渡辺喜美

わたなべよしみ

比例代表選出
みんなの党
当選回数1回

渡辺喜美の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月11日第168回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○渡辺国務大臣 今、山口理事がお答えしたとおりでございますが、昨年の九月末時点で我が国預金取扱金融機関が保有するサブプライムローン関連商品は、一兆四千七十億円ございました。評価損、実現損がそれぞれ一千三百五十億円、一千四百十億円でございます。  一方、我が国預金取扱金融機関の自...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、これは現在進行中の話でございますので、サブプライムローン関連商品あるいはその他のCDOの状況、これは注意深く見ていかなければならないと考えております。  来週、一部LCFI、巨大複合金融機関の決算発表があるわけでございますので、そこ...全文を見る
01月23日第169回国会 参議院 本会議 第3号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 独立行政法人についてのお尋ねでございます。  今回の独立行政法人改革については、福田総理のリーダーシップの下、内閣全体で極めて前向きに取り組んできた成果であると考えております。  昨年末に閣議決定した独立行政法人整理合理化計画は、総理の指示に従い、関...全文を見る
01月25日第169回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○渡辺国務大臣 日本銀行においては、政府と一体となって適切な金融政策を行っていただいているものと思っております。  私の所管は、いろいろな金利変動が、一般的に申し上げますと、金融機関の保有資産の価格変動を通じて金融機関の経営の健全性にさまざまな影響を与えることがございますので、...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘のように、我が国で預金取扱金融機関が保有しておりますサブプライム関連商品の保有高、エクスポージャーは大体一・四兆円でございます。一方、本業のもうけ、業務純益がどれくらいあるかといいますと、六・七兆円あるんですね。ティア1資本、資本の中核的なところでいきますと...全文を見る
01月28日第169回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○渡辺国務大臣 総理のもとに置かれました公務員制度の総合的な改革に関する懇談会で議論をしていただいております。まだ最終結論が出されたわけではございませんけれども、今御指摘の、真の議院内閣制を支える、そういう目的の方策として、官僚、公務員と政治家、国会議員との接触について集中管理を...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、懇談会の有識者の議論の中では、真の議院内閣制を支える公務員制度はどうあるべきかという観点から議論をいただいているわけでございます。  接触の全面禁止ということを御提案されたわけではございませんで、接触が余りにもずぶずぶになり過ぎると...全文を見る
01月31日第169回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(渡辺喜美君) サブプライム問題がそれ以外の金融商品に広がっているのは事実でございます。アメリカのモノラインという金融商品の保証会社などが格下げを受けまして、そういったことから私どもも警戒を強めているところであります。きちんとディスクロージャーをしていただくことが大事で...全文を見る
02月04日第169回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 結論としては、比較的軽微で済んでおります、今のところはですね。  例えば、アメリカの巨大複合金融機関に分類されるところは兆単位で損失を出しております。日本の場合には、主要行十一行単純合計の公表ベースでございますが、十二月決算で五千八百八十億円の損失とい...全文を見る
02月08日第169回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○渡辺国務大臣 額賀財務大臣にかわってお答えをいたします。  御指摘の、十九年度予算額に、二十年度から他の形態の法人や国から独立行政法人に移管される業務がございます。十九年度予算額を加算しない場合、二十年度、独立行政法人向け財政支出は、確かに御指摘のように増加をしております。 ...全文を見る
02月12日第169回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○渡辺国務大臣 今まさにその点を政府の中で詰めている最中でございます。
○渡辺国務大臣 資本規制という手段を使わなければ達成できない目的なのか、まさに目的と手段との関係において、他のとり得る手段はないのか、そういう議論をやっているものと思います。
02月13日第169回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○渡辺国務大臣 増原委員には釈迦に説法でございますが、確かに御指摘のような、お値段のつかない証券化商品が出回ってしまっているという状況がございます。  レベル1、2、3という基準がございます。レベル1は時価のついているもの、これなどはいいんですね。レベル2はマーク・ツー・マトリ...全文を見る
○渡辺国務大臣 そういう評価があることはわかっております。しかし、シンボリックなところに切り込んだという点は、ぜひ御理解をいただきたいと思うんですね。  例えば、無駄遣いのシンボルとよく言われていた雇用・能力開発機構につきましては、一年以内にその存廃も含めて結論を出す、こういう...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の整理合理化計画においては、事後評価のあり方をがらっと変えていこうということを決めたのであります。今までは、事業管理も人事管理も事後評価も全部各省でやっていました。結局、事後チェックをきちんとしようというシステムが、こういう制度のゆえに相当お手盛り評価、今委員...全文を見る
○渡辺国務大臣 埋蔵金と呼ぶか剰余金と呼ぶか、それぞれ人の好みによりますけれども、私は埋蔵金と呼んでおります。  御指摘の七百二十三億円がある一方で、欠損金のある関連会社も二社ございまして、ネットでいくと三百七十一億円になります。一方、都市再生機構の繰越欠損金、これはどれぐらい...全文を見る
○渡辺国務大臣 昨年十二月二十四日の閣議決定においては、独法から関連法人への再就職の状況と関連法人との契約の状況を一体として情報開示することとしております。そのほか、国から独法への再就職、独法から関連法人への再就職について、そのあり方を検証することにいたしております。  URに...全文を見る
02月14日第169回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○渡辺国務大臣 金融担当大臣としては、日本が鎖国的、閉鎖的なイメージを持たれることは非常によくないと考えております。日本は、オープン、開国の姿勢で投資促進に取り組んでいくことが必要であると考えます。  また、中小企業金融の動向につきましては、景気の下振れリスクが非常に顕著になり...全文を見る
02月18日第169回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○渡辺国務大臣 このあたりは、法律用語ではございませんので、再就職と言うか天下りと言うか、その時々のTPOなり気分の問題もあるのではないでしょうか。
○渡辺国務大臣 天下りというのは、私の理解では、各省が人事の一環として再就職先をつくってそこにはめ込んでいく、そういう実態を天下りと称して使っているのではないかということでございます。  独法から先の再就職について、これも、各省が人事の一環としてはめ込み、玉突き人事をやっている...全文を見る
○渡辺国務大臣 たしか、あの去年の議論では、各省の玉突き、あっせん人事のことを天下りと呼んでいたかと思います。
○渡辺国務大臣 まあ、世間から見ると、天下りと見える場合もあるかと思います。(発言する者あり)
○渡辺国務大臣 天下りというのは法律用語にないものですから、私も、どういうシチュエーションで使うか、非常に困るのであります。  独法からの天下りという表現を一般的に国会審議の中でも使ってまいりました。その延長線で、私が先週、その言葉を使ったものと思います。(発言する者あり)
○渡辺国務大臣 各省の人事の一環としてはめ込んでいく再就職を天下りと言うのであれば、独法の人事当局が人事の一環としてはめ込んでいく再就職も天下りと言っても差し支えはないのではないかと思います。
○渡辺国務大臣 先週も申し上げましたように、都市再生機構の繰越欠損金、単体ベースでは四千九百五十五億円であります。これが、連結ベース、つまり子会社、関連会社を連結しますと、何と四千三百二十五億円に、六百三十億円も減ってしまうという現実がございます。一体、この差額はどういうことから...全文を見る
○渡辺国務大臣 独法というのは各省ひもつきの機関ではなく、やはり最終的には国民の方を向いてその仕事を果たしてもらわなければなりません。その点でいきますと、独法が回収をするというのは、まさに国民にお返しをするということにほかならないと思います。
○渡辺国務大臣 私の方は、こうした単体よりも少なくなってしまっている累積欠損金がいかにして生じているのかということにまずお答えをいただきたいと申し上げているわけであります。その上で、これが随契の結果流れ込んだ埋蔵金であるということであるならば、これはきちんと回収をすべきではないか...全文を見る
02月19日第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○渡辺国務大臣 金融担当大臣の渡辺喜美でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。本日は、現下の金融行政について一言申し述べさせていただきます。  我が国の金融システムをめぐる状況について御説明いたします。  グローバルな金融市場においては、サブプライムローン問題に端を発...全文を見る
○渡辺国務大臣 私も先月、ダボス会議に行ってまいりました。そこでシンポジウムに出席をいたしまして、アンカップリングは可能かというテーマだったのでございますが、まさに今とかしき委員御指摘の、日本の家計における富を活用すれば、アメリカ経済が減速したとしても、いわゆるデカップリングが不...全文を見る
○渡辺国務大臣 石井委員は、議員立法で行われました預金者保護法の提案者のメンバーのお一人でもございます。この法律をつくりまして大変御努力をされておられることを、我々も心から敬服しているところでございます。  今回の全銀協の取り組みは、まさしく、「預金者保護法の趣旨を踏まえ、お客...全文を見る
○渡辺国務大臣 石井委員には釈迦に説法でございますが、預金者保護法の趣旨を踏まえて、偽造・盗難カードについて、金融庁から各金融機関、団体に対して、適切な対応をとるように要請をしてまいりました。各金融機関において、経営判断のもとに補償方針を決定しているものと思います。今般の全銀協の...全文を見る
02月20日第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○渡辺国務大臣 サブプライムローンというのは、御案内のように、低所得者向けの住宅ローンとしてスタートしたと承知いたしております。  日本だったら、恐らく住宅政策あるいは社会政策的な配慮を施して、こういった政策はつくってきたものと思われますが、いわゆるITバブル崩壊以降のアメリカ...全文を見る
○渡辺国務大臣 日本国内の金融機関の被害額については、かなり世界のスタンダードに比べて先を行ったディスクロージャーがもう既に行われておるのは、御案内のとおりでございます。一方、アメリカ、ヨーロッパの巨大複合金融機関と言われるところがどれぐらい損失を抱えているか、それは、それぞれの...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは、額賀財務大臣や福井日銀総裁が、G7その他のいろいろなところでもう既に警鐘を乱打しておられると思います。  私自身も先月、ダボス会議、世界経済フォーラムに行ってまいりました。そこで、デカップリングは可能かというテーマのシンポジウムに出させていただいたのであ...全文を見る
○渡辺国務大臣 証券化という金融手法そのものがいけないんだという御議論があるのは承知をいたしております。  今回、結果として大変な損失を世界じゅうにばらまいてしまったその原因については、先ほども申し上げましたように、本来のビジネスモデルであるオリジネート・ツー・ディストリビュー...全文を見る
○渡辺国務大臣 まず、前段の話でございますが、日本の金融機関が六千億円ほどの損失を出したとはいえ、これは欧米の巨大複合金融機関に比べますと、けたが一つか二つ小さいということが言えます。その一つの理由が、いわゆるバーゼル2の基準をいち早く日本の金融機関には導入をしたということがある...全文を見る
○渡辺国務大臣 貯蓄から投資へというのは、まさに私、金融大臣としての最大のミッションでございます。  なぜ日本の家計がこうしたリスクマネーに流れていかないのか。まず、目先の動向でいえば、やはりこれは、株価が低迷をしているというところに最大の原因があろうかと思います。  金融商...全文を見る
02月22日第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○渡辺国務大臣 行革担当大臣としては内閣委員会でぜひ議論をやっていただきたいと思いますが、小沢先生のことでございますから、きょうは特別大サービスでお答えをさせていただきます。  埋蔵金を事細かく調査をしたかというお尋ねでございますが、残念ながら、そこまではまだ至っておりません。...全文を見る
○渡辺国務大臣 私が申し上げましたのは、サブプライムローン関連金融商品、もうこれにて打ちどめという状況にはまだなっていないと思うんですね。サブプライムだけではなくて、オルトA、プライム、あるいはその他の証券化商品にももう既に波及をしているわけであります。  小沢先生が先ほど御指...全文を見る
○渡辺国務大臣 事業法人、金融機関のシェアが低下をしているではないかということでございますが、保有比率は確かに低下をしております。それは、最大の原因は、持ち合いの比率が低下をしているということではないでしょうか。  また、売買シェアが低下をしている。この点については、外人さんの...全文を見る
02月22日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第1号
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○渡辺国務大臣 行政改革、公務員制度改革担当大臣として、所信の一端を申し述べます。  我が国の官僚機構は、かつては日本の復興、高度成長を支える原動力として、内外から高い評価を受けていました。しかし、現状では随所に機能不全が生じ、国民からの不信感も高まるばかりです。今ここで徹底し...全文を見る
02月27日第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
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○渡辺国務大臣 御指摘のように、金融セクターがこれからうんと頑張ってくれれば、日本のGDPも相当伸びていくと思うんですね。今現在、金融セクターはGDPに占める割合が七%であります。三十五兆円ぐらいでございます。しかし、これはずっとここのところ横ばいなんですね。余り伸びていないわけ...全文を見る
○渡辺国務大臣 戦前の日本では、ちょっとした産業資金は株式市場で調達をするのがむしろ普通でございました。株式市場を支える資産家階級というのも当時はいたのでありましょう。これが準戦時体制のもとで、間接金融、つまり統制型システムに移行をしていったという歴史的な経緯がございます。  ...全文を見る
02月28日第169回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○渡辺国務大臣 大変分科会にふさわしいテーマで、非常に興味深い問題提起をしていただいたと思いました。  私も、御指摘のように、実は余り勉強したことはありませんでした、正直申し上げて。金融機関の方から考えますと、確かに特別利益という形にはなるのでありますが、何がしかの払い出しは毎...全文を見る
○渡辺国務大臣 大変興味深い御提案でございますので、またこの御提案をきっかけに考えさせていただきたいと思っております。
○渡辺国務大臣 上田先生御指摘のように、我が国には、家計の金融資産が膨大に富として蓄えられているわけでございます。世界じゅうで今ソブリン・ウエルス・ファンドというのが取りざたされておりますが、大体これが三兆ドルなんですね。三百兆円ちょっとぐらいであります。一方、我が国家計の富はそ...全文を見る
○渡辺国務大臣 私のもとに、金融市場戦略チームというのをつくらせていただきました。まずはサブプライムローン問題の原因究明、あるいは対応策等について議論をしていただいてきております。第一次レポートを昨年の十一月に出しまして、その後、ことしに入りましてから、ソブリン・ウエルス・ファン...全文を見る
○渡辺国務大臣 やはり日本の市場が公正で透明で世界に開かれ、なおかつ内外のお金が集まってきやすい、そういう市場でなければなりません。そのためには、やはり金融に明るい専門の人材、またコンプライアンス感覚を共通に持ち合わせている人材、そういう人たちが至るところに散らばっておれば、いわ...全文を見る
○渡辺国務大臣 松本委員御案内のように、昨年、保険会社の不払い問題というのが大変な社会問題になりました。私は、保険会社が保険金を払わないでどうするんだ、こう申し上げたわけでございます。不適切な不払いについては、洗いざらい出させてもらいました。  その中で、今委員が御指摘のいわゆ...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘のように、保険業法に基づいて金融庁が保険会社に免許を付与いたします。その際、販売予定の保険商品については、保険業法に定める基準にのっとって審査を行うことになっております。その後、新たな保険商品の販売を行うという場合にも保険業法に基づく認可が必要となります。 ...全文を見る
○渡辺国務大臣 今、松本委員が御指摘になられたような不合理なことがないように、金融庁として、診断書の標準化、そういったことが今どんなぐあいになっているのか、きちんとフォローアップをさせていただきます。
○渡辺国務大臣 一般的に、保険会社が保険金を払わないでどうすると私は申し上げております。もし不適切な不払い等があれば厳格に対処してまいります。
03月13日第169回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 我が国の金融機関のサブプライムローン関連の損失というのはディスクロージャーされております。ちょっと手元に正確な数字を持ち合わせておりませんけれども、大体昨年十二月の決算では六千億弱ぐらいの、主要行合わせてですね、それくらいの損失だったかと記憶いたしており...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 世界の方は、これ、はっきりした数字はございません。いろいろなシンクタンクなどで試算が行われていたり、あるいはIMF等で損失の推計が行われたりしております。円ベースで二十兆円という人もいれば三十兆円という人もいらっしゃいます。正確なところはまだ分からないと...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 日本の場合には、御案内のように、不良債権問題というのがございました。その問題が大手行については解決されてまだ日が浅いということもございまして、こうした証券化商品には余り手が伸びなかったという、まあ不幸中の幸いのこともあったろうかと思います。  また、日...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 私の私的懇談会として金融市場戦略チームを昨年立ち上げました。昨年の十一月に第一次報告書を出していただいております。  証券化商品というのが、ローンを、金融機関が自分のところで持つモデルではなくて、貸出しを行うときからそのリスクを証券化して分散をしてしま...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 金融ビジネスというのは、その時代に合わせていろいろなやり方が可能であろうと思います。  先ほども申し上げましたように、こうした金融技術を使いながらなぜこのような問題が起きたのかということを考えますと、リスクというものは計測可能な不確実性をいうわけでござ...全文を見る
03月14日第169回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(渡辺喜美君) お尋ねの新銀行東京につきましては、平成十七年四月の開業以降これまでの間、検査は実施いたしておりません。
○国務大臣(渡辺喜美君) 金融検査の実施時期につきましては、コメントは控えさせていただきたいと思います。いろいろな新規参入の銀行がございますが、三年以上検査に入っていないというところもございます。  検査実施時期につきましてなぜ言えないのかといいますと、やはりこういったことに言...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御指摘のチェック項目というのが何を指しておられるかはちょっとよく分かりません。例えば、本人確認とか限度額といった基本的な事項についての確認であれば、保険会社としては必要な確認だと考えます。
03月17日第169回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の公務員制度改革は、公務員が国家と国民に奉仕し、誇りと責任を持って働けるようにする、そして研さんと競争を通じて、より優れた公務員を育て、活躍させようとするものであります。  公務員制度の総合的な改革に関する懇談会から総理に提言された内容としましては...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 内閣人事庁による一元管理は、縦割り行政の弊害を除去し、各府省横断的な人材の育成、活用を行うことに資するものであります。これによって省の枠を超えた真のゼネラリスト、私は日の丸官僚と呼んでおりますが、こうした人材が育成されることが期待されるところでございます...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の懇談会の提言におきましては、人事院の機能の一部を移す提案が行われておりますが、人事院そのものをなくすという提案ではございません。
○国務大臣(渡辺喜美君) 人事院につきましては、今回の基本法の中で消えてなくなるという位置付けにはなっておりません。
○国務大臣(渡辺喜美君) 懇談会の提言におきましては、「総務省人事・恩給局、人事院の中央人事行政に関する部門等の関連する機能を「内閣人事庁」に統合する。」としております。
○国務大臣(渡辺喜美君) 年度末を控えまして、景気の後退リスクなどもあり、中小企業金融、大変大事な局面に差しかかっております。  中小企業金融において、日本の金融の特殊性といいますか、欠けている部分がございました。それは金利体系がちょっといびつなところであります。大体、土地担保...全文を見る
03月18日第169回国会 参議院 内閣委員会 第1号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 行政改革、公務員制度改革担当大臣として、所信の一端を申し述べます。  我が国の官僚機構は、かつては日本の復興、高度成長を支える原動力として、内外から高い評価を受けていました。しかし、現状では随所に機能不全が生じ、国民からの不信感も高まるばかりです。今こ...全文を見る
03月18日第169回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 今、団信に入らないという選択も可能でございます。その場合には、じゃ連帯保証何かございますかと、審査は厳しくなるわけですね。生命保険に入っていない場合には、まさに御指摘のように、住宅が担保に入っていますから、これが取られちゃったりするわけですね。そういたし...全文を見る
03月19日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○渡辺国務大臣 先ほど官房長官が述べられました三つの点については、総理とイメージ合わせをした記憶がございます。そのイメージに沿って、今、政府内で法案の協議をしているところであります。
○渡辺国務大臣 総理のもとに置かれました有識者懇談会におきまして、真の議院内閣制を実現するという観点が非常にクローズアップされたわけでございます。そのためのいろいろな提言が行われました。  例えば政と官の接触の集中管理であるとか、あるいは各省割拠主義と言われる体制から内閣主導型...全文を見る
○渡辺国務大臣 十一日というのはいつごろだったか、ちょっと今……(馬淵委員「きょうは十九日ですよ」と呼ぶ)きょうは十九日ですか。そうすると、一週間ちょっと前ということですね。  人事庁構想につきましては、先ほど申し上げましたように、今、政府の内部でどういうことを法案に書くかとい...全文を見る
○渡辺国務大臣 多分、そのときの私の発言は、各省事務方の人事案だけしかつくれない、大臣に上げられないとすれば問題であるが、内閣人事庁が内閣の一員たる大臣に対してたたき台を上げられるということが大事だと申し上げたかと存じます。  つまり、そのときの私の発言でも、各省事務方の人事案...全文を見る
○渡辺国務大臣 いつのバージョンをお持ちかよくわかりませんけれども、各省事務方案というのを否定したバージョンはないと記憶をいたしております。はっきりと書いていないかもしれませんけれども、よくお読みをいただきますと、各省事務方案という存在があった上で、内閣人事庁がその適格性審査をや...全文を見る
○渡辺国務大臣 基本権の拡大について、専門調査会の文言は、一定の非現業職員について、協約締結権を新たに付与するとともに第三者機関、人事院等の勧告制度を廃止して、政府、使用者が主体的に勤務条件を考え、職員の意見を聞いて決定できる機動的かつ柔軟なシステムを確立すべきとしております。一...全文を見る
○渡辺国務大臣 官民人材交流センターのメンバーが同意人事であるということではございません。再就職等監視委員会の委員人事が国会同意が必要となるということでございます。  同意がない場合どうなるのかというお尋ねでございますが、そういう想定はしてございませんで、これは国会の同意が得ら...全文を見る
○渡辺国務大臣 各省あっせんはできなくなるということでございます。
○渡辺国務大臣 今、政府内部で協議をやっている途上にございます。  櫻田先生御指摘のように、内閣の方針にきちんと各省が服していただくことが大事であります。そのためには、内閣の一員たる大臣の威令が行われる必要がございます。今までは、ともすると、各省仲間内人事を大臣の人事権と称して...全文を見る
○渡辺国務大臣 総理のもとに置かれた懇談会では、国家戦略スタッフについて、各省のゼッケンを外して片道切符にすべきではないかという御意見もございました。官邸主導の機動的な政策立案を行っていくためにはどうしても欠かせない裏方として、国家戦略スタッフは不可欠であると考えております。 ...全文を見る
○渡辺国務大臣 政策の企画立案というのは官僚の本来業務でございます。この本来業務がどうも衰えてきているのではないか、こういう指摘がございます。一つには、本来業務でない政官接触が忙し過ぎて、一週間のうちに何十人も国会議員に会う、もうそれが本来業務になってしまっている、そういう場合も...全文を見る
03月25日第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号
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○渡辺国務大臣 先ほど減資の話をされましたが、減資が決まっているという話は聞いたことはございません。  いずれにしても、経営が悪化をした銀行について、大株主が経営改善のために計画を出し、増資計画を実現しようということでございます。したがって、金融庁としては、こうした自主的な取り...全文を見る
○渡辺国務大臣 下条委員御案内のように、検査につきましては、一般的には、予告の上検査に入るというのが普通でございます。予告の予告というのは行っておりません。金融検査というのは、御案内のように、自己責任原則に基づいて、金融機関自身の内部管理それから会計監査人による厳正な外部監査を前...全文を見る
○渡辺国務大臣 検査をするとかしないとか、そういったことを申し上げているわけではございません。総合的に判断をして決めてまいります。
03月25日第169回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 金融担当大臣の渡辺喜美でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。  本日は、現下の金融行政について一言述べさせていただきます。  我が国の金融システムをめぐる状況について御説明いたします。  グローバルな金融市場においては、サブプライムローン...全文を見る
03月25日第169回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○国務大臣(渡辺喜美君) どっかで見覚えのある資料でございますが、国家戦略本部には福田総理の方からお渡しになられたとお伺いしております。
○国務大臣(渡辺喜美君) その辺りを今最終的な詰めをやっているところでございます。  内閣というのは、まさに大臣が内閣の一員でございます。一方、指定職が内閣の一員という具合にもなかなかいきませんで、内閣人事庁所属という考え方はあり得るわけでございます。一方、各省の権限をより残し...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 任命権は大臣にございます。  大臣というのは、我々の理解では内閣の一員であります。したがって、各省縦割り、縄張主義を徹底して進めていこうということであれば、各省大臣という概念を持ってきて内閣とは別個独立であるかのごとき理屈も散見されるところであります。...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほども申し上げましたように、任命権は大臣にございます。  ただ、大臣の人事権と称してもう何代も先の局長まで決めていたりするケースがないとは言えないんですね。そういった慣行といいますか、霞が関カルチャーが相当いろんな問題を起こしてきている。こういった現...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 民間では、高齢者雇用安定法といったでしょうか、もう既に、松井委員が今お示しになられたような取組は行われているわけでございます。しかし、この法律は公務員には適用がないと、こういう仕切りになっております。  総理の下に置かれました公務員制度の総合的な改革に...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど申し上げました公務員制度の総合的改革に関する懇談会におきましては、能力・実績主義を貫徹していくための仕組みを提言していただいております。  具体的には、給与体系の抜本的な改革が不可欠であること、また、給与には勤務評価を反映させる仕組みを設け、評価...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 昭和五十八年の法改正でかなり政令に任せた部分があると聞いておりますが、それでも相当この各省の壁というのは高いのが実態なんですね。  そこで、私、昨年、規制改革担当大臣をやっておりましたときに、霞が関縦割り柔軟化特区というのをつくったらどうだという提案を...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 日本の公務員制度は、明治の初期には当時の近代国家のいいところを取ってきてつくった制度だと思うんですね。封建・身分制度が壊れまして、身分や家柄、門地、そういうことにかかわりなく、有能な若者をどんどん登用をしていこうという制度でスタートをしたと思います。これ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 大変残念なことに、社会保険庁という役所が公務員制度の最も悪い見本になってしまったのではないでしょうか。厚生省のキャリアと言われる少数の人たちが幹部にいて、そして社保庁のプロパー職員がその下にいる、都道府県の職員がそのまた第三層にいて、この人たちは転勤がな...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 天下りというシステムがいつごろからできたのかと、私も興味を持ってこのことを調べてまいりました。どうも私の理解では、戦時体制のころこのシステムが始まったと、そういうことを記した論文がございました。  戦争中に特殊法人のようなものをつくり、国策として官僚が...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の改革案では、縦割り行政の弊害を除去するため、各府省横断的な人材の育成、活用を行おうというのが大きな柱になっております。省の枠を超えた真のジェネラリストたる日の丸官僚、これを育成していく必要があると考えております。そのために、内閣人事庁採用の総合職と...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 我々政治家も公務員でございます。先ほど、前段で挙げられた大変モラールの高い、誇りを持って仕事をやる方々も公務員であります。ただ、違うのは、我々は試験で選ばれるわけではないと、選挙で選んでいただくわけでございます。一方、試験で選ばれる人たちも公務員でありま...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) キャリア制度は廃止をいたします。総合職、一般職、専門職というのはキャリア制度では全くありません。どのルートからでも幹部になれるという仕組みをつくるわけでございます。
03月26日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○渡辺国務大臣 行政委託型の公益法人とか補助金漬け法人とか、御指摘のような天下りの温床となっているようなそういう法人につきまして、私も、新しい制度のもとでどう考えていくべきか、今研究をしているところでございます。  これは増田総務大臣の方の御担当でございますが、三分の一ルールと...全文を見る
03月27日第169回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 今年の一月末にダボスに行ってまいりました。そこで世界経済フォーラムのパネルに私も参加をさせていただいたわけであります。  私の両隣に座っていたのがIMFストロスカーン専務理事、元フランスの財務大臣、こちらがマダム・ラガルド現財務大臣でございました。お二...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほどの日米株価のお話でございますが、ドルベースで日経平均のグラフを作ってみますと非常に面白い傾向が出ております。大体下落率がニューヨーク・ストック・エクスチェンジとほぼ同じであります。昨年の八月八日ぐらいだったでしょうか、サブプライムショックが市場を襲...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) デフレが終わっていれば当然金利はもっと高くなっていただろうと思います。  私のところで金融市場戦略チームというのをつくっているんです。そこでは、リフレーションを主張する方もいらっしゃいますし、円委員のように、強い円は日本の利益である、これこそが内需拡大...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) うちは子供が三人おりまして、みんなもう高校生以上になってしまいましたですが、立て続けにつくったものですから小さいころは大変でございました。
○国務大臣(渡辺喜美君) 金融庁は残念ながら特別会計を持ち合わせておりません。
○国務大臣(渡辺喜美君) 行革推進法の精神にのっとってやってまいりたいと考えます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 行革推進法においては、特別会計の改革についても規定がございます。その精神の中でやってまいりたいと考えます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 松江支店の金融検査資料の流出についての御質問でございますが、金融機関に対する考査を行う日本銀行においては、情報の管理が徹底されるべきことは言うまでもございません。  守秘義務違反の問題について、日本銀行の調査の結果、そういう事実がなかったということでご...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) デートレーダーというのは日本語で何と言うのか分かりませんが、いわゆる日ばかり商いということをやっておられるような方々も指すのかもしれません。こういう個人の投資家は日本だけに特有の現象ではないと理解をいたしております。
○国務大臣(渡辺喜美君) 北畑次官も恐らくざんげしておられるんだと思いますけれども、一般論として申し上げれば、金融資本市場においては厚みのある取引が必要でございます。いろんな形で、例えばファンドもあり、デートレーダーもあり、長期投資の個人もある。保有期間とかリスク選好とか多様な投...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほども申し上げました私のところの金融市場戦略チームでは、今、田村先生が御指摘のような問題についても議論をいたしております。  ついこの前の会合だったかと存じますが、水野和夫委員から大変面白いプレゼンテーションが行われました。つまり、ベルリンの壁崩壊以...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 額賀大臣に同じ見解でございますが、今、目先ですね、デフレが終わっていない中で急激な円高を起こしますと、なかなかデフレから脱却できなくなってしまうという問題があろうかと思います。しかし、一方において、中長期的に内需振興という構造改革を行っていく上で、強い円...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほども申し上げましたダボス会議での私のパネルのテーマが、アンカップリングは可能かというテーマでございました。つまり、アメリカ経済が減速過程に入っていきますと、世界中にその累が及んでいくのではないか。日本ではデカップリングとよく言われますけれども、そうい...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 田村委員には釈迦に説法でございますけれども、今、残念ながら日本の金融産業がとても戦略産業とは言えないような状況に置かれているかと思います。一方、よく場所貸しビジネスモデルなどと言われますが、イギリスやシンガポールなどでは、金融産業がまさに戦略産業として一...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 私は行革大臣というのもやっておりまして、行革推進法には資産・債務改革というのがございます。これは、自民党の方で田村委員が大変御活躍をされている分野であります。  まさしく、肥大化した官、これをいかにスリム化をしていくかということは、即、民の元気につなが...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) この問題は、舛添厚生大臣がかなり真剣にお考えになっておられるかと思います。  年金ファンドの中には、例えばカルパースのように、物言う株主として有名なアクティビストの色彩の強いところもございます。一方、ソブリン・ウエルス・ファンドの議論の中で、やはり双方...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 昨年の暮れにお示しを申し上げました金融・資本市場競争力強化プランの中で、排出権取引の規制緩和を行っていこうというところがございます。銀行・保険会社本体で今後の状況を見極めつつ、認める方向でこれを検討をしているわけでございます。  田村委員が今御指摘のよ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 日本の市場は決して閉鎖的ではないんだと思うんですね。売買シェアでいきますと、外人さんが六割から七割の水準でございます。残念ながら、日本人が日本の株を買ってくれないということがむしろ問題かと思います。  ニューヨーク・ストック・エクスチェンジと日経平均株...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) よく日本人はリスクを取らない民族だなどという俗説が流布されることがございます。私は、こういう考えはどうも受け入れ難いなと常々思っているのでございます。  戦前、日本は割と普通の資本主義をやっていた時代がございます。ちょっとした産業資金は、間接金融ではな...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 年度末を迎えて、この間もある共済の皆さん方が来られました。よくよく話を聞いてみると、相談に行っていなかったと言うんですね。かなり懇切丁寧に御説明を申し上げたところ、じゃ、相談行ってみますということになって、たしかその後うまくいっているという報告を聞いてお...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほども申し上げましたように、中にはの話なんですね。中には要するにある種の思い込みを持たれておられて、相談に行ってみたら実はできそうじゃないかと、こういうところもあるんですね。ですから、是非、そういうことがございますので、現場の財務局の担当レベルには私の...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 平成二十年度における内閣府所管の金融庁の歳出予算要求額について、その概要を御説明いたします。  金融庁の平成二十年度における歳出予算要求額は百九十四億二千六百万円となっております。  このうち主な事項について申し上げますと、金融庁の一般行政に必要な経...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 舛添大臣がどういう御発言をされたのかは存じ上げませんけれども、よく言われる運用の仕方に能動運用か受動運用かというのがございます。受動運用ですと、株価が上昇するときはいいんですが、株価が下がるときはもう一緒に沈んじゃうということもあるんだろうと思うんですね...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 森委員が今引用されたのは、確かに私も副大臣として答弁をした記憶がございます。  当時、もう既に金融庁はお辞めになられていたかと存じますが、森弁護士の話を聞きまして、これはもう是非とも法改正を実現をしなければならないと、心を新たにした記憶がございます。 ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) この問題を解決するには、まさに相談窓口というのが非常に重要な役割を果たすものと思います。  一番身近なところにあるのは自治体の窓口でありましょう。そこからいろいろなルートに相談者が分かれていくこともあるわけでございます。したがって、その最初の段階での相...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 多重債務問題改善プログラムを策定をしておおむね一年経過したところでございます。このプログラムが着実に実施されることが大事でありまして、このプログラムの中でフォローアップをきちんと行うことが定められております。十九年度が間もなく終わりますので、新年度に入り...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まさに資本というのは金融機関にとっては極めて大事な要素でございます。資本が足りなくなりますとリスクが取れなくなってしまう。我々も十年ちょっと前に資本不足ゆえの貸し渋りとか貸しはがしとかいった現象に直面をいたしまして、やはり金融機関というのは資本が命だなと...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 予防的に中央組織に強化法を使って資本を増強するというのも研究はしたんでございますが、どうも制度上難しいという解釈でございました。  一つには、中央機関に対して資本注入を行う場合には、強化法の二十五条において、傘下の金融機関自体による経営強化計画の提出が...全文を見る
03月27日第169回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 国家公務員が国家と国民のために奉仕をするというのは当たり前のことであります。当たり前のことを当たり前にやることがいかに難しい時代になってしまっているかということを私も懇談会のメンバーの委員の方々も憂えたのだと考えます。  風間先生の問題認識は私も共有さ...全文を見る
03月31日第169回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 私の理解では、財金分離というのは、私の十二年間の政治家生活の中から判断をいたしますと、旧大蔵省の財政部門と金融部門を分離をしようというコンテキストの中で使われるケースが多かったのではなかろうかと思います。  当時、日本経済が言わば非常事態にあったと思い...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 例えばハイパーインフレというような状況の下で、中央銀行の独立性がきちんと確保されていない場合に国債の中央銀行引受けというようなことが行われ、更にインフレを加速するなどという事態を想定をすれば、きちんと財政当局と中央銀行との明確な分離が必要である、そういう...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 想像するに、工事中の道路という代物でしょうか。
04月02日第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○渡辺国務大臣 私が大臣になりましてコンプライアンス不況などと言われない、よりよい規制を求めるべきであるということを常々事務方には指示をしてまいりました。  御指摘の、きのうから上場企業を対象に導入された内部統制報告制度でございますが、もとより、企業に過度のコスト負担をかけるこ...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど申し上げました「十一の誤解」などをPRしていくこと、また、内部統制報告制度の周知をよりPRすること、そして、その円滑な実施を図る観点から、上場企業、監査人に対するヒアリングなどを行いまして、準備状況を的確にまずは把握をすることであります。  その結果を踏ま...全文を見る
○渡辺国務大臣 私は、この不払い問題が起きましたときに、保険会社が保険金を払わないでどうするんだと申し上げたんですね。民間の保険会社というのは、こういう問題を放置し、お客様の不信感を買ってしまいますと、次から契約に応じてもらえなくなるわけです。そういうことが積み重なると当然つぶれ...全文を見る
○渡辺国務大臣 仮定のお話にはコメントいたしませんけれども、先ほども申し上げましたように、民間の保険会社というのは保険金を払うのが一番大事な仕事なんですね。したがって、その一番基本的なところができていなかったという場合には、これは先ほども申し上げましたように、いろいろな形でサンク...全文を見る
○渡辺国務大臣 社保庁との比較という仮定の問題についてはコメントいたしませんけれども、保険契約においては、氏名、住所、生年月日、性別、電話番号、こうした個人の識別を行っております。これは、保険業法の規定ではございませんが、本人確認法に基づいて銀行とか保険会社、証券会社、貸金業者等...全文を見る
○渡辺国務大臣 六八%という数字に対してのコメントはいたしませんけれども、民間の保険会社が支払い漏れを起こして、それに関してお客様に請求案内を出した、それに対してどれくらいのレスポンスが返ってくるかということは非常に大事なポイントでございます。保険会社から契約者に対して必要かつ十...全文を見る
○渡辺国務大臣 その程度によっていろいろなサンクションがあり得るかと思います。
○渡辺国務大臣 社保庁の年金記録の問題についてはコメントはいたしませんけれども、民間において保険金の不払いに対して不誠実な対応をする、そういう保険会社は許しません。
○渡辺国務大臣 民間の保険会社の支払い漏れ調査においては、請求案内を受けた契約者が自分の契約内容について的確かつ効果的に把握できる体制を構築することが重要であります。生保各社において体制の検討が進められる中で、中には、みずからの経営判断で支払い漏れ調査に関する専用の電話相談窓口を...全文を見る
○渡辺国務大臣 一般論でございますが、民間の保険会社の場合、不払い問題に関して、契約者の視点に立った取り組みの重要性を促してきております。契約者の皆さんがいろいろ電話をかけてきてつながらないというようなことがあった場合には、当然これは契約者の立場に立った取り組みを促すことになろう...全文を見る
○渡辺国務大臣 社保庁の問題についてはコメントはいたしませんけれども、生保会社の支払い漏れ問題については、現在各社からの報告内容の精査、分析を進めているところであります。各社の支払い漏れ調査の対応について、まだ最終的な評価を行う段階にはございません。  一方、現在の生保各社の業...全文を見る
04月04日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
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○渡辺国務大臣 独法改革につきましては、昨年の暮れに整理合理化計画というものをつくったわけでございます。十二月二十四日に独立行政法人整理合理化計画を閣議決定いたしました。これが、余り世間の評価は芳しくないのかもしれませんが、私としては、かなり思い切った、踏み込んだところにメスを入...全文を見る
○渡辺国務大臣 独法につきましては、これは先ほど申し上げた独法通則法の改正をお諮りする予定でございます。これが通りますと、かなりしんを食って独法改革は進んでいくことが予想されます。先ほども申し上げましたように、今ばらばらで評価をやっている体制、これが一元化をされてまいります。相当...全文を見る
○渡辺国務大臣 それはそれは物すごい抵抗でございました。  最初はゼロ回答。各所管省庁において見直して持ってくるというのが、たしか二回ぐらいゼロ回答が続いたのではないでしょうか。いかにこの改革を進めることが困難な仕事であるかということは、そのとき私も痛感をした次第でございます。...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど委員がおっしゃられた四十四法人というのは、掲載基準というのがございまして、百億円以上の出資法人及び百億円未満十億円超で国の出資比率一〇〇%の法人、第二に、国の出資があり、当該年度財投計画対象法人、第三に、その他政策上重要と認められる法人といった基準でございま...全文を見る
○渡辺国務大臣 運営費交付金の総額は一兆六千二百四十九億円であります。このうち、一般会計からの支出が一兆二千三百六十億円、特別会計からの支出が三千八百八十八億円、また、労働保険特会からの支出は一千八十六億円となっております。
○渡辺国務大臣 実は私もその問題認識を持って、昨年の改革の議論に当たっては、雇用・能力開発機構などにおいて、相当、保険特会からの潤沢な資金が無駄遣いの温床になっているのではないかという指摘をしたところでございます。  平成十七年の閣議決定でございますが、原則として純粋な保険給付...全文を見る
○渡辺国務大臣 後退とは考えておりません。  最初、馬淵委員がおっしゃられたバージョンがいつのものであるかはちょっと記憶が定かではございませんが、そのバージョンにおいても、文言として明示はされていないものの、各府省の人事案をつくるということまで否定はしていないはずでございます。...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の改革プランは、キャッチコピー風に申し上げますと、官僚内閣制から真の議院内閣制への転換ということでございます。本来の議院内閣制、すなわち内閣主導型体制を実現するためには、大臣の指揮、コントロールを無視した官僚の議会ロビーイング活動というのは規制をされなければな...全文を見る
○渡辺国務大臣 全く逆行というのはちょっと酷な表現ではないでしょうか。  所属が併任に変わったのが後退だとおっしゃりたいのかもしれません。併任というのは従たる所属というところでしょうから、そういった位置づけから考えると若干後退のようには見えるかもしれませんが、しかし、大臣の威令...全文を見る
○渡辺国務大臣 懇談会の答申とは若干異なりますが、その趣旨は十分生かされていると考えます。
○渡辺国務大臣 これは苦心の作でございまして、具体的な人事管理のあり方については、幹部職員を一元的に管理する観点と各府省大臣の幹部職員に対する十全な指揮監督を担保する観点のバランスを考慮しなければいけない、そして、この基本法が成立した暁に、制度の具体化の中でより具体的に検討してい...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさに具体的な制度設計はこれからでございますが、たしかこの前のバージョンでは、各府省本務、内閣人事庁併任というような記述になっていたのではなかろうかと記憶をいたしております。正確なワーディングは別かもしれませんけれども。  したがって、そういうところから、併任が...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げたように、この前のバージョンは、各省所属の内閣人事庁併任という記述であったような気がいたします。そこから考えると、逆に、盛り返したということが言えるのではないでしょうか。
04月08日第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
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○渡辺国務大臣 きょうは特別大サービスということで、理事会の御決定によって答弁をさせていただきます。  今回のプランは、百点満点というわけにもいきませんけれども、今委員が御指摘になられました、省益あって国益なしと言われるがごとくの縦割り行政を打破していくには、相当強力な仕掛けが...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは、いきなり、では各省の人事権を全部人事庁に集めるというのも難しい話なんですね。  実は、最初から我々の案では法文の中には盛り込んでおりませんでしたけれども、各省がたたき台案をつくるということまで排除はしていなかったのでございます。当然そういうことはやってく...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の案は、大変革命的な要素をはらんでいるのでございます。なかなかそこまで思い浮かばないという御意見は何となくわかる気がいたします。しかし、この案は、まさに出ては消え、出ては消えしていた案なのでございます。この間、中曽根大勲位のところにお伺いをしましたところ、いや...全文を見る
○渡辺国務大臣 今のいわゆる官僚内閣制と言われるがごときの体制を支えているのは、大臣の意見はさておきと言って、官僚が族議員と結託してロビーイング活動をやる、そういうやり方なんですね。したがって、今回は、まさしく内閣の一員としての大臣の威令が行われる、そういう規律をつくっていこうと...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々、先週これを閣議決定して国会に提出したばかりでございますので、これ以上いい提案があるとは、ちょっと私の口からは申し上げられませんけれども、もし対案がおありになるのであれば、ぜひ早目に国会に御提出をいただきたいと思うのでございます。  国会の慣例では、対案があ...全文を見る
○渡辺国務大臣 独法通則法の改正につきましては、今、政府内部で鋭意協議中でございます。かなりいろいろな新機軸を盛り込んだりしておりますので、法制局がいろいろと御意見を言ってくれたりしておりまして、ちょっと今、そういうところで胸突き八丁にかかっているということでございます。  い...全文を見る
○渡辺国務大臣 この短観を見ましても、中小企業、余りよくございません。また、短観の法人というのはたしか資本金が二千万以上の法人でございますから、それより小さなところは恐らくもっと悪い状況なんだろうと思います。  中小企業金融、残念ながら貸し出しが減少しております。やはり、原材料...全文を見る
○渡辺国務大臣 GDP対比で金融機関の貸し出しが減り続ける傾向にあったことは、そのとおりだと思います。現にこうして数字を見ますと、その傾向が中小企業においてははっきり出てきておるなという感じを受けます。  一方、中小企業の資金調達として、先ほども申し上げましたが、資本という形で...全文を見る
○渡辺国務大臣 今御指摘の話は、私も何年か前に似たような話を非常にたくさん聞いた記憶がございます。  今、金融庁の検査というのは、必ず、検査に入った後、この前の検査はいかがでございましたでしょうかというフォローアップを行う仕組みになっております。そこで金融機関の側が、いやあ、あ...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど申し上げた事業再生とか企業再生の中では、融資を資本に振りかえるデット・エクイティー・スワップなどという手法もございます。随分、何年も前からこういう取り組みを促してきているはずなのでございますが、なかなか、そういう取り組みが大々的に普及しているという状況には残...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさにそういう観点から、我々は金融行政の監督あるいは検査マニュアルのバージョンアップをやってきているわけでございます。日本の地域密着型金融がぜひ新しい時代の取り組みを行っていけるよう、我々も最大の努力をしてまいりたいと考えます。
04月09日第169回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 今委員が御指摘になられた事実のとおりでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 保険会社が保険金を支払わないでどうするんだと私は申し上げました。当然、契約にのっとって適切な支払を行っていただかなければなりません。  保険会社において具体的な業務改善の事例としては、例えば保険金の支払管理体制について、請求から支払までの全事務工程のシ...全文を見る
04月10日第169回国会 衆議院 本会議 第20号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 有価証券報告書などにCO2の排出量を表示する取り組みについてのお尋ねがございました。  現在でも、有価証券報告書では、各企業が、CO2排出量を含め環境問題に対する取り組みを自主的に記載することが可能となっております。また、社内に環境委員会を設置し、その...全文を見る
04月10日第169回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 私は一般論を述べたわけでございます。この外為法の審査というのは、私は蚊帳の外でありますから、経産大臣と財務大臣の方で行われるものと思います。  一般論として、我が国市場においては、売買シェアが大体六割から七割が外人さんというのが現実であります。そして、...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 個別の発言についてのコメントはいたしませんが、一般論として申し上げれば、行政の責任ある立場の方が個別の取引にかかわる発言をする場合には、その立場を十分わきまえていただくことが大事でございます。  その中立性や公正さ、金融市場取引の観点から、誤解を受ける...全文を見る
04月15日第169回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほどからやり取りを聞いておりまして、相当忙しく働いていたんだなということは分かりました。これが一般会計、特別会計、どちらから支出をするのか、その辺りの基準はよく分かりませんでした。  いずれにしても、後世代にツケ回しをしないというのが極めて大事なこと...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) この道路民営化というのは苦心の作であったんだろうと思うんですね。今、額賀大臣がおっしゃられましたように、債務返済を確実にしていく、一方、民間会社としての創意工夫を伸ばして効率的な経営をやっていくと。まあ上下一体論というのがございました。そちらの方からは批...全文を見る
04月16日第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号
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○渡辺国務大臣 突然のお尋ねでございますが、高橋洋一さんは、金融庁顧問として、私の金融市場戦略チームの会議に参加をしていただく予定になっております。きょうも十時から開かれますが、多分そちらの方には御出席になられると思います。  御案内のように、高橋さんは金融行政に携わった御経験...全文を見る
○渡辺国務大臣 一般論でございますが、株主、とりわけ大株主には、会社の経営に対するガバナンスの観点から相応の責任が求められるものと思います。また、これも一般論でございますが、住民の税金の使途は、地方自治の原則のもとで各地方自治体において判断されるべきものでございます。つまり、国の...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘の東京都銀行については、これは設立のときのマスタープランを読んでみますと、こう書いてあるんです。  中小企業の深刻な状況が続く中で、中小企業の潜在的な力を発揮できる環境を整え、経済再生の確かな道筋をつくるために新銀行を設立するんだ。そして、新銀行は、経営の...全文を見る
○渡辺国務大臣 御案内のように、見直し規定というのは、金利の制限をもとに戻そうとかいうことで置かれたわけではございません。貸金業法改正は、御指摘のように、膨大な数に上る多重債務者問題の解決を目指すことが大きな柱でございました。  したがって、今、我々が考えなければいけないことは...全文を見る
○渡辺国務大臣 地域金融機関においてはさまざまな取り組みが行われております。その中で、成功事例集とでもいいましょうか、「地域密着型金融に関する取組み事例集」というのを金融庁としてつくりました。もし先生のお手元にまだ届いていないようでしたら、お届けをいたします。  これらを見ます...全文を見る
○渡辺国務大臣 やはり、広告、コマーシャルというのはお客様に誤解を与えるものであってはいけないわけでございます。お客様にとってはそれがまさに判断材料になるがゆえに、正確でわかりやすい内容が必要でございます。保険業法の法令においては、誤解させるおそれのある表示をしてはいけないという...全文を見る
04月18日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第10号
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○渡辺国務大臣 この点、苦心の作だと申し上げましたのは、とにもかくにも、国会にこの法案を提出して御議論いただかないと先に進まないという観点から、苦心の作としてまとめさせていただいたものでございます。したがって、今お尋ねの具体的な制度設計というのは、まさにこれからの話であります。 ...全文を見る
○渡辺国務大臣 ここで、「幹部職員は、内閣人事庁及び各府省に所属するものとする」と規定してございますが、具体的な人事管理のあり方については、幹部職員を一元的に管理する観点と各府省大臣の幹部職員に対する十全な指揮監督権を担保する観点のバランスを考慮しつつ、基本法成立後、制度の具体化...全文を見る
○渡辺国務大臣 そういうあたりを、「所属する」という法的にはあいまいな表現で、今後の制度設計に任せていこうという御趣旨であることを御理解いただければと思います。
○渡辺国務大臣 これは、国会議員からの官僚への接触を制限するものでは毛頭ございません。前回もたしか申し上げましたように、大臣の威令が行われないような形で役所サイドがいわゆる族議員と結託してロビーイング活動を行う、そういうようなことを規制していこうというのが本来の趣旨でございます。...全文を見る
○渡辺国務大臣 当然、国会議員、与党も野党もなく、国会の質問権を妨げるような、そういう規律を設けるという趣旨では全くございません。
○渡辺国務大臣 今回の法案では、規模については一切触れてございません。規定ぶりは、「国会議員への政策の説明その他の政務に関し、大臣を補佐する職を置く」これを「「政務専門官」という。」という規定になってございます。  一方、先ほど来御指摘の懇談会の議論の中では、例えば、指定職クラ...全文を見る
○渡辺国務大臣 そういうことが巷間言われているという話をよく耳にすることがございます。
○渡辺国務大臣 民主党案においては、情報公開という御提案でございます。政府案におきましては、具体的なルールとプリンシプルは基本法成立後に決めていくということになりますので、情報公開というのもその選択肢の一つではあろうかと思います。  いずれにしても、そこまで決め打ちの上でこの法...全文を見る
04月21日第169回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第1号
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○渡辺国務大臣 平成十八年度における金融庁歳出決算の概要を御説明申し上げます。  平成十八年度の当初予算額は、二百十億七千百六十五万円余でありましたが、これに予算補正修正減少額五億四千五百九十七万円余、前年度繰越額一億一千八百九十六万円余を増減いたしますと、平成十八年度歳出予算...全文を見る
○渡辺国務大臣 ただいま会計検査院から御指摘のありました事項につきまして、金融庁のとった措置について御説明申し上げます。  会計検査院の検査の結果、不当事項として、単身赴任している一部の職員の出張に係る宿泊料の支給が過大となっていた旨の御指摘を受けましたことは、まことに遺憾であ...全文を見る
○渡辺国務大臣 委員御指摘のように、足利銀行池田頭取初め行員の皆さんの大変な御努力がございました。足利銀行の平均給与は日本一低いなどと言われたこともございました。それくらいに血のにじむ思いで再生に当たられたものと思います。  不良債権残高でございますが、十九年九月期まで開示がな...全文を見る
○渡辺国務大臣 平成二十年三月期の分につきましては、残念ながらまだ出ておりません。  十六年三月期における貸倒引当金が五千二百六十五億円、これは委員のお手元にも同じ数字が行っておろうかと思いますが、そのうち、四千八百五十一億円を繰り入れいたしております。その後、十七年、十八年、...全文を見る
○渡辺国務大臣 個別の問題については言及はいたしませんが、一般論として申し上げますと、RCCにおいては、事業再生を目的として民事再生手続あるいは会社更生手続に加えて、破産手続も活用いたしております。  具体的には、例えば、債務者による不正、財産の隠ぺい等が行われるおそれがあるこ...全文を見る
○渡辺国務大臣 受け皿の選定過程におきましては、受け皿候補の名称及び数については一切公表をしないとしてきたところでございます。当然のことながら、受け皿選定過程において厳格な情報管理に努めてきているわけでございます。御指摘のように、金融庁から秘密情報が漏えいされたという事実は一切ご...全文を見る
○渡辺国務大臣 繰り返しになりますが、金融庁が情報を漏らしたという事実は全くございません。新聞報道については一々コメントをいたしませんけれども、この点については私の方から断言をいたしておきます。  また、受け皿の選定に当たっては、御案内のように、三つの基準をつくっております。審...全文を見る
○渡辺国務大臣 全くございません。事務方が厳正かつ公平に審査を行って決めたところでございます。
○渡辺国務大臣 これは言語道断の記事ですね。全く事実無根であります。厳重に抗議をしてございます。
○渡辺国務大臣 事実無根のところがございますね。  まず、冒頭、委員が御指摘になられた私のかぎ括弧つきの発言、これは全くうそ、でたらめであります。  それから、渡辺大臣の意向が働いたのかという勘ぐりだ、そう思いたくなる出来事が九月にも起きた、これも事実無根ですね。内外無差別で...全文を見る
○渡辺国務大臣 私の資産につきましては、厳正なルールにのっとって公開をしているところでございます。
○渡辺国務大臣 どこの土地改良区の話をしておられるのか存じませんけれども、私は土地改良区理事長は兼職禁止のルールにのっとって退任をいたしております。
○渡辺国務大臣 先ほどお答えしたとおりでございます。
○渡辺国務大臣 野村ネクストグループにおいては、現時点で、野村フィナンシャル・パートナーズ、ネクスト・キャピタル・パートナーズの組成する投資ファンド、そしてジャフコの運営する投資ファンドの三者の参加が確定をいたしております。  野村ネクストグループにおいては、今後、足利銀行の株...全文を見る
○渡辺国務大臣 野村ネクストグループの事業計画書においては、地域の方々が株主として参加する機会を提供するため、平成二十年度中に増資、これは普通株式でございますが、増資を実行することとし、その詳細については、今後、栃木県を中心とした地域の自治体、経済団体、主要企業等と協議をして決定...全文を見る
○渡辺国務大臣 何年か前に福田昭夫知事のときに私が提案をしたプランは、前回も申し上げましたように、非常時対応プランとして提案をしたわけでございます。この非常時対応プランは、当時の栃木県知事であられた福田昭夫知事が拒否をされたことによってついえたものと理解をしております。
○渡辺国務大臣 野村ネクストグループは、現経営陣による経営を継承しつつ、株主としてのガバナンスといった観点から、足利銀行のさらなる成長及び経営基盤の拡大を支えていくことが受け皿としての果たすべき役割であるとしています。こうした基本的な認識のもとで、例えば金融の円滑化を通じた地域産...全文を見る
04月22日第169回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第2号
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○渡辺国務大臣 委員が御指摘の1種試験の申込者数の推移でございますが、確かに、ピーク時、平成八年から比べますと半分以下に落ちているという状況でございます。私も、これを見て大変残念に思っております。  一般的な傾向として、景気のいいときには公務員志望者が少なくなるということがよく...全文を見る
○渡辺国務大臣 昨年の国家公務員法改正におきまして、各府省の天下りあっせんを禁止するという条項を盛り込んだところでございます。  一方、知見活用型の再就職、これは天下りとは言わないのではないかと私は国会で申し上げたところであります。天下りというのは、各府省が人事の一環として固定...全文を見る
○渡辺国務大臣 いわゆる官僚主導型体制を改革するには、いろいろなやり方があろうかと思います。今委員が御指摘になられた次官の在職年数を制限するというのも、その方法の一つかもしれません。  我々は、まず、今回の改革案に当たりまして、幹部職員の人事の一元化ということを考えたわけでござ...全文を見る
○渡辺国務大臣 渡辺農水大臣のころは、たしか、大臣になる前に農林政務次官を二回やった経験がございました。そのときの農林大臣が倉石忠雄大臣で、倉石大臣が御病気でお休みになっていた期間がございまして、実質、農林政務次官が人事権を行使したなどということもあったようでございます。文書課長...全文を見る
○渡辺国務大臣 内閣人事庁採用に係る総合職というのは、専門性を全く否定するものではございません。また、本人の希望どおりの配置が全くできないということでもございません。  例えば、今委員が御指摘のように、自分は農林水産行政をやりたいと考えた学生が総合職を希望したといたします。まず...全文を見る
○渡辺国務大臣 現状のままでは、残念ながら、日本の発展を支えてきた公務員制度の劣化がとまらないという思いにおいては同じであろうかと思います。したがって、あとはどういう手段、方法をとって、いかに公務員制度を再生、復活させていくかということであろうかと思います。  我々も、国会審議...全文を見る
○渡辺国務大臣 株式市場でありますと、委員が先ほど御指摘になられたように、いろいろな規制あるいはルールがございます。例えば、けさもニュース報道で問題になりましたインサイダー取引というものは、当然のことながら、これは厳罰に処されなければなりません。相場操縦あるいは風説の流布、こうし...全文を見る
04月22日第169回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 高橋さんは金融庁顧問になっていただいておりますが、確かに財投改革の企画立案者でもございますし、財投制度に資産負債総合管理、ALMを導入をしたわけでございますから、いわゆるデュレーションギャップというのは極めて小さくすることが可能になると思うんですね。した...全文を見る
04月25日第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第17号
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○渡辺国務大臣 ただいま議題となりました金融商品取引法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  我が国金融資本市場の競争力の強化は、一千五百兆円に及ぶ家計金融資産に適切な投資機会を提供するとともに、内外の企業等に成長資金を適切に供給す...全文を見る
○渡辺国務大臣 委員が御指摘になられました食料、エネルギー関係マーケットの大変な急騰ぶりについては、私も深い関心を持って見ているところでございます。私のところで金融市場戦略チームを立ち上げてございますが、その中でも議論が行われております。  エコノミストの水野和夫氏の指摘によれ...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々は、まさに日本市場への投資促進を呼びかけてきておるところであります。日本市場が万が一閉鎖的である、海外からの投資に対して陰に陽にハードルを設けているのではないか、そのような不信を持たれますと、このような投資促進にとっては大変な弊害になってまいります。まさにその...全文を見る
○渡辺国務大臣 プロ向けに限定した市場においては、一般投資家は投資信託などによって、企業の将来性を見きわめるプロ投資家の資産運用を通じ、投資成果を享受することが可能でございます。  しかし、委員が御指摘のように、そのプロ向け市場で資産運用が常に高いリターンを享受できるかといえば...全文を見る
○渡辺国務大臣 金融商品取引法における開示制度は、投資家の投資判断に資する会社の財務情報等を適切に提供するということを目的としております。その際には、投資情報を適時迅速に提供する要請と、十分性、信頼性の要請、その間でのバランスを図りながら行われるということが大事でございます。 ...全文を見る
○渡辺国務大臣 今御指摘になられましたように、日本の競争力が、残念ながら、我々の予想以上に低いところにあるという大現実がございます。  一方、日本には眠れる宝物があります。それは、家計の富、一千五百兆円に及ぶ。ソブリン・ウエルス・ファンド三百兆円の五倍ものお宝があるわけですね。...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々が一生懸命、日本の市場の競争力を高めよう、内外の投資を促進しようとやっているやさきに起こった事件としては、大変遺憾に思っております。  証券会社というのは、まさに金融資本市場の仲介者であり、高い公共性を有しております。一般的に申し上げますと、金融庁としては、...全文を見る
○渡辺国務大臣 これも、金融のコンプライアンス感覚を共有した人材の必要性を私もかねて指摘をし、痛感してきたところでございます。御指摘の金融専門人材に関する研究会というものを昨年秋に設けまして、精力的に開催してまいりました。  人材の育成について申し上げますと、私が自民党の企業会...全文を見る
○渡辺国務大臣 まず言えますことは、こうした取引をつかまえる最初の段階、つまり、ちょっとこの取引は異常ではないか、そういったことを審査する件数が大体年間八百八十四件ぐらいございます。そして、その中から、どうもこれは臭いなというのを捕捉するその精度が高まってきたということが一つは言...全文を見る
○渡辺国務大臣 こういった犯則事件を抑止していくためには、まさに委員御指摘のように、その原因を究明していくことは極めて大事なことと考えます。  一般的な問題でございますが、例えば、証券会社の内部管理体制がどういうぐあいになっていたのか、どこに問題点があってこのような事件が起きる...全文を見る
○渡辺国務大臣 個別の会社の人事配置にまで口を差し挟むつもりはございません。  一般的に、証券会社においては、証券市場の信頼を損なわないことが大事でございます。証券会社がイカサマをやっているんじゃないかなどと思われたら、これはアウトですよ。適切な内部管理体制を構築し、適切な業務...全文を見る
○渡辺国務大臣 個別の問題についてはコメントはいたしませんが、一般論として、市場仲介者として公共的な役割を担っております証券会社が、市場の信頼を損なわないように、コンプライアンス体制、内部管理体制の整備を徹底して行っていただくことが大事でございます。  当然、それぞれの証券会社...全文を見る
○渡辺国務大臣 一般的に、証券会社が適切な内部管理体制を構築するというのは、これは当然のことでございます。コンプライアンス体制の徹底を含む、役職員管理の一層の努力を求めたいと考えております。
○渡辺国務大臣 我が国における地球温暖化対策への取り組みというのは、極めて重大な課題だと考えております。  京都議定書の第一約束期間に既に入ったところでございます。この議定書の定めるマイナス六%の削減目標の達成のために京都クレジットの活用が予定されているのは、御案内のとおりであ...全文を見る
○渡辺国務大臣 冒頭申し上げましたように、我が国の地球温暖化対策への取り組みは極めて大事でございます。  我が国においては、今月から、温室効果ガスの排出量削減義務が適用される京都議定書第一約束期間に入ったところであります。同議定書に定めるマイナス六%の削減目標達成のため、京都ク...全文を見る
○渡辺国務大臣 我が国の金融サービス業がGDPに占める割合は、二〇〇六年の数字でいきますと約三十五・二兆円でございます。比率でいきますと六・九%ほどでございます。この数字は、二〇〇二年が三十三・五兆円でございますから、ほとんど横ばいに近い状態になっております。  やはり、日本が...全文を見る
○渡辺国務大臣 この話は前任の山本金融大臣が大変御熱心に取り組んでおられた課題でございます。  今現在、都市再生本部においてこの構想の実現に向けて着々と準備が進んでいるものと思います。やはり金融産業が内外のお金を集め戦略産業として育っていくには、そうした器も大変大事かと思います...全文を見る
05月09日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第14号
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○渡辺国務大臣 このたび、政府から提出いたしました国家公務員制度改革基本法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  行政に対する信頼を回復し、行政の運営を担う国家公務員が常に国民の立場に立ってその職務を遂行することを徹底するためには、国家公務員に関する...全文を見る
05月09日第169回国会 衆議院 本会議 第27号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 国家公務員制度改革基本法案について、その趣旨を御説明申し上げます。  行政に対する信頼を回復し、行政の運営を担う国家公務員が常に国民の立場に立って職務を遂行することを徹底するためには、国家公務員制度のあり方を原点に立ち返って見直し、国家公務員の意識を改...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) キャリアシステムの廃止及び能力・実績主義に基づく幹部候補の選抜の実現についてのお尋ねでございます。  現在のキャリアシステムは、採用試験の段階で幹部候補が事実上固定化され、その後も同期が横並びで昇進していくような人事運用が身分制的であるとして批判をされ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 政治主導の強化についてお尋ねがございました。  副大臣、大臣政務官制度導入の趣旨を踏まえた議論が必要であります。  今回の法案では、内閣官房に内閣総理大臣を補佐する国家戦略スタッフを、各府省に各大臣を補佐する政務スタッフを設け、国の行政機関の内外から...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 人事評価の厳格かつ適切な実施及び総合職試験合格者以外からの幹部登用についてのお尋ねがございました。  国家公務員の人事の硬直化、閉鎖性の打破は重要な課題であります。このため、昨年の国家公務員法改正により導入された新たな人事評価を厳格かつ適切に実施してい...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 政官接触の集中管理についてのお尋ねでございます。  今回の基本法案では、各府省に、国会議員への政策の説明その他の政務に関して大臣を補佐する政務専門官を設けることとしておりますが、それ以外の職員が国会議員に接触することを一切禁止するものではありません。政...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まず、法案の評価についてのお尋ねであります。  今回の国家公務員制度改革基本法案は、総理のもとの公務員制度の総合的な改革に関する懇談会の報告書を踏まえつつ、閣僚懇談会や各大臣との個別の率直な意見交換の結果等に基づいて取りまとめられたものであります。検討...全文を見る
05月13日第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第19号
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○渡辺国務大臣 今委員が御指摘のように、共通の知識、共通のコンプライアンス感覚を持った、金融に詳しい専門人材がいろいろなところに散らばっていることが大事だと思うんですね。監督当局のみならず、発行会社であったり、証券会社であったり、取引所であったり、自主規制機関であったり、そういう...全文を見る
○渡辺国務大臣 よく犬の体に例えて、実物経済が犬の頭だとすれば、金融経済が犬のしっぽだとかつては言われていたわけです。しかし、最近では、しっぽが頭を振り回しているではないかという例え話を聞くところであります。ベルリンの壁が崩壊をし、九〇年代半ばに世界経済が一体化をしております。私...全文を見る
○渡辺国務大臣 メガバンクがシステム統合によってメカパンクされては困りますので、十二分な点検をしていただいたはずでございます。それでも昨日のようなふぐあいが出たというのは、担当大臣として大変残念であります。  昨日、セブン銀行のATMにおいて、旧東京三菱店舗発行のカードが使用不...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘のように、我が国の金融サービス業がGDPに占める割合は横ばいでございます。大体七%ほどであります。  よく言われますように、イギリスにおいては金融業が経済成長に対して大変な貢献をしてきたという指摘がございます。寄与度においても金融業が成長の伸び率の半分を占...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘のように、我が国の株式市場では、売買に占める外国人投資家の割合が六割から七割の水準であります。また、保有に占める外国人投資家の比率も三割近くのところまで来ております。  日本の市場の下落率がとりわけ大きいと言われておりますが、ドルベースで比較をいたしますと...全文を見る
○渡辺国務大臣 金融商品取引法では、お客様が特定投資家、つまりプロであるか一般投資家であるかという区分に応じて規制の適用を柔軟化する特定投資家制度を設けております。具体的には、投資者のうち、その知識、経験、財産等の状況から金融取引に係る適切なリスク管理を行うことが可能と考えられる...全文を見る
○渡辺国務大臣 地方自治体は、一般的に投資に対して十分な知識、経験、財産を有するものと考えられることから、特定投資家として位置づけられています。  個々の地方自治体の選択により一般投資家に移行することが可能でもございます。つまり、特定投資家として位置づけられていますが、それぞれ...全文を見る
○渡辺国務大臣 一般的に、地方自治体の余資運用というのは、かなり厳格に規制をされているのが実情であろうかと思います。したがって、そうした運用の規制の中にあって、今回、金商法の体系の中で特定投資家として位置づけているわけでございますが、先ほども申し上げましたように、一般投資家に移行...全文を見る
○渡辺国務大臣 金融商品取引法では、顧客がプロであるか一般投資家であるかという区分に応じて規制の適用を柔軟化する制度にしてございます。投資家のうち、知識、経験、財産等の状況から金融取引に係る適切なリスク管理を行うことが可能と考えられる者を特定投資家、つまりプロと位置づけて、適用す...全文を見る
○渡辺国務大臣 プロ向け市場における直接の取引参加者はプロ投資家に限定されています。一般投資家は、投資信託等により、企業の将来性を見きわめるプロ投資家の専門的な資産運用を通じて、プロ向け市場における投資成果を享受することが可能であります。  この場合、一般投資家は、投資信託の運...全文を見る
○渡辺国務大臣 一般投資家が直接参加するマーケットにおいては、情報の非対称性という問題がございます。当然、投資家保護に万全を期す観点から、情報開示義務等の厳格な規制が必要とされているところであります。一方、取引参加者がプロ投資家に限定される場合には、情報の非対称性が減少することか...全文を見る
○渡辺国務大臣 これはたしかバーナンキ議長がいつかおっしゃった言葉であろうかと存じます。当然、その例えからわかるように、極めて正常でない状況を指して言っておられたのではなかろうかと思います。しかし、これが世界の現実であるということもあわせて指摘をされたのではないでしょうか。
○渡辺国務大臣 経世済民というのが経済であろうかと思います。この出典については不勉強にして覚えておりませんけれども、私の理解では、まさに経済活動を通じて人々が自分の幸せはこれだという選択が可能になり、まさにその選択を通じて幸せを手にする、そういうメカニズムであろうかと考えます。
○渡辺国務大臣 銀行がその融資業務等を通じて顧客に優越的な地位を持ち得ることは御指摘のとおりでございます。その濫用は顧客保護の観点からあってはならないと考え、今回の提案をしたところであります。  現行の銀行法令におきましては、顧客に対し、銀行またはその子会社等の営む業務に係る取...全文を見る
○渡辺国務大臣 我が国の個人金融資産一千五百兆の半分が預貯金、低金利の中で塩漬け状態になっております。豊かさを実感するためには、こうした家計の富がリスクテークを行って、収益の確保を適切に行っていくことが必要であります。  貯蓄から投資への流れを促進していくためには、御指摘のよう...全文を見る
○渡辺国務大臣 今、証券監視委員会内藤事務局長が答えたのが現状でございます。体制強化に努めてきていることについてはぜひ御理解をいただきたいと思います。  また、金融自由化を進めていく中で、一般的に事後チェック型のシステムにこの国のあり方、行政のあり方を変えてきたのは御案内のとお...全文を見る
○渡辺国務大臣 けさの閣議で、総理大臣から御発言がございました。二十一年度から一般財源化することは、与党とも合意の上、国民にお約束したことであり、いかなる状況になろうともこれを実現する所存であるということ、そして、道路特会の無駄を徹底的に排除するのみならず、政府全体で、行政と密接...全文を見る
○渡辺国務大臣 事前にいろいろな議論はあったものと思いますが、閣議の席上、そういった討論会みたいなことにはなっておりません。
○渡辺国務大臣 手元に数字はございませんので正確にはお答えできませんが、万単位の数で、今までこうした天下りと言われる人事が行われてきておるものと思います、ストックベースにおきまして。
○渡辺国務大臣 私が先ほど申し上げたストックベースの数というのは、全体の数でございまして、金融庁だけの数ではもとよりございません。  その担当者がどういうお答えをしたのか存じませんけれども、全体像は金融庁としては把握をしていないということを申し上げたのではないでしょうか。
○渡辺国務大臣 きょう、増田総務大臣から、早期退職慣行の是正についての発言がございました。  国家公務員のいわゆる肩たたきの是正については、平成十四年十二月の閣僚懇談会申し合わせに基づいて、各府省の幹部職員の平均勧奨退職年齢を、平成二十年度に、当時と比べて原則三歳以上高くするこ...全文を見る
○渡辺国務大臣 天下りというのは、私の理解では、人事の一環として各府省が、年功序列人事の最終出口として特に非営利法人に送り出す、そういうことを言っているわけであります。  したがって、金融大臣というのは、御案内のように人事権がないのであります。つまりこれは、総理大臣の権限を私で...全文を見る
○渡辺国務大臣 金融庁は、御案内のように、民間から中途採用で入ってくる人たちがかなりの数に上ります。正確ではございませんが、恐らく二割ぐらいは、そういう民間からの職員になっているかと思います。証券監視委員会においては、恐らくそれを上回る割合になっているのではないでしょうか。三割ぐ...全文を見る
○渡辺国務大臣 G7、G8の会合には、各国とも金融担当のトップは出ていないんだろうと思います。例えば、イギリスのFSA長官もG7、G8には出ておりませんし、アメリカでいきましたら、SECの委員長は出ておりません。  しかし、そういった金融監督当局のトップは、金融安定化フォーラム...全文を見る
○渡辺国務大臣 サブプライムローン問題が惹起したことは、我々に非常に多くの教訓をもたらしてくれたと思います。  委員が御指摘のような、証券化を前提とした融資のモデル、まさに、ローンを組んで、それを即証券化してリスクを分散してしまう、こういったモデルに内在した危うさというものも考...全文を見る
○渡辺国務大臣 承知いたしました。
○渡辺国務大臣 貯蓄から投資へという考え方は、間接金融に偏重をしておりますマネーフローを、直接金融や市場型間接金融を活用することによって、より効率的に運用していくということでございます。預金取扱金融機関に過度に資金が集中することを回避することによって、経済システム全体の適切なリス...全文を見る
○渡辺国務大臣 この問題は、私も深い関心を持って研究をしてまいりました。先ほども申し上げました金融市場戦略チームの議論の中で、金融資産が九〇年代から世界的におよそ四倍近い膨らみ方になっております。日本の場合には、それが二倍弱の水準でございます。こうした膨れ上がった金融資産を背景に...全文を見る
05月14日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第15号
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○渡辺国務大臣 今回の基本法案は、まさしく今までの各省割拠主義体制を根本から変えていくものでございます。内閣人事庁を創設することによりまして、採用から人材育成、幹部登用、そして退職後の出口、天下りまで人事の一環として各省が今まで行ってきた、そういう体制を根本的に改めるものでござい...全文を見る
○渡辺国務大臣 国家公務員を旧人類と新人類に分けるわけにもまいりませんので、やはり今回の改革は、対象となるすべての公務員について一律に措置されるべきものと考えます。改革以前から公務員である者に対する人事制度が異なってしまいますと、今回の改革の趣旨が大きく損なわれてしまいます。 ...全文を見る
○渡辺国務大臣 小泉内閣のときには、一内閣一閣僚というキャッチフレーズを掲げて、大臣の威令を行うべく、内閣全体として努力をされたんだと思います。やはり大臣が一年とかでころころかわってしまうということになりますと、威令が行われる場面が発揮できないんだろうと思います。総理が一年二年で...全文を見る
○渡辺国務大臣 かつて自民党が一党長期政権であった時代、中選挙区の時代には、年功序列というシステムだったわけですね。ですから、大体、大臣になるのに当選五回でございますから、十三年から十六年かかったわけであります。しかし、その中選挙区時代には、ほとんど同期の中で漏れなく大臣になれる...全文を見る
○渡辺国務大臣 大塚委員御指摘のように、多様な人材というものがこれからの公務には求められるかと思います。職員の採用に当たっては、知識偏重に陥ることなく、人材本位の採用を行っていくことが大事であります。  一方で、ペーパー試験の比重をどの程度にするか、人材本位で採用するためにどの...全文を見る
○渡辺国務大臣 国家公務員制度改革推進本部の事務局については、基本法成立後に、適切な体制となるようにつくっていかなければなりません。特に、重要なポストであります事務局長については、基本法において「公務内外の人事管理制度に関し識見を有する者」と明記いたしております。  官民の垣根...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘のように、基本法案におきましては、幹部職員等につきまして、その職責を担うにふさわしい能力を有する人材を確保するため、公募に付する職の数について目標を定めるなど、公募による任用を推進することにいたしております。  公募の活用によって、意欲の高い者が多数応募し...全文を見る
○渡辺国務大臣 ぜひとも今国会で成立をさせていただきたいと思いますので、与党、野党かかわらず、よろしくお願いをいたします。
○渡辺国務大臣 明治の初期に我々の先祖たちは、当時の近代国家のいろいろないいところを取り入れた、まさにその時代の最先端の官吏制度をつくったんだと思います。封建制度の身分制を廃し、家柄、門地、身分、そういったことに全くかかわらずに優秀な、能力のある若者を官吏として登用していったわけ...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の基本法案は、国民全体の奉仕者である国家公務員について、議院内閣制のもと、国家公務員がその役割を適切に果たすことという基本理念にのっとって改革を推進するものでございます。そういう理念のもとにおきまして、例えば総理の施政方針演説で述べられたように、常に国民の立場...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の基本法案におきましては、職員の倫理の確立及び信賞必罰の徹底ということを第九条においてうたっております。例えば、人事評価について、国民の立場に立った職務遂行する態度その他の職業倫理を評価の基準として定めること、あるいは、職務上知ることのできた秘密を漏らした場合...全文を見る
○渡辺国務大臣 国家公務員の評価システムについては、さきの国家公務員法改正におきまして、人事管理の基礎とするため、新たな人事評価制度が導入されたところでございます。  加えて、今回の基本法案では、職員の育成及び活用を府省横断的に行うとともに、幹部職員等について、適切な人事管理を...全文を見る
○渡辺国務大臣 内閣人事庁が各府省のトンネル機関になってしまったら、これは元も子もないことでございます。  本法案においては、内閣人事庁の所掌事務について、職員の育成及び活用を府省横断的に行うとともに、幹部職員等について、適切な人事管理を徹底するための事務を一元的に行うことを明...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の基本法案は、身分制的であるという批判のある現行のキャリアシステムを廃止することを柱の一つにいたしております。御指摘の幹部候補育成課程についても、「課程対象者であること又は課程対象者であったことによって、管理職員への任用が保証されるものとしてはならず、職員の採...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさしく人事評価に基づいて能力・実績主義を徹底していこうということでございます。したがって、試験の種類の違い、例えば総合職、一般職、専門職、いずれのルートからでも幹部候補になっていけますよ、そういうことを明確にしているものでございます。今の、現行のキャリアシステム...全文を見る
○渡辺国務大臣 この規定は、真の議院内閣制を実現するために置かれたものであります。すなわち、官僚主導体制、ともすれば官僚内閣制などとやゆされるシステムが、大臣の御意見はさておきなどといってロビーイングを許してしまう、そういう危うさを持っております。  したがって、真の議院内閣制...全文を見る
○渡辺国務大臣 国家公務員は、日本国憲法第十五条及び国家公務員法第九十六条に規定されるように、国民全体の奉仕者であります。常に国民の立場に立って職務を遂行することが求められます。こういう当たり前のことを当たり前にやっていくことは実は相当難しいことであるということを痛感せざるを得ま...全文を見る
○渡辺国務大臣 公益を担う活動をする人は公務員でなければならないなどということはあり得ないと思います。これは、まさしく民間が公益を担う活動を大いにやっていくべきなのであって、今委員が御指摘になられたとうとい地域活動は、まさに日本においてさらに伸ばしていくべき分野であると考えており...全文を見る
○渡辺国務大臣 昨年の通常国会で成立しました国家公務員法改正におきましては、特別会計、一般会計を問わず、天下りについては各府省のあっせんを全面禁止するという規定を盛り込んだところでございます。また、営利企業等の地位についている元職員から出身省庁への働きかけなども規制を盛り込みまし...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の基本法案の土台になりました懇談会の答申の中で、行政改革推進本部専門調査会の見解を尊重するという部分がございました。  この専門調査会の報告の中において、「公務員の最終的な使用者は国民・住民であり、その利益に反する不適切な労使慣行は、仮に一部の問題であったと...全文を見る
○渡辺国務大臣 まず、再就職の件でございますが、各府省の再就職、天下りあっせんは全面的に禁止されます。一方、市場価格での再就職、すなわち、知識と経験を活用した再就職を支援する官民人材交流センターの行う再就職支援については、懇談会の報告書を踏まえて、公正かつ透明な仕組みのもとで、職...全文を見る
○渡辺国務大臣 まず、御質問にお答えする前に、本日こうして法案の審議をやっていただいたことにつきまして、各党理事の皆様方に心から感謝を申し上げる次第でございます。また、各党国会対策委員会の御尽力にも改めて心から敬意を表するものでございます。  御指摘になられました、基本法によっ...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の政官接触の集中管理の理念は、まさしく内閣主導型の体制を実現しようというものでございます。その結果、国会議員の側からの情報収集が阻害されることになってはならないと考えております。あくまで、官僚主導と言われる体制を転換することを目指すものであります。大臣の意見は...全文を見る
○渡辺国務大臣 繰り返しになりますが、政務専門官の数の具体的な検討についてはこれからの課題でございます。各府省に政務専門官は置かれます。また、政務専門官以外の職員が国会議員に接触することも大臣の指示を必要とするなど、大臣による指揮監督をより効果的なものにするための規律を設けようと...全文を見る
○渡辺国務大臣 国家戦略スタッフは、内閣人事庁の職員をもって充てるものとしております。  内閣官房に、内閣総理大臣の命を受け、内閣の重要政策のうち特定のものに係る企画立案に関し、総理大臣を補佐する職でございます。また、御指摘のように、公募を活用するなど、国の行政機関の内外から人...全文を見る
○渡辺国務大臣 内閣人事庁は、各省縦割りの弊害を除去し、内閣の一体性を保つ人事制度を確立するためにつくるものでございます。  幹部職員の任免については、各府省から幹部職員の候補者名簿の原案が提示された場合、これらの者が幹部職員としての能力、適性を有しているかどうかという観点から...全文を見る
○渡辺国務大臣 今御指摘の六条の三項の規定でございますが、管理職員、すなわち課長クラスの人材の登用に当たっては、まさに、総合職ルートであろうが、一般職ルートであろうが、専門職ルートであろうが、どこからでも採用できますよということを考えているわけでございます。  現行法のキャリア...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさに、誇りを持って職務に専念できるように体制を整備することも今回の基本法案の大きな柱でございます。そのための方策を規定しているわけでございまして、委員御指摘のように、定年まで勤務できる環境の整備、定年の引き上げや役職定年制の導入も重要であります。  今回の基本...全文を見る
○渡辺国務大臣 私のところのチームに関しては、山本副大臣から適切な御提言をいただいたり、あるいは戸井田大臣政務官が国会や党との橋渡しをやっていただいたり、非常にチームとしてよく機能をしていると思います。一般的にはまだ不十分であるという声がないわけではございません。与党の中にもより...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の基本法案の中には、国家戦略スタッフや大臣スタッフという特別職を設け、まさに裏方として、大臣あるいは総理を支えるそういう仕掛けを盛り込んだところであります。  そして、先ほども申し上げましたように、今回の制度改革が、その周辺といいますか隣接分野との改革と密接...全文を見る
○渡辺国務大臣 大きな方向性はまさに共有させていただいていると思います。
○渡辺国務大臣 私も同じ認識でございます。
○渡辺国務大臣 ございません。
○渡辺国務大臣 幹部職員候補の選抜については、採用試験の区分にとらわれることはございません。能力、実績の評価に基づいて行われるものであります。総合職試験からの採用者であっても、直ちに幹部職員候補となるわけではありません。  一方で、総合職試験は政策の企画立案に係る高い能力を有す...全文を見る
○渡辺国務大臣 採用段階においてはそのとおりでございます。
○渡辺国務大臣 これは総合職として採用された者であっても、できが悪ければ当然ふるい落とされていくわけであります。そこのところが、今の1種試験合格者が自動的に幹部ルートに乗るキャリア制度とは根本的に違うところであります。  一方、一般職試験採用あるいは専門職試験採用であっても、高...全文を見る
○渡辺国務大臣 総合職試験というのは、政策の企画立案に係る高い能力を有するかどうかを重視して行う試験でございます。一方、一般職試験は、的確な事務処理に係る能力を有するかどうかを重視して行う試験であります。専門職試験は、特定の行政分野に係る専門的な知識を有するかどうかを重視して行う...全文を見る
○渡辺国務大臣 「論座」の論文は、一月号ではございますが、十一月の一日発売でございます。ということは、原稿は……(馬淵委員「十二月でしょう」と呼ぶ)一月号ですから十二月ですね、十二月一日発売ということは、原稿はおおよそその一カ月ぐらい前から書き始めたものでございます。まだその段階...全文を見る
○渡辺国務大臣 懇談会の議論の中でも規模の議論は若干あったのでございますが、決め打ちはしておりません。  御指摘のように、総合職の数をふやした方が競争がもたらされるのか、それとも、総合職の数を減らして、例えば管理職員、課長級の段階でほかのルート、例えば一般職の試験のルートの人た...全文を見る
○渡辺国務大臣 総枠の問題は、今回の基本法の議論において行っておりません。
○渡辺国務大臣 この話は、今回の基本法とはまた別の次元の話かと思います。
○渡辺国務大臣 今回の基本法の議論とはまた別途行っていくべき話であろうかと思います。
○渡辺国務大臣 基本法の議論の中で、この総枠を変えるべきか変えざるべきかということは議論はいたしておりません。
○渡辺国務大臣 別途議論が必要かと思います。
○渡辺国務大臣 今回の基本法の中では議論はいたしておりませんので、その点では変わりません。
○渡辺国務大臣 規模の話はまさに基本法成立後の制度設計にゆだねるべきものとして、今回は議論を整理いたしております。
○渡辺国務大臣 まさに、1種、2種、3種という試験区分に基づいて、また年次主義に基づいて人事が行われている現行の固定的身分制を打破するために今回の制度改正を行うものでありますから、その原点を忘れることはできません。その原点に立って、基本法成立後に具体的な制度設計を行うものでありま...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほども申し上げましたように、論争のネタとして提供した「論座」の論文の中では、総合職の規模を今の1種採用よりももっと減らすというブレーンストーミングを行ったところでございます。もし、馬淵委員からの具体的な御提言をいただけるのであれば、お聞かせいただければと思います...全文を見る
○渡辺国務大臣 現在のシステムでは一元化というには相当不十分であるがゆえに、このような基本法案を提出させていただいたところであります。
○渡辺国務大臣 ある官房長官経験者のお話を聞いたことがございますが、結局、持ち込まれる人事案件について、大臣の了解を得ていますからというまくら言葉があるんだそうでございます。そういたしますと、大臣の人事権を盾にとって、まさしく各省の事務方の人事が行われているというのが現実の姿であ...全文を見る
○渡辺国務大臣 それと同時に、検討会議の方で手足となる人事部隊がいないということに大きな問題があるかと思います。
○渡辺国務大臣 内閣人事庁をつくれば、すべて内閣人事庁が幹部人事を全部立案できるということも、ちょっと現実離れしているではないか、そういう議論もございました。  今、いい悪いは別として、各府省が採用から人材育成、幹部登用、そして退職後の天下りまで、すべて人事の一環として行ってい...全文を見る
○渡辺国務大臣 内閣人事庁は、各府省から幹部職員の候補者名簿の原案が提示された場合、これらの者が幹部職員としての能力、適性を有しているかどうかという観点から審査を行うものでございます。まさにこれが適格性審査というものであります。また、必要に応じて人事庁みずからが名簿を作成すること...全文を見る
○渡辺国務大臣 幹部職員の人事については、各大臣が各府省及び人事庁の提示する候補者名簿を検討して人事案を作成いたします。当該人事案については、内閣総理大臣の承認の手続が必要でございます。その承認を受けた上で任用されるものでございますから、まさに、人事庁案というものの位置づけについ...全文を見る
○渡辺国務大臣 現在は、各省大臣の人事権と称して、人事権は内閣ではなく各省にあるんだというがごときの現実が横行しているのではないでしょうか。やはり根本に立ち返って、官吏の事務というのは内閣が掌理するという憲法の規定がございます。法律に基づいて内閣の一員たる大臣がこの事務を分担して...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさに各府省の事務方の人事権という実態から脱却をするために、内閣人事庁というものをつくるわけであります。  内閣人事庁がたたき台、案をつくるということについては、実際に各省からのヒアリングを行いましたが、猛烈な抵抗がございました。しかし、その抵抗を乗り越えて、今...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは、この前も議論をしたところでございます。  より明快には、内閣人事庁所属、各省併任というのがわかりやすい形であろうかと思います。残念ながら、そういう理想にこだわっていると法案を国会に提出できないという現実もございました。そこで、このような妥協の産物として、...全文を見る
○渡辺国務大臣 平成十四年のころの議論は、政の方からの口きき行為について、これをどう規制していくかという観点からの議論であったかと思います。  今回の議論は、それとは逆方向からのロビーイング規制を試みたものでございます。まさに官僚内閣制とすら言われるシステムのもとにおいて、本来...全文を見る
○渡辺国務大臣 私が今申し上げましたのは、通常の情報収集とかいうことではなくて、要するに、かなり危ういレベルの個別案件の話を念頭に申し上げたつもりでございます。したがって、そういったことが、きちんと大臣の威令が行われ、大臣の指揮監督のもとに接触ルールが行われるようになりましたら、...全文を見る
○渡辺国務大臣 具体的な調査を行ったわけではございませんが、一般論として、そのようなケースを想定して申し上げたつもりでございます。
○渡辺国務大臣 多分こういう質問が出るだろうと思って、調査をやってみてはどうかという話をしたことはございます。
○渡辺国務大臣 結果として、調査はやっておりません。
○渡辺国務大臣 私の力不足だったと思います。
○渡辺国務大臣 事細かな調査をしたわけではございませんが、私がいろいろな機会を通じてお聞きをしてきた中には、国会議員との接触について、すべてを大臣に上げるという役所はなかったように思います。よく言われたことは、局長段階で大臣に上げるかどうかを判断して、必要なものを大臣に報告してい...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは、政務専門官の職についての説明文でございますが、「国会議員への政策の説明その他の政務に関し、大臣を補佐する職」と規定してございます。「その他の政務」とは、国会や政党との連絡交渉を初め、政治や行政との調整に関する事務のことを指しております。
○渡辺国務大臣 これは、大臣が指示をする場合もございますが、個別の指示とか一般的な指示とか、いろいろな行為態様が考えられるかと思います。そうしたことを包括的に考えて、「など、」という表現にしたものでございます。
○渡辺国務大臣 幹部候補育成課程というのは、総合職以外からも道は開かれているわけでございます。まさに、今回の改革プランは、1種、2種、3種という試験を廃止いたします。そして、重視する能力に着目した総合職試験、一般職試験、専門職試験を設けるわけでございます。それと同時に、人事評価に...全文を見る
○渡辺国務大臣 幹部職員の登用に当たっては、内閣人事庁が一元管理をしていく体制を目指しております。その過程で、まさしく厳正な評価に基づいて能力、実績が評価をされていくことになるわけでございます。管理職員、課長級の任用においても、まさしくこの能力と実績に基づく評価が行われ、総合職、...全文を見る
○渡辺国務大臣 三点申し上げます。  今回の制度改革の目的は、国民全体の奉仕者である国家公務員について、一人一人の職員が、その能力を高めつつ、国民の立場に立ち、責任を自覚し、誇りを持って職務を遂行することであります。そして、改革の大きな柱として以下の三点がございます。  第一...全文を見る
○渡辺国務大臣 反射的といいますか、間接的にアブノーマルな口きき行為は抑制をされていくであろうということを申し上げたつもりでございます。
○渡辺国務大臣 規律というのは、全府省共通かつ明確なものとするために法制化をすべきであるという考えもございます。一方、閣議決定のレベルで定めることも考えられます。  政官接触の集中管理に関する規律については、その内容や法形式を含め、この基本法成立後、具体化することになります。そ...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさに、この具体策は国会の議論を踏まえて策定をしていくことになるわけでございます。  もとより、議員側からの情報収集を阻害しようと思ってこの規定を設けたわけではございません。真の議院内閣制をつくるために、政務専門官というものを設け、官僚、公務員の皆さんには本来業...全文を見る
○渡辺国務大臣 貴重な御提言として承らせていただきます。
○渡辺国務大臣 今回の基本法案では、第十条において、「職員の初任給の引上げ、職員の能力及び実績に応じた処遇の徹底を目的とした給与及び退職手当の見直しその他の措置を講ずること。」を盛り込んでおります。  この規定に基づき、基本法の成立後、降格、降給のあり方を含め、能力及び実績に応...全文を見る
○渡辺国務大臣 第十条の二号が前段で申し上げたことでございます。この規定に基づいて、降格、降給のあり方を含め、能力及び実績に応じた処遇が徹底されるような給与の見直しを行うことになります。
○渡辺国務大臣 能力、実績に応じた処遇の徹底を図るためには、国家公務員法、一般職の職員の給与に関する法律、国家公務員退職手当法、国家公務員共済組合法の改正が必要になろうかと思います。
○渡辺国務大臣 具体的にどういう法律の改正が必要となるかについては、基本法成立後に検討が行われます。先ほど申し上げた能力・実績主義の徹底のためとか、あるいは、内閣人事庁の設置のためには、新法が一年以内に制定されるといったことが想定されるところでございます。
○渡辺国務大臣 両方に所属ということは、この基本法成立後に具体的な人事管理のあり方を決めていこうということでございます。  幹部職員を一元的に管理する観点、それから各府省の大臣の幹部職員に対する十全な監督権を担保する観点のバランスを考慮しつつ、このような規定ぶりになったものでご...全文を見る
○渡辺国務大臣 いずれにしても、基本理念は、各省の縦割りの弊害を除去する、そして、幹部人事については内閣の一元管理を行い、内閣の一体性を図っていくということでございます。したがって、この基本法成立後における具体的制度設計も、まさにこの理念から逸脱することは許されないと考えます。
○渡辺国務大臣 内閣人事庁が幹部名簿を作成する場合には、各大臣からの依頼があった場合、それから内閣人事庁みずからが必要と判断する場合の両方があると考えられます。内閣人事庁が行う幹部職員の候補者名簿の作成は、大臣が人事を行うに当たっての選択肢をふやすものであります。例えば、各府省か...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさしく、内閣人事庁が人事名簿のたたき台案をつくるという点は非常に大きなポイントでございました。まさにこの点に各省の反対、反発が集中したと言っても過言ではございませんでした。各省における大臣の人事権と称する代物がこれによって相当脅かされるということから、そのような...全文を見る
○渡辺国務大臣 基本法の第九条においては、「職員の倫理の確立及び信賞必罰の徹底」という規定がございます。この中において、例えば、「職務上の義務に違反した場合又は職務を怠った場合における懲戒処分について、適正かつ厳格な実施の徹底を図るための措置を講ずること。」「国家賠償法に基づく求...全文を見る
○渡辺国務大臣 専門調査会の報告では、一定の非現業職員について、協約締結権を新たに付与するとともに第三者機関、人事院などでございますが、これの勧告制度を廃止して、政府、すなわち使用者が主体的に勤務条件を考え、職員の意見を聞いて決定できる機動的かつ柔軟なシステムを確立すべきであると...全文を見る
○渡辺国務大臣 第一段落においては、「現行のシステムは、非現業職員について、その協約締結権を制約し、一方で使用者を、基本権制約の代償措置である第三者機関の勧告により拘束する。このように労使双方の権限を制約するシステムでは、労使による自律的な決定は望めない。」こういう報告書の書きぶ...全文を見る
○渡辺国務大臣 大変貴重な御提言として承らせていただきます。
○渡辺国務大臣 ぜひこの国会においてこの法案が成立されるべく、我々も真摯に取り組んでまいりたいと考えます。
○渡辺国務大臣 この費用と便益という言葉は、金銭換算できるものに限定したものではないと思います。できるだけ広く改革の影響を把握し、わかりやすく国民にお示しできるよう、基本法成立後にこの費用、便益について具体的に検討をしていくことが大事であるかと考えます。
○渡辺国務大臣 今回の基本法案では、専門調査会の報告の趣旨を踏まえ規定をしているところでございます。  協約締結権を付与する職員を拡大した場合にどのような便益及び費用が想定されるか、それが国民の理解を得られるかという観点から検討を行うものであります。
○渡辺国務大臣 そのような評価があることは私も承知をいたしております。私の思いとしては、専門調査会の答申を尊重していきたいと考えております。
○渡辺国務大臣 専門調査会の報告書の文言よりも後退しているではないかという評価があるのは私も聞いております。このような文言にしませんと国会に提出できなかったという現実もあわせて報告をさせていただきます。
○渡辺国務大臣 後退をしているという評価があることはよく承知をいたしております。私の思いとしては、専門調査会の答申を尊重する思いを込めたつもりでございます。
○渡辺国務大臣 専門調査会のミッションが終了いたしておりますので、この基本法が成立をいたしましたら、速やかに次のステージでの検討が始まるべきものと考えます。
○渡辺国務大臣 今回の基本法案では、定年まで勤務できる環境の整備、定年の引き上げや役職定年制の検討などにも取り組むべき旨を定めております。  これらの制度的な改革に加えて、昨年行っていただきました国家公務員法等改正法における能力・実績主義の導入によって年次主義が打破されてまいり...全文を見る
○渡辺国務大臣 従来型の勧奨退職慣行はこれらの改革によってなくなっていくものと考えます。一方、簡素で効率的な政府をつくるという観点からもこの問題は考えていく必要があろうかと思います。
○渡辺国務大臣 昨年の国家公務員法等改正におきまして、まさに官と民の不適切な関係を絶つことから、退職公務員の現職に対する口きき規制等の行為規制を導入したところでございます。場合によっては刑事罰も科されるという大変厳しい内容になっておりまして、こうしたことが定着をしていくことによっ...全文を見る
○渡辺国務大臣 昨年の法改正においてこの点の手当てを行ってきたわけでございます。さらに、昨年の法改正でも議論をしたところでございますが、官民癒着の是正と同時に、官と民の人材の交流というものは進めていくべきであるというのが私どもの基本的な立場でございます。まさに、癒着を排しながら官...全文を見る
○渡辺国務大臣 経済社会情勢の変化に迅速的確に対応した行政を進めていくためには、官と民がお互いの知識経験を生かせるよう、人事交流を抜本的に拡大していく必要がございます。特に、社会経済情勢の変化に対応して政策の企画立案能力を高めるため、民間の専門能力を持った人材を行政に受け入れるこ...全文を見る
○渡辺国務大臣 現在の官民人事交流法における交流手続については、人事院による公募、民間企業の応募、各府省による計画の作成、人事院による計画認定といった手続を経て交流派遣または交流採用が行われております。  手続の簡素化については、交流制限に伴う対象確認作業等の手続の煩雑さが指摘...全文を見る
○渡辺国務大臣 官民の交流は、国と民間企業の双方にとって、人材の育成、活用、組織運営の活性化や相互理解の促進等につながるものであると考えております。また、官民の交流によって、この国の進むべき方向性について官民で共通の認識が持てるようになるということは、まさしく、国のみならず民間企...全文を見る
○渡辺国務大臣 官民の人事交流というのは、まさに官民共通のこの国の進むべき方向性についての認識が持てるようになります。国のみならず民間企業においても極めて有意義なことと考えます。  この人事交流が官民癒着との疑念を抱かれることのないような公務の中立性、公正性には、今後とも十分留...全文を見る
○渡辺国務大臣 基本法の七条一号におきましては、手続の簡素化について、交流制限に伴う対象確認作業等の手続の煩雑さが指摘をされています。企業側の負担感も大きいことから、これらの手続について、より簡素化する方向での見直しが想定されるところであります。  また、交流対象の拡大について...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の基本法案は、改革の理念、基本方針等を定めることを目的といたしております。具体的な内容については、基本法にのっとって検討をしてまいります。  人事交流については、その透明性を確保しつつ、手続の簡素化及び対象の拡大等を行うことになるわけでございます。
05月14日第169回国会 参議院 行政監視委員会 第3号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 行政改革の実施状況について御説明いたします。  行政改革推進法や既往の閣議決定等により定められた改革事項が着実に実施されることが重要であります。このため、政府は毎年度末、行政改革の実施状況を取りまとめることとしており、平成十九年度については、去る三月三...全文を見る
05月16日第169回国会 参議院 決算委員会 第7号
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○国務大臣(渡辺喜美君) マーケットでイカサマが行われているというイメージを国民が持ってしまうことは大変に困ることでございます。証券市場においては、投資家が安心して参加できるようインサイダー取引の防止や取引の公正性、透明性が確保されることが大事でございます。取引所においては、市場...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 新しく設立されました銀行に検査に入る平均的な年月というものを調べてみますと、大体、金融監督庁スタート以降の数字でございますが、三年一か月でございます。ちなみに、民主党の財務金融部門会議に提出をいたしました金融庁の資料、これは九〇年代以降の新設銀行に係る初...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御指摘のように、新銀行東京については、平成十六年四月一日、東京都がBNPパリバ信託銀行を買収し、設立後一年間の準備期間を経て、平成十七年四月一日に本格開業となったものでございます。この新銀行東京の前身のBNPパリバ信託銀行とは異なる業務を行うことになった...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 検査の実施に当たっては、各金融機関の経営状況や外部監査結果を受けて取り組むわけでございます。実質的な業務の転換に伴う事実上の開業等の事情があれば、それも考慮の一要素として総合的に判断をしているところでございます。  新銀行東京については、平成十六年四月...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 東京都の広報において、今御指摘のような中身の記載があることは私も存じております。  東京都の対応について金融当局としてのコメントは控えますが、一般的に、株主がガバナンスの観点から、すなわち経営管理を考えて適切な役割を果たしていくことは極めて重要なことで...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御案内のとおり、昨年十二月十九日に施行された改正貸金業法では、貸付金利の上限が法律の完全施行時、つまり十二月十九日から二年半以内に利息制限法の上限金利二〇%以下に引き下げられる旨規定をいたしております。また、消費者金融大手各社では、改正貸金業法を先取りを...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 過払い金返還請求は、今申し上げましたように、借り手と貸し手の間の民事上の権利関係の問題であります。貸金業者に対して過払い額の通知を行わせて一律に返還せよということを求めるのは、法律に基づく当局の権限を超えております。これは困難であるということを御理解をい...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) もう既に、昨年十二月十九日に改正貸金業法の施行済みの部分がございます。そこにおいて、帳簿の保存義務を三年から十年に延ばしたわけであります。また、閲覧、コピーの要求に対して、業者はそれに応じなければいけないという義務も課したわけでございます。  したがっ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 個別の金融機関の経営問題については、それぞれの金融機関がまずは自主的な適切な取組を行っていただくことが基本であります。金融庁は、こうした取組を促す立場にございます。経営改善に既に取り組んでいる金融機関については、その状況のモニタリングに努めるというのが基...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 地域密着型金融の中で、地域再生に向けた取組は極めて重要でございます。債務の株式化、デット・エクイティー・スワップとか、債務の資本的劣後ローン化、デット・デット・スワップなどと言っておりますが、そうした試み、あるいは中小企業再生支援協議会を通じた再生の取組...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 資本が足りなくなった金融機関は、当然これは資本増強を自らやっていただくことが大事であります。  全体的に日本のサブプライムの損失あるいはその他の証券化商品の損失は海外、欧米の巨大複合金融機関に比べて相対的に少ない数字になっております。したがって、資本が...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 住専処理のロスシェアリングのシステムの中で、先ほど来申し上げておりますように、運用益が非常に小さくなってしまったという現実がございます。  それでは、住専債権は法律上回収期限はいつかといいますと、御案内のとおり、平成二十三年をめどとしております。そうい...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 平成十七年以降、各保険会社で御指摘の保険金の不払、支払漏れ、保険料の取り過ぎといった問題が出てまいりました。  これまで明らかになった不払や支払漏れの大きな要因としては、各保険会社が、入口である保険の募集から出口である保険金支払まで商品の特性を踏まえた...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 生保協会とか損保協会などに相談、苦情が増加傾向にあるということは分かっております。一連の保険金不払の問題がございまして、こうしたことが世間の注目を集めたと。契約者の問題認識が高まっているということもその背景の一つであろうかと思います。  一方、保険会社...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) こうした不払等の問題が大変な注目を集めました。金融庁としても、こうした不払等の問題に対して業務改善命令等を通じて改善の取組を促してまいりました。各保険会社においても苦情相談の処理に対して最善の努力を尽くすよう当局としても求めてきたところでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御指摘の公正取引委員会から排除命令を受けた保険会社に対しては、平成十五年五月十三日に金融庁より業務改善命令を発出いたしております。  それ以降の保険の広告表示に関しての行政処分としては、昨年、平成十九年十一月十六日、生保一社に対して、募集用の資料に誤表...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 広告を含む募集用の資料の作成に関しては、お客様にとって保険に加入するか否かを判断する極めて重要な材料でございます。当然のことながら、正確で分かりやすい内容になっていなければなりません。  金融庁としては、募集用の資料の適切性が大事であるという観点から、...全文を見る
05月21日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第17号
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○渡辺国務大臣 私が日の丸官僚と申しておりますのは、やはり現行の縦割りの秩序の中で、採用され、育成され、退職後の天下りまで面倒を見てもらう、そういうシステムでは到底国益を担う官僚とはならないのではないかという問題認識から、日の丸官僚ということを申してきたわけであります。  今回...全文を見る
○渡辺国務大臣 やはり採用の段階から人材育成に、そのプロセスに上手に乗せていくということが大事だろうと思うんですね。  今回、総合職試験というのを設けてございます。企画立案の能力に着目をした試験であります。総合職試験合格者は内閣人事庁採用ということになるわけでございます。もちろ...全文を見る
○渡辺国務大臣 片道切符という概念自体が、現行制度の縦割りの中で、戻ってこられないよ、こういう考え方だろうと思うんですね。我々の今回のプランにおいては、まさしく内閣人事庁採用の採用段階から日の丸官僚を養成していこうという発想でございますので、本人の希望が全く無視されるということで...全文を見る
○渡辺国務大臣 現在の幹部人事が、御指摘のように各省が原案をつくり、それを大臣の人事権と称して、大臣も御了解ですからといって検討会議にのせてくるのが大半なんですね。こうしたことは実は仲間内人事ではないか、大臣の人事権を振りかざした仲間内人事が行われているではないかという批判がある...全文を見る
○渡辺国務大臣 貴重な御見解として承らせていただきます。
○渡辺国務大臣 御指摘の第九条第三号では、「国家賠償法に基づく求償権について、適正かつ厳格な行使の徹底を図るための措置を講ずる」といたしております。この「徹底を図るための措置」の具体的内容については、基本法成立後の検討であります。その際、必要があれば求償権の行使の事例を把握するこ...全文を見る
○渡辺国務大臣 十月一日とまだ決まったわけではありませんけれども、おおむねその時期に官民人材交流センターを立ち上げることになります。そういたしますと、その時点から、各省のあっせんというものは再就職等監視委員会の承認がなければできないことになるわけであります。  細かい規定は政令...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど申し上げたセンター懇の、有識者懇談会のレポートでございますが、これはまさに、現行制度においても二回目、三回目のあっせんは法令違反ではないかという認識に基づいて議論をしてきているわけでございます。したがって、大変な騒動の結果、別添ではございますが盛り込んだ第七...全文を見る
○渡辺国務大臣 このセンター懇の答申については、総理も国会本会議の答弁で尊重する旨述べておられます。私としても、政令をつくる際にはこのセンター懇の精神を生かすべきものと考えます。
○渡辺国務大臣 先ほど来申し上げております有識者懇談会においても、最終答申には盛り込まれておりませんけれども、サンセット機関にすべきではないかという御意見もございました。  いずれにしても、現状の、同期横並び、年功序列型昇進のなれの果てが天下りという現実を考えれば、これをいかに...全文を見る
○渡辺国務大臣 昨年も申し上げたことでございますが、従来型の肩たたきという慣行は、昨年の法改正、ことしの基本法の精神が実現をしていくならば必ず消えてなくなっていくべきものでございます。したがって、そういう段階において当初のセンターの機能が必要かどうかというのは大いに議論をしたらい...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回国会に御提出いたしました通則法改正案の中では、御指摘のように、政令で定めるとしておりますが、政令の基本的な考え方としては、現在の独法のいわゆるファミリー企業について規制の対象とし、独法とファミリー企業との不明朗な関係を解消し、独法業務の公正性の確保を図ってまい...全文を見る
○渡辺国務大臣 通則法を通していただいた暁につくる政令でございますから、当然、国会の質疑を踏まえたものになることはそのとおりでございます。
○渡辺国務大臣 公益法人の点検につきましては、官房長官のもと、各府省において現在取り組まれていると承知しております。本来、公益法人は民間法人として国とは別法人でありますが、お尋ねの法人の業務運営のあり方や事業内容については多種多様であります。したがって、すべての公益法人に対して直...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘のいろいろな不祥事が相次いだ反省も踏まえて、今回の基本法の策定に当たったところでございます。  今回の改革においては、一人一人の職員がその能力を高めつつ、国民の立場に立って、責任を自覚し、誇りを持って職務を遂行するという姿こそが目指すべき国家公務員像でござ...全文を見る
○渡辺国務大臣 まず、国民の行政に対する信頼を回復しなければなりません。行政の運営を担う国家公務員が職務を遂行するに当たって、まさに国家公務員の原点に立ち返って、本来あるべき姿を取り戻すことが必要でございます。  現在、なぜ国民の不信が渦巻いているかといえば、まさに、国会と内閣...全文を見る
○渡辺国務大臣 国民からの批判の一つには、企画立案が机上のプランになってはいないか、現場を知らないのではないかということもあろうかと思います。私もよく申し上げるのは、事件は現場で起きているんだということであります。現場で起こっていることがわかっていない、これでは国民の信頼を取り戻...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の大きな柱の一つは、1種合格者が身分固定的に幹部候補になるというキャリア制度を廃止するものであります。  今回の基本法においては、現行の採用試験の種類と内容を抜本的に見直しをいたします。総合職試験、一般職試験、専門職試験を設けるとともに、人事評価に基づく厳格...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の基本法案は、各省縄張り主義を打破すること、ここにも大きな重点があるわけでございます。そのために、内閣人事庁を設置し、各省の立場を超えて政府全体の立場に立った視野を持つ人材を育成、活用し、内閣の一体性を確保しようとするものでございます。そういう観点から、政策の...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘のように、過去二回ほどトライアル、試行の評価を進めているところであります。今回の制度設計に当たっては、総務省、人事院と連携をし、これまでのトライアルにより得られた実証的知見を踏まえつつ検討を進めているところであります。  夏ごろからの全職員を対象としたリハ...全文を見る
○渡辺国務大臣 たしか前回の質疑の中で、二条の基本理念のところに理念を盛り込むべきであるという御意見をお聞かせいただいたわけでございます。大変貴重な御見解として承らせていただきました。前向きに検討すべき課題と考えます。
○渡辺国務大臣 昨年の十月に取りまとめていただいた専門調査会報告でございますが、これは、私が大臣として着任をしたときには延々と出口のない議論を行っていたわけでございます。これはまずいと私は考えまして、佐々木毅座長にお願いをし、昨年の四月には中間取りまとめをしていただきたい、そして...全文を見る
○渡辺国務大臣 検討体制につきましては、基本法成立後の課題でございます。しかし、有識者懇談会の答申がもう既に出されているわけでございますから、次の検討のメンバーというのは、当然のことながら関係当事者の意見を聞く場になろうかと思います。
○渡辺国務大臣 一元的な使用者機関設置の必要性については、先ほどの専門調査会の議論の中でも相当突っ込んだ議論が行われたわけでございます。  今回の基本法案では、政府全体を通ずる国家公務員の人事管理について、国民に説明する責任を負うとともに、職員の育成、活用を府省横断的に行うとと...全文を見る
○渡辺国務大臣 日本の官吏制度は、明治の初期に当時の近代国家の最もすぐれたものを導入してつくったわけであります。まさしく、坂の上の雲を追いかける有能な若者を家柄や身分、門地にとらわれずに登用していく、大変すぐれた制度であったかと思います。  残念ながら、準戦時体制を通じて政党が...全文を見る
○渡辺国務大臣 やはり国家の公務員として、モレールの高さ、能力の高さ、ともに必要であるかと思います。  今回の改革においては、一人一人の職員がその能力を磨きつつ、国民の立場に立って、責任を自覚し、誇りを持って職務を遂行するという姿が目指す国家公務員像であります。そうなり得るよう...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさにこういうリーダー育成というのは、現在の日本において何が欠けているのか、そしてあるべき姿は何か、歴史を検証してみることによって、歴史を振り返ってみることによって、その中に答えが書いてあったりすることがあるわけでございます。そうした検証をしながら、新しい国家公務...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の基本法においては、民間中途採用というコースからも幹部職員になれる道を開いておりますので、当然、民間中途採用者がトップに上り詰めるということは想定されるところであります。
○渡辺国務大臣 今回の基本法案におきましては、中途採用試験として、係長以上の職への採用を目的とした採用試験の区分を設けております。この趣旨は、これまでの採用試験が実質的に係員採用試験であることを踏まえて、民間企業などで勤務経験を積んだ人材が、その経験を生かして、公務の世界に入って...全文を見る
○渡辺国務大臣 昨年、国家公務員法改正法の議論の中で私が時たま出した例でございますが、例えば、三十で民間から公務の世界に入っていきたいという有能な若者がいたといたします。いきなり課長補佐に任用をされる。幹部候補育成課程に乗り、そのプログラムをこなしながら、例えばもう三十後半には、...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の法案では、幹部職員については内閣人事庁及び各府省の両方に所属すると規定をいたしております。具体的な制度設計は基本法成立後に行うという趣旨でございますが、基本的な理念としては、今の現行制度のように、採用から人材育成、幹部登用、そして退職後の天下りまでそれぞれ各...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の基本法では、まさに日本型政治任用とでも言えそうな分野というのを考えてみたわけでございます。講学上、政治任用というのは身分保障がつかないとされています。それに対して、いわゆるメリトクラシーという公務員制度のもとでは身分保障がつく。身分保障をつけながら政治任用的...全文を見る
○渡辺国務大臣 これだけ世界が一体化をしてまいりますと、当然、国家公務員の仕事の中に国際社会との接触が非常に大きな部分を占める分野がたくさん出てまいるわけでございます。そういった国際社会の中での国益を全うするための、国際的に十分通用する能力を有する人材を確保し、育成していくことに...全文を見る
○渡辺国務大臣 国際社会で日本の国益を全うするためには、今御指摘のような資質を備えた人材というのは大変有用だと思います。
○渡辺国務大臣 独法や公益法人改革につきましては、別途、今回の基本法とは別の形で今進めているところでございます。  今回の基本法案におきましては、定年延長等の公務の抜本的なシステムの整備によりまして天下りを構造的なところから断ち切っていこうという発想に基づいているわけでございま...全文を見る
○渡辺国務大臣 具体的な制度化の内容については基本法成立後に検討されることになります。御指摘の人事院規則二一—一も検討の対象になるものと考えております。  当然、検討に当たっては、官民の人事交流が官民癒着という疑念を抱かれることのないよう、公務の中立性、公正性に十分留意すべきも...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々は、官民の人材交流が、天下りという固定的な人事の配置とは全く別の世界であると考えております。  天下りというのは、まさに各省が人事の一環としてはめ込んでいくやり方をいうわけでございますから、まさしく日本型のリボルビングドア、官民の人材が行ったり来たり、官から...全文を見る
○渡辺国務大臣 官の世界が民の世界と隔絶したものでなければならないと我々は考えておりません。官の世界というのは、まさに国家公務員が国民全体の奉仕者であることからもわかるように、民のためにあるという位置づけができようかと思います。余りにも官が肥大化することによって民を圧迫してしまう...全文を見る
○渡辺国務大臣 昨年、私、規制改革担当大臣をやっておりました。その事務局にこうした民間からの人たちがたくさんいて、意見交換なども行ったりしてまいったのでありますが、やはり民間の感覚が生かされる、企画立案にそういうセンスを取り入れていくということは非常に大事なことだなという感想を持...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の基本法の中には、いろいろな形で、例えば民間からの中途採用あるいは公募を通じた任用等、いろいろな民間からの採用ルートを定めているところでございます。
○渡辺国務大臣 民間企業のメリットというよりも、民間のセンスを生かした人材登用が必要な時代であると考えます。  例えば私、今、金融担当大臣をやっておりますけれども、金融庁においては、民間からの採用が二割程度になっております。また、証券取引等監視委員会におきましては、民間からの登...全文を見る
○渡辺国務大臣 そういったことについてお聞きをしたことはございません。  しかし、民間の企業の中では経験できない公務の企画立案に携わることができたというのは、大変なメリットではないでしょうか。
○渡辺国務大臣 昨年の国家公務員法改正におきまして、かなり厳しい行為規制というのを盛り込んでおります。退職者が口ききをするというような行為を通じて一定の構成要件に該当した場合には刑事罰をもって処断する、そういう規定も盛り込まれたところでございます。  したがって、官民人材の流動...全文を見る
○渡辺国務大臣 現在、国会議員と公務員との関係については、必ずしも明確なルールがございません。本来、大臣を支えるべき公務員が、大臣の方針とは関係なく国会議員などとの折衝を行い、結果として政策決定における政治主導を損ない、官僚主導とも言われる状況を生み出しているという指摘がございま...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の法案では、議院内閣制という言葉が入っております。これは本邦法律の中で初登場した言葉でございます。  今まで、議院内閣制という概念がいわば空気のような存在であったのかもしれません。しかし、我々は、まさにこの議院内閣制という言葉をこの基本法の中に加え、真の政治...全文を見る
○渡辺国務大臣 政治主導というのは、端的に、内閣主導をイメージいたしております。国会が内閣をつくり、内閣の一員たる大臣が各省、官僚機構をコントロールしていく、まさしくこれが本来あるべき議院内閣制の姿でございます。  残念ながら、現在のあり方が、ともすれば官僚主導と言われ、官僚が...全文を見る
○渡辺国務大臣 国家公務員というのは、我々、選挙選抜公務員も、試験選抜公務員も、憲法十五条において、国民全体の奉仕者であり、常に国民の立場に立って職務を遂行することが求められるということでございます。政治家、国会議員の場合には、全国民の代表という位置づけが行われているわけでござい...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさしく我々は、真の意味での議院内閣制のもとでの新しい公務員像を今回の基本法で求めるものでございます。  議院内閣制という言葉が今まで全く法律の中で使われてこなかった、このことが何を意味しているのか。空気のような存在であったがゆえに使われてこなかったのか、はたま...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の基本法は、身分固定的なキャリア制度を廃止するものでございます。採用試験の種類によって、1種試験合格者が自動的に幹部候補生になってしまうという現行の制度がまさに時代おくれになっているという認識に基づき、能力・実績主義を徹底した制度に変えていこうというものでござ...全文を見る
○渡辺国務大臣 真の議院内閣制を実現し、官僚主導から政治主導への大転換を図るためには、やはり内閣あるいは大臣の裏方スタッフというものを充実させる必要がございます。言ってみれば、日本版政治任用とでもいうべきものかもしれません。  国家戦略スタッフや政務スタッフは、戦略的かつ機動的...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさに行政機関の内外から人材を募ろうとするものでございます。やはり機動的な国家戦略の立案を行うためには、優秀な頭脳も必要でありますし、また、現場のセンスを持っている人たちも必要でございます。政治主導の実現のためには、こうしたことをよくわかった裏方が必要なのでござい...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の基本法においては、国会議員にとって必要な情報収集が阻害されることのないようにすることが大事である、そういう基本方針のもとに案を提案させていただいたところでございます。  一方、現在、必ずしも国会議員と公務員との間に明確なルールがございません。本来大臣を支え...全文を見る
○渡辺国務大臣 桝屋先生には、公明党の行革本部長として御党の意見の取りまとめに当たっていただき、心から感謝を申し上げます。  今回の改革プランは、まさに、官僚主導から政治主導へという流れを確実なものにする、各省縄張り主義の弊害を改める、身分固定的なキャリア制度を廃止するという大...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の公務員改革は、仮に私が大臣でなくとも、どなたかがやらなければいけなかった、そういう課題であろうかと思います。まさに時代の要請というものが公務員制度改革担当大臣には覆いかぶさっているのではないでしょうか。  私の頭の整理では、日本は法治主義の国でございますか...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の改革案では、一人一人の職員が、その能力を高めつつ、国民の立場に立ち、責任を自覚し、誇りを持って職務を遂行するという姿を目指すべき国家公務員像として描いておるところでございます。  日本の国家公務員の定年は六十歳でありますが、ドイツ、フランスでは六十五歳、イ...全文を見る
○渡辺国務大臣 近年の行政改革のトレンドについては、桝屋先生には釈迦に説法でございますが、行政権を有する内閣の機能強化というのは大変に重要な課題であろうかと思います。  公務員の人事管理についても、その責任体制を確立するとともに、各省縦割りの弊害を改めていくこと、内閣の責任体制...全文を見る
○渡辺国務大臣 現行の国家公務員法では、任用は受験成績その他の能力の実証に基づかなければならない、第三十三条、また、職員は、国民全体の奉仕者として、公共の利益のために勤務し、かつ、職務の遂行に当たっては、全力を挙げてこれに専念しなければならない、第九十六条、などという規定がござい...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の基本法案では、職員の倫理の確立それから信賞必罰の徹底のための規定を設けております。「職務上知ることのできた秘密を漏らした場合その他の職務上の義務に違反した場合又は職務を怠った場合における懲戒処分について、適正かつ厳格な実施の徹底を図るための措置を講ずる」とい...全文を見る
○渡辺国務大臣 それぞれ大臣政務官が答弁されたわけでして、私はこうした実態が詳しくわかっているわけではございませんので、そのとおりなんだろうとは思いますが、ただ、素人目に見て、この数字は一体どうなっちゃっているんだろうなという感じは持ちます。いずれにしても、こうしたことの背景に公...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘のように、基本法案の第九条第三号において、国家賠償法に基づく求償権の規定がございます。適正かつ厳格な実施または行使の徹底を図るための措置を講ずるとしております。  徹底を図るための措置の具体的内容は、基本法成立後に検討されることになります。運用の徹底という...全文を見る
○渡辺国務大臣 まず、守秘義務違反とか国家賠償法に基づく求償権の行使、こうしたことが今まで厳格に適用されてきたかどうかということを考えますと、まずこうした規定の運用の徹底、厳格化していくということが大事であろうかと思います。
○渡辺国務大臣 詳しい数字を持っているわけではございませんけれども、ここに該当しない報告事案というのはあるんだろうと思います。恐らく、すべての政治サイドからの働きかけについて大臣に上げているということでは多分ないのかもしれません。局長段階あたりでふるい分けをして、大臣に上げるもの...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘のように、国際機関への派遣というのは我が国の国際戦略上も非常に大事なポイントであろうかと思います。基本法成立後、具体的な中身の検討に入っていくわけでございますが、法制上の必要措置を講ずる必要がある場合には、基本法施行後三年以内を目途として措置を講ずることを規...全文を見る
○渡辺国務大臣 私が申し上げましたのは、十四年の申し合わせの要件に該当しないものについて、政治サイドからのいろいろな働きかけがあった場合に、局長のところでふるい分けをして、大臣に上げるもの上げないものの判断をやっているという話を聞いたことがあるということを申し上げたつもりでござい...全文を見る
○渡辺国務大臣 たしか小泉内閣の初期のころ、外務省の関連事項で大変いろいろ世間をにぎわせたことがあって、こういった申し合わせができたのではないかと記憶をいたしております。(川内委員「何のですか」と呼ぶ)外務省の関係ですね。  国会議員またはその秘書から、個別の行政執行、つまり、...全文を見る
○渡辺国務大臣 詳しく調べたわけではございませんけれども、政からの働きかけというのは、先ほど申し上げたような個別の行政執行の事案以外にもたくさんあるわけでございます。したがって、そういったもろもろの接触について大臣に全部上げているのかということを尋ねたときに、局長段階で上げるもの...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさに、そういったことについてのルールや原則が全く今のところないわけでございます。したがって、今お問い合わせをしても、ルールも何もないわけでございますから、これは膨大な時間がかかってしまいます。それを待ってこの法案をどうするか処理を決めるということをやっておりまし...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさにそういったことの基準が全くないというところからスタートをして、このような基本法の制定の中できちんと規律をしていこうということに至ったということをぜひ御理解いただきたいと思います。  今現在は、そういうルールも規律も全くないのでございます。それは余りにも変だ...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさにそうした規律が全くございませんで、要するに、大臣に上げるもの上げないもののふるい分けの基準すらないというところに私は危うさを感じて、このような規定を今回盛り込んだところでございます。  もっとも、私がすべてこの法案を書いたということでは毛頭ございませんで、...全文を見る
○渡辺国務大臣 「協約締結権を付与する職員の範囲の拡大に伴う便益及び費用」という文言については、例えば専門調査会の報告では、費用として、労使交渉に伴う費用の増大など、また便益として、コスト意識の徹底などを挙げているところであります。  費用、便益については、金銭換算できるものに...全文を見る
○渡辺国務大臣 たしか、私の記憶では、見直すという言葉は、昨年四月の中間報告といいますか中間取りまとめの段階で使われたのではないかと記憶しております。(川内委員「骨太にも出ている」と呼ぶ)その中間整理を受けて、骨太に「改革の方向で見直す。」ということになったものと思います。  ...全文を見る
○渡辺国務大臣 基本法案では、「協約締結権を付与する職員の範囲の拡大に伴う便益及び費用を含む全体像を国民に提示してその理解を得ることが必要不可欠であることを勘案して検討する。」といたしております。  つまり、協約締結権を付与する職員を拡大した場合に、どのような便益、費用が想定さ...全文を見る
○渡辺国務大臣 専門調査会において、この議論は、私が大臣に着任をしましたときには延々と出口のない議論を行っている状況でございました。ということは、専門調査会が、行革推進本部の存続の期間である五年間、まさに出口なき議論を行うという仕切りであったわけでございます。  これではいかぬ...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほどの専門調査会の報告に戻って恐縮でございますが、一定の非現業職員について、協約締結権を新たに付与するとともに第三者機関の勧告制度を廃止し、政府が主体的に勤務条件を考え、職員の意見を聞いて決定できる機動的かつ柔軟なシステムを確立すべきであるとしておるわけでござい...全文を見る
○渡辺国務大臣 当然、この基本法成立後速やかに、それぞれの当事者の意見も聞きながら検討を進めていくことになろうかと思います。  基本法が成立した暁には、延々と出口のない議論をやるなどということは許されないわけでございまして、最初、五年をかけて専門調査会の議論をやろうというのを、...全文を見る
○渡辺国務大臣 どのくらいでやるということを決めているわけではございませんけれども、速やかに議論に取りかかり、専門調査会の議論が一年半で結論が出ましたので、当然、そのあたりの時間感覚を考えながら検討することになるものと思います。
○渡辺国務大臣 専門調査会の方は、延々と出口のない議論をやる予定だったものを、私が時間を区切りまして、結果として一年半で終わったわけでございます。私が大臣に就任してからは十カ月で結論を出していただきました。  ですから、そういう時間感覚を念頭に検討を進めるべきであるということを...全文を見る
○渡辺国務大臣 その経済財政諮問会議は、私は出席いたしておりません。また、公益法人改革は私の所管ではありませんが、大変結構な御提案だと思います。
○渡辺国務大臣 天下り規制につきましては、昨年、大議論をいただきまして、各府省のあっせんを全面禁止するという決定をいただいたわけでございます。したがって、今、公益法人も含めて人事の一環として張りつけているやり方ができなくなるということでございます。  官民人材交流センターは、こ...全文を見る
○渡辺国務大臣 やはり、こうした従来型の習慣を抜本的に変えていくためには、監視ということが非常に大事だと思います。そのために再就職等監視委員会はつくるわけでございまして、この委員会ができるかできないかによって大変な落差が生じてしまいます。ぜひこの再就職等監視委員会はつくらせていた...全文を見る
○渡辺国務大臣 やはり、天下りの悪弊、天下りから生ずるいろいろな弊害を根絶していく必要がございます。天下りという慣行そのものも根絶をしていく必要がございます。その過程で、今委員が御提案になられたアンケート調査は大変威力を発揮すると思いますので、十分検討させていただきたいと思います...全文を見る
05月23日第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第20号
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○渡辺国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府としましても、御趣旨を踏まえ、配意してまいりたいと存じます。     —————————————
05月23日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第19号
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○渡辺国務大臣 昨年の審議の中で私が申し上げましたのは、能力・実績主義を徹底することによって、現行の年次主義、年功序列人事慣行がなくなっていくはずである、またなくしていかなければならない、そう申し上げました。  年功序列があるがゆえに、五十何歳かになりますと、同期横並び、昇進の...全文を見る
○渡辺国務大臣 専門調査会の議論をやっておりましたときに、責任の所在という観点からいろいろな御意見が出されました。一体だれが責任を持ってこの国の公務員制度を運営しているんだ、やはり、ばらばらに分かれている今の体系については相当問題があるではないかという議論でございました。  今...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の基本法では「内閣人事庁は、政府全体を通ずる国家公務員の人事管理について、国民に説明する責任を負う」としております。その責任を実効的に果たすためには、人事管理に係る各制度を内閣人事庁が所管する必要がございます。  今、委員が御指摘になられました問題認識の中で...全文を見る
○渡辺国務大臣 基本法の第十一条二号においては「総務省、人事院その他の国の行政機関が国家公務員の人事行政に関して担っている機能について、内閣人事庁がその担う機能を実効的に発揮する観点から必要な範囲で、内閣人事庁に移管する」と規定をいたしております。当然、現行の制度を見直しをしてい...全文を見る
○渡辺国務大臣 外交日程というのはこちらの都合だけでは決まらないんだろうと思います。相手のあることでございますから、そういったもろもろのことを勘案して御判断をされたものと思います。
○渡辺国務大臣 福田総理は、この法案をぜひ今国会で成立させていただきたいという強い思いを語っておられます。私も同様でございます。福田内閣を挙げて、この法案を国会にお示しし、そして今国会での成立を心よりお願いするものでございます。
○渡辺国務大臣 人事院が行ったアンケートによりますと、国家公務員を希望しない学生は、その理由として、保守的で、創造的な仕事ができそうにないといった仕事面に加え、残業が多く、私生活との両立が難しそうだといった点も挙げられているわけであります。  平成十三年に行革事務局で行った各府...全文を見る
○渡辺国務大臣 若手の職員から時たま私が聞かされる話は、例えば、民間と非常に違うところに落差を感じたり、あるいは、公のために尽くす、そういう高い志を持って入ってきたのが、国会待機などによって徹夜徹夜に近い仕事を強いられるとか、あるいは今の時代に合った企画立案を行おうとしても、先輩...全文を見る
○渡辺国務大臣 今御指摘になられました今回の基本法案においては、業務の簡素化のための計画の策定、職員の超過勤務の状況を管理者の人事評価に反映させるための措置、優秀な人材の確保を図るため、職員の初任給の引き上げ、職員の能力及び実績に応じた処遇の徹底を目的とした給与及び退職手当の見直...全文を見る
○渡辺国務大臣 行革推進法にのっとって我々はいろいろな行政改革を進めてきております。今回の公務員制度改革もまさにその一環であります。行革推進法においては、簡素で効率的な政府を目指すという理念が書かれておりまして、まさにその方向性を持った今回の改革でございます。
○渡辺国務大臣 今回の基本法においては、試験の種類についての規定はございますが、採用の規模については触れておりません。まさしく委員が御指摘になられたような問題認識も踏まえながら、基本法成立後に検討をしていくことになろうかと思います。
○渡辺国務大臣 行革推進法では、簡素で効率的な政府を実現することが喫緊の課題であることにかんがみ、簡素で効率的な政府を実現するための行政改革について定めております。まさにこの理念にのっとって、公務員制度改革が行革推進法の第六十三条においても規定をされているわけであります。総人件費...全文を見る
○渡辺国務大臣 行政改革というのは不断の見直しが必要であろうかと思います。当面、我々は、行革推進法の規定に基づきましてさまざまな改革を進めているところでございます。今回の公務員改革もまさにその理念にのっとって行われるものでございます。
○渡辺国務大臣 平成の時代に行ってまいりました構造改革というのは、端的に申し上げれば、中央集権から地方分権へ、官僚主導から政治主導へという大きな流れを基本としているわけでございます。したがって、今回の公務員制度改革も、その大きな柱の一つが、各省割拠主義の打破を目指すものでございま...全文を見る
○渡辺国務大臣 どちらの立場から考えるかという説明の違いではないでしょうか。私は、担当大臣として、今回の公務員制度改革の方から分権改革を述べただけでございます。一方、分権改革の方から見れば、まさに今委員が御指摘になられたような発想もあり得るものと考えます。
○渡辺国務大臣 分権改革は、増田大臣が精力的に進めておられます。私も基本的に大賛成でございまして、増田総務大臣とは連携をとりながら、この公務員制度改革を進めてまいりたいと考えております。
○渡辺国務大臣 今回の公務員制度改革の目的は、国民全体の奉仕者である国家公務員について、一人一人の職員がその能力を高めつつ、国民の立場に立ち、責任を自覚し、誇りを持って職務を遂行することであります。  今回の改革はまさに霞が関改革とでも言うべきものでございまして、政治主導を強化...全文を見る
○渡辺国務大臣 幹部職員の適格性審査は、内閣人事庁が、これらの者が幹部職員としての能力、適性を有しているかという観点から行います。具体的な審査基準については基本法成立後に検討いたしますが、幹部職員には、常に国民の立場に立って職務を遂行する者、各府省の立場を超えて政府全体の立場に立...全文を見る
○渡辺国務大臣 昨年御議論をいただきました改正国家公務員法において、新たな人事評価は、職務を遂行するに当たり発揮した能力及び上げた業績を把握して行うこととしております。  具体的には、まず、能力の評価については、職務の種類及び課長、課長補佐等の職制上の段階に応じて標準職務遂行能...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の改革プランの基本は、真の議院内閣制のもとでのあるべき国家公務員像を目指しているものでございます。議院内閣制という言葉自体が、我が国の法律の中には今まで一度も出てきたことがございませんでした。今回、まさに本邦初出場という形でこの議院内閣制が本法案の中に登場した...全文を見る
○渡辺国務大臣 専門調査会の最終答申において、一定の非現業職員について、協約締結権を新たに付与するとともに第三者機関の勧告制度を廃止して、政府が主体的に勤務条件を考え、職員の意見を聞いて決定できる機動的かつ柔軟なシステムを確立すべきとしております。一方において、改革に伴うコスト等...全文を見る
○渡辺国務大臣 縮めて申し上げますと、一定の非現業職員について協約締結権を新たに付与する、一方で、改革に伴うコスト等に十分留意して慎重に決断する必要がある、改革の全体像を国民に提示してその理解を得ることが必要不可欠である、これらを一つのセンテンスにしたものが第十二条でございます。
○渡辺国務大臣 センテンスを分ければもっとはっきりしたのかもしれませんが、さまざまな政府の調整の結果、ワンセンテンスになったものでございます。
○渡辺国務大臣 先ほど来話を申し上げております専門調査会の最終報告書では、「責任ある労使関係を構築するためには、透明性の高い労使間の交渉に基づき、労使が自律的に勤務条件を決定するシステムへの変革を行わなければならない。しかし、現行のシステムは、非現業職員について、その協約締結権を...全文を見る
○渡辺国務大臣 修正するか否かについては、まさに当委員会において協議が行われているものと認識をいたしております。  第十二条に対応する基本理念を第二条に設けるべきとの御提言については、大変貴重な御提言として承らせていただいております。前向きに検討すべき課題だと考えております。
○渡辺国務大臣 検討体制については基本法成立後の課題でございます。引き続き、関係当事者の意見を十分聞いて検討をしてまいります。  なお、御指摘の職員団体は、当然関係当事者でございます。
○渡辺国務大臣 福田総理が、衆議院本会議で五月九日にお答えをしておりますように、組合を初め関係各方面と十分話し合うようにILOの勧告は要請したものと認識しておりますと述べておられます。まさに私も同様でございますが、過去三回にわたるILO勧告は、基本的に、公務員制度改革について政府...全文を見る
○渡辺国務大臣 基本法案が通る前から、いつまでに結論を出すということを私は申し上げるつもりはございません。しかし、基本法成立後速やかに検討に入るべきだと考えております。  御指摘の専門調査会の議論は、私が大臣に着任をいたしましたときには、延々と出口のない議論をやっているかのよう...全文を見る
○渡辺国務大臣 御指摘のように、公務員制度改革については、平成十二年の閣議決定や平成十三年の閣議決定、すなわち公務員制度改革大綱の趣旨を踏まえて検討を進めてまいりました。  平成十六年には与党から今後の公務員制度改革の取り組みについての申し入れを受けまして、関係者、すなわち組合...全文を見る
○渡辺国務大臣 御案内のように、今回の改革については、国家公務員の採用から退職に至るまでの人事制度全般にわたって総合的なプランを推進するための基本方針が盛り込まれております。それらの具体的内容の検討や必要な法令の整備などには相当時間を要することが想定されます。  しかしながら、...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の改革プランは、現行のキャリア制度を廃止するものでございます。  御案内のように、1種試験合格者が身分固定的に幹部候補になるという現行の弊害を抜本的に改めていこうとするものでございます。  幹部候補育成課程の対象者の選定については、採用後、一定期間の勤務経...全文を見る
○渡辺国務大臣 一般職、専門職あるいは民間中途採用者からも、当然、課長級の管理職員にはなれます。また、幹部候補育成課程に入ってくることも可能でございます。  幹部候補育成課程の対象者の選定については、採用後、一定期間の勤務経験を経た者の中から、本人の希望及び人事評価に基づいて随...全文を見る
○渡辺国務大臣 まず、総合職試験から何名採るかという規模の議論は、まさに基本法成立後の検討課題でございます。また、具体的な幹部候補育成課程の内容についても、基本法成立後の検討になります。  幹部候補育成課程の対象者の選定は、採用試験の種類に関係なく、採用後の本人の能力と実績に基...全文を見る
○渡辺国務大臣 試験ごとの課程対象者を公表するか否かについて、基本法では触れておりません。まさしく、国会の議論を踏まえ、基本法を成立させていただいた後の検討課題であろうかと思います。
○渡辺国務大臣 幹部職員の任免については、内閣人事庁は、各府省から幹部職員の候補者名簿の原案が提示された場合に、これらの者が幹部職員としての能力、適性を有しているかどうかという観点から適格性審査を行います。また、内閣人事庁は、必要に応じて、みずから幹部職員の候補者名簿を作成いたし...全文を見る
○渡辺国務大臣 先ほど来議論をいただいております第十二条については、基本法成立後に協約締結権のあり方について検討する際に、交渉における使用者代表のあり方についても検討がなされるものと考えております。  国における使用者機関の確立という課題については、昨年十月に取りまとめられまし...全文を見る
○渡辺国務大臣 この基本法を立案する際に、公務員制度の総合的な改革に関する懇談会の報告書をいただいております。その報告書の中で「労働基本権の付与については、専門調査会の報告を尊重する。あわせて、国における使用者機関のあり方について検討する。」とされているところでございます。  ...全文を見る
○渡辺国務大臣 行革推進法においては、公務員の労働基本権のあり方について検討を行うこととされたわけであります。それに基づいて設置されました専門調査会の検討が開始されまして、昨年の四月二十四日、中間報告をいただきました。「労働基本権を含む公務員の労使関係の問題についても、改革の方向...全文を見る
○渡辺国務大臣 新たな人事評価制度の導入を核とする能力・実績主義の人事管理は、既に昨年の法改正によって導入が決定をされております。民間で行われているように能力・実績主義を徹底していくわけでありますから、労使関係のあり方についても、民間を参考に専門調査会で御検討をいただくことが重要...全文を見る
○渡辺国務大臣 本基本法案成立後、速やかに検討を開始すべきものと考えます。その際、専門調査会の有識者というよりは当事者、職員団体も含めた当事者の話を聞くということが大事なことであると考えております。
○渡辺国務大臣 今回の基本法案では、各府省に、国会議員への政策の説明その他の政務に関し大臣を補佐する職として政務専門官を置くことにいたしております。政務専門官は、国会議員に対して法案の説明を含む政策の説明を行うほか、その他の政務として、国会、政党との連絡、交渉を初めとする政治と行...全文を見る
○渡辺国務大臣 政務専門官の仕事の中身でございますが、法案の説明を含む政策の説明のほか、その他の政務として考えておりますことは、国会や政党との連絡、交渉を初めとする政治、行政との調整に関することを行うものでございます。
○渡辺国務大臣 政務専門官において説明の困難な、より専門的な問題については、政務専門官以外の職員が国会議員に接触することになります。その際、大臣の指示を必要とするなど、大臣による指揮監督をより効果的なものとするための規律を設けることといたしております。
○渡辺国務大臣 政務専門官を置く理由は、国会議員と公務員との関係について必ずしも明確なルールが現在ございません、本来大臣を支えるべき公務員が、大臣の方針とは関係なく国会議員等との折衝を行い、結果として政策決定における政治主導を損ない、官僚主導とも言われる状況を生み出しているという...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の基本法案では、議院内閣制のもとで、公務員が内閣、内閣総理大臣及び各大臣を補佐する役割を適切に果たすために、大臣の指揮監督のもとで、政と官の接触の集中管理を行うものでございます。  すなわち、各府省に国会議員への政策の説明その他の政務に関して大臣を補佐する政...全文を見る
○渡辺国務大臣 まさに今回の改革プランは、真の議院内閣制のもとでの国家公務員像を追求するものでございます。官僚内閣制ともやゆされる官僚主導型の体制を根本的に改めていこうというものでございます。  国会議員と公務員との関係について、現在、必ずしも明確なルールがございません。本来大...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の政官接触の集中管理に関する規律については、基本法成立後に具体化していくことになります。その際、国会議員の側からの情報収集等には支障を生じないよう十分配慮をしながら検討してまいります。
○渡辺国務大臣 ロビーイング活動で説得されてしまう国会議員がいるのが問題だとの御指摘でございますが、これはまさしく次の課題として、国会改革、政治改革の中で御議論をいただきたいと思います。
○渡辺国務大臣 一般論として私が申し上げたかったことは、まず、政治の最終決定というのは選挙で行われます。各政党がマニフェストを国民に提示し、その中でどの政党を国民に選んでいただくかという競争が行われるわけであります。そして、選挙の結果、国会の多数派を形成した勢力が内閣を組織するわ...全文を見る
○渡辺国務大臣 我々がこの法案の中で基本として考えている理念というのは、まさに官僚主導から政治主導への流れを確実なものにするということでございます。そして、政治主導というのは、真の議院内閣制を実現していくということであります。  国会の多数派というのは選挙で決められるわけであり...全文を見る
○渡辺国務大臣 そういった話が巷間あるわけでございますから、まさにそういうちまたで言われていることを念頭に置いて、やはりこの国のあるべき姿を追求していこう、官僚内閣制などと言われない体制をつくっていこうということでございます。
○渡辺国務大臣 まさに我々は、こうした官僚内閣制から真の議院内閣制への転換を図っていくという理念に基づいて今回の基本法案の策定を行い、今国会に提出をしたところでございます。  この法案が実現をいたしますと、官僚のロビーイング活動、つまり、私が再三申し上げるように、大臣の意見はさ...全文を見る
○渡辺国務大臣 国会議員の側から情報を収集することについて支障を生じないよう、基本法成立後に規律を具体化してまいりたいと考えます。
○渡辺国務大臣 国家戦略スタッフは、戦略的かつ機動的な政策判断や迅速な意思決定の必要性が増大する中で、総理大臣による政治主導の強化を図る必要がございます。そのために、国家の重要な政策の企画立案に関して、総理大臣を補佐する職として設置をするものでございます。規模や現存する職との関係...全文を見る
○渡辺国務大臣 真の議院内閣制のもとで政治主導を実現するためには、裏方が必要となります。まさに、その裏方部隊というのを担うのが国家戦略スタッフであり、政務スタッフでございます。戦略は細部に宿るという格言がございますが、まさに細部にわたる戦略の企画立案を行うのがこれらのスタッフでご...全文を見る
05月26日第169回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 早期勧奨退職はなくしていかなければなりません。また、今の改革プランを実行することによってなくなっていくものと考えております。  昨年御審議をいただきました国家公務員法改正において年次主義をやめようと、それから試験区分に基づいた人事をやめようということに...全文を見る
05月27日第169回国会 参議院 財政金融委員会 第12号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 金融庁としては、節目節目で金融機関に要請をしております。昨年の暮れ、それから今年の三月だったでしょうか、ちょっと正確に覚えておりませんけれども、様々な金融機関の団体の皆様方にお集まりいただきまして、私だけでなく、財務大臣、経産大臣等、政府を挙げて金融機関...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まさに金融検査を理由に貸出しを抑制するなどということがありましたら、これは言語道断でございます。  金融検査マニュアルを理由にして、健全な事業を営んでいる融資先に対して貸し渋り、貸しはがしというような不適切な取扱いを行っていないかどうか、これも検査対象...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) ただいま議題となりました金融商品取引法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  我が国金融資本市場の競争力の強化は、一千五百兆円に及ぶ家計金融資産に適切な投資機会を提供するとともに、内外の企業等に成長資金を適...全文を見る
05月28日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第20号
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○渡辺国務大臣 国家戦略スタッフというのは、まさに総理官邸の裏方でございます。戦略的かつ機動的な政策判断や、迅速な意思決定の必要性をサポートするものであります。まさに国家的に重要な政策に係る企画立案に関して内閣総理大臣を補佐する職として設置をいたします。  この任用については、...全文を見る
○渡辺国務大臣 修正前の政府案でございますが、ここにも適格性の審査の制度を設けております。一たん幹部職員になったらもう二度とやらなくていいんだという考えは、政府案においてもとっておりませんでした。  修正案の枠組みのもとでは、先ほど提案者から御答弁がありましたように、ポストがか...全文を見る
○渡辺国務大臣 もともとの政府案では、現状のいわゆる大臣の人事権という名のもとに各省において事務方の仲間内人事が行われる、そういう人事を大臣が追認せざるを得ないような実態が指摘されておりました。こういったことを改めるために、内閣人事庁でも候補者名簿を提示するという仕組みを提案した...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の政府案第六条において総合職試験というものを定めております。「政策の企画立案に係る高い能力を有するかどうかを重視して行う試験」ということでございます。  今回の基本法案では、現行の採用試験の種類を大幅に見直しをいたしております。今申し上げた総合職試験のほかに...全文を見る
○渡辺国務大臣 今回の幹部候補育成課程の考え方は、人事評価に基づく厳格な選抜と絞り込みを根本原則とするものでございます。したがって、一般職試験合格者あるいは専門職試験合格者であっても、まさにこうした厳格な選抜と絞り込みの過程の中で管理職員に求められる政策の企画立案及び業務の管理に...全文を見る
○渡辺国務大臣 これは私がお答えすべきことではないかもしれませんが、今回の修正案におきましては、政府は、協約締結権を付与する職員の拡大に伴う便益及び費用を含む全体像を国民に提示し、その理解のもとに、国民に開かれた自律的労使関係制度を措置するものとする、こういう規定でございます。 ...全文を見る
○渡辺国務大臣 政府案の第十一条でございますが、政府案では内閣人事庁と言っておりますが、この設置に当たっては、その担う機能を実効的に発揮する観点から、人事院その他の国の行政機関が国家公務員の人事行政に関して担っている機能について、必要な範囲で移管すると規定をしているところでござい...全文を見る
○渡辺国務大臣 基本法の成立後、第十二条に基づき協約締結権のあり方について検討する際には、交渉が不調になった場合の調停、仲裁のあり方についてもあわせて検討が行われるものと考えております。
05月29日第169回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
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○国務大臣(渡辺喜美君) まさに金融処分庁などという汚名を晴らす必要がございます。今、大久保委員御指摘の「ベター・レギュレーションの進捗状況について」でございますが、まさにより良い規制の取組についてどれぐらい進捗したか、また進捗していないのかといった点について自らチェックをし、今...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これは私の所管ではありませんので一般論で申し上げますが、対内投資のルールに関しては、公共性の程度に応じた公的規制の要請がある一方で、対日直接投資の促進や我が国資本市場の競争力の強化という大変重い課題との整合性を確保していくことが大事でございます。  日...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 一般論でありますが、対内投資のルールに関しては、公的規制の要請のバランスと対内直接投資の促進が我が国金融資本市場の競争力強化につながる、こういった大きな課題との整合性が必要でございます。物言う株主に対しては物言う事務次官が常に出動するというやり方でこれか...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 欧米の巨大複合金融機関が膨大な損失を出したところがございます。そういうところでは確かに経営陣が交代をした例もあります。金融機関の経営陣の責任の取り方という問題については、基本的に、株主あるいは他のステークホルダーとの関係も踏まえつつ、金融機関自らが判断を...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 日本に残念ながら金融専門人材が至る所に配置されているという状況にはまだなっていないと考えております。    〔委員長退席、理事円より子君着席〕  こういった金融専門人材が、共通のセンス、コンプライアンス感覚を持って、監督当局にも発行会社にも証券会社に...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) そういう御議論は大いにあり得ると思いますので、今後検討してまいりたいと考えます。
○国務大臣(渡辺喜美君) インサイダー情報にアクセスすることのできるメディアの職員がイカサマ取引をやっていた、それも公共放送の職員がそのような行為に及んだというのは言語道断であります。私も、この事件を聞きましたときに大変ショックを受けました。  NHKの中に第三者委員会が設置を...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 突然でございますが、この事案の全体像について残念ながら私全く分かっておりませんのでコメントはいたしませんけれども、やはり日本の金融資本市場というのが世界に開かれたマーケットであり、そこに行くと非常に使い勝手がいい、また公正さや透明性が担保をされている、内...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 競争力というのはやはり、市場参加者が多様なニーズを持っておりますので、その多様なニーズに適切にこたえられるということが大事であります。また、当然のことながら、市場参加者にとって魅力のあるマーケットでなければならないということであります。  魅力を構成す...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 我々、ずっとこの間、市場の改革に取り組んでまいりました。残念ながら、国際的に見て日本の金融資本市場の競争力が相対的に低下しているのではないかと言われ続けております。  例えば、シティー・オブ・ロンドンが、〇八年ですから今年でしょうか、今年の三月に実施し...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御案内のように、日本は少子高齢化という大変な構造変化の渦中にあるわけでございます。こういう中で我が国経済が持続的に成長をしていくためには、やはり一千五百兆円の家計の富、個人金融資産というものに適切な投資機会を提供していくことが大事であります。また、内外の...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御指摘のように、銀行、保険会社には、経営の健全性を確保し、預金者、契約者保護を図るために法律で他業禁止が課されているところでございます。  これについては、まず第一に、本業に専念することによる効率性を発揮してもらう、第二に、本業以外の業務を営むことによ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 銀行が融資を通じてお客様にその他の業務で影響力を行使する優越的地位の濫用というのはあってはならないことであります。  先ほどの公正取引委員会の平成十八年の六月の調査報告を受けまして、金融機関に対して優越的地位の濫用問題への取組を徹底するよう文書で要請を...全文を見る
05月30日第169回国会 参議院 本会議 第23号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 国家公務員制度改革基本法案について、その趣旨を御説明申し上げます。  行政に対する信頼を回復し、行政の運営を担う国家公務員が常に国民の立場に立って職務を遂行することを徹底するためには、国家公務員制度の在り方を原点に立ち返って見直し、国家公務員の意識を改...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 藤本祐司議員にお答えをいたします。  政府提出法案が修正されたことに関しての感想についてのお尋ねであります。  私はかねて、今回の国家公務員制度改革は、官僚主導を取るか政治主導を取るかが最大の争点であり、多少の差異は乗り越えて、ともかく法案を成立をさ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 松村龍二議員にお答えをいたします。  今回の公務員制度改革に踏み切ったいきさつ、改革に向けた意欲及びあるべき公務員の姿についてのお尋ねでございます。  御指摘のとおり、グローバル化の進展など、社会経済情勢が大きく変化する中で、公務員制度がこれに対応で...全文を見る
06月03日第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号
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○渡辺国務大臣 昨年十二月十一日、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第五条に基づき、平成十九年四月一日以降九月三十日までを報告対象期間として、その間における破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告書を国会に提出申し上げました。  本報告に対する御審議をい...全文を見る
○渡辺国務大臣 足利銀行の処理につきましては、預金保険法百二条のいわゆる三号措置が適用されたわけでございます。三号措置適用行としては本邦初でございまして、まさにこれが成功するかどうか、一号措置、二号措置、三号措置に係る危機管理のイシューとして、その成否が問われたわけでございます。...全文を見る
06月03日第169回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 昨年十二月十一日、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第五条に基づき、平成十九年四月一日以降九月三十日までを報告対象期間として、その間における破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告書を国会に提出申し上げました。  本報告に対する...全文を見る
06月03日第169回国会 参議院 内閣委員会 第18号
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○国務大臣(渡辺喜美君) この度、政府から提出いたしました国家公務員制度改革基本法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  行政に対する信頼を回復し、行政の運営を担う国家公務員が常に国民の立場に立ってその職務を遂行することを徹底するためには、国家公務員...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まず、お答えする前に、この改革基本法案がここまで来れましたことは私のリーダーシップではなく、政府においては総理のリーダーシップでございました。また、政府内の調整に当たられた官房長官の御尽力でもございました。そして、政府案が国会において修正をされましたこと...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 元々、政府案の原点は、現状では大臣の人事権という名の下に各省事務方の仲間内人事が横行しているのではないか、そして各省大臣がそれを追認せざるを得ない状況に置かれている実態があるのではないかと、そういう問題認識からスタートいたしております。こういったことを改...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御指摘のように、大臣のイニシアチブということを考えれば、特定の人材を幹部に登用するということは大いにあり得る話であります。そういったことを排除する必要は全くないと考えます。  修正提案者の答弁されたような手続、すなわち各省から内閣人事局に推薦するといっ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 提案者に同じでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 課長級の場合には、内閣人事局の定める統一基準などの下で、大臣は基本的には官房長官との協議を行うことなく任用をすることになろうかと思います。ただし、統一基準から逸脱して任用がなされているなどという場合には、官房長官から大臣に協議を申し入れることが考えられま...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 修正前の政府案におきましても適格性審査の制度を設けております。いったん幹部職員になったら、もう二回は適格性審査はやらないということではございません。ポストが変わるたびにこの審査は行われると考えておりました。修正案の枠組みの下では、今提案者から御答弁があり...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほども申し上げたように、修正前の政府案でも内閣人事庁が適格性審査を行うという規定を置いておりました。任用時に適格性審査を行う以上、いったん任用された後の仕事ぶりが不適格な場合、その職から外すべきであるという進言を各大臣に行うことも当然内閣人事庁の任務に...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) そのとおりでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 幹部職員の範囲は、今回の基本法に基づいて個別法の整備を行う中で明確にされるべきものと考えております。  基本法案においては、幹部職員は、条文の文面上、主として大臣任命の職員を想定しているものと考えておりますが、先ほど議論のありました大使などについても、...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 幹部職員及び管理職員を対象とした新たな制度をつくるというのは、一般の職員とは異なる任免や評価などの制度を設けるものであろうと考えます。  御指摘の六条四項二号の公募でございますが、民間からの人材登用、また省庁の枠を超えた人材登用に際して、公募は大変有効...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 公募にも民から官公募、官から官公募というのがございます。韓国では二割が民から官公募、三割が官から官公募、合計五割が公募ポストであるということでございます。日本においていきなり全ポストを公募でやれというのは困難であろうかと思いますが、韓国のように数値目標を...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 修正後の条文によりますと、幹部職員については内閣人事局で一元的に候補者の適格性審査を経て候補者名簿の作成を行うことになっています。したがって、幹部職員に関しては、公募により候補者を募るのも内閣人事局が一元的に担うということにしなければ制度の整合性が確保で...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御指摘のように、内閣人事局は各省庁から中立で、各省庁の評価をうのみにする人では困るわけです。また、各幹部の勤務状況を的確に把握できる人物である必要もございます。こうした人物はなかなかいそうでいないのかもしれません。少なくとも特定の省の出身者の固定ポストに...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) これも今後の組織構築に向けての大きな課題であろうかと思います。基本的に局長に準ずる資質が人事局長を支えるスタッフには求められると思います。各省の意向を受けて働く、動く、そういうスタッフをいかに排除するかという仕掛けが大事であろうかと思います。  特に組...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御指摘のような部局は、例えば、総務省行管局の機構、定員関係事務とか、人事院給与局の級別定数を定める部局とか、人事・恩給局の事務、それから年金、共済関係の事務、こういったことが一応考えられますが、こういったことを内閣人事局へ移管を検討していくことになろうか...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今後の検討課題であろうかと存じます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 基本法の十一条では、内閣人事局設置のため必要な法制上の措置を一年以内を目途に講ずることとしております。その際、内閣法十二条も改正し、必要な事務の追加を行うべきものと考えます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 事務次官クラスを数十名といった議論がなかったわけではございません。  そもそも国家戦略スタッフというのは、内閣の重要政策について企画立案を機動的に補佐するというための部隊であります。その趣旨からいたしますと、実務を機動的にこなすためには、中堅、若手の人...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 全く御指摘のとおりだと思いますね。まさに今、松井委員がお話しになられたようなことを我々も目指して昨年以来改革に取り組んできたわけでございます。  したがって、現行のキャリア制度の実質的な温存や、ましてそれを制度化してより強固なものにするなどということが...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 内閣人事局は、幹部候補育成課程に関する統一的な基準の作成及び運用の管理を行うことになっております。  各府省において不適切な運用がなされている場合には是正を求めることが想定されております。最終的に幹部職員の適格性審査を行います。この点が最大の監視機能と...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) イエスでございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 今後の検討課題ではございますけれども、政務スタッフを経験した者が有力な幹部候補になり得るということもあるわけです。ということを考えれば、内閣人事局が政務スタッフの人事情報の管理を行うということは適切なことだと考えます。
○国務大臣(渡辺喜美君) 幹部職員については、内閣人事局が適格性審査、それから候補者名簿作成などの形で任免にかかわります。平素から人事に関する情報の管理は幹部職員についても行うことになります。詳細は今後の課題でございます。
○国務大臣(渡辺喜美君) ルール策定については、一義的には法案成立後につくられます国家公務員制度改革推進本部事務局になろうかと思います。その後の運用段階においては、内閣官房等の恒常的な組織において管理することが考えられます。どこで担うかについては今後の検討課題でありますが、例えば...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の基本法すなわちプログラム法の核心は、公務員制度にかかわる様々な課題について明確に期限を定めるところにございます。検討する事項については、出口なき検討を延々と続けるということではございません。御指摘のように、五年以内を目途に何らかの成案を得るべく検討...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 労働基本権については、修正後の条文で、自律的労使関係制度を措置するとしております。この措置には、当然法制上の措置が含まれるものと考えられます。したがって、法の四条に従い三年以内を目途に法制上の措置を講ずる、すなわち法案を提出することが政府の責務であります...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) この法案を作る前に有識者の懇談会というものを開いていただきました。これは本年一月までの間、昨年の八月だったでしょうか、かなり突っ込んだ議論をやっていただきました。その中には、公務の経験もある、民間の経験もある、例えば岩田喜美枝さんのような方もいらっしゃい...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 私の記憶では、中曽根内閣時代、そして橋本内閣時代にそれぞれ行政改革、省庁再編がかなり行われたわけでございますが、同時に、公務員制度改革の議論もあったかと聞いております。残念ながら、そちらの方までは手が回らなかったのかもしれません。  小泉内閣においては...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 世間でいう官僚内閣制というのは、真ん中に官僚機構があって、国会と大臣を官僚が上手にコントロールしながら動かしていく仕組みのことを言っているものであろうかと存じます。  一方、真の議院内閣制というのは、言うまでもございませんが、国会の多数派が内閣をつくり...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど申し上げました公務員制度改革に関する有識者の懇談会においては、例えば専門職であれば外国人の登用も可能ではないかというような意見も一部ございました。最終報告書にはこうした観点は盛り込まれてはおりません。基本法についてもこの点については何ら触れておりま...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 十分な検討が行われなかったということで理解をいたしております。
○国務大臣(渡辺喜美君) 国家戦略スタッフ等につきましては、今回、特別職の国家公務員としています。公務の内外から公募を活用するなどして人材を機動的に登用していくことが肝心だと考えます。  御指摘のように、民間から募集をする場合、給与その他の処遇の面あるいは退任後の扱いについてハ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御指摘の現行キャリア制度というのは法律に書いてあるわけではございません。しかし、採用試験の段階で事実上幹部候補が固定化され、その後も同期が横並びで昇進していくという人事運用が身分制的であるという批判を受けてきたわけでございます。  今回の基本法案では、...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 制度の具体的な設計に当たっては、試行を担当いたしました総務省や人事院と連携して検討を進めているところでございます。  公務部門においても、能力ある者が登用され、成果を上げた者が報われるという能力・実績主義は貫徹される必要がございます。そのための人事管理...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の基本法は、昨年の国家公務員法改正に引き続く全体パッケージをお示しをしたものでございます。大きな柱として、官僚主導から政治主導へ、身分固定的なキャリア制度を廃止をし、各省縄張主義を打破をする、そういう理念に基づいております。  今年の初めには、まだ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 戦後、とりわけ高度成長期にありましては今よりもはるかに統制的な色彩が強かった時代であろうかと思います。そのような時代にあって、各省が割拠してそれぞれ様々な政策を打ち出し、言わば各省が競い合って国民の生活向上、経済成長に貢献をした政策を打ち出すことができた...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 御指摘のように、議院内閣制という文言は本邦法律の中で初登場でございます。議院内閣制というものが言わば空気のような存在であったのか、はたまた官僚内閣制であるがゆえに議院内閣制という言葉が使われなかったのか、いろいろ諸説のあるところでございますが、我々はやは...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 昨年の国家公務員法改正では、新たな人事評価制度の導入を柱とする能力・実績主義の人事管理を導入することといたしました。能力・実績主義に係る規定は平成十九年七月二日に公布され、この日から二年以内で政令で定める日から施行するとされております。  今回の基本法...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 国家公務員の人事管理については、現在、人事院が人事行政に関する広範な事務を所管するほか、総務省人事・恩給局が中央人事行政機関たる内閣総理大臣を補佐する事務、国家公務員に関する制度の企画及び立案に関する事務や国家公務員の退職手当に関する事務を所掌しておりま...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まさに法律に書いていない実態的なルールでありますキャリア制度が、今日、身分固定的であるとして批判の対象にさらされているわけでございます。今回の改革の大きな柱の一つは、まさに身分固定的、同期横並びで昇進をしていくキャリア制度を廃止することにございます。 ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 戦後日本の復興、発展を支えてきた国家公務員制度でございますが、残念ながら時代にかなりミスマッチの状況をもたらしてしまったのではないかと考えております。  戦後の官僚制度は、言わば準戦時体制の下でつくられました政治の否定、政党の排除から、究極の官僚主導型...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の国家公務員制度改革の一番大きな根本命題は、やはり官僚主導から政治主導へ、真の議院内閣制の下での公務員制度を確立する点にございます。そうしたことは、政府案のみならず民主党案においても共有されていたと考えます。国会主導型の修正が行われ、与野党の垣根を超...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 確かに、御指摘のように、政府案におきましては総合職は内閣人事庁採用という位置付けにいたしておりました。まさに、内閣人事庁のDNAを埋め込んで各省に配属することによって、省益重視から国益重視の日の丸官僚を育てていこうという発想でございました。  今回、与...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 身分固定的なキャリア制度というのは、御指摘のように慣行で行われてきたものでございます。法律に書いてあるわけではございません。こうした制度が各省ごとに行われ、同期横並びで昇進をしていく、そしてその出口が天下りということになりますと、天下り先をたくさんつくっ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 本来、大臣を支えるべき公務員が、大臣の方針とは関係なく国会議員との折衝を行い、結果として政策決定における政治主導を損なってしまいましたら、議院内閣制が成立しないのは当然でございます。  そこで、政府案においては、政官接触について、政治主導を確立する観点...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 天下りというのは、まさに同期横並びで昇進をしていき、ポストが足りなくなる五十過ぎにまさにその出口として肩たたきが行われる人事の一環であると考えております。したがって、そういった天下りポストをたくさんつくっておきませんと人事自体が回らなくなってしまうという...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まさしく官僚主導から政治主導へという流れの裏側にあることは、中央集権から地方分権へという流れであろうかと思います。  戦時体制の下で確立された官僚主導体制、中央集権体制、これを転換をしていくことこそがまさに改革の基本でございます。今回、官僚主導から政治...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 地方分権あるいは地域主権の発想は、まさにそれぞれの地域が自律的に決定できるところに大きなポイントがあろうかと思います。公務員制度を統合することがまさにそういった地方分権、地域主権を促進することにつながるのか、はたまた別のベクトルが働くのか、検討を要する課...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 国会でも、この基本法の議論の中で、仏作って魂入れずでは何もなりませんよという御指摘もいただきました。また、午前中には、神は細部に宿るという格言もお聞かせをいただきました。まさに戦略は細部に宿るわけであります。  基本法案において、国家公務員の採用から退...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 基本法の十一条二号につきましては、山下委員からかねて御指摘をいただいているところでございます。  人事行政は公正に行われることが重要であるという点は御指摘のとおりであろうと思います。それをどのように具体化するか、その担い手、役割分担をどのようにするかと...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) そのような政治慣行が確立いたしますと、なお政治主導体制は促進されるものと思います。
06月05日第169回国会 参議院 財政金融委員会 第15号
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○国務大臣(渡辺喜美君) さくらちゃんの賞金をどのように運用されているかは存じ上げませんけれども、今、横峯委員が御指摘になられましたように、定期預金の金利というのは大変低くなっているんですね。どういうわけか、国債の同じ期間のものよりも銀行の定期預金の方が低かったりいたします。 ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど戦前の産業資金の供給の在り方を申し上げましたけれども、当時はそういった金融資本市場を支える資産家階級というのがいたんだと思うんですね。もちろん、今は全くそういうことではございません。  今、株式や投資信託の保有を増やしている人たちは、特に中所得者...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 課徴金制度というのは、金融商品取引法、それから公認会計士法、独占禁止法で置かれている制度でございます。  今回の法案における課徴金の見直しにおいては、利得相当額の金額を基準といたしております。例えばインサイダー取引の場合、違反行為に係る重要事実の公表後...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 議員会館の建設費については全く今初めてお聞きをしまして、そのぐらい掛かるのかと思ったところでございます。  今の議員会館、大変狭いなという実感を私だけでなくて多くの方がお持ちであろうかと思います。もうちょっと広い部屋だったら有り難いがなという思いもござ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 深夜帰宅時のタクシー利用の際に運転手さんからビールとかおつまみとか提供があったかどうかについて、全職員を対象に無記名の調査を実施をいたしました。十数名の職員が運転手さんからビールやおつまみなどの提供を受けたということが分かりました。一方、現金やタクシーチ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 最近、インサイダー事件を起こした企業とかの名前でしょうか。野村、NHK、もう一つは日経でしょうか。
○国務大臣(渡辺喜美君) 課徴金の在り方について随分と議論をしてまいりました。  御案内のように、ほかの法制、例えば独禁法が一番最初でございますが、ここにおいて利得相当額という考え方を取っております。金融商品取引法でも課徴金を導入をいたしました。最近では、公認会計士法においても...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) グローバルな金融資本市場の中で、日本が透明性とか公正性に欠けると思われては元も子もございません。したがって、まさにグローバル市場に通用する規律を設けていく必要がございます。  一方、我が国の法体系の中での位置付けという問題もございまして、この辺りは大変...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 例えば、課徴金の金額水準については、基本的に違反行為による経済利得相当額を基準としております。その算定方法が法律で具体的に定められているわけであります。  現行のインサイダー取引に対する課徴金については、重要事実公表日翌日の終値と実際の購入価格との差額...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) メディアというのは、インサイダー情報にアクセス可能な人たちがいるわけでございます。ましてや、公共放送においてそういった立場を利用し、インサイダー取引を犯してしまったということについては言語道断であります。猛省を促したいと思います。
○国務大臣(渡辺喜美君) いつも田村委員にはどぎもを抜かれる御提案をいただくことがございます。  日本の市場が世界に通用する、なおかつ国際競争力を高める、そのためには公正、透明な市場でなければなりません。そうした観点から今回の法改正を御提案をしたところでございます。  そして...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 証券化それ自体が悪いことではないという認識は我々も共有をいたしております。  サブプライムローン問題が起こしたローンを即証券化してリスクを分散してしまう、それを二次加工、三次加工でトレーサビリティーがなくなってしまうと、こういうことが言わば真の不確実性...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) ソブリン・ウエルス・ファンドの議論は、自民党においても田村委員を中心に相当突っ込んだ議論が行われていると聞いております。また、私のところの金融市場戦略チームにおいてもこの問題は議論をしてきたところでございます。  そうした中で、今御指摘のJ―REITを...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 排出権取引につきましては、まさに喫緊の課題であろうかと思います。既に欧州においては活発な取引が行われているわけであります。  こういう状況を踏まえて、今回の改正案で、排出量取引について我が国の金融商品取引所や金融機関が適時に期待される役割を発揮していく...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 証券会社や銀行を通じた投資信託の販売が趨勢として増加をいたしております。金融庁に寄せられる投資商品に関する相談件数あるいは御指摘の国民生活センターに寄せられた投資信託に関する相談件数についても増加をしてきております。  販売チャネルが多様化をする中で投...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) ただいま御決議のありました事項につきましては、政府としても御趣旨を踏まえて配意してまいりたいと存じます。
06月05日第169回国会 参議院 内閣委員会 第19号
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○国務大臣(渡辺喜美君) 基本権の問題につきましては、行政改革推進本部の専門調査会において検討が行われてまいりました。最初は延々と出口のない議論をやっておったのでございますが、私が大臣になりましてから、佐々木座長にお願いをし、昨年四月に中間取りまとめを行っていただき、昨年十月には...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほどお答え申し上げましたように、成立後一か月以内に置くことになります国家公務員制度改革推進本部、この本部を設置し、その下に労働組合を含め関係者の参加する検討機関を設置いたします。その場において第十二条に係る具体的な検討を行うことになります。  一か月...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) さきの質疑で松井委員にお答えしたとおりでございますが、労働基本権につきましては、政府案では「検討する。」となっていたのに対し、修正後の条文では「自律的労使関係制度を措置する」となったわけであります。この「措置」には当然法制上の措置が含まれるものと考えます...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど松本提出者が述べられましたように、法四条においては、一般的な措置は五年以内を目途、法制上の措置は三年以内を目途と書き分けています。法制上の措置の場合、政府が法案を提出した後、国会で法案が成立し、政省令の整備などがございます。そうした整備を行った上で...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど来申し上げております国家公務員制度改革推進本部は、内閣自体がその責任の下に総合的かつ集中的に改革に取り組むことにいたしております。当然、すべての閣僚から構成されます。男女共同参画担当大臣、現在は上川大臣でございますが、本部員であります。他方、私自身...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 法改正の時点での担当大臣としてお答え申し上げれば、改正法の附則の五条二項において、内閣総理大臣が承認する権限は再就職等監視委員会に委任すると規定されています。委員会が承認を行わず、かつ他の機関にも委任していない状況において他の機関が勝手に承認を行うことは...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 衆議院の内閣委員会で山本副大臣からお答えをしております。  かいつまんで申し上げますと、内閣総理大臣の承認の権限は、附則第五条二項の規定により再就職等監視委員会に委任をされており、委員会が専らこれを行使することが予定されている、そして、委員の任命がされ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まあ常識的にはそういうことだろうと思います。
○国務大臣(渡辺喜美君) 官房長官の下にこの人材センターは置かれますので、官房長官のおっしゃるとおりだと思います。
○国務大臣(渡辺喜美君) 推進本部の事務局体制につきましては、今後、官邸とも相談して決めていくことになります。御指摘のように、民間人登用も視野に公募を活用すべきであるとか、事務局スタッフの相当数を民間人とすべきであるとかいった点は、いずれもごもっともな点であろうと思います。  ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) この部分の修正案の趣旨は、候補者名簿の作成は各府省にやらせず、内閣人事局が一元的に行うということであったと理解をいたしております。国会においてこのような修正がなされたことを重く受け止め、政府として今後の制度設計及び運用を行う必要がございます。間違っても、...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 三月にもたしか申し上げたかと存じますが、昨年、私が規制改革担当大臣をやっておりましたときに、規制改革会議に対して提案をしたことがございます。時限的に設置法の壁を取っ払ってみたらいかがでしょうかと。省庁横断的なプロジェクトについて、例えば幼保一元化とか、そ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 官民人材交流センターの制度設計に携わった有識者懇談会においては、このセンターは一定の期間を経て廃止する、いわゆるサンセット機関として位置付けてもいいのではないかという御意見もございました。報告書には盛り込まれてはおりませんが、こうした意見も前提にしながら...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の改革プランは、いわゆる霞が関改革プランでございます。政官一体改革というのは、これ避けて通れないものだと思います。次のステップの課題として、民主党が御提案になられているような政治改革は大いに前向きに検討をしていくべき課題と考えております。  こうし...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まさに、改革の方向性としてはそのとおりであろうと思います。  今回の基本法案におきましては、国家戦略スタッフを特別職といたしておりますが、政権が替わってこの人たちが一般職の国家公務員として仕事に復帰できるようなことも想定して基本法案を規定をしているとこ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) まず、私の方からテレビ番組に出してくれと頼んだことは一度もございません。先方様からオファーが参りまして、できるだけ私としては国民の皆さんに分かっていただくPRの機会として出演させていただいたものでございます。また、テレビクルーを連れていくというのはどの場...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今御指摘になられましたような、記録の取り方によっては政治家の意図しないものとなっているじゃないかという御懸念もあろうかと思います。そういったことがないよう、基本法成立後の制度の具体化の中で検討してまいりたいと思います。
○国務大臣(渡辺喜美君) 民間会社でも何万人も社員がいる、何十万人も社員がいるというところはございます。そういうところは人事部で人事を行っていないかといったら、きちんと人事は人事部で行っているわけですね。  今回、内閣人事局というものをつくり、この人事局が内部の人材あるいは外部...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 修正後の法十二条においては、政府は、協約締結権を付与する職員の範囲の拡大に伴う便益及び費用を含む全体像を国民に提示し、その理解の下に国民に開かれた自律的労使関係を措置するものとすると書いてございます。  この文言にきちんと規定がございますように、国民の...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 昨年の国家公務員法改正におきまして、採用試験の区分、Ⅰ種、Ⅱ種、Ⅲ種、また採用年次にとらわれてはならないという規定を設けたところでございます。そして、民間ではごく当たり前のことなんでありますが、能力・実績主義を公務員の世界にも導入をしていこうということで...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の基本法案は、国家公務員の制度を今の時代に合った制度に変えていこうということでございます。国民全体の奉仕者である国家公務員について、一人一人の職員がその能力を高めながら、国民の立場に立って責任を自覚し、誇りを持って職務を遂行できるようにしなければなり...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 今回の基本法案の立案に際しましては、私自身が各省の官房長に対してヒアリングを行った上で立案をいたしております。かなり時間も掛けました。率直な意見も聴かせていただきました。したがって、本音の議論を聴かずに今回の基本法案を立案したというのは間違いでございます...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 懇談会の議論でも外国人の登用については全く議論がなかったわけではございません。専門職の試験は外国人でも受けられるようにしたらどうかというような議論は一部ございました。最終答申にはそういったことは盛り込まれていないわけでございます。  また、国家戦略スタ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) いわゆるキャリア制度というのは、現行のⅠ種試験合格者が自動的に幹部候補となり、それも年功序列人事で昇進をしていくと、こういう法律に書かれていない慣行のことを指しているわけでございます。  今回の法改正に当たりましては、Ⅰ種試験合格者のこうした身分固定的...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 昨年御審議いただきました国家公務員法改正法において、天下りを根絶をするために各省のあっせんを全面禁止することにしたわけでございます。天下りというのは、各省が人事の一環として同期横並び昇進の出口で行うものでございます。  したがって、人事の一環として行わ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 日本国憲法では、第二十八条において、「勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する。」と規定をいたしております。  また、一方において、御案内のとおり、公務員の労働基本権については、議会制民主主義や財政民主主義の要請、公...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 日本国憲法の第二十八条においては、「勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する。」と規定をいたしておると認識しております。
○国務大臣(渡辺喜美君) 昨年、国家公務員法の議論を行っていただいた際に、私が参議院における内閣委員会で答弁をいたしております。  安倍内閣の時代は、戦後レジームの大転換を掲げていろいろな政策の実現を図っておりました。戦後レジームの脱却という立場に立って公務員制度の改革を行って...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 専門調査会の第九回ですか、の会合で私からそのような発言をしたのは、そのとおりでございます。  当時、専門調査会では延々と出口なき議論が行われていました。私が大臣になりましてから、佐々木座長にお願いをし、四月には中間取りまとめを行っていただきたいと要請を...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 基本権の問題につきましては、午前中、神本委員の質疑の中でも申し上げましたように、行政改革推進本部の専門調査会において検討を行い、その提言を受けて今回の基本法案の立案を行ったところでございます。この基本法案が成立した場合は、成立後一か月以内に置くことになる...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 過去三回にわたるILO勧告は、基本的に、公務員制度改革について政府に対し組合を始め関係各方面と十分話し合うよう要請をしたものと認識をいたしております。  政府においては、労働組合や職員団体の関係者も委員として参加した行政改革推進本部専門調査会を開催し、...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど神本委員にもお答えをしたことでございますが、労働基本権の問題については、行政改革推進本部の専門調査会において検討を行い、その提言を受けて今回の基本法の立案を行ったところであります。  この基本法が成立した場合は、成立後一か月以内に置くこととなる国...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほどもお答えしたとおりでございますが、成立後一か月以内に置くことになります国家公務員制度改革推進本部の下に労働組合を含め関係者の参加する検討機関を設置し、その場において第十二条に係る具体的な検討を行うことになります。  労働基本権については、政府案で...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 「自律的労使関係制度を措置する」というのが修正後の条文でございます。  当然、この自律的労使関係制度の中身につきまして、先ほど申し上げました国家公務員制度改革推進本部の下に労働組合を含め関係者の参加する検討機関を設置し、その場において具体的な検討を行う...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 自律的労使関係制度を措置することはどういうことなのかというお尋ねでございますが、平成十九年十月の専門調査会報告書においては、「現行のシステムは、非現業職員について、その協約締結権を制約し、一方で使用者を、基本権制約の代償措置である第三者機関の勧告により拘...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 先ほど来申し上げております専門調査会の報告では、「一定の非現業職員に協約締結権を付与し、人事院等による給与勧告を廃止する場合に、交渉や仲裁の基準として、客観的なデータを第三者機関が調査収集する仕組みが必要か、検討が必要である。」といたしております。  ...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) 国家戦略スタッフや政務スタッフは、特別職の国家公務員とするとともに、公募を活用するなどして、行政機関の内外から高度な専門知識や経験を持つ、また有能な人を機動的に登用することにいたしております。  これらの職を有効に活用するため、相応の給与の支給や兼業な...全文を見る
○国務大臣(渡辺喜美君) ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨を踏まえ配意してまいりたいと存じます。
06月06日第169回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第6号
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○渡辺国務大臣 ただいま御決議のありました公務員制度改革につきましては、本日成立をいたしました国家公務員制度改革基本法に基づき、総合的かつ集中的に推進をしてまいります。  また、退職管理の適正化につきましては、昨年の通常国会で成立した国家公務員法等改正法で導入された各般の措置を...全文を見る