赤嶺政賢

あかみねせいけん

小選挙区(沖縄県第一区)選出
日本共産党
当選回数8回

赤嶺政賢の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第156回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、イラク問題について外務大臣に質問を行いたいと思います。  今、イラクの問題というのは、査察の継続あるいは武力行使かという大変切迫した局面になってきております。これまでも平和解決のための国連の努力があったわけですが、私...全文を見る
○赤嶺委員 ブリクス委員長の報告を引用されたわけですが、具体的にどういう成果が上がっているのか、それについてはお答えできませんか。
○赤嶺委員 それで、今具体的な数字を挙げていただいて、先ほどブリクス委員長の一月二十七日の報告も引用されましたが、決議六八七の履行は顕著な軍備解体をもたらした、こうブリクス委員長は言っているんですね。この決議のもとで廃棄された大量破壊兵器は、湾岸戦争で廃棄された数を上回っている。...全文を見る
○赤嶺委員 そこで、UNSCOMの査察官として八年間イラクで働いたスコット・リッターさんという方が、最近「イラク戦争」、こういう本を出して、既に外務大臣も御承知だと思いますけれども、元国連大量破壊兵器査察官として、この間国会にもお見えになりまして、参議院で国会議員と懇談をする機会...全文を見る
○赤嶺委員 残っているというのは先ほどもお答えになっておりました。私が言っているのは、リッターさんが査察官としてイラクに八年間入り、査察活動をして、生物化学兵器についてもその製造のインフラ施設についてはすべて破壊した、大量破壊兵器はもう九〇%から九五%まで破壊したんだということを...全文を見る
○赤嶺委員 それで、そういうスコット・リッターさんの証言については、皆さんは、それを否定できる、そういうものも持ち合わせておりますか。否定できる根拠も持ち合わせておりますか。
○赤嶺委員 リッターさんは生物化学兵器についても触れております。インフラ施設についてはすべて破壊した、これはもうUNSCOMの報告の中にも出てきますから皆さん御承知だと思いますけれども、廃棄されたという証明がない。つまり、残っているのかあるいは廃棄されたか、それは証明がないのが今...全文を見る
○赤嶺委員 それで、そこを皆さんとして否定できるかどうかということを聞いているんです。生物化学兵器というのは存在しているということをはっきり皆さん言えるんですか。
○赤嶺委員 要するに、日本の外務省としては、イラクに生物化学兵器があるということについての証明は持ち合わせていないということですよね。そういうことでしょう。
○赤嶺委員 だれが証明しなければいけないかという議論じゃないんです、今は。やはり査察の成果をきちんと確かめたいということですよ。それについて政府は、生物化学兵器についての存在を日本政府としては証明できないというのは、今の外務大臣の答弁ではっきりしたと思います。  外務大臣と議論...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣の、生物化学兵器、日本の外務省は証明できないという答弁には変わりありませんでした。  それで、UNSCOMの課題が言われました。UNSCOMで残された課題、これを今UNMOVIC、ここで精力的に査察をやっているわけですね。十一月に査察が始まって二カ月目、一月...全文を見る
○赤嶺委員 査察が完了だという報告が今できるのであれば、これはもう本当に我々にとっても喜びにたえないですよ。イラクの国民にとっても、そのことによって経済封鎖が解除されて、国民生活がもとに戻ることもできる。それはみんなが待ち望んでいることなんです。そして、ブリクス委員長は、そのこと...全文を見る
○赤嶺委員 査察の成果を述べている部分について政府はどう考えるかと言ったら、全く別の部分を持ってきて、これが答弁だということになったらおかしくなりますよ。私がさっき読み上げたブリクス委員長の部分は、ブリクス報告の中にあるんですか、ないんですか。
○赤嶺委員 ちゃんと成果も述べているんですよ。そして、残された課題についても報告の中では出している。これが査察なんですよ。  それで、例えば、エルバラダイIAEAの事務局長は、同じ一月二十七日の声明の中で、我々の仕事は確実に前進している、この本来の道筋を進むことが認められるべき...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣は、本当に聞かれたことに答えていないんですよ。私は、ブリクス委員長が査察の課題が残っているということについても、先ほど来言っておりますよ。そして、イラクがそれに対して誠実にこたえていないという問題もある。にもかかわらず、ブリクス委員長やエルバラダイ事務局長は、...全文を見る
○赤嶺委員 査察を成功させるという立場に外務大臣、立っておられるのか、あるいは査察について今どんなふうに考えているのか、極めて不明なんですが、査察を成功させようという立場ではないんですか。
○赤嶺委員 イラクの能動的な協力がなければ査察は成功しない、ここには非常に外務大臣あるいは日本政府の巧みな論理が隠されていると思うんです。  確かに一四四一決議はイラクの能動的な協力を決議しております。ただ、査察というのは、どういうことなんですか、全部イラクが持ってこいというこ...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、イラクが一九九一年以来、さっき言った八年間の査察についても、まともな協力なんかなかった。でも、査察は、イラクの大量破壊兵器を破棄させる上で大きな前進をかち取ってきた。でも、残っている。そして、この二カ月査察をした。この査察をしたら、今、外務大臣、文書の話をし...全文を見る
○赤嶺委員 今の局長の答弁、よく聞いていますと、やはりイラクは大変な妨害をしているんですね。妨害している中で査察をしたら、彼らが隠しているものを見つけて、そして兵器を破壊していく、廃棄していく、こういう力を持っているんですね、国連の査察というのは。こういうのを持っているんですよ。...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣、やはり査察の報告についてしっかり読みこなしていないなという印象を今受けました。  手続面で協力しているというのは、ブリクス委員長の一月二十七日の報告の中にあるんですが、その手続面の中でも協力していなかったこととして、偵察機の問題と科学者の問題が挙げられてい...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣のお話、そして外務大臣は六日に声明を出しておりますが、パウエル国務長官の国連での報告を受けてのあれでは、もう今のようなイラクの非協力な態度があれば査察も限界だ、こういうことになっているわけですが、今査察否定をしたら、残された選択肢というのは武力行使しかありませ...全文を見る
○赤嶺委員 十二年間圧力をかけてきた、イラクは協力しなかった。しかし、イラクの大量破壊兵器は確実に査察によって破棄されるなど、前進が始まってきており、ブリクス委員長もエルバラダイ事務局長もそこの方向に、平和解決の方向に活路を見出しております。  今、一貫して査察の成果について否...全文を見る
02月25日第156回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  冒頭、最初にイラク問題について聞きたいと思います。  けさ、日本時間の五時半、スペイン、米、英が新決議を国連に対して提出いたしました。午前の川口外務大臣の記者会見を聞いておりましたら、イラクに対して国際協調して外交圧力をかける...全文を見る
○赤嶺委員 私、次のブリクス氏の報告の話について政府の認識を聞いているんではなくて、きょう提出された新決議については政府として支持なさるということですね。
○赤嶺委員 けさの記者会見で、そういう意味を持って支持するとはっきりおっしゃっているわけですよ、外務大臣は。そういうことでいいんですね。支持をするわけですね。
○赤嶺委員 本当にわかりにくい答弁であります。ただ圧力をかける意味については支持をするという朝の記者会見のとおりだと思うんですが。  今度の新決議というのは、ですから、一四四一の最後の機会をイラクは逃したということで断定している。これは武力行使につながっていく決議というぐあいに...全文を見る
○赤嶺委員 イラク次第ということなんですけれども、この決議そのものは、イラク次第によっては武力行使に根拠を与えるものというぐあいに理解してよろしいですか。
○赤嶺委員 ですから、それは場合によっては武力行使に至る根拠も与えている、今度の新決議について。そういうことについて、政府ははっきり言えないんですか。あいまいじゃないですか。
○赤嶺委員 外務大臣の答弁を聞いていましたら、国民が一番知りたいところ、不安に思っているところ、これについては全く答えないけれども、国民が不安に思っている方向に政府はどんどんどんどん突き進んでいるという印象を持ちました。  一方、今回の国連安保理にはドイツやフランスが覚書を提出...全文を見る
○赤嶺委員 今大事なことは、イラクに対する圧力をかけることであって、その点で国際協調すべきで、今回のフランス提案、ドイツ、ロシア、中国が支持しているこの覚書というものは、イラクに対する圧力を二つに分断する、国際的な圧力を、そういう認識もお持ちなんですか。
○赤嶺委員 アメリカの姿勢は非常にはっきりしておりまして、国連決議なしにでも武力行使をすると。これは日本政府がどんなにアメリカを弁護しようと、そういう認識というのは全国民が持っております。政府の今の姿勢というのは、本当にアメリカの武力行使を少しずつ少しずつ後押しをしていく、そして...全文を見る
○赤嶺委員 まさに、今名護市数久田で米軍がとっている行為こそ、事故の原因解明の隠ぺいを種々やってきたと。あれは協力したなんてものじゃないですよ、北米局長。外務大臣も知っていると思いますが、弾丸が見つかったら、これは古いもので、当日演習に使っていたかどうかわからないと言うような調子...全文を見る
○赤嶺委員 県知事初め名護市長、沖縄県民が一番納得していないところは、今の北米局長の答弁の点なんです。原因が解明されていないんだが、安全措置はとった、再開させていただきますと、こういう政府の姿勢。事故が起きていた当時、川口外務大臣は衆議院の外務委員会で、この問題について、我が党の...全文を見る
○赤嶺委員 先ほど、とった安全措置について、七日、米軍はデモンストレーションもやって、外務省も防衛施設局も参加したというお話だったんですが、そのときに沖縄県も県議会も名護市も抗議して参加していないんですよ、このデモンストレーションに。とても沖縄県民を納得させるものではないわけです...全文を見る
○赤嶺委員 原因はやみの中、だけれども訓練は再開するという、非常に県民の命と安全について一顧だにしない外務省の態度であります。  今、安全装置を取りつけた、外務大臣、写真でごらんになったとおっしゃっておりましたけれども、実は、一九八七年に同じ訓練場でタクシーの被弾事故というのが...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、今後事故は起こしませんというアメリカの態度がどれだけ信用できないかというのは、この一事をもっても、このレンジ10問題では浮かび上がってきます。  この点については、アメリカの会計検査院も海外の訓練場についてそれぞれ評価を行っておりますが、沖縄は、演習場が狭...全文を見る
○赤嶺委員 よく知っていらっしゃる。そして、あの訓練場が再開したらどんな危険なことになるか、このことについても認識していらっしゃる。県民の命と安全よりも米軍の訓練を優先する、こういう姿勢であります。  それで、細田沖縄担当大臣にお伺いをいたしますけれども、去年の被弾事故に関して...全文を見る
○赤嶺委員 求めていたのは保証のない安全対策ではなくて、尾身大臣が求めていたのも訓練場の撤去であります。去年の七月、事故が起きて、これだけたったらアメリカの立場に早変わりする、こういう政府の姿勢に強い怒りを表明しまして、私の質問を終わりたいと思います。
02月27日第156回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、イラク問題について質問をしたいと思います。これまで外務大臣の答弁、長々といろいろな説明を聞いておりますので、きょうは限られた時間でもありますから、端的に答弁をお願いしたいということを申し上げて、質問に入ります。  先...全文を見る
○赤嶺委員 直訳でないということはお認めになりました。それでバランスはとれているということでありますけれども、直訳でいくと、重大な疑問があると。私、英語辞典をきのうの晩いろいろひっくり返してみて、そのように解しました。  それで、直訳どおりではないけれども、英語と日本語の体系上...全文を見る
○赤嶺委員 語学論争というのは後で機会を見てやればいいと思います。私が聞いているのは、ですから、原口国連大使は英語で演説された、極めて強い調子の英語を使っている。しかし、和訳にすると非常にやわらかくなる、やわらかくなるというか調子が落ちている。同じ落ちている調子の日本語を、今度は...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣のこの間の答弁は、今武力行使をするかどうかについて国際社会が立場を異にして争うことはイラクを利することになる、このように発言しているんです。  フランス、ドイツ、ロシア案にはこう書いているんですね。案というよりも覚書ですね、覚書には、優先課題は査察を通じて本...全文を見る
○赤嶺委員 さっき外務大臣は英語の語感について自分の専門の知識を披瀝しておられましたが、私が辞書を調べたら、ゼア・イズ・シリアス・ダウト、これは重大な疑問ですよ。それから、イット・イズ・アンディナイアブル、これは否定しないというものであって、どちらが日本人が見て語感が強くなるか、...全文を見る
○赤嶺委員 今、イラクに対する武力行使、この中心になっているのはアメリカであります。そのアメリカが、本当に大量破壊兵器の廃棄を目的としての武力行使なのか、あるいは伝えられているフセイン政権、政権打倒を目的にしているのか、これも、皆さんが日米同盟をおっしゃればおっしゃるほど、政府の...全文を見る
○赤嶺委員 本当にもしそれがイラクに対する武力攻撃となったら、結局犠牲になるのは罪のない国民です。  私は、一昨年、アメリカのアフガニスタン攻撃、この問題を調査しにパキスタンに行ってまいりましたが、難民キャンプで見たものやあるいは難民病院で見たものは、本当に戦争で傷ついて、ある...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
02月27日第156回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、川口外務大臣、茂木副大臣、午前中安保委員会でいろいろ質問させていただきましたけれども、午後もまた、今度は沖縄県の那覇軍港をテーマに質疑をさせていただきます。  那覇軍港について、一月二十三日に那覇港湾施設受け入れに...全文を見る
○赤嶺分科員 もうちょっと具体的に答えてほしいんですが、九四年案、九六年案のどこが変わったか。例えばガントリークレーンの機能、これは今回の案ではいかがですか。
○赤嶺分科員 今後協議していくというような話ではないと思うんですよ。  例えば揚陸艇、これはいかがですか、揚陸艇の岸壁。
○赤嶺分科員 最後のところはよく聞き取れなかったんですが、つまり、揚陸艇の接岸岸壁は移設先の港湾でもつくられるわけですね、建設されるわけですね。
○赤嶺分科員 九六年の構想で——施設部長、今の私の質問についての理解はできていますか。  つまり私は、施設部長が現機能は確保されると言うから、当然そういう揚陸艇の接岸岸壁等は移設先の軍港でも確保されるわけですねと聞いているわけですが、それをお認めになっているわけですね。はっきり...全文を見る
○赤嶺分科員 九六年の構想の中で、直径四百五十メートルの回頭水域というのが出されたことがあります。  現在の那覇軍港は、真向かいに那覇港を抱えていまして、港湾の中で方向転換ができにくい。そこで回頭水域というのがあるわけですが、当然移設先で港湾が、軍港湾が軍港湾として機能していく...全文を見る
○赤嶺分科員 回頭水域の幅は具体的にはこれからの検討ですが、回頭水域を設けることには変わりありませんね。
○赤嶺分科員 米軍の運用を確保するためには、当然、回頭水域を確保するということになるわけですが、その回頭水域の設置に伴って、使用条件、これはどうなりますか。
○赤嶺分科員 そうすると、現在の那覇軍港では制限水域があるわけですね。同時に、現軍港の機能維持ということになりますと、現在、回頭水域というのは四百五十メートルの規模です。その五十メートルの制限水域ではとてもカバーできませんので、さらに四百五十メートルの回頭水域を制限水域以外に設け...全文を見る
○赤嶺分科員 ですから、これは北米局長への質問になるかもしれませんが、回頭水域というのは四百五十メートルあるんですよね。五十メートルの制限水域とは別に設けることにならないと、回頭水域は設けられない。先ほど、現軍港の機能を維持するということになりますから、当然設けていくわけですが、...全文を見る
○赤嶺分科員 ほとんど答えが出てこないんですけれども、現軍港というのは、LST、戦車揚陸艦、ランプと呼ばれる戦車揚陸艦の特殊な上陸地点があります。さらに、現行の使用目的では、港湾施設とともに、貯油所、油ですね、オイル、貯油所というのも明記されています。これらの施設や機能というのは...全文を見る
○赤嶺分科員 ほとんど、知りたいことがなかなか知らせてもらえないという感じですが、結局、回頭水域の問題でも、現在は、那覇港の民間施設を貸していただいているんです。ですから、民間の側との協議が必要なんですね。今度、浦添埠頭に軍港が移ったら、この回頭水域というのは、民間との関係でどう...全文を見る
○赤嶺分科員 それじゃ、今度は、施設・区域の使用形態について伺います。  これは前にも外務省に質問をしたことがありますが、前回は昨年の三月二十八日ですけれども、そのときに、制限水域の問題とそれから軍港と基地を直接結ぶ進入道路について質問をいたしました。  進入道路についてはま...全文を見る
○赤嶺分科員 それじゃ、進入路というのは、米軍の専用施設になるかどうかまだわからないということですか。今後の協議だということですか。
○赤嶺分科員 政府は、軍港の使用について使用協定は結ばないということで、現在の那覇軍港の使用条件がそのまま適用されていくと。この点はどうですか。
○赤嶺分科員 現在の那覇軍港の使用条件について、那覇軍港は、米軍の直接占領下で米軍がつくった軍港であります。それがそのまま今日まで引き継がれてきているわけですが、私たち沖縄県民が那覇軍港の使用条件について目にすることができたのは、あの少女暴行事件が起こった後の一九九七年に公表され...全文を見る
○赤嶺分科員 先ほどちょっと質問を忘れていたことなんですが、さっきの進入道路の問題です。あれ、現在の港湾開発との関係でいきますと、民間の中を走って基地に入るという設計になっているんですね。それで、そういう場合に、使用条件はこれから決めるということだったんですが、民間との共用、ある...全文を見る
○赤嶺分科員 先ほどから那覇軍港の機能、機能ということがよく出てくるわけですが、那覇軍港の機能とは一体どういう機能でしょうか。これは、もし外務大臣ができるんでしたらお答えいただきたいと思いますし、そうでなければ局長でもいいんですが。
○赤嶺分科員 そうすると、米軍の司令官が、かつて那覇軍港の機能について、那覇軍港はステージングエリアと呼ばれ、有事に大量の軍事物資が集められ、それを前線の部隊に輸送する重要な拠点である、このように説明したことがありますが、現機能を維持する、確保するという場合は、米軍が有事を含めて...全文を見る
○赤嶺分科員 日米安保条約の目的達成のために軍港を使用する。そうなりますと、例えば今、軍港に入ってくる船隻は、ピークの一九八七年で年間九十六隻、少ない場合には年間十六隻です。これが最近ふえているわけですね、民間の輸送船も入ったりしておりますけれども。  やはり、国際情勢が緊張し...全文を見る
○赤嶺分科員 それで、機能の維持といっても、一番大きな変化は、現在の那覇軍港は水深が十メートルで、浦添の場合は、浦添の今の位置だと、浦添全体として水深が深いところです。ですから、水深十二メートルという理解でいいですか。
○赤嶺分科員 まだまだたくさんの質問を抱えておりますが、時間が来ていますので終わりますけれども、最後に、一番県民が心配している原潜だとかあるいは空母の入港も……
○赤嶺分科員 可能になると思いますが、そういう懸念もあるということを指摘しまして、私の質問を終わりたいと思います。
03月20日第156回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  今日の情勢を反映してちょっと質問が変則的な形になっておりますが、私の方から先に質問をさせていただきます。  急なことなので、私の答弁者がまだ何人か到着がおくれているようでありますので、質問の順序を変えまして、最初に細田大臣に、...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、大臣、安定するまで十五年使用期限の議論というのは前進しないんだということですね、現下の国際情勢では。
○赤嶺委員 国際情勢は肯定的に変化しているんですか、閣議決定を出してから。悲観的にと言いますけれども、現在の認識どうなんですか。
○赤嶺委員 つまり、そういう肯定的な情勢の変化がない限り前進しないというのが閣議決定の性格なんですね。  それで、私たち、私は基地の島で生まれて育ちましたけれども、子供のころから、極東の平和と安全が来ない限り沖縄の基地への米軍のプレゼンスは必要だということを言われ続けてまいりま...全文を見る
○赤嶺委員 私は、今の米軍の姿勢にあるいはアメリカ側の姿勢に、半世紀変わらぬ沖縄の米軍基地へのプレゼンスの重要性を訴えているものを見ます。  細田大臣、きょうが最悪だからこれから国際情勢はよくなるなんて、こんなことは、半世紀以上も基地を押しつけられた沖縄県民に通用する話じゃない...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、どう考えますか。
○赤嶺委員 大臣、環境保全という一番大事な仕事でこういう状態が起きている、専門家が一人辞任したぐらいで環境の保全は大丈夫だ、こんな認識で、泡瀬干潟の生物多様性だとか高度な環境の水準というのは維持できると考えているんですか。全くお話にならない答弁ですよ。  それで、こういう事態が...全文を見る
○赤嶺委員 一般的に議論の中で私やめるというような、そういう問題じゃないんです。この方の専門家の知見が無視をされた。手植え移植についてはまだ評価は定まっていないというのは大臣もお認めでありました。しかし、事業を着工したんですよ。環境監視・検討委員会では、そういう事業着工の了解を与...全文を見る
○赤嶺委員 ここに、私、環境監視・検討委員会の意見書を持ってきておりますけれども、「前回の委員会では、これまでの試験結果から藻場移植の妥当性を判定するのは困難であり、来年まで様々な試験を試みなければならないという判断が下されています。委員の誰一人として、「手植えによって藻場の移植...全文を見る
○赤嶺委員 ルールをつくればいいんですよ、委員の側と傍聴者の側とそれからいろいろな者で。しかも、おしゃべりしているんじゃなくて、本音を話し合うといっても、科学的な知見を出し合うわけですね、実地調査を出し合うわけですよね。その議論を通してまた県民も科学的な知見を得ることができる、こ...全文を見る
○赤嶺委員 ワーキンググループの議事録はないということですか。発言の概要というのはちゃんと出されていますよね。
○赤嶺委員 この一連の、工事着工のあり方が科学的な正確さを欠いたままどんどん前に進んでいく、環境省はそれに対して、本当に環境保全はなされているんですかという意見書を出す、そういうことをめぐって環境の専門家の間から、内閣府のやり方は間違っている、こういう意見がどんどん起こっている、...全文を見る
○赤嶺委員 最後に、今の問題については環境省に対しても、あと一度、あと二度、環境省として意見書を出すぐらいの態度をとらなければ、内閣府の今のやり方では環境保全はできない、専門家を一人欠いても支障がないという大臣の認識のもとで泡瀬干潟の開発が進められているということを環境省にも強く...全文を見る
○赤嶺委員 済みません、答弁漏れです。沖縄県からの基地の問い合わせについてどう答えているんですか。
○赤嶺委員 終わります。
03月27日第156回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  イラクへのアメリカの武力攻撃が始まって最初に開かれる安保委員会でありますので、私もそのイラク問題について質問をしたいと思います。  小泉総理は、先日の本会議にアメリカの戦争について報告したわけですが、この中でこう述べておられま...全文を見る
○赤嶺委員 ブリクス委員長は、何回かにわたる安保理の報告の中でいろいろな報告をされております。政府は、そういう報告をお聞きになって、そして最後の機会を逸したと日本政府の独自の判断をお持ちであるわけですが、不可能だという根拠ですね、非常に私、これでは不鮮明だと思うんですよ。むしろ、...全文を見る
○赤嶺委員 私は、今の茂木副大臣の発言を聞いていて、国連のアナン事務総長並みの決めつけた答弁だなと思いますね。  最後の機会と言いますけれども、イラクが積極的、自主的に協力していると認めた国はどこもなかった、こう言いますけれども、最後の機会ということで申し上げますと、ブリクス委...全文を見る
○赤嶺委員 ブリクス委員長は、安保理への報告の中で、査察の結果について、これの評価は理事会で、安保理で決めることだ、自分はただ事実を積み上げて、その事実を報告するだけだ、このように役割を言っているんですよ。  今、茂木副大臣の答弁は、自分の都合のいいところとその役割とをまぜこぜ...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、十二年間査察をしてきて、一四四一で最後の機会を与えられた、これに基づいて査察が進められていた。そして、ブリクス委員長は、事実の積み上げの中であと数カ月あれば査察で評価を出すことができる、エルバラダイ事務局長も、完全な評価書を提出できると安保理に対して言うわけ...全文を見る
○赤嶺委員 今の外務大臣の答弁も、日本が国際社会の警察官なのかなというぐあいに受けとめられるような発言でありました。本当に、国連の中では、査察が不可能だと言っている国は皆さんだけだったということを指摘しておきたいと思います。  それで、査察が不可能だと言ったところにとどまらず、...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、国際法上の根拠を聞いているんです。国際法上の根拠はどこにあるんですか。
○赤嶺委員 憲章第七章と言われましたけれども、その憲章第七章を担保するものは、実際、具体的に何があるんですか、今度のイラクで。
○赤嶺委員 一四四一、六八七、六七八、この中に、政権転覆、どこに書いてありますか。
○赤嶺委員 第七章のもとで採択をされたら政権転覆までいくと。しかし、六七八、六八七、一四四一についての政権転覆の根拠、どこに書いてあるかと示したら、これは説明しないわけですね。どうなんですか。
○赤嶺委員 ですから、大量破壊兵器の解体と政権転覆は不離一体のもので、切り離せないものであるという認識を皆さんお持ちなんですよね、外務大臣。そういうことでしょう。
○赤嶺委員 文字どおりフセイン政権打倒、これなしには大量破壊兵器の廃棄はあり得ないという戦争を始めたことになるわけです。  それで私、十二年間の問題が出ましたので、六七八についてちょっと触れたいと思うんですが、これは御承知のとおり、クウェートからの撤退を求めたものであるわけです...全文を見る
○赤嶺委員 まさに、その地域の平和と安定というのはクウェートのことですよ。今イラクへの武力攻撃についてアラブ諸国がどういう対応をしているか、このことを見てもはっきりしていると思うんです。皆さんの解釈が非常に恣意的で、一方的だというのはそこにもあらわれていると思うんですよね。  ...全文を見る
○赤嶺委員 民間人への被害の状況について、いろいろ情報は持っているけれども確認はできない、こういうことなんですけれども、いずれにしても、民間人への被害の広がり、これについては、外務大臣、どうですか、女性の立場から。
○赤嶺委員 私が女性の立場と申し上げたのは少し沖縄戦がダブっておりまして、やはりあの中で、本当に沖縄の女性や子供やお年寄りの苦労というのをいつも聞かされているものですから、そういう発言になりました。  ただ、民間人への被害を最小限に抑えているという外務大臣の認識なんですけれども...全文を見る
○赤嶺委員 殺傷率が非常に高いわけですね。しかも、軍事施設をねらったとしても、そのクラスター爆弾の中にある子爆弾が周囲に飛び散る、そして不発弾として残る率も非常に高いわけですね。  私、アフガンの戦争のときにパキスタンに行きまして、クエッタにアフガン難民病院というところを調査に...全文を見る
○赤嶺委員 クラスター爆弾については、米海軍が記者会見でその使用を認めたものであります。  民間人への被害がこれだけ広がって、そしてバグダッドでの本格的な市街戦となったら民間人への被害がさらに広がる、取り返しのつかないような戦闘が行われて、そして民間人が命を失っていく。こういう...全文を見る
04月01日第156回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  国連憲章を踏みにじって始まったイラク戦争、長期化の様相を呈し、そして民間人の被害を拡大してきております。改めて、イラク戦争の即時中止と、日本政府がその戦争の支持をやめるということを要求いたしまして、質問に入っていきたいと思います...全文を見る
○赤嶺委員 私は今、テロの話をしているんじゃなくて、今度のイラク戦争に当たってキティーホークに自衛隊が軍事的な支援活動ができるのか、こういう質問だったんです。
○赤嶺委員 そうすると、アメリカの方はイラク戦争に対して各国に協力を訴えているわけですが、日本の場合も、アメリカから軍事的支援を求められた場合には、それは断るという理解でよろしいんでしょうか。
○赤嶺委員 それがやっていない、できないということは、小泉首相も武力行使は行わないんだということを何度も発言しておられるようですけれども、日本の憲法上の立場からいってそれはできないんだ、こういう理解でよろしいでしょうか、防衛庁長官。
○赤嶺委員 私の質問は、テロ特措法でキティーホークに軍事支援ができるかどうかという質問じゃなかったんですよ。できるかと求められてもそれはやらないんだなということだったんです。そこは大事なこととして改めて確認をしておきたかったということです。  それで、先週ですか、長官は記者会見...全文を見る
○赤嶺委員 今、支援対象国が拡大したのを、対テロ、アルカイダとの関係での答弁がありました。  それと一緒に、実施区域を縮小しておられます。この実施区域の縮小というのは、やはりイラクの開戦と大きなかかわりを持っている旨、防衛庁長官も記者会見で述べられておりますが、それはそういうこ...全文を見る
○赤嶺委員 その要件というのは、「現に戦闘行為が行われておらず、かつ、そこで実施される活動の期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる地域」、この要件に該当しない区域が出てきたということですね。つまり、戦闘地域が出てきた、こういう理解でよろしいですね。
○赤嶺委員 記者会見では長官は、確かに、その区域で、イラクによる攻撃の可能性ということで今度の要件に該当しない区域が説明されるというよりも、アメリカ、イギリスがオペレーションを行っているという点に着目をして今回の判断をしたと述べているわけですね。これはやはり、イラク戦争の開戦と重...全文を見る
○赤嶺委員 諸般の情勢ということで、私が言った点を含まれているつもりの御答弁だと思います。  それで、アフガニスタンの攻撃のときを思い出すのですが、当時、インド洋に展開していた空母から艦載機による空爆が行われました。駆逐艦から巡航ミサイルも発射されました。そうした行動が行われて...全文を見る
○赤嶺委員 今回、はっきり実施区域を縮小したと言っているわけですね、それは米英のオペレーションと深くかかわっているんだということを長官記者会見でも述べておられるわけですよ。  ですから、私が聞いたのは、当時、アフガニスタン攻撃の際にオペレーションが行われていた地域、それは、日本...全文を見る
○赤嶺委員 ちょっとしっかり答弁させていただきたいのですが、後半また聞こえなかったんですね。(発言する者あり)今いつも聞こえないという声も上がっておりますが、もうちょっときちんと、後半の部分でもしっかり、中谷防衛長官云々云々、むにゃむにゃむにゃということで、さっぱりわからないんで...全文を見る
○赤嶺委員 当時、今も答弁にもありましたけれども、テロ特措法の審議のときに、空爆を行うために空母から艦載機が飛び立っていく、あるいは駆逐艦からミサイルが発射される、そういう状況の中で、当時の議論というのは、人を殺傷しまたは物を破壊する行為が行われていないから戦闘地域には該当しない...全文を見る
○赤嶺委員 あなたの答弁が非常にあいまいだから改めて聞いているんですが、テロ特措法の議論のときに、戦闘地域について当時いろいろな国会答弁が行われていて、オペレーションが行われている地域でも、それは、人を殺傷しまたは物を破壊する行為は行われていないから、戦闘地域ではないという認識だ...全文を見る
○赤嶺委員 入っていなかった。当時戦闘地域には入っていなかったから、実施区域になっていたと。そうすると、今度は長官は記者会見では、オペレーションとのかかわりで実施区域から外していく、その外す理由は要件を満たさなくなったからだということを言っているわけですね。そこはどうなんですか。
○赤嶺委員 そうすると、実際は、テロ特措法の審議のときには、空爆を行うために艦載機が飛び立ったり、あるいは駆逐艦からミサイルが発射されたり、そういう状況であっても、人を殺傷しまたは物を破壊する行為が行われていないから戦闘地域に該当しないんだという答弁をさんざんしていたわけですね。...全文を見る
○赤嶺委員 では、実施区域に入っていたということですか、今の答弁は。さっきは入っていないということでしょう。今は入っているということですか。(西川政府参考人「いやいや、違います」と呼ぶ)今は入っていないということですね、入っていない。  そうすると、やはりそれは戦闘地域だという...全文を見る
○赤嶺委員 戦闘地域、国民には非常にわかりにくい議論。実際に今回、実施区域を縮小している、それは米英のオペレーションとの関係という流れ。当時は、対テロ戦争が始まったころは、その辺が非常にあいまいにされてきた。私は、戦闘地域というものについての国民への非常に不可解な疑問を皆さんが大...全文を見る
○赤嶺委員 イラクの戦闘地域で活動していた艦船が日本の支援実施区域にやってきた、そのときに支援実施区域ということで日本は給油支援ができるんですか、こういうことです。
○赤嶺委員 法制局長官の答弁も私も十分知った上で、こういうあいまいな議論がされていたということであります。  それで、今の、なぜイラクで展開している艦船が実施区域に戻ってきたときという質問をしたかということなんですが、もうあの海域というのは、今やアメリカ中央軍のもとで対イラク、...全文を見る
○赤嶺委員 政府の態度は、イラク戦争が始まる前から一貫しているんですよ。私は、例えば交換公文にしても、イラク戦争が始まる前の交換公文ですよ、その中身も知っております。  しかし、先ほどのように、情勢が緊迫している地域で、交換公文やテロ特措法に基づいて皆さんが給油支援活動をやった...全文を見る
○赤嶺委員 今の情勢のもとでは、そういう、お互いの信頼関係というだけでは、国民の感情からしてなかなか納得いかない。皆さんが国会の中でどういう答弁をするかというような話ではなくて、気持ちとしても、そういう説明には納得いかないものを感じるところです。  それで、さっき、給油支援対象...全文を見る
○赤嶺委員 その対テロ支援の給油をしている海域で、これまではアメリカの艦船も重要な役割を果たしていたと思うんですが、今の情勢のもとで、対テロで、特に対テロの中心的な活動は今日では海上阻止活動に移り、先ほど皆さんから御説明があったように阻止活動の地域も広がっているということになって...全文を見る
○赤嶺委員 私はアメリカの参加隻数を聞いたんですが、時間が来ましたので、もうまとめますけれども、アメリカの空母機動群がイラクにシフトして、そしてそういう空母機動群が減っているわけですね。補給艦も機動群に組み込まれてイラクにシフトをしている。そして、その結果、日本の給油支援対象国が...全文を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、日本共産党を代表して、防衛庁設置法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本法案は、防衛大綱、ガイドラインのもと、さらには自衛隊による対テロ戦争支援や有事法制の法制化など新たな情勢の展開を踏まえ、自衛隊の役割...全文を見る
04月02日第156回国会 衆議院 経済産業委員会 第10号
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○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、省エネ・リサイクル法及び石油特会法の一部改正案並びに発電用施設周辺地域整備法及び電源特会法の一部改正案に対する反対討論を行います。  反対理由の第一は、省エネ・リサイクル法、石油特会法改正案で新たにCDMなどを支援対象とすることです。 ...全文を見る
05月08日第156回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党衆議院議員の赤嶺政賢です。きょうは、参考人の先生方、大変ありがとうございました。  参考人の先生方のお話を伺っておりまして、新倉参考人の方から最初に戦後の大きな決意ということを申されました。そして、藤井参考人の方からは沖縄戦のお話がありました。私自身が沖縄...全文を見る
○赤嶺委員 どうもありがとうございました。  それで、再び新倉参考人にお伺いいたしますが、私は沖縄に住んでおりまして、沖縄の米軍基地の動きを観察していますと、やはりアメリカはアジアに対する警戒態勢を非常に強化しているなと。そこにアメリカの国益を守るという論理が結びついたときの沖...全文を見る
○赤嶺委員 最後の新倉参考人への質問なんですが、きょう配付された参考資料の中に、「国際刑事裁判所の設置による新しい人類史の始まりを歓迎する」というものが配られておりまして、その中で、国連憲章、憲法九条とのかかわりで刑事裁判所の意義が言われているわけですが、憲法九条や国連憲章、戦争...全文を見る
○赤嶺委員 どうもありがとうございました。  藤井参考人への質問も考えていたんですけれども、もう残り時間がなくなってしまいましたので割愛させていただきますが、ただ、先生が先ほどから述べられていた平和への思い、それが、沖縄戦で同僚を失った、私も、本当に戦争で被害に遭って見捨てられ...全文を見る
05月12日第156回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第8号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  沖縄に安保の見える丘という地域があります。嘉手納町にあるわけですが、沖縄にいると、日々安保と一緒に暮らしを余儀なくされているようなものであります。  そこで、この武力攻撃事態法案、これは中でも米軍の支援、これが中心になっていく...全文を見る
○赤嶺委員 私たちから見れば、米軍というのは、沖縄にとどまらず、在日米軍基地のあるすべての周辺地域においてそうなんですけれども、安保の目的達成にとどまらず、アメリカの国益のために、在日米軍基地を自由に、かつ効率的に、円滑に使っているわけですよ。そういう米軍にどんな支援をしていくの...全文を見る
○赤嶺委員 これは絶対に納得できないんですよ。枠組みは承認してください……(発言する者あり)まず、外務大臣の言い方でいけば、枠組みを承認してください、中身はこれから検討しますと言うけれども、実際、今声が上がりましたけれども、枠組みだってない。周辺事態法のときやテロ支援法のときには...全文を見る
○赤嶺委員 それじゃ官房長官、ちょっと答えてくれますか。
○赤嶺委員 今、官房長官、日米の問題だけではない、国民保護の問題もある、こうおっしゃいました。国民保護法制については、輪郭なりそれなりのことが、それでも、どんなことがその中に隠されているか全く見えませんけれども、それなりに出た。  ところが、この米軍支援については、この法案のど...全文を見る
○赤嶺委員 官房長官、今、我が国が武力攻撃を受けたときの話をしているんだ、このようにおっしゃいました。  しかし、この法案の中には武力攻撃予測事態があるわけですよね。武力攻撃予測事態になって自衛隊がどんな対米支援活動を行っていくのか、この中身さえ一切明らかになっていないんですよ...全文を見る
○赤嶺委員 官房長官の答弁というのは極めてあきれた話ですよ。予測事態のときにどんな米軍支援が考えられるかという質問は、反対の立場だからやっているんじゃありませんよ。多くの国民がそういうところを知りたがっているわけでしょう。全然答弁にもなっていないんですよ。  そこで、一つ具体的...全文を見る
○赤嶺委員 法律は通して、そして今後検討して、そのときに改めて国会に提案するといったって、それはだめですよ。武器弾薬の提供は予測の段階でできるかどうかということは、今度の武力攻撃事態法の審議の中でも極めて中心的な大事な問題ですよ。  周辺事態と武力攻撃予測の事態は併存をする。し...全文を見る
○赤嶺委員 防衛庁長官、武器弾薬の提供ができるかできないかというのは難しくて答えられないというのがあったんですが、そういうことですか、さっきの答弁は。
○赤嶺委員 そうすると、武器弾薬の提供というのは、提供できないという原則があるというわけじゃなくて、ケース・バイ・ケースで、予測事態で、いわば提供できるケースもあれば、できないケースもある、そういう答弁ということで理解してよろしいですか。
○赤嶺委員 本当に大事な問題を、議論を素通りして、とにかくプログラム法だから成立してから後審議をするんだといっても、これは納得いく問題じゃないんですよね。  例えば、周辺事態法の審議のときに、武器弾薬の提供が問題になっているんですよ。これは皆さん御存じです。そのときに、大森法制...全文を見る
○赤嶺委員 私は、今の石破防衛庁長官の答弁を聞きましたけれども、さっぱり中身が理解できません。ただ、皆さんが言っているのは、憲法上、憲法違反にならないようにやるというその結論だけであります。  場面が、周辺事態と武力攻撃予測事態と違うと言いました。まあ、テロ特措法は今わきに置い...全文を見る
○赤嶺委員 質問をして議論をすればするほど、憲法違反に重なっていくグレーゾーンというのは全く明らかにされていません。  それで、周辺事態法のときには、周辺事態法の法律の中では、憲法違反にわたらないように、基本原則の中で、「対応措置の実施は、武力による威嚇又は武力の行使に当たるも...全文を見る
○赤嶺委員 質問の意味がわからないと言うのでもう一度聞きますけれども、周辺事態のときにできなかったことは、しかし、武力攻撃予測事態になったときに、周辺事態と併存している場合、そういうときに、周辺事態にはできなかったことでもできることはこれからも出てくる、そういうことで、しかも、そ...全文を見る
○赤嶺委員 一切、何も明らかになりませんでした。  これで質問を終わります。
05月14日第156回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第10号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、日本共産党を代表し、有事関連三法案並びに与党三党・民主党提出の修正案に対し、反対の討論を行います。  本法案は、日本の平和と安全、憲法の平和原則にかかわる極めて重大な法案であります。昨夜、与党と民主党で修正合意したことに...全文を見る
○赤嶺委員 駆り立てるという法案の体系は何ら変わっていないのであります。だからこそ今も、陸海空労組や市民団体を初め多くの国民が反対し、日本弁護士連合会やマスコミ団体が反対声明を出し、自治体関係者から重大な懸念と不安が出されているのであります。国民の不安と疑念は何ら解消されていませ...全文を見る
05月16日第156回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、テロ特措法にかかわりまして、キティーホークへの間接給油問題、防衛庁は「キティホーク空母機動部隊への給油報道について」こういうペーパーをお出しになっておりますが、この問題の事実経過について伺っていきたいと思います。  ...全文を見る
○赤嶺委員 その確認の場合、日本側からアメリカ側に、文書でその確認の文書を送った事実はありますか。
○赤嶺委員 電話だということになるんでしょうけれども。  そこで、事実関係の大前提として、防衛庁の説明資料によると、今回の発言は、キティーホークの空母機動部隊司令官、モフィット司令官が発言した、こういうことになっているわけですね。  それで、防衛庁長官も御存じだと思うんですが...全文を見る
○赤嶺委員 私は、テロ特措法の目的に沿って我が国がどういう活動をしているかという検証は非常に大事でありますし、そういう意味では、事実関係を一つ一つきちんと押さえていくのも大変大事な検証作業だと思うんですよ。  それで、皆さんは今、モフィット司令官が発言をしている、こうおっしゃっ...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、アメリカ側に皆さんが確認したという作業で、モフィット司令官と言うと。しかし、現場で事実の一部始終を取材していた赤旗新聞の記者は、パーカー艦長だと報道し、なお、その取材の状況についてテープもある。客観的な資料ですよね。この客観的な資料と、皆さんがアメリカに問い...全文を見る
○赤嶺委員 皆さん、現場でモフィット司令官だと確認したわけじゃないんですよね。それから、アメリカに問い合わせた結果、そうですというのが国会への説明なんです。しかし、現場で、赤旗新聞の記者は単独で記者会見しインタビューしたわけではないんですよ。他社の質問も全部声として入っているんで...全文を見る
○赤嶺委員 極めて皆さんの事実確認のあり方があいまいだな、そして、ちょっとした、だれの発言かという基本的な事柄についてもまともに答えられない。答えられないけれども、だれが発言したかというのは客観的に証明できないまま、ペーパーでは、「イラク攻撃に従事していた同機動部隊の艦艇が海自か...全文を見る
○赤嶺委員 いつからこの不朽の自由作戦に参加したのか、いつまで参加したのか、そういう問い合わせはアメリカ側には行ったのですか。
○赤嶺委員 交換公文を結んでいたにもかかわらずいろいろなことが起こるから、事実関係の確認の仕方が大事だということを述べているわけであります。  それで、いつからいつまでやったという確認は行わない、これが皆さんの態度であるわけですね。そのこと自身、本当に国民にとって納得がいくもの...全文を見る
○赤嶺委員 交換公文を結んでいるからそれによって担保されているというのは、何度も聞かされてまいりました。しかし、次々新しい事態と展開が出てくるわけですね。  今度は、その複数の任務を持つ米軍の艦船に、では、それがテロ特措法を担保した給油であるということを確認するのは何かといえば...全文を見る
○赤嶺委員 私、伺ったのは、キティーホークが当時、対イラク作戦に展開する任務も持っていたと思うけれどもどうかという質問であります。これにも答えていただきたいと思います。  前段については、防衛庁長官のそういう答弁で納得させられるものではないということは明らかでありますけれども、...全文を見る
○赤嶺委員 当時の、長官もさっき紹介されましたホームページもそうですが、キティーホークが帰ってきたときの海軍の発表の中でも、キティーホークは二月十二日付で中央軍の責任地域に入るよう命令を受けたということをみずから明らかにしているわけですね。  それで、二月二十五日に二十万ガロン...全文を見る
○赤嶺委員 この問題について、あなた方の確認のあいまいさ、本当に納得できるものではありませんし、調査のし直しということを、この問題の事実関係についても調査をし直せということを要求しておきたいと思います。  それで、時間がありませんので次の問題に移りますが、沖縄の米軍基地です。 ...全文を見る
○赤嶺委員 今、環境省の答弁を聞いて驚きました。いわゆる現地技術調査というのは環境影響評価の調査ではないと。ということは、私は本当にゆゆしき問題だと思うんです。  皆さんのやろうとしている調査は、個体数の少ないジュゴンが生息している海域にやぐらを六十三本も建てて、環境団体の調査...全文を見る
05月30日第156回国会 衆議院 経済産業委員会 第19号
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○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、公益法人に係る改革を推進するための経済産業省関係法律の整備に関する法律案に対する反対討論を行います。  公益法人改革というなら、この間の国民的批判にこたえて、政官業癒着の解消、天下りの禁止、組織や事業、財務の健全性、透明性の確保などに役立...全文を見る
06月11日第156回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  外務大臣にまず伺いますが、けさの各紙を見てみますと、昨日、日米戦略対話が行われて、「在日米軍見直しも協議」という記事があります。「日米安保体制強化に関連して在日米軍の兵力構成見直しも協議し、沖縄の負担軽減が重要との認識を確認した。」「引...全文を見る
○赤嶺委員 アメリカが、この中長期の戦略対話において、ブッシュ政権が進めている軍の変革、再編、こういうことが最近頻繁に目につくわけですが、この軍の変革、再編というのは、ブッシュ政権はどんな方針でこれからやっていこうとしているんですか。
○赤嶺委員 そうすると、そういう米軍の新たな脅威、潜在的脅威、こういうものを認識して再編していこうという場合に、世界の米軍というのはこれからどんなふうに展開をしていくことになるんですか。
○赤嶺委員 ロサンゼルス・タイムズの中で、ダグラス・ファイス米国防次官、政策担当の発言として、すべてのものがすべての地域で移転されようとしている、これまでと同じであり続けるところは世界のどこにもないだろうと。恐らく中長期の米軍の再編を見通しての発言だろうと思うわけですが、つまり、...全文を見る
○赤嶺委員 きょう、私、五月三十一日のシンガポールでのウォルフォウィッツ米国防副長官の発言のメモを持ってまいりました。今、外務大臣がお答えになりましたように、「ウォルフォウィッツ米国防副長官は、米軍の態勢見直しをすすめる観点として、以下の三点を挙げている。」ということで、一、二が...全文を見る
○赤嶺委員 ロサンゼルス・タイムズは、まさに沖縄の海兵隊をオーストラリアにという報道も見受けられたわけですが、きのう、日米豪の三者の会談で、ここではやはりアメリカの新しい安全保障環境の変化に伴う米軍の再編成についても議論はされているわけですね。
○赤嶺委員 やはり、この地域への米軍の配置について関心のある三カ国が戦略的な対話をしたというぐあいに理解しておきたいと思うんですけれども、そういう中で、この間ずっとロサンゼルス・タイムズの報道は事実ではないということを、皆さん否定してきてまいりました。  否定している一方で、日...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣に伺いますけれども、私は、今現在、沖縄の米軍について検討しているかどうかというロサンゼルス・タイムズの記事の中身が事実であるかどうかを聞いているんじゃないんです。一方でそういう報道がある、一方で皆さんがそれを一生懸命否定される、もう一方では、新しい安全保障環境...全文を見る
○赤嶺委員 具体的に話が、対話が展開されている中で、一九九六年の日米安保共同宣言で言われた兵力構成の協議ということになったと、そこで出てくるのは、一つは日米安保体制の関係の強化という皆さんの姿勢と、それから海兵隊を沖縄から撤退、削減するという報道は事実ではないということしか見えて...全文を見る
○赤嶺委員 環境アセスのためのものではないわけですよね。これは環境省もそのように答弁している。ところが、皆さんは、一部提供するんだとか、環境アセスが効率的に進められるようにするためだとかと言っておりますが、そういう現地技術調査というやり方で、護岸構造の検討ということで、海の中に六...全文を見る
○赤嶺委員 環境アセスとは無関係な護岸構造の検討と称して、海の中にやぐらを建てるようなやり方、これは環境アセス法でも厳に戒められていることを皆さんやっている。しかし、閣議決定では、環境への影響を与えないようにするという決定もある、これさえ無視している。極めて乱暴な環境破壊の事実上...全文を見る
06月24日第156回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私も、金武町の女性に対する暴行致傷事件について伺いたいと思います。  先ほどからの論議を聞いておりまして、日米安保条約があるからだとかと、いろいろ外務大臣は答弁しておられますけれども、私、女性に対する暴行事件が起こるたびに、基...全文を見る
○赤嶺委員 私は、米軍の中にそもそも性犯罪について綱紀がないんだと。それで、皆さんは、綱紀粛正と、それしか繰り返さない。こういうところに大きなギャップがあると思うのです。こんな姿勢では再発防止は絶対に実現できないというぐあいに思います。  それで、九五年のこの問題についての刑事...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、日本側から起訴前の引き渡しを要求して、今までも要請をしてきているわけですけれども、アメリカ側が引き渡しを拒否してきた場合、これまでも何度もあったわけですね。その場合に、日本側から改めてアメリカに対して意見を述べて、再度要請することもできるんですか。
○赤嶺委員 この好意的配慮という、運用改善の中のその仕組みについても、大いに問題ありというのを感ぜざるを得ません。  それで、次に、同じく運用改善で進められてきている、特定の場合という問題についてちょっと聞いていきたいと思います。  九九年十一月の安保委員会において、当時の外...全文を見る
○赤嶺委員 協議内容で明らかにできない、その中で出ているのは被疑者の権利の問題だと、報道されていることのみに終始しておりますが、事ここに至ってもその協議内容を明らかにしないわけですね。  ただ、同時に、被疑者の権利の問題というのも、これは重大な内容を含んでいると思うんです。それ...全文を見る
○赤嶺委員 結局、運用改善の話し合いを進めてきたら、アメリカ側から被疑者の側の権利を主張されている、こんな構図なんですね。  皆さんが言っている運用改善が効果的だということどころか、どんどん日本の側が、主権にかかわって、譲歩をアメリカから迫られている。今後その成り行きは注目をし...全文を見る
○赤嶺委員 NATOと並べたというお話なんですけれども、外務大臣、この問題に関連して、沖縄が復帰した一九七二年に、外務省が日米地位協定の解説書を沖縄県に示しているんです。その解説書の中に、五項(c)がなぜ入ったかということを説明してあるんです。  それによると、(c)項というの...全文を見る
○赤嶺委員 もう時間がありませんので終わるわけですが、あくまでも、徹頭徹尾、地位協定も、そして綱紀粛正も、それから運用改善も、米兵を保護したい、こういう考え方に貫かれている。これで沖縄の不幸な事件の再発防止は絶対にできないと改めて強く申し上げまして、私の質問を終わります。
06月25日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私も、六月の十三日から二十一日まで、日本共産党調査団の一員としてイラクに調査に行ってまいりました。私は出身が沖縄県であります。あの沖縄戦の悲惨な体験者に囲まれて、それから、米軍の直接の占領当時、このもとで育ってまいりました。外国...全文を見る
○赤嶺委員 私、そういう方向の支援というのは本当に大事だと思うんですね。  それで、国連機関も、その国際社会の二、三日前の国際会議について期待を表明しておりました。日本の国力を生かした貢献というのは、当面の災害復旧にとどまらず、イラクの国づくりにも大いに役立てるようなそういう技...全文を見る
○赤嶺委員 それじゃ、総理、伺います。  人道支援、復興支援の面では今のような大いな可能性を持ちながら、しかし、今何でこの法律が問題になっているか、こういう分野の議論を排除したまま自衛隊がイラクの国に行く、こういうことになっているんですね。  私たちが行ったときに、ちょうどイ...全文を見る
○赤嶺委員 総理、私が聞いたのは、非戦闘地域があるかどうかということじゃないんです。主要な戦闘は終わったと言うけれども、いろいろな抵抗が残っているというきのうの答弁がありましたから、それではイラクには戦闘が行われている地域がまだあるわけですねと、こういうことですが、これはいかがで...全文を見る
○赤嶺委員 そういう戦闘地域があるわけですね。  先ほどからの議論で、野盗のたぐいがまだ残っているとか、それは日本の政党の野党のことを言っているんじゃないとか、そういうやりとりもありましたけれども、先ほどから出ていますマキャナン司令官は、五月二十九日の記者会見でこのように言って...全文を見る
○赤嶺委員 自衛隊がどこで活動するか、こういうことを聞いたんじゃないんですよ。自衛隊が非戦闘地域で活動するのかしないのかという話じゃないんです。この法律で言う安全確保支援活動というのは、バース党やフセイン政権の残党の掃討作戦を展開している米軍の安全確保活動、これに対する支援も行う...全文を見る
○赤嶺委員 自衛隊が向こうで、非戦闘地域で医療や輸送や、そういうことをやる。それは、輸送というのはだれのために、だれのためにというか、いわば米軍の、そういう砂漠のサソリ作戦とかと名づけられるような戦闘作戦に対して、物資を輸送したり兵員を輸送したり弾薬を輸送したりということをやる活...全文を見る
○赤嶺委員 武力の行使だとか武力行使活動との一体化とか、そんな話をしているんじゃないんです。実際にイラクに行ってみたら、米軍は砂漠のサソリ作戦と名づけるような掃討作戦を展開していた。自衛隊は、その米軍の掃討作戦などに対する支援活動もやるのかやらないのかということを聞いているんです...全文を見る
○赤嶺委員 話をそらしても、ごまかしてもだめですよ。戦闘地域に行くか行かないかじゃないんです。そういう米軍を支援するわけですね。弾薬の輸送は、イラクの国民の橋の建設のために持っていくんですか。そんなことじゃありませんでしょう。医療といったって、先ほど申し上げましたけれども、野戦病...全文を見る
○赤嶺委員 他国の武力行使と一体化することになるんじゃないか、私がそういう指摘をするんじゃないかと気にして、そういうところの答弁ばかりしているんですが、私が聞いているのはそういうことじゃないんです。  ですから、この法律に該当するようになれば、米軍がやっているあの砂漠のサソリ作...全文を見る
○赤嶺委員 総理、答弁をそらしておられます。戦闘地域で行っているのは安全確保活動ですよね。いわば安全確保活動の分野ですよ、戦闘地域で行っているのは。自衛隊は、私は安全確保活動をやるとは言っていませんよ、安全確保支援活動をやるんでしょう。  そうすると、アメリカがやっている砂漠の...全文を見る
○赤嶺委員 わかった、わかったと言うから本当にわかったのかと思ったら、何もわかっておられません。  総理、やはりイラクの現状を知らないからいろいろな言い方でごまかそうとしているんですが、例えば、非戦闘地域での安全確保活動というのは治安警察活動ですよ。これは、米軍が前面に躍り出て...全文を見る
○赤嶺委員 戦闘地域で展開をしている米軍に対して、非戦闘地域で、例えば米軍が燃料を入れに来ました。いや、あなたは戦闘地域で今戦闘を展開中ですから入れませんということでお断りするわけですか。
○赤嶺委員 該当するものとしないもの、つまり、米軍への支援活動は排除しないということだけは確認しておきたいと思います。同時に、これがこの法律に合致するということになれば、米軍の戦闘支援もできると。実は、やはり、私はここにこの法律の核心があると思うんですよ。  それで、次の質問に...全文を見る
○赤嶺委員 石破長官、私、質問の中で、だからアメリカの言いなりになっているということを言いましたか。言わないようなことまで、ゆがんだ答弁しないでくださいよ。  アメリカから情報をとる、主要な相手国はアメリカだということを認めました。この主要な情報を寄せるアメリカ。私、ヨルダンで...全文を見る
○赤嶺委員 防衛庁長官、テロ特措法のときから繰り返されてきた、アメリカのコンバットゾーンとは何かという、こんな概念の論争をしているんじゃないんです。  マキャナン司令官が記者から聞かれた問いはこれですよ。イラクにおいて非戦闘地域はあるのかと聞かれているんですよ。そのときの答えが...全文を見る
○赤嶺委員 派遣される自衛隊は、PKOのときよりも武装が重武装化されて行きます。非常に危険な地域に行くという認識があるからこそ武器使用の問題も出てきております。不意打ちを食らえば、不意の攻撃を食らえば、その武器を使って日本の自衛隊がイラク国民を殺すことになるかもしれない、あるいは...全文を見る
07月01日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。きょうは、参考人の先生方、本当に大変御苦労さまです。  最初に、松田参考人にお伺いいたしますけれども、今回の法案の前提になっております米英のイラク戦争について、特に国際法の専門家というお立場から、先生はどんな見解をお持ちでしょうか。...全文を見る
○赤嶺委員 それで、続いて松田参考人に伺います。  このようにして始まったイラク戦争、国際法に違反をしているということになっているわけですが、引き続いて米英によるイラクの占領が行われました。安保理決議一四八三をもって米英のイラク占領が正当化されたかのような議論もあります。安保理...全文を見る
○赤嶺委員 実は私も、日本共産党の調査団の一員としてイラクに行ってまいりました。極めて深刻な事態はやはり治安の問題でありました。それから、藤田参考人のお話にもありましたようなイラクの国民の持つ占領軍に対する敵意、これを痛切に感じてまいりました。  そこで、今、一四八三で占領軍当...全文を見る
○赤嶺委員 占領当局の権限、責任、義務について改めて御意見を伺いました。  そこで、そういう占領当局のもとに一四八三決議は各国に軍隊を派遣するように求めているのか。あるいは、その一四八三決議で軍隊を派遣するように求められていて、なお各国は応じなければならないのか。各国ということ...全文を見る
○赤嶺委員 今の松田参考人のお話と重なる質問になろうかと思いますけれども、いわゆる自衛隊がイラクに派遣された、そうすると、その法的な地位というんでしょうか、イラクの国民との関係で、先ほどレジスタンスというようなお話もありました。いわば、イラク国民の承認を受けない形で当局の受け入れ...全文を見る
○赤嶺委員 どうもありがとうございました。  もう時間がありませんので終わりますけれども、先ほど、藤田参考人の劣化ウラン弾のお話、大変興味深く伺いました。実は、私は沖縄県ですが、沖縄県の久米島でも、米軍が鳥島で劣化ウラン弾の射撃訓練をしまして、政府の見解は影響なし、調査結果は影...全文を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私も、今参考人として座っておられます我が党の緒方参議院議員を団長として、現地イラクに行ってまいりました。  そこで、いろいろ各党の調査団の報告を聞かせていただきまして、やはり人道復興支援、大変大きな課題があり、そして、日本政府...全文を見る
○赤嶺委員 組織的、計画的な襲撃でないという断定をなさいました。そして、まとめられ方は犯罪という言葉を使っておりますが、犯罪なのか襲撃なのか攻撃なのかというのは余り意味のないことだ、このように言われて、今、ここの調査報告の問題についてどう理解したらいいのかという気持ちなんですが、...全文を見る
○赤嶺委員 朝の参考人質疑の中でもこのことが参考人の方から陳述されまして、犯罪に類されるべきもの、そして民族、国民、異民族の支配に対する怒りに区分けされるものということで、かなり細かい参考人の専門的なお話もあったんですが、この点について、社民党の方はどのように調査して感じておられ...全文を見る
○赤嶺委員 緒方参考人にも同じような質問をしたいと思うんですが、私たちが向こうで見たことを犯罪ということで一くくりにまとめられるものであるのかどうか、あるいは、やはり異民族支配に対する感情、その点についても御意見をお願いします。
○赤嶺委員 私も、ある外国の大使館に行きまして、アメリカの占領統治のことを、イラク国民の気持ちを全くわかっていない統治のやり方だというぐあいに指摘しておられました。異民族の支配、これがイラク国民と占領当局との矛盾の根源にあるものです。そこの解決を抜きにして犯罪だけだというのは、余...全文を見る
○赤嶺委員 もう時間が来ましたので、同じ質問を民主党や日本共産党や社民党にも申し上げたかったんですが、時間がありません。  ただ、今の杉浦与党調査団長の報告を聞いていましても、非戦闘地域、戦闘地域の区分けはできるという確信を得られたかどうかという点については極めてあいまいであり...全文を見る
07月03日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第8号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、きょう、総理の出席のもとに締めくくり総括質疑をやって採決にまで行こうとしている、こういう審議のあり方に強く反対をしてまいりました。公聴会を開くべき。それから、各党が現地に調査団を送ったけれども、その調査報告は極めて政府の立...全文を見る
○赤嶺委員 それでは長官は、今、北部や北西部で活動しているフセインの残存勢力、これは国に準ずる者というぐあいに認識しておられるということでいいんですね。
○赤嶺委員 そういう地域的な限定はないと言いながら、一番活動している、地域で活動している勢力、これを国に準ずる者という認識もこれからの調査ということでありました。  それで次に、その国に準ずる者という点で、石破長官は、指揮命令系統、これをおっしゃっておりました。具体的にどんな指...全文を見る
○赤嶺委員 そのバース党の残党という場合に、例えば、今行方がわからなくなっているフセイン、フセインから指示が出ていることが指揮命令系統の前提になりますか。  それとも、それぞれ部隊が独立して活動しているという場面が十分に想定されております。その部隊部隊には部隊なりの指揮命令系統...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、そのいろいろな要素、先ほどからメルクマールという話もありましたけれども、いろいろな要素の中に、長官は、重要な要素として指揮命令系統というのが言われてきたんです。そして、フセインからの指揮命令というものはこれを要件とはしないと。  それじゃ、今イラクでは、部...全文を見る
○赤嶺委員 それじゃ、今活動しているこれらの部隊について、フセイン政権の再興を目指して活動しているというようなものは、どうやって我々は認識できますか、あるいは政府はどうやってそれを認識しますか。
○赤嶺委員 一たん設けた組織性、国際性、継続性というこの概念に基づいて現実に起こっているということを当てはめていく前に、やはり今イラクの現状はどうなっているかというところをきちんと精査して、そのことを国民に説明していくことが私は大事だと思っておるんです。  それで、例えば最近ア...全文を見る
○赤嶺委員 米国は、そういうアルカイダ勢力もいろいろ挙げ始めているわけです。  そこで、組織性、計画性について具体的に聞いていきたいんですが、この間は道路を走行している米軍の車両がロケット砲で襲われました。バグダッドでそういう事件が相次ぎました。こういう勢力のこういう攻撃という...全文を見る
○赤嶺委員 私、この間、民主党の末松委員のお話を興味深く聞いていたんですが、イラク人の国民性について、いわば散発的に攻撃をしかける、ある目的を持って散発的に攻撃をしかけるというのもイラクの戦術としてとり得るわけですよ。単なる散発的なものをもって偶発性と評価する、だから組織的、計画...全文を見る
○赤嶺委員 今までの防衛庁長官の答弁を聞いてみますと、とにかく、見分けは今の段階でつけられない、しかし、一つのメルクマールを持って臨むので、それは憲法違反にならないんだということがありました。  そこで、ただし、イラクでは、長官も答弁されているように、子供がにこにこ笑いながら近...全文を見る
○赤嶺委員 それが何で、武器の使用であって、応戦にならないという説明ができるんですか。
○赤嶺委員 武器の使用という場合に前提条件がついておりまして、その場合には、そういう身の危険を感じた場合には一度回避しなければいけないわけですよね。回避するということがあるわけです。しかし、回避するいとまがない場合に武器の使用に移っていくわけですよね。  そういう、回避するいと...全文を見る
○赤嶺委員 結局、皆さん方が考えておられる基準あるいはメルクマールと言われているものは、いざ現実にイラクに行ってみたら、それは武力の行使につながるような事態に巻き込まれ得る、したがって、そこにおいて野党はこぞってフィクションだと言っているんだということを申し上げまして、時間が来ま...全文を見る
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表し、イラク特措法に対し、反対の討論を行います。  本法案は、イラク国民の将来と世界の平和秩序、日本国憲法にかかわる重大法案であります。この間の審議で、国連憲章と国際法に照らし、米英によるイラク戦争とそれに続く軍事占領に正当性があるのか、法案の前...全文を見る
07月04日第156回国会 衆議院 本会議 第43号
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○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表し、自衛隊のイラク派兵法、軍事占領支援法に対し、反対の討論を行います。(拍手)  本法案は、政府の言うような、イラクの復興人道支援のための法案ではありません。米英が始めた無法なイラク戦争とそれに続く軍事占領に自衛隊を派兵し、日本が軍事占領に参...全文を見る
07月18日第156回国会 衆議院 外務委員会 第14号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  今、日米地位協定の見直しを求める世論が新たな広がりを見せています。せんだって、参議院の沖北委員会でも決議が上がりました。当委員会では既に以前に決議をされております。東京都議会でも決議されました。地位協定の見直しの運動がなぜ広がる...全文を見る
○赤嶺委員 非常に信じられない展開になっているわけですね。いわば、放火が出発点になって、凶悪犯罪、「その他」、それに放火が入るかどうか、そこに県民の関心が集まっていた。それを、四十五日以内の決着かと思ったら、いざふたをあけてみると、アメリカの側から司法制度の違いが持ち出されて、日...全文を見る
○赤嶺委員 アメリカ国内の手続もありましたのでそれはそれなりの期間を要していますから、外務省は、その点はもちろん知り得る立場にあるけれども、いつどのような形で運ぶのかは事前に知らされていなかったというのが今の御答弁でした。  私は、PCBという非常に危険な物質が日本の国内から運...全文を見る
○赤嶺委員 非常に危険な物質を運び出すのに、アメリカは、日米間の安全、環境問題についての合意があるので、事前の通知はないけれどもアメリカのことだからきっと守ってくれているだろう、これを信頼する、そういう世界の話、そういう答弁にしか聞こえないわけですね。  今、在日米軍基地に残っ...全文を見る
○赤嶺委員 数字がどんどん変化していくわけですが、それで、沖縄の米軍基地に、いわゆる基地ごとに、使用済みのPCBあるいは保管中のPCB、今時間がありませんので基地ごとには、質問後にペーパーでお願いしたいんですが、総量で沖縄にはどれだけ今残っているのか、この点についてお答えしていた...全文を見る
○赤嶺委員 二〇〇一年の資料では、沖縄で使用済みは三百六十トンなんですよ。さっき使用済みのものが大分ふえておりました。その三百六十トン、沖縄もふえるんですか、使用済みのものは。
○赤嶺委員 いわばこれだけ危険な物質を搬送するのに、日本政府の側が、具体的な中身、いつ運ばれるのか、どのぐらい運ばれるのか、このことについて明らかにできない、こういう状態が続いております。  それであと一つ、このPCBに関して、恩納村の自衛隊の駐屯基地に、在日米軍基地の返還跡地...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣、今の北米局長の答弁には地位協定の解決しがたい矛盾が含まれているんですよ。  私が聞いたのは、恩納村で見つかった、米軍基地の返還跡地から出たPCBというのは二種類あるんです。米軍基地を引き続き継続使用した自衛隊の基地の中から見つかりました。それがさっきのドラ...全文を見る
○赤嶺委員 もう時間がありませんので最後ですが、地位協定の現状、米軍の優先使用を認めている、このこと自身に抜本的なメスを入れなければやはり問題は解決しないということを強く申し上げまして、質問を終わります。
09月30日第157回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  私は、六月に、日本共産党の調査団の一員としてイラクに行きまして、さらに八月には、本委員会の調査団の一員としてイラク並びにアフガニスタンに行ってまいりました。  今でも非常に悔しい思いで思い出していますのは、イラクの国連特別代表デメロさ...全文を見る
○赤嶺委員 私は、アナン事務総長の演説全般について重要な問題提起があったかどうかを聞いているんじゃないんですよ、外務大臣に。  外務大臣は、私に聞かれた部分についての政府の見解は述べないで、アナン事務総長が演説全体の中で言ってきていることを、何となく国連改革だとかという形で言っ...全文を見る
○赤嶺委員 アナンさんはアナンさん自身の見解を述べたんじゃないんですよ。先ほど私が読み上げたところは、国連憲章第五十一条についての国連の普遍的な原則ですよ。その普遍的な原則の部分を述べた、これについては、そのとおりですねと。いわば五十一条は、攻撃された場合、固有の自衛の権利を持つ...全文を見る
○赤嶺委員 最初からそういう答弁をやればいいんですよ。わざわざ時間をむだ遣いして議論を混乱させている。聞かれたことに答えてください。  それで、先ほど外務大臣が引用したところです。国家は安保理での合意を待つ義務はなく、かわりに単独で、あるいは臨時の連合を組んで行動する権利を保持...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、あれですか、政府としては、国連の普遍的な原則である五十一条の問題や、あるいは国連の合意という普遍的な原則に対する挑戦的なことが存在しているということは認めるわけですね。そうでしょう。だから次のことを考えていこうという提案をしたと言っているわけですから、挑戦...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣、恥ずかしいですね。あなたも国連総会のその場にいたんでしょう。いて、あなたも演説しているわけですよ。  この挑戦がイラク戦争を示唆するものであるかもしれないと委員がおっしゃるのであれば、それは示唆するものではない、今の国際社会はアナンが言った国連の普遍的な原...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、あれですか、アナン事務総長はイラク戦争とは無関係にああいう国連演説をやったんだ、こういう理解ですか。もう一度聞かせてください。  全く関係ないんですか、イラク戦争とは。イラク戦争とは関係なしに、国連憲章五十一条や安全保障理事会の国連の合意という問題が今国...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、あなたのような外務大臣がいるから、国連でこういうことが問題になったんですよ。(発言する者あり)どうしてそうなるんだよといって、朝日新聞の社説でどう書いてあったか。「今年の演説で攻勢に出たのはアナン氏だった。国連の承認がなくても先制攻撃の権利があるという米国の論...全文を見る
○赤嶺委員 あなたは全然、答弁をそらしているのか、あるいは、アメリカの戦争が正義だと言うにはそういうごまかしをやらざるを得ないのか、どちらかわかりませんけれども、私がさっき聞いたのは、アメリカ国民とイギリス国民のイラク戦争への世論の変化であります。自国民でさえも、間違っているんじ...全文を見る
○赤嶺委員 そのCIAの中間報告が出たら、もう一度議論したいと思います。最終報告が出たら、さらに議論をしたいと思いますが、しかし、イラクの戦争前に査察委員会の委員長を務めたブリクスさんは、最近のインタビューに答えて、イラクが大量破壊兵器のほとんどを九一年の夏に廃棄したとの確信をま...全文を見る
○赤嶺委員 今の川口外務大臣の態度こそ、アナン事務総長が指摘した、国連が与える特別の正当性を必要なしに始めた戦争に大量破壊兵器がまだ見つかっていない今でもしがみついている、こういう国際的な孤立を深める日本外交、対米従属外交を直ちに改めて、そしてテロ法、イラク特措法も撤回することを...全文を見る
10月02日第157回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。皆さん、おはようございます。  きょうは、特例中の特例の委員会の開催の仕方として、この時間から臨んでおります。  それで、法案については後に討論の機会がありますので、そのときに私たちの党の立場を述べたいと思いまして、きょうはせっか...全文を見る
○赤嶺委員 今の長官の答弁を聞いていますと、鳥島というのは砂浜と岩場だ、演習するのに絶好の場所だ、こういうお話なんですけれども、確かに砂と岩場です。暮らしとかけ離れた絶海にある孤島ではなくて、久米島からわずか二十キロ離れて、眼下に見渡せる島であります。島の人々は、米軍の演習によっ...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、今回は初回だが、二回、三回はあり得るということですか。
○赤嶺委員 試験の性格からして、今後使うことも起こり得るということでございます。そうすると、鳥島は、今度の試験以外にも、自衛隊が適切な訓練ができるというぐあいに認識した場合には、今後、別の訓練、演習その他でも使うことがあり得ますか。
○赤嶺委員 久米島の鳥島に限らず沖縄の米軍が使っている沖縄県内での演習場、訓練場、こういうものの場所についても、自衛隊が今後必要であれば演習場として使うことはあり得る、こういうこともあり得ますか。
○赤嶺委員 日米共同訓練というのは非常に盛んになってきている。最近は、新しい軍事情勢に備えた新しい軍事機能の装備というものを皆さん一生懸命おっしゃっている。そういう中で、本当にここしかないという事態は、今後これまで以上に多くなるんじゃないかと私は想像するわけですが、この点はいかが...全文を見る
○赤嶺委員 より慎重に、より正確に判断するというのは、どんな場合にあっても、沖縄であってもなくても極めて当然のことです。ただ、そういう新しい軍事技術の進展に伴って新しい訓練というのは今後多くなる、そういう場合に沖縄の米軍基地の演習場を使う頻度も高くなる、そういうぐあいに私は懸念し...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、日本全国の問題として、沖縄の頻度も、その中で当然視野の外には外さないということですよね。言っている意味がわかりますか。どうぞ。
○赤嶺委員 除外しないということであります。  それで、今回のミサイルについてもうちょっと聞きたいんですが、ミサイルの国内での訓練というのは、安全確保の上から、短距離射程というんでしょうか、短射程というものについて行っている、中長射程のホーク、ペトリオットなどについてはアメリカ...全文を見る
○赤嶺委員 先ほどから、沖縄も特別に視野の外には置かないというお話もありましたが、私、この安保委員会でも何度も取り上げてきましたけれども、沖縄の米軍演習場というのは、例えば伊江島では、パラシュート降下訓練と称してコンクリートの塊が畑に落下してくる。物資投下訓練はせめてやめてほしい...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、理解を得られていない。これは町議会が決議を上げていますからね、これ以上の住民代表の意思の表明というのはないと思うんですよね。町議会だけではないですよ、漁協も来ておりますよね。沖縄県漁連からも来ておりませんか。これはどのように受けとめておりますか。
○赤嶺委員 私は、重く受けとめるのであれば、この議会の決議を尊重して、ミサイルの試験発射はここでは中止するというぐあいに態度を表明してほしいと思うんですよ。  大体、皆さんは沖縄で行われている米軍の演習について、訓練中止申し入れないんですから。訓練中止申し入れないという立場でし...全文を見る
○赤嶺委員 住民の理解が得られていない現段階での長官の答弁とは思えないような答弁であります。  大体、日本の独立と平和と安全とか、極東の平和と安全とかというのを、こういうのを沖縄県民が受け入れて基地の現状を容認したら、沖縄というのは成り立たないんですよ。そういう言葉のもとに、そ...全文を見る
○赤嶺委員 そういう態度であります。専門家の意見が、大体、人体に被害があるかどうかを、健康診断をしないで被害はない、そういう判断を下せる専門家がいるのであれば、これは本当に大した専門家だと私は思います。  それでは納得しないんですよ、住民は。しかも、米軍はその後も毎年その島での...全文を見る
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、防衛庁職員給与法一部改正案に対し、反対の討論を行います。  本法案は、一般職の国家公務員の例に準じて、裁判所職員や国会職員などと同様、特別職たる防衛庁職員の給与の改定を行うものであります。  人事院は、今年度の一般職国家公務員の給与につ...全文を見る
10月03日第157回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第5号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  今国際社会は、泥沼化したイラクの再建について真剣な検討を始め、そしていろいろな提案を行ってきております。一体どの道がイラクを泥沼化から再建していく道か、こういう議論が本当に求められていると思います。  私は、六月には日本共産党...全文を見る
○赤嶺委員 全く政府はこれに関心がないようであります。二月、三月の時点で私がこれを聞きましたら、イラク・ボディー・カウントの数字を答弁しておりました。きょうはその答弁さえ用意しておられないようであります。  イラク・ボディー・カウントの計算によりますと、最小でイラクの民間人の犠...全文を見る
○赤嶺委員 ギャラップ社の世論調査を取り上げてみても、バグダッドの市内を走り回っている米軍の戦車が減るわけじゃないんですよ。イラクの国民に米兵が向けている銃口、これがおろされるわけじゃないんですよ。極めて異常な日常がバグダッドで続いているんです。気がめいりそうだ、日本の外務省の職...全文を見る
○赤嶺委員 大変驚いたイラクの認識です。こういう政府がいるから、この間から開かれている国連総会でアナンさんなんかの演説があったと思うんですよ。  テロリストがイラクの社会を崩壊寸前に追い込んでいる、この間ロシアの外務省のホームページを見ました。そんなことちっとも書いてないですよ...全文を見る
○赤嶺委員 アメリカが、米英の占領をここに来てまで美化し、そして米英の占領行政とイラク国民が敵対している、矛盾しているという事実さえ認識できない。今、インドやパキスタンは、アメリカが軍隊を出してくれと言った、しかし、今のような占領の状態ではパキスタンもインドも軍隊は出せないと言っ...全文を見る
10月03日第157回国会 衆議院 本会議 第3号
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○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、テロ特措法の延長法案に反対の討論を行います。(拍手)  テロ特措法は、九・一一テロに対してアメリカが開始した報復戦争を支援するため自衛隊を海外に出動させるものであり、国際紛争を解決する手段としての武力の威嚇、武力の行使を否定した日本国憲...全文を見る
11月25日第158回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、イラク問題について絞って質問を行います。  これまで、総理と過去二回にわたってイラク問題を議論してまいりました。そのたびに、私は、イラクの泥沼化について指摘をしてまいりました。今やその泥沼化は一段と激しいものになっており...全文を見る
○赤嶺委員 総理、あなたは今の答弁の中で、共産党特有の考え方だ、こうおっしゃいながら、私が指摘した反米感情に基づくレジスタンス、それは一面としてあるだろうということを、また自分で繰り返しておられるんですね。私たちの特有の考え方じゃないんですよ。今、世界はそのことに大変懸念した思い...全文を見る
○赤嶺委員 米英軍の撤退について、国際社会で何と言われているか。米英軍は占領に責任を負うべきだ、だからといって、その占領がいわば正しい、正当性のあるものじゃないということを言っているんですよ。これは一四四一決議でも言っているわけでしょう。そういう立場ですよ、国際社会は。治安の維持...全文を見る
○赤嶺委員 米英軍の責任を認めています。米英軍の責任を認めているという意味です。  それで、例えば今、米英軍は無法な侵略戦争を始めたんですよ。イラクの社会を破壊したんですよ。そして、その治安の維持をやらなきゃいけない責任を国連から負わされているんです。しかし、治安の占領者として...全文を見る
○赤嶺委員 全然答えようとしていないんですよ。  それで、今国連がイラクには何の権限も持たされておりません。今アメリカが間違っているのは何か。占領者としての治安の責任を負う、こういうようなことではなくて、イラクを占領しよう、そしてイラクに将来も米軍基地を置こう、こういう流れがは...全文を見る
12月15日第158回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、基本計画の内容について、一つ一つ私の疑問を聞いていきたいというぐあいに思います。  それで、最初に、基本計画の中では飛行場名が挙げられております。クウェート国内の飛行場はもとより、バスラの飛行場、バグダッドの飛行場、バラド、...全文を見る
○赤嶺委員 想定をしているということであるわけですね。  それで、あと一点、基本計画の中で、自衛隊の情報収集だとかあるいは連絡調整を行う者、これがあります。バグダッドの連合軍司令部施設やイラクの国境周辺国あるいは湾岸諸国あるいは南東部あるいは空港間、これらの連絡調整を行うという...全文を見る
○赤嶺委員 では、この区域で自衛隊が活動をするということは基本計画で明確なんですが、非戦闘地域として想定しているということですね。
○赤嶺委員 そうなると、連絡調整を行う者の活動というのは、バグダッド空港の近くの連合軍司令部施設から例えばCPAに、例えば日本大使館に、こういう活動の区域になっていくわけですよね。そうなってくると、当然、バグダッドの市内も非戦闘地域というような設定をするのかどうか、いかがですか。
○赤嶺委員 ですから、実施要項の中に入れる、そういう範囲としてこれらの場所が出ているわけですけれども、非戦闘地域に指定するということは、当然想定しているからこういう場所が出ているということになるわけですね。     〔委員長退席、三原委員長代理着席〕
○赤嶺委員 今、いろいろ聞いてきて、四つの飛行場あるいは連絡調整に当たる者の活動の区域、これは、南東部、サマワの非戦闘地域であるかどうかという議論の前に、かなり広範囲なものが基本計画に書かれているなというようなことを認識することができました。  それで、今まで、非戦闘地域につい...全文を見る
○赤嶺委員 そういう場合というのは、これ、一番国民が知りたいところですよ。バグダッド飛行場ではミサイル攻撃が何度も繰り返されている、被弾もしている。そういう中にあって、何でこれが非戦闘地域といういわば想定がされるのか。一体どんな状況になればというところが一番具体的に知りたいところ...全文を見る
○赤嶺委員 今は、基本計画をつくり、そして実施要項をつくり、地域を指定して自衛隊を派遣する、こういう段階になってきているわけですね。  そうすると、国民はみんな、常識的に考えて、バグダッドで起こっているミサイル攻撃、航空機への攻撃、被爆、これについて、当然日本政府は独自の調査も...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、襲撃の可能性はあるけれども、否定できないけれども、そこが必ずしも、戦闘地域になるというような政府が考えている概念、これがそろっているわけではない、こういうことですね。皆さんが言う国または国に準ずる者であるかどうかわからない、ただ、襲撃の可能性は否定できない...全文を見る
○赤嶺委員 前、防衛庁長官はフセインの残党という中で、お家再興というような話も出ておりますけれども、今現在、フセイン政権の復活を目指した者だけがフセイン残党として国または国に準ずる者になるのであって、例えばフセインの残存勢力が米英の占領支配に反発をして攻撃している、これらについて...全文を見る
○赤嶺委員 私は、おなかがすいたものとは言っていないんですよ。フセイン政権の復興というんじゃなくて、いわゆる米英の占領支配に反発した人たちが、それにフセイン残党として抵抗している。これは国または国に準ずる者には入らないかどうかを聞いたんです。  そこで、もう一つ一緒に聞きますけ...全文を見る
○赤嶺委員 もう時間が来ていますので、まとめますけれども、今の質問を通して私が感じたのは、非常にイラクの国土の範囲が広く非戦闘地域として想定されようとしている。それから、国または国に準ずる者という規定においても非常に弾力性を持ってきたなというような感じがいたしました。これでは、皆...全文を見る