渡辺喜美

わたなべよしみ

比例代表選出
みんなの党
当選回数1回

渡辺喜美の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月01日第166回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○渡辺国務大臣 短くお答えをいたします。  金太郎あめ型モデルから個性ある発展モデルに転換をしようという地方政策を今進めておるところであります。大島地方再生調査会長のときにつくりました交付金なども、六百件を計画としては数えております。来週にもワンパッケージでまとめて出します。 ...全文を見る
○渡辺国務大臣 結論から申し上げますと、大丈夫でございます。お任せください。  理由は、昨年の行革本部決定の中で、中小企業金融等々、しっかり引き継ぐことになっております。いざというときには危機対応も整備をするところでございますので、お任せをいただきたいと思います。
02月05日第166回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 森元先生御指摘のように大変強い抵抗がございます。総理がよくおっしゃられるように岩盤のようなそびえ立ったハードルがございまして、私もそれをどうやって突破しようかと今一生懸命考えているところであります。  やはり、官僚主導から政治主導へ、中央集権から地方分...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これは恐らく壮大な国家ビジョンだと思うんですね。明治の時代に我々の祖先が江戸の政治モデル、行政モデルを大転換をいたしました。それに匹敵するような国家の大改造につながっていくわけでございまして、当然のことながら統治機構の抜本的な変革、もう既に安倍内閣はそう...全文を見る
02月09日第166回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○渡辺国務大臣 丹羽先生御指摘のとおりだと思います。  政治の方はいち早く政治モデルの大転換が行われました。安倍内閣では、自民党の旧式ぽんこつエンジンを取りかえまして、年功序列、派閥均衡というような旧式型から、まさに最新型のターボエンジンを搭載したんですね。  一方、霞が関の...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘のような、民間の給与水準よりも同一労働で二倍も給料をもらっているなんというのは言語道断でありまして、こんなことは是正をしなければならないと考えております。
○渡辺国務大臣 県の合併という問題は、御案内のように、地方自治法の六条で、国が、国会が決めちゃえばできないことはございません。しかし、こういった廃県分合は特定の地域でありますから、憲法上、住民投票をやらなければいけないわけでございます。  したがって、静岡県と愛知県は例えば東海...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさにおっしゃるとおりでございまして、私も時間の許す限り、出向いていこうと思っております。  先月、もう既に熊本県に応援隊が入っております。きょうは、宮城県仙台市で活性化応援隊がいろいろなニーズに対しておこたえをしております。これから、応援隊、今のところ総勢六百...全文を見る
○渡辺国務大臣 今、大変具体的な御提言をいただきました。そうした御提言を踏まえて、今、詳細な制度設計を行っているところでございます。  また、人材バンクでございますが、これは、御案内のように、六年ぐらい前にできまして、たったの一件しかマッチングしていない。これはちょっと幾ら何で...全文を見る
02月14日第166回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○渡辺国務大臣 十六年の長妻委員の質問主意書に対して政府が答えておりますのは、「各府省において、平成十一年から平成十五年までの五年間に企業、団体等に職員の再就職の受入れを要請した事例として確認されたものはない。」という答えをしているわけでございまして、あったかもしれないけれども確...全文を見る
02月16日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第1号
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○渡辺国務大臣 規制改革を担当する内閣府特命担当大臣、国・地方行政改革、公務員制度改革、地域活性化、道州制担当大臣として、所信の一端を申し述べます。  まず、行政改革については、官から民へ、国から地方へとの考え方のもと、簡素で効率的な筋肉質の政府を実現することが重要であり、昨年...全文を見る
02月20日第166回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○渡辺国務大臣 突然のお尋ねでございますが、私が担当しております地域活性化は、今までの金太郎あめ型発展モデルからの大転換をしていこうという発想であります。  すなわち、地方にはそれぞれ、すぐれものの宝物がございます。例えば、島根県の隠岐島、海士町というんでしょうか、ここには特区...全文を見る
02月21日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○渡辺国務大臣 これは安倍総理がよく使われる表現なのでありますが、この国の成功体験を生み出してきた戦後レジーム、これがどうもやはり岩盤になっているような気がするんですね、歴史的にはもうちょっと古くから形成されてきたのかもしれませんけれども。いずれにしても、各省ごとの縦割り、タコつ...全文を見る
○渡辺国務大臣 今、官房長官がおっしゃられたように、許可をそれぞれの主務官庁が行って公益というものを決めていたんですね。許可というのは、私の理解だと、それまで禁止されているものを解禁してやるぞ、こういうことでございます。したがって、各省割拠主義でやるわけでありますから、各省ごとに...全文を見る
○渡辺国務大臣 官と民のあり方の見直しというのは、言ってみれば永久革命みたいなものだと思うんですね。今回、先生にとっては御不満が残るかもしれませんが、我々としては、先ほど申し上げたような、立ちはだかる岩盤を少しでもこじあけたという思いはあるのでございます。  今、官房長官述べら...全文を見る
○渡辺国務大臣 いわゆる官尊民卑のカルチャーを残そうと思えば、とにかく税を使ってたくさん集めてそれを配分するという仕組みがいいのかもしれませんが、我々は、当たり前の自由社会を目指すわけでありますから、やはり簡素で効率的な政府を目指していこう、そのためには民間が公を担う場面をもっと...全文を見る
○渡辺国務大臣 公益認定の方でございますが、公益とは何ぞやということについて、今までは、御案内のように、各省ごとの裁量でこれを決めていたわけでございます。しかし、今回は法の中で明確な定義を置いております。二条四号「不特定かつ多数の者の利益の増進に寄与する」、これでは明確ではないで...全文を見る
○渡辺国務大臣 御案内のように、税の優遇措置の制度設計はこれからでございます。恐らく、ことしの秋以降、寄附税制の抜本見直し等々の課題も含めて、そういった税優遇の公益認定の世界における制度設計も行われるものと承知いたしております。
○渡辺国務大臣 委員の御見識をきょう初めて私もお伺いをしたわけでございますが、私が事前のブリーフで聞いていたよりは非常に親しみを感じたのでございます。話し合っても全くギャップが埋まらないという人ではないな、こういう感じを受けた次第でございまして、これから御指摘のような公益認定、大...全文を見る
○渡辺国務大臣 私のおやじも、実は失言語録というのがあるくらいに失言の多かった政治家でございます。  考えてみると、二通りあったような気がするんですね。一つは、確信を持って、失言の体裁をとってアピール効果をねらったものがございました。ここで何とは言いません。もう一つは、明らかに...全文を見る
○渡辺国務大臣 実は私、子供が三人おります、かみさんは一人しかおりませんけれども。うちのかみさんを見ておりまして、いや、子育てというのは本当に大変だなとつくづく思いますね。したがって、我が家では、ああ、済まないなと私が思った瞬間に権力構造がそこで確定をするわけでございますけれども...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは大田大臣の方のお話かもしれませんが、領空侵犯的に許されている立場でございますので、私の方からお答えをさせていただきます。  この数年間、景気回復のアンバランスというものは確かにあったと思うんですね。輸出型製造業がある地域とない地域とでは、全然景気のぐあいが...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは副長官補のところで担当をいたしております。  ちなみに、私の名刺は、内閣府特命担当大臣(規制改革)と書いてありまして、これが法律上の担当になります。そのほか、国・地方行政改革担当、地域活性化担当、公務員制度改革担当、道州制担当と書いてございますが、これらが...全文を見る
○渡辺国務大臣 私が安倍総理から指示を受けました使命、ミッションは、後世代にツケ回しをしないよう徹底した合理化と効率化を図ってほしい、こういうことだったんですね。  したがって、もし天下りとセットで、お土産つきとか、予算と権限が背景になったような実態があるのであれば、これは根絶...全文を見る
○渡辺国務大臣 既に委員御案内のように、公益法人制度の大改革を行ったところでございます。きのうの国会同意人事をいただきましたので、二万数千ございます公益法人の公益認定委員会をつくります。  その上で、従来、主務大臣が裁量的に決めていた公益の概念も、もう既に法律の第二条四号には書...全文を見る
○渡辺国務大臣 この政策体系は、御指摘のように、ばらまきの正反対にあるものと理解をしております。昔の日本の地方政策というのは、金太郎あめ発展モデルと私が呼んでいるものでございまして、この政策体系においては、まさに個性ある発展を目指していこうということであります。  御指摘のよう...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさしく御指摘のように、地方分権改革の総仕上げとして道州制ビジョンはなければいけないと考えております。  道州制を導入しないと分権ができないんだという発想では毛頭ございません。もう既に菅大臣の方で、きょうは大村副大臣が担当副大臣として来られていますが、分権改革へ...全文を見る
○渡辺国務大臣 日本の国家公務員制度は、御案内のように、明治の初期に、身分、門地にかかわらず能力のある若者を登用しようという発想でスタートしたと承知いたしております。この国家公務員制度が、戦争、戦後の占領期を経て今日の形になっているわけでありますが、安倍総理がよくおっしゃるように...全文を見る
02月22日第166回国会 衆議院 本会議 第8号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 御指名ありがとうございます。  特別会計改革に関する基本的な姿勢についてのお尋ねでございました。  昨年の通常国会で成立した行政改革推進法においては、第一に、特別会計の廃止、統合や事務事業の合理化、効率化等の具体的改革方針を定め、第二に、平成十八年度...全文を見る
02月23日第166回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○渡辺国務大臣 本日一時より、専門調査会佐々木毅座長のもとで行われております。私の方からは、佐々木座長に対しては、四月中ぐらいに中間取りまとめをぜひ出してくださいということでお願いをしております。中間取りまとめというと、九割方決まって出てくるのが普通なんでありますけれども、そこま...全文を見る
02月27日第166回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○渡辺国務大臣 総理答弁で申し上げておりますように、あるから根絶をするわけでございます。
○渡辺国務大臣 押しつけ的あっせんによる再就職というのは、内部から見ますと、役所の方から見ますと、余りよく見えないんだろうと思うんですね。したがって、確認されていない、こういうことになるのかもしれません。  一方、今御指摘のように、受け皿の方から見た場合は一体どうなのか。役所サ...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど冬柴大臣もお述べになられたように、お客さんの方から見ますと、バス、タクシー、非常に利便性が向上したと言えると思うんですね。私なんかも、タクシーに乗りまして、昔だったら非常に愛想が悪かった、嫌な思いをしたのが、最近はほとんどそういう運転手さんに会わない。バスな...全文を見る
03月01日第166回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○渡辺国務大臣 私も、新米大臣なものですから、そのあたりの手続についてはよくわかっておりません。
○渡辺国務大臣 国会などでは出くわしますので、それなりの対応はいたしております。
○渡辺国務大臣 そういう手続がどういうぐあいになっているのか定かに承知をいたしておりませんで、まことに相済みません。
○渡辺国務大臣 道州制というのは、何十年も前からある議論だと思います。  今回、安倍内閣において、新たに道州制担当大臣という形で担当が設置をされたわけであります。それは、言うまでもなく、今進めようとしております地方分権改革の総仕上げとしての位置づけがあろうかと思います。  私...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは見る人によって随分違うと思うんですね。例えば石原都知事などは集積のメリットということをよく言われるような気がいたします。  かつて首都機能移転論が盛んであったころ、たまたまバブル崩壊と重なって、東京の地価がますます値下がりするじゃないか、首都機能移転などと...全文を見る
○渡辺国務大臣 構造改革という観点からすれば、役人主導から政治主導へ、中央集権から地方分権へ、統制型システムから市場型システムへという流れでございますから、中央集権的な残滓があるとするならば、それは是正されるべきだと考えております。
○渡辺国務大臣 中央集権体制の名残の結果、集中化が進んでいると見られるところは是正すべきであると考えております。
○渡辺国務大臣 これは国会の方で議員立法によってつくられた経緯がございます。私が国会議員になる前でございますが、たしか平成七年に大改正をされたと記憶をいたしております。  この話は、残念ながら政治的には凍結状態になっております。したがって、私がここでこの問題について殊さらに論ず...全文を見る
○渡辺国務大臣 地方制度調査会の答申によりますと、これは昨年の二月二十八日に出されたものでございますが、「大都市としての特性が顕著で首都機能が存する東京については、さらに、その特性に応じた特例を検討することも考えられる。」ということを記述いたしております。  いずれにいたしまし...全文を見る
○渡辺国務大臣 首都機能移転論の歴史については、先ほど申し上げたとおりでございます。  道州制の問題というのは、首都機能移転論の延長線にある話ではなかろうと思います。すなわち、この国の構造改革を考えるに当たって、地方分権改革をまず先行させてやっていこう、その総仕上げの形で道州制...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど申し上げた集積のメリットというものも、これは東京のみならず、オール・ジャパンで効果が出てくる場合がございます。例えば、ロンドンにはシティーという集積された金融の世界があります。残念ながら、日本の金融の世界は、護送船団金融村がずっと長いこと続いてきた結果、開国...全文を見る
○渡辺国務大臣 この前のバブルのときに、土地取引が異常な価格で行われた。今回、不動産ファンドなどの世界でちょっとバブル化しているのではないかというような指摘が二年ぐらい前から出てきております。したがって、そういう異常な現象は是正をされていくべきであると考えておりますけれども、バブ...全文を見る
○渡辺国務大臣 都市再生というのも実は私の担当でございます。これは小泉内閣のときに、稚内から石垣島まで、オール・ジャパンの都市再生というものを目指して全国展開をいたしております。東京などではいち早くこの都市再生が、早い段階から進んできたこともあったかと思います。  ついこの間、...全文を見る
○渡辺国務大臣 私は、プラス・マイナス・ゼロという発想はとらないんですね。つまり、東京が勝った分地方が負けているんだという発想ではいけないと思います。やはり、発想としてはプラスサムで考えなければいけない。  つまり、国全体のパイがふえ続けるという中で、かつてのように結果平等でそ...全文を見る
○渡辺国務大臣 寺田委員の使われている一極集中という言葉が、かつての要するに結果平等主義の時代のゼロサムゲーム的発想から出ているとすれば、私の言葉遣いと違うのではないかと思います。  私が先ほどから申し上げておりますのは、ゼロサムゲームでパイの分捕り合戦を東京と地方でやるという...全文を見る
○渡辺国務大臣 総理からの指示がございまして、予算や権限を背景とした押しつけ的なあっせんによる天下りは根絶をする、そのための制度設計を今行っているところでございます。  したがって、一つには、今どんなぐあいにあっせんをやっているんでしょうかということ、そして、自民党の方でも御検...全文を見る
○渡辺国務大臣 現在進行中でございますので、細かなことは控えさせていただきます。
○渡辺国務大臣 そういう情報を先生がお持ちであるということを知りませんで、大変失礼いたしました。
○渡辺国務大臣 天下りあっせんといいますか、再就職の紹介業務というのは、人事当局がそれ専門にではなくて、人事の延長線でやっているということは想像はいたしておりましたが、そういう実態を改めて感じた次第です。
○渡辺国務大臣 今のところ、世間で言われているような定式化したコンディショナリティーがあってやっているのとはちょっと違うという報告が多いように思います。
○渡辺国務大臣 こういう書面は、人事院の審査の際に、説明用の添付書類で必要なんだということを聞いております。
○渡辺国務大臣 こういう文書を初めて見ましたので、この黒く消してあるところが、想像をたくましくして眼光紙背に徹して見ますといろいろ問題点が出てくるのかもしれませんが、せっかくいただいたのでよく勉強をさせていただきたいと思います。
○渡辺国務大臣 ヒアリングは制度設計のために今行っているところでございまして、制度設計が終わりましたら、国会の方に公務員制度の国家公務員法の改正案という形でお示しをさせていただきたいと思います。
○渡辺国務大臣 国家公務員法の改正案を今国会中にぜひ出したいと考えておりますので、その審議の中でいろいろ御質問をいただければと思います。
○渡辺国務大臣 よく世間でそういうたぐいの話が流布していると承知いたしております。その世間で流布している話を申し上げたわけでございますが、いろいろヒアリングの過程でそういったことも聞いているのでございますが、中には、マッチングがうまくいかなくて、どっち側に事情があるのかはわかりま...全文を見る
○渡辺国務大臣 いずれにしても、公務員制度改革の要諦は、公務員がやる気と情熱を持って、国家公務員だったら、国家国民のために働いてもらうということ、そして国民サイドから見て公務員制度が信頼するに足るものである、この二点が必要なことなんですね。したがって、これはもう表裏一体の話であり...全文を見る
○渡辺国務大臣 一回目のあっせんによる再就職、二回目のあっせんによる再就職という意味でございます。
○渡辺国務大臣 二回目、三回目となりますと、なかなかそう簡単にはいかないかと思いますけれども、総理からの指示もございまして、今、各省のあっせん、仲介による再就職の状況を調べ始めているところでございます。
○渡辺国務大臣 調査をする過程でできるだけ実態に迫っていきたいと思います。
○渡辺国務大臣 今始めました調査がどれぐらいの期間で終わるかまだわかりませんけれども、今国会で公務員制度改革の審議をするという前提で、スピード感を持ってやっていきたいと考えております。
○渡辺国務大臣 いずれにしても、予算や権限を背景とした押しつけ的な天下り、あっせんによる再就職は根絶をするというのが安倍内閣の方針でございますから、この基本方針にのっとって、いろいろと調べ、かつ制度設計を行ってまいりたいと考えています。
○渡辺国務大臣 いずれにしても、国民の信頼が得られないような公務員制度であってはいけないわけであります。  一方、今の年功序列主義、それを私はスーパー護送船団方式と呼んでいるわけでありますが、こういうがちがちの年功序列が延々と続いていくがゆえに、要するに、指定職、部長、審議官ク...全文を見る
○渡辺国務大臣 いずれにしても、国民の不信感を買うような天下りあっせん、予算と権限を背景にした天下りあっせんというものを根絶していこう、こういう発想で今制度設計を考えているところでありますから、どこからどこまでが適正か、どこからどこまでがだめかというのは、まさに今、これから正念場...全文を見る
○渡辺国務大臣 その前に、二回目、三回目のあっせんについてでありますが、一回目のあっせんがこれは押しつけ的なあっせんだという範疇に入れば、当然、それと同じものは、二回目、三回目であっても、これはだめよということになることは、明言をさせていただきます。  また、人材バンクの件でご...全文を見る
○渡辺国務大臣 この人材バンクがなぜ七年間で一件しかマッチングしなかったのか、その点を私の方からは追及をいたしております。その結果、ことしの四月から、これは総務省に聞いていただきたいのでございますが、さらにやり方を変えて、よりマッチングしやすいシステムに変えるということを聞いてお...全文を見る
○渡辺国務大臣 私はふだんから声が大きい人間でございますので、私が優しく言ったことでも激怒しているように聞こえたことはあったかもしれません。いずれにしても、三日間隠していたというのは必ずしも正確ではなくて、私のところに報告に来るのに土日なんかもあってちょっとおくれたという事実関係...全文を見る
○渡辺国務大臣 それは、たしか十六年か七年のものじゃないですか。(長妻分科員「ことしの二月九日の答弁書です」と呼ぶ)いずれにしても、今制度設計をしているところであって、どこからどこまでが行為規制の対象になるのかならないのか、それを今詰めているところであります。
○渡辺国務大臣 恐らく、現行制度を前提にこういう文言になっているんだとは思いますが、先ほど来申し上げておりますように、国民の不信感を買わないような制度にするにはどうしたらいいのかという観点から今制度の設計をやっているところでございますから、今国会中にはきちんとお示しをさせていただ...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほどから申し上げていますように、押しつけ的あっせんというのは、役所の方から要求ベースでやっているものだけではないんですね。内側から見れば別に要求していない、これは要請されて出しているものだという理解であっても、外側から見たときに、国民サイドから見たときに、これは...全文を見る
○渡辺国務大臣 今国会中に、公務員制度、国家公務員法の改正案を出す予定でございますから、そういうスケジュール観を持って各府省には調査結果を出すよう督促を、督励をしてまいりたいと考えます。
03月02日第166回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○渡辺国務大臣 総理の御指示もございまして、天下りあっせんの状況について調査を開始したところでございます。  御指摘のような迂回天下りといいますか、二回目、三回目のあっせんがどれくらいあるのかということについても、把握している限り出してほしいと私の方からは要請をしております。(...全文を見る
○渡辺国務大臣 いずれにしても、調査結果は次の制度改正に反映をさせていかなければなりませんので、国家公務員法の審議の過程で明らかになると思います。
○渡辺国務大臣 各省とも肩たたきの平均年齢は徐々に上がってはきているんですね。しかし、御案内のような早期肩たたきがまだ行われている。  そこで、安倍内閣におきましては、私が大臣になる前の話でございますが、スタッフ職の創設ということについて閣議で決めまして、人事院にそういった制度...全文を見る
○渡辺国務大臣 早期勧奨退職をいつまでにやめるということは残念ながら今の時点では申し上げられませんけれども、極力こういうことをなくしていこうということで、今我々は制度設計に取り組んでいるところでございます。
03月05日第166回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 規制改革会議は、内閣総理大臣の諮問に応じまして、経済社会の構造改革を進める上で必要な規制の在り方、国や地方の事務事業を民間に開放することなどを含めておりますけれども、そうした基本的事項を総合的に調査審議するというのが内閣府本府組織令に書いてございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 二月十五日の見解のことでしょうか。
○国務大臣(渡辺喜美君) 十三日。  十五日に見解を表明しているはずでございますが、このときは会議を開いているいとまがございませんでした。私の聞いているところでは、メールや電話のやり取りによって、言わば持ち回りのような形で最終的な合意を行ったと聞いております。
○国務大臣(渡辺喜美君) その持ち回りというのはちょっと言葉として適当ではないかもしれませんけれども、いずれにしても、今の時代、全員集まって、一か所に集まって、それで会議を開かないと合意ができないんだという時代ではないと思うんですね。これは、もうまさしくいろんなコミュニケーション...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 規制改革会議の方針の決定というのは、御指摘のように合議で行われます。  この教育委員会に関する件は、実は初めて行ったものではないんですね。私が大臣に着任するはるか以前から、見てきたような口利いて済みませんけれども、もう何年も前からこれやっているんですね...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 規制改革会議のメンバーが常に会うときには公式なものでなければいけないというわけでもなかろうと思います。すなわち、これは勉強会という形でやることだってあるんですね。この新しい規制改革会議のメンバーというのは、これも私が大臣になる前に決まったメンバーでござい...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) そのとおりでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) その非公式な勉強会というのは一月の二十六日に開かれたと聞いております。また、先ほど御指摘の教育委員会についての提言は二月の十五日に出されております。したがって、一月の二十六日の非公式の場で決定されたものとは承知いたしておりません。二月十五日の見解発表に当...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 非公式な勉強会では謝金は出しておりません。
○国務大臣(渡辺喜美君) 議事録はないと聞いております。
○国務大臣(渡辺喜美君) メモは、よく分かりませんが、何か出回っている話を聞いたことがございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 正式なものではなくて、事務連絡のようなものだと聞いております。
○国務大臣(渡辺喜美君) 新しい会議のメンバーが決まりまして、そのメンバーが公式ではないが非公式に勉強会をやろうということで集まったわけですね。で、そこで何か最終的な合意形成が行われたということではございません。したがって、そういう勉強会を重ねて、それぞれの意見を言い合いながら、...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これも私が大臣になる前の話でございますので、見てきたような話で恐縮でございますけれども、公表は、予定者の発表を行いましたのが昨年十二月の二十七日、内閣府より公表を行っております。規制改革会議の政令案につきましては、一月の二十三日に閣議決定をいたしておりま...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) そのメモに何と書いてあるかは見ておりませんので分かりませんけれども、規制改革会議というのは伝統的に非常に自由な論議を行って提言を出してきたものと承知をいたしております。この規制改革会議の提言が最終決定ではないんですね。最終決定はあくまで政府が行う、内閣が...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これも私が大臣になる前の話でございますが、当時議長をされておられた方の会社からの要望が上がったということは聞いております。
○国務大臣(渡辺喜美君) これは規制改革というのは一体だれのためにやるのかと、それは国民のためにやるんですよ。規制改革が一部業界のためとか、そんなことで行われるわけじゃないんです。したがって、委員の方々はそれだけ高い公共心をお持ちのはずなんです。これだけ、これだけ国会で批判を受け...全文を見る
03月08日第166回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 国際金融部門の子会社化は法改正をしない限りできません。
○国務大臣(渡辺喜美君) たしか今のJBICができる前ですね、旧OECF、それから旧輸銀、これも給与水準違ったんですね。JBICになりましてから、どういう形だったかは詳しく存じませんが、さや寄せが行われて給与水準の是正が行われたと聞いております。  したがって、新しくできる公庫...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御指摘のこれは日経新聞でしょうか、実は私も同じ疑問を持ちました、この新聞読んでですね。それで、おい、どうなっているんだと聞きまして、この新聞がちょっと、失礼ですが、ミスリードだということが分かりました。  つまり、民業補完の観点から、今まで直貸しやって...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) この議論は、私が自民党にいた、自民党行革本部でやっていた時代も自民党内にもございました。政府、私の担当としては、行政減量・効率化会議というのがございまして、こちらの中でワーキングチームをつくって、政府系金融機関の在り方をウオッチしながら、次の検討課題など...全文を見る
03月09日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
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○渡辺国務大臣 このたび、政府から提出いたしました地域再生法の一部を改正する法律案及び構造改革特別区域法の一部を改正する法律案の二法案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  初めに、地域再生法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説...全文を見る
○渡辺国務大臣 中森委員は、かねてより地域活動に積極的に御参画してこられた豊富な御経験がございます。そういった御経験から先ほどのような御質問になったものと思いますが、既に都市計画決定などにおいては、地域住民参加の枠組みができているわけでございます。今回の地域再生法の改正に当たりま...全文を見る
○渡辺国務大臣 栗東市の例は、今回の地域再生協議会ができる前に、今回の法案が通る前にもう起こってしまっておるわけでございますが、こうした地域の非常に大事な問題、それも大規模な開発を伴うというような問題も、やはり委員御指摘のように、地域住民の同意ということは大変重要な要件であろうと...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘のように、民間企業から民間企業への寄附に対する優遇税制というのは今まで存在をしておりませんでした。しかし、今回、地域再生の枠組みの中でいわば苦肉の策として、日本の税制の体系の中で苦心の策というべきものかもしれませんが創設をしようというものでございます。
○渡辺国務大臣 大変珍しいものだと思います。
○渡辺国務大臣 ほかにあるという事例が私自身はよくわかりませんので、珍しいと申し上げたのでございます。
○渡辺国務大臣 そのあたりは市村委員の方が私よりはるかに詳しいでしょうから、ぜひお教えをいただきたいと思います。
○渡辺国務大臣 例えば、政策の手段といたしまして、こういった民間企業、すなわち、高齢者の定年を引き上げ、積極的に雇用する企業、あるいは障害者を積極的に雇用する企業、母子家庭の母を積極的に雇用する企業に対して、財政支出をもって政策を展開することはあり得ると思うんですね。一方、歳出に...全文を見る
○渡辺国務大臣 今御指摘のケースは、これはビジネスの世界の話だろうと思うんですね。今回は、先ほど来申し上げておりますように、積極的に高齢者の定年を引き上げる企業、障害者を積極的に雇用する企業、母子家庭の母を積極的に雇用する企業、こういう企業に対する支援措置なんですね。  ですか...全文を見る
○渡辺国務大臣 見てきたような口をきいておりますが、私が大臣になる前でございます。  失礼しました。二月六日の閣議決定でございますので、私は大臣になっておりました。訂正いたします。
○渡辺国務大臣 まず、閣議は判こを押すんじゃなくて花押というのを書くんですね。毎回大部の書類が回ってきまして、墨で一々チェックするものですから、この書類が何のと見過ごしてしまうケースがないとは言えません。  それはさておいて、日本の寄附税制でございますが、市村委員がかねて御主張...全文を見る
○渡辺国務大臣 資本という形態のお金の使い方もあるかと存じます。例えば、地域再生の支援策の一環として、個人の投資家が特定地域再生事業会社に出資をする際の税の恩典としてエンゼル税制のようなものがあることは御案内のとおりでございます。  確かに、この税でいきますと、投資時点では、投...全文を見る
○渡辺国務大臣 この税は確かにオーソドックスなものではないのかもしれません。また、委員が常々御指摘される、NPOが非常に社会活動の大きな部分を担っているという段階にも、残念ながら我が国は達していないという現実がございます。  そこで、再チャレンジをもっと可能にする、チャンスを広...全文を見る
○渡辺国務大臣 この直接型の寄附税制においても、まず、地方公共団体が地域再生計画をつくります。その中でこうした志の高い企業の指定を行っていくわけであります。次に、この地域再生計画に基づいて地方公共団体が寄附のチェックを一件一件やるんですね。ですから、委員御指摘のような一種の租税回...全文を見る
○渡辺国務大臣 ソーシャルキャピタルというのは、私より林副大臣の方が詳しい概念でございますが、地域のいろいろな担い手がいらっしゃいます。例えば、地域の中でボランティア活動をやる、お祭りをやる、そのためにいろいろな寄附集めをしたりする。そういった中の一つとして地域の営利企業があって...全文を見る
○渡辺国務大臣 我が国のあるべき姿について、市村委員と私とは、前回の議論でもそう大差がないということがわかりました。問題は、そこに到達するプロセスの中で、どれだけ現実的な手段を受け入れながら到達していくかというプロセスの手段、方法の違いではなかろうかと思います。  委員のように...全文を見る
○渡辺国務大臣 地域再生のための支援策の一つとして、エンゼル税制を導入しておるのは御案内のとおりでございます。個人の投資家が特定地域再生事業会社に出資を行った場合の優遇税制でございます。  今回、我々が想定しておりますのは、こうした資本という形でお金を集め、それを地域再生のため...全文を見る
○渡辺国務大臣 よく頭に入れておきます。
○渡辺国務大臣 間接型の想定しているケースは、再チャレンジ支援に取り組む地域の企業でございますが、フリーターなど若者の採用機会を拡大しよう、あるいは、若者の職業的自立を支援する特定非営利活動法人、これも含まれております。次世代育成支援対策、例えば育児など退職者の再雇用などに取り組...全文を見る
○渡辺国務大臣 現在、構造改革特区計画の認定を行ったものは九百十ございます。特区の全国化に伴い、オール・ジャパンで規制改革を実現できたというのがこのうち幾つかございますので、現在の特区は六百四件でございます。
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、全国展開をした結果特区の必要性がなくなったというのが、九百十マイナス六百四の差ですね。
○渡辺国務大臣 大半がそうでございます。
○渡辺国務大臣 事業の進捗がはかばかしくなく、取り消されたものが何件かございます。
○渡辺国務大臣 例えば、第六回、平成十六年十二月認定のもので一件ございます。それから、第十回、平成十八年三月認定のもので取り消しが一件ございます。第十一回、平成十八年七月認定のもので取り消しが一件ございます。  手元の資料ですとこれらが取り消し対象となっておりますが、その内容は...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど申し上げましたように、概括的に申し上げますと、事業者の方が予定していた事業がはかばかしく進まないがゆえに取り消されたということでございます。
○渡辺国務大臣 この三件のうち一件は、県や市町村の役割が変わったことなどによって取り消されたものがございます。あとの二件につきましては、委員の質問時間中にきっちりお答えをさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
○渡辺国務大臣 間違って修正にならないように今調べているところでございますので、質問時間中にきちんとお答えをさせていただきます。
○渡辺国務大臣 先ほどの取り消しの三件でございますが、一つは、鹿児島県鹿屋市の特区、これは、ごめんなさい、これから行きますか、では、その鹿屋市の例から行きます。これは、市町村費負担教職員任用事業と称するものでございます。三十五人以上の学級に対し市が独自で講師を配置する予定だったも...全文を見る
○渡辺国務大臣 これも私、詳しく存じてはおりませんけれども、想像をたくましくするに、地元の小学校の統廃合計画、これに地元が反対をしたということなんですね。したがって、統合後の小学校で不登校児童を対象とした学校を設置し、不登校児対象の教育を行っていこうということが実施不可能となって...全文を見る
○渡辺国務大臣 第十次提案までの数字でございますが、対応不可となったものが二千七百五十五項目ございます。この中には、さらなる提案等によってその後実現した項目も含まれております。全体の大体五割ぐらいになります。次に、現行制度で対応可能ですということで特区に至らなかったものが千九百六...全文を見る
○渡辺国務大臣 数は把握いたしておりませんが、こういった枠組みを設けて、大変成功的に地域再生を行っている事例があるようだということから、今回の地域再生協議会の法案化を考えたわけでございます。
○渡辺国務大臣 例えば、「三丁目の夕日」という映画がございます。昭和三十年代の……(泉委員「この法案の実例の話ですか」と呼ぶ)いや、ここから法案の実例につながっていく導入部分でございますけれども、昭和三十年代の、日本経済が大変活気があった時代、我々よりもうちょっと上の人たちには、...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは一つの事例として申し上げたわけでございまして、もっとたくさん実例があるわけでございます。例えば岐阜県……(泉委員「数だけ言ってください」と呼ぶ)数は、手元にその数を把握した資料がないというだけで、きちんと役所サイドでは数はわかっておりますが、手元にないという...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど成功したと過去形で言ってしまったのは別のところでございます。  豊後高田市は、目標として観光客数二百万人……(泉委員「もう言いました」と呼ぶ)御指摘のように、こういう目標を掲げておって、こういうコンセプトでやっているわけでございます。  成功した事例とし...全文を見る
○渡辺国務大臣 ニセコスキーリゾートというのは、これは……(泉委員「成功しているかどうかです」と呼ぶ)成功事例と言ってよろしいのではないでしょうか。(泉委員「何を根拠に」と呼ぶ)これはオーストラリア人を中心に外国人観光客がふえたんですね。北海道はいまだに資産デフレという状況の中で...全文を見る
○渡辺国務大臣 宿泊客まで手元に資料はございませんけれども、地価が上がったというエピソード一つをもってしてでも、これは成功事例ということが言えるのではないかと思います。
○渡辺国務大臣 宿泊客は、確かにそこに数値が書いてございます。現在、宿泊客が一体統計上どれぐらいあるかというのは、手元に資料がないだけのことでございまして、こうした倶知安町の事例、これはとても有名な事例でありまして、オーストラリア人が大挙してここの倶知安にスキーに来る、そして地価...全文を見る
○渡辺国務大臣 熊本県荒尾市、これはどなたの選挙区かわかりませんが、地域提案型雇用創造促進事業、パッケージ事業というものですね。これは、商店街の空き店舗を活用し、地域の特産品である、ナシ、牛乳、ノリを使った発酵食品の製造販売業を中心とした食に関連した産業を創出するための人材育成を...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは、十九年度が終わったところで数字は把握することにしております。
○渡辺国務大臣 これは荒尾町のことをもって成功したから地域再生協議会をつくるという発想にはなっておりませんで、一般的に、地域で、先ほど来申し上げていますように、いろいろなネットワークが参加をし、地域でまとまって、やる気と情熱を持ってやっていこうとするところはうまくいくケースが多い...全文を見る
○渡辺国務大臣 各地域でいろいろな取り組みが行われておりまして、地域再生協議会という名前で集まっているわけではないわけですね。例えば、先ほどのどこかの事例でありますと、いろいろな人たちが会社をつくるとか、それぞれの地域でさまざまな形態がございます。そういった事例の中で、こういった...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほどの倶知安町の外国人宿泊数の事例でございますが、平成十五年、二万七千人。平成十六年、このころからオーストラリア人がふえ始めるわけでございますが、五万五千三百二十名、うちオーストラリアからいらっしゃった方が四万四千八百十三人。外国人五万五千人のうち、何とオースト...全文を見る
○渡辺国務大臣 熊本県荒尾市の件でございますが、目標新規起業法人七社のところ、平成十七年で三件、平成十八年で一件、平成十九年は現在進行中でございます。  新規雇用、平成十九年度目標で百四十六名となっておりますが、実績、二百一名でございます。
○渡辺国務大臣 各地の取り組みを研究してこうした制度を法定化するものでございますが、こういうものは必要ないというところは、つくる必要はございません。(泉委員「それは今もそう」と呼ぶ)これからもそうでございます。この法案においては、こういうことをつくった方が効果的だというところはぜ...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは、つくってもいいし、つくらなくてもいいということでございます。ですから、こんな煩わしいものをつくる必要はないと思うんだったらつくらなくて済む話なんです。いいですか。  ですから、つくればこれはお墨つき効果がありますから、そういう手続は複雑でも、とにかくお墨...全文を見る
○渡辺国務大臣 立入検査までできる法律が何かあるかとのお尋ねでございます。  今回の法案では、例えば、これは民間会社から民間会社への寄附について定めている部分がございますが、寄附を一件ごとに地方公共団体による確認を受けることを要件とするとか、あるいは対象とする取り組みの範囲を地...全文を見る
○渡辺国務大臣 基本的には同じでございます。
○渡辺国務大臣 先ほど申し上げましたように、今回の法案の中に寄附金税制を設計してございます。この寄附金税制が、先ほどの議論のように、租税回避に使われたりとかいうことはとっても困る話であります。何といっても再チャレンジ支援を広げていこうというための税制でございますから、こうした寄附...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘のようなお行儀の悪いところが出てきているのは、非常に残念ですね。やはり特区制度の恩典をよくわかっていないのではないかという気がいたします。  私が学生のころも、こういった予備校みたいなところはありましたよ。大体、そこで教えている先生は大学の先生でしたね。大...全文を見る
○渡辺国務大臣 御案内のように、特区制度というのは二つの方向性を持っております。一つは、御指摘の、全国展開をしていこう、規制改革においてオール・ジャパンの対応をしていこうということがございます。もう一つは、地域再生に貢献をする、地域活性化を図る、そういう側面がございます。  し...全文を見る
03月12日第166回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 前回もお答えいたしましたが、この会議は非公式の会議であります。議決をしたわけではなくて、議論のプロセスの中で見解を表明したにすぎません。したがって、こういう議論の途中の見解を発表するのにメールあるいは電話でのやり取りを行ったということでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 詳しい話は会議令というものに規定をしてございまして、そういったものに照らして不適切なことはないということでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 規制改革会議は議論の過程をできるだけ透明に公開をしていこうということでやっております。したがって、正式の議決を経るものではなく、中途、途中経過の見解についても公表をしたものでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 議論の途中のおおよその一致した意見を取りまとめたものでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 議決事項ではございません。
○国務大臣(渡辺喜美君) 議決の必要な意思決定ではございません。
○国務大臣(渡辺喜美君) 答申でございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 細かい話はなかなか私の得意とする分野ではないのでございますが、ワーキンググループは下部組織と言って言えなくもなかろうと思います。
○国務大臣(渡辺喜美君) ワーキンググループでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 会議令というのがございまして、そのまた下の、議長が作りました会議のルールというものがございます。そういったルールに照らしてワーキンググループは認められるということでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) これは、規制改革会議が平成十九年一月三十一日付けで決めました規制改革会議の運営方針に照らして、不適切ではございません。
○国務大臣(渡辺喜美君) 公式的なものではございません。あくまでも非公式の勉強会であります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 非公式の勉強会でございますから、非公式な運営ルールでやっております。
○国務大臣(渡辺喜美君) 私がその場にいたわけじゃございませんので、分かりません。
○国務大臣(渡辺喜美君) 非公式な勉強会でありますから、あくまで非公式でございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 非公式な勉強会に官僚が出席しちゃいけないんでしょうか。
○国務大臣(渡辺喜美君) 非公式な勉強会になぜ官僚が出席してはいけないんでしょうか。
○国務大臣(渡辺喜美君) 非公式な会合である以上、問題ないと思います。
○国務大臣(渡辺喜美君) 抵触はいたしません。
○国務大臣(渡辺喜美君) 抵触するというのであれば、その根拠はどういうことでしょうか。(発言する者あり)
○国務大臣(渡辺喜美君) 非公式な勉強会でございますので、服務規程に違反はしないと考えております。
○国務大臣(渡辺喜美君) 私がその場にいたわけではございませんので、聞いておりません。
○国務大臣(渡辺喜美君) この記述は二月十五日の見解に出てくるものでございますが、昨年の十一月に内閣府が公表したアンケートによって明らかになった実態を指摘したものでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 例えば、学校教育法施行規則第三十三条では、市町村の教育委員会は、中略でございますが、その指定した小学校又は中学校を変更できる場合の要件及び手続に関し必要な事項を定め、これを公表するものとするとされています。しかし、アンケート結果によれば、公表方法など必要...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 昨年十一月の時点で、私、大臣でございませんので、コメントのしようがございません。(発言する者あり)
○国務大臣(渡辺喜美君) 規制改革会議として、ずっと教育問題については議論を積み重ねてまいっております。したがって、その中でこうしたアンケートを実施したわけでございまして、その結果、全体の一五%の市区教育委員会が先ほど申し上げたような実態にあったということでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 内閣府としてあらかじめ文部省と協議しなければならないというルールにはなっていないと承知いたしております。
○国務大臣(渡辺喜美君) そのとおりでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 補足説明というのは、一回目の見解ですね、これを更に具体化したものであるということでございます。だから説明をしたんだと思います。
○国務大臣(渡辺喜美君) 会議令では、行って議論をするというよりは、集まって議論をすることができるようになっているはずでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) そういう例は寡聞にして聞いておりません。
○国務大臣(渡辺喜美君) 会議令では、意見を聴くことができるはずでございまして、恫喝はよくありませんが、意見を聴くことはできるはずでございます。(発言する者あり)
○国務大臣(渡辺喜美君) 場所についてのルールの取決めはございません。
○国務大臣(渡辺喜美君) 特区法に定める要件に適合しているかどうかを判断し、文部科学省の同意を得て認定をいたしておりますので、認定の手続は法令にのっとっていると承知をいたしております。
○国務大臣(渡辺喜美君) 第三次特区提案において、平成十六年の四月から株式会社立の大学の開校を可能とするための提案がなされたわけでございます。  内閣府としては、こういう提案をできるだけ実現をしていこうというのがミッションでございますから、計画の認定時期についてできるだけ早くと...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 承知いたしておりません。
○国務大臣(渡辺喜美君) 存じ上げません。(発言する者あり)
○国務大臣(渡辺喜美君) 今、調べております。(発言する者あり)
03月13日第166回国会 参議院 内閣委員会 第1号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 規制改革を担当する内閣府特命担当大臣、国・地方行政改革、公務員制度改革、地域活性化、道州制担当大臣として、所信の一端を申し述べます。  まず、行政改革については、官から民へ、国から地方へとの考えの下、簡素で効率的な筋肉質の政府を実現することが重要であり...全文を見る
03月14日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○渡辺国務大臣 直接型と間接型の寄附税制についてのお尋ねでございました。  直接型においては、高齢者の雇用あるいは障害者、母子家庭の母を積極的に雇用する企業を支援対象にしております。一方、間接型におきましては、フリーターなどの若者の採用機会の拡大に取り組む企業、若者の職業的自立...全文を見る
○渡辺国務大臣 端的に申し上げれば、直接型においては、先ほど申し上げましたように、確認が容易にできるものを対象といたしておりますし、間接型においては、先ほど申し上げたフリーターなどちょっと定義がしづらいものを対象にしております。すなわち、直接型でカバーできないものを間接型の税制に...全文を見る
○渡辺国務大臣 間接型においても高齢者等は支援対象にいたしております。(松原委員「いるんだね」と呼ぶ)はい、いたしております。したがって、間接型の方で補完と申し上げたのはそういう意味でございます。  また、繰り返しでございますが、こうした区分けをいたしましたのは、租税回避行為な...全文を見る
○渡辺国務大臣 間接型の対象となる公益法人につきましては、地域再生計画の区域内に事務所を有し、間接型に係る事業を主たる目的として実施をしている公益法人を想定いたしております。具体的な公益法人については、今後、内閣府令で規定をする要件を踏まえ、地方公共団体からの相談に応じてまいりた...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど申し上げましたように、その地域に主たる活動拠点を有している、そういう公益法人を念頭に置いております。
○渡辺国務大臣 先ほど申し上げた要件に合えば、シルバー人材センターのようなものも入ります。
○渡辺国務大臣 シルバー人材センターというのは大体シルバー対象でございますから、ニート、フリーター対策も行うような法人であれば含まれるということでございます。
○渡辺国務大臣 シルバーセンターですからね。フリーターというのは若年層が主でございます。いわゆる就職氷河期に社会に出て、残念ながら正規社員になれずにフリーターになってしまった三十代前半ぐらいの、いわゆる団塊ジュニアの年代が典型例でございますけれども、そういった世代の格差を固定化し...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、直接型は、高齢者、障害者、母子家庭の母というぐあいに限定をいたしております。間接型におきましては、フリーターなど若者の採用機会の拡大などに取り組む企業、それから特定非営利活動法人、次世代育成支援対策に取り組む企業等としておりまして、こ...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど来申し上げておりますように、直接型というのはなぜ限定をしておるかといいますと、例えば高齢者、障害者、母子家庭の母、いずれも確認が容易にできる方々を支援対象にしているわけでございます。一方、フリーターと言われて、フリーター手帳を持っているわけじゃないんですね、...全文を見る
○渡辺国務大臣 前回の議論でも出た話ではございますが、なかなかこういう苦心の策の税制を持っている国は見当たらないということでございます。
○渡辺国務大臣 これは、先ほどの要件の中で申し上げましたように、地方公共団体による確認がまずございます。そして、対象とする範囲を地方公共団体が確認できるものに限定いたしております。寄附を受ける民間会社に対する地方公共団体の検査監督権限を法定化いたします。そして、違反行為等がある場...全文を見る
○渡辺国務大臣 第三十三条におきまして、「次の各号のいずれかに該当する者は、三十万円以下の罰金に処する。」と規定がございます。これを読み上げてもいいのでございますが、三十三条で三十万円以下の罰金を規定いたしております。
○渡辺国務大臣 間接型についてはございません。
○渡辺国務大臣 間接型に対する制裁措置としては、こうした公益法人が指定の取り消しを受ける、つまり消滅してしまう、こういうことでございます。
○渡辺国務大臣 安倍内閣においては、なぜ再チャレンジ支援を重要課題としておるか。それは、格差が固定化をするようなことがあってはならないということから、このような再チャレンジ支援策を立案し、このような税制を提案したところでございます。
○渡辺国務大臣 まず、地域再生計画の認定状況でございますが、第一回目、四百五十三件、これは平成十七年六月と七月であります。第二回目は百十件の認定件数であります。平成十七年の十一月であります。第三回目は平成十八年の三月認定でありますが、百四十件ございます。第四回目は平成十八年の七月...全文を見る
○渡辺国務大臣 まず税制でありますが、先ほど申し上げた特定地域再生事業会社の計画認定は三件であります。会社の指定は今のところございません。  また、地域再生基盤強化交付金でありますが、これは六百件ほど実績がございます。道路整備交付金が二百十三件、汚水処理施設整備交付金が三百五十...全文を見る
○渡辺国務大臣 この三件以外に却下された事例はございません。なぜ三件なのか。これは要件が厳し過ぎるからでございまして、今回の改正案の中で要件を緩和するお願いをいたしております。
○渡辺国務大臣 寄附金控除というのは実にさまざまなシチュエーションがございます。例えば、松原議員の政治資金団体に寄附をする。寄附金控除の限度額というのがございますね。そういうものもこれは対象になるわけでございます。別に政治家への寄附だけではございません。いろいろなレベルでの寄附金...全文を見る
○渡辺国務大臣 例えば、認定NPO法人に対する寄附金というのもございます。それから、特定公益増進法人に対する寄附金というのもございます。これらは再チャレンジ支援寄附税制とは限定されないものであります。  それから、指定寄附金というのもございます。例えば、国宝の修復、それから赤い...全文を見る
○渡辺国務大臣 所得税についてのお尋ねでございます。  所得税については、先ほど申し上げました、国、地方公共団体に対する指定寄附金、特定公益増進法人に対する寄附金、認定NPO法人に対する寄附金、いずれも寄附金マイナス五千円を所得から控除するということにいたしておりまして、総所得...全文を見る
○渡辺国務大臣 再チャレンジ支援税制においては、地域再生計画の作成を内閣総理大臣が認定いたしております。したがって、これに基づいて対象となる地域の公益法人の指定を行うことといたしておりまして、この点でチェックがかかるということであります。
○渡辺国務大臣 先ほど申し上げました特定公益増進法人に対する寄附金と構造的には今回同じものでございます。
○渡辺国務大臣 いずれも都道府県が認定をいたします。
○渡辺国務大臣 先ほど申し上げましたように、実績としては三十件ございます。  例えば、これは東京豊島区の例でございますが、文化芸術創造都市の形成、としまアートキャンバス計画と銘打ってございます。NPO活動支援として低利融資などの支援を行っているものであります。区民、NPO、企業...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは、構図が同じであると先ほど申し上げたつもりでございます。
○渡辺国務大臣 同じものは承知いたしておりません。
○渡辺国務大臣 全国展開に当たり評価委員会にかけるものと、各省の判断によって全国展開を行っているものがございます。特区の特例につきまして、評価委員会が評価をする場合も、それぞれの規制所管省庁がみずから判断をする場合も、どちらも問題がなければ全国展開を推進するという考えに違いはござ...全文を見る
○渡辺国務大臣 評価の具体的基準でございますが、まず、地域を限定することなく全国において実施をするという基準がございます。この場合、弊害が生じないと認められる場合。第二に、弊害が生じても、規制の特例措置の要件、手続を見直すことで弊害の予防などの措置が確保され、かつ、見直された予防...全文を見る
○渡辺国務大臣 まず、認定こども園でございますが、御案内のように、幼稚園で二歳児のお子さんの受け入れを認めることは、三歳未満のお子さんの受け入れ体制が複雑化して現場が混乱するのではないか、こういった御指摘があるわけでございます。  認定こども園や保育園、幼稚園のあり方につきまし...全文を見る
○渡辺国務大臣 認定こども園につきましては、釈迦に説法でございますが、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供に関する法律に基づいております。  認定の要件としては、第一に、就学前の保育に欠ける子供も欠けない子供も受け入れ、幼児教育、保育を一体的に提供すること、第二に、...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは手元に資料がございますので、申し上げさせていただきます。  認定こども園の認定数は、平成十九年三月一日、今月一日現在でございますが、十三件であります。十八年度内の申請見込み数は約百十件であります。十九年度、来年度以降の申請見込み数は約七百五十件でございます...全文を見る
○渡辺国務大臣 二歳児を受け入れる幼稚園と認定こども園と保育所と、それから今御指摘のようなものがございますが、まず、二歳児を受け入れる幼稚園は、幼稚園の接続として受け入れているということであります。認定こども園においては、就学前の教育と保育を一体的に提供するということで受け入れて...全文を見る
○渡辺国務大臣 認定こども園の認定数、三月一日現在でございますが、これは、岩手県、宮城県、秋田県、茨城県、千葉県、長野県、大分県、宮崎県の八県であります。幼保連携型が八件、幼稚園型が五件、合計十三件となっております。  また、ついででございますが、認定こども園の認定申請見込み数...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げたことでございますが、それぞれの地域でいろいろなニーズがございます。また、施設やそれぞれの御家庭でのニーズも多種多様でございます。したがって、こうした多様なニーズにこたえるためにこうした制度をつくったところでございます。
○渡辺国務大臣 そうした御指摘、御意見を踏まえて、これから関係省庁と協議をしてまいりたいと考えております。
○渡辺国務大臣 今後、保育所型、地域裁量型も申請の見込みはございます。  いずれにいたしましても、今後もいろいろな御意見を踏まえた協議を行ってまいりたいと考えております。
○渡辺国務大臣 認定こども園においては資格要件はございません。(小宮山(洋)委員「いや、違う。今回の話を聞いているんです。違います、聞いていることと答えが。今回の特区の全国展開の話をしているんです」と呼ぶ)必要な人員を補充して行っていくということになるわけでございます。
○渡辺国務大臣 これは幼稚園でございますので、基本的には。したがって、幼稚園教育が主体となるわけでございます。
○渡辺国務大臣 幼稚園教育の延長として行っていくわけでございますので、子育て支援としての二歳児受け入れを行うに当たりましては、保育所における二歳児保育の実際を見たり体験したりするなどして二歳児の発達、保育のあり方について研修を行うということは大変有効なことであろうかと思います。
○渡辺国務大臣 実際はどうなのかというお尋ねでございます。  実際は、幼稚園教諭の七割から八割は保育士の資格を持っております。したがって、先ほど私が申し上げましたように、保育所などにおける二歳児保育の実際を見たり体験したり勉強したりして研修を行うことは有効ではありませんかと申し...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど申し上げましたように、実際はどうか、こういうことですよね。したがって、実際は幼稚園教育の延長として行われるわけでございまして、幼稚園教諭の七割から八割は保育士の資格も持っておる。ですから、この保育士の資格をお持ちの幼稚園教諭の方々が保育所で二歳児の受け入れの...全文を見る
○渡辺国務大臣 幼稚園というのは、先ほども申し上げましたように、保育に欠ける子供を対象にしたものではないわけでございます。ですから、認定こども園においては、保育に欠ける子供も保育に欠けない子供も受け入れているわけでございます。実際は、お母様が主婦をしておられるような方を大体念頭に...全文を見る
○渡辺国務大臣 地域やお母様方、保護者の方々のニーズにこたえると同時に、お子様たちにとってもよかれと思ってやっているわけでございます。  今後の数字でございますが、幼稚園の数は、平成十八年の五月現在で一万三千八百三十五園ございます。幼稚園児の数でありますが、百七十二万六千五百二...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げたことでございますが、こういった改革は、お子様にとってもよかれと思ってやっているわけでございます。  評価委員会の方の評価の判断の理由でございますが、規制所管省庁によれば、二歳児の幼稚園生活への不適合、園全体の教育環境の悪化、教員の負担増による幼...全文を見る
○渡辺国務大臣 保育園におきましては、保育士一人で園児が六人となっております。  幼稚園におきましては、きちんと計画を立ててくださいという要請、指導をしているところでございます。
○渡辺国務大臣 先ほど来申し上げております三歳未満児に係る幼稚園入園事業の実施状況でございますが、在籍園児数が三千二百六十五名でございます。これに対して施設数は、五百五十六が実際に受け入れている施設となっております。  いずれにいたしましても、保育園の一対六という水準に近づける...全文を見る
○渡辺国務大臣 地域活性化関係の九法案でございますが、一つは、構造改革特区法の一部を改正する法律案、これは内閣官房が出しております。  次に、地域再生法の一部を改正する法律案、これも内閣官房でございますが、地域経済の活性化、地域における雇用機会の創出その他、地域の活力の再生を推...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘の頑張る地方応援プログラムも、実は地域活性化政策体系の中に位置づけてございます。  この政策体系におきましては、五つの視点、まず、知恵において、頑張る地方応援プログラムや広域的地域の自立、活性化、地域の強みを生かした企業立地の支援、地域雇用の再生支援、地域...全文を見る
○渡辺国務大臣 地域活性化でありますから、当然地方との意見交換は重要でございますし、そうした意見交換をして今回の政策体系を取りまとめたところでございます。そしてこれから、先ほど申し上げましたように、地方公共団体に対しまして今度は情報提供を実施し始めたところでございます。今回、御審...全文を見る
○渡辺国務大臣 東京が御指摘のように四件、香川県は三件でございます。ちなみに、私の栃木県は二十四件ございまして、副大臣の地元山口県は十件となっております。沖縄が六件でございまして、一けたのところを探しますと、ほかには、奈良県が八件、富山県が九件となっております。一番数が多いのは、...全文を見る
○渡辺国務大臣 分権改革は、御案内のように、菅大臣の方で三年を目途に取りまとめの作業がこれからスタートをするわけでございます。私の方は、分権改革の総仕上げという位置づけで、道州制の方の担当も仰せつかっているわけでございます。  一方、地域活性化体系は、今までのいわゆる金太郎あめ...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘の、交付金が委員のお考えになっているイメージからは遠いのではないか、こういう御批判だったかと思います。  地方分権改革を進めていく中で、今の補助金にかわる財源の移譲については、いろいろな角度から我々も研究をしてきたつもりであります。何年か前に創設をいたしま...全文を見る
○渡辺国務大臣 こうした地域再生基盤強化交付金は、もう既に、地域再生計画のもとで、六百件に及ぶ認定計画がございます。道路整備交付金が二百十三件、汚水処理施設整備交付金が三百五十二件、港整備交付金が四十四件となっております。  例えば、長崎県の佐世保市の例でございますが、汚水処理...全文を見る
○渡辺国務大臣 八百十件のうち、地域協議会的な仕組みがどれぐらいあったのかとのお尋ねについては、今ちょっと事務方で調べておりますので、ちょっと御容赦をいただきたいと思います。  地域再生や特区の成功例でございますが、協議会をつくって独自の取り組みを推進している例はたくさんござい...全文を見る
○渡辺国務大臣 今までどういう説明をしてきたかということでございますが、都道府県に対するサポート機能をどう強化するかという問題認識のもとで行ってきたところでございます。  構造改革特区や地域再生計画については、都道府県の担当者を特区エキスパートあるいは私が認定いたします地域再生...全文を見る
○渡辺国務大臣 確かに、中小の市町村において地域再生の果たす役割は大きいものと思います。ここに関して都道府県がどういう役割を果たしているかということでございますが、小さな自治体になりますと、情報もなかなかうまいぐあいに入ってこないということもあろうかと思います。  そこで、今回...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の地域活性化政策体系の中でさまざまなメニューがございます。そのメニューの中で、例えば地域雇用再生支援、これは先ほどから話題に出ております、地域雇用創造推進事業は百十五億円の国費、予算額になっておりますが、これがまさしく事業規模になっております。大体、国費と事業...全文を見る
○渡辺国務大臣 東洋町の御判断に対して私がどうこう言う立場にはございませんけれども、それぞれの地域の選択というものがあろうかと思います。  確かに、東洋町の財政状況は、先ほどのお話のように相当厳しくなっているのはよくわかります。似たような状況に置かれている自治体もたくさんあると...全文を見る
○渡辺国務大臣 迷惑施設と言って言えなくもないかもしれませんが、例えば香川県に直島という島がございます。これは、近くの豊島のまさにごみ処理の中間施設をつくって、まさに地域再生につなげた、大変なすばらしい例だと思うんですね。  あそこで、私も三回ぐらい工場を見学したことがございま...全文を見る
○渡辺国務大臣 ことしの補正予算と来年度の予算の中で、例えば地方交付税が両方足すとどれくらいなのか、ちょっと数字は忘れてしまいましたが、地方団体から交付税の予算についてけしからぬというおしかりはいただいていないと思います。そういう中で、頑張る地方応援プログラムというのは、まさしく...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の改正案では、学校施設の管理、整備の権限を首長に移譲する場合、首長の明確な責任のもとに一体的な利用や総合的な整備の促進が図られるようにすることがふさわしいと認められる地域に限って特例を設けるものでございます。また、特例措置の適用につきましては、学校における教育...全文を見る
03月14日第166回国会 参議院 本会議 第9号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 公務員制度改革についてお尋ねがございました。  公務員制度については、絡み合った諸問題をパッケージで解決をすることが必要であります。  このため、年功序列を打破し、採用試験の種類や年次にかかわらず、能力と業績の評価に基づく人事を行わなければならないこ...全文を見る
03月15日第166回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 一般的に、世の中のいろいろなシステムを自由化をしていく場合には、その自由化された後の事後チェックというのが極めて大事なことになります。例えば、金融ビッグバンというのがございました。これは大きな銀行がばあんとつぶれた印象しかございませんけれども、決してそう...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 委員御指摘のように、道州制が地域住民置き去りにしたままの議論ではいけないと思うんですね。何のために、じゃ道州制やるんだ。例えば北海道について言えば、いち早く特区がスタートをしております。北海道が作った資料などを私も拝見をしておりまして、例えば地方分権を推...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 道州制というのは大変壮大な国家のビジョンだと思うんですね。国と地方との在り方を根本的に見直していく、そういう代物であると考えています。したがって、二か月、三か月でできるような代物ではございませんで、三年ぐらい掛けて明確なビジョンを打ち出していきたいと思っ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 全く御指摘のとおりだと思います。道州制が実現しなければ分権が進まないんだなどという発想は全く我々は取りません。分権改革をもうとにかく先行して始める、その総仕上げとして道州制というのがあるんだという立場を取っております。  菅大臣が地方分権改革の特命大臣...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 小泉内閣の時代でございますが、平成十四年、小泉総理の指示がございました。それは、いわゆる肩たたきが、この年齢を引き上げることが大事ではないかということだったんですね。見てきたような口利いて申し訳ありませんけれども、能力主義を徹底すべきだと、そして、年次主...全文を見る
03月16日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○渡辺国務大臣 何を基準にというお尋ねでございますが、前回も申し上げたかとは思いますが、まず構造改革特区推進本部に設置されています評価委員会において、文部省からも意見を聴取し、評価を実施いたしたわけでございます。非常に多くの成果を上げておる特区がございまして、これは全国展開しても...全文を見る
○渡辺国務大臣 評価委員会の委員は十名ほどで構成されております。例えば、東京大学の井堀先生とか、慶応義塾幼稚舎の舎長などもやっておられた金子郁容先生とか、それから三鷹市長の清原慶子さんとか、東洋大学の白石真澄さんとか、愛知みずほ大学教授の薬師寺道代さんとか、国際基督教大学の八代尚...全文を見る
○渡辺国務大臣 当然これは構造改革特区基本方針に基づいてやっていることでございまして、閣議決定という手続がございます。閣議決定をするには、我々週二回、閣議で一種のサイン大会みたいな作業をやるんですけれども、前日だったでしょうか、たしか事務次官会議というのをやるんですね。この事務次...全文を見る
○渡辺国務大臣 いずれにしても、こういった二歳児受け入れの特区がかなり行われまして、ここにおいて、今御指摘のような否定的な評価もわかってはおりますが、それを上回る肯定的な評価があったものと理解をしております。  例えば、今、幼稚園の教諭、新しく入ってこられる方々の九割以上が保育...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども私の体験を踏まえてお答えさせていただきましたが、うちみたいに、かみさんが主婦で、三人立て続けにできちゃったんですね。そうすると、保育所に行って、当時は断られちゃうんですよ。そうすると、上の子が行っている幼稚園にできれば下の子も早いうちから面倒を見てもらえる...全文を見る
○渡辺国務大臣 委員が御指摘になられますように、お子さんの立場から考えるという視点はやはり非常に大事だと思うんですね。お子さんから見ると、幼稚園と保育所と一体どう違うのか、そんなことはまるでわからないし、考えもしないわけですね。  ですから、お子さんの立場に立って、例えば二歳児...全文を見る
○渡辺国務大臣 それほど詳しく知っているわけでは正直ございませんが、たしか、ことしの一月ですか……(泉委員「知っているように言わないでください」と呼ぶ)正直、余り知りません。一月にこの調査会から報告ですかが公表された際に、私も、さらっとですけれども読んだ記憶がございます。中身は余...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘のように、特区が小粒になっているのではないかとか、件数が減っているじゃないか、何でこれ以上続けるんだ、こういう御批判があるのは承知をいたしております。  ただ、この特区が果たしてきた役割というのも結構すごいものがあると思うんですね。オール・ジャパンで展開を...全文を見る
○渡辺国務大臣 よく私が申し上げるように、昔のような金太郎あめ型発展モデルではいけないと思うんですね。やはり個性ある発展モデルを追求していく。そういう視点から、政府がやるべきことは、個性ある地域を目指す、そのそれぞれのやる気を支援する、あるいはやる気の出ないところはやる気を掘り起...全文を見る
○渡辺国務大臣 日本の今の仕組みを見るときに、残念ながら、昔ながらの中央集権的な岩盤のような体制が依然として残っている分野がやはりまだあるんですね。したがって、こういうものに風穴をあけようと思って、私も四苦八苦しているわけであります。  今おっしゃったような、通知のレベルで閉ま...全文を見る
○渡辺国務大臣 たしか前回も申し上げた記憶があるんですが、北海道の倶知安町の例、それから熊本の荒尾市の例、豊後高田の例など、こういった地域提案型雇用促進事業を活用しているところは地域再生計画で七十八計画ございます。
○渡辺国務大臣 これも役所がくっつけた名前だけれども、地域提案型雇用創造促進事業というところに限定して今数字を申し上げたわけでございまして、こういうことがもうちょっと広がりを見せるようになるといいなと思います。
○渡辺国務大臣 確かに法案の書きっぷりはそういうぐあいになっているかと思いますが、実際に地域の担い手となる方々、ソーシャルキャピタルなどといいますが、これは林副大臣の得意分野でありますけれども、こういう地域の担い手がまさに個性ある発展を目指して創意工夫、連携ができる、そういう運用...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは利用者といいますか、お子さんの観点、保護者の観点、やはりこれを忘れてはいけないと思うんですね。確かに、子供の数が少なくなってきていますから、囲い込みというんでしょうか、お子さんのとり合いみたいなことがもしかしたらあるのかもしれませんけれども、子育て支援という...全文を見る
○渡辺国務大臣 情報提供をするというのは極めて大事なことだと思います。そこで、多様な選択肢の中で選んでいただくためにも、これは正確な情報を提供する必要がございます。特区の成果や国会での御審議などを踏まえて、政府、文部科学省より都道府県に対して、子育て支援としての二歳児を受け入れる...全文を見る
○渡辺国務大臣 直接型の税制は、確かに、日本の現状にかんがみた苦心の策なんですね。ですから、この税制がほかにないじゃないかと言われれば、そのとおりかもしれません。とにかく格差を固定化させないためにありとあらゆる政策手段を発動しながら支援をしていこう、一方において、租税回避行為があ...全文を見る
○渡辺国務大臣 今後の議論として、やはり日本の寄附税制は残念ながら非常に不十分であると思います。したがって、もっと民間が公益を担う、そのために資金の手当てがより円滑にできるようにする、そういうための税制改正は大いに議論をしていくべきだと考えております。ことしの秋以降、税制の抜本的...全文を見る
○渡辺国務大臣 安倍内閣においては、再チャレンジ支援のための政策を、ありとあらゆる手だてを尽くして用意をしていこう、その一環としてこの税制を設計したわけでございます。  したがって、高齢者とか障害者、子育て中の母子家庭のお母さん、こういった方々には、今までにないような税制を苦心...全文を見る
○渡辺国務大臣 要するに、一般寄附金の枠ですと相手先が限定されないわけですね。しかし、今回の再チャレンジ税制は相手先を限定して、高齢者、障害者、子育て中の母子家庭のお母さん、そういう目標を絞って、そこに支援の手段を施していこうということでございます。
○渡辺国務大臣 税制の抜本見直しの必要性があるわけであります。その抜本見直しは、まさしくことしの秋、いろいろなレベルで始まっていくわけでございますから、当然、寄附税制についても、あるべき姿を目指しての議論が行われるものと理解をいたしております。
○渡辺国務大臣 今後、大いに議論をしていきたいと思います。
○渡辺国務大臣 地方自治法は小川委員の専門分野かと思いますが、私のような素人が答えるのもなんでございますが、今回の特例の趣旨、その期待される効果であります。  都道府県は、地方自治法による事務処理特例制度によって、その権限に属する事務を市町村に移譲することができます。その場合で...全文を見る
○渡辺国務大臣 調整の必要についてでございます。すべての事務を市町村において処理するというのは厳し過ぎるのではないか、こういう御指摘もございます。  都道府県のある事務について、事務処理特例条例によってそのすべてを市町村において処理するという場合に、都道府県がその事務に係る協議...全文を見る
○渡辺国務大臣 片っ方が非常にもうかっておって、キャッシュフローが潤沢である、一方の会社は、とても志の高い経営者がいて、でも残念ながらもうかっていない。片っ方のもうかっている方は、実は余り人を使わない、一方、片っ方のもうかっていない方は、もうとにかく人手が必要だ、でももうかってい...全文を見る
○渡辺国務大臣 たしかこの前の審議でもお答えしたかと思いますが、この地域再生支援税制は、特定の事業を行う会社が、この税制優遇措置を受けてお金を集めて、資本的な投資をする、こういう想定でたしかでき上がっていたかと思います。ここでたしか三件ほどこの税制が使われていたかと記憶をいたして...全文を見る
○渡辺国務大臣 法人税の方に限られているのはなぜかということでございますが、これは対象を限定しております、先ほど来の議論のように。そして、一方において租税回避的なことは抑制をしなければいけないということでございますから、余り手間暇かかり過ぎるような税制になっても困りますので、その...全文を見る
○渡辺国務大臣 直接型においては、今回、罰則規定を設けてあります。間接型においては設けておりませんが、それは公益法人の一般的な規定においてサンクションがかけられるという前提で、罰則は設けておりません。
○渡辺国務大臣 直接型で限定しておりますのは、高齢者とか障害者とか母子家庭のお母さん、こういう方々は、例えば障害者の皆さんは障害者手帳というのがございます。母子家庭のお母さんは、やはり似たような手帳をお持ちですね。一方、フリーターと言われる若者はフリーター手帳というのがございませ...全文を見る
○渡辺国務大臣 私も、こういう通知で岩盤のような規制になっている、そこに風穴をあけようとしたケースが結構確認されているというのを見まして、いささか驚きました。
○渡辺国務大臣 通達行政というようなものが相当見直しをされてきていると思っておりましたが、いまだにこういう通知、通達のたぐいでがちがちに縛っている分野があるんですね。したがって、こういうものに日ごろ我々は余り気がつかないけれども、自治体の現場にあっては、こういう通知、通達は風穴を...全文を見る
○渡辺国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を十分に尊重してまいりたいと存じます。     —————————————
03月16日第166回国会 衆議院 本会議 第14号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 産業再生機構についてお尋ねがございました。  機構は、平成十五年五月の業務開始以来、四十一件の事業再生を手がけ、昨日解散をいたしました。その活動は大成功であったと考えております。  その理由は、第一に、最終収支における剰余金の見込みが三百億円台後半と...全文を見る
03月16日第166回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 今、手元に具体的な数字は持ってきておりませんけれども、私の方からどうなっているんだと言うことは可能でございます。  また、御指摘の独法への天下りという問題は、御案内のように、平成十六年にたしか小泉内閣のときに、まあ見てきたような口を利いて申し訳ありませ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) しっかりやっていくつもりでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 御案内のように、既に小泉内閣の時代から肩たたきはできるだけやめていこうと、そういう改革が行われてきているわけであります。私が大臣に着任する以前に、例えばスタッフ職の創設という形で人事院の方にも俸給表を作ってちょうだいよと、そういうお願いは既にしているわけ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今の各省あっせんが天下りなどとやゆされる背景には、どうしても予算と権限が背景に付いて回っているんじゃないかと、これが国民サイドから見たら押し付けに見えちゃうよねというところが不透明なんですね。ですから、こういう予算や権限を背景にしない、そしてきちんと行為...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 昔、今引かれた金融の世界では護送船団方式という金融行政が行われていたわけですね。要するに、金融業界と検査部隊が大変な癒着を起こして大問題になったのは御記憶にあると思います。  ああいう護送船団行政をやっている時代には、御指摘のように行政コストというのは...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 当たり前のことを当たり前にやるというのは意外と難しいことなんですね。例えば、我々国会議員は全国民の代表だと、だれの代理人でもないと、このミッションはなかなか難しいですよ、正直言って。でも、これは我々に課された道徳的義務ですよ。政治道徳上の義務なんですね。...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど来申し上げておりますように、根本治療をやるスイートスポットがあるんですよ。それは何かといったら、各省あっせんなんです。結局、この各省あっせんが人事の延長線として行われていると。このことこそが正に肝になるわけであって、この各省あっせんを全面的にやめさ...全文を見る
03月19日第166回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 初代地域活性化担当大臣を拝命した渡辺喜美でございます。  私の役回りは、昔だったら領空侵犯大臣と言われかねないようないろいろな横断的な施策を、今はもう領空侵犯じゃございませんので、政府挙げて地域活性化、取り組んでいく。やる気のある地域のやる気を喚起をし...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 格差が拡大しつつあるという御認識は、多分、地域経済がまだデフレが終わっていないというところから来るんだろうと思うんですね。つまり、需要と供給のアンバランス、まあ供給が過剰で需要が少ないものですから物の値段がどんどん下がっていくと、元気が出ない、そういう現...全文を見る
03月20日第166回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 地域活性化は、御案内のように安倍内閣の最重要課題の一つでございます。  工藤委員のお手元にもこういう横長の地域活性化政策体系という紙は多分行っておるかと思うんでございますが、ここには、知恵、担い手、資源、交流、基盤、こういった五つの視点のほかに、今まで...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 括弧七百十億円とかですね、こう書いてございます。  ですから、これを全部足し合わせると、この紙、御指摘の法案だけじゃないですよ、そのほかいろいろございますけれども、大体足し合わせますと、事業費ベースでございますが約一兆五千億円程度になります。
○国務大臣(渡辺喜美君) ありがとうございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) どの大臣が何を言ったかというようなことについてのコメントでは全くございませんが、私は、各省によるあっせん、こういうことが無駄遣いの温床になっている可能性があるわけでありますから、私が総理から指示を受けました、後世代にツケ回しをしないように徹底した合理化と...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) どこからどこまでを規制対象とするかという問題については、例外を設けずに今最終的な詰めを行っているところでございます。公益法人と営利企業に限るという御意見もあるようですが、私としては例外なく今検討をしているところであります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 例外なく今検討を進めているところでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 今の国家公務員法百三条のいわゆるクーリングオフの規定だけでいろいろな問題が防げたのかということは反省をしなければいかぬと思うんですね。この規定があるにもかかわらず官製談合が起こり、様々な天下り問題が起こってきたわけですよ。  したがって、この国家公務員...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) いずれにしても、百三条のクーリングオフ規定があるにもかかわらずいろんな問題が噴出してきた、その反省に立って、我々は行為規制を掛けていくという制度設計を行っているところでございます。  したがって、これから与党や各省にお出しする案を今真っ先に松井委員にお...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 私も法制局長官じゃありませんので法的根拠を聞かれてもお答えのしようがございませんが、先ほど松永官房長が言ったように、情報の提供として紹介をしておられるんでしょうね。多分これは余り表には出したくないけれども、公然の秘密みたいなところがあって、言ってみれば、...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 発言には注意するように常々官房長官から言われておりますので、だれがどうということは申し上げません。
○国務大臣(渡辺喜美君) 基本は、既に小泉内閣のときから始まっておりますように、勧奨退職というのをやめていこうと。ですから、これは退職年齢を引き上げ、努力をやってきたわけですね。ですから、正しいのはやっぱり定年六十までは働けるというのが基本だと思いますよ。そのために、安倍内閣では...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まさしく今我々が考えております国家公務員法改正の案が実現をいたすと勧奨退職というのは事実上なくなるんでしょうね。ですから、そういうことを目指して今やっているわけでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 押し付けかどうかといったら、これは別に法律用語じゃないんですね。まあ一種の政治宣伝みたいな話でございまして、役所サイドから見れば、自分たちが要求して押し付けているなんてだれも思いたくもないし、多分そういう解釈なんでしょうね。一方、国民から見たらどうなんだ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今御指摘の紙なのかメモなのかよく分かりませんが、そういう話があるということは報道で私も存じ上げております。しかし、一体だれが作成した紙なのかメモなのか、全くこれは分からないんですね。ですから、新聞その他マスコミは面白おかしく報道されていますけれども、そう...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まず、基本原則が必要なんですね。この基本原則についても今作りまして、総理や官房長官にこれからお示しをするところでございまして、その前に松井委員に申し上げるというのもなかなかこれはできないことでございますので、その点は御容赦をいただきたいと思いますが、大事...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) そのとおりでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) このたび、政府から提出いたしました地域再生法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  地域再生は、地域の知恵を生かした自主的、自立的な取組を国が支援することにより、我が国の活力の源泉である地域の活力を再生しよう...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) このたび、政府から提出いたしました構造改革特別区域法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  構造改革特区は、地方や民間が自発的に構想を立案し、それぞれの地域の特性に応じた規制の特例を導入することにより、構造改...全文を見る
03月26日第166回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 内閣府が声を掛けたということでございますが、内閣府の特区担当というのは、特区のミッション、つまりこれをオールジャパンで展開をしていく、あるいは地域再生に役立たせる、そういうミッションを帯びておりますので、そのミッションの範囲でいろいろと交渉することはあろ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) だれがだれに声を掛けたかというのは定かではございませんが、特区のミッションを果たす過程で文科省とよく協議をし、文科省が大学設立の認可を行っていただいたものと承知をいたしております。
○国務大臣(渡辺喜美君) 御案内のように、特区というのは地方公共団体の申請に基づいて行われるわけでございます。したがって、この申請を特区室の方で審査をし、特区の認定を行うわけでございます。御指摘のような多少お行儀の悪い株式会社が出てきてしまったことは大変残念に思います。
○国務大臣(渡辺喜美君) お行儀の悪い点は、これは大いに改めていただく必要があろうかと思います。
○国務大臣(渡辺喜美君) 特区というのは一種のパイオニア的な役割を果たす場合があるんですね。したがって、そういう中で大いにチャレンジをしていただきたいと考えておりまして、中にお行儀の悪い人がいたというのは大変残念でございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 人ごとのように答弁しているわけではございませんで、特区の特例措置につきましては、地方公共団体や民間事業者等からの具体的な提案を受けて、各省庁において実現に向けて検討するよう求められることを基本としております。株式会社による大学設置等に関する規制の特例措置...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 特区の提案というのは地方自治体も民間もだれでもできます。
03月27日第166回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど秋元委員が豊島区の文化と創造の取組を語られましたけれども、ああいう地域のやる気を引き出し、地域の連帯感を向上させていく、非常に大事な仕事だと思います。  かつては、どちらかといえば国がマニュアルを作ってそれに合わせて地方が一律に発展していく、これ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 突然のクイズでございますけれども、どうしても置かなければならないわけではない大臣というと、多分私なんかもその一人に入るのではないかと思いますが、そうすると三人、六人じゃない──ということは三名でしょうか。
○国務大臣(渡辺喜美君) 私の素人的な理解では、今回、特区担当という名称は佐田大臣のときから消えたかもしれませんが、さらに、地域再生や特区制度や、それから先ほど申し上げた中心市街地活性化、それから都市再生、地域再生、こういうものをバージョンアップしていこうと、そういうもくろみの下...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) ちょっとにわかには思い出しませんけれども、いずれにしても四月以降、地域再生活性化応援隊を全国各地に派遣をする予定になっておりますので、そういう中で特区の視察もできるところがたくさんあろうかと思っております。
○国務大臣(渡辺喜美君) 私も特区推進担当と同時に道州制担当というのもやっていまして、これは正に地方分権改革の総仕上げでやる話なんですね。したがって、地方分権という、分権改革というミッションも私は帯びている大臣でございます。  今御指摘の話を聞いていまして、やっぱり日本の中央集...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 私も不勉強にして、この内閣府設置法第十二条二項というのは余り勉強したことがございませんでした。存在ぐらいはうっすらと記憶にあったんでございますが、改めてこれを読みまして、これはなかなかいいものだなと思いました。特命担当大臣は、その掌理する何ちゃら事務の遂...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これは認定の事務について勧告ができるという制度だと理解をしております。  今までは、この条文はあるけれども、まあこれはさておいて、鴻池大臣のように突破力のある政治家がこじ開けてやってこられたんだと思います。私も突破力を買われて安倍総理から任命された人間...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど黒岩委員が御指摘をされたのは、多分時間のタイムラグがあってたまたまそんな具合の法律の仕切りになっちゃったのかもしれません。ただ、私も今の御議論聞いておりまして、私も地域活性化担当大臣、特区も含めた、そういうものを担当しておる人間でありますから、提案...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 私も注目は集まり過ぎるほど集まっちゃっているものですから、あっちこっちからおしかりばっかり最近いただいておりまして、中には、渡辺にこれ以上権限やると、もう何しでかすか分からぬなどと余計な心配される向きもないわけじゃございませんで。ただ、私の任務といたしま...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 二歳児の幼稚園における子育て支援事業という点に関して申し上げれば、今回の措置は、私の個人的な体験からしても、ああ、もっと前からあったらよかったのになと思うんですね。  実は私、子供が三人おりまして、ほとんど年子状態でできちゃったんですね。これが良かった...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 確かに、経済的な規制の中でも、例えば投資家保護を図っていこうとすると金融商品取引法のように規制が厳しくなるという側面はあろうかと思います。ついこの間まで私、金融副大臣をやっておりまして、田村政務官の上司だったのでございますが、金融商品取引法はまさしく、市...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これは、規制改革会議というのがございまして、今、草刈隆郎議長さんの下で新三か年計画を作っていただくことになっております。大体五月中ぐらいに主なものをまとめて、六月ぐらいにそのほかの細かいものもまとめて、次の三か年の間にこういう規制改革をやっていきたいとい...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) なかなか鋭い御指摘だと思いますので、研究をさせていただきます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほどからお話を聞いておりまして、それぞれ大変貴重なお話だと思いますので、よく研究をさせていただきたいと思います。
○国務大臣(渡辺喜美君) 残念ながらございません。
○国務大臣(渡辺喜美君) ここで高齢者、それから障害者、母子家庭のお母さん、この三つに限定をいたしました趣旨は、租税回避行為が行われることがないように対象を分かりやすく限定をして決めたわけでございますので、やはり高齢者の方々は何歳以上だと、こういうことははっきりと決めておく必要が...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これは法律によって、例えば人がいつから人になるかというのは刑法と民法で違うんですね。それぞれやっぱり保護法益というのがございまして、刑法では、たしか私の記憶だと、頭が一部出てきたときからもう人だということだし、民法だと全部出た後ですか、それまでは胎児だと...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これは、衆議院の議論は、日本のNPOとか公益法人の現実が、余り育っていない、特にNPOなどは発展途上の段階にあると、そういう議論の延長線で起きた話なのでございます。  今回、私どもがこのような民間企業から民間企業への寄附という世界的には余り例のないとい...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 要するに、税の世界では、常に税制が公正に使われるか、租税回避行為などに使われたりしないかという担保も必要なわけでございます。そこで、このような直接型の寄附において民間企業から民間企業に寄附するわけであって、何らかの寄附のチェックをする仕掛けがないといけな...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 国が優遇措置を行うわけでございますが、それと同時に地方公共団体が二重にチェックを掛けていくと、こういう趣旨でございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 確かに、おっしゃるように間接型寄附というのはまどろっこしいですね。直接型というのはもうストレートで分かりやすい構造だと思います。  したがって、今回は、先ほども申し上げましたように、残念ながら日本の現実にかんがみれば、こういうやり方しかないのかなという...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 正にそのことを地域活性化応援隊と称しまして、新年度から大々的にやっていこうということを考えているわけでございます。  ちなみに、第一回目は四月の十何日だったですか、青森県から呼ばれておりまして、これは私自身も行くつもりなんでございますが、もうとにかく応...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) この株式会社の大学という発想の背景の一つは、資金調達の問題だったと思うんですね。学校法人で大学を設立をするという場合には、たしか寄附を相当集めないといけない仕切りになっておったかと思います。借金で賄えるのはたしか二五%ぐらいだったんじゃないんでしょうか。...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御指摘のように、以前のような景気回復過程とは今回はかなり様相を異にする状況にはなっていると思います。世界経済は結構いいんですね。ということは、世界経済につながっている地域は結構いいと。一方、グローバル経済につながっていない、まるでドメスティックな経済の中...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を十分に尊重してまいりたいと存じます。
03月28日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
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○渡辺国務大臣 民であります。
○渡辺国務大臣 官が許可したものが公益だという発想自体が間違いなんですね。したがって、我々はそういう発想をやめようということで行政改革に位置づけたわけでございます。
○渡辺国務大臣 御指摘のように、今回の改正でもって、社団、財団については主務官庁の許可権限というのを取り上げてしまっております。届け出で設立が可能になるということでございます。何でそれがNPOに適用されないんだということでございますが、先ほど高市大臣も答弁されましたように、これは...全文を見る
○渡辺国務大臣 土づくりというのは、まさに基本だと思うんですね。  例えば、酸性土壌の土で農業生産ができない。その場合には石灰を入れるわけですね。そして、pHを例えば五・六ぐらいにしてから、大豆を植えます。大豆を植えて、空中の窒素分を土の中に固定する。そんなことから、次に、では...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど来議論がございますように、日本の土壌が非常にきつい官製土壌なものですから、これをどうやって変えていくのかということに我々相当心を砕いてきているわけであります。したがって、一気に市村委員が理想とするようなイギリスのチャリティー委員会みたいなものができるかといっ...全文を見る
○渡辺国務大臣 直接型の再チャレンジ寄附税制が苦心の策であるということを申し上げました。やはり、この直接型の構造の寄附の相手先が、民間企業というよりは民で公を担う主体に移っていくのがあるべき姿であろうかと思います。  いずれにしても、我々、今の官製土壌の中で民の公を広げていく、...全文を見る
○渡辺国務大臣 私も実態が非常に大事だと思いまして、菅総務大臣にお願いをし、実態調査をしていただいているところでございます。できるだけ早く出していただきたいという要請をいたしておりますので、そう遠からぬうちにこの実態の数字は出てくるかと思います。  今、委員が御指摘になられまし...全文を見る
○渡辺国務大臣 押しつけ的あっせんによる再就職というのは、別にこれは法律の用語ではないんですね。政治的な言葉遣いが多分にある話でございまして、これの定義がどうかというような議論は余り有意義なものとも思われません。  しかし、総理が繰り返し、予算と権限を背景に、押しつけ的あっせん...全文を見る
○渡辺国務大臣 私が言っているのは、実態は大事だと申し上げているんです。(川内委員「では答えろよ、数字を」と呼ぶ)実態が大事だから調べていると申し上げているんですよ。いいですか。(川内委員「実態もわからないで、解決策がどうやって出るんだと聞いているんです」と呼ぶ)実態が大事だから...全文を見る
○渡辺国務大臣 数字が出てこないという側面、でも、大体大まかな数字は、先ほど委員が御指摘されたように、ストックベースではあるわけですね、二万二千人ですか。それから、大体一万人ぐらい毎年退職をされる。そのうち、いわゆる早期勧奨退職者が四千人という説もありますね、説ですよ。そのうち、...全文を見る
03月29日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
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○渡辺国務大臣 株式会社日本政策金融公庫法案及び株式会社日本政策金融公庫法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  昨年五月に成立した簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律、いわゆる行政改革推...全文を見る
03月29日第166回国会 衆議院 本会議 第18号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 株式会社日本政策金融公庫法案及び株式会社日本政策金融公庫法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  昨年五月に成立した簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律、いわゆる行政改革推進法にお...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 政策金融改革の意義についてのお尋ねがございました。  今回の政策金融改革は、資金の入り口であります郵便貯金、この郵政民営化に続く資金の出口の改革でございます。資金の流れを官から民へ改革することによって、国民の大切な資産が民間部門で有効に活用され、経済の...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御質問の中で、民間にできることは民間にという小泉改革のメッセージが格差を生んできたではないか、こういう御指摘がございました。  私どもは、そうは考えておりません。  戦後レジームが成功した時代がございました。しかし、その戦後レジームの成功体験が何を生...全文を見る
04月04日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第10号
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○渡辺国務大臣 定量的な分析については、後ほど政府委員の方からお答えをさせていただきたいと思います。  まず、管理部門など共通する業務がございます。これは一元化される。同一地域に支店が幾つもあったりする場合がございますので、こういうものを統合することによって役職員の縮減が図れま...全文を見る
○渡辺国務大臣 定量的な答えは事務方から答えさせていただきたいと思いますが、一般的にそう考えております。
○渡辺国務大臣 生活衛生関係業種というのは非常にすそ野の広いもので、我々にとって大変身近な業種が多うございます。例えば、飲食店、おすし屋さんとか食堂、中華料理とか、実に多種多様の提供者がおられます。それから、喫茶店、食肉販売、理容、美容、旅館、浴場、クリーニング、興行等々、十六業...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど林副大臣の答弁にもありましたように、随分時間をかけて、じっくりと財投改革は行ってまいりました。私も、国会議員になってすぐ配属されたチームが自民党の行革本部財投改革チームというところで、まさに林副大臣などとともに、あるいは今、塩崎官房長官などとともに改革に当た...全文を見る
○渡辺国務大臣 石井委員御指摘のように、つい何年か前まで、政策金融の改革なんてできっこないよと思われていた時代がございました。先ほども申し上げましたように、財投改革の歴史の中で、まず、入り口、中間、出口の切り離しを行いました。小泉内閣においては劇的に、入り口の一つである郵政民営化...全文を見る
○渡辺国務大臣 やはり官の行う金融でございますから、これは必要最小限の民業補完に徹しなければならないと思います。それと同時に、なかなか民が、委員の言葉を使えば及び腰である分野、あるいはいろいろな経済状況の中でそうした及び腰になってしまう状況がないとは言い切れません。したがって、そ...全文を見る
○渡辺国務大臣 やはり民間の資金需要動向には常に注意を払っていく必要があろうかと思います。目下のところ、日銀の短観、資金繰りDIなどを見ても、それほど資金が逼迫しているというような状況には中小企業においてもなっていないと認識をいたしております。  まず、先ほど副大臣が答弁されま...全文を見る
○渡辺国務大臣 新機関の設計については、御案内のように、会社法に基づいて定款で定められることになります。会社法を適用することによってガバナンスをきかせていくということが極めて大事なポイントであろうかと考えます。効率的な事業運営の実現と政策上必要な業務の的確な実施を図る観点からも、...全文を見る
○渡辺国務大臣 生活衛生関係営業者は、国民にとって大変身近な業種でございます。事業者数百万人、従業員数六百万人に及んでおります。したがって、これらの業種の方々が円滑に事業を継続する上で、政策金融の果たす役割は重要であると認識をいたしております。しっかりとこれらの政策金融の貸し付け...全文を見る
○渡辺国務大臣 安倍内閣においては、格差が固定化しない、そのために、いろいろなルートで格差を固定化しないための方策を講じております。再チャレンジ支援などもその一つでございます。  今、松浪委員が御指摘になられたことは非常に有意義な御提案だと思います。ぜひそういう有意義な御意見を...全文を見る
○渡辺国務大臣 生活関係営業者の事業者というのは、全国で約百万事業者ございます。従業員数は何と六百万人に及びます。まさしく我が国の経済、国民生活向上において大変重要な役割を担っておるものと考えています。これらの方々への国民生活金融公庫の融資というのは大変に重要なものがあったと思い...全文を見る
○渡辺国務大臣 質、量ともに的確な対応を考えてまいりたいと思います。  新公庫の業務を規定した第十一条別表第一の第三号から七号に、先ほど申し上げましたように明記をいたしております。この条項に従いまして、引き続き、生活衛生関係者への資金の貸し付けをしっかりと承継してまいります。各...全文を見る
○渡辺国務大臣 危機対応というのは大変重要な政府の役割の一つであると考えます。  危機には、例えば、今御指摘の自然災害とかテロとか、それから、大規模な感染症の蔓延とか、あるいは、つい何年か前に我々が直面したように、国民の不安心理が一気に蔓延をしていって金融が大混乱に陥るような状...全文を見る
○渡辺国務大臣 できるだけ多くの金融機関を指定する必要があるとの御認識かと存じます。  今回法案化する危機対応制度については、民間金融機関の自主的な申請が前提であります。したがって、現段階でその数を見込むことは困難であります。法案成立後には、申請が適切に行われるよう、政府として...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは本会議でも申し上げたことでございますが、官業ビジネスが肥大化をして、政府の失敗が起きたわけでございます。  財政投融資という巨大ないわば統制型の金融が長年行われてまいりました。その財投資金が公社、公団に流れ込んで、例えば国鉄の不良債務のように膨大な国民負担...全文を見る
○渡辺国務大臣 国民金融公庫や中小企業金融公庫がそれぞれの分野で果たしてきた役割については、私も大変高く評価をいたしております。  例えば国金におけるマル経融資などというものは、これは相当ノウハウも蓄積され、一種の零細企業向けのセーフティーネットとなっていると言っても過言ではな...全文を見る
○渡辺国務大臣 本来、民間でできることを官がやる必要は基本的にはないんだろうと思います。やはり官の立場というのは、民間に任せておくと、市場の失敗とか、そういう場面においてうまくいかないということについては官がその補完的な役割を担うということが必要であろうかと思います。  民業圧...全文を見る
○渡辺国務大臣 金貸しがリスクをとらないということはあり得ないことだと思うんですね。リスクをとり過ぎてリスク管理に失敗しちゃった銀行はたくさんございますけれども、やはりきちんとリスクをとり、資金仲介機能を果たしていく。また、リスク管理に失敗をすると悲惨なことになり、これが国民負担...全文を見る
○渡辺国務大臣 イメージ的に言えば、こういうフタコブラクダみたいな金利体系が、理論的に、金利が正常に働くと考えれば、もうちょっとなだらかなものに多分なっていくんだろうと思います。  しかし、日本では相変わらずデフレが続いております。デフレ下において、例えば日本銀行が短期金利を上...全文を見る
○渡辺国務大臣 教育資金貸し付けというのは、今委員が御指摘になられましたように、年収基準が九百九十万円となっております。この見直しに当たっては、低所得者の資金需要に配慮しつつ決定をすることにしております。  具体的な中身は、公庫が撤退することによって、民間金融機関からも公庫から...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々の発想は、政府というものがのべつ幕なし何でもやっていく、政府がどんどん肥大化していくということは望みません。民間が基本的にやるべきこと、政府がやらずとも民間ができることは民間に任せよう、そういう方針で政策体系を組み立てております。したがって、教育ローンのように...全文を見る
○渡辺国務大臣 金利の水準については、日本銀行の金融政策や経済情勢が大いにかかわるかと思います。また、先ほど申し上げましたように、民間金融機関の競争が非常に激しい分野においては、日銀の金融政策にかかわらず平均約定金利が低下をするというようなことが現に起こっているわけでございますか...全文を見る
○渡辺国務大臣 正確な答弁をお求めになるんでしたら政府委員の方から答弁させますけれども、証券化の業務というのは、私の理解では、今のようなIT技術が進歩いたしまして、いわゆる大数の法則さえわかっておれば、ローンを束ねて、大体デフォルト率はこれくらいだろうなということが簡単に計測され...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども答弁したかと思いますが、国内三公庫の二百三十三の店舗のうち、六十地域で同一地域に複数の支店が存在しております。これをやはり極力統合していく方針が必要ではないかと考えております。
○渡辺国務大臣 まず、委員御指摘のように、貸付残高に対するGDP比半減目標、これは確実に達成しなければなりません。その後、達成後でございますが、数値目標を設定するかどうかにつきましては、政策金融の実施状況、それから民間金融機関の動向、当然これは経済情勢を含みます、こうしたものを総...全文を見る
○渡辺国務大臣 今までは、割と慣例として、次官ポストのような形で理事長とか総裁が決められていたと思います。  今回の法案におきましては、委員御指摘のように六十一条において、二項の第一号でございますが、第一条に規定する目的及び第十一条に規定する業務に照らして必要と認められる識見及...全文を見る
○渡辺国務大臣 心配はございません。  もう既に、例えば中小企業金融公庫総裁は、二代続けて民間の方を起用いたしております。  また、今回、この法案においては、役員選任は、政府が、確立したルールに基づき、主務大臣の認可に当たっては、内閣としてきちんとチェックをすることになってい...全文を見る
○渡辺国務大臣 引き続き必要な金融仲介は行ってまいりますことは、先ほど来答弁しているところでございます。  最近では、事業再生などにおいて、債権放棄を伴うものも政府系金融機関の中で出てきております。こうした新たな取り組みも行っておりますし、また、リスケや金利減免などを通じて事業...全文を見る
04月10日第166回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○渡辺国務大臣 御指摘の、公共調達の適正化については、先ほど官房長官からも答弁いたしましたように、政府としては積極的に進めております。  随意契約三・四兆円のうち二・一兆円、約六割強でございますが、これを一般競争入札に移行することを本年の一月に決定いたしております。随意契約とい...全文を見る
○渡辺国務大臣 私が担当しております行革本部は、残念ながら、随意契約のチェックの権能まで与えられておりません。
○渡辺国務大臣 一度役人になると死ぬまで役人なんだという発想もあるのかもしれませんけれども、役人になって定年まで役人を勤め上げるというルートはもちろん結構だと思います。一方、もう役人になったら民間人になっちゃいけないんだ、こういうのも変だと思うんですね。民間人から役人になるという...全文を見る
04月10日第166回国会 衆議院 内閣委員会経済産業委員会連合審査会 第1号
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○渡辺国務大臣 赤羽先生御指摘のように、民業補完という観点は譲れない線だと思うんですね。  今回は、民間金融機関と政策金融との機能、役割分担、これは相当の検討を重ねて考えてまいりました。新公庫に残すとされた業務については引き続き国が責任を持って実施していきますということ、これは...全文を見る
○渡辺国務大臣 大変大事な御指摘をいただいたと思います。  今から十何年か前に旧輸銀と旧OECFを統合して今のJBICができたわけですね。今回はこれを離婚するわけであります。どうも、この二つの組織が同じ建物の上と下にありながら内部の融合がうまくいかなかった。その教訓はよく学ぶ必...全文を見る
○渡辺国務大臣 この問題についてということではございませんけれども、行政減量・効率化会議のもとでワーキングチームをつくりますので、その中でこうしたことも議論にはなろうかと考えております。
○渡辺国務大臣 先ほど甘利大臣が答弁されたとおりでございますが、今回も危機対応としての政策金融は残す設計になっているわけでございます。  平成のデフレの中で民間金融機関が貸し渋りをせざるを得なかったのは、言うまでもなく資本が傷んでいたからなんですね。したがって、そういうときには...全文を見る
○渡辺国務大臣 従来、日本の民間金融機関が御指摘のように土地の担保に依存をする融資を続けてきたというのは、ある意味でリスクプレミアムの感覚が非常に薄かったということなんだろうと思うんですね。  日本の金利の状況をグラフにしてみますと、非常にいびつなことがよくわかります。縦軸にロ...全文を見る
○渡辺国務大臣 やはり民業補完という点は、これは譲れない一線なんですね。  量的補完という言葉が出てまいりましたけれども、昔、高度成長時代に資金ニーズが山のようにあって、お金が足りない。例えば住宅をつくるという場合に、当時は、住宅金融公庫からお金を借りませんと住宅が事実上つくれ...全文を見る
○渡辺国務大臣 官業が資金ニーズにこたえて経済成長を引っ張ってきたという時代はかつてあったんだろうと思います。しかし、市場が失敗するように、政府も失敗をすることがあるわけですね。巨大な国営銀行と化した財政投融資が後世代への大変なツケをつくってしまったことについては多言を要しないと...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど私が申し上げましたのは、わかりやすい例えの方がよかろうと思いまして、住宅融資の話をしたんですね。  御案内のように、住宅金融公庫は直貸しはしていないはずでございます。年金の転貸融資も廃止されまして、今、住宅ローンなんというのは、民間金融機関が大きな収益の柱...全文を見る
○渡辺国務大臣 国会の議論なども参考にしながら進めてまいりたいと考えます。
○渡辺国務大臣 先ほど政府委員から答弁申し上げましたように、行革推進法で与えられたミッションというものがございますので、新公庫について、業務の不断の見直し、民業補完が徹底されているかどうか、効率的な事業運営が行われているかどうか、資金調達がうまくいっているかどうか、新公庫がスター...全文を見る
○渡辺国務大臣 官業ビジネスというのは、ともすると、昔よく親方日の丸という言葉がございましたが、そういう依存体質に流れやすいんですね。したがって、いかにガバナンスをきかせるか。会社法適用だというのは、そういう意味では非常にガバナンスをきかせる効果は高いんだと思うんです。  です...全文を見る
○渡辺国務大臣 削減目標をつくるのかということでございますが、これは、国民負担につながるものは極力削減をしていくというのは当たり前だと思います。  新公庫の経営状況をこれからずっと先まで見通していける才能も、私、持ち合わせておりませんけれども、新公庫の担う業務については、先ほど...全文を見る
○渡辺国務大臣 民間金融機関の金融商品というのも最近かなり多様化をしてきております。長期、固定、低利は、かつて政府系の最大の売りだったと思うんですね、セールスポイントだったと思います。しかし、こういうたぐいの商品も、民間ではもう既に出てきているのは御案内のとおりであります。一番わ...全文を見る
○渡辺国務大臣 まず、行革推進法に定められております貸付残高に係る対GDP比半減目標は、確実に達成をしていきたいと考えております。その後、数値目標を設定することについては、中小零細企業の資金需要がどんなぐあいになっているのか、民間金融機関の動向や部分保証、証券化などの新たな民業補...全文を見る
○渡辺国務大臣 行革大臣として私に与えられたミッションは、新公庫の貸し付けが、政策金融改革の趣旨を踏まえて民業の補完に徹するかどうか、こういった観点から、適切な貸し付けの規模となっているかどうかを不断にチェックすることでございます。そのために、行政減量・効率化有識者会議において、...全文を見る
04月11日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第11号
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○渡辺国務大臣 今の答えのように、民間金融機関は、国民の貯蓄を預かって信用創造をやっていくということだろうと思います。一方、政府系金融機関の方は、一定の政策目的を達成することを使命として、政府から主にお金を調達し、それを政策目的に沿った形で民間に流す、こういう役割であろうかと存じ...全文を見る
○渡辺国務大臣 四つが統合されてシナジー効果が発揮できるようにならなければならぬと思います。零細事業者から国際金融まで多様な業務を行っているわけでございますので、それぞれの政策分野に責任を持つ主務大臣がきちんと業務実施を監督していくということであろうかと思います。  ただし、縦...全文を見る
○渡辺国務大臣 後ほど正確に政府委員の方から答弁させますが、新公庫法においても、自動的に天下りポストにならないような制度設計が行われております。  一方、私が今大変苦労してこの国会に提出させていただこうとしている国家公務員法改正案の中では、各省のあっせんというものを全面的に禁止...全文を見る
○渡辺国務大臣 平成十七年当時、私は大臣ではございませんが、やはり政府には継続性がございます。私の行革大臣としてのミッションは、小泉内閣を引き継いだ安倍内閣においてもしっかりと引き継がれているわけでございます。  基本的には、やはり余りにも官の方にシフトし過ぎた金融というものを...全文を見る
○渡辺国務大臣 戦後の成功体験を検証してみれば明らかだと思うんですね。  例えば、金融の世界においては、統制型金融、つまり、政府が金利を統制したり銀行免許をコントロールしたりしまして、金融の世界を操りながら資金供給をやってきた。それも重点的に、日本経済を高度成長路線で引っ張って...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げたことでございますが、戦後レジーム、特に金融の世界においては統制型の金融というのがずっと続いてまいりました。民間の金融機関も、金利の統制あるいは免許によるコントロールを通じて、護送船団方式という金融行政が行われてきたのは御案内のとおりであります。 ...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の法案では、新公庫の役員数については、この法案を成立させていただいた後でありますが、組織の具体的な姿を固めていく過程において決めていくことになります。  具体的には、設立委員が必要最小限の役員数を検討し、その上で、主務大臣が判断をし、役員数についても定款で定...全文を見る
○渡辺国務大臣 正確さが必要でしたら政府委員の方から答弁させますが、今回の新公庫法の中でも、トップにふさわしい資質というものを規定しております。それは、各省の事務次官だから固定的に公庫の地位につけるということにはなっておりませんで、例えば金融についての識見を有するとか、そういった...全文を見る
○渡辺国務大臣 不要な資産を売却するというのは当然のことだろうと思うんですね。あるいは、こうした資産のみならず、人件費、物件費、両面における統合後のコスト削減というのは、しんを食ってやっていかなければいけないと思います。  後ほど議論になるのかもしれませんけれども、例えば、四つ...全文を見る
○渡辺国務大臣 今現在、政府・与党で最終的な詰めを行っておりますので、私がそれに先走ってお答えをするのもなんでございますが、きょうは特別大サービスで申し上げますと、私どもの原案では、やはり営利企業に限らず、非営利企業についても対象とすべきであるということを申してきております。公益...全文を見る
○渡辺国務大臣 今週中に、私の方から菅総務大臣にお願いをした天下りの実態調査の第二弾、いわゆるわたりについての調査結果が報告をされるものと思います。それが全体像を網羅したものかどうかは全くわかりませんけれども、そうした実態があることは承知をいたしております。
○渡辺国務大臣 現在、政府・与党で協議継続中でございますので、私が出過ぎた発言をいたしますと、この協議が壊れてしまったりすることもなきにしもあらずということで、答弁は慎重にさせていただきたいと思いますけれども、いずれにしても、こうした人事の延長線として行われる再就職のあっせんがあ...全文を見る
○渡辺国務大臣 承知いたしました。
○渡辺国務大臣 この十数年間の民間の金融機関に起こりましたさまざまな出来事の中で、やはり特徴的だったことは、資本が傷んでしまったということなんだろうと思うんですね。その結果、リスクをとれなくなってしまった。貸し渋り、貸しはがしというとんでもないことが起こったわけであります。  ...全文を見る
○渡辺国務大臣 似たようなケースはあるのかもしれませんが、具体的には存じ上げません。
○渡辺国務大臣 危機モードが去って、今デフレ脱却が目前に迫っているわけであります。残念ながらまだデフレ脱却には至っていない。一般物価もゼロ近辺でうろちょろしているような状況なんですね。日本銀行が短期金利を引き上げても、貸出約定平均金利は余り上がらない。それどころか、ミクロ的には金...全文を見る
○渡辺国務大臣 もともと、民業補完というのが政府系金融機関の位置づけであったろうと思います。昔はカウベル効果などといって、政策金融機関、今の政投銀などにおいて語られた理屈でございますが、牛を集めるときにチャラチャラチャラとかねを鳴らします、政投銀がお金を出すから民間も一緒について...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほどから私が申し上げているのは、民間にできるものは民間にやってもらったらいいじゃないかと言っているだけなんですね。  ですから、資金が足りない時代に統制型金融で政府がお金を流し続ける、そういうやり方が果たしていいのかどうかということをもう十年以上前から議論をし...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは、GDP目標で、半減をするという目標がございますけれども、これを達成した後どうするかという議論で申し上げているわけでございます。ですから、これは何度も繰り返しますが、そのときの民間金融機関の状況や経済状況、資金の過不足の状況等々、そういうことを総合的に勘案し...全文を見る
○渡辺国務大臣 法律の解釈は政府委員に任せるとして、一般的に、平時と非常時という観点からいきますと、金融の非常時というのは、マーケットの失敗が広範囲に広がったときに起きるものではないでしょうか。例えば、金融機関において、その資本の健全性が相当危うい状況になってしまった、いわゆるシ...全文を見る
○渡辺国務大臣 当時の状況が、先ほど私が申し上げたようなシステミックリスク、これに当たるような場合から惹起されたものであれば、それは当然危機に入るんだと思います。  法律の解釈については政府委員に任せますけれども、一般的に、金融危機というのは、システミックリスクのような不安の連...全文を見る
○渡辺国務大臣 地域における危機というのも多分あるんでしょうね。今委員は企業のことをおっしゃられましたけれども、金融機関が例えば倒産をしたというケースで、地域に相当なシェアを持っている金融機関が破綻をする、その場合に、今のような破綻処理の法制度がなかった時代がございました。  ...全文を見る
○渡辺国務大臣 もう既にGDP比で半減目標というのが掲げられております。これを達成した後にどうするかという点につきましては、再三申し上げておりますように、民業補完が徹底されているかどうか、また、その時々の民間金融機関の動向がどうなのか、資金需要に民間金融機関がきちんとこたえられて...全文を見る
○渡辺国務大臣 いずれにしても、数値目標の検討というのは、まず、行政減量・効率化有識者会議というのがもう既にございまして、こちらの方で積み上げてきた議論がございます。今回、この国会の議論なども踏まえ、法案が成立しましたら、ワーキングチームをつくりまして、そこで検討をしていただくと...全文を見る
○渡辺国務大臣 今の答弁にあるように、中小企業は個人経営的なものが多いというわけでありますから、経営者、オーナーが高齢化をして、後継者がいないというのが一つあるかと思います。また、後継者がいない背景には、先ほどの答弁のように、年収が低いということもあるんだろうと思うんですね。年収...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど申し上げたように、中小企業が、かつての需要とのミスマッチが生じているとすれば、やはり、今の需要あるいは埋もれた需要の掘り起こし、そういうことがうまくできるようになる必要があるんだろうと思います。  したがって、一つには、新たに起業、業を起こす人を支援する、...全文を見る
○渡辺国務大臣 平成九年から十年にかけての金融危機の際に貸し渋り、貸しはがしが起こったというのは、これは当時の金融機関の資本が相当傷んでしまっていたという背景がございます。残念ながら、当時、銀行は、破綻前処理、破綻処理のセーフティーネットがなかったという問題もございました。  ...全文を見る
○渡辺国務大臣 今、佐々木委員、国民金融公庫の例えを持ち出されましたけれども、民間金融機関に、そういった目ききのできる機能がかつてはちょっと弱かったというのは事実だろうと思います。かつて政府系金融機関がそういった目きき、ノウハウを持っておって、政府系金融機関から資金を借りて、今、...全文を見る
04月18日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第13号
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○渡辺国務大臣 現職職員の求職活動につきましては、今回の法案では規制をいたしております。現職職員がみずからの職務と利害関係を有する一定の営利企業等、非営利法人も含むということでございますが、営利企業等に対し求職活動を行うことを規制する。政府・与党の合意文書にもそう書かせていただい...全文を見る
○渡辺国務大臣 そのあたり、詳しい条文が手元にございませんのでちょっと正確さを欠くかもしれませんが、政府・与党の合意文書では、こうした現職職員の求職活動に対しまして、一定の官職以下の職員の再就職の場合、官民人材交流センターを利用する場合、こういった例外を認めているということですね...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは御指摘のように、財投の入り口、中間、出口と改革を進めてまいりましたが、その分類でいきますと、出口改革と我々は位置づけております。  今の政策金融機関の担っている機能を抜本的に見直し、廃止、民営化されるものは外に切り出してしまうわけでございます。一方、必要最...全文を見る
○渡辺国務大臣 まず、かつて大変大きなずうたいを持っておりました政策金融の世界を、とにかく、小さくて効率的で、かつ民業補完に徹する、必要最小限のものは残しますけれどもそういう方向性を持った出口改革であるということでございます。  資金調達の面におきましても、従来、自動預託義務と...全文を見る
○渡辺国務大臣 縦割りを温存するというよりは、区分経理を行うことによって、それぞれの部門がきちんと効率性を発揮してやってもらう。どんどん赤字を膨らませていって、黒字部門と通算して全体として黒字だから大丈夫だというモラルハザードが起きないように区分経理をするわけでございます。したが...全文を見る
○渡辺国務大臣 行政改革推進法の第十三条でございますが、現行政策金融機関の利用者については、その利益が不当に侵害されないようにすることと規定をいたしております。したがって、今委員御指摘の貸しはがしとか貸し渋りとか、そういった不適切な扱い、利用者が不利益を受ける扱いがないよう契約条...全文を見る
○渡辺国務大臣 政策金融が果たしてきた役割については、私も評価をいたしております。  特に、日本経済がデフレに陥りまして、日本の民間の金融機関が資本不足というとんでもない事態に直面をしたことは、ついこの間、記憶に新しいところでございます。そういうときに、民間がリスクをとれなくな...全文を見る
○渡辺国務大臣 今我々が考えて今国会に提出しようとしております国家公務員法の改正案では、各省のあっせんを全面的に禁止いたしております。なぜかといえば、各省が予算と権限を背景に人事の延長線として行うあっせんというものが、まさに天下りの本質だからでございます。  天下りというのを広...全文を見る
○渡辺国務大臣 天下り規制も行われ、かつ、今度の新公庫法でも、どこそこ省の事務次官だから自動的にトップになるという制度は排除をいたしておりますので、そうした観点からも縦割りがそっくりそのまま残るということは全くなかろうと思います。それぞれの公庫が担ってきたものが一つになることによ...全文を見る
○渡辺国務大臣 官民問わず、その職にふさわしい方を選任すべきであると考えます。
○渡辺国務大臣 貸し渋りや貸しはがしは、先ほど申し上げた行革推進法によって、やってはならぬ、こういう規定がございますので、どうぞ御安心をいただきたいと思います。
○渡辺国務大臣 詳しく勉強していないので正確さには欠けるかもしれませんが、もう既に、住宅金融公庫は、たしか直貸しからは撤退をしていると存じます。一方、証券化業務などは大いに活発にやってきているのではないかと思います。  新しく支援機構になって、こうした今まで過渡的な役割としてや...全文を見る
○渡辺国務大臣 これはやり方次第だと思うんですね。こういった新たな体制がスタートをし、まだ試行錯誤の連続ではあると思います。  というのは、大臣レベルでは、シナジー効果を発揮しようという形で、しょっちゅうそのパイプの目詰まりをなくす努力をしてきているわけでございますが、肝心かな...全文を見る
○渡辺国務大臣 試行錯誤の過程はあったかと思います。たしか、北東公庫と開銀の統合、それから輸銀とOECFの統合は同じ時期だったような気がいたします。私の記憶が正しければ、村山内閣のときだったのではないでしょうか。あのときも、たしか連立の成果を上げようという形でこういう形の統合が行...全文を見る
○渡辺国務大臣 典型的には危機管理だと思うんですね。やはり、今回の新公庫においても、これは民間金融機関も活用した危機対応制度をつくるわけでございますが、こうした観点は、なかなか民間にすべて任せておいてもうまくいかない分野の一つではないでしょうか。  また、今回政策金融として残る...全文を見る
○渡辺国務大臣 財投のストックベースの残高は、平成十九年度の見込みでございますが、二百四十九・七兆円でございます。一番高かったのが平成十二年で、四百十七・八兆円でありますから、大体三分の二ぐらいの規模、着実に縮小をしております。
○渡辺国務大臣 先ほど来申し上げておりますように、不断の絶えざるチェックが大事なことであります。したがって、私のもとに行政減量・効率化会議というのがもう既にございまして、この中に政府系金融機関のワーキングチームをつくろうと考えております。当然のことながら、国会でいろいろな御意見を...全文を見る
○渡辺国務大臣 この行政減量・効率化会議は、密室でやるような話では毛頭ございません。もう既に提言も出しておりますし、今回はさらに政府系金融に特化をしたワーキングチームをつくりまして、そこで議論を深めていくということでございます。  せっかく新公庫法の御審議を国会でやっていただく...全文を見る
○渡辺国務大臣 区分経理は行います。これは、先ほども申し上げましたように、それぞれの区分経理を行うことによって、経営の効率化と責任が明確になる。一緒にどんぶり勘定にしちゃいますと、これはモラルハザードが起きかねない、そういうおそれがあるわけでございますから、そのようにさせていただ...全文を見る
○渡辺国務大臣 新公庫は、各政策の適切な実施と透明性の確保を図るために、主要政策ごとに勘定区分を行うことにしております。また、国際部門につきましては、国際的なマーケットの信認を維持していく必要性がございますので、国内部門とは大別をして、経理についても区分して管理をすることにいたし...全文を見る
○渡辺国務大臣 それは絶えざる不断の見直しをやってまいります。  まず、資金の出る方でございますけれども、これは直貸しを減らしていく手法もございます。先ほども申し上げましたように、部分保証という手法もあるわけです。また、証券化手法を使えば、これはまさにバランスシートをスリム化す...全文を見る
○渡辺国務大臣 国家公務員法の改正案は、今月中に国会に提出をさせていただくべく準備を進めているところでございます。
○渡辺国務大臣 この調査は、私、手足がございませんので、菅総務大臣にお願いをしてお調べをいただいております。  御指摘のわたりについては、行革事務局の部隊を通じて調べましたところ、三年間で確認されたのが、二十件ぐらいだったでしょうか、十六件という極めて少ない数字が報告されたとこ...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほどの御指摘の退職金の問題でございますが、これは、平成十五年の十二月十九日の閣議決定にございます。つまり、〇・〇から二・〇の範囲で業績に応じて決定する業績勘案率を乗じたものとする、こういう決定なのでありますが、委員御指摘のように、この勘案率が同じ数字じゃないかと...全文を見る
○渡辺国務大臣 農林漁業金融公庫法の第一条で、農林中金その他一般の金融機関が融通することを困難とするものを融通することを目的とする、こういう規定がございます。つまり、農業関係の金融機関というのは農協が一般的ですね。農協のお金を束ねて運用しているのが農林中金であります。  したが...全文を見る
○渡辺国務大臣 政策金融というのは、政策目的を達成するために民間金融のみでは適切な対応が困難な分野に資金供給を行うものでございます。この点、この基本的な役割については変更はございません。  ただし、官とビジネスというのが、これは民業補完に徹するということを明確にした上で新しい公...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々の基本的な発想は、やはり官と民との関係は民が主役であると。官が主役になって民をコントロールしていくんだ、そういう立場にはないわけでございます。  したがって、この点は共産党さんと基本的な哲学の違いはあるんだろうと思いますが、公庫法の今御指摘になられた附則四十...全文を見る
○渡辺国務大臣 具体的な見直しに際しましては、先ほど来繰り返し申し上げておりますように、行政減量・効率化会議のワーキングチームで御検討をいただきたいと考えております。
○渡辺国務大臣 中小公庫の一般貸付という制度は、言ってみれば、高度成長時代の、民間の資金が不足をしていた時代の民間補完の制度であったと考えます。つまり、一般貸付はいわゆる量的補完であったということでございますから、今のような、資金がじゃぶじゃぶあって日本の企業部門まで資金余剰にな...全文を見る
○渡辺国務大臣 特定の公務の経歴を有する者が固定的に選任されることがないようにという規定の趣旨は、小泉前総理の時代から言っていますように、固定的に事務次官だからトップになる、そういう時代じゃもうないんですよと。官民のいかんを問わず、必要と認められる識見及び能力を有する人たちの中か...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさにこのような事態を改革するために今回の法案を御提案申し上げているわけでございます。  今回の法案では、まず、「特定の公務の経歴を有する者が固定的に選任されることがないよう十分に配慮すること。」と法案の中に明確に書いて規定しているわけですよ。  また、それを...全文を見る
○渡辺国務大臣 役員全体についても天下りを禁止すべきではないかということでございますか。  先ほども申し上げましたように、役員の選任について認可をすることにしております。また、認可に当たっては、適切な人選であるということについて政府のルールに基づいて内閣としてきちんとチェックを...全文を見る
○渡辺国務大臣 今御指摘になった規定は代取、社長だけでございますが、役員について、先ほど来申し上げているように、認可プラス官房長官同意、こういう縛りをかけているわけでございますから、今までみたいに固定的に、役所の幹部だからそのポストに天下れるという時代は終わったということでござい...全文を見る
○渡辺国務大臣 この規定はトップだけの規定でございますが、先ほどから申し上げているように、主務大臣の認可に当たっては、適切な人選であることについて役員全部について、政府の確立したルールに基づいて内閣としてきちんとチェックをする、こういう縛りをかけているわけであります。したがって、...全文を見る
○渡辺国務大臣 固定的に、役所の幹部だから天下りして、それぞれの機関の幹部になるということはございません。これはもう官民のいかんを問わず、必要と認められる識見、能力を有する人たちの中から適材適所で経営責任者を選任していくということでございます。
○渡辺国務大臣 いずれにしても、国民の目から見て押しつけじゃないかと見られかねないようなものまで根絶をする必要があると安倍内閣では考えているわけでございます。  したがって、天下りの一番根源になる大もとは何だ、それは、各省が予算と権限を背景にして人事の延長線でやっているあっせん...全文を見る
○渡辺国務大臣 新公庫のもとで、それぞれの政策金融の必要最小限の機能は業務として残ります。今後の組織設計に当たっては、支店の統廃合や役職員の縮減などによって経費の節減は図ってまいります。一方、利用者の利便性の維持向上が図られるようにきちんと対応してまいります。  第一に、支店に...全文を見る
○渡辺国務大臣 貸付残高をGDP比で半減するという目標は掲げております。これは新公庫には承継させますけれども、早い話が、商工中金それから日本政策投資銀行の完全民営化措置、それから公営企業金融公庫の廃止措置、これらは政策金融から切り出すことにしているわけでございますから、この半減目...全文を見る
○渡辺国務大臣 イスラム金融というのは、私もまだ不勉強にして存じませんけれども、イスラム、コーランの教義に従って、例えばお酒とか賭博とか豚には金を貸さない、養豚業ですね、そういった規律はあるんだろうと思います。しかし、そのリスクやプロフィットはシェアする、こういう発想でございます...全文を見る
04月18日第166回国会 衆議院 内閣委員会財務金融委員会連合審査会 第1号
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○渡辺国務大臣 筋肉質の政府をつくるためには、やはり相当戦略的な思考で鍛えていく必要があるかと思います。私自身は、最近トレーニングするチャンスが非常に少なくなっているものですから、筋肉がちょっと落ちぎみなのでございますが、安倍内閣にあっては、まさに戦略的思考のもとで、今、関委員が...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど来、関委員が御指摘になっております、政策金融として的確な実施を行っていくという要請、もう一つは、できるだけ赤字を出さないように効率的な運営を行っていくという要請、この二つのエレメントが相反するのではないかということでございます。  世の中には、こういった一...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほどもお答えいたしましたのですが、郵政民営化というのは国民の貯蓄が相当入り込んでいるところでございます。こちらの入り口の方の改革は終わったわけでございまして、今、着実な実施体制にございます。一方、出口の方の改革が途上でございました。小泉改革から安倍改革に引き継が...全文を見る
○渡辺国務大臣 民間の銀行の合併というのは、恐らく、世界的な金融の大競争に勝ち残る、生き残る、そういう要請が一つあったんだろうと思います。  また、金融ビッグバンが行われているさなか、残念ながら、我が国金融は大変危機的な状況にございました。恐らく委員もその最前線で御経験をされた...全文を見る
○渡辺国務大臣 合併をするわけでございますから、当然これはシナジー効果が発揮されなければなりません。新公庫の役職員が融合をしていくというためには、やはりマネジメントがきちんとできているということが大事なことだろうと思います。  新公庫の役員人事については、株主総会の決議、そして...全文を見る
○渡辺国務大臣 委員御案内のように、新公庫は株式会社でございます。したがって、まず役員の選任を行いますが、これについては主務大臣が認可をいたしますし、常勤役員については官房長官と協議をすることになっております。官房長官がオーケーを出さないと常勤役員にはなれないということであります...全文を見る
○渡辺国務大臣 水と油のような合併だというのはちょっとおかしいと思うんですね。  安倍内閣が掲げております方針というのは、オープンとイノベーションということでございます。今まで旧輸銀が培ってきた海外業務、これは大変なノウハウがあろうかと思います。今、安倍内閣において、例えばアジ...全文を見る
○渡辺国務大臣 けさのニュースを聞いておりまして、凶弾に倒れた市長さんが高校生のときから市長を目指しておられたというエピソードを聞きました。私自身も子供のころから政治家を目指してきた人間として、本当に胸の痛くなる思いを持っております。  こうした政治テロがどういう背景で起こった...全文を見る
○渡辺国務大臣 確かに、今までは旧法のもとで違った使命を帯びてきたものと思います。統合をされますとどういう効果が出てまいるかということも、ぜひ想像力をめぐらせていただきたいと思うんですね。  今ではそんなことは想像すらできない、こういうことかもしれませんけれども、例えば、お米を...全文を見る
○渡辺国務大臣 財投は、ストックベースでいきますと、一番高い山だったのが平成十二年で、四百十七・八兆円、平成十九年の見込みでは二百四十九・七兆円でございます。したがって、金額ベースで半減はいたしておりませんが、三分の二程度のずうたいにはなってきているということであります。  一...全文を見る
○渡辺国務大臣 もう既にディスクロージャーは行っておりますが、新公庫においては、さらに透明性の確保の要請がございます。会社法適用でございますから、きちんとガバナンスを強化してまいります。  当然、複式簿記でなければ、BS、PLを出せませんので、当たり前のお話でございます。
○渡辺国務大臣 このグアム移転の話は、まず一つには、海兵隊のプレゼンスによる抑止力を維持しながらいかに沖縄県民の負担を減らしていくかというところに大きな目的があるわけでございます。したがって、この目的を達成するためのいわば苦肉の策みたいなものなんですね。  ですから、これを取り...全文を見る
04月23日第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会 第3号
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○渡辺国務大臣 規制改革会議においては、御案内のように、私が着任するはるか以前から、もう何年も前からこの教育問題を論じてまいりました。教育委員会の問題についても相当積み重ねた議論をしてきたわけであります。  その延長線といいますか、そういった議論を踏まえて、教育再生会議の第一分...全文を見る
04月24日第166回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第2号
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○渡辺国務大臣 職員のキャリアコンサルティングなどは行います。どういうぐあいにこれからやっていくかは、官房長官のもとにつくる有識者懇談会で詳細な制度設計は行ってまいります。
○渡辺国務大臣 これは、今やっている天下りあっせんとは根本的に違います。  どこが違うかといいますと、今、天下りあっせんは、各省庁の人事当局が人事の一環として行うものでございます。したがって、あっせんをされる職員は、言ってみれば有無を言わさず、人事でございますから、人事当局の指...全文を見る
○渡辺国務大臣 詳細なやり方については、今後、有識者懇談会を通じて決めていくことになるわけであります。  基本原則というのはもう既に政府・与党の合意が行われているわけでございまして、各府省等の人事の一環としての再就職あっせんからセンターによる再就職支援に重点を移していくこと、そ...全文を見る
○渡辺国務大臣 今私が制度の詳細にわたるところまで言及をしてしまいますと、せっかく有識者懇談会をつくるわけでありますから、しかも有識者懇談会も渡辺大臣のもとじゃなくて官房長官のもとに置くということまで決めたわけでございまして、私がここで有識者懇談会を差しおいて制度の細部にわたる話...全文を見る
○渡辺国務大臣 今までやっていなかった例えば販路開拓とかはやります。特定の個人ではなくて、要するに一般的な受け皿探し。国家公務員の中にも優秀な人はいるわけでありますから、今まではそういう能力と実績が評価されずに人事の一環として天下っていたわけですよ。これからはそういうやり方を大転...全文を見る
○渡辺国務大臣 要するにこれはマッチングの話なんですね。例えば民間企業等いろいろなところからこういう人材はいませんかというオファーが来るわけですよ、それに対してこういう人材がいますけれどもと。こういう仕事が一般的には官民交流センターの、官から民への流れの話なんですよ。将来は民から...全文を見る
○渡辺国務大臣 官民交流人材センターの基本三原則についてはもう明確になっているわけでございます。したがって、この三原則に基づいて詳細な制度設計は行っていくということであって、今の天下り文化よりも後退することは絶対にあり得ないということだけは申し上げておきます。
○渡辺国務大臣 予算と権限を背景にした押しつけ的な天下りあっせんは根絶をするわけでありますから、そういうことから考えれば、今のやり方よりも後退することはあり得ないと申し上げているんです。
○渡辺国務大臣 いずれにしても、基本三原則というのが明確にありますので、この三原則に基づいて詳細な制度設計は行ってまいります。今のカルチャーよりも後退することはあり得ません。(長妻分科員「ちょっと、主査、公正な運営をしてくださいよ」と呼ぶ)
○渡辺国務大臣 三原則で明らかなように、今の人事のあり方、人事の一環としてやっているあっせんから再就職の支援に転換をするわけですよ。予算と権限を背景とした人事の一環としてある、国民からは押しつけのように見える天下りあっせんは根絶をするというのがこのセンターのやり方なのであって、そ...全文を見る
○渡辺国務大臣 いずれにしても、今やっております天下りあっせんというのは、国民の方から見ますと押しつけのように見えるんですね。一方、役所サイドから見ると、押しつけ的なあっせんは確認されていない、こういうのが公式見解ですよ。  しかし我々は、国民の方から見て、どうもこれは予算と権...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、先ほどから言っているように、一般的な販路開拓はやりますよ。受け皿、販路開拓はやりますよ。しかし、人事の一環として、特定の個人を、この人どうですかという押しつけ的なことはやらない、そんなことは当たり前のことじゃないですか。押しつけ的なことはやらないんですよ...全文を見る
○渡辺国務大臣 国民の目から見て押しつけのように見える天下りあっせんはやりません。
○渡辺国務大臣 詳細な制度設計は有識者懇談会で行います。
○渡辺国務大臣 これだけたくさんの定年退職者の方がいらっしゃる。この人たちのうち、今あっせんを各省でやっているのがどれくらいかは判明しておりません。  したがって、官民交流人材センターについては、定年退職者の場合、具体的な制度設計に至るだけの事実がわかっておりませんので、こうい...全文を見る
○渡辺国務大臣 そういう事実は存じませんが、これだけ大量の定年退職者がいるということは、なかなか難しいなということを申し上げているんですよ。
○渡辺国務大臣 そういう明確な事例について、手元に資料がございませんので、お答えできません。
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、これだけ多くの人たちが定年退職しているわけですね。ですから、そういう人まで対象にするというのはなかなか難しいものがあるなというのが私の個人的な意見です。
○渡辺国務大臣 いずれにしても、今の天下りあっせんが国民の目から見て非常な不信感を買っているわけでありますから、そういうことを招かないような制度設計を行ってまいります。詳細の制度設計を私が今ここで言うわけにはいかないんですよ。ですから、有識者懇談会にそういった細かい制度設計はゆだ...全文を見る
○渡辺国務大臣 ちょっと手元に条文がございませんが……(長妻分科員「通告していますよ、きのうちゃんと」と呼ぶ)通告はありますか。  情報提供の依頼は、これは禁止されます。
○渡辺国務大臣 企業が情報提供を依頼することも、役所が情報を提供することも、その企業の依頼に応じること、企業の情報提供依頼に応じることは禁止されているということでございます。
○渡辺国務大臣 企業のサイドを規制しているのではなくて、役所の方を規制しているということでございます。
○渡辺国務大臣 これはある大物政治家がどこかで語った言葉でございまして、そういったルールについてはまさにこれから詳細な制度設計を行っていくということでございます。
○渡辺国務大臣 各種の審査会、審議会、委員会等々、こういうところは天下りというんでしょうかね。横滑りという感じがするのでございますが、こういう委員会、審議会、国会同意人事とおっしゃいましたね。国会の同意を得てそれぞれの分野で審議をしているということで、勤務実態もお調べになったんで...全文を見る
○渡辺国務大臣 職員の配置転換というのは、御案内のようにもうやっているんですね。五年間でたしか二千七百だったでしょうか、二千八百、これからもやります。  私も、ついこの間府中刑務所へ行ってまいりました。そこに農林省の統計事務所か食糧事務所かから配置転換で回ってきた人もいらっしゃ...全文を見る
○渡辺国務大臣 そうだと思います。
○渡辺国務大臣 局長見習いかどうかは別として、スタッフ職の俸給表が今ありませんので何ともイメージがわかないのかもしれませんけれども、そういったラインでない専門職のルートはつくる必要があると考えます。  ただ、ぜひこれは御認識いただきたいんですが、五年間で五・七%の定員を削減する...全文を見る
○渡辺国務大臣 スタッフ職の俸給表については、既に昨年の十月に安倍内閣として閣議決定をし、人事院に要請をしているところでございます。
○渡辺国務大臣 全員登録するということはあり得ないと思います。
○渡辺国務大臣 将来そういう使い方があり得るのかどうかは別でございますが、我々が今概念として考えておりますのは、官から民へ、民から官へ、垣根を低くする、そして官から官への人材移動ももっと促進をしていく、今委員が御指摘になったようなケースですね。同時に、今公募制というのをやっており...全文を見る
○渡辺国務大臣 今御指摘の事件というのはよく知りませんけれども、今度国家公安委員長に会いましたときにお伝えをしたいと思います。
04月24日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第14号
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○渡辺国務大臣 地域間のばらつきがどんなものであるかは後ほど政府委員の方からお答えをさせていただきますが、一般的に、政策金融というのは地域間の偏りは少ないものであるべきではないでしょうか。  地域間のばらつきがなぜ起きているのかについては、政府委員から答弁をさせていただきます。
○渡辺国務大臣 私は一般論を述べたわけでございますが、今の答弁を聞きますと、政策金融のニーズのある地域で高くなっている、こういう結果が出ているのかと思います。したがって、政策金融というのはあくまでも民業補完に徹するという立場からいきますと、ニーズのあるところで比率が高いというのは...全文を見る
○渡辺国務大臣 どこそこの事務次官だから自動的に総裁になる、あるいは理事長になるということは今後はあり得なくなるわけでございます。行革推進法の審議の際に小泉総理が言ったことでありますが、固定的に、事務次官だからトップになる、そういう時代ではないんだ、官民のいかんを問わず、必要と認...全文を見る
○渡辺国務大臣 まあ見る人から見れば適材適所でありましょうが、別の角度から見ると固定的に事務次官ポストになっている、そういうことがあったんだろうと思うんですね。したがって、我々としてはぜひ、国民サイドから見て、どうもこれは固定的ポストで天下りの受け皿になっているのではないか、そう...全文を見る
○渡辺国務大臣 昔は、公務員というのは死ぬまで公務員だったわけですね。恩給制度というのがございました。これが廃止をされまして、結局、生涯賃金が民間並みになるようにという一種の配慮みたいなメカニズムが働いて、こういうネットワークができ上がったのかもしれません。  いずれにしても、...全文を見る
○渡辺国務大臣 今現在、海外拠点を有する融資先がないじゃないかと。国金や農林公庫ですね。数事例は確認されているということでございます。中小公庫の場合には四千社近く、全体の八%が海外拠点を持っているということでございますが、では、今ないからといってこれからもなくていいのかということ...全文を見る
○渡辺国務大臣 これも、見る人から見て、相当違いが出てくるんだろうと思うんですね。例えば、年収五千万円の人から見れば、年収一千万円の人は低所得になるでしょうし、一方、年収五百万の人から年収一千万の人を見たら、低所得とは到底言えないでしょうし、法律用語として定義があるわけではござい...全文を見る
○渡辺国務大臣 教育ローンについては、やはり政策金融のあるべき姿として、民業補完の観点は避けがたいと思います。民間金融でも、例えば私の地元の栃木銀行などは、二・七五%から三・七五%の変動金利で教育ローンをやっておるようですね。したがって、こういう民間のローンがございますので、政策...全文を見る
○渡辺国務大臣 後藤田委員御指摘のとおり、行革推進法の附帯決議を踏まえ、政策金融として果たすべき機能を的確に果たしていく必要があると考えております。  新公庫の成立後は、民業補完を旨としつつ、民間金融機関の動向や地域経済の実情を十分把握し、政策金融として必要なところに資金が的確...全文を見る
○渡辺国務大臣 新公庫で直接担当する窓口業務が生命線であるということはそのとおりだと思います。  人材の確保、養成など、新公庫の具体的な運営のあり方については、会社法上の会社として自主性にゆだねてまいります。ただし、新公庫が政策金融機関として必要な機能をしっかりと担い、政策上必...全文を見る
○渡辺国務大臣 生活衛生関係の営業者の皆様は国民にとって大変身近な存在であります。事業者数にして約百万人、従業者数にして約六百万人に及んでおります。国民生活金融公庫の融資がこれらの方々に大変重要な役割を担っておることはよく承知をしております。政府としても、新公庫を創設するに当たり...全文を見る
○渡辺国務大臣 成長戦略においては、非常に多くのサービス産業が残念ながら低生産性の状態に甘んじているということを改善していく必要があろうかと思います。そうした中で、政策金融の分野において、GDP比半減目標を達成した後、数値目標を設定することについては、中小零細企業などへの資金需要...全文を見る
○渡辺国務大臣 政策金融は残すわけでございます。一方、国民のお金をより効率的に運用していくシステムはつくらなければなりません。  一つに統合した場合のメリットはどんなことがあるのか。再三この委員会でも話題になりましたように、コスト縮減は明らかに図られていくはずでございます。大手...全文を見る
○渡辺国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を十分に尊重してまいりたいと存じます。     —————————————
04月25日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第15号
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○渡辺国務大臣 委員御指摘のように、日本では、残念ながら、まだ非営利法人に対する税優遇措置が十分とはとても言えない状況でございます。官あるいは国が税を集めてそれを再分配するというやり方では行き届かないような公の分野がたくさんあると思うんですね。したがって、そういう公、公益を担う民...全文を見る
○渡辺国務大臣 委員は、従来、活動資金の調達において税の優遇措置が大事である、これは税当局が判断すればいいではないか、こういう御主張かと存じます。  今回、私ども、公益法人を洗いざらいチェックいたします。その中で、公益認定委員会を今月立ち上げました。この公益認定委員会がまさに公...全文を見る
○渡辺国務大臣 この前、土壌改良の話をさせていただきました。明治以来、官が担ってきた役割というのはうまくいった時期もございました。特に戦後においては、言ってみれば、護送船団方式とか官のコントロールする資本主義が、あるときまでは非常にうまくいったと思うんですね。高度成長を牽引してく...全文を見る
04月27日第166回国会 参議院 本会議 第21号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 株式会社日本政策金融公庫法案及び株式会社日本政策金融公庫法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  昨年五月に成立した簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律、いわゆる行政改革推進法にお...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まず、公益法人、特殊法人等の改革についてのお尋ねでございます。  公益法人、特殊法人等については、先ごろの通常国会で成立した行革推進法並びに公益法人制度改革関連法に基づいて、政策金融を始め抜本的な改革、見直しを進めているところであります。また、特別会計...全文を見る
05月08日第166回国会 参議院 内閣委員会 第11号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 株式会社日本政策金融公庫法案及び株式会社日本政策金融公庫法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  昨年五月に成立した簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律、いわゆる...全文を見る
05月09日第166回国会 参議院 決算委員会 第7号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 実は今回の公務員制度改革は、中島先生御案内のように、私が着任する以前から相当程度大枠は固まっていたものでございます。小泉内閣のときでございますが、能力・実績主義を導入をしようという試みが行われたのは御記憶のとおりでございます。二回ほど公務員制度改革の試み...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 労働基本権につきましては、御案内のように佐々木毅座長の下で専門調査会というものがつくられ議論をしていただいております。ついせんだってでございますが、四月二十四日、これは第九回目の会合が行われたわけでございます。そこで私の方から申し上げましたのは、協約締結...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) この基本権に関しましては、政労協議というのがその前にございました。たしか去年だったかと思いますが、この政労協議が専門調査会という形にバージョンアップされたと聞いております。  この専門調査会は、座長が佐々木毅先生、座長代理が清家篤先生、そのほか学者の先...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の我々の案が国会でお認めをいただきますと、官製談合、天下りは根絶されます。
○国務大臣(渡辺喜美君) これは、結論からいけば本当に根絶されるんです。  つまり、今天下りというのは、各省が予算と権限を背景にして人事の一環としてあっせんを行っているわけですね。したがって、送り出す方も送り出される人も、これ人事の一環ですから有無を言わせず行っているわけですよ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これは、お隣の山下先生からもいろいろ御意見をいただきまして、すぐに撤廃はいたしません。完全に一元化をされる、そのときに撤廃はいたしますが、しばらくの間はこのクーリングオフ規制は残るわけでございます。  いずれにしましても、現在の国家公務員法がいつごろで...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) この資料、私も拝見しまして、今委員が御指摘の二万七千社というのは、言ってみれば一般の会社なんですね。天下りを受け入れていないところが大宗だと聞いております。したがって、新人材バンク、まあ我々の言葉で言う官民人材交流センター、こういうスキームの、何というの...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 一方、この帝国データバンクはもう一つ別の調査もやっているんですね。それは、天下りを受け入れている企業にも聞いているわけですよ。そうすると、そっちの方は、相変わらず受け入れるというところは三四・八%、一方、削減、自粛を検討するというのが三六・四%なんですね...全文を見る
05月10日第166回国会 参議院 内閣委員会 第12号
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○国務大臣(渡辺喜美君) まず、今回私どもが国会に提出をいたしました国家公務員法の改正案におきましては、営利企業のみならず、非営利法人、例えば独立行政法人とか特殊法人、認可法人、公益法人等々もその規制の対象といたしております。したがって、当然のことながら今日御議論をいただきます政...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 生活衛生関係営業者の方々は国民にとっては大変身近な存在であります。十六業種ございます。事業者数にして約百万人、従業者数が何と六百万人に及んでおります。我が国の経済にとって、国民生活の向上において大変重要な役割を担っているということであります。国民生活金融...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 貸付残高のGDP比半減目標については、確実に達成をしていくつもりでございます。  その後、じゃ一体どうするのかというお尋ねもございました。  これについては、国会の議論も踏まえながら、また民業補完ということは譲れませんので、民間金融機関には是非リレー...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 民業の方は、地域の民間金融機関においては、これは河野審議官から説明した方がいいのかもしれませんが、新アクションプログラムにのっとって実にいろんなことをやってきていると思うんですね。例えば、事業再生に取り組むとか、それから担保、保証に過度に依存しない融資の...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほども申し上げましたように、民間においては様々な努力がなされております。例えば、中小企業金融の世界においても無担保無保証で簡単審査のスコアリングモデル融資などというのが最近はかなり出てきております。大体一週間も掛からないんじゃないでしょうかね、審査をす...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほどから申し上げておりますように、お金の貸手がいれば借り手がいるわけですね。したがって、借り手の方の問題はまだ解決していないという状況なんだろうと思いますよ。したがって、中小企業支援協議会がきちんと債権放棄まで含めた事業再生に本格的に取り組むという法案...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御案内のように、多重債務者問題につきましては、昨年の臨時国会で貸金業法等の抜本的な改正を行っていただきました。その上で、政府に多重債務者対策本部を設置をし、山本金融大臣が中心となってこの対策に取り組んでいるところであります。  非常に数が多い多重債務者...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 実は、昨日の経済財政諮問会議におきまして総理の方から指示がございました。もう既に今朝の新聞等で御案内かと思いますが、私の方に対して総理のブレーンの方から、百一法人、独法の百一法人ですね、これを、全法人を対象に見直しを行い、年内を目途に独立行政法人整理合理...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) たしか村山内閣のころだったと思いますが、最初の政府系金融機関の統合が決定をされたわけであります。  JBICについては、旧輸銀とOECFがたまたま同じ建物の上と下にあって、これは一つにしたらいいじゃないかというような議論も当時聞いたことがございます。た...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 林副大臣の言ったとおりでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 私が申し上げたかったのは、ODAというのは、例えば相手国の非常に大事な基幹インフラの整備等々、こういったものの、経済成長に大変役立つものへの援助、支援を通してまさしく国力を増進をしていただくと。それによって、基本的に半分税金で成り立っているお金でございま...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これは、今回の新公庫法の六十一条でも書いてあるわけでございますが、正に業務に照らし必要と認められる識見及び能力を有する者が選任をされること、そして特定の公務の経歴を有する者が固定的に選任されることがないよう十分配慮することと明言をしているわけですね。した...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 特殊法人改革につきましては、官から民へという流れの下で公的部門をスリム化をする観点から行ってまいりました。平成十三年に策定をしました特殊法人等整理合理化計画に沿って進めてまいりました。  改革対象である百六十三法人のうち、約八割強の百三十七法人について...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 現在の時点では、先ほど申し上げましたように、百六十三法人のうちの八割強、百三十七法人について既に廃止、民営化、独法化等の措置を講じたところでございます。財政支出にして一兆八千億円削減をしております。残り二十六法人のうち二十一法人の措置内容は既に決定を見て...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まだできておりませんので、私の方から答えさせていただきます。  新公庫における人事、新規採用とか配属をどうするか、また給与をどうするか、そういったことについては新公庫が決めます。  その際、新規採用の要件、配属については、行革推進法において国内と国際...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 私が大臣を辞めれば、私の手は離れるかもしれませんが、行革担当大臣の手は離れません。これは新公庫法が成立した後でございますが、行革推進本部が継続的に監視をしていくことになっております。したがって、私の手は離れても行革担当大臣の手は離れないということでござい...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) その点は御心配には及ばないと考えます。  今御審議いただいております新公庫法におきましては、危機対応として、内外の金融秩序の混乱又は大規模な災害、テロリズムあるいは感染症などによる被害に対処するため、新公庫に加えて、完全民営化されます商工中金あるいは政...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) この政策金融改革の議論を始めたころ、金融のアンバンドリングという議論を行いました。政策金融の中でどういう機能が最終的に残るのか、また民間にできることは民間にという観点から、機能を分解をして、そして残すべきもの、民間に出すべき機能を分けたらどうかという発想...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回、四つの機関を一つに統合する法案を提出をしたわけでございます。これについては、やはり簡素で効率的な政府を目指すというのが私どもの立場でありまして、政策金融の世界においても民業補完という点を更に徹底をしていくべきであるという考えから行っているところでご...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まず、一つの機関に統合するわけでございますから、管理部門など共通の業務については一元化することが可能になります。また、同じ地域に複数の支店が存在する場合に、これを統合するということによって役職員の数を減らすことが可能になりますし、当然コストを削減すること...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) いわゆる民業圧迫という指摘でございますが、本来、政策金融機関が、民間金融のみでは適切な対応が困難であるという分野に資金を供給しているわけでございます。それにもかかわらず、実態上、民間金融機関でも対応可能な分野に資金が供給されて競合が生じてしまっているでは...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回、株式会社にいたしましたのは、これは、先ほど来御議論をしていただいていますように、会社法適用なんですね。そういたしますと、当然これは内部統制が掛かってまいります。取締役会による意思決定や各取締役の業務執行の監視など、企業的な運営の仕組みになっていくわ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 経営者というのはどこでもそうでございますが、相反するかのように見える要請を同時に満たしていく必要があるんだろうと思うんですね。我々政治家もそうでございます。  新公庫においては、新公庫の経営陣が一方において政策金融を適切に実施をしていくと、しかし一方に...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) いずれにしても、せっかく四つの組織が一つに統合されたわけでございますから、統合の相乗効果を大いに発揮してもらいたいと思うんですね。  例えば今、日本経済の中で、地域も企業もそうでありますが、世界経済とつながっているところは非常に業績がいい、絶好調なんで...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) JBICにつきましては、先ほども申し上げましたように、基本コンセプトの違いというのが一つはあったんだろうと思います。  今回は、援助についてはまさしく技協、無償そして円借という援助を一体的に運営をしていく仕組みを一方においてつくりました。そして、先ほど...全文を見る
05月11日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第18号
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○渡辺国務大臣 松浪委員が道州制伝道師をやっていただいておりますことは、私にとっても大変に心強い話でございます。道州制、私も大臣になる前は深く勉強したことは正直ございませんでした。大臣になりまして、この問題の重要性をおくればせながら認識をしたところでございます。  委員御指摘の...全文を見る
○渡辺国務大臣 今、世界経済は大変な勢いで成長を続けております。特に、BRICsと言われる新興諸国の成長ぶりは目覚ましいものがございます。  安倍内閣においては、アジア・ゲートウェイ構想を進めております。つまり、アジアの成長と日本の成長をドッキングさせてしまおう。オープンとイノ...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほどのお話のように、今都道府県がやっている仕事は、分権改革を進めれば市町村に移っていくことになります。国の役割と地方の役割を根本的に見直すというのであれば、当然のことながら国から道州に移す仕事はたくさん出てくるかと思います。当たり前のことでございますが、地方支分...全文を見る
○渡辺国務大臣 私は、国、地方の行政改革と同時に公務員制度改革も担当しておる人間でございます。道州制を導入するということになれば当然、国、地方のスリム化は避けて通れない課題でございますし、国家公務員が道州公務員になっていくということも大いにあり得る話でございまして、そういったこと...全文を見る
○渡辺国務大臣 今現在、地方自治体の首長さんは直接選挙で選ばれているわけでございますから、その延長線で道州のトップを考えるとするならば、やはり今自治体において起こっている弊害というのは大いに失敗の教訓として考えるべきだろうと思います。すなわち、多選による弊害というのがあるのだとす...全文を見る
○渡辺国務大臣 天下りの比較社会学というのがあれば、そういうことも明らかなのかもしれません。しかし、天下りというのは、これは私の方が逆にお聞きしたいんですが、英語で何と言ったらいいんでしょうか、恐らくこれは、日本の公務員、とりわけ国家公務員の世界に特有のプラグマティックルールでは...全文を見る
○渡辺国務大臣 日本では、明治時代に、民法はフランス人に書いてもらいました、刑法はドイツ人が書いたものをモデルにしたわけですね。憲法は、アメリカ人が書いたものを戦後、モデルにしてつくったわけでございます。したがって、委員御指摘のように、公務員制度もどこかがモデルになっているんだろ...全文を見る
○渡辺国務大臣 冒頭申し上げましたように、天下りという英語を私は存じません。恐らく、天下りというのは、津波とか改善とかいう日本語と同じように、そのまま表記されるようなものになっているのではないんでしょうか。したがって、諸外国の調査をした上でこの改革に取り組めという御指摘は、私はち...全文を見る
○渡辺国務大臣 諸外国の比較研究は、事務方でやっております。  では、どこの国の制度をモデルに改革をやっていくのか。それは、先ほど来申し上げておりますように、我が国特有の慣行が大変な弊害をもたらしてしまっている、そういうことをわかっているがゆえに、まず、その肝になるところから改...全文を見る
○渡辺国務大臣 平成十八年の十一月十七日、行政改革推進本部第四回専門調査会に提出された資料がございます。これは人事院が作成をしたものでございまして、この専門調査会は主に基本権を中心に議論をしておりますので、そのたぐいの記述が多うございますが、諸外国の国家公務員の任用、それから、評...全文を見る
05月14日第166回国会 参議院 行政監視委員会 第3号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 御説明に先立ち、初めにごあいさつを申し上げます。  行政システムを始めとする日本の成功モデルは、二十一世紀の時代の大きな変化に付いていけなくなってきていることが明らかであります。こうした戦後レジームから脱却し、官から民へ、国から地方へとの考えの下、簡素...全文を見る
05月15日第166回国会 衆議院 本会議 第30号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 国家公務員法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  これまで、公務員は、戦後レジームの中で、国家運営の担い手として、国民と国家の繁栄のために積極的な役割を果たしてまいりました。しかしながら、今日、本来優秀な人材が集まって...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 事前承認制度についてのお尋ねがございました。  政府としては、官民の闊達な人材交流を通じて、役所の中の非効率が改善され、小さく効率的な政府、筋肉質の政府をつくっていくことができると考えております。逆に、官民の垣根を高めてしまえば、天下りだけでなく、本人...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 細野議員にお答えをいたします。  細野議員は、あたかも我々が焼け太り法案を出すなどというとんでもない思い違いをしておられます。我々は、今総理がおっしゃったように、天下りを根絶する法案を出そうとしているのであります。  今、天下りというのは、人事の一環...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 事前承認制度についてのお尋ねでございます。  政府としては、官民の闊達な交流により、専門能力、民間の世界に対する深い理解に基づいた行政の展開が求められるとともに、公務員が再就職等のさまざまな機会にその能力を積極的に生かせる仕組みとすることが重要と考えて...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 職階制が実現されてこなかった理由及び能力・実績主義が機能するか否かについてのお尋ねでございます。  職階制とは、すべての官職を職種、職級に格付けて分類し、これに基づき人事管理を行う制度であり、昭和二十二年の国家公務員法制定時に米国流の人事制度に倣って法...全文を見る
05月16日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第19号
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○渡辺国務大臣 この間の経済財政諮問会議におきまして、独立行政法人のゼロベースでの見直しという御提案が民間議員の方から出されました。これは大変重い課題なのでございますが、私の方から申し上げましたことは、独法についての会計基準というのはもう既にできているんですね。ですから、これを連...全文を見る
○渡辺国務大臣 国家公務員法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  これまで、公務員は、戦後レジームの中で、国家運営の担い手として、国民と国家の繁栄のために積極的な役割を果たしてまいりました。しかしながら、今日、本来優秀な人材が...全文を見る
05月17日第166回国会 参議院 内閣委員会 第14号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の一連の政策金融改革が実現をしますということは、これは単なる看板の掛け替えとは大違いでございます。  かつて日本の金融の中で統制金利で行われていた時代もございました。いわゆる護送船団方式と言われる、銀行の免許や出店規制を盾に取って金融の世界を官がコ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これは、この法案においてきちんとガバナンスを利かせる仕組みができております。新公庫においては、民間的手法によるガバナンスを発揮できるようになりますし、また政府のガバナンスもバージョンアップされます。国会によるガバナンスは更に利かせていただくわけでございま...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 縦割りの弊害を除去することは、これはもう当然のことだと思うんですね。四つの機関を一つに統合いたします。先ほど申し上げましたように、ガバナンスを利かせるためにはいろんな角度からチェックをしていく必要がございますので、勘定区分は分けますけれども、お客様の利便...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) JBICに成り代わって御答弁申し上げますというわけにもいきませんので、行革大臣の立場としては、いたずらに国民負担につながるようなことにならないようにウオッチをしてまいりたいと考えます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 実は、私自身、お米を作っておる人間でございます。売るほどたくさんは作ってないんでございますけれども、私の作るお米の食味点数は七十九点、百点満点ではございません、八十点満点でございます。したがって、いかにおいしいお米を素人の私が作っているか、これはプロのイ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) インフレのときには、お金を借りて長期資金を調達をするという政策手段は非常に効果を発揮をしたと思います。一方、デフレ的な環境にあってお金を借りるということは、実は私の経済論からいくと余りお勧めできないたぐいのものでございます。つまり、デフレ下にあっては借金...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 私は、農林漁業金融公庫の役割が駄目だったというようなことを言ったつもりは全くございません。農林漁業金融公庫の果たしてきた役割を評価した上で、足りなかった政策として申し上げたつもりでございます。もちろんこれは、私が政府ではなくて党の方にいたときの議論である...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を十分尊重してまいりたいと存じます。
05月17日第166回国会 参議院 内閣委員会、財政金融委員会連合審査会 第1号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 安倍内閣は無駄ゼロを掲げております。御指摘のような天下りや官製談合による無駄遣いがもしあるのだとすれば、これは言語道断の話でありまして、厳しく正していかなければならないと、行革大臣の立場からはそう考えております。  先ほど尾身大臣が御答弁されました会計...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 日本政策金融公庫は国が責任を負う機関であります。透明かつ厳正な運営が必要になります。  その業務においては、御案内のように、零細事業者から国際金融まで多様なものがあります。政策目的ごとに拠出された出資金等の財政資金をきちんと分別管理をする必要があります...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今最後におっしゃられたいわゆるDESのやり方については後ほど政府委員から正確に必要があれば御説明をさせていただきたいと存じます。  私の方からは、新公庫法上、財務会計の透明性が必要であります。きちんとしたデューデリジェンスを行う必要がございます。それを...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) いろんな観点から新公庫についてはガバナンスを利かせる仕掛けが作られております。民間的なガバナンスを利かせていくやり方、また国のガバナンスを利かせていくやり方もございます。また、国会によるガバナンスも当然のことではありますが、利かせていかなければならないと...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 委員は、中長期的な手法が明示できないというのはこれは欠陥ではないかという御指摘をされているのかと思います。  新公庫の財務においては、先ほど来申し上げておりますように、透明かつ厳正に管理されるよう手当てをしております。  具体的には、民間企業会計や会...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 一見相反するかのように見える要請を同時に達成するのは経営者の技というものだと思います。我々政治家も、一見相反する要請を同時に満たす必要性に迫られることが多々ございます。  今御指摘のシナジー効果の発揮と、それぞれのガバナンスを利かせる、勘定区分をきちっ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 次の内閣改造で私がどうなるかは安倍総理に聞いていただきたいと思います。  仮に私が行革大臣を外れたら何もできなくなるのか、そんなことはございません。行革担当大臣というのは、行革推進法において、内閣に総理を本部長とする行革推進本部が設置されております。行...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 行革推進法の七十六条において五年と定めておりますが、行革推進法は恒久法であります。この法律に規定された行政改革の内容については、内閣としてその時々の情勢を踏まえ責任を持って適切にフォローをしていくことになります。  新公庫法附則の四十七条において、政府...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 現在の四機関の役員数は、単純合計でいきますと四十二名になっております。御案内のように、JBICが旧OECFと旧輸銀とに二等分されますので、JBICの役員十二人を仮に半分とした場合には合計で三十六名になります。  会社法上は、役員の数というのは会社の自主...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほども申し上げましたように、これは定款で決められることになるんです。その定款の認可に当たってしっかりと見てまいりますということを申し上げているわけでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 新公庫法においては、委員会設置会社としてはいけないなどとはどこにも書いてありません。委員会設置会社とすることを排除などは全くしておりません。  委員会設置会社とする場合には、会社法上はこれは会社の裁量にゆだねられております。したがって、定款で定める必要...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 新公庫法においては、委員会等設置会社にすることを何ら排除はいたしておりません。これは、新経営陣の裁量にゆだねられているということでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 随契の見直しというのは非常に大事な課題だろうと思います。  今、政策金融の世界で残っている随契の主なものというのは、賃貸借契約とかレガシーITの費用とか、そういったものが多額に上っていると聞いております。いずれにしても、入札を始めとする競争性のある契約...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 中心というか、額が多い。
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほどもお答え申し上げましたように、随意契約の見直しは極めて大事なことでございます。したがって、競争性のある契約に移行するよう適切に対処をしてまいります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 随意契約、競争入札の実績で、十八年度上期の実績として、これは衆議院調査局、中央省庁の補助金交付の状況、事業発注状況及び国家公務員の再就職状況に関する予備的調査の中からの資料と承知いたしております。
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の民間の指定金融機関を活用した危機対応制度については、新公庫はリスクの一部を補完するにとどめております。民間金融機関に一定のリスク負担を行っていただくことによって、モラルハザードの防止に留意をしているところであります。  また、指定金融機関の危機対...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御質問の新公庫が各指定金融機関にどのように貸付けを行うかというのは新公庫の検討課題でございます。  例えば、新公庫が法律に基づいて策定し、主務大臣による承認の上、公表される危機対応円滑化業務実施方針等においてその方針は明らかにされるわけでございます。こ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 四つの政策金融機関を一つに統合するという歴史的な改革を実践するわけでございますから、正にその政策金融の円滑な実施と同時に、後世代にツケ回しをしない、きちんとガバナンスを利かせていく、その両面から行革担当大臣としての職責を果たしてまいりたいと考えております...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今先生のお作りになりましたBSを見ておりまして、約三十兆円の規模の公庫になるんだということを改めて感じた次第でございます。  民間企業会計ベースで財務状況を見ますと、十七年度決算では、四機関中三公庫において欠損金が存在をしております。現行の各機関の権利...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 新公庫法上、財務会計の透明性の観点から、厳格なデューデリを行います。その上で、資本、負債ともに承継をし、管理をしてまいります。  したがって、デューデリの結果、平成二十年十月の新公庫スタート時点で累積欠損金が生じるということになれば、そのまま新公庫が引...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 新公庫は国が責任を持って担っていく政策金融を実施する機関でございます。したがって、政府の信用に支えられているという機関でもございます。また、その円滑な遂行に支障が生じないよう、財政融資資金の借入れや政府保証等による円滑な資金調達を行います。必要な場合には...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 中小公庫の累積欠損金が多いのは、逆に言いますと、大変な金融危機の状況の中でそれだけリスクを取って中小企業向けの貸出しをしてきたその結果とも言えるわけでございます。したがって、そういった過去の要因を引きずっている面があろうかと存じます。  いずれにしても...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) ガバナンスについては、これは非常に大事なポイントでございます。したがって、国会によるガバナンスも利かせていただきます。政府によるガバナンスも利かせます。また、ユーザーや学識経験者等による評価を反映させる観点から、運用上、新公庫に評価委員会を設けるというこ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) ガバナンスを利かせるのはこういう大改革をやる上で極めて大事なポイントでございますから、私としても最大限の努力をしてまいりたいと考えます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 新公庫の経営目標は、まず第一に、国民一般、中小企業者、農林水産業者の資金調達の支援、重要な資源の確保、国際競争力の確保、危機対応といった国の政策として行う金融業務の的確な実施でございます。二番目には、効率的かつ透明な事業運営を行うことであります。第三には...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) それは正に国会の議論を踏まえて、できれば今月中に検討を開始をしていきたいと思います。
○国務大臣(渡辺喜美君) 有識者会議の中には公認会計士の先生もいらっしゃいますし、こうした政府系金融機関に詳しい委員の方にも更に加わっていただいて、バージョンアップをして検討をしてまいりたいと考えております。
○国務大臣(渡辺喜美君) 正に、政策金融機関の出てくる場面というのがあると思うんですね。もちろん、平常時においては民業の補完に徹するという基本は、これは絶対に譲れません。ただ、災害や金融危機が発生をし、中小零細企業等が経営状態の一時的な悪化によって民間金融機関から融資が受けられな...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 独法の行う融資業務の見直しについては、例えば日本学生支援機構の学生に対する奨学金の貸与とか福祉医療機構の資金貸付けなど多様なものがございまして、一律の量的縮減の目標は設けておりません。  しかし、政策金融改革の見直しの考えを踏まえて、平成十八年度から二...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御指摘のような心配のない設計になっております。どうぞ御安心をいただきたいと思います。  新公庫法においては、第一に、引き続き中小企業者や国民一般に対する金融は政策金融としてしっかりと承継をいたしております。第二に、民間金融機関を活用した危機対応制度を盛...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 大変的確な分析を行っていただいたものと思います。また、こうした分析に基づいてこれからどうしていくかということについてはまた後ほどということでございますので、承らせていただければと思います。
○国務大臣(渡辺喜美君) 統合後は、やはり統合のシナジー効果を発揮をしていただく必要があろうかと思います。  まず、支店の重なっているところはこれは当然統廃合をしていただくことになるでしょう。管理部門など共通の業務をやっているところはできるだけ早いうちに統合をしていただくと。ま...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 大門委員の作成された資料の二枚目にグラフと折れ線グラフのものがございますが、これを拝見いたしておりますと、政策金融のシェアというのはかつては一〇%ぐらいだったんですね。一九七〇年にも一〇・七%、一九八九年というと日本経済が絶好調といいますか、バブルの初期...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 日本経済が非常事態に陥っていたころ、政策金融はその役割を非常によく果たしたと思います。逆に、先ほどの御審議にもあったように、そのころのマイナスのツケが今来ているという面もあるわけであります。  今回の一連の政策金融改革に当たっては、商工中金や政策投資銀...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まず第一に、GDP比半減目標というのはこれは着実に達成をしていかなければなりません。その後、数値目標を設定するかということについては、中小零細企業等への資金需要が的確になされているかどうか、あるいは民間金融機関の動向、経済情勢、また今回の法案で仕組んでお...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 沖縄公庫が、先ほど金井副総裁の説明にあったように、こうした分野について非常に努力をしてこられたそのノウハウというのは大変貴重なものがあろうかと思います。  今回、新公庫をつくるに当たって、職員の研修については、一義的には新公庫が決めることでありますが、...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 公庫の業務を追加することがあるのかというお尋ねでございますが、新公庫の業務については、新公庫法において、一般の金融機関の金融を補完するものであるという観点から継続的な業務の見直しは行ってまいります。したがって、新たな政策金融のニーズが生じた場合にこうした...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 統合のメリットというのもあると思うんですね。四つの機関がそれぞれ支店を抱え、管理部門を抱えやってこられた。しかし、今私がやっております仕事などというのは、昔の縦割りの体系ではうまくいかないというものばかりやっているわけでございます。例えば、地域活性化とい...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) やはり主役は民間でございまして、民間に頑張っていただくということが大事なことであろうかと思います。  民業補完という観点から、やはり政策金融はあるべき姿を模索をしていくことが大事でございまして、御指摘のように公庫を全部やめちゃうということでいきますと、...全文を見る
05月18日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第20号
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○渡辺国務大臣 安倍内閣においては、行政の無駄ゼロを目指しております。簡素で効率的かつ筋肉質の政府をつくっていこう、こういう強い決意が安倍内閣の基本方針であります。  この方針は、昨年、小泉内閣時代に閣議決定をされた「国の行政機関の定員の純減について」、これも引き継ぐものでござ...全文を見る
○渡辺国務大臣 例えば、私が仰せつかっている仕事、規制改革とか地域活性化とか行政改革とか、こういったことは各省横断的にやらなければ解決できないものばかりでございます。少子化対策なんというのもそうですね。  したがって、そうした包括的、横断的に取り組む必要のある仕事が山のようにご...全文を見る
○渡辺国務大臣 独立行政法人の改革についてはもう既にスタートをしております。さらに、つい先日の経済財政諮問会議において、総理のブレーンの方から、百一法人のゼロベースの見直しという提言がございました。それを受けて、私に対して総理から、抜本的な見直しとなるよう指示がございました。これ...全文を見る
○渡辺国務大臣 官民人材交流センターというのは、もうこれは、まさしく今までやってきた従来型の人事の延長線としての天下りを根絶するものでございます。人事の一環から再就職支援という、コンセプトの大転換を図ります。再就職支援でありますから、当然のことながら、再就職ニーズに十分対応したキ...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の改正では、御案内のように、採用試験の種類や年次にかかわらずに、能力と実績に応じて人事を行うということにいたしております。したがって、キャリアとかノンキャリアとかいう区分は意味をなさなくなると考えております。能力、実績に応じて職務が与えられ処遇がなされるという...全文を見る
○渡辺国務大臣 経済財政諮問会議で私が提案をした公募制については、いわゆるポリティカルアポインティーというのとはちょっと違うのかもしれません。アメリカ流のポリティカルアポインティーというのは、政権がかわるたびにごそっと政権と一緒に来られる方々で、政権とともに去っていくということで...全文を見る
○渡辺国務大臣 人材の流動化というのは大変大事なことだと思います。官から民へだけでなく、民から官へ、さらに官から官へという異動も必要だと思うんですね。  これは柳澤厚労大臣がおっしゃっていた事例でございますが、ドイツでは、社会保障制度の抜本改革を行うときに、厚生省の事務次官をほ...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回、公務員制度改革の全体パッケージとして、総理のもとに有識者から成る懇談会を設置する方針でございます。この懇談会のもとで、今のような御指摘の問題についても検討が行われていくものと考えております。  私としては、御指摘の人事の内閣一元化というのは、再就職あっせん...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは、私が政府に入る前の話でございますが、たしか〇三年に私が発表した幻のマニフェストというのがございまして、ここではたしか国会議員を半減すべきだという提案をしておったかと思います。
○渡辺国務大臣 今回、安倍内閣の基本方針として改めて申し上げますことは、目指すべき方向性は、小さくて効率的な政府である、筋肉質の政府をつくることであるということであります。  そのために、政府を支える国家公務員というのは、高い気概と使命感と倫理観とすぐれた企画立案能力、管理能力...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回、能力・実績主義を導入いたしますと、評価が給料とポストに結びつくということが行われるわけでございます。今まで、評価をやっても、それが給料、ポストに結びつかないという現実がございました。したがって、今回の法改正によってその点を明確にするということでございます。 ...全文を見る
○渡辺国務大臣 能力・実績主義を導入して年功序列がなくなってしまえば、勧奨退職をやる理由もなくなるでしょうね。  つまり、今なぜ勧奨退職が行われているのかといったら、これは年功序列で人事をやっているからですよ。ですから、スーパー護送船団方式になっているわけです。同期が自動的に持...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは押しつけにはなりません。  今やっております天下りあっせんというのは、人事の一環としてやるわけですよ。各省において、受ける方も含めて人事の一環でありますから、二回目、三回目のあっせんも人事で動かすわけですね。ですから、これはまさしく、国民のサイドから見ると...全文を見る
○渡辺国務大臣 離職後二年間と設定をいたしましたのは、元職員が現職職員に対して有する影響力によって公務の公正さが損なわれるおそれと、元職員の有する職業選択の自由等とのバランスを考えまして、現行の事前承認制度が離職後二年間の規制としていることも踏まえて、離職後二年間の規制としたもの...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさに御指摘のとおりだと考えます。  したがって、この有識者懇談会で、実務といいますか具体的な詳細設計を行っていただくのに、閣議決定で出されました大原則の抜け穴になるようなことばかり考えるような人がたくさん集まっては困るわけでございまして、そういうことにならない...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘のように、移行期間は各省あっせんを残しております。しかしながら、こういう画期的な制度改正が行われるというのであれば、当然その精神は前倒しで実践をしていくべきものと考えます。したがって、予算や権限を背景にした押しつけ的なあっせんを駆け込み的に今のうちからやって...全文を見る
○渡辺国務大臣 安倍総理の決意、本気度、これはすごいものがございます。これを我々は肝に銘じてやっているわけでございまして、この点を見誤る人は大変なことになるかと思います。
○渡辺国務大臣 我々は、官と民の垣根は低くしようと考えております。一方において、公務員が定年まで働ける、そういうルートもしっかりつくっていこうという方針でございます。  やはり我々の進むべき方向性は、小さくて効率的な政府であり筋肉質の政府であるということは変えようがございません...全文を見る
○渡辺国務大臣 政府案では、わたりあっせんについて、現職の人事当局が絡んでやっているという場合には、そのかかわった者については懲戒処分の対象としております。したがって、これは公務員の世界では大変厳しい制裁でございますから、当然、優秀な公務員がそういったことをしなくなるというのはあ...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさに石井先生御指摘のとおりだと思います。やはり、今の早期勧奨退職が年功序列人事の延長線で行われているというのは大現実でございます。したがって、この年功序列という法律に書いていないプラグマティックルールを変更することによって、霞が関国家公務員カルチャーは大転換をし...全文を見る
○渡辺国務大臣 大変適切な御意見だろうと思います。今回、先行して能力・実績主義と天下り規制を導入するわけでございます。これがかなり強烈な処方せんであることは御案内のとおりでございまして、全体パッケージというものを、来年の通常国会を目指して、プログラム法案として国会に提出できるよう...全文を見る
○渡辺国務大臣 そのあたりも含めて、総理のところで設置します有識者懇談会で検討してまいりたいと思います。
○渡辺国務大臣 公務員の身分保障については、御案内のように、公務の中立性、安定性の確保のために設けられているものでございます。そういう概念整理からいきますと、地位の特殊性と職務の公共性から制約がなされている労働基本権の問題とは直ちに対比して論じられるべき事項ではないと理解をしてお...全文を見る
○渡辺国務大臣 とらわれないというのは、字義どおりのことだろうと思います。採用試験の種類、年次にとらわれずに能力と業績評価だけに基づいて人事管理を行うというのが原則でございます。  例えば、国家公務員採用1種試験合格者、キャリアだからという理由で、人事評価がよくないにもかかわら...全文を見る
○渡辺国務大臣 そのあたりを含めて、先ほど来申し上げております総理のもとにつくる有識者懇談会で、採用から退職管理に至るまでの全体パッケージを議論していただくことになっているわけでございます。
○渡辺国務大臣 そのスケジュールに間に合わせていただくには、ぜひとも今国会でこの法案を成立させていただきたいと思います。その上で、夏の概算要求に間に合うように有識者懇談会を立ち上げ、さらなる詳細設計を行ってまいりたいと考えているところでございます。
○渡辺国務大臣 官民人材交流センターの体制や業務の仕組みは、再就職のニーズに十分対応できるものにする必要がございます。御指摘の点も含めて、官房長官のもとに置かれる有識者懇談会において具体的な制度設計を行ってまいります。
○渡辺国務大臣 天下りというのは、広辞苑によりますと、下の者の意向や都合を考えない、上からの一方的押しつけ、特に、官庁で退職後の幹部などを民間企業や団体などに受け入れさせることという表現が書いてございます。  総理が常々申していることは、予算や権限を背景にした押しつけ的なあっせ...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、各省が人事の一環として退職した職員の再就職先のあっせんを行ってきております。予算や権限を有する各省が行うわけですから、国民から見れば押しつけあるいは受け入れさせていると見えてしまうわけでございます。これが、まさに天下りの実態であります...全文を見る
○渡辺国務大臣 押しつけがあればじゃなくて、各省が予算と権限を背景にして人事の一環として行う再就職のあっせんのことを天下りというんです。
○渡辺国務大臣 官民人材交流センターは、中立的な機関であります。予算や権限を背景にはいたしておりません。人事の一環としてはめ込むわけでもありません。まさに再就職の支援、そのためにはキャリアコンサルティングもやります。まさに職員本人の能力や業績、こういうものを正当に評価をしてもらっ...全文を見る
○渡辺国務大臣 恐らくそれは、何年か前に出てきた質問主意書の中での回答を引いて言っておられるのかと思います。押しつけしたものは確認されていないとたしかその主意書の答弁では言っているわけでございまして、押しつけ的なものが全くないとは答弁していないのではないでしょうか。
○渡辺国務大臣 官民人材交流センターは、あくまで職員の離職に際し行う離職後の就職の援助に関することを行うものでございます。したがって、今委員が御指摘のような、二回目のあっせんとか三回目のあっせんとか、そういうことは全くいたしません。  通常、二回目以降の再就職というのは、離職後...全文を見る
○渡辺国務大臣 法案では、先ほど申し上げたように、職員の離職に際し、離職後の就職の援助に関することを行うということでございますから、当然、これは常識的な期間というのはあるわけでございます。(発言する者あり)
○渡辺国務大臣 特段の例外というのは想定はしておりません。この詳細な制度設計は有識者懇談会で行います。  先ほど来申し上げますように、離職に際してということでございますから、常識的な期間というのは当然あるわけでございます。
○渡辺国務大臣 二回目以降の再就職のあっせんに関する調査は、押しつけ的なあっせんによる再就職を根絶するための制度設計に資するため、各府省等において行われている、いわゆるわたりのあっせんの概況を把握するために実施したものでございます。
○渡辺国務大臣 この数字自体を見れば、私のみならず、だれしも少な過ぎるなと思うのは当然ではないでしょうか。ですから、本会議でもたしか申し上げたと思いますけれども、これがすべての実態でございますということには多分なっていないんですね。  先ほどの、押しつけ的なあっせんがあったのか...全文を見る
○渡辺国務大臣 確認されたものはなくとも、だれしも何となく、それ以上にあるよなということはわかるわけですね。ですから、これは再調査をせよとこの前おっしゃられましたけれども、こういうものは一回やってもまた同じものが出てくるわけですね。ですから、今回はもうそういうことを抜きにして、二...全文を見る
○渡辺国務大臣 確認されたものは十六件だったというだけのことでございます。
○渡辺国務大臣 ですから、これは少な過ぎるなと申し上げているんです。
○渡辺国務大臣 確認されたものが十六件で、これは少な過ぎるなという認識は持つことができました。
○渡辺国務大臣 いずれにしても、あっせんを全面禁止にするという制度目的の、そういう新たな制度改革を行う資料にはなりました。
○渡辺国務大臣 従来、わたりあっせんをやっていると認めたことはなかったんですよ。今回、十六件も存在することが白状されたわけですね。私は少な過ぎると思いますよ。十六件存在することが確認されただけでもこれは大進歩ですよ。(細野委員「全然さっきから同じことを聞いているんですから、ちゃん...全文を見る
○渡辺国務大臣 今まで全く認めていなかったのを認めたわけですから、これは大変な大転換ですよ。わたりあっせんをやっていると言わなかったわけですから、今までは。ですから、十六件確認された、どうもこれは氷山の一角らしいということがわかっただけでも大進歩じゃないですか。
○渡辺国務大臣 ですから、氷山の一角があらわれただけでもすごいことじゃないですか。水面下に隠れていたのがぽっこりと出てきたんですよ。だから、この下にはかなり大きな塊があるだろうな、そういう想像がつくわけですから、我々はまさに、この資料をもとにして、今回、いや、そうか、では、もうこ...全文を見る
○渡辺国務大臣 この事案はよく把握しておりませんけれども、一般的に、典型的な子会社、関連会社的存在になっているこういった公益法人みたいなものがあるということですね。子会社、関連会社をつくっても、民間だったらいいですよ。しかし、税金をもらって、その税金を流して子会社感覚にして、税金...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の法案では、企業、それから非営利法人、独法、特殊法人、認可法人、公益法人、こういったものすべてを規制対象にいたしております。  また、官民人材交流センターにおいては、こういった営利法人のみならず非営利法人にもあっせん対象は広げておりますけれども、外部監視機関...全文を見る
○渡辺国務大臣 あっせんの規制の対象になっております。
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、具体的な制度設計については、官民人材交流センターの有識者懇談会で検討することになっているんですよ。(細野委員「その答弁では、委員会質疑をやる意味がないですよ。それでは意味がない」と呼ぶ)いや、意味がないんじゃなくて、意味があるんです、...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、どういう実態的な制限をかけるかというのは、まさにこの法律によって有識者懇談会の方で決めることができるようになっております。
○渡辺国務大臣 今回の法案では、官民の垣根を低くするということと同時に、官民の癒着防止についてのかなり厳格な規制を導入しているんですよ。(細野委員「ないじゃないですか」と呼ぶ)いやいや、厳格な規制を導入しているんですよ、口きき規制とか。ですから、現職だったら求職規制というのもかか...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、先ほど来申し上げているように、人材交流センターがあっせんする先、どこからどこまでできるのか、こういう制限をかけることについては、有識者懇談会で国会の議論も踏まえて検討することになっているんですよ。
○渡辺国務大臣 いずれにしても、こういう官民の癒着の問題から出てくることに関しては、公務員制度改革だけではなくて、公益法人改革や独立行政法人改革も通じて、あるいは入札制度の改革も通じて、これは総合的に解決をしていく必要があるんですよ。その一端として、この公務員制度改革においては、...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、先ほど来申し上げているように、この国家公務員法改正案は、官民の垣根を低くするということと同時に、官民癒着の防止の精神も盛り込んであるんです。そういった精神に基づき、また国会の議論も踏まえて、官民人材交流センターがあっせん対象先にできる、あるいはあっせんで...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、営利企業等の中には、当然、非営利法人を含んでおります。したがって、規制はかかります。人材交流センターのあっせん対象の中に、当然これは入るんですよ、営利企業も非営利法人も。ですから、そんなことは法律に書いてあると言っているじゃありません...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、その規制の対象となる具体的な詳細設計は有識者懇で決めますが、いいですか、その条文には書いていないですよ、そんなところまでは。書いていないけれども、その精神について私は話しているじゃありませんか。
○渡辺国務大臣 ですから、これはもうまさに、そのような問題を根絶するために我々は法案を出しているんです。いいですか。ですから、事細かなところまで条文に書いていないからこれは欠陥だなどと言わないで、もっと前向きにいろいろ議論をしていただきたいと思いますよ。国会の議論も踏まえて、有識...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、先ほど申し上げたように、今回の法案では、各省のあっせんというものを全面的に禁止をしている……(発言する者あり)いや、ちょっと聞いてください。いいですか、各省のあっせんがあって、例えば独法から公益法人に転々と天下っているケースがあるんですよ。ですから、そう...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、一つ一つのものを小さくとらえて大きく拡大して話すと、全体像が見えなくなっちゃうんですよ。我々は、外部チェックもある、人材交流センターのチェックもある、そして、各省のあっせんは全面的に禁止をされている、そういう全体像を語っているんですよ。先ほど来申し上げて...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、事後チェックは当然かかりますよ、これは。(細野委員「どこに書いてあるんですか」と呼ぶ)いや、ですから、各省のあっせんがあったのかなかったのか、そういうところをちゃんと外部監視機関がチェックできるようになっているんです。これはOBじゃないんですよ。まさに外...全文を見る
○渡辺国務大臣 具体的にお答えをしております。今、このケースはどうかわかりませんけれども、通常は、各省の人事当局があっせんをして、そういうところに人事の一環としてはめ込んでいるんですよ。それが実態なんですよ。ですから、そういう実態を根絶していくには、まさに各省あっせんの禁止と、各...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、外部チェックの前に、先ほどから申し上げているように、そういうところに再就職のあっせんがまずできなくなる可能性があるわけですよ。  そして、いいですか、あうんの呼吸とおっしゃいますが、再就職監視委員会は、国家公務員法、今回の改正法の百六条の五第二項の第一...全文を見る
○渡辺国務大臣 国家公務員法、今回の改正法の十八条の三の第一項の調査に関し必要があると認めるときは、当該調査の対象である職員もしくは職員であった者に出頭を求めて質問をし、または当該職員、さっきの例でいくと元営繕部長ですね、この勤務する場所に、職員として勤務していた場所を含むに立ち...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、そういう調査に至る端緒があればやりますよ。
○渡辺国務大臣 ですから、申し上げているじゃないですか。端緒があればできるんですよ。必要があればできるんですよ。
○渡辺国務大臣 ですから、端緒があればできるんです。必要があればできるんですよ。そのケースの個別の話は知らないとさっきから申し上げているじゃないですか。
○渡辺国務大臣 百六条の十八に「職員又は職員であつた者に再就職等規制違反行為を行つた疑いがあると思料するときは、任命権者に対し、当該再就職等規制違反行為に関する調査を行うよう求めることができる。」という規定がございます。  そして、百六条の十九でございますが、再就職委員会は、「...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、百六条の十八には、「職員又は職員であつた者に再就職等規制違反行為を行つた疑いがあると思料するときは、」できるんですよ。ですから、そういうことを言っているんです。  だから、個別の話は知りませんと申し上げているじゃないですか。ですから...全文を見る
○渡辺国務大臣 疑いがあるときはできると申し上げているじゃありませんか。法律違反があった、そのときしかできないなんて言っていませんよ。
○渡辺国務大臣 新法が施行されますと、再就職規制というのは物すごく厳しくなるんですよ。いいですか。こういう国会質問が出たとしますね、それは当然疑いに入ってくるんですよ。これは端緒になるんですよ。(発言する者あり)いやいや、国会質問で、要するに、再就職規制違反の疑いがあるではないか...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、先ほどから申し上げているじゃありませんか。今度の再就職規制というのは厳しいんですよ。再就職規制に抵触する疑いがあると思料するときは外部監視機関が動くんですよ。それを申し上げているんですよ。
○渡辺国務大臣 個別の問題ではなくて一般論でございますが、二回目、三回目のわたりをやっているということは、新法施行後どうなるか。それは、わたりにかかわった人事当局者は懲戒処分になるんです。  ですから、先ほども申し上げたように、そういった再就職規制違反があった場合には外部監視機...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、こういう法案が成立をするということになれば、これは当然それぞれの人事当局において何らかの自主規制というものがあっていいと思いますね。ですから、これは私の一存で決めるわけにはまいりませんけれども、やはり余りにも目に余る、そういう行為が、法が実効性を持つ前に...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、個別の問題はよくわかりませんので、私はあくまで一般論を申し上げているわけです。私が一般論として申し上げていることまでわからないということはないでしょう。  ですから、まさにこの法の精神が、余りにも目に余る事例が頻発をするのであれば、内閣として何らかの措...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々は、役人であった者が死ぬまで役人でなければならない、そんな立場はとりません。  役人であっても、一転、志を持って政治家になられる人は幾らでもいるんじゃないんですか。それが悪いことなんでしょうか。私は全くそう思いませんね。中には過去官僚などと言われる人もいるか...全文を見る
○渡辺国務大臣 とにかく政治家というのは選挙の洗礼を受けるんです。国民がこの人はだめと言ったら政治家になれないんですよ。いいですか。今、政党名簿で政治家になる例は、衆議院の場合にはあり得ますけれども、参議院の場合は厳正拘束名簿式比例代表制ではないんですよ。本人のフルネームを書いて...全文を見る
○渡辺国務大臣 参議院の改革の問題については、私は、今回政府の立場でございますから、一々発言は控えたいと思います。参議院の問題については参議院の方できちんと対処をされると思います。
○渡辺国務大臣 先ほどもお答えしたわけでありますが、十六名というのはやはり少ないと思いますよ。恐らくこれは氷山の一角であろう。しかし、今回の法案をつくるときに、一体どれくらいあるんだろうと、正直私も興味を持って、関心を持って、数字が出てくるのを待っておりました。しかし、こんな程度...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど来申し上げているように、官房長官のもとに有識者懇談会を立ち上げ、ここにおいて詳細な制度設計を行います。その詳細な制度設計の中で、必要があれば関係者のヒアリングもやるでしょう。それはまさに有識者懇の判断ということになるわけでございます。
○渡辺国務大臣 まず実態を把握しなければいけない、私もそう思いました。したがって、総務大臣にもお願いをし、天下りあっせんの実態を調べていただきました。これはたしか三月の末か四月の初めぐらいにその数字が出てきて公表されていると思います。  なお、再就職のわたりあっせんについて、こ...全文を見る
○渡辺国務大臣 民主党は年功序列制度を擁護するということが今の説明でよくわかりました。年功序列を擁護した上で肩たたきをやめさせるということでございますから、これはもうまさしく組織は上司高齢化、もう新入社員を採れなくなる、そういうとんでもない組織の劣化を招く案である、大きな政府その...全文を見る
○渡辺国務大臣 正確さを要求されるのであれば事務方から答弁をさせていただきたいと思いますが、十六という数字しか出てこなかったということは、本会議でも答弁申し上げましたように、それだけしか確認されなかったということですから、資料が残っていなかったと理解をしております。
○渡辺国務大臣 要するに、我々が調べましたのは、いわゆるわたりあっせんを行ったかどうかということでございまして、だれそれさんがどこそこに行っているということを出せと言ったわけではございません。
○渡辺国務大臣 私、各省大臣を兼ねているわけではございませんので、各省がどういうデータベースを持って人事管理を行っているかは承知をいたしておりません。
○渡辺国務大臣 二回目以降の再就職についてあっせんを行ったことが確認をされた人数が十六人だということでございます。また、その際、予算、権限関係にある企業等への再就職あっせんも、同時に出していただいております。  いずれにしても、そのデータベースなるものについて、私が全部把握をし...全文を見る
○渡辺国務大臣 お願いをすることはできますが、お願いをして出していただいた数字があれでございまして、強制力は残念ながらないということでございます。
○渡辺国務大臣 それぞれの大臣だったら、出せと言えばお出しになるかもしれません。しかし、大臣が出せと言っても、多分、同じ答えが返ってくるのではないでしょうか。つまり、私があれだけ誠意を持ってお願いをして、この数字しか出てこないわけでございますから、大臣だったら別の数字が出てくると...全文を見る
○渡辺国務大臣 何とか委託費とか、随意契約か一般競争入札か、このあたりがちょっと今一気には理解できないぐらい入り組んでいるなという印象を受けました。やはりこれは通常の契約形態に即して分けるべきだろうと思います。  ついでながら、会計基準の方は、別問題ではありますが、これは統一的...全文を見る
○渡辺国務大臣 独法というのは、本来行政が直接やらなくてもいいものを外側に出す、しかし、これを全部民間に任せてしまうとうまくいかないと思われるものを、独立行政法人という形態をつくって、そこで行っていく。イギリスのエージェンシーのようなものを最初は想定をしたかと思います。  した...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、独立行政法人というのは、公共性の高い事務事業のうち、国が直接実施する必要はないが、民間の主体にゆだねると実施されないおそれのあるものを実施する機関でございます。したがって、そういうところに知識経験を有した現職の公務員が出向するというの...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、早期勧奨退職という法律のどこにも書いていない慣行がなぜ起こってきたのか。これを考えるときに、やはりこれまた法律のどこにも書いていない慣行、年功序列人事制度、これがあることは紛れもない事実ですよ。同期入省して、課長ポストぐらいまでは二、...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、いろいろな問題があるわけでありますから、その問題の是正に今までも取り組んできております。  例えば、小泉内閣の時代に、退職年齢の引き上げということをやってまいりました。民間では定年延長の試みが始まっておりますが、公務の世界では、まだそういうことに手がつ...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、いきなり禁止をするよりも、問題の根本にメスを入れた方が抜本的な解決になるのではないですかと申し上げているわけでございます。
○渡辺国務大臣 先ほど来申し上げているように、退職年齢の引き上げとか、それから定年まで働けるスタッフ職制の導入とか、早期退職慣行から生まれてくるさまざまな弊害の是正に取り組んできているということを申し上げているわけであります。
○渡辺国務大臣 ですから、我々が出している法案がしんを食って、新しいプラグマティックルールを形成していくようになると、従来型の、今やっているような早期勧奨退職慣行は自然になくなるということを申し上げているわけでございまして、これを禁止しようということは言っていないわけでございます...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、当然、これは年功序列が是正をされていくわけですよ、年功序列人事が能力・実績主義に変われば。ということは、要するに、後輩に追い抜かれてもしようがないというカルチャーが生まれるということなんです。今は、後輩に追い抜かれるのはだめなんだというカルチャーがあるが...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、当然、公務に適さない、成績が不良である、そういう人には、公務以外のところで新たな人生をスタートさせていただいた方が本人のためにもなるわけですよ。ですから、そういう人が早期退職のルートに乗ることは大いにあり得ることではないんでしょうか。
○渡辺国務大臣 要するに、押しつけ的あっせんが確認された事例はないというたしか質問主意書に対する答弁がかつてございました。  この押しつけ的というのは、これは見方の問題なんですね。押しつけのように見えるという意味で理解するとすれば、それは役所サイドから見るのと外側から見るのとで...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、これは再三申し上げるように、今からとにかく過去の事例が一体どれくらいあったんだ、引っ張り出してこいといっても、これはもう本当に出してこないことが予想されるわけでありますから、だったら、悪いけれども、国民の目から見て押しつけのように見えるそういう天下りあっ...全文を見る
○渡辺国務大臣 実は、調査は二つやっているんですね。一つは行革本部が行いましたいわゆるわたりあっせんについての調査で、これは先ほど来数字が出ております十六件が確認されたということでございます。一方、四月六日に総務省から発表されております再就職あっせんに関する調査結果によりますと、...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、これはもう既に我々としてはしかるべき決断をし、原理原則を盛り込んだ法案を提案しているわけでございます。閣議決定もいたしました。あとの運用についての詳細な設計は、官房長官のもとに有識者懇談会をつくってそこで行うということでございますから、この有識者懇談会に...全文を見る
○渡辺国務大臣 官民交流とは何かということでございますが、官民人材交流センターは、官民の人材交流の円滑な実施のための支援を行う機関でございます。この官民の人材交流とは、官民人事交流法に規定する交流派遣、あるいは民間企業等に現に雇用され、または雇用されていた者等の職員への選考採用等...全文を見る
○渡辺国務大臣 今官房長官がおっしゃられたことに加えて、現人材バンクが機能していない理由として、一つは求人開拓が十分でなかったということ、もう一つは登録者を課長級以上に限定していたということ、それから、企業が求めるスペック、条件に、登録している職員の経歴、能力等が完全に一致しない...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の法律では、各省による天下りあっせんを全面的に禁止いたしております。また、在職中に求職活動を行うことに対して罰則も含めた厳しい制約を課しております。こういう制約のもとで再就職に当たり何らの支援も行わないということになりますと、公務員法に規定されています身分保障...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、身分保障を盾にしがみつくことは可能なわけですよ。ですから、いきなり、あなた、ハローワークに行きなさいと言っても行く人はいらっしゃいますか。これはなかなか出てこないと思いますよ。  ですから、今ハローワークというのは市場化テストにさらして改革を進めるわけ...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、これは再就職の支援をやる機関であります。したがって、トンネル機関にならないような仕掛けはきちんととった上で、再就職を希望する職員についての情報はその職員が属している府省庁が一番よくわかっているわけでありますから、そういう再就職支援のた...全文を見る
○渡辺国務大臣 せっかく再就職支援の機関をつくってもこれが機能しないということであれば、今の人材バンクと同じになってしまうわけですね。したがって、今の人材バンクの失敗の教訓も考えながらいかにマッチングを図っていくかということになれば、やはり情報をとるというのは決して間違ったことで...全文を見る
○渡辺国務大臣 委員が御指摘になられた規定のもとになった文言は、閣議決定の文章に出てまいります。その表現は「あっせんの対象職員に関する必要なキャリア及び人的情報の把握のため、」こういうことでございまして、まさしくマッチングのために必要な情報をとるということでございます。
○渡辺国務大臣 そのとおりでございます。
○渡辺国務大臣 一般的に、新しい法律が通って実施されますと、まず、各省あっせんが全面禁止されているわけでございますから、各省あっせんがもしあったりすると、これは懲戒処分の対象になります。また、先ほども申し上げましたように、外部監視機関が再就職規制違反のチェックを行いますので、端緒...全文を見る
○渡辺国務大臣 つまり、請われた形をとっても、あっせんをすればアウトだということですよ。ですから、これはあっせんがないと言い張った場合に、いや、それはおかしいだろうと、外部監視機関が端緒に基づいて動き始めるということは大いにあり得ることでございます。
○渡辺国務大臣 ですから、今まで、実際にあっせんなしで行っているケースもないとは言いませんけれども、大体、固定ポストになっているところは、ほとんどあっせんがあると見るのが常識ですよ。ですから、こういうことから考えれば、固定ポストになっているところに請われて行ったという形をとっても...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさしく官製談合のようなケースが天下りのシンボリックな弊害として起こっているわけでございます。  したがって、我々は、こうした官民癒着の防止を図ると同時に、官と民が余りにも高い壁に隔てられて全く交流がないというのも異常なことでございますから、官民交流を図りながら...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさしく今回の天下り規制において目指している弊害の打破の一つが、官製談合に見られるような官民癒着の構造であります。
○渡辺国務大臣 後者の場合に、それぞれの省庁の人事当局が予算と権限を背景に再就職のあっせんをやっているという場合には、新法ではまさに禁止の対象になります。
○渡辺国務大臣 今回の政府案では、それも禁止されます。つまり、各省があっせんをすることを全面的に禁止しているわけであって、その営利企業が役所に対して人が欲しいという依頼を行い、それにこたえる、あっせんを行ったということだけで、これは懲戒処分になるわけであります。また、その営利企業...全文を見る
○渡辺国務大臣 それは、あっせん規制のほかの問題だと思います。  例えば、その職員が当該会社に対して求職活動を行ったという場合には、当然これは規制の対象になって、制裁が加えられます。また、そういう規制をクリアできて再就職に至ったという場合に、先ほども申し上げましたが、口ききを行...全文を見る
○渡辺国務大臣 私たちは、民間から中途採用をするというルートは大いに広げるべきであると考えております。それを委員のように天上がりと呼んでさげすむことは考えておりません。  やはり今の時代にあって、民間の経験を活用しなければ行政が成り立たないという分野すら出てきているわけでござい...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々は全く違う発想で物を考えております。  今委員がおっしゃられたような事例は、かつて護送船団方式という、とんでもない、誤った、ゆがんだ金融行政が行われていた、その中で出てきた話なんです。我々は、もう既にそういった金融行政とはさよならしているのでございます。した...全文を見る
05月23日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第21号
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○渡辺国務大臣 田端先生御案内のように、公務員制度改革は、安倍内閣において突然出てきたものではございません。橋本行革の時代から論じられてきたところでございます。小渕内閣においても、各省あっせんによる天下り問題から端を発した道路公団汚職事件や防衛庁の調達実施本部の不祥事件などがござ...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘のように、基本法といいますか、採用から退職までの公務員制度、人事全般の総合的、整合的な検討を進めていくことは言うまでもございません。その中で、専門スタッフ職の実現、公募制の導入、官民交流の抜本的拡大、定年延長を含むプログラム法案を次期通常国会に提出することに...全文を見る
○渡辺国務大臣 安倍内閣においては、行政の無駄をなくす、簡素で効率的な筋肉質の政府をつくるというのが基本方針であります。  総人件費改革においては、平成十八年度から五年間、国の行政機関の定員を五・七%純減をいたします。この目標は必ず達成をいたします。業務の大胆な、かつ構造的な見...全文を見る
○渡辺国務大臣 英国大蔵省という著書をお持ちの木原委員には釈迦に説法でございますが、今回の公務員制度改革に当たりまして我々が考えております国家公務員像というのは、高い志を持っている、気概を持っている、使命感、倫理観、そしてすぐれた企画立案能力、管理能力、こういったものをあわせ持っ...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは天下り根絶センターでありますから、今までの人事の一環として行われていたあっせんから再就職支援に劇的に転換をしていくものであります。したがって、当然のことでありますが、マッチングを図るには、今まで埋もれたニーズがあるとすれば、その掘り起こしをしなければなりませ...全文を見る
○渡辺国務大臣 まず、今回の法案は、長年の議論の積み重ねの上につくられたものであります。小泉内閣のときから、官民交流、官と民の垣根を低くする、そういう議論をやってまいりました。一方において、官民癒着の防止ということも必要でございますので、今回は事前から事後にわたる行為規制も同時に...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々の目指すのは小さくて効率的な政府であります。したがって、役人の数がむやみやたらとふえ続けるような、そういう仕組みにはいたしません。  退職管理に当たっては、どれぐらいの人たちが退職しているかというと、大体、一般職公務員の退職者一万人のうち、再就職ニーズが特に...全文を見る
○渡辺国務大臣 官民人材交流センターは、マッチングしない人が毎日お茶を飲んで給料をもらうなんということは絶対にあり得ないわけであります。公務員が仕事がなくなれば、これはやめていただくというだけのことでございまして、官民人材交流センターがそういう方々に給料を払うということは、一日た...全文を見る
○渡辺国務大臣 やはり、国家公務員が高い志と気概を持って、その持てる能力を十分に発揮してもらうことが国民の利益にかなうことであろうと思います。また、そのことが国家経営にとっては極めて大事だと思います。国家公務員が安心して働けるという環境をつくっていくことは大事であると思います。 ...全文を見る
○渡辺国務大臣 毎度申し上げますように、十六人というのは余りにも少な過ぎるよなというのが私の感想でございます。ですから、その感想を氷山の一角と申し上げたわけでございます。  一方、このわたりというのも、先ほど来議論が出ていますように、人事の一環ではめ込んでいくわけですね。ですか...全文を見る
○渡辺国務大臣 例えばこれは、実際にわたりあっせんが行われたかどうかというのはまた別の話でございますが、例えば、船員保険会会長から四年後に厚生年金基金連合会理事長になり、そのまた四年後に健康・体力づくり事業財団理事長になり、社会保険審査会委員長になりなどというケースは非常にわかり...全文を見る
○渡辺国務大臣 政府案においては、天下りは根絶いたしますが、再就職については、官民の垣根をできるだけ低くして、人材交流を進めようという設計になっております。したがって……(発言する者あり)これは苦しくも何ともなくて、我々の基本コンセプトでございます。官と民の垣根を必要以上に高くし...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは、各省あっせんを全面禁止した上で、センターに一元化をするわけであります。このセンターが、例えば、補助金を交付していた業務をやっている人がその補助金交付先に再就職をするなんという話は、やはり常識的に難しいなと、これは有識者懇談会で決めるわけでございますが。 ...全文を見る
○渡辺国務大臣 公務員に、やる気を持って、また能力を高めながら役所で仕事をしてもらうことが大事であります。そのためには、能力・実績主義の貫徹が不可欠と考えます。  いわゆる年功序列型システムで、同期が横並びで昇進し、同じ給料をもらうという実態がずっと続いてまいりました。こういう...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の法案においては、やる気と情熱を持って、なおかつ高い志と気概を維持しながら仕事のできるシステムを導入しようとしております。そのために、民間ではもう常識になっております能力・実績主義を導入し、年功序列システム、スーパー護送船団方式を打破いたします。それによって、...全文を見る
○渡辺国務大臣 再三御説明申し上げておりますように、天下りというのは、各府省等の人事当局が人事の一環として行うあっせんによる再就職を指していることが多いんですね。したがって、そういった人事の一環として行われるあっせんは、まさに退職後も行われるわけでありますから、玉突きで二回目、三...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、そういった問題を踏まえて、官民人材交流センターにおいては再就職支援に切りかえるということを行ったわけでございます。人事の一環から再就職支援への転換というのは、もうまさに天下り根絶になるわけであります。
○渡辺国務大臣 解決いたします。  この官民人材交流センターは中立的な機関であります。そこに出向する職員は、トンネル機関にしてはいけないという大原則がございまして、出身省庁のあっせんは禁じているわけであります。そういったもろもろの仕掛けがあって、まさしく再就職支援、すなわち求人...全文を見る
○渡辺国務大臣 退職した公務員、元職員についてかかる規制は、例えばその職員が古巣の人事当局のあっせんによって別のところに再就職をするというような場合には、これは現職の方に懲戒処分という規制がかかります。全面禁止でありますから、そういうことはできないということになります。また、この...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、監視委員会が疑いを持つに至った場合には、まさに調査の端緒となるわけでございます。
○渡辺国務大臣 新法が施行されまして、きちんと全面的な改正法が動き出しましたときには、先ほど申し上げましたように、疑いがあるケース、つまり、どうも各省が絡んであっせんをやったのではないかというようなケースについては、外部監視委員会が事情聴取や立入検査を行うことができます。まさに調...全文を見る
○渡辺国務大臣 こういうケースは、かつて固定的なポストになっていた場合が多いわけですね。つまり、東証理事長とかそういった、営利企業ではないけれども非営利法人への天下りポストというのがあったわけでございます。  したがって、疑いを持たれる場合が多いわけでございまして、新法施行後、...全文を見る
○渡辺国務大臣 仮に、各省のあっせんが全くなかったとしても、在職中に、みずからの職務と利害関係を有する企業等に対して再就職の交渉や約束を行うことは禁止されています。企業から請われた場合も同じでございます。  これは現職の場合でありますが、一般論としては、職員が、その知識や経験を...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、各省人事当局のあっせんというものは全面的に禁止をしております。したがって、それが二回目、三回目の再就職の際に行われるものであっても同じであります。もしそのような行為規制違反の疑いがありますと外部監視委員会が動き出す、こういうことになろ...全文を見る
○渡辺国務大臣 各省のあっせんはアウトであります。
○渡辺国務大臣 そういう意見もございました。  先ほど来申し上げていますように、政府案においては、官と民の垣根をできるだけ低くしよう、相互交流を大いに進めていこうという考えであります。一方において、官民交流を行っていけば、当然、官民癒着の防止措置というのが大事になるわけでありま...全文を見る
○渡辺国務大臣 それだけがすべてではございませんので、いろいろな行為規制をパッケージで考えて我々としては二年間という時間をとった次第であります。
○渡辺国務大臣 この二年間というのは、現行制度で事前承認、クーリングオフ期間が二年とされていることを踏まえております。また、今回の働きかけ規制は、不正なものに限らず、元職員の現役に対する働きかけを外形的に禁止するものであります。したがって、既に民間人となっている元職員の職業選択の...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々の認識では、今回の政府案で天下りは根絶されます。法律用語ではありませんけれども、私の説明の中では、天下りということと公務員の再就職ということは、それぞれ別の意味で使っております。  天下りというのは、各省が人事の一環として行うあっせんによる再就職のことを示す...全文を見る
○渡辺国務大臣 私が大臣に就任した直後の記者会見の速記録を手にとられて揚げ足をとられたわけでございますが、私がそういうわかりやすい言葉でPRしてきたことと、大臣になってこの法案を国会に提出して申し上げていることとは違いがございます。  先ほども申し上げましたように、私が大臣にな...全文を見る
○渡辺国務大臣 官民交流を促進する際に、かつてのいわゆる中馬プランにおいては百三条の撤廃を盛り込んでいたわけであります。非常にいい案だったのでございますが、この部分だけ、すなわち百三条の撤廃というところだけ取り上げられまして、天下り奨励法などとやゆされた経緯がございます。  し...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々の発想では、共産党とは違うのだと思います。世界がグローバル化して久しいわけであります。一九九〇年代の半ばに、IT革命の影響などもあって、それまでの世界とはがらっと変わってしまったわけであります。そういう時代の変化に迅速かつ的確に対応した効率的な行政をどうやって...全文を見る
○渡辺国務大臣 そのアンケート調査は今初めてお聞きをいたしましたけれども、一方、政府の側のニーズとしては、先ほども申し上げましたように、民間の効率的あるいは機動的手法や意識を適切に取り入れて行政の能率的運営を推進していきたい、こういうニーズがあるわけですね。したがって、民間人を役...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の政府案では、各省のあっせんを全面的に禁止いたしておりますので、これは一回目であろうが二回目であろうが三回目であろうが、全部だめでございます。
○渡辺国務大臣 一般的に渡り鳥と言われる行為は、各省の人事当局があっせんをして二回目、三回目の人事をやっているんですね、退職した後ですよ。ですから、そういうことを全部禁止するわけであります。もしそういうことをやったりしたら、あるいは共謀して行ったということになれば、これは懲戒処分...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、再三申し上げますように、渡り鳥というのは、人事当局が人事の一環で行っている行為なんです。今回は、その各省の人事のあっせんというものを全面禁止するわけでありますから、当然、こういう行為はなくなっていくのが当たり前ではないでしょうか。
○渡辺国務大臣 これは、我々の真意がよくわかっていただけていない、PR不足である、こう思います。  したがって、今回の政府案において、天下りや官製談合の根本的な原因となっている各省の人事の一環としてのあっせん、これを全面的に禁止するということがまさに問題解決の一番大切なところで...全文を見る
○渡辺国務大臣 今の人材バンクは、私より総務省から答えた方がいいのかもしれませんが、たしか、小渕内閣のときに道路公団汚職事件や防衛庁の調達実施本部の不祥事件があって議論が開始され、七年前ぐらいにできたものと記憶しております。
○渡辺国務大臣 この七年間にマッチングした件数が一件ということでありますから、役に立ったとは到底言いがたい代物だと思います。  では、なぜ機能しなかったのかという議論をさせていただきますと、実は、小渕内閣のときにできました懇談会の中で相当議論が行われたようでございます。  つ...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々が目指している今回の改正案の趣旨は、各省の人事の一環としてはめ込み的に行われる天下りではなくて、本人、職員の能力や実績が正当に評価されて再就職をすることなんですね。したがって、そのために積極的な求人開拓も行いますし、職員のキャリアコンサルティングも行います。で...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは法律用語ではありません。私が説明の際に使っている表現で申し上げますと、天下りというのは、各省が人事の一環として行うあっせんによる再就職のことを言っているケースが多いんですね。ですから、今回は、そういった各省あっせんを全面的に禁止いたします。中立的な機関である...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさに本人の能力と実績が正当に評価をされ、需要と供給の一致が行われたところに市場価格というのは存在をするんだろうと思います。
○渡辺国務大臣 これは天下りではありませんので、まさしく受け皿の方が正当に評価をするということになろうと思います。  また、官民人材交流センターは、そのための支援をやるということでございます。
○渡辺国務大臣 それは、民間のニーズは多様にあると思いますよ。今、景気のいい地域や企業というのは世界経済とつながっているところが多いですね。そういたしますと、例えば、今は中小企業だけれども、この際世界経済とつながっちゃおうという決断のもとに海外展開を図ろうとしているところなどが、...全文を見る
○渡辺国務大臣 押しつけではなくて請われて行くケースという想定を今お述べになられたのかと存じます。  仮に、押しつけでなくて請われて行くケースにおいて、その当該職員が在職中に求職活動をしていたりすると、これはアウトになります。また、不正が行われて、何かお土産の約束をしていたとか...全文を見る
○渡辺国務大臣 二つの側面があると思うんですね。一つは、天下り、行為規制で解決できる問題、もう一つは、公共調達などの制度改正によって解決すべき問題であります。委員が御指摘になられた入札などのケースは、まさに後者の例であろうかと思います。  今までの入札制度というのは、発注者側に...全文を見る
○渡辺国務大臣 再就職はできても、口きき規制がかかります。したがって、この口きき規制に違反をすればアウトになります。  また、あうんの呼吸といっても、仮に、在職していた役所に対する影響力というものが評価されて再就職しているのであれば、これは官民交流という本来の趣旨にはそぐわない...全文を見る
○渡辺国務大臣 いずれにしても、そのようなケースで当該職員が利害関係のある企業に求職活動をやっていたという事実が判明いたしますと、これはアウトになります。その疑いが出ただけで外部監視委員会のチェックを受けることになります。
○渡辺国務大臣 当該職員の能力と実績が正当に評価されて再就職する場合はできます。
○渡辺国務大臣 これはまだ算定はいたしておりません。
○渡辺国務大臣 今回、政府の案をお認めいただければ、直ちに詳細な制度設計にかかります。それによって、有識者懇談会の中で、センターの役職員数、職員の構成、組織、支所の数、経費等といった具体的な体制を決めていくことになります。
○渡辺国務大臣 午前中の質疑でもお答えしたことでございますが、大体、退職する方が一万人、そのうち早期勧奨退職者がおおよそ四千人、その中で、これは総務省の推定でございますが、各省であっせんを行っているのはその半分の二千人と言われております。  今現在、自衛隊には人材バンクのような...全文を見る
○渡辺国務大臣 再就職あっせんをする人が現在二千人ぐらいいると言われています。では、仮に二千人として、一人で二十人受け持つという場合には百人必要になりますね。一人で四十人受け持つという場合には五十人になります。ですから、そういった詳細な制度設計を国会の審議も踏まえて行っていくとい...全文を見る
○渡辺国務大臣 膨大な数のセクションができるとは思っておりません。なぜならば、新しく人をかき集めてきてつくるわけではなくて、今現にやっている機能を、これは役所の予算権限と切り離して一元化をしてしまおうということでございますから。まあ、一元化までの工程は何年間かかかりますよ。官民人...全文を見る
○渡辺国務大臣 各省の人事担当者である必要は全くございません。(発言する者あり)いやいや、人事担当者である必要はないんですよ。もしさっきそう答えたとすれば、訂正をいたします。  ですから、これはもう詳細な制度設計の中で、今の各省あっせんの禁止にかわるものであって、今の各省あっせ...全文を見る
○渡辺国務大臣 センター職員の人選については、各省から出向者を転任等で受け入れる場合は、国家公務員法の規定に基づき、必要となる標準職務遂行能力や適性を有すると認められる者の中から行うことになります。  この場合であっても、官民人材交流センターにおいては、センター職員は出身府省職...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど来申し上げておりますように、各省があっせんをしてはめ込むということをやりますと、アウトになります。
○渡辺国務大臣 当然のことでございますが、これからつくる詳細制度設計の中で、どの範囲で再就職ができるかの基準はつくることになります。
○渡辺国務大臣 ですから、いろいろなケースを想定して、どこからどこまでできるかできないかをこれから決めます。
○渡辺国務大臣 ですから、国会の議論も踏まえながら、できる範囲、できない範囲を決めます。
○渡辺国務大臣 今までは営利法人だけ規制されていたわけですね。今回は非営利法人を含んで規制の網をかけるわけでありますから、これは大変なことですよ。今まで全くノーチェックだったところをチェックをかけるということであります。だから大変な反対が起きたわけであって、我々はその反対をはねの...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど林副大臣も申し上げたように、公益法人の改革は既に行ってきております。公益認定委員会もつくっております。また、行政委託型の公益法人については、さらに、補助金漬け、委託費漬けになっているところの改革を進めていくことを、私の方から指示を出しております。  そうい...全文を見る
○渡辺国務大臣 わたりあっせんについては、当然のことながら、一回目も二回目も三回目も全面禁止をいたします。官民人材交流センターがわたりあっせんをすることはございません。
○渡辺国務大臣 この調査を行革本部事務局の方で各府省等にお願いをして行った結果については、御案内のとおりであります。  再三申し上げますように、これは氷山の一角と思われますが、逆に、それだけしか出してこないというわけでありますから、官民人材交流センターがわたりあっせんをする必要...全文を見る
○渡辺国務大臣 調べた結果、確認されたのは十六件でしたという答えでございますから、もう一回調べても多分同じことが出てくるんだろうと思います。もし虚偽の回答をしていたというのであれば、それぞれの役所において責任をとってもらうということになろうかと思います。
○渡辺国務大臣 我々は、公務員が死ぬまで公務員でなければならないという立場には立ちません。公務員であった人が民間人になって活躍をする、あるいは民間人が公務員になって活躍をする、双方向の人材流動化が必要だという立場に立っておりますので、まさしく双方向の官民ゲートウエーとして官民人材...全文を見る
○渡辺国務大臣 今までは各省が人事の一環として天下りあっせんというのをやってきているわけであります。それが、先ほど来の御議論のように、大変な弊害を生んでしまっているという反省に立って、各省のあっせんを全面禁止をし、官民人材交流センターに一元化をするという提案を出したところでありま...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の政府案においては、国家公務員の現職時代の求職活動というものを制限いたしております。在職中は、公務の公正さとか、あるいは公務の中立性とかについて国民から疑いの目で見られないようにという趣旨で、そのような規制をかけているわけであります。  したがって、そのよう...全文を見る
○渡辺国務大臣 定年まで勤められるようにとの御指摘は、我々も、既に小泉内閣のときに、退職年齢の引き上げやスタッフ職制の導入といったところで考えてきたところであります。専門スタッフ職の導入については、昨年の十月でありますが、既に閣議決定をして、人事院に検討を依頼しております。  ...全文を見る
○渡辺国務大臣 民間人と公務員の違いというのは幾つかあろうかと思います。  例えば、その中の一つに身分保障というのがあるんですね。これは法律上定められています。では、身分保障があるから職を失うことが全くないかといったら、そうではありません。今回の改正案においては分限規定というも...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは適性の違いであって、公務には向かないけれども民間には向くという場合は大いにあり得るんですね。ですから、公務員は予算と権限を剥奪しちゃったら、みんな無能な存在になるんだなどという立場は我々はとりません。したがって、公務以外のところで第二の人生を始めるというケー...全文を見る
○渡辺国務大臣 官民人材交流センターは、まさしく再就職の支援をする機関でありますから、これはキャリアコンサルティングもやりますし、本人の埋もれた能力を引き出す、そういうお手伝いはやるわけであります。したがって、これは今やっております人事の一環としての天下りあっせんとは全然違うとい...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々は、早期勧奨退職がなぜ起きるのかに着目をしているんです。つまり、これは年功序列人事システムがあるから起きるんですね。ですから、能力・実績主義の導入によって年功序列を打破しようというところからスタートをしているのが政府案なのです。ですから、早期肩たたきシステムを...全文を見る
○渡辺国務大臣 企業が受け入れる理由はさまざまだと思います。例えば、公務で培った能力や経験その他のいろいろなものが評価をされた結果として再就職がされているというケースもあると思います。一方、役所に顔がきくという観点から、こういうことを期待して受け入れているケースもないとは言えませ...全文を見る
○渡辺国務大臣 要するに、今各省が人事の一環として大量の人たちの天下りあっせんをやっているわけです。このことを全面的に禁止するんですよ。そうすると、あっせんを受けられなくなった場合には、当然この人たちはその職にとどまる。今のような年功序列型システムが続いていたら、まさしく上司高齢...全文を見る
○渡辺国務大臣 各省あっせんもなく、請われて再就職をする場合のお尋ねであります。  仮に各省あっせんが全くなかったとしても、在職中に自分の職務と利害関係を有する企業等に再就職の交渉や約束をすることは禁止いたしております、今回の法案では。企業から請われた場合も同様であります。 ...全文を見る
○渡辺国務大臣 要するに、無言の圧力の場合には因果関係が証明できないではないかという疑念を述べられたものと思います。  しかし、明らかにいじめみたいなことが起こっている、どうもその背景には共謀がありそうだということになれば、疑いを持つに至った外部監視機関が出動するということにな...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の改正案の議論をしているときに、民間、特に大手企業が子会社、関連会社をつくって、そこで人事の一環としてやっていることと同じではないかという議論が霞が関サイドからよく出されたのを御紹介しただけでございます。
05月25日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第22号
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○渡辺国務大臣 お答えをする前に、私が国会議員になりました十年ほど前、橋本内閣の時代でありました。我々新人議員は、党の行革本部に配属をされ、そこで例えば林副大臣などと一緒に橋本行革を一生懸命議論してまいったわけであります。その後、省庁再編が行われ、公務員制度改革についても橋本行革...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の政府案においては、評価が給料とポストに結びつくということを規定いたしております。したがって、現在、評価項目、評価基準の検証など、人事評価に係る検討課題を実証的に確認しているところであります。今後の検討の参考資料を得ることなどを目的として、人事評価の第二次試行...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさしく橋本委員御指摘のように、将来においては、官から民への流れのみならず、民から官へのゲートウエーになってほしいという思いを込めてこうした名前をつけたわけであります。  官民の垣根が余りにも高過ぎますと、それぞれのパラダイムが固定化をしてしまう、この国の進むべ...全文を見る
○渡辺国務大臣 当たり前のことを当たり前に行うというのは、実は非常に難しいことであります。委員がみずからの御経験も踏まえ、また、その中でいろいろな疑問を感じ、みずからリスクをとって官の世界を飛び出し政治の世界に来られた思いは、私は非常によくわかる気がいたします。  今回の改正案...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさしく委員御指摘のように、役所に入ってくるときには非常に高い志と気概を持ってこられる人ばかりだと思います。中には、国会答弁作成、徹夜の連続、こういった仕事に嫌気が差しながらも、若手官僚諸君が本当に身を粉にして働いている姿は、大変感動的なものがあります。それがいつ...全文を見る
○渡辺国務大臣 遠藤委員のお話は大変おもしろいですね。やはり生々しい御経験に裏打ちされて、それを政治家の言葉で、お笑い霞が関リアル物語という語り口でお話しされるのは、この世界を余りよく知らない方々にとっては、驚きと同時にある種の、ああそうだったのかという、目からうろこの話に聞こえ...全文を見る
○渡辺国務大臣 遠藤委員御指摘のように、今回の改革は、行政改革が一気に進んでいくきっかけになる可能性が極めて高いものであります。各省の天下りネットワークの根幹にメスを入れるわけでありますし、各省縄張り主義を打破するものでありますから、まさしくそういうところから出てきていた弊害が一...全文を見る
○渡辺国務大臣 遠藤委員御指摘のように、今のシステムのままでありますと、せっかく世の中のためになる人材が死蔵されかねないと考えております。やはり、霞が関に集まった有能な人材が、その能力と実績が正当に評価されて第二の人生を歩むことは、世の中全体にとってもプラスになることであると考え...全文を見る
○渡辺国務大臣 私が子供のころから聞かされてきた言葉がございます。それは、私のおやじが繰り返し言っていたことなのであります。繁栄した国家や文明は数あれど、繁栄し続けたものは一つもない、必ず国家や文明は衰退をしていくのである、しかし、政治家の使命というのは、いかにこの繁栄を長続きさ...全文を見る
○渡辺国務大臣 現人材バンクが論議されましたのは、私の記憶では小渕内閣のときだったかと思います。そのときに、道路公団の理事の汚職事件やら防衛庁調達実施本部の不祥事件が起こり、やはりこれは天下り問題とセットで考えていかなければいけないという問題認識があったかと思います。  したが...全文を見る
○渡辺国務大臣 天下りを期待して国家公務員になる人はほとんどいないと思います。  国家公務員採用試験1種に合格して、ことしの春、新たに採用された職員に対し、人事院が実施したアンケートがございます。国家公務員を目指した理由は、仕事にやりがいがある、公共のために仕事ができる、スケー...全文を見る
○渡辺国務大臣 退職年齢の引き上げについては、小泉内閣のときから取り組んできた課題であります。残念ながら、思ったより年齢引き上げがうまくいっていない現実があるのではないでしょうか。  こうした現実を見るに当たって、どこに原因があるかといったら、やはり年功序列の人事システム、私が...全文を見る
○渡辺国務大臣 土井委員御指摘のように、予算や権限を背景にした各省人事の一環としての天下りあっせんは根絶をいたします。また、民間に就職した職員の働きかけについても規制はいたします。これは、刑事罰を伴った厳格な行為規制を導入いたしております。また、外部監視機関による監視体制も構築い...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほどの御議論の中で、長期トレンドとして公務員志望者が減っているという話がありました。田端委員御指摘のように、日本が官から民へという改革を行ってきているのは御案内のとおりであります。  かつて、例えば金融の世界において、護送船団金融行政などというものが行われてい...全文を見る
○渡辺国務大臣 恐らく、我々の目の前にある世の中の移り変わりの中にあって、役人になったら一生役人だ、民間人になったら一生民間人だという仕切りは相当程度崩れていくものと考えます。  したがって、今、例えばロースクールを出て国家公務員になった人はたしか二人か三人だったと記憶をしてお...全文を見る
○渡辺国務大臣 かつて禁酒法の時代に、酒づくりを全面禁止した結果、密造がふえたという故事がございます。  我々は、今回、各省のあっせんというものを全面禁止いたしますが、公務員の正当な再就職まで抑制をするものでは全くございません。したがって、職員の能力、実績、経験が正しく評価をさ...全文を見る
○渡辺国務大臣 やはり、公務員が高い気概を持ってやる気と情熱を発揮できる、そういう仕組みをつくることが大事であると考えます。このことは、同時に国民の信頼を回復するということにもつながっていくものと思います。  残念ながら、今までの年功序列型人事や各省縄張り主義がさまざまな弊害を...全文を見る
○渡辺国務大臣 既に、民間においては再雇用や定年延長といった取り組みが行われているわけであります。公務員の世界においてもやはりこうした定年延長の検討は非常に重要だと考えております。  いわゆる肩たたきでありますが、これはまさしく、年功序列人事慣行のもとで後輩に追い抜かれることを...全文を見る
○渡辺国務大臣 独立行政法人問題を深く御研究されておられる鈴木先生には釈迦に説法でございますが、独法制度というのは、まず業務の効率性と質の向上を目指しております。第二に自律的な業務運営の確保、第三に業務の透明性の確保を目的として設立されます。中期的な目標管理と第三者による厳格な事...全文を見る
○渡辺国務大臣 予算については、今財務副大臣の答弁のとおりでございます。  私の方からは、独立行政法人という形態をとりましたときに、予算もさることながら、決算も非常に大事ではないかと思うんですね。そこで、各独法の決算ベースの財務諸表については、企業会計原則に準拠した独法会計基準...全文を見る
○渡辺国務大臣 独法については、一定の目標に従って業務の運営に自律性、自発性を発揮していただいているわけであります。一定の期間、具体的には三年以上五年以下の中期的な目標を設定した上で、業務実績を第三者により厳格に事後評価しております。財務関係についても、中期目標期間を一つの区切り...全文を見る
○渡辺国務大臣 この公営ギャンブル補助金交付先への天下りについて、私も深くは研究してまいりませんでしたので素人的な思いつきでございますが、確かに数は結構いますね。  これらの法人への再就職については、今回の政府案でいきますと、各府省の再就職あっせんは全面的に禁止されます。したが...全文を見る
○渡辺国務大臣 天下りバンクではございません。官民人材交流センターは天下り根絶センターであります。ここを通して再就職をする場合には、予算や権限を背景としない、純粋に、当該職員の能力と経験が正当に評価をされて再就職をするわけでございます。  何度も申し上げますように、その人材セン...全文を見る
○渡辺国務大臣 当然、天下りを根絶すると申し上げているわけであります。したがって、正当な再就職であれば話は別でございますが、従来型の天下りのようなものをこの人材交流センターが認めるというわけではございません。
○渡辺国務大臣 今の御指摘は、あくまでも、件数についての私の個人的な感想を申し上げたものであります。確認できたものとして報告がなされたものが十六件という調査の結果であることには変わりはございません。
○渡辺国務大臣 あくまでも、個人的な感想を申し上げたところでございます。
○渡辺国務大臣 十六件というのが、御指摘のように少ないという感想もあるでしょう。また、今までわたりあっせんということそのものを認めてこなかったという歴史からすると、十六件明らかに確認できたものがあったということもあわせて認めたわけでございます。これだけは、今まで認めていなかったも...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の政府案では、二回目、三回目以上のいわゆるわたりあっせんのみならず、一回目の天下りあっせんについても全面禁止をしているわけでございます。したがって、一回目が禁止されるわけでありますから、二回目、三回目の各省によるあっせんは禁止というのは当然ではないでしょうか。
○渡辺国務大臣 各省のあっせんそのものを禁止するということであります。
○渡辺国務大臣 今、細野委員が一人一人官房長をヒアリングして、あのような答えだったわけでございます。恐らく、公式のヒアリングをもう一回やればまた同じような答えになることが予想されるわけであって、それでも制度設計において必要があれば、有識者懇の方でお考えになることだろうと思います。
○渡辺国務大臣 細野委員の御要求を踏まえて、各省、九〇年以降の事務次官経験者の再就職状況とあっせんの有無というものを調べた紙は、お手元に届いているのではないでしょうか。
○渡辺国務大臣 確かに御指摘のように、あっせんの有無、米印で確認できていないという答えが非常に多いようでございますが、中には、あっせんありと正直に答えているところもあるわけでございます。
○渡辺国務大臣 例えば、名前は言いませんけれども、あっせんの有無、一回目はあっせんあり、二回目以降はなしと言っているところもございますね。あとは米印ですから、確認できないということですから、これは要するに客観的な資料が残っていなかった、こういうことなんだろうと思います。
○渡辺国務大臣 とにかく、一回目のあっせんは禁止するわけです。二回目以降のあっせんは、当然、これはあっせんでありますから禁止されます。  一回目のあっせんについては、私どもの行革本部の調査において確認されたものが、三年間で二千件近くでしたでしょうか、ございました。二回目以降のあ...全文を見る
○渡辺国務大臣 要するに、米印で出してきているというところは、確認されていないということなんですね。だから、存在したかもしれないけれども確認できていませんでした、こういうこともあり得るわけですよ。ですから、もう一回私がこれを指示したところで、確認できなかったという答えになるのはも...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々が法案の中で提案している官民人材交流センターのことでしょうか、そのことですね。これについては、詳細の制度設計を今の時点で決めたわけではございません。  推計でございますが、大体一万人ぐらい、毎年国家公務員一般職が退職をいたします。そのうち、早期勧奨退職が四千...全文を見る
○渡辺国務大臣 法案の中には、そういったことを排除するとか受け入れるとか書いてあるわけではございません。いずれにしても、有識者懇の中で決めていくことになるわけでございます。  私が言っているのは、余り数が多いとなかなか難しいかなということは申し上げているわけであります。
○渡辺国務大臣 法案では排除はいたしておりませんが、私の感想としては、先ほど申し上げたとおりであります。  いずれにしても、有識者懇で詳細な基準はつくっていくことになります。
○渡辺国務大臣 いずれにしても、有識者懇は、国会の審議を踏まえて、その中で詳細な制度設計を行っていただくということであります。
○渡辺国務大臣 法律上は排除をしておりませんので、具体的な制度設計は、国会の審議を踏まえて設計をしていただくということであります。
○渡辺国務大臣 私の立場は法案を提出した方の立場でございますので、法の趣旨に従って、これは国会にお出しをし、国会の御意見については聞く耳を持って、有識者懇の方に諮りたいと思っております。
○渡辺国務大臣 先ほど来申し上げているように、法案では排除はしていないんですね。しかし、国会の審議を踏まえて有識者懇の方にはお諮りをいたします。  ついでながら、民間の方は高齢者雇用安定法というのがございまして、再雇用とか定年延長とか、それから定年廃止とかいう、いろいろなルート...全文を見る
○渡辺国務大臣 有識者懇談会のメンバーについては、まさしく先ほど来御議論いただいております詳細制度設計に係る御議論をいただくわけであります。  四月二十四日に閣議決定をされました「公務員制度改革について」という文書で定められておりますのは、再就職ニーズに十分対応した積極的な求人...全文を見る
○渡辺国務大臣 いわゆる肩たたきシステムについては、再三申し上げますように、同期横並びで昇進をしていく年功序列システムがその根幹にあることは疑いを入れないと考えます。やはりこういうシステムがあるがゆえに、課長クラスまでは大体二年か三年ぐらいのタイムラグを伴って一斉に昇進をする、そ...全文を見る
○渡辺国務大臣 緑資源のような問題は、これは天下り問題が一つございますが、もう一つは独法へのお金の流れ、典型的な予算配分型独法でありますから、こちらの方からの改革も必要であろうと思います。また、入札制度の改革もあわせてさらに進めていく必要があろうかと思います。  そのような総合...全文を見る
○渡辺国務大臣 今お示しになられた緑資源のような天下りと官製談合の典型的な例は、我々の今回の法案でなくなるわけであります。  つまりこういうことですよ。予算と権限背景の典型的な天下りですよ。ですから、こういう予算、権限背景の天下りを根絶するわけでありますから、当然、カルチャーが...全文を見る
○渡辺国務大臣 今までの慣行ややり方を前提にしておっしゃっておられるから、私の言っていることが理解できないんだと思うんですね。  我々は、今までの慣行をがらっと変えちゃおうと言っているんですよ。あしき慣習、法律に書いていない慣行まで全部変えよう、こういう発想でやっているわけであ...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々は人材を流動化させようと言っているわけですよ。民間から官に来る人ももっとたくさん来てくれるような、そういう世界を目指しているんですよ。それを、もうとにかく一度役人になったら延々と職業選択の自由が抑制されかねないような、そういう縛りをかけることはいかがなものかと...全文を見る
○渡辺国務大臣 イエス。百六条の二十四において、内閣総理大臣への届け出義務を課しております。離職後二年間は政令で定める事項を公表するものとするという規定がございます。
○渡辺国務大臣 離職後二年間はイエスであります。
○渡辺国務大臣 先ほど来申し上げておりますように、官製談合に象徴的にあらわれているような問題を解決するには、人とお金と入札制度、こうしたいろいろな角度からのパッケージ型解決が必要であります。我々は今回、天下りあっせんを、各省によるものを全面禁止いたします。したがって、一回目のみな...全文を見る
○渡辺国務大臣 緑資源機構は、いわゆる非特定独立行政法人であります。政府案では、こうした非特定独法を国家公務員法の天下り規制の対象から外してはおりません。公務員がこのような独法に天下ることは当然規制の対象になりますし、緑資源からさらに別の法人に天下ることも規制の対象にいたしており...全文を見る
○渡辺国務大臣 独法のトップが固定的な天下りのポストになるような改革を我々はやるつもりは毛頭ございません。
○渡辺国務大臣 これは、官民交流人材センターの基準もさることながら、独法改革という別の切り口から歯どめをかけていく必要もあろうかと思います。
○渡辺国務大臣 差異がないのであれば大変結構なことだと思うんですね。民主党が出された案が政府案と同じであるというのであれば、我々は大いに歓迎をいたします。ぜひ政府案を御検討いただきまして、今国会で成立させていただくよう、心からお願いを申し上げます。
○渡辺国務大臣 法案が通らないのに、私が一人でそう言ってみてもこれは始まらないことでございます。ぜひ法案を通過させていただいて、そして、こういう法の精神を無視するような露骨な天下りあっせんが横行しているという場合には、やはり今回の改正案の精神を何らかの形で前倒ししていく必要がある...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々は、各省による天下りあっせんは全面禁止をいたします。しかし、公務員の再就職を抑制するということではありません。公務員がその能力や経験を正当に評価されて再就職をする道、これは確保すべきであると考えています。したがって、この法案が成立をすれば、官民人材交流センター...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは、御案内のように、我々は、今ある人材バンクとは別のものを考えているわけであります。将来は民間からの人材も官の中にゲートウエーとして迎えることも考えているわけでありますから、今の御質問の趣旨と我々の考えはちょっと違うわけであります。  そもそも、公務員という...全文を見る
○渡辺国務大臣 何度も申し上げますように、今回の法案におきましては能力・実績主義を導入いたします。このことによって年功序列は打破されていくわけです。同期や後輩が上位の官職についていくということが普通に行われていくようになるわけであります。したがって、同期横並び昇進、スーパー護送船...全文を見る
○渡辺国務大臣 要するに、私が申し上げているのは、年功序列システムによってポストがなくなるところから肩たたきが起きますよ、しかし、そういう従来型の肩たたきシステムというのは、能力・実績主義の導入で後輩に追い抜かれる人がどんどん出てくる、追い抜かれても、スタッフ職制の導入によって定...全文を見る
○渡辺国務大臣 いずれにしても、国家公務員には身分保障というものがついているわけでございます。今回、こうした身分保障について撤廃をするというようなことは全く考えてもいませんし、法案の中でもその部分は残っているわけであります。  したがって、公務員が何らかの事情で再就職を迫られた...全文を見る
○渡辺国務大臣 何度も申し上げますように、従来型の肩たたきシステムはなくなると申し上げております。  つまり、同期横並びのスーパー護送船団方式によって昇進していくわけであって、能力・実績主義が導入をされればまさしく同期横並びが崩れていくわけでありますから、こういう面から、また、...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは弁護士の加茂善仁先生の言葉でありますが、退職勧奨とは、使用者が労働者に対して自発的な退職意思の形成を慫慂するためになす説得等の行為であり、事実行為であると言われております。本来、退職勧奨行為は、自由にそれをなし得る反面、被勧奨者も何らの拘束なしに自由にその意...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の法案では、各省が人事の一環として行っていた天下りあっせんを全面禁止いたします。まさに、各省の予算権限と隔絶した官民人材交流センターで一元化した上で、あくまで本人の能力、経験を生かした再就職に対する支援を行うわけでありますから、押しつけ的あっせんは根絶されると...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは具体的にどこというものを特定して申し上げたというよりは、一般論を申し上げたわけでございます。
○渡辺国務大臣 今回の法案では、能力・実績主義の人事管理を貫徹するために、新たな人事評価制度を導入することにしております。この新評価制度は、任用、給与、分限その他の人事管理の基礎となるものであります。  まず、職員の執務の状況を的確に把握、記録するツールであること、次に、人事評...全文を見る
05月28日第166回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 御指摘のように、補助金等の交付により造成した基金で国庫に返納された額は約一千七百億円でございます。公益法人などでこうした造成された基金については、まず事業の終了する時期、それから使用見込みの低い基金などにつきまして基準を作りました。昨年の八月でございます...全文を見る
05月30日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第24号
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○渡辺国務大臣 まさしく寺田委員御指摘のように、その時々の政治情勢で左右される結果が多々ございます。  したがって、今回の法案では、人事評価というのは、職員がその職務を遂行するに当たり発揮した能力及び上げた業績を把握した上で行うことにいたしております。さらに、昇進または転任の判...全文を見る
○渡辺国務大臣 早く引き抜かれてしまうじゃないか、こういう御心配であります。  本人が希望すれば、そういうこともあり得るかもしれません。しかし、公務員になる人、公務員を目指す人たちの非常に多くが、公のために仕事をしたい、やりがいのある仕事をしたい、そういう希望に燃えてこの世界に...全文を見る
○渡辺国務大臣 今の年功序列主義が延々と続くということになると、専門スタッフ職の導入といっても、なかなか難しいものがあるかもしれません。とにかく、岩盤のような年功主義で人事をやっているわけであります。後輩に追い抜かれるなんという慣習がないわけであります。したがって、今の年功主義か...全文を見る
○渡辺国務大臣 試験における一本化は、まさしく、総理のもとにつくる有識者懇談会での議論の一つだと考えます。  今回の政府案においては、法律案の中に明確に示しておることがございます。すなわち、採用試験の種類や年次にとらわれた人事を行ってはいかぬということであります。能力と実績に応...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の制度改革によって、我々が打破をしようとしているプラグマティックルールがございます。それは、再三申し上げるように、年功序列主義のもとで行われている人事制度、そして、各省縄張りのもとで行われている再就職あっせん、こういったことが大変な岩盤になっております。そして...全文を見る
○渡辺国務大臣 根絶されます。  今やっておる天下りあっせんというのは、本人の能力とか経験に関係なく、予算、権限を背景として行われるものでございます。政府案においては、各府省が人事の一環として再就職あっせんを行うことを全面的に禁止いたします。したがって、赤澤委員御指摘のように、...全文を見る
○渡辺国務大臣 期間について何年とは申し上げられませんが、政府案でいきますと、実力主義が導入されて年功序列が打破されます。したがって、今やっているような肩たたきシステムは消滅をいたします。  ただ、年功序列が打破された後において、公務以外の世界に移った方がいいのではないかという...全文を見る
○渡辺国務大臣 専門スタッフ職として考えられますのは、例えば調査分析、国際交渉、政策評価、人事、広報、行政不服手続等々、多様な場面があろうかと思います。  安倍内閣としては、昨年の十月に閣議決定をし、俸給表の新設に関して人事院に要請をいたしております。
○渡辺国務大臣 官から官への異動は、もう既に行われております。課長以上の幹部職員の一割について既に目標を達成したところでございまして、さらにこれを進める必要があると我々も考えております。  よく柳澤厚生労働大臣がおっしゃることでございますが、ドイツでは、社会保障制度の抜本改革を...全文を見る
○渡辺国務大臣 御案内のように、官民人材交流センターにおいては、各省が予算、権限を背景に人事の一環として行っておりますあっせんを禁止した上で、中立的なあっせんを行うわけであります。したがって、これは、各省にとっては、今やっているあっせんが全面禁止されるわけでありますから、当然、組...全文を見る
○渡辺国務大臣 現在の天下りあっせんというのは、言ってみれば、裏玄関からこそこそやるような手法だと思うんですね。ある意味で、本人も望まない場合があったりいたします。受ける方も、仕方ないなと思いながら受けるということもあるのかもしれません。そういったカルチャーから我々は全面的に転換...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の能力・実績主義が徹底をされますと、採用区分、試験区分にかかわりない人材登用のシステムができ上がります。キャリアとかノンキャリアとかいう区分けが過去のものになってまいります。  また、やる気があって能力のある公務員にとっては、年次にこだわらない登用システムに...全文を見る
○渡辺国務大臣 私は、行政改革推進本部専門調査会において、協約締結権、争議権を一定の範囲で付与する方向で検討してくださいということを再三お願いいたしております。秋ごろ、十月ぐらいを目途に最終的な結論を出していただきたいということもあわせてお願いをしてございます。  いずれにして...全文を見る
○渡辺国務大臣 後ほど官房長官からお答えいただくとして、私の方からまず申し上げますと、今御指摘になられた調査は、恐らく、お答えになられた方々の多くが、私どもの考えている官民人材交流センターがどういう意義があって、どういうパラダイムの変換になっているのかということについて余り御存じ...全文を見る
○渡辺国務大臣 今現在、官僚の天下りあっせんが行われているわけであります。各省が人事の一環として行っているこのあっせんを、今回の政府案においては全面的に禁止をするわけであります。一方、今回の法案の中で、現職職員の求職活動についても規制をかけるわけでございます。  したがって、民...全文を見る
○渡辺国務大臣 民主党の主張は民主党で御主張していただきたいと思いますが、能力・実績主義と官民人材交流センターは全く矛盾いたしません。能力・実績主義を導入し、できるだけ早い機会に年功序列が打破される。そういうときには、いわゆる肩たたき、従来型システムもなくなるわけでございます。 ...全文を見る
○渡辺国務大臣 官民人材交流センターを導入することによって能力・実績主義のインセンティブが低くなることはあり得ません。  能力・実績主義は、まさしく当該職員の実力が正当に評価されることを目指すわけであります。評価が給料とポストに直結をする、こういうことであります。  一方、官...全文を見る
○渡辺国務大臣 何度も申し上げますように、能力・実績主義が導入をされますと、今までやっていますような年功序列型のシステムは打破されていくわけでございます。したがって、実力主義が導入されるということになれば、委員御指摘のようなまがいものの人事がやりにくくなっていくわけです。  一...全文を見る
○渡辺国務大臣 この質問通告は先ほどいただいたもので、よく調べておりませんので、何ともコメントのしようがございません。
○渡辺国務大臣 衆議院の予備的調査の分で出てくるんですか。(鷲尾委員「はい、そうです」と呼ぶ)詳細については、よくわかりません。
○渡辺国務大臣 何分にも先ほどいただいた質問ですから、全く調べておりません。  今の御説明ですと、割賦販売法との御関係を御指摘だと理解いたしました。社団法人の冠婚葬祭互助協会が割賦販売法で許可され、営業している業界団体ということでしょうか、割賦販売法の指定を受けた指定受託機関で...全文を見る
○渡辺国務大臣 再三申し上げますように、政府案においては口きき規制というものを設けております。したがって、この新法の精神に反するようなものまで全くノーチェックで再就職を認めるということには多分ならないのだろうと思います。  いずれにいたしましても、官民人材交流センターのあっせん...全文を見る
○渡辺国務大臣 一般的に、役所の行政の中で、業界の振興をするという側面とコンプライアンスを徹底させる、ガバナンスをきかせる、そういった側面とがあろうかと思います。  この場合どうなっているのかはちょっと今の説明ではよくわかりませんけれども、いずれにしても、新法において我々が目指...全文を見る
○渡辺国務大臣 昨日も、経団連の立花専務理事が参考人として意見陳述をされたかと思います。経団連においては、我々の官民人材交流センターのコンセプトは基本的に賛成をしていただいていると思います。  私が再三答弁で申し上げておりますように、今の年功序列の延長線で行われている肩たたきシ...全文を見る
○渡辺国務大臣 私も、希望して今の職についたわけではございませんけれども、内閣法において私の位置づけが行われていると承知いたしております。
○渡辺国務大臣 閣議請議を求める権限は、私の場合には内閣総理大臣の方にあると理解しております。
○渡辺国務大臣 御指摘のように、総務大臣が国家公務員法の所管大臣であるというのは、そのとおりであろうと思います。一方、今回の国家公務員法の改正については、内閣官房が企画立案をいたしております。そして、公務員制度改革担当の私が内閣を代表して担当させていただいているということでありま...全文を見る
○渡辺国務大臣 内閣法第十二条二項において、「内閣官房は、次に掲げる事務をつかさどる。」と書いてございます。この条文が根拠であろうかと存じます。
○渡辺国務大臣 内閣法第十二条第二項三号において、「閣議に係る重要事項に関する企画及び立案並びに総合調整に関する事務」と規定してございます。
○渡辺国務大臣 国家公務員法改正の企画立案につきましては、内閣の重要な事務であることは御理解いただけると思います。先ほど申し上げました内閣法十二条第二項三号において規定されておりますとおり、担当大臣、すなわち公務員制度改革担当の私が担当大臣として内閣総理大臣から申しつかっているわ...全文を見る
○渡辺国務大臣 御案内のように、公務員制度改革はかなり長い間議論をしてきたテーマであります。橋本内閣の時代から、私の国会議員としての記憶は始まっております。小渕内閣のときに、道路公団汚職事件や防衛庁の調達実施本部の不祥事がございまして、今ある人材バンクがそのときの議論によって七年...全文を見る
○渡辺国務大臣 天下りというのは法律用語ではございません。広辞苑などによりますと、上から下へ押しつけのような人事をやるという趣旨の記述がございます。  私の理解では、いわゆる天下りというのは、各省が予算と権限を背景に押しつけ的あっせんによる再就職をやっている、このことが天下りな...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回は、予算と権限も背景にしないのがセンターでございます。つまり、官民人材交流センターにおいては、各府省等から独立した機関として設計してございます。  また、その押しつけ的というのもこれまた法律用語ではございません。これも見る人によっては、例えば各省の人事当局か...全文を見る
○渡辺国務大臣 官民人材交流センターにおいては、どこからどこまで再就職あっせんをするかという問題について、有識者懇談会において詳細な設計を行う予定になっております。  法の精神では、官民交流と同時に、官民癒着の防止という点も厳格な行為規制を導入しておるわけでございます。行為規制...全文を見る
○渡辺国務大臣 今御指摘になられた、補助金交付の仕事をやっている人がその交付先に再就職するというのは、余りにも露骨な話であって、これは私が決めるわけではありませんが、有識者懇談会においてきちんとした自主ルールはつくっていただけるものと思います。  その上で、行政委託型公益法人の...全文を見る
○渡辺国務大臣 いずれにしても、今回の法の精神においては、官民癒着の防止という点も非常に大事なポイントになっているんです。ですから、行為規制の中でさまざまな口きき規制に対することも盛り込んでいるわけであります。外部監視機関のチェックもきかせるんです。有識者懇談会において、どこから...全文を見る
○渡辺国務大臣 予算と権限を背景にした押しつけ的あっせんによる天下りは根絶されます。
○渡辺国務大臣 平成二十年中に官民交流人材センターを設置いたします。そこから三年以内に、各省あっせんをこの交流センターに一元化するわけでございます。  したがって、一元化後においては、各省のあっせんというものは全面禁止されるわけでございますから、このようなケースはあり得なくなる...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、私は再三お答えをしているんです。人と金、両面からこういう問題は解決していく必要があるということを申し上げているんです。  お金の面、つまり、行政委託型の公益法人のようなものの改革についてはさらにバージョンアップして行っていかなければならないということを...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、人と金の両面からこういう問題は考えていかなければいけないと再三申し上げているわけでございます。  要するに、この場合を特定して言っているわけじゃありませんが、一般論として各省が自分のところの子会社みたいな法人をつくってそこを天下り先にしているという事実...全文を見る
○渡辺国務大臣 いずれにしても、こういう問題が天下りの典型例であるということは言えようかと思います。  今恐らく、この問題に特定して言っているわけではありませんが、一般的にこういった行政委託型公益法人の天下りと予算の関係というのは、明らかではありませんけれども、各省のあっせんが...全文を見る
○渡辺国務大臣 官民人材交流センターは、各省あっせんのトンネル機関にはいたしません。したがって……(発言する者あり)どうやってといったって、それは各省あっせんは全面禁止をするんですよ。(発言する者あり)いやいや、ですから、各省あっせんを全面禁止する、このセンターは中立的な機関にす...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど官房長官が申し上げたとおりでございます。
○渡辺国務大臣 早い段階では、私の記者会見等で申し上げておりましたことは、今度つくります一元化あっせん機関において民間を使うつもりはございませんということを申し上げてまいりました。その後、官民交流人材センターを創設するということになりまして、官房長官のもとにその詳細設計を行う懇談...全文を見る
○渡辺国務大臣 有識者懇談会の人選につきましては、まさしく官房長官の方で行われるものと理解しておりますが、まだ人選が決まったというお話は聞いておりません。
○渡辺国務大臣 ちょっと、その資料というものをまだ手元で拝見しておりませんで、何とも、今のお話がよく見えておりません。
○渡辺国務大臣 私も、先ほどこれを見ました。事務方の説明によりますと、行革事務局から各省に流して、各省から回答をもらったものをまとめたということでございます。  私の手元に先ほど来ましたこの紙を見て、松原先生御指摘の、例えば、それぞれの省庁の顧問になっているところまで、確認でき...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは余りにもばかにした資料でございますから、おわびをして、もっと正しいものをつくらせていただきたいと思います。
○渡辺国務大臣 十六件の中に先ほど御指摘の顧問のようなものが入っているかどうかは承知いたしておりませんけれども、いずれにしても、確認されたものが十六件であったということは紛れもない事実でございます。実際は存在するのかもしれないけれども確認されていないものも含めて、我々としては、予...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど松野委員の質疑にもありましたように、国家公務員法の所管というのは総務省にあるわけでございます。したがって、そういう観点でいきますと、行革事務局というのは所管がないわけでございまして、言ってみれば、そういった所管関係にないところですから、お願いベースでやらざる...全文を見る
○渡辺国務大臣 もう、一回調べているわけでございます。それに基づいて今回の法案も出し、制度設計を行っているわけでございますから、もう一回調べる必要があれば、それは有識者懇談会の方でやっていただくということでございます。
○渡辺国務大臣 我々も何度も催促をした上で、行革事務局の方で十六件という数字を各省からいただいたわけでございます。  したがって、先ほども申し上げたように、その中に顧問のような者が入っているのか入っていないのかは私はわかりませんけれども、いずれにしても、十六件という数字が確認で...全文を見る
○渡辺国務大臣 有識者懇は、今回、国会の議論も踏まえながら制度設計をやっていただくわけであります。したがって、今我々がこうして国会において議論をしていることが全く無駄になるとか無視されるとかいうことではなかろうと思います。
○渡辺国務大臣 いずれにしても、国会の議論を踏まえて、有識者懇で詳細設計をしていただく手はずになっております。
○渡辺国務大臣 ビデオテープを撮って、最初から最後まで聞いていただくわけではございません。国会の議論は、いろいろな先生方がいろいろな角度から意見を述べられたり御質問をされたりいたします。そういうものを集約いたしまして、有識者のメンバーの皆様方にはお知らせをいたします。  いろい...全文を見る
○渡辺国務大臣 議員というのは国会議員のことでございますか。  官房長官のもとに置かれますので、少なくとも官房長官はお入りになるわけでございます。
○渡辺国務大臣 今松原先生御指摘の政治任用も、一つの御見識ではあろうかと思います。我々、日本の公務員制度を改革するわけでありますから、全部アメリカのまねをするということではないわけでございます。  日本の公務員制度は、いわゆるスポイルズシステムには立っておりません。いわゆるメリ...全文を見る
○渡辺国務大臣 川内委員には私の苦労がわかっていただけたものと思います。大変な抵抗に遭いました、正直なところ。  調べたところが、十六件出てきたということでございます。我々は、この際、もう各省によるあっせんは全面禁止をしようという決断をいたしました。民主党におかれても、我々と同...全文を見る
○渡辺国務大臣 採用の年次とか試験区分とか、そういうものにとらわれない、能力・実績主義を導入しようという趣旨でございます。まさしくここのところが、法律に書いていない、かたい岩盤になっているわけであります。  ノンキャリはキャリアに比べて出世のルートも出世のスピードも全然違う、そ...全文を見る
○渡辺国務大臣 採用区分にとらわれない、年次にとらわれないというのは、もうまさしく現実が、そういう法律に書いていないところにとらわれた人事が行われているわけでありますから、そういったことを是正しようということでございます。  言ってみれば、法律に書いていないプラグマティックルー...全文を見る
06月01日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第25号
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○渡辺国務大臣 昔、中曽根行革の時代に、国鉄、電電公社の民営化ということを行いました。まさしくこれは劇的な大転換でありました。その結果どうなったか。公務員から民間人になった二つの組織の方々は、どちらも、利用者の立場から見ますと、大変親切になった、あるいはサービスが向上したという評...全文を見る
○渡辺国務大臣 例えば独法においては、公共上の見地から確実に実施されることが必要な事務事業であって、国がみずから主体となって直接実施する必要のないもののうち、民間にゆだねた場合には必ずしも実施されないおそれがあるものを実施する法人という定義がございます。したがって、こういう法人の...全文を見る
○渡辺国務大臣 今委員が御指摘されたこと、一〇〇%私は理解していないかもしれませんが、相当すごいことが行われているのかなという印象を受けました。  私は、独法改革について、ついせんだっての経済財政諮問会議において総理から、政府機能見直しの第一弾にふさわしい本格的な独法改革を指示...全文を見る
○渡辺国務大臣 百一独法全部の見直しを私一人でできるわけではございません。当然、政府を挙げてやっていく必要がございます。  これは独法通則法の二十三条でございますが、御案内のように、役員の解任規定がございます。第三項によりますと、主務大臣がそれぞれの任命に係る役員の首を切れる、...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の国家公務員法改正において、例えば文科省がこういったところにあっせんを行ってやっている天下り、これは全面禁止されます。一方、独法改革においては、先ほども申し上げましたように、百一独法の聖域なき見直しを行ってまいります。つまり、人の面と金の面と両面から独法改革は...全文を見る
○渡辺国務大臣 委員から前回も大変適切な御指摘をいただいてまいりました。大変我々にとっても目からうろこの話もございました。やはり、公務の御経験がおありになる寺田先生ならではの御指摘だったかと思います。  ただいまの御指摘についても、そのとおりであると思います。
○渡辺国務大臣 やはり官民人材交流センターは、将来において、官から民への一方的な流れだけではなくて、民から官へ、また民から官から民へという人材交流をさらに促進をすることを念頭に設計をしていくわけでございます。  したがって、委員の御指摘はそのとおりであると思いますし、我々もその...全文を見る
○渡辺国務大臣 今、たくさんの論点について御指摘をいただきました。  総人件費削減等の今後の行政改革の推進に当たっては、公務員の士気の低下を招くことのないようにしなければなりません。一方、専門スタッフ職の創設に当たって、そのための俸給表を早目に整備していただくことが必要でありま...全文を見る
○渡辺国務大臣 そうしたわたり、天下りが本省のあっせんが絡んでいるということであれば、これは禁止されております。
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、そういう渡り鳥が各省のあっせんによって行われている場合には、それはもう全面禁止だと言っているわけです。
○渡辺国務大臣 プロパーの場合はまた別でございます。
○渡辺国務大臣 ですから、そういうケースで本省が絡んであっせんをやっていれば、それは全面禁止だということですよ。
○渡辺国務大臣 大体、今までのケースですと、確たる証拠はありませんが、本省が絡んでいないとなかなか難しい人事なんですよ。だから、我々はそういうケースについてあっせんを全面禁止する。民主党も同じ案じゃありませんか、これは。違いますか。同じ案でしょう、全面禁止をするという点においては...全文を見る
○渡辺国務大臣 社会保険庁が絡んでいれば、それは規制対象になるということですよ。
○渡辺国務大臣 ですから、今までの社会学的実態として、あっせんなしにやっているというのはなかなか想像しにくいと言っているんですよ。ですから、まさしくその問題の社会学的実態に即して我々は規制をかけているんです。  ですから、御指摘のようなケースで、もしあっせんしている疑いがあれば...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、社会学的実態としてあっせんがあるのが普通だろうということで私は答弁を申し上げているんですが……(発言する者あり)ちょっと最後まで聞いてください、最後まで、答弁中なんですから。  ですから、機構のプロパーの職員でその人がどこかに再就職するという場合には、...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、そういう純粋理念の話でいけばそれはならないと言えようかと思いますが、しかし、実態としては大抵絡んでいるケースが多いんですよ。ですから、疑いがあれば外部監視機関がちゃんと出ていくと何度も申し上げているじゃありませんか。
○渡辺国務大臣 この法案の企画立案をやっている最中において、私は、民間を使うつもりはないということを申し上げました。  その後、制度の詳細設計は有識者懇談会で行うということになりましたので、詳細はこちらの懇談会で決まるものと思います。
○渡辺国務大臣 一般職の国家公務員であれば、キャリアとかノンキャリアとかにかかわらず、これは利用できます。
○渡辺国務大臣 規模等については、詳細設計は有識者懇で行いますが、このお示しいただいた資料はちょっと数が少ないんじゃないんでしょうか。これはどこからどの範囲で出しておられるのか知りませんけれども、私がヒアリングをしましたときには、たしか一万四千名ぐらいの退職者がいて、そのうち七千...全文を見る
○渡辺国務大臣 何か馬淵議員はちょっと勘違いをなされておられるんじゃないんでしょうか。今回、国家公務員法改正において、かなり厳しい行為規制をかけるんですよ。自分で職探しをすることは禁止をするんですよ。そういう厳しい行為規制をかけた上で、国家公務員には身分保障というものがある、では...全文を見る
○渡辺国務大臣 大きな組織をつくろうなんて言っていませんよ。自衛隊の援護システムのいいところはいただく、まずいところは捨て去る、そういう設計をしましょうと言っているだけじゃありませんか。(馬淵委員「規模を聞いているんです」と呼ぶ)
○渡辺国務大臣 もう一度申し上げます。  自衛隊の援護体制、再就職支援体制をそっくりそのまままねしようとは言っておりません。要するに、政府の閣議決定の文章でいきますと、「実効性のある効率的な組織・運営とする。」ということを決めているんですよ。その上で、必要最小限度の体制を構築す...全文を見る
○渡辺国務大臣 とにかく、実効性のある効率的な組織にするんですよ。だから、自衛隊のように一人で十人という規模でいいのかどうかは大いに検討しなければいけないんであって、必要最小限の設計にしましょうということを言っているわけなんです。だから、私は、この前お答えしたように、一人で二十人...全文を見る
○渡辺国務大臣 一人で五人とか、そういうことを決めないでいただきたいと思いますね。いいですか、自衛隊の援護システムだって大体七千人ですよ、このあっせんによって。若い人も入れればですよ、退職者も入れればですよ。中には一人で三十人ぐらいお見合いするケースもある。ですから、要するに、そ...全文を見る
○渡辺国務大臣 安倍内閣は、簡素で効率的な政府を目指しております。したがって、公務員が仕事もできないのに公務にあり続ける、そういうことはございません。仕事がなくなれば公務員はやめていただくというのは当然のことでありまして、まさしく能力・実績主義を導入し、再就職をするときも能力と実...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、この場合の問題は、今回の国家公務員法改正で扱っている天下りとは別個に考えていくべき問題だと思います。
○渡辺国務大臣 今回の改正案は、本省が絡んだあっせんによる天下り、恐らくこれが司令塔のような形になっているんだろうと思います。そして、今御指摘のようなプロパーの再就職、これが本省の天下りと共鳴し合って似たような構図をつくっていっているという構図はあるのかもしれません。したがって我...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたけれども、独法の問題というのは国家公務員法の天下り規制とはまた別の種類の話だと思います。  ただ、今回の改正によって、相当大きな改革へのインパクトは出てくると思います。なぜならば、まず第一に、国家公務員法において能力・実績主義を導入いたしま...全文を見る
○渡辺国務大臣 今現在、各省による天下りのあっせんが行われているという、岩盤のような慣行があるわけですね。我々はこの慣行を全面的に禁止してしまうわけであります。そういたしますと、いきなり年功序列がなくなって実力主義が導入される、来年から、あるいは二年後からというぐあいには残念なが...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、過渡期のやり方として、今の各省によるあっせんが全面禁止をされる、この各省によるあっせんが大変な弊害を生んできたわけでありますから、その弊害を取り除くやり方で再就職の支援を行うということでございます。  要するに、一方において、仕事がなくなれば、それは新...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、ハローワークが今までこういった国家公務員の勧奨退職に伴う再就職あっせんを任務としてきたかどうかということなんですね。要するに、今までそういった任務を帯びていないわけでございまして、いきなりそういう重い仕事をハローワークに、あなたのところでやってくれよとい...全文を見る
○渡辺国務大臣 そういう議論というよりは、今やっている各省あっせんに伴う弊害をどうやって除いていくかという発想から考えるべきだと思うんですね。  例えば、民主党がお呼びになられた北沢栄さんが何とおっしゃっていたかというと、必ずしもあっせんを否定しておられないと思いますよ。いや、...全文を見る
○渡辺国務大臣 要するに、みずからの求職活動というのを制限しているわけですよ。なぜ制限をするかというと、それは先ほど来申し上げているように、公務の中立性が疑われる、公正さが疑われるということになっては困るから申し上げているわけでございます。  したがって、ハローワークに行けとい...全文を見る
○渡辺国務大臣 あっせんを求める、再就職を求める、この点では一致していますよ。しかしながら、先ほども申し上げているように、みずからの求職活動は禁ずる、なぜならば、みずから求職活動を行うということは、公務の公正さとか中立性に疑いを惹起する可能性があるからだということを言っているんで...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、人材センターは、まさしくいろいろなコンプライアンスの上に成り立つ機関ですよ。(発言する者あり)いや、ですから、何時間やっているんですか、この質疑を。よく聞いてくださいよ。いいですか。これは、要するに、一般のハローワークという観点からも見ることはできるかも...全文を見る
○渡辺国務大臣 要するに、何度も申し上げますように、今回は天下りあっせんを全面的に禁止するわけです。いわばその代替措置として、内閣による一元的なあっせんの再就職支援を行う。この支援体制は、まるっきり今までのやり方とは異なるわけでございます。  したがって、みずから求職活動をやっ...全文を見る
○渡辺国務大臣 ハローワークも、最近ヤングジョブカフェとかありまして、これはそんな恥ずかしいという感じではないんだと思うんですね。ヤングジョブカフェ、私が見てきたのは船橋のケースでございますが、これは、いわゆる年長フリーターと言われる人たちが、正社員をゲットしたいというニーズで行...全文を見る
○渡辺国務大臣 要するに、民間の場合には、公務員の場合に比べて、リストラが行われてきた現実がございます。一方、民間の場合には、高年齢者雇用安定法、こういう法律がございまして、雇用する高年齢者が解雇などによって離職する場合に、再就職を希望する場合には、雇用主たる企業に対して、求人の...全文を見る
○渡辺国務大臣 再三申し上げておりますように、今回の法改正に当たっては、みずからの求職活動というものを規制しておるわけでございます。  一方、各省の天下りあっせんは全面禁止をするわけであります。いきなり年功序列システムがなくなるわけではないという現実を考えるならば、今の各省天下...全文を見る
○渡辺国務大臣 再三申し上げますように、民間企業に勤める方々の場合に、再就職というと、まず思い浮かぶのは同業他社。自分の経験とか実力を生かしたいというケースで、こういう同業他社への再就職というのが行われるわけでございます。  一方、公務員の場合には、同業他社というのが一体どうい...全文を見る
○渡辺国務大臣 ちょっと質問の意味がよくわからなかったんですが、顧問というのは天下りという範疇ではないのではないでしょうか。
○渡辺国務大臣 天下りの定義というのは、法律用語ではございません。何度も申し上げることですが、広辞苑によりますと、官庁で退職後の幹部などを民間企業や団体などに受け入れさせること、下の者の意向や都合を考えない、上からの一方的な押しつけ、こういうことが書いてございます。  これまで...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、先ほどの説明で申し上げれば、もともとの役所のあっせんがあって渡っているということになれば、これは天下りということになるわけです。
○渡辺国務大臣 ですから、詳細なガイドライン等々については、有識者懇で決めると申し上げているわけでございます。
○渡辺国務大臣 センター職員は出身府省職員の再就職あっせんは行わないという原則がございます。具体的には、このことをセンターのルールとして定めることを考えております。違反をした場合には、職務命令違反となって懲戒処分の対象となります。センターの中立性を徹底するためには、センター職員が...全文を見る
○渡辺国務大臣 今御指摘のようなことがいきなりできるのであれば苦労はないんですよ。とにかく、今やっている天下りあっせんというのは、大変なネットワークを構築し、予算と権限を背景に岩盤のように凝り固まっているわけでございます。  したがって、これをどうやって壊すのかということを我々...全文を見る
○渡辺国務大臣 予算や権限を背景とした押しつけ的あっせんによる天下りは根絶されます。
○渡辺国務大臣 現在、人事院の承認を受けて再就職するケースは、民主党の案でも多分残るんでしょう、そうですね。それで、政府案においてはどうなるかということでございます。  まず、各省があっせんをしている場合、これは全部アウトになります。先ほど来言っているとおりです。さらに、再就職...全文を見る
○渡辺国務大臣 大変ユニークな一般競争入札があるものだなという感想を持ちました。  独法の場合は、こうした入札、随契の見直しがもう既に始まっているところであります。今、特殊法人というのは非常に数が少なくなってしまいまして、ともすれば忘れられがちであります。一義的には、特殊法人の...全文を見る
○渡辺国務大臣 天下りOBを養うために公益法人をつくり、そこに委託費や交付金、補助金等のたぐいの税金を流し込んでいくシステムが大変大きな岩盤のようになっている、その慣行を我々は改革していかなければならないと考えております。  天下り規制だけで、すべての問題が解決するわけではござ...全文を見る
○渡辺国務大臣 将来は、民から官への人材の流れも、ここをゲートウエーとして受け入れをしていこうという発想で、この名前がつけられたわけでございます。
○渡辺国務大臣 制度の改変については国会でお決めになることかと思います。一方、政治資金が別の法律の犯罪構成要件に該当するような場合は、その法律で処断されるものと思います。
○渡辺国務大臣 ですから、先ほども申し上げましたように、こういった問題を議論する国会の委員会があるわけでございますし、与野党で、またこの問題というよりは別の問題であろうかと思いますが、議論はされてきているんだろうと思います。  したがって、そういう御議論の中で決めていただく話で...全文を見る
06月04日第166回国会 参議院 本会議 第32号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 歴代幹部職員の責任問題についてのお尋ねがございました。  今回の改革で最も重要なことの一つは、かつての社会保険庁に見られたような無駄遣いは絶対にさせないということであります。そのための取組を徹底し、社会保険庁を抜本的に改革することにより、責任を果たすべ...全文を見る
06月06日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第26号
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○渡辺国務大臣 天下りというのは大変国民の不信を買っているのは御案内のとおりであります。  天下りという言葉は、御案内のように、法律用語ではございません。私がこの委員会の質疑で御説明してきたのは、各省が人事の一環として、予算、権限背景に押しつけ的に行われる再就職のあっせん、あっ...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、こういった天下りシステムの中で官製談合などが行われている、こういったことが典型例ではないでしょうか。
○渡辺国務大臣 そのとおりでございます。
○渡辺国務大臣 公益法人や独法が所管の省庁から退職公務員を受け入れることのメリットとしては、一般的には、公務で培った能力や経験その他のさまざまなものが評価をされるということもあるでしょう。一方、役所に対する影響力を期待して受け入れるという場合もあるでしょう。  今回の法案におい...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど来申し上げておりますように、あっせんによるメリットというのは、各府省が予算と権限を背景に行っている天下りあっせんなんですね。ですから、こうしたことは、今回、各府省のあっせんそのものを全面禁止をしてしまうわけでありますから、まさしく予算、権限背景のバックグラウ...全文を見る
○渡辺国務大臣 再三申し上げますように、各府省が今あっせんを行っております。当然、そういう中では、御本人の能力や経験が正当に評価されるというよりは、役所の人事の一環としてあっせんが行われているわけでありますから、まさしくこれは予算、権限背景の押しつけ的天下り、国民の方から見ればそ...全文を見る
○渡辺国務大臣 今行われている各省人事当局によるあっせんというのは、それぞれの役所において、個人の情報をもって微に入り細にわたって総合的な判断を行っているものと思います。  しかし、国民の側から見れば、これは予算、権限背景でありますから、どうしても押しつけのように見えがちなので...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは、見る人によって違うんでしょうね。人事当局にしてみれば適材適所だというぐあいに言えるだろうし、受け取る方も、お土産つきでもあればこれは適材適所だと言うであろうし、しかし一方、外側から見ると、これは固定的な天下り人事そのものじゃないですかというふうに見える場合...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々政治家はいろいろな角度から物事を見ていかなければなりません。単眼的な思考ではなくて複眼的な思考によって世の中を見ていくことが大事なことであって、まさにそういった多角的な視点から、我々はこの問題を考え、そして今回お示ししているような法案を提出したところでございま...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、今行われている天下りあっせんというのは、人事当局から見れば適材適所です、そう言うに決まっているんですよ。しかし、これはまさしく予算、権限を背景とした押しつけ的なあっせんである、国民の側から見ればそう見えてしまうわけであって、だからそこに不信感が芽生える素...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、我々が目指すところは、我々があるべき姿として目指す方向は、本人の能力、実績、そういったものが正当に評価をされ、予算や権限を背景にしなくとも再就職ができる、そういう仕組みを目指すべきだということを言っているわけでございます。
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、国家公務員法の改正というのは行政改革の中の一つのテーマなのでございます。つまり、独法改革あるいは公益法人改革、入札制度改革等々といったこともあわせて、ワンパッケージとして行っていく必要があるんです。  我々は、まさに今、独法改革や公...全文を見る
○渡辺国務大臣 再三申し上げますように、今行われている天下りシステムが、我々のトータルな改革によって、その受け皿、受け取る方もうまみがなくなっていくわけですよ。また、人の点から、人を出す人事のシステムも変わっていくわけでありますから。  今のシステムを前提に御質問されているから...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、これは見る人によって全然違う評価だと言っているんです。だから、我々はトータルに見ているとさっきから言っているじゃありませんか。トータルに見たら、一方において役所サイドから見れば適材適所だと言うだろうし、国民サイドから見ればこれは押しつけだろうということに...全文を見る
○渡辺国務大臣 予算や権限を有する各府省が再就職のあっせんを行う結果、受け入れ側の企業等の側から見れば不要な人材を押しつけられたというケースもあり、必ずしもすべての再就職が適材適所とは言えなかったものと考えております。
○渡辺国務大臣 企業等が役所への影響力を期待して再就職を受け入れさせたケースもあったかと思います。このような場合、企業等のニーズは満たされているものの、社会全体から見たら非効率や害悪となっていることは明らかであります。
○渡辺国務大臣 各府省等が行うあっせんは、国民の目から見れば、予算や権限を背景とした押しつけ的なあっせんであると受けとめられかねないことから、今般の改革においては、全面的に禁止をし、官民人材交流センターに一元化することといたしております。
○渡辺国務大臣 再三申し上げますように、予算や権限を背景に行うあっせんというのは、国民の方から見ると、これは人事の一環として行われるわけでありますから、どうしても押しつけ的なものに見えてしまうわけでございます。そういうところに国民の天下りに対する不信が芽生えていくわけでありますか...全文を見る
○渡辺国務大臣 再三申し上げますように、人事の一環として行われるわけですね。ですから、本人の希望とかいうことよりは、人事の一環ではめ込んでいくわけでありますから、こういうことが国民から見て不信の芽生えになるのではないかということを申し上げているわけでございます。
○渡辺国務大臣 ですから、例えば、金融検査をやっている方がその検査先の金融機関に再就職するなんというのはいかがなものかということは、常識でわかるわけですね。ですから、そういった基準については、まさしく官民人材交流センターのあっせんがどこからどこまで許されるか、この詳細な制度設計を...全文を見る
○渡辺国務大臣 いずれにしても、個人の求職活動については、今回、事前の規制をかけております。また、あっせんについても、各省によるあっせんは全面禁止をしているわけでありまして、その法の精神にのっとった基準づくりが行われていくものと考えております。
○渡辺国務大臣 各省が所管する先の役員ポストに固定的に各省からOBが行っている、こういうケースでは、通常、各省があっせんを行っていると考えるのが普通だと思います。  したがって、これは、もしそういう疑いがある場合には、新法においては、外部監視機関が動くことになります。
○渡辺国務大臣 ちょっと今の個別のことについて詳しく研究したわけではございませんので、一般論として申し上げますけれども、先ほども申し上げたように、各府省が所管する法人の役員ポストにOBが固定的に天下っているという実態がある場合には、何らかの形で各省があっせんをしていると考えるのが...全文を見る
○渡辺国務大臣 認可という行為があっせんとどう結びつくかという実態について、ここで私が解説をせよと言われてもなかなか難しいものがございますが、しかし、先ほどから申し上げているように、所管する先の役員ポストに固定的に天下っている、こういう実態は、まあ各省が絡んでいるよなと疑われても...全文を見る
○渡辺国務大臣 この前の行革本部で行いました調査は、対象者が何万人というオーダーに上るものであります。そこで、一人一人ヒアリング調査をやっているというぐあいにはいかなかったんだろうと思うんですね。したがって、例えば紙に残された資料があったというような形でその十六件という数字が出て...全文を見る
○渡辺国務大臣 現役出向が法の抜け穴になるのではないか、そういった問題認識をかねて武正委員からいただいております。  まず、今回の法案では、各省によるあっせんを全面禁止いたします。百六条の二第一項によるあっせん規制においては、役職員であった者を営利企業等の地位につかせることを目...全文を見る
○渡辺国務大臣 新法においては、会計検査院OBも天下り規制の対象になります。当然、会計検査院があっせんを行っていたということになれば懲戒処分になりますし、不正な口ききをやった場合には、これは……(長妻委員「ですから、検査対象に天下ることが人材バンクを通したらできるのかということを...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど来申し上げておりますように、補助金交付業務をやっている人が補助金対象先に天下るとか、金融検査をやっている人が金融検査をやっている、金融検査対象の金融機関に天下るとか……(長妻委員「委員長、速記をとめてください、時間がもったいない。委員長、質疑妨害だ」と呼ぶ)
○渡辺国務大臣 このケースでいけば……(発言する者あり)ちょっと、答弁中ですから待ってください。  いいですか。会計検査院の職員が検査対象に天下るとか、そういった好ましくないものについては、有識者懇談会できちんと詳細設計をやって、どこからどこまで可能かということを、ルールを決め...全文を見る
○渡辺国務大臣 創業型であろうが人質型であろうが、厳格な刑事罰を伴った行為規制がかかるわけでございます。したがって、この法の精神をきっちりわかってもらう必要がございます。  ですから、これは、それぞれの府省庁において、不適切なことがあるのかないのか、それぞれの判断で調査をすると...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、各省の責任において、調べるべきであるならば、調べることは必要だということでございます。(発言する者あり)
○渡辺国務大臣 私の方から指示をする権限は、残念ながらございません。必要があれば依頼をすることはできます。
○渡辺国務大臣 これは何度もこの委員会で答弁をしてきたことでございますが、まず、今回の法案においては各省による天下りあっせんを全面的に禁止いたします。したがって、今行われている極めて特権的な天下りあっせんができなくなるということでございます。また、在職中の求職活動についても制限を...全文を見る
○渡辺国務大臣 民間人の場合は、転職するときには同業他社などの関係業界に再就職するのがよくあるケースであります。しかし、公務員の場合には、公務の中立性という観点から、関係業界への求職活動とか転職後の口きき規制、刑事罰を伴った制約がございます。したがって、一定の再就職支援を行う合理...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、我々は、最初から公務員はハローワークに行けという制度にはしていないんですね。先ほども申し上げたように、行為規制もかけます。(長妻委員「どちらが見つかりやすい」と呼ぶ)ちょっと聞いてくださいよ。結論を言うんだから、それまでの理屈を聞いてくださいよ。  ハ...全文を見る
○渡辺国務大臣 ハローワーク改革というのは、またこれは別の観点でございます。例えば、大田大臣が所管してやっておられる改革の一つは、ハローワークの市場化テストを行っていこうということでございます。我々が考えております官民交流人材センターは、確かにハローワークの再就職支援のような機能...全文を見る
○渡辺国務大臣 ハローワークのノウハウを、例えばキャリアコンサルティングとか、そういったノウハウは大いに取り入れて再就職支援をやっていくということを申し上げているわけでございます。
○渡辺国務大臣 要するに、我々は今行われている天下りを根絶しようと思っているんですよ。(発言する者あり)いいですか、聞いてくださいよ。  今行われている天下りの実態は御存じでしょう。要するに、予算と権限を背景に、押しつけ的に人事の一環としてはめ込んでいるんですよ、今の天下りとい...全文を見る
○渡辺国務大臣 平成十六年から平成十八年までの三年間に、各府省において職員の再就職につきあっせんを行ったことが確認されたものの人数は千九百六十八人となっております。
○渡辺国務大臣 これは平成十九年四月六日に総務省から公表をされたものでございます。  押しつけ的あっせんというのは、先ほどもお話がありましたように、予算や権限を背景として押しつけ的に行うあっせんでありますが、国民の目から見て押しつけ的なものも含まれていると考えております。  ...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、押しつけ的なあっせんというのは、国民の目から見れば予算や権限を背景とした押しつけ的なあっせんであると受けとめられかねないものも含むと答えているじゃありませんか。  ですから、そういう発想に基づいて総務省に調査をお願いしたところ、平成...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、先ほど来申し上げているように、国民の目から見れば押しつけのように見えるあっせんもあるんですよ。ですから、そういうものは各省が人事の一環としてやっているからそういうぐあいに見えちゃうんです。  ですから、各府省において職員の再就職につきあっせんを行ったこ...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、先ほど来申し上げておりますように、国民の目から見て押しつけのように見えてしまうのはなぜか。それは、各省が人事の延長線で、予算、権限を背景にあっせんをやっているからなんですよ。ですから、そういうものが確認されたものが三年間で千九百六十八人だと言っているじゃ...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、先ほども申し上げていますように、国民の目から見れば……(発言する者あり)いや、ちょっと黙って聞いてくださいよ。国民の目から見れば押しつけのように見えてしまうものがある、それは各省が人事の一環として行っているものである。ですから、そういうものは確認されたも...全文を見る
○渡辺国務大臣 繰り返し答弁申し上げますが、私としては、いわゆる押しつけ的あっせんの件数は、確認された限りで千九百六十八人と受けとめております。
○渡辺国務大臣 私は、行政改革、公務員制度改革の担当大臣でございます。私としては、いわゆる押しつけ的あっせんの件数は、確認された限りで千九百六十八人、三年間でございますが、と受けとめております。
○渡辺国務大臣 赤澤委員御指摘のとおりだと思います。  我々も、今回の制度改革は能力・実績主義を導入することが第一の視点であります。現職の時代も能力・実績主義での人事が行われ、再就職する際も能力・実績主義によって正当な評価を受け再就職をしていく、そういう方向性を持った改革でござ...全文を見る
○渡辺国務大臣 政府の提案は首尾一貫しております。能力・実績主義を導入することによって年功序列を打破する、その年功序列の延長線で行われている勧奨退職が自然消滅をする、いずれ従来型の早期勧奨退職慣行はなくなるわけであります。  一方において、定員や人件費の制約のもとでリストラも進...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさにグローバル化の中で、時代の変化に迅速にかつ的確に対応した効率的な行政を進めていくことが必要であります。そのために、我々は、官民人材の交流を進める大方針を打ち出しているわけでございます。  この人材交流が、民主党案のように垣根が非常に高くなって阻害されるとい...全文を見る
○渡辺国務大臣 委員御指摘のとおりだと考えます。  今回の法案では、厳しい行為規制を事前から事後にわたってかけております。求職活動も制限をいたしますし、OBになった後の口きき規制もかけるわけでございます。各省のあっせんを全面禁止するかわりに、能力と実績が正当に評価されて再就職が...全文を見る
○渡辺国務大臣 公務員制度改革と社保庁改革は、まさしく、能力・実績主義の観点に立って業務の生産性向上を図る点において共通のものがございます。私が安倍総理から指示を受けた使命、すなわち、後世代にツケ回しをしないよう徹底した合理化と効率化を図っていくという点においても、この二つの改革...全文を見る
○渡辺国務大臣 この点は、何度も申し上げておりますように、好ましからざるあっせん先というものについて、法の精神を踏まえて、官民人材交流センターのルールにおいてその範囲が決められていくことになるわけでございます。
○渡辺国務大臣 法文上の規定はございませんが、法の精神はございますので、我々は、その精神にのっとってこれからの詳細な制度設計を行っていく必要があろうかと考えます。
○渡辺国務大臣 官民人材交流センターにあっせん機能が一元化されるまでの間は、国公法百三条のクーリングオフ規制は残るわけでございます。その間も、既に行為規制は一元化前からスタートするわけでございまして、こちらの行為規制は大変に厳しい刑事罰を伴った中身となっておりますのは御案内のとお...全文を見る
○渡辺国務大臣 官製談合の防止のためには、まさに入札制度の改革や予算面での改革、すなわち委託費、交付金、補助金等々の面からの改革を同時に進めていく必要がございます。  一方において、天下り問題が官製談合と全く無関係ではないわけでありますから、まさしく我々が目指すものは、天下りと...全文を見る
○渡辺国務大臣 具体的な事案はたくさんあろうかと思いますが、例えば薬務行政に携わっていた者が製薬会社に再就職をして、自社製品の認可を早くしてほしいというような口ききをした場合、今回の法案ではアウトになるわけでございます。刑事罰を伴った罰則もついておりますので、かなり厳しい行為規制...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々は、必要があれば再調査は例えば有識者懇談会において行われることはあり得る、再調査をしないとは言っていないわけでございます。  また、行革本部が行いました調査については、対象者が非常に多いわけであります。何万人というオーダーでの調査でございますから、その中でわ...全文を見る
○渡辺国務大臣 民主党においても、各省のあっせんを全面禁止するというのは政府案と同じじゃありませんか。では、民主党案はどういう立法事実に基づいて行われたんですか。  我々は、この十六件がすべてだなどと思っていませんよ。それは、十六件というものが確認をされたと言っているだけであっ...全文を見る
○渡辺国務大臣 各省庁によるあっせんを全面的に禁止する規定を盛り込んだわけでございますから、この点においては民主党と同じ認識でやっているということを言っているわけです。(発言する者あり)ちょっと聞いてください。この法案を成立後、施行して、天下りを根絶する上で、実態をより一層把握す...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々は、天下り根絶を目指しております。その根絶のために必要な調査はいたします。
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、我々は、天下りの根絶を目指しております。その根絶のために必要な調査は行います。
○渡辺国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨に沿って配慮してまいりたいと思います。     —————————————
○渡辺国務大臣 道州制伝道師である松浪委員には釈迦に説法でございますが、まず、地方分権改革が先行して行われるものと考えます。道州制は、繰り返し申し上げますように、地方分権改革の総仕上げと位置づけております。  したがって、道州制担当大臣としては、中央省庁改革につながる行政全体の...全文を見る
○渡辺国務大臣 ベースキャンプというのは大体何合目ぐらいにつくるんでしょうかね。ちょっと私もそのあたりの具体的なイメージがわからないわけでございますが、先ほども申し上げましたように、分権改革の総仕上げという位置づけをしております。中央省庁再編にも当然つながるグランドデザインを持っ...全文を見る
○渡辺国務大臣 松浪委員の御苦労が目に浮かぶようでございます。やはり、国と地方のあり方の根本的なフルモデルチェンジを目指すとなると、大変な摩擦も抵抗も出てくるでありましょう。  道州制を導入するに当たっては、補完性の原理に基づいて、国、広域自治体及び基礎自治体の間で役割分担を体...全文を見る
○渡辺国務大臣 基礎自治体のあり方は、まさしく平成の大合併によってダイナミックに動いている途上だと考えます。  道州制を導入する場合には、先ほども申し上げましたように、補完性の原理に基づいて、国、広域自治体、そして基礎自治体間の役割分担を体系的に見直すことが大事です。都道府県か...全文を見る
○渡辺国務大臣 社会保険庁長官の退職金というのは、大体推測がつくんだろうと思います。ですからこちらにも、五千五百万円ですか、こういう記述がつくと思うんですね。ですから、これについては推定ですが、それほど大差のない数字が得られるものと思います。  そのほかの団体については、特殊法...全文を見る
○渡辺国務大臣 ですから、こういったものは統一的な基準が必要であろうと思うんですね。独法の見直しをやっておりますが、では、独法の中で厚生省関係のものだけ退職金を明らかにせよというのでもバランスを欠くのではないでしょうか。  独法見直しは、私の方にもその任務がおりてきておりますの...全文を見る
○渡辺国務大臣 私が参議院の本会議で言ったことでお尋ねかと存じますが、私の記憶では、処分という言葉は使ってないんだと思います。  いずれにしても、かつての社会保険庁に見られたような無駄遣い体質、これをやめさせるということが大事でありますし、また、抜本改革の過程で今日のような問題...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、まず、委員会において、なぜこんな大問題が生じたのかの責任体制、原因究明が行われるものと思います。その中で、ではどのような具体的責任のとり方があるかということもあわせて検討されるものと思います。  したがって、そういったもろもろの具体...全文を見る
○渡辺国務大臣 その速記録を持っていませんので、そのときどういう答弁をしたのか存じませんが、本省というのは本庁なのかもしれませんね。つまり、役所のあっせんというのは、いろいろなセクションごとにやっているんですよ。ですから、例えば、官房秘書課でやっていたり、それぞれの局の何課でやっ...全文を見る
○渡辺国務大臣 要するに、お尋ねの話は、社会保険庁が年金機構になる、そうすると、これは要するに、国家公務員法の天下り規制がかからなくなるではないか、こういう御指摘ですよね。  ですから、それに対しては、厚生労働省のあっせんが行われて日本年金機構に天下るという場合には規制がかかり...全文を見る
○渡辺国務大臣 日本年金機構ができるときに、今の社会保険庁の体質が温存をされていては困ります。したがって、社会保険庁の天下り問題については、私の担当する範囲で調べたいと考えます。
○渡辺国務大臣 私の担当と申し上げましたのは、これから社会保険庁の解体を行っていくに当たって、どこからどこまで民間に仕事を回すか、民間マンパワーを使うか、そして日本年金機構における採用の基準を、基本計画をつくる、そういったことが私の任務として与えられております。  また、そうい...全文を見る
○渡辺国務大臣 社会保険庁の体質が温存されるようなことは困りますので、そういう観点から調査は進めてまいります。
○渡辺国務大臣 一カ月前にも申し上げたかと思いますが、人事院の資料で、諸外国の国家公務員制度の概要、平成十八年十一月十七日というものがございます。その中で、再就職に係る規制という項目がございます。例えばアメリカ、再就職自体を規制する一般的な制度はない、ただし、調達担当職員は、入札...全文を見る
○渡辺国務大臣 この前私が答弁を申し上げたのは、平成十八年の十一月十七日、行政改革推進本部第四回専門調査会に提出された資料がございます、これは人事院が作成をしたもので、諸外国の国家公務員の任用、評価、身分保障、退職関連、給与等々について、この資料で記述がございますという答弁をさせ...全文を見る
○渡辺国務大臣 センターのスタッフをどういうぐあいに集めてセンターを構築するかということについては、これからの話でございます。センターにおいては中立性が求められますので、まさしく、今行われております各省あっせんのトンネル機関にならないように注意をすることが大事でございます。  ...全文を見る
○渡辺国務大臣 大変前向きで建設的な御提言だと思います。  順序がばらばらになりますが、例えば、今、幹部ポストの一割については既に人事交流を行っており、この目標は達成をされております。さらに、官の中で人材の流動性を高めるために、他府省あるいは民間を含めた公募による任用を推進して...全文を見る
○渡辺国務大臣 オール・ジャパンでどれぐらいかという問いに対する答えは持ち合わせておりませんが、今までの流儀でいきますと、例えば栃木県の、保健福祉部長というんでしょうかね、厚生省の医系技官の方が来ているポストであったかと思います。一方、地方から中央へという人材交流は、行われてはい...全文を見る
○渡辺国務大臣 職員団体の方がこの法案をつぶしてほしいという話は私も聞いたことはございません。当然のことでございますが、この国家公務員法の改正に当たっては、職員団体の方々ともきちんと話をしております。ですから、この話し合いは、それぞれの団体のホームページなどを通じて公開されている...全文を見る
○渡辺国務大臣 安倍総理がどういう御発言をされたのかは承知しておりませんが、いずれにしても、我々としては、ここまで来た以上はもう継続審議というのはあり得ないことなのです。つまり、ここから先は、成立か廃案か、もう二者択一なんですよ。ですから、我々は当然成立を目指して頑張っているとい...全文を見る
○渡辺国務大臣 なくします。  つまり、天下りでも二回目、三回目をわたりあっせんによる天下りと言いますが、これも、各省のあっせんがあって初めてできる話なんですよ、つまり玉突き人事ではめ込んでいくわけでありますから。ですから、そこのところを禁止してしまうわけであって、そういうもの...全文を見る
○渡辺国務大臣 やはり公益というのは、世の中の不特定かつ多数の人たちにとって利益を増進するということではないでしょうか。
○渡辺国務大臣 今回の国家公務員法改正に当たりまして、再就職規制の対象を営利法人に限るべきだという御意見もございました。しかし、やはり非営利法人を入れませんとその行為規制がしり抜けになるおそれが大でございましたので、我々は、強い反対を押し切って、非営利法人も含めるということにした...全文を見る
06月11日第166回国会 参議院 決算委員会 第11号
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○国務大臣(渡辺喜美君) ただいまの独立行政法人の業務発注に係る契約方式及び事務事業の見直しについての審査措置要求決議につきましては、適切に対処をいたします。
06月11日第166回国会 参議院 本会議 第35号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 国家公務員法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  これまで公務員は、戦後レジームの中で国家運営の担い手として、国民と国家の繁栄のために積極的な役割を果たしてまいりました。しかしながら、今日、本来優秀な人材が集まっている...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 再就職等監視委員会の機能及び体制についてのお尋ねがございました。  再就職等監視委員会については、公務員OBを除く外部の有識者の中から両議院の同意を得て任命される委員で構成されます。その下に置かれる再就職等監察官とともに、各府省等から独立した監視機関と...全文を見る
06月12日第166回国会 参議院 内閣委員会 第17号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 国家公務員法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  これまで、公務員は、戦後レジームの中で、国家運営の担い手として、国民と国家の繁栄のために積極的な役割を果たしてまいりました。しかしながら、今日、本来優...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 国家公務員法改正案が参議院で審議をしていただくことになりまして、私も大変に感謝をいたしております。  先ほど、秋元委員の方から衆議院の審議状況についてのお話がございました。確かに四十時間を費やしたわけでございます。衆議院においては民主党案についてもかな...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 勧奨退職が今のような慣行で行われるようになった背景でございますが、それはやはり年功序列人事にあったと思うんですね。つまり、能力・実績主義がポストと給料に反映しない、こういう制度の下で年功序列的に同期横並びで昇進をしていく、課長ぐらいまではいいですけれども...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の法案では、採用試験の区分や年次にとらわれた人事はいけないと、こういうことを明確にうたっております。したがって、能力と実績の評価に基づいて任用、給与などの人事管理を行うという原則を明確にしているわけであります。その上で、今回の法案においては、能力本位...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の改正案においては、先ほども申し上げましたように、採用区分や年次にとらわれてはいけないと、こう規定しているわけでございますから、キャリアとかノンキャリアの区別というのは意味を成さなくなると考えております。  今まで、ノンキャリの方でも非常に能力のあ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今の天下りあっせんというのは、御案内のように各省がやっているんですね。当然、各省の予算や権限、いろんなしがらみの中で人事の一環として行われるわけでございます。ですから、これは国民の方から見ると、人事ではめ込んでいくわけでありますから、まあ押し付けのように...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御指摘のように、再就職支援を行っていくわけでありますから、人材センターにおけるキャリアコンサルティングというのは非常に重要な仕事になろうかと思います。この任務を担うコンサルタントをどう確保をしていくかということでございますが、まさしくこういう仕事がこの人...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) ハローワークなどでもこれから市場化テストを導入していこうという試みがございます。民間の手法を活用するというのはあり得る話であろうかと思いますが、いずれにしても、今行われている各省人事当局によるあっせんを全面禁止をするわけでございまして、いきなり民間を使う...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これは、将来、官民の垣根を低くし、かつ官民癒着防止策を同時に講ずるわけでございますが、やはり人材交流は活発にしなければいけないと思っております。既に例えば金融庁などにおいては、証券監視委員会、三分の一ぐらいが民間から登用されている人たちであります。ロース...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 本来、法律に規定していない人事慣行が延々と続いてきたんだろうと思います。いわゆる試験区分のキャリア、ノンキャリアの区別で昇進、昇給が決まるということは全く法律上規定のないことだったわけであります。しかし、そういうことを実態的なルールとして、言わばプラグマ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 印刷局。
○国務大臣(渡辺喜美君) 今の採用の在り方をどうするかというのはまさしく次の課題でございまして、採用から退職までの一貫した公務員の人事制度について、これは総理の下に有識者懇談会をつくり、その場で議論をしていただき、来年の通常国会においてプログラム法としてお示しをする予定になってお...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の法案では、国民の目から見て押し付けのように見えるもの、すなわちそれは各人事当局が人事の一環としてやっているあっせんによる再就職のことを言っているわけでございます。したがって、こういうものを一掃するには各府省等によるあっせんを全面禁止をするという極め...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 要するに、今回の改正案は、まず能力・実績主義を導入することによって年功序列人事を打破しようというところからスタートをしております。年功序列の延長線に肩たたき、早期勧奨退職、天下り慣行があるわけでございます。したがって、こういうところの根本を断ち切ろうとし...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まさしくそのとおりでございまして、この官民人材交流センターは天下り根絶センターになります。  各府省等が行っております天下りあっせんを全面禁止をしてしまうわけでございます。松井委員が以前この委員会でどなたか政府参考人に聞かれたように、今の天下りあっせん...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 日本年金機構に厚生労働省なり役所から再就職をする場合には、本法案の規制対象になります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 日本年金機構というのは今の社保庁と抜本的に体質を変えてしまうわけであります。これは、正に今の社会保険庁が公務員の親方日の丸的体質を温存をして相当ずさんな無計画な仕事をやってきたのを、ばっさりとこれは非公務員化して解体してしまうわけでございます。したがって...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 緑資源機構については、もう既に総理が表明しておられますように、廃止の方向で見直しをしております。  天下り問題というのは、この公務員法の改正だけではなくて、緑資源の問題に顕著に現れたように、入札制度の問題がございます。また、緑資源はいわゆる予算配分型、...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 本法案は国家公務員の天下りを規制をするものでございまして、国家公務員組織でない組織の天下りを規制するものではございません。  先ほども申し上げましたように、独法や日本年金機構のような法律で定められる法人については別途のガバナンスを持たせる方策が必要であ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど来申し上げておりますように、今回の規制は、まず現職中は求職活動規制が掛かります。それから、再就職するに当たってはあっせん規制が掛かります。退職した後は口利き規制が掛かるんです。ですから、それだけがんじがらめの規制を掛けて癒着防止に努めているわけであ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これは正確な数字というよりは推計でございますが、大体一般職の公務員の退職者約一万人いると言われております。そのうち、再就職ニーズが高いと思われる、いわゆる肩たたき組は年間四千人と推計されております。実際にあっせんが行われているというのはその半分の二千人ぐ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 自衛隊の場合は数字が、定年退職者の方もあっせんをやっていると聞いておりますので、そちらも入れるともうちょっと一人頭の人数は増えるのではなかろうかと思います。  いずれにしても、仮に二千人の再就職支援を一人で十人やるとすれば二百人、一人で二十人やるとすれ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほども申し上げましたように、今回の改正案では現職職員の求職活動規制というのを設けております。つまり、これは公務に対する国民の信頼性、自分で職探しをやっている公務員を見て国民がどう思うだろうかと。やはり公務の公正さとか中立性というものを担保するとすれば、...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 我々は、今回の法改正によって、各省の人事の一環としてのあっせんを全面禁止をすることによって、言ってみればなれ合い関係、癒着関係、これを断ち切ってしまおうというもくろみなんです。今のやり方でいきますと、正に人事の一環でありますから、天下り先は言ってみれば子...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 公務員制度改革は安倍内閣においていきなり始まったものではございません。朝日委員御指摘のように、前の内閣の時代からいろいろな論点が議論をされてまいりました。例えば、能力・実績主義というのも、小泉内閣において相当議論がなされたのは御案内のとおりでございます。...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回も、全体パッケージを全く無視して今回の法案を出したわけではございません。まさしく全体パッケージとして、採用から退職に至るまでの公務員制度全体の人事制度を考えた上での話であります。  この次の公務員制度改革のテーマとしては、既に小泉内閣の時代に閣議決...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 私がプログラム法と申し上げましたのは、行革推進法のようなイメージで申し上げているわけでございます。今回の閣議決定の文書にもございますように、総理の下に有識者から成る公務員制度の検討の場を設けます。そこで採用から退職までの公務員の人事制度全般の課題について...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほども申し上げましたように、今回の改正案は全体パッケージの中での第一弾という位置付けでございます。つまり、能力・実績主義については何年も前からこの議論をやってきております。この能力・実績主義を導入することによって年功序列が打破されていくということが言え...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど御説明申し上げたことのほかに、やはり公務を志望する若者が減りぎみであると、どうも国家公務員の世界が魅力あるものになっていないのではないかという思いもございました。国家公務員の世界をもっと魅力あるものにするにはどうしたらいいか、優秀な人材を集めるには...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 専門スタッフ職については、既に御案内のように、平成十六年、小泉内閣においてその導入の決定を見ているところでございます。安倍内閣においては昨年の十月だったでしょうか、まだ私が大臣になる前でございますが、専門スタッフ職の俸給表を作ってほしいということを閣議決...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) この専門調査会は、私が大臣になる以前にもう既にできておったものでございます。私の方からは、専門調査会に対しまして、協約締結権、争議権を一定の範囲で付与する方向で検討し、秋ごろ、十月くらいを目途に最終的な結論を出していただきたい旨申し上げております。  ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の改正におきましては、内閣総理大臣の所掌事務について以下のように明記をしております。  第一には、能力本位の任用制度を構築するに当たり、任用制度における内閣総理大臣の役割を明確に位置付けるため、標準職務遂行能力及び採用昇進等基本方針に関する事務を明...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 退職管理の一元化を行うわけでございますが、今現在各省において退職管理をやっている人たちを重点的に集めてくるというわけではもちろんございません。キャリアコンサルティングなども行いますので、そういった方面に詳しい人材は必要になろうかと思います。したがって、例...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 再就職等監視委員会は、内閣府設置法に基づく審議会等として内閣府に設置されます。内閣総理大臣から委任された権限に基づき、各府省等から独立した監視機関として再就職規制違反行為の調査や適用除外の承認等を行うことになります。違反行為というのは、先ほど来お話が出て...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 合議体たる委員会ということでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 人材センターの方は、先ほどから御説明しておりますように各府省から中立性を徹底をしております。内閣府からも独立した位置付けになっているのは御説明申し上げたとおりであります。当然、その運営や就職実績の公表など、業務の透明性を確保をすることにいたしております。...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の法案では、人事評価はその職員が職務を遂行するに当たり発揮した能力及び上げた業績を把握した上で行うことを明確にいたしております。  現在、評価項目、評価基準の検証など、人事評価に係る検討課題を実証的に確認し、今後の検討の参考資料を得ることを目的とし...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 結論的に申し上げますならば、今行っておりますトライアルを更に拡大して、実証的知見も踏まえながら、人事院の意見もよく聴いて実効性ある人事評価制度の構築に取り組んでいきたいということでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 人事評価につきましては、具体的に申し上げますと、任用、給与、分限その他の人事管理の基礎となるものであります。このことを法律上位置付けて、職員がその職務を遂行するに当たり発揮した能力及び上げた業績を把握した上で行うということを明確に今回規定をいたしました。...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の法案では、まさしく官民癒着の防止という観点から様々な規制を盛り込んでいるところでございます。  公務の世界が、真に国益を追求する優秀な人材が集まる、国民の信頼を背景に公務員が責任と誇りを持って仕事に邁進ができる、そして公務員の能力を多様に生かせる...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御指摘のとおりだと思います。
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の改正案では、先ほども申し上げましたように、当該職員の求職活動規制、それから各府省等によるあっせんの全面禁止に加えて、OB職員の働き掛け規制についても刑事罰を含めた厳しい規制を導入をしております。また、これらの規制違反を監視するための再就職等監視委員...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今のルールを前提にお話を進められますと、新しい規制のすごみといいますか、実質的な抑制効果がなかなか理解できないのかもしれません。しかし、我々は、今の規制に代えて刑事罰を伴ったかなり抑制効果の高い新たな規制を導入するわけでございまして、これは、官民交流人材...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど来申し上げていますように、官民癒着の防止については新たな規制を今回盛り込んでおります。また、人材交流センターへのあっせんが一元化されるまでの期間は、今の事前の規制と併存して走っていくということも、繰り返しになりますが申し上げさせていただきます。 ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 内閣総理大臣は、官民人材交流センター長に充てられる官房長官並びに再就職等監視委員会の委員長及び委員の任命権者としての責任は有すると考えます。しかし、総理大臣から人材センターや監視委員会に委任される事務につきましては、個別の事務遂行について内閣総理大臣が責...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 官民交流センターの規模、人員、予算等につきましては、これは先ほど来申し上げておりますように、詳細設計を待ってその規模等を確定することになるわけでございます。いずれにしても、各府省等から中立性を徹底する一方で、機能する、実効性のある効率的な組織運営とするこ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今の人材バンクが機能していないのは言うまでもございませんが、各省あっせんを温存しておるところに最大の理由があるものと思います。そのほかマッチングしないいろいろな事情もあるわけでございますが、今回、官民人材交流センターをつくるに当たっては、人事院の公正な人...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 透明性の確保というのは非常に大事なポイントだと思います。一方、機能する人材センターを目指す場合には、当該職員についての情報をきっちりと把握をしていかなければなりません。この点において、まさしく各府省等からの情報の把握に努めることができるよう原則論が掲げら...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 見直しの規定は、御指摘のようにセンター設置後五年後に行われることを規定をしております。これは、新しい法律を制定したり大規模な改正を行ったりということにおいて、大体一定期間後に見直しをするという趣旨と同じたぐいのものでございます。本法案においても各府省のあ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回閣議決定をした文章に規定いたしましたことは、専門スタッフ職の実現、公募制の導入、官民交流の抜本的拡大、定年延長等、採用から退職までの公務員の人事制度全般の課題について総合的、整合的な検討を進めることとしております。公務員制度の総合的な改革を推進するた...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 公務員制度改革の議論は安倍内閣において突然始まったものではございません。小泉内閣以前から相当時間を掛け、多くの議論をやってまいりました。小泉内閣においても二回ほど公務員制度改革のもくろみがあったわけでございますが、残念ながら成案を得るに至りませんでした。...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 能力・実績主義を導入する理由は、公務の世界がもっと魅力ある職場であるということをアピールする必要もあるからでもございます。  最近、公務、国家公務員志望の若者が減りつつあるというのは再三指摘をされているところであります。公務員を志望する若者たちは金もう...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 現行人材バンクが機能していない最大の理由は、各省あっせんを温存をしているところにあるかと思います。したがって、各省あっせんを全面禁止をするわけでありますから、当然、そこで行ってきました再就職のニーズを官民交流センターで代替をしていかなければなりません。一...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の能力・実績主義を導入をいたしますと、年功序列で同期横並び昇進という慣行が崩れてまいります。同期や後輩から追い抜かれてもそれはやむなしとするカルチャーが生まれてくるわけでございます。一方において、定年、退職年齢の引上げは小泉政権時代から行われてきてお...全文を見る
06月14日第166回国会 参議院 内閣委員会 第18号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 秋元委員御指摘のように、公務の世界というのは大方は地味でこつこつやらなければいけない、そういう世界なんだろうと私も思います。我々選挙選抜の公務員は目立って何ぼの世界がないとは言えませんけれども、やはり試験選抜の公務員の世界は、それなりに長い時間を掛け、地...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 秋元委員御指摘のように、国会審議でも度々出てきた言葉に迂回天下りというのがございました。最初の天下りが、いきなり営利企業に行かずに非営利法人にいったん行くわけですね。で、いわゆるクーリングオフ期間、喪が明けるなどと言うそうでございますが、こういう期間の後...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 専門的な能力を持った公務に携わる人たちはかなりたくさんいると思うんですね。私、ついこの間まで金融庁の副大臣をやっておりました。そのときに多重債務者防止法を作ったのでございますが、調査研究の論文がないかと何度も催促をしたのでございますが、金融庁はあれだけ優...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 民から官、官から官、民から官から官へという人材移動は非常に重要なことだと思うんですね。やはり、今までのやり方ですと、とにかく縄張主義でやっているわけですから、そこの組織に入っちゃうともうパラダイムシフトが非常に難しいという面があろうかと思います。  柳...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の法案では、大原則と、それに付随する小原則をお示しをしてございます。  例えば、今小池先生御指摘のように、各省のあっせんというのが問題の相当大きな部分を占めているわけでありますから、これを全面禁止をする、そして一元化の後には各省と当該職員の就職予定...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これは国会の御審議も踏まえて、成立させていただければすぐにでも立ち上げていきたいと考えております。  やはり、官と民との懸け橋あるいは民から官へのゲートウエー、将来そういう任務を帯びるわけでございますから、両方の世界に通じた人たちがいなくてはいかぬと思...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 正にそのとおりだと思います。具体的なやり方は、まさしくその有識者懇の会議のルールにおいて決めるわけでございますが、国会の御審議の中で、完全ディスクロをやった方がいいとか、あるいはライブ中継でもやったらどうだとか、ネットを使ってですね、そういった御意見もご...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 官邸主導体制を確立しようという、言ってみれば過渡期の状態にあるのではないでしょうか。必ずしも全部うまくいっていないということではなくて、ただ相変わらず各省の壁が岩盤のようにそびえ立っているという現実も一方において否めないと思います。  私のやっておりま...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まさしく我々は、今回の法案によって日本の優秀な志の高い人たちが公務の世界に入ってきていながら、なぜちょっと違った方向に行ってしまっているのか、そういう思いを強く持って今回の法改正に当たらせていただきました。  今、公務の世界が大変な批判にさらされている...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 私は野党のせいでということは言っておりません。結果としてこの法案が廃案になってしまったときに現状が続いてしまうのではないかという問題認識を申し上げているわけでございます。  今のシステムをどうやって変えるか、それは民主党も御提案されたようなやり方もある...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の改正では、現行規定にもあるんですが、非常に不明確な能力主義になっているわけであります。  午前中も申し上げたように、本音のルールがかなり岩盤のような文化を形成をしてしまっているわけでありますから、その岩盤を打ち破るために、今回は法案において能力・...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど林副大臣も答弁申し上げたように、新たな人事評価制度を導入をするわけであります。それは能力・実績主義の人事管理を貫徹をするためであります。この新たな人事評価制度は、任用、給与、分限その他の人事管理の基礎となるものでございます。人事評価制度それ自体は、...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 官職に任命された職員の給与につきましては、職員の給与は、その官職の職務と責任に応じてこれをなすという職務給原則に従い、一般職給与法において給与の等級である職務の級が決定されて、職員の職責に応じた給与、処遇がなされることになります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 木俣委員先ほど来御指摘の身分保障という観点からいきますと、いわゆる政治任用には身分保障は付かないんだろうと思うんですね。一方、メリットシステムといいますか現在の試験選抜システムでいきますと、これは公務の公正さや中立性を確保するために身分保障というものが付...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 官から官の交流は数値目標を何年か前につくりまして、幹部公務員の一割を官官交流でやっていこうということにしたわけでございます。これは御案内のように数値目標が達成をされました。  さらに、次の目標といいますか、私が経済財政諮問会議で何か月か前にお話し申し上...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 地方の方は定年まで勤める人が多いとよく言われております。天下りの実態については先ほど大野副大臣が御答弁されたことと思いますが、いずれにしても、今回の国家公務員法改正案の趣旨は地方公務員法の改正案にも生かされているものと考えております。
○国務大臣(渡辺喜美君) 地方公務員の場合は、先ほど来お話がありますように、国家公務員の規制とは違った仕切りになっているんだろうと思います。例えば、国家公務員法百三条のいわゆる待命期間という規制が地方公務員においてはございません。そのような沿革も考慮した今回の地方公務員改正法案に...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まず、国家公務員になる人というのは成績優秀な人が結構多いと思うんですね。試験も、難しい試験をくぐり抜けて合格するわけでございます。  いみじくも委員が御指摘のように、法律には書いていないやり方で人事慣行が行われております。試験区分Ⅰ種、Ⅱ種に応じて、Ⅰ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 正に公務に携わる人たちが高い志と気概を持って、また情熱を持って仕事をしていくことが必要であり、実際そういう人が圧倒的に多いんだと思います。先ほど委員の御質問の中に、弊害は何かという御質問でございましたので、私はあえて弊害の部分を取り出してお答えをしたわけ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 現行制度でも人事権の最高責任者は大臣であります。では、大臣が人事権をきちんと行使しているかというと、人事権を行使する以前に自分が人事権を行使されて首になってしまうという時代が長く続いていたと思います。  小泉内閣においては一内閣一閣僚という大方針を打ち...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 印刷局。
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど来申し上げておりますように、こういった試験区分に基づく人事慣行というのが法律には書いていないわけでございます。一方において、いわゆるノンキャリであっても大変優秀な人がいるんだと思います。したがって、ノンキャリで企画立案能力があるという人を生かさない...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今、林副大臣が申し上げましたように、民間でしたら営利という一つの明快なメルクマールがあるわけでございます。そういうことを目的としない公務の世界においては、では職員の能力と実績を評価できないかというと、そうではないんだろうと思います。公務の世界においてもそ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 個別のセンターの事務について、総理大臣が責任を負うものではないと考えております。総理大臣から官民人材交流センターに委任をいたしますのは、官民の人材交流の円滑な実施のための支援を行うことであります。したがって、個別の事案から不祥事が起こってしまったことにつ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど官房長官もお答えになりましたように、再就職をしたOBがその再就職先の業務に関して何らかの違法行為を行った場合の法的責任は行為者であるOBが負うわけでございます。したがって、センターによる再就職あっせんがルールに従ってきちんと行われている場合はセンタ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 内閣総理大臣が内閣府の長としてセンターの職員を任命をいたします。当然、その服務を統括する立場にございますので、これらの事務が適切に行われていたかということに応じた責任が問われることはあり得ます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 繰り返しで恐縮でございますが、センターによるあっせんがルールに従って行われている前提では、内閣総理大臣には責任はないと考えております。
○国務大臣(渡辺喜美君) いろいろな不祥事の起こってくる原因がどういうところにあるのかというのはこの委員会でも再三議論がされてきたと思います。  一つには、入札制度の問題がございます。なぜ官製談合のような問題が起きるのかと。まさしく随契依存型のなれ合い構造の中で起こってきている...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これはもうまさしく今回の法改正の趣旨の中で御理解をいただけるのではないかと思います。  つまり、官民癒着防止のやり方として、求職活動から退職後の口利き規制に至るまで、かなり厳格な規制と制裁措置を導入をしているわけでございます。したがって、まさしくこれら...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の法案では、密接関連先に対する求職活動の規制から始まって、各省によるあっせんの全面禁止、また各省が当該職員の就職予定先との直接交渉の禁止、また各省出身者のあっせんを行わないこと、OB職員の接触、口利き規制、こういったものを盛り込んでいるわけでございま...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の法案においては、官民癒着防止の措置が至る所に埋め込まれております。それに加えて、公共調達の見直しや随契の見直し、独法から特殊法人、公益法人に至る制度の見直しを行っていくわけでございます。  そういう中で、今起こってきたような不祥事を根絶をする、官...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 国家公務員採用Ⅰ種試験の申込者数が平成十九年、十八年、十七年、ずっと下降ぎみであることは承知をいたしております。  一般的に、景気がいいときには公務員の志望者が少なくなるということも世間では言われております。ちょうどバブルの真っただ中の平成元年のときに...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御指摘のように、憲法十五条は、我々のような選挙選抜の公務員と試験選抜の公務員と両方束ねた規定であると思います。全体の奉仕者であるという理念は、まさしく特定の者に対する利益誘導となる官民の癒着はあってはならないということでもございます。したがって、官民癒着...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほどの繰り返しで恐縮でございますが、正に公務員の高い気概、使命感、倫理観、こういうモラルに裏打ちされた企画立案能力、管理能力が必要でございます。公務員というのは言ってみればエリートであります。選挙選抜であっても試験選抜であってもエリートとしての自覚、ノ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 大変深みのある御議論に付いていけているかどうか分かりませんけれども、公務員白書において、公共の哲学や倫理の素養を含め、思考や判断の基軸となるべき公共精神を培っていく必要があるという記述がございます。国の行政を担う国家公務員が国民から信頼されなかったら、こ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほども申し上げましたように、公務員の一番の基本となるモラルとモラール、この部分で国民から指弾されるようなことがあってはならないと考えます。したがって、徹底した公共の哲学を公務員には持ってもらう必要があるわけでありますから、そのための必要なトレーニングは...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 公務員が定年まで勤め上げるということは、それ自体は大変立派であり、私は尊敬すべき生き方、生きざまであると考えております。公務員というのは先ほどの議論にもありますように全体の奉仕者であります。まさしく一部の奉仕者ではない、国民のために公務を行うということで...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) この委員会でも再三議論されておりますように、推計の数字はございます。それは先ほど株丹次長が説明しましたように、年間一万人ほど退職をする人がいる。そのうち定年まで勤め上げる人が四割、残りの六割のうち、大体二割が自己都合退職、残りの四割の方がいわゆる早期勧奨...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 前回も亀井先生から御指摘をいただいたところでございますが、今回の改正案が成立をし、この中身が実行に移されてくるようになりますと、年功序列システムが壊れてまいります。一方において、複線型の人事制度として専門スタッフ職が定着をすることと相まって、従来行われて...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 正に御指摘の実力主義を徹底していく過程で、中には公務の外に出た方がいいのではないかという職員も出てくるものと思います。したがって、そういう職員に対して定年まで公務の世界にいろということが逆に本人にとっていいことではないこともあり得るわけでございます。した...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) この法案審議の中でも再三御説明申し上げておりますように、いきなり人事院の今やっている仕事、例えば百三条の事前規制をなくすということではございません。一元化まではこういった規制は残すわけでございますし、人事院の意見を聴いて行っていく仕事もございます。したが...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 我々は、今の公務員制度に対する国民の不信感、これを完全に払拭をしたいと考えております。公務の世界に携わる人たちが、高い気概と情熱とやる気を持って仕事ができることが必要であります。そういう新しい公務員像を念頭に置きながら、今の弊害を取り除いていくための提案...全文を見る
06月19日第166回国会 参議院 内閣委員会 第20号
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○国務大臣(渡辺喜美君) この委員会で何度か申し上げてまいりました期待される公務員像というのは、ありきたりのように聞こえるかもしれませんが、やはり国家と国民の繁栄のために高い気概を持っていること、そして使命感と倫理観を持っていることが大切であります。何といっても、公務員というのは...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今現在、再就職を受け入れていないところでも、恐らく相当隠れたニーズがあるのではないかと思います。  と申しますのは、先ほど来委員が国際競争力という言葉を使って御説明されておられるとおり、世界経済が一体化してもう十年以上たつわけであります。そういう中で、...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 公務員の世界は政府の役割ということと密接な関係があろうかと思います。政府の役割が非常に大事でかつ広範囲にわたってその国のいろいろな場面でコントロールが行われている、そういう国にあっては、恐らく公務員の志望者はたくさんいらっしゃると言っても過言ではないので...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) この委員会で何度か申し上げておりますように、優秀な人材が公務の世界に入ってきていただく必要があるのは言うまでもないことでございます。それを今のように、大学出てⅠ種、Ⅱ種、Ⅲ種という試験区分に応じて採用をし、その試験区分に応じた昇進のシステムを取っていく、...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御指摘のうち、年金については御案内のように共済年金と厚生年金の一元化というシナリオが進行しているところでございます。  一方、この十二月七日の経済財政諮問会議において民間議員が提案されたペーパー、実は私、当時、経済財政担当の副大臣として田村大臣政務官と...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 私が専門調査会に申し上げましたことは、公務員の労働基本権の在り方について、私の方から専門調査会において協約締結権、争議権を一定の範囲で付与する方向で検討し、秋ごろ、十月くらいを目途に最終的な結論を出していただきたいということを申し上げたのでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まず、なぜ公務員の労働基本権が制約されたかと、この歴史的な事情は今更解説するまでもございません。まさしく占領時代の昭和二十三年、見てきたような口を利いて申し訳ございませんが、私は影も形もございませんでしたけれども、マッカーサー指令によってこの基本権が制約...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 私は、先ほども申し上げましたように、専門調査会において協約締結権、争議権を一定の範囲で付与する方向で検討をしてほしいと申し上げております。
○国務大臣(渡辺喜美君) やはり今回の公務員制度改革は小泉内閣において二回ほど議論が本格的に行われました。しかし、それが閣議決定にも至らず、安倍内閣に引き継がれたわけでございます。小泉内閣の最後のころに、いわゆる中馬プランという官民交流を活発にしようというプランが出てまいりました...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど林副大臣も答弁したことでございますが、まず第一に、今行われています天下りあっせん、これを全面的に禁止をするわけであります。これは画期的なことであって、画期的であるがゆえにあれだけ大きな摩擦と抵抗を生んだわけであります。  各省人事当局のあっせんと...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 天下りは根絶をいたします。その代わりに官民交流は進めます。そのためのセンターをつくるということであります。このセンターは天下り根絶センターでありますから、二回目、三回目の渡り鳥は認めません。
○国務大臣(渡辺喜美君) 内閣法六条というのは、内閣総理大臣は、閣議にかけて決定した方針に基づいて行政各部を指揮監督するという条文でございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の法律案におきましては、官民人材交流センター長は、官民人材交流センターの所掌事務を遂行するため必要があると認めるときは、関係行政機関の長に対し、資料の提出、意見の開陳、説明その他必要な協力を求め、又は意見を述べることができるという規定が置いてございま...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) そのとおりでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 官民癒着を防止する措置は、何度も申し上げておりますように、かなり厳格な行為規制が今回適用されることとなります。官民人材交流センターにあっせん機能が一元化されるまでの間は、今の国家公務員法百三条のいわゆるクーリングオフ規定も残りますので、そういった意味で、...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) この委員会で何度も申し上げておりますように、官民癒着の防止は国家公務員法の改正のみによって防止されるものではないと考えております。  例えば、入札制度の改革、あるいは独法から公益法人に至る行政委託体制の大幅な見直し等々も正にその一環でございまして、そう...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) この点に関しては以前もお答え申し上げたかと思いますが、まず、再就職をしたOBについては働き掛けについて規制が掛かります。不正な働き掛けを行えば刑事罰が掛かってまいります。不正なものに限らず外形的な規制も掛けられます。また、外部監視機関の厳格なチェック体制...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど御指摘になられました四月二十四日の閣議決定文書においても、人材センターのあっせんによる就職の実績等の公表も含め業務の透明性を確保する、外部監視機関が厳格に事後チェックを行うと書いてございます。センターは二十年中に設置をし、三年計画であっせん取扱いを...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 公務の世界でもし今まで欠けているものがあるとすれば、その一つは緊張感ではなかったかと思います。つまり、労使の関係というものが当事者同士の緊張関係の上にガバナンスの利いた体制が行われてきたかどうかはもう一度検証する必要があるのではないでしょうか。やはりなれ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 確かに、今国会で法律を通していただいて、来年から全く年功序列システムがなくなっちゃうということは考えにくいわけでございます。かつての年功序列システムというのが右肩上がりの時代に、年功を積んだ者が能力と豊かな経験を持って指導力、判断力も増していくという時代...全文を見る
06月27日第166回国会 参議院 内閣委員会 第21号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 御案内のように、社保庁問題が大変な国民的関心と不信感を同時に巻き起こしているような状況であります。  よく指摘されますように、社保庁の組織の構造というのがいわゆる四層構造になっていると言われます。厚生省のキャリアが三十人ほどいて、その下に社保庁プロパー...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 小泉内閣の時代から退職年齢の引上げの取組が行われてきたのは御案内のとおりでございます。今回、我々の提案でいきますと、年功序列システムを打破をしていくわけでありますから、年功序列に基づくいわゆる肩たたきシステムというのは自然消滅をしていくわけでございます。...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほども申し上げましたように、今回の法案においては、公務員に密接関連先への求職活動を禁止をするという大変厳しい規制を掛けているわけであります。したがって、そういう規制を掛けておきながら、おまえはハローワークに行けというのは、これは筋の通らない話であります...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御指摘のように、社保庁問題というのは根底に公務員制度問題があったと思います。先ほども申し上げましたように、社保庁の三層、四層構造というのが国家公務員の世界の三層、四層構造と非常に似通ったものであるのは非常にシンボリックだと思います。この構造の下で、残念な...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど官房長官も述べられましたように、公務員制度改革については積み重ねの歴史がございます。風間委員も御指摘のように、平成十三年の公務員制度改革大綱から数えましても、今回で主なものだけでも四回目でございます。  まさしくそういう中で、今回、能力・実績主義...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) やはり、縦割り行政の弊害というのが大きな岩盤になっていたのではないでしょうか。人材の一括管理につきましては、御指摘のように中央省庁等改革基本法においても指摘がなされているところでございます。専門化、高度化する個別行政分野に対応できる人材を確保し、育成をし...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほども申し上げましたように、縦割り行政の弊害、各省割拠主義をどう突破をしていくかというのは、官邸主導型の政治体制を確立する上では避けて通れない課題であると考えます。今回の法案においては、まず再就職規制、天下り規制、各省によるあっせんを全面禁止をして、こ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 社保庁問題がここまで大きく取り上げられ国民の不信が増幅をしている現状を顧みますと、こうしたわたりの天下りが行われているというのはゆゆしき問題であると考えます。  こういったわたりが恐らく一般的には各省の人事当局のあっせんによって行われているとすれば、ま...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 政府案においては、御案内のように、各省によるわたりあっせんは全面禁止をされます。と同時に、官民交流人材センターにおける再就職支援というのは離職に際しての一回こっきりでございますから、当然、わたりあっせんというものはセンターにおいてはできない仕組みになって...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 委員が御指摘のように、就職率が民間実施地域では五二・二%、定着率が七五・七%、国実施地域では就職率が五五・〇%、定着率が八〇・六%という結果が出ております。  今回、政府案における新たな人事評価というものは個々の職員の能力と実績を評価をするものであり、...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) よく柳澤厚労大臣が持ち出される例え話でございますが、ドイツでは、社会保障の大改革を行う際に、厚生省の生え抜きの次官ではなく他省から事務次官を持ってきたと、それによってドイツにおける社会保障制度の大改革が進んだということがあったそうでございます。  やは...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今の採用制度が、それぞれの任命権者が適性を判断をして任命をしていくと、その結果、あぶれちゃう合格者も出てくるということでございます。恐らく、今の制度を前提に考えますと、官職に必要な標準職務遂行能力をまず採用試験によって判定をする、その上で各任命権者が採用...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 百六条に書いてございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 失礼しました。百六条の二に書いてございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど官房長官も答弁されたように、直取引を禁止しているわけですね。したがって、当局が当該職員の情報について提供することも禁止をしているわけでございます。したがって、一般的にはあっせん禁止と言って何ら差し支えございません。
○国務大臣(渡辺喜美君) そういうお願いを受けて情報を提供したらアウトです。
○国務大臣(渡辺喜美君) 直取引は禁止されております。
○国務大臣(渡辺喜美君) 一般的に情報提供なしに相手の依頼に応ずるということはあり得ないことでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) そういうケースは裏で情報提供をやっているケースが一般的なんですね。ですから、そういうことを想定をして今回はこのような書き方にしてあるわけでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の法案では、当該職員を離職後に、若しくは役職員であった者を、要求し、若しくは依頼してはならないということだけではございません。つまり、その当該職員に関する情報を提供し、若しくは当該地位に関する情報提供を依頼する、このこともアウトにしてございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 情報を提供するというのは、一般的にそのあっせんという概念をもっと広く考えて情報提供まで禁止ということにしたわけでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 禁止されていると整理をしております。
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど指摘をいたしました百六条の二でございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 先方の依頼に応じるということが正に百六条の二、一項に違反するということでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 一項の解釈においてそういうことになります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 依頼してはならないと書いてございます。依頼に応じるということは、まさしく禁止されていることになるわけでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) OBが現職職員と共謀の上やればアウトでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) OBが単独であっせんを行うというのはちょっと想定しにくい話でございます。恐らく人事当局とOBが何らかの打合せの上で、OBを隠れみのにして情報提供などを行うことが想定されるわけでございまして、この場合は規制の対象になります。
○国務大臣(渡辺喜美君) OB自身は予算権限を持っているわけではございませんので、OB純粋単独行動の場合は御指摘のとおりであります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど申し上げましたように、OBというのは予算も権限も持っていないわけですね。そして、各省において行われております天下りあっせんというのは、よく冗談半分に語られる話でございますが、大体畳三畳分ぐらいの、人事の一環として玉突きではめ込んでいくわけですよ。し...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど来申し上げておりますように、この天下りあっせんの正当性の根拠、これはもう正に人事当局が、現職がやっているから正当性の根拠があるんですよ。法律上の根拠はないですよ、単なるこれは人事、事実行為として行っているわけでありますから。これを現職と切り離して、...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 三年以下の懲役でございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 百十二条であります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 百十二条第一号であります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 百六条の二に違反した場合は懲戒処分でございますが、不正な行為をした場合には百十二条第一号によって処断されるということであります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 懲戒処分というのは現職公務員にとっては大変なサンクションではないでしょうか。こういうサンクションを受けることが分かっておって違反行為をする公務員というのはちょっと想定しにくいのであります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 官製談合は行政サイドの職員に対して刑事罰を科していなかったんですね。これはたしか議員立法だったと記憶をいたしておりますが、これでは甘過ぎるということで刑事罰も科すようになったのではないでしょうか。  いずれにしても、官製談合のようななれ合い、談合を根絶...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 百六条の二の違反のうち不正行為には、先ほど申し上げましたように、刑罰を科します。外形的行為の違反には懲戒処分を付すると、こういう整理であります。
○国務大臣(渡辺喜美君) でたらめな答弁はしておりません。
○国務大臣(渡辺喜美君) 百六条の二違反のうち、不正な行為には刑罰を科するんです。あっせん規制の違反のような外形行為の違反には懲戒処分を付すると、こういう整理であります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど来申し上げておりますように、百六条の二の違反のうち、不正なものについては刑事罰を科する、外形的行為の違反には懲戒処分に付する、こういう整理であります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 百六条の二、あっせん規制の違反に対して、情報提供をした場合、これも違反行為に当たるわけでございます。この違反行為が、百十二条において先ほど御指摘の括弧書きがないとこれが不正の行為としてその刑事罰対象になってしまうという点から、この括弧書きを書いてあるわけ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど来答弁しておりますように、不正な行為には刑事罰が掛かります。外形的行為の違反には懲戒処分という整理であります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の規制は、天下りの司令塔であります各省人事当局のあっせん行為を禁止をするわけでございますから、当該職員についてのサンクションはございません。
○国務大臣(渡辺喜美君) そういうのは天下りとは通常言わないと思いますが、禁止されておりません。
○国務大臣(渡辺喜美君) 天下りというのは法律用語ではございませんが、各省が人事の一環としてあっせんをする行為が天下りの基本的な要件でありますから、そういう天下りに該当するようなものは今回の政府案で禁止をされることになります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の政府案におきましては、密接な関連先への求職活動も禁止をいたしております。
○国務大臣(渡辺喜美君) 繰り返しになりますが、求職活動が禁止されているということであります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど委員が御指摘のように、請われてオッケーをする場合も求職活動に入ります。
○国務大臣(渡辺喜美君) まあ、求職というのは、学校給食の給食ではございませんで、条文上はこう書いてあります。百六条の三の一項でございますが、当該地位に就くことを要求し、若しくは約束してはならないと書いてありますので、先ほど申し上げましたように、請われて、ヘッドハンティングのよう...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) そのケースは約束に当たりますので、禁止されております。
○国務大臣(渡辺喜美君) 百六条の三第一項において、情報提供それから要求、約束は並列的に禁止をいたしております。
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど申し上げましたように、百六条の三違反であれば懲戒処分となります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 職員の身分がある間は懲戒処分の対象になります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 不正な行為があれば刑罰の対象になります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 百十二条であります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほどと同じように、不正な行為があれば刑罰の対象になります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 不正な行為というのは、職務に違反する行為を一般的に言います。
○国務大臣(渡辺喜美君) 例えば、許可を出せないものを許可を出してやったんだから就職させろとか、あるいは、一般競争入札にすべきものを随契にして仕事を取らせたその先に就職させろとか、そういったことは不正なことに当たります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の政府案において新たに刑事罰が科されるようになったものであります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の政府案は、先ほども申し上げましたように、人事当局の司令塔機能に規制を掛けているわけでございます。したがって、今御指摘のようなところを集中的に規制を掛けるというのではなくて、人事当局の行為に主に着目をした規制の体系になっているということであります。
○国務大臣(渡辺喜美君) わたりあっせんは当然のことながら禁止されます。
○国務大臣(渡辺喜美君) わたりあっせんを禁止をしているわけであります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど来申し上げておりますように、今回の政府案は各省の人事当局の人事の一環としての天下りあっせんに着目をした規制の体系となっております。したがって、今行われておりますわたり、天下りというのは、各省人事当局が絡んで行われるのが普通のことでありまして、そうい...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど来申し上げておりますように、我々の政府案におきましては、各省の人事の一環としてのあっせんを禁止をしているわけであります。公務員が再就職をするということまで規制をしているのではございません。我々は、官と民の垣根をできるだけ低くして、官民交流を進めてい...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の政府案におきましては、人事当局の人事の一環としてのあっせんに着目をして規制を掛けているわけであります。今広く行われている慣行は、正に人事当局が絡んで二回目、三回目のあっせんも行っているわけでございまして、まさしくそういったOBについてもあっせん規制...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 一回目のあっせんも禁止、二回目、三回目、つまりOBになった後のあっせんも禁止と申し上げているのであります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 御指摘のようなことが今広範囲に行われているということでは恐らくないんだろうと思います。つまり、今行われておりますことは、現職、要するに親元である各省のそれぞれのセクションにおいてあっせんが行われている、それが二回目、三回目にも及んでいると、そういう実態に...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 二年間は禁止をいたしております。
○国務大臣(渡辺喜美君) そういうことであります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 不正な行為をした場合には百九条によって刑罰の対象になります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 個々のよろしくお願いしますという行為が規制の対象になるかどうかは個別の事実認定によります。  例えば、補助金申請書の提出に当たってよろしくお願いしますという行為は、一般的には、行政手続法第二条第三号に規定する申請に当たり、働き掛け規制の適用除外に該当す...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 百十三条によりまして過料の対象になるものがございます。第百六条の四第一項から第四項までの規定に違反して、役職員又はこれらの規定に規定する役職員に類する者として政令で定めるものに対し、契約等事務に関し、職務上の行為をするよう、又はしないように要求、又は依頼...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 公務員制度改革が官僚の官僚による官僚のための改革であってはならないわけであります。やはり公務員が今の時代にふさわしい気概と情熱を持って働ける、そういうことを目指していくべきであると考えます。  公務員の政策企画立案能力を高めていく必要もあります。また、...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 私が大臣に着任をしましたときに、佐々木座長の専門調査会の議論はどうも出口が見えないように思えました。そこで、私は佐々木座長にお願いをしたのでございます。まず、四月末ぐらいまでに中間取りまとめを行っていただけないでしょうかと。そして、最近その中間取りまとめ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど官房長官もお話しされておられましたが、今回の法案が国会でお認めいただければ、いわゆる早期退職勧奨慣行はなくなっていくものと考えます。  年功序列秩序が岩盤のようにあるわけでございます。能力・実績主義が徹底していけば当然この岩盤が壊れてまいります。...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 正に採用の試験区分や採用の在り方をどうするかというのは次の課題でございます。  今回の政府案においては、御指摘のように能力・実績主義の導入を図るわけでありますから、試験区分や年次にとらわれない人事が行われてまいります。キャリアだから昇進が早くなる、ノン...全文を見る
06月28日第166回国会 参議院 内閣委員会 第22号
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○国務大臣(渡辺喜美君) どうも事件の概要を聞いておりますと、林野庁OBの天下りネットワークがまず根底にあるかと思います。緑資源のみならず、その関連会社ともいうような公益法人への天下りがかなり固定的に行われていたことがあろうかと思います。  一方、こうしたOBの天下っている団体...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 含めて全部でございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 法文上はそういった制限規定は設けておりません。  ただ、実態的に、そういった先に求職活動をしていたとか、あるいはあっせんがあったとか、そういった疑いがあった場合には外部監視機関が動くことになっております。
○国務大臣(渡辺喜美君) この法案の基本的な発想は、人材センターという透明なガラス張りのろ過装置を通して再就職をしていくことは認めているわけであります。つまり、この人材センターのろ過装置を通すということは、予算とか権限とかそういったしがらみを全部そこでろ過をしてしまう。つまり、職...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 法文上の明確な制限規定はございません。しかし、改正法の精神というものは是非御理解をいただきたいと思います。  我々は、一方において官と民の垣根を低くしようというコンセプトを持っております。しかし、官民交流を進める中で、いかにして官民の癒着防止を図ってい...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御指摘の百六条の三第一項、つまり在職中の求職活動の制限と、百六条の三第二項第四号についてのお尋ねでございます。  まず、求職活動については、公務の公正さが国民の信頼を確保する必要がございます。一方において、先ほど来申し上げていますように、職業選択の自由...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 百六条の二十七は、御指摘のように、監察官の承認を得て自らの求職活動を行った後に、この承認に係る営利企業等に再就職をした場合について規定をしております。  この規定は、いわゆるお土産付きで再就職をするというような公務の公正さを損なう行為があったのかなかっ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 再々就職に適用されるかという御質問でございますが、このディスクロージャーは、監察官の承認を得て行った求職活動の後に、当該承認に係る企業等に再就職した場合について再就職の透明性を確保するためのものであります。  そもそも、二回目以降の再就職について監察官...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これは先ほども申し上げましたように、現職職員の再就職についての規制でありますから、再々就職についてまで監察官の承認が必要だということは想定をしていないわけでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 要するに、先ほど来申し上げておりますように、現職職員が公務の公正さについて疑いを受けないようにするための規定なのでございます。公務員といえども、公務員を辞した後にはまた公務の規制とは別の世界が広がってくるわけであります。我々は公務員性悪説という立場には立...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) あっせんをする主体はセンターの職員でございます。センターの職員は、内部管理業務、キャリアカウンセリング、求人開拓等に関連する多様な業務に従事をいたします。改正法案の第十八条の五第一項において、内閣総理大臣は、職員の離職に際しての離職後の就職の援助を行うと...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) いわゆるトンネル機関化を図ろうとしている人たちもいらっしゃいましたので、この点は厳格に閣議決定文書において規制をしたところでございます。  各府省等が行うあっせんについては、正に国民の目から見て押し付け的なあっせんであると受け止められることが多いわけで...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 四月二十四日の閣議決定の文書において書いてございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) まさしくそのような抜け道化をふさぐことを我々は考えているわけであります。センターについては、法文上は内閣府に設置されることになっております。しかし、内閣府からも中立であるということが担保されております。当然、各省庁からは独立した組織として規定をされており...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) この人材センターをトンネル機関化して使おうというもくろみは全部アウトになります。それだけ厳しい行為規制を今回は盛り込んでいるわけであります。もしもそのようなもくろみや共謀が、その疑いが出てきた段階で外部監視機関が動くわけであります。立入検査もやれば事情聴...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) それは先ほど来申し上げておりますように、法の精神にのっとって閣議決定で決めているわけであります。閣議決定で決めた上に、国会でこれだけ私が御説明を申し上げているわけであって、これを、要するにこういった閣議決定に違反をしてトンネル機関化を図ろうなどというのは...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今の実態を是非お考えいただきたいんですね。つまり、今、天下りあっせんというのは各省がいろんなセクションにおいてやっております。そして、これは法律に基づくものではございません。要するに、人事の一環として、事実行為として行っているわけであります。一回目のみな...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御指摘のように、天下りというのは、各省人事当局が予算や権限を背景にして行われる再就職のあっせんによります。その場合に、人事当局が人事の一環としてはめ込んでいくと、こういう行為が正に天下りの本質であります。  こういう天下りが、よく笑い話で出てまいります...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 総合的に推進することによってこれらの防止が図られるものと考えます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほども申し上げましたように、官民癒着のいろいろな問題の背景に天下りが厳然としてあるわけであります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 公務員の再就職と天下りというのを分けて我々は考えております。その上で官民癒着防止の措置を様々講じているところであります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 官民人材交流センターは、御指摘の第十八条の五において、内閣総理大臣は、職員の離職に際しての離職後の再就職の援助を行うとともに、官民の人材交流の円滑な実施のための支援を行うと規定しております。第十八条の六の規定により、当該事務は官民人材交流センターに委任を...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) たしか先週だったでしょうか、風間委員の御質問の中に、悪質な官民癒着の状況が続けば内閣の倒壊につながる可能性も否定できないわけでありますからという表現がございました。それに対して私の方からは、総理大臣から委任を受けたセンター及び再就職等監視委員会は当該事務...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 一般的に申し上げれば、官民人材交流センターのあっせんによって再就職したか否かにかかわらず、再就職した職員が再就職先の業務に関して何らかの違法行為を行ったという場合の責任は、一義的には行為者である当該職員が負うものでございます。  今回の法律案では、内閣...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まず、先ほども申し上げたように、風間委員の御質問の中に、悪質な官民癒着の状況が続けば内閣の崩壊につながる可能性も否定できないわけでありますからという表現がございます。それに対して私の方から申し上げておりますことは、先ほども申し上げたように、個別の事務の遂...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) いろいろなトンネル機関化への策謀があろうかと思います。まあ実際にそういうものが動いているというわけではございませんが、理屈の上で考えられることはございます。我々はそういったトンネル機関化をさせないという強い決意の下に先ほど官房長官が述べた原則をつくったわ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 公務員は国民全体の奉仕者であるという理念をうたったものであろうかと思います。全体の奉仕者というのは、一部の奉仕者であってはならない、一部の代理人であってはいけないということであろうかと思います。
○国務大臣(渡辺喜美君) 全体の奉仕者であることのために官民癒着の防止があってはならないという理念も含まれると思います。
○国務大臣(渡辺喜美君) 全体の奉仕者であるという憲法上の規定から考えても、官民癒着はあってはならないと考えます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 全体の奉仕者であるということを宣言をしているわけであって、一部の奉仕者ではないということでございます。一部の奉仕者であってはならないというのは、官民癒着はあってはならないという考えにつながるものと思います。
○国務大臣(渡辺喜美君) 現行規定で申し上げますと、第九十六条一項において、「すべて職員は、国民全体の奉仕者として、公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当つては、全力を挙げてこれに専念しなければならない。」と規定されております。
○国務大臣(渡辺喜美君) 官民癒着の防止をどのような手段、方法で行うかについて我々は検討をしてまいりました。現行規定のいわゆるクーリングオフ規定の下にあって、官製談合事件のようなものが起こり続けているというのはなぜなのか、こういった問題を回避するためにはどのような手段、方法があり...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) いずれにしても、憲法十五条二項で言っております全体の奉仕者というのは、先ほども申し上げましたように、九十七条において規定をされているわけでございます。  一方、百三条のクーリングオフ規制は、昭和二十二年から三年にかけて規定され、改正されたものでございま...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) それは各省の判断でございますが、もしこうした我々のような厳格な官民癒着防止措置を講じる方策が先にあったのであれば、また考え方も違ってきたのかもしれません。
○国務大臣(渡辺喜美君) 自主規制でありますから、各省の判断になります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回は、まさしく今行われております組織的な天下りあっせんを厳格に規制をするものであります。まさしく、人事当局が人事の一環として行っている押し付け的なはめ込み人事というものを禁止をするわけでありますから、これは単に個人に着目した規制とは言えないのではないで...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今、現に行われている天下りあっせんそのものを根絶をしようというのが今回の我々の政府案の趣旨でございます。したがって、その手段、方法として当該職員に対する懲戒処分あるいは刑事罰を伴った行為規制等々があるわけでございまして、是非、法の精神を御理解をいただきた...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 度々申し上げておりますように、天下り規制と官製談合防止措置、例えば官製談合防止法の強化あるいは公共調達の見直し、一般競争入札の導入等々、総合的なパッケージによってこうした官民癒着を防止をしていくことが大事なことであると考えます。
○国務大臣(渡辺喜美君) センターから再就職をしていくというのは、先ほど来申し上げておりますように、予算や権限を背景としない、当該職員の能力と実績に応じて、正にそれが市場の評価にさらされて再就職をしていくということでございます。  今、委員が御指摘のような官民癒着の防止策として...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 法文上の制限規定はございませんが、何度も申し上げますように、正に今回の天下り規制というのは、事前から事後にかけての外形的な規制をかなり厳格に掛けております。すなわち、あっせんの規制、あるいは求職活動の規制、口利きの規制、こういった規制違反があると疑いが生...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 調査の端緒はいろいろあるかと思います。例えば、国会で質問が出た、これはどうもおかしなことをやっているんじゃないか、これも十分捜査の端緒にはなり得るものでございます。  再就職監視委員会は、働き掛け規制に違反した要求、依頼を受けた職員からの届出や関係者等...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今の天下りネットワークを温存しようと考える人たちからは、こういったものを機能させたくないと思っている人も中にはいらっしゃるかもしれません。そういう方々が、いや、こんなものは機能しないよと、こう吹聴して歩くという話も私は聞いたことがございます。我々は、正に...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 本年四月十三日に行革事務局が結果を公表いたしました調査におきましては、平成十六年から十八年までの過去三年間に二回目以降の再就職のあっせんを行ったことが確認されたものは十六件という数字が出てまいりました。  他方、衆議院内閣委員会からの資料要求に基づいて...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) この天下り問題は、例えば私の記憶しておりますことですと、たしか小渕内閣のときにも議論になったかと思います。当時、道路公団の理事が汚職事件を起こしたり、あるいは防衛庁の調達実施本部で不祥事があったりして、やはりこういったことが天下りとセットになって起こって...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) いろいろな不祥事が出てくるにしても、大多数の国家公務員は志を持って、情熱を持って仕事をしていると思っております。したがって、公務員が退職した後、必ず悪いことをするんだ、そういう立場に立って物事は見ていないということを申し上げたのでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 性善説か性悪説かというのはレトリックみたいなものでございます。したがって、レトリックとして、先ほど国家公務員が退職後には必ず悪いことをするのだという印象を私が受けたがゆえにそのようなレトリックを使わせていただいたということでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) そのような理論的な割り切りをすれば早いのかもしれません、クリアカットに説明をできるのかもしれません。  しかし、我々、今いる霞が関の国家公務員を見ておりまして、この人たちが本当に悪人なんだろうかと、そういう思いを持ちながら今回の政府案を作ったのでござい...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回、まさしくそういった肩たたきから天下りに至る社会悪的な実態を踏まえて我々は能力・実績主義の導入を考えました。すなわち、年功序列人事のなれの果てが肩たたきシステムなわけでございます。  今回は、年次や試験区分にこだわらない人事を行うことを明確に法案の...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 公務員たる者を全員いかなる事情があっても定年まで抱え込むという立場を我々は取っておりません。公務の世界にあって、本来公務に向かない人まで抱え込む必要はなかろうと思いますし、また仕事をしない公務員に給料を払う必要はないと考えております。  したがって、先...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) この今ある現行人材バンクは、先ほども申し上げましたように、各省あっせんの弊害について気が付いていたのでございますが、残念ながらこの各省あっせんを温存をするという仕組みの上にスタートをしたわけでございます。  したがって、これが機能しないというのは、正に...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 不正な行為の要求を受けた場合には、刑事訴訟法二百三十九条第二項により公務員は告発をしなければなりません。不正な行為の要求等刑罰の対象となる犯罪の場合はですね。  一方、今回の政府案におきましては、口利き行為は規制の対象であります。禁止される口利き行為を...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 個々によろしくという行為が規制の対象となるかどうかは個別の事実認定によります。例えば、仕事部屋に立ち寄って、よろしくという行為は、この行為が就職先の営利企業等又はその子会社が関係する契約又は処分であって、離職前五年間、課長級以上はそのポストに就いていた間...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) いわゆる接触規制というのがアメリカにおいて導入をされておりますことは多少分かっております。今回、日本の公務員制度の改革でございまして、今までやってきた規制に代えて新しく行為規制を導入する場合にどのような手段、方法があり得るだろうかということを考えましてこ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 日本の公務員制度改革をどのように改正をしていくかという観点から考えた結果でございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 政府案における働き掛け規制は、OBの現役職員に対する働き掛けを外形的に禁止するものであります。これは、既に民間人となっておりますOBの職業選択の自由や勤労の権利に対する極めて厳しい規制となるわけでありますから、規制期間については必要かつ合理的な期間に限定...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 例えば、元職員、OBが自ら決定した契約、案件などにつきましては、二年に限ることなく案件が続く限り無制限に規制対象といたしております。OBが現職に対して有する影響力によって公務の公正さが損なわれるおそれとOBの有する職業選択の自由とのバランスを考慮した上で...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) OBがその役所の口利き要員として再就職をしたという意味でしょうか。
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の政府案の規制によりまして、そういったことを期待することは困難になりますので、そういったOBを採用する企業はなくなるのではないでしょうか。
○国務大臣(渡辺喜美君) 我々は官製談合のみに着目をしてこういった一般的な規制を導入しているわけではございません。官製談合の場合には、繰り返し申し上げますように、官製談合規制の強化、独禁法規制の強化、あるいは入札制度の改革、独法から行政委託型公益法人に至る制度の根本的な見直し等々...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 無駄遣いが行われているケースの典型例が官製談合事件などに現れているものと思います。公務員制度そのものに起因すると思えるような問題については、まさしく公務員制度そのものの改革が必要であります。正にそういう問題認識に立って我々は政府案を提出をいたしております...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 現実にどういうことが行われているかといえば、正に人事の一環として二回目、三回目も行われているわけであります。したがって、そういうところに着目をすれば、正に司令塔機能にメスを入れるという今回の政府案は極めて効果的だと言うことができます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 独法の役員の数を正確には記憶しておりませんが、六百数十名だと記憶しております。そのうち、いわゆる親元から天下ったOBが二百二、三十名ぐらいいるのではなかろうかと思います。これだけ見ても相当の数が天下っているわけでありまして、そういう人たちが自ら開拓してそ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 日本年金機構についてのお尋ねかと思いますが……
○国務大臣(渡辺喜美君) 独法全体ということでよろしいんですか。  独法というのは、御案内のように、国が直接やる必要がないけれども、全部民間にお任せしてしまうとなかなかうまくいかないと、こういう分野について独立行政法人という形態を取って、まさしくそういう形態に合った合理性、効率...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) ですから、天下りネットワークというのは、まさしく親元があって、その関連会社、子会社的な天領みたいなものが存在するんだと思います。我々はそういったネットワークに根本的なメスを入れるわけであります。天下りという人の面からの規制と同時に、独法改革や特殊法人、認...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほどのその年金官僚の書いているものは言語道断だと思います。とんでもない思い違いをしているとしか言いようがございません。  年金がたしかできたのが昭和十七年の労働者年金だったかと記憶しております。当時、国家総動員体制の下でスタートをしたわけでございまし...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の政府案においては、御指摘のように年次や試験区分にとらわれない人事を行うことを明確に規定をいたしております。したがって、御指摘のようなキャリアとノンキャリアの区別的な人事というものは消えてなくなっていくはずでございます。能力の……
○国務大臣(渡辺喜美君) 要するに、そういった試験区分が……
○国務大臣(渡辺喜美君) 試験区分が意味を成さなくなるということでございます。ノンキャリであっても能力の高い人は昇進もいたしますし、給料も高くなるということでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 非営利法人をあっせん規制の対象とする意味合いについては、今の天下りの大半が、九割近くが非営利法人への天下りであるというところに着目をしたからでございます。  今回の天下り規制は、まさしく各省のあっせんを全面禁止をするというところに主眼点がございます。天...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) ですから、そういうのを断ち切るために官民人材交流センターを通してやるわけですよ。(発言する者あり)ちょっと聞いてください。現役出向は、今、林副大臣が答弁したとおりです。しかし、要するに営利法人も非営利法人も全く同じような規制を掛けたわけです。ということは...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今までのように関連会社とか植民地みたいな感覚で使うことはできなくなるということを申し上げているんです。
○国務大臣(渡辺喜美君) 官民人材交流センターは、離職に際して一回こっきりの再就職支援でございます。  仮に、人材センターを通して独法に再就職をしたというケースでございますが、今、現に行われておりますあっせんというのは、二回目、三回目もすべて人事当局が絡んで行っているのでありま...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) アウトです。
○国務大臣(渡辺喜美君) 小泉内閣において退職年齢の引上げということが明確に打ち出されたわけであります。残念ながら、その成果は今のところはかばかしくございません。しかし、安倍内閣において、専門スタッフ職の俸給表を作るよう人事院に閣議決定をした上で要請をいたしております。  また...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほども官房長官が天下りというのを日本語的外国語として御紹介をしておられましたけれども、要するに天下りというのがほかの国で日本のような形で存在しているのだろうかと。どうもこういった日本とそっくりの天下りというシステムがあるのは先進国では見当たらないようで...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これも再三議論をしてきたところでございます。  今回、各省のあっせんを全面禁止をいたします。また事前の規制として、密接関連先への求職活動を規制をするわけであります。我々の案では、全員定年まで公務の中で勤めよということも野党案では言われておりますが、我々...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほども申し上げましたように、天下りというシステムが日本特有のシステムであるとするならば、このカルチャーをどうやって変えていくかということが日本の政策当局、改革を推進する立場には求められるわけであります。  したがって、我々は正にそういう観点から今回の...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まさしく将来において民から官へのゲートウエーとして考えていこうということであります。また我々の考えでは、官から民へ、民から官へ、官から官へ、民から官から民へという具合に様々なレベルで人材交流が行われていくことが望ましいと考えるものでございまして、役人は定...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 我々は、今行われています天下りあっせんが正にブラックボックスの中で行われている、外側から見てよく見えないというところに立って、今回御提案をしております官民人材交流センターは言ってみればガラス張りのろ過装置でありますということを申し上げております。このろ過...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 林副大臣が申し上げたとおり、この業務は内閣総理大臣がセンターに委任をすることになっております。したがって、内閣総理大臣が個々の業務について責任を負うことはございません。  いずれにしましても、我々は政治家としてこうした国家公務員制度の抜本改革を御提案を...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) いわゆる肩たたきを受けた人が、委員御指摘のように天下った先で仕事を余りやらない、役所との関係を維持するためだけにあるんだという御指摘でございました。  こういう話を聞くにつけ、私は、せっかく能力があって高い志を持って国家公務員になった人たちの人材の使い...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 早期退職慣行につきましては、何度も申し上げますように、今国会においてこの政府案が成立をするならばなくなっていく局面に入るということを申し上げております。  つまり、小泉内閣以来、退職年齢の引上げを行ってまいりました。専門スタッフ職制の導入によって複線型...全文を見る
10月09日第168回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○渡辺国務大臣 上田先生初め公明党の皆さんが行革に真剣に取り組んでいただいておりますことは、私にとっても大変に心強い話でございます。  ついせんだって公明党の皆さんから、今御提案のような、事務事業の仕分けを初めとしたいろいろな御提案をいただいております。とりわけ、独立行政法人の...全文を見る
○渡辺国務大臣 さきの国会で成立させていただきました国家公務員法の趣旨をもう一度御理解いただきたいと思うんですね。  天下りというものは、今やっている、各省が人事の一環としてはめ込んでいくやり方なんですよ。本人が嫌でも、これは人事だからといって受け皿にはめ込んでいってしまう。そ...全文を見る
○渡辺国務大臣 経験、知識を生かして再就職をする、それも市場価格で再就職をする……(発言する者あり)いいですか。その権限とか予算とかそういうことを一切きれいにして知見活用型の再就職をすることまで否定されては、それは余りにも酷ではありませんか。  ですから、我々は、市場価格で再就...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、天下りあっせんというのは各省がやっているわけですね。だから、これは国民の方から見ると押しつけに見えちゃうんですよ。幾ら……(長妻委員「それを変えたくて」と呼ぶ)いいですか。ちょっと聞いてくださいよ。  要するに、各省が予算とか権限を...全文を見る
10月11日第168回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○渡辺国務大臣 現在、鋭意進めておるところであります。  御指摘のように、各省から出てまいりました案は、残念ながら、私どもにとっては極めて不十分と言わざるを得ません。そこで、二回ほどやりとりをいたしました。今現在は、個別の項目について、さらに紙ベースでのやりとり、それから、行政...全文を見る
10月12日第168回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○渡辺国務大臣 ただいま御決議のありました天下りをなくす措置を含む公務員制度改革につきましては、さきの通常国会で成立した国家公務員法等改正法で導入された天下りを根絶するための各般の措置を実行していくとともに、総合的な公務員制度改革に取り組んでまいります。
10月15日第168回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 九月三十日に施行されました金融商品取引法では、リスクの説明、今委員が御指摘のようなことについて規定をしてございます。
10月17日第168回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 直嶋委員には、さきの通常国会での国家公務員法改正の質疑のときにもいろいろと建設的な御審議をいただきました。  その際、私どもの方から御提案を申し上げましたのは、国家公務員のいわゆる天下り規制の中で、非営利法人についてもこれを含むというところは大変な改革...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) はい、取りあえず私に答弁をさせてください。
○国務大臣(渡辺喜美君) この問題は、第一には、先ほどの国家公務員法改正の中で、試験区分にかかわらない人事を行うと。年次とか試験区分にかかわらない人事というのを、正にⅠ種、Ⅱ種という試験区分が意味を成さなくなるということでございます。したがって、御指摘のように、試験区分によって人...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 答弁に入る前に、先ほどの減損処理と減価償却の問題でございますが、減価償却の方については統一的な基準が各省ごとに選べる仕組みになっております。したがって、減価償却をしている独法としていない独法とがあって、これについては委員御指摘のように、やはり一覧性のある...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 企業会計基準からすれば、減価償却をしていないというのはおかしいではないかと、こういうことも言えようかと思います。企業の方は一方、税務会計基準というのもございまして、こっちの方は減価償却をしていたりしていなかったりとか、そういったこともございます。  い...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) この年金業務・組織再生会議というのは、御案内のように、日本年金機構が職員を採用するその基本計画を作ることとか、あるいは日本年金機構の業務の中でどういう部門がアウトソースできるかとか、そういったことを議論をしていただく会議でございます。この会議は原則公開と...全文を見る
10月19日第168回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○渡辺国務大臣 行政改革、公務員制度改革担当大臣として、一言ごあいさつ申し上げます。  行政の無駄や非効率を放置したままでは、次世代に負担を先送りするだけでなく、行政に対する国民の皆様からの信頼を取り戻すことはできません。無駄や非効率をなくし、二十一世紀にふさわしい簡素で効率的...全文を見る
10月23日第168回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号
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○渡辺国務大臣 金融担当大臣の渡辺でございます。よろしくお願い申し上げます。  本日は、現下の金融行政について一言申し述べさせていただきます。  我が国の金融システムは、不良債権比率の低下に見られるように、全体として健全性が高まっております。こうした中、金融機関がみずからの責...全文を見る
○渡辺国務大臣 今、額賀大臣が御答弁されたとおり、特別貯金というのが大体百三十二兆五千億円ぐらいございます。この分については安全運用をしなければいけないという法律の規定になっているわけでございます。  反対側の資産の部を見てみますと、国債、地方債で大体百五十八兆円ぐらいでしょう...全文を見る
○渡辺国務大臣 ゆうちょ銀行、かんぽ生命ともに、これは民営化会社でございます。膨大な国債、地方債を保有している、マーケットの中では大変巨大なプレーヤーであります。したがって、この巨大なプレーヤー、中には鯨などと言う人もいらっしゃいますけれども、この銀行がいきなり、これは法律に規定...全文を見る
○渡辺国務大臣 中央銀行は、まず、金融調節を通じて物価の安定に資するということが大変重要な仕事であろうかと思います。  旧日銀法におきましては、国家目的に奉仕するという、言ってみれば国家総動員体制の時代の目的規定が置かれていましたけれども、新しい改正法においてはそのような規定は...全文を見る
○渡辺国務大臣 金融政策もあれば金融システムもあれば金融行政もあれば、いろいろな切り口からの説明が可能であろうかと思いますが、一般的に、銀行がお金を預かってお金を貸し出すというのは、いわゆる信用創造と言われるものであろうと思います。お金の世界においてまさにこうした信用創造が行われ...全文を見る
○渡辺国務大臣 私は、小泉内閣の時代は政府の中には一切入っておりませんでした。したがって、党にあって、相当言いたい放題物を言っていた方だと思います。  私が小泉改革の中で唱えた独自路線といいますか、私自身は第三の道と呼んでおったのでございますが、それは、抵抗勢力対改革派の対立と...全文を見る
○渡辺国務大臣 私が粛々と進めろという表現を使ったかどうかは定かではございませんが、いずれにしても、利用者のサービスの向上、利用者がより恩恵を受けるという視点は非常に大事であるという観点は持ち続けているつもりでございます。その点は、まさに私の申し上げる愛の改革と言ってよろしいので...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々は、絶えざる見直しを進めております。したがって、今大畠大臣が御指摘のような優越的地位の濫用というようなことがあるとすれば、これはもう論外でございます。家族に対してであろうが支店長がやろうが、優越的地位を濫用して行ったということであればこれはアウトになるわけでご...全文を見る
○渡辺国務大臣 バブルというのは崩壊してみないとわからないものだとグリーンスパン議長がおっしゃったそうでございますが、八〇年代後半のバブルの原因が一体どのあたりにあったんだろうか。いろいろな研究を今内閣府の研究所の方でしているそうでございます。  例えば、プラザ合意以後の急激な...全文を見る
○渡辺国務大臣 金融庁設置法によりますと、金融庁の任務及びこれを達成するため必要となる明確な範囲というのは第三条において規定されてございますが、「我が国の金融の機能の安定を確保し、預金者、保険契約者、有価証券の投資者その他これらに準ずる者の保護を図るとともに、金融の円滑を図ること...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘のように、卒業生金融というんでしょうか、立派に成長をして大きな企業になった、従業員も三百人以上になったとか、そういうところは、信用金庫においてはいわゆる卒業生金融として員外貸し付けができるわけでございます。一方、信用組合はそういうことができないじゃないか、こ...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘の責任共有制度というのは、金融機関側にとってもリスクを共有するという点で、まさに責任分担を行うということだろうと思います。もし、今までのように一〇〇%保証だということになりますと、お金を貸す方が、これはどうせ間違いなく取れるんだから、まあ借り手のことなんかど...全文を見る
○渡辺国務大臣 個人保証に過度に依存する金融というのは、やはり再チャレンジを阻害することになる場面があろうかと思います。一方、保証があるとお金を借りやすいというのも事実でございまして、そういう間のバランスをどうとっていくかということが求められるんだろうと思います。  金融庁が行...全文を見る
○渡辺国務大臣 私としては、ぜひこの優遇税制は存続をしていただきたいとお願いしているところでございます。  なぜならば、日本が残念ながら非常に長い長いデフレを通っていまだに出口にたどり着いていない現状がございます。利子所得が非常に減ってしまいました。しかし、日本は相当海外展開な...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々のところには多くの存続の要望が寄せられています。まさに年金生活の方々などにとっては、こういう低金利の時代、とらの子の財産運用というのは大変大事なことなんですね。  そういたしますと、例えば、預金取扱金融機関に預けておいても百万円で二千円ぐらいしか戻ってきませ...全文を見る
10月23日第168回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 金融担当大臣の渡辺でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  本日は、現下の金融行政について一言申し述べさせていただきます。  我が国の金融システムは、不良債権比率の低下に見られるように全体として健全性が高まっております。こうした中、金融機関...全文を見る
10月23日第168回国会 参議院 内閣委員会 第1号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 行政改革、公務員制度改革担当大臣として、一言ごあいさつ申し上げます。  行政の無駄や非効率を放置したままでは、次世代に負担を先送りするだけでなく、行政に対する国民の皆様からの信頼を取り戻すことはできません。無駄や非効率をなくし、二十一世紀にふさわしい簡...全文を見る
10月24日第168回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○渡辺国務大臣 たしか、その四つの説というのは、この財務金融委員会で私が竹中大臣に質問をしたときの見解だったかと記憶をいたしております。いずれの説も、委員御指摘のように、巷間言われている話を聞いたまでのことでございまして、私がそれらの説を唱えているということではないわけでございま...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは預金保険法改正法案の審議をやっているときの当時の林芳正大蔵政務次官の答弁にある表現でございますが、「具体的に例えばということで申し上げますと、ほかの金融機関の連鎖的な破綻が発生するような場合ですとか、連鎖的にほかの金融機関の資金繰りが困難になる場合、またある...全文を見る
○渡辺国務大臣 今委員が挙げられましたいわば危機的な事態というのは、法の中では、まさにそういうおそれがある場合に百二条の適用を行っていくということでございます。  御案内のように、足利銀行というのは大変シェアの大きい銀行なんですね、五割を超えているということでございますから。そ...全文を見る
○渡辺国務大臣 担保物件の収益還元法というのは、これは金融検査マニュアルに定められていることでございます。例えば、ゴルフ場とか旅館とかホテルなどの収益物件、貸しビルなどもそうだと思いますが、これらの評価に当たっては、公示地価、売買事例による評価法、再調達原価法に加えて収益還元法に...全文を見る
○渡辺国務大臣 一号措置にすればよかったではないかという思いは、栃木県の皆さん方は非常に多くの方々が抱いておられる思いだと思います。私も、地元の人間としてその思いはよくわかります。  先ほども申し上げましたように、法の体系が、債務超過であるかなしか、こういうぐあいに切り分けられ...全文を見る
○渡辺国務大臣 そういった引き当ての戻しはあるにしても、まだ、残念ながら、足利銀行、相当債務超過の状態が続いているわけでございます。私の立場としては、今第三段階にございますので、ぜひこの債務超過額を圧縮していただくような経営努力を行っていただきたいと考えております。  御指摘の...全文を見る
○渡辺国務大臣 委員御案内のように、破綻の経緯につきましては、平成十六年の十月に、足利銀行が新経営陣のもとで調査を行い、公表をしているところでございます。この公表された報告書においては、まさに足利銀行がなぜ破綻をしたかということが克明に書かれているわけでございます。一々私が紹介し...全文を見る
○渡辺国務大臣 当時、私は野党みたいなものでございまして、政府の中にいたわけではございませんので、政府の中のいろいろな情報というものは知る立場にはございませんでした。また、野党的な立場であったということでございます。  したがって、その当時の私の発言をとらえて今と違うではないか...全文を見る
○渡辺国務大臣 ちょっとそのくだり、よくわかりませんでしたけれども、当時、私が福田昭夫知事にも申し上げていたことは、足利銀行はこのままでいくと相当危ういことになりかねませんよ、したがって、栃木県が足利銀行の支援を行わないと破綻処理という可能性もなきにしもあらずだということは申し上...全文を見る
○渡辺国務大臣 当時、私が野党的立場で県民銀行構想というのを提案した背景には、一種の危機管理、非常時対応という意味があったわけでございます。したがって、非常時対応において地元の利益を守るという場合に、国に幾ら頼んでもそれは難しいですよということを申し上げたわけでございまして、福田...全文を見る
○渡辺国務大臣 足利銀行の企業再生は、産業再生機構やRCCの再生機能、あるいは中小企業支援協議会、また地域再生ファンドなどを使いながら、モデルケースとして非常に大々的に行われてきたと思います。  私があの当時申し上げました、債務超過行にはこういった事業再生をやるというリスクをと...全文を見る
○渡辺国務大臣 受け皿候補が第三段階において幾つになったとか、どこが入っているとかいうことは、一切私どもは公表いたしておりません。  したがって、今の委員の御質問にもお答えすることは不可能でございます。
○渡辺国務大臣 それは報道機関に聞いていただきたいと思います。
○渡辺国務大臣 私が聞いているところでは、内部から情報を漏らしたとかいう話は一切ございません。  いずれにしても、幾つ第三段階に進んだか、どこが進んだかということは、一切公表しておりませんし、漏らしてもおりません。
○渡辺国務大臣 受け皿候補にどこが入っているかということは、一切公表いたしておりませんし、コメントいたしません。
○渡辺国務大臣 この新聞記事を読みますと、当時は私が野党、福田昭夫知事が政府・与党という位置づけになっているような構図であることがよくわかりますね。ですから、私はまさに野党的立場で、こういったプランを提唱したわけでございます。(発言する者あり)いやいや、そうじゃないですよ。ばかに...全文を見る
○渡辺国務大臣 この問題は、油断大敵であり、政府、金融庁としても注意深く見守っているところでございます。  現段階で断定的に申し上げることは控えますけれども、日本の金融システムは、御案内のように不良債権比率が大変低下をしております。全体として金融機関の健全性は高まっているわけで...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほどの会計検査院の報告でございますが、金融庁分の随意契約件数、金額は、十八年度十二月までの分でございますが、百十五件、十六億五千二百万円でございます。また、随契を締結している金融庁所管公益法人のうち、一法人に、金融庁OB三人が再就職をいたしております。  随意...全文を見る
○渡辺国務大臣 金融庁としましては、障害者の方々などに配慮した取り組みが金融機関の経営判断に基づいて自発的に行われることが、企業の社会的責任の観点から、極めて重要であると考えております。  また、金融庁においては、利用者利便の向上等の観点から、企業の社会的責任事例集の公表を行う...全文を見る
○渡辺国務大臣 ゆうちょ銀行における個々のサービスの中身については、同行の経営判断にゆだねられるのが基本でございます。  日本郵政公社の業務等の承継に関する実施計画というのがございます。そこにおいて、「これまで日本郵政公社で取り扱ってきた郵便貯金、郵便為替・郵便振替等については...全文を見る
○渡辺国務大臣 ゆうちょ銀行は民間会社でございますから、当然、今までやってきたサービスが低下をするということになりますと、お客様が離れていってしまうということになろうかと思います。  先ほども申し上げましたように、民間金融機関として望まれるサービスの提供がなされる、そういうこと...全文を見る
○渡辺国務大臣 視覚障害者の代筆については、法令上の規制は存在いたしません。代筆を取り扱う場合には、一般に、それぞれの金融機関の内規でその取り扱いが定められております。ゆうちょ銀行においても、その手順が定められていると聞いております。  また、視覚障害者の代筆について、ゆうちょ...全文を見る
10月25日第168回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 松村先生が御指摘になりました私の講演では、断定的に申し上げたわけではございません。ブレーンストーミングとしてそういう意見もあるということをお話をしたつもりでございます。  御案内のように、百一独法の聖域なき見直しをやっておりますのは福田内閣においても同...全文を見る
10月26日第168回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
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○渡辺国務大臣 国家公務員法の一部を改正する法律の第十八条の五に「内閣総理大臣は、職員の離職に際しての離職後の就職の援助を行う。」という規定がございます。これに基づいて今詳細設計をやっているわけでございまして、これは二回目、三回目のわたりあっせんを容認するなどという条文では全くな...全文を見る
○渡辺国務大臣 委員御指摘のように、日本はOECD加盟国でございますから、当然、ODAのやり方もOECDガイドラインに沿ったやり方をしなければいけないんだと思います。  さきの政府系金融機関の改革の議論は、行革推進法に基づいて行われたわけであります。開発援助の世界は、無償、技協...全文を見る
○渡辺国務大臣 私がトーンダウンしているとかいうことは決してございませんで、法律案が通る前と通った後の違いではなかろうかと思うのでございます。  つまり、今現在、我々は、法律案を通していただいて、その法律に基づいてセンターの制度設計にかかっております。基本的なコンセプトは、まさ...全文を見る
10月29日第168回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○国務大臣(渡辺喜美君) この四月二十五日付けの日経新聞の一面トップでしょうか、「政府、欠損十二兆円穴埋め」という五段抜きの活字で大々的に報じられております。  本来、こういうたぐいの会計処理を、企業会計基準でいけば費用計上をすべきものだったと思います。それがBS上の出資金に乗...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 大変面白い御指摘だと思います。  私も今、独法改革というのを一生懸命やっているんですが、なかなか各省から出てくる自らの見直し案というのが非常に不十分なんですね。したがって、これをもう何度も何度もやり取りをいたしておりまして、例えば随契の見直しについても...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これは本来、増田総務大臣の所管でございますので、増田大臣がお答えをすべきことかと思いますけれども、感想と言われれば、これも減価償却のやり方、まあ普通というか、民間の企業会計基準ですとPLの方に載せるわけですね。ところが、独法の場合には減価償却をBSの方で...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほども申し上げました独法の整理合理化計画の策定に向けまして、今しゃかりきにやっているところでございます。民主党におかれても、独法改革法案をお出しになられたのでしょうか、方向性は決して不一致ではなかろうと認識しておりますので、是非いろいろな御提案をいただ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今御指摘の消防研究所は、十三年四月に特定独法、公務員型になったわけでございます。これが中期目標終了に際して、国の危機管理強化の観点から消防庁に統合されるということになって、昨年の四月に統合が実施をされました。私どもの立場からすると、これは極めて例外的な事...全文を見る
10月30日第168回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 御案内のように、日本の金融機関はこの十年間大変な試練の中にございました。しかし、幾多の試練を乗り越えて、金融システムは非常に安定して落ち着いてきていると思います。  サブプライムローン問題が起こした影響が日本にも若干及んでいることはそのとおりであろうか...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 金融庁としては、それぞれの金融機関のリスク管理については適切な開示を求めております。今回は九月の中間決算の開示が行われているわけでございますが、日ごろのヒアリングを通じて、早期発見、早期治療、とにかく早め早めに手を打っていくということが何より大事だと考え...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 十年前のちょうど今ごろ、私が当選をしてまだ一年目ぐらいのことでございました。三洋証券がコール市場でデフォルトを起こしまして、その半月もたたないうちに山一証券とか拓銀が相次いで破綻を見ました。その翌年には長銀、日債銀が破綻をいたしました。ちょうどそのころか...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) ついこの間まで私、金融副大臣をやっておりました。そのときの大臣政務官が田村委員でございまして、私が副大臣を辞めた後に、今御指摘のように、ミスターグローバル大使として世界じゅうを駆け巡ったエピソードを聞きました。何と、田村耕太郎なる人物は日本よりも海外で有...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 大変面白い御提案ですね。確かに、私ついこの間まで地域活性化担当大臣というのをやっておりました。その中で、お宝発掘応援隊のカリスマ的な人には地域活性化伝道師なる称号を賜って、私が自費で作った和紙に認定証を書いて、差し上げて頑張ってもらったわけでございます。...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) ソブリン・ウエルス・ファンドについては額賀大臣がG7で議論をされてきたことでございますので、額賀大臣のお話をお伺いした方がよろしいかと思います。    〔委員長退席、理事円より子君着席〕  私のところで金融市場戦略チームというのを立ち上げました。専ら...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 戦前のちょっとした産業資金は株式市場で調達をされるものが非常に多かったという話を聞いたことがございます。一方、戦時体制の下で直接金融から間接金融へのシフトが行われ、官僚主導型中央集権体制が確立をしていくわけでございます。正に、今我々の構造改革というのは、...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) アメリカ経済がどうなるか、最大のポイントはやはり住宅価格がどこまで値下がりするのかということではないでしょうか。株価が高いうちはアメリカの消費者はある程度お金は使っていただけると思います。しかし、住宅価格が値下がりをして、例えば二割とか三割とか下がっちゃ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほどの田村委員の質問に対する答弁の中で、一〇%の税率が高過ぎることはないという旨の発言をいたしましたが、これは一〇%の税率が低過ぎることはないと言うべきところを誤って発言したものでございます。謹んで訂正させていただきます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 実は、この問題、私がまだ政府に入る前にこういう問題があるということに気が付きました。私のところに知的障害者の団体の皆さんが来られまして、話を聞きますと、ああ、そうか、これはちょっと大変な事態だなと正直私も思いました。よくよく相談に乗りまして、金融庁にもい...全文を見る
10月30日第168回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 確かに、昨日のセンター懇ではそのような発言を私がいたしております。議論の背景について若干申し上げれば、この官民人材交流センターの制度設計を行う場合に、では例えば肩たたきシステムをどうするのか、マーケットバリューでの再就職を目指すというのであれば、現在行わ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 昨日も申し上げたことでございますが、具体的な指示はございませんでした。閣議の前の待合室での立ち話というか、座り話みたいな話でございまして、官房長官もメモを見ながらお話をされておられましたんで、そんな具体的にこれとこれということではございませんでした。 ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 私は、センター懇の議論を聞いておりまして、これは非常にセンター懇の議論と密接にかかわる話であるなという印象を持って議論を聞いてまいったわけでございます。  と申しますのは、センターが目指すのは従来型の天下りでは全くございません。それはもう国会の議論で何...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これについては、センター懇というのは官房長官の下に置かれた懇談会でございます。その懇談会が担当大臣の私に発注をされているわけでございますから、言ってみれば官房長官は私の上司なんですね。ですから、私は上司の言うことを聞かないというわけにはこれまいりません。...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) センター懇でも、法的根拠がないのではないかという議論に対して反対をする方はいらっしゃらなかったように思います。
○国務大臣(渡辺喜美君) センター懇の議論の中でも、随契先の法人へのあっせんはやるべきではないという有力な御意見がございました。また、いっそのこと非営利法人全部やめちゃったらいいじゃないかという御意見もございました。  いずれにしても、まだ結論が出ておりません。まさしく今、セン...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 早期勧奨退職慣行というのが、これはいいんだと言う人は余りいらっしゃらないんじゃないでしょうかね。これは、もう小泉内閣のときの政府方針以来、良くない慣行だからやめていこうという方向で動いているのは紛れもない事実だと思います。したがって、我々のセンター懇の議...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これは、先ほど来申し上げている全体パッケージ懇の方で議論が行われております。改正いただいた国家公務員法の中では、年次や試験区分にかかわらない人事をやっていこうということはもう既に決まっているわけでございますから、今のⅠ種、Ⅱ種という試験区分は意味を成さな...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 独法改革は、正に今各省とのやり取りをやっている真っ最中でございます。この改革が後ろに行っているというのは私の不徳の致すところでございますが、私としては、百一独法、聖域なき見直しをやっているつもりでございます。  確かに風間先生御指摘のように、各省の自ら...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 総務省でやっております評価委員会の方は、いわゆる中期目標終了時に行っております。一方、行政減量・効率化有識者会議、私どもの方でございますが、これはいわゆる政独委の方と連携をしながら見直しをやっております。一定の成果は上げてきたものと理解をしております。 ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) いわゆる全体の公務員制度のパッケージを議論する懇談会、パッケージ懇などと呼んでおりますけれども、こちらの方は理念の議論に相当時間を費やしております。そういう中で、福田政権が誕生いたしまして、福田総理からの御指示がございました。公務員制度改革については丁寧...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これは福田総理一流のレトリックをお使いになったものと理解をしております。  つまり、改革を後退させようという趣旨では全くなくて、福田内閣における公務員制度改革は公務員の皆さんが気概を持って安心をして、また誇りと情熱を持って仕事をやっていただくと、そうい...全文を見る
11月01日第168回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 大久保委員御指摘のように、現時点で日本の金融システムに深刻な影響が出るという状況にはないと承知しております。  また、ディスクローの問題でございますが、本年夏以降、九月期決算に先駆けてサブプライムローンに係る影響を公表をしている金融機関においては、その...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) ムーディーズのレポートについて一々コメントはいたしませんが、貸金業者全体の引当金の規模は、大手五社が一・八兆円でございますので、大体大手が五五%といたしますと、消費者向け無担保貸金業者全体の引き当ての規模はおよそ三・三兆円ぐらいになろうかと思います。 ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 金利上昇局面においてはゆうちょ銀行が影響を受けるという委員の御指摘は、確かに説得力のある御議論かと思います。  日本郵政公社の業務等の承継に関する実施計画において、五年間で長期金利が四%まで上昇するとの前提での試算がございます。平成十九年度が一千三百億...全文を見る
11月02日第168回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○渡辺国務大臣 昨年十二月十二日及び本年六月十二日に、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第五条に基づき、それぞれ、平成十八年四月一日以降九月三十日まで、平成十八年十月一日以降平成十九年三月三十一日までを報告対象期間とし、その間における破綻金融機関の処理のために講じた措置の...全文を見る
○渡辺国務大臣 公的資金による資本増強の実績でございますが、平成十年から十五年にかけて三十四行、現在では再編により二十二行になっております、これらに対し、約十二・三兆円の増強を行いました。  公的資金の返済等については、合計で約十二・三兆円であります。現時点で、注入額面ベースで...全文を見る
○渡辺国務大臣 その前に、先ほどの答弁で十二・三兆円と申し上げましたのは、資本増強額でございます。返済額ではございませんので、誤解のないようにつけ加えさせていただきます。  また、足利銀行の受け皿選定の問題でございますが、去る九月二十一日、受け皿候補に対して事業計画書の審査結果...全文を見る
○渡辺国務大臣 佐藤先生のような専門家に私が述べるのは釈迦に説法というものでございますけれども、御指摘のような、いわゆる仕組み債のクレジットリスク評価において、デフォルトを決める際の定義がばらばらになっているというのは、そのとおりだと思います。  証券監督者の国際組織であります...全文を見る
○渡辺国務大臣 今、まさにこの時間において格付五社のヒアリングを行っておりまして、恐らくそうした話題もヒアリング対象になっているかと思います。  どことは申し上げませんけれども、例えば、既存の信用格付でカバーしていない、幅広い市場期待に対応するためのツールを開発していく必要があ...全文を見る
○渡辺国務大臣 サブプライムローン関連の損失がどれぐらいあるかということについては、いろいろな見解がございます。例えば、本年七月、FRBバーナンキ議長の議会証言では、損失が最大で約十二兆円になるとの指摘がございました。また、IMFの世界金融安定報告書の中で、損失が最大で二十兆円を...全文を見る
○渡辺国務大臣 その背景の正確な説明は後ほどやらせていただきたいと思います。  私がよく聞かされた話は、足利銀行は日本一給料の安い銀行になった、出世をするたびに給料が下がっていくという話をよく聞きました。人件費の面でも相当リストラをやったのであろうと思いますが、今委員御指摘の数...全文を見る
○渡辺国務大臣 内外無差別という大前提で審査は行ってきております。とりわけ外資を排除するというスタンスは全くとってきておりません。厳正に、粛々と今まで審査を進めてきたつもりでございます。  与謝野大臣のときに第一段階がスタートいたしました。そのときに、三つの原則、すなわち、金融...全文を見る
○渡辺国務大臣 何年か前に、私が自民党の金融調査会の事務局長をやっておりましたときでございますが、知的障害者の団体の皆さんからこの問題について指摘を受けました。自分たちの団体で、各県ごとのケースが多かったように記憶しておりますが、少額短期のまさに共済制度を持っておる、この制度がな...全文を見る
○渡辺国務大臣 大変いい御提案だと思うんですね。銀行、今不良債権処理に終わりを告げて、特にメガの方はそうでございます、非常に好調な収益を上げているところがあるわけでございますから、そういうところが、社会貢献の一環として、あるいは企業の社会的責任の一端を担うという観点からこうした取...全文を見る
○渡辺国務大臣 金融機関が適切なリスクをとって金融仲介機能を発揮していただくのは当然のことでございます。まさに、今、下条委員が御指摘をされたことは、我が国金融の構造問題の一つであろうかと思います。リスクをとるということは、リスクに見合ったプレミアムをいただくのが金融機関の行動でご...全文を見る
○渡辺国務大臣 確かに、銀行の健全性が回復してきた、収益が向上してきたといっても、言ってみれば、まだ病み上がりのような状態にあるのではなかろうかと思います。逆に、こういう状態があるがゆえに、リスクがとれずに、過度の、サブプライムローンのような商品に手を出さなかったという、けがの功...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど西原局長から答弁申し上げましたように、民営化以前から預けられております定期性の郵便貯金、例えば定額貯金などは、これは政府保証つきでございます。一方、民営化後に預けられたものは預金保険の対象になるということであります。  民営化に伴って、民間金融機関として相...全文を見る
○渡辺国務大臣 民営化に当たって今御指摘のような料金の引き上げが行われたことについて、利用者から御指摘のような声が出ていますことは私もわかっております。ぜひ、ゆうちょ銀行におかれては、利用者の声に十分耳を傾けて、特に料金改定の場合には丁寧な説明を行っていくことが大事だと思います。...全文を見る
11月05日第168回国会 参議院 行政監視委員会 第2号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 私も福田内閣の閣僚の一人でございます。福田総理が所信表明において、真に消費者や生活者の視点に立った行政に発想を転換をすると、こういうことをはっきりとおっしゃっておられます。私は今、百一独法、原点に立ち返って見直しの作業をやらさせていただいております。 ...全文を見る
11月06日第168回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 本年六月十二日、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第五条に基づき、平成十八年十月一日以降平成十九年三月三十一日までを報告対象期間として、その間における破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告書を国会に提出申し上げました。  本報...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 足利銀行の受皿選定作業につきましては、平成十八年十一月二日に公募を開始をいたしました。第一段階がスタートしております。第一次審査を通過した受皿候補に対しては、本年一月三十日、事業計画書を提出をするよう要請をいたしております。ここからが第二段階でございます...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 私の希望で行っているわけでは毛頭ございませんで、金融庁が組織として厳正かつ公正に行っているところでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 必要に応じて報告は受けております。
○国務大臣(渡辺喜美君) 私は、大臣になりましてから再三にわたり繰り返し申し上げているところでございますが、金融担当大臣として、国民の立場に立った判断をさせていただきますと申し上げてきているところでございます。そして、そのよりどころは先ほど申し上げた三原則でございまして、地元の側...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 平成十九年の四月二日を検査基準日とする証券取引等監視委員会の検査及び聴聞の結果、みずほ証券において、親銀行から非公開情報を受領する行為及び親銀行から取得した非公開情報を利用して勧誘する行為が認められたところでございます。この行為は証券取引法における親法人...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 金融庁におきましては、情報の取扱いは厳正かつ適切に行ってきております。金融庁職員が意図的に情報を流したりということはございません。もしそのような嫌疑を受けた場合には、情報を知り得る立場にあった者に対してヒアリング調査等を実施をいたしております。これまで情...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) たまたま私もこの山田厚史さんの署名入り記事を読んでおりました。こういうことがあの当時は行われていたんだなと、ほかにも例えば変額保険の被害者とかいろんな事例がございまして、まだこういうことが終わっていないんだという感想を持った次第でございます。  一般論...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 大変面白い御提案だと思いますね。預金保険機構でいただけるものだったらいただきたいと思いますが、なかなかそう簡単でもなさそうであります。だれがお金を工面するか、一体幾らぐらい対価を払ったらいいか、ちょっと厄介な法制面の問題もございますので慎重に検討してまい...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 中小企業の倒産というのはいろんな理由があるんだと思います。不況型の倒産ということもあるでしょう。資金繰りが付かなくなって流動性破綻というケースもございますでしょう。不良債権の処理が即倒産につながるという具合には一概に言えないのではなかろうかと思います。 ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 中小企業や中小企業の金融仲介の担い手であります地域金融機関におきましては、大手行の基準と同じ基準で不良債権処理を行っていくというのはなかなか現実問題として難しいものがあるなと考えてきたところでございます。  そこで、リレーションシップバンキングの考え方...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) お金を貸す方がリスクに見合ったプレミアムをいただくというのはある意味当然のことなんでございますが、日本においては長らくそういう慣行がなかったんですね。したがって、保証が付いているのに高い金利を取ると委員今御指摘されましたが、それもちょっとおかしな話だろう...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 荒木先生御案内のように、一号措置というのは債務超過でない銀行に対する措置でございます。  私は、政府に入る前に、今から十年ほど前でございますが、この公的資本注入のスキームを提案をしたことがございました。そこにおいては、システミックリスクの発生するおそれ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 担保評価の方法を変えることによって債務超過に追い込んだのではないかという御議論が当時行われたのは私も承知いたしております。担保評価につきましては、例えばゴルフ場とかホテルとか、そういったところは収益還元法で評価をするというのは当時の検査のやり方としては、...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 繰延税金資産の取崩しによって無理やり破綻に追い込んだのではないかという議論も当時行われたことを私もよく存じ上げております。  先生御案内のように、銀行の決算というのは、銀行自らが監査法人による厳正な監査を経て作成するものであります。足利銀行の平成十五年...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先月、十月十九日、栃木県からいただいた要望の中に、先生御指摘の地元資本の参入に配慮した受皿を選定することという項目が盛り込まれておりました。地元資本の参入については、まずは受皿候補において判断をされるべきものでございます。したがって、金融大臣として予断を...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 旧経営陣の責任追及というのは預金保険法の要請でもございます。  平成十六年に内部調査委員会を設置をして、旧経営陣の業務上の義務違反の有無について調査を進めてまいりました。この結果を踏まえて、平成十七年二月四日、旧経営陣に対して損害賠償請求訴訟を提起をい...全文を見る
11月07日第168回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○渡辺国務大臣 越智先生御指摘のように、サブプライムローンの原債権のエクスポージャーによって金融機関の経営が悪化しているというニュースは余り聞こえてこないんですね。  一方、原債権の入ったさまざまな金融商品がどうもいろいろなところで疑心暗鬼に陥って、中には値段のつかないものも出...全文を見る
○渡辺国務大臣 地域の金融機関にとって、地域の産業に対して金融仲介機能を発揮するというのは最も本質的な仕事であろうかと思っております。したがって、こうした地域の金融仲介機能を担っていく場合に、いわゆる地域密着型金融、リレーションシップバンキングの考え方に基づいて、長期の視点で、例...全文を見る
○渡辺国務大臣 ゆうちょ銀行の資金運用でございますが、日本郵政グループの策定した実施計画、本年十月時点でございます。ゆうちょ銀行のバランスシートでは、二百二十二兆円の総資産に対し、有価証券が約百六十八兆円を占めております。そのうち国債が約百五十兆円、九割を占めているという状況でご...全文を見る
○渡辺国務大臣 ゆうちょ銀行は、今現在、地方債や社債を相当お持ちでございます。たしか、地方債が八兆円、社債を七兆円ぐらい持っているかと思います。  金融機関がどのような経営戦略に基づいて業務を進めるかは、まさに経営判断にゆだねられる問題でございます。先ほど申し上げました実施計画...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、日本郵政グループの策定しました実施計画においては、ゆうちょ銀行の中小企業向け融資は、今のところ予定はございません。  一方、中小企業に対する円滑な金融というのは、非常に大事な金融機関のコアビジネスの一つでございます。したがって、例え...全文を見る
○渡辺国務大臣 確かに、この税制は緊急的な意味合いを持って行われてきたわけでございます。しかし、我々の日本の構造改革を考えてみるときに、貯蓄から投資へという流れを確実なものにする必要がございます。残念ながら、リスクマネーが個人の金融資産において占める割合は一割程度でございまして、...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、定量的な把握というのはなかなか困難なものがございます。しかし、いろいろなアンケート調査において、半分以上の方々が新たな投資を控えるとかあるいは投資の額を減らすとか、そういった方向でのお答えをしておられます。証券業協会の調査では、約二割...全文を見る
○渡辺国務大臣 税収の方は主税局に聞いていただきたいと思いますけれども、主税局的なスタティックな発想で、減収がどれくらいか、増収が二〇%にしたらどれくらいかという計算は可能であろうかと思います。  しかし、先ほど来私が申し上げていますように、リスクマネーがふえることによる経済活...全文を見る
○渡辺国務大臣 ニッポン郵政だと承知しております。
○渡辺国務大臣 ちょっとお札を持ってくればよかったのでございますが、たしかお札にはニッポン銀行券と書いてあったような気がいたします。ローマ字でどこかにNIPPONと書いてあろうかと思います。  いずれにしても、正しくは、ニッポン銀行であり、ニッポン郵政だと思います。ただ、一般的...全文を見る
○渡辺国務大臣 世の中には正式名称と通称というものもあるでしょう。ニッポンというのが正式な発音だということが決められていても、一般にはニホンと発音される場合もございますでしょう。  したがって、いろいろな文脈あるいはシチュエーションにおいて、ニッポンがいいか、ニホンの方がごろが...全文を見る
○渡辺国務大臣 銀行が兼業をすることによってどういうデメリットがあるかというのは、以前から随分議論をされてきた問題だと思います。  例えば、資金の貸し付け以外の業務を行うということは、他業を営むリスクを抱えることである。そうすると、財務の健全性が確保できなくなったり、預金者保護...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは、銀行の規模の問題というよりは、日本経済の置かれたデフレ状況が大変大きな影響を持っていると考えます。  先生がお配りになられた資料を見ましても、一番利子所得が高いのが一九九一年の三十八兆九千億円、ここをピークとしてだんだん下がってきております。二〇〇五年に...全文を見る
○渡辺国務大臣 ファンドが金融機関を買収することについていろいろな御意見が出ているのは承知をいたしております。ファンドが長期的利益よりは短期的な利益を優先しがちであるとか、そのゆえに長期的関係を構築すべき金融仲介機能が発揮しにくくなる場面があるのではないかとか、そういった御批判も...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々が今目指しておりますのは、日本市場が国際競争力を持ってこのグローバル資本主義の時代に太刀打ちできる、そういう体制をつくっていこうということでございます。一方において、グローバリズム、グローバルスタンダードを排除することなく受け入れつつ、いかにナショナルエコノミ...全文を見る
○渡辺国務大臣 足利銀行の受け皿選定につきましては、かねて申し上げておりますように、内外無差別という観点から、厳正公平に行ってきております。与謝野金融大臣の当時から、三つの原則、すなわち、持続的な金融仲介機能を発揮していただくこと、そして、栃木県を中心とする地域の中でお客様の信頼...全文を見る
○渡辺国務大臣 足利銀行は、預金保険法百二条の三号措置で特別危機管理銀行になっております。預金保険法においては、できる限り早期に特別危機管理を終えるという規定がございます。また、特別危機管理の終了に当たっては、債務超過を解消するための金銭贈与が同時に規定をされております。こうした...全文を見る
○渡辺国務大臣 今、西原局長が答えましたように、一二・六八%の議決権比率を持っております。  一般的に、資本増強行におきましては経営健全化計画の策定が義務づけられております。これがきちんと履行されているかどうかをチェックいたします。三割ルールというのがございまして、例えば、当期...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘の金融商品取引法以外の商品、例えば商品先物とか預金とか保険などの取引につきましては、金商法の対象外でございます。これらの商品のうち、投資性の強い預金や保険や商品先物取引につきましては、同じ経済的性質を有する金融商品には同じルールを適用するとの考えのもとに、各...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは古くて新しい課題でございますが、金商法三十三条において、銀行の証券業務が原則として禁止をされております。この条項の見直しの議論の中で、例えば、銀行本体が有価証券の引き受けリスクなどのある証券業を併営することを銀行の財務の健全性確保や預金者保護の観点からどう考...全文を見る
○渡辺国務大臣 委員御指摘の、例えばライフサイクルに応じたリレバン体制がどうなっているのかということを考えてみますと、今、創業・新事業支援のための融資は、政府系金融機関との協調融資としては若干伸び悩んでおります。しかし、自前の創業支援商品などは順調に増加を見ているところであります...全文を見る
○渡辺国務大臣 この原因について、今いろいろな角度から精査をしておるところでございます。  まず、生保各社から支払い漏れの調査報告の内容をもらっておりますので、これを分析しております。精査、分析に当たっては、単に支払い漏れの件数、金額の多い少ないだけではなくて、業務執行体制の改...全文を見る
○渡辺国務大臣 金融ビッグバン以来、保険業界の競争が激化し、さまざまな商品の開発が行われてまいりました。業務執行体制において、その開発された商品の支払いを適切に行う例えばITシステムの整備などが行われていなかったという状況も報告をされてきております。  いずれにしましても、こう...全文を見る
○渡辺国務大臣 社内処分というのは、各社が自主的に判断をされる問題であろうと思います。  金融庁としては、社内処分に限らず、生保各社においてしっかりとした原因分析をまず行ってもらうこと、それにのっとった再発防止策を策定してもらうこと、そして迅速なお客様対応を行ってもらうことが大...全文を見る
○渡辺国務大臣 金融庁の行う処分に関しましては、本年の三月に公表をいたしております。  第一に、当該行為の重大性、悪質性、第二に、行為の背景となった経営管理体制及び業務運営体制の適切性、第三に、その他行政による対応に先行して、しっかりとした原因究明に即した再発防止策を策定するな...全文を見る
11月19日第168回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 随契の問題は後ほど総務大臣からお答えがあろうかと思いますが、天下り規制については、さきの通常国会において各省のあっせんを四年後に全面的に禁止をすると、こういう思い切った見直しを行ったところであります。その見直し対象の中には、非営利法人すなわち独立行政法人...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御案内のように、国家公務員には身分保障が付いているわけですね。公務の中立性とか公正さを確保するためであると、こういう理由が述べられています。  こうした身分保障付きの国家公務員をリストラをしようと思っても、なかなか難しいんですね。したがって、勧奨を拒否...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 独法というのは、やはり行政が本体でやらなくとも、言ってみれば外側に切り出すことによってより効率的な運営ができる、また、今までのやり方を改めて、ある程度自由度を確保し、予算の面においても単年度の予算ではなくて、年度を越えた予算をもって経営の効率性を図ってい...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今、増田大臣が話されたように、個別法の世界になっているんですね、こういう仕組みが。そうすると、やはり各省ひも付きの天下り機関という国民の批判がいつまでたっても払拭できないではないかという批判が当然出てくるわけでございます。  したがって、八月十一日の閣...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 行革大臣の立場としては、行革推進法の理念に基づいて極力無駄を省いていく、後世代にツケ回しをしない、こういう精神が大事であると考えております。  もう既にいろいろな改革に手を付けております。例えば、特会改革においては、財融特会の準備金十二兆円、これを一般...全文を見る
11月21日第168回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○渡辺国務大臣 木原委員御指摘のように、地域経済において相当のばらつきが見られる背景には、やはり需要と供給のミスマッチがまだ解消していない地域がたくさんあるということに大きな原因があるような気がいたします。  世界経済とつながっている地域においては、言ってみれば、需要超過的経済...全文を見る
○渡辺国務大臣 今、世界じゅうで金融資本市場が大変不安定な状況にあることは御案内のとおりでございます。  日本の株式市場においても、外人さんの存在が非常に高くなっておりまして、外人さんが売ると株価が下がるという状況があるわけですね。したがって、アメリカの市場が大幅に値下がりいた...全文を見る
○渡辺国務大臣 このサブプライムローン問題から発生をした一連の金融資本市場の疑心暗鬼というものを考えてみますと、ちょっと例えはよくないかもしれませんが、牛肉一〇〇%のミートコロッケ、ハンバーグだったものが、どうも豚の心臓とかが混入している偽装牛肉がまじったものが売られていたのでは...全文を見る
○渡辺国務大臣 昨年、貸金業法の全面改正の作業を行っておりましたときに、私も木原委員も自民党の金融調査会において積極的に議論をした仲間でございます。その当時、木原委員が大変積極的にこの多重債務者問題の解決に向けた御提言をしておられたことを、私も今でも大変感激を持って思い出すのであ...全文を見る
11月22日第168回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 和解の内容に錯誤があれば、それは民法の規定に従って和解契約は始めから無効ということになります。
○国務大臣(渡辺喜美君) RCCは銀行でございますので、一々個別の金融機関についてその取引がどうこう私の立場から申し上げるのは控えたいと思います。  一般論として申し上げますと、和解の書面に記載されている内容が真実と重大なそごがあるという場合には、先ほども申し上げましたが、民法...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 預金保険機構でございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 金融庁は犯罪捜査機関ではございませんが、金融機関においては本人確認法に基づいて本人確認義務が課されています。また、組織的犯罪処罰法に基づいて、顧客と金融機関との間の取引のうちテロ資金供与やマネロンなどに関する疑いのあるものについては、疑わしい取引の届出義...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 重大な問題があると認める場合には、必要に応じて銀行法等に基づく業務改善命令等の発動を検討することになります。
○国務大臣(渡辺喜美君) 金融庁は犯罪捜査機関ではございませんので、金融機関が疑わしい取引だと、そういう疑いを持って、その情報を金融庁がもらった場合については、金融庁は国家公安委員会に通知をすると、で、国家公安委員会が整理分析して、その上で捜査機関等に提供されるということになりま...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 確かに、利用者の声を聞きますと、御指摘のように、まだ担保に依存しているじゃないかとか、事業再生に積極的に取り組んでないじゃないかと、こういう御指摘もございます。こんなことで地域に貢献できるのかと、こういう御批判が残念ながらあるのも今の現実であります。 ...全文を見る
11月26日第168回国会 参議院 本会議 第9号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 独立行政法人についてのお尋ねでございます。  独立行政法人の見直しにおいては、百一の独法事務事業の必要性や組織の在り方について、本年八月十日に閣議決定した基本方針に基づき、原点に立ち返って徹底的に見直しを行い、本年内に整理合理化計画を策定することといた...全文を見る
12月04日第168回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○渡辺国務大臣 鈴木委員御指摘の本人確認が必要ないというケースは、預金口座からの振り込みについては、適切に本人確認がなされていれば足りると考えられることから、基本的に本人確認を不要といたしております。  十万円を超える現金振り込みを行う場合には、本人確認が御案内のように義務づけ...全文を見る
12月05日第168回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
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○渡辺国務大臣 いわゆる複線型人事といいますのは、ラインに乗って昇進をしていく、そういう流れと、専門分野に特化をして専門スタッフ職として公務に携わるところと、その二つの線を出入りが可能な状態にしてやっていくというのが一般的なイメージであろうかと思います。  専門スタッフ職につき...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほどの有識者懇談会におきまして、公務員が国家と国民に奉仕するにふさわしい職業倫理を確立することがまさに公務員制度改革の理念の大きな柱である、そういう観点から、信賞必罰の徹底などについて議論をやっていただいております。次回会合でもこの点につきまして議論をすることに...全文を見る
○渡辺国務大臣 まず、有識者会議で検討をいたしました独法の数は百一でございます。委員御指摘のもう一つについては、有識者会議の途中からできたものでございますから、そこまでは検討対象になっておりません。また、八月十日に閣議決定をしました基本方針の中で、本年中に整理合理化計画をつくると...全文を見る
○渡辺国務大臣 公務員制度改革につきましては、総理のもとに置かれました有識者懇談会において、精力的に議論を進めているところでございます。  この中で議論をされておりますことは、例えば、キャリア制度をどう変えていくか、今の1種、2種といった試験区分にかわって総合職、一般職という採...全文を見る
○渡辺国務大臣 私がこのミッションを仰せつかった背景には、独法制度が六年たちまして、やはり根本から見直しをする必要があるのではないかということがあったかと思います。  独法制度は、行政の効率化を目指して、ある程度経営の自由度を高め、民間的手法も導入しながら行っていく趣旨であった...全文を見る
○渡辺国務大臣 有識者会議において結論が出されたわけではございませんけれども、国立女性教育会館と国立青少年教育振興機構との統合につきましては前向きに議論をいただいたところでございます。  これは、男女共同参画社会の形成ということに後ろ向きということでは全くございません。重要なの...全文を見る
○渡辺国務大臣 パブコメを実施いたしましたところ、国立女性教育会館に関する意見は十月十二日から十二月三日の間に百四十二件寄せられております。いただいた意見の内容は専ら、男女共同参画の中心施設として国立女性教育会館の単独での存続を要望するものであったと把握をいたしております。  ...全文を見る
○渡辺国務大臣 男女共同参画社会の形成といったミッションをさらに進めていくことは私も大賛成でございます。重要なことは、いかに充実した女性教育を行っていけるかということではなかろうかと思います。  例えば、先ほど来お話がございますように、仮に二つの独法、女性教育会館それから青少年...全文を見る
○渡辺国務大臣 そういった御指摘は、私のもとにもたくさん寄せられております。  私ども、行革の観点からいろいろな御提言をさせていただいておりますが、我々の指摘に対しまして文部科学大臣の方から、それを打ち破る立証が果たされるかどうかというところがポイントであろうかと思います。
○渡辺国務大臣 御案内のように、福田内閣においては、消費者重視の行政への転換は最重要課題でございます。国民が安心して、また安全に暮らせるよう、国民生活センターがその機能を適切に発揮していくことは重要であると考えております。  では、例えば食品安全や製品事故の防止といった分野にお...全文を見る
○渡辺国務大臣 特殊法人を独法にしたもの、あるいは行政本体から切り出しをしたもの、二通りございます。いずれも、民間にお任せしてしまうとやっていただけないものを担っているということでございますから、広い意味での非営利法人という位置づけができるかと思います。
○渡辺国務大臣 さんざん議論をしてきたテーマでございますが、やはり今の独立行政法人は余りにも各省のくびきが強過ぎるのではないか、委員の言葉で言えば、官製土壌に過ぎるのではないかという思いがいたしております。  こういった官製土壌はどういうところから出てくるのかということを考えて...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさしく、非営利法人の世界が各省のくびきが余りにも強過ぎたという歴史的な背景があろうかと思います。しかし、御案内のように、公益法人改革において、主務大臣の許可権限というものを剥奪してしまったわけでございます。近々、新しい制度が本格的にスタートをするわけでございます...全文を見る
○渡辺国務大臣 この問題は私の担当ではなくて岸田大臣の御担当でございますが、御質問いただきましたので、所見を述べさせていただきます。  私どもの行政減量・効率化有識者会議においても、国民生活センターがADRを行うことの是非について議論をしております。その中では、もし国民生活セン...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げたことでございますが、食品安全や製品事故の防止といった消費者保護の分野が非常に最近注目を集めているわけでございます。  では、こうした機能は今どこが担っているのかといいますと、国民生活センターではございませんで、食品安全ですと農林水産消費安全技術...全文を見る
○渡辺国務大臣 私は、独法の税制要望として、独法ドナー制というのを経済財政諮問会議で提案したことがございました。これは、独法みずからがお金を集める、そのためには税額控除制を導入してはどうかということでございました。これには関係者も、目を丸くしましてというか目が点になったというか、...全文を見る
12月10日第168回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 私どもは金融の担当でございますので、サブプライムローン問題が日本の金融機関あるいは金融システムにどういう影響を与えているかということをお答えさせていただきます。  サブプライムローン商品というのは、例えてみれば一〇〇%ビーフのコロッケだったものの中にど...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まず、第一点目でございますが、格付会社というのは、商品の格付の信用リスクをうたっているわけでございます。つまり、これは一体デフォルト率がどれぐらいあるのかというところがポイントになるわけですね。でも、先ほどの例え話でいきますと、一〇〇%牛肉だったはずのミ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) それからもう一つ、証券税制の話でございますが、これは私どもの要望としては、配当それからキャピタルゲイン、これは基本的に同じ企業価値から出てくるではありませんか、どうしてこれを差を付けるんでしょうかという主張をしてきております。残念ながら、私どもの意見はな...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回私に与えられたミッションは、独法制度が六年たちまして、根本に立ち返って全部の見直しをしてほしいということでございました。  元来、特殊法人や行政本体から切り出されて独法になったところが各省ひも付きの言わば子会社、関連会社になってしまっているのではな...全文を見る