赤嶺政賢

あかみねせいけん

小選挙区(沖縄県第一区)選出
日本共産党
当選回数8回

赤嶺政賢の2010年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月22日第174回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、まず初めに、政治と金の問題について質問します。  政治資金とはそもそもどうあるべきか。政治資金規正法は、政治活動の実態を公開し、国民の不断の監視と批判のもとに置き、政治活動の公正を確保する、政治資金の収受に当たっては、いやし...全文を見る
○赤嶺委員 政治資金をめぐる疑惑、不信、これは議会制民主政治そのものに対する不信にもつながりかねません。その点で、総理自身の資金管理団体の偽装献金問題が発覚したことは、私は大変重大だと思います。  母親からの贈与十二億六千万円、鳩山総理の個人資産三億二千万円、合わせて十五億八千...全文を見る
○赤嶺委員 残りの十一億八千万円の部分、これは、総理もお認めのように、まだ説明できておりません。ぜひ国民の前に明らかにしていただきたいと思います。  総理みずからの資金管理団体で偽装献金という違法が明らかになり、秘書二人が起訴をされました。にもかかわらず、自分は一切知らなかった...全文を見る
○赤嶺委員 政治的道義的責任も明白で、国民はなお説明を求めているということを総理自身もきちんと認識していただきたいと思います。  それで、次は小沢幹事長の問題であります。  小沢幹事長の資金管理団体陸山会の土地購入疑惑に関連し、東京地検特捜部は、陸山会の金庫番を務めた小沢氏の...全文を見る
○赤嶺委員 信じたい、こういうことなんでしょうけれども、この問題の核心は、四億円の土地購入資金がどこから出たのかという問題、そして原資の一部がゼネコンからのやみ献金だったのではないかと疑われていることです。もしそうなら、公共事業の受注を通じて国民の税金が還流していたことになります...全文を見る
○赤嶺委員 総理、小沢氏が検察の聴取に応ずるのは、これは当然ですよ。  しかし、検察の捜査は刑事責任の追及です。国会は、政治資金をめぐる国民の疑惑について刑事責任の有無とは別に疑惑を解明し、その政治的道義的責任を明らかにしていかなければなりません。これはロッキード事件のときに、...全文を見る
○赤嶺委員 私、この問題の最後に、政治資金疑惑が繰り返される一番の根っこの問題、これは、自民党政治のもとでロッキード事件、金丸金脈、ゼネコン汚職などを引き起こしながら企業・団体献金が温存されてきた、そこに元凶があると思います。  政治改革と称して、一九九五年、政党助成金を導入す...全文を見る
○赤嶺委員 総理、全くお答えになっていないですから、ちょっと私の方からも経過を説明して、さらに総理の認識も伺いたいと思いますけれども、沖縄の米軍基地は、まず、住民の理解を得てつくったものではないということであります。住民の土地を強奪してつくったものです。  沖縄は、さきの大戦で...全文を見る
○赤嶺委員 こういう土地の強奪というのは、当時の国際法にも違反する行為であります。戦争においても最低限守るべき基準を定めたハーグ陸戦法規は、占領下における略奪や私有財産の没収を禁止しております。  ですから、普天間基地は、今総理の認識も説明を受けましたが、生まれながらにして国際...全文を見る
○赤嶺委員 そういう米軍の圧制下のもとに、米軍は、当時の小学生、中学生に、米軍の統治、民政がいかに県民に役立つものであるか、こういう「守礼の光」という雑誌を出しておりますが、この中には、極東の平和と安全保障を考えるのであれば、沖縄県民は日本に復帰することなど考えてはいけない、この...全文を見る
○赤嶺委員 総理、私、県民の思いを今歴史的に述べたつもりです。五月までに普天間の移設先を決めていきたいというお話がありましたが、県民の思いを受けとめる立場に立てば、沖縄の米軍基地問題は縮小、撤去に取り組むべきだ、そういうことを申し上げたわけです。  それで、少し具体的に今の問題...全文を見る
○赤嶺委員 嘉手納の機能を一部他に移転して負担の軽減の見通しはつく、そういうお話が嘉手納町長からありましたか。
○赤嶺委員 機能移転を考える方が、これは沖縄の米軍基地問題の事の本質を認識していないことのあらわれだと私は思うんですよ。  嘉手納基地の訓練は移転しても、なお騒音はふえているわけです。嘉手納町長のお話ですと、この嘉手納基地の周辺に広大な訓練空域があり、訓練海域があり、実弾の射爆...全文を見る
○赤嶺委員 私、これまで、嘉手納統合案について外務大臣とも何度か論戦を交わしてきましたが、そのときも率直に私の意見を申し上げましたけれども、嘉手納統合案を出してきた瞬間、ああ、鳩山内閣は沖縄の基地問題の深刻さを理解していないな、そういう不信の感情が広がりました。これは、沖縄、地元...全文を見る
○赤嶺委員 新たな移転先を探そうとしても、あの狭い島に新たな基地をつくる場所はないんです。結局、辺野古に戻ってくるんではないかというのが県民の不安であります。  鳩山総理自身が十二月上旬に、年内決着を先送りする、このように述べた際に、記者団から新基地建設は白紙に戻ったのかと問わ...全文を見る
○赤嶺委員 私の意見を言っているんじゃないですよ。十一月八日の県民大会のときにも、県内移設に反対し、即時無条件返還を普天間基地については求める。これは別に基地問題の認識の違いではないですよ。  大体、沖縄におりて、広大な米軍基地を見て、ああ、これが日本を守っている抑止力か、こん...全文を見る
○赤嶺委員 その後、総理は当時、沖縄から戻ってこられまして、本会議で、県民の声を十分聞いて、直ちに実弾射撃訓練を中止するよう政府に求めておられました。そして、この普天間基地問題については、代替施設なき返還をアメリカに求めるべきだと当時の小泉首相に迫っておりました。  政権につい...全文を見る
○赤嶺委員 抑止力は、後で申し上げますけれども、普天間基地の代替施設なき返還を野党時代に求めていたということはお認めになったわけですが、あのときも、沖縄県民には自公政権が盛んに抑止力だ、抑止力だ、このようにおっしゃっていましたよ。そういう中で、鳩山総理はこの質問の中で、小泉総理に...全文を見る
○赤嶺委員 総理、きょうの議論の始まりのときから、沖縄県民の思いについて受けとめておられるか、このように考えておりましたが、やはり肝心かなめの、問題の核心に近づくにつれ、アメリカとの日米合意を持ち出してくる。  沖縄県民の気持ちも大事、日米合意も大事、そういう総理の言い方につい...全文を見る
○赤嶺委員 私の最大の協力は、アメリカに無条件撤去を求める、そういう立場に総理が立てば大いに後押ししていく、沖縄県民と一緒にそれを頑張っていくという立場であります。  嘉手納から訓練移転をしても、本土の自衛隊五つの基地に嘉手納の戦闘機の訓練が移転したけれども、嘉手納基地は結局ほ...全文を見る
○赤嶺委員 沖縄は復帰のときに、基地を減らしますということを日本政府は約束したんです。復帰後も減っていなくて、こういう事件が繰り返されているんです。返還をしますと言ったら、移設先を探さなければいけないと言って、さらにこの十三年間、沖縄の負担は何も軽減していないんです。今までの自公...全文を見る
02月22日第174回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  鳩山内閣は、コンクリートから人へ、命を守る政治の実現を掲げております。今、この方針に基づいて、一つ一つの具体的な問題でどういう対応をとるかが問われていると思います。  ことしは生物多様性条約締約国会議が十月に名古屋で開催をされますが、...全文を見る
○赤嶺委員 鳩山総理も施政方針演説の中で、生物多様性締約国会議に触れて、開催国の日本の責任を重視し、生物多様性の保全についても語っておられます。今の開発が、自公の時代に行われたいわば無駄な公共事業、これまでも人間か開発かと言われてきましたが、開発優先政策によって、今、日本の生物多...全文を見る
○赤嶺委員 今、大臣お答えになりましたけれども、長崎県は農業、他の県は漁業、地域的対立があるということはよく言われてきたことなんですが、事は、農業の問題も漁業の問題も、国営の諫早干拓事業が引き起こした事態なんですね。だから、地域で話し合えといったって、国の責任でそういう話し合いも...全文を見る
○赤嶺委員 自公政権時代の農水省の態度というのは、大変矛盾しているんですね。  佐賀地裁が、漁業被害が出ており、開門せよ、こういう判決を下したにもかかわらず、まずアセスをやりましょうと。アセスをやったら開門の手続が来るまで六年だ、そのときに関係当局の合意を得てというから、開門し...全文を見る
○赤嶺委員 事を進めるということは、開門に向かって仕事をするということでなければならないんです。それ以外の選択はないんです、今の漁民の置かれている現状は。  時間になってしまいましたけれども、それは一刻も早い取り組みが必要だ。自公政権の延長線上で事を進めたら、政権交代は何だった...全文を見る
○赤嶺委員 前原大臣、もう一つの干潟の埋め立てである泡瀬干潟まで行きたかったんですが、きょうは時間がありませんので、また予算委員会、徹底審議でこの議論もしていきたいと思いますので、きょうは大変申しわけありませんでした。  ありがとうございました。
02月25日第174回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。  大変遅くなっての分科会でありまして、両大臣、本当にお疲れだと思いますが、通告に従って質問させていただきます。  最初に、米軍機による低空飛行について伺います。  二〇〇六年ごろから、鹿児島県内各地で、米軍機による低空飛行がたびたび...全文を見る
○赤嶺分科員 今のは、小宝島の回答、そして、加えて薩摩半島、日置市やその他の町での低空飛行訓練についても米側から回答があったという答弁と理解してよろしいでしょうか。
○赤嶺分科員 目撃者と食い違いがあると思うんですね。  飛行高度の調査をしているんです。去年の四月に日置市で撮影された米軍機については、標高百六十三メートルの山頂部付近を標高三百メートルの高度で飛行しております。それから、七月に南さつま市で確認された米軍機については、標高六十五...全文を見る
○赤嶺分科員 ですから、基準を守っていたという米側の回答が米側からあったとおっしゃるものですから、それを確認しているんです。
○赤嶺分科員 武正副大臣、事実関係がきちんとかみ合ってないようであります。  私、小宝島についてはそういう一つの理解を持っているんです。  今、日置市、南さつま市、薩摩川内市、これらについて、鹿児島県知事が外務省に申し入れた、外務省は米側に申し入れていると思うんですが、その回...全文を見る
○赤嶺分科員 それならそれで、目撃者の情報、それから山並みを飛んでいる飛行機の高度、写真もありますので、いずれ事実関係は詰めていきたいと思います。  ただ、鹿児島県内で、住民の目撃情報として、そういう低空飛行訓練、子供がびっくりしたとか、あの飛び方は異常だとかということが相当寄...全文を見る
○赤嶺分科員 まさに、私が伺ったのは七月三十日以降の話を聞いておりまして、八カ月もたっているのに、そして、去年の、鹿児島県知事が申し入れて後もなお、十二月でもあったというのに、こういう回答がないということ自身がこれは問題じゃないでしょうか。  外務大臣、いかがでしょうか。
○赤嶺分科員 事実関係は照会しているんです。回答が……。  事実関係は照会していないということですか、外務省。
○赤嶺分科員 それでは、外務大臣、事実関係を照会して、きちんと答弁をいただきたい。住民の側は動かぬ証拠というのも持っておりますし、専門家の高度計算もやっているところです。  もう一つは、先ほど副大臣が触れられた屋久島のローアプローチの問題です。  ここはもっとひどくて、屋久島...全文を見る
○赤嶺分科員 大臣、屋久島空港が閉め切った後に、これもMC130なんですよ。夜中飛んで来て、着陸するわけでない、まさにローアプローチ、滑走路に車輪をつけないで飛び去っていく。こういうのも、地位協定上、米側は、認められていることだと主張している。それに対して、協議中だということなん...全文を見る
○赤嶺分科員 私はやはり、住民の、そういう住宅地域上空で低空飛行もローアプローチも行うべきではないということをしっかり求めるべきだと思います。  実は私、この間徳之島に行ってまいりました。普天間基地の代替施設の候補地になっているということで、民主党の議員さんが普天間基地いかがで...全文を見る
○赤嶺分科員 その流弾事故が起きたそのときに実弾射撃訓練場を使っていた司令官、使っていたときの司令官そして部隊、この特定はできているんでしょうか。
○赤嶺分科員 いや、大臣、報告は来ていると思います。警察庁、どなたかおりましたら、答弁させておきますか。(中井国務大臣「いや、おりません、僕だけです」と呼ぶ)沖縄から報告来ていない。(中井国務大臣「来ていません、はい」と呼ぶ)  でも、大臣、私は、レンジに立ち入った、立ち入った...全文を見る
○赤嶺分科員 もし大臣がおっしゃるように特定ということであれば、その事故が起きたその日の司令官やあるいは部隊から事情を聞くべきじゃないでしょうか。レンジに入っても、当事者がいなければ捜査にならないんじゃないですか。
○赤嶺分科員 この距離を飛ぶんですよ、米軍の実弾射撃訓練場は。その一例だけじゃないんです、これまで何度もやってきたんです。  ですから、今度レンジに立ち入ったと言うけれども、使っていたその日の司令の名前も明らかになっていない、部隊の名前も明らかにしていない、それで被疑者不詳で不...全文を見る
○赤嶺分科員 大臣、私が聞いたのは、制約と難しさがある点について聞いたんですよ。捜査のありようを聞いているんじゃないんですよ。制約がありましたよね、難しさがありましたよね、この制約と難しさを突破しないと、数々起きた流弾事件、では大臣に聞きますけれども、流弾事件や跳弾事故で起訴した...全文を見る
○赤嶺分科員 起訴したのは、県民が訴えて、一件だけですよ。  流弾事件が繰り返されている、こういう流弾事件や事故が繰り返されている。民間の近くに実弾射撃訓練場がある、そして流弾事故が繰り返されている。  やはり、この問題の根本的な解決というのは、外務大臣、現地に行かれて、ああ...全文を見る
○赤嶺分科員 米側の、事故が起きたときの問い合わせに対する回答は、いつも米側は、安全基準に基づいて安全に配慮しながら訓練を行っている、そういう回答の繰り返しの中でこういう事故が繰り返されているんです。私は、もっと岡田外務大臣が本気になって、そういう、これらの問題についてきちんと、...全文を見る
○赤嶺分科員 もうまとめますけれども、北部訓練場の半分を返還するため、返還する場所にあった六カ所のヘリパッドを残った場所に移すというわけですよね。そこには十五カ所、ヘリパッドが現に今あるんです。現に普天間のヘリが飛んで来て訓練をしている。そこにさらに六カ所移した場合は、この部落は...全文を見る
03月11日第174回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  防衛大臣に伺います。  この間、沖縄では二つの大きな決議が上がりました。二月二十四日には沖縄県議会が、普天間基地の早期閉鎖、返還と県内移設に反対とする決議、意見書を全会一致で採択いたしました。三月八日には名護市議会が、キャンプ・シュワ...全文を見る
○赤嶺委員 県内移設に反対する決議が全会一致で採択されたのは、一九九六年に、普天間飛行場の全面返還を促進し、基地機能強化につながる県内移設に反対する意見書決議以来のことであります。  その後、日米両政府がSACO合意を結び、県内移設を押しつけてくる中で、県内移設もやむなしとする...全文を見る
○赤嶺委員 県内移設に反対だと自民党まで同意をした、これが重いんですよ。一般的に、地方議会の決議、県議会の決議が重いという一般論じゃないんです。沖縄でいろいろな苦難を乗り越えて、自民党から共産党まで、そしていろいろな国政の影響下にある県内政党のグループまで県内移設に反対した、この...全文を見る
○赤嶺委員 検討委員会がどういう議論をしているのかというのを聞いているわけじゃないんです。検討委員会を受けたら、防衛大臣も外務大臣も加わっていくわけですよね。そのときの、その審議に臨む防衛大臣の認識を今私は聞いているわけです。  検討委員会にはキャンプ・シュワブ陸上案が提案され...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、私の質問をよく聞いてください。  あなた方は過去の案について検証したんでしょう、キャンプ・シュワブ陸上案も含めて、今まで出てきた案を。それで、何でキャンプ・シュワブ陸上案がこれまでの経過の中で立ち消えになったんですか。その検証結果を答えてください。
○赤嶺委員 名護市議会の決議では、「久辺地域及び名護市民の安全と安心して暮らす生活環境のみならず、国立沖縄工業高等専門学校や地元小中学校等の教育環境までをも破壊するものであり、断じて許されるものではない。」、検討さえすべきではない、このように決議しています。過去には、今大臣おっし...全文を見る
○赤嶺委員 私は、最後は皆さん方が決めるわけですから、そのときに県内移設はだめだという認識、県内につくることになったらどんな問題が起きるか、そういう姿勢で臨んでほしいと防衛大臣に今求めているわけですよ。検討委員会でキャンプ・シュワブ陸上案が検討されているという話を聞いているんじゃ...全文を見る
04月06日第174回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、議論を聞いていまして、海兵隊、陸と海は一体でなければいけないとか離れていたらだめだとか、海兵隊の司令官がこういう講演をしていたとか、いろいろ聞かせていただきました。ただ、私が海兵隊の司令官に言いたいのは、あなた方は、沖縄を自分...全文を見る
○赤嶺委員 こんな調査に八年かかるんですか。八年かかる理由も言えないのに、何がしかの弁解をして、被害補償をおくらせることは許されないと思いますよ。  被害者の方は、事件当時から、あらかじめ防衛局の担当者から、五、六年かかるだろうと。こんな事件がありますか。こういうぐあいに言われ...全文を見る
○赤嶺委員 もう一つ、この事件を通しての問題は裁判権の問題であります。  この事件は米兵による放火事件です。当然、第一次裁判権は日本側にあります。ところが、検察は二〇〇三年一月にこの事件を不起訴にして、その年の五月に米軍が軍法会議で裁いています。  法務省に聞きますが、なぜ日...全文を見る
○赤嶺委員 米兵が、基地の外で、日本人がたくさん住んでいるマンションの一室に放火をして、第一次裁判権は日本にありながら不起訴になったけれども、今やその理由はわからない。主権にかかわる問題ですよ。私は、これは記録が残っていないというような説明は許されないと思うんですね。  なぜ、...全文を見る
○赤嶺委員 そうしたら、別の角度から、今度は警察に聞きたいと思います。この点に深いかかわりもあるんですが、今度は沖縄で起きた問題です。  先月十六日、名護市辺野古で、泥酔した私服の米兵が運転する米軍車両が、親子三人が乗る軽自動車に衝突し、大破させる事件が起きました。乗っていた二...全文を見る
○赤嶺委員 日本の公道や県道で軍用車両で走って県民の車にぶつけて逃げ回っている、酒気運転だ、こういうようなことがありながら、いかにも、何か現場での米軍の説明に納得して警察が引き下がったようですが。  一九五三年に日米合同委員会で合意した刑事裁判管轄権に関する事項によると、日米両...全文を見る
○赤嶺委員 軍用車両が道路沿いにぶつかっていて、そして、米軍の憲兵隊が、私服の女性をわけもなくとっ捕まえて、わけもなく、飲酒していたかどうか警察に調査してくれなんて言いますか。常識で考えて起こり得ないことですよ。相手が米軍だからそういう対応になったんじゃないか、こういう怒りをやは...全文を見る
○赤嶺委員 今、認識の違いを問題にするのではなくて、事実の検証だと思いますよ。  放火をされたのに、検察が不起訴にして、そして防衛省は八年、補償もしないでほうっておかれるような事態。何で裁判権を放棄したのかと聞いたら、文書が残っていないからわからないと言う。名護の米軍の米兵の酒...全文を見る
04月09日第174回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  まず最初に、法案について伺います。  今回の自衛官定数の変更は、主として自衛隊情報保全隊の増員によるものであります。情報保全隊は、自衛隊が保有する秘密の保護だけでなく、自衛隊の活動に批判的な市民や団体、政党の活動を日常的に監視、記録す...全文を見る
○赤嶺委員 結局、前政権がやっていた国民監視活動、これは情報保全隊にとって必要な活動だ、そういう認識であるわけですね。
○赤嶺委員 榛葉副大臣、二〇〇七年に国民監視活動が明らかになったんですよ。あなた方民主党の国会議員の方々も監視されていたんですよ。そういう活動について、今度の情報保全隊については、皆さん、何か制限を加えておりますか。
○赤嶺委員 国民監視を堂々とお認めになったという答弁に驚いているわけですが、やはり集会、結社及び言論、出版などの表現の自由というのは憲法二十一条で認められています。個人のプライバシーを侵害することは、憲法十三条に基づいて、憲法違反であります。こうした活動を新しい政権が容認している...全文を見る
○赤嶺委員 大臣のお手元にも渡っていると思いますが、資料を見ていただきたいと思います。  この海域は、七〇年代に海中道路が建設をされて、石油備蓄基地がつくられて、海域にはヘドロが蓄積をしておりました。市民が環境の改善に努めて三十年以上たち、調査をしてみたら、海底のサンゴは回復し...全文を見る
○赤嶺委員 本当に、この海底にこれだけのサンゴやこれだけのモズクの養殖があるのかということで、みんな説明をされたら歓声が上がるというのは、さっきの私の説明のとおりでもあります。大臣も同様の認識を示されているなと思いました。  うるま市のすべての漁協組合は、五人の組合長の連名で、...全文を見る
○赤嶺委員 政府は、訓練の移転先として徳之島も候補地に挙げていると報道されております。  私は、徳之島の三つの町の町長と懇談をしてきました。民主党の議員が移転先の打診に来ておられるんですね。そのときには不動産業者も同行していた、こういうことをある町長がおっしゃっていたんですよ。...全文を見る
○赤嶺委員 皆さんは、現場の妨害活動をしていた人たちの写真を裁判所に提出しております。そのあなた方が証拠として提出した写真の中にこの子はいたんですか、いなかったんですか。
○赤嶺委員 何で入れなかったか。あなた方は、最初は入れてあったけれども、証拠として提出した写真の中にこの子がいなかったから入れなかった、取り下げたということじゃないですか。
○赤嶺委員 いや、債務者として八歳の女の子を裁判所に訴えたら、この子の弟は、お姉ちゃんはもう刑務所に入れられるのということで、その日は泣いて母親に言ったというんですよ。  皆さんが裁判に訴えたことによって、しかも証拠もないのに訴えたことによって恐怖に陥れる。米軍基地の建設に反対...全文を見る
○赤嶺委員 それは、だれが証明できるんですか。地元防衛局の職員が見たよと言えば、みんな裁判にかけられるんですか。きちんと証拠として、写真として提出すべきじゃないですか。
○赤嶺委員 まとめますけれども、こんなずさんな、写真として証拠も提供できないのに、それを訴えたことを謝罪もしない、間違ったことをわびもしない、こんな形で米軍基地をつくろうとしてもそれは失敗に終わるということを申し上げて、質問を終わりたいと思います。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  私は、日本共産党を代表して、防衛省設置法、自衛隊法一部改正案に反対の討論を行います。  自衛隊情報保全隊の増員を盛り込んでいますが、情報保全隊は、自衛隊が保有する秘密保護を口実にして、自衛隊員のみならず、自衛隊の活動に批判的な市民や団...全文を見る
04月22日第174回国会 衆議院 本会議 第25号
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○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、総理の訪米報告に関して質問します。(拍手)  総理は、オバマ米大統領との会談で、米軍普天間基地の問題に関して意見交換したとしていますが、総理は、この会談にどう臨み、何を主張したのですか。  昨年九月の政権発足以降、鳩山内閣は、従来の日...全文を見る
05月10日第174回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、最初に、沖縄県における戦没者遺骨収集について質問をいたします。  戦後六十五年たった今でも、県内各地から戦没者遺骨が発見されます。厚労省の資料によりますと、沖縄戦の戦没者概数は十八万六千五百人と推計されているわけですが、遺骨...全文を見る
○赤嶺委員 百柱を超えるような遺骨がどんどん出てきているわけですね。戦没者の数を超える遺骨の数が出てきている。この数字はどんな認識ですか。
○赤嶺委員 沖縄戦の戦没者の遺骨収集の第一義的責任はNPOじゃないですよ。政府ですよ。NPOから何か情報の提供があればやる、こんな姿勢ではなくて、やはりあれだけの戦没者が出ていた島で国の責任を果たしていただきたいと思うんです。  それで、最近発見されている戦没者の遺骨の現場では...全文を見る
○赤嶺委員 最近、浦添市経塚という地域で区画整理が始まりまして、かねて亡くなったお父さんから聞かされていた、あなたのお姉さんの亡くなった場所はここだよ、開発があったときには必ず遺骨を拾いに行きなさいという、その場所で区画整理が始まりまして、六十年間待ち続けたその場所で遺骨が発見さ...全文を見る
○赤嶺委員 前原大臣、厚労省は趣旨を理解していないんですよ。しかも、高温多湿で遺骨の保存状態が悪いからというようなことで、沖縄戦で亡くなった人の九九%は国立の沖縄戦没者の墓苑に納められているわけですよ。  でも、やはり、父親からあの場所であなたのお姉さんが亡くなったんだよと聞か...全文を見る
○赤嶺委員 繰り返しの答弁は無意味ですよ。あれだけの戦没者に対して、遺族のもとに返したいという気持ちが全く感じられない政府の答弁でありました。前原大臣、こういう問題も沖縄にはあるんだということで取り組んでいただきたいと思います。  そこで、前原大臣にもう一つなんですが、今、遺骨...全文を見る
○赤嶺委員 引き続き、この問題を議論していきたいと思います。  次に、普天間基地問題について外務大臣に伺います。  五月四日に鳩山首相が沖縄を訪問しました。すべてを県外にということは現実問題として難しい、沖縄の皆様方にも御負担をお願いしなければならない、このように述べて、普天...全文を見る
○赤嶺委員 総理に一縷の望みを託していた人でさえ、総理から絶縁状を突きつけられた、裏切りだ、恥ずかしくないのか、こういう声が飛んでいることをお伝えしておきたいと思います。  くい打ち桟橋方式も蒸し返しているようでありますけれども、多数のくいによってサンゴ礁を破壊し、光が遮断され...全文を見る
○赤嶺委員 日本の防衛という角度で考えてみたときに、もともと在日米軍は、海兵遠征軍、それから空母打撃群、遠征打撃群、航空宇宙遠征軍、すべてが海外への展開を任務とする部隊であるわけです。とりわけ海兵隊は、今外務大臣がおっしゃったように、常時即応態勢をとり、ヘリや上陸用舟艇で真っ先に...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、我が国への侵略に対する抑止力ということ、これは総理も、先月、本会議の私の質問に答えているわけですよ。しかし、海外展開部隊ですよね、殴り込み部隊ですよね、これが何で我が国の侵略に対する抑止力ということになるんですか。
○赤嶺委員 海兵隊初め在日米軍が日本防衛のために駐留しているわけでないというのは、アメリカの政府当局者は何度も発言してきております。  これは外務大臣も御承知だと思いますが、例えば、一九八二年には当時のワインバーガー米国防長官が、沖縄の海兵隊は日本の防衛任務には充てられていない...全文を見る
○赤嶺委員 非常に漠然としているんですね。沖縄県民はもう六十五年間、それぞれの時期に応じて、時代に応じて、いつでも抑止力、抑止力と言われてきたものですから、やはりもっと具体的にきちんと説明していただきたいんですよ。  最近、海兵隊の抑止力をめぐっていろいろな議論が行われるように...全文を見る
○赤嶺委員 どんな事態が想定されるから海兵隊が必要なのかと聞いているんですよ。
○赤嶺委員 かみ合わないわけですが。私は、日本防衛のために海兵隊の抑止力が必要だという根拠は、今までの答弁を聞いていてもよくわからない。  北朝鮮や中国との関係ではどうかということで考えてみました。幾つか挙げられているのが、北朝鮮で政権崩壊などが起こった場合の邦人救出であります...全文を見る
○赤嶺委員 ミサイル防衛のために海兵隊が必要だと言わんばかりの外務大臣の答弁でありましたけれども、北朝鮮に直接対峙する韓国でも、米軍は削減され、しかも、張りつき部隊だった米軍は域外展開、海外展開への転換も進められている。一方で、日本は海兵隊が必要だと言う。それを北朝鮮の例を取り上...全文を見る
○赤嶺委員 非常に抽象的で漠然として、何で沖縄の県民が海兵隊を受け入れないのか、何でわからないのかというと、沖縄にいると、実態は、海兵隊はイラク戦争とアフガニスタン戦争への殴り込みですよ。国際法違反の戦争と言ったのは外務大臣じゃないですか。国際法違反の戦争に、我々日本が出撃拠点と...全文を見る
05月14日第174回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、月曜日の沖縄北方特別委員会に引き続いて、政府が主張する海兵隊の抑止力の問題について外務大臣に伺います。  前回の質問の中で外務大臣は、日本そのものを防衛することは自衛隊の役割、相手国を攻撃することは米軍の役割で、そのような矛...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、その在日米軍は現実に何をやっているのかという問題です。  在日米軍は、いざというときに備えて日本国内にとどまっているわけではありません。常に世界各地に展開して、武力行使を含む軍事行動を行っております。二〇〇一年の九・一一テロ以降は、アフガニスタン、イラクに...全文を見る
○赤嶺委員 今、不朽の自由作戦その他について、在日米軍から派遣されているということの答弁がありました。  二〇〇三年のイラク戦争の開戦時には、横須賀を母港とする空母キティーホークの艦載機がイラクに対する空爆を行い、巡洋艦や駆逐艦がトマホークを撃ち込みました。二〇〇四年には、在沖...全文を見る
○赤嶺委員 横須賀もそうですよね。
○赤嶺委員 きょう資料を用意してまいりました。これはさっき武正副大臣もその一部を御説明いただきましたが、アメリカの国防総省、二〇〇四年十二月からホームページで、イラク、アフガニスタンへの米軍派遣状況を駐留国別に公開しております。これによると、在日米軍全体では千六百人から四千五百人...全文を見る
○赤嶺委員 在日米軍というのは恒常的にイラク、アフガニスタンに展開をして戦闘作戦をやっている。  それじゃ、その在日米軍、とりわけ沖縄の海兵隊が日常的に何のためのどういう訓練を行っているかについて、これはどのように把握しておられますか。
○赤嶺委員 武正副大臣も、今の答弁、じくじたる思いでなさっていたと思うんですが、武正副大臣が野党の時代は、そのたびに、いや、アメリカの海兵隊のホームページでは公開されていることだよと述べていた、そういう場面を今思い出しております。ばくっと、日米安保条約の目的達成のために訓練してい...全文を見る
○赤嶺委員 先ほど、外務大臣と小泉議員とのやりとりを聞いていましたら、国会審議をより充実したものにしていきたいという思いを言われましたけれども、海兵隊のホームページに載っている事実を質問したら、それを説明するのは適当じゃないと。こんなことをしたら、国会の議論にならないじゃないです...全文を見る
○赤嶺委員 ひどい答弁ですね。自公政権時代の官僚の答弁をほうふつとさせます。(発言する者あり)そういう答弁ばかりだったんですよね。  それで、外務大臣、施設外で訓練することも場合によっては認められているということだったんですが、今、米軍の車両が道を間違えて、養護学校の中に入り込...全文を見る
○赤嶺委員 委員長に申し上げたいんですけれども、これは運転の練習じゃないんですよ。イラクやアフガニスタンで起こり得るいろいろな事態に対応するためのMRAPの訓練として、山道も使えば一般道も使う。そのために、いろいろなことが沖縄で起きている。  そうであれば、それはどういうことか...全文を見る
○赤嶺委員 こんなので、アメリカを信頼せよとか、よき隣人だとか、日米安保条約の目的達成のために訓練しているんだとか、こんなことは口が裂けても言えないと思いますよ、沖縄の実態を見てみたら。日米安保条約の目的達成どころか、実態としては、やはりイラクやアフガニスタンへの派遣、そのための...全文を見る
○赤嶺委員 結局、疑問を持っているけれども段階を踏んで検証する、今イラクでは何もやっていないはずだ、だから国際法違反の戦争に沖縄の在日海兵隊が行っているはずはないと。実際、行っているわけですよね。実際、行っているわけですよ。  それから、アフガニスタンの戦争は外務大臣としては認...全文を見る
○赤嶺委員 世界の平和と安定のための役割を在日米軍が果たしている、本当に果たしてきたかという検証も必要だと思います。  最近、「冬の兵士」という本が発行されております。これは、二〇〇八年の三月にワシントンDCで行われたイラク帰還兵による証言集会の内容を翻訳してまとめたものであり...全文を見る
○赤嶺委員 直接出撃はない、移動しているんだという答弁も自公政権の外務大臣の答弁と全く変わりません。そんな答弁が受け入れられることはできないと思います。あれは移動であって、本来の在日米軍の任務は日本の防衛のためだなんという、こんなことを沖縄県民に理解させようとしたって無理ですよ。...全文を見る
○赤嶺委員 一九七一年に沖縄国会が開かれます。沖縄返還をめぐる国会でありました。そのときに、沖縄の米軍基地には核弾頭も貯蔵され、そして核攻撃ができるメースBも展開し、出撃基地としてベトナム戦争にも出撃をしていた時期ですね。県民の人権はことごとく虫けらのように扱われていた時期ですが...全文を見る
○赤嶺委員 合理性を持っていたかどうかは、その後の歴史で検証されるんですよ。  結局、復帰前と変わらぬ基地の使い方、広大な米軍基地。日本の国内法も適用されないで、アメリカが、まさに人間が住んでいた家屋を奪い、土地を奪い、そして補償もやらない。国際法に違反した形であれだけの広大な...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣、議論していくと、最後は必ず、私との間で前提が違うというお話をなさいますけれども、前提が違っているのは外務大臣と沖縄県民の側なんですよ。県民の願いは普天間基地の撤去にとどまらないんです。  沖縄県は、今度、長期的な沖縄の将来像を描き、その実現に向けた取り組み...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、外務大臣は、今の日本の政府の外交姿勢は沖縄県民の総意と前提が違う、間違っているのは政府の側なんだという思いを抱いて沖縄の基地問題に取り組むよう、強く求めていきたいと思います。  終わります。
05月19日第174回国会 衆議院 国土交通委員会 第21号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、貨物検査法について質問をさせていただきます。  鳩山内閣が提出した貨物検査法案は、総選挙前の第百七十一回国会に麻生内閣が提出し、審議未了、そして廃案となった北朝鮮特定貨物検査法案から九条二項、いわゆる自衛隊関与条項を...全文を見る
○赤嶺委員 今、五件というお話がありましたが、決議は主文十五で、自国の領域または公海上で貨物の検査、押収、処分をしたときは、関連する詳細が含まれた報告を委員会に提出することを要求しております。  私は、先ほど、公海上で何件あったかということを伺ったわけですが、五件というのは公海...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、公海上でそのうち何件あったかということを聞いているわけです。
○赤嶺委員 外務省は差し控えるということでしたが、先ほど前原大臣は答弁していたように思いますが、いかがですか。
○赤嶺委員 それは公海上は含まれていましたか。
○赤嶺委員 今度の検査法案、公海上でもできるようになるということで、前原大臣が答弁していただいたのは全部領海内あるいは陸上であります。この決議に基づいてどんな活動が行われているか、そういうことについて外務省は全く国会に知らせないで、この法案の是非について何か議論しようというのがお...全文を見る
○赤嶺委員 さっきの答弁の違いは違いとして、はっきりしたことでいいんですが、今、特定貨物について、何が特定貨物かと禁止物品について私は聞いているわけですよ。禁止物品について、何かわからない、答弁できないといったら、一体どういう活動をするんですか。  これはちょっと速記をとめてか...全文を見る
○赤嶺委員 今、外務省に説明していただいたのは、国連決議一七一八、大量破壊兵器についての武器だと思いますが、私の質問は、国連決議一八七四に基づいて禁止物品は何を定めているかということを聞いているんですが。
○赤嶺委員 ちょっと今の答弁は理解しにくかったので、もう一度答弁してくれますか。
○赤嶺委員 つまり、一八七四については、何か今後国連に設置された委員会で検討するというお話ですが、安保理決議一八七四は、おっしゃいましたように、北朝鮮からのすべての武器の輸入、小型武器を除く北朝鮮へのすべての武器の輸出を禁止しているわけですが、禁止物品の指定については、主文二十四...全文を見る
○赤嶺委員 国連決議では、三十日以内、それで決められなかったら七日以内ということですから、既に決まっていなきゃいけないものですよね。これはまだ議論中だと。何も決まっていないわけですね。  何も決まっていない、しかしこの法案は出してきた、そういう理解でいいですか。
○赤嶺委員 奢侈品というのは、国連決議でいいますと一七一八ですよね。私がさっきから議論しているのは一八七四で、さっき、外務省の答弁のとおりに、国連でもまだ決まっていない。しかし、国土交通省は、相場観としてという言葉をお使いになりましたが、ワッセナー・アレンジメントに基づいて指定す...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、国連で決まっていないから、我が国としては相場観としてワッセナー・アレンジメントに基づいて決めていくと。  それでは、ほかの国は、先ほど出されたこの禁止について、一八七四でははっきりしていない、我が国は相場観に基づいてやる、この間の各国による武器の検査、押収は...全文を見る
○赤嶺委員 何も決まっていない。国連決議はあるが、何を禁止するかというのは決まっていないのに、国連決議に基づいてやると。だから、全体として非常にあいまいなんですね。非常にあいまいなまま、ここまで来ている。  それでは次に、自衛隊について聞きたいと思います。  まず、国土交通省...全文を見る
○赤嶺委員 国土交通省の答弁と外務省の答弁と、何ら変わるところはないんですよ。何も決まっていないというのは外務省の答弁ですよ。決まっていないから、相場観で皆さん、日本はやっているという話であって、核やミサイルというのは、大量破壊兵器を禁止した決議一七一八ですよね。一八七四について...全文を見る
○赤嶺委員 外務省に伺います。  公海上で貨物検査を実施する場合の国際法上の根拠について、昨年七月の政府答弁は、一般国際法の解釈として、執行管轄権は基本的に自国の領海内に限り認められるが、公海においても、安保理決議に基づき要請がなされている場合や旗国の同意がある場合には、例外的...全文を見る
○赤嶺委員 そうしますと、公海上での貨物検査は対象となる船舶の旗国の同意を得て行うというのが今回の安保理決議一八七四の規定であります。その範囲内において例外的に執行管轄権を行使できるということは、旗国の同意が得られない場合は我が国が執行管轄権を行使することはできない、そういうこと...全文を見る
○赤嶺委員 そうしますと、旗国の同意が得られない場合でも対象船舶の監視や追尾ができるというのは、国際法上どういう根拠に基づくものですか。
○赤嶺委員 委員長、時間がありませんので。  旗国の同意が得られない場合でも対象船舶の監視や追尾ができるというのは、国際法上どういう根拠に基づいていますか、こういう質問です。
○赤嶺委員 今、特定貨物検査法案について審議しているわけですから、旗国の同意を得られない場合に、対象船舶の監視や追尾することまで安保理決議一八七四で授権されているんですか。
○赤嶺委員 自衛隊。
○赤嶺委員 決議一八七四は、主文十六で、旗国の協力が得られない場合に、それを委員会に報告するということまでは規定しております。それ以上の規定はありません。ないけれども、何で自衛隊がそのような活動ができるのか、国際法上の根拠を聞いているわけですが、非常にあいまいであります。  そ...全文を見る
○赤嶺委員 いずれにしても、その行動が、国連安保理決議では報告にとどめるものが、追尾までできる、情報収集までできる、一般の軍事活動としてそれをやる。そんなことをやったら、相手が商船といえどもトラブルになってしまう、追尾、警戒監視をずっとやっていくわけですから。そういうことになりま...全文を見る
○赤嶺委員 激しい抵抗を受ける場合というのがこの間の榛葉副大臣の答弁でもありますが、公海上で検査が実施できるのは旗国の同意が得られた場合に限られるわけです。検査されては困るような船舶は、そもそも旗国の同意を与えるはずがないわけです。抵抗を受けるような事態も想定されません。そういう...全文を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  日本共産党を代表して、北朝鮮貨物検査法、閣法及び自民党案、両案に反対の討論を行います。  本法案は、国連安保理事会決議一八七四の実効を図ることを目的に掲げています。もとより、我が党は、さきの北朝鮮による核実験に強く抗議してきたところで...全文を見る
05月25日第174回国会 衆議院 本会議 第31号
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○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、口蹄疫問題について総理に質問します。(拍手)  初めに、口蹄疫の感染被害農家及びすべての関係者の皆様に心からお見舞いを申し上げます。  今最も重要なことは、この口蹄疫を何としても抑え込み、拡散をさせないことです。そのためには、感染した...全文を見る
05月28日第174回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、普天間基地問題について聞いていきます。  日米両政府は、本日、外務、防衛担当閣僚による共同声明を発表いたしました。普天間基地の移設先について、「キャンプ・シュワブ辺野古崎地区及びこれに隣接する水域」と明記しました。  県民...全文を見る
○赤嶺委員 地元の理解を得られる見通しもないまま、ああいう発言を繰り返してきたということですか。
○赤嶺委員 結局、今の政府の態度は、沖縄県民ではなく日米合意を優先した、そういうことであります。  私たちは、この問題で、アメリカも県民も大事という立場は成り立たない、県内移設断念を求める県民の立場に立ってアメリカと交渉すべきだと繰り返し求めてきました。県民は、政権交代によって...全文を見る
○赤嶺委員 嘉手納以南の土地の返還やグアムへの海兵隊の移転というのは、ロードマップの中身なんですよね。今までの自公の案なんですよ。そのパッケージが破綻したんですよ。破綻したから、民主党政権になって見直しが始まったわけですよね。  今度、訓練移転とかいろいろ言われているわけですが...全文を見る
○赤嶺委員 外来機の飛来をやめるとアメリカは言っているんですか。減らすと言っているんですか。
○赤嶺委員 沖縄の米軍基地に展開している戦闘機を本土に移しても、防衛大臣おっしゃるように外来機がやってきて訓練を展開すれば、負担は増大するばかりなんです。負担軽減のためには、外来機は沖縄で訓練するなということを、負担軽減と言うんですから、皆さんがパッケージでと、県民に理解を求めて...全文を見る
○赤嶺委員 そこが、大臣、アメリカの基地の問題を勘違いしているんですよ。机上の空論ですよ。沖縄の訓練を減らせば負担が軽減するだろうという、算数式の問題じゃないんですよ。引き算の問題じゃないんですよ、これは。外来機がやってきて県民に大きな負担をかけながら、一方で、沖縄の訓練を本土に...全文を見る
○赤嶺委員 何で入らなかったんですか。
○赤嶺委員 外来機は今までどおり飛んでくる、そして射爆撃場は今までどおり使うということになれば、どんなに沖縄の訓練の一部を本土に移しても沖縄の負担の軽減にはならないというのが、この間の沖縄が出した結論なんですよ。だから、知事も一生懸命、久米島、鳥島の射爆撃場の返還を皆さんに要求し...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、ごまかさないでいただきたいですよ。  外来機がやってくるのをとめられないのは、外来機が海外や国内から嘉手納基地にやってくるのを今までの政府はとめられなかったんですよ。あなた方は交渉してとめると言ったんですよ、知事にも。とめていないじゃないですか。一番大事なポイ...全文を見る
○赤嶺委員 嘉手納基地のさらなる負担の軽減といっても、嘉手納基地の負担はふえているのに、皆さんが訓練移転してきても嘉手納基地の騒音はふえていて、その原因は外来機が訓練しているからだ、外来機が来るのは射爆撃場があるからだ、この関係にメスを入れなければ負担の軽減にならない。ところが、...全文を見る
○赤嶺委員 返還を求めたらかわりの基地を探してあげる、こんなことやったら、いつまでも沖縄の基地は減らないんですよ。  それから、あたかも嘉手納の爆音が減って、政府の決意を私がゆがめているようにおっしゃっていますけれども、防衛大臣、一度嘉手納に行って、二、三時間きちんと話を聞いて...全文を見る
○赤嶺委員 全部答え切れないと。大臣、冷静にと言われていますよ。
○赤嶺委員 鳥島射爆撃場については、久米島の町長は、返還のめどが示されなければ契約はしないとはっきり言っているんですよ。これは口頭で伝えられているはずですよ。つまり、契約更新を拒否する考えを示しているんです。それほど負担が重いんです。  射爆撃場の返還をそれ自体として検討すべき...全文を見る
○赤嶺委員 防衛省が調査したこの数字に早朝のエンジン調整の爆音などは入っていますか、そこまで言うなら。
○赤嶺委員 データの中に入っていますかということを聞いているんです。
○赤嶺委員 わからないのに、減っているなんて言わないでくださいよ。騒音調査というのは、米軍や防衛局がやっている調査の地点と、嘉手納町がやっている調査の地点と違うんですよ。嘉手納町は、生活の中に爆音がどんな影響を与えるかということで、早朝のエンジン調整から始まって、いろいろな調査を...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、負担を軽減するということは、安保条約の立場の違いがあるかないかの問題じゃないんです、今の沖縄は。本当に負担の発生源に向かって努力するかどうかですよ、大臣。  だから、鳥島の射爆撃場は、かわりの施設を見つけなければといったら、またその痛みをどこかに押しつける...全文を見る
○赤嶺委員 大体、訓練移転の場合に、今までの自衛隊基地への訓練移転の経験がありますが、例えば新田原では滑走路の新設工事をやったり宿舎をつくったりしておりますが、徳之島にはヘリの駐機場や格納庫それから米兵の宿舎は最低限必要だと思いますが、そういうのは入るわけですか。
○赤嶺委員 格納庫、駐機場、宿舎というのは必要な施設ですよね。
○赤嶺委員 徳之島に行きますと、島じゅう立て看板が立っているんです。貧しくても基地は要らない、こういう看板も立てられているんですよ。そして、子宝、長寿日本一の島を誇りにして、島民のほとんどが身も心も売らないという揺るぎない思いを持っています。断食でも座り込みでもする覚悟だ、こうい...全文を見る
○赤嶺委員 訓練移転では、日本本土の自衛隊の施設・区域も活用され得る、このようにしておりますが、これは具体的にどこを想定しておりますか。
○赤嶺委員 大臣が合意してきたんですから、大臣の答弁をぜひ求めたいと思いますが、既に実施している海兵隊の地上部隊の移転訓練にヘリ部隊を参加させる、そういう報道がありました。これはそういうことですか。
○赤嶺委員 答弁席に立ったら、お答えするわけにはいかないと言う。これでは議論にならないですよ。理解を求めようというのに何も説明しないで、理解なんか求められようがないですよ。  日出生台だとか矢臼別や王城寺原、北富士、東富士、こういうところで行われている実弾砲撃訓練と一体にヘリの...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣の先ほどの説明で、県民の理解を得るためには負担軽減とパッケージでということをおっしゃいました。しかし、合意されてきた中身は負担軽減につながらないというのは、先ほどの一、二の具体的な例を通しても明らかですが、ただ、負担軽減というのは、沖縄が辺野古に基地を受け入れ...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、今までの歴史が間違っていたんですよ。  訓練水域の一部返還といっても、訓練水域で漁をしている漁民に聞きますと、漁をしながら、いきなり海兵隊が海の底から飛び出してくるというんですよ。恐怖そのものですよ。これは良好な漁場で、米軍が優先的に訓練で使用している、こ...全文を見る
○赤嶺委員 現行アセスのやり直しが必要とならない五十五メートルの範囲内で移設場所を決定する、こういう方針ですか。
○赤嶺委員 先ほど、環境影響評価手続を仮にとるにしても、建設が著しい遅延がなく完了できる、こういうことを言っているわけですが、環境アセスは、環境アセスの独自の組み立てと論理と法則で手続を決めている法律ですよね。それを、基地建設を早くするために遅延なく環境アセスをやるということは、...全文を見る
○赤嶺委員 これは防衛大臣に申し上げておきますけれども、環境アセスの方法書というのは、最初沖縄県は受取拒否をしていたのを当時小池防衛大臣が強引に置いていって始まった。調査の過程そのものがすべて違法なんです、環境アセスは。前政権時代の違法で乱暴な環境アセスを今また皆さん方が受け継い...全文を見る
○赤嶺委員 芥川賞という賞をもらった「カクテル・パーティー」という小説をぜひ読んでください。今は、よき隣人という言葉が使われます。それがよき隣人でなかったというのも、沖縄県民の間でははっきりしているんです。だから、基地に反対することを一方的だというようなものは、余りにも歴史を振り...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
05月31日第174回国会 衆議院 本会議 第33号
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○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、赤松農林水産大臣不信任決議案に賛成の討論を行います。(拍手)  不信任に賛成する理由は、口蹄疫問題をめぐる大臣の対応が不信任に値するからであります。  宮崎県における口蹄疫の被害は、五月三十日現在、感染家畜数で十六万三千四百九十二頭に...全文を見る
10月21日第176回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  防衛大臣、外務大臣、そして安住副大臣、どうぞよろしくお願いいたします。  きょうは、普天間問題について聞いていきます。  八月の専門家会合の報告書に至る日米協議の過程で、極めて重大な事実が明らかになりました。これまで日本政府が示して...全文を見る
○赤嶺委員 せんだっての参議院の沖縄北方特別委員会で、我が党の議員に対しても、そもそもそのような飛行経路には合意していなかったんだということをアメリカがおっしゃっていると、当時、岡田外務大臣が述べておられるわけですね。  我々は、あれが日米間で合意したもので、滑走路をV字形にす...全文を見る
○赤嶺委員 私、当時の絵を持ってきました。これですね。これは何についているかといいますと、平成十八年四月七日、防衛庁長官額賀福志郎、名護市長島袋吉和。そして、この中には合意の中身が書いてあって、台形状に飛ぶから民間の市街地に迷惑はかけないんだという話がるる述べられているわけですよ...全文を見る
○赤嶺委員 より詳細に検討していったらこの台形というのは無理だよねという話になったということを局長はお答えになったと思うんですが、一体、当時、こういう台形状に飛行経路はとるんだ、場周経路をとるんだというのは、日本側のだれとアメリカ側のだれが、そしていつ合意をしたんですか。合意した...全文を見る
○赤嶺委員 防衛政策局長は長いわけですが、この協議のときにはこの部署におられましたか。
○赤嶺委員 米軍のヘリは、宜野湾市の普天間飛行場の上空の場周経路も何度も描かれていますが、楕円形ですよね。それが台形になっている。台形にした理由は、台形状に飛ぶから市街地上空には行かないんだという説明のために言っている。一番の中心的な部分で政府はうそをついていたということになりま...全文を見る
○赤嶺委員 これは九月九日の参議院の沖縄北方特別委員会での岡田外務大臣の答弁ですが、「ところが、米国からするとそれは必ずしも合意していないというふうに言っているわけであります。」現に食い違いが起こっている、アメリカは合意しないと言っていると。今、防衛大臣は、合意していると言ってい...全文を見る
○赤嶺委員 五月の合意文書を見ても、そういう食い違いが起きている。その食い違いは、実はアメリカ側の誤解だったという資料は、きょう説明を求めても一切ありません。いつ、どこで、だれが、どういう合意をしたのか、本当に合意だったのかという説明をやはりこの委員会で求めていきたい。理事会に資...全文を見る
○赤嶺委員 それで、米側は、実際は楕円形に飛ぶんだと言っているわけですね。  そうすると、防衛大臣、辺野古で米側のヘリが楕円形に飛ぶ、台形状じゃないんだ、やはり実際の飛び方はいろいろあるんだと防衛政策局長も言っておりました。そういうぐあいに言ってきたときに、防衛大臣、これを拒否...全文を見る
○赤嶺委員 県民の説明の一番核心になるところでうそをつき、そして今でも、民主党政権になっても明らかにしないというのは重大問題だと思うんです。  もう一つあるんです。オスプレーについても、今度の日米間の専門家協議の中で、オスプレーは、防衛大臣御自身が、事務方同士の協議の中で議題に...全文を見る
○赤嶺委員 米軍基地というのは、米軍がどんなに住民の生活に配慮して飛ぶんだとか、あるいはそれを受けて政府が米軍のかわりに安全だ安全だと言っても、約束を守って米軍が飛ぶだろうということは県民だれもが思っていませんよ。だれもが思っていない中で、場周経路、飛行経路について真実を言わない...全文を見る
11月01日第176回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  質問の冒頭に、私は、今回の奄美豪雨災害で亡くなられた三名の方々の御冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます。  私は、十月の二十五日から二十六日にかけて、奄美の現地に入り、被害に遭われた住民の方々と懇...全文を見る
○赤嶺委員 先ほど三点、具体的な要望を申し上げたんですが、ぜひ早急にその対処をとっていただきたい。  それで、今度奄美に行きまして非常にびっくりしたのは、今回の災害の教訓でもありますが、通信手段が寸断をされて、孤立集落の被害状況の把握に時間がかかったという問題があります。国は孤...全文を見る
○赤嶺委員 災害の被害は予算と抱き合わせに論じられる性格のものではないと思います。しっかりした対処を求めるものであります。  次に、私はきょうは、今後の沖縄県民の暮らし、そして経済振興にとって中心課題でもあります米軍基地と経済の問題について聞きます。  まず総理に伺いますが、...全文を見る
○赤嶺委員 沖縄の米軍基地は、国際法に違反して、住民の土地を強制的に奪って建設したものであります。基地が置かれている場所は、地域の中心部の平たんな土地や眺めのよい場所を奪ってつくられました。基地の町では、住民は狭隘な土地にひしめくようにして暮らすことを余儀なくされております。 ...全文を見る
○赤嶺委員 まちづくりも米軍基地優先の社会なんです。  まちづくりだけではありません。米軍基地は、沖縄の産業振興にとっても重大な障害となってまいりました。もともと、戦後の沖縄経済はアメリカ軍の余剰物資の配給から始まりました。県民は、沖縄戦と米軍による土地強奪で生活手段の一切を奪...全文を見る
○赤嶺委員 五%台なんですね。丸ごと米軍基地に依存していた沖縄の経済が今は五%台です。復帰のときには一五・五%でした。一等地を奪われながら、優良農地を奪われながら、本土との交流を初め、県民が農業や水産業、観光産業に努力した結果、県の経済規模が大きくなり、基地への依存は今や五%まで...全文を見る
○赤嶺委員 それだけじゃないんです。この九月には、沖縄県議会事務局が、県内すべての米軍基地が返還された場合の経済効果について独自に調査した結果を公表いたしました。  これによりますと、今現在、基地がもたらす経済効果は四千二百六億六千百万円、すべての基地が返還された場合の経済効果...全文を見る
○赤嶺委員 馬淵大臣、たとえ沖縄本島の二割近くが広大な米軍基地に占められて産業の振興の最大の障害になっていても、振興策を内閣府が取り組むのは当然なんです。しかし、米軍基地が撤去した後の経済の展望、新たな条件を切り開くものになっているというのもまた事実なんです。  ところが、政府...全文を見る
○赤嶺委員 ヘリパッドの、ヘリの着陸帯の問題にしても、十五カ所ある場所の高江の地域にあと六カ所つくったら比較的負担の軽減なんて、だれが認めますか。反対運動に立ち上がるのは当然なんですよ。防衛大臣、あなたが裁判に訴えているわけですから、この裁判を直ちに取り消していただきたいと思いま...全文を見る
○赤嶺委員 デメリットを総合的に勘案すると、普天間基地問題を契機に米軍基地を整理縮小していく道筋に大きく変えるべきだと思う、県民の危険や苦労を売り渡すような野卑な団体には成り下がりたくない。これが、経済界も含めて沖縄県の県内移設断念を求める一致した世論であるということを申し上げま...全文を見る
11月16日第176回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  給与法については、今回の場合、国家公務員全体の給与切り下げの一環をなすものであり、本法案には反対であり、後ほど討論もいたしたいと思います。  そこで、きょうは、日米両政府が従来示してきた辺野古V字形滑走路の台形の飛行経路、これを拡大し...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、二〇〇六年当時から、オスプレーの飛行経路を想定した飛行経路になっていたということですか。
○赤嶺委員 台形状という飛行経路を示したのは、オスプレーを想定したものであったんですか、なかったんですか。
○赤嶺委員 今回、岡田前外務大臣は、アメリカ側が主張している飛行経路がより陸上に近いということはおっしゃるとおりと答弁をしております。  通常の回転翼機だけでなく固定翼機としての機能もあわせ持つオスプレーが配備されることになれば、飛行経路はさらに広がることになる、そういうことで...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、台形状の飛行経路というのは、オスプレーの導入によって見直しの協議も始まっているという理解でいいですね。
○赤嶺委員 オスプレーの配備も含めた飛行経路ということを検討しているわけですが、この点にかかわって、東村高江区のヘリパッド建設の問題について、現在、同訓練場で訓練を行っているヘリは普天間基地の所属機であります。沖縄にオスプレーが配備されるということになれば、当然、現在のCH46に...全文を見る
○赤嶺委員 防衛大臣、こういう答弁はもう何度も聞いていますから、それを前提に聞いているわけです。  つまり、台形状に飛ぶ飛行経路も、オスプレーも想定して、今いろいろ協議している。当然、普天間基地のヘリが北部訓練場を使って訓練をしているわけですが、北部訓練場のヘリも、CH46がか...全文を見る
○赤嶺委員 しかし、北部訓練場を使っている普天間飛行場のヘリが辺野古に移り、そのヘリが北部訓練場で訓練する、そうなればオスプレーということになるわけですね。  聞きたいのは、現在計画されている北部訓練場のヘリパッド、これは、技術的にはオスプレーによる使用に対応したものなのかどう...全文を見る
○赤嶺委員 これは大変なことですよ。莫大な予算をかけて、国民の税金を注いで、北部訓練場の自然や環境を破壊してヘリの着陸帯をつくりました。ところが、つくったけれども、そのとき使う機種はオスプレーにかわっていました。オスプレーになった場合に、つくったヘリの着陸帯は使えるんですか、使え...全文を見る
○赤嶺委員 日米間の協議はこれからだと言いながら、予算の話になれば、そんな大きな変化が起こるような話をしているけれどもそうではないとおっしゃるのは、どこかで日米間の協議をやっているからこういう答弁ができると思うんですが。  つまり、今のヘリの着陸帯はオスプレーにも使えるんですね...全文を見る
○赤嶺委員 私は、辺野古の基地建設は、先ほどからいろいろ議論がありますけれども、環境アセスどころか計画自体がもはや実行不可能だと思います。皆さんが、早くそういう決断をやる政治家にならなければいけないと思います。安住副大臣は私と一緒に沖縄問題をずっとやってきたわけですから、辺野古計...全文を見る
○赤嶺委員 現実は、もう専門家協議でオスプレーの話もしていて、北部訓練場を訓練で使うのもオスプレーになることは明らかで、なお今こんなごまかしの答弁をして、一方では沖縄県民の理解を得る、平身低頭と言ってみても、そんなことでは絶対に信頼は得られないと思います。  そもそも、北部訓練...全文を見る
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、防衛省職員給与法一部改正案に反対の討論を行います。  人事院は八月、今年度の一般職国家公務員の給与について、民間給与を上回るマイナス較差〇・一九%を解消するための月例給の引き下げ、期末・勤勉手当の〇・二月分の引き下げを主な内容とする給与勧...全文を見る