赤嶺政賢

あかみねせいけん

小選挙区(沖縄県第一区)選出
日本共産党
当選回数8回

赤嶺政賢の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第162回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、最初に北朝鮮の問題について伺います。  十日に北朝鮮の外務省が声明を出したわけですが、声明の中で北朝鮮は、核兵器の保有の理由について、米国の圧殺政策に対抗するものであり、力には力で対応する先軍政治の立場に立ったものだとしてい...全文を見る
○赤嶺委員 今総理は六者協議について述べられましたけれども、私も、六者協議というのは、北東アジアの平和と安定にかかわっているすべての国が参加をして、対話と交渉を通じて平和的な解決を図っていく、核問題も拉致問題もその中で解決していくという点でも、それから将来、先ほど総理もおっしゃら...全文を見る
○赤嶺委員 私は、沖縄県民の目に見える負担の軽減についてどういうことをやるかというのを伺ったんです。私は、沖縄の基地を本土のどこかに移せなどということは言っておりませんし、そういう立場をとるものではありません。  ただ、明らかに、沖縄の中で目に見える負担の軽減という場合には、去...全文を見る
○赤嶺委員 矛盾したことを今おっしゃっているんですよね。普天間基地は、どこかで米軍再編協議の中で接点が、SACO合意とのかかわりがあるんだろうけれども、SACO合意に基づいて粛々と進めていきますと言う。これじゃ全く、県民にとって普天間基地の撤去というのは譲れない、負担の軽減という...全文を見る
○赤嶺委員 それじゃ、この間、2プラス2もあります、そういう中でSACOの合意についても議論をしていくという理解でいいわけですね。簡単に答えてください。
○赤嶺委員 さっき地元も受け入れたというお話がありましたが、SACO合意に基づく海上基地建設というのは、例えば名護市の住民投票でも全然多数じゃないんですよ。反対が多数であります。基地をつくるかどうかで世論調査、住民投票をやって、つくれということが多数になったことはただの一度もあり...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
02月23日第162回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  小泉総理は、今回の米軍再編協議の中で、政府の方針として、沖縄を含め、目に見える負担の軽減を図ることを挙げております。  そこでまず、沖縄担当大臣である小池大臣にお伺いいたしますけれども、目に見える負担の軽減を図ることというのはどんな内...全文を見る
○赤嶺委員 そこで、2プラス2でのことなんですが、共同発表では、沖縄を含む地元の負担を軽減すると述べている一方で、SACOの着実な実施が在日米軍の安定的なプレゼンスにとって重要である、このように書かれております。  小池大臣は、今回の合意であるSACOの着実な実施によって沖縄の...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣になろうかと思いますけれども、SACOの着実な実施で負担の軽減につながるかということを小池大臣にお伺いいたしましたが、明確でありませんでした。  私、SACOの着実な実施が負担の軽減であるかどうかを示す一つの例として、この間の嘉手納の爆音訴訟があると思うんで...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、SACOで決めた騒音軽減のイニシアチブ、今外務大臣くしくもおっしゃったように、別に夜間飛行を全面的に禁止しているわけじゃない、深夜、早朝の夜間飛行もあり得るということであります。  私、これが米軍の運用上としても、日本政府の姿勢はどうかと。日本政府はこの裁...全文を見る
○赤嶺委員 深刻な問題であるということを九六年に確認しながら、騒音を軽減しましょうとSACOで決めながら、そしてそれを外務大臣の言い分によると着実に実施しているけれども、しかし、負担は軽減されない。住民の生存権を根底から奪っている。  普天間の問題で聞きましょう。  事故原因...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、外務大臣、飛行ルートを変えることによって宜野湾の普天間飛行場の周辺住民の負担が軽減され、そして危険性が除去されるんですか。
○赤嶺委員 普天間の危険を辺野古に移すことによって沖縄県民の負担が軽減されるはずはないというのはもうはっきりしているじゃないですか、そんなことって。  負担の軽減と言いますけれども、飛行ルートの問題も見直すというのは、普天間飛行場についてはSACOで言われているんですよ、既に。...全文を見る
○赤嶺委員 SACOで決めたことさえ、騒音軽減イニシアチブだということを決めたことさえ、日本政府はアメリカの立場に立って基地の運用を続けるから、ちっとも負担は軽減されない。まず、やるべき負担の軽減というのは、アメリカの言いなりではなくて、県内基地のたらい回しをやめるとか、あるいは...全文を見る
○赤嶺委員 負担の軽減につながるということを申し上げまして、質問を終わります。  以上です。
02月23日第162回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  先日、ワシントンで開かれた2プラス2について聞きます。  今回の共同発表文には、日米の共通の戦略目標なるものが初めて盛り込まれております。これは、今後の日本の外交にもかかわる非常に重大な問題だと私たちは考えています。  そこ...全文を見る
○赤嶺委員 日米の安全保障の文書の中で、共通の戦略目標、そういう表現の仕方というのはこれが初めてだと思うんですが、何でそんなふうな表現になったんですか。
○赤嶺委員 いや、非常に素直に質問しているんです。これまでのいろいろな日米の安全保障の関連文書を読んでも、共通の戦略目標というのが目立つようにきちんとあんなふうに表現されているのは初めてでしたから、素直に質問をした。何か特別な意図があってというのはありませんけれども。  それで...全文を見る
○赤嶺委員 そのアジア太平洋地域というのは、安保条約で言う極東の範囲内だとか、あるいはそれ以外に何か特別な地理的な限定がありますか。ここからここまでを言うんだよというのがありますか。
○赤嶺委員 いや、ですから、地域と世界と分けているから、そこには分岐点があると思うんですよね。どこまでが地域で、そして世界とはというような話があるので。ですから、地域というのはそういう限定的なものがあるんですか。アジア太平洋というのはどこからどこまでのことを言うんですか。
○赤嶺委員 それでは、地域の中に中東は入りますか。
○赤嶺委員 いや、ですから、2プラス2の文書の中にアジア太平洋だと、地域というのはそういうことで、その説明をお聞きいたしました。アジア太平洋といっても、いろいろ人によってとりようがあるものですから、中東はアジア太平洋という中に政府は入れておられるんですか。そこはいかがですか。
○赤嶺委員 いや、ですから、大事な議論だと思いますよ。外務大臣は軽くおっしゃっておりますが、中東で起きた場合に、それはアジア太平洋の平和と安定というのか、世界というのかによっていろいろ対応、対処というのは出てくるだろうと思います。私は、その辺を表現されていないというだけで、入るか...全文を見る
○赤嶺委員 いや、ですから、世界について共通の戦略目標を盛ったわけですよ。その共通の戦略目標に向かって展開する米軍の部隊が駐留し、そして共通の世界の戦略目標の安全保障について行動していく、これを認めるかどうか、そういう話なんです。  もっと具体的に聞きますけれども、先ほども質問...全文を見る
○赤嶺委員 今までの答弁を聞いていて、共通の戦略目標がなぜ入ったのか。地域とか世界とか、いろいろあいまいにされて、そして具体的な問題には答えないという態度が繰り返されておりますが、実は私、この2プラス2の文書を読んで、世界の共通の戦略目標の第一に掲げられているのが、国際社会におけ...全文を見る
○赤嶺委員 同じ認識で、例えばブッシュ大統領は就任演説の中で、世界の圧制を終わらせるという目標の達成に当たって、第一義的に、武力による課題というわけではない、このようにしながら、必要なときには、みずからと友人たちを武力によって守るつもりである、こうも述べております。  自由の拡...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣の答弁がどうして自衛隊の方向に行くか、私も理解できないんです。  私が聞いたのは、いわゆる自由の拡大のときには、必要なときには、みずからと友人たちを武力によって守るつもりであると述べていると。自由の拡大のために必要なときには武力も行使するという米国の立場。米...全文を見る
○赤嶺委員 時間が限られていて、残り、台湾の問題やその他、私いろいろ用意をしていたんですけれども、質問できませんけれども、ただ、今の外務大臣の説明を聞いていても、率直に言って、安保条約と日米同盟の関係、そしてそれによって、世界に対して日本がどんな態度をとっていくか、十二月の防衛計...全文を見る
02月24日第162回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  先日、ワシントンで開かれました2プラス2の問題についてお伺いいたします。  会談に先立つ十四日の予算委員会で、政府が目に見える負担の軽減という場合に、普天間飛行場の辺野古への移設をどうするということなのか、このような質問をいたしました...全文を見る
○赤嶺委員 そうしますと、きょうの夕刊各紙、既に外務大臣ごらんになっていると思いますけれども、アメリカ政府、辺野古見直し、県内代替施設が条件でありますが、アメリカ政府の側のそういうことが報道されております。  また、報道の中には、政権与党である自民党の額賀自民党安全保障調査会長...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣、2プラス2の会合が終わった後の記者会見で、ワシントンでの記者会見ですが、再編協議の結果、日米特別行動委員会、SACO合意との接点が生じる可能性がある、このように述べておられます。  これは、私に対しても各委員会で繰り返し述べておられる点でもありますけれども...全文を見る
○赤嶺委員 その接点というのは、辺野古移設も含まれているんですか。
○赤嶺委員 接点があると一方で言いながら、SACO合意の着実な実施ということを共同発表に書き込んでいく。何でそんなものを織り込んだんでしょうか。今後接点が出てくるかもしれない、そういう中で、SACO合意の着実な実施、どうしてそんな書き方をするんですか。
○赤嶺委員 論理的可能性というのはさっぱり私には理解ができません。つまり、政府の態度が全くはっきりしていない。政府はどういう姿勢で辺野古の問題の解決に当たろうとしているか、これが全くはっきりしていないということだけはよくわかりました。  それで、ちょっと2プラス2にかかわって、...全文を見る
○赤嶺委員 私は、沖縄にとって辺野古の問題が重大問題であると同様に、横須賀にとって原子力空母の母港にされるということについては、本当に安全上の問題でも、それから核の問題でも、原子炉が人口密集地域に置かれるというような問題でも、大変な問題だと思うんですよ。ですから、横須賀の市議会も...全文を見る
○赤嶺委員 地元の意向を理解しておられるのでしたら、きちんと空母の母港化反対だ、地元もそれを願っているということを伝えるべきではありませんでしたか。
○赤嶺委員 地元の不安、横須賀にとどまらず、神奈川県知事も含めて、神奈川県ぐるみが原子力空母の母港化の問題について不安を抱いているときに、その不安を代表してまさにアメリカと交渉するのが日本の外交であるべきだと思いますよ。  そのときに、いや、アメリカの抑止力も考慮に入れなきゃい...全文を見る
○赤嶺委員 変更がないとおっしゃいますが、九六年の日米安保共同宣言、それからその後のガイドライン、こういうガイドラインの中では台湾海峡の問題については一切触れていないわけですね。今回、わざわざ中国の国内問題である台湾問題に触れた。これはなぜですか。
○赤嶺委員 日米の間で触れてこなかったものをなぜ触れたか。安保共同宣言でも触れなかった、ガイドラインでも触れなかった。それを何で触れたか、このように聞いているわけですよ。
○赤嶺委員 私が質問しているのは、過去の日米の安全保障の共同文書に一切触れていなかった台湾海峡の問題が、なぜ、表現の中身もさることながら、そういうことに触れる文書になったのかということですよ。  それで、実際に、そういう文書に触れたために、例えば中国の側からは、今回の日米合意に...全文を見る
○赤嶺委員 私の立場から台湾海峡の問題を入れたことを問題にしたのではなくて、あなた方の立場から、中国とは今後も友好的なパートナーシップだと。しかも、東アジアの共同体づくりでも一緒にやっていかなきゃいけない相手、拉致問題でも重要な役割を果たしているその中国が、今度の2プラス2の声明...全文を見る
02月25日第162回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、福岡市の博多湾の人工島の問題についてお伺いをしていきたいと思います。  その前に、総務省として、第三セクターに対するいろいろな方針をお持ちだろうと思います。最近、全国で第三セクターの破綻が相次いでおります。多大な債...全文を見る
○赤嶺分科員 そうなんです。やはり第三セクターの破綻というのは、バブルの後、全国で相次いで、今大臣は安易な救済についても戒められておりましたが、この問題は国政上も極めて重要な課題だと考えております。  国の財政も、約七百兆円の債務を抱えて、厳しい財政事情にあるわけですが、地方自...全文を見る
○赤嶺分科員 今御説明にありましたように、アイランドシティ、これに取り組み始めて赤字、そういう事態になっている。これらのことについて、大臣も熟知しておられることだとは思いますが、どのようにお考えですか。
○赤嶺分科員 きちんとした指導、対応というのは、先ほど大臣も説明されました第三セクターに関する総務省の指針ということになろうかと思いますが、これを地方公共団体に通知し、そして必要に応じ指導もしているということになっています。  まず、その考え方ですね。その考え方と、それからそれ...全文を見る
○赤嶺分科員 皆さんが今説明されました指針四点、それの詳しい中身として、公的支援のあり方、これについても触れておられると思います。  「原則として公的支援は、その性質上当該第三セクターの経営に伴う収入をもって充てることが適当でない経費及び当該第三セクターの事業の性質上能率的な経...全文を見る
○赤嶺分科員 基本はそういうことではあるんだが、一定の公的支援やむなき状態に今陥っている、それはそういうことですね。どうなんですか、実態としては。
○赤嶺分科員 そこのところが、第三セクターが破綻していくことをとめられない詰めの甘さにもなっていくと思いますよ。  そういうことを皆さんが認めてしまったら、道路や公園や、ここの博多港開発の場合はまだ人も張りついていないところですよね、人も張りついていないところを、しかし、もう実...全文を見る
○赤嶺分科員 ここの博多港開発の破綻処理というか、金融機関から融資をとめられた後のそういう処理の仕方自体も非常に異常な面があるわけです。  博多港開発には、市は五一%の出資をしております。株式会社の場合というのは、普通、出資の範囲内で責任をとるということになろうかと思いますけれ...全文を見る
○赤嶺分科員 この質問を契機に皆さんもお調べになったということですが、細かい実情もまだ掌握されていないようでありますので、その点、ぜひ調査と指導をお願いしたいと思うのです。  今度は、総務省にかかわる、博多港開発の起債の問題についてお伺いをいたします。  破綻をして、福岡市は...全文を見る
○赤嶺分科員 この福岡市の起債は地方公営企業債ということですよね、港湾特会。これはまず採算性を原則として行われなければいけないですよね。その点はいかがですか、採算性という点では。
○赤嶺分科員 この採算性ということについての当該事業に対する皆さんの評価はいかがですか。
○赤嶺分科員 第三セクターの事業が破綻をしたので、その破綻処理のために市がその事業を直轄していく、そのために三百九十六億円必要だ、そしてそれは起債で賄うといった場合に、そもそも何のための三セクによる事業であったかという、もう根本を問わなきゃいけない事態に今立ち至っていると思うんで...全文を見る
○赤嶺分科員 私は市が責任をとるべきだと思うのです。その場合に、総務省の責任も非常に重いと思うのですよ。この赤字を埋め合わせるために一般会計からどんどんどんどん支出していくやり方、赤字補てんのやり方、これは私は正しくないと思いますけれども、その点、最後にいかがですか。
○赤嶺分科員 終わります。それで、市の言い分だけで、皆さんのそこの指導を放棄しないように強くお願いして、私の質問を終わりたいと思います。  どうもありがとうございました。
02月28日第162回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  かねがね政府は、サマワの自衛隊について、隊員の安全確保に万全を期す、このように言ってまいりました。そして、安全に活動を続けることが難しくなった場合、これは撤退の要件の一つになっています。そこで、サマワの治安の維持について聞いていきます。...全文を見る
○赤嶺委員 結果として英国軍の規模は縮小されたわけですね。それはなぜかということを私は聞いているわけです。  イギリスの国内でも戦争への批判が強まっている、現状以上にイギリス軍の活動が拡大することへの反発は予想以上に強い、こういう報道もあります。オランダ軍からの任務引き継ぎを明...全文を見る
○赤嶺委員 今ちょっと答弁が違っているんですよ。私が申し上げたのは、当初、一月二十七日まではイギリス軍で六百人、こうしていたわけです。それが今百五十人になっているわけですよ。規模が縮小しているわけですよ。それは、イギリス国内において規模の拡大に対する反対の世論が強いため、そうでは...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、政府は、イギリス政府が一月の二十七日にオランダ軍の治安任務を引き継ぐとの声明を発表したときに、イギリス政府がオーストラリア軍を想定していた、そういう認識があったのでしょうか。
○赤嶺委員 オーストラリアのヒル国防大臣は、オーストラリアのラジオ、2UEのインタビュー、これはオーストラリア政府のホームページに載っておりますが、こう言っているんですね。私は一月にカウンターパートであるフーン英国防相から話を持ちかけられた、このように述べているんです。  そう...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、オーストラリアとイギリス政府がどんな話し合いをしていたかということは、日本政府は御存じないわけですね。そういうことですね。
○赤嶺委員 サマワにおける治安の維持、安全の確保というのは、撤退にかかわる非常に大事な中核をなす問題でありながら、そしてオランダ軍の撤退の後はイギリス軍が引き受けるというときに、実はイギリス軍はオーストラリアと交渉していた。こんな、余りにも場当たり的じゃないかと思いますが、こんな...全文を見る
○赤嶺委員 イギリスから言われたオーストラリアの側の対応はどうだったか。四カ月前まではハワード首相は、総選挙の中で、イラクへの派兵はあり得ないということを言ってきたわけですから、突然の派兵に国民の間から厳しい世論が起こっている。同時に、肝心のオーストラリアの軍隊、今度の派遣部隊が...全文を見る
○赤嶺委員 反政府のメディアであるかどうかということは、まさにそういう情報が流れたときに、あなた方が自衛隊の安全確保の上で万全を期すと言うならば、きちんとあなた方が調べるべきじゃないですか。政府のそういう、オーストラリア軍について批判する、あれは反政府だから気にする必要はない、こ...全文を見る
03月01日第162回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  昨年八月十三日の普天間基地でのヘリの墜落事故、今後の米軍の再編協議の中でも大変中心的な問題になっていきます。  そこで、大野防衛庁長官に伺います。  大野長官は、二十五日の閣議後の会見で、たびたび言っておりますが、辺野古にやることが...全文を見る
○赤嶺委員 今の長官の答弁は、何を言っているのかさっぱりわかりません。苦渋の選択という言葉を繰り返されましたが、まさにその苦渋の選択というのが沖縄県民にとっては負担の軽減につながるものではなかった、こういうことであるわけです。  そこで、私は改めて大野長官の考え方をお伺いしたい...全文を見る
○赤嶺委員 もうちょっと確認したいと思います。  町村外務大臣は、こうも言っているんですね。もう辺野古はやめてしまいましたという議論には至っていない、これはまさにそういうことだろうと思うんですよ。これから数カ月の議論の中で、日米それぞれが納得できる答えをつくらなくてはならない、...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、今後協議をしていく、その中で適切な代案が出される、そういう場合には、辺野古は見直される可能性もあるということですね、つまり、端的に言えば。
○赤嶺委員 ですから、確認します。つまり、いい案が出れば辺野古は見直される可能性はある、そういうことでしょう、結局。今の段階でSACO以外のものをやろうという基本姿勢はないんだが、今後は協議していく、協議の中で接点がある、その中でいい案が出れば辺野古は見直される可能性はあるという...全文を見る
○赤嶺委員 SACOの中で辺野古は見直される可能性もあり得るということを長官は認められました。それは、今後の協議の中でいろいろ接点も出てきて、そういう中でおのずから見直されるか見直されないかという話もあるだろうと思いますけれども、いずれにしても、可能性そのものについては認められた...全文を見る
○赤嶺委員 見直される可能性があることを認めながら、今度は、大きいか小さいかという、こういう議論はボーリング調査には必要ないんですよ。今後の協議の中で決まっていくことですから。しかも、大きい小さいという協議は、やってみなきゃわからないじゃないですか、どんなことになるかというのは。...全文を見る
○赤嶺委員 もともとこのボーリング調査というのは、海域に大規模な調査をするということで、専門家の間からは強く、環境アセスをやらずして環境に影響を与えるこういう調査をやっていいのかという厳しい批判が、ずっとこの間、沖縄では起こっているわけですよ。そこに対する配慮は、もう一度SACO...全文を見る
○赤嶺委員 先ほどから県の承認、承認ということを言っておりますが、県も、そういう辺野古見直しの可能性があるのであれば、それを早く出してくれということでしょう。  そういう、いわば辺野古の本体の見直しの可能性を認めておいて、いや、あなた方はそれでも、日本政府の今の立場というのはS...全文を見る
○赤嶺委員 全くむちゃくちゃな議論だと思います。可能性を否定しないと言いながら、いわば可能性が消えたときに備えて工事は着々と進めるという。その工事に県民の八割、九割は反対しているんですよ。どんな世論調査でも九割ですよ。九割の県民がまとまって反対しているものを、しかも、見直す可能性...全文を見る
○赤嶺委員 個々の問題について答弁は差し控えたいということですが、では伺いますけれども、米軍はどういう方針でこの再編協議を進めようとしているのか。普天間飛行場の場合、普天間飛行場の持つ機能について、これは沖縄県内にそのまま維持するべきだと言っているのか、それとも、県外、国外に持っ...全文を見る
○赤嶺委員 普天間基地の機能を維持するという点について、これについても米軍の今のトランスフォーメーションの考え方の中では接点が出てくる、皆さん流に言う、もう一度検証をするというか検討をするというか、こういうことは生まれ得るという答弁ですか、先ほどのものは。
○赤嶺委員 米軍は、SACO合意というのは米軍のプレゼンスにとって大変重要な中身だ、このように繰り返してきているわけですが、2プラス2でそういう合意になっているわけですが、SACOの最終報告によりますと、普天間飛行場については、重要な軍事的機能及び能力の維持、こういうことを言って...全文を見る
○赤嶺委員 私、皆さんのそういう態度というのは到底受け入れられないと思うんですよ。皆さんは2プラス2の中では結局SACOの着実な実施と言いながら、米軍再編協議にアメリカの側から加わっているローレス国防副長官が、皆さんの2プラス2が発表された後にそれと違うようなことを言っているわけ...全文を見る
○赤嶺委員 要するにアメリカが求めているかどうかを聞いたんですが、具体的な答弁はありませんでした。この点だけ、端的にいかがですか。
○赤嶺委員 つまり、アメリカは望んでいないということだろうと思うんですね。ただ、今度の米軍再編協議について、今アメリカは何を求めているのかというようなことでいろいろお伺いしましたが、一切はっきりいたしませんでした。そして、米軍再編協議とかかわって、新防衛計画大綱では、沖縄の自衛隊...全文を見る
03月15日第162回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、沖縄振興特別措置法一部改正にかかわって質問をしたいと思います。  特別措置法は、沖縄の自立的発展に資するため、沖縄の置かれた歴史的、地理的、社会的な特殊性、特殊事情を踏まえ、政令で指定する事業について、国の負担または...全文を見る
○赤嶺委員 その需要をよく見ながらやっていくということですが、お金は、これはまた沖縄振興予算として出ていくものであります。それで、この那覇港は、私、大好きな港なんですよ。この沖縄県民の生活消費材を取り扱う流通港湾、あるいは本土、離島への生活・観光航路として県民に親しまれてきたわけ...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、需要を見ながらやります、しかし港湾は好景気であります、それで、ハブ港の方向を全体として政府としても容認する立場であるようですが、確かに那覇港というのは沖縄経済の発展に大きな役割を果たしてきているんです。しかし、貨物の取り扱いというのは伸びていないんですね。  ...全文を見る
○赤嶺委員 それは、アジアの港湾は発展していますよ。日本をはるかに追い越している。そして、北米やヨーロッパに直行便もどんどん出ていっている。アジアは発展していますよ。  それが、那覇では、これまでも目標は達成したことがなかった、起債も抱えている、外貿の貨物の大半は米軍の物資だ、...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、達成は難しいとおっしゃっているんですよ。目標を持って頑張るというのと、達成はやはり難しいんですよ。それで、そういう懸念というのは、沖縄の振興計画をつくるときからあったんです。  それは、第三回沖縄振興開発審議会総合部会・専門委員会、皆さんが所管する総合事務局の...全文を見る
○赤嶺委員 那覇港は船が着いて引き返すような事態にはもちろんなりません。ハブ港のバースがでは外国船が着いて引き返すことになるかどうかという議論はまたちょっと後でやりたいと思いますが、大臣の御心配は杞憂だと思います。  私、この那覇港について今後開発していく発想が、今大臣も、アジ...全文を見る
○赤嶺委員 ひびきコンテナターミナルと那覇港の国際コンテナターミナルが同じ文言でアジアの貨物を引き寄せようということについては、今後那覇港の開発を進めていこうとする場合にこれは留意すべきことじゃないかなと思うんです。  それで、那覇港は、その公共ターミナルを構造改革に基づいて、...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、既に熟知していることだろうとは思うんですが、その国際コンテナターミナルを運営するのは那覇国際コンテナターミナル株式会社、民間であります。その民間も、フィリピンからそういうノウハウを持った会社が来ています。九号バース、十号バースを使うんですよね。そのときに、込み合...全文を見る
○赤嶺委員 それは、だから、私が先ほど言ったように、一般の貨物を中心とした那覇港の発展だったら大いに賛成ですよ。国際的なコンテナターミナルとして、将来は百万TEU、そして十年後に四十万TEU。しかし、今、いや、コンテナターミナル会社は三十五万と言ったはずだと言うんですが、報道で全...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
03月15日第162回国会 衆議院 本会議 第11号
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○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表し、新防衛大綱、中期防について質問します。(拍手)  今、小泉内閣は、世界の中の日米同盟路線のもと、日米安保を根本的につくりかえようとしています。  新大綱は、日米が共通の戦略を持ち、役割分担を進めるとし、先月の2プラス2で共通の戦略目標に...全文を見る
03月16日第162回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、在外公館法の一部改正に関する質疑、これに関連をしまして、在外公館の現地採用職員の問題について聞いていきたいと思います。  現地採用職員の身分などをいろいろ伺いたいんですが、まず最初に、在外公館の現地採用職員は現在何名...全文を見る
○赤嶺委員 日本国籍を有している現地採用職員というのは、大体各国押しなべているわけですか、それともどこかの国が特に多いとか、そういう事情もありますか、いかがですか。
○赤嶺委員 私は、日本国籍を有する職員、この職員について実は国公労連の方からもいろいろお話がありまして、その身分、地位についてちょっと調べる機会がありました。  皆さんの説明その他を読んでいきますと、在外公館の現地職員は、国家公務員法第二条七項及び外務公務員法第二十五条二項に基...全文を見る
○赤嶺委員 私、その国家公務員法第二条七項、それから外務公務員法第二十五条二項を見てみますと、現地採用職員は、規定が外国人ということになっているわけですね。それで今、先ほどの説明だと、日本国籍を有する職員も五千人の中で約一〇%から一五%いらっしゃるということだったんですが、外国人...全文を見る
○赤嶺委員 外国人という趣旨を生かしながら、日本国籍を持った現地職員も採用している、それぞれの在外公館で運用を行っているということでありますけれども、そういう中で、いろいろ各地、労働の条件も違いますし、社会保障のいろいろな違いもあります。しかし、外国にいらっしゃる日本国籍を持った...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、そういう日本国籍を持った現地採用職員の待遇だとか身分だとかいろいろなことについて、意見なんかは出てきませんか。いかがですか。逐次報告されているのであれば、どんな問題を抱えているのかもちょっと御報告いただきたいんですが。
○赤嶺委員 やはり法的な身分がなかなか不安定、何しろ法的な身分というのがまだきちんと定まっていない状況で、必要に応じて、在外公館の必要があって採用している、こういう実態になっているわけですから、インターネット上でも現地職員の要望というのがいろいろ出ているんですね。賃金や休暇、社会...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、もうちょっときちんと一定の基準を、いろいろな方々の意見も聞いてやっていくということにぜひ取り組んでいただきたいと思うんですよ。  それで、次の問題ですけれども、その現地職員の社会保障制度の問題です。  外務省から提出してもらった現地職員給与規程を見ました...全文を見る
○赤嶺委員 今十分に説明しておられるというお話をなさっておりましたが、実態では社会保障に入っていない、そういう方々もいらっしゃるということを聞いているんですが、その辺はいかがなんですか。実際、全員がそういう社会保障に入っておいて、きちんとしているという状態になっているんですか。
○赤嶺委員 そういう決まりについて改めて現地職員について徹底をしていく、そして漏れがないようにしていただきたいという希望なんですが、その点はいかがですか。
○赤嶺委員 過去にも現地雇用、日本国籍を持つ人たちについて、いろいろな外務省としての役割その他が語られている、その必要性についてるる述べられている事例がありますけれども、身分においても遺漏がないような形できちんとしていただくということを申し上げまして、私の質問を終わらせていただき...全文を見る
03月17日第162回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  既に二つの法案については賛成の立場を理事会でも明らかにしてまいりました。ただ、沖縄振興という場合には、やはりその根底にあるのは、基地のない平和で豊かな沖縄、ここを目指しているという点であります。  米軍再編協議に当たりまして、十五日か...全文を見る
○赤嶺委員 その会議に先立って、外務大臣は、いろいろなアイデアの交換が多分あるだろうと記者団に答えておられますが、普天間基地の問題は議論されたのでしょうか。
○赤嶺委員 米軍再編の大きな目玉になっている問題で、普天間基地が、あと数カ月という中で全く姿が見えない。これはもう、そのほかの問題についてもそうですが、アイデアの交換ばかり繰り返して、基地所在自治体、沖縄に限らず、いら立ちを隠せないと思います。  非常にはっきりしないんですが、...全文を見る
○赤嶺委員 その任務分担、役割、体制については、おのずから、それぞれの国の法律や憲法やいろいろな規定に基づいて枠組みがあると思うんです。ですから、役割や任務や体制について分担をするという場合に、日本政府はどういう方針で今臨んでおられるんですか。
○赤嶺委員 ですから、憲法や法律の枠組みを守るのは当然であって、私が聞いているのはそういうことではなくて、そういう枠組みの中で、一体皆さんはどんな役割を分担しようとしているのか、任務を持とうとしようとしているのか、体制はどうなのか、そういう姿勢について、一般的なスタンスについて聞...全文を見る
○赤嶺委員 私は、アイデアの出し合いということで皆さんが長いこと交渉に臨んでいるけれども、アメリカの側からはいろいろな要求、要望が聞こえるわけです。しかし、それらについて日本政府の側はどんな方針で臨もうとしているのか、それも見えない、具体的な中身も見えない。これについて非常に危惧...全文を見る
○赤嶺委員 アイデアを出し合っているうちに、基地の負担の軽減どころか、抑止力が強化されて、一層基地が強化していくという結果になっていたということにならないようにしていただきたいんですよね。  ところで、三月十五日付の東京新聞に、中期防で予定されている第一混成団の旅団格上げに合わ...全文を見る
○赤嶺委員 大野長官もこう言っているんですね。我々が留意するのは島嶼防衛だ、どうやったら一番効率的にできるか考えていくという、その可能性を否定していないわけですが、島嶼防衛ということであれば、石垣、宮古に配備するということもあるんですか。
○赤嶺委員 先ほど防衛局長がおっしゃっていたんですが、新防衛計画大綱や中期防の中にはそういう島嶼防衛の考え方があるわけですね。第一混成団の旅団への格上げということもあると。  この旅団化の改編や島嶼防衛、これは米軍再編との関連もあるということですか。
○赤嶺委員 ですから、今、旅団化や島嶼防衛というのは米軍再編とかかわりなく進めていくということですか。
○赤嶺委員 もう一つ、きょうの報道で、皆さんの航空自衛隊防衛警備計画の中に、下地島の空港を有事の際に作戦拠点基地と想定して使用するという方針が明記されているということなんですが、そのような方針を持っているんでしょうか。
○赤嶺委員 そこで、ちょっと今まで米軍再編協議の進み方について聞いてきたんですが、最後に大臣に伺います。  負担の軽減というのは非常にあいまいでありまして、しかも、自衛隊が増強される、島嶼防衛ということで宮古、石垣島という話も出ている。一方で、嘉手納基地では早朝の訓練がまた激し...全文を見る
○赤嶺委員 INGで今沖縄で起こっているのは、早朝、深夜の嘉手納の訓練や、イラクに派遣されていた海兵隊のヘリが普天間基地に戻ってきて、危険が増大するという事態なんです。この点について、一般的に負担の軽減と言わずに、具体的な問題で本当に解決を図るために、沖縄担当大臣として責任を果た...全文を見る
03月30日第162回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  最初に、下地島空港の問題について防衛庁に伺います。  米軍再編協議の中で、下地島空港は大変大きな注目を集めてきました。その空港のある伊良部町議会は、今月の十六日に自衛隊駐留の誘致決議を行って、早速その誘致決議を大野防衛庁長官や防衛事務...全文を見る
○赤嶺委員 白紙撤回決議を行われたというのは認識しているわけですよね、当然のことながら。
○赤嶺委員 防衛庁は、これまでのいろいろな経過や、そういう合意があったにもかかわらず、下地島空港について自衛隊を配置したいという動きが陰に陽に行われてまいりました。住民の意向は皆さんの立場を受け入れていないということをはっきり申し上げておきます。  次に、同じ問題で外務大臣に伺...全文を見る
○赤嶺委員 米軍再編協議に日本政府が臨む基本として、当該地域の住民の意思は当然尊重されなければいけない、それは政府の方針としてどうですか。
○赤嶺委員 私は、住民の意思を尊重するというのは政府の基本姿勢にあるかないかを伺っているのです。  伊良部町では、住民の過半数が集まった住民説明会で意思が確認されました。伊良部町長も反対です。そして、沖縄県知事も何度も町村外務大臣にそのことを申し入れているはずであります。あるい...全文を見る
○赤嶺委員 住民の意思を尊重するかどうかという問いには答えないで渉外知事会の話をなさる、そして安保条約を認めるべきだという議論しかできない。ここには本当に国民主権のかけらもない態度だというぐあいに指摘せざるを得ません。  何で米軍に対していろいろな感情が起こるのか、そのことにつ...全文を見る
○赤嶺委員 その帰還してくる海兵遠征部隊ですけれども、これはイラクでどういう作戦に従事していたか、外務大臣は御存じですか。
○赤嶺委員 部隊のオペレーションを、オペレーションだから掌握していないということを、当たり前のような顔で言わないでくださいよ。海兵隊のホームページにちゃんと書かれているんですよ。彼らは、彼らの海兵隊のホームページに、一月の七日付です、イラク到着以降、安全と安定作戦を実施したり、フ...全文を見る
○赤嶺委員 そういう、イラクで人殺しに従事していた部隊が二千人も沖縄に帰ってくるわけです。戦地から帰ってきた兵隊が沖縄に戻ってきたときに、過去にどんなことが起きていたか、外務大臣は御承知ですか。
○赤嶺委員 ベトナム戦争のころには、殺人や婦女暴行や幾多の沖縄の地域社会との矛盾とあつれきを生んでいたわけですよ。ですから、みんな心配している。二千人の兵士が帰ってくる、そういう場合にどうしても地域社会といろいろな摩擦が起きる、これについて不安を持っている。それについてどのように...全文を見る
○赤嶺委員 この部隊は、ファルージャの戦闘で五十人の兵隊が戦死をしているんですね。そういう部隊が平穏な地域社会に帰ってきたときに、どんな地域社会への影響を与えるのかということについて検討もしていない。起これば遺憾だし、起こらないように米軍に要請をする。  起こしてはいけないんで...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣、事故の発生を抑えるために最大限の努力を行っていくと今北米局長は答弁をなさいました。  そこで伺いたいんですけれども、ヘリの墜落事故の後に事故の分科委員会がずっと開かれてまいりました。そして、事故分科委員会からの報告、勧告を含む報告が日米合同委員会で二月十七...全文を見る
○赤嶺委員 昨年のヘリ墜落事故についても、まだ安全な飛行経路について日米間で合意もされていない。合意もされていないのにイラクからヘリが戻ってくる。それで安全ですよというような方針について政府は説明できますか。ヘリが戻ってきても安全ですよ、再発防止策もきちんととられていますと。どん...全文を見る
○赤嶺委員 どんな措置なんですか。飛行経路についてどうなんですか。どんな措置がとられたんですか。
○赤嶺委員 より安全なものがあり得るのか検討中ですという、非常に、確たる方向性というのは国民に示せない、県民に示せない、こういう状況にヘリ墜落事故の到達点はあるわけです。  それで、外務大臣、もう北米局長の説明はいいですから、そういう日米合同委員会の合意もよくわかりましたから、...全文を見る
○赤嶺委員 勧告書の中では、ヘリの飛行経路については今後検討すると言っているんですよ。何も決めていないんですよ。実行するものが何もないんですよ。実行するものが何もないのにこれを進めていくことが何で再発防止策につながるんですか。
○赤嶺委員 ですから、勧告は二つあるんですよ。一つは整備、もう一つは飛行の安全。飛行の安全については何も決まっていない。決まっていますか、北米局長。飛行の安全について新たに合意したものがありますか。
○赤嶺委員 同じ答弁の繰り返しであります。  向こうでヘリが民間市街地上空で訓練を再開するとどんな危険になることか。これが住民からも強く言われ、皆さんも日米合同委員会で合意したことです。そこについては何も決まっていない。決まっていないけれども、イラクからのヘリの帰還についても認...全文を見る
○赤嶺委員 移設を検討しているということでしか理解できないと思うんですが、その場合に、移設後の施設が完成するまでは、現在つくっているレンジ4内の訓練施設、これを新しい移設先の施設が完成するまでは何らかの安全対策をとった上で米軍に使用させるというようなことも出ておりますが、その点に...全文を見る
○赤嶺委員 この都市型戦闘訓練施設も、一年前に建設を始めるときは、当時の外務大臣は、絶対に安全だから建設をするんだ、安全確保について責任を持つということを言ってまいりました。地元住民は、安全性についての説明なら、基地から受けた被害の五十年間の体験が身にしみているわけですから、絶対...全文を見る
03月31日第162回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  国民保護の基本方針について聞いていきます。  国民保護法の審議の際でしたが、鳥取県で行われた住民避難のシミュレーションなども挙げて、過疎地域でさえも、住民避難時、十一日間も要する、ましてや大都市の住民避難などできるのかという疑問がさま...全文を見る
○赤嶺委員 結局、大都市における避難について、法案の審議のときにもいろいろ疑問が出されたけれども、そのときに出された問題は未解決のまま、ただ着上陸侵攻は蓋然性が低いというところに寄りかかって今度の指針案をつくった。  指針を見ていますと、大都市における住民の避難に当たっては、そ...全文を見る
○赤嶺委員 そこは別にいいんです。米軍や自衛隊の行動と住民避難との整合性、これはきちんととった上でつくられたんですかということを聞いているんです。大臣、お答えください。
○赤嶺委員 国が必要な調整を行うというだけでは解決しない問題をたくさん抱えているわけです。沖縄や離島は着上陸侵攻の蓋然性が高いということをおっしゃっておられましたが、過去の戦争では、日本軍の行動によって住民の多くが巻き込まれて、大変な戦死者を出すということがありました。  その...全文を見る
○赤嶺委員 米軍優先の枠組みをそのままにして、平時から軍事優先が余りにも目立ち、住民への被害が拡大している、そういう基地が集中する沖縄島において、そこの枠組みはそのままにして国民保護の枠組みをどんなにつくっても、それが住民の保護や国民の保護に現実性を持ち得るのか、こういう疑問を感...全文を見る
○赤嶺委員 この指針を見た方が、三月二十二日の毎日新聞に投書をしておりました。「政府の「国民保護基本指針」案を読んで仰天しました。」「政府は悲惨な広島・長崎の被爆の実情をまじめに検討したのでしょうか。六十年前、広島原爆の直後に政府は「新型爆弾(原爆)への心得」を発表しています。「...全文を見る
○赤嶺委員 皆さんの言う最小限というのは、本当に気休めにしかすぎないと思うんですよ。これで核攻撃から身を防げると思っている人はおよそいないんじゃないかというぐあいに思うんです。  次に、報道の自由と情報、これらの問題について伺います。  報道の自由について本当に地方公共機関、...全文を見る
○赤嶺委員 情報は作戦だ、そして決定的な意味を持つという中で、その情報の中でも、報道機関に対する位置づけを、この番組の中で紹介された「イラク人道復興支援活動の教訓」、番組で紹介されたその教訓のもっと詳しいのを皆さんの方から提供していただきました。  ここに持っているわけですが、...全文を見る
○赤嶺委員 もう時間がありませんが、イラク戦争でも、情報をゆがめ、誇張し、間違った戦争に突入いたしました。そういう中で、情報というものをこのように扱っている。これはやはり、こういう指針そのものが具体化されていったときに、報道の自由も侵していくことになりかねないということを指摘いた...全文を見る
04月13日第162回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、イラクにおける自衛隊の問題について聞いていきたいと思います。  一月末に国民議会選挙が行われ、その後も、二月にポルトガル、そして三月にシンガポール、四月にオランダというぐあいに、撤退する国が相次いでいます。これまで撤...全文を見る
○赤嶺委員 今四つのことをおっしゃいましたけれども、その中で、復興がどうなっているかというお話がありました。  自衛隊のサマワでの人道復興支援活動の中心が給水活動であったことは繰り返されてきたことです。それが、ODAにより浄水設備が稼働を開始したということで、二月五日以来、給水...全文を見る
○赤嶺委員 給水支援活動が終わっても、次は学校がある、いろいろなことがあるというお話ですけれども、それでは具体的に聞きます。  学校でいえば、ムサンナ県内には三百五十の学校があるわけですね。防衛庁の説明だと、そのほとんどが補修を必要としているというぐあいになっています。では、日...全文を見る
○赤嶺委員 よくわからないですね。  それでは、現地の行政当局のニーズがある限り、イラクに残って、サマワに残って学校の補修をやり続けるという意味なんですか、長官。
○赤嶺委員 学校についてどこまでやるかというのを、明らかな形で説明してもらえません。  それで、総合的にいろいろ考えようというお話の中で、学校だけではないんだということもありましたが、「イラクでの自衛隊の活動状況」、これを出していただきました。この中で、現在実施中の活動として、...全文を見る
○赤嶺委員 県庁ではなくて知事公舎前広場なんですね。どうですか。
○赤嶺委員 県庁というのと知事公舎というのと、少し私は受けとめにニュアンスの違いを持つわけです。  次に、こういうのがあるんですよ。サマワのスポーツクラブ、サマワの屋外バスケ施設、こういうのもやっているんですね。これは何でしょうか。
○赤嶺委員 今お隣の議席から、中谷先生、沖縄でもやっている、どこでもつくっているということでしたけれども、残念ながら、沖縄では終戦直後はつくられなかったんですね。(発言する者あり)今つくっている。まさに今つくっている。  人道復興支援というのは、これまでは、イラク戦争後のイラク...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、武力攻撃を受けた町を戦災から復興するというものではなくて、いろいろ、本当に日本の各地でも必要としている公共施設づくりにまで自衛隊が広がっているというのがこの中で見てとることができます。  それで、最近の、今度は外務省の発表によりますと、サマワの市内やあるい...全文を見る
○赤嶺委員 日本政府が資金援助して、そして現地の業者がアスファルト舗装を行っているということであれば、最初の砂利舗装の段階から外務省の資金援助で行政当局に任せる、そういうのはできるんじゃありませんか。何で、道路の砂利舗装が自衛隊で、アスファルト舗装は地元の業者でなければいけないん...全文を見る
○赤嶺委員 外務省は自衛隊の宿営地があってこそそういう支援ができるというお話ですが、一方で、外務省はイラクの全土でそういう資金援助をして、学校の再建も含めていろいろな人道復興支援活動をやっていますね。ですから、何か、宿営地がなければ、自衛隊がいなければということではなくて、そうい...全文を見る
○赤嶺委員 できないということではないんですね。本当に人道復興支援活動を必要としている地域はイラク全土に広がっています。そして、そのイラク全土を対象に外務省も復興支援活動をやっている、そういうことになっています。  ただ一方で、サマワでは、自衛隊がやっている活動というのは、給水...全文を見る
04月14日第162回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、まず、三月二十日の福岡西方沖地震でお亡くなりになられました方への御冥福と、被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。  私も、地震のその日に被災地に入りました。玄界島にも行ってきまして、その足ですぐ、九電体育館に避難を...全文を見る
○赤嶺委員 島民全体がやはり島に戻らなければこの問題は解決しない、この問題の解決はそこにあるということを私も強調しておきたいと思います。  そこで、次に漁業の再開ですが、そこでも島に残っている島の指導者十名の方々が口々におっしゃっていたのが、今が一番ハマチがとれる時期だ、今の数...全文を見る
○赤嶺委員 次に、玄界島の復旧復興についてでありますけれども、先ほども、島民全体が島に戻るコミュニティーを取り戻す、この問題についてお話を伺ったわけですが、福岡市は、玄界島については、区画整理や再開発の手法を取り入れて集落の姿を抜本的に変える復興計画、これを策定する方向だと、これ...全文を見る
○赤嶺委員 次に、被災者生活再建支援法の問題についてであります。  先ほどからるる、使い勝手が悪い、このような御指摘がありました。特に現行の支援法は、家屋の建築費、補修費への直接支援ができないということと、適用条件が非常に厳しい。先ほどの議論もありました。極めて限定をされている...全文を見る
○赤嶺委員 最後の質問になりますけれども、今の生活再建支援法の問題、特に家屋の建築費、補修費への直接支援の問題でいえば、税金の使い方からいっても、全国知事会がそれを要望し、それから十七の県が実際にもうそれを具体的に実行している。そして、最近の災害の連続で、国民の七割から八割はこれ...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
04月15日第162回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  最初に、旅券法等の一部改正案についてお聞きします。  改正では、IC旅券に記載される人間の生体情報は顔面像に限定し、法律上も担保している、このようにしておりますけれども、顔にとどまらず指紋などの身体情報が記載され、プライバシー...全文を見る
○赤嶺委員 次に、沖縄金武町のキャンプ・ハンセンの山火事問題、これについて取り上げたいと思います。  金武町のキャンプ・ハンセンの訓練場では実弾を使用した射撃訓練が実施されるため、着弾地内の雑草に引火し原野火災がたびたび発生している、こういう状況です。先週の四月四日にも、キャン...全文を見る
○赤嶺委員 今のお答えですと、沖縄県、那覇の防衛施設局を含めて、キャンプ・ハンセンの山火事対策として二機のヘリ体制を用意する、そして四機用意する、こういったことは過去に合意はなかったということなんですか。
○赤嶺委員 米側は二機約束したけれども、その後の経過を見ると約束を守っていないという理解でいいんですね。いかがですか。
○赤嶺委員 こんな認識で、キャンプ・ハンセンの山火事対策がとれていると言えるんですか。火が起こって、翌日の朝も一機体制ですよ。どんどんどんどん燃え広がって、やむにやまれず二機目を出したわけでしょう。二機目というのは準備されていたんですか。皆さんがこんな認識で、あそこの繰り返される...全文を見る
○赤嶺委員 外務省に出してもらったキャンプ・ハンセン内の着弾地からの不発弾除去手続、今北米局長の説明のとおりなんですが、これによりますと、アメリカでは、半年というところもありますし、一年ごとにというところもあります。その基準というのは、アメリカにおいてどんなふうになっているんです...全文を見る
○赤嶺委員 半年に一回の不発弾処理をしているというのは、今回の山火事を受けて問い合わせしたわけですね。そうすると、SACOの合意の後、半年ごとに行うという点について、米軍は実行してきたかどうか、皆さんは米軍に問い合わせたことはありますか。
○赤嶺委員 私、キャンプ・ハンセンの火災防止対策について、外務省もそうですが、防衛施設局も本当に不信感を抱かざるを得ないんですよね。火事が繰り返されているときには、ヘリ二機体制、四機体制を用意すると言いながら、今回一機しか出動しない。初期の消火体制について問題ありと言われている。...全文を見る
○赤嶺委員 もう最後で終わりますけれども、北米局長は米軍の不発弾処理のマニュアルは内部文書なので公開できないということでしたが、アメリカの海兵隊のホームページを開くと、こんなに不発弾処理のマニュアルというのが出ているんですよ。しかも、CD—ROM化されて、中には販売もされているん...全文を見る
04月22日第162回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、航空機墜落事故に関する日米地位協定、そして今度新しく四月一日にガイドラインを発表いたしましたが、その問題について質問いたします。  昨年のあの普天間のヘリ墜落のときに、一番国民の強い批判を受けたのが事故現場での統制の問題です...全文を見る
○赤嶺委員 いや、そごはないといっても、実際に英文の訳では、事前の承認なくして、これ以外に訳のしようがないわけですよ。しかし、日本文で、日本で皆さんがやったものは「事前の承認を受ける暇がないとき」、これは明らかにそごじゃないですか。そごがあるから、どっちなんだということを聞いてい...全文を見る
○赤嶺委員 その事前の同意を得るいとまがないときというのは、先ほど私が読み上げました英文の部分、そこにどんな言葉として出てくるんですか。
○赤嶺委員 ですから、どこに「事前の承認を受ける暇がないとき」、つまり「受ける暇がないとき」という時間的な問題を指す言葉が英語で出てきますか。それを聞いているんですよ。
○赤嶺委員 英語の単語には出てこないけれども、意味としてはそうなんだ、これはもうあきれた話ですよ。これはもうだれでもわかりますよ。  では、この合意の正文は英文ですか、それとも皆さんが出した日本語ですか。どうなんですか。
○赤嶺委員 正文が英語であれば、英語のとおり、読んで字のごとく「暇がないとき」というのは英語にはないということをあなたは認められた。やはり合意というのは、いわゆる事前の承認なくして事故現場に米軍が立ち入ることができる、そのとおりじゃないですか。それが合意じゃないですか。
○赤嶺委員 北米局長はこの間から、答弁に詰まると同じ答弁を繰り返しやって、それで何か事が済むかのように続けておりますけれども、正文が英文で、英文には「受ける暇がないとき」という単語は一切出てこない、しかし、日米間のさまざまな協議で、意味はそういうことなんです、そんな意味のわからな...全文を見る
○赤嶺委員 私、英文も外務省からもらったもので言って、局長も同じようなことを言っているんですよ。  手元に英文がないそうですので、それでは次に、私、これは、この航空機事故に関する日米間の合意の問題は、地位協定十七条、行政協定十七条の改正の段階からずっと続いているわけですね。それ...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、北米局長、そこまでおっしゃるのであれば、誤解の余地がないように英文を直したらどうですか。英文を直すように米国と交渉したらどうですか。  こんな二本立ての説明ができるようなものを持って、アメリカは事前の承認を得ないでも現場に入れるという理解をし、日本側は、外...全文を見る
○赤嶺委員 その単語のどこからも今北米局長が答弁したものについては出てこないのに、いわばもうまさに牽強付会というか我田引水というか、自分たちに都合のいいように解釈してごまかしている。まさにごまかしで、皆さんが合意したのは、事前に承認を受けるいとまがないときではなくて、事前の承認を...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、不時着も入れて予防着陸、非常に広い概念になったような気がするわけですけれども、予防着陸というのはどういうことですか。
○赤嶺委員 今まではそういう事故現場に米軍が勝手に立ち入ることができるのは墜落、不時着だった。ところが、今度は予防着陸まで広げている。この間も横浜でありました。静岡でもありました。沖縄では基地内であったとはいえ頻繁に起こっています。とみに、横田から東富士への演習の往復の中で予防着...全文を見る
○赤嶺委員 私、このガイドラインについて質問をしてまいりましたけれども、一番国民の批判が強かった、米軍が墜落事故を起こして、その現場を米軍が勝手に封鎖し日本側を排除する。この問題について、今回のガイドラインについて何にも改められていなければ、逆に、英文、日本語、正文である英文とは...全文を見る
04月27日第162回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうはテロ特措法の基本計画の延長の問題ですが、これには反対であります。今回で派遣期間の延長は七回目です。さらに半年後の再延長まで取りざたされております。こういうやり方ではテロをなくすことはできないということをまず指摘しておきた...全文を見る
○赤嶺委員 認識は一致している、いろいろな機会に累次確認しているというお話でしたが、アメリカが今進めている米軍再編の基本方針の一つに挙げられているのが、従来の駐留地域内にとどまらず、域外への展開を今後の部隊運用の基本に据える、そういうことですね。米軍再編の基本方針の中に出ています...全文を見る
○赤嶺委員 在日米軍のそういう再編の方針について、域内にとどまらないというふうな方針について、審議官級の会議とか、その中でちゃんと合意しているんですか、突き詰めているんですか。あるいは、日本の在日米軍の再編だけは米軍の基本方針の適用外だ、このようにおっしゃるんですか。
○赤嶺委員 2プラス2、共通の戦略目標の中には、台湾海峡、中国が入り、そして世界、中東、入っておりますね。
○赤嶺委員 違うんです。外務大臣が極東の枠内という根拠に2プラス2を持ってきたので、それは根拠にならないでしょうという話ですよ。  明確な根拠を出してくれますか、極東の範囲内という。
○赤嶺委員 何度申し上げても、根拠がはっきりしないから幾たびの質問になっているんです。やはり事態をまともに説明しているとは思えないような答弁であります。  もともと在日米軍というのは、アメリカ本土の西海岸からアフリカの東海岸までを対象としております。極東に縛られていないわけです...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、在日米軍司令官の役割について、平時におけるいろいろな調整もあると言いましたが、戦時の作戦指揮権、これはどのようになっていますか。
○赤嶺委員 有事の際の在日米軍についての作戦指揮は太平洋軍司令官のもとに置かれる。そして、在日米軍司令官は、そのもとで第五空軍司令官として任務につくということで、戦時の作戦指揮権を有しているわけではないということになるわけですね。  ファロン米太平洋軍司令官は、こういう発言をし...全文を見る
○赤嶺委員 変革された陸軍司令部の確立というのは、冒頭、防衛庁長官が答弁いたしましたが、早い話が、戦時の作戦指揮権も持つような、そういう司令部に変革していこうということですね。
○赤嶺委員 最近の報道では、アメリカの陸軍は、軍、軍団、師団という三段階の指揮系統を、広域司令部、これはUEYと呼んで、作戦運用司令部、UEX、この二段階に再編成し、そのUEXのもとに実際の戦闘部隊、UAと呼んでいるらしいんですが、これを割り振る、キャンプ座間にはUEXが来ること...全文を見る
○赤嶺委員 今、座間に配置されるであろうと報道されているUEX、これは、今の答弁にもありましたように、いわば実際に現場で戦闘を指揮する前線司令部という役割を持ってくるということに間違いないわけですね。
○赤嶺委員 かなりそういう方面で構想が練り上げられている、それが今、座間に来るといういろいろな報道になっているわけです。  それで、そのUEXの問題ですが、ジェーンズ・ディフェンス・ウイークリー、これは去年の十二月十五日号なんですが、この中に、米軍の構想について取り上げられて、...全文を見る
05月11日第162回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、片山知事、そして河瀬市長におかれましては、当委員会参考人として御出席いただき、大変御苦労さまでございます。お礼を申し上げます。  私は、最初に住民避難の実効性についてお二人の参考人に伺います。  二〇〇三年の七月に...全文を見る
○赤嶺委員 今の想定自体が非常に非現実味を帯びているという面は、私はやむを得ないだろうというぐあいに思います。  そういう中で、ある種の現実性というのを想定していろいろな国民保護の計画をつくるという場合に、例えば、片山知事はその報告の中で、住民の基本的人権に対する配慮を国におい...全文を見る
○赤嶺委員 私は、住民避難の実効性、そして、実効性についてなかなか実感として現実味を持てない、こういう計画を実行していく場合の人権の問題というのはもっと大きく検討されるべきだと思います。  それで、河瀬市長のレジュメの中で「外交努力の継続を」というのがありまして、「平和で安全な...全文を見る
○赤嶺委員 都市間の、国境を越えた地方自治体の交流、これがひいては国の平和、安全にもつながっていくというお二人の努力に敬意を表しまして、そして、本当に有事を徹底して避けるための努力を強調いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
05月12日第162回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第5号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、まず最初に、イラクで拘束されたとしております日本人の齋藤昭彦さんが本当に速やかに解放されるよう、政府に最大限の努力を冒頭求めたいと思います。  そこで、質問に入りますけれども、一月末に国民議会選挙が行われ、四月二十八日に...全文を見る
○赤嶺委員 まさに今説明がありましたように、昨年十一月のファルージャ以来の最大規模の軍事作戦、空爆も含み、民間人の犠牲も伴うような作戦になっているわけです。この作戦には海兵隊員を中心に約千人の部隊が参加し、戦闘機や武装ヘリも動員しております。  米軍は、大規模な作戦をこれまで繰...全文を見る
○赤嶺委員 決意を聞いたわけじゃないんです。情勢が大変だからといって米軍は軍事作戦を繰り返している、軍事作戦というのがいつまでたっても終結しない、悪循環じゃないか、こういうやり方で本当に情勢はよくなるんですかという見通しを政府に聞いているんですよ。いかがですか、外務大臣。見通しで...全文を見る
○赤嶺委員 結局、治安がよくなる、あるいは情勢が好転するという見通しについてはついに語られませんでした。情勢は厳しいと言うだけであります。  私は、やはり、今回のイラクのこの事態というのが、アメリカが国連憲章に違反して始めた戦争、そしてその後、米軍による占領が続いているという事...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、どういう事態になれば自衛隊を撤退させるのかという問題について聞いていきます。  せんだって、私は、人道復興支援の問題について、その撤退、撤収、どういう基準で、どこまでやったら撤収するということになっていくのか、その判断について聞きました。全くはっきりしませ...全文を見る
○赤嶺委員 長官、時間も限られた範囲で質問しているんですから、質問を勘違いしないでください。また、防衛庁の方も、しっかりレクして答弁するようにしていただきたいと思うんですよ。安全確保支援活動はと聞いたんです。  前回、サマワでの人道復興支援活動について聞きました。安全確保支援活...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、安全確保支援活動は他国の要請に基づいて行うということになりますと、米軍の活動が継続する以上は自衛隊も支援活動を続けるということになるわけですね。
○赤嶺委員 前回、人道復興支援活動についても聞いております。そのときの撤収の基準についても、どこまでやれば撤収になっていくのかといえば、その基準も明確でないし、どこまでやるかわからない、どんどん人道復興支援活動の性格がゆがんだ形でやってきている。  今回は安全確保支援活動、他国...全文を見る
○赤嶺委員 米軍がどうするかはわからない、しかし、米軍の要請に応じて安全確保支援活動はやります、その撤収の基準は日本で考えますという場合に、では、その日本の側の撤収の基準、これについて明確に説明してくれませんか。
○赤嶺委員 アメリカはイラクで軍事作戦、掃討作戦を繰り返し、情勢は悪循環です。一向に情勢はよくならない。そういう枠組みもそのままにして、しかも一方で、アメリカは軍事基地の恒久化を考えている。そこに対する安全確保支援活動はどうなるかということを言ったら、きょうも安全確保支援活動につ...全文を見る
05月13日第162回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、国際犯罪防止条約人身取引議定書、それから密入国議定書について質問していきます。  人身取引は著しい人権侵害であり、国境を越えた人の移動がますます活発になる中で起きている犯罪であるため、国際社会全体が協力して対処するこ...全文を見る
○赤嶺委員 この人身取引の取り締まりや捜査の面で、どのような努力を今までしてこられたんですか。
○赤嶺委員 今後の警察の努力の方向というのが示されたと思いますけれども、そうすると、やはり今の答弁を聞いていても、いわば先ほど述べられた事件の件数というのは氷山の一角だ、このように認識していいわけですね。
○赤嶺委員 やはり、この問題の非常に大きなポイントは、被害者に対する支援、それらの体制をどのように強化していくかということにもかかっていると思うんです。  それで、次に、関連しまして、入国管理のあり方のところで質問していきたいんです。  刑法等の一部改正の質疑でも出入国管理の...全文を見る
○赤嶺委員 そういう立場で本当に臨んでいただきたいんですが、それで、その被害者保護を徹底していくという点で、入国管理の現場を担う審査官、そして警備官、事務官等の職員にとってどんなことが必要なのか、法務省として今何を考えているのか、この点いかがですか。
○赤嶺委員 そういう努力も非常に大事だと思うんですよ。  それで、私、今度の議定書の審査に当たって、少し、入国管理に当たっている現場の方々の意見も聞いてみたんです。現場の方から上がってくる、被害者保護で一番、自信を持ってやれる、あるいはもっと後押しが欲しいということをおっしゃっ...全文を見る
○赤嶺委員 まずそういうことを踏まえながら、同時に、現場の入国審査に当たる職員の方々が自信を持ってその仕事、職責を遂行していく上でも、もっと強い法的な後押し、被害者支援法ですね、これについてもぜひ皆さんの方でも検討していただきたいと思うんです。  それで、あと一点、やはり現場か...全文を見る
○赤嶺委員 最後に、外務大臣にお伺いしたいと思います。  この人身取引について、日本の対応に対して世界から批判が強いという問題があります。アメリカの方から、日本の人身取引問題は大きく、国際的に活動する暴力団組織が関与している、日本政府は、全面的に対策を講じ、国内のこの重大な人権...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
05月18日第162回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうも、前回に引き続き、航空機墜落事故に関するガイドラインについて聞いていきます。  昨日も、沖縄県の久米島町に嘉手納基地所属の米軍ヘリが不時着をいたしました。農作業中の農家がすぐ近くにいたということもあり、久米島町民の怒り...全文を見る
○赤嶺委員 航空機墜落事故に当たって、今局長が答弁されたように、ガイドラインで現場の統制について、内周側規制線それから外周側規制線を設定して、日米共同で現場管理、立ち入り規制を行うというような中身になっていると思うんですが、これは今回、ガイドラインを見直しました。  ところが、...全文を見る
○赤嶺委員 従来の慣行で行われていたものを、今回は日米間の合意で明確にしたとおっしゃるわけですね。  それでは、今回のガイドラインに相当する事故現場の統制に関する日米間の合意というのはこれまでなかったんですか。
○赤嶺委員 そういう合意というのは、いわば現場の統制は日米の共同の管理で行うということになっていたわけでしょう。変わっていないじゃないですか。
○赤嶺委員 私、これまでも合意があったということでしたので、これまでの合意と、それから今回の合意の対照表をつくってまいりました。資料としてきょう理事会で御承認いただいておりますので、配付をお願いしたいんですけれども、この対照表、実は一九五八年当時のものであります。  当時は、そ...全文を見る
○赤嶺委員 その下段の資料と上段の資料を比べてみますと、一例ですが、三ページ目に、上段の資料では「事故現場への立入制限」、これは今回四月一日の合意の中身ですね。下段には「事故現場への接近制限」、大体同じようなことが書かれているんですよ。ですから、皆さんが今回のガイドラインでより明...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、今回のガイドラインの日米相互の合意ということになれば、前回と同じように内周規制線の中に入ることを排除されるということになるわけです。  今局長は、五八年合意というのはあずかり知らない態度をとり続けておりますが、私はその資料の表紙も明確にしております。発行先...全文を見る
○赤嶺委員 私は、そういうすべての中身を明らかにしてきょう資料を提出いたしました。外務省や外務大臣が五八年当時の資料は知らないことだと言うのであれば、それは委員会として解明していかなければならないと思います。  私、委員長にお願いしたいんですが、五八年当時の合意も含めて、これま...全文を見る
○赤嶺委員 これで質問を終わりますけれども、まだガイドラインの中身は続きます。改悪された中身が次から次に出てまいります。いかにこの問題で、被害者である県民や国民の立場に立つのではなくて、米国の権利、権益を保護する、そして機密を保護するという立場に日本政府が立っているか。こういうこ...全文を見る
06月03日第162回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私たちは、三つの条約については賛成であります。  きょうは、情勢が急展開しております沖縄県の金武町のキャンプ・ハンセンの都市型訓練施設について、政府の見解を問うていきたいというぐあいに思います。  米軍が金武町のキャンプ・ハ...全文を見る
○赤嶺委員 区民の安全に対する懸念の表明、これに対応する措置としてレンジ16の奥に訓練施設を移転する、しかし、それまでの間、レンジ4での暫定的使用を認めるのはこれは当然だという、全く理屈が通らない姿勢なんですね。  もともとレンジ4というのは、実弾射撃訓練施設が民間施設にわずか...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、例えばレンジ4にはいろいろな施設がつくられました。この中には使用しない施設があるんでしょうか。例えば、一番危険な屋外で射撃訓練は行わないというようなことも必要最小限の範囲内に入っているんでしょうか。
○赤嶺委員 はっきりしていることは、実弾は使う、屋外でも訓練は行う。必要最小限度の範囲内といっても、米軍の運用に関することだからそれは米軍の判断しかないということなんですね。県民の、あるいは射撃訓練場に近い区民の安全性というのは何の担保も行われていないと思うんです。  それでは...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、それは具体的にいつまでなんですか。何年ですか。一時的、暫定的と言いますけれども。
○赤嶺委員 検討しているというものの中に、代替施設の予定地、そこの下流域にはリュウキュウルリモントンボという非常に希少種も生息する、こういうような報道もありますが、これらについて防衛施設庁はどのように認識していますか。
○赤嶺委員 沖縄というのは、どの地域を特定しても、豊かな環境を持っています。ですから、環境に対する配慮をせざるを得ない。  例えば、SACOの合意になったあの北部訓練場、ここもいわゆる環境の調査によって、年限は決められているのに、それ以上の移設作業が進んでいないというような状態...全文を見る
○赤嶺委員 政府が代替施設を建設しようというのは、そもそもレンジ4の危険性について担保できない、だから代替施設をつくる、そういうものでありながら、しかし暫定的と聞かれたら、この暫定的について、いつまでなのか全くはっきりしないというような状況が出ていると思うんです。今の答弁でも明ら...全文を見る
○赤嶺委員 陸軍は代替施設で複合訓練を行う。しかし、都市型戦闘訓練施設は残るわけです、レンジ4は残るわけです。これは米軍は一切使わないわけですね。いかがですか。
○赤嶺委員 答弁をそらさないでください。  陸軍がレンジ16の奥でやる、代替施設でやる。しかし、レンジ4と都市型戦闘訓練施設は残る。陸軍が使わなくなったら、それは海兵隊のものに戻るんですか、それとも閉鎖して撤去するんですか。いかがですか。
○赤嶺委員 五月一日の米軍の星条旗紙、この中で在日米軍の報道官ビクター・ウォージンスキー大佐がこのように述べております。  まず、日本政府の四月二十八日の発表について、我々も発表について承知している、しかしこれまでどちらの側からもいかなる公式の提案もなされていない、米国政府はレ...全文を見る
○赤嶺委員 明確に、海兵隊が使わない、そういう約束のもとに代替施設の建設も合意したんだということを答弁できますか。
○赤嶺委員 それでは、レンジ4にある都市型戦闘訓練施設を撤去すればいいじゃないですか。使った建物ですね。それはしないで、一方で思いやり予算で代替施設をつくる。二つとも施設をつくっていくことになりかねない、こういうことを指摘いたしまして、質問を終わります。
06月29日第162回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  六月二十三日は沖縄の慰霊の日でした。戦後六十年を迎えて全県各地で沖縄戦二十万余の全戦没者に対して哀悼の意を表明したわけです。  ところが、その慰霊の日が過ぎるのを待っていたかのように、六月二十四日になりまして、在沖米軍は外務省沖縄事務...全文を見る
○赤嶺委員 今まで聞いたことと全く変わらない態度であります。  地元の懸念といいますけれども、外務大臣、きのう金武町の町議会は改めて抗議決議を上げました。都市型戦闘訓練施設の即時閉鎖と撤去、そしてレンジ4、レンジ5F演習場の廃止、これを求めているわけです。こういう要求を繰り返し...全文を見る
○赤嶺委員 地元はレンジ4に懸念を表明しているが、そしてそのことを地元だけではなくて沖縄県知事初め県議会、いわば県民ぐるみですよ、県民ぐるみで懸念を表明していることを、日本政府は安全だと言っている。県民に対する挑戦じゃないですか。  金武町の儀武町長はこう言っているんですよ。過...全文を見る
○赤嶺委員 海兵隊は新たな都市型訓練施設を手に入れ、陸軍グリーンベレーは別の場所に都市型戦闘訓練施設を手に入れる、二つつくってあげることになるわけですよね。負担の軽減だと言いながら、あのキャンプ・ハンセンに二つも都市型訓練施設をつくって、どうやって負担の軽減なんですか。そんなのは...全文を見る
○赤嶺委員 レンジ4についての使い方は今何ら、何も決定していない、しかし海兵隊が実弾射撃訓練をやらないというのは外務省と米軍の会話で合意している。会話って何ですか。
○赤嶺委員 山中長官もおいでですが、キャンプ・ハンセンの山火事のときも、当時もヘリの消火体制を強化する、四機にしますというのも三者協で米軍が発言をした。それで今になって、あれは発言であって合意でなかったから合意を破ったということにはならない、こういう説明になっているわけですね。あ...全文を見る
○赤嶺委員 なぜ、今の段階まで合同委員会の合意ができていないんですか。
○赤嶺委員 諸手続とはどんな手続ですか。
○赤嶺委員 諸手続のポイントになるようなことをきちんと説明してください。
○赤嶺委員 日米合同委員会の合意もまだ得られていないけれども、そしてその手続は詰まっていないが、しかし代替施設ができるまでの間の暫定だといって実弾射撃訓練は開始させる。これはちょっと日米間のいわゆるきちんとした取り決めという点では、あいまいさが残るような暫定使用の承認じゃないです...全文を見る
○赤嶺委員 その上にさらに暫定使用を認めさせるという点があいまいじゃないかということを言っているわけです。  それで、ちょっと先ほどの問題にも戻りますが、海兵隊は実弾射撃訓練はやらないということを外務省沖縄事務所と現地米軍で詰めて、そういう会話もあった、そういう会話でやったとい...全文を見る
○赤嶺委員 日米関係の信頼に基づいたものが、次々、沖縄の現地では壊されていくので不信感がたまっているんです。  それで、私は最後に外務大臣に伺いますが、今回沖縄県民が怒っている中心点は、大事な慰霊の日の翌日に、実弾射撃訓練を行うということを通知してくる、そういうやり方についてで...全文を見る
○赤嶺委員 沖縄戦の慰霊の日の翌日に来た通知をこの程度にしかとらえ切れないのかという思いです。  それから、抑止力の維持のための練度の向上だと言いますが、使うのはグリーンベレーです。グリーンベレーというのは日本の防衛と関係ないですよ。イラク戦用ですよ。それ自身も当たらない。 ...全文を見る
07月01日第162回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょう出されております二本の条約には賛成でありますが、ただ、石綿の使用安全条約、これは、きのうはクボタ、そしてきょうは太平洋セメントというぐあいにして被害が拡大してきている状況があります。ですから、今回の対応にとどまらず、石綿使...全文を見る
○赤嶺委員 今の局長の答弁、何か事故直後のことをおっしゃっているかのような錯覚を持ちかねないような答弁ですが、あれからやがて一年たとうとしているんですよ。一年たって、今要請しています、これはどういうことですか。
○赤嶺委員 その嘱託要請について、アメリカ側からの回答はあったんですか。
○赤嶺委員 全く回答が出されていないようであります。  事故調査報告が出たその二月に、細田官房長官も、改めて嘱託要請について触れて、日本の捜査の必要があるということを記者会見で発表しております。ですから、あいまいにできない問題なんですよ。外務大臣、これは今後政府としてどのように...全文を見る
○赤嶺委員 全く今日まで米側から回答がない、日本の捜査が及ばないところになっているところで、事故調査報告が二月に出されたとおっしゃっている。  その二月の調査報告の中で、責任のある者に対して懲戒及び行政処分がとられた、この事故の責任のある者ということになっているわけですが、責任...全文を見る
○赤嶺委員 局長、ちょっと待ってくださいよ。その責任のある者、それからどんな懲戒処分の内容かというのは、別に米側と調整を図るんじゃなくて、報告書の中にそういう措置をとったとあるわけですから、では、その中身についても、政府は説明を受けていないということですか。説明を求めている最中だ...全文を見る
○赤嶺委員 日本の警察の捜査権は及ばない状態が一年近くにわたって続き、そして、米軍が再発防止だのあるいは責任者の処罰だのと言ってきたその中身も、一年近くなろうとしているのに皆さんはまだ説明を求めている最中。これでは、ああいう事故というのは本当に何だったのかということが、私、問われ...全文を見る
○赤嶺委員 今の資料を確かめたいんですが、その数字の中には、復帰前の沖縄で起きた事件、事故も含まれていますか。
○赤嶺委員 結局、復帰前の沖縄の数字というのはつかみどころがなくなっている。あれを入れると、この数字がどんなに膨れ上がるかということは明白でありますが、それにしても、二十万件以上。そして、被害者で死亡したのが、公務上で五百二十人、公務外で五百六十人、日本人がそういう被害に遭ってい...全文を見る
○赤嶺委員 そうなると、すべては米軍側の責任で裁いていかなければいけないわけですね。日本側は、これは日本の刑事罰に値する犯罪として米軍側と調整をするはずです。  では、米軍側はそういう犯罪についてどんな裁き方をしているか。実際に一九五二年以降起こったそれらの事故で、アメリカが軍...全文を見る
○赤嶺委員 あれだけの事件が起きていて、昭和六十年以降軍事裁判がたったの一件ですよ。懲戒処分というのが、本当に犯罪に対する再発防止あるいは犯罪者に対する抑止としての刑事罰というようなものにならないことははっきりしていますよね。非常に甘いんです。  日本の捜査権は及ばない、日米間...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、その検証嘱託についても、一年たつのに回答さえ来ない。ですから、こういう場合には、やはりお約束どおり、地位協定の見直し、こういうものをきちんとするべきじゃないですか、外務大臣。いかがですか、普天間のヘリの墜落を振り返って、一年たって、日本側は本当に手も足も出な...全文を見る
○赤嶺委員 不断の検証がいかに無力であるかということが、この一年間のことで実証されたと思います。  普天間は、今また市街地上空での訓練が始まっています。大変危険な状態です。一年間振り返って、日米地位協定の見直しどころか、運用の改善も行われなかった、運用の改悪になってしまった、こ...全文を見る
07月13日第162回国会 衆議院 外務委員会 第12号
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○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、石綿使用安全条約に関し、賛成の討論を行います。  本条約は、石綿の作業に従事する労働者の保護を目的に、使用者に対する禁止措置等を定めたものであり、批准は当然であります。  石綿を扱い、がんやじん肺で死亡した労働者は、この間、二十八社・団...全文を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、沖縄で起きております都市型戦闘訓練施設を使っての実弾射撃訓練、そして少女わいせつ事件、これらについて外務大臣の認識を問うていきたいというぐあいに思います。  最初に、都市型訓練でありますが、昨日の十二日午前から実弾射...全文を見る
○赤嶺委員 レンジ4から都市型訓練施設をレンジ16の奥に移したのは県民に対する配慮だと外務大臣はおっしゃいましたけれども、それは配慮と受けとめている世論はないですよ。あなた方の唯我独尊の言い分にすぎないんですよ。  現に、住民の懸念に配慮した、それで移した、危険だということで、...全文を見る
○赤嶺委員 原因の究明を不十分ながら県民の前に説明したのは、たったの一回ですよ。そして、重なって流弾事故が起きながらも、開始するときは、原因は明らかにしないで、安全な対策は万全にとっておりますと言って始めていく。こういう説明のやり方というので本当に県民が納得できると思いますか。絶...全文を見る
○赤嶺委員 この事件について、念のために確認をしておきたいんですが、この犯人の身柄は現在日本側の警察に拘束されているのか、あるいは米軍の手中にあるのか、その辺、念のための確認です。
○赤嶺委員 事件の直後に開かれた参議院の外交防衛委員会で、この問題で町村外務大臣がこのように答えております。米兵犯罪が繰り返されていることについて聞かれて、大臣の答弁は、「これは米軍兵士のみならず日本人による様々な事件も現実いろいろ起きております。それは沖縄のみならず日本国じゅう...全文を見る
○赤嶺委員 それは一般論で言ったのであって、米兵の犯罪を許す気持ちはないというお答えなんですが、それでは別の角度から聞きます。  事件の直後に、この委員会室におられる東門衆議院議員がアメリカの大使館に行かれて、いろいろやりとりが報道に出ておりました。  それによりますと、駐日...全文を見る
○赤嶺委員 米軍人の犯罪が起きたら、その犯罪に対して最も憂慮すべき立場にある外務大臣が、一般論として、日本人社会でも起こり得ることとして、まず述べる。アメリカの側も、こういう発言、この種の発言は繰り返されております、日本の社会でも起きているじゃないかと。  しかし、沖縄では、米...全文を見る
○赤嶺委員 局長、外務大臣も、普天間飛行場というのは終戦後じゃないんですよ。一九四五年四月、米軍が上陸してすぐに着手したんです。終戦後じゃないですよ。いわゆる銃剣とブルドーザーによる土地の強奪とも違う前です。  そこに部落の人は住んでいなかったか。製糖工場もありました。郵便局も...全文を見る
07月13日第162回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  サミット会議の当日の七日朝、ロンドンで同時爆破テロが発生いたしました。亡くなられた方々に心から哀悼の気持ちを申し上げます。  一般市民を犠牲にする無法で残虐なテロが、いかなる理由であれ許されないのは当然であります。今回の同時テ...全文を見る
○赤嶺委員 今回のテロについて改めて伺いますが、イギリスの捜査当局が実行犯四人を特定した、このように伝えられております。日経の七月九日付ですが、「経験を積んだイスラム過激派に影響された比較的新しいメンバーが実行犯だろう」、こういう報道も出ておりますけれども、この点、政府は現在どう...全文を見る
○赤嶺委員 そこで、そのテロの真っただ中で行われたG8サミットの首脳声明の中に、テロ対策に関する声明が採択されました。この中で、非常に注目をしたわけですが、「テロリストの活動阻止」だけではなくて、「新たな世代のテロリストの出現の予防」、これがうたわれております。  ここに盛り込...全文を見る
○赤嶺委員 アフガニスタンへの報復攻撃のころは、ビンラディンを逮捕すればテロがおさまるのではないかというような向きもありました。しかし、あれからテロが各地に広がり、新たなテロリストの出現、ここに着目しなければ、テロの阻止だけを言っていてはテロの広がりを抑えることはできない、そうい...全文を見る
○赤嶺委員 首脳声明というのは、我が国も一緒に入って声明をつくってきたわけでしょう。先ほどあなたが答弁した中に、こう言っているわけですよ。「我々は一丸となって、なぜ個人が暴力の道を選択したのか、そして例えばテロリストが過激化の促進や勧誘の実施のために、インターネット」云々と続いて...全文を見る
○赤嶺委員 テロ攻撃の程度に相応したものでなければいけないという場合に、例えばグアンタナモ基地での虐待、人権侵害、これが国際的な大きな問題になったわけですね。これをテロとの闘いと言うのか。あのグアンタナモ基地での虐待、テロとの闘いの大義で行われたものとしても、やはり許せない。 ...全文を見る
○赤嶺委員 一般的、抽象的に声明をまとめたということになりかねません。やはり具体的に、テロとの闘いによって起こるさまざまなあつれき、矛盾というようなことについて言われている、その具体的な中身をきちんと掌握しなければいけないと思うんです。  もう一つ聞きますが、さっきの話で、「我...全文を見る
○赤嶺委員 政府はテロとの闘いを声高に叫ぶ割には、G8の首脳声明で、日本政府も参加した声明について、本当に、説明すべきものを持っていないという感じがいたします。  今の、イラクで、ファルージャで起こったことを、その具体的な事例を指しているかどうかわからないと言って、この事例を除...全文を見る
○赤嶺委員 大臣は、答弁しているのか、何か言いたいことがあって言っているのか、よくわかりませんけれども、私が、米軍の行動がテロだというようなことを言ったかどうか。私は、サミットの首脳声明の文書を引用して、「我々の対応はテロ攻撃の程度に相応したものであるべき」と、「我々の対応は」と...全文を見る
07月15日第162回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、フランス及びベルギーとの社会保障協定、これがかかっておりますが、その両条約については賛成であります。  それで、今回の協定を見ますと、五年以内の派遣の場合には相手国の制度に加入せずに済むとなっておりますが、仕事や家族...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、昨年の日米の社会保障協定、これについて伺いますが、この協定で保険期間の通算が認められるようになったわけです。ところが、受給権があっても、協定を知らなければ、申請しない人々も出てくるのではないかと思います。現在までに、その制度の周知徹底、どのように図っておられ...全文を見る
○赤嶺委員 それでは次に、日米地位協定に関しまして、佐世保市で起こりました共同逮捕問題、これについて伺っていきます。  六月三日に佐世保市で起こった米兵による追突事故、この事案について、その概要を説明していただけますか。
○赤嶺委員 酒気帯び運転で追突事故を起こした米兵を日米両当局が逮捕した、こういう事案であるわけですが、日米両当局が逮捕したことをもって政府は共同逮捕という言葉をお使いですが、共同逮捕というのは何ですか。
○赤嶺委員 これを、日米合同委員会合意の八の(一)に基づいて、日米両当局が現場にいたので共同で逮捕した、実務上の用語だ、このような御説明でしたけれども、現場はそんなものじゃないんですね。  現場では、米兵が酒気帯びで追突事故を起こした。日本の警察官が駆けつけた。事情聴取をしよう...全文を見る
○赤嶺委員 陳腐な話ですよ。日本側警察は、刑事訴訟法に基づいて現行犯逮捕をしました。アメリカは、地位協定の合同委員会合意に基づいて逮捕しました。何か手錠を一人の犯人に二つかけるようなものですよ。  しかも、現場には最初から同時にいたわけじゃないんですよ。現行犯逮捕で日本の警察官...全文を見る
○赤嶺委員 今読み上げた文にも違反する行為が行われていたんですよ。現場には両当局がいた。米側が来たのは、MPが来たのは、日本側警察の通報である。そのときには現行犯逮捕していた。そして、そういう場合に、現場にMPがいた場合には「合衆国軍隊の法律執行員が逮捕するのを原則とし、」と今読...全文を見る
○赤嶺委員 現場で何が起こったか説明できるかといえば、それは説明しないで、米兵がけがをしていたので基地の中で治療をさせたんだと。  日本の警察は、犯人がけがをしていた場合、治療しないんですか。こんなばかな話がありますか。日本側警察の判断にそれまでをゆだねるべきじゃないですか。ア...全文を見る
○赤嶺委員 ここでも答弁を控えるということで、米軍人犯罪というのはやみの中です。  実際、日本の警察権が及ばないようになっている、こういうような地位協定を放置して、米軍犯罪は根絶されないということを強く外務大臣にも申し上げまして、時間がありませんので、質問を終わらせていただきま...全文を見る
07月21日第162回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、六カ国協議の問題そして拉致問題等について聞いていきたいと思います。  北朝鮮の核開発問題の解決を目指す六カ国協議が、七月二十六日から一年一カ月ぶりに再開されることになりました。外務省は、六者会合は北朝鮮の核問題の平和...全文を見る
○赤嶺委員 実質的な前進を実現するということで、入念に前段でいろいろな会議を開いてきたということでありましたが、日米韓の三カ国の首席代表による会議でもそれは確認され、さらに中朝の会議でも確認されていると報じられているわけです。これらの会談において、それぞれどういう問題が協議されて...全文を見る
○赤嶺委員 そういう答弁でありますけれども、それでは次に、韓国の提案について伺いたいと思います。  今回の六カ国協議に際して、北朝鮮核問題解決方策として、十二日に鄭東泳統一相がいわゆる重大な提案を発表いたしました。その内容についてなんですが、日本はどういう説明を受けているのか、...全文を見る
○赤嶺委員 実質的な前進、これを実現する、六カ国協議を何としても前進させるという意味での国際社会の取り組みというのが非常に大事になっていると思いますし、その成果が本当に生かされるべきだと思います。  そこで、日本は、ライス長官も来日をされたわけですが、六者会合の開催に当たってア...全文を見る
○赤嶺委員 拉致問題も、北朝鮮が国際社会に復帰する上で、みずから認めたそれらの拉致という犯罪について本当に徹底して明らかにし、責任を明確にしていくことが大事だと思います。  同時にやはり、六者会合において核兵器問題での合意が実現する、そして朝鮮半島の非核化が達成されるということ...全文を見る
○赤嶺委員 日朝間の問題にかかわってですが、自民党の山崎拓元副総裁は韓国の鄭東泳統一相と会談し、日本との国交正常化を強く望んでいるという金正日総書記の意向を伝えられた、このような報道があります。  山崎拓自民党副総裁はどういう立場でこの会談に臨んだのか、そこでどういう説明を受け...全文を見る
○赤嶺委員 それでは最後に、外務省の報道官の談話を見ますと、議長国として調整の任に当たった中国の努力を評価したい、このようにしておるわけですけれども、中国は今度の六者協議の開催に向かってどういう協議、どういう調整、どういう努力があって、そして皆さんがそういう評価をしているのか、こ...全文を見る
○赤嶺委員 私は、やはり日朝間の国交正常化のための努力、これも本当に大事になっていると思うんです。その際に、双方は日朝平壌宣言を合意し、確認しているわけですから、この宣言の立場が、拉致問題についても、それから過去の歴史問題についても核問題についても両国間の解決のロードマップになる...全文を見る
07月22日第162回国会 衆議院 外務委員会 第14号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  アメリカの陸軍の都市型戦闘訓練施設での実弾射撃に抗議する県民集会が、七月十九日に金武町で開かれました。  基地問題で超党派による県民集会が開かれたのは、一九九五年の米兵による少女暴行事件、これに抗議をして宜野湾市で開かれた一〇...全文を見る
○赤嶺委員 この集会で、政府が説明してきたことに対する猛反発が出ておりました。それは決議文の中にありますけれども、「日米両政府が唱える安全対策を信用する者は誰一人としていない」、これは決議の中にある文言であります。  米軍の言い分を、米軍が安全だと言った、そしてそれをオウム返し...全文を見る
○赤嶺委員 県民の要望というのは、代替施設の建設じゃないですよ。暫定使用の中止ですよ。レンジ4の撤去ですよ。県民大会の決議の中に、今外務大臣がおっしゃったようなことはどこにも書いてありませんよ。県民の意思の意識的な読み違えなのか、やはり耳をかしていないというぐあいに強く指摘せざる...全文を見る
○赤嶺委員 何か、私、一度でいいから撤去を申し入れたことがありますかということを申し上げたんです。  大臣、どうですか。米軍に対して一度でいいから撤去を申し入れたことはありますか。
○赤嶺委員 政府までアメリカと一緒になって都市型訓練施設をつくろうとしています。  私、県民集会が報道されている新聞を持ってきました。ここに知事が写っております。大臣、よく見てください。こぶしを振り上げて、シュプレヒコールで呼応しております。シュプレヒコールは、戦闘訓練施設の撤...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣に私たちが指摘をしているのは、軍隊が平和を守る、あるいは、軍隊は人殺しを仕事としている、訓練している、そういう考え方は一面的だ、このように被害者に対しておっしゃった。そのことについて明確に、それは、そう言うべきではなかったと謝罪する、撤回するということですね。
○赤嶺委員 あなたは一般的に政策論を展開しているんじゃないんですよ。被害女性の発言に呼応してあのような発言をしたんです。これは議事録を見ても明らかです。  例えば、参議院の議事録でいきますと、「また同時に、そのお手紙の中に、」そのお手紙というのは被害女性ですよ、「米兵の仕事は人...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣は、今の問題も引き続き追及いたしますけれども、マスコミも誘導的だった、このようにおっしゃいました。  委員会が開かれたのは七月の十三日ですよ。十三日の夕刊には町村発言は載っておりません。七月十四日の朝刊から載り出しました。この朝刊には、あなたの発言全体が載っ...全文を見る
○赤嶺委員 具体的に指摘もできないのに、根拠もなく、誘導したとか、そういう県民の、被害者の気持ちを無視したような発言は、これも外務大臣としてはふさわしくないということを強く申し上げて、質問を終わります。
07月26日第162回国会 衆議院 本会議 第36号
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○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、日本外交が直面している深刻な行き詰まりについて、総理に質問します。(拍手)  第一に、過去の戦争への態度の問題です。  小泉総理が、過去の戦争は正しかったとする靖国神社への参拝に固執していることが、アジア諸国との溝を深めていることは明...全文を見る
07月28日第162回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  安参考人、それから西岡参考人、きょうは本当に御苦労さまです。  私、最初に安参考人にお伺いいたしますが、私たちは、拉致問題において、北朝鮮政府の特殊機関の調査への介在が全容解明の重大な障害となっているというのを繰り返し指摘をし...全文を見る
○赤嶺委員 今特殊機関についての御説明があったわけですが、それで、現在、拉致問題について日朝間で交渉が進められているわけです。その拉致問題についての交渉に当たって、今、安参考人が御説明された特殊機関、これはどんな影響を与えているとお考えですか。
○赤嶺委員 今、交渉に当たっている外交部というお話もありましたが、そこで、これは安参考人、それから西岡参考人、お二人に伺いたいんですが、この拉致問題の交渉を進めていく上で、私たちは、北朝鮮側の交渉担当者を、いわば特殊機関にも真相解明のメスを入れることのできる十分な権限と責任を持っ...全文を見る
○赤嶺委員 時間が参りましたけれども、私たちはその拉致問題も対話を通じて、交渉を通じて、粘り強く進めていくべき、そして両国間には日朝平壌宣言もあるわけですから、今後も対話による解決、そして交渉の障害になっているものを取り除くという形で、障害を克服していくという形で、粘り強く進めて...全文を見る
08月03日第162回国会 衆議院 外務委員会 第15号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  これまで繰り返し金武町の都市型戦闘訓練施設レンジ4について聞いてまいりました。きょうは、そのレンジ4が置かれているキャンプ・ハンセンの全体像について聞いていきたいと思います。  そのキャンプ・ハンセン内にそもそも幾つのレンジが...全文を見る
○赤嶺委員 今挙げられました伊芸区というのは、キャンプ・ハンセンというのは全体が実弾射撃訓練場に取り囲まれていて、そして伊芸区の周辺にはレンジ4以外にも実弾射撃訓練場がある。そこで、きょうはちょっと全体像がわかりやすいように写真を持ってまいりました。委員長、この写真を外務大臣に資...全文を見る
○赤嶺委員 今三枚の写真をお渡ししましたが、外務大臣、最初の伊芸区とキャンプ・ハンセンの全景がわかる写真です、これは。都市型戦闘訓練施設の射撃訓練と伊芸区の第二監視台。百五十メートル、これが国道との距離です。そして、最も近い住宅が三百メートルで、伊芸地区公民館、こういう位置関係に...全文を見る
○赤嶺委員 あなた方が現在行われていないと言うのは将来にわたって行わないという意味ではなかったという弁解をやる前に、私が聞いたのは、いつから始まったのかと。当時は行われていないと言った。いつから始まったか、どんな訓練かということですよ。それを答えてください。
○赤嶺委員 いつから始まったのか、正確には確認できない、こういう認識であります。  そもそもレンジ5Fというのは、名前からしてジャングルレーンで、さっき写真も見せましたが、ジャングルの中に人形の標的を置いて、これに実弾をねらって撃ち込みながら沢伝いに登っていく。そうすると、一定...全文を見る
○赤嶺委員 当時も、我が党の中路議員は、この訓練が沢伝いに沿って行われるもので、沢というのは曲がりくねっているから、山の方向に射撃しているつもりではあっても、その角度というのは十分に民家や住宅地にも向かい得るという危険性を指摘したわけです。そういうものについて一切の説明もないまま...全文を見る
○赤嶺委員 この不時着したヘリ、これはどこでどういう訓練をやっていたのか。また、この飛行ルートというのは常時使用しているものですか。
○赤嶺委員 神奈川県内ではヘリの不時着、緊急着陸が相次いでおります。去年の八月は横浜市で横田基地所属のヘリが不時着、ことし二月には成城学園のグラウンドにキャンプ座間所属のヘリコプターが緊急着陸。相次いでいるんですね。  なぜこういう事故が相次いで起きているのか、そしてそこの政府...全文を見る
○赤嶺委員 安全措置をとろうにも、そしてそういう抗議をしようにも、何でそんなことが起きているのか。頻発しているわけですよ。これらについて、今回のものはこれからの原因報告になるとしても、これまでのものは原因報告が米側からありましたか。例えば成城学園のグラウンドに不時着をした、これら...全文を見る
○赤嶺委員 これは質問でも通告し、そして外務省にも繰り返し求めてきて、今先ほど私の手元にその一覧表が届いているんですよ。私はこれを質問するからということで、きのうは繰り返し通告をしたんです。  先ほど外務省から届いたものによりますと、本当に原因報告というのはほとんどないんですね...全文を見る
○赤嶺委員 私、この不時着や緊急着陸に対する政府の認識は非常に甘いと思うんですよ。  私が取り寄せた資料、施設庁ということでありましたけれども、二〇〇二年度、二〇〇三年度で八件起こって、原因報告はゼロですよ。二〇〇四年度が十件起こって、原因報告は三件。  それで、外務大臣、人...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、安全管理を徹底する上でも、米側からの原因報告というのは最小限必要だと思います。この施設庁から出された空欄が全部埋まるまで報告を求めていくのかどうか、そういう決意を伺いたい。  もう一つは、このヘリは極めて老朽化したヘリです。退役間近なヘリです。これが民間の市街...全文を見る
○赤嶺委員 市街地上空で原因解明がなされるまでは飛ぶなということを申し入れる件についてもちゃんと答えてくれますか。
○赤嶺委員 政府の態度というのは本当に明らかになりません。それで、やはり日本政府の甘い態度が米軍のこういう事故が繰り返される大きな要因にもなっているということを厳しく指摘しまして、私の質問を終わります。
08月03日第162回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第7号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  イラクの自衛隊の問題について伺います。  基本計画の期限を迎える十二月の十四日以降、自衛隊をどうするかということが問題になってまいります。自衛隊の駐留をいつまで続けるのか、一体どういう状況になれば部隊を引き揚げるのか、ここから...全文を見る
○赤嶺委員 間違いないわけですね。  そうしますと、恒久政府が発足すれば、ほかの多国籍軍と同様に、自衛隊も駐留の法的根拠を失って撤収するということになるわけですね。
○赤嶺委員 恒久政府の発足をもって駐留の根拠を失うということが一五四六の立場ですから、その後、どうやって駐留を続けるのかということについて何か非常に不明確ですが、駐留を続ける根拠というのはあるんですか。
○赤嶺委員 外務大臣はいろいろ言われましたけれども、多国籍軍の駐留、これは恒久政府の発足をもって終了するということまでしか決まっていないということは、政府の立場からもはっきりしたと思います。  次に、米軍再編にかかわりまして、この問題で防衛庁長官と議論をする場がなかったものです...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、その米側の協議の中でも嘉手納移設というのはないというぐあいに理解してよろしいんですね。
○赤嶺委員 いやいや、大野長官が報道を全面的に否定していたものですから、それはもう普天間基地の嘉手納移設というのはあり得ないんだなというぐあいに理解していいのかと聞いているだけであります。  結局、あるかもしれないし、ないかもしれない、こういう世界に今、入っていると思うんですね...全文を見る
○赤嶺委員 嘉手納の具体的な案がどうなるかというような面もありますけれども、これまでの日本政府の対応からいって、米軍基地の運用について制限を加えるということは、私からすれば考えられないんですけれども、大野長官は、やはり考えられないんじゃないですか。
○赤嶺委員 米軍基地の運用について制限を加えるようなことを政府が求めたことは、残念ながらないんですよ、今までも。日米のそういう関係が変わらないまま、嘉手納基地が静かになるとか騒音がひどくならないということはあり得ないと思いますよ。だから、夜間の騒音防止協定を結んでも、運用上の必要...全文を見る
○赤嶺委員 嘉手納基地というのは、ある意味では本当に大変な地域でありまして、町長はかつて、嘉手納基地は毎日がまるで戦場のようだ、このように悲鳴を上げております。それから、嘉手納町内の小学校では、米軍の戦闘機の墜落に備えた避難訓練、これを義務づけられてやっている。いつ米軍の戦闘機が...全文を見る
○赤嶺委員 今、嘉手納は町議会も町当局も、それから嘉手納、北谷、沖縄市も、米軍再編で、負担の軽減どころか、抑止力の維持強化ということで再編強化されるという危機感を抱いて統合案への反対の運動を広げております。  私は、負担の軽減と言うならば、国内であっても県内であっても、たらい回...全文を見る
10月03日第163回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  私は、きょうは、米軍再編で焦点になっている普天間基地の問題について聞いていきたいと思います。  報道によりますと、先月の十九日にも大野長官はアメリカのローレス国防副次官と会談して、この問題について協議した、このように伝えられております...全文を見る
○赤嶺委員 さまざまな議論ではわかりません。  この間の報道では、普天間基地の代替施設について、米軍のキャンプ・シュワブの陸上案ないしはキャンプ・シュワブの基地に近い浅瀬に移設する案、これが繰り返し取りざたされているわけです。ローレス国防副次官との会談では、日本側が提案したキャ...全文を見る
○赤嶺委員 長官は、前の予算委員会のときにも、SACOの合意に基づいて、そして閣議決定に基づいて今建設が進められようとしている辺野古沖案、これの見直しについては可能性があると。あのときは針の穴ほどの可能性と表現されていたのを覚えておりますが、今、穴がずっと大きくなってきている感じ...全文を見る
○赤嶺委員 辺野古沖案にかわるいろいろな案を今日米間で協議しているということをお認めになりました。  そこで、私は改めて聞きたいんですが、現在の普天間基地を辺野古沖に移すということを決めた経過であります。その経過について伺っていきたいと思うんですが、一九九五年に少女暴行事件が起...全文を見る
○赤嶺委員 私は、長官の答弁を素直に繰り返しただけです。辺野古沖案もある、しかしそれ以外の案も日米間で協議しておられる、それは長官の答弁です。  海上基地をつくる際に、当時県民の不安は、普天間基地の危険を辺野古に移すだけじゃないかと言われた。そのときに皆さんは、いやいや、違うん...全文を見る
○赤嶺委員 安全と騒音を重要な問題として考える、そういうことになれば、当時は、海上だから安全だ、海上だから騒音の問題は起きないんだ、これを一生懸命皆さん説明したんですよ。今でも騒音や安全を考えるということであれば、そうであれば陸上案は排除されるということで理解してよろしいんですね...全文を見る
○赤嶺委員 いやいや、あなた方が当時とっていた立場、海上だから安全だ、海上だから騒音の問題は起きないんだ、そういう安全と騒音の問題は今日でも重視していますと長官は言われた。言われたなら、陸上案というのはあり得ないんですねということを聞いているんですよ。いかがですか。
○赤嶺委員 昔あった話じゃないんですよ。安全とか騒音というのは、今でも普天間基地が直面している危険ですよ。そして、その代替施設が問題になっている。そのときに、当時は海上だから安全だと言ってきた。その基本的な立場を守るかと言えば、お答えにならない。そして、皆さんは報道では陸上案とい...全文を見る
○赤嶺委員 防衛庁長官が素直にお認めにならないので、きょうは官房長官、外務大臣、そして沖縄担当大臣に答弁をいただきたかったんですが、時間がありません。  ただ、今出ている陸上案、それから浅瀬案というのは、前回も同じ案が出たんですよ、長官。県内は、今までどこにつくるかというところ...全文を見る
10月06日第163回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  北京で開かれていた六カ国協議は、朝鮮半島非核化の基本方向を明記した共同声明を採択して閉幕をいたしました。  共同声明で、北朝鮮が核兵器と既存の核計画を放棄すること、アメリカが朝鮮半島に核兵器を有せず、北朝鮮への攻撃、侵略の意思...全文を見る
○赤嶺委員 第四回六カ国協議共同声明という形で大きな目標を各国が合意できた、本当に大きな出来事だったと思います。同時に、次回の協議で本当にこれらの目標に向かって六カ国が共同の前進をしていけるようにという願いを強く持つわけですが、その立場から今回の共同声明について幾つか伺っていきた...全文を見る
○赤嶺委員 次に、共同声明が採択された後、「適当な時期に、朝鮮民主主義人民共和国への軽水炉提供問題について議論を行う」という表現をめぐって各国が意見を述べ合っているわけですが、「適当な時期」という解釈をめぐって、各国はどういう立場なのか、そして北朝鮮の表明している立場というのは共...全文を見る
○赤嶺委員 適当な時期ということをめぐって次回の六カ国協議でも大きな議論になると思いますけれども、ぜひそういう点での合意も確認していただきたいと思うんです。  それで、日朝間の政府間交渉を始めるということになりました。これは、今までの拉致問題をテーマにした実務者協議とは違うんで...全文を見る
○赤嶺委員 最後ですが、今回の共同宣言では北東アジアの平和の枠組みについても確認をしております。その中で、「直接の当事者は、適当な話合いの場で、朝鮮半島における恒久的な平和体制について協議する。」あるいは「北東アジア地域における安全保障面の協力を促進するための方策について探求して...全文を見る
○赤嶺委員 今回の合意を一層前進するための政府の努力を求めまして、私の質問を終わります。
10月07日第163回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょう、私は、米軍再編協議で普天間飛行場が焦点になっておりますが、その普天間飛行場の現状がどうなっているかについて聞いていきたいと思います。  ヘリ墜落事故の一周年を前にして、地元那覇の防衛施設局の西施設局長が記者会見をしてお...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣、だからこそSACO合意があるのだということ、政府の立場としてはそのとおりだと思いますが、西施設局長はこう言っているんですね。SACOの最終報告で普天間基地の危険性の指摘がありながら、移設までの間の危険性に対処する考えが盛られていなかった、移設完了までの危険性...全文を見る
○赤嶺委員 安全な運航に配慮しながらということでありますが、そうしますと、移設までの間の普天間基地の危険性について、今、どのように対処する考えを持っておられるんですか。
○赤嶺委員 その安全確保について、具体的にどのような対処をしているんですか。
○赤嶺委員 防衛庁、防衛施設局はどんな対策をとっておられますか。
○赤嶺委員 一般的、抽象的な答弁に終始しておりますが、現地の外務省の沖縄担当宮本大使は、やはり記者会見を開いておりまして、四月中旬から米軍と飛行経路の見直しについて現地レベルでの協議を進めているということを明らかにしているわけですね。  これは、事故が起きたときに事故分科委員会...全文を見る
○赤嶺委員 結局、あの事故の調査報告の中で、普天間基地の安全対策で、第一に米軍の整備のマニュアル、第二に飛行経路の問題だったわけですね。この二つがどのように解決されていっているかというのは非常に重要なポイントだと思うんです。  その飛行経路の問題に絞って聞いていきたいんですが、...全文を見る
○赤嶺委員 いや、非常に簡単な問題ですよ。安全対策をとるために、今、市街地上空を飛んでいる飛行経路、これの見直しの検討、そしてさらなる安全対策というわけですから、当然、市街地上空を飛ぶなという見直しを政府の側から求めているわけでしょう。これを答えられないというのはおかしいですよ。...全文を見る
○赤嶺委員 極めて簡単な問題ですよ。飛行経路の、場周経路の見直しの検討の中には政府の側から当然見直しを求めていくべきじゃないですか。そうじゃないと安全の対策はとれないじゃないですか。  一切それには答えていないわけですが、実は、那覇の防衛施設局長は、記者会見の中でこの問題に関連...全文を見る
○赤嶺委員 安全対策を求めているという内容は漠然としたもので、はっきりしなくてごまかしなんですが、実は、どんな状態になっているかという資料をきょうはつくってまいりました。  あらかじめ外務大臣の手元にもお渡ししてあると思いますが、普天間基地のヘリが墜落した直後は米軍のヘリの運航...全文を見る
○赤嶺委員 事故以前よりも騒音は激しくなり、飛行回数もふえていく、これが運用の制限を加えた結果なんですか。いかがなんですか。
○赤嶺委員 私、普天間基地の現状というのは、本当に一刻の猶予も許さない事態だと思うんですよ。それで、移設までの安全対策だといっても、皆さんははっきりした安全対策の中身をこの委員会で答えることができない。そうであれば、明確な安全対策をとれない以上、普天間基地の危険性は認めているわけ...全文を見る
○赤嶺委員 皆さんが今出している普天間基地の代替案、辺野古沖案が破綻をした、国際社会からも批判をされた、もうつくることができない。そのかわりに出してきたのが陸地に近い浅瀬案、あるいは陸地の陸上案、いずれも県内移設です。県内移設に反対というのが沖縄県民の共通の認識ですよ。それをさら...全文を見る
10月18日第163回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、テロ特措法について聞いていきます。  九・一一の同時多発テロ事件から四年がたち、そしてテロ特措法も既に一度延長し、今回もさらに延長するということになっているわけですが、延長する必要があると判断した理由は何ですか。
○赤嶺委員 テロが許されない行為であることは、これはもう明らかです。  テロとの闘いはまだ続いているということをおっしゃっていましたが、それでは、この四年間で、アフガニスタンにおけるアメリカなどのこのテロとの闘い、日本も参加してきた、これによって、アフガニスタンの情勢は安定して...全文を見る
○赤嶺委員 治安情勢は不安定だということですが、それでは聞きますけれども、二〇〇一年以降、多国籍軍に対する攻撃の件数、死亡者数、これはどうなっていますか。年度ごとに答えていただけますか。
○赤嶺委員 四年間、アフガニスタンは安定したかどうかの経緯を見たい、そのために、攻撃数、死亡者数の合計ではなくて、二〇〇一年度何人、二年度何人、三年度、四年度ということで詳しく聞きたいという通告もきのうはしてありますので、そこで答えていただけますか。
○赤嶺委員 政府はシンクタンクの集計の結果を持ってこられていますが、私たちは、外務省から提供されました、また、国防総省ホームページの数字を全部拾い集めて集計をしてみました。今の局長の数字と数字は違いますが、傾向は、二〇〇一年十一名、二〇〇二年四十七名、二〇〇三年四十四名、二〇〇四...全文を見る
○赤嶺委員 今の数字で、不朽の自由作戦に基づいてアメリカの兵士の死者も年々ふえている、それからテロの犠牲者もふえているという数字であります。  それで、政府の説明資料を見ておりますと、今後の見通しは予断を許さない情勢、あるいは、反対勢力の活動が再活発化し、南東部ではタリバンやア...全文を見る
○赤嶺委員 これまでいろいろテロとの闘いをやってきて、治安が安定していない、拡大している。そして、政府の文書でも、アルカイダ等のテロの規模・対象も拡大し、予断を許さない情勢で、反対勢力の活動が再活発化していると。これについては、難しいというようなことをおっしゃりながら、今後いろい...全文を見る
○赤嶺委員 テロとのかかわりについて、どういう関係があるのか明確な説明を聞いていないんですが、海上阻止活動の効果として、テロとの闘いとして麻薬を押収したというのが効果として載っている。こういうのは、私、国民に対してまともな説明というぐあいにはちょっと受けとめにくいですね。先ほども...全文を見る
○赤嶺委員 先ほどの御説明では、海上阻止活動の抑止効果、あるいは不朽の自由作戦全体が抑止効果としていかがなものかという面も感じたわけですが、そういうことも念頭に入れておられるわけですか、様相の変化とは。
○赤嶺委員 私、冒頭申し上げましたように、テロの根絶は必要です。国際社会が力を合わせるべきだと思っています。  四年間やってきて、治安は悪化し、経済は、麻薬経済と呼ばれるような、状態が悪化しているわけです。四年間で事態がよくなったというような説明ができなかったわけですよ。それで...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、政府の説明文書を見ますと、「「テロとの闘い」は長期にわたる困難な闘いであり、当分の間継続する見通し」というぐあいに一方で皆さんの説明の資料では書かれているわけです。このことと、一年とした、そういうこととの関連はどのように説明いたしますか。
○赤嶺委員 説明に納得できませんけれども、きのうの質問との関連で、あと一つ質問を、今度は防衛庁長官にいたしますけれども、長官は、サマワではオーストラリア軍が撤退した場合に自衛隊の安全確保をどうするのかと聞かれて、みずからも安全確保を図ることが可能でありますとおっしゃいました。それ...全文を見る
○赤嶺委員 この問題は引き続き取り上げていきたいと思います。  きょうのテロ特措法の延長についても、政府が全く見通しも何もないということがわかりました。速やかに自衛隊はインド洋から撤退すべきだということを申し上げまして、私の質問を終わります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  私は、日本共産党を代表し、テロ特措法延長案に対し、反対の討論を行います。  テロ特措法は、九・一一テロに対しアメリカが始めた報復戦争を支援するため自衛隊を海外に出動させるという明白な違憲立法であり、その延長は断じて認められません。 ...全文を見る
10月21日第163回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私たち日本共産党も、今回出されております万国郵便連合の二つの条約については賛成であります。  そこで、お伺いしたいんですが、今回、郵便連合の任務として、郵便境域における郵便物の自由な流れを保障すること、あるいは公平で共通の標準...全文を見る
○赤嶺委員 それでは次に、米軍再編協議の問題に移らせていただきます。  きょうは十月二十一日です。十年前の十月二十一日、米兵による沖縄での少女暴行事件に端を発して、八万五千人の県民が怒りの集会を開きました。そういう中で、当時県民が求めたのは、米軍人軍属の事故の根絶、そして被害の...全文を見る
○赤嶺委員 具体的な交渉経過について明らかにできない。しかし、なぜ明らかにせよと求めるかといえば、沖縄県民が一番危惧している方向に事態が進行しているからであります。その危惧、不安、懸念について全く説明しようとしないという態度は、私には納得がいきません。  そこで、守屋防衛庁事務...全文を見る
○赤嶺委員 この調査というのは、防衛庁も外務省も防衛施設局も現地米軍も参加した、いわば日本側が提案をした沿岸案についてどうなのか、浅瀬案についてどうなのかということをしているわけですけれども、地元では、そういう皆さんのはっきり言わない態度に怒りがわき起こっているわけです。  中...全文を見る
○赤嶺委員 差し控えさせていただくと言いながら、今出ている沿岸案が拒否され、浅瀬案。浅瀬案については、例えば、一年間にわたり、移設先を決める沖縄県と政府との間でつくられていた普天間基地移設代替協議会の第三回で、防衛施設庁の施設部長はこのように言っているんです。「リーフ内の陸域近く...全文を見る
○赤嶺委員 北米局長、おかしいですよ。今私が読み上げたのは、過去の日本政府と沖縄県の公式の協議機関の中で、防衛施設局の施設部長が、こういうやり方はいけませんとみずから否定した案なんですよ。そういう姿勢を今でも堅持するんですねということについては答えるべきじゃないですか。具体的に言...全文を見る
○赤嶺委員 私、全く納得いかないんです。  今、沖縄には、アメリカ政府高官が次々に来県をしております。十月の十五日にはアメリカ国務省の代表と知事が会談をしました。十月の十九日には、アメリカの国防総省のジョン・ヒル日本部長が来県し、ここで、普天間飛行場の県内移設を前提に、嘉手納基...全文を見る
○赤嶺委員 日本政府が、沖縄県に説明しない、そして具体的な内容を言えないということを繰り返すのみ。アメリカは、政府高官を送って県知事に会い、県の基地担当者に会い、浅瀬案でいきたいと、これを受け入れたら嘉手納基地以南の米軍基地を北部に移転しましょうと。これを何か負担の軽減というぐあ...全文を見る
○赤嶺委員 結論が出ていないのは承知していますよ。  ただし、日本政府が、結論を出す前に、県内移設以外の結論を出して米国と交渉すべきだというのが沖縄側の立場ですよ。県内移設の案を日本政府が決めてアメリカ政府と交渉する、そのための、県内移設反対と言っている沖縄の側には何の説明もな...全文を見る
10月26日第163回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  二十四日から、在日米軍再編に関する外務・防衛審議官級協議が開かれています。けさの報道では、昨晩も遅くまで協議したがまとまらず、結論は二十六日に持ち越したとなっています。  先ほど、外務省の方からの連絡によりますと、北米局長もその任に当...全文を見る
○赤嶺委員 それで、その普天間の問題というのはどうなりましたか。
○赤嶺委員 けさの報道で、普天間について、また新しい問題が出てきております。  普天間飛行場の移設見直しについて、滑走路の長さを当初予定の千五百メートルから千八百メートルに延長するようアメリカ側が求め、日本側も了承した、このような報道がありますが、この点はいかがですか。
○赤嶺委員 そうすると、いよいよ2プラス2の話も出てくるわけですが、地元への説明、これはどうするんですか。
○赤嶺委員 まだまとまっていないということだったんですが、報道では2プラス2の開催も言われております。普天間基地の問題が仮に先送りになったところでも2プラス2は開くのか、それともどうするのか、この点はいかがですか。
○赤嶺委員 外務省、防衛庁の間の意見の違いだとか、報道はいろいろありますが、ただ、はっきりしていることがあります。それは、政府案に対しても、それからアメリカが出してきた案に対しても、地元は反発をしているということです。稲嶺知事は、これらの案は受け入れるわけにはいかないということを...全文を見る
○赤嶺委員 今皆さんが出している案について地元は反発しているんですよ、拒否しているんですよ。そういう地元の合意が得られなければ、2プラス2、中間報告の中には入らない、このように理解してよろしいですね。
○赤嶺委員 重ねて聞きますが、理解が得られない場合は、日米両政府の合意があったにしても、それは皆さんの合意にはなり得ない、地元の理解がなければなり得ない、このように理解してよろしいですね。
○赤嶺委員 まず理解は得られないと思いますよ。それは次のことにもかかわっているんです。  今回の普天間基地の移設先にとどまらず、今度は北部に、普天間基地と一緒にほかの海兵隊の基地も移動させようという協議が行われている。これは、そういう協議が行われているということは前回の外務委員...全文を見る
○赤嶺委員 北部に海兵隊の基地を集約するのは、地元の皆さんの理解を得られないんですよ。理解を得られない整理統合を政府が進めようとしている。もう既に、北部統合案に対しては、金武町、東村、宜野座村の町長、村長、これは自衛隊がキャンプ・ハンセンで訓練することにもかかわっておりますが、北...全文を見る
○赤嶺委員 北部に既に集約するということをジョン・ヒル日本部長が沖縄県の幹部に語り、そして県議会の与党幹部に語り、それがニュースになって流れ、守屋事務次官も、そういう米軍の基地を北部に集める、嘉手納基地以南の基地を北部に持ってくると認めていますよ。北米局長も認めておりますよ。
○赤嶺委員 それでは、大臣、そういう北部の市町村長が懸念しているような、北部に普天間基地以外の基地を集めてくるという計画はあり得ないというぐあいにこれも理解してよろしいですか。
○赤嶺委員 その集約に対して市町村長は危惧を表明しているわけです。皆さんのやっている方向が根本から間違っているんですよ。間違っているから県民の理解を得られない。そういうような案を日米間でどんなに協議しても、これは絶対に成功しないと思います。  それは、私、非常に不思議なのは、県...全文を見る
○赤嶺委員 負担の軽減にならないことはもうはっきりいたしました。この外務委員会で何度も議論をしてきたことです。  抑止力の維持と言いますが、実際沖縄に駐留している海兵隊、実際に動いているのはどういう動き方か。私、第三十一海兵遠征部隊、これの歴史と任務について同部隊はホームページ...全文を見る
○赤嶺委員 米軍をトータルで見なきゃいけないなんと言いますけれども、海兵隊はみずからのホームページで自分たちの任務についてこう言っているのですよ。  海兵遠征部隊は最も小規模の海兵空陸任務部隊である。海軍の同様の部隊とともに地球規模で多くの任務を遂行できる。国家の前方展開、緊急...全文を見る
○赤嶺委員 その中で日本の平和と安全に必要のない海兵隊は出て行くべきじゃないですか。そういうことを求めたいと思いますが、いかがですか。
○赤嶺委員 終わります。
10月28日第163回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  二十四日から、在日米軍再編協議で審議官級協議が行われ、普天間飛行場の移設先見直しについて、名護市の辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸案、これで合意をいたしました。きょうは、その合意の中身について、報道や政府の発表でもはっきりしない点、私が疑...全文を見る
○赤嶺委員 念のために、総面積というのは幾らになりますか。
○赤嶺委員 環境保護が一番求められている地域です。概略という感じで合意をしたということでありますが、今後大きな問題になっていくと思います。  当初、米軍の滑走路の長さというのは千五百メートルだったわけですね。日本政府もそういうことになっていました。それが千八百メートルの施設をア...全文を見る
○赤嶺委員 具体的に、小型の輸送機というのは、例えばどんなものを指しているんですか。
○赤嶺委員 オスプレーの配備の話もあります。一方で今、普天間飛行場には、FA18戦闘攻撃機ホーネット、これも飛来してきます。  空母の艦載機、これらについても想定に入っているということでよろしいですか。
○赤嶺委員 民間機が使用するという点は、今度の代替施設で想定されておりますか。
○赤嶺委員 大型の駐機場の建設が盛り込まれているわけですね。これは図面を見て初めて知って、本当にびっくりしたわけですが、そこの駐機場の建設を盛り込んだのはなぜですか。
○赤嶺委員 ですから、大筋で合意された皆さんの絵に大型駐機場が配置されているわけですよ。何でそういうことを配置したのか。これは、微調整でその計画がなくなるということもあり得るんですか。
○赤嶺委員 そうすると、南部の基地を集約していこうという考え方がある。そのためには、シュワブにはあれだけの規模の駐機場が必要とされるんだということですね。そういうことですか。  それから、自衛隊がキャンプ・シュワブで小さな力で大きな力を発揮するかどうかはわかりませんが、しかし共...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、長官、南部の基地の移設の問題で那覇軍港が挙がっておりました。将来は那覇軍港の機能もシュワブの沖合に、別に官房長官、否定しなくていいですよ、防衛庁長官が答えますから。そういうこともあるということですか。
○赤嶺委員 まだよくわからないんですが、当初、我々は滑走路だけだと思っていたわけですよ。それが、駐機場が大浦湾を埋め立てることになった。これは、もっとわかりやすく答えていただきたいのは、アメリカはなぜそういうものを要求したんでしょうか。
○赤嶺委員 SACOの合意のときと今度の案と、明らかに違うのがあるんです。SACOの合意のときは、基地の恒久化を避けるために撤去可能な案だということでした。その後いろいろ変更になりまして、閣議決定でされた現行案は、撤去可能という言葉こそ入らなかったけれども、基地の恒久化を避けるた...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、十五年使用期限だの撤去可能だの、とにかく基地の恒久化につながるようなことを避けるというのが、いろいろ案の中の一つの工夫として、それが実るかどうかは別に置いて、工夫としてありました。  今回、そうすると、期限なんかも余りついていない、恒久化、そういうことにな...全文を見る
○赤嶺委員 今までのような考え方は含まれていないということですね、十五年だのそういうことは。
○赤嶺委員 今度はちょっと環境の視点から聞いていきたいんですが、陸上部分から大浦湾の方に、そして南側の方にまたがるわけですね。大浦湾にも海の方に突き出していく、南側にも浅瀬の方に突き出していく。  それぞれ何メートルずつ突き出しますか。
○赤嶺委員 浅瀬の方は何メートル突き出すか、ちゃんと皆さん確認していらっしゃるんですか。
○赤嶺委員 浅瀬は、皆さん自身の調査でも、藻場の面積が広がっており、ジュゴンのえさ場になっているということですね。にもかかわらず、何メートル延びるかについて確たる確認もしないまま、とにかく延ばす、延ばすこと先にありきということになっているのかなということに不安を覚えます。  そ...全文を見る
○赤嶺委員 政府の答弁を聞いていますと、大野長官も、ことしの初めごろ私が質問して、リーフ上の基地をどうするんだと言ったら、針の穴の可能性と言ってこんな大きな基地をつくる計画になっているわけですが、今のことを聞いても、詳しいことは後で後でと言って、本当にどういう基地がつくられるのか...全文を見る
○赤嶺委員 今後議論していきたいと思うんですが、今度は爆音の問題です。  あの位置は、実はアメリカの方から交渉の過程の中で、沿岸案はどうしても近所の集落に爆音の被害が拡大する、近くにはリゾート施設もある、そういう意味では飛行経路としてもあの場所はまずいとアメリカ自身が皆さんに強...全文を見る
○赤嶺委員 場周経路は集落にかからないという何か日米間で約束事があるんですか、今度の協議の中で。
○赤嶺委員 ですから、普天間の飛行場でも、場周経路をいろいろ検討したけれども、アメリカの運用の必要上ということになって、相変わらず民間市街地住宅を飛んでいる。今度、だから、絶対飛ばないというような何か約束事というか合意というか、それはちゃんとあるんですか。それを話し合ったというだ...全文を見る
○赤嶺委員 非常にはっきりしません。今までの米軍の基地の運用の横暴さを体験してきた側から見れば、今のような説明で納得することはできません。  それで、移設完了ですね、移設するというわけですが、どのぐらいの期間を要するんですか。
○赤嶺委員 環境アセスというのは法律に基づいて行うものですね。環境アセスも含めて大幅に短縮したいという場合に、環境アセスのやり方を見直すだとか、何かあるんですか。どうやって短くするんですか。
○赤嶺委員 それでも数年かかる。数年かかる間の、現在の普天間飛行場の危険な状態は続いているわけです。続いているどころか、爆音はより激しくなっている。これについてどうするんですか。
○赤嶺委員 大臣、早期移設を図るまでは、今の危険な状態のままで普天間飛行場は放置しておくということですか。
○赤嶺委員 時間がありませんのでまとめますけれども、苦渋の選択を強いられたのは沖縄の稲嶺知事の側ですよ、私たちはこんなものを選択するなと言っておりましたので。政府は何も苦渋の選択していないですよ。気楽に沖縄に決めただけですよ。だから、普天間基地を早く移設するプロセスと言いますが、...全文を見る
11月17日第163回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  私たちは、北朝鮮問題は平和的な交渉で解決すべきということを繰り返し主張してまいりました。  今回、日朝の政府間協議が一年ぶりに再開をされたわけですが、この協議では拉致問題や過去の清算など双方で突っ込んだ意見交換が行われたと外務省は発表...全文を見る
○赤嶺委員 国交正常化まではいろいろあると思うんですが、協議が継続されるきっかけになったと。  そこで、その拉致の問題についてもうちょっと伺いたいんですが、例えば、北朝鮮側の代表は今回の協議において、拉致問題に関する我々の立場はすべて御承知と思うと言いながら、むしろ我々が日本に...全文を見る
○赤嶺委員 報道によりますと、DNA鑑定の問題で双方の意見が違うと。違うのであれば、DNA鑑定の専門家を日朝の協議の場に参加させたらどうかという日本政府の考え方もあるやに聞いているんですが、そういう提案はされたんですか。
○赤嶺委員 もう時間がかなり迫ってきたわけですが、齋木さんは今回の協議は有益だったと述べられ、北朝鮮の側も今度は国交正常化交渉再開にとって有益だったと思うとそれぞれ感想を述べられているわけです。これは恐らく、日本側が提起した今後の日朝間の協議の三つの枠組み、これに大いに関連がある...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
11月30日第163回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  外務大臣はこの間、沖縄を訪問されたわけですが、きょう、私は、その沖縄の基地問題を考える上での前提になる認識について聞いていきたいと思います。  外務大臣は、十一月の二十四日そして二十五日に沖縄を訪問されました。現地での記者会見...全文を見る
○赤嶺委員 昭和二十年四月に向こうに米軍が滑走路をつくったのはそのとおりなんですよ。空き地につくったという認識ですか。
○赤嶺委員 ことしの七月に、当時のブラックマン在沖米軍四軍調整官はこう言っているんです。何もない場所に空港をつくったのに、その周囲に人が集まってきた、こういう発言をしているわけですが、こういう発言には地元でも大きな批判が上がりました。  大臣の発言というのは、先ほどのを繰り返し...全文を見る
○赤嶺委員 私が先ほど引用したのは、外務省のホームページでの外務大臣の発言の部分を引用しているわけですが、立ち退かせてなんて一言も言っていないんですよね。  私はやはり、沖縄で沖縄の基地の成り立ちについて発言する以上、そういう沖縄の歴史について、向こうはたくさんの人が住んでいた...全文を見る
○赤嶺委員 そうであれば……
○赤嶺委員 そうであれば、そういうことをきちんとやはり私は述べていただきたいと思うのです。  次に、今回の沿岸案について私は聞きたいんですが、あしたから日米の課長級の事務レベル会議が開催をされます。大野前防衛庁長官は、大浦湾を埋め立てて建設される駐機場に南部の基地を集約すると答...全文を見る
○赤嶺委員 私、その2プラス2の合意文書が発表された直後に大野前防衛庁長官に質問をしているんです。そのときの答弁の中で、キャンプ・シュワブへの南部の集約もありとはっきりと答えておられるんですよ。何できょうはそれを違うと言うんですか。大野前防衛庁長官の答弁は違っていたということです...全文を見る
○赤嶺委員 改めてこの点については聞いていきたいと思います。答弁が全く前防衛庁長官の答弁の趣旨を踏まえていないという意味で、引き続き追及していきたいと思います。  私、そこの大浦湾の駐機場に港湾機能を持たせるかどうかということを先ほども聞いておりましたが、あしたからその詰めの会...全文を見る
○赤嶺委員 小池大臣がいらっしゃいませんが。
○赤嶺委員 では、ちょっと時計をとめて、小池大臣への質問の部分ですから。申しわけありません。
○赤嶺委員 では、次に、小池大臣に沖縄振興と絡んで聞いていきたいと思います。  先ほどの答弁でも、沖縄振興で観光が非常に右肩上がりだというお話でありました。今回、大浦湾を埋め立てる話の中で、環境に対する悪影響の極小化を考慮した、合意文書の中にこう書かれているわけですね。環境を考...全文を見る
○赤嶺委員 大浦湾というのは、単に青い海、青い空があるだけじゃないんです。皆さんも、小池大臣のところで所管をしておられる沖縄振興特別措置法、この中で、自立経済の方向が各条文ごとに出されていて、その中で、産業の振興のための特別措置というもので冒頭に掲げられてくるのが観光ですよね。そ...全文を見る
○赤嶺委員 調査せずとも見た目ではっきりわかるんですよ。こういう海を埋め立てたらどうなるか。漁港をつくっただけで砂浜がなくなったりする場所ですよ。そんなところに、一方で、沖縄振興だ、自立経済だ、観光だ、エコツーリズムだといって、そのエコツーリズムの方針で一生懸命頑張っている地域に...全文を見る
○赤嶺委員 丁寧に説明したところで、頭越しの決定の性格が変わるわけではありませんし、環境の破壊、自然の破壊、そういう本質が変わるわけでもない。今の、丁寧に説明して沖縄県民に受け入れさせるということは、沖縄県民が自然破壊を認めよということと共通であります。  そこで、麻生大臣も沖...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、日米でこれは負担の軽減になるといって合意文書の中で合意された、例えば海兵隊の七千人の削減について、結局、歩兵や砲兵などの実戦部隊は残るじゃないか、基地の危険性はそのまま残る、数さえ減れば負担軽減になるという考えは欺瞞と言うしかないというような厳しい指摘もある...全文を見る
12月19日第163回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第8号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  最初に、官房長官に伺います。  ブッシュ大統領は十四日の演説で、イラクが大量破壊兵器を保有しているという情報の多くが結果的に間違っていたことは事実、開戦の責任は私にある、このように述べております。戦争を始めた張本人であるブッシ...全文を見る
○赤嶺委員 私が聞いているのは、当時、戦争の最大の根拠にしていたこと、ブッシュ大統領が攻撃開始直前の最終通告で述べていたのは、間違いなくイラクは大量破壊兵器を隠している、世界の安全のためにはフセインを今すぐ武装解除しなければならないということでした。大量破壊兵器をイラクが保有して...全文を見る
○赤嶺委員 官房長官に伺いますけれども、そうすると、危険な独裁者、かつて自国民を虐殺した、そういう経歴もある独裁者であれば、武力を行使して打倒してもいいという立場なんですか。
○赤嶺委員 イラクは希有な国だった、そしてフセインは答えを出さなかった。アメリカは、大量破壊兵器を持っていると断定して戦争を始めた。戦争を始めたその判断が、根拠が誤っていたにもかかわらず、戦争は正しかったと。こんな戦争を正当化できる議論がありますかね。  それによって、この戦争...全文を見る
○赤嶺委員 あなたが繰り返し強弁しておりますが、これは戦争を始めた弁解ですよ。二年半たって、戦争の最大の根拠であった大量破壊兵器はないということがはっきりしたじゃないですか。はっきりして、そして、その二年半の中で多くの人が犠牲になった。そういう戦争を起こしていいのか、そういうやり...全文を見る
○赤嶺委員 前回の基本計画の延長にはなかった英豪軍が、今回のところで表現されているのはなぜかということを私は聞いたんです。英豪軍がサマワから撤退する場合は陸上自衛隊の部隊も撤退する、そういうことなんですか。
○赤嶺委員 私、前回触れなかった英豪軍のことに今回触れていることについての説明を求めたわけですが、場合によっては、それが撤退条件の中に何で入っているかということも聞いているわけですが、お答えになりません。  それで、英豪軍自身は、撤退の見通しについて政府はどのように説明を受けて...全文を見る
○赤嶺委員 現地のイギリス軍の司令官、ブラックマン大佐が十一月十五日に記者会見をしているんですが、こう言っています。多国籍軍はムサンナ州でイラク兵と警官を養成している、この任務は既に目標の八割を達成し、来年四月には終わる、そうなれば撤退を始めることになるだろう、このように活動が終...全文を見る
○赤嶺委員 英豪軍が、自分たちがやってきたその仕事が四月には大方めどがついて撤収の話が出てくるであろう、そういう話が現実にイギリス軍の現地司令官からも伝わってくる。しかし、今回の日本政府が出した基本計画の期間延長については、撤収の問題について、どこを聞いてもはっきりしない。いわゆ...全文を見る