赤嶺政賢

あかみねせいけん

小選挙区(沖縄県第一区)選出
日本共産党
当選回数8回

赤嶺政賢の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第166回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  総理は、施政方針演説の中で「日米同盟を一層強化していく」、このように述べられました。昨年五月に日米が合意したロードマップに基づいて、米軍と自衛隊の司令部を一体化させる、あらゆるレベルで共同訓練を強化する、そして今後、日米があらゆ...全文を見る
○赤嶺委員 V字案を基本として地元の意見にも耳を傾けていく、修正もあり得るということなんですか。
○赤嶺委員 つまり、日米で合意したV字案について沖縄の理解を得ていく作業をしたい、沖縄の意見を聞いて修正ということは考えていないということなんですね。
○赤嶺委員 それでは、そのV字案について聞いていきたいと思います。  総理も御存じのように、二〇〇五年の十月は、滑走路一本、沿岸案だったわけですよね。それを、滑走路を二本つくるV字案に二〇〇六年五月に変更したわけですね。その変更した理由について、滑走路二本V字案というのは住宅地...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、そういうV字案というのは、少なくとも住宅地上空を飛ばないようにするために考え出された案だという認識はお持ちですか。
○赤嶺委員 被害を最小限に抑えるということと住宅地上空を飛ばないということはニュアンスが違うんですが、どちらなんですか。
○赤嶺委員 住宅地上空を飛ばないということと騒音を最小限に抑えるための措置というのは、幅が非常にあり過ぎる答弁なんです。  今、総理は、住宅地上空を飛ばないようにするために、このようにおっしゃいました。ところが、ローレス米国防副次官は、双方向型V字滑走路の合意の後の五月のJNN...全文を見る
○赤嶺委員 これは、V字形の合意が大問題になって、本当に市街地上空を飛ぶか飛ばないかという大議論になって、交渉当事者にメディアがインタビューした。そして、NHKも司令官にインタビューして、画像ではっきり話しているんですよ。私もその画面を見ておりますが、メディアの報道ではなくて、そ...全文を見る
○赤嶺委員 設計上、V字形は市街地上空を飛ばないように設計されているんだけれども、米軍の運用によってはそうでない場合が出てくるかもしれないというお話に聞こえたんですけれども。  アメリカ側は明言していないんですよ。民間地区上空を飛ばないような運用をやらないということを言っていな...全文を見る
○赤嶺委員 総理大臣、いわば普天間問題というのは、それができるかどうかというのは、米軍再編全体に非常に大きな影響を与える大事な問題なんです。その中心問題がV字形の運用になっているわけです。そのことを聞くということはちゃんと通告してありますけれども、そういう詳細を大臣が認識していな...全文を見る
○赤嶺委員 安倍総理大臣、今、結局、久間長官も総理と同じ認識ですよ。V字形は、設計上市街地上空を飛ばないという工夫はされているけれども、運用によってはそうならない場合がある、緊急時の場合がそうだと。これは、久間大臣が実はそういう答弁を去年の十一月の安保委員会で私に行っていることで...全文を見る
○赤嶺委員 緊急時はそういう運用の例外的だというようなことを、沖縄で米軍がそういう日本政府の考え方を知ったらどうなると思いますか。すべて緊急時から始まっているんですよ、沖縄の場合は、この乱暴な米軍基地の運用の仕方は。最初は緊急です、暫定ですと言いながら、恒常化していっているのが沖...全文を見る
○赤嶺委員 防衛大臣、現場を知らない方々が多いと思って、海岸線につくると言いますけれども、普天間飛行場の代替施設をつくれば、さっき言ったように、沖縄全県を飛び回る、九州や四国や中国地方まで飛び回る、墜落事故はどこにでも起きる、そういうような基地ができるわけですから、そういう米軍の...全文を見る
○赤嶺委員 各基地で受け入れていただいたからかなり訓練は減るとおっしゃいました。  防衛大臣、何を意図するかということに、私の質問についておっしゃいましたが、結局、本当に負担軽減になるのかどうかを聞いているということなんです。意図は明白ですよ、最初から。嘉手納は負担軽減だと言い...全文を見る
○赤嶺委員 F15を移転する、それにかわって自衛隊が嘉手納で共同訓練する、そして米軍再編の合意には全くなかったPAC3の部隊がやってくる、ステルス戦闘機がやってくる、パラシュート降下訓練が行われる、早朝離陸訓練は全く改善しようとしない、これのどこが負担の軽減ですか。総理、このどこ...全文を見る
○赤嶺委員 声を荒げて絶対に負担は重くならないと言っても、現に今、負担が重たい嘉手納基地の状態があるんですよ。  結局、総理、あなた方は、沖縄の負担の軽減をだしにして、本土の各基地に訓練移転をした、本土の各基地も強化した日米共同作戦体制、そういうことになるじゃないですか。沖縄を...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、この間、あなた方は、負担の軽減に確実になると、F15の訓練移転をとらえて。我々は、それは本土の基地の強化としかとらえないんです。それを、沖縄の負担の軽減を口実にして本土各基地に押しつけた結果だ。肝心の沖縄の嘉手納基地では何の負担の軽減にもなっていない。  パラ...全文を見る
○赤嶺委員 以上です。
02月21日第166回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  先ほどの運用企画局長の説明では、昨年九月以降の航空自衛隊の輸送実績は、月当たり十七回から二十回程度で、そのうち四回から五回が国連支援ということでありました。  局長に確認をいたしますけれども、国連支援以外の輸送は多国籍軍に対す...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、国連支援以外は多国籍軍で、国連支援と多国籍軍以外の支援はありますか。
○赤嶺委員 そういたしますと、航空自衛隊の活動の実に七五%が多国籍軍への支援ということになるわけです、この説明書でいけば。  この点、久間大臣もお認めですか。
○赤嶺委員 国連以外の分野では多国籍軍で、回数、実績からいっても七五%が多国籍軍というのが、きょうの防衛省からの報告の特徴だと思うんです。  久間大臣は、自衛隊は国連からの要請に基づいて人道支援を行っていると強調してこられました。実態は全く違うわけですね、きょうのあれでいきます...全文を見る
○赤嶺委員 私、大臣に今そんなことを何も聞いていないんですよ。私が聞いたのは、いわば国連の人道支援、それをやるために航空自衛隊の活動があるんだ、このように説明してこられたけれども、今の防衛省の数字を見ますと、七五%が多国籍軍支援になっているじゃないですか、国連よりも多国籍軍支援の...全文を見る
○赤嶺委員 航空自衛隊を残すときに、エルビルに国連が事務所を置いて、それを支援するんだ、それが中心だということを繰り返し言われていたわけですよ。ところが、数字は違うじゃないですか。やはりサマワでの自衛隊の支援も、これは占領統治の一翼を担うものであったわけですが、私は、航空自衛隊の...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣は、ブッシュ大統領の認識の中身まで、外務大臣の認識も今説明がありましたが、つまり、そういう意味で過ちだったというブッシュ大統領の認識、これは共有していらっしゃいますか。
○赤嶺委員 情報の判断を誤っていたとブッシュ大統領が認識し、外務大臣もそのように認識するということですが、それらについて、日本側の立場としてアメリカに対して何かおっしゃいましたか。
○赤嶺委員 そこで、新政策について引き続き外務大臣に伺いますが、この新政策については、外務大臣は、イラクの安定化に向けた米政府のさらなる努力として評価する、このようにコメントしておられます。  しかし、これまでの掃討作戦を含む米軍の占領政策の結果、これが今日のイラクの現状になっ...全文を見る
○赤嶺委員 結局、開戦当時からの同じ発言の繰り返しだと思うんですよ。  フランスのドビルパン首相が、イギリスのフィナンシャルタイムズで、米国はイラクで失敗した、二〇〇三年に私はシラク大統領とともに、軍事的な手段でイラク問題は解決しないと言ったではないか、二〇〇三年に言ったことは...全文を見る
○赤嶺委員 軍事的な手段ではイラク問題は解決しないということを申し上げまして、質問を終わります。
02月21日第166回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。きょうは、公述人の皆様方、大変御苦労さまです。  私は、最初に逢見公述人にお伺いしたいのですが、先ほどから議論されております貧困と格差の拡大、そして二〇〇七年度の政府予算の問題、そのかかわりでありますけれども、ワーキングプアが少なく...全文を見る
○赤嶺委員 そこで、引き続き逢見公述人に伺いたいのですが、政府は、そういう雇用形態に加えて、ホワイトカラーエグゼンプションの問題を出してきております。先ほどお話が出ました賃金の、最低賃金法の改正の問題もあります。そういう政府の出してきているホワイトカラーエグゼンプションの問題や最...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、最後に島田先生にお伺いいたしますが、実は私、沖縄県の出身でありまして、沖縄の米軍基地問題にも島田先生が深くかかわっていらしたこと、島田懇事業で一千億円、基地所在市町村への負担軽減ということで、いろいろ予算を使われてきたことを熟知している立場であります。  ...全文を見る
○赤嶺委員 どうもありがとうございました。  これで終わります。
02月22日第166回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、先ほどの長島先生とは日米同盟に対する考え方は違いますけれども、その違う立場に立ってもなお、長島先生が取り上げたかった沖縄の問題というのが嘉手納飛行場でのパラシュート降下訓練だろう、このように話し合っておりましたが、その問題...全文を見る
○赤嶺委員 読谷補助飛行場でやっていた降下訓練が、区域外に落下するような事件がたびたび起きた、だから伊江島に移したということでありましたが、今の御説明にもあるように、大変危険な訓練であります。  私たちがパラシュート降下訓練ですぐ思い出すのが、一九六五年の棚原隆子ちゃん事件とい...全文を見る
○赤嶺委員 久間大臣、SACO合意のときの当事者、大臣は、久間大臣ですよね。そのときに伊江島の天候についても織り込み済みだったんじゃないんですか。移転してみて初めて伊江島の天候というのがわかったんですか。伊江島の気候条件というのは既に織り込み済みで、承知済みで、SACO合意で伊江...全文を見る
○赤嶺委員 私の質問に答えてください。読谷の補助飛行場と嘉手納飛行場というのは直近なんですよ。読谷補助飛行場は返還ということになっておりますが、直近ですよ。伊江島に移すと言ったわけですから、ところが、移したら気候条件が悪くて米軍の訓練が思うようにいかないから、今度はまた嘉手納でや...全文を見る
○赤嶺委員 伊江島の訓練を気候が悪いから例外的に嘉手納に持ってきて、嘉手納で訓練なさいましたよね。そのときの、その日の伊江島の気候条件、御存じですか。
○赤嶺委員 伊江島でも十分訓練はやっているのに、それでも嘉手納でやらせてくれと。これはだれが聞いても、伊江島で訓練をやったけれども、なおもっと大規模な訓練にしたいという米側の結局要求ではないですか。  ちなみに、嘉手納でパラシュート降下訓練した日の伊江島の天気というのは、晴れで...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、あそこでできない場合は嘉手納でやるということですよね。  では、その例外というのは、どんな場合に限られるんですか。きちんと言ってくださいよ。だって、これは例外ですよと言えばできるわけですから。さっぱり意味がわかりませんよ。
○赤嶺委員 つまり、例外というのは言葉だけであって、一概に述べるわけにはいかないとなれば、いつでもできるということじゃないですか。これが例外だとアメリカが言ったら、伊江島が晴れていても嘉手納でやった、そういうことの繰り返しになるということなんですよ。  ところで、私がもう一つ伺...全文を見る
○赤嶺委員 五・一五メモは、沖縄の米軍基地、施設のすべてについて使用条件を定めているわけですけれども、その中でも、パラシュート降下訓練が触れられているのは、伊江島の補助飛行場だけと。なのに、何で嘉手納飛行場でできるんですか、大臣。
○赤嶺委員 五・一五メモでパラシュート降下訓練が言及されているのは、伊江島の補助飛行場だけ、それ以外の基地施設は全く言及されておりません。私も全部確認してまいりました。言及されていないということは、そういう訓練が行われることが想定されていないということでしょう。言及されている伊江...全文を見る
○赤嶺委員 五・一五メモの主たる目的に反する反しないということになれば、嘉手納飛行場以外でも、パラシュート降下訓練は陸地において五・一五メモの考え方でできるんだ、そういうことが政府の考え方なんですね。
○赤嶺委員 書かれていなくてもやれるということになったら、何のためのSACO合意だったんですか。私たちは伊江島でのパラシュート降下訓練の危険性も、これまで私は、安保委員会、外務委員会で何度も追及してまいりました。どこであろうと危険なんですよ。  先ほど防衛大臣は、着水訓練は、キ...全文を見る
○赤嶺委員 この米兵は四十人ですよ。車両は十二台ですよ。そのうち一台が故障したわけですね。とっさにと言いますけれども、距離はあるんですよ。干潟の場所と国道の茂みに隠れてやっている。それは防衛省だけに聞くなとおっしゃいましたけれども、同じような質問は外務省にもやっていますから、外務...全文を見る
○赤嶺委員 この場所は干潟が訓練水域になっているわけですね。そして、国道があって、国道のそばに民家があって、国道の向こう側はまた演習場なんですね。だから、頻繁に水陸両用車が通るところなんです。  米軍は、故障した車両があったので警護の一環としてやったんだ、空砲、入っていなかった...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
02月28日第166回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  防衛施設庁は、二十六日に、米軍再編のロードマップに基づいて、最初の移転訓練を三月五日から八日まで福岡県の築城基地で実施すると発表いたしました。地元の強い反対にもかかわらず、訓練を強行しようとしていることに対し、私たちは強く抗議...全文を見る
○赤嶺分科員 C130が三日に到着すると。部隊全体として、事前の展開、事後の撤収、それはそれぞれどれだけの期間展開しているということになるんでしょうか。
○赤嶺分科員 C130は、撤収はいつになるんですか。
○赤嶺分科員 政府は、三月五日から三月八日までの訓練期間だといいながら、C130の展開は三月の三日、撤収する期間は御存じない、そんな当たり前の説明もアメリカから受けていないんですか。  皆さんが二十六日に地元と結んだ協定では、共同訓練の期間について、一回当たり一日から十五日間、...全文を見る
○赤嶺分科員 それでは、その機材を回収しにまたC130が展開するということですか。
○赤嶺分科員 そうすると、五十六日間というのは、展開、撤収の期間は含まれていないということですね。
○赤嶺分科員 地元が一番心配をしているのは、これを契機に常駐化するんじゃないかという不安なんですよ。期間は五十六日間だ、しかし展開にかかる日、撤収にかかる日数は別ですよということになったら、やはり五十六日以上の米軍の展開というのが自分たちの目の前で繰り広げられるということにつなが...全文を見る
○赤嶺分科員 施設庁長官、私が聞いたのは、展開と撤収に期限の定めが皆さんの協定書にはないわけですが、その限定がありますかということを質問しているんです。  ちょっと時計をとめていただいて。
○赤嶺分科員 訓練支援として飛来するものである、決められた日数は共同訓練のみだ、事前の展開や事後の撤収には期限の定めは何もないということで、大臣、よろしいですね。
○赤嶺分科員 大臣、私は事実を聞いているだけなんです。勘ぐりとかそんなことを私はした覚えはないですよ。ですから、常駐の不安を住民は持っているということですよ。  それで、今大臣は、二日前に来るのは常識だとおっしゃったんですが、事前の展開というのはいつの場合でも二日前なんですか。
○赤嶺分科員 大臣、私は大臣と日ごろから議論しているように、沖縄の米軍基地の実態に照らして見たときに、それが本土展開でどんな展開になっていくだろうかという、私自身の体験、地元住民の不安、これを解消できる説明が皆さんでできるのであれば、ちゃんとやればいいことなんですよ。しかし、それ...全文を見る
○赤嶺分科員 時間の設定が全くないわけですが、要するに時間の設定はしていないということですか。
○赤嶺分科員 自衛隊の訓練時間はどうなっているんですか。自衛隊は夜間の訓練はやっていますか、やっていませんか。
○赤嶺分科員 夜間の訓練をやらないというのは、米側も承知しているわけですね。
○赤嶺分科員 そのように聞いておりますじゃ非常に心もとない話なんですが、明確に、日米間で夜間訓練はやらないという合意になっているんですね。
○赤嶺分科員 今回の共同訓練においては予定していないと。今後はあり得る、あるいは今後もあり得ないのか、その点いかがですか。
○赤嶺分科員 早朝、夜間は今回は行わないんだが、今後一切想定していないということではないというのでは、これは住民にとって、どんな訓練が行われるのかという点では、大臣、やはり不安だと私は思いますよ。夜間訓練は今後やらないということを決めているわけじゃないということですから。  訓...全文を見る
○赤嶺分科員 こういうのは、いわば住民の不安を解消するために五十名の中身についてきちんと確認した上で訓練移転になると、築城の皆さんには負担の押しつけになるわけですからね。どんな部隊が来て、その内訳は幾らでというようなことについて日米間で検討しないんですか。
○赤嶺分科員 私の質問は、アメリカ側がきちんとそこまで説明しないのかということを聞きましたら、それは常識的に考えてという話になっていくわけですが、その五十人の方の宿舎は基地の外になるんですか、基地の中になるんですか。
○赤嶺分科員 米兵の外出はどうなりますか。
○赤嶺分科員 ですから、外出は一般的には認められるんですね。
○赤嶺分科員 久間大臣に伺いますけれども、今回の訓練は、地元の十分な理解は得られたという認識ですか。
○赤嶺分科員 ところが、地元は、今回の訓練をめぐって、協定をめぐっても大変混乱しているんですね。協定を町長が結びました築上町町議会は、二十日、町長に対して議会として予定されている協定調印には反対せよという申し入れを行っているわけです。  その町議会の文書なんですが、築上町議会は...全文を見る
○赤嶺分科員 県道一〇四号のときも、受け入れる側はそうであったけれども、県民の負担の軽減ということですが、県道一〇四号を受け入れた後、なお金武町伊芸区の訓練は激しくなり、激化し、伊芸区区民ぐるみの闘いが起きたのは大臣も承知していると思います。何の負担の軽減もあそこはされていないん...全文を見る
○赤嶺分科員 騒音や犯罪もありますが、私、皆さんが結んだ協定の内容を見てちょっとこれはと思ったのは、中身が千歳でも百里でもどれもほとんど同じなんですね。個別具体的な基地のあり方、住民地域との問題、起こっているいろいろな問題に即してこれを解決するために協定を結んだのではなくて、まる...全文を見る
○赤嶺分科員 協定の文書が違うのはどこかと調べてみたら、首長の名前だけですよ。中身は大体みんな一緒ですよ。順番が違っているぐらいですよ。失礼なのは皆さん方ですよ。  そして、その協定を結んだ首長さんたちは、沖縄の負担の軽減に配慮してあえて受け入れたんだとおっしゃいました。では、...全文を見る
○赤嶺分科員 どれだけ減るか明確に言えないで、嘉手納の負担軽減になりますと言って沖縄をだしにして本土に訓練を拡大するようなやり方は絶対に許されないということを申し上げて、私の質問を終わります。
02月28日第166回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、鳥インフルの問題について質問をしたいと思います。  私たちは、鳥インフルが発生した直後に、日本共産党国会議員団として対策チームを立ち上げ、そして私も二月の四日、五日、宮崎県に行ってまいりました。二回にわたる現地調査というの...全文を見る
○赤嶺分科員 移動制限措置があすにはすべて解除される見通しだというお話でありました。  宮崎は、大臣もよく御承知のように、日本一のブロイラー産地であります。これまでと違い、やはり対策も大規模でありました。その宮崎での移動制限区域を初め、鶏の殺処分、それから養鶏農家あるいは食鳥処...全文を見る
○赤嶺分科員 今回は、機敏な防疫体制、防疫措置をとったというのが、もしそれが一歩間違っておれば、四百五十万羽の鳥が犠牲になっていたかもしれない、それを未然に防げたという意味では非常に大きな成果というか、不幸中の幸いだったと思うんです。  やはり日本一のブロイラー産地で起こった鳥...全文を見る
○赤嶺分科員 さらにさらに検証をということでありましたけれども、やはりあれだけの産地ですから、今までになかったようないろいろなことが起きているんです。そういう意味では、速やかに措置がされたという話にとどめないで、ぜひ、宮崎や岡山の今度の事故から何を学ぶかというのをやっていただきた...全文を見る
○赤嶺分科員 感染ルートというのはある意味、決め手になるようなものはないと思うんですが、例えば今の野鳥説でいっても、いわば設備がきれいな鶏舎が発生農家になり、また、地頭鶏など放し飼いをしているような、屋根もないようなところで発生していないということもあり、やはり慎重で本当に正確な...全文を見る
○赤嶺分科員 町長は、警察も含めてそういう場合の通行規制が、法律の中に鳥インフルが入っていないので大変戸惑った、しかし機敏な措置が必要だということで必死になってとったというわけですから、日向や新富とも地域が違いますので、住宅地の中でありますので、やはりこの点、きちんと検討をしてい...全文を見る
○赤嶺分科員 迅速、機敏ということなんですが、この点で町長は、やはり自治体だけでは限界があるな、国においてきちんと決めてほしいという要望でありますから、清武町のとった措置が立派だったというだけでは足りないと思うんですよね。やはり国が何ができるか、それこそ、さっき話しておられました...全文を見る
○赤嶺分科員 私は、宮崎県に調査に行ったときに、宮崎県の知事さん、東国原知事にお会いしました。そこで出ていたのは、やはり国と県で二分の一ずつ負担するのは負担が重いと。特別交付税というお話もありましたけれども、やはり鳥インフルで防疫体制に、市町村もそうですし県の方も機敏に対応してい...全文を見る
○赤嶺分科員 同じ質の問題なんですが、今回防疫体制が非常に機敏であったというのを見た場合に、私は、これは三年前の、今御説明のあった法律の改正が効果を出したと思いますよ。やはり発生農家が隠ぺいをするのではなくて、初期の段階で通報をする。通報をしても被害をこうむっても、それはきちんと...全文を見る
○赤嶺分科員 つまり、三年前というのは、発生農家の不安を財政面から補っていくことができたという側面なんですね。  防疫体制には県や市町村の協力が大事なんです。新富町の町長もおっしゃっていましたよ。現場の地理をよく知っている職員が防疫体制に当たらないと混乱を拡大するだけだ、やはり...全文を見る
○赤嶺分科員 いや、それは今の制度はいいんですよ。私が言っているのは、やはり発生農家も周辺農家も含めて防疫の意味をよく理解し、そして殺す以外にないんだ、そういう考え方にも協力をしていくことが大事なんですね。そのことができていたんです。非常に理解もありました。そしてそれを理解したの...全文を見る
○赤嶺分科員 農家は、発生農家も含めて、本当に自分たちのところで鳥インフルが起きたらどうしよう、どうしようといって、起きたら防疫体制に速やかに協力するという考え方を非常に持っているだけに、そこが崩れないように、やはり発生農家に対する支援措置、これも法律の問題になりますが、見直すべ...全文を見る
○赤嶺分科員 セーフティーネットも本当にそうなっているかどうか、きちんと見ていただきたいと思います。  これで質問を終わります。
03月23日第166回国会 衆議院 本会議 第16号
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○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、米軍再編特措法について質問します。(拍手)  そもそも、アメリカが進めている米軍再編は、先制攻撃戦略に同盟国を深く組み込み、地球規模で軍事態勢を再編成するものであり、在日米軍と自衛隊の再編もその一環にほかなりません。イラクやアフガニスタ...全文を見る
03月27日第166回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょう、私は、沖縄県の北部訓練場の問題について質問をしていきたいと思います。  その前に、環境省をきょうはお呼びしておりますので、環境省に最初に伺いたいのですが、三月九日に、環境省が設置した国立・国定公園の指定及び管理運営に関...全文を見る
○赤嶺委員 二〇〇三年五月に、世界自然遺産候補地に関する検討会、この報告の中でも琉球諸島の自然について触れられておりますけれども、世界自然遺産条約の登録との関係で、この点では、環境省、いかがなんですか。
○赤嶺委員 琉球諸島の貴重な自然の中核をなすのが山原であるわけですね。その山原の中には、御承知のとおり、北部訓練場があります。SACOの合意では、北部訓練場の過半の地域を返還するとしました。残りの地域は引き続き訓練場として使われることになっていくわけです。残りの地域にも山原特有の...全文を見る
○赤嶺委員 残る北部訓練場にもノグチゲラやヤンバルクイナは存在しているわけですね。
○赤嶺委員 沖縄の基地も含めて絶滅危惧種が存在をしていると。  今度は防衛省に聞きますけれども、施設庁は、こういう貴重な地域に訓練場を残すということにとどまらず、新たにヘリパッドをつくろうとしているわけです。私は、本当に重大だと思います。まず、大前提の問題として確認したいのです...全文を見る
○赤嶺委員 久間大臣、既に残りの地域に十五カ所ヘリパッドがあるわけです。そこにまた六カ所、米軍のヘリパッドをつくろうとしているわけですね。先ほど環境省からも説明がありましたが、ヤンバルクイナやそういう希少な動物に重大な影響を与えると、いわば沖縄県の動植物の専門家は悲鳴に近い声を上...全文を見る
○赤嶺委員 今の長官の説明は、アセス法に準じて手続をとりましたという説明にすぎないんですよ。そういう手続の中で何が起きていたのか。  平成十年から十二年にかけて環境調査を実施したとおっしゃいました。その十二年に発表した皆さんの文書の中に、七カ所選んでみたけれども、より自然環境に...全文を見る
○赤嶺委員 その七カ所を選んだときに、結局、環境、自然の専門家から厳しい批判が上がって、より自然環境に与える影響が少ないヘリコプター着陸帯移設候補地があるかどうか調査する、このように報告書を出したんでしょう。これは認めますか。
○赤嶺委員 ところが、皆さんあのときに、選んだ七カ所は環境に与える影響が大き過ぎるといって、いわば、新たな場所についても検討する、そして、環境に与える影響が少ないヘリコプター着陸帯移設候補地があるかどうか検討するといって、今度の六カ所が出てきたわけですよ。ところが、今回提案してき...全文を見る
○赤嶺委員 質問に答えていないんですよ、長官。  なぜ、平成十二年のときには七カ所を挙げた、自然度に与える影響が大き過ぎると言って環境調査を継続した、そして今度六カ所挙げてきた、ところが、前と同じ場所が入っているじゃないですか、一例として今G地区というのを挙げました。この地区は...全文を見る
○赤嶺委員 全く答えになっていないですね。  本当に、こんな答弁で、ああいう自然度の高い地域に訓練場をつくるのが許されるんですか。G地区が何で今回も入っているのか、ちゃんと答えてください。
○赤嶺委員 自然を配慮したとかアセスに準じてしたと言う割には、そこの自然についても、そして、そこが候補地としてなぜ設定されたかについても、全く説明できません。条例に基づいて知事の意見も聞いてきたとおっしゃいましたが、その知事の意見を出す諮問機関、環境監視検討委員会、この中で琉球大...全文を見る
○赤嶺委員 あなた方が出した補正書も読ませていただきましたよ。かなり分厚い補正書ですよ。結局そこにあるのは、環境の専門家の意見を取り入れたのではなくて、やはり米軍の運用の必要上で、専門家が自然破壊につながると言われている場所に着陸帯をつくろうとしている。  あの山原の地域は、か...全文を見る
○赤嶺委員 さっきから知事さん知事さんとおっしゃいますけれども、知事さんは現場に行ったんですよ、北部訓練場に。そうしたら、自分が出した意見とはどうも違う感じだな、こう述べたんですよ。それで、では今から直すかといえば、遅きに失したというぐあいに言っております。一年かけて調査したとい...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。終わりますけれども……
○赤嶺委員 はい。  本当に、アセスに準じたことをやったと言いながら、環境調査の名に値しないような調査で、新たな負担を住民に押しつける、許せないことだということを指摘して、質問を終わります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  日米両政府が今進めています米軍と自衛隊の再編、これは地球規模の米軍の再編成の一環であり、そして日本と米国の軍事一体化と基地の再編強化を進めるものであり、本当に重大であります。政府は沖縄の負担軽減を強調してきましたけれども、それが全く根拠...全文を見る
○赤嶺委員 政府は考え方を変えたんでしょうか。額賀長官はこう言っているんですよ、「できるだけ地元や米国との間でスピーディーに協議をして積算して、その諸経費について総額を明示したい」。今の久間大臣のお話を聞いていると、予算ごとに出ていくんだというお話のように聞こえますけれども、総額...全文を見る
○赤嶺委員 米軍再編のその年の負担については予算を見ればわかるじゃないかということではなくて、きちんと協議をした上で総額を明示するという立場は変わらないわけですね。
○赤嶺委員 であるにもかかわらず、次年度予算から米軍再編の予算が計上されるわけですよ。そして、法律も出るわけですよ。しかし、総額の明示はいつになるかわかりませんと。これでは、雲をつかむような話で議論を進めなければいけないということになると思うんですよ。  ローレスさんは三兆円か...全文を見る
○赤嶺委員 ローレスさんは、アバウトではあっても三兆円規模になるぞと言ったわけですよ、守屋事務次官は二兆円規模になるぞと言ったわけですよ。今大臣に聞いたら、よくわからない。一体いつになったら総額明示できるんですか。
○赤嶺委員 それはいつのことになるんですか。
○赤嶺委員 額賀長官の、できるだけスピーディーに国民に説明をしたいというような答弁からすると、今の久間大臣の答弁というのは、本当に総額の明示はいつになるのかわからない、率直な、そういう感じを受けます。でも一方で、予算は計上され始めて、事業は再編事業ということで進めて、法案が出てき...全文を見る
○赤嶺委員 わかっていることでさえ、ほとんどないと言って説明するんですから、本当に僕は大した答弁だと思いますよ。  調査費だって予算のうちですよね、調査費でも。調査費は出ているんじゃないですか。出ているでしょう。再編事業費でしょう。そういう点はどうなんですか。
○赤嶺委員 大臣、話の場面は転換したんですよ。私は、ロードマップでいわば盛り込まれた再編案のうち、予算額が明らかになっているのはどれかと聞いたわけですよ。  既にロードマップに盛り込まれた再編案のうち、予算額、例えば、一つ一つ聞いていきますけれども、航空総隊司令部の横田基地への...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、百四十三億円計上しているわけですが、横田への司令部移駐に伴う経費負担、これですべてだということで理解していいのかと聞いているわけです。
○赤嶺委員 そうすると、まだこれからもかかっていく、百四十三億円以外にかかるということで理解していいんですか。
○赤嶺委員 横田に移るものでさえまだ部分的にしか説明していないんですよ、今年度予算にかかっているのは庁舎費用だけですと。  例えば、通信設備だとかあるいは司令部要員の隊舎、こういうのは建設するんですか、しないんですか。
○赤嶺委員 はっきりしないんですね。日本政府の間でやっている作業でさえ、法案が出ているのに、そして、総額明示をスピーディーにやると言いながら、予算計上をやっているのに全然はっきりしない、全体では幾らかかるかわからない。  例えば、額賀長官は当時、いや、それは沖縄の嘉手納以南の土...全文を見る
○赤嶺委員 三月中には発表できないわけですか。
○赤嶺委員 大臣、沖縄県民の負担の軽減、負担の軽減、ロードマップで三月中に決める、嘉手納以南の土地の返還、額賀長官なんか面積まで拡大して千五百ヘクタール、これはできないじゃないですか。  何で、日米間で何がもめているんですか、ロードマップであれだけ決めているのに。何が問題になっ...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、日米間でできるとおっしゃるなら、何が問題になってという説明責任はあるんですよ、ロードマップに三月末までにということで明記しており、そして皆さんもそれについて大変な期待を抱かせてきて、じゃ、県民の負担の軽減につながるならということでこの法律も出ているわけですか...全文を見る
○赤嶺委員 結局、嘉手納以南の土地の返還の場合でも、機能は沖縄のどこかに移設する県内移設ですから、大臣もよくおわかりだと思いますが、午前中に私が取り上げた北部訓練場問題、やはり、移設条件つきだから進まなかったわけですよ。負担の軽減、負担の軽減と考えているのは皆さんだけで、実際に基...全文を見る
○赤嶺委員 できるだけスピーディーに総額明示をするという約束を皆さんしたんですから、その調査というのはどのぐらいかかるんですか。
○赤嶺委員 つまり、タイプ1はいざ知らず、それ以外の訓練については、施設設備の整備も必要になってくるという理解でいいんですね。
○赤嶺委員 私、今るる聞いてきたんですけれども、答弁を聞いていて、結局、個々ばらばらに事業は進んでいくけれども、一体、米軍再編に幾らかかるのか。雲をつかむような話だけ聞かされて、そして最後は沖縄県民の負担の軽減ということばかり繰り返して、築城に訓練移転した日に北谷の砂辺の有力者が...全文を見る
03月28日第166回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。私も、きょうは沖縄振興の問題について聞いていきます。  祖国復帰以来、三期にわたって振興計画が進み、今、十年を単位として四期目、ちょうど折り返し点に立ちました。今回の振興計画は、二〇〇二年にスタートし、計画の最終年次は二〇一一年であります。...全文を見る
○赤嶺委員 後期五年間に向かってのさまざまなことを今おっしゃられましたけれども、やはり大事なことは、さっき大臣は、格差じゃないよ、沖縄らしさだよと言いましたけれども、本土から長いこと分断されて米軍の直接占領統治下に置かれ、そして、産業や農耕地が全部米軍基地となり産業発展の障害が生...全文を見る
○赤嶺委員 先ほどから何回か繰り返されておりますが、情報通信産業、ちょっと具体的に聞いていきますが、沖縄振興計画の中でもリーディング産業として位置づけられました。コールセンター中心に関連企業の沖縄への進出が進んで、この五年間に進出企業が四十二社から百十社、雇用者数は四千百八十六人...全文を見る
○赤嶺委員 情報通信産業全体としてはどうですか。
○赤嶺委員 一九・四%というのはいつの資料でしょうか。
○赤嶺委員 結局、情報通信産業で一九%、コールセンターで一一・七%、さっき一二%とおっしゃったんですか、そうすると、これでは、雇用の創出だといっても、結局は低賃金の労働者、不安定雇用、所得の格差、この拡大につながったという話になりはしませんか。
○赤嶺委員 コールセンターはどこでも同じだというようなお話でしたが、今回、政府が出した後期展望の報告書の中で、「情報通信産業の振興は、特別地域制度等を軸に、行政において施設整備を行うなど、官主導で行われてきた」と。沖縄に進出してきたコールセンターというのは、いわば行政において施設...全文を見る
○赤嶺委員 従業員の数の圧倒的多数は、八千人はコールセンターなんですよ。それで正社員の比率が高い高いといいますけれども、少数なんですよ。  結局、大臣、あれですか。沖縄県民のやはり平均給与が低い。そこが所得の格差につながるわけでしょう。そうすると、今度は、所得が向上するような企...全文を見る
○赤嶺委員 国民の税金を投入して企業が進出してきて、進出した理由を聞いたら、沖縄における人件費の安さが生かされると。企業にとっては有利かもしれませんよ。沖縄の県民、若者にとっては、やはり低賃金で処遇されていく状態が続く。そういうコールセンターが改善されないまま次年度もその翌年度も...全文を見る
○赤嶺委員 結局、金融特区も常用要件を二十人から十人に緩和した。そういうことでは、皆さんのやっていることをそのまま、何の検証もしなければ、雇用の改善にはつながらない、所得の格差の改善にはつながらないということを申し上げておきたいと思います。  次に……(発言する者あり)何ですか...全文を見る
○赤嶺委員 中城湾の特別自由貿易地域について聞きます。  ここでは、中核的企業の誘致に取り組むとされてきました。ここでも企業誘致のための支援策をとってきました。ここでは、海外からの原料を輸入し加工の上輸出するという目標のもと、港湾岸壁の建設も次々と手がけてきました。そこの分譲用...全文を見る
○赤嶺委員 分譲地を購入したのは何%ですか。
○赤嶺委員 沖縄の振興を論議して、五年間を検証して、向こう五年間の大事な議論をしようというときに、答弁ごまかさないでくださいよ。  分譲地は何%購入されているんですか。
○赤嶺委員 平成十八年度の沖縄県のパンフレットでは、分譲区画は九十三区画、そして、それを購入したのは結局六区画、六・二%という数字が出ます。  ところが、分譲地がなかなか売れないので、賃貸工場を国の支援でつくりました。賃貸工場というのは、これはどのぐらい埋まっているんですか。
○赤嶺委員 それで、入居しないものですから、賃貸工場の建設も、毎年続けていたものをもうやめてしまったんですね。  向こうの特別自由貿易地域は、当初立てた目標、平成十一年に立てた目標というのは、九十一社がいわばそこに入居している、そして、一千三百五十八億二千四百万円の工業出荷を目...全文を見る
○赤嶺委員 港湾計画だけは目標どおり進めて、しかし、もう企業の進出の目標も下げて、下げてもまだ達成しない。そして賃貸工場も、入居したと言うけれども、家賃を半分にしているわけですよ。年間の家賃一千四百万が六百万、それでも埋まらない。だけれども港湾だけはつくっていく。そして、港湾のし...全文を見る
03月29日第166回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは法案について聞いていきますが、今回の法案は、グアム移転経費の負担の仕組みと、再編による基地強化を受け入れた地方自治体に対する交付金の制度をつくるのが主な内容になっています。  そこで、グアム移転経費をめぐっては、昨年四...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、そういう合意がありましたけれども、いろいろな疑問が生まれてきています。  私は、昨年も同じ問題を取り上げたんですけれども、米太平洋軍は昨年の九月、グアム統合軍事開発計画をホームページで公開して、グアムに新設するのは司令部だけでなく、地上、航空、後方支援の実...全文を見る
○赤嶺委員 今、計画の存在は認められました。それは概念的なものであるかどうか、概念的なものであるという説明を受けていると、計画についての説明という話もありました。確かに、この計画は、グアムにおける基地建設の選択肢を示すために作成されたもの、公式決定でないというのも当たり前です。 ...全文を見る
○赤嶺委員 概念的な計画であるにせよ、米軍はグアムに旅団をつくることを念頭に進めているということじゃないですか。いかがですか。
○赤嶺委員 今の点が今度の米軍再編の根幹中の根幹ですよ。  しかし、それは、合意しているところでありますと言ってみたって、では、グアムにどういう基地をつくるか、いわばそれを各司令ごとに意見をまとめて、そして統合計画を出した、発表した、米太平洋軍司令官もそれを承認している、その中...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、根幹中の根幹にかかわる問題だから、米軍が言ってくるのを待つのでなくて、計画の中にそういう計画が存在していることもあなた方は認めているわけですから、これはちょっと違うんじゃないんですかというような確認をアメリカ側にやるべきじゃないですか。
○赤嶺委員 太平洋軍の計画の中に、グアムに旅団をつくるという計画が今出されている、そういう計画の存在は認識しているわけですね。
○赤嶺委員 計画の存在は認めていて、だれが読んでも旅団をつくると書いているのに、旅団をつくるという認識はしていないと。  それでは、ちょっと聞き方を変えていきますけれども、ただ、私、これは文書になって、長島先生も取り上げられた、そして訳されて、私たちも手に持っているんです。 ...全文を見る
○赤嶺委員 では、別の角度から聞いていきますけれども、米軍は既に、グアムでの基地建設について環境アセスメント作業に着手したと聞いています。その内容について説明してくれますか。
○赤嶺委員 環境アセスの作業に着手した、その内容についても、どういう基地をつくるのかというようなことを含めて公表しています。官報で示していると思いますが、そこにはどういうことが書いてあるんですか。
○赤嶺委員 海軍と、弾道ミサイルと、沖縄からグアムへの移転ですね。  その官報、これはインターネットでもとれるものでありまして、手元に持っているわけですが、ここには、米国政府は、三月七日付の官報で、米海軍が環境アセスメント作業に入ることを公示した、そこでは、沖縄からグアムへの司...全文を見る
○赤嶺委員 既に、いわば、去年の七月の統合計画は米太平洋軍の概念的なものを書いたものだと。これですよね、百ページ余りにわたるわけですが。ところが、環境アセスというのは、もう旅団を、実戦部隊もグアムに置くんだ、そのための環境アセスをやるんだということになっているわけですから、この段...全文を見る
○赤嶺委員 大臣も、米軍はグアムに実戦部隊もつくるという計画が進んでいる、こういう環境アセスの公報でも出ているという認識はございますね。
○赤嶺委員 沖縄の海兵隊の司令部というのは二千人とちょっとなんですよ。そういう司令部を中心にグアムに移転する八千人だと言われても、全く、沖縄の海兵隊の実情を知っている人間からすれば、これは何なんだという疑問が起こるのは当然ですよ。アメリカがグアムでやることは何かわからないんだが八...全文を見る
○赤嶺委員 九千人いないんだが九千人分の住宅をグアムにつくろうというお話ですよ、そうなると。アメリカ側が計算したら九千人になっていますからと。それで、海兵隊も沖縄に定数で何名いるというようなお話をされても、これは本当に今、沖縄県民の負担の軽減ということで、負担の軽減になるんだから...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、それは海兵隊司令部とその家族に限定されるというぐあいに理解していいですね。
○赤嶺委員 この特措法の第十六条について、国際協力銀行は、駐留軍移転促進事業に係る出資や融資を行うことができるということに規定しているわけですが、駐留軍移転促進事業が何を指すか。これは、「駐留軍等の再編に伴いアメリカ合衆国において実施される事業で駐留軍のアメリカ合衆国への移転を促...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、実際にアメリカが今グアムでやろうとしている実戦部隊も含めていくということですよね。地上、航空、後方支援の実戦部隊、これらの施設の準備にも国際協力銀行が出資や融資を行うということになっていくんじゃないですか。
○赤嶺委員 ですから、ロードマップに書かれているのは、「第三海兵機動展開部隊の指揮部隊、第三海兵師団司令部、第三海兵後方群司令部、第一海兵航空団司令部及び第一二海兵連隊司令部を含む。」と、「司令部」ということになっているわけですよ。そして、「沖縄に残る米海兵隊の兵力は、司令部、陸...全文を見る
○赤嶺委員 引き続きこの問題は追及していきたいと思います。  法案に関連して、具体的な動きが出ている普天間の問題について聞きます。  防衛施設庁は、この間さまざまな調査や設計の入札に着手してきました。その中には環境現況調査が含まれ、那覇防衛施設局は二十七日、調査に必要な公共用...全文を見る
○赤嶺委員 環境アセスとは別個に行うものだという御答弁でしたけれども、この点についても引き続きちょっと追及していきたいと思いますが、もう時間がありませんので。  現在、入札作業に入っているものの中に地層調査がありますよね。地層調査がありますけれども、これは何ですか。  その地...全文を見る
○赤嶺委員 どんな調査かというのを説明してくれと言っているんですが。
○赤嶺委員 終わります。
04月03日第166回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  北原防衛施設庁長官に、前回に引き続いて、普天間の問題について聞いていきます。  前回、環境現況調査について、アセスとは区別されるというぐあいに答えられました。現在着手しようとしている環境現況調査、これがアセス法に基づく調査とは別個に行...全文を見る
○赤嶺委員 そうしますと、今後、環境アセスに基づいて手続に入ります。その場合に、今挙げた調査項目以外で別途実施することを想定しているものがありますか。
○赤嶺委員 ですから、今回調査したもの以外に、方法書の中で調査項目を想定しているのがあるんですか。
○赤嶺委員 今やろうとしている現況調査はアセス法の手続に基づくものではない、方法書は今検討している最中だと。  それでは、環境アセスの手続に入ったときに、今やった現況調査と同じような調査を再びアセス法に基づいて行うんですか。
○赤嶺委員 ですから、去年の十二月二十五日に開かれた協議会で、守屋事務次官が環境アセスについて説明して、環境アセス法に基づく環境現況調査というのは、あらかじめ調査手法について公告縦覧をして、県民の意見も聞き、そして県知事の意見も聞き、定めていく調査手法までやるんだということを言っ...全文を見る
○赤嶺委員 いやいや、その取り扱いについては今後県当局と調整していくというのは、これはちょっとお話にならないんですよ。  つまり、環境アセス法では、環境現況調査をやる場合は、その調査方法まで含めて県民に公告縦覧をし、県知事の意見を聞いて決めるというのを守屋事務次官が去年の十二月...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、アセス法に基づく手続が進んだときに、環境現況調査を実施する必要がなければやらないということもあり得るわけですか。
○赤嶺委員 まさに、いろいろ取り繕って、環境アセス法の前倒しで、しかも、アセス法に基づけば現況調査の調査のやり方まで含めて公告縦覧しなければいけないのに、皆さんは、アセス法とは違う調査をやるんですといいながら、その項目は大体今までのアセス法の方法書に記載されていたものと同じような...全文を見る
○赤嶺委員 この範囲というのは前回の沖合移設案が方法書で盛り込んでいた海域と同じですか、それとも違うんですか。
○赤嶺委員 ですから、前回と同じ範囲ですか、違うんですかということを聞いているんですよ。
○赤嶺委員 何でわかり切ったことをきちんと答弁しないんですか。さっき施設庁長官は嘉陽から久志までと言ったわけでしょう。それは、前回の沖合案の範囲と同じ範囲か違うのかということを聞いているだけですよ。もうこれ以上時間を長引かせるようなことをされてもあれですから言いますが、前回はどこ...全文を見る
○赤嶺委員 前回は宜野座の松田方面のところまで、今回は久志というわけですから、範囲が小さくなっている。そうすると、今皆さんの態度としては、日米両政府が合意したV字案に基づいて調査を行うということであって、名護市が求めているV字案の沖合への移動は入る余地はない、このように理解してい...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、皆さんの今の調査の海域の中では、名護市の沖合への移動が入る余地はあるんですか、ないんですか。
○赤嶺委員 名護市長や県知事の発言を取り上げておりますが、私、ここで一言言いたいんですが、広い範囲でV字形を目的として環境現況調査をやるというのであれば、その事業をやる事業主体は環境アセスをやらなきゃいけないんですよ。環境アセスをやるのであれば、方法書をつくり、環境の調査のあり方...全文を見る
○赤嶺委員 これは皆さんがお決めになった皆さんの公文書ですから、当然情報公開の対象じゃないんですか。何でこれが出せないんですか。
○赤嶺委員 円滑に調査をしていく必要があるからこの協議関係書類を出せないというお話ですが、何で出したら円滑な調査ができなくなるんですか。
○赤嶺委員 どんなリアクションがあるんですか。
○赤嶺委員 底意があらわれたというか、環境を調査する場合は調査の方法まで含めて県民の意見を聞かなければいけない、特に事業をするわけですから、事業をする側が広大な自然に手を加える場合には環境アセス法に基づく手続が求められる、これが基本ですよね。リアクションがあるからそれをやらないん...全文を見る
○赤嶺委員 どういう調査になるか、アセス法でさえ、その方法については県民の意見を聞くことが求められているのに、今皆さんはどんな調査をやるか知らせないで自然に手を加えようというわけですから、大臣、前回と同じ結果になりますよ。前回も、結局あのボーリング調査というのは、環境アセス法に基...全文を見る
○赤嶺委員 前回の事前調査も、事前調査という名前でいわば環境への影響を与える調査をやっている、法令違反をしているのは政府だというのが県民の声であり指摘であり、そして、そういう行動に対して七割、八割の県民が支持をしたんですよ。あなた方のようなやり方が環境アセスの精神に基づいて許され...全文を見る
○赤嶺委員 いやいや、八千人移る、司令部庁舎をつくるわけですから、例えばどういう規模の建物を何棟つくるか、幾棟つくるかというのは合意としてはどうなんですか。
○赤嶺委員 何か、今まで皆さんの、司令部中心に八千人移転するというお話を聞いてきたわけですが、そこのグアムにつくる司令部庁舎、これは何人の司令部要員が使用するという想定ですか。
○赤嶺委員 建物の規模もわからないのに何で金額が出るんですか。
○赤嶺委員 米側が見積もったものというわけですから、米側にはその見積もりの根拠はあるわけですね。
○赤嶺委員 米側には見積もりはあるけれども国会には説明できない、それで、法律だけはちゃんとそういう枠組みの法律が出てくるという、非常に摩訶不思議というか、本当にこんなことで国会の審議というのが耐えられるのかなという感じがいたしますよ。  真水について聞きますけれども、二十八億ド...全文を見る
○赤嶺委員 では、司令部庁舎、教場もそれから隊舎も、どういう施設をどれだけつくるのかというのは今説明できないんですか。
○赤嶺委員 まだ理解できません。できないんですが、もっと聞きたいことが山ほどあるものですから、移ります。  学校等生活関連施設とありますね。これは何をどれだけつくるのか。そして、学校等、等の中に含まれるのは何ですか。
○赤嶺委員 等の中身というのは、まだ何も決まっていないんですか。
○赤嶺委員 つくるものを聞いているのであって、今何か娯楽施設などは国内でも控えているからという答弁じゃないですよ。これははっきり言えないんですか。
○赤嶺委員 本当に、去年の四月に渡されたあの一覧表以外は何もわからぬというような状況です。  家族住宅、これも聞いていきますが、家族住宅はどういう住宅をどれだけつくるんですか。
○赤嶺委員 今まで繰り返し国会の審議の中でも取り上げられてきたんですが、三千五百人分で二十五・五億ドルということになると、一戸当たり八千万円以上になってしまう。  私、この間、グアムにも安保委員の皆さんと一緒に行ってきたわけですが、グアムの現地の相場からいってもこれは高過ぎると...全文を見る
○赤嶺委員 もうやはり一戸当たり八千万円というこの積算は高過ぎると大臣もお認めになって、精査していくというわけですから、精査した上で、はっきりした数字を出して国会の審議にかけるべきじゃないですか。
○赤嶺委員 出資、融資についてはまた次回に聞いていきますけれども、今大臣がおっしゃったように、上限を決めてある、一戸八千万円の住宅もつくれるんだよとアメリカの議会で説明されてごらんなさいよ。どんなふうになるかね。(久間国務大臣「精査する」と呼ぶ)精査するというのであれば、枠組みを...全文を見る
04月10日第166回国会 衆議院 安全保障委員会 第7号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  途中、イラク特別委員会と時間が重なりまして退席したことを、大変失礼いたしました、おわび申し上げます。参考人の先生方、本当に御苦労さまです。  今のお話の流れがありますから、最初に新崎先生にお伺いしたいんです。  今回の法案で...全文を見る
○赤嶺委員 私も本当に、これまで国会で、沖縄をだしにして本土の基地の強化につながるじゃないかということを申し上げてきたんですが、やはり今先生から同様の御意見を拝聴することができました。  やはり沖縄の県内での基地のたらい回しは沖縄の基地問題の解決にはつながらないんじゃないかとい...全文を見る
○赤嶺委員 時間がなくなってしまいましたけれども、端的に、つまり、グアムへの基地建設というのは、先ほど川上参考人が、やはりこれからの趨勢を示している、3MEFの司令部の移転はと。ということになりますと、先に沖縄の負担の軽減があってグアムの基地建設があったのではなくて、やはりアメリ...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、沖縄県民の負担の軽減が先にあってグアムに基地建設じゃなくて、グアムの基地建設という世界戦略を口実にしていると先ほどから先生もおっしゃっていますが、そこにお金を出すというのは憲法上も間違っているんじゃないかという私の意見ですが、先生の御意見はいかがでしょうか。
○赤嶺委員 終わりますが、先ほどからグアムに移転するのは3MEFの司令部だけというお話もありましたから、最近の委員会では、いや、陸上部隊も航空部隊も支援部隊も行くんだというお話になっておりまして、実態の中身が見えないなというところにやはりもっともっと議論が必要だということを申し上...全文を見る
04月11日第166回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうも委員会の冒頭に原口先生の方からオスプレーについて質問がありました。私も、角度は違いますが、オスプレーについて聞いていきたいと思います。  それは、配備をめぐっての日米交渉の問題です。  四月五日付の沖縄の地元の各紙は...全文を見る
○赤嶺委員 あの報道されている最終報告の草案なるものは、日本政府としては知らないということですか。
○赤嶺委員 地元紙は、なお詳細に報道しておりまして、アメリカの公文書だとわかるようなコピーそのものを示しているわけです。  その要旨も掲載をされておりますが、九六年十月二十三日のSACO作業部会の記録メモ、恐らく作業の中でどんな議論があったのかというのを米国政府の側がつくった報...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣、今北米局長は米側との協議の関係もありというお話でしたけれども、米国が、早く公表してそういう中身について情報開示すべきじゃないか、この文書の中ではそういうことを強く求めているんですが、その点、いかがなんですか。
○赤嶺委員 私が入手したというよりも、報道があるものですから、要約もちゃんと書いてあるものですから。  そうすると、交渉過程のそういう文書というのは存在するわけですね。
○赤嶺委員 私は逆に、外務大臣、もうこのオスプレーの配備の報道はかなり以前から続いておりますが、だんだん報道のとおりになってきているな、外務大臣がどうおっしゃろうと、事態はそのように動いているなと思っています。見解の相違といえばそうなる話でしょうけれども、ただ、見解の相違で済まさ...全文を見る
○赤嶺委員 事故を繰り返してきているわけですね。  ただ、オスプレーが配備されると基地の機能ががらりと変わります。今までの基地の機能とは全く違う意味を持ってきます。従来の、今普天間飛行場に配備されているCH46Eヘリとの比較において、オスプレーはどのような違いがあるんですか。こ...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、従来の普天間飛行場のヘリというのは、長距離飛行は無理ですから艦船に搭載をして戦地に赴く。ところがオスプレーの場合には、航続距離も長い、それから輸送重量も今のヘリよりもかなり機能が大きい。しかも、それらが事故を繰り返してきた。  今までの基地の性格も変え、そし...全文を見る
○赤嶺委員 SACO最終報告では、オスプレーの配備を前提にしたものでないように交渉して、そのように仕上がったというのが事の真相だと私は思いますよ。これを明らかにしないというのは私は本当にけしからぬ話だと思います。  では聞きますけれども、政府はこれまでオスプレーについて、将来、...全文を見る
○赤嶺委員 オスプレー以外にCH46やCH53の後継機というのはあるんですか。
○赤嶺委員 オスプレー以外は後継機の開発は承知していないということを今言われましたけれども、ということは、いずれ沖縄のヘリ部隊にも配備されるということになるんじゃないですか、外務大臣。
○赤嶺委員 ところが、今回の報道が出たときに、島袋名護市長と東宜野座村長は、政府からオスプレー配備はないと聞いていると述べている。しかし、もし市長や村長が将来にわたってオスプレーの配備はないと御理解しているのであれば、それはちょっと正しい理解なのかなときょうの議論も含めて思うんで...全文を見る
○赤嶺委員 もう辺野古の基地建設、防衛省は違法な環境事前調査に着手しているわけですね、しようとしている。基地建設は着々と進めるけれども、でき上がったらそこにヘリではなくオスプレーという配備については隠し続けて、基地ができ上がったら、配備時期に重なるわけですから、配備をする、こうい...全文を見る
04月11日第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第9号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、文部科学委員会のお許しを得まして、当委員会で質問をさせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。  私は、最初に、文部科学大臣に、沖縄戦の認識について聞きたいと思います。  私は、戦後すぐの沖縄の...全文を見る
○赤嶺委員 大臣のお考えを今伺ったわけですが、ところで、文部科学省は三月の三十日に、二〇〇八年度から使用される高校教科書、主に二年生、三年生用ですが、その検定結果を公表しております。それによりますと、日本史のA、Bでは、沖縄戦の集団自決について、日本軍が強制したとの記述七カ所に検...全文を見る
○赤嶺委員 日本軍によって集団自決に追い込まれたものもあった、そういう記述が、沖縄戦の実態について、何で誤解するおそれのある表現になるんですか。これはどういうことですか。
○赤嶺委員 何で断定的な記述を避ける必要があるんですか。
○赤嶺委員 当時の関係者から意見や証言が出ているというのはどういうことですか。
○赤嶺委員 従来の諸説があったけれども、新しい著書も出ている。それは何ですか。  それから、訴訟が起きていると言いましたけれども、それはどういう訴訟ですか。
○赤嶺委員 著書についてもう一度確認いたしますが、三月三十一日付のマスコミの報道を見ますと、文科省は、教科書各社の申請本を調査する上で参考とした主な書籍などの一覧を公表したということで、参考にした具体的な著書名を列挙しておりますが、これは文科省が公表したものですね。
○赤嶺委員 その著作物の一覧表を詳しく見てみたんですが、沖縄戦というのは、一九八〇年代の教科書検定の後、教科書検定をめぐる裁判が起こり、沖縄戦が裁判で検証されて、十数年、一九九七年まで、最高裁の判決が出るまでかかったんですが、そこで論じられたものが大体沖縄戦の定説になった専門書で...全文を見る
○赤嶺委員 ほとんど戦後積み重ねてきたもので、諸説の根拠になった問題について、ちょっと後でも触れますが、ただ、専門家が検討したといっても、審査会の議論を経て、最終的な決定権限は文科大臣にあるわけですから、これは文部科学省がきちんと国会に説明してもらわなければ困ると思います。  ...全文を見る
○赤嶺委員 この訴訟を、隊長命令と言われている梅沢隊長本人が起こしている訴訟ですが、冤罪訴訟と名づけています。皆さんが出した資料の一覧表にも、冤罪訴訟ということで、原告の側の立場に立った文言が使われておりますが、これはそのとおりですか。
○赤嶺委員 慎重であるべきであったと言いながら、皆さんが出した資料が一瞬のうちに全国に広がったわけですね。冤罪だというような雰囲気がつくられたわけですよ。  ところが、この訴訟というのは、事実認定も証人尋問もこれからという段階ですよ。まだ原告が証言に立っているわけでもない。どち...全文を見る
○赤嶺委員 その冤罪訴訟と名づけている方々のホームページを見たら、そこに弁護団として与党の議員の方々の名前もあるんですよ。そんなことを言ったら、今、私はかかわっていませんと言っても、そして文部科学省がああいう資料、一覧表を出したら、こういう誤解を受けるのは当然じゃないですか、これ...全文を見る
○赤嶺委員 全体として沖縄戦は、追い詰められた県民は玉砕せよという大きな命令があったわけです。これは考え方の問題ではありません。そういう状況だったんです。  それで、今回、教科書検定というのはどんなことをやったか。さっき、隊長命令があったかどうかの、そういう訴訟も起きていると言...全文を見る
○赤嶺委員 終わりますが、あれだけ一方的な冤罪裁判を論拠にしたということ、そういう間違いをやった側が真摯に謝罪することなく、権限を持っている文科大臣が、私は権限を持っていない、持っていたら恐ろしいと言って真実を隠すようなことは、県民の立場からは許されないということを指摘して、質問...全文を見る
04月12日第166回国会 衆議院 安全保障委員会 第8号
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○赤嶺委員 日本共産党衆議院議員の赤嶺政賢です。私の質問全体にもそういう拍手をしていただけたら非常にありがたいと思います。  そこで、前回に引き続いて、昨年四月の額賀防衛庁長官とラムズフェルド米国防長官の合意について聞きます。  合意の中には基地内インフラとありますけれども、...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、文字には電力、上下水道、廃棄物処理と書いてありますけれども、それが何を指すかということを聞いているわけです。つまり、基地内の配電設備、配水管、これらのことを指すのか、あるいは発電施設、浄水場、下水処理場、こういうことを新たに建設するということか、どちらですか...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、需要が増加する分というその中身ですよ、中身。例えば、グアムでは海軍や空軍や陸軍の増強も進んでいるわけですし、それから、私たちがグアムに調査に行ったときは、民間のインフラも整備を求める声が強くありました。  グアム州議会の決議というものが手に入ったんです。昨...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、戻りますが、先ほどの質問で聞きました基地内インフラというのは、基地内の配電設備や配水管ということなのか、あるいは発電施設や浄水場や下水処理場というものなのか、どちらなんですか。
○赤嶺委員 はっきりしないんですね。つまり、海兵隊の増加分だけやるんだと言いながら、例えば、一戸ごとに配電施設を設備していくことなのか、あるいは一戸ごとに配水管を通していくことなのか、あるいはまた浄水場なのか発電施設なのか、そういう中身ははっきりしないといけないんじゃないですか。
○赤嶺委員 まだよくわからないんですけれども。  結局、グアムの発電施設もそれから廃棄物処理場も大変老朽化しているんですよね。そして、グアムの人口に対して、物すごい比率で人口がふえますから、今持っているグアムのインフラではとてもじゃないけれども間に合わないということをおっしゃっ...全文を見る
○赤嶺委員 グアムに最新式の近代的なインフラ設備があれば、一万七千人の海兵隊が来ましたけれども、それは配水管を太くするだけで間に合うとかいろいろな問題があると思うんですが、老朽化しているわけですから、これだけの人口増に耐えられるインフラがないわけですから。今、何度聞いてもその点を...全文を見る
○赤嶺委員 数字は積み上げてでき上がった数字だということを額賀長官は四月には説明していたわけですよ。ところが、今皆さんは、基地内インフラとは何かと聞いたら、電力、上下水道、廃棄物処理としか言わないわけですね。電力もどういう規模のどんな電力なのか、上下水道にしても何なのか、廃棄物処...全文を見る
○赤嶺委員 目的を聞いているのではなくて、つくられる施設の中身を聞いているわけです。  アメリカの領土であるグアムで米軍が使用する司令部庁舎、教場、隊舎や家族住宅、これを建設するわけですから、これは米国内の米軍の軍事施設の建設への財政負担ではないか、このように聞いているわけです...全文を見る
○赤嶺委員 そうしますと、憲法の第九条、これは国際紛争を解決する手段としての武力の行使、武力による威嚇を禁じているわけです。なぜ外国軍隊の軍事施設の建設への財政負担が現行憲法上可能なんですか。
○赤嶺委員 そこにつくられるのは、いわば軍事施設ですね。アメリカ国内にアメリカの軍事施設をつくってあげる、それが憲法上は、例えば、今まで、武器輸出三原則とか九条、あるいは九条の精神に基づいて、軍備の拡張のためにあるいは軍備の強化のために日本がお金を出す、そういうようなことを極めて...全文を見る
○赤嶺委員 隊舎とか教場とか、まさに軍事行動と不可分の、一体の施設ですよ。やはり私は、そういうことは武力行使と一体化しないからといって外国にその国の軍事施設をつくってあげるというのは、およそ憲法の立場からしても許されないことだと思います。  それでは、ちょっと別の角度から聞きま...全文を見る
○赤嶺委員 沖縄にある海兵隊が安保条約の目的達成のための軍隊であるかどうか、厳密に言えば、我々は、そんなことはない、別の行動をしているということを日ごろから指摘してきているわけですが、少なくとも政府としてはそう説明すると思うんですよね、安保条約の目的達成のためにというふうに。 ...全文を見る
○赤嶺委員 グアムに移った海兵隊の任務が我が国の防衛の任務を持っているかのような、そういうようなお話をなさったりするわけですけれども、私は、アメリカの国内の米軍がどういう軍事行動をとるかというのは、アメリカの政府の判断に属する問題だと思いますが、この点、どうですか。
○赤嶺委員 日本政府の希望はそういうことがあっても、縛りをかけることはできないわけですよね、米国内に駐留している軍隊に。だって、米国内に駐留している軍隊は日米安保条約の目的達成のために駐留している、すべての軍隊がそうなんですか、それともグアムだけは日米安保条約の目的達成のためにい...全文を見る
○赤嶺委員 まさに、観念論だと思うんですけれども。  私は、結局、アメリカの領土にある米軍というのは、やはりアメリカの政府の方針で動く軍隊だろうと。別に、日本政府が何か希望を持っていても、そこで縛りになるわけじゃない。結局、アメリカ政府というのは、イラク戦争に見られるような先制...全文を見る
○赤嶺委員 結果として、グアムに強大な、新たな米軍基地建設に日本の国民の税金を支出して、アメリカの戦争政策を応援する、そんなことが憲法九条の立場から許されるか、絶対に許されないということを申し上げておきたいと思います。  それで、今回の法案は出資、融資の仕組みを具体化しただけで...全文を見る
○赤嶺委員 軍事施設のための建設資金ですよ、真水は。日本の会計からアメリカの会計に直接投入するというようなことは、日米双方の会計原則からいって、そんなことも可能なんですか。
○赤嶺委員 そこもまだ何も決まっていない。本当にあいまいなんですね。  それで、今回のスキームの問題についても聞いていきたいんですが、政府は、家族住宅と基地内インフラについては国際協力銀行を通じた出資、融資で対応することになるから、米国が支払う家賃や使用料により将来回収されると...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、回収が確実にできるスキームというのはまだできていないということですか。
○赤嶺委員 いや、よくわかりませんけれども、回収できるという説明をしてこられたんじゃないですか、出資、融資は。ですから、今大臣の頭の中にあるのもこちらに出していただいて、最小限、国会に対して説明できるものは説明すべきだと思うんですが、回収できる根拠についてですね。
○赤嶺委員 しかし、基本は三千五百人分の家賃で賄うわけですね。
○赤嶺委員 外務省に聞きますけれども、グアムの米軍基地は、ベトナム戦争の出撃拠点として使われていたころは、出撃拠点としてあったわけですが、九〇年代にはかなりの部隊と人員が削減されて、最近は再び増強されていると聞いていますが、グアムの米軍の部隊、人員規模がどのように推移してきたのか...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣が答弁に立ち上がったので詳しく説明していただけるかと思ったんですが、それで、私も調べてきたんですよ。ミリタリーバランスで人員規模の推移を見てみたわけですが、空軍は一九八九年には四千二百人、それがその後千五百八十人、直近で千六百七十二人、海軍は四千人が直近は千二...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、三千五百人分の住宅をつくったけれども、兵員は変動があると。これは回収の前提も怪しくなるんじゃないですか、防衛大臣。
○赤嶺委員 外務大臣はグアムの軍隊は動くよ、これまでと同じような変動もあり得るよとおっしゃり、防衛大臣は三千五百人分の米軍の家賃を払ってくれると信じていると。  ところが、政府の出した説明書の中に、こういうのがあるんですね。在沖米海兵隊のグアム移転について、「米軍人はSPEと契...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、三千五百戸つくっても空き家になる可能性があるわけですね。長期になって空き家になる可能性がある、あるいはその住宅に住まないで別の住宅を求めることになるわけですが、そうなった場合には家賃が回収できなくなりますから、海兵隊以外の軍種、そういう軍人と契約することも...全文を見る
○赤嶺委員 終わりますけれども、沖縄の米軍基地にも思いやり予算でつくった米人の住宅がありますが、もうほとんど基地の外に住んでいる米兵さんが多いんですよ。だから空き家になるんですよ。今度は三千五百戸つくって、しかし、アメリカの戦略いかんでは急激に少なくなったりしていくこともあり得る...全文を見る
04月13日第166回国会 衆議院 本会議 第22号
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○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、米軍再編特措法案に反対の討論を行います。(拍手)  本法案は、米軍再編を促進するとして出されたものですが、いまだに、再編計画の全容、日本側の負担総額、グアム移転計画の全容、財政負担の具体的方法など、法案の骨格、基本にかかわる問題が何ら明...全文を見る
04月24日第166回国会 衆議院 本会議 第25号
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○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、イラク特措法延長案について総理に質問します。(拍手)  イラク特措法は、米英が始めた無法なイラク戦争とそれに続く軍事占領に自衛隊を派兵し、これに日本が参加、加担するという軍事占領支援法であります。武力による威嚇と武力の行使を禁止し、交戦...全文を見る
04月26日第166回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、イラクの自衛隊の活動実態について聞いていきます。  先日の理事会に、政府の方から「対国連輸送支援の実績について」というペーパーが出されました。これによりますと、航空自衛隊が国連に対する輸送支援を開始した昨年の九月六日以降...全文を見る
○赤嶺委員 理事会の席上で、ことし三月に入って以降は国連の人員の輸送実績はないという説明でしたが、それは事実ですか。
○赤嶺委員 確認いたしますけれども、三月の輸送実績は人員はなかったということをおっしゃったわけですが、その点はいかがなんですか。
○赤嶺委員 物資の輸送はどうですか。
○赤嶺委員 去年に比べて、国連の輸送、運ばなかったときもあるというお話がありましたけれども、ことしに入ってというのは回数やら人員、かなり減少しているわけですが、その理由は何ですか。
○赤嶺委員 今の説明ですと、今の時期移動は控えている、将来はふえるだろうというお話なんですが、今イラクの情勢は、なかなか先のことをきちんと説明できることはどうなのかなとさっき外務大臣の答弁を聞きながら考えていましたけれども。  そうすると、ブッシュ大統領がイラクの新政策を発表し...全文を見る
○赤嶺委員 去年に比べてことし国連の輸送がかなり減少している、控えていると国連も言っている、その時期はやはりブッシュ大統領の新政策の結果だ、結果としてそうなっていると指摘せざるを得ないと思うんですよ。  先ほどデンマークの話もありましたけれども、デンマークはどういう規模、態勢で...全文を見る
○赤嶺委員 ことしに入って四半期の国連支援の輸送回数は、先ほど説明があったとおり七回ということでした。同じ時期に、多国籍軍支援も含めた全体で何回の輸送を行っているんですか。
○赤嶺委員 いや、ことしに入って以降の四半期を聞いているんです。一月何回、二月何回、三月何回、いかがですか。
○赤嶺委員 約六十回というのは、ちょっと月ごとに言ってくれますか。私は防衛省からもらった資料を持っているんですよ。月ごとにちゃんと言ってくれますか。
○赤嶺委員 そうすると四十九回ということなんですね。  二月の説明では、全体の七割から八割が多国籍軍支援ということでありました。私の質問に対してそういう答えがありました。ことしに入って以降といえば、四十九分の四十二回ということで、実に八六%が多国籍軍支援ということになるわけです...全文を見る
○赤嶺委員 約二十一・五トン。一月五トン、二月五・六トン、三月十・九トン、合計で二十一・五トン。  これも計算をしますと、二十一・五分の一・四で、重量でいえば九三%が多国籍軍支援ということになります。つまり、アメリカの新政策で掃討作戦が強化された時期に、自衛隊の活動が一層多国籍...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、私が聞いておりますのは、今の実態からすれば、今の活動は安全確保支援活動中心だということですね。
○赤嶺委員 流れ、経過を見ると明らかです。人道復興支援活動だと言って始めた自衛隊の活動が、今や安全確保支援活動中心になっている。時を経るにつれ治安は悪化し、泥沼化している。  皆さんが人道復興支援活動中心になるんだというようなのは、何の根拠もないわけですよ。根拠ありますか。
○赤嶺委員 多国籍軍も人道復興支援活動をやっているということでしたけれども、具体的にどういう活動をやっているんですか。
○赤嶺委員 米軍がPRTをやっていると。自衛隊が乗せている米軍は、そういうPRTに従事している人たちなんですか。
○赤嶺委員 確認できるんですか。
○赤嶺委員 何の根拠もないわけですね。  将来、人道復興支援活動中心に移行する展望、これも説明できない。今、自衛隊の輸送機に乗っている米軍が何をしているか、これも確認できないわけですから、根拠を示したことにならないわけですよ。今、常識的に考えて、バグダッドに行く米軍の活動の中心...全文を見る
04月27日第166回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第5号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、テロ特措法の基本計画延長について聞いていきます。  二〇〇一年以降、政府はテロ特措法に基づいて、インド洋で多国籍軍の艦船に対する給油支援を行ってきました。今回で基本計画の延長は十一回目になります。こうした活動を継続してき...全文を見る
○赤嶺委員 私、アフガニスタンの情勢について改善の見通しはあるのかとお聞きしたわけですが、今の外務大臣の答弁、世界的規模で見てもテロの脅威、低くなるどころか一層緊張感を増してきている。  こうした深刻な情勢への対応として、アメリカ、イギリス、そしてNATO諸国はアフガニスタンへ...全文を見る
○赤嶺委員 それじゃ、こちらの方からお聞きいたしますけれども、米英が増派をしている、フランスやドイツというのは増派を行ったのですか。
○赤嶺委員 NATOでは、特にISAFが展開し、米軍が展開している南部地域、情勢が緊張している地域に増派が検討されながらも、フランスやドイツがなかなかそれにこたえていない、そういう報道というのは各所に見られるわけですね。  ドイツのユング国防相は、今の増派の件にかかわって、かつ...全文を見る
○赤嶺委員 今、アメリカに戦争をしかけたタリバンというお話でしたが、アメリカに戦争をしかけたんですか、タリバンは。
○赤嶺委員 九・一一テロというのはタリバンが起こしたんですか。
○赤嶺委員 自信がないことを確信的におっしゃるものですから聞いてみたわけですけれども。  やはり、戦争によってテロが解決しないということは明らかであり、このままだと自衛隊も撤退の見通しがないということにならざるを得ないのではないかと思います。  そこで、2プラス2もこの連休中...全文を見る
○赤嶺委員 この間、沖縄からは知事や名護市長が上京され、久間大臣と懇談、会談しておられます。何か報道によりますと、石垣島でも、久間大臣、演説会に行かれて、知事が来られて、そこでも話し合ったというぐあいに報道されていますけれども、何を話し合われたのでしょうか。
○赤嶺委員 石垣はともかく、この間、知事が上京して大臣が会われている、2プラス2に向けた話し合いを当然やっているだろうと思うわけですが、今沖縄県側とどんな話し合いがされていて、どういう方向の話し合いがされているのか、この点について説明してくれますか。
○赤嶺委員 環境アセスをやって状況を見ましょうというのは、沖縄県側とも大体合意しているということで理解してよろしいんでしょうか。
○赤嶺委員 よくわからない御答弁でありますが。  それで、今環境調査というお話がありましたのでちょっと尋ねていきますけれども、那覇防衛施設局が米軍普天間飛行場の名護市キャンプ・シュワブ沿岸部への代替施設建設に伴う海域の現況調査、これに着手をいたしました。那覇防衛施設局の佐藤局長...全文を見る
○赤嶺委員 サンゴの産卵の調査も含めて、防衛施設局長が、今回、サンゴの産卵の調査、現況調査、事前調査に乗り出す、しかし、本来ならそれは環境アセスメントの手続にのっとってやるべきだと言っているわけですから、そういうことも含めて、本来ならやはり環境アセスメントの手続にのっとってやるべ...全文を見る
○赤嶺委員 私は今の答弁にちょっと疑問を抱いたところがあるんですが、何で本来の調査をやるのに時間がかかるんですか。そして、何で事前調査ということになったんですか。
○赤嶺委員 去年の十二月の協議会において、久間大臣は、沖縄県と名護市と政府との協議会で、普天間飛行場の早期の負担軽減のためにも、環境影響評価などを進めて早急に工事に着手し、二〇一四年よりも前に完成させることが重要だと述べておられるわけですが、要するに、工期を短縮するために、本来ア...全文を見る
○赤嶺委員 環境アセスでやるべき調査の内容と同じ調査をやっておられるわけですよ、環境アセスの手続をとらずに。とったら時間がかかるからサンゴの産卵に間に合わないというようなお話を織り込みながらやっているわけですね。  結局それは工期を早めるための目的で、別の目的で始めた環境調査を...全文を見る
○赤嶺委員 本来ならアセスメントの手続にのっとってやるべきだと言ったのは、私じゃなくて那覇の防衛施設局長ですからね。それを長官がここで何か言ったって、言っているのは、皆さんの身内がそうおっしゃっているわけですから、アセスメントに基づいてやるべき手続を現況調査というやり方でやってい...全文を見る
○赤嶺委員 環境アセス法に基づけば、さまざまな専門家のさまざまな意見をやはり取りまとめた上でいろいろ調査に移るわけですが、このサンゴの専門家が、防衛省が何で有性生殖のみにとどめたか、その理由ということについても答え切れないわけですね。むしろ無性生殖の方が繁殖するわけですよ。  ...全文を見る
○赤嶺委員 有性生殖の調査の期間はどのくらいなんですか。
○赤嶺委員 守屋長官の去年の協議会での発言等を見ますと、卵の産卵、例えばこの専門家は、卵の産卵であっても、産卵の時期から着床、六月から十二月、これに限るのであれば、学術的に見て、得られる情報は限られていると。皆さんが今回やろうとしている情報は限られていると、学術的には。それで、半...全文を見る
○赤嶺委員 これで終わりますけれども、環境アセス法の手続に基づかないで環境調査をやる、それが環境を大事にしている姿勢とはとても言えない、アセス法の精神を沖縄で基地の建設のためにゆがめている、こういうのは断じて許せないという指摘をしまして、質問を終わります。
05月07日第166回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、法案について聞きますが、今中川委員からもありましたように、なぜ二年なのか、いろいろな関連で質問していきたいと思います。  まず官房長官に聞きますけれども、今回の法案はイラクにおける自衛隊の活動を二年間延長するもの、こうな...全文を見る
○赤嶺委員 官房長官、空自は今、国連の輸送活動、人員の輸送は多国籍軍が八割、物資は九割が多国籍軍というのが本委員会で明らかになった経過なんですよ。国連は他国の輸送機を利用しているという説明もありました。ですから、それが二年延長という理由にはならないと思うんですよ。  私が聞いて...全文を見る
○赤嶺委員 今、官房長官は答弁の中でみずから、多国籍軍の支援要請が多くなっている、いわば国連支援が非常に空自の活動において比重が落ちていることをお認めになりながら、国連の要請、要請と言いますけれども、これでは本当に、二年延長、全くわからないんですね。  それで、先ほども質問が出...全文を見る
○赤嶺委員 多国籍軍のウエートがふえているわけではないということであれば、最初から自衛隊の活動は国連支援どころか多国籍軍支援が中心であったということになるだろうと思うんですね。  それで、今、マリキ首相が希望を述べたと。まさにそれを希望だととったにしても、ことしじゅうにも日本の...全文を見る
○赤嶺委員 イラクのマリキ首相のそのような希望ということが、治安権限移譲についての繰り返しの首相の発言を見た場合に、自衛隊の駐留について協議するということが私は当然だと思いますけれども、政府も、イラク自身による国づくりを支援する、あくまでも国づくりはイラク自身だ、こうおっしゃって...全文を見る
○赤嶺委員 私が伺いましたのは、きょうの発言をとらえて全体がどうのこうのというお話ではなくて、マリキ首相も含めて、多国籍軍の早期撤退に向かった治安権限の移譲、そして来年中には治安権限移譲はできるということを繰り返し発言しているわけですよ。ですから、自衛隊がいつまでいるかというとき...全文を見る
○赤嶺委員 結局、先ほどから指摘がありましたように、だれのための支援か。アメリカで孤立を深めているブッシュ政権を政治的にも実態的にも支援するための今回の延長と言わざるを得ないと思います。私は、自衛隊の活動は直ちにやめるべきだと思います。  そこで、連休中、いろいろ外交日程もあり...全文を見る
○赤嶺委員 一度も話をしていないという御答弁でありましたけれども、私は、とてもイラクが今泥沼化していることについて久間大臣と議論を交わしながら、一度だけ共感を覚えたことがあったんです。それは、アメリカ兵のバグダッドにおける乱暴なやり方、それをイギリス兵と比較して大臣は説明しており...全文を見る
○赤嶺委員 ところが、大臣、日米防衛首脳会談の後の大臣の会談要旨を見ますと、久間防衛大臣より、本年一月アメリカが発表した新たなイラク政策について、イラクの安定化と復興に向けた米国政府の新しい決意を示したものと評価し、今後、よい成果を上げることを強く期待すると。いわば、新たなイラク...全文を見る
○赤嶺委員 私は今の久間大臣の発言を伺いまして、イラクを泥沼化させている米兵のそういう乱暴な掃討作戦、これについて、前に発言されたことと今回の態度とはちょっと違うんじゃないかなと国民からは疑問を持たれる結果になるだろうと思います。私も大いに疑問であります。  久間大臣は、今度、...全文を見る
○赤嶺委員 報道によりますと、「インド洋での給油活動以外に、例えば、民間活動団体(NGO)の輸送などを行う場合は、現行法をどうするか検討しなければならない。」このようにおっしゃったと報道はあるんですが、NGOにかかわってそういう発言があったんですか。
○赤嶺委員 研究の課題だということなんですが、NGOから具体的に何か要請があるわけではないんですね。
○赤嶺委員 次に、久間大臣、普天間飛行場の問題について聞きたいと思います。  日米首脳会談、そして日米防衛首脳会談、2プラス2、いろいろな機会に日米合意の着実な実施を確認したようでありますけれども、それぞれどういうやりとりがあったんでしょうか。説明していただけますか。
○赤嶺委員 つまり、日米合意どおり実施していくという表現になっているだろうと思うんですが、あるいは2プラス2の共同文書では、「日米合意に従った着実な実施の重要性を確認。」ということになっているわけですけれども、これは、沖縄県や名護市が求めている日米合意の沖合移動には応じないという...全文を見る
○赤嶺委員 日米合意の微修正が今、沖縄県、名護市、久間大臣との間で問題になっているわけですが、これらの微修正については、今回の日米会談では協議したんですか。
○赤嶺委員 私は、連休に入る前に辺野古に行ってまいりました。ここで繰り広げられているのは、環境アセス法に基づいて環境に対する配慮を重ねた上でとられるべき調査が、いわば環境アセスについて沖縄県との間の合意が見られないので、環境調査というような意味不明な単語を使って無法な調査活動が行...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、2プラス2の中で役割、任務、能力についても合意した点を幾つか確認しておきたいのですが、その中で、GSOMIA、軍事情報包括保護協定として知られているのが書かれているわけですが、「秘密軍事情報の保護のための秘密保持の措置に関する両政府間の実質的合意。」というの...全文を見る
○赤嶺委員 「両政府間の実質的合意。」とあるわけですが、これはどういうことですか。
○赤嶺委員 報道によりますと、GSOMIAの締結に当たって国内法の改正はしないとか、いろいろな報道がされていますが、この点はどうなんですか。
○赤嶺委員 今のGSOMIAについて言いますと、やはり私は、国民の知る権利に対する重大な侵害につながるものとして、これからも政府に対して追及していきたいと思います。  計画検討作業というのが2プラス2の中で出てまいります。「変化する安全保障環境を反映し、また、地域の危機において...全文を見る
○赤嶺委員 ちょっとよくわからないんですけれども。  この問題との関係で、最近の琉球新報の報道の中で、SACO最終報告に向け在日米軍内で調整を進めていた九六年十一月、米空軍嘉手納基地が、返還後の普天間飛行場の緊急時の滑走路機能として那覇空港を使用できるよう求めていたということが...全文を見る
○赤嶺委員 私は、今回のイラク特措法の二年延長といい、それから2プラス2の中で記述されているいろいろな合意といい、日米同盟、まずアメリカありきの世界戦略、日本国憲法九条に基づく日本外交はどこに行ったかという思いを強く抱かざるを得ないことを申し上げまして、質問を終わります。
05月11日第166回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第8号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  私は、自衛隊の活動の実態について聞きます。  先ほど池田先生の方からもありましたが、私の方も、四月二十六日の本委員会で、現在の自衛隊の活動が、回数でも重量でもほぼ九割が多国籍軍の支援になっていると指摘いたしました。  実態的には安全...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、先ほどの質問にもありましたが、今の基本計画は「人道復興支援活動を中心とした対応措置を実施する」、こうなっています。当然、今後の活動については、その時々でどちらかが中心になり得るというわけですから、人道復興支援活動が中心、このように記述されている現在の基本計...全文を見る
○赤嶺委員 官房長官、つまり、今の大臣のお話を聞いていても、人道復興支援が中心という基本計画はいずれにしろ改められなければならないという御認識ですか。
○赤嶺委員 私、この間の委員会の質疑でも、多国籍軍が九割のウエートになっているという指摘をしましたら、いや、多国籍軍も人道復興支援活動をしているんだとおっしゃいましたので、ではそれを確認しているのか、自衛隊が輸送している多国籍軍はそれをしているのかと聞いたら、それは一々確認できな...全文を見る
○赤嶺委員 とんでもない話じゃないですか。二年間法律を延長しようとするわけですよ。延長した後の自衛隊が何をやるかについて言う基本計画で、従来、人道復興支援活動が中心と言ってきた。それは、政府の姿勢としてはそうだと言いながら、実態は違うわけですよ。実態は違うわけでしょう、多国籍軍支...全文を見る
○赤嶺委員 国連の人道復興支援は、今の治安情勢の悪化によって非常に抑制的になってきました。なかなか国連が人道復興支援を拡大するような状況にない。  それでは、今アメリカがバグダッドで行っている掃討作戦なるもので本当に治安が安定して人道復興支援活動中心のものができるかといえば、そ...全文を見る
○赤嶺委員 久間大臣の答弁は、いつも自由自在、柔軟ですから。この間は、アメリカ兵がバグダッドで掃討作戦をしている、あんな乱暴なやり方をするから情勢が悪化するんだ、治安が悪化するんだと言いながら、今、崇高な使命を帯びてバグダッドでアメリカが作戦をしているから安定するんだと。こんなむ...全文を見る
○赤嶺委員 実態を明らかにできないと言っているわけですから、人道復興支援を中心というのは、国民向けの、まさに自衛隊の活動をごまかすものだと私は思うんです。  きょう私、資料をつくってきたのは、大臣のところにも回っているかと思いますが、ごらんになっていただきたいんですけれども、こ...全文を見る
○赤嶺委員 米国は公表しているんですよ、ホームページで。日本の分まで公表しているんですよ。アメリカは、日本もオーストラリアも韓国もイラクの分も。  これを大臣見てください。日本の場合どうなっているか。下の方からいきますと、多国籍軍支援のために、四月十三日、十六日、十七日、二十日...全文を見る
○赤嶺委員 中央軍は三つの作戦を今担っていますから、三つの作戦についてこのように公表している。同時に、日本政府が公表をしていない、何月何日多国籍軍の輸送に携わった、韓国が何月何日携わった、これを発表しているわけです。ですから、最小限、日本政府として、何月何日多国籍軍を輸送したか、...全文を見る
○赤嶺委員 もう政府の説明というのは、国民にまともに説明する姿勢はないというのがこれではっきりしたと思いますよ。ですから、基本計画の中に人道復興支援中心と書いても実態が全く離れている。本当に情報公開しないのは、作戦上の安全確保のためではなくて国民に真実を知られるのが嫌だからと指摘...全文を見る
○赤嶺委員 それじゃ、今の説明を聞いていると、戦争があったのかどうかさえわからぬような話になるんですが、国連安保理決議一五四六に基づいて今多国籍軍が活動しているということなんですけれども、そこでは戦争の終結についてどういう認識を示しているんですか。
○赤嶺委員 それでは、久間大臣に聞きますけれども、久間大臣は、自衛隊は戦争が終わった後の人道復興支援のためにイラクに行っていると繰り返し説明してきているわけですが、戦争があったのかどうかさえわからぬような国際法上の説明のもとで、戦争が終わった後の人道復興支援という、イラク戦争は終...全文を見る
○赤嶺委員 国連決議には戦争が終わったと書いていないというのがさっきの外務省の説明だったんですよ。それを勝手に戦争が終わったと。むしろ、今バグダッドでは、多国籍軍の空爆も行われるなど大規模戦争に逆戻りしているような状態なんですよ。だから、今自衛隊がイラクでやるのは戦争が終わった後...全文を見る
○赤嶺委員 ちょっと局長、今少し答弁を聞き漏らしたので、もう一度答弁してくれますか。
○赤嶺委員 自衛隊がキャンプ・シュワブのために出かけるということはあり得ることなんですか。大臣、いかがですか。
○赤嶺委員 自衛隊が出かけることがある場合というのは、どんな目的だったら可能なんですか。また、それはどんな法的根拠があるんですか。
○赤嶺委員 今キャンプ・シュワブでやっているのは、防衛施設庁の違法な環境調査であります。それ自身が環境アセス法に違反している行為であるのに、それに対して、もし沖縄テレビ報道が事実であれば、自衛隊の艦船までキャンプ・シュワブに派遣する、これは官庁間協力などという性格のものではありま...全文を見る
05月14日第166回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第9号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、イラク特措法の延長について総理に聞きます。  私たちは一貫して、イラク特措法に反対し、自衛隊の即時撤退を求めてきました。まず、今イラクで自衛隊がどういう活動を行っているのかという問題について聞きますが、イラクでは今、航空...全文を見る
○赤嶺委員 総理が二十四日の本会議で、総理みずからが答弁されているわけです。しかも、当時の輸送活動の重量でいえば、九割以上が多国籍軍への支援になっています。  政府は、これまで自衛隊の活動は人道復興支援活動だ、このように繰り返し説明してきましたが、実際には多国籍軍、すなわち米軍...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、今の答弁からいいますと、実際に今の活動は、多国籍軍、すなわち米軍支援そのものになっているということですね。
○赤嶺委員 この間の答弁を見てきまして、結局、輸送回数で八割が多国籍軍支援、重量のトン数で九割が多国籍軍支援という数字は、もうこれは動かせないものであります。久間大臣も当委員会で、ウエートがそこに向いてきているという答弁もありました。  そこで、私、安倍総理にもう一つ聞きたいん...全文を見る
○赤嶺委員 今、久間大臣、総理とも、米軍も人道復興支援活動を行っているということでありました。  ブッシュ大統領は部隊の増派について新政策を発表しているわけです。この発表されている増派部隊の内訳を調べてみました。全体で約二万九千人です。そのうち、戦闘部隊が二万一千五百人、その支...全文を見る
○赤嶺委員 総理はどうなんですか。
○赤嶺委員 結局、皆さんの言う人道復興支援もやっているというのは、全体の増派計画二万九千人の中でわずか百二十九人、これをもって米軍も人道復興支援をやっているんだ、こういう繰り返し方というのは、国民に対してきちんと説明していないということを私は指摘せざるを得ないと思うんです。  ...全文を見る
○赤嶺委員 それじゃ聞きますが、自衛隊が輸送している米軍の中身について説明してくれますか。
○赤嶺委員 空輸の際に、あなたは人道復興支援ですか、あなたは安全確保支援ですか、あなたは戦闘に参加するんですかしないんですかと確かめますか。
○赤嶺委員 聞かないで、国民にはあたかも何か人道復興支援の輸送をしているというような、これは黒く塗りつぶした書類の情報公開以上に私は間違った態度だと思いますよ。  私は、本当に、今のイラクの現状というのは内戦とも言われる状況だと思います。開戦以降のイラク人の死者数というのは、昨...全文を見る
○赤嶺委員 全く説得力のない答弁でありますが、開戦を判断した当事者が間違いだったと述べているのに、いまだに総理は誤りを認められない。結局、アメリカには物が言えないということだというのを強く指摘しまして、私の質問を終わります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  午後は、ブッシュ大統領のイラク新政策に関する政府の認識について聞いていきます。  昨年の十一月の中間選挙で共和党が敗北し、ラムズフェルド国防長官、ボルトン国連大使らが辞任に追い込まれたわけですが、こうした中で、ベーカー元米国務長官ら超...全文を見る
○赤嶺委員 官房長官は……(塩崎国務大臣「どっち、僕の話、総理の話ですか」と呼ぶ)いやいや、総理は支持を表明するに至ったと、政府として検討されたと思うんですが、また官房長官は検討するとおっしゃっていたんですが、どういう検討をしてこういう支持表明に至ったかということです。
○赤嶺委員 イラク研究グループが段階的撤退を表明し、その後ブッシュ大統領が全く違う方向の増派政策を打ち出した、その間に、日本政府としてまた今回ブッシュ大統領の立場を支持した、どんな慎重な検討が行われているのかということを詳細に知りたかったわけですが、総合的にというまさに一言でお片...全文を見る
○赤嶺委員 日本政府は何か御意見をお持ちじゃないですか。
○赤嶺委員 ちょっとかみ合わないので、午前と午後の質問なので、ちょっとそれは移りますけれども、いわば部隊の数が少なかったというのは、例えばブッシュ大統領は演説の中で、これまでの作戦と何が違うのかという点について、ある地域でテロリストを排除しても、別の地域に移動した後、排除したはず...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、外務大臣、ブッシュの新政策を支持してイラクが安定するという見通しはお持ちなんですか。
○赤嶺委員 見通しはないということですね。
○赤嶺委員 何か、始めるときは、これでイラクに平和と安定をもたらすとか、イラク国民はアメリカ軍を歓迎するであろうとか、自由と民主主義の国をつくるんだという見通しらしきものをアメリカ的に語っていたわけですけれども、同盟国ということを自負している日本が、今のブッシュ新政策、どのぐらい...全文を見る
○赤嶺委員 ブッシュ大統領があと数カ月と言っているから事態の推移を見ようということかもしれませんけれども、私はやはり、そういうイラクの問題について日本政府として主体的に検討した跡が見られないし、説明が聞かれないことは本当に残念であります。そうは言いながら、結局、イラクでは武装勢力...全文を見る
○赤嶺委員 今、経緯の説明があったわけですが、イラクの国内では、検問所を通らないと外に出ることもできないのでは、これは収容所と同じだと。マリキ首相も、我々が拒否するほかの壁によく似ており、悪影響を懸念していると述べて、建設中止を求めております。外務大臣はこうした壁の建設についてど...全文を見る
○赤嶺委員 軍事力が足りなければ防護壁と、軍事的手段では事態は本当に解決をしないんだというのも指摘しておきたいと思います。  最後に、官房長官にお聞きします。  総理は、内閣の使命として、憲法を頂点とした戦後レジームからの脱却を挙げています。しかし、戦後の日本にはもう一つの体...全文を見る
○赤嶺委員 もう最後ですが、安保体制のもとで日本は米国に基地を提供し、そして、ベトナム戦争やイラク戦争の出撃基地になってきました。これ自身が、憲法とのせめぎ合いであります。同時に、今、基地の提供にとどまらず、自衛隊が海外に出かけて直接の支援活動を行おう、集団的自衛権の見直しとか九...全文を見る
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、イラク特措法延長案に反対の討論を行います。  まず、自衛隊のイラク派兵という憲法にかかわる重大法案を、わずか五日間の委員会審議で、延長の根拠があらゆる面で崩れているにもかかわらず、本日、質疑を打ち切り、採決を強行しようとする政府・与党に対...全文を見る
05月15日第166回国会 衆議院 安全保障委員会 第9号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは五月十五日、沖縄が本土に復帰して三十五周年記念であります。県民の復帰にかけた願いは、基地のない平和で豊かな沖縄ということです。県内の二つの新聞が、復帰三十五年県民世論調査を実施いたしました。その中で、基地問題について、沖縄タイム...全文を見る
○赤嶺委員 お二人の答弁を聞きながら、やはり沖縄県民への思い、配慮が尽くされていないなという気がいたしました。もちろん、どこの地域でも、基地に賛成か反対かと言われたら、反対が多いに決まっているという程度の問題じゃないんですよ、沖縄県は。  一九五二年四月二十八日にサンフランシス...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、聞かれたことに答えてください。いわば環境調査を皆さんがやるに当たって、配慮事項なるものが沖縄県から寄せられている。それは十五項目あります。その十五項目について、環境調査をやる上での配慮事項、どんな配慮をしているか、回答をするんですか。
○赤嶺委員 それを守っているというのであれば、ちゃんと回答して、公表すべきなんですよ。  環境調査をやるのが何が悪いと言いますけれども、今、環境の調査のあり方そのものまで住民からちゃんと意見を聞かないと、できないような仕組みになっているわけでしょう。その仕組みを省略してやるから...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、誤解しておられます。私がさっき言った回答書というのは、環境アセスの手続の中での回答書じゃないんです。  施設庁長官、答えてくれますか。  いわば現地技術調査のときに、現地技術調査というのは環境アセスの手続に入る前ですよ、そのときに、やはり現地技術調査をやりた...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、回答をするしないについては触れませんでしたけれども、回答をする必要はないということなんですか。
○赤嶺委員 あれだけの豊かな海に、調査の方法を誤ったら、環境に対する影響が出て、環境そのものを劣化させる、そういう不安、心配が環境の専門家から出ているわけですよ。本当に、防衛施設局は調査の中身について一切明らかにしないで、そして環境に悪い影響を与えることがないかどうか。  例え...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、ここでも事実の誤認があります。単管やぐらから引きずりおろすようなことはやっておりません。単管やぐらから引きずりおろされた人々はいますけれども、政府関係者は単管やぐらに上っていませんから。逆に、上っている人を引きずりおろしたのは政府の側ですから、これは逆なんですよ...全文を見る
○赤嶺委員 着床板に産卵させて、それを引き揚げたらサンゴの赤ちゃんが失われるというのはもうはっきりしているんですよ。今回の調査なんです。  それで、時間がありませんので別のことで聞きますが、今回の事前調査を支援するために、海上自衛隊の掃海母艦「ぶんご」が海自横須賀基地を出港した...全文を見る
○赤嶺委員 久間大臣は記者会見でこの問題にかかわって、警護などは考えていない、事前調査は民間にお願いしている、それで十分にやれると発言されているわけですね。一方で、使わないと言って何かのときにちょっとでも使ったら、使ったじゃないかと言われますし、そういうことが実際に一〇〇%ないか...全文を見る
○赤嶺委員 自衛艦まで押し寄せた環境調査というのは、これは本当にどんな実態なのか。二十七年間の米軍の占領支配の苦しみをわからないということを冒頭申し上げましたけれども、やはりそういうことを本当に県民に対してやるのかという思いであります。  もう一問あります。  きょうの地元紙...全文を見る
○赤嶺委員 ぜひ、そういうことを、総領事が地方自治体に出かけて打診したのかどうかという事実関係の調査も含めて要求して、また後に質問したいと思います。  きょうはこれで終わります。
05月15日第166回国会 衆議院 本会議 第30号
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○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、イラク特措法延長案に反対の討論を行います。(拍手)  第一に、イラク戦争がうそで始められた国連憲章違反の侵略戦争であることは、今や明白です。  戦争の最大の根拠とされた大量破壊兵器がイラクに存在しなかったことは、既に確定したのでありま...全文を見る
05月17日第166回国会 衆議院 安全保障委員会 第10号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、参考人の皆さん、大変長い時間、本当に貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。  国の安全保障政策については、それぞれのお立場の違いはあろうかと思いますけれども、現実に基地を抱える自治体の市長さんとして、いろいろ...全文を見る
○赤嶺委員 次に、井原市長にお伺いいたします。  実は、私、伊波市長と同じ沖縄県の出身でありまして、米軍基地のそばで育ち、基地の苦しみというのをいろいろ体験してまいりました。  今回の米軍再編の全体の中でも、私は各地で申し上げているんですけれども、一番象徴的なのは、やはり岩国...全文を見る
○赤嶺委員 最後に、伊波市長にお伺いいたします。  先ほどの与党の方の質問も聞きながら、国の安全保障だ、沖縄はもっとそこを自覚して米軍基地の現状を受け入れるべきではないか、北朝鮮があるぞ、中国の軍事的脅威が広がっているぞというお話がありましたけれども、沖縄県民として、銃剣とブル...全文を見る
○赤嶺委員 大変ありがとうございました。  もう時間になりましたけれども、三名の市長さんが、また民意を大切にされて、国との関係でもしっかり市民の声が通っていくような地方自治体、大変な御苦労をしていることをきょう実感いたしましたが、私たちもその立場を委員会の場から応援していきたい...全文を見る
05月18日第166回国会 衆議院 安全保障委員会 第11号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  今出されております防衛二法改正案は、防衛施設庁の解体、そして防衛省への統合、この中身を持っています。  ところで、その防衛施設庁と防衛省、二つの役所の関係がどういうものであるか、これを示す出来事がけさ起こっております。私、実態に即しま...全文を見る
○赤嶺委員 県知事と名護市長が賛成しているから県民の多数は反対していないとでも言わんばかりの施設庁長官の答弁でありましたが、この間、五月十五日に私が大臣に示しましたように、県民の圧倒的多数は、どんな世論調査でも名護の新基地建設は反対である。しかも、皆さんがやっているのは、環境アセ...全文を見る
○赤嶺委員 「ぶんご」は、今どこにいるんですか。
○赤嶺委員 まさに、朝早く「ぶんご」から潜水士がキャンプ・シュワブに出ていったというようなことになっているわけですね。  今回の自衛隊の行動の法的根拠について聞きますが、これは何ですか。
○赤嶺委員 防衛施設庁と防衛省は、今出されている法律でいくと同じ役所になるわけですね。これを官庁の間の協力という説明ができるんですか。
○赤嶺委員 そうすると、今回は、どこからどこへの協力だということですか。
○赤嶺委員 そうすると、防衛施設庁が委託した民間の業者は、莫大な予算を使って能力のない人に委託したんですか、その業務を自衛隊に応援させようというわけですか、そんなことできるんですか。
○赤嶺委員 この民間業者ができないとだれが判断したんですか。
○赤嶺委員 それで、民間業者からはできないという話があったんですか。
○赤嶺委員 官庁間協力というのは、どういう手続を経て、だれからだれに要請が行われるんですか、今回の場合。
○赤嶺委員 「ぶんご」に出動命令を出したのは、だれですか。そして、いつですか。
○赤嶺委員 ちょうどその五月十一日に、私、イラク特別委員会で大臣に質問をしているんですけれども、そのときには、この命令を出したとも言っていない。そのときの答弁はこうですよ。自衛隊がキャンプ・シュワブに出動することがあり得るのかどうかをただしたわけですが、それはないことはないですね...全文を見る
○赤嶺委員 久間大臣は、だれに対して命令を出したんですか。
○赤嶺委員 具体的な命令というのはだれが出すんですか。
○赤嶺委員 「ぶんご」は、キャンプ・シュワブの地形やら海域やら、そういう問題について調査を事前にしていたんですか。
○赤嶺委員 運用の実態についての説明責任が今まさに求められているんですよ、大臣。そういうような、大体、環境調査自身が公開のもとで行われるべきものを秘密裏にやって、そして運用の具体的な中身についても国会に対しても説明しないというのは、私は許されないことだと思います。  それで、久...全文を見る
○赤嶺委員 現場で行われているのは妨害活動ではないんですよ。非暴力の、政府の法律も無視した乱暴なやり方に対する堂々たる抗議の闘いなんですよ。妨害活動でも何でもないんです。ですから、あの人たちに、辺野古に集まっている人たちに聞いてみてください。私たちは非暴力で抗議活動を頑張るんだ、...全文を見る
○赤嶺委員 やぐらをあの海に無法に建てたのが政府なんですよ、環境アセスなどもやらないで。そして、やぐらの上で抗議活動をしていたのは住民ですよ。それを引きずりおろしたのは政府の側なんです。逆のことを言わぬでください。何度もそれは指摘しておりますから。  それで、いわば今回は警護活...全文を見る
○赤嶺委員 この警護活動というのは、どういう場合に自衛隊はできるんですか。
○赤嶺委員 米軍基地に反対する住民の非暴力の闘いというのは、その警備の対象になるんですか。
○赤嶺委員 テロリストがいるとか、あるいはいろいろな場合というのを想定しての厳しい要件があるわけですが、しかし、軍艦を沖縄に派遣するというのは穏やかならないですよね。きのうは、その軍艦の掃海ヘリが旋回をしていたんですよ。掃海ヘリは何をしていたんですか。
○赤嶺委員 掃海ヘリが飛んでいた、何しに行くんですか、辺野古の海に掃海ヘリが。本来任務ですか。支障がない範囲でといって、まさに威嚇そのものですよ。  私、久間大臣に申し上げたいんですが、一九九七年だったと思いますが、名護市の住民投票がありました。名護市のことは名護市民が決めると...全文を見る
○赤嶺委員 まさに新しくつくられる自衛隊の指揮通信システム隊ですか、これはどういう部隊ですか。そして、どういう範囲まで、通信分野に限らず、どこまでこういう統合部隊をつくっていくお考えですか。
○赤嶺委員 このシステム隊の扱う情報、どういう情報を扱うんですか。そして、米軍との関係はどうなりますか。
○赤嶺委員 この続きはまた次回にやりますが、久間大臣、今回の暴挙は新たな県民の怒りを呼んでおります。そういう怒りを広げることにしかならなかった、久間大臣が県民に頭越しの態度をとればとるほどその反撃が強まっていく、私たちも全力で基地をつくらせないために頑張るということを申し上げまし...全文を見る
05月24日第166回国会 衆議院 安全保障委員会 第12号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  法案について聞いていきますけれども、今回の防衛二法改正案、これは、三月末に発足した中央即応集団の司令部のもとに置かれる中央即応連隊の新編、そして、海上自衛隊の体制の見直し、陸海空三自衛隊の常設の共同部隊の設置、防衛施設庁の解体、防衛本省...全文を見る
○赤嶺委員 そこで、ことしの一月十一日付の朝雲新聞を見ますと、「宇都宮駐屯地では昨年、中央即応集団の隷下部隊となる「中央即応連隊準備室」が発足し、現在、即応連隊新編に向けての準備が進められている。」「準備室では現在、最初の要員となる隊員の募集・人選を行っており、全国にやる気と能力...全文を見る
○赤嶺委員 一月十一日付の朝雲に写真入りで準備室というのが出ているんですよ。これは、架空の写真だとは思えないんですが。  ちょっと説明していただけませんでしょうか。
○赤嶺委員 いや、新聞に写真入りで出ているんですよ。通告もしているはずですが。  大臣、中央即応連隊の準備室ができたということが一月十一日付の朝雲新聞に出ていて、そして隊員も募集しているというのがあるんですが、これはどういうことでしょうか。
○赤嶺委員 当然方向として向かっているといって、国会で通らないうちに向かえるんですか、法律もできないうちに。
○赤嶺委員 その準備室ができたという報道があるわけですよ。政府が決めたら何でもやっていいんですか、法律が通る前に。
○赤嶺委員 隊員を募集しているわけですよ、即応連隊の。そういうこともできるんですか。予算はどこから出るんですか。法的な根拠は何ですか。
○赤嶺委員 これは一月ですからね。予算も通っていないわけですよ。もちろん法律も出されていないわけですよ。こういう時期に隊員募集など、準備室という看板をかけるのはやはり不適切だったということになりませんか。
○赤嶺委員 こんなことをされて、法律も通らないうちに現場が隊員募集だの準備室だの看板を掲げて、それが不適切であるかどうかも明確にしないで法律を通してくださいと言って、そんな後追いなんかできないじゃないですか。国会の審議は、皆さん、防衛庁が防衛省に昇格してもシビリアンコントロールは...全文を見る
○赤嶺委員 法案の出ていない一月だから私は問題にしているんですよ。これは一月ですよ。一月十一日付の朝雲新聞ですよ。そういう認識も整理しないで、今さらけしからぬと言われても、これはおかしいと。だったら、国会で何を審議するんですか。政府が決めたらすぐこういうことを出して、対外的に発表...全文を見る
○赤嶺委員 事実なのかって、朝雲新聞ですからね。それで通告もしてやっていますからね。  次の質問に移っていきますけれども、私は、これはシビリアンコントロールに大いに疑いあり、言っていることが信じられないと思います。そして、そのことについてのきちんとした調査と、どういうことであっ...全文を見る
○赤嶺委員 この中身についてもうちょっと聞いていきますが、報道によりますと、都市部での市街地戦闘を想定し、各普通科中隊に狙撃班をつくる、こうなっています。なぜそういう狙撃班とかといったようなものが必要なんですか。市街地戦闘を想定した、そういう前例があるんですか。
○赤嶺委員 市街地戦闘というのは何を想定しているんですか。国内でのことを想定しているんですか。
○赤嶺委員 なかなか想定しにくい状態なんですけれども、それでは、中央即応連隊を新編するに当たって、どんな装備を導入しようとしているんですか。
○赤嶺委員 そのほかに特徴的なものはありませんか。
○赤嶺委員 これも、今回の法案を検討するに当たって朝雲新聞をめくってみたんです。そうしたら、二月十五日付に、「活動に必要な被服九百組を調達、中央即応集団等に一括保管する。 また、航空機も海外向けに改造。CH47JA輸送ヘリは砂塵などの環境下でも運航できるようにエンジンに防塵フィル...全文を見る
○赤嶺委員 先ほどの準備室の話は、今大臣がそうじゃないかなというぐあいに言われても、どうであるかということを明確にして、委員長、理事会への報告を、その経過、それを理事会にちゃんと報告していただきたい、そのことを求めたいと思います。
○赤嶺委員 それで、中央即応集団のパンフレットをいただきました。その最後のページに中央即応集団のシンボルマークが載っています。世界の五大陸が描かれているんですね。説明を読みますと、司令官、これは三つの桜のマークがあるんですが、「司令官の下、日の丸を背負い、全世界規模で活躍するCR...全文を見る
○赤嶺委員 統合運用される場合には、中央即応集団がやはり司令部の役割を担うというアピールだということですね。
○赤嶺委員 中央即応集団が統合運用して、日の丸を背負って全世界規模で活躍する、こういうマーク。パンフレットの裏に書いているんです、「司令官(三つの桜)の下、日の丸を背負い、全世界規模で活躍するCRFを表しています。 CRFの紫の影は陸海空自衛隊の統合運用を表しています。」と。 ...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
○赤嶺委員 きょうの質問通告は防衛省であります。  私は、キャンプ・シュワブ沿岸域における環境調査、先ほどの辻元議員の質問に続いて質問を行います。  防衛省は、二十日、サンゴの産卵状況を調べる着床具の設置を終了し、今後も、それ以外の調査機具の設置を継続する方針であります。今回...全文を見る
○赤嶺委員 海上での示威活動、デモ活動は、憲法で保障された権利であるわけですよ。  それで、今回、現場海域で行われたのは、防衛省による基地建設、それから環境アセス法も無視した調査強行に抗議をして行われたんです。非暴力の平和的な抗議活動であります。  海上保安庁は巡視船を現場に...全文を見る
○赤嶺委員 今回の海上保安庁の活動というのは、防衛施設庁の要請による活動ですか。
○赤嶺委員 防衛施設庁の要請に基づいて警備活動に当たったわけではないということですよね。  それで、抗議活動を通じて、何らかの逮捕事例あるいは犯罪行為、これが確認された事実はありましたか。
○赤嶺委員 犯罪行為やそういう逮捕事例もなかった。まさに、憲法に基づく正々堂々とした抗議活動であったわけです。  今回のように、数隻のカヌーが海上で抗議活動を行うという場合に、海上保安庁では手に負えなくなり、自衛隊に協力を要請するという事態が想定されるんですか。
○赤嶺委員 海上保安庁が一義的に担うもの。  そして、海上保安庁としても、不測の事態に備えて医療態勢も整えていたと聞いておりますが、具体的にどんな態勢をとっていたんですか。
○赤嶺委員 海上保安庁は万全の態勢をとっていた。  防衛大臣、三年前にもいろいろな行動が行われましたが、やはり今回と同じような対応なんです。憲法に基づく正々堂々たる抗議活動。そして、皆さんの、法律を無視した基地建設の暴挙、これに対する県民の抗議行動が今回の行動であります。  ...全文を見る
○赤嶺委員 自衛隊法上の根拠がないということであれば、今回の行動は違法な行動ということになりませんか。
○赤嶺委員 そうしますと、防衛省設置法の所掌事務が今挙げられたわけですが、具体的に、今回の自衛隊の行動は防衛省設置法のどの条項を根拠としているんですか。
○赤嶺委員 四条十九号というのは、駐留軍の施設提供などのときの防衛施設庁の所掌事務ですよね。私が聞いたのは、自衛隊も、今回の行動、所掌事務の中に明記されているというので、その何条ですかと。いわゆる防衛省設置法の所掌事務のどの条項なんですか。さっきのは施設庁の条項でしょう。
○赤嶺委員 自衛隊法上の根拠もない、そして防衛省設置法の所掌事務の中にも自衛隊を動かす根拠はない。いわば自衛隊は実力組織ですよ。実力組織であるから、これを動かす場合には、法律に基づいて、慎重の上にも慎重にというのがこれまでの政府の態度ではありませんでしたか。自衛隊法に基づかないで...全文を見る
○赤嶺委員 防衛省設置法の中でも自衛隊について規定されて、自衛隊の任務、自衛隊の部隊及び機関の組織及び編成、自衛隊に関する指揮監督、自衛隊の行動及び権限などについては、自衛隊法の定めるところによると明記されているわけですよ。自衛隊法に定めのない行動に出した。その唯一の言いわけ、弁...全文を見る
○赤嶺委員 それは、明文化されて、文書になっているんですか。
○赤嶺委員 文書にもされていないようでありますけれども、辺野古への基地建設が公共性を持つものであるかどうか、これは、私は大いに疑問であり、反対でありますが、まず、今はこの議論をおいたとして、なぜ今回の自衛隊の行動が非代替性あるいは緊急性を満たす活動なのか、この点から考えても全くは...全文を見る
○赤嶺委員 北原長官、聞かれたことにちゃんと答えてください。  民間業者からは、自分たちの手に負えない、間に合わない、海上自衛隊頼むという要請があったんですか。その点、きちんと答えてください。あったかなかったかでいいですよ。
○赤嶺委員 民間業者からはなかったんですね。
○赤嶺委員 民間業者からはなかったようであります。民間業者が間に合わないと言っていたわけではないんですね。  そうすると、地元でそういう基地建設に携わっている那覇防衛施設局からは、皆さんのところに、このままでは大変だ、間に合わなくなる、こういう要請があったんですか。
○赤嶺委員 一体となって仕事をやっているから答えていただきたいんですが、那覇防衛施設局からはあったんですか、なかったんですか。
○赤嶺委員 違う説明をしたって御理解できないんですよ。  那覇防衛施設局からあなた方に、もう私たちはこの現場は責任を負えない、防衛大臣が言うように乱暴者もたくさんいるというようなことがあったんですか、なかったんですか。要請があったんですか、なかったんですか。このことを答えてくだ...全文を見る
○赤嶺委員 責任者がやったことだというのをおのずから語っているようなものですから、それでは、責任者が判断したわけですね。
○赤嶺委員 これは重大なことですよ。だって、代替性があるかないか、もう本当に海上自衛隊を出さなきゃいけないような、現場がそういう状況になっているか。民間業者もそう考えていない、那覇防衛施設局もそう考えていない。結局、トップだけがそう考えていたということになるじゃないですか。三年前...全文を見る
○赤嶺委員 長官、大規模に破壊したとは考えていないという答弁で事は済みませんよ。大規模に破壊したかどうか、破壊していないという証拠をきちんとあなた方が県民にも国民にも示す必要があるんですよ。あなた方が着床具を設置した場所についてサンゴを破壊したかしなかったか、きちんと現場の写真も...全文を見る
○赤嶺委員 調査機具を引き抜くという話は、私は初めてです。大臣から初めて聞きました。地元の人といろいろ交流をしておりますが、そんな発言をする人なんかいませんよ。手順を踏んで調査したと言っておりましたけれども、手順は、まず大臣、今回のは環境アセスじゃないんですよ。環境アセスを踏みに...全文を見る
○赤嶺委員 この配慮事項に定められている、調査の具体的な調査工程、調査期間、調査時期、調査機器設置方法、環境配慮の内容、これについて決定し次第、県に報告することとなっております。県に報告はしたんですか。
○赤嶺委員 結局、やっていないということなんです。  皆さんは、自衛隊法の根拠なく掃海母艦を出し、そして官庁間協力の根拠なく自衛隊を出していった。まさに恣意的な、法律を守るべき政府が自衛隊の発動に当たって法律に依拠しなかったという点で重大問題であります。潜水士だけじゃないんです...全文を見る
○赤嶺委員 はい。今、私、ここに写真を持ってきましたが、これは母艦の掃海ヘリです。旋回訓練もしています。まさに軍事的に県民を威圧したということを強く、直ちに中止すべきだということも申し上げて、質問を終わります。      ————◇—————
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、防衛省設置法、自衛隊法一部改正案に反対の討論を行います。  本法案は、従来の防衛省・自衛隊の体制を大きく変更するものですが、これは、アメリカが世界で進める米軍再編方針に沿って、米軍と自衛隊の軍事一体化を推し進めるものにほかなりません。 ...全文を見る
06月18日第166回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  今の教科書問題について、私、感想を申し上げれば、既に大臣も、それから先ほどの審議官も、今回の検定結果、沖縄県民の感情を逆なでする結果になっているということをお認めですから、教科書の記述を八月までに改めるということをぜひとも私はや...全文を見る
○赤嶺委員 これは一件にとどまった、しかし離島、僻地等の医療の問題というのは大変重要だというお話だったわけですが、厚生労働として、今後、その問題をどのようにしていくつもりですか。
○赤嶺委員 引き続き検討ということなんですが、それで、内閣府に伺いますけれども、離島の問題というのは、突き詰めて言えば海によって隔てられているというところに尽きるわけですが、今、沖縄県で人の住んでいる離島、いわば有人離島は幾つありますか。
○赤嶺委員 その中で、自分の島でお産ができるという島は幾つですか。
○赤嶺委員 いわば、宮古から池間島、来間島に橋がかかっているから、そこは分娩できる施設で、離島とは言えないという見解でしょうけれども、いずれにしても、今宮古と八重山と久米島ぐらいなんですよね。内閣府の説明でいっても、残りの三十三の島は、結局、お産のために島を離れて出産に臨むという...全文を見る
○赤嶺委員 離島の場合には、同じように、子供が高校進学する場合、島に高等学校がない、そして高等学校のある島に行かなきゃいけない。これはまた、お産よりも大変悪条件があるわけです。  ぜひ、そういう高校進学の問題とあわせて、いわば後期展望の中に位置づけられてはいても、三十五年間なか...全文を見る
○赤嶺委員 審議官の答弁は、「あくまでもアメリカが運用上の都合によりまして与那国島に寄港したいということでございます。」ですから、「その機会を利用して友好親善、休養を図りたいということでございます。」ということで、だから友好親善、休養は運用の機会に行いたい、そういうことですよね。...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、米軍の運用上の都合というのは具体的に何を指しているんですか。
○赤嶺委員 日米安保条約の目的達成のために、沖縄県は、県土の、本島の面積の二〇%も米軍基地の提供を余儀なくされているというような事情があるわけですが、その上にさらに、日米安保条約の目的の達成のためと言われて、離島のそういう小さな港まで米軍の艦船が行くということになってくると、これ...全文を見る
○赤嶺委員 詳細については承知していない。例えば物資の補給、燃料の補給、水の補給というのは、ただでさえ物資の確保や燃料の確保や水の確保で苦労している、そういう離島の港に米軍の艦船が入っていく。そして中身は知らされない。とにかく安保条約の目的達成のためなんだということで、民間の港湾...全文を見る
○赤嶺委員 それじゃ、日本政府として、そういうことは絶対ないよというぐあいに断言できますか。
○赤嶺委員 非常に納得のいかない説明だと思うんですよね。港湾管理者である沖縄県も、そして米軍が友好親善をしたいという相手方の与那国町も寄港には反対をしているわけです。  自治体が明確に反対している、にもかかわらず米軍艦船が入港した、こういう事例、外務大臣、ほかにありますか。
○赤嶺委員 いや、急な御質問と言われても困りますよ。この与那国の艦船の入港についての質問の通告はやっていますから。もし大臣が確たる認識がないのであれば、北米局長、そういう事例があるんですか。
○赤嶺委員 港湾への入港について管理者が、そして当該自治体が嫌だと言っている。米側の方は、町長に対して、町長の自宅でパーティーまで開いてほしいと言ってきたそうですね。何で歓迎もしていないのにパーティーまで用意しなきゃいけないのか、こういう思いですよ。  そもそも私は、これだけ基...全文を見る
○赤嶺委員 静かに外交で、話し合いで解決してほしいというのが住民の願いですから、こういうのは断じて受け入れられないということを申し上げまして、質問を終わります。
10月11日第168回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、沖縄戦に係る教科書検定問題、そして、時間が許せばテロ特措法の問題、質問をしていきたいと思います。  九月二十九日に、沖縄で教科書検定意見撤回の県民大会が開かれました。総理もごらんになっていると思いますが、十一万人余が集まった...全文を見る
○赤嶺委員 集会に集まった方々の思いを重く受けとめるということでありましたけれども、県民の思いは、ここで出された総意は、教科書検定意見の撤回、それと記述の回復であります。この点はいかがですか。
○赤嶺委員 ですから、文科大臣、厳正、中立公平に検討して、沖縄県民の検定意見の撤回、それから記述の回復、この点はどうなさるんですか。
○赤嶺委員 文科大臣は、教科書会社からの訂正申請を受けて、教科書検定調査審議会を開いてとおっしゃっているわけですけれども、その場合に、三月に既に教科書検定意見がつけられているわけですよね。沖縄戦の実態について誤解するおそれがある、こういう意見がつけられたわけですから、訂正申請が出...全文を見る
○赤嶺委員 三月の意見は撤回しないというわけですね。公正中立、専門的、学術的に検討をした、そういうお話を繰り返しているわけですが、それでは、今回の検定意見に至る経過について聞いていきたいと思います。  これまで二十年間、沖縄戦というのは、集団自決について、軍の強制的関与は教科書...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、局長、聞きますが、申請本の中に、隊長の命令によって集団自決に追い込まれた、このように記述しているものがありますか。一カ所でもありますか。
○赤嶺委員 局長、県民をごまかすのもいいかげんにしなさいよ。私は、教科書の中に、隊長命令によって集団自決に追い込まれたという記述があるかと聞いたんですよ。ないんですよ、一カ所も。ないけれども、あなた方は勝手に意見をつけたんですよ。  私、ここに、これは私の事務所あてに、文部科学...全文を見る
○赤嶺委員 それは、文部科学省が全体として承認したわけですね。文部科学省ぐるみでこういう調査意見書をつくった、教科書の書きかえを行う意見書をつくったという認識でいいわけですね。
○赤嶺委員 教科書調査官が中立公平、学問的に厳正にということでありました。  私の事務所に送られた文書も、この調査意見書というのは、審議会に審議のために提出をされる、それで審議に基づいて検定意見書になる、今の局長と同じような答弁が出ておりますが、今度の場合は二十年ぶりに書きかえ...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、専門的、学術的議論があったのかどうか確認しておられないんですか、大臣は。
○赤嶺委員 大臣も審議会の議論に疑義を持っておられるわけですね。学術的、専門的な議論はなかったんですよ。なかったんですよ、これは。ただ審議会に検定意見書を諮った、諮ったけれども何の意見も出なかったんです。  審議会というのは大きな組織ですからね。ただし、社会科、日本史については...全文を見る
○赤嶺委員 意見の中身がもしあるというなら、おっしゃってください。調査意見書を審議にかけただけというなら、そうおっしゃってください。意見が出た、小委員会や部会でもちゃんと専門的、学術的な沖縄戦に関する意見が出たんですね。どんな意見が出たんですか。
○赤嶺委員 質問に答えていらっしゃらないんです。  私が聞いているのは、検定調査官が意見書をつくりました。その意見書は、審議会に諮られると局長が答弁いたしました、学術的、専門的検討を経ると言われました。では、学術的、専門的検討を経る審議会やあるいは部会や日本史小委員会で、沖縄戦...全文を見る
○赤嶺委員 検定調査官というのは文部省の職員ですよね。職員がつくった原案に、学術研究者の集まりである審議会や部会でも何も意見が出なかったというのが、私、これは信じられないですね。二十年間同じような記述を経てきたけれども、ことし急に変わった、学術研究者を集めても意見が出ない。  ...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、いなかったんですよね。沖縄戦の専門家はいなかったけれども、局長は、意見も出なかったけれども、学術的、専門的審議が行われた、こういう認識を持っていると言うんですよ。おかしいんじゃないですか。おかしいですよ、これは。  きょうの沖縄地元の新聞に、教科書検定調査審議...全文を見る
○赤嶺委員 専門委員からの事前の意見も寄せられなかったんですよ。  今回の教科書検定意見というのは、文部省の一職員が自分の考えで意見をつくって、手続はとったといいながら、学術的にも専門的にも、肝心の沖縄戦を体験した沖縄県民の検証に全くたえられない意見なんですよ。検証にたえられな...全文を見る
○赤嶺委員 総理、きょうは私はテロ特措法もやる予定でありました。外務大臣やそれから防衛大臣には大変失礼なことをしております。  これは「沖縄戦と民衆」という本です。実は、文部科学省の調査官が、この本こそ誤解を受けるおそれがある証拠だといって根拠に挙げた本なんですよ。著者は怒って...全文を見る
○赤嶺委員 もう時間がないですから終わりますけれども、文科大臣、教科書検定意見の撤回を求める、記述の回復を求めるのは政治の介入ではありません。真実を回復してくれという、やむにやまれない県民の要求です。そういう要求を聞き入れない、文部科学省が勝手につくったそういう検定意見に固執する...全文を見る
10月19日第168回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  私は、きょうは、米軍再編の問題について、昨日の大臣の所信にかかわって聞いていきたいと思います。  米軍再編のその問題の中核は沖縄の基地問題ですが、その沖縄では今、沖縄戦の歴史教科書の検定意見、沖縄戦の真相がゆがめられたといって県民の怒...全文を見る
○赤嶺委員 今、政府があの沖縄戦で何をやっていたか検証しなければならないというお話でありました。  実は、当時政府の代表として沖縄に調査に行っておられたのが高村外務大臣のお父様ですというのは紹介させていただきましたが、その高村さんが当時沖縄で何を見てきたか、「細川日記」の中に詳...全文を見る
○赤嶺委員 私は、外務大臣の所信表明が沖縄の問題を正確についているということは申し上げませんけれども、いろいろな問題点がありますが、それでも沖縄という文字は米軍再編の中で出てくるんですが、石破大臣の所信の中には出てこないんです。ただ、今、米軍再編の中で沖縄の問題も考えていくとおっ...全文を見る
○赤嶺委員 パラシュート降下訓練というのは、米側の目的が何であれ、沖縄県民にとって大変危険な訓練であるわけです。現に、この降下訓練が行われている伊江島では、物資投下訓練も行われ、コンクリートの塊が落ちてくるような事故、あるいは兵士が畑に落ちてくるような事故、そういうのも繰り返され...全文を見る
○赤嶺委員 嘉手納の負担軽減から米軍再編の話は出発したんですが、肝心の嘉手納は負担の拡大につながっている現状、高村外務大臣は御説明できませんでした。  それで、辺野古の問題ですが、その辺野古の問題についても、いわば沖縄県や地元名護市からはいまだに同意を得ていない状況にあるわけで...全文を見る
○赤嶺委員 なぜ理解が得られないか、答弁が不能なようであります。沖縄県民の方が米軍の基地の運用がどういうものであるか体験的に知っている……(発言する者あり)これが、今、最後の質問になります。辺野古の滑走路をV字形にして、住宅地上空を飛ばないと説明してもだれも信用しないわけです。
○赤嶺委員 はい。答弁者が出てくるのが非常に遅いものですから、その分の質問を簡潔にしたいと思います。  米軍は繰り返し、住宅地上空を飛ばないという約束はできないと言ってまいりました。久間元大臣も、緊急時の場合の双方向着陸に言及し、上空を飛行することもあり得ると私の質問に対して述...全文を見る
○赤嶺委員 結局、パラシュート降下訓練もSACOで合意したけれども、いずれは破られる。それからV字形も、住宅地上空を飛ばないとしたけれども破られる。
○赤嶺委員 米軍の運用というのはそういうものだ、これが合意を得られないことになっているんだということを指摘して、私の質問を終わります。
10月23日第168回国会 衆議院 本会議 第7号
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○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表し、新テロ特措法案について質問します。(拍手)  まず、海上自衛隊の給油活動をめぐる隠ぺい問題です。  私は、二〇〇三年五月、この問題を追及しました。イラク戦争から横須賀に戻ってきた米空母キティーホークの艦長が、海上自衛隊から八十万ガロンの...全文を見る
10月29日第168回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  私は、最初に、海上自衛隊の給油の隠ぺい問題について伺います。  先ほどあなたは、米空母キティーホークの艦長が海上自衛隊から八十万ガロンの給油を受けたと発言した際、疑惑を及ぼすので、米公使にそうではないと言ってほしい、このように...全文を見る
○赤嶺委員 当時、防衛局が作成した答弁要領、あなた、先ほどお認めになりました。自衛隊の給油量が二十万ガロンであることを前提に、二月二十五日にキティーホークは不朽の自由作戦に従事中であるということを確認した、このように強調しております。けさ、その資料も見せていただきました。  そ...全文を見る
○赤嶺委員 あなたが責任者として作成をした答弁要領では、二月二十五日は不朽の自由作戦にキティーホークは従事していたといって、二十六、二十七、二十八日、何も触れていないわけであります。  今この場で少しずつそのときの状況を思い出していただきたいんですが、あなたは、そのとき、質問し...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、ちょっとそのころのお話をいたしますと、あなた方が答弁要領をつくりまして、福田当時官房長官も二十万ガロンとおっしゃり、そして石破防衛庁長官もおっしゃり、私がアメリカ側の八十万ガロンだと。二月二十八日は、不朽の自由作戦どころか、キティーホークはイラク戦争の作戦に...全文を見る
○赤嶺委員 海上自衛隊が給油を行ったのは、二〇〇三年二月、イラク開戦を前にしてアメリカがペルシャ湾周辺に百隻以上の米軍の艦船を集結させていたときであります。当時、石破防衛庁長官は、米軍艦船は複数の任務を同時に持つことはあると答弁いたしました。要するに、対アフガン任務を兼ねてさえい...全文を見る
○赤嶺委員 あれだけ、あなた防衛局長として国会で答弁したにもかかわらず、今ここに来て、あなた方が隠していた事実、これがはっきりした段階で記憶にありませんと言うのは、私は許されないことだと思いますが、時間がありませんので、次に移ります。  先ほどあなたは、山田洋行の元専務と飲食を...全文を見る
○赤嶺委員 その政治家というのも複数にわたっているわけですよね。
○赤嶺委員 その回数は何回ですか。
○赤嶺委員 それはいつごろですか。
○赤嶺委員 事務次官在職中のときだったというわけですね。
○赤嶺委員 その中に現職の大臣はおられましたか。委員長、答えさせてください。
○赤嶺委員 大臣経験者はおられたわけですね。
○赤嶺委員 それは、防衛大臣経験者あるいは防衛庁長官経験者ですか。
○赤嶺委員 防衛庁長官経験者もおられた、複数で。おっしゃいましたが、防衛大臣もおられたという理解でいいんですね。  名前は、どなたですか。
○赤嶺委員 これは答弁拒否に当たるような姿勢ではないかと思います。  持ち時間が来ましたので、質問を終了します。
10月31日第168回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、海上自衛隊の補給艦から米補給艦への給油取り違え事案について中間報告も出ております。これらについて質問をしていきたいと思います。  給油取り違えと言いますが、実際、海自の活動はどのように調整をしていくのか。ここから伺い...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、その場合に、その確認というのは、どこでどのように行われているんですか。
○赤嶺委員 運用計画についても聞いていきますが、その前に、バーレーンとタンパというお話でしたが、バーレーンは連絡官何名ですか。
○赤嶺委員 その連絡官は、自衛隊のどの部隊から派遣されているんですか。
○赤嶺委員 先ほど運用計画というお話がありましたが、そう言われても、私たち素人なものですからよくわかりませんので、ちょっと具体的に質問していきたいんですけれども、具体的な給油活動の調整であります。  いつ、どこで、どの艦船に給油してほしいという要請が来るはずです。これは、どこか...全文を見る
○赤嶺委員 その運用計画で給油するという場合に、実際に給油するかどうかというのは、だれかに判断を求めるんですか。
○赤嶺委員 自衛艦隊司令官が行う。その場合に、海幕は関係しますか。
○赤嶺委員 しかるべき報告というのは、結果報告ですか、それとも給油を行う前の報告ですか。
○赤嶺委員 給油要請を受ける場合に、受けるかどうか、これを決める基準は何ですか。
○赤嶺委員 日本の給油というのは無料なものですから、各国が欲しいと思うんですけれども、各国の給油してほしいという要請が競合した場合、その場合の調整というのはどんなふうに行うんですか。
○赤嶺委員 そうすると、第五艦隊が全体を見渡している、競合が起こらないように調整している、そういう理解でいいんですか。
○赤嶺委員 高見澤さんも近くがいいかもしれませんね、かなり細かく質問していきますので。きょうはやはり中間報告をきちんと押さえていきたいという思いがあるものですから。  それでは、テロ特措法に沿って給油されるということになるはずですが、テロ特措法の趣旨に沿って使われる、使うんです...全文を見る
○赤嶺委員 それは口頭ですか、文書ですか。
○赤嶺委員 口頭という場合には、決まり文句というか、やはりあると思うんですが、それは何か文書になっているんですか。
○赤嶺委員 いや、私が聞いているのは、バーレーンでどんな理解になっているかということではなくて、給油をする場合に、テロ特措法の目的に沿っているかどうかということを確認するとさっきおっしゃったものですから、あなた、さっき確認するとおっしゃったんですよ。一番大事なところですから、それ...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、高見澤さん、今、大事なところをあっさり言わないでください。  OEF・MIOに従事しているかどうかを見てわかりますから、それでいいんだということなんですが、何を見たらどうやってわかるんですか。
○赤嶺委員 そうすると、給油する前に相手の任務は確認しないわけですね。さっき口頭でと言ったのは、どういう意味ですか。
○赤嶺委員 要するに、給油しますよね。あなた、口頭で確認すると言った、見ればわかると言った。だけれども、実際に艦船に給油する場合に、あなた方の船の任務は何ですかと問うんですか、問わないんですか。
○赤嶺委員 キティーホークの件を思い出していただきたいんですが、それで今、私、繰り返し聞いているんですが、どうもあいまいであります。  その給油の活動について、連絡官と現場の指揮官、これは日々の活動についてどのような頻度でどのような報告が来るんですか。
○赤嶺委員 内局や防衛大臣にはどのような頻度で報告が上がりますか。
○赤嶺委員 ですから、どのような頻度で上がっているんですか。
○赤嶺委員 なかなか中間報告を読んでもわかりませんし、今細かく聞いてもまだよくわからないという感じなんですよね。  皆さんが、テロ特措法に基づいて使われているんだ、海上自衛隊の給油活動はその都度テロ特措法の趣旨に沿った活動を行う艦船であることを確認して行っている、その都度という...全文を見る
○赤嶺委員 一週間前、二週間前、想定される時期というのを今お話ししましたが、手元に資料がないということでありますので、資料を確認の上、また改めて答弁していただきたいと思います。  それで、「ときわ」がペコスに給油する、こういうことを決めたのはいつですか。
○赤嶺委員 では、「ときわ」がペコスに給油するときに自衛艦隊も知っていたということですよね。それは、命令を下したわけですから、当然知っていたということになるわけですが、その点、いかがですか。
○赤嶺委員 そうなりますと、ペコスの二月二十五日時点の任務、それは確認していたわけですか。
○赤嶺委員 それじゃ、ペコスが対アフガンの任務以外の任務、これについているかどうか、これは確認したんですか。それとも認識していたんですか。
○赤嶺委員 いや、対アフガン以外の任務にもついているかどうか、これは確認したんですか。
○赤嶺委員 命令は自衛隊の艦隊司令が下すわけですよね。命令は日本から下しているわけですよね。その際に、その都度、テロ特措法に基づいて活動していることを確認しているということをおっしゃったわけですが、アフガン以外の任務についていたかどうかは今の時点で定かじゃない、政府の認識はあいま...全文を見る
○赤嶺委員 当時の状況を確認する意向はあるわけですね。
○赤嶺委員 記録をよく捜して、提出してほしいと思います。  それで、その記録を捜すまでのことでもないんですが、当時、キティーホークへの給油が行われたのは二〇〇三年二月であります。そのときというのは、イラク開戦を前に、アメリカがペルシャ湾周辺に百隻以上の米軍艦船を集結させていたと...全文を見る
○赤嶺委員 結果としてではないんですよ。当時、そういうことになっているという指摘を私は繰り返しこの特別委員会で行ってきたんです。今から見るとというような話ではないんですよ。  そうすると、イラク戦争の準備のためにインド洋を通過する艦艇は給油の対象から除外するというようなことはし...全文を見る
○赤嶺委員 そうしますと、どんなことになっていくかといいますと、アフガンの任務を持っているのであれば、イラク戦争に向かう艦船であっても給油を認めるというのが当時の防衛庁の方針だったということになりませんか。
○赤嶺委員 何でならないんですか。  イラク戦争のOIFは起こっていなかった、それは、私は当時、サザンウオッチ作戦をやっているという指摘をしましたよ。あなた方は、インド洋を航海する船について、イラク戦争の任務ではないんだという認識に立って、給油除外、あるいは事前にイラク戦争に使...全文を見る
○赤嶺委員 結果としては、その点を考えておかなければいけなかったという結果が出ていると思うんですが。  でも、政府の今主張していることも、私解せない点があるんですよ。新しい法律では海上自衛隊の給油活動をテロ対策海上阻止活動に限定する、こういうわけですが、総理は、本会議での答弁で...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、複数の任務を持っていても要件を満たせばできるんだということになったら、限定したことにならないんじゃないですか。イラク戦争のような大規模な空爆を行っている艦船であっても、対テロ任務を同時に兼ねていれば給油できる、そういうことになるんじゃないですか。
○赤嶺委員 限定にならないわけですよ。ならないということを官房長官みずからがお認めになったと思います。  それでは、ちょっと質問させてください。
○赤嶺委員 OEF・MIOに限定していても、限定するけれども複数の任務を持っていてもできるようになっているわけですよ。そうでしょう。その点を聞いているんです。
○赤嶺委員 ですから、今回の新法でも、従前と何ら変わらないということになるわけです。官房長官は、さっき、私の発言を聞いて、法律をよく理解しているということでありましたので、認識の違いはないと思います。  それで、海自による隠ぺいの問題であります。  防衛省は、二十九日に中間報...全文を見る
○赤嶺委員 この資料一の「TO CMS」、海上幕僚長などというのは、この黒く塗りつぶされた部分ということですか。こんなのでいいんですか。
○赤嶺委員 これは、などと中間報告に書いて、石破大臣も、などというそんな表現でと説明責任にかかわっておっしゃっていたと思うんですが、私は、この問題でも、などで済まされる話じゃない。などの中身というのをちゃんと言ってください。
○赤嶺委員 非常に多いあて先全体、中間報告が説明責任を果たしていく上でも、全部出してくれますか。大臣、どうですか。
○赤嶺委員 今防衛省に求められているのは、説明責任なんです。(石破国務大臣「書いてもいいんですけれども」と呼ぶ)書いてもいいんですけれどもと言うなら書いてください。それで、出してください。いかがですか。
○赤嶺委員 委員長、これを出すように理事会に諮っていただきますようお願いします。
○赤嶺委員 電報の受領の件ですが、中間報告に書かれているのは海幕防衛部運用課、それから海幕装備部需品課になっているわけですが、それ以外にはない、そういう理解でいいですか。
○赤嶺委員 高見澤さん、私の質問は、それ以外にはないんですねということを聞いていますから、そこまで含めて答弁された方が、本当に、あなたも行ったり来たりが少なくなると思うんですよ。あなたのことを考えて言ったわけですけれども。  それで、「受領証の写しが添付された「提供実施(報告)...全文を見る
○赤嶺委員 いろいろな資料が中間報告の中に入っているんですが、まだよく理解できない点もありますので、この点を聞いていきます。  行動報告に基づいて、海幕運用課オペレーションルームでは、毎日、当直が海幕防衛部長に対する報告資料として資料三の実施記録を作成している、このようにあるわ...全文を見る
○赤嶺委員 業務用基礎資料というのはわかりやすくつくったもの。行動報告や実施記録というのは、何ですか、これは保管するためにつくったものですか。その、わかりやすくつくった集計表、これが非常にわかりにくい事態を生み出しているわけですけれども、これは何ですか。「必要に応じて更新し保存さ...全文を見る
○赤嶺委員 赤松先生の質問への答弁の訂正をやって、間違いはだれにでもあるというふうなことを今高見澤さんはおっしゃりたかったかもしれませんが、しかし、今聞いていて、おやと思ったのがあるんですよ。  つまり、行動報告というのは、幕僚長や防衛局にも報告していくものであるわけですね。業...全文を見る
○赤嶺委員 いずれにしても、対外的報告用は行動報告で、業務用基礎資料というのはお互いが仕事の流れをつかむ上で重要なことと。  この集計表の中に、九という番号と十二という番号があります。これは十二枚中の九枚目というぐあいに想像されるわけですが、十二ページのうちの九ページということ...全文を見る
○赤嶺委員 第一回目のものから五月二十二日までということなんですが、その中間報告では「五月二十二日現在の形でコンピューター内に保管されており、」とあるわけですね。  何で五月二十二日現在の形でコンピューター内に保管されているんですか。文書が最終的に更新されたのは五月二十二日とい...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、今の話はちょっとわかるような気はするんですけれども。  じゃ、この十二枚以外に同様の集計表、別の時期にもつくられている、今もつくられている、そういうことでいいんですね。
○赤嶺委員 その四十ページのものも数字は間違っているんですか。
○赤嶺委員 中間報告の中に、これは私だけでなくて読んだ方みんなが異口同音に疑問に思っているのが、集計表の「入力者を特定することはできなかった。」こうあるわけですね。なぜ特定できないんですか。聞けばすぐわかることじゃないですか。
○赤嶺委員 その幹部自衛官七名というのは、七名すべての人が入力業務に携わっていた人なんですか。
○赤嶺委員 自衛隊という組織の中で一人一人の任務が明確になっているはずのものが、調べてみたら、だれが入力したか特定できないという調査結果も、これは、ある意味、石破大臣がいつもおっしゃっている、自衛隊の真価にかかわるような問題でもないかなと私は思いますよ。特定できないということで、...全文を見る
○赤嶺委員 これもなかなか納得しにくい話ですね。燃料班長は、海幕需品課の上司、直接の上司になぜ報告しなかったんですか。
○赤嶺委員 極めて報告書としては、説明責任を果たしていない報告書だと思うんです。  ところが、非常に詳しくなってくる部分があるんですよ。それは、指摘を受けた海幕防衛課長がどういう判断で上司への報告を行わなかったかということについてだけは非常に詳しいんです、そこのページは。  ...全文を見る
○赤嶺委員 その報告書そのものには手は入れていないということなんでしょうけれども、だから疑問が起こるわけです。八十万ガロンであっても、大差は、問題は生じないと判断した。ところが、あのときの石破防衛庁長官の答弁でも、当時の福田官房長官の答弁でも、ペコスが給油された燃料は二十万ガロン...全文を見る
11月06日第168回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第9号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  私も、前回の質問に続いて、海上自衛隊の活動がどのような調整を経て行われてきたか、これについて聞きます。  三十一日の本委員会で、高見澤運用企画局長は、個別具体的な洋上補給の調整、これについて、「バーレーンに派遣をされております海上自衛...全文を見る
○赤嶺委員 運用計画、これを作成するのはだれですか。第五艦隊司令部、そういう理解でいいんですか。
○赤嶺委員 OEF・MIO、これにアメリカ以外の各国の艦船も参加しています。こうした各国艦船との調整、これはだれがどのように行うんですか。
○赤嶺委員 これも第五艦隊司令部が行うということになるわけですね。  それで、日本に提示されるのは、インド洋で活動する艦艇のすべての運用計画、これですか、あるいは補給対象艦艇の計画、これだけですか。
○赤嶺委員 インド洋にはたくさんの艦艇が展開しているわけですけれども、補給対象艦艇の計画だけということになりますと、日本は具体的に何を見ることができるのか。さっき、海域は知ることができるんですね。その艦艇の具体的な作戦行動、これまで知ることはできますか。
○赤嶺委員 海域は含まれているけれども、補給対象艦艇の行動予定、これしか日本は見ることができない。  その艦艇の作戦行動、これまで知ることができますか。
○赤嶺委員 作戦行動を知ることができる、これはこれで、この答弁、置いておきましょう。  それで、他国の補給艦に給油する場合、その補給艦がその後どの艦船に給油するか、これを知ることはできますか。
○赤嶺委員 さっき作戦行動について知ることができると言ったものですから、それまで、補給艦が補給した補給艦が次にどの艦船に補給することまで知ることができるのかなと思ったら、知らないということでありますが、空母に間接的に給油した場合に、その空母の艦載機がアフガン南部に飛んでいくのかあ...全文を見る
○赤嶺委員 だんだんあいまいな世界に入っていきますけれども、補給対象艦艇がOEF・MIOに従事しているかどうか、これは日本にとって大事な問題ということになるわけですが、どうやって確認するのかとこの間聞きましたら、高見澤局長は、「それぞれエリア的に当該艦艇がどういった任務を負ってい...全文を見る
○赤嶺委員 海域を見てということになるわけですね。  前回の質問の中で、補給対象艦が対アフガン以外の任務についているかどうかについて基本的には確認していない、こういう答弁がありました。口頭で確認する場合もある、そういう場合も説明がありましたが、あくまでも口頭で確認するというのは...全文を見る
○赤嶺委員 これまでのバーレーンの調整において、テロ特措法の趣旨に合致しないということを理由にして給油の要請を断った事例、これはありますか。
○赤嶺委員 高見澤局長、私が聞いたのは、テロ特措法の趣旨に合致しないということを理由に給油の要請を断った事例はあるのかと聞いているんですが。
○赤嶺委員 断った事例はないということであります。  では、ちょっと別の角度から、資料をきょうは配付いたしました。これはイギリス軍のホームページ、公開されているものであります。OEF・MIOの指揮系統についてまとめた図であります。  この図に沿ってちょっと聞きたいんですが、こ...全文を見る
○赤嶺委員 先ほどの、そういういろいろな調整の努力はしているんだが、テロ特措法の趣旨に合致しないことを理由に給油要請を断った事例、これは知らないということですよね。ないということから知らないということに変わっているだけの話で、それはそのように確認しておきたいんですが。  今、C...全文を見る
○赤嶺委員 第五艦隊のホームページを見ますと、OEFにかわってMSOという言葉が、文字が入っているんですが、MSO、すなわち海上治安作戦、これはどういうものでしょうか。そして、OEF・MIOとどういう関係にあるんですか。
○赤嶺委員 まさにさまざまな安全の活動。第五艦隊のホームページを見ると、MSOというのは、テロ対策を言いつつ、安全で安定した海洋環境のための条件づくり、それから、二、地域の各国によるテロの対策と安定化努力への支援という、非常に幅広い活動を挙げているわけです。  この点からいって...全文を見る
○赤嶺委員 第五艦隊司令官と三つのCTFの関係、こんなふうに図になっているわけですが、この関係、どう理解すればいいんでしょうか。
○赤嶺委員 もとにあるというのは、つまり、指揮下にあるということでいいんですね。
○赤嶺委員 そうすると、この三つのCTFというのは、第五艦隊司令官と関係なく自由勝手に行動しているわけではない、そういうことですね。
○赤嶺委員 ですから、司令官の指揮下と別に自由勝手に動くということは、これはできないわけですよね。
○赤嶺委員 政府の立場からしますと、日本が支援できるCTF、この三つのうち、どれですか。
○赤嶺委員 CTF158もテロの任務を持っているんじゃないですか。
○赤嶺委員 そうすると、CTF150、152、158、法の趣旨を実態として満たしておれば、それは給油できるということですね。
○赤嶺委員 運用上の問題はともかく、158もイラクの石油ターミナルの安全維持にプラスしてMSOの任務を持っております。ですから、法的にそういう実態を備えておればできるということなんでしょう、あなたたちの立場として。
○赤嶺委員 運用上はという答弁を繰り返していますけれども、いわばテロの任務を持っているわけですよ、ペルシャ湾北部で活動しているCTF158も、それからペルシャ湾の中部、南部で活動しているCTF152も、そしてインド洋で活動しているCTF150も。すべてMSO、これは三つのCTFに...全文を見る
○赤嶺委員 CTF158だからやっていないんですか。それとも、それがMSOの任務を持つと、あなた方の説明で、複数の任務を持つことはあり得ると言ってきたじゃないですか。いかがですか。
○赤嶺委員 法律上可能な話が運用上やっていない、こう説明されても、委員長、よくわかりません。やはり、CTF158、CTF152、CTF150、これらについて、きちんとした政府の見解、できる、できない、CTF158は法的にも運用的にもできないのか、できるのかということも含めて、文書...全文を見る
○赤嶺委員 先ほどの私の質問に対して、明確なお答えがいただけません。  しかし、政府は新法で補給対象をテロ対策海上阻止活動に限定すると言いますけれども、今回、この間繰り返されてきた複数の任務を持つ艦船への給油を認めるということは、およそ米軍がインド洋で行うあらゆる活動、これを支...全文を見る
○赤嶺委員 インド洋で活動する米軍の艦船で、テロの任務を持っていない、そういう船がありますか。
○赤嶺委員 結局、複数の任務を持てば給油ができる。その作戦行動について、運用計画の中でも作戦任務について日本は知る立場にはない。しかし、こういう法律が続いていけば、これはテロ対策支援法ではなく白紙委任の米中央軍海軍支援法、第五艦隊支援法と言わざるを得ない。そういうことを申し上げて...全文を見る
11月07日第168回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第10号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  寺岡参考人が海幕防衛課長に着任したのは二〇〇二年十二月と聞いておりますが、間違いありませんか。
○赤嶺委員 かなり細かい質問項目を事前に出しておりますので、それにかかわっての、まあ恐らく着任の時期ぐらい覚えているんじゃないかと思いましたが。  ただ、当時は、イラク戦争を前にしてアメリカがペルシャ湾周辺に大量の米軍艦船を集結させようとしていたときであります。こうした米軍艦船...全文を見る
○赤嶺委員 参考人は、艦長の発言でキティーホークの給油が明らかになった後の二〇〇三年五月八日に、先ほどの山口委員が指摘しましたブリーフィングを行っています。そこで、キティーホークが二月二十五日の時点でOEFに従事していたことを確認した、このように述べる一方で、いつからいつまでOE...全文を見る
○赤嶺委員 今の参考人の御答弁の中で、二月二十五日を米側に問い合わせてOEFの任務についていたと認識したのか、あるいは、二月二十五日はその海域にいた、作戦海域にいた、だからそうなんだとあなたが思ってそのような認識になったのか、その点いかがですか。
○赤嶺委員 ところが、中間報告では、参考人が誤りに気づいた後に上司への報告を行わなかった理由として次のように述べております。米補給艦ペコスへの給油量が八十万ガロンであっても米空母キティーホークが不朽の自由作戦従事中に当該燃料を完全に消費することは確実であると。  寺岡参考人は二...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、その後、八十万ガロンだということがはっきりしたと。八十万ガロンであっても何でOEFだというふうな判断ができるんですか。
○赤嶺委員 もう時間がなくなりましたけれども、一点だけ。  もう一つ報告しなかった理由で、事態が鎮静化しつつあったということをお述べになっております。だから、その後、私も衆議院で問題にし、非常に大きな問題になっていったんですが、鎮静化したという判断は、なぜそんな判断をしたんでし...全文を見る
○赤嶺委員 今のお話を聞いていて、隠ぺいの体制ができ上がったというように、それで鎮静化したということにしか受けとめられません。  真相解明はこれからも続くということを申し上げまして、質問を終わります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、総理に質問をいたします。  この間、新テロ特措法案をめぐって重大な出来事がありました。先週の火曜と金曜と二回にわたって、総理と民主党の小沢代表との間で行われた党首会談であります。そこで二党の連立が話し合われました。国...全文を見る
○赤嶺委員 総理がこの会談でもう一つ確約したと小沢代表が述べている点があります。それは、自衛隊の海外派遣は国連の活動に限る、特定の国の軍事作戦は支援しない、このことであります。総理はそういうことを確約したんですか。
○赤嶺委員 つまり、そういうような話し合いはあったわけですね、そういう中身の話し合いは。
○赤嶺委員 その中身というのが大変重大なんですよ。特定の国の軍事作戦を支援しない、こういうことであれば、今審議しているテロ法、つまりインド洋での海上自衛隊の米軍支援活動はもうやらないということになるわけです。一方、国連活動の枠組みのもとであれば海外での武力行使を認めるというのであ...全文を見る
○赤嶺委員 手続を踏んでやらなければいけないという総理の答えはありましたが、どんな話し合いだったのか、どういう議論になったのか。国民にとって、しかも、戦後の日本の政府の憲法解釈、この憲法解釈を変えるような中身の会談が明らかにならない。そしてテロ特措法、これについても議論されている...全文を見る
○赤嶺委員 総理、防衛大臣はいろいろ、防衛省の中のことですから、言いわけ、弁解しておりますが、総理大臣の認識として、これらの問題は解明された、こういうような御認識ですか。
○赤嶺委員 この間の、けさの秘密会議、何であれを秘密にするのかわかりませんが、秘密会議、そして守屋事務次官の証人喚問、この二つを通して、本当に総理がおっしゃっているとおりなのか、重大な疑惑がまた新たに生まれております。  当時、総理は、防衛庁からアメリカ側に確認をして、目的外使...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、やはり最初から公開しておけばよかったなと思ったんですが。  ただ、あの防衛課長が朝の秘密会で言ったことは、実は今政府が繰り返している内容なんですよ。きのう、防衛省は、これまでの給油活動七百九十四回の全件調査の結果を公表いたしました。目的外使用はないと結論づ...全文を見る
○赤嶺委員 真実は、きちんと確認しないで、イラク戦争には使われなかった、こういう報告を繰り返しているということであります。  質問を終わります。
11月08日第168回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第11号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、アフガニスタン情勢について質問をいたします。  今、アフガニスタンが直面する最大の問題の一つが治安の問題だと思います。この点で外務大臣が現状をどう把握し、どのような認識を持っているかについて聞きます。  まず、米国がアフガ...全文を見る
○赤嶺委員 そもそも、アフガニスタンという国は、二〇〇一年以前、自爆攻撃はなかった。それが、近年、非常にふえているわけです。タリバン政権崩壊後もアフガンの情勢は非常に深刻な状況が続いており、今外務大臣が説明されたように、二〇〇五年以降、自爆攻撃も急増しております。  高村外務大...全文を見る
○赤嶺委員 最初の、テロリストの逃げ場だった、そういう雰囲気で国際社会も認めているいろいろな行動があるんだと言いますが、今私が問題にしたいのは、今の事態をアフガニスタンの国民がどのように受けとめて、どのように見ているのだろうか、アフガニスタンの治安、平和というのはどのようにつくら...全文を見る
○赤嶺委員 外務省は、治安は懸念すべき状況にある、こういう評価を下しているわけですよ。治安が何でそんなに悪化しているのか、そこを議論していかなきゃいけないと思うんですよ。だから、問題は、なぜこういう事態に至ったのか。  外務大臣は、今まで民生、復興人道支援とテロに対する直接の対...全文を見る
○赤嶺委員 本当に、相補い合う関係というこの認識が現在のアフガンの情勢に関する認識の到達点と合致しているかどうか、ここをもうちょっと議論してみたいんです。  例えば、自爆攻撃に関して、これは外務大臣も既に御承知だと思いますが、ことし九月、国連アフガニスタン支援ミッションが報告書...全文を見る
○赤嶺委員 自爆攻撃の要因、これは空爆などの外国軍隊の軍事行動を挙げられている。これはそのとおりじゃないですか。
○赤嶺委員 私は、本当に民生支援と軍事行動が相補う関係になっているのか、このことを繰り返し聞いているのであります。  実は、この問題意識を非常に強く持ちましたのは、この間、月曜日に参考人質疑が行われました。アフガニスタンに詳しい人たちがその参考人として出席されました。  その...全文を見る
○赤嶺委員 もう時間になりましたけれども、私、きょう、テロリストとはアフガニスタンにおいてだれなのかということもお聞きしたかったんですが、今の外務大臣の答弁を聞きながら浮かんでくるものがありました。  カルザイ政権の治安能力を高めようと国際社会が努力をしても、一方では空爆でテロ...全文を見る
11月12日第168回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第12号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  私は、まず、海上自衛隊の給油活動をめぐる隠ぺい問題について聞きます。  寺岡元海幕防衛課長は、七日の参考人質疑の中で、キティーホークへの給油問題が発覚したときに、みずからがブリーフィングすることになった経緯について説明をいたしました。...全文を見る
○赤嶺委員 寺岡課長が、石破大臣や、官房長、次官、長官もいらして相談したと言っているんです。まさに、何について相談したかというのを、私はその相談の場面を見ているわけじゃないですから、石破長官が答えるべきことですよ。
○赤嶺委員 相談したことはありませんという前に長々と私が知っているようなことを述べられましたが、もう一度確認します。  防衛課長は別に大臣室に入っていって相談したとはおっしゃっていないんですよ。防衛課長は相談したとおっしゃっているんですよ、長官と。相談した事実はあったんですか、...全文を見る
○赤嶺委員 記者会見では記憶になかったというお話もありましたが、記憶も手繰り寄せた上で、調べ直した上で、なかったということなんですね。
○赤嶺委員 文章の読み方はともかく、課長は防衛庁の長官に相談をしたというのははっきり読めるわけですよ。そこが何を話し合ったかわからない、そういうようなことは納得できない答弁であります。  それで、高見澤局長に伺いますが、あなたは、当時、寺岡課長のカウンターパートだったのだという...全文を見る
○赤嶺委員 そこは、課長が防衛庁長官に会った、こういう発言は簡単にできる発言ではないな、なかなか重みがあるなと思います。しかし、その中身というのが全く私の問いに対して明らかになっていないんです。  ただ、やはりあの当時のやりとりを振り返ってみたときに、私は改めて石破長官に問いた...全文を見る
○赤嶺委員 この二十万ガロン、八十万ガロンが問題になっていたときに、防衛省の中では間接給油が問題だったというような議論に、これはなかなか、非常にわかりにくい説明なんですね。だれが聞いてもわかりにくいんですよ。  しかし、当時のことを振り返ってみると、大臣は、アメリカ側に確認した...全文を見る
○赤嶺委員 こういう確認をして何の疑問もわかなかったんですか、石破大臣。  その直後に、二月二十八日時点でキティーホークの艦載機はサザンウオッチ作戦に参加をしている。そして、当時の政府の説明からいっても、対イラク作戦に使用されている可能性が高い。私は再調査をしてほしいと求めまし...全文を見る
○赤嶺委員 バーレーンでの現地の確認についても詳細に今まで聞いたんですが、ただ、今、もう一つちょっと確認しておきたいんですが、寺岡氏は当時二十万ガロンと思い込んでいたから八十万ガロンについて相談することはあり得ないというお話だったんですが、そうすると、この給油量以外について、その...全文を見る
○赤嶺委員 あり得るかあり得ないかじゃなくて、そのときにあったのかどうか、事実関係だけ答えてください。
○赤嶺委員 これはまだまだ解明が必要であります。石破大臣、やはりもっといろいろな角度から議論をしていきたいと思います。ただ、きょうは私の時間も限られていますので、次に高村外務大臣に聞いていきます。  政府は、これまで六年間、テロの脅威を除去する、このように言って、インド洋で米軍...全文を見る
○赤嶺委員 アルカイダ、それとタリバン。タリバンもテロリストということですか。
○赤嶺委員 常識的には、九・一一テロの実行犯、これに限られるのではないかという疑問がわきますが、そうではないわけですか。そこに限定されないわけですか。
○赤嶺委員 そうすると、かなり幅が広くなっていくわけですが。  米軍は、今、アフガニスタンでテロとの戦争を言い、掃討作戦を続けております。米軍は、掃討作戦を行う場合に、テロリストはどういう人たちなのか、だれなのか、そういう判別をして攻撃を行っているんですか。
○赤嶺委員 私たち日本共産党は、この法案の審議に入る前に、アフガニスタンに詳しい、あるいはアフガニスタンの国内で現に活動しているいろいろな専門家、NGOの方々にもお話を伺ってまいりました。  その中で、日本国際ボランティアセンターのアフガン人スタッフのお母さんの話を聞かせていた...全文を見る
○赤嶺委員 ペシャワール会の中村哲さんは、タリバンについてこのように言っておられました。実は大半が普通のまじめなアフガン農民そのものだ、このように指摘しているわけです。それが、外務大臣がおっしゃるようにアルカイダとタリバンもテロリストだということになれば、いわば中村哲さんたちから...全文を見る
○赤嶺委員 アフガニスタンの上院のことは、この委員会でも繰り返し出されました。タリバンのオマル師も含めて和平交渉、話し合いの対象、こういう議論も行われているわけであります。アフガニスタンの上院は、ことしの五月に、タリバンを含む反政府勢力との政治解決のための直接交渉を行うべきだとす...全文を見る
○赤嶺委員 私は、日本政府は対米支援にきゅうきゅうとするのではなく、アフガンの国内で今生まれている和平のための対話のプロセス、そのためには軍事作戦の停止が必要だとアフガンの上院も言っている、そこにきっぱり踏み切って和平の交渉の後押しをすることこそ日本政府がとるべき態度だというのを...全文を見る
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、新テロ特措法案に反対の討論を行います。  まだ審議が尽くされていません。本日採決することに断固反対であります。  本委員会での短い審議を通じても、本法案が違憲の報復戦争支援をこれまでどおり継続し、テロ根絶に逆行するものであることは明らか...全文を見る
11月13日第168回国会 衆議院 本会議 第12号
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○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、新テロ特措法案に反対の討論を行います。(拍手)  第一に、本法案は、憲法違反の報復戦争支援をこれまでどおり継続するものであり、断じて容認できません。  政府は、補給対象をテロ対策海上阻止活動を行う艦船に限定すると言ってきました。しかし...全文を見る
11月15日第168回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。きょうは、外務大臣そして沖縄北方担当大臣に沖縄問題についてそれぞれ質問をしていきたいと思います。  二〇〇四年八月、普天間飛行場所属の大型ヘリCH53Dが沖縄国際大学に墜落、炎上をしました。その後も米軍は住宅地上空で旋回飛行訓練を行い、住民...全文を見る
○赤嶺委員 当時、宜野湾市の中学生は、これを最後の警告にしてほしい、このように訴えておりました。ところが、在沖海兵隊は、十一月六日から八日にかけて墜落した事故機と同じ型のCH53Dヘリ四機、兵員六十人を普天間飛行場に配備しております。私は極めて重大だと思います。  アメリカ側か...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、今説明したのは何ですか。連絡があったことを説明したわけじゃないんですか、今答弁したのは。
○赤嶺委員 ヘリは四機。兵員は何名ですか。
○赤嶺委員 米側のプレスリリースを見ますと、ヘリ十機、兵員百五十人、これが帰還する予定だと言われておりますが、そのすべてが普天間飛行場に配備されるんですか。
○赤嶺委員 私が聞いたのは、そのすべてが普天間飛行場に配備されるのですか、そのことを聞いているんです。しっかり答えてください。
○赤嶺委員 米軍の発表では、六カ月ローテーションのUDP、このように言われているようですが、そうしますと、六カ月を過ぎましたら撤退するんですか。
○赤嶺委員 ヘリと兵員は何か別々の期間に移動するようなお話だったわけですが、ローテーションで移動していくわけですね、今後。——どうして答えられないんですか。
○赤嶺委員 海兵隊のUDPということであれば、例えば、普天間に今四機配備された、兵員も配備された、それに伴って、現在普天間に配備されているヘリが何機、どこに移ることになるんですか。
○赤嶺委員 ですから、今ローテーションで、事故を起こした同じ型のヘリがイラクから帰ってきたわけです。そうすると、今普天間飛行場にいる別のヘリ、それはまたローテーションでどこかに行くということになるんですか、ならないんですか、そのことをちゃんと聞いているんです。
○赤嶺委員 外務省、いつからいつまでいるのかわからない、それから追加して帰還するヘリがどこに行くのかわからない、米軍の運用だから今の普天間飛行場の航空機がどうなるかわからないと。これが外務省ですか。外務省がやはり日本の国民の平和と安全についてきちんと交渉するというような姿勢を失っ...全文を見る
○赤嶺委員 どんなことを要請されたんですか。
○赤嶺委員 私は、外務大臣に申し上げたいんですけれども、一度墜落したヘリがまたやってくる、イラクから帰還してくるわけですよ。そういうヘリが住宅地上空を飛び回ってみた場合に、旋回訓練を始めてみたときに、どんなにアメリカが安全に気をつけているといっても、不安は抑えられないですよ。墜落...全文を見る
○赤嶺委員 皆さん、建設計画を示したわけですよね。こういう基地をつくります、その建設計画の一番の核心は、環境に与える影響を極力少ないような工事の方法をとりますという説明をあなた方なりに一生懸命やっている、これが方法書でしょう。  大浦湾の奥というのはトカゲハゼが住んでいる、これ...全文を見る
○赤嶺委員 長岡さん、今あなた現況調査を何か説明していましたけれども、私はそれについて何も聞いていないんですよ。現況調査はあしたの安保委員会で聞こうと思っていますけれどもね。  今私が聞いたのは、大浦湾の奥を埋め立てます、辺野古漁港を埋め立てます、そこに作業ヤードをつくります。...全文を見る
○赤嶺委員 正確な面積も決定しないで、つまり、我々は白紙委任をするんですか、防衛省に。今の方法書の中に、ここは埋め立てると。しかし、この埋め立ては、もちろん埋め立て自身がもうひどいものだ、こんなきれいな海を埋め立てるものかという思いがある、同時に、あなた方が必要だと思えば幾らでも...全文を見る
○赤嶺委員 方法書をあなた方は出したんですよ。方法書は、事業者が環境に与える影響を極力少なくするような、そのためにこのようなものを建設しますという建設計画をしっかり示さないといけないんですよ。建設計画が定まって初めてそれが方法書に掲載をされて、そして県民や国民、世界じゅうの人々の...全文を見る
○赤嶺委員 その方法書、建設計画の中身もあいまいなまま、そして、これはどんなのをつくるんだろうかと、読んでも読んでも理解できないような中身を出して、意見を下さいといっても、これは通るものではありません。私は、こういう方法書は撤回して、もう一度やり直すべきだということを強く求めまし...全文を見る
11月16日第168回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、私はここに、普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価方法書、平成十九年八月、那覇防衛施設局、こういう冊子を持ってまいりました。全体が三百ページを超える大変分厚い内容であります。この中身についていろいろな疑問を持っているも...全文を見る
○赤嶺委員 ここに建設計画が出ています。本当にほんの数ページなんですね。ですから、これを見ている限り、あの辺野古海域に何がつくられるかわからないというのが私の率直な感想なんです。例えば、滑走路は千六百メートルの長さだと書いています。滑走路の幅は幾らですか。  委員長、時間がなく...全文を見る
○赤嶺委員 この方法書というのは皆さんがつくったものですよね。建設計画ですから、滑走路の長さ、幅というのは当然決まっていて当たり前じゃないかと思いますが、防衛大臣、幾らですか。何でそんなのが決まっていないんですか、滑走路の幅が。
○赤嶺委員 滑走路の幅というのはこれからの住民の意見で決めるんですか。米軍の運用の必要上決まるのではなくて、もっと狭くしろと住民が意見を出して、それで決まっていくんですか。滑走路の幅というのは純粋に米軍の運用上にかかわることだろうと思うんですが、そんな話がありますか。
○赤嶺委員 それは日米間において滑走路の幅が決まっていないということですか、それとも、米側からは幅について案が出ているんですか。日本側はどんなふうに考えているんですか。  私、幅が決まっていないというのは絶対に、これは飛行場の建設計画としては全くおかしいと思いますよ。こんなの説...全文を見る
○赤嶺委員 米軍と結論が出ていないものを示されても困るんじゃないですか。皆さんが滑走路の幅はあいまいにして手続を進めていって、手続が終わるころには想像もしないような滑走路の幅になっていた。だれも予測できない。だれも予測できない状態でこれが建設計画ですと出された場合に、こういうのが...全文を見る
○赤嶺委員 何か地元から幅について特段の意見が出ているんですか。
○赤嶺委員 大臣、地元から出ていないんですよ。だから、とんでもないでかい幅になるだろうとかならないだろうとかという議論じゃなくて、幅というのは大体決まっていくものだということであれば、示してほしいんですよ。これは建設計画ですからね。米軍の運用上、どんな運用上が滑走路に求められて、...全文を見る
○赤嶺委員 副大臣、今から米軍と協議して決めていく、そんなのんびりしたこと言わないでください。今の普天間飛行場には弾薬搭載場ないんですよ。普天間基地の機能の中にはないんですよ。普天間のヘリは嘉手納に行って弾薬搭載するんですよ。だから、辺野古に移されるのは、普天間の機能を維持したも...全文を見る
○赤嶺委員 防衛省は、大臣、環境アセス法に基づく方法書はどうあるべきかという理解が大変乱暴だと私は思いますよ。大変乱暴なんですよ。それはあの自衛隊の「ぶんご」の事件を見てもはっきりしていると思うんですが。  環境アセス法に基づく方法書というのは、まず、その事業において環境の要因...全文を見る
○赤嶺委員 法に定められたという場合に、いわば事業者が、方法書はこの程度でいいんだという有権解釈があるからこれでいいんだと言っても、環境アセスというのは、一番求められるのは説明責任なんですよ。  ところが、あの大浦湾、大臣もごらんになったことがあると思います、深い海です。そして...全文を見る
○赤嶺委員 御理解、絶対に賜れないですよ。知らないことだらけで意見を出しなさいといっても、出せるものじゃないんですよ。弾薬搭載場が辺野古に置かれるか、そうしたら弾薬はどこから運ぶんですか、弾薬を運ぶ場合に危険はありませんか、いろいろな疑問が出てくるわけですよ。それを一切説明しなけ...全文を見る
○赤嶺委員 アメリカの逐一を説明するのは控えさせてほしいから、これにも書いていないわけですね。これに書いていないけれども、アメリカ側からはいろいろな要求があるわけですよね。それで、確定したものもあれば、協議中のものもまだあるという理解でいいんですね。いいですか。
○赤嶺委員 そうすると、建設計画の中身はこれからどんどん膨らんでいくんじゃないか。いわば、この埠頭についても協議中なんですね、日本政府はまだオーケーしていないけれども。
○赤嶺委員 現在の計画はともかく、将来に関してはまだ協議中と。現在はそれでいいですよ。将来にわたって絶対につくらない、アメリカ側からもそういう要求は出ていないということを言い切れますか。
○赤嶺委員 現在の計画だけで環境への影響を判断してほしいと言われたら、将来どうなるかわからぬという不安を抱かせるような答弁でありました。  それで、この中に、埋立土砂を辺野古ダムのところから大量にとってくる、こういうのがありまして、さらに、陸上部に海兵隊の兵員だけで六千人ふえる...全文を見る
○赤嶺委員 それじゃ、航空機の種類の問題ですが、これは米軍回転翼機及び短距離で離発着できる航空機と書かれています。  麻生外務大臣は、前に外務委員会で私の質問に答えて、オスプレーの沖縄配備についてこのようにおっしゃいました。新しいヘリが開発されないなら、オスプレーが完成品になっ...全文を見る
○赤嶺委員 この答弁は何回も繰り返されています。  今は私は、あなた方が示した環境影響評価方法書、これには建設計画が書かれています。そして、環境に与える要因、どんなことがあの海域にどんな影響を与えるのか、環境影響要因と言いましょう、環境影響要因を書いてなきゃ意味がないですよ、方...全文を見る
○赤嶺委員 騒音コンターを作成するときは、自衛隊基地でもそうですよ、米軍基地でもそうですが、運用する航空機が確定しないとコンターはつくれないですよね。これは常識ですよね。だったら、騒音について予測評価するというのであれば、その機種がオスプレーになるだろうということをきちんと想定し...全文を見る
○赤嶺委員 すべてがやみの中、霧の中。つくられる計画が環境にどんな影響を与えるかという判断、不可能ですよ、この方法書は。  この方法書は、方法書という名称はついているけれども、方法書の名に値しない。私は、これは撤回すべきだと思います。もし本当に、環境に与える影響をできるだけ少な...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、船舶で移動ということになるんですか。
○赤嶺委員 今後やはり協議していくということになると、米側は陸上輸送は不可能だ、そして、航空機、ギャラクシーなんてとんでもないと大臣はおっしゃっている。そうすると、やはり船舶。船舶となると、燃料を給油する施設だけでは足りないですよ。やはり私が最初に言ったように、そういうことを考え...全文を見る
○赤嶺委員 まだ時間ですという紙は来ていないんですが、もう終わりますけれども、環境への負荷の話をおっしゃっていましたけれども、あそこのジュゴンは絶滅危惧種なんですよ。だから、あの環境にどれだけの負荷を与えたら、どれだけの負荷まではジュゴンが耐えられるかというんじゃないんです、絶滅...全文を見る