蓮舫
れんほう
選挙区(東京都)選出
立憲民主・社民
当選回数3回
開催日 | 会議名 | 発言 |
---|---|---|
01月27日 | 第204回国会 参議院 予算委員会 第1号 議事録を見る | ○蓮舫君 立憲民主党の蓮舫です。 新型コロナウイルス感染者が世界で一億人を超えました。改めて、お亡くなりになった方の御冥福をお祈りするとともに、今闘病されている方、心から回復することをお祈りいたします。 総理、自民党の松本国会対策委員長代理、公明党の遠山幹事長代理、両党幹...全文を見る |
○蓮舫君 SNSで国会議員は上級国民と拡散されているんですよ。えらい迷惑ですよ、私たち。 これは総理として、国民にお願いをしている立場として怒るところじゃないですか。 | ||
○蓮舫君 いや、慎まなかったからこういう事態になっている。 じゃ、二階幹事長に処分命じますか。 | ||
○蓮舫君 怒りとかそういうことも感じないんですか。自分がこんなにお願いをして、守ってもらいたい、一日も早く収束させたいと思っているのに、足下の自民党の幹部ですよ。怒りとかないんですか。 | ||
○蓮舫君 総理のその程度の認識で、この内閣が時短に応じない店に五十万円の罰金を科すというのはやっぱり認められません。与野党修正協議を待たずに、総理がこの罰則条文取下げ、指示してください。 | ||
○蓮舫君 あと十日ほどで緊急事態宣言の時期になります。収束、これ解除できますか。 | ||
○蓮舫君 一月七日、宣言の会見で総理は、一か月後には必ず改善させると断言しました。必ずと言った。この根拠は何ですか。 | ||
○蓮舫君 総理、対策を見定める期間として一か月とした、会見のときそんなこと言っていません。一か月で必ず改善させるって断言したんです。根拠を聞いているんです。 | ||
○蓮舫君 私は精神論を聞いているんじゃないんですよ、科学的根拠を聞いているんですよ。 残念ながら感染拡大に収束の見通しがまだ立っていません。大阪は死亡率が大変心配されます。これ、なぜ収束に向かっていないんでしょうか。 | ||
○蓮舫君 あと十日ぐらいで二月の七日になる。総理、延長するにしても解除するにしても、いつ頃国民にそれを説明されますか。説明されるおつもりですか。 | ||
○蓮舫君 内閣官房のAI等を活用したシミュレーション調査事業とは何でしょうか。 | ||
○蓮舫君 そこが一月の二十五日に緊急事態宣言を受けて感染者推移のシミュレーションを行いました。結果はどうなりました。 | ||
○蓮舫君 そのシミュレーションで今は感染率はどこまで下がっていますか。 | ||
○蓮舫君 二〇から三〇%下がっている。それで、宣言を継続しないと新規感染者が五百人以下維持できないのが三月二十八日だとシミュレートしているんです。そうじゃないですか。 | ||
○蓮舫君 いや、確認しただけで、感染者の推移のシミュレーションというのは西浦さんと、それとここなんですよ。西浦さんのやつは一月八日のは使わなかった、十三日は仕方なく使った。で、これは余り大きく公表していない。その違いがちょっとよく分からないんですね。 先ほど大臣が言ったように...全文を見る | ||
○蓮舫君 ワクチン考慮しないって、今ワクチンないんだから考慮する前提にならないじゃないですか。それはワクチンがあるときに考慮してまたシミュレーションすればいいわけで、今大事なのは、一か月で終わるかどうかのシミュレートを科学的根拠で総理がちゃんと判断しているのかどうかを聞いているん...全文を見る | ||
○蓮舫君 総理、何でそんなに言葉をけちるんですか。何か思いがないんですか。こうしたいという熱い言葉はないんですか。 私、西浦さんのだけ聞いているんじゃないですよ。西村さんのところでやった、予算を付けて、今度の補正に三十億付いている、そのシミュレートを使ったら三月末だ、二月末だ...全文を見る | ||
○蓮舫君 心配です。総理のその程度の熱意というか、とにかく何が何でもこの状態を収束させていこう、いろんなシミュレーションを厳しく見て、そして対応が間違っていたら、それを厳しくして、あるいは緩めて、規制を緩和したり強化したり、いろいろ予算を弾力的にして、とにかく終わらせるという熱意...全文を見る | ||
○蓮舫君 感染拡大防止と同時に補償もしっかりしないといけないと思うんですが、いろんな人の意見を聞いていると言われました。休業要請に応じた店舗、一律六万円、これどんな声が入っています。 | ||
○蓮舫君 店主が一人で営む店も多店舗を経営する事業者もそれも一律六万というのは、総理、これ一律というのは平等だと思いますか。 | ||
○蓮舫君 総理が何度も国会で、この一年で学んだ知見、それで対応していくと言っているから伺っているんです。 一律平等というのは、私たちが提案した家賃補助、政府が実施してくれましたが、あのときも家賃の高い安い、あるいはたくさん持っているところ、そうじゃないところ、不平等だという批...全文を見る | ||
○蓮舫君 それ以外もあるんですよ。今回の宣言下の都市で、例えば映画館とか百貨店とかショッピングモールにも時短をこれ政府は働きかけをしていますが、総理の認識で、今こういう店舗はどういう対応をしていると思いますか。総理の認識で。 | ||
○蓮舫君 皆さん守っているんですよ。働きかけで、飲食店じゃないけれども二十時まで、時短やっているんです。でも補償がないんですよ。あるいは文化事業も大変ですよ。これ、イベントに人数上限、収容率厳しくして八時まで。そうしたら、これ夜、公演できないんですよ。もう大幅減収、生活が成り立た...全文を見る | ||
○蓮舫君 総理、仮に宣言を延長したら、この一律を見直す、それと飲食店以外でも呼びかけに応じて我慢して頑張って協力してくださっている方にもしっかり補償をお支払いする、提案します。いかがですか。 | ||
○蓮舫君 受け止めたら返してください。 | ||
○蓮舫君 済みません、その気持ちを形にしてくださいと言っているんです。 | ||
○蓮舫君 まあ、でも今はやらないということなんですが、先ほど西村大臣おっしゃったように、その代わりに中小企業への一時金があると言いました。これ、経産省、スキームを教えてください。 | ||
○蓮舫君 済みません、ちょっと聞き漏らしたのかもしれませんが、対象となる企業というのは、例えば東京都の飲食店と契約している東京都内の業者ですか。 | ||
○蓮舫君 これ心配なのは、対象になる業者の線引きです。どういう線引きをイメージしています。 | ||
○蓮舫君 急いでいただきたいんですが、ちょっと驚いたんですが、この一時金、事務局が決まったのは今日の十一時ですか。 | ||
○蓮舫君 総理、宣言は一月七日なんですよ。今日ようやく事務局が決まった、遅過ぎませんか。 | ||
○蓮舫君 これから対象者への案内をしたり申請受付して、要件を審査をして支給をする、一番早くていつ支給されますか。 | ||
○蓮舫君 総理、緊急事態宣言二月八日まで、で、持続化給付金をやらないのはこういう雇調金もあれば一時金もあるからだという説明をするんですけれども、今分かったのは、この一時金の支給、三月の頭から。余りにも遅過ぎます。 やっぱり、せめてその間、もうスキームもあるし、財源も予備費を使...全文を見る | ||
○蓮舫君 いや、理解をした上で質問させていただいているんですがね。 総理、総理はなぜ持続化給付金は支給しないという政治判断なんですか。 | ||
○蓮舫君 総理、午前中の答弁で、持続化給付金は支給しない、そして、最終的に生活保護があるとおっしゃいました。あんまりですよ、この答弁。生活保護に陥らさせないためにするのが総理の仕事で、政治じゃないですか。だから、今、一度決めた政策は絶対に動かさないという姿勢ではなくて、環境が変わ...全文を見る | ||
○蓮舫君 まだ自助を言うんですか。もうみんなやっていますよ。本当にやっていますよ。それでも生活できない、仕事がなくなる、食べられなくなる、ぎりぎりで頑張っていますよ。もう自助を口にするのはやめてもらいたい。 でも、よく分かったのは、その考えだから、この予算案の中身こういうふう...全文を見る | ||
○蓮舫君 この補正予算が組まれたのは去年の十二月十五日です。 当時、総理、どんな認識でした。 | ||
○蓮舫君 十一月二十日、十一月二十五日、十二月十一日の分科会のGoTo停止の提言を無視をして、そのさなかの十二月八日に政府の総合経済対策を発表、で、補正予算案決定の翌日の総理会見、大きく報道されたのはステーキ会食のおわびでした。 この当時の総理は、はしご会食、四人以上会食して...全文を見る | ||
○蓮舫君 足りないんです。だから、私たちは衆議院で組替え動議を出しました。 やっぱりもう生活がもうぎりぎりだから、持続化給付金制度をやる、あるいは自粛要請に応じた事業者への支援をする、雇調金の延長、あるいは感染防止対策をもっと徹底する、生活困窮者への支援、今総理が言った小口資...全文を見る | ||
○蓮舫君 総理、この補正予算案、十二月十五日に編成したんです。いいですか、英国の変異株ウイルスが英国で初確認、それが発表されたのは十二月十四日です。 つまり、この予算には、今、市中感染が心配されている変異ウイルスの対策は入っていないんです。それはどうやって対応するんですか。 | ||
○蓮舫君 今言った対策は当然評価をしています。ただ、水際対策はやっぱり遅過ぎました、いろいろ止めるのは。今日午前中に石橋議員が指摘もしましたけれども、その部分でもう市中感染が起きている、入っているという前提で、これが第四の波にならないように徹底して対策をしなければいけないと私は思...全文を見る | ||
○蓮舫君 なかなかそれがうまく回っていない危機感は共有していると思うんですが、全国で医療機関、それがステージ三、ステージ四になっているの、今どれぐらいの都道府県ありますか。 | ||
○蓮舫君 年末年始から一気に悪化をしています。そして、なかなか、医療機関の皆さん本当に頑張っている、自治体も頑張っているけれども改善をしない。更に深刻なのは、入院先も療養先も見付からず、自宅にとどまらざるを得ない方たちなんですね。 これ、私たちは、十二月、去年十二月二十三日に...全文を見る | ||
○蓮舫君 いや、自宅療養中と、あと入院先と、あるいは療養先を、調整中は別です。 | ||
○蓮舫君 私がいただいた数字では、今自宅療養と言われたのは、大臣が言った数で、十二月二十三日から一月の二十日の時点で三・五倍に増えています。あるいは、その入院等の調整中の方は、これは十二月二十三日時点は二千八百九十九人だったのものが、それが一万一千五百四人と四倍になっている。この...全文を見る | ||
○蓮舫君 委員長、失礼しました。 もう一回整理して答えていただけませんか。だから、自宅療養中の方は四倍になっていますね。そうじゃなくて、確認中というのは、実際に病院先を探している、療養先を探している、まだ入れていない人たちだと思うんですが、その数字は別でしたね。 | ||
○蓮舫君 とにかく行き場がない方たちを一人でもなくさなければいけないんです。その数字の把握のやり取りがこれだけになるのも実は相当不安です。実際に、自宅で症状が急変して亡くなられたとか、あるいは病院先を探して確認している、カウントされている方が急変して亡くなられたとか、そういう方た...全文を見る | ||
○蓮舫君 この二十九人の命、どれだけ無念だったでしょうかね。総理、その重み、分かりますか。 | ||
○蓮舫君 もう少し言葉ありませんか。 | ||
○蓮舫君 そんな答弁だから言葉が伝わらないんですよ。そんなメッセージだから国民に危機感が伝わらないんですよ。あなたには総理としての自覚や責任感、それを言葉で伝えようとする、そういう思いはあるんですか。 | ||
○蓮舫君 その精いっぱいは否定はしません。ただ、伝える努力が足りないと言っているんです。 私、やっぱり、この総理の下で特措法を改正して、入院拒否に刑事罰を科すなんてことは絶対にやっちゃいけないと改めて思った。とにかく入院先を探す、それを優先しなければやってはいけないと思います...全文を見る | ||
○蓮舫君 九月十六日以降、医療費で予備費は使っていますか。 | ||
○蓮舫君 厚労大臣、この病床新設、既存の病床、三月末まで延ばす、その加算措置の説明、ちょっといただけますか。 | ||
○蓮舫君 これ、十二月二十五日から申込みを受け付けているんですが、どれぐらいの件数来ました。 | ||
○蓮舫君 交付が決まった額がたしか三億円近くで、これ予算二千七百億なんですよ。だから、本当に申請がまだやっぱり少ない。 これちょっともう一個確認したいんですけれども、新規に重症者の病床を増やした、その申請はありましたか。 | ||
○蓮舫君 四枚目、資料を付けさせていただいているんですが、実際に交付されたので新しく増えたベッドは、総理、ないんですよ、まだ。ゼロ。そして、実際に申請をされているのはまだ九十。予算としては千八百重症用患者病床が増えても対応できるとしているんですが、まだ九十しか申請がない。なかなか...全文を見る | ||
○蓮舫君 田村大臣がさっき丁寧に説明してくださったんですが、確かにそのベッドを増やすという発想はあるんですけれども、今最大の問題は、重症者用も中等症、軽症患者用のベッドも全部空いていないんですよね。だから、新規で入れない、うまく回転していない、後方支援施設もない、ホテルもいっぱい...全文を見る | ||
○蓮舫君 そうした中、一月八日から保健所のクラスター対策を重点化と通知されましたが、どう変わるんですか。 | ||
○蓮舫君 感染経路不明が七割近かった去年末の東京で、もう見えない、もう追えないクラスター対策を保健所にやらせていて、業務を本当に困難にさせてしまっていたから、ようやく転換をしました。 ただ、そもそも去年五月二十九日のマニュアルでは、感染拡大期はクラスター対策は意味を成さないと...全文を見る | ||
○蓮舫君 いや、昨年五月二十九日の時点では、ステージ三、四の感染拡大期には政府の施策、緊急事態宣言とか時短要請とかいろいろ自粛要請があるのを実施するので、クラスター対策は意味を成さない場合があるから。で、このマニュアルの位置付けで、クラスター対策が意味を成す段階で保健所にやっても...全文を見る | ||
○蓮舫君 今大臣が説明したとおりで、そもそものマニュアルの方が実は正しいんですよ。感染拡大期、去年の十一月、十二月の東京、大阪なんかはそうですよ。そのときに全部のクラスター対策を実はマニュアルどおりだったらやめさせなきゃいけなかったんです。それをやめさせないで保健所の業務を本当に...全文を見る | ||
○蓮舫君 ようやく保健所業務が軽減されるのは評価するんですが、これを受けて、神奈川、東京では検査数を絞ると発表しました、高齢者施設に。それはいいことです。ただ、心配するのは、絞るということは、検査数自体が減りますから、見かけ上陽性者も減るかもしれない。そうすると、宣言解除の判断の...全文を見る | ||
○蓮舫君 見かけ上感染者数が減るのを危惧するので、私たちは、本当に社会機能を維持するのに必要なエッセンシャルワーカーに定期検査をする、無症状を早期発見して早期治療をする、そのことによって本当にコロナの感染の収束を目指していく、そういう法案を出しています。感染症を止めるなら、与党も...全文を見る | ||
○蓮舫君 高齢者、基礎疾患がある方への補正予算案、PCR検査の助成は僅か四十二億ですよ。七十五歳以上、千八百四十八万人いるのに四十五万件分ですよ。それと、病院で院内感染を防ぐ措置、僅か二百十二億、一病院上限百万、行政検査の拡充六百七十二億だけですよ。GoTo一兆、グリーン基金二兆...全文を見る | ||
○蓮舫君 はい。 同じ年の羽田雄一郎さんが亡くなられました。最後にした会話は、幹事長として、蓮ちゃんに補正予算の質問頼むねと言われました。命を守る提言もしましたけれども、総理からは熱意とか指示とか積極的にやるという姿勢が感じられなかったのが非常に残念ですが、私たちはこれまでも...全文を見る | ||
03月19日 | 第204回国会 参議院 予算委員会 第14号 議事録を見る | ○蓮舫君 立憲民主党の蓮舫です。今日はよろしくお願いいたします。 総理、昨日、二か月半続いた緊急事態宣言を解除されました。今、国民はどういう思いでいると思われますか。 |
○蓮舫君 おっしゃるように、早く解除してもらいたい、政府の政策の成果だと評価する声もあるんですが、一方で、やっぱり本当に解除して大丈夫なんだろうかと、懸念と不安と不信という声が広がっているのも事実だと思うんですね。実際に、大阪とか兵庫とかあるいは福岡とか、東京より病床使用率が同じ...全文を見る | ||
○蓮舫君 確かに八割減っている。でも、これは私、国民の努力だと思うんです。 総理はそもそも一月七日の宣言を言われたときに、一か月で必ず終わると言っていたのが、結果、二か月半まで。そこでようやく八割なんですね。 厚労省の脇田座長もアドバイザリーボードで、東京、埼玉、あるいは...全文を見る | ||
○蓮舫君 脇田座長は同じく、特に二十代、三十代の若年の感染者増加、これまでの流行拡大の当初は若者感染拡大が始まっている、特に注意が必要と言っているんですね。これ、若者が悪いわけではなくて、この一年の経験で、感染拡大の当初の同じ環境にあるというこの指摘は非常に重要だと思うんです。 ...全文を見る | ||
○蓮舫君 感染力が強いと言われている特に変異株、これをどうやって抑えるか、ここに尽きると思っているんです。今言われましたけれども、その部分ではスクリーニング調査、四〇%と伺っています。昨日、総理もそのようにおっしゃいました。 ただ、今、比較的感染拡大が収まっているから、全国の...全文を見る | ||
○蓮舫君 できる限り、できる限りやらなきゃいけないんです。今抑え込まないと、感染力が強いわけですから、一度広がったらまた波があっという間に高まってしまう。 総理、PCR検査、変異型PCR検査、ゲノム解析、それを民間委託、最大限お願いをする、大学と協力をする、徹底した体制を整え...全文を見る | ||
○蓮舫君 すごくこの間通じて不安なのは、総理大臣に現状の数字が実態として届いているんだろうかと。総理、今、高齢者施設の従事者に、三万か所を対象にPCR検査行っていると何度もおっしゃるんですけれども、担当者にお話を伺うと、三月中だけで手いっぱいで、一か所、大体従事者一回できたかどう...全文を見る | ||
○蓮舫君 宣言が出された一都十府県の数値を今お示しをしました。大臣おっしゃるように、東京はまだスクリーニング検査の抽出実施件数二・七%なんです。今お話しになられた民間委託、東京都もこれ情報公開していますので、東京都の情報公開している民間委託を分子に入れたとしても、実は一〇%に届い...全文を見る | ||
○蓮舫君 しかも、このスクリーニング検査の実施件数の少なさだけではなくて、ゲノム解析も相当遅れているんです。 本当かと思えるのが、東京、この一週間で変異株の感染確認数が増えていないんです。十四人のままなんです。東京でですよ。一年前を思い出してください。一年前も、東京はコロナ感...全文を見る | ||
○蓮舫君 いや、最悪の事態はどう想定されました。 | ||
○蓮舫君 最悪の事態というのは再びの感染爆発です。第四の波です。それを防ぐには徹底した検査しかないんですよ。この二週間備えてこられたと言うんですけど、本当にそうなんでしょうか。 昨日、総理は、ようやく、ようやくモニタリング検査、私たち、去年の三月三日に検査拡充法案出しているん...全文を見る | ||
○蓮舫君 総理はこの五千件で満足いく目標だと理解した上で昨日発表されたんですか。 | ||
○蓮舫君 総理、このモニタリング検査は、宣言が解除された地域から、二月二十二日から始まって、栃木県から始まっているんです。そのときの目標は一日一万件だったんです。それが昨日、総理が堂々と宣言解除で何と五千件と半分に下方修正したんです。びっくりしました。 これ、西村さんかな、西...全文を見る | ||
○蓮舫君 いや、西村大臣、そういうところで上手な答弁しないでください。 八千百二十件というのは累計です、これまでの。一週間では幾ら配布したか。これ情報公開されているんですが、三月八日から十四日、一週間で配布されたのは、総理、僅か四千九百三件なんです。四千九百三件、一週間ですよ...全文を見る | ||
○蓮舫君 そういうときだけ専門家を出さないでください。専門家も大変ですよ。いろんなことを知りながら助言をしているけれども、なかなか政治がそこに応えていないから、専門家の人も悩みながら、解除、宣言、宣言、解除、行ったり来たりしているんだと思います。 一日百六十件は余りにも少な過...全文を見る | ||
○蓮舫君 高齢者施設のその検査は三月中だけです。四月からは定期的にやると言っていますけれども、予算措置はまず三月中の集中検査です。今それの返事を厚労省でまとめているところです。ここから先どうするかというのはこれから決める話ですから、そこの認識、私もよく分かっています。 その上...全文を見る | ||
○蓮舫君 田村大臣は所管ですからそういう御答弁されるのはよく分かります。ただ、その部分の、今までの延長線上ではないと昨日、尾身会長もおっしゃっているので、その延長線上ではない判断、野党の提案、それを政治決断をするのは総理だから私は総理に伺っているんです。いかがでしょうか。 | ||
○蓮舫君 どうしてこう擦れ違うんだろう。何でなんだろう。本当にそこ残念です。一年前と今は次元が違う、それは分かります。だから、私たちは毎回、今必要だと思われる立法措置提案をしているのに、応えてくださらないのが非常に残念なんですが。 じゃ、お伺いします。 緊急事態宣言が解除...全文を見る | ||
○蓮舫君 私たちは、一律、店舗の規模を問わず六万円という協力金は余りにも不条理だ、余りにも不平等だと、前回の質問のときに総理もこれは同調いただきました。我々は、だから、規模別、売上別、従業員別、いろいろな知恵を使って、そこは凸凹を付けて何とか事業と雇用を頑張っている人たちを支えて...全文を見る | ||
○蓮舫君 つまり、これまでは一律六万円だったのを、自治体の判断で規模別で六万にしてもいいし、四万にしてもいいし、二万円にしてもいい、でもその判断は自治体がやってください。国会でこれだけ、国が何らかの目安を示してくれ、そういう方向を示してくれと議論をしたのに、言葉は悪いんですけれど...全文を見る | ||
○蓮舫君 緊急事態宣言、最初の緊急事態宣言の営業が厳しいから一日六万円を支給すると言ったのに、二か月半たって宣言が解除された今も九割近くが、申請していてもお金を支給されていない。そこに、その凸凹、事業別の判断は東京都が考えてやってくれ。余りにも理不尽だと思う。 これまでも、衆...全文を見る | ||
○蓮舫君 ごめんなさい、響かないんです。 相当な部分をカバーしているといっても、東京は九割の人が、申請しているのにまだ協力金いただいていないんですよ。立っているのが必死ですよ。この協力金が来ないから、もう雇用も家賃も、だって家賃補助もなくなって、持続化給付金もなくなって、今こ...全文を見る | ||
○蓮舫君 ごめんなさい、だから何のための二週間だったんですかと言いたいんです。検討する二週間だったんじゃないんですかと言いたいんです。今から検討したって、じゃ、この二週間の準備、何だったのかと。 尾身会長、言われたじゃないですか、昨日。総理も言われたじゃないですか。これまでの...全文を見る | ||
○蓮舫君 努力は否定はいたしませんが、昨日の段階で申請されたのが一万三千九百七十七件、約一万四千件です。支給をされたのが千八百六十三件、約千九百件。これ、支給割合でいうと一三%です。 一月七日から二月八日までのこの一か月間の緊急事態宣言で営業に大きな打撃を受けた方たちに三十万...全文を見る | ||
○蓮舫君 大臣も多分悩んでおられるんだと思います、どっちがいいのか。 ただ、これ、その認定機関への申請の締切りが五月三十一日。それが五月三十一日に認定されたら、そこから申請がされ、審査をされ、もう夏とかになっちゃうんですね。確かに時間の一定の猶予があることは、中小、個人にとっ...全文を見る | ||
○蓮舫君 ううん、ずれますね。何というんでしょうか、やっぱりこれまでの延長線上じゃない支援を常にしていかなければいけない、大変な政治決断だと思います。批判もあるでしょう。でも、賛同してくれる方もいるでしょう。悩みながらトップというのは判断をしなければいけないんだと思うんですけれど...全文を見る | ||
○蓮舫君 総理、認識合わせたいと思うんです。ピンポイントで影響を受けた方は、飲食店で時短に応じた事業主だけじゃないんです。そこに合わせて人が出なくなるわけですから、八時、九時で。それに合わせて客がいなくなるわけだから、百貨店も閉める、映画館も閉める、コンサートもなくなる、いろんな...全文を見る | ||
○蓮舫君 それは理解しています。頑張っていただきたいと思います。急いでいただきたいともお願いをしたいと思いますね。 もう一つ、学生への影響、これはやっぱり避けては通れないんです。 文科省が全国の大学、高等専門学校等、調査されましたけれども、それ、どんな調査でした。短くて結...全文を見る | ||
○蓮舫君 全体として、去年の四月から十二月まで休退学した学生が対前年度比で一二%減少したんですね。これは、私は、やっぱり大学による個別的な経済支援と政府がきっちり学生を支援した成果だと思っています。萩生田文科大臣、頑張っていただいた。菅内閣もこれ頑張っていただいた。できればこれを...全文を見る | ||
○蓮舫君 結局、答えていただけないのは非常に残念です。 国土交通大臣、お願いをしておったのですが、私たちいろいろな提案をしていて、今まで政府がのんでくださったこともある、三十万円を十万にしようとか、雇調金の割合を増やそうとか、いろいろのんでくださった中で、残念ながらのんでいた...全文を見る | ||
○蓮舫君 いや、ごめんなさい、短く答えていただきたい。 一兆、補正予算で計上したんですが、それは使われましたか。 | ||
○蓮舫君 是非、このお金を剰余金にするんじゃなくて、GoToを今もう一度アクセルを踏むんじゃなくて、困っている人たちに、底が抜けそうな人たちに使ってもらいたいと提案をしているんです。 コロナ禍は想像を超えた我慢を若い人たちに強いています。学校や社会の仕組みから、総理、取り残さ...全文を見る | ||
○蓮舫君 コロナ禍でアルバイトを失って経済的に困窮する学生が増える中で、こうした生理に関する啓発をする若者のグループが国内実態を、今大臣がお話しになったように、SNSを通じて調査をしたんですね。で、経済的理由で生理用品を買うのに苦労したとの学生が二割、総理、五人に一人なんです。安...全文を見る | ||
○蓮舫君 一人親、二人親家庭の困窮な状況を改善するための法案を私たちも実は一月に出しているんです。ようやく総理が判断していただけたのは有り難いと思っています。 で、その生理の貧困とか、数百円で非衛生的な状況に追い込まれる女の子たち、そんなことやっちゃいけない。それは孤独、孤立...全文を見る | ||
○蓮舫君 ここの場面は原稿を読まないでほしかったです。総理の言葉で聞きたかった。 看過し難いのが、もう記録も記憶もなくなるのが当たり前になってきたキャリア官僚。私、十七年国会議員やらせていただいていますが、安倍政権、菅政権になって顕著ですよ。だって、桜を見る会では記録がシュレ...全文を見る | ||
○蓮舫君 武田大臣、JR東海の名誉会長主催の会食で、知らずに澤田社長と同席、食事はせず、僅かな滞在時間、それは大臣の認識では会食ではないということでしょうか。 | ||
○蓮舫君 その会食は、国会で何度も繰り返した国民に疑念を持たれる会食ではないとの認識ですか。 | ||
○蓮舫君 そうすると、また戻るんですよ。 じゃ、澤田社長から接待をされた会食はありましたか。 | ||
○蓮舫君 いや、その方々を裏切るような会食はしていなかった、その判断するのは大臣ではなくて有権者じゃないですか。 | ||
○蓮舫君 じゃ、裏切るような会食を澤田社長とされましたか。 | ||
○蓮舫君 判断をする、裏切るのか、疑念を持つのか、それは国民であり有権者です。その事実の有無を言わないで、私は裏切ってない、私は疑念を持たれることはしていないというのは、それは私は道理が通らないと思っています。 その上で、三月十六日の衆議院予算委員会、東北新社との面談を問われ...全文を見る | ||
○蓮舫君 次々と珍答弁というの、やめていただきたいんですが。 じゃ、無意識でもいいんですが、言われたということであれば、それは不適切と認めますか。国会の場でですよ。 | ||
○蓮舫君 総理、御長男の接待問題に端を発して、十二人もの官僚が処分をされ、政治家は誰も処分されていない。総理が副総務大臣、総務大臣、官房長官、総理大臣、看板政策の携帯電話料金、通信行政の牽引役だった、事務次官だったと言われる人が霞が関を去られました。それは結果として総理の看板政策...全文を見る | ||
○蓮舫君 倫理法違反を擁護することはできませんが、結果として看板政策に傷が付いたというのは非常に私は大きな問題だと思っています。そして、誰も政治家が責任を取っていない。 ちょっと最後に済みません、一点だけ、通告していないんですが、総理は同性婚の合法化というのはどのようにお考え...全文を見る | ||
○蓮舫君 三月十七日、同性婚を求める訴訟で、札幌地裁が同性婚を認めないのは違憲との判決を出しました。 私たちは、婚姻平等法を既に法律を出しています。是非、この違憲状態を解消する手だてを取っていただきたい、御協力いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 | ||
○蓮舫君 時代の変化に柔軟に対応するリーダーであってほしいと思うので、今の答弁、非常に残念です。 先日、議連で台湾のオードリー・タンとオンラインでお話を伺ったときに、台湾がロックダウンをしないでどうして感染症を封じ込めたのかを聞いたら、答えは明快でした。政府が国民を信じている...全文を見る | ||
05月10日 | 第204回国会 参議院 予算委員会 第18号 議事録を見る | ○蓮舫君 立憲民主党の蓮舫です。 感染者が三日続いて六千人を超えました。昨日は重症者が千百四十四人、過去最多です。治療に当たっている方々が一日も早く回復されることを心から願うと同時に、医療従事者の皆様方に心から感謝を申し上げます。 総理、三回目の緊急事態宣言を出されるとき...全文を見る |
○蓮舫君 是非答えていただきたいと思います。原因を伺ったのに違うことを答えられると、審議が実りのあるものにならないと思うんですね。 総理は、今もお話しになりましたけど、とにかく人流を減少させた、人流を減少させた、人の流れは減らさせたと強調するんですが、なぜこれを強調するんでし...全文を見る | ||
○蓮舫君 いや、総理ね、思い出してください。四月二十三日の総理の会見です。強力な対策を短期集中で実施し、感染を抑え込む必要があると判断、この期間の中で抑え込むために緊急事態宣言を発した。つまり、感染を抑え込む必要があるから宣言になった。 人流を減らすのは手段なんです。結果とし...全文を見る | ||
○蓮舫君 人流は減っても実は感染は拡大しているんです。全国の新規感染者数は宣言時より高くなったんです。重症者数と死亡者数もこれ増加をしました。大阪です。医療崩壊、とんでもないことになっています。入院率が一〇%、治療がすぐ必要、入院しなければいけないのに十人に一人しか入院できない。...全文を見る | ||
○蓮舫君 減らすべきは入院できない患者さんであって、守るべきは命です。人流は手段です。結果を出すために私たちも協力をしますので、是非その認識を持って今日は予算委員会で質疑をさせていただきたいんですが。 総理、短期集中で強い措置をされましたよね。でも、それを延長するときには、確...全文を見る | ||
○蓮舫君 いや、基本軸はやはり相当厳しくしておかないと、ある意味間違ったメッセージを国民に伝えてしまうことになるんですね。厚労省の専門家会議も、連休後の平時における強い対策が改めて必要とまで言及をされているんですよ。 総理の判断で、どうして強い措置が必要と言われているのに大型...全文を見る | ||
○蓮舫君 矛盾しています。 これまで百貨店は休業対策、あっ、違います、ごめんなさい、感染対策相当やってクラスターも出ていない。じゃ、何でゴールデンウイークはそこも休業要請したんですか。 | ||
○蓮舫君 何か理解ができないというか。厚労省の専門家会議で、連休後も新規感染者数の増加継続の可能性は指摘されています。医療提供体制への負荷の増大が懸念とまで言及されているんです。 七日の会見で総理は、私たちは必ず近い将来、この局面を乗り越えていきますと断言。どうやって乗り越え...全文を見る | ||
○蓮舫君 近い将来、必ずこの局面を乗り越えていきます、その答弁が担保となるのはワクチン接種。この期間延長は二十日間です。二十日間でワクチン接種、終わるんですか。 | ||
○蓮舫君 これまでも宣言、延長、宣言、延長がずっと繰り返されて、宣言を総理が口にされるときには、これをやるから大丈夫ですと言われているんですけど、残念ながら、その政策が実現されていないんです。 三月十九日、私の質問に、緊急事態宣言解除するのはまだ早いと私言いました。総理、大丈...全文を見る | ||
○蓮舫君 西村大臣、説明違うんじゃないですか。 四月の十九日の週は、累計検査数は一万五千四というのは今言った週です。四月の最終週三万と言ったのは、それは累計配布数じゃないですか。 | ||
○蓮舫君 ただ、これ、期間は宣言の前までです。リバウンドをさせない、宣言をさせないからという日程で考えたら、実は一万百五十一件、これ一週間ですね。一万五千四件だとしましても、一日平均で見ると千二百十一件しか検査できていないんです。これ、流行の兆しをつかむこともできない数字です。 ...全文を見る | ||
○蓮舫君 リバウンドした後に目標をクリアしても駄目なんです。リバウンドを防ぐための目標だったんです。そのずれは是非正していただきたい。頑張っていらっしゃるのは分かるんです。現場に指示が徹底できない。ただ、目詰まりがあるんであればそれは取り除かないと、せっかくの政策、せっかくの執行...全文を見る | ||
○蓮舫君 ワクチン接種が大事なのは否定していません。むしろ協力します。何でもやります。 だけど、ワクチン接種って、今、接種率、国民一%未満ですよ。医療従事者も二割しか打てていない。だから、ワクチンが本当に国民全体に行き渡る前までに、積極的に検査をして、無症状、有症状、軽症の人...全文を見る | ||
○蓮舫君 どうしてこうやって余りにも擦れ違うのかが私、毎回分からないんですけれども。 ワクチンは協力しますよ。でも、今やらなければいけないのは、ワクチンと同時に、新たなインド変異株が日本に入ってこないか。 いいですか、既存株が変異株に置き換わったのは関西や東京では僅か一か...全文を見る | ||
○蓮舫君 やりたい、やっておられることは評価するけど、遅過ぎるんです。インド、ネパール、パキスタンからの方たちをその対象に加えたのは四月二十八日、つい先日です。三日目の検査を六日目もというのは今日、五月十日から。インドでは一日四十万人が感染しているんですよ。 ではお伺いします...全文を見る | ||
○蓮舫君 いいですか、四月入国で感染が判明した人の五七%がこの三か国から来ているんです。五月入国、感染した人の七四%がこの三か国から来ているんです。 その人たちがもう実際来て、で、この人たちは空港や港で検査で分かったけど、擦り抜けた人がいるかどうかって追いかけていますか。 | ||
○蓮舫君 つまり、擦り抜けてしまった人たちを押さえ切れていないおそれもあるんですね。極めて心配します。 入国後三日目の検査、これ六日にすると言いましたけれども、この検査で陰性だと、残る十一日あるいは残る九日間は自宅等で待機をしてくれとなっている。で、ここを自宅で待機している人...全文を見る | ||
○蓮舫君 いいですか、空港の検疫所が確保した宿泊所に三日泊まって、そこで陰性だと分かったら自宅で待機してくださいという方々を確認したら、一日三百人連絡が取れない人がいる。 今、警備会社をお願いして見回りをすると言いましたが、今一日何人見回りできていますか。 | ||
○蓮舫君 いや、昨日聞きました。一日数件だそうです。 つまり、三百人連絡が取れなくなって、その人が入院しているのか、体調悪くなったのか、感染したのか、その感染の株はインド変異株なのか、把握できていない、見回ることもできない、つかまえられない。市中感染につながるんじゃないですか...全文を見る | ||
○蓮舫君 田村大臣、頑張っておられるけど、今のは苦しい答弁です。 数日間、間があっただけでもパンデミックにつながる可能性があるわけですから、今の変異株でさえ今医療状況はこんな状態なのに、また新しい変異株が入ってきたら、本当に守るべき命が守れなくなる。 だからこそ、総理、提...全文を見る | ||
○蓮舫君 いや、私の質問に答えてください。総理、お願いしますよ。いいですか。インド、パキスタン、ネパール、渡航歴ある人も含めて入国停止をしてくださいとお願いをしているんです。水際対策が遅過ぎます、総理。 | ||
○蓮舫君 総理、大丈夫ですか。いや、水際対策、大事ですよ。どんなに飲食店の人とか、どんなに国民に我慢をしろと言われても、水際が緩くて、三百人一日分かんない人がいて、その人たちがコロナになったかどうかも分からない。これ、何とかしてください。お願いします。 | ||
○蓮舫君 いや、不安しか残りません。去年の中国武漢で発生したときに中国はまさに春節で、多くの中国人が移動するとして各国が入国停止措置をとったのに、日本は明らかに遅れました。去年末、感染力の高い英国型変異株が問題だから水際を徹底してくれ、いろんな提案を私たちしましたが、これも政府は...全文を見る | ||
○蓮舫君 開催国の日本の内閣総理大臣がオリパラ延期、中止を言える権限はないという認識ですか、その御答弁は。 | ||
○蓮舫君 総理、去年、東京オリパラ大会が一年間延期した経緯は御存じですか。 | ||
○蓮舫君 総理官邸にまだそのときの安倍総理の、前総理の記者会見は残っているんですけれども、安倍総理はバッハ会長との電話会談で、開催国日本として、現下の感染症の広がりの状況を踏まえ、安全で安心な大会にするために、一年延期の検討を安倍前総理からバッハ会長に提案したと言っています。それ...全文を見る | ||
○蓮舫君 去年の延期を決めた時期と今の感染状況の違いです。総理、よく見てください。安心、安全のために延期を安倍前総理が求めたときと比べて、今明らかに国民の命と健康が脅かされているんです。 どうして国民の命を守る最高責任者の総理が、この危機的な状況をバッハ会長にせめて相談をする...全文を見る | ||
○蓮舫君 前提が開催に当たってはというのは、もう覆されないんですか。開催をする、しない、その相談はしないということですか。 | ||
○蓮舫君 オリパラ大会推進本部長として、国民の命を守る最高責任者として、総理は大会をやらないという判断は下さないという認識ですか。 | ||
○蓮舫君 IOCは日本国民の命を守る立場ではないんですよ。IOCから中止を言うということはないんですよ。だって、IOCの大会収入の半分は放送権ですよ。これ、大会中止になったらこの収入がなくなる、だから中止なんて言い出さないと思う。だから、この危機的な状況の中で、総理大臣がせめて中...全文を見る | ||
○蓮舫君 総理は。 | ||
○蓮舫君 オリンピック大会、パラリンピック大会、それぞれ、参加される選手の数、国内外の監督、コーチ等選手関係者、そのほかにIOC、IPCの関係者、我が国に来られる方の数を教えてください。 | ||
○蓮舫君 相当の人数を教えてください。 | ||
○蓮舫君 総理、人数も分からないで、その人たちの感染を防ぐとなぜ言えるんですか。 | ||
○蓮舫君 いいですか、今、政府が入国制限、水際対策をしている中でも、今年三月、海外から日本に来られた方の数は総数で一万二千三百人です。オリパラは選手だけで一万五千人、もう一か月分の人数を超えるんです。そこに、九万人にはならないと言ったけれども、九万人以下の数万人規模が一気に我が国...全文を見る | ||
○蓮舫君 私の言っている言葉を是非、もう本当に聞いていただけないでしょうか。いいですよ、選手と大会関係者の安心と安全を守ると、分かっています。私たちだって守りたいですよ。ただ、規模が余りにも大き過ぎるんじゃないですか。 組織委員会の発表では、メディアだけの来日では三万五千三百...全文を見る | ||
○蓮舫君 総理、同じ認識ですか。絶対にありませんか。 | ||
○蓮舫君 選手には、あるいは選手と接触するコーチや監督たちには毎日PCR検査をする。じゃ、この広告、報道の人たちとか、これ三万五千三百人とか、あるいはその九万人に近いそれ以外の人たちも検査するんですか。 | ||
○蓮舫君 一体何万件の検査を行うつもりですか。 | ||
○蓮舫君 来日される方の総数の人数は分からない、検査が一日幾ら行われるか分からない、唯一言えるのは九万人以下に抑える。 いいですか、四月、平均で日本人へのPCR検査、約六万五千件です。むしろ、その数万人のオリパラ大会関係者の検査を優先したら、日本人の検査へ悪影響が出るんじゃな...全文を見る | ||
○蓮舫君 全く質問に答えていません。 いいですか。今、このゴールデンウイーク期間中、総理、民間検査機関に行列ができました。検査を受けたい、帰省をするから年老いた両親にうつしてはいけない、仕事に出なきゃいけないから何か検査をちゃんと受けなきゃいけない。行列をして、高いけれど自腹...全文を見る | ||
○蓮舫君 丸川大臣の答弁は、もう期待しないので結構です。 総理、いいですか。もう一つあります。 IOCの提案を受けて、国内外の選手用のワクチンの提供を山下JOC会長は有り難いと言いました。でも、選手全員の検査の徹底とかワクチンというのは、これ選手の納得につながるんでしょう...全文を見る | ||
○蓮舫君 受け止め方が全く違います。 いいですか、御高齢者で今一回接種が終わった人は〇・七%です。国民で一回接種が終わった人は二・八%です。でも、別枠のワクチンだから優先して大会選手が受けるのはおかしくないと思いますというのは、私の認識とは全く違います。 もう一つあります...全文を見る | ||
○蓮舫君 丸ごとなどと聞いていません。確保する病床数を聞いています。 | ||
○蓮舫君 実にこの時点でいろんなことがまだ分からないというのはやっぱり不安になるんですね。地域の保健衛生機能に支障を来さないというのも、これも心配なんです。 お伺いしますが、救急搬送困難事案、全国五十二の消防本部などで患者の搬送がすぐに決まらないケース、件数、今どれぐらいでし...全文を見る | ||
○蓮舫君 コロナの前の年ですから、おととしですね、おととし同月比だとプラス七七%、大変逼迫しています。しかも、コロナ疑い患者の搬送困難事案が前週から全国で七%増えているんです。大阪堺市消防局五〇%増、神戸市消防局八一%増加、福岡市消防局は五五〇%。つまり、急いで救急車で病院に搬送...全文を見る | ||
○蓮舫君 救急車で搬送困難事案、これだけ高くなっている。一人でも多くの方に病院に入っていただかなければいけないのに、その病院にようやく運び込まれても、そこがオリパラ大会の指定病院と言われていて、選手が同時に搬送された場合、どちらが優先して治療されるんですか。 | ||
○蓮舫君 総理、日本国総理大臣として答弁はたった一つですよ。国民が優先されるでしょう。守るべき命は国民じゃないんですか。ちょっと私、今びっくりしました。これにも答えられなくて、違うことをどうして答えられるんだろうか。 いやあ、ワクチンも医療資源も、あるいはその検査も有限で限ら...全文を見る | ||
○蓮舫君 政府は、オリパラ予算を小さく小さく小さく見せようとして、これは関連政策ではないといって削除していって、会計検査院の指摘を小さくしているんです。これは最大限これぐらい使われたというのを足し算をしました。 その意味で、総理、今年度当初と補正予算のオリパラ予算、合わせて千...全文を見る | ||
○蓮舫君 ちっちゃな話で終わらせないでくださいよ。そんなことを聞いているんじゃないんですよ。 総理、いいですか。今、フリーランスの方とか飲食店の方とかいろいろ我慢している方たちは、支援金、協力金いただいて有り難いかもしれないけど、足りない、立っていられない、そういう方たちがい...全文を見る | ||
○蓮舫君 大会要人接遇関係経費って何ですか。 | ||
○蓮舫君 外国の観光客は来なくなったけれども、外国人の要人はロンドン・オリンピック、北京オリンピック並みにやってこられるという前提で四十四億付けているんですが、その人数で割ると、外国要人接遇するのにお一人五千五百万円掛けるんです。 本当にそういうお金要るんだろうか。こうやって...全文を見る | ||
○蓮舫君 無観客になった場合には更に九百億の収入がなくなります。都が払えなかった場合には国が払うことになる。やっぱり、この東京オリパラ大会、一度立ち止まるべきだと思う。 最後に総理に確認をしますが、総理は見直さないという姿勢なのは今日よく分かりましたが、主催都市である東京都の...全文を見る | ||
○蓮舫君 その判断をされたら、IOCはいろんな免責をされます、賠償免責。その部分のお金は都が払えないと国が払うことになる。答える立場にないとは私は思いません。 それと、先ほど国民の命を優先してほしいと言いましたけれども、オリンピックの選手も当然来られるんであれば、その健康を守...全文を見る |