赤嶺政賢

あかみねせいけん

小選挙区(沖縄県第一区)選出
日本共産党
当選回数8回

赤嶺政賢の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月29日第169回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  まず、昨年来の沖縄戦をめぐる教科書検定問題について聞きます。  この問題は、福田総理が歴史問題にどう向き合うのか、そして、沖縄が抱える問題にどう向き合うのか、その根本が問われている問題であります。  御承知のように、昨年九月、県民大...全文を見る
○赤嶺委員 今回、検定意見には全く手を触れなかったわけです。訂正申請という形で教科書執筆者や教科書会社に責任を押しつけてきたのが政府の対応であったわけです。  総理にもう一度伺いますけれども、今回の訂正申請の結果、軍の強制によって集団自決に追い込まれた、いわゆる軍の強制という記...全文を見る
○赤嶺委員 私、総理に伺ったんですけれども、渡海文科大臣が出ていらっしゃいました。  それで、その答弁ですね、かなり分厚いということでしたが、強制の事実は確認できなかったという御答弁だったわけですが、「基本的とらえ方」の中にはそういう表現はないですよね。
○赤嶺委員 大臣、そうなんですよ。基本的考え方には、命令については触れていますが、強制については触れていないんですよ。ですから、今度の結果で強制という記述は復活したんですか、しなかったんですか、こういうことを聞いているわけです。  なぜそういうことを聞くか。十一万六千人の県民大...全文を見る
○赤嶺委員 今の渡海大臣の答弁、沖縄の住民の側から見れば強制性があったと。では強制があったということじゃないですか。だのに、何で教科書に強制という記述が認められないんですか。
○赤嶺委員 渡海大臣、厚い報告書を出したのでとさっきおっしゃっていましたが、ここに持ってきました。文科省の今回の「基本的とらえ方」の中に、強制性を認めないというのは一言もないですよ。どこにありますか、「基本的とらえ方」の。ないのに何で削除したんですか。
○赤嶺委員 審査会の中では、例えば強制性についてどういう結論を出したんですか。
○赤嶺委員 審査会の「とらえ方」の中では、強制性という結論は出ていないんですよ。論議にはなったけれども、一定の方向は決めなかったと言っているんですよ。命令については確認できなかった、こう書いてありますけれどもね。  強制性については、審査会は一定の結論を出さなかったのに、何で教...全文を見る
○赤嶺委員 私、教科書審査会の筑波大学の副学長の波多野先生に電話をして伺ったんです。命令についてはいろいろ書いてあるようですが、強制についてはどんな議論をされたんですかと。強制については一定の方向性を出していませんと。出していないけれども、先生、教科書は全部消えていますよ、当初の...全文を見る
○赤嶺委員 先ほど皆さんが出した基本的な考え方の中に強制性を否定するような文言は一つもないのに、実際に教科書調査官が教科書会社と調整したときには、強制がきれいに消えていく。  そしてもう一つは、あなた方が専門家から意見を求めました。その専門家の中には、「沖縄県史」をまとめられた...全文を見る
○赤嶺委員 審議会に専門家が、命令があったと、命令をした隊長名まで挙げて意見を出しているにもかかわらず、文科省の考え方の中には、具体的な命令の存在は確認できないと言っている。審議して、こういう理由で命令があったことが確認できないというならまだわかりますよ。一切何の説明もないですよ...全文を見る
02月18日第169回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  私は、沖縄で起こった少女暴行事件についてお伺いしたいと思います。  二月十日の午後十時半過ぎ、沖縄本島中部において海兵隊員による少女暴行事件が、またもかという気持ちですが、発生いたしました。怒りを禁じ得ません。ところが、その後も、一週...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、国家公安委員長もお呼びしていると思いますけれども、今回の事件の概要、それから今どういう捜査の段階にあるのか、これについて説明していただけますか。
○赤嶺委員 私は、事件発生直後、現場に駆けつけました。  犯人の海兵隊員は、海兵隊の軍服を着ていたのではないんですね。海兵隊員は、ハーレーダビッドソン、そのオートバイ、テレビに映っておりましたが、これに乗って、一般の市民を装って中学生に言葉巧みに話しかけてきているわけです。沖縄...全文を見る
○赤嶺委員 私、繰り返し官房長官に聞いているのは、ニュースだけですから、その中身は確かめようがありませんが、最初に政府の閣僚から聞こえてきたのは、日米同盟にひびが入らないかとか、あるいは地位協定に問題はないんだとか、そういう話ばかりですね。  官房長官、外務大臣、沖縄県警がこの...全文を見る
○赤嶺委員 一片の通知で子供たちの安全が守られるなら、それはそれにこしたことはないですよ。子供たちの安全を守り切れなかったと、沖縄県の教育委員会も悔しがっている、先生方も悔しがっている。やはり基地があるがゆえに人権が脅かされているという問題なんです。ですから、あしたは、保守的な女...全文を見る
○赤嶺委員 こんな事件が繰り返されても日米安保条約は必要だと、これをつけ加えることを忘れない。私、本当にこういう態度に怒りを覚えます。  それでは、国家公安委員長に聞きますけれども、戦後、こうした米軍犯罪は一体どれだけ起こっているんですか。
○赤嶺委員 統計も、戦後ずっとと聞いたら、平成元年以降しかとっていません、それ以前はわかりませんというのが、今の政府の情けない現状だというぐあいに思います。  そういう暴行事件などが明るみに出るのは、本当に氷山の一角なんです。私は、基地の周辺の自治体の首長ともよく基地問題で意見...全文を見る
○赤嶺委員 再発防止策をとってきて限りなくゼロに近づいている、そういうのが出れば、なるほどと思いますよ。限りなくゼロに近づくどころか、少女暴行事件が起こった後、酔っぱらい運転が起こり、きょうは女性のうちに侵入しているわけでしょう、起きてみたらソファーに米兵が寝ていたという。限りな...全文を見る
○赤嶺委員 日本政府が被害に遭っているなんてとんでもないですよ。基地を提供しているのは日本政府じゃないですか。日本政府も加害の一端を担っているんですよ。  今、基地の中に住んでいる米兵だけの対策をとってきたと言いますけれども、基地の中に住んでいる比較的若い米兵が、夜中は外出禁止...全文を見る
○赤嶺委員 ちょっと今、防衛大臣、戸数は把握しているという答弁でしたか。もう一度お答え願います。
○赤嶺委員 つまり、基地の中に日本政府が提供している住宅は一万六千八百戸ということですね。今私が聞いたのは、基地の外に何戸かと聞いたわけですが、しかし、防衛大臣がせっかくお答えになりましたので、一万六千八百戸基地の中に日本政府が提供している住宅は、空き部屋が非常に多いということを...全文を見る
○赤嶺委員 防衛大臣、基地内に提供している住宅はどのぐらい入っていて、空き室がどのぐらいあるんですか。
○赤嶺委員 基地内に提供している住宅、空き部屋があるかどうかもわからないけれども、どんどんどんどん基地の外に米兵が移動してきているわけですね。ですから、それで基地の外の住居をやめさせるかといえば、明確な答弁がない。  この間議論を聞いておりましたら、外務大臣は、いや、憲法上そん...全文を見る
○赤嶺委員 全体にないどころか、例えば九五年の少女暴行事件のときに、在日米軍を統括している、これは米太平洋軍ですよ、リチャード・マッキー司令官、犯行に及んだ海兵隊三人に、全くばかげた事件だ、レンタカーを借りる金があったなら、そういう金を払えば女性を手に入れることができるのに、こう...全文を見る
○赤嶺委員 これが人を見下しているということなんですよ。  海兵隊というのは、人殺しの訓練をしているんですよ。司令官は、おまえたちの任務は何だと海兵隊員に呼びかけて、海兵隊員は何と答えるか知っていますか。キルと答えるんですよ。もっと大きな声でと言ったら、キル、キル、キル、キルと...全文を見る
○赤嶺委員 海兵隊八千人減らすというのも、私は安保委員会で何度も言ってきましたが、一万人残るんです。今、一万三千人しかいない沖縄の海兵隊、八千人減らせばもっと減るじゃないかと言うと、一万人は残るというのが防衛省の答弁なんです。主力は残るんです。事件は繰り返されます。  私は、こ...全文を見る
02月22日第169回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  二月十九日、海上自衛隊のイージス艦「あたご」がマグロはえ縄漁船清徳丸に衝突をいたしました。清徳丸は船体が二つに割れ、大破した状態です。乗り組んでいた吉清さん親子は、今も行方不明です。軍艦が漁船を沈没させるなどということは、絶対にあっては...全文を見る
○赤嶺委員 報告が届いたものを部会で、こういう報告が届いていますということを明らかにしたと。しかし、そういう報告を聞いたときに、海のルールを知っている漁民の方々からは、これはうそじゃないかというような声が上がった。  なぜかというと、やはり海のルールというのは、例えば「あたご」...全文を見る
○赤嶺委員 私は価値判断の問題を言っているのではなくて、大臣のところに届けられた情報、これはおかしいというぐあいに気づかなかったんですかと。あるいは、気づいて自分がおかしいと思うことがあったのであれば、それは部会に対して、届いている報告ですから発表しましょうというような筋ではない...全文を見る
○赤嶺委員 緑色の灯火で近づいてきた船と衝突するはずはないんですね。  それから、右舷灯であるかどうかということは気をつけて言ったはずだと言いましたけれども、私は海のルールを知っている人たちから聞いてみたんです。やはり海上で緑の灯火を見たら、まず漁船であることを考えなさいという...全文を見る
○赤嶺委員 地球は丸いから水平線のかなたは見えないというお話なんですが、見張りの方が、これは私が言ったことじゃなくて、海上保安庁の見張りという職務を経験した方が、やはり自分の指導者から教えられた、見張りというのはかなり遠くまでとにかく見る、見落とさないというのを鉄則としているんだ...全文を見る
○赤嶺委員 海上保安庁から海上衝突予防法という法律の抜粋を持ってきていただきまして、その第五条に「見張り」というのがありました。「船舶は、周囲の状況及び他の船舶との衝突のおそれについて十分に判断することができるように、視覚、聴覚及びその時の状況に適した他のすべての手段により、常時...全文を見る
○赤嶺委員 衝突の当時、「あたご」の艦長は何をやっていたんですか。
○赤嶺委員 艦長を初め乗組員というのは、どこか身柄を拘束されているとか、あるいは海上保安庁に缶詰になっているとかという状態ではありませんよね。皆さん方は、艦長に接触してその当時の事情を聞くこともできるし、ほかの乗員に接触して事情を聞くこともできるわけですよね。  ですから、艦長...全文を見る
○赤嶺委員 なぜそういうことを尋ねるかといいますと、現に「あたご」に乗っていた責任者は艦長ですよね。いろいろ情報が流されてくるのは、先ほどから出ておりますが、いわばいろいろなフィルターがついて我々に伝わってくる。我々は、あの事故の衝突時、艦長が何をしていたのか、艦長が今何を考えて...全文を見る
○赤嶺委員 そういう一方で、海のルールを知っている方々からは、やはりおかしいじゃないか、見張りのあり方はおかしいとか、緑色を見てそれが船舶だと認識できないのもおかしいとか、何か自衛隊はやはり自分のところには落ち度はなかったような情報を出して、本当に、ルールの問題やら、あるいは先ほ...全文を見る
○赤嶺委員 最初の海幕長の水上レーダーについての発言は、ゲイン調整とか海面状況だとかでどのようになるかはそのときの状況によるといって、あたかも漁船に気づきようもなかった条件下にあったみたいな、そういう情報が流れているわけですね。  ですから、今聞いてきても、やはり都合のいい情報...全文を見る
○赤嶺委員 隠ぺいなどやるわけがないという御答弁ですが、やはり我々は「なだしお」事件を思い出すわけですよ。あのときに、防衛省・自衛隊はどうであったか。そして、今いろいろ聞いてみたんですが、やはり自衛隊にとって有利な情報が流され、不利な情報は捜査中だということで教えてもらえない。当...全文を見る
02月26日第169回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、イージス艦の衝突事件について聞きます。  イージス艦「あたご」が清徳丸に衝突し沈没させた事件が発生してから、ちょうど一週間たちました。吉清さん親子は今も行方不明のままであります。  まず、海上保安庁に聞きますが、捜索救助活...全文を見る
○赤嶺委員 きのうのニュースを見ていましても、家族の申し出を受けて、地元の漁協は捜索を打ち切っております。そうした申し出をした家族の思いというものを考えますと、本当に胸が詰まります。  改めて、お二人の捜索に全力を挙げるよう政府に求めたい、このように思います。  きょうは防衛...全文を見る
○赤嶺委員 報道ですと、二十日には、衝突のときについたと見られる「あたご」の傷の検証、二十一日には、清徳丸の船体の実況見分に着手した、こうあります。  報道では、「あたご」は、清徳丸の左舷側にほぼ直角に乗り上げる形で衝突したと見られる、このように伝えられていますが、そういうこと...全文を見る
○赤嶺委員 今のは「あたご」の右舷側ということですか。清徳丸についても。
○赤嶺委員 海上衝突予防法のことが先ほどから言われておりますけれども、民間船舶であろうと軍艦であろうと、船舶同士が互いに進路を横切る場合、相手を右舷に見る船舶の方に回避義務がある、これは間違いないですね。
○赤嶺委員 横切り船のルールという予防法の立場から見ても、先ほどの海上保安庁の説明、清徳丸の左舷側に塗料が見つかっており、右舷側には付着していない、こういうところから見ても、「あたご」に回避義務があったことはもう明らかだろうというぐあいに思います。  もう一度確認しますけれども...全文を見る
○赤嶺委員 きのうから予算委員会での答弁を聞いていますと、何か海上保安庁からの要請を受けて、石破大臣は、基本的な事実関係すら説明しなくてもいい、そういうふうに受け取られるような答弁が続いています。  今回の事案は、船舶と船舶の衝突事故です。陸上でいえば交通事故です。軍事機密でも...全文を見る
○赤嶺委員 「あたご」の航海長が四時七分ということですね。  さらに、防衛省のペーパーによりますと、衝突の発生位置、これは野島崎の沖合約四十二キロメートルとあります。具体的な衝突地点の経度、緯度、これを明らかにしてくれますか。
○赤嶺委員 この北緯三十四度三十一分、東経約百三十九度四十八分、これはどのように確認したものですか。
○赤嶺委員 そうすると、防衛省は、海上保安庁からそういう報告を聞いたということですか。
○赤嶺委員 「あたご」の方から海上保安庁に報告したということを皆さんが聞いたという理解でいいんですか。
○赤嶺委員 「あたご」から聞いたということですね。  それで、防衛部長はやはり記者ブリーフで、衝突前の「あたご」の速度について約十ノット、このように説明しております。これはどのように確認したものですか。
○赤嶺委員 今回の記録なんですが、海上保安庁、民間船舶の場合は、針路を自動的に記録するコースレコーダー、針路記録器というそうですね、それから、全速前進や半速など、どのような操作を行ったかを機械的に記録するエンジンロガー、機関操作記録器、GPS、これを積んでいると聞いていますけれど...全文を見る
○赤嶺委員 報道によると、「あたご」には、こうした針路や速度を記録する航海情報記録装置、これは積んでいなかった、石破大臣もそのように答弁したと思いますけれども。このような基本情報を記録していないということは、さっきの説明からしてもちょっと考えにくいわけですよね、やはり緯度なんかも...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、先ほどの報告というのも、これらの装置に基づいて報告されたものというぐあいに理解していいですね。
○赤嶺委員 緯度、経度というのはどうやって確認したんですか。あれは機械でないと、装置がないと確認できるものじゃありませんでしょう。「あたご」はどうやってやったんですか。
○赤嶺委員 こんなこと、いわば装置あるいは機械がなければできないような記録、こういうことは捜査とは何の関係もないわけですね。捜査に影響を与えることもないわけですよ、客観的な記録ですから。それらの記録については、国会にきちんと防衛省として報告すべきではありませんか。
○赤嶺委員 確認したらどうですか、防衛大臣。これは機械でしょう。捜査に何の影響を与えるんですか。これは基本的な情報ですよね。事故を起こしたのは防衛省じゃないですか。確認して、国会に提出すべきではありませんか。
○赤嶺委員 これらの装置というのは今どこにあって、そして、だれの管轄のもとにあるんですか。
○赤嶺委員 だれの管轄のもとにあるのか。あなた方の船でしょう。だれの管轄のもとにあるんですか。
○赤嶺委員 そんな客観的な事実さえも確認しようという姿勢がないのかなと思ってしまいますけれども。  衝突をしてから、海上保安庁による「あたご」の検証と捜索、差し押さえ、これが開始されるまで十二時間以上ありました。たとえ今「あたご」が、その装置がどこか仮に海上保安庁の管轄のもとに...全文を見る
○赤嶺委員 確認したらいかがですか。
○赤嶺委員 接触をして情報が隠されたりしたらたまりませんから、海上保安庁もいろいろ考えるんでしょうけれども、今私が求めたのは、客観的な機械の記録ですよ。そんなのは、国民に対する最小限の説明責任だと思いますよ。  最近の民間船舶、ARPAと呼ばれる自動衝突予防装置、これを設置して...全文を見る
○赤嶺委員 防衛部長の記者ブリーフで、「あたご」がハワイを出港した時刻は二月七日五時二分、横須賀への到着予定時刻は二月十九日の午前九時、このように述べておりますが、これは間違いありませんね。
○赤嶺委員 先ほど私が言った時間、ハワイを出発した日付は間違いないかと聞いているんですが。
○赤嶺委員 今まで聞いたのは、国会に提出をしても何ら捜査に影響を与えない客観的な記録やデータなんですよ。しかも、それはあるわけですから、そういう装置もあるわけですから、やはり防衛省は、国民への説明責任の最小限を果たすという意味での、具体的な衝突時刻、衝突地点、衝突前の「あたご」の...全文を見る
○赤嶺委員 次に、「あたご」が漁船を確認してからどういう行動をとったのかという問題であります。  防衛部長は、二十日の記者ブリーフで、三時五十五分ごろ「あたご」見張り員が清徳丸の灯火を視認したと思われる、このように述べております。漁船を初めて確認した、つまり初認したのは三時五十...全文を見る
○赤嶺委員 この問題は、安全航海について「あたご」がどのように考えているか、防衛省自身が自己検証すべき課題だと思いますよ。やはり私は、見張りがどういう行動をとっていたか、ブリッジとの間でどのようなやりとりがあったか、当直の引き継ぎはどのように行われたか、これも防衛省としてきちんと...全文を見る
○赤嶺委員 その事故調査委員会のメンバーを明らかにしていただけますか。
○赤嶺委員 手元に持っていないというのであれば、ちょっとこちらから伺いたいんですが、護衛艦隊司令部の幕僚長、これはメンバーに入っているんですか。
○赤嶺委員 こんな大事な事故調査委員会のメンバーについて答えられないんですか。おかしいじゃないですか。防衛省・自衛隊として、事故の調査についてはこういうメンバーで当たっている、今何が明らかになっている、これは国民に対する最小限の説明責任でしょう。  メンバーについて、手元にない...全文を見る
○赤嶺委員 私が今聞いているのは、その事故調査委員会のメンバーに護衛艦隊司令部幕僚長、これが入っているかどうかを聞いているんです。こんなのは簡単じゃないですか。答えてください。
○赤嶺委員 石破大臣、石破大臣の責任で答えていただけますか。  この事故調査委員会、石破大臣も責任ある調査委員会だと思います。そのメンバーに護衛艦隊司令部の幕僚長、入っているんですか、入っていないんですか。
○赤嶺委員 大臣、私は、メンバーを明らかにしてくれと言ったんですよ。それが何で捜査の公正だとか厳正に影響を与えるんですか。当たり前のことじゃないですか。  どういうメンバーで、防衛省としては、事故の発生原因、再発防止に取り組んでいますというのを国民に説明するのは、当たり前のこと...全文を見る
○赤嶺委員 私たち、どういう人がメンバーかというのは防衛省に聞いたんですよ。あなた方が答えないから、何で委員会の部屋以外のところでは答えたものを答えないのかなという思いをしているんですよ。答えないどころか、今度は捜査の公正だ、厳正だといって、そんなことじゃ本当に説明になっていない...全文を見る
○赤嶺委員 今、大臣は、護衛艦隊幕僚長がメンバーの中にいるということでありましたけれども、その幕僚長が「あたご」に乗船していたわけですよね。いたわけですね。朝の説明でそのように答弁しておられますよね。乗船していた上官が事故調のメンバーになっている、これは違うんですか。そうなったら...全文を見る
○赤嶺委員 発生当時に「あたご」に乗船していたのと同じ上官が事故調査委員会のメンバーになっているということになれば、李下に冠を正さずというようなこともありますから。さっきそういう答弁でしたでしょう。やはりそれは、国民の常識からしてちょっと違う、事件の真相解明がなされなくなるという...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
02月28日第169回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。  今、赤松委員からもお話がありましたが、米軍犯罪の問題について聞きます。  女子中学生暴行事件が発生してから二十日になろうとしております。まず警察庁に確認をいたしますけれども、捜査状況は今どうなっているんですか。
○赤嶺分科員 前回、私は十八日の予算委員会でこの問題を質問いたしました。それ以降も、フィリピン女性の暴行事件が発覚しています。事件が繰り返され、本当に県民ははらわたが煮えくり返る思いでありますが、警察庁、このフィリピン女性に対する暴行事件について、その内容を説明していただけますか...全文を見る
○赤嶺分科員 親告も受け、被害者の事情聴取もしていると。  それで、容疑者の身柄は今米軍の手中に置かれているということですが、身柄の引き渡しは要求したんですか。
○赤嶺分科員 容疑は強姦なんですね。それで、被害者からの親告もあった。そうである以上、身柄を拘束して取り調べを行うのが当然じゃないですか。日本人の場合であれば、当然そうなるんじゃないですか。
○赤嶺分科員 捜査の必要があれば身柄の引き渡しを要求するということですが、それはどういう場合ですか。
○赤嶺分科員 それでは、ちょっと違う角度から聞いていきたいと思うんです。  昨年の十月十四日、岩国基地所属の米海兵隊四名が未成年の女性に対して集団で暴行するという事件が起きました。この事件に対して、日本の警察は犯人の身柄引き渡しを要求せず捜査を行いましたけれども、広島地検はこれ...全文を見る
○赤嶺分科員 何でこの事件で身柄の引き渡しを求めなかったんですか。
○赤嶺分科員 その結果、不起訴になったわけですね。何で不起訴になったんですか。
○赤嶺分科員 米側で行われているのは、予備審問だということですけれども、米側でそれが正式に起訴されるということになれば重大だと私は思うんです。今、この事件は米側でどうなっているんですか。
○赤嶺分科員 私は、やはりこの事件の経過を見ていても、身柄が日本側の警察になかった、捜査に支障はないと言うけれども、証拠が固められないで不起訴になったのではないか。  もう一度聞きますが、今のような場合、考える上で参考にしたいんですけれども、これまで日本が第一次裁判権を持ちなが...全文を見る
○赤嶺分科員 日本側では不起訴になっているけれども、同じ罪名で軍事裁判ではこの一年間の間で裁判にかけられて、四件あり、そのうち三件は有罪だということなんですね。  やはり私、ちょっとこういうあり方というのは疑問であります。何でこれはこんなことになるんでしょうか。やはりおかしいん...全文を見る
○赤嶺分科員 同じ罪名ですよ。日本側では裁き切れなくて米側で裁いている。やはりこの根っこに、私は地位協定の問題があると思います。  米軍犯罪について取り決めた日米地位協定十七条五項(a)、これは何と書いてありますか。十七条五項(a)を説明するだけでいいですよ。
○赤嶺分科員 日米間は相互に援助すべき、このように地位協定に書かれているわけですね。  それでは、十七条五項(c)、これには何と書いてあるんですか。
○赤嶺分科員 五項(a)では、日米が相互に協力するといいながら、十七条五項(c)では、公訴前は身柄は引き渡さない、こういう内容になっているというわけですが、それはなぜですか。矛盾した内容じゃないですか。外務省。
○赤嶺分科員 一般的な協力を規定して、具体的な話になると矛盾した内容が書かれている、それはなぜかと聞いているんです。
○赤嶺分科員 地位協定の説明について、外務省のマニュアル、これは過去にも国会等で私も取り上げたことがありますが、「日米地位協定の考え方」というのがあります。そして、それの増補版というもの、これは沖縄のメディアでも取り上げられ大問題になったんですが、この中で、地位協定の十七条五項(...全文を見る
○赤嶺分科員 中身に対して差し控えさせていただいていますといって、私たちは本物の増補版のコピーを持っているんです。マル秘、無期限、「日米地位協定の考え方」と書いて。  ですから、十七条五項(c)というのは、よくグローバルスタンダードというけれども、米側の兵士が海外で犯罪を起こし...全文を見る
○赤嶺分科員 戦後六十年余り、アメリカの若者が血を流す覚悟で沖縄と日本を守るためにやってきているんだ、そういう若者が踏み外した行動をやる、大目に見て当然じゃないか、こういうことを繰り返しアメリカは言ってきたんですよ。言ってきたんですよ。私は、それはアメリカだけの言い分かと思ったら...全文を見る
○赤嶺分科員 共同パトロールについて、県警は何と言っているんですか。
○赤嶺分科員 沖縄県警本部長は、先週の沖縄県議会で、共同パトロールについて、日米地位協定の規定で身柄は米軍に引き渡され、起訴まで米軍側が身柄を拘束することから、容認していないと。先ほど私が言った、やはり米側は第一次裁判権をできるだけ放棄させて自分たちでやろうとするというのが現場で...全文を見る
○赤嶺分科員 県警本部長は米軍人による巡回指導でも同じ問題が起きる、こう言っているんですよ。米軍犯罪を取り扱ってきた沖縄県警の経験者は異口同音に、こんなことができるか、いつでも米軍は身柄を自分たちのところに持っていこうとしていると。これは沖縄だけじゃないですよ、外務大臣。  私...全文を見る
○赤嶺分科員 時間がなくなりましたけれども、これは、だれが要望しているか、だれが反対しているかという議論じゃないんです。なぜそういうことが起きるか。これは、地位協定十七条に基づいて、刑事裁判管轄に関する日米合意文書というのがあるんです。共同で逮捕した場合には米側が持っていく、そう...全文を見る
○赤嶺分科員 終わります。
02月29日第169回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  私は、イージス艦の衝突事件について聞きます。  軍艦が漁船に衝突し沈没させるなどということは、絶対にあってはならないことです。防衛省・自衛隊に対して強く抗議します。同時に、吉清さん親子は今も行方不明のままであります。お二人の捜索に政府...全文を見る
○赤嶺委員 私は、この衝突事件が起こって以来、何度も防衛大臣とは質問をやりとりしてまいりました。ですから総理に聞きたかったわけですが、防衛大臣の言い分はいつでも、海上保安庁から捜査の核心に触れるような内容の公表は控えてほしい、このように言われているということで、明らかにすべき客観...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、客観的事実や一般論については公表を差し控えるようなものではない、海上保安庁はそう述べているわけですが、ところが、この間、大変重大な問題、事実が明らかになりました。衝突があった十九日当日、イージス艦の航海長をヘリで防衛省本省に呼び出して、石破大臣みずから事情聴取...全文を見る
○赤嶺委員 石破大臣、事情聴取してきたことを国民の前に一週間言ってこなかったんですよ。言ってこなかったその理由を聞いているんです。
○赤嶺委員 私は隠したと思いますが、石破大臣は言ってこなかった。その言ってこなかった理由は何ですか、一週間。
○赤嶺委員 私、本当に、これで説明責任を果たしていると国民は絶対に納得しないと思いますよ。  石破大臣、あなたは、国会で、乗組員との接触はしていないと答弁していたわけですよ。しかし、一方で航海長と接触していた。だから、乗組員と接触していないというのはうそではないですか。これはう...全文を見る
○赤嶺委員 場外の発言を気にしているようですが、私は、この問題では一番数多く石破大臣とやりとりをしておりますし、全体をつかんでおりますよ。石破大臣は、捜査の厳正性のため、現時点では乗員に接触していないということを二十五日の予算委員会ではっきり答弁しております、さっきも申し上げてお...全文を見る
○赤嶺委員 「あたご」の艦船の中からヘリで航海長を事故の当日運んで事情聴取した、それは当然のことをやったまでで国民に説明する必要はない、そうおっしゃっているのと同じですよ。  さっき海保には説明したということを言っておりましたが、石破大臣が「あたご」の航海長を大臣室に呼びました...全文を見る
○赤嶺委員 全く、答弁に詰まってしまったら他党の攻撃まで言い出してくるようなものは、本当に大臣として情けないですよ。私たち日本共産党の立場というのは綱領でもはっきりしていることです。きょうはこういう論争はしませんが、全く情けない姿勢だと思います。  何を聞いたか、そしてどう答え...全文を見る
○赤嶺委員 大臣室で航海長に大臣は、衝突の時間などについて確認しなかったんですか。
○赤嶺委員 衝突までの経過について、大臣がこれまでるる繰り返してきた、二分前に緑の明かりを見て、一分前に近づいてきて、そしてそれが漁船だということで、四時七分に衝突した。その経過を航海長は話したんですね、大臣室で。
○赤嶺委員 大臣、私が聞いているのは、大臣の部屋で、大臣は航海長と一時間話し合っているんですよ。どんな質問を大臣が行い、航海長は何と答えたか、それを聞いているんです。
○赤嶺委員 何も説明しないで、捏造とか改ざんとか言われるのは心外だと言ってみたって、国民の信頼を得られるものではありません。大臣室での事情聴取の中身もはっきりしない。  それで、私はこの前の委員会でも要求をしたんですが、いろいろな説明を聞いても、答弁はころころ変わっています。そ...全文を見る
○赤嶺委員 これは、機械が自動的に、電磁的に記録するデータなんですよ。捜査に何の影響も与えないんです。まさに、どんなことが起きたかということを知らせる上で非常に大事だと思います。  時間がありませんので、次の沖縄の少女暴行事件に移ります。  少女暴行事件について……
○赤嶺委員 電磁記録さえ出せない。これは何も捜査に影響を与えないですよ、客観的な記録ですから。客観的な記録を国民の前に明らかにするのは当然じゃないですか。  それで、私、女子中学生の暴行事件についても最後に聞きますけれども、総理大臣、この間、また許しがたい米兵による暴行事件が沖...全文を見る
○赤嶺委員 抗議していないんですよね。  それで、私たちは一九九五年にも八万五千人の県民大会を開きました。ちょうど、今度被害に遭った少女はそのころ生まれた少女なんです。当時も、静かな沖縄を返してくれ、軍隊のない、悲劇のない平和な島を返してください、こう訴えました。それでも事件が...全文を見る
03月18日第169回国会 衆議院 本会議 第10号
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○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、在日米軍駐留経費特別協定について質問します。(拍手)  まず初めに、相次ぐ米軍犯罪についてであります。  先月十日、沖縄県北谷町で起こった米海兵隊員による女子中学生暴行事件に対し、深い悲しみと怒りの声が上がっています。言葉巧みに少女を...全文を見る
03月19日第169回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  在日米軍再編に伴う訓練移転について聞きます。  昨年三月、嘉手納飛行場のF15戦闘機が築城基地で初めての訓練を実施いたしました。それから一年になります。この一年間で何回の訓練を行ってきたのか、そのうち、嘉手納飛行場の戦闘機が参加して行...全文を見る
○赤嶺委員 米軍再編に基づく訓練移転は、全体で九回、嘉手納からは四回ということでありますけれども、その訓練移転によって嘉手納の負担はどの程度軽減されたんですか。
○赤嶺委員 今、何か訓練移転の最中は軽減しているようなことをおっしゃっていたんですが、そうなんですか。嘉手納町の調査によりますと、去年、今回の嘉手納から四回訓練を移転した実質十四日間のうち十二日間は、移転していない日の平均を上回る回数の騒音を記録しているということになっています。...全文を見る
○赤嶺委員 減っているということをもう断言できなくなっているわけですね。それどころか、嘉手納町ではふえている、訓練移転の期間を特定してはかってみてもふえているということになっているわけです。  重大なことは、負担を軽減するはずの嘉手納で外来機による訓練が繰り返されていることであ...全文を見る
○赤嶺委員 報道では、韓国の群山基地から十二機のF16戦闘機が嘉手納基地での訓練に参加をしております。  外務大臣にお聞きしますけれども、政府が米軍再編で基地負担を軽減する、こういうことを言っても、外来機による訓練が頻繁に行われている、これが嘉手納の現状であります。やはり、こう...全文を見る
○赤嶺委員 訓練移転で騒音は軽減していないというのは、もうこれははっきりしているんです。それが違うとおっしゃるのですか、外務大臣は。
○赤嶺委員 防衛省のデータをもってしても減っていると言えないと言っているんですよ。嘉手納町はふえていると言っているんですよ。ですから、減っていると言えない、ふえている、そういうことじゃないですか。
○赤嶺委員 訓練移転のその日に騒音はふえているんです。これが調査結果なんです。それを違うというならデータで示してください。そういうへ理屈で住民のこの負担について全く思いを寄せない態度、こういう態度では沖縄の基地負担の軽減はできないと思います。  やはり嘉手納町長はこう言っていま...全文を見る
○赤嶺委員 安全に懸念を有しているレンジ4の施設をことしの三月までに移転すると、皆さんは、外務省も防衛省も発表してきたけれども、それはできませんでした。あと一年半延びます。なぜですかと聞いたら、米軍が現に使っている演習場を中止しなきゃいけないので、そういう運用上の問題があって工事...全文を見る
04月02日第169回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  最初に、神奈川県の横須賀市で起こりましたタクシー運転手高橋正昭さんの刺殺事件で、米兵が米軍の捜査当局に対して、私がやりましたと犯行を全面的に認める供述をしたと報道されております。  警察庁に聞きますが、今捜査はどういう状況にあるのです...全文を見る
○赤嶺委員 今取り調べ中ということでありましたけれども、当然、逮捕し、起訴前の身柄引き渡しを米側に求めていくという報道もありますが、要求するんですか。
○赤嶺委員 ぜひしっかりやっていただきたいと思います。  タクシー強盗事件というのは、殺人事件に至る前の事件が沖縄県下でもことしに入っても続発している事項ですから、本当に法と証拠に基づいて厳正な処罰を求めていきたいと思います。  基地外居住について聞きます。  きのうの質問...全文を見る
○赤嶺委員 米軍から知り得た情報を自治体に直接回答したことはないということなんですか。
○赤嶺委員 回答したことがないということなんですが、去年の三月に、沖縄の北谷町で、米軍属の子供が北谷町の自宅マンションのベランダから歩いていた女性や自動車に空気銃で発砲した事件がありました。これも基地の外に住んでいる軍属の息子であります。  こういう事件が起きたときに、当該自治...全文を見る
○赤嶺委員 今ちょっと答弁も聞き取りにくいんですが、もっとはっきり、クリアな声で答弁していただきたいと思います。  今あなた方は、要するに、事件が起きて北谷町は、基地の外に住む米軍属の自宅マンションから空気銃が発砲されたその事件で、基地の外に住んでいる米兵の実情について問い合わ...全文を見る
○赤嶺委員 事件が起きても、あなた方がそれにきちんと対応しない、米側から情報が得られなかったから町当局に対しても情報を出そうとしない、そういう態度が今度の女子中学生暴行事件につながっているんですよ。私は厳しくこの点についても抗議したいんですが、当たり前じゃないですか、そういう事件...全文を見る
○赤嶺委員 あなた方の態度というのは、当該自治体がどんなに基地の外の米兵の犯罪に恐れ、住民の安全を守るために必死にやっているか、そういうことに思いをはせない態度であるというのが今の答弁の姿勢でもはっきりしていると僕は思います。  それで、次はキャンプ・ハンセンについて聞いていき...全文を見る
○赤嶺委員 約束の期限どおりできなかったわけですよね。できなかった責任というのは日米両政府にあるわけですから、あなた方自身が一年半たったらレンジ4での実弾射撃訓練をやらないと言ったんですが、またおくれるわけですから、レンジ4についての訓練は直ちにやめるのが当然じゃないですか。政府...全文を見る
○赤嶺委員 ことしの三月までに完成し、訓練は移転するというのがあなた方の約束だったんですよ、日米安保の円滑な運用とかなんとか、もうちょっと我慢してほしいといって。そんなの納得できないですよ。次々、時期が来たら期限を切って、時期が来たら都合のいい話を持ち出してくる。  伊芸区の池...全文を見る
○赤嶺委員 一カ所移すのに三カ所整備する。あなた方の説明では、その三カ所のレンジのことをA地区、B地区、C地区と呼んでいるようですが、C地区というのがレンジ16の付近であります。ところが、C地区にあるものはB地区に、B地区にあるものはA地区に移す、こういうことなんですが、具体的に...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣も今お聞きだったと思いますが、移すところにあるのは射撃場やウエザーシェルター、そして、その別の場所にあるのも同じものがあるわけです。今既にそこのレンジにはあるわけですが、また新たな施設をつくってあげる。今あるものを使えば済むことじゃないですか。いかがですか。
○赤嶺委員 この間、繰り返し説明を聞いてきましたけれども、レンジ16の付近にあるものは、B地区にあるのも射程五十メートルの小火器用の射撃場、機能的には変わらないわけですよ。しかも、既存の施設だって地形に合わせてつくっているはずですよ。なぜ、今あるものを使わないで、新たな施設をつく...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、日米安保条約の観点からすれば、それぞれのレンジにある施設は老朽化しているから、この際、レンジ4の移転というときに新しくつくってあげようということなんでしょう。
○赤嶺委員 A地区というのは今原野ですね。原野にも射撃場とウエザーシェルターをつくる。結局あなた方は、レンジ4の訓練移転を一生懸命やってきたのではなくて、二年半おくらせた上に、なお、レンジ4の移転のためだと称して古くなったレンジをつくりかえ、原野だった地域に新しい訓練施設をつくる...全文を見る
○赤嶺委員 確認しますが、レンジ3に今ある施設を取り壊して新たな施設をつくるのではなくて、レンジ3の付近にまた新たな訓練施設をつくる、そういう理解でいいんですね。
○赤嶺委員 レンジ3の今ある施設の付近に新たな訓練施設をつくるんですね。
○赤嶺委員 結局、新たな施設の強化じゃないですか。レンジ4で苦しめられていて、その移転だ、それはもう県民の負担の軽減だから日本政府の予算で負担してあげようやといって、一カ所かと思ったら、三カ所もレンジを改修して新たなレンジ施設をつくる。そして、レンジ3、ここにも新たな施設をつくる...全文を見る
○赤嶺委員 結局、近代化されたレンジ3、これをまた容認して、陸軍は、統合された、集約化されているからキャンプ・ハンセンのほかのレンジでは訓練をやらないかというと、それは日本政府は定かじゃない、こういう認識ですね。  キャンプ・ハンセンというのは、それだけじゃないんですよ、米軍だ...全文を見る
○赤嶺委員 今回の訓練では射撃訓練と爆破訓練は実施していないということでありましたけれども、そういう訓練は今後も実施しないということなんですか。
○赤嶺委員 地引局長、射撃訓練と爆破訓練は今後も実施しないと明言できないんですか。
○赤嶺委員 今回のキャンプ・ハンセンでの自衛隊の共同使用、これは期限を定めてあるんですか。
○赤嶺委員 米軍再編で合意した共同使用というのは、期限を定めたものですか。
○赤嶺委員 キャンプ・ハンセンというのは、既存のレンジだけでも大変な負担を負わされているのに、今度は自衛隊が、日本政府が配慮するのではなくて、そこに出かけていって、爆破訓練や射撃訓練もやらないということは今明言できないような状態になっているわけです。  一〇四号訓練移転が行われ...全文を見る
○赤嶺委員 地引局長、今の米側の説明によると、定められた廃弾処理場以外の場所で廃弾処理をやった、つまりレンジ4ですよね、その結果起きた山火事だ、そういうことですか。
○赤嶺委員 どこのレンジで見つかったんですか。
○赤嶺委員 私が聞いているのは、どこのレンジかと。廃弾処理場付近のレンジといえばレンジ4しかないんですが、それでいいんですね。
○赤嶺委員 あなた方、米側に問い返すという意思はないんですか。問い返して、住民の安全にかかわってどうだったかと、そのぐらいの気持ちも持てないんですか。もう一度答えてください。
○赤嶺委員 委員長、今私が聞いているのは、まさに新たな特別協定にも盛り込まれている訓練移転にかかわって、思いやり予算にかかわって、キャンプ・ハンセンのレンジについて、どこのレンジで不発弾の処理をしたのかということを聞いているんですよ。そうしたら山火事対策をとっていますと別の回答を...全文を見る
○赤嶺委員 こんな状態で、あなた方に予算を使う資格はないですよ。地元の人たちは何と言っているか。今、廃弾処理場以外の場所で廃弾処理をしたと地引局長は認めたんですけれども、これは地元住民の安全にとっては大変な出来事なんですよ。  この山火事というのは、レンジ4付近で大きな爆発音が...全文を見る
○赤嶺委員 キャンプ・ハンセンの付近の住民にとって、山火事というのは生死にかかわる出来事なんです。二〇〇五年には、八十ヘクタール焼失した大規模な山火事が発生をいたしました。今回の焼失面積、まだ米側から教えてもらっていないんですか。それと、二〇〇五年以降、毎年、山火事が何件起きてい...全文を見る
○赤嶺委員 ことしは三月までに、もう既に六回ですね。二〇〇五年、二〇〇六年の二倍、昨年は山火事が発生している。何でそんなに火災発生がふえているんですか。
○赤嶺委員 日米安保条約の目的達成のために必要だ、必要な基地提供だと言いながら、住民の安全については全く無策、そしてアメリカに問い返すことしかできない。  金武町議会は、こういう意見書を上げています。結局、日本政府の予算でキャンプ・ハンセンにおいてアメリカ側に新しいレンジをどん...全文を見る
○赤嶺委員 日米安保の円滑な運用のために、思いやり予算と言ってみたり、新たな特別協定と言ってみたりして、莫大な費用をそこに注ぎ込んでいるわけですけれども、皆さんが注ぎ込んだ訓練移転の予算というのは、現場では実態としてこういうことが引き起こされている。乱暴な米軍基地の運用について、...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣、伊江島も、伊江島補助飛行場の滑走路というのは、葉たばこ畑のそば、民間住宅のそばなんですよ。皆さん方が移転させたパラシュート降下訓練で、米兵が民間地に落下してくる、物資が落下してくる、こういう事故を起こしているところなんです。一度、思いやり予算でそこの滑走路を...全文を見る
04月10日第169回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、沖縄の開発と自然保護、特に泡瀬干潟の埋立事業について聞きます。  ことし七月開催されます洞爺湖サミットのキーワードは環境であります。地球温暖化とともに注目されているのが生物多様性の問題です。  一方で、ことしは、国際サンゴ...全文を見る
○赤嶺委員 私が聞いているところによりますと、ムナグロなどは日本一の、最大の越冬地で、国際的なラムサール条約登録の基準、先ほどおっしゃっていましたけれども、泡瀬干潟はそれは満たしているというぐあいに聞いているんですが、その点はいかがなんですか。
○赤嶺委員 ラムサール条約の湿地登録の国際的な基準を、微妙なところではあるが上回っている、それだけに、泡瀬干潟というのは、環境に与える影響を極力避けなければいけない湿地として保全していかなければいけないところだと思うんです。  私は、環境省からこういうパンフレットをいただきまし...全文を見る
○赤嶺委員 岸田大臣、尾身大臣はこのように述べていたんですよ。埋め立てはしたけれども経済需要がなかったということがあってはいけない、少なくとも第一区画相当分についてはこれを上回る需要が確認できたので、事業は開始する、こう答弁しておりました。  当時の土地利用計画、今でも達成可能...全文を見る
○赤嶺委員 尾身大臣が当時、県、市で土地利用計画をつくってきました、これによるとホテルを四つつくるとか人工ビーチをつくるとかいろいろありましたよ、これは少なくとも達成可能だ、だから始めるんだとおっしゃっていたんです。  その土地利用計画は現在も存在しているんですか。
○赤嶺委員 ですから、二〇〇二年三月の当委員会に尾身大臣が、これは達成可能ですと言って示した土地利用計画、現在でも生きているんですね。いかがですか。
○赤嶺委員 それでは、その土地利用計画のまま泡瀬干潟の埋め立てにいくわけですか。これは当時示された絵ですけれども、このとおりいくんですね。
○赤嶺委員 岸田大臣、今、振興局長の答弁をお聞きになったと思うんですが、当時達成可能だと言われた、ホテルを四つだとか観光商業施設用地だとか業務研究機関の施設だとかあるいは小型船だまりとか海浜とかといった土地利用計画は、もう沖縄市において見直すと言っているんですよ。達成可能と言われ...全文を見る
○赤嶺委員 トカゲハゼ保全計画の中では四月から七月は工事をやらないということが専門家のいろいろな検討によって明記されております。その保全計画は変更されたんですか。
○赤嶺委員 外周護岸によって区切られた状態だからトカゲハゼに影響を与えないというのは、事業者である皆さんの考え方なんですよ。内閣府の考え方なんですよ。  中城湾にしか存在しないようなトカゲハゼの保全計画においては、専門家のいろいろな英知を結集して、四月から七月までは工事をやらな...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、トカゲハゼへの影響について専門家の意見を聞いて判断したのか、それとも事業者が判断したのか、そのことについて大臣の方からきちんと確かめていただけますか。
○赤嶺委員 大臣、しっかりそのことをやっていただきたいと思います。  環境の年だと言われ、生物多様性が大事だと言われ、サンゴが大事、藻場が大事、干潟が大事だと言われているのに、内閣府が沖縄振興の名で結局、自然を破壊する、こういうことは許されないと思います。専門家の意見をきちんと...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、今の答弁にありましたように、分譲したのは六・二ヘクタール、全体の六・九%ですよ。九割以上は分譲されていないんです。賃貸工場があるけれども、それも空き家がある。しかし、ここは海外に開かれた日本の南の表玄関、特別自由貿易地域だ、大型船が入るんだといって、大型港湾をつ...全文を見る
04月11日第169回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、まず法案について聞きます。  今回の自衛官の定数変更の大きな要因は、情報保全隊の改編であります。  まず、今回の改編で情報保全隊の何がどう変わるのか、そして部隊の規模、これはどうなるのか、説明していただけますか。
○赤嶺委員 情報保全隊は、二〇〇三年三月に、それまでの調査隊、これを再編強化して新編された部隊であります。  今回、さらに改編を行うことにしたきっかけ、要因、これは何ですか。
○赤嶺委員 そうしますと、今、米軍再編のもとで、日米間の情報の協力と共有が進められております。こうした動きと一体で秘密保護の体制強化も進められているわけですね。去年の八月には、2プラス2の合意に沿って、日米軍事情報包括保護協定、GSOMIA、これが締結をされました。  こうした...全文を見る
○赤嶺委員 二〇〇五年十月の日米合意、これには「部隊戦術レベルから国家戦略レベルに至るまで情報共有及び情報協力をあらゆる範囲で向上させる。」「関連当局の間でより幅広い情報共有が促進されるよう、共有された秘密情報を保護するために必要な追加的措置をとる。」このように明記しているわけで...全文を見る
○赤嶺委員 国土交通相の委任を受けたとおっしゃっていましたけれども、そうすると、自衛隊の方は従来の設備でその業務がこなせるんでしょうか。今回のラプコンの拡大に伴う機材や施設整備の内容、これは新規にまた拡大していく、機能を強化していくということもあるんでしょうか。
○赤嶺委員 現有の機材で可能だと思って引き受けたけれども、築城基地に新たなレーダーの設置とか施設整備が必要になったというお話でございます。  新北九州空港の開港に伴う遅延解消が目的と繰り返されているわけですが、国土交通省、いらっしゃっていますね。国土交通省に聞きますけれども、新...全文を見る
○赤嶺委員 それでは防衛省に聞きますけれども、自衛隊が管制を行う場合、民航機に対して軍用機を優先することは全くないということですか。
○赤嶺委員 今回の措置をとったことによって、自衛隊は空域全体について管制を行い、行き交う航空機に対して指示を出すことができるようになるわけですね。  そうしますと、自衛隊の運用上、何かやりやすくなるという点はありますか。
○赤嶺委員 今後、築城では、タイプ2の訓練や、あるいは緊急時機能の移転に伴う訓練なども想定されています。  こうした大規模な演習を行う場合に、民航機の運航に影響を与えることはないのか懸念いたしますし、そういう演習の場合に民航機の運航との関係でどういう調整を行うことになっているん...全文を見る
○赤嶺委員 演習のために民航機の航行に何らかの変更を加えることはあるんですか。
○赤嶺委員 今回とられた措置は新北九州空港の開港に伴う遅延解消が目的だということを繰り返してこられましたけれども、ただ、隣の管制空域は岩国基地であるわけですね。その岩国には大量の空母艦載機が移駐する。そして、築城や新田原では日米共同訓練や普天間の緊急時機能が移転をされる。そうした...全文を見る
○赤嶺委員 仮滑走路はどうするんですか。
○赤嶺委員 なぜ仮滑走路をつくる必要があるかという問題があると思うんですよ。  過去にも新田原で滑走路の補修を行ったことがあります。その場合、工事期間中、部隊はどうしていたんですか。
○赤嶺委員 仮滑走路は設置しないで滑走路の補修をやったわけですね。今回とる措置と矛盾している。やはりおかしいなとちょっと感じるわけですが、仮滑走路はどういう規模のものを建設するんですか。
○赤嶺委員 規模を聞いているんですが。
○赤嶺委員 仮に、完成後に仮滑走路を残す場合に、それが使われるということはないんですか。完成した滑走路上で航空機が事故を起こした場合とか、そういういろいろな緊急時の場合など、仮滑走路を使用することはありませんか。
○赤嶺委員 仮滑走路の建設など、いろいろな施設の整備について地元の自治体は何と言っているんですか。
○赤嶺委員 そうじゃありませんでしょう。排水路について大変な不安が出ていますでしょう。今までもかさ上げするたびに基地の中の排水が田んぼの中に流れてくるとか、あるいは山林のがけの崩落が起きるとか、今度、仮滑走路をつくれば排水量はこれまでの対策の比ではない、調整ダムをつくる必要がある...全文を見る
○赤嶺委員 仮滑走路を撤去したら費用がかかるという議論はしますが、残した場合にどのぐらいの費用がかかるかという議論を全く明らかにしないでそういう話が出ていくのは、本当によく考えるべきじゃないかと思います。  もう時間がありませんので、最後に、大臣に辺野古の問題について伺いたいと...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、大臣はお知りの上でそういう答弁をなさったかどうかわかりませんが、今、アセスの調査に入ったとおっしゃっておりましたが、結局、アセスの中身は二回三回書き直しされたんですよね。最終的に確定したアセスの方法書というのは県民に公開されていないんです。県民の意見も寄せていな...全文を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  私は、日本共産党を代表して、防衛省設置法等一部改正案に反対の討論を行います。  自衛官定数の変更は、主として情報保全隊の組織改編によるものですが、これは、陸海空各自衛隊に置かれていた部隊を統合することによって情報の一元化を図り、同時に...全文を見る
04月18日第169回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  最初に、イラクの問題について聞きます。  きのう、名古屋高裁は、現在イラクで行われている航空自衛隊の空輸活動について、武力行使を禁止したイラク特措法二条二項、活動地域を非戦闘地域に限定した同条三項に違反し、かつ憲法九条一項に違反する活...全文を見る
○赤嶺委員 傍論だと言って片づけるわけにはいかない中身がたくさん盛り込まれているわけですね。国民的な関心事について高裁が司法判断を下した。  例えば、イラクの現状について、その実態に照らして、国際的な武力紛争が行われていると認定をいたしました。特に、首都バグダッドについては、米...全文を見る
○赤嶺委員 国会でるる議論してきたことに司法においても立ち入って、違憲だ、イラク特措法にも反することだというような判決を下したわけですから、私は、政府に自分たちの行政をチェックするという姿勢が少しでもあるのであれば、こういう司法判断は尊重すべきだ、イラクから自衛隊を撤退すべきだと...全文を見る
○赤嶺委員 ハリアー戦闘攻撃機はどこの所属ですか。そして、どこから飛び立ってきたんですか。
○赤嶺委員 鳥島射爆撃場は、在沖米軍に限定せず、在韓米軍そして在本土米軍、これらも使用しているのですか。
○赤嶺委員 つまり、在沖米軍に限らないということなんですか、北米局長。
○赤嶺委員 外務大臣、今度鳥島で爆弾を誤って落としたのは、岩国基地所属のハリアー戦闘機、海兵隊ですよ。そして、ふだんは在韓米軍もやってきてそこで訓練をしている。在沖米軍に限らないんですね。沖縄の負担の軽減といいながら、実態はこういうことになっているわけです。  しかし、地元に対...全文を見る
○赤嶺委員 この鳥島射爆撃場は、五・一五メモの使用条件によると、廃弾処理が行われることになっています。廃弾処理が行われているかどうか、確認されていらっしゃいますか。
○赤嶺委員 では、廃弾処理が実施されているかどうか、日本政府は知らないというわけですか。
○赤嶺委員 訓練海域外に爆弾を投下して、それの回収を今沖縄県は求めています。それから、鳥島というのは久米島町からわずか二十二キロ、閃光弾もぴかっと光るのがすぐ見えます。学校の教室からも訓練の様子が、外務大臣、見えるんですよ。こういう島に、島の形も変えるような実弾射爆撃訓練をして、...全文を見る
○赤嶺委員 外務省の認識は、大変な認識だと思うんですね。これは共同逮捕以前の状態が起きているわけですよ。非番の憲兵隊員が米側の少年が暴れているのを見つけたのであれば、まず日本の警察に通報すべきではありませんか、そして日本の警察が逮捕すべきではありませんか、この場合。外務大臣、いか...全文を見る
○赤嶺委員 それを国民の目から見たら、逮捕というんですよ。手錠をかけて基地の中に連れていって、それでも逮捕じゃないと言って、外務省流の地位協定の解釈が許されるはずがないということを申し上げて、私の質問を終わります。
04月25日第169回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  私は、きょうは、普天間飛行場代替施設の建設予定地での環境アセス方法書について聞いていきます。  建設予定地の辺野古は、海域には発達したサンゴ礁が広がり、そして、湾内では、世界でも有数のアオサンゴ群落が見られ、絶滅危惧種やあるいは準絶滅...全文を見る
○赤嶺委員 可能性は一切否定することにはならない、まさにだれも否定できないわけですよね。方法書にこれを記載して、そして、配備された場合の環境に与える影響についてきちんと予測し評価すべきではないかと思います。これが環境アセスの役割ではないかと思いますが、いかがですか。     〔...全文を見る
○赤嶺委員 オスプレーの配備はだれも否定できない。  そして、環境アセスというのは日本の政府がやっていることですよね。日本の政府の基地建設事業であるわけです。そして、騒音被害の影響をできるだけ最小限に抑えよう、環境破壊を最小限に抑えよう、そのためにとられる手法が環境アセスですよ...全文を見る
○赤嶺委員 ロードマップがつくられて以来、もう何年もたっています。オスプレーの配備について、いわば外交ルートで何もないということなんですが、環境アセスをこれから実行していく上で、オスプレーについてもちゃんと掲載し、その環境に与える影響を予測しそして評価する作業は必要だと私は思いま...全文を見る
○赤嶺委員 大臣が騒音は少ないということをおっしゃるんであれば、まさに科学的な環境アセス、この方法書の中で検証していこうではありませんか。検証することは避けて、いや、オスプレーは騒音は少ないと聞いています、こんなのでは説明責任にはならないですよね。やはりオスプレーもちゃんと載せて...全文を見る
○赤嶺委員 何人も否定できないオスプレー配備について、それをあれこれ言って環境アセスの対象にしない、やはりこれは詭弁だと私は思います。  もう一つ、県民が詭弁だと感じていることについて御質問申し上げたいと思います。  それは、政府と名護市と宜野座村は、二〇〇六年四月に、「名護...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、防衛省が本当に必要性が認められると得心する場合、あなた方が言っているわけですから、どういう場合ですかとあなた方に聞いているわけです。
○赤嶺委員 例えばキャンプ・ハンセンや北部訓練場で、今も普天間のヘリが陸上部隊と一体となった訓練を行っています。こういう訓練を行うために集落上空を飛行するというのは、必要性が認められる場合に該当するんですか。
○赤嶺委員 私は説明してほしいんですよ。天候だとか個別とかいろいろなことを言いますけれども、今沖縄でやっている訓練についてはどうなのか、何もアメリカに聞かなきゃわからない話じゃないですよ、いろいろな意見が出てきているわけですから。  例えば、普天間のヘリは普天間市街地上空で旋回...全文を見る
○赤嶺委員 今、普天間に基地がある状況で、名護や宜野座村の上空で訓練が行われたりする。それが辺野古に来ればもっと頻繁になるだろうというのはだれでも予測がつくことですが、今現在、名護市上空やあるいは宜野座村上空で行われている訓練について、日本政府はアメリカに対して何か注文をつけたり...全文を見る
○赤嶺委員 今、普天間、宜野湾市の市街地上空でやっている旋回飛行訓練、これも最低限維持するためにやっている訓練ですよね。これは限度を超えていると、皆さん、抗議したことはありますか。やめてくれと言ったことはありますか。そして、宜野湾市上空でなくて名護や宜野座でもやっているんですよ。...全文を見る
○赤嶺委員 それは早朝離陸訓練だとかという場合であって、いわば市街地上空旋回訓練や集落上空の訓練について、本当にやったことはありますか。結局、米側が運用上必要だからと言えば、米軍の飛行訓練についてこれまでとめられなかったじゃないですか、大臣。米軍が運用上必要だと言って、とめた事例...全文を見る
○赤嶺委員 それが、米側から安保条約の目的の達成のために必要な訓練だと言われたらどうしますか。
○赤嶺委員 北米局長や地引局長なんか、いつもそういう答弁ですよ。漁民の漁業水域に爆弾を落としてということを、久米島の鳥島の射爆撃場の話をしたら、いや、あそこは、地元は撤去を要求しているけれども、安保条約上必要だからどんな訓練でもさせるんだ、こういう繰り返しなんですよ。  それで...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、今の答弁の趣旨、御理解できましたか。なかなか理解できないですよね。  この方法書の中にある騒音コンターは、集落地上空を飛ばないということを前提にしてしかつくられていないんですよ。ところが、皆さんは既に、必要によっては、訓練形態によっては集落地上空を飛ぶこともあ...全文を見る
○赤嶺委員 もう絶対に集落地上空を飛ばないということでしかコンターはつくっていないわけです。一方で石破大臣が、いや、訓練形態によっては、それは得心すればやることはあるんだと言うわけですからね。これはどんな場合だろうとみんな考えますよね。そんな場合は、だれだって、被害はどうなるかと...全文を見る
○赤嶺委員 本当に納得がいくだとか、訓練形態だとかいろいろ言ってみても、結果としてそれが、何か訓練を限定するものになるであろうというのは、基地のそばで暮らしている沖縄県民はだれも納得しないんですよ。こういうところで何度も答弁しても、絶対にそれは日常化していくだろうと。しかし、コン...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、これはごまかしの答弁なんですよ。必ずしも海砂ばかりじゃないというのは、確かに、辺野古のダムのところからも埋立土砂を採取するとか、あるいは基地の中の高低差がある部分をやるとか、あるいはどこかの建設土砂を持ってくるとかというのはありますが、中心は海砂と書いてあるんで...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、そういうような、環境に影響を与えないように十分注意してやっていくというのであれば、どこからとるのかと掲載して、こういうとり方をしたら環境に影響を与えないというようなことを明記すべきじゃないですか。そういうのが環境アセスでしょう。その明記もされていない。  ...全文を見る
○赤嶺委員 土砂の安定的な調達ができなかったら事業の開始が左右されるおそれがある。つまり、事業を早く進めたいために、こんな環境のいいところの埋立土砂を、環境を破壊してとってくるんですか。まず工事ありきという姿勢じゃないですか。こんなの、環境アセスと言わないですよ、環境破壊アセスで...全文を見る
○赤嶺委員 関係法令によって業者が海砂をとりに行くというときに、日本全国の一年分の海砂を防衛省が発注すると、どんなことになりますか。とってこい、とってきたら買ってやるというようなことしか書いていないんですよ、これには。  そして、この方法書、ごらんになってください。「普天間飛行...全文を見る
05月07日第169回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、四月十三日に起きまして、当委員会でも繰り返し問題になりました、沖縄県北谷町の衣料品店で発生した万引き事件について聞いていきます。  まず、警察庁に聞きますが、現場に駆けつけた憲兵隊員が米兵の息子二人を基地内に連行した問題をめ...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣に伺いますが、大臣は、事件発生後の先月の十六日の本委員会で、アメリカ側の対応について大いに問題があり得る、このように答弁をいたしました。  その後の、今お聞きになりました現地レベルでのやりとりを通じても、海兵隊員が少年二人に手錠をかけ、その後、現場に駆けつけ...全文を見る
○赤嶺委員 もう現地レベルでは、先月の時点で決着がついているわけですね。遺憾の意を伝えたということでありますが、外務大臣、そういうことですか。外務大臣みずからが伝えられたんでしょうか。
○赤嶺委員 私は、あの少女の暴行事件が発生した後、外務大臣が、共同パトロールだ、こういうことを国会で述べられたときに、これにはさまざまな問題があるということを指摘いたしました。地位協定の運用改善で解決するといっても、決められた地位協定さえ守られていないというのが現状なんですよ。そ...全文を見る
○赤嶺委員 地位協定、関連取り決めを米側が守らなかった、当初の連絡も、けんかだと言って、あたかも地位協定上何がしかの根拠があるかのような雰囲気をにおわせたり、逮捕じゃなかったと言ってみたり、この間の過程を見ると、地位協定に違反しておきながら違反していないんだということを取り繕う米...全文を見る
○赤嶺委員 いわば地位協定の取り決めに反するような行動を子細に追っていくと、地位協定の網の目をくぐり抜けてでも米軍の優先的な身柄の確保を何とかしたいというような経過が明らかだし、私は、この報道は十分に根拠がある、きちんと、米海兵隊において、憲兵隊においてどんな教育がされているか、...全文を見る
○赤嶺委員 要請が四月二日、そして拘禁が四月十一日。その犯人の憲兵隊員は十日間近く拘禁されていないわけですね。  警察としては、共犯の少年を四日、五日に逮捕できたから問題ない、そういう立場をおっしゃっていたんですが、そういう立場なんですか。
○赤嶺委員 私、警察庁も本当に、この間の米軍犯罪の事案を考えてみると、非常にだらしないと思うんですね。いわば、県警が要請してから十日近く、監視下に置かれていたと言いますけれども、憲兵隊員が基地の中を自由に歩いているんですよ、タクシー強盗の犯人の憲兵隊員が。少年四人の逮捕にしても、...全文を見る
○赤嶺委員 法と証拠に基づいて適正に行われていない疑いを持っているから、いろいろ聞いているわけです。  それじゃ聞きますが、警察側がアメリカ側に対して拘禁施設への要請を求めるのはどういう場合ですか。
○赤嶺委員 それじゃ、拘禁要請をして、いわば警察の要請にこたえるかどうか、これを判断するのはどこが行うんですか。
○赤嶺委員 そうすると、アメリカ側には警察の拘禁要請にこたえる法的義務はあるんですか、明文規定もあるんですか。
○赤嶺委員 結局、外務大臣、運用改善とはいっても、犯人の身柄の拘禁要請をしても向こうは拘禁する義務もない、いわば証拠の隠ぺいがあったにしても、警察側が、いや、法と証拠に基づいて適正にと言われても、大いに疑わしいような事態というのが基地の中では繰り返されているわけです。  運用改...全文を見る
05月23日第169回国会 衆議院 外務委員会 第16号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、地位協定に関連して、米軍の犯罪、そして沖縄の米軍基地運用、これらの問題について聞いていきます。  まず最初に、二〇〇二年に米空母キティーホークの乗組員に暴行されたオーストラリア出身ジェーンさんに対し、防衛省が見舞金三百万円を...全文を見る
○赤嶺委員 犯行に及んだ米兵はアメリカに、本国に逃亡し、そして米国政府も謝罪しない。結局、北米局長が説明した仕組みの中ではこういうことが起こっているわけであります。  公務中の犯罪被害の補償も、これは大変です。公務外についてはなおさらであります。私は、犯罪被害者救済のための新た...全文を見る
○赤嶺委員 今回の未明離陸は、アラスカの演習に参加するという理由をつけているわけですね。アラスカで行われている演習、これはどういう演習ですか。
○赤嶺委員 今北米局長がノーザンエッジ、これは、現地のホームページによりますと、年一回行われているようであります。レッドフラッグ・アラスカは年四回行われている。そういうことでよろしいですか。
○赤嶺委員 ホームページで見るとそのようになっています。  ですから、今、両方に参加しているということでありましたけれども、そうなりますと、米軍の運用次第で、少なくとも年五回はアラスカの演習に参加するために嘉手納の米軍機が未明離陸を行う可能性がある、そういうことですか。
○赤嶺委員 事実関係、ぜひ掌握してください。これはホームページで公開していますので。こうなっているんですよ、レッドフラッグ・アラスカは今後、六月、十月の実施が計画されている。これはアイルソン空軍基地ホームページの中で掲載されています。  アラスカの訓練参加のため、さっき北米局長...全文を見る
○赤嶺委員 今回の訓練、五月三日ですよ。公休日に、午前六時台になったということが何か前進であるかのようにおっしゃっておりますけれども、そういうゴールデンウイークの連休のさなかに爆音に苦しめられる住民にとってはこういうのは解決の中に入らないんです。  ですから、運用上必要だといえ...全文を見る
○赤嶺委員 結局、アラスカで日米共同訓練も行われている、そのために嘉手納では未明離陸が繰り返されている。  自衛隊は、アメリカに向けて飛び立つときは未明離陸を行っているんですか。
○赤嶺委員 なぜ早朝六時半に離陸するんですか。
○赤嶺委員 最後ですが、現地での日没と言いますが、自衛隊は夜間訓練もやっているじゃないですか。早朝の離陸については苫小牧や千歳からも抗議を受けているわけでしょう。夜間訓練をやっていて、何でアラスカに行く場合にこういうことを早朝の理由に持ち出すんですか。
○赤嶺委員 終わりますけれども、米軍の運用優先、こういうことばかり政府が受けとめていたら早朝・未明離陸訓練は絶対に根絶できない。根絶が県民の願いであるということを申し上げまして、質問を終わります。
10月17日第170回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  政府は、二〇〇一年の九・一一テロに対してアメリカが始めたアフガン報復戦争を支援してまいりました。海上自衛隊をインド洋に派遣し、米軍など多国籍軍に対する給油活動を七年間行ってきたわけですが、さらにこの活動をあと一年延長しようとしております...全文を見る
○赤嶺委員 今外務大臣の答弁にもありましたが、事件は著しく増加し、治安情勢は著しく悪化しているということだろうと国連の安保理に報告しているんです。  もう一点、外務大臣にお聞きしますが、こうした治安情勢の悪化のもとで、二〇〇一年以降、民間人あるいは多国籍軍に一体どれだけの犠牲が...全文を見る
○赤嶺委員 多国籍軍も被害がふえ、それで、国連報告によると、民間人の死傷者というのはことしの一月から八月までの間に約四割近く増大していると。さっき自爆テロの話がありましたけれども、アフガニスタンはもともと自爆テロという行為はありませんでした。このアフガニスタン戦争の中で起こってき...全文を見る
○赤嶺委員 問題は、なぜそういう最悪の事態に至ったのかということであります。  この七年間、アメリカは、テロとの闘い、きょうも朝からテロとの闘いという言葉がたくさん発せられました。テロとの闘いと称してアルカイダとタリバンに対する掃討作戦を展開してきました。そのために空爆を繰り返...全文を見る
○赤嶺委員 治安は、去年のこの法律を審議するときも最悪だと言われました。年々悪化し、去年よりもことしがさらに悪くなっている。そこの一番かなめになる問題が、やはりアフガニスタンにおける米軍の行為だと。これは私だけが言っているんじゃないんです。カルザイ大統領は、連合軍による一方的な作...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣、質問を取り違えないでください。カルザイ大統領がアメリカに何を求めたかという話じゃないんです。カルザイ大統領がそういう政治的和平交渉に移りつつある、副大統領もそのように述べている、そういうようなことは掌握していますかということを聞いているんです。
○赤嶺委員 政治的な和解交渉、これは現実に進んでいるわけですね。  国連のアフガニスタンの特別代表のエイデ氏は、我々が軍事的に勝利できないことはだれもがわかっている、政治的な手段で勝利しなければならない、このように述べて、今必要なことは軍の増派ではなく政治の増派だと述べているわ...全文を見る
○赤嶺委員 和平への取り組みが始まっている、これは歓迎だと。ですから、インド洋における給油活動が、そういう和平への取り組みと無関係に、一年前と同じようにして出されている、国際情勢の変化を見ていない、私はそのように考えるわけです。  実は、総理は外務大臣をしておられましたし、ラン...全文を見る
○赤嶺委員 歴史の経験は何を教えているかはっきりしていると思うんですよ。戦争でテロはなくせない。政治的な和解、平和交渉によってテロを解決していく、追い詰めていく。  朝の議論の中にもありましたが、ペシャワール会の伊藤さん、大変不幸な事件でした。私、胸が詰まるような思いであのニュ...全文を見る
○赤嶺委員 報道によると、アメリカ政府からアフガニスタンの戦費貢献について日本側に、五年間で最大二百億ドル、二兆円もの分担を求めてきている、このように報じられているわけです。  ODAの支援のお金とは違うんですね。ODAの支援のお金はこの前パリ会議で決めたばかりですから、それ以...全文を見る
○赤嶺委員 総理、あれですか、沖縄の米軍基地強化に国民の思いやり予算を注ぎ込んでいる、それと同じように、米側がアフガニスタンに非ODAの支援策、お金をよこせと言うなら、それは検討の余地があるということですか。検討の余地ない、きっぱり断るということですか。
○赤嶺委員 総理は前段に、非ODAという軍事支援のあり方は実際に沖縄でやっているでしょうという発言をなさることは、やってやれないことはないでしょうと国民には聞こえるわけですよ。  何で、私たちの税金を使って沖縄で米軍基地を強化して、そして訓練で県民が苦しめられなければいけないん...全文を見る
10月20日第170回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょう午前中の質疑の中で、与党の側から、ペシャワール会の活動について殊さらに問題があったかのような発言がありました。  私は、ペシャワール会の活動については国の内外から大変高い評価を受けていると思っています。アフガニスタンの現地で伊藤...全文を見る
○赤嶺委員 一般的な民間人の犠牲ということを伺っているのではなくて、空爆による民間人の犠牲者の数というぐあいに聞いているんですが、それは政府としてはつかんでいないということですか。
○赤嶺委員 今数字が出されましたわけですけれども、るるこの委員会でも各委員から発言ありましたけれども、手元にある私たちの数字では、ニューハンプシャー大学のマーク・ヘロルド教授の数字では、攻撃が開始された二〇〇一年十月から二〇〇四年七月までに約三千五百人から四千人、二〇〇五年から現...全文を見る
○赤嶺委員 今までと変わらないわけですね。この地球上で罪のない人たちが空爆の犠牲になっている。いや、あれは米軍とISAFとアフガン政府の問題だといって、それぞれ努力しているだろう、日本政府がその答弁から一歩も出ないわけですね。  私は、実態を見る必要があるだろうと思うんですよ。...全文を見る
○赤嶺委員 実は、今アフガニスタンの問題を考える上でこの報告書というのは非常に大事な意味を持つ報告書だと思うんですよ。テロとの闘いというのは繰り返ししゃべりますけれども。  では、この報告書の存在については官房長官は御存じですか。
○赤嶺委員 やはり日本政府はこういう報告書にも関心を持つべきだと思うんですよ。私は知りませんという話ではないと思うんです。  私も、その報告書の内容をちょっと私たちのスタッフに訳していただきました。報告書は、現地調査も行い、そして特徴的なのは、具体的な空爆の事例を幾つも挙げて、...全文を見る
○赤嶺委員 カルザイ政権が求めている空爆の中止。民間人を標的にした空爆も起こっている、それが事実起こっているかどうか、日本政府がアメリカに問い合わせるおつもりはないですか。
○赤嶺委員 米側は作戦にかかわることだから公表していないとおっしゃいますけれども、事は人道にかかわる問題じゃないですか。戦争で民間人が標的にされている、それも誤爆なんてものじゃない、民間人しかいないことがわかりながら攻撃して犠牲にしている。それは軍の作戦の問題じゃないですよ、人道...全文を見る
○赤嶺委員 協議が行われ、改善が見られたら、そういう質問にはならなかったと思います。去年も、協議が行われている、一生懸命犠牲が少なくなるように努力していると。  それでは、ことしの八月の事件、これが報告書の中に出ております。  八月二十二日、アフガニスタン西部のヘラート州で、...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣、先週から、これは私以外の委員の方々も繰り返し出している問題なんですよ。だから、急なお尋ねでも何でもないんですよ。  では、そのときに、そのヘラートの事件をめぐって、これは、カルザイ政権、アフガン政権と米軍の間でやりとりがありました。このやりとりについても承...全文を見る
○赤嶺委員 やりとりはその程度の問題じゃないんですよ。ヘラートでもまた民間人の犠牲者が出たから気をつけてくれよということじゃないんですよ。  アメリカは、米軍は、この空爆で民間人の犠牲は五人から七人だった、このように述べたんです。それに対してアフガン側は、調査団を現地に派遣して...全文を見る
○赤嶺委員 人道上許されないようなことが起こっている。あなた方は日米同盟だと言っている。同盟国が人道上許されないようなことを繰り返し行っていて、いや、それは努力しているんだ、努力しているんだと、去年から今日まで同じ答弁ですよ。同じ答弁で、事態は悪化していくばかり。事態は悪化してい...全文を見る
○赤嶺委員 同じ答弁の繰り返しですから、では、ちょっと別の質問を伺いたいと思いますけれども、ヒューマン・ライツ・ウオッチのこの報告書の中に、空爆は重大な政治的影響も与えている、アフガニスタン国民の世論の反発を招き、アフガニスタン政府と国際的に支援する者への信頼を台なしにしている、...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣、ジュネーブ条約を含む国際人道上の条約に違反する国があれば、加盟国は、その違反行為について指摘し、違反行為が起こらないように努力する義務があるんですよ。その努力する義務をあなたは今放棄しているんです。  では、今度また別の質問です。同じ答弁は控えてください。...全文を見る
○赤嶺委員 聞いていることはそういうことではないんです。  もうここまで行き詰まって、そして、誤爆じゃない、空爆によって民間人が犠牲になる、これを世界が黙っていることは異常と思いませんか。憲法九条を持つ国が、民間人が犠牲になっているアフガニスタンやイラクに行くと、広島や長崎の、...全文を見る
○赤嶺委員 間接的に負担することを検討している、この問題は引き続き追及します。  あと一問、浜田防衛大臣に残っております。  きのうの東京新聞、御存じだと思いますが、在沖米海兵隊のグアム移転経費、これについて、日米が当初合意した百三億ドルを大きく上回る百五十億ドル以上になるだ...全文を見る
○赤嶺委員 時間が来ましたので終わりますけれども、きな臭い戦費負担支援は増大していくけれども、国民生活は疲弊していくばかり、そういうようなことについて本当に怒りを感じます。  私は、テロ特措法を廃案にして、インド洋から直ちに自衛隊は撤退すべき、もっと議論を尽くすべきということを...全文を見る
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の新テロ特措法延長法案に反対、民主党の対案に反対の立場から討論を行います。  そもそも、アメリカの報復戦争支援のため、自衛隊をインド洋に派遣し、アフガニスタンへの空爆を含む軍事活動を行う米軍艦船などへの給油活動を行うことが憲法九条...全文を見る
10月21日第170回国会 衆議院 本会議 第6号
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○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の新テロ特措法延長法案に反対、民主党の対案に反対の立場から討論を行います。(拍手)  政府は、二〇〇一年以降、九・一一テロに対してアメリカが始めた報復戦争を支援してきました。自衛隊をインド洋に派遣し、アフガニスタンへの空爆を行う...全文を見る
11月27日第170回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、まず最初に、沖縄の鳥島の米軍の訓練水域問題について質問していきます。  先ほど、嘉数先生の方からも質問がありました。同じテーマの質問を嘉数先生と私が取り上げている、ここにこの問題の深刻さ、そして沖縄における世論の盛り上がりが...全文を見る
○赤嶺委員 どこの部隊が来て、どんな射爆撃訓練をしているんですか。
○赤嶺委員 外務大臣、つまり、日米安全保障条約の目的達成のために重要だと言いながら、その射爆撃場がどんな訓練をしているのか、水域で何をやっているか、米軍の運用にかかわることだから答えないんですよ、説明できないんですよ。だから、安保条約の目的達成のために必要だというだけでは県民に対...全文を見る
○赤嶺委員 漁師の立場に立つということは水域の返還でありますから、防衛大臣。  マグロだけじゃないんですよ、ソデイカがあるんです。沖縄のソデイカは、特に久米島を中心として、日本の六割があの近海でとれているんですよ。このソデイカは漁法が発達して漁業として成り立つようになったもので...全文を見る
○赤嶺委員 米軍基地を押しつけて経済振興はしっかりやるつもりですという政府の立場がいいのか、それとも、沖縄の自然の恵みを生かした経済の発展を図るのか、このことが問われている大事な問題です。私が日ごろ言う基地撤去という立場と今回の訓練水域の返還という立場、共通点もありますが、しかし...全文を見る
○赤嶺委員 参議院の我が党の井上議員に明らかにしたように、例えば、田母神氏が、熊谷基地などで、あるいは全国の基地でみずからの考え方に基づく訓示や講話を公然と行っていたわけですよ。ですから、そういう講話や教育の影響の広がりをつかむということは、第二、第三の田母神問題を防ぐ上で極めて...全文を見る
○赤嶺委員 例えば、熊谷市での向こうの部隊での講演などは、我が党の井上議員が読み上げて田母神氏に間違いないですねと言ったら、間違いないですと言っているんですよ。これは見つからないはずないですよ、本人がやったことを認めているのに。  それでは、また別のことを聞きますが、今回のアパ...全文を見る
○赤嶺委員 それは、確認をしたら国会に報告をするということですね。そういうことですね。
○赤嶺委員 九十七名のうち、第六航空団については事情がちょっと違うんですね。第六航空団司令が、当時行っていた教育の一環での幹部論文の課題を選定するに当たり、アパグループの懸賞論文と同じ表題、「真の近現代史観」を選定し、この論文を、本人の同意を得て、第六航空団の方で取りまとめてアパ...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、論文を取りまとめてアパグループに提出する際に、国家観や歴史観、こういうものについて政府見解との整合性はチェックしたんですか。
○赤嶺委員 その論文の中身一つ一つの話じゃなくて、いわば幹部研修として課題を与えたわけですよね、アパグループと同じテーマを。それをアパグループの懸賞論文に応募しましょうということになって、チェックして出したと言っているんですよ。チェックして出したということをおっしゃっているわけで...全文を見る
○赤嶺委員 これは司令に一言質問すれば、はっきりすることじゃないですか。そういう質問をしていないんですか。いかがですか。そういうチェックはしなかったのか、政府見解との整合性についてチェックしなかったのかと。一番の関心事でしょう。真っ先に聞くべきことですよね。それはしなかったんです...全文を見る
○赤嶺委員 非常に重要な点だと思います。皆さんは記者会見で、チェックしてアパに論文を提出したということになっていますけれども、その際に政府方針との整合性についてのチェックはどうであったかということは、まさに、あなた方の持っている方針がきちんととられていたかどうかということでありま...全文を見る
○赤嶺委員 問題の事柄、性質をきちんと踏まえてほしいんですよ。  今回の場合は、現職の空幕長が侵略戦争の美化、憲法の否定という、いわば政府見解に公然と反する論文を提出していたという重大問題なんですよね。それが、その空幕長のもとで、この種の見解がどこまで広がっていたかを検証しなき...全文を見る
○赤嶺委員 不十分ですので、協議してください。
○赤嶺委員 今回の懸賞論文について、先ほどありましたが、空幕教育課長がファクスで、その後、人事教育部長がレターで全国の部隊に応募を呼びかけている。それが第六航空団での集団の論文応募になったわけですが、テーマまで、そのファクスとレターが大きく影響していたわけですよね。  それぞれ...全文を見る
○赤嶺委員 そうなると、この呼びかけ文の中にはこういうくだりがあるんですよ。「これに応募するために隊員各自が独自に研究研さんすることは、現在空自が推し進めようとしている「歴史に重点を置いた精神教育」の推進に寄与するものと考えられます。」こういう文章になっています。  この中で言...全文を見る
○赤嶺委員 何か、今の説明からは実態が全く見えてこないんですけれども、歴史に重点を置いた精神教育というのは、田母神氏が提唱したんですか。
○赤嶺委員 この中で言われていることは、「現在空自が推し進めようとしている」ということを言っているわけです。  そうであれば、そのもとになる方針あるいは計画、つまり大もとの方針があって、その方針のもとで全国の部隊にどういう具体化が図られていたかという問題が起こります。歴史に重点...全文を見る
○赤嶺委員 そういう大もとの方針がないまま、何となく航空自衛隊の中で、歴史に基づく精神教育、大事だ、大事だという、そんなムードができ上がったんですか。それで田母神氏のような事件が起こったんですか。やはり、ここははっきりさせていただきたいということを求めておきます。  そこで、防...全文を見る
○赤嶺委員 ぜひお読みになって、つまり、もう第二、第三の田母神氏の広がりをなくするという点では同じ考えですよね、大臣も私も。そういう立場でよろしい。  ただ、私は、この人の論文の中で、例えば「歴史教育」については「極端に旧軍の過ちを強調したり、歴史上の重要人物の紹介を減らしたり...全文を見る
○赤嶺委員 やはり、鵬友を精査したわけじゃないんですが、見ているだけで、田母神論文と同じ傾向の論文がたくさん見つかるんですね。だから、もうこれ以上こんなことを起こさないのだというのであれば、何が起きていたのかという事態の検証が大事だと思います。ぜひ、求めた論文の公表も含めて、これ...全文を見る
○赤嶺委員 自衛官がみずからの国の歴史に正義感を持つ、この正義感というのは、過去の侵略戦争の歴史について正義感を持つということですか。
○赤嶺委員 終わります。
12月12日第170回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  法案については、昨年の守屋前防衛事務次官の収賄事件などを踏まえて、退職後に不祥事が発覚した国家公務員の退職手当について返納事由を拡大する国家公務員退職手当法と同様の改定を行うものであるということですから、私たちは賛成であります。  た...全文を見る
○赤嶺委員 具体的な施策例以前に、大もとの方針は何かということを聞いているわけですよ。つまり、歴史に重点を置いた精神教育という考え方に基づいて、これを根拠にして、それを職務として論文への応募を呼びかける、人事教育部長はそれをやっていたわけですね。だから、大もとの方針について、ある...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、つまり、歴史に重点を置いた精神教育に合致するから論文に応募せよということをファクスを出したり、レターを出したり、やっていたわけですよね。しかし、それは何ですかと聞いたら、その大もとの方針や計画はわからないと言っている。そうすると、個人の考えでああいうような、実力...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、九〇年代以降、PKO法、そして周辺事態法、テロ特措法、イラク特措法、いわば自衛隊の海外での任務が拡大され、そして、こうした海外任務が自衛隊法三条の自衛隊の任務に位置づけられ、こうした海外任務の拡大のもとで、自衛隊内で歴史教育が重視されてきているということですか...全文を見る
○赤嶺委員 自衛隊の任務が拡大をした、そして、歴史に重点を置いた教育、これが重要になってきたということですが、人事教育局長ですが、前の答弁でこうおっしゃっているんですね。自衛隊員が歴史を客観的に理解し、強い使命感を保持することが適切に任務を遂行していく上で必要である、こういう答弁...全文を見る
○赤嶺委員 海外で活動する上で、その任務がどういう歴史的意味を帯びているかという話で、強い使命感を保持するために歴史の理解が必要ということになりますと、結局、自虐史観ではだめだという田母神氏の結論と同じになるのではありませんか。  田母神氏は、鵬友の論文の中で、東西冷戦構造が壊...全文を見る
○赤嶺委員 私だけじゃないんですよ、そういう懸念を指摘しているのは。  例えば、夏目さんという元防衛事務次官がいらっしゃいますよね。今回の事件をきっかけに、田母神論文の背景についてこう指摘しています。背景には、日米同盟が一層緊密化して自衛隊のステータスが高まり、海外活動や災害派...全文を見る
○赤嶺委員 前回、鵬友における空将の論文も取り上げましたが、残念ながら今回ちょっと時間が短いので、それはいずれやりますけれども、影響は広がっていないというお話があったものですから、私、きょう、こういうのを持ってきました。  これは防衛大学校が作成した「日本戦争史」という平成十八...全文を見る
○赤嶺委員 ぜひ読まれて、軍による強制というのは、私たちは去年の文科省の最後の結論に納得はしていませんが、その結論でさえ、軍による強制ということをちゃんと認めていますから。大体、県民が軍に協力してあの戦争が行われたというようなことは、今までの教科書の中で一回も出てきていませんから...全文を見る
○赤嶺委員 私服で行っているわけじゃないんですよ。自衛隊の制服で、混成団の団長の指揮のもとにやっている行動なんですよ。自衛隊がですよ。亡くなった人の単なる慰霊じゃないんです。いわば戦前の旧日本軍との連続性がないと言うなら、この問題をどう見るのかということでありますから。  それ...全文を見る
○赤嶺委員 書かれてあるのは、旧日本の軍隊は立派な仕事を海外でやった、その偉業を引き継ごう、継承しようというのが碑文の中にあるんですよ。そして、その旧日本軍隊の碑に自衛隊の殉職者も一緒に祭っている。これでも連続性を否定している行為だということになるんですか。
○赤嶺委員 そういうことは、歴史の、いわば旧軍と自衛隊の連続性を否定していることですか。連続しているんじゃないですか。(浜田国務大臣「していません」と呼ぶ)しているんじゃないですか。
○赤嶺委員 最後ですから、もう質問はありませんので、まとめます。  浜田防衛大臣は、きょうの議論の経過を踏まえないで自分の考え方だけ述べていらっしゃるんですが、ただ、歴史に重点を置いた精神教育というのは、自衛隊の海外活動の拡大の中でということを言っているんですよ、答弁は、教育局...全文を見る
12月12日第170回国会 衆議院 本会議 第15号
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○赤嶺政賢君 日本共産党の赤嶺政賢です。  私は、日本共産党を代表して、新テロ特措法延長法案の再議決を求める動議に反対の討論を行います。(拍手)  麻生内閣は、安倍総理、福田総理と二代続けての政権投げ出しを受けて発足しました。その麻生内閣が、国民の審判を受けることなく、政権投...全文を見る
12月16日第170回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、二十四分という限られた時間ではありますが、沖縄で起きました金武町伊芸区での流弾事故、そして名護市で起きましたセスナ機墜落事故、同時に、先週からの続きである田母神問題、こういう順序で質問をしていきたいと思います。  最初に、米...全文を見る
○赤嶺委員 車の後ろでは、そのときにはその家族の主婦が庭に水まきをしていた。車がなければその流弾は自分に当たっていただろうと。一歩間違えば重大な事故につながるということなんですが、米側の協力を得ていると言うんですが、いつまでに米側からその返事をもらうつもりですか。
○赤嶺委員 私、外務大臣も防衛大臣もお聞きいただきたいんですが、警察に任せて事実が本当に判明できるかどうかという不安を持っているんです。  過去にも、金武町や名護市で流弾事故があったと思いますが、過去の事件について、警察庁はどんな捜査をし、どんな結論を出していますか。
○赤嶺委員 国頭郡金武町で起きた、弾丸九個が発見されたというのは、同じ伊芸区なんですね。そうすると、検察庁の方では、これは事件としてどんなふうに判断したんでしょうか。
○赤嶺委員 米軍のものであることは明確だったんだが、不起訴であるわけですね。  それから、平成十四年、二〇〇二年、名護市数久田で起こったものは米軍使用の弾丸との特定に至らずとありますけれども、これは、米軍自身は自分たちの弾丸であったということで演習場のさまざまな改善措置をとった...全文を見る
○赤嶺委員 私、この事故のときに、当時パイン畑に行きました。パイン畑の持ち主とも話をしました。弾丸が一個、ここにおいて発見されたともいいますが、飛んできたんですよ、足元に。この方はぶるぶる震えて車の陰に隠れて、もう二度と畑に行くことができないというぐらい震えていたわけですよ。それ...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣、捜査の進展を見守っていたらこの問題ははっきりしないんですよ。過去にも、流弾がありながら、米側がなかなか認めない、そしてあいまいにされる、事故の再発防止策、これもあいまいにされるということが繰り返されてきたんです。  今度の問題について、米側に協力を求める、...全文を見る
○赤嶺委員 米側は、自分たちの弾丸でないとはっきり断定できるんですか。
○赤嶺委員 捜査に協力、安全確保。事故の起こるたびの決まり文句なんですよ。それが繰り返されている。事件の処理があいまいなまま繰り返されている。そんな感覚で外務省がアメリカとの交渉に臨むから、流弾事故が繰り返されるんですよ。  それで、アメリカのものであるかないかはっきりしないと...全文を見る
○赤嶺委員 今私が申し上げたのは、皆さんが撮った写真、それを公表してください、どんな弾丸だったかと。  住民は不安なんですよ。どこから弾丸が飛んできたかわからないということで、大変不安がっているんですよ。毎日毎日、演習は中止されずにきょうも行われているんですよ。だのに、事態の解...全文を見る
○赤嶺委員 あなた方の鑑定というのは、米側がこれは自分たちのものであると認めない限り、あなた方はそれを特定しないんですよ。レンジ10の場合もそうじゃないですか。こんなやり方で本当に真実が解明できるか。  それでは伺いますが、事件は十二月十日に起こっているわけですが、米軍はキャン...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、その日は、米軍は金武町伊芸区を取り囲むすべての実弾射撃訓練場、レンジを使って訓練するという通告があったわけですね。
○赤嶺委員 つまり、すべての実弾射撃訓練場で行っているわけですよ。どこから弾丸が飛んでくるかわからない。  念のためにということで沖縄のマスコミは、けさの新聞にも出ていましたが、猟銃愛好会というんですか、そういう方々に聞いてみたら、こんな弾丸は使わないと言っているんですよ。地元...全文を見る
○赤嶺委員 今までの流弾事故に限って言っても、特定されても原因は究明されず、さっき法務省から説明があったように、不起訴だというようなことになったり、あるいは明らかに米軍のものであるのに米側が認めないから特定できないというぐあいに問題が終わったり、そして流弾事故が繰り返されている。...全文を見る
○赤嶺委員 北米局長が抜かしたところをつけ加えますと、飛ぶ前に入れてあった燃料が、飛んでみたら、雲がたくさん出て高いところを飛ばなければいけなくなって燃料切れになったと。およそ、飛行機で飛ぶのに気象の確認さえしないで飛んでいったのかと。非常にずさんな飛行のあり方というのを調査報告...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣、今の警察庁の答弁を聞いておかしいと思いませんでしょうか。  いや、おかしいと私が指摘しているのは、警察は特定していないのに、もうアメリカは特定して発表しているんですよ。これは公務外に起こった事件ですよね。第一次裁判権は日本の側にあるわけです。ところが、日本...全文を見る
○赤嶺委員 こういうことは日本の警察が先に特定すべきことなんですよ。アメリカがこう言ってきましたよ、公務外の事件でそういうことがあってはならないと思います。  それで、飛んでいるときの飛行計画も出しておりませんでした。過去に、米軍の飛行機で飛行計画を出さずに飛んでいた事例、これ...全文を見る
○赤嶺委員 時間がなくなってしまいましたけれども、飛行計画を出さなければ罰則がついて、五十万円以下の罰金というのも払っていないんですよね。問うてもいないんですよ、日本は。問い詰めてもいないんです。  こんな米軍の事件、事故について、米軍に対して日本の側が捜査の主権を確保していな...全文を見る
12月17日第170回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは最初に、沖縄、鹿児島のサトウキビの問題について伺います。  政府の資料でも、サトウキビ農業は、台風、干ばつ等の自然災害の常襲地帯である沖縄県及び鹿児島県南西諸島における代替困難な基幹作物として地域の経済社会を支える重要な作物、...全文を見る
○赤嶺委員 私は、この夏、種子島にも行ってまいりまして、宮古島にも行きまして、そして沖縄南部のサトウキビ農家も訪ねてまいりました。  一番評判が悪いのが、基幹作業の機械化なんですよ。これをやったら収入がなくなってしまう、こう言っているんですね。ですから、経営安定対策がもしそのと...全文を見る
○赤嶺委員 みんな意欲を持っているんですよ、対象要件に該当しない農家も。  ですから、今この制度をそのとおり実行していったら、沖縄においてサトウキビ農業に壊滅的な打撃を与える。私は、経営安定対策そのものを根本から見直していくということを強く求めておきたいと思います。  それで...全文を見る
○赤嶺委員 事実関係をちょっと確認したいんですが、分譲済みでお金も支払った企業は何社ですか。これは内閣府事務方でも結構ですから、きちんと答えてください。そして、購入はしていないけれども賃貸用地を十年後には買いますよという条件で借りている企業は何社ですか。これを答弁してくれますか。
○赤嶺委員 ですから、大臣、七十五社、企業進出の目標を持って取り組んで、そして今、買った企業は四社、十年後に買いますよということで今土地を借りている企業が二社、わずか六%、七%しか、この二社を入れても七%しか企業は使っていないんですね。  今、IT津梁パークという話が出ましたが...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、特別自由貿易地域というのはやはりあくまでも貿易なんですよ。産業の振興というぐあいに言っておりますが、このパンフレットでは「世界に開ける日本の南玄関」となっているんですよね。つまり、貿易を主たる企業を進出させて、そしてその貿易を大々的に成功させるために大型港湾をつ...全文を見る
○赤嶺委員 土地を買った企業は四社しかいないんです。それで、なかなか土地が売れないんで、半分の値段に土地を安くしたんです。それでどのぐらい企業の進出、土地を購入した企業がふえましたか、安くして。
○赤嶺委員 土地を五割安くしても、企業は進出してこない。さっきから二十六社、二十六社と言っていますけれども、二十社は、いわば工場の社屋を三億円ぐらいかけて政府が建設してあげて、賃貸工場をつくって、そこに入ってきている企業のことなんですよ。七十五社全部、賃貸工場をつくったら、これは...全文を見る
○赤嶺委員 雇用問題というのがあるからこそ、莫大な振興開発資金をかけて、進出してこない企業のための開発は見直すべきなんです。第一、今アメリカ発の金融危機が世界を直撃し、日本の経済を疲弊させている中ですよね。  特別自由貿易地域という、この制度が本当に成功の見通しがあるかどうかわ...全文を見る
○赤嶺委員 その十二社も危ういんですが、二十六社のうち十四社はそういう海外貿易を専ら目的としない企業なんですよ。だけれども、特別自由貿易地域の減税措置だとか、いろいろな恩恵を受けているわけですよ。  これだけ企業、来ていない。来ていないのに、皆さんは大型港湾をつくろうとしている...全文を見る
○赤嶺委員 西埠頭は、供用が始まっているけれども、百十一万トン、貨物取扱量の目標を置いていた。それが、先ほどの答弁だったら六割ちょっとですよ。まだ余裕があるんですね。だけれども、それ以上の需要が見込まれるということで、企業進出がさっきのようなわずか四社しかない、七十社以上来る予定...全文を見る
○赤嶺委員 今大臣がおっしゃったのは泡瀬干潟のところだと思うんですが、私が申し上げたのは、振興計画に位置づけられたとはいってもすぐ目の前にその終了年次が近づいています、七十数社の目標に対してまだ四社しか買っていない、もうこれじゃ達成の見通しはない、見通しがないのに港湾だけはつくり...全文を見る
○赤嶺委員 港湾建設としゅんせつは国の事業なんです。国自身が需要の見通しもないのにこんな公共事業を続け続ける、これは決して沖縄振興にはならないということを強く申し上げまして、私の質問を終わります。