赤嶺政賢

あかみねせいけん

小選挙区(沖縄県第一区)選出
日本共産党
当選回数8回

赤嶺政賢の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月30日第189回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、米軍普天間基地問題について質問をいたします。  安倍内閣は、二〇一二年政権発足以降、沖縄県民の意思を踏みにじって、名護市辺野古への新基地建設を推し進めてきました。  二年前の二〇一三年一月、沖縄県内の全四十一市町村、議会、...全文を見る
○赤嶺委員 今の答弁は総理の決まり切ったこれまでの説明の繰り返しであります。県知事選挙前も同じような答弁をされておりました。  空中給油機は岩国に移駐したと言いますが、今でも普天間基地に飛来して訓練を継続しております。防音工事の対象世帯がゼロになると言いますが、今もオスプレイは...全文を見る
○赤嶺委員 総理は今、岩国に移転した、しかし沖縄で訓練はしているということをお認めになりました。訓練の回数は減っているじゃないかというお話でしたけれども、米軍再編ロードマップでは、岩国に移転したら沖縄では訓練することになっていなかったんですよ。なっていなかったのに今訓練し始めてい...全文を見る
○赤嶺委員 総理は質問されていないことにまでわたっていろいろな答弁をしておりますが、丁寧にたっぷりとといっても、時間には限度がありますから、だから、私の聞いたことに答えていただきたい。  いわゆる辺野古の新基地建設にはノーという審判を選挙で出した。総理は、真摯に受けとめると言っ...全文を見る
○赤嶺委員 総理は、選挙の結果の意味がまだ十分に御理解できていないようであります。  住宅地に囲まれた普天間基地を一刻も早く閉鎖、返還すべき、これは当然のことですよ。普天間の返還がいつまでたっても実現しないのは、政府が移設条件つきにしがみついているからにほかなりません。  戦...全文を見る
○赤嶺委員 沖縄の人たちが去年一年間、必死に自分たちの民意を示してきた。しかも、疑いようのない、民意を示す選挙戦で全部勝利をした。その県民の民意よりも、日米間の合意があるからといって辺野古を押しつけようとする。一体、アメリカや日本というのは民主主義の国なんですか。民主主義であれば...全文を見る
○赤嶺委員 第三者委員会というのは、四月にも検証結果をまとめる見通しであります。瑕疵があるとの結論になれば、埋立承認の取り消しになります。瑕疵がない場合でも、辺野古の基地はつくらせないという私の政策は変わらないと翁長知事は発言をしております。そうなれば、承認の撤回ということになり...全文を見る
○赤嶺委員 ボーリング調査のために巨大な構造物をつくる、これはボーリング調査に名をかりた実際の埋め立ての開始ではないか。  そして一方では、検証をすれば前の仲井真知事の埋立承認の瑕疵が見つかる、あるいは瑕疵がなくてもあの工事はあらゆる手段を使ってとめたい。いずれ工事はとまるんで...全文を見る
○赤嶺委員 御指摘が当たらないということでしたが、余りにも乱暴ですよ、今の巨大な構造物をつくるのは。  まだ乱暴なことがあるんです。  きのうの地元紙、きょうの地元紙にも報道をされておりますが、防衛省はボーリング調査を始めました。そのボーリング調査による環境破壊が発生していた...全文を見る
○赤嶺委員 台風十九号の直後に、アンカーがサンゴを傷つけている写真を持って、私は市民団体と一緒に沖縄防衛局長に会いました。沖縄防衛局長は、これがアンカーによる傷であるかどうかはまだわからない、調査の上で、環境監視検討委員会の専門家の意見を聞いて公表するというのが、まだ公表されてい...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、調査結果がまだ出ていないうちに、次は大きなトンブロックをアンカーにすれば大丈夫だというような考え方は安易であります。  何のために環境監視検討委員会を置いたか。そういう工事の際にも環境の保全をきちんとやっていくんだ、専門家の意見を聞きながらやっていくから大...全文を見る
○赤嶺委員 強く中止を求めていきたいと思いますが、海の中には、そういう専門家の意見も無視した工事の強行、そして、去年一年間、民意が示されたにもかかわらず、辺野古が唯一の解決策だと言って聞かない総理の態度、これに対して抗議の声が起こるのは当然であります。県民は、絶対に屈しないという...全文を見る
○赤嶺委員 安全確保と法令の励行が目的だ、こういうことですが、逆に、海上保安庁による警備活動によってけが人が続出しております。  きょう、資料を一枚配付いたしました。これを見ていただきたいと思いますが、二十三日付の地元紙の新聞記事のコピーです。  今月の二十日、映画監督の影山...全文を見る
○赤嶺委員 国交大臣、この問題では、海上保安庁が認識の過ちを認めて私に謝罪したことなんですよ。  法令遵守だとかそういうことで間違いなくやっていると言いますが、この写真、最初は一枚だったんです。最初は一枚だったから、いろいろなことを言いました。今の大臣の答弁とは違う答弁をしてい...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、船に乗っている人が危ないことをしたときに注意をする役割は、船長が第一義的に持ちますよね。そして、あなたが乗っている船であの人が危ない行為をしているからとめなさいというのも、船長に対して言うべきですよね。これは、突然女性に襲いかかっているんですよ。どうですか。手順...全文を見る
○赤嶺委員 これは、立入禁止区域の中で起こっている行動じゃないんです。立入禁止区域の外で抗議活動をしている人たちに対して、海上保安官がこのような形で襲いかかっているというものであります。大臣に、海上保安官による過剰で暴力的な警備活動をやめさせるよう強く求めたいと思います。  そ...全文を見る
○赤嶺委員 環境アセスの手続というのは、方法書や準備書や評価書という段階を踏みながら、それぞれの段階で自治体や住民の意見を反映させながら進められていきます。  防衛大臣に伺いますが、そもそもなぜこのような手続を踏むことになっているのか、どういう認識をお持ちですか。
○赤嶺委員 環境アセスが方法書や準備書や評価書という段階を踏んで慎重な手続をとっていく、これは科学的で客観的な調査を行い、適切な環境保全措置をとるために、それぞれの調査の段階で自治体や住民や専門家の意見を聞く制度になっているわけです。  ところが、辺野古の環境アセスは、この制度...全文を見る
○赤嶺委員 中谷大臣、今のお答えは私の聞いたことではないんです。  私のさっきの質問は、方法書の手続に入る、これは環境アセスの手続の最初の段階です、その最初の段階に入る以前に防衛省は手続を無視して事前の環境調査に入っていた、これは間違いないですねということであります。
○赤嶺委員 そういう乱暴なやり方があったにもかかわらず埋め立てを承認したということで、仲井真知事はあの知事選挙で県民から不信任を受けたわけであります。  その事前調査というものについて、防衛省はどういう態度をとったか。これは、海上自衛隊の掃海母艦まで出動させて強行した環境調査で...全文を見る
○赤嶺委員 方法書以前のことを質問したら方法書から話を始めて、これはもう瑕疵があったことをみずから認めるような答弁のやり方ですよ。私が聞いているのは、方法書以前の話を聞いているわけです。  中身もひどいんですよね。中身は、二〇〇七年に、言われた方法書が提出されました。沖縄県から...全文を見る
○赤嶺委員 オスプレイが配備されるのを知らされたのはつい最近のことであって、ヘリよりもオスプレイの騒音は静かだという個人的見解を述べられましたが、アメリカのデータなんですね。だって、CHのヘリの場合には、実際に飛ばして見せたんですよ、辺野古の海を。オスプレイはやりましたか。何の実...全文を見る
○赤嶺委員 平成八年のころから既に日米間でオスプレイが話題になって、隠し続けて、いや、わかったのは最近のことだ、隠していたなんてとんでもない、そういう言い分が通りますか。  私は、中谷さんとずっと安保委員会でやってまいりました。もう十数年前からオスプレイの配備について、時には中...全文を見る
03月03日第189回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、二月二十二日の、名護市辺野古への新基地建設に反対して米軍キャンプ・シュワブゲート前で抗議活動を行っていた山城博治さんら二人の県民が、米軍の警備員によって身柄を拘束された問題について、ただしていきたいと思います。  米軍基地内...全文を見る
○赤嶺委員 法務省に伺います。  今の答弁の中で、刑事特別法という法律の名前が出てまいりました。これはどういう法律か説明していただけますか。
○赤嶺委員 つまり、日本がアメリカに占領されていたその当時、駐留米軍が持っていた権利、権限を、サンフランシスコ講和条約締結後、その後も引き続き保障するためにつくられた法律ということであります。  基地への侵入、この問題は、刑特法第二条に述べられておりますが、正当な理由なく、米軍...全文を見る
○赤嶺委員 問題は、二十二日の当日、現場で何があったのかということであります。  当日は、午後一時から、キャンプ・シュワブゲート前で、国会議員や県会議員、県内各団体の主催で大規模な集会が予定をされておりました。私もその集会に参加するために辺野古に向かっていました。  山城さん...全文を見る
○赤嶺委員 逮捕された現場のリーダーである山城さんは、基地の中に入らないようにという指揮をとっている最中に身柄を拘束されたわけですね。  現地での抗議活動や集会は、政府の基地建設に反対する多くの県民に支えられて行われているものです。何か特別な人の集まりということではなくて、普通...全文を見る
○赤嶺委員 抗議活動は基地の中で行われていたわけではありません。参加者に対して基地の中に立ち入らないように制止していた山城さんを、基地と国道の境界である黄色い線を踏み越えたところを狙って、ここぞとばかりに拘束したものであります。どこにも故意という要件は成り立ちません。  大規模...全文を見る
○赤嶺委員 私が、こういう抗議活動に対する不当な介入ではないのか、このようにあえて指摘をしているのは、その前ぶれ、前兆があったからです。  一月の上旬、アメリカの国防総省の高官が来日し、辺野古の現場を視察したことが報じられています。エステベス国防次官代理、バトー国防次官補らであ...全文を見る
○赤嶺委員 国防次官や国防次官補が来沖してキャンプ・シュワブを見るまでは、そのころもテントはありました、そのテントについて、これまで政府が撤去を強硬に求めることはありませんでした。ところが、今外務大臣がおっしゃったように、かなり強硬な撤去の行動を行っている。今、外務大臣は、テント...全文を見る
○赤嶺委員 これも米軍の要請があったと。その現場は、海上での工事がよく見える場所なんですね。抗議の皆さんも、そこに集まって抗議をしておりました。  それだけではないんです。二月上旬には、抗議活動の最中に、米兵が基地内の建物から出てきて、拳銃を抜き、銃口を上に向けながらフェンス越...全文を見る
○赤嶺委員 中谷防衛大臣、報道で知っているんですから、報道には写真が出ていましたよね、銃口を上に向けているという。ああいうことを、県民が集まっているところから見える場所で、しかもそのときに大変怖かったと恐怖心を感じさせるようなものが、これが警備ですかね。基地の警備だったら何をやっ...全文を見る
○赤嶺委員 新聞を見て、写真も見て、事実関係を確認していない、こんな政府がどこにありますか。自国民が大変恐怖心を抱いているんですよ。何で事実を確認しないんですか。
○赤嶺委員 全然納得できる答弁ではありませんが、山城さんらお二人が拘束された当時、現場の警備体制にも変化がありました。  通常、現場では、日本の警察が前面に立って、その後方に米軍の警備員が控えております。ところが、その日は違ったんですね。米軍の警備員が前面に立っておりました。な...全文を見る
○赤嶺委員 その日は、午後からは県民集会もゲート前で開かれます。たくさんのバスで参加者もやってまいります。そういう日だからこそ安全の体制には気をつけるというのが、日本の警察の役割ではありませんか。  それを、その日に限って米軍の軍警が前面に出てきていた、こういうことが、しかも、...全文を見る
○赤嶺委員 ホンブと聞こえたなら申しわけありませんが、昆布ですね。  今、うるま市の昆布、ここは、嘉手納基地の爆音に苦しめられている地域でもあります。  一九六五年に、当時は具志川村、今はうるま市ですが、昆布という地域で、米軍が農地約二万一千坪の強制接収を一方的に通告しました...全文を見る
○赤嶺委員 二〇〇七年に沖縄戦の教科書記述への検定意見がつきまして、それは沖縄戦の歴史をゆがめるものでありました。教科書検定意見撤回を求めて約十一万の人々が沖縄で大集会に集いました。  そのときにアピールが出されております。そのアピールを少しばかり御紹介したいと思います。  ...全文を見る
03月10日第189回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。  米軍普天間基地問題について質問をいたします。  まず、けさの地元紙の報道についてですが、昨日、環境監視等委員会の議事要旨や配付資料が公開をされましたが、この資料の一部が改ざんされていたことが報じられました。  環境監視等委員会は、...全文を見る
○赤嶺分科員 今、委員会に提出された資料を、委員会の会議を公表するに当たって別の資料に置きかえていたということを認められました。  配付された資料は、そのまま公表するのが当たり前であります。事業者である防衛省が勝手に資料に手を加えて公表するなど、これはあり得ないことです。誰の判...全文を見る
○赤嶺分科員 しかも、資料の変更について何も知らされていない委員までいたことが報じられています。委員の了承も得ないで資料を公開したということですか。
○赤嶺分科員 これは、単なる手続上の問題ではないんですよ。この環境監視等委員会は、仲井真前知事が埋め立てを承認するに当たって、事実上の条件の一つとしたものであります。環境保全上の問題点はいろいろあるけれども、この委員会での議論に丸投げされた格好になっておりました。いわば条件だった...全文を見る
○赤嶺分科員 今の説明を聞いても、これまでのアセスの経過をよく検討すると、まだ不可解であります。  防衛省は、これまでのアセスの手続の中で、この護岸は故障したヘリを船舶で輸送するためのものだと説明をしてきました。そして、使用する船舶として示してきたのは、T—AVB4という輸送船...全文を見る
○赤嶺分科員 ですから、防衛省が今まで説明してきたとおりの、故障したヘリを運ぶ輸送船のためだというのであれば、これは二百七十一メートルの長さは必要ないわけですね。  運用上の余裕というのは何ですか。それは、やはり強襲揚陸艦のためのものではないですか。
○赤嶺分科員 先ほどは、国防総省の資料、これについては、それでは不十分なんだ、このように答弁なさっておりますが、国防総省は、米軍施設の整備を行うに当たっての統一的な基準を作成しております。これは、UFC、統一施設基準と呼ばれるものです。  先ほどのものとは別の資料でありますが、...全文を見る
○赤嶺分科員 ちょっと理解できない答弁でありますが。  アメリカ側が、今まで、例えば思いやり予算とか、そういう米軍の施設をつくるための基準として、UFCに基づいて日本側に提案してきたというのは、これは明らかですよね。  答えられないと言うのじゃなくて、アメリカ側から具体的にど...全文を見る
○赤嶺分科員 ですから、私、ここで確認したいんですが、いわば、アメリカ側のUFC、統一施設基準で、強襲揚陸艦の接岸に必要な施設の長さとしては、二百六十九・四メートルという基準が示されていることは、これは認められますね。
○赤嶺分科員 この基準は、先ほども申し上げましたように、公開をされております。それで、今までも、防衛省も、思いやり予算や米軍再編などで米軍施設を整備する際に、この基準を参考にする、こういうことをこれまで繰り返し答弁してきているんですよね。  この基準に、二百六十九・四メートル、...全文を見る
○赤嶺分科員 外務大臣も今のやりとりを聞かれたと思うんですが、知っていても答えない、強襲揚陸艦が接岸可能な岸壁になっていても、それを認めようとしない。これでは説明をしているということに全くならないと思います。  この強襲揚陸艦についてさらに聞いていきたいんですが、強襲揚陸艦が辺...全文を見る
○赤嶺分科員 LCACは大変な騒音被害をもたらします。海水を巻き上げながら航行するために、周辺の住民や農作物に塩害をもたらします。  強襲揚陸艦の母港とされている長崎県の佐世保基地周辺では、そうしたLCACによる騒音や塩害が問題になってきておると思いますが、いかがですか。
○赤嶺分科員 LCACの運用というのは、佐世保市から西海市に移転しても、横瀬貯油所に移転しても、被害は拡大する一方であります。  LCACが通ると、飛行機のような音が響く、塩が吹き上げられて洗濯物がべたべたする、騒音測定でも八十デシベルを超える騒音が測定されている、あるいは民間...全文を見る
○赤嶺分科員 同じ答弁の繰り返しですが、UFCに書かれている基準については答えられないという立場でありますから、これは、強襲揚陸艦が辺野古には来られないんだ、来ないんだというような答弁にはなっておりません。  そこで、外務省、外務大臣に伺いますが、米軍の強襲揚陸艦が沖縄にやって...全文を見る
○赤嶺分科員 今までの環境アセスの手続の中で、護岸の長さは二百メートルだと説明してきたわけですよ。強襲揚陸艦が来るんじゃないかという質問をしても、二百メートルでは強襲揚陸艦は接岸できない、こういうことを言ってきたわけですが、今になって、二百七十メートル、これが埋立申請で出されてい...全文を見る
○赤嶺分科員 終わります。
03月19日第189回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  昨年一年間の沖縄では、名護の市長選挙、そして名護の市会議員選挙、県知事選挙、総選挙と、いわば辺野古の新基地建設問題を直接の争点にした選挙戦が戦われ、新基地建設反対の政治勢力が圧勝をいたしました。特に、沖縄の県知事選挙以降総選挙までは、オ...全文を見る
○赤嶺委員 大臣の答弁はそれとしてお聞きいたしますが、ただ、選挙になると、自民党の幹部が沖縄にやってきて、自民党の推薦する候補者が勝利すれば五百億円の振興策を出すぞとか、いろいろ言うものですから、やはり、選挙のたびに、基地と振興策はリンクしてはいけないという県民からの強い、厳しい...全文を見る
○赤嶺委員 大臣がおっしゃった返還跡地利用、二十一世紀ビジョンというのはまさに基地のない沖縄を展望した経済発展、こういう認識であります。  米軍の直接統治下に置かれていたときに、米軍の高等弁務官が支配者だったわけですが、沖縄の基地は沖縄県民にとって金の卵を産むガチョウだ、沖縄県...全文を見る
○赤嶺委員 国の直轄事業というのは国の責任でやるべきことでありまして、沖縄は基地があるから財政支援も恵まれているというのが一般に流布されたりしておりますけれども、実際に検証してみたら、そうではない、他府県並み。と同時に、復帰後、沖縄が過度な財政支援を受けたことは一度もないというよ...全文を見る
○赤嶺委員 これは、那覇市の国保加入者の実態や国保の運営を知る者にとっては大変驚くべき数字なんですよ。全国平均を超える。やはり国保の当事者は一生懸命頑張ったんだなと、最初聞いたときは信じられない数字でありました。  収納率は上がった。しかし、赤字は大きくなる。しかし、一人当たり...全文を見る
○赤嶺委員 にわかな質問と言われましたが、それじゃ、やはりちょっと資料を説明させていただきます。  那覇市も赤字が続いておりますが、沖縄県も全体として赤字が続いております。その赤字が出始めた時期というのが、前期高齢者交付金制度の実施の時期と関係があります。  資料三をごらんに...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、六十五歳から七十四歳までを前期高齢者と呼び、その交付金を創設するに当たっては、偏在が起こり得るので、公平に、制度の安定化と公平性を図っていきましょう、こういう閣議決定をやったわけですね。  ところが、沖縄が極端な形になって、その制度が始まった途端、制度が不...全文を見る
○赤嶺委員 戦争の影響があることは明らかなんですよ。七十歳から七十四歳までの人口が沖縄では少ない。したがって、そういうもので、全国一律の制度に沖縄を当てはめた場合に、沖縄だけが極端に交付金が少なくなり、沖縄の国保制度、せっかく収納率も全国に追いつけ、追い越そう、収納率が低いときに...全文を見る
○赤嶺委員 最後に山口大臣にお伺いいたしますが、特別調整交付金の中で、前期高齢者が少なくなった場合に、それを手当てするメニューというのは現にあるんです。  これは、東日本大震災に伴う失業者等の一時的な市町村国保への加入により、前期高齢者交付金が一時的に一定以上減少した岩手県、宮...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
03月20日第189回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  法案に入る前に、辺野古の新基地建設問題について、沖縄県による臨時制限区域内での立入調査の問題に絞って質問をいたします。  この間、沖縄防衛局がボーリング調査の実施に伴い岩礁破砕の許可区域外に設置した大型のコンクリートブロックによって、...全文を見る
○赤嶺委員 防衛局において必要な調査という必要性と、その目的や調査の内容を説明していただけますか。
○赤嶺委員 あなた方は、臨時制限立ち入り区域内で、沖縄県が調査をしたい海域で、サンゴ破壊の疑いをかけられている防衛局みずからは調査をしている。  沖縄県が求めていたのは、防衛局職員の立ち会いのもとに臨時制限区域内での立入調査を実施できるよう、岩礁破砕行為がなされている蓋然性が高...全文を見る
○赤嶺委員 米軍基地内への地方公共団体の職員の立ち入りについて、合同委員会合意では例外が定められていて、特別に、現地レベルの交渉でなくてもよいという例外規定があるわけですね。要するに、防衛省が適切と判断する場合には、防衛省自身が取り持って米側との調整を行うことができるということで...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、木で鼻をくくったような回答なんですよ。現地レベルの規定があるから、現地レベルで、沖縄県、あなたたちでやりなさいと。  あなた方は疑いをかけられているんですよ。疑いをかけられているから、立ち入って調査したい。許可権者として当然です。その許可権者の調査に協力す...全文を見る
○赤嶺委員 一点聞きますが、モニタリング調査の結果は公表するんですね。
○赤嶺委員 それは、いつをめどに行うんですか。
○赤嶺委員 あなた方は、前回のサンゴ礁破壊のときも、準備が整い次第ということで、半年以上も待たされて、取り返しがつかなくなった時点でやっているんです。  ですから、臨時立ち入り制限区域内といえども、ここはサンゴ礁を破壊してはいけない場所なんですよ。それを、許可権者が、サンゴ礁を...全文を見る
○赤嶺委員 恣意的な判断であるかどうかというのはきちんと見るべきだと思いますよ。この辺野古の海で進められているのはボーリング調査であります。行き交っているのは工事船や警備船です。米軍の運用上の理由などという説明は成り立ちません。  基地建設に賛成か反対かで立ち入りを認めるかどう...全文を見る
○赤嶺委員 辺野古の海が、サンゴ礁が破壊されている、そういうような蓋然性が非常に高い。しかし、立ち入り制限区域になっている。でも、ここは埋め立てをやってよいという承認の外ですから、サンゴの破壊は許されないわけですよ。それを破壊している自分たちが調査をしましたと言って、沖縄県の立ち...全文を見る
○赤嶺委員 あのコリドー地区というのは、SACO合意以前に、沖縄に返還しますよと、西普天間住宅地区より先にそういう日米間の合意があったけれども、その後曖昧にされているわけですね。それで、西普天間住宅地区が返還されることになった。しかし、この地区が五十八号線にアクセスできる道路がな...全文を見る
○赤嶺委員 要するに、時期は決まっていないということですね、交渉の努力をしていくということですね。  結局、まちづくり、都市づくりにとって一番、非常に大事な問題が、細切れ返還のために、地主の思うように町の開発ができない。そういう細切れ返還というものを背負っているのが今の西普天間...全文を見る
○赤嶺委員 今の答弁だと、まるで安全なものが地中から出てきたような言い方に聞こえますけれども、これはドラム缶の調査の最中にドラム缶が見つかったわけじゃないんですよね。文化財調査をやって手掘りをしていたら、地下に埋設されていた廃棄物が出てきた。そこには汚染物質も入っていた。  そ...全文を見る
○赤嶺委員 計画では二、三年で土壌の汚染の原因になるような物質は掘り起こして調査できるかもしれないが、しかし、掘ってみなきゃ何が出てくるかわからない地域ですよね。その隣接した場所からは、この間は古い戦車も出てきておりますからね。ここは車両置き場でしたから、まさに二、三年で終わるな...全文を見る
○赤嶺委員 あの地中にどんなものが埋まっているか、掘ってみなきゃわからないという現実があります。しかし、写真を見ることによって、当時その地域で基地の従業員であった人たちのいろいろな証言やいろいろな情報の提供が可能になってきます。  もし、本気になって土壌汚染を解決したい、地主に...全文を見る
○赤嶺委員 今、あそこは米軍は運用していないですよ。空き家ばかりですよ。外から見ても静かな地域ですよ。  ここまで来ても、その一帯の土壌汚染の可能性が非常に重大。それがどんどんどんどん出てきたら地主に迷惑がかかる。そのためにも防衛省はいろいろな情報を寄せなきゃいけない。しかし、...全文を見る
○赤嶺委員 返還後に公表というのも情けない話ですが、情報を得る努力をしていただきたいと思います。  もう一問。報道によれば、この地域に、跡地利用計画として、国際医療拠点ゾーンについて、OHMIC構想というのが新聞報道でたびたび聞かれます。これはどこが中心となって進めていて、どの...全文を見る
○赤嶺委員 答えられないという人に次の質問をするのもなんですが、報道では、米軍の医療データを活用した新薬の開発研究機構、沖縄ヘルス・メディカル・イノベーション・センターというものですが、アメリカ海軍の医療データを活用した新薬の開発、共同研究、そういうものは今まで日本の中でありまし...全文を見る
○赤嶺委員 委員会室で答弁するぐらいの知識をお持ちの方ですから、拙いというのは謙遜として聞いておきます。  土地利用計画というのは、やはり、住民、地権者が、先祖代々伝わってきた土地ですよ、やっと返ってくる、やっと返ってくるというこの土地に、どこかの党が、何かこうやってくる、それ...全文を見る
03月25日第189回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、外務大臣の質問も用意しておりますが、まずは、きのうから大きなニュースになっております辺野古の新基地建設問題について質問をしていきます。  昨日、沖縄防衛局は、沖縄県の翁長知事が出した、沖縄県による岩礁破砕行為にかかわる調査終...全文を見る
○赤嶺委員 沖縄県が今回求めてきたのは、臨時制限区域内での立入調査であります。ボーリング調査に関して、岩礁破砕の許可ではなく協議の手続がとられたのは、ブイやフロート設置に伴って岩礁破砕が行われることはないということが前提にあったからです。  ところが、沖縄防衛局がボーリング調査...全文を見る
○赤嶺委員 基地への立ち入りというのは、沖縄県が、戦後の歴史の中で、基地を原因とする大きな被害、それに対して自治体の立入調査を認めろということで、その立入調査のためのあっせんの義務が外務省、防衛省にあるということは、これまでの沖縄県と政府とのやりとりの中でも明らかにしていかなけれ...全文を見る
○赤嶺委員 まさにここでは、水産資源保護法に基づいて沖縄県の漁業調整規則が定められているわけです。  水産資源保護法が、水産資源の保護培養のために必要な措置について、国が定めるのではなく都道府県に委ねているのはなぜですか。その点は防衛省はどのように認識していますか。
○赤嶺委員 水産資源保護法は、その権限を都道府県に委ねているわけです。  水産資源保護法の解説を見ますと、こう書かれています。水産資源の保護のために付するこれらの制限または禁止については、「一、全国一律になし得るものであっても、その内容は具体的事情に応じて随時変更することを要す...全文を見る
○赤嶺委員 あなた方は、水産資源保護法に基づいて、沖縄県は違法なことをやっていると決めつけているじゃないですか。その根拠を聞かれたら、今手元にないからというのは、そもそもおかしいんじゃないですか、それは。  沖縄県は、県漁業調整規則に基づいて、岩礁破砕の許可を判断する際の具体的...全文を見る
○赤嶺委員 法律に基づいて沖縄県でも規則が定められている、その規則に基づいて取扱方針が定められ、そしてそこでは岩礁破砕とサンゴの関係についても述べられている、そういうことでよろしいんですよね。
○赤嶺委員 沖縄県は、水産資源保護法に基づいて規則が定められ、そのもとに岩礁破砕取扱方針が定められている、それはサンゴ礁に囲まれた沖縄県の特殊性に基づいたものである、これを読まれたことはありますよね。
○赤嶺委員 こういう法に基づく規則や方針がありながら沖縄県が違法だと言うのは、これは確信的な行為であると思いますよ。知らずにやったことではなくて、知っていて、自分たちの違法性に頬かむりして沖縄県を違法者扱いにする、これは許されないですよ。  沖縄防衛局は農水大臣に不服審査請求を...全文を見る
○赤嶺委員 沖縄県の規則や取扱方針、今まで一度も農水大臣や農水省から違法だと言われたことはありません。あなた方が、基地をつくりたいがために、これは違法だということで無法にかみついて、水産庁に持ち込まれている。こんな恥知らずな場面が起こっているということを、あなた方はよく自覚すべき...全文を見る
○赤嶺委員 具体的な定めはないのに、先ほど、沖縄防衛局は岩礁の定義なるものを持ち出してきているわけですね。  何が沖縄県漁業調整規則に定める岩礁に該当するかは、沖縄県にその判断の権限があるのではありませんか。
○赤嶺委員 漁業の保護、水産業の振興にとって、海を、海底をどう守っていくか、これは、同じ魚でも魚の呼び名が違うように、さまざまな、具体的、個別的に判断されなければいけないので、それで、水産資源保護法に基づいて漁業規則が各県において定められ、そして、沖縄県にとって何が海底を守る上で...全文を見る
○赤嶺委員 漁業や水産業に知見を持たない防衛省が、知見をいっぱい持っている沖縄県の農水部に対して、岩礁とはという一方的な見解を押しつける、その是非を農水省との間でやりとりする、政府との間でやりとりする、そこで、本当に公平だというぐあいに県民が思うと思ったら大間違いです。政府が法律...全文を見る
○赤嶺委員 それは、提出しないということですか。
○赤嶺委員 審査庁というのは農水省のことですよ。防衛省と農水省の、政府と政府のやりとりしている内容について県民には明らかにしません。こんなことが許されるんですか。提出すべきですよ。いかがですか、政務官。
○赤嶺委員 何も明らかにしないで、審査の過程も見せないで、防衛省がいろいろ、防衛省も、官邸も含めてですよ、今回の問題は。それが大きく後ろに控えているだけに、政府間で、農水省が審査庁でございます、公平に審査されますと言っても、これは絶対に納得できるものではありませんよ。政府と政府の...全文を見る
○赤嶺委員 落下場所について明らかになっているのは、いかがですか。
○赤嶺委員 そうすると、報道にありました一月十五日のミサイルポッド落下、これも場所は不明なんですか。
○赤嶺委員 それ以外の場所の特定はできていないということですか。
○赤嶺委員 事故原因に関して、部品のふぐあいという説明がありますけれども、なぜそのようなふぐあいが発生したかについての説明は米側からあったんですか。
○赤嶺委員 ことしに入って六件、部品落下事故が起きて、事故原因そのものがわからないというケースが四件、そのうち三件は米側から何の回答も来ていません。二件は部品のふぐあいという説明ですが、なぜそのようなふぐあいが発生したかについても判然といたしません。  そもそも、部品落下、航空...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣に伺いますが、今防衛省から説明があったように、ことしに入って以降、三カ月もたたないうちに六件の落下事故が発生しています。  渡名喜村の出砂島射爆撃場の海上に落とされたミサイル発射装置は、重さ二百キロ以上に上ります。こんなものが頭上に落とされたら、一体どういう...全文を見る
○赤嶺委員 再発防止に努めて平素から努力しても、事故は頻繁に繰り返されるわけですね。こうした事件、事故が発生するたびに、事態は、政府の再発防止といっても、何も変わらないわけです。  ことしに入って以降の事例をとっても、普天間基地所属のヘリとオスプレイ、嘉手納基地所属のヘリと戦闘...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
03月26日第189回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、タイムテーブルで維新の間に割って入るような、そういうタイムテーブルになりましたが、私の他の委員会との関係でちょっとのっぴきならぬ事情がありまして、御理解をいただいた皆様に心より感謝を申し上げたいと思います。  そこで、昨日の...全文を見る
○赤嶺委員 アンカーについては、船舶の投錨程度であるという認識のもとに協議は除くということですが、滑走路増設事業については、ボーリング調査は既に終了し、護岸工事の段階に入っていると思いますが、ボーリング調査の段階ではブイやフロートは設置しておりますか。
○赤嶺委員 今現在、ブイやフロートを固定するためのコンクリートブロックは幾つ設置していますか。その大きさ、重さはどれだけですか。御説明していただけますか。
○赤嶺委員 沖縄県内の他の空港、港湾、これらの整備事業で、ブイやフロートの設置に伴って、数十トン規模のコンクリートブロックを設置した事例はありますか。
○赤嶺委員 事実関係の確認だけでありましたので、委員長、内閣府、国交省は御退席いただいて結構であります。
○赤嶺委員 それで、防衛省に聞きますが、辺野古に設置を計画するブイやフロートを固定するためのアンカーについて、重量別の設置個数を明らかにしていただけますか。
○赤嶺委員 先ほどの内閣府の御説明にもありましたように、沖縄県内の他の事業で数十トン規模のコンクリートブロックを設置した事例はありません。  なぜ辺野古の場合はそのような大型のブロックを設置する必要があるんですか。
○赤嶺委員 つまり、今、中島局長の御答弁、声が小さくて、私は聞こえたんですが、委員全体に聞こえたかどうか懸念がありますので、もう一度繰り返しの御質問になります。  例えば、那覇空港の滑走路増設事業の場合は、ブイを必要な場所にピンポイントで設置をしております。しかし、辺野古の場合...全文を見る
○赤嶺委員 二十四日に沖縄防衛局が沖縄県に提出した見解によりますと、その三項目めとして、「他の事業との公平性に欠ける」、沖縄県は他の事業との公平性に欠けるということを防衛局は指摘しております。   沖縄県内で国を事業者として行われた他の同種案件においても、本件と同様のアンカーの...全文を見る
○赤嶺委員 私が聞きましたのは、沖縄県と防衛局の協議の経過、やりとり、これは後でちゃんと聞きます。  今の質問は、那覇空港の滑走路の沖合展開でのブイやフロートの設置に関して、そのアンカーはほとんど一トン、重くて三トン、しかし、何で辺野古は四十五トンにまで上るようなアンカーを必要...全文を見る
○赤嶺委員 まるで私の質問が重いアンカーにつながったような答弁でありましたが、それは遺憾であります。私は、ああいう工事のやり方でサンゴ礁を破壊しているということを指摘したわけであります。  とりあえず、やはり那覇空港の工事のやり方とは変わってきている。  それで、さっきの答弁...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、防衛局がやろうとしている工事は岩礁破砕に該当するか否かについて沖縄県にその判断を行う権限があることから、沖縄県側に確認した、協議したということではないですか。
○赤嶺委員 ですから、沖縄県側に判断の権限があるわけです。  その際に、沖縄防衛局は、岩礁破砕許可に関する沖縄県との事前調整の過程で、コンクリートブロックの具体的な重さや大きさを沖縄県側に示しましたか。
○赤嶺委員 私も図は確認いたしましたが、そこには大きさ、重さも何もありません。何でそれを示さなかったんですか。
○赤嶺委員 その前に、皆さんの側でも、事前調整を行っていた当時、具体的なコンクリートブロックの設置個数、重さ、大きさ、確定していたんですか。
○赤嶺委員 皆さんの側も方針が曖昧だったと。  そこで、具体的な設置個数、重さ、大きさが確定したのはいつですか。さっきの中谷大臣の答弁もあるんですが、それはいつですか。
○赤嶺委員 ちょっと失礼します。何月ですか。
○赤嶺委員 岩礁破砕の許可を得るための事前協議のときにはコンクリートの重さは確定していなかった。したがって、皆さんも沖縄県に説明していなかった、確定したのはその後だ、こういう答弁でありますが、沖縄県の岩礁破砕取り扱い方針には、岩礁破砕等の許可が必要な行為の例として消波ブロックの設...全文を見る
○赤嶺委員 消波ブロック程度の大きさであれば岩礁破砕許可の対象に当たるということが取り扱い手続の方針の中でも明記されているわけですね。これは、事業をする人であれば、まさに常識の話ですよ。  皆さんは、その消波ブロックが当たるということを念頭に置きながら、しかし、沖縄県に確認を行...全文を見る
○赤嶺委員 沖縄県への確認は、岩礁破砕の許可申請をとる手続の前の事前調整、そして、四十五トンのブロックの投下を決めたのは、実際に工事が始まってから以降、そういうことでよろしいでしょうか。もし整理されているんだったら、具体的な日時で示してください。
○赤嶺委員 複数回にわたって沖縄県への確認、やりとりは行っているわけです。しかし、ここで出てくる疑問は、そのときになぜ具体的な重さや大きさは示さなかったのかということであります。  他の事例ということを防衛局はよくおっしゃいますが、沖縄県で行っている他の事例でもそういうことを求...全文を見る
○赤嶺委員 他の事例として沖縄県側が認識しているのは、十トン以上のブロックがアンカーとして使われたような国の工事は沖縄県ではなかったということなんですよ。  まさに、他の事例をはるかに上回るようなコンクリートブロックを用意しておきながら、それを事前に示しもしない、話しもしない。...全文を見る
○赤嶺委員 次の問題点に移りますが、沖縄防衛局の見解。「「岩礁」とは、海域における地殻の隆起形態であり、この隆起形態を変化させる行為が「破砕」であると解される。」とあります。これは、国が一般的に持っている見解であります。もっと言えば、山口県の農水部が国に問い合わせて、これでいいで...全文を見る
○赤嶺委員 その規則に基づいて沖縄県はずっと運用してきたんですよ。この規則に農水省から異議を唱えられたことがない。異議を唱えたのは防衛省が初めてですよ。水産に詳しいところから異議が出てきたら、わかりますよ。基地をつくらんがために沖縄県の漁業調整規則が間違っているなんて、そんな、お...全文を見る
○赤嶺委員 事前には四十五トンものコンクリートブロックを設置するという問題点を曖昧にして、十分な説明も行わないで、いわば、他の事例に照らして常識的に判断した沖縄県側の判断を、要らないと言ったのはあなた方じゃないか、こんな形で、いわば、善意というか、沖縄の常識を覆すようなやり方を防...全文を見る
○赤嶺委員 いやいや、こうした認識に基づいた運用が行われるものと思いますという、この答弁はおかしいんじゃないですか。私が聞いたのは、こういう認識がありながら、こういう運用が行われていないじゃないですか、これは地位協定違反じゃないですかということを外務大臣にお伺いしたわけです。
○赤嶺委員 私は、地位協定違反でないかどうかということを聞いておりますが、アメリカ側の認識が何か伝わってきたので、それをよしとして、次は再発防止に努力するという、そんな答弁に聞こえたんですけれども。  この米軍ヘリは、その一回だけにとどまらないんですよ。昨年三月にもN4地区の着...全文を見る
○赤嶺委員 同様な事例で、屋久島の問題があります。  鹿児島県の屋久島空港での米軍機によるローアプローチ、この問題について質問をいたします。  私は、五年前の予算委員会の分科会で、屋久島空港で繰り返されていた米軍機によるローアプローチ訓練の問題を取り上げました。空港が閉まった...全文を見る
○赤嶺委員 平成二十五年以降は発生していない、そういうことでいいんですか、今の答弁は。
○赤嶺委員 それでは、防衛省に確認をいたしますが、防衛省が取りまとめている米軍機の飛行に関する苦情等受付状況表によると、昨年十月、米軍機によるローアプローチ訓練と思われる飛行に関する苦情が寄せられています。どういう内容か、説明をしていただけますか。
○赤嶺委員 先ほどの外務省の認識と大分変わりますが、先ほどの答弁はあれでいいんですか。
○赤嶺委員 五年前は、日米地位協定に違反しているということで日米間で協議していく。協議した結果、ローアプローチというのは日米地位協定に違反するものではないという外務省の答弁がありましたが、防衛省から先ほど答弁がありましたように、十月一日、時刻は一回目が十八時二十分、二回目が十八時...全文を見る
○赤嶺委員 米側に事件を問いただすと、いや、私たちも遺憾に思っていますと。申しわけないじゃないですよ、遺憾に思っています、再発防止に取り組みます。これの繰り返しなんですよ。そして再発は繰り返されていくわけです。  そもそも、そんな米軍相手に、事前の話し合いがなかったからといって...全文を見る
○赤嶺委員 米軍は、空港管理者から許可を得ないで、あるいは了解を得ないで、了解しないと言っているにもかかわらず、その空港を使った事例、例えば宮古島の下地島空港などでは頻発をしておりました。空港当局の了解を得てといっても、それが住民の安全を阻害する米軍のローパス訓練をとめることには...全文を見る
○赤嶺委員 こんな運用上の理由が許されたら、本当に住民の安全は守られません。  そこで、次は、米軍予算による米軍基地整備の問題について質問をいたします。  伊江島補助飛行場内で米軍の最新鋭ステルス戦闘機F35が訓練を行うための強襲揚陸艦に見立てた模擬甲板LHDデッキなどの改修...全文を見る
○赤嶺委員 外務省は答える立場にないと言いますけれども、こうした施設整備は基地周辺住民の生活に直結する問題です。にもかかわらず、具体的な施設整備の内容について日本政府に通報される仕組みにはなっていないと思いますが、岸田外務大臣、それでよろしいでしょうか。通報の仕組みです。
○赤嶺委員 今度は外務大臣にお答えいただきたいと思います。  今の答弁を聞いていて、基地の周辺住民に多大な影響を与える問題であるにもかかわらず、アメリカ側の予算に盛り込まれた具体的な施設整備について、日本政府の承認は必要とされていません。そればかりか、計画の報告さえ義務づけられ...全文を見る
○赤嶺委員 しかるべき説明を米軍が行うということですか。
○赤嶺委員 私が指摘したのは、情報が得られない仕組み、これを問題にしたわけです。この仕組みがない以上、いつまでたっても住民に説明はされません。これが主権国家と言えるのかということを強く指摘して、質問を終わります。     —————————————
03月31日第189回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  まず、法案について質問をいたします。  今回の長期契約法案は、財政法上五年以内とされている国庫債務負担行為の年限を、防衛調達については十年に延長するものであります。  まず、防衛大臣に基本的な認識を伺いますが、憲法第八十三条は「国の...全文を見る
○赤嶺委員 私が聞いたのは、憲法に何でこんな原則が定められているかということをきちんと答えてほしかったからでありますが、今回の長期契約法案は憲法に違反するに当たらないという結論だけ述べられても納得できるものではありません。  憲法に財政民主主義の原則が定められたのは、過去の侵略...全文を見る
○赤嶺委員 財政法制定当時の大蔵省の担当者が書いた財政法の解説、これは角度を変えてこのように書かれています。   従来は国庫債務負担行為として非常に長期に亘るものが多かつたのであるが、あまり長期に亘り将来の国の債務を負担することは如何に国会の議決を経るとはいえ、国会の構成も時の...全文を見る
○赤嶺委員 私が聞いたのは、つまり、三年とか五年というのは、国会議員の任期やそういうことも参考にして三年や五年ということになっていたわけですね。ところが、十年ということになると、その間に選挙を通じて国の安全保障や軍事費をめぐって国民がどのような民意を示したとしても、長期契約ですか...全文を見る
○赤嶺委員 財務省に聞いたら財政法ができた当時の三年にした経過は不明だったという、とんでもない財務省があったもので、財務官僚が書いた解説書が今に残っていて、その中に私が先ほど申し上げたようなものが、財政法をつくった当事者が解説して残ったものがあるわけですから、聞いたらわからなかっ...全文を見る
○赤嶺委員 財務大臣と協議すると書いてあるだけで、何の限定も置かれていないわけです。  要するに、国会の議決なしに十年先まで予算を先取りし、その範囲も政府の判断一つでどこまでも拡大できるものであります。今回の改正は、憲法が定める財政民主主義の原則に真っ向から反するもので、絶対に...全文を見る
○赤嶺委員 水産庁、工事をとめなくても調査ができるというのはあなた方の思い込みなんですよ。臨時制限水域に入れないように頑張っているのが防衛省であり、外務省なんですよ。それは水産庁とは関係ないという態度はとれませんよ。  それから、沖縄県と防衛省、両方の文書を見比べてみたと。見比...全文を見る
○赤嶺委員 きょうは時間がないのであれですが、ただ、行政不服審査法のコンメンタール、これを読んでみました。行政不服審査法で一番大事なことは、審理の客観性、審理の公平さを担保するためである、これが行政不服審査法の目的ですよ。  審理の客観性は担保されていますか。政府の身内同士でや...全文を見る
04月02日第189回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表し、防衛調達特措法に反対の討論を行います。  本法案は、財政法上の国庫債務負担行為の五年の年限を、自衛隊の艦船や航空機を初めとする防衛調達については十年に延長するものです。  国庫債務負担行為は、予算の単年度主義の例外として、次年度以降にわた...全文を見る
04月16日第189回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、米軍普天間基地問題について質問をいたします。  四月五日、菅官房長官が沖縄県の翁長知事と会談をいたしました。  まず、防衛大臣に、普天間基地問題の原点とは何かという基本認識の問題について伺いますが、菅官房長官は、会談の場で...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、その十六年間の経過について振り返って、問題点を整理してみたいと思います。  官房長官との会談で、翁長知事はこう述べています。みずから奪っておいて、県民に大変な苦しみを今日まで与えて、今や世界一危険だから大変だという話になって、その危険性の除去のために沖縄が...全文を見る
○赤嶺委員 きょうはちょっと時間が限られているので、いろいろな問題で議論をしていくゆとりはないんですが、ただ、佐藤・ニクソン会談、それから沖縄が返還されない限り日本の戦後は終わらない、これは私自身も歴史の生き証人として体験をしてきたところであります。そのときに、佐藤・ニクソン会談...全文を見る
○赤嶺委員 基地のない沖縄を目指してつくられたのが基地返還アクションプログラムでありました。  防衛大臣、今の説明にもありましたように、三つの段階に分けて沖縄県内にある全ての米軍基地の返還を進めるというものが返還アクションプログラム、その第一期に、二〇〇一年までに返還を求める基...全文を見る
○赤嶺委員 九九年の一年間の出来事を繰り返し答弁しておられますけれども、橋本・モンデール会談の当日は、私たちは、あの少女暴行事件に抗議する大きなデモに参加している最中でした。  その橋本・モンデール会談が行われ、SACOの中間報告があり、最終報告があったわけですが、そのとき沖縄...全文を見る
○赤嶺委員 沖縄県の返還アクションプログラムの実現の一歩だと、最初はニュースの大きさに、そういうぐあいに思ったけれども、ふたをあけてみたら県内移設条件つき、これは県民を裏切るようなやり方だ、目指した整理縮小とは違うということで、沖縄本島、沖縄県が騒然となるような情勢が生まれた。 ...全文を見る
○赤嶺委員 今、大変大事な答弁をされたと思うんですよ。  閣議決定をしましたと。その受け入れについて稲嶺知事は十五年使用期限をつけていましたと。何でつけたかはおっしゃらなかったんですが、それは、県内移設は絶対に受け入れられないという県民世論との関係で、十五年たてば米軍はいなくな...全文を見る
○赤嶺委員 きょうは時間がありませんので。  ただ、稲嶺知事はその確認書の中でV字案に賛成しているわけではありません。これはまたあしたのお楽しみでやりたいと思いますが。  そして、九九年の閣議決定の際に名護市長の同意も得たという、その岸本名護市長がどういう経過をたどっていった...全文を見る
04月17日第189回国会 衆議院 安全保障委員会 第7号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きのうに引き続きまして、きょうも沖縄基地問題等集中ということになっています。  先ほど翁長県知事と安倍総理との会談が終わったようでありますが、これから理解を深めていく話し合いだというお話もありましたが、安倍首相はまだまだ理解が深まって...全文を見る
○赤嶺委員 今のお答えですと、黒塗りをするために時間がかかった。一年もかかるんですか。そんな、説明になっていないですよ。全然理解を得られるものではないと思います。  全く黒塗りなんです。この黒塗りばかりの中から、その報告書を、私たち日本共産党として、八重山郡委員会という郡委員会...全文を見る
○赤嶺委員 候補地としては挙げられていないということですか。小野寺元防衛大臣は、適地エリアではないという答弁ですが、その答弁とちょっと違いますけれども、本当に報告書の中には候補地として一切挙げられていないということでいいですか。
○赤嶺委員 今の説明ですけれども、その黒塗りだらけの皆さんの報告書の具体的な記述を、土地の人が見るとわかるんですよ。全域において造成は容易であり、上下水道などのインフラ設備も整っている、現時点での情報から評価すると、適地エリアは施設の設置には比較的、好条件の立地であると考えられる...全文を見る
○赤嶺委員 一年かかって黒塗りの作業を防衛省がやる、そして、自分たちは黒塗りの報告書を示して、マスコミがいろいろな取材ルートを通じて取材して記事を書いたら、これはけしからぬと。これは言論に対する抑圧ですよ。  やはりどこから見ても、あの報告書を読んでいて、それはあかんまパーク以...全文を見る
○赤嶺委員 合意書にはこのように書かれています。「代替施設がキャンプ・シュワブ水域内とはいえ新たに建設されることから、安全性、騒音及び環境への影響等住民生活への影響を最小限に抑えることを目的として締結する」、こう述べまして、具体的な内容も挙げられております。  まず、場周・飛行...全文を見る
○赤嶺委員 岸本市長は米軍再編直前に亡くなられた。しかし、名護市長として中谷大臣と使用協定を結んだわけですね。行政の継続が必要であります。  工事開始までには日米間でその協定の中身を明らかにする、飛行経路も含めてとあったのは、それはどうなったんですかということですよ。今、どうし...全文を見る
○赤嶺委員 新しく島袋市長が額賀防衛庁長官と結んだのには、使用協定のかけらもないんですね。岸本市長も亡くなる直前まで、いわゆるV字形には賛成するなということをずっと言い続けていたわけですよ。ちなみに、V字形に賛成した首長、知事は全部次の選挙で落選しています。  つまり、皆さんが...全文を見る
04月23日第189回国会 衆議院 安全保障委員会 第8号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、四人の先生方にそれぞれ専門的な見地からお話を伺わせていただきまして、大変幅の広い議論になっているなということを実感しております。  そこで、最初に西川参考人にお尋ねをいたしますけれども、今、政府は、昨年の防衛装備移転三原則に...全文を見る
○赤嶺委員 今の問題と関連して、引き続きちょっと西川先生に伺いますが、重なるかもしれませんけれども、政府は、二〇一三年にF35戦闘機の共同生産に参加することを決めました。また、今年度予算には、新たに、米国製のオスプレイや水陸両用車、グローバルホークなどをFMSで調達するための経費...全文を見る
○赤嶺委員 ちょっと時間がなくなってきましたので、武蔵参考人にお伺いをいたします。  今回の法案は、防衛省設置法十二条を改定し、軍事専門的見地からの大臣補佐は各幕僚長が行うことを明記するものとなっております。また、防衛省内部部局の運用企画局を廃止し、部隊運用に関する業務を統合幕...全文を見る
○赤嶺委員 引き続き、武蔵参考人に。  そもそも、戦争放棄や戦力不保持、交戦権否定を定めた憲法九条のもとで、歴代政府は、自衛のための必要最小限度の実力組織だから自衛隊は憲法には違反しないと説明をしてきたわけです。  世界有数の軍隊となり、海外への派遣を繰り返すに至っています。...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、白石参考人にお伺いいたします。  昨年の十二月に設置された検討会の資料を見ますと、防衛関連企業の中には防衛以外の事業に対するレピュテーションリスクが存在することや、装備、技術移転を支援するためのスキームがないことが現状として指摘されておりますが、こうした現...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  法案について質問をいたします。今回の法案は、防衛装備庁の新設と、いわゆる文官統制の廃止という、日本の国のあり方にかかわる非常に大きな改正を伴う法案です。  参考人の御発言にもありましたが、法案の重大性に即した慎重審議をまず求めておきた...全文を見る
○赤嶺委員 国際的な防衛装備、技術協力、これを挙げられましたが、昨年の四月には、政府は、従来の武器輸出三原則を廃止し、防衛装備移転三原則を決定しております。それ以降、既に防衛省は、諸外国との防衛装備、技術協力を進めてきていると思いますが、これまでに具体的にどのような取り組みを進め...全文を見る
○赤嶺委員 防衛大臣に伺いますが、今回、国際的な防衛装備、技術協力を進めるために所掌事務に国際協力を書き込む、こうおっしゃるわけですが、既に政府は、従来の武器輸出三原則を廃止し、新たな防衛装備移転三原則に基づいて、具体的な装備、技術協力は進めているということでありました。  ア...全文を見る
○赤嶺委員 いや、私、法的根拠もないままに、総理が国会で答弁したとか、いろいろなことを言っていますけれども、今回、「国際協力に関すること。」というのが入ったわけですよね。それ以前に、先ほど防衛大臣も答弁しておられましたが、国際的な防衛装備、技術協力、能力構築支援、そういうことにつ...全文を見る
○赤嶺委員 私が何であえてそういうことを聞いたかといいますと、防衛省は、過去にも、法律の改正を伴わないで、現行条文を拡大解釈して、印象に残っているのは、当時、久間防衛大臣のころでしたか、法律というのはゴムひものように幾らでも伸びたり縮んだりすることができるんだという、もうシビリア...全文を見る
○赤嶺委員 防衛大臣に伺いますが、国際紛争を解決する手段としての武力による威嚇、武力の行使を放棄したのが憲法九条であります。ところが、今回の法案は、防衛装備庁を新設して、先ほどありましたように国際協力を推進する、つまり、国を挙げて海外への武器の輸出を積極的に進める、こういうもので...全文を見る
○赤嶺委員 私が聞きましたのは、装備庁を新設して国際協力というけれども、実態は、国を挙げて海外への武器の輸出を積極的に進めていくことであるわけですから、こういうことが憲法九条のもとで許されるんですか、憲法九条との関係をどう説明するんですか、こういうことを聞いているわけです。
○赤嶺委員 私は憲法の中で軍事イコール悪という表現は知りませんが、書いてあるのは、武力による威嚇、武力の行使を放棄したはずの日本が、何で海外に武器を輸出するような、そういう装備庁をつくるんですかということを聞いているわけです。  ちょっと具体的に話を進めていきます。  去年の...全文を見る
○赤嶺委員 あえてということで報告がありましたが、イラクの自由作戦でも使われているわけですね。九回の交戦があった、その多くがPAC2ミサイルによるものだったと指摘しているわけです。  イラクの自由作戦というのは、国際社会の圧倒的多数の反対のもとで、国際法に違反して開始されたイラ...全文を見る
○赤嶺委員 防衛装備三原則に基づいて、PAC2、アメリカとの関係で日本が部品を提供したにしても、それによって、使われるPAC2は、ああいうイラクの自由作戦などのように、国際法に違反した戦争にもどんどん使われていく。これでは国際紛争を助長するものに、そういう道に踏み込んでいるのでは...全文を見る
○赤嶺委員 あしたもありますけれども、いろいろなことを言っても、結局、今回の法案というのは、国際紛争を激化させるような道に日本みずからが突き進んでいくものだということを指摘して、またあした議論していきたいと思います。
04月24日第189回国会 衆議院 安全保障委員会 第9号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  先ほどの質問とは大分逆の立場の質問になるのではないかと思いますが、どうぞよろしくお願いをいたします。  法案について、きのうの質疑に引き続き質問をいたします。防衛装備庁の問題です。  PAC2ミサイル部品のアメリカへの移転を認めた昨...全文を見る
○赤嶺委員 カタールということでありますが、このプレスリリースを見ますと、「一元的に管理する米国国防省からPAC—2ユーザー以外への移転が厳しく制限されること等その管理体制についても確認する。」としておりますが、これは、導入の目的や管理体制について日本が直接第三国に確認することは...全文を見る
○赤嶺委員 カタールに対しては行わないと。
○赤嶺委員 なぜですか。
○赤嶺委員 防衛大臣に伺いますけれども、PAC2ミサイルを導入する国に導入の目的を確認しないで、この場合カタールですが、日本は、日本の安全保障に資するかどうか、こういう判断ができるんでしょうか。
○赤嶺委員 いや、ですから、PAC2ミサイルを導入する国に、導入の目的、日本はしないわけですよね、カタールに対して。何でそれが日本の安全保障に資するという話になるんですか。
○赤嶺委員 一部品にすぎないというのは言い過ぎですよね、PAC2の部品ですから。  しかも、それが、なぜ第三国を確認しないのかといったら、アメリカの厳しい基準と体制というところに依拠されているわけですね。結局、それはアメリカ任せということになるんですよ。そのもとで、日本の企業が...全文を見る
○赤嶺委員 その目的はどこにあったんですか。
○赤嶺委員 ちょっと答弁を聞き漏らしておりました。失礼しました。  それでは、防衛大臣に伺います。  中国と東南アジアの関係国との間では、南シナ海の島々の領有権をめぐって争いがあります。公船や漁船などとの間で衝突も起こっております。こうしたもとで日本が武器輸出を進めることは、...全文を見る
○赤嶺委員 防衛装備移転三原則の建前を幾ら並べて説明しても、南シナ海でやはり紛争が起こっている、その一方の側に武器をどんどん出していく、これは、領土問題という非常に機微な問題で日本が一方の側に肩入れする、このように見られても仕方がないんじゃないですか。  これは、防衛装備移転三...全文を見る
○赤嶺委員 紛争が起こらないようにするために武器の提供を続けるというのは、これは矛盾であります。やはり私は、地域情勢の緊張を招くような武器輸出はやめるべきだ、このように考えております。  今まで例外措置でやってきたんだ、これからは何でもできるように明確化したんだと。武器がどんど...全文を見る
○赤嶺委員 きのうお話しになったのは白石参考人でしたか、武器輸出に参加することについて民間企業としても足踏みの状態があるということをおっしゃっておりましたが、多分その方は審議会の座長をやっていらっしゃる方だと思うんですが、そういうことがどうなのかということと、今、ASEAN諸国か...全文を見る
○赤嶺委員 今のお話を、もうちょっとわかりやすく、私流に理解しているところを言いますと、ASEAN諸国は武器は欲しいけれどもお金がないから、そのお金の面でも日本の政府が何かしてあげられることはないか、そういう議論をなさっているということですか、わかりやすく言えば。さっきの言葉に戻...全文を見る
○赤嶺委員 いろいろ、武器を輸出するために、ASEAN諸国に、お金の心配もしなくていいよというところも日本政府が考えてあげている話なのかなというぐあいに思いました。  日本版FMSを新設するということも挙げられていますが、なぜそのような検討が必要なのか、どういう検討を行っている...全文を見る
○赤嶺委員 アメリカにはFMSのスキームがあるけれども、イギリスやフランスにはそういうスキームがないという、国の比較ということを私は聞いたのではなくて、何でFMSというスキームの検討が日本において必要なのか、そしてそれは具体的にどういう検討を行っているのか。全く初歩的な質問です。...全文を見る
○赤嶺委員 私が日本版FMSと言ったものだから、そこまでは検討していないよというお話だろうと思うんですが、アメリカではFMSという制度、イギリスやフランスではそういうスキームを持たなくてやっている。  そこの中身を、アメリカがやっているFMSとか、あるいは、イギリスやフランスは...全文を見る
○赤嶺委員 アメリカの場合は、武器や装備品について、自国の企業から取得して、それを日本なら日本に、F35なら35を売りつける。政府も保証してあげていますよということで、疑いが消えるというか信頼度が増すというのか、そういうやり方をやっているのかなというぐあいに理解をいたしました。 ...全文を見る
○赤嶺委員 今のお答え、前半の半分はよくわかりました。岩国基地にあるんですよね、US2。ありました。視察のときに見てまいりました。インドが欲しがっているというお話も聞いてきました。  そこで、その辺はよくわかったんですが、そうすると、今の答弁では、US2が欲しいインドで何か設備...全文を見る
○赤嶺委員 US2をつくっている企業がインドに輸出しようと、仮定の話だとはいえ、インドが欲しがっているというのはもう周知のことですから。その場合に、日本の企業がその設備を整える場合にどんな資金的援助、財政的援助ができるのか、それを検討している、そういうことですか。
○赤嶺委員 別に意地悪な質問をしているわけじゃないんですが、私の言ったケース以外のケースというのはどんなものがありますか。  やはり法案審査ですから、法律の隅々までわからないと態度を決められないものですから。いかがですか。
○赤嶺委員 要するに、相手国で資金需要が発生した場合に、それを日本の政府がどんなふうに援助できるか、今いろいろ検討していこう、こういう理解でいいですか。
○赤嶺委員 一つのことをわかるのに、大体このぐらいのやりとりをしないとなかなかわかっていかない。だから、法案の慎重審査というのは、徹底審議というのは本当に大事なんですよね。  さらに、我が国に後方補給拠点を設置する場合に、既存の自衛隊設備や器材の有効活用の検討が必要だ、このよう...全文を見る
○赤嶺委員 他国軍といえば米軍ということですが、そういう後方補給拠点という場合には、これは、何かオスプレイのあれを木更津にという話ですか、そこら辺も含めて説明してくれますか。
○赤嶺委員 この点は理解できました。  それで、最初に質問してまだお答えになっていない問題で、きのう参考人質疑の中でも出ましたけれども、防衛装備の移転三原則ができて海外への武器の輸出ができるようになっても、企業が評判を気にしてなかなか進出してこようとしていない面もある、参考人の...全文を見る
○赤嶺委員 今、日本の民間企業は民需で十分に利益を上げている。私たちの党がいつも内部留保金の問題を取り上げますが、とにかく軍需に手を出さなくても民需で経営的にやっていける。しかし、政府の側から見れば防衛産業の育成も大事だ。それをどうやって解決していくか、こういうのも検討していると...全文を見る
○赤嶺委員 装備庁関連で、武器の輸出、まだまだ聞いていきたいんですが、ただ、防衛大臣に最後にこの点で伺います。  きのうの参考人質疑で、防衛装備庁を新しくつくって武器の輸出を推進することは、アメリカの戦後史に照らして、日本に軍産複合体を許す流れを促進し、日本が戦争と永遠に縁の切...全文を見る
○赤嶺委員 今の答弁を聞いて、少し懸念が拡大したような感じがいたしましたけれども、懸念はないかといえば、やはりまだ、防衛装備移転三原則、これができたからそういう不安が広がっているということを、防衛大臣、ぜひ認識していただきたいと思うんですよね。  そこで、きのうの参考人質疑の中...全文を見る
○赤嶺委員 対人地雷についても、かつて中谷大臣が一政治家として頑張っていたことを私は認識しているわけです。  国連は、やはり軍縮に対する取り組みというのは、国連総会や安全保障理事会を通じて、今外務省から説明がありましたように、軍縮に向けて、核もそうですが、通常兵器についても各国...全文を見る
○赤嶺委員 国連の根本精神である、二つの大戦を経て打ち立てた、世界が軍縮に向かって努力していこうという精神と、武器の輸出の拡大とは絶対に両立できない、そういうことを申し上げておきたいと思います。  そこで次に、文民統制の問題について質問をいたします。  ちょっと角度は違います...全文を見る
○赤嶺委員 このぐらいの説明であると、また二問、三問、四問と続きますから、大体この議員はここまで説明すれば納得するなということもよくお考えになって答弁していただきたいと思うんですよ。  保安庁の設置のときにも補佐機関として幕僚も内局も置かれた、しかし戦前とは違う仕組みになってい...全文を見る
○赤嶺委員 文官が設けられた経緯があるわけですね。  今回第十二条の規定を改定するのは、これはどういう理由によるものですか。
○赤嶺委員 今までたくさんの議論がありましたので、次の質問に移りますけれども、今年度の予算には、防衛省の内部部局の運用企画局を廃止して、部隊運用に関する業務を統合幕僚監部に一元化するという改編が盛り込まれております。  部隊運用に関する業務権限を統合幕僚監部に一元化するのは、こ...全文を見る
○赤嶺委員 自衛隊の実任務が非常に今の安全保障環境の変化のもとで大変緊急性が必要とされることになった、要約して言えばそういうことですね。  それで、きのうの参考人質疑の中で、今回の法改正の背景として、九〇年代以降に自衛隊が海外に派遣され、実任務につくようになったということも指摘...全文を見る
○赤嶺委員 私も、中谷防衛大臣と一緒にイラクに行き、アフガニスタンに行き、ISAFの本部も訪ね、いわば、イラク戦争やアフガン戦争というものがどういうものであるかということをある程度共有している面はあると思います。  共有しながらも政治的立場が違うことは非常に残念でありますけれど...全文を見る
○赤嶺委員 自衛隊がつくられた経過について述べ、今大臣は、どんな経過があったにせよ、誰が日本を守るんだ、そういうことでしたが、では、どういう実態になっているのか、そこについて、いわば日本の文民統制の現状について一つ一つ質問していきたいと思います。  二〇〇五年から二〇〇六年にか...全文を見る
○赤嶺委員 では、その派遣されている連絡官は、具体的にどういう目的で派遣し、何の連絡調整を行っているんですか。
○赤嶺委員 米軍側の司令部への連絡要員の配置と、配置する前と、どのように、何が変わったんですか。
○赤嶺委員 二〇〇五年に、役割、任務、能力に関する合意が行われました。あれから十年たちました。当時の合意は、「米軍及び自衛隊の間で共通の運用画面を共有することは、運用面での調整を強化するものであり、可能な場合に追求されるべきである。」このように述べております。  この「共通の運...全文を見る
○赤嶺委員 時間になりましたので。  まだまだ法案の質疑は続くと思いますし、質問も、弾道ミサイルの問題や、今から質問の全てを言うわけにいきませんが、たくさん残っておりますので、引き続き徹底審議ということを求めて、質問を終わります。
05月07日第189回国会 衆議院 憲法審査会 第2号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  私たち日本共産党は、国民の多数は改憲を求めておらず、改憲のための憲法審査会を動かす必要はないと考えております。したがって、地方公聴会についても反対の立場をとらせていただきました。  まず指摘しなければならないことは、憲法と日米安保との...全文を見る
05月14日第189回国会 衆議院 安全保障委員会 第10号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  法案にかかわって、第九航空団の新編について伺います。  法案は、那覇基地のF15戦闘機部隊を二個飛行隊化するに伴って、第九航空団を新編するとしています。  まず、第九航空団の新編に伴って、戦闘機の機数、人数、離着陸回数がどのように変...全文を見る
○赤嶺委員 強化されていきます。  それで、最近の那覇基地周辺、先ほども取り上げられましたが、自衛隊機の飛行による騒音が非常に激しくなっています。私自身が那覇基地周辺に住んでおりますので、そのことを大変実感しておりますが、最近の自衛隊機の騒音に対する地元住民それから自治体からの...全文を見る
○赤嶺委員 騒音苦情も大きくふえていくと思いますが、事前に、その苦情の中身の資料を出していただきました。  少し紹介をしますと、最近、ジェット機やヘリが一日じゅう飛び回っている、体調が悪く眠れないので静かにしてもらうように言ってくれ、こういう声が那覇市役所に寄せられたり、ヘリコ...全文を見る
○赤嶺委員 自衛隊まで運用上の都合と言い始めたら、自衛隊基地と米軍基地とどこが変わるのかということになっていきますが。  加えて、自衛隊機にかかわる事故やトラブルもよく発生をしています。昨年四月、那覇基地に早期警戒機E2Cの部隊が新編されましたが、この三月、四月と立て続けにE2...全文を見る
○赤嶺委員 民間飛行場である那覇空港、観光客もたくさん出入りしておりますが、軍用機によって滑走路の閉鎖、これもたびたび起こっている。那覇空港というのは軍民共用空港ですが、その民間専用化を図るというのが、これは長いこと、沖縄の保革を超えた要求でありました。  今、那覇空港の第二滑...全文を見る
○赤嶺委員 第二滑走路を増設して、自衛隊の部隊も大きくなる。これでは何のための滑走路増設なのかということが問われていく問題であります。  防衛大臣に伺いますが、政府は、我が国周辺の安全保障環境が激しさを増していると言いますが、米軍の偵察機が中国の海南島付近にまで飛んでいって中国...全文を見る
○赤嶺委員 日中間の連絡メカニズムの設定等の外交、防衛での作業も行われているということでありましたが、この点に関連をいたしまして、防衛大臣の沖縄での発言について伺います。  大臣は、翁長知事との会談で、沖縄は我が国の安全保障上大変重要な地域、このように発言をされました。A2AD...全文を見る
○赤嶺委員 日中間の平和外交の努力は全く触れられなくて、今のような発言を述べましたら、知事も、それに対して、自分たちも七十年間、沖縄が大事だ大事だと言われて、いろいろな事件や事故を忍従させられてきた、防衛大臣の発言を聞くとあと七十年こういうことを受け入れろということなのか、そうい...全文を見る
○赤嶺委員 中国が、そのA2ADと言われる戦略をとるようになった背景として、九五年から九六年にかけて、台湾総統選挙をめぐって緊張が高まって、中国側が軍事演習を行ったのに対して、米軍が空母二隻を派遣した、このことが契機として指摘されますが、防衛大臣、これはどのように認識しております...全文を見る
○赤嶺委員 今大臣の認識も示されましたが、台湾の総統選挙について言っても、軍事演習で選挙に圧力をかける、こういうやり方、これもとんでもないことだと思いますよ。かける方もかける方だということで、やはり我々は厳しく抗議もしてまいりました。それに対して、米軍が空母を派遣して、結局それを...全文を見る
○赤嶺委員 今、スクランブルの回数がふえているということをおっしゃっておりました。  スクランブルというのは、領空侵犯がその数行われて、繰り返されているということに対する対応のことをおっしゃっているんですか。
○赤嶺委員 中国やロシアが多いということは聞いておりました。  ただ、非常に軍事的な緊張感を持ってきているというのは、これはそのとおりであります。私は、こうした軍事的対応の応酬が行き着く先、これは結局、軍拡競争であり、そして一番私たちが懸念しているのは軍事衝突であります。何の解...全文を見る
○赤嶺委員 ガイドラインはさらに、「全ての関係機関を含む政府全体にわたる同盟内の調整を確保する」と述べています。  全ての関係機関とは具体的にどういう機関を指すんですか。従来と比較してどこが加わるということですか。
○赤嶺委員 日本の政府全体、それがガイドライン、日米の軍事協力の体制に入っていくという意味なのか。  例えば、安倍政権のもとで、安全保障会議、これが国家安全保障会議、NSCに変わって、去年の一月には国家安全保障局が設置されています。これらは当然関係機関に含まれるということですね...全文を見る
○赤嶺委員 これはぜひ明らかにしてほしいと思うんですよ、どんな考え方を日米ですり合わせているのか。  例えば、宇宙分野で既にJAXAを巻き込んだ形での日米協力は始まっていますが、JAXAも関係機関に含まれるということですか。
○赤嶺委員 また同じ答弁が出ることを承知であえて聞きますが、「防衛装備・技術協力」、これがガイドラインには明記されております。  今回設置する防衛装備庁も関係機関に含まれますか。それは含まれるということでしょう。
○赤嶺委員 ガイドラインでは、運用面での調整だけではなく、政策面での調整を行うことを明記しております。  政策面での調整とは、具体的にどういうことを指しているんですか。
○赤嶺委員 私は、今度のガイドラインで、同盟調整メカニズム、平時からというのを見て、本当にびっくりいたしました。今、説明を聞いても明確な説明はありませんが、日米の軍事一体化があらゆるレベルで一層進むということだけは間違いがありません。  文民統制をめぐっていろいろな議論が行われ...全文を見る
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、防衛省設置法等一部改正案に反対の討論を行います。  防衛装備庁は、従来の防衛省・自衛隊の装備取得関連部門を集約、統合し、防衛省の外局として新たに設置するものです。  安倍内閣は、昨年四月、国家安全保障戦略、防衛大綱、中期防に基づき、従来...全文を見る
05月15日第189回国会 衆議院 本会議 第24号
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○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表し、総理の訪米報告に対し質問します。(拍手)  政府が昨日閣議決定した平和安全法制なるものは、アメリカが世界で行う戦争に際して、いつでもどこでもどんな戦争でも自衛隊が参戦するためのものであり、憲法をじゅうりんする、まさに戦争法案です。直ちに撤...全文を見る
06月05日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第7号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、国際平和支援法案について質問をいたします。  この法案は、米軍を初めとする外国軍隊への補給や輸送などの軍事支援を可能とする法律であります。これまでの時限立法にかえて、恒久法、一般法として整備するものです。  まず、中谷大臣...全文を見る
○赤嶺委員 それで、つけ加えて、過去の具体的事例で示していただけますかというのも質問であります。
○赤嶺委員 政府あるいは与党の協議の中で、この条項に関して、例えば授権のケース、あるいは要請のケースということで、授権のケースで湾岸多国籍軍について、要請のケースでソマリア海賊対処について挙げてありましたが、それは入るんですか、入らないんですか。
○赤嶺委員 それで、私が聞いた授権のケースあるいは要請のケースはいかがですか。
○赤嶺委員 せっかく政府参考人の答弁も認めているんですから、審議をスムーズにしていこうということですからね。  それで、防衛大臣の答弁はありました。それに加えて、私が、過去の具体的事例を含めて示していただけますかということで、幾つかの事例が示されました。  なおそれに加えて、...全文を見る
○赤嶺委員 該当するという答弁をするまで、私、何回立ったり座ったりしているんでしょうか。政府参考人も答弁に立たせるという大きな配慮がこんな形になると、また私の堪忍袋の緒も切れてしまいます。  私は、もう一つ聞きたいことがあるんですよ。  イラク特措法の根拠とした二〇〇三年五月...全文を見る
○赤嶺委員 イラク特措法の根拠となった一四八三号、これも内容に入っている、該当すると。  それで、二つ目の、当該事態が平和に対する脅威または平和の破壊であるとの認識を示すとともに、当該事態に関連して国際連合加盟国の取り組みを求める決議、これはどのような決議を指すのですか。
○赤嶺委員 今大臣から、二〇〇一年の九・一一テロ後に採択された安保理決議一三六八を挙げられました。  しかし、この決議は、加盟国に対して軍事的措置をとることを求めたものではありません。テロ攻撃の実行者や支援者を法に照らして裁くために共同して取り組むこと、国際テロ対策条約などの完...全文を見る
○赤嶺委員 一三六八には、いわば軍事的措置をとることは求めていないわけですね。それでも、日本が軍事支援できる。  ここで改めて確認しますが、ここで言う国際連合加盟国の取り組みを求める決議、この取り組みというのは、軍事的措置とは限らない、非軍事的措置の場合も含まれる、そういうこと...全文を見る
○赤嶺委員 そうすると、決議は非軍事的措置を求めているにもかかわらず、その決議を根拠に軍事的措置もとることができる、この法律では認められる、そういうことになってしまいませんか。
○赤嶺委員 ですから、聞かれたことにちゃんと答えてください。  それで、その要件になっているロのところでは、九・一一の一三六八も入るという確認がありました。これは軍事的措置を求めていない国連決議であるにもかかわらず、これがこの法案の中に入るということは、非軍事的措置を求める国連...全文を見る
○赤嶺委員 国際的な正当性を安保理決議一三六八は持っているということですよね。
○赤嶺委員 しかし、一三六八は軍事支援には触れられていない。だけれども、何でこの法律で軍事支援ができるんですか、そういうことを聞いているんです。
○赤嶺委員 ちょっと、同じことの繰り返しで、何を言っているか、私も答弁を聞いてわからないですね。しかし、ここは非常に大事なところだと思いますから、今の答弁、もう一度繰り返していただけますか。
○赤嶺委員 国際的な正当性、九・一一の場合には自衛権だからということですか。自衛権ということで国際的な正当性はある、アメリカの自衛権ということで考えているのか。そうしたら、違法な武力行使を支援するということはないのか、この点、答えてくれますか。
○赤嶺委員 国連安保理決議にこだわっているわけではないというのが今の答弁の中でも認められると思います。  そこで、次に、もうちょっと議論を深めていきたいんですが、ISIL、IS、イスラム国を名乗る過激派組織との関連で伺います。  中谷大臣は二日の参議院外交防衛委員会で、法案と...全文を見る
○赤嶺委員 この今の決議の中に、第七章の話はありましたが、国際社会に対して軍事的措置を求める規定はありますか。
○赤嶺委員 この決議の中に、自衛権への言及はありますか。
○赤嶺委員 外務省が今答弁されたように、これらの決議は、ISを初めとするテロ行為の実行組織、資金提供している全ての個人、集団を法の裁きにかけること、外国人テロリストの流入の抑制や武器の供給、資金調達の防止のための措置をとることなどを求めたものであります。軍事的措置を求める規定も、...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、私が聞きましたのは、二日の参議院の外交防衛委員会で、今るる述べられましたISILに関する国連決議、これらの安保理決議はこの今の法律の三条一項一号のロに規定する決議に該当し得ると大臣は述べておられるんですよ。そこには、しかし、軍事的措置をとることは何も触れられてい...全文を見る
○赤嶺委員 安保理決議に軍事的措置をとることを求めていなくても軍事支援に出ることができる、そういう仕組みがこの法律の中には入っているわけですね。  そこで、ちょっと疑問に思うことがあるんですが、これらの決議を根拠として日本が軍事的措置をとった場合、これは国連の集団安全保障措置と...全文を見る
○赤嶺委員 後方支援であっても軍事的措置だ、ごまかすなというのが、きのうの憲法審査会での三名の憲法の先生方の強い怒りのこもった発言でありました。  軍事支援であることには間違いないわけですよ。しかし、その軍事支援は国連の集団安全保障措置になり得ないんですね。だって、軍事的措置を...全文を見る
○赤嶺委員 今の答弁で大事なのは、後方支援だから、軍事的措置に当たらないから集団安全保障の議論の枠内にはまらないという答弁でしたが、今のような法律の流れからいくと、我々が後方支援が軍事的措置だという立場に立つかどうかというこの議論は今おいておいても、これだけの軍事支援をやるのに、...全文を見る
○赤嶺委員 結局、この法案というのは、アメリカが、国連決議もなく、そして個別的自衛権、集団的自衛権を口実にして一方的に軍事介入を行う場合に、日本がそれを支援することを可能にするものであります。あたかも国連決議を根拠とするような装いを法律全体としてはとっておりますが、実際には決議と...全文を見る
○赤嶺委員 重なるということですね。
○赤嶺委員 当時は、事態として周辺事態を認定しなかったわけですよね。しなかったわけですよ、当時は、テロ特措法、国連決議に基づいて。  しかし、今回大臣がおっしゃったのは、あの洋上における補給支援活動は、今の法律の国際平和支援法案にも該当するし、場合によっては、事態の進展によって...全文を見る
○赤嶺委員 あらかじめ申し上げることはできないというおっしゃり方なんですが、一日の本委員会で、給油支援活動、これは周辺事態法には該当しません、しかし、重要影響事態法案には該当するかどうかというケースを問われて、テロ特措法に基づいて行った洋上における燃料補給は重要影響事態法にも該当...全文を見る
○赤嶺委員 あの答弁は、それでは何だったんですか。この委員会で、重要影響事態法にも給油支援活動は該当し得るかと聞かれて、該当し得るとおっしゃっているんですよね。それは何だったんですか。
○赤嶺委員 それでは、お互いに答弁を精査した上で、今の議論は続けていきたいと思います。  次は、日米新ガイドライン、これについて伺います。  平時から緊急事態に至る日米間の共同計画を策定、更新するとしております。共同計画の対象に国際テロへの対処は含まれますか。
○赤嶺委員 これは、法律は説明できませんという態度ですよ。国際テロへの対処は含まれるかどうか、今の日本を取り巻く国際情勢を見た場合に極めて大事な話じゃないですか。これ以上説明ができませんということであれば、これ以上審議できませんということになりますよ。この法案を出し直してこいとい...全文を見る
○赤嶺委員 国際テロについて日米両国がどんな共同対処をしているかというのは、我々も報道等でいろいろ知り得る立場にあります。ガイドラインの中で共同計画を平素からつくると言っている。これは、ガイドラインの中の一番目を引く部分でもあります。その中に、共同計画の対象に、対象にですよ、共同...全文を見る
○赤嶺委員 全然説明する態度ではありません。  共同計画というのは、今までのガイドラインと明らかに位置づけが変わってきております。周辺事態法と同様に、新ガイドラインでも我が国の平和と安全に重要な影響を与える事態について地理的制約が取り払われておりますが、共同計画も地理的制約はな...全文を見る
○赤嶺委員 非常に事態を難しくして、国民が理解しにくいように説明をする。聞かれたことには答えない。  周辺事態法のときは、確かに相互計画というのがありました。でも、今のガイドラインは共同計画一本なんですね。地理的範囲を一見示していたかに見えた相互計画というのはなくなっているんで...全文を見る
○赤嶺委員 前回は、周辺事態法のときには相互計画があり共同計画がありということだったんですが、今回、地理的制約が取り払われている共同計画一本になっている。そのことの持つ意味については、これから今後議論していきたいと思います。  ただ、今、アメリカは、圧倒的な軍事技術を背景にして...全文を見る
○赤嶺委員 同じ答弁を繰り返しておりますが、中谷大臣は、ISへの対応について、政策判断として、難民、避難民支援や周辺国に対する人道支援などの軍事的貢献でない形で可能な限りの支援、協力を行っていく、こう述べております。  中谷大臣、どういうお考えで非軍事の分野での支援を行うと判断...全文を見る
○赤嶺委員 非軍事支援、私たちはかねがね、いろいろな紛争や事態について日本のそういう活動が大切だと申し上げてきましたが、今度は、判断している理由について、例えば日本政府としては空爆などへの軍事支援はやるべきではないと判断しているのか、それともそういうニーズがないからやらないと判断...全文を見る
○赤嶺委員 明快な答弁が得られませんでしたが、大変関心が高いんですよね。何で非軍事的な支援になっているのか、今後軍事的支援はとるのかとらないのか、そこの根拠を聞いたんですが、これも引き続きの議論にしていきたいと思います。  ただ、いろいろ質問してきたわけですが、九・一一テロ以降...全文を見る
○赤嶺委員 今の答弁は前回のものを踏まえてのものですが、私が伺いましたのは、今回の法案を作成し、提出するに当たって、イラク戦争をめぐる当時の政府の対応について改めて検討を行ったという事実はないということですね、先ほどの答弁からすると。
○赤嶺委員 当時の政府の検証というのは、これは民主党政権時代に行われたものです。しかし、イラクの開戦を支持し、自衛隊を派遣したのは自民党政権です。みずからの過ちを何ら検証しないで、何の責任もとらないで、民主党政権時代の検証結果をそのまま繰り返しているだけであります。  イギリス...全文を見る
○赤嶺委員 皆さんは、民主党政権を批判、攻撃するのもなかなかすさまじいものだなと思いますけれども、今回、イラクの検証については民主党政権でやったものを引き継いでいるというのは、何か矛盾を感じます。  私は、民主党政権時代のあの検証がよかったものとは思っていません。あれは検証に値...全文を見る
06月11日第189回国会 衆議院 憲法審査会 第4号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  早速、意見表明に入らせていただきます。  先日の憲法審査会の参考人質疑で、意見陳述した参考人全員が、現在特別委員会で審議中の安保法制について憲法違反だと発言し、昨年七月一日の閣議決定で憲法解釈を変更したことを立憲主義に反すると指摘した...全文を見る
06月15日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第10号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  政府が六月九日に提出した見解について質問をします。  見解の内容は、これまでの政府の説明を繰り返したものにすぎません。いろいろ書いていますが、憲法解釈変更の根拠として挙げているのは、結局のところ、安全保障環境の根本的な変容という抽象的...全文を見る
○赤嶺委員 いや、私が聞いたのは原油の話じゃなくて、ホルムズ海峡をめぐって、イランは機雷の封鎖ということは今まで何度も言ってきたけれどもそれを実行に移さなかった、なぜならイランにとっても自分の首を絞めることになるからだと。安全保障の環境の変化と言うのなら、何があったのか、どんな安...全文を見る
○赤嶺委員 私がホルムズ海峡の安全保障環境をめぐる根本的な変容は何かと聞いたら、宇宙、サイバーの話まで飛び出してくるものですから。私が聞いているのは、ホルムズ海峡に機雷が設置されて、日本が集団的自衛権を行使して機雷の掃海に至るような根本的な変容。まさにあの海峡にとって。中東の話で...全文を見る
○赤嶺委員 まさにイランと日本の関係についても述べましたが、国際社会が懸念していたイランの核問題についても今前向きの方向で取り組みが進んでいる、日本も役割を果たしたいということでありますが。核開発の問題をめぐっても前向きの動きが進んでいる。ISILの台頭によってアメリカとイランと...全文を見る
○赤嶺委員 潜在的な危険ということで現に今私たちに事例を出して、安全保障環境が根本的に変わった、そういう証明をできる話はないわけですね。  昔、イランがあのホルムズ海峡で対応しました、イラクが対応しました。しかし、現に今、アメリカとイランとの関係、イランと日本との関係は前向きな...全文を見る
○赤嶺委員 私が聞いていることに大臣は答えておりません。私が聞いているのは、ホルムズ海峡に機雷が設置されるほどの安全保障環境をめぐる根本的な変容とは何か、これを聞いているんですよ。イラクがどうだとか、そんなことは聞いていないんです。  まさにホルムズ海峡の問題で安全保障環境が根...全文を見る
○赤嶺委員 答えていないことは非常にはっきりしていると思うんですね。ホルムズ海峡の根本的な安全保障環境の変容は何だと。  環境の変容によって憲法解釈を変えたんだというわけですから、ホルムズ海峡について答えなきゃいけないですよ。パワーバランスの変化なんて聞いていないですよ。ちゃん...全文を見る
○赤嶺委員 直ちにホルムズ海峡に機雷が設置されるような情勢にはならないがというようなお話であれば、情勢の根本的な変容によって憲法の解釈まで変える、その場合に、集団的自衛権は限定的だからホルムズ海峡の機雷の掃海だけだ、これは日本国民の命と安全にかかわっているからだというのが全部うそ...全文を見る
○赤嶺委員 全然答弁になっておりません。  ISILの危機も持ち出しましたが、もちろんISILの活動は絶対に許せるものではありません。しかし、ISILの台頭で、今まで懸案であったアメリカとイランの関係というのは、むしろこの問題をめぐって共通の利益を共有するようになって近づきつつ...全文を見る
○赤嶺委員 憲法解釈を変える話をしているときに、憲法解釈の変更の根拠に国際情勢の根本的な変容というときに、あの海域で、ホルムズ海峡で今、平和の流れが、動きが、国際社会の努力が始まっているときに、現に直ちにホルムズ海峡に機雷敷設の危険はないと言いながら、しかしそれを根拠に憲法の解釈...全文を見る
○赤嶺委員 今のお話を聞いていても、結局、新興国からの輸入が難しくなった、そしてコストの低い中東産原油に回帰したと。  私は、そういうことであれば、幾らでも対処の仕方があると思います。現在の政府のエネルギー政策を前提にしたとしても、調達先の多角化を進めたり、海峡を迂回するパイプ...全文を見る
○赤嶺委員 大変すぐれた機雷掃海能力を日本は持っていると。  私は、海上自衛隊の幹部学校が定期的に発行している海幹校戦略研究という論文集がありますが、ここにアメリカ海軍大学の研究者の論文が翻訳されて掲載されているのを目にいたしました。  そこでは、確かにおっしゃっていますよう...全文を見る
○赤嶺委員 私が読んだその論文というのも、海上自衛隊の幹部学校が定期的に発行している雑誌の論文ですから、まさに今の答弁のとおりだと思うんですよ。  私はここで疑問が起こるんです。何であれだけの国家予算を軍事費に投入するアメリカで、掃海部隊には予算を振り向けないのだろうか。いろい...全文を見る
○赤嶺委員 日米関係で日本がアメリカの軍事要請を主体的に考える、こんなふうな答弁をされたら、さんざん安全保障体制、日米関係を議論してきた我々としては納得できるものではありません。あれだけの軍事費を投入しているわけですよ。でも、掃海部隊には予算を振り向けないから、同盟国を組み込むこ...全文を見る
○赤嶺委員 私は、我が国も合意してきたガイドラインのあちこちに機雷掃海の話が日米の軍事協力として出てきて、非常に役割分担が明確になっているわけですから、そういえば湾岸戦争のときもブッシュ大統領は海部首相に対して機雷掃海の要請をしていた事実があるのではないか、このように聞いたわけで...全文を見る
○赤嶺委員 これはもう否定できないと思うんですよね。新三要件というのは非常に極めて曖昧であります。  やはり当時は、湾岸戦争のときから話を起こしました中谷大臣の説明もありましたが、あのときは多国籍海軍部隊への参加も結局はできなかった。しかし、今回は政府の判断次第、こういうことに...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、次に、日米新ガイドラインの問題について伺います。  六月四日の憲法審査会で小林節参考人は、今回のガイドライン、安保法制と日米安保条約の関係についてこう述べておられます。「日米安保条約というのは、これまでの私の理解では、アメリカと日本が一緒になって世界の警察...全文を見る
○赤嶺委員 安保条約を超えたガイドラインになっている、こういうことをお認めになるということですね。
○赤嶺委員 アメリカはそうは言っていないですよ。アメリカのカーター国防長官は新ガイドラインについて、日米同盟を一変するものだ、こう述べているわけですよ。外務大臣はそういう認識ではないということですか。
○赤嶺委員 アメリカの方は、日米同盟を一変する新ガイドライン、このように言われているけれども、日本の外務大臣は、どこも変わっていない、こうおっしゃっているわけですね。私は、この新ガイドラインというのは、日本政府が主体的な判断をするんだという体裁をとりながら、結局は、盛り込まれた内...全文を見る
○赤嶺委員 改めて確認しますが、今度のガイドラインというのはグローバルな日米の軍事協力を日米間の基本に位置づけたもの、そういう認識でよろしいですね。
○赤嶺委員 日米軍事協力の基本にグローバルな軍事活動を入れて、無制限にそれが行われるものではないという答弁ですけれども、そもそも多国籍軍への活動、これは今までだと、イラクだとイラクの問題に即して特措法がつくられました。アフガンも同じであります、その事態に応じた対応というのがありま...全文を見る
○赤嶺委員 今まではイラクでアメリカが無法な戦争を起こしたときに、アフガニスタンで戦争を起こしたときに、今回の安保法制というのは恒久法、一般法となって、いつでも参加できるような仕組みをあらかじめつくっておくわけです。そういうような無法な戦争にこれまでも巻き込まれてきた、今からは恒...全文を見る
06月22日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第13号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。  きょうは、五人の先生方、本当にありがとうございました。  まず、小林参考人にお伺いをいたします。  今月四日の憲法審査会で、三人の憲法学者が今回の安保法制は憲法に違反すると述べられました。それを契機として、憲法研究者はもとよ...全文を見る
○赤嶺委員 ありがとうございます。  次に、阪田参考人と宮崎参考人にお伺いをいたします。  きょうのお話を聞いておりまして、今回の安保法制は歴代政府の憲法解釈の根幹を変えてしまうものだという思いを強くいたしました。  憲法九条が戦争放棄、戦力不保持、交戦権否認を規定したもと...全文を見る
○赤嶺委員 ありがとうございました。  いろいろ議論を私たちも積み重ねてきた立場でありますが、それで、今回の特別委員会の議論でちょっと気になる点を伺いたいんですが、宮崎参考人に伺いたいと思います。  政府は、今回の憲法解釈の変更について、砂川判決と軌を一にしたものだと説明をし...全文を見る
○赤嶺委員 ありがとうございました。  もう一点、宮崎参考人に伺いたいんですが、きょうのお話の中で、日本が武力攻撃を受けていないもとで集団的自衛権を行使することになれば先制攻撃になる、こう説明をされました。  また、米軍等の武器等防護についても、違憲の武力行使に至るおそれがあ...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、阪田参考人にお伺いいたします。  政府は、今回の憲法解釈の変更の根拠として、安全保障環境の根本的な変容を挙げています。先日、ホルムズ海峡の問題をめぐって、私もどのような変容があったのかとただしましたが、まともな説明はありませんでした。  先ほどの意見陳述...全文を見る
○赤嶺委員 ちょっと時間が限られてきましたけれども、少し新ガイドラインについて小林参考人と森本参考人にと思ったんですが、小林参考人に絞らせていただきまして、今度の新ガイドラインと憲法、そして日米安保条約との関係についてどのようにお考えか、お願いします。
○赤嶺委員 森本参考人、短い時間なんですけれども、私、今度の新ガイドラインでは、グローバルな役割、任務を背負うということになりますから、沖縄の基地負担というのはこれは極めて増大するんじゃないか、このように考えておりますが、この点、ずっと大臣時代から議論してきたことでありますが、い...全文を見る
○赤嶺委員 ありがとうございました。  これで終わらせていただきます。
06月29日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第15号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  自民党本部で行われた勉強会の問題については、官房長官が戻ってこられたところで質問をしたいと思います。  政府が憲法解釈変更の根拠として挙げる安全保障環境の根本的な変容とは何かという問題について、きょうは朝鮮半島の問題を通じて聞いていき...全文を見る
○赤嶺委員 北朝鮮による核・弾道ミサイルの開発は、これはもう、累次の国連安保理決議や、みずからが合意した六者協議の共同声明にも反するもので、私たちは絶対に許されないものだと考えております。非軍事的な措置によって北朝鮮に核計画の放棄を求めた安保理決議に沿って、国際社会が一致して平和...全文を見る
○赤嶺委員 単純にミサイルの保有数を比較しても、七二年当時の方がはるかに多いわけです。にもかかわらず、なぜ憲法解釈の変更が許されるかということになるのですが、何が具体的に変わったということですか。
○赤嶺委員 中谷防衛大臣は、顔を合わせると脅威、脅威、脅威、こういうことが繰り返されるわけですが、少し冷静に議論していかなきゃいけないと思うんです。  冷戦時代は、米ソの力の均衡によって平和が保たれていた、こうおっしゃいます。しかし、一九六二年のキューバ危機のように、米ソが全面...全文を見る
○赤嶺委員 先ほどの中谷防衛大臣の答弁とどのぐらいの違いがあるかわかりませんが、北朝鮮の脅威ということを今度はおっしゃってまいりました。  では、いつ北朝鮮の問題をめぐって安全保障環境が根本的に変容したのでしょうか。  北朝鮮がNPTからの脱退を宣言したのは一九九三年です。当...全文を見る
○赤嶺委員 北朝鮮のこれまでの国際社会に対する態度、核・ミサイルの開発や、あるいは六者協議、二国間の交渉を含めて、これの繰り返し、繰り返しみたいなものはあった、それがずっと続いているわけですね。しかし、今の局長の答弁だと、いつのころからだと明確に言えるわけではないが、防衛計画大綱...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣、我が国の立場を聞いたのではなくて、そういう立場にある中国が、六カ国協議や核問題でも、北朝鮮に対して、国際社会と一致して、北朝鮮の核開発に対して、国際社会と一緒に北朝鮮に外交的圧力をかける、そういう前向きな態度に変わってきているんじゃないですかということを聞い...全文を見る
○赤嶺委員 答えているようで答えていなくて、やっと中国の役割が出てきたと思ったら、微妙な変化ということで、明らかに変わっているんですよ。中国も北朝鮮に対する態度は、ひところとは全然違うようになってきている。  私は、こういう議論をするときに、やはり思い起こさなきゃいけないのは、...全文を見る
○赤嶺委員 委員長がおっしゃったとおりで、今の答弁は、次に用意していた私の質問への答弁なんです。だから、全然私が聞いていることには答えないで、聞いていないことを先取りして答えている。しかし、大事な答弁でしたので、きょうのところは我慢いたします。  しかし、こういうことが続くと、...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣も、私が問題にして質問していることをよく理解していただきたいんですよ。  つまり、私は、北朝鮮や、NPT体制を壊すような国際的な活動、これは絶対許されませんよ、何度も批判してまいりました。しかし、核開発がこういう形で広がっていく背景に、アメリカの悪の枢軸発言...全文を見る
○赤嶺委員 さっき私の質問を先取りして答弁したことで、国防総省の北朝鮮に対する評価、つまり、北朝鮮は、国際社会から孤立する北朝鮮の立場からして現在の体制を維持することが何より重要だ、そうしたもとで、軍事的な挑発行為を事態がエスカレートしない範囲で行い、政治的、経済的な譲歩を得よう...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、北朝鮮というのは、今、金体制を維持するために必死になっている、そのために核保有国家として世界に認められようとして核・ミサイルの開発が始まっている、こういう状況だと思うんですよね。  安倍首相は先週の二十六日の審議の中で、重要影響事態が存立危機事態に至る事例...全文を見る
○赤嶺委員 どういう場合に飛んでくるかはわからない、だけれども、恐ろしい国だよ、脅威の国だよというようなことを言っていますが、アメリカの国防総省の報告の中でも、先ほどから、あの国は自分の国の体制を維持するだけで必死の態勢、そのために核を持とうとしている。こういう国がアメリカ相手に...全文を見る
○赤嶺委員 官房長官のお答えは伺いました。  谷垣幹事長はこうおっしゃっています。報道及び言論の自由を軽視するかのような発言がなされた、また、沖縄県民の思いを受けとめるべく努力してきた自民党の努力を無にするかのごとき発言がなされた、国民の信頼を大きく損なうもので看過できないと判...全文を見る
○赤嶺委員 今の努力の内容については、一つ一つについて大いに反論がありますが、ただ、きょうは、そういう自民党がやってきた辺野古移設という努力が、今、本当に圧倒的多数の県民から、政府のやり方は間違っている、このように強く厳しく政府に声が上がっているということは申し上げておきたいと思...全文を見る
○赤嶺委員 百田さんが言ったことについて政府の認識をただすことは、ちょっとこの後でやりたいと思います。  百田さんが言ったことじゃなくて、自民党の議員が、あれを見ていると、やはり沖縄はどこかおかしいと言ってあおっているわけですよね。それが沖縄タイムス、琉球新報を潰してしまえとい...全文を見る
○赤嶺委員 しっかり対応していないから、今改めて沖縄の基地負担軽減担当の官房長官に申し上げているんです。  どこが沖縄県民に対する侮辱、自民党のあそこに集まった国会議員の発言のどこがそうだったかということについては、官房長官、調査の上、きちんと県民に謝罪していただきたい、私はそ...全文を見る
○赤嶺委員 まさに官房長官が所属する党で、官房長官は、沖縄の基地負担軽減と言いながら辺野古の基地を押しつけているあなたの立場からして、こういう発言があれば、官房長官も党も一体となって県民を侮辱しているということになるじゃないですか。そういうことも認識できないようじゃ、沖縄に寄り添...全文を見る
○赤嶺委員 外務大臣も防衛大臣も、普天間基地の形成過程について、その認識を聞かせていただけますか。外務大臣からどうぞ。
○赤嶺委員 官房長官も、今お二人の大臣もおっしゃいましたけれども、民有地を戦争中に米軍が接収してという民有地というのが、土地であればこれは田んぼにもなり得るわけですよ。米軍は、サトウキビ畑と言うんですよ。大体、あそこは高い場所でしたから、田んぼなんかできるはずもないんですよね。田...全文を見る
○赤嶺委員 生活の場を奪ったという認識はありますか、住宅や村役場や。
○赤嶺委員 私は、これはヘーグ陸戦条約に違反するかどうかという問題もありますが、きょうはここはおいておきますが、普天間基地の形成過程、米軍に行くといつも言われるんですよね、サトウキビ畑でしたと。サトウキビ畑しか写していなくて、サトウキビ畑でしたと言う。僕は知らなかったんですが、あ...全文を見る
○赤嶺委員 官房長官、何よりも大事なことは、何でこんな世界一危険な基地ができ上がったかということですよ。この歴史を無視して、今、世界一危険だ、危険だ、何よりも大事なことは辺野古に移すことなんだと。こんなことを何回繰り返しても、誰も納得しませんよ。  宜野湾市のホームページに、普...全文を見る
○赤嶺委員 同じ考えではありません、県内に移設するというのは。改めてください。  それで、せっかく官房副長官をお呼びしたので。  今回の文化芸術懇話会という勉強会は、二十五日が最初の会合で、出席者には安倍首相に近い議員も多く、九月の総裁選を前に、首相の無投票再選の機運を高める...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
07月03日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第17号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  最初に、自民党本部で行われた勉強会の問題について質問をいたします。  先月二十五日、自民党の国会議員が文化芸術懇話会という勉強会を発足させました。作家の百田尚樹氏を招いて、自民党本部で初会合を行いました。  質疑応答の中で、出席した...全文を見る
○赤嶺委員 総理は、けさの答弁の中で、沖縄県民の気持ちを傷つけたとすれば申しわけない、こう述べられました。しかし、問題はその中身であります。  総理は、先ほどの答弁で、沖縄県民の思いに寄り添って負担軽減、沖縄振興に力を尽くしてきた我が党の努力を無にするかのごとき発言が行われたと...全文を見る
○赤嶺委員 私が伺いましたのは、今の、負担軽減のために自民党がやってきたこと、例えば地位協定で、環境部門で、これは地位協定の改定にも等しいと総理はおっしゃいましたが、そのように発言しているのは、さきの仲井真知事と外務省ですよ。中身は、これまでの日米間の環境の、全然実効性が伴わなか...全文を見る
○赤嶺委員 総理、この答弁は、この間は中谷防衛大臣が答弁いたしましたが、総理としては初めての答弁になりますが、総理も、一番県民が怒っているのは、何もないところに基地がつくられたというような認識、そこに対してやはり、あの宜野湾市で、市議会で、なかなか全会一致になるような議会ではあり...全文を見る
○赤嶺委員 官房長官はそう言わなかったんですよね。県議会の決議が根拠だとか、市議会の決議が根拠だとか。  当時、ラムズフェルド国防長官は普天間基地の上空を視察して、こんな世界一危険な飛行場と言って、驚いて発言して、それ以来ですよね、世界一危険な飛行場と言い出したのは。  それ...全文を見る
○赤嶺委員 まさに、民間空港と、それから沖縄の米軍基地、どこの米軍基地もそうでしょうが、いわば米軍は、戦場で起こることの全てを想定して訓練をしているわけですね。安全な運航が目標じゃないわけです。戦場の厳しさに耐えられるかというのが米軍の訓練の最大の目標ですから、何が危険であるかと...全文を見る
○赤嶺委員 いずれにいたしましてもというところからが問題なんですよ。いずれにいたしましてもじゃなくて、普天間基地の形成過程をきちんと押さえた場合に、あの危険な基地をつくったのは誰の責任かというのがはっきりしてくるわけです。  普天間基地は、一九七二年の本土復帰のころまで、現在の...全文を見る
○赤嶺委員 中谷大臣、私の質問に答えてほしいんですよね。  では、またもとに戻って質問いたしますが、先ほど総理は、普天間基地は役場や学校や住宅地を米軍が接収してと言いました。その接収する際に、米軍は、住民に対して何の説明もせずに、住民が収容所に入れられている間に勝手に接収したと...全文を見る
○赤嶺委員 もちろん対価の支払いもなかったわけですね。  それで、戦争が終わって米軍の直接占領下になったときに、住民は、入れられていた収容所からもとの土地に帰るように米軍から指示を受けました。しかし、普天間基地は既に金網で囲まれておりましたので、普天間基地の中の住民たちはもとの...全文を見る
○赤嶺委員 今まで私が何度言っても簡単に認めなかった問題なんですよ。  ただ、そのときに、やはり、親戚同士集まります、知り合い同士集まります。そして、普天間基地は今のような海兵隊の航空基地ではありませんでした。基地の中に入って野良仕事もできるような状態でもありました。  そう...全文を見る
○赤嶺委員 まさに、今日のような世界一危険な飛行場にしたのは日米両政府であるということを強く指摘しておきたいと思います。  自分たちで世界一危険な基地をつくっておきながら、その基地の返還を求めるのであれば辺野古にかわりの基地をつくれというのは、いかに不当な要求であるかということ...全文を見る
○赤嶺委員 総理、橋本・モンデール会談で何で普天間基地が問題になったかというのも、これもまた歴史的な経過がありまして、きょうはこの歴史的な経過まで入り込めないんですが、何で、そこでもさらに、日米両政府がどんなに県民への背信行為をやってきたか、これは次の機会にまた追及していきたいと...全文を見る
○赤嶺委員 苦難に思いをはせながらと言われるその言葉も戦後ずっと聞いてまいりました。そういう言葉とあわせて、沖縄のメディアはゆがんでいる、反政府的だとか、ゆがんだ県民意識をつくっている、そういうデマ、偏見に満ちた、しかも、私たち共産党こそ迷惑な話ですよ。そんなふうにして言われるよ...全文を見る
○赤嶺委員 メディアがどういう報道をするかというお話でなくて、沖縄のメディアはどうしても、基地問題のゆえに起こる事件や事故、それらを反映した新聞の紙面にならざるを得ない。つまり、メディアの報道内容の逐一について聞いているということではなくて、沖縄の報道の大もとには沖縄が抱える基地...全文を見る
○赤嶺委員 私は、沖縄のメディアが基地問題を取り上げていく、その紙面を見たときに、自民党の一部の方々が言うように、この紙面は偏っているな、ひどい新聞だなと見るのではなくて、沖縄の現実はひどいなと政権政党として責任を自覚して、もっと頑張らぬといけないなと思うのが筋だと思います。これ...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、今回起こった問題というのは、言論の自由、報道の自由、表現の自由という民主主義の根幹にかかわる問題であった、そういう認識をお持ちということですね。
○赤嶺委員 言論、表現の自由という問題について、私も考えてみました。  それは、国民が国家権力に干渉されないで表現する自由であり、民主主義のかなめであります。戦前、言論統制がしかれ、大政翼賛に走って侵略戦争に突き進むのをとめられなかった反省から、二度と戦争をしないために、必要な...全文を見る
○赤嶺委員 私は、今度の事態については、本当に、自民党、憲法違反の法案を出してきたその態度と合わさって、拭いがたい言論弾圧への疑念を抱かざるを得ない、このように考えております。  そこで、法案について伺います。  今回の法案は、存立危機事態という新たな概念をつくって、日本が海...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、私が質問したのは、日本に対する武力攻撃が発生をすれば武力攻撃事態、つまり日本有事になるわけでありますから、新しい概念である存立危機事態というのは、日本に対する武力攻撃は発生していないもとで認定するということでよろしいですね。そういうことを聞いているわけです。
○赤嶺委員 ですから、私、大変簡単なことを聞いているんですが、存立が脅かされる明白な危機があるときに、日本に対する武力攻撃が発生しないもとでも存立危機事態というのは認定するんですよね、そういうことに答えてください。
○赤嶺委員 武力攻撃を受けた場合と同様のというその答えの中には、武力攻撃を受けていない事態のもとで存立危機事態というのが認定されるということであります。  そうしますと、ある国、仮にA国、このA国が日本と密接な関係にあるB国に武力攻撃を行おうとした場合に、A国と日本との間ではど...全文を見る
○赤嶺委員 国際法的に認められるからいいんだという議論に国民は納得していないわけですよ。  つまり、日本が密接な関係にあるとするB国には武力攻撃が発生しているかもしれませんが、日本には武力攻撃は発生していない。そのときに政府が存立危機事態と認定して武力を行使すれば、A国の立場か...全文を見る
○赤嶺委員 そういうことはこれまでの憲法で認められていなかったわけであります。私は、この問題は非常に重要だと思います。  六月二十二日の参考人質疑で、内閣法制局長官を務めた阪田雅裕さん、宮崎礼壹さんのお二人が意見を述べました。  宮崎参考人は、存立危機事態の三要件等も念頭に置...全文を見る
07月08日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第18号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  一番最後の質問者ということになりました。五人の参考人の皆さんには、本当に参考になるお話を展開していただき、心から感謝を申し上げたいと思います。  まず、稲嶺参考人の方にお伺いをいたします。  日本国憲法が沖縄に適用されたのは、一九七...全文を見る
○赤嶺委員 ありがとうございました。  それでは、今回の法案と沖縄米軍基地の関係も先ほどから議論になっておりますが、この点で一点、稲嶺市長にお伺いしたいと思います。  今回の安保法制の検討のそもそもは、日米ガイドラインと一体になっているわけです。ガイドラインの内容を見てみます...全文を見る
○赤嶺委員 ありがとうございました。  それでは次に、古謝参考人にお伺いをしたいんです。  南城市は、市長がおっしゃるとおり、本当に悲惨な戦場になった地域でもあります。あの戦争を繰り返すまいということで、憲法九条が戦争放棄や戦力の不保持、そして交戦権の否認を定めたわけですが、...全文を見る
○赤嶺委員 次に、高嶺参考人にお伺いをいたします。  今の問題意識と共通しますけれども、少なくとも政府は、日本が武力攻撃を受けたときに防衛出動をするというのが憲法違反でないという専守防衛の解釈でした。  しかし、今回、安全保障環境が変更したために、その幅を広げる、攻撃を受けて...全文を見る
○赤嶺委員 そこで、高嶺参考人に安全保障環境の問題について伺いたいと思います。  政府が、安保法制を整備する必要性として、中国の海洋進出や軍事力の近代化、北朝鮮の核・ミサイルの開発の危険性を挙げております。そうした動きに対して、日米が平時から有事まで切れ目のない体制をとることが...全文を見る
○赤嶺委員 それでは、中山参考人にお伺いしたいんですが、先ほど中山市長のお話にもありましたが、ことしも七月の三日に、尖閣列島戦時遭難事件の慰霊祭が行われております。私も、八重山の報道も拝見をいたしました。  遺族会の慶田城会長は、慰霊祭での挨拶で、石垣島への自衛隊配備について遺...全文を見る
○赤嶺委員 ありがとうございました。終わります。
07月13日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会公聴会 第1号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、五人の公述人の先生方の大変専門的な知見、刺激的で、かつ、もっと議論したいなと思う場面もありましたが、当委員会での法案審査にかかわりまして、私自身がもっともっと深めていかなければならない問題点についてちょっと絞ってお伺いをしてい...全文を見る
○赤嶺委員 関連しまして、小澤公述人に引き続き伺いますが、今回の安保法制について、ほとんどの憲法学者が憲法違反との見解を示しております。憲法九条のもとで集団的自衛権の行使が認められる余地はないということであります。  その一方で、日本に対する武力攻撃が発生していないもとで、個別...全文を見る
○赤嶺委員 次に、安全保障環境の問題について、小澤公述人と、それから山口公述人にもお伺いをしたいと思います。  政府は、安保法制を整備する必要性として、中国の海洋進出や軍事力の近代化、北朝鮮の核・ミサイル開発の危険性を挙げております。また、一国だけで日本を守ることはできないとい...全文を見る
○赤嶺委員 ありがとうございました。  それでは、木村公述人にお伺いをいたします。  存立危機事態に関する御意見は、先ほどの公述で述べられました。  もう一つの憲法上の論点である武力行使との一体化、これについてはどのようにお考えか、お尋ねしたいと思います。  今回の安保法...全文を見る
○赤嶺委員 ありがとうございました。  引き続き、山口公述人と小澤公述人にお伺いをします。  実は私は沖縄県の出身でありまして、この問題についてもいろいろ議論をしていきたいという気持ちは強いんですが、法的な整備が行われて、そして実態的に基地の問題やあるいは自衛隊の配備などは沖...全文を見る
○赤嶺委員 地上戦を体験した沖縄では、やはり沖縄が軍事標的になるという問題が歴史的な問題としていつも提起をされております。  沖縄の難しい問題というお話もありましたが、今、日本の政治で大事なことは、沖縄の民意をどのように受けとめて、そしてやっていくかというところでありまして、そ...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
07月15日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第22号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  イラクでの陸上自衛隊の活動の教訓をまとめた行動史、中谷大臣は提出するとおっしゃりながら、いまだに全面開示された資料は提出されておりません。いつまでに提出をする予定ですか。
○赤嶺委員 検討しているというお話は、先週の穀田議員の質問以来、繰り返されております。  私は、今、いつまでに提出するのですかということを伺いました。いかがですか。
○赤嶺委員 理事会の決定ということは、やはり質疑は継続して、理事会も開かれるようにしていかなきゃいけないということだと思います。  ちょっと理事の皆さんで協議していただきたいと思います。
○赤嶺委員 大臣、大臣が出す方向で検討すると言っているのを、言論の府である委員会の理事会がこれは出しちゃいけない、そういうような話になりませんでしょう。  だったら、今から理事会を開いてくださいよ。それでやってください。
○赤嶺委員 今、委員長の御発言は、委員長として資料の提出を、出すことを求めたという理解でよろしいわけですね。  それでは……(発言する者あり)今持ってきてもらうということでありますので、ちょっと待ちたいと思います。
○赤嶺委員 今のは陸上自衛隊の資料であります。白い、情報公開、全面開示した資料が出回っている中で、私と辻元議員には黒塗りの資料が渡された。これは、大変国会を、法案を審議する上で国会議員に情報を隠蔽するやり方ではありませんか。だから今、怒りを持って質問しているわけです。  それで...全文を見る
○赤嶺委員 私たちの党だけではありません。この委員会でも民主党の議員の方々から求められ、理事会では岡田代表が繰り返し空自の資料の公表を求めておりました。  ですから、この点について、私、大臣の認識を伺いたいんですが、なぜ教訓資料の提出を求めるか。これは今回の法案審議の大前提だか...全文を見る
○赤嶺委員 防衛省が出す資料というのは、我々は何度も検討しておりますが、検討、精査の上出させてくださいと言って、ある資料のごときは一年間検討してほとんどのページが真っ黒、こういう資料を何度も私は経験しているんですよ。ところが、ずっと見ていったらわかるような資料であります。  空...全文を見る
○赤嶺委員 ありませんでしたというお答えでありますが、イラク特措法に基づく対応措置の結果報告があります。これによりますと、二〇〇六年度に十回、二〇〇七年度に十二回、脅威情報に起因する運航の取りやめがあった、このようにしております。  どういう情報があって運航を取りやめたんですか...全文を見る
○赤嶺委員 私、米軍のことを聞いているんじゃないんですよ。派兵された自衛隊のことを聞いているんですよ。それが、戦闘地域、非戦闘地域、現に戦闘が行われていない地域だとか、今度の法律に密接にかかわるから聞いているわけですよ。何で自衛隊のそういう情報を答えられないんですか。
○赤嶺委員 私、今、脅威情報のことを申し上げました。米軍に対する脅威情報じゃないです。自衛隊に対する脅威情報です。それを、回数も認めました。どんな脅威情報であったか、こういう資料が出されないということは、審議の大前提となる資料もない状態で我々は国会審議に臨まされている。これでは採...全文を見る
○赤嶺委員 まさに、出すべきものも出さなくて、きょう審議をして、そして採決までというような与党の提案は、これは絶対に受け入れられないということを申し上げておきたいと思います。  改めて、今回の資料、提出すべきものはすると言っておりましたが、脅威情報についても、米軍側からの情報な...全文を見る
○赤嶺委員 きょうは、この委員会の質疑が終わったら理事会が開かれて、質疑に資するさまざまな資料の提出について検討が行われなければいけないというぐあいに私は思います。  それで、今回の法案ですが、兵たん支援の内容も拡大しております。新たに弾薬の提供も可能としています。  イラク...全文を見る
○赤嶺委員 今の外務大臣の答弁で、米軍が当時バグダッド周辺で行っていた軍事活動を誠実に答弁しているとはとても思えないものであります。  米軍の陸軍士官学校で教えた経験のある軍事史の研究者、この方が当時の米軍の活動をホームページにまとめています。それによりますと、二〇〇七年六月以...全文を見る
○赤嶺委員 こんな答弁をするから法案の質疑が全く深まっていかないわけであります。  当時、どういうことを米軍がやっていたか。イラクやアフガンの帰還兵の証言をまとめた「冬の兵士」という本があります。そこでは、米兵が、キル、キル、殺せ、殺せ、こういう言葉を連呼しながら訓練を行い、イ...全文を見る
○赤嶺委員 先ほど私が述べたような米軍の行っている軍事掃討作戦、こういう作戦を行うような米軍の活動には弾薬の提供はしないと今法案でなっているんですか。
○赤嶺委員 全然違う答弁をしておりますが、今、私の問題提起は、一体化の議論の上で大変大事なポイントであります。日本が提供した弾薬を使って米軍が人を殺傷することになるわけです。これが武力行使との一体化でなくて何なのか。これが許されるというんだったら、一体化の議論など全く意味は持たな...全文を見る
09月11日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第39号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  まず冒頭、この数日来、北関東そして東北地方を襲っております水害、大災害について、被災者の皆様にお見舞い申し上げるとともに、政府におかれてもその対応、対策をしっかりやっていただきたい。私たちも災害対策本部をきのうつくりまして、塩川鉄也国対...全文を見る
○赤嶺委員 念のための確認ですが、戦没者には、軍人軍属以外に住民、民間人も入っていると考えますが、それでよろしいでしょうか。
○赤嶺委員 先ほど来の議論で、遺骨収集、遺族のもとに返還をするということと同時に、戦争を知らない世代に対する歴史の継承というのもありました。問題は、どんな歴史を継承するかだと思うんですよ。  沖縄に、ガマフヤーというボランティア団体が活動をしております。遺骨収集をすると戦争の実...全文を見る
○赤嶺委員 戦争の実相を知れば知るほど、祖国や家族を思い、遠い異郷の地で亡くなっていったという、その言葉だけでは語り尽くせない、いわば遺骨収集の現場での問題があると私は思うんですね。やはり戦争ほど残忍で汚辱にまみれたものはない、そういうようなことが遺骨収集から見えてくるわけですか...全文を見る
○赤嶺委員 そこで、ちょっと沖縄での遺骨収集が抱えている課題についてもお聞きしていきます。  沖縄では、米軍基地が返還をされて跡地利用の区画整理が始まるとか、あるいは自治体での区画整理事業が始まるとか、土地を掘り返したら必ずその公共事業の中で遺骨が発見されるケースが、数多くあり...全文を見る
○赤嶺委員 作業等要領を徹底しているので、遺骨収集作業に当たる事業者も遺骨の尊厳を守りながら丁寧にやるだろうというお話でしたけれども、これを読んでいっても、やはり、土を掘り返して、ベルトコンベヤーに土を載せて、その中から出てくる遺骨を拾う、こういうことについての留意というのはこれ...全文を見る
○赤嶺委員 収容された遺骨からDNA鑑定することも非常に困難でありますが、まず収集する場所で、激戦地であった場所で公共事業が今後行われる、そういうときの厳しいルール化、埋蔵文化財を調査するぐらいのルール化をしていく、こういうことを強く求めていきたいと思います。  それで、きょう...全文を見る
○赤嶺委員 実施時期についても、これは官房長官も同趣旨の発言をしていますから、難しい仕事を言いつけられたと思わないで、積極的に取り組んでいただきたいと思うんです。  遺骨は、沖縄においては、今新しい場所として次々発見されているのは終戦直後の収容所なんですね、米軍が管理しておりま...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、政府として責任を持って収容すべき遺骨があれば、米軍基地の中であろうとこれはやらなきゃいけない、そういう認識だと思いますが、大臣、それでよろしいでしょうか。
○赤嶺委員 終わります。      ————◇—————
11月10日第189回国会 衆議院 予算委員会 第22号
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○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  米軍普天間基地問題について質問をいたします。  沖縄県の翁長知事は、昨年十一月の県知事選挙における選挙公約に沿って、ことし一月、仲井真前知事による埋立承認に関し、法的な瑕疵の有無を検証するための第三者委員会を設置いたしました。同委員会...全文を見る
○赤嶺委員 今御説明がありましたが、行政不服審査制度というのは、国や地方公共団体による違法不当な処分によって国民の権利利益が侵害されたときに、お金や時間のかかる裁判に訴えなくても簡易迅速に救済を図ることを目的とした制度であります。不当に課税されたり、あるいは飲食店の営業許可を取り...全文を見る
○赤嶺委員 国民の権利利益を守る、それを防衛省が、今の説明だと、一般の事業者と同様の立場で処分を受けた、こうおっしゃっておりますが、今問題になっているのは、名護市辺野古への新基地建設であります。日米両政府の合意に基づいて、キャンプ・シュワブという米軍基地内に、普天間飛行場にかわる...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、私の今の質問は、執行停止についてではないですよ。何で、明らかに国の事業である基地建設事業でそういう行政不服審査法を使うことができるのか、こういうことを再度聞いたわけであります。  防衛大臣のこれまでの説明も、今までの国の姿勢と全く矛盾しております。  防衛大...全文を見る
○赤嶺委員 申請は国の立場で行いましたと。つまり、国でなければできないような資格を持って埋立申請をやったのが今度の辺野古の埋め立てであるわけですね。ところが、審査を受ける段階になったら突然私人の立場に変わる。こんなの納得できないじゃないですか。おかしいじゃないですか。国の立場で国...全文を見る
○赤嶺委員 同じ答弁の繰り返しでありますが、これを聞いていて、政府というのはその時々で都合よく立場を変えていくものだと怒りを禁じ得ません。  この問題をめぐっては、昨年から埋立承認の取り消し訴訟が行われてまいりました。その取り消し訴訟の中に、国が派遣した訟務検事、この訟務検事は...全文を見る
○赤嶺委員 あるときには我が国は私人となり、ある局面では国という立場になる、都合よく立場を立ち振る舞って、そして、行政不服審査法というのは国民の権利利益を守るための行政処分に対する不服の審査機関であるにもかかわらず、行政が行政に訴えて、これでは行政不服審査法にならないですよ。 ...全文を見る
○赤嶺委員 やはり、司法の判断だけになっていたら工事を始められない、そのために、工事を再開するために行政不服審査法という制度を使った、時には国の立場、時には私人の立場、それは工事を早く始めるためであったということであります。  ただ、行政不服審査法で言う執行停止にいっても、同じ...全文を見る
○赤嶺委員 今度は、国や私人の立場に加えて、防衛省の訴え、翁長知事が埋立承認を取り消してお手上げ状態だ、これは不当だから取り消してほしい、公正中立な審査をして執行停止にしてほしいということを国土交通省に申し立てた。ところが、政府全体としては、辺野古が唯一だという方針は国土交通大臣...全文を見る
○赤嶺委員 防衛省、防衛局が行った環境アセスでは、環境の保全は不可能だとまで言われたわけですね。それで、防衛局も、今とり得る最大限の措置をとっていて、これ以上やれと言っても、もうできないと言っているときに、結局、環境監視等委員会に頼ったわけですよね。環境の保全は環境監視等委員会が...全文を見る
○赤嶺委員 寄附の問題でいえば、通常の産学連携の一環だ、こうおっしゃるわけですが、例えば、「いであ」から寄附を受け取っていた荒井委員は、就任前は年間百万から二百万円だったのが、就任後は合計八百万円受け取っております。茅根委員も、就任前は五洋建設から年間五十万円を受け取っていました...全文を見る
○赤嶺委員 今、大変重大な答弁だったと思いますけれども、受注業者から委員への寄附金についてはやめるんですか、それともやめないんですか。どういうことですか。
○赤嶺委員 防衛省としては、疑念を抱くような事態が起こっていることは認めているけれども、受注業者から環境監視という立場に立つ、いわば研究者の皆さんへの寄附についてやめるかどうかは、これは環境監視等委員会の会議に任せる。こんなことでいいんですか。これでは絶対に公正中立は保てない。と...全文を見る
○赤嶺委員 全然納得できません。  環境監視委員会というのは、他の委員会とは違って、環境保全は不可能だと環境アセスの段階で言われた議論をまとめるために、専門家の委員会を設置するから大丈夫なんだといって埋立承認を仲井真知事からいただいた、いわば埋立承認の条件ですよ、これは。こうい...全文を見る
○赤嶺委員 環境監視委員会の審議で一番大事にされるべきは科学なんですね。科学的根拠があるかどうかですよ。しかし、環境監視委員が、ジュゴンの専門家、サンゴの専門家、いろいろいても、その全て、全体を科学的な根拠を持って審議できるというものじゃないわけですね。どういう科学者がどの問題に...全文を見る
○赤嶺委員 基地建設に反対する抗議集会が行われていて、そこでいろいろな地域周辺への影響がある、こういうことは、官房長官が呼び出して、お困り事はありませんかと聞く類いのものですか。  既にこういうことは名護の市議会で、そういう迷惑行為というのと、いや、これは正当な表現の自由、憲法...全文を見る
○赤嶺委員 抗議やデモがうるさいから補助金をくれと言うなら補助金を出すよというのが法的根拠がなくてもできるということですか、今の官房長官の答弁は。
○赤嶺委員 大変な答弁であります。これではもう法治国家ではありません。憲法上認められた権利。  夜間騒がしいと。夜間騒いでいるのは、皆さんが夜間資材を運ぶからじゃないですか。夜間工事をやって、早朝の工事まで。早朝はやらないという話でしたよ。それもやっているじゃないですか、あなた...全文を見る