蓮舫

れんほう

選挙区(東京都)選出
立憲民主・社民
当選回数3回

蓮舫の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月10日第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号
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○蓮舫君 私は、民主党・新緑風会・日本、自由民主党、公明党、日本共産党及び社会民主党・護憲連合の各会派共同提案による肝炎対策における総合的施策の推進に関する決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     肝炎対策における総合的施策の推進に関する決議(案)   我...全文を見る
02月04日第169回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会・国民新・日本の蓮舫です。今日は年金について質問をさせていただきます。  まずは福田総理にお伺いをいたしますが、一月十八日の施政方針演説で総理は、私の内閣で年金問題を解決する、全力を尽くすと発言をされました。まずは自信のほどを聞かせていただけますか。
○蓮舫君 絶対に解決するんだという強い姿勢が見られないのが問題だと思うんですね。  舛添大臣にお伺いをいたしますが、この十九年度の補正予算案で、宙に浮いた五千万件の年金記録、これ名寄せ作業をするのに幾ら予算案を計上していますか。
○蓮舫君 総理にお伺いします。  二百一億円の税金を使う、社保庁のミスを国民の税金で補てんをする、これは国民の理解が得られると思っていますか。
○蓮舫君 今総理がまさに御答弁をされました、社会保険庁がミスを犯した、ならば社会保険庁が既定経費の節約を行う。社会保険庁も節約を行ったという御説明を私たちいただいております。(資料提示)  社会保険庁長官にお伺いします。  二十六億円、財政合理化努力ができた。これは一生懸命頑...全文を見る
○蓮舫君 事務所、宿舎の工事を凍結する。凍結って何ですか。
○蓮舫君 いや、凍結を聞いているんです。
○蓮舫君 凍結というのは一部中止をするということじゃないんですよ。取りあえず今は工事をしないで、いつかやります、先送りするという意味で、これは無駄遣いの削減だと私はとても思えない。  職員の研修の一部中止もやっておられますけれども、この研修の中止というのは緊急性のない研修だから...全文を見る
○蓮舫君 中止するカリキュラムをフリップにしました。(資料提示)法令遵守、公務員倫理、個人情報保護の研修、これ中止するんですか。芸能人や国会議員の年金記録を盗み見て千人以上が処分を受けた職員ですよ。国民が納めた保険料を横領したような職員がいる、あるいは記録問題、入力ミス、平気で仕...全文を見る
○蓮舫君 更に驚いたのは、中止している研修、年金給付・年金相談事務研修、これ中止しているんですよ。これ、どういう内容か、御覧いただけますか。(資料提示)  「年金相談の現状と課題 時宜を得た年金給付や年金相談に関する事務」。時宜というのは今ちょうどという意味で、今まさに総理が公...全文を見る
○蓮舫君 必要な研修をやめたり、工事はいったん取りあえず先送りしてみたり、保険料を元手にして造った宿舎を丸投げ、丸売りしたり、これが私たちが汗をかいた努力の表れですと社会保険庁が胸を張ること自体が私はおかしいんだと思います。  自分たちの組織、仕事でミスがあった、その膨大な事務...全文を見る
○蓮舫君 十五億、一回のボーナスの返上でこれだけの財源ができる。  福田総理にお伺いしますが、安倍前総理は夏のボーナスの返上を行って、年金記録の名寄せ作業に使うべく国庫に返納しました。去年の冬のボーナス、福田総理はボーナスの返上を呼びかけましたか。
○蓮舫君 なぜですか。
○蓮舫君 財源は国民にしわ寄せを回すだけなんでしょうか。つまり、ある大手金融機関が不祥事を起こして金融庁から行政処分を受けたと。その方たちに聞くと、民間企業は何か問題が起きたときに信頼が失墜したのを回復するために様々な努力を行うんですよ。この金融機関は、一年間のボーナス全行員八割...全文を見る
○蓮舫君 いや、必要な組織の改革はもちろんなんですよ。それと、国民に負担を押し付けるまでに、これまで一回ボーナスを返上するだけで十五億の財源ができるのであれば、せめて五千万件の宙に浮いた記録が戻るまで、現内閣がしっかりとその部分は指導をして財源を生み出すべきではないかというのを私...全文を見る
○蓮舫君 ねんきん特別便を受け取った方はまず電話で相談してください、その電話を受けられる方たちの事業に十八億円の予算案を計上している。これ、一般競争入札ですか。
○蓮舫君 一般競争入札じゃないんですよ。総合評価方式という新しい、耳慣れない、何でこんな落札方式を使うのか分からないんですが、これ、予定価格内で価格と、技術がすばらしいと社会保険庁が主観で判断した会社に事業を発注するやり方なんですね。だけれども、この落札方式だと、経費を下げること...全文を見る
○蓮舫君 いや、分かりません。同じ時給で二千六百円の差がある。これ、常識的な考えであれば、A社の時給に合わせればB社の人件費は圧縮することができるんじゃないですか。それだけ使うお金が減らせることができる。税金の無駄遣いをやめることができる。違うんでしょうか。
○蓮舫君 説明が分かりません。  全体としての落札価格があるから、そこを逆に逆算して置いていくからこうやって格差が出てくるんですよ。  いいですか、設備使用料も見ていただきたい。これは電話相談、つまり作業を行うレンタルスペース代、場所を借りている代金です。  これ、仕様書で...全文を見る
○蓮舫君 つまり、この総合評価落札方式だと総額の値段がもうまず決まってしまうから、場所代が高いと人件費が安くなって、場所代が低いと人件費が高くなる、だから時給にばらつきが出る、格差が出る、そういう契約方式なんですよ。これ、国民の税金を使う努力をしているってよく胸を張って言えると言...全文を見る
○蓮舫君 大臣、よく聞いていましたか、今の社会保険庁長官の答弁、納得されたんですね、舛添大臣は。このお金の使われ方がいいと納得されたような今答弁でしたよ。それはどうなんでしょう。  じゃ、是非これは約束をしていただきたいのは、実はこの電話相談業務はまだあと三月末までに八百席ぐら...全文を見る
○蓮舫君 是非その作業委員会に私と長妻代議士を入れていただきたいと思います。正そうじゃないですか。無駄遣いはやめましょうよ。  いいですか、総理、人ごとのように聞いておられますけれども、総理が公約した年金問題、お金の使われ方、こんな状態なんですよ。総理は施政方針演説でも、一般競...全文を見る
○蓮舫君 ちょっと時間の時差がありますね、総理と私たち。今後はというのはいつからなんですか。今は今の問題を指摘さしていただいているんですよ。聞いてくださいと言われる前に、じゃ時間認識してくださいよ。今後っていつからなんですか。  私が今指摘しているのは、衆議院を通ってきた平成十...全文を見る
○蓮舫君 じゃ、第三者委員会取り替えましょうよ、機能していません。機能していたらこの補正予算案のこの無駄遣いは計上されてないはずじゃないですか。
○蓮舫君 総理、総理……(発言する者あり)
○蓮舫君 総理、補正予算案を通すのは、丁寧な情報公開と説明がなければ私たちは審議することできません。結論ありきで補正予算通してくださいよという答弁、何ですか、これは。徹底した丁寧な説明をしていくという姿勢はリップサービスなんですか。私たちは、総理が通してくださいと言ったら、はいは...全文を見る
○蓮舫君 是非これはもう、テレビを見ておられる、あるいは報道を通じて知られた国民の皆さんに御判断をいただきたいと思います。総理の今の姿勢で国会というのは本当に適切な運営がなされていくのかどうなのか、あるいは年金問題が本当に処理されるのかどうなのか、社会保険庁のお金の使い方が本当に...全文を見る
○蓮舫君 それは、実は私たちが去年から、窓口に相談に来た、電話相談してきた人に早く教えようと言っていたものが、ようやくここに来て教えるという勇断を恐らく大臣がしていただけたんだと思いますが。  実は社会保険庁がこの年金相談のマニュアルを作っています。この中では、年金記録の期間で...全文を見る
○蓮舫君 いや、違います。総理、総理、長官の誕生日、年齢なんか聞いていない。  総理です。総理です。
○蓮舫君 総理です。昭和五十一年。総理に聞いている。
○蓮舫君 いや、聞いていない、聞いていない、聞いていない。
○蓮舫君 委員長、御采配、ありがとうございます。  聞いていないことに答えないでくださいよ。時間限られているんですよ、質問の時間。国民が知りたいことを聞いているんですよ。  総理、昭和五十一年、重大ニュース、何があったか、これ、一般の人も多分総理と同じ感想だと思いますよ、分か...全文を見る
○蓮舫君 何でもいいんですけれども。
○蓮舫君 総理、全く普通のリアクションですよ。国民もそうだと思います、思い出せない。ちなみに調べたら、昭和五十一年、五つ子ちゃんが誕生とか、王選手が七百十五号ホーマーを打ったとか、流行語はピーナツ、グーとか、もう私これよく覚えてないんですけれども、こういうことだと。  いいです...全文を見る
○蓮舫君 なかなか理解できないんですね。そんな世の中の動き事例マニュアル作るんだったら、御丁寧にその方の記憶を喚起するような対応をした方が私は早いと思うし、情報そのものずばりじゃなくても、工夫してお示しをして、あなたのですかという丁寧な個別具体的な対応がいただけ、必要だと、これも...全文を見る
○蓮舫君 総数がちょっと増えているんですけれども、相談した一万四千八百件のうちのあっせんされたのが百十一件。(資料提示)これ、一年間で総理はこのあっせんを解決すると言っていましたけれども、この頻度で、一%に満たないあっせん率で私は本当に解決するかどうか疑問なんですが、問題は、百十...全文を見る
○蓮舫君 つまり、会社員時代、厚生年金は給料から年金保険料が天引きをされている、自動引き落としをされている。払っていたにもかかわらず、本人の知らないうちに加入記録が勝手に短縮されて納めた記録がなくなっている、あるいは、本来実際にもらっていた給料の額がそれよりもかなり引き下げられて...全文を見る
○蓮舫君 訂正されないと、いただける本来の満額の年金を受け取ることができないんですね。だから、大切な問題なんですよ。相当高い割合で給料が改ざんしているのが総務省のお仕事で明らかになった。埼玉県の女性の場合、会社が倒産した直後からさかのぼって二年間、当時、実際二十六万円いただいてい...全文を見る
○蓮舫君 総務大臣、済みません。合理的な理由が見当たらない、つまりこれはだれが悪いんですか。
○蓮舫君 社保庁長官に聞きます。どんな事務処理していたんですか。
○蓮舫君 調査いつ始めました。何月何日ですか。
○蓮舫君 総務大臣にお伺いします。  この社会保険事務所で事実に反する処理が行われたと認められて訂正された一番最初の日はいつですか。
○蓮舫君 五か月間問題を放置していたのは、社会保険庁でいったら常識的な速さなんでしょうか。
○蓮舫君 いや、これ大変大きな問題に発展する可能性を含んでいるんですよ。つまり、社員の給料を実態より安く申告すれば、それだけ事業主負担分の厚生年金保険料が安くなる、だから事業主が納めやすくなる、一方で社会保険事務所としては厚生年金の収納率をかさ上げすることができるから、両者にとっ...全文を見る
○蓮舫君 社会保険庁は前例があるんです。国民年金の保険料を払ってない人を本人に確認しないで勝手に納付者の分母から引いておいて、免除手続をしておいて、そして国民年金保険料の収納率こんなに高くなったって、組織的にあのときには上司が部下に指示していた事例があったんですよ。二千人近くが処...全文を見る
○蓮舫君 いつまでにやりますか。つまり、民間の場合ですと、問題が発覚したときには期限と予算を決めて人を配置して調査をして、その結果を迅速に出して被害を最小限に食い止めるための努力をします。  いつまででしょうか。
○蓮舫君 是非、今すぐ本当に被害があるのかどうなのかを調べるやり方があるんです。それは、ねんきん特別便では宙に浮いた記録があるかどうかの御確認だけを行っていますが、ここに標準報酬月額、給料の額を示して、この給料で正しかったですかと問い合わせをすれば、宙に浮いた記録と給料の額が正し...全文を見る
○蓮舫君 是非、よろしくお願いしたいと思います。今後どうするのかを検討するんじゃなくて、すぐやるかどうかを検討していただきたいと思います。本当に大変な問題に発覚する可能性がありますし、その危機感は御共有いただいていると思います。  総理にお伺いします。  時間を掛けて社会保険...全文を見る
○蓮舫君 いや、お時間は余り貸せないんですよ。一日も早く年金問題をお戻ししてさしあげないと、いただく人だんだん年取っていますから、いただけるものを、財産権の侵害にもなっているから、やっぱり社会保険庁に私は任せることはできないと思いますし、その部分では年金制度根幹自体も一元化をして...全文を見る
04月01日第169回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会・国民新・日本の蓮舫です。  昨日、三月三十一日で政府・与党の公約期限を迎えた年金について、今日は集中的に質問させていただきます。  昨年の七月五日、政府・与党連絡会議で安倍前総理は、私の内閣の責任において必ず早期に解決をし、最後の一人までチェックを...全文を見る
○蓮舫君 二千二十五万件がまだ名寄せをしていない、解明をされていない。これは公約違反ですか。
○蓮舫君 確認します。宙に浮いた五千万件の記録、その中で持ち主、本来の持ち主に戻った記録は何件ありますか。
○蓮舫君 再度確認しますが、その四百十七万件が四百四十万件に増えるかもしれない。じゃ、その方に、未払分の年金が戻った方は何人いますか。
○蓮舫君 宙に浮いた記録が戻って、それまでお支払いしていなかった年金が御本人にお支払いされた件数はいかがでしょう。
○蓮舫君 つまり、政府が働き掛けて、ねんきん特別便をお送りして記録が戻った方はまだゼロ人だということを確認させていただきました。  大臣、今二千二十五万件がまだ解明できていない。逆に言うと、記者会見でも何度もおっしゃっていますけれども、三千万件はもう解明できたんだという言い方を...全文を見る
○蓮舫君 質問にお答えいただきたいんですが、はずというのは社会保険庁ではやってないということだったんですよ、これまで。行っているはずだというのが行われていなかったから五千万件もの宙に浮いた年金記録があって、名寄せ作業も全然進まなくて、二千万件がどなたのものかも分からない。遺族年金...全文を見る
○蓮舫君 案内をしたら遺族年金は支給されるんですか。
○蓮舫君 確認をしていないということが分かりました。  それと、遺族年金が仮に支払われていても、亡くなった故人の記録に今回の五千万件の宙に浮いた記録があった場合には正しい年金はお支払いをされていません。この確認も終えていますか。
○蓮舫君 それは申請を待つということでしょうか、御遺族からの。社会保険庁から積極的に働きかけるとか確認はされましたか。
○蓮舫君 ここがかぎなんですよ。結局、どんなに情報をお出しするとかあるいは工夫してお示しすると言いながらも、結局は申請主義という壁があって知らない人は損をしている。ここが問題だと私たちはずっと指摘をさせていただいております。遺族年金の場合には、宙に浮いた記録が統合される可能性は否...全文を見る
○蓮舫君 一部と簡単に言いますが、これは船員保険、被保険者期間は四十一か月あったんですよ。この記録が抜けたまま遺族年金を裁定しておいて、その後、亡くなっただんなさんの奥さんが、たまたまだんなさんが持っていた船員保険年金請求書を発見して申請したから記録が訂正されて再裁定された。 ...全文を見る
○蓮舫君 細かいケース、資料三に付けてございますけれども、これはたまたま奥さんが証拠を持っていたから再裁定された。でも、持ってなかったら裁定されないんですよ。ここの問題意識をしっかり持っていただかないと、私は、新たな給付に結び付く可能性が極めて低いというふうに仕分をするのは私は違...全文を見る
○蓮舫君 妻が亡くなったのに、その届出をした夫を死亡扱いしているんですよ。  被害額、幾らですか。
○蓮舫君 資料四枚目と五枚目に付けてございますが、こういうケース、ほかにもあるんです。五枚目、広島のこれ社会保険事務局ですか、ここは夫の遺族年金を申請した妻が死亡処理されている。影響額が五十七万円。  つまり、先ほど社会保険庁長官は、遺族年金は死亡届がされたときにアナウンスして...全文を見る
○蓮舫君 大臣、今の社会保険庁の答弁で御満足ですか。
○蓮舫君 そういう部分で総括をさせていただきたいんですが、昨日で期限を迎えた政府・与党が一年間で全額支払とまで言ったような、そんな年金、宙に浮いた記録の解明作業なんですけれども、やっぱりこれ公約私は守られていないという、そういう判断をしていただかないと、ここから先また間違ったよう...全文を見る
○蓮舫君 公約違反だと私たちは思っておりますが、この件に関しては国民がしかるべきときに御判断をいただきたいと思います。  それと同時に、今同時進行でこの年金に関してはいろいろと新たな問題が明らかになってきている。これはある種、五千万件の宙に浮いた記録の名寄せをするときの副産物と...全文を見る
○蓮舫君 実際にあっせんされた数は幾つですか。
○蓮舫君 そのうち標準報酬月額にかかわるものは幾つですか。
○蓮舫君 簡単で結構なんですが、傾向が二パターンあるんですが、どういう傾向でしょうか。
○蓮舫君 いずれも社会保険庁事務所において不適正な手続が取られたと総務省は指摘をしているんですが、社員の給料を実際より安く申請することによって事業主負担分の厚生年金保険料が安くなるから事業主は納めやすくなる。他方で、社会保険庁にとってみたら、納め続けていただくわけですから、値段が...全文を見る
○蓮舫君 資料七枚目に、これ社会保険庁が出した「第三者委員会によるあっせんがあった該当事案調査について」というペーパーを付けさせていただいておりますが、三月の下旬までを目途に調査を実施し事実確認を行うこととしている。まだ時間が掛かっているという長官の答弁でしたが、既に担当の職員か...全文を見る
○蓮舫君 私が聞いているのは、職員に聴取は終わりましたね。
○蓮舫君 ちゃんとお答えいただきたいんです。  職員に聴取は終わったと先ほど長官はおっしゃいました。では、職員はこのあっせんされた十七事案、関与していたんですか。
○蓮舫君 聞いていないことにお答えしないでいただきたいんです。済みません、時間が限られているんです。  第一のところで、社会保険庁は標準報酬月額を遡及して安く改ざんしていたことに対して、処理を行った理由を当の職員に聴き取り、聴取を行っているんです。どういう聴取結果だったんですか...全文を見る
○蓮舫君 職員の話が確かかどうかって、どんな客観的な調査をしているのか、私信じられません。  これ、いつ報告されますか。
○蓮舫君 こうやって引き延ばすのはやめていただきたいと思います。早く問題があったら解決をして再発防止策を講じないと、事は標準報酬月額ですから、年金をいただくときの年金額に大きな影響が出るんですよ。  いいですか。平成十八年に国民年金保険料の未納者を勝手に免除手続をしたときにも、...全文を見る
○蓮舫君 是非、原因追及と再発防止をすると同時に、実際に被害が出ているかどうかのチェックもしないといけないと思います。それ、簡単なんです。二月の四日に、私が予算委員会で補正予算案審議のときに大臣に御提案申し上げましたが、今お送りしているねんきん特別便をうまく活用すれば、御本人が自...全文を見る
○蓮舫君 来年からねんきん定期便を出して、ねんきん定期便には標準報酬月額を載せるから待ってくれという御答弁だと思いますが、最大の問題は、ねんきん定期便は年金受給者に送られないんです。年金受給者が知るには自分から窓口に行くしかすべがないんです。それを全員、今三千万人ですか、年金受け...全文を見る
○蓮舫君 是非前向きに検討して、検討する期間は短くしていただきたい。  私ども、ねんきん特別便、去年の十二月から発送する前から、電話番号の欄を載せろ、載せろ、載せろと何度も言っていたのに、いや、それはシステムの開発。システム開発には関係ないですよ、電話番号欄なんて。その結果、何...全文を見る
○蓮舫君 本来、約十億円を収入としてこれ社会保険庁は当然徴収しなければいけなかったんですが、不正な操作によって徴収できていない。  これ、回収見込額は幾らですか。
○蓮舫君 見込額は幾らですかと聞いているんです。
○蓮舫君 既に時効で三億円も消滅させておいて、一方で延滞金を支払ってまじめに払っている事業主がいて、一方では社会保険庁の不正な操作によって払わないで済むところが出て、公平性が担保できないと社会保障制度の持続可能性というのは物すごく難しくなるんです。  残りの七億近く、じゃ幾ら回...全文を見る
○蓮舫君 職員が実際にこの不適正な処理にかかわったかどうかの調査結果がまだ出ていないのに、今年の二月一日、追加して徴収すべき延滞金の徴収をするようにという指示を社会保険庁は出しているんですよ。社会保険庁の職員がかかわって延滞金の不正なその指示を事業主に出していたら、それは社保庁の...全文を見る
○蓮舫君 いや、私はアンフェアじゃないですかと伺っているんです。社会保険庁の職員がこういう不適正な、ひょっとしたら法に違反しているかもしれない作業に携わっていたのか、主導していたのかどうかを明らかにしないで、さっさと事業主からお金を取りましょうというやり方はアンフェアじゃないです...全文を見る
○蓮舫君 全く理解できないことがあるんですよ。  五千万件の宙に浮いた記録も、標準報酬月額が改ざんされていた事例も、延滞金の不適正な処理においても、社会保険庁はだれも責任を取らないで、そのしわ寄せを全部国民に押し付けているということが本当に公平だとお考えなんですか。
○蓮舫君 大臣の気持ちは物すごく分かりますし、私どもは、年金においては、ここは応援をさせていただきたいんですが、ただ問題は、年金保険料を社会保険庁の職員が横領したときにも大臣は全員牢屋に入れるというような言葉で威勢のいい発言をしましたが、社会保険庁がやるのは、調査と称して遅々とし...全文を見る
○蓮舫君 社会保険庁長官にも確認しておきます。今の大臣の指示、聞きました。
○蓮舫君 次に、この五千万件の記録を解決させるのと同時に、二度とこういう問題は起こしてはいけないんだという観点で質問させていただきますが、資料の九番目、最後に付けさせていただきました年金記録の管理の現状なんです。  五千万件は宙に浮いていて、今これ持ち主をお探しをしている。残る...全文を見る
○蓮舫君 今社会保険庁が最もやってはいけないヒューマンエラーが起こり得るとよく私は発言されたと思います。  平成十八年度分、地方社会保険事務局及び社会保険事務所における事務処理誤りの数だけ教えてください。
○蓮舫君 ヒューマンエラーがまだ千二百八件一年間に行って、これ見付かっただけですからね。ここに千六十一件の公表された資料を私持ってきて、これ全部目を通しました。社会保険庁はまだ精査していないと聞いています。分類とか精査はされましたか。
○蓮舫君 私が一日でできる精査ですよ。社会保険庁まだできていない。千六十一件公表された中で、信じられないミスはいっぱいあるんですけれども、少なくとも別人の基礎年金番号に入れてしまったケースが十八例ありました。これ、どういう理由かと見ると、生年月日、名前、住所、本人確認を全くしない...全文を見る
○蓮舫君 この十八件は、本人、遺族からの問い合わせが全部なんです。つまり、年金の被保険者あるいは受給者が事務所に何らかの相談に行ったときに発覚した事例であって、本人が何らかの動きをしなければ自分の基礎年金番号がほかの人に紛れ込んでいるということが明らかにならなかったんですよ。ほか...全文を見る
○蓮舫君 事業主にほかの事業主の従業員情報を間違って送ってしまう誤配送も相当あるんですよ。ヒューマンエラーのレベルが本当に低い。生年月日、名前の入力ミス、まだやっている。標準報酬月額を間違って、ゼロ一けた、二けた間違って入力するとか、資格喪失届誤入力、事業主に保険料過払いを請求す...全文を見る
○蓮舫君 カードを導入するかあるいは私たちが言っている歳入庁にするかはまた別なんですけれども、人の問題ですから。余りにも社会保険庁の人の能力、同じことを繰り返す失敗度合いが高いということを、是非これを何とかしていただかないと困るんです。  それと、最後にもう一点、これはちょっと...全文を見る
○蓮舫君 是非よろしくお願いします。  どうしても年金は国民全体にかかわることですから、不平等があってはいけないし不公平があってもいけないし、その部分はしっかりと管理監督をしていただきたいと思いますが、余りにも社会保険庁の対応、情報を出さないとかいろんなやり方に私たちは納得でき...全文を見る
04月08日第169回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会・国民新の蓮舫です。  年金について引き続き質問させていただきます。  昨年成立し、同日施行されました年金時効特例法、これまで、社会保険庁のミスで年金記録が訂正されたとしても五年の時効の壁があって、それ以前の前の未払の年金額はいただけなかったものがも...全文を見る
○蓮舫君 資料の一枚目に付けておりますけれども、二万八千三百三十四件、総額で二百十三億円お支払いをしている。これ、とんでもない額だと思うんですが、最高額支給された方は何歳で、何か月が対象になって、幾ら支払われました。
○蓮舫君 しかも、対象者の最高年齢を見ると、これ百一歳なんですよ。九十九歳で千六百五十五万円をもらったとか、九十七歳で千四百八十七万円もらったとかいうケースも決して珍しくない。三十年間ずっと年金がもらえなかった。高齢になってようやく未払分を数千万たまっていただいたとしても、その方...全文を見る
○蓮舫君 余り反省の意味合い、深さというのが伝わってこないのが本当に残念なんですが、この法律は昨年の五月三十日に衆議院の厚生労働委員会で審議されたときに、政府・与党は、この法律が施行されたら将来幾ら予算が掛かるんだという推計案を示しました。幾ら示しました。
○蓮舫君 違います。ごめんなさい。今朝通告したんで間に合っておられないのかもしれませんが、昨年の五月三十日に衆議院の厚生労働委員会でこの法案が審議されたときに、政府・与党は、この法律が通ったときに国庫予算は新たに幾ら掛かるという計算をしています。幾らでしたか。
○蓮舫君 施行から九か月、まだ一年に満たないのに、当時、法律が通ったら六十億で大丈夫だと言っていた額のもう三・五倍お支払いしているんですよ。これ、一年たったら四倍、五倍になってもおかしくない。  つまり、私は、この年金問題は、五千万件の問題も、当時の安倍総理、本来社保庁は五月ぐ...全文を見る
○蓮舫君 この年金時効特例法、三万件近くで二百十三億がもう支払われているんですが、じゃ、問題は、宙に浮いた五千万件の記録が御本人に戻ったとき総額幾らお支払をしなければいけないのか、これはやっぱり明らかにしないといけないと思います。  既に四百四十万件が統合されました。この四百四...全文を見る
○蓮舫君 受給者が再裁定をされて幾ら未払い分の年金額をいただいたのか、何で計算してないんですか。これ、まだ四百四十万件しか再裁定されてなくて、残りの四千五百万件、これから記録が戻ったらまた新たにお支払をしなければいけない。つまり、予算が発生するわけですよ。平成二十年度予算で幾ら見...全文を見る
○蓮舫君 大臣、仕組みをつくっていただきたい。  つまり、今ねんきん特別便の問題も更に注意喚起をして自分の問題だと受け止めるための更なる情報公開をしなければいけないときに、五千万件ある中の四百四十万件が再裁定して、その総額、幾らお支払いになったと。そうしたら、五千万件だったら、...全文を見る
○蓮舫君 是非早急に検討というか着手をしていただきたい。今でも再裁定されてお支払いしている方はおられるわけですから、そういうものを積み重ねればいいだけの話で、よく社保庁の方たちに聞くと、また新たにシステム開発しなきゃいけないとか、とにかくお金の掛かることとシステムだけに依存をして...全文を見る
○蓮舫君 この記録問題が大騒ぎになっているときに、社保庁の幹部の人たちはさっさと社会保険庁を辞めて関連の公益法人に天下りをしている、十六人の方が。この十六人の方、資料二枚目です。この中で、社会保険業務センター、四、五、六、七、この人たちはオンラインで記録を管理して、まさにその記録...全文を見る
○蓮舫君 記録管理部長、中央年金相談室長、記録管理部年金番号課長、この人たちは皆五千万件の年金記録の訂正の現場の責任監督者ですよ。記録は全く戻らないけれども現場の監督責任者はさっさと天下っているということが、今社会保険庁がこういう環境に置かれている中でこれは理解が得られると長官は...全文を見る
○蓮舫君 それぞれの事情があれば、この今の段階で社保庁の幹部職員は関連団体に天下るのはしようがない、認められるという理解でよろしいんでしょうか。
○蓮舫君 資料三枚目には歴代社保庁長官の天下り人生の天下り先を書かせていただきましたが、トップが天下っていたら組織の幹部もいいんだということになってしまっているんだなと私は理解をさせていただいております。  例えば、私はこの年金記録問題、民主党が常に言わせていただいているのは紙...全文を見る
○蓮舫君 あと二年で社保庁は民間団体になるんですが、今政府が検討している国家公務員制度改革、天下り対策、禁止というのは民間団体は対象外です。あと二年したら社会保険庁、日本年金機構になったら天下りし放題になるんですよ。だから、ここはもっとしっかりとチェックをさせていただきたいし、私...全文を見る
○蓮舫君 メモはどうしたのかと聞いています。
○蓮舫君 メモはどういうふうにしたんですか。メモは提出しましたか、社会保険庁あるいは厚生労働省に。大変なこれは材料ですよ。
○蓮舫君 そうすると、社会保険庁はこの元長官のメモを中心に何らかの検討をしましたか。当時の長官はこういう認識だった、当時の組織はこういうふうだった、何が問題だったのか検証したかどうか聞かせてください。
○蓮舫君 検証委員会の報告書は、一言で言えば、みんな悪かったで終わっているんですよ。歴代長官の責任も重いし幹部職員の責任も重いで終わって、だれもその責任を取っていない。  このメモについて、じゃお伺いをいたします。  平成九年、基礎年金番号導入時に長官を務めていた佐々木典夫さ...全文を見る
○蓮舫君 裁定を受けた人には間違いがないと信じて疑ってなかったんですよ、そこの作業をしてなかった。これ、どうして信じて疑わなかったんでしょうか。
○蓮舫君 推察だと検証はできないんですね。  これは委員長にお願いをいたしますが、佐々木典夫元長官、参考人の要請します。
○蓮舫君 二〇〇三年から二〇〇四年に長官だった真野章氏、彼も社会保険庁長官を辞めた後には公益法人、厚労省所管の公益法人に天下っています。この方は、業務課における花形業務は裁定だったと言っています。  これ、ヒアリングの概要に何て書いてありますか。
○蓮舫君 更に真野さんは、花形業務は裁定だった、裁定をやることがもう最高ランクだったと。  でも、そこはミスがあったというのが今明らかになっているんですが、ここの高井戸の業務課の問題も検証しなければいけないと思いますが、真野当時の長官は記録の重要性を抽象論として言っていたそうな...全文を見る
○蓮舫君 大臣、この長官二人の聴取から伺うと、つまり裁定は信じて疑わなかった、記録は大事だと抽象論で言っていた、国民に対してどう思っているか、申し訳なかった、これだけなんですよ。私はこのメモの材料だけでも十二分に検証する価値があると思うんですが、いかがでしょうか。
○蓮舫君 組織の統括、もう一回仕切り直し、二度と起こさないんだという再発防止、制度としてやらなければいけないのと、もう一つは、こういうふうにだれも責任を取らないんだけれども、でも、この社会保険庁のミスを処理するのには国民の税金を使わせてください、平成十九年度の補正予算案で二百一億...全文を見る
○蓮舫君 施設の売却って、それは国民がお支払いした年金保険料で買ったものですよね。それをたたき売りすることが節減努力で、今最も人が要る、そうじゃなくてもどんどん辞めちゃっている、幹部職員は天下っちゃっている、人がどんどん逃げ出している社会保険庁の職員をまた更に純減させて、それが節...全文を見る
○蓮舫君 よく分かりません。天下り団体は幾つも要らないものを整理合理化した方が私はよっぽど節減努力で胸を張れるんだと思っています。いまだに天下り職員の天下り先、公益法人、関連団体、財団法人、全部そのまま温存しておいて、歴代長官、幹部職員は天下っておいて、実際に自分たちの失態である...全文を見る
○蓮舫君 外形的にという、これまでに二パターンあるんですよね。損失の期間を短くするとか、あるいは標準報酬月額を故意に下げるという、この二パターンに外形的に類似するものがほかに百六十件あって、これはあっせんがされるかどうかを待っているということなんでしょうが、これ、やはり前回の委員...全文を見る
○蓮舫君 時間になりましたので終わりますが、今、長官、そういうふうに整理をするのはやめていただきたい。何分にも古いというのは、この十六件の中で昭和の記録だったものは二件しかない。ほかは全部平成の直近のやつじゃないですか。そういう言い逃れはしないでいただきたい。そして、大臣からの指...全文を見る
○蓮舫君 終わります。
04月10日第169回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○蓮舫君 おはようございます。民主党・新緑風会・国民新・日本の蓮舫でございます。  法案審議の前に、今相当現場が混乱して、医療機関あるいは自治体の窓口、あるいはお年寄りの方が大変混乱している後期高齢者医療制度について二、三確認をさせていただきたいと存じます。  今朝の朝刊各紙...全文を見る
○蓮舫君 本人が不在、あるいは施設などに転居をして未着があると聞いているんですけど、今度これは再送するときは、どうやって本人がどこにいるかと確認するんでしょうか。
○蓮舫君 もう既に制度は始まっているけれども、実態が後手後手になってしまっていて、その負担が御高齢者とか医療機関に押し付けられている、自治体に押し付けられているというのは、所管官庁として私はあってはいけないと思うのですけれども、これ、新しい保険証がないと、御高齢者の方、医療機関に...全文を見る
○蓮舫君 是非迅速な対応をしていただかないと、もうこれ以上、御高齢者に混乱とか心配とか、あるいは経済的な負担を押し付けてはいけないと思います。  大臣にお伺いしたいのですが、社保庁は昨日、七十五歳以上の後期高齢者医療制度対象者の七百九十三万人に年金から天引きする保険料額を示した...全文を見る
○蓮舫君 是非指導をしていただきたいと思いますし、その指導に沿って迅速な対応をしていただきたいと思います。お願いいたします。  では、駐留軍関係離職者等臨時措置法について伺いますが、この法律は昭和三十三年に時限立法で成立しています。成立に至った簡単な経緯を教えてください。
○蓮舫君 非常に歴史のある法律なんですね。サンフランシスコ講和条約で、当時日本に駐留していた連合国軍が撤退することになったのですが、同じ日に発効した日米安全保障条約で二十六万人もの米軍、進駐軍が引き続き日本にとどまることになりまして、それによって軍のために働く労働者の必要性が生じ...全文を見る
○蓮舫君 最初は期限を限った五年間の離職者措置を受けた対象者は約四万六千人。これだけの数が一気に失業するわけですから、対応するためにこの法律は必要だったと私は思っています。ところが、時限立法といってもその後九回延長措置が繰り返されて、今回は十回目の延長案なんですね。  これ、三...全文を見る
○蓮舫君 年々、その対象ごとに数が減っているから延長は必要ないという議論ではなくて、昭和三十三年に進駐軍がいた時代の作られた法律と、昨今では数百名の対象者なんですが、新しい日米安保条約に基づいた日米地位協定で定める在日米軍で働く労働者の離職後の対策というのは果たして本当に同じでい...全文を見る
○蓮舫君 今のを聞くと、恒久的な対策ではなくてもいい、いつかはこの法律は必要なくなるんではというニュアンスがあったんですけど、やはり私は、離職者のその後の研修ですとか、あるいは、労働者への対策であれば安定的に恒久法で対応するべきだと考えているんですが、延長幅をこれ毎回五年としてい...全文を見る
○蓮舫君 今回法案を延長したいとする駐留軍労働者の離職者が発生する可能性は、何によってもたらされるんでしょうか。
○蓮舫君 日米の合意によって米軍が再編されると。平成二十六年には普天間飛行場の代替施設が完成するなどしまして、第三海兵機動展開部隊要員やその家族がグアムに移転をするなど、大幅な人が入れ替わるというか、移動していくわけですね。  再編で、ロードマップの土地返還の対象施設に勤務する...全文を見る
○蓮舫君 当然、配置転換等の努力はされるんだと思います。それでも、最悪の場合には四千八百十六人が職を失うかもしれない。それで、それのために今回対応する延長法案を出されているということなんですが、ただ、平成二十六年が日米合意のロードマップの出口なんですね。  ただ、現在その基地の...全文を見る
○蓮舫君 その都度その都度状況が変わるのは十分理解しています。  ただ、出口は平成二十六年で、今回、法改正の審議をこうやって委員会、国会で行うのであれば、五年間で切れてしまうと二十六年の出口に、また五年後にこの法改正の延長の審議をしなければいけないということになりますので、ここ...全文を見る
○蓮舫君 防衛省は基地で働く労働者の労務管理などを独立行政法人の駐留軍等労働者労務管理機構に委託をしています。この機構はどんな業務を主な仕事としていますか。
○蓮舫君 独法のこの機構は基地で働く方たちを募集する業務も担っておられる、主な業務なんですが。ところが、この募集案内、ホームページからダウンロードできるんですが、募集案内のメッセージに、米軍からのメッセージとして安定した雇用って案内しているんですよ。だけれども、今回の法案を延長す...全文を見る
○蓮舫君 本質的には不安定で処遇は安定、これ悩みますよ。しかも、一か月前、衆議院でこの法案の審議が始まる始まらないというときに、この機構のホームページから募集案内で安定雇用という文言は削除されています。改めて、この、何なんでしょうかね、法案改正審議に合わせてチェックをして、驚いて...全文を見る
○蓮舫君 よろしくお願いします。  この独法の機構なんですが、在日米軍の従業員、求人募集等を扱っていますが、機構の業務である募集から採用までの流れを簡単に教えていただけますか。
○蓮舫君 アメリカ側から労働者提供の要求があって、その要求を受けて機構が募集をして、そして人を面接、採用をして、そしてアメリカ軍基地に提供されると。この仕事というのは機構でないとできないんでしょうか。
○蓮舫君 ところが、この募集案内を見ますと、沖縄はすべて機構を通じて求人募集から採用までが行われているんですが、沖縄を除く地域ではハローワークで求人情報を提供しているんです。また、関東では、米軍がホームページで直接案内して雇用まで行っています。  どうして、これ、ハローワークに...全文を見る
○蓮舫君 円滑な労務提供はハローワークでは行えないということですね。
○蓮舫君 米軍の募集ホームページ検索しますと、沖縄の基地でも求人情報はホームページで日本語で直接軍が行っています。在日米軍が直接行えるのであれば税金を使って機構がその業務を行う必要があるのか、これ疑問が残ります。米軍と雇用者の直接契約では、確かに労務関係の問題が生じたときに何らか...全文を見る
○蓮舫君 専門的な知見は私は労働行政の方がプロだと思います、防衛省よりも。じゃ、この専門的な知見を持っているという機構、この機構の役員はどんな経歴の方々ですか。
○蓮舫君 三月三十一日までは常勤の理事と理事長四人のうち三人が防衛省からの天下りでした。今も二人しかいない常勤の理事長と理事は旧防衛庁からの天下りです。この機構は収入の九九%が国の交付金で賄われているんですが、国からの運営交付金は幾らですか。
○蓮舫君 四十三億円の税金がこの機構に投入をされている。支出のうち、機構の仕事である労務管理、福利厚生に係る支出は幾らですか。
○蓮舫君 いや、支出のうち機構の仕事である労務管理、福利厚生、本体業務に係るお金は幾らですか。
○蓮舫君 四十三億円の国からの税金の運営交付金が来て、本体業務に係るお金は六億、それ以外は全部人件費等です。つまり、税金のうち八割が人件費、機構を維持するための交付金なんですね。これ私、天下り団体だと思いますよ。その団体を維持するための交付金を、税金をもらっているんだと思いますよ...全文を見る
○蓮舫君 存在意義があるかどうかは国民に判断をいただきたいと思うんですが。例えば、本当に基地労働者のために使われているお金なんか細かく見ていくと、基地従業員が退職する準備の研修費、わずか百万ですよ。四十三億、そのうちのほとんどが人件費、天下り団体、これは自衛隊からの天下りの職員も...全文を見る
○蓮舫君 この財団の役員、理事長、常務理事、監事、どんな最終官職でしょうか。
○蓮舫君 天下りの独立行政法人の機構に四十三億円のお金が渡されて、その独立行政法人から更に天下りのこの団体に仕事が委託されて、何か持ちつ持たれつの関係ができているんですけれども。  ここの駐留軍労働福祉財団の仕事というのはホテルや駐車場の管理を行っているんですね。東京都港区芝と...全文を見る
○蓮舫君 規模が小さいからいいという議論をさせていただいているんじゃないんです。税金が独法に入って、独法で行える仕事をなぜわざわざ更なる天下り団体に迂回をして仕事を発注するのかということで、機構の仕事にお戻しした方がいいんじゃないですか。
○蓮舫君 在日米軍で働く従業員の福利厚生や支援、離職対策といいながら、その業務を天下り団体の間でシェアしているなどというあらぬ疑いが掛けられる前に、政府自身がこれは閣議決定をして、独立行政法人と公益法人の整理統合合理化計画を行うと言っているので、是非これ一度防衛省の中で整理された...全文を見る
○蓮舫君 答えていないと思います。独法の仕事を整理すべきではないですかと言っているんです。再度確認します。
○蓮舫君 是非、是非積極的な検討をしていただきたいと思います。  次に、労働法の問題について伺います。  駐留軍労働者、従業員ですが、この雇用保険、労災保険の事業主負担分はどこが負っているんでしょうか。
○蓮舫君 事業主負担分は防衛省、労働者負担分はもちろん従業員が支払っている。つまり、従業員は基地で働いていたとしても日本の労働関係法令の適用対象ですね。
○蓮舫君 つまり、日本の労働関係法令の適用対象だと。  厚労省に伺います。労働基準法三十六条を簡単に御説明いただけますか。
○蓮舫君 駐留軍関係労働者はこの三十六条、いわゆる三六協定は結んでいますか。
○蓮舫君 確かに基地等で働く労働者の形態というのが特殊だというのは理解できるんですが、この基地従業員の日本人の労働条件を確保すべき責務はどこにあるんでしょうか。
○蓮舫君 済みません、もう一回確認します。基地従業員の労働条件を守るのはどこでしょうか。
○蓮舫君 労働基準法では所定労働時間というのは週四十時間と定められています。基地内従業員の契約上の所定労働時間は何時間でしょうか。
○蓮舫君 時間外労働や休日労働はありませんか。四十時間を超える労働はないですね。
○蓮舫君 時間外労働、休日労働、変形労働時間制はあるということですね。でも、これ労働基準法三十二条では変形労働時間協定を締結しなければならない、法で定めてあるんですね。でも、これ、定められてない。  ほかに、じゃ労働基準法の適用状態にない、達成されていない労働条件ってありますか...全文を見る
○蓮舫君 労働基準法八十九条では、十名以上を雇用する場合には、この基地従業員って二万五千人ぐらいいますが、就業規則を作らないといけない。作られてますか。
○蓮舫君 昭和三十九年、今から四十四年前に結ばれた就業規則は十分今も事足りるんでしょうか。そういう検証は行われましたか。
○蓮舫君 厚生労働大臣にお伺いします。  今るるやり方を聞いていたと思うんですが、審議を、労働基準法が守られていない、特異なケースの労働条件だから米側とやり取りをしている、こういうことでよろしいんでしょうか。
○蓮舫君 強く働き掛けていきたい、これはもう私どもも当然のことだと思っているんですが、現下の足下で法律違反の疑いあるいは法律違反の事実がある。労働基準法適用職場なので就業規則作成、届出義務、あるいは三六協定の締結、届出義務、いろんなことを守っていないんですよ。  これ確認します...全文を見る
○蓮舫君 駐留軍関係労働者の労働状況を見ますと、この刑罰規定の対象者ではないでしょうか。
○蓮舫君 着実に改善しているとはとても私は受け止められないんですね。  法律を読みますと、労働条件は労働者が人たるに値する生活を営むための必要を満たすものでなければならない。ただ、残念ながら今回の今審議をさせていただいている法案の延長、この法案とはまた違うんですけれども、対象労...全文を見る
○蓮舫君 いや、確かに今大臣のおっしゃるとおり、昨今の事件等を見ますと、基地勤務のアメリカ兵が日本人を殺害する、あるいは何らかの事件を加害者として起こすなど、あってはならない痛ましい事件等も多発しております。その部分で国民の日米地位協定に対する関心というのは今高くなっていると思い...全文を見る
○蓮舫君 どんなに労働関係を所管している厚生労働大臣が前向きに力強い答弁をいただいても実態が何も変わらないでは、厚生労働大臣の発言が物すごく軽くなるんですね。是非そこは踏まえていただきたいと思います。アメリカとの話合いが前進しない、アメリカがあるからというような逃げではなくて、是...全文を見る
04月23日第169回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第6号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会の蓮舫です。  当調査会では、日本で暮らし、働き、育つ外国人について本当に今どのような状況に置かれているのかを、様々な専門家の方々から貴重な御意見を賜って調査してまいりました。  そこで、まず法務副大臣にお伺いしたいんですが、日本で暮らす外国人がどん...全文を見る
○蓮舫君 政府の考え方はどういうものでしょうか。
○蓮舫君 よく納得ができないんですが、もうちょっと勉強していただきたいと思います。  次に、池坊文部副大臣にお伺いいたします。  外国人の子女等の教育、様々な論点でこの調査会でも意見交換をさせていただきました。池坊副大臣におかれましては、一昨年そして昨年、この参議院の教育特別...全文を見る
○蓮舫君 文科省の行っているそのいじめの電話相談、大切な私は仕事だと思うんですけれども、平成十九年度は十億予算を確保していたにもかかわらず、実績が二億だったんですね。結果、平成二十年度は二億まで削減されてしまったんですよ。これは非常にもったいないことだと思いまして、なぜ実績が上が...全文を見る
○蓮舫君 厚生労働省が見詰めている間に、働き方ってやっぱり随分流動化すると思うんです。やはり政治家の指導力であったり、内閣としての大きな方向性というものは私はお示しいただきたいなと思うんですが。つまり、多様な働き方に制度を設計していくのであれば、あるいは正社員化に持っていくのであ...全文を見る
○蓮舫君 政府の姿勢があいまいというのは、非常に答弁が難しい今お立場におられるのかなと思いましたが、今こそ、年金制度への信頼が揺らいでいる中で確たるものを出さなければいけないときに、検討しているという答えでは、私は国民の信頼というのはなかなか回復するのは難しいと思いますので、是非...全文を見る
04月24日第169回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
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○蓮舫君 私は、ただいま可決されました感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律及び検疫法の一部を改正する法律案に対し、民主党・新緑風会・国民新・日本、自由民主党・無所属の会、公明党、日本共産党及び社会民主党・護憲連合の各会派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 ...全文を見る
06月05日第169回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会・国民新・日本の蓮舫です。  ただいま議題となりました委員長不信任決議案に対して、反対の立場から討論を行います。  まず初めに、会期末を来週に控えて、一分一秒でも大切にし重要法案を真摯に審議しなければならない今、与党から委員長不信任決議が提出されたこ...全文を見る
○蓮舫君 認めざるを得ません。  この度、提出されました岩本厚生労働委員長不信任決議案は、与党が野党共同提出の後期高齢者廃止法案の審議引き延ばしだけを目的とした極めて不純な決議案だと強く抗議をいたします。  以下、反対の理由を述べさせていただきます。  ただいま厚生労働委員...全文を見る
○蓮舫君 同法案が野党の得点となることを恐れ……(発言する者あり)
○蓮舫君 いたずらに審議を遅らせる様々な要求を行い、正当な判断をされた岩本厚生労働委員長に対し、理不尽な不信任決議案を提出するとは……(発言する者あり)
○蓮舫君 国民不在、まさに党利党略でございます。  与党の提案が六月十五日の国会会期末に向けて同法案を参議院に留め置き、衆議院において同法案の審議時間確保ができないことを理由に廃案に追い込もうとしていることはだれの目から見ても明らかです。国民はこのような与党の無責任な対応を厳し...全文を見る
○蓮舫君 丁寧な審議を行ってきております。まさに民主主義のかがみであり、これほどまで良い委員長がこれまでおられたでしょうか。  平成十八年に後期高齢者医療制度導入に賛成をした参議院厚生労働委員会当時の衛藤晟一君、岸宏一君、椎名一保君、中村博彦君、西島英利君、南野知惠子君、若林正...全文を見る
○蓮舫君 本院における議員の皆様は良識を発揮していただき、この決議案を否決してくださることを切にお願いし、私の反対討論とさせていただきます。
09月18日第169回国会 参議院 厚生労働委員会 閉会後第1号
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○蓮舫君 まずは食の安全、汚染米について大臣に伺ってまいります。  農水省が三笠フーズから転売された事故米、汚染米の流通販売にかかわった製造販売業者三百七十五社を公表しました。この公表された先には小売店であるお菓子屋さんも含まれているんですが、食の安全をつかさどる厚労省として、...全文を見る
○蓮舫君 つまり、自主回収で業者に任せていて、厚生労働大臣は回収調査の命令はしましたか。
○蓮舫君 食品衛生法第六条、予防原則、厚生労働大臣は有毒な物質が含まれる疑いがあるものは販売禁止ができる、つまり回収命令を出せる、調査をすることができる。なぜこの発動をしないで今のような発言になるんでしょうか。
○蓮舫君 つまり業者任せということでしょうか。  汚染米が混入したかどうかを特定しないで、そのお店で売ったかどうかも分からない不確かな情報を農林水産省が公表するということになぜ同意したんですか。これ公表すると大臣が知らされたのは何分前ですか。
○蓮舫君 厚生労働省にはプレス発表する一時間前に情報が来たと言っています。私に説明に来た厚生労働省の担当者は、大臣には四十分前、プレス発表する四十分前に輸入食品安全対策室長が報告したと、私聞いていますよ。どうして聞いていないんですか。
○蓮舫君 内閣の仕切りであると同時に、食の安全、口に入るもの、体に入るものの安全を守るのは厚生労働省の所管で、厚生労働大臣の責任というのは私、相当重いと思うんですが。  この農水省が発表した三百七十五社、これ例えば小売の菓子屋なんかは工場から仕入れた米粉ですとか商品に汚染米が入...全文を見る
○蓮舫君 やはり総理をやる気持ちがない方の内閣というのはこういうふうにばらばらになるのかと。消費者庁をつくるとおっしゃっていて、まさに消費者の問題が問われていて、農林水産大臣、厚生労働大臣の連携、消費者担当大臣の連携が果たしてどうだったのかというのが、この公表された三百七十五社、...全文を見る
○蓮舫君 総務省に伺います。  総務省に設置された第三者委員会で、標準報酬月額等の改ざん、これまで、九月九日までは四十八件と私どもは報告を受けていたんですが、九月九日に数が増えました。総数幾つになりましたか。
○蓮舫君 標準報酬月額が改ざんされている、被害を受けたと第三者委員会に訴えて、あっせん、その額が訂正された数が続々と増えている。五十七件。まだあっせんをしてもらいたいと待っている方も相当数おられる。  総務省に伺います。このあっせんされた標準報酬月額の訂正、大まかに言って二種類...全文を見る
○蓮舫君 本人の知らないうちに納付記録が勝手に短縮をされて短い納付記録に改ざんされた、納めたはずの年金記録が消えてしまっている、あるいは実際にもらっていた給与額が安く引き下げられて標準報酬月額が改ざんされて、本来納めたはずの年金保険料が消されてしまっている。  長官、改めて伺い...全文を見る
○蓮舫君 今長官が御答弁された内容は、総務省が既に認めているこの改ざんされた標準報酬月額、消された年金は、社会保険庁が事実に反する処理が行われたことが認められている、社会保険庁で行われたと認められている、社会保険庁の責任ですね。
○蓮舫君 標準報酬月額が改ざんされているということは、本人の知らないうちに改ざんされているということは、年金をもらうときに満額の年金をもらえないんです。その人の財産権を侵害しています。人を害しています。認識を改めていただきたい。  それと、個々のケースを十七件調査した。九月九日...全文を見る
○蓮舫君 責任までは明らかにする調査じゃなかったんですね。
○蓮舫君 資料の1、これは社会保険庁が十七件の調査を行った調査結果のまとめでございます。十七件調べて、今長官がおっしゃったように、事実に反する処理であることを社保事務職員が知っていたかどうか明らかにすることはできなかった、だれが、どこが悪かったのかは分からない、職員はだれが関与し...全文を見る
○蓮舫君 事実が違うとの指摘を受けて調べた、そしたら職員が記憶にない、覚えてない、当時の資料がない、だから分からない。この調査、八か月行ったんでしょうか。  しかも、一件だけ職員の関与があったというもの、これは総務省であっせんされたケースじゃないんですよ。民主党の会議に勇気を持...全文を見る
○蓮舫君 つまり、逃げることができなかったを認めるんですね。
○蓮舫君 つまり、証拠は、改ざんを指南された、改ざんされちゃった人が自分で大切に保管していないと社会保険庁の内部の調査では出ないということを今お認めになったんだと思います。  資料2―1に、調査報告でこのコンサルタント会社の調査の結果が出ておりますけれども、この社長は事業の関係...全文を見る
○蓮舫君 では、社会保険庁の調査結果では、この事案について当時の担当職員は何と言っていると報告されましたか。
○蓮舫君 石井部長、私、資料を付けさせていただいています。資料2―2をちょっと読んでいただけますか。資料2―2、(2)社会保険事務所職員の証言、①徴収第一係長の証言、丸ポツ四つ目、これが彼の証言です。何と言っていますか。
○蓮舫君 四つ目。
○蓮舫君 自分の判断で標準報酬の引下げや資格喪失処理を行っていた、この証言は何月何日に得られたものですか。
○蓮舫君 何月何日ですか。
○蓮舫君 四月十六日、十七日にこの当時の担当職員は、記憶はないけれども自分の判断で標準報酬の引下げを行っていた。この直後に、四月三十日に社会保険庁は十七件の調査の中間報告を出しています。資料2―3に付けています。中間報告、資料2―3、その三番、調査結果、職員に対する調査状況。事業...全文を見る
○蓮舫君 四月十一日の証言で、自分の判断で標準報酬月額の改ざんを行っていた。ほかにも何か重要なことを言っていませんか、この職員。
○蓮舫君 通告しています。
○蓮舫君 複数件行っていたと言っていませんか。
○蓮舫君 複数。
○蓮舫君 大臣、中間報告が出たのは四月三十日です。その前の四月十一日に社会保険庁の当時の改ざんに関与したと思われる担当者に聴き取り面談を行って、自分の判断で行っていた、ほかにも複数件行っていた、実に貴重な証言をしているのをあえて三十日の中間報告から外している。しかも、これは社会保...全文を見る
○蓮舫君 大臣です。
○蓮舫君 証言が事前に得られていたものを意図的に中間報告に載せない、隠ぺいをする、そういう調査報告を、これが全部です、職員の関与はなかった、組織の関与はなかったと、こういう調査報告を私たちに信じろといってもなかなか難しい。大臣は、組織的関与があったかもしれないとおっしゃるけれども...全文を見る
○蓮舫君 三日前にようやくですか。これ裁判を起こされたときに、組織内で本当にこういうことがあるのか、もっと調査を早く進めていれば標準報酬月額の問題もこんなに大きくならなかったんじゃないでしょうか。  しかも、この斎藤さんの消された年金を行われた社会保険事務所は先ほどのコンサルタ...全文を見る
○蓮舫君 私は全国で組織的に行われていたと疑ってしかるべき事案だと思うんですが。  坂野長官にお伺いします。現時点で坂野長官の指示で、全国の社会保険事務所で標準報酬月額の改ざんが行われていたかどうかの調査をするお気持ちはありますか。
○蓮舫君 十七件の調査を八か月掛けてやって、十五件は記憶がない、証拠がない、分からない、一件は職員が関与した、でも個人の判断で行っていた、組織は関与していない、全国調査はしない、今後調査をするものは総務省であっせんされた事例だけと極めて限定的、何か隠しているようにしか思えないんで...全文を見る
○蓮舫君 民主党は社会保険庁の下請機関ではないんです。社会保険庁は組織の関与がない、もうこれ以上ないんじゃないか、総務省のあっせんを待つといっている間に、民主党に、社会保険庁の職員に指南された被害者が続々と来ている。それを受けて、じゃ調べましょうということになる。順番が違うんじゃ...全文を見る
○蓮舫君 消された年金記録はあるんです。これはもう第三者委員会で明らかになっている。さっき長官もお認めになるような答弁をされました。調査をしたら、でも職員が個人的にやっただけで、言葉は悪いですけれどもトカゲのしっぽ切りで終わらせようとする、そんなまとめで終わらせた。でも、その後か...全文を見る
○蓮舫君 まずはその八十八件のデータですか、情報公開をしていただきたい、私たちにいただければとお願いをします。そしてその上で、来年に行うというんではなくて、もうこれは年金というのはいただかないとお亡くなりになる方も出てくるわけですから、すぐさま指導してやっていただきたいということ...全文を見る
○蓮舫君 消された年金のときにもそうやって社会保険庁の職員にどんどん引き延ばしをされた。つまり、フラグを付ければすぐ空いている、つまり生年月日や性別や名前が空いている記録は呼び出すことができて、五千万件を二億五千万件の中から呼び出すことができたのが、それはプログラムを開発しなきゃ...全文を見る
○蓮舫君 内部でそれができない組織というのをそのまま二年後に民営化するのは私は極めて危険だと思います。  総務省にお伺いします。十七人の被害額、幾らでしたか。
○蓮舫君 社会保険庁に聞きます。幾らでしょうか。
○蓮舫君 つまり、標準報酬月額が改ざんされることによってもらえる年金が確実に減るということがこれで実証されているわけですよね。  総務省にお伺いします。  その後もあっせんを進めて五十七件あるわけなんですけれども、あっせんして標準報酬月額の改ざんが訂正されたこの五十七件の中で...全文を見る
○蓮舫君 五百人もの方が今なお自分の給与額、標準報酬月額が改ざんされたことを知らないで年金を受け取っている、あるいは年金保険料を掛けている。  これ、舛添大臣が言っている救済を一日も早くしなければいけない方ですが、まだこの方に、社会保険庁にお伺いします、全員にアナウンスしました...全文を見る
○蓮舫君 つまり、三百三十人はまだ着手もしていない。その方はこのまま知らされないで、社会保険庁の調査が終わるまで自分の標準報酬月額は改ざんされたまま、満額の年金はもらえない、それは放置したままということになり、百七十人のうちには、直接本人に会って状況を伝えていると私は聞いています...全文を見る
○蓮舫君 被害を受けた人から書類が出ないと再裁定しないということだと思います。どうしてこういう申請主義をまだ取っているのか分からないんですけれども、住所を把握してない方はどうするんですか。亡くなった方もいると聞いていますが、どうするんですか。
○蓮舫君 被害があることが分かっているのに何だか遠回しに手続を進めている。住所が分からない人もいる、亡くなっている人もいる、状況だけは伝えて、後は申請していただかないと標準報酬月額が改ざんされたことを正さない、訂正しない。やっぱりこの姿勢というのは改めていただいて、被害を受けてい...全文を見る
○蓮舫君 約十三万件で約七十億お支払いしたと。宙に浮いている記録、持ち主が分からない記録は五千万件あります。この五千万件が持ち主に戻ったときにどれぐらいのお金が果たして必要になるのか早急にサンプル調査をして試算を出していただきたいと要請を申し上げると同時に、済みません、最後に、こ...全文を見る
○蓮舫君 元大阪社会保険事務局長は、八月二十六日に国民年金の不正免除問題で戒告処分を受けています。元社会保険庁運営部年金保険課国民年金事務室長は、同じく八月二十六日に国民年金の不正免除問題で減給処分を受けています。これは社会保険庁のホームページで公表されています。  つまり、国...全文を見る
10月16日第170回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会・国民新・日本の蓮舫でございます。  年金について伺います。  去年は消えた五千万件の年金記録、今年は消された、改ざんされた年金記録が民主党の調査で明らかになりました。私は、予算委員会でこの年金問題を総理にお伺いするのは麻生総理で三人目です。次から次...全文を見る
○蓮舫君 麻生内閣で解決するかどうか分からない。膨大な作業ですから、見通しがないというのは確かにそうかもしれない。ただ、やっぱり国家的プロジェクトでこの問題は一日も早く解決したいという思いは同じなんだと思います。今、総理もおっしゃっていました消された年金、着実に、これは可能性があ...全文を見る
○蓮舫君 六万九千件という数字で、これで優先順位をまずここからやっていくということは分かるんですが、この六万九千件というのは三つの条件が重なった、三つの輪が重なった部分だけであって、それぞれの条件、五等級以上標準報酬月額が下げられている、さかのぼって半年以上前に下げられている、あ...全文を見る
○蓮舫君 優先順位の付けられない、総数に入っていないものをなるべく分かるようにしよう、調査しようと私たちはずっと要請をしているんですね。百四十四万件というのは、これは厚労省、社保庁によって意図的に低く抑えられているんですよ。  一九八六年以前のコンピューターに入れる前の紙台帳の...全文を見る
○蓮舫君 いや、舛添大臣は聞くたびごとに、あるいはメディア等で発言がぶれるんですよ。  十月三日の会見で、一九八六年以前は改ざんはほとんどありませんと明言しています。これはどういう意味でしょうか。
○蓮舫君 つまり、ほとんどありませんというのは、これは違ったんですね。
○蓮舫君 紙台帳のときには改ざんしづらいということを言われたんだと思います。  じゃ、総務大臣にお伺いします。  総務省の第三者委員会が遡及をして標準報酬月額が下げられている、あるいは期間が短くされている。これは訂正が、社会保険事務所の仕事がおかしいから訂正してあっせんした件...全文を見る
○蓮舫君 いや、つまり、舛添大臣がおっしゃっていた、紙台帳は証拠が残るからほとんどないんですと。でも、総務省が第三者委員会であっせんしたのは三分の一以上、つまり四割が八六年以前のものなんですよ。何で八六年前を調査しないんですか。
○蓮舫君 調査をしてほしいんですよ。つまり、八六年以前のものが第三者委員会で四割あった。ということは、百四十四万件のうちの六万九千の二万件ではなくて、百四十四万件の受給者に対象を広げないといけないかと私は言っているんです。  六万九千件の二万件の割合は二九%、百四十四万件でこの...全文を見る
○蓮舫君 劣化した紙台帳をコンピューターできれいに整理をしようというのは、私たちは一年以上前から言っています。そのときも、舛添大臣は優先順位が民主党とは違うんですと言っていた。でも、結果、やるわけじゃないですか。だったら、今ある問題は、今すぐ私は着手をするべきだと思っております。...全文を見る
○蓮舫君 総務大臣に伺います。  あっせんされた六十六件のうち、偽装脱退は何件ありましたか。
○蓮舫君 標準報酬月額が改ざんされてあっせんされたのは十七件、それに対して期間が短く改ざんされているのは五十件。なぜ十七件は調査をして、もっと多い五十件は調査対象から外しているんですか。
○蓮舫君 消された年金には二種類あるんですね。一つは標準報酬月額、月収が低く抑えられている。一つは期間の改ざん、偽装脱退です、短く抑えられている。この二つともやられてしまうと、事業者は社会保険負担が低くなる、納めやすくなる。社会保険庁は自分たちの営業成績を下げないで済む。社会保険...全文を見る
○蓮舫君 大臣、お分かりだと思いますけれども、つまり、組織的関与があったのかどうかという問題と、実際に被害を受けている可能性を抽出することができるから、その調査をして、被害に遭った可能性のある方を抽出して戸別訪問をして案内をしようというのは、これは別です。  私たちはこの調査を...全文を見る
○蓮舫君 いや、二万人だけは戸別訪問来られるけれども、自分は可能性があるという百四十四万件が例外、それ以外も調べてませんから、そこで年金をいただいている方とやっぱり平等性が私は担保されないと思うんです。今そのパターンというのが明確になっているから、あえてパターンを制限して抽出する...全文を見る
○蓮舫君 いや、何でこだわるかといいますと、事態の全容解明は、一体被害がどこまですそ野が広がっているのかを調べないと、事実を見ないと、一部切り取ったものだけを見て対応を取っては効果が上がらないのが一つ。もう一つは、偽装脱退の場合ですと、期間が改ざんされる、つまり納付期間が短くなる...全文を見る
○蓮舫君 いや、それ論理が破綻しています。調査対象から外れた方で年金記録が改ざんされた可能性がある方の中にも高齢者はいるんですよ。なぜそこを外すんですか。分からない。どうして調査をしていただけないんでしょう。
○蓮舫君 いや、分かりません。なぜ調査対象から被害に遭っている可能性のある方を切り捨てて、一部切り抜いて、その中の六十五歳以上の方だけを優先していくのかが私にはどうしても理解できないんですが。  次に、総理、直嶋政調会長との質疑のやり取りの中で、総理は、消された年金はかなり組織...全文を見る
○蓮舫君 時の総理も組織的な関与を疑惑を持っている。厚生労働大臣も九月十八日の閉会中審査で極めて疑惑があると言っていたと。じゃ、これ調査しましょうよ。五千万件の消えた年金のときには、内部ではできないといって総務省がやったんですよ。総務省が外部の目から組織的関与はどうだったのか極め...全文を見る
○蓮舫君 いや、なかなか理解できないんですね。やっぱり調査ができるものをすぐすればいいと思いますし、組織の関与がある。つまり、この第三者委員会であっせんされたものを見ると、一番古いのが昭和三十八年、最近のものでも平成十二年とか十四年がある。つまり、組織的な関与があれば今も続けられ...全文を見る
○蓮舫君 六万九千件のうち二万人、年金受給者に今日から戸別訪問をすると。  社会保険庁に伺います。どんな手順で戸別訪問するんですか。
○蓮舫君 受給者二万人の方にまずはお手紙を送る。これ、住所は正しい住所を把握していますか。
○蓮舫君 おおむねですね。  電話番号は把握していますか。手紙を送った後は電話をして日程を調整するんですが、電話は把握していますか。
○蓮舫君 資料二—二に付けさせていただいていますが、電話番号は番号案内等で調べる。一〇四ですか。こういう作業を社会保険事務所にお願いする。
○蓮舫君 社会保険事務所がこの二万人の方に戸別訪問をする場合に、住所が正しいかを確認して、電話番号を自ら調べて、そして手紙を出して、電話をして、日程を調整して、会いに行って初めて情報が、こんなものがあります、改ざんされていますよというアナウンスがされるんですが、昨日通知が送られて...全文を見る
○蓮舫君 今日から始めて戸別訪問実際に行くのには数日掛かると言っていながら、今日は東京と大阪でもう戸別訪問が始まる。これなぜですか。
○蓮舫君 つまり、初日から自ら出された通知の手順を守らなかったんですね。今日、東京と大阪で戸別訪問をする方々はつまり手紙を送ってないんでしょう。手紙を送らないでいきなり電話して日程調整をして今日から行った人たちなんですね。こういうルールを遵守しないのは何でなんですか。これは、大臣...全文を見る
○蓮舫君 いや、訪問した後にお知らせ来られても困るんですよ、それ順番違いますから。  大臣、大臣が早く解決したいという思いは分かるんですが、現場の混乱とか事務作業というものを無視して、もう、すぐやるんです、十六日から行くんですというふうに発言がフライングをしてしまうと現場がこう...全文を見る
○蓮舫君 いや、やり方が違うという言葉でそういうふうな答弁になるのは非常に残念なんですね。いい知恵があったら提案をしてくださいと言ったのは大臣ですよ。だから一緒にやっていきましょうと。二万人だけじゃないじゃないですか。ほかにも六十五歳以上で改ざんされた可能性があるから、その方たち...全文を見る
○蓮舫君 じゃ、千三十万人のうち何人が自分の記録取り戻しましたか。
○蓮舫君 去年の夏の参議院議員選挙で当時の安倍総理は、五千万件は今年の三月末までにゼロ件にすると公約した。その中で、特に本人のものであって宙に浮いた記録がある千三十万人はまだ二百六十万人しかお戻しになってない、まだ宙に浮きっ放しだと。私はこれは公約違反だと思いますが。  この宙...全文を見る
○蓮舫君 効果があったというこの回答のお願いはがきが届いていない事例があります。  お手元の資料五、お配りをさせていただいておりますが、ねんきん特別便の回答のお願い、これ名前は消してあります、東松山市、何々様、大竹市、何々様、郵便番号も住所も記載をされていません。これは、例えば...全文を見る
○蓮舫君 郵政公社に来てもらっています。届きますか、この住所で。
○蓮舫君 この届かないはがきの存在はいつ把握しました。
○蓮舫君 つまり、私が指摘をするまでは把握していなかった。じゃ、どれぐらいの束が戻ってきているか。社会保険業務センターに戻ってくるんですよ、こういう不良品は。どれぐらいの束が戻っているか把握していますか。
○蓮舫君 私が把握している中では、こういう住所がいいかげんなミスは五十万件の中で千七十五通あったと。もう五百三十万送っている。推計すると一万ぐらいあるんじゃないかと。  もっと問題は、この住所のデータでねんきん特別便も送っているんじゃないですか。届いていないんじゃないですか。
○蓮舫君 地共済以外でねんきん特別便がこういう住所で届いていない可能性はどうですか。
○蓮舫君 根拠を言ってください。
○蓮舫君 昨日分かったことで、いつ調査したんですか。  住所がこんないいかげんなのでねんきん特別便が届いていないと。確認はがきだけの問題じゃないんですよ。ねんきん特別便、名寄せ便ですから、本人のものと思われる貴重な情報が入った特別便が届いていないというのは大変な問題ですよ。もう...全文を見る
○蓮舫君 終わります。
11月19日第170回国会 衆議院 厚生労働委員会 第5号
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○蓮舫参議院議員 御答弁を申し上げます。  桝屋委員御指摘の八千五百億なんですが、これは私どもが十一月五日に発表させていただきました経済・金融危機対策の一環の中で、医療対策として今後一・九兆円を投じていきたい、その中に後期高齢者医療制度廃止分を八千五百億と見積もっているわけで、...全文を見る
○蓮舫参議院議員 御答弁申し上げます。  含まれております。
○蓮舫参議院議員 失礼いたしました。  国の補てん分で限って入ってございます。
○蓮舫参議院議員 それは地方自治体の各自の判断だと思います。
11月25日第170回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○蓮舫君 私は、ただいま可決されました児童福祉法等の一部を改正する法律案に対し、民主党・新緑風会・国民新・日本、自由民主党、公明党、日本共産党及び社会民主党・護憲連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。     児童福祉法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案...全文を見る
12月04日第170回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○蓮舫君 民主党・新緑風会・国民新・日本の蓮舫です。  先週の金曜日の十一月二十八日に、大臣直属の消された年金、標準報酬月額改ざんの調査会が報告書を出されました。この中では、社会保険庁職員の関与が確認をされて、現場レベルの組織性が認められています。  率直に申し上げて、大臣の...全文を見る
○蓮舫君 この調査は、調査委員がアンケートやヒアリングあるいはホットラインなどの通報も活用されて、具体的な証言が幾つも出ているので、どういう証言があるのかお伺いしたいんですが。  標準報酬月額の偽装というのは、本来事業主が納めなければいけない社会保険料が滞納されていると。そうす...全文を見る
○蓮舫君 具体的な証言を教えてくださいと言いました。
○蓮舫君 二つ目も読んでください。
○蓮舫君 レセプトは抜き取っていた、徴収課と適用課が一体となってレセプトのもみ消しを行っていた、レセプトをなかったことにする担当職員も置いていた。とんでもない証言ですが、このことは把握されていますか、社会保険庁は。
○蓮舫君 承知をしていない。  では、標準報酬月額ではどんな改ざんがあったという証言を調査報告書は出されていますか。
○蓮舫君 いや、驚く内容なんですよね。適用課のチェックを逃れるために徴収課の職員自身が改ざんした記録を直接ウインドウマシンに入力をしていた。どういうふうに計算をしたら滞納している保険料が帳消しになるか、自ら計算をして事業主に教えていた。あるいは、ほかにも、倒産で事業主が行方不明な...全文を見る
○蓮舫君 つまり、どんなに計算をしても、滞納分を、事業主と従業員の給料の額を安くして、標準報酬月額を安くして滞納分をチャラにする、ゼロにする計算をしてもゼロにはならないんですよ。ゼロにはならなくて、それでも不足をしていたらその滞納分は残ってしまうから、不足額を帳消しにする計算をす...全文を見る
○蓮舫君 少額の還付金って、私、そんなに小さな問題だと思っていないんです。つまり、記録を偽装をして払わなければいけない滞納金を払わないで済むようにした上に、更に還付金でお金を戻しているんですよ。これ、私、小さい問題ではないと思います。  そして、大臣、その部分の感想と、それと、...全文を見る
○蓮舫君 正さなければいけないのを急がなきゃいけない。ポイントはとにかくスピードなんです。  なぜ私がそれを言うかというと、資料をお配りをさせていただきましたが、標準報酬月額の遡及訂正、いわゆる消された年金など不適正な処理がある、この六・九万件にその可能性が極めて高いんですが、...全文を見る
○蓮舫君 この五年間で四千七百七十一件、今年、平成二十年度で既に二百三十九件、改ざんの可能性がある事務処理が行われている。これ、大臣がおっしゃっていましたが、この母数となっている六万九千件は最も改ざんされている可能性が濃いところだとおっしゃった。そして、報告書では、社会保険事務所...全文を見る
○蓮舫君 なぜそう言い切れるんですか。
○蓮舫君 調査はされましたか。調査をされた上で、確証があって今不適正な処理が行われているとは考えられないと御答弁されたんですか、それとも願いですか。
○蓮舫君 大臣、社会保険庁に任せるといいようにいいように考えるんですよ、どうしても。  一月に調査を行って、組織の関与があるかどうか社会保険庁自身もやっていますよ、四月に中間報告、九月の九日に最終報告を出した。これは、十六件、総務省に設けられた第三者委員会で社会保険庁の処理の仕...全文を見る
○蓮舫君 いや、積極的に被害者の救済をするときに、数はそう多くないんですよ。直近五年で四千七百七十一件ですから、これはすぐ調べてもらえませんか。
○蓮舫君 やり方としては、この四千七百七十一件は取りあえず滞納処分票を保存をして、社会保険庁あるいは調査委員会に一度集めて迅速にここをチェックしていただきたい。つまり、滞納処分票にはすべて書いてある。事業主とのやり取り、滞納処分の状態、督促、差押えなどの状況、これ時系列で書かれて...全文を見る
○蓮舫君 今おっしゃっている二万件の訪問調査を聞く前に、ちょっとこれは社会保険庁長官の感想も伺っておきたいんですが、今回のこの調査報告書の結果では、社会保険庁本庁の不適正な処理横行に対する責任は重いと極めて厳しい指摘をされていますが、長官はこの調査報告書を受けてどのように思ってお...全文を見る
○蓮舫君 長官自らが何らかの形で責任を取ることは考えていますか。
○蓮舫君 大臣、この報告書では、社会保険庁も厚生労働省もあるいは社会保険事務所も、国民に対する重大な裏切り行為を行ったと断言をしています。でも、だれも責任を取らないで、記録がまだ回復されないで宙に浮いたままのものもある、でも訂正には税金が使われていく、これはなかなか私は国民の納得...全文を見る
○蓮舫君 十月十六日から二万件の方の戸別訪問調査が始まりました。二か月弱がたちました。何件の方の戸別訪問が終わりましたか。
○蓮舫君 二万件中二千五百二十四件、訪問調査が終わった。記録が訂正された方は何件ですか。
○蓮舫君 確認されています。ゼロ件ですね。
○蓮舫君 訪問調査をして、記録訂正されたのはまだ零件。でも、訪問調査をした方の中で、これは確かに私の記録が改ざんされていますと認めた方はおられますか、何人いますか。
○蓮舫君 いや、今おっしゃった中で二つ、大きいのが一つ。  職員の具体的な名前があって、改ざんを働きかけられてやってしまったと吐露した方が大体一%いた。でも、今社保庁の業務センターのコンピューターに入っている年金記録というのは三億件ありますから、そのうちの一%がもし改ざんされて...全文を見る
○蓮舫君 できれば、委員長にお願いしますが、その資料が精査されたら迅速にこの委員会に提出をしていただきたいと思います。
○蓮舫君 今、ようやく数字が明らかになって、少しずつその二万件の訪問調査の結果というのも出てきているんですが、実はここから先がまた問題で、千四百八人の方が、自分の記録が間違っている、でもまだ記録は訂正されていない、なぜ訂正されないのかと。これは社会保険庁が調査をしなきゃいけない。...全文を見る
○蓮舫君 いや、去年の消えた年金、今年の消された年金問題は、その物的証拠をだれが証明するかというのをずっとやり取りをさせていただいて、今の現行法だと、結局、第三者委員会が調査をして、当時の会社社長ですとか同僚の証言とか、あるいは明確に給与から保険料が天引きされた事実が確認されない...全文を見る
○蓮舫君 消えた年金、消された年金では今二つの問題が新たに出てきている。一つは、物証がなくて記録が訂正されない、もうこれは泣き寝入りですよ。ここは私たちは法案を出して対応をしていきたいと考えています。もう一つは、記録が訂正された、消えた年金、消された年金が元に戻ったと、でも未払で...全文を見る
○蓮舫君 どれぐらい時間掛かっているんですか。  それと、数字を端的にお答えください。最新の再裁定状況、受付何件、処理何件、未処理何件ですか。
○蓮舫君 九月に一か月の受付が約十五万、処理をしているのが大体三万に満たない、そして未処理、つまりたまっている案件が六十四万件もある。  実際に申請をして自分のもらえていない年金をもらえるまでに今何か月待ちですか。
○蓮舫君 社会保険庁の業務センターで再裁定処理に係る職員は何人でこの対応をされていますか。
○蓮舫君 二百二十六人で一月十五万の受付件数を処理するのに、大体二万六千、七千件。そうすると、この残りの六十四万件は増員をしないと対応できないということでしょうか。こんな少ない数でこれは対応できると見ているんでしょうか。どちらでしょうか。
○蓮舫君 見通しが甘いんですよ。複雑な処理件数が多いから受付に対してなかなか想定どおりに処理が進まないということを今部長はおっしゃったんですけれども、九月九日の年金問題に関する関係閣僚会議で提出された資料の中で、本年十月までには一月の処理件数をどれぐらいと目標にしていましたか。
○蓮舫君 大臣、十万件を目指すと九月に言っていて、翌月からですよ、今十一月は一月の処理が二万六千件ぐらいですよ。甘過ぎるんじゃないですか。いかがでしょう。
○蓮舫君 数百人単位では私は足りないと思っています。今二百二十六人で、それでも二万六千件ぐらいしか月処理ができない。受付は毎月十万超えてきていて、既に未処理の山が六十四万件で、どんどんどんどん数万件単位で増えている。  この未処理の山というのは何かというと、御案内のとおり、もう...全文を見る
○蓮舫君 第二次補正予算案を総理は来年まで先送りにしました。これについて大臣がどう思っているかは分かりません。昨日は、報道によれば、自民党の中で、今後、いわゆるその二千二百億円の削減も含めて、これまでと違って絶対何が何でも守っていくものではないというふうに決めたというような報道も...全文を見る
○蓮舫君 是非お願いしたいと思います。  特に、今の総理はやるやると言って後ほど訂正することが多うございますから、この部分は訂正させないようにしっかり管理して、私たちも見ていきたいと思います。  ありがとうございました。
12月09日第170回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
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○蓮舫君 私は、ただいま可決されました高度専門医療に関する研究等を行う独立行政法人に関する法律案に対し、民主党・新緑風会・国民新・日本、自由民主党及び公明党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。     高度専門医療に関する研究等を行う独立行政法人に関する法律案に対す...全文を見る