若松謙維

わかまつかねしげ

比例代表選出
公明党
当選回数2回

若松謙維の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月04日第142回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○若松委員 平和・改革の若松謙維でございます。  十分の時間しかありませんので、行政監察局長にお伺いします。  まず、いわゆる行政監察の立場ですけれども、あくまでも行政内監察ということで、いわゆる身内監察であることは否めません。ですけれども、行政という立場をやはり徹底すれば、...全文を見る
○若松委員 局長はいかがですか、局長みずからの体験として。何か今、監督者としての立場でおっしゃったようですけれども、局長みずからはいかがですか。これは後で事実関係が出ますからね。
○若松委員 これからが大事です。  いずれにしましてもこの接待という事実は、これも刑法を見ますと百九十七条でわいろに当たるわけでありまして、いわゆる収賄罪、特に公務員の場合には非常に厳格に適用されていまして、そして、いわゆる人の需要欲望を満たすに足りる一切の利益ということで、飲...全文を見る
○若松委員 把握できないといったって、これだけマスコミでかなり言われていたわけですよ。かつ、総理も何度も、いわゆる公務員倫理規程なりをつくって、法律ではなくてやると。そういう状況でこれを把握できないというのは、行政監察局の職務僻怠じゃないのですか。局長、どうですか。
○若松委員 検察当局じゃないとおっしゃっていますけれども、監察は、行政のあり方について問題があれば勧告しなくちゃいけないわけでしょう。それは答弁になっていないですよ、局長。ちゃんと答弁してください。
○若松委員 では、その監察の手続ですけれども、これだけ日本国じゅうが騒いでいてなぜ発見できなかったのか。これは、言い方は悪いですけれども、小学生だって発見できますよ。局長、寝ながら仕事していたんじゃないですか。それじゃ説明がつかないんですよ、世の中に。少なくとも国民の税金をもらっ...全文を見る
○若松委員 じゃ、その把握できなかった事実に対して、その調査手続は妥当だったかどうか、十分だったかどうか、それについてはどうですか。
○若松委員 私も仕事は会計士をやっていますから、監査をする企業に対して当然関連新聞記事等を読んで、それで世の中の状況を把握して、それで重要項目については必ず調査するわけですよ。それすらもやらないということであれば、まさに仕事怠慢ですよ。反省の言葉はないんですか、局長。
○若松委員 局長、あなた、行政監察でしょう。監察の目的は何なんですか。国民の税金がきちんと使われているかを確かめるのが監察の目的でしょう。あなたはその庁の局長でしょう。そんな答弁で国民に説明がつきますか。どうなんですか。
○若松委員 もうこれで時間が来ましたから、委員長、ぜひ検討してもらいたいのですけれども、こういう繰り返しでやったって、もう何にもならないですよ。この委員会自体の存在が問われているわけですから、もともと行政監察局の役割が機能していないわけですから、ああいう答弁に対しては、それに対し...全文を見る
○若松委員 時間が来ましたので終わりますけれども、ぜひ、同僚議員のさらなる追及を期待して、終わります。
02月06日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○若松委員 新党平和を代表して、衆議院議員若松謙維、質問をさせていただきます。  まず、松永大臣、同県人の選出国会議員として、御就任、心よりお喜び申し上げます。ただし、大変厳しい状況の御就任というのは、この十日間、御本人がだれよりも認知しているところだと思います。  そういう...全文を見る
○若松委員 その考えは私の考えと一致しております。いわゆる先食い的な減税政策が無責任な形で出るのは好ましくないと思っております。やはり行革を断行して、それが財源になるのがいわゆる財政構造改革につながるのではないか、それが回り回って経済改革にもつながる、そういう認識をぜひこれからも...全文を見る
○若松委員 検討されるということですので、いつごろまでに一つの報告が出ますか。
○若松委員 大臣も同じお考えでよろしいですか。
○若松委員 恐らく、その早期是正前というところですけれども、基本的に自己査定というのはスケジュール的には五月、六月あたりがピークになると思いますので、その前後と私は理解しました。  それでは、今、自己査定というお話ですけれども、私も実は公認会計士ですから、銀行を監査した経験がご...全文を見る
○若松委員 検査部の方に聞きたいんですけれども、検査部の一つの調査結果と、あと外部監査としての公認会計士の結果の、協議というんですかすり合わせというんですか、それは具体的にやるお考えはおありですか。
○若松委員 大臣、これは実務の話でなかなかおわかりにくいと思うんですけれども、正直言って、検査部の検査も今限界に来ているわけですよ。そこら辺はこれからもさらに浮き彫りに出ます。それで会計士も、大蔵省、どちらかというと証券局のかなりの縛りがありまして、不適正を出したくても出せないよ...全文を見る
○若松委員 英国の場合には、先ほどの報告会計士が期中においてずっと当然不良債権も見て、期末時点も見て、その出た結果を英国銀行の検査部とすり合わせるということなんで、非常にタイムリーなんですよ。  ところが、恐らく検査部のお話は、とりあえずそれで公認会計士の監査を終わらせておいて...全文を見る
○若松委員 大臣、大臣は検事出身でそちらの方でしょうけれども、ぜひこれも関心を持っていただいて、前向きな、かつタイムリーな連携関係というものをおつくりいただきたいと念願する次第です。  それでは、先ほどの、同じ行政監察の結果報告書にこういうくだりがあるんです。同一銀行に対する示...全文を見る
○若松委員 今、検査部の方がそうおっしゃいましたけれども、さらに先ほどの行政監察の報告書の中にこういうくだりもあります。不祥事等にかかわる内部管理についての改善が繰り返し指摘されていると。これは大事な点だと思います。今まさに問題になっている不祥事にかかわる内部管理、これは蔵検とし...全文を見る
○若松委員 やはり官僚同士の皆さんだと、かばい合う答弁になってしまうのですよね。これはちょっとやらない方がよかったですね。でも、指摘はあったということは事実なわけですね、行政監察の方。あったということですね。  大臣、これはやはり重視していただきたいと思うのです。今回のこの不祥...全文を見る
○若松委員 いずれにしても、これから金融監督庁は、たしか独立して大蔵とは別になるわけですね。この新しい体制の結果というのが非常に重視されますので、この指摘、ぜひ重く受けとめて、さらにこういう不祥事がないような厳正な検査体制に改善していっていただきたいと思います。  それでは、今...全文を見る
○若松委員 やはり検事御出身ですので、大変鋭い観点からの答弁だと思います。  それでは、制裁というところですけれども、もうちょっと質問させてください。  この公務員倫理法ですけれども、大臣の御発言というのは与党内でも大変重要になると思います。今野党として、特に三会派ですけれど...全文を見る
○若松委員 大臣、すごくわかりますが、今の大蔵大臣の立場というのは、こんなことを言ったら橋本総理に怒られるかもしらぬけれども、総理大臣より重要な立場だと思います。だからこそ、この公務員倫理法というのは大臣が発すべき問題だと私は思うのです。どうですか、厳しいですか。
○若松委員 わかりました。ぜひこの面で大蔵省を所管する大臣の前向きなリーダーシップを求める次第でございます。  それでは、これも公務員倫理法の流れの中で、いわゆる政治家個人としてお伺いしたいのです。  公務員は選挙もやらないし、一度採用したらずっといってしまう、さらに天下りの...全文を見る
○若松委員 罰則規定はどうですか。
○若松委員 埼玉県内一また貧乏な私ですけれども、実際にそうじゃない方々、もう資産がいっぱいあり過ぎて書けない、そういう方も実際にいるわけなのですよ、私は直接聞きましたから。いや、うらやましいなと思ったのですけれども、それを今のまま罰則規定がないというのは、それは政治家の立場として...全文を見る
○若松委員 実際にいろいろと修正も、後でいろいろマスコミに言われてやったという例もありますし、政治家個人のいわゆる信念なり資質にゆだねるべき状況ではない、まだ足りないのではないか、私はそういうふうに認識しております。ぜひ前向きに引き続き考えていただきたいと思います。私は、公務員に...全文を見る
○若松委員 それでは、平成八年十二月二十六日に、大蔵省としての職員の倫理規程、さらに改正が出ました、ちょうど三塚大蔵大臣の時代でしたけれども。これで通達ということは三度目なのですね。それ以降のキャリアに対する接待の有無というのですか、特に、今回の捕まりました二人よりも実質的にはキ...全文を見る
○若松委員 大臣、事務方としてはこういう答弁なのですけれども、やはり長としては、いつごろまでにすべきだと当然現場に指示をされるわけですけれども、関心が高いので、ひとつもっと具体的に、できないから出せないのではなくて、いつまでにやるとか、やはりそういう期待にこたえるような答えをいた...全文を見る
○若松委員 公務員倫理法を策定していますので、ぜひそれ以前に出してもらって事実を解明するというのが整合性のある話だと思うので、大臣、それは御了解いただけると私は理解しまずけれども、よろしいですね。
○若松委員 私は、やはり国民の立場から、当然いろいろありますけれども、とにかく早くやっていただきたい、それを繰り返し念願して、もう時間も残り少なくなってきましたので、ちょっと金融不安に関して一、二点聞きたいのです。  その前に、今回の金融二法案のいわゆる三十兆円スキームというの...全文を見る
○若松委員 では、その動き自体は否定されているわけですね。わかりました。  ですから、私の立場としては、そういう先進国の戦略に乗らないようにしっかりと監督当局として主張してもらいたいのです。そのためには、大臣もぜひバーゼルへ行って殴り込みをかけてもらいたい。それを要求します。 ...全文を見る
○若松委員 やはり私はそれでは、当面乗り切れるかもしれませんけれども、基本的に時代の逆行であることに間違いありませんから、根本的な解決にもならないし、ましてや、先進国のさまざまな機関投資家等の信頼は失っていくのではないかと思っております。  もう時間になりましたので、先ほどお配...全文を見る
03月10日第142回国会 衆議院 本会議 第15号
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○若松謙維君 私は、平和・改革を代表して、税制改正関連三法案につきまして、橋本総理並びに関係大臣に質問いたします。  税制を論議する前に、私は、三月五日の証券局総務課長補佐榊原容疑者の逮捕に関して触れないわけにはまいりません。松永大蔵大臣は、大臣就任後間もなく開かれた二月三日の...全文を見る
03月11日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
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○若松委員 新党平和の若松謙維でございます。  大蔵大臣、お疲れですから、五分、十分、お休みいただいて、ちょっと質問の順番を変えさせていただきたいと思います。  まず、先ほど北橋委員から触れられましたけれども、実はきょう日銀総裁を呼んでいたのです、大事な局面だし、何としても大...全文を見る
○若松委員 副総裁ですから、副総裁の発言は総裁と同じ、そう理解してよろしいですね。
○若松委員 では、日銀の行務に関することでありますけれども、先ほどのいわゆる吉沢容疑者の逮捕に関しまして、これは当然行務に関係することですし、かつ日銀に検察当局が入ったのは歴史始まって以来ということですね。そう伺いました。  今どういう気持ちでいらっしゃいますか。これから総裁を...全文を見る
○若松委員 副総裁、おわびだけで終わりですか。それで日銀のけじめがつくと思っているのですか。
○若松委員 捜査、捜査と言って、日銀の体質がこれから問題になるのですよ。大蔵省はずっとやってきましたよ。ここ最近になって、この日銀の接待も極めて重大だ、そういうことになったわけなのですね。ですから、捜査以前にみずから何らかの回復措置というのをすることが本来の日銀のやることなのです...全文を見る
○若松委員 今答えましたか。全然答えようとしていないですね。どうしたら信頼回復できますか。吉沢容疑者の刑が確定したら信頼回復できるのですか。新しい日銀法になれば信頼回復ができるのですか。できないでしょう。できますか。どうやったらできるのですか。本当に総裁みずから、そして幹部も含め...全文を見る
○若松委員 では、もう既に出ております六百人の幹部の接待のリスト、いつ出すかまだ具体的に言っていないでしょう。少なくとも日銀法施行の前に出すのでしょう。どうですか。
○若松委員 結局、成り行き任せで、こっちに決意が伝わらないのですよ。  では、副総裁、聞きますけれども、日銀の接待というのは、いろいろ周りから騒がれて慌て出しましたけれども、実際にはいつごろから接待を問題視してきましたか。
○若松委員 副総裁、ここに「日本銀行員の心得」というものがあります。銀行は行政ではありませんので、いわゆる通達とかというのがないわけですけれども、そういう心得があります。  そこに、「会食等」ということでありますけれども、まず(1)として、「職務上の関係者との無償での会食等(ゴ...全文を見る
○若松委員 この心得、そしてその黄色い持ち物で、最近になってやっと個別にウォーニングを出したということでしょう。何で最近まで出さなかったのですか。それは問題意識として感じていなかったからでしょう。どうですか。
○若松委員 では、副総裁、その自己責任ということですけれども、副総裁や総裁レベルの自己責任というのは、部下が行った不祥事に対して責任を負うのが総裁レベルの自己責任でしょう。そうでしょう。
○若松委員 ということは、組織の長はそれなりの責任がしっかりと出される、そういうことですね。
○若松委員 本当に、日本の金融システムを守るために、しっかりとした責任をとってください。  私もきのう本会議で、万が一日銀から逮捕、立件が出た場合に、大蔵も出て日銀も出た、もう日本の金融監督も行政の当事者も含めてまさに世界の信頼の失墜です、もうこうなれば総理の責任しかないと。大...全文を見る
○若松委員 ただ、内閣といっても議院内閣制ですし、当然与党の数で決まってしまうわけなのですね。そうすると、与党の、かつ金融の中心の大臣の決意というのは、非常に影響力があると思いますよ。日銀は常に大蔵省と独立して、金融の番人として、常に距離を保ちながらしっかりとその行政をやってもら...全文を見る
○若松委員 では、ぜひその言葉を大事に、私もこれから見守っていきたいと思います。  この日銀なのですけれども、今回の不祥事、または金融監督当局の独立性というところで、金融監督庁の機構等が今度改正されるわけです。いわゆる総理府に金融監督庁が置かれるわけですけれども、そこで、ちょっ...全文を見る
○若松委員 やはりこういう議論になると、恐らく堂々めぐりになると思います。結局、だれでもいいというのも当然大事です。原則論です。ただし、状況によってはそういう誤解を受けやすいような立場の人は置いちゃいけないというのも、そのときの説明の必要性として当然重要な要素だと思うのですね。そ...全文を見る
○若松委員 例えばこれは受け入れ側の問題になると思うのですけれども、金融監督庁はまだできていませんけれども、その準備にかかわっている方、いわゆる大蔵省、使命に燃えて夜中まで働いて、そして狭い官舎に住んでいる方が大勢いらっしゃいます。でも、灰色の官僚もいます。受け入れ側として、それ...全文を見る
○若松委員 これはぜひ具体的に国民が納得するような形でフィルターというものを示していただきたい、それをしっかりと遵守して、まさに新しい金融監督庁、人心一新の体制をつくっていただきたい、それを切に要望します。  大臣、送る側の大蔵省としても三百七十三名ですよ。これはちょっと大蔵省...全文を見る
○若松委員 それでは、ちょっと観点を変えまして、先ほどの金融監督庁ですけれども、これから銀行、証券等を監視していくわけです。  それで、最近の山一の飛ばしにしろ、いわゆる決算書の信頼性がいろいろと揺らいでおります。いわゆる会計監査。私も公認会計士です。同業者として大変恥ずかしい...全文を見る
○若松委員 長野局長、非常に申しわけないけれども、局長が幾ら言ったって、もう今はまともにとる人はいないですよ、本当に申しわけないけれども。そういう状況なんですよ。  それで、大臣、政治家として、これから大蔵行政の信頼を大きく取り戻そうとされるお立場で、こういう状況というのはいい...全文を見る
○若松委員 証券取引所はいかがですか、証券取引所の理事長は。
○若松委員 証券取引等監視委員会には、実際に事務局九十八名おりますけれども、もともと大蔵省の方が九十一名。これは大蔵省のいわゆる巨大化、権限の集中化、それを分散しようという動き、歴史的な形でやむを得ないと思います。でも、こういう現実がある以上、いや増して、私は、新しく証券取引等監...全文を見る
○若松委員 実は、私、個人名は言いませんけれども、実際に会計士協会の事務総長に大蔵省の天下りの方、その方は非常に有能ですけれども、結果的に大蔵省との連絡、何か協会でやるとすぐ大蔵省に情報が流れる、そんな構図になっているのですね。これは私が言っているわけじゃなくて、もう何度も同僚の...全文を見る
○若松委員 大臣、協会の方から求めてきた、そういう面も否定できません。しかし、私がいた監査法人は、これはいつも大蔵省からだれだれを受けてくれという話は、私は当事者でしたから聞いていましたよ。その圧力があるのですよ、先ほどの証券局所管にしているから。その所管をぜひなくしてもらいたい...全文を見る
○若松委員 わかりました。では、それも努力するように私も一会員として頑張ります。ただし、そういう大蔵省からのそれなりの要請なり圧力がもし発覚したならば、それは厳しく罰していただけますね。
○若松委員 ありがとうございます。ぜひ期待いたします。  それで、これもちょっとおかしい話なんですけれども、これはちょっと専門的なのでどなたになるのですか、有価証券の低価法と原価法、今度これの選択適用が実は法案に出てこないなとずっと思っていたら、これは省令対応なんですね。裏をか...全文を見る
○若松委員 低価法は当然望ましい。かつ、そうはいいながらも、これは特にいわゆるアングロサクソン系では、流動資産の投資勘定の時価評価というのですか、マークアップ方式というのですか、これも一方にあるのですよね。ですから、低価法か時価法なんですよ。ところが、日本は第三の道を行こうとして...全文を見る
○若松委員 そうすると、何かこれは当然の措置なんだというふうに解釈してしまうのですけれども、それはおかしいでしょう。そういう答えになっているのですよ。
○若松委員 世界の信頼を得るには、自国の状況で勝手に変えるのが一番マイナスですから、それはおわかりですね。かつ、商法だって原価法が原則とおっしゃいましたけれども、保守主義とか安全性とかいうのがもう大前提にあるわけですよ。だからこそ低価法が、原価法といいながらも重要視されているわけ...全文を見る
○若松委員 もう時間となりましたからこれ以上質問はいたしませんけれども、先ほどの電子データ、ぜひ手続的には今の青色申告制度の事前承認程度にしていただきたいというのが現場の要望です。  そして、きょうは総裁には来ていただけませんでした。恐らくきょうのガサ入れが予測されて来なかった...全文を見る
03月13日第142回国会 衆議院 予算委員会 第24号
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○若松委員 平和・改革を代表して、質問させていただきます。  まず、官房長官、たしか四十五分に出られるということですので、それまで必要な質問を終わらせていただきたいと思います。  日銀総裁の質問の前に、まず官房長官、中央省庁改革基本法案はもう既に法案が提出されております。我が...全文を見る
○若松委員 官房長官、たしかこれは六月までに通らないと、いろいろと日程が崩れると思うのです。今国会中の成立の決意をお伺いします。
○若松委員 ぜひ、まさに二十世紀最大の行革の議論となりますので、総理、全閣僚御参加の上、活発な議論を私どももさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、日銀総裁にお伺いします。  総裁は、昭和二十五年大蔵省に入省されました。そして五十五年には主計...全文を見る
○若松委員 今回のこの不祥事ですけれども、私も、何とか日本の金融の信頼回復のために、委員会での審議を通しながら、何らかの糸口を見出したい、今そういう思いで聞いているわけですけれども、今まで総裁に対する責任追及がかなりなされました。やはり原因追求なしに次の打開策はないわけでありまし...全文を見る
○若松委員 いわゆる原因解明という形では、ちょっとそれだけではまだまだじゃないかなと思うのですね。やはり日銀というのは違う、とにかく違うと。その秘密保持というのでしょうか、その責任感も際立ったものがありましたし、それでも起きたということですね。  ところが、やはり規律がかなりお...全文を見る
○若松委員 今、上司ヒアリングという調査の手続も御説明されました。やはり今回の問題は、総裁の責任は当然ですけれども、副総裁、または担当局長、または担当理事、そういったところのいわゆる監督責任というようなもの、いや、直接の責任があるわけですので、もうそれはしっかりとやっていかなけれ...全文を見る
○若松委員 今BOJ担という言葉を使わせていただきました。総裁の立場からすれば、いわゆる監督の対象となる銀行からのさまざまなアプローチも、時にはうっとうしいと思われたと思います。こういうBOJ担なるものに対してどのように認識されていますか。
○若松委員 今の、総裁がBOJ担なるものをうっとうしいというところですけれども、これは大蔵省にも関係ありますけれども、官房長官、総括的な質問で恐縮ですが、やはり行政はさまざまな業界の監督の立場にあるわけで、おのずと、大蔵の場合にはMOF担、そして日銀はBOJ担、さらにそのほかに通...全文を見る
○若松委員 これは委員長にお願いしたいのですけれども、きょうは、なぜこれだけ役所にアプローチをするのかというのを、全銀協とか証券業協会の方々に参考人で実はお話を聞きたかったのですけれども、ちょっと時間の制約もありまして、ぜひ、委員長、理事会に諮っていただいて、次回の予算委員会等で...全文を見る
○若松委員 それでは、これでもう直るのか、日本の透明性が図られるのかというところで、私はまだだめではないかなと思うのですね、まだ無理ではないかなと。  と申しますのも、これはもう、旧新進党もそうです、自民党さんもそうです。いわゆる政党助成金という形で国民の税金をいただいて、そし...全文を見る
○若松委員 では、わかりました、議事録に残させて、議事録から議運の委員長に伝えたいと思います。かなり苦しいですけれども。  では、このまさに日本の政官財癒着の構造、いかにそれぞれの役割の分担を身ぎれいにしていくか。もう本当に、日銀総裁自身が一番その点に関してクリーンであるべき、...全文を見る
○若松委員 では、官房長官、ぜひ後任の人事。本当は総理に出てもらいたいのですよ。だけれども、それはルール違反だから官房長官にお願いしたい。いずれにしても重要な関係者だと思います。  いずれは、四月中旬にはIMFの暫定委員会がワシントンDCで行われるそうですけれども、やはりそうい...全文を見る
○若松委員 ぜひよろしくお願いします。  総裁、どうも御苦労さまでした。  では、続きまして、今回の公務員の不祥事に関しまして、先ほどの官と業の癒着、官と財の癒着の温床にもなっております公務員の公的機関への天下り、先ほどの話は民間企業ですけれども、私は、きょうは、公的機関への...全文を見る
○若松委員 ぜひ検討を期待したいわけですけれども、昨年の十二月二十六日、これは閣議決定として、特殊法人等の整理合理化についてかなり具体的な改革の案が了承されました。この中身を見ますと、特殊法人の役員の登用につきまして、その主管官庁からの直接の就任者及びこれに準ずる者をその半数以内...全文を見る
○若松委員 だから、要は同じことをやろうとしているわけですよね。(村岡国務大臣「いや、ちゃんとやりますよ」と呼ぶ)ちゃんとやっていただきたいのですよ。  ところが、今の特殊法人、認可法人も含めてですけれども、特に公務員はいわゆる関係民間企業には二年間行けないということで、その二...全文を見る
○若松委員 あと、いわゆる天下りですね。先ほどの渡り鳥というものをひとつ規制するという考え方もございます。これは後で議論したいのですけれども、非常に公務員の方にはつらい話。だからこそ、先ほど長官がおっしゃった定年の延長ですね。とにかく六十歳、これは絶対守ってもらう、特にキャリアで...全文を見る
○若松委員 ちょっと中身がそれじゃよくわからなかったのですけれども。  では、官房長官、先ほどの、二年を五年に延ばすという方法も一つですけれども、いわゆる公務員が民間に行く禁止期間を延ばすという話。もう一つは、先ほどの定年制というものをしっかり守らせて雇用の保障をする、それを前...全文を見る
○若松委員 官房長官はもうお出になりますから、最後の質問は、順番は若干変わりますけれども、この天下りの問題、さらにはいわゆる特殊法人の役員等の退職金、給与も含めてかなり高いという批判がございます。  特に役員の退職金ですけれども、昭和五十二年の十二月二十三日の閣議決定でどういう...全文を見る
○若松委員 これは大蔵大臣ですね。わかりました。  官房長官、では時間のようですから、どうぞ。  では、大蔵大臣、引き続き。まず、事実関係、事務方の方、なぜこんなに役員の退職金が民間と比べてもかなり高いという結果になったのか。民間も役員はやはり年数ですよ、かつ最終的には月割り...全文を見る
○若松委員 それは、たしか昭和五十二年か三年ごろの国会答弁の内容と同じですね。要は、大蔵省として、職員については国家公務員並み、役員については任期が限られているので民間並みにと。何でここで急に民間になってしまうのですか。やはり特殊法人は非常に公共性の高い仕事をやっておりますし、そ...全文を見る
○若松委員 民間より高いですよね、どう考えたって。おかしいですよ。  大蔵大臣、ぜひ大蔵大臣の見解を聞きたいのですけれども、今、これだけ官僚の信頼失墜が大変大きな問題になって、かつ特殊法人もこれでいいのか。結果的に、戦後のいわゆる行政の肥大化に加担をしてしまった、そういう批判が...全文を見る
○若松委員 まさに民間が今どうなっているのか。私もちょっと以前勤めていたところの会計士の仲間に聞きまして、やはり月数というのはもう今はほとんどないというようなことを言っていました。  それで、これは主張だけで終わらせていただきますけれども、とにかく、例えば事務次官の方が五十八歳...全文を見る
03月17日第142回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○若松委員 平和・改革の若松謙維でございます。  私も議員立法に関する質疑は初めてですので、大原先生、ひとつよろしくお願いいたします。そして、私の次に、私の尊敬する先輩でもあります谷口先生が質問を続けられます。そういった流れの中で、私もかなり実務的な質問に集中させていただきます...全文を見る
○若松委員 さらに、これから今回の法案に対しまして、さまざまな細かい規定につきましては政令等で対応するという仕組みになっておりますけれども、その際に、例えばこういう会計の専門家であります公認会計士協会とか、また企業会計審議会とか、そういったところとの意見交換というのは当然なされる...全文を見る
○若松委員 そうしますと、政令、今後の決める形ですけれども、私もちょっと経験がないのでよくわからないのですが、こういう法案ができて、政令はそれぞれ大蔵省なり法務省が関係するわけですけれども、その政令を作成するに当たっても、やはり提案者との意見交換というのはなされる、そういう理解で...全文を見る
○若松委員 ぜひその政令の際には、そういった専門家の方々と打ち合わせをしていただきたいと思います。そうしないと、いざ監査証明の段階でかなり悩むのですよ。  卑近な例ですと、特に金融、銀行並びに証券業、有価証券の低価法ですね。これは時価も選択適用できるという形なのですけれども、会...全文を見る
○若松委員 大原先生、長年法律の御専門家でもありますし、ずっと戦後の流れを見ているのですけれども、会計的に見ますと、その昭和二十年代にとられたやり方というのは大きく変更されているのですね。  特に、これは、昭和五十七年四月二十日に企業会計審議会から出た、いわゆる負債性引当金以外...全文を見る
○若松委員 今後、そういうことで政令対応なので、実は、企業会計の観点からちょっと大蔵省に、今後どういう対応になるのか聞きたいと思います。
○若松委員 先ほど課長の方から税効果会計のお話をいただきましたけれども、基本的に、今回のこの土地再評価というのは、いわゆる収益取引じゃなくて資本取引なんですね。貸借対照表だけの調整ということで、損益計算書を通らないから、基本的に、例えば税効果会計で前払い税金をやらなくちゃいけない...全文を見る
○若松委員 大原先生、今回の再評価差額金ですか、これは、実際に貸借対照表を見ますといわゆる負債の部と資本の部しかないわけなんですね。負債の部というのは、いわゆる会社の所有者以外に対する債務ですよね。それは従業員であったり、給与の未払い金とか、あとは買掛金であったり借入金であったり...全文を見る
○若松委員 税法上でも、たしか法人税の七十四条ですか、確定決算主義という考え方がございまして、あくまでも債務というのはいわゆる確定したもの、債務の確定、こういつたところで損金にも認識するし、貸借対照表としても認識する、こんな考え方があるわけですけれども、この再評価差額金というのは...全文を見る
○若松委員 わかりました。また、課長とは親しく議論させていただく関係だと思いますので、引き続き私も、議員の立場、そしてまた勉強不足ですけれども専門家の立場としても、これから議論を続けさせていただきます。くれぐれも、ぜひ専門家の団体の御意見をお忘れなく、よろしくお願い申し上げます。...全文を見る
○若松委員 それでは、課長、いわゆる日本の税効果会計を連結財務諸表にまず最初に適用しました。個別はまだしておりません。ところが、欧米を見ますと、大体、税効果会計は税効果会計としていわゆる会計実務があって、それは当然連結にも個別財務諸表にもともに適用されるというのが常識であって、反...全文を見る
○若松委員 その真剣というのが、私は前向きに考えていただいていると理解しております。  今度は法務省の方にお聞きしたいのですけれども、最近いわゆる商法学者というのですかが、この税効果会計について、いわゆる商法上否定していない、こう意見を述べられる学者の方がかなりふえていると思う...全文を見る
○若松委員 整理しますと、じゃ、大蔵省が認めると法務省も認める、そう理解していいのですか。ちょっと今わかりにくかったので。
○若松委員 わかりました。  そうしますと、この税効果会計はやはり会計情報としては当然必要な、会社にとって、利害関係者に大変有益な、有用な情報なので当然求められるべき情報であると。それに対して、一般的に行われているから私は公正な会計慣行だと認識します。どうですか。
○若松委員 時間がかなり迫ってまいりましたけれども、ぜひこの税効果会計、先ほど言いましたように、もう税制がかなり確定決算主義から乖離しておりますので、早急な措置というものを要望する次第でございます。  提案者はいらっしゃらないのですけれども、これは法務省にお伺いします。  ち...全文を見る
○若松委員 わかりました。  とにかく私は、五、六回繰り返しておりますけれども、やはり会計的に見れば資本の部が妥当、ぜひそれを商法計算書類規則にもしっかり対応していただきたい、それが私の主張であります。  そして、これは提案者にお聞きしたいのですけれども、今回のこの議員立法に...全文を見る
○若松委員 これは意見を求めるというよりも、私自身の考えを述べさせていただきたいのですけれども、今回のこの土地再評価、いわゆる固定資産の再評価というのは、どちらかというとイギリスを中心とする英連邦で実務化されているのですね。それに対してECですかが異議を唱えなかったということで、...全文を見る
○若松委員 以上で質問を終わります。ありがとうございました。     —————————————
03月20日第142回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号
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○若松分科員 平和・改革の若松謙維です。  建設大臣、お疲れのところひとつよろしくお願いいたします。早速質問に入らせていただきたいと思いますけれども、三十分の中で十問用意しておりまして、答弁の方、ひとつ手際よくよろしくお願いします。  ます、道路整備のあり方についてお伺いした...全文を見る
○若松分科員 つきましては、ちょうど先ほど中野委員もお話がございました。私は彼の選挙区の隣に位置しておりまして、当然関係性が出てくると思います。特に、先ほどの高規格道路ということで、上尾道路がちょうど私の選挙区を通るわけですけれども、これが出てきた背景といたしまして、国道十七号線...全文を見る
○若松分科員 昨年の分科会でも私は国道課長から御説明いただいたわけですけれども、上尾道路の南半分の部分、ここについて用地買収に入りたい、そういう御答弁がありましたけれども、その後の進捗状況お聞かせいただきたいのと、あわせて予算的な推移もお伺いしたいと思います。平成七年、八年、九年...全文を見る
○若松分科員 現在、事業化されていますのが、先ほど御説明いただきました起点の大宮市宮前町から桶川市川田谷の圏央道との接点の約十一キロ、南半分です。それで、先ほど二・一キロというお話がございました。これがいわゆるこれから路線測量が始まるということですね。  そうしますと、今度は桶...全文を見る
○若松分科員 ぜひこの地元の、特に高齢者の方々の意見も配慮して、平成十年度等の予算の箇所づけ等に御尽力をいただきたいと思います。  いずれにいたしましても、この上尾道路ですけれども、都市計画決定以来もう既に十年たっておりまして、この上尾道路の重要性はますます増加しているわけです...全文を見る
○若松分科員 ありがとうございます。ぜひ前向きに、私どももちょくちょくお邪魔させていただいて、地元の声等を大臣にお伝えさせていただきたいと思っております。  最近、この国道十七号線の近辺なのですけれども、この十七号線は市街地の中を通っていますので、大気汚染というのが非常に懸念さ...全文を見る
○若松分科員 今環境庁から御説明がありましたように、この上尾付近ですけれども、非常に平均値を上回るデータが検出されておりまして、やはりこの上尾道路は早急に完成が必要だと建設省も御理解いただけたと思います。  そこで、環境問題でもう一点伺いたいのですけれども、最近、埼玉県で県内の...全文を見る
○若松分科員 地元の方が大変今心配しておりますので、ぜひ真剣な対応をよろしくお願いいたします。  もう一度このダイオキシン対策についてお伺いしますけれども、欧米に比べまして日本の大気中のダイオキシン濃度は約十倍ぐらい高いというデータがございます。その原因を探ったときに、先ほど環...全文を見る
○若松分科員 ぜひ焼却施設の大規模化をお願いします。特に、これも二、三年前の分科会で言ったと思うのですけれども、大宮市と上尾市、それぞれ焼却施設がございまして、距離が百メートルしか離れていない。つくった年度も一、二年しか変わらないということで、非常に自治体が地元の利権というのでし...全文を見る
○若松分科員 もう時間が既に尽きましたので終わらせていただきますけれども、大臣、ぜひ建設省前向きに、かつ十一省の中心地として頑張っていただきたいことと、並びに先ほどの上尾道路、いよいよ埼玉県内でも中心的な事業になりますので、大臣、近くへ寄りましたら御連絡いただければ、こちらも大変...全文を見る
04月22日第142回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第7号
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○若松委員 平和・改革を代表して、質問をさせていただきます。  まず、原田委員長、大変御苦労さまでございます。この決算行政監視委員会は日々月々に大変な国民の関心を得ております。さらに頑張ることを、まず御祈念申し上げます。  それでは、きょうの質問の中心となります特殊法人並びに...全文を見る
○若松委員 今のお話ですと、民間結果を検討したのと、あと、閣議決定をしたと、何かそれを二、三度繰り返しながらおっしゃっておりますけれども、そういう答えでは国民がちょっと納得しないと思います。もうちょっと合理的な説明というか、積み上げというか、もっと具体的に説明していただけますか。
○若松委員 民間並み、民間並みとおっしゃっておりますけれども、まず、民間企業の役員、いわゆる経営者は、当然、経営が傾けば株主総会でかなり強烈な責任が問われるわけです。そしてさらに、山一証券の話でもありませんけれども、倒産のリスクもありまして、他社との激しい競争、これに勝つために物...全文を見る
○若松委員 先ほどは民間、民間と言って、今度は主務大臣、主務大臣と言い出しましたね。  それでは、現在のその特殊法人の役員報酬、役員退職金、これの算定式ですけれども、いわゆる報酬月額、これだって事務次官よりも高いところが多いわけです。それに在職月数掛ける百分の三十六、こういう計...全文を見る
○若松委員 何か今度は、民間が百五十二万円に対して特殊法人は百三万円と。だって、さっき言ったじゃないですか。特殊法人の経営者のリスクは少ないのですよ。株主総会の代表訴訟を受けないのですよ。補助金はいっぱいもらえるのですよ。当たり前じゃないですか。その結果として、民間はやはり百分の...全文を見る
○若松委員 私の予算委員会の質問のときに、大蔵省は、百分の三十六という言葉を使ったのですよ。今回は、金額で追及を逃れようとしているでしょう。そうでしょう。  かつ、特殊法人の先ほどのリスクを考えたら、では、ちゃんと百分の三十六じゃなくて百分の二十七を、これは人事院の調査で得た在...全文を見る
○若松委員 では、ちょっと違った観点から言いますね。  いわゆるこれも一つの民間の標準としての退職金の妥当な金額、当然、民間企業役員の退職金は余り表に出てきませんけれども、一つの例として税務上の取り扱いがあります。この退職金の算定の仕方をめぐりまして企業と税務署が争いまして、平...全文を見る
○若松委員 これはそろそろ水かけ論になってきましたので、基本的に民間並みということですけれども、では、大蔵省の考え方を聞きます。  先ほど言いましたように、いわゆる民間企業と比べて特殊法人の役員の負っているリスクは低いというのは認めますね。どうですか。代表訴訟を受けた例がありま...全文を見る
○若松委員 今のを納得しますか。国民の皆さんも、納得しますか。委員長も納得しないですよ、今の言葉は。特殊法人がどこの民間のリスクと同じですか。先ほど言ったように、では、倒産した例がありますか。代表訴訟を受けた例がありますか。答えてくださいよ。なければ、明らかに特殊法人の方がリスク...全文を見る
○若松委員 ちょっと、次長、頭狂っているんじゃないですか。何が同じなんですか。ちょっと、国民の皆様にわかるように、何が同じなのかもう一度言ってください。
○若松委員 いわばリスクが特殊法人が低いということを、今はっきり認めたわけです。  だったら、無理やり百分の三十六で民間並みに戻さないで、ちゃんと人事院勧告の資料によって百分の二十七、これに直してくださいよ。それが妥当でしょう。それが国民に対する説明できる答えでしょう。次長、ど...全文を見る
○若松委員 頭のちょっとおかしい方には、もうこれ以上聞いてもだめですね。私は、絶対に百分の三十六はおかしいと思っています。まともな認識があったらぜひ訂正して下げるような結果を、私は期待します。いいですね。  総務政務次官いらっしゃいますね。―――これから総務庁が、中央省庁再編等...全文を見る
○若松委員 それは知っていますから、もういいです。もう時間がなくなるだけですから、いいです。
○若松委員 ぜひ国民の皆様が本当に納得するような形のものを決めてください。  ちょっと時間がなくなってきましたので、実はこういう議論も過去、昭和四十四年にありました。原田委員長は恐らく御存じかもしれませんけれども、今から約三十年前に議員立法で起草されたんですけれども、残念ながら...全文を見る
○若松委員 大蔵省に聞きますけれども、一応総裁に対してこういう人事院の報告があります、これに対してはどう受けとめますか。今後どういう対応をしていきますか。
○若松委員 これは大変重い提言ですからね。もう総裁も知っていますから。私は、何らかの形で具体的な改善が図れるものと確信しております。そのチェックはまたこの委員会でやらせていただきます。  その天下り規制、官僚いじめというか、私も好きでやっているわけじゃありません。でも、実際にこ...全文を見る
○若松委員 ぜひこの二〇〇一年一月一日まで、中央省庁再編を含めた公務員の全体的な見直しがありますので、人事院の皆さん頑張って、大変すばらしい提案を期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  額賀官房副長官にお越しいただいていると思います。この特殊法人等の整理合理化、これ...全文を見る
○若松委員 今、副長官の御説明ですけれども、やはり大蔵省は基本的に、先ほど言いましたように、退職金の金額等も決めている、かつ特殊法人の重要ポストに大蔵OBが多い、これも事実です。ですから、私は、一つの事例として挙げたのではなくて、日本の一つの官僚社会の大きな構造の中で、特に国民の...全文を見る
○若松委員 副長官が今、私の提言に対して、それなりに今後検討していく、また自粛等もしていく、そういう御答弁がありました。  実際に、去年十二月の閣議決定は、二十年前の昭和五十四年にもほぼ同様の閣議了解がなされているのですね。結果的に、天下りは是正されているどころかもっと強くなっ...全文を見る
○若松委員 時間が来ましたので最後に、先ほど御紹介いたしました、昭和四十四年ですか、この特殊法人の役員の給与等の基準等に関する法律案、原田委員長のリーダーシップのもとで、与野党を含めてのこの決算行政監視委員会でぜひ再度この法律をつくりたいと思いますけれども、ひとつ御協力をよろしく...全文を見る
04月22日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第5号
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○若松委員 新党平和の若松でございます。きょうは、橋本総理と平和にやりたいと思います。  では、きょうは、それぞれ、同僚議員がさまざまな観点から今まで質問して、答えていただいております。  その前に、実はきのう、C−NETというのがありまして、総理、御存じですか、C−NET。...全文を見る
○若松委員 いつも予算委員会で、提出された予算はベストだ、この繰り返しで、実際、議論の修正の余地がない形で予算委員会がありますので、この法案は違う、私はそれを確認したかっただけなんですね。  ですから、またこれで時間をとるのもむだですから、それをあえて申し上げて、本題に入らせて...全文を見る
○若松委員 今、総理が、まさに成文法と慣習法、この違いでいわゆる行政改革、規制緩和等をどのように進められるか、長年の政治経験で簡潔にまとめられました。  では、先ほど言いましたように、日本は白地にすべきだ、いわゆるこれがやはりグローバルスタンダードだと思うのです。そうしますと、...全文を見る
○若松委員 今総理が、社会規制と経済規制を立て分けられて、基本的に経済規制は全廃したい、社会規制は当然必要なものとしては残すと。私は、どちらかというと経済規制の方に話を集中したいわけですけれども、この経済規制でも、総理が目指される事後監視型ルールというのですか、今の規制緩和という...全文を見る
○若松委員 大体お話ししていると、先ほどのコモンローまたは成文法ですか、これのなれの問題もあると思うのですけれども、日本のこのがっちりした成文法でどういうふうに規制緩和なり、先ほどの白地をつくっていくのか。なお、考え方としては総理とほとんど同じだと思います。  そうしますと、先...全文を見る
○若松委員 やはり規制緩和、総理、現実には難しいですよね、この日本の社会では。(橋本内閣総理大臣「いや、結構進んでいるのですよ」と呼ぶ)いや、進んでいますけれども、数が減っている、だけれども、石田議員もおっしゃっていましたけれども、最終的に数はふえている、ちょっとふえたのですよね...全文を見る
○若松委員 この問題、また議論させていただきたいと思いますけれども、確かにバランスです。これは主張だけにさせていただきますけれども、官の民に対する介入をだれがどういうふうにチェックしていくか、これはぜひ今後も内閣として検討していただきたいと思います。  それで、これは再度確認に...全文を見る
○若松委員 ありがとうございました。
04月24日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第7号
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○若松委員 若松謙維です。  平和・改革を代表して、きょうは、特に行政効率という観点から独立行政法人、これについて集中的に質問をさせていただきます。  あと五十分ですので、ひとつよろしくお願いいたします。  この独立行政法人、何人かの方が触れられたのですけれども、体系的にか...全文を見る
○若松委員 そうしますと、あえて長官、確認ですけれども、この独立行政法人に当然官僚の新たなトップの天下り先のためのポスト、そういう認識はないということですね。
○若松委員 広く集めながら、結果的にほとんど元官僚だったということがないようにひとつよろしくお願いいたします。できたらやはりこれは変えてほしいのですよ。今の言葉だとどうしても逃げをつくっているような表現になっているので、あえて指摘させていただきます。  もう一つの成功のポイント...全文を見る
○若松委員 そうしますと、今の御説明ですと、独立行政法人には実は二つの種類があるんですね。いわゆる国家公務員型と非公務員型。これについては後ほどまた集中して質問させていただきたいと思います。  今お話がありましたけれども、長官、もうちょっと具体的にこの競争原理の導入ですか、以前...全文を見る
○若松委員 大臣にお聞きしたいんですけれども、この三十六条に「独立行政法人」ということで、今おっしゃったいわゆる国家公務員型、まさに「民間の主体にゆだねた場合には必ずしも実施されないおそれがある」、民間が飛びつかないだろう、これは実際やってみないとわからないですよね。ですから、最...全文を見る
○若松委員 今おっしゃった民営化とかという話、そのとおりなんです。実際にイギリスの場合にはまさにエージェンシー化して、かなりのものが民営化していったんですよね、みずから。これはだれが判断するんですか。ちょっと私そこまで……。大臣としては、今おっしゃったまさに自主的な民営化とかそれ...全文を見る
○若松委員 ちょっと建設大臣、特に道路公団とかいろいろ抱えているんで、今までの議論、やはり聞いてもらった方がよかったかな。  今回この独立行政法人、やはり建設省所管でも検討対象となるものがあろうと思います。特に土木研究所、今四百六十七名、建築研究所百七十一名。何でこの時代に建設...全文を見る
○若松委員 建設大臣にさらにお伺いしたいのですけれども、今確かに国全体としての一つの研究機関、もし民間でもそれができる、もっといいサービスができる、さらに安くできる、そういうものがもしオファーしたら当然それは検討の対象にする、ぜひそう願いたいんですけれども、特に建設省管轄として国...全文を見る
○若松委員 それで、小里長官、今すごく国土地理院を褒められました。私もそうかもしれないと思います。そうであったら、もう民営化して上場させて、これだけ国の財政が圧迫されているんだから、まさに国庫還元の方がいいじゃないですか、長官どう思います。
○若松委員 同僚議員がはれものとおっしゃっておりますけれども、本当、ちょっと瓦大臣のような感覚で最終的に何か官僚組織を守ってもらうということになると、それが本当の改革基本法のねらいなのかな、そうも思ってしまうんですよ。何か異議ございますか、大臣。
○若松委員 必要ございません。  そういうお話されましたから、一応私主張きせていただきますけれども、この基本法案、さらにこれから設置法等に参ります。当然、行革会議の最終報告をどれだけ忠実に実現しているか、これは総理のそのままのお考えです。そのために私は第三者機関をぜひ必ずやって...全文を見る
○若松委員 ぜひそれを期待します。  そして、今度、独立行政法人の職員の身分のお話ですけれども、四十条に、基本的に独立行政法人も国家公務員ということで、当然行革会議でもかなり議論になりました。ところが、こうやって国家公務員の身分保障を与えて、どうやってスリム化を進めていくのかな...全文を見る
○若松委員 ちょっとわかりませんでした。  じゃ、ちょっと済みません、整理するために、その前の三十八条六号ですけれども、そこに、職員給与基準は法人ごとに、「当該職員の業績及び当該独立行政法人の業務の実績が反映される」。これは「職員の給与その他の処遇について」。ということは、独立...全文を見る
○若松委員 長官、今の説明でどうです、おかしいでしょう、長官。
○若松委員 では、先ほどの事務局長の御説明で、国家公務員型と非公務員型とはっきりされましたよね、余り変わらないと。ところが、まさにこれは独立行政法人にとりあえずアウトソーシング化して、それで本当に、いわゆる民間がやってくれないものはやはり国がやらなくちゃいけない、それは理由が立ち...全文を見る
○若松委員 長官、そういうことで御認識いただいて、それで、そうすると、結局、今回の先ほどの第四章の行政の効率化、いわゆる今回のある意味でかなりの目玉のエージェンシー、独立行政法人。ポイントは、国家公務員型でかなり残すのか。実際に最終報告で、別表一、別表二で、どれが今後独立行政法人...全文を見る
○若松委員 そうしますと、いわゆる推進本部副本部長の立場からすると、これが最終じゃないというお話ですね。ぜひ第三者の意見を取り入れて、先ほどの国家公務員型、非公務員型、さらにその先の、いかに民活を入れていくか、それもこの流れをしっかり踏襲していっていただきたいと思います。  そ...全文を見る
○若松委員 一度言葉の定義をさせていただけますか。先ほども原則とお使いになりましたけれども、原則というのは九九%そのとおりだ、そういう理解ですね。そうだとおっしゃいました。はい、わかりました。  そうしますと、この評価をするのですけれども、それでは、ちょっとイギリスの例を取り上...全文を見る
○若松委員 いや、確かに私も昨年十二月の財革法の審議で、特に行政評価、かなり力強く言いまして、そして長官が非常に前向きに誠実にお答えになり、今回の一つの評価制度の法文上への明記という形になったと理解しております。  それでは、さらに、今回の評価ですけれども、実際にやはり国民の簡...全文を見る
○若松委員 これは時間がかかるのですけれども、言うと恐らく大蔵省は六千億必要だとかと言いますよ。六千億投資して、でもこれは一年ではできないのですよ、少なくとも二、三年。一年に二、三千億。それで五千億から一兆円の経費削減が数字として把握できる状況になれば、これは国民にとって、使って...全文を見る
○若松委員 では大蔵省、来ているのですよね、ちょっと説明してください。今の話の流れの中で答えてくださいね、既存の話じゃしようがないですよ。明らかに今の話のベースはもう次のステップに移っているわけですから。そうですよね、長官。それをもとに言ってくださいね。
○若松委員 努力した結果を、我が同僚、私も会計士ですから同じ仲間に見せましたけれども、けんもほろろでした。恥ずかしくてこんな決算書は海外に見せられない、その程度なのですよ。もしお時間いただければ、私、無料でお話しに行きますから、国会議員として。ぜひこれは真剣に、この決算制度の向上...全文を見る
○若松委員 ありがとうございます。本当に頑張ってください。  ぜひ今世紀中に、もう具体的に、日本の財政状態はこんな状況だと、今の財産報告書じゃない、ちゃんとお金の流れが、複式簿記で逃げないように、そういった報告書をぜひ出されることを望んでおります。  もう時間がなくなりました...全文を見る
○若松委員 長官、今お話があって、前向きにやると。再度確認させてい、ただきます。済みません、くどくて。今回の場合には、特殊法人は今その点が欠けております。特殊法人、独立行政法人、絶対外部監査を入れてほしいのですけれども、いかがですか。
○若松委員 済みません、十分検討しますという意味がちょっと私はわからないのですけれども、どういうことですか、検討というのは、やると。
○若松委員 ありがとうございます。特殊法人も、両方ですよね。そういうお話です。  ちょっと時間がないので、最後に、特殊法人に関しては四十二条ですか、恐らく長官のお考えとしてはもっと述べたかったと思うのです。ところが、今回、独立行政法人にかなりスペースをとられて、それで、特殊法人...全文を見る
○若松委員 時間が来ましたので主張だけに終わらせていただきますけれども、特殊法人はいずれにしてもまだ七十一ある。これは基本的に民営化できるものはしちゃってもう政府管轄はなくしていい、できない、補助金が必要であれば国に戻して、このルールでしっかりした方が絶対いいのですよ。今は国家公...全文を見る
05月11日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第13号
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○若松委員 新党平和を代表して質問させていただきます。  今回の中央省庁等改革基本法案の審議に際しまして、きょうで四週目になりました。民主党理事両方にはずっと一緒に考えさせていただき、いろいろと議論もいたし、そして、本来ですとこの民主党提案の基本法案に対して一緒に議論させていた...全文を見る
○若松委員 大変な御議論、御苦労さまでございました。我が党もやはり中央のいわゆる裁量行政を何とか排除できないかというところを特に中心にやった次第ですけれども、そのお考えは当然この基本法に盛り込まれております。  それでは、この基本法に基づいて、いわゆる今後のあるべき行革の姿です...全文を見る
○若松委員 今枝野先生から二年間ということで、その間に設置法等もつくられると。そうすると、与党案と同じかそれ以上早くなる、そんなふうに私は理解いたしました。  そうしますと、この行政改革調査会ですけれども、これも何人かの先生がもう既に触れられました。現在は、このまさに行政改革特...全文を見る
○若松委員 そうすると、今の行革特別委員会ですけれども、これは、いわゆる法案審査ということでこれは存続する、かつ、この調査会はまた別個恒常的な会として設置する、そういう理解でよろしいわけですか。
○若松委員 それで、内閣機能の強化について民主党案では第九条等に述べられておりますけれども、この点について触れさせていただきます。  先ほど山口委員の方から、政務次官から副大臣、名前の、単なる看板のかけかえじゃないか、そういう御指摘がされました。私もそうかなと思ったんですけれど...全文を見る
○若松委員 今の、特に国会と行政のいわゆる独立性というか、それぞれの立場のしっかりとした確保というのでしょうか、それぞれの役割の認識、その点について伊藤議員から、名指しで恐縮ですけれども、ちょっと議員のお考えも一度聞きたいと思っております。
○若松委員 せっかくですから、残された時間、北脇議員にも同じ観点から質問させていただきたいと思っております。  特に、北脇議員につきましては、政策不況の脱出、共著ですが、いろいろと大変すばらしいお知恵もお持ちで、かつ非常に責任感を持って国会で作業をされております。ひとつよろしく...全文を見る
○若松委員 非常に私もうれしい答えをいただいて、ありがとうございます。  そうしますと、やはりこの行革をやるに当たって、ある意味で行革をむしばむやからがいるわけです。その一つに国会がある。  そうすると、今の議論を通じて、私は非常に感じたのですけれども、今民主党さんがやってい...全文を見る
○若松委員 時間が来ましたので、これで終わりますけれども、いずれにしても、非常に貴重な御提言です。きょうの採択の結果に関係なく、今後とも引き続き、平和・改革としては、ともに議論をさせていただきたいと思っております。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○若松委員 新党平和を代表して、私並びに同僚議員の冨沢委員とあわせて締めくくり総括質問をさせていただきます。  私は、まず各省設置法、いわゆる今後設置法改正が成るわけですけれども、その中に含まれる、現在含まれております権限規定、これについて質問させていただきます。  特にこの...全文を見る
○若松委員 非常に微妙な御答弁で、趣旨の方向性は一致していると思うのですけれども、なかなか二枚にわたる原稿を読まれると、非常に私の頭では把握しにくいと思います。  そんなことで、与党さんの合意もいただいて、今回の基本法案の採決に当たりまして、附帯決議が今理事間で協議されておりま...全文を見る
○若松委員 ぜひこの附帯決議がまず採択されることを望んで、時間もありませんから、次の確認したい点に移らせていただきます。  これも附帯決議が今議論されておりますけれども、特に今回、民主党さん提案の基本法案ですけれども、特に行政改革調査会の国会設置という御意見がございました。非常...全文を見る
○若松委員 第三者機関に対して民間の方に対する協力依頼の意思は変わりないという明言をいただきました。  ぜひ、先ほど言った第三者機関、単なる意見具申し立てたけじゃなくて、どちらかというと監視ですね、やはり国民の期待するところのさまざまな国会議論等をしっかり具体的に反映するような...全文を見る
○若松委員 私も、かなり大きな、全国で十万人以上を超える企業ですか、当然売り上げが兆単位ですね、そういったところを監査して、本当に、部、課、係、しっかり予算管理して、それでしっかり数字を詰めるわけですよ。それはシステムとしてできているわけですね。  日本は今まで、予算どりの審議...全文を見る
○若松委員 私は、平和・改革を代表して、ただいま議題となりました政府提出の原案並びに民主党提出の行政改革基本法案に反対、平和・改革提出の修正案に賛成する立場から討論を行います。  本法案の第一の問題点は、行政改革の手法として中央からの一点突破という観点からは評価できるものの、中...全文を見る
05月12日第142回国会 衆議院 本会議 第37号
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○若松謙維君 私は、平和・改革を代表して、ただいま議題となりました政府提出の中央省庁等改革基本法案に反対の立場から討論を行います。  さきの総選挙では、各党がこぞって行政改革を公約に掲げました。今や日本は経済の高度成長とキャッチアップの時代を終え、成熟経済の段階に突入しておりま...全文を見る
06月03日第142回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第11号
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○若松委員 平和・改革の若松です。久間長官、これから参議院に行かれるということで、五、六分ですけれども、大変重要な問題ですので、私も石井議員と同じ問題を取り上げさせていただきます。  二点伺います。  まず、今回のこの疑惑がなかなか晴れないのは、いわゆる昨年の十一月の決算があ...全文を見る
○若松委員 今長官ははっきりと、そういう原価監査課長がそちらに行った、監査を受ける立場に行った、それはおかしいと。おかしいという人事の中で、今回の二十一億円が決められたんですよ。二十一億円はおかしいでしょう。明言してください。もしそれで明確な説明ができなければ、私は長官の責任だと...全文を見る
○若松委員 ですから、今までの話し合いの中で、要は疑惑は払拭できないのですよ。二十一億円はどうなんですかというときに、説明できない、これで済みますか。それじゃ済まないでしょう。長官、どうしたらこの問題に決着がつけられるのですか。
○若松委員 少なくとも、平成元年前後以降この原価監査に携わった責任者、この四社に関してかかわった人たちは、やはりそれなりの、降格とか給与の減額とか、何かすべきじゃないですか。
○若松委員 参議院がありますからあれですけれども、残っている方もまだいらっしゃるわけですから、そういった方のしっかりとしたものが明らかにならないと、この話は永遠に続きます。それを指摘して、質問者に戻ります。
○若松委員 防衛庁長官の時間の都合で、質問委員がちょっと錯綜しましたけれども、再度質問に戻らせていただきます。  今回の問題ですけれども、再度、ちょっと確認しておきたいと思います。  中途確定契約につきましては、これは調本の監査が義務づけられておりますね。それで、結果的に、原...全文を見る
○若松委員 十二月の決算委員会に出された結果ですけれども、結局、過大請求があったんでしたか、なかったんでしたか。何かちょっと、あいまいなのでわからないのですけれども。
○若松委員 そうしますと、要は、過大請求があって、それを先ほどの原価監査官の監査で発見できなかったということは、監査が甘かったということですね。それは、そういうことで認知しておりますね。
○若松委員 見つけられなかったというのは、要は監査が不適切だったということをはっきり言ってくださいね。後でまた問題になりますから。  政務次官にお聞きしたいのですけれども、先ほども、特に東洋通信機、処分の結果、処分なし。いわゆる内部管理が非常によくなっているということなんですけ...全文を見る
○若松委員 長官はどういうふうに答弁しましたか。(栗原政府委員「おかしい」と呼ぶ)おかしいんですね。おかしいんですよ。  ですから、局長が幾ら説明したって、いいですか、おかしいんですよ。監査もおかしいんですよ。二十一億円という一つの結果もおかしいんですよ。政務次官、そういうこと...全文を見る
○若松委員 伝票がないと言っていますけれども、伝票はあるんですよ。税法の規定で七年書類を保管しなくてはいけないし、実際に監査の対象にもなっているわけですから。  いいですか。それは、防衛庁の立場からして見れないと言う。いわゆる、それは見ると都合が悪いから、見れない、そういう契約...全文を見る
○若松委員 でも実際、限りなくとおっしゃっていますけれども、では、どうやったら限りなく明確な原価監査体制になるんですか。これだけ疑惑が深まって、防衛庁の監査システムの当事者がみずから幾らやったって、無理なんですよ。当事者が監査したって、自己証明は証明にあらずなんです。具体的にどう...全文を見る
○若松委員 今の御説明はもう既に何度もお話しされていることなんですけれども、結局、今回の二十一億というのは和解契約です。言い方をかえれば、当事者の裁量によって決めた金額なんですね。  この二十一億の算定の過程におきまして、これもちょうどたしか石井委員でしたか、二十七日の安保委の...全文を見る
○若松委員 結局、試案というところが一番関心事であって、かつグレーにしたがっているんです。二十一億以外にもいろいろあったんでしょう、金額的には。ちょっと言ってください。どういう案があったのか。
○若松委員 これは言っても繰り返しで、本人は知らないということですけれども、ただ、試案があったということを言っておりますから、その裏には何かあるはずなんです。  これはぜひ、委員長、理事会で検討していただいて、この試案が何かというものをしっかり把握していただきたいのです。お約束...全文を見る
○若松委員 よろしくお願いいたします。  それでは、先ほどの東洋通信機ですけれども、やはり監査する側が監査される側に天下って、その人事交流の中でこの二十一億を決められた。これはどう考えても、どうやっても、どう説明しても、疑惑は晴れないのです。  局長もしくは政務次官、この疑惑...全文を見る
○若松委員 少なくとも四社のうち東洋通信機だけが処分がなかったんです。理由は、内部管理システムがよくなったからということです。それは先ほどの疑惑の当事者側の答えなので、これは納得できません。  ぜひ、では、どうよくなったかという改善した報告書をこの委員会に出していただきたいんで...全文を見る
○若松委員 では、この東洋通信機はしっかり後ほど報告いただける、そういう理解をいたしました。  いずれにしても、特にこの東洋通信機について非常に天下りの密着度が、特に監査当事者の関与というのが非常に、いわゆる監査と調本との独立性というのが全然機能していないのです。そこで当然上野...全文を見る
○若松委員 ちょっと会計検査院に来ていただいていますけれども、院長、こういう一連の二十一億円という、決着したとかしないとかという議論をしております。いずれにしても、やはり独立性がゆがめられた形での話し合いですから、こういう解決しにくい問題、会計検査院として、どういうふうにしたら最...全文を見る
○若松委員 もう時間が来ましたので、最後に一つ、政務次官に私の要望という形で御意見を聞きたいのですけれども、今のこの調達、いわゆる一兆三千億と言われるもの。これについて、二兆円超が八百四十四件あるのですね。その金額が総契約金額の九割近くです。八百何件です。一万件の中の八百何件。で...全文を見る
○若松委員 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
09月07日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第10号
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○若松委員 新党平和の若松謙維でございます。  平和・改革を代表して、野党三党共同案について質問をいたします。  その前に、まず、三党さまざまな相違点がありましたけれども、それぞれの長所を生かしてしっかりまとめられたことに対しまして、まず敬意を表します。  そして、まず質問...全文を見る
○若松委員 ありがとうございます。  御説明、もっともだと思います。特に、私も午前中、一部自民党委員の質問を聞いておりましたけれども、野党案が非常に責任が不明確だ、こう言っておりますけれども、先ほど一元的な処理ということで、いわゆる今の与党案、大蔵省、金融監督庁、預金保険機構、...全文を見る
○若松委員 それで、破綻というのは、今おっしゃったように、いわゆる債務を完済できないこと、債務超過というような形で認定されておりますけれども、債務超過と資金繰りとはちょっと別の概念で、これについてはもっと明確にする必要があるかと思うんですけれども、あくまでも、当然債務超過が一つの...全文を見る
○若松委員 私も、谷口議員と同じ会計士で、債務超過になっている会社がしっかりと資金繰りを滞りなくやっている会社も見ておりますので、ぜひ債務超過という言葉に惑わされずに、あくまでも資金繰りと。  ところが、金融機関の場合には、これも認識をぜひ聞きたいんですけれども、特にアメリカに...全文を見る
○若松委員 ぜひ、そこまで言っていただけるなら、甘いということで当然厳しくやっていただきたい。その方が与野党ともにいいのではないかと思っております。  続きまして――では、せっかくですから、そういう認識でよろしいですね。はいですね。ちょっと鈴木先生、ひとつコメントを、追加コメン...全文を見る
○若松委員 大丈夫です。  それでは、今度はちょっと長銀について質問させていただきます。  これは日銀総裁がかなり不適切な発言をして、いわゆるデリバティブですね、大手銀行が破綻するとマーケットが混乱になる、こういう話でしたけれども、最近マーケットには、デフォルトデリバティブと...全文を見る
○若松委員 せっかく金融監督庁にも来ていただいていますので。  私もちょっと銀行を監査した経験がございまして、やはりこのデリバティブ取引で、いわゆる期末の、何十兆とかという取引があるわけですけれども、最終的にリスクポジションというと本当に何千万円とかという、これが現実なんですね...全文を見る
○若松委員 それでは、この金融整理管財人の役割ですけれども、破綻銀行ということにしますと、破綻銀行のいわゆる取引先とか預金先も含めて全部なくしちゃう、どうしてもそう理解しやすいわけですけれども、アメリカのいわゆる破綻処理は、ブリッジバンクはたしか二割もいっていないと思いますね、ど...全文を見る
○若松委員 案外、日銀というのは、特に与党の先生方は知らないんですね。日銀特融という大変強力な権限、だからこそ中央銀行であって、だからこそ金融システムを大きく救済する能力と、そしてその権限を与えられている。日銀特融がありますから、大手銀行十九行全部とは言いませんけれども、私は、数...全文を見る
○若松委員 済みません、何かよく頭に残らなかったんですけれども。要は、ちゃんとやっているということですか。そういうことですか。また今週質問しますから、よく考えておいてください。  それと、どうも私も納得していないのが、長銀が破綻していないかどうか、債務超過という一つのメルクマー...全文を見る
○若松委員 私も、そういうことで先ほどの日本リースとかの三社の決算書、恐らく、負債二百億 円以上ですから、商法による大会社の認定で監査を受けなくちゃいけないのですね。監査を受けているかもしれないです、受けていないかもしれないです。特に住専の貸付先の、いろいろありましたよね、あれ...全文を見る
○若松委員 ぜひ、この大会社ぐらいは絶対に一般に閲覧できるようにしてくださいよ。  じゃないと、今回の例えば日本リース、エッセンスだけもらいました。この委員会の権威を使ってですよ。それで、実際日本リースを見たら、いわゆる純資産ですか、自己資本ですよね、二百三十七億円。実際に、今...全文を見る
09月09日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第12号
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○若松委員 新党平和の若松謙維でございます。  平和・改革を代表いたしまして、きょうは、既に私どもの同僚の石井議員、大口議員等が質問しております、特に、七千五百億円いきなり引き当てという話がありましたけれども、そういった観点について、私もちょっと専門的な観点から、若干陳腐化しま...全文を見る
○若松委員 そうしますと、この早期是正措置適用、一つの可能性として、まず、今十九行、全部じゃありませんけれども、検査をやっている、それで、その検査の一つの結果を要約してこの早期是正措置が適用される。それが一つの可能性。そして二つ目が、九八年九月期の決算がいよいよ出るわけですから、...全文を見る
○若松委員 わかりました。じゃ、いずれにしても、早期是正措置の決定というのはあくまでも、いわゆる銀行が出して会計士がチェックして、それを金融監督庁がチェックする、ですから、ことしの九月期決算の数字に基づく早期是正措置の適用はあり得ない、そういうことだと思いますね。  そうします...全文を見る
○若松委員 ですから、私が言いたいのは、破綻前処理のいわゆる従来の監督当局の密談というか、それによる自由裁量、そういったやり方はぜひやめていただきたいということなんですね。ですから、実質〇%、自己資本〇%でしたら、もう業務の一部停止とかそういった形になるわけで、公的資金投入という...全文を見る
○若松委員 非常に前向きに検討していただけるということですけれども、あえて私の方から補足させていただきますと、とにかく大会社は早急にやってもらいたいんですよ。そうしないと、一々こうやって議論して、資料を出す出さないで、何も国会で審議できないですよね。与党の先生方も理解していただけ...全文を見る
○若松委員 結局、会社に監査報告書済みの計算書を下さいと私が言ってもくれないんですよ、法律的に企業に義務化されていないから。ですから、それを義務化させてくださいということなんです。  あと、資本金五億円以上もしくは負債二百億円以上ですよ、それがわずかな登録手続料で負担ですか。別...全文を見る
○若松委員 九千社、イギリスは八十万社登録しています。  法務省、当然今の登記所制度はもう無理です。それはわかります。だけれども、今時代の要請で、ぜひそれを検討してください。これは続けるのはやめますけれども。  次に、先ほどの日本リース等の三社ですか、ちょっとこれについて大蔵...全文を見る
○若松委員 では、この六千八百億円ですか、三社の債権放棄六千八百億円を含む今回の七千五百億円、要引き当てだ、九八年九月末に引き当てだと言いましたけれども、果たしてこれが本当に九月末でいいのか。本来の会計上でもことしの三月末に計上すべきじゃないか、私はそう思えてならないんですね。 ...全文を見る
○若松委員 会計士の判断というのは大変重要だと思います、数千億円に絡む話ですし。かつ、いきなり八月ですよ。決算が六月末で 一カ月たったかたたないかぐらいでこうなってしまった。私は同じ仲間ですから、彼らは正しい判断をしたと期待したいと思います。ところが、やはり事の重要性から、彼らを...全文を見る
○若松委員 私はこれであしたから仲間から怒られます。  それはいいとしまして、じゃもう一つ。今度は法の整備の不備で、日本リースとか、いわゆる銀行持ち株の規制法で五%以上持ってはいけないということで、銀行の関連会社五%未満で少しずつ持たせて、いわゆるイギリスでいうとコンソーシアム...全文を見る
○若松委員 これは金融監督庁に聞きますけれども、これは委員会でも何度も聞きました、日本リース等もちゃんと見ているのですかと。そうしたら、これは監督の対象外ですと言っているわけなんですね。  だけれども、先ほどの連結基準の導入を待たないで、これだけ重要な事柄ですので、いわゆる自己...全文を見る
○若松委員 金融検査の目的って何なんですか。自分の検査範囲を限定するのが目的なんですか。金融機関が適正な一つの企業集団経営をしているかどうか、当然それも目的になるでしょう。そうしますと、今の答弁というのは金融監督庁の存在自体を否定しているのですよ。どうですか。
○若松委員 与えられた法律というのを、ちょっと私も金融監督庁設置法を全部読んだわけじゃないのですけれども、健全な、金融のいわゆる経営監督ですから、それは含まれて当然じゃないのですか。違いますか。
○若松委員 いわゆる善管注意義務というのでしょうか、金融監督庁にも当然そういった義務がありまして、例えば、長銀が日本リースに貸し付けているわけなんですね。株も一部取得している。その事実関係で善管注意義務が働いて、もっと銀行にいろいろな資料を提出させるとか、客観的な情勢を見て、果た...全文を見る
○若松委員 わかりました。要は、金融監督庁設置法を改正して、実質支配している会社も対象にする、それを含めればいいわけですね。ぜひ理事会で検討してください。
○若松委員 残り五分になってきましたので、ぜひこれ、そういう話は、もっと国民の期待に沿って働いてほしいですね。  特に今回のこの日本リース等、自分たちが債権放棄して公的資金を受ける。こんなの幾つもやられたら、かつ二〇〇〇年三月まではこういったところに対する決算のそういうシステム...全文を見る
○若松委員 話し合いですから、これは監督庁の介入の余地はない、大蔵省の介入の余地はない、そういうことですね。
○若松委員 じゃ、ちょっとこれは具体例で、今後のまた議論の一つの、ちょっと時間がないために提示だけで終わってしまいますけれども、九八年三月末の長銀の発行株式数、これは普通株だけですけれども、二十三億九千二百九十万四千二百十二株、これの三月末の株価が二百三十二円、これを時価に相当し...全文を見る
09月18日第143回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○若松委員 新党平和の若松謙維でございます。平和・改革を代表して質問させていただきます。けさ五時過ぎまで金融関係を追っておりましたので若干体調万全ではありませんけれども、今回の防衛庁調達問題、非常に重要な問題でありまして、気力を振り絞って問題解明のために当たっていきたいと思ってお...全文を見る
○若松委員 では、この〇・五%引き上げというのは事実だということですね。  そうしますと、そのときの総利益率の決定権はだれにあったのか。そして、その引き上げの理由について、今、平成六年度の決算後ということですけれども、そのときの決定権はだれだったのですか。
○若松委員 そのときはどなたでしたか。
○若松委員 諸冨本部長ですね。現在逮捕中でございます。  それでは、二番目の質問に移らせていただきますけれども、今回、今おっしゃった諸富さらに上野、この調本の二人のトップが逮捕されましたけれども、いわゆる証拠隠滅ということで現、前官房長が今地検特捜部の事情聴取を受けております。...全文を見る
○若松委員 そうすると、その四社のうち三社、日本工機を除いた三社は、いわゆる事務次官、防衛庁長官は知らない、そういう事実でよろしいわけですか。
○若松委員 長官にお伺いしますけれども、今こういう、どちらかというと、議会制民主主義、議院内閣制で、いわゆる選挙で、本来防衛庁を仕切らなければいけない政治家が論外にされております。その現状に対して防衛庁長官としてどういうお考えですか。
○若松委員 それでは、東洋通信機の返還額、これもいまだに議論になっております。特に石井議員に対し九月十日のこの安保委員会で、いわゆる返還額について複数の試案があった、こう答弁しているわけですけれども、それがなぜわかったのか。というのは、複数あるということは、当然防衛庁内にさまざま...全文を見る
○若松委員 いつもその手で逃げますね。  それでは、これも報道ですけれども、過去三回にわたって証拠隠滅が行われた、こういうふうに言われております。去年の九月、いわゆるこの問題が発覚して、そして調達実施本部に原価差異事案対策特別委員会が設置されました。それから、ことしの二月、同じ...全文を見る
○若松委員 では、九月以降あと何社できるのですか。自分たちのマンパワーが足りなければ外部調査とかできるでしょう。  要は、はっきり言いますが、あなたたちが調査をやったって調査じゃないのですよ。当事者が調査をやったって、自己証明は証明にあらずというのが監査の原則なんです。そういう...全文を見る
○若松委員 それで、これも恐らくなかなか渋ると思いますけれども、今たしか、四社事実のどうのこうのという調査委員会をつくられましたね。これだって、基本的に先ほどの特別対策委員会と同じだと思うんですよ、本当に。  今この調査委員会で調査中ということですけれども、七十人に事情聴取です...全文を見る
○若松委員 いずれにしても、マスコミで言われるようなさまざまな事実関係というのは、その聴取の中で出てきているわけですね。  では、これは刑事局長にお伺いしますけれども、法務省、検察としまして、今回の事件の性質をどんなふうに考えているのか。そして、私としては、今回二回にわたって防...全文を見る
○若松委員 個別事案ですのでそんなに答えられないでしょうけれども、いずれにしても、ぜひ検察当局として全力を尽くしていただきたいと思います。  今、背任ということがこの捜査の性格とおっしゃいました。この背任に対しては、実際に去年からわかっていた。それで、一年間さまざまなパフォーマ...全文を見る
○若松委員 事実がわかった場合に厳正に措置すると。その厳正に措置というのは、ちょうどさっきも長官がきようの報告で、先ほど石井議員も触れられましたけれども、調査結果を踏まえた厳正な措置をとってまいる所存ですと。これは当然自分の責任も含むんですか、結果次第では。
○若松委員 私先ほど言いましたように、四社のうちの一社日本工機、それは報告したけれども、それ以外は現場で処理していると。それで結局、そういう事実が、いわゆる先ほどの議院内閣制、機能していないという事実があれば、ではどうやって現場をしっかり議員中心のシビリアンコントロールに持たせる...全文を見る
○若松委員 果たしてそういう姿勢で、この事実が確定して、大変失礼な言い方ですけれども、万が一長官がおやめになる、そういっただ場当たり的な辞任では綱紀粛正にならないと私は思いますよ。まさに現場が言うことを聞かなくなった、それは政治家の力不足だ、だから政治家が綱紀粛正のために国民の皆...全文を見る
○若松委員 私は、ぜひこの本を読んでいただきたいと思います。「海は甦える」江藤淳。これは、明治末期から大正にかけて、山本権兵衛総理大臣、元海軍省大臣です。そのときに、御存じのシーメンス事件が発覚して、当時の海軍機関少将藤井光五郎、少将ですから今の局長クラスですよ、本部長クラスです...全文を見る
○若松委員 ぜひ、私の見識か、長官の良識か、一つの結果責任という形ではなくて、大きく政治の流れを、信頼を取り戻すという観点から、今、長官の政治家としての発言というのは非常に重要だと思います。タイミングも大事だと思います。それをよく含みおきの上、当然この調査は厳格にやってもらう、協...全文を見る
○若松委員 いや、全然そんなのは理解しないです。天下りを会計検査院も、わかりますよ、生活がかかっている。でも、腐っても会計検査院なんですよ。検査をする立場なんですよ。独立を疑われてはいけない立場なんですよ。その結果、こうやって捜査が入った。検査院として、どういうふうに理解している...全文を見る
○若松委員 全然反省が伝わってきません。結局、行政が行政にお世話になっている。その行政の検査院がお世話になっている行政を検査している。(「なれ合いじゃないか」と呼ぶ者あり)同僚議員がなれ合いと言いましたけれども、もう日本のシステムは全部こうなってしまっているのですよ。金融問題だっ...全文を見る
○若松委員 もう防衛庁長官も検査院もみんな同じなのですよ。実態を将来よくして、責任としていきたいと。こんなのでは責任にならないですよ。私は、いずれにしても、この問題は、当然決算委員会なのでしょうけれども、そういったところで、会計検査院全体としての責任の所在を明確化するために、再度...全文を見る
○若松委員 もう時間が終わりましたので、ぜひ法改正という形で、これは難しい話ではありません。実は四月二十二日も、官房副長官のときに、一生懸命天下り、やりますと私に言いました。ぜひその実行を期待して、質問を終わります。  ありがとうございました。
09月29日第143回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○若松委員 新党平和の若松謙維です。  平和・改革を代表して、最近大変な話題になっております防衛庁調達問題について、引き続き質問させていただきます。  まず、この場をおかりしまして、今回のこの質問並びに平素我が西山政策秘書には大変頑張っていただいておりまして、我が若松事務所と...全文を見る
○若松委員 ぜひ再度、今、この問題が起きてからの一カ月余りの対応が適切であったのか、委員長、そして与野党理事の方々、果たして緊張を持ってこの期間を迎えていたのか、ぜひ理事会等で御議論いただき、それに何らかの一つの声明なりを出していただきたいと思いますけれども、委員長、御検討いただ...全文を見る
○若松委員 それでは、質問させていただきます。  いろいろな観点からのかなりの質問が出ましたので、私は改めて、なぜ今回の事件が起きたのかというそもそも論についてお聞きしたいと思います。  いわゆる今回の調達実施本部、これに対する庁内のチェック機能が全くなかった。本来、内部牽制...全文を見る
○若松委員 防衛庁長官は、よろしいですか。
○若松委員 責任の面では明確ですね。  それでは、これは予算執行職員等の責任に関する法律というのがございまして、この第三条二項に、「予算執行職員は、故意又は重大な過失に因り前項の規定に違反して支出等の行為をしたことにより国に損害を与えたときは、弁償の責に任じなければならない。」...全文を見る
○若松委員 ということは、執行されるということですね。そういうことですね。
○若松委員 長官、何かあの方の日本語はよくわからないのですけれども、要は、そういう事実がわかって、判明して、国に損害を与えたということが法的に確定すれば、当然弁償の責を要求する、そういう理解でよろしいわけですよね。
○若松委員 ぜひ、法律に基づいた執行をよろしくお願いいたします。  それでは、防衛庁としての調本に対するチェック機能ですか、これはどうなっているかということですけれども、今回の予責法上の責任者、先ほどの予算執行職員等の責任に関する法律ですね、略して予責法、この予責法上の責任者が...全文を見る
○若松委員 この調本がつくったいわゆる内部牽制制度、発揮しなかったと今はっきりおっしゃいました。  では、今後どうしていくのか、どう改善していくのかということですけれども、これが九月二十四日ですか、第一回会合を開催した防衛調達制度調査検討会というところで、これも私が何度か指摘さ...全文を見る
○若松委員 これはぜひ、この部外有識者、委員が決まっているわけですから、これは次回はいつごろで、大体今後どのくらいの頻度で行われますか。それによってこれがまた全くパフォーマンスなのか本気でやる気なのかわかると思うのですけれども、それについて答えてください。
○若松委員 年内、年度末、半年後、そうおっしゃいました。ぜひこの年内を、出せるものからどんどん出していただいて、それで、先ほどの本質的な牽制機能が働いていないところを、今のところは社会的な監視がありますからいいのですけれども、これがちょっと忘れ去られてしまうと一兆何千億の大きな金...全文を見る
○若松委員 ぜひ検討していただきたいわけですけれども、全体の話と絡めて考えなくてはいけない。確かに、雇用の問題ですから重要だと思います。特に、制服組ではなくて、どちらかというと、背広組というんですか、私服組ですよね、そういった人たちは結局個別承認という方法があるわけですから、それ...全文を見る
○若松委員 私の提言をいろいろと前向きに検討していただけるというお話ですけれども、だらだらはやらないということもおっしゃいました。  では、そこまでせっかく言っていただけるわけですから、いずれにしてもこの天下り問題というのは非常に、金融再生関連法案に準ずるぐらいに今重要事項だと...全文を見る
○若松委員 私は率直に言って、前回の安保委員会で長官に大変つらい質問をいたしました、いわゆる責任問題ということで。私個人は、長官を政治家としていい方の部類だとはっきり認識しております。だからこそ、期待したいのです。だからこそ、期待しているのです。  今これだけ、あるいは日本全体...全文を見る
○若松委員 再四まではやりません。ぜひ、政治家としての額賀長官への期待を伝えまして、次の質問に移らざるを得ないわけです。  次に、証拠隠滅問題、これについて今内部調査を行っているということですけれども、これは私が、九月十八日、安保委員会で質問させていただきまして、長官は、事実関...全文を見る
○若松委員 今、捜査の前に、後になってわかったと、いわゆるある人の陳述の話をされました。それはいつの話ですか。
○若松委員 ということは、九月十五日以前もこういう話がありましたから、やはりそういった具体的な証言というか陳述ですね、そういうものが出てきているということを今長官がおっしゃったと思います。  自浄能力ということは、結局司法の調査以前に、以前というか一つの司法の判断が出る以前に出...全文を見る
○若松委員 額賀長官、非常に、優し過ぎますね。優し過ぎます。いい人です。私も好きなタイプです、別に私はあれじゃありませんけれどもね。  でも、やはり政治家として厳しさが必要なのですよ、特に長官という立場は。ぜひそれを認識してください。いついつまでにやると。一つのけじめというか、...全文を見る
○若松委員 これは、一般的で結構ですけれども、どのくらいの刑罰なのですか。
○若松委員 七年以下、なるほど。では、公文書毀棄罪はかなり重いわけですね。過去において公務員で証拠隠滅もしくは公文書毀棄罪で問われた事例があったらちょっと紹介してください。
○若松委員 ぜひこういった点からの検討もしっかりしてください。  それでは、バッジシステム資料漏えい問題、これについてお聞きします。  まず、報道によりますと、航空自衛隊の防空警戒システム、バッジシステムですね、これに関しまして、秘密文書がNEC府中工場から流出してフィリピン...全文を見る
○若松委員 それで、そのときに、二カ月間の取引停止、これは事実ですね。ということで、今の状況にかんがみて、当時のニカ月間の取引停止というのはどうお考えなんですか。
○若松委員 実務の方に聞いてもこれ以上答えませんので、長官、この二カ月間の取引停止、大変重要な資料漏えい問題、私は軽いと思っています。長官のお考えはどうですか。
○若松委員 終わったことと。  いよいよ終わりですから最後の質問をしますけれども、今回のNEC事件というのは、かなり事件としては重要ですね。いわゆる五年間で百億円ですか、NECの水増し疑惑も浮上しております。そういう意味で、NECに対して非常に疑惑というか、果たして終わったとい...全文を見る
○若松委員 残念ですけれども、時間ですね。ありがとうございました。
10月01日第143回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○若松委員 新党平和の若松謙維でございます。  平和・改革を代表して、この予算委員会、特に防衛庁問題、大変重要になっておりますし、私も昨年十一月に決算委員会で最初に取り上げた一人でもありますので、この場で再度、総理もいる手前ですので、特に総理中心にこの問題の御所見を伺いたいと思...全文を見る
○若松委員 総理の模範的な政府答弁、ありがとうございます。  後でさらに具体的に質問させていただきますけれども、その前に、防衛庁長官にお伺いします。  今回の起訴事実で、二十九億強というところの、約三十億弱ですか、国に返還すべき金額というところが出ました。これに、当然会社は国...全文を見る
○若松委員 一括返還ですから、いずれにしてもそういう債権管理法的な処理になろうと思います。ここだけではなくて、またニコーとかいろいろ出てきます。これは検察の方にしっかり調査を要請しまして、何としても国民の税金を取り戻していただきたい、そういう思いでいっぱいです。  それでは、今...全文を見る
○若松委員 大蔵大臣、会計検査院どうのこうのと言っていましたけれども、会計法上の解釈は大蔵省ですよ。知らなかったのですか、大蔵大臣。会計検査院、会計検査院とそんな何か昔の答弁で、今の国会通用しませんよ。こういう会計法上、予責法上、これは大蔵マターでしょう。みずから決めなくてはいけ...全文を見る
○若松委員 じゃ、大臣は具体的にどうなんですか。今、考えていきたいと。何かだんだん部下になればなるほど答えが抽象的になってきて、答えでないようになってしまいますね。大蔵省の体質とはこういうことなんですかね。  例えば、これだけ防衛庁が会計法上、予責法上違反した、そうしたら次の予...全文を見る
○若松委員 やはりお疲れですね。年齢も年齢ですからね。  いずれにしても、この会計法違反というのは何ら意味がないのですよ、現実には。違反だというだけでね。こんな法律は意味ないですよ。行政のお互いの、何というのですか、はい、おまえはいけない、それだけですよ。こんな法律、今でも残し...全文を見る
○若松委員 二度と起こさないようにするには、今綱紀粛正、必要ですよね。それにはどういう形でやったらいいのですか。  例えば、これも額賀防衛庁長官に言いました。明治、大正のいわゆる山本権兵衛元海軍省大臣、そして総理大臣になられた方です。シーメンス事件でみずから責任をとって、そして...全文を見る
○若松委員 それでは、額賀長官にまたお伺いしますけれども、私の九月十八日の安保委員会での質問に対して、今みずからがやらなければいけないことは、防衛庁の自浄能力です、これが第一歩ですと。この自浄能力というのは、あくまでも検察の後追い措置ではだめなんですよ。どんどん先取って、処分して...全文を見る
○若松委員 いや、それはもう百回ぐらい聞きましたから。  それで、隣にいらっしゃるからちょっと言いにくいのですけれども、前長官のときは、何か言うとすぐ守るんですよ、自衛隊を。何か言うと守る。いや、それは、それは、それはと。今回は、第一歩、第一歩、全力を挙げる。  いいですか、...全文を見る
○若松委員 例えば今回の調本、一兆三千億円ですよね。大体四十五兆円が経常支出とすれば三%、この調本が握っているわけですよ。その監査を、例えば原価監査がありました、業者を監査します、同じ調本でやっているでしょう。何でこれを官房に入れられないんですか。そんな簡単なことさえ何もしていな...全文を見る
○若松委員 今の言葉をしっかり総理として見守るのですか、どうですか。それで本当によくなりますか。国民の信頼を取り戻せますか。総理、どうですか。
○若松委員 じゃ総理、これは長官に聞きません、もう聞きましたから。内部調査を九月いっぱいにやると事務次官は約束したけれども、最終的に撤回したでしょう。本当にそういうことであれば、事務次官として能力がないのですよ。それこそ更迭して新しい新進気鋭の人を据え置いて、それで内部調査を早急...全文を見る
○若松委員 一生懸命やっている、やっていると言いながら、委員会をつくったりとか何とかつくったりと、そればかりじゃないですか。具体的な報告書なり結果発表にしていないじゃないですか。それで信頼しろ、信頼しろというのですか。  総理、ちょっと長官に活を入れてくださいよ。いや、長官もう...全文を見る
○若松委員 これは、いずれにしても司法当局がしっかり進めているわけですから、私は大変厳しいものが出てくるのじゃないかと思っております。  それにも増して、なぜこうやって政治家の皆さんが、何というか、もったらもったらやっているのかな、特に業界との関係で。例えばNEC、今回のいわゆ...全文を見る
○若松委員 結局司法任せですよね。今総理そうおっしゃったでしょう。司法任せですよね。その歯切れの悪い政治家としての姿勢が結局、今回の問題だって問題の本質の根こそぎ一掃にならないですよ。そうじゃありませんか、総理。結局こういう問題は司法に任せます。これは防衛庁の問題であって、また政...全文を見る
○若松委員 黙りこくって虫になりましたね。全然答えていません。本当に回復の道になるんですか、それが。  では、例えば、これは長官で結構ですよ、結構というのは失礼な言い方ですけれども。まず、今回検察は背任容疑で逮捕しましたけれども、今防衛産業に詳しい人たちは、何が癒着の問題かとい...全文を見る
○若松委員 では委員長、ぜひこれを入手してください。
○若松委員 それでは、いよいよ国家公務員倫理法の制定等も議論されております。これは長官に聞くのですけれども、本当に防衛産業と防衛庁職員の過剰な接待、贈与、これはないと期待したいですけれども、防衛庁としてはっきりと胸を張って言えますか。
○若松委員 では、それについてしっかり調査する意思はありますか、長官として。     〔委員長退席、臼井委員長代理着席〕
○若松委員 そういうことで、じゃ、実際に過剰な接待とか贈与、これがあったら、当然長官としては責任はとられますね。
○若松委員 答えていないですね。何か未来と過去形、混乱していませんか。はっきり言ってくださいよ。だって、今綱紀粛正をやっていると、これは接待の面でもある、先ほどの業界との契約の問題がある。勉強しか言わないじゃないですか。
○若松委員 起こったらどうするのですか、起こっていたら。
○若松委員 じゃ、防衛庁長官、接待の内容を調査して、当委員会に報告させてください。それはいいですね。約束できますね。
○若松委員 ぜひ、当委員会でのさらなる追及、監視を私はやっていきたいと思っております。  いずれにしても、総理、一言、今回の国家公務員倫理法、これは与野党ともに既に提出いたしました。当然、情報公開法等、重要法案もあるわけですけれども、これも大変重要だと思うのです、今の時期。今回...全文を見る
○若松委員 それで、会計検査院に伺いたいのですけれども、確かに、会計検査院のお話を聞くと、契約にも二つあるわけで、いわゆる市場価格方式、原価計算方式、特に一般確定契約、約一兆三千のうちの五千億、これについて監査の必要がないということで必要書類が見られない、そんな愚痴をおっしゃって...全文を見る
○若松委員 じゃ、それに対してはどう思いますか、院長。それに対してはどう思いますか。これは会計検査院のレベルを問われていますよ。余りにも初歩的な話ですよ、検査という立場の。どうですか。
○若松委員 ちょっと院長、検査知らないですね。会計上であっても内部牽制は重要なんですよ。内部牽制がないところに会計上の問題が出てくるんですよ。当然じゃないですか。そんなことも会計検査の皆さんに教えないんですか。それも教えないで、今までにだれもこの問題を指摘していない。院長失格です...全文を見る
○若松委員 じゃ、今回の調本、ずっと四十数年間ほったらかして、どういうことなんですか。どうなんですか。
○若松委員 今、一部から激励があったように、結局、検査院は、防衛庁という階級社会ですか、これに対して遠慮があったんですよ。当然天下りもお世話になっているわけですよ。それに対して検査院が、いいですか、これ大事ですよ、会計検査院が行政として唯一行政をチェックする機能を持っているんです...全文を見る
○若松委員 天下りに対してしっかりと独立性を維持できる諸策が出されない限り、疑惑は晴れません。ぜひ、ちょっと時間がないので後の委員の方にフォローをお願いしたいんですけれども、独立性というのは厳しいものなんですよ。私は、武士は食わねど高ようじだ、それが会計検査院の心だと言ったんです...全文を見る
○若松委員 済みません。時間ですからあれですけれども、総理、権限規定削除、これが行革の本旨ですよ。よろしいですね。それをぜひ頑張っていただきたい。  その決意を最後にお聞きして、私の質問を終わります。
○若松委員 ありがとうございました。
12月02日第144回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○若松委員 まず野呂田長官に。  長官は、行政改革特別委員会の自民党の筆頭理事として、政権政党でありながらも、特に行政の、新しい中央省庁再編で権限規定を排除するという大変すばらしい仕事のリーダーシップを発揮されました。今この難しい防衛庁に当たりまして、その長となられた長官に対し...全文を見る
○若松委員 ちょっと質問と答えとかみ合っていないようですが、では、長官と政務次官に簡単にコメントを聞きたいと思います。  今回さらに、業界と防衛庁の癒着だけではなくて、結局その間に政治家が関与していた、特に中島洋次郎元政務次官ですけれども。今その任に当たられるのが浜田政務次官で...全文を見る
○若松委員 それでは、再度総括的にお聞きしますけれども、去年の私の十一月十二日の質問で、今回の水増し、いわゆる原価差異ですね、故意かどうかということで、最終的に故意性が立件要件になったわけです。  結局、防衛庁として、今まで水増しじゃなくて原価差異という言葉を使っていましたけれ...全文を見る
○若松委員 では、水増しということですね。  では、長官、今回この報告書を見させていただきましたけれども、「組織的に証拠隠しを行っていたと受け取られてもやむを得ない事例があった」、こういう組織ぐるみの証拠隠滅の事実を認めましたけれども、まさに国民を守るべき崇高な責任を持つ防衛庁...全文を見る
○若松委員 では、政務次官にお聞きしますけれども、まさに長官を補佐する立場です。新しい防衛庁をつくるに当たって、政務次官としてどれだけ、単なる選挙のバリューを高めるための道具なのか、それとも本当に防衛庁を変える気概でこれから進められるのか、ぜひ決意をお願いします。
○若松委員 時間が来ましたので、終わります。
○若松委員 後半に移らせていただきます。公明党の若松謙維でございます。  まず、十一月十九日に防衛庁が出されました、まさに前額賀防衛庁長官がみずから手を入れられたと言われるこの報告書、「防衛調達改革の基本的方向について」というところについて質問をさせていただきます。  まず、...全文を見る
○若松委員 来年の四月までに具体的な成案ということで、では、いずれにしても、もう来年度以降はそういった第三者監視機関が設置されて、そういった制度のもと、今後調本の業務が監視される、そういう理解でよろしいわけですか。
○若松委員 そうしますと、今おっしゃったように、どういう性格にするか、組織的な位置づけにするか今検討中のようですけれども、大体どの程度の規模でやるのか、事務局を設けるのかとか、そこら辺は、では、立ち上げるのが先で中身が後という形になるのですか。ちょっとそれもおかしい話なので、もっ...全文を見る
○若松委員 ぜひ、全体のシステムとしての整理がついた段階で、また個別でも結構ですので、御報告をお願いしたいと思います。  私も、この報告書なりを公認会計士の専門家の方にもちょっと意見を聞きました。特に、報告書の八ページですけれども、具体的な企業側提出資料の信頼性確保の施策という...全文を見る
○若松委員 ぜひ勉強してください。  それと、今回の調本のこれだけ大きな問題を長期間にわたって許してきた背景には、調本内での原価計算部門、いわゆるこれは監査ですね、それと契約部門、これが同じ責任者のもとに行われて、その責任者がいわゆる不正をやっていた、こういう結果ですね。これを...全文を見る
○若松委員 では、今のお話で、原価計算部門と契約部門ですけれども、いずれにしても、少なくとも立場としてはいわゆる監査という立場からの原価計算部門の方が上位じゃないといけないわけですね。  ちょっと政務次官に感想をお聞きしたいんですけれども、私は以前、そういった原価計算部門なり監...全文を見る
○若松委員 その指摘した点、検討されるということですので、さらに専門家等いろいろな意見を聞いて、ぜひ実現の道筋をお願いいたしたいと思います。  それでは、今回のこの報告書、全体的に、調達改革について、これは専門家の意見ですけれども、いわゆる監査とかコンピューターシステムとか内部...全文を見る
○若松委員 それでは、ちょっと問題を変えますけれども、いわゆる天下り問題、これも一つの今回の事件の焦点になりました。  この報告書にも書いてありましたけれども、十四ページ、「再就職規制の見直し」。これにつきましては防衛庁として随分苦慮されたようですけれども、ここに、事務官は再就...全文を見る
○若松委員 ぜひ、今局長がおっしゃったような形でしっかりと法的な改正をお願いしたいと思います。  それで、六ページに戻るわけですけれども、「防衛庁と企業の関係の適正化の推進」というところで「官と民との関係の適正化を図っていかなければならない。」こう言っておりますけれども、ちょっ...全文を見る
○若松委員 今の説明ではよくわからないのです、もっと言ってくれますか。ちょっとわからないですよね。
○若松委員 わかりました。  では、時間もあれですから、最後の質問に移らせていただきます。  今回も、会計検査院のお立場として、会計検査院の使命が十分全うしてあるのかどうか、そういう存在意義も問われた一つの事件となりました。そしてさらに、会計検査院のいわゆる独立性というところ...全文を見る
○若松委員 我が公明・改革といたしましても、天下り禁止法案とあわせて、定年制の問題、今六十を六十五なりに上げる、これは民間にも理解していただいてお互いに安心して職務を全うできる環境もつくらなくてはいけないという議員立法も提案させていただきました。ぜひそういったところの議論もあわせ...全文を見る
12月11日第144回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○若松委員 済みません、おくれまして。ちょっと官房長官に申し入れをしてまいりまして、時速二十キロでこっちにやってまいりました。速水総裁、ひとつよろしくお願いいたします。  まず、大勢の方がさまざまな質問をされましたので、再度、今回の報告書の意義というものを確認する意味で総裁にお...全文を見る
○若松委員 先ほども何人かの議員が、こういった報告も入れるべきじゃないかとか、さまざまの改善要望事項も出されました。ぜひそういった国会の意見をさらに取り上げていただいて、国民の観点からのまさにアカウンタビリティー、ディスクロージャーという観点から鋭意努力を促す次第でございます。 ...全文を見る
○若松委員 わかりました。  企業の下支えというところですけれども、もっと頭をひねって、日銀としてそれ以外に、そういった消費冷え込みのマインドを変えさせるような、何かできるものはありませんか。どうですか。
○若松委員 ちょっと済みません、これも質問通告していないのですけれども。  ちょうどこの報告書の過去の政策会議の議事録を読みましたところ、篠塚委員がことごとく反対をしております、一貫して反対。よく調べてみますと、家計というか主婦の立場から、要は金利が低過ぎる、いわゆる貯蓄を持っ...全文を見る
○若松委員 わかりました。では、それ以上聞きません。  それでは、これはかなり具体的な一つの問題点といたしまして、ちょうどバブルの時代に企業がかなりの外債等も含めた資金調達をいたしました。それが来年三月には恐らく総額三兆円の社債の大量償還があるのではないか。これにつきまして幾ら...全文を見る
○若松委員 言葉としてはわかるのですけれども、何ら具体的なところが見えないのですけれども、要は、かなり注意を要しながらもということで、巨額のお金ですから、やはり日銀としても、まだこういった一つのバブルの清算という面で、三月末、いずれにしても金融面で大変積極的ないろいろな対応はして...全文を見る
○若松委員 恐らくこの次の質問も今のような話にやや関係するのかなと思うのですけれども、日銀が先月の十三日に発表いたしましたCP買い入れの拡充などの企業金融支援策、こういったものを見させていただきました。  このCPというのは、もう御存じの三カ月物で、非常にプライム企業、そういっ...全文を見る
○若松委員 要は、中小企業に対しては、間接というかワンステップ置いての資金提供が期待される、そういうことなのですね。CPマーケットにすればやむを得ないかなという面はあるのですけれどもね。  では、ちょっと質問の観点を変えまして、これも同じく上田議員でしたか、日銀のバランスシート...全文を見る
○若松委員 それで、バランスシートの悪化という観点から、私もちょっと決算書を見まして、特に、「重要な会計方針」の中の引当金の計上基準、これはまだ質問していませんね、どなたも。大丈夫ですね。  この貸倒引当金がまさに日銀特融の、まず銀行関係ですと、北拓、徳陽シティ、みどり銀行、こ...全文を見る
○若松委員 基本的に、上期末が三千二百二十六億の貸倒引当金ですか、それを立てるということは、ある意味ではそれだけ資金も寝るというか、そういった見方もあるわけなんですけれども。立てればいいというものじゃないと思うんですけれどもね。  だから、要は日銀として、基本的には日銀特融の最...全文を見る
○若松委員 ぜひ、その万一の姿勢を本当は民間の銀行に指導してほしかったな、今それを言って、次の質問に移りたいと思います。  今、日銀が金利を大きく引き下げております。そして、日銀券の伸びも、前年比一〇%近く伸びている。こういうことで一生懸命資金供給をしているわけですけれども、そ...全文を見る
○若松委員 わかりました。  先ほど言いましたように、今の非常な低金利で、もう実質、金利政策の余地がないということであれば、それなりに日銀の方は努力されていらっしゃるのでしょうけれども、やはり先ほどの篠塚委員の不満みたいな反対意見になるわけですね。  そういう現下の情勢ですの...全文を見る
○若松委員 策は、本当に日本のオプションというものがなくなってきているなという感じをますます実感いたします。  これも先ほどのアメリカの教授等からの、本当にうらやましいなと思ったのですけれども、ちょうど十年前、アメリカでは、商業銀行のいわゆる金利差、スプレッドですか、大体三%ぐ...全文を見る
○若松委員 総裁に聞いていいですか。  今の観点から、総裁もまさに日商岩井で海外の資本市場なりビジネスにかかわっておりました。特にヨーロッパですと、ユーロ・クリアでしたか、そういう決済システムが非常に発達していますよね。我々も、いろいろなビジネスで出ると、必ずそういう決済システ...全文を見る
○若松委員 今はまさに与党、野党一緒になって法案をつくっている時代でもありますし、日銀とか大蔵省とか金融監督庁とか、それぞれの役割はしっかり持ちながらも、けれども、いわゆる気がつかないところをお互いに協力して初めて成果が上がる、そういった点も多々あると思いますので、そういった点か...全文を見る
○若松委員 一分時間がありますので、最後の最後で。  英国で今、銀行監督権限を、FSA、ファイナンシャル・サービシズ・オーソリティーに一元化しましたけれども、日本の場合にはまだ、金融監督庁はかなり一元化したわけですけれども、日銀考査も別でやっているわけなんですね。日銀考査も金融...全文を見る
○若松委員 では、それはまた別の機会で議論させていただきますので、時間が来ましたので終了いたします。ありがとうございました。
12月14日第144回国会 衆議院 内閣委員会 第1号
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○若松議員 ただいま議題となりました公明党・改革クラブ提出の国家公務員法及び自衛隊法の一部を改正する法律案、特殊法人の役員等の給与等の規制に関する法律案及び日本銀行法の一部を改正する法律案の三法律案につきまして、私が提出者を代表して、提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 ...全文を見る