赤嶺政賢

あかみねせいけん

小選挙区(沖縄県第一区)選出
日本共産党
当選回数8回

赤嶺政賢の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第177回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  冒頭ではありますが、霧島山・新燃岳の噴火災害に遭われている被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。  宮崎、鹿児島両県では、爆発的噴火に伴う大量の火山灰のほか、飛ばされた大きな噴石や空気振動などによる被害が日々拡大しています。特に...全文を見る
○赤嶺委員 私が聞きましたのは、一九七二年の沖縄返還を前にする沖縄返還交渉の中で、それまで尖閣諸島を射爆撃場として使っていた米軍が、日本の施政下に置くことについて経緯度線で明記することは尖閣諸島問題を表面化することになるといってためらった、交渉の途中経過とはいえ、そういうことがあ...全文を見る
○赤嶺委員 繊維交渉をしたら、それが日本側の態度を変えさせるために領土問題を持ち出してきた経過というのがこの記録にはあるわけですね。  私があえてこういう問題を取り上げたのは、ことしは、サンフランシスコ講和条約から六十年、沖縄返還協定から約四十年。沖縄がアメリカの外交、軍事と日...全文を見る
○赤嶺委員 総理、いかがですか。
○赤嶺委員 私、この漁船の衝突事件が起きた後に、宮古島や八重山、石垣島など、漁民の方々からもいろいろな話を伺ってまいりました。第一の願いは、やはり平和な海、友好協力関係が果たされ、安全に漁業ができるような海にしてほしい、こういうことであります。  排他的経済水域が画定していない...全文を見る
○赤嶺委員 総理、今の防衛計画大綱を含め、そして日米合意の実行を迫る今の政府のやり方は、沖縄を軍事要塞化するものだという厳しい意見も出ています。そして、それは逆にアジアとの関係の緊張を激化させるものにつながると思います。総理の御意見を聞かせてください。
○赤嶺委員 総理、沖縄本島に米軍が集中しているのは、総理もよく御存じだと思います。陸上だけではなくて、資料の6に出しておきましたが、沖縄の周辺の海域は全部、沖縄本島の面積の四倍以上の広大な海域を持つ訓練水域があります。米軍はそこで自由に訓練をしている。離島は全部射爆撃場になってい...全文を見る
○赤嶺委員 ちょっと北澤大臣、私の質問を先走りして何かとんちんかんな答えがありましたが、射爆撃場で射爆をやっているのは当然じゃないですか。今、斜めの線の質問をしているんじゃないんですよ。  沖縄本島の四倍の訓練水域の中で、射爆撃場や訓練を自由にやっている。そして、尖閣諸島にも米...全文を見る
○赤嶺委員 戦後六十五年、軍事に苦しめられた沖縄にさらに自衛隊を置いて強化することが国の防衛だと言う感覚が全く理解できません。私は、そういう自衛隊の配備を即刻中止を求めるものです。  同時に、皆さんは口を開けば負担の軽減と言っておりますが、さっき防衛大臣が答弁しかけたところの問...全文を見る
○赤嶺委員 それは、ことし、激しく抵抗されてそういう発表をしたけれども、しかし、米側が出した最初の航行警報、訓練水域外でもやりますというのは訂正されていないわけです。  そういうことをこれからも、どうするんですか、やらせないということをはっきり断言できますか。
○赤嶺委員 まとめたいと思います。  軍事を強化するやり方と、それから沖縄の古代から伝わる考え方の問題ですが、首里城の正殿に万国津梁の鐘というのが飾られています。そこには、万国津梁とは世界を結ぶかけ橋という意味であり、沖縄は、南海のすぐれた地にあり、朝鮮からすぐれた文化を学び、...全文を見る
02月16日第177回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、米軍普天間基地問題について総理に伺います。  この間の経過を振り返ってみたいと思います。  普天間基地の国外、最低でも県外への移設を掲げて鳩山内閣がスタートをしたのは一昨年の九月のことでした。以来、約九カ月間、従来の名護市...全文を見る
○赤嶺委員 菅総理は昨年の六月、就任に当たっての記者会見で、五月の日米合意について、鳩山前総理の思いをしっかりと受けとめて、引き継いでいかなければならない、こう述べているわけです。ところが、総理が引き継いだ日米合意の根拠、これは後づけの理屈だったということであります。  総理は...全文を見る
○赤嶺委員 鳩山総理はこうも言っています。なぜ米国は辺野古にこだわるのかという記者さんの問いに対して、アメリカは沖縄にいることでパラダイスのような居心地のよさを感じている、戦略的なメリットも当然だが、思いやり予算、県民の優しさも含めて、国内には沖縄よりよい場所はないという発想があ...全文を見る
○赤嶺委員 戦後、米軍は沖縄を占領下に置いて、そのもとで住民の土地を強制的に奪い、基地をつくったという歴史は総理も御存じだと思います。広大な米軍基地はこのように構築されたんですが、この基地のある場所というのは、本当に眺めのいいところなんです。基地の中から見る沖縄の海というのは、こ...全文を見る
○赤嶺委員 抑止力という方便で沖縄に基地を押しつけ続けて、そして本当にいい場所、広大な土地を米軍基地として使い続けている。  やはり、日米合意の経過について、委員長、日米合意の根幹にかかわる問題だと思います。私は、鳩山首相を参考人として招致して、この問題で改めて集中審議を行うこ...全文を見る
○赤嶺委員 鳩山さんについて、先ほど来から菅総理の認識を伺ってまいりました。  総理は米軍の抑止力についても言及をされたわけですが、今度は総理自身の御認識を聞きたいと思います。  菅総理も野党時代に、米軍の抑止力についてさまざまな発言を行ってまいりました。二〇〇六年六月の講演...全文を見る
○赤嶺委員 北東アジアの情勢、二〇〇六年と今日と、やはり同じ情勢認識が政府の中にもありましたし、国会でも議論されていました。結局、総理も、政権についたら学んで、抑止力は大事だという、学べば学ぶほどという立場ではありませんか。  かつて総理は、「改革政権準備完了」こういう御自身が...全文を見る
○赤嶺委員 総理、前段でおっしゃった国際情勢の変化というのは後づけで、やはり方便だと思いますよ。鳩山さんと同じですよ。政権につく前、ついた後で、百八十度違うことをしています。  要するに、後段で述べられましたけれども、政権についたらアメリカに物が言えなくなった、そういうことです...全文を見る
○赤嶺委員 総理、基地をつくるために、名護市が基地をつくることに反対で調査を不許可にした、それを国にも権利があるといって地方自治体を行政不服に訴える。国が自治体を訴える、こんなことが許されるんですか。
○赤嶺委員 北澤大臣、前もあったんですよ。一九八〇年代に、那覇市が自衛隊の文書について、那覇市が管理している文書について情報公開をしたら、防衛省は那覇市を裁判に訴えたんです。地裁で負け、高裁で負け、そして最高裁でも負けたんですよ。  政府が地方自治体を訴えるようなやり方を、あな...全文を見る
○赤嶺委員 理解を求めながら進めますと言いながら、実際にやっていることは、地方自治体いじめじゃないですか。米軍再編交付金についても、前の市長のときに交付することを内定しておきながら、基地に反対する市長が決まったら交付金を打ち切るという、こんな自治体いじめで、理解を得るどころか自治...全文を見る
○赤嶺委員 米国は、去年の十二月に訓練区域外で訓練したことはあるんですよね。防衛大臣、それはお認めになりますよね。
○赤嶺委員 総理、これは大変なことですよ。  去年の十二月、沖縄近海のパヤオの上で訓練をしようとして、そして自衛隊は漁協に来て、こう説明したんですよ。掃海訓練、回収訓練というのは浅いところでなければ軍事的な効果は出ないんだ、このように言ったんですよ。まさに軍事優先のやり方がまか...全文を見る
02月17日第177回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  まず冒頭に、今回の豪雪被害で亡くなられた皆様方に心より御冥福をお祈り申し上げますとともに、新燃岳噴火災害において被災された皆様方にお見舞いを申し上げたいと思います。  私たち日本共産党も、新燃岳の噴火災害対策本部をつくりまして、政府に...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、ちょっと具体的な課題について伺いますが、災害救助法の問題であります。  御承知のように、避難先から自宅に戻ったと思ったら、また避難しなければならない、ついこの間、避難騒ぎがあったばかりなのにとか、家族を、車いすを押して避難させなければならない。あるいは、私...全文を見る
○赤嶺委員 次に、ちょっと時間がありませんので、農業の問題で伺いたいんです。  これは、委員長、理事の皆さんの御理解を得まして、原木シイタケ、灰がかぶりまして、洗った後のシイタケなんですが、洗っても洗っても原木の灰も完全に落ちないし、シイタケも、もう灰が中にしみついていて、絶対...全文を見る
○赤嶺委員 既存の制度をフルに活用することはもちろん必要なことでありますが、この制度を活用したらあの地域が再建できるだろうか、農業が本当にこれからもやっていけるだろうか。現に、私たちが町長とお会いしているときに、町長のところに二軒、畜産農家がもう廃業したいということで、顔が真っ青...全文を見る
02月25日第177回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、前原外務大臣、小川防衛副大臣に質問をしたいと思います。  最初に、訓練水域の問題についてであります。この問題は、今予算委員会で、私、三回目になります。明確な答弁がいただけないものですから、繰り返しの質問になっております。 ...全文を見る
○赤嶺分科員 通報は不適切であった、しかし、今後も、排他的経済水域の中で設定された訓練水域の外でやる場合は、沿岸国の、あるいは県民の、漁民やその他に配慮してやれよ、結局、そういうことですね。
○赤嶺分科員 妥当な考慮を払っていると認識したらやれるわけですね、米軍は。
○赤嶺分科員 やはりできるということですよ。やるということですよね、米側は。これは県民にとっても行政にとっても大変危険な行為であり、あれだけ広大な訓練水域を提供していながら、なおやれる余地を残すような立場というのは、私は納得できません。  そして、ことしの一月のことをおっしゃい...全文を見る
○赤嶺分科員 アメリカの方は、今、オバマ政権のもとで、新たな地球規模の米軍再編、グローバル・ポスチャー・レビューを検討していると聞いておりますが、それは今どういう検討状況にあるのか、そして、今回の日米合意のこの規定はそのことを念頭に置いたものかどうか、それを答弁していただけますか...全文を見る
○赤嶺分科員 菅総理が、この五月ですか、訪米するということになっていくわけですが、そことGPRとの関係について、さらにちょっと伺いたいんです。  先ほど前原大臣がおっしゃったように、私たちも、グアムに移転する八千人は司令部が中心だ、こう聞いてまいりました。そして、その中に実戦部...全文を見る
○赤嶺分科員 いずれにしても、日米間で部隊構成を検討する、司令部中心に八千人と言われてきた認識を変えなきゃいけなくなるわけですね。  ただ、今のグアムの計画でも、グアムには実戦部隊が配備されることになっております。私もたびたび質問で取り上げてきましたが、去年の七月に米軍が公表し...全文を見る
○赤嶺分科員 今の質疑のやりとりで私がわかったのは、沖縄にどういう部隊が残るかについて、八千人の中身はまだ決まっていない、これだけはよくわかりました。  そうすると、これからの在沖米軍、いろいろ変化もあり得るわけですね。  そこで、東村高江のヘリパッドの問題について聞いていき...全文を見る
○赤嶺分科員 日本側がつくってあげたヘリパッド、ヘリの着陸帯は二カ所だ、その他複数あるけれども日本側はわからないと。金武町も、何度政府に対して問い合わせても教えてくれないというんですね、外務省も防衛省も。  それで、きょう金武町からの資料を持ってきたんですが、金武町は、航空写真...全文を見る
○赤嶺分科員 ただ、三十九カ所というのは多過ぎるなという実感を持ちませんか。
○赤嶺分科員 それでは、金武町が認識している三十九カ所の図面、金武町は渡してくれますから、それを取り寄せて、防衛省で責任を持って、何カ所あるか、金武町で、数えて米側に問い合わせていただけませんか。
○赤嶺分科員 米側にはいかがですか。米側にも問い合わせてくれますか。
○赤嶺分科員 県民的には、あのキャンプ・ハンセンの山岳地帯に、しかも、向こうは、先祖代々聖地になっている場所まで荒らしてヘリパッドをつくっている。ヘリが飛び回っている。  ですから、政府は、三十九カ所のヘリパッド、米軍がそのすべてを使っているかどうかというのは一度も説明を受けて...全文を見る
○赤嶺分科員 三十九カ所。私は、これはつくりたい放題つくらなかったら出てこない数だと思いますよ、こんなたくさんのヘリパッド。  それで、今、沖縄防衛局が強引に工事を進めている高江のヘリパッド建設計画であります。これは、先ほどの中部訓練場とは違い、北部訓練場であります。その一部返...全文を見る
○赤嶺分科員 今、SACO合意のお話をされました。十四年前ですよね。そして、ヘリパッドというのは海兵隊が使っているものです。さっき、米側は新たなGPRを検討していると。一方で、八千人、司令部中心のグアム移転だったものが実動部隊も入るかもしれない、部隊構成についての日米合意もできて...全文を見る
○赤嶺分科員 SACO最終報告は約束事だから守ると言ってみたって、アメリカは守っていませんよ。後で時間があれば聞きますけれども、嘉手納のパラシュート訓練なんかはその最たるものじゃないですか。SACO最終報告で移転するといいながら、例外だといってやるわけですよ。  今副大臣がおっ...全文を見る
○赤嶺分科員 先ほどの、キャンプ・ハンセンに三十九カ所、そして北部訓練場に二十一カ所、全部で六十カ所ですよ。六十カ所もあんな狭い沖縄にヘリパッドが必要なんですか。これは多いと思いませんか。そんなたくさんあるヘリパッドをさらにつくろうとして、反対する住民をけ散らして工事を強行する、...全文を見る
○赤嶺分科員 いや、知ろうとしてこなかったんですよ。行けばすぐわかりますから。特に前原外務大臣なんかはよくわかっておられると僕は思いますよ。  それで、高江のヘリパッドですけれども、今でも高江の上空はヘリの騒音が大変です。夜間の飛行もあります。場合によっては無灯火の飛行もありま...全文を見る
○赤嶺分科員 まともな話し合いもしないで、防衛省は、警備員まで雇って、そして力ずくで工事をしているわけですよ。沖縄の旧正月の日にもやりました。あなた方が訴えている住民の裁判の日にも、すきをねらって工事をやる。  工事のやり方がいかに乱暴であったかといいますと、二十三日の早朝は、...全文を見る
○赤嶺分科員 終わりますけれども、きょうの沖縄の地元新聞の社説にも、余りに乱暴だとか、さっきの、車両停止違反の場所にとめていて警察に注意されたというのも、報道に出ていることなんです。知らないという話は通りません。  乱暴な工事着工、そして、本当に必要であるかどうかわからない、米...全文を見る
02月25日第177回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。  末松副大臣の到着もおくれているようでありますので、最初に、諫早湾干拓事業の問題について大臣に伺っていきます。  二〇〇八年六月、佐賀地裁が干拓事業と漁業被害との関連を認め、さらに二〇一〇年十二月に、福岡高裁も佐賀地裁の一審判決を支持...全文を見る
○赤嶺分科員 いろいろな意見や思いを持つ長崎県側の不安の解消をするために、話し合いをするということはこれは必要なことであります。  しかし、同時に、被害を受けてきた漁民にとって、開門の確固たる見通しがないと安心できないわけですね。いわば、この因果関係も明確になってきている。さら...全文を見る
○赤嶺分科員 今の状況の認識を一致させたいんですが、三月には長崎地裁の新たな、これはもう即時開門の判決になる可能性があります。皆さんは五月までに素案を出す。一方では、長崎県側では、いわば開門を阻止する訴訟、これも準備しているやに聞いておりますが、理解を求める、理解を求めると言って...全文を見る
○赤嶺分科員 国が開門に後ろ向きの姿勢をとっているときも、いわば、背後地の災害やあるいは農地の問題などが挙げられていたわけですね。  それで、一体その干拓農地はどうなっているかと思いまして、この間、現場を見てまいりました。森山地域や吾妻地域、こういうところも行ってきたわけですが...全文を見る
○赤嶺分科員 老朽化した施設をいつまでも見せられて、そして、アセスで素案が出たらと言って実際の具体的な解決の道筋を示さないところに不安を高じさせて、一方ではそういう開門を阻止する訴訟を起こそうなどという話にもなっていくわけですよ。  私、この問題は非常に大事だなと思いましたのは...全文を見る
○赤嶺分科員 調整池をマイナス一メートルに管理していても、いわば諫早湾干拓事業の目的の一つであった防災ということにかかわっていっても、こういう管理をしても集中豪雨のときには湛水被害が非常にひどい。そして、その地域の排水ポンプは老朽化している。であれば、手をつけるのは、これは行政の...全文を見る
○赤嶺分科員 私が伺ったのは、いろいろ大臣がアセスを受けて素案を出してとばかり繰り返されておりますが、弁護団や原告団の開門に関する主張でいえば、短期開門調査レベルの開門から開始する段階的開門という認識と説明されているんですが、大臣も、そういう原告団の主張はそのとおりだというぐあい...全文を見る
○赤嶺分科員 いや、この裁判で、一番諫早湾の干拓事業で被害を受けているのは漁民ですよね。その漁民の皆さんが、段階的開門でいいから早くあけてほしいと言っている。それは、開門によって起こる長崎側のさまざまな問題についても、段階的な開門ということであれば懸念が払拭されるんじゃないかと思...全文を見る
○赤嶺分科員 その段階的開門というのは、背後地の農地に対する問題でも、二〇〇二年の短期開門調査で実証済みなわけですね。被害も起きなかった。漁場は回復した。いわば、二〇〇二年程度の短期開門調査であれば開門も問題ないという実際の結果が出ているわけです。  環境アセスというのは環境を...全文を見る
○赤嶺分科員 それでは次に、沖縄農業、そしてTPP、EPAにかかわって質問したいと思います。  最初に農水大臣にお聞きしますけれども、日豪のEPAの締結交渉が始まっております。報道ではいろいろあるわけですが、沖縄の農業関係者は、砂糖や畜産の自由化の拡大を大変懸念しておられます。...全文を見る
○赤嶺分科員 念頭に置くだけじゃなくて、重要品目はきっぱり交渉に応じられないということを示してほしいと思うんですが。  それで、EPAやTPP参加ということになりますと、沖縄は特にサトウキビが壊滅的な打撃を受けると言われております。  そこで、事前に通告しておきましたけれども...全文を見る
○赤嶺分科員 末松副大臣は離島にも行っていらっしゃいますのでよく御存じだと思いますが、まさに、サトウキビが打撃を受けると離島の地域経済はなくなってしまいます。何よりも、人がその島に住み続けられなくなる。今、尖閣列島の問題がクローズアップされておりますが、まさに、尖閣列島のような無...全文を見る
○赤嶺分科員 もう時間がなくなりました。鳥インフルについても通告してありましたが、終わりたいと思うんです。  ただ、鳥インフルは、私は生産農家と会ってきたんです。政府や県は防疫、防疫と言うけれども、どんなに防疫体制をしっかりしても鳥インフルは発生する。やはり感染ルートを解明して...全文を見る
03月23日第177回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  私も、まず冒頭に、東日本大震災でとうとい命を失われた方々に心から哀悼の意を表するとともに、被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。  先ほど小野寺委員の方からも質問がありましたし、重なるかとは思いますが、今回の震災に当たって、外務...全文を見る
○赤嶺委員 被害の全体が見えない中で、しかしなお、いろいろな負担を持っていらっしゃる外国人も被災をしている。やはり政府の責任でその実態もきちんとつかんでいただきたいと思うんです。  避難所にも多くの外国人が避難をされていると思いますが、言葉の問題など、外国人にきちんと情報が届く...全文を見る
○赤嶺委員 ぜひ万全を期していただきたいと思います。  そこで、今度は普天間基地問題について伺っていきます。  松本外務大臣とは安保委員会でも理事を一緒に、仕事をいたしましたし、安保、外交に大変通じていらっしゃるということを念頭に置いた上での、また私の立場からの質問であります...全文を見る
○赤嶺委員 私は、沖縄県民のみならず日本人全体への侮辱だと、そういう点について具体的に御指摘をいただきたかったわけです。  メア氏は、二〇〇五年から六年にかけて在日米大使館の安保部長を務め、二〇〇六年から二〇〇九年までは沖縄で在沖米総領事を経て、さらに今回、国務省の日本部長とし...全文を見る
○赤嶺委員 田んぼの真ん中に基地をつくって、沖縄県民が集まって都市化して危険になった。キャンベル氏は、メア氏の報道されている発言はアメリカの公式の見解とは違う、そういう報道があるわけですが、ただ、基地の周りに県民が集まってきたことが問題だというのは、アメリカ政府の高官が繰り返して...全文を見る
○赤嶺委員 事実の比較という点で、何が事実かと。事実認識でいえば、メア氏も米軍の高官も同じことを繰り返しているわけです。  私は歴代の外務大臣にも問いかけてまいりましたが、普天間基地は、戦争の真っ最中に住民が避難し収容所に囲われていたとき、米軍が勝手につくった飛行場であるわけで...全文を見る
○赤嶺委員 世界一危険な飛行場と言われている普天間飛行場は、県民が基地の周りに集まってきて危険になったのではなくて、住宅や農地あるいは学校などを奪って、市街地の真ん中に、当時の宜野湾の市街地の真ん中に基地をつくったがために今のような危険な状態が生まれている、そういう認識でよろしい...全文を見る
○赤嶺委員 これは日本政府として持つべき認識であり、それがないと、メア氏のように田んぼの真ん中にあったと言われても日本政府から何の反論も出てこない、そういうことになるわけです。  もう一つは、金の力で米軍基地の建設を推し進めようとする認識の問題であります。  メア氏は、沖縄の...全文を見る
○赤嶺委員 振興策をやるという姿勢で基地の建設も押しつけているやり方は、メア氏の発言と何ら変わらないんじゃないかということを私は伺っているわけですが、明確なお答えがありませんでした。  そこで、防衛副大臣もいらしておりますので、一月二十日に、北澤防衛大臣が沖縄県の仲井真知事と会...全文を見る
○赤嶺委員 何ら問題がないのに、何で知事にとめられたんですか。あなたがこんな話をするものじゃないでしょうと、とめられているんですよ。そういう認識が問題なんですよ。  防衛大臣だけじゃないですよ。菅総理も、ことしの施政方針演説で、沖縄の経済振興策に対する政府の支援について触れてお...全文を見る
○赤嶺委員 私たちは、沖縄の経済的発展を本当に渇望してまいりました。豊かな農地を基地に奪われて、農業もできない、畑もつぶされる、そういう中で、自立した経済をどう興すかということで必死の努力をしてまいりました。  沖縄の基地問題の解決というのは、沖縄の基地の形成過程、国際法に違反...全文を見る
04月05日第177回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうも委員会の冒頭に黙祷をささげましたけれども、私も、質問の最初に、今回の東日本大震災でお亡くなりになりました皆様方に哀悼の意を表するとともに、震災や原発の被害の方々にお見舞いを申し上げたいと思います。  そこで、質問に移りたいと思...全文を見る
○赤嶺委員 米軍機によるフレアの誤射は今回が初めてではないわけです。嘉手納基地ではF15戦闘機による誤射が繰り返されております。二〇〇八年には三月と八月の二回にわたって発生をいたしました。八月のケースでは、嘉手納基地に着陸しようとしていたF15戦闘機が陸軍貯油施設の上空約三十メー...全文を見る
○赤嶺委員 基地内の上空といえども、国道がそばを通り、それから住宅地での訓練も頻繁に行われているわけですから、非常に住民は危機感を持っているわけですよ。同時に、再発防止を繰り返し申し入れても、米軍の運用はとまらずに、事故が繰り返されている、こういう事態に、本当に危機感を持って臨ん...全文を見る
○赤嶺委員 フレアの事故というのは、繰り返されているわけですよ。繰り返し起こしていることについて、謝罪もなくて、安全に配慮して訓練しているといってだれが納得するものですか。そして、自分たちは東日本震災の支援をしているんだからと、ここを強調している。私は、震災の支援と事故への対処は...全文を見る
○赤嶺委員 米軍の沖縄における訓練や基地の運用というのは、本当に横暴なんですね。横暴な上に、それが当然だという、この間のメア発言もありますが、沖縄は基地の島であり、人々の安全について、事故が頻繁に起きても、米側の説明は、私たちは安全に配慮して訓練をしていると言えば済んできた、それ...全文を見る
○赤嶺委員 自衛隊の活動経費について、今、予算の措置もされ、やっているわけですが、今後の復旧復興というのは、非常に大規模な補正予算になっていかざるを得ないと思うんですよ。  そういうときに、やはり何を見直していくかということとかかわって、ちょっとグアム移転の問題を防衛大臣に伺い...全文を見る
○赤嶺委員 米側が見直しを検討しているわけですね。グアムの環境影響評価報告書の中でも、グアムに配備されるのは、兵員が八千六百人、家族九千人で、そのうち、司令部が三千四十六人、地上戦闘部隊千百人、航空戦闘部隊千八百五十六人、兵たん戦闘部隊が二千五百五十人となっていて、沖縄から移ると...全文を見る
○赤嶺委員 三月十一日を境にして、日本の政治の方向は大転換を図らなければならなくなったと思うんですよね。今まで進めていたことも再検証が必要になってくると思いますが、同時に、アメリカ自身がもう環境影響評価で見直しを始めている、日本政府は真意がわからないといって莫大なグアム移転の予算...全文を見る
04月13日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第7号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  大震災、大災害から一カ月が過ぎました。きょうは最初に、その大災害に当たりまして、義援金の配分、そして生活保護との関係について伺いたいと思います。  義援金の配分割合決定委員会は、被災者に対して義援金の第一次配分を決めました。義援金は、...全文を見る
○赤嶺委員 今回はどのようにするということですか。
○赤嶺委員 大臣に伺いますが、自立更生に充てられる額以外は収入になるという今の生活保護の原則的な考え方を被災者の義援金にも当てはめるというのは、私は筋が通らないと思うんですよね。ゼロの上に何がしかの義援金の収入でプラスになったというなら、まだそういう状態が見られるならいいですよ。...全文を見る
○赤嶺委員 同様な事例で、大臣、あと一つ、ちょっと生活保護にかかわって伺いたいんですが、それは、水俣病の被害者救済法に基づいて一律一時金二百十万円を受けた水俣病被害者が生活保護を打ち切られる事例が、熊本、鹿児島両県で相次いでいます。一月の段階の報道でも、熊本、水俣市の十五人を含む...全文を見る
○赤嶺委員 この点に関して熊本県知事は、政府に対して、一時金はこれまでの苦しみに対する補償の意味合いがあり、収入とするには違和感があるという意見書を政府に出しておられるわけです。被害者の心や体を傷つけたことへの補償のための一時金が生活費にしか充てられない、今、生活保護の原則からい...全文を見る
○赤嶺委員 ところで、沖縄県で起きた事例ですが、今の福島第一原発の放射能被害から逃れるために、相馬市の、原発から約三十五キロ地点の自宅からうるま市に避難してきた女性の家族が、県営住宅への入居を断られるという事例が起きました。  県の判断の根拠となっているのが、三月十八日付で国交...全文を見る
○赤嶺委員 ぜひ、福島県全域からせっかく沖縄に避難してきて入れないという事態が起こらないように、適切な措置をとっていただきたいということをお願いいたしまして、質問を終わります。
04月21日第177回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、米軍犯罪の問題について聞きます。  日米地位協定第十七条は、米兵による公務中の犯罪については米側が第一次裁判権を有することを定めています。このもとで、被告米兵にどのような処分がなされているか、最近の事例について聞いていきます...全文を見る
○赤嶺委員 第一次裁判権を持っている米側が、その処分について、通報の義務がありながら、まだ何の通報もない。岩国については、裁判ではなくて懲戒ということで、四カ月の運転禁止ということなわけです。  外務大臣、男性をはね、そして死亡させておきながら四カ月の運転禁止というのは極めて甘...全文を見る
○赤嶺委員 第一次裁判権を米側が持ち、裁判はせずに、懲戒処分として四カ月の運転禁止。これは日米外交のかなめの問題ですよ。日本の国内で起きている交通事故それぞれについて裁判が行われて処分が出されたということとは全く別のやり方でやっている。それについて言及しないというのは、私は、外務...全文を見る
○赤嶺委員 米側が公務中でしたという証明書を発行しました、タイムカードを見ると十分前に基地を出ていました、これで公務が証明されたのかと母親は怒っているわけですね。問いたださなかったのか。例えば日米合同委員会合意の中でも、帰宅途中にどこかに立ち寄った事実はないのかとか、あるいは飲酒...全文を見る
○赤嶺委員 報道によりますと、母親の質問に対して、飲酒検知はしていなかったという報道もありますが、それは事実ですか。
○赤嶺委員 検知をしたかどうかを聞いているわけです。  與儀さんのお母さんは、日本に住んでいる外国人が日本で起こした事故なのに、一人の命を奪っておいて、なぜ日本の裁判で罪に問えないのか、この国は日本人ではなく外国人を守るのか、このように訴えております。  日本政府は、こうした...全文を見る
○赤嶺委員 起こっている事実に照らして、今の外務大臣の答弁というのは極めてとんちんかんです。  二〇〇八年に犠牲になった、相手の米兵が公務中だといって第一次裁判権をとった、その後どうなったか、結果について通報さえやっていないわけですね。これでどうやって被害者が、自分たちの家族の...全文を見る
○赤嶺委員 条文は死文化している、日本の社会通念に合わない、それが残っているということは、米軍の特権を認めているということですよね。すぐにでも改善できるというようなことを北米局長自身が二年前に答弁したわけですよね。それで、アメリカが納得していない。だから、期待していたスピードをも...全文を見る
○赤嶺委員 常識的に、全く社会通念にも合わないと言いながら、そして二年間も交渉しながら、何も変わっていない。何も変わっていない一方で、公務中の交通事故はどんどん起きている。その際に、第一次裁判権は米側が持つといって、米側は裁判しているわけじゃないんですね。懲戒処分程度におさめて、...全文を見る
05月19日第177回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  引き続き、米軍再編の問題について防衛大臣に伺います。  アメリカの上院軍事委員会のレビン委員長初め超党派の三名の議員が十一日、東アジアにおける米軍再編計画の再検討を求める提言を発表し、国防総省に提出をいたしました。沖縄と東京とグアムな...全文を見る
○赤嶺委員 まさに防衛大臣がおっしゃったように、辺野古の新基地建設を取りやめる一方で、嘉手納統合案を蒸し返すものになっています。空軍と海兵隊の軍の運用上の問題じゃないんですよ。嘉手納統合案というのは、かなり怒りに満ちた、このことがどんな怒りを沖縄で呼び起こしているかということをぜ...全文を見る
○赤嶺委員 レビン委員長が提案をして、先ほど北澤防衛大臣も事実上ロードマップの破綻をお認めになりました。レビン委員長の提言の中に、新たな費用分担の取り決めというのは、恐らく防衛大臣と会われたときにそういう話があったんじゃないですか。
○赤嶺委員 さっき破綻を認めておきながら、日米の合意が唯一だと言ってみても、もう始まらないですよ、北澤大臣。やはり、ここは国会に正直な答弁をしていくことが今求められております。  多額の追加経費が必要になっているのは、海兵隊のグアム移転の方なんですね。繰り返し報道もされてきまし...全文を見る
○赤嶺委員 今回の提言で、提言の中身にあった辺野古にかわる嘉手納統合案、先ほども申し上げましたけれども、騒音被害の軽減という約束を何度も裏切られてきたのが嘉手納の町民です。既に四月二十八日には、深夜早朝の飛行差しとめと騒音による損害賠償を求めて、国内最大規模と言われる二万二千五十...全文を見る
○赤嶺委員 昨年十二月にも馬毛島という報道があって、そのときにも、種子島と屋久島の一市三町でつくる米軍基地等馬毛島移設問題対策協議会は訓練反対の要望書を防衛省に提出いたしました。にもかかわらず今回またこのような報道がされたことに対して、会長を務める西之表の長野市長は、これまで数回...全文を見る
○赤嶺委員 馬毛島に空母艦載機の訓練を移転するのは、どこから見ても沖縄の負担の軽減じゃないですよ。これが何で沖縄の負担軽減になるんですか。沖縄を口実に、地元自治体の頭越しに、米軍再編はやるんだ、空母艦載機の訓練の移転もやるんだという、アメリカに幾ら訓練の代替基地を提供しても言うこ...全文を見る
○赤嶺委員 余りにも見解が違い過ぎるのは、これまでもそうでした。そして、私の追及が当たっていて、皆さんがごまかしていたということは疑いようもなく、あのウィキリークスの中で出された公文で明らかになっております。  いつまでもうその説明を、ごまかしの説明を続けるのではなくて、ロード...全文を見る
05月20日第177回国会 衆議院 外務委員会 第12号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、租税条約について冒頭伺います。  日本・ケイマン、そして日本・バハマ租税条約は、日本の多国籍銀行やヘッジファンド、富裕層、投資家などに対する課税の公平性を確保するために国際的に要請された必要な措置であり、我が党として賛成であ...全文を見る
○赤嶺委員 一般的に言いまして、日本の多国籍企業とその海外子会社は、進出先の外資優遇税制のメリットを十二分に享受しながら、その上に、租税条約で投資に対する源泉地国課税が劇的に軽くされ、また、国内の配当の非課税措置の強化と大企業優遇税制という一連の税制優遇措置を二重、三重に享受する...全文を見る
○赤嶺委員 韓国との間では、韓国の海洋警察庁と海上保安庁との間で、九九年四月以降、長官級協議が定期的に行われ、二〇〇一年四月には地域レベルの連絡窓口も設定されるなど、連携強化が進められてきております。中国公安部と海上保安庁との間では既に連絡窓口も設定されておりますが、それにとどま...全文を見る
○赤嶺委員 せんだって行われました三回目の米中戦略・経済対話では、誤解に基づく軍事衝突などを防ぐことを目的に、米中の両軍、国防、外務官僚から成る戦略安全保障対話を初めて開催いたしました。また、アジア太平洋地域における共通の利益や課題をめぐる協議を年内に新設することでも合意をしてお...全文を見る
○赤嶺委員 赤土の流出防止というのは米軍の言い分であって、現場には赤土が流出するような場所は全くありません。そして、砂が流れていくのを食いとめるというんですが、その石積みの間を何で固めているかというと、海岸の砂をショベルで掘って固めているわけですよ。海岸の砂を無断で掘削して、それ...全文を見る
○赤嶺委員 読谷村に調査責任を押しつけたわけですね。台風はもうシーズン間近ですよ。来たら壊れて漁場を壊す。はっきりしているんですよ。現場に行った人であれば、だれでも認識することですよ。何で米軍基地に、こんな腰の引けた態度をとるんですか。米側に撤去せよと言うべきではありませんか。 ...全文を見る
○赤嶺委員 間に立って何もやらないということですよ。  今回の工作物についてですが、沖縄の米軍基地の使用条件を定めたいわゆる五・一五メモがあります。この五・一五メモとの関係でも問題があります。トリイ通信基地は、基地の水域で、「日本国政府は、継続的投錨、破壊、建設又はいかなる種類...全文を見る
○赤嶺委員 基地の使い方として間違っているという指摘をされる場合は、五・一五メモで決めた使用条件に立ち返るのは当たり前のことですよ。それさえやっていないんですか。それをやらないで、間に立ってと言うんですか。何を根拠に間に立つんですか。(発言する者あり)
○赤嶺委員 五・一五メモというのは、一九七二年、沖縄が復帰をするときに、沖縄の復帰以前の基地の乱暴な使い方を安保条約のもとではこのように使いましょうと定めた、日米間の政府の一番大事なメモなんです。それでもほとんど守られていないということなんですが、この五・一五メモでは明らかに、ト...全文を見る
○赤嶺委員 理解できない態度であります。  松本政務官、現場に行ってみてください。本当に赤土が流出しているか、本当に必要な石積みか、漁業に影響を与えないか、一目瞭然ですよ。それを、読谷村に説明責任を押しつけて、読谷の側の調査を待っていますというのはとんでもない話です。  五・...全文を見る
05月26日第177回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  今回の法案の柱の一つは、日豪ACSA締結を受けた自衛隊法上の根拠規定の整備であります。日本がアメリカ以外の国と安全保障分野での条約を締結するのは今回が初めてです。  日豪間では、二〇〇七年三月の安全保障協力に関する日豪共同宣言...全文を見る
○赤嶺委員 日豪は、既にアメリカ主導の軍事作戦を支援する役割を果たしてまいりました。インド洋では、オーストラリア軍が海上阻止活動を、自衛隊は補給支援活動を担ってきました。イラク・サマワでは、オーストラリア軍が治安維持を、自衛隊は人道復興支援を担い、米軍占領を支援してまいりました。...全文を見る
○赤嶺委員 外務省に聞きますが、歴代政府は、いわゆる第三国人、つまり米軍以外の外国軍隊などによる在日米軍基地の使用は安保条約上認められないとの見解を表明してきました。今後、オーストラリア軍が米軍基地を使用することが懸念されますが、今後もこの見解には変更はないと理解してよろしいです...全文を見る
○赤嶺委員 去年の六月にはもうオーストラリアの空軍の哨戒機が那覇基地に飛来して、日米豪で合同訓練を行っております。那覇基地は今も自衛隊の訓練で騒音が激しくなっている地域であり、今後こうした合同訓練が増大していくことになれば、米軍、自衛隊に加えて第三国の軍隊の訓練によって騒音被害が...全文を見る
○赤嶺委員 前回の委員会からでも約一カ月を超えているわけです。結果を調べるだけなのに、なぜいまだにわからないのか。米側が本人の了解を得る必要がある、こういうことで来ているんですか。
○赤嶺委員 一方、被害者は、加害行為を行った、家族の命を奪った、そういう犯人に対して、どんな刑事罰を受けたか、あるいは刑事罰ではなく処分であったかということは重大な関心事ですよね。大変な関心事ですよ。  前回の委員会で北米局長は、日米合同委員会の合意によると、米軍人または軍属に...全文を見る
○赤嶺委員 被害者の立場に立ったら、そんなことは絶対に許される話じゃありません。米兵に対して甘い態度をとっているんじゃないかということが常々言われているわけですから、刑事裁判権を奪われて、そのあげくに処分結果さえ基本的に報告されない、これは本当に屈辱的な関係ですよ。  この間、...全文を見る
○赤嶺委員 私は委員長にお願いがありますが、米兵のそういう刑事犯罪が裁判にかけられても、日本政府に通報されても、そこどまり。それから、懲戒処分に至っては、報告を求めてもアメリカが報告しない、やみの中なんですね。これで綱紀粛正とか犯罪の根絶とか、とても言えるものではありません。 ...全文を見る
○赤嶺委員 これは本当に明らかにしていかなきゃいけない問題だと思います。  五月二十日に、米軍は嘉手納基地でのパラシュート降下訓練を強行いたしました。九六年のSACO合意では、事故を減らすために伊江島に訓練移転を決定した経緯があるにもかかわらず、嘉手納基地を使った訓練は今度で六...全文を見る
○赤嶺委員 トモダチ作戦に参加していた不足を補うと言いますが、友達なら約束を守るのが当たり前ですよ。友達らしくない行動をやって、友達だから許してくれというのは、もう友達の概念が違うんですよ、こうなったら。友達らしく、SACO合意に基づいてちゃんとやるべきだ。  今度の声明は全然...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
05月27日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第16号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。きょうは、よろしくお願いいたします。  今回の法案からは利用者負担増は削除されておりますけれども、引き続き検討されている問題があります。関係者も大変懸念をしている事項でありますが、その一つが、特別養護老人ホームなどの多床室の減価償却費相当を...全文を見る
○赤嶺委員 議論をしていく、結論は出ていない、そういう話になるわけですが、今大臣もおっしゃいましたように、食費、水光熱費の利用者負担が導入されて、特別養護老人ホームの個室化、ユニット化が進んでいく中で、低所得の高齢者は、在宅での生活が困難になっても、利用料が払えないため、入居をあ...全文を見る
○赤嶺委員 これも厳格化されることによって、低所得世帯は本当に施設入所をあきらめなければならなくなる、こういう事態が容易に想像できます。今でも、限界を超えた介護に疲れ切って、介護離職、そして虐待、ひいては介護心中、こういうことも起きているわけですから、私はこれを助長するようなこれ...全文を見る
○赤嶺委員 いろいろな軽減制度はあっても、現に悲鳴が上がっているわけですから、ぜひ必要な介護サービスをお年寄りが受けられる、所得の低い人でもきちんと受けられる、人間らしい尊厳が守られるような、そういうことを強くこれからも求めて、質問を終わりたいと思います。  ありがとうございま...全文を見る
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案に反対の立場で討論を行います。  初めに、東日本大震災の被災地では、多くの高齢者が厳しい避難生活を強いられ、震災関連死が危惧される状況にいる今、被災地の介護体制再建にこそ全力...全文を見る
06月01日第177回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  私も、きょうは、沖縄振興策を違う角度から皆さんと議論していきたいと思っております。  沖縄が本土に復帰して三十九年目、四次にわたる振興計画で約十兆円の振興予算が県内に投下をされました。このうち、八割以上が公共事業関係費であります。 ...全文を見る
○赤嶺委員 ちょっと確認してください。調査の最後の年は何年とおっしゃいましたか。
○赤嶺委員 平成九年。今は平成二十三年、かなり古い資料なんですね。この間の開発の結果、海岸線がどうなったか、干潟がどうなったか。それ以後の、まあ、目視でわかりますし、いろいろな資料が出ておりますが、ちょっときょう、裏表で四枚にわたる資料も、なくなった干潟についての地図も出しておき...全文を見る
○赤嶺委員 園田政務官、その砂はどこから持ってきたか、調査はできていますか。
○赤嶺委員 沖縄近海の海、慶良間沖のチービシとか国頭村の国頭から砂を持ってきているわけです。  きょうは、今、園田政務官がお答えになりました三十五の海岸について、海岸名、内閣府でつくっていただきました資料を提出しておきました。人工の砂浜ということであります。  それで、貝の専...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、今、政府が主導している沖縄振興の審議会の中でも、沖縄県が主導している審議会の中でも、環境に対する検証、その検証に基づく資料、こういうのが一切出ていないんです。それを出して、検証して、どうあるべきかという検討をやるべきだと思うんですが、この点、いかがですか。
○赤嶺委員 ちょっとトーンが下がってきたような感じはいたしますが、それでも、コンクリートから人へと言ってこられた御自身の立場を改めて表明なさいました。  そこで、泡瀬干潟の問題であります。  政府が現在出している埋立地用途変更承認申請書によりますと、干潟については、今後の工事...全文を見る
○赤嶺委員 この埋立地用途変更申請書によりますと、「埋立地の南側における海浜整備にあたっては、」「部分的に自然海浜に類似した海浜整備を行う。」、自然海浜にまねたというか類似した海浜整備を行う、「画一化、単調化の傾向がある人工海浜に地盤の起伏や岩、植生等の自然の魅力を持たせ、良好な...全文を見る
○赤嶺委員 この所管は防衛省ではないわけですよね。外務省であるわけです。省内で検討もしていないけれども、防衛大臣が発言をする。私は、非常に軽率だと思います。  受けとめも、沖縄からいいと言っておりましたが、災害時の国際緊急援助活動の拠点としての沖縄の利用は、その大前提は平和利用...全文を見る
○赤嶺委員 拠点を設けてそこに常設部隊を置くというのは、今の緊急援助隊のあり方からいってもなかなかそれは困難だし、備蓄物資というのも、すぐ展開できるように海外に置いておられるということもありましたが、そういう状態になっていると。  それでは、国際緊急援助隊法は、第三条第二項で、...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、国際緊急援助活動において、自衛隊の派遣は特別な場合に限られてくる、基本は民間航空便ということになるということです。  下地島空港の軍事利用は、これまで何度も取りざたされ、その都度住民の反対で頓挫してきました。今回の自衛隊と米軍による災害支援の拠点化というよう...全文を見る
07月27日第177回国会 衆議院 外務委員会 第14号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、主に日米外交上の問題について、防衛副大臣、防衛省を中心に質問をしていきたいと思います。  まず、防衛副大臣に聞きますが、二〇〇二年七月に横須賀市内で発生した米兵による放火事件について、昨年四月の安全保障委員会で私は取り上げま...全文を見る
○赤嶺委員 被害者からすれば、防衛省の査定で待たされ、そして今度はアメリカ側の査定で待たされる、一体いつ補償されるのか、全く見通しがつかないわけです。事件発生から九年です。直ちに補償するよう、この点、強く求めておきたいと思います。  この点にかかわって一点聞きますが、九六年のS...全文を見る
○赤嶺委員 理解できる話ではないんですよ。「直接の被害」、昭和三十九年の閣議決定と言いますが、当時まだ沖縄は米軍の施政下にある時代、あれから今日まで、米軍の事件、事故は複雑多岐にわたっております。「直接の被害」しか補償しない、このようにおっしゃいますけれども、遅延損害金を含めて賠...全文を見る
○赤嶺委員 ぜひ、個人としてと言わずに、被害者の感情に寄り添った場合に、防衛省が余りにもいろいろひどいことをやり過ぎている、賠償金まで遅延損害金を入れないというような、法律の考え方にも反するようなことをやっている、これを改めていただきたいと思います。  次に、馬毛島の問題につい...全文を見る
○赤嶺委員 本数や長さはどうですか。
○赤嶺委員 きょうは、防衛省の説明資料、「地域への影響について」という、種子島と十二キロ沖合にある馬毛島の図と、それから裏の方に、「種子島空港の滑走路と同じ方向で訓練した場合の飛行経路」、中種子町が作成した、裏表の資料を配付していただきました。防衛省の説明資料では、種子島には七十...全文を見る
○赤嶺委員 私も関心を持ちまして、空港と滑走路の関係、特に種子島、馬毛島の付近でどんな空港のつくられ方がしているか、新しい種子島空港について調べてみましたら、三年間の気象調査を行った結果、現在の滑走路の向きにしているわけです。  鹿児島県の新種子島空港気象調査委託報告書によりま...全文を見る
○赤嶺委員 これから、気象条件を精査することによって滑走路の方角の変更はあり得るということでありましたが、気象調査の結果、今種子島にある空港と同じような方角になった場合に、騒音被害はどうなるか。  資料をごらんになっていただきたいんですが、これは中種子町からいただいた資料であり...全文を見る
○赤嶺委員 県が添付した調査報告書を読みますと、いろいろ、排気ディフレクターが作動しておれば不用意な即席の着陸地点での運用は安全になし遂げられると評価すると言いながら、運用上の追加的な軽減策としては、茂みや雑木林のような硬質植物がネセル直下となる状況を避けるべき、航空機が不用意な...全文を見る
○赤嶺委員 ヘリよりも危険で騒音を出すという資料もいっぱい出ていますし、雑木林あるいは森林地帯でオスプレーが訓練をやればどうなるか、こういう懸念を持って、オスプレーの配備について検証には検証を重ねる、アメリカの言いなりにならない、こういうことを強く求めて、質問を終わりたいと思いま...全文を見る
08月03日第177回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号
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○赤嶺委員 参考人の四人の皆さん、本当に御苦労さまでございます。  日本共産党の赤嶺政賢です。  私も、六月二十六日の視察で根室市にお邪魔させていただきました。改めて納沙布岬に立ち、向こうは何度もお邪魔しているところではありますけれども、その岬に沖縄の最南端の波照間島から採火...全文を見る
○赤嶺委員 どうもありがとうございました。  私たちとしても、正面から受けとめて取り組んでいかなければいけない課題だと思っております。  そこで、後継者の舘下さんの方からも、先ほど、後継者を広げる上で、北対協の融資制度の改善によって後継者の運動の拡大にも貢献するという、何かそ...全文を見る
○赤嶺委員 小泉さん、そして舘下さんたちの運動が領土の返還運動を支えている、原点になっている。私たちも、皆さんの御活躍を見て励まされ、激励され、そして責任も感じるという立場にあります。返還運動の発祥の地で、歴史の証人や、そしてそれを語り継いでいく人たちの運動を絶やさないというため...全文を見る
○赤嶺委員 どうもありがとうございました。  私も、羅臼にお邪魔したときに、そこの漁場の大きさ、漁業の大きさに大変感動したものでありますが、そこで漁業資源が枯渇していく問題は我が国にとっても大変大事な課題だと思いますので、この点も、それから経済交流の問題もしっかり取り組んでいき...全文を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、仲井眞知事、知念会長、我部先生、山内先生、本当に御苦労さまでございます。貴重な御意見を聞かせていただきました。  私は、まず最初に我部参考人にお伺いをいたします。  この間、辺野古の新基地建設について、アメリカの上院のレビ...全文を見る
○赤嶺委員 どうもありがとうございました。  次に、仲井眞知事にお伺いいたします。  この間、北澤防衛大臣が沖縄を訪問し、来年秋から普天間飛行場にオスプレーを配備する方針を伝えられました。開発過程で墜落事故を繰り返してきた米軍機の配備について、知事は反対の立場を表明し、宜野湾...全文を見る
○赤嶺委員 この間出された二十九項目の質問の中に、北部訓練場へのオスプレー配備の際はという危険性を訴えておられるんですが、この点については大変危惧しておられるということでよろしいでしょうか。
○赤嶺委員 もう一点お伺いしたいんです。  北澤防衛大臣は、南西諸島にアジア太平洋地域の災害のための活動拠点を整備する考えを示して、下地島空港の利用も取りざたされております。  沖縄県は下地島空港の災害拠点としての活用を提案しておられますが、知事は、自衛隊配備などの防衛論につ...全文を見る
○赤嶺委員 ありがとうございました。  知念参考人には振興について、一つは、よく沖縄の振興策はざる経済になっている、そして沖縄に財政投資したのが本土に逆流してきている、公共工事もそのように言われており、私は、大型商業店が結局本店にしか利益が行かない、吸い上げられているというこの...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。どうもありがとうございました。
08月08日第177回国会 衆議院 予算委員会 第28号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは安保、外交問題でありますが、冒頭、この間の沖縄の台風に関連をいたしまして、農水大臣に伺います。  台風九号、沖縄本島を中心に大きな被害をもたらしました。その中で、糸満市の土地改良区に広がる国営米須地下ダムの問題が改めて明らかに...全文を見る
○赤嶺委員 排水にどんな改良を加えてもこのような被害が繰り返されているわけです。抜本的な対策、そして補償を求めていきたいと思います。  次に、沖縄へのオスプレーの配備について聞いていきます。  北澤防衛大臣は、六月十三日、沖縄県を訪問し、米軍の垂直離着陸機オスプレーを来年後半...全文を見る
○赤嶺委員 地元への説明というのが、これまたひどいものなんですね。防衛大臣は、オスプレーの安全性について、開発段階で事故があったが現在は米軍の主力となり心配ない、このように述べておられます。二〇〇五年に量産開始を決定して以降は事故はほとんど起きていないかのような説明でありますが、...全文を見る
○赤嶺委員 この間のアフガニスタンの事故の問題だけを取り上げられました。  私も、二〇〇五年以降のオスプレーの事故について、報道記事をずっと追っかけてみました。二〇〇五年十一月には、カリフォルニア州の空軍基地に向けて飛行中、雷雨に遭い、雲の中を通過した際、エンジン内の凍結が発生...全文を見る
○赤嶺委員 事故率が低いとおっしゃいましたけれども、開発途中に、四回のオスプレーの事故は計算に入れてないわけですね。三十人の方が死亡しました。これを入れないで事故率は低いと言っている。先ほど大臣みずからがおっしゃったアフガニスタンでの墜落事故も、これも海兵隊じゃない、空軍のものだ...全文を見る
○赤嶺委員 これで事故率が低いという説明にして、県民は絶対納得できませんよ。  先ほどのアフガンの調査報告の問題、繰り返し防衛大臣取り上げられておりますけれども、この事故調査の過程でも報告書の改ざんの危険が問題になっているんです。  エンジンの問題が主な事故原因だとした事故調...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、オスプレーについて沖縄県民がどんな恐怖心を抱いているか、そして危機感を持っているか。その危機感が噴き出しているのは、あなた方に責任があるんですよ。十何年前からオスプレーが沖縄に配備されるということを米軍は明らかにしているにもかかわらず、あなたも含めてですよ、アメ...全文を見る
○赤嶺委員 事故率は、起きた事故さえ計算に入れないから、低くなるのは当たり前です。これが真摯な態度だとはとても思えません。だから、県知事も宜野湾市長も二十九項目の質問書を出している。あなた方は、アメリカに言われたら、それをそのまま沖縄側に返している。  今だって、オートローテー...全文を見る
○赤嶺委員 米側当局、海兵隊当局は、オスプレーは安全だ安全だと言うに決まっているじゃないですか。原発が安全だ安全だと言ってきたこの安全神話を、今、日本の政治はぬぐわなければいけないときに、オスプレーだって同じですよ。  アメリカ国内では民間でも議会でもこの危険性が大議論になって...全文を見る
○赤嶺委員 同盟国の当局の主張を聞く、その主張を聞いてきて、オスプレー配備が沖縄に行われるのはもう十年以上も前から明らかになっているのに、一切説明してこなかった。そして今、さらなる真摯な説明態度が求められるのに、アメリカ当局が発表していることはこういうことですということしかおっし...全文を見る
○赤嶺委員 総理、答えてください。
○赤嶺委員 普天間基地が危険だから人の少ない辺野古に移そうというのは、一番最初にまさにアメリカ政府が言い出したことなんです、その方が沖縄にとって有利だろうと。先ほどからの答弁を聞いていますと、すべてアメリカ当局のオウム返し。そんなことをしているつもりはないと防衛大臣は言いますが、...全文を見る
08月10日第177回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、海賊・テロの初めての委員会でありますが、まず最初に、ソマリアを含む東アフリカ地域で、過去六十年間で最悪と言われる大干ばつによって深刻な食料危機が起こっている、この点について外務大臣に伺います。  ソマリアでは、首都モガディシ...全文を見る
○赤嶺委員 この九十日間で既に二万九千人以上の乳幼児が死亡したとの推計も出されております。事態は非常に深刻であり、政府の迅速で積極的な対応を求めたいと思います。  そこで、海賊問題について聞きますが、ソマリア沖での海賊の増加を受けて、二〇〇八年以降、各国が軍隊を派遣してまいりま...全文を見る
○赤嶺委員 いつまで続くかわからない状態があるわけですね。  具体的に聞きますが、二〇〇八年以降も海賊の発生件数は増加し、広域化していることが先ほど来指摘されております。外務大臣に、最近の海賊の発生状況について説明をしていただけますか。
○赤嶺委員 したがって、発生件数は、減少するどころか年々増加している。ことしの勢いだと、去年を上回る勢いであります。最悪のペースになっているわけですね。  発生場所も、アデン湾であったのが、今ではソマリア東方の海域でも多発するようになっているということでありました。最近は、東は...全文を見る
○赤嶺委員 先ほど来、この委員会室に当時の浜田防衛大臣もいらっしゃるというお話でありましたが、当時も浜田大臣にも伺いました、軍隊を送って本当に海賊の発生を防げるだろうかと。当時の質問が今日でも、やはり軍隊を送っても防げない、イタチごっこという現状は指摘されなければいけないと思いま...全文を見る
○赤嶺委員 そのうち日本関係船舶は何隻なのかということを聞いたんですが。
○赤嶺委員 二千隻余りに対して約百数十隻ということですね。  今まで、日本関係船舶の通航が多いことを護衛活動の必要条件として強調されていたと思いますが、実際には一割程度、こういうことでいいんですね。
○赤嶺委員 大体、そんな非常に低い数字になっているわけです。すぐには答えられないようなものでありますが、それ以外の船というのは自衛隊の護衛を受けていない、そういう船舶があるわけですね。そういう船舶はどのような対策をとっているんですか。
○赤嶺委員 私も、国際海運集会所が去年の六月にまとめましたベストマネジメントプラクティスというのを見せていただきました。これは、ソマリア沖を航行する民間船舶の対応指針ということになっています。それを読みますと、十八ノット以上で進んでいる船舶が海賊に乗り込まれたり攻撃された報告はな...全文を見る
○赤嶺委員 ことしの三月に、アラビア海で商船三井の運航するタンカーが襲撃され、米海軍、トルコ軍が海賊四人を拘束し、日本に移送されました。  このときに、乗組員全員が船内の避難所にいて無事だった。避難所に避難しながら船の操舵もできるものと聞きましたが、そういうことなんでしょうか。...全文を見る
○赤嶺委員 日本人初の国際海事機関の事務局長に選ばれました関水さんが、広大な海域を現態勢で警備するのは不可能だ、海軍の力だけでなく、船舶みずからも防衛能力を高め、地域の協力も得ていかないとと述べておられます。海運業界自身の努力も問われていると思います。  ことし一月に、韓国軍が...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣が答弁席に座るたびに聞いてきたテーマでありますが、御返事がいただけません。  日米両政府は明らかにするのを拒んでおりますけれども、ところが、六月の末に、沖縄の地元紙が処分結果を報道しております。兵士に対する刑事処分は行われなかったとのことであります。意図的に...全文を見る
○赤嶺委員 全く知らないのに、仮定も何もないですよ。説明し切れない人たちの答弁とはとても思えない態度であります。  この間の審議で、アメリカ側が裁判権を行使した結果について、日本側に通知されるのは軍法会議の結果のみで、懲戒処分については通報されない仕組みになっていることがわかっ...全文を見る
○赤嶺委員 同時に、法務省にも求めますが、二〇〇二年の横須賀での米兵による放火事件、これも取り上げたことがありますが、放火事件でありながら不起訴処分となり、アメリカ側が裁判権を行使しました。その理由をただしたわけですが、記録が残っていない、この一点張りであります。  これは主権...全文を見る
○赤嶺委員 検察審査会の話じゃないですよ。  米側に聞いても、犯罪がどのように処分されたかわからない。日本側、法務省に何で裁判権を放棄したか聞いたら、資料が残っていないからわからない。すべてがやみの中なんですよ。これを解決せよと言っているんです。法務省に資料保存を強く求めたいと...全文を見る
○赤嶺委員 終わりますけれども、海賊を逮捕し、日本の裁判にかけて本当に有効か。ドイツや韓国での裁判のことも報道されておりますが、どこで生まれたかと聞くと木の下で生まれたと言い、何歳かと聞くと二十年前の雨季だったと言い、文化も習慣も生き方もすべて違う。すべて違う国に対して、武力やあ...全文を見る
08月23日第177回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、参考人の皆さん、本当に御苦労さまでございます。そして、先ほどから大変貴重な御意見を聞かせていただきまして、これからの議論にも生かしていきたいな、こう考えたところであります。  まず、竹田参考人に伺いますが、ソマリア沖・アデン...全文を見る
○赤嶺委員 ありがとうございました。  それで、引き続きお伺いしたいんです。  今、自治政府について一つの希望的な思いも語っていただいたんですが、やはり政治プロセス、ソマリアという国はなかなか大変な状態になっております。しかし、抜本的には、やはりソマリアの内戦の終結と貧困の打...全文を見る
○赤嶺委員 この点でもう少し、あと一点具体的に伺いたいことがありますが、国際社会の努力として、海賊の抑止という観点から、あるいは内戦終結という観点から、ソマリアへの武器の流入を食いとめるという問題があるのではないかと思います。  武器禁輸を定めた国連安保理決議の実効性を高めるこ...全文を見る
○赤嶺委員 次に、芦田参考人にお伺いいたします。  先ほど来、国際海運集会所などがまとめておりますベストマネジメントプラクティスの問題が話題になっております。今月、最新版が公表されたようでありますが、これによると、見張りの強化、先ほどから説明がありました有刺鉄線の問題や放水設備...全文を見る
○赤嶺委員 その武装ガードも今回の議論になっているわけですが、諸外国や日本の海運業界の現状も先ほどあったわけです。  私は藤澤参考人にこの点でお伺いしたいと思うんですけれども、武装ガード、武装警備員を乗船させることによってかえって海賊の攻撃がエスカレートしはしないか、こういう懸...全文を見る
○赤嶺委員 もうちょっと時間があるようでありますので、ちょっと海賊の問題で竹田参考人にお伺いしたいと思います。  七月に公表された国連のモニタリンググループの報告書によりますと、多くの場合、海賊がかなり老朽化した武器を持ち、そして入手ルートの特定もできないことを指摘しております...全文を見る
○赤嶺委員 どうもありがとうございました。  きょうは、質問できませんでした参考人の皆さんも含めて、御意見を拝聴したことを今後の議論に生かしていきたいと思います。  大変ありがとうございました。
10月25日第179回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、普天間基地問題についてまず聞いていきます。  この間、野田内閣の閣僚が相次いで沖縄を訪問いたしました。その中で、一川防衛大臣は、仲井真県知事に対して環境アセスの評価書を年内に提出できるよう準備を進めていることを伝えました。名...全文を見る
○赤嶺委員 稲嶺名護市長は、日本政府は県民世論や沖縄の政治環境の変化などをしんしゃくする責任を放棄し、アメリカに追従している、このように述べました。仲井真県知事は、準備書に対する意見書を出した二年前とは状況は随分変わってきている、このように指摘され、普天間飛行場は一日も早い移設、...全文を見る
○赤嶺委員 十五年以上にわたって返還が実現しなかったのは、私は、日米両政府が問題の根本を見ない対応を進めてきたからである、このように思います。  そもそも、沖縄の米軍基地は、国際法にも違反して、住民の土地を強奪してつくられたものであります。そうしてつくられた広大な基地が、本土復...全文を見る
○赤嶺委員 私は、問題の根本に踏み込もうとしない、今の大臣の答弁に非常に大きな怒りを感じます。  辺野古への新基地建設に向けてこのまま突き進んでいったとしても、県民との矛盾は深まるばかりである。普天間基地は無条件で撤去する以外に解決の道はないんです。きょうのパネッタ長官との会談...全文を見る
○赤嶺委員 受け入れる立場を表明しているということですね。  沖縄県と宜野湾市は、六月に、オスプレーの安全性や騒音に関する二十九項目の質問書を提出いたしました。防衛省は、九月、これに対する回答書を提出したわけですが、すべての質問に回答したのですか。
○赤嶺委員 このオスプレーの飛行経路や騒音あるいは下降気流による影響など、県民生活にかかわる肝心の問題で、いまだ回答の途上であります。ところが、「政府としては、米国政府に配備計画の修正を申し入れる立場にない。」と受け入れの立場を表明しているわけです。配備先にありき、県民生活よりも...全文を見る
○赤嶺委員 いや、私が聞いたのは、政府が沖縄県に提出した回答書の中で、下降気流を原因とする事故はないとおっしゃっているけれども、二〇一〇年五月にニューヨークで起きたオスプレーによる事故、これはユーチューブでもオスプレーで検索するとすぐに出てくる画面ですよ、報道もされています、あっ...全文を見る
○赤嶺委員 確認していただきたいと思います。  米軍のヘリが、予防着陸と称して学校のグラウンドや海岸などにおり立つことがこれまでも頻繁にありました。その場合にどういうことが起きるか、大きな懸念があります。また、高温の排気ガスによる火災発生の危険もあり、やんばるの森でどういうこと...全文を見る
○赤嶺委員 米軍が環境調査をやろうとしているのは、アセス法で認められた調査ではありません。  今、大臣は御答弁いたしましたが、アセス法に基づいてオスプレーの調査をやって評価書に載せるということですね。
○赤嶺委員 私は、今までのような、米軍の回答を聞いて沖縄側に伝えるという、こういう米軍に任せるやり方は許せないと思いますし、だれもオスプレーの配備に同意できないと思います。  最後に、南西諸島への自衛隊配備について、何点か聞いていきます。  昨年末に閣議決定した新防衛大綱、中...全文を見る
○赤嶺委員 自衛隊の配備について、地元が関心を持っているのは一点です。安全保障の環境だとか防衛問題ではありません。この自衛隊の配備が島の活性化につながるかどうかということであります。町長自身もこのことを発言しております。  そこで、防衛省に、自衛隊の配備によってどのような交付金...全文を見る
○赤嶺委員 米軍再編交付金の対象でなく、九条交付金の対象ではないと。  残るは補助金であるわけですが、他の沿岸監視部隊が置かれている自治体での補助金の実績、これについても説明していただけますか。
○赤嶺委員 補助金の実績も、わずか一件であるわけです。その場合でも、四分の一は地方負担の持ち出しがあるわけですね。もともと、周辺環境整備法に基づく民生安定施設としての道路の補助の上限は十分の八ですよね。沖縄振興法は十分の九・五であるわけですから、総務省からは固定資産税の代替措置と...全文を見る
10月26日第179回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、私、外務大臣への質問は準備してまいりませんでしたが、先ほど来の答弁を聞いておりまして、質問するわけにはいきませんが、私の気持ちを述べたいなと思いました。  一番ひっかかったのは、沖縄の地政学的条件は、基地を受け入れる...全文を見る
○赤嶺委員 まさに、どうやって地域で展望の見える跡地利用計画をつくるかというところにかかわってくるわけですが、その際の現状認識を改めて伺いたいと思うんです。  御承知のような経過で、歴史的にも、銃剣とブルドーザー、あるいは戦争の最中に国際法に違反した基地のつくり方というのが沖縄...全文を見る
○赤嶺委員 国の責務というのは現行法の中にもあるわけですね。しかし、それは努力義務なんです。国の責務として、努力義務にとどまっているわけです。  沖縄県の方も、それから返還跡地を抱えている地方公共団体も、基本理念の中で国の責任を明確に打ち出しております。これは当然だと私は思いま...全文を見る
○赤嶺委員 国の責務の問題は、今後重要な課題になっていきますので、ぜひ政府の中でも議論を急いでいただきたいと思うんです。  もう一つ、基地を返還されたときに地方公共団体の首長や地主が異口同音におっしゃるのは、まず、返すなら、細切れでなくてきちんと返してほしいと。名護市でも起こっ...全文を見る
○赤嶺委員 強く議論していくことを望みます。きれいにして返せという事態が続かなかったら、六十五年間使い続けて返されたらまた何が出てくるかわからない、戦々恐々としている地主たち、地方公共団体の首長がたくさんおられます。原状回復して国が返還するというのは当然ですが、今は地方自治体任せ...全文を見る
○赤嶺委員 しかし、現行法は、国があっせんするというだけにとどまっていて、そのあっせんの窓口も決まっていないということも沖縄で大きな議論になっているわけですね。そういう国の責任の不明確さが現行法にはあるということは、大臣、認識していらっしゃいますか。
○赤嶺委員 もう一つは、給付金の問題であります。  基地の跡地というのは、返還後、土地を利用するまでに時間がかかり、地主の経済損失も非常に大きいものがあります。  今、那覇新都心おもろまち、先ほどもどれだけの経済効果があるかという紹介がありましたけれども、あの新都心は、牧港住...全文を見る
○赤嶺委員 私、まさかこの答弁を川端大臣から伺うことになろうとは考えていませんでした。過去に防衛省の副大臣が、とにかく給付金を出していったら地主は土地の都市計画や地域開発に協力しなくなる、ほっておいても給付金が出るのだからというお話なんですが、これは違うんですよ。  それはいろ...全文を見る
○赤嶺委員 私は、地主の思いをよく掘った方がいいと思います。みんなが、自分の土地を提供してもいいから都市計画に協力しようというぐあいになっていますよ、跡地利用のところは。泡瀬ゴルフ場跡地も普天間飛行場も、小禄金城も天久新都心も、みんな地主の協力なしにはできないようなまちづくりなん...全文を見る
○赤嶺委員 沖縄県の一千万人と沖縄市の八百五十万人の予測に共通しているのは、沖縄観光の入域客は右肩上がりで平成三十年まで上がり続けるんだ、そういう傾向だという認識からですよね。しかし、今その傾向は続いているんでしょうか。まさにこの需要予測を出した後三年間、沖縄観光の入域客はどのよ...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、ことしは上半期で相当な観光入域客が減っているんですよ。もう既に傾向が、右肩上がりに上がっていって平成三十年には、今五百万を超えたところが八百万、八百五十万になるというこんな過大な予測に基づいて、そしてこの泡瀬干潟の埋め立てによって、沖縄市は、かた目の計画の中で、...全文を見る
11月10日第179回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。米軍普天間基地について、総理に質問をいたします。  野田内閣は、先日来日したアメリカのパネッタ国防長官に対して、名護市辺野古への新基地建設に向けた環境影響評価書を年内に提出する方針を表明いたしました。来年には埋立認可申請を提出することも取り...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、閣僚が沖縄もうでをして評価書提出の準備をしていることを表明した、それに対して、沖縄県議会が全会一致で反対だという決議をきのう上げている。まだ特別委員会ですから、これから本会議に上っていきます。  十五年たっても進展しないのはどこにあるか、総理、どのようにお...全文を見る
○赤嶺委員 沖縄県民の理解を得ることが一番重要だと言いながら、十五年間理解が得られていません。やはり、十五年以上にわたって返還が実現しなかったのは、日米両政府がこの問題の根本を見ない対応を進めてきたからであります。そもそも沖縄の米軍基地がどのように形成されたか、原点に立ち返って考...全文を見る
○赤嶺委員 思いをいたして、基地の形成過程にはさまざまな議論があると言ったら、思いをいたしていないとしか我々は受けとめられなくなるわけです。  米軍基地の形成過程における土地取り上げは、ハーグ陸戦法規に違反していただけではありません。ポツダム宣言にも違反をしていました。  ポ...全文を見る
○赤嶺委員 今、あなた方民主党政権は沖縄との交渉相手であり、そして県民への思いを重ねるような答弁をしておりますが、しかし、あの不当、違法な土地強奪について、国際法に照らしたらどのように判断していいかわからないと。こんなことで沖縄県民と本当に交渉ができるのかということで、大変疑問で...全文を見る
○赤嶺委員 当時のことを放棄したりしたら、沖縄切り捨てじゃないですか。そのことを理解しないで、沖縄とどうやって交渉しようというんですか。  私、今の玄葉大臣の答弁にかかわってもう一つ問題を聞きたいんですが、こうした不法、違法な土地取り上げによって形成された基地が、沖縄の祖国復帰...全文を見る
○赤嶺委員 七二年当時、自民党政権でさえ認めていた、復帰前の沖縄のアメリカの行動がハーグ陸戦条約に違反すると明確に答弁していたのに、今の民主党政権はこれを否定する。そして、一九七二年の沖縄返還のときに、地主に対して何の収用手続もとらずに、公用地暫定使用法という暫定的な法律をつくっ...全文を見る
11月30日第179回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きのう、一川防衛大臣は、名護市辺野古への新基地建設に向けた環境影響評価書の提出時期をめぐって、沖縄県民と女性を侮辱する許しがたい暴言を行った田中沖縄防衛局長を更迭いたしました。  まず、きのうからの経緯を防衛副大臣に説明してい...全文を見る
○赤嶺委員 日米両政府が普天間基地の返還に合意する直接の契機となったのは、九五年の少女暴行事件であります。あのときにも、アメリカの太平洋軍司令官が、彼らは車を借りる金で女が買えたという、こんな暴言を行い、更迭をされました。防衛局長は、懇談の場で、この発言に同調する認識まで示してい...全文を見る
○赤嶺委員 にわかに起こった県民感情じゃないんですよ。これまでも同じような発言を、あるときには米軍の高官、あるときには政府の高官、あるときには基地を押しつけようとする政治家、こういう方が暴言を繰り返してきたわけです。  謝罪しても、基地を押しつけようとする本質は変わらないだろう...全文を見る
○赤嶺委員 今、外務大臣の御説明にありましたように、日米地位協定上は、公務中の軍属による犯罪についてはアメリカ側が第一次裁判権を有するとしながら、当のアメリカ側は、軍属を軍事裁判にかける権限そのものを持っていなかったということになるわけですね。  そして、公務証明書も発給しない...全文を見る
○赤嶺委員 一九六〇年代以降、軍属の裁判権は、第一次裁判権はアメリカにあると言われながら、アメリカでは裁くすべを持たずに、公務証明書も発行しなかった。  この問題というのは、公務中の軍属に対する裁判権を日米のどちらが行使するかという、いわば根本にかかわる問題であるわけですね。私...全文を見る
○赤嶺委員 外務省はよく御存じなんですよ、きのうも通告してありますのでね。一九六〇年、日米地位協定をつくるときから、軍属については、米側は軍事裁判にかけないということになっていた。そういう実態がありながら、何で地位協定では軍属も第一次裁判権は米側が持つと。最初から実態と合わせてお...全文を見る
○赤嶺委員 改めて確認しますが、今の説明でいくと、要するに、一九六〇年の連邦最高裁判所の判決以降は、公務中の軍属による犯罪については米側は公務証明を発給してこなかった、つまり、日本側が裁判権を行使してきたということであるわけですね。
○赤嶺委員 答えられないという答弁が出ることは、きのうのレクでも私承知しておりますので、答えられないからといって私の質問が前に進まないということではありませんから。外務大臣も答弁席に積極的に出ていただいて、外務大臣がお困りのときはまた政府参考人も出ていただくということで、一向これ...全文を見る
○赤嶺委員 私は、二〇〇五年七月一日の外務委員会で、旧安保条約が発効した一九五二年以降、アメリカ側が裁判権を行使した事件、事故について、軍事裁判にかけられた件数、懲戒処分が出された件数について質問をいたしました。当時の法務省の大林刑事局長は、「法務省において統計資料等を把握してお...全文を見る
○赤嶺委員 思われますでは困るんですが。きちんと答えてください。
○赤嶺委員 軍人を対象にしていた。当時は、軍属は日本側で、公務中であっても裁いていた。  実態はよく確認する必要がありますが、いずれにしても、公務中の軍属による犯罪については、地位協定の規定はあったにせよ、実質的には日本側が裁判権を行使してきた、こういう説明であります。  と...全文を見る
○赤嶺委員 そうしますと、従来は実質的には日本側が裁判権を行使してきた公務中の軍属による犯罪について、アメリカ側がアメリカの国内で裁判にかけることができる法律が新たにつくられ、そしてMEJA法が制定された事実、そのもとで米側が軍属に対する裁判権の行使をどうするかについて、これも、...全文を見る
○赤嶺委員 一九六〇年、地位協定ができたときでも、地位協定では軍属でも第一次裁判権はアメリカ側にあるとしながら、実態としては日本側が裁いてきた。そもそもの最初からですよ。MEJA法ができたのは二〇〇〇年、二〇〇六年になって、MEJA法でやりますからということで、日本は裁判権を行使...全文を見る
○赤嶺委員 私が質問してきたかどうかまで調査する必要はないですよ。自明の……(玄葉国務大臣「いやいや、それに対してどうお答えしたか」と呼ぶ)どう答えてきたかということですね。  でも、大臣、MEJA法ができたら、今まで日本の裁判所で裁いていた米軍属の平時の裁判、実際上、第一次裁...全文を見る
○赤嶺委員 では、今の大臣の御発言の中身に論点を移していきたいと思います。持っていた裁判権がMEJA法によって奪われたということははっきりしたと思います。  今回の合意は、公務中の軍属による犯罪について、アメリカ側が刑事訴追をしない場合に、日本側による裁判権の行使にアメリカ側が...全文を見る
○赤嶺委員 今、大臣、自問自答なさいましたけれども、私はまだその問いかけはやっておりません。  私が今問いかけているのは、少なくとも二〇〇六年以前までは、実態として軍属の第一次裁判権は日本の側にありました。二〇〇〇年にMEJA法ができてから、アメリカは国内で裁くようになりました...全文を見る
○赤嶺委員 地位協定の考え方に関して、外務省も存在は認め、持っているということも認めている地位協定に関する機密文書、「日米地位協定の考え方」増補版があります。これは一九八三年に作成されております。この中で外務省がどんな説明をしているか。一九八三年です。  「我が国においては、建...全文を見る
○赤嶺委員 筋が通らないですよ。  前は、第一次裁判権を日本が持っているがごとき様相を呈していたということを、一九八三年の外務省の文書に書いてあるんですよ。そして、その実態に合わせて改定すべきだということを言っているんですよ。ところが、その実態に合わせて改定するどころか、第一次...全文を見る
○赤嶺委員 外国では、MEJA法に譲り渡すということはしていないんですね。これも精査する必要がありますが、この点でいうと、日本ではMEJA法で裁くことになったぞということで、NATOも韓国も日本のとおりにやれという運用改悪の先鞭をつけたことになりかねない、こういう可能性も否定でき...全文を見る
○赤嶺委員 そうお答えになればいいんです、わからないならわからないということで。ただ、MEJA法の中にはそういうことがあるというのを申し上げておきたいと思うんです。  ところが、今回の合意には、アメリカが刑事訴追を行わなかった場合に限って日本側が同意要請を行い、アメリカ側の同意...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、勘違いしないでくださいよ。  一九六〇年から二〇〇六年までのやり方を何で今度主張しなかったか。第一次裁判権を持っていたわけでしょう。持っていたのを、いつから、どんなふうに公務証明書が発行されたか、皆さん、その認識もないわけでしょう。危機感もなかったわけでしょう...全文を見る
○赤嶺委員 法務省、外務当局と調整することも必要ですが、皆さん、日々、当局同士で犯罪の結果についてやりとりしているわけでしょう。それをきちんと報告すればいいんですよ。きちんと今の質問の中身で資料を提出するよう求めて、それから、外務大臣が日ごろおっしゃっていた公の催事の際の飲酒の運...全文を見る
○赤嶺委員 もう時間はないんですが、外務大臣に申し上げたいことは、六〇年代の当初のころから、軍属の公務中の第一次裁判権について、専属的に日本側にあるような実態が長く続いてきたということですよね。  その詳しい経過も、今度の運用改善というのは、まさに、六〇年、九五年、今回なんです...全文を見る
12月08日第179回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは本当に、先生のお話を参考にさせていただきました。  私も沖縄県の出身ですが、九州、沖縄を選挙区にしておりまして、ことし一月の新燃岳の噴火、現場に行きまして、一たん噴火が起こると、人々の平和な暮らしの営みも、それから産業に与える...全文を見る
○赤嶺委員 今度の東日本大震災のとき、津波のときにも想定外というお話が出ましたけれども、今の先生のお話を聞いて、火山についてもやはり、そういう科学的な根拠に基づいた、大きな噴火が起きたときに被害をできるだけ小さくとどめるような観測研究体制、ここはぜひ私たちもこれからも勉強していき...全文を見る
○赤嶺委員 どうもありがとうございました。  きょうは本当に、火山と地震の災害に囲まれたこの国日本で、観測体制、研究体制、人材の育成がどうあるべきかということを、大変参考になる御意見をお聞かせいただきました。その方向で私たちもしっかり頑張っていくことを申し上げまして、質問を終わ...全文を見る