蓮舫

れんほう

選挙区(東京都)選出
立憲民主・社民
当選回数3回

蓮舫の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月08日第166回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫です。  今朝受信した安倍内閣メールマガジンで安倍総理は、平成十九年度予算案は、成長力強化、再チャレンジ支援、少子化対策、教育再生に重点を置いためり張りのある予算配分を行ったと書いてあります。  まず、柳澤大臣に確認します。少子化対策に重点を置...全文を見る
○蓮舫君 今大臣がお話しになられた育児休業についてお伺いしたいんですが、安倍内閣、平成十九年度予算案で育児休業給付金はどのように変えますか。
○蓮舫君 この政策が少子化対策に資する効果を説明してください。
○蓮舫君 申し上げることが困難だけれども少子化対策に資するとするのはどうしてでしょうか。
○蓮舫君 実際に子育てをする人の助けにもなって、後輩たちが結婚をしたいという効果も生むんではないか。すばらしい政策だと思います。どうして平成二十一年度までの暫定措置としているんですか。
○蓮舫君 つまり、二十二年度以降は重点的に取り組まないでいいということでしょうか。
○蓮舫君 育児休業給付金が四〇から五〇%に増えるというのは、これは大変助けになるわけです。年代、世代にかかわらず、すべての夫婦がこの制度を見て、だったら産んでもいいかなと判断する、子育て、少子化対策に資すると私は思っているんですが、どうして二十一年度で終わって二十二年度以降はまた...全文を見る
○蓮舫君 育休給付金は労働保険特別会計、この会計では事業主負担で三事業というのが行われている。雇用安定事業として、事業主に育児休業制度を取り入れてもらうための助成金事業があるんですが、この助成金事業はどういった効果が出ているんでしょうか。
○蓮舫君 十八年度から中小企業子育て支援助成金というのを始めておられますが、大企業に比べて中小企業というのは経済的に従業員の育児も仕事も応援するというのはなかなか難しい。公的助成というのは私は欠かせないいい助成金制度だと思うんですが、これは具体的にどういう助成金でしょうか。
○蓮舫君 育休制度を事業者が取り入れて初めて対象者が出ると百万円、二人目だと六十万円、三人目以降は出ない、一事業者一回限りの助成金なんですが、十九年度予算案を教えてください。
○蓮舫君 私がいただいた資料の十九年度予算案は二十九億となっていますが。
○蓮舫君 じゃ、育児休業に限ってなんですが、再度お答えいただきたいんですが、十九年度予算案の対象者はどれぐらいでしょうか。
○蓮舫君 総務大臣にお伺いします。  育休制度を導入して中小企業子育て支援助成金を受け取れるのは百人以下の従業員の中小企業です。今、日本の民間のこの条件に当てはまる中小企業総数を教えてください。
○蓮舫君 対象となる約百四十八万社の中小企業の総数で子育て支援助成金の対象数は千八百八十九件。これは理想的な対象数なんでしょうか、柳澤大臣。
○蓮舫君 一年間十四万の女性が出産をしている、そのうち働き続ける方が三六%、それにしても対象数が千八百八十九件というのは総数として私は絶対的に少ないと思うんですが、厚労省では、またあわせて、育休を取った社員の代わりに代替要員確保のための支援の助成金も行っていますが、これはどういう...全文を見る
○蓮舫君 育児で休んでいる社員がいると、その間代替要員を雇った場合に助成をしていくというのは、中小企業にとっても、また働き続けながら育児をしたいと思っている社員にとっても大変いい制度なんですが、平成十六年度、十七年度、それぞれ対象者数と実績を教えてください。
○蓮舫君 予算が付いていながら実績がかなり下回っている。十九年度の予算案では、更に人が減って六百十三人を対象にしていると。  総務大臣にお伺いします。  夫婦共働きで女性の年齢が二十五歳から三十四歳、子供のいない夫婦の世帯数というのはどれぐらいありますか。
○蓮舫君 今、第一子を産む平均年齢、女性の平均年齢は二十九歳です。そう考えると、この世代で共働きで子供のいない夫婦だけで七十二万世帯いるとしたら、ここの人たちが産みたいと判断できる施策を講じていくのはとても大事だと思います。この方たちが育休が取れるんだと、仕事をしながら安心して子...全文を見る
○蓮舫君 七十二万世帯が、産むかもしれない、共働きの今産む世代の対象者です。で、六百十三人しか支援の対象者がいないというのは、努力が足りないというレベルではないと思います。  もっと丁寧な御説明をしていただけますか。十九年度予算案ですよ。
○蓮舫君 助成金っていろんな種類があって、私もほとんど知らなくて、今回初めて知ったものが多いんですが、育休を取った人が仕事に戻ったとき、元の職場に戻れるための六種類もの助成金もおやりになられているんですね。どういうものがありますか。
○蓮舫君 その中で、子育て期の柔軟な働き方支援コース、これはどういったものでしょうか。
○蓮舫君 この助成金の対象者となる、三歳から小学校に入るまでのお子さんの御両親、それで働いている方が対象者なんですが、この対象のお子さんの数は今大体四百六十四万人日本にいます。十九年度予算案では百六十八件を対象にしている。少子化対策を進められる厚労省としては、総合的な推進で少子化...全文を見る
○蓮舫君 大臣、働きながら子供を欲しいと思っていらっしゃるカップルにとって、女性の方が取得率は高いんですけれども、やっぱり子供を産んで育児休業が取れるのか、その後原職に復帰できるのか、これすごく大きな問題なんですね。  今はもう大学を出ても、女性はいきなりパート、アルバイト。正...全文を見る
○蓮舫君 雇用管理の専門家を有していて大変ふさわしい財団であると、だから指定法人とされている。  助成金事業に限って見ますと、平成十五年度千五百七十一万円、十六年度一億千五百万円、十七年度三億円、実績が予算を下回っている。予算付けされているのに使い切っていない、余っているんです...全文を見る
○蓮舫君 財務大臣にお伺いします。  国は、行政改革として特別会計を今後整理していく方針なんですが、これ根拠と、それと労働特別会計の今議論をさせていただいている三事業はどのように整理をされていくんでしょうか。
○蓮舫君 柳澤大臣にお伺いしますが、その三事業というのは、行革の方向でもそのうちどんどんどんどん小さくなっていく。その中で大臣が頑張っておられるんだと思いますけれども、本当に必要とされている助成金事業の予算というのは年々上がってきている、ただ大臣が先ほど不本意と答えたように、それ...全文を見る
○蓮舫君 さすが言葉には大変敏感な大臣の御答弁だったんですが、私が行ったときに用意していなかったじゃなくて、常に用意されているデータを根拠にして助成金という事業は私は進められていると思うんですが、これは感覚でいいんですね。こういう姿勢の財団の、助成金のお配りの方の、在り方でよろし...全文を見る
○蓮舫君 二十一世紀職業財団、唯一常勤理事がいます。お給料をもらっている常勤理事。この方の前の職は何ですか。
○蓮舫君 唯一の常勤理事は天下りです。  財団の職員は百六十九名います。このうち厚労省関係の天下りは何人いますか。
○蓮舫君 百六十九分の五十五、三人に一人が天下りの財団。  財団の収入に占める補助金年収割合は八五%。で、助成金支給実績は予算を下回っていても平気だと、その根拠は感覚で仕事をしているような人たちですよ。ここに、柳澤大臣が力を注ぐであろう少子化対策の大切な施策をすべて一任してよろ...全文を見る
○蓮舫君 今日私が労働特別会計にこだわったのは、安倍内閣になって少子化対策いろいろ力を注いでいくと言いながらも、一般会計の予算というのがなかなかいただけないという財布事情が見えているからなんですね。例えば、目玉とされているもう一つの施策、児童手当、乳幼児加算五千円アップ、この財源...全文を見る
○蓮舫君 柳澤大臣、財源については、これは厚労省からいただいた資料ですけれども、十九年度、国、地方の負担増分は、これ特別会計で廃止される事業項目の基金、本来、国庫に返納される部分を使うと書いてありますが違うんですか。(発言する者あり)
○蓮舫君 二十年度以降は財源どうするんですか。
○蓮舫君 厚労大臣としての答弁よりも今の財源についてお伺いした答弁の方が力強い内容でございましたが、ただ中身は全く力強くなくて、つまり、単年度だけを特別会計から捻出をしただけであって、それを二十年度以降は検討するというのを頼りにしている。つまり、どうして安定的な財源を一般会計で確...全文を見る
○蓮舫君 つまり、再チャレンジをする前にチャレンジする道を閉ざしてはいけないということを言わせていただいているんです。今大臣、いろいろな事情で安定的な職を辞したときにその方たちを応援すると言いましたけれども、まず第一回目は、その継続就業、ここを応援しなければいけなくて、育児休業と...全文を見る
03月14日第166回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫でございます。  まず、松岡大臣に冒頭お伺いしたいんですが、今大臣は、日本で国民やメディアで最も関心のある政治家だという御認識はおありでしょうか。
○蓮舫君 最も関心が高いと思うんですね。それだけ発言の影響力というのも大きいと思います。  三月九日、会見で、水道水を飲んでいる人はほとんどいないと発言をしました。水道水は飲み水ではないという意味でしょうか。
○蓮舫君 大臣、よく思い出していただきたいんですね。今、水道水を飲んでいる人はほとんどいないんじゃないですかねと発言されたんです。これはペットボトルのペットボトルという言葉もなかったんですが。
○蓮舫君 柳澤大臣にお伺いします。  厚労省は、安全、安心な飲み水対策として水道施設整備を行っています。十九年度予算案、どれぐらい計上して、どんな要求をされていますか。
○蓮舫君 安心、安全して飲用できる水道水のために厚労省は約八十八億円計上しているんですね。こうした努力をされているにもかかわらず、松岡大臣が水道水を飲んでいる人はいないと否定的発言をしたことに対して、柳澤大臣の方が不本意ではないでしょうか。どうお考えになりますか。
○蓮舫君 飲用に適した水を御努力されて供給しようとしている。松岡大臣の発言は歓迎するものでしたか。
○蓮舫君 松岡大臣にお伺いします。  山や森林、いわゆる水源を守る、そういう部分の所管大臣でおられる方が、先ほどの水道水の発言なんですけれども、おいしいきれいな安全な水を供給しようと努力している人たち、あるいは経済的問題でミネラルウオーターを買う余裕がない人たちに対して配慮を欠...全文を見る
○蓮舫君 次に、大臣にとって、私、大臣になったことがないんで分からないんですが、国会の答弁というのはどういうものなんでしょうか。
○蓮舫君 私どもの小川幹事長の質問に対し、何とか還元水を付けております、光熱費は暖房なんなりが含まれている、詳細はにわかに覚えてないがきちんと確認してお答えしたいと思います、大変大事な責任の重い答弁です。  いつ説明していただけるんでしょうか。
○蓮舫君 つまり、疑惑が持たれているとか説明責任が足りないんじゃないかという、こういう声に対しては必要ではないと判断しているんですね。
○蓮舫君 国会議員会館の部屋は家賃もただ、水道代もただ、電熱代もただです。きちんと報告しているというのであれば、なぜ三千万円の事務所費が計上され、一年間で五百万円、五年間で二千八百八十万円の光熱水費が計上されているんですか。
○蓮舫君 大臣が自らお話しになられた何とか還元水、いわゆる浄水器だと思います、あるいは何とか暖房費関係、つまりこれは本来は備品、消耗品だというのは何度も私ども言わせていただいています。つまり、単独で水道代、電気代が出るとすれば、独自に水道管を引いてメーターを付けているとか、あるい...全文を見る
○蓮舫君 総務大臣にお伺いします。  一般家庭の年間平均光熱水費はお幾らでしょうか。
○蓮舫君 平均で二十七万円。つまり、四十平方メートルの広さの国会会館で大臣は一般家庭の約二十一世帯分に当たる年間光熱水費を計上しているんですよ。この額というのは適正だと思っています、普通の人のお金の感覚と同じだと思っていますか。
○蓮舫君 いや、一般的なお金の感覚で電気代や水道代を計上していると考えていますか。
○蓮舫君 お金の感覚がずれていてはいけないんだと思うんですね。大臣のこの三年間、公開されている組織活動費を見ると、新世紀政経懇談会の役員会とか幹部会とか打合せ会はほとんどが赤坂の一流料亭で行われています。つまり、お金の感覚が本当に一般の方たち、例えば水道代を払ってその上でミネラル...全文を見る
○蓮舫君 私は今、大臣のことについてお伺いしているんです。是非、御自身の政治と金について何の一点の濁りもないんだというんであれば、是非行動で示されていただきたいんですが。  私たちは、三月六日に政治資金規正法改正案を提出しました。これまで義務付けがなかった事務所費あるいは光熱水...全文を見る
○蓮舫君 是非、私たち以上の内容の対案を、独自案を自民党が出したら、私どもはもちろん賛成しますよ。その部分について積極的に行動していただけることが松岡さんが自分はクリーンだということの表明になるんだと思います。是非活動していただきたいと思います。
○蓮舫君 また機会があったら引き続き伺いたいと思っています。  次に、年金についてお伺いします。  柳澤大臣、去年の十二月に新しい人口推計が発表されました。この推計で、五十年後の日本の人口構成はどうなっていますか。
○蓮舫君 この推計を受けて、厚労省が年金財政への影響を二月の六日に発表しました。これ、どうしてでしょうか。
○蓮舫君 新しい人口推計では、人口が減って少子高齢化が一段と進んでいると。  〇四年次の経済前提のままで出生率を〇六年度の一・二六に当てて再計算をすると、所得代替率は幾つになりますか。
○蓮舫君 お配りさしていただいている資料一に付けさしていただいております。  四六・九になるものが、今回の唐突の暫定試算では同じ出生率でも所得代替率が五一・六と、政府公約に沿った内容になっているんですね。それは経済前提を〇四年次より明るい見通しを置いたからなんですよ。この暫定試...全文を見る
○蓮舫君 つまり一言で言えば、三年前の改正時における経済見通しから経済情勢が好転したから、だから暫定試算をしたら公約どおりの所得代替率が五〇%を超えるということだと思うんですが、年金財政を語るときに、年金制度で現役世代が御高齢者を支えると、少子化というのはやっぱり大変大きな要因に...全文を見る
○蓮舫君 御説明いただいたように、厚生年金保険料は定額ではなくて定率だから、賃金が上がると年金財政はこれは単純に潤うわけですね。  振り返らせていただきます。  〇四年度に厚生年金に集まった保険料の実績は総額幾らでしたか。
○蓮舫君 資料二に表を付けさせていただきました。左側の上なんですが、実際に集まった保険料が二十・二兆円。でも、これは〇年度には幾ら集まると推計されていましたか。
○蓮舫君 見通しから実績が六兆五千億円足りなかった。これは加入者が予想を下回ったことも原因としては考えられるんですが、賃金が思ったより上がらなかったという原因も大きいと思うんですね。これはどう分析されていますか。
○蓮舫君 つまり、推定していた、予測していた様々な上昇率の見込みが外れたことが大きいと思うんですね。〇年には、〇四年次の賃金上昇率を厚労省は二・五%上がると想定していたんですよ。でも、実際には幾ら上がりましたか。
○蓮舫君 資料三に賃金上昇率見込みと実績というのをそれぞれ表を作って付けさせていただきました。国税庁の民間給与実態統計調査によれば、〇四年の賃金上昇率はマイナス一・一、厚労省の毎月勤労統計調査でも上昇率はマイナス〇・七。厚労省の見通し二・五%を大きく下回ったということが、これが想...全文を見る
○蓮舫君 大田大臣に聞く前に、もう一つ確認をさせていただきたいんですけれども。  国税庁の調査で、この八年間、賃金上昇率ってずっとマイナスなんですよ。どんなに政府がイザナギ景気を超えて景気が良くなったと言っても、働いている者にとっては実際自分たちの懐が潤っていないという、こうい...全文を見る
○蓮舫君 いや、大変分かりやすいんですが、つまり、従来からの試算が実績で全く反映されていないというところが問題ではないですかと、甘いんじゃないですかと。いいですよ。二・五%に給料が上がるんだったら私どもも全面的に柳澤大臣を応援させていただきたいと思うんですが。例えば春闘を見ると、...全文を見る
○蓮舫君 十六年度の年金改正で、少なくとも十六年以降は五年に一度の財政検証を行うことになったんですね。五年もたっていないのに、今暫定試算を置いて、あえて所得代替率が五〇%を守ることができるんだと明るい見通しを前提に置いていることが、なぜ選挙の年にわざわざやらなければいけないのかが...全文を見る
○蓮舫君 まあ、経済というのはいろんな外的要因によって、目標としていたものが、例えば上海発の世界同時株安もありますし、テロや大地震で不測の事態が起きるから、まあそこは確実な担保性というのはないというのはこれは分かるんですね。  じゃ、ちょっと確認なんですが、この進路と戦略、四パ...全文を見る
○蓮舫君 はい。
○蓮舫君 はい、どうぞ。
○蓮舫君 いずれのシナリオにしても、政府が努力をして規制改革とか法改正を行って環境を整える、あとは民間がどれだけ頑張って結果を出すかによってどのパターンに落ち着くのかが分かると思うんですけれども。  確認をさせていただきたいんですが、今御説明いただいた安倍内閣の進路と戦略は、小...全文を見る
○蓮舫君 改革と展望では、これまでは改革の効果を平均的に見積もっていたと、そこが平準値なんだと。それが、進路と戦略、安倍内閣では改革効果が十分に発揮されたものと。しかも、その中で、先ほど柳澤厚生労働大臣がいい方のケースとおっしゃいましたけれども、十分に発揮されたケースの中でも、効...全文を見る
○蓮舫君 〇・二ポイントというふうに言われたのは、それは内閣府の見通しを経済前提に置いた二〇一一年までだけの数字ではなくて、二〇一二年以降、百年単位で超長期設定を厚労省が独自に行われているから、ここの数字が正しければ〇・二の所得代替率の差だと思うんですけれども。  お伺いをさせ...全文を見る
○蓮舫君 具体的に、ではお伺いします。  平成二十四年度以降、超長期設定なんですが、資料の四枚目に、内閣府の経済前提に基づいて厚労省が暫定試算をした分と、長期設定は厚労省が独自に暫定試算をした部分なんですが、資料を付けさせていただいております。  平成二十四年度以降、運用利回...全文を見る
○蓮舫君 過去十年間だけで超長期設定を決められていいのかなという素朴な疑問はあるんですけれども、一方で、先ほど大田大臣も指摘されましたが、この超長期設定については厚労省は独自に労働力率等も加味して推計をされているんですが、資料五枚目に労働力率の見通しについて、これ厚労省の考え方な...全文を見る
○蓮舫君 同じ研究所の試算では二つ数値が出されているんです。  大臣が今おっしゃられた厚労省の暫定試算で労働力率、三十から三十四歳の女性、これが八〇・四%まで高まるというのは労働市場への参加が進むケースなんです。進まないケースは、同じ二〇三〇年度、六一・四%、今より下がっている...全文を見る
03月15日第166回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫でございます。  まずは、お二人の公述人には、大変な貴重な時間を割いていただき、それぞれ御専門のお話を拝聴させていただいたことを心より感謝を申し上げます。  まず、田代公述人にお伺いをさせていただきたいんですが、新型インフルエンザ、鳥のインフル...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございます。  田代公述人のお話をお伺いしていて、私、BSEのことを思い出していたんですね。BSEも元々は羊から感染したものが種を超えて感染をしていって、最終的には牛に感染をして、その牛の肉を食べた人に感染をして、イギリスでは死者が出ていて、その関連性という...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございました。  続いて荻原公述人にお伺いしたいんですけれども。私思うんですね、安倍内閣になって、あるいは小泉前総理時代のときもそうだったんですけれども、景気は堅実に確実に回復をしてきていると、安倍総理がおっしゃられたのは、もうイザナギ景気を超えて物すごくい...全文を見る
○蓮舫君 つまり、高度経済成長時代と今と決定的に違うのは、景気が良くなる、つまり大企業、牽引する役の大企業の利益がどんどん上がってくると、それが結局労働者に跳ね返って、賃金が上がって、それでそれが消費に回って、それがある種うまく経済が回っていたものが、今は労働分配率がどんどん下が...全文を見る
○蓮舫君 全く同じ認識なんですね。  つまり、家庭で見てみますと、年金保険料が上がったり医療保険料の負担も、お年寄りの方も増えてきていますし、あるいは定率減税実質廃止というのは、実質これ増税ですよね。所得税あるいは住民税も増税。いわゆる保険料アップあるいは増税感で極めて、しかも...全文を見る
○蓮舫君 カボチャに戻っても、そのカボチャがまだおいしく食べられるんだったらいいんですけれども、傷んでしまった場合にはもう二度と馬車には戻れないわけですから。  今その部分で消費と言いましたけれども、消費というと、これから少子高齢化で、高齢者の人口配分の方がどんどん大きくなって...全文を見る
○蓮舫君 おっしゃるとおりで、確かに年金百年安心だったはずなんですが、〇四年次の改正時には、改正するときの出生率は一・三二で試算をしていたのが、改正した直後に出生率は一・二九だったということが明らかになって、しかもこれ、厚労省がその情報を大臣に上げていなかったという失態まで明らか...全文を見る
○蓮舫君 そこは政治がしっかりと変えていかなければいけない部分だと思います。  百年設計で、しかもこの国のために頑張って働いてくださった方たちの老後の最低限のセーフティーネットなんで、明るい見通しを置いて安心だとごまかすんではなくて、本当の部分で情報公開を、先ほど荻原公述人が言...全文を見る
○蓮舫君 正に正社員に負担が押し付けられている一方で、増えている、もう労働者の三分の一だという非正社員の方たち、例えばキヤノンの埼玉工場の方にお話を伺った。彼は請負で、工場の極めて技術力の高い仕事をしている技術士なんですけれども、三か月で契約更新だと。四か月先が見えない自分が、将...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございました。今おっしゃったことは、恐らく与野党ではなくて、すべての政治家が思って仕事をすることだと思っています。  両公述人、本当にありがとうございました。
04月19日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第10号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫でございます。  今日審議させていただく法案、文化財というのは、言うまでもなく今の時代だけ守るとか、文化財のある国や地域に住んでいる人々だけのために守るものではなくて、過去から現在まで引き継がれて、現在から未来に引き継いでいく人類共通の財産だと思...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございます。  つまり、ハーグ条約の文化財の定義は、動産又は不動産であるがために、文化財保護法で日本が保護する対象としている名勝、天然記念物のうちで自然と生物が対象外になるんですね。  平成十九年三月現在で、文化財保護法で名勝と指定されるものが三百八件、天...全文を見る
○蓮舫君 名勝の三分の二だけ、天然記念物でいうと九百三十四件のうちわずか三件だけが紛争時に守られる本法律案の対象なんですね。  天然記念物の中には、世界的に又は国家的に価値が特に高いものを国が特別天然記念物と指定をするものがある。例えば阿寒湖とマリモとか、屋久島と屋久島杉の原始...全文を見る
○蓮舫君 日本は国内的にも世界的にも特に価値が高いものを、そして重要なものを文化財保護法で守ってきたんですが、その文化財として大切に日本が守ってきたものが、本法案を立法化することによって守るものと守らないとの線引きが明らかにされてしまうと。しかも、紛争時ということは、平時よりも壊...全文を見る
○蓮舫君 さすが伊吹大臣は外務大臣としても遜色のない答弁を今いただきましたけれども、同じ内閣でございますから、是非、伊吹大臣から麻生大臣にお伝えをいただけるように、今日の審議ではもう幾つか矛盾点を大臣に知っていただきたいという観点から質問を続けさせていただきます。  日本には世...全文を見る
○蓮舫君 では、この十三件は本法案では文化財として保護の対象になっていますか。
○蓮舫君 屋久島、白神山地と知床、この世界遺産の自然で区分されたものは対象にならないと。  世界遺産条約の目的を教えていただけますか。
○蓮舫君 破壊等の脅威から保護し保存することが重要であるという観点から、国際的な協力援助の体制を確立するのが世界遺産の目的なんですけれども、そうなると本法案の紛争時に文化財を守るという目的と合致すると思うんですよね。ただ、世界遺産で自然で区分された三か所は本法案が通った後は保護の...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございます。  じゃ、国内法をちょっと見てみたいんですが、国内で、仮にですよ、これ起こしてはいけないんですが、武力攻撃事態というのが起きた場合に国民保護法制があるんですね。この国民保護法制の中では文化財保護の特例という文化財を守る条文があるんですが、これ、ど...全文を見る
○蓮舫君 国民保護法では、文化庁長官が武力紛争時に所有者あるいは管理団体に対して文化財を保護するように命じたり、あるいはその所有者、管理団体から必要な措置の援助を文化庁長官にお願いすることができる、これが今の法律です。  じゃ、本法律案が通ったときに、対象となる文化財は武力紛争...全文を見る
○蓮舫君 いや、違います。本法案で国内文化財は武力紛争時にどうやって守られるんでしょうか。
○蓮舫君 本法案で国内文化財は武力紛争時にどうやって守られるんですかと、手段を聞いているんです。罰則とかありますでしょう。
○蓮舫君 つまり、本法案で対象となる文化財は、紛争時に特殊標章で損壊されるのを抑止する、あるいは損壊した者は罰則が科せられるんですけれども、本法案で対象外のものは国民保護法制でしか守れないので、それは文化庁長官が所有者や管理団体に守ってくださいって命じたり、その方たちから、いや、...全文を見る
○蓮舫君 史跡名勝天然記念物を損壊させるなどの行為を行った者は、文化財保護法では百七条の二の一、五年以下の懲役、三十万円以下の罰金が科せられます。ところが、今回の法案が通って自然、生物ではない史跡がハーグの第二議定書にあるように強化保護で認められた場合、本法案にある罰則規定にある...全文を見る
○蓮舫君 外務省にお伺いしますが、本法案が成立しますと、条約を守るという部分では当然日本の義務を果たすということになるんですけれども、ただ、今るる質疑があったように、これまで日本がひとしく文化財として守ってきたものが線引きをされてしまうと、あるいは罰則においても強化保護になるかな...全文を見る
○蓮舫君 日本はこれまで本当に、提案をしてそして自然を守ろうという極めて日本独自のアイデアを、御努力をされてきておられるわけですけれども、もしユネスコのハーグ条約でその対象にするのが難しいというのであれば、是非英知を絞って、世界遺産条約もありますし、どこかでそれを補てんするような...全文を見る
○蓮舫君 個別の判断。個人行為であれば特定は比較的簡単だと思うんですね、Aさんが壊した。だけど、これ、戦時の場合には軍の一個師団とかが来るわけですよ。そうすると、これ、損壊させた者はこの一個師団全部でしょうか、それとも命令した者でしょうか。
○蓮舫君 例えば、日本が劣勢な戦いといいますか、負けそうといいますか、占領されるかもしれないという事態に、私、守るべきはまず人命だと思うんですよ。何よりも人を守る、人の命を守る、これは政治家にも課せられている大きな仕事ではございますが、そのときに、文化財を損壊させた者の罪を問うて...全文を見る
○蓮舫君 次に伺います。  本法案では、文化財を保護するために特殊標章、ブルーシールドを使用することが定められているんですが、六条ですね、これは、不動産の文化財を識別させるために特殊標章を使う場合、文科大臣の許可を受けなければならない。これはいつ受けるんでしょうか。
○蓮舫君 武力紛争事態が予想されるときに、所有者あるいは管理団体が、あっ、戦争が起こるかもしれないとして申請書に記入をして、文科大臣に許可をいただけるということでしょうか。
○蓮舫君 このブルーシールドの効力というのは、私は武力紛争が起きたときに壊されないために張っておくものだと思うんですね。つまり、平時から張っておいて幅広く認知していただかなければいけないと思うんですよ。それも、国内だけじゃなくて国際的にも。そうすると、今おっしゃっていた手続とか、...全文を見る
○蓮舫君 先ほどおっしゃったように、武力紛争はいつ起きるか分からないと。ならば、この法律が施行したその日から省令も出すためにすべて準備をしておくべきだと私は考えています。  次にお伺いしたいんですけれども、私は戦争を経験したことがないんで分からないんですけれども、書物や映画や知...全文を見る
○蓮舫君 つまり、その射程距離が日本をすっぽりと覆っていて、そしてピンポイントで攻撃できる能力がないと見られているということなんですが、例えば首都圏をねらって皇居だけ外すということ、あるいは広島をねらって原爆ドームだけを外す、こういう能力がないということですね。
○蓮舫君 つまり、ミサイルを撃つ側からして、特殊標章が張られている対象物を外す、見ることができないですし、それでその特殊標章を張ってある文化財を外して北朝鮮のノドンはミサイルを被弾させる、着弾させることができないというときに、文化庁にお伺いしますが、この特殊標章の張られた文化財が...全文を見る
○蓮舫君 前段の部分はよく分かりませんが、後段の部分はよく分かります。とにかく国際的に日本で守るべき文化財はリストを作って広く周知徹底していくという作業は、これも、外務省もそうでしょうけれども、大事なことだと思うんです。  確認します。ハーグ条約の締約国でなければ条約上の義務は...全文を見る
○蓮舫君 北朝鮮は条約締約国ですか。
○蓮舫君 仮に北朝鮮が攻めてきた場合、日本が戦地になった場合、条約を締約していない北朝鮮はこのハーグ条約で守られた文化財を守るべき義務が生じないんですけれども、やっぱり私、これ機会あるごとに北朝鮮にももっと積極的に、いろいろ働き掛けなければいけない部分があの国にはあるとは思うんで...全文を見る
○蓮舫君 伊吹大臣、やはりこれは、済みません、こういうところで振っても困るという顔をされても困るんですが、やはり外務省ももっと積極的にならないと、文化財より人命だというのはあります、それは共通認識です。そして、何よりも紛争を起こしてはいけないというのもあります。ただ、歴史というの...全文を見る
○蓮舫君 心根は全く共有させていただいております。  ただ、現実的にという点、ブルーシールドの点は細かい重箱の隅をつつくかもしれませんけれども、ただ現実的にどうなのかという確認だけをさせていただくと、大臣今おっしゃったように、ハーグ条約は昭和二十九年なんですね。相当古いときに結...全文を見る
05月09日第166回国会 参議院 少子高齢社会に関する調査会 第5号
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○蓮舫君 民主党の蓮舫です。  本当にこの委員会では、少子化と高齢化という、今日本が直面する大きな問題について専門家の方、あるいは大変専門知識を持った方々から貴重な御意見を伺うすばらしい場所だったと思います。改めまして、委員長を始め皆様方に感謝を申し上げると同時に、少子化につき...全文を見る
○蓮舫君 全く今、中原先生のおっしゃるとおりだと思うんですが、ただ、その高齢化と少子化、どちらが重要かという比較ではなくて、実は日本はこの両方において直面している危機感というのをもっと皆さんが共有しなければいけないと思っています。  結婚適齢期というのは、多分、ちょっと言葉が難...全文を見る
○蓮舫君 死に方の問題は、医師である足立委員に対して私が言える立場ではないんですが、個人的に、ころりというのは眠ってそのまま起きないというのが一番理想的だなとは思いますが、まだ残念ながら自分のその末期というのは想定できるような年齢ではないので、これは是非一緒になってまた考えていき...全文を見る
○蓮舫君 恐らく婚外子の問題については、世論からどんな声が上がってくるのか、あるいはそれとも国会で政策議論を中心に進めていくのか。全くこれまで議論が始まってこなかった部分ですから、世論の関心の喚起も今のところはそんなに高いものではなく、政治家の中の議論としてもそれほど関心の高いも...全文を見る
05月22日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第13号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫です。今日はどうぞよろしくお願いいたします。  総理は、美しい国づくり、そのために人づくりだと、だから教育を再生したい、そして規範意識を重視したいと何度も言われてきております。現に今回の学校教育法改正案の中には、教育の目標として達成するものに、国...全文を見る
○蓮舫君 規範とは、辞書で引きますと、行動や判断の基準となる手本や模範です。失礼ながらお伺いしますが、規範意識をおっしゃっておられる安倍総理並びに安倍内閣を構成しておられる大臣の皆様方には規範意識はあるんでしょうか。
○蓮舫君 いや、正に子供に規範意識と言うのであれば大人が問われるべきところなんですが。  昨年の安倍内閣が発足してから起きた幾つかの事柄をここにまとめさしていただきました。(資料提示)私は、こうした中でも一番子供たちに見せたくない、あってはならないと思えるのが政治とお金の関係だ...全文を見る
○蓮舫君 以前の小泉総理は答弁がとても短くて逆に分かりにくかった。安倍総理は答弁が長くて何をおっしゃりたいのか分からない。是非、分かりやすく端的に答えていただきたい。  今総理がおっしゃいました、政治とお金の関係は透明にすることがいいことだ、その思いは一緒です。私どもは、政治活...全文を見る
○蓮舫君 民主党は既に法案を提出しております。自民党からまだ出ていないというのは、じゃ議員の意識の違いということを総理は今理解しているのかなと思いましたが、私は、いずれにせよこういう姿勢というのは子供にちゃんと見せていくべきものだと思っているんですね。  規範意識ということであ...全文を見る
○蓮舫君 御高齢者が老後の生活の最大限頼っている年金を、社会保険庁のミスで本来もらえる額よりも少なくもらえる、あるいは、支給要件を満たしてないといって本来満たしてあるものを切ってしまっている実例が出ているんです。国が約束したものを守らないで、でも一方で子供には規範意識を教えていく...全文を見る
○蓮舫君 既にもらっている人いますよ。既にもらっている人がいるんですよ。
○蓮舫君 五千万って言っているんです。
○蓮舫君 いたずらに質問しているわけではないんです。五千万件、実際に記録が浮いて行方不明に、迷子になっているデータがあって、今総理、答弁で把握している数、おおむねと答えましたね。おおむねって何ですか。そのおおむねという数字を明らかにするために、名寄せをしたら何人の分のデータになっ...全文を見る
○蓮舫君 いたずらにあおっていないということは再度言わしていただきます。年金に関しては、例えば厚生労働省は、二十五年目以降の出生率、経済成長率、労働力人口、独自の判断で試算をしておりますけれども、相当甘い数字出していますよ。  改めてこれはまた議論をさしていただきますが、今の教...全文を見る
○蓮舫君 政府は子育て指南をするべきですかと伺ったんですが、おやりになるんですかと聞いたんですが、どうなんでしょうか。
○蓮舫君 子育て支援はまだまだ足りないと思いますが、子育て指南はしないということで安心しました。  例えば、こういう見識ある方たちの御意見で親学というのが出てきたときに、政府がこの親学をきっちりと各家庭にしてもらいたいんだとするのは私は非常に危険な方向だと思うんですね。それはそ...全文を見る
○蓮舫君 実感ではないんですね、データによるもので確信をされているということでしたが、私は総理と考え方が違うんですよね。家庭の教育力は低下をしているんではなくて、教えたいとする気持ちはあるんでしょうが、随分と環境が変わってきたんだと思います。恐らく総理が小さいころには、大多数のお...全文を見る
○蓮舫君 終わります。ありがとうございました。
05月24日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第14号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫でございます。今日は質疑時間をいただきました。どうぞよろしくお願いいたします。  先ほど私どもの同僚の水岡議員の質問に対して、とても見識、良識ある伊吹大臣の御答弁とは思えなかったんですが、私どもの案に対して、アイデアだけならだれでもできるんだと、...全文を見る
○蓮舫君 今の大臣と民主党の発議者の答弁を聞いてお分かりいただけると思いますが、もっと民主党案を理解していただくために、もっと政府案を私どもが理解するために、たっぷりと審議時間を取っていただきたいということをあえてこの場でまず言わせていただきたいと思います。  それと一つだけ。...全文を見る
○蓮舫君 今、大臣が極めて慎重な物言いで安心をしましたけれども、恐らく四十九条、五十条の国の関与の在り方、それと地方分権の在り方、これは改めて整理をしてまた質問をさせていただきたいと思いますが、あえて今大臣も御指摘をした、本来機能すべき教育委員会が機能をしていなかった、それが結果...全文を見る
○蓮舫君 第一条の二で基本理念を設けて、そして第十一条の六に服務規定というのを新設されているんですね。  十一条の六項の服務規定は、「委員は、その職務の遂行に当たつては、自らが当該地方公共団体の教育行政の運営について負う重要な責任を自覚するとともに、第一条の二に規定する基本理念...全文を見る
○蓮舫君 他方、地教行法は現行法の既に第四条の一項で、地方公共団体の長が選ぶ委員は、人格が高潔で、教育、学術及び文化に関して識見を有する者が議会の同意を得て任命される。つまり、現行法規でも大変優れた方が委員に選ばれているんですね。それを更に重要な責任を自覚すると書き込むことは、ち...全文を見る
○蓮舫君 今大臣のおっしゃっているように、選んでもらったら困るような人が実際に委員にいて問題を起こしたという実例もありますけれども、残念ながら国としては首長さんが委員を選ぶときにそこに口出しをすることはできないわけで、これは首長の判断になってくるんですけれども、今回の法改正が仮に...全文を見る
○蓮舫君 分かりました。  ちょっと、この教育委員会について大臣と議論をさせていただきたいと思うところが幾つかあるんですけれども、今回新たに二十六条、事務の委任というのも新設しているんですね、政府案では。これ、事務方、局長の御答弁で結構なんですが、この二十六条の事務の委任をあえ...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございます。  つまり、今回のこの二十六条を設けるということは、これまで、本来現行法の地教行法二十三条で教育委員会の職務権限というのがるる述べられておりますけれども、これが合議体として実は成り立っていなくて、実務的に、物理的に教育長が処理をしてきた事柄があっ...全文を見る
○蓮舫君 正にその問題意識は共有をさせていただいております。ただ、すべての親御さんが、いわゆる教育とかしつけはもう学校に任せておけばいいんだというような、自分たちの家庭教育を放棄していると私は思っていないんですね。頑張っても頑張ってもなかなか時間が取れなくて、育児に割ける時間、教...全文を見る
○蓮舫君 これも内閣府の調査なんですけれども、文部科学省、文部科学大臣は問題がある場合には指導をされているとは思うんですけれども、今学校教育法施行規則第三十三条で就学校変更の要件及び手続の公表というのがありまして、市町村の教育委員会は、中略しますが、その指定した小学校又は中学校を...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございます。  今おっしゃることはよく分かります。ただ、国が守ってほしい、法律も含めて、政省令も含めて守ってない教育委員会があった場合に、それはどこかでおかしいゆがみが生じて、結果として子供に悪影響が出ては絶対いけないんだという思いで、恐らく教育委員会の責任...全文を見る
○蓮舫君 極めて、大臣がおっしゃっているのは、民主主義が物すごく進んで機能している場合だと思うんですね。首長がどんなに訳の分からない委員の任命をしても次の選挙で落ちるんだということなんでしょうけど、今、実際、市民の意識が高ければ、法律では、現行の地教行法では解職請求もできるわけで...全文を見る
○蓮舫君 分かりやすいのは、政治的中立性を担保というところで教育委員会があるんですが、その教育委員のメンバーを選ぶのが首長ですから、選ぶ段階で政治性というのは実は反映されるんじゃないか、その部分で、政治的中立って何なんだという議論はもう少し深めさせていただきたいんですけれども。 ...全文を見る
○蓮舫君 本来、ここで伊吹大臣に私どもの案についてお伺いをして議論を深めたいところなんですが、残念ながらあと五分となりましたので、この議論、またの機会、たっぷりと質疑をさせていただく前提でまた質問をさせていただきますが。  ちょっと一つだけ確認をさせていただきたいのが、今、教育...全文を見る
○蓮舫君 では、内閣府にお伺いしますが、これはどういう経緯で出てきた発言なんでしょうか。
○蓮舫君 言っていることは分かるんですけれども、一体それが何なのかが分からないというのが正直私の感想なんですけれども。  つまり、大臣がいつも言われるように、民意の代表である国会議員が集まった場所で、今教育をどうしようかと正に本音で私どもも対案を出しながら審議をさせていただいて...全文を見る
○蓮舫君 はい。  最後に一言言わせていただきますけれども、取り上げるから注目を浴びられる、じゃ取り上げないでそのまま再生会議が自分たちの言いっ放しの報告書をまとめて総理に上げて、総理が御納得をされて文部科学大臣にこれで法改正をしろって指示をされたら困るので、その部分は御理解を...全文を見る
05月31日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第16号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。  まず冒頭に、今朝の毎日新聞で報道されておったんですが、タイトルが「小中学校統合を推進」という。これ財政制度等審議会、これは財務相の諮問機関なんですが、六月にまとめる建議に、学校規模の最適化と題し...全文を見る
○蓮舫君 そういう意味では、伊吹大臣は財務省の考え方も十二分に理解できるし、かといって今や文部科学大臣でおられますから、中間と言わず、文部科学大臣としてこんなことがあってはいけないんだとはっきり明言をしていただきたいというのが私の希望的観測ではございますが。  ただ、はっきり申...全文を見る
○蓮舫君 確かに、現行教育行政で考えますと設置者が決めることであって、国が直接そこに対して指導することはできないとは思うんですが、ただ国家として、子供のひとしく学ぶ権利を保障しなければいけないといったときの国の責任というのはあると思うんですね。  今回の政府の提出した教育関連三...全文を見る
○蓮舫君 恐らく民主党のおっしゃっておられる、国が財政破綻に陥った市を一時的にせよ国所有にすることに対しては、今進んでいる地方分権に対して、中央集権により戻すんじゃないか、国の教育に口を挟む権限をより強めるんじゃないか、いろんな議論があるところだとは思いますが、最終的には子供の学...全文を見る
○蓮舫君 大変分かりやすい説明をいただきましてありがとうございました。  更に言うと、大臣は、常に教育行政は謙虚に公正中立でなければならないと御答弁をされておられるので、軽々に国が地方の教育行政に口を出す、手を出すということであってはならないと思うんですが、確認をさせていただき...全文を見る
○蓮舫君 伊吹大臣のおっしゃる私は抑制的にやりたいと、これは私どもは信頼関係も持っております、審議を通じてそれは信頼をさせていただくんですが、ただ、大臣が替わった場合に担保される言質ではないんですね。そう考えると、この法律要綱の条件というのはきっちり確認をさせていただきたいんです...全文を見る
○蓮舫君 後の報告でもう取り返しが付かない事態というのがあるんですね。子供の場合には、特に生命にかかわるときの場合、あるいは学習権にかかわるときの場合。  つまり、四十九条、五十条を読んで、良くできている法律だと思うんです。いろいろな要件を掛けて、この要件を認めていかないと国は...全文を見る
○蓮舫君 ではお伺いしますが、文部科学省はこの怠りがあるという事態をどうやって知るんでしょうか。
○蓮舫君 いや、実はこれ、衆議院の教育特で銭谷局長がもう御答弁されているんですよ。その御答弁は、どうやって怠りがあることを文科大臣が知るのかということに対しての答弁は、銭谷局長は、教育委員会に対する各種調査やヒアリングと言っているんです。つまり、教育委員会にヒアリングをしても、教...全文を見る
○蓮舫君 つまり、その怠りという要件をある程度片付けて形にしておかないと、大臣が替わったときに変わってくるんですよ。伊吹大臣が幾ら聡明な御判断を下されたとしても、次に間違った大臣がなった場合とか、あるいは御判断がぶれたりすることがあってはいけないんです、教育行政においては。だから...全文を見る
○蓮舫君 司法で争うということを前提に議論をしてしまうと、今立法作業をしているときに、やはりある程度これは司法で判断を任せる事態になるであろうという議論以前に、司法に行かないで済むように立法の途中経過で議論をしたいと私は思っているんですね。  その部分で民主党の発議者にお伺いを...全文を見る
○蓮舫君 午前中に、自民党の先輩である吉村委員も、これからは対立ではなくて一緒に切磋琢磨、構築していくんだと、そういう部分においてはまだまだ構築できる場面が私は幾つもあると思うんですね。まだまだ審議を尽くさせていただきたいと思います。  時間になりました。ありがとうございました...全文を見る
06月14日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第19号
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○蓮舫君 第一班につきまして御報告いたします。  派遣委員は、狩野安委員長、中島啓雄理事、荻原健司委員、水岡俊一委員、鰐淵洋子委員及び私、蓮舫の六名であり、去る十一日及び十二日、水戸市及びいわき市において地方公聴会を開催し、それぞれ三名の公述人から意見を聴取した後、各委員から質...全文を見る
06月19日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第20号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫です。よろしくお願いいたします。  教育の質問をさせていただく前に、今国民の間で本当に大きな不安な問題となっている年金について、総理に二、三確認をさせていただきたいとお願いを申し上げます。  まず、私ども民主党は、昨年の六月から、宙に浮いた、消...全文を見る
○蓮舫君 総理が責任を持って一年で対応するという、極めてこれは力強い言葉だと思うんですが、確認をさせていただきたいんですが、総理が一年で対応するというのは、これは突合なんでしょうか、統合なんでしょうか。
○蓮舫君 安倍総理が総裁を務める自民党、総理は今突合と言いました。突合というのは、コンピューターの中の記録を名寄せをする、五千万件がだれのものである可能性が高いかを、これを寄せるわけですね。だけれども、自民党のホームページでは突合ではなくて統合すると、一年で統合すると言っています...全文を見る
○蓮舫君 子供に聞かれるんですよね、年金問題って何が起こっているんだろうと。(発言する者あり)自民党の方が今やじを飛ばすというセンスが私には分からない。政治家として、大人として責任を持って、起こしてしまった問題はしっかりと解決をすべきだと思うんです。  総理は今、突合と言いまし...全文を見る
○蓮舫君 済みません、一点だけ確認させてください。  突合と統合では全く意味が違うんです。難しいから国民は分からないだろうから統合でいいだろうというようなことはおかしいと思います。  さて次に、教育の質問をさせていただきますが、今子供を育てて学校に通わせている保護者が学校に求...全文を見る
○蓮舫君 保護者の多くが学校に望んでいるのは、学校での教育の目標を規範意識に掲げてほしいということよりも、もっと身近なことだと思うんですね。塾に通わなくても済むような確かな学力を学校だけで教えてもらいたい、自分の子供が楽しく学校に行く、いいですよ、でも、うそをつかないで、本当に楽...全文を見る
○蓮舫君 教育委員会で一言申し上げさせていただくと、今既に法律で教育委員に選ばれる方は人格が高潔な方なんですよ。それに、今回の法改正で更にそこに教育委員としての自覚を、責任を自覚することと上書きしているんですね。ただでさえ高潔な人でも、それでも今までいじめを見落としている、あるい...全文を見る
○蓮舫君 さらに、この文教科学委員会での審議をしていて、与野党問わず質問者が必ず口にすること、あるいは中央公聴会、地方公聴会で公述人が必ず口にしたことは教育予算の拡充を望むということなんですね。  先ほど来、私どもの佐藤筆頭の方からの質問でもありましたけれども、総理は教育予算を...全文を見る
○蓮舫君 予算を増やすか増やさないかは明言しないけれども、頑張る。それはマニフェストで公約にはならないんですよ。  夏に参議院議員選挙があります。大きな争点で教育というのも当然問われてくると思います。そのときに、総理はお酌み取りください、私はこれは有権者は何を基準に選べばいいの...全文を見る
○蓮舫君 やはり総理にも、きっちりと最重要課題と言うのであれば、お酌み取りくださいではなくて、頑張る、努力するではなくて、きっちりと予算を確保するときに、こういうふうに確保していくんだ。例えば、行革法五十五条の三項は削除していくんだという明快な御答弁がいただけないのが非常に残念な...全文を見る
○蓮舫君 国民との対話は私は不必要と言っているわけじゃないんです、必要だと思います。内閣がそれをやりたいという意思も大切だと思います。ただ、見直しをしたら予算が十分の一まで圧縮できた、相当なことだと思うんですね。  実は、総理が、総理夫妻がモデルになった地球温暖化防止の、新聞に...全文を見る
○蓮舫君 効果はあったんですね。分かりました。それを聞いているんじゃないんです。  総理がやっぱり指導力を持ってきっちりと啓蒙活動をしていくんだという意思は大切だと思いますし、その影響力も私は決して少なくないと思います。ただ問題は、お金の使われ方が本当に正しいんだろうか、これ第...全文を見る
○蓮舫君 事業が始まったのが平成十七年度から、十九年度まで予算付けされて、もう実績も出ているんですが、三年間で総額幾ら事業費に使われていますか。
○蓮舫君 八十三億円を受注した広告代理店は幾つありますか。
○蓮舫君 一社の広告代理店が三年間続けて同じ事業を受注して、八十三億円の税金が使われていると。随意契約でしょうか。
○蓮舫君 随意契約ですね。  実は、この広告代理店から環境省の担当局長、今御答弁いただいている局長に報告された委託業務精算報告書というのを入手しました。  フリップを作ったんですが、(資料提示)二十七億円のプロジェクトのうち、半年間で事業に十三億円使ったという報告書です。相当...全文を見る
○蓮舫君 一日の勤務時間が七時間。単純に見てください。プロジェクトリーダーは日当で七万六千三百円、時給一万円です。プロジェクト主任A、時給九千二百円、スタッフA、時給六千三百円、アシスタント、時給が三千四百円。一体どんな仕事をしているんですか、どんな違いがあるんですか。それだけの...全文を見る
○蓮舫君 ちょっとよく分からないので、もう一回御答弁してください。つまり、プロジェクトリーダーとアシスタントの仕事の違いは何ですか。
○蓮舫君 報告書の作成で時給三千円ももらえるってすばらしい仕事だと思うんですね。  ちょっと今おっしゃいました、いいですか、温暖化防止のためのPRやクリエーティブ戦略の仕事というのは分かるんですが、今局長が御答弁した、経済界など各界との連携関係ってどういう仕事ですか、これ。
○蓮舫君 じゃ、もうあと二点確認させてください。答えが分からない。いいですか。  領収書、これだけの人が本当に使われたという報告、彼らの仕事のリポート、全部取っていますか。
○蓮舫君 リポートがあるんですね。領収書があるんですね。人件費、これだけの人が使ったというのはあるんですね。出していただけますか。
○蓮舫君 総理にお伺いします。  教育改革タウンミーティングをしたときに、無駄なお金遣いをやめようと、十分の一に圧縮した。でも、総理がモデルを務めた温暖化防止のその広告事業のお金の使われ方、今聞いていてどうですか。ここも圧縮できるんじゃないですか。圧縮するところをきっちりしてい...全文を見る
○蓮舫君 六月から定率減税廃止の影響で住民税が上がるんですね。やっぱり、国民の目というのはこれからもっともっと、本当に正しいところにお金が使われているのか、相当厳しくなると思うんですよ。そう考えたときに、ちゃんと政府の、今の環境省のお金の使われ方も私はなかなか御理解がいただけない...全文を見る
○蓮舫君 最後に総理にお伺いします。  この教育も含めて、衆議院では、年金関連法ですとか、あるいは政治資金関連法ですとか、あるいは国家公務員法案、全部強行採決されて参議院に送られてきました。参議院の日程が相当タイトなときにいろんな重要法案が送られてきて、そして今私たち審議をして...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございました。
06月20日第166回国会 参議院 本会議 第38号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫です。  まず冒頭、発言時間を制限する動議を出し、自由な発言を与党の数の力で防ぐとするその姿勢に、強い抗議を示させていただきたいと思います。  私は、民主党・新緑風会を代表して、狩野安文教科学委員長の解任決議案について、賛成の討論を行います。 ...全文を見る
○蓮舫君(続) 最後に、安倍総理が検討しているとされる国会会期延長について申し上げさせていただきます。  無理を承知で、国会の慣習を無視して次々に重要法案を参議院に送ってきたこと自体理解ができませんが……
○蓮舫君(続) 物理的に審議時間がなくなれば延長を行えばいいというのは美しい姿なのでしょうか。  今回の法改正で、子供の教育目標に規律意識を掲げましたが、まずはこうした国会運営を強行する与党の規律意識を問わせていただきたいと私は申し上げさせていただきます。
○蓮舫君(続) 良識の府と言われる参議院の国会議員の皆様方には正しい判断をしていただきたいということを申し述べ、私の狩野安文教科学委員長の解任決議案に賛成する討論を終わらせていただきます。(拍手)
10月25日第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会・日本の蓮舫でございます。  まずは、年金問題について伺ってまいります。  冒頭、大臣にお伺いをしたいんですが、五千万件のいわゆる宙に浮いた記録、名寄せ作業を行うためのテストラン、コンピューターの試運転がおとといから始まりましたが、まずこれで、来年三...全文を見る
○蓮舫君 今大臣御答弁いただいたように、名前と生年月日とそして性別、この三条件が合えば進む、これは分かります。  お伺いいたします。五千万件の中で名前等この三条件のどれかが欠けていた、空欄になっていた五百二十四万件、この五百二十四万件の補正作業に係る留意事項、生年月日について、...全文を見る
○蓮舫君 お手元の資料一に配付をさせていただきました事務連絡でございます。説明がよく分からないので、もっと簡潔に分かりやすく御説明をいただきたいんですが、代わりに言いますと、昭和三十九年から昭和四十一年ごろに年金手帳記号番号を払い出した記録につきまして、オンライン記録上、生年月日...全文を見る
○蓮舫君 なぜこのような記録があるんですか。
○蓮舫君 社会保険庁年金保険部業務課が昭和四十二年に発行した「機械化十年のあゆみ」という本がございます。それを見ますと、この時代というのは、昭和三十八年から四十一年、この時代というのは国産メーカーが精度の高い、とてもいいコンピューターを出しだした。そこで社会保険庁としては、それま...全文を見る
○蓮舫君 事務連絡では、当該事例に該当した数字が丸まっている生年月日の件数を、後日報告を求めると書いてあります。  これ報告、いつまで求めるんでしょうか。
○蓮舫君 補正が終了した段階で報告をまとめるんだと遅いんだと私は思うんです。いいですか、これ、五百二十四万件のうち、東京都が百五十件のサンプル調査をしました。その中で生年月日が間違っていたのが三十九例。私どもが視察に行って、東京社会保険事務局にお願いをした一テーブル二日分の作業七...全文を見る
○蓮舫君 いや、つまりね、ここを早く調べなきゃいけないんですよ。  しかも、昭和三十八年から四十一年までの期間で特定できるのかどうなのかを早く調べないと、名寄せ作業が進まないんです。名前、生年月日、性別、この三条件がそろわないと名寄せは行えない、冒頭大臣も言っていました。  ...全文を見る
○蓮舫君 データをお示しいただけますか。顕著に発生している傾向が見られない、四千五百万件についても生年月日が丸まっているかどうかという、そういうチェックはいつしたんですか。
○蓮舫君 四千五百万件についてチェックをしたという資料は是非出していただきたい。これ委員長にもお願いを申し上げさせていただきます。
○蓮舫君 よろしくお願いします。  なぜ生年月日にこだわっているかといいますと、この五千万件の宙に浮いた記録、名寄せを行うソフトというものを既に発注をしているんですが、このソフト、開発したソフトの中身で生年月日の名寄せはどれぐらいの誤差情報まで調べることが、寄せることができるん...全文を見る
○蓮舫君 八月三十日に国内の大手メーカーと随意契約をしたソフト開発でございます。
○蓮舫君 生年月日。
○蓮舫君 どれぐらい。
○蓮舫君 資料二枚目に出させていただきました右側、名寄せ、第二次名寄せ、生年月日条件の新考察例、プラスマイナス一日までを一致するとしているんですよ。プラスマイナス一日まででしょう、開発したソフトは。
○蓮舫君 イメージですか。発注をするときに開発ソフトの内容は、社会保険庁さん、厚生労働省さんがこういう名寄せができるぐらいまでの具体的な事例でオーダーを出さないと開発者は開発できませんよ。  プラスマイナス一日、今日十月二十五日が誕生日だったら、二十四か二十六日で誤入力されてい...全文を見る
○蓮舫君 いや、にらみながら条件設定しているって、もう試運転開始しているんですよ。おととい開始しているって大臣がおっしゃったじゃないですか。じゃ、いいです。  八月三十日にこの名寄せソフト、随意契約で日立さんに発注していますが、幾らで発注しましたか。
○蓮舫君 いや、数字を聞いているんです。
○蓮舫君 通告しているんでしょう。
○蓮舫君 五億七千万円ものお金で発注したソフトで生年月日がプラスマイナス一以外できるかどうか分からない、丸まっているという、認めておられる数字を名寄せができるかどうか分からない、試運転はもう始まった。冒頭、大臣は、三条件がそろっていれば名寄せはできると確信をした。でも、事務方の説...全文を見る
○蓮舫君 いや、大臣とは理解を共有させていただいているんですよ。私たちは、これは別に作業を止めたいから問題があると指摘をしているんじゃなくて、来年三月、一日でも早く本当にこの年金記録が元の方にお戻しをしなければいけないという政治の責任でやらせていただいているんですね。今大臣よく整...全文を見る
○蓮舫君 次に、企業年金連合会の年金未払百二十四万人、額にして千五百四十四億円もの年金がこれ未払になっていました。放置するには私は余りにも大きな問題だと思っています。年金が未払になった理由って本当に単純なんです。お支払する人の住所が分からない。  この企業年金連合会調べると、専...全文を見る
○蓮舫君 ごめんなさい、十八年のものについては何ですか。
○蓮舫君 十八年に要望を受けて、なぜ住所をすぐさま出さなかったんですか。平成二十年までの方針ではなくて、十八年にいただいたときにどうして住所が出せなかったんでしょうか。連合会に聞くと、これは社会保険庁を通じて厚生労働省から個人情報保護で出せないというコメントをもらっていると聞きま...全文を見る
○蓮舫君 平成十八年、個人情報保護で連合会からの要望で住所をお出しすることができなかった。これは、国の機関は行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律で規定をされていますが、基金に情報を提供できない根拠規定は何条何項でしょうか。
○蓮舫君 第八条第四項に、これは、個人情報を提供するときに本人以外の者に提供することが明らかに本人の利益になるとき、その他保有個人情報を提供することについて特別の理由のあるときに行政機関は個人情報を提供しなければいけないんです。提供できないという規定ではないんです。この連合会に厚...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございます。  資料五の二ページ目に付けさせていただきましたが、行政機関に提供する場合と同程度の公共性がある、これは年金ですから、しかも代行部分を基金がやっているわけですから公共性があるんですよ。それで、提供を受ける側が自ら情報を収集することが困難、連合会は...全文を見る
○蓮舫君 住所の届出というのは、これから先の話なんですよ。今私が問題にしているのは、これまで納めてきた人たちに、年金が未払だったもの、住所の届出をしてくださいと言っても本人が何らかの理由で、忘れているとか、あるいは事業主から教えてもらっていないとか、何らかの理由で申請をしていない...全文を見る
○蓮舫君 来年度からではなくて、どうせやるならすぐやっていただけませんか。年金って、だって、いただければ生活助かる人、どれだけいるんでしょうか。
○蓮舫君 この問題で明らかになった連合会もやっぱり大きな問題もあるし、この企業年金基金というものも大丈夫なんだろうか。やっぱり改めて整理するときに来ているんじゃないか。  国は、これまで代行返上等で整理する方向性というのを一つ出していると思うんですが、今基金は六百八十七ございま...全文を見る
○蓮舫君 解散したくても二兆七千億足りなくて解散できない。このまま続けたとしても、二兆七千億足りないから将来の年金が払えるかどうか分からない。  これ、大臣はメディアに向かって、企業年金は勝手に企業がやるから、そこまでお上にやれと言うのかというような発言をしたと報道されています...全文を見る
○蓮舫君 ただいま議題となりました民主党・新緑風会・日本提出の国民年金事業等の運営の改善のための国民年金法等の一部を改正する法律の一部を改正する法律案、いわゆる年金保険料流用禁止法案につきまして、発議者を代表して主な提案理由並びに法案の概要を御説明申し上げます。  主な提案理由...全文を見る
10月30日第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○蓮舫君 御答弁申し上げます。  小林委員御指摘のように、当時、与党年金制度改革協議会座長でありました自民党の大野功統衆議院議員が、同協議会の与党合意として年金の保険料は年金の給付以外には絶対使わないと予算委員会で発言したことを私どもは大変重く受け止めております。  あわせて...全文を見る
○蓮舫君 お尋ねの御趣旨は、年金保険料の流用をなくすことによって年金事務費を国庫で捻出した場合、それまで保険料財源の負担、掛かっていたものが軽くなりますから、その分、国民一人当たりの年金保険料が安くなることを想定しているのかどうなのかということかと存じますが、今回の私どもの提出さ...全文を見る
○蓮舫君 加えて、私から少し付け加えさせていただきます。  まさしく西島委員がおっしゃいましたように、一円も無駄遣いをしないんだと、保険料をいただいたものをこれ以上流用であれ、あるいは国庫で負担するとしても無駄を行ってはいけないんだという考えは全く同じ立脚点に立たせていただいて...全文を見る
○蓮舫君 ただいま西島委員から御指摘をいただきましたが、私どもの提出させていただいたこの年金保険料流用禁止法案で、今後財源、年金事務費に係るものが国庫負担にさせていただきたいと提案をさせていただいておりますが、ここ数年来、大体規模でいいますと二千億円前後の年金事務費が保険料から流...全文を見る
○蓮舫君 坂本委員の御質問にお答えを申し上げます。  さきの通常国会で審議された社会保険庁改革関連法案で改正される以前の国民年金法第七十四条及び厚生年金保険法第七十九条の規定では、確かに福祉施設について規定するものがございまして、これらの規定に基づいて保険料がグリーンピア建設等...全文を見る
○蓮舫君 坂本委員からは、先ほど来、私どもが年金保険料流用禁止法案と仮称で呼ばせていただいていることに対して大変強い反感に近い御意見をいただいておるところでございますが、一言だけ申し上げさせていただきますと、例えば政府から出させていただきましたホワイトカラーエグゼンプションにおき...全文を見る
○蓮舫君 そもそも全額国庫負担としているのは、国民年金、厚生年金の事務費は、本来法律では全額国庫負担となっております。それを平成十年度に財政構造改革の推進に関する特別措置法を施行して、これまで特例として年金保険料から事務費を捻出してきた方針は政府において決められた方針でございます...全文を見る
○蓮舫君 一点、先ほど御指摘をいただきました現行法の国民年金法八十五条、厚生年金保険法八十条では国庫負担を明記しております。ただし、平成十年から特別措置法を行って、年金保険料を事務費に一部充てることが可能となってきてございます。  さきの通常国会で成立をいたしました社会保険庁改...全文を見る
○蓮舫君 お言葉でございますが、先ほど深い理念が感じられないという御指摘をいただきましたので、私から補足をさせていただきますと、山本議員におかれましては、この夏の選挙を御当選されるまでは、一国民として正に社会保険庁が行ってこられた年金の様々な不祥事に対してお怒りですとか憤りをお感...全文を見る
○蓮舫君 私ども御提示さしていただいている資料は、社会保険庁並びに厚生労働省から御提示をいただいた資料でございまして、残念ながら、私どもがそれ以外に本当にこの数字が適正なのか、本当なのか、その真贋について確認するすべがないわけでございまして、先ほど午前中に厚生労働省の方からも御答...全文を見る
○蓮舫君 私どもは、財源をこれまでの保険料ではなくて国庫で負担をしていきたい。それによって、政府による一般会計予算の編成過程においてシーリングの対象となりますんで、財政当局のチェックがまず第一に掛かってくる。その後、国会で審議されるときには、予算委員会、決算委員会、あるいはこうい...全文を見る
11月01日第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○蓮舫君 お答え申し上げます。  先ほど社会保険庁の吉岡部長から、六・八兆円は財政法上適当な支出をしたという御答弁がありました。私どもは、財政法上不適切な支出があったとは指摘をしておりません。ただ、国民の皆様が納めていただいた年金保険料が納得される使われ方をしたのかどうなのか、...全文を見る
○蓮舫君 更に御説明をさせていただきますが、昭和五十五年以降、十三か所グリーンピアが建設されて開業されてまいりました。ただ、五十五年といいますと、既に民間のリゾート産業が育ってきている時期で、何もあえてこの時期に行政が年金保険料を財源にリゾート事業を行うこと自体が本当に必要だった...全文を見る
○蓮舫君 衛藤委員、全く御指摘のとおり、私どもは、保険料の給付以外に使われてきた保険料財源というものがグリーンピアやサンピア以外にも使われた、そこも問題だと考えております。例えば、システム経費等に一兆九千百二十三億円、あるいは福祉事業費としての委託費が千六百五十六億円、施設整備費...全文を見る
○蓮舫君 事実関係についてでございますが、先ほど西島委員がおっしゃったことに対して、四月九日の私どもが引用させていただいた議事録は長妻議員ではなくて城島議員のものであるということを言わしていただきたいと思います。(発言する者あり)
○蓮舫君 およそ二千億円の予算対応が必要になると思料しているのは、これは、厚労省あるいは社会保険庁が公表しているデータの実績値でございます。  大体二千億ということで、その大まかな内訳ですけれども、これまでは大体半分ぐらいが福祉施設費等という目的で事務費で賄われておりました。残...全文を見る
○蓮舫君 今御指摘いただきました中で、年金保険料を財源に事務費として計上しているのが特例措置分、それは平成十九年度では九百五十七億円なんですが、この部分を平成十年から十九年度までを総額で見ますと二千三十九億円となっておりますが、予算と決算、実績値で比較をいたしますと、全体で、失礼...全文を見る
○蓮舫君 山下先生の御指摘、全くそのとおりであると私ども民主党も考えております。  御指摘いただきました横領の件数なんですけれども、保険料の横領、社会保険庁職員によるものが五十四件で一億七千万円、あるいは市町村職員による着服が二億四千万円、これはもう国民の感情からしたらとんでも...全文を見る
○蓮舫君 渡辺委員の御指摘、なるほどと思って拝聴させていただきまして、これまでグリーンピア等無駄な施設、先ほど、午前中等ではサンピア等もございましたと御答弁をさせていただいたんですけれども、細かくそれぞれの施設を見ていきますと、例えばスポーツセンターの中では黒字で賄っているところ...全文を見る
○蓮舫君 いえ、全部入ってございます。
○蓮舫君 流用といいますのは無駄遣いと私ども定義しているわけではございませんで、保険料の給付以外に使われたものが六・八兆円ございまして、それがすべて無駄遣いだと言っているわけではないところを御理解いただきたいと思います。
11月14日第168回国会 衆議院 厚生労働委員会 第6号
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○蓮舫参議院議員 ただいま議題となりました民主党・新緑風会・日本提出の国民年金事業等の運営の改善のための国民年金法等の一部を改正する法律の一部を改正する法律案、いわゆる年金保険料流用禁止法案につきまして、発議者を代表して、主な提案理由並びに法案の概要を御説明申し上げます。  主...全文を見る
11月21日第168回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号
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○蓮舫参議院議員 私どもが言わせていただいております事務費というのは、要らないとはしておりません。ただ、圧縮することが可能ではないかという部分は、これは思いを、認識を共有させていただいていると思います。
○蓮舫参議院議員 御答弁申し上げます。  法案自体は極めてシンプルな内容でございます。年金保険料を預かった場合、給付以外には使わないというものでございます。  ただ、特別会計でも一般会計でも、どちらにおいても、税であれ保険料であれ、一円たりとも無駄遣いは行ってはいけないという...全文を見る
11月28日第168回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
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○蓮舫参議院議員 そのとおりでございます。
○蓮舫参議院議員 御答弁させていただきます。  まず、私ども、今回、年金事務費を年金保険料ではなくて税金で見させていただきたいと御提案をさせていただいている次第でございます。  その際、年金事務費のボリュームとしては、この数年間の決算経緯を見ますと大体二千億円ぐらいということ...全文を見る
○蓮舫参議院議員 これまで流用されてきた六・八兆円の保険料の中には、確かに御指摘をいただきました住宅融資や保険料納付書の印刷、郵送経費、あるいはほかにも年金手帳の作成費といった、こういうものにもお金が使われてまいりました。  今審議をさせていただいて、こうした事務費を、保険料を...全文を見る
○蓮舫参議院議員 確かに、国会においてさまざまな与野党の議論を経まして、無駄遣いをなくすための努力はこれまでもなされてきたところではございます。そのこと自体は全く否定はしません。  ただ、やはり事務費を見てみますと、特に中でもコンピューター経費に係るものは、情報公開がまだまだ不...全文を見る
12月11日第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第11号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会・日本の蓮舫です。  本来、委員会が終わっているこの夜になぜ質問をしなければいけないのか、委員会が開かれているのか。理由は簡単です。今朝、この五千万件の年金の名寄せに関しての情報を、自民党には社保庁が説明をして資料を提示した。民主党には資料も見せない、...全文を見る
○蓮舫君 年金の五千万件、これを名寄せを行って御本人にお戻しする作業というのは、これ自民とか民主とかではなくて、政治家がしっかりと同じ情報を共有して知恵をたくさん出し合う、これは大切なことなんですが、大臣の知らないところであの五千万件の記録も隠そうとしていた、ほとんどが死亡だとい...全文を見る
○蓮舫君 今後、同じ情報を共有できるように、それは是非大臣からチェックをしてもらいたい、社会保険庁長官に言っていただきたい。よろしいでしょうか。
○蓮舫君 数字の確認をします。  今回、五千万件の宙に浮いた年金記録、名寄せの現状についてのデータが出てまいりましたが、現段階で、今後解明を進める、つまり本人の特定が困難な記録というのは何万件あるんでしょうか。
○蓮舫君 数字だけでいいです。
○蓮舫君 質問聞いていますか。今後解明を進める記録、現在特定できていない記録は何万件、六番の数字を聞いているんですよ。
○蓮舫君 五千万件のうちの一千九百七十五万件、実に四割もの記録が現段階でだれのものか分からない。重立った理由は何ですか。
○蓮舫君 名前に関するものに起因して本人が特定できていないというボリュームが相当大きいと思うんですね。漢字仮名変換、正しく変換されていないのが二百四十万人、結婚などで氏名を変更していると考えられるが五百十万件。これはボリューム分からないんですが、九百四十五万件の中でも、これ結婚等...全文を見る
○蓮舫君 いただいた資料三の、申し訳ございませんが読んでいただきたいんですが、資料三、一ページ、下から四行目、そこ二行、米印を二行読んでいただけますか。
○蓮舫君 この書き方に私は社会保険庁の姿勢が表れていると思うんです。  氏名や年齢を正しくお届けいただいていないような記録等は、あたかも届け出た側に瑕疵があるかのような、いいですか、今回名前が仮名入力等の変換が駄目だったと、これは何か。コンピューター化したときに、社会保険庁の職...全文を見る
○蓮舫君 今言ったような方たちはどれぐらいのパーセントなんですか。分かった上で言っていますか。
○蓮舫君 五千万件の宙に浮いた記録があるときにも、社会保険庁が何て説明をしたか。大半が死亡している記録ですって言いました。その後、総務省が調べたら、サンプル調査で亡くなっているのが判明したのはわずか一五・五%ですよ。大臣もそうです。勘で判断しないでください。勘で答弁しないでくださ...全文を見る
○蓮舫君 これは方向性が違う、やり方が違う。舛添大臣はどうしてもコンピューターの名寄せを優先したいと。私たちはそうじゃないんだと。すべての紙台帳、すべての原票、すべての払出し簿に行って、コンピューターで宙に浮いている五千万件を正しい記録に戻してから名寄せに掛けるなり何らかの形で補...全文を見る
○蓮舫君 コンピューターの突合で結び付かないことはもとより、その後の作業でも解明できない、分からないんだって認めているものをどうやってコンピューターで捜すことができるのか。大臣のおっしゃっていることは私には理解できません。  そして、大臣も社会保険庁の方もよく言うのは、ねんきん...全文を見る
○蓮舫君 ねんきん特別便で自分の名前が違う、離婚した前の名前だった、結婚する前の名前だった、あるいは全然知らない漢字だった、これはおかしいと。ねんきん特別便の返信用はがきでそれを自分で申請することはできるんでしょうか。
○蓮舫君 それは違いますね。今おっしゃった年金加入記録照会票というのは、御自身が加入していた年金記録の、国民年金に何年入っていた、厚生年金に何年入っていたというその履歴ですよ。その履歴で名前を書く欄は確かにありますが、氏名、生年月日、住所の訂正は別途手続をって書いてあるじゃないで...全文を見る
○蓮舫君 名前の訂正は、国民年金は国民年金担当窓口、役場の、厚生年金は社会保険事務所の担当者。行かなきゃ駄目じゃないですか。  これ、ずっと私たち議論してきたのは、申請主義の枠を取っ払いましょうよと。だったら、皆さん方にいろいろな事情があって、窓口に行けない方たちもおられるでし...全文を見る
○蓮舫君 それと、やはりねんきん特別便を送ったときに、御本人に封を開けてもらって、中を見てもらって、注意を喚起して、本当に多くの方が情報を寄せていただけること、これはとっても大事なことだと思うんですね。ところが、やはりそのときに、私はもう一つ、今回の明らかになった推計値なんですが...全文を見る
○蓮舫君 社会保険庁がどんなに地味にホームページで広報をしても、メディアや新聞等で報道されるその報道効果にはかなわないと思うんですね。  そのときに、例えば今回明らかになった年金受給者、もう実際に年金をもらっている方、三百万件の中の二百五十万人に記録が結び付くんではないかという...全文を見る
○蓮舫君 一杯一杯に自らさせたのはどこのどなたですか。社会保険庁じゃないですか。もう既に亡くなった方もおられる、自分の納めた年金がもらえない、公的年金制度の信頼を失墜させたのは社会保険庁自らじゃないですか。そして、今一杯一杯だからここまでしかできない、こういう強弁はやめていただき...全文を見る
○蓮舫君 この一千万件の方々はもう間もなくねんきん特別便が送られるんでしょうか。
○蓮舫君 今日いただいた資料一の参考の部分なんですけれども、一番上の丸、今回のねんきん特別便では、記録が結び付く可能性のある方には、新たに結び付く可能性のある記録そのものをお送りすることはしないとしている。  いいですか。今回ねんきん特別便をお送りする方は、あなたの記録が宙に浮...全文を見る
○蓮舫君 大臣、聞いていただきたいんですが、このやり方は過去にやっているんですよ。平成九年に、これ基礎年金番号を導入をしたときに、皆様一億人、一億百五十六万人に、ほかの公的年金制度に加入しているか、それから複数の番号をお持ちか、返信用はがきを付けて案内を出しているんです。そのとき...全文を見る
○蓮舫君 いいえ、違うんですよ。平成九年にねんきん特別便と同じようなことをやって何の効果もなくて、ずっと五千万件が宙に浮いてきている。今回新たにやるのであれば、思い出せなかったであろうあなたのものかもしれない記録をしっかりと御提示をして、そこで初めて記憶を喚起してくださいというの...全文を見る
○蓮舫君 来年の三月が一定の名寄せが完了した場合の公約だったんですけれども、これを守れなかった場合はどうされるんでしょうか。
○蓮舫君 つまり、約束は守れなくても構わないんでしょうか。  言葉を変え表現を変え、そして、一生懸命やった、頑張ってもできなかった。じゃ、最初から約束しなければいいんですよ。できないことを約束してはいけない、それは政治の最低限のルールだと私は思っています。  この問題はあした...全文を見る
○蓮舫君 いや、信じたいんですよ。でも、昨日の決算委員会で福山委員の質問に対して総理が何と御答弁しましたか。詳細に把握していないと言ったんですよ。舛添大臣が総理に報告を上げている、細かに状況を説明している。昨日、でも総理が答弁したのは、私は詳細に報告していないから答弁できない。 ...全文を見る
○蓮舫君 所管大臣のこれまでの発言なんですが、十一月までには決着をするとか、年内までには決着するんだ、あるいは刑事告発はするんだ、謝罪し、これは救済をしていくんだ。極めて力強い。これ患者の方々にとって、あるいは患者の御家族の方々にとって、あるいは亡くなられた遺族の方々にとって、本...全文を見る
○蓮舫君 原告らは、昨日の要望も当然御存じだと思いますけれども、血液製剤投与の時期とか、製剤の種類とか、提訴した者か否かで線引きするのではなくて、一律救済してもらいたいと要望しているんです。私は、同じ薬害の患者さん、やはりそれは、ここからここまでよと線引きをして、あなたは救済され...全文を見る
○蓮舫君 つまり、一律救済はあらゆる可能性のあらゆるという言葉に含まれるんですね。
○蓮舫君 そうすると、大臣は、原告らが昨日本当に必死で要望した思いというんでしょうか、一律救済でないと我々は受け取ることができないんだ、また振出しに戻っちゃうかもしれないけれども、自分の命がいつまで続くか分からないけれども、振出しに戻ってもいいから一律救済だという、そういう要望を...全文を見る
○蓮舫君 大臣の政治判断に本当に御期待をしたいと思っております。よろしくお願いいたします。  次に、生活保護についてなんですが、十一月三十日に厚労省の生活扶助基準に関する検討会が報告書をまとめました。この報告書はどんな内容を指摘しましたか。短くお願いします。
○蓮舫君 ありがとうございます。  つまり、全世帯のうち収入が低い方から一割の低所得世帯の消費実態と生活保護世帯の生活費に当たる生活扶助基準額を比べて基準額の方が高いと指摘する内容だったんですね。  この報告書を受けて、メディアでは、扶助基準引下げを容認する内容だから、厚労省...全文を見る
○蓮舫君 予算編成過程で引き下げるんですね。
○蓮舫君 予算編成ですから、もう間もなく決めなければいけない時期なんですよ。  それで、これは、検討会はただ機械的に検討をした、その結果、生活保護を受けている方の支出は低所得者層の支出よりも高い。じゃ、これを、基準を均衡を合わせましょう。生活保護法八条では、この判断をするのは厚...全文を見る
○蓮舫君 安心しました。まだ決めていないのだったら、是非検討していただきたいことが一つあるんですね。  今回、比較対象となった全世帯の一割の低所得者世帯、全所得者のうちの十分の一ですね、低所得者、低い方からのこの一割の方たちの世帯というのは一体どれぐらいいるんでしょうか。単身と...全文を見る
○蓮舫君 夫婦子一人世帯で大体七十万世帯、単身世帯で約四十六万世帯、この方たちが生活保護、まあ申請していて、受けられないのかどうか分からないんですが、その内訳は。問題は、この方たちは生活保護を受けている世帯より支出が低い中で生活をしているというところなんですよ。ここが私は問題だと...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございます。  生活保護の精神というのは、憲法二十五条ももちろんなんですけれども、自立を助長するためのしばらくの期間受けて、そしてタックスペイヤーになるために頑張るという方針もあるんですね。でも、かかわらず、北九州では数年続いて生活保護を受けられないあるいは...全文を見る
○蓮舫君 最後に一つ御指摘をさせていただきますと、生活扶助基準が引き下げられますと、それまで生活保護を受けないで頑張っていた人たちは、国民健康保険やあるいは介護保険料や、あるいは子供のおられる家庭、それは公立学校であったりとかあるいは就学援助であったりとか様々な制度によって減免措...全文を見る