渡辺喜美

わたなべよしみ

比例代表選出
みんなの党
当選回数1回

渡辺喜美の2020年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月17日第201回国会 参議院 行政監視委員会 第1号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美でございます。  実は私、二十五年間、地方公共団体に準ずる組織と位置付けられております土地改良区の理事長をやっておるんです。お三方の先生の話聞いて、身につまされる思いだったり、目からうろこだったりした大変有意義なお話だったと思います。  私の...全文を見る
○渡辺喜美君 戦前というのは、そんな暗い時代でもない時代が割と長く続いたんですね。繰り返しになりますが、地方にはそこそこの財源が、まあかなり大ざっぱなものだったと思いますが、外形標準課税みたいなものですよ、多分ね。この田んぼは何町歩あって、売上げこれくらいで粗利がこれくらいだと税...全文を見る
○渡辺喜美君 消費税を人口と面積割りで分けると、大体九五%、交付税と同じ配分になると言われています。東京はちょっと取り過ぎの部分はあると思いますので、まあそういう加算減算はありだと思います。  今、コロナウイルスがはやっていますが、これ対応、もうちょっと分権体制にした方が私は有...全文を見る
○渡辺喜美君 終わります。
03月10日第201回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美であります。  黒田総裁始め、緊急事態の中で参考人の皆様にはありがとうございます。  前にも申し上げたことでありますが、計測できる不確実性はリスクであります。計測不能の不確実性は真の不確実性といって、不安の連鎖反応を及ぼします。世の中が不安心...全文を見る
○渡辺喜美君 保険適用であっても、保健所を通す、それから医療機関を限定する、この点においては全く譲っていないんじゃありませんか。
○渡辺喜美君 とにかく不安心理を助長させないということが大事なことなのであって、計測できるのにしないで、それで感染者数をコントロールしよう、結果としてそう思われても仕方のない状況が続いていますよ。いかがですか。
○渡辺喜美君 とにかく検査をきちんとやって、ウイルスがどれぐらい広がっているのか。日本国民は非常に冷静ですからね。だから、下手に情報をコントロールしない方がいいですよ。それだけ申し上げておきます。  お忙しいでしょうから、もう帰って結構です。
○渡辺喜美君 黒田総裁、今世界のマーケットが、先ほど来の御議論のように、大変恐怖指数が高くなってきております。  お手元に配ってありますかね。二枚目は米国の長期金利のグラフ、二枚目です。長期金利は米国十年国債、これは史上最低水準ですね。リーマン・ショックの頃でさえ二・五%ぐらい...全文を見る
○渡辺喜美君 ここのところ、各国中央銀行が金融緩和に転じておりますので、世界の債務残高というのは増えているわけですね。一方、反対サイドの資産が、万が一穴が開くというようなことになりますと、これ非常にやばいことになるわけですよ。  これだけ需要が減退をしたり、あるいは資産価格が暴...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかく、どこかの証券会社、ゴールドマン・サックスだったかどこだったか忘れましたが、ドル・円は九十五円まで行くんだなどという言説がまかり通っている。というのは、これ、通貨当局、中央銀行がおちょくられているということですよ。ばかにされているということなんですね。ですか...全文を見る
○渡辺喜美君 アメリカの長期金利が、これがついこの間まで一・五ぐらいだったんですよね、もうつい最近。それが、もうあっという間に一%ぐらい下がっちゃった。ということは、債券の値段が上がったということでしょう。それで実質金利差が急速に縮まって円高になってきた。ここへ持ってきて百円割れ...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかく、日銀が、もう政策手段がないんだ、こういうイメージを振りまくこと自体が国益に反する。  一枚目の長期国債の保有残高、これは毎度毎度使わせていただいて恐縮ですけれども、黒田総裁が御就任された一番左端の頃は大体二十兆円ぐらいですよ、一年間に長期国債を増やす金額...全文を見る
○渡辺喜美君 パウエル議長の下で利下げ、合計四回やったんでしょうかね。利下げだけではなくて、FRBは資産圧縮もやめていますよね。資産を増やしつつある。まあQE4と言っても過言ではない、そういうことをやり始めておるわけであります。  結局、日銀がイールドカーブコントロールを導入し...全文を見る
○渡辺喜美君 私は日本を実験場にしようなんて言っていませんよ。  インフレ期待に働きかけることが大事なんですね。何で企業が何百兆円も内部留保をため込んで使わないんだと。それはもうデフレマインドから抜けられずにいるからじゃありませんか。だから、ベースマネー、マネタリーベースをどん...全文を見る
○渡辺喜美君 まあ、とにかく麻生大臣も、歴代、大蔵大臣の時代から比べて第三位ぐらいになられるんでしょうかね。総理大臣やって大蔵大臣やられた人というのはそう何人もいらっしゃいませんよ。でも、このままいくと残念ながらアベノミクスは壊滅しますね。もう残念ながらアウトになります。  内...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかく、緊急事態のときに平時モードで兵力の逐次投入をやるというのは日本の失敗の歴史の教訓ですので、そのことを付け加えさせていただきます。  ありがとうございました。
03月18日第201回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美であります。  非常事態宣言をする国が続々登場しております。非常事態に臨んだときにこそ政治体制の真価が問われるというようなことをたしかカール・シュミットが言っていたのを思い出します。  私は国家の反射神経と呼んでおるんですが、パウエルFRB議...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかくデジャブですよ、いつか見た光景。事業金融が逼迫するというのは、リーマンのときもありました。CP買取りもやりました。ただ、日本は、御案内のように、非常に回復が遅れた。もうそれは一々説明を要しませんが、やっぱり財政金融一体政策がなっていなかったということでありま...全文を見る
○渡辺喜美君 そうすると、日米で実質金利の差を保つような握りがあるというわけでは全くないと考えてよろしいですね。
○渡辺喜美君 とにかく、日本銀行が残念ながらまだツーリトルなんですね。ETF、十二兆に増やしますと言っても、先ほど来御議論がございますように、それほど大した効果が出ていない。やっぱり、王道は国債ですよ。アメリカのように国債プラスモーゲージ債というやり方もあるでしょう。日本の場合に...全文を見る
○渡辺喜美君 原田泰さんも井上智洋さんも、一人七万円という数字を出しておられる。この井上智洋さんの面白いところは、固定BIへ、固定ベーシックインカムと変動ベーシックインカムと二通りあって、変動BIの方はまさに今のような緊急事態のときに景気変動に対応するという趣旨で出す。したがって...全文を見る
○渡辺喜美君 消費税五%に下げて、お一人様十万円配っても二十五兆円しか掛かりませんから、是非そういうあっと驚く景気対策、考えていただきたいと思います。  終わります。
03月24日第201回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美です。総理、お疲れさまでございます。  安倍政権が憲政史上最長記録を更新をした。その理由、いろいろ考えられますが、最大の理由は、私の感じるところ、アベノミクス、なかんずく金融政策にあったと思います。異次元金融緩和を始めることによって、インフレ期...全文を見る
○渡辺喜美君 お手元に紙を配っております。これ、一枚目は黒田日銀がどのように長期国債の保有残高を増やしてきたかというグラフで、おにぎり山、富士山みたいな形になっております。  今現在どうなっているか。黒田さんが登場した左の端、白川前総裁の末期ですら二十兆円ぐらいの長期国債を増や...全文を見る
○渡辺喜美君 このままでいくと、憲政史上最長記録を更新をした安倍内閣、二回の増税をやり、そしてコロナショックで大不況に突入をしたという烙印を押されてしまいかねないのは非常に残念であります。  官邸主導をいろいろな場面で御決断をされてこられたのは非常に私は高く評価をしています。た...全文を見る
○渡辺喜美君 そのためには、アベノミクスの原点、始まったときは消費税は五%です。ゼロにしろと私は言いません、私は言いません。消費税というのは将来、地方の財源、全額地方の財源にすべきだというのが私の持論でありますから、ですから、ゼロにはしないでよろしい。しかし、全品目軽減税率でやれ...全文を見る
○渡辺喜美君 消費税を五%に下げるというと、恐らく麻生大臣との盟友関係にもひびが入るだろうし、自民党の税調幹部もいらっしゃいますので自民党内の反乱も予想されるということになるんでしょう。だったら、いっそのこと、消費減税五%賛成という野党勢力を、まあ共産党はどうか分かりませんけれど...全文を見る
○渡辺喜美君 自民党の中で大胆な消費税軽減策を主張しておられる人たちがいるのは敬意を表しますよ。ところが、自民党の中からだと、てこの原理が働かないんですよ。外側からでないと、てこというのは効かないんですよ。ですから、そういう自民党の中の良識ある声を生かすためにも、外側からてこの原...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかく、オリンピックが延期をされるとこれまたデフレギャップが拡大をするということを考えなければいけませんので、これは通常のびほう策では絶対に乗り切れないということを申し上げて、質問を終わります。  ありがとうございました。
05月12日第201回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美です。  今回のコロナパンデミック、いろんな意味で日本の構造問題を浮き彫りにしてきたかと思います。  菅官房長官がどこかの新聞で縦割り行政の弊害が出ているという指摘をされましたが、私もそう思いますね。  昨日、山梨大学の島田学長が言っていま...全文を見る
○渡辺喜美君 さっきの数字聞いて、本気で能力・実績主義をやろうとしているのかどうか、非常に疑問に思いましたね。  さっきの調査の数字はいつですって。もう一度おっしゃってください。
○渡辺喜美君 つまり、最近はほとんど調査やっていないということですね。
○渡辺喜美君 内閣人事局ができたのは最近ですよね。そこで本気で能力・実績主義をやろうと思ったら、もっと頻繁に調査を掛けて把握しないとできっこないじゃないですか。大体、能力・実績主義というのは年功序列やめるということですよ。じゃ、抜てきしたケースがあるんですか。この課長補佐、専門性...全文を見る
○渡辺喜美君 非常に少ないということですね。幹部ポストというのは、たしか八百以上ですか、ありますからね。それに比べて、もう非常にマイナーなところに甘んじているというわけであります。  この問題は、今、検察庁法の改正で定年延長が問題になっていますけれども、定年延長をする前提ですか...全文を見る
○渡辺喜美君 今回、国民が政府の要請に応じて、今終息に向かおうとしているのは、是非そういう方向に行ってほしいなと思いますよ。  今回のパンデミック、歴史的な事象に例えますと、例えばスペイン風邪なのか大恐慌なのか、はたまたリーマン・ショックなのか、大臣の御所見をお伺いしたいと思い...全文を見る
○渡辺喜美君 いつの時代も、感染症のパンデミックというのは時代のゲームチェンジャーになる可能性が極めて高い。今回も恐らくそうだと思いますね。  では、コロナ後の世界、先ほど来御議論がありますように、コロナ後の世界は一体どうなるのか。  今、例えば米中摩擦がコロナ前から続いてい...全文を見る
○渡辺喜美君 そうすると、世界経済はどうなっていきますか。デフレになるんですか、インフレになるんですか、それともスタグフレーションになるんですか、それともバブル、資産インフレになるんですか。いかがでしょうか。
○渡辺喜美君 お手元にいつもお配りしているCRB指数、国際商品市況の数値が書いてありますが、リーマン・ショックのときもこの数値は二〇〇以上あったんですね。ところが、今大臣御指摘のように、原油の五月先物などはマイナスが付いちゃった。というわけで、CRBは直近一二四ぐらいですか、とい...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかく、ここからは財務省のけちけち感染症から脱却をしなければいけない。そして、財務省の手のひらで踊らされるころころ感染症、これも願い下げにしたいと思います。  ありがとうございました。
05月26日第201回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美でございます。  先ほど来御議論がございますように、実質的な非常事態宣言を日本銀行がされて、なおかつ総枠七十五兆円に及ぶ倒産隔離政策にまで踏み込んだ政策を取られておられますことは、私も非常に高く評価をするものでございます。問題は中身なんですね。...全文を見る
○渡辺喜美君 流動性が低下をしているというのは、ありていに言えば玉がないということですか。
○渡辺喜美君 真水が確かに足りない、国債発行量が非常に足りないということは毎度申し上げているとおりですよ。  一方、少ないながらもこれから国債が増発されていくというときに無制限買取りという宣言をしているんですが、イールドカーブコントロール、YCCの下でというたがをはめてしまうと...全文を見る
○渡辺喜美君 要は、YCCというたががはめられていますと、長期金利のマイナスの深掘りというのはどうしてもやりにくいということなんじゃありませんか。
○渡辺喜美君 そうすると、このおむすび山のグラフが、無制限買取り宣言にもかかわらず、これが八十兆円のピークをまた再び達成する、こういうことも非常に難しいなと、実質的には、そう思えてなりませんよ。  麻生大臣が記者会見でこんなことをおっしゃっています。五月十二日、国の借金が増えた...全文を見る
○渡辺喜美君 麻生大臣御自身が、金利が上がるぞ上がるぞと言ってオオカミ少年みたいなことをやっているわけだよねという表現をしておられますけどね。日本銀行がきちんと二%の目標に向かって金融政策を続けていくと。で、先ほどもおっしゃっていましたけれども、二〇二二年でも中央値は一%にしか行...全文を見る
○渡辺喜美君 今回の歴史のゲームチェンジャーと思われるコロナ騒ぎを、歴史的な類似例を挙げるとすればどんな時代を想像されるでしょうか。
○渡辺喜美君 私が思うに、需要が飛んでしまったわけですね。ですから、これからの経済というのは、インフレでもスタグフレーションでもなく、私はデフレに向かって突き進んでいると、そう思います。  麻生大臣がこの間私の問いに対して、ベースマネーを増やしてもマネーサプライが増えないのは需...全文を見る
○渡辺喜美君 残念ながら、アベノミクスがなきものになろうとしているわけですね。去年の増税でもって十兆円なくなりました。コロナで一―三月、五兆円飛びました、GDP年率でね。  四―六の見通し、どうお考えでしょうか。
○渡辺喜美君 とにかく、このおむすび山のグラフ、もうだらだらと行くのではなくて、このピークを飛ばすような、そういう金融政策を是非やってください。  ありがとうございました。
06月02日第201回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美です。  平成の三十年の間に、日本は二回危機に見舞われました。そのときの教訓、まず、モラルハザード回避を最優先にするのか、それとも大恐慌型不況回避を優先するのかという決断ですよ。どうしてもこういう危機にあってモラルハザード回避が優先だという発想...全文を見る
○渡辺喜美君 民間の予測は、御案内のように、どこでも年率二〇%マイナスを超えるだろうというのが通り相場ですよ。もう既に消費税で十兆円飛び、一―三に五兆円飛んでいるわけですからね。それよりも更にマイナスになるというとんでもないことがこれから起きる、まあ現に今起きているわけであります...全文を見る
○渡辺喜美君 それが公式見解かとは思いますが、有効需要を創出するのに役立つという観点からすると、今回の第二次補正予算案、真水は残念ながら十兆円ぐらいですよ。予備費十兆円も、これは使われていませんからね。何に使われるかは分からない。それから、企業の資金繰り対策という観点からは評価で...全文を見る
○渡辺喜美君 きめ細かくばらばらにやってもらっては、残念ながらこのお金が生きてこないということになってしまうわけであります。  四月二十八日の予算委員会、衆議院予算委員会ですが、自民党の岸田政調会長が大変面白い御提案をされていますね。岸田さんは、私の記憶するところ、元銀行マンで...全文を見る
○渡辺喜美君 岸田政調会長御自身は融資と助成のハイブリッド型と呼んでおられるようでありますが、今、金融の方はスムーズに流れているような気がする。しかし、実態を見ると、例えば、今借りている元本が有利子で、これを無利子無担保に切り替える、そういうのが結構多いんですよ。ですから、それは...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかくモラルハザード回避、これを優先するという発想をやっていますと、経済は回復しないどころか残念ながら非常に良くない状況になる可能性が高いということですよ。  まあ債務免除を徳政令と言われましたけれども、デフレ経済に陥った日本の中で何が欠けていたかと。  我々...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかく金融機関への資本増強をやるときにはもう手遅れということなんです。  ですから、今回せっかく資本性のお金を民間企業、産業サイドに入れるというのは大変結構なことですね。当然、これは借り手の財務改善につながっていくわけでありまして、レバレッジが非常に高くなるわけ...全文を見る
○渡辺喜美君 ちょっと時間がなくなってしまいましたが、日銀がこの前発表した新しい資金供給システムも大変結構なんですけれども、このスキームの難点の一つが、先ほどもお話があった保証協会の保証渋りですね、この問題がもう一つある。  それから、中小の金融機関にとっては担保を出さなきゃい...全文を見る
06月03日第201回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第7号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美でございます。  東日本大震災のときも二重ローンの問題というのがございました。この中でも議員立法に携わった方もいらっしゃるかと思います。ただ、結果としてどれくらい使われたんだと、このパンフレット見ますと、何と千八十一件しか使われていないんですね...全文を見る
○渡辺喜美君 あのね、人心収らんというのが非常に大事なことでしてね、日本人は真面目な方が多いですから、だったらもう商売やめちゃおうと、融資だったらもういいやと。特に高齢者の老舗などではそういう声が結構出ているわけですね。  そうすると、日本の文化を守ってきた人たち、地域経済も含...全文を見る
○渡辺喜美君 事ほどさように、公平公正さとか精密さを重視する余り、もう実務が後手後手に回っているというのが現実の姿ですから、この点は改めて強く申し上げておきたいと思います。  田中大臣もお聞きになっているとは思いますが、あっ、融資関連いいですよ、もう。委員長、財務省と、それから...全文を見る
○渡辺喜美君 大臣もお聞きになっていると思いますが、沿岸部では確かにインフラ整備は進んでいるんですけれども、自治体が津波かぶった土地を買い取った、ところが、いろんな制約があってもう手付かずのままになっているなんて話よく聞きますよ。  また、内陸部、特に中山間地域は、復興予算の恩...全文を見る
○渡辺喜美君 まあ去年の答えと全然変わっていないということですね。  もう帰って結構です。委員長。
○渡辺喜美君 先ほども御議論がございましたが、ALPS水の処理についてですね。  科学的に流しても問題ないというのはそのとおりなんでしょうけれども、ここまで無為の蓄積、何にもしないで、検討だけして、ためにためてきちゃったわけですね。そして、このコロナの発生で、被災地の中では特に...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかく、あと二年ももたないわけでしょう。無為の蓄積をこれ以上続けますと、もう本当に人心が荒廃いたします。そのことだけ申し上げておきます。  それから、先ほども御議論あったかと思いますが、汚染土、これについても、今の話のように、もう陸上しか考えていないんですよ。も...全文を見る
○渡辺喜美君 これも結局、企画立案に携わる人たちが自分のテリトリーしか頭にないと。だから、陸のものを海に移す、それも相当頑丈なものですからね、船というのは。だから、そういうハイブリッドの発想が残念ながら日本の官僚機構にはないということがこれでよく分かるわけであります。本来、復興庁...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかく、世界一、一極集中が進んでいるのが東京だと、これだけ申し上げて、私の質問を終わります。  ありがとうございました。
06月12日第201回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美でございます。  第二次補正予算案で、遅ればせながらいろんな玉が出てまいりました。基本的には賛成なんでありますが、日本の政策決定メカニズムのひずみというものもかなり出てきております。先ほど来お話がございます持続化給付金などは、もうまさしく押っ取...全文を見る
○渡辺喜美君 多分、返還された金額というのは全体からするともうほんの一部だと思います。今のお話にもあったように、大体六千六百億ドルのうち、もう既に五千百億ドル以上が消化されているというわけでありますから、雇用の回復には相当貢献をしておるんだろうと思いますね。  こうしたスキーム...全文を見る
○渡辺喜美君 確かに、日米の雇用慣行というのはかなり違う。そして、政府系金融機関というのが日本にはあって、これが、いい悪いは別として、日本のリスクプレミアムの世界をゆがめているのも事実であります。  今、日本の雇用に言及されましたが、ついこの間出てまいりました法人企業景気予測調...全文を見る
○渡辺喜美君 V字回復であってほしいとは思いますが、まあ残念ながら四月―六月、四―六のGDP速報値、八月十七日に出てまいりますが、恐らく多くの民間予測のように年率換算二〇%以上のマイナスになるだろうというのは、もうこれ明らかですね。  そうすると、それを受けて第三次補正予算を組...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかく、日本の場合には、もう政治のプロセスにやたら時間が掛かるんですね。ですから、気が早いということはないですよ。悪いけれども、本年度予算であらかじめ国債発行枠を百兆円つくっておいたらどうだと、もうさんざん申し上げた。けれども、やらなかった結果、こういう具合に細切...全文を見る
○渡辺喜美君 財政の持続可能性というのは、日本が成長を取り戻すかどうかというところに行き着くわけですよ。ですから、血税だというキャッチコピーでいきますと、これ、必ず将来増税で取り戻すという発想につながってまいります。ここはもうはっきり通貨発行益を使う、こういうことを明確にした方が...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかくインフレターゲットというのは歯止めになるわけですからね。幾らでも国債発行していいというわけでは全くありません。  だから、リーマン・ショックの失敗の教訓というのは、まさしく政府と日銀がばらばらだったというわけですから、今、政府、日銀が一体として財政金融政策...全文を見る
11月19日第203回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○渡辺喜美君 渡辺喜美でございます。  例によって順不同で参りますので、後ろの秘書官、反射神経研ぎ澄まして出してくださいね。  大臣がお生まれになったのが昭和十五年。その頃、全国の銀行の数がどれぐらいあったかというと、三百六十九でありました。見てきたような口を利いて申し訳あり...全文を見る
○渡辺喜美君 是非そうあってほしいなと思いますよ。  銀行の業績不振の背景、いろいろありますが、私はやはりデフレ経済というのが最大の理由かと思います。メガバンクの一角、みずほ銀行が週休四日制を導入をするという驚きのニュースがありました。いかに銀行業界全体が斜陽産業になってきてい...全文を見る
○渡辺喜美君 日本の金融機関の貸出残高を縦軸に取り、横軸に金利を取りますと、大体零コンマ何ぼのところにでっかい山があるんですね。それがするするっとなくなってきて、上限金利の手前でぽこっと小さなこぶが出てくる。これをフタコブラクダのグラフと呼んでおりますけれども、非常にいびつな金利...全文を見る
○渡辺喜美君 ちょっと、桁が一つ足りないんじゃないでしょうかね。これから第三次補正の編成に取りかかるわけでありますから、もうちょっと桁を一個多くしたぐらいの要求をなさってもよろしいのではなかろうかと思います。  以前も申し上げたことでありますが、日本の縦割り行政の中で、持続化給...全文を見る
○渡辺喜美君 これは以前も申し上げたことで、大臣は徳政令みたいなことはできないと、そういうことで否定をされました。  要は、補助金で流すというところを、これを債務免除でやる。原資は税金じゃありませんよ、これはね。いつも申し上げるように、政府が国債を発行して、日本銀行がその国債を...全文を見る
○渡辺喜美君 先ほど、戦前の日本が貧困対策に失敗した、おろそかにしてしまったということを申し上げましたけれども、貧困とは何ぞや、お金がないことですよ。じゃ、そのお金がない状態に、これを地方に任せる、民間に任せるというのは無理です。  貧困対策というのは国家の仕事です。お金がない...全文を見る
○渡辺喜美君 恐らく、こういうことを自治体から数字集めるのは初めてだと思うんですね。厚労省もそれなりに危機認識を持ってこういうことを始めたんだろうと思います。  これはもうコロナが影響をしているというのはもう明らかですよ。当然、背景には雇用不安というのがあるでしょうね。もう給料...全文を見る
○渡辺喜美君 厚労省、どうですか。
○渡辺喜美君 とにかく、今は非常事態であるということを忘れない企画立案というのが必要になるわけですね。  お手元のペーパーの一枚目、いつも出している景気動向指数、これは高橋洋一教授が作ったグラフを渡辺事務所で加工したものであります。  これを見ますと、やっぱり去年の十月ぐらい...全文を見る
○渡辺喜美君 その民需主導というのは昔からキャッチコピーとして使われているんですけど、その民間が大変冷え込んでしまっているわけですよ、家計消費を始めとして。デフレギャップが五十五兆円からちょこっと持ち直しても、恐らく三十兆円以上ありますよ。世耕自民党参議院幹事長は、三十兆から四十...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかく、日本は、残念ながら、子供が減ったせいでデフレになったわけじゃないんですよ。日本のマクロ経済政策のかじ取りを誤った結果、デフレになっているんですね。それは、もう繰り返し先ほど来議論があるように、増税やっちゃいけないときに増税をやる、金融緩和をやるべきときに金...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかく、円・ドルレートというのは内閣の通信簿みたいなものですね。  第二次以降の安倍内閣が百円飛び台でありましたが、これが百円を割って円高が進むということになると、再び日本がデフレの谷底に落ちかねないということを申し上げて、質問を終わります。  ありがとうござ...全文を見る
11月24日第203回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美でございます。  年二回の株主総会でございますので、今しばし御辛抱をお願いしたいと思います。  お手元に資料をお配りしてあるかと思いますが、三枚目をお開きいただきますと、国の連結貸借対照表というのがあります。よくGDP対比で国の借金が二〇〇%...全文を見る
○渡辺喜美君 まあ実質的に債務性がないということを申し上げているわけです。  日銀法改正の翌年でしたか、九七年のちょうどこれも今頃ですが、すごい状況でしたよ、拓銀がコール市場で資金取れなくなってね。あの頃のコール市場というのはたしか時点決済方式とかいう、まあ丼勘定ですよ、早く言...全文を見る
○渡辺喜美君 なかなか総裁のお立場で、玉が足りなくなっちゃったんで苦肉の策でイールドカーブコントロール始めましたとも言えないんでしょうね。もし国債、長期国債がもっと潤沢にあれば、また消費増税などという愚策を犯さなければ、もうとっくに二%インフレ目標は達成していましたよ。名目成長三...全文を見る
○渡辺喜美君 要は、インフレ期待に働きかけると、これが非常に大事なことなんですよ。ですから、まあいろいろ手段、方法は日銀お任せになっていますんで、いろんなものの買取りで資産規模は増やしておられると思いますが、やっぱり一番効くのは長期国債なんですよ。だから、ここのところが、まあ十六...全文を見る
○渡辺喜美君 銀行に対する公的資金、公的資本の注入なんというのは、もうその最たるものでしてね。システミックリスクが起きそうであるがゆえに是認されるという理解が正しいと思います。  こういう今みたいなじわじわっと来ている危機、金融パニックのような一気に来るシステミックリスクという...全文を見る
○渡辺喜美君 アメリカが、中国軍と関係のある三十一社の投資を禁止する大統領令、トランプ大統領が署名しましたね。  その後ですよ。今度は、習近平主席が直接決断を下したというのがアリババの電子決済システムを担っているアント、もうこれ史上最大規模の上場と言われていましたが、この上場を...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかく、後れを取ることのないようにお願いしたいと思います。  残念ながらもう時間が来てしまいましたので質問には至りませんでしたが、この展望レポートの十二ページに潜在成長率のグラフがあります。ちょうど日本銀行が公定歩合の引下げを始めた頃辺りから急激に潜在成長率が下...全文を見る
12月02日第203回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第3号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美でございます。  大震災の当日、私は名古屋市内で街頭演説をやっておりました。街宣車の上で突然、あっ、目まいがした、これやばいなと思ったんですが、周りを見渡すと、皆さん揺れているんですね。新幹線は止まる、携帯は通じない、車で帰ろうと思ったら清水の...全文を見る
○渡辺喜美君 これ、復興庁に聞くのも酷な話で、当時、復興庁ってありませんからね。  しかし、これは極めて歴史的な会議だったと私は思っております。もう日本初というか人類初の大津波と全電源喪失というシビアアクシデントが目の前に起きた。その頃の危機管理を検証するためにも、この会議録、...全文を見る
○渡辺喜美君 私からも官房長官か副長官にお願いしておきたいと思いますが、是非、杉尾委員長、理事会で協議していただきたいと思います。
○渡辺喜美君 翌三月十二日は私も東京に戻ってきておりましたので、二回目の与野党党首会談、出ました。もう既に報道で炉心溶融という言葉をNHKは使っていましたね。CNNはメルトダウンという言葉を使っていましたよ。私は、当時もう報道ベースで、米軍が支援したいということだったので、米軍の...全文を見る
○渡辺喜美君 今、十年物国債の金利がゼロ近辺にあって、それ未満はマイナス金利なんですよ。国債発行するたびにお釣りが来ると、こういう状況になっています。ですから、国がマイナス金利で調達した財源でもってこういった水素社会をつくる、インフラ投資に支援をするといったって罰は当たりませんか...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかく、災害環境ががらっと変わっちゃったわけですね。  平沢大臣とか我々が一年生の頃、公共事業費って、小渕内閣の頃ですけど、十五兆円ですよ、国費ベースね、国費ベースの、まあ補正後ですけれども、平成十年。今、半分以下ですからね。国土強靱化言ったって、半分以下の国費...全文を見る