赤嶺政賢

あかみねせいけん

小選挙区(沖縄県第一区)選出
日本共産党
当選回数8回

赤嶺政賢の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月27日第159回国会 衆議院 本会議 第4号
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○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、総理に質問します。(拍手)  小泉内閣は、昨日、航空自衛隊に続き、陸上自衛隊本隊と海上自衛隊にイラク派遣命令を下しました。これは、今なお戦争状態にある外国に武装した自衛隊を派兵し、軍事占領支配の一翼を担うことを核心とするものであり、戦後...全文を見る
01月29日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  最初に、防衛庁長官にお聞きしたいんですが、二十六日の夕方、陸上自衛隊本隊の派遣命令を下しました。本隊派遣に当たっては、先遣隊から報告を受けて、それから、慎重の上にも慎重に検討して判断した、そういうことでいいんですね。
○赤嶺委員 慎重の上にも慎重に検討したということになっているわけですが、その検討の際には、現地の治安情勢や、あるいは自衛隊派遣に対する地元の反応、これは検討の中心課題に当然なると思います。  慎重な検討の際に、皆さんが特別委員会の理事会に出されました先遣隊の報告の文書、これは理...全文を見る
○赤嶺委員 慎重の上にも慎重な判断というのはそういうことだとお認めになりました。  ところが、その後、今私が読み上げた部分というのは、発言を防衛庁長官も総理大臣も撤回しているわけですね。撤回はしたわけですが、派遣決定に当たっては、サマワ市周辺の情勢あるいは治安については、「サマ...全文を見る
○赤嶺委員 野党の理事の皆さん、いいですか。
○赤嶺委員 この文書なんですが、実はこれ、一月の二十日に防衛庁運用局運用課が発信して、それから、一月の二十一日に外務省の安全保障課がさらにまた防衛庁に送り返した文書になっています。このペーパーの一番下の段に、防衛庁運用局運用課のファクス番号が書かれております。それから、上の方には...全文を見る
○赤嶺委員 今の防衛庁長官のお話だと、これまでも専門調査団が何度もサマワやイラクを調査しに行ったんだから、あらかじめそういう文書についてつくることはあり得ると。この文書がそうであるかどうかということじゃなくて、あり得るということはいいわけですね。それは、もうそういう知見も持ってい...全文を見る
○赤嶺委員 先遣隊の前にいろんな専門調査団が行っていたから知見は持っている。だから、それが当たっているかどうかを今度調べに行くというお話だったんですが、先遣隊というのは、本隊派遣の前に、防衛庁長官が答弁したように、慎重の上にも慎重の調査と判断のために行ったわけですよね。そして、総...全文を見る
○赤嶺委員 先遣隊の調査が、皆さん先遣隊を調査団として派遣するときには、華々しく、慎重の上にも慎重な調査と判断を行うと言って送ったわけですよ。このぐらい、自衛隊員の命が大事だ、一番自衛隊員の命を大事に考えているのは私だと防衛庁長官は言ったじゃないですか。そういう先遣隊の調査が、先...全文を見る
○赤嶺委員 今の長官の答弁では納得できません。委員長をして、ちゃんと理事会で検討してもらうようにお願いします。
○赤嶺委員 じゃ、しっかり調査して、事実であるかどうか確認してください。
○赤嶺委員 今の首藤議員の質問にかかわりまして、若干質疑を行いたいと思います。  先ほどの石破長官の答弁の中に、こういうくだりがあります。「私どもの先遣隊は、CPAを訪問し、今の方々と会談をし、さらに、その際にサマワの評議会の議長さんとも会談をしたということでございまして、私ど...全文を見る
○赤嶺委員 私は、先ほどの長官の答弁を紹介いたしまして、そのときに、御指摘は当たらない、虚偽に基づくことだという御指摘は私には当たらない、このように言いました。  先ほどの首藤議員へのあなたの答弁を聞いていると、これは虚偽であるかどうか十分に判断ができると思います。あなたはそれ...全文を見る
○赤嶺委員 私、何でこの問題を問題にするかといえば、皆さんの先遣隊の報告の土台になるものが次々崩れているからであります。  先ほども本会議で総理は、虚偽答弁を、その中身を撤回いたしました。今度の場合にも、明らかに石破防衛庁長官はこう言っているじゃないですか。その際にサマワの評議...全文を見る
○赤嶺委員 防衛庁長官、同じ答弁を繰り返してその場を逃れようと思ってごまかしてもだめですよ。これは、事柄は、先遣隊で派遣された方々が、自衛隊員の一人の命も殺させない、そういう決意を込めてどれだけ真剣に調査したかどうかにかかっている事柄じゃないですか。それを、先ほどから聞いていると...全文を見る
01月30日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第4号
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○赤嶺委員 きょうのこの冒頭の質問は、それこそ委員長が先ほど指摘されたように、大臣の答弁の不手際からこういう結果になっております。  そこで、端的に聞きたいんですが、防衛庁長官、きのうは、サマワの市民評議会の議長と会ったがいつの間にか議長代行になり、そして代表に、答弁が二転三転...全文を見る
○赤嶺委員 これは全然納得ができる話ではありません。  第一に、議長問題について言えば、明らかに議長と会っていないのに議長と会ったかのような報告書を出し、そしてその後、答弁が二転三転変わったというのは、これは虚偽ではありませんか。私は、それを虚偽ではないかと聞いているんです。そ...全文を見る
○赤嶺委員 今の二つの点、私は納得いきませんので、引き続き追及することを申し上げまして、質問を終わります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  私が昨日この委員会で示しました「最新のイラク情勢と陸自派遣の調整状況等について」、この文書についてですが、朝の防衛庁長官の答弁では、そういう文書のやりとりをすることはある、同時に、しかし、今、途中の文書は破棄されており、その文書の真偽を...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、この文書は、見ると明らかなんです。防衛庁と外務省が、先遣隊が今まさに現地調査を始めんとする一月二十日、二十一日にかけて、イラク情勢と陸自派遣の調整状況等についてやりとりした文書、いろいろ筆も入っていますから、意思形成過程の途中の文書ということが言えるかもしれま...全文を見る
○赤嶺委員 否定できない、明確な否定はしていないということだろうと思うんです。  それで、この二ページに、私、手元に持っているんですが、「サマーワを中心とする南東部」の、「派遣先地域及び周辺の情勢」とするくだりがあります。  そこの(イ)のところに、「襲撃等発生状況」とありま...全文を見る
○赤嶺委員 ムサンナ県が治安上安定しているかどうか、襲撃の件数というのは極めて重要な意味を国民にとっては持つんですよ。  この文書の中ではこう言っているんですね。「具体的な数字については対外公表不可。」今の防衛庁長官の態度と同じなんですね。「先遣隊が現地において公表可能な最新の...全文を見る
○赤嶺委員 戦闘が現に展開されている地域で、襲撃が絶対数がはるかに多いところで、ムサンナ県が比較的安定という、自分たちに都合のいい数字は説明するんですが、先遣隊は襲撃件数を何件つかんできたんですか。これはちゃんと言ってくださいよ。比較的安定を言うための数字の説明はいいですよ。
○赤嶺委員 もう、治安の安定について国民に説明しようとする姿勢が全く最初から放棄されていると言わざるを得ません。そして、都合のよい数字、比較的安定しているというぐあいに合致するようなそういう数字は出す。まさに、都合よく国民への報告をしているというような疑いは晴れません。  それ...全文を見る
○赤嶺委員 もうまさにスンニ・トライアングルの一角として襲撃が頻発している、ここに書かれている文書と認識は同じであります。  それで、そのバグダッドについてですが、今度の実施要項で、バグダッド飛行場を非戦闘地域、このように指定しているわけです。バグダッド飛行場というのは、これま...全文を見る
○赤嶺委員 本当にひどい答弁ですね。  小泉総理は、戦闘地域、非戦闘地域、私がわかるはずはない、こういう答弁を行って国民の批判を浴びました。そして、そのときは、今後、専門家による調査を行って明確にしていく、その根拠を明確にしていくということでありました。  今、いよいよ最終的...全文を見る
○赤嶺委員 周辺を指定しているわけではないという言い方で納得できるものじゃないですよ。だれの攻撃かわかりようがない、こんな話がありますか。今この時期、皆さんが明らかにするというこの時期じゃないですか。  サマワの陸上自衛隊の派遣の場所、サマワの治安状況についても昨日来大変な問題...全文を見る
○赤嶺委員 私、今の答弁、納得できません。  サマワの治安状況についても、あれだけずさんででたらめな先遣隊報告が出されて国会で問題になっている。きょう、バグダッド飛行場やモスルの問題を言ったら、軍事上の秘密でこんなのが出せるわけはないと。  では、この七月以来のこの国会での議...全文を見る
○赤嶺委員 これはしっかり理事会で協議をするよう強く求めます。  そこで、角度を変えて聞きますけれども、七月三日に、石破防衛庁長官は、バグダッド飛行場についてこういう答弁をしているんです。ちょっと議事録から抜き出してみました。防衛庁長官は、周りじゅうみんな戦闘地域である、その中...全文を見る
○赤嶺委員 七月三日、定かには覚えてないとおっしゃりながら、実際には、先ほど私が読み上げた中身を認められております。  ところが、総理は、この同じところでこう言っているんですよ。「バグダッド飛行場やバグダッドの連合軍司令部施設については、防護手段がとられた隔離された場所であり、...全文を見る
○赤嶺委員 本当にむちゃくちゃな答弁ですよ。バグダッドというのは、スンニ・トライアングルの一角として、本当に戦闘が今なお続いている状態。その一角にあるバグダッド飛行場が、米軍の強固な警護によって守られているから、攻撃が届かないだろうから非戦闘地域になるだろうと。  この総理の答...全文を見る
○赤嶺委員 総理、石破長官が七月三日に答弁したことについて私はるる先ほどから申し上げているわけですが、この中で、周りじゅうみんなが戦闘地域である、長官は最初にそう述べているんです。周りじゅうみんなが戦闘地域である、バグダッド市内、そうですよね。そして、その中で、アメリカ軍に守られ...全文を見る
○赤嶺委員 私、総理に聞いているんです。
○赤嶺委員 もう七月三日の答弁が、今回既に覆された。別の、全く反対の概念で非戦闘地域に設定するようなことを行っている。これで本当に、憲法が担保された派兵という政府の説明さえも成り立たないんじゃないかと思います。私はこの点についても納得がいきませんので、改めて資料の提出を求めておき...全文を見る
○赤嶺委員 結局そこでも、私たちは、今度の派兵が連合軍と一体となった活動だという指摘を続けてまいりましたが、今、勤務するということをお認めになりました。  どこから見ても憲法違反の自衛隊派兵は撤回すべきである、そして、私たちは、先遣隊のあいまいな報告は認められないということを申...全文を見る
02月09日第159回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  相次ぐ答弁の撤回、そして先遣隊の報告書の前に文書がつくられていた問題、いろいろ続いたわけですが、問題は、サマワの治安が安定しているという政府の見解です。政府は、どういう根拠に基づいて、サマワの治安は安定しているというぐあいにおっしゃって...全文を見る
○赤嶺委員 私、根拠を聞いているんですが、ずっといろんな調査を聞いているんじゃないんです、根拠を聞いているんです。
○赤嶺委員 「陸自派遣に伴う最新の現地治安情勢等について」の先遣隊報告の治安の安定の一番最初に、サマワの市評議会の実質的な機能がありました。今、外務大臣はその一番最初を省いてその根拠を説明しておりましたが、根拠の説明そのものが崩れていると言わざるを得ません。  そこで、評議会が...全文を見る
○赤嶺委員 私、支援が何一つできなくなっているんじゃないかということを質問したんじゃないんです。皆さんは、市評議会と連携してやるとか、あるいは「計画作成支援」に至っては、市評議会における整備計画作成に際してと。市評議会が整備計画を作成するわけですから、この説明は今の段階でどういう...全文を見る
○赤嶺委員 今の説明、全くむちゃくちゃですよ。  「市評議会等」と書いてあると。市評議会だけで書いてあったらそれは違うんだけれども、「等」と書いてあるから、「等」という中にいろいろ含まれているからこれで説明は十分だという話、全く通らないんじゃないですか、こんなの。後から取ってつ...全文を見る
○赤嶺委員 報道によりますと、バグダッド空港の施設内にも着弾したとあります。バグダッド空港の施設内にも着弾しておりますか。
○赤嶺委員 だれによる攻撃か、この点についてはいかがですか。
○赤嶺委員 調査中、調査中、判明していないという答弁の繰り返しなんですけれども、報道では、今回の攻撃を受けて、バグダッド国際空港への乗り入れは当面、見送る方針を固めた、このようにあります。この点はいかがですか。
○赤嶺委員 バグダッド空港の施設内にも着弾をしている、そして、今、いつから始めるかはまだ決めていないという御答弁だったんですが、諸要件をよく検討してという、答弁の中にありましたが、それは、バグダッド空港が非戦闘地域ではない、そういうことについても、そういう要件についても検討なさる...全文を見る
○赤嶺委員 それは、バグダッド空港が非戦闘地域でないという、あるいはあるという、その要件についても当然検討の対象にしていくわけですね。
○赤嶺委員 ですから質問しているんですよ。質問に答えていないじゃないですか。バグダッド飛行場が非戦闘地域であるかどうかの要件についても検討するんですねと。
○赤嶺委員 今の答弁は実施要項を決めたときの答弁と同じであります。  その後、今回の事故が起こりました。バグダッド空港の施設内に着弾をしている。そういう事件が起きた現時点に立って、自衛隊の活動上の要件について長官は検討するとおっしゃいましたが、その要件の中には、バグダッド空港が...全文を見る
○赤嶺委員 答弁が本当にはっきりしません。  法の趣旨にのっとって検討するというのであれば、これは当然、非戦闘地域であるかどうかという要件を満たしているかいないか、そのことも検討すべきじゃありませんか。それとも、そういう検討は対象から外しているということですか。もう一切非戦闘地...全文を見る
○赤嶺委員 結局、バグダッド空港を、非戦闘地域であるかどうかというこの要件についても再検討せざるを得ない、そういう状態が起こっていると思います。これは明らかに、実施要項で非戦闘地域という実施区域に決めたことと相反してくることにつながります。それはいかがですか。
○赤嶺委員 本当にむちゃくちゃな説明です。  この間私がイラク特で質問したことについて、バグダッド飛行場は非戦闘地域であるとする根拠の中に、長官はこう言っておりました。「外部からの侵入を防ぐため、防護手段により周囲を囲まれた一定の広さを有する隔離された場所である」と、バグダッド...全文を見る
○赤嶺委員 バグダッド空港内で活動するのは、航空機だけではなくて、連絡調整員も活動するわけですよね。既に連絡調整員が活動する飛行場の施設内に攻撃が加えられた。それについて、だれによる攻撃なのかわからない。そして、そのこと自身がもう、非戦闘地域であると皆さんが断定した根拠が崩れてい...全文を見る
02月10日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第5号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは運用局長も御出席していただいておりますので、いろいろなことを聞いていきたいと思います。  一月の二十六日に陸上自衛隊本隊の派遣命令が出されまして、二月下旬から三月にかけて、約四百四十人が相次いでイラクに派遣されると言わ...全文を見る
○赤嶺委員 北海道の部隊が朝霞と東富士で訓練を行うということはそういうことですね。それ以外の部隊も入っておりますか。
○赤嶺委員 東富士ではいつからいつまでどんな訓練、朝霞ではいつからいつまでどんな訓練を行うんですか。
○赤嶺委員 朝霞では、宿営地の警備、そういう訓練も行いますか。
○赤嶺委員 朝霞には都市型訓練施設があるやに聞いているんですが、その施設を使っての訓練も行いますか。
○赤嶺委員 答えられないんですか。(発言する者あり)
○赤嶺委員 わかりました。  それで、ここで訓練を行った部隊が全部イラクに派遣されるわけではなくて、この中から部隊を編成してイラクに派遣する、こういうことでいいんでしょうか。
○赤嶺委員 先ほどの答弁で、東富士では射撃訓練、それから朝霞の方では警備要領の訓練というお話がありました。  石破長官は、一月二十九日のイラク特別委員会で、「当然のことでありますけれども、警護というものを、警備というものを任務といたします部隊も含まれております。」と、今度の派遣...全文を見る
○赤嶺委員 警護という部隊もつくる、そして、今訓練を受けている隊員の中からそういう部隊も編成していくという理解をしておきたいと思います。  それで、警護を任務とする部隊というのは、現地で具体的にどういう活動を行うのですか。
○赤嶺委員 警備というのはどういうことですか。
○赤嶺委員 いわゆる警備と、いわゆるということをつけられてもなかなかよくわかりません。  クウェートからサマワに行く部隊に警備部隊がついていた、警護部隊がついていたということですが、それはどういう任務を帯びていたんですか。
○赤嶺委員 報道によりますと、これは見出しも幕僚監部明かすということで、抑止力を示す上でも、警備要員が約三分の一、施設部隊の中で占めていることを明らかにしたという報道があるんですが、今度サマワに派遣される自衛隊員の約三分の一は警備要員、警護部隊、このように考えてよいでしょうか。
○赤嶺委員 既に報道では出ているんですけれども。きょうも理事会で問題になったんですが、報道に出ていることさえ明らかにできませんという一点張りで情報公開しないという態度は納得できないですよ。  大体どのぐらいの比率ですか。
○赤嶺委員 この記事は署名入りの記事であります。書いている人は責任を持って書いた記事だろうと思うんですよ。  それで、具体的にサマワでの活動について聞きます。現地で部隊が移動する場合の想定であります。  給水というのは、宿営地内で給水をするというのと、それから、サマワの人々に...全文を見る
○赤嶺委員 私は規模のことを言っているんじゃなくて、活動の形態で、外に出ていく場合に、例えば車列を組んで行くことがあるだろうと思います。給水車が入る、これは間違いないことです。そういう給水車と、それ以外に、例えばどういう隊列を組んで行くという一つの形態、事例を聞いているのでありま...全文を見る
○赤嶺委員 私、バグダッドに行ったときに米軍の車列を目撃いたしました。前と後ろ、そこに警備の部隊があったわけですが、自衛隊も前と後ろに警備部隊がつくということでいいですか。
○赤嶺委員 実際の活動の中身について本当に知るすべがないという答弁に終始いたしました。  警備部隊がつくられるかどうかという点では、長い間の国会の議論の背景もあります。今後、毎週一回こういう議論が行われますので、きょうの議論の続きはまた次に回して、時間が来ましたので、終わりたい...全文を見る
02月18日第159回国会 衆議院 外務委員会北朝鮮による拉致及び核開発問題等に関する小委員会 第1号
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○赤嶺小委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私たちの党は、北朝鮮問題の解決に当たって、三つの大きな角度から取り組むべきだ、こう考えております。  第一が、あくまでも平和的、外交的手段によってこの問題を解決するという点です。  朝鮮半島での軍事的な衝突の危機、これは絶...全文を見る
○赤嶺小委員 そこで、今回の日朝間のハイレベル協議の問題で、政府のスタンスについて、今度は細田官房副長官にお伺いしたいんです。  今回のハイレベル協議というのは、拉致問題を含んで日朝間の諸懸案及び核問題について意見交換が行われ、かつ双方が日朝平壌宣言に基づいて諸懸案を解決する必...全文を見る
○赤嶺小委員 拉致と核ということですが、そこで具体的に、まず拉致問題について政府が示した対処方針というんでしょうか、これについてお伺いしたいんです。  私、報道でしか知りませんし、またきょうの議論でのいろいろな答弁を聞いてわかったこともありますが、今回の交渉に臨むに当たって政府...全文を見る
○赤嶺小委員 今回の政府間協議が実現する過程でさまざまなレベルの交渉があったということが報じられているわけですが、小泉総理は十二日の予算委員会で、拉致問題について、交渉は政府に窓口を一本化して行うと答弁しているわけですけれども、交渉の窓口の一本化について言及しているその意図という...全文を見る
○赤嶺小委員 拉致問題の最後に、これは日本国民にとって重大であると同時に、北朝鮮が国際社会で繰り返してきた国際的無法の一つとして国際社会にも問題を提起して、そして国際的な課題の一つとして取り組むべきであるし、また、それが北朝鮮を国際社会に復帰させる大きな突破口にもなっていく条件を...全文を見る
○赤嶺小委員 そこで、今回の会議で取り上げられた核の問題なんですが、薮中さんの報告では、核問題についても双方で意見交換を行ったと。核問題は、北朝鮮問題の中でも日本にとって非常に切実な問題であると思います。その場合に、軍事的な対応の応酬ではなくて話し合いで解決していくということが日...全文を見る
○赤嶺小委員 もう時間が来ましたけれども、その六者協議について、ちょっと私たちの立場もお話ししたいと思います。  今後の協議において、何よりも、前回の六者協議での一致点が大変重要だと考えています。  前回の六者協議のホスト総括で、「六者会合の参加者は、対話を通じて核問題を平和...全文を見る
02月18日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょう、この当委員会に、外務省が「イラクの治安情勢」という二枚紙を出されました。大変大事な出来事について触れていると思います。  二ページ目の四の項目に、二月十四日、十五日、イラク周辺国外相会議が開催された旨、記録をされております。そ...全文を見る
○赤嶺委員 私、今、このイラク周辺国会合の声明の中で注目すべき新しい点、つまり、国連の責任として占領国の占領を、早急に占領軍が撤退する状況を国連がつくり出すこと、ここに触れたものが、これは非常に大事なことでありまして、それが皆さんの要点に触れられていないのは残念なことであります。...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、私、この周辺国会合が今イラクの復興のために何を望んでいるのか、今回の声明によくあらわれていると言いました。一四八三で米英の占領という問題が定められ、そして一五一一で国連が中心的な役割を果たす上で、その決議に賛成をした諸国でも、なお、国連のかかわり方に対する米...全文を見る
○赤嶺委員 私が申し上げているのは、米英の占領当局、占領行政の枠組みの中で国連の役割の重要性を主張しても、これは世界の国々の信頼を得ることにはつながらないんです。国連にまず中心的な役割を与える、そして国連は米英占領軍の撤退の基盤と条件をつくり上げる、こういうことをこの周辺国の声明...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣は、本当に事態の深刻さを何も理解していないと思います。国連がそういう状態だからこそ、イラクの周辺国は、国連が中心的な役割をもっと果たしてほしいという要望が出ているのであって、そして今、米英占領軍が撤退する条件をつくる、基盤をつくる国際的な努力がどんなに大事であ...全文を見る
02月24日第159回国会 衆議院 外務委員会北朝鮮による拉致及び核開発問題等に関する小委員会 第2号
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○赤嶺小委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょう、本当に、御夫妻の発言をお伺いしながら、私も二人の娘を持つ立場ではありますが、生殺しと表現された不条理さに対する怒り、筆舌に尽くしがたい皆さんのお気持ち、痛いほど伝わってまいりました。  そこで、具体的な問題を質問した...全文を見る
○赤嶺小委員 私も拉致問題について、これは日本国民に対する重大な人権に対する侵害であり、そして許すことのできない国際犯罪で、日本の政府がその真相の究明を断固求めていくという立場が必要だと思います。それから、五人の御家族の帰国についても、その実現のために北朝鮮が誠意を持って対応する...全文を見る
○赤嶺小委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  今度は蓮池さんにお伺いをしたいんですが、北朝鮮のこの拉致事件というのは日朝間にとっても許すことのできない国際犯罪だ、こう考えています。厳重な処罰そして真相の解明が求められていると思いますが、北朝鮮はこれまで本当に国際的な無法を...全文を見る
02月26日第159回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  ただいま川内先生の、SACO合意は破綻したという、るる詳しい質問の中での解明がありました。全く同感であります。  やはり、一方でSACO合意の破綻があって、そしてもう一方で、先ほど川口大臣から説明がありました、二〇〇二年七月に...全文を見る
○赤嶺委員 埋め立てられる部分と一体不可分であると。  ところが、その護岸構造を検討するに当たって、それは環境アセスの中でやっていくのではなくて事前調査でやっていくんだという言い方で、環境に影響を与えるボーリング調査を進めようとしたわけですね。一体であれば、護岸構造も護岸の建設...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、なぜ今回、護岸構造の検討に当たって、環境アセスの中で調査をするのではなくて、皆さんは、環境アセス方法書の作成が始まる前にボーリング調査なるものを、六十三カ所も穴を掘って、サンゴやジュゴンや海草藻場に影響を与えるようなこういう事前調査をやろうとしているんですか...全文を見る
○赤嶺委員 その海域の地質、地形であれば文献でもまとめられておりますし、既に防衛施設局は以前にも同種の調査をやっております。現地技術調査というならば、環境に影響を与えない、文献に基づく資料の整理だとかという方法があります。  何であえて環境に影響を与えるようなことを、専門家の助...全文を見る
○赤嶺委員 方法書の作成の中でも地形、地質の調査というのは出てくるんですよね。だから、環境アセス法で言う方法書を作成する前にこういう事前調査をやることは、事実上の、工事着工の既成事実を積み上げていくやり方だと指摘せざるを得ません。結局、SACO合意が破綻し、基本計画も破綻するとい...全文を見る
○赤嶺委員 それは、皆さんが専門家に対して、かくかくしかじかの質問事項の紙を送って回答をいただいたやり方だったのか、あるいは検討会議を持ったのか。あるいはまた、現場調査を専門家は行ったのか。そして、その専門家の氏名についても教えていただけますか。
○赤嶺委員 氏名は公表されておりませんが、専門家の回答の内容というのは非常に重要な中身になっています。  きょうは時間がありませんので、ジュゴンに絞りますけれども、このジュゴンについて、作業音がジュゴンに与える影響について、専門家は、聞きなれない音については驚くことがあるが、危...全文を見る
○赤嶺委員 その最も知見を有する方々が、音についての影響は定かではないが余り問題ないだろうという結論の出し方、これは、ジュゴンへの知見を持っていらっしゃる方々ですから、具体的な例示や具体的な根拠があると思うんですが、そういうのを求められていませんか。
○赤嶺委員 本当にこれで説明したことになるのかという疑問を禁じ得ません。  例えば、世界的にジュゴンに対して一番権威のあるという研究者がオーストラリアにいらっしゃいまして、マーシュさん。マーシュさんの出している定説は、ジュゴンは音に対しては敏感だ、このように指摘しているんですね...全文を見る
○赤嶺委員 結局、ジュゴンに与える影響を軽減するといいながら、専門家の回答の内容というのは、防衛施設局にとっていわば都合のよい答えばかりなんですね。異論、異説もあるけれども、その異論、異説について、根拠を持って説明することさえもしていない。  ですから、ある科学者団体がこう言っ...全文を見る
○赤嶺委員 私、きょう、泡瀬干潟の質問も用意して茂木大臣に伺う予定だったんですが、実は泡瀬干潟もいろいろな検討委員会が各種催されておりますが、専門家の発言の中身まで公開しているんです。そして、内閣府は、やはりそういう……
○赤嶺委員 専門家の議論を詳細に聞いていただいた方が環境への理解も得られるということで言っていますので、改めて、説明責任を防衛施設局が果たしていないということを指摘して、私の質問を終わります。
02月27日第159回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、きょうは沖縄の基地問題について質問をいたします。  アメリカ政府から、普天間基地の移設にかかわって、SACO最終報告の見直しの協議をしたい、こういう要請があったことが報道されました。要請があったかどうかについては、政府は...全文を見る
○赤嶺委員 普天間基地の深刻な実態、これは川口外務大臣も認識されていらっしゃると思います。一方で、アメリカは世界的な基地の再編成を進めており、日米間でも協議中でありますけれども、当然それには沖縄米軍基地も検討の対象に含まれます。  その再編協議に当たって、日本政府の基本姿勢とし...全文を見る
○赤嶺委員 その効率的な抑止力、あと一問聞きたいのですが、せんだって、政府は、ミサイル防衛の導入に際して、日本に対する着上陸侵攻の可能性が変化してきているということを指摘しております。そういう意味からいえば、効率的な抑止力というのも変化があり得るという理解でよろしいんでしょうか。
○赤嶺委員 つまり、安全保障環境というのは大いに変化してきているという認識を日米両政府は示してきたわけであります。  そういう中で、先ほど北米局長の、効率的な抑止力というのは侵略を思いとどまらせることになるんだというお話だと、やはり今の安全保障環境の変化の中で、当然在日米軍基地...全文を見る
○赤嶺委員 今、そこで、沖縄の人たち、県民の実態的な体験として、そういう抑止力の維持、安保条約の目的達成のための米軍基地の維持ということと負担の軽減が両立できるかどうかという疑問が大いにあるわけですね。負担の軽減というのをいいながら、SACO合意などでも負担の軽減は中途半端で、結...全文を見る
○赤嶺委員 五年以内の普天間基地の閉鎖を求めているんですね。SACO合意とは違う方向を宜野湾市民が求め始めたということであります。  なぜかといいますと、普天間基地の代替施設を移設するためには十八年かかる。あと十八年間も今の普天間基地の現状に宜野湾市民は我慢をしなければいけない...全文を見る
○赤嶺委員 それではだめだというのが宜野湾市の返還アクションプログラムなんですよ。だって五年以内ですから。皆さんのSACO合意の実施とは明らかに矛盾するわけですよね。つまり、我慢しなさいということですか。
○赤嶺委員 平成十一年のSACOの最終報告と平成十四年の基本計画の決定の中身は変わっております。平成十一年の際には、撤去可能な海上ヘリポートの建設でした。ところが、今つくられようとしているのは埋め立ての米軍基地の建設であります。  結局、このSACO合意で米軍基地の機能の維持と...全文を見る
03月02日第159回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  日米間の新租税条約についてですが、今までもるるお答えがありました。立場を変えて、やはり関心を持っている角度は同じでございますから、伺っていきたいと思います。  ことしの二月二十五日のアメリカの上院外交委員会で、アメリカの財務省...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、この新しい条約では、配当について、持ち株比率が五〇%を超える親子会社の場合は免税にしたこと、あるいは特許使用料を免税にしたこと、特にこの二つの点、これがアメリカの目指す租税条約の方向に合致している。だから、この日米の間の企業の進出、今までも議論をされております...全文を見る
○赤嶺委員 そこで、特許使用料を免税にしたということ、これは日本にとって私はやはり重大じゃないかなというぐあいに思います。  例えば、読売新聞でも、こう書かれておりました。米国企業は世界各国に知的財産権を有しており、日米の知的財産権の使用料は、特許大国米国側の受け取り超となって...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、日米間ではそういうことになると。しかし、いろいろ総合的な経済交流という場合に、いわば知的財産権の問題で日本がアメリカに対抗するということではなくて、今回の条約を締結した趣旨というのは、やはり中国やアジア各国に知的財産権の問題をどう浸透させていくか、そういう面...全文を見る
○赤嶺委員 こういうぐあいに理解していいわけですね。アメリカの財務省担当者も、いわばこの日米新租税条約を世界に広げていくのだ、このように言っています。日本政府も、今の御答弁にありましたように、既存の租税条約も含めて、この新租税協定を世界に広げていくという方針。これは今後そういう方...全文を見る
○赤嶺委員 この点で、先ほどの指摘もありましたけれども、各国間の経済発展は極めて不均等な面もあり、これが世界的なモデルになった場合にどういう問題が起きるか、さまざまな検討を必要としなければいけない分野だと思います。  そこで、先ほどの質問にもありましたが、条約の第十三条の三項の...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、新生銀行やリップルウッドの問題と、公的資金を投入し、なおかつその後莫大な利益を上げた企業について、やはり国民の批判が非常に強く、そして、そういう批判に対する一つの回答として、この源泉地課税、こういう条項を入れた、こう理解してよろしいですね。
○赤嶺委員 そのとおりだとすれば、これもさっきの議論ですが、いわばハゲタカファンドと呼ばれているような企業行動に対する国民の厳しい批判、これに配慮して、そして、やはり特殊的な、例外的措置として課税対象に加えたかのようになっているわけですが、では、なぜ五年なのか。つまり、五年を超え...全文を見る
○赤嶺委員 例外的な措置として設けはしてみたけれども、実効性においてはやはり抜け穴だらけというか、非常に国民の批判を免れないようなそういう事態、これは、今後も阻止するにはなかなかこの条約の規定ではうまくいかないなということを指摘しておきたいと思います。  それで、時間もありませ...全文を見る
03月02日第159回国会 衆議院 外務委員会北朝鮮による拉致及び核開発問題等に関する小委員会 第3号
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○赤嶺小委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  本日は、当委員会の質疑のために遠く韓国からおいでいただいたことに心から感謝を申し上げるとともに、先ほどの皆さんの御報告、筆舌に尽くしがたい体験、こういう気持ちが痛いほど伝わってまいりました。  私たち日本共産党は、かなり以前...全文を見る
03月02日第159回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
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○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  今、有明海の方には、「よみがえれ!有明海訴訟」弁護団というものが結成をされております。有明海の再生を願って、弁護団、市民、何よりも漁民の皆さんが必死に頑張っておられます。それで、きょうの分科会には、その「よみがえれ!有明海訴訟...全文を見る
○赤嶺分科員 有明海の異変について解明をしていくというお考えの大臣の答弁でございました。  そこで伺いますけれども、この原因の解明、これが緊急に求められている課題だと思うんです。その解明のために避けて通れないのが中長期開門調査だと考えております。二〇〇一年の十二月に有明海ノリ不...全文を見る
○赤嶺分科員 今私が伺いましたのは、そのいろいろな経過はいいですよ。専門家の方々が、有明海異変を解明するに当たって開門調査はその検証に役立つと言われた、そういう見解に農水大臣は同意できるわけですね。
○赤嶺分科員 役立つかどうかという話なんです。役立つという認識があるから開門調査をやるかどうか検討しているわけですよね。そうじゃないですか。経過はいいです、大臣、経過はいいですから。
○赤嶺分科員 開門調査というのは、有明海異変を解明するに当たって大変大事な検証の場になると思うんです。  そこで、皆さんが先ほどから出している検討会議、ノリ第三者委員会が開門調査は有明海異変の検証に役立つとした後、検討会議を二〇〇三年三月に設置しました。衆議院、参議院でもその設...全文を見る
○赤嶺分科員 ノリ第三者委員会の見解と検討会議の見解は明らかに異なると思うんです。いかがですか。
○赤嶺分科員 このノリ第三者委員会が客観的な立場から有明海の再生に対して真摯な提案を行ったら、農水省においてこれは判断するといって、農水省の官僚OBが集まって第三者委員会とは異なるような見解を出している、こういう流れであります。  それで私、その検討会議の報告をもうちょっと皆さ...全文を見る
○赤嶺分科員 その六百三十億円の根拠について示してほしいということを、去年の暮れから私、求めてまいりました。ところが、農水省の返事はその資料を持っていないということで、ようやく二月二十七日まで提出しなかったという経過があるわけですね。いわば、六百三十億円というようなのは、根拠を持...全文を見る
○赤嶺分科員 大臣、皆さんが開いていた検討会議というのを、私たちはその検討会議全体を傍聴もしたり議事録も検討したりしてみました。検討会議の中では、六百三十億円というのは、紙っぺら一枚が出されて、本気の検討というのは何もなされていないんですよ。中長期開門調査をしたらこれだけかかるぞ...全文を見る
○赤嶺分科員 検討会議の数字というのは、私は、中長期開門調査はできないという結論をこじつけるために出したとあれば、これは絶対に許せない話だと思います。  仮に、開門調査をして漁業補償が必要になる事態が考えられても、短期開門調査では六千万円でありました。そういう数字の比較からして...全文を見る
○赤嶺分科員 中長期開門調査をやるべきだという沿岸自治体の意見書について、これは今、私、答弁の聞き間違いであればお許しいただきたいんですが、困難だというお答えでしたか。
○赤嶺分科員 まさに、費用対効果というのは、先ほどの六百三十億円の話というぐあいに理解してよろしいんですか。
○赤嶺分科員 私、今の大臣の答弁、本当に情けないと思いますよ。今、有明海異変で漁民の方々は、ノリの収穫期にあるにもかかわらず、ことしもノリは不作だ、もうこれ以上ノリの養殖を続けても漁業はやっていけないということで、支柱を撤去し出しているんですよ。この人たちが自分の漁業に希望を託す...全文を見る
○赤嶺分科員 私、この問題、引き続きこれからも追及していきますけれども、もう一つ、現場に行って農水省がけしからぬと思いましたのは、中長期開門調査をやるかどうかということで検討している間に、工事は再開して着々と進んでいる。工事を完成したら結局開門調査ということも困難になるような既成...全文を見る
○赤嶺分科員 終わります。
03月03日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第7号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、占領軍に対する攻撃、これらの問題について伺っていきたいと思います。  フセイン元大統領が拘束をされて二カ月以上たつわけですが、占領軍に対する攻撃は一向におさまる兆しを見せておりません。外務省の報告でも、今後とも治安状...全文を見る
○赤嶺委員 新聞ではテロという言葉が躍っていたけれども、政府として厳密に検討してみたら、なかなかそう簡単に定義づけられるものではないという御答弁でした。  そこで、二月の三日と五日にバグダッド飛行場で、ロケット弾や迫撃砲による攻撃がありました。それはいわゆる自爆テロという手法は...全文を見る
○赤嶺委員 今二つの点について聞いたんですが、にもかかわらず、外務省の情勢認識、治安情勢の報告になると、テロは継続しておりという書き方が出てくるわけですね。しかし、ナシリヤについてもかなりの調査を政府は行っております。バグダッド飛行場についても、石破防衛庁長官は、これは鋭意調査を...全文を見る
○赤嶺委員 政府が鋭意調査を重ねても断定することは難しい、こういう御答弁でした。  それで、別の角度から伺いますけれども、例えば当委員会に対しても、米軍などによる掃討作戦は継続されているという報告があります。米軍はこうした掃討作戦で拘束した者を法的にはどういう地位を持つ者として...全文を見る
○赤嶺委員 発表されていないということでありましたが、サンチェス司令官が一月二十九日バグダッドで記者会見をしまして、まさに今私が尋ねたようなことと同じ中身を尋ねられまして、そこで答えているのは、問いは、多くのイラク軍兵士が拘禁され、その家族は、裁判にかけられたのか、どこかに拘束さ...全文を見る
○赤嶺委員 そういうことだと思います。  相手が国または国に準ずる者であろうがなかろうが、この法案に定められた武器使用の権限が変わるわけではございませんということも言っております。  それで私、やはり今イラクで起こっている事態が、単純にテロということでは片づけられない。イラク...全文を見る
○赤嶺委員 私、さっき、九一年の工藤法制局長官の答弁と現在の答弁に明らかに違いが出ているということを申し上げましたが、理事会においても、これらについて精査して検討していただきますようお願いをして、質問を終わります。よろしいでしょうか、理事会での検討は。よろしいですね。
○赤嶺委員 いや、納得しないものですから。
03月10日第159回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、日米新租税条約についての反対討論を行います。  新租税条約の中心点は、配当について持ち株五〇%以上の親子関係にある場合は免税し、さらに特許使用料についても免税したことであります。  配当も使用料も源泉地国の経済活動がなければ発生しない所...全文を見る
03月11日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第8号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。きょうは、航空自衛隊による輸送が始まったわけですが、この点についてお伺いをしていきたいと思います。  先ほどの防衛庁の報告によりますと、「イラク国内の各飛行場の安全性や輸送ニーズ等を慎重に勘案した結果、三月三日、クウェート国内の飛行...全文を見る
○赤嶺委員 ペルシャ湾の沿岸国で連絡調整員が行った、その場合に、C130機が飛ぶ場合に、当然、航空管制を受ける必要が出てくるわけですね。これは出てくる。今回の任務を実行するに当たって、これはどこの管制を受けて飛行したのか。あるいは、中央軍の担当地域二十五カ国の航空作戦についてはす...全文を見る
○赤嶺委員 私、きのうの理事会でも指摘をしたんですけれども、例えば、今回、タリル飛行場というのは、きのうの理事会に出した防衛庁の文書の中には飛行場名がなかったんです。なかったんですが、もうアメリカのホームページの中にはちゃんと出ているわけですよ、日本の自衛隊がタリル飛行場に運んだ...全文を見る
○赤嶺委員 しかるべき管制を受けて飛んだというわけですから、どこの管制を受けて飛んだんですかということを聞いているんですよ。それを答えられないというのは、相手国との関係があると言うんですけれども、本当に相手国との関係があって答えられないんですか。答えられるんじゃないですか。
○赤嶺委員 これも、カタールの米軍司令部が中央軍の担当地域全体の航空作戦の指揮管制を行っていることは、ホームページで明らかにしているんですよ、相手国相手国と言いますけれども。  米軍のホームページを見ますと、司令部の任務は、一、イラクのCJTF7、アフガニスタンのCJTF180...全文を見る
○赤嶺委員 それで何で先ほど答えられないんですか。どこの管制を受けて飛んだのかということをホームページで公開している。アメリカとの関係も何もないじゃないですか。わかっていることさえ隠そうとしていること自身が疑惑を生むと思いますよ。ちゃんと答えてください、先ほどの質問に。
○赤嶺委員 本当に、防衛庁長官は何が言いたいのか、理解ができません。  例えば、この件に関して統幕議長は記者会見をやっているんですよ。この記者会見、確認しておりますか。
○赤嶺委員 記者会見でこういうことを言っているんです。中央軍に調整の部署があるわけですから、そこで一元的にイラクの航空運航に関しては統制しているわけです。物資の内容あるいは行き先等の調整がそこで全部できるということです。質問として、司令部とおっしゃっているのはカタールの中央軍の前...全文を見る
○赤嶺委員 つまりコアリションだと。それで、カタールの一元的な統制を受けて輸送任務を実行した、こういうことだろうと思うんですね。それを最初から長官が答えてくれれば長引かなくてよかったんですが、それはそういうことだと思います。  そこで、次に聞きたいんですけれども、この間、こうい...全文を見る
○赤嶺委員 ですが、実際に航空輸送が始まって、ニーズの実態が皆さんだんだん掌握できたと思うんです。それらについて報告してください。
○赤嶺委員 人道支援以外のニーズも当然あるわけですね。
○赤嶺委員 ここで、こういう報道が出ているわけです。これは、報道に限らず実態がそうなんですけれども、現地の連合軍が部隊の交代時期を迎えていると。沖縄からも海兵隊が三千人イラクに向かいました。そういう時期であるだけに、兵員輸送のニーズが相当あると伝えられているわけですね。  一月...全文を見る
○赤嶺委員 コアリションにおける兵員輸送のニーズ、これを日本の航空自衛隊が引き受ける、そういうこともあり得るわけですよね。
○赤嶺委員 実際に航空自衛隊の輸送が始まって、開店休業という報道なんかが出たりするとニーズがなくなるのかなという向きもあるようですが、実際には、やはり今大臣がおっしゃられたようなニーズも出てくるということでありました。  それで、カタールの米軍司令部がニュースを出しているんです...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
03月12日第159回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、沖縄県の金武町のキャンプ・ハンセンでの都市型戦闘訓練施設建設について伺っていきたいと思います。  場所は、キャンプ・ハンセンのレンジ4という場所です。そもそも、このレンジ4は、これまでも隣接している金武町伊芸区にある海兵隊の...全文を見る
○赤嶺委員 九五年、ひそかにつくられていた都市型戦闘訓練施設の機能に加えて、キャンプ・ハンセン、シュワブのものも効率的にまとめていくといいますから、これはまたレンジ4の付近の伊芸区の皆さんにとっては基地の機能強化につながると思うんですが、効率的に一緒に使うことによって、どんな機能...全文を見る
○赤嶺委員 今の説明を聞いて、ますますこれは基地の機能強化じゃないかというぐあいなことを感じます。  そこで、レンジ4は、海兵隊の射撃訓練場ですよね。都市型戦闘訓練施設というのは、陸軍のどこの部隊が使うんですか。そして、海兵隊も使うことがあるんですか。さらに、海兵隊は、そこで行...全文を見る
○赤嶺委員 その中距離砲弾を使っての海兵隊の訓練はどこでやるのか、そしてレンジ4を使っての小火器の海兵隊の訓練は引き続きやるのか、この点いかがですか。
○赤嶺委員 中距離火器を使っての訓練というのは、県内のどこかのレンジあるいは金武町のどこかのレンジを使って引き続きやるということでいいんですね。
○赤嶺委員 私は明確にすべきだと思うんです。今後、その中距離火器を使ってどこでやるか、それによって、皆さんが言う安全というのがどうなのかという検証がされると思うんです。  きょうはもう時間ありませんので、レンジ4につくる問題に限って伺いますが、皆さんの答弁を読んでいますと、一九...全文を見る
○赤嶺委員 レンジ21のかわりの施設を当時はどこの場所につくるかという検討がされていて、そのかわりの場所にもつくりませんという合意なんですよ、そのときの約束は。レンジ21につくりませんという話じゃないんです。レンジ21は撤去します、同時にかわりの施設もつくりません、これが日米間の...全文を見る
○赤嶺委員 半世紀にわたって安全に対する妥当な配慮を一度もとってこなかった地域にこういう建設をすることは絶対に許されないということを申し上げて、私の質問を終わります。
03月16日第159回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、在外公館の位置名称外務公務員の給与法の審議ということになっておりますが、最初に外務公務員の給与法についてお尋ねいたします。  在外基本手当の基準額の改定について伺いたいと思います。  今回、為替、物価の変動等により...全文を見る
○赤嶺委員 今の点は理解できました。  そこで、ちょっと外交問題についてお伺いいたしますが、日本の政府は外交の中心に日米外交を置いておられます。その日米外交の中心が沖縄問題であり、そしてSACO合意の問題です。そのSACO合意の問題について、特にきょうは北部訓練場のヘリコプター...全文を見る
○赤嶺委員 学術的には非常に価値の高い自然を維持している、しかし自然保護法の担保が十分でない。それは、先ほど言ったように、国内の自然保護のもろもろの法律が適用されない地域を山原の森において抱えている、こういう認識は間違いではないわけですね。
○赤嶺委員 北部訓練場というのは、すべての面積を合わせますと七千五百十三ヘクタールです。SACOで返還が予定されている地域が三千九百八十七ヘクタールです。恐らく、四千ヘクタールではまだまだ小さいということは、北部訓練場全体の面積の返還が世界の自然遺産の登録の上で不可欠なものだ、こ...全文を見る
○赤嶺委員 現地調査は終わりました。二回目の調査が終わったわけですね、新しい候補地を見つけるために。  そこで、それの調査結果の公表はいつごろになりますか。
○赤嶺委員 調査は済んだけれども公表のめどは立っていないということでありましたが、今回の継続環境調査なるものは、第一回目の環境調査において、ヘリパッドの移設場所、七カ所の適当な場所が見つからなかった、みんな環境に重大な影響を与える場所だった。したがって、新しい候補地を探すというの...全文を見る
○赤嶺委員 新しい候補地を見つける調査と言いながら、前回の場所と重なったりしているところが多々あると。図も見せていただきましたが、何だこれは前回と同じ場所じゃないかと言われるようなところがありました。  防衛施設局としては、今度、前回と変わらないような調査結果が出た場合、前回も...全文を見る
○赤嶺委員 では、今度の調査で場所は選定できるのではないかと、その根拠は何ですか。
○赤嶺委員 実に答弁に窮したような答弁が続いておりますが、この問題の明確な答えは、あなた方が、山原の貴重な自然に影響を与えない候補地があるかどうかなんです。そのためには、貴重種や固有種は見つかっていない、住んでいない、そういうところでなければいけないんです。  こういう世界自然...全文を見る
○赤嶺委員 SACOは着実には実施できない条件を抱えているということを指摘して、質問を終わらせていただきます。
03月18日第159回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは最初に、サイバー犯罪に関する条約についてお尋ねしたいと思います。  先ほどの質問でもいろんな角度から問いただされましたけれども、短い時間ではありますが、私も、疑問に思っていること、これらについて聞いていきたいと思います。  ...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、ほとんどのデータがその規定に入るということになりますね。
○赤嶺委員 捜査というところから入るとという説明がありましたが、特に滅失しやすくまたは改変されやすいデータ、コンピューターの中のデータというものはそういうたぐいですから、それはそれとして聞いておきたいと思います。  そこで、十九条において、コンピューターデータの捜索や押収の範囲...全文を見る
○赤嶺委員 次に移ります。  条約の二十条、二十一条ですが、通信記録のリアルタイムの収集と通信内容の傍受が規定されております。先ほどの質問にもありましたが、我が国の通信傍受法、この通信傍受法と条約二十条、二十一条の関係、これはどのようになっていますか。
○赤嶺委員 そういうところから、今回のサイバー犯罪を取り締まる条約、日弁連はこう言っております。取り締まりを急ぐ余り、刑事法の人権保障機能を危うくさせることがあってはならない、このように指摘しているわけですが、政府はこの指摘はどのように受けとめておりますか。
○赤嶺委員 質問を変えます。今度は、武力紛争と児童の権利保護ということで、外務大臣に伺いたいと思います。  今度の条約でもそうですが、どんな理由の戦争であれ、戦争は将来がある子供たちを含む多くの無辜の市民が犠牲にされます。  外務省が出しております人権人道課の報告を見たら、「...全文を見る
○赤嶺委員 私、この数年の体験から、クラスター爆弾や劣化ウラン弾による子供の犠牲、ここに焦点を当てて質問をしたつもりであります。それも、同盟国であるアメリカがそういう兵器を使うことによって子供を犠牲にしている、このことについて外務大臣はどう考えていますかということを聞いたんです。
○赤嶺委員 もう時間が終了いたしましたが、実は私、ついせんだって、バスラの、イラクの病院のお医者さんと話し合う機会がありました。バスラでは、湾岸戦争後本当に劣化ウラン弾の被害が明らかに出ている。がんの死亡者が二十倍、先天性奇形児の出生率は七倍。  このように、放射能被害あるいは...全文を見る
03月25日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第9号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  先ほどから、志方参考人そして酒井参考人のお話を伺いながら、大変有意義な委員会の参考人審査になっているなということを感じながら、この場に立っております。  米英がイラクに戦争を開始した三月二十日か...全文を見る
○赤嶺委員 どうもありがとうございました。  そこの有志連合で亀裂が生じ、そういうもとで米英の占領が続き、そして今、イラクでは、基本法がつくられて、独立に向かっての一つの政治プログラムがスタートしております。  当委員会等で何度も問題になりましたが、イラク人が完全に主権を回復...全文を見る
○赤嶺委員 どうもありがとうございました。  最後の質問になろうかと思いますけれども、最近のアラブ首長国連邦の有力紙アルバヤンに書かれている記事を読んだのですが、「さらば友好的な日本人よ」という論説を目にすることができました。  日本がイラクの占領に参加することは、みずからを...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
03月26日第159回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  サイバー犯罪条約について反対の討論を行います。  サイバー犯罪は、国境を越え広範囲に影響を及ぼす特質があります。これに国際的に対処する枠組み、条約は必要であると考えます。  しかしながら、本条約は、捜査当局によるコンピューターデータ...全文を見る
03月31日第159回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  日米地位協定のもとでの日米交渉の第五回交渉が行われました。その中身が報道されているわけですが、三月二十四日及び二十五日に開催された外務省からの報告を見ますと、今回の交渉は充実したものになり、幾つかの点で重要な進展を見ることができた、一方...全文を見る
○赤嶺委員 全く何も明らかにならないんですね。そういうわけにいかないんじゃないですか。皆さん自身が、重要な進展があった、合意に至らない点があったということで、小分けして問題点を出しているわけですから、少なくとも、基本的な点は国民に明らかにすべきじゃないですか。
○赤嶺委員 去年の夏、確かに四回にわたる、日米間の地位協定のもとでの刑事裁判手続に関する交渉が行われています。それで、皆さんの外務省から出したペーパー、第一回から第四回まで読んでみましたら、今北米局長の答弁にもありましたように、日本の当局が行う取り調べにアメリカの関係者が同席する...全文を見る
○赤嶺委員 その他特定の場合がどういうときに当たるのか、このことについて、皆さん、運用改善が効果があると言ってきた以上、これについての責任は重大だと思いますし、過去四回、五回にわたる中で、県民が見えるような形でこれが協議されたというものが本当に今の答弁では見えてまいりません。 ...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、アメリカは、今度の、取り調べに対して立会人を認めたら、身柄の引き渡しについては無条件に行いますよ、こういうことになっているんですか。
○赤嶺委員 身柄の引き渡しについて、北米局長は極めて認識が足りないと思います。これまでも、事件が起きて、基地の中で米軍の手中にある米兵を、犯人を、身柄引き渡しを要求してもすぐには応じない、時間がかかる、そういうことについて県民がこれまでの歴史的な体験から本当に屈辱的な思いを持って...全文を見る
○赤嶺委員 未成年者の喫煙を減少させること、これもこの条約が要求しているわけですが、たばこ会社が未成年識別装置を取りつけて、これで本当に実効性があるのかどうか。やはり、たばこ会社に対しても、そこの利益奉仕という立場ではなくて、自動販売機の廃止に向けた取り組みというのを厳密にやって...全文を見る
○赤嶺委員 では、最後の質問です。  二〇〇一年のユネスコの第一回人類の口承及び無形遺産の傑作宣言、二〇〇三年の第二回の同宣言がなされているわけですけれども、宣言にとどめることなく、その条約の必要性、そして採択されるに至った経緯と議論、また、この宣言に基づいて日本は無形文化遺産...全文を見る
○赤嶺委員 きょうの審議をしてみても感ずることですが、条約審議は条約審議としてしっかり時間をとり、そして定例日においてまた一般質問を行うというのは当外務委員会において本当に必要なことだと思いますので、そういう方向を要望しつつ、私の質問を終わります。
03月31日第159回国会 衆議院 経済産業委員会 第6号
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○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、中小企業金融公庫法及び独立行政法人中小企業基盤整備機構法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  反対理由の第一は、本法案が、中小公庫がこれまで担ってきた中小企業向けの長期、固定、低利の融資支援という役割を縮小、後退させるもの...全文を見る
04月01日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第10号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  昨年の三月二十日、アメリカのイラク侵攻が起こりまして、ちょうど一年を過ぎたところです。それで、よく、この戦争はテロとの闘いだ、このように言われてまいりました。そのテロとの闘いで、アメリカ政府の内部で、文字どおりテロ対策担当の大統領特別顧...全文を見る
○赤嶺委員 やはりライスさんもブッシュ大統領からすべての可能性について調べろということを言われていて、ブッシュ大統領のそばにいたクラークさんは、サダムについて徹底して何でもいいから調べろと言ったことに極めて戸惑いを持ちつつ、その日の様子というのをこの本に出しているわけです。それは...全文を見る
○赤嶺委員 あの戦争をアメリカが何を根拠にして始めたかということもるる書いております。同時に、この大量破壊兵器がテロリストに渡ったら大変だという、ここの部分もきちんと大統領は演説の中に使っているんです。それで、皆さんはそういう大統領の宣言や最後通告を支持したわけです。  その件...全文を見る
○赤嶺委員 いずれにしてもということは、これは結構です。  いわゆるそのときの最後通告の演説に、アルカイダとイラクとの結びつきについて、ブッシュ大統領の誇張、誇張の表現があったんじゃないか、こういうことを聞いているんです。
○赤嶺委員 結局、この誇張については、外務大臣、触れることができません。このくだりは、一年たった今でも我々には生々しく思い起こさせる出来事であり、政党によっては、テレビ討論等で、スプーン一杯でどれだけの人が犠牲になるかと盛んに言われたものであります。そのことについて答えていないと...全文を見る
○赤嶺委員 このような国連決議の解釈に立っている国々がまさに有志連合であり、少数の国々であります。国連安保理は責任を果たさなかったというような言い方で国際社会を踏みにじったこの一年の経過は明白だろうと思います。  それで、今、有志連合の中に亀裂が起こっております。スペインがイラ...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
04月12日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第11号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私たち日本共産党も、先ほど志位委員長が三人の日本人の方の御家族とお会いになりました。そこで出された要望は、今までも出ておりますが、御家族と総理大臣、家族の気持ちを総理にぜひ伝えたいという切実な願いでありました。  私は、これは...全文を見る
○赤嶺委員 家族が総理に訴えたいというこの気持ちを外務大臣は阻まないで、ぜひそれを実現するように強く要求しておきたいと思います。  そこで、この日本人の三人が拘束されて、まだ事態が何も変わらないままこの委員会が開かれているわけですが、御家族の方の焦燥感も大変だと思います。もちろ...全文を見る
○赤嶺委員 それで、本当に全力を挙げていくということとのかかわりで、さらに伺います。ファルージャの問題です。  ファルージャでは米軍が軍事作戦をずっと展開しております。名づけて不断の決意、こういう名前をつけているそうですが、海兵隊が約千三百人、沖縄から海兵隊が三千人イラクに派兵...全文を見る
○赤嶺委員 私、ファルージャの状況を今聞いたのではなくて、ファルージャの町を取り囲んでクラスター爆弾で攻撃をするような米軍のやり方——私たちも、アメリカの四人の民間人を殺害し、ああいう形でやる蛮行というのは絶対に許せない、このように考えています。  しかし、米軍の占領に対して、...全文を見る
○赤嶺委員 けさ、チェイニー副大統領が来日し、政府、総理と意見交換を持っていると思います。どんな話し合いをやりましたか。
○赤嶺委員 そこでファルージャでの米軍の行動についても意見交換をしておりますか。
○赤嶺委員 私は、今のファルージャに関する外務大臣の答弁を聞きまして、クラスター爆弾を使ったかどうか確認されていないとか、モスクそのものを攻撃したわけではないとか、あるいは非戦闘員の犠牲を少なくしようとしているとか、こういうことでアメリカを弁護するようなのは、今起こっている事態か...全文を見る
○赤嶺委員 米軍と米軍占領に対するイラク国民の不満が続く限り、だれも、この衝突が抑えられていく、広がらないという可能性を言える人は、主張できる人はいないと思います。  それで、自衛隊はイラクで人道復興支援をやっているんだと言っておりますが、既に宿営地の中でしか行動できないような...全文を見る
○赤嶺委員 どこからどこに向けて何回という質問は今発していないんですよね。安全確保支援活動、つまり、武器を携行した連合軍兵士の輸送を行ったんですねと、こういう確認であります。  結局、イラクがこんな緊張しているときに、全土で占領軍とイラク国民の衝突が広がり、あるいはデモや抗議の...全文を見る
○赤嶺委員 民間のNGOは、世界のNGOは、サマワでもイラク国民と対面しながら人道支援活動をやっている、こういう状況で、そして、人道支援活動は軍隊と一線を画することによって安全を確保する、これは当委員会で日本国際ボランティアの熊岡代表が述べたことでもあります。  イラク全土が戦...全文を見る
04月13日第159回国会 衆議院 本会議 第23号
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○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、まずイラクの日本人拘束事件について質問します。(拍手)  何よりも人命優先で対応する、三人を無事救出するためにとり得るすべての手を尽くすことが政府の責任であります。  今緊急に必要なことは、アメリカがイラク全土で展開している反米武装勢...全文を見る
04月14日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  今、松本委員の質問に対する井上大臣の答弁を聞いておりまして、私も全くイメージがわかなくなりました。  それで、昨年、武力攻撃事態法がつくられて、これに基づいて、今度の米軍の行動円滑化法あるいは有事ACSA、特定公共施設利用法、こういう...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、行動関連措置は二つに分けて書いてあるわけですね。どれがどこに当たるのか、区別して答えていただけませんか。物品、役務の供与というのはどこに当たるのかとか、そこを区別して明確に答えてください。
○赤嶺委員 これは、時間のない議論ですから後で議事録を見ますけれども、それだけにとどまらない整理ですね。行動関連措置について、米軍の行動が円滑かつ効果的に実施されるための措置の内容、それから、その他の当該行動に伴い我が国が実施する措置の内容、突っ込んでもっと聞きたいんですが、答弁...全文を見る
○赤嶺委員 その条文がどれがどこに当たるか区別されていないから、区別して出してくれということなんですよ。その資料を出していただけますか。条文だけだったら、だれでもわかりますよ。
○赤嶺委員 米軍の行動が円滑かつ効果的に実施されるための措置というのが行動関連措置の一つ目ですね。その他の当該行動に伴い我が国が実施する措置というのが二つ目ですね。どれがどれに当たるんですかと。条文は、どれに当たると書いてないですよ、そんなの。ですから、そういう項目を具体的に挙げ...全文を見る
○赤嶺委員 それはぜひそのようにお願いします。大臣もここに来て説明を受けているようですから。  それで、法案では、行動関連措置というのは自衛隊だけじゃないんですね。指定行政機関も実施するということになっていますね。この指定行政機関が実施する行動関連措置、これの具体的な中身、どの...全文を見る
○赤嶺委員 今の説明ではほとんど何もわかりません。聞いたことに答えられていない。  これもきちんと整理をして当委員会に提出していただけますか。
○赤嶺委員 今、隣で久間筆頭理事も、答弁のイメージがわかない、例示しなきゃだめだというお声が聞こえました。これは、お声が聞こえたんです。  それで、やはり具体的に例示をして出していただきたいと思います。いいですか、その点は。具体的になっている部分はあるとおっしゃっているわけです...全文を見る
○赤嶺委員 次に、この法案で、指定行政機関が地方公共団体及び事業者に行動関連措置の要請を行う、このようにしています。この要請に基づいて地方公共団体が行う行動関連措置というのがあるんですね。——いやいや、あるんですよ、法律案の中には。そんな、首かしげないでください。その地方公共団体...全文を見る
○赤嶺委員 では、指定行政機関の行動関連措置に基づいて地方公共団体や事業者が行うのはどんなことですか。
○赤嶺委員 今、例示した以外に、ほかにもありますか。
○赤嶺委員 そのあり得る中身というのは、我々が知るためには、あるいは国民が知るためには、いつどんな段階で我々は知り得ることができるんですか。今の国会での論議を通じて、具体的なしっかりした例示、これがないと我々は知る機会を失うと思うんですが、今の大臣の答弁で、どうなんですか、どうや...全文を見る
○赤嶺委員 これも、私たちは、こういう事態を想定していろいろな法律をつくって、決まったら、それによって国民が拘束をされるわけですから、国民の権利も制限されるわけですから、きちんと全体像を明らかにしていただきたい。これは今後も追及していきたいと思います。  そして、ここで言う事業...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、事業者には限定がないということですね。
○赤嶺委員 次の質問に移ります。  法案の中で、行動関連措置、武力攻撃の予測事態それから切迫事態、発生事態、それぞれの段階で行動関連措置の中身には違いがあると思うんですね。ところが、それぞれでどのような措置を行い、そして、事態によって措置の内容にどういう違いがあるか、法律を読む...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、予測事態にはこういうことができてとか、あるいは切迫事態にはここまでしかできないとか、そういう限度だとかできる範囲だとかというのは、この法案では全く区別されていないということですね。
○赤嶺委員 法案上、措置の内容について何ら区別は設けていない、こういう理解でいいんですか。
○赤嶺委員 結局、予測事態や切迫事態、武力攻撃事態のいろいろな事態の段階で、できること、できないこと、区別されていないというお話でありましたけれども、これも今後の議論の問題にしていきたいんですが、きのう、私の本会議質問について、この限度の問題を聞きました。  法案の第四条では、...全文を見る
○赤嶺委員 ケース・バイ・ケースをだれが判断するんですか。
○赤嶺委員 国のどこが判断するんですか。
○赤嶺委員 そうすると、合理的な判断というのをどこが判断するかという責任の所在も不明確で、限度も合理的という範囲だけなんですけれども、そうなってくると、この行動関連措置で、米軍が必要とする支援措置、これで、明確にこれはできないというのはありますか。
○赤嶺委員 ですから、皆さんが国民に説明しなければいけないことは、できることとできないことなんですよ。その中身は説明は一切しないで、できるものもあればできないこともありますと言われたら、何を説明されているかわかりませんよ。まさに限度を設けていない、そういう措置がとられ得る、この法...全文を見る
○赤嶺委員 時間も迫っていますけれども、時間の範囲内で、今度は、行動関連措置の対象になる米軍の行動について聞きます。  行動関連措置の定義の中で、日本が支援を行う米軍の行動として、「武力攻撃を排除するために必要な準備のための行動」という規定がありますが、これは具体的にどういう行...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、質問をよく聞いてください。今のは、日本が米軍に対して行う行動ですね。私が言っているのは、米軍が行う行動なんです。つまり、武力攻撃を排除するために必要な準備のための行動を米軍はとりますね、それはどんな行動ですかと聞いているんです。
○赤嶺委員 つまり、物品の調達とかいろいろ言いますが、どんな準備の行動をやるかというのは米軍が決めることだと思いますが、いかがですか。
○赤嶺委員 それで、聞きますけれども、安保六条に基づいて米軍が極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するために行動している場合、これは、武力攻撃を排除するために必要な準備のための行動に当たりますか。
○赤嶺委員 もう時間がありませんので、最後の一問だけ。  多分、六条と五条があると思うんですね。私は沖縄ですが、嘉手納基地から六条で飛び立つ戦闘機がずっとある、周辺事態に即してあるということがあり得るわけですね。一方で、五条に基づいて準備しているという場合に、物品、役務の提供に...全文を見る
○赤嶺委員 どうもいろいろ疑問な点がたくさん出てきましたので、これから追及していきたいと思います。終わります。
04月19日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  今国会に政府が提出された有事七法案、そして三条約は、昨年成立した武力攻撃事態法、これに沿って、米軍支援と、それから国民総動員の体制を具体化しようとするものであります。日本が攻撃を受けていない段階から日米共同の軍事態勢をつくって、自衛隊だ...全文を見る
○赤嶺委員 そういうイラクの状態に対して、さらに米軍は二万人増派して、それで軍事的に一掃するという、ファルージャのような、町を包囲して、しかも、統治評議会がこれは無差別の集団的懲罰であると言って批判している、世界も批判している、そういうアメリカのやり方を支持するのですか、こういう...全文を見る
○赤嶺委員 私は、そういうアメリカのやり方、ファルージャに見られるようなやり方を終わらせるのではなくて、さらに派兵を増強して一掃するということについて、総理の今の姿勢は本当に納得できません。  国際社会のお話をしましたが、アメリカのああいう軍事一本やりのやり方には、アメリカが有...全文を見る
○赤嶺委員 私たち日本共産党は、国連の枠組みのもとに、イラク国民に主権を返還して、そして、治安の安定とともに、アメリカの撤退、占領の早期終結ということを考えているわけですが、今議論しているのはそういうことではなくて、まさに六月三十日に向けてと外務大臣はおっしゃいました。そして、そ...全文を見る
○赤嶺委員 ファルージャの町を取り囲み、住民を遮断し、そしてそこに戦闘機で爆撃を加え、罪のないお年寄りや、そして女性や子供たちまで殺されている。これは、こういう住民は軍事的に一掃されなきゃいけない勢力なんですか。そして、総理は明確にこのアメリカのそういうやり方というのを支持するん...全文を見る
○赤嶺委員 ブラヒミ提案でも、アメリカが任命した統治評議会が……
○赤嶺委員 イラク国民の信頼を得ていないというようなことも言われていますし、そして宗教者からも、アメリカの占領や日本の自衛隊まで反対するデモがサマワで起こっている。そして、けさの報道によりますと、サマワで銃撃戦まで繰り広げられている。これは、イラク国民が納得のできない占領をアメリ...全文を見る
○赤嶺委員 力ずくで続けている結果だということを指摘して、質問を終わりたいと思います。
04月21日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  十四日の審議に続きまして、きょうも、米軍の行動関連措置法案、その中の行動関連措置、これについて引き続き伺いたいと思います。  何しろ、この間の答弁、非常にはっきりしなくて、しかし、この法案の中心が行動関連措置で、それがどういうものであ...全文を見る
○赤嶺委員 きょうは政府参考人の方にも来ていただいていますが、それじゃ、その行動関連措置の今大臣が説明された内容をもうちょっと詳しくというか突っ込んで説明していただけませんか。
○赤嶺委員 引き続き政府参考人の方に聞きたいんですが、例えば米軍と自衛隊が運用面において警戒監視あるいは機雷除去あるいは海や空域の調整などをやっている、そういうのは行動関連措置の内容として入ってくるんですか。
○赤嶺委員 それから、前回の質問のときに、大臣は、これも直の支援と答えた第十一条というのがあるんですが、今の政府参考人の説明だとそれが欠けておりますけれども、「指定行政機関は、法令及び対処基本方針に基づき、必要な行動関連措置を実施するものとする。」こうあるわけですね。  当然、...全文を見る
○赤嶺委員 それじゃ、次の質問に移っていきます。  ここで、合衆国軍隊の準備の行動、これも前回の質問でなかなかはっきりしなかったんですが、「日米安保条約に従って武力攻撃を排除するために必要な準備のための行動」、これは具体的にはどういうことを指しているんですか。
○赤嶺委員 その場合に、米軍が周辺事態において行動している場合というのがあり得るわけですね。当然、それは、日本の有事に波及しないようにするための努力があり、また、米軍自身のみずからの判断に基づいて周辺事態に対処している場合があるわけですね。そこで行われている米軍の武力行使、これは...全文を見る
○赤嶺委員 それじゃ、そこの「日米安保条約に従って」という場合に、日米安保条約の具体的に何条のことを指しているんですか。
○赤嶺委員 五条であれば五条と明示すべきなんですが、今、代表的なものが五条ということでありました。それは代表的なもので、別のものも含まれるわけですか。
○赤嶺委員 説明は一応説明として理解できます。  次に、合衆国政府との連絡という問題について聞きます。  法案の第六条について、「政府は、」「武力攻撃事態等の状況の認識及び武力攻撃事態等への対処に関し、日米安保条約に基づき、アメリカ合衆国政府と常に緊密な連絡を保つよう努めるも...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、日米ガイドラインに沿って、調整メカニズムを通じてやる緊密な連絡というのもあるという理解でよいということですね。——それはいいです。  それでは、次に、いわゆる日米ガイドラインは、情報活動や部隊の活動、移動、後方支援その他の事項を明らかにする日米の共通基準...全文を見る
○赤嶺委員 もう時間がなくなりました。きょう、まだ二条の五号のところであります。今後、引き続き慎重に審議を深めていただきますよう希望しまして、質問を終わります。
04月22日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第7号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうも、米軍支援法について、全体の認識を深める質問をしていきたいと思います。  米軍が円滑かつ効果的に動くということは、これはとても大変なことなんです。米軍基地が集中している沖縄にいると、よくわかります。ですから、そういう円滑かつ効...全文を見る
○赤嶺委員 あらかじめ行動関連措置の中に指定行政機関の方が定めておく、そういうことはありませんか。
○赤嶺委員 では、今度は、その五条の問題で、周辺事態法の表現との違いであります。  先ほども申し上げましたように、「地方公共団体及び事業者は、指定行政機関から行動関連措置に関し協力を要請されたときは、その要請に応じるよう努めるものとする。」こういうことですね。周辺事態法のときは...全文を見る
○赤嶺委員 周辺事態と武力攻撃予測事態はおのずから事態が違うのだから地方公共団体、事業者もその辺はよく考えるべきだぞ、これが周辺事態法との表現の違いになっているんだな、こういう理解で、大臣、よろしいですか。
○赤嶺委員 そうすると、表現ぶりを変えることによってどういう効果を期待しているんですか。
○赤嶺委員 それでは、次の第七条の方に移ります。  情報の提供についてですが、「政府は、武力攻撃事態等においては、国民に対し、合衆国軍隊の行動に係る地域その他の合衆国軍隊の行動に関する状況及び行動関連措置の実施状況について、必要な情報の提供を適切に行うものとする。」このように規...全文を見る
○赤嶺委員 地域というのは、例えばどの範囲——今の答弁だと、施設及び区域の提供を求める地域になるわけですね。そうすると、包括的に九州・沖縄方面という地域の指定になるのか、南西諸島ということになるのか、あるいは鹿児島県という県名になるのか。その辺はかなり広く指定する場合もあるし、か...全文を見る
○赤嶺委員 排除するための行動も、どういう内容が情報として出されるのか、それはまたオペレーションの問題になるから全部は出せないということになってくると、これは一体、国民の暮らしとのかかわりではどうなっていくのか、不鮮明であります。もっとよく研究してみたいと私たちの方も考えますが。...全文を見る
○赤嶺委員 私、弾薬庫の近くに住んではいるんですが、弾薬の中身について余り詳しくないので、何で想定していないのか、その辺もちょっと教えてくれませんか。
○赤嶺委員 それでは、どんな弾薬を米軍に提供するようになっているんですか。
○赤嶺委員 周辺事態法の審議のときに、今まさに長官がおっしゃったように、当時は弾薬の提供は除外されていたわけですね。そのときの理由の一つに、米軍のニーズがないということを挙げていたわけですね。  素人ながら不思議に思うんですよ。他の軍隊から弾薬の提供を受けるというのはなかなか考...全文を見る
○赤嶺委員 北米局長、説明になってないですよ。周辺事態のときには、ニーズがありませんと言いました、今回、ニーズがありますと言いました、だから入れていますと。これで、法律の中に弾薬の提供を入れたという根拠や裏づけというのを理解できますか。できないんじゃないですか。与党席もうなずいて...全文を見る
○赤嶺委員 まだわからないです。まだわからないですが、ちょっと先に進みます。わかっていないということを、外務省、よく理解していただきたいと思います。  弾薬の提供を行うという場合の話ですが、例えば、那覇空港は軍民共用になっています。あれは、国道のすぐそばに弾薬庫が置かれているん...全文を見る
○赤嶺委員 そういう提供することもこの法律の上では別に排除されていない、そういう理解でいいんですね。
○赤嶺委員 その提供するかどうかを主体的に判断する基準というのは、武力攻撃を排除するため、ないしはその準備のための米軍の円滑かつ効果的行動に寄与するかどうか、これが基準になるんですね。
○赤嶺委員 それは、具体的な場面というのはいろいろな場合があるわけですが、この法律の趣旨が円滑かつ効果的というぐあいになっているから、当然、いろいろな疑問がわいてきます。  いろいろなことを、法律ができてから、そして米軍が行動を開始してから、これはまずかったなというわけにいかな...全文を見る
○赤嶺委員 役務の提供としては、弾薬庫の中に運んだり、あるいは出撃する港湾のところまで持っていったり、空港のところまで持っていったりすることはあり得る、こういうことですね。
○赤嶺委員 入るという、あり得るということでした。  それで、今度は、ちょっと事態を想定して尋ねたいと思います。  米軍が海外で武力行使をしている場合があります。その場合に、この事態が発展し、波及し、あるいは武力攻撃予測事態と併存、こういう事態になったときに、米軍は、弾薬庫に...全文を見る
○赤嶺委員 使用することがあるかないかではなくて、そういう事態のときは、日本から補給された弾薬を積んでその事態に対応している戦闘機が出撃することはあるんですね。攻撃じゃなくて出撃ですよ。
○赤嶺委員 弾薬も、もっと聞きたいことがたくさんあるわけですが、特に、いろいろ事態が波及したり併存したり重なったり、いろいろな切り分けが本当にできるかどうかという疑問が残ります。  同時に、もっと大きな疑問として残るのは、弾薬の提供というのは、周辺事態のときは、憲法上の適否につ...全文を見る
○赤嶺委員 最後の一問です。  そうすると、つまり、米軍には遵守義務を持つ法律、これはもうないということでいいですね。地位協定で言う尊重義務だということでいいですね。
○赤嶺委員 終わります。
04月23日第159回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、まず初めに、東南アジア友好協力条約の問題について質問をします。  日本の過去の侵略戦争と植民地支配、こういうことを行ったわけですから、この反省を踏まえて、東南アジア友好協力条約、これをてこにアジアとの友好協力関係を強...全文を見る
○赤嶺委員 積極的なアジア外交、ASEAN外交を進めていくという上では、改めての加盟を求められて入るというのは、日本の外交のあり方としては問題があったのではないかというぐあいに考えます。これは改めて、外務大臣の発言でもありますので、外務大臣にもただしていきたいと思います。  た...全文を見る
○赤嶺委員 今度の条約と非核兵器地帯条約と直接の関連はない、こういう余りそっけない態度はとられない方がいいと思うんですよ。ASEANにとっては、やっぱり重要な問題なんですよ。  ASEANの、二〇〇〇年七月の第三十三回ASEAN外相会合の共同声明には、こう言っています。各国外相...全文を見る
○赤嶺委員 アメリカはASEANにコミットを求めている、それがアジア諸国にとっては、やはりあのベトナムでの侵略戦争がつらい記憶として残っているわけですね。  アメリカがアジアに関与していきたい、それがこの条約で言う六原則の「相互の国内問題への不干渉」あるいは「すべての国が外部か...全文を見る
○赤嶺委員 核兵器保有国の立場に立つのではなくて、ASEANの国々が目指している非核地帯、これが広がっていけるように、被爆国の政府としてもその努力を当然続けていってほしいと思います。  時間がちょっと迫っていますので、日本とベトナムとの投資協定に関する質問に移りたいと思います。...全文を見る
○赤嶺委員 今回の協定の大きな特徴の一つが、パフォーマンス要求禁止の規定について、ベトナムの側からの希望で、日韓投資協定のときの一定の水準の自国民を雇用するという規定が外された、こういう報告を受けています。  ベトナムの現在の人口構成が、五歳から十四歳が全体の二二%以上、今後十...全文を見る
○赤嶺委員 投資協定という形ではありますが、日本とベトナムの経済協力関係を通して、両国の経済もまた発展し、そして、ベトナムにおけるドイモイ、社会主義のもとでの市場経済も発展していく、そういう両国間の経済の発展を願って、質問を終わります。
04月23日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第12号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうの委員会で論議されてきましたように、イラクの現状というのは、新しい転機を迎えているだろうと思います。スペインのサパテロ首相は撤退を表明し、そして撤退を開始いたしました。ホンジュラス、ドミニカも、先ほどの説明があったとおりであります...全文を見る
○赤嶺委員 それぞれの国にはそれぞれの国益があるんだ、だから日本の自衛隊は今のようなイラクの局面を迎えてもずっと居続けるんだというそこのところを、やはりスペインの態度もよく冷静に分析をして、比較検討していく必要があるだろうと思うんです。果たして国益だけの話なのかということでありま...全文を見る
○赤嶺委員 スペインの情勢判断が、国連が主役、主導権を握る体制になっていく上での一つの判断があるわけですね。  それで私、今、逢沢副大臣の答弁を聞きながら、国連が主役という言葉をお使いになりました。二月の当特別委員会で私は、やはりイラクは国連が主役にならなければいけないんじゃな...全文を見る
○赤嶺委員 二月十八日のイラク特別委員会での川口大臣の答弁、これは私の質問に対してです。私はそのときに、イラクの周辺国会議の決議を取り上げまして、やはり国連中心でなきゃいけないということを指摘したときに、川口大臣は、「少し現実的に物事を考えてみたいと思うわけでございます」「国連は...全文を見る
○赤嶺委員 二月と今日とではこれだけ変わるわけですが、四月十七日の新聞は一斉に、アメリカは国連主導に転換、こういう見出しを立てて書きました。米英の首脳会談が行われて、国連中心に切りかえるということを言い出した。そうすると、政府の答弁が、やっぱり国連中心と。中心という言葉は使わなか...全文を見る
○赤嶺委員 今長官は、いろんな方がイラクの中でいろんなことを言っていらっしゃるというお話でしたけれども、ちょっとその点で確認したいんですが、きのうの参議院の本会議で福田官房長官は、宗教指導者が特に我が国の自衛隊について撤退を要求しているといったことは承知しておりませんという答弁を...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、最後に伺いますが、人道支援、人道支援とおっしゃいますけれども、安全確保支援活動もやっています。皆さんが日本の輸送機で運んだ米兵を含む人たちは、どんな任務についていたんでしょうか。それは御存じですか。
○赤嶺委員 結局、日本の自衛隊が輸送したときにはイラク全土に衝突が広がっていたわけですね。時系列的に並べると、ここで衝突、ここで衝突、南部でもそうです。  そういう意味では、日本の自衛隊が人道支援でさえも宗教指導者からあれだけ厳しく批判される、それが占領軍の一翼を担う活動につい...全文を見る
04月27日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第10号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、武力攻撃事態等における特定公共施設等の利用に関する法律案、これについて伺っていきたいと思います。  時間が限られていますので、早速、中身に入って質問します。  法案の第二章で、港湾施設の利用について定めています。第六条で港...全文を見る
○赤嶺委員 「特定の者の優先的な利用を確保する」、これは六条二項にありますが、この「特定の者」は何を指しますか。
○赤嶺委員 「特定の者」には、そうすると、ここで言う港湾施設の優先的な利用を確保する者は、武力攻撃予測事態とか武力攻撃事態等にあっては、今のような答弁で、指定公共機関とか地方公共団体とかということになるんですか。
○赤嶺委員 等の中に米軍は入ると。自衛隊は入りますか。
○赤嶺委員 次に、六条三項そして六条四項で、港湾施設の利用指針を定める際に、「関係する地方公共団体の長その他の執行機関及び指定公共機関」の意見を聴取し、情報の提供を求める旨、定めております。「その他の執行機関及び指定公共機関」というのはだれを指しておりますか。
○赤嶺委員 もっとイメージを具体的にしていくために、例えば、ここでは「港湾施設の利用指針を定める場合には、」ということになっていますから、その場合に言う「関係する地方公共団体の長その他の執行機関」というのは、具体的な事例を挙げていただけますか。
○赤嶺委員 ここで言う、「情報の提供を求める」とありますね。この「情報の提供を求める」というのはどういうことを指しているんですか。
○赤嶺委員 次の質問です。  空港や道路、そして海域、空域、電波についても指針を定めることになっています。これはどういうものになるのか。そして、「特定の者」の内容、これは特に港湾の場合と違いがあるのかないのか、あれば具体的に示していただきたい。
○赤嶺委員 錯綜したものを整理していく、こういうことなんですが、次に、その整理の仕方というんでしょうか、錯綜をいかにして特定の者に優先的に使用させるか、こういう話にもなろうかと思うんですが、法案の第七条では、港湾管理者に対する要請、これがあります。それから第九条一項では、内閣総理...全文を見る
○赤嶺委員 それで、今、要請の場合と指示の場合と代執行の場合と要件が違うんだというお話でしたが、どんな違いがあるのか。これももうちょっとわかりやすくイメージできるように説明してくれませんか、違いがあるんだから。
○赤嶺委員 その加重している要件の中身を具体的に聞きたかったわけですが、これは引き続きちょっと聞いていきますけれども、この要請や指示や代執行というのは、武力攻撃事態あるいは予測事態、こういうことを区別して行うのではなくて、予測事態のときも武力攻撃事態のときも同じように手続は行われ...全文を見る
○赤嶺委員 それじゃ、何で予測の段階から、これはもう公共施設を使っている側が排除されるということは大変なことだろうと思うんですが、要請をしたり、それから代執行まで、予測の段階からこういう仕組みをつくったのはなぜですか。
○赤嶺委員 予測事態のときには、米軍が大量に日本に物資とともにやってくるというのもあるんだろうと思います。  それで、今度は法案の第二条です。  特定公共施設等の定義を定めています。港湾施設、飛行場施設、道路、電波、それぞれ、特定公共施設等のほとんどすべてが優先利用の対象にな...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、この法律で、特定の地域が武力攻撃を受けていた場合はすべての飛行場が対象になるという理解でよろしいんですね。
○赤嶺委員 終わります。
04月28日第159回国会 衆議院 外務委員会 第15号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうのこの時間は、民主党の加藤先生のお時間でありましたが、私の都合上、加藤先生の御理解、そして理事会の合意を得て質問に立たせていただきます。どうもありがとうございました。  それで、きょうは、今月上旬に合意された日米地位協定の合意の...全文を見る
○赤嶺委員 おのずから出てきた結論だと言いたいはずですが、去年の七月にこの問題で日米間の話し合いが始まったときに、第一回目が七月二日ですが、当時の報道だと、米軍はアメリカ政府関係者や通訳の立ち会いを要求していた、このように報道されておりました。同席者に対する米軍の要求というのは、...全文を見る
○赤嶺委員 本当に日本の司法史上、犯罪の取り調べに第三者が立ち会う、しかも米兵の場合はそういう米国の権限を持った代表者が立ち会うということになっているわけです。これに対して、沖縄では、沖縄のみならず基地所在県では、米軍に対して特権を与えたというような批判が非常に強くあります。 ...全文を見る
○赤嶺委員 警察庁の今の答弁、現場で現に米軍犯罪を根絶するために一生懸命頑張っている警察官の感覚とも大きなギャップがあるものと言わざるを得ません。  この問題が協議されたときの直後の沖縄県議会で、沖縄県警がこのように答弁しています。立会人を認めると、信頼関係構築が困難になるほか...全文を見る
○赤嶺委員 こういうやり方が、現場の警察官のそういう取り調べに支障が出るという、こういうやり方が本当に米兵の犯罪の根絶につながるかどうか、この点でちょっと資料を見ていただきたいと思いますから、資料を配付していただきたいと思います。  この資料にも出ておりますが、全国における米軍...全文を見る
○赤嶺委員 米軍犯罪が増加している中で、今回の地位協定上の運用改善見直し合意があったわけですね。  そこで、もう一つ聞きますけれども、この間の日米地位協定で問題になっていたのは、殺人、強姦その他凶悪犯罪について、その他の特定の場合、これがあったと思います。日本政府が重大な関心を...全文を見る
○赤嶺委員 合意文書には書かれていないということであります。  それじゃ、先ほどから出ている立会人の問題について改めて聞きますが、外務省は、これは捜査協力の強化である、尋問などの取り調べには加わらず、捜査状況の把握や情報収集にとどめる、捜査を妨げる場合は同席の可否を日本側が最終...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣、外務省というのは、この問題での基地所在県ないし沖縄県の怒りの大もとにあるものを理解できないから、米軍の犯罪取り調べに米軍当局の立ち会いを認めても平気でこんな答弁をしているわけですよ。  国際法上、犯罪が起きたら、その被害者の国で裁くというのが原則でしょう。...全文を見る
○赤嶺委員 今の外務省の姿勢では犯罪の増加も防げないし、身柄の拘禁移転もアメリカ側の好意的配慮を払うというところに依拠し、なお捜査も米軍当局の立ち会いを認めるものなど、二重、三重に米軍を、加害者である米軍を保護する仕組みを新たにつくり上げた。こういう歴史的な汚点は一刻も早く一掃さ...全文を見る
04月28日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第11号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうも、きのうに引き続きまして、武力攻撃事態等における特定公共施設等の利用に関する法律案、これを質問していきます。  それで、きのうは、法案二条の特定公共施設等の定義に関して、港湾施設あるいは飛行場施設、道路、電波、それぞれ、施設の...全文を見る
○赤嶺委員 その場合に、外された民間機はどのように措置されていくのでしょうか。
○赤嶺委員 空港の場合には、いろいろな問題点が含まれてくると思うんですよね。  例えば、成田空港があります。その成田空港は、地域住民の代表と国、そして空港公団との間で、軍事利用をしない、こういう旨の取り決め書が交わされています。地方空港でも、沖縄県の下地島空港、当時、琉球政府の...全文を見る
○赤嶺委員 対応するということの中には、軍事利用することもあり得る、そういう選択肢も含まれるということでいいんでしょうか。
○赤嶺委員 どうも今の答弁は、ちょっと去年の扇国土交通大臣の答弁とも変わってきております。  去年の七月三日の、これは参議院の国土交通委員会での扇国土交通大臣の答弁ですが、質問は、有事に成田空港が利用されるという可能性について質問をされて、六八年三月の中曽根運輸大臣の答弁、これ...全文を見る
○赤嶺委員 増田審議官、答えてください、今の。
○赤嶺委員 空港の安全性、それらについてもいろいろ積み上げてきた経過は尊重するが、有事の場合には使うんだと。しかし、扇国土交通大臣は、有事の際であっても軍事利用はさせないという答弁を去年やったばかりであります。こういう問題の整理もしないままこんな形で法案を出してくる、このこと自身...全文を見る
○赤嶺委員 この空域の利用の場合には、今度は管制をどうするかという問題が出てくるかと思います。  平時は、民間航空機の航空交通の管制は国土交通省が行っております。法案では、武力攻撃予測事態あるいは武力攻撃事態、これらにおいて、法案を読む限り、国土交通省が管制を行うことを想定して...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、自衛隊が管制をしたり米軍が管制をしたりするということは起こり得ないということですね。
○赤嶺委員 法案の十六条では、航空法第八十条、この中の飛行禁止区域、これを準用しておりますけれども、飛行禁止区域というのは、これは具体的にどのようなことを想定しているんですか。
○赤嶺委員 空域の問題、さらにちょっと質問を続けていきます。  羽田空港を飛び立つ飛行機の約四割は横田基地の管制下に入ることになっております。もっと典型的なのは那覇空港ですね。きのうも議論になりましたが、嘉手納ラプコン、嘉手納基地を中心として半径九十キロ、そして高度六千メートル...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、平時でさえそういう枠組みがつくられていく、武力攻撃予測事態や武力攻撃事態ということになっていくと、こういう枠組みが拡大される、ほかにもつくられる、ほかにもそういう空域が設けられる、こういうことになりはしませんかと、質問はそういうことです。
○赤嶺委員 必ず拡大されるであろうという質問じゃないんですよ。拡大されることもあり得るんですねと。それに素直に答えておけばいいんです。  今度はアルトラブの問題があります。  これは外務省になるんですか、防衛庁ですか、それとも増田審議官かわかりませんが、答弁できるところで答え...全文を見る
○赤嶺委員 必要であればふやしていくことは可能なんですね。これは外務省ですか、どうぞ。
○赤嶺委員 今から予断して答えろという話じゃないんです。こういう、いわば米軍の円滑かつ効果的な活動を保障するという場合には、我々が当然持つイメージとして、嘉手納ラプコンのような空域がふえるんだなとか、あるいは、米軍の訓練空域であるアルトラブが、今でさえ沖縄上空で一日数十カ所、十数...全文を見る
○赤嶺委員 空域についても引き続きいろいろ質問していきたいと思います。ただ、きょう、ちょっと海域まで質問を移っていきたいと思います。  第五章では、海域の利用であります。この海域の利用というのは具体的にどんなことを指しているんでしょうか。
○赤嶺委員 米軍や自衛隊とそれから民間船舶の行動のすみ分けということになろうかと思いますけれども、特定の海域というのがあります。これはどのぐらいの範囲なんですか。特定の海域というのは、どういうことを指しているんですか。航路のことを指しているんですか。
○赤嶺委員 時間が来ましたので、これで終わりますが、引き続き、質疑はこれからも継続させていただきます。  終わります。
05月10日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第12号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  冒頭、外務大臣に伺いたいと思います。  イラクの収容所における虐待の問題ですが、先ほどの答弁だと、国際人道法に違反する可能性がある、こういう認識を示されました。赤十字国際委員会も、戦争捕虜の待遇を定めたジュネーブ条約への深刻な違反、こ...全文を見る
○赤嶺委員 私は、この人道に対する犯罪、これが起こっていることについて、結局、アメリカに任せているという立場だろうと思うんですよ。それでいいのかということが問われると思うんです。  今までたびたび、アメリカがイラクで行っている国際人道法違反、委員会等において指摘され、追及してき...全文を見る
○赤嶺委員 私、余り長い時間をとってこの質問をするつもりじゃなかったんですが、今の外務大臣の答弁で、米国は透明性を持って処理するであろう、国際人道法について守る国、このようにかばうものですから、あえて一言言わせていただきます。  私も、米軍の直接占領統治下で育ちました。数々の人...全文を見る
○赤嶺委員 これは自衛権で公海に及んで当然という話ですが、そうすれば、自衛権ということを根拠にすれば、公海の範囲、どういう範囲なのか。そして、第三国の船舶も含めてどんどん停船命令を出して、従わなければ回航措置もとるということになると、その限界というのは説明できるんですか。
○赤嶺委員 外務大臣が告示をして、この公海を通ったら自衛隊がいるぞ、そういう話になっていくわけですね。  それで、私、そのこと自身も、自衛権の範囲というのは必要最小限といいながら、公海に及んで、第三国の船舶に対しても自衛隊が停船命令を下していくようなやり方、これが本当に必要最小...全文を見る
○赤嶺委員 私、今、船舶検査との違いを聞いたのではなくて、この法案では、つまり、停船命令を出して言うことを聞かない場合には威嚇射撃もやり、そして船体射撃もやるような仕組みになっています、そういうことは公海で第三国の商船等も対象になるのですね、こういうことを聞いているんです。
○赤嶺委員 ですから、そういう船体射撃まで、公海を通航している第三国の商船も対象に入っているわけですよ。  例えば、停船命令を出して、第三国の商船が、それは外形的には日本に対する武力行使を行っている相手国との関係が見られない、しかし、停船できない都合というのはあるんですね。どの...全文を見る
○赤嶺委員 相手も承知していることだ、国際的にも当然だ、こういうようなお話に聞こえますけれども、結局、これじゃ、国際的に行われている海上捕獲、そしてそれが交戦権の行使と言われている、そういうものとどんな違いがあるのか、自衛権の範囲を超えていくと言われている交戦権、これとどんな違い...全文を見る
○赤嶺委員 そのほとんどが領海内で行われているんです。  それで、公海上を航行している船舶であっても、これは日本の相手国に対する武器弾薬を運んでいるかもしれない、だからとめるんだと言いますけれども、武器弾薬を運んでいない船だってとめる対象になるわけです。とめてみなければわからな...全文を見る
05月11日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第13号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、ACSAの改正案について聞いていきたいと思います。  九六年にACSA協定が締結をされまして、その当時は、共同訓練、国際連合平和維持活動、人道的な国際救援活動であったわけですね。九九年のガイドライン関連法案の審議の際に周辺事...全文を見る
○赤嶺委員 これに該当するような活動というのは、具体的に何ですか。
○赤嶺委員 テロ特措法やイラク特措法を事例に挙げられましたが、この第六条の中に、「国際社会の努力の促進、」そして「大規模災害への対処」とありまして、それに「その他の目的のために」という文言が続いています。  「その他の目的のために」というのも説明していただけませんか。
○赤嶺委員 今の条約局長の答弁の姿勢に納得いかないのがありますので、「その他の目的」というのを一例挙げましたが、もっと挙げていただけますか。「その他の目的」といったら本当に広いわけですから、どんなのがあるんですか。
○赤嶺委員 「その他の目的」ということで、かなり広くとってあるということなんですが。  それで、先ほどに戻りますけれども、この機会をとらえて「国際の平和及び安全に寄与するための国際社会の努力の促進、」これを入れたということなんですが、その具体的な中身がテロ法とイラク特措法という...全文を見る
○赤嶺委員 つくってみてニーズが確認されたということです。  例えばテロ特措法でいえば、もうできてから二年半たつんですね。去年その延長の機会というのがあったわけですよね。そういう機会があったんじゃないかと考えるんですが、いかがですか。
○赤嶺委員 今度は逆にイラクの場合ですけれども、イラクに向かっていた自衛隊は、クウェートで米軍の支援を受けています。宿泊や食事ですね。これは何に基づいて米軍から支援を受けたんですか。
○赤嶺委員 三条ですね。  ですから、先ほどの説明だと、もう既にACSA三条で、イラクに向かっている自衛隊は米軍から支援を受けている。一方で、日本の側は、テロ法にも第十条に「物品の無償貸付及び譲与」がある、イラク特措法にも同条項が十八条にある。  いわば相互支援の枠組みという...全文を見る
○赤嶺委員 イラク特措法、テロ特措法で人道支援という概念だけでは相互支援ができなくなっていく、そういうこともあって今度の改正という説明でありますけれども、一方で、付表2というのを設けたわけですね、今回の改正を機会に。この付表にイラク法、テロ法というのが入れられているわけですが、先...全文を見る
○赤嶺委員 その場合、今回の改正されたACSAとアメリカが他国と結んでいるACSAと比べて、これ以上、これからもこの点で改正していかなきゃいけない、そういうのはありますか。また、今アメリカはどのぐらいの国とこういうACSAを締約しているんですか。
○赤嶺委員 今度は、「国際の平和及び安全に寄与するための国際社会の努力の促進、」という、イラク法、テロ法、いろいろ出されましたけれども、今後これはどういう具体的な活動が想定されていくんでしょうか。
○赤嶺委員 最後の一問にします。  「国際の平和及び安全に寄与するための国際社会の努力の促進、」という場合に、その「努力」というのは国連安保理決議は前提になるのでしょうか。
○赤嶺委員 終わります。
05月12日第159回国会 衆議院 外務委員会 第16号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、後でIAEA十四条の改正の受諾について承認を求めるの件、この質問を行いますけれども、その質問の前に、施設庁長官もお越しでありますので、沖縄・辺野古の問題について伺いたいと思います。  米軍普天間飛行場の代替施設建設に...全文を見る
○赤嶺委員 あなた方は、護岸構造の検討、それを意識的に切り離してアセス法で規制されないかのように言っておりますが、五十ヘクタールを超える埋め立てについてはすべてアセス法の対象であります。護岸構造と本体は一体のものである。一体のものであるのになぜ、ボーリング調査というのはそこの環境...全文を見る
○赤嶺委員 環境に改変を与える場合には、加える場合には、アセスの適用だという説明であったわけです。ボーリング調査はその対象にならないということを言い張りますが、ボーリング調査そのものがもう埋立工事の事業の実施であります。だから、事業の実施であるからアセス法の適用を受けるんですよ。...全文を見る
○赤嶺委員 核軍縮の管理というのは非常に大事な課題だと思うんです。  そこで、核保有国の核軍縮、これが進まないことに対して、先日開催されたNPT再検討会議の準備委員会で、核の非保有国から強い批判が出ております。このアメリカのブッシュ大統領の姿勢に対してですね。  ニュージーラ...全文を見る
○赤嶺委員 私は、核保有国に対する核の非保有国の不満、懸念というのは非常に高まっている、しかもブッシュ大統領の核政策に対して大きな批判がいろいろな国際会議の場で挙げられている、このことについて、日本政府も外交の場できちんと核廃絶の立場を貫かせるように発言をしていただきたいというこ...全文を見る
05月12日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第14号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  昨日に引き続き、ACSAについて聞いていきます。  昨日の審議の中で、新六条の「国際の平和及び安全に寄与するための国際社会の努力の促進、」この規定に基づく物品、役務の提供が国連安保理決議に基づく活動の場合に限られるかどうか、こういう質...全文を見る
○赤嶺委員 まだちょっと私は認識があいまいなんですが、つまり、今後整備される国内法において、国連安保理決議を前提としないような法律が仮に成立をした場合、それは今のACSAの対象になるという理解でいいんですね、今の答弁は。
○赤嶺委員 国連安保理決議、いわば武力行使に至る場合の状態、四十二条と五十一条があります。そのいずれも別に前提にしないということなんですか、それとも、どちらかを前提にしているという意味ですか。
○赤嶺委員 きのう私が理解した趣旨と同じような答弁が今行われたというぐあいに、改めて認識を深めたところです。  それで、ちょっと具体的な話にいきますが、つまり、アメリカは、脅威と認めた国に対して単独で先制攻撃の行動も辞さない、こういうブッシュ・ドクトリンなるものをとってまいりま...全文を見る
○赤嶺委員 私、国内法の整備の場合にそういうものをどう想定するか、こういう質問をしているわけです。  それで、国連憲章下で米国は行動するということなんですが、現にイラクに対する戦争、これもそういう解釈で強行しているわけですが、この米英によるイラク戦争、こういうのも、結局、国内法...全文を見る
○赤嶺委員 もう一つ、ちょっとくどいようですが、少し確認の意味で聞きたいと思います。  九八年八月、このときに、米軍が、ケニアとタンザニアの米国大使館連続爆破テロに対する報復として、国連憲章五十一条を根拠に、スーダン、アフガニスタンへの空爆を行った、こういうことがありますけれど...全文を見る
○赤嶺委員 政府は大枠で説明をされて、そういう趣旨の法律ができれば枠組みとしてはでき上がっている、こういう話になろうかと思います。  ただ、私、このアフガン、スーダン爆撃でも、アナン国連事務総長は、当時、加盟国による個別の行動は解決にならないという発言をしていますが、政府の側は...全文を見る
○赤嶺委員 今の段階でというお話ですから、ちょっと次の質問に進んでいきたいと思います。  新六条で、今度は「大規模災害への対処」というのが挙げられております。この「大規模災害への対処」というのは具体的にはどういうことを指しているんでしょうか。
○赤嶺委員 日本国内での災害に限定されるということでいいんでしょうか。
○赤嶺委員 災害はそういうことだということですね。  それで、今回のACSAの改正は一方で自衛隊法改正ともセットになっているわけですが、その中に、在外邦人輸送の場合にも提供権限を拡大する、こういうことになっています。在外邦人輸送の場合にも提供権限を拡大するということなんですが、...全文を見る
○赤嶺委員 この在外邦人の救出に当たって、日米間でこれまで共同訓練をしたとか、そういう共同訓練の中でいろいろなニーズが出てきたとか、こういうことはあるんでしょうか。
○赤嶺委員 次に、自衛隊法の改正の中に、訓練、連絡調整その他の日常的な活動を行う米軍にも提供権限を拡大しております。これが入ったのはどういう理由ですか。
○赤嶺委員 広がったわけですね。私、これ、有事関連法案といいますから有事のACSAというような話かと思ったら、平時の、日常の訓練まで広がっている。それが有事関連法案と一緒に出されている。これはどういうことでしょうか。
○赤嶺委員 さっき、燃料の話が出ましたが、それは航空機を想定していると思うんですが、ほかにもありますか。
○赤嶺委員 私、一度、日出生台の訓練場を視察に行ったことがあります。そのときに、沖縄から訓練の移転がありました実弾砲撃訓練、米軍が日出生台で行うということで、米軍用の宿舎が新設され、それから洗車場があり、弾薬置き場があり、トイレまでつくられていたんですね。自衛隊の方に伺ったんです...全文を見る
○赤嶺委員 いや、ですから、自衛隊基地の中に米軍用のいろいろな施設がつくられていたんですが、それはどういう根拠に基づいて米軍に提供されているものでしょうか。
○赤嶺委員 いや、ですから、訓練場は自衛隊の実弾訓練場なんですね。それは期間を区切ってというのはそれでいいんですが、その中に米軍用にいろいろな施設が建設されているんですね。新しい宿舎、弾薬置き場それから洗車場、いろいろな施設があるものですから、それは何ですかと聞いているんです。
○赤嶺委員 私たち、当初、このACSAが出るときに、去年の国会では有事ACSAというぐあいにとらえていたんですが、そこにとどまらない。平時まで広がり、そして国際の平和及び安全というところまで、どこまでも限りなく広がっていく日米間の協力関係、この危険性を指摘しまして、私の質問を終わ...全文を見る
05月13日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第15号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  昨日、ACSAに関連して、邦人救出の日米共同訓練、これまで行ったことがあるかどうかという問いに対して、手元に資料がないけれどもありません、こういう答弁がありました。そのことについて改めて私の方に説明したいという申し出がありますので、この...全文を見る
○赤嶺委員 それでは質問に移っていきます。  今回、武力攻撃事態法の具体化を図るために一連の法案が提出されているわけですが、この法案に基づく措置の多くは、日本が武力攻撃を受けていない武力攻撃予測事態からとることができるようになっております。  米軍行動関連措置法案やあるいは特...全文を見る
○赤嶺委員 ところが、米軍支援の中身、土地の利用あるいは緊急通行の権利、これは武力攻撃事態に及んでできるわけですね。つまり、米軍の土地の利用等はそうなっているんですけれども、何で空港や港湾の優先利用、これは予測事態からということになるんですか。
○赤嶺委員 土地の利用や緊急通行権と比較して、予測事態から空港、港湾の優先確保が可能になる、その場合に、緊迫の度合いがという説明があったんですが、そこをもうちょっと詳しく言ってくれませんか。
○赤嶺委員 今度の米軍行動関連措置、この中で、今度は弾薬の提供が予測事態からできるようになっています。弾薬の提供というのは周辺事態法では認められていなかったわけですが、周辺事態にしても、予測事態にしても、日本が攻撃を受けていない事態、この点では変わりがありません。  それで、周...全文を見る
○赤嶺委員 次の問いは防衛庁長官になると思うんですけれども、日本の側としては周辺事態と予測事態、この事態には違いがあるんだと一生懸命強調されております。  一方、アメリカの側からいえば、日本が周辺事態と認定した場合であっても、それから、武力攻撃予測事態という認定があった場合であ...全文を見る
○赤嶺委員 事態の度合いを区別して法律をつくってさまざまな要件を定めているというのは、日本の側の問題ですが、米軍は、どんな認定をされた場合でも、海外で武力行使を行っている場合がある。そのときに、日本では武力攻撃はまだ受けていない、予測事態も周辺事態も同じ事態、そういうときに弾薬を...全文を見る
○赤嶺委員 条約で担保されているということなんですが、実際に、いわば周辺事態への対応、それから今は予測事態への対応ということで、米軍は区分して行動するんでしょうか。
○赤嶺委員 法律の要件がそうなっている、条約上もそうなっている、切り分けは調整メカニズムでやっていく、こういう話なんですが、米軍の行動の実態、これを見ていったときに、本当にそういうことが通用するんだろうかと思うんですよね。  あと一例挙げますと、米軍が、我が国の周辺で武力行使を...全文を見る
○赤嶺委員 いや、武力行使ということじゃないんです。  今、私が質問をしたのは、米軍が我が国周辺で武力行使を行っている、これは行っているわけですよ。しかし、それが、相手国による反撃は当然予想される。その場合に、米軍基地を抱えている沖縄や在日米軍基地所在地域というのはやはり相手国...全文を見る
○赤嶺委員 説明できないなら、この問いはいいです。  ただ、米軍の準備のための行動あるいは周辺での、海外での武力行使、こういうのは、日本の側から見れば準備のための行動という区切りを持ったにしても、実態的には、米軍は統一した司令のもとに展開しているわけですから、ここからここまでが...全文を見る
○赤嶺委員 法律上の要件を定めているから可能だという範囲の説明を出ないわけですね。法律上の要件があるし、条約上の要件があると。  それでまた、先ほど調整メカニズムというお話もあったんですが、それで今度は、本当に実態として調整メカニズムでどんな切り分けを日本政府はやっていくのだろ...全文を見る
○赤嶺委員 それで、調整メカニズムが開かれて、立ち上がって、弾薬の提供が求められた、何のためにということが確認された、それで法律の要件を満たしたということで提供が始まった。その弾薬を提供した後、それは法律の要件どおりちゃんと使われているかどうかということは、どんなふうに確認するん...全文を見る
○赤嶺委員 その調整メカニズムで、いろんなレベルがあるわけですね。実際の弾薬の提供という話は、どのレベルで、だれとだれが話し合って決めるんですか。
○赤嶺委員 やはり現場のやりとりで融通していくと思うんですね。  それで、そういうことについては事後、確かに法律、条約の要件に従ってこの弾薬は使用したものでありますという、これらの情報については公開しますか。
○赤嶺委員 そうなると、武力攻撃予測事態だからといって提供した弾薬が条約どおりに使用されたかどうかというのは、まず条約があり、調整メカニズムがあり、そして現場でやりとりがあり、やる。それで、両国の信頼関係があるというような話になって、情報を公開しない。こうなってくると、私は、実際...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、そういう法案に基づいて米軍の優先利用が確保できるわけですよ。それで、米軍が優先利用ということで港湾を使っている、その港湾を使っている艦船が日本の法律上の制約を受けるのか、自由に行動するのではないかということです。
○赤嶺委員 ですから、優先利用を確保された米軍の艦船のその後の行動の展開まで拘束するような法律上の仕組みにはなっていないということですね。
○赤嶺委員 結局、日本は、特定公共施設等利用法というのをつくった、そして、いろんな船舶や艦船が競合する港湾においても、総合調整の上、最終的には米軍に優先利用を確保させる、しかし、その後、米軍がどんな展開をとろうとも、そこを日本の側で拘束できない。ですから、皆さんが今回、武力攻撃予...全文を見る
05月19日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第17号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、民主党の提案されました修正案について伺っていきたいと思います。  今回の民主党修正案は、いわゆる緊急対処事態、これを武力攻撃事態等と同等に位置づけて、基本法である武力攻撃事態法に盛り込むということになっています。そし...全文を見る
○赤嶺委員 侵害排除ということについては、また後で聞いていきたいと思います。  その前段の、いわゆる「武力攻撃の手段に準ずる手段」、これがどのような手段かということであります。「多数の人を殺傷する」とありますが、それはどのくらいの人々を殺傷するということになっていくのか。この緊...全文を見る
○赤嶺委員 あいまいじゃないかという点については、いかがですか、規模その他含めて。
○赤嶺委員 審議の場で詰めていくと言っても、定義そのもののあいまいさを持ったままの法案という感は非常に免れません。  それで、民主党さんの方としては、この間、理事会で政府が示しました「想定される緊急対処事態の類型」、あれで明確になっていると。あの政府の示された類型はどのように評...全文を見る
○赤嶺委員 検討を続けていくというのは、今国会中に何か、政府が示した類型をさらに補足したというか、そういうものが出るというお話なんですか、詰めていくということですが。
○赤嶺委員 やっぱり類型というのは、幾つ並べても、なかなかそれは定義ということにはなりにくいと思うんですね。  それで、政府の類型によりますと、原子力発電所施設等の破壊、新幹線の爆破、炭疽菌等生物剤の航空機による散布、水源地に対する毒素等の混入、航空機等による多数の死傷者を伴う...全文を見る
○赤嶺委員 私たちの立場からすれば、「武力攻撃の手段に準ずる手段を用いて多数の人を殺傷する行為が発生した事態」、これは本当にあいまいな定義に終わっているわけですが、それが今度は、「発生する明白な危険が切迫していると認められるに至った事態」、これまで含むものとなっているわけですね。...全文を見る
○赤嶺委員 緊急事態というのは、私たちの生活をしている社会の中でいろいろ起こり得るというのは、そのとおりであります。ただ、今回の修正案というのは、それを武力攻撃事態対処法の基本法の枠組みの中で位置づけていこうとするわけですから、当然、その枠組みの中に位置づけられるとした場合には、...全文を見る
○赤嶺委員 やはり、そうなった場合に、一たん法律となってそれが動き出すときには、その時々の政府の恣意的な判断、ここにゆだねられていくという危険を非常に多く含んだ、定義の面においてもあいまいだということを、一つ私たちの意見として指摘しておきたいと思います。
○赤嶺委員 それでは、次の質問に移っていきます。このような事態が発生をした、それに対処をしていく、その対処をしていく場合の問題であります。  政府に最初に伺いたいと思います。  政府案によりますと、緊急対処事態を起こした主体や意図はどうであれ、何らかの緊急対処事態が発生した場...全文を見る
○赤嶺委員 そこでまた民主党の修正案の方に戻るわけですが、先ほどの説明とのかかわりです。  民主党案の提案理由説明によりますと、政府案は保護の観点に矮小化されているという緊急対処事態を、今回は、先ほども説明がありましたように、侵害排除も含めたものとする、このようにしています。 ...全文を見る
○赤嶺委員 自衛隊の場合は、いわば治安出動であるから軍事的対応にはならないんだ、そういう理解でよろしいんですか。
○赤嶺委員 それでは、自衛隊がどういう行動がとれるのかという角度からちょっと質問をしたいんですけれども、自衛隊法上は、治安出動あるいは治安出動下令前の情報収集、こういうものがあるわけですね。この発動要件というのが現行法で決められている。それらは、今回の修正を踏まえて変更することも...全文を見る
○赤嶺委員 自衛隊の対応の要件は変わらないということでありましたが、それを軍事的対応と言うかどうかの議論はきょうはもうおいておきたいというぐあいに思います。  それで、民主党案の基本理念の第二十六条の二項に、「武力攻撃の手段に準ずる手段を用いて多数の人を殺傷する行為の発生に備え...全文を見る
○赤嶺委員 今、首藤委員の方からは、将来においてはというお話がありました。アフガニスタンの、九・一一同時テロのことを思い出すわけですが、当時の国会の議論で、次は政府の方にお伺いしますけれども、いわば警護出動規定を設ける場合にいろいろ議論になりました。原発などの重要施設、それから自...全文を見る
○赤嶺委員 あと一点、これに関連して政府にお伺いをしたいと思います。  これまでのテロや不審船への対応、これは警察機関と自衛隊の連携についてマニュアルが作成されていたり、訓練を行うなどということをしてきていると思いますが、仮に、今回の修正によって、緊急対処事態に関する規定、これ...全文を見る
○赤嶺委員 やはり、そういう武力攻撃事態への対処と緊急事態への対処はおのずから違ってこなければいけないというぐあいに思います。  しかし、今回の修正案によりますと、やはり「発生に備える」ということが入ってきますと、いわばどんな事態であっても、自衛隊もそれに応じて自衛隊法の枠内で...全文を見る
○赤嶺委員 心構えの問題ということでしたけれども、やはり私は、イラク等で起きた刑務所での虐待事件、軍人も民間人もみんな一緒にして共通の対応をするという、ああいうのを見ていても、区別すべきは区別していかなければいけないというぐあいに思います。  今回の緊急対処事態について、日弁連...全文を見る
○赤嶺委員 ちょっと今の御説明、なかなか理解しにくかったんですが、武力攻撃災害と自然災害、自然災害でいえば、私などは沖縄で、毎年のように台風がやってきて、いろいろな災害が起きて、そのたびに被害対策もとれるけれども、おのずから対処の仕方というのは違うんじゃないか。武力攻撃というもの...全文を見る
○赤嶺委員 これで終わりますが、修正案についても、極めてあいまいな定義で基本法の中に位置づけられる、また、基本法の三党合意による策定についても、自然災害と武力攻撃災害が一緒くたにされるなど、多々問題点があるということを指摘しまして、質問を終わらせていただきます。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  総理に伺いますが、今、米英によるイラク占領、これはイラク国民に対する虐待の問題など極めて深刻な事態を迎えております。  ファルージャの町を包囲していたその掃討作戦には沖縄の海兵隊が参加しているなど、在日米軍基地の駐留部隊がこう...全文を見る
○赤嶺委員 総理の答弁はちょっと何を言っているのかさっぱりわかりませんでしたけれども、私の質問は、在沖米軍基地から海兵隊がイラクに出動し、人道支援どころか、お年寄りや子供、女性まで本当に虐殺というようなことをやってのける、そういう中で、沖縄の基地が戦争の足場にされていることについ...全文を見る
○赤嶺委員 日本の側からの米軍への支援には日米安保条約の目的の範囲内という限定がある、支援を受けた米軍の行動を限定する、制約する、そういう法的な仕組みがあるか、こういう質問なんです。  それで、もうちょっと具体的な問題で聞きますけれども、米軍が日本の周辺地域でイラク戦争のような...全文を見る
○赤嶺委員 日本の側が、いわば目的を限定して支援する。例えば、武力攻撃予測事態で港湾の優先利用を確保した、そのときに、周辺事態で武力行使をしている艦船が、その港湾を使いたい、このように申し出てきた、そのときに日本政府は、その目的を聞いて、それは日本の法の趣旨に合うものでないから使...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、この間の私の質問に対する答弁には、これは港湾の利用について規定した法律であり、公共施設等利用法案についていいますとそうであり、米軍の行動を律するものではない、このように答弁されておりました。  今回の大臣の答弁だと、港湾の優先利用を確保して米軍が使ってい...全文を見る
○赤嶺委員 武力攻撃予測事態のときに優先利用が確保されるというのはわかるんです。しかし、米軍というのは、周辺事態も武力攻撃予測事態も分けて行動していないですよ。一つの指揮のもとに一体的に軍事的な展開をしております。この艦船は周辺事態の艦船、この艦船は武力攻撃予測事態の艦船、これを...全文を見る
○赤嶺委員 結局、利用指針というのも、日本政府が定めるものであって、しかし、一体的に軍事行動を展開している米軍の行動を律するものでない。日本政府の側が事態に応じて支援内容を決めるというだけであって、受け取った米軍はどこにでも使える。  そういう意味では、今回の法案というのは、周...全文を見る
05月20日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第18号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、日本共産党を代表して、有事関連七法案、ACSA改定案に反対、ジュネーブ条約第一、第二追加議定書に賛成の討論を行います。  有事関連十案件は、昨年の武力攻撃事態法の枠組みに沿って、有事法制を具体化するものであります。憲法と...全文を見る
05月25日第159回国会 衆議院 外務委員会 第17号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  日本共産党は、北朝鮮の問題の解決について、かねがね、三つの角度から取り組んでいくというぐあいに申し上げてまいりました。  一つは、朝鮮半島の軍事的な衝突の危機は絶対に避けなければならないこと。あくまでも平和的、外交的な手段によって解決...全文を見る
○赤嶺委員 そこで、国交正常化交渉の再開という問題について伺っていきたいんですが、この国交正常化交渉、私たちは、拉致の問題も正常化交渉のテーブルの上で解決をすべきだ、核の問題も包括的にこの中で解決をすべきだ、このように主張してまいりました。そして、そのことが、日本の平和と安全にと...全文を見る
○赤嶺委員 拉致問題というのは、やはり日本国民の人権と安全を脅かした国際的な犯罪行為として、許すことのできない立場、これは繰り返してきたところであります。今回、私たちも、地村さん御夫妻そして蓮池さん御夫妻の家族が帰国したことを心から喜びたいと思いますし、曽我さんについても、御家族...全文を見る
○赤嶺委員 本当に国民が納得できる解決というものについての政府の努力を改めて強く求めておきたいと思います。  もう時間がありませんので、核問題について一言申し上げたいと思いますが、実は、日朝平壌宣言の直後に核兵器問題が重大化して今日まで来ているわけですが、これをどう解決するかと...全文を見る
05月26日第159回国会 衆議院 外務委員会 第18号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  最初に、日本・ウズベキスタン航空協定について聞きます。  私は、本協定の締結によって、両国の定期航路の安定的な運営、今後の両国間の人的交流、経済的交流、友好関係に寄与するものと思いますが、その上でお聞きいたします。  本協定...全文を見る
○赤嶺委員 航空の安全確保をより確かなものにしていくということであります。  それで、ちょっと今度は別の問題、沖縄の都市型戦闘訓練施設の建設問題について聞きます。  金武町のキャンプ・ハンセンのレンジ4における米軍の都市型戦闘訓練施設の建設は、住民の強い反対のもとで、着工でき...全文を見る
○赤嶺委員 米側がとっている安全対策について、今北米局長が説明をしたのは、三月十二日の私の答弁においても同じ説明をしているんです。しかし、当時、なおそれでも、地元住民が安全に不安を持ち、半世紀もキャンプ・ハンセンの基地被害に苦しめられた経験を持っている、そして、そういうことをよく...全文を見る
○赤嶺委員 結局、前に話し合ったから、もうこれ以上どんなに住民が反対の意思表示をしても米軍側と調整する意思はないという答弁と同じですよ、今のは。そんなひどいやり方がありますか。  きのう、準備工事をやったという連絡があったと言いますけれども、アメリカから工事着工の連絡は何時ごろ...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣、連絡義務がないから連絡する必要もないんだと。そして、午後、連絡があったと。ところが、資材の搬入は、地元住民が早朝それを目撃しているんです。  外務大臣、日本人が、日本政府も知らないうちに日本国内に基地がつくられて、それを金武町伊芸区の人たちは、いつ工事着工...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
06月09日第159回国会 衆議院 外務委員会 第21号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  まず最初に、地中海漁業一般委員会に関する協定の改正について質問をいたします。  海洋生物資源の維持管理は、食料の確保という点でますます重要になってきているわけですが、本地中海漁業委員会協定が対象にしている地中海や黒海、これに接...全文を見る
○赤嶺委員 次に、きょうは在日米軍基地の問題について聞いていきます。  まず最初に、けさ日米首脳会談が行われてそれぞれニュースにもなっているわけですが、日米首脳会談で在日米軍の再編あるいは沖縄の基地の負担の軽減について話し合ったという報道がありました。  在日米軍基地の再編で...全文を見る
○赤嶺委員 では、きょうの首脳会談の中でも話し合われているというこの米軍の再編にかかわる問題について、多くの報道があるわけですね。  まず初めに確認したいわけですが、いわゆる米軍の再編、基地の再編、トランスフォーメーション、この在日米軍の編成問題について日米が協議する機関あるい...全文を見る
○赤嶺委員 さまざまなレベルでの協議というのは、具体的に挙げるとどういう協議機関があるんですか。
○赤嶺委員 密接な協議が行われ、そして、在日米軍基地の再編が何らかの形で進められている。それは、日本政府の基本的な姿勢というのは、抑止力の維持、負担の軽減。負担の軽減といっても、現に沖縄で、辺野古で海上を埋め立てて基地をつくるとか、金武町で新たな都市型戦闘訓練施設の建設をめぐって...全文を見る
○赤嶺委員 協議の基本的な姿勢だけ繰り返し述べて、それで、実際にその協議が負担の軽減につながるのかどうかというのは、だれ一人として安心はしていないわけですよ。負担の軽減という名目で在日米軍基地の質的強化が一層図られるんじゃないか、世界の中の日米同盟という建前で、米軍の軍事戦略に基...全文を見る
○赤嶺委員 一切わからない、やみの中で在日米軍基地の再編の話し合いが進められ、そして国民も沖縄県民もその結果だけが押しつけられるというようなことは、全く納得がいかない外交姿勢であります。  米軍は、今回の再編について、在日米軍の単なる再編にとどまらず自衛隊との一体化を志向してい...全文を見る
06月11日第159回国会 衆議院 外務委員会 第22号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、自衛隊のイラクへの派遣の継続、この問題について取り上げたいと思います。  国連の新決議が上がったとはいえ、その評価はきょうは行いませんが、やはりまだいろいろ複雑な問題を残している。そういう中で、六月三十日にはCPAが消滅する...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、自衛隊が多国籍軍に参加するということであれば、その指揮下に入るということになるわけですね。国連軍であろうが多国籍軍であろうが、参加というなら、その指揮下に入り、その一員として行動するということであります。それ以外の解釈は成り立ちません。そうですね。
○赤嶺委員 ですから、参加というなら、その指揮下に入り、その一員として行動する、そういうことをお認めになったと思います。  そうなりますと、自衛隊の多国籍軍への参加、これは、自衛隊は指揮下に入るということですか。
○赤嶺委員 これまでの答弁と全く違うじゃないですか。参加とは、指揮下に入り、その一員として行動することだ、そういう答弁がしっかりある。今回、自衛隊が多国籍軍に参加する、それは指揮下に入るということではないんだ、そういうことですか。
○赤嶺委員 全く話にならないじゃないですか。支離滅裂ですよ。何でそんなことが言えるんですか。おかしいじゃないですか。大臣、お答えください。
○赤嶺委員 これまで、参加とは、指揮下に入り、その一員として行動するということだったんですよ。そういうことですよね。それはお認めになっている。  では、何で今回それがそうならないんですか。そうならないと言うのは、余りにも皆さん、この過去の答弁との整合性においても全くのへ理屈じゃ...全文を見る
○赤嶺委員 多国籍軍の一員としてそこに参加しながら、しかし指揮下に入らない、こんなことが起こり得ますか。全く筋違いの議論ですよ。  例えば、皆さん、過去の答弁でいえば、この中山答弁ではこう言っているわけですよね。参加に至らない協力、いわば国連軍あるいは多国籍軍の外からの協力、そ...全文を見る
○赤嶺委員 やはりへ理屈をこねて、憲法違反の事態を何とかくぐり抜けようとしている。ですから、先ほど与党の議員の皆さんからも指摘があるぐらい非常に拙劣な解釈だと思います。  例えば、今、湾岸戦争時の多国籍軍だとか、今度の新決議による多国籍軍だとか、いろいろ言われますが、その同じ年...全文を見る
06月18日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第15号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  昨日、総理は、野党党首会談で、多国籍軍に参加するとはっきり表明をし、先ほど、官房長官から、その立場について説明がありました。  これまでの政府答弁ですと、当該国連軍、多国籍軍の目的、任務が武力行使を伴うのであれば、自衛隊がこれに参加す...全文を見る
○赤嶺委員 もうさっぱり意味がわからないんですね。  これまで、武力行使を伴う多国籍軍には参加しないという政府答弁というのは明確に存在をするわけですよ。  それが、今回の場合には、多国籍軍のいろいろ性格が違うからと言いますけれども、国連決議一五四六で言われている多国籍軍の任務...全文を見る
○赤嶺委員 多国籍軍の主要な任務はそういう武力行使で、今の官房副長官の答弁を聞いていても、人道復興支援が加えられてしまったという話なんですね。いわば、必要があればやるということで、これが武力行使を伴う多国籍軍であることは明白であります。  それで、今までの政府答弁との関係で、そ...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、今回、中山答弁にはなかった、「参加」の中に新しい概念を設けた、広げたという理解でいいんですね。イエスかノーかで答えてください。
○赤嶺委員 本当にひどい話ですよ。「「参加」とは、」ということで明確に定義をしてきた、これを、一般的な日本語の参加があるでしょうって、そういう議論を国民が、だれが信頼しますか。さっきの了解と同じようなものですよ。本当にでたらめ。そして、本当にでたらめな解釈で憲法違反とされてきた多...全文を見る
○赤嶺委員 だれとだれがというのは、一般的に言わないで、日本側からはだれが、そして公使であればその公使の氏名、それから、イギリス側であれば、しかるべき高官と言わずにだれ、それからアメリカ側であればだれ、こういうのは向こうが公表を了解しているというのであれば公表していいんじゃないで...全文を見る
○赤嶺委員 だれが日本国の代表だったのか、だれがイギリス国の代表だったのか、そして、こういう人々との了解によって、かくして日本の憲法は守られるんだという明確な説明がなければだめですよ。日本の代表はだれだったんですか。イギリスを代表した方はだれだったんですか。アメリカを代表したのは...全文を見る
○赤嶺委員 本当に、政府の代表の氏名も明らかにできないような口頭了解ということであります。それで、それは明らかにできないと。  同時に、なぜ外交文書をもって、これだけ大事ですから、憲法違反であるかどうかを問われるわけですから、政府解釈でいっても。これだけ大事なものを何で口頭了解...全文を見る
○赤嶺委員 本当に、まともな説明もしないままに、できないままに多国籍軍への参加を強行しようとしている、そういう政府の姿勢に厳しく抗議して、私の質問を終わります。
08月04日第160回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。私も冒頭、在日米軍基地の再編問題について聞いていきます。  これまでの答弁からしても、全く内容が明らかにならないわけですが、アメリカ政府は、在沖海兵隊の一部移転の問題や、あるいは取りざたされておりました厚木基地のNLPの移転など、こ...全文を見る
○赤嶺委員 提案がなかったというのは、これまでのいろいろな皆さんの答弁でも聞いているわけですが、いろいろなアイデアが出された、そういうことはおっしゃっているわけですね。そういうアイデアまで含めて白紙化という伝達があったのかということなんです。
○赤嶺委員 あなた方政府はそれでいいかもしれません。しかし、いろいろ漏れ聞こえてくる問題で基地所在自治体が本当に不安を募らせている、これが現実であります。  そこで、アメリカの方は、年末の2プラス2までにはこの問題について決着をつけたいとか、あるいは八月下旬か九月上旬にかけて再...全文を見る
○赤嶺委員 日米関係、とりわけ在日米軍基地の問題というのは地元自治体の意向もよく聞いてというのは皆さんの決まり文句ですが、沖縄でも頭越しには絶対に基地の負担は押しつけないんだと言いながら、今日までずっと押しつけ続けられている、その押しつけはいきなり持ち込まれてくる、こういう経験に...全文を見る
○赤嶺委員 ファイス国防次官の発言は、議会で行われていることはお認めになりましたけれども、それについても何の提案もないと言いますが、そういうことが言われる一方で、この間の報道では、米軍の座間基地への第一軍団司令部の移転だとか、あるいは横田基地へのグアムの空軍司令部統合の実現という...全文を見る
○赤嶺委員 きちんと説明をしていただきたいと思います。  特に、この第五艦隊、第七艦隊の守備範囲というのは湾岸地域であり、あるいは西太平洋からアフリカ東岸までのインド洋ということになっております。これが事実だということになれば、日本の領域防衛あるいは極東の平和と安全の維持という...全文を見る
○赤嶺委員 整々と進めるわけにはいかないのがこのアセス法無視のボーリング調査であります。皆さんのこういう基本姿勢が改まらない限り、座り込みでの抗議等反対の運動は続くというぐあいに申し上げておきます。  ことしに入って毎月のように、メディアを通して、いわば普天間基地の代替施設の名...全文を見る
○赤嶺委員 本当に現地に行けばたちまちわかる話で、ひどいやり方で基地建設を進めようとしている。しかも、法律さえ遵守していないという問題が言えると思うんです。  例えば、この間、方法書が出されました。そして、意見書が県民から寄せられました。この方法書に出されたものの中には、配備さ...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
08月04日第160回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  午前中も外務委員会で外務大臣に質問をしたところでありますが、イラク問題について質問をしたいと思います。  先ほど藤田議員も取り上げましたが、七月九日に公表されたイラクに関する米情報機関の開戦前の情報評価についての報告、これが、ブッシュ...全文を見る
○赤嶺委員 川口外務大臣、ごまかさないでください。あなたは、パウエル長官が国連安保理で演説した中身を中身そのものとして高く評価したんです。  それは談話からの引用ですが、つまり、パウエル演説で何が明らかになったか。「査察活動に対する非協力、大量破壊兵器の隠蔽工作等、イラクに大量...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、パウエルさんが誤った情報評価に基づいて国連安保理で演説をした、そういうものをあなたは高く評価した、今後にとっても重要であると評価した。それ自身は、あなたは今でも正しかったと胸を張って言えるんですか。パウエルさん自身、アメリカの上院自身があの情報は誇張されてい...全文を見る
○赤嶺委員 今、提供した情報が正しくなかったということは残念だ、そういうお言葉を使いましたけれども、それでも、こういう姿勢はこれからもパウエル長官、とり続けていっていただきたいということなんですか。情報が吟味されないまま、誤った情報が国連安保理で演説される、そういうものを高く評価...全文を見る
○赤嶺委員 そういう、今の一般的に定義して答弁された、指揮とは何かという内容については、多国籍軍の中でも考え方は一致しているというぐあいに理解してよろしいですね。
○赤嶺委員 アエラという週刊誌の八月五日号に、「激論百八十分 陸海空幹部の本音トーク」と題して実名座談会が特集されております。その中で、陸上自衛隊研究本部総合研究部長山口昇氏は、「イラクでは、各国の軍がそれぞれの制約の中で、国家としての指揮権を維持したまま一種のオペレーショナルコ...全文を見る
○赤嶺委員 私は、連絡調整について伺ったわけではなくて、作戦統制ということについて聞いているわけです。  航空自衛隊の輸送業務があります。これは兵員の輸送等も、アメリカ兵の輸送等も行っているわけですから、当然、作戦統制下で連絡調整を行っている。連絡調整は行っているんだろうけれど...全文を見る
○赤嶺委員 今、作戦統制下で米兵を輸送しているということについてお認めになりました。  とにかく、多国籍軍の中で指揮権と言われるものについてはまだまだ不明瞭であります。皆さんは、指揮のもとには入らないというものを口約束、しかも、政府の、両国の代表のだれが約束したかもわからない世...全文を見る
10月28日第161回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  テロ特措法の質問に入る前に、起きています人質事件、この問題について伺います。  イラクの武装集団による日本人拘束事件が起きているわけですが、いかなる理由であれ、人質をとり、そして要求が入れられなければ殺害すると言って脅迫するこ...全文を見る
○赤嶺委員 それでは次に、テロ特措法と関連した質問を行いたいと思います。  九・一一のテロから三年が経過をいたしました。そして、今度基本計画の延長ということになりますが、テロの根絶、これを掲げてインド洋での米軍に対する支援活動を開始しているわけですが、この支援活動について政府の...全文を見る
○赤嶺委員 計画延長の議論のたびに、大体同じような答弁が返ってきています。  アルカイダが何人逮捕されたとか言う割には、アフガニスタンの国内事情というのは極めて不安定である。先の見通しというのは、まだ労力が要るし長期間かかりそうだという、非常に先の見通しが見えないような、結局、...全文を見る
○赤嶺委員 やはりサマワのことしか言わないじゃないですか。イラク戦争がテロの脅威の除去に肯定的な役割を果たしたのか、否定的な役割を果たしたのかということを聞いたんですが、いいです、長官、まともにそれにはお答えにならないで、サマワに限られて言いました。治安が安定することがテロの脅威...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、全く問題の立て方が違うんですよ。テロの脅威の除去と言いながら、今テロリストの主戦場になっています、これはテロの脅威を除去するためにであります、こんな説明が納得できますか。イラクでそういうテロリストの主戦場になっていることがすなわちテロの脅威の除去につながりま...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣、外務大臣もきっとお読みだと思いますし、その知見もお持ちだと思うんです。  私が指摘しましたのは、イギリスのミリタリーバランスの中で報告されていること、イラク戦争がテロリストをふやし、アルカイダのねらいを強化する結果になったと。これを否定できますか。これを否...全文を見る
○赤嶺委員 今、テロの脅威の除去を掲げて、そしてアフガニスタンへのインド洋での給油支援活動が展開されている。テロの脅威の除去だといってイラクで戦争が始まって、これに対してもアメリカの戦争の支援体制をとっている。  外務大臣はさっき、イラクがテロの主戦場になっているということもお...全文を見る
11月01日第161回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、冒頭、武装集団による無法なテロの犠牲となった香田証生さんに心からの哀悼の気持ちを述べるとともに、御遺族にお悔やみの言葉を申し上げます。  午後もイラク特別委員会がありますので、イラク問題はその場に譲りたいと思います。私は...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、事故分科委員会はまだ終わっていない、飛行は再開された、こういうことになっておりますが、最終的には、事故分科委員会の報告が日米合同委員会に出されて、日米合同委員会から勧告について検討を進めることになる、こういうぐあいに理解していいんじゃないかと思いますが、そ...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、沖縄県民は日米両政府の明確な勧告を知らないままに、日米両政府の間で事故同型機の飛行が再開されている状態だということになると思うんですよね。  皆さんの文書、十月十二日付の文書でありますが、こう書かれています。  十月五日及び八日の事故分科委員会でのアメ...全文を見る
○赤嶺委員 事故を起こしたヘリコプターをきちんと日本側専門家は見たんですね。見たわけですね。  その機体は、現場から普天間基地に運んだと思うんですが、全部普天間基地に保存されていたでしょうか。それとも、一部は米本国に調査を依頼したということはありませんでしたか。いかがですか。
○赤嶺委員 機体は、沖縄県警の専門家が指摘しているとおりに、事故原因を解明する証拠の山、宝の山だという認識を捜査当局は持っております。私が普天間基地の司令官にこの問題について聞いたときに、一部は米本国に持っていって検証をしているというような説明もありました。これについては、ぜひ確...全文を見る
○赤嶺委員 その専門家が確認したことを県民は知りたいんです。何も説明を受けないで、安全だという確認が得られている。せめて、日本の専門家が墜落した事故機を見たというならば、何を感じたのか、どういう質問をしたのか。同型機について、老朽だとかいろいろ指摘もされております。そういった点に...全文を見る
○赤嶺委員 三回事故分科委員会を開いたけれども、日米合同委員会での最終的な勧告は出ていない、ここも、安全説明、危険の除去についての不信感が生まれる一つの根拠であります。専門家が現場に行ったけれども、その中身は明らかにすることはできない。  例えば、英文の二百四十ページの報告書、...全文を見る
○赤嶺委員 時間もありませんので外務大臣に伺いますが、参議院の予算委員会で、小泉総理は、事故は絶対に起こらないということを一〇〇%断定できるということを私は申し上げることはできないと答弁しております。外務大臣も総理と同じですか。
○赤嶺委員 そうなんですよ、絶対にゼロにすることはできないんですよ。しかし、普天間基地の原点はゼロにすることなんですよ。普天間基地の原点というのは、そもそもSACO合意の原点は、危険の一〇〇%の除去なんですよ。  それを皆さんが、一般論でできない、しかし普天間基地においてはそれ...全文を見る
11月01日第161回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  イラクの武装集団による無法残虐なテロの犠牲となった香田証生さんに心からの哀悼の気持ちを述べるとともに、御遺族にお悔やみの言葉を申し上げたいと思います。  同時に、この間の質問でも取り上げましたが、イラクをテロリストの温床にして...全文を見る
○赤嶺委員 スンニ・トライアングルの危険な治安状況というのは、一年も前から同じことが指摘をされ、そして一年たってもなお、政治プロセスを前にしてもなお、そこをめぐる犠牲者が米軍でも民間人でも激化している、これがイラク全体の治安状況に悪影響を与えている、この基本は全く変わらないわけで...全文を見る
○赤嶺委員 治安状況の具体的な中身については、なかなか政府も説明できない。  CPAから暫定政府に統治が移譲されて四カ月たちました。一月には選挙が行われる予定であります。この選挙に向けて、今後のイラクの治安情勢がどんなふうに展開をしていくか、これはとても大事な問題だと思います。...全文を見る
○赤嶺委員 国民議会選挙というのは、国土全体でそれこそすべての国民が参加するという条件でこそ、でき上がった議会の国民からの信頼、権威というものが出てくるわけだろうと思います。  それで、今後の治安情勢を見る上で非常に重大な局面を迎えているのがファルージャだと私は考えています。 ...全文を見る
○赤嶺委員 米軍は停戦協議の真っただ中で空爆を始めたことになるのかな、報道の流れを見ている限り、そんなふうに受け取るわけですが、この点はいかがですか。
○赤嶺委員 停戦協議の中身については具体的なことまではわからないけれども、とにかくファルージャはテロリストの巣窟、ピンポイントは必要だ、こういうことをおっしゃっているのかなと思いますが、一方で、住民は、そこにはテロの首謀者などいない、こう主張しているわけですね。  そういう中で...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、住民は、テロの首謀者などいないと言っている、そして民間人が犠牲になっていると言っている。国連にも、ファルージャの住民有志が、そういう虐殺をやめてくれという要請書を出している、国連もその間に立ち始めた、こういうことも起きているわけですね。  そういう中で、掃...全文を見る
○赤嶺委員 その当たり前のことが、ファルージャでは逆のことが行われている。本当に日本政府が政治プロセスと言うのであれば、力ずくでのイラクの国民の支配ではなくて、いろいろな勢力が政治プロセスに入ってくるという、今国際社会が行っている努力、そういう努力の上に立って、アメリカにファルー...全文を見る
11月02日第161回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  我が党の自由貿易協定についての基本的な立場ですが、二国間交渉による自由貿易協定、FTAは、お互いの条件をよく考慮して進めるなら経済関係を深めることができる、このように考えています。  しかし、現在、日本の財界が求め、そして小泉...全文を見る
○赤嶺委員 かなりの分野にわたる農水産品目の関税撤廃措置ということになっていくわけですね。  今度の協定で、メキシコに譲許する関税撤廃の半数以上は、日本が現時点で他国に許していない有税品目です。結局、今度の協定というのは、これらを自由化したことを意味すると思います。  二〇〇...全文を見る
○赤嶺委員 それでも、当初の研究会で農業に与える影響を懸念していた、その懸念していた以上の農産物の自由化が今度のメキシコとの協定で行われている。これは、交渉である以上やむを得ないんだということなんでしょうけれども、新たな自由化であることには間違いありません。農産物への影響は極力少...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、工業製品の関税をゼロにした場合のいろいろな試算というのは当然皆さんやっていらっしゃるだろうと思うんですが、農産品は、そこの自由化が与える影響というのは計算できない。しかし、それぞれの品目については、国内には産地を抱えております。やはり、そこの産地にとっては...全文を見る
○赤嶺委員 豚肉と、その次にタマネギについてはどうですか、産地に与える影響も含めて。
○赤嶺委員 だから、実行税率は幾らなんですか、タマネギは。それが無税になるということでしょう。
○赤嶺委員 それで、実行税率は同じということですか。
○赤嶺委員 高いんですよ。三%とかそんなものじゃないんですよ。八・五%がゼロになるんです。ですから、非常にメキシコは、いわゆるこれから輸入を拡大していこうという一つの目標になっていくと思うんですね。  もう一つ、冷凍野菜やメロンはどうなんですか。
○赤嶺委員 冷凍野菜等について、メロン等についても、私たちは、今度の協定の実行に当たって、いろいろ細かく調査をしてみました。やはり、いろいろな農産品目に、産地に対する影響は今後与えることは避けられないという調査結果を持っています。  皆さんは、先ほど、いや、枠があるんだ、それか...全文を見る
○赤嶺委員 今、措置をとるとおっしゃられましたけれども、受ける影響について、メキシコは今度の自由化で、いろいろな農産品目で価格競争の能力を、力をつけたわけですから、いろいろな競争が始まっていく、影響を受ける。そこで、その協定の後に、それらの影響を受けるであろう品目についての新たな...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、農産品目については影響を受けるが、新たな補償対策は考えていない。  一方で、工業製品についてはどういう影響を受けるんでしょうか、今度の協定で。それについていかがですか。
○赤嶺委員 それで、最後にちょっと外務大臣にお伺いしたいんですが、今伺ったように、今度のメキシコ協定、農業分野に与える影響、工業分野に与える影響、それぞれ出てきております。今後、東南アジアとのFTA交渉あるいはEPA交渉、これを進めていくときに、たとえ二国間であっても、これを積み...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
11月09日第161回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  冒頭、外務大臣に、イラクのファルージャの問題についてお伺いいたします。  八日午後、米軍は、ファルージャに総攻撃を開始いたしました。既に犠牲者も出ており、四千人以上の海兵隊が進撃していると伝えられています。その攻撃には、沖縄にローテー...全文を見る
○赤嶺委員 ファルージャは四月にも米軍が総攻撃をして、約七百人、住民が犠牲になっているわけです。米軍の攻撃に対する怒りと批判も強まりました。  今度のファルージャへの攻撃というのは、例えば、イスラムの宗教者委員会は、攻撃があれば選挙をボイコットする、こういう呼びかけの中で行われ...全文を見る
○赤嶺委員 小池大臣、まさに今度は奇跡中の奇跡だったということについては、今度の事故を最後の警告にしてほしいというのが宜野湾市民の中学生の書いた作文の中にあるんですよね。安全対策に気をつけて、これからSACOの合意でやっていきますではないんです。そもそも、八年前に、危険だから撤去...全文を見る
○赤嶺委員 そうなんですよ。基地と経済とよく言われるわけですが、経済の振興の上でも沖縄のそういう環境を大事にして観光を発展させて、まさに基地とはリンクしない経済の発展をというのは、これは県民の夢であります。そういう環境保全というのは大事な意味を持ってくるわけです。  ところが、...全文を見る
○赤嶺委員 沖縄担当大臣として沖縄の環境の保全と沖縄の産業の発展が結びついている非常にいい位置にいらっしゃるから私は聞いたのでありまして、そういう点でいえば、ボーリング調査というのは環境アセスじゃないんですよ。環境アセスなしに始めたんですよ。しかも、あんな大々的な工事を海上でやる...全文を見る
○赤嶺委員 これは環境アセスの中で行われているものじゃないんです。環境アセスの方法書の対象にもなっていないんです。それでもやっているんですよ、防衛施設局は。そういうのは、沖縄担当大臣として、本当に見逃しておくんですか。
○赤嶺委員 大臣、そうなんですよ。環境アセスの対象になっていないんですよ。それでも防衛施設局、やったんですよ。こんなひどいことをやっていて、沖縄の環境が本当に守られるのか。そのことについて環境省は助言を行ったと言うけれども、助言を行って、いろいろ専門家から聞きましたと言うけれども...全文を見る
○赤嶺委員 情報の提供がかなめをなすんです。  しかし、例えば航空機については、九七年に防衛施設局が名護市民に提供した説明書には詳しく書かれておりました。今度の方法書には、回転翼機ということで、機種も航空機も何も明らかにしていない。騒音の問題も飛行ルートの問題もあいまい。これで...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
11月10日第161回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  十二月十四日、自衛隊の派遣を延長するかどうか、大きな問題になっています。私たちは、もとより、イラク全土は戦闘地域であり、現にファルージャ等では激しい交戦が展開をされている。そういう地域に自衛隊を派兵するということは、憲法からいっ...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、危険が迫って安全に活動を続けることが難しくなった場合について質問させていただきます。  具体的にはどういう状況を言うのですか。
○赤嶺委員 大臣が説明能力を欠いたら、自衛隊の派遣延長なんて国民に説明できないんじゃないですか。  例えば、外に出たらドンとやられる、外で復興支援活動ができないような状態ということをおっしゃいましたけれども、今、自衛隊が外で活動するときには警護隊がついていらっしゃいますか、つい...全文を見る
○赤嶺委員 サマワは警護隊がつくような治安状態であるわけですね。これはやはり、外に出たらドンとやられることを警戒しているからじゃないですか。
○赤嶺委員 今、イラク全土に非常事態宣言が出されました。具体的な措置はサマワではとられていないということでありましたけれども、非常事態宣言には、外出禁止命令だとか、いろいろ具体的なことが今後起こり得ると思います。  サマワの市民に対して非常事態宣言で具体的に外出禁止とかと言われ...全文を見る
○赤嶺委員 非常事態宣言というのはいろいろな措置をとり得るわけですよね。いろいろな措置をとり得るわけですから、具体的な措置がサマワにおいて発動された場合、それは皆さんが安全性を検証する一つの基準になりませんか、こういうことを聞いているんです。
○赤嶺委員 宿営地のさまざまな攻撃がありますね、今までもありました。その宿営地の攻撃について、これはまさに自衛隊がねらわれているという危惧は、長官、持ちませんか。
○赤嶺委員 まさに自衛隊はねらわれているわけですね。サマワがイラクの中で比較的安全とはいっても、警護隊に守られて外に出ていくような治安状況にあるわけです。  それで、大野長官は、このロケット弾の攻撃について、記者会見で、外国から軍隊が来ているという情報は持っていない、一部部族が...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、今まで国民に向かって皆さんが、サマワは部族の共同体社会で、横の連携も非常にあって、そして情報も入りやすいんだ、自衛隊との関係も良好だというようなお話をしたわけですが、やはり一部は、自衛隊に反感を持っている部族も警戒しなければいけないようなことになっているん...全文を見る
○赤嶺委員 長官、基地というのは、どんなに警戒態勢、警護態勢をとったにしても、基地を囲んでいる民衆が反発の感情を持ったときに、もろいものなんですよ。私は沖縄県の出身ですから、沖縄の米軍基地が県民の反発に囲まれたときのもろさというのを何度も体験してきました。  皆さん、サマワは、...全文を見る
○赤嶺委員 部族の中で手を振る子供たちがいたりすることも一つの現象でしょう。もう一方で、部族の中には自衛隊に反感を持つ勢力が生まれている、風説ではあるんだがそういう勢力もあるやに聞いているということを皆さん認識しておられるわけですよね。そういう認識をお持ちじゃないのですか。
○赤嶺委員 そういう部族も登場してきている。  そうすると、宿営地の外に出たら、例えば待ち伏せ攻撃だとか、あるいは自爆だとか、いろいろなことが既にもう想定されるような事態になっているんじゃないですか。
○赤嶺委員 私は、政府の現状認識は非常に甘いと思うんですね。  ニュージーランドがこの間撤退をいたしました。ニュージーランドというのは、一年間、イラクで人道復興支援活動、これは学校や病院の補修とか、日本の自衛隊と同じことをやってきたんですが、ちょっと日本の自衛隊と規模が違うなと...全文を見る
○赤嶺委員 非戦闘地域がサマワであるという説明以外は政府はやらない、やっちゃいけないということなんですか。
○赤嶺委員 そうしたら、ファルージャについてちゃんと見解を述べてください、イラク特措法の適用地域であるかどうか。
○赤嶺委員 基本計画ではそうなっていますが、基本計画というのは、皆さんも変更は可能なものであります。  イラク特措法に基づいて、戦闘地域、非戦闘地域のあいまいな発言を繰り返す閣僚のもとで自衛隊が憲法違反の形で派兵されている、安全性についてもきちんと説明できない、こういうものは直...全文を見る
11月12日第161回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。きょうは、イラクの問題について質問をしていきたいと思います。  先日も、イラクの特別委員会で、政府が自衛隊を撤退させる判断基準について伺ったわけですが、引き続きそのことについて聞いていきます。  首相が本会議の答弁の中で四つの基準を挙げら...全文を見る
○赤嶺委員 総理が本会議での質問に答えて、戦闘地域になった場合とか、安全を確保できなくなった場合とか、復興支援の任務の問題だとか、中で四つ挙げまして、政治的、外交的な判断として派遣を終了させる場合というのが挙がっております。御存じないんですか。     〔委員長退席、増子委員長...全文を見る
○赤嶺委員 答弁に基づいて、この間のイラク特でも、私、四つの条件の中の一つとしてこれを読み上げて、質問しておるわけですから。  精査したいということですから、若干の時間、とめていただいて、見ればすぐわかることですから、ちょっと確認していただけませんでしょうか。  委員長、時間...全文を見る
○赤嶺委員 撤退問題というのは、今まさに国会の論議の中心になっていることですよね。そして、総理が本会議でも答弁していらっしゃる。それで私も、その四つの判断の基準について、この間のイラク特で、外務大臣も座っていらっしゃいましたよ、ちゃんと述べている。通告したかどうかの問題じゃなくて...全文を見る
○赤嶺委員 委員長、思うということで、認められたというぐあいに、ちょっと議論を進めたいんですけれども、本当に総理が四つ並べて出していらっしゃるわけですから、総理の意向を離れて外務省の判断があるなら別ですけれども、やはり今の姿勢には私は非常に納得いかないものを思います。  それで...全文を見る
○赤嶺委員 三十八カ国というのは、どういう国々を入れたかわかりませんが、それは間違いないですか。ピーク時、三十八カ国でいいんですね。
○赤嶺委員 やはりふえているんじゃなくて、かなり減っているんですね。部隊を派遣していた国々が撤退をしている。そういういわば有志連合の中から、次々に部隊を撤退していく。こういうのは、日本がイラク問題を考えるときに、自衛隊派遣を考えるときに、一つの判断の目安、目安というか基準というか...全文を見る
○赤嶺委員 外交というのは、我が国独自に、主体的に判断するのは当然なんですよ。その主体的に判断する場合に、それが本当に皆さんがおっしゃるような国際協調になるかどうかということは普通の基準でしょう。国際協調になるような事態になっているかどうかというのがあるわけですよ。  それで、...全文を見る
○赤嶺委員 有志連合の中で、オランダも非常に不安定だと言われました。私の念頭にあるのは、オランダだけじゃなくて、ウクライナもそうですし、ハンガリーもそうですし、それからポーランド、モルドバなどが次々撤退を表明あるいは検討している。私は、ポーランドまで、あれだけ米英有志連合の中核に...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣、コアリション、有志連合というのは、強化されているのではなくて、あなたは今強化されているかのような強弁をしておりますが、弱体化し、国の数は減っていっているんですよ、あなた自身が説明したように。  それをNATOのミッションまで持ち出して、NATOがどういう議...全文を見る
○赤嶺委員 今私、手元に、ブルッキングズ研究所のイラク・インデックスの多国籍軍撤退に関する世論調査というのを持ってきておりまして、連合軍の駐留に対し強くまたはどちらかというと反対六七%。連合軍は即時または選挙実施後に撤退すべき八〇%。いわばイラクの独立、そういうものが本当に大事な...全文を見る
11月18日第161回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは拉致問題について、特に今回の協議、安否不明者十名の再調査を白紙に戻した上で徹底的に行う旨の北朝鮮側の約束があって始まった実務者協議、これについて聞いていきたいと思います。  協議の後の外務省は、今回の協議では北朝鮮側に...全文を見る
○赤嶺委員 さっき逢沢副大臣も触れられたわけですが、過去二回の日朝の実務者協議とかかわって、今回のどこが努力されて、どういうことが疑問な点として今後解明を続けていくという問題があるだろうと思います。  そこで、逢沢副大臣がその協議の始まる前に、横田めぐみさんの夫キム・チョルジュ...全文を見る
○赤嶺委員 そのキム・チョルジュンさんの持ってこられた遺骨だとかあるいは本人証明とか、こういうことについて大きな疑問がいまだに残されているわけですね。ですから、そこの全体像が明らかにならないと、それが前進につながっていくプロセスなのかということは今後の精査にまつほかはないと思いま...全文を見る
○赤嶺委員 今回、そういうまだ一つのプロセスにあると思いますけれども、ぜひ引き続きそういう精査をして、なお協議を継続して真相を解明していくという努力を政府において努力していただきたいと思うんです。  そこで、今回の実務者協議では、いわゆる核問題をめぐる六者協議の年内開催を求めた...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、残った時間で、普天間飛行場の代替施設建設現場におけるボーリング調査について伺います。  当然、施設庁は、そこの飛行場建設現場、海域ですから、ジュゴンもすんでおり、ジュゴンのえさ場もあり、サンゴ礁も豊かな地域、環境に対する配慮は十分にやったとしてもなお十分な...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、真摯に配慮したと言いますけれども、沖縄県環境影響評価審査会の専門家の先生方が、例えば、ボーリング調査については、審査会が県知事に答申する答申案の中でこのように言っているわけですね。現在実施されている護岸構造の詳細の検討のための地質調査及び海象調査により、少な...全文を見る
○赤嶺委員 あなた方の、こういうどんな専門家が環境を懸念して意見を出しても、自分たちはそれを聞く立場にはないような態度ですね。本当に沖縄の環境を破壊するつもりですか、あなたは、防衛施設庁は。破壊されて、取り戻すことはできないんですよ。  県の審査委員の専門家の先生は、アセス手続...全文を見る
11月25日第161回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第5号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、きょうはファルージャの問題を中心に伺っていきたいと思います。  米軍は、サマラ、ファルージャに引き続き、バグダッド南郊のバビルで総攻撃を展開しております。ファルージャでは、十万余の人々が残っている町を封鎖して、そして空爆...全文を見る
○赤嶺委員 今、武装勢力というぐあいに言われましたが、最初は、テロとの闘いとか言われてきたわけです。しかし、本当に外国人テロリストは少なかったとか、このように言われています。  それから、今度のファルージャ攻撃というのは、米軍の司令官が、テロリストのザルカウィは既に脱出した可能...全文を見る
○赤嶺委員 ファルージャで民間人がこれほど犠牲になった悲惨な実態について答弁の中で一言も触れない、こういう日本政府のあり方というのは、イラク国民から見れば本当に、どんなふうに見られるか、よく考えていただきたいと思うんです。  武装勢力といいますけれども、イラクの国民ですよ。イラ...全文を見る
○赤嶺委員 まさに、そういうことが繰り返されている、これがイラクであります。国際社会からも過度の武力の行使というぐあいに警告をされるアメリカのやり方、そして、そのアメリカのやり方に対して、民間人の犠牲についても批判できない日本の姿。結局、多国籍軍の一員であり、そしてイラクの国民に...全文を見る
○赤嶺委員 今、いろいろな意見があると言われましたが、やはり日本はイラクで占領軍の一員と見られている、そういうイラク国民の声も起こってきている、このことはお認めになるわけですね。
○赤嶺委員 これはまさに、いろいろな意見の中に、占領軍の一員、そして人道法に違反するような戦争犯罪を繰り返しているアメリカの立場を支持している。成功しなければならないという立場に立っている。そうなれば、日本は人道法違反の戦争犯罪の共犯者ですよ。イラク国民からそのように指摘されても...全文を見る
12月01日第161回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、今回の廃止法案を提出された各政党に伺っていきたいと思います。  先ほど来、与党の方から、イラクはこの一年間成功しただとか、今撤退をすれば日米同盟関係はどうなるかだとか、いろいろ見解、質疑がありました。十二月十四日でイラク...全文を見る
○赤嶺委員 次に、同じような質問、穀田提出者、お願いします。
○赤嶺委員 同じような質問でありますけれども、社民党の横光提出者、お願いします。
○赤嶺委員 どうもありがとうございました。  それで、今の廃止法案の提出者の答弁を聞いていましても、さらに、私自身のこの一年間、イラクの問題での論議にかかわってきた経過からしても、イラクは安定したどころか、テロリストのいなかった国でテロリストが自由に泳ぎ回る温床になっているとい...全文を見る
○赤嶺委員 知り得る立場にないと言いながら、民間人の犠牲は最小限にとどまっているだろうとか、今、国際社会にファルージャから伝わっている事態とは全く別の認識を政府が持っていることを本当に遺憾に思います。  そこで、今回はちょっと共産党の穀田提出者から先にお伺いをいたしますが、その...全文を見る
○赤嶺委員 同じ質問ですが、民主党の方それから社民党の方、よろしくお願いします。
○赤嶺委員 最後の質問で、残り時間は少ないんですが、それでは、その場合の我が国の支援のあり方について、ちょっと時間が短いですので、穀田提出者に伺いたいと思います。
○赤嶺委員 終わります。
12月02日第161回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  薮中局長は、前の、さきの外務委員会で私の質問に答えまして、日朝実務者協議を受けた後の問題として、さまざまな聞き取り、物証の精査を踏まえて今後対応する、このように答弁なさいましたけれども、精査の作業、これは今どういう状況でしょうか...全文を見る
○赤嶺委員 出された物証について精査するということは必要なことだし、大事なことだろうと思うんです。私たちの党も、いろいろ出されている疑問点について、私たちの党なりにいろいろ議論もしております。  その中のきょうは一つだけ具体的にお聞きしたいんですが、市川修一さんの問題です。 ...全文を見る
○赤嶺委員 当日の波の高さという角度から疑問を呈してみたわけですが、やはり精査すべきことはたくさん本当にあるだろうというぐあいに思います。  同時に、精査を尽くして問題点をまとめてさらなる真実の究明を図る、そういう道筋を考えるということになるわけですが、それはそのために実務者協...全文を見る
○赤嶺委員 十一月十七日に党首討論が行われました。その中で小泉総理は、相手の出方がけしからぬといって交渉を打ち切れば拉致問題は解決しない、国交正常化もますます離れる、それでいいのか、このように述べております。協議継続の必要性を強調しているわけですが、協議を積み上げて、そして真実を...全文を見る
○赤嶺委員 六カ国協議の協議の場、扉を閉ざすようなことがあってはならないし、それで六カ国協議の第一回の会合で参加国が合意をした、平和的解決のプロセスの中で状況を悪化させる行動をとらない、この同意をきちんと踏まえた対応が求められるということを強調しておきたいというぐあいに思います。...全文を見る
○赤嶺委員 この人道支援が対象にしているのは、どういうところでしょうか。
○赤嶺委員 私たちは小泉内閣の立場に正面から対決をしているという姿勢を堅持している党ではありますが、この国際人道支援、これについては、小泉首相も述べておりますが、食糧支援と拉致問題は全く別の筋の問題であるという立場を私たちもとっております。食糧の支援を中止することは、全く理由が立...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
12月10日第161回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  政府は、八日、北朝鮮側が先月の第三回日朝実務者協議の際、拉致被害者の横田めぐみさんの遺骨だとして提供した骨が、専門的な組織分析、DNA鑑定の結果、別人のものであるということを公式に確認いたしました。  今回の北朝鮮側の態度は、...全文を見る
○赤嶺委員 私たち、虚偽の報告が繰り返されている問題について、これは今後交渉を進めていく上で非常に重要な中心問題だと考えております。これらの事実というのは、北朝鮮側の交渉担当者にそもそも交渉担当者としての当事者能力があるかどうか、極めて疑わしいことを示すものだと思います。  外...全文を見る
○赤嶺委員 政府側の代表として、北朝鮮の方からそういう代表者が出てくる、これを窓口にするというのは当然でありますが、しかし日本政府の側が新たな証拠を出されて、それが虚偽だったというここに至って、本当に向こうが当事者能力を持った窓口なのか、そういう疑問がわくわけですが、その点いかが...全文を見る
○赤嶺委員 私たちは、こういう虚偽が繰り返されていることについて、北朝鮮の側がこの拉致問題について当事者能力を持った立場の人にやはり切りかえるべきだと、きのう志位委員長が政府に申し入れをいたしました。  北朝鮮側の交渉担当者を、拉致問題の全貌を知っており、問題の解決に責任を負う...全文を見る
○赤嶺委員 ぜひ政府において、そういう私たちの提案の検討を強くお願いしたいと思います。  そこで、きょうの委員会に決議案が出されております。北朝鮮の不誠実な態度という問題について、決議案では強い憤りが表明されています。この点では私たちも賛成であります。  しかし、政府に求める...全文を見る
12月13日第161回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第8号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  私たちは、自衛隊の派遣延長にはもちろん反対です。自衛隊の派遣は憲法違反であり、撤退すべきだと考えております。  今度延長を決めた政府の立場について伺っていきますが、大野長官は、サマワを訪問されまして、サマワの治安は予断は許されないがか...全文を見る
○赤嶺委員 衝突の件数をおっしゃっておられるようでありますが、治安の維持という点では、それを担当していたオランダ軍が二人の死者を出して撤退をする、にもかかわらず、治安は以前よりはるかに安定していると言う、そこの感覚が理解できません。  現に、長官がサマワを訪問したその日にサマワ...全文を見る
○赤嶺委員 私、長官がサマワに行かれたというものですから、サマワに行かれてつかんだ新しい認識を聞きたかったんですよ。部族社会で云々というのは、もう一年間繰り返し皆さんが説明していることですから、別に長官から今説明されなくても、今までも聞いている話であります。  長官が本当に治安...全文を見る
○赤嶺委員 やはり、サマワは一層安定してきたといっても、対迫撃砲レーダーを新たに装備するという側面を持っていらっしゃる。今回、陸上自衛隊の人員は六百人ということで変わらないわけですけれども、派遣の枠内で警備要員をふやす、こういう予定もあるんですか。
○赤嶺委員 サマワの安定と装備の強化、警備要員の増員、この説明にはやはり矛盾を感じることにならざるを得ません。  そこでもう一つ、これからの自衛隊の活動について聞いていきたいわけですが、これまで給水活動というのは自衛隊の復興支援活動の柱でありました。その給水活動についてですが、...全文を見る
○赤嶺委員 浄水能力が一日当たり三千トン以上、今自衛隊がやっている給水が二百トンから三百トンですから、十倍を超えるわけですね。そうしてくると、当然、相対的に自衛隊の給水活動の位置、比重というのはこれから変わっていくというぐあいに考えてよろしいですか、長官。
○赤嶺委員 結局、サマワでやる浄水というのは自衛隊が自分で使うためだということになりますが、実は、給水活動というのは宿営地の外に出ていって行っていたわけではありません。宿営地の中でやっておりました。そして今後、給水活動のニーズが、あるいは活動の比重が相対的に低くなっていく場合に、...全文を見る
○赤嶺委員 宿営地外で活動しても問題はなかったとおっしゃいますけれども、例えば道路工事、自衛隊員は実際道路工事をやっていらっしゃるんですか。道路工事をやっているのはどなたですか。そして、自衛隊はそういう道路工事の中でどんな役割を負っていらっしゃるんですか。
○赤嶺委員 そういう、いわば道路工事の実際は現地の地元業者が請け負ってやっておられる。そういうことであれば、支援の仕方というのは、先ほどもありましたが、国連を通じてとか、あるいはNGOだとかあるいはODA予算を使って、イラク人自身が計画をし、イラク人自身が工事をやっていくというこ...全文を見る