蓮舫

れんほう

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開催日 会議名 発言
03月02日第190回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○蓮舫君 民主党の蓮舫です。  総理はこの三年間、女性が輝く日本、二〇二〇年にあらゆる分野で指導的地位の女性が三割を占めると公言してきました。この思いは変わりませんか。
○蓮舫君 ところが、この目標ですが、総理が言った目標、国家公務員の課長室長相当職に占める女性の割合三〇%は七%になりました。民間企業の課長相当職の女性比率も三〇%が一五%に半減しました。  これ、目標を下げたのはなぜでしょうか。
○蓮舫君 あらゆる分野で三割、三〇%にすると言ったものを七%、一五%にしているんです。これを下方修正と言わないんですか。
○蓮舫君 総理は、二〇二〇年までに指導的な地位を女性が三割を占めるように期待と言っていません、進めていくと会議や施政方針演説で言っています。違うんじゃないですか。
○蓮舫君 下方修正したというのは認めますか。
○蓮舫君 総理が女性が輝くと声を高めてくださったことは、数少ない私の総理への評価の一つなんです。そういう部分では、数値目標を下げたのは非常に残念なんですが、実は下げた理由がやっぱり問題なんです。  加藤大臣、なぜ下げたんですか。
○蓮舫君 私が伺っているのは、現実的な目標に数値を下げたその理由を男女共同参画会議は何と指摘していますか。
○蓮舫君 「四次計画において改めて強調している視点」が大変現実的なんです。つまり、総理の諮問を受けて女性の輝きを調査審議した男女共同参画会議が二〇二〇年の目標値を下げなければいけなかった、達成困難だと判断したのは、女性の長時間労働、働き方の二極化、非正規や一人親など困難な女性が増...全文を見る
○蓮舫君 大臣、どこに私の指摘があるか分からない。これは、総理が男女共同参画会議に輝く女性はどうなんだと諮問をして、答申書の最初のページですよ、最初のページに「安全・安心な暮らしの実現」、「改めて強調している視点」ですよ。なぜ読み落とすんですか、そこを。
○蓮舫君 いや、大臣、採用の問題じゃないんですよ。特に強調しているのは、女性の働き方の二極化、非正規の増加、一人親の女性の困難さ、ここが指摘されているんです。この認識しないでどうやって女性政策進めるんですか。
○蓮舫君 いや、この担当大臣の女性政策の意識の薄さを今非常に不安になりました。  この答申では、女性が置かれている現実が厳しいから、より真に実効性のある取組が求められると強調したのにもかかわらず、総理は女性担当大臣を一億担当相に包含してしまった、薄めてしまった。総理、それでこの...全文を見る
○蓮舫君 総理のおっしゃる女性活躍、本当に全面賛成です。何でも協力したいと思っております。その中でせめて目に見える成果、一つは出してもらいたい。  例えば、去年末、最高裁、働く女性からの要望の高い選択的夫婦別姓制度、これは国会で論じられるべきだと立法府に対応を委ねました。総理、...全文を見る
○蓮舫君 賛成より反対が多い、その調査はいつのですか。
○蓮舫君 三年前なんです、そのデータ。去年、最高裁の判決が出る直前、朝日新聞、賛成五二%、反対三四%、毎日新聞、賛成五一%、反対三六%、産経新聞でも五一%が賛成、反対が四二%。賛成が上回っているんですよ。何でこれ、三年前の調査で判断しているんですか。
○蓮舫君 都合よくお互いが新聞のいいところを使うのではなくて、内閣府で調査、すぐしてもらえませんか。
○蓮舫君 ちょっと意味が分かりませんでした。  総理、やっぱりこれ早く調査をしてもらって、最高裁が国会の議論に委ねるとしたわけですから、我々は選択的夫婦別姓の法案を出し続けています。今回は政府が、妻の離婚禁止日程を圧縮する法案を出してくると思いますので、そこに合わせて私たちはも...全文を見る
○蓮舫君 随分後ろ向きな答弁でした。残念です。  日本の人口です。  昨年、大正九年に統計を開始以来初めて減少しました。生産年齢人口は、二〇一三年に既に八千万人を切っていて、このままいったら二〇四〇年に五千万人になります。一人一人の労働生産性を高めることももちろん大事なんです...全文を見る
○蓮舫君 希望出生率一・八は私賛成です。できれば二にすると。そうすると、二〇六〇年に十九歳以下の人口と七十五歳以上の人口、ここの世代が均衡するんです。初めてそこで社会保障の持続可能性が担保されます。ただ、残念ながら今、出生率はそんなに伸びていない。  ちょっと総理に感覚をお伺い...全文を見る
○蓮舫君 落胆ではなくて絶望に近いと思うんです。つまり、もう仕事は諦められないけど子供が預かってもらえない、シッターやほかに頼むにはお金がない、近くに親が住んでいない。どうするか。仕事辞めるしかないんです。(資料提示)  こういう絶望の思いに対して、総理は去年十一月、民間のスピ...全文を見る
○蓮舫君 分かりました。とにかく言葉に慎重にしていただきたい。待機児童を抱えている親の気持ちというのはそれだけ切実だということは是非理解をしていただきたいと思います。  ここで確認をしますが、総理は、待機児童が増えたのは、今、女性の就業者が増えたからという説明がありましたが、そ...全文を見る
○蓮舫君 二〇一二から一五、十—十二月期を比較すると、確かに女性の就業者は増えています。これ、正規、非正規は別として。ただ、総理が言うように、働いて子供を産む人が増えたとなると、今、一人目を産む平均年齢が三十歳です。二人目を産むのが三十二歳。待機児童の八六%はゼロ歳から二歳なんで...全文を見る
○蓮舫君 いや、総理、同じ数字で言っていますよ、私。十—十二月期で言っていますよ。十—十二月期で二十五から三十四歳の女性の就労者は十二万人減っています。
○蓮舫君 いや、同じことを言っているんです。一万人増えていますね。ただ、最も増えているのは、五十五歳から六十四歳、四十七万人、六十五歳以上が五十一万人。そう考えると、本当に保育所が必要な人が就業者として増えているのではない。つまり、ここを見誤ると待機児童の原因はほかにあるというと...全文を見る
○蓮舫君 加藤大臣、今総理が言った保育所の枠を五十万に増やす、そのことによって待機児童が確実に減少するという根拠は何ですか。
○蓮舫君 その収容人数が増える、でも、箱を増やしても働く人がいなければ機能しないという視点が全然ないんですよ。保育所は国が決める公定価格で収入が決まります。つまり、民間と違って利益率をアップすることができない。そうすると、支出の七割から八割を占める人件費を上げていくのが実に限られ...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございます。厚労大臣がおっしゃったように、全国平均で保育士の有効求人倍率二・四四、東京は六・二四。  加藤大臣、何でこれ、保育士、こんな絶対的な不足なんですか。
○蓮舫君 いや、確認させてください。保育士が絶対的に足りない理由は何だとお考えですか。
○蓮舫君 そのとおりです、総理。賃金が低いんです、重労働なんです。何でこんな単純なことを大臣、答えられないんですか。
○蓮舫君 私、親切に資料をその後付けていますので、お昼よく読んでいただいて、午後引き続き質問させていただきます。
○蓮舫君 民主党の蓮舫です。  午前中の審議の、保育士が絶対的に足りない理由は賃金の低さだということを指摘をしました。資料に付けましたが、保育士資格を持ち求職する半数が実は保育士を希望しない。理由が賃金です。責任の重さです。問題は、この理由が改善されれば六割を超える人が保育士に...全文を見る
○蓮舫君 まだ把握していなかったんですか。  今年度予算で保育士の人件費を一・九%、公務員並みに改善するとしました。月々幾ら加算しますか。
○蓮舫君 私がいただいたデータでは月二千六百五十二円とありますが。
○蓮舫君 内閣府からいただいた人件費の改定額です。
○蓮舫君 保育士の平均月収、御存じですか。
○蓮舫君 平均月収が二十二万、そこに今回プラス一・九で六千円上乗せされる。でも、全産業計の平均は三十三万です。十万近く違うんですよ。だから、絶対的に保育士が足りない。  希望出生率一・八のために安倍総理は五十万人に箱物を増やすとしました。でも、箱を増やしても人がいなければ待機児...全文を見る
○蓮舫君 いや、その幼児教育の無償化は自民党のマニフェストです。三党合意には入っていません。今言っているのは三党合意をしてメニューを決めた育児支援の三千億、政府がこれを集める責任がある。どこにありますか。
○蓮舫君 いや、もちろんメニューの弾力性があってもいいし、幼児教育無料化を新たに入れるんだったら三千億にプラスをしてもらいたいと思いますが、三千億はどこにあるんですか。
○蓮舫君 いつ確保するんでしょう。
○蓮舫君 去年聞いたときには来年頑張る、今聞いたら確保する、全部先送りじゃないですか。  この三千億、資料に付けていますが、法律に書いてあるんです。時の政権が安定財源を確保する、メニューも決まっている。このメニューは、先ほど来私が指摘をしている保育士の人件費を上げる、処遇改善、...全文を見る
○蓮舫君 復職したら手当をあげるといっても、賃金そのものを全産業計の平均並みに戻さないと、求職していても保育士の免許を持っている人は保育士にならないと言っているじゃないですか。だから、その周りを少しだけ補助するといっても根本解決にはならないんです。メニューを考えながら財源を見付け...全文を見る
○蓮舫君 財源を確保するのは政府の責任です。確保するんだったらどんな協力も私たちはします。  ただ、メニューは決まっているけど財源はないというのを去年も言われて、今年も言われて、来年も言うんでしょう。非常に残念です。子供は育っていくわけですから、子供政策先送りされたら、困ってい...全文を見る
○蓮舫君 痛税感を取り除くというのは同じ認識です。ただ、高所得者に恩恵があるのが軽減税率なんですね、今財務大臣もおっしゃっていました。OECD消費税グローバルフォーラムでも、軽減税率は低所得者支援の方策としては、対象者を限定した給付措置に比べると極めて非効率だと指摘をされています...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございます。  家計を支える人が急に脳梗塞とか重い病気にかかる、あるいは介護や認知症など想定外のリスクに遭遇をする、そういうことが人生絶対ないとは言い切れないんです。リストラや賃下げリスクもあります。そうしたときに、介護保険料や医療保険料が払えなくなったとき...全文を見る
○蓮舫君 社保の充実じゃなくて、豊かな方に恩恵のある軽減税率に四千億を使う、それは政府の判断でしょう、私たちは反対ですけど。  さらに、六千億財源が足りないんですが、これはどこにあるんですか。
○蓮舫君 まだ財源のない六千億、それと三党合意で法律に書き込んで政府が準備する責任がある三千億、子育て支援です。どっちを優先しますか。
○蓮舫君 いや、結局、こうやって子供の予算って先送りされるんですよね。輝く女性と言いながら、それもどんどん下方修正されていって、口先だけ、そういうふうに国民が受け止めてしまうのが、どれだけ期待が失望に変わるのか、非常に残念です。  私たちは、約束もしていない、財源もない、高所得...全文を見る
○蓮舫君 前回総選挙のときには、消費税増税を先送りすると言って解散しました。じゃ、今の答弁だったら、そういうことはもうないということですね。
○蓮舫君 アベノミクスは成功して地方の隅々までその恩恵が行き届いている、経済の基礎的条件は良いままだ、税収が増えていると総理は言われるんですね。その景況感は私とは全く真逆なんですけれども、総理が自画自賛する経済状況の中で残念ながら進んでいってしまっているものがある。それは、私は貧...全文を見る
○蓮舫君 厚労省のその姿勢は賛同します。もっともっと足りないと思っているぐらいなんですが。  日本は、所得から税と社会保険料を引いて、児童手当とか、今、年金等、そういう現金、現物給付を含めて再分配した後の姿、見事に子供から現役世代はマイナスなんです。ジニ係数が上がっている。だか...全文を見る
○蓮舫君 手当を倍額、聞こえはいいんですね。第二子五千円を一万円、第三子三千円を六千円。でも、ここはマクロ経済スライドを入れたり所得制限を入れて、全世帯に倍額にはなりませんよね。
○蓮舫君 第一子満額四万二千円に比べて第二子、第三子の児童扶養手当の額が低過ぎるから、だからこれまで所得制限を入れてこなかった。しかも、今進んでいるのは、そこのお子さんたちの二人に一人以上が子供の貧困状態になっているから、ここをしっかり現金給付で改善していこうという姿勢までは分か...全文を見る
○蓮舫君 この百五億が、財源が確保できなくて、貧困の子供たちの多い一人親家庭への児童扶養手当の倍額が削られていく。他方で、百五十億の予算で、総理の指示で国交省が三世代同居を助成すると決めました。これ、どういうものでしょうか。
○蓮舫君 三世代同居で祖父母の育児支援が受けられる恩恵は否定はしません。ただ、もう一方のリスクとして、妻に育児と介護が押し付けられるということもこれは慎重に頭に入れておいていただきたいんですけれども、三世代同居、出生率一・八の政策ですから、祖父母世代、親世代、孫世代、三世代が同居...全文を見る
○蓮舫君 家族の構成や間柄などについては特に要件とせず、つまり、三世代同居していなくても、二つのバスルーム、二つのキッチン、二つの玄関、新築・改築費用二百五十万円、助成するんですね。
○蓮舫君 いや、私が聞いているのは、三世代同居を促すために百五十億円を使うわけですから、その工事の助成要件は三世代が一緒に住んでいるということですかと聞いているんです。
○蓮舫君 つまり、三世代が住んでいなくても、トイレ二つとかバスルーム二つとか玄関二つ、新築、改築する世帯には補助のお金が流れるんですね。
○蓮舫君 つまり、三世代が一緒に住んでいなくても、二世帯同居に新築、改築ができる豊かな方たちに百五十億を流すという予算、それと、本当に子供の貧困で困っている児童扶養手当の第二子、第三子加算、ここは百五億が足りなくて削られているんです。どっちが、総理、より現実的な今の国民の困ってい...全文を見る
○蓮舫君 子供の貧困は、どの政権であろうとどの政党であろうと最優先で取り組むということは変わらないと思うんですよ。自分の政権でまだ数値が出ていないから、民主党政権の数字じゃないかという、そんなちっちゃいことを言わないでくださいよ、総理大臣が。事は大きな問題なんですから。  その...全文を見る
○蓮舫君 前提は全部理解しています。  ただ、貧困率がどれだけ改善されるかとしたら〇・九%。これ、一〇%改善をするには幾らお金が掛かるか厚労省に試算してもらったら、第二子、第三子、一律三万円に児童扶養手当を上げて初めて一〇%の子供の貧困率が改善をされると。だけど、これやっぱり予...全文を見る
○蓮舫君 考え方が違うなと改めて今思いました。  先ほどこれ厚労大臣から御紹介をいただきましたけれども、厚労省が主に行ってきた子供の貧困対策のプロジェクトを一括してまとめて進めていく、いい取組だと思います。それを一億総活躍担当相がまとめてボトムアップしていく。  加藤大臣にお...全文を見る
○蓮舫君 ありがとうございます。  今おっしゃった二つ、地方の公共団体、それを支援する、つまり公共団体と地域企業とNPOとの連携を促すそのプロジェクトには二十四億円が措置をされました。ところが、実際に貧困の子供たちを助けるための活動をしているNPO等には国費はゼロ円です。何でこ...全文を見る
○蓮舫君 何で国費がゼロなんですかと質問させていただきました。
○蓮舫君 いや、今の説明は上の事業の説明です。私は、下の事業が何で国費ゼロ円なんですか。  いいですか。今、子供の貧困というのは本当に深刻になってきて、自治体も取り組んでいますけれども、民間が頑張っているのは子供食堂ですよ。食べられない子供が、御飯が食べられない子供が出てきてい...全文を見る
○蓮舫君 民間資金の弾力性というのは、これは否定しません。どうしても国のお金だと、こっちには使えるけれどもこっちには使えない、貧困の子供には使えるけれども、そこにそうじゃない世帯の子供がいると使えないという部分もありますから、それは否定はしません。  ただ、この民間基金で五年間...全文を見る
○蓮舫君 安定財源じゃないんですよ。国費がゼロで民間資金頼みで、お金が集まったらできる、集まらなかったらできない、こんなあやふやな財源でどうやって一億総活躍で子供の貧困対策を高めようとしているんですか。  最新で幾ら集まっていますか。
○蓮舫君 増えました。有り難いことです、千九百四十九万。やっぱり子供の貧困を何とかしたい、社会的貢献をしたい、大変尊い思いで寄附をいただいている、これはもう本当に有り難いことです。  ただ、そのお金の使われ方なんですが、次を見てください。一千九百四十九万円を集めるために既に二億...全文を見る
○蓮舫君 行革担当大臣、このお金の使い方、適切ですか。
○蓮舫君 適切だと思われますか。
○蓮舫君 閣外にいたときの行革担当大臣が懐かしく思えます。非常に残念です。  総理は、今年一月二十一日決算委員会で、もう少したてば数億円のお金が入ってくることは間違いないと断言しました。力強いです。どこにいつ幾ら入ってくるんでしょうか。
○蓮舫君 根拠はありますか。
○蓮舫君 子供の貧困対策にちゃんと取り組んでくださる、一億総活躍でそれをしっかりと実効性を高めようとしてくださる、全て賛成です。でも、中身を見たら、こんなお金の使い方をされて、頼みは民間の善意の寄附。数億円入ってくると総理自体が言っているけれども、今の答弁では期待しているという話...全文を見る
○蓮舫君 二十四年度補正で組んだものを二十七年度に使ったと堂々と答弁しないでください。財政法では年度内消化なんですよ。補正予算というのは緊要性があるから組めるんです。麻生大臣は、去年、緊要性というのは、年度内じゃなくて年度初め、例えばその翌年度の四月、五月に必要があるから、そこま...全文を見る
○蓮舫君 いや、返納させているからいいじゃないかと、そう開き直られても困りますよ。査定の段階でもっと厳しくしろと、しかも、そのお金をまた来年度の予算に入れるんじゃなくて、そこは政府として〇・三兆確保する、子供予算に手当てをするのが私たちの考え方だということは伝えさせていただきます...全文を見る
○蓮舫君 これ、日本財団が昨年十二月に衝撃的な試算を公表しました。  今の六人に一人という貧困、特に子供の場合には、一人親家庭の場合には二人に一人という貧困を放置した場合に、現在十五歳の子供一学年だけ、その一学年だけを切り取って、その子たちが大人になって六十四歳になったとき、格...全文を見る
04月06日第190回国会 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第4号
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○蓮舫君 民進党の蓮舫です。  現状認識について幾つか確認をしたいと思います。  先ほど財務副大臣から御説明をいただきましたが、資料四ページ目、直近の日銀短観、この各企業の業況判断なんですが、軒並み下振れをしておりますが、これは一過性のものという認識なんでしょうか。財務副大臣...全文を見る
○蓮舫君 つまり、日銀短観のこの下振れの要因というのは、中東の政情不安であったり天候不安であったり、言わば外部要因であって、アベノミクス、今の内閣の経済政策は好循環がうまくいっているという認識でよろしいんですね。
○蓮舫君 そうすると、今行われている経済政策は修正することなく、必ずや我が国の経済の好循環を生み出すという確信を持っておられるという認識ですか。
○蓮舫君 そうしますと、うまくいっている。じゃ、来年の四月の消費税一〇%は予定どおり行うと断言してよろしいですか。
○蓮舫君 今日なんですけれども、自民党の議連でアベノミクスを成功させる会というのがありまして、山本幸三衆議院議員が会長なんですが、消費はリーマン・ショック以来の事態だと、増税なんかとんでもないという提言をまとめて総理に手渡すという報道がありましたが、この方たちの考えは間違いですね...全文を見る
○蓮舫君 では、その上で確認なんですが、二〇一四年十一月の安倍総理の会見で、消費税一〇%を先送りすることは断じてない、今後三年間で増税できる環境をしっかり整えるために景気条項を外したと、この認識は共有されていますね。
○蓮舫君 その認識は共有されていますね。
○蓮舫君 ありがとうございました。  つまり、もう消費税増税を先送りすることはないんだと、景気は必ず良くするんだと。でも、いまだに与党の中からは消費税増税を先送りするんだという声も公言されておりますけれども、仮に増税を先送りするんであれば、これは退陣が筋だと私は思っております。...全文を見る
○蓮舫君 どういうところから幾ら安定財源を確保する、どんな検討をされていますか。
○蓮舫君 具体的な想定をしないで、六千億が簡単に出せるぐらいの我が国の財政事情だという認識でいいですか。
○蓮舫君 どんな知恵ですか。
○蓮舫君 麻生財務大臣は、税収の上振れは安定財源ではないと予算委員会で何度も明言をしておりますが、それは当たりでしょうか。
○蓮舫君 確認なんですけど、マイナス金利の影響で国のいわゆる国債の金利も下振れする可能性がありますが、それは安定財源ですか。
○蓮舫君 我々が政権にあるときの三党合意で、当時の自民党、公明党、極めて前向きに御議論をいただきまして、社会保障と税の一体改革、いわゆる何を行っていくか、財源はどれに充てていくかというロードマップを決めさせていただきました。  昨今、待機児童の問題も相当大きな問題になっておりま...全文を見る
○蓮舫君 軽減税率の六千億、法律で決めた子ども・子育て新システムの三千億、どっちが優先されますか。
○蓮舫君 非常に心配をするのは、軽減税率の財源六千億もない、あるいは、参議院で決議もしました、法律にもなっていました子ども・子育て支援の三千億もない、それで財政再建は進めていくんだと言いますけれども、出していただいた資料十八ページ目、二〇二〇年、プライマリーバランスゼロに行くとき...全文を見る
04月28日第190回国会 参議院 文教科学委員会 第7号
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○蓮舫君 民進党の蓮舫です。  今回の法案は、日本スポーツ振興センター、JSCの特定業務に充てるtotoの売上げ、現行五%なんですが、それを一〇%に引き上げるとする内容なんですが、文科大臣、この特定業務とは何ですか。
○蓮舫君 新国立競技場の整備に必要な業務が特定業務と。平成二十五年通常国会で法改正をして、五%を充ててきた。二十六年三月、文科大臣決定で、toto売上げのうち、二十五年度分が五十四億、二十六年度売上げから五十五億、合計百九億が新国立競技場の財源として支出をされました。  JSC...全文を見る
○蓮舫君 国民が納得する使われ方をされましたかと聞いているんです。
○蓮舫君 平成二十五年の五月以降、JSCはザハ案による新国立競技場を進めてきました、整備を。総工費は、当初見通し千三百億が、二十七年には二千五百二十億。もっとも、国民の理解が得られなくて、最終的には総理が白紙撤回をしました。  ザハ事務所やゼネコン等との契約も含めて、昨年七月十...全文を見る
○蓮舫君 それは全てですか。
○蓮舫君 新国立競技場実施設計業務、新営工事、スタンド工区、屋根工区、ザハ・デザイン監修業務、それに関する新営工事、新営工事監理業務、プロジェクトマネジメント及びレイアウト計画作成支援業務、これ全部で二十七億ですか。
○蓮舫君 幾らですか、契約額。
○蓮舫君 この三百十七億は、旧計画によって全部契約解除になるものですか。
○蓮舫君 つまり、白紙撤回、旧計画が全くなかったことになることによって、九十億円の税金が契約解除の対象、つまり、これは有効な使われ方をされなかったということですね。
○蓮舫君 さらに、ここからザハ事務所との契約で違約金や損害賠償金も発生するリスクはありますか。
○蓮舫君 仮に違約金や損害賠償金が発生したら、それはどの勘定から払いますか。
○蓮舫君 どの勘定から支払われますか。
○蓮舫君 どちらですか。
○蓮舫君 この二年間でtotoの売上げの五%、百九億が使われました。  ところが、我々がずっと白紙撤回、新国立競技場の見直しを求めていたにもかかわらず、JSCも政府も見直しはしてきませんでした。二年間の時間が無駄に使われました。その間、百九億がtotoの財源から整備計画にお金が...全文を見る
○蓮舫君 馳大臣、違います。理事長、JSC理事長に責任の一面があると今答弁されました。文科大臣の下に設けられた検証委員会の最終報告書では、JSCの理事長に責任があると言わざるを得ないと断言されています。一面じゃないんです、責任があると指摘をされているんです。今、その理事長、前理事...全文を見る
○蓮舫君 文科大臣、お伺いいたしますけれども、前文科大臣はこの検証委員会の最終報告書が出た平成二十七年の九月、そのときにJSCの理事長に退任を求めたことありますか。
○蓮舫君 旧計画で九十億円のtotoの売上げあるいは税金を結果として無駄に使ってしまって、その理事長は任期満了で円満退職。これ、退職金払われるんですか。
○蓮舫君 それは計算をしているだけであって、支払われるんですね。
○蓮舫君 結局、支払われるんです。九十億のお金を無駄に使った責任があると検証委員会に指摘をされたJSCの前理事長は円満退職、退職金も満額支払われて、そして結果として二十二万円を返しただけ。これは理事長、totoを買っている方たちの御理解は得られると思いますか。
○蓮舫君 本気ですか。
○蓮舫君 白紙撤回が決まった年の九月、理事長と併せて理事二人が退任しました。トップ三人が入れ替わりました。これ、辞めた理事は責任を取って退職したんですか。
○蓮舫君 責任を取って退任したんですか、定期異動ですか。
○蓮舫君 文科大臣にお伺いします。  定期異動で責任を取らなかったJSCの前理事はそのまま文科省に戻りました。今この二人は何をしていますか。
○蓮舫君 今、どこにいますか。
○蓮舫君 ありがとうございます。  つまり、旧計画を理事として責任ある立場で進めていた二人の理事は、任期満了でそのまま文科省に戻って、一人は阪大の理事、一人は国際教養大学の副学長、天下りですよ、再就職と。結果、文科省でも責任は求められていません。給与も返上していません。理事長は...全文を見る
○蓮舫君 なぜですか。
○蓮舫君 オリンピックの期待があれば、九十億の無駄金遣いは、国民は、ああ、大したことないや、JSCさんもっと頑張ってくれ、そう理解をしているというお考えなんですね。
○蓮舫君 確信の根拠を聞かせてください。
○蓮舫君 検証委員会の最終報告書を受けて、JSCは新競技場専任の理事をプロジェクトマネジャーとして位置付けました。そのプロジェクトマネジャーを支える外部からの専門人材を、これも検証委員会の報告書に沿って六人新たに雇い入れました。どんな人ですか。
○蓮舫君 どんな専門知識ですか。
○蓮舫君 新たに理事を支える専門人材を雇い入れた。エネルギー管理士あるいは電気工事士、これJSCにはいないんですか、その資格を持った人は。
○蓮舫君 報告書では、理事を支える専門家を新たに雇い入れると、そういうアドバイスがされました。でも、新たに雇い入れた専門の方たちはもう既にJSCにいるんですね。何で、じゃ、この方たち新たに雇い入れたのかとお伺いすると、人数が足りなかったから拡充したという説明でした。ところが、検証...全文を見る
○蓮舫君 残りの五人は国家的プロジェクトに携わりましたか。
○蓮舫君 国家的プロジェクトに携わった人がいなかったから失敗した、だから国家的プロジェクトに携わった専門家の人材を配置しなさいと言われた。そして、六人を雇ったけれども、一人以外の五人は国家的プロジェクトに携わっていますか。
○蓮舫君 済みません、言っている意味が分かりません。だって、この検証委員会で言われたのは、国家的プロジェクトに携わった人材がいないから、決定的に不足をしているから失敗をしたという総括をされているんです。だから、新たに六人を雇えと言ったんです。ところが、雇った六人のその専門性は既に...全文を見る
○蓮舫君 済みません、理事長は何を把握しているんでしょうか。これは、理事長に報告、理事長の承認、理事長の判断を仰がないで、理事が勝手に雇ったんですか。
○蓮舫君 決定的に国家的プロジェクトの意味が分かっておられません、理事長は。  それと、もう一つ言いますけれども、この六人のうちの二人は文科省から雇い入れています。結局、前の文科省の理事は誰も処分を受けないで、そして悠々自適に大学に天下っている。また今度、その内部から人を雇って...全文を見る
○蓮舫君 神宮に新たに建てる新インテリジェントビルに引っ越しをして、そこに本部の事務所を構える理由は何ですか。
○蓮舫君 業務を進める上での利便性は否定はしません。その利便性というのは、新国立競技場を運営するJSCだから、国立競技場の近くにあるのが利便性という意味合いですか。
○蓮舫君 ただ、オリンピックが終わった後に新国立競技場の運営は民間に委託する方針が関係閣僚会議で決まっています。JSCは運営をしません。利便性を考えたら、そこにいてもいなくてもいいんじゃないですか。
○蓮舫君 本部事務所移転検討タスクフォースのメンバーを聞かせてください。
○蓮舫君 合計十五名全員が組織内です。JSCの職員です。なぜ外部のメンバーを入れていないんですか。
○蓮舫君 検証委員会の報告書では、JSCの組織の問題が厳しく指摘をされました。ガバナンスの在り方がなっていない、これを改善すべきだと相当厳しく指摘をされました。そして、その報告書を受けて、今年三月一日、JSCの中期目標が変更。組織、定員配置の見直し、経費抑制、内部統制の強化が図ら...全文を見る
○蓮舫君 いつ諮りますか。
○蓮舫君 運営点検会議の二回目の会議は、次はいつですか。
○蓮舫君 タスクフォースの検討結果を受けて六月中に理事長が方針を定め、来年の概算要求までに提案するとなっていますので、では、理事長が決めたことに対して、外部有識者のこの運営点検会議がそれが適切かどうかという判断をされるという理解でいいですね。
○蓮舫君 この運営点検会議の設置の意義なんですけれども、一回目の会議、三月十八日に開かれました。このときに、JSCの今里理事から、会議の位置付けは、独法の中期計画、目標のその年度計画であるとか実績報告や自己評価の助言が運営点検の一つの柱と説明をしました。つまり、独法の中期目標に沿...全文を見る
○蓮舫君 いや、実績の事後報告の点検なのか、今進んでいる事業についての助言なのか、どちらですか。
○蓮舫君 では、運営点検会議はJSCの事業関係も点検する、それが対象となるとなっていますけれども、totoについてはどうやって関与しますか。
○蓮舫君 いやいや、委員からも言われたのは、自分たちの提案あるいは事後評価のチェックではなくて、JSCから諮ってくれと、この問題についてはどうなんだ、そうやって進めていこうじゃないかと委員長とまとまったのが第一回目会議です。totoについては諮りますか。
○蓮舫君 今回のこの審議している法案で改正された後に、totoの運営費を二十億削減することになります。どうやって削減しますか。
○蓮舫君 では、実際に二十億を削減する実施主体のJSC、その最高責任者である理事長に伺います。  広告宣伝費は現在四十九億使っています。その三分の一にも当たる十五億を削減する。どうやって削減するんですか。
○蓮舫君 十五億削減をする、三分の一減らすわけですから、回数を減らしたりあるいは媒体を厳選したりしたとしても広報効果はこれ当然落ちますが、普及広報宣伝効果が落ちないとする理由は何ですか。
○蓮舫君 二十七年度のtotoの売上げは千八十四億、昨年を下回ったのが二十三億円ですね。今回の法案スキームでは、このtotoの売上げが三十五年まで、平成三十五年まで下がらないという前提で法案が作られています。下振れしないという根拠はどこにあるんでしょうか。
○蓮舫君 例えば震災があったりですとか、あるいは景気の動向によっても、当然くじの売上げというのはこれは左右をされます。それは不可避な理由だということもあると思うんですけれども、広報費のやっぱり三分の一を削減をして、選択と集中、媒体を厳選して、あるいは新たな新商品を開発して挑戦をし...全文を見る
○蓮舫君 文科大臣、totoの売上げが確保されるように、JSCと文科省が連携してくじの売上げ動向を定期的に注視し必要な措置を講じると説明を受けましたが、どんな措置を講じるんですか。
○蓮舫君 今言及されていなかったんですが、JSCにお伺いをすると、大幅に売上金額が減少した場合には財政当局と調整する予定と聞きました。財務省です。これ、どういうことですか。
○蓮舫君 済みません。そういうことってどういうことかって私が伺っているんです。待ってください、JSC理事長です。
○蓮舫君 理事長に伺います。そういうこととはどういうことですか。
○蓮舫君 違います。売上げが大幅に減少した場合には財政当局と調整をする、これはどういうことですかと伺っているんです。
○蓮舫君 大臣、それはつまり、運営費交付金を二十億削減をするという部分を回復するということは、税金で補填をするということですね。
○蓮舫君 totoの売上げ五%から一〇%に倍増して、その部分を新たな国立競技場の建築費に充てていくと。当然無駄があってはいけないんだけれども、自分たちも襟を正さなければいけないから、JSCは二十億削減する、行革の努力をすると。でも、努力をしたけれども、くじの売上げが下がってしまう...全文を見る
○蓮舫君 それは、新たに造られる競技場の収支も含めてということでしょうか。
○蓮舫君 旧計画の収支は実に大甘な見通しでした。例えば、屋根を付けるから音楽コンサートができて七億の収入があるけれども、屋根がなかったらできない、屋根がなくてできなくて音楽イベントをやらない場合には、それが一気に収入がなくなりますから、その時点で赤字になるという極めてリスキーな収...全文を見る
○蓮舫君 その大会後の運営に関する検討ワーキングチーム、二回、やってきていますけれども、スポーツイベントで活性化というその思いは分かるんですけれども、新競技場運営には専門部隊が不可欠と、つまりJSCでは無理ですと指摘をした上で、ただ、新たな競技場にはアンカーテナントがないので、そ...全文を見る
○蓮舫君 オリパラ組織委員会が神宮球場の使用中止を要請をしました。遠藤大臣は四月五日の会見で、これは交渉事で、なぜ大事になるか分からないと発言をしました。  神宮球場をホームにしているヤクルトスワローズのほか、球場使用者の東京六大学連盟、東都大学連盟、東京都高校野球連盟も合わせ...全文を見る
○蓮舫君 時間なので終わりますけれども、大臣、違います。  これ、組織委員会からは七か月間使用中止だけを要請しているんです。代替会場はどうするか、賠償額はどうするか、具体的な提案がなくて、ここはもう使えませんという提案だけをしているんですよ。こんな乱暴なやり方をされたら、ヤクル...全文を見る
05月24日第190回国会 参議院 文教科学委員会 第8号
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○蓮舫君 二〇二〇年東京五輪招致をめぐる不正な資金のやり取り疑惑が出ています。フランスの検察当局が正式に捜査を明らかにしました。  シンガポールにあるコンサルタント会社、ブラック・タイディングス社に、二〇一三年九月、東京招致が決定した前の七月、それと決定した後の十月、二回に合わ...全文を見る
○蓮舫君 お互い面識はあるということは承知をしていた。つまり、知る由はなかったんではなくて、業務があることを通じてお互い面識があることは、これは知っていたんですね。
○蓮舫君 BT社との契約は、国際陸連会長、つながりがあるということは認識されていたということですから、そのIOC委員でもあるディアク会長に招致に賛同していただきたいという、こういう目的もあったんでしょうか。
○蓮舫君 つまり、この二・三億の契約はタン代表を通じてディアク会長に招致に賛同していただくという目的もあったということですか。
○蓮舫君 民進党の調査チームに出席されたJOCの平岡専務理事ですが、パイプのない人間に二億を払うわけはない、IOC委員にPRするときに、何のパイプのないコンサルを起用しても仕方がないと発言。つまり、期待をしたコンサルティング契約だったんでしょうか。
○蓮舫君 竹田会長はタン代表にお会いしましたか。
○蓮舫君 元招致委員会の副理事長も会ったこともないし知りませんと発言をしていますが、JOCとして実際にどなたかタン代表とお会いしましたか。
○蓮舫君 今おっしゃった、会っていると思いますというのは、何をもっておっしゃったんですか。
○蓮舫君 済みません、はっきりしてください。会っていると思います、それは裏がありますか。
○蓮舫君 つまり、会っていないかもしれないということで、理解でいいですか。
○蓮舫君 この二・三億の契約書のサインはどなたがされましたか。
○蓮舫君 そのサインをするときに、タン代表に会っていると思うと竹田会長が今おっしゃいましたけれども、その方と当時の理事長だった竹田さんはお話をしましたか。
○蓮舫君 既に幾つかのメディアが報道しておりますが、このBT社が登録されているシンガポールの会社地は、公営住宅、築五十年以上のマンションの一室で、御家族が住んでいると言われている、こういうことは御存じだったんですか。
○蓮舫君 そうすると、理事長は何をもって信頼して二・三億の契約書にサインをしたのか。何が決め手だったんでしょうか。
○蓮舫君 今お話しになったその広告代理店からの説明というのは、正式に組織委員会が調査を依頼して対価を払って、そのリポートをもらった内容ですか。
○蓮舫君 今、竹田会長がおっしゃったんですが、その広告代理店の説明というのは、当時の組織委員会が対価をその広告代理店に払って調査を依頼して、BT社は大丈夫だ、信頼できるという、そういう報告書をもらったという理解ですか。
○蓮舫君 その報告書、あるいはそのBT社が正しい会社だというのは、組織委員会からの正式な調査依頼をされたんですか。(発言する者あり)あっ、招致委員会。
○蓮舫君 済みません、その推薦というのは何か報告書があるんですか。
○蓮舫君 これ報道なんですけれども、この広告代理店は、コンサルタント会社BT社のタン代表について、これまでビジネス上の付き合いはない、こういう人なんじゃないでしょうかと知る範囲で伝えたと答えているんですが、こういうレベルの内容ですか。
○蓮舫君 委員長、今、竹田会長が答弁をされた株式会社電通からの報告書について、資料の公開を求めます。
○蓮舫君 その後、フランス検察当局が正式に捜査を行っている。このことに対して、日本のオリンピック招致への疑惑の目というのが数多くの国際的なメディア等でも報道されている。極めてこれは不名誉なことだと思いますので、是非自らそうした疑惑はないんだと明らかにしていただきたいと思うんですけ...全文を見る
○蓮舫君 確認をするおつもりはない。
○蓮舫君 民進党の調査チームにJOCの平事務局顧問が来られました。招致委員会は、BT社から、まず一回目の契約、九千五百万円払った、中身のリポートを三つ受け取った。その後、一・三五億払った二回目の契約で勝因分析の報告書があると発言されました。  実際にあるんですね。
○蓮舫君 その成果物の公開を求めますが、いかがですか。
○蓮舫君 そもそも、このBT社との契約書なんですが、招致委員会の元専務理事が法人清算人として管理をされていると。  竹田会長は、今も十五日にその現物を確認をされたということですが、守秘義務事項がある。この守秘義務というのはどこまでの守秘義務なんでしょうか。
○蓮舫君 済みません、その守秘義務というのはどの範囲までの守秘義務なんでしょうか。
○蓮舫君 竹田会長、この契約書の存在が極めて今重くなってきているというのは認識されていると思います。御自身も、今回のこの疑惑については払拭したいお立場の最前列に立っていると思うんですけれども、今、相手方のBT社ですね、これは会長の国会での答弁でもう解散しているということも確認をし...全文を見る
○蓮舫君 はい、分かりました。  その検討も含めてなんですけれども、委員長、今の契約書あるいはBT社の契約以降に上がってきた報告書含めて、理事会で御協議いただけませんでしょうか。開示を求めます。
○蓮舫君 竹田会長は、外部弁護士を加えた調査チームを立ち上げ、関係者へのヒアリング等を通じて業務委託行為における違法性の有無について調査をすると。これ、いつから始めて、いつ結果を出されますか。
○蓮舫君 お名前はともかく、チームのトップはどういう方で、メンバーは何人ぐらいで、どういうメンバーですか。
○蓮舫君 このチーム、調査チームというのは外部チームですか。
○蓮舫君 つまり、JOCの職員が中に入る。
○蓮舫君 竹田会長は入られますか。
○蓮舫君 是非、第三者性をメンバーも含めて維持していただいて、早急に調査結果をまとめていただきたいと思うんですが、これは、そのチームとしてはタン代表にもヒアリングをされますか。
○蓮舫君 ありがとうございました。  とにかく疑惑が持たれていることは不名誉ですので、どなたも望んでいないと思いますので、一日も早く事実を明らかにしていただきたいと思います。そのときにやっぱり情報公開、これが何よりも優先してもらいたいとお願いをいたします。契約書、相手がもう解散...全文を見る
○蓮舫君 ちょっと認識違うんですけれども、税金が使われていないからいいじゃないかという感覚は私は違うんです。税金は使われていません、けれども疑惑は日本人全員が持たれています。だったら、それは政府としてもやはり晴らしていただきたいと思うんですね。  今月、ロンドンで汚職や脱税など...全文を見る
○蓮舫君 共有していただけたのは有り難いんですが、我が国は疑惑はしていないと言われるんであれば、それに基づく調査をやっぱり政府自らも私はするべきだと今なお思っています。  時間になりました。竹田会長、ありがとうございました。
09月28日第192回国会 参議院 本会議 第2号
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○蓮舫君 民進党・新緑風会の蓮舫です。  私は、民進党・新緑風会を代表して、安倍総理大臣の所信表明演説に対し、質問をさせていただきます。  質問に先立ち、台風を始め各地で記録的な豪雨が相次ぎました。亡くなられた方々、御遺族に衷心より哀悼の意を表するとともに、被害に遭われた全て...全文を見る
10月05日第192回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○蓮舫君 おはようございます。民進党の蓮舫です。  総理、今日はまず北方領土についてお伺いいたします。  総理は、先月、ロシア政府主催のフォーラムでの講演で、この異常な事態に終止符を打つと発言をされました。戦後七十年間、平和条約が締結されていない異常な事態を打開したいというそ...全文を見る
○蓮舫君 岸田外務大臣が衆議院の予算委員会で珍しく言葉が明確ではありませんでした。前原誠司代議士の質問に対して、日本への帰属を含め、四島の帰属を明らかにすると、これ曖昧な答弁なんですが、今の総理の発言とそごはありませんか。
○蓮舫君 総理、確認なんですが、二島の返還、二島の帰属問題の解決のみで平和条約の締結は行わないという認識でよろしいでしょうか。
○蓮舫君 是非その基本姿勢を堅持していただきたいと思います。我が国固有の領土でありますから、まずは四島の帰属問題を解決して、そして平和条約を締結する、この方針は堅持していただきたいと思います。  ところで、最近なんですけれども、自民党の中から解散に関する発言が相次いでいます。中...全文を見る
○蓮舫君 外交を争点にするということは違和感があるんですが、総理はいかがですか。
○蓮舫君 次に、憲法改正について総理のお考えを伺いたいんです。  自民党の党是として改正をするという答弁、これまでも何度も拝聴してまいりました。その上で、総理の認識としては、今の憲法はどこに問題があって、自民党の憲法草案によってどうやって解決されるというお考えなのか、聞かせてい...全文を見る
○蓮舫君 私たちは、二〇〇五年に憲法提言をまとめたときに、新しい憲法は五つの基本目標を達成するものでなければならないとしました。国民主権国家、普遍的な人権の保障、平和創造国家、国の統治機構の確立と分権国家の創出、そして日本の伝統と文化の尊重とその可能性の追求、あわせて、個人、家族...全文を見る
○蓮舫君 両院の憲法審査会では話せるけれども予算委員会で話せないというのは、何に根拠を持っているんですか。
○蓮舫君 私が聞いているのは単純です。なぜ予算委員会で憲法の審議をしないとおっしゃるんですか。
○蓮舫君 総理、ここは立法府です。立法府にはルールがあり、先人たちが積み重ねてきた先例録があります。参議院の先例録、予算委員会の総括質疑は、国政全般にわたり総括的な問題について政府の統一的見解をただすものであります。先例録。委員は、議題について、自由に質疑し、意見を述べることがで...全文を見る
○蓮舫君 自由に質疑し、意見を述べることができる。  総理のお考えを伺います。じゃ、総理の考え方として憲法の中に家族を位置付けるのは適切だとお考えですか。
○蓮舫君 現行憲法と自民党の憲法草案なんですが、(資料提示)これ、自民党では新たに一項を新設、「家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、尊重される。家族は、互いに助け合わなければならない。」。助け合わなければならない、これを憲法に規定をするというのは具体的にどういう意味合いなん...全文を見る
○蓮舫君 いや、逃げないでいただきたいんですが。  逐条でいえば、何で「のみ」を取ったのか、何で「配偶者の選択」を取った、細かいことを聞きたいですよ。でも、私は、何で家族を憲法にあえて入れたんですかと聞いているんです。
○蓮舫君 なぜ私が心配しているかというと、かつて明治民法では家族の基本は家制度でした。妻と夫というのは相当不平等な扱いでした。それが憲法二十四条によって夫婦は同等の権利を有することを基本と規定をされました。一九四七年の民法改正によって家制度が廃止をされました。そこでようやく男女平...全文を見る
○蓮舫君 憲法審査会と何度も言っていますけれども、憲法審査会を止めていたのは与党じゃないですか。衆議院でも参議院でも、その審議を止めていたのは与党ですよ。  自分たちで自ら審査会を止めておいて、都合が悪いときには予算で答えられなくて、憲法審査会でそれは審議してくれと。ダブルスタ...全文を見る
○蓮舫君 総理、その答弁恥ずかしくないですか。審議しましょうよ。逐条じゃない。家族を入れるのは何でですか。解説を読んでくれ。解説はもう読んだ上で聞いています。
○蓮舫君 今、夫婦と未婚の子供の世帯と、一人世帯の割合ってどうなっていますか。
○蓮舫君 大臣、聞いていないことも先に答えていただいてありがとうございました。  今おっしゃられたように、増えているのは一人、単身世帯二六・八%。夫婦と未婚の子供世帯二九・四と今もうほぼ並んでいるんですね。結婚が約六十四万組に対して離婚が約二十三万組、三組に一人が離婚。つまり、...全文を見る
○蓮舫君 家族の価値とか重要性は大事です。私もそれは否定していません。支え合うし、助け合うし、その基礎的単位だとは思っているんですが、これは道徳的概念です。あえて国民が権力を縛る憲法に、国民に義務を課すものではないと、改めてこれは言わせていただきます。  なぜ憲法にこの義務規定...全文を見る
○蓮舫君 総理が掲げる介護離職ゼロには賛成します。これはいい方向だと思うんですが、実際に行っているのが真逆だと懸念しているんです。  なぜ去年、介護報酬過去最大の大幅引下げを行ったんですか。
○蓮舫君 いや、大臣、めり張りが利き過ぎて事業所が立ち行かなくなっているんです。介護報酬引き下げたら事業者の収入大幅減につながるじゃないですか。そのことによって、もうこれ以上、これ以上コストを削減できないから人の手当てを削減せざるを得ない、そうしたら働く人がいなくなるんですよ。箱...全文を見る
○蓮舫君 いやいや、これは東京商工リサーチの調査なんですが、今年一月から八月までの老人福祉・介護事業の倒産件数、過去最高のペースです。  あるいは、こうした介護報酬大幅引下げと併せて去年法改正を行いまして、特別養護老人ホームには要介護三以上の方しか新規で入れなくなりました。確か...全文を見る
○蓮舫君 いや、実際に行き場所がなくなっている御高齢者がいる現実には向き合っていただきたいと思います。  あるいは、あわせて、今省内で今度は生活援助サービス自己負担一〇〇%、一割を一〇〇%にする、あるいは介護レンタル用品に対してもこれ全額自己負担にするという方向で審議がされてい...全文を見る
○蓮舫君 介護離職ゼロにするということは、家で、家で介護の面倒を見ない、そういう環境を整えなければいけないということは、やっぱり事業所であり施設を、ここを重層的に支援していくことに尽きる。私たちは、そこで、箱よりも人だと、介護職員の関係者の給与が余りにも低いから、ここを手当てする...全文を見る
○蓮舫君 いや、関係者から直接話を聞くことをそんな誇らないでくださいよ。当たり前じゃないですか。  それと、都内で待機児童解消が出てきている、聞いたことありません。どこですか。
○蓮舫君 安倍総理、今の厚労大臣の御説明を聞いて、私たちと違うのは、これ、総理も御努力されていることはよく分かるんですけれども、保育所の受皿整備を急がせている、五十万人受皿を増やすと、これ、総理も何度も言っています。  箱を増やすことは大切だし否定はしませんけれども、今の最大の...全文を見る
○蓮舫君 全産業平均に比べたら、保育士さんの給料ってやっぱり十一万ぐらい安いんですね、月。今総理がおっしゃった二%の加算って六千円ですから、この六千円給与アップする、それも大切なことだと思いますけれども、これだけではやっぱり私は早期な解決にはつながらないと思っていますので、我々も...全文を見る
○蓮舫君 今の考え方、稲田大臣も同じですか。
○蓮舫君 資料に付けさせていただきましたが、平成二十三年三月の「正論」という雑誌で稲田大臣は子育て予算と防衛予算について何と発言されていますか、教えてください。
○蓮舫君 私は、今の防衛大臣の答弁のその姿勢に危機感を覚えます。  あなたが当時、個人の判断として言った発言、今の総理の予算の姿勢と真逆なんですね。何と発言したのか、まず読んでもらえますか。
○蓮舫君 大臣、私は防衛予算の必要性は否定していないんです。少しでも増やして我が国の防衛を充実させたいという考え方には共鳴をします。  ただ、子育て予算を全部そちらに加算をしろという、この考えは今もお持ちなんですか。
○蓮舫君 政権が替われば野党時代に言ったことは何でも関係ないということでしょうか。  この同じ雑誌で、稲田大臣、あなたは、日本独自の核保有を、単なる議論や精神論ではなく国家戦略として検討すべきではないかとも発言している。これ、今もそう考えていますか。
○蓮舫君 当時は核保有を国家戦略として検討、今は非核三原則を守る。何で変わったんですか。
○蓮舫君 気持ちいいぐらいまでの変節ですね。  これだけは確認してください。核保有とか、こういう乱暴な言葉が独り歩きしてはいけないと思いますので、当時の発言は撤回してください。
○蓮舫君 撤回しないということですね。そこにあなたの本音があるという、これ、誤解が独り歩きするのは、私はこれ残念なことだと思いますよ。是非撤回した方がいいと思います。  次に、今介護あるいは育児、その予算について話をしてきたんですが、改めて、もう一つ気になるんですけれども、配偶...全文を見る
○蓮舫君 夫婦控除も検討されているんですね。
○蓮舫君 配偶者控除の全廃、これは新たな増税になりますから、その痛みをどうやって緩和をしてさしあげるかと、これは私たちも提案をしなければいけないと思うんです。  ただ、ここで夫婦控除導入の検討と伝わる、ここにも夫婦とか家族が出てくるんですね。これ、なぜ夫婦なんでしょうか。個人と...全文を見る
○蓮舫君 税制が結婚に対して中立でなくなることは、私は避けるべきだという考えです。多様な生き方を先ほど来御紹介していますけれども、いろんな生き方があっていいと思うんですが。  今、安倍政権が進められているいわゆる介護、育児、あるいは夫婦控除という税制も含めて、憲法二十四条の家族...全文を見る
○蓮舫君 そのためにこそ、こうした予算委員会で議論をしようと言っているんですよ。全くそこは答えてくれない。だから、こういうところが、自分がやりたいことは主張するけれども聞かれたら答えない、そのやっぱりダブルスタンダードは改めていただきたいと改めて思うんですが。  私は、憲法に家...全文を見る
○蓮舫君 済みません、答弁書を見付けたから答えるというようなことはやめてもらえませんか。配偶者控除の話はもう終わって、次の議論をしているんです。  私は、憲法に家族を明記するよりも、家庭を持ちたくても結婚できない人たちを支える方が最優先の政治課題ではないですかと聞いたんです。
○蓮舫君 いや、その基のところを答えてくれないから政策がそちらに進んでいるんじゃないですかという議論をしているんですよ。憲法二十四条に何で家族を入れるんですかというのを答えなくて、その後の政策についてはその基のところが違うと言われても議論かみ合いませんよ、これ。
○蓮舫君 今、男女それぞれの生涯未婚率ってどうなっていますか。その理由を教えてもらえますか。
○蓮舫君 今、生涯未婚率、男性で四人から五人に一人、女性で九人から十人に一人、一・五七ショックという少子化問題が認識された一九九〇年に比べたら、男性で三・六倍、女性で大体二・五倍、物すごい勢いで一生結婚しないという統計が進んできています。  これは、総理、理由は何だとお考えです...全文を見る
○蓮舫君 厚労大臣、認識共有しています。  これ、面白いなと、面白いと言っちゃいけないんですけど、男性は低収入と未婚率が比例しているんです、収入が低いのと結婚をしない率と。女性は逆なんです。高収入と未婚率が比例しているんです。こういう部分はやっぱり細かく、どういうふうにマッチン...全文を見る
○蓮舫君 成果がそれなりに出ている。  平成二十六年度補正からこの二十八年度の今審議している補正予算と来年度概算も含めて総額幾ら使いましたか。
○蓮舫君 二十六年度補正で一千四百億円、これは一都道府県に最低二千万ずつ、一市町村に一千万ずつ、こればらまきました。さらに、先行型として三百億円を上乗せをした。二十七年度補正で千億、二十八年度当初予算で千億、今審議している補正予算で九百億、来年度の概算要求で千百七十億、五千七百七...全文を見る
○蓮舫君 効果を測る目標設定をKPIと設定して、石破前大臣は大変こだわっておられました。ばらまきとの違いは、事後に効果が検証できるか、その目標数値を定めることだとおっしゃっていました。賛成です。  大臣の認識をお伺いしますが、今この事業全てに掛けられたKPI、目標数値は適切な目...全文を見る
○蓮舫君 事業自体は全て私はいいものがあると思うんですが、ある町村では低温プラズマ技術を、二つの大学と連携をして、農水物の成長促進を図り、チョウザメの養殖技術を高めるとしています。一億円の交付金を国から受けました。目標のチョウザメ販売額、その実績も併せて教えてください。
○蓮舫君 KPI、目標数値が大切だという認識を共有して議論をしているのに、今目標数値は把握していないってどういうことですか。
○蓮舫君 一億円の交付金をお渡しして、目標のチョウザメ販売額は五十万円、実績は十四万円です。  大臣がおっしゃったように、チョウザメの養殖って時間が掛かるんですよ、七年、十年。そうすると、この地方創生の事業はそもそも今年度から本格展開をする事業が対象に絞られているのに、七年、十...全文を見る
○蓮舫君 ある県では雇用創出をするとして、これを一億円を受け取って会社つくりました。その会社がセミナー等を開いて女性創業を支援をする。これ、目標五件の創業者数が二年後にようやく六件達成しています。ただ、セミナーを受けて創業した目標は半分以下で達成していません。その翌年、また一億円...全文を見る
○蓮舫君 いろいろな事業を見てきました。  今、KPIを変えたことは適切だと言っていましたけれども、基本的な継続をすることによって効果を更に促していって、最終的にはその地域が国の交付金に頼らなくても自立ができることを目標としているのに、設定が余りにも緩いということを私は問題視し...全文を見る
○蓮舫君 済みません、何を言っているかよく分からなかったんですけど、つまり甘くないということですね、数値目標設定は。
○蓮舫君 今お話しになられました外部有識者の評価を経てこの地方創生交付金は地方の自主的取組と先駆性、先導性を重視して選択をされているんです。  その外部有識者って何人おられますか。
○蓮舫君 少な過ぎるという指摘をさせていただきます。  分野ごとに二名から三名がこの申請したものが適切か審査をするんですけれども、その審査の流れを聞きましたら、外部有識者、例えば一つの分野に関して三人だったら、その三人全部に資料を渡して二週間で自己完結で調査をしてくれ、その後、...全文を見る
○蓮舫君 確認します。ある県の観光推進事業、四億円の交付金がこの八月に決定されました。外部有識者がこれを採択しました。今だけ、ここだけ、貴方だけ観光推進事業、これ、どういう内容で何が評価をされて四億円の交付を決定しましたか。
○蓮舫君 今五か年で観光消費額一兆円を超えるという説明をしましたが、KPI、目標数値、二十八年三月に観光消費額を八千五百十億円と設定しているんです。ところが、二十七年度にこの県が観光消費額を発表しました。その額は一兆二百六十四億、つまり県の観光消費額が公表した後に審査、裁定をして...全文を見る
○蓮舫君 これだけじゃないんです。ほかにもあります。二つの県の三つの市町が協力し、観光推進、しまなみDMO形成推進事業、これ、目標値、適切でしたか。
○蓮舫君 これ、一つの市はもう数字を出しています。観光消費額、申請した時点で二百六十四億あります。残る二つの市と町の観光消費額、これ、県の観光消費額を案分して試算すると推計で二百九十億になります。二つを足す、三つを足すと五百四十億、五年たって三百四十三億にするという観光消費額の目...全文を見る
○蓮舫君 私が言っているのはシンプルなんです。書類申請そして採択をするときに既に数値目標を超えている数値が出ているのになぜ採択をしたんですかと。だから、外部有識者三人で詰め込みさせて、たくさんの資料を渡して短い時間で採択をしている手法に問題があったんではないですかと聞いているんで...全文を見る
○蓮舫君 済みません。だから最初に数値目標は大事ですねと確認したら、自分も大事だとおっしゃられたから、見ていったら、数値目標なんか全く重視されていない書類審査が行われて採択をされて使われちゃった。その問題を指摘をされたら、数値目標は難しいと言われたら、この税金を払った人たちはどう...全文を見る
○蓮舫君 済みません、KPIについてはそうかと言っているんですけれども、いいですか、これ、観光消費、最終消費額以外に観光客数の方がむしろ切離しが難しいんです。この交付金事業をやったから何人の観光客が来たかってカウントできませんから、むしろそっちの数値目標の方が怪しいですよ。
○蓮舫君 済みません、何を言っているかさっぱり分かりません。  総理に確認します。  今年度の今議論している補正予算案で九百億、来年度の概算要求で千百七十億。二千億円、これ海上保安庁の一年分の予算です。相当なボリュームで地方創生、しかももう時間がなくなってきています。地方の人...全文を見る
○蓮舫君 引き続き追いかけたいと思いますが。  総理、総理の所信表明演説に対して、私は子供の貧困がなかったことに失望しています。その部分で、代表質問において、児童扶養手当、一人親のお子さんの貧困が二人に一人で深刻だから、だからここに対しては所得制限を入れないでしっかりと現金支給...全文を見る
○蓮舫君 我々の政権のときの批判をされるのが大変お好きみたいですけれども、我々の政権のときに私たちが着眼したのは、一人親家庭の子供の貧困よりも、長い長い自民党政権で放置されてきた父子家庭への手当がないというところに着眼したんです。母子家庭のお子さんは児童扶養手当が出るけれども、同...全文を見る
○蓮舫君 何もしなかったかのように指摘をされることが私は残念だと思います。  政治は今を見るべきものだと思います。今、私たちが児童扶養手当に所得制限を設けるべきじゃないと答えたのは、食べられない子供たちが出ているとか、貧困の子供たちが本当に問題になっているから、だから二十二億円...全文を見る
○蓮舫君 母子家庭と父子家庭を分けないでください。一人親の子供の貧困が二人に一人だというところで、そこで私たちは提案したんですけれども、そこが届いていないということは、総理は今の政治に残念ながら敏感じゃないということが、指摘をさせていただきます。  今回出されている補正予算も、...全文を見る
11月24日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第9号
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○蓮舫君 民進党の蓮舫です。  まず、おととい福島県で震度五弱を観測した地震は東日本大震災の余震だったと気象庁が発表しました。被災された方々に心からお見舞いを申し上げると同時に、今朝も地震がありました。気象庁は、今後一週間余震の可能性があると注意を喚起しています。政府におかれま...全文を見る
○蓮舫君 どういう印象を持っていましたか。
○蓮舫君 私は、選挙戦を通じてトランプ氏の物言いには大きな懸念を抱いていました。自由、民主主義、基本的人権の尊重、法の下の平等、日米関係の基本理念がもしかしたら揺らぐのではないか。選挙戦のときにトランプ候補者がお話しになられた、宗教、民族、性差、明らかな差別の発言、あるいは特定の...全文を見る
○蓮舫君 共に信頼を築いていけることができる、そう確信の持てる会談だと、トランプさんとお会いになった後、総理は発言をされました。何をもって信頼関係が持てると確信したんですか。
○蓮舫君 済みません、何を言っているかさっぱり分かりませんでした。つまり、トランプさんの自宅に寄ってくれて、感謝をされて、人間として信頼できた。友達じゃないじゃないですか。  いいですか、選挙戦のトランプ氏の発言です。イスラム教徒は完全に入国禁止にする、メキシコからの移民は犯罪...全文を見る
○蓮舫君 議場が騒然となるのは、総理の不誠実な答弁だからです。行政府のトップが立法府に来て委員長の指示にさえ従わないというのは異例なことです。余りにも国会を軽視し過ぎているんじゃないですか。  日米関係の上で信頼構築するのは大事だというのは、私もそれは共有します。トランプさんが...全文を見る
○蓮舫君 トランプさんは、先ほど、考え方を開陳されたと総理は自民党の質問者に答えをしました。この考え方の開陳ではTPPを脱退すると明言されたんですか。
○蓮舫君 TPPにアメリカが批准をして発効するかしないかというのは、我が国の国益です。まさに今これをここの参議院で審議をしているところです。総理がトランプさんと会いに行ってそのことを確認したかどうかによって、この審議そのものもどうなるのか、大きく左右をされます。  トランプさん...全文を見る
○蓮舫君 日本時間二十二日の朝、総理はブエノスアイレスで記者会見をして、TPPについて、米国抜きでは意味がない、再交渉が不可能であるのと同様、根本的な利益のバランスが崩れると述べました。この考え方、賛同します。ところが、その直後、トランプさんがメッセージでTPP脱退を明言しました...全文を見る
○蓮舫君 総理が誰よりも先んじてトランプさんに会って、そのことを知っていたか知らなかったかというのは、その直後のAPECを大きく左右する中身であります。APECが始まるときにペルーのクチンスキー大統領は、米国抜きの似たような協定で代用できる、ニュージーランドのキー首相も同じような...全文を見る
○蓮舫君 TPPは、署名をした十二か国、そのGDPが八五%を超える国が批准をしなければ発効しません。アメリカのGDPはこの十二か国のうちの六二%を占めています。  外務大臣に確認します。アメリカがトランプさんの言うようにTPPから脱退をした場合、このTPPというのは発効しますか...全文を見る
○蓮舫君 つまり、アメリカが脱退をしたらTPPは発効しません。どんなに、総理がTPPの意義を強調しました。確かに、保護主義に対する歯止めになることも理解をします。自由貿易は推し進めなければいけないことも理解します。でも、トランプさんは脱退すると公約を受けて、そして当選をして、ビデ...全文を見る
○蓮舫君 この長い答弁のどこに拍手をしているのかが全く分かりません。  私が伺っているのは、アメリカが脱退をしたらTPPは発効しません、どんなに我が国が手続を進めても動かないものに対して国会の貴重な人材と税金を使うのはやめた方がいい。つまり、すなわちセカンドオピニオンも含めて、...全文を見る
○蓮舫君 民進党なら一抜けたというような無責任なことは、私は一言も言っていません。勝手にそんたくして発言しないでください。  トランプさんは、一月二十日に大統領になったとき、TPPには参加しない、もう批准をしないということを言っている。それに対して、批准をするであろうという希望...全文を見る
○蓮舫君 正しいルールと日本がそれを国会の批准を通じて示すのは大事かもしれませんが、もっと大事なのは、ルールが動かなかったらこの国会審議何なんですかということじゃないですか。同時に、ほかの選択肢も含めて、確かにアメリカが参加しないものに進むのも大変でしょう。でも、一旦立ち止まって...全文を見る
○蓮舫君 発効しないものにいつまでも引きずられるのではなくて、日本がリーダーシップを持って新たな経済連携の在り方、自由貿易の在り方をしっかり各国に確認するAPECという場所をうまく使えなかったのは非常に残念です。  総理はトランプさんとお会いになった。何を確認したか。皆まで言わ...全文を見る
○蓮舫君 プレゼントの是非を言っているんじゃないんです。  今、トランプさんと安倍さんが議論をしなければいけなかったのは、私はゴルフ談義ではなかったと思っています。つまり、トランプさんに、自由貿易、経済連携の拡大が結果としてアメリカの雇用に、経済に影響があるということをどれだけ...全文を見る
○蓮舫君 一方で、総理の内閣の官房副長官は随分いろんなことをべらべらしゃべっていますね。どうしてもこれは確認させていただきたいと思います。  副長官、昨日のシンポジウムであなたは、強行採決なんて世の中にない、審議が終わって採決を強行的に邪魔をする人たちがいる、田舎のプロレスだ、...全文を見る
○蓮舫君 いや、田舎のプロレス、茶番、国会審議はこのレベルで、野党は邪魔な存在なのですかと聞いているんです。
○蓮舫君 もっと大切なことも言っています。  戦後七十年の首相談話、それについてあなたは、日本人は物すごく素直な国民、例えば、悪くないと思っていてもその場を謝ることで収める、結果として納得してもらおうというのが日本の価値観だと。  首相談話は、さきの大戦、痛切な反省、心からの...全文を見る
○蓮舫君 発言を全てもう一回自分で御確認された方がいいと思います。  この同じ流れであなたは、山本大臣のために私が何回頭を下げたか分かりません、政府の一員として申し訳ありませんでしたと。これもその場を謝ることで収めるという文脈で直接話しているんです。そういうことですか。
○蓮舫君 副長官には、これ、謝罪と発言撤回を求めたいと思いますが、安倍内閣の閣僚たちは発言が軽過ぎるのと国会を軽視し過ぎるのと、それと、何度お伺いしても答弁は答えなく、委員長の指示に対しても刃向かうかのようなこともお話しになられる。もう少し立法府に対して敬意を持って接してもらいた...全文を見る
12月07日第192回国会 両院 国家基本政策委員会合同審査会 第1号
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○蓮舫君 民進党の蓮舫です。安倍総理、どうぞよろしくお願いいたします。  まず、総理、やめたいのにやめられない、家中の金を持ち出す、闇金で借金を繰り返す、多重債務、一家離散、破産、果ては自殺に追い込まれる、これがギャンブル依存症の怖さです。アルコールや薬物依存症と違って、体の中...全文を見る
○蓮舫君 超党派の議連をつくって同じ志を持って議員立法を提出するところまでは全く異論がありません。問題はその後なんです。国会は長い歴史の中で、議員立法の審議は全ての政党が同意をする、その上で審議に入って、そして採決をする。それを無視したのはまさに今回自民党じゃないですか。僅か五時...全文を見る
○蓮舫君 中身についてお伺いします。  先ほど総理おっしゃいました。カジノIR施設は、その中でカジノは僅か三%の面積だと、それ以外は商業施設、国際会議場、ホテル等で、確かにそこにおいては設備投資、雇用を生み出す経済効果はいっときあるかもしれません。けれども、総施設の売上げのその...全文を見る
○蓮舫君 総理自らが成長産業は大きな目玉になるとおっしゃっているんです。なぜ成長産業につながるのか、教えてください。
○蓮舫君 ただのリゾート施設だったら、法律は要らないんです。カジノが入っているから、こうやって法律を出しているんじゃないですか。だから、カジノがどうしたら成長産業に資するのかと何度も伺っても、総理のその答えない力、そして逃げる力、ごまかす力、まさに神ってます。ちゃんと真っ正面から...全文を見る
○蓮舫君 総理、よく分かりました。総理は、いいときは自分の功績、悪いときは人のせいだということが。  四年前に敏感になるのは分かりますが、そろそろ今に、今に敏感になってください。総理は四年前に敏感で今に鈍感過ぎます。確かに雇用は広がって有効求人倍率は改善されたかもしれませんが、...全文を見る
○蓮舫君 中学から母子家庭で、お母さんを楽にさせたい、勉強して東大に行きました。大学を出て大手広告代理店電通に入社をした。日本のトップの企業に入って社会に貢献したい、未来ある若者でした。去年のクリスマスに自殺をしました。直前にお母さんにメール、心配になったお母さんが電話をして死ん...全文を見る
○蓮舫君 長時間労働をなくしましょう、過労死を防止しましょう、大切な話です。でも、総理、我々の法案が厚労省に丸投げ。政府の出している残業代ゼロ法案、年収要件、対象業種、全部厚労省の省令事項じゃないですか。  同じようなことをやっている、それをここで批判するのは生産性がない。だか...全文を見る
○蓮舫君 閣法以外は審議をしたくないという姿勢もよく分かりました。やっぱり改めて、何で同じ議員立法でカジノだけを強行採決するのかが私にはすとんと落ちてきません。  もう一つ、これだけは触れさせてください。同じ議員立法です。  この法案は超党派で進めて、自民党さんさえまとめてく...全文を見る
○蓮舫君 ロシアのプーチン大統領、アメリカのオバマ大統領にお会いになる。是非、来月また党首討論第二弾をやっていただきたいとお願いをし、私の発言を終わります。  ありがとうございました。(拍手)