蓮舫

れんほう

選挙区(東京都)選出
立憲民主・社民
当選回数3回

蓮舫の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月02日第164回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫でございます。  まず最初に、中川大臣に伺わしていただきます。  三十日の夜に出された政府統一見解、十一月十八日の閣議決定を、閣議決定で考え方は是としたが、特定の行為は決定していない。やっぱり分かりにくいんですね。  そこで、詳しく御説明をい...全文を見る
○蓮舫君 済みません。つまり、十一月の二十二日までは再開前と後に査察を行う必要があるとお考えになられてて、十一月二十二日より後の時点で再開後の査察で大丈夫だと認識でしょうか。
○蓮舫君 麻生外務大臣にお伺いいたします。  十一月十六日、昨年に行われました日米首脳会談におかれまして、外務省でBSEに関する想定問答集というのも作られましたか。
○蓮舫君 BSEは外交問題に含まれて作られてますか。
○蓮舫君 時間のことは私が考えるので、結構でございます。  想定問答集はあったと。で、再度確認さしていただきます。前提付きでも輸入再開日を特定する記述はございましたか。
○蓮舫君 輸入再開後に日本の調査団を受け入れてほしいと、そういう要請の記述はございますか。
○蓮舫君 麻生大臣と中川両大臣にお伺いしたいんですが、EVプログラム、あるいは日米家畜衛生条件は、これは十二月の十二日に日米間で合意をされておりますけれども、当然十二日に合意をするということは、それ以前から事務方の作業は行われています。いつぐらいから行われていますか。
○蓮舫君 いや、外務大臣、その首脳会談の場においてではなくて、外交の事務方の詰める作業として外務省の中でもその十二月十二日に合意がされた日米家畜衛生条件についての作業はいつぐらいから行ってたんですかと。
○蓮舫君 家畜衛生条件です。
○蓮舫君 大臣、中川大臣、十月末から事務方でいわゆるその家畜衛生条件の文書を作り始めた。それ以降に……(発言する者あり)作業を始め出したと。その間、それ以降に、作業を始めた間に十一月十八日の閣議決定があって、そしてその後の十一月二十二日に状況が変わったと大臣がおっしゃられた。つま...全文を見る
○蓮舫君 失礼しました。  つまり、国内ではいろいろな変化があって、それまで、大臣もお認めになられているように、二十二日までは輸入再開前と後に日本の査察団を派遣する必要があると考えていた。二十二日以降は後でいいという御判断になられた。これは当然、事務方で作業を進めているときにど...全文を見る
○蓮舫君 日本の内閣の決定としての閣議決定をアメリカの農務省にお伝えになられていますか。
○蓮舫君 閣議決定でこのBSE、アメリカ産牛肉に関して日本が輸入再開を決定した前と後に査察団を派遣をしたいという考え方が決められたと。これは当然アメリカの農務省も、今後輸入再開されたときに結ぶ日米家畜衛生条件の内容として非常に大きなことなんですが、伝えないんでしょうか。
○蓮舫君 閣議決定でアメリカ産牛肉輸入再開にかかわる考え方が決められたものをアメリカの農務省にお伝えしていないというのは、伝えなくてももう既に決まっていたのかと思えてしまうような御答弁なんですが、済みません、先ほど外務大臣は想定問答集、BSEに関して作られたと御答弁をいただきまし...全文を見る
○蓮舫君 再開問題について議題に上がるとの御認識があった、でも農林省としては官邸には情報を上げていない。  農林省の内部では資料か何らかの準備は作りましたか。
○蓮舫君 想定問答集に関するいろんなケースを想定して作られたということですね。ペーパーはあるということですね。
○蓮舫君 いや、官邸に上げた情報はもう終わっているんです、その質問は。その後、大臣がお答えいただきました、農林省の中ではいろんなケースに備えて作るとおっしゃったんです。これを再度確認させてください。作ってペーパーはあるんですね。
○蓮舫君 輸入再開時期に関してはいかがでしょう。
○蓮舫君 大臣、違うんです。官邸に上げたかという話はもう終わっています。  農林省で作られたというから、再開日程の記述、細かく書いた、想定で一年とかいろいろおっしゃいましたけれども、最短で想定でどれぐらいという記述、そういうペーパーはありましたか。
○蓮舫君 ケース幾つの頭の体操はされている、そのケース幾つというのはペーパーやメモで残っているんですか。あるんですかとお伺いさせていただいています。
○蓮舫君 私は、日米首脳会談に向けて作成されたというそのメモを見ています。存在を確認しています。そこに書かれているのは、日本がアメリカ産牛肉を再開する細かな日程、そういう記述と、もう一つは、輸入再開決定後に日本は査察団を派遣するという記述。この真偽を教えていただけますか。
○蓮舫君 あったのかなかったのかをお伺いしているんです。大臣が担当の省庁の中で作られたペーパー、私は大臣じゃないから分からないからお伺いをさせていただきたい。いかがでしょうか。
○蓮舫君 日米首脳会談が行われたのは十一月十六日であって、それ以前に当時の大臣あるいは政府の考え方を超えた、事務方が想定して作ったようなメモがあった場合、それは十八日の閣議決定ですとか大臣のこれまでの御発言ですとか、すべてが問われてくることになると思うんですね。  だから、メモ...全文を見る
○蓮舫君 一切ないということでよろしいですね。
○蓮舫君 輸入再開の日程が添付資料に付けられて、そして想定問答集の中で、輸入再開決定後に日本は査察団を派遣するという記述が書いてあるペーパーでございます。  ないならないでいいんですよ。
○蓮舫君 独自のルートで入手して確認したものです。
○蓮舫君 ないということなのかどうなのか分からないんですけれども。  安倍官房長官にお伺いをします。  資料でお示しさせていただいた一番で、十一月の三十日に作られた政府統一見解がございますが、この①の項目なんですけれども、これはどういう意味なのか御説明をいただけますでしょうか...全文を見る
○蓮舫君 いや、安倍官房長官、済みません、日本向けの牛肉輸出プログラムについてアメリカが行う施設認定を日本側も調査できること、どういう意味なんでしょうか。ごめんなさい、教えてください。
○蓮舫君 アメリカが認定した後に日本の査察団による調査は何の意味があるんでしょうか。何の意味があるんでしょうか。
○蓮舫君 川崎大臣にお伺いいたします。  念のために調査を行う。そして、四十あったパッカーの中で一月二十日の危険部位付きの肉が入ってくるまでには十一パッカーしか見ていない。これで日本人の口に入るアメリカ産輸入牛肉の安全というのは一〇〇%安心だと担保されたと御判断をされたのは、何...全文を見る
○蓮舫君 いや、川崎大臣、検査の話を聞いているんではなくて、農林省、先ほど中川大臣がお答えになったような、これ厚労省も一緒になって向こうで査察を行っておりますから、その輸入再開を決定した後に四十のパッカーが認定されていて、そこから肉が日本に入ってくる。で、一月二十日の決定するまで...全文を見る
○蓮舫君 アメリカの認定されたある施設を日本の調査団、査察団が見たのは十二月の二十一日です。でも、この施設から日本に牛肉が出されたのは、その前の十二月の十六日です。日本の査察団が見る前にもう肉は日本に入ってきている。その肉というのは、日本で初めて、まあ輸入解禁された後の初めての第...全文を見る
○蓮舫君 大臣、四十施設を全部見たいと。だったら、どうしてもっと早く全部を見て、そして定期的にチェックをしなかったのかなと思うんですね。  一月二十日に見付かった背骨付きの牛肉でございますけれども、これは一月の十六日にアメリカから出されていて、ここのパッカーは一月の六日に認定を...全文を見る
○蓮舫君 先ほど来大臣は、食品安全委員会の答申で、それで、アメリカが守る、遵守する、日本政府はそれをやんないでもアメリカが守る、アメリカが責任があるんだということをおっしゃっているんですけれども、資料で添付させていただきましたが、七番と六番なんですけれども、食品安全委員会は答申で...全文を見る
○蓮舫君 はい。
○蓮舫君 はい。
○蓮舫君 はい。
○蓮舫君 私は、附帯事項かもしれませんが、食品安全委員会が出した「管理機関が遵守を保証する必要がある。」、管理機関はやっぱりそれをアメリカが守るかどうかと、それをすべての手はずを講じて守る責務があるんだと。今回は、でも、アメリカに全部責任があって日本に非がないんだというような私は...全文を見る
○蓮舫君 川崎大臣、もう一度確認さしていただきたいんですけれども、厳しい検査をされている、それは数値でも表れておりますが、厚生労働省の食品安全部が作ったマニュアルの米国産牛肉の検査、ロットの大きさが三千二百以上はどんなに大きくても八十カートンしか開こんしない、これは正しいですか。
○蓮舫君 つまり、日本に来た積荷の量が多ければ多いほど、決まっていますから、開けるカートンは、もしかしたら紛れ込んでいるかもしれない、見逃すかもしれない、リスクということで考えると、量というのがあるわけですね。  中川大臣にお伺いいたします。農林水産省が動物検疫所で行っている抽...全文を見る
○蓮舫君 確かに部位ごとに細やかに、そして現場で頑張って検査をしているというのは視察もさしていただいております。部位ごとのチェックというのも分かっております。  でも、それは大臣、種類がたくさんあって、それぞれの種類が少量だったら、開こん数、開けて見る数は多くなるんですね。でも...全文を見る
○蓮舫君 いや、もっと厳しい御認識をいただきたいと思う。やっぱり、一月二十日のあの背骨付きの牛肉が入ってきた衝撃、政府があれだけ安全だと、アメリカ産牛肉は全く問題ないんですと言っていたのが、混入というレベルじゃなくて商品でしたよね、入っていた三箱の中にある背骨は。見ました、持ちま...全文を見る
○蓮舫君 輸入業者のその報告は任意ですか、義務ですか。
○蓮舫君 企業の任意ですね。義務ではないということ。この企業は、自分で調べるのは自分のお金ですか。
○蓮舫君 善意に解釈すれば、業者は自主的な調査、自らで行って申告すると思うんですね。でも、それは人員もお金も掛かると。あるいは、検疫所で検査をするのは獣医の資格を持った技術者ですけれども、輸入業者さんが見るのは社員で、そして目視によるもの。どこまでその効果というのが上がれるのか。...全文を見る
○蓮舫君 自主的調査が政府の言う安全、食の安全を担保できるとは到底私は思えないんですが。  もう一つ聞かしていただきたい。これ、両大臣なのか分からないんですけれども、一月二十日の禁輸措置、再禁輸措置が行われたときに、空港で通関されていない、保税措置になっているお肉が七百七十トン...全文を見る
○蓮舫君 一月二十日までの時点で日本が保税措置をとっている七百七十トンの中には、問題の骨付部位を出したパッカーから来ているほかの肉も入っていると、四十のパッカーから入っている、それ全部開けた方がいいと思うんです。もしかしたら、ほかに危険な部位が入っているかもしれない、混入している...全文を見る
○蓮舫君 大臣、今ボールはアメリカ側にあるって言いましたが、アメリカ側からボール投げられています。  資料九、九番目、USDAが発表した確保策、安全遵守確保策。これジョハンズ農務長官です。検査チーム、日本に派遣し、日本政府と協力して、日本に着いているすべての出荷品、輸出条件守っ...全文を見る
○蓮舫君 終わります。  ありがとうございました。
02月08日第164回国会 参議院 少子高齢社会に関する調査会 第1号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫でございます。  両省に四点ぐらいお伺いさせていただきたいと思います。  まず最初、文部科学省さん。  放課後子ども待機スペース交流活動推進事業、すばらしい企画だと思っております、本当にできればと思うんですが、こういう推進事業をするんであれば...全文を見る
○蓮舫君 児童虐待に対しては、今おっしゃること大変よく分かるんですけど、徹底的に足りないのは、一時保育所とか児童養護施設の予算と人がもう徹底的に足りないんですよね。ソーシャルワーカーもバーンアウトしてしまうようなそれぐらい、もう本当、制度疲労というか、大変つらい状態の中で仕事をさ...全文を見る
03月06日第164回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫でございます。  私は、去年から始まったとされる人口減少に大変強い問題意識を持っております。これまで出生率を上げることができなかった政府の施策をこのまま延長するだけではこの人口減少という有事に到底対応できないという観点から、子供の安全、少子化対策...全文を見る
○蓮舫君 犯行を犯した容疑者は、自分の子供が幼稚園で孤立していると思っていたと。で、幼稚園側に何度も相談をしていて、幼稚園側も孤立していないんだと何度も伝えていた。幼稚園としては、この加害者となったお母さんが育児ストレスで心療内科に通っていた事実も知らされていなかった。同僚の滋賀...全文を見る
○蓮舫君 全国千八百二十一か所ある市町村で、文部科学省が行っている幼稚園に通うお母さんへの育児支援というのは、モデル事業でわずか五十か所です。到底足りないものだと指摘をさしていただきたいと思います。  川崎厚生労働大臣にお伺いします。  文科省でフォローし切れていないすべての...全文を見る
○蓮舫君 この十年間、政府が取り組んできた少子化対策は、仕事と子供を持つ方への両立支援が中心でした。その結果、専業主婦の方の負担というのは随分と増えてきた。共働きのお母さんが子育ての負担が大きいとしたのは大体三割の方がいる。それに対して、専業主婦の方で子育ての負担が大きいと答えた...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございます。  今お話をいただきましたが、十三歳以下のお子さんが殺人事件、殺人被害になった件数は、その中の七割が未就学児。守る手段を持たない子供の弱さというのが浮き彫りになっております。単純計算すると、日本では五日に一人、子供が殺人被害の対象になっている。 ...全文を見る
○蓮舫君 子供の命を守るということが財政状況を見てできないということがあってはいけないんだと思います。  こちらをごらんいただきたいんですが、(資料提示)今総理が言いました、親が守らなきゃいけないと。親が守ろうと、どんなに守ろうと思っても守れない状況、環境というのが広がっている...全文を見る
○蓮舫君 目に見えた効果は一つではない、一つだけはっきりしているのがあります。出生率一・二九です。下がり続けています。施策の効果がこんなに出ていないと表している数字はないと思うんですが。  猪口少子化担当大臣にお伺いいたします。  今年度予算、初のお仕事となられる予算編成でご...全文を見る
○蓮舫君 こちらに今年度、済みません、今年度予算まとめさしていただきました。(資料提示)八十兆ある中で、こうやって立体的に浮き上がらせないと線になってしまうぐらい、一兆円という少子化対策予算。民主党の調査要求で明らかになったのが、去年一年間で役人が天下りをした団体に交付された補助...全文を見る
○蓮舫君 もっと明確にお答えいただきたいんですが、一兆五百七十九億円が大臣が求めておられる少子化対策に十分な額か。十分だとお答えになられた。ならば、この予算編成で具体的にどんな努力が、そんなお仕事をされたんでしょうか。
○蓮舫君 谷垣財務大臣にお伺いいたします。  人口減少のこの日本において、財政措置というのは、少子化対策予算、やはりこれがもう限界なのか。あるいは、まあ次期総理の声もお高いようでございますが、その観点からも、もっと、人口減少の日本において、少子化対策予算、子供の安全を守る予算、...全文を見る
○蓮舫君 谷垣財務大臣が御答弁いただいた、官民一体となって当然取り組んでいく問題だという認識は御共有さしていただいております。  小泉総理に、これまでいろんな場でお答えになられておりますが、いま一度教えていただきたいのですが、今回、少子化担当専任大臣を置かれた、大変期待をしてお...全文を見る
○蓮舫君 恐らく、少子化担当大臣の御評価というのは、総理ではなくて、見た方がされるんだと思います。  今総理がお話しになられた担当大臣の役割は調整だということだと思います。ある種、学校の安全一つ取っても、学校の中においては文部科学省、通学路は国土交通省、自治体、警察、あるいは塾...全文を見る
○蓮舫君 去年末に政府が緊急の子供の安全対策六か項目出した。それはすばらしいと思いますが、予算は付いていないんです。補正予算も組まれていない。これまでの施策の延長でございます。  この数年来の子供をねらった犯罪から少しでもリスクを軽減しようと、民主党ではスクールバスの導入はどう...全文を見る
○蓮舫君 あえてスクールバスとお伺いしたのは、一月二十日の毎日新聞で猪口担当大臣はインタビューにお答えになられているんですね。スクールバスをドア・ツー・ドアで全国二万校の小学校に導入し、小学生の三割が利用した場合の試算は四千億円でできる、効率がいい。  小坂文部科学大臣にお伺い...全文を見る
○蓮舫君 猪口大臣がメディアで積極的に取り組むと言っておられたスクールバスが今予算案に反映されていないのは大変残念です。  次に、一月十三日のことを思い出していただきたいんですが、猪口大臣は会見で、出産無料化を検討することは視野に入る、国民にメッセージ性のある強力な少子化対策を...全文を見る
○蓮舫君 ごめんなさい。じゃ、私はこの質問が終わった後、部屋に帰って議事録を確認してくださいということでしょうか。発言をされたかされてないか教えてくださいとお願いしているんです。
○蓮舫君 いやいや、会見だけでいいです、会見の内容だけで。
○蓮舫君 分かりました、分かりました。
○蓮舫君 正確に御答弁いただき感謝申し上げます。議事録を持ってきてくださっているんなら、最初の私の質問でお答えをいただきたかった、それをお願いを申し上げます。  検討していくことは視野に入る、確かにそのとおりに言われている。で、不思議なんですけれど、その後開かれた安倍官房長官の...全文を見る
○蓮舫君 今の日本の少子化の進行度合い、昨年から始まった人口減少という事態を私は有事だととらえています。もう議論をしている場合ではないんだと。十年以上議論をしてきている。政府も施策を講じてきています。じゃ、何で結果が出ていないのか。だったら、新しいことをどんどんやっていくんではな...全文を見る
○蓮舫君 私ども民主党も、できるだけ対案を出させていただくときに財源というのも考えさせていただこうと思う。ここが一番難しいところで、党内で議論をしているんですが、猪口担当大臣が出産無料化と言われた。これ仮に、少子化白書で今平均は大体五十万円、出産、検診でと平均値が書かれている、こ...全文を見る
○蓮舫君 できれば発言をする前によく財務大臣と御検討をいただきたいと考えておりますが。  二月の十二日に猪口大臣は、今度はスクールバスに続いて、出産無料化に続いて子育て減税についてアピールをされました。この子育て減税、私もとっても大切だと思っています。ただ、今の日本の税体系とい...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございました。  出産無料化もスクールバスも子育て減税も、猪口大臣が御提案されているのは、本当に現場で実際に育児をしている方にとっては切望されているものだと思います。それがこの平成十八年度予算案に盛り込まれていないということが非常に残念です。  次に、御提...全文を見る
○蓮舫君 もうちょっと多いです。
○蓮舫君 是非、そのピッチャーとキャッチャーの関係で言われるなら、常にストライクを出していただきたいと、このようにお願い申し上げます。  川崎厚生労働大臣に引き続きお伺いしたいと思うんですが、不妊治療に関しては非常に前向きな御答弁をいただきました。引き続きこれは委員会の場でも議...全文を見る
○蓮舫君 非常に前向きな答弁をいただいております。やっぱり休みやすい雰囲気というのも是非併せてつくっていただきたいと思うんですが、不妊治療休暇制度あるいは保険適用の話も含めて、引き続きこれは民主党としても御提案を続けさしていただこうと考えております。  引き続き川崎大臣、もう一...全文を見る
○蓮舫君 厚生労働省が言うには、十人女性が働きながら妊娠をした場合に、そのうちの七人が育児休業を取っていて、あと十年たったときにはそのうちの八人が育児休業を取れるようにしようというものなんですが、育児休業取得率を調べると、どうやらこの厚労省の言われる数字は現実を反映していないとい...全文を見る
○蓮舫君 違いますよ。
○蓮舫君 見方じゃないですよ。
○蓮舫君 そうです。
○蓮舫君 そうです。
○蓮舫君 こういうデータを基に子ども・子育て応援プランで七三・一を八〇に上げていくんだと目標数値を掲げられているのに、データの見方はいろんな見方があると言われてしまうと、これは苦しいと思うんですよ。やっぱり、この辞められた方、結婚や出産を機に辞められたと大臣はおっしゃいますけれど...全文を見る
○蓮舫君 様々な観点から当然考えることなんです。そして、実際にもう政治が指導力を持って動かなければ大変な事態になってきている、それが去年十二月のデータで明らかになった人口減少という結果だと思うんです。  今すぐ出生率を、ばんと二・〇一、人口を維持できるまで跳ね上げることはできな...全文を見る
○蓮舫君 一年や二年で結果が出るものじゃないから、だから今講じないでいいんだという議論には絶対ならないと思うんです。しかも、政府はこれまで十年もうやってきているんです。改めてその部分は理解が違うなと考えさせていただきます。  子供の安全を守るのは、野党かもしれませんが、私は民主...全文を見る
03月23日第164回国会 参議院 総務委員会 第7号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  今回提案される独法二法案、対照的な内容になっているんですが、独立行政法人の消防研究所は解散をされて、その業務は消防庁に吸収されると。ただ、その一方で、特定独立行政法人の情報通信研究機構は、特定を外...全文を見る
○蓮舫君 今大臣、御答弁でもありましたが、非公務員化するというのがこの情報通信研究機構の最大の目的というふうにうたわれております。  お配りしている資料の一ページ目なんですけれども、これを読みますと、法律案の要旨、目的によると、非公務員化することで公務員法にとらわれない戦略的な...全文を見る
○蓮舫君 特定独法の見直しをするんであれば、非公務員化だけが目的になってはいけなくて、その業務、果たしてこの業務が本当に正しく行われていて、そこのお金というのは大変正しく使われているのかどうなのか、この見直しも大切だと思うんですが、機構の仕事を見ますと、国が直接行った方がいい業務...全文を見る
○蓮舫君 るる御説明いただいたんですが、業務の見直しの内容そのものがよく見えてこないんですね。  お配りした資料の三ページ目をごらんいただきたいんですが、これ機構の支出の取引額主要十位を示しているんですが、この中で六つの取引が民間への研究委託で、額にして約百七十億円を占めている...全文を見る
○蓮舫君 クオリティーコントロールの大切さは私も共有させていただいております。ただ問題は、この研究成果のマネジメントの結果なんですね。この結果が政策にどのように反映されているのか。  例えば、厚労省でいいますと、独法が例えば少子化対策の様々な研究事業を行っている、あるいは研修を...全文を見る
○蓮舫君 電子文書化もブロードバンド化も、民間が非常に頑張ってきて引っ張ってきた部分もあると思うんですね。何もこの総務省の管轄、所管のこの機構があったからここまで伸びてきたというのが必ずしも証明されている御説明だったとは思えないんですけれども。  ちょっと話を変えるんですが、平...全文を見る
○蓮舫君 今御答弁ありましたように、日本標準時の維持、供給など極めて公益性の高い業務を行ってきたから公務員型の特定独法で今までやってきた。でも、今回そのシステムが開発されたから何も公務員型じゃなくても大丈夫なんだということだと思うんですけれども、じゃ、このシステムの検証というんで...全文を見る
○蓮舫君 多分、その十分なものではないかという評価は外部がするものだと思うんですね。  今の話を聞いていると、そのシステムはだれでも使えるんだと、だから公務員じゃなくてもいいんだ、じゃ民間でもいいんじゃないかという話になるんですけれども、そもそも情報通信研究機構になってきた流れ...全文を見る
○蓮舫君 大臣にお伺いしたいんですけれども、去年十二月に閣議決定をして行革をこれからまた進めていくんだということなんですが、そもそも独立行政法人制度自体に私は問題があるんではないかと。今見た、今いろいろお話しをさしていただいた分かりづらい部分というのは、この制度があるから分かりづ...全文を見る
○蓮舫君 国から独立した法人格を持ちつつ、二つの制度があるんですね。独立行政法人には国家公務員という資格を持っている特定独法と、国家公務員じゃない非公務員という独法、二つがあるのが分かりにくくしていると思うんですね。  で、今国会、政府が提出される独法関連法案では、一万二千人の...全文を見る
○蓮舫君 やみくもに国庫からの支出を減らせと主張しているんではなくて、本当に必要な、国民の行政サービスの質を低下しないためにここは厚くしなければいけないんだという仕事があれば、それは財政支出は増えてもいいと思うんです。だけども、行政サービスの質はこれ以上は低下しないと。  無駄...全文を見る
○蓮舫君 行為の結果を公務員と同じ立場で処罰されるというんであれば、その行為、業務を行っているその行為、業務そのものは公務員が行っているのと同じもので、その業務を行う人の立場は公務員ではないのかなという、分かりづらいんですよね。でも、公務員じゃなくてその人はみなし公務員だと。で、...全文を見る
○蓮舫君 テクニカルなものというのはなかなか国民には分かりづらいと思うんですよね。非公務員化するということは、その人はああ民間人なんだなという印象を持つと思うんですが、非公務員化される機構の職員は国民・厚生年金より優遇された共済年金に加入し続けるのはなぜでしょうか。
○蓮舫君 当然配慮はなければいけないと思います。いつか期間を設けて、じゃ経過措置的に民間に近づかしていくのかなと思うんですけど、もう一個聞かしていただきますと、機構の職員は法改正後、公務員宿舎、官舎に住むことはできなくなるんでしょうか。
○蓮舫君 非公務員化するけど完全な民間の立場ではないのでみなし公務員にする、非公務員化するけれども国家公務員と同じ年金制度、国家公務員と同じ官舎に住む、退職金も国家公務員と同じ。やっぱり分かりづらいんですよ。その特定独法の国家公務員数を表面上、数だけ削減するための方策なのかなと。...全文を見る
○蓮舫君 今回せっかく改革を、改革と私は思っていないんですけれども、特典を外して非公務員化して独法にしていって、今度は独法の仕事も当然見直していく対象になっていくんだと思いますけれども、どうぞそのときにお考えをいただきたいのは、その所管官庁とのつながり、いわゆる天下りの問題なんで...全文を見る
○蓮舫君 ただ、やはりこの四人が郵政省が採用しているという現実は変わらないわけですから、一度退職しようとしなかろうと、特定独法の理事になって、今度独法の理事にそのまま引き続きいるというのは、私はこれは天下りに当たると考えております。  更に言いますと、非公務員型の独法を増やすと...全文を見る
○蓮舫君 現行の天下り規制によりますと、大臣の承認を除いては、省庁を退職した後二年間は関係のある営利企業には勤めることができないんですが、この二年間の間に、当然特定独法には天下りできないんですね、同じ公務員型ですから。でも、この特定を外した独法に入ることはできるんですよ、二年間。...全文を見る
03月24日第164回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫です。  今日は、障害を持つお子さん、障害児について質問していきますが、まず川崎厚生労働大臣、障害者扶養共済制度について、その概要について教えてください。
○蓮舫君 お手元にパンフレットの資料をお配りしておりますけれども、この共済制度は障害児の保護者が入る私的保険制度の一種として始まったものです。障害を持つお子さんを育てている保護者の最大の悩み、考えるとつらいのは、自分が死んだ後、子供は生活していけるのか、もっと言えば生きていけるん...全文を見る
○蓮舫君 この質問の通告をしなければ知らなかったと理解をさせていただきます。  この制度は、出発は私的保険制度だったんですが、その後、自治体も国も支援をしてきています。障害児を育てている保護者の不安を軽減するのも、支援策を進めるのも、あるいは障害児がはぐくんでいく環境を育てるの...全文を見る
○蓮舫君 川崎大臣、平成二年から平成七年間の、この五年間のこの保険事業の財政状況の結果、そして七年の制度見直し以降、国の支援はどうなってきて、どうなっていくのか、教えていただけますか。
○蓮舫君 五十四億円の赤字が出て、そのときに抜本的な見直しをしないで四十六億円ずつ二十年間国費を投入していく、その法的根拠を教えていただけますか。
○蓮舫君 公費負担が継続するかどうかって、実はこの制度にとって大変大きいんですけれども、川崎厚生労働大臣、公費負担がなくなる平成二十八年からの年金収支を教えていただきたいんですが、運用利回り四・五、三・七五、三%、二%、それぞれ各推計で二十八年以降の財政を教えていただけますか。
○蓮舫君 つまり、公費負担がなくなる年から赤字になることが明らかになっている、制度はもうそこで破綻をしてしまうと。  併せてお聞きしたいんですけれども、平成十六年度決算における責任準備金の繰越欠損金は幾らでしょうか。
○蓮舫君 今の三百九十二億円というのは、実はこの利回り率を四・五%で推計しているんですね。平成十六年度の利回り率は二・五六%なんです。二・五六%で推計をしますと、三百九十二億円よりももっと足りない額というのが増えて、六百五十億から七百億円足りなくなるんです。  今、保険に加入し...全文を見る
○蓮舫君 この制度が平成二十八年度以降破綻をするというのを加入者は知らないと思うんですよ。それでも自分の子供の将来のために信じて保険料を払い続けている。  猪口大臣にお伺いしたいんですが、どうして、今この加入していらっしゃる方まだ十万人おられるんですが、この方たちはどういう思い...全文を見る
○蓮舫君 少子化担当大臣でしょう。
○蓮舫君 国からの障害児への公的な経済支援が薄いからなんです。  川崎厚生労働大臣、障害年金を受け取るまでの二十歳未満の障害児が国から公的な財政支援を受け取れる制度は何があって、幾らなんでしょうか。
○蓮舫君 障害児が受ける経済支援は月一万四千四百三十円、これだけなんですね。これも在宅のみで、施設に入っていた場合には受け取れない。だから、親御さんは、この国の公的支援だけでは自分がいなくなった後、子供が生活できるか生きるか分からないからこの保険に入っている、こういう声があると思...全文を見る
○蓮舫君 厚労大臣も財務大臣もお立場としては同じ立場と私は理解をしているんですけれども、財務大臣に御確認をさせていただきます。  今、この保険制度というのは、国の財政支援がないと成り立たないんですね。今後、国の財政支援としてはどうあるべきだと、どうしていくべきだとお考えでしょう...全文を見る
○蓮舫君 是非、川崎大臣、一日でも早く頭を御整理いただきまして、そして一日でも早く財務大臣と御議論をいただいて前向きな一歩を踏み出していただきたい。  この制度というのは、障害を持った子供を育てている保護者にとっては本当に大切な制度だという認識は共有させていただいていると思いま...全文を見る
○蓮舫君 予算が付いている事業は二つしかないと理解していますが、どうでしょうか。
○蓮舫君 猪口大臣です。
○蓮舫君 予算案の話をしているんです。
○蓮舫君 二十八の行動プランの中で、障害児タイムケア事業と障害児通園事業だけに今回予算が付いているんですが、この二つの施策の予算は少子化対策予算の〇・五八%です。これだけで大臣は障害児を支援、障害児を育てている保護者を支援するのに十分との御認識でしょうか。
○蓮舫君 十分か不十分かと聞いているんです。
○蓮舫君 この事業の対象者が二万人とおっしゃいましたが、三障害の障害児というのは三十万人以上おります。一生懸命学んで勉強されてこられたようですが、もっと広い観点で勉強していただかないと。生まれてくる子供は一年間で百六万人いるんです。その中で一定の確率で障害児というのは生まれるんで...全文を見る
03月27日第164回国会 参議院 本会議 第10号
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○蓮舫君 私は、民主党・新緑風会を代表して、地方税法等の一部を改正する法律案、地方交付税法等の一部を改正する法律案、平成十八年度地方財政計画に反対の立場から討論を行います。  少子高齢化の進展、住民の価値観やニーズの多様化、右肩上がりの経済の終えんなど、経済社会構造が大きく転換...全文を見る
03月30日第164回国会 参議院 総務委員会 第11号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫でございます。  NHKが自らの不祥事によって招いた受信料の不払、その結果、五百億を超える減収ということで、その減収額に応じた十八年度予算と三か年計画を今審議させていただいていますが、私はこれが受信料未払の行動を起こした国民に、すべての声に納得で...全文を見る
○蓮舫君 お配りした資料の一枚目をごらんいただきたいと思います。  受信料の契約対象となる法人、事業所は二百八十二万か所あって、その中でテレビが置かれている台数は二百八十六万台。NHKの試算によりますと、テレビが置いてある事業所は四四%で、一事業所に平均で二台置いてある。でも、...全文を見る
○蓮舫君 資料の三ページ、四ページ目を併せてごらんいただきたいと思います。  日本のホテル、旅館の部屋数は約百五十五万室あります。病院の病床数は約百六十三万床あります。ホテル、旅館の一部屋に一つのテレビがあって、病院は個室じゃなくても一ベッドにテレビが置いてある。これもう当たり...全文を見る
○蓮舫君 総務省の数というのは法人と事業所の総数なんです。でも、NHKが法人、事業所と契約しているのは一部屋に置いてあるテレビ一台に対しての契約ですから、総務省はそのデータを出していないから厚生労働省のホテル、旅館の客室数を私は言わしていただいているんです。それはそっちの方が妥当...全文を見る
○蓮舫君 つまり、具体的な工夫は行われていないという答弁と理解をさせていただくんですが、お手元の資料の五ページ目です、総務省のデータによる総事業所数は六百三十五万件、そのうちNHKが外部民間会社に委託をしてサンプリングしているのはわずか二万件です。  この外部調査機関に調査を委...全文を見る
○蓮舫君 簡単な話なんですよ。調査結果を公表すれば、この法人、事業所数、そこに置いてあるテレビの台数が実態を反映しているかどうかというのが明らかになるんです。でも、NHKは公表ができない。  このことを事前に私、NHKさんにお伺いをしたら、返ってきた答弁が何だったか。調査報告書...全文を見る
○蓮舫君 NHKの職員だった方に伺った話なんですけれども、ホテルや旅館というのは契約が非常に難しいと。例えば、一つのホテルで三百の部屋があって、そのすべての部屋にテレビがあると。新規で営業を掛けるときに、ホテルの側がやはり嫌な顔をする。三百室全部と契約するのはつらい。そうすると、...全文を見る
○蓮舫君 実態を反映しているかどうかのその大本の基礎となる調査結果を公表しないで、NHKが委託しているんだから、NHKが判断をしているんですから、NHKの根拠になっているからどうぞ信頼してくださいと言って、その上で、不公平感を解消するために、お支払いいただけない法人、事業所には最...全文を見る
○蓮舫君 今の答弁は、全国放送を行うキー局にも今の映像二次使用料というのは値段を下げるというふうに理解してよろしいんでしょうか。
○蓮舫君 お配りした資料の一番最後に、NHKの映像素材料金表というのを付けさせていただいています。簡単に計算したんですけれども、通常のニュース映像はAランクで、放送が終わってから二十五年から四十年たった貴重な映像はBランクで、四十一年以上たった、放送から、貴重な映像資料はCランク...全文を見る
○蓮舫君 民放で私も仕事をしていたんでよく分かるんですけれども、NHKさんから素材を借りるときはやっぱり高いという印象があって、限られた予算の中で使える映像が限られてくると。これ、もったいないんですよ。NHKの保有している映像というのは本当に貴重な財産が多くて、やはり民放キー局が...全文を見る
○蓮舫君 分かりました、分かりました。いいです。  資料、最後から二枚目の図をごらんいただきたいんですが、これは、その特殊法人、公益法人に出された見積書です。右側の丸が付いている部分ですが、NHK映像二次使用料、十五分三百二十四万円になっています。今、でも、御答弁いただいたのは...全文を見る
○蓮舫君 いつまでですか。
○蓮舫君 委員長、よろしくお願いいたします。  たった一つの事例かもしれません。でも、ほかにもあるんじゃないか。つまり、映像資料の提供を推進していくと今回うたわれている、その方向は賛成です。ただ、一方で、民放や事業者にこういうふうな基本料金が、それぞれ受付窓口で判断が違ったり、...全文を見る
○蓮舫君 時間になりましたが、一言だけ言わせていただきたいのは、私は、NHKが受信料で支えられている、この公共放送の在り方には賛成です。ただ、値段の在り方、あるいはモバイル化されたテレビの時代のときにどういう徴収の在り方があるのか、これは是非内部からももっと積極的な案を出していた...全文を見る
○蓮舫君 私は、民主党・新緑風会を代表し、ただいま議題となりました放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件に対し、承認の立場より討論を行います。  NHKは、意識や体質、経営など、あらゆる面において改革に取り組むことが求められていますが、それらが十分であるとは言え...全文を見る
04月25日第164回国会 参議院 総務委員会 第17号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫でございます。  今日は、三人の参考人の皆様方それぞれのお立場から大変貴重な御意見賜ったこと、ありがとうございます。  まず、堀部参考人にお伺いしたいんですが、報告書の中で、審査手続について、取得した個人情報の管理などについて審査を行う必要があ...全文を見る
○蓮舫君 この中で、情報の管理・廃棄体制を明らかにさせると書いてあるんですけど、これはどういう意図で。
○蓮舫君 三木参考人にその関連でお伺いしたいんですけれども、このいわゆる情報化時代、デジタル化社会、大量のデータを小さな、本当にデータで取得をして持ち歩くことができるときに、今、堀部参考人が御答弁いただいたように、報告書にあるように、各自治体にその管理・廃棄方法を一元化してお願い...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございます。  で、堀部参考人に続けてお伺いしたいんですけれども、例えば目的外利用を防ぐための仕組みについても報告書は言及をされておりますけれども、目的外利用が判明した場合には過料に処すことなどを検討すべきであると。これは、閲覧した目的外利用が判明した場合に...全文を見る
○蓮舫君 大変難しいところだと思うんですけれども、情報を閲覧した者が目的外利用した場合、その人は過料に処されると、それは分かるんですが、そこから、その人が見たデータがデータ処理されて何らかの利用で売買されてしまったという事実があったとしたときに、その売買されたデータを使って何らか...全文を見る
○蓮舫君 三木参考人にお伺いしたいんですけれども、実は私は一番そこを懸念しておりまして、今回、閲覧できる対象者は限定しましたけれども、でも、そこで閲覧された情報の管理というの、廃棄方法、これ私どもが視察をさせていただいた三鷹市で市長にもお伺いしたんですけれども、現実的にはその閲覧...全文を見る
○蓮舫君 正に冒頭で堀部参考人が御指摘されておりましたけれども、例えばゼロ歳児の情報を入手したら、それを継続的に使っていくと。三歳になったら保育園なのか、四歳になったら幼稚園なのか、六歳になったら学校なのか塾なのか。  これは、ダイレクトメールを入手するのは、恐らくそれぞれ人に...全文を見る
○蓮舫君 その部分は、この後、法律案審議のときに大臣ともやり取りをさしていただきたいと思っておりますが。  最後に、三木参考人に、恐らく同じ問題意識をお持ちでおられると思いますが、例えばあいうえお順ですとか生年月日順ですとか、これは事務を扱う市町村にとっては大変な作業になるかも...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございました。終わります。
○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫でございます。  まず冒頭、大臣にお伺いをいたしますが、今回の法改正となった具体的なきっかけといいますか、理由というのをまず明確に教えていただけますか。
○蓮舫君 個人情報保護法との関係ですとか、あるいは閲覧理由の七割が営業目的だったとか、DVやストーカー、去年の三月に名古屋で起きた大変痛ましい事件とか、いろいろ複雑な要因があって今回の改正にようやく動き出したと理解をしているんですが、確認をさせていただきたいと思います。  改正...全文を見る
○蓮舫君 去年三月の名古屋の事件は、個人が音楽教室を無料で案内したいという理由で情報を入手していたんですけれども、そういう場合の閲覧はもうできるようになっているんでしょうか。
○蓮舫君 いや、営業じゃなくて無料開放なんですが。
○蓮舫君 市町村長が個別に公益性が高いか判断をする、その前に、総務大臣が基準として、調査結果が広く公表され、その成果が社会に還元されていることとあるんですが、この基準はいつ決めるんですか。で、どういう内容になるんでしょうか。
○蓮舫君 法案の審議をしているときにその基準をお示しいただかないで、何の公益性の議論をしろと言っているんでしょうか。
○蓮舫君 済みません、先ほどそれ、私、全く同じことを聞いて質問したんですが。  その公益性の基準は更に深くそこから掘り下げて決めるわけですよね。今その法案の審議をしているわけですよね。法案の審議をしているときに公益性の基準を具体的にお示しいただかないで、法案が通ったら自分たちが...全文を見る
○蓮舫君 成果が社会に広く還元されていることの線引きというのは、例えばDMは駄目だけれども市場調査でそこに公益性がある場合はいいというふうになるんですが、その基準て何なんですかね。
○蓮舫君 考え方次第だと思うんですよね。社会にとって広く役に立つだろうというのは、例えば商品開発のための市場調査の場合、その市場調査で住民が欲しいと思っているもの、願っている商品が結果として開発されて販売されたらそれは住民の利益にもつながるわけですが、これは公益じゃないんですか。
○蓮舫君 考え方によって、その公益性というのはいろいろな観点があるんですね。ですから、今お話をさせていただいてもしっかりとかみ合っていないところがある。ですから、法案審議ですから、きっちりと総務大臣のお示しする基準をもっと具体的にお示しをいただかないと、ここで公益性というのを議論...全文を見る
○蓮舫君 法改正が行われるまでに、まあ今こういうふうに住基台帳法改正案が進んでいるというのを関係団体、関係企業の方たち、お分かりいただいていると思うんですが、じゃ法改正が行われるまでに、厳しくなるまでに大量閲覧をしてしまおう、いわゆる駆け込み閲覧ですね、これ行われる可能性、否定で...全文を見る
○蓮舫君 一日も早く運用する前に、その間に駆け込みの閲覧が起きないようにどのような対応をしていくんですかという御質問をさせていただいていて、御理解をいただいて早く改正したいということではないんですよ。  現段階でも通知で厳格な運用をお願いしているとおっしゃっていますが、私どもが...全文を見る
○蓮舫君 厳格な運用をお願いしているということは、そのお願いを受け付けない自治体にはどうするんですか。
○蓮舫君 現行の法制度に問題があるから法改正しているんじゃないですか。その問題のある現行制度の運用を聞いているんじゃないんです。現行制度に問題があって法を改正しようとしていて、問題がないように改正しようとした法までの間、施行されるまでの間、ここで問題が起きないようにどういうふうに...全文を見る
○蓮舫君 現行制度に問題があるから法改正を行うんです。そのための審議を行っているんです。それなのに、法改正をする前の現行で厳格な運用をしていくと。ここに埋まらない穴があるというものを御質問させていただいているんですが、どうぞもっと柔軟な御理解をしていただきたいとお願いを申し上げま...全文を見る
○蓮舫君 大変御苦労されていると思います。  一方で、その住基台帳は公開しなきゃいけない、でも一方で個人情報は保護しなきゃいけない。このはざまって大変グレーなゾーンがありますから、どういうふうに厳格に運用するのか、法改正するのか、御努力されていると、そこは評価をしております。た...全文を見る
○蓮舫君 御努力は大変分かるんです。ただ、今のこの情報化社会、デジタル化時代におきまして、一度入手した情報を、それを手書きで更に写すとか、そういう紙で更にコピーをするという時代ではなくて、デジタルで取り込んでしまったら大変小さなフロッピーでもデータ化をしてしまうことが可能だと。し...全文を見る
○蓮舫君 今のは、入口の話は大変理解できるんですけれども、出口なんですよね。入手して、閲覧して情報を入れた入口、それが第三者に渡らないか、ほかの目的で使われないか、この出口をどうやって管理するのかということなんですけれども、今おっしゃったように、そこには制裁措置を科しておられると...全文を見る
○蓮舫君 幾つかの市町村では個人情報保護条例等で整合を付けているんですけれども、閲覧情報の第三者提供や保有を不正記録行為とみなして禁止して、自治体の責任として回収をしたり、その閲覧、公開した情報を回収をしたり、あるいは不正に使ったその団体等をいわゆる公表したり、閲覧情報の提供を禁...全文を見る
○蓮舫君 この法改正が行われたとして、じゃ法改正が行われる以前に閲覧で入手した情報を持っているところは、その情報はどうすればいいんでしょうか。
○蓮舫君 いや、遡及ができないという前提でやはり聞くとそうなるということは、なおさらやはり、改正するまでのいわゆる駆け込み閲覧も含めてなんですけれども、これまで持っているであろう情報も含めてなんですけれども、大変難しいかもしれませんけれども、そこは十二分に御注意をいただいて運用を...全文を見る
○蓮舫君 情報の保護という観点から今回の改正を行うんであったら、そうやって時差を付けて一つ一つ、戸籍は夏までに法制局の、今話し合っているところから答えが出てくるのを待っているということではなくて、やっぱり一体的な改正というのが私は必要だと思うんですが、今御答弁いただいたように、厳...全文を見る
○蓮舫君 個人情報保護法の十八条なんですが、個人情報取扱業者が個人情報を取得した場合、本人への通知義務というのをこれ課しているわけですね。そうなると、せっかくですから、今回の住基法を改正するんであれば、住基台帳を閲覧した団体等、あるいは住民票の交付が行われた場合、記載者に対してこ...全文を見る
○蓮舫君 数が多いから、事務作業が大変になるから、だから本人にそれを通知するのは手間だというような趣旨の御答弁だと困るんですけれども、やっぱり個人情報というのはそれだけセンシティブなものでもあるということをどうぞお分かりいただきたいんですが。  閲覧方法は、これは法改正では住所...全文を見る
○蓮舫君 つまり、住所順ですと、家族構成とか世帯構成が一目で分かるんですね。独居老人ですとか、あるいは母子家庭、父子家庭ですとか、小さいお子さんがここの世帯にはたくさんいるとか、いろんなことが併せて分かってしまう。この恐怖が実はありまして、皆さんも恐らく御経験されていると思います...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございました。終わります。
05月10日第164回国会 参議院 少子高齢社会に関する調査会 第7号
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○蓮舫君 ありがとうございます。  本当に今日は大変皆様方のお考え、ともに意見交換ができるという場所をいただいたことを改めて会長にも感謝を申し上げたいと思います。  冒頭、川口委員も、常日ごろ大変少子化対策に細やかな質問をされているのをいつも拝見させていただきますが、やっぱり...全文を見る
05月30日第164回国会 参議院 文教科学委員会 第14号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫です。  今日審議されている認定こども園について、午前中の審議を通じて感じたことは、政府・与党が御提案されていること、そして私ども民主党が考えている、こども園が必要だという、この考え方では全く一致していると思うんですが、実際に制度をつくるときに、...全文を見る
○蓮舫君 密接に連携をしてきめ細やかな対応をするというのは、それは当然なことだと思うんですが、施設によってやはり予算措置が違うと同じ対応ができないと思われるんですね。やはり、今回四種類に分けている、まあ地方裁量型は国からの補助がございませんが、三種類、種類が、分類が分けられている...全文を見る
○蓮舫君 是非ここで予算要求の幅を狭めないでいただきたいんですね。類型別に要求していくというのは、これ従来と何も変わらないわけであって、改革を掲げている政府・与党であれば、特に子供に対する改革ということであれば、それはすべての子供がやはり同じ保育、教育を一つの施設、四類型にかかわ...全文を見る
○蓮舫君 確認なんですが、都道府県と市区町村の窓口、それぞれ一本化しても、この間が連携が取れていなかったらそれぞれ不便なんですね。都道府県から市区町村に事務を委任することになって、委任費が発生しますので、新たな財政支出というのが出ますから、この財政支出があるんだったら子供に関する...全文を見る
○蓮舫君 次に、どんなに窓口を一本化しても、やはり私は、補助金、交付金が縦割りのままだと、こども園になる施設はそれぞれ認可を受けていない教育部分、福祉部分を行うんですが、そこに掛かる代金を施設が持ち出すことになって施設側に相当な財政負担がのし掛かると考えられます。  中でも事務...全文を見る
○蓮舫君 例えば、水道代なんかなんですね。そうすると、その共通経費なんですけれども、恐らくおっしゃっているのは、幼稚園児が十人、保育園児が五十人だったら、六十で割って十人分を幼稚園側で、五十人分を保育所側で処理をしなければならないと。  ただ、そんなにきっちり分けられるのかと。...全文を見る
○蓮舫君 事前に対応するといっても、これは十月一日から施行したいと考えているわけですよね。あともう日にちがないと思うんですけど、余りにも私は拙速な法案審議、拙速な法案提出だということを指摘さしていただきたいんですが。  次に、消費税の扱いについてお伺いいたします。  福祉、教...全文を見る
○蓮舫君 つまり、幼稚園型こども園では教育に掛かるのは当然これは非課税で、それ以外は課税対象なんですけれども、保育所型こども園では教育は非課税だと、幼保連携型ではそれぞれ分けると。  文部科学大臣は衆議院の御答弁の中で、やはりこれ分かりづらいから、分かると思います、その表情を見...全文を見る
○蓮舫君 財務省にお伺いします。  今文科大臣が御答弁にありましたけれども、どのこども園においても、非課税なら非課税、全部課税するなら課税、まあこれはあってはならないんですけれども、全部非課税にするという御要望は受け入れられますか。
○蓮舫君 法制度によって税制を決めるというお立場で御答弁をいただきましたけれども、つまり財務省が言うのは、新しく今回創設するこども園では、いわゆるすべてを非課税にするというのは無理だと、また新たな制度がなければ駄目なんだという意味だと思います。そう考えると、せっかく新しくつくるこ...全文を見る
○蓮舫君 厚労省にお伺いします。  保育所における兄弟姉妹への利用料の優遇措置はどうなっていますか。  済みません、財務省の方、結構です。ありがとうございました。
○蓮舫君 ここにも縦割りの弊害というのが現れていると思います。  第一子、第二子が同時就園する場合、幼稚園型こども園だと第二子の利用料は第一子の三割削減の七割負担。でも、保育所型こども園だと第二子の保育料は第一子の半額なんですね、五割負担。更に言うと、上の子が小学校に上がります...全文を見る
○蓮舫君 馳副大臣の御答弁、明快で分かりやすいんですが、第三子まで同時就園しているケースというのは極めてまれだという発言、まれだったら制度は一本化しないでいいんですかというふうに私は思うんですね。これからもっとたくさん産みたいと思われている方たちに産んでいただけるような、そういう...全文を見る
○蓮舫君 いつ載せるんですか。
○蓮舫君 私自身双子を育てているんで、この部分とてもよく分かるんです。特に最近不妊治療の影響で多胎児妊娠というのも当然多くなってきていますので、同時就園、兄弟という意識にはやっぱり多胎児という考え方も当然盛り込んでいかなければならないと思います。検討の検討の検討のための課題という...全文を見る
○蓮舫君 つまり、子供を育てていらっしゃる方には実態感覚としてあると思うんですが、やはり預けたい施設というのは自宅の近くにあるところが望ましいんですよ。たまさか自宅の近くにあるところが幼稚園型こども園だった場合、保育に欠ける要件を満たしていても、そこへ入れることが一番自分の仕事に...全文を見る
○蓮舫君 是非その努めていく方向性の中にもう一つ検討課題を入れていただきたいんですが、新たな子供さんを預かっていただける施設をつくるんであれば、これまで既存の施設でできなかった、親御さんのニーズはとても高いんだけれども、なかなか財政的な問題でできなかったサービスを積極に取り入れて...全文を見る
○蓮舫君 できるんですか。つまり、本当にニーズが高いんですよ。  私、いろいろ政治家になる前に取材しているときに、母子家庭を取材したことあったんですが、もうこれ以上休めないと。休んだら首になるけど、小さい二歳児とゼロ歳児が熱出していた。でも、休めないから、ドアに窓に全部にかぎを...全文を見る
○蓮舫君 相当施設に負担が掛かるんですよね、経済的な。隔離した部屋と調理室を作ること、児童二名に対し職員一名。で、一人は看護師などを配置しなければいけない。やはり相当な負担なんですが、厚労省さんでは子育て支援事業、ソフト交付金として交付金を給付しているんですから、大体、一施設、一...全文を見る
○蓮舫君 自治体についてです。
○蓮舫君 このソフト交付金は幼稚園でも要件を満たせば支給されるんですが、幼稚園にこれまで支給されたことってあるんでしょうか。
○蓮舫君 事前にお伺いさしていただいたら、これまで幼稚園に支給したことはゼロだと私は伺っておりますけれども。つまり、幼稚園では病後児保育は積極的に働き掛けてやってこようという実績はないと理解をしているんですが、それはいかがでしょうか。
○蓮舫君 幼稚園、文部科学省では病後児保育を積極的に、幼稚園でも今預かり保育をしているわけですから、経済支援で頑張りなさいと、お金は支給しているんでしょうか。
○蓮舫君 文科省から先ほど答弁来たんですけれども、私学助成の中では病児・病後児保育に補助は出ないと言っているんですけれども、どちらが正しいんですか。
○蓮舫君 文科大臣と副大臣の御答弁に違いがあるというのは、それだけ病後児保育に対して文部科学省が極めて消極的な対応をしてきたことの表れなのかなというふうに受け止めをさしていただくしかないんですが、今厚労省と文科省さんにお伺いをさしていただくと、厚労省では保育園に対して病後児保育の...全文を見る
○蓮舫君 日本語をちょっと正しく使っていただきたいんですが、着実に推進してきているといっても、保育所で二万二千五百七十か所ある中でわずか五百九十八か所ですよ、病後児保育を行っているのは。病児保育を行っているのはないんですよ。大臣、これ着実な進捗状況だと御理解をしているのは、それは...全文を見る
○蓮舫君 済みません、大臣、確認させてください。利用料負担に全部跳ね返させるということですか。(発言する者あり)
○蓮舫君 いや、大臣の答弁を確認させていただきたいんです。  いいですか。もう一度、これ大切な部分なんで。  保育所型こども園が教育する児童を預かる場合、必要経費は一年間で四十三万円掛かるんです。それは持ち出しになる。幼稚園型こども園では、保育するお子さんの必要経費、一人、三...全文を見る
○蓮舫君 いや、大臣、それ考え方として、今十八万八千円を施設が負担しなきゃいけない、保育所型こども園でね、教育をやる場合に。でも、それは利用者が幼稚園に通っていたときの利用料を払った上での前提なんですよ。  つまり、こども園になったときに、利用者はこれまでの保育所の値段プラス、...全文を見る
○蓮舫君 両方です。
○蓮舫君 ちょっと確認します。
○蓮舫君 大臣いいですか。  私立幼稚園の支出表を見ていただきたいんですが、必要経費は、一年間子供に掛かるのが四十三万円だと。保育所型こども園が幼児機能を持って教育を行う場合に、一年間やはり四十三万円掛かるんですよ、教育を行う場合。ここまで御理解いただけますか。  そのときに...全文を見る
○蓮舫君 大臣、ちょっと整理していただけますか。  認定こども園はなぜつくるんですか。多くの子供を国がきっちり育て上げる施設が、幼稚園があって保育所があって、地域によってないところがあって、待機児童があって、ゼロ歳児からでも何歳児でも、保育に欠ける欠けないにかかわらず預けられる...全文を見る
○蓮舫君 つまり、利用料が上がるんですね、新しく入ってきた子供は。
○蓮舫君 つまり、幼稚園型、大臣、大臣、幼稚園型こども園でも保育園型こども園でも、幼保連携じゃない限りは公費負担が縦割り行政の弊害で来ませんから、そうすると利用料が上がると今明言されました。上がることは望ましいんでしょうか。担当省庁の長として、いかがでしょうか、大臣。
○蓮舫君 利用料が上がることによって認定こども園、保育所は納税額によって上限八万円で利用料が決まりますけれども、通っていた保育所がこども園になったときに、その負担しなければいけない教育部分を利用者に反映させると。そうなると、例えば最大の八万円を払っていた人が教育費を更に払わなきゃ...全文を見る
○蓮舫君 それは違う、それは違う、大臣。全然違います、はい。
○蓮舫君 ありがとうございました。  利用料金に関しては、ここの格差が出てしまうことは同じこども園にとってやはり望ましいことではないと思うんですね。お金が何ぼだ、お金があるところだけ幸せな保育、教育を受けられる、そんな施設をつくるのを容認されては絶対いけないと思いますし、今大臣...全文を見る
○蓮舫君 虐待の場合には、本当に早期発見、早期対応というのが望まれますので、特に幼稚園におかれましては、これまでどうしても保護者との関係を考えると、この傷は虐待なんだろうか、でも保護者との関係が悪くなったらどうしよう、疑いだけで通告してしまうことによって保護者との関係が悪くなるこ...全文を見る
○蓮舫君 その際には是非、働いている方たちも頑張って働いているわけですから、新しくこども園になるときに、幼稚園教諭の方は保育の質も考えなければいけない、あるいは保育士の方の場合には教育というものも学んでいかなければいけない、現場を学ぶ。しかも夏休み、冬休み、春休みがそれぞれどうな...全文を見る
○蓮舫君 大臣、思うんですけれども、何もこんな拙速に、十月一日に合わせて、今日の午前中の審議だけでも相当な課題が出てきて、大臣や副大臣あるいは政府委員の方からその課題に対して明快なお答えが返ってきていないものが幾つもあると思うんですよ。ゆっくり審議して、それで何も十月一日に開園し...全文を見る
06月15日第164回国会 参議院 総務委員会 第29号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫です。  今日は、NHKの平成十六年度の予算審議、私は、お金の使い方、NHKの受信料の在り方について中心的にお伺いをしていきたいと思います。  まず、平成十六年度の事業支出六千五百九十二億円、私は残念ながらここの数字には正しく使われていないお金...全文を見る
○蓮舫君 自信を持ってこの決算報告書出されていると思うんですけれども、なかなか正直に答弁にはお答えいただけない。  平成十六年のその磯野事件以降、主な不祥事だけで十三件起きていて、その十三件の不正に使われたお金、着服されたお金の総額は九千百二十二万円。相当な額です。  平成十...全文を見る
○蓮舫君 私がここで質問をさしていただいて以降、橋本会長はいつもおわびをしている姿勢を見ているんですね。それは非常に残念なんです。是非、今後おわびがないような、そういう責任を持って取り組んでいただきたいんですが。  本当にNHKは再生の姿勢を視聴者にお伝えしようとしているのか、...全文を見る
○蓮舫君 民放では当たり前に全国での数字を出す努力をしています。それ、掛け合い方が違うと思います。  じゃ、NHKは一%は何万世帯が見ていると計算していますか。
○蓮舫君 NHKさんに事前に聞いたら、NHKは一%を大体十六万世帯が見ているという計算という答弁をいただいています。それで平均して計算すると、五%の視聴率は大体八十万世帯ですね。NHKが受信料契約をしている世帯は四千三百万世帯あります。番組を通じてきっちりと自分たちの不正をただし...全文を見る
○蓮舫君 事業収入の六分の一に当たる額が子会社、関連団体との取引に使われている。  関連団体とのこの総取引の中で、競争契約は幾らで、随意契約は幾らですか。  ちょっと前にいてください、時間がもったいないので。
○蓮舫君 随意契約が九百八十八億円、競争契約は十六億円。放送法でNHKは基準によって業務を委託することができるようになっていますが、業務委託基準だと原則は競争契約です。これほとんどというか、ほぼ随意契約なのはなぜでしょうか。競争契約との違いを端的に御説明ください。
○蓮舫君 今の説明を聞いて、なるほど、だから九百億円随意契約でいいんだと納得した人がどれぐらいいると思いますか。  随意契約九百八十八億円のうち八百八十五億円が、番組制作で公共サービスの質を確保するため、子会社、関連グループ、関連会社に随意契約で番組制作業務を丸投げしているんで...全文を見る
○蓮舫君 子会社には三九・九%、四百四十一・七億円の外注をしている。  じゃ、子会社以外、NHKが直接外部のプロダクションに委託している率とパーセントと額をお教えください。それだけで結構です。
○蓮舫君 聞いていることが違います。NHKが子会社じゃなくて外部のプロダクションに直接外注している率と額をお教えください。
○蓮舫君 つまり、NHKが番組制作を外部に委託するときには全部子会社だと。四百四十二億円を使って全部子会社に出していると。  これ、随意契約率何%ですか。
○蓮舫君 子会社に随意契約で一〇〇%番組を発注していると。外部プロダクションには発注していない。でも、子会社から、子会社を通じて外部プロダクションに更に再発注、再委託をしているのが一〇・八%、約五十億円あるんですね。  これ、何で子会社通すんですか。子会社通さないで直接外部プロ...全文を見る
○蓮舫君 橋本会長に改めてお伺いします。  公共放送らしい番組とは何でしょうか。
○蓮舫君 矛盾があるんですね。会長自らが公共放送らしい番組をつくると御答弁して、じゃ公共放送らしい番組とは何ですかと。定義が難しい。その定義付けさえもしないで、子会社にNHKが発注する番組制作全部を丸投げする。その理由は何かと。それは、子会社は公共サービスにふさわしい番組をつくれ...全文を見る
○蓮舫君 次に、受信料、その契約率についてお伺いをしたいんですが、今NHKさんが発表している平成十八年の世帯契約率七九・二%。つまり、今もう実際に契約をしていない人が二割いるという実態。そこに更に契約をしていながら不祥事に端を発して未払の方たちを分子から引く。契約対象世帯で実際に...全文を見る
○蓮舫君 七〇・七%、つまり、三世帯に一世帯がもう受信料というのを払っていない実態、やはりここは大変ゆゆしき事態だと私は考えております。  実は、これ、会計検査院も指摘をしているんですね、この平成十六年度のNHKの決算報告書を検査したときに。  会計検査院にお伺いします。平成...全文を見る
○蓮舫君 九百二十二万世帯の人が契約をしていない実態。  さらに、会計検査院にお伺いをいたしますが、じゃ、この契約をしていない方、それと契約をしていながら払っていない方たち、その方たちを合わせて、NHKは本来幾ら分の徴収できる額を徴収していないと推計しましたか。
○蓮舫君 ありがとうございます。  NHKの平成十六年度の事業収入は六千六百六十七億円、その四分の一の額に当たる千五百五十億円がNHKは受信料として徴収できていないという実態が平成十六年度にもう指摘をされているんです。指摘をされているにもかかわらず、不祥事が相次いでいる。さらに...全文を見る
○蓮舫君 得る努力は当然行っていただきたいと思うんですけれども、その得る努力というのは、契約をしていて払ってない方には法的手続を取る、契約していない方にはどうだと、ここでもう不公平感があるんですね。そして、今もう三世帯に一世帯が払ってない。千五百五十億円も本来だったら事業収入とし...全文を見る
○蓮舫君 済みません、通告していないんですが、大臣にちょっとお考えをお伺いしたいのですが。  三世帯に一世帯が受信料を払っていない現実とか、あるいはグループ会社との随意契約一〇〇%に近く、そのお金が本当に正しく使われているのか分からないまま当たり前に毎年度行われてきている実態で...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございました。  どうぞNHKの役員、トップの皆様方には現場で汗をかいている方たちにしわ寄せが行くような改革は行わないでいただきたいと改めてお願いを申し上げ、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
10月25日第165回国会 参議院 少子高齢社会に関する調査会 第1号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫でございます。  質問させていただく前に、この委員会というのは今の日本、そしてこれからの日本が抱える少子化、高齢化という大きな問題を調査させていただく委員会で、どうやら自民党の方たち相当の方が御欠席をされているというのは非常に極めて遺憾で、姿勢と...全文を見る
10月26日第165回国会 参議院 文教科学委員会 第3号
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○蓮舫君 民主党の蓮舫でございます。  私は、学校に通っているお子さん、あるいは学校にお子さんを通わせている保護者の立場から、大臣に質問をお願いさせていただきます。  私自身、今、小学校三年生の男の子と女の子の双子を育てています。保護者の皆さんとお話をする機会、大変多うござい...全文を見る
○蓮舫君 大臣がおっしゃるとおり、私も子供が帰ってくるのを迎えるのは本当に少のうございます。私だけじゃないと思います。でも、多くの人が、許されれば本当に子供が自分の手から離れるまでは家でちゃんと見たい。でも、残念ながら今働き方がそうなっていない。子供をしっかり育児をして、その間に...全文を見る
○蓮舫君 教育委員会は廃止はしないということは分かりました。  どうもそごがあるようでございますが、私どもが言っている、学校に全部教育を任せろとは言っているわけではないんですね。これは文科省の方針ですけれども、学力に関しては国の責任で確実な基盤整備を行って、国の責任で結果を検証...全文を見る
○蓮舫君 大臣、ですから、是非靴を脱ぐような改革をしなきゃいけないんだと思うんですね。その靴を脱ぐ、その靴の考え方がどうやらもう少しこれは議論をしていかなければいけないと思っているんですけれども。  今、調査を把握していると言いました。文部科学省の方にお伺いすると、我々は実態を...全文を見る
○蓮舫君 どんな申告があったかって聞いているんです。どんな申告が原因ですかって聞いているんです。
○蓮舫君 ちゃんと通告しているんで、答弁きっちりしてください。  どんな通告があって法務省、法務局がこのいじめの人権侵犯で救済を始めたのかというと、書いてあるんですよ。いじめに対する学校側の対応が不十分である旨の申告があり救済手続を開始したんだと。  大臣ね、学校側の対応が不...全文を見る
○蓮舫君 申告があって、そのとおりに税務処理をしていると。脱税があった場合にはきっちり取り締まられます。だけど、残念ながら教育行政においては脱税があった場合に取り締まれない。ここをだから靴を脱ぎましょうという御指摘をさしていただいているんですが。  文科省の把握している実態、デ...全文を見る
○蓮舫君 友人関係をめぐる問題というのは多々、多種様々あると思うんですけれども、いじめがこれだけ問題になっていて、文科省としては指導を平成七年から繰り返し繰り返し通知を行って、今年の八月にも通知を行ったのが、一か月強で北海道の事件じゃないですか。福岡の事件じゃないですか。いじめを...全文を見る
○蓮舫君 子供の問題に関しては、目標って難しいと思うんですね。これ、大臣も多分、先ほど来の御答弁を伺っていると同じ思いだと思うんですよ。確かに目標はなきゃいけないんです、いじめがなくなったと。でも、極めてセンシティブな問題で、学校では表面上先生の前ではいい子ぶっている、学校ではば...全文を見る
○蓮舫君 で、文科省の指導を教えてください。いじめる児童生徒に対してはどのような指導をするのが必要と通知をしていますか。
○蓮舫君 大臣、文科省の指導では、いじめる児童生徒に対して出席停止等の措置も含め毅然とした指導が必要であると。確かに、いじめる生徒、あってはならない、相手を自殺にまで追い込む、絶対あってはならない、厳しい措置をとった方がいいと、こういう意見もあるでしょう。でも、今回の筑前町のよう...全文を見る
○蓮舫君 是非、一括の通知だけではきっと無理なんですよ、地域性がありますから。だから、問題も違いますから。だから、一口にいじめといっても、やっぱり質が違うし対応も違うんだと。  だから、やっぱりここは私は、文科省から教育委員会、教育委員会から市町村教育委員会、市町村の教育委員会...全文を見る
○蓮舫君 大臣、七百二十六人の小中学生の児童生徒が義務教育を受けてないんですよ。これ、平成九年までは児童自立支援施設にいる子供たちは義務教育に準ずる教育でよかったんです。でも、児童福祉法が改正されて、施設長は施設で暮らす子供たちを就学させる義務が課せられたんですね。ただ、経過措置...全文を見る
○蓮舫君 教育委員会により学校教育が早期に実施されるように願っているんです。そしてもう九年たっているんです。  大臣、これは七百二十六人、この子供たち、義務教育を受けてない。やはり、これ教育委員会に相当早い程度指導された方がいいと思います。いかがでしょうか。
○蓮舫君 そうです、はい。
○蓮舫君 お金が掛かるという問題ではないと思うんです。確かに掛かるでしょう。でも、義務教育はすべての国民、子供たちにひとしく保障されている。当分の間で保障できない期間が九年、その間に小学生だった子は中学校卒業していますよ、もう。やっぱりそういうことは是非配慮をいただきたい。
○蓮舫君 御心配、御提案いただかなくても、私どもは十二分に有権者の皆様方に対して教育の必要性、大切さ、義務教育、国民運動を展開さしていただいております。  時間になりましたが、大臣、最後に一言だけ。学校で命の問題が、国会のこうした文科委員会で話される、あってはならないことだと思...全文を見る
11月09日第165回国会 参議院 文教科学委員会 第4号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫でございます。  私は、現地視察に行ったそこで感じた思い等を含めて、大臣にいじめに関して集中的に御質問をさせていただきたいと考えております。  先ほど中川委員も御質問されましたが、改めて大臣にお伺いをしたいのは、大臣あてに届いた手紙、いじめを苦...全文を見る
○蓮舫君 福岡や北海道や岐阜でのいじめ自殺を見ますと、教育委員会行政、教育行政が機能していなくて、文科省はそうした事実を実は把握できていなかったということもございますので、今大変御尽力を注いで実態を把握しようとされているんでしょうけれども、果たしてどこまで心の救いに行き当たるのか...全文を見る
○蓮舫君 大臣に手紙を出すしかないだろうという率直な思いなんですが、それでしか今子供の心のサインを救えないという教育行政はやっぱり変えなければいけないという部分は同じ思いだと思います。  ちょっと別の視点でお伺いをしたいんですが、連鎖するように起きた一連のこのいじめ自殺なんです...全文を見る
○蓮舫君 政界にいじめがあるかどうか私まだ分からないんですけれども、大臣の時代あるいは私の時代、ちょっと差があると思うんですけれども、の子供時代と今の子供たちのいじめというのは明らかに違うと思うんですね。例えば、交換日記がある日を境に急にこれは言葉の暴力で埋め尽くされることになる...全文を見る
○蓮舫君 学校を替わる自由な選択が示されているのは大都市なんですね。やはり地方においては、過疎化して子供も減ってますから学校の数も減っていて、しかも小学校から中学校、ほとんど持ち上がりで、保護者の関係も友人関係も変わらない。一学年に一クラスで、友達関係も変わらない。本当にがんじが...全文を見る
○蓮舫君 是非、大臣のこれは強い指導力をお願いをいたします。    〔委員長退席、理事佐藤泰介君着席〕  多くの人が子供を見守る、多くの人が子供のサインに気付く、そういう環境を整えていただきたいんですが、ただ、今の教育行政の問題でいうと、かかわっている方たち、大人の感度といい...全文を見る
○蓮舫君 温かい言葉がなかったから北海道で、岐阜で、福岡でいじめ自殺があるんですよ、大臣。  岐阜の事件では、市の教育長にお話を聞くと、いじめと自殺の関係を早期に把握できなかったのは何ですかと伺うと、みんなが日ごろからこの子の学校生活をする上で頑張り屋だと知っていた、バスケ部で...全文を見る
○蓮舫君 福岡の筑前町の事件では、これ文科省でも把握をされておられますけれども、亡くなった男の子の元担任、問題の言動があったと。文科省にお伺いしますが、どんな問題言動があったと把握されていますか。
○蓮舫君 相当な問題だと思うんですよ。報道では、もうこの先生がいじめを誘発したんだ、こんな報道がされている。  福岡県の教育委員長に聞きました。県費職員です。任命権者です。事件の実態解明を率先して行わなければいけない立場の方です。この担任、生徒がいじめを誘発したのか、きっかけに...全文を見る
○蓮舫君 感度が悪いで事件が起きてはいけないと思うんですね。  大臣にお伺いします。  極めて迅速な御対応、御指示を出されていて、福岡で事件が起きたときに小渕優子政務官を派遣をされて、そして学校と町の教育委員会と御遺族に議事録を取られている。この議事録は大臣にとってどういうも...全文を見る
○蓮舫君 それを現場では議事録と呼んでいたそうなんですが、御遺族から聞いてびっくりしたんですよ。学校が、小渕政務官から聞き取り調査を行っているときに、町の教育委員会の方が御遺族に対して、文部科学省の指示で御遺族の議事録、聞き取り調査は取らないでいいと言われたと、御了解いただけます...全文を見る
○蓮舫君 文科省の指示でと町の教育委員会が言われた。でも文科省は言っていない。遺族も確認している、言っていない。議事録、まあ聞き取り調査、大臣への御報告の記録を残してくださいという件です。
○蓮舫君 はい。
○蓮舫君 文科省の指示があって、聞き取り調査の記録を残さないようにということです。
○蓮舫君 私が御指摘させていただいたことに対して、大臣も全くそのとおりだと思うと。そのこと自体が私はやっぱり教育行政、大臣がそれを言われるというのは、教育行政の限界というのを、やはり改めて改革しなければいけない。それはまた別の場所で御審議をさせていただきますが。  最後に、大臣...全文を見る
○蓮舫君 中川委員からも先ほどの質問で、この問題は関心を持って今後もいきたいと言っていました。私も大臣も同じ思いだと思います。やはり、常に関心を持って、何が悪いのか、どうやったら予防できるのか、再発を防止できるのか、そう考えると今日の三時間だけの集中審議って余りにも短いんですね。...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございました。  終わります。
11月22日第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会 第1号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫でございます。  まず、佐藤委員の関連で、冒頭、伊吹大臣に一点だけ確認をさせていただきたいんですが、不当な支配、先ほど審議がございました。この定義を教えていただけますか。
○蓮舫君 ありがとうございました。  次に、ちょっと今、私、資料をいただいて驚いたんですけれども、文部科学大臣にお伺いをいたします。  高等学校の未履修の状況ですけれども、十一月一日に政府・文部科学省が発表したのは国公私立合わせて五百四十校とありましたが、最新では幾つになった...全文を見る
○蓮舫君 合計で結構です。
○蓮舫君 ここですね。真ん中ですね。ここが、五百四十が六百六十三に。
○蓮舫君 はい、学校数ですね。
○蓮舫君 ありがとうございます。初見だったんでしょうか。  五百四十校だとしていた未履修の学校数が二十日間で百二十三校増えているんですね。児童数はどれぐらいかというと、約四万一千人。新たに四万一千人もの高校三年生が未履修だった事態が明らかになっているんですよ。やっぱりこの問題も...全文を見る
○蓮舫君 今の安倍総理の御答弁ですと、確かに理念法を改正しただけではすぐさまいじめの問題に対応できないと、ただ原則は定めることができるということだったと思いますが、原則だけでは親御さんの不安ですとか、あるいは実際に困って悩んで本当に追い詰められているお子様の声にこたえることはでき...全文を見る
○蓮舫君 子供の命がかかわっている問題ですから、本来であれば安倍総理から、今の民主党法案提出者のような具体的で熱い思いのある答弁があってしかるべきだと私は思っております。その声が聞こえないのが非常に残念なんですが。  極めてもう一つ大きな問題は、教育改革といいながら、実は政府主...全文を見る
○蓮舫君 総理、あるべきタウンミーティングの姿って明確なんですよ、やらせがないことです。これは考えるまでもないんじゃないですか。  これは、内閣府大臣官房タウンミーティング担当室から八戸市の教育委員会に送られたメールです。(資料提示)赤い線の部分、資料でお配りを、委員長の許可を...全文を見る
○蓮舫君 タウンミーティングで参考にするという言葉を日本語で使うのであれば、それは制度として瑕疵があったとか、あるいはこういうふうな制度に変えた方がもっと合理的だとか、そういうときに使われるんであって、やらせがあったことを参考にして、ないようにするというのは、これは余りにも総理と...全文を見る
○蓮舫君 ごめんなさい、分かりづらいんですけれども。  当時の官房長官に、じゃ、責任はあったんですね。
○蓮舫君 責任あるお立場にある方は、当然責任感という心構えはお持ちだと思います。私が伺っているのは、官房長官は当時このやらせタウンミーティングが行われたことについて責任を有していたんですね。
○蓮舫君 その責任の処理方は実態の解明であり、再発防止であると。自分のそのときの職責というのは、自分が辞めるとかもうできないわけですから、その当時の内閣はないわけですから、そういうことではないということでしょうか。
○蓮舫君 やらせタウンミーティングでは、平成十四年から十六年間の三年間で政府主催のタウンミーティングで計二十五回、六十五人の質問者に謝礼が払われていたことが明らかになりましたが、官房長官は全く問題視していないと御発言をされていますが、総理はどう思われていますか。
○蓮舫君 明らかになった分について総理はどうお考えですかと伺っているんです。計二十五回、六十五人の質問者に一回五千円の謝礼金が払われていたと、これ政府発表で明らかになった事実です。この事実について総理はどうお考えでしょうか。  総理です、総理です、総理です、総理です。総理のお答...全文を見る
○蓮舫君 総理にお伺いします。
○蓮舫君 意見発表をお願いしないとタウンミーティングで国民の声が上がってこないというのは極めて貧相な話だと思うんですね。声が上がってこないから、じゃ、発言依頼者をお願いして、お願いしたから謝礼を払うと。その謝礼を払った方の声が国民の声だと。その国民の声を基本に、じゃ、教育基本法政...全文を見る
○蓮舫君 違う、違う。内訳表です。
○蓮舫君 つまり、広告代理店で何社か一般競争入札をして、それで適当な仕事内容を、まあ一般の民間の感覚で言うと、より安価に提案した方たちが普通こういうタウンミーティングを受注されるんだと思うんですが、ずっと一社なんですよね、一般競争入札でも、この受注をしている広告代理店というのは。...全文を見る
○蓮舫君 ごめんなさい、じゃ、端的に伺います。  この一番高いやつですね、会場でハイヤーから降りられた大臣をお迎えしてエレベーターまで誘導するのに一人四万円。五分も掛かんないでしょう。五分で四万円もらう。この単価は適正だったんでしょうか。
○蓮舫君 ではお伺いします。  ここにありますエレベーター手動って何でしょうか。
○蓮舫君 エレベーターのボタン係ですね、端的に言うと。大臣が来場されるときにエレベーターを一回押す、大臣が退出されるときにエレベーターを一回押す。極端な話、二時間のタウンミーティングで二回エレベーターのボタンを押すだけで一万五千円の報酬を経費としてお示しをしているのは、これは適正...全文を見る
○蓮舫君 エレベーターのボタンを二回押すとか、会場でお迎えしてエレベーターまで御案内するのに四万円とか、それが一番安いという発想で税金は使わないでいただきたいんですよ。しかも、このタウンミーティングというのは、税金を使っても本当に国民の貴重な声が聞けて、大臣と直接対話ができて、そ...全文を見る
○蓮舫君 今おっしゃった開催会場候補リスト作成ですとか会場計画ですとか進行台本作成ですとか運営マニュアル作成は全部別に項目立てて、二万円、二万円、五万円、十万円でそれぞれ予算付けられています。どう違うんですか。
○蓮舫君 済みません、最初言われている御答弁と二回目に言われた御答弁の内容が激しく違うんですが、相手業者のスタッフなんですか、使われたんですか。  これ、何に使われたのかお示しくださいと言っているんです。もう会計が終わっていますでしょう。これ、契約書では、イベントが一回終わった...全文を見る
○蓮舫君 ごめんなさい、私の理解する力が低いのかもしれませんが、今の答弁では納得できないので、委員長にお願い申し上げます。  何に使われたのか、領収書等も当然お持ちでございますので、関連資料、だれとどこで打合せをして、どれどれに幾ら掛かったのかの領収書の資料提供をお願いいたしま...全文を見る
○蓮舫君 安倍総理にお伺いします。  小泉前総理大臣の時代から私ども与野党で共通認識で持っていたのは、もう無駄遣いはやめようと。行政改革を進める上で無駄を省いて、そしてお金を、税金を、いただいた保険料、預かった保険料を大切に使っていこうという意識は共有さしていただいていると思う...全文を見る
○蓮舫君 お金の使われ方は教育改革の本質の議論ではないんですよ。ただ、タウンミーティングのやらせがあった。調べていくうちに、余りにも看過できないような経費付けが各項目に使われていた。こういう小さなことから正していかないと本当の改革はできないんだということを再度御指摘をさしていただ...全文を見る
○蓮舫君 今総理がおっしゃったことは、もう十年間、文部科学大臣が教育委員会に指導助言してきていることなんです。でも、いじめ自殺が出ているんですよ。  総理は、今、スクールカウンセラーを活用するとおっしゃいました。現状、御存じですか。小学校、中学校合わしても半分にも配置されてない...全文を見る
12月05日第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会 第8号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫でございます。  今日は、政府提出の教育基本法案、そして民主党提出の日本国教育基本法案について、比較をして、そして質問をさせていただきたいと存じます。  まず、その前にいじめ自殺について大臣にお伺いをさせていただきたいんですが、理念法を変えるだ...全文を見る
○蓮舫君 文部科学省のいじめ自殺予告の手紙に関しては協力してくれたというのは、私もそのとおりだと思うんですが、ただ、個別のいじめ自殺に関しては、やはりテレビ・メディアを見ますと、相当私は、子供たちがならば自分もと思ってしまうような、そんなちょっと行き過ぎた内容があったんではないか...全文を見る
○蓮舫君 報道の自由が一方であるわけですから、なかなかその報道内容あるいは編集に対して時の政府が規制を掛けるようなことというのはなかなか難しいと思うんですが、ただ、伊吹大臣にはお考えをいただきたいのは、子供の命がかかわっている問題ですから、例えば報道協定というものがあります。これ...全文を見る
○蓮舫君 全体的に規制をするというのはやはりバランスがあって難しいと思うんですが、個別具体的に行き過ぎた、余りにも行き過ぎているんではないかと思うものに対しては是非アンテナを張っていただきたいし、その都度都度に適正な対応をしていただきたいというのは、これは私のお願いでございます。
○蓮舫君 テレビだけではなくて、今の子供たちが受ける情報というのは本当に様々なものがありまして、インターネットや携帯サイトやメール、本当に情報がはんらんしています。情報化の時代の今、子供たちはなかなか、育っていく発達段階の差異はありますけれども、その情報を受け止めたときに、その真...全文を見る
○蓮舫君 伊吹大臣は大変民主党案に造詣が深くておられますけれども、今、第十七条で情報文化社会に関する教育を民主党は日本国教育基本法案で条文化しております。  民主党提案者に伺います。あえて理念法の中にこの情報教育を導入したのはどういう意図からでしょうか。
○蓮舫君 大臣にお聞きいただきたいんですけれども、私の子供は双子で今小学校三年生なんですね。小学校三年生にもなると、やっぱり学校の中で子供たちの社会ができて、そこで自分が持っている情報が足りない、メディアに触れていない、知らない、見たことがない、サイトにアクセスしたことがないとい...全文を見る
○蓮舫君 今御答弁あったように、なかなか法的には取りこぼされているところなんですが、つまり業界の自主的取組に任されている。今、これ、総務省もこの取組を支援して、今年四月から総務省と通信業界が協力して、子供たちのインターネットの安全利用のための保護者、教職員向けの講座を、これ実は文...全文を見る
○蓮舫君 民主党発議者にお伺いしますが、今、伊吹大臣が御答弁された学習指導要領で十分事足りるという政府のお考えなんですが、民主党発議者としてはいかがでしょうか。
○蓮舫君 改めてこのITの教育の必要性に関して、もう一人、民主党の発議者に御意見をお伺いします。
○蓮舫君 私、インターネットに一番最初にアクセスしたのはもう二十年近く前なんですが、感動したのが、東京の自宅にいながらして、ルーブル美術館にアクセスをして、日本で見ることのできない作品を全部写真で見ることができたんですね。その当時はダウンロードするのに一時間とか二時間とか信じられ...全文を見る
○蓮舫君 大変有名な、子供たちが大好きなテレビアニメを見ていて、光の強弱を意図的に挿入されて編集されたことによって七百人近い子供が引き付け等を起こして病院に運ばれた大きな事件でした。  あるいは、ほかにはサブリミナル効果というのがありまして、意識下に刺激を与えること、これもう本...全文を見る
○蓮舫君 その人物とはオウム真理教の教祖なんですよ。意識していないときにそういう宗教的情報が意識下に盛り込まれてしまう。今総務省も大変御努力をいただいて、メディア業界、テレビ業界は自主的な取組、ガイドラインを作って規制をしているんですが、インターネットは対象外なんです。つまり、子...全文を見る
○蓮舫君 なかなか平行線なんですけれども、大人だって被害を受けると、今大臣御答弁されましたけれども、先日起きた事件、東京都羽村市、小学校の教諭が交通事故死した六名の児童の写真あるいはいわれなき中傷のコメントを載せていた。これ、ホームページで公開していたんですね。さらに、御遺族の方...全文を見る
○蓮舫君 民主党発議者にお伺いをいたしますが、今の一連の質疑、大臣と私の質疑を聞いて、改めて私は教育基本法の理念というところ、大臣はそこに載せるまでもないとおっしゃっていますけれども、私はやはり載せるべきだという姿勢はこれ崩せないと思うんですが、改めてそこを強く今のお気持ちを聞か...全文を見る
○蓮舫君 続いて、民主党案にあって政府案にはない条文についてお伺いをしていきますが、まず御紹介をさせていただきたいのは、去年大きく報道されたんで記憶にある方もおられると思います。おととし六月に長崎県佐世保市の小学校内で同級生同士の女の子が加害者、被害者になるという大変痛ましい事件...全文を見る
○蓮舫君 政府案では、第十五条で宗教教育、宗教に関する一般的な教育を理念とすることで、大臣、今御紹介したような、命はリセットできる、死んでも生き返るんだと思っているような子供たちの認識を新たにすること、あるいは生きること死ぬことというものに対してきっちりと教育できるんでしょうか。
○蓮舫君 政府案のこの第二条、教育の目標を今お話しになりましたけれども、やはりこの話になると、態度って何なんだろうかということになるんですね。その第四条で生命を尊ぶ態度を養うこと、態度は大切でしょう。  でも、大臣、例えば態度として、犬をかわいがるとか猫をかわいがる、これ態度と...全文を見る
○蓮舫君 ほかのところでまたこの態度についてはお伺いしますが、せっかくですので、民主党発議者に、大臣が大変うれしそうに同じではないですかという御答弁がありましたが、違うというところをどうぞ御指摘をいただきたいと思います。
○蓮舫君 よく御理解いただけたんではないかと思います。  続いて、このやっぱり宗教に関する、私、一般的な教養という条文に違和感を感じるんですね。一般的な教養とは何でしょうか。政府案で十五条です。
○蓮舫君 はい。
○蓮舫君 民主党発議者にお伺いをいたします。  伊吹大臣にも御理解いただきたいんですが、私どもは意識して布教教育を行うようなことを推奨しているわけではないんですが、民主党案では一般的な、宗教に関する一般的な教養としなかったのはなぜでしょうか。
○蓮舫君 先日行われた参考人質疑で、全日本仏教会の杉谷参考人が言われた言葉が大変印象的で、文化としての宗教、生きた学びをすることの大切さを教えると。今どうしてもそのマイナスで、死んではいけないんだ、あるいは死というものに対しての、いじめ自殺があるからなんですけれども、そういう話題...全文を見る
○蓮舫君 大臣の御指摘、大変よく分かります。  多分私ぐらいの時代までには、まあ育った環境にもよると思いますけれども、やおよろずの神ではないですけど、一木一草に神が宿って、それこそおばあちゃんからは、御飯粒にも神様がいるから残しちゃいけないんだ、だから御飯は大切にしよう、あるい...全文を見る
○蓮舫君 今の民主党発議者の答弁に対して、大臣はどのようにお考えでしょうか。
○蓮舫君 二律背反的ではないと私は理解しているんですが、どうしても大臣はなかなか御理解いただけないんで、再度、民主党発議者の方に、今の大臣の御答弁に対して、違うんだという御答弁を明快に一言いただけますか。
○蓮舫君 次に、民主党案にあって政府案にないものとしては職業教育があると思うんですが、大臣は何度も御答弁をされておりますが、ニート、フリーターをつくらない教育をしていきたいんだ、だから教育基本法の理念の中でも政府案にはこういう思いを盛り込んでいきたいという御答弁をされているんです...全文を見る
○蓮舫君 失礼しました。条項にないということでございます。  条項に立てているということが、いかに私たちがその条項を重んじているかということは御理解をいただきたいんですが、勤労を重んじる態度、これは先ほどの、我が国を愛する態度とはまたちょっと違うと思うんですが、この勤労を重んじ...全文を見る
○蓮舫君 民主党発議者にお伺いします。  民主党は条文で、第十四条で職業教育という条項を立てておられますけれども、この意図するところをお聞かせください。
○蓮舫君 伊吹大臣にお伺いしますが、今フリーターの方が二百一万人、ニートの方が六十四万人、大臣はよりニートの方の対策に重きを置かれたいということだと思いますが、二つあると思うんですね。  生涯教育という部分でこのニートの方たちにどうやって就業訓練をしていただくのか、自分の能力を...全文を見る
○蓮舫君 今お話しになられた再チャレンジという言葉、私余り好きではなくて、再チャレンジの前にチャレンジがあるんだと思います。そのチャレンジをするために、育っていく子供たちにどういう職業を見ていただけるのか。  恐らく大臣、二十二年入省と伺いました──違いましたか、昭和二十二年。...全文を見る
○蓮舫君 今回の参議院教育特別委員会で一連の大臣の答弁を通じて私が学んだことは、私が生まれていなかった時代、大臣が御答弁の中でせつな、せつな、その時代、時代にどういう教育の問題があって、どういうふうにクリアしていって、どういう時代背景だったのか学ばさせていただきました。是非大臣に...全文を見る
○蓮舫君 第一班につきまして御報告いたします。  派遣委員は、中曽根弘文委員長、風間昶理事、岩城光英委員、岡田直樹委員、中島啓雄委員、神本美恵子委員、近藤正道委員、亀井郁夫委員及び私、蓮舫の九名であり、昨日、新潟市及び長野市において地方公聴会を開催し、それぞれ四名の公述人から意...全文を見る
○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫です。  四名の皆様方には、今日はそれぞれのお立場から大変貴重な御意見を拝聴させていただいたことを心から感謝を申し上げると同時に、今後の私どもの審議に十分に反映をさせていただきたいと改めてまた質問をさせて、皆様方の声を伺わせていただきたいと思いま...全文を見る
○蓮舫君 参議院での地方公聴会は今日が初めてです。今日が二か所目です。まだ始まったばかりなんですけれども、衆議院の議論と参議院の議論の過程で何が決定的に違うかといいますと、衆議院の段階では、純粋にこの教育基本法の在り方をどういうふうにとらえるべきかという与野党の審議が行われました...全文を見る
○蓮舫君 衆議院で百時間、参議院で四十五時間です。
○蓮舫君 若林公述人に今の御答弁をいただいて再度お伺いしたいんですが、理念法の後に関連する法整備を行いたい。これは制度としては分かりやすいんですね、順番は。  今、細かい問題とおっしゃいましたが、私たちは、いじめやいじめ自殺の問題、未履修の問題は細かいととらえていません。逆に言...全文を見る
○蓮舫君 理念というところで、これは先ほど大田公述人が私どもの法案に御理解をお示しいただいたんですが、久保公述人にお伺いします。  政府・与党案の中で私どもと決定的に違うものは条文がないものが幾つかございます。それは、IT教育、職業教育、あるいは財源確保、あるいは義務教育の対象...全文を見る
○蓮舫君 大田公述人にお伺いします。  確かに、教育基本計画の中にいろいろなものを落とし込んでいくことはできると思うんですが、私どもの考え方では、やはり理念の中で、生まれたときから電子音でITに囲まれて育っていく子供たち、携帯電話、手にしただけで一時間でその能力、すべての使い方...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございました。
12月14日第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会 第12号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫でございます。  まず、昨日提出をされましたやらせ質問が行われたタウンミーティングの調査報告書、正に会期末ぎりぎりのところでお出しになるというところに政府の責任の取り方の姿勢というものが如実に反映されていると私は思わせていただくんですが、塩崎官房...全文を見る
○蓮舫君 発言の依頼が全体の六割、やらせ質問が十五回、四割の七十一回で動員が掛けられていた、一人五千円の発言謝礼金は六十五人に払われていた、ハイヤーの単価を安く装うための改ざんが三十七回、そして会場での大臣の誘導に四万円などの常識を離れた値段設定がされていたわけですが、もうこれだ...全文を見る
○蓮舫君 つまり、やらせタウンミーティングを始め百七十四回全部を調査した。限られた時間でお出しをした。あとは国民の信頼を回復すべく、今後タウンミーティングを行うときにこれまでのような非難されるようなことは行わないということの表れなんでしょうか。
○蓮舫君 実は、不十分な調査だと、もっと調べられるんではないかと思われる箇所が幾つもあるんですね。  私たちがこれまでに質問で明らかにさせていただいたことに、静岡で行われた教育改革タウンミーティングで、実際三人の大臣と有識者がゲストだったのにハイヤーは十五台請求されていたと。員...全文を見る
○蓮舫君 中身はどうやってチェックされたんでしょうか。領収書ありましたか。報告書には領収書の一枚も添付されておりませんが。教えてください。
○蓮舫君 経費内訳表をお示ししないのはなぜなんでしょうか。
○蓮舫君 領収書がなくて、業者の方が提出した経費内訳表が信頼するに足りるというのは、何をもって判断したんでしょうか。
○蓮舫君 先ほど答弁で記憶が薄れているとおっしゃいませんでしたか。記憶が薄れているのに、担当者が、当時前に入って、看板はこうだった、ああ、こういうふうに立てられた、こういうふうに設営された、大体幾らだろうってお分かりなんでしょうか。
○蓮舫君 領収書がなくて、業者さんがお出しになられた経費内訳表を、担当者が、ああ、このとおりだったとお分かりになるというのは大変な能力だと思うんですけれども。  では、お伺いします。  この内閣府がお示しになられた仕様書で指定した値段で員数が改ざんされていた部分の計算をさして...全文を見る
○蓮舫君 大変記憶が明らかですね。  国土交通省の場合にはそういうふうに値段が高くなる要因があった。それを百歩譲って認めたとしても、じゃ、経済連携タウンミーティングは二百二十万掛かっているんですよ。じゃ、これはもう経済ですから、経産省だからまた特別にこれはお金が掛かったという説...全文を見る
○蓮舫君 済みません、もう一度分かりやすく教えていただきたいんですが。  通常は、契約を行うときに見積額を提示さしていただいて、じゃこれで受注をしていただいて、仕事をしていただいて、請求書をいただいてから精算をするものですが、今の答弁ですと、その見積書と、それと請求書が同じ日に...全文を見る
○蓮舫君 つまり、平成十三年度分の一年間のタウンミーティング契約を交わした広告代理店とは、その一年のうちにもう十数回のタウンミーティングをやっている。毎回、数億円単位のものを一年後にまとめて見積書と、それと請求書を同時に作って決算をしているというのは、これはどんなに早くしなければ...全文を見る
○蓮舫君 では、総括してください。  さかのぼり契約は、これは適正だったと理解しているんですか。
○蓮舫君 適切ではないと思います。  つまり、塩崎官房長官は、この調査報告書で国民の信頼を回復したい、御理解をいただきたいと先ほどおっしゃっておりましたけれども、これを見ても今内閣府の方に細やかに十八分掛けて聞かないと分からないことが幾つもある。しかも、聞いた上での御説明だけで...全文を見る
○蓮舫君 官房長官にお伺いします。  更に追加の調査報告書が出るんでしょうか。
○蓮舫君 官房長官、問題です。文部科学省は子供の教育をつかさどる省庁です。そこの省内の人がやらせ問題の原稿を作っていたんじゃないか。それに対して今官房長官は、省内では当然把握をしている、でも、それでも今回の調査報告書で一区切りだと、これで国会の質問に資するものだと言いましたが、教...全文を見る
○蓮舫君 追加的資料を要求を何度もさせていただいたときに、官房長官御自身がおっしゃっているのは、今百七十四回も含めて全部調査報告書を作っているんで、この国会が閉じる前に必ずお出しさせていただくと約束をされて、私たちはそれを信頼さしていただきました。  で、実際に理事会の中でも私...全文を見る
○蓮舫君 どこかだけを突出してとまるで人ごとのように言いましたが、今この委員会で審議をしているのは教育改革なんですよ。そして、その八回行われた教育改革タウンミーティングで、政府が偽装して世論を誘導して、民主主義の根幹を崩したやらせ質問が行われたから、しかもそのやらせ質問の原稿を書...全文を見る
○蓮舫君 いやいや、それ、質問していません。
○蓮舫君 官房長官、認識が決定的に私どもと違うのは、一回でもやらせがあったら全部の信頼は失墜するんです。たった何回だけだったから良かっただろうという、そんなことではないんですよ。  この審議で話している大切さ、重要さは問題意識を御共有いただいていると思って、私たちは調査報告書が...全文を見る
12月14日第165回国会 参議院 文教科学委員会 第6号
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○蓮舫君 私は、ただいま可決されました著作権法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会及び公明党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     著作権法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府及び関係者は、...全文を見る