川沙織君 今の答弁の中身は、平成十七年の四月一日の衆議院本会議でも政府が答弁をしている中身とも重なります。一般的に、法案に盛られた政策が統一的なものであり、その結果として法案の趣旨、目的が一つであると認められるとき、あるいは内容的に法案の条項が相互に関連して一つの体系を形作っ...全文を見る
○吉川沙織君 長時間労働の上限規制は本当にこれはすばらしいことだと思うんですが、ただ、高プロも裁量労働制も長時間労働の概念を外す仕組みですから、その恩恵を受けない、ある意味せっかくの長時間労働の上限規制が矮小化されてしまうという、こういう懸念があります。  それから、今、総理、...全文を見る
○吉川沙織君 将来的に、今は三倍を相当程度となっていますけど、二倍に減ったり、程度になったりということは今のところは絶対ないということでよろしいですか。
○吉川沙織君 この答弁、大事にしておきたいと思います。  それから、一つだけ確認をさせてください。  二十六日の衆議院の予算委員会においても、それから今日も私の方からも申し上げましたけれども、内閣提出法律案の責任者はどなたでしょうか。
○吉川沙織君 まさかのストップでしたけれども。  内閣法第五条に、内閣総理大臣は内閣提出法律案に対して責任を持つということですので、行政府の長であられ、内閣のトップであられる内閣総理大臣がそれぞれの閣法の責任者ということになります。  それで、二十六日の衆議院の予算委員会で、...全文を見る
○吉川沙織君 内閣から法案を国会に提出するに際しては、慣例上、与党審査が必要だということは私も承知しておりますが、例えば法案の提出をしないというときは与党に諮られるんでしょうか。
○吉川沙織君 閣法を提出しないということは、内閣総理大臣、内閣のトップ、行政府の長である総理がお決めになればいいことだと思いますので、今回の働き方改革関連法案も、高度プロフェッショナルと裁量労働制、両方削除した形で、働く人のために、命守るために、それから、もう一回精査をしっかりし...全文を見る
○吉川沙織君 立法府への法案の提出の在り方、それから今回の法案の内容についてはこれからもしっかり見ていきたいと思います。何より、法案の根幹を揺るがしかねない不適切なデータの取扱いの事案があったということは法案の提出そのものにも疑義が付きますので、野党として、数は少のうございますけ...全文を見る
○吉川沙織君 平成九年に国会法と会計検査院法が改正されました。国会から会計検査院に検査要請制度がつくられましたが、この制度の経緯と趣旨について参議院に伺います。
○吉川沙織君 同じことを会計検査院にも伺います。
○吉川沙織君 昨年三月六日、当参議院予算委員会は国会法第百五条の規定に基づいて会計検査院に検査要請を行いました。内容について参議院事務総長に伺います。
○吉川沙織君 国会からの会計検査院への検査要請を受けて、会計検査院はその検査を受けて、昨年十一月終わり頃に国会と参議院予算委員会に対して、つまり立法府たる国会に対してその結果を報告いただきました。  先ほど、国会法第百五条の創設、それから会計検査院法第三十条の三の制度の趣旨と経...全文を見る
○吉川沙織君 それだけ重い検査要請、そして、受けていただいて、報告もいただきました。  ただ、その報告が出る前の日以降、財務省からたくさんいろんな文書が見付かりました。開示請求によって見付かったということですが、本来、この検査要請に対して出すべき文書ではなかったんでしょうか、財...全文を見る
○吉川沙織君 会計検査院に伺います。  この今財務省が答弁で触れた文書は、求めていたものは含まれていますか。
○吉川沙織君 会計検査院法第二十五条及び第二十六条では受ける側の義務を定めていると思いますが、その趣旨について、会計検査院、教えてください。
○吉川沙織君 実地検査に応じる義務の第二十五条及び第二十六条に、財務省、反していませんか。
○吉川沙織君 先ほど理財局長、開示請求があって、探索したら見付かった。どれぐらい探索したんですか。
○吉川沙織君 情報公開請求は罰則の対象になり得ます。ただ、会計検査院法二十五条及び二十六条、そして国会からの検査要請については罰則がありません。だから見付けなかったんじゃないんですか。
○吉川沙織君 国会法第百五条の規定に基づいて国会から検査要請を会計検査院にいたしました。会計検査院から財務省に対して要請があった、それを、立法府の意思も、独立した会計検査院からの要請も軽んじているのではないでしょうか。どうですか。
○吉川沙織君 二月二日の衆議院予算委員会で理財局長は、検査に協力する、二月七日の衆議院予算委員会で財務大臣は、財務省としても可能な限り協力する。これは、検査院法は受検義務を定めています。これを軽んじている答弁ではないでしょうか。財務大臣、いかがでしょうか。
○吉川沙織君 行政の信頼性を獲得するための文書がどこを探しても見付からない、見付けられなかった、平時でもあってはならないことではないでしょうか。  今回は国民注視、かつ国会法に基づく立法府からの検査要請であっても、七か月もの間文書探索しても分からなかった。厚生労働省の場合は、倉...全文を見る
○吉川沙織君 ガイドラインは、あくまでも公文書管理法に基づき各行政機関が規則を定めるに当たって踏まえるべき指針にすぎません。今国会で財務大臣も理財局長も、規則にのっとって保存しておりました、法律違反ではございません、繰り返し答弁をされています。  しかしながら、この公文書等の管...全文を見る
○吉川沙織君 改正ガイドラインによれば、行政文書とみなすかどうかは、文書管理者である課長級の判断によるとされています。課長級が確認する仕組みに変えると、課長が確認していなかったらそれは私有文書でしょうとなったら、永遠に闇に葬られることになります。今回の財務省の事例よろしく、各行政...全文を見る
○吉川沙織君 実効性をどう担保するんですか、今回の財務省の事例を引き合いに、公文書管理、どうやってやるんですかということをお伺いしております。
○吉川沙織君 研修のリフレインでしたけれども。  財務相は二月十五日の衆議院予算委員会で、「この検査報告は、公文書管理法に照らして財務省の文書管理の適正性を判断しているものではない」と答弁されています。この答弁を踏まえるならば、政府として、公文書管理法に照らした場合、財務省の文...全文を見る
○吉川沙織君 財務大臣は、今回の一連の問題についての検査報告は公文書管理法に照らして財務省の文書管理の適正性を判断しているものではない。確かにそれ以外のことは法的には違反がなかったという結論ですけれども、公文書管理法に照らした場合、結構いろいろあるんですけど、いかがでしょうか。
○吉川沙織君 公文書管理法、いろいろあるんですけど、第三十一条は、内閣総理大臣による報告、資料提出要請や実地検査ができ、改善が必要な場合は勧告が内閣のトップとしてできるという規定があります。  今回の件、公文書管理法に照らすなら財務省の文書管理の適正性は問われてしかるべきですか...全文を見る
○吉川沙織君 今の答弁を受けて、官房長官、いかがですか。
○吉川沙織君 この一連の問題については、行政の信頼性、獲得するための文書が見付からなかった、見付けられなかったというような事例が去年の予算委員会の事例からも明らかになりましたし、データもいろいろ疑義があるものがたくさんありますので、これからもしっかり見ていきたいと思っています。 ...全文を見る
○吉川沙織君 今、それぞれ平成二十四年の答弁と二十九年で違うという御答弁いただきました。  では、昨年十二月の基準に合わせた五年前の就職氷河期世代の国税、地方税に係る減収額、財務、総務、それぞれの大臣に伺います。
○吉川沙織君 この五年で、就職氷河期世代が正規の職員、社員として働けないことによる国税、地方税への影響を合わせると八百億円マイナス、国と地方を合わせて合計で四千億円もの税収を失っているということになりますし、また、この世代は働き手として最も多いです。  この四十代の賃金が伸びて...全文を見る
○吉川沙織君 今の総理の御答弁の中で無業者に対する支援等々お話ありましたけれども、このパネルは無業者について書いていますが、この無業者は引きこもりではありません。でも、今、引きこもっている三十五歳―四十歳以上も自治体によっては過半数ぐらいあるのではないかという、こういう自治体独自...全文を見る
○吉川沙織君 続いて、厚労大臣に伺います。  今、国税、地方税に与える影響額、それから高年齢化、長期化している引きこもりについて伺いましたけれど、この世代が年金受給世代になったときの生活保護費の将来推計、今からして将来に備えることが、この世代のためにも、それから社会全体のコスト...全文を見る
○吉川沙織君 平成二十四年、この場所で厚労省にお伺いしたときは、将来推計、しっかり出していただいたんですが、今回はお出しいただけないということでした。  一点伺います。  この世代が就職氷河期があったという事実が将来の生活保護費にプラスマイナス、どちらかに影響があるとは思うん...全文を見る
○吉川沙織君 私も就職氷河期世代真っただ中で、就職活動をする前年に山一証券とか大きな企業がどんどん倒れていく姿を目の当たりにしました。私は運と縁と巡り合わせが良くて、最初から社会に出て働くことができました。同世代の多くは、どれだけ靴の底すり減らしても正規の職がなくて、今も賃金が低...全文を見る
03月23日第196回国会 参議院 総務委員会 第3号
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○吉川沙織君 民進党の吉川沙織でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  行政が信頼を獲得するためには、政策立案の基となる統計等データが正しいものであること、国民共有の知的資源である行政文書が適正に作成、管理されていることは言うまでもありませんが、これに対する総務大臣の御...全文を見る
○吉川沙織君 実は今の問いは、三月一日の参議院予算委員会基本的質疑で総理にも同じ質問をしています、統計等データの信頼性と国民共有の知的資源である行政文書の作成、管理の適正性について。実は質問の翌朝、皆様御案内のとおり、三権分立の根幹を揺るがし、行政の信頼性を毀損する公文書の改ざん...全文を見る
○吉川沙織君 原則は変わらないという御答弁をいただきました。これから見直しをするに当たっても、その答弁、大事にしていただきたいと思います。  次に、財務省に伺います。  地方交付税総額の圧縮を折に触れて主張をされております財政制度等審議会も、地方消費税の清算基準について人口基...全文を見る
○吉川沙織君 結果としてということでございましたが、例えばですけど、地方部の税収が増加すれば、これは地方交付税総額をこの所要額を減らすことができるというもくろみは背景にないということを確認しておきたいと思いますが、財務省、よろしいですか。
○吉川沙織君 適切な税収の帰属と二回続けておっしゃいました。  例えば、昨年十月三十一日、財政制度等審議会の財政制度分科会で担当の主計官は、「私どもといたしましても、人口基準の比率を大幅に高めるなど抜本的な見直しが必要ではないかと、このように考えております。」と発言され、とある...全文を見る
○吉川沙織君 三回続けて同じ答弁でしたけれども。  では、その適切な税収の帰属という観点で、今回、地方消費税の清算基準の見直しによって、統計カバーで見ていたのが、今まで七五%だったのが五〇%になりました。これは、逆に言えば、既存の統計が最終消費地と税収の帰属地を一致させることに...全文を見る
○吉川沙織君 統計カバー率が今まで七五%だったのが五〇%に減りました。カバーできないものについては人口の比率を上げて代替をしたということですけれども、統計でカバーできていた範囲が減ったということは、それ統計でカバーできない範囲があるということですから、それはお認めになっていただけ...全文を見る
○吉川沙織君 今お伺いしていますのは、統計カバー率が今まで七五%が五〇%にまで減ってしまったということは、そもそもその税収の帰属地を決めるための統計が、やっぱり国の根幹である統計インフラが十分ではないということの裏返しだと思うんです。そのことについていかがですかとお伺いしています...全文を見る
○吉川沙織君 統計データを用いることが適当でないということは、それは例えば去年の十月三十一日の財政制度等審議会財政制度分科会でも、とある委員が、「やはり今の統計基準にあまりにも多くの不備があるという問題だと思います。」。つまり、税収の帰属地、清算基準に用いることが十分にはできない...全文を見る
○吉川沙織君 では、少し違う観点から伺います。  今般の見直しで、統計データは七五%から五〇%まで減った一方で、人口カバー率が一七・五%から五〇%にまで大きく拡大しました。これは既存の統計ではカバーできないがゆえに拡大しているということで、これはいいですね。
○吉川沙織君 用いることができないので、人口カバー率を一七・五%から五〇%に上げたということはいいですね。
○吉川沙織君 その理解を前提にすると、今後、例えば統計の対象が拡大し、またその統計の精度が高まれば、統計カバー率が一旦下がってしまいましたけれども、また拡大する方向で見直しされるということもあるということで、総務省、よろしいでしょうか。
○吉川沙織君 今、税務局長がおっしゃった検証作業は定期的に行われるべきであるというのは、昨年十一月に地方消費税に関する検討会報告書が出されまして、その十五ページに記載があるものだと承知をしております。  地方消費税に関する検討会報告書十二ページで、県民経済計算というものに触れら...全文を見る
○吉川沙織君 県民経済計算の活用についても検討されるべきという答弁でございましたけれども、この地方消費税に関する検討会、昨年四月二十五日に開催された第一回の議事概要によれば、「今回の課題は、都道府県の最終消費を如何に正確に計るかということに尽きる。各都道府県の消費を計っているもの...全文を見る
○吉川沙織君 平成二十九年六月二日に開催された第二回地方消費税に関する検討会資料三の二ページの留意点には、「地方消費税の清算基準との関係においては、都道府県ごとの産業連関表・県民経済計算の動向は重要。」と明記されています。かかる点から、県民経済計算は非常に重要視されていることが見...全文を見る
○吉川沙織君 県民経済計算は標準方式にのっとって計算をされていると答弁でありましたけれども、では、現在の標準方式についてどういう方式取っているのか、年式だけで結構です、お願いします。
○吉川沙織君 多分次の問いの答弁だったと思うんですけど。  県民経済計算の現在の標準方式は今年今月出された県民経済計算標準方式平成二十三年基準版で、この地方消費税に関する検討会の議論が進められていたときは前の基準は平成十七年基準版だと思いますが、それで議論がされていました。今年...全文を見る
○吉川沙織君 実は今、県民経済計算の話が地方消費税の検討会報告書の中にたくさん出てきたので、そのお話をさせていただいておりますが、去年のちょうど三月は、国民経済計算についてこの総務委員会で取り上げました。  国民経済計算、いわゆるGDP統計については、平成二十八年の十二月から、...全文を見る
○吉川沙織君 少し基準改定のお話をさせていただきましたけれども、地方消費税に関する検討会の中でも、報告書の中でも、県民経済計算は本来使えた方がいいだろう、統計の精度を上げるために、統計のカバー率、今回減りましたけど、また上げるためにはやっぱり使える統計になった方がいいだろうという...全文を見る
○吉川沙織君 内閣府としては標準方式をお示しいただいて、何か支援体制を充実していただくよう努力をしていただけるということでしたが、自治事務ということで、そうなりますと、これは森林環境税の議論の中でも、その報告書の中でも、検討会の中でも出ましたけれども、人的体制の側面の課題というの...全文を見る
○吉川沙織君 自治体は、人が少ない中でいろんな業務を兼ねて、防災においても統計行政においても、それから森林行政においても同様だと思いますが、是非総務省としても、それから県民経済計算等を所管する内閣府においても支援体制はしっかりやっていただきたいと思いますし、まず現状把握をしていた...全文を見る
○吉川沙織君 業務量が非常に多くなってどうしても後回しになりがちになるということは重々承知はしていますが、今回、この地方消費税の清算基準の見直しって平成九年に制度ができて抜本的見直しと言われているものですから、昨日まで論点整理の第五回検討会の議事概要と第六回の検討会議事概要が掲載...全文を見る
○吉川沙織君 国会に対しては、参議院は昨年三月六日、参議院の予算委員会において、国会法第百五条の規定に基づいて会計検査院に検査の要請を全会一致でいたしました。でも、その十一月二十二日に本院に提出された報告の内容の前提となる文書が改ざんされていて、どんどんどんどん違うものが出てきて...全文を見る
○吉川沙織君 今回、財務省が改ざんを認めた文書について、昨年の会計検査において会計検査院が財務省に対し提出を求めたものか、確認をさせてください。
○吉川沙織君 会計検査院が要求していたものが改ざんされていたということですが、会計検査院法は受検義務というものを会計検査院法第二十五条及び第二十六条で定めています。この受検義務については、平成十七年の会計検査院法改正の際、法定されました。  この改正について、三月一日、予算委員...全文を見る
○吉川沙織君 あってはならないということは受検義務に反するという、こういう理解でよろしいでしょうか。
○吉川沙織君 平成十七年の会計検査院法は、この参議院が中心になってやったものです。その受検義務に明らかに二重の意味で財務省は残念ながら違反をしている疑いが強いんです。だから、その法定された受検義務の第二十五条及び第二十六条に反しているという理解でよろしいですね。
○吉川沙織君 実は、この会計検査院法第二十五条及び第二十六条、この受検義務、「検査を受けるものは、これに応じなければならない。」と、こう法定で義務化されています。ただ、残念ながら会計検査院法には罰則規定がありません。その代わりに懲戒処分の要求ができるというのが会計検査院法第三十一...全文を見る
○吉川沙織君 では、続けて伺います。  今回のように組織的に文書の改ざんが行われるようなケースは、これは後で取り上げますけど、公文書管理法第一条の目的のところでは、公文書は国民共有の知的資源、民主主義の根幹を成すと、こう定められています。組織的に文書の改ざんが行われるようなケー...全文を見る
○吉川沙織君 第二十五条及び第二十六条に反していると先ほど答弁いただきました。明らかにこれ事実は積み上がっていると思うので、検討するフェーズではないと思います。これは国会、立法府の意思もないがしろにされ、財政民主主義の一つである検査院もこれはないがしろにされたということですから、...全文を見る
○吉川沙織君 では、せっかくその罰則規定がない代わりに懲戒処分の要求の法律があるにもかかわらず、まだまだそんなのは使うつもりないよということでいいですね。
○吉川沙織君 今回の件は、これまでの会計検査院の検査報告、私も、三月一日、予算委員会で基本的質疑に臨むに当たって、まさか改ざんされた文書が国会や会計検査院に出されているなんてつゆにも思いませんでしたけれども、結果、出されていて、会計検査院法、いろんなことを定めていて、今まで国会に...全文を見る
○吉川沙織君 財務省の中で処分をする前に、まず本当に、議会制民主主義はもちろん、三権分立、国民全体、行政全体の信頼性を損なうようなことが起きましたので、これは会計検査院として、財政民主主義の一つを担う会計検査院として、しっかり法にのっとってやっていただくべきことだと思います。 ...全文を見る
○吉川沙織君 今、公文書管理法第九条及び第三十一条を引いていただきましたが、この公文書管理法制定時の国会審議において、例えば参議院内閣委員会では平成二十一年六月二十三日にやり取りが交わされていますけれども、今御答弁があった内容を当時の政府参考人は答弁されています。コンプライアンス...全文を見る
○吉川沙織君 今の内閣府の答弁を踏まえるならば、今回の財務省による決裁文書の改ざんは公文書管理法に反するものではないかと思います。  そもそも、公文書を改ざんする行為自体が、公文書管理法第一条に規定されている、「公文書等が、健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源として、...全文を見る
○吉川沙織君 さっき、一般論としてこのコンプライアンスの条文の発動ってどういうときに行われますかとお伺いしたときの答弁を拝聴すれば、今回の事例ってそれを発動する案件だと思うんですが、続けて伺います。  三月一日の予算委員会において、実地調査及び内閣総理大臣による勧告の必要性につ...全文を見る
○吉川沙織君 公文書管理法でコンプライアンス確保のための規定が置かれているにもかかわらず、今皆様も内閣府の答弁お聞きになられたと思いますが、動きは鈍いと言わざるを得ません。  そこで、総務大臣に伺います。  政府内における第三者的な評価専門機関である行政評価局が、各行政機関に...全文を見る
○吉川沙織君 今、二つの点で反論したいと思います。  一つが、今朝の閣僚懇で、電子決裁へ移行加速など指示、文書改ざん問題という報が流れていますが、この電子決裁については電子決裁推進のためのアクションプランというのが平成二十六年に出されていて、最新の取組状況で、府省全体の電子決裁...全文を見る
○吉川沙織君 公文書管理委員会が平成二十八年三月に公文書管理法施行五年後見直しに関する検討会報告書で見直しの方向性をまず出して、この報告書を受け、去年の二月二十一日、これは元々見直しますと附則でなっていたので、その公文書管理委員会第五十三回ですけれども、そこで見直しの対応案が元々...全文を見る
○吉川沙織君 今、第五十三回の公文書管理委員会と、私、第五十五回公文書管理委員会の議事録から引用して経緯を申し上げました。  一つ教えてください。第五十四回公文書管理委員会を開催した記録がどこを探しても私、見付けることができなかったんですけど、第五十四回公文書管理委員会はいつ開...全文を見る
○吉川沙織君 後ほど答えていただければ結構なんですが。  これ、ずっと内閣府にそれぞれの年度の委員会開催状況が載っているんですが、二〇一六年度委員会開催状況は、第五十三回、二〇一七年二月二十一日開催で終わっています。二〇一七年度委員会開催状況を見ると、最初が第五十五回、二〇一七...全文を見る
○吉川沙織君 実は、この公文書管理法制定のときに附帯決議を付けているのはこの参議院の内閣委員会だけです。その中に明確に、これは質疑の中で出ていたからですけれども、内閣総理大臣の権限及び公文書管理委員会の在り方についても今後見直すときには議論してくださいねと行政府に対して要請をして...全文を見る
○吉川沙織君 新年度から新しい改正ガイドラインを施行させて、それにのっとってやっていくというのは分かりますけれども、例えば、立法府が意思として示した内容が議論の中で反映された形跡がないとかいうのは、やっぱりちょっとつらいです。ですので、政府全体として改めて実態調査を行い、それを踏...全文を見る
○吉川沙織君 ありがとうございます。  確かに、もう今の与党の数と野党の勢力を見比べますと、これは何回もこの場でも申し上げていますけれども、法案が実際に内閣から国会に提出をされ、付託されて採決されれば、通るのはもう明らかではあります。ただ、やっぱり、立法府たる国会で審査をしてい...全文を見る
○吉川沙織君 今日、総務委員の皆様のお手元に交付税特会歳入歳出予定額各目明細書が配られているかと思いますが、この最後のページに検査旅費として三百四十六万円が計上されています。  総務省は、今担当者を区切ってとおっしゃったので全部は行っていないと思いますが、総務省は四十七都道府県...全文を見る
○吉川沙織君 検査はどのように行っているのかを、例えば台帳が整備されているか、先ほども少しありましたけれども、どの資料の計数を算定に用いたのか等の事実関係を確認することはできると思うんですが、資料の計数そのものが適正であるかどうかについての確認は行っているんでしょうか。この計数が...全文を見る
○吉川沙織君 では、地方交付税法第十七条の三第二項に、例えば、都道府県が管内の市町村に対して検査を行っているか否かの事実は、総務省として、これは法に書いてあるので把握されていると思いますが、都道府県が管内の市町村に対してどのような検査を行っているかは把握しているんでしょうか。検査...全文を見る
○吉川沙織君 地方交付税の原資は国民の皆様の税金でございますので、そういう検査要領を整備してちゃんとした計数が取れるようになっているということは、なかなかこういう地方交付税法、地方税法で出てこないので、今回の行政の信頼性獲得の観点からお伺いをさせていただきました。  内閣府、第...全文を見る
○吉川沙織君 今回の地方消費税の清算基準の件も、それから今回、この公文書管理委員会、これだけ議論になっている中で、私は本当に探したんです、昨日の夜中。でも、第五十四回は見付からなくて。  今ほどこの行政の信頼性が問われている中で、私たち立法府に身を置く議会人の立場からはそういう...全文を見る
03月28日第196回国会 参議院 総務委員会 第4号
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○吉川沙織君 私は、自由民主党・こころ、民進党・新緑風会、公明党、日本維新の会、希望の会(自由・社民)及び立憲民主党の各派共同提案による自立した安定的な財政運営を実現するための地方税財政制度の構築及び東日本大震災等への対応に関する決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします...全文を見る
03月29日第196回国会 参議院 総務委員会 第5号
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○吉川沙織君 民進党の吉川沙織でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  今、行政に対する信頼が大きく揺らいでいます。NHKに対しては、これまで不祥事が多発し、国民の信頼が揺らぐことはあっても、NHKに対する国民の信頼は続いてきたと思います。ただ、前会長の三年間でその信頼...全文を見る
○吉川沙織君 今回の予算案並びに経営計画が経営委員会で全会一致で承認されたときに、会長は経営委員長と一緒に記者会見を行っておられます。そのときに、公共メディアの意味を問われたときに何とお答えになっているかといいますと、「公共メディアは通信の手段も使って、放送にプラスしてインターネ...全文を見る
○吉川沙織君 それでは、今回、公共放送から、次の経営計画で公共メディアへの進化とうたっておられます。その公共の意味について端的にお伺いします。
○吉川沙織君 公共放送から公共メディアへと進化をさせていく、その中で公共の意味は変わらないという、こういう趣旨の御答弁だったかと思います。  ただ、先ほどの答弁の中でも今の答弁の中でも、放送と通信の融合というような御趣旨もありましたし、インターネットの常時同時配信も目指すという...全文を見る
○吉川沙織君 なぜ今、わざわざ不特定の大衆に向けた情報の提供という意味でマスメディアのマスを使ったかと申し上げますと、NHK自身は三部門で成り立っています。放送部門、営業部門、技術部門、それぞれが持つマスメディアのマスの意味をいま一度考え、それを次期経営計画に明記していただきたか...全文を見る
○吉川沙織君 今申し上げたのは、公共放送が提供すべきインターネットサービスの趣旨でした。  今の答弁からすれば、これ随分前に、「常時同時配信開始にあたっての基本的な考え方について」を拝見しますと、視聴機会の拡大ということ、それから放送の補完ということは明記されていますけれども、...全文を見る
○吉川沙織君 なぜ、今の問いをさせていただいたかと申しますと、前総務大臣が去年七月二十八日の閣議後記者会見において、「七月七日のこの閣議後会見におきまして、NHKの常時同時配信を「本来業務」として行う可能性というものについて、御質問をいただいたことに対して、私からは「多岐にわたる...全文を見る
○吉川沙織君 視聴者と国民の理解を得ながら前に進めていくということ、一体的にちゃんと見て改革をやっていただきたいと思います。  ここから密接不可分の受信料と経営と業務の在り方を論じる中で、NHKがいろんな放送を出していただくに当たって、事業を前に進めるに当たって、その最も根幹を...全文を見る
○吉川沙織君 今トップとしてどうおやりになられているかというのを伺っただけですので、当時どのような議論が行われたんですかとか、前の会長は就任当日に理事全員から日付のない辞表を取ったというのを聞いているわけではありませんので、そういう意味では全く今違うお答えだったので、ちょっと残念...全文を見る
○吉川沙織君 今、会長からコンセンサス経営という言葉、今の答弁の中でも二回以上お使いになられました。監査委員のときの感想とか、そこで見聞きしたことについてのコメントは要りませんけれども、御自身が監査委員、経営委員の立場を経験されて、今は会長のお立場で理事会に臨んでおられます。前執...全文を見る
○吉川沙織君 では、ここで一つ御提案です。  経営委員会の方はかなり細かに議事録が公開されます。ただ一方で、NHKの理事会というのはほとんど議事概要以下の文言しか残りません。ですから、一昨年の引下げの提案のときも、特に意見はないとか、ただ、関連子会社の土地取得のときは、それでも...全文を見る
○吉川沙織君 では、NHK会長に御就任されてから初めての三か年経営計画示されていますが、これを拝見いたしますと、二〇二〇年までの方針となっています。三か年計画はいわゆる中長期か中期か長期かで分けると中期的な計画に当たると思われますが、受信料引下げの提案が前会長から行われた一昨年十...全文を見る
○吉川沙織君 平成二十七年一月十五日の経営委員会において、NHKビジョン二〇一五から二〇二〇で示されているのは、前回の経営計画が第一ステップ、今回が第二ステップですけれども、これ二〇二〇までしかないものですから、それ以降も是非指し示しながら、経営のかじ取り、理事会のトップとしてや...全文を見る
○吉川沙織君 この受信の収納業務、契約業務に関しては、今私申し上げました消費生活センターへの相談事例のみならず、残念ながら警察への通報事例もあると伺っています。  NHKは、この受信料に関する一一〇番の件数、把握されていますか。把握されているか、されていないかだけで結構でござい...全文を見る
○吉川沙織君 消費生活センターへの相談事例のみならずそういうことまであるということは、例えば昨年十二月六日、受信料裁判最高裁判決について、NHKコメントはこう言っています。「判決は公共放送の意義を認め、受信契約の締結を義務づける受信料制度が合憲であるとの判断を最高裁が示した」「引...全文を見る
○吉川沙織君 今回の経営計画では、毎年一%ずつ、三年で三%支払率を向上させ、三年後には八三%の支払率を目指すとされています。現行の計画でも三%の目標が掲げられていて、現場は相当な苦労があったと伺っています。職員もそうですし、法人委託の実態をしっかり把握しないと、国民・視聴者からの...全文を見る
○吉川沙織君 私は、ただいま承認されました放送法第七十条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件に対し、自由民主党・こころ、民進党・新緑風会、公明党、日本共産党、日本維新の会、希望の会(自由・社民)及び立憲民主党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたし...全文を見る
04月13日第196回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
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○吉川沙織君 民進党の吉川沙織です。どうぞよろしくお願いいたします。  まず、内閣府世論調査に見る国民の防災意識の変化について大臣にお伺いします。  今月六日、内閣府は社会意識に関する世論調査を発表しています。この中で、良い方向に向かっていると思う分野で防災と回答した割合が、...全文を見る
○吉川沙織君 一方、今引用したのは社会意識に関する世論調査で、実は同じような調査に国民生活に関する世論調査というのがあります。その中で、政府に対する要望で防災と回答した割合は、直近の調査でいえば昨年より高くなっています。ですので、良い方向に向かっている分野で防災が下がっていて、一...全文を見る
○吉川沙織君 つまり、今回の被災箇所については、昨年三月に土砂災害警戒区域若しくは土砂災害特別警戒区域に指定はされて、ソフトの対策は進みつつあったけれども、まだそこまでハードの面では対策がまだだったという側面もあろうかと思います。ただ、法の立て付けからしたらそうではないという考え...全文を見る
○吉川沙織君 四十七都道府県あるうちの十三府県のみ土砂災害警戒区域若しくは土砂災害特別警戒区域の指定が完了している。残る都道府県においてはまだということになっています。  この土砂災害警戒区域等を知ることがその後の対策や避難の在り方を検討する上の大前提であるにもかかわらず、指定...全文を見る
○吉川沙織君 これは七年前の災害対策特別委員会でも同じような御答弁、当時の国交省の局長だと思いますが、いただいています。やはり地域の住民の皆様がこの指定に、対象地域になるといろいろ問題も発生する側面がないとは言えないということで反対があるということも承知はしていますけれども、ただ...全文を見る
○吉川沙織君 総務省の行政評価局が行った行政評価・監視結果も踏まえて是非やっていただきたいと思います。  平成二十三年十一月四日の国交省答弁で、「この区域指定を進めるということは重要でございまして、進捗状況について広く周知する」と答弁がございました。最新の全国における土砂災害警...全文を見る
○吉川沙織君 実は、国交省は毎年、全国における土砂災害警戒区域等の指定状況、北海道から沖縄まで都道府県ごとに指定状況は箇所については出していただいています。今年は最新のは二月二十八日時点として公表されていて、一昨年は二月二十九日の時点で公表されているんですけれども、二年前のときは...全文を見る
○吉川沙織君 それぞれの国民の皆様がお住まいの都道府県において、どの程度の箇所がそういう地域で、どの程度指定されて、そしてその後の対策が進むのかというのは住民側の意識を醸成することも大事だと思いますので、是非分かりやすい形で情報提供、それこそ二年前に都道府県ごとの指定率公表してい...全文を見る
○吉川沙織君 先ほど小林理事の質問の中でも触れられていましたけれども、今回の大分中津市耶馬溪町の土砂崩れにおいては、高気圧に覆われて降雨は認められませんでした。土砂災害警戒情報は今、国交省の局長の御答弁にありましたとおり、降雨によって出すものです。でも、今の市町村の土砂災害におけ...全文を見る
○吉川沙織君 平成二十九年八月十日に土砂災害防止対策基本指針が最後変更されたものが国交省出していますけれども、その中にも「土砂災害については、その発生メカニズム及び想定被害範囲について相当程度把握することが可能となってきたものの、そのほとんどが突発的に発生する特徴を有するものであ...全文を見る
○吉川沙織君 是非考慮して、国交省と内閣府で記載が異なる部分もありますので、そこはしっかり連携していただければと思っています。  先ほど、またこれも小林理事から岩手県の台風被害のお話ありましたけど、私も災害対策特別委員会へ籍を置かせていただいたこと長かったものですから、平成二十...全文を見る
○吉川沙織君 それは市町村ごとに何%の人が危機管理体制取っているとか、そういうものですか。
○吉川沙織君 まず、市町村の防災体制把握して、その上で各種の対策、それから土砂災害警戒区域等の指定はいまだ十三府県にとどまっているような状況にありますので、是非、国民の身体、生命、財産を守るための取組、これは与野党関係なく進めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたし...全文を見る
04月17日第196回国会 参議院 総務委員会 第6号
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○吉川沙織君 民進党の吉川沙織でございます。  平成の合併を経て、市町村の財政力指数は、平成十年度〇・四二、平成二十年度〇・五六となって、〇・一四ポイント改善したとのことでありますが、では行政経費はどの程度の圧縮となったのか、定量的にお答えをいただきたいと思います。
○吉川沙織君 今、自治行政局長が引用されたのは、平成二十二年三月五日、総務省が発表した「「平成の合併」について」の推計の数値を引かれたと思います。十七ページに記載があります。これ以降、特に推計とか今の見込みというのはないということでよろしいですか。
○吉川沙織君 平成二十六年三月二十日、当参議院総務委員会は、地方税財政の決議において、平成の合併により市町村の姿が大きく変化したこと等を踏まえ、新たな財政需要に対応できるよう政府に求めたという経緯がございます。  一方で、平成二十六年四月十日、衆議院本会議で、当時の総務大臣は、...全文を見る
○吉川沙織君 結局、試算はないということですが、いずれにしても、私も総務委員会で消防防災行政、たくさん質問してまいりましたし、災害対策特別委員会でもやってまいりました。その中で、被災地の視察をする中で、支所が果たした役割、そこが見直されていて、そこが新たな財政需要になっているとい...全文を見る
○吉川沙織君 自治体の議員数で四〇%、自治体の職員数で一〇%減ったという答弁でございました。その分、行政経費は人件費分として圧縮されたと考えますが、では、住民サービスの質は同じように担保されているとお考えでしょうか。そう考えているか考えていないかという御感想だけで結構でございます...全文を見る
○吉川沙織君 さっき、最初の答弁で自治行政局長が引用されたのは、平成二十二年三月五日、総務省が公表をした「「平成の合併」について」でございましたが、この概要の部分で、「合併による主な効果」の一番目に、「専門職員の配置など住民サービス提供体制の充実強化」、これが合併の効果の一番目と...全文を見る
○吉川沙織君 平成二十三年改正時は、実はこの当参議院総務委員会で、武内衆議院総務委員長代理は当時、与党の総務委員会理事として質疑に立っておられますし、平成二十四年改正時は、私、若輩でございましたが、与党の筆頭理事として閣法の審査に携わっています。六年間一緒に参議院議員として共に総...全文を見る
○吉川沙織君 今の大臣の答弁の中で、国会の意思を十分踏まえとございましたので、私はそれを重く受け止めたいと思います。  いずれにしても、総務省には、今総務大臣から答弁いただきましたけれども、立法者の意思を踏まえて、今回の延長発行期間を更に延長することなく、住民合意を尊重し、期間...全文を見る
○吉川沙織君 私は、ただいま可決されました東日本大震災に伴う合併市町村に係る地方債の特例に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・こころ、民進党・新緑風会、公明党、日本維新の会、希望の会(自由・社民)及び立憲民主党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  ...全文を見る
04月18日第196回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第6号
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○吉川沙織君 民進党の吉川沙織でございます。  本日は、三人の先生方、ありがとうございました。  今日、阿部参考人の最後のお話の中で、行政の信頼性や統計についてお話がございましたので、それぞれ、同じような観点なんですけど、違う質問をさせていただきたいと思います。  まず、秋...全文を見る
○吉川沙織君 次に、山野辺参考人にお伺いします。  今日のお話の中で、実態を把握することがとても大事、そこでアンケート調査を行っている。その調査結果については今日御紹介もいただきましたし、資料もお示しいただきました。これ以外に、何か実態を把握するために行っている、行政として何か...全文を見る
○吉川沙織君 阿部参考人にお伺いします。  今日のお話の中で、比較をしてはいけないものが比較をされているとか、あと、最も危惧されている統計等データでいえば貧困率の計算とおっしゃって、それらが自治体でもできるような指標にすべきだという、そういう御提案も含めたお話をいただきました。...全文を見る
○吉川沙織君 ありがとうございます。  それでは、次に秋生参考人と阿部参考人にお伺いしたいと思います。  今日、秋生参考人のお話の中で、あだちプロジェクトの基本理念のところで秋生参考人はこのようにおっしゃったかと思います。自己責任論に陥らないために基本理念で一番から三番まで掲...全文を見る
○吉川沙織君 今、阿部参考人にお伺いいたしましたのは、実は九年前の、当時とたまたま今回の調査会名も一緒ですが、九年前、平成二十一年の国民生活・経済に関する調査会で参考人にお越しいただいたときに、私、同じ問いをさせていただいたものですから、そのとき、今、秋生参考人からお答えいただい...全文を見る
05月15日第196回国会 参議院 総務委員会 第8号
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○吉川沙織君 立憲民主党の吉川沙織でございます。  立憲民主党の議員として初めての質疑であると同時に、議員生活十一年目終わろうとしておりますが、これまで何度か電気通信事業法の質疑の機会ございました。ただ、これまで一度もあえて質疑には立っておりませんでしたので、この法案で質疑に立...全文を見る
○吉川沙織君 これまでのネットワークレイヤーに閉じた競争政策から上位レイヤーに打って出られるような環境を是非総務省としてもつくっていただきたいと思います。  一方で、旧来の市場分析や競争規制ルール等を踏襲するのではなく、情報通信市場全体を多面的、多層的に捉え、市場競争環境の変化...全文を見る
○吉川沙織君 十分に意見を聞いていただきながら取組を進めていただきたいと思います。  一九八五年のNTTの民営化以降、先ほど総務大臣から、事業者は新規参入を促進することによって約一・九万事業者まで増えましたと答弁がありましたとおり、我が国における電気通信行政における競争政策とい...全文を見る
○吉川沙織君 正面から答弁いただけなかったんですけど、後押しはしていくという答弁でした。  プレーヤーの数を増やすという方に注力が今までどちらかといえばされていたような気がするんですけど、そうではない政策に力を入れていくという理解でよろしいですか。
○吉川沙織君 ありがとうございます。  それでは、今回の改正案の内容に、具体的にお聞きしていきたいと思います。  今回の改正案では、サイバー攻撃への対処も項目の一つですが、このサイバー攻撃、今、多様化、複雑化している中で、電気通信事業者がお互い持っている情報を、何が問題なのか...全文を見る
○吉川沙織君 今、二月に取りまとめが行われたと答弁をいただきましたが、この取りまとめる過程の中で関係事業者からは意見は聞かれていますね。
○吉川沙織君 この改正案においては、サイバー攻撃を行うマルウエア感染機器やそれらに指令を出すサーバーへの対処を促進するため、第三者機関を中心として通信事業者が必要な情報共有をするための制度を整備するとされています。  通信元や通信先のIPアドレス、ポート番号、タイムスタンプ等の...全文を見る
○吉川沙織君 改正後の法律の条文でいえば何条の何項ですか。
○吉川沙織君 第十一条とおっしゃる。第百十六条ではないですか。
○吉川沙織君 今回、新旧対照を全て拝読しましたけれども、これ、どこでユーザーの同意を担保しているのかどうかが非常に読みづらい条文でしたけれども、改正後の第百十六条の二の第二項のロとか二でやっているということでございました。  これに関して少しお伺いしたいと思います。  四月十...全文を見る
○吉川沙織君 今、法令行為、正当業務行為、正当防衛、緊急避難に該当する場合とありました。法令行為と正当防衛、緊急避難はある程度分かるんですけれども、この中で、正当業務行為に該当する場合、この正当業務行為として認められる事項とは具体的に何を想定されていますでしょうか。
○吉川沙織君 料金請求の場合とか宛先のルーティングとありましたが、更にこれに関連して伺いたいと思います。  改正後の第百十六条の二の第二項に「二 会員である電気通信事業者」というのがあります。この会員になるかどうかというのは義務でしょうか、任意でしょうか。
○吉川沙織君 ここでちょっと問題を提起したいんですけど、今回、サイバー攻撃をみんなで共有して、危ない人に対しては通知をするという、こういう立て付けになっているわけですけれども、この会員が任意であるとするならば、そこの会員として入った事業者はいいが、ただ、非会員であっても情報共有は...全文を見る
○吉川沙織君 でも、ユーザーの同意が取れない場合というのが、原則としてというのがさっきおっしゃっていただきましたけれども、それを緊急、サイバー攻撃で何かあったら一気に広まっちゃうわけですから、これは本当に一々同意を取ってばかりいると大変なことになる側面もあるということは申し上げた...全文を見る
○吉川沙織君 この第三者機関の情報共有の仕組みも大きな、今答弁でありましたけれども、先ほど答弁いただいた今回の改正案に至る検討会の中に置かれたワーキンググループにおいて、事業者からヒアリングをしていただいたと答弁ございました。意見交換や自由討議も行われています。  で、対応の方...全文を見る
○吉川沙織君 取りまとめに当たって行われた意見募集においても、通信事業者における情報共有に関し、通信事業者にとって過度な負担とならず、できるだけ多くの者が参加できるような枠組みにすべきとの意見は出されています。  この事業者の意見に対し、総務省は、報告書で、「法制度や具体的な実...全文を見る
○吉川沙織君 対応の方向性十二ページでは、「情報共有を受けた電気通信事業者におけるDDoS攻撃等の防止措置の実施を確保しつつ、情報共有の枠組みに参画しようとする事業者に過度な負担となることを避ける等、多数の電気通信事業者の自主的な参画を図るための方策についても検討し、電気通信事業...全文を見る
○吉川沙織君 全ての事業者が参加できるような仕組みは是非促進していただきたいと思います。  次に、委任立法の在り方です。  私は、ずっと、三権分立、それから立法府と行政府の関係というのはそれぞれ抑制して独立しているものだと承知をしていますが、今回の改正案第百七十六条の二では、...全文を見る
○吉川沙織君 今回、改正条文を拝見しますと、省令委任事項って二十一項目あるんです。第百七十六条の二の包括委任規定を含みますけど、もう山盛りあって、確かに今答弁いただいたように、周知事項とか届出手続、記載事項、書式、添付、公示の方法ではあるんですが、であるならば、わざわざ包括委任規...全文を見る
○吉川沙織君 先ほどの大臣の答弁で、通信の秘密とか国民の権利義務に関するようなものはやりませんとありましたので、それで理解をしたいとは思うんですが、今回の包括委任規定を見付けてから、過去の例をずっと調べてみました。そうしたら、政省令の包括委任規定って平成十年代の後半から急増してい...全文を見る
○吉川沙織君 ブロッキングは、遮断の前提として、論理的にはですが、全ての通信について通信事業者が利用者のアクセス先を知得する必要があり、形式的にはですが、全てのインターネット利用者の通信の秘密を侵害する可能性があります。  政府は、今回の緊急取りまとめに当たり、通信の秘密との関...全文を見る
○吉川沙織君 今の答弁に対しては個人的には申し上げたいところたくさんあるんですが、このプロセスについて本日伺っていきたいと思います。  今、議論がなされた、特に今年に入ってから云々とありましたが、今年二月十六日、知的財産戦略本部検証・評価・企画委員会コンテンツ分野会合第三回にお...全文を見る
○吉川沙織君 今、いろいろ関係者から話を聞いて決めたというお話、長い答弁でしたけど、ありましたけれども、では、関係者の中で、実際にブロッキングをやるとなったらISP等の事業者がやることになるんですが、その辺の知見を持った関係事業者、呼んで話していますか。
○吉川沙織君 だからこそ、今回、通信の秘密を形式的にだろうが何だろうが侵害する可能性があるような議論をするわけですから、議事概要だって不誠実ですよ。項目をほとんど書いていません。これでは何を議論したか国民が知ることはできません。  ですから、議事要旨だけでなく、この際、今からで...全文を見る
○吉川沙織君 実は、今回の緊急対策の中では、海賊版サイトのブロッキングが緊急避難の構成要件を満たすかについて法的整理を示し、法益権衡の要件については、平成二十二年の児童ポルノのブロッキングに係る議論における、著作権を保護法益とするブロッキングについての整理を引用されています。 ...全文を見る
○吉川沙織君 今の答弁についても個人的には多々ございますが、先ほど電気通信事業法の改正案で、サイバー攻撃への対処のときは、この情報共有については総務省内に検討会を設け、事業者からヒアリングを行い、通信の秘密との関係について検討がなされたことがさっきから引用している取りまとめからも...全文を見る
○吉川沙織君 海外におけるブロッキングの状況ってどうですか。
○吉川沙織君 簡潔に。
○吉川沙織君 四月十七日の当委員会において、局長は、「このサイトブロッキングでございますけれども、既に海外では四十か国以上の国で導入をされております。」と言って、今みたいに国名をずっと並べました。が、実は、これらの国が、立法あるいは司法手続を経ることなく行政府が特定のサイトを指示...全文を見る
○吉川沙織君 緊急取りまとめの一部を見ると、リーチサイトについては臨時国会又は次期通常国会を目指しと書いてあります。今回の件は、本来であれば立法措置があって対応するべき問題でしたので、できれば次期通常国会とおっしゃらずに、今度の臨時国会でも可能となるよう、迅速に広く関係者の意見を...全文を見る
05月24日第196回国会 参議院 総務委員会 第10号
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○吉川沙織君 私は、ただいま可決されました統計法及び独立行政法人統計センター法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・こころ、公明党、国民民主党・新緑風会、立憲民主党・民友会、日本維新の会及び希望の会(自由・社民)の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読...全文を見る
05月31日第196回国会 参議院 総務委員会 第11号
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○吉川沙織君 立憲民主党の吉川沙織です。  本日は、法律による行政の原理、また唯一の立法機関である国会の立法行為という観点から質疑を行います。  法律を実施し又は施行するため必要な細目的事項を定めるいわゆる実施命令については、憲法第七十三条第六号、内閣府設置法第七条第三項、国...全文を見る
○吉川沙織君 今、この国会で包括的委任、まあ一般的なもの全部という前提付きでしたけれども、今お答えいただいたのはほとんどが、まあ若干表現は異なる場合ありますが、この法律に定めるもののほか、この法律を実施するために必要な事項は、例えばですが総務省令で定めるというように、具体的な手続...全文を見る
○吉川沙織君 私、e—Gov法令検索において条件を付けて検索しました。「この法律に定めるもののほか、」、「この法律」、「実施」、「ため必要な事項は、」、「令で定める」、大体これで引っかかるかと思うんですけど、それで検索してみたら、平成二十九年第百九十三回国会は、電子委任状の普及の...全文を見る
○吉川沙織君 今、参議院の方から答弁ありましたように、今国会、内閣が国会に提出した法律案、最後に提出されたのは五月八日だと承知しておりますが、六十五件です。このうち、包括委任規定を設けようとするものの件数は、法制局長官から答弁がありましたとおり、七件とのことでした。  様々な内...全文を見る
○吉川沙織君 内閣は誠実に法を執行すると言われていますけれども、行政府から立法府に出されてくるものが改ざんされていたり、本当に信に足りるのか、誠実に執行されているのか分からない中で、この法律に定めるもののほか、この法律を実施するために必要なものは全部省令で定めると、それが本当に細...全文を見る
○吉川沙織君 電気通信事業法のときも同じように、同じような問いをして、国民の権利を制限したり義務を課すようなものではないという答弁をいただけたからそういうのは定めないと分かるんですけど、わざわざ具体的、細目的事項、載ってあったのを削ってこういう包括委任を置かれると、本当にそうなの...全文を見る
○吉川沙織君 実施命令であっても権利義務に影響を及ぼすことは否めず、両者を明確に峻別、区別できるのかと疑問を呈している行政法の権威もいらっしゃいます。実施命令において規定することができる事項は法律を実施するために必要な細目的事項に限られるとされていますが、実際、今総務大臣からも答...全文を見る
○吉川沙織君 では、実施のためにと入っていれば命令の根拠となる法律の規定の文言からではその規定に基づき制定される命令が、はっきり言って、実施のためにとは書いてありますが、本当にそれが実施命令になるのか委任命令になるのか峻別することができなかったら大変なんですけれども、これは本当に...全文を見る
○吉川沙織君 包括委任規定に基づき制定される命令は、全て、全て実施命令であり、実質的に国民の権利を制限したり国民に義務を課したりすることはないとするのでしたら、その旨をこの場所で明言してください。
○吉川沙織君 実は、私、何年か前からこの総務委員会の場でも、それから議運の理事会の場でも申し上げてまいりましたけれども、平成二十五年十二月以降、内閣が国会に提出してくる法律の姿として、本則三本以上の法案を束ねて出してくる割合も残念ながら増えていました。そうなると、我々議員の表決権...全文を見る
06月06日第196回国会 参議院 災害対策特別委員会 第6号
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○吉川沙織君 立憲民主党の吉川沙織でございます。  五月二十四日の衆議院の災害対策特別委員会で、防災担当大臣は、平成二十九年十一月に実施された防災に関する世論調査の結果に言及をされています。この世論調査では、災害が起こったときに取るべき対応として考えに最も近いものはどれかとの問...全文を見る
○吉川沙織君 なぜこの問いを立てたかと申しますと、衆議院の災害救助法の改正案の答弁で大臣がわざわざ、十五年前と今回、去年の十一月の結果を比較して、自助、共助の重要性が浸透してきたものとわざわざ言及なさって、公助について、あえてかどうか分かりませんけれども、言及がなかったものですか...全文を見る
○吉川沙織君 今答弁いただいた内容って、事前に、私がお伺いする前に、衆議院でこういう項目が出ていますよと申し上げた内容からほとんど外れるものはありませんでしたので、大体衆議院で答弁して、最後、一個だけ、だから、マニュアルとか計画物資配分とかいうのが具体的な項目であっただけですので...全文を見る
○吉川沙織君 メンバー構成、もう少し具体的に。
○吉川沙織君 今回の改正案における権限の移譲については、都道府県の事前同意を前提としたものといった報道もございますが、この点、政府がどういうふうに考えているのか、これも明らかにすべき点だと思います。  衆議院において、都道府県が反対の場合にどのような対応を取るのかについて問われ...全文を見る
○吉川沙織君 これ、衆議院でも二人以上から審議が出ていて、結果、「丁寧に説明と議論を重ねる中でわかっていただけると私は思っています。」と大臣は答弁されていますし、ただ、これ、平成二十九年十二月十四日、災害救助に関する実務検討会第五回の中で、別添三で、「第四回災害救助に関する実務検...全文を見る
○吉川沙織君 じゃ、内閣府の資料には、権限移譲する場合は同意を前提すべきではないかという意見に対して、実質的に同意が前提となっている。例えばですよ、今日、今日の審議、これまで何人も委員立たれましたけれども、知事の権限は明文で変わらないとか、そういうところは何回も明文化で規定を置い...全文を見る
○吉川沙織君 なぜこの点強くお伺いしたかと申しますと、道府県側の反発が残念ながらいまだに強い状況でございます。ですし、指定基準の厳格化を求める声もある中で、指定基準とか道府県側の同意の要否というのはある程度この国会の審議の場で、法律を立法する過程の中で明らかにしておく必要があると...全文を見る
○吉川沙織君 そこで、その協議の場の在り方について伺いたいと思います。  熊本地震を踏まえた応急対策・生活支援策検討ワーキンググループにおける災害対応時における都道府県と政令市の役割分担の議論の際、平成二十八年十月二十五日議事録二十七ページによれば、主査の河田氏はこうおっしゃっ...全文を見る
○吉川沙織君 今、この場を発展的な解消とおっしゃいました。改組して、同じような目的でもう一回やるということでよろしいんでしょうか。
○吉川沙織君 様々、道府県側と指定都市側で意見があり、また関係されるいろんな事業者の方も含めて指定基準、しっかりそれぞれがちゃんと納得できるような形で、この場で恐らくやられるんだろうなと思いましたので、今確認のためにお伺いをさせていただきました。  今まで道府県と指定都市の関係...全文を見る
○吉川沙織君 国としてもしっかり後押しをしてやっていくということでよろしいでしょうか。
○吉川沙織君 今まで災害救助法の衆議院段階では出なかった論点についてお伺いしてまいりましたが、ここで少し毛色を変えて、今、会計検査院、いろいろありますけれども、会計検査院が今年四月に、各府省庁の災害関連情報システムに係る整備、運用等の状況について検査を行い、その状況について取りま...全文を見る
○吉川沙織君 この会計検査院の検査報告を受けて改善をされるという答弁をいただきましたので、是非そのようにしていただきたいと思いますし、今まで議論した中でも、物資の配分どうするとか仮設住宅どうするというようなお話もありました。発災直後においては被害規模を早期に把握して正確な情報収集...全文を見る
○吉川沙織君 今の答弁を踏まえますと、確かに国のシステムと、地方公共団体によってもいつそのシステムを入れたかで、大体四、五年のリース期間でそのたびに変えていくので、その時期が合わないと、確かにつなぐということももしかしたら難しい側面もあるのかも分かりません。ただ、地方公共団体で、...全文を見る
06月07日第196回国会 参議院 総務委員会 第12号
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○吉川沙織君 立憲民主党の吉川沙織でございます。  平成二十五年六月から昨年一月に会長に就任されるまでの間、今回の決算審査の対象期間は平成二十五年度から二十八年度まででございます。この間ほぼ全てにおいて常勤の経営委員かつ監査委員であられた会長に、今回の決算審査に臨む姿勢について...全文を見る
○吉川沙織君 NHKの歴史の中で、経営委員や監査委員からNHK会長が選任された例は、昭和三十五年、現職会長の病気による途中退任に伴い、当時経営委員長だった阿部氏が会長に就任した一件しか例はございません。放送法は執行部を監督するのが経営委員会であることを規定しており、法の趣旨からす...全文を見る
○吉川沙織君 変更することもあり得るとの御答弁でしたが、この最後に決定をされた建て替えの基本計画の「建替にあたっての方針」のところでは、NHKホールの継続使用が大きな項目として掲げられています。  NHKホールは、もう言わずもがな、NHKのシンボルとして継続使用するとされていま...全文を見る
○吉川沙織君 幅広く検討していきたいというお答えでございました。  ほかの建て替えする棟と同じぐらいの時期で、現行の耐震基準を満たしていない。今答弁ございましたように、紅白歌合戦とかN響のコンサートが行われる場所ですから、なぜ一昨年の計画のときに継続使用と書いたのか。これからも...全文を見る
○吉川沙織君 ガバナンス調査委員会の報告書に掛けた費用は国会にも明らかにされましたが、内部監査室による調査に要した費用について、会議録をたどっても約五千万円としか答弁がございません。正確な数字をお答えください。
○吉川沙織君 平成二十八年の国会答弁で当時の会長は、経営委員の皆さんの総意をいただいてこのガバナンス調査委員会の設置を行った旨の答弁もなされていますが、当時、会長は、監査委員として、このガバナンス調査委員会はいいよということで了とされたんでしょうか。
○吉川沙織君 上田会長は、当時、経営委員、監査委員として、今の御答弁の趣旨は十分分かるんですけれども、それはもう問題なくどうぞということだったんでしょうか。
○吉川沙織君 多分、次の答弁じゃないかと思うんですけど。  今、済みません、問うたのは、会長は会長の権限としてガバナンス調査委員会を置くと。何で今、上田会長にお伺いしたかと申しますと、平成二十七年四月二日、参議院の予算委員会で当時の会長は、このガバナンス調査委員会の設置について...全文を見る
○吉川沙織君 経営委員会として了としたということで、総意でそうだったというお答えのみでしたけれども、例えば、ガバナンス調査委員会に対して、内部監査室が行った調査については、平成二十八年三月十日、衆議院総務委員会において当時の上田監査はこう答弁されています。「実際に六月下旬ぐらいに...全文を見る
○吉川沙織君 今はそういうことはないということでございましたが、例えばNHKホールなんかあったとするならば、しっかり受信料を払っている視聴者、国民、それから我々国会の前で明らかにしていただきたいと思います。  ガバナンス調査委員会と内部監査室の調査に関しては、会計検査院への証拠...全文を見る
○吉川沙織君 平成二十六年から二十八年度までで会計検査院に報告すべき取引の件数は総計で三千九百六件、うち二件だけ翌月末日、これ法令で定められていますけれども、これ、二件間に合わなかったの、何と何が間に合わなかったんでしょうか。
○吉川沙織君 二十六年度から二十八年度まで三千九百六件、会計検査院にしっかり報告をしているのに、二件だけ失念をした。その失念をした二件はガバナンス調査委員会と内部監査室による調査、これ合わせて一億超えですけれども、これだけ忘れたというのは私はいかにも不自然かと思います。  この...全文を見る
○吉川沙織君 今お伺いしたのは、会計検査院への報告、これ法令で定められた手続です。でも、それを翌月末日までに報告できなかったのは、三年間で三千九百六件あって、二件を忘れたと。その二件を忘れた理由について、二年前の衆議院総務委員会で担当理事は、支払額がどんどん増えていったから失念し...全文を見る
○吉川沙織君 当時のコンプライアンス体制とか意識に対するお伺いですので。今は、事実、五月雨式に額が増えていって最終的に遅れましたということだったんですが、当時の執行部のコンプライアンスの意識とかコスト意識というのは、相当、この答弁からも見て取れますが、ひどいと言わざるを得ませんし...全文を見る
○吉川沙織君 この要旨の方は公表されているんですが、この本体ですね、国会には提出されていませんが、匿名版と右上に書かれている、黒塗りが完全に外れた報告書を私は見ております。五千六百二十二万円も掛けた報告書であるにもかかわらず、NBC事件に至っては、適正化委員会が平成二十三年三月二...全文を見る
○吉川沙織君 本当にあったとお考えですか。だって、後で伺いますけど、この報告書、一億円掛けて作った報告書、そのとき、当時の会長は新たな不祥事は見付からなかったと何回も答弁されたのにもかかわらず、その後、残念ながら、不祥事、協会本体で物すごく増えています。だから、本当にあったのかと...全文を見る
○吉川沙織君 きめ細かくというか、監査委員会は本当に平成十九年の法改正で設置された権限のある委員会でしたので、もっと取組を、当時、注視するの連続ではなくて、もっと踏み込んだ対応をやっていただいてもよかったのではないかと思います。  過去を振り返れば、NHKでは、これこそ本当に大...全文を見る
○吉川沙織君 当時と比べて減っているみたいなお答えで、お伺いしたことについてはお答えいただけませんでしたけれども、恐らく、この第二次コンプライアンス委員会の最終答申、これ全て拝読する限り、本当にじくじたる思いで当時の委員の皆さんがまとめられた。例えば、「一抹の徒労感が交錯する、複...全文を見る
○吉川沙織君 今、平成二十五年度からそれぞれお答えいただきました。  あの前会長肝煎りのガバナンス調査委員会報告書、私は匿名版を見ておりますが、内容は全然ぺらっぺらです。薄っぺらです。でも、それをもって、今減っていると一つ前の答弁で会長おっしゃいましたけど、今お答えいただいた平...全文を見る
○吉川沙織君 残念ながら、平成二十六年度中の支出として一億円超掛けて調査をしたものは内容は伴わず、その後のプロジェクトの結果も伴わず、残念ながら増えている状況でありますが、会長のリーダーシップ、これまで監査委員として御覧になってきたわけですから、それらを踏まえてしっかりやっていた...全文を見る
○吉川沙織君 本年三月二十九日の当委員会で、警察への通報事例に関して、そういう事例は承知しておりますと答弁がありまして、その後、会長はこうおっしゃいました。「今後とも引き続き丁寧な説明で、国民・視聴者の我々に対する信頼が最も根幹になりますので、しっかりした説明をやっていきたいと、...全文を見る
○吉川沙織君 私、初めてNHKの関連の質疑に立たせていただいたのは平成二十年三月で、当時は会長は福地茂雄会長でいらっしゃいました。  そのときに、何度かこの場でも取り上げましたけれども、当時、訪問集金を廃止するということが一つの大きな柱となっていました。ですので、平成二十六年の...全文を見る
○吉川沙織君 立憲民主党の吉川沙織です。  私は、会派を代表いたしまして、平成二十六年度、平成二十七年度、平成二十八年度NHK決算に対し、反対の立場から討論を行います。  四年前の三月三十一日、参議院本会議で、私はじくじたる思いで平成二十六年度NHK予算案の反対討論に立ちまし...全文を見る
07月06日第196回国会 参議院 災害対策特別委員会 第7号
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○吉川沙織君 立憲民主党の吉川沙織でございます。  大阪府北部の地震を受け、都市部における災害対策、地震対策の在り方について、政府の見解をこれから問うていきたいと思います。  私、今からちょうど十年前の当委員会におきましても、首都直下地震を想定した被害対策の在り方、災害対策の...全文を見る
○吉川沙織君 国として把握していないという御答弁でございましたが、では、帰宅困難者が多数発生したという、こういう認識はありますか。
○吉川沙織君 じゃ、政府が発表をしている帰宅困難者数の発生状況、人数というのは、今御答弁にあったマグニチュード七クラスで三日間ぐらい鉄道が動かないという、そういう前提の下で推計を出しているということでよろしいんですか。
○吉川沙織君 なぜ今こういうふうに伺ったかと申しますと、内閣府の各種資料を拝見いたしますと、東日本大震災時、首都圏において約五百十五万人、都内で約三百五十二万人、いずれも内閣府推計、に及ぶ帰宅困難者が発生したとされているから、今回もあれだけ新淀川大橋に、橋を渡るためのらせん階段も...全文を見る
○吉川沙織君 それはあくまで鉄道が止まっていることに伴って動けなくなった人のことですので、それは一概に帰宅困難者という枠組みとは違う観点もあると思いますので、ここから、内閣府が平成二十七年三月に「大規模地震の発生に伴う帰宅困難者対策のガイドライン」を定めておられますので、これから...全文を見る
○吉川沙織君 今お手元にガイドラインあると思います。二ページの一番下の丸、御覧ください。「本ガイドラインの前提は上記のとおりであるが、大規模地震発生時以外の何らかの要因により、多くの公共交通機関の運行に支障が生じた場合においても、本ガイドラインを踏まえた対応が有効であると考えられ...全文を見る
○吉川沙織君 有効だったんでしょうか。
○吉川沙織君 ガイドライン四ページでは、「「むやみに移動を開始しない」という一斉帰宅抑制の基本原則を徹底することが不可欠である。」とされています。同ガイドラインの前提、同じく二ページに書いてありますけれども、「発災後速やかに、「むやみに移動を開始しない」という一斉帰宅抑制の呼びか...全文を見る
○吉川沙織君 今回の地震では、揺れの大きかったエリアが局地的で、通勤通学時間帯に発災しており、出勤の要否にそもそも迷うケースも多かったのではないかと思います。今回のようなケースにつき、ガイドラインは想定した内容となっていたのか、若しくはここには書いていないけれどもシミュレーション...全文を見る
○吉川沙織君 では、今の答弁踏まえますと、ガイドラインの前提以外のシミュレーションが必要ではないかと考えますが、御見解をお示しください。
○吉川沙織君 何でこのガイドラインの前提以外のシミュレーションもやる必要があるのではないかと申し上げたかといいますと、平成二十五年五月、中央防災会議では、平日の十二時に地震が発生し、公共交通機関が全域的に停止した場合、どの程度動けなくなる人が出るかというシミュレーションをおやりに...全文を見る
○吉川沙織君 今後把握されるおつもりございませんか。
○吉川沙織君 今回の大阪北部地震を受け、いろんな記事とか資料を拝見していますと、都道府県ごとに公表できる段階ではないとか、この程度確保しましたとか、全然想定の三〇%ぐらいだとか、いろいろな報道がありましたので、このガイドライン、最初に一斉帰宅抑制、その次に一時滞在施設というのを挙...全文を見る
○吉川沙織君 京都の長岡京市は、これ一時滞在施設ということで間違いありませんか。
○吉川沙織君 京都府の長岡京市は今回災害救助法の適用区域ではありませんが、今回のこのガイドラインの十一ページ、こう書いてあります。「災害救助法が適用された区域については、食品の給与、飲料水の供給等が国庫負担の対象となる可能性がある。」とされています。  今回は長岡京市でしたから...全文を見る
○吉川沙織君 一時滞在施設の開設というのは、このガイドラインにも書いてありますが、開設の判断は施設管理者が行うことになります。これらを開設して実際そこの区域が災害救助法の適用区域になれば国費負担になるか否かというのは、施設管理者としてこれを開設するかどうかの判断の材料ともなる大き...全文を見る
○吉川沙織君 連携を強化して対応を進めていくという御答弁でしたが、これ、見直しはしないということなんですか。
○吉川沙織君 是非政府挙げて進めていただければと思います。  この帰宅困難者を減らすためには、そもそも不要不急の移動を減らす必要があると思います。そこで大事になるのは、その基準、こういう場合は帰宅するのか、それとも出勤するのかというような、こういう基準を定めたBCPではないかと...全文を見る
○吉川沙織君 では、都道府県の策定率。
○吉川沙織君 市町村の策定率。
○吉川沙織君 中央省庁等の策定率、実は十年前伺ったときは、お膝元の内閣府ですら策定がまだでしたし、その当時、平成二十年の四月二十三日のこの委員会で伺ったときは、農水省、国交省、国土地理院、気象庁、海上保安庁でしか策定されていませんでしたので、取組進めていただいて一〇〇%になったこ...全文を見る
○吉川沙織君 まあ今回答されたのが来たら八〇%は超えるんでしょうけれども、まだ二割残っているんですけど。
○吉川沙織君 是非お願いします。なぜならば、平成二十八年二月に、防災基本計画の中で初めて地方公共団体の業務継続計画の必要性、重要性について明記をされて、国として、内閣府としてやってくださいということを推し進めておられますし、現場が本当に一番大変ですので、国としてできることはしっか...全文を見る
○吉川沙織君 これ、内閣府の資料は平成三十年三月に出ている分ですけれども、帝国データバンクなんかが調査しているBCPの策定率、もちろんこれは内閣府が調べている前提とは企業の業種、業態も違うとは思うんですが、これを拝見しますと一四・七%にとどまっていて、内閣府の調査と民間の調査でか...全文を見る
○吉川沙織君 中小企業等、中堅企業等においてもそうですが、これ、実は中央省庁においてもBCPの見直しって必要だと思います。  今回の地震において、こう報じられています。職員の約半数が市外に住む大阪市で午前九時前に出社できたのは全体の一六・七%。一方で、南海トラフ巨大地震に備えた...全文を見る
○吉川沙織君 今、結局把握していないということだけお答えいただきたかったんですけれども、国として把握する必要性、それから、先ほど救出で最優先に要請を国交省としてしたという答弁されていましたけれども、これ国として最優先で取り組んでいかなきゃいけない課題だと思いますので、引き続き取り...全文を見る
08月02日第196回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第1号
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○吉川沙織君 立憲民主党の吉川沙織でございます。  平成三十年七月豪雨により、お亡くなりになられた方々にお悔やみと、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。  避難勧告・指示の対象者は多くいらっしゃっても、実際の避難行動に移す方の少なさというのはどの災害においても指摘さ...全文を見る
○吉川沙織君 パーセンテージで幾らですか。
○吉川沙織君 一%に満たないということは、これはやはり大きな問題、課題ではないかと思います。避難行動に確実に移していただくことこそが国民の生命、身体、財産を守ることにつながるのであれば、それは正確な情報提供は欠かせないと思います。  情報提供をいかにしてしていくかという観点から...全文を見る
○吉川沙織君 今の御答弁ですと、コミュニティーFM放送、屋外スピーカー、緊急告知ラジオ、市の登録制メール又はケーブルテレビ等とおっしゃいましたが、防災行政無線は流れなかったんでしょうか。
○吉川沙織君 防災の用途としては使われていないということであるならば、ほかの用途ではちゃんと使っていたんでしょうか。
○吉川沙織君 自衛隊の訓練実施で使われていた。整備をして使っているのであれば、これは防災の用途に使うべきではないかと思うんですが、消防庁、見解ありますか。
○吉川沙織君 今回、こうやって防災行政無線があるにもかかわらず、残念ながら用途が防災用でなかったがために流れなかった地域、そもそも市町村合併によって流れた地域と流れなかった、届いた地域と届かなかった地域、それぞれあったかと思います。  東日本大震災を始めとする災害時は広域的な停...全文を見る
○吉川沙織君 今、八三・八%という御答弁がございました。これは実際、消防庁が公表されている整備率でございます。  十年前から一個聞き続けている問いがあります。なぜならば、平成の大合併によって市町村合併が随分進んだ時期がありました。ですから、A市とB市があって、A市は例えば防災行...全文を見る
○吉川沙織君 市町村合併当時が随分前ですが、そこから一〇パー増えたと言われてもちょっと説得力低いと思うんですが。実質、消防庁が最新の整備率として公表されているのは八三・八%、実質の市町村合併効果を抜いた分の整備率だと、今の御答弁ですと七九・九%。大体四%ぐらいの開きがあると同時に...全文を見る
○吉川沙織君 陥ることなくであればいいんですけれども、陥るのが前提で、今、情報伝達手段を広げていくという御趣旨の御答弁ありましたけど、もう一歩踏み込んで更に改定するおつもりありませんか。あるかないかだけで構いません。
○吉川沙織君 今回の西日本豪雨においては、愛媛県大洲市では、例えば防災行政無線の避難の呼びかけを命令口調で行って、それを聞かれた住民の方は慌ててやっぱり避難を開始したというようなこともありますので、そういったメッセージ性を強く打ち出すということも必要ではないかと思いますので、是非...全文を見る
○吉川沙織君 警戒区域の指定率、一度も国交省が公表されていないのであれば指摘しませんでした。でも、二年前は、国交省自身が二〇一六年二月二十九日時点で都道府県ごとの指定率、公表されています。例えば愛媛県だと、その当時ですけど、二二%という形になっています。  母数の問題とか、いろ...全文を見る
○吉川沙織君 平成二十三年十一月四日の当委員会で国交省自身が、「この区域指定を進めるということは重要でございまして、進捗状況について広く周知する」と国交省自身が答弁なさっています。この指定率を数字で国民の皆さんにお示しするということは、広く周知するということにつながり、命を守る情...全文を見る
○吉川沙織君 防災担当職員がゼロのところが約三割あって、約四割の団体が一人から四人、まあだから兼務しているというところもたくさんあるんだと思います。今も大臣答弁でおっしゃいましたけれども、市町村の防災力の向上としてBCPの策定や応援・受援体制の構築の促進が指摘されましたし、今答弁...全文を見る
○吉川沙織君 では、内閣府にもう一回伺いますけど、じゃ、防災担当職員はいた方がいいということでいいですね。
○吉川沙織君 地方財政厳しい折、しかも地方の職員さんも減っている中で厳しい状況にあります。ですので、この問題は改めてまた伺っていきたいと思いますけど、果たして今、国の防災体制はどうなのか。  今回、内閣府防災を中心に夜を徹して対応に当たっていただいたと承知しておりますが、例えば...全文を見る
○吉川沙織君 是非充実していただきたいと思いますし、先般の五月二十四日の衆議院の委員会で大臣もしっかりやっていきたいとおっしゃっていましたので、注視していきたいと思います。  防災行政無線の整備、未整備についても、今回どうだったのか、広域だったからこそ国として把握して、今後の防...全文を見る
10月24日第197回国会 参議院 災害対策特別委員会 第1号
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○吉川沙織君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
10月30日第197回国会 参議院 本会議 第2号
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○吉川沙織君 立憲民主党の吉川沙織です。  私は、会派を代表して、総理に対し質問いたします。  今、世界中で、司法を抱き込み、メディアを黙らせ、憲法を変えるなど、合法的な独裁化が静かに進んでいます。米国では、一九八〇年前後から政党の極端化、先鋭化が進み、民主主義的規範が弱体化...全文を見る
11月21日第197回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○吉川沙織君 立憲民主党の吉川沙織でございます。  災害発生時において、人命救助と全容把握のためにも被害の第一次情報等正確な情報は不可欠であります。そこで、人的被害についてはどのように情報を収集し公表することになっているのか、内閣府に伺います。
○吉川沙織君 今内閣府から答弁ございましたとおり、人的被害の数については防災基本計画に記載がある、これが原則ということでよろしいですね。
○吉川沙織君 今ほども答弁ございましたが、人的被害についての情報についての原則はあくまでも防災基本計画に記載があるとおりです。  ここに書いてある内容で今内閣府から答弁があったのは一点だけであって、ほかに何が書いてあるかといいますと、人的被害の数では都道府県が一元的に収集、調整...全文を見る
○吉川沙織君 今の御答弁からしますと、防災基本計画に人的被害の数等については都道府県が最終的に一元的に公表を行うとされたのは、近年の災害の反省を踏まえてということになります。  そこで、北海道胆振東部地震における情報公表に関して伺います。  政府は今回、関係機関から報告された...全文を見る
○吉川沙織君 今お伺いしましたのは、今回の検証をした上で防災基本計画を見直されるおつもりありますかありませんかでしたから、政府参考人でも結構です、いかがですか。
○吉川沙織君 見直しを行わないのでしたら、政府としての災害時における情報公表に係る方針を今回の件も含めて明らかにし、都道府県と災害時の情報公表の在り方について、今回の反省を踏まえ、ある程度共有しておく必要はあると思うんですが、いかがですか。
○吉川沙織君 昨今の災害を踏まえて、人的被害の数については都道府県が一元的に収集、調整、それから整理、突合、精査、広報も都道府県が行うと明記された意味を重く捉えて、今後は是非今回の件を踏まえてやっていただきたいと思います。  そこで次に、北海道胆振東部地震、西日本豪雨の共通課題...全文を見る
○吉川沙織君 非常用電源整備されていたとしても、今回の西日本豪雨、例えば愛媛県大洲市では防災行政無線、二十四か所あったけれども十か所以上が水没してそもそも使えなくなったなんということがありますので、その点から少しお伺いしたいと思います。  平成二十六年十月は、二十六年八月の質疑...全文を見る
○吉川沙織君 非常用電源自体は、今御答弁ございましたとおり、九〇・七%整備がされているということでございました。  次に、今、整備済み団体おっしゃっていただきましたが、非常用電源整備済み団体のうち使用可能時間を七十二時間以上としている団体について、数を伺います。
○吉川沙織君 今、二つお伺いしました。非常用電源を市町村において整備している団体は九割超えています。ただ一方で、七十二時間以上使用可能としている団体数になると一気にその割合は低下をして、三七・九%にまで下がってしまいます。  同じ調査の中にこういう問いもあります。非常用電源の使...全文を見る
○吉川沙織君 多額の費用、スペース、建て替え予定、それぞれございましたけれども、なぜこの問いを立てたかといいますと、平成二十八年二月に内閣府は大規模災害発生時における地方公共団体の業務継続の手引きを改定して、その中に、「近年の災害教訓を踏まえた見直し」、先ほどの防災基本計画も近年...全文を見る
○吉川沙織君 今、協定締結状況を把握していないとの御答弁でしたけれども、今後の非常用電源の整備状況の調査の項目に、今調査したいという旨おっしゃいましたけれども、毎年調査しているんであれば、これに協定締結の状況なんかも項目として追加して、燃料確保見込みも把握すべきではないかと思いま...全文を見る
○吉川沙織君 仮に非常用電源が整備されても、適切な設置、場所の問題も先ほどありましたけれども、適切な設置、燃料確保が行われていなければ本来の役割を果たすことができません。これらの目途が立っていない市町村に対し、どんな働きかけを消防庁として行っていくおつもりでしょうか。
○吉川沙織君 今の御答弁の中で重要インフラの緊急点検、それから国土強靱化という言葉並びましたけど、最後に来たのが、今までもう何回も、十年答弁いただいてきましたが、緊急防災・減災事業債の対象事業であることからその活用を検討することと、いろんなところにも繰り返し記載をされていますし、...全文を見る
○吉川沙織君 立法府の側からしっかりチェックしていきたいと思います。  次に、前回も質疑を行いましたが、市町村の防災体制について伺います。  国民の生命、身体を守る情報提供も、体制が充足していなければ十全にはかないません。災害時には地方公共団体が大きな役割を担いますが、果たし...全文を見る
○吉川沙織君 全体として体制を前に進めたいという思いは分かるんです。でも、やっと防災担当の職員数が調査をいただいて出てきた結果、三割の自治体で担当職員がゼロであるということが分かって、じゃ、分かった以上は、行政需要に応じたこれが適切な人数と言えるのか、災害対応を行う職員数がこれで...全文を見る
○吉川沙織君 これについては、本当に今もう各地、もう何年も前からこれについても質問させていただいておりますけれども、やっと職員数が出てきた、じゃ、それが適切な配置なのか、足りないのであれば国としてできる方策はないかと探っていくことは大事なことだと思いますので、引き続きお伺いしてい...全文を見る
○吉川沙織君 八月二日の当委員会におきましても、正常性バイアスについて久方ぶりに取り上げました。人間には情報を獲得してから行動に移すに当たっての大きなバリアがあるという特性があるとの指摘もなされています。このような災害時の心理的バリアを乗り越え住民が避難することこそが合理的な選択...全文を見る
○吉川沙織君 これまで、東日本大震災でもそれ以外の各種災害でも、例えば防災行政無線から命令口調でこれは逃げないと命に関わると感じ取った住民の方が自ら避難をされた例なんかもありましたが、これら住民の傾向や性質は地域差がないとは言えないと思います。地域によって避難行動に有効な情報の伝...全文を見る
○吉川沙織君 八月二日の当委員会での指摘踏まえまして、このワーキンググループの論点の一つとして掲げていただき、実際に前向きに議論していただいているということは、本当に住民の皆さんにいかに危機切迫しているということで行動に移してもらうかという意味で大変重要なことだと思いますので、是...全文を見る