吉田忠智

よしだただとも

比例代表選出
立憲民主・社民
当選回数2回

吉田忠智の2013年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月19日第183回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  安倍総理並びに安倍内閣の皆さんに初めて質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。  総理、通告にはないんですけど、お考えがありましたら見解をいただきたいと思いますが、さきの衆議院選挙、まあいろいろ、消極...全文を見る
○吉田忠智君 また、それらの課題についてはこれからじっくり議論させていただきたいと思います。  個別の当面の課題について質問させていただきます。  東日本大震災、未曽有の大震災、そして千年に一度と言われる大津波、そしてあってはならない原発事故が発生をして二年がたとうとしていま...全文を見る
○吉田忠智君 この子ども・被災者支援法、(資料提示)このパネルに付けておりますけれども、特に放射能への感受性が高い子供と妊婦の保護を重点に、避難したか、居住を続けているか、避難後帰還するかについて、被災者自身の自己決定権を国が全力で保障しようとするものであります。今日出席の皆さん...全文を見る
○吉田忠智君 いつまでに策定しますか。
○吉田忠智君 時期は言えないんですか。
○吉田忠智君 総理、大体、いろいろ議論はされて出尽くしている面があるんですよ。政治決断の時期にもう来ているんですよ。総理。
○吉田忠智君 森大臣、どうぞ。
○吉田忠智君 この法案、私も発議者の一人でありましたが、草案提出者の総意は年間一ミリシーベルト以上でございました。それから、先般院内集会に来られました双葉地方町村会も、年間一ミリシーベルトを超える地域を支援対象地域として指定することと要望されておられます。  委員長、あっ、委員...全文を見る
○吉田忠智君 続きまして、生活保護基準の引下げについて質問をいたします。  まず、先ほど少し総理から格差についてはお話がありましたが、貧困も含めて、貧困、格差に対する総理の基本的な認識を伺います。
○吉田忠智君 貧困と格差です。
○吉田忠智君 安倍政権になりまして、過去最多の二百十五万人が受給する生活保護の基準を三年間で六百七十億円削減をするという方針を明らかにされています。これは、憲法二十五条が保障する健康で文化的な最低限度の生活の基準を下げることである、水準を下げることであると、そのように考えています...全文を見る
○吉田忠智君 今回の生活保護基準の引下げに当たっての算定方法は、いわゆる年間収入第一・十分位、つまり世帯数の一〇%の低所得世帯、十に区切ったときの一番下の世帯で比較をしているわけでありますね。この原理的に最貧困層と比較して生活保護基準を下げるということになりますと、保護基準は際限...全文を見る
○吉田忠智君 昨日も議論がありましたけれども、この間、物価が上がったといいますか、消費支出が上がった部分は、耐久消費財というよりも、どちらかというとそちらの方は下がっているわけですね。食料品とかあるいは水道とか光熱費とか、そういうところが上がっているわけですよね。そういうところを...全文を見る
○吉田忠智君 引下げを容認するわけではありませんけれども、いずれにしても、これが生活保護基準の引下げによって影響が出ないようにしっかり対応していただきたいと思います。  この生活保護の関連で総理に最後に伺いますが、安倍政権はデフレ脱却を目指しているのは御案内のとおりですが、一月...全文を見る
○吉田忠智君 今回の引下げは最初に結論ありきということもございますし、極めて問題であるということを指摘をして、次の質問に移ります。  賃金引上げについてであります。  社民党は、デフレから脱却して景気回復を図るためにはGDPの六割を占める個人消費を回復させる、このことが極めて...全文を見る
○吉田忠智君 業績が良くなれば賃金を引き上げる、これはまあ当然のことですよね。  だから、言わば……(発言する者あり)だから、そうならないから具体的にどうするのと私はこれから質問しようと思っているんです。  じゃ、具体的にどうするんですか。
○吉田忠智君 今回の補正予算、本予算の中もそうですけど、企業に対する支援施策が随分盛り込まれています。それで、税制改正の中身も企業の減税のオンパレードですよ。そこまで手厚い内容にしているわけですから、この自由主義社会の中で余り言うのはいかがなものかとか誰か言っていましたけれども、...全文を見る
○吉田忠智君 また最低賃金の問題は後日やります。今は総理はいい。  最後に、地方公務員給与の削減の問題について質問をいたします。  まず、総務大臣、その制度の概要と理由をお聞かせください。
○吉田忠智君 私も地方公務員の給与をいたずらに上げろとか言っているわけではありません。それは、民間準拠の名の下で人勧も参考にしながら、使用者と職員団体で交渉してこの間も決めてきたわけでございます。  痛みをと言いますけれども、このパネルにありますが、既に地方公務員は定数を五十一...全文を見る
○吉田忠智君 総務大臣が各県知事、指定都市の市長、議長、市議会議長等に発出された文書にこういう一節があります。「長引く景気の低迷を受け、一層の地域経済の活性化を図ることが喫緊の課題となっています。 こうした地域の課題に迅速かつ的確に対応するため、平成二十五年度における地方公務員の...全文を見る
○吉田忠智君 総理から、総理から。答弁になっていない。委員長。
○吉田忠智君 終わります。ありがとうございました。
02月26日第183回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  本補正予算で公債を追加発行するために二十五年度の借換債の発行を抑制する必要が生じたことから、来年度予算では国債整理基金の埋蔵金七・二兆円を使って国債償還に充てることが予定をされています。  大震災直後、我が党も含め...全文を見る
○吉田忠智君 今財務大臣が答弁をされた最後の国債整理基金残高の圧縮による借換え発行抑制ということで、お手元の資料の左下にまとめられております。確かに前の政権が判断をしたことでありますけれども、私は改めて財務省の姿勢を問うているわけであります。  財務大臣が言われたように、日銀法...全文を見る
○吉田忠智君 私はこの一連の経過をやっぱり看過できない、そのように思っています。  当時、財務省内の誰もこういうことを、未曽有の大震災で、一刻も早くやっぱり補正予算、特に本格的な補正予算を復興に向けて組まなければならないときに、財源の議論をしている場合じゃなかったんです、あのと...全文を見る
○吉田忠智君 最後。財務省内におけるその当時の議論をきちんと検証して私は報告すべきだ、そのように思います。委員会への提出を求めます。委員長、お願いします。
○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  私は、社会民主党・護憲連合を代表して、民主党・新緑風会、みんなの党、生活の党、社会民主党・護憲連合提出の修正案に賛成、政府原案に反対の討論を行います。  野党四会派提出の修正案は、水膨れした公共事業費を縮減するとと...全文を見る
02月28日第183回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  本日は、貴重な御意見、ありがとうございます。  考えておりました質問がどんどん出るものですから、次々に切り替えてやらなければいけませんけれども。  まず、杉下参考人にお伺いしたいと思いますが、お話になかったんです...全文を見る
○吉田忠智君 ありがとうございました。  続きまして、山形参考人にお伺いをしたいと思いますが、この資料の中に開発貢献度指数ということの御説明がありまして、二十七か国中二十六位と。供与額としては五番目でありますけれども、率直に申し上げて、日本のODAや国際貢献は評価されていないと...全文を見る
○吉田忠智君 ありがとうございました。  続いて、お二人の先生にお伺いしたいんですが、原子力発電の輸出についてであります。  緒方貞子前JICA理事長は、あのような事故を起こして、日本が制御できないものを輸出するべきではないという御意見をこの委員会の場でもいただきましたが、私...全文を見る
○吉田忠智君 最後に、お二人の先生にまたお伺いしたいと思いますが、この参議院のODA特別委員会というのは、ODA特別委員会は衆議院にはございません。参議院の独自に取り組んでいる持ち味でもあるわけでありますが、この参議院のODA特別委員会に対する期待がありましたら、お聞かせいただき...全文を見る
○吉田忠智君 貴重な御意見をありがとうございました。
03月26日第183回国会 参議院 国土交通委員会 第2号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  大臣始め政務三役の皆さん、就任、誠におめでとうございます。  私が二年八か月前に参議院の議席をいただきまして国土交通委員に就任をして、太田大臣で六人目の大臣でございます。私が言っていいかどうか分かりませんけれども、...全文を見る
○吉田忠智君 具体的な試算というのはまだされていないということですか。
○吉田忠智君 委員長、是非、当委員会にその試算についてしかるべき時期に提出していただくようにお願いしたいと思います。
○吉田忠智君 このTPP、要するにメリット、いわゆる建設産業にとって、あえて言うとすれば、例えば海外展開が容易になるというようなことということでありますが、私はやっぱり机上の空論ではないかと、現状を見ますと、そのように思っています。  アジア新興国での土木等の設計基準は欧米基準...全文を見る
○吉田忠智君 いずれにしても、インフラはライフラインでありますし、午前中もメンテナンスというお話がありましたけれども、メンテナンスを担う地域の建設事業者はまさに地域の命綱でもございます。  TPP加入は、やはりアメリカと財界に極めて配慮する形でこの間、様々な対応がなされてきたと...全文を見る
○吉田忠智君 貨物自動車運送事業法第二十二条の二というのがありまして、これがこうした厳しい過酷な運転実態の改善には有効であると言われていますけれども、元請事業者が力関係を悪用して下請に不適切な運行指示を行うことを防止するというのがこの二十二条の二の趣旨なんですね。これがきちんと運...全文を見る
○吉田忠智君 その書面化についてはいつごろを目途にされるというふうに考えていますか。
○吉田忠智君 是非、早急に実効が上がるように取り組んでいただきたいと思います。  次に、鉄道貨物輸送について質問をします。  トラック業界の運賃ダンピングを放置することは、トラック輸送を鉄道輸送にシフトするいわゆるモーダルシフトの阻害要因にもなっています。鉄道は、言うまでもな...全文を見る
○吉田忠智君 JR貨物に対して鉄道・運輸機構の決算剰余金の一部を支援されたということで、国土交通省としても問題意識を持たれていることは承知をしておりますが、それでも、運輸収入の減少等もございまして厳しい状況は依然として続いているわけであります。  運送事業者にとってダイヤの設定...全文を見る
○吉田忠智君 是非モーダルシフトがしっかり進むように具体的な検討を進めていただきたいと思いますし、また、検討状況も見ながらまた当委員会で取り上げさせていただきたいと思います。  ありがとうございました。
04月17日第183回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第3号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  三月十五日に原子力災害による被災者支援施策パッケージが発表をされました。大臣は、支援法の目的、趣旨をしっかり読み込んで総合的に取りまとめた、必要な施策についてはこの対策で盛り込んだと考えていると会見をされています。 ...全文を見る
○吉田忠智君 確認しますが、国があらかじめ呼びかけてタウンミーティングという形で主催したことはありませんね。
○吉田忠智君 いずれにしても、この支援法の審議の過程の議論を踏まえていないと、そのようにまず言わざるを得ないと思います。  大臣は、必要な施策はパッケージに盛り込んだとおっしゃっておられます。一方で、パッケージの末尾には、今後とも、パッケージの拡充に向け、引き続き検討を進めると...全文を見る
○吉田忠智君 私ども、この支援法の策定にかかわった議員で議員連盟をつくっておりまして、逐次、何回も院内集会も開催をしておりますし、また被災者の皆さんの求めに応じて様々な意見を聞く場を持ってまいりました。私も被災者にお伺いをしましたが、やはり被災者の皆さんからは内容的にも不十分だと...全文を見る
○吉田忠智君 今回、原発事故発生時に福島県中通り、浜通り及び宮城県の丸森町に居住していた母子避難者等が高速道路無料措置の対象となりました。これは一歩前進であることはそうかもしれませんが、今回、特に福島県外である丸森町が支援対象に含まれた理由について伺いたいと思います。
○吉田忠智君 これまでほとんど全ての施策が福島県に限定されていたということを考えると、これは一歩前進であると思います。  私も、宮城県の住民の皆さんからお話を伺う機会がありましたが、やはり福島県外では放射能対策がほとんどなくて、悪く言えば自治体任せ、線量や汚染度に応じて対応して...全文を見る
○吉田忠智君 現に宮城県の一部である丸森町を高速無料措置という支援の対象にしておりますが、近隣にも線量の高い地域はありますね。母子避難されている方もおられますよ。一ミリを基準に自治体単位で支援対象地域を指定をして、そこに隣接していて実態上も同様の被害が想定される地域についても個別...全文を見る
○吉田忠智君 もう終わりますけれども、もう私は政治決断の時期になっていると思っておりますので、是非、基本方針の考え方を早急に、まず素案、素案というかベース、骨子でも結構ですから当委員会に提出していただきますように、委員長、取り計らいをお願いします。
○吉田忠智君 終わります。
04月25日第183回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第4号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  本日の議題であります特措法改正案では、公共インフラ復興の対象区域の居住制限区域、帰還困難区域への拡大、企業立地促進の対象区域の避難指示解除準備区域、居住制限区域への拡大が提起をされております。いずれも既存の施策の拡充...全文を見る
○吉田忠智君 ええ、そうです。
○吉田忠智君 いずれにしても、慎重に、慎重にまた対応していただきたいと思います。  関連をして、前回の委員会の続きでありますが、子ども・被災者支援法について質問をいたします。  基本方針の前提となる支援対象地域を画する放射線量の一定の基準については、これまでも一ミリシーベルト...全文を見る
○吉田忠智君 一般論で結構ですが、科学的に何ミリシーベルトを一定の基準とすべきという具体的な数値を指定した答申を出せるんですか。
○吉田忠智君 十六万人の被災者、避難者の方々が本当にこの支援法の施策を心待ちにしているわけなんですね。もう少し明確に答えていただけませんかね。
○吉田忠智君 具体的な数値を科学的になかなか確定をできないというのがこの放射線の性格でもあるわけでありますけれども、ICRPも、がんリスク、確率的影響は閾値がないと仮定しており、他のリスクや社会的要因との関係で防護レベルを決定するという基本的な考えに立っています。  復興大臣は...全文を見る
○吉田忠智君 支援対象地域、一定の基準について言及しているのはどこの何通ですか、どのような内容ですか。
○吉田忠智君 私も先般提出していただいたものを見ましたけれども、一定の基準を一ミリシーベルト以上にしないでほしい、より高い数値とすべきだという意見書はなかったというふうに認識しておりますが、そういうことでよろしいですか。
○吉田忠智君 いや、ですから、この高い数値でいいという意見書が出たのかどうか、それを聞いているんです。
○吉田忠智君 一ミリシーベルトということで書かれた意見書がかなりあったと私は認識していますけど、そういうことでいいですか。
○吉田忠智君 それを見て、もう先ほど申し上げたように政治的な決断をしていただきたい。避難されている方がもう悲鳴を上げているんですよ、大臣。
○吉田忠智君 自治体の声をそんたくして、あるいは捏造して、支援対象地域の指定を先送りをして、結果としてこの被災者支援法の具体的な施策の実施が立ち遅れているとしたら大変な問題だと私は思っています。大臣も、根拠もなく一ミリシーベルト以上に反対する意見があるというふうにこれまで言ってき...全文を見る
○吉田忠智君 この前の委員会でも申し上げましたように、政策パッケージを出されたということについては一定の前進であると評価をしています。ただ、やっぱり支援法の趣旨にのっとったパッケージにはなっていないということなんですね。  大臣、それは認識はされているでしょう。十分でないという...全文を見る
○吉田忠智君 これからまた、検討状況を踏まえてまた議論をさせていただきたいと思います。  大臣のリーダーシップを、政治決断を強く求めて質問を終わります。  ありがとうございました。
04月26日第183回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  TPPについて質問をいたします。  TPPは、米国を始めとする大企業の利潤追求に有利になるよう日本の社会を破壊し改造してしまうものであります。  自民党は、「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」と総選挙で公...全文を見る
○吉田忠智君 稲田大臣とはTPPの反対集会で何度も御一緒させていただきました。今の発言は極めて理解ができませんし、残念であります。  自民党は、二〇一二年三月九日、TPPについての考え方を発表し、六項目の判断基準を明らかにされました。官房長官に通告をしましたが、ちょうど記者会見...全文を見る
○吉田忠智君 有権者の皆さんは公約は六項目だというふうに理解をしているのではないかと思いますが、三月十五日の総理の交渉参加表明はその六項目に違反すると思いますが、いかがですか。
○吉田忠智君 自民党さん自身が三月十三日のTPP対策委員会の決議でこのように盛り込まれていますね。「先の総選挙において、自由民主党は、TPP交渉参加に関し六項目の約束を国民に対して行って選挙戦に臨み、政権復帰を果たした。これらの公約は、国民との直接の約束であり、党として必ず守らな...全文を見る
○吉田忠智君 聖域とは、さきの自民党決議にある農林水産分野の重要五品目、国民皆保険制度などではありませんか。
○吉田忠智君 いや、そういうことをこの委員会の、予算委員会のいやしくも場ではっきり言ってもらわないと私たち判断できないじゃないですか、国会の場で。  交渉参加については、昨日ですよ、USTRが日本のTPP参加を認める旨、米議会に通知して、九十日後の七月下旬にも承認されると言われ...全文を見る
○吉田忠智君 その米国の国内説明用に書かれたものについて異議があったら、どう対応されるんですか。
○吉田忠智君 アメリカに大幅に譲歩した日米事前協議がほかの参加国に伝えられまして、カナダは自動車分野での事前協議で日本側の大幅な譲歩を勝ち取ったと報道されています。カナダにはどのような譲歩を行ったんですか。事前協議の内容を明らかにしてください。
○吉田忠智君 全ての交渉参加国との事前協議の合意内容を委員会に開示すべきだと、そのように思います。  委員長、場合によっては秘密会にしてよいので、委員会で取り扱っていただきたいと思います。
○吉田忠智君 オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、チリ、メキシコは、例外は認めない、全品目を交渉テーブルにのせるべきと主張したと報じられております。事実ですか。  二月二十二日の日米共同声明でも全ての物品が交渉対象と明記されていますが、これは例外を認めない、最終的には全品...全文を見る
○吉田忠智君 いや、少なくとも相手国にはそのように受け止められているんじゃありませんか。交渉相手がそう解釈しているのに否定して訂正させないということは、それを是認したことになるんじゃありませんか。
○吉田忠智君 自民党石破幹事長は、重要五品目の関税について最初から一%も下げないという議論をしても仕方ない、甘利大臣は、どの項目を最終的にセンシティブ分野とするかは今後の交渉で決まる、最初から項目を全部並べて一歩も下がるなという交渉ではないとおっしゃられています。  甘利大臣、...全文を見る
○吉田忠智君 いや、このTPPがそもそもどういう経済連携かというのは御存じでしょう。自民党さんは野党のときから問題点を指摘されてきたじゃないですか。稲田さんを始めとして多くの方々が私たちと一緒に反対集会で反対だと言ってきましたよ。JA出身の方も、議員の方も、私たちと一緒に頑張りま...全文を見る
05月07日第183回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  日銀の大胆な金融緩和により円安、株高が演出をされ、何となく景気が良くなりそうというイメージだけが先行していると、そのように思っています。しかし、総理は先ほどの議論の中で良くなった数字も言われておりましたけれども、例え...全文を見る
○吉田忠智君 いろいろ聞きたいんですけれども、円安の対策で農林水産大臣にお伺いをします。  一次産業も直撃をしております。小型イカ釣り船の一斉休漁はお話がございました。施設園芸農家、あるいは畜産農家も大きな打撃を受けております。それぞれセーフティーネット事業も施設園芸、それから...全文を見る
○吉田忠智君 是非、異次元の対策を講じて検討していただきたいと思います。  いずれにしても、GDPの六割を占める個人消費が回復をしない限りは実体経済の持続的な好循環は望めない、その認識は一緒だと思うんですが、総理も経済界の皆さんに賃金引上げ要求をされました。しかし、残念ながら第...全文を見る
○吉田忠智君 最低賃金はまた引き続き議論をさせていただきます。  次に、政府が決断すればできること。  賃金の引下げ傾向は、国や地方公共団体の公共事業や公共サービスの外注においても見られます。この間、新自由主義的な政策によって、国や自治体の業務の民間開放、アウトソーシングが飛...全文を見る
○吉田忠智君 是非、好循環を生み出すために、最低賃金、公契約、決断をしていただきますように要請をしまして、質問を終わります。  ありがとうございました。
05月09日第183回国会 参議院 国土交通委員会 第3号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。委員の数が大分減ったようですけど、しっかり質問させていただきます。  まず、国の住宅リフォーム支援策について質問します。  住宅リフォームに対する支援策について、地方が独自で実施している住宅リフォーム助成は大変大きな波...全文を見る
○吉田忠智君 社会資本整備総合交付金は、地域の自主性を尊重するという制度の制約がある中で、なかなかこの事業そのものは難しい問題もあるというのは承知をしておりますが、しかし、地域経済の活性化や地域建設業の健全な維持にもつながるというものでありますから、是非国交省としても、知恵を絞っ...全文を見る
○吉田忠智君 住宅リフォーム助成、国交省も、財務省と折衝しながらこの予算の拡充についても努力をしてこられたということは評価をしております。こういう裾野の広い、経済効果の高い制度というものがもっと自治体でどんどんできるように、使い勝手の良い交付金の創設も含めて、是非これから踏み込ん...全文を見る
○吉田忠智君 民民の契約におきましても、公共工事におきましても、設計労務単価の引上げ分あるいは社会保険の三保険料の自己負担分が確実に従事者の手に渡るような実効性を担保できるかどうかが問題でございます。  大臣、この適正な賃金水準の確保に向けた改めて大臣の御決意をお聞かせいただき...全文を見る
○吉田忠智君 実際、設計労務単価の引上げを行いまして、それが従事者にしっかり行き渡るためにはやっぱり私は法的な裏付けが必要だ、そのように思いまして、先般、五月七日には公契約法の問題についても予算委員会で私も取り上げさせていただきました。  設計労務単価は、あくまでもこれは原則は...全文を見る
○吉田忠智君 ちょっと時間がありますので。  大臣、七つの自治体、今のところですね、公契約条例を制定しているわけですが、一定程度やっぱり役所が、そういう適正な賃金を確保するために、労働者に行き渡るようにするのが必要だということを認識されて自治体がそういう独自の条例を作っていると...全文を見る
○吉田忠智君 これは今後幅広く検討してくださるということでありますが、是非また、厚生労働省と国土交通省が一番中心的に進めていかなければならないことでありますので、是非積極的に制定に向けての検討をしていただきますように要請をしまして、質問を終わります。  ありがとうございました。
05月10日第183回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第3号
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○吉田忠智君 個別事案になりますが、ミャンマーのティラワ経済特別区開発事業について質問をします。時間が短いので、お手元に関係資料も配付させていただいております。社民党・護憲連合の吉田忠智であります。  ミャンマーのヤンゴン近郊ティラワ地区の約二千四百ヘクタールにティラワ経済特区...全文を見る
○吉田忠智君 JICAガイドラインでは、大規模非自発的住民移転を伴うプロジェクトについてはカテゴリAとしまして、非自発的移転を可能な限り回避すること、移転計画の策定及び公開を行うこととなっております。また、調査、検討すべき影響は不可分一体の事業の影響を含むとしております。  イ...全文を見る
○吉田忠智君 二月に日本政府がミャンマー政府に対して、住民への説明会の実施を含め国際的な環境基準に沿った開発を要請した結果、強制立ち退きが延期されていることは歓迎したいと思っています。  しかし、二月十四日に実施された住民説明会は、移転先や補償内容などの提示はなく、一方的なもの...全文を見る
○吉田忠智君 最後に外務大臣にお尋ねをしますが、ティラワ経済特区開発の深刻な問題を置き去りにしてフェーズ1だけが淡々と進んでいくということでよいのでしょうか。本事業に関する大臣のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
○吉田忠智君 外務省は、二〇一〇年、ODAのあり方に関する検討を取りまとめ、ODAの透明化を強く打ち出しています。また、ODAは相手国の国民の生活向上が大前提でありますから、そのことをしっかり踏まえて外務省としてもしっかり指導していただきたい、そのように思います。  大臣、いい...全文を見る
05月21日第183回国会 参議院 国土交通委員会 第4号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  これまでの委員の質問と若干重なるところもありますが、確認の意味も込めてお答えをいただきたいと思います。  今回の改正案は、耐震基準が強化された一九八一年以前に建てられた不特定かつ多数の者が利用する五千平米以上の大規...全文を見る
○吉田忠智君 国と地方相まって事業者の負担軽減になるわけですが、現在の御案内のとおり地方の厳しい財政状況を理由に、民間不特定多数利用大規模建築物に対しては耐震の補助制度を設けていない自治体も数多く存在しており、事業者の負担の地域格差が懸念をされているところであります。  地方公...全文を見る
○吉田忠智君 私の地元の大分県も温泉地であり、観光地でありますから、歴史のある旅館も数多く存在しております。もちろん、事業者の皆さんには耐震改修の必要性については十分御理解をいただいているわけでありますが、重い費用負担が課題であります。現実に国内旅行も低迷をする中で、自己負担分を...全文を見る
○吉田忠智君 どうぞよろしくお願いします。  耐震診断についても耐震改修についても、公平性と適正の確保が重要であることは言うまでもありません。補助金の透明性確保、あるいは事業者の自己負担支出という点からも、特に適切な耐震改修工法の選択、あるいは適正な価格かどうかが判断できるよう...全文を見る
○吉田忠智君 価格の適正や耐震改修の品質を維持する上でも、また地域の防災、減災に地域の構成員として主体的に責任を持ってかかわるという観点からも、改修工事に当たりましては地域の建設業者、工務店が担うのが望ましいと、そのように思います。  大臣にお尋ねしますが、系列会社やふだんのお...全文を見る
○吉田忠智君 耐震化の促進が、関係する事業者の皆様の負担軽減を図りつつ、地域の再生につながりますように要望いたしまして、質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。     ─────────────
05月23日第183回国会 参議院 国土交通委員会 第5号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  今般の法改正については賛成でございますが、補強する意味で何点か質問をさせていただきます。  まず、去る二十日に発生をしましたアメリカ・オクラホマ州の巨大竜巻によりまして少なくとも二十四名の方が亡くなり、また二百数十...全文を見る
○吉田忠智君 今回の法改正は、警報の上に新たに特別警報を設けると、そして、都道府県から市町村、市町村から住民等への特別警報の伝達を義務化をして、議論があります義務化をして、迅速、確実な情報伝達を図るというものであります。国民、特に地方公共団体の職員の専門性、防災リテラシーを高める...全文を見る
○吉田忠智君 次に、今回の法改正が実質的に機能するための気象庁の体制についてでございますが、気象庁の定員は気象庁全体で、二〇〇一年度は六千九十八人おられましたが、二〇一三年度、今年度は五千二百八十九人、また地方支分部局が、これは二〇〇四年度の数字ですが、四千二百九十一人から今年度...全文を見る
○吉田忠智君 大臣にもまた御決意を聞こうと思っておりましたが、先に答弁をしていただきました。  率直に、長官、本当にいま一度、直接所管する長官としてどのように思われているのか、お伺いします。
○吉田忠智君 これは通告にはありませんが、最近やっぱり気象情報というものが非常に重要性が認識をされてきまして、先ほど津波の御議論もありましたが、これをひとつビジネスチャンスととらえて、かなり民間会社もこういう気象情報を的確に売ろうということで参入も進んでいるわけでありますが。そう...全文を見る
○吉田忠智君 NHKも随分東日本大震災のことも教訓としまして力を入れてきたと思いますし、NHKを始めとして、お話のありましたマスコミそれから情報会社、これ緊密に気象庁としても国土交通省としても連携を図っていただきまして、今回の法改正の趣旨がしっかり生かされて、本当に被害が極小化さ...全文を見る
05月28日第183回国会 参議院 国土交通委員会 第6号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  道路法等改正案、港湾法改正案、いずれも賛成でありますけれども、提出された改正案、補強をするという立場で質問をさせていただきます。  まず、港湾法改正案についてでございます。  港湾の津波対策について、昨年三月五日...全文を見る
○吉田忠智君 今回の改正案に昨年の服部議員の意見も取り入れていただきまして、ありがとうございました。  東海地震では五分後にも津波が到達すると予測されておりまして、港湾の津波対策は緊急の課題です。港湾広域防災協議会について、また第五十条の七では同様に特定貨物輸入拠点港湾利用推進...全文を見る
○吉田忠智君 これまでも、埠頭施設の陥没などにより荷役装置が傾くなどの事故がありました。港湾で働く労働者の皆さんは、自らの安全の問題としてこうした施設等を日常的に観察をしておりまして、こうした現場の指摘で不具合や異常が発見されることも少なくないと聞いております。  第五十六条の...全文を見る
○吉田忠智君 いずれにしましても、港湾はハードだけではなくソフトが有効に機能しなければなりません。港湾広域防災協議会、特定貨物輸入拠点港湾利用推進協議会に港湾労働者の皆さんの意見が十分反映されること、また、輸入ばら積み貨物共同化によって港湾労働者の労働条件が損なわれることのないよ...全文を見る
○吉田忠智君 全国知事会、全国市長会を始めとして地方団体からの要望が出されているわけでありますが、地方団体に対しては国交省からどういう形で見解を示すようになっておられるんですか。
○吉田忠智君 是非、制度の趣旨、そしてしっかり国からの財政支援が行われるということを徹底していただきたいと思いますし、更に更に地方の負担が軽減されるようにまた検討をしていただきたいと思います。  最後に、道路法に関連して、東九州自動車道について質問します。  私も地元ですが、...全文を見る
○吉田忠智君 松下政務官もせっかく座っておられますので、国交省の中で御努力していただくということで決意を一言お願いします。
○吉田忠智君 どうもありがとうございました。
06月04日第183回国会 参議院 国土交通委員会 第8号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  本法案は水防活動への多様な主体の参画、また河川管理施設の老朽化対策や小水力発電の促進を図るものであり、賛成であります。  そこで質問をいたしますが、まず水防団の安全確保策についてでございます。  水防団員の皆さん...全文を見る
○吉田忠智君 どうぞよろしくお願いします。  次に、避難確保計画未作成の問題についてであります。  二〇〇五年の水防法改正では、浸水想定区域内にある八百七十三か所の地下街等で避難確保計画の作成が義務付けられておりましたが、実際に計画が作成されたのは三月三十一日時点で四百八十七...全文を見る
○吉田忠智君 大臣のおっしゃるとおり、自治体と協力して詰めれば実効が上がることですから、是非お願いします。  三点目、小水力発電について質問をします。  私の地元大分県は、日本一の再生可能エネルギー自給率とそれから供給量を誇る再生可能エネルギーの先進県であります。この自給率が...全文を見る
○吉田忠智君 この小水力発電を始め地域の再生可能エネルギーは、農林水産業の六次産業化とともに地域再生の車の両輪でありまして、しっかり支援をしていただきますようにお願いをしまして、質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
06月13日第183回国会 参議院 国土交通委員会 第9号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  先ほどは、ボーイングの787について、JAL、ANAの幹部に対する参考人質疑が行われましたし、そのことを踏まえて太田大臣からも答弁がなされましたけれども、私もボーイング787の問題について大臣並びに航空局長に質問をさ...全文を見る
○吉田忠智君 そもそも、問題になっておりますリチウムイオン電池は、熱暴走、自然発火の危険性があることから、国際民間航空機関技術指針や国際航空運送協会危険物規則においても特別の取扱いがなされています。これらの国際規則に基づいて、ANA、JALなど民間航空会社もリチウムイオン電池の荷...全文を見る
○吉田忠智君 エアバスやセスナなどもリチウムイオンをニッケルカドミウムバッテリーに設計変更していますよ。安全に万全を期すのであればバッテリーの設計変更を求めるべきですよ。航空機の製造工程は御案内のとおりモジュール化されておりまして、多数の部品を組み合わせていくすり合わせの技術によ...全文を見る
○吉田忠智君 平行議論なんですけど、航空局長、そういう答弁をされますけど、なかなか納得できません。これだけトラブルが発生をして、そして運航停止という状況が今なお続いているわけであります。やっぱり国民の不安を、安全に対する不安や不信を払拭をするのが私は航空行政の最大の責任だと、その...全文を見る
○吉田忠智君 やはり先ほど来、田中委員からも、大変心配をされて、航空会社に対して直接に意見を聞いたわけでありますけれども、航空会社はやはりこれだけの機器を、JALであれば八機、ANAであれば十九機も購入して、これを使わなければやっぱり経営に影響するわけですから、何とか動かしたいと...全文を見る
○吉田忠智君 委員長にお願いをしますが、このボーイング787の問題については、節目節目でこの委員会の場でも御報告をいただきたいと思います。
○吉田忠智君 また状況を逐次見ながら質問をさせていただきます。是非、何度も申し上げますが、国民の不安や不信を払拭するために万全の体制を取っていただきますように強く要請をしまして、質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  改正案では、倒産隔離型の不動産特定共同事業を可能とするため、届出によるSPCの創設を認め、不動産投資の専門知識を有するプロ投資家が、不動産特定共同事業者の信用力ではなく不動産の収益性に着目して投資することが期待をされ...全文を見る
○吉田忠智君 立入検査のお話が今ありましたが、四十条の立入検査はこれまで数件しか行われておりませんし、投機的取引の防止を目的としたものではありません。現状の措置は極めて不十分であると言わざるを得ません。  法改正により、地方都市の建築物等の再生事業が活発になり、地方経済の活性化...全文を見る
○吉田忠智君 期待は期待としてあるわけでありますが、結局、経済合理性だけでは、大都市の再生にはつながっても、地方の暮らしを支える施設の再生だとかまちづくりにはつながってこないわけで、それがこれまでの経験にもあるわけであります。まちづくりには公的な関与が不可欠だと考えます。  大...全文を見る
○吉田忠智君 法案そのものには賛成をいたしかねるわけでありますが、是非この運用に当たってバブルの防止と地方再生の投資に特段の配慮を求めて、質問を終わらせていただきます。
○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合を代表して、不動産特定共同事業法改正案に反対の立場で討論を行います。  本改正案は、倒産隔離型の不動産特定共同事業を可能とすることにより、大都市部での都市再生に投資を呼び込もうとするもので、大手不動産会社、ディベロッパー、ゼネコン、銀行、証券業...全文を見る
06月18日第183回国会 参議院 国土交通委員会 第10号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  本法案は、公共施設の管理運営権を民間企業に売却するコンセッション方式を国管理空港、地方自治体管理空港に導入するものであります。しかし、コンセッションにはそもそも根本的な矛盾がありまして、適正な水準に事業権料を設定する...全文を見る
○吉田忠智君 事業権料の設定というのは本当に難しいと思うんですが、本法案のコンセッション方式における事業権料の設定について、適正な対価は具体的にどのような水準になるんでしょうかね。また、どのように担保をするんでしょうか、伺います。
○吉田忠智君 非常に不明確だと思いますが、次に懸念をされるのが働く労働者への影響についてであります。  民間が運営するということになりますと、コストをカットするという目的で、労働者に対して安易な人件費の削減やリストラなどが行われる懸念もあります。運営権者が民間事業者に切り替わる...全文を見る
○吉田忠智君 具体的にどういう形で、国交省としては事業者に対してどういう基準で対処されるんですか、具体的に。
○吉田忠智君 そこも懸念されるところであります。  そこで、大臣、もう最後の質問ですが、空港施設の老朽化や安全対策など、民間空港運営権者による空港運営の安全性を事前事後においていかに確保していかれるのか、また、公正な事業者の選定やコンセッションフィーの設定、現場の雇用の安定など...全文を見る
○吉田忠智君 民間に、あるいは市場原理に任せれば何とかなるという甘い見込みで突き進んでいるように思えてなりませんが、いずれにしても、空港の運営は公共性、安全性の確保が大原則でありまして、これを損なうような法改正については問題があるということを申し上げて、質問を終わらせていただきま...全文を見る
○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合を代表して、民間の能力を活用した国管理空港等の運営等に関する法律案について反対の討論を行います。  本法案は、公共施設を公共団体が所有したまま、その管理運営権を民間企業に売却するコンセッション方式を国管理空港、地方自治体管理空港に導入するもので...全文を見る
10月24日第185回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  社会党以来、十七年ぶりの党首選挙によりまして選出をいただきまして、社民党党首の重責を担うことになりました。今後は、国民の皆さんの信頼を取り戻し、支持をしていただくために、党の改革、刷新に努める決意でございます。  ...全文を見る
○吉田忠智君 祝意をいただきまして、ありがとうございました。私の郷里の大先輩、村山先輩ではありませんけれども、巡り合わせの人生ということで、しっかり重責を果たしていきたいと思います。  次に、原発について早速移りたいと思いますが、この間、国会で議論があっておりますが、総理、汚染...全文を見る
○吉田忠智君 このことについて今日長々議論する時間はありませんが、国民の多くの皆さんはそのブロックされているという言葉に疑念を持たれているんじゃないかと思います。是非この疑念を晴らす努力をこれからしていただきたいと思います。  もう一つ、総理がオリンピックのプレゼンのときに言わ...全文を見る
○吉田忠智君 いずれにしても、今後はしっかり実情を見ていただいて、関係者の皆さんの意見を十分聞いていただいて、この支援法にも盛り込まれているわけでありますから、しっかり施策の充実に努めていただきたいと思います。  次に、原発事故の補償についてですが、社民党茨城県連合は、この間、...全文を見る
○吉田忠智君 東京電力は不満があればADRセンターあるいは紛争審査会に申し立てろと言っているわけでありますけれども、いずれにしても立証責任が被害者に課せられ、多大な時間と労力が掛かるということであります。  今、茂木大臣から一方的なということではないような答弁もありましたけれど...全文を見る
○吉田忠智君 事前にそういう了解を取られていないというふうに私は聞いておりますので、もしそういうこと、事前に了解をいただいていないということであれば撤回させますか。
○吉田忠智君 よろしくお願いします。  それから、東電が被害補償に対して事故から三年の消滅時効を援用するのではないかという懸念もありますが、この消滅時効援用を封じる特別立法を制定すべきだと考えますが、いかがですか。
○吉田忠智君 立法措置の動きが、議員立法でされる動きがあるというのは私も聞いております。是非、この放射能による被害というのは十年間では短過ぎると思いますので、十年間ではなくてもっと長くできるようなことも文科省はしっかり協議をして前向きに進めていただきたいと思います。  次に、放...全文を見る
○吉田忠智君 じゃ、何年以内に結論を出しますか。
○吉田忠智君 この課題はまた今後議論させていただきたいと思います。  三枚目のパネル、小泉元総理と安倍総理御夫人の昭恵さん、パネルの写真はちょっと差し控えましたけれども、家庭内野党の安倍昭恵さんも、原発輸出について、私は原発反対なので非常に心が痛む、原発に使っているお金の一部を...全文を見る
○吉田忠智君 私も是非、小泉元総理にお会いしたいということで今面会のお願いをしておりまして、また、安倍総理には引き続きまた決断を求めていきたいと思います。  次に、憲法、それから積極的平和主義についてでありますが、余り時間が、短くなってきましたが、総理、私は総理の所信表明演説の...全文を見る
○吉田忠智君 次に、積極的平和主義、総理が言われておりますが、総理がアメリカでスピーチをされたときの英語は、プロアクティブ・コントリビューター・ツー・ピース、余り私発音が良くありませんが、これは訳すると先制攻撃により平和貢献するという意味なんですよね。私たちが理解しておりますのは...全文を見る
○吉田忠智君 いずれにしても、総理の……(発言する者あり)いやいや、そういう、いずれにしても、この間の総理は、戦後六十八年間の平和国家としての重みに胸を張るべきだ、憲法九条の重みについてもしっかり私は理解していただいていると、そのように思っております。  ずっと今国会の総理の発...全文を見る
11月05日第185回国会 参議院 国土交通委員会 第2号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  JR北海道の問題について質問をさせていただきます。  二〇一一年五月、JR北海道石勝線のトンネル内で特急列車が脱線、発火するという重大事故が発生をいたしました。これを受けて、JR北海道は安全を最優先する企業として生...全文を見る
○吉田忠智君 いずれにしても、現場で働いておられる方々が一番中身を知っているわけでありますから、聞かれたということでありますけれども、しっかりまた聞いていただきたいと思います。  そこで、十月二十五日に出されました改善指示その二には、二項として、不良判定及び交換の基準を規程等で...全文を見る
○吉田忠智君 ほとんど現在監査結果を検討中と断言を避けておられるわけですが、これだけ断言をされたわけでありますけれども、それはどうしてですか。
○吉田忠智君 明確に指導、助言できるものは先行して行ったということなんですね。そういうことでいいんですね。  そこで、国鉄時代は、鉄道に関する法律、安全のための検査規程等は国が決定し、国が監査を実施してきました。しかし、二〇〇〇年の鉄道事業法の規制緩和を受けた二〇〇二年の鉄道に...全文を見る
○吉田忠智君 やや国土交通省の責任逃れに聞こえますけれども、いずれにしても、この間の規制緩和の検証ということも含めて、今後また議論をさせていただきたいと思います。  JR北海道では、一九八七年の発足時には一万二千七百二十人でありましたが、二〇一三年、今年時点では六千八百人まで減...全文を見る
○吉田忠智君 このことについても、じゃ、整理、分析の結果を踏まえて、また質問をさせていただきたいと思います。  いずれにしても、JR北海道は経営的には貨物と並んでやっぱり一番厳しいですよね。そこで、コスト削減のために解体検査などが外注化され、車両の安全管理がおろそかになっている...全文を見る
○吉田忠智君 この外注の問題についても、保安監査の結果を踏まえてお聞かせいただいて、また議論をさせていただきたいと思います。  JR不採用問題の半数以上の労働者が北海道であったように、JR北海道の技術断層は民営化に一因があることは間違いがないわけであります。JR北海道問題の解決...全文を見る
○吉田忠智君 しっかり検証していただきたいと思います。  それはJR北海道、JR四国が特に厳しいですけれども、JR東日本とかJR東海、西日本の置かれている状況、全然条件が違いますよね。大臣も言われましたように、人口密度は北海道も低いですし、積雪、寒冷というほかのところにはないコ...全文を見る
○吉田忠智君 最後に。
○吉田忠智君 また、集中審議も行われるようでありますから、JR北海道の社長にもしっかり私もお伺いして、また今日の議論を踏まえた質問もさせていただきたいと思います。  ありがとうございました。
11月07日第185回国会 参議院 国土交通委員会 第3号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  五日にもJR北海道の問題について質問をさせていただきました。  今日、実は衆議院よりも先に参議院で集中審議が行われるということでありまして、是非JR北海道の社長など経営陣にもおいでいただいて、また直接、状況、どのよ...全文を見る
○吉田忠智君 国土交通大臣も是非、側面的に御協力をいただきたいと思います。  したがって、おとといの質問を踏まえて、また引き続き質問をさせていただきます。  事はJR北海道の問題のみならず、私は、先ほど来議論がありますように、鉄道の安全を確保すべき国土交通省の監督責任もまた国...全文を見る
○吉田忠智君 是非、国民的な議論の材料になるような、また当然のことですが、国会の議論が深まるような報告にしていただきたいと思っています。  技術断層について、さきの委員会でも質問をさせていただきました。分割・民営化の際の大量解雇とそれに続く採用抑制によって、JR北海道では四十代...全文を見る
○吉田忠智君 いずれにしても、慢性的な要員不足がこういうエルダースタッフに現場の実務まで頼らざるを得ないという状況になっているわけでありまして、問題意識を持って対応していただきたいと思います。  車両の検査修繕について特にでありますが、業務委託、外注化が進んでいます。雇用の側面...全文を見る
○吉田忠智君 よろしくお願いします。  二〇一二年に会計検査院がJR北海道に対して行った検査では、多くの請負契約による車両の検査修繕において、示方書に基づく関連会社による検修調書、試験成績表等の報告書の作成、提出等が行われていないことが指摘をされております。  この会計検査院...全文を見る
○吉田忠智君 どうぞよろしくお願いします。  次の質問に移ります。  技術力低下の原因が全般的な要員不足にあることは間違いないわけでありますが、技術教育にOBを活用したり、いわゆるJR不採用問題千四十七名のうち希望者、適格者の短期雇用なども検討すべきではないかと考えますが、い...全文を見る
○吉田忠智君 北海道任せにするだけじゃなくて、しっかり指導していただきたいと思います。  二〇一一年九月にJR北海道が提出した安全性向上のための行動計画には、「九 安全に対する労使の取り組み」として、「安全風土の確立に向けて、労使間において、双方の信頼関係のもとに、建設的な対話...全文を見る
○吉田忠智君 国交省として、委員会でそのようなやり取りがあったということは報告できますか。
○吉田忠智君 お願いします。  以上、終わります。
11月12日第185回国会 参議院 国土交通委員会 第4号
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○吉田忠智君 社民党・護憲連合の吉田忠智です。  本法案は、海賊が多発する海域を航行する日本籍船において小銃を所持、使用する民間武装警備員の乗船を認めるものであります。  我が国は、諸外国に比べて銃器の所持、使用に極めて慎重な法体系を有しており、これに対する国民的なコンセンサ...全文を見る
○吉田忠智君 民間海上警備会社はいわゆる民間軍事会社の海上部門であることも多く、本法案が民間軍事会社の我が国における社会的な認知につながることは否定できません。  民間軍事会社は、戦争の低強度化、軍事のアウトソーシング等により存在感を増す一方で、イラクにおける二〇〇九年の市民虐...全文を見る
○吉田忠智君 衆議院では、自衛隊OBによる国産警備会社の育成を提案する質問も出る中、民間軍事会社をどのように考えるか国民的な議論が必要であります。  対象海域はソマリア沖・アデン湾と言われておりますが、法律上は具体的な地名は規定されておりません。国交省は、国際的に設定されたハイ...全文を見る
○吉田忠智君 次に、船長は船員法に基づき、指揮命令権、航海の安全確保、船内の秩序維持等の職務権限を有しています。現場の船員の皆さんからは、航海の安全確保のために必要とする御意見とともに、これまでの船長をトップとする船員秩序が崩れるのではないかとの懸念もお聞きします。  これまで...全文を見る
○吉田忠智君 次に、冒頭述べました民間軍事会社に対する規制が必要であるとの問題意識から、民間海上警備会社についても、先ほどから御議論がありましたけれども、二〇一二年五月にIMOによる暫定ガイダンスが作成されております。特定警備実施要領、特定警備計画、特定警備実施計画の策定に当たっ...全文を見る
○吉田忠智君 ありがとうございました。  以上で質問は終わりますけれども、海上限定、しかも警察活動に類似した警備に限るということで、国交省とすれば慎重に検討を重ねた結果であろうとは評価をしております。しかし、本法案が民間警備会社に社会的認知を与えることは否定できません。憲法九条...全文を見る
○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合を代表して、反対の理由を述べます。  法案は、二〇一二年のIMO、国際海事機構暫定ガイダンスに準拠し、民間武装警備員の乗船に当たっての小銃管理、特に国内への小銃の流入防止、小銃使用に当たっての比例原則など、国内法との整合性など一定の配慮が見られ...全文を見る
11月19日第185回国会 参議院 国土交通委員会 第6号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  我が党は、タクシーの行き過ぎた規制緩和の是正を求めてきておりまして、本法案に基本的に賛成でございます。提案者の皆様に心からの敬意を表します。  まず、厚生労働省に運転者の労働条件について伺います。  タクシー業界...全文を見る
○吉田忠智君 今、厳しい実態の報告をいただいたわけでありますが、次に、国土交通省に質問します。  輸送の安全確保は国土交通省の責務であります。賃金制度は労使の契約であると看過されてきたのですが、現状のタクシー運転者の賃金制度は輸送の安全と相入れません。累進歩合制については、国交...全文を見る
○吉田忠智君 そうした行政の立場での基本的な認識を伺った上で、提案者に質問をさせていただきたいと思います。  これらの運転者負担を放置した状態で初乗り運賃と爾後料金だけの公定幅運賃を決めても、労働条件は改善しないのではないでしょうか。  本法案では道路運送法に過労運転の防止を...全文を見る
○吉田忠智君 ありがとうございます。  次に、協議会等について伺います。  二〇一一年十二月、公正取引委員会から、新潟交通圏のタクシー会社の当初二十五社に対して排除措置命令と二億三千万円に上る課徴金納付命令が出されました。現行特措法の下、国交省主体で開かれてきた地域協議会にお...全文を見る
○吉田忠智君 関連するので順番変えますが、この新潟の問題は現在審判中でありますので軽々に言及できないことは承知していますけれども、全会一致で成立した現行法に基づく行為が価格カルテルと指弾されておりまして、私は公取の事実誤認だと考えていますが、国交省や国会にも責任の一端があると考え...全文を見る
○吉田忠智君 ありがとうございます。  最後の質問ですが、労働組合は現場を一番よく知る立場であり、当然協議会に入ると思いますが、協議会は当該地域の各産別労組を広く構成員として多様な意見を反映すべきであります。しかし、現状、一部地域では構成員の選出に偏りが指摘されています。  ...全文を見る
○吉田忠智君 是非、現場を一番よく知っている方々の声を反映させるという立場でまた御努力をお願いしたいと思います。  最後に、私は、本法案の採決、成立を、昨年十一月二十九日に亡くなった全自交労連の故待鳥康博氏にまず御報告したいと思います。氏は、タクシー運転者の人間としての尊厳を守...全文を見る
11月20日第185回国会 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第1号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智です。  青木先生、駒村先生、今日はお忙しい中、貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。  青木先生に三点伺いたいと思います。  今、安倍政権が進める経済政策について、アベノミクスと言われておりますけれども、そのこと...全文を見る
○吉田忠智君 ありがとうございました。かなり先生と見解が一致する点がありまして、安心しました。  それから、駒村先生に次にお伺いしたいと思いますが、やはり三点お伺いします。  日本は税制やあるいは社会保障による所得再分配機能が極めて低いと、また世代によっては逆転をする、マイナ...全文を見る
○吉田忠智君 ありがとうございました。
11月21日第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第6号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  三人の参考人の先生方には、お忙しい中、時間を取っていただきまして、貴重な御意見をいただきまして誠にありがとうございます。  まず、西山参考人に何点か伺います。  今日は日本版NSCについての参考人質疑でありますが...全文を見る
○吉田忠智君 ありがとうございます。  対米関係において苦い歴史的な教訓で沖縄の密約問題があるわけですが、歴史の表現者として西山参考人にお伺いしたいと思うのですが、歴代自民党の政府は一貫して否認をしてきました。そして、民主党政権の岡田外相時代に一部認める報告を作成をしております...全文を見る
○吉田忠智君 ありがとうございます。  私も、その密約をまず認定することから今回の法案の審議は始まらなければならないと思っています。  その沖縄密約問題もそうでありますけれども、歴代自民党政府が幾つか密約を隠蔽している問題について、西山参考人は「世界」の今年の十一月号に三つの...全文を見る
○吉田忠智君 ありがとうございます。  春原参考人それから落合参考人に同じ質問をしますが、先ほど春原参考人は、両法案セットでというふうに私は受け止めましたけれども、言論、報道、自由が担保されなければならないと、法案に、それから丁寧で深い議論が行われなければならないと、そのように...全文を見る
○吉田忠智君 簡潔にお願いします。
○吉田忠智君 大変貴重な御意見、ありがとうございました。
11月26日第185回国会 参議院 国土交通委員会 第8号
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○吉田忠智君 社民党・護憲連合の吉田忠智です。  三人の参考人の皆様には貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。それぞれに質問、参考人に質問させていただきたいと思います。  まず、淺野参考人、地域公共交通の現状、この本日議論しております交通政策基本法についての認...全文を見る
○吉田忠智君 ありがとうございました。  続きまして石田参考人に伺いますが、交通権、移動権は理念的には素晴らしいが、実現する手だてが十分ではなく、時期尚早であると思料すると書かれております。  私も、今回の交通政策基本法案の中で移動権の保障が盛り込まれなかったことは極めて残念...全文を見る
○吉田忠智君 ありがとうございました。  続いて土居参考人に伺いますが、土居参考人が列挙されている、問題点としておっしゃられたことは私もよく理解ができます。  ただ、この交通政策基本法、土居参考人は反対ということでありますけれども、しかし、これはやっぱり法案としてはしっかり通...全文を見る
○吉田忠智君 ありがとうございました。  以上で終わります。
○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智です。  先ほど広田理事、田城理事からもこの間の経緯についてのお話もございましたが、我が党は旧社会党時代の一九八九年に法案を発表して以来、二〇〇二年六月の民主党と社会民主党の共同提案、そして二〇〇六年十二月の再提案と、交通基本法の成立...全文を見る
○吉田忠智君 争いのような状況になる可能性があるからそもそも明記しないというのは、早期に基本法を制定するという観点からは一つの工夫だったかもしれません。が、私はいささか禍根を残した、そういう思いもいたしております。移動の権利の理念や判断基準、指標といったものを整理する必要があるの...全文を見る
○吉田忠智君 是非検討の場を設けていただきますようにお願いをしておきたいと思います。  第十三条、法制上、財政上の措置について質問をいたします。  移動権については、形式的に法文上明記するか否かにこだわらず、具体的施策を講じることで実質的に保障していこうという方向性だというふ...全文を見る
○吉田忠智君 是非、交通政策基本法が成立をしたならば、それを受けた形での来年度予算、目に見える形で是非示していただきたいと思っておりますし、実質的に移動権の保障につながるように、また特段のお取組を要請をしたいと思います。  次に、地方バスの現状について質問します。  第十三条...全文を見る
○吉田忠智君 私が最後の質問ですが、本日の一連の質疑を踏まえて、今後の地域公共交通の維持、拡充に向けた大臣の御決意を是非伺いたいと思います。
○吉田忠智君 ありがとうございました。  私は、民間事業者の皆さんが今懸命に御努力をされて、そして行政がそれに支援をするというのは、私は、これは当然、本来公的機関が受け持つコストであると、そのように考えております。そういう立場で是非一層地域公共交通への支援を拡充をしていただきた...全文を見る
11月28日第185回国会 参議院 国土交通委員会 第9号
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○吉田忠智君 トリを務めます社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  JR北海道の集中審議は今日で二回目でありますが、前回、社長始め経営陣の皆さん、来ていただくことを期待をしておりましたが、残念ながら来ていただけませんでした。本当は会社に聞きたいことを事前にもう大臣を始め...全文を見る
○吉田忠智君 十月三十日の国交省からの返答はどのようなものだったでしょうか。また、十月三十日から十一月十一日まで、国交省とはいつ、どのようなやり取りをしましたか。
○吉田忠智君 国交省に今日は聞くつもりはなかったんですけど、ちょっとどうしても聞く必要が生じたんですが、電話で指示しただけで二週間近く事業者任せということだったんでしょうか。  鉄道局長、通告はないですけど。
○吉田忠智君 分かりました。じゃ、後日またお伺いします。  いずれにしても、はっきり会社の方から言っていただけないのは残念であります。  十一月二十二日の衆議院での集中審議で、計九か所の保線管理室で改ざんを認められております。保線管理室は全部で四十四か所であります。四十四か所...全文を見る
○吉田忠智君 おおむね二割が廃棄されていたというふうに理解をしました。  それで、この九か所での改ざんという事実を国交省に報告したのはいつですか。
○吉田忠智君 先ほどの質問と重なるところがありますが、改めてお伺いします。  データの改ざんや野帳の廃棄などは常態的に、また組織ぐるみに実行されていたのではありませんか。
○吉田忠智君 十一月二十二日の公表を受けて、国交省は、二十四日に大沼、滝川の二か所、二十六日に室蘭保線管理室での改ざんを確認をしました。国交省の確認が後手後手に回っている印象は拭えません。改ざんや原簿の廃棄という監査を妨害するような行為は国交省も想定していない事態で、鉄道事業法第...全文を見る
○吉田忠智君 是非、担務から外して専念できる体制をつくっていただきたいと思います。  技術の継承、技術断層の問題の解決に向けてどのようにこれから取り組んでいかれますか。
○吉田忠智君 しっかり取り組んでいただきたいと思います。  労使安全会議、今日何人かの委員の方から御質問、提案もございましたが、私もさきの集中審議において国交大臣にもお伺いをして、その議論はお伝えいただいて、また衆議院の集中審議でも議論いただいて、今日先ほど社長から、四つの組合...全文を見る
○吉田忠智君 どのくらいの周期でどういう形でやろうとお考えですか。
○吉田忠智君 是非、風通しの良い民主的な運営を心掛けていただきたいと思います。  次に、従来の経営自立の再考という点で質問をさせていただきます。  JR北海道は、申すまでもなく人口密度の低い広大な地域をカバーをして、積雪、寒冷などのコストも掛かるという鉄道事業単体では利益を出...全文を見る
○吉田忠智君 社長を始め経営陣の皆さん、そして社員の皆さん一丸となったJR北海道の再生に向けて御尽力をされますようにお願いを申し上げまして、質問を終わります。  ありがとうございました。
12月04日第185回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第2号
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○吉田忠智君 社会民主党・護憲連合の吉田忠智でございます。  まず、いわゆるみなし仮設について質問をいたします。  東京電力福島第一原発事故以降、自主避難者も含め多くの避難者が、災害救助法に基づく民間賃貸住宅等を活用した応急仮設住宅の供与を受けています。子ども・被災者支援法の...全文を見る
○吉田忠智君 はい。
○吉田忠智君 復興庁としても国交省としても適切に対応すると、これから検討していくということなんでありますが、検討に当たって見解も一点伺いたいんですが、これまでみなし仮設で住居費は発生していなかったわけですから、公営住宅への入居に当たっても激変緩和を図るべきだと、そのように考えます...全文を見る
○吉田忠智君 是非、幅広い皆さんの意見を聞いて、切実な要求を踏まえて検討していただきたい、成果が上がるようにしていただきたいと思います。  次に、先ほど来議論があっているわけでありますが、原発事故に関する健康影響の調査、健康診断についてであります。  東京電力福島第一原子力発...全文を見る
○吉田忠智君 周辺地域の市町村や住民の間では、甲状腺検査を含む健康調査を求める声が強いわけですね。しかし、県レベルではその結果を丸めて、そして正式に意見も聞かずに健康調査が必要ないと結論付けているわけですが、これは私は余りにも乱暴ではないかと思います。  専門家会議は、上記四県...全文を見る
○吉田忠智君 是非、検討いただきたいと思います。  確かに、スクリーニング効果もあるのでしょうが、十一月十二日現在、福島県県民健康管理調査では、甲状腺がん二十六名、疑い事例三十二名、良性一名、計五十九名という結果であります。  復興庁は、今こそ被災者、避難者の立場に立つべきで...全文を見る
○吉田忠智君 先ほど来、私が申し上げたこと、そしてほかの委員の方からの強い指摘もありましたから、そのことを踏まえて検討をしていただきますようにお願いをしまして、質問を終わります。  ありがとうございました。