赤嶺政賢

あかみねせいけん

小選挙区(沖縄県第一区)選出
日本共産党
当選回数8回

赤嶺政賢の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月15日第154回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、外務大臣と防衛庁長官にお伺いをしたいと思います。  まず、ブッシュ大統領の一般教書の問題ですが、対テロ戦争はアフガンで終わるどころかまだ始まったばかりだとか、あるいは、我が部隊はフィリピンで、ボスニアで、ソマリア沖で活動...全文を見る
○赤嶺委員 私は大変な姿勢だと思います。テロの撲滅ということで世界じゅうが力を合わせて頑張らなければいけない時期に、およそテロの撲滅ということを真剣に考えるのであれば、もっとこの悪の枢軸というのを真剣に検討していかないと国際社会は団結できない、私はそう思っています。  そこで伺...全文を見る
○赤嶺委員 そういうことであれば、やはりイラン、イラクそれから北朝鮮は名指しされて当然、悪の枢軸と決めつけられて当然というのが外務大臣の立場ですか。
○赤嶺委員 私は、名指しをして悪の枢軸と決めつけるこういうやり方、これについて外務大臣の考えを聞いているんです。ブッシュが、テロの撲滅だとか大量破壊兵器をなくすんだとかという、こういう一般的な決意を聞いているんじゃないんです。こういう形で一般教書で発言していく、こういうものについ...全文を見る
○赤嶺委員 私、全然国民的な立場に立っていないと思うんですよ。アメリカはアメリカ、ブッシュはブッシュと言いますけれども、皆さんは日米同盟だということを一生懸命言って、アメリカの発言一つ、動向一つで、私は沖縄県なんですけれども、沖縄がどういう目に遭っていくかという、こういう立場に立...全文を見る
○赤嶺委員 私、今の答弁も、やはり質問に正面から答えていないなということを感じるんです。  皆さんは、ああいうブッシュの一般教書での表明は断固たる決意と非常に高く評価していらっしゃるんですよ。そして、日本政府としてもテロの根絶のために全力を挙げて闘うと言っていらっしゃる。そうい...全文を見る
○赤嶺委員 テロ根絶というのは、国際社会で一つの基準があると思うんですね。国際社会がテロ根絶のために力を合わせなければいけない基準というのがあると思うんです。  ところが、一般教書では、こういうことも言っているんですね。一般教書では、テロリストについて、アフガンの訓練キャンプは...全文を見る
○赤嶺委員 これはもういよいよもって、私、川口外務大臣の立場というのは一般教書で言われていることと変わらないなということを思うんです。  私たち人間社会にも、どんなに怒りを持っていても、どんなに相手が間違っていると思っていても、言っちゃいけないことと言っていいことというのは区別...全文を見る
○赤嶺委員 アメリカは、同盟国と連携して一緒にやろうじゃないかというところまでいっているんですよ。  ですから、私は、今の政府の態度は、逆に、国際法や国連憲章、あるいは戦後国際社会が打ち立てた世界の平和の秩序、これを乱すようなアメリカの言動に同調しているという点では、非常に国際...全文を見る
○赤嶺委員 そのように大臣が認識している、そういう国の首脳が、一般教書にやはりいろいろ発言していらっしゃるんですよ。  フランスのベドリヌ外務大臣は、特定の国が独断で対策を示せば大量破壊兵器やテロ、危機が一気に解決されるとは思えない、こう言っているんですね。特定の国が独断で対策...全文を見る
○赤嶺委員 主体的な判断というのは、アメリカが立派だという判断でしょう。そのことを言っているわけでしょう。テロ根絶のためにブッシュ大統領が力強い決意を表明したと言ったじゃないですか。主体的な判断というのは、それ以外の判断があるんですか。
○赤嶺委員 そういう主体的な判断がある、しかし大筋においてはブッシュ大統領のああいう一般教書での演説をよしとする。私はやはり、国際社会が本当に団結してテロの根絶というのであれば、国際社会で打ち立てられた平和の秩序のルールを守るという立場をとらない限り国際社会の団結は不可能だ、テロ...全文を見る
○赤嶺委員 今の長官の答弁は、これは防衛庁から、この程度のことであればペーパーに出ていて、答弁になっていないと思うんですよ。脅威が引き続きあるなんて、そういうことを言いますけれども、沖縄の米軍基地を警備していた警察、機動隊は引き揚げたんですよ。全然、防衛庁長官の言っていることと、...全文を見る
○赤嶺委員 そういう、主体的な判断がないじゃないかという、そのとおりなんですよ。だれしもこの脅威の除去というようなのは、脅威の除去という皆さん流の軍事支援も一つの区切り、段階を迎えたなと考えるのが当然じゃないですか。  では、日本の軍事支援というのは、このビンラディンが逮捕され...全文を見る
○赤嶺委員 私、去年の十月、ちょうどアフガニスタンへのアメリカの空爆がピークのときに、そしてラマダンを迎える、冬を迎えて国際社会が食料の心配をしているというときに、パキスタンに調査に行ってまいりました。  パキスタンの新聞の報道は、毎日毎日のアメリカの空爆によって罪のない国民が...全文を見る
○赤嶺委員 こういうのは全くさっきと同じ答弁の繰り返しで、同じ話で、私が求めていた情勢の変化の中でどうなのかということには全く答えていない。そういう点では全く納得がいかない。また、あなたの答弁を聞いていて国民も絶対納得しないだろうと思います。  それで、報道によりますと、ブッシ...全文を見る
○赤嶺委員 基本計画は、防衛庁長官。
○赤嶺委員 もしアフガン以外にテロの脅威の除去ということで米軍がそういう武力行使を始めた場合に、自衛隊が後方支援に行く、アフガン以外に行くという、これは本当に一般論ですよ、そういうときには、手続としては、基本計画というようなのは見直す、国会にもう一度手続をとるということになるんで...全文を見る
○赤嶺委員 これは非常に大事な問題でありますので、脅威の除去という冠がつけば、基本計画の変更についても、それは法が求めているものではないといったようなことは許されないと思いますので、また追及していきたいんですけれども、ちょっと時間がありませんので、せっかくの機会ですから、沖縄問題...全文を見る
○赤嶺委員 日本政府は、先ほどのベーカー大使の発言について、ベーカー大使は続けて、沖縄の基地の代役はどこも果たせないということを言った後に、日本側もそのことを理解しているとおっしゃっているんですね。  ですから、日本側がアメリカの覇権主義的な軍事戦略拠点にすることを認めている中...全文を見る
○赤嶺委員 もう終わりますけれども、早く調べてほしいということは、沖縄県の側からも去年の段階から皆さんの方に行っていると思うんですよ。それを、今日に至るまで、まだ詳細についてつかんでもいないということは極めて遺憾であります。こういう姿勢では沖縄の基地問題も解決できない、小泉内閣の...全文を見る
02月27日第154回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、尾身大臣と川口外務大臣に対して質問を行いたいと思います。  まず、尾身大臣に対してですが、いよいよ新しい振興法の審議が始まります。三次にわたって沖縄振興が進められてきたわけですが、その到達点と課題、そして、どういうふうに...全文を見る
○赤嶺委員 この三十年にわたる振計で格差が是正されて、産業の基盤も整備された、次は自立経済だ、こういうお話なんですけれども、三十年前の第一次振計を振り返ってみますと、例えば道路の整備にしても、米軍占領下は軍用道路でしたから、歩道もありませんし、側溝もありませんし、とにかく軍事優先...全文を見る
○赤嶺委員 そうしますと、所得の格差だとか失業率が大きい問題だとか、いわば三十年にわたって進められてきた振興開発計画で達成されたものの引き続きの達成を含みながら、同時に、二十一世紀の新しい沖縄づくりという点で、そういう視点にも立って振興開発を進めていく、振興新法もその立場で行われ...全文を見る
○赤嶺委員 沖縄振興法の精神は引き継がれているのかどうかです。つまり、大学院大学だとか国際金融特区だとか、目新しいものもあります。同時に、振興法の精神を引き継いでいるかどうか、そういう点をきちんと答弁いただきたいと思って先ほどから聞いているんですが。
○赤嶺委員 そこで、もう一度お伺いをいたしますが、今度の場合には新法と呼ばれているわけですね。それで、近年、沖縄ではよく、基地とリンクした振興策という呼び方がはやっております。この沖縄振興新法あるいは今度国会に出される沖縄振興法というのは、基地とリンクした振興策、振興法というよう...全文を見る
○赤嶺委員 従来の振興というのは、私たちが考えるに、沖縄県民が理解するのに、やはり基地の整理、縮小、撤去、基地のない沖縄を実現したいというような基本的な立場があって振興というのを願ってきたわけですが、尾身大臣、はっきり答えていただきたいんですけれども、今度の新しい振興法というのは...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、基地を引き受けてほしい、そのかわりに振興策の予算を措置しましょう、そういう性格の法律なんでしょうか。
○赤嶺委員 これまでの沖縄振興法の精神を引き継いでいるということで理解をしたいと思います。  ところで、今度、嘉数政務官が誕生されたわけですけれども、嘉数政務官、同じ沖縄の立場として、沖縄振興に頑張っていただきたいと思いますし、立場は違っても一致するところがあれば力を合わせてい...全文を見る
○赤嶺委員 よく記憶されております。  それで、尾身大臣、市長がかわったらこの法律の実行はやらないんだとか、予算の執行はやらないんだとか、五年前に、ある沖縄開発庁長官なんですけれども、国の言うことを聞くなら税金の傾斜配分当然だよとおっしゃった大臣もおられたんですけれども、この沖...全文を見る
○赤嶺委員 尾身大臣、質問に答えてください。名護の市長選挙の結果はどうぞ皆さんでいろいろ総括しておられたらいいですよ。私が聞いているのは、嘉数政務官が記憶にある、名護市長選挙を負けたら、国が一生懸命やろうとするのがほとんど挫してしまうと。これからも、ああいう基地の島ですから、いろ...全文を見る
○赤嶺委員 基地に反対をする市長さんが誕生したら、あるいは皆さんとは違う立場で基地問題に一生懸命取り組む市長さんが誕生したら、これは振興新法は手を抜く、あるいは、皆さんと同じ立場であれば振興新法は一生懸命やります、こういうことでいいんですか。日本の政治というのは、そういうことでい...全文を見る
○赤嶺委員 この新しい振興法の中には、今大臣が言われた意味で、いろいろな要素が入っているとすれば、これは大変けしからぬことであります。沖縄に基地を押しつけることによって特別な振興措置をとるというようなことはあってはなりませんし、大臣も先ほどからお認めのように、第一次振計から第三次...全文を見る
○赤嶺委員 そこで、本当の沖縄県民の振興ということを真剣に考えないと、どういうことになるのかという一つの見本みたいなものなんですが、きのう尾身大臣、泡瀬干潟の問題で記者会見をされております。移植工事が成功した、これをもって環境の条件は整ったというおよそ学問的には語るに落ちるような...全文を見る
○赤嶺委員 私が尋ねているのは、そういう甘い需要予測の姿勢で泡瀬干潟の埋め立て、ここに臨むおつもりですかということを聞いているんです。  沖縄の場合は、三次にわたる振興開発で、公共事業が八割と言いましたが、その社会資本の整備の陰で、沖縄島の干潟の大半が埋め立てなどによって失われ...全文を見る
○赤嶺委員 そうしますと、大臣、きちっとした見通しがなくても、そこそこの見通しがつけばいいという発言は撤回なさいますか。
○赤嶺委員 需要予測について聞いたかどうかじゃないんです。需要予測ということを公共事業全体の中でどれほど重要な問題として位置づけるかということで考えてみた場合に、そこそこの見通しがつけばいいという発言がありました。こういう位置づけでいいんですか、あるいは撤回なさるんですか、このこ...全文を見る
○赤嶺委員 あなたがそこそこでいいと言えば、沖縄県や沖縄市もそこそこでいいんだなということにしかなりませんよ、需要予測については。これが膨大な浪費型公共事業を生み、国の財政を悪化させてきたじゃありませんか。そのために、小泉内閣は構造改革、構造改革といって、そういうことを繰り返して...全文を見る
○赤嶺委員 需要予測について、最後まで、そこそこの見通しがつけばいいと言ったことについて訂正もしません。こういう形で沖縄の公共事業に臨まれたら、それこそ、沖縄の公共事業は浪費型で埋まってしまうということを申し上げます。  外務大臣に、もう時間が限られてしまいましたけれども、この...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、十五年使用期限は、米国の立場としては困難であるということですね。  それで、閣議決定によると、十五年の望みを国際情勢の中での兵力構成の検討といったところに何かウエートを置いているように見えますけれども、今後の国際情勢の発展の中で、沖縄について兵力構成を削減す...全文を見る
○赤嶺委員 それじゃ、米国の立場も承知している、知事の立場は重く受けとめる、国際情勢の変化によって兵力構成については引き続き検討をする。しかし、そんなことを言えば、今の川口外務大臣のお話からいっても、皆さんは、十五年使用期限というのはできる話じゃないけれども、基地の永久化、固定化...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣、私、その閣議決定の中身についてさっき伺ったんですよ。アメリカは十五年は困難だと言っている。知事の意見は重く受けとめなきゃいけない、しかし、国際情勢については、沖縄の米軍基地の削減についてアメリカが手がける様子は知るところ全く見えないと言っている。できませんと...全文を見る
02月28日第154回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○赤嶺委員 私は、最初に軍事費、来年度予算の防衛関係費について伺いたいと思います。  小泉総理は、昨年の参議院選挙での日本記者クラブ主催で開かれました党首討論会で、あらゆる歳出を削減の方向で見直すとか、防衛費も例外ではない、こう発言しているわけです。  ところが、最終的に政府...全文を見る
○赤嶺委員 経費の効率化、合理化だとか、結局、措置した予算の中身というのは、中期防の着実な進捗ということで、これは削減の説明には全くならないと思うんですね。結局、軍事費は聖域扱いだというのが今の長官の答弁にもあらわれていると思います。中期防どおりに軍事費は増額をしたと。総理の昨年...全文を見る
○赤嶺委員 結局、軍事費の予算がふえていく歯どめがないということなんですね。当面今すぐには考えられないけれども将来をと、火の用心をと。私たちが提起している立場、火の用心を言うのであれば、一番の日本の平和と安全は、憲法第九条の立場があるからこそ平和というのが実現していく、そういう力...全文を見る
○赤嶺委員 精査、検討なぞ全く行われずに、軍事費を聖域扱いして、そして軍事費を増大させたという流れははっきりしていると思います。  第一、政府自身が、平成十四年度予算編成の基本方針で、主要先進国中最悪の危機的な状況と日本の財政について言っているわけです。  昨年の三月から四月...全文を見る
○赤嶺委員 参加した省庁の名前ですね、平成十一年、十三年、いずれもどういう省庁か。
○赤嶺委員 今度の演習、訓練というのは、結局、周辺事態ということなんですが、これだけの省庁が参加するということは、つまり周辺事態から日本有事に発展することもあり得る、こういう想定があるんでしょうか。
○赤嶺委員 報道では、周辺事態において日米がどのように共同対処するかについて定めたと言われる相互協力計画の原案が既にまとまっているということでありますが、これは事実でしょうか。そして、いつ正式な確認をするんでしょうか。
○赤嶺委員 正式にはいつそれを確認して発表することになりますか。
○赤嶺委員 ちょっと時間が迫っておりますので、有事法制の整備について聞きたいと思います。  内閣官房が、先月「有事法制の整備について」という文書を提出したわけです。そして、今いろいろ検討も続けられていることなんですけれども、文書では、有事法制の対象とする事態について、「我が国に...全文を見る
○赤嶺委員 説明を聞いてもよく意味がわかりません。  私が聞いているのは、日本有事だといってもいろいろな攻撃の態様が考えられます。周辺事態法のときに、政府は、周辺事態とはどのような事態を指すのかということについて、「我が国周辺の地域において武力紛争の発生が差し迫っている場合」だ...全文を見る
○赤嶺委員 具体的にはさっぱりわかりません。  それで、周辺事態において、公海上で米軍に対して後方地域支援を行っているときに自衛隊の艦艇や航空機に武力攻撃が行われた場合は、我が国に対する武力攻撃に当たりますか。
○赤嶺委員 もう時間がありませんが、日本有事の事態について具体的にもっとお伺いしたいところだったのですが、今の答弁を聞いていてもさっぱりわからないというのが率直な私の感想です。  私たちは、かねがね有事法制というのは、現実に考えられるのは、アメリカの戦争に日本の国民が協力するこ...全文を見る
03月18日第154回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  ことしは、本土復帰三十周年、歴史の節目の年に当たっているわけですけれども、沖縄振興特別措置法案について、これは今後の沖縄の発展の新しい制度的基盤をつくるものだと位置づけておられるようです。  自立型経済ということがよく言われる...全文を見る
○赤嶺委員 観光や農業というのは、やはり沖縄全体の産業をリードしていく。人づくりという点でも、そういう農業の振興というものが思い切って正面に据えられて、そこに見合う人材を育成していく、大学院大学という進め方もあるのでしょうけれども、やはり沖縄県全体の人材の底上げを図っていくという...全文を見る
○赤嶺委員 沖縄県民の側から、安保条約、この日本の国の防衛に寄与しているという意識はなくて、やはり沖縄県、しかも本島の二割が米軍基地に占領されて、本当に息もつけないような状態、これが産業の振興にも経済の発展にも大きな立ちおくれの原因になっている。そういう気持ちもあって、大田県政の...全文を見る
○赤嶺委員 今の尾身大臣の答弁を聞いて大変がっかりしまして、さらに外務大臣から同じような答弁を聞かされるかと思いますと、非常に耐えがたい気持ちであります。  私たちは、本当に基地の整理、縮小、撤去、これなしには、沖縄の経済の自立や産業の振興をどんなに語ってみても夢さえ描けないと...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、産業の振興という点で具体的な課題について聞いていきたいんですけれども、第三章から産業振興のための特別措置が始まっています。  最初に、申し上げました観光の振興が掲げられているわけですが、その内容というのは、六条から二十六条まで、二十一カ条にわたっているわけ...全文を見る
○赤嶺委員 ハード面とかソフト面とかということで、そこが、だからそういう中身はどういうものですかということを伺っているわけです。
○赤嶺委員 「観光旅客の受入れの体制の確保に関する事項」というのは、空港だとか港湾だとか宿泊施設の整備も当然想定しておられるわけですよね。
○赤嶺委員 観光産業の振興の中で環境保全型自然体験活動というのが掲げられています。異常に目を引くわけですが、環境保全型自然体験活動というのは、何か地域というものを念頭に置いて、そして、どういう内容なのか、これもちょっと具体的に説明していただきたいと思うんです。
○赤嶺委員 エコツーリズムと言われている環境保全型自然体験活動を推進していきたいというわけですが、沖縄には特に特定の地域のみならず、沖縄県全体が環境に非常にすぐれていて、本当に訪れた多くの人たちが心のいやしの場になるという感想もたびたび耳にしております。  それで、やはり観光と...全文を見る
○赤嶺委員 観光産業の振興と言いながら、沖縄の中でも特に自然や亜熱帯の特徴が出ている地域を破壊していく。結局、観光振興というのは、法案には書かれているけれども、実際にやっていることは違うんじゃないですか。  今、皆さんの答弁は、いろいろな日米の合意で、SACOで普天間の代替施設...全文を見る
○赤嶺委員 今、振興法ができる以前からエコツーリズムが非常に活発に動いているのは、名護市の辺野古地域東海岸の方々です。自然との触れ合いで一番人気があるのが泡瀬干潟です。そういうことを破壊して、観光産業が振興できなかった、あと十年たって、また沖縄の振興問題が議論される、そのときに県...全文を見る
○赤嶺委員 その六百万、七百万というのは、一年前と同じ質問を繰り返しますが、どこで決まっているんですか。それで、六百十五万人がおおむね妥当というのは、どういう根拠でそういうことをおっしゃっているんですか。
○赤嶺委員 県の観光審議会では決まったんですか。決まっていない、審議中ですか。
○赤嶺委員 まだ観光審議会で目標が決まってもいないうちに、これだけの需要が見込めますから埋め立てを再開しますということで、沖縄県や沖縄市が報告を出してきたらそれにゴーサインを出すというのは、そんなむちゃくちゃな、筋の通らないやり方でいいんですか、尾身大臣。
○赤嶺委員 尾身大臣、私の質問に答えないで別の答弁をしましたけれども、この別の答弁についてもまたただしたいんです。  第一次区画分の埋め立ての需要を満たす計画が出てきたから、土地の需要ということでありましたけれども、私が聞いているのは、泡瀬埋め立て全体が、六百十五万人の観光客を...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、百八十五ヘクタールの埋め立てに見合う需要予測はまだできていないと。だって、観光審議会でもまだ決まっていませんし、六百十五万人という皆さんの目標は、沖縄県にはまだ存在しない。そういう中で、とりあえず第一次分だけゴーサインを出した、こういう理解でよろしいんでし...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、六百十五万人の人たちが宿泊する需要を満たさない場合があっても、社会情勢の変化でそういうことが起きたにしても、とにかくやっていくんだ、こういうぐあいにしか聞こえないんですが、そういうことでいいんですか、尾身大臣。
○赤嶺委員 沖縄に観光客がふえてきたのは、各種の条件整備の中でふえてきたんです。それで、テロという条件悪化の中で減っていく。この条件整備というのは、沖縄県は近年、那覇から東京や大阪や大都会ではなくて、地方の空港にも航空路線を延ばしました。ぎりぎりいっぱい延ばしております。今後どこ...全文を見る
○赤嶺委員 今の尾身大臣の答弁を冷静に聞いておりまして、全体の需要予測はまだまだ見通しはないけれども、第一次区画だけは何とか土地利用を満たしたいから埋め立てさせてほしい。これを私、先に埋め立てありき、需要予測もあいまいなままでやろうとしていると。沖縄県や沖縄市から要望があったと言...全文を見る
○赤嶺委員 どんな自治体でも、三分の二の署名が集まるということは、尾身大臣がおっしゃるとおり大変重いことです。そういう八万五千の署名が沖縄市民であるということを大臣は客観的に証明できるんですか。沖縄県知事は証明できるんですか。沖縄市長さんは証明できるんですか。公的などこが、この八...全文を見る
○赤嶺委員 需要予測のあいまいさを八万五千人の署名でカバーしようとする、ところが、その一人一人については住所を確認したわけではない、県知事や市長がおっしゃるから信頼するということでありまして、県知事や市長もそのことは証明できる立場でないことだけを申し上げておきたいと思います。 ...全文を見る
○赤嶺委員 第二期工事に入っているのを今度第一期工事に持ってきているんですね、土地利用を。それで、何ヘクタールですか。
○赤嶺委員 それじゃ、第二期にも同じように多目的広場をつくるわけですね。
○赤嶺委員 非常にあいまいな答弁でごまかしていますけれども、尾身大臣、多目的広場というのは、第一期工事で十七・八ヘクタールですよ。とにかく広場をつくるんだ、市民の憩える広場をつくるんだと。ところが、第二期工事に多目的広場が入っているのは、泡瀬には米軍の通信基地がありますよね。通信...全文を見る
○赤嶺委員 今の答弁を聞けば聞くほど、現在、今日、将来の土地の需要予測は立たないけれども第一期から始めておきましょう、第二期にも多目的広場をつくることになるかもしれませんが、とりあえず第一期の工事を合理化するために多目的広場を置いておきましょう、こういう、本当に矛盾だらけですよ。...全文を見る
○赤嶺委員 環境監視・検討委員会とは別に、ワーキンググループがあるわけですね、実際に海の中に潜って、海草が根づいたか、成長しているかどうかということを見る。今の答弁にもありましたけれども、今後の観察が必要だ、こう言っているわけですよ。機械で移しかえただけだ、今後藻場が根づいて、藻...全文を見る
○赤嶺委員 環境監視・検討委員会の議事録を求めておりますが、議事録も提出していただけますね。三週間になりますよ。
○赤嶺委員 実際に海に潜っている人たちがまだ引き続きモニタリングをしなければ不安だというような報告書が出ているにもかかわらず、ここにもやはり、環境監視・検討委員会というようなのは環境の専門家だけで構成しているわけじゃないんですよね。開発をやりたい人も推進派も、いろいろ入っている中...全文を見る
○赤嶺委員 既存の商店街の振興あるいは成長を守るというのは、これは国にとっても大事なものだと思います。商店街あるいは観光土産品店が死んでしまっては、何のためのこれまでの振興策だったのかということになります。そこもきちんと国として責任を持った対策をとるように要求いたしまして、きょう...全文を見る
03月19日第154回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号
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○赤嶺委員 参考人の先生方、本当にきょうは御苦労さまでした。私は日本共産党の赤嶺政賢ですが、来間参考人にお伺いしたいと思います。  私たちは、沖縄の振興開発計画を振り返ってみた場合に、基地経済からの脱却を自立経済、このように認識して取り組んでまいりました。三十年間にわたる振興開...全文を見る
○赤嶺委員 来間先生に引き続き伺いますが、沖縄の経済あるいは沖縄の産業を活性化させること抜きにしては、沖縄の雇用を吸収する産業を持たずしては、やはり失業率の問題も解決しませんし、産業の振興というのは非常に大事になっているわけですが、ただ残念ながら、先生御指摘のように、自由貿易地域...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  昨日に引き続いて、沖縄の産業振興、特に今度の沖振法の目的である沖縄の経済振興の問題について議論を交わしていきたい、このように思っています。  沖縄で経済振興といいますと、今のところ公共事業というのは大変大きなウエートを占めてお...全文を見る
○赤嶺委員 鈴木議員にかかわる疑惑というのは、北方領土問題やODA、防衛施設問題だけではなくて、鈴木議員の行政私物化が沖縄問題でもあらわれております。沖縄の振興事業や軍用地問題にかかわる問題でも疑惑が取りざたされ、今国会でももう既に議論されていることです。  きのう私が質問をし...全文を見る
○赤嶺委員 企業・団体献金は民主主義のコストという点では、小泉総理と同じ認識だと思います。  そこで、私たちは、企業が政治家に献金する目的について、特に次の発言を重視しております。一九九一年八月十五日の毎日新聞で、当時の諸井日経連政策委員が、企業献金の性格について、企業にとって...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、尾身大臣と企業献金の関係について具体的にお聞きしていきたいと思います。  尾身大臣の政治団体は幸政会であります。この幸政会は沖縄にもあります。それは沖縄幸政会という組織になっておりますが、あなたがこの政治団体を沖縄に結成された経緯と目的について、当事者であ...全文を見る
○赤嶺委員 今の御説明のとおりだと思います。沖縄担当大臣に就任する前、一九九八年八月から一九九九年十月までは、尾身大臣、自民党の総務局長の役職についておられました。そして、二〇〇〇年の七月からは自民党の幹事長代理となり、二〇〇一年の四月からは内閣府の沖縄担当大臣として今日に至って...全文を見る
○赤嶺委員 沖縄の経済界が、尾身さんはいい人だということで後援会をつくっていただいたということですが、沖縄の経済界があなたに何を期待していたのか。  これは、先ほどおっしゃいました公表をされている尾身大臣の数年間の政治献金を行っている企業を見たら、とても納得できるわけです。それ...全文を見る
○赤嶺委員 私は、国民や沖縄県民の、政治一般、あるいは政治家尾身幸次さん、そういう期待感だけではやはり説明できないのじゃないかと思います。沖縄の企業がなぜあなたに企業献金をするのか。やはりそれは、沖縄振興策事業の受注の見返りを期待するということではないかと思います。  先ほど私...全文を見る
○赤嶺委員 その署名にもそれらの企業が非常に先頭に立っておられて、しっかりこの事業を受注契約した企業があなたの政治団体に献金をしているということであります。  この、あなたに対する献金というのは、沖縄の企業が尾身大臣にかける期待というのは、泡瀬の埋立事業だけにとどまっていないの...全文を見る
○赤嶺委員 基地移設と取引した沖縄振興策の事業を請け負っている地元企業から政治献金を受け取っておりながら、あくまでもこうした企業からの献金を政治資金規正法の枠内ということで正当性を主張しておられますが、やはり納得いかない。沖縄県民は基地を持ってこられて、その基地に関連した振興策事...全文を見る
○赤嶺委員 県中小企業団体中央会会長の吉山盛安さんです。よく御存じだと思います。この方は尾身大臣とは密接な関係がありまして、沖縄幸政会の結成で尽力した人であり、沖縄幸政会の会長となっている方であります。  尾身大臣、普天間飛行場の移設問題というのは、言うまでもなく、沖縄県民が、...全文を見る
○赤嶺委員 全国民は、データを見ても、その企業が国の沖縄振興策の公共事業を受注しており、そして国の振興策の主管大臣に献金を行っている、こういう図式について、そこまで本当に国民の中で明らかになっていけば、これはとても納得できるような話ではない、このように考えると思います。  そこ...全文を見る
○赤嶺委員 今、大臣が提出された資料は、私たちがこれまで内閣府からいただいてきた資料と全く数字が違います。どういうことでこんなに数字が違うんですか。
○赤嶺委員 それこそ誤解を招くような答弁ですよ。  それで、これでは県内企業の地元優先発注確保してくれということ、この企業数でいくと、これ以上やらないよという皆さんの意思表示みたいなもので、やはり事業総額に対する本土企業の発注額の比率は高くて、そしてなかなかこの二十年間変わらな...全文を見る
○赤嶺委員 どうすればいいかはっきりしているんですよ。やはりそういう指摘をされないためには、沖縄担当大臣が沖縄振興策事業として行われている公共事業の受注業者からは政治献金はいただかない、なおかつ企業の育成については公正、公平な立場で全力を挙げる、そうすれば非常にわかりやすいものが...全文を見る
○赤嶺委員 細切れ返還の意味についてわからないということを防衛施設庁から、定義がわからないということをこの場で聞かされて大変びっくりしているんですが、細切れ返還というのは、復帰後今日まで返還跡地利用の重要なテーマだったんですよ、それはおわかりでしょう。そして、天久なんかは細切れ返...全文を見る
○赤嶺委員 細切れ返還というのは、やはり米軍の都合で起こり得ることでありますから、しっかりこの面についての対策もとっていっていただきたいというふうに思います。  それから、給付金の上限が一千万円となっている問題についてですが、給付金の上限は県の方からはもっと増額という要請もあっ...全文を見る
○赤嶺委員 個人の地主はともかく地方自治体の地主などは、やはり戦前の学校用地が基地の中にあったりといういろいろな問題があるわけですね。  今後、細切れ返還問題や給付金の上限については、一千万円についてはしっかり検討し、議論もしていくということを要望したいんですが、これは尾身大臣...全文を見る
○赤嶺委員 これは、長いこと自分の意思に反して米軍基地に占領されてきた地主の側の立場に立って考えていく、特に細切れ返還というようなのは政治の問題としてきちんとやっていくということを要望したいと思います。  それでは次に、農林水産業の問題について聞きたいと思います。  沖縄の産...全文を見る
○赤嶺委員 ぜひ、有力な農水産物、確かに、県内野菜の消費率が三割といった問題もあります、県内需給を高めることによって、農業自身が下支えしていく。県産生乳が学校給食に一〇〇%使われるようになって、県産生乳が大分支えられたという経験も持っています。だが同時に、やはり亜熱帯の有力な農産...全文を見る
○赤嶺委員 総額では公共投資が生産額を逆転しているという数字が、専門家の間でも語られてきているんですね。つまり、生産額では公共投資をなかなか上回れない。一千億農業ということを早く突破して、かつてはあったわけですが、もっと大きな農業に発展させていきたいと思うんです。  私、今度の...全文を見る
○赤嶺委員 私、ぜひこの問題、どんなに沖縄振興法という立派な法律をつくって、ただ残念なのは、観光振興では第六条から二十六条までの二十一カ条です。農業というのは二カ条なんですよね。農業の条文でいくとたった二つしかないんです。私、この条文で、皆さんの姿勢がけしからぬと言うつもりはあり...全文を見る
03月28日第154回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  最初に、有事法制の問題について聞きたいと思います。  政府は、二十日、与党の安全保障プロジェクトチームに対して有事法制の骨格を示しました。これによりますと、「武力攻撃の事態における我が国の対応に関する基本理念」に関しまして、「盛り込む...全文を見る
○赤嶺委員 二十日に与党プロジェクトチームに説明をしまして、同時に、政府は先月の初旬に、テロや武装工作員、不審船などの事態は別途必要な検討を進めるとして、今回提出しようとしている有事法制とは別に扱うということで与党との協議会で合意しておられますね。  今の防衛庁長官の答弁ですと...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、防衛庁長官、当初は、今度の有事法制の準備について、テロや不審船は別途検討する、要は盛り込まないという考え方が示されていたわけですが、今後それも盛り込めるかどうか検討していくというのが、防衛庁長官の考え方であるわけですね。
○赤嶺委員 テロだとか不審船だとか武装工作員というのは、これは司法と警察の課題でありまして、そういう問題を持ち出さなければ、今の日本の国の緊急事態について説明できないということをみずから吐露しておられるようなことで、有事法制の根拠の希薄さというようなのは、今の答弁にもあらわれてい...全文を見る
○赤嶺委員 この件に関して、元統幕議長の西元徹也さんが、平常時と周辺事態の間、あるいは周辺事態に伴い発生する可能性の高い事態ということで、テロや海賊行為、ゲリラ・コマンドー攻撃、弾道ミサイル攻撃などを挙げているわけですね。  それで、周辺事態が武力攻撃の事態に発展していく情勢と...全文を見る
○赤嶺委員 この点も、国と地方公共団体との関係、対策本部長である総理が直接地方公共団体の長に指示をする、そしてその指示に納得しない地方公共団体には罰則も加える、強制力を持つと。いわば有事法制の根っこの考え方というようなのはそこまでいかないと、このいわば有事体制というようなのは効力...全文を見る
○赤嶺委員 その作業の中から、先ほど私が指摘したような権限、そういう検討も排除するものではないということになれば、本当に、今の憲法のもとでの国と地方公共団体との関係を根底から崩していくものになっていくと思うのです。  それから、二十六日付の朝日新聞によりますと、自衛隊法百三条に...全文を見る
○赤嶺委員 検討中の答弁ばかりが繰り返されて、本当に国の存亡にかかわることだとか国の主権にかかわることだとか、そういう話は大きく出されているのですが、中身は本当に何を理解していいかわからぬというのが国民の率直な感想だと思うのですよ。  そして、二十七日付、きのうの毎日新聞では、...全文を見る
○赤嶺委員 いろいろ伺ってきたんですが、やはり中身全体が国民に対して知らされないまま法律の検討がされていると。そして、一番危惧するのは、日本における有事の事態というのが着上陸だとか他国が攻めてくるだとかというような話は、もう根拠を失った話なんですね。非常に根拠が希薄である。そうい...全文を見る
○赤嶺委員 そのときの高村外務大臣は、移設される浦添につくられる軍港も、現在の那覇軍港の使用形態、地位協定二条一項(a)である、これを踏まえて移設先での提供のあり方も考えていくということですね。  あれですか、浦添に移設される軍港は二条一項(a)による提供施設でなくなることも、...全文を見る
○赤嶺委員 この浦添軍港というのは日米合意の中で、軍港の移設にあわせて、五十メートルの制限水域とそれから牧港補給地区への進入道路も提供することになっています。これも二条一項(a)ですか。
○赤嶺委員 進入道路も同じという理解でいいのですね、北米局長。
○赤嶺委員 浦添の軍港については、既に、那覇軍港が浦添に移設した後の管理組合ができて、それから国、県、市との間で、那覇港湾施設受け入れに関する協議会も設置をされているわけですけれども、那覇軍港の移設に関する使用形態の問題でこれまでに協議したことがありますか。その一九九九年三月の答...全文を見る
○赤嶺委員 正式な協議の場でなくても、沖縄県あるいは浦添市から外務省や施設庁に対して、使用形態にかかわる問題で協議、相談は受けたことがありますか。両方お答えをお願いします。
○赤嶺委員 浦添市の方は、現地の司令官の裁量でもってとれる地位協定第三条一項による共同使用、これが移設を受け入れる、共同使用というようなのは移設を受け入れるときからの浦添市の基本的なスタンスであったわけですね。それで、どうやって共同使用が可能になるかということでは、浦添市長は議会...全文を見る
○赤嶺委員 二条一項(a)に基づいて提供された施設が、二条四項(a)に基づく共同利用のスペースを確保するということもできるんですか。
○赤嶺委員 浦添市は、三条一項に基づいて共同利用したいということを議会で答弁していらっしゃるんです。今防衛施設庁は、沖縄であたかも基地の返還を要求しなくても、基地の中に民間が共同利用施設をつくって、民生の安定が図られるかのような取り組みもしてまいりました。  代表的なのは沖縄市...全文を見る
○赤嶺委員 結局、この一時使用というのは、国際情勢あるいは米軍の基地司令官の判断によっていつでも排除される、そういう性格を持ったものであると思います。  だから、那覇軍港も米軍の専用施設として新しく移転され、そして牧港補給地区と一体となった一大補給基地をつくるものであり、そこに...全文を見る
○赤嶺委員 では最後ですが、結局、沖縄から基地を整理縮小するのではなくて、沖縄に基地をつくるためにつかみ金的なSACO補助金というものを皆さんが沖縄にばらまいて、そして沖縄の側からは、本当に事業として採択すべきかどうかという慎重な検討を経る前にそれが要望書として出される、そういう...全文を見る
03月29日第154回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  政府は、昨年の十一月以降、テロ特措法に基づいて米軍などへの協力支援活動を行ってきたわけですが、これを五月十九日まで延長するとしています。しかし、重大なことは、その活動の是非を検証できるだけの情報が全く不十分なことであります。 ...全文を見る
○赤嶺委員 政府はこれまで米軍やイギリス軍に対する支援を行ってきているわけですけれども、オーストラリア軍については、オーストラリア側から洋上補給の要請があったものの、これを見送った、このように言われております。オーストラリア側からの洋上補給の要請を見送った経緯を説明してください。
○赤嶺委員 オーストラリアの艦船の行動というのはどういうことを指しているんですか。
○赤嶺委員 はっきり中身をおっしゃいませんけれども、二十六日付の西日本新聞によりますと、自衛隊の補給艦が米軍の補給艦を経由してオーストラリアなどの艦船に対して給油を行っていると伝えております。こういう実態があることを防衛庁長官はつかんでおられますか。
○赤嶺委員 報道は非常に具体的なんですね。西日本新聞の記事によりますと、補給活動に携わった佐世保基地の乗員らの証言をこのように伝えております。  ある乗員によると、米軍から指定された洋上の補給ポイントに行くと、米軍の補給艦とオーストラリア軍の艦船が待機し、米側から海自の補給艦に...全文を見る
○赤嶺委員 オーストラリア軍への補給があったかどうかを問題にしているのは、オーストラリア軍の艦船というのは、インド洋海域でやっているのはイラクへの臨検の任務を負っているわけですね。  オーストラリアの国防省のホームページを見てみたんですけれども、オーストラリア軍は、イラクに対す...全文を見る
○赤嶺委員 このテロ特措法に基づくテロの脅威の除去、こういうものとは性格も任務も違う艦船が米軍の艦船の周りにたくさん出ている、そういう中で自衛隊が給油活動を行っている。  西日本新聞はもっと具体的に報道しておりまして、しかもこの報道は、派遣自衛官の幹部は、自衛隊から補給を受けた...全文を見る
○赤嶺委員 周知の事実というのは、これはいずれ明らかになることでありまして、ただし、いずれ明らかになる前に、西日本新聞しか報道していないと言っておりましたが、他の新聞でもきちんと報道しております。きちんと調べて確認していただきたいと思います。  そのように……(発言する者あり)...全文を見る
○赤嶺委員 米軍は米軍の立場で作戦を展開すると思います。そのことの是非については、私たちは、このテロの脅威の除去を戦争という手段では絶対にできない、やはり戦争は新たなテロを生み出すというぐあいに考えています。そして、米軍が続けているからといって、日本は、米軍が続ける間支援を続けま...全文を見る
○赤嶺委員 防衛庁長官、自衛官の声を伝えたら、法律に基づいて行動しているからこういう声が上がるんだとおっしゃいましたが、これも新聞の報道なんですよ。先ほどのも新聞の報道なんですよ。自分の都合のいいところだけ正しい報道だというぐあいに決めつけて答弁なさらないで、法律違反をしているか...全文を見る
○赤嶺委員 最後ですが、今回、五月十九日までの延長ということですけれども、その後の延長、つまり基本計画の延長ということも考えているんですか。三月十二日付の産経新聞では、既に対米支援活動の実施期間を大幅に延長する方針を固めて、基本計画の見直しに着手した、四月上旬に開かれる日米両国の...全文を見る
○赤嶺委員 日本の国際社会における平和への貢献、それが全く自主的な判断なしに、アメリカの戦闘行動が続く限り支援を続けるという態度というのは全く納得できません。本当に日本の国が果たすべきは、平和的な問題の解決というところで全力を尽くすべきだということを申し上げまして、憲法第九条を持...全文を見る
04月04日第154回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  法案について、まず、情報保全隊の新設について伺いますが、従来の調査隊を廃止して、組織面及び任務面から機能強化した情報保全隊を陸海空各自衛隊に新編するとしております。この部隊はどのような任務を持つことになるのか。調査隊と比較して、...全文を見る
○赤嶺委員 機密漏えい事件をきっかけにということでありますけれども、実際はまた、その漏えい事件ということを口実に、さきの臨時国会で防衛秘密の新設を盛り込んだ自衛隊法の一部改正が成立いたしました。これが施行されれば、当然この秘密保護というのも情報保全隊の活動目的の一つになると思いま...全文を見る
○赤嶺委員 その指定をした者の中に民間人がちゃんと入っていることが問題になったわけですね。  それで、臨時国会の審議の中で、防衛秘密について、我が党の小池参議院議員が、防衛産業の従業員が防衛秘密に指定されている自分の業務内容を家庭で話してしまった場合、漏えい罪に当たるのかどうか...全文を見る
○赤嶺委員 私が伺いましたのは、国防が大事だといって防衛秘密をつくり、その防衛秘密を保全するといって民間人にまで対象を広げている、あるいは、防衛産業従事者が家庭で家族の者にその仕事の中身を漏らしたときには、それも防衛秘密の保護になるということで、結局、私生活にまで国家が入り込む、...全文を見る
○赤嶺委員 防衛秘密については近づくな、見るな、聞くな、話すな、そのためにしっかりした体制をとる、それが情報保全隊だ、こういうことになっていくわけです、今の答弁を素直に聞いていましたら。  ですから、私は、やはり防衛秘密の新設というのは自衛隊の秘密の保護体制を法制面から抜本的に...全文を見る
○赤嶺委員 先ほどの与党議員も納得しておられなかったんですね、今の長官の説明で。  私が聞きたいのは、七十六条、七十七条で定義されている事態と、きのう皆さんが説明をしましたその事態について、全く同じなのか、それとも幅の広さが違うところがあるのか、このことを聞いているんですけれど...全文を見る
○赤嶺委員 これは法案を作成した人たちの意図がどこにあるのか、説明を聞いても本当に理解しにくいという印象を持ちます。  それで、周辺事態法では、周辺事態の定義として、「そのまま放置すれば我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれのある事態」、これを挙げていますけれども、今回の、事...全文を見る
○赤嶺委員 事態が緊迫し、武力攻撃が予測されるに至った事態という場合に、周辺事態が起こっているケースがあり得るということなんですね。
○赤嶺委員 いろいろ問題点が明らかになっていくなという印象で答弁を聞いております。  続いて、指定公共機関の問題について伺います。  指定公共機関は、武力攻撃事態への対処に関し、その業務について必要な措置を実施する責務を有するとあります。指定公共機関とはどういう機関を言うので...全文を見る
○赤嶺委員 政府参考人も見えていると思うんですが、説明していただけますか。
○赤嶺委員 法案提出目前といいながら、指定公共機関については今の段階で明らかにできないというのは、これまた本当にひどい話だと思うんですよね。指定される公共機関の側にとってみれば、突然自分たちが有事法制の中で指定されていくということになるわけですが、現在、災害対策基本法の中では、赤...全文を見る
○赤嶺委員 国民に国家が義務だけを押しつける、そういう法律の中身を国民に明らかにしないというのは、それ自身が本当にひどい。いわば、提出する資格さえ持っていないという感じをいたします。  地方公共団体についても、必要な措置を実施する責務を有するとしておりますけれども、対策本部長た...全文を見る
○赤嶺委員 時間になりました。  今の答弁を聞いていても、地方公共団体が、第一義的任務である住民の福祉や暮らしや安全を守る上で、時には地方自治体の公共施設の軍事利用について反対する場合も多々ありました。そういう現状をも無視してこういう法律を提出することは絶対に許されないというこ...全文を見る
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  本法案は、防衛大綱、日米ガイドラインのもと、周辺事態やゲリラ、特殊部隊による攻撃などの多様な事態や日本有事への発展にも対処し得る自衛隊への態勢づくりを進めるも...全文を見る
04月08日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第三分科会 第1号
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○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、沖縄県のジュゴンの問題について質問させていただきます。  大木環境大臣は、昨年まで沖縄北方特別委員会の委員長として、ジュゴンが生息をしている辺野古の海岸を視察いたしました。私も御一緒いたしましたけれども、辺野古のリ...全文を見る
○赤嶺分科員 ジュゴンを守ることは環境省の大事な責任ある仕事だと。大臣も本当にその立場でぜひ頑張っていただきたいと思います。  ところで、その米軍基地とのかかわりというのは非常に関係が深いわけですね。それで、参議院の環境委員会で、環境庁のジュゴン調査について、東海岸で生息してい...全文を見る
○赤嶺分科員 私、非常に懸念をしていますのは、今の環境省の、ことしは分布と藻場の調査だ、それを数年かけてやります、こうなっているわけですね。現在分布が確認されているのは、東海岸地域です。そこには、今年度じゅうにも米軍基地の基本設計をつくって、そして事業に着工されようとしております...全文を見る
○赤嶺分科員 ジュゴンが、分布調査をやらなくても、藻場の調査をやらなくても、現に生息していることが東海岸の地元のNGOの方々の努力によって確認をされているのです。その確認をされたときにも、私は衆議院の沖北の委員会でも質問をいたしました。そのときに環境省は、実はジュゴンに対する知見...全文を見る
○赤嶺分科員 ですから、何もわかっていないことが問題なんですよ。ジュゴンについて何もわかっていないまま、ジュゴンがすんでいる地域に政府として米軍基地をつくらせようとしている。そのことについて、環境省は、時間がかかることだから待ってほしい待ってほしいとしか言わない。これでジュゴンが...全文を見る
○赤嶺分科員 米軍基地の建設の基本計画は、早ければ二、三カ月以内に、遅くとも年内には決めるという方向が強くなってきているんです。しかし、環境省は、まだジュゴンについて生態を知らないから知らないからと言って、東海岸で生息しているジュゴンの保護について先送りをする、その前に広い海域で...全文を見る
○赤嶺分科員 事業者がやるアセスメントもあるでしょう。しかし、国際社会が求めている自発的な環境影響評価、先ほどアンマンで決議をされた環境影響評価というのは、事業者のやるアセスのことを言っているんですか。
○赤嶺分科員 全然違うんです。恐らく日本の環境省がそのように理解しているかもしれないということを国際社会は大変心配しまして、そして、国連の環境計画がことしの二月の二十三日に出されて、その中でも、日本のジュゴンの保護についてちゃんと言われているんです。沖縄海域のジュゴンを保護する措...全文を見る
○赤嶺分科員 東海岸に生息しているジュゴンの保護について、本当に、知事とお会いになったときでもよろしいですし、あらゆる機会をとらえて、環境大臣、本当に検討していただきたいと思います。  日本は、アジアでも、ジュゴンが生息していると言われているフィリピンやマレーシアに比べても保護...全文を見る
○赤嶺分科員 科学的な根拠は、いま一つ環境省としては確信を持てないけれども、確実に移植が成功するよう、引き続きモニタリングを続けていきたい、こういうお話であるわけですね。  あそこの移植実験、おおむねうまくいったというその現場のモニタリングというのは三カ月ぐらいしか行われていな...全文を見る
○赤嶺分科員 内閣府からもお見えでありますので伺いたいんですが、そもそも泡瀬干潟の埋め立てが始まった経緯というのは、一度バブルの時代に県から計画が出されましたけれども、国においては、やはり採算の見通しなしということで埋立事業は却下されているんですね。その後、特別な事情が起こりまし...全文を見る
○赤嶺分科員 最後ですが、大臣は、沖北委員長として沖縄の経済産業発展にも通じておられます。今の答弁にありましたように、企業誘致で悪戦苦闘している。悪戦苦闘していて、見通しもないのに港湾のしゅんせつだけは先にやっておこう。そのために、大事な、沖縄で一番大きな面積を持つ干潟をつぶして...全文を見る
04月18日第154回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  最初に、これはちょっと防衛庁長官にお伺いしたいんですが、通告なしではありますけれども、きのうの午後一時ごろ、米軍普天間飛行場を離陸直後のCH53型輸送ヘリから燃料補助タンク二個が外れ、同飛行場滑走路に落下した、こういう事件が起こ...全文を見る
○赤嶺委員 落下事故がずっと続いているわけですね。それで、私、民間住宅上空地域でのそういう訓練をやめるべきということを、何度も当委員会、外務委員会等で主張してまいりました。やはり、軍事優先型社会というのが住民にとってどういう社会であるかということを典型的に示しているのが沖縄であり...全文を見る
○赤嶺委員 法律がもう国会に提出されているわけですから、中谷長官も積極的に御答弁をしていただきたい。この法律の、さっきも理念の話が出ましたけれども、根っこの考え方からすれば、当然、いろいろな見解はもう閣議決定でお持ちだと思いますから。  それで、今、具体的な役割に応じて個別の法...全文を見る
○赤嶺委員 皆さんの法律の趣旨からすれば、今私が挙げた機関、法人は、それなりにそういう役割を皆さんも期待されていると思うんですが、こういう団体については、個別の法制の中では排除するという考えもお持ちなんですか。大臣、どうですか。
○赤嶺委員 今後、これらの団体についても検討対象になっていくというぐあいに理解してよろしいわけですね。
○赤嶺委員 検討対象にはならないということはおっしゃいませんので、また十分、その団体等もいろいろな役割その他を勘案してなっていく、検討対象になるというぐあいに確認しておきたいと思います。  次に、首相の権限についてなんですが、内閣総理大臣は、総合調整に基づく所要の対処措置が実施...全文を見る
○赤嶺委員 それでは次に、十五条二項の方で、「内閣総理大臣は、」「自ら又は当該対処措置に係る事務を所掌する大臣を指揮し、当該地方公共団体又は指定公共機関が実施すべき当該対処措置を実施し、又は実施させることができる。」と、指示の次にそういう規定があります。  災害対策基本法では、...全文を見る
○赤嶺委員 首相にかなり強力な権限が集められてきているという法案になっていると思います。  それで、例えば今、そことのかかわりで、那覇市は米艦船の入港を条例で拒否してまいりました。それから、神戸港も非核神戸方式で米艦艇が入港がありません。地方自治体が住民の安全の見地から条例で定...全文を見る
○赤嶺委員 平時においても、米軍の存在は県民の生活に大変な被害と過重な負担を加えているわけですよ。それが出発点になって、条例で住民の安全を守るために地方自治体があれこれ制定をしているわけですから、平時の住民の安全も守れないで、ああいう事故ばかり繰り返しているところに緊急事態あるい...全文を見る
○赤嶺委員 法的な拘束力はないということでありますけれども、そうすると、やはり国民の中にはいろいろな考え方を持っています。日ごろ、基地に対して負担感、嫌悪感を持っている方々も大勢いらっしゃいます。皆さんの言う武力攻撃事態に当たって、そういう国民の協力の努力ということを本当に実効あ...全文を見る
○赤嶺委員 国民に協力を期待するということであれば、あえて何でここに法律で条文化したかというような疑問を持たざるを得ません。  それで、もう時間がありませんので、最後の質問になりますけれども、国民の自由と権利の問題について、武力攻撃事態に対処するために必要最小限度の制限というこ...全文を見る
○赤嶺委員 質問を終わりますが、これでは国民の権利の制限まで、政府に白紙委任を国民が求められていくということになりかねない、そういった意味でも大変な欠陥を持った法律であるし、撤回すべきということを申し上げて、私の質問を終わります。
04月24日第154回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第8号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、沖縄振興策と、それから政治家の介入疑惑について取り上げていきたいと思います。  沖縄振興策は、さきの沖縄振興新法でも論議を交わしたところでありますが、沖縄県民は、産業振興の最大の障害、県民生活の大きな負担、これに米軍基地...全文を見る
○赤嶺委員 私は、尾身大臣に伺いたいのですけれども、沖縄振興策と呼ばれる予算で疑惑が持たれるような事態があってはならないと思うのです。沖縄振興策というのは、あくまでも沖縄の地域経済の発展、振興のために、その公正さを確保すべきであります。  私は、沖縄担当大臣として沖縄振興策に最...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、組踊劇場の用地選考の問題について伺いたいと思います。  これは質問も通告してありまして、十分内閣府の方で答えられる、沖縄担当の方で答えられるということでありますので、ぜひ、しっかり答弁をしていただきたいと思うのです。  実は、組踊劇場の用地についても大き...全文を見る
○赤嶺委員 国の評価は、例えば近隣の状況について天久が掛けるになり浦添市小湾が丸になっておりますが、へんぴで離れた小湾、そして、軍用地が開放され新都心として新しい開発が入り込んで、博物館や文化施設それから埋蔵文化財センター、そういう立地が予定されている天久、集客力はどこが持つか、...全文を見る
○赤嶺委員 これでは非常に不十分です。何で沖縄県で丸で国で掛けるになったのか。どうして適地規模を天久も小湾も持っていたのに、国にいったら天久が掛けるになるのか。その辺が全く不可解です。きちんとしたものを出していただくことを要求したいと思います。  それで、浦添市小湾に決まったわ...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、勘違いしているんですよ。ですから、こちらにいらっしゃる東門委員が副知事時代に沖縄県から浦添市小湾、そして那覇市天久、二つを国に持ってきたということを私は説明しているんですよ。  県に聞けと言うなら、私の言ったことの繰り返しを大臣は言っているだけで何の意味もなく...全文を見る
05月28日第154回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第9号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  尾身大臣も北方四島ビザなし交流から帰られた直後ではありますが、きょうは、その北方問題について、外務大臣に主に伺っていきたいと思います。  今の人道支援事業で色丹島に贈られたはしけ、友好丸が、一度も使われないまま約七カ月間港に係...全文を見る
○赤嶺委員 ここで言っている古釜布というのは、尾身大臣も行かれたところであるわけです。尾身大臣もごらんになりましたか。
○赤嶺委員 そこを、島側の理由といってもよく意味がわからないんですが、一体どういう理由なんですか。
○赤嶺委員 全く無責任な答弁だと思うんですよね。これは、つくられてから一年もたって、委託するところがなかなか見つからないということなんですが、この友好丸というのは、そもそも、鈴木宗男議員と外務省の疑惑の一番端緒になった事件であります。  二月十三日の予算委員会で、我が党の佐々木...全文を見る
○赤嶺委員 これもあきれた答弁ですよ。こういう感覚で、この問題、どこにこの問題の発端があったか、そして今その友好丸というのは日本の政治にどんな問題を提起しているかというところにメスを入れないで、島側の理由で引き渡しがおくれました、引き渡したら島側の理由でまだ使われていません、こん...全文を見る
○赤嶺委員 私、今の外務大臣の答弁でも、責任の認識が非常に浅いと思います。  そこで、会計検査院がきょうお見えだと思うんですが、二億円という国民の税金を使って、そしていまだにその友好丸は使用されていないという問題があるわけですね。それで、ODAと同じように、やはり相手側、島側の...全文を見る
○赤嶺委員 現地調査も含めて検討したいということでいいのですね。
○赤嶺委員 事柄は、私たちは北方四島の旧島民から、墓参に行くときの船が学校の訓練船でベッドが大変狭くてお年寄りにとっては非常にきつい、だから墓参に安心して行ける船が欲しいという要望もこれまでたびたび受けてまいりました。しかし、それは一向に改善されないで、本当に訓練船を利用している...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、これは外務省が鈴木議員の意を受けて積極的に決めた日程だというぐあいに理解してよろしいのですね。
○赤嶺委員 日程の大枠は外務省で決めた、これは外務委員会でも、この日程は外務省の方で決めた日程という我が党の松本善明議員への答弁があります。  私は、こんなこと、言語道断だと思いますよ。外務大臣のところへの表敬を外務省が組むならともかく、鈴木議員は自民党の総務局長、ここに外務省...全文を見る
○赤嶺委員 そこで、もうちょっとこのプログラムにかかわって伺いたいのですが、これは全体が出ていませんので、出てきた資料だけに基づいてお話をするわけですが、私たちが提出を求めた資料の中で、交流委員会との食事会とか歓迎会とかも鈴木議員はたくさんやっていらっしゃるわけですが、その中で、...全文を見る
○赤嶺委員 ここでも先ほどと同じような疑問がわくんですが、なぜ鈴木議員による歓迎宴なのか。そして、鈴木議員主催の昼食会でありながら、三件合わせて約三十六万円というのは国の税金であります。鈴木議員のお金ではありません。交流事業が鈴木議員に私物化されているということは明らかであるわけ...全文を見る
○赤嶺委員 どこでそれが持たれたのか、そして費用はどこが負担したのか、そういうところまで、先ほどのまだ明らかになっていない鈴木宗男氏のことも含めて、きちんと調査をして資料を提出するというお約束ができますか。
○赤嶺委員 資料については、これまでずっと我が党は一貫して求めてきて、質問を前にしても皆さんがなかなか出してくれないという、本当に問題があります。今回のものについては、佐藤主任分析官については、あきれた話ですけれども、逮捕された人がそういう日ロ支援交流で主催して夕食会も開いていた...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、一連の経過の中で、これらのパンフレットに鈴木議員が載っているということは、外務省としては、問題ないことだ、あり得ることだというぐあいの御認識ですか。
○赤嶺委員 これも、こんな態度をとるのであれば、もう外務省改革ということは口にしないでほしいと思いますよ。  このパンフレット全体は、まだまだ問題があるんです。  パンフレットの十八ページには、日本のお相撲さんの紹介が出ています。普通、お相撲さん、日ロの交流となると、私らがフ...全文を見る
○赤嶺委員 もう時間ですので終わりますけれども、私、聞いていて、一つ一つ突っ込んで聞いていかないとこの問題についてのきちんとした見解が出されない外務省、日本の一国の外交がこんな形で一人の政治家によってゆがめられていることを反省もできない外務省というのがここに出ていると思います。 ...全文を見る
05月29日第154回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第12号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私も、武力攻撃事態法の審議に入る前に、きょう報道されておりますとんでもない事件、事態、これについて質問したいと思います。  防衛庁長官は、恐らく、この武力攻撃事態法が万が一にでも成立をすれば、その執行の主役は自衛隊だ、このよう...全文を見る
○赤嶺委員 あってはならないことが起きているわけです。皆さんは、個人的と言えば防衛庁の責任は免れるかのような答弁に終始をされているわけですが、決してそういうことではありません。  そこで、具体的に聞いていきたいわけですが、このリストで、身元調査、思想調査の調査対象は、情報公開法...全文を見る
○赤嶺委員 防衛庁のすべての機関に対して情報公開請求した人のリスト全員分を、情報公開法が制定されて以来のものを全部リストとしてつくっていたということであります。  私は、報道されている内容でいきますと、情報公開請求をした人は追跡調査をされる、追跡調査をしなければでき上がらないよ...全文を見る
○赤嶺委員 追跡調査を一生懸命しているわけですね。  それで、きのうの記者会見では、それ以外に、このリストをつくるのに、ほかの担当者や原課から聞き取ったものということも記者会見で発言しておられますが、それはそのとおりですか。
○赤嶺委員 結局、各課の、情報公開室のほかの担当者だとか、あるいは原課の職員がやはりリストづくりに協力をしていたということになると思うんです。  報道によると、三等海佐は、こうした情報を自分のフロッピーディスクに保管、これをもとに、印刷した書類やフロッピーディスクを陸、空の自衛...全文を見る
○赤嶺委員 それだけにとどまらないんですね。リストを受け取った側というのは、報道によりましても、このリストは、三佐の上司である海幕情報公開室長初め、内局情報公開室、陸幕情報公開室、空幕情報公開室、さらに情報の漏えいをチェックする側である海幕調査課保全室、中央調査隊、こういう情報の...全文を見る
○赤嶺委員 これは大変なことですよ。防衛庁長官自身が、これは本当に個人的だったのかなと、こういう不安を抱かざるを得ないような実情が自衛隊・防衛庁の中に充満している、こういうことのあらわれだと思うんです。  先ほどのやりとりの中にもありましたけれども、情報を公開請求した人の名前を...全文を見る
○赤嶺委員 私、それでも、上司まで一体となって情報公開を請求した人の背景を聞くような体質、これが組織ぐるみのこういうことをつくり出しているというぐあいに、防衛庁ぐるみじゃないかというぐあいに思います。思うどころか、その不安は防衛庁長官も持っておられるということでありました。  ...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、武力攻撃事態法に移りたいと思います。  まず初めに、武力攻撃事態と周辺事態の関係の問題についてです。  法案の言う武力攻撃事態、これはどういう事態なのかという問題について、聞けば聞くほどわからなくなっていく、こういう議論の進展があるわけですが、政府はこれ...全文を見る
○赤嶺委員 官房長官、何にも答えていないですよ。周辺事態には六類型があるというのは政府の説明ですよね。この六類型すべてが武力攻撃事態に入りますという説明もあったわけですよ。それでは、その六類型のうちの一つ、難民の大量発生、これがどういう状況になれば武力攻撃事態の予測事態になるんで...全文を見る
○赤嶺委員 ほとんど説明不能の状態ですね。  六類型がすべて武力攻撃事態の予測事態に入るというのは政府の説明なんですが、それでは、六類型のうち、これはどうなんですかといったら、これがどういう状況になれば予測事態になるかといえば、それには答えられない、話をそらせてばかりいらっしゃ...全文を見る
○赤嶺委員 意図が推測される、意図が明示されなくても意図が推測されるというようなことであれば、先ほど私は九四年当時のそういう軍事緊張のことを申し上げたんですが、そういうことも予測事態になるというのは排除されないわけですね、意図が推測されたら。     〔米田委員長代理退席、委員...全文を見る
○赤嶺委員 政府が説明できなくて国会の論戦がこれだけ混乱しているのに、国会の承認というところに逃げ込んでみたって、これは何の合理的な説明にもなっていないと思います。  そこで、私、やはりそういう予測事態というものがぼかされているからこんなわかりにくい議論になっていると思うんです...全文を見る
○赤嶺委員 前の四月四日の答弁が非常にわかりやすいですから、武力攻撃事態の予測とは周辺事態のことであるという、これは長官の答弁ですよ、そういう答弁であります。  これは防衛庁長官だけじゃないと思うんですよ。私は、そのときの答弁は、周辺事態というのはもうほとんど予測事態と認定する...全文を見る
○赤嶺委員 私は、周辺事態というのは米軍の軍事行動が前提になっているわけですから、要するに、武力攻撃事態というのは、米軍が軍事介入を行って周辺事態になれば、その支援を行い、そして米軍の出撃地になっている日本にまで攻撃が及ぶかもしれない、そういうことになるわけです。だから、それを予...全文を見る
○赤嶺委員 もうちょっと聞きますけれども、陸上の場合、陸上の部隊展開行動としてはどういうことを想定しておられますか。例えば脅威の高い地域への部隊の集結、こういうことも含まれますか。あるいは米軍基地の警護、これも行うことができますか。
○赤嶺委員 その場合に、脅威の高い地域、こういうところへの部隊の展開も当然あり得るわけですね。
○赤嶺委員 それでは、次に聞きますけれども、海上の部隊展開行動についてですが、どのようなことを想定しておられるのか。脅威の高い海域への艦艇の集結、あるいは掃海艇による領海あるいは公海上の機雷掃海、こういうことも可能になりますか。
○赤嶺委員 事態法の趣旨にのっとりながら活動していくと。  そして、必要な場合は、海上での展開行動の場合に、地理的限定、これはありますか。地理的限定、あるいは公海上あるいは同意を得ることができたら第三国の領海、こういうところへの展開も可能ですか。
○赤嶺委員 空の展開行動の場合に、空中給油機の導入論議の際に政府がしきりに取り上げてきました空中警戒待機、CAP、あるいはAWACS、これによる情報収集あるいは警戒監視の強化も行うことになりますか。
○赤嶺委員 ですから、予測の事態、回避する努力をしながらも、かなり広範囲の部隊展開ができる、こういう答弁でありました。  それで、次に、先ほどの議論にもなりますけれども、周辺事態法では、米軍に対する後方地域支援は戦闘地域ではなく戦闘の行われていない後方支援で行う、武力攻撃が発生...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、官房長官がおっしゃる、理論的にあるわけですよね。理論的にあった場合に、そういう戦闘地域では、自衛隊は、そこが武力攻撃事態と認定された場合に、自衛隊による武力の行使は、もちろん武力行使三原則も前提にした上でです、武力の行使は可能になるわけですね、理論的に。
○赤嶺委員 防衛庁長官、もう答弁いいですよ。前提は官房長官との間に成立しているわけですから。その場合に自衛隊の武力行使はできるんですねというところの質問ですから。前提条件は私と官房長官との間の答弁、質問で成立しています。ですから、官房長官、答えてください。
○赤嶺委員 ですから、それも前提になっていると言いましたでしょう。どうぞ答えてください。前提にしているんですよ。
○赤嶺委員 つまり、現実にあった場合は法理論上可能になるということをお認めになったことだと思います。それで……(発言する者あり)どうですか。答弁回避だという声も上がっておりますが、いかがですか。(発言する者あり)
○赤嶺委員 防衛庁長官、違うんですよ。九十五条による武器使用の話じゃないんです。武力攻撃事態として認定された場所でということですから、そして自衛権の行使三原則も満たした上でということですから、そういう場合はできるんですね、官房長官。
○赤嶺委員 周辺事態法、新ガイドラインの中では、周辺事態の中に武力攻撃事態の併存、波及があり得るということをちゃんと明記している事柄を聞いているわけですよ。  それで、場面を変えます。場面を変えて質問します。官房長官、いいですか、場面を変えますよ。  周辺事態法と武力攻撃事態...全文を見る
○赤嶺委員 もうその先は説明できません、答えられませんというのと同じなんですよ。こちらに周辺事態がある、こちらに武力攻撃事態がある、併存している状態、それぞれの法律に基づいて活動している、そのときに攻撃を受けた。攻撃を受けた場合は、当然、武力攻撃事態法に基づいて武力行使を展開する...全文を見る
○赤嶺委員 本当に全く説明できない官房長官の姿を見ていると、自分たちでつくった法律を納得いくような、国会に対して説明できない、そういう印象を持って仕方がありません。  それで、まだ質問があります。この周辺事態と武力攻撃事態の重なり、併存、波及、その他自衛隊の行動、これについては...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、外務大臣、一例として挙 げられた施設・区域の迅速な提供は、具体的にどういうことを想定しているんですかと、こういうことを伺っているんです。
○赤嶺委員 それは外務大臣、答えなければだめですよ。  特に、七五%の基地が集中している沖縄県民は一番そのことが不安なんですよ。四月、五月、テロ事件のあおりを受けて、事故、事件の頻発じゃないですか。ついにおとついは、嘉手納町議会主催の、町議会が主催して抗議集会をやるという異例な...全文を見る
○赤嶺委員 私は、こういう答弁に絶対に納得ができません。米軍基地を押しつけられるのは沖縄県民です。そういう立場に立ってみた場合に、今後迅速な提供をも予定している法律をつくろうとするのに、その中身については言えません、こういうことでは納得できませんよ。迅速な提供だけ承認を求めるわけ...全文を見る
○赤嶺委員 答えないことが沖縄県民に対する誠実さのなさのあらわれということを、しっかり受けとめていただきたいと思います。  その上で、まだ聞きます。民間の空港や港湾、漁港など、既設の施設を一時的に米軍に提供することも考えておりますか。
○赤嶺委員 時間になりましたけれども、米軍は今でも、軍事行動という視点でいえば、沖縄県民を初め、神奈川もそうですが、基地周辺市町村の住民の命と安全も無視して、自由に迅速に行動できるような体制がつくられています。その上さらに武力攻撃事態法では米軍の自由で迅速な行動を保障する、その中...全文を見る
○赤嶺委員 では、最後ですが、組織ぐるみの犯罪行為という疑いは消えないことですから、そういう点でも、しっかり調査をし、なお、本委員会においても集中審議をしていただきたいということをお願いしまして、終わります。
06月28日第154回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第16号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、意見陳述の先生方、大変貴重な御意見を聞かせていただきましてありがとうございました。  そこで、私は渡辺先生に、憲法の問題と関連して幾つか質問をしたいのです。  先ほどから、地上戦の話が大分出ておりました。国会で私が...全文を見る
○赤嶺委員 そうしますと、周辺事態という事態は、アメリカのアジア地域への武力介入が先にあって始まっていくわけです。一方、武力攻撃事態法には、事態の認定という手続が書かれております。安全保障会議で決めていく、対処専門委員会で事態を判断していく。  少なくとも、予測される事態、おそ...全文を見る
○赤嶺委員 どうもありがとうございます。  渡辺先生はふだん、憲法の専門家としてずっと研究を続けていらっしゃるわけですが、そうなりますと、明らかな憲法違反ということのお話が先ほどありました。  私は、九〇年の湾岸戦争以来今日まで、日本の憲法が、対米協力、対米支援という形で少し...全文を見る
○赤嶺委員 時間が残り少なくなりましたが、片山知事に、先ほど、災害に対する大変御熱心な姿勢、意気込み、勉強になりました。  実は私、沖縄でして、地上戦が繰り広げられたときの住民保護ということについては、いろいろな体験からして意見を持っております、どんな住民保護をとってみてもとい...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、意見陳述の先生方のお話、大変貴重な御意見を聞かせていただきまして、ありがとうございました。  実は、私、沖縄県の出身でありまして、先ほど来の光武市長の地方自治を預かる立場からの米軍との関係、苦悩、よくその苦悩を共有で...全文を見る
○赤嶺委員 私、意を尽くせず大変申しわけありませんでした。先ほど伺いましたのは、事件のことではなくて、米軍の事故等です。  いわば、沖縄県では、もちろん原潜の寄港も含まれますが、米軍の部隊の事故、航空機の事故等がなかなか通報されない。そして、米軍の方もいろいろ防衛秘密上の盾があ...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、次に北川先生の方にお伺いしたいんですが、先ほどは、若い人たちのアンケート、意識調査、大変貴重な資料をいただきまして、ありがとうございました。  それで、先生のレジュメを伺いますと、今回の法律は「集団的自衛権の行使を認めていないこと」という表現があるわけです...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、前原先生にお尋ねいたしますけれども、やはりこの法律の仕組みの中に集団的自衛権の行使につながる危険は大いに含まれているのではないかと思いますけれども、先生の御意見はいかがでしょうか。
07月09日第154回国会 衆議院 安全保障委員会 第7号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、最初に、密約問題について外務大臣に伺います。  六月二十八日の毎日新聞で、沖縄返還をめぐる日米交渉について、日本政府がアメリカに四百万ドルを支出するという密約が存在していた、こういう事実が明らかになった米国の公文書を情報...全文を見る
○赤嶺委員 当日の記者会見で、福田官房長官も同じような答弁をしながら、その文書がどういう公文書か、これをよく調べて返事をすると記者会見で述べておられます。  今の外務大臣の答弁だと、一昨年、河野外務大臣が外務省の内部でいろいろ聞いたら、そういう密約はないと言ったので調査する気は...全文を見る
○赤嶺委員 密約があるから調査せよとか、ないから調査する必要はないといった性格の問題ではないんです。日本の外交にかかわって、しかも沖縄返還協定にかかわって、米国の公文書の中に、その経過にかかわることが記載されている。これは密約であるのかどうか、ないのかどうか、そういうことにとどま...全文を見る
○赤嶺委員 密約があったかどうかというのは、公文書を取り寄せて、そしてその中身を検討した結果、国民に説明をして納得が得られるものであります。そういう手続をとるのかどうかという議論です。  そして、文書の性格がわからないと言いますけれども、国立公文書館で情報公開によって入手された...全文を見る
○赤嶺委員 米軍が沖縄を直接占領していたときの土地の復元補償、それから講和前の人身事故に対する補償、一部は補償を行われておりますが、漏れた分について琉球政府から請求があった、これは当然米国が支払う義務を負っている。外国の軍隊が我が国で起こした事案について、その補償責任があるにもか...全文を見る
○赤嶺委員 ぜひ、そういうものについて、政府自身、外務省自身が説明責任を果たそうとしていない今の段階で、国会がこの問題について国会の力で解明をしていくことが大事だと思いますので、今後引き続き取り上げていきたいと思います。  次に、沖縄の米軍基地の問題認識について、外務大臣、防衛...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣おっしゃるとおり、五月十七日の復帰三十年式典でも同様のあいさつをしております。私は、この三十年式典、国がこの間沖縄の米軍基地を一層強化しているという立場で、批判的見地を含めて出席しませんでしたので、六月二十三日の追悼式でのあいさつを紹介いたしました。  そこ...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣、あなたの答弁はあたかも、米軍基地の存在は重要だが、沖縄県民が受けている被害、犠牲も決して無関心ではありませんよ、御理解くださいというぐあいに聞こえますけれども、あなたのそういう認識が今沖縄でどれだけの批判を受けているか、どれだけギャップがあるかということを認...全文を見る
○赤嶺委員 私が、米軍と米軍の兵力構成について協議するということは決して沖縄の基地の整理縮小を求める姿勢ではないということを指摘しましたら、またこういうスタンスで臨みますとしか言えないんですよ、皆さんは。沖縄の基地問題については、アメリカの世界戦略で思考停止している、思考停止して...全文を見る
○赤嶺委員 協議をするけれども、県民や県議会あるいは基地周辺自治体が具体的に要求している、米軍の民間地住宅上空空域での訓練の禁止は申し入れられないという立場なんですか。それとも申し入れたいということですか、外務大臣。
○赤嶺委員 結局、行き着くのは小泉総理のあの発言ですよ。米軍のプレゼンスは重要だから、そして演習をやる際に公共の安全に留意するのは当然と言いながら、米軍に申し入れたら、いや米軍も公共の安全に留意しているんだということで、沖縄の橋本大使なんかは米軍も苦労しています、こういう説明しか...全文を見る
○赤嶺委員 全く実情をわきまえておりません。  今おっしゃった騒音防止についても、嘉手納、宜野湾、普天間基地のことを言うのであれば、騒音防止協定があるにもかかわらず、その中にただし書きがあって、米軍の基地機能を損なわないようにするという意味のくだりがありまして、そういうただし書...全文を見る
07月11日第154回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第11号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  根室の藤原市長、それから小泉理事長にはたびたびお目にかかり、その都度問題の深さを受けとめてきているわけですが、大変印象に残っておりますのは、二〇〇〇年の八月に当委員会で根室市に伺いまして、旧島民の方々の要望も伺う機会がありました...全文を見る
○赤嶺委員 大変ありがとうございました。  安全性と快適性にすぐれた専用船舶の確保、水産大学の訓練船というのは高齢者にとってどんな条件の船なのかというのは、ちょっと考えただけでも、大変きつい条件だなということを思いました。  それで、今度の問題とは別個に、政府が進めてきた人道...全文を見る
○赤嶺委員 どうもありがとうございました。  私も、今の低金利の中で、この制度をつくられた当時と大幅な狂いが出てきているという地点に立って、運用益に対する補てん、補助、これが大事になっていくのではないかと思います。  根室市が、北方領土がロシアに不当に占領されたことによって産...全文を見る
○赤嶺委員 私は、やはりその一事をとってみても、これは振興法としての法律の役割をなしていないというぐあいに感じます。この前、議会の陳情来たときもつくづくそのことを思いまして、皆さんの高率補助制度という点について、やはり今後も取り組んでいかなきゃいけないなという意を持っているところ...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
07月23日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第4号
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○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。四月の分科会でも、環境大臣とジュゴンの問題や泡瀬干潟の問題について議論をいたしましたが、きょうも沖縄のジュゴン保護の問題と泡瀬干潟の保存の問題について質問をいたします。  まず最初に、ジュゴンの問題ですが、四月八日の決算分科会にお...全文を見る
○赤嶺分科員 捕獲、殺傷の禁止、個体の保護、これが鳥獣保護法によってなされていくということですが、ジュゴンが生息している地域は、確認されているのは一カ所です。そういう当該海域というのは、米軍基地の建設が予定されている海域でもあります。  鳥獣保護法によりますと、ジュゴンの生息地...全文を見る
○赤嶺分科員 この間と同じ議論になりかねないんですが、藻場の調査やジュゴンの生存調査を広域的にやることは必要なんです。あの南西海域でどういう生物が生息しているかわからないというのは当然であるわけですが、ただ、ジュゴンの生息が確認されている地域では基地建設の手続が急がれているわけで...全文を見る
○赤嶺分科員 環境アセスメントを待たずに、世論がジュゴンの予備的調査を行えということをやって、防衛施設庁は予備的調査をやったわけです。ですから環境省は、あの海域にジュゴンの生存は確認されているという認識のもとに、今度は南西海域の広域調査もやろうというわけですね。  国の予備的調...全文を見る
○赤嶺分科員 環境省としても、海草藻場の移植が確実だということが一つの前提になっているという認識であります。ところが、事業を担当している内閣府は、海草藻場の移植は可能だということで判断して、事業をどんどん前に進めているわけですね。  あしたワーキンググループが開催されるという御...全文を見る
○赤嶺分科員 今の答弁だと、二月には海草藻場の移植実験は成功しつつある、しかし、それから経過を経て、あすワーキンググループが開かれる、その結果を見てということですが、その結果、二月とは違う海草藻場の移植実験データの変化が、悪化ということが出た場合には、八月に着工する予定の埋立工事...全文を見る
○赤嶺分科員 二月の環境監視・検討委員会では、そもそも海草藻場の移植は可能で、移植実験はおおむね順調に進んでいるというところだけをとらえて、皆さんは、泡瀬干潟、中断していた工事再開というところに踏み切ったわけですね。ところが、今御説明がありましたように、それが成功かどうかというの...全文を見る
○赤嶺分科員 このデータというのは、市民団体が勝手につくったデータじゃないんですよ、大臣。これは、国、県、市民団体が一緒になって海草藻場の現場を見てつくったデータなんです。  これによりますと、二月の段階で、悪い、不良と言われていたのは当時三六%でした。大体四割は悪いという中で...全文を見る
○赤嶺分科員 大臣、事業者である内閣府の環境に対する考え方を変えない限り、今度の泡瀬干潟の埋め立てというのは強引にやられる危険があるんです。また、実際、強引にやってきたんです。  この干潟の埋め立てについて、例えば藻場の移植について、環境省はこれまで私の質問等に、これはこの間の...全文を見る
○赤嶺分科員 移植実験について、内閣府は内閣府の立場があり環境省は環境省の立場がありということを大臣は答弁なさいましたが、それは政治的な話じゃないんです。今、泡瀬干潟に求められているのは、環境を守る立場なんです。内閣府の立場や環境省の立場というのは必要ないんです。どの立場が泡瀬干...全文を見る
○赤嶺分科員 もう時間になりましたけれども、内閣府の立場というのは、尾身大臣が二月、三月におっしゃっているように、埋め立てた後の土地の利用の需要予測は大まかでいいんだという、需要予測そのものも科学的な見通しのないまま開発を促進している立場なんですよ。経済開発上やむを得ず埋め立てを...全文を見る
07月25日第154回国会 衆議院 安全保障委員会 第9号
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○赤嶺委員 参考人の皆さん、本当に長時間御苦労さまです。  日本共産党の赤嶺政賢でございます。  最初に、有本参考人に伺いますけれども、先ほどのお話を伺いまして、ちょうど有本恵子さんと同じ年代で、留学している娘を持つ親として本当に他人事ではなくて、身につまされる思いで先ほどの...全文を見る
○赤嶺委員 せっかくの機会でありますので、お母さんの有本嘉代子さんも、八尾さんと会われたときのお母さんの気持ち。そして、娘さんが現在どこでどうしているのか、そういう情報も入ったのかどうか、八尾さんとお話しされて。その辺の印象もちょっと聞かせていただければと思います。
○赤嶺委員 どうもありがとうございました。  次に、西岡参考人に伺いたいと思いますけれども、この拉致疑惑問題、これを解決するために何をなすべきかということだろうと思うんです。そこで重要なのは、私たちは北朝鮮との交渉を再開する努力をするということになるだろうと思います。  四月...全文を見る
○赤嶺委員 立場は違いますが、大変貴重な御意見として拝聴しておきたいと思います。  ただ、私は、日朝両政府間の交渉のルートを早期に開くために、拉致疑惑問題、それから侵略戦争、植民地支配の過去の歴史を清算する問題を事前の、解決の前提条件にしない、そしてそれは交渉の中で解決すべきだ...全文を見る
○赤嶺委員 今の問題についてですけれども、私たちの党は、ある意味では、朝鮮労働党の干渉という点ではかなり長期間にわたって被害を受けていまして、関係も断絶しているという中にあっても、拉致疑惑問題は解決しなければいけないということで、それを力ずくの制裁というようなことではなくて、平和...全文を見る
○赤嶺委員 では、終わります。
10月29日第155回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、新しく就任されました石破防衛庁長官、そして川口外務大臣に質問を行いたいと思います。  まず最初に、私も米軍基地の問題です。  先ほどの質問にもありましたが、長崎県の福江空港に、在韓米陸軍所属の特殊作戦用ヘリコプターMH...全文を見る
○赤嶺委員 実施しないという説明の中で、先ほどは地位協定五条に基づく訓練という答弁があったんです。それじゃ、その答弁は訂正するわけですね。いかがですか。
○赤嶺委員 ちょっと休憩して確認をさせてください。きょうの委員会ですよ。きょうの委員会で外務省が答弁したことを、私がいなかったときの答弁だから知りませんということになったら、私の質問、前に進められませんから。これはちゃんと確認させてください。
○赤嶺委員 五条に基づいて民間空港にアクセスできるということで、沖縄の下地島空港、石垣空港、波照間空港、離島の空港はそういう外務省の見解に大変な怒りを持っています。  きょうはそういう議論はさておいて、五条に基づくアクセスではないわけですね。韓国から沖縄に行く途中のアメリカのヘ...全文を見る
○赤嶺委員 これは長崎県知事や福江市長も中止を求めていたわけです。中止になった理由についてはあいまいにしたまま、そして、これ以上外務省としては立ち入るようなことはしないという今の答弁は、本当に米軍の日本の国での横暴な訓練に道をあけるものとして厳しく御指摘をしておきたいと思います。...全文を見る
○赤嶺委員 今の外務大臣の答弁を聞いていましたら、訓練はしてもいいけれども、安全に気をつけてくださいよということにしか聞こえません。再発防止ということを確実にするために、原因が究明されるまでは訓練の中止、そしてあの狭い伊江島で物資の投下訓練は今後やめてほしい、この二点が大事な要求...全文を見る
○赤嶺委員 物資投下訓練の廃止、これを求めるかどうかを聞いているのです。求めるかどうかだけ端的に答えてください。
○赤嶺委員 物資投下訓練は今後も必要だという立場なんですね。これではどんなに皆さん方が事件、事故の再発防止を言っても繰り返されるばかりで、本当に情けない答弁、どこの国の外務大臣の答弁かと。今まで何度も歴代の外務大臣が言われてまいりましたが、やはり沖縄ではあなたに対してもどこの国の...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、内閣法制局のこれまでの一体化論、いろいろありましたが、こういうものについて、法制局の見解について検討を加えていきたいという理解でよろしいですか。
○赤嶺委員 もう少し、何が日本の安全に役立つかという長官の見解をお伺いしたいのです。  ことしの二月の外務委員会で長官は、いわゆる周辺事態法の場合の、攻撃を受けた場合に活動を中断することになっている問題を批判しておられます。そのときにこうおっしゃっているんですね。「実際に補給し...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、長官は、米軍の武力行使の一体化の問題で、私たちが政府から受けてきた説明、周辺事態法の中で、それが憲法で禁止されている武力行使に当たらない。なぜならば、戦闘地域から離れたところで給油をやり、そしてそれが危険な状態になったらそこから立ち去るんだ、これが現行憲法...全文を見る
○赤嶺委員 非常に、衣の下からよろいが見えるというか、やはりこれまで長官は、集団的自衛権の行使を憲法上容認するために明文改憲を求める主張に対して、改正には衆参両議院の三分の二の発議と国民投票の過半数の賛成が必要との困難性を知っての主張なのであろうか、困難だから憲法解釈の変更で対処...全文を見る
○赤嶺委員 はい。ちょっともう時間が……。  今後議論していきましょう。
○赤嶺委員 一番国民が知りたいところなんです。  それで、小泉首相も所信表明演説の中で、「私は、ブッシュ大統領に、イラク問題に対処する上で国際協調が重要であることを明確に伝えました。」、こうおっしゃっているわけですが、川口外務大臣もまた国際協調が重要だということを強調されていま...全文を見る
○赤嶺委員 私も、イラクは無条件に国連の査察を受けるべきだと考えていますし、我が党は国際部長がイラクに行きまして、そして無条件に査察を受け入れよということで申し入れもしてまいりました。そういう活動も続けております。  ただ、今私が問題にしていますのは、アメリカは今直ちに武力行使...全文を見る
○赤嶺委員 今、国連の中でも、そして世界各国でも、アメリカの武力行使をやめる、そしてイラクの問題については政治的に解決するという声を上げているときです。この点についても、日本の政府が、選択肢として持っているアメリカの武力行使に声を上げられない、こういう態度は何のための国際協調かと...全文を見る
○赤嶺委員 そこに関連して、私、さきの通常国会でインド洋上での自衛艦のオーストラリアへの給油の問題を取り上げたときに、それは安保理決議に基づく対イラク制裁として行っているので、オーストラリアには給油はできないという答弁をいただきました。この点は今回も、今日なお変わらない立場である...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
11月05日第155回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○赤嶺委員 最初に外務大臣に、日朝国交正常化交渉問題について質問したいと思います。  日朝平壌宣言を受けて二年ぶりに開催された日朝国交正常化交渉であるわけですが、二日間の日程を終えました。  それで、日本政府は、拉致問題、核開発問題について交渉の最優先課題として臨んだわけです...全文を見る
○赤嶺委員 次に、その日朝平壌宣言の原則と精神にもかかわってくるわけですが、核の問題についてであります。  北朝鮮の核開発問題、すなわちウラン濃縮プログラムは、核不拡散条約、北朝鮮IAEA保障措置協定、米朝の合意された枠組み、南北非核宣言に対する違反であり、そして、日朝平壌宣言...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、その安全保障協議なわけですが、ただ、正常化交渉が、十一月開催の安全保障協議、これも合意をされたわけですが、核問題で議題にするかどうかをめぐって、結局具体的にそれは取り上げられずに、日朝平壌宣言に沿った議題設定で合意した、こういうことで報道されているわけです...全文を見る
○赤嶺委員 それでは次に、普天間基地の十五年使用問題について伺いたいと思います。  七月の末に、第九回の代替施設協議会で、普天間飛行場代替施設の基本計画が決定されたわけです。名護市沿岸の海上のリーフの上に埋め立て方式で二千五百メートルの航空基地を建設するというものです。  こ...全文を見る
○赤嶺委員 そのパウエル国務長官との会談の中で、十五年使用期限について何か前進があったんですか。
○赤嶺委員 今の外務大臣の答弁を聞いていて、やはり外務大臣からも、十五年使用期限について前進があった、そういうお答えが出てこない。そのとおりだと思うんですよね。今の外務大臣の答弁にもありましたように、外務大臣の方からは、日米双方の立場はあるがと、こうなっているわけですね、引き続き...全文を見る
○赤嶺委員 要するに、基本計画が策定をされて、そして初めての日米外相会談が行われて、そこで十五年使用期限について確認したのは、日米双方の立場の確認なんですね。アメリカは、十五年については受け入れられない、こういうものなんですね。  私は、基本計画ができたのなら、十五年使用期限に...全文を見る
○赤嶺委員 アメリカの合意を得る事項ではなくて、国際情勢の変化にまつという話にもう既に外務大臣はなっているわけですけれども、十月の二十四日、ワシントンで、いわゆるミニSSC、それから普天間実施委員会、FIGが開かれたわけですが、当然、この場では十五年問題について何か協議されたんで...全文を見る
○赤嶺委員 同じときに普天間実施委員会も開かれていますよね。FIG、ここではどうなんですか。
○赤嶺委員 そういう場でも全く議題になっていないわけですよ。基本計画が決まって、一番最初の日米外相会談では双方の立場の理解というところに終わって、その後の、いろいろ実務者の会談とはいえ、議題にさえならない。やはりここには、アメリカに対して議題にして協議をして同意を得るということは...全文を見る
○赤嶺委員 平成十一年末の閣議決定から動き出しているわけですよ。動き出して、そして基本計画も皆さん方はつくられ、そして環境アセスも始めようとしている。こういう中で、稲嶺知事は、いや、十五年が決まらない限り工事には着工させませんと言っている。なぜそういうことを言ったか、工事着工に向...全文を見る
○赤嶺委員 普天間飛行場の代替基地というのは恒久的な基地であるというのは、もう今の川口外務大臣の答弁を聞いていても明白になったと思うんです。  基地をつくることによる環境破壊、これは取り返しがつかないものです。それから、事故、騒音、これも非常に重い負担を県民に強いるものでありま...全文を見る
○赤嶺委員 副大臣、今、私の質問に答弁していないですよ。  基本認識が違うとおっしゃいましたけれども、私が取り上げているのは、基地における基本認識で政府と同じ立場に立っている村長や村議会が、そうではあっても、物資投下訓練というのは人命にかかわる重大な事故をたびたび繰り返している...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣もちょっと。
○赤嶺委員 私は今の質問で、私の立場からではなくて、伊江島はSACO合意も受け入れて、パラシュート降下訓練も受け入れて、基地に対する基本認識では少なくとも政府と一緒の自治体だ。そういう自治体で、そこの住民が、基地を受け入れはしたけれども、せめて物資投下訓練、六十キロもの物資が落ち...全文を見る
11月08日第155回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○赤嶺委員 給与法については、後に我が党の態度を明らかにしたいと思います。  テロ特措法の基本計画の期限も間近に迫っているわけですが、そのテロ特措法のあり方、運用の仕方について質問をいたします。  十一月四日の朝日新聞に、「派遣自衛艦修理に民間人」、インド洋周辺国へ七、八月、...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、この新聞の報道よりも回数が一回ふえているということになるわけですね。  これの請け負った企業名を明らかにしていただけますか。
○赤嶺委員 いや、従来、公表しているんですよ。五月十七日のテロ対策の特別委員会で我が党の児玉議員が、東ティモールのPKOに派遣された輸送艦の問題で、乗艦したままLCACの輸送用エアクッション艇の修理に当たったという場合には、企業名を国会で答弁していらっしゃるわけですね。ですから、...全文を見る
○赤嶺委員 PKOのときには企業名は公表できるけれども、今回、テロの特殊性にかんがみてという御答弁でありましたけれども、今回派遣された民間人の派遣先、これはそれぞれどこになっていますか。
○赤嶺委員 自衛艦に乗艦しての作業はありましたか。
○赤嶺委員 それは洋上での作業であったということですね。
○赤嶺委員 極めて大変慎重な、企業名も明らかにできない、行き先も明らかにできないということですが、仮に、民間人を派遣してテロ攻撃に当たるという不測の事態の場合に、その場合には、派遣された技術者に対する補償の問題、これは防衛庁はどのようにお考えですか。
○赤嶺委員 論議の流れからして、皆さんの今の答弁は非常に理解しにくいものです。  テロという特殊性にかんがみて、企業名も明らかにできない、派遣先も明らかにできない。これはやはりテロという問題があるからなんですね。一方で、今、安全なところに派遣していますと言う。矛盾しているんじゃ...全文を見る
○赤嶺委員 矛盾したことを答弁の中に含んでいるんですよ。  安全な地域に派遣していますと言い、一方ではテロ特措法という、テロという特殊性にかんがみてと言う。ここには、一方で危険なことですよと言いながら、もう一方では派遣しているところは安全な地域ですと言っている。非常に理解しがた...全文を見る
○赤嶺委員 民間人をテロ特措法に基づいて派遣されている艦船修理のために派遣をして、テロという特殊的な状況のもとで仮に被害に遭っても、それは企業が責任を持つようになっていますということですね。  そうすると、皆さんとしては、その民間人の安全について、どういう体制で、どういう方針で...全文を見る
○赤嶺委員 港だから安全だという、安全の担保が確保できるんですか。  ここで、アラビア海で洋上補給支援に当たった杉本正彦海将補のインタビュー記事が新聞に出ています。アラビア海で任務を行い、八月に帰国した京都府舞鶴市の海上自衛隊第三護衛隊群司令の杉本正彦海将補は、産経新聞のインタ...全文を見る
○赤嶺委員 理解しようにも、皆さんが派遣した自衛官の中から、自分たちが寄港している港は大変危険で入港するときには神経を使うということを言っているわけですから、安全なところに民間人を派遣しているという皆さんの答弁は全然信じられません。それを納得させる答弁にもなっていません。こういう...全文を見る
○赤嶺委員 防衛庁設置法に基づいて派遣しているということでしたか、今。もう一度ちょっと答弁してください。
○赤嶺委員 それで、テロ特措法の場合には防衛庁設置法で派遣していると言われています。周辺事態法はその九条で、民間の協力、必要な協力を国以外の者に対し依頼することができるというのがあるわけですね。テロ特措法には民間協力に関する規定は一切ないわけです。  なぜテロ特措法には規定もな...全文を見る
○赤嶺委員 周辺事態法では民間人の協力を予定した九条があるわけですね。テロ特措法にはそういう条文はないわけですね、民間の協力。なぜないのにできるんですか。周辺事態法が民間人の協力を求めるための法的な手続、それがあるのは条文に沿って理解できます。テロ法は条文にないのに、なぜそれがで...全文を見る
○赤嶺委員 防衛庁設置法というのは、制定当時、海外に民間人を派遣することなど予定していないわけですね。国内になっています。  昭和五十一年の参議院の内閣委員会の中で、茂串内閣法制局長官はこのように答弁しています。  役務の調達にはもとより限界があり、自衛隊法、防衛庁設置法の趣...全文を見る
○赤嶺委員 民間人の契約に基づき、防衛庁設置法を使って派遣していると言いますが、防衛庁設置法で国外に派遣することまで予定していなかったはずですということです。
○赤嶺委員 皆さん、いろいろ言い繕ったってだめですよ。(発言する者あり)浜田先生には防衛庁長官の席に座られたときにたっぷり質問いたしますので、今答弁は遠慮してください。  内閣参事官の青木信義さんという方がいらっしゃいますね。その青木さんが書かれたテロ特措法の論文の中でこう言っ...全文を見る
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、防衛庁職員給与法一部改正案に対し、反対の討論を行います。  本法案は、一般職の国家公務員の例に準じて、裁判所職員や国会職員などと同様、特別職たる防衛庁職員の給与の改定を行うものであります。  人事院は、今年度の一般職国家公務員の給与につ...全文を見る
11月19日第155回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  基本計画の問題に入る前に、先ほど樋高議員も取り上げました水中爆破訓練について御質問をいたします。  今回の訓練は、日本の排他的経済水域で行われたという点、それから操業している漁船の安全確保という点、また米軍から通告が全くなかっ...全文を見る
○赤嶺委員 今回の場合には、日本の排他的経済水域で行われているわけです。島根県沖、鹿児島県沖、四つの海域で訓練が行われていると聞いているわけですが、アメリカ側がこの海域を選んだ理由について、アメリカはどのように説明しておられますか。
○赤嶺委員 外務省は、漁業の非常に最盛期の漁場を選んだ理由について、全く承知していないというわけですね。  それでは、海上保安庁からは、こういう訓練は年間二十回ほど行われていると聞いているわけですが、外務省は、この訓練の実施状況について、この点についてはアメリカ側からどういう報...全文を見る
○赤嶺委員 私たちは、外務省が警報をつかんだ数について伺ったわけです。皆さんも、私たちと同じように海上保安庁から聞いた数字しか挙げられないんですか。米軍は外務省に対して、そういう訓練を行うことについて全く通報も何もないんですか。海上保安庁経由の資料しかお持ちじゃないんですか、外務...全文を見る
○赤嶺委員 外務省は、この訓練について大変無関心なようであります。  十四日に行われた島根県沖の訓練で、アメリカ側から、午後零時から零時半の間に訓練を行われたという説明があったわけですが、地元の隠岐島では、午前十時過ぎにドーンという音がして、そして町民から役場に問い合わせが相次...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、アメリカ側からそういう問題についての説明はなかったということですね。それ以上の認識ではないわけですよね。町民がドーンという音を聞いて町役場にいろいろ連絡をした、しかし、アメリカは零時から零時半にかけての訓練だから十時段階のその音については知りませんと。それはア...全文を見る
○赤嶺委員 島根県が調査船を出して、慎重に漁業への影響を調査している。その調査の途中で皆さんは米軍の説明を聞いて、これは漁業に影響が出ないだとか、あるいは訓練の停止を求めないとか、今後の推移を見守るという立場を決定したわけですね。  そのときは島根県は調査を行っている最中ですよ...全文を見る
○赤嶺委員 しかし、調査が終わっていない段階で、アメリカ側の説明を受けて、漁場への影響はなかったと、政府はアメリカの説明だけで納得しているわけです。島根県は調査を続けていたということですね。当初、農水省も、そこの場での訓練の中止を求めるよう要請がありました。それにもかかわらず、日...全文を見る
○赤嶺委員 公海上であっても、排他的経済水域では沿岸国の権利に配慮する必要がある、それで、その沿岸国の全国知事会も訓練の中止を求めている、近県もみんな、漁業の最盛期のこの時期に訓練をやるとはどういうことだといって中止を求めている。あなた方外務省が何で訓練中止を求めないのか。配慮を...全文を見る
○赤嶺委員 そもそも、排他的経済水域での訓練の中止、当初、余りにも沿岸国の権利について、外務省の申し入れも無視する、そういうアメリカの横暴な経過の中で、話し合ってみたら、いや、アメリカだってうんと配慮しているじゃないか、これは訓練中止を求めるべき問題ではないというのが皆さんの認識...全文を見る
○赤嶺委員 この輸送艦の派遣について我が国が主体的に判断したというわけですが、輸送艦の派遣は、アフガニスタンで米軍が使用する飛行場施設を維持するための建設用重機等を輸送し得るとなっているわけですけれども、この機材、どこからどこまで運ぶことになっているんですか。
○赤嶺委員 既に報道ではタイからカタールへというぐあいになっておりますが、国会に、しかも基本計画の報告という、この点で委員各氏から厳しい指摘がありましたように、皆さんのこの問題での国会軽視というのは本当にいろいろなところにあらわれるものだと思いながら答弁を聞いております。  米...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、私の質問は、その答えられないということについての私の意見も申し上げましたけれども、今聞いたのは、その飛行場というのはアフガニスタンのどこの飛行場のことですかということです。
○赤嶺委員 アメリカの要求に応じたわけじゃない、日本の主体的な判断に基づいて基本計画を変更したんだといいながら、アメリカはそこまで説明していない、これから詰めていくんだ、こういうのを国民の常識では、アメリカの要望に基づいて支援計画を変更したということになるんですよ。もう本当に常識...全文を見る
○赤嶺委員 今、アフガニスタンで、なぜ米軍基地の補修あるいは整備を行う必要があるんですか。
○赤嶺委員 先ほど、民主党の方からも説明がありました。アフガニスタンで長期化する課題といえば、それは治安であり、復興の話だろうと。  治安や復興ということがテーマになり、そしてタリバーンの勢力は山岳地帯にこもっているという中で、何で今、アフガンの米軍基地をやってあげるんですか。...全文を見る
○赤嶺委員 まさに、残存勢力というのは追い詰められているわけですよ。  あれですか、つくる米軍基地というのは、将来はアフガニスタン政府に引き渡されるんですか。それとも、米軍が米軍基地として今後も使っていく。長期にわたって使うという認識でいいですね、拠点をつくる必要があるんだから...全文を見る
○赤嶺委員 その飛行場がテロ特措法の目的以外に使われないという保証、担保は、今の説明の中でどこからも聞こえてまいりません。そういうテロ特措法の目的以外にこの米軍基地が使われることは絶対にあり得ないんですか。
○赤嶺委員 もう時間が来たようでありますが、最後に一言。  今の防衛局長のお話を聞いていても、一般的にアフガニスタンでの軍事基地の必要性を述べるだけで、私が聞いたテロ特措法の目的以外に使われることはないんだなということについてはお答えいたしませんでした。  それで、私たちは、...全文を見る
11月21日第155回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  今、大分・日出生台で日米共同訓練が行われているわけですが、十一月の十八日に陸上自衛隊の西部方面隊松川正昭総監が、この日米共同訓練に反対する集会に介入して、何で共同訓練に反対するんだと集会を妨害、威圧を加えたという事件がありました...全文を見る
○赤嶺委員 これは明らかに憲法第二十一条、集会、結社の自由、国民の権利をじゅうりんするものだと思いますけれども、いかがですか。
○赤嶺委員 大変な認識ですよ。西部方面隊の総監といえば、個人じゃないですよ。権力を持っている立場の人ですよ。権力を持っている立場の人が集会参加者に向かって、抗議集会、何で反対集会をやるんだと言った。これは言った言わないという話になりますけれども、意義を説いたと。しかし集会参加者は...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、あなた方は、これからも自衛隊の演習や訓練に対して反対集会が行われている場合に、その訓練の意義について一々責任者が現場に行って意義を説く、こういうことをなさるつもりですか。当たり前の当然のことだと、何も問題にすべきことはないという認識なんですか、こういうこと...全文を見る
○赤嶺委員 威圧だと受けとめたとしたならば、受けとめた人が悪いんじゃない、やはりそういう受けとめられた行為をした人が悪いと思いますよ。ですから、総監の行為は適切なものであったかどうか。防衛庁長官、どんな角度から見ても、あの総監のああいう行為は適切なものであったんですか。
○赤嶺委員 防衛庁長官、この期に及んで本当に弁解がましいですよ。総監の気持ちはわかるという、あなたが総監の気持ちに同情しているという話をしているんじゃないんです。  全体として、防衛庁長官として、部下の、総監のそういう行動、そして、集会、結社の自由に基づいて共同訓練に反対してい...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、全体の事実をこれ以上つかむ必要はないという認識なんですか。
○赤嶺委員 皆さんは、前国会で、リスト問題で国民の自由と権利を脅かすような重大な事態を引き起こしたんですよ。あれで、国民の自由と権利について敏感な、そして本当に大事な権利だと認識して運営をしていくかと思ったら、今度はこれでしょう。こんなことを引き起こしても、それが厳正な処分に当た...全文を見る
○赤嶺委員 それはいつまでに報告する予定ですか。時間がありませんので急いでください。
○赤嶺委員 そのヤンバルの森というのは、自然に対する影響が少ない地域を選んでヘリコプターの着陸帯をつくるというのは余りにも無理な熱帯雨林地帯です。山が全体として保護されないと、あの山にすむ希少動物も絶滅をしてしまうという地域であり、しかも、あれだけの亜熱帯雨林というのは、地球上で...全文を見る
○赤嶺委員 リーフについてもお願いします。リーフの説明、環境省。
○赤嶺委員 防衛庁長官に申し上げたいんですけれども、外務省にも申し上げたいんですけれども、皆さんが手をかけようとしているリーフ、そこを破壊するわけですが、二千五百メートルにわたります。リーフというのは、自然環境としても魚の産卵地としても環境問題としても大事ですが、沖縄にとってリー...全文を見る
11月26日第155回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、四人の参考人の先生方に、先ほど来、本当に大事なお話を聞かせていただいて、大変勉強になっております。  そこで、私は、国連の決議一四四一の問題と、それから、国際社会にならず者だとか悪の枢軸だとかと言われる国々が登場してきたとき...全文を見る
○赤嶺委員 どうもありがとうございました。  国連のあり方をめぐりまして、私も、酒井参考人の「イラクとアメリカ」の著書を読ませていただきましたけれども、今後の国連を私たちが見ていく上で非常に参考になる箇所がありました。  その中で、湾岸戦争後のイラクに対する国連の経済制裁につ...全文を見る
○赤嶺委員 やはり国連の経済制裁あるいは軍事的な制裁、いろいろお話を伺ってきたんですが、国際社会における無法な行為は、国連憲章の第七章の四十一条、四十二条に基づいて、それぞれ経済制裁、軍事的な制裁の強制措置がとられるわけですが、実際の今日の世界は、先ほどからお話がありましたように...全文を見る
○赤嶺委員 時間が参りましたので、これで終わります。  どうも四人の参考人の先生方、きょうは本当にありがとうございました。
11月28日第155回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、泡瀬干潟について質問を行いたいと思います。  泡瀬干潟は、先ほどの質問にもありましたが、沖縄島に残された最大の干潟で、そして貴重な動植物が生息している地域であります。この泡瀬干潟の埋立工事、これは、あらかじめ法で定められ...全文を見る
○赤嶺委員 機械化移植は可能である、その有効性を確認したという答弁が三月の段階で尾身大臣からありました。その後開かれた環境監視・検討委員会では、機械化移植というのはまだまだこれから技術を高めなければいけない、適地も探さなきゃいけない、成功していないということなんですね。  大変...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、三月の段階で可能であると言った当時の尾身担当大臣のあの答弁は間違っていたんです。こういう過ちを細田担当大臣は絶対に繰り返してほしくないと思うんです。ところが、それがまた繰り返されようとしております。  機械化移植によるその後のモニタリング調査の面積は二千平方...全文を見る
○赤嶺委員 やはり皆さんでも不安になるわけですよ。四平方メートルで、これで海草の移植が、移植先において生育が可能であると判断するには余りにも狭過ぎる、小さ過ぎる。科学的と、そんなのが科学的というようなことでは絶対にだれも納得しませんよ。だから、今度また、手植え方式が本当に可能かど...全文を見る
○赤嶺委員 沖縄担当大臣に伺いますけれども、そういう環境省の口頭による申し入れがありました。その申し入れの趣旨は今の答弁のとおりであります。環境保全上の措置が確実に実施されるべきとの観点から申し入れたと言っています。皆さんのやっている事業は、確実に実施されるというには余りにも不安...全文を見る
○赤嶺委員 環境に対する確実な保存措置、そういう科学的な確認もないまま皆さんが工事を始めているというのは、今の大臣の御答弁でも明らかであります。  手植えといったって、そんな広い面積を手植えでやれるわけはない、機械化移植だって、それはまだ見通しは立っていないという中で海上工事に...全文を見る
○赤嶺委員 ラムサール条約の登録の条件を満たしているところからということでありました。  そこで、皆さんの、ラムサール条約国別報告書の概要という文書を読んでみますと、この中にこういう記述がありました。同報告書の中には、「サンゴ礁、マングローブ、藻場、泥炭地といった、これまであま...全文を見る
○赤嶺委員 そうであれば、まさに泡瀬干潟はラムサール条約に登録されるべき、そして指定湿地を二倍にふやすというわけですから、今十三カ所ある湿地を二倍にふやすという場合に、泡瀬干潟というのはその検討対象から避けては通れない、だからこそ環境省は既に泡瀬干潟は重要湿地として登録していると...全文を見る
○赤嶺委員 登録するための手続上、住民合意のつくり上げ方はいろいろあるだろうと思います。  しかし、泡瀬干潟の自然の価値という観点からすれば、皆さんの報告書の中で、ラムサール条約の事務局に提出した中身でも既に明らかです。それから、ラムサール条約の事務局長のデルマール・ブラスコさ...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、今のは全然答弁になっていません。まさに出島方式で計画された今の埋立計画に対して、環境省からも意見が出て、そして国際諸機関からも意見が出て、環境を守れという流れにも逆行し、皆さんの策定された沖縄振興新法のエコツーリズムにも逆行するという声が上がっているんですよ。だ...全文を見る
○赤嶺委員 評価委員会の環境監視・検討委員会やワーキンググループの議事録を読んだ限りで、環境に対して専門家は確信を持っていません。  それから、皆さんの工事再開のあり方というのを振り返ってみますと、三月の二十日というのはちょうど沖縄市長選挙前でした。当該自治体の市長選挙の前でし...全文を見る
12月05日第155回国会 衆議院 安全保障委員会 第7号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、大変限られた時間で、イージス艦それから沖縄の婦女暴行を質問させていただきます。  質問に入る前に、一言申し上げたいんですけれども、この間、西部方面隊松川総監の、日米統合演習に抗議する反対集会に対して介入した問題、防衛庁からテ...全文を見る
○赤嶺委員 安全な地域に派遣しているけれども、危険を早く察知するためにイージス艦を送るというのは、極めて矛盾に満ちた答弁であります。テロ特措法の二条三項には、「我が国領域及び現に戦闘行為が行われておらず、かつ、そこで実施される活動の期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認めら...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、私たちは、テロ特措法に基づくアメリカの報復戦争に対する自衛隊の支援活動、それ自身が集団的自衛権だということは指摘し、テロ特措法にも反対してまいりました。同時に与党の中からも、イージス艦の派遣は集団的自衛権の行使という懸念を一層深くするものであるということでの...全文を見る
○赤嶺委員 今回、婦女暴行未遂で犯人の身柄逮捕要求、請求したわけですが、凶悪犯罪であればこれからも、未遂事件であっても身柄拘束を要求していくという立場は、外務省、変わりありませんか。
○赤嶺委員 警察庁に聞きますが、今回の被疑者の身柄の拘束、これは証拠隠滅を防ぐ上でも逃亡を防ぐ上でも急ぐべきだと思いますけれども、いかがですか。
○赤嶺委員 外務省、被疑者は今どんな状態に置かれているんですか。いわば、身柄は日本の警察が拘束していないわけですよね。身柄は米軍の手中にある。その米軍の手中にあるというのは、米軍基地の中で拘束されているのか、米軍基地の中は自由に歩き回れるのか、あるいは米軍基地の外に出て外出するこ...全文を見る
○赤嶺委員 私が聞いているのは、米軍の監視下に置いている、日米地位協定の言葉で言えば、手中に置いているということは、その基地の司令官が彼を拘束しているんですか、基地内は自由に歩いているんですか、基地の外にも出かけられるんですか、このことを聞いているんです。いかがですか。
○赤嶺委員 つまり、今米兵がどういう状態に置かれているか、日本側は知るすべがないわけですね。過去には逃亡もありました。警察庁は、やはり身柄を拘束しないと証拠隠滅のおそれもある、米軍が捜査に協力するといってもその保証の限りではないわけですね、やはり一日も早く身柄を拘束しなければいけ...全文を見る
○赤嶺委員 米軍の回答待ちなんですね。身柄も手中にあるといっても、日本政府はどういう状態か知るすべもない、回答もいつ来るかわからない。これ自身が、皆さんは、起訴前身柄の拘束というのは、あの九五年の少女暴行事件の後の日米合意で、地位協定で運用改善、こういうことで始まったわけですが、...全文を見る
○赤嶺委員 この場所というのは県民のパラグライダーの練習場であり、宮崎県にとっては大切な観光地です。きのう防衛庁にこの訓練の事実について問い合わせたところ、一切答えがなくて、夜遅くになって、私たちが現地でいろいろ調査したものですから、その事実を認めるような回答をしてきたわけですが...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
12月10日第155回国会 衆議院 安全保障委員会 第8号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、四人の参考人の皆さん、大変ありがとうございました。  そこで、中江参考人にお伺いいたしますが、先ほど、日朝平壌宣言の意義について、特に東北アジアの平和と安定に果たす役割、それから、日本がアジアに対する戦争の責任を明確にして、...全文を見る
○赤嶺委員 今、最後のところで武力による威嚇、武力行使のお話も出てまいりましたが、大変気になるのは、この日朝間の問題が、一方でアメリカの北朝鮮、イラン、イラクに対する悪の枢軸、こういう国際情勢がまた背景にあるということであります。それで、アメリカは先制攻撃戦略も隠してはいないわけ...全文を見る
○赤嶺委員 重ねて中江参考人にお伺いいたしますが、今、孫文の言葉もお聞かせいただきましたけれども、いわば北朝鮮との関係、あるいはアジアの問題で、日中の問題では台湾の問題も残ります。同時に、中江参考人の講演の記録などを読みますと、アジアでは今、アジア外交の力強い流れが起きており、そ...全文を見る
○赤嶺委員 時間が来ましたので終わりますけれども、先ほど来の議論の中で、拉致問題に関しまして、国会はいち早く取り上げたのに、政党がどうだったんだとか、あるいは、政党の中には北朝鮮の代弁者になっていた党があったとかということで、私たち日本共産党の名前も挙げての議論がありましたが、実...全文を見る