蓮舫

れんほう

選挙区(東京都)選出
立憲民主・社民
当選回数3回

蓮舫の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
08月05日第160回国会 参議院 厚生労働委員会 第1号
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○蓮舫君 私は、七月十一日に初当選をさせていただき、これから参議院議員として皆様と御一緒にお仕事をさせていただきます蓮舫でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず、参議院議員選挙、最大の争点は年金だったことは言うまでもないと思いますが、同時に、実に多くの皆様方の関心...全文を見る
○蓮舫君 随分最近になって気付かれたということですから、随分長く気付かれなかったと。  御長女は私と同い年だと思いますが、三十六、三十七になられるんでしょうか、もう既にお子様をお育てになられて、大臣はお孫さんもいられるおじいさんと伺っておりますけれども、子供さんを育てていらっし...全文を見る
○蓮舫君 今御指摘のとおり、育児休業取得率、女性は六四%、比べて男性は実に〇・三三%という非常に極めて低い数字。働き方というのを改めて本当にお考えいただきたい、考えるだけのみならず、是非実行していただきたいと、このようにお願いを申し上げますが。  少子化。父親の育児不参加のみな...全文を見る
○蓮舫君 働き方というのは言葉で言うと非常に分かりやすいんですが、もっと具体的にお伺いしたいんですが、今子供を育てていらっしゃって、二人目、三人目どうしようかと、あるいは、これから子供を持ちたい、持つかもしれないと思っていらっしゃる御家庭の方たちにどうぞ安心してお子さんを産んでく...全文を見る
○蓮舫君 待機児童が三万人と、短いコメントで軽くおっしゃいましたが、一人一人の御両親にとりましては待機、待っている間というのは本当につらいお気持ちであるということを是非御理解いただきたい、その上で政策を進めていただきたいと、このように思いますが、今大臣、児童手当というところに言及...全文を見る
○蓮舫君 なかなか、皆さんに支えてもらっていると思えるような現実味のある数字、金額だと私は到底思えないんですが、では、少子化対策、いろいろ大臣も率先しておやりになられているというお話を今賜りましたが、どうしてそこまで一生懸命頑張っておられるのに、残念ながら子供さんの数は減っておら...全文を見る
○蓮舫君 その後、山本議員の調べで明らかになりましたが、集計結果が中間報告として五月の二十四日に厚生労働省の統計情報部長に提出されております。それから十二日後に年金法案、強行採決という非常に残念な手段で可決をされました。その後、五日たって六月の十日の午後、大臣にその数字の説明があ...全文を見る
○蓮舫君 本当に、子供を持つ親として、あるいはこの国を支えている構成員の一人として、恐らく多くの方たちが同じ思いなんですが、大臣と厚生労働省が情報が緊密に取れていない、それによって将来の非常に多くの方たちが不安に思っている年金改革法が通ってしまうということ自体不思議でならないんで...全文を見る
○蓮舫君 少子化対策は何も今一生懸命やらなければいけないと近々に発生した問題ではなくて、一番最初に少子化対策大変やらなければいけないと言われたのは、たしか平成二年、一・五七ショックと言われたときだと思います。あれからもう十四年がたっていて、それから先がどんどん下がっている。  ...全文を見る
○蓮舫君 病児保育も病後児保育も絶対的に数が足りません。増えてきたというのは何をもって増えてこられたという数字なのかよく分かりませんけれども、今すぐ、水ぼうそうとかあるいは様々な病気、おたふく病になる、伝染病になった場合に休まなきゃいけないときに、周りで病児保育、病後児保育を行っ...全文を見る
○蓮舫君 今の御答弁は、育児・介護休業法改正案は、一日も早い改正を厚生労働省としては望んでいると御理解してよろしいでしょうか。
○蓮舫君 その上で一つ、本当に普通の感覚で思って不思議なことが一つございます。看護休暇制度を利用できる対象者はお子さんが就学前の、就学前のお子さんを持っていらっしゃる御両親に限定をされているんですけれども、これはどうしてお子さんが小学校に上がる前までなんでしょうか。
○蓮舫君 大臣のおっしゃるとおりだと思いますけれども、ただ、子供を育てている一人の母親としての立場で思うのは、子供というのは、小学校に上がったから急に熱を出さなくなるとか病気をしなくなるというものではなく、学校に行ったからこそなおかつ活動範囲が広くなって、部活ですとかクラブですと...全文を見る
○蓮舫君 時間の関係で最後の質問をさせていただきたいと思うんですけれども、今いろいろお話をお伺いしていて、働き方とか、あるいは家庭への経済支援とか家族の在り方、こういうものを本当に総合的に見て細かなケアをしていかなければ少子化対策というのは決して前に進むことがないと、私はこれまで...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございました。
11月08日第161回国会 参議院 行政監視委員会 第2号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫でございます。  尾辻大臣とは厚生労働委員会でも御一緒させていただいておりますので、これまで率直な御意見というのも何度も拝聴させていただきました。これまでの担当大臣とは違って、非常に新鮮な御意見が多うございます。是非、その率直な御意見に沿って強力...全文を見る
○蓮舫君 いま一度確認させていただきます。端的にお答えいただきたいんですが、新エンゼルプランは少子化対策として効果のある実施計画でしょうか。端的にお願いいたします。
○蓮舫君 効果あるべくして作られた。総務省の政策評価でも、着実に進んでいる。ではなぜ、不思議でしようがないんですが、子供の数はどんどん減っていって過去最低になっているんでしょうか。いかがでしょう。
○蓮舫君 いや、正におっしゃるとおりで、ただ、少子化というのは、大臣が五年前に御尽力を尽くされて新エンゼルプランを作られたときに始まったものではなくて、いわゆる専門家の間で一・五七ショック、一九八九年のことですが、日本の少子化がとんでもないことになると大変騒動になったのが今から十...全文を見る
○蓮舫君 待機児童が毎年毎年五万人ぐらい減らすために頑張ってこられたとおっしゃいますが、不思議なデータがあるんですよね。  保育所の数も確かに増えていますし、厚生労働省の皆様方の御努力によって解消されてきているとは思いますが、全国で二万二千四百九十か所ある認可保育所、保育所の定...全文を見る
○蓮舫君 伍藤局長、もう一度。  公立がおしなべて定員を満たしていない理由は何ですか。
○蓮舫君 公務員制度の限界があるということでございましたが、利用者からしますと、やはり公立の保育所、認可保育所の中でも公立というのは、国の保障がある、安全で安心で経済的負担も低い、だから人気がある、こういうふうに理解していると思います。  また、私、個人的に思うんですけれども、...全文を見る
○蓮舫君 では、私の方から、どれぐらいニーズにこたえていないのか。平成十五年で、延長保育を行っている認可保育所、全認可保育所の半分です。それから、休日保育事業を行っているのが五百二十五か所、実施率は二・三%、一割にも満たないです。  どうなんでしょうかね、正社員とか非正社員とか...全文を見る
○蓮舫君 いつ答えが出るんですか。
○蓮舫君 ごめんなさい、もうちょっと細かくお答えいただきたいんですが、時間が無駄なので、今度お時間を取っていただいてゆっくりお話をさせていただきたいと思います。  話を変えます。  伍藤局長に引き続きお伺いしますが、平成十三年に小泉総理大臣が待機児童ゼロ作戦を進められました。...全文を見る
○蓮舫君 現実的な御判断について、いま一度お伺いいたします。  初歩的なことなんですが、認可保育所に入りたくて、でも定員が一杯で入れないからお待ちくださいというのが待機児童だと私は理解しておりましたが、この新定義によりますと、待っているにもかかわらず、その間仕事がある、どうして...全文を見る
○蓮舫君 いましばらく我慢していただきたい、やはり新定義でずっとお進めになられるんだと思いますが、これは是非大臣、お考え直しをいただきたいと思いますが、なぜかというと、待機児童にカウントされない、認可保育所に入りたいけれども入れないからしようがないから、例えば自治体の、東京でいう...全文を見る
○蓮舫君 質問をもう一度繰り返します。  墨田区、大田区、全国比較で比較をする場合に、まず一つだけ例を挙げると、東京都の墨田区、大田区では、月齢、年齢によって違いますが、一人につき二万円前後、東京都の認証保育所では四万から六万でございます。この格差があるから、一人産んで二万円、...全文を見る
○蓮舫君 よく分かりました。  続きまして、大臣、先ほど保育の問題だけではなくて、広く教育も含めて、専業主婦の方も含めていろんな施策を講じることが少子化対策になるという思いが五年前あって、それが新エンゼルプランにつながられるというお話でございました。この総務省の新エンゼルプラン...全文を見る
○蓮舫君 伍藤局長、続いてお伺いしたいんですが、今、大臣がおっしゃったように、基本的にはその方向で賛同される、ではどういう知恵があるのか。例えば各国では、フランス、出生率が増えた。これいろんな施策を講じているんですが、個人所得税、N分のN乗方式、子供の数に応じて所得税の税負担が軽...全文を見る
○蓮舫君 新新エンゼルプラン。
○蓮舫君 どの時点で取り入れる努力をされるんでしょうか。いつまででしょうか。もう常にもう待ったなしというのが日本の少子化でございます。私などに言われなくても重々承知されているんではないかと思いますが、一・二九でございます。このままの出生率というのが続いたら、はるか先ですが、五百年...全文を見る
○蓮舫君 早期に達成する、今日のこの三十分だけでもう何度も聞いている言葉でございます。具体的に目に見える形で達成していただきたい。そのために政治ができることは全力でやっていきたいと、これは与野党ともに少子化に対しては異論のないところではないかと、私はそのように確信をしております。...全文を見る
○蓮舫君 この矛盾をどうにかしていかなければ、やっぱりこれから子供の数を、増えていくというのは、どんなに楽観的に見積もっても私はそれは空理空論だと思っております。  ちなみに、今矛盾だらけと大臣がおっしゃったんですが、伍藤局長、これあれですかね、やっぱり一般財源化する途中、いろ...全文を見る
○蓮舫君 配置基準を上回る人員を使っているとか、あるいは様々なサービスをしていて、だからこれまでの値段が安過ぎたものを高くしたというようなことなんでしょうけれども、それは中身の議論の問題であって、預けていらっしゃる保護者にとっては値段が高くなったという結果自体が非常に重く受け止め...全文を見る
○蓮舫君 断固反対、断固は外してもいいということでした。反対も断固も同じだとは思うんですが。ただ、今自民党と政府の間でこの三位一体改革においては議論が進められておりますが、不思議なんですけれども、総理大臣は骨太改革の中で、これはもう絶対やるんだ、断固としてやる。で、地方に案を出し...全文を見る
○蓮舫君 代替案は出されているのは見ました。生活保護、国保、児童扶養手当だったと思っております。大体値段も九千億円前後で、地方六団体が提案している額とリンクしているわけなんですけれども、私、ここ不思議でならないんですけれども、三位一体改革、何のために行われるのか。最終的には地方分...全文を見る
○蓮舫君 削減案取りまとめの期限は今月の十八日でしたか。もう時間がございませんね。  この中で大臣は、三位一体改革では地方の提唱した案より厚生労働省が提案した独自の案の方がより優れているとお考えでしょうか。
○蓮舫君 現実的というのはどういう部分ででしょうか。ちょっと分かりやすく、こういう議論が余りにも外に出ていない。大臣の口からどうしても説明を聞きたい。その上で私たちも考えたい。なぜならば、この三位一体改革の方向性いかんによっては、我々民主党・新緑風会も、子供政策を議論するに当たっ...全文を見る
○蓮舫君 その議論の延長線で、先ほど大臣の御発言になった反対していくという意味合いも含めますと、地方六団体の提案している内容には沿わない形で厚生労働省独自の、国としてこれがいいんだと思われる今の議論の延長で三位一体改革は取りあえずいったん決着が付くと私どもは理解してよろしいんでし...全文を見る
○蓮舫君 こうした政界というのは私は入ってまだ日が浅いものですからよく分からないんですが、仮にこれから先の議論で、まあ文科でも国交省でも議論がいろいろな部分でなかなか詰めることができなかった場合に、総理が最終的にもう地方六団体の案を何よりも優先してやるんだというような判断をされた...全文を見る
○蓮舫君 そのときの時点というのはいつなんでしょうか。済みません、本当に大臣の心の中で思っていることがあるんだと思います。なかなか御発言できないでしょう、こういう場所では。でも、その発言とかその方向によっては、我々もどういうスタンスで議論を展開していくのか、どうやって子供の問題を...全文を見る
○蓮舫君 伍藤局長はどう思われますか。これまで子供の問題、家庭の問題を担当でおやりになられていて、地方六団体が民間保育所運営費あるいは児童福祉関係三千九百四十億円を、これを補助金をカットしてくれと言うからには、それは単純に子供の部分は下さい、そういう言葉ではないと思うんです。余り...全文を見る
○蓮舫君 よく分かりました。  大臣、ちょっと少子化対策にもう一度戻らしていただくんですが、これまで保育所の問題等を含めて、働く女性、働く男性、そうした御両親に焦点を当ててお話をお伺いしてまいりましたが、専業主婦対策、専業主婦が子供を持って感じる育児負担について、これは大きなも...全文を見る
○蓮舫君 厚生労働省の方たち、本当に皆さん御努力をされていろんな知恵を使われてお仕事をされているのはよく分かる。でも、子育て支援センターとかファミリー・サポート・センターとか、子供を産んだ直後の方たち、仕事を両方がしている、あるいは子育て新米ママの専業主婦の方たち、ほとんどの方が...全文を見る
○蓮舫君 伍藤局長にお伺いしたいんですが、正に反省をしていただきたいと思うことがある。平成十三年度、さっきから何度も言っていますが、小泉総理の待機児童ゼロ作戦、これを始めるときのキャッチフレーズ、びっくりしました。待機児童をなくすんだ、様々なサービスを増やして、待っていらっしゃる...全文を見る
○蓮舫君 今言った無駄がないように、確かにこれは社会保険庁の監修料なんかを見ていると無駄だらけだなという感じがいたしますが、子供に関しては無駄があってもいいんじゃないですか。無駄があって初めて、後々、これはこんなに予算は要らなかったねということがあっても、預ける人たちが安心できる...全文を見る
○蓮舫君 是非かみ合った討論をいただきたいと思うんですが、お伺いしたことに対して違うことを長く語られるのは、これほどストレスたまることございませんので、是非よろしくお願いいたします。  時間がなくなりました。最後に大臣、少子化対策。今日は新エンゼルプランの行政評価についてお話を...全文を見る
11月12日第161回国会 参議院 本会議 第6号
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○蓮舫君 私、蓮舫は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま御提案のありました児童福祉法改正案に関し、担当各大臣に質問をさせていただきます。  私は、幼い子供が虐待によって命を落とすことをどうして防ぐことができないのか、親の支援や愛情ではなく暴力を受ける子供がどうして増えていくの...全文を見る
11月17日第161回国会 参議院 少子高齢社会に関する調査会 第3号
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○蓮舫君 民主党の蓮舫でございます。  二問、文科省と厚生労働省にお伺いいたします。  まず、文科省なんですけれども、説明ありがとうございました。  よく分かったんですが、二ページ目にある地域教育力再生プラン、新規の事業ですけれども、子供の居場所を設けてという話なんですが、...全文を見る
11月25日第161回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫でございます。大臣、どうぞよろしくお願いいたします。  まず、大臣にお伺いいたしますが、来春から虐待を疑われる児童の新たな通告先として市町村が加えられます。市町村と児童相談所の役割分担を国としてどのようにしていこうとお考えでしょうか。
○蓮舫君 済みません。一次はどっちで、二次はどちらでしょうか。
○蓮舫君 伍藤局長にお伺いいたしますが、虐待対策というのは、これまで市町村が行ってきた育児支援のような相談や支援ではなくて、虐待の通告を受けて虐待を疑われる児童の安全の確認をするよう努めると、介入型の取組になってくるわけですが、新たな介入型の業務を担うために、どうやって市町村に専...全文を見る
○蓮舫君 初動判断を誤ると子供の命にこれかかわってくる大変大きな判断を市町村の窓口に担当させることになってくるんですが、この軽度の虐待と重度の虐待、市町村がどうやって今の体制で行うことができるんでしょうか。
○蓮舫君 これまで百二十五件、百二十七人の子供の命が虐待によって失われております。その中で、児童相談所を始め関係している機関が何らかの形でかかわっていて、虐待の認識があれば救えたかもしれない命が七割という、厚生労働省が検証結果で明らかにしておりますが、そのガイドラインも当然大切に...全文を見る
○蓮舫君 保健師と児童福祉司のケースワークというのはもうまるっきり違うところがあると思うんですけれども、二万七千件もの児童虐待相談を今、千八百人の児童福祉司がすべて対応しているというこの非常に人材不足の実態。そんな中、子供の命に直結する判断を、人材の確保を市町村に任せることで十分...全文を見る
○蓮舫君 大臣にお伺いいたします。  児童虐待の予防とか早期発見、防止に関しては、地方公共団体だけではなくて国も当然これ責務を負っている。そうすると、市町村が相談型ではなくて介入型の虐待に対応する業務を新たに担うということであれば、知識、技術の伴った児童福祉司を置くという、国の...全文を見る
○蓮舫君 続いて、児童相談所についてお伺いをしてまいります。  児童相談所の仕事というのは、通告を受けて、児童の安全確認、あるいはその必要があれば一時保護とか親子分離、あるいは最終的には親子の再統合と非常に幅広うございます。そのすべてを児童相談所すべてが担っている。普通のお子さ...全文を見る
○蓮舫君 総務省にお伺いいたします。  児童福祉法施行令では人口おおむね十万から十三万人が標準を定めているんですが、この十年間で虐待相談の処理件数は十六倍、この間、児童福祉司の数というのはわずか一・五倍になっただけです。  総務省は、十四年度予算でこの地方交付税の積算基礎人員...全文を見る
○蓮舫君 児童福祉司が子供の命にかかわる非常に有意義な意味のある仕事をしていることを考えると、その数というのはとっても大きな問題になってくると思うんですね。五万人に一人に欲しいという要請もあると聞いておりますけれども、この六万八千人というのは総務省としては妥当だと考えての措置と理...全文を見る
○蓮舫君 ちょっと余りにも機械的な答弁なので、ちょっと理解できないんですが、児童福祉司が子供の命を救うという、最後のとりでであるという仕事をしている御理解はおありでしょうか。あわせて、虐待対策は総務省としても前向きに取り組んでいかなければ子供の命は救えないという御認識はおありでし...全文を見る
○蓮舫君 ならば、今の交付税の措置というのは、すなわち子供の命を守るということにつながっていくわけなんですが、先ほど大臣の方からもお話がありましたけれども、交付税措置、その基準を守っていない自治体が六割ある。つまり、交付税では、目的としているような虐待から子供の命を守るということ...全文を見る
○蓮舫君 先ほど、総務省としては児童虐待に対して非常な深いやはり危機感とか御理解を持っているという発言がありましたが、その上で、福祉司の配置というのは、これは厚生省によるものだという御答弁、何か縦割りっぽいのが余りにも私には気になってしようがないんですが、その省壁があるから、なか...全文を見る
○蓮舫君 十分に検討するというのは、前向きに検討でしょうか、ちょっとはっきり答えていただきたいんですね。つまり、こことっても大事なんです。  お笑いになっていますけれども、この瞬間にも虐待で声を出せなくて亡くなるかもしれない子供がいるということを十分に理解していただきたい。現場...全文を見る
○蓮舫君 現在の政令基準、十万から十三万人が、それが現実的ではないから、午前中に松本衆議院議員がお答えになっておりましたけれども、相談件数とか業務量の増加に、実態として総務省では交付税で増員を図っていると。つまり、政令基準が現実的じゃない実態だから交付税を図っていると。だったら、...全文を見る
○蓮舫君 大臣、総務省は前向きに検討するということでございます。是非、すぐさまにも検討していただいて、政令の見直しを行っていただきたい、それはいかがでしょうか。
○蓮舫君 一つ思うんですけれども、民間団体が行った全国の児童相談所、知事、市長へのアンケート調査があります。もう既にその結果というのは関係省庁の皆様方はお読みになられていると思うんですが、児童福祉司の配置の格差で、七割が国基準を必要としている。あるいは、交付税基準の認識では、交付...全文を見る
○蓮舫君 次に、先ほど来、研修という言葉が何度か、伍藤局長あるいは大臣の方からも出ておりますが、研修についてお伺いしてまいります。  児童福祉司の質を上げるために、その水準を上げてスキルをアップさせるために、国は平成十四年度に子どもの虹情報センターという国立研修センターを十億円...全文を見る
○蓮舫君 ナショナルセンターとしての機能を担うと。虹センターを立ち上げて、国として核となるセンターを作って、虐待対策に毅然と取り組んでいくんだという姿勢は大変すばらしいものだと思います。是非、これは精力的にやっていただきたいんですが。  伍藤局長、ナショナルセンターとしての機能...全文を見る
○蓮舫君 インターネットなどを利用した情報の収集・提供とあるんですが、是非委員の方々も暇があったらパソコンでアクセスしていただきたいんですが、この虹センターのホームページで提供されている情報は、虐待とはというような簡単なタイトルの項目が六つ、それぞれこれぐらいの紙で一枚ずつ、少し...全文を見る
○蓮舫君 このセンターがあるのは横浜なんですが、局長にお伺いします。  日本全国から児童福祉司の方に集まっていただいて、そこで、この中央センターで研修を通じて児童福祉司としてのスキルをアップさせる、そういうことのためにセミナーを開くということなんですが、横浜までの交通費とか宿泊...全文を見る
○蓮舫君 来年の四月から市町村の取組がとっても大事になってきて、市町村の専門性の確保のために、効果的な支援方法としてこの研修があると先ほど伍藤局長は御答弁されましたけれども、そうすると、市町村の専門性はこの研修で虹センターの研修が中心になっていくんでしょうか、今後のロードマップと...全文を見る
○蓮舫君 これから工夫していくので、来年四月一日から市町村が通告先の窓口となるので間に合うのかどうなのか。つまり、厚生労働省として市町村の専門性を高めることがとっても大切であると御認識をされておりながら、一か所しかしない、国のナショナルセンターをどう使うかというのはこれから検討し...全文を見る
○蓮舫君 これから工夫するとか早急に検討するというのは、これは十億掛けて虹センターを造ったときに当然作っておくべきロードマップだと私は理解をするんですが、何かハードを造るときには、このハードの目的はこれだから、この目的を達するためにはこういうロードマップを作って、このロードマップ...全文を見る
○蓮舫君 できるだけ充実させていきたいとか、できるだけ頑張っていくとか、できるだけ検討していくって、その間に児童虐待のこういうことというのは止められるものじゃないということを是非頭にいつも置いておいていただきたい。お答えのときに、今後とか検討とかできるだけというのは違うんだという...全文を見る
○蓮舫君 群馬県なんかは、もう入所率は一〇〇%を超えているんですね。救いを必要としている子供さんが定員充足率一〇〇を超えたところで生活しているという現実を是非お考えいただきたいんですが。  伍藤局長、施設が満杯状態だから、虐待が重度化した者から入所になるということになってまいり...全文を見る
○蓮舫君 続いて、ハードじゃなくてソフトについてお伺いしたいんですけれども、職員の配置基準です。  伍藤局長、昭和五十一年から変わっていないんですね、職員一人に対して子供六人。虐待を受けた子供が人間関係の形成に非常に大きな壁というものを抱えている中で、また愛情を特に必要とする中...全文を見る
○蓮舫君 平均で三・五、一というのは全く意味がないと思うんですね。全国の平均なんか取っても仕方がなくて、実際に一か所に一人に三人いる、それが全部だというんだったらいいんです。じゃ、ここには一人に対して三人いるけれども、ここには一人に対して六人しかいない。これは、子供がひとしく受け...全文を見る
○蓮舫君 済みません、はっきり聞かしてください。これ、変えるんですか、基準、変えないんですか。
○蓮舫君 大臣にお伺いしたいんですが、虐待というのは本当に多岐にわたって、様々な角度からきめ細かく子供の目線に立って見ていかなければ、なかなかその命を保護する、守る、あるいはその子供が健康に暮らしていくための指導とか、家族が再統合、一緒になって、また新しい家族になって幸せに暮らし...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございました。
11月30日第161回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫でございます。  今回の改正、非常に意味のある意義の高いもので、特に、有期雇用の方が育児休業を取れるようになったこと、あるいは育児休業の期間がこれまで一年だったものを半年延長できるようにする、非常に現実的な取組で、前向きな改正で評価をさせていただ...全文を見る
○蓮舫君 同じデータを継続して取っていくことで初めて、実態がこれだけ改善された、あるいは悪化したというのが分かる。十二年のデータでは六か月以下の待機児童でどれぐらいで入ったかという数字を取っているのに、平成十五年度は六か月未満と、もうここで一か月の差があるのがいかがなものかと思う...全文を見る
○蓮舫君 不思議なんですけれども、これ平成十三年度、待機児童ゼロ作戦を始めた年からがくっと待機児童が減るんですね。これ何でかというと、平成十三年度以前は旧定義と呼ばれるデータで待機児童の数をカウントしていたのに、待機児童ゼロ作戦をやったら新定義という新しい定義が出てがくっと減って...全文を見る
○蓮舫君 じゃ、その旧定義と新定義の間で一万六千人ぐらいの子供さんがどこに行っちゃうんでしょうか、局長。
○蓮舫君 つまり、国の認めた認可保育所以外で入っていらっしゃる、自治体が施策として行っている保育所に入っていらっしゃるお子様は、これはもう待機児童としてカウントしないんだということだと思うんですけれども。  大臣、ここでお伺いしたいんですけれども、認可保育所に待っている子供を待...全文を見る
○蓮舫君 確かに基準はそんなに変わらない。だったら自治体の保育所は認可すればいいじゃないですか。認可保育所にしてしまえば待機児童というのは本当の意味でなくなる。  それともう一つ、大臣、これ御確認をさせていただきたいんですが、十一月十二日の衆議院の厚生労働委員会で大臣は、自治体...全文を見る
○蓮舫君 是非、きっちりと学んでいただきたいと思います。とっても大きいことなんです。単純に比較はできないんですけれども、今一世帯の平均所得金額、大体五百八十九万、まあ五百万円として、認可保育所に預けた場合、子供の年齢、月齢にもよるんですが、そのとき大体東京の墨田区とか大田区では子...全文を見る
○蓮舫君 おっしゃるとおりです。上限は八万円って決めているんですけれども、料金は自由設定なんです、自治体の講じている保育所というのは。  つまり、預けていらっしゃる親御さんの経済負担があるにもかかわらず、これを待機児童ってカウントしないというのはどういうことなのかなと。あるいは...全文を見る
○蓮舫君 今回の改正で対象者はどれぐらいいらっしゃると計算していますか。
○蓮舫君 年間一万人程度、総務省の平成十五年度の労働力調査によると、今有期雇用で働いていらっしゃる方は千五百四万人おります。女性は半数以上が非正規でございます。それで対象者が一万人。私は、これはやっぱり今回取れる有期雇用の方たちの条件が厳しいんではないかと思います。  一年働い...全文を見る
○蓮舫君 違う違う。実態として、有期雇用で働いていらっしゃる方たちの中でどれぐらいの期間で働いている人たちが多いのかってお伺いしているんです。雇用期間です。
○蓮舫君 平成十四年度なんですが、これは三和総合研究所のデータなんですね。一番多い有期雇用者の一回当たりの雇用期間というのは六九・四%、七割が六か月です。次いで三か月から六か月が一六・七%、三か月までが七・三%。  大臣、有期労働者の九割が三か月から一か月以内の有期で働く実態の...全文を見る
○蓮舫君 雇用の継続、これもとっても大切なことだと思いますが、同時に、今政府として少子化対策にこれだけ全面的に取り組んでおられるんであれば、雇用の継続だけじゃなくてここは少子化対策という観点も当然加味されるべきだと思うと、今後の改正を考えますと、是非その部分、有期雇用者で育休を取...全文を見る
○蓮舫君 つまり、今の条件を満たしたその上で育児休業を取った有期雇用者全員に育休の給付が支払われるのかどうなのかというのをお伺いしているんです。答えてください。
○蓮舫君 じゃ、有期雇用で育児休業を取られた方たちは、育休をしている間に四〇%の給与保障というのは全員にあるんですね。大変なことを言っていますよ、今。
○蓮舫君 先ほど小林委員の質問のときに青木局長は、要件を満たした方が育児休業給付を受けられるんだと、その要件はどうするのかというと、施行までの間に議論を深めて定めていくと考えているとおっしゃいました。もう議論しないでいいんですね。すべての方が、じゃ要件満たしている、これ以上の要件...全文を見る
○蓮舫君 いや、局長さっきおっしゃられたじゃないですか、すべての方たちに条件を満たしたら入ると。その先ほどの答弁と、今の、これから合意形成をしていく、私どもの考えもしていく、これ同じですか。
○蓮舫君 大臣、いかがでしょうか。  つまり、今私は議論をしているんだと思うんですよ、この委員会という神聖な場でもって。有期雇用の方たちがお休みになった間に、その間に休業保障、休業給与、生活保障ですよね、それが出るのかどうなのかとお伺いしているんですが、これから関係者を交えて御...全文を見る
○蓮舫君 青木局長、どれぐらい入るんでしょうか、意見は、私たちの。
○蓮舫君 いや、もう勉強はしないで結構だと思いますが、この議論も随分長くやっていらっしゃるんでしょう、育児休業、介護休業。そうじゃないんですよ。  私どもが話しているのは、つまりその有期契約の方たち、やっぱり仕事がなくなると経済的なつらさというのがおありなんだと思います。それで...全文を見る
○蓮舫君 繰り返しはいいんです。意見を聞いているんです。
○蓮舫君 次に、看護休暇制度についてお伺いいたしますが、伍藤局長、看護休暇はどういう方がどれだけ取れるんでしょうか。
○蓮舫君 五日間というのは何をもって五日と決められたんでしょうか、教えてください。
○蓮舫君 平成十五年の日本労働研究機構のデータなんですが、看護休暇を取った男性、一番多いのが一日から三日ぐらいです。じゃ、女性は一番多くどれぐらい看護休暇を取っているのかというデータは、十一日以上が三割なんですね。五日じゃ足りないんですよ。  私は思うんですけれども、労働者一人...全文を見る
○蓮舫君 是非、一歩と言わず十歩ぐらい進めていただきたいと思うんですけれども、待ったなしなんですよ、本当に。一歩ずつ国会で進めている間に、実際に困って仕事をあきらめるとか子供をあきらめる、そんな保護者の声、そこに切実に耳を傾けていただきたいと思います。  伍藤局長、今回対象にな...全文を見る
○蓮舫君 つまり、何で小学校に上がる前までの児童なんでしょうか。お子さんというのは、小学生になった段階でいきなりけがをしなくなるとか病気にならなくなるとか、けがに遭わなくなるとか、そういうものじゃないと思うんですね。いかがでしょう。
○蓮舫君 恐らく、小学校に入ったら文部科学省の管轄ですから、私はこれ省壁だと思っています。せっかく児童手当も小学生まで延長したんであれば、こういう大切な制度も、これまでの就学前は厚労省で就学した後は文科省だという、こういう発想はもう取っ払っていただきたいとお願いを申し上げます。 ...全文を見る
○蓮舫君 いや、この七三・一%というのはすごい高い数字で、世界にも誇れると私は思っておりました。日本の会社というのはこれだけ多くの女性たちに育休を取らせてくれるような、そんなすばらしいところだと思っていたんですが、伍藤局長、厚労省が出していらっしゃる二十一世紀出生児縦断調査では、...全文を見る
○蓮舫君 入っていないとなると、これは幅広く働く女性の現状というのを私は反映していないと思います。つまり、働きながら出産をした、子供を持った女性十割の中で、七割がその後仕事を辞めている、残り三割が仕事を続けている。この三割の中でだけで育休を取った人が何%かという計算をしているんで...全文を見る
○蓮舫君 いや、ないと思いますよ。
○蓮舫君 仕事を続けたいけれども辞めざるを得なかった人たちの声をデータに入れないと、育児休業取得率はその方たちの声を入れていないから高いんですよ。実態を合わせないと、これから発表されるであろう新新エンゼルプランですか、今後五年間の施策に大きな影響が出てくると思います。  平成十...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございました。  終わります。