渡辺喜美

わたなべよしみ

比例代表選出
みんなの党
当選回数1回

渡辺喜美の2021年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月28日第204回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美であります。  我々は、大量国債発行による大規模財政出動というものを主張してまいりましたので、第三次補正予算案には賛成をいたします。コロナに関係のないものが大量に含まれているではないかとの御指摘がありますが、日本の予算制度というのは、御案内のよ...全文を見る
○渡辺喜美君 まあやっぱり執行の遅れは認めざるを得ないということですね。  日銀に政府預金を積んだからといってベースマネーが増えるわけでも何でもないですよ。これ、単なる水膨れであります。  日銀が長期国債、まあ残存一年を超えるものを長国と呼んでいるわけでありますが、私は端的に...全文を見る
○渡辺喜美君 日銀の保有国債の内訳を見ると、長期国債が一昨年から昨年末、二十二兆円しか増えていないんですね。いっときの八十兆円路線とは程遠い。  一方、国庫短期証券がどれくらい増えているかというと、三十一兆円も増えてしまっている。今、短期債中心の発行とおっしゃいましたけど、それ...全文を見る
○渡辺喜美君 結局、玉が少な過ぎるんですよ。だから、日銀もイールドカーブコントロールみたいなことをやらざるを得なくなった。相変わらず生保とか運用難だと言っているわけでありますから、ニーズは確実にあるんですね。あるんだけど、そういう発想がないというのが残念ながら現実であります。 ...全文を見る
○渡辺喜美君 内閣参与もやっておられる高橋洋一教授によると、大体三倍増えるという試算なんですね。そういうこともちょっと分析してみたらよろしいかと思いますね。  その高橋教授が指摘していることでありますが、昨年十二月八日ですか、経済対策発表の中で出てくる研究ファンド、大学ファンド...全文を見る
○渡辺喜美君 そういう発想でやると、日本からノーベル賞受賞者がどんどん消えていくでしょうね。繰り返しになりますけれども、こういうのは千三つ、このばか当たりする基礎研究がイノベーションを起こしていくという発想に立たなければなりません。  財務省が、「「国の財務書類」のポイント」、...全文を見る
○渡辺喜美君 まあ日銀の独立性というのは、御案内のとおり、これは手段、方法の独立性。日銀法にもちゃんと書いてありますよ。政府と日銀はちゃんと基本方針、政府の経済政策の基本方針と整合的なものになるように金融政策やらなきゃいけないと書いてあるわけですから、連結バランスシートも検討した...全文を見る
03月16日第204回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美でございます。  黒田総裁には大変お忙しいところお越しをいただきまして、誠にありがとうございます。  FOMCが今日からでしょうか、また今週後半には日銀の点検会合というんでしょうか、まあ指さし点検するのか何を点検するのか分かりませんけれども、...全文を見る
○渡辺喜美君 十年前の三月十二日だったですかね、私、当時、みんなの党の代表をやっておりまして、官邸に呼ばれたんですね、たしか土曜日だったと思います。与野党党首会談というのでいろいろ申し上げた、米軍の支援を受けたらどうかとか、これはメルトダウンが起こっているんじゃないかとかいろいろ...全文を見る
○渡辺喜美君 昨日付けの「現代ビジネス」というコラムの中で、高橋洋一氏、元大蔵官僚ですね、五十五年入省、現嘉悦大学教授が指摘をしていることでありますが、この三十年間、日本の名目GDPの伸び率、これ、調べが付く百四十何か国中びりだそうです。同じく、名目GDPがびりで、その日本のマネ...全文を見る
○渡辺喜美君 今日から二日間のFOMCでどういう議論がなされるのか、かまびすしく言われるように、テーパリングの出口の話が出るのか。  残念ながら、日本はインフレ懸念とは程遠い状況ですよ。これも非常に残念なんですけれども、黒田総裁が就任して、この縦長の日米の実質金利のグラフが、日...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかく、この三十年間の日本人のデフレマインドですね、非常に粘着的なという表現お使いになられましたけれども、このデフレマインドにどうやってインフレ期待を吹き込んでいくかという手法が問われるんだと私は理解しております。  いつも使うグラフで恐縮でございますが、このお...全文を見る
○渡辺喜美君 黒田総裁が、先週だったでしょうか、衆議院の財金でもって、長期金利の拡大幅を考えているわけではないという火消し発言をされたのは非常に良かったと思いますね。  一方、雨宮副総裁は、三月八日だったでしょうか、長短金利引下げは金融仲介機能に及ぼし得る影響に配慮しつつ実施で...全文を見る
○渡辺喜美君 世間の関心はETFとかREITなんでしょうけれども、私は、再三申し上げるように国債、やっぱりこれが王道だと思いますよ。  せっかく財政金融一体政策でいいコンビネーションが始まったんですけど、この前も御指摘申し上げたように、政府預金がやたら増えているんですね。七十七...全文を見る
○渡辺喜美君 まあ要するに、麻生大臣が隣にいて非常に言いにくいと思いますけれども、まあただの水膨れということですよね。  では、麻生大臣、これ、年度末までに使い切ること可能なんですか。
○渡辺喜美君 三月十日現在で七十七兆円ですからね。三週間でどうやって使うんだろうと余計な心配をしております。  この続きは来週やらせていただきます。  ありがとうございました。
03月22日第204回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○渡辺喜美君 渡辺喜美であります。  前回の続きでございますが、三月十日現在の日銀バランスシート上の政府預金七十七兆円と、非常に多額の額が積み上がっております。一次、二次、三次と補正予算に賛成をしてきた人間として、予算の単年度主義の良しあしは別として、非常に切ないものがございま...全文を見る
○渡辺喜美君 ちなみに、去年の実績をちょっと調べてみたんですが、三月十日現在で四十五兆円積み上がっていたんですね。それが三月三十一日では十二兆円に、まあ三十二兆円どんと減っているんですよ。  しかし、同じぐらいの額が減るとしても、今年は七十七兆円ですからね。三十二兆円減ったって...全文を見る
○渡辺喜美君 そういう技術的な問題は別に追及しているわけじゃないんですよ。要は、前回も麻生大臣、一部お認めになられたように、予算の使い残しがどうもその中にあるということなんですね。せっかく用意したのにスピード感がないということは言わざるを得ないと思います。  麻生大臣は、イエレ...全文を見る
○渡辺喜美君 まあとにかく、お一人様千四百ドルですか、十五万円からの給付金、これ、三回目か四回目ですかね、もちろん所得制限はあるにしても。こういう話は、いわゆるパンデミックウオールと言われるコロナでもう本当に苦しんでいる人たちにとっては、まさに慈愛の政策ですよ。  日本もそうい...全文を見る
○渡辺喜美君 国民負担率というのは、御案内のように、国民が支払う国税、地方税、それから年金保険料、健康保険料などの社会保障負担の合計が国民所得の何%を占めたかと、こういう、どちらもフローの数字で比較しておりますので、割と正直に出るんですね。かつて日本は国民負担率が低いんだという宣...全文を見る
○渡辺喜美君 この調子で国民所得も拡大してきている、アベノミクス以来、しかし国民負担率がそれ以上に上がってきていると、こういうことが、国民がこれずっとこの先も負担率高くなるよなと思い始めると、消費は落ちる、設備投資は抑制されるということになりますが、いかがですか。
○渡辺喜美君 とにかく、増税とか社会保険料率の増嵩というのが国民の不安を解消するには全く逆の効果をもたらしているということは指摘させていただきたいと思います。  この続きは、また後日やらせていただきます。ありがとうございました。
03月23日第204回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第3号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美です。  前回、十年前の三月十二日、与野党党首会談で総理官邸に呼ばれたことを申し上げました。そのときの議事録がないかと。けれども、探してもないと、こういうお話でございましたので、私の記憶をたどりながらお話をさせていただきます。  たしか十二日...全文を見る
○渡辺喜美君 これはフクシマ戦記という本でして、最近刊行された。船橋洋一さんというワシントン特派員もやられたジャーナリスト。上下二巻の大変分厚い本ですが、ノンフィクションノベルとしては最高の読み物ですね。非常に面白いですよ。よく丹念に取材しておられるなと思いました。  中村審議...全文を見る
○渡辺喜美君 これも、船橋洋一さんによりますと、幾つか理由を挙げておられますが、そのうちの一部でありますけれども、まず第一にSPEEDIを住民避難に生かす意思、そういうものが非常に希薄であったと、また、SPEEDIを住民避難に生かすゲームプランがまるでなかったということを指摘して...全文を見る
○渡辺喜美君 この続きは次回やらせていただきます。  ありがとうございました。
03月26日第204回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美です。  総理、大変お疲れさまでございます。あと十四分間の辛抱でございます。  お手元にコピー、ああ、今配っていますかね。これは、十三、四年前、総理と私が月刊現代という総合雑誌で対談をしたものであります。  一枚おめくりをいただきますと、右...全文を見る
○渡辺喜美君 私に言わせれば、菅総理は筋金入りの改革派であると、そう信じております。  ただ、最近どうも防戦一方みたいな報道がなされているので、そこのところを私は非常に心配をしておりまして、この際、反撃に転じられたらいかがでしょうか。元々、これ見れば分かるように、もう確固たる信...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかく、菅総理の改革派たるゆえんを示すのに非常にいい分野だと思いますよ。通信とか放送の分野はもう専門家と言っていいわけですからね。  内閣参与の高橋洋一教授、菅総務副大臣の頃からのブレーンかと思います。多分、しょっちゅう連絡は取っておられるんだと思いますが、高橋...全文を見る
○渡辺喜美君 NHKのバランスシート見ますと、資本の部が七割ですよ、負債が三割。自己資本比率七割、超優良会社なんですね。高橋参与は、BSも民営化すると受信料は、公共放送としての受信料は三百円ぐらいで済んじゃうという試算も併せて述べておられます。  先ほど農政の話をされましたけれ...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかく、真の官邸主導、真の議院内閣制の実現、そのためには内閣人事局を強化をすることが極めて大事なことでございますので、この点だけ申し上げて、質問を終わります。  ありがとうございました。
04月09日第204回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第4号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美でございます。  前回、福島県民所得が二〇一五年以来低下をし続けて、そして二〇一八年度、前年対比でマイナスになったと、その背景をお尋ねしましたら、大臣は、企業所得の減少と財産所得の減少ということをおっしゃいました。  ジャーナリストの磯山友幸...全文を見る
○渡辺喜美君 浜通りの活性化プランですか、コースト・イノベーション何ちゃらプランというのがあるんですけれども、要は、例えば国際研究拠点つくると。日本全体の大学のレベル、かなり落ちてきているんですね、国際比較をすると。そういう中で、浜通りに国際研究拠点つくったら人が集まるのかと。ど...全文を見る
○渡辺喜美君 前回、船橋洋一さんの「フクシマ戦記」という本を御紹介をいたしました。この「フクシマ戦記」の中で船橋さんが非常に面白い指摘をしておられます。安心ポピュリズムというやつなんですね。原発は絶対安心、安全なんだと、国民が不安に思うから全電源喪失なんてことはあり得ないんだとい...全文を見る
○渡辺喜美君 これ、是非御覧になってください。(発言する者あり)
○渡辺喜美君 これは長谷川博己が主演ですよ。長谷川博己の役回りって官房副長官ですよ。長身でイケメン。岡田さんのことを言っているわけじゃないですけれども。これ、この副長官が、もうまさにシン・ゴジラ現る、そのときに大変な危機管理をやるんですね。冒頭、面白いシーンがありまして、その官房...全文を見る
○渡辺喜美君 船橋洋一さんによりますと、原子力規制委員会設置法を作ったときに参議院の附帯決議が付いているんですね。これは、アメリカのFEMAなども参考にして組織体制の抜本見直しをするよう政府に求めている。また、全国知事会が、五、六年前でありますけれども、重大事故が起こった場合に備...全文を見る
○渡辺喜美君 要は、正しい政治主導というのは政治家主導ではないんですね。政治主導というのは官邸主導のことです。しかし、政治家が政治家だけ集まってやるといったら、組織が空回りしてしまうんですよ。  御案内のように、日本の官僚組織というのは物すごい縦割りでできています。前回も、この...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかく、十年前の教訓というのはいろいろあるんですけど、それで原子力規制委員会、原子力規制庁というのができたわけですけれども、どうもそのやり方が変わったように見えるけれども、宿題出してどうなっているんですかと、そういうところは昔の安心ポピュリズムと同じじゃないかとい...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかく、規制する側のレベルが相当高くないといけないんですよ。昔みたいに電力会社に教わってやっていた時代ではもうもとよりないとは思いますけれども、是非、規制する側のレベルを高めて、安全性について提案ができるような、そういう規制庁になっていただきたいと思います。よろし...全文を見る
04月13日第204回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美であります。  午前中、西田委員と黒田総裁とのやり取りの中で五十年前に留学しておられたときの話をされておられましたが、多分、流動性のわなと言われるものだったんではないんでしょうかね。  これは、御案内のとおり、金利はゼロにまでしか下がらないの...全文を見る
○渡辺喜美君 黒田総裁の金融政策を評価する立場から、できるだけ好意的に解釈したいとは思うんですがね。  プラスマイナス〇・二からプラスマイナス〇・二五まで拡大、幅を広げたわけではないとおっしゃいましたけれども、そういう表現がいいのかどうかよく分かりませんが、深掘りの幅も拡大され...全文を見る
○渡辺喜美君 付利というのは余り私は賛成しないんですけどね。日本銀行にお金預けておくよりも民間に貸出しした方がはるかにもうかるわけですよ、金融機関というのはリスク取って何ぼの世界ですからね。日本では、そのリスク管理、すなわちリスクをいかに取るかのアート、技というよりも、いかにリス...全文を見る
○渡辺喜美君 私は、黒田総裁はリフレ派であると信じたいんですけどね。今度、リフレ派が総裁も入れると五人になるわけですから、これはもう思い切った政策を実現できるようになると思います。  六月には、今週国会で承認された、中川順子さんとお読みするんでしょうかね、野村アセットマネジメン...全文を見る
○渡辺喜美君 別に私は、中川政策委員が利益相反だとか、そんなことを追及したいと思って言っているわけじゃなくて、黒田緩和を好意的に解釈する立場を取りつつ、どっちにしたって日銀の通貨発行益というのは国庫に戻っていくわけでありますから、その国庫納付金に貢献できるような道があるんじゃない...全文を見る
○渡辺喜美君 そういう種類のものとETFって明らかに違うと思うんですよね。ですから、せっかくこれだけ黒田緩和でもってこんなコロナ禍でも何とか金融資本市場安定しているというわけでありますから、ちょっともう少し芸のあるお金の使い方やってほしいなと思うんですね。  国債と同じように手...全文を見る
○渡辺喜美君 いつも御指摘申し上げますように、おむすび山のカーブなんですよね。長期保有国債、残存期間六、七年だったかと思いますけど、平均残存期間がですね、これがいっときの八十兆円からもう二十兆円ちょこっとぐらいの水準にまで来ちゃっているんですよ。私に言わせりゃ、やっぱり明らかにこ...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかく日本は十年に一回ぐらい危機に見舞われてきましたので、過去の失敗の事例、これはもう山のように蓄積されているんですね。とにかく、西田委員もおっしゃっておられたけれども、金融政策せっかく吹かしているのに財政で引締めしちゃったりとか、逆のこともあったりして、それが日...全文を見る
○渡辺喜美君 これも西田委員が取り上げた話ですけど、東芝の問題、これは次回やりますが、私は外為法改正のときに、これはアクティビスト規制法になる可能性があるよということを御指摘をいたしました。まさに今それが現実のものになりつつある。しかも、産業革新機構とか日本政策投資銀行まで一緒に...全文を見る
04月28日第204回国会 参議院 憲法審査会 第1号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美です。  三年数か月ぶりでこの審査会が開かれるということでありますが、今、日本の憲法体制は様々なチャレンジを受けております。例えば、尖閣がそうであり、台湾海峡もそうであります。コロナ対応というのも、これは一種の戦争であります。そういった日本の憲...全文を見る
05月13日第204回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美でございます。  総裁、お疲れさまでございます。連休中はお休み取ることはできたでしょうか。私は、地元の穴場と言われるハイキングコース巡りをやっておりました。結構混んでいましたね。密でした。去年の今頃はほとんど人が出ていなかったところも、もう駐車...全文を見る
○渡辺喜美君 パウエル議長がテーパリングに言及しないもう一つの理由は、やはりFRBが物価の安定だけでなくて雇用の安定、これを非常に重視しているということなんですね。  先ほどのCPIについては市場予想が三・六だったと、それが四・二になっちゃった。一方、雇用統計の方は、逆に市場予...全文を見る
○渡辺喜美君 先ほど来御議論ありますように、金融資本市場はちょっと厄介かなという感じを私も受けているんですね。  前回、アルケゴスの話をいたしました。これはもしかしたら氷山の一角かもしらぬなと。今回は、アルケゴスというよりは、ARK・ETFというんですかね、日経新聞によるとAR...全文を見る
○渡辺喜美君 御案内のように、東京市場というのは七割が外人さんですからね。ドルベースで平均株価見ますと、とっくに史上最高値を更新していたんですよ。別にアメリカのダウとかナスダックが史上最高値更新中だったというわけじゃなくて、日本の株価もドルベースでは史上最高値更新中だったんですね...全文を見る
○渡辺喜美君 黒田総裁には釈迦に説法な話でありますけれども、物価と失業率というのは、これは逆相関の関係にあるわけですね。これはもう大学一年生の経済学の夏休みの前にお勉強するフィリップス曲線の話ですよ。実は、この関係はデフレギャップとか潜在成長率とか、そういう議論とも裏腹といいます...全文を見る
○渡辺喜美君 潜在成長率は、このグラフ見ると、足下もうゼロ近辺にあるんですよ。この理由は何でしょうか。
○渡辺喜美君 ということが展望レポートには書かれてあるわけですけれども、要は、コロナで急速に需要が落ち込む、雇用情勢が悪化をする、実はその前から日本経済の停滞、下落傾向が起こっていたんですね。それは言うまでもありません、一九年十月の二回目の再増税ですよ。これによって、もうはっきり...全文を見る
○渡辺喜美君 この平均消費性向のグラフ、これも展望レポートにありますけど、これ歴史的低水準ですよ。違いますか。  可処分所得に対する消費の割合、一九年度六六・九%、直近では六一・三%、何と五・六%の減という状況になっているんですね。  そこで、この展望レポートでは、いやあ、そ...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかく、何度も釈迦に説法を繰り返して恐縮でございますが、この三十年以上の間、日本の財政金融政策が明らかに日本経済の低迷に大きく作用しているのは、もうこれ間違いない事実なんですね。  ですから、こういう中で、総裁何度も言われるように、予想物価上昇率が非常に粘着的に...全文を見る
○渡辺喜美君 そのためには、徹底した需給ギャップの解消、需要が超過になると、こういう情勢になりませんと物価は上昇いたしません。そのことを強く申し上げて、質問を終わります。  ありがとうございました。
05月19日第204回国会 参議院 憲法審査会 第2号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美であります。  世の中には、建前のルールと本音のルールというのが存在するんですね。ノーマティブルールとプラグマティックルールとも言います。  憲法四十三条には、「両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する。」と書いてあります。伝...全文を見る
05月26日第204回国会 参議院 憲法審査会 第3号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美であります。  提出者の皆様、また委員の皆様、大変お疲れさまでございます。五分以上席を立たれる方がどなたもいらっしゃらないという、大変すごい審査会だなと感激をいたしました。  さて、この修正案でありますが、三年前に国会に出されて、正直相当古く...全文を見る
○渡辺喜美君 大体、こういう非常事態にあるときというのは、次の未来を先取りするということがどの国でもどの時代でも行われているんですよ。まあこういうときに次の時代を先取りする、それ、国民投票をネット投票でやるなんというのはその最たるものだと思いますよ。マイナンバーもどんどんこれから...全文を見る
○渡辺喜美君 今の御答弁はもうごもっともな話なんですが、まあ政治の世界で人を動かす原理というのは三つなんですよ。脅し、利益の供与、そしてシンボルの操作、象徴の操作というやつですね。例えば、脅しと象徴の操作、組み合わせるとどんな感じになるか。今、大量の国債を発行している。そうすると...全文を見る
○渡辺喜美君 まあとにかく憲法改正の国民運動というのはできる限り自由にやるべき、最初にこの国民投票法案を企画立案に携わった山花先生もそうおっしゃっていましたよね。私もそう思いますよ。  ですから、こういうマインドコントロールとか、知らず知らずのうちに操作されているとか、こういう...全文を見る
○渡辺喜美君 私自身も反省すべきなのは、例のプライバシーポリシーというのは、よく読んでから同意をするということが大事なことではないでしょうか。  以上、終わります。
06月02日第204回国会 参議院 憲法審査会 第4号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美でございます。お疲れさまであります。  今から十年近く前でしょうか、一院制議連というのがございまして、まあ別に参議院廃止するという意味ではないんですけど、衛藤征士郎先生が会長で、まあ私もメンバーの一人だったものですから、当時の横路議長のところに...全文を見る
○渡辺喜美君 今のエピソードは、国会の用語でいきますと、機関認証がないから駄目ということなんだろうと思うんですがね。まあしかし、国会は全国民を代表する選挙された議員でこれを組織するというのが四十三条に書かれていますね。この国民代表原理というのは、言うまでもございませんけれども、近...全文を見る
○渡辺喜美君 福田先生に御質問したいんですが、かなり高名な弁護士の先生方が一人一票運動というのをやっておられまして、最近どうか知りませんけれども、以前は新聞の一面広告で大々的にやっていたと記憶しているんです。つまり、投票権の行使というのは住んでいるところ、住所によって差別されては...全文を見る
○渡辺喜美君 上田先生のペーパーにメディアリテラシーの話が出てまいりました。実は、前回の質疑でもって私も似たようなことを取り上げております。  飯島先生が御指摘になったケンブリッジ・アナリティカの話なんですが、フェイスブックはもう既に二〇一五年にお友達APIの制限をやっておりま...全文を見る
○渡辺喜美君 ありがとうございました。
○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美です。  前回も申し上げましたが、この三年間、国会の不作為によって、この法案、また憲法に対する審査が相当遅れ遅れになってきた、時代遅れ続出という感じなんですね。時代は平成から令和に変わり、また、歴史のゲームチェンジャーとなるかもしれないコロナが...全文を見る
06月09日第204回国会 参議院 憲法審査会 第5号
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○渡辺喜美君 みんなの党、渡辺喜美であります。  提出者の皆様、御苦労さまでございます。三年数か月のブランクの後に与野党の合意による修正が行われた、心から敬意を表する次第であります。  今、参議院改革協議会というのが週一ペースで行われておりまして、我々少数会派にも発言の機会が...全文を見る
○渡辺喜美君 全国民の代表という理念は、私の理解では、国会議員に課せられた政治道義上の至上命令であると思うんですね。安岡正篤先生風に言えば義命であるということかと思います。  船田先生は、いわゆる政治改革にも関与された御経験をお持ちですね。日本では、こうした国民代表原理と政党の...全文を見る
○渡辺喜美君 とにかく憲法改正というのは、最終的に国民が決めるんですね。そこのところはもう選挙とか法律とかいうレベルと全然違うんですよ。そういう意味においても、原案提出や発議、これには党議拘束を掛けないという理念が正しいし、また、戦略論的に見ても、その方が憲法改正を先に進めること...全文を見る