赤嶺政賢
あかみねせいけん
小選挙区(沖縄県第一区)選出
日本共産党
当選回数8回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月31日 | 第180回国会 衆議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、きょうは米軍普天間基地について総理に質問をします。 政府は、昨年十二月二十八日未明、名護市辺野古に新たな基地を建設するための環境影響評価書を沖縄県に提出しました。 私たち沖縄県民は、新基地建設の断念と普天間基地の閉鎖、撤去...全文を見る |
○赤嶺委員 総理、私は、年内提出を判断したのは誰ですか、総理ですか、このように聞いたのであります。 | ||
○赤嶺委員 今、田中防衛大臣は、お聞きのとおり、ああいうやり方、反省しなければならないと。県民の理解を得られない。ああいうやり方、午前四時に防衛局長が運び入れるようなやり方が県民の理解を得られる行為か、そんな行為でないことは明らかですよ。 総理は、これまで、沖縄県民の声に真摯...全文を見る | ||
○赤嶺委員 田中防衛大臣、一言申し上げておきますが、聞かれたことに答えることが誠実な説明なんですよ。聞かれないことをべらべらべらべらしゃべるようなやり方で、県民の理解なんか得られませんよ。 大体、これは改造内閣以前の判断じゃないですか。内閣全体として判断すると、野田総理、あな...全文を見る | ||
○赤嶺委員 いつでも提出する用意はあります。 | ||
○赤嶺委員 指定されているから、知っているものと思って、出てきて期待をしたんですよ。こんな、知らない人を出すよりは大臣をお願いしたいと思います。 | ||
○赤嶺委員 ただ、このメールには続きがあります。リストに名前の挙がった職員を一堂に集めて局長が講話を行っていました。(発言する者あり)いや、本当です。 人事係が各部の庶務担当者宛てに出したもう一通のメールがあります。日付は、一月十八日午後四時三十分。主題は、お知らせ、宜野湾市...全文を見る | ||
○赤嶺委員 私、メールを打った日にち、時間、極めて特定した中身でお話をしております。講話が開かれた日、講話が行われた場所。そして、リストは、宜野湾市の選挙権を有する職員、職員だけに限らず、親戚ですよ、家族やいとこや、そういうところまで調べてリストをつくれ。こんなの、総理、きちんと...全文を見る | ||
○赤嶺委員 事実関係を確認するのは当然であります。あってはならないこと、そういう認識があるかどうかを聞いているんです。 | ||
○赤嶺委員 総理、どういう立場で確認するかですよ。 あなた方は、年末、御用納めのときには評価書を午前四時に提出し、しかも、このリスト集めが始まった日付は一月四日、仕事始めの日ですよ。仕事納めにああいうことをやり、仕事始めにこんなことをやり、まず事実を確認してからなどと。こんな...全文を見る | ||
02月02日 | 第180回国会 衆議院 予算委員会 第4号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 冒頭、沖縄防衛局による選挙介入について、総理に質問をします。 前回、私は、沖縄防衛局長が職権を使って職員、親族の有権者リストをつくらせ、選挙に関し講話を行っていたことを取り上げました。政府の調査によって、リストの作成と講話の事実が確...全文を見る |
○赤嶺委員 繰り返しますけれども、国家機関の選挙に対する中立公正、選挙における地位利用の禁止に抵触する疑いがある、あってはならないことだという立場で調査を進めている、こういう認識をお持ちだということでよろしいですね。 | ||
○赤嶺委員 誰が批判しようとしまいと、国家の機関としてはあってはならない選挙の介入なんですよ。そこが総理の答弁ではいつでもはっきりいたしません。 今回出された局長講話の要旨、けさ出されているわけですが、この内容を見て、本当に大変な中身だな、極めて重大だと思いました。真部局長は...全文を見る | ||
○赤嶺委員 採択協議会の当日の、教科書採択を審議した八月二十三日の議事録は全て公開をされ、事実関係も明らかであります。 布村局長、いらっしゃいますかね。布村局長、この点、どんなやり方をしたのか、きちんと答弁していただけますか。 | ||
○赤嶺委員 質問に全く答えていないんですよ。これでは誰も、採択協議会、八月二十三日当日の議事録を読んでいないんじゃないですか。 責任と権限に基づいて、よく調査研究してと言いますが、公民教科書の採択は、意見を出したのはたった二人ですよ。わずか数分です。しかも、どの会社のどの教科...全文を見る | ||
○赤嶺委員 文科省は、決められたものは、採択協議会の役員会で決まったものが決められたものだ、竹富町はこれに従え、与那国や石垣市はこれに従っていると言っているわけですよ。 採択協議会の役員会というのは教科書の一本化を決める、このように規約に書いてあるんですか。 | ||
○赤嶺委員 副大臣、僕の質問を繰り返すようなことで答弁になったと思ったら間違いですよ。私の質問は、一本化するに当たって、採択協議会や役員会はそういう権限を規約上定めてあるのか、そういうことを聞いているんですよ。 文科省は、八月二十三日の採択協議会で定められたと言っている、その...全文を見る | ||
○赤嶺委員 矛盾したことをおっしゃっているんですよ。採択協議会で八月二十三日に決めた、しかしその後、各教育委員会で別々のものになった。別々のものになったときは役員会を開いて再協議する、このようにしか規約には書いてないんですよ。再協議してまとまらなかったら、別の新たな協議が無償措置...全文を見る | ||
02月03日 | 第180回国会 衆議院 予算委員会 第5号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 真部局長に聞きますが、講話を行うことはあなたが発意、発案したことだと述べておりますが、仕事始めの一月四日に指示をしたのはなぜですか。 |
○赤嶺委員 一月四日付の地元紙を見ましたら、一面で宜野湾市長選挙が取り上げられております。見出しは「伊波氏、出馬受諾へ あす回答」というものです。この報道がきっかけの一つになったのではありませんか。 | ||
○赤嶺委員 あなたは先ほども、講話の目的は宜野湾市長選挙が私どもの業務の観点から重要な選挙であるからだ、こう述べられました。私どもの業務の観点から重要な選挙であるとは、具体的にどういうことですか。 | ||
○赤嶺委員 普天間飛行場の辺野古移設、この業務がきっかけになって、こういう講話が持たれたと。 普天間基地の所在する宜野湾市の市民の民意が示される重要な場である、それに対して、局としてできることはないかと考えて、宜野湾市に所在する職員が選挙に臨むに当たって、職員としてきちんと臨...全文を見る | ||
○赤嶺委員 つまり、沖縄防衛局の職員全体が辺野古移設の重要性についてよく理解していなければならない、こう思ったわけですよね。 それで、講話要旨によりますと、あなたは、二人の立候補予定者について、双方ともに県外移設を主張しているとしながら、一方の候補者は「県内移設反対、早期閉鎖...全文を見る | ||
○赤嶺委員 当時、沖縄のメディアは、二人の候補者の間に基地問題で立場の違いはない、このように繰り返していたんですよ。しかし、あなたは目ざとくどこで違っているかということを見つけて、伊波さんは県内移設反対、早期閉鎖・返還、そしてもう一方の候補者は現状固定化断固阻止、一日も早い危険性...全文を見る | ||
○赤嶺委員 私が聞いたのは、職員に対しては県内移設という局の立場で選挙に臨むことを業務である服務指導の一環として徹底指導した、局の立場で臨むのはこれは業務だよという服務指導をした、そういうことでしょう。 | ||
○赤嶺委員 職員というのは選挙でも移設業務というものをやらなきゃいけないのか。 職員は、選挙に関しては、職員でもある前に一有権者であり、市長選挙に関しては自由な判断が保障されなければならないですよね。その有権者に局の立場で臨むよう徹底し、指導した、そういうことになりますよね。 | ||
○赤嶺委員 選挙があるから投票に行きましょうという啓蒙とは明らかに性質を異にしてきているんですよ。防衛局にとってはこの業務は大事な業務だ、これは宜野湾市の民意が左右する、こういうことまでおっしゃって、いわば職員に服務指導としてやったわけですから。 もう一つ重要なことは、リスト...全文を見る | ||
○赤嶺委員 つまり、選挙権を有する親族に接触する際に、局の立場で臨むよう教育した、こういうことになるわけです。 リストのひな形を見ますと、きょうの理事会に出されたひな形ですが、「本人」「親族等」という項目があり、本人の場合は数字のみが、親族等の場合は、家族二、いとこ四、親戚二...全文を見る | ||
○赤嶺委員 でも、その情報をとったわけですよね。局長、その情報をとったわけですよね。いかがですか。 | ||
○赤嶺委員 委員長、このリストはでき上がっていますので、きょう出された黒塗りのは、あれは出欠簿のようなもので意味をなしません。このひな形のリスト、これを予算委員会に提出させるようにお願いしたいと思います。 | ||
○赤嶺委員 私は、このリストを何に使ったかということも伺いたいと思います。 ちょっと時間が来ておりますので総理に伺いますけれども、今のやりとりを聞いていて、一般的な選挙の啓発活動でないことは明白であります。沖縄防衛局のトップである局長が職権を使って、職務命令で宜野湾市長選挙に...全文を見る | ||
○赤嶺委員 私、最後に申し上げたいんですけれども、一日の藤村官房長官の記者会見で、電子メールが流出した経緯を防衛省が調査しているということを明らかにしました。今回の事件で問われているのは、憲法に保障された選挙の自由に対する国家権力の介入、公職選挙法そして自衛隊法などへの法令違反の...全文を見る | ||
02月17日 | 第180回国会 衆議院 予算委員会 第11号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、米軍再編の見直しについて質問をいたします。 日米両政府は、二月八日、米軍再編の見直しに関する基本方針を公表いたしました。一つは、グアムに移転する海兵隊の人数と部隊構成を見直す、もう一つは、グアムへの移転と嘉手納基地以南の土...全文を見る |
○赤嶺委員 膠着状態になった状態、パッケージを外せばうまくいくのではないか、こういうお話でありますが、何で膠着状態に至ったのかということが大事だと思うんです。 日米両政府が普天間基地の返還に合意したのは九六年の四月であります。ところが、それにかわる新たな基地の建設を条件とした...全文を見る | ||
○赤嶺委員 普天間で危険な基地は辺野古に持っていっても危険なんです。それが何で日本政府は理解できないのかというのが県民の怒りなんです。 今、一刻も早く沖縄県民の負担軽減を図るためにパッケージを外した、嘉手納以南の土地の返還を先行して進める、そのことによって新しい基地建設への理...全文を見る | ||
○赤嶺委員 外務大臣は、普天間は密集地で辺野古は密集地でないから赤嶺の意見と違うようなことをおっしゃったんですが、どちらにも沖縄県民が住んでいるんですよ。県民の命の値打ちというのは、密集地も過疎地も、そしてああいう集落も同じなんですよ。今の玄葉外務大臣の発言というのは、アメリカ側...全文を見る | ||
○赤嶺委員 海兵隊のグアム移転と嘉手納以南の土地の返還はリンクしていると。 あと一つ、これまで政府は嘉手納以南の土地の返還の条件を説明してまいりました。それは、土地の返還には、グアム移転に加えてもう一つの条件は、移転後に沖縄に残った基地を統合する。つまり、県内移設、今ある返還...全文を見る | ||
○赤嶺委員 つまり、嘉手納以南の土地の返還には二つの条件がついている。一つは、海兵隊の移転だ。もう一つは、移転先の基地の機能の、沖縄県内への基地機能の統合だということですよね。だから、移転先を探さなきゃいけないわけですよね、統合するということは。 そうじゃないですか、外務大臣...全文を見る | ||
○赤嶺委員 普天間基地の移設という条件は嘉手納以南の土地の返還の際になくなったわけですが、これまでの移設条件の二つは残ったままであります。私は、これでは実際には嘉手納以南の土地の返還はなかなか進まないと思うんですよ。 返還対象の一つ、嘉手納以南の土地の返還、この中に那覇軍港が...全文を見る | ||
○赤嶺委員 アメリカの戦略見直しというイニシアチブに沿ってアジア太平洋の平和と安全といいますが、その中身というのは実態がわからないわけですね。 今回、グアムに移転する海兵隊の規模を八千人から四千七百人に縮小して、残りをオーストラリアやフィリピン、ハワイなどにローテーションで派...全文を見る | ||
○赤嶺委員 日本側の膠着状態を外すというのであれば、嘉手納以南の土地の返還についても二つの条件を取り外す、パッケージを全てなくする、県内移設ではなくて閉鎖、撤去の見直しの協議を行うべきだろうと思うんです。 もう一つ、私、よくわからないんですけれども、見直しに伴う経費を誰が負担...全文を見る | ||
○赤嶺委員 この経費の問題というのは、グアムというアメリカの領土につくる米軍基地の経費負担のことですね。私たちは、こうした財政負担そのものに反対であります。米軍がアメリカに戻ることに伴って必要となる費用は、アメリカ政府自身が負担するのが当然であります。アメリカ国内の基地建設にまで...全文を見る | ||
○赤嶺委員 財務大臣、どういう認識ですか。 | ||
○赤嶺委員 安住大臣は防衛問題にも大変お詳しいというぐあいに私は認識しておったんですが、今財務大臣がおっしゃったのは真水の話じゃないですよね。インフラの整備は真水じゃないですからね。海兵隊は減る、減ったら八千人分の真水の負担は減って当然と考えるのが、日本の財務大臣だったら当たり前...全文を見る | ||
○赤嶺委員 私も公聴会のやりとりを確認してみました。 グアム選出の下院議員ボルダーロ氏が、移転規模の縮小に伴って日本が財政支出を削減することはないのかと質問したのに対して、パネッタ長官は先ほどのように発言しています。下院議員が削減の可能性を重ねて確認したのに対して、パネッタ長...全文を見る | ||
○赤嶺委員 全然説明もしないで国民の疑問が晴れると思ったら大間違いですよ、外務大臣。 総理に聞きますけれども、移転規模が縮小になれば、それに見合って日本の負担額を削減することは当然です。誰が考えても当然です。今回のパネッタ長官の発言について、きちんとアメリカに確認すべきではあ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 国民の常識に沿って、移転する海兵隊が減れば日本の負担も、日本政府の理屈からいっても減るのは当たり前だよね、そういう方針を持っていないんですかと言ったら、これから協議する。そうしたら、幾らでも疑問が出てくるじゃないですか。 だから、パネッタさんが公聴会でああいう発言...全文を見る | ||
○赤嶺委員 この問題、私は安全保障委員会でも、一昨年以来何度も取り上げてきました。アメリカは日本政府に対して、グアム移転経費の追加負担を求めてきておりました。しかし、合意には至らなかったわけです。そこで、今回アメリカが、移転規模は縮小しながら日本の負担額は変更させないことによって...全文を見る | ||
○赤嶺委員 まさにこれではローテーション移転まで日本政府の負担につながっていくのではないかという危惧を覚えます。 財政負担にかかわってもう一点聞きます。 真水事業の執行状況について防衛大臣に確認しますが、二月七日の参議院の予算委員会で、我が党の井上哲士議員に対して、二〇〇...全文を見る | ||
○赤嶺委員 要するに、三年前に計上した予算が執行されずにまだ残っている、二年前の予算は全く執行されていない、一年前の予算はアメリカに渡されてもいない、こういう状況であります。 ところが、政府の来年度予算には、グアム移転のための新たな事業が盛り込まれております。海兵隊の下士官隊...全文を見る | ||
○赤嶺委員 三年前は一部しか執行されていない、二年前は執行されない、一年前からアメリカに送らなくなった。だけれども、四年目のことし、まだ計上している。これは、国民が聞いて納得いく話ではありません。 そもそも、アメリカにどれだけの海兵隊を移転するのか、どういう部隊を配置するのか...全文を見る | ||
○赤嶺委員 総理、きょうの閣議で消費税増税の大綱を決めております。国民には増税を押しつけながら、アメリカには湯水のように、精査もしないで税金を投入する。こんなのは国民は到底納得できるものではないと思います。 もう時間がなくなりましたが、沖縄から八千人移転して、沖縄に海兵隊が幾...全文を見る | ||
03月05日 | 第180回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号 議事録を見る | ○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。 大臣初め皆さん、夜遅くまで大変御苦労さまです。これで最後の分科会の質問ということになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 きょうは、長崎県の石木ダムの建設問題について聞いていきます。 二月二十二日、国のダム検証に関する...全文を見る |
○赤嶺分科員 当日、傍聴を求めていたのは地権者の代表者の方であります。ダムの事業によって直接影響を受ける地権者が、国の検証の場でどういう議論が行われるのか直接聞きたいと思うのは極めて当然なことであります。しかも、有識者会議は二〇一〇年九月以降、報道関係者には公開されているというこ...全文を見る | ||
○赤嶺分科員 地権者は、県での議論も国での議論も聞きたい、こう思うのは当然であります。 情報公開の推進、これは民主党の基本政策ですよね。民主党立党以来、情報公開ということを言ってきたのではないかと思います。そもそも、民主党が政権交代の中心的な眼目として主張してきた公共事業の見...全文を見る | ||
○赤嶺分科員 原則情報公開という民主党の考え方の基本に立っても、それから、会議を公開したら静ひつな環境が失われるという考え方自身も、私はこれはおかしいなと思っております。 こういう会議はマスコミを通じて聞くのではなくて、地権者ですよ、自分の財産がどうなるかわからないという不安...全文を見る | ||
○赤嶺分科員 大臣の認識を伺います。 | ||
○赤嶺分科員 上下流の受益の問題あるいは流域の問題ではないんですよ。地権者はだまし討ちされたんですよ。人を虫けらのように扱ってと。こういうような仕打ちをして、流域の問題について理解してほしいなんて、そんなの不可能ですよ。 私、もう一つ聞きますが、昨年の三月には、県の検証過程に...全文を見る | ||
○赤嶺分科員 今、局長は、その報告書の中に地権者の意見がどのように書かれているかということを聞いたんですが、別のお答えでありました。 六時間にわたって地権者が述べた意見。川棚川の治水安全度について。佐世保市の利水の必要性の検証について。佐世保市の漏水対策について。川棚川に生息...全文を見る | ||
○赤嶺分科員 この評価委員会はどうなんですか。 | ||
○赤嶺分科員 県の報告書には、継続するという結論しか書かれていないんですよ。さっき私が述べた部分は書いてないんですよ。 それから、地権者との懇談会は議事録として出されると言いましたが、百ページにわたりますよ。百ページにわたるものを有識者の方々がその場でいただいて、ちゃんと判断...全文を見る | ||
○赤嶺分科員 そうしますと、検討主体である長崎県が出した資料によりますと、「平成十八年度に整備計画策定以降、現在まで大きな洪水は発生しておらず再点検の必要はない。」このように言っています。 ダムの検証をすると言いながら、現在の整備計画は変えない、これでまともな検証ができるはず...全文を見る | ||
○赤嶺分科員 検討主体である長崎県の資料によりますと、「平成十八年度に整備計画策定以降、現在まで大きな洪水は発生しておらず再点検の必要はない。」と。検証することが目的の会議で、検討の必要はないという前提で会議が進められている。これは結局、整備計画そのものについて出した有識者会議の...全文を見る | ||
○赤嶺分科員 県が主体となって検証を行ったといいながら、実際には再検討の必要はないという方針が出されたりしている。ダム建設ありきで検証を進めてきたのじゃないかと言われても仕方がない事態だと思うんですね。 私は、改めて、総務省が毎年公表している国と地方公共団体との間の人事交流状...全文を見る | ||
○赤嶺分科員 この有識者委員会のあり方という中で、結局、整備計画に基づいて検証していくということになったら、ダム建設にたどり着かざるを得ない、こういうことに今なっていると思うんですよ。 本当に、県からの報告書もまともな内容ではない。ダム建設の事業が、そもそも地権者の住民をだま...全文を見る | ||
03月07日 | 第180回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 川端大臣とは沖振法のときにいろいろ議論をさせていただくということで、きょうは、外務大臣、防衛省に絞って質問をしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 普天間基地の問題について聞きます。 日米両政府が、普天間基地の大規...全文を見る |
○赤嶺委員 外務大臣、私、これまでも話し合ってきたし、これからも話し合っていくだろう、こういう一般論ではなくて、今、具体的な日米協議の対象になっているかどうかを聞いております。 例えば、外務大臣は、岩国基地への海兵隊千五百人の移転については日米協議のテーブルにはのっていない、...全文を見る | ||
○赤嶺委員 具体的にお答えにならないんですけれども、外務大臣御自身は普天間基地の補修についてどういう立場でありますか。 | ||
○赤嶺委員 補修は行っていかなければならない、古くなって危なくなれば住民を危険にさらすとも記者会見でおっしゃっております。私、そうであれば、まず閉鎖すればいいのではないか。危険ですから。 普天間基地の返還を約束されたわけですよ。ところが、移設条件をつけたために返還をおくらせて...全文を見る | ||
○赤嶺委員 一番理解できないのは、結局、普天間基地の補修についても米軍の運用が優先で、県民の生命、安全はないがしろにしている、この点であります。 この点にかかわって、防衛省に聞きます。 日米両政府が名護市辺野古への代替基地の建設に最初に合意したのは、九六年十二月のSACO...全文を見る | ||
○赤嶺委員 普天間基地の補修についてはできるだけ慎重に進めてきましたという御答弁でありましたが、今述べられた隊舎、倉庫の空調設備の整備とか、沖国大にヘリが墜落した後の滑走路の末端に取りつける識別灯だとか、こういうものでも私たちは反対であります。でも、日本政府の立場からいっても、普...全文を見る | ||
○赤嶺委員 やってこなかったわけですよ。慎重に対応してきたわけであります。 外務大臣は、これまでも補修は行われてきた、このように述べておりますが、これまでの滑走路の補修はアメリカ側が基本的にやってきております。二〇〇五年にも二〇一〇年にも滑走路の補修工事が行われております。こ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 二〇〇五年はどうですか。平成十七年。 | ||
○赤嶺委員 滑走路の補修というのは、従来、返還合意がされた基地について、日本政府が日本政府のお金で工事をするのはやはりちょっとおかしいということで防衛省もためらってきた。滑走路の補修工事が行われるたびに普天間飛行場の固定翼機は嘉手納に移って、嘉手納の基地の周辺自治体から抗議の声が...全文を見る | ||
○赤嶺委員 外務大臣、普天間基地では、日常的な補修というのは今まで行われてこなかったんですよ。日本政府もお金を出してこなかったんです。普天間基地の滑走路の補修について、これまでも行ってきたし、これからも同じような形でいくんだというのは、今までとは違う方向に行くことになるのではあり...全文を見る | ||
○赤嶺委員 FIPのお金の使い方は、普天間基地について言えば、SACO合意後、慎重にしてきた、これは外務省だって共有している考え方じゃないですか。それを今のような外務大臣の答弁で繰り返されたら、何か、戦略構想について戦略的な合意があれば、普天間基地についても日本政府のFIPでやっ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 我が国が主体的にしていくということは、外務大臣、御意見としてお持ちなんでしょうけれども、アメリカ側がどう言ってきているか。アメリカはこれまで、グアムに移転する海兵隊は司令部中心だ、アメリカもそう言ってきた、説明してきたわけですね。それをアメリカ側が今、変更しようとして...全文を見る | ||
○赤嶺委員 今回の経過で、司令部を移転すれば家族持ちが多くなり、その分、グアムでの施設整備に予算がかかるからだ、これはアメリカの上院のレビン軍事委員長らが去年の声明で述べていたことであります。ウィラード太平洋軍司令官は、この変更の理由について、若い海兵員たちを指揮する最高位の指導...全文を見る | ||
03月15日 | 第180回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 ことしは、沖縄の本土復帰から四十年の節目の年であります。その年に沖縄振興法の改正が行われることになるわけです。沖縄振興の原点は、長年の戦争の惨禍と米軍占領という県民の苦難への償いの心ということでありました。沖縄は本土復帰に当たり、基地の...全文を見る |
○赤嶺委員 非常に大きな障害を抱えながら、県民の暮らしの改善に取り組んできて苦闘しているという状況であります。 野田内閣は、沖縄振興について、基地とリンクさせることはない、このように説明してまいりました。しかし、今回の沖縄振興法と来年度予算の決定に至る経緯、これはその点で不安...全文を見る | ||
○赤嶺委員 沖縄が、経済振興、自立したい、このように望んでいる。その希望を逆手にとって、これまで、米軍基地を受け入れるならば交付金をふやそうという米軍再編特措法がつくられました。辺野古の基地を認めるならば北部振興策をやろうといって百億円。余りにも反対が強いので、予算は減らされてし...全文を見る | ||
○赤嶺委員 それでは、それに基づきまして一括交付金という制度も設けられているわけですが、この中身について聞いていきます。 来年度においては、千五百七十五億円が計上されました。この予算規模がそれ以後も安定的に維持されるのかという懸念が非常に強いです。その点がきちんと担保されない...全文を見る | ||
○赤嶺委員 今回、一括交付金は地方自治体の方にも配分されておりますが、地方自治体の方からも私ちょっと意見を聞いてみました。 市町村の間には、交付要綱が決まっていないために、来年度の一括交付金の予算計上ができなかったところが大半であります。交付要綱が定まった後に、四月一日から着...全文を見る | ||
○赤嶺委員 ちょっと時間がなくなってしまって、用意したかなりの部分を残しそうなんですが、一括交付金の基金の設置が先ほどから議論になっております。どんな場合にというちょっと具体的な問題を通して、基金の問題で御意見、見解を聞かせていただきたいんです。 例えば、沖縄県においては、来...全文を見る | ||
○赤嶺委員 井上統括官は一番よく知っていらっしゃると思いますが、答弁を避けておられます。具体的な話で聞いていますので。 さらに、市町村の中から、地域活性化のために戦略的に一括交付金を活用するため基金を設置したいという声も上がっています。今すぐこのお金を使えというならば使い道を...全文を見る | ||
○赤嶺委員 基金に入れたことと、基金に入れてあるけれども、その分も予算の総枠の中に加えてほしいというような、そんなことは誰も言わないと思うんですね。 ただ、基金は基金の趣旨として、やはり、一括交付金、出てきたものは今すぐ使えみたいな、予算の費用対効果も無視するのではなくて、慎...全文を見る | ||
○赤嶺委員 一括交付金は、本当に、使い方、既存のメニューとの整理、そして沖縄の振興に資するという意味、位置づけ、市町村では大変苦労しながらやっているところではあります。県レベルは比較的やりやすいんですね。そういう市町村の置かれている現状にも照らして、それが本当に沖縄の振興に資する...全文を見る | ||
03月16日 | 第180回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、いわゆる緑の同盟について質問をいたします。 鳩山政権のもとで辺野古への基地建設に回帰することに合意した二〇一〇年五月の2プラス2の共同発表に、緑の同盟という文言が初めて盛り込まれました。具体的には、日本国内とグアムの米軍基...全文を見る |
○赤嶺委員 グアムでは、何か具体的に日米間で協議していることはありますか。 | ||
○赤嶺委員 グアムにはFIPは使わないということですか。 | ||
○赤嶺委員 先ほど下条さんがおっしゃいましたけれども、来年度予算で二十八億五千万円、日本国内の五つの米軍基地の家族住宅、そして九つの米軍基地でそれ以外の施設の省エネ化を進める、こういうことであります。 外務大臣に伺いますが、そもそも二〇一〇年の共同発表に緑の同盟に関する規定が...全文を見る | ||
○赤嶺委員 私も、なぜ緑の同盟という文言が盛り込まれたのか、日本は日本で努力し、アメリカはアメリカで努力しようという北米局長の答弁でありましたが、その背景について調べてみました。 今、アメリカ政府は、連邦政府機関におけるエネルギー消費量の削減や再生可能エネルギーの導入を強力に...全文を見る | ||
○赤嶺委員 今、御説明がありましたけれども、アメリカは、米軍のみならず政府機関全体にエネルギーの省エネ化を求めている、そういうアメリカ的な社会の動きがあるわけですね。連邦政府において最もエネルギーを消費しているのは、国防総省、米軍であります。全体の八割を占めています。だから、米軍...全文を見る | ||
○赤嶺委員 米軍は、省エネを強力に求められている米国政府のさまざまな国内法のもとでたくさんのエネルギーを消費しており、その省エネ化を強く求められている、在日米軍基地の家族住宅の省エネ化を進めるのは地球環境を守る上で大事なことだというぐあいに私は今聞こえたんですけれども、アメリカ政...全文を見る | ||
○赤嶺委員 今の答弁でしたら、今、日米両政府が進めている米軍再編の見直し協議にも直結していく姿勢だなという感じであります。 外務大臣は見直し協議への対応方針として、これまで、まず戦略的な議論を行って、経費負担の問題はそれからだと繰り返し述べてきましたが、私は、率直に言って、こ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 日米同盟だ、日米同盟だと言って、結局、FIPの予算が効率的になると言いながら、思いやり予算が減らされているのが、緑の同盟ということで同額が五年間維持されるとか、私は、こんなことをしていたら、それこそ日本の側が幾ら財政負担してもアメリカは居心地のよさしか持たないだろうと...全文を見る | ||
○赤嶺委員 定数一万八千人ということを長いこと我々言われてきて、二万一千人という報道を見たときは驚きでありました。そのぐらいの衝撃的な数字なんです。だから、いつ、誰から言われたのか、そんなのしようがないからお答えできないということでありますけれども、定数が増加した理由についてどの...全文を見る | ||
○赤嶺委員 にもかかわらず、政府は、これまで定数一万八千人のうち八千人がグアムに移転し、沖縄には一万人が残るという説明を繰り返してきました。もし定数が二万一千人に増加しているというアメリカ側の説明をうのみにしてしまえば、八千人が移転した後も沖縄には一万三千人が残ることになってしま...全文を見る | ||
○赤嶺委員 今、みずからの御発言を説明していただきましたけれども、二月の共同発表の際の外務大臣の記者会見の発言は、沖縄からグアムに移転する人数が減ったとしても、沖縄に残留する海兵隊の規模は変わらない、一万人が残ると説明しているわけですね。これは日米間の合意にはなっていないのではあ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 二月の共同発表にも一万人が残るとはなっていないわけです。沖縄に残留する海兵隊のプレゼンスは、今読み上げたように、再編のロードマップに沿ったものになるとは書いてあります。しかし、ロードマップは一万人が残ると明記しているわけではありません。 この間の報道を見ても、岩国...全文を見る | ||
○赤嶺委員 外務大臣は答弁を避けられましたが、皆さんは今まで一万人が残ると日米間の合意であるかのようにおっしゃってきたわけです。一万人残るというのは、これまでは合意だったのかどうかということを聞いているんです。その点だけお願いします。 | ||
○赤嶺委員 再編のロードマップには、沿ったものということで、一万人という数字は出てまいりません。その点で…… | ||
○赤嶺委員 終わります。 | ||
03月16日 | 第180回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは五十分という少し長目の質問時間をいただきました。御配慮に大変感謝を申し上げます。 やはり、法律に書かれていることと、それからその法律の背景にある沖縄の振興が抱えている実際の問題、いろいろあります。もちろん我が党は沖縄振興法は...全文を見る |
○赤嶺委員 ハード事業の一環として耐力度調査をソフトを使ってできるという、ちょっとよく確認できませんでした。 | ||
○赤嶺委員 耐力度調査は、結局、校舎の改築とか補修とかということと連続的につないでいくわけですよね。事業化が目的になっていくわけです。 そうすると、学校を改築するという事業の計画があらかじめ手のひらに乗っている場合は、予算の使い方で、ハードの交付金にあるわけですから、対象事業...全文を見る | ||
○赤嶺委員 この制度だけでは、予算規模が大きくなる見通しがつかない限り、危険、老朽の校舎の実態把握がなかなか難しいのでということを繰り返しているわけです。 この間まで防衛省におられた井上さんが今度はここに来られて私に答弁しているから一言申し上げたいんですけれども、米軍基地とい...全文を見る | ||
○赤嶺委員 現行法では、農林水産業に係る技術の研究開発及び普及に関する規定なども明記されておりました。もちろん、大臣がおっしゃるとおり、農業は特区だとかという方式になじむものではありません。税制の支援、そういうことも特に企業誘致のように求められているものでもありません。しかし、農...全文を見る | ||
○赤嶺委員 法律を読んで、まず第一に、ああ、かなり農業の分野が圧縮されたなという印象を持ちました。 きのう、当委員会でゴーヤーの話が出ました。大臣も、ゴーヤーが沖縄から移動できるようになったら、本土でつくる人もふえてきて、ゴーヤーの本土での沖縄の占める位置が下がってきていると...全文を見る | ||
○赤嶺委員 今度からは、そういう国際物流産業の集積の場所を確保して、これで雇用も生み出し、企業も誘致していこうというお話ですか。そういうのは、どこにそういう場所があるんですか。 | ||
○赤嶺委員 今出された中城湾港は、特別自由貿易地域を抱える地域として、前回の振興法の中で大きな位置づけを持たされておりましたが、その点は確認できるでしょうか。そういうことでよろしいでしょうか。 | ||
○赤嶺委員 特別自由貿易地域と前回の法律で位置づけられていたものが、今度は国際物流拠点というぐあいに置きかえられているわけです。 当初、あの計画のパンフレット、特別自由貿易地域が沖縄振興にどう役立つかという企業向けのパンフレットを見ましたら、世界に開ける日本の南玄関、こういう...全文を見る | ||
○赤嶺委員 三十四社進出した企業のうち、その特別自由貿易地域の土地を分譲して、そして進出した企業は何社ですか。そのほかの企業はどんな形で進出をしているんですか。 | ||
○赤嶺委員 土地が売れなくて、企業の進出を図るために国と県が税金で賃貸工場をつくってあげた、そこに進出している企業が三十四社のうち二十六社になっているわけですね。 この土地は、百二十二ヘクタールの特別自由貿易地域です。販売された、購入した土地はどのぐらいの規模、何%ぐらい売れ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 百二十二ヘクタールのうち、七ヘクタールしか分譲が済んでいない。まさに、特別自由貿易地域への企業進出、企業誘致政策はどうだったかということが検証されないで、今度は国際物流拠点だよ、これじゃ看板をかえただけ、呼び方を改めただけにすぎないわけですよね。 税の優遇措置や専...全文を見る | ||
○赤嶺委員 せっかくの企業誘致のインセンティブだとしてきた制度の恩恵にあずかれるような経済情勢でないことも確かなんですよね。 そうすると、この十年余り企業誘致に成功してこなかった特別自由貿易地域が、今度国際物流拠点として看板をかえたときに企業誘致が成功する、これまでの失敗は繰...全文を見る | ||
○赤嶺委員 大変苦しい答弁のようでありますが、企業誘致をするために、とにかく財政投資をどんどんやっていかなきゃいけない。費用対効果はもう論外の地域になっているんですね。その結果、沖縄県は、二〇一〇年度で借金返済六億九千万円になっているんです。十七年間、土地も売れないものですから、...全文を見る | ||
○赤嶺委員 まあ、船が来るなら、ガントリークレーンもふやした方がいいと思いますよ。 その外貿コンテナターミナルをつくるときの年間のコンテナの取り扱い目標、これは幾らの数値を設定してこの事業を始めたんですか。 | ||
○赤嶺委員 六十二万個を目標にしたけれども現状は八万個、これでは三つ目のバースをつくってもなかなか採算がとれないのでということで、三つ目のバースは、今工事は中断しているということなんですよね。 私は、同じような失敗をしているんじゃないかと。つまり、沖縄が置かれている地理的条件...全文を見る | ||
○赤嶺委員 雇用の場を拡大するために企業の立地を盛んにしていくことは、本当に必要だと思います。沖縄振興のかなめだと思います。 それを、企業誘致にだけ目が行って、日本全体の経済が厳しいときに、長いことその土地にいた大手の企業でさえ撤退していくような時期に、沖縄の振興に必要なのは...全文を見る | ||
○赤嶺委員 もう時間もありませんので、きょうは五十分というのでまだ大分用意してきたんですが、行き切りませんでした。また次の機会を持ちたいと思います。 ただ、今の、養浜で砂を入れかえるわけですよ。砂を入れかえたら、そこには、この砂はどこから持ってくるかといえば、海の底から持って...全文を見る | ||
04月17日 | 第180回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今回の北朝鮮によるロケット発射は、二度の核実験の強行を踏まえて、弾道ミサイルだけでなく、その技術を利用した人工衛星であってもこれ以上の発射を行わないことを求めた国連安保理決議一八七四号に明確に違反するものであります。 安保理は、昨日...全文を見る |
○赤嶺委員 私はこの安保委員会に所属して、武力攻撃事態法だとか、予測事態とかおそれだとか、どんな場合に自衛隊がどんな行動をするかという事態の定義についてはさんざん議論してまいりました。 万々が一の事態という定義は、実際の話、私は知りません。通常は起こらないとおっしゃっているわ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 何を反省しているのか、さっぱりわかりませんけれども。 PAC3の射程は数十キロメートルということです。そもそも、多良間島と石垣島は三十五キロメートルです。PAC3が配備された石垣市の新港地区から多良間島まではそれ以上の距離があります。石垣島になぜ展開させたのか、よ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 あれだけ、ロケットと称する弾道ミサイルが落ちてくるかもしれない、落ちてきたら、万々が一のためにPAC3で住民の生命と財産を守ると言いながら、飛翔経路の真下の多良間島よりも数十キロも離れた石垣島にPAC3を置いた。届かない。さらにそれよりも百十キロ、ずっと向こうの与那国...全文を見る | ||
○赤嶺委員 現場で八割とおっしゃるものですから、しかも防衛に詳しい渡辺副大臣という報道もされているものですから、防衛省の公式の見解かと思いましたけれども、そうではないということなんですね。 | ||
○赤嶺委員 そのPAC3、八割という専門家の書いた本というのも、私、ちょっと知らないんですが、これはSM3のこととは違いますか。どうなんですか。 | ||
○赤嶺委員 PAC3の迎撃率、これはどの程度と考えていらっしゃるんですか。(渡辺副大臣「SM3ですか」と呼ぶ)いやいや、今のはまたPAC3の迎撃率です。 | ||
○赤嶺委員 あれだけ沖縄じゅうを緊張させて、一千人以上の自衛隊員を送って、車両も物すごい数を送って、そして、Jアラートでは、テストのときに、沖縄が攻撃をされる区域だというようなことまで消防庁が流したわけですよ、防衛省じゃないですが。沖縄は攻撃されるぞというようなことで恐怖のどん底...全文を見る | ||
○赤嶺委員 アメリカの衛星情報の扱い方について、きょういろいろな議論がありました。いろいろな議論があるとはいえ、一つ、情報の発信はどこからやるというのは決められていたわけですよね。そのルールを現地の自衛隊がこれまた破るような行動をする、これも許されない話であります。 やはり今...全文を見る | ||
06月15日 | 第180回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 森本防衛大臣、どうぞよろしくお願いをいたします。 早速ですが、オスプレー配備の問題について質問をします。 米本土フロリダ州でオスプレーが墜落をしました。四月にモロッコで墜落事故を引き起こしたばかりであります。政府はこれまで、オス...全文を見る |
○赤嶺委員 大臣は昨日の発言で、事故原因もまだわかっていない段階であるから、淡々と計画どおりに進める、このように発言をされています。一方、藤村官房長官は昨日の記者会見で、日本政府としては、事故の詳細がわからない限り、何ら新たな行動は起こさない、このように発言をしております。どちら...全文を見る | ||
○赤嶺委員 モロッコのときもそうですが、事故の詳細がわかるのは事故報告書であります。少なくとも、二回の墜落について事故報告書が公表され、事故原因が特定されるまで配備手続を中断するのが当然だと思います。この点についてはどういう認識ですか。 | ||
○赤嶺委員 それでは、事故の中間報告が出るまでは配備を中止するというのはいかがでしょうか。 | ||
○赤嶺委員 配備の方針はそのままだ、事故原因を客観的にアメリカが説明することについて日本側から求めていかない。モロッコの事故でも、機体に原因があったのではないというのは、何かそれは客観的なデータがあって、そういうことが日本政府に示されて大臣はそのように理解しているということなんで...全文を見る | ||
○赤嶺委員 ですから、根拠はアメリカの方から示されているんですかということです。 | ||
○赤嶺委員 オスプレーについては、一方的にアメリカ側から、データや根拠も示されずに、安全だという都合のいい情報ばかりが流されて、日本政府はそれをまた国民に伝えるというやり方なんですね。私は、そもそもそういう姿勢が許されないと思います。事故原因も明らかにならない、そして、機体に原因...全文を見る | ||
○赤嶺委員 あなた方は、空軍を合わせない低い事故率をあえて示して、それを安全の根拠にしてきたんですよ。安全の根拠に使ってきているのに、オスプレー全体のデータをまとめて事故率というやり方はとらない。これはやはり国民に対する背信行為だと思いますよ。 空軍は別だとこれまで言ってきた...全文を見る | ||
○赤嶺委員 あなた方が知らないのに、オスプレーは安全だというんですか。空軍と海兵隊のオスプレイは電子機器などが違うだけだ、このような指摘もあります。空軍も含めたV22の事故率を示すべきだと思いますが、大臣、いかがでしょうか。 | ||
○赤嶺委員 少なくとも、今までの説明のやり方は国民を納得させるものではない。事故率が低いこと、海兵隊のものだけをもって安全だと言ってきた、この姿勢を改めてもらわなければなりません。 次に、環境レビューの中にある夜間飛行の問題であります。 普天間飛行場では、オスプレーの配備...全文を見る | ||
○赤嶺委員 環境レビューというのは、オスプレーを配備しても安全ですよ、自然環境は守られますよという説明としてあなた方が今まで言ってきたことですよね。その中に、夜間という条件下でオスプレーを使って訓練をする必要があるんだということで、今までの協定さえ守っていないのに、それをもっと増...全文を見る | ||
○赤嶺委員 ヘリパッドが、オスプレーが使うのが五十カ所、全部で八十カ所ぐらいあるんですよね、沖縄本島に。八十カ所のヘリの着陸帯、しかも山の上ですよ。山の上というのは、大体その地域の人にとっては信仰の対象ですよ。先祖代々敬ってきたその場所に、ヘリパッドが八十カ所もある。五十カ所をオ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 環境レビューについては省内でも、申し入れる点はこれから検討していきたい、あのとおりじゃないという認識ですか。もう一度御答弁をお願いします。 | ||
○赤嶺委員 終わりますが、環境レビューというのは、いわばオスプレー配備についてアメリカ側の説明責任として出されてきたものですが、実際は、環境アセスという法律の手続にもよらず、自然にも影響を与えない、社会の生活にも影響を与えない、そして、ヘリパッドを使う数もどんどんふえていっている...全文を見る | ||
06月18日 | 第180回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第2号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 先ほど三大臣が所信的な挨拶を行ったわけですが、その後、政府参考人の説明があり、その質疑に入るというあり方について、一言私の意見を申し上げたいと思います。 やはり、特別委員会であったにせよ、大臣の所信的挨拶が行われたならば、大臣に対す...全文を見る |
○赤嶺委員 アメリカ政府の担当ですね、外務省。 | ||
06月19日 | 第180回国会 参議院 国土交通委員会 第7号 議事録を見る | ○衆議院議員(赤嶺政賢君) 離島の輸送コスト対策に関して井上議員にお答えいたします。 今回の離島振興法の改正案では、まず第一条において、人の往来及び生活に必要な物資等の輸送に要する費用が他の地域に比較して多額である状況を改善することをまず法律の目的として位置付けているところで...全文を見る |
○衆議院議員(赤嶺政賢君) 私もその大島町長のお話は実際にお伺いをいたしました。離島の医療の問題の深刻さということについても痛感をしているところであります。 今回の改正案では、第十一条の二として、離島振興対策実施地域における保健医療、介護、高齢者福祉、そして保育サービスを受け...全文を見る | ||
○衆議院議員(赤嶺政賢君) 今の離島における高等学校の役割、任務に照らしての井上議員の質問にお答えをいたします。 今回の改正案では、第十五条第二項として、離島振興対策実施地域における教育の特殊事情に鑑み、公立高等学校などを設置する地方公共団体ごとの教職員の定員の算定及び離島振...全文を見る | ||
07月09日 | 第180回国会 衆議院 予算委員会 第26号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、米軍の垂直離着陸機オスプレーについて質問をいたします。 アメリカ政府は、先月二十九日、普天間基地にオスプレーを配備することを正式に政府に通報いたしました。今月下旬には岩国基地に陸揚げをし、そして試験飛行を行った上で、十月初...全文を見る |
○赤嶺委員 防衛大臣みずからが説得できる自信がないというこんな方針、なぜ伝えに行くんですか。 しかも、防衛大臣が沖縄を訪れたのは六月三十日ですよ。六月三十日というのは、ちょうどその日は、沖縄で五十三年前に、うるま市の宮森小学校に嘉手納基地のジェット機が墜落をして、そして同窓生...全文を見る | ||
○赤嶺委員 こんなの、森本大臣、詭弁ですよ。これを許した総理も総理ですよ。 宮森小学校のジェット機墜落というのは、十八人の犠牲者を出しました。その翌々年に、うるま市の川崎にやはりジェット機が墜落をいたしました。ベトナム戦争のときには、嘉手納の弾薬庫の横にB52爆撃機が墜落をい...全文を見る | ||
○赤嶺委員 防衛大臣、沖縄で繰り返し起こってきた事故のたびに、米軍なんか訓練の中止なんかやらないですよ。むしろ、訓練をやっているから安全だという安全の証明にして、余計恐怖に陥れているんですよ。防衛大臣も、モロッコの事故以降も米軍は訓練を続けているから安全だなんて、こんな理屈、通り...全文を見る | ||
○赤嶺委員 今、防衛大臣は、オスプレーは安全だということを一生懸命私に説明しようとしたんですか。 私は、モロッコの事故原因は、ちょっとしたパイロットの操縦ミスで事故につながる、そういうことを、アメリカのオスプレーの開発に携わった主席分析官の発言を伺ったわけであります。 オ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 日本では、航空法に基づいて、オートローテーション機能のないヘリは飛行が禁止されている。その理由は、今国交大臣が述べられたとおりであります。航空機の安全を保つ上で絶対に必要な国際的な基準であります。 ところが、オスプレーはオートローテーション機能に重大な欠陥があるこ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 アメリカから説明をされた必要な訓練を海兵隊のパイロットも含めて実際にやっているんですか。つまり、実際、実証されているんですか、こういうことを今私は聞いているんです。アメリカが、エンジンの故障はなかったとか、オートローテーション機能はあると説明されているとか、説明を聞い...全文を見る | ||
○赤嶺委員 十万時間飛んでオートローテーション機能を使うような場面にはまだ出会ったことがないということなんですが、十万時間という時間の中には、開発試験期間中のあの四回の墜落、三十名の死亡、これは入っていませんよね。そのときにオートローテーション機能があったかどうか、調べられるはず...全文を見る | ||
○赤嶺委員 もうしどろもどろであります。私が乗ったら証明されるとか証明されないとか、こんなレベルでオスプレーの配備を進めようというのは大問題であります。自衛隊のヘリだってオートローテーション機能はあるわけでしょう。それを、何でそういうことが、日本政府自身が確かめてもいないようなそ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 防衛大臣、きのうのNHKの討論会では認めるとおっしゃったじゃないですか。あなた、テレビで認めるとおっしゃったんですよ。今、国会のこの場で、まだ正式に通報を受けていない。接受国通報のことであるなら、接受国通報がなければ米軍はできないんですか、今までの日米関係で。きのうの...全文を見る | ||
○赤嶺委員 本当に支離滅裂な答弁であります。 | ||
○赤嶺委員 かばいたい委員長のお気持ちもよくわかりますが、つまり、通報が来たらあり得ると言っているんですよ。あり得るというのは、やるということじゃないですか。 | ||
○赤嶺委員 それは、委員長が一生懸命大臣をかばうお気持ちもよくわかりますけれども…… | ||
○赤嶺委員 専門家らしくない意見だから言っているんです。 私も地図で確認をしてみたんですよ。このルートの下には、山合いの集落もあります。市街地もあります。風光明媚な温泉地もあればスキー場もあります。学校や病院もあります。人口密集地や学校、病院の上空で低空飛行訓練を行うことは、...全文を見る | ||
○赤嶺委員 受け入れることを前提の答弁に変わってしまいました。 正式な通報はないと言いながら、千ページもの環境レビューを各県に渡しているんですよ。それで今、大問題になっているんですよ。 これらのルートは、八〇年代の後半以降、米軍の戦闘機による低空飛行訓練で大問題になってき...全文を見る | ||
07月25日 | 第180回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第11号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 まず、今回の災害により亡くなられた方々の御冥福をお祈りし、御遺族に対し、深く哀悼の意を表します。また、被災された方々に対し、心よりお見舞いを申し上げます。 そこで、これだけの大きな災害が起こりまして、たくさんの被災者を出しているわけ...全文を見る |
○赤嶺委員 今お答えになったとおりでありますが、災害救助法で、例えば食品の提供は、一人一日千十円以内で、災害発生の日から七日以内、障害物の除去は、一世帯当たり十三万四千二百円以内で、災害発生から十日以内など、災害救助法は、先ほどの御答弁に加えて、救助の種類ごとに一般基準を示してい...全文を見る | ||
○赤嶺委員 最後の弾力的な運用というのは大変大事だと思うんですね。自治体の役所の皆さんは、今、災害救助法で動き回るというよりは、やはり泥出しや避難で一生懸命、しかも、山間部というのは合併により職員も減って、膨大な仕事量を抱えているわけですね。 国と協議の上基準を、延長すること...全文を見る | ||
○赤嶺委員 やはり、災害救助法、被災地の状況に応じて適用期間を延長し、そして費用の限度額も引き上げることが想定されているという、先ほどお答えになりました、そういう制度の趣旨、これを、災害が発生した今の瞬間に本当に生かしていく、生かせるよう、自治体の担当者だけでなく住民を含めて理解...全文を見る | ||
○赤嶺委員 私は、きのうの晩、内閣府に通告をやっているはずです。 つまり、大臣の今の御答弁は御答弁として承りますが、認定上一定の見直しを、いわゆる半壊に当たらなければ、一部損壊でも、においが残って住み続けられなくても、解体しても何の支援も得られない問題について改善をすべきだ、...全文を見る | ||
○赤嶺委員 そういう答弁を求めておりました。 つまり、今度見直したことについて、一部損壊であって、そして泥などのにおいが残って、それでも判定として半壊にならないために何の支援も受けられない、こういう問題提起がこれまでの委員会で繰り返しされて、今度は、被害実態に即した被害認定が...全文を見る | ||
○赤嶺委員 見直しがされて、床下に積もった汚泥を取り除くために床板を剥がすとか、あるいは、浸水した壁内部の部材を取り外すため他の部材を剥がすなど、水害による住宅の被害として認定するというものであるわけです。住家としての機能を重視し、そして、外観だけによるのではなく、被災者の納得が...全文を見る | ||
○赤嶺委員 東日本のときには、二重ローン解消のためのさまざまな議論が起こり、ある程度の枠組み、仕組みがつくられているわけです。やはり、被災者がぶつかっている局面は同じだと思います。今、大臣はこれからの課題だとおっしゃいましたが、ぜひ積極的に取り組んでいってほしいということを要望し...全文を見る | ||
○赤嶺委員 やはり、大臣としても、この制度を住宅再建という趣旨に合わせて見直していかなければいけない、そういうお考えであるということですね。 | ||
○赤嶺委員 次に、農業について伺っていきます。 被災地は、いずれも米どころであり、そして特産品をたくさん担ってきた農業地帯であります。水田が泥で埋まっているとか、濁流に流された畑だとか、農家が、もうことしは全滅だ、これからどうなるかと言っておられる。本当に胸が締めつけられる思...全文を見る | ||
○赤嶺委員 人的な支援というのは、合併によって本当に職員数が激減をした被災地にとっては深刻であります。そのための政府の努力は必要だと思います。 同時に、今出た農地・農業用施設災害復旧事業というのがあるわけですが、査定前着工ということもおっしゃいましたけれども、やはり自治体の方...全文を見る | ||
○赤嶺委員 とにかく、目の前の田んぼが泥で埋まっているような、瓦れきが散乱しているような、畑が流されている状態ですね。見るだけで農家の再建の意欲がうせていくと思うんですね。手続が遅くなってその事態がもっと先に延びるということが絶対にないように、これは人的な支援も、いろいろな面から...全文を見る | ||
○赤嶺委員 終わりますが、きょうの質疑を通じて新たに感じたのが、やはり被災地の自治体の人的な体制の不足が復旧をおくらせている。国は県の報告を待ち、県は自治体の報告を待つ、こんなやり方、多分とってはおられないだろうと思いますが、そういうことではなくて、積極的に被災地に足を運んで実態...全文を見る | ||
07月26日 | 第180回国会 衆議院 本会議 第30号 議事録を見る | ○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表し、新防衛大綱、中期防に関して質問します。(拍手) 初めに、九州北部を中心とする今回の豪雨災害によって犠牲になられた方々に哀悼の意を表し、被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。 政府が被災者の生活となりわいの再建に全力を尽くす...全文を見る |
07月31日 | 第180回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 最初に、与那国島への自衛隊配備について質問をいたします。 今月の二十四日、自衛隊配備の是非を問う住民投票条例の制定を求める署名が与那国町に提出をされました。五百八十八人分、有権者のほぼ半数に当たります。配備にこれまで賛成の人も反対の...全文を見る |
○赤嶺委員 私が伺いましたのは、内容について承知しているかどうかではなくて、自衛隊誘致に賛成の人も反対の人もこれに署名をし、島の将来は島の人で決めていきたい、島の住民自身が決めたいという、こうした住民の意思があらわれているわけです。これを尊重する考えは、防衛大臣、お持ちですか、こ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 ところが、沖縄防衛局は、こうした住民の意思とは関係なく、配備に向けた作業を進めていることが明らかになりました。動植物の環境現況調査を実施するため、今月十三日付で町有地の使用許可を取得し、測量調査などの許可も申請していることが報じられております。一体いつからどのような調...全文を見る | ||
○赤嶺委員 測量調査はまだ許可をもらっていないという答弁でありましたが、環境現況調査は今回が初めてですか。 | ||
○赤嶺委員 そうすると、去年の十月三日に公示をされた環境現況調査というのはなかったということですか。 | ||
○赤嶺委員 防衛大臣、防衛省が与那国島への配備を決定し、与那国島では住民説明会を行っておりますが、これは去年の十一月です。ところが、今、渡辺副大臣の答弁にもありましたように、その前の十月には配備のための具体的な作業に着手していたということであるわけですね。 大臣、これでは、住...全文を見る | ||
○赤嶺委員 確認いたしますが、環境現況調査というのは、これは環境の調査ですから、辺野古のときも、沖縄県から出てきた要望は複数年ということでした。環境については、極めて亜熱帯の、非常に微妙な、しかし日本列島のどこにもない特徴を持っている環境ですから。 では、その環境現況調査とは...全文を見る | ||
○赤嶺委員 住民の説明会のために現場に立ち入って環境の調査をやったと。では、これは事業の開始とは関係がないということですか。はっきり答弁してください。 | ||
○赤嶺委員 まさにあそこは環境アセス法に基づく環境調査が必要だと私は考えております。ただ、防衛省は、環境現況調査で環境の調査は済ませたということで、事業に行こうとしている。その一環として去年もやっている。 結局、説明会より前に環境現況調査をやって、ことしもまた同じような調査を...全文を見る | ||
○赤嶺委員 では、ことし七月十三日から許可を得てやる環境調査というのは、住民の説明会のための環境調査なんですか。 | ||
○赤嶺委員 ですから、これは、説明会のためにというのは取ってつけた理由で、事業のための環境現況調査になっているわけですよ。 大臣、名護市も住民投票のときがありました。大臣も覚えていらっしゃると思います。あのときには、住民投票という住民の意思表示の大事な場面に防衛省が乗り出して...全文を見る | ||
○赤嶺委員 それは二〇〇八年九月の町議会決議ですか。 | ||
○赤嶺委員 町長と、与那国町の防衛協会と、それから与那国町議会の三人連名であったと思いますが、私が申し上げました二〇〇八年九月の町議会決議というのは、今のところ、どんなに防衛省に要求しても確認できておりません。今、事務方が持ってきているようですが、確認されているんですか。 | ||
○赤嶺委員 私もその現物を読んでみました。二〇〇八年九月の決議、まだ防衛省が確認できていないという決議ですね。 これは、当時の与那国の防衛協会が町と町議会に提出した誘致署名の趣意書、これをそのまま議会決議の案文にしているんです。ですから、決議文は、冒頭、「町民の皆様方におかれ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 オートローテーション機能の実証というのは、シミュレーターの世界でしか再現できないものなんですか。 | ||
○赤嶺委員 これは今後また検証していきたいと思いますが、オスプレーは、現実の普天間基地の市街地を飛ぶわけですよね。シミュレーションの世界で飛んでいるわけじゃないんですよね。しかも、沖国大のヘリの墜落のときも、オートローテーションが問題になった事故であります。 今の大臣の答弁で...全文を見る | ||
○赤嶺委員 それでは、あなた方の立場からいっても、事故の報告書もまだ出ていない、県民を説得する材料もないという中で、普天間基地にシミュレーターが設置されるのは、これは自然なことという認識なんですか。 | ||
○赤嶺委員 大臣、聞いたことにお答えください。聞いたことに答えないで、専門的な知見を述べても、これは質疑になりませんから。 だから、オスプレーを運んできた民間船からコンテナが那覇の港におろされて、そのコンテナはシミュレーターを設置する予定の場所、普天間基地の中に置かれている。...全文を見る | ||
○赤嶺委員 私の質問は、確認すべきではありませんかということです。 | ||
○赤嶺委員 オスプレーは沖縄におろさない、なぜなら安全性が説明できないから、そう言っていた。しかし、今度は、シミュレーターは運び込んでいるかどうかわからない、こういう態度では、県民の信頼を全て失うことになりますよ。こんなことをやって済むとお考えなんですか。 だって、日米間の協...全文を見る | ||
○赤嶺委員 それでは、これがオスプレーのシミュレーターであるかどうか確かめない、確かめなくてもいい問題なんだ、そういう認識ですか。 | ||
○赤嶺委員 大臣、米兵が練度を向上するということは、沖縄では事故や事件につながってきているんですよ。この認識はできないと思いますが、練度の向上ということで県民がどれだけの被害を受けてきたか。だから、オスプレーの配備には反対しているんですよ。 五日には県民大会も開かれます。何か...全文を見る | ||
11月08日 | 第181回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは時間が限られていますので、オスプレイの問題について絞って質問をいたします。 政府は九月十九日、いわゆる安全宣言を公表し、普天間基地にオスプレイが配備をされました。県民の意思を一顧だにせず配備を強行した日米両政府に対して、まず...全文を見る |
○赤嶺委員 普天間基地の周辺は全て人口密集地域であります。学校や病院や保育所などが点在しており、これらを避けて飛行するということはそもそも不可能であります。このような合意が守られるはずがないのではありませんか。 | ||
○赤嶺委員 森本大臣、普天間基地の周辺に畑や野原、ごらんになったことはありますか。 | ||
○赤嶺委員 田畑や野原はありましたか。 | ||
○赤嶺委員 詭弁ですよ。 白を黒と言いくるめるという言葉もありますが、人口密集地域の定義もわからないとおっしゃいましたけれども、あなた方が決めた合意の中にあるんです。定義もしないで、守っているかどうか、守られていると思います、そんな話は通用しないですよ。 人口密集地域上空...全文を見る | ||
○赤嶺委員 新たな飛行経路が加わっているわけです。しかも、固定翼機のモードじゃないですよ。那覇軍港に入ったときから転換モード、そしてヘリモードになっていっているわけです。 人口密集地域を避けるという安全宣言をつくりながら、避けられない人口密集地域を飛び回り、さらには飛行地域を...全文を見る | ||
○赤嶺委員 これまでのモロッコやフロリダで墜落した場合は転換モードなんですよ。この転換モードで飛ぶことも基地内にとどめるべきではないかというのが私の指摘なんですが、いかがですか。 | ||
○赤嶺委員 ですから、モロッコやフロリダで転換モードのときに墜落していた、そういう検証は今度の日米間の検討の中では全く反映されていないわけですね。配備がされて以降、施設・区域外で垂直離着陸モードや転換モードでの飛行が頻繁に確認をされております。この点からいっても、そもそも普天間基...全文を見る | ||
○赤嶺委員 つまり、シミュレーターでは、後方乱気流に巻き込まれるような事態を避けるためのシミュレーションはまだ設定されていないということですね。対策をとられていないというフロリダでの事故報告のとおりだと。 今、マニュアルはとおっしゃいました。事故報告書では、後方乱気流に巻き込...全文を見る | ||
○赤嶺委員 フロリダの事故報告書の中に書かれていることを読み上げますと、「CV―22が他機の後流の中に入った場合の回復手順を示す公式なガイダンスはない。」このように事故報告書に書いてあるわけです。そして、マニュアルもまだでき上がっていない、でき上がっていないのに、編隊飛行まで沖縄...全文を見る | ||
○赤嶺委員 環境レビューでは、夜間の訓練は明らかにふえているんです。そして、安全宣言の中で合意をした結果、夜間訓練は減ったんですか。いかがですか。 | ||
○赤嶺委員 不安をかき立てるような文言が環境レビューに入っていて、その意味はわからないけれども、とにかく安全だと。こんなのは、防衛大臣、外務大臣もですが、安全宣言と言わないんですよ。そもそも、市街地上空を飛ばないことが不可能な、そういうのを市街地上空は飛ばないと書いてみて、これが...全文を見る | ||
11月16日 | 第181回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号 議事録を見る | ○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表し、自衛隊法等一部改正案に反対の討論を行います。 本日の委員会は、昨日突如提案されたものです。解散・総選挙をめぐるどさくさに紛れて、自衛隊の権限を拡大する法案を質疑抜きに押し通すことなど、到底許されません。民自公による乱暴なやり方に強く抗議し...全文を見る |