赤嶺政賢

あかみねせいけん

小選挙区(沖縄県第一区)選出
日本共産党
当選回数8回

赤嶺政賢の2017年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月20日第193回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号
議事録を見る
○赤嶺委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
○赤嶺委員 ただいまの國場幸之助君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○赤嶺委員 御異議なしと認めます。よって、鈴木克昌君が委員長に御当選になりました。  委員長鈴木克昌君に本席を譲ります。     〔鈴木委員長、委員長席に着く〕
01月27日第193回国会 衆議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  米軍オスプレイの墜落について質問をいたします。  先月の十三日、沖縄本島北部の名護市安部の浅瀬に米軍普天間基地所属のオスプレイが墜落、大破をいたしました。機体構造の欠陥が指摘されてきたオスプレイの墜落が現実のものになったわけです。県民...全文を見る
○赤嶺委員 私、オスプレイの墜落について施政方針演説でなぜ触れなかったかと問いましたら、今の総理の答弁は、いや、米軍機の安全の確保については、過去も、今も、将来もきちんとやっている、問題は触れることではなくて実行だ、このようにおっしゃいました。  実行されていないから、安全を確...全文を見る
○赤嶺委員 今の態度、本当に恥ずかしいですよ。この写真を見て、大破したオスプレイを見て、それでも不時着水と言い張る、その神経が私にはわかりません。  機体をコントロールできていたら、なぜキャンプ・シュワブにまで行ってそこで着陸しなかったのか。すぐ近くですから、そういう疑問が起き...全文を見る
○赤嶺委員 防衛省自身が、事故が起きたときの第一報、最初の自治体への通報では、墜落、このように連絡をしていました。沖縄防衛局が名護市に送った第一報は、「オスプレイの墜落の可能性について」、こういうタイトルになっています。ところが、第二報からは不時着水に変わりました。なぜ墜落から不...全文を見る
○赤嶺委員 一度は、オスプレイの事故が起きたら墜落だというぐあいに報告して、アメリカから説明されたら不時着水と言い直した。しかし、現場を知る人たちは、これが何で墜落でなくて不時着水なんだ、余りにも見ていることと政府が言っていることは違い過ぎる、こういう疑問がずっと広がっている。納...全文を見る
○赤嶺委員 防衛大臣、後の質問まで今答弁書を読み上げたら、後で答弁することがなくなってしまいますよ。逐次聞いていきますからね。長々と答弁して、聞かれたことの答えは最後のわずか数秒です。  私が聞いたのは、いわば、住宅や住民への被害を避けるためにパイロットは海に不時着水した、これ...全文を見る
○赤嶺委員 浅瀬に落ちたという、この浅瀬ですが、これについての認識も持つ必要があると思うんですよ。  さっきの防衛大臣の答弁の中に、わざわざ、被害を極小化するために浅瀬に落ちたということを答弁いたしましたが、私も現地に行っております。手つかずの美しい自然の砂浜が残されているとこ...全文を見る
○赤嶺委員 政府も判断したといいますから、今度は、その政府の判断のあり方について問うていきたいと思います。  飛行再開をめぐる政府の対応であります。  米軍は、墜落事故から六日後の先月十九日、オスプレイの飛行を再開し、政府はこれを認めました。  事故原因の調査は継続中である...全文を見る
○赤嶺委員 飛行再開に当たって防衛省が公表したプレスリリースがあります。委員の皆様に配付した資料の中にも入っておりますが、それによりますと、今回の事故原因について調査は継続中としながら、専ら空中給油中に事故機のプロペラが給油ホースに接触したことによるもので、機体構造が原因ではない...全文を見る
○赤嶺委員 経度、緯度、高度というのは、事故が起きた場合に、どこで接触事故が起きたのかという事故原因を究明する上で一番基本的なことだと思うんですね。そうしたことへの説明も全くないのに飛行を再開したということですか。
○赤嶺委員 緯度、経度、高度について全くわかっていない。  プレスリリースではこう言っています。給油ホースを分離させた後に、乱気流等により、給油ホースとオスプレイのプロペラが接触したとしています。  乱気流の発生を政府はどのように確認したんですか。
○赤嶺委員 要するに、乱気流が原因だといって最初のプレスリリースに書いてあるわけですよ。では、その乱気流の発生というのは政府はどのように認識したんですかといったら、全く答えられない。答えられないのに、文書には乱気流と書いてある。  私も、先日、安部の公民館で当時の状況を伺ってき...全文を見る
○赤嶺委員 要するに、予測していなかったわけですよね。  それとあわせて、民間航空機が一定のレベル以上の積乱雲を確認した場合には、気象庁に報告する仕組みが設けられていると聞いています。民間航空機からそのような報告はありましたか。
○赤嶺委員 気象庁は、乱気流の発生の予測も、それから民間航空機からの報告もなかった。しかし、なぜか政府のプレスリリースには乱気流が発生したことによってと書かれている。やはり、ここからいろいろなことを考えなきゃいけないと思うんですよね。説明責任がありますから、なぜ乱気流が起こったの...全文を見る
○赤嶺委員 今の答弁によりますと、MC130は乱気流は起こす、しかし、ほかのヘリは安全に空中給油を受けていると。だったら、オスプレイの機体に原因があったのかな、こういう疑問になりますよね。  本当に乱気流は起こっていたのか、仮に起こっていたとしても、それが気象条件によるものか、...全文を見る
○赤嶺委員 ボイスレコーダーや、そういう乱気流によるものか原因を特定するための操縦士の聞き取り、こういうのはちゃんと日本政府はやったんですか、これを聞いているわけですよ。イエスかノーかで答えてください。
○赤嶺委員 要するに、アメリカから言われていることを繰り返しているにすぎないわけですよ。  海上保安庁はどうですか。日本側の捜査への協力をアメリカ側に要請したと聞いていますが、アメリカ側からの回答はあったんですか。
○赤嶺委員 つまり、米側は調査をまだ受け入れていないということですか、保安庁長官。
○赤嶺委員 こんな答弁がありますか。事故が起きたのは十二月十三日ですよ。今に至るも、海上保安庁も捜査できていない、事故原因を特定するボイスレコーダーや乗組員の聴取も行われていない。しかし、政府は、乱気流が原因だとか、環境要因だとか、人的要因だとか、いろいろ言い出しているわけです。...全文を見る
○赤嶺委員 日本側が捜査権も発動できない、事故現場に立ち入ることもできない。海上保安庁が写真を撮ったのは、事故現場に立ち入ってじゃないですからね、上空からですからね。恥ずかしい話ですよ、警察権を持っている当局が。  外務大臣は、日米地位協定は、あるいはそれに基づくさまざまな取り...全文を見る
○赤嶺委員 機体に対する損傷と。オスプレイの羽根が損傷したら、これがコントロールできなくなるのは当たり前じゃないですか、こんなのは。誰が聞いてもわかるようなことであります。  総理に伺いますけれども、プロペラの強度からいっても、MC130の後方乱気流に巻き込まれた可能性からいっ...全文を見る
○赤嶺委員 委員長、私、先ほどから答弁者を指名しておりますが、一向に委員長は応じてくれません。  私が今聞いているのは、そういうMC130の後方乱気流か、あるいはオスプレイの構造的欠陥に起因するものなのか、これまでのやりとりを聞いて、それは否定できないんじゃないか、否定する根拠...全文を見る
○赤嶺委員 全く私がるる今出した疑問に答えるものになっていません。大体、事故調査報告もないのに事故原因なんてオスプレイにないと決める方がおかしいじゃないですか。そんなのは科学的な態度じゃないですよ。  今総理は、陸地の上空では空中給油訓練は行わないということでありました。  ...全文を見る
○赤嶺委員 確認はしていないのに、これは空中給油をしている写真ではない。私も、している写真だとは言いませんでしたよ。空中給油をした直後の写真だ、空中給油をしている現場については名護市の基地対策課の職員が目撃していると。だから、あなた方はアメリカに問い合わせせざるを得ないじゃないで...全文を見る
○赤嶺委員 陸上を飛んでいるこの図を示されて、海上を飛ぶことになりますと。よくそんな答弁ができると思います。  危険な普天間基地は閉鎖、撤去して、危険な辺野古基地もつくらない、こういうことを強く求めて、質問を終わります。
02月14日第193回国会 衆議院 予算委員会 第11号
議事録を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  日米首脳会談について質問をいたします。  総理はトランプ新大統領と会談し、日米同盟を一層強化する方針を確認しました。  総理に伺いますが、今回の会談で、昨年十二月に沖縄で米軍のオスプレイが墜落し、県民の不安が高まっている問題について...全文を見る
○赤嶺委員 総理は、沖縄について語られるときに負担の軽減、米軍再編、そういう言葉は繰り返しますが、起こったばかりの生々しいオスプレイの事故についてどう語ったのか、全く明らかでありません。  私は、先月二十七日の予算委員会でこの問題を取り上げました。ところが、その後、今度は中東の...全文を見る
○赤嶺委員 五年以内の運用停止というのは、前の仲井真知事と安倍首相とのいわば中間的な合意なんですね。その合意をするときに、辺野古の新基地建設に協力するとか、そんな条件は一切ついていないですよ。  仲井真知事は、とにかく辺野古を承認いたしましたが、辺野古に新基地がつくられる以前で...全文を見る
○赤嶺委員 約束したことをやらないで、しかも、運用停止は大事だ、辺野古新基地建設以前に大事だということを、仲井真知事にそのときも総理自身がおっしゃったんですよ。そのときに何の条件もつけていないですよ。やれることは全てやると言った。ところが、五年以内の運用停止ができなくなったから、...全文を見る
○赤嶺委員 政府が今、雨水排水施設を設置している場所の問題があります。ここは、戦前、神山という集落があったところです。防衛省の提出資料も配付しておりますが、資料の中で格納庫側と書かれているところです。  沖縄戦の後、収容所から戻ってきた集落の人たちは、ふるさとを米軍基地にとられ...全文を見る
○赤嶺委員 文化財の調査の問題じゃないんですよ。目の前に自分たちが住んでいた集落がある。集落の人たちは、お年寄りから聞き取りをしながら、いろいろ、ここにどんなサーターヤー、砂糖の製糖、小さなものがあったとか、馬小屋があったとか、あるいは村の人が集まる村屋があったとか、それぞれ、文...全文を見る
○赤嶺委員 あきれた答弁ですよ。五年以内の運用停止の期限である二〇一九年二月を超える工事をやっておきながら、固定化につながるとは考えていませんと言う。こんなでたらめな答弁が許されるはずないんですよ。  総理も、勢いよく翁長知事を批判するぐらいなら、答弁に立ったらどうですか。答弁...全文を見る
○赤嶺委員 戦後、二十一万件以上の事件、事故が発生し、千人以上の人が犠牲になっているわけです。  ところが、今防衛大臣の答弁で挙げられた数字には、沖縄が本土に復帰する前に発生した事件、事故は含まれておりません。本土から切り離され、米軍の統治下に置かれていたからです。  私も、...全文を見る
○赤嶺委員 先日来日したマティス米国防長官は、日米同盟は恒久的なもの、このように述べました。戦後七十年以上を経て、耐用年数二百年の新たな基地を建設し、沖縄の基地を恒久化する計画は絶対に認めるわけにはいきません。  日米同盟を一層強化すると言いますが、軍事対軍事の悪循環に陥っては...全文を見る
02月17日第193回国会 衆議院 予算委員会 第12号
議事録を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、意見陳述人の皆さん、本当に御苦労さまです。大変貴重なお話を聞かせていただきました。  そこで、最初に宜野湾の市長からお伺いをしたいんですが、きのう、安倍総理に対して、普天間基地の五年以内の運用停止の問題を質問いたしました。思...全文を見る
○赤嶺委員 どうもありがとうございました。  次に、富川先生にお伺いいたします。  私たちが米軍の直接占領下当時、基地経済からの脱却ということがスローガンでありました。当時の米軍の高等弁務官は、米軍基地は沖縄に金の卵を産むガチョウだ、沖縄県民は基地から離れられない、こう言われ...全文を見る
○赤嶺委員 ありがとうございました。  石嶺会長にお伺いいたしますけれども、本当に今の沖縄の経済は好調だと。経済界の皆さんの頑張りがあったればこそと思っております。本当に御苦労さまでございます。  そこで、先ほど会長のお話にも懸念事項としてありました、沖縄の中小企業、小規模事...全文を見る
○赤嶺委員 ありがとうございました。  あと五分を切ったところではありますが、最後に前泊先生にお伺いをいたします。  先ほど、民進党の小川先生からも一九九五年のお話がありました。一九九五年の少女暴行事件が今の普天間、辺野古の問題に直結していると思うんですね。原点は少女暴行事件...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
02月22日第193回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
議事録を見る
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、初めに東村高江のオスプレイ着陸帯の問題について質問をいたします。  政府は、昨年十二月二十二日、菅官房長官やアメリカのケネディ大使が参加して、北部訓練場の一部返還を祝う返還式典を開催いたしました。政府は、沖縄県内の米軍施設...全文を見る
○赤嶺分科員 雨の影響だったと言われておりますが、そうですか。
○赤嶺分科員 私、土木に詳しいものでは全くないんですが、ただ、完成した着陸帯が雨が降っただけで補修が必要になるような工事をやっていたのかと、素人でも疑問に思います。  転圧の工程を怠った事実があるのかどうか、その点はどうですか。
○赤嶺分科員 きちんと、どんな作業の結果という認識は全くされていないようです。  結局、返還式典に間に合わせるための突貫工事が原因だった、みんな、そのように見ております。そうであれば、極めて重大な工事のやり方だったと言わなければなりません。  報道によりますと、関連工事そのも...全文を見る
○赤嶺分科員 七月から八月ぐらいまでかかると。過半の返還をする条件の着陸帯、完成したといいながら、こういう状態なんですね。  歩行訓練ルートは二月じゅうにも完成する見通しと報じられておりますが、歩行訓練ルートも含めて夏ごろまでかかる、そういうことですか。
○赤嶺分科員 実際には完成していなかったのに返還式典をやったのかという、過半の返還をアピールするための、そういう工事のやり方だったのかという印象を免れません。  防衛省は、これまで、絶滅危惧種ノグチゲラの営巣期である三月から六月は重機を使用した工事は行わないと説明をしてきました...全文を見る
○赤嶺分科員 土工事というのをもうちょっと詳しく説明していただけますか。
○赤嶺分科員 それはトラックも含まれますね。
○赤嶺分科員 政府は、本土復帰後最大の返還だ、このように強調していますが、問題は、高江上空での米軍機による飛行訓練が激しさを増していることです。  防衛省には、米軍機の飛行に関して住民からの苦情や自治体からの情報が寄せられていると思います。昨年の返還以降の高江での米軍機による飛...全文を見る
○赤嶺分科員 住宅地上空を飛ぶことを避けるために対策をとってきたと思いますが、どんな対策ですか。
○赤嶺分科員 私、この週末に高江に行ってまいりました。区長さんや住民の声を聞いてきました。  航空標識灯というお話をしますと、地元の皆さんは、飛行回避灯、このように説明を受けてそう呼んでいると言いましたが、全く効果はないと口々に言われていました。それどころか、明かりを目指して飛...全文を見る
○赤嶺分科員 資料が配付されていると思いますが、N4地区の着陸帯から約四百メートルのところに住んでおられる住民の方、安次嶺雪音さんという主婦の方ですが、これは自宅で撮影したものです。自宅の真上をオスプレイが飛んでいます。午前中は外に出かけていて、家に帰るとオスプレイ二機が何度も何...全文を見る
○赤嶺分科員 その合意が生きたものになっていない。日米間で合意したにもかかわらず、実際にオスプレイの離着陸で毎晩のように苦しめられている、そういう被害者が出ているわけですね。そういう被害者が出ている段階で、いや、合意をしている、安全に配慮している、公共の安全に配慮している、申し入...全文を見る
○赤嶺分科員 申し入れを行っても結果が出ないんですよ。異口同音に、アメリカは守らないと言うんですよ、日本政府は守らせ切れないと言うんですよ。そんなことになったら、日米合同委員会合意の中身は全くないということになるんじゃありませんか。日本の外交というのはこういうものなのかという疑念...全文を見る
○赤嶺分科員 できる限り努力すると言ってみても、米側から見れば、できる限りの範囲であって、自分たちも努力した結果がそれだと言わんばかりの態度であります。  外務大臣、過半の返還の条件としてオスプレイの着陸帯をつくって米側に提供する。米側は、過半の返還地のオスプレイの着陸帯あるい...全文を見る
○赤嶺分科員 トンブロックをつり下げて区域外を、つり下げ訓練がどんなに危険なものであるか、そういうのを防衛局の職員も一緒に見て、その場では頭を下げたわけですよ、申しわけないと。防衛局長は、異例なことですが、その報告を受けて、宜野座村長に謝罪に行ったわけですよ。宜野座村長に行くとこ...全文を見る
○赤嶺分科員 時間がなくなりましたけれども、やはりその場しのぎの対応を続けていても事態は何も変わらないと思うんですよ。  復帰前の一九六五年、当時十歳だった棚原隆子ちゃんが自宅近くで、米軍機から投下されたトレーラーの下敷きになって死亡いたしました。こういう痛ましい事故を二度と繰...全文を見る
03月09日第193回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
議事録を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、まず初めに、日米地位協定の軍属に関する補足協定、これについて質問をいたします。  この協定の議論のきっかけになったのは、昨年四月に沖縄県うるま市で起きた、元米海兵隊員の軍属による女性暴行殺人事件です。  先日、その被告の供...全文を見る
○赤嶺委員 米軍犯罪の事件を極力抑えるために軍属の見直しの作業を行ったという答弁であります。  この軍属の範囲の見直しについて、実は、沖縄県の側から出てきたものでは全くありません。  事件の発生を受けて、沖縄県議会と翁長知事が求めたのは、米軍基地の大幅な整理縮小、そして日米地...全文を見る
○赤嶺委員 犯罪の抑止のそもそもの議論の当初、そういう議論はなかったわけですね。  犯罪が起きたときに、ニコルソン四軍調整官は、沖縄県とのやりとりの中で、彼は米軍の兵士でも米国政府の従業員でもない、このように繰り返し、地位協定という立場上の身分があるので私に全責任がある、こうい...全文を見る
○赤嶺委員 それが犯罪の抑止へどうつながっていくのか、そういうことを聞いていきたいんですが、今回の軍属の範囲見直しで、何がどう変わったんですか。
○赤嶺委員 補足協定の意義、軍属の再発防止につながるというのは、るる繰り返し外務大臣はお答えになっております。  私が今伺ったのは、では、そういう考え方のもとに、軍属というものが今までと何がどう変わったのか、本当に犯罪の防止につながるような軍属というものの見直しが行われたのか。...全文を見る
○赤嶺委員 補足協定が国際的な約束であり、法的拘束力を持つから、軍属になった範囲に対する規律が徹底されていくという、そこを聞いているんじゃないんです。では、今まで軍属とされてきた部分と、今度の見直しによって何がどう変わったのかということを伺っているわけであります。  同じ答えが...全文を見る
○赤嶺委員 緒方議員がこの間の委員会で提起したのは、日本は軍属の範囲が広い、定義が広いということだったわけです。  今、ドイツの話を持ち出しましたが、アメリカの欧州空軍が二〇一四年六月十七日付で出した、イギリス国内の軍属の取り扱いについて記した指示文書があります。これはインター...全文を見る
○赤嶺委員 我が国の事情によるものだと。ヨーロッパ諸国では、米軍の基地の中で働く、米軍と契約している民間企業の社員は、日本では軍属になっている、ところがイギリスやNATOではそうなっていない。しかし、日本には日本の問題があるんだということを外務大臣がおっしゃいましたが、軍属の定義...全文を見る
○赤嶺委員 「地位協定の考え方」というのは民間のものじゃなくて、現に、今までの答弁では、同名のものが外務省の中にもあるという答弁だったんですよ。きょうは、それはまた後で議論しますがね。  犯罪の抑止ということでさらに聞いていきたいんですが、中谷大臣は昨年、このように答弁しており...全文を見る
○赤嶺委員 いやいや、これは大変な、半世紀ぶりの画期的な歴史的な地位協定の補足協定だと言っているから、犯罪抑止につながると。私はリバティー制度は抜け穴だらけだと思っていますけれども、外務大臣と何度も議論してきましたが、外務大臣はリバティー制度は犯罪抑止につながると言っていた。 ...全文を見る
○赤嶺委員 中谷大臣は、少なくとも、犯罪の防止、規律の強化という点でリバティー制度というのを去年挙げられたわけですよ。それで、軍属にもそれが適用できるかどうか検討していきたいというような話になったわけですよ。その結果、検討したけれどもリバティー制度が軍属に適用されるかどうかという...全文を見る
○赤嶺委員 いや、この研修資料は、それ以前のものは情報公開請求で米軍は出しているわけです、イギリスのジャーナリスト、ジョン・ミッチェルさんに。それによって我々も中身がわかったわけです。きのうは何か、ニコルソンさんが、地元の記者を集めて研修を地元のメディアの人たちに公開したという話...全文を見る
○赤嶺委員 研修というのは、外務省も一緒になってやっている中身です。犯罪の被害を繰り返し受けている沖縄県民への外務省の責任でもあります。そんな建前論でなくて、きちんと情報公開を出していただきたい。  外務大臣、今回の範囲の見直しで軍属は何名減るんですか。
○赤嶺委員 軍属について発表したのが二〇〇八年にあります。そのときに、軍属は、二〇〇七年三月末時点で本土で二千七百七十人、沖縄で二千三百八人、合計で五千七十八人。  今回の見直しのときに何名に軍属はなっていますか。
○赤嶺委員 五千人が七千人にふえているんですね。  何か、軍属を地位協定で明確にして、犯罪の防止のために軍人や軍属が減るのかと思ったら、逆にふえている。ふえていることも可能にするような補足協定になっている。これでは、米軍人軍属の犯罪の抑止にはつながらないということを申し上げてお...全文を見る
○赤嶺委員 今の数字は、二〇一四年、一五年までの数字ですね。二〇一四年、一五年、年ごとに言っていただきたいんですが、二〇一六年の数字は出ていないんですか。いかがですか。
○赤嶺委員 通報というのは、地位協定の運用改善で、お互いの犯罪の防止に役立てるために毎月やりとりするということになっていますでしょう。合意でそうですよ。なのに、何で去年のものが出ないんですか。いかがですか。やりとりをやっていないんですか、日米間で。
○赤嶺委員 今、小野寺前防衛大臣、後でという助け船が出ておりましたが、これは毎月やることになっているんですよ。多分、小野寺大臣のときだったんじゃないかなと思いますけれども、毎月やることになった。運用改善だ、歴史的だ、画期的だとそのときも皆さんおっしゃっていたんですよ。  今度の...全文を見る
03月10日第193回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
議事録を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  まず初めに、一昨日の米軍司令官の発言について質問します。  三月八日、沖縄で米軍のニコルソン四軍調整官が記者会見を行いました。そこで司令官は、昨年のオスプレイの墜落事故をめぐって、このような発言を行いました。  オスプレイの事故の後...全文を見る
○赤嶺委員 ニコルソン氏は、墜落事故の直後にも、住宅や県民に被害を与えなかったことは感謝されるべきだ、知事はパイロットに対して勲章を上げるべきだ、こう発言しています。県民に恐怖と不安を与えていることについて全く反省がありません。  防衛大臣は、こういう発言が繰り返されていること...全文を見る
○赤嶺委員 事故を起こしても恥じるべきではないという司令官がいて、日本政府が安全に対して配慮せよと言っても、実際に配慮しないんじゃないですか。  きのうもつり下げ訓練のことを照屋議員が質問しておられましたが、それだって、きょうも続いているんですよ。住宅地上空にはみ出すような訓練...全文を見る
○赤嶺委員 大臣が心情に配慮して発言してくれと言って、ニコルソン氏が墜落事故は恥じるものではないと応え合う、そういう関係、これで何か大臣が言ったことになりますか。県民の命と安全に配慮せよとただ言っただけじゃないですか。ニコルソン、何の反省もしていないじゃないですか。  そんな、...全文を見る
○赤嶺委員 根っこはニコルソン氏と同じような考え方を防衛大臣が持っているというぐあいに私は受けとめました。  それで、ニコルソン氏は、日米両政府のリーダーたちに私の意見としてこの点を幾度か話している、こうも述べております。日本政府にもニコルソン氏からこういう話があったのではあり...全文を見る
○赤嶺委員 まさに軍人がそういうことを言うのが大変恐ろしいわけですよ。もう軍人の世界ですから、軍人に支配されている世界ですから、沖縄は。  それで、自衛隊によるキャンプ・シュワブの共同使用は、安保法制の審議の際にも大きな問題になりました。統合幕僚監部の河野統合幕僚長が二〇一四年...全文を見る
○赤嶺委員 河野統合幕僚長も同じような発言をしているので、オスプレイが使用する可能性があるということではないか、このように大臣、伺っているんです。大臣、いかがですか。
○赤嶺委員 先ほど大臣も触れておりましたが、二〇一三年十月の日米共同発表、「日本の南西諸島を含む地域における自衛隊の態勢を強化するため、閣僚は、共同使用に関する作業部会の取組を歓迎した。」これは二〇一三年十月の日米共同発表ですが、作業部会をつくっている。この作業部会で一体何を話し...全文を見る
○赤嶺委員 ニコルソン調整官もあそこまで言い、河野統幕長も発言し、非常に焦点になっているわけですから、この際、政府は、共同使用に関する作業部会の協議内容を含めて、自衛隊による米軍基地の共同使用に関して、日米間で何を話し合っているのか、その全容を明らかにすべきときであると思いますが...全文を見る
○赤嶺委員 それじゃ全くわからないまま、とにかく共同使用について作業が行われているけれども、そして軍人同士で、キャンプ・シュワブを使ったらいいねということを言っているけれども、政府はそれをひた隠しにする。まあ隠蔽とは言いませんが、情報を公開していない。これでは県民の不安は高まるば...全文を見る
○赤嶺委員 キャンプ・ハンセンの訓練内容も非常に実戦的で、しかも、訓練回数も年々増加してきている。  この訓練実績の資料を事前に出していただきました。これを見ていましたら、非常に件数が多いのが射撃訓練なんですね。射撃訓練というのは、具体的に、どこのレンジでどういう訓練を行ってい...全文を見る
○赤嶺委員 たくさんのレンジを使っているという印象を持ちますが。  さらに、二〇一六年十月二十二日から二十六日には日米共同の戦闘訓練としてヘリを使った訓練も行っています。これはどういう訓練だったんですか。
○赤嶺委員 改めて、本当に訓練の内容、米軍並みの実戦的なものになってきていると実感します。  改めてロードマップの該当部分を見てみますと、「キャンプ・ハンセンは、陸上自衛隊の訓練に使用される。施設整備を必要としない共同使用は、二〇〇六年から可能となる。」このように書かれておりま...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、施設整備というのはそれでは何を想定しているんですか。
○赤嶺委員 施設整備という言葉がわざわざ出てくるから、どんなことを想定して今はやらないと言っているのかという質問であります。引き続き、聞いていきます。  自衛隊は、キャンプ・ハンセンだけでなく、沖大東島射爆撃場でも共同使用を開始しています。  いただいた訓練実績の資料によると...全文を見る
○赤嶺委員 次に、嘉手納弾薬庫、これについても聞きます。  以前出してもらいました在沖米軍基地の二4(a)使用の一覧を見ますと、嘉手納弾薬庫地区については、「自衛隊が隊舎施設等、不発弾処理場、火薬類の貯蔵施設として、陸上自衛隊が汚水管の埋設用地、弾薬庫の用地として及び給水のため...全文を見る
○赤嶺委員 書いてあるわけですから、将来あるわけですね。
○赤嶺委員 ニコルソン四軍調整官は、沖縄における全ての基地が統合可能だ、このように述べて、北部訓練場でも既に陸上自衛隊が訓練を開始していることを明らかにしています。また、その中で、中谷前防衛大臣が、沖縄でニコルソン氏を表敬訪問したときに、かつてレンジャー部隊の陸上自衛官として北部...全文を見る
○赤嶺委員 出してもらった資料によりますと、去年の九月二十三日から十月八日、十月二十一日から十一月四日、十二月二日から十二月十六日、研修ということになっておりますが、間違いないですか。
○赤嶺委員 この時期というのは、まさにオスプレイの着陸帯の建設をめぐって現地が非常に緊張状態にあったときであります。私も、N1の表のゲート前の抗議行動に何度も参加をいたしましたが、そういう新しい着陸帯に反対する抗議行動が起こっているときに、訓練場の中では米軍と自衛隊が一体で研修を...全文を見る
○赤嶺委員 実習に参加する。  では、研修と訓練は何が違うんですか。
○赤嶺委員 研修というのは訓練の第一歩になり、部隊の大々的な共同訓練になっていく、そういうことにつながっていくだろうと思います。  これまでに在沖米軍基地で自衛隊が行った研修の実績を陸海空別に、年度ごとに、件数の推移、主な内容を簡単に説明してくれますか。
○赤嶺委員 大臣、米軍再編は沖縄の負担の軽減といいながら、沖縄に米軍基地があることをいいことにして、米軍並みに強くなりたいという自衛隊が米軍基地を使って訓練をしている。負担はどんどんどんどん重くなっていくだけですよ。負担の軽減なんて、そういう言葉は使わないでいただきたい。  二...全文を見る
○赤嶺委員 根本的な原因は、米軍再編計画が、地元住民の民意を無視して、基地の強化、固定化を押しつけるものだからであります。それを再編交付金という金の力でねじ伏せられた地域があったとしても、それが政府の基地政策に対する住民の不信感をどれだけ広げたか、政府自身が重く受けとめるべきだと...全文を見る
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、米軍再編特措法一部改正案に反対の討論を行います。  本法案は、米軍再編特措法の期限を十年間延長するものです。  同法は、二〇〇六年五月に日米両政府が合意した米軍と自衛隊の再編計画の円滑な実施のためとして、二〇〇七年に成立した法律です。 ...全文を見る
03月16日第193回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
議事録を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  まず最初に、南スーダンの日報問題、伺っていきます。  南スーダンのPKO派遣部隊が日々作成していた日報が、統合幕僚監部だけでなく、陸上自衛隊に残っていたことが報じられました。  これまで防衛大臣は、陸上自衛隊には再調査によって日報は...全文を見る
○赤嶺委員 結果として、大変自信ありげに、陸上自衛隊にはなかったと断定的に答弁、振る舞ってきたわけですから。しかし、きのうの報道の結果、陸自にあると。私たちは、その可能性についても予算委員会でも指摘をしてまいりました。笠井委員の質疑もありました。  結果として、やはり虚偽答弁だ...全文を見る
○赤嶺委員 今回、日報のデータが残っていたとされる研究本部は、陸上自衛隊のさまざまな活動、作戦から今後の教訓を引き出すための研究を行う機関です。当然、データが残っている可能性が高い部署であるわけですが、そういう認識のもとに再調査をやったんですか。
○赤嶺委員 残っている可能性が高いところはどこかという認識も持っていなかったのかというぐあいに言わざるを得ません。  さらに重大なことは、陸上自衛隊にデータが残っていたことがわかった一月中旬に、これまでの説明と矛盾するため、外部に公表しないことを決め、二月になって、データを消去...全文を見る
○赤嶺委員 防衛省・自衛隊の幹部に指示をした者がいたかどうか、これは特別防衛監察を待たないでも確認できるんじゃないか、私はそう思いますよ。その点は確認したんですか。
○赤嶺委員 陸幕長に確認をして、陸幕長はどういう答えだったんですか。
○赤嶺委員 陸幕長には、報道が事実であるかどうか確認しなかったんですか。いかがですか。
○赤嶺委員 私、大臣に聞いているんですよ。  陸幕長にその報道は事実であるかどうか、まず、ここを聞きますでしょう。すぐ監察本部をつくりましょうという話にならぬでしょう。  だから、そういうことを聞かなかったんですか。聞いて、陸幕長はどう答えたんですか。
○赤嶺委員 やはり、聞いていて不思議ですよね。  最初、この報道に接したときに、陸幕長に、この報道は本当かどうか、陸幕長は知っているか、知っていないか、まず、その質問を発するんじゃないですか。陸幕長、監察本部をつくりましょうという話にはならないですよ、話の順序として。  陸幕...全文を見る
○赤嶺委員 大臣も知らない、陸幕長も知らない。防衛省以外に、官邸からそうした指示があったことはありませんか。
○赤嶺委員 陸上自衛隊にデータが残っていることを隠して、そして公表をしないという一連のNHKの報道ですよ。そういう指示を防衛省が知らないというなら、官邸からそういう指示があったという可能性がないかどうか。当然それも調べるわけですよね。いかがですか。
○赤嶺委員 防衛監察本部が特別防衛監察を行うと言いますけれども、これも防衛大臣直轄の組織であります。防衛省設置法二十九条は、本部長である防衛監察監は、防衛大臣の命を受け、監察を行うと規定しております。  今問われているのは、防衛大臣以下、防衛省・自衛隊の組織ぐるみの隠蔽があった...全文を見る
○赤嶺委員 それでは次に、三月の八日、沖縄の金武町、宜野座村周辺で、米軍ヘリが物資つり下げ訓練中に、つり下げていたタイヤを落下させる事故を引き起こしました。地元の住民と行政区、自治体が危険なつり下げ訓練の中止を繰り返し求めていたにもかかわらず、訓練を再開し、しかもこのような事故を...全文を見る
○赤嶺委員 落下させたタイヤ、これはどういうタイヤだったのか。大きさや重量はわかりますか。
○赤嶺委員 七トンのトラックタイヤ、タイヤ自身が七トンということですか。(発言する者あり)だから正確なことを聞いているんだよ。
○赤嶺委員 わからないことは聞かないと。  米軍は、タイヤを落下させた具体的な場所、これは特定できましたか。
○赤嶺委員 事故から一週間が経過して、基本的な事実関係さえいまだに説明されない。納得できるものではありません。  私は、先日、事故現場の近くに行ってきました。米軍がつり下げ訓練に使うのは、人の背丈ほどもあるタイヤだそうです。そんなものが人の上に落ちれば、命にかかわる重大事故にな...全文を見る
○赤嶺委員 いや、あなたはさっき、施設内、区域内、このようにおっしゃっておりました。  これは、何でそこに赤丸がついているかというと、落下直後に米兵がたくさん捜索に入っている場所なんですよ。それは民間も出入りできる場所ですから、目撃者はたくさんいるわけですよ。タイヤが落ちていな...全文を見る
○赤嶺委員 安全に配慮するように米軍に働きかけていくということなんですが、今回の事故現場周辺というのは、こういう落下事故が起きたのは初めてではありません。  一九九三年九月には、つり下げ訓練中のヘリが七・五トンのクレーン車を地上六十メートルから落下させる事故を引き起こしました。...全文を見る
○赤嶺委員 当時も求めたけれども、今回繰り返されているということですよね。先ほどの資料をごらんいただければわかりますように、問題になっているのは、ファルコンという着陸帯を使って訓練を行うことになります。ここは施設・区域内だけを飛行するということはできません。必ず公共施設や民家の上...全文を見る
○赤嶺委員 さっきの深山局長の答弁と何も変わらないですね。安全に配慮するのは当然のことですとここで何度言っても、配慮していないんですから。アメリカは、米軍は約束を守らない、これが米軍のやり方なんです。着陸帯の撤去、それ以外にないということを強く申し上げておきたいと思います。  ...全文を見る
○赤嶺委員 南西諸島への自衛隊配備について議論する上で、改めて、沖縄の自衛隊の成り立ちからこの問題を考えてみる必要があるのではないかと思います。  沖縄は、一九五二年のサンフランシスコ講和条約第三条によって小笠原、奄美とともに本土から切り離され、戦後二十七年間にわたって米軍の施...全文を見る
○赤嶺委員 久保・カーチス協定、これに沿って、それまで沖縄で米軍が行っていたレーダーサイト、対領空侵犯措置、地対空ミサイル、そして海上哨戒などの任務や装備が自衛隊に引き継がれました。  具体的に、いつ、どのように米軍から自衛隊に引き継がれたんですか。
○赤嶺委員 もともと米軍が運用していたレーダーサイトを自衛隊がそのまま引き継いだということは、そのレーダーサイトで捉えた航空機などの情報は米軍にも共有されていたということですか。  委員長、盛りだくさんなので、ちょっと時計をとめていただいて。
○赤嶺委員 質問通告はメモで出しているはずですが、レーダーサイトを自衛隊が引き継いで、そのレーダーサイトで捉えた情報は米軍にも共有されているということなのか、そして今はどうなのか、この点について後でちゃんと報告をしてください。  沖縄の自衛隊の任務は、今も、那覇基地の戦闘機部隊...全文を見る
○赤嶺委員 私、この質問を準備する上で、沖縄に自衛隊が配備されて米軍の任務を引き継いでいく過程について研究した論文を幾つか見てみました。  それらによりますと、米軍は、一九五〇年代から、ソ連の爆撃機による奇襲攻撃を恐れて、早期警戒レーダーや要撃戦闘機、地対空ミサイルなどで構成さ...全文を見る
○赤嶺委員 佐藤総理から始まったことだとおっしゃっていますが、最近、アメリカ政府の対日政策という文書が解禁されました。その文書の中では、日本に対し、沖縄に関連するコミットメントを要求すると明記しています。アメリカの側から要求しているんですね。  一九六九年の第一ラウンドの会談で...全文を見る
○赤嶺委員 沖縄における米軍の役割というのは、まさにアメリカ本国を守るための軍事施設であったわけですよね。ところが、ベトナム戦争やあるいはさっきの大陸防衛という役割が終わった中で予算が削減されていく、そういう中で、アメリカが自分たちの役割を肩がわりさせるという経過があったと思いま...全文を見る
○赤嶺委員 政府は、沖縄で事件、事故が起きるたびに、米軍は日本の防衛のために駐留している、こう強調するわけですよ。  なぜ島嶼防衛は、米軍ではなく、自衛隊の任務とされたんですか。
○赤嶺委員 当然が当然であれば、こんな質問にはならないと思いますけれどもね。  二〇一五年の日米新ガイドラインにおいても、島嶼防衛は自衛隊の任務に位置づけられています。「自衛隊は、島嶼に対するものを含む陸上攻撃を阻止し、排除するための作戦を主体的に実施する。必要が生じた場合、自...全文を見る
○赤嶺委員 ガイドラインでは、空域防衛、弾道ミサイル攻撃対処、海域防衛、陸上攻撃いずれについても米軍は自衛隊を支援するだけ、こうなっています。九七年のガイドラインでは、それぞれの箇所で打撃力の使用という言葉が出てきますが、新ガイドラインでは、領域横断的な作戦で初めて出てくるのみで...全文を見る
○赤嶺委員 一番大事なポイントになる、核心になる言葉だと思いますよ。それを説明できないと言って済ます問題ではないと思います。  アメリカは、今、イラクでも、結局、自国は後ろに下がって、そしてイラクの軍隊を前面に出していく、このような戦略に変わってきています。まさにアメリカの、今...全文を見る
○赤嶺委員 緊急時の医療体制というのは何ですか。
○赤嶺委員 つまり、先島諸島が戦場になることを想定して、負傷兵の医療体制を前線に近いところでどう構築するか、そういう検討であります。  実際、昨年十一月には、キャンプ・コートニーで、宮古島を戦場に見立てて、水陸両用作戦に焦点を当てた日米共同の指揮所演習が行われています。  先...全文を見る
○赤嶺委員 それは可能ですか。
○赤嶺委員 二〇〇八年に宮古島市が国民保護計画を作成しております。それによりますと、可能な限り全住民の避難を視野に入れた体制を整備する、このように言っています。可能な限りでしかないわけです。  大体、五万五千人の全住民をどのように避難させるか。現実にはできる話ではありません。弾...全文を見る
○赤嶺委員 できない話をできるかのように言い立てて、それで一度戦端が開かれてしまったら住民に甚大な犠牲が出ることは絶対避けられないんですよ。そのことを肝に銘じるべきであります。  南西諸島の問題は、軍事対応を強めて緊張を高める方向ではなく、冷静な話し合いと交流でお互いの信頼を高...全文を見る
○赤嶺委員 千代田カントリーの場所について防衛省がどういう認識を持とうと、地下水審議会が開かれて、地下水に影響を与えるとなったら、向こうは地下水しかない島ですから、そういう命の水に影響を与えるような建築が許されるはずはないんですよ。誰も認めません。だから、地下水審議会を待つべきだ...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
03月16日第193回国会 衆議院 憲法審査会 第1号
議事録を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  私たちは、憲法審査会は動かす必要はないという立場です。憲法審査会は、憲法改正原案、改正の発議を審査するための場です。ここでの議論は、改憲項目をすり合わせ、発議に向かうことにつながります。国民の多数は改憲を求めておらず、審査会を動かすべき...全文を見る
04月18日第193回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
議事録を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、名護市辺野古の米軍基地建設について質問をいたします。  政府は、先週十四日までに汚濁防止膜の設置を終え、今週にも護岸工事に着手する方針と報じられています。  橋本・モンデール会談から二十一年が経過をいたしました。この間、県...全文を見る
○赤嶺委員 今の水産資源保護法の目的、水産資源の保護培養を図り、その効果を将来にわたって維持することにより漁業の発展に寄与する、そういうことであるわけですよね。  それで、岩礁破砕の手続は、その水産資源法四条二項五号に基づくものです。ここでは、「農林水産大臣又は都道府県知事は、...全文を見る
○赤嶺委員 今、水産庁長官もお越しのようでありますので、答弁を水産庁長官にお願いしていきたいと思います。  水産庁のホームページを見ますと、水産資源を育む水圏環境として、次のように指摘しております。  「沿岸の水産資源の生育環境は、海域のみならず、陸域、河川域、沿岸域における...全文を見る
○赤嶺委員 全国の藻場の面積、同じ資料だと思いますが、昭和五十三年当時二十・八万ヘクタールから、平成十九年十二・五万ヘクタール、干潟は八・三万から四・八万ヘクタールに減少と。もう本当に、水産資源にとって貴重な藻場や干潟が開発等によって減少しているというのは大変な問題だと思うんです...全文を見る
○赤嶺委員 今、漁場環境の保全の問題が出ました。  そこで、漁業法の制定以来、水産庁が示してきた漁業制度に関する通知等を収録した漁業制度例規集、かなり厚い本を見てみました。そこには、「(一七二)漁場計画の樹立に関する問答集について」と題して、一九七二年九月二十二日付で水産庁が示...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、答えのところ、今、水産庁長官、設問のように従来の漁業を継続し得る場合にはと、ちょっと読み上げたのかどうか、私、定かではないんですが、答えのところでは、設問のように従来の漁業を継続し得る場合には、変更免許の申請をすることは適当でないが、申請があった場合には、漁業...全文を見る
○赤嶺委員 漁業権の変更の免許は、直ちに行うのではなく、漁業権を行使し得なくなる時点においてなすことが妥当というこの見解、漁業権を行使し得なくなる時点とは、具体的にどういう場合を指すんですか。
○赤嶺委員 それはどういう場合ですか。
○赤嶺委員 確認いたしますけれども、水産庁は、今のこの見解に示されているとおり、埋め立てが予定されている区域であっても、従来の漁業を継続し得る場合には、直ちに漁業権変更の免許を行うのではなく、漁業権を行使し得なくなる時点まで漁業活動が継続される方向で対応してきた、そういうことです...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、漁業が継続できる場合というのを具体的に想定して考えて、それで辺野古にかかわって防衛省に聞きますが、辺野古の新基地建設にかかわって、沖縄防衛局が二〇一三年二月二十六日付で、公有水面埋め立てと漁業権等の一部消滅について名護漁協に依頼文書を発出しております。これは...全文を見る
○赤嶺委員 二〇一三年の漁業権の一部消滅について皆さんが出した依頼文書、ここで皆さんが求めたのは、いつの時点で漁業権等の一部を消滅させることを依頼したのか。法定手続を終えた時点で直ちに消滅させることを依頼したものか、それとも埋め立てが完了した時点で消滅させることを依頼したものか、...全文を見る
○赤嶺委員 つまり、法定手続をもってということは、直ちに漁業権等の一部消滅を依頼しているということになるわけですね。  これは水産庁の見解と違うのではありませんか。
○赤嶺委員 これまでの水産庁の見解に照らせば、たとえ埋め立てが予定されている区域であったにしても、実際に漁業活動が行えなくなるまでは、できる限り漁業活動を継続できるように配慮するというのが防衛省のやるべきことではないですか。法定手続を終えたら直ちに漁業もできなくなるような、これは...全文を見る
○赤嶺委員 水産資源の確保を優先することを辺野古ではやらなかったということですよね。  私は、水産庁の根本的な姿勢が問われていると思うんですよ。これまでの行政指導と明らかに違うことを防衛省がやった。何で漁場を、埋め立てが完了すれば自然消滅でしょうけれども、埋め立てまであと何年も...全文を見る
○赤嶺委員 変更と一部放棄は書き分けていると。  皆さんが送った県への通知の中には、技術的指導助言の中には、変更(一部放棄)、そうなっているわけですよね。これを、違うという主張を強引に先ほどからされておりますが、この久保さんの質問主意書と答弁書のやりとりはそうはなっていません。...全文を見る
○赤嶺委員 大事なところですので、一つ一つ聞いていきたいと思います。  きょうの委員会、午後にもわたりますので、午後もまた引き続きやりますけれども、ただ、午前中の中で、具体的な事例で伺います。  一九七〇年代に、当時の北海道の伊達町で、北海道電力による火力発電所の建設計画が持...全文を見る
○赤嶺委員 時間が来ましたので、北海道電力の続きは午後に持ち越しまして、午前中は質問を終わりたいと思います。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  午前中の質疑に続きまして、伊達火力発電所の事例について水産庁に聞きます。  午前中の答弁にもありましたように、伊達漁協は、一九七二年五月三十一日の総会で埋立区域を漁場から除外する漁業権の変更議決をしております。その約一カ月後、七月の四...全文を見る
○赤嶺委員 答えられないということですか。さまざまな事案について、個別のと言いますが、変更申請を北海道知事にやっているわけですよ、伊達漁協は。そういうことをやってきたんじゃないかと。  なぜ伊達漁協は漁業権の放棄ではなく漁業権の変更を決議したのか。これは、漁業権を一部放棄するに...全文を見る
○赤嶺委員 北海道だけではありません。大分県臼杵市でも、一九七〇年代に大阪セメント株式会社によるセメント工場の建設計画にかかわって、漁業権の放棄が問題になっています。  ここでは、漁協が漁業権の一部放棄を議決し、その後、大分県知事に変更免許を申請し、知事が免許を行っている、そう...全文を見る
○赤嶺委員 臼杵ではそういう知事の変更免許申請をとっているわけですね。  漁業権の一部放棄と変更を混同させる実態があったと水産庁長官は先ほど述べておりますが、その混同する実態というのは、いつまでそういう実態があったということですか。
○赤嶺委員 いや、あなたの答弁ですよ。変更と一部放棄、それを混同させる実態があったというのは、あなたの午前中の答弁ですよ。  つまり、これまで水産庁はそうした混同を正す措置をとったことはないんじゃないですか。ありますか。
○赤嶺委員 まさに今長官がおっしゃった点、先ほど私も紹介をしましたが、二〇一二年六月八日付の水産庁の技術的助言、これはこのように指摘しています。「漁業補償の際に、組合の総会の議決を経た上で、事業者との間で「漁業権の変更(一部放棄)」等を約する旨の契約が交わされる事例が見受けられま...全文を見る
○赤嶺委員 今の国会答弁についても後で触れますが、今回、水産庁は防衛省からの照会に答えて、漁協が法定の手続を経て漁業権の一部を放棄すれば、漁業権は消滅し、岩礁破砕等の許可を受ける必要はないとの見解を示しました。  これまで、岩礁破砕等許可の取り扱いをめぐって、このような見解を示...全文を見る
○赤嶺委員 断定的に言えないと。  ところが、水産庁は、防衛省に回答した日と同じ三月十四日付で、防衛省の照会文書と水産庁の回答文書を全国の都道府県に通知しています。  なぜこのようなことを行ったんですか。
○赤嶺委員 今までとってきた水産庁の見解は実務上混乱があった、今からやることだというお話にしたいんでしょうけれども。  皆さんが出した文書、全国の都道府県に出した文書については、各都道府県におかれましても、漁業権の一部放棄及びその場合の岩礁破砕等許可の取り扱いについて、誤解のな...全文を見る
○赤嶺委員 先ほど水産庁長官は、一九七一年、昭和四十六年の国会答弁を持ち出されました。私たちも水産庁に対して、今回と同様の見解を過去に示したことがあるかということを確認したら、この昭和四十六年、七一年の八月九日の衆議院農林水産委員会で水産庁長官が答弁しているとのことでした。議事録...全文を見る
○赤嶺委員 何回も同じ答弁を繰り返しますが、過去の事例を持ってきたら答えられないという、まさに新しい見解を先ほどから繰り返しているようなふうにしか聞こえません。  この臼杵の漁業権放棄をめぐっての国会でのやりとりは、質疑の一カ月前に、一九七一年七月に大分地方裁判所が漁民側の全面...全文を見る
○赤嶺委員 質問したいことを先取りして答弁していただいても、そういう答弁だけをやるためにここに座っておられるということじゃないと思うんですよね。もっときちんと説明しなきゃいけないんですよ。  報道では、あるんですよね。滑走路の液状化や地盤沈下などを防ぐため地盤改良が必要と見てい...全文を見る
○赤嶺委員 さっき軟弱地盤はないと断定されたんじゃないですか。さっきの答弁と今と何がどう違うんですか。
○赤嶺委員 現在の公有水面埋立承認には、地盤改良についての項目がないわけですね。地盤改良が必要なところを今断定できない、これからどうなるかわからぬということですが、そういう地盤改良の必要性が出てきたら、政府は設計変更申請を行うということでいいですよね。
○赤嶺委員 今、ポセイドンと呼ばれる大型の特殊船舶でボーリング調査を行っていますが、これは何のためですか。
○赤嶺委員 去年の三月にまとめられたボーリング調査の二つの報告書の提出を防衛省に求めています。二カ月以上も前から求めておりますが、今も、防衛大臣、提出されておりません。マスキングの必要のない部分からでも速やかに提出するよう求めていますが、それも提出いたしません。だから、質問のやり...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、二カ月たっているんですよ。いましばらく待ってくださいと言われて二カ月ですよ。  大臣、急がすべきだと思いますが、いかがですか。マスキングの必要のないところからでも先に出させてください。
○赤嶺委員 大臣、日報の黒塗り問題もありますから、資料の公開についてはもっと積極的に取り組む姿勢を見せないと、事務方の言いなりの答弁の繰り返しではだめです。  防衛省は今週にも本格的な海上工事に着手するという方針が報道されています。具体的には、どの工区からどのような工事に着手す...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
04月20日第193回国会 衆議院 憲法審査会 第4号
議事録を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、参考人の先生方、大変お忙しい中、貴重な御意見をいただき、本当に感謝申し上げます。  そこで、質問に移らせていただきますが、私は、この憲法審査会の中で、沖縄に憲法はないのかということをいろいろな角度から問い続けてまいりました。...全文を見る
○赤嶺委員 ありがとうございました。  いろいろ、私と意見の違うところもありますけれども、また参考にして、これからも議論を続けていきたいと思うんです。  ただ、一つ、齋藤参考人がおっしゃいました、国と地方の関係をちゃんと整理していく場合に、国地方係争処理委員会がこの間出した結...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
04月21日第193回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
議事録を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  質問通告というのは、議員にとってある意味大変大事な仕事でありますから、二度と先ほどのことがないように、私の方からも一言申し上げておきたいと思います。  そこで、法案に入る前に、沖縄の米軍基地問題について幾つかお聞きしたいと思います。 ...全文を見る
○赤嶺委員 米軍の銃弾かどうか、これは確認できたんですか。
○赤嶺委員 沖縄県は、きのうの県議会で、見つかったものは、長さが約三センチで、海兵隊が使用するM240機関銃の弾の長さに数値的に近い、こういう認識を示しています。こういう認識、この点は防衛省、どのように考えておりますか。
○赤嶺委員 沖縄県は、さらに、金武町の方から発射されたと推測されるという認識も示しているんですね。この点はどうですか。
○赤嶺委員 米軍に抗議されたとおっしゃいましたが、使用を中止している射場、レンジ、これはどこですか。
○赤嶺委員 防衛大臣に伺いますけれども、今回の被害が米軍基地の中だったということから、一定の危険はやむを得ないかのような受けとめが一部にあるようですが、これは現場を知っている者から見ればとんでもないことであります。  米軍の基地の中であっても、工事現場の安全が確保されるべきこと...全文を見る
○赤嶺委員 もう射場がキャンプ・ハンセンの山いっぱいに広がっている。ですから、最初、複数と言ったときに、その発言にも私はちょっとかちんときましたが、多数のレンジが広がっているところなんですよね。  それで、恩納村の長浜村長と安富祖区の宮里区長は、沖縄防衛局と米軍に対し、抗議の申...全文を見る
○赤嶺委員 集落の近くに実弾射撃訓練場が広がっている、こういう状態が放置されていけば、同じような事故が繰り返されます。これまでは、事故が起きても米軍の責任は曖昧にされ、日本の警察の取り調べもできなかった。無責任な状態が続いていますので、絶対にそういうことを繰り返してはならないとい...全文を見る
○赤嶺委員 こんなことを繰り返していて、物、車両をつり下げて、住民がまさに生活している地域、陸であれ海であれそういう地域で訓練して、危険を感じて住民が通報したら、米軍の答えは安全に配慮して訓練をしているという、こんな木で鼻をくくったような答えが出てくる。日本の政府は、いや、まあ影...全文を見る
○赤嶺委員 三月も当委員会でも私は取り上げたんですけれども、金武町や宜野座村の周辺で、米軍ヘリがつり下げていたタイヤを落下させる事故を引き起こしました。金武町議会事務局がつくった地図を当委員会で示しながら、公共施設や民家が入り組むところで起きた事故であるということをそのときも指摘...全文を見る
○赤嶺委員 米軍の必要な訓練といったら、無限ですよ。彼らは、戦場を想定して、戦争で戦うための訓練をやりますから、そういう無限に拡大するような軍事優先の訓練を県民の生活の場でやっている。これを必要な訓練だと思って日本政府が認めるから、こういう事故が繰り返されるんですよ。  やはり...全文を見る
○赤嶺委員 もうちょっと具体的に確認したいんですが、午前中の質疑でもありましたが、ASEAN諸国、それから中東やアフリカ地域、これは該当するんですか。
○赤嶺委員 該当しない地域というのはあるんですか。
○赤嶺委員 法文の表現ぶりでいろいろなことを質問したくなるわけですが、「開発途上にある海外の地域の政府」、このように規定しております。この規定からすると、開発途上にあるかどうかは、地域ごとに判断するということなのか、さっき国の名前も挙げておりましたが、国ごとに判断するということな...全文を見る
○赤嶺委員 実際に譲与などを行うかどうかの判断基準ですが、防衛大臣が「当該軍隊の当該活動に係る能力の向上を支援するため必要と認めるとき」と規定をしています。  午前中の質疑で、日本の安全保障に資するかどうかを判断基準の一つに挙げていましたが、法文上は明記されていないんですね。そ...全文を見る
○赤嶺委員 法文には、「当該軍隊の当該活動に係る能力の向上を支援するため必要と認めるとき」、このように規定をしているだけです。  この防衛装備移転三原則のいろいろな要件、これは法文の中から読めないのではありませんか。どうやって読むんですか。
○赤嶺委員 法文上は、何ら限定的な規定にはなっていないわけですね。政府の判断に委ねるものになっていると言わざるを得ません。  装備品等の使用目的について伺いますが、災害応急対策のための活動、情報の収集のための活動、教育訓練その他の活動というぐあいにしております。戦闘作戦行動は除...全文を見る
○赤嶺委員 戦闘作戦行動を除外されている。除外した理由は何ですか。
○赤嶺委員 警戒監視活動、情報収集のための活動、これは具体的にはどういう活動を指していますか。
○赤嶺委員 せっかく二問聞いたわけですから、さらに踏み込んで、ちょっと詳しく答えてください、同じ答えを繰り返すんじゃなくて。
○赤嶺委員 では、ちょっと伺いますが、フィリピンへの海上自衛隊の練習機TC90の貸与に当たっても、人道支援、災害救援、輸送及び海洋状況把握に係るフィリピンの能力の向上のためとしております。  一般的に、海洋状況把握とはどのような活動を含むんですか。フィリピンに実際にもう貸与が始...全文を見る
○赤嶺委員 去年の五月にも同じような質問を我が党の議員が、当時は中谷防衛大臣にしているんですが、中谷大臣の答弁では、海洋状況把握の中には海洋監視等が含まれ、具体的な活動として、事態への対処、未然防止、情報収集、警戒監視、偵察などを挙げております。  事態への対処とはどういうこと...全文を見る
○赤嶺委員 これは防衛大臣にも答えをいただきたいんですが、中谷大臣は事態への対処と言って、今さまざまな安全保障事態への対処というのも答弁の中にありましたが、そういう安全保障事態への対処というのはどういうことですか。
○赤嶺委員 幅広い、我が国の安全保障法制でいろいろな定義をされていることも含まれているというお話ですね。  戦闘作戦行動も含まれるんですか、大臣。
○赤嶺委員 同じ答弁であるわけですが、武器は搭載しないという、日本政府はそのように考えているのか、武器弾薬を除外されているわけですね。その理由は何ですか。
○赤嶺委員 ただ、日本の政府が武器弾薬の譲与を行わなかったとしても、その後、譲与を受けた国が武器弾薬を搭載することについては、今回の法文の上では何の制約もありませんよね。いかがですか。
○赤嶺委員 先ほど、偵察活動、航空機を使っての情報収集活動のお話にも触れられました。  二〇〇一年に、沖縄の嘉手納基地を飛び立った米軍の偵察機、EP3が海南島沖の公海上で中国軍の戦闘機と空中接触をしました。  こういう過去の事例に照らしても、海洋状況把握が目的だとおっしゃいま...全文を見る
○赤嶺委員 実際には、そういう譲与先の装備品を使った活動の中に、非常に軍事的には危険な中身も、活動内容も含まれているわけです。やはり私は、政府による武器の提供が国際紛争を助長するおそれは否定できないと思います。  しかも、南シナ海をめぐっては、五カ国一地域が領有権を主張している...全文を見る
○赤嶺委員 これらの能力構築支援の活動の中で、日本とアメリカが具体的に連携している事例、これはどういうものですか。
○赤嶺委員 これも質問通告していたものだよということを言わせていただきますが、そのときのレクでいろいろ聞いた内容がありますから、私の方からちょっといきたいと思うんです。(発言する者あり)そうなんですよ。通告したから、来たから、私もわかることなんですよね。  オーストラリア軍主催...全文を見る
○赤嶺委員 アメリカ政府は、二〇一五年八月に、アジア太平洋海洋安全保障戦略などで、アジア太平洋地域において同盟国やパートナー諸国の軍事力を育成強化し、海洋の警戒監視活動などでより大きな軍事的役割を担わせる方針を明らかにしています。こういうアメリカの方針に沿って、日米が一体となって...全文を見る
○赤嶺委員 こういうことは、財政法ができたのは一九四七年ですよ、およそ時代が変わったら、環境が変わったら軍事なども当然想定していくことになるんだという話ではなくて、そもそも財政法ができたとき、つくったときのそもそもの精神は憲法九条と一体ですよ。  「国権の発動たる戦争と、武力に...全文を見る
○赤嶺委員 財政法九条一項は、別途法律をつくれば、この規定にかかわらず無償または時価よりも低い対価で譲渡できる、このようにされていますが、これは具体的には、財務省としてどういう基準を満たした場合にそういうことが認められるんでしょうか。
○赤嶺委員 財務省が一律の判断基準は持たないということなわけですね。それが妥当かどうかというのは財務省において判断するわけですね。
○赤嶺委員 フィリピンへのTC90練習機五機の貸与については、時価の金額は幾らなのか、また、貸与するに当たっての対価は幾らなのか、これを説明していただけますか。
○赤嶺委員 一機は二十万円。そして、四機については七十七万円、もう一つのは一機二・二万円。この金額というのは無償みたいなものですよね。  防衛省は、今回の法整備の必要性として、フィリピン政府から無償での譲渡を求められたことも挙げていますが、今回の規定が整備されていれば無償で譲渡...全文を見る
○赤嶺委員 結局、フィリピン側の無償譲渡要求が法案作成のきっかけになっていくという経過はもう明らかであります。国有財産ですよ、政府の判断次第で財産が無償または時価よりも低い対価で譲渡されてしまうことになっていくわけです。国民の税金で調達した国有財産であるにもかかわらず、何の基準も...全文を見る
○赤嶺委員 今の答弁にもありましたように、昨年の一月には那覇基地の戦闘機部隊が二個飛行隊化され、第九航空団が新編をされました。先島諸島への自衛隊配備とあわせて、沖縄における自衛隊の体制が非常に強化されてきています。  こうしたもとで、最近の報道によりますと、スクランブルの体制に...全文を見る
○赤嶺委員 時間が来たので、残りの質問は次回に回しますけれども、実は、スクランブルで発進していくときは、私の自宅というのは那覇基地のすぐそばにありまして、何機で飛んでいくかというのがすぐわかるんですよ。手のうちを見せるとか、もったいぶって格好つけて答弁しても、見えるわけですから。...全文を見る
04月25日第193回国会 衆議院 安全保障委員会 第7号
議事録を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  最初に、辺野古の新基地建設について聞きますが、けさ九時二十分ごろ、沖縄防衛局が護岸工事に着手したということになっています。県民の反対の意思を踏みにじって、本格的な海上工事に着手したことは、断じて容認できません。  防衛大臣に伺いますが...全文を見る
○赤嶺委員 この問題で一時間ぐらいとってやりとりしたいんですが、戦後七十二年間、沖縄に新たな基地を押しつけるようなことは受け入れられるはずがないんですよ。どうやって米軍基地が沖縄でつくられてきたかという基地の形成過程、それから本土復帰の原点に立ち返って、あのとき政府は、沖縄の基地...全文を見る
○赤嶺委員 ですから、トランプ大統領が全ての選択肢がテーブルの上にあることを言葉と行動で示す、そういう姿勢を高く評価すると言っているわけですね。その行動とは何を指すのかということを聞いているわけです。
○赤嶺委員 カール・ビンソンの行動などは含まれるんですか。
○赤嶺委員 防衛大臣に伺いますが、今、海上自衛隊の艦船二隻が、米空母カール・ビンソンとの共同訓練を行っています。先ほどもありましたが、けさの報道では、西太平洋だけでなく、日本海でも実施する方針を固めたと報じられております。そういうことですか。
○赤嶺委員 大臣は、きのうの答弁で、あくまで戦術技量の向上と米海軍との連携強化が目的だと述べました。  総理が、北朝鮮問題とのかかわりで、カール・ビンソンの行動を高く評価し、そのカール・ビンソンと今共同訓練を行っています。日米が一体となって北朝鮮に対して軍事的圧力をかけるもので...全文を見る
○赤嶺委員 新ガイドラインで、日米が平時から同盟調整メカニズムを活用して、柔軟に選択される抑止措置及び事態の緩和を目的とした行動を含む同盟としての適切な対応を実施するとして、戦略的な情報発信を調整すると新ガイドラインでは規定しているわけですね。  先ほども出ましたFDO、柔軟抑...全文を見る
○赤嶺委員 安倍首相は、記者団に対して、共同訓練の開始に言及した上で、引き続きアメリカと緊密に連携し、高度な警戒監視体制を維持し、我が国として毅然として対応していく、こう述べています。毅然として対応していく相手がちゃんといるわけですね。このことからも、今回の共同訓練の目的、これは...全文を見る
○赤嶺委員 私は、北朝鮮によるミサイルの開発や核の開発は、安保理決議に照らしても、それから日朝平壌宣言に照らしても、さらには六カ国協議の共同声明にも反する暴挙である、このように糾弾してまいりました。絶対に許されない行為であります。  しかし、絶対にこれを戦争にしてはならない、こ...全文を見る
○赤嶺委員 奪還作戦ということは、島嶼に着上陸侵攻があるという事態、こういうのも想定しておられるということですか。
○赤嶺委員 どこの島が想定されるんですか。
○赤嶺委員 皆さんの文献やいろいろな報告書には南西諸島という言葉が頻繁に出てまいります。与那国の自衛隊配備や宮古、石垣島への配備ですね。  私は、戦場になって大きな犠牲があった、そういう体験が生々しく残っている島で、奪還作戦などとこんなことを、いわば沖縄を戦場にすることを想定し...全文を見る
○赤嶺委員 二4(a)の手続をとったということですが、合同委員会合意の概要を見てみましたら、期間は限定されていません。米軍が常駐するということですか。
○赤嶺委員 建物は日本政府の予算でつくったものですよね。もともと米軍のものですか。
○赤嶺委員 米軍がいつまでも、駐留する期限もはっきりしていないわけですが、中央即応集団の建物はこれから米軍が使いますと。  米軍が使うことに伴って、建物の施設整備、これもあるんですか。
○赤嶺委員 日本政府の予算でつくった建物を今度は米軍に使ってもらう、さらに施設整備も行うと。  キャンプ座間は、二〇〇七年の米陸軍第一軍団前方司令部の発足に伴って、コマンド、いわゆる指揮統制センターが新設をされています。これはマスコミにも公開され、自衛隊とも秘密回線で連絡をとれ...全文を見る
○赤嶺委員 ここでも、日米が一体となった訓練、また、南西諸島というところを想定した日米の一体の体制づくりだと断ぜざるを得ません。これも認められません。  次に、南西航空方面隊の関係ですが、三月十六日の本委員会で、沖縄の本土復帰当時、米軍が運用していたレーダーサイトを自衛隊が引き...全文を見る
○赤嶺委員 ここでもアメリカの役割を肩がわりした自衛隊の姿が出ていると思います。  きょうもちょっと時間は足りませんでしたが、一応これで質問を終わります。
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表し、防衛省設置法等一部改正案に反対の討論を行います。  第一に、ACSAの関連規定の整備は、オーストラリア軍、イギリス軍への平時の物品、役務の提供権限を拡充、新設するものです。  これは、日米新ガイドラインに沿って、国際平和共同対処事態や重要...全文を見る
05月18日第193回国会 衆議院 憲法審査会 第5号
議事録を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  安倍首相は五月三日、改憲派の集会へのビデオメッセージで、二〇二〇年を新しい憲法が施行される年にしたい、憲法九条に自衛隊を明文で書き込むなどと表明しました。まず指摘しておきたいのは、こうした安倍首相の発言自体の問題です。  憲法九十六条...全文を見る
○赤嶺委員 二度目の発言ですが、私は、首相発言について、それぞれ、首相発言ではない、総裁発言であり党内に向けたものであるという自民党の方からの御主張もありましたが、あれは紛れもなく総理発言、首相発言で、やはり行政府の長が憲法審査会に不当な介入をしてきた、三権分立をじゅうりんするも...全文を見る
05月24日第193回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  二〇一六年四月に、戦没者遺骨収集推進法が施行されました。国の責任で二〇二四年度までに集中的に遺骨収集を進めることが明記されております。  あれから一年経過をいたしましたが、厚労省の統計によると、沖縄戦の戦没者数は十八万八千百三十六人、...全文を見る
○赤嶺委員 収集した遺骨が十八万人に対して、DNA鑑定で遺族に返ったのは四名。それで、その中には、軍人軍属以外に住民もおりますか。
○赤嶺委員 質問通告をしたかどうかのさっきの議論もありますが、この四名の中に、軍人軍属以外に住民はおりません。これは厚労省から何度も聞いてきた説明であります。  沖縄戦は軍人の戦死よりも住民の犠牲が非常に多いわけです。沖縄戦の実相に照らせば、遺骨収集は、軍人にとどまらず、住民に...全文を見る
○赤嶺委員 今の答弁の中で、先ほど、DNA鑑定で遺骨を遺族に返還したのは四件、でも皆さんの先ほどの答弁の中で、民間人もその中にはいらっしゃるということですが、それは事実ですか、四件の中に。
○赤嶺委員 沖縄にはいないんですよね、民間人は。  それで、先ほど、何で軍人軍属に偏っているかということを、質問もしませんでしたが、問わず語りに答えていただきました。  ただ、沖縄戦というのは軍人軍属よりも住民の戦没者が多いんです。にもかかわらず、この遺骨収集推進法において住...全文を見る
○赤嶺委員 部隊記録に基づいてといいますと、最初から住民は除外していたということになりませんか。
○赤嶺委員 広く民間の人にも呼びかけるのは、それはいいんです。ただ、呼びかける場合に、あなた方がDNA鑑定をする場合に、その遺骨が見つかった、発見された場所と遺族とのつながりを証明することが条件になっていますよね、DNA鑑定に進むには。ここが一番の、住民がDNA鑑定に応ずる場合の...全文を見る
○赤嶺委員 DNA鑑定に応ずる人がたくさん出てきたら、それだけ一致する確率、可能性が低くなるようなおっしゃり方なんですが、でも、今のような厚労省の進め方でも全然突合できないわけですよね。やはり、どこで亡くなったかわからないという沖縄戦の現状に照らして、DNA鑑定に応ずる希望者は応...全文を見る
○赤嶺委員 個体性ということがDNA鑑定の障害にならないように。ぜひ、指の骨の破片だけでも帰ってきてほしい、大体、亡くなった場所をずっと家族から言い伝えられてきて、今、年老いた遺族が、もしかしたら自分の兄はあのごうで亡くなったかもしれないという情報に基づいて、ボランティアの方々と...全文を見る
○赤嶺委員 今度もさらにDNA鑑定をやって、これは今のような厚労省のやり方では突合できる事例が非常にまれですから、仮安置室におさめる、そういう遺骨がふえていくと思うんですよね。  それで、鶴保大臣、所管でないことは百も承知で申し上げるんですが、仮安置室というのは、今安置されてい...全文を見る
○赤嶺委員 本当に遺族に遺骨が渡るような努力を政府挙げてやっていただきたい。沖縄の遺骨収集のボランティアの皆さんは、政府がやるのが余りにも遅過ぎるということで、みずから皆さんのDNA鑑定を集団で厚労省に申告しようじゃないか、そういう運動も起こっております。厚労省は、今のままでいい...全文を見る
○赤嶺委員 最小限にとどめると言いますが、そこはもう、渡名喜港というのは住民の命綱みたいなものの一番、まず舗装道路がない島ですから、車もなかなか通らない。港ですよ。漁業、水産業だけがそこの島の産業ですよ。もう最小限どころか、最大限の影響を米軍の演習が与えているんですよ。外務大臣の...全文を見る
○赤嶺委員 政務官、まだ結論が出ていないというんですよ。沖縄県が要請したのは去年の十一月ですよ。もう台風のシーズンですよ。この防波堤がさらに壊れたら、フェリーは欠航するし、漁船は出ていけないし、交通が遮断されるわけですよ。これは言語道断だと思いますよ。  私は、交渉している、し...全文を見る
○赤嶺委員 終わります。
05月25日第193回国会 衆議院 憲法審査会 第6号
議事録を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  冒頭、先ほどの河野統幕長の発言問題について、私たちの立場を大平議員から明らかにいたしましたけれども、私も発言をしたいと思います。  今度の河野統合幕僚長の改憲発言は極めて重大であります。安倍首相の九条改憲発言を受けて、事もあろうに自衛...全文を見る
06月01日第193回国会 衆議院 憲法審査会 第7号
議事録を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  参考人の先生方、本日は、大変含蓄の深いといいますか参考になる貴重な御意見を聞かせていただきまして、本当にありがとうございます。  少し角度を変えてお聞きしたいと思いますが、宍戸参考人そして小山参考人の先生方の憲法に対する御意見、メディ...全文を見る
○赤嶺委員 私は、この憲法審査会で憲法学の専門家の先生方に専門的な知見を一般的に聞いたことでありますし、自分たちの政党の意にかなったら拍手をするとかしないとか、こういうのはもうちょっと冷静にしていただいた方がよろしいんじゃないかな、このように思いますので、よろしくお願いをいたしま...全文を見る
○赤嶺委員 ありがとうございました。参考人の先生方の大変貴重な御意見だと思います。  それで、委員の発言中はできるだけ、できるだけじゃなくて、やじは控えるように、冷静な議論ができなくなりますから、そこは会長からぜひとも注意していただきたいと思います。  三木参考人にお聞きいた...全文を見る
○赤嶺委員 小林参考人にお伺いをいたします。  私は、教育の無償化実現のために必要なことは、憲法を変えることではなく、今すぐでも教育予算を抜本的にふやし、学費の引き下げを行う政策判断をすることだと思いますが、九条改憲の手段として教育無償化が使われようとしているのではないかと大い...全文を見る
○赤嶺委員 どうもありがとうございました。  きょうの私の質疑で、前段、一部委員からの勝手な発言で混乱、参考人の先生方に私の質問の意が十分に通らなかったなと思っておりますが、いずれにしましても、四人の先生方の貴重な御意見を参考にして憲法の調査をしていきたい、このように思います。...全文を見る
06月08日第193回国会 衆議院 憲法審査会 第8号
議事録を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  日本国憲法は、前文で、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。」と述べています。そして、第一章第一条に「主権の存する日本国民」と明記しました。前...全文を見る
08月30日第193回国会 衆議院 安全保障委員会 第10号
議事録を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  北朝鮮は、昨日、国際社会が強く自制を求めているもとで弾道ミサイルの発射を強行しました。累次の国連安保理決議や日朝平壌宣言、六者会議の共同声明に反する暴挙であり、断じて容認できません。とりわけ、米国を含めて国際社会に生まれている対話による...全文を見る
○赤嶺委員 トランプ政権は、全ての選択肢がテーブルの上にあるとしながらも、今月の十四日には、マティス国防長官とティラーソン国務長官がウォールストリート・ジャーナルに共同寄稿し、これ以上の核実験やミサイル発射などの挑発行為を停止することを条件に、米国は北朝鮮と交渉する意思があること...全文を見る
○赤嶺委員 安倍首相は、昨日の日米首脳電話会談で、北朝鮮に対話の用意がないことは明らかであり、今は圧力をさらに高めるときだ、全ての選択肢がテーブルの上にあるとの米国の立場を支持している、こう述べているわけですね。北朝鮮に対して軍事的圧力を強めることを日本政府の側から求めているもの...全文を見る
○赤嶺委員 次に、オーストラリア沖で起こった米軍普天間基地所属のオスプレイ墜落事故について質問をいたします。  昨日も、岩国基地から普天間基地に向かって飛行していたオスプレイ一機が大分空港に緊急着陸したことが報じられました。機体から白煙と炎が上がっている様子が映像で確認できます...全文を見る
○赤嶺委員 小野寺防衛大臣に伺いますが、今月五日のオーストラリア沖でのオスプレイ墜落を受けて、翌六日、国内でのオスプレイの飛行自粛、これを米側に申し入れました。昨年十二月に名護市安部の浅瀬に墜落したときには、当時の稲田防衛大臣は、安全が確認されるまでの飛行停止を求めております。 ...全文を見る
○赤嶺委員 日本で起こった事故ではないからというぐあいに聞こえたんですが、オーストラリアで墜落したオスプレイも普天間基地所属ですよね。所属機は普天間基地の中にもいるわけですよね。何で飛行停止にしないで飛行自粛にしたのかというのは、今の答弁では納得できません。  同じ普天間基地所...全文を見る
○赤嶺委員 防衛省は、十一日の未明に、飛行を容認するプレスリリースを出しました。今説明があっているように、それによりますと、「事故原因については、調査中」、このようになっています。事故原因について何の説明もないわけですね。それで安全に最大限配慮するよう努めてほしいといって、きのう...全文を見る
○赤嶺委員 事故原因の報告もないのに、何で防衛省の知見が働くんですか、そこに。そういう、防衛省の知見で安全だと確認して、次々と不祥事が起こっているじゃないですか。  去年の飛行再開のときには、それが事実かどうかというのは別として、夜間の空中給油訓練中に乱気流などにより起こった事...全文を見る
○赤嶺委員 2プラス2の後に起こったきのうの事態でもあります。安全面に留意するようにと言われていたことが一向に守られていない。やはり、政府の米側に対する甘さ、より一層甘くなっていると言わざるを得ません。  今月の十二日に、防衛大臣はその直前に沖縄に来られたわけですが、四万五千人...全文を見る
11月02日第195回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号
議事録を見る
○赤嶺委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
○赤嶺委員 ただいまの鈴木隼人君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○赤嶺委員 御異議なしと認めます。よって、横光克彦君が委員長に御当選になりました。  委員長横光克彦君に本席を譲ります。     〔横光委員長、委員長席に着く〕
11月30日第195回国会 衆議院 憲法審査会 第2号
議事録を見る
○赤嶺委員 どうもありがとうございます。  海外調査の御報告もありがとうございました。報告を伺って、若干の私の感想や意見を述べさせていただきます。  報告を受けて、示唆的だったのは、イタリアの下院憲法問題委員会副委員長が憲法は国民全ての財産であり、憲法改正は誰かの改正であって...全文を見る
12月01日第195回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
議事録を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  きょうは、東村高江で発生した米軍ヘリ炎上事故について質問をいたします。  十月十一日、沖縄県東村高江の牧草地で、米軍普天間基地所属の大型ヘリCH53Eが炎上、大破する事故を起こしました。  事故の報道を受け、私も直ちに現場に向かいま...全文を見る
○赤嶺委員 三十年かけてつくった牧草地の土づくり、適切な補償なんてあり得ないんですよ、これは。これだけの被害を与えているわけです。もとどおりにするには、あと三十年かかるような努力をしていかなきゃいけない。  事故現場は、福地ダムの流域の境目までわずか四百メートルのところでした。...全文を見る
○赤嶺委員 私は大臣に聞きたかったんですよ。福地ダムに影響があったかどうかというのではなくて、福地ダムの取水地域からわずかしか離れていない場所にヘリが墜落したわけですよ。これが、一歩間違えて取水地域に墜落したら県民の命の水がめを失うことになるんですよ、そういう性格の事故だったんで...全文を見る
○赤嶺委員 今大臣がるる述べたのは、安全に関することなんですね。最初の大臣の発言は、事故原因が解明され、安全が確認されるまでは飛行停止だ、遺憾だと述べていたわけですよ。事故原因は何の解明もされていない。追認したら安全面だけをるる強調する。  その安全面ですが、派遣した自衛官は現...全文を見る
○赤嶺委員 搭乗員や整備要員から直接話は聞いていないということですね。  フライトレコーダーやボイスレコーダー、整備記録などのデータは直接確認したんですか。
○赤嶺委員 全く、一番大事な一次資料に触れることもできない。結局、アメリカ側の説明をそのまま繰り返していると言われても仕方がない状態だと思いますよ。こういうことがずっと繰り返されておりますので、今回に限ったことではありませんので、到底納得できるものではありません。  そこで、今...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、この事故は、たまたま起きた事故じゃないんです。あの一帯に着陸帯の建設が強行されて、騒音発生回数もどんどんどんどんふえてきた。まだ使っているのは六カ所の着陸帯のうちの二カ所だけで、これから残りの四カ所も使っていく、今に墜落事故が起こるんじゃないか、起こるんじゃない...全文を見る
○赤嶺委員 今の答弁とは裏腹に、訓練場をふやして、もしかしたらと思っていたら墜落事故が現実のものになった。墜落事故が起こったから、今度はこの事故を教訓にして、訓練も少しは少なくなるのか、あるいは騒音も緩和されるのか、あるいは見直されるのかと思ったら、事故前と全く変わらない訓練場の...全文を見る
○赤嶺委員 大臣、四千ヘクタール返還したんだから、負担の軽減だからといって、本当に墜落の危険を日々感じながら暮らしている人々がいる、六カ所の着陸帯をつくって訓練も激しくなった、もしかしたら県民の命の水がめそのものも失う結果になるような、今でも県議会の決議は水源地上空は飛ぶなという...全文を見る
○赤嶺委員 米側の同意が得られなかったから捜索できなかったと。  それで、外務大臣に伺いますが、今回の事故は、米軍基地の外の民有地で起きたものです。機体の検証に米軍が同意するよう働きかけるのが当然だと思いますが、この点について、どのように対応しているんですか。
○赤嶺委員 いやいや、民有地で起こった事故なんですよ。事故機の検証も、日本の警察は米側の同意が得られていないわけですよ。そういう基地の外で起こった事故について、全部米軍が押さえて、捜査もできないような事態、これが続いているわけです。これについて、やはり外務省の方から米側に同意する...全文を見る
○赤嶺委員 全然、結局、事故原因も解明できない、警察は、証拠の山である事故機に触れることさえできない、検証もできない。それは地位協定十七条で、米側が拒否することも認められているんだ、地位協定上認められているんだというお答えでしたが。  地位協定の十七条は、基地の中の事故、基地の...全文を見る
12月05日第195回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
議事録を見る
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。  法案については、人事院勧告に沿った国家公務員全体の給与引き上げの一環でありますので、賛成であります。  きょうは、辺野古新基地建設での石材の海上運搬について質問をいたします。  防衛省は、十一月六日から新たにK1、N5という護岸の工...全文を見る
○赤嶺委員 今防衛省から説明にあったところは、資材の一般的な運搬方法を述べたところです。ここには海上、陸上ともに書いております。しかし、環境保全図書では、護岸の種類によって輸送方法を書き分けており、傾斜堤護岸については、先ほど示しましたように、ダンプトラックによる運搬とはっきり書...全文を見る
○赤嶺委員 傾斜堤護岸の石材は陸上運搬と明記されているにもかかわらず、ここに来て、自分たちが都合のいいようにねじ曲げて説明しておりますが、これは到底納得できるものではありません。  一方で、皆さんの説明がどれだけ不自然かといいますと、環境保全図書では、資材の海上運搬について、仮...全文を見る
○赤嶺委員 奥港からの石材の運搬、これは、今まで、当初の計画になかったことをやっているわけですが、どれくらいの期間、頻度で行い、どれほどの量を運搬すると想定しており、ジュゴンに与える影響などについて、沖縄県にはきちんと説明したんですか。
○赤嶺委員 ジュゴンに与える影響について、例えば、県内の石材を運ぶ場合は南回りというものを、約束を破って北回りにした。ジュゴンが泳ぎ回っていくところを行く、それ自体が防衛省が直接県と話し合いすべきことでありますが、全く行われておりません。  もう一つ重大なのは、奥集落の住民の生...全文を見る
○赤嶺委員 奥集落は区長を先頭に総会を開いて、奥港を使うことに反対の総会決議を上げました。あなた方が奥港の使用を強行するのであれば、奥区民も相手にして強行するというような対立的な関係を生み出さざるを得ません。  奥港の使用、違法な海上輸送、これはやめるべきであるということを強く...全文を見る