赤嶺政賢
あかみねせいけん
小選挙区(沖縄県第一区)選出
日本共産党
当選回数8回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月04日 | 第190回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号 議事録を見る | ○赤嶺委員 これより会議を開きます。 衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。 これより委員長の互選を行います。 |
○赤嶺委員 ただいまの堀井学君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 | ||
○赤嶺委員 御異議なしと認めます。よって、渡辺周君が委員長に御当選になりました。 〔拍手〕 委員長渡辺周君に本席を譲ります。 〔渡辺委員長、委員長席に着く〕 | ||
01月12日 | 第190回国会 衆議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 米軍普天間基地問題について質問をいたします。 沖縄県の翁長知事は、昨年十月、第三者委員会の検証結果に基づいて、名護市辺野古への米軍新基地建設にかかわる埋立承認を取り消しました。 これに対し、政府は、私人の権利救済を目的とした行政...全文を見る |
○赤嶺委員 今御説明がありましたけれども、名護市内の米軍基地の総面積は約二千三百ヘクタールであります。米軍三沢基地を抱えて基地の面積では沖縄県に次ぐ青森県が二千四百ヘクタール、米原子力空母の母港横須賀基地や厚木基地を抱える神奈川県が約千七百ヘクタール、米軍横田基地を抱える東京都が...全文を見る | ||
○赤嶺委員 防衛大臣、どんな事件、事故が起きてきたかと聞かれて、いわゆる損害賠償請求にたどり着いたケースだけを国会で言う。たどり着くまでにどんな苦労があると思いますか。たどり着かないために、どれだけの人が泣き寝入りしていると思いますか。そんな生易しい話じゃないですよ、名護で起きて...全文を見る | ||
○赤嶺委員 全部、いろいろなことを切り張りして答弁しておられましたが、ガラスなどが割れた被害が出たら、被害を補償するのは当然ですよ。ところが、そういう実態じゃないんです。 今、事前の通告もやっているということをおっしゃっていましたが、二月十日に、午前三時から五時台にかけて、何...全文を見る | ||
○赤嶺委員 午前三時から午前五時にかけて百デシベル以上の爆発音を伴うような、そういう爆破訓練、これは事前に通知があったかと言ったら答えませんが、それに関しての被害補償をやったかというのは答え切れませんが、こんなのを尋常と考えているんですか。被害補償とか、そんな類いの問題ですか。こ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 実は、この廃弾処理場は、一九七八年に、沖縄の本島中部にある嘉手納弾薬庫の一部返還に伴って移設してきたものです。当時、移設条件をつけて名護市に代替施設を建設した、これが今、市民の騒音被害につながっているということではありませんか。 | ||
○赤嶺委員 名護市や名護の市議会は、この廃弾処理場の廃止、撤去を求めております。 大体、不発弾の処理というものを午前三時から午前五時にかけてやりますか。これは爆破訓練ですよ。こういう訓練を真夜中にやっている。こんな訓練場は廃止してほしい、撤去してほしい、こういうものだろうと思...全文を見る | ||
○赤嶺委員 防衛省はその案を何年前に策定いたしましたか。 | ||
○赤嶺委員 防衛大臣は、前の安保委員会で同じようなことを聞かれて答弁しておりますよ。十五年前なんですよ。十五年前に移設を、住民に被害がないように計画しています。この十五年間、何も進捗していないじゃないですか。繰り返されているわけです。 この辺野古の新基地建設にかかわって、政府...全文を見る | ||
○赤嶺委員 騒音防止基準を超えていないけれども、防音工事は学校についてはやっていると言いましたが、騒音防止基準で一番大事なことは、その近辺に飛行場があることですよね。飛行場がないから防音基準に達しないのは当然じゃないですか。達しないまでも、学校は余りにもひどいので防音工事をやって...全文を見る | ||
○赤嶺委員 総理の答弁も防衛大臣の答弁も、あちこち飛んで、よく整理しないとわからないんですが、一番の問題は、新しい基地が完成をしたら、そういう訓練も全部なくなるんですか。今、基地がなくてもこれだけの訓練をやっているんですよ。 防音基準を満たしていないと言うけれども、防音基準を...全文を見る | ||
○赤嶺委員 委員長、今の防衛大臣の答弁は普天間基地の場周経路にまで行っているんですが、それは次の次の次の質問なんですよ。大慌てで答弁書を読んでいるんですよ。場周経路の通告は次にあります。 私は、普天間基地と同じ程度の騒音が出ているとは言っていないんですよ。今、飛行場はないのに...全文を見る | ||
○赤嶺委員 これは北東からの風の際の飛行方向ということで出しているんですよ。 大体、防衛大臣、自分で答弁していておかしいと気がつきませんか。風向きによって安全な飛行経路をとるといえば、例えば、辺野古に行ったら海の上を飛ぶから住宅地上空は絶対飛ばない、こういう答弁ばかりしていま...全文を見る | ||
○赤嶺委員 非常にうつろに聞こえる答弁であります。 先ほど申し上げたように、辺野古には移すに移せない。現に被害が起こっている。そして、普天間の基地は一刻も早くなくさなければいけない。この二つの条件を満たすのは、実は、沖縄県民が出した、総理に提出をした建白書なんですよ。建白書と...全文を見る | ||
○赤嶺委員 相手方があることだからというのは、さっきの笠井議員の防衛大臣への質問に対する答弁のようなんですね。 だって、もうビラも出ているんですよ。島尻大臣も一緒に行ってやってきたというビラも出ているんですよ。何で国会に報告できないんですか。どこに誘致するんですか、島尻大臣。...全文を見る | ||
○赤嶺委員 時間が来ましたので終わります。 | ||
01月13日 | 第190回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案については賛成であります。 きのうの総理の答弁について伺いますが、昨日の予算委員会で沖縄の選挙結果と辺野古の新基地建設との関係について質問があったのに対して、総理は、安全保障にかかわることについては国全体で決めることであり、一地...全文を見る |
○赤嶺委員 辺野古が唯一という政府の考え方がどれだけ県民の民意から離れているかというのは、もう繰り返すことでもありません。きのうの議論の延長線上になりますから、きょうはそこは控えておきますが、ただ、国の安全保障といえども選挙の結果や民意は尊重すべきということは、防衛大臣はそういう...全文を見る | ||
○赤嶺委員 一方的に、国家の決意みたいなものを民意に反するようなやり方で押しつけようとすると、今のような沖縄県と政府との関係になっていきます。 そこで、きょうは、私は石垣島への自衛隊配備について聞いていきますが、こうした自衛隊の配備についても、当然、地元の同意が得られない限り...全文を見る | ||
○赤嶺委員 国が勝手に進めることではない、そういうことですね。 | ||
○赤嶺委員 それでは、改めて伺いますが、去年の十一月に防衛省の若宮副大臣が石垣市を訪れ、石垣島に陸上自衛隊を配備するという方針を示しました。 具体的にどのような部隊を配備する計画なのか、部隊の任務、装備、規模を明らかにしていただけますか。 | ||
○赤嶺委員 八重山毎日新聞が、去年の十二月に、防衛省が石垣島か宮古島に陸上自衛隊のヘリ部隊を配備する検討を進めていると伝えております。 ヘリ部隊の配備も検討しているんですか。 | ||
○赤嶺委員 ヘリ部隊の配備の可能性は検討している、どの地域だと特定しては言えないと言いますが、やはり宮古とか八重山とか、そういうことも念頭に置いて検討しているということですよね。 | ||
○赤嶺委員 先島といったら宮古とか八重山とかしかないわけですからね。 それで、石垣島に配備される部隊、これの防護範囲に尖閣諸島周辺は入るんですか。 | ||
○赤嶺委員 地対艦ミサイル部隊も配備するということであります。地対艦ミサイルの射程はどれだけですか。尖閣諸島周辺も射程におさめることになるんですか。 | ||
○赤嶺委員 二〇一三年の十一月に自衛隊の統合演習がありました。そのときに、石垣島に当初、地対艦ミサイル部隊を展開させる計画でありました。これに対して、石垣市の中山市長は、違和感がある、落下物を撃ち落とすPAC3とは意味合いが違う、地対艦ミサイルは攻撃するものなので反対する、このよ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 防衛省のホームページを見ましたら、「八八式地対艦誘導弾システム(改)の運用イメージ」という資料が掲載されておりました。 それを見ると、ミサイルを搭載した発射機だけではなく、射撃統制装置、指揮統制装置、捜索標定レーダー装置などを搭載した車両が幾つも描かれています。 ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 私、このイメージを見ながら、石垣の深い山を思い出して、山の背後からミサイルを発射する光景をイメージしたときに、これは私が考えている石垣島じゃないな、みんなが愛している石垣島じゃないなという印象を強く持ったところであります。 改めて、石垣に、八重山に自衛隊を配備する...全文を見る | ||
○赤嶺委員 退去要求などのなど、これは何ですか。 | ||
○赤嶺委員 いや、退去要求はわかるんです。などというのがついていますから、などというのはどういうことですか。 | ||
○赤嶺委員 私たちは、尖閣諸島について言いますと、日本の領有は歴史的にも国際法上も正当だという見解を持っております。ですが、一方で、尖閣諸島の領有権をめぐって日中間で争いが起こっていることも、これも事実であります。 そうしたもとで、十二日付の読売新聞でしたか、報道がありました...全文を見る | ||
○赤嶺委員 尖閣と石垣島の部隊が連動していく、非常に危険だということを指摘して、質問を終わります。 | ||
02月25日 | 第190回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号 議事録を見る | ○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、米軍基地にかかわる環境汚染の問題について質問をいたします。 沖縄県企業局は、一月十八日、米軍嘉手納基地周辺の河川を水源とする北谷浄水場で高濃度の残留性有機汚染物質PFOSが検出されたことを明らかにいたしました。二〇一四年二月...全文を見る |
○赤嶺分科員 このPFOS、ストックホルム条約第四回締約国会議での指定決定を受け、日本でも、二〇一〇年からですか、化審法の第一種特定化学物質に指定をされているわけですね。 それで、沖縄の地元紙に、京都大学の小泉昭夫教授のコメントが出ておりました。現時点のPFOSの値で浄水場か...全文を見る | ||
○赤嶺分科員 締約国、アメリカやイギリス、かなり早くから、輸入の制限や、販売や使用の禁止が行われてきているわけです。 経産省に伺いますが、日本国内でPFOSの製造や使用、輸入が禁止されたのはいつですか。 | ||
○赤嶺分科員 先ほどアメリカやイギリスの例を説明していただいたんですが、既に二〇〇〇年代の初頭から国内法で製造、使用、輸入などを禁止していましたが、日本が本格的に取り組み始めたのは、今御説明があったように約十年おくれなんですね。何で十年もおくれてしまったんですか。 | ||
○赤嶺分科員 日本で判断するというよりも、世界の動きをいろいろ見ていたというような感じでしか受けとめられないわけです。 厚生労働省に伺いますが、沖縄県企業局の発表文書を見ますと、水道水における規制値の状況について、現在まで目標値の設定がなされていないとのことであります。文書の...全文を見る | ||
○赤嶺分科員 伺っていて、やはりこれは人の健康や安全にかかわる問題であります。危険性が証明されてから対応するのでは手おくれだと思うんですよね。おそれのある段階で対応するという姿勢が必要ではないかということをまず指摘しておきたいと思います。 そこで、防衛省に伺いますが、沖縄県は...全文を見る | ||
○赤嶺分科員 外務大臣に伺います。 アメリカ側の回答によりますと、嘉手納基地ではほとんどのPFOS含有水成膜泡消火薬剤を取りかえた、このようにしています。ところが、その一方で、今の回答の中で、業界の標準的な慣行に従って使用している、こう述べております。 ほとんどの消火剤を...全文を見る | ||
○赤嶺分科員 この要請についてもまた伺っていきますが、先ほどの回答文の中で、これは防衛省に伺いますけれども、業界の標準的な慣行に従って使っている、このように米軍は答えております。これはどういうことでしょうか。 | ||
○赤嶺分科員 回答の中身を防衛省がわからないというのであれば、これはもう回答になっていないですよ。 経産省に伺いますが、例外的にPFOSの使用が認められる場合が日本の国内でもあります。それはどういう場合なのか。その場合、保管や漏出した場合の対応について基準があると思いますが、...全文を見る | ||
○赤嶺分科員 日本の国内で使う場合でも限定された業種になっていますし、使い方についても非常に厳重な基準が定められて、例外的に使われる場合があるとしても、漏出を避けるための措置が義務づけられているということであります。 防衛省に伺いますが、米軍は、日本の国内法令で定められている...全文を見る | ||
○赤嶺分科員 私は、この辺を疑ってかからなきゃいけないと思うんですよ。回答をそのままうのみにしていて県民の命と安全が守られるかという問題が、それをよく示す例として、嘉手納基地での泡消火剤の漏出事故に関して、ジャーナリストのジョン・ミッチェルさんが情報公開で入手した資料を提供してい...全文を見る | ||
○赤嶺分科員 つまり、防衛省には連絡が、事故の通報はなかったということですか。 | ||
○赤嶺分科員 だから、漏れ出しても、日本の国内法の基準に基づいてやっているかといえば、それもやっていない。二十四時間たったら泡は消えるだろう。 ミッチェルさんによりますと、この漏出した消火剤はJET—X二・七五%という種類で、がんや、神経系、生殖機能の障害をもたらすおそれがあ...全文を見る | ||
○赤嶺分科員 そんな取り決めがありながら、何で通報がなかったんでしょうかね。 去年の五月二十三日の漏出事故について、どのような事故だったのか、なぜ通報しなかったのか、消火剤を回収する措置はとったのか、これをアメリカ側に確認し、報告することが必要だと思いますが、外務大臣、いかが...全文を見る | ||
○赤嶺分科員 情報の提供なんてないんですよ。大事な事故でも漏れなくやっているかといえば、そういうことをやっていない。 沖縄県企業局は、二十二日に今月の測定値を公表しております。六つの測定地点全てで前回の測定値を上回っていて、PFOSが検出される状況が続いています。一体何で汚染...全文を見る | ||
○赤嶺分科員 これでは、全ての判断を米軍側に委ねているようなことになってしまいます。これでは、外務大臣、今度の環境補足協定、従来の日米合意と変わりませんよ、立ち入れないのであれば。 そもそも今回のPFOSの漏出は、環境補足協定に規定する環境に影響を及ぼす事故に該当するのかしな...全文を見る | ||
○赤嶺分科員 継続的にずっとPFOSの値が高く出てきているわけですよ。 私も、嘉手納基地の中を流れている大工廻川、基地のそばで見てきました。一番高い値が出ている。これはもう嘉手納基地のPFOSの使い方に問題があることは事実なんですね。疑いようのない事実です。河川の調査も求めて...全文を見る | ||
○赤嶺分科員 終わりますけれども、こんな環境汚染、しかも、飲料水にかかわる問題を解決できないようでは、これで主権国家かというようなことが疑われる事態であります。県の立入調査、サンプル採取を強く求めて、質問を終わります。 | ||
03月08日 | 第190回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 米軍普天間基地問題について質問をいたします。 三月四日、辺野古への米軍新基地建設をめぐり、国と沖縄県との和解が成立をいたしました。和解条項には、双方が訴訟と審査請求を取り下げ、沖縄防衛局は直ちに埋立工事を中止すること、国と県が円満解...全文を見る |
○赤嶺委員 是正指示については、おっしゃったとおりに和解条項に書いてあります。だが、いつ出すかまでは書いてあるわけではないんですね。 政府として、直ちに是正指示を出すことを、総理と翁長知事の会談の前に決めていたのか、それとも、会談の後、関係閣僚会議などを開いて決めたのか、どち...全文を見る | ||
○赤嶺委員 四日の翁長知事と総理が面談をした後、是正指示を出すことを決めたんですか。どこで決めたんですか、誰が決めたんですか。 | ||
○赤嶺委員 和解条項に是正指示について書かれていることはもう百も承知の質問なんですよ。 ちょっと国交省に聞きますが、その是正指示を出すことを決めたのは、総理が翁長知事と会う前ですか、会った後ですか。 | ||
○赤嶺委員 そうすると、既に、関係閣僚会議で和解を受け入れるということを決めたわけですから、そのときは是正指示に進むことも決めていた、そういうことですね。 | ||
○赤嶺委員 和解が成立しなきゃ是正指示を出せないのは当たり前じゃないですか。今聞いているのは、総理が翁長知事と会う前ですか、会った後ですかということですよ。 関係閣僚会議というのは、翁長知事と会う前に開かれて、和解の受け入れを決めたわけですよね。翁長知事と安倍総理が会って、そ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 いや、私は、その手順をもうちょっと踏み込んで聞いているわけですよ。 総理が翁長知事と会う前に、既に政府においては是正指示を出すことを決めていたんですか、その後ですか。大臣は答えませんから、国交省、答えてください。 | ||
○赤嶺委員 和解が成立をして、そして円満解決、これから協議に入るときに、沖縄の立場から見れば、いきなり是正指示で、もう一度裁判をやろうじゃないか、もう一度裁判に出てこい、裁判をやれるならやってみろという雰囲気ですよ。(発言する者あり)そんなことないと笑っているから、いつまでたって...全文を見る | ||
○赤嶺委員 和解勧告文について聞いたわけです。和解勧告文の中で、代執行訴訟に訴える政府のやり方は、改正された地方自治法の精神にも反する状況だ、裁判長はそういう和解勧告文を出したわけですよ。あなた方が間違っている、裁判長はそう指摘しているわけですよ。沖縄県は、そういうやり方について...全文を見る | ||
○赤嶺委員 政府は、あなた方は、仲井真知事の埋立承認は正しいといって、とるべきでない代執行訴訟という手段をとって、余りにも乱暴だと言われて和解勧告が出された、そういう経過であるわけです。だから代執行訴訟をおろしたわけでしょう。 それで、一昨年の名護市長選挙、沖縄の県知事選挙、...全文を見る | ||
○赤嶺委員 熟慮とおっしゃいますけれども、熟慮しないで、地方自治法の精神に反して代執行訴訟をあなた方が提起したことから間違いが始まったんです。 政府の考え方の一方的な押しつけ、それを訴訟合戦だと言いますが、行政不服審査法に基づいて執行停止をやるという、およそ行政法の専門家の間...全文を見る | ||
○赤嶺委員 それにしても、そういう答弁が出るにしては、一方的な辺野古推進にこだわっている。ここを改めない限り、普天間の基地の危険性の除去は進みません。 結局、工事が中止ということになりましたけれども、確認をいたしますが、これまで政府は、在沖米軍基地の統合計画で、普天間基地の返...全文を見る | ||
○赤嶺委員 そうすると、二〇二二年度またはその後というのは見直さざるを得ないということですね。 | ||
○赤嶺委員 私は、そういう事態になって、普天間基地の危険性の除去にどう対処するか、大事な課題が提起されていると思うんです。 今度の宜野湾市長選挙は、辺野古が争点にならなかったとかいろいろな問題がありましたが、一致点があったんですよ。普天間基地の返還は移設条件をつけたから二十年...全文を見る | ||
03月10日 | 第190回国会 衆議院 本会議 第15号 議事録を見る | ○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表し、在日米軍駐留経費負担特別協定について質問をいたします。(拍手) 初めに、米軍普天間基地問題です。 辺野古への新基地建設をめぐり、政府と沖縄県との和解が成立し、埋立工事は中止されました。 安倍首相は沖縄県の翁長知事と会談し、今後は...全文を見る |
03月23日 | 第190回国会 衆議院 外務委員会 第6号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、外務委員会で質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。 きょうは、三月十三日に沖縄県の那覇市で起きた、米兵による女性暴行事件について質問をいたします。 まず、警察庁にこの事件の概要を説明していただきたいと思いま...全文を見る |
○赤嶺委員 報道等でも、今回の事件について、準強姦事件、このようにされておりますが、この準強姦とはどういう犯罪なのか、ちょっと説明していただきたいと思うんです。 つまり、準という言葉がついていることから、未遂だとか、あるいは強姦よりも軽い罪だとか、こう受けとめられていることも...全文を見る | ||
○赤嶺委員 強姦罪と法定刑上同様のものだと。女性の人権を著しく踏みにじる重大犯罪であります。 また、被害者は、観光で那覇を訪れ、安全、安心であるべきホテルでこのような被害に遭いました。熟睡状態で抵抗できない被害者を自室に連れ込んで、米兵が犯行に及んだ。これはいかなる理由があっ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 いつもこういう事件が起こるたびに、綱紀粛正だの再発防止だのそういう言葉が使われるわけですが、沖縄の人たちは、この事件をやはり七十年間の歴史に重ねて、事件が起きたときに受けとめるわけです。 きのう全会一致で県議会で抗議決議が上がっておりますが、女性に対するこのような...全文を見る | ||
○赤嶺委員 この容疑者である一等水兵は、外出規制措置の対象であった。 ところで、沖縄県警によりますと、今回の事件の発生日時は十三日の午前一時十四分から四時五分の間としています。まさに外出が規制されている時間帯に事件が発生しているのであります。 なぜ外出規制の対象者が禁止時...全文を見る | ||
○赤嶺委員 外務大臣、こういう北米局長の、リバティー制度は米軍の自主的な規制であるのでわからないと言う。関心を持っていないんですね。何で外出禁止時間帯に、外出禁止をされている兵隊が事件を起こすのかというぐあいに疑問が出るのは当然じゃないですか。なぜですかと聞いたら、わかりませんと...全文を見る | ||
○赤嶺委員 私が聞いたのは、ワーキング・チームでリバティー制度をいろいろやってきたというんですが、実際に外出規制をとったそのときから、結局、朝帰りをすればゲートでは取り締まりもなくなって何のおとがめもないからということで、一旦基地の外に出た米兵たちが明け方まで基地の外をうろつき回...全文を見る | ||
○赤嶺委員 私は、米側がペナルティーをかけようにも、抜け穴だらけではペナルティーもかけられない、その抜け穴について対策をとることが大事じゃないか、外務省はその抜け穴があることも認識していたはずだと、繰り返し聞いているわけですよ。答弁は、別の答弁を繰り返しているわけですね。まともに...全文を見る | ||
○赤嶺委員 あれだけ抜け穴が問題になって犯罪に結びついておきながら、そのことを議論したけれども、それがどんな具体的な措置がとられたか、北米局長が知らない。 こういうワーキング・チームが過去何回も開かれておりますが、そのワーキング・チームの全ての議事録を公開していただけますか。 | ||
○赤嶺委員 ワーキング・チームで検討の課題になったことについてどんな結論が出たか、今定かでないと言う。それで公開を求めたら、公開できないと言う。これでは、日本政府が、米軍犯罪の再発防止だというけれども、どんな対策をとったか、県民には全然納得できないじゃないですか。 もう一点、...全文を見る | ||
○赤嶺委員 その後、緩和されて、二〇一四年の十二月に基地の外での飲酒を解禁して以降、事件が再び頻発するようになりました。 とりわけ那覇市内では、昨年五月から六月にかけて、米軍絡みの事件、事故が立て続けに起こりました。那覇市内の国際通りで、ビルの軒下で休んでいた男性がいきなり顔...全文を見る | ||
○赤嶺委員 リバティー制度の抜け穴についても曖昧な認識、規制緩和をした後に那覇市内で事故が頻発して、那覇市議会で意見書が上がっているにもかかわらず、具体的な対応は米軍がやることだと言って、大体、基地を提供している外務省や防衛省に当事者意識が全くないわけですよ。 外務大臣は今、...全文を見る | ||
04月01日 | 第190回国会 衆議院 外務委員会 第9号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、先島諸島への自衛隊配備について質問をいたします。 防衛省は、昨年五月以降、副大臣らが宮古島、石垣島を訪れ、新たな陸上自衛隊の部隊を配備する方針を明らかにしました。 宮古島の候補地とされた地元の福山、野原という自治会組織...全文を見る |
○赤嶺委員 そこで外務大臣に伺いますが、外務大臣は、昨年の安保法制の審議の際に、日本政府として中国を脅威とみなしていないことを明らかにしています。この立場、今も変わりありませんか。 | ||
○赤嶺委員 防衛省も同じ見解ですか。 | ||
○赤嶺委員 去年の七月に、宮古島の自衛隊協力会が開いた住民説明会があります。その説明会で、沖縄地方協力本部長の山根氏は次のように説明をしています。ちょっと読み上げてみたいんですが。 最も彼らが厄介なのが何かといったら、これです、国防費。十年で四倍、そして二十年で十倍になってい...全文を見る | ||
○赤嶺委員 山根氏はさらに引き続いて、中国が沖縄本島と宮古島の海峡を抜けて海洋進出を進めている事例として、小笠原の中国漁船によるサンゴの密漁を挙げています。しかし、この問題も、日本政府と中国政府が連携して対応に当たっていた問題であります。 地元の住民団体が反対を表明しているに...全文を見る | ||
○赤嶺委員 その防衛省から宮古島で説明している人が、政府見解と違うような、中国は世界一の最強の軍隊を持つようになるんだとか、サンゴの密漁をとってみても軍事的な対応が必要になってくるんだとか、いわゆる脅威をあおるような説明をしているわけですね。そういう説明でいいわけですか。いかがで...全文を見る | ||
○赤嶺委員 いや、山根さんは政府の代表として説明に行ったわけでしょう。それが先ほどの政府の説明と違っているじゃないですか。それを聞いているんですよ。そういう説明の仕方、やめるべきじゃないかということを聞いているんですよ。いかがですか。 | ||
○赤嶺委員 世界最強の軍隊になるとか、小笠原のサンゴの密漁の対策の上でも中国の脅威に対して軍事的対応をするというのが政府の立場ですか。 | ||
○赤嶺委員 シンクタンクの見解の一つ一つを政府見解だということで、そういう立場で向こうでしゃべっているわけですね。これは政府見解とも違って、いたずらに中国の脅威をあおるようなやり方ではないかと思うんです。私たちはその文書全体について持っております。防衛省としても、ちゃんと把握の上...全文を見る | ||
○赤嶺委員 異なる見解、そして緊張状態、これを対話と協議を通じて情勢の悪化を防ぐというのが日中間の合意であります。 どのような説明を行ったとしても、現実には、尖閣諸島をにらんだ対応であることは明らかであります。とるべきは、日中間の平和的、外交的な解決の努力を強めること。軍事的...全文を見る | ||
○赤嶺委員 武田副大臣の来島の後に、一月十五日の地方協力本部長との懇談、三月十三日の沖縄防衛局、地方本部長との懇談で、先ほどのような、用地について取得してほしいと市長が言ったと、これはテレビの画面に映っているんですよ、文書の文字も全部。 そういう事実は確認しているかということ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 それでは、資料を要求したいんですが、昨年の五月までに宮古島市長と防衛省側が面談したことはあったかどうか、そして、その日時、出席者、面談内容、これを明らかにしていただけますか。 | ||
○赤嶺委員 どんなふうに候補地を選定していったのか、配備の大前提にかかわる問題です。非常に不透明な過程があります。 宮古島市長と防衛省との会談の記録を明らかにするよう求めまして、質問を終わります。 | ||
04月20日 | 第190回国会 衆議院 外務委員会 第10号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私も、十年以上も九州沖縄比例代表ということで、熊本、大分の被災地、大変ふだんから大きな御支援をいただいたところであります。改めて、犠牲になられた皆さん、被害に遭われた皆様に心からの哀悼とお見舞いを申し上げたいと思います。 そこで、き...全文を見る |
○赤嶺委員 つまり、和解協議には入ったけれども、実質的には、和解の内容に立ち入っての日本政府と沖縄県との話し合いはまだ全く行われておりません。いない中で、辺野古が唯一の選択肢だということを、外務大臣も総理も日米外交の場で繰り返しているわけですね。 一方で、福岡高裁の那覇支部は...全文を見る | ||
○赤嶺委員 和解案の一番の特徴で注目を集めるのが、円満な協議ということを政府にも沖縄県にも求めている。 翁長沖縄知事は、円満解決に向けた協議について、もともとお互いに考え方を持っているわけであり、そういうものを持ちながら議論を進めるということだ思うと臨む姿勢を明らかにしている...全文を見る | ||
○赤嶺委員 どうも、外務大臣、まどろっこしいんですが、これまでは行ってきたけれども、今度は行わなかったということであるわけですね。 ただし、辺野古の問題についてオバマ大統領も関心を持ったとされております。沖縄の負担軽減というのであれば、普天間基地の五年以内の運用停止が一番核心...全文を見る | ||
○赤嶺委員 普天間の危険性の除去が原点だと繰り返しおっしゃるわけですね。沖縄の負担軽減という場合は、誰が考えても、普天間の危険性の除去、これを最優先してやるべきだと。 それで、沖縄県と政府が対立しているとはいえ、五年以内の普天間基地の運用停止については、国も沖縄県も宜野湾市も...全文を見る | ||
○赤嶺委員 明示的に皆さんが取り上げたのは、辺野古が唯一の選択肢だということの繰り返しなんですよ。 しかし、仲井真知事が日本政府との間で五年以内の運用停止ということを約束したときには、辺野古の基地の完成は十年後ですよ。つまり、辺野古の基地の完成を待たずに普天間は五年以内に運用...全文を見る | ||
○赤嶺委員 明示的にやりとりして、みんながわかるようにすることが大事なんです。そういうことを申し上げておきたいと思います。 次に、臨時制限区域の問題ですが、四月十四日の作業部会では、沖縄県がブイやフロートの撤去を求めたのに対し、政府は、フロートの撤去には応じる姿勢を示したわけ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 一方的な態度ばかりとっているんですよ。 あそこにブイやフロートが設置されたり、臨時制限水域が改めて設けられたのは、皆さん、埋立工事をするためですよね。しかし、今、埋立工事をする根拠はないわけですよ。翁長知事の埋立承認取り消しが有効なわけですから。 だから、埋め...全文を見る | ||
○赤嶺委員 フロートが撤去されるのは、やはりこれは埋立承認が取り消されたことが大きく影響しているわけですね。 ブイの設置も臨時制限区域も、埋立承認が取り消されたならば法的根拠がなくなるわけですよ。撤去しないという法的根拠はありますか。 | ||
○赤嶺委員 法的根拠も全く曖昧なままです。 終わります。 | ||
04月26日 | 第190回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、沖縄の子供の貧困についていろいろ議論をしていきたいと思います。 極めて深刻な実態は先ほど来から繰り返されておりますが、ことしの三月二十四日に、沖縄子ども調査、調査結果が発表されました。沖縄県の子供の相対的貧困率は、全国の一...全文を見る |
○赤嶺委員 さまざまな議論があるんですか、沖縄の貧困の要因について。その要因についての認識、それは沖縄の地域社会が背負ってきた歴史と無関係ではないし、広大な基地の存在と無関係ではないと思いますが、大臣はそういう認識に立たれないんですか。 | ||
○赤嶺委員 私が聞いているのは、そういう状況は調査で数字も出てもうわかっているんですよ。その要因、原因について認識を聞いたわけです。 さまざまなということがありますが、沖縄の背負ってきたあの戦争、戦後の異民族支配、そして今なお広大な基地に囲まれている、これが県民の貧しさの要因...全文を見る | ||
○赤嶺委員 大臣の決意を聞いたのではなくて、今、経済か基地か、そういう対立構図がこれまでの沖縄の議論にあったというお話もありました。 実は、二〇一一年の議論というのは、沖縄振興法の議論に関して、公共事業やインフラ整備もあるけれども、大事なことは、やはり沖縄の地域社会の貧しさを...全文を見る | ||
○赤嶺委員 私は、沖縄の子供の貧困について、内閣府が進める中で違和感を持つ発言があるんです。それは、沖縄では行政が行き届いていないから。これは内閣府の紙にも書いてありますよ。 行政が行き届いていないから沖縄の貧困が深刻だという認識で取り組んでもらっては困ると思っているんです。...全文を見る | ||
○赤嶺委員 聞かれていることに全く答えをいただいておりません。やはり、七十年間県民が背負ってきた歴史という認識の上に立って子供の貧困に取り組む姿勢がなければ、県民と一緒になって子供の貧困が解決に向かうということはあり得ないと思います。私は大臣にその姿勢を強く求めておきたいと思いま...全文を見る | ||
○赤嶺委員 もう一つは支援員の問題なんですが、私も、いろいろ自治体を回って意見を担当者から聞いてみました。一番心配しているのは、まず支援員の確保がなかなかやりにくいと。 支援員を実際に確保できて事業がスタートしているのは、四月からスタートしたというのは那覇市ぐらいだと思います...全文を見る | ||
○赤嶺委員 那覇市は、いわば生活困窮者自立支援法を活用して三年前からモデル事業をやってきたんですね。これも十分の十の補助金が国からあって、それで経験が蓄積されているわけです。 それ以外の市町村は、那覇市や沖縄市、都会はいいですよ、しかし、離島も含めて町村はやはり支援員の確保が...全文を見る | ||
○赤嶺委員 本当に支援員の正規雇用というところに踏み込んでいかなければ、支援員として子供たちに寄り添って、しかも、学力も向上させようとか、いろいろ役割を持っているわけですから、困難だと思うんです。そこはこれから検討していただきたいと思うんです。 もう一つ。沖縄県は、法律に基づ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 緊急対策事業といって、沖縄県はまた貧困対策事業をやっている。二本立てなんですよ。だけれども、地方自治体が一番今緊急性を感じているのは就学援助金なんですよ。就学援助金に対するいわば財政補助があれば、本当に要保護、準要保護世帯の子供をカバーできると言っているんですね。これ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 支援員や居場所というのは、那覇市などで実績を上げてきた蓄積もありますから、それを一概に否定するものじゃないんですが、ただ、考え方として、沖縄振興法の一環でやるわけですよね、今度の子供の貧困対策緊急事業というのは。沖縄振興法の精神というのは、この間の沖縄振興法からは、沖...全文を見る | ||
○赤嶺委員 事業は一本化して、効率あるもので進めていっていただきたいということをお願いして、質問を終わります。 | ||
05月24日 | 第190回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 五月十九日、沖縄県うるま市在住の女性の死体を遺棄したとして、元米海兵隊員で嘉手納基地に勤務する米軍属が緊急逮捕されました。被害女性が四月二十八日以降行方がわからなくなっていることが地元紙で報じられて以降、私たちも非常に心配をしておりまし...全文を見る |
○赤嶺委員 こういう事件が起こると、大体、沖縄県民に謝罪するという言葉が繰り返され、アメリカには抗議をしましたということが言われ、そして、再発防止、綱紀粛正。決まり文句なんですね。 何で決まり文句だと政府が批判されているか。それは、日本政府に当事者意識が全くないからですよ。何...全文を見る | ||
○赤嶺委員 リバティー制度について何を確認したかと言っているんですよ。 つまり、リバティー制度、外出禁止時間帯が決められている、ところが、外出禁止時間帯の中で帰ってくるんじゃなくて朝帰りすればおとがめがないので、外出禁止時間帯は基地の外で米兵がうろうろしている、そういう抜け穴...全文を見る | ||
○赤嶺委員 それを信じたんですか。アメリカ側のそういう説明を信じたんですか。 だって、三月の事件というのは外出禁止措置の時間帯で起こっているんですよ、基地の外で。しかも、外出禁止措置がかけられている兵士ですよ。それが何で起こったかという原因解明をするために米側に聞いたら、いや...全文を見る | ||
○赤嶺委員 防衛大臣、別に質問をぶつけるわけじゃないんですが、今のような説明をして、要するに、政府はより実効性のある再発防止策ということを言って、リバティー制度を防衛大臣も説明されました。しかし、そのリバティー制度というのは抜け穴がある。時間外に基地の外に出て、そして時間外に帰っ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 リバティー制度というのは外出禁止ではなくて外出制限だ、外に出ていくときは宿泊しておればいいと。まさに三月の事件というのは宿泊先で起きた事件ですよね。 では、あの犯行に及んだ米兵は皆さんの言うリバティー制度に違反しているわけではなかった、こういうことになるんですか。 | ||
○赤嶺委員 違反していないということになるんですよね。防ぎようがなかったということになるんですよ、リバティー制度では。 防衛大臣、そういう制度でいいんですか。 | ||
○赤嶺委員 再発防止策をつくるためにワーキングチームが設置されていると。ワーキングチームではそういう制度をつくっているんですか。再発防止のための制度を、いろいろ沖縄県や米軍が集まってつくっているんですか。 | ||
○赤嶺委員 意見を述べ合い議論をするだけなんですよ。合意をするということはないんですよ。これも全く実効性がない。 先ほどちょっと抜き打ち検査の話がありましたけれども、ゲートでの出入り管理、これを強めるために抜き打ち検査というのもありましたが、外務省、それに対して何かおっしゃい...全文を見る | ||
○赤嶺委員 懸念を表明し、努力してくださいよというお願いなんですね。米軍を規制するものは何もないわけです。 抜き打ち検査についても、以前から問題があるということは指摘してまいりました。違反は横行してきました。 今度の事件が起きた翌日の日曜日にも、外出禁止時間帯、午前二時四...全文を見る | ||
○赤嶺委員 米軍というのは、こんな重大な事件を起こして、防衛大臣が四軍調整官や国防長官に遺憾だと言って再発防止を強く要求した翌日に、あなた方が再発防止策だと言っているリバティー制度を破ってこういう事件を翌日に起こしているんですよ。 まさに、あなた方の言っている再発防止策という...全文を見る | ||
○赤嶺委員 軍属というのは軍人よりも数が少ないですから、事件、事故の数、統計上はそういうものですが、かなりの頻度で毎年軍人も軍属も県民の怒りを買うような事件、事故を起こしているわけです。 ところが、その軍属について、先ほどの防衛大臣の答弁を聞いていますと、具体的な措置がとられ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 我々沖縄県民は、軍属も地位協定で保護されている軍人と同じレベルで見てまいりました。なぜなら、同じような事件、事故を起こしてきたからであります。 ところが、これは外務省に聞いた方がいいかもしれませんが、軍属については何の対策措置もとっていなかった、そういうことですか...全文を見る | ||
○赤嶺委員 リバティーカードを持っているかどうかさえ日本政府は掌握していない。これでよく米軍人軍属の事件の再発防止、綱紀粛正に努力するという発言を繰り返してきたものだなと思いますよ。 きのう、知事が総理に向かって、綱紀粛正や再発防止などというのはこの数十年、何百回も聞かされた...全文を見る | ||
○赤嶺委員 終わりますけれども、これだけの事件、事故を起こして、二度と起こさない、絶対許せないというのは、それは人間としては当然出てくる言葉ですよ。しかし、あなた方は、日米地位協定を維持し、基地を提供し、事件、事故を二度と起こさないと言いながら何回も起こしている当事者ですよ。あな...全文を見る | ||
08月01日 | 第191回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号 議事録を見る | ○赤嶺委員 これより会議を開きます。 衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。 これより委員長の互選を行います。 |
○赤嶺委員 ただいまの堀井学君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 | ||
○赤嶺委員 御異議なしと認めます。よって、渡辺周君が委員長に御当選になりました。 〔拍手〕 委員長渡辺周君に本席を譲ります。 〔渡辺委員長、委員長席に着く〕 | ||
09月26日 | 第192回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号 議事録を見る | ○赤嶺委員 これより会議を開きます。 衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。 これより委員長の互選を行います。 |
○赤嶺委員 ただいまの堀井学君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 | ||
○赤嶺委員 御異議なしと認めます。よって、鈴木克昌君が委員長に御当選になりました。 〔拍手〕 委員長鈴木克昌君に本席を譲ります。 〔鈴木委員長、委員長席に着く〕 | ||
10月03日 | 第192回国会 衆議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、沖縄県の出身で、沖縄一区からこの国会に送り出していただきました。 きょうは、今政府が沖縄本島北部の東村高江区周辺で米軍のオスプレイやヘリが離着陸する着陸帯の建設を進めている問題について質問していきます。 少し経緯を振り返り...全文を見る |
○赤嶺委員 直径四十五メートルの着陸帯六カ所部分の面積が〇・九六ヘクタール。 工事が行われるのは着陸帯だけではないはずです。これまで政府は、着陸帯の周りには十五メートルの幅で無障害物帯をつくる、そこでは、樹木を伐採して、米軍機の離着陸の障害にならないようにすると言ってまいりま...全文を見る | ||
○赤嶺委員 中心をなすのは着陸帯でありますのでって、無障害物帯がなければ着陸帯が機能しないと言ってきたのはあなた方でしょう。あなた方じゃないですか。着陸帯だけでつくるんじゃない、直径七十五メートルある。だから、あなた方のパンフレットには、総理、このパンフレットには、着陸帯と無障害...全文を見る | ||
○赤嶺委員 返還するかわりに、残る地域に幾らの面積の施設がつくられるかという点では、水域も土地も入れなきゃいけないんですよ。数字を小さく小さく見せようとしてやっている。 今、防衛省が答弁した面積を合計すると百六十五ヘクタールです。そこに、着陸帯以外にも、大量の樹林を伐採して自...全文を見る | ||
○赤嶺委員 安波地域の訓練水域を移動することによって残りのところに上陸訓練ができるようになった、これはアメリカの運用上必要だからそうしただけなんですよ。そして、着陸帯が〇・九六ヘクタールといいますけれども、これは、無障害物帯を加えたら、あなた方の出したパンフレットでも三ヘクタール...全文を見る | ||
○赤嶺委員 さっき防衛大臣も国頭村の村長や東村の村長にお会いしてきたとおっしゃっていましたが、オスプレイには反対なんですよ、着陸帯をオスプレイが使うことには反対です。日本政府は継続的に監視していると言いますが、監視して何でこんなにふえていくんですか。改善の跡が見えない監視。四千ヘ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 この地域での低空飛行訓練というのはオスプレイだけじゃないんです。その前のヘリからなんです。問題は、四千ヘクタール返ってくるから、こういう騒音の被害が拡大する地域があっても仕方がないという政府の考え方なんですよ。条件をつけないで。これは十五カ所あるんですよ、今のところに...全文を見る | ||
○赤嶺委員 山本環境大臣、一緒に沖縄問題を沖北委員会で取り組んできましたが、もうちょっと幅広く答弁なさるかと思いましたが、そういう豊かな自然を抱いた森です。ブロッコリーの森と呼ばれております。ちょうど上空から見たらブロッコリーのような、本当に豊かな自然が広がっております。稲田大臣...全文を見る | ||
○赤嶺委員 事業者が事業をやる場合に、一日も早くと事業者が考える。しかし、環境アセスの観点からいってそういうぐあいにはうまくいかない。その場合には、アセスを尊重するというのが普通の事業の場合は当然であります。 早くオスプレイの着陸帯をつくって米軍に提供したい。そのために、今ま...全文を見る | ||
○赤嶺委員 専門家の意見を聞いていない。自主アセスと言いますが、あなた方は、アセス法に劣らないアセスをやったんだと言って、自慢げにずっとやっていたじゃないですか。今ここに来て、アセスのレベルを落としたから、自主アセスでありますから、こういうことをやらないでいいですというのは通らな...全文を見る | ||
○赤嶺委員 事実経過というのはもうちょっと真面目に答えてください。 工事が難航しているのは、農道、村道は使っちゃいけないという村長の態度表明があったからですよ。モノレールであれば木は伐採しなくて済んだ。しかし、モノレールを使わなくなったから三千七百本の木を伐採した。それでも自...全文を見る | ||
○赤嶺委員 意味不明な答弁でしたが、移設条件をつけているから二十年来事態が進まないわけでありまして、沖縄の基地の整理縮小は、移設条件をつけないで無条件で返還すべきであるということを強く申し上げて、質問を終わります。 | ||
11月15日 | 第192回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 初めに、南スーダンのPKO問題について質問をいたします。 政府は、本日の閣議で、昨年の安保法制に基づく駆けつけ警護と宿営地の共同防護を可能とする実施計画の変更などを決定いたしました。南スーダンが事実上の内戦状態にあるもとで、政府のP...全文を見る |
○赤嶺委員 宿営地の共同防護は運命共同体、その運命をともにするという自衛隊の宿営地であるトンピン地区、現在、そのトンピン地区にはどこの国が部隊を置いていますか。 | ||
○赤嶺委員 例えばということで二カ国を例示いたしましたけれども、今、ジュバには日本のほかに、ネパール、エチオピア、ルワンダ、中国、バングラデシュ、カンボジア、インド、計八カ国が部隊を展開しています。 例示で二カ国だけじゃなくて、運命をともにすると言っているわけですから、トンピ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 そうすると、五カ国が一緒にいるというわけですね。 | ||
○赤嶺委員 運命をともにする割には回答も小出しであります。全部を聞いたら、あとはわからないということであります。 今資料が来たようですが、いかがですか。 | ||
○赤嶺委員 秘匿性があるということなんですが、自衛隊は、宿営地の共同防護を行うに際して、改定PKO法の規定に沿って、日本の武器使用基準に従って武器を使用することになります。 宿営地の防護を共同して行うそれらの国々の武器使用基準は日本と同じですか、それとも違いますか。この点はい...全文を見る | ||
○赤嶺委員 武器使用基準がそれぞれの国によって違うだろうということですね。 | ||
○赤嶺委員 改定PKO法に基づいて自衛隊に危害射撃が認められるのは、正当防衛と緊急避難の場合に限られます。しかし、よその国の軍隊も同じとは限りません。宿営地をともにしている各国軍隊との間で武器使用基準は同じなのか違うのか、それも言えない。 そういう使用基準、調整は完了している...全文を見る | ||
○赤嶺委員 トンピン地区に対する攻撃があり、共同して武器を使用する場合、誰が指揮をとるんですか。 | ||
○赤嶺委員 非常にはっきりしない話であります。共同防護というからには、誰かが、どこかの国が指揮をとって共同で対処するのでなければ、運命共同体だといっても、非常にはっきりしないんですね。 ことし七月に、首都ジュバで大統領派と副大統領派との間で軍事衝突がありました。当時のUNMI...全文を見る | ||
○赤嶺委員 深刻な結果が国連の報告書として出ているわけですよ、共同防護について。リーダーシップの欠如だとか、あるいは、UNMISSの歩兵部隊でさえ対応できなかったような事態だとか、こういう結果が出ているんですね。出ているにもかかわらず、そこを検討したのでもなく、スーダンに、ジュバ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 部隊の共同防衛あるいは部隊宿営地の警護について、警護要員も一緒にいたということですか。 | ||
○赤嶺委員 七月の事案というのは、大がかりな戦闘行為であったわけですね。しかも、UNMISSの共同宿営地の共同防護活動は失敗をしているわけですよね。失敗をしているにもかかわらず、それについての国連の報告書が出ているにもかかわらず、それを検討したわけでもなく、ジュバに行って、これか...全文を見る | ||
○赤嶺委員 こういう政府の答弁の姿勢が、いろいろおっしゃいましたけれども、国民の不安をあおり立てる。午前中にも民進党の先生の方から青森の人たちの気持ちが訴えられましたけれども、本当に大変危険な道に今踏み込んでいる。 先ほどの国連の報告書でも、ことし七月の激しい戦闘で和平合意は...全文を見る | ||
○赤嶺委員 特別顧問は、その会見で、七月の衝突以降、ジェノサイドの危険が高まっていることに警鐘を鳴らしています。幾つかの場所で部族間の激しい対立が起こり、特定の民族に対する殺人や強姦が挑発的な発言や偏見を伴って行われていると言うこともしています。もともと二つの対立する勢力から政府...全文を見る | ||
○赤嶺委員 政府の軍隊が統率がきかないような状態になって、いろいろな事件が引き起こされている。やはり、私は、今回のような憲法に違反する新たな任務の付与は中止して、自衛隊は南スーダンから撤退すべきだ、このように思います。和解に向けた外交努力や民生支援で積極的な役割を果たすことを強く...全文を見る | ||
○赤嶺委員 自分たちがアセスの手続を誤り、そして県民に対する背信行為を繰り返していることを認めず、反対の声が大きいからという理由にする、こんなのは、まさにこの態度こそ改めるべきですよ。民意を無視して着工しているやり方に反対の声が多いのは当然じゃないですか。 私、改めて二〇〇七...全文を見る | ||
○赤嶺委員 環境アセスはやっている、法的な義務づけはないんだが自主的にやっている、だからあの山原の森の環境は守られる、世界自然遺産条約の登録の対象になるような価値を持つ自然を破壊しないでヘリパッドができるという説明が、二〇〇七年段階の皆さんの説明であったわけですよ。 沖縄県は...全文を見る | ||
○赤嶺委員 先ほどのヘリの荷物をおろす場所、荷おろし場所三十カ所について、この点についても今答弁してくれますか。 | ||
○赤嶺委員 国有林野だったら伐採していいというところじゃないですよ、あの場所は。まさに、あの場所の樹木がどれほど自然にとって貴重なのか。地球上で、世界の中で、あの森にしかすんでいない希少動物、固有種がたくさんある中で、結局、工事先にありきで自然破壊を進め、アセスを無視するやり方に...全文を見る | ||
11月17日 | 第192回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案については、国家公務員全体の給与引き上げの一環であり、賛成であります。 きょうは、米軍伊江島補助飛行場の問題について質問をいたします。 伊江島補助飛行場は、沖縄本島北部の本部半島から北西九キロメートルの伊江島にあるアメリカ海...全文を見る |
○赤嶺委員 うち、夜間の飛行についてはどうですか。 | ||
○赤嶺委員 二〇一六年度は九月までと言いましたが、間違いありませんか。 | ||
○赤嶺委員 私たちは七月までというぐあいに情報を得ているわけですが、ただ、今の答弁にありましたように、オスプレイが配備されて以降、騒音被害は年々悪化しています。住民からは、負担軽減どころか、伊江島では訓練が激化している、オスプレイの重低音は地響きのように感じる、午後十一時過ぎまで...全文を見る | ||
○赤嶺委員 そういう場合は、途中経過で去年とは単純には比べられないという、普通は、官僚だったらそういう答弁をするんじゃないですか。軽減しそうだという、そんな根拠のない話じゃないと思います。 いずれにしても、悪化しているわけです。とりわけ、午後十時以降の訓練が常態化していること...全文を見る | ||
○赤嶺委員 いや、住民の生活に支障が出ているんですよ。支障がないように深夜、夜間の飛行訓練が両立できるはずはないですよ。だから大臣、今のような日米合意は生活優先で見直すべきだと思いますが、いかがですか。 | ||
○赤嶺委員 米軍が日米合意を守っても支障が出ているんです、生活に。被害が出ているんです。だから、それを見直してほしいということを申し上げているわけです。住民の生活よりも米軍の運用を優先する姿勢は絶対に認められません。 その伊江島飛行場で、米軍自身による新たな施設整備が進められ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 滑走路が拡張されて非常に強固な滑走路がつくられる。それに対して、何のためだろうという不安が地元に広がり、伊江村の村長が何度も、使用機種を教えてほしい、あるいは、どんな頻度で使うのか教えてほしいと言っても、米軍は教えてくれない、防衛局も、問い合わせても答えてもくれない、...全文を見る | ||
○赤嶺委員 何か、これが独立国の政府かという思いを抱かざるを得ません。 防衛大臣に伺います。 伊江村の島袋村長は、ことし九月にも沖縄防衛局を訪れ、米軍予算といえども情報提供がないままに着工されたことは遺憾だと滑走路の工事が始まったことに遺憾を表明して、工事内容が示されない...全文を見る | ||
○赤嶺委員 今の大臣の答弁によって事態が少しでも変わるとはとても思えません。従来の延長線上だからであります。こんな腰の引いたやりとりでは、本当に基地周辺の住民の生活はたまらないと思うんですよね。 今度の場合、CV22というのは、これは機種変更ではないわけですよ。新しい機種への...全文を見る | ||
○赤嶺委員 空中給油機を岩国に移した、負担の軽減はやったと言いますけれども、伊江島に来て訓練しているんですよ、空中給油機も。移した、移したといって、訓練場所は伊江島とか沖縄県内であって、これは何で負担軽減ですか、こんなのが。見せかけの話ですよ。 政府の説明に全く逆行する事態で...全文を見る | ||
○赤嶺委員 これは、まことに恐縮でございますがという枕言葉をつけて恐縮しているように見せておりますが、悪質ですよ。現に、沖縄で訓練すると環境レビューに書いてあるじゃないですか、CVオスプレイは。それを、MVのオスプレイのときと同じような態度をとる。全く県民には知らせないで、来てみ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 いや、ですから、オスプレイが訓練する場所というのは伊江島とか北部訓練場なんですよ。北部訓練場を使わないでどこでやるんですか。北部訓練場は使わないということで断定できませんか。否定しないんですか、これは。使う余地があるんですか。いかがですか。 | ||
○赤嶺委員 沖縄のオスプレイの訓練場は全て可能性があるわけですね。可能性があるわけですよ、オスプレイの訓練場で訓練をやると書いているわけですから。 この間、二〇〇七年の環境アセス、北部訓練場をつくるときの環境アセス、自主アセスだ、環境に配慮した、環境破壊はあり得ないと言ってき...全文を見る | ||
○赤嶺委員 もう終わりますけれども、オスプレイじゃなくてヘリを一機飛ばして、二機のオスプレイの評価もできているとか、実際には三機編隊で飛んでいるわけですよ。それでも評価はできているとか、そんなむちゃくちゃなやり方で、本当にこれで日米安保条約を守るという責任感があるのか。そういう日...全文を見る | ||
11月17日 | 第192回国会 衆議院 憲法審査会 第2号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党を代表して発言します。 私たちは、憲法審査会は動かす必要はないという立場です。 憲法審査会は、憲法改正原案、改正の発議を審査するための場です。ここでの議論は、改憲項目をすり合わせ、発議に向かうことにつながります。国民の多数は改憲を求めておりません。し...全文を見る |
○赤嶺委員 先ほど、公明党の北側委員の方から、憲法制定時の私たち日本共産党の態度についての言及がございました。大変重厚な議論をしていきたいという公明党のお考えもあるようですが、やはり他党の見解を説明する場合は、どうしてもほかの党が言うと意が足りなくなるな、きちんと私たちの方から説...全文を見る | ||
11月24日 | 第192回国会 衆議院 憲法審査会 第3号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、立憲主義について米国との関係を三点指摘したいと思います。 第一に、日本の再軍備の問題です。 一九四八年一月にロイヤル米陸軍長官が日本を極東における反共の防壁にすると演説したのを契機に、米国防総省が日本の限定的再軍備計画をま...全文を見る |
11月25日 | 第192回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、最初に、米軍関係者による事件、事故の被害補償の問題について質問をします。 来月の二日でSACO最終報告から二十年になります。SACO最終報告には、米国政府による慰謝料の支払いが裁判所の確定判決額に満たない場合に、日本政府が...全文を見る |
○赤嶺委員 今の御説明のとおりなんですね。それで、当時アメリカの方は、そういう過去の事例は極めて少ないとまで言いながら、被害者救済の強い訴え、そういう沖縄側からの要望で入っているわけです。 一点確認しておきますが、被害者の相続人が複数人いて、そのうちの一人が加害米兵を被告とし...全文を見る | ||
○赤嶺委員 今の答弁は、提訴に伴う御遺族の方々の負担を考えた場合に、非常に大事な点だと思います。 防衛省のホームページを確認してみましたが、その点についての説明はありませんでした。ぜひホームページや手続案内などへの記載を御検討いただきたいと思いますが、大臣、いかがですか。 | ||
○赤嶺委員 ぜひお願いしたいと思います。 それで、今度はSACO見舞金の支給実績について伺いますが、まず、SACO最終報告以降、米軍関係者による公務外の事件、事故がどれだけ発生しているか、そのうちSACO見舞金が支給された件数と総支給額はどれだけか、これを明らかにしていただけ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 SACO以降、公務外の事件、事故は一万件を超えているわけですね。それで、今、提訴して被害額を受けたというか被害額を得た被害者の方は十三件。一万件の発生と、実際に得られる十三件というものの開きというのがあるわけです。 念のために聞きますが、SACO最終報告に、「米国...全文を見る | ||
○赤嶺委員 米兵犯罪の被害者遺族や、沖縄で長年その救済に当たってきた弁護士の新垣勉先生が出した「日米地位協定」というブックレットがあります。 そこには、米軍関係者による四つの交通死亡事故について、損害賠償請求額のほか、確定判決額、米側の支払い額、日本政府による差額の支払い額が...全文を見る | ||
○赤嶺委員 米側がどんな基準で補償額を示していて、確定判決額との間の開きがあるか、それはわからないが、いずれにしても、一生懸命やると言ってみても、被害者の救済はできないんですよ。 同じ事故を取り扱いながら、これほどまでに金額に開きが出ている。これまでにアメリカ側の算定基準が日...全文を見る | ||
○赤嶺委員 理解の上で少なくしているというぐあいになったら、これは確信犯になってくるわけですよね。 それで、一点確認をいたしますが、そもそも、米軍兵士の特性として、日本に駐留しているのは一時的で、上官からの命令で、随時、国外に移動する立場にあります。また、いわば体一つで日本に...全文を見る | ||
○赤嶺委員 頻繁に移動したり、資産を持っていない、体一つで駐留しているというのがあるわけですね。そうした米軍兵士の特性からいって、加害米兵に損害賠償を求めても、そのための資産を持っていなかったり、裁判中に本国へ帰ってしまい、被害補償が十分になされないという実態があります。 政...全文を見る | ||
○赤嶺委員 いや、ですから、公務外の場合は加害者との示談というのが基本なんですよ。その加害者に示談を求める、あるいは示談が成立する基盤がないのではないかということを言っているわけです。 それで、外務大臣にお伺いいたしますけれども、被害者や御遺族が、加害米兵から被害補償を受ける...全文を見る | ||
○赤嶺委員 外務大臣、効果的に機敏に対応してきたという認識で、しかし、公務外の米兵による被害者が圧倒的多数が泣き寝入りしているという現状が何も変わっていないわけです。ですから、今のように、加害兵士に示談を求めても、それが成立する基盤がない、アメリカ政府が出てこざるを得ない、そうい...全文を見る | ||
○赤嶺委員 つい最近まで、関係のない日本政府まで免責ということにサインをしなければ見舞金をもらえなかったわけですね。 しかし、問題が残ります。米兵犯罪に巻き込まれ、家族の命を奪われた御遺族の怒りと無念、これは本当に察するに余りあります。その心情からすれば、加害米兵を免責するこ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 今のは、加害米兵の免責条項を示談書の中からなくするよう米側に求めていくという答弁ですね。 | ||
○赤嶺委員 日本政府の側の態度は今わかりました。働きかけてぜひ実現できるようにしていってほしいと思うんですよね。 何で加害米兵を許さなきゃいけないのか。許すんだったら、米国政府は判決どおりに満額よこせというのは、これは被害者の当然の心情でしょう。だから、そういうようなことで交...全文を見る | ||
○赤嶺委員 稲田大臣と初めて一致したかもしれませんが、それはそれとして、ぜひお願いしたい。 法律上のいろいろなやりとりもありますが、それは米国政府相手のもので、米兵、兵士を相手にしたものではありませんから、これはきちんと、引き続き、この点はどうなったかということを委員会等でも...全文を見る | ||
○赤嶺委員 私の立場は、移設工事を進めることがいかに間違いかというのがきょうの質問の趣旨ですので、議論していきたいと思います。 私も、改めて当時の状況を調べてみました。 一九五五年七月二十一日の夜のことですが、沖縄本島の北部の国頭、東、久志、金武、宜野座、名護の六町村長と...全文を見る | ||
○赤嶺委員 米兵からの突然の通告にろうばいをいたします。地元の町村は、直ちに陳情書をまとめて計画の中止を求めています。 東村の陳情書にはこのように書かれています。「七月二十二日、突然民政府から東村所在官有林接収の予告を受けたが、山林収入で生活の七〇%以上を占めている本村民にと...全文を見る | ||
○赤嶺委員 沖縄の負担軽減について問題になったのが一九七二年であります。五月十五日に本土復帰を果たしました。沖縄返還協定は、それに先立つ一九七一年秋の臨時国会、いわゆる沖縄国会で承認をされました。 協定の中身が明らかになるにつれ、核も基地もない真の返還を求める声が沖縄では高ま...全文を見る | ||
○赤嶺委員 そういう整理縮小、移設条件つきでないというところに注目してくださいよ。整理縮小なんですよね。 当時その趣旨説明を行ったのは、浅井美幸議員であります。 このように述べています。 沖縄米軍基地の実態は、基地の中に沖縄があるといわれてきましたとおり、密度におい...全文を見る | ||
○赤嶺委員 矛盾した態度をとっていることにまだ気づかれないようであります。 いつかは必ず広大なこの基地がなくなるであろう、これが沖縄県民が復帰にかけた願いであります。そして、整理縮小という形でいつかはなくなっていくんだと。ところが、返還をすれば移設条件をつけて、次の基地の拡張...全文を見る | ||
○赤嶺委員 つまりは、北部訓練場の返還に当たっては移設を前提に交渉に臨んだ、そういうことですね。 | ||
○赤嶺委員 つまり、だから移設を前提とする立場だったと、さきの答弁を確認しているわけですが、それでいいですね。 | ||
○赤嶺委員 交渉の最初から移設の条件つきを、日本側もそういう態度をとって臨んでいたということがわかります。 ところが、返還区域にある着陸帯、四千ヘクタールと防衛大臣がおっしゃったその場所、そこは実際にはほとんど使われていないということが以前から地元ではよく言われていました。 ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 とても大事な問題ですよ。必要性のなくなった基地を日本側に返還しなければならないことは、日米地位協定にも書いております。 地位協定二条三項は、「合衆国軍隊が使用する施設及び区域は、この協定の目的のため必要でなくなつたときは、いつでも、日本国に返還しなければならない。...全文を見る | ||
○赤嶺委員 全く納得できる答弁ではありません。 ここに来て、まさに二十年たった今日ですよ、米軍は何と言っているか。米軍自身は、返還区域は使用不可能な状態にあると認めています。米海兵隊の戦略展望二〇二五という文書の中に、北部訓練場の使用不可能な約五一%を日本政府に返還する一方、...全文を見る | ||
○赤嶺委員 管理している海兵隊が、今、着陸帯一カ所の例を挙げました。向こうは七カ所あるわけでしょう。それについて逐一言えますか、使っていたと。結局、使用不可能な場所だったということを海兵隊が言うことはあり得ると政府の側もおっしゃっている。 米軍が使っていると言えば、もう全部そ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 返還予定地は、全く使われていないところ、使用不能と言われたところ、そこに、返還をするからというアメリカの言い分をうのみにして、着陸帯を六つもつくって、編隊飛行もできるようにして、自然を破壊し、そして高江の住民の暮らしも破壊する、こんな移設条件つきのやり方が沖縄県民の負...全文を見る | ||
12月12日 | 第192回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、最初に、沖縄の国民健康保険財政について伺います。 沖縄県の市町村で国保財政が悪化しておりますが、これについて、今年度は特別調整交付金で約八億円の追加支援が行われましたが、赤字額が約百九億円に上る沖縄県の現状では焼け石に水で...全文を見る |
○赤嶺委員 きょうは、ちょっと国保はこの程度にとどめておきますが、前期高齢者交付金制度ができて、それが、戦争の影響の結果、百億円もの赤字を出すけれども、今の財政支援は八億円、これでは焼け石に水だということを強く指摘しておきたいと思います。 次に、環境補足協定について伺いますが...全文を見る | ||
○赤嶺委員 馬場政務官、もうこれで質問はありませんので、結構であります。 それで、外務大臣に伺いますが、今、環境補足協定ができて、今までやっていた文化財調査が普天間基地あるいは北谷城でできなくなっている。 環境補足協定ができたころ、この問題は何度も外務大臣にも質問をしてま...全文を見る | ||
○赤嶺委員 環境補足協定は画期的な運用改善だと言って、それを我々が言葉どおりに評価するためには、補足協定がスタートした後に、それは運用の面においても、今まで入って埋蔵文化財の調査ができていたものができなくなる、これを改善しなきゃいけないんですよね。その認識はお持ちだと思います。 ...全文を見る | ||
○赤嶺委員 調査できていたものができなくなったら、環境補足協定の意義を認識しようにもできないんですよ。我々の評価は非常に厳しいということを申し上げて、また別の機会で議論していきたいと思います。 次に、政府が六月に出した沖縄県における犯罪抑止に関する対策、これについて伺います。...全文を見る | ||
○赤嶺委員 答えになっていません。 うるま市で二十の女性の暴行殺人事件が起こって、米軍犯罪の抑止に県民の怒りが高まっているときに、米軍犯罪抑止対策ではなくて沖縄県における犯罪抑止対策という、わざわざ米軍を抜く、米軍に遠慮したそういうスキームになっている、それを総理が指示した。...全文を見る | ||
○赤嶺委員 現在のところ米軍関係者に関するものはない、とても米軍犯罪抑止に効果があるようには思えません。 警察ですが、警察についても、警察官を百名、パトカーを二十台ふやしてパトロールや交番などの増強を図るとしています。 沖縄県の刑法犯認知件数の推移はここ十年でどうなってい...全文を見る | ||
○赤嶺委員 沖縄県の犯罪は減少しているわけですね。全国と比べても少ないですよ。手元の私の資料によりますと、十万人当たりの認知件数は、ここ十年間、全国平均を上回ったことがありません。この現状を見て、一体なぜこのような警察の増強が必要なのか、全く理解できません。 都道府県の警察官...全文を見る | ||
○赤嶺委員 警察庁が百人増員を政令で決めて、それを県議会で条例で決めさせる、その人件費は沖縄の負担になるんですよね。沖縄の負担になるんです。米軍犯罪とは無関係なところで警察力を強化していく。 外務大臣、米軍犯罪の抑止というのは、それこそ官邸や外務大臣、防衛大臣の仕事だと思いま...全文を見る | ||
○赤嶺委員 外務大臣、リバティー制度でさえも抜け穴だらけでまともに守らせ切れていないのに、それ以外の警察官の増員とか青色パトロールとか、まさにそれも沖縄の犯罪抑止という、減ってきている沖縄県の犯罪抑止というタイトルで、米軍犯罪のことを言わない。 最後に一問、沖縄担当大臣に伺い...全文を見る | ||
○赤嶺委員 終わりますけれども、私と同じ方向を向いていないことだけははっきりいたしました。 これで終わります。 | ||
12月13日 | 第192回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号 議事録を見る | ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、お二人の先生、本当にありがとうございました。 最初に、伊豆見参考人にお伺いをいたしますが、北朝鮮の核・ミサイル開発に対する国際社会の対応について、先ほどからるる議論になっておりますが、私の問題意識から伺いたいと思います。 ...全文を見る |
○赤嶺委員 ありがとうございました。 次に、道下参考人にお伺いいたしますが、最近のアメリカと韓国の動きについてであります。 韓国軍は、昨年八月、北朝鮮が核兵器などの大量破壊兵器を使用する兆候が見られた場合に、北朝鮮の指導部を除去する、いわゆる斬首作戦の概念を導入したことを...全文を見る | ||
○赤嶺委員 ありがとうございました。 あと一点、道下参考人に伺います。 今回のガイドラインの問題にかかわって、日米両政府が自衛隊と米軍による整合のとれた運用を円滑かつ実効的に行うためとして、共同計画を策定し、更新することが今度は明記されているわけですが、この点にかかわって...全文を見る | ||
○赤嶺委員 ありがとうございました。 |