安住淳

あずみじゅん

小選挙区(宮城県第五区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数9回

安住淳の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第140回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○安住委員 私、民主党の安住でございます。農水委員会で質問をするのは初めてでございますが、我が党のお計らいで一時間も時間をいただいたものですから、きょうは農政全般について、藤本大臣初め農水省の皆さんのお考えを伺いたいと思っております。  最初に、午前中からもいろいろ質問がござい...全文を見る
○安住委員 自給率の向上を目指すというお話でございました。確かに、大臣、去年の食料サミットでの大臣の御発言の中にもそういう趣旨がありました。  しかし、この問題を考えるときに、確かに我が国で、国内で自給のできるものもあれば、しかしどう頑張っても自給できないものもございます。です...全文を見る
○安住委員 短期的な視野ももちろんそのとおりだと思いますが、やはり長期的な視野に立って、中国がこれから人口もふえてくる、我が国の食糧、自分たちの民族の食うものは自分たちが基本的には賄っていくんだ、そういうことをやはり基本に据えて、この問題にぜひ取り組んでいただきたいと思っておりま...全文を見る
○安住委員 大臣、実は、なぜこのことを聞いたかというと、自主流通米の相場が始まってから米の値段の格差がかなりあります。これは、ある意味では消費者が送っているシグナルでもあると私は思っているんです。  なぜ魚沼のコシヒカリの話を聞いたかというと、今長官の説明の中に一つながったんで...全文を見る
○安住委員 できれば答弁をもう少し手短にお願いしたいのですが、大臣、私がお伺いしたいのは、今の長官の言った現状認識はわかっているんです。そうじゃなくて、新農業基本法をつくっていく中で、それでは農林省の方針として、この市場原理、市場メカニズムをこれからもますます推進していくのか、そ...全文を見る
○安住委員 大臣、そういう方向で、新農業基本法の中で市場メカニズムをより反映させたような方向で、今後の二十一世紀の我が国農業の基本的な姿勢を明確に示していくというふうな認識でよろしゅうございますか。
○安住委員 まあ、そこから先の議論になるとちょっとまた時間がかかるので、ただ私はちょっとそこは、今までとそれでは何ら変わらないということにもとられる可能性があるので、私は、基本的にはやはり市場のメカニズムといりものをどういうふうに生かしていくかということを、ぜひそこは考えていただ...全文を見る
○安住委員 いや、もうそれは百も承知で、長い目で見たときには、しかし、そういうことで私は本当に強い農家の皆さんというのは育ってくるんじゃないかと思います。  そこで、認定農家制度のことでお考えを少し聞きたいと思います。  この制度始まってから、担い手農家の育成ということで始ま...全文を見る
○安住委員 大臣、先ほどから農林省の皆さんは、担い手農家とか中核農家とおっしゃっていますけれども、大臣、中核農家というのはどういう農家だと思っていらっしゃいます。大臣自身のお考え、ちょっと聞かせてもらいたいんですけれども。
○安住委員 基本的にはそれでいいと思うんですが、そこで、さっきからの話は平行線になっているんですが、他産業体と一緒に、つまりお米や、要するに農業をやってきちっと御飯が食えて、それでお金をもうけることができて、生活できる人を中核農家というか担い手農家というわけですね。  ところが...全文を見る
○安住委員 今の局長のお話は、私はそれは建前はそうだと思いますが、私が現実に農村社会を生きて、歩いていて、大臣、そこはもう政治家としてお話をしたいと思いますけれども、それはそうはいっても、現実には随分違う姿が私にはわかる、見えているのですよ。ですから、無理にそういうものをつくって...全文を見る
○安住委員 私は前向きと受け取りましたが、この土地の流動化の問題については、そこは基盤整備以上に実は意外と大事なのじゃないかな、私はそう思っております。ですから、ぜひその辺は、より明確な姿勢を基本法の中でうたっていただきたい、そういうふうに思っております。  ぜひ米の問題、本当...全文を見る
○安住委員 大変明確な答弁をいただきました。要するにこの問題というのは、今規制緩和をやろうというときに、逆に言えば官が参入規制をしている、そういう問題があるものですから、それと同時に、やはり市町村が、逆に言えば、あらゆる面でバラエティーに富んだものを選んでいく、そういう権利をぜひ...全文を見る
○安住委員 大変今までの予算委員会と違って明確な答弁をいただきましたので、これ以上私どもとしては今回質問はいたしませんが、しかし、今大臣がわざわざお約束をいただいた点について、ぜひこれは構造改善局長、これは私どもはかなり重い約束と思って認識をしておりますので、改善に向けて、またこ...全文を見る
○安住委員 それでは、予定をした質問がまだ十五項目ぐらいあるのですが、ちょっと無理なので一簡潔に質問をはしょりながらいきたいと思います。  大臣、問題のこのウルグアイ・ラウンド予算、我が党はちょっと誤解されているところがあって、そこのところをちょっと申し上げますけれども、ウルグ...全文を見る
○安住委員 ぜひオープンな場で議論をしていただきたいと私は思っておりますので、その点は大臣、よろしくお願いをいたします。  ところで、林業の問題、林業の問題というよりも林政審議会、最近は、本当に累積債務三兆三千億円の問題というものをどうするのか、これは非常に新聞等でも、最近は国...全文を見る
○安住委員 森林や水資源の確保の問題というのは、その公的機能を維持するという点からいえば、三兆三千億円はきちっと処理してもらって、それとは別に、今後の、森を守るとかそういう観点で、むしろアメリカあたりは一般会計からきちっとお金を出して、国民の皆さんに理解を得て緑を守っていくんだと...全文を見る
○安住委員 時間がなくなってまいりましたので、きょうはちょっと。  実は、よく調べると、一日の交通で車が五百台ちょっとしかないような林道で二車線の道路というのがいっぱいあるのですよ。費用対効果から見るとなかなか問題もあるなという点もあるのです。むしろこれからはそういうところを詳...全文を見る
○安住委員 時間が参りました。TAC制度の、中韓との交渉についてだけはぜひ進展を見るように頑張っていただきたいと思います。  時間が参りましたので質問を終わります。ありがとうございました。
02月25日第140回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○安住委員 連日、各閣僚、大変御苦労さまでございます。  私はこれから、四十五分の持ち時間でございますが、その中で、三点に分けて政治のリーダーシップの問題について御質問をさせていただきたいと思っております。  まずは、予算書それから決算書、国会に提出されているそれらの問題と、...全文を見る
○安住委員 確かに、甲のところを審査すればいいんだ、要するに、そこで細かいところは、大きいところ以外はやらなくていいんだということで私は済む問題ではないと思っています。つまり、それでは伺いますが、大蔵省は予算の決定の段階で予算査定というのを行うと思いますが、これはどういうふうに行...全文を見る
○安住委員 すべてを明らかにするのは確かに無理かもしれませんが、しかし、考えてみると、どこの箇所にどういう予算をつけるかという少なくとも積み上げがなければ、さっき申し上げた道路特別会計の一兆九千億というお金は出てこないと私は思います。  となれば、大蔵省は、言ってみれば官の側か...全文を見る
○安住委員 私は、国会にその審議をしていただく立場ではないのかな、そう思うのですよ。  それは、例えば建設省の予算についてお伺いしますけれども、道路整備特別会計についてちょっと私も調べてみました。すると、一兆九千六百四十七億円計上されています。これは特別会計ですけれども。これに...全文を見る
○安住委員 確かにダム事業等、それから例えば農林水産省の国営土地改良については、珍しくというかかなり詳しく載っているのです。これだと、どこにどれだけのお金が使われているかはわかるのですよ。しかし、今の説明だと、これは行政内部で決める。言ってみれば、それは確かにそうです。しかし、で...全文を見る
○安住委員 各目明細書というのがございますが、そこで、膨大な数字にはなりますが、出すことが、例えばそれを国会に提出することが行政権を侵害するなり、そこに不合理が生じるというふうな考え方なのですか、それは。主計局長。
○安住委員 場所の決まっていないものは出せない、しかし決まったものは多分僕は出せると思うのですよ。  では、アメリカはどうかというと、アメリカは、各省がどこの場所でどういう予算をつけているかを全部インターネットで示しています。これは情報公開が進んでいるということですね。  私...全文を見る
○安住委員 大臣、法的に伺います。財政法二十八条の第十号というのがございますが、御存じでございますか、何が書いてあるか。
○安住委員 それでは伺いますが、財政法二十八条の第十号には、その他の財政状況及び予算の内容を明らかにするために必要な書類を提出すると書いてありますが、この財政法の二十八条の十号に従って国会にこれまで大蔵省は書類を出したことがございますか。
○安住委員 今お伺いしたように、実はないんです。なぜ今までそれでは出さなかったかというと、これはまた長くなりますが、私はここで、大蔵大臣、大蔵大臣は国鉄改革等で改革男とまで言われた方でございます。今回私は、大蔵省というよりもこれは内閣全体の問題だと思いますが、やはり政治が霞が関を...全文を見る
○安住委員 わかりました。  大臣、紙は膨大ですけれども、今はもうインターネットの時代です。クリックを押せば、全部の資料が出るようになるんです。つまり、都合のいい役所の情報だけがどんどんどんどん来て、ホテルのインフォメーションじゃあるまいし、大蔵省には何人職員がいて、こんなこと...全文を見る
○安住委員 次に、官房長官、御苦労さまでございます。何か風邪をお召しのところを本当に申しわけございません。政治のリーダーシップのことについて、もう一つ別の角度から伺います。  十二月に我が党の菅代表が質問をした続きをちょっとやらせていただきたいんですが、実は、事務次官会議の問題...全文を見る
○安住委員 それでは、官房長官に伺いますが、ことしに入って事務次官会議に何度御出席なさったでしょうか。
○安住委員 法制局長官からお話があったように、事務次官会議というのは法的根拠がなくやっている、しかし内閣が統一的な見解を持つ、言ってみれば調整機構として行われているんだということです。  それでは伺いますが、主宰者である官房長官、これは今、週二回でよろしゅうございますか、事務次...全文を見る
○安住委員 今の政策決定のシステムの中で、内閣が提出する法案は、実質的に事務次官会議の了解を得て、そして次の日の閣議に出すというふうな形でやっていると伺っておりますが、主宰者の官房長官はお忙しいのでそこには出席できない。ということは、事務の官房副長官が多分出席をなさって、それで主...全文を見る
○安住委員 つまり、実質的には、言い方は大変悪いのですが、事務次官会議が実際の閣議のようになっていて、閣議そのものは非常に形式化している、形骸化している、私はそう思っております。  そこで、まず法制局長官にお伺いしますが、内閣法の第四条、その三には、「各大臣は、案件の如何を問わ...全文を見る
○安住委員 橋本総理は我が党の菅代表の質問に対して、閣僚懇談会等でかなりかんかんがくがくをやって、それを下に流したことがあるというふうに申しておりました。しかし、記録を見ると、そのときの答弁では、橋本内閣ができてからそういうことをやったのは、二時間もかけてやったのは一回程度という...全文を見る
○安住委員 ですから、積み上げてやらないといけない問題もあるし、そうでない部分もあるので、そのときには、事務次官会議がむしろこの内閣法の四条をもっとよく認識をしていただいて、私は、政治がリーダーシップをとるべきだということを申し上げているんです。  例えば、小泉厚生大臣いらっし...全文を見る
○安住委員 私は、そういうことを閣議でかんかんがくがくやることを国民の皆さんに示すことが、実は今一番必要なんじゃないかと思いますので、小泉大臣、どうぞ、時期とタイミングがもし近ければ、閣議の席でそういう案件を国務大臣として提案をしてもらえば、非常に閣議そのものが、私は、逆に言えば...全文を見る
○安住委員 確かにあるんです。私、実は持って おるんです。  それで、長官、私ちょっとその中の一部を読ませていただきますので、御感想をお伺いしたいと思います。  建設省関係の勧告をする場合、建設関係のいわゆる族と言われる先生方のところに事前に根回しに行くときに、下手をすると...全文を見る
○安住委員 武藤長官は就任なさってまだ、そういう意味では行政監察の実態というものを認識といいますか、そこはなかなか大変だと思います。しかし、現実には、この問題はこの後我が党の末松議員が質問をしますけれども、すべての面でこういうことが露骨に行われています。  厚生大臣、実は、その...全文を見る
○安住委員 局長、あるかないかだけ確認をしたいのですよ。あるかないかだけ言ってください。
○安住委員 ごらんのとおり、全く予定がないんです。  厚生大臣、最後に伺いますけれども、この問題、ちょっと続きですが、五年間も立法措置を検討しているなんという話は私聞いたことがないんです。これはやはり厚生省、怠慢と言われても僕はもう仕方ないと思いますよ。逆に言えば、一生懸命行政...全文を見る
○安住委員 終わります。
03月18日第140回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○安住委員 民主党の安住でございます。  きょうは、時間を四十五分いただきましたので、三点について質問をさせていただきます。一点目が軍事情報革命というか今後の二十一世紀の防衛に与える影響、それから即応予備自衛官と、時間があれば沖縄の問題についても触れさせていただきたいと思います...全文を見る
○安住委員 実は、この映画は、宇宙軍が攻めてきて、アメリカの大統領が地球防衛軍の司令官になりまして、一挙にその宇宙軍をやっつけるという映画なんです。私、これを見ていまして非常に感じたのが、情報防御システムというか、つまり相手の攻撃力をコンピューターウイルスを侵入させることによって...全文を見る
○安住委員 確かに湾岸戦争は、私が見ている限りでも、戦争の形態を根本的に変えたのじゃないかと思います。実は、後で即応予備自衛官のときに関連で質問をしようと思いますが、あのとき、アメリカ軍を中心とする部隊というのはたしか五十四万人だったと認識をしているのです。間違っていれば後で数字...全文を見る
○安住委員 長官、大変失礼ですが、本当に他国に軍事技術面で、情報システムの面でおくれをとっていないというふうな認識をなさっていますか。
○安住委員 最近、ペリー前国防長官が論文の中で、核の傘から情報の傘へというふうにアメリカの戦略は変わりつつあるというふうな認識を示していらっしゃるのですね。これがアメリカの軍事面での主流のものなのかどうかということまで私はちょっとわからないのですが、しかし、私は、ある意味では、湾...全文を見る
○安住委員 私がぜひ答弁していただきたいのは、情報本部をつくったとかそういう直近の問題じゃなくて、今後五年後、十年後の我が国の防衛構想というのは、正面装備を充実していくだけで本当にいいのかというと、私は必ずしもそうではないのではないかなという認識を持っていましたものですから、そこ...全文を見る
○安住委員 核の傘が要らないと言っているわけではないのです。これからの戦略防衛構想の中で、私は避けようにも避けられない問題だという話をしているのです。  つまり、我が国の防衛構想の中で――では、長官の思っていらっしゃる近代戦争というのはどういうものなのですか。つまり、大量に自衛...全文を見る
○安住委員 情報本部をつくったということでありますが、それはそれで評価はいたします。  しかし、一線の、例えば私、同じ世代の防大出身者とこの間ちょっと話す機会があったのですが、この話をしたらば、技術の将校の皆さんが、まさに我が国の自衛隊のシステムの中で一番欠落している部分だと言...全文を見る
○安住委員 長官、今お聞きのとおりで、わずか二%でございまして、私は予算の面でもっとこの部分が大きくなっていかないといけないと思っているのと、それからやはり人を育てないといけないと思います。今やアメリカでは、ビル・ゲイツ並みの知識量を持ってコンピューターウイルスを、シールドを破れ...全文を見る
○安住委員 アメリカの国防総省との間では頻繁に各レベルで防衛庁の皆さんは接触をなさっているんだろうと思いますけれども、この種のことで意見の交換といいますか、そういうことは定期的にやっているとかということはないんでしょうか。
○安住委員 そこで、ちょっと具体的な話になりますが、情報本部で衛星の画像等についてどのように収集をしていらっしゃるか、これは次にいかに情報をとるかという手足の話を少ししたいと思いますので、とりあえずその点を御説明願えますか。
○安住委員 長官、お伺いしますが、そろそろこの衛星の問題、我が国も昭和四十四年の国会決議等があってなかなかこれは利用できないわけですが、たとえ同盟国といえども、今防衛局長がおっしゃったように、他国の情報を買っているわけですね。しかし、私は、これで本当に情報の戦争に勝てるのかという...全文を見る
○安住委員 外務省に伺いますが、外務省所管の予算の中で情報処理業務庁費というのがありますね。これはどういう予算でございますか。
○安住委員 要するに、調査費をつけて利用状況等を調べているということでありますけれども、例えば北朝鮮の情勢なんかについて、これは安全保障の観点からどういうふうな入手経路で北朝鮮の軍事衛星情報を買っているのかどうか、その辺は全く明らかにできない、防衛局長、そういうことでございました...全文を見る
○安住委員 長官、今手足の問題を少し話しましたけれども、要するにどういうことかというと、将来的な話です。ある意味では、例えば米軍を含めてこの極東に展開しているアメリカの兵力が、今すぐそう簡単に削減されるとは思いません。また、削減されるのがいいのか悪いのかという議論があると思うんで...全文を見る
○安住委員 私は、そういうことに対して、私どもの国の方からアメリカ軍に対して例えば問題を提起するとか、先端技術に対してある意味では非常にデリケートであってもらいたい、そういうことをぜひお願いしたいと思います。ですから、決して、現有しているものを否定して、架空の専有システムをつくれ...全文を見る
○安住委員 私というよりも、長官、これはアメリカから流れてきている話なんです。要するに、ペリーさんでさえそういうことを示唆しているわけです。だから、私が言っているのは、そういう認識を持つか持たないかで二十一世紀の私たちの国の防衛のあり方というのは随分変わるんですよという話なんです...全文を見る
○安住委員 だから、今のままではその情報戦に負けるんじゃないかと私は思っていますので、そこをぜひちゃんとやってもらわないと、幾ら兵力を持っていても、それこそ、そこは長官おっしゃるとおりで、近代兵器を持っていたイラクでさえ、逆に言えば、百対ゼロの戦争になってしまうということを認識を...全文を見る
○安住委員 本当に時間がありませんから、これについては一言だけ申し上げますが、これからトータルフォースという発想に立ってマンパワーの活用というのを考えていただきたい。自衛隊経験者だけに限定すると、人的供給の面でかなり厳しくなってくるのではないかと私は思いますので、そこはぜひ知恵を...全文を見る
○安住委員 ありがとうございました。
05月16日第140回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第5号
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○安住委員 民主党の安住でございます。  私の質問時間は一時間でございますが、まず野村証券事件について何問かお伺いをいたします。  九一年の損失補てん、それに端を発して、証券業界全体の不透明さ、まじめな投資家が、一般の投資家がきちっと市場のルールに従ってやっているにもかかわら...全文を見る
○安住委員 これは申し上げておきますが、我が党は、この問題が決して──一義的にはやはり野村という企業の体質の問題だとは思います。それを行政の監督が悪いとかそういうふうに、行政に対して何をやっているんだというふうな、今までのような考え方を私どもは持っていません。この問題は、やはり一...全文を見る
○安住委員 今の証券局長の認識というのは、証券局長は前からそういう認識を持っていらっしゃいましたですか。それとも、今回の事件を契機にそういうふうに実感をしたということでございますか。
○安住委員 午前中の答弁の中で長野証券局長は、経済取引の中で証券市場というのは比較的違法行為が行われやすい、そういう市場であると。今のお話を聞くと、前からそういう認識を大蔵省としても持っておったと。それでは、そういう業界、まだそういう証券市場に対してどのような行政を行ってきたのか...全文を見る
○安住委員 私の解釈では、今の大臣の話で言うと、護送船団方式的な行政というものは改めていくんだという認識でよろしいですか。
○安住委員 となれば、私は、なおさら金融と財政というものが明確に分離をされた行政というものが必要だと思います。これについては後でお話をしますが、もう少し野村事件をお伺いしないといけません。  VIP口座というのが出てまいりました。これは普通の一般の投資家から見たら、やはりVIP...全文を見る
○安住委員 ないというふうな認識ですが、それでは、また仮の話だと答えられないと言うかもしれませんが、もしあった場合はどのようなことになるのですか。
○安住委員 もし発覚をした場合は厳重な処分を行うというふうな認識は持っていらっしゃいますか。
○安住委員 これは官房長官、大変恐縮でございますが、現内閣においても、これは政府の例えば全省庁にまたがる問題になるかもしれません。私は、橋本総理大臣が国民に向かって、襟を正して行革をやっていくという姿勢を示すためにも、こうした問題に対してみずから進んで内閣全体を挙げて例えば調査を...全文を見る
○安住委員 長官、そうであれば、なおさら襟を正すためにも、こちらの側から調べたらいかがでございますか。言われて、そういうことで文書が出てくるのではなくて、長官ないし、例えば大蔵省ならば三塚大蔵大臣名で官房長を通して、きちっと局長、課長以上の管理職に対して、そういうものに入っている...全文を見る
○安住委員 大変、政治家として御決断をいただいて、ありがとうございます。  これは、委員長、要望でございますが、今官房長官、せっかくそう言っていただいたわけでございますから、この委員会で正式にその報告を受けて、また議論させていただきたいと思いますので、理事会で諮っていただいて、...全文を見る
○安住委員 今官房長官のお話もありましたが、一この件についてはぜひ理事会で諮っていただいて、少なくとも官房長官、そこは、調べていただいたその結果については、国会において質問があったときはきちっとお答えをいただくということはお約束いただけないでしょうか。
○安住委員 官房長官はお調べになるということでございますが、これは二重三重にやっていただくのも私は結構だと思います。国民の見ているこの疑惑の目を解消するためにも、官房長官、そこは政府の責任者の一人として、そうした調査というものを、今お約束をいただいたわけですから、ぜひ行っていただ...全文を見る
○安住委員 知らなかったわけですね、不良債権の実際の額は。
○安住委員 ちょっと細かいことを伺いますが、これは大蔵省は今まで余り認めたことがないというのですけれども、大蔵省、決算承認というのを日産生命に対して毎年行っていませんか。
○安住委員 実はこれは大蔵省の方は今まで、委員会でもそうだし、公式には、あるということを一切認めたことはございませんが、実は大蔵大臣、これは業界では当たり前の話になっていまして、それが、どっちが正しいかというのはわかりませんけれども、こういうことを言う人がいるのですよ。  つま...全文を見る
○安住委員 明確に答えてください、明確に。そういうのがあるのかないのかで結構です。
○安住委員 今の部長のお話がそうであれば、要するに二千億円もの不良債権があるのを知りませんでしたという話ですね。だって、出てきたものに対して課税しているのですから、六億、三億。住専のときは政府がああいうふうに六千九百億円出したものだから、百六億の償還をやらせて、それに応じて五十二...全文を見る
○安住委員 いや、本当は時間があれば、何か生命保険会社というのは不良債権と言わないで債務超過と言うそうなので、そこはちょっと訂正します。  そもそもこの生命保険の債権というのは一体どういうふうなものなのかという話を本当はしないと、多分始まらない話だと思うのです。しかし、この金融...全文を見る
○安住委員 今の言葉、明確には申し上げなかったですが、審議官のお話を聞くと、金融と財政を分離するのは大蔵省としては本意ではないというものが言外に伝わってまいりました。  私は、この法案そのものの細かい共管の問題や、それから、例えば地方の組織の問題については少し後で時間があれば触...全文を見る
○安住委員 大蔵大臣のお話であれば、この金融監督庁というのは暫定的なものではないと。  そこで武藤長官と梶山長官に伺いますが、前回この委員会では、これは見直しは十分あり得るんだ、つまり、中央省庁再編のときにはまた見直すんだというお話だったと私は伺いました。しかし、これはあくまで...全文を見る
○安住委員 つまり長官、これは監督庁も例外なく見直しの対象になるということですね。
○安住委員 私がなぜこの話をしつこく言うかといいますと、与党三党の合意だから仕方なくこういう省庁、つまり金融監督庁というのをつくった。しかし、大蔵省は金融、財政一体論でありますから、これに対しては本意ではございません。しかし、与党の、例えば山崎政調会長は十二月一日のテレビにおいて...全文を見る
○安住委員 二〇〇一年の省庁再編というのは、今、現時点でどういう青写真を持っておられるのか、それは私よくわかりませんけれども、これは武藤長官、所管でございますから、そのときには金融と財政の政策の部分での分離をするのか、それとも今のように大蔵省なりほかの省庁になるのか知りませんが、...全文を見る
○安住委員 大蔵省に伺いますが、おととい行革会議があった。私テレビを見ていたら、武藤長官、相当不愉快なお顔をなさって、財投の問題もちょっと今聞きますけれども、言っていたというのは、どうも大蔵省、相当武藤長官と違うことをお話しになったのかなと思うのです。大蔵省、財政と金融の分野につ...全文を見る
○安住委員 それを武藤長官はお聞きになって、武藤長官自身、率直なところどういうふうに思われたのか。今は多分冷静だから、テレビというのは正直で、出てきてからの武藤長官はむっとしておられました。特に財投の問題について、武藤長官の話をすぐ私メモしたのですが、郵貯、年金、簡保、理財局がや...全文を見る
○安住委員 武藤長官のお話と、大蔵省のたしか涌井官房長のお話というのは、どうもこれは見解が違うような気がいたします。きのうのテレビを見て、新聞を見ていても、みんながそう思ったと思うのです。  つまり、この財投の問題というのは、今いみじくも武藤長官は、融資をする以上はこれは金融で...全文を見る
○安住委員 大蔵大臣それから官房長官、財投の問題で、きょうは私、本当は小泉厚生大臣にもおいでいただいて議論したかったのですが、お忙しいようだったので無理は言いませんでした。  しかし、この問題は、やはり私がさっきからしつこくお話をさせていただいたように、金融と財政というものを一...全文を見る
○安住委員 この金融監督庁、法案の細部についてはきょうは触れませんでしたけれども、我が党の池田議員それから枝野議員が言っているように、御指摘をさせていただきましたが、法案の細部の問題について大変問題があると私ども思っておりますので、修正案というものを出させていただいて、この委員会...全文を見る
05月22日第140回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○安住委員 我が党の持ち時間はあと六分でございますので、蚕糸とそれから生糸価格安定法の一部を改正する法案について、二つほど質問をさせていただきます。  これも行政改革と絡んだ話でございますが、千七百年に及ぶ絹の歴史が我が国にありますが、今現在、私どもの国の繭の総産出額というのは...全文を見る
○安住委員 今のお話を聞いてもわかるように、繭という産業は、歴史的な経緯がありますけれども、しかし、実際には五十一億円の産業であります。それに対して行政の経費というのを七十一億円もかけている、こうしたところに行政というものに対する不信というか、私は、やはりこれは遅きに失したのでは...全文を見る
○安住委員 いずれこの農畜産業振興事業団等の削減、ことしは九人減らしたということでございます。これは大変悲しい残念な話であります。しかし、我が国に八千人の農家の方々がいらっしゃいますが、これに対しての行政の経費のあり方が今まででいいはずがないと私は思います。  さはさりながら、...全文を見る
○安住委員 終わります。
05月26日第140回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第9号
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○安住委員 お答えをいたします。  確かに、我が党も公取型という文言で、公取型の金融行政のあり方というのを検討したことはございました。しかし、それはひとえに金融行政というものを財政当局から切り離すにはどうしたらいいかという観点からであって、そうした趣旨を踏まえると、公取型という...全文を見る
○安住委員 委員御指摘のとおり、金融行政というのは極めて専門的な分野でございます。例えば、個別の金融機関の破綻と申しましても、鈴木先生いらっしゃいますが、日本の都市銀行でいえば、これはまさに日本どころか世界全体の金融のスキームにかかわってくるというぐらい専門的で、なおかつ非常に難...全文を見る
○安住委員 お答えをいたします。  先ほどから申し上げているとおり、俗な言い方をすれば、大蔵省の焼け太りという議論があって、またそのポストをふやすのではないかという懸念もあります。しかし、この金融行政の長官というか、元締めになる方に関して言えば、私は、決してそうであってはならな...全文を見る
○安住委員 お答えをいたします。  この金融庁、それから私どもが提起している企画立案部門を担当する総理府のセクションというのは、まさにこの二つとも内閣総理大臣のリーダーシップによって、内閣総理大臣の指揮下に入るということからいえば、私はそれは二元行政というものは、そうした事態は...全文を見る
○安住委員 端的に申し上げます。  金融のビッグバンというのは、私どもも遅きに失したと思います。いずれにしても、世界の中でお金が還流する中で、我が国だけが特殊な市場というものをつくり上げて独特の商習慣の中で取引をしていること自体がむしろ不透明であって、世界の基準の中に我が国の市...全文を見る
○安住委員 木島先生のお話の中で、まずディスクロージャーの問題につきましては、まさにそのとおりで、グローバルスタンダードに準拠した金融機関のディスクロージャーをどうしていくのかということが私は非常に重要だと思っております。  大蔵省の今の行政のやり方では、実際に不良債権が幾らあ...全文を見る
11月19日第141回国会 衆議院 文教委員会 第3号
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○安住委員 民主党の安住でございます。私も文教委員会はこの国会から初めてでございますので、どうぞよろしくお願いいたします。町村文部大臣、ぜひ文教行政に新風を起こしていただいて、教育行政をさらに推進をしていただきたいと思っております。  最初に、少し意地悪な質問になるかもしれませ...全文を見る
○安住委員 ただやみくもに削れ削れという話では、今みんなが改革をしないといけないから文部行政も改革するんだというのは、私はちょっと違うのでないかと思っております。つまり、教育環境を取り巻く社会が随分私は変わってきたなと思っている。  私ごとですが、私も七、八年前にNHKにいたと...全文を見る
○安住委員 大臣の認識は大変私と近いものがあります。実際、親から見ると、近くに保育所があるか幼稚園があるかぐらいの差でしか私は今はないのではないかと思います。  そういう考え方は別にして、それでは、今実際に幼稚園それから保育所に対する行政というのはどういうふうになっているのかと...全文を見る
○安住委員 大臣、私はやはりこの先は政治家が決断をすればいいことだと思っています。やはり過疎地に行けば保育所の必要性というのはまさにあるわけであって、しかし都会に行けば幼稚園のこの経営形態、特に私が見ていると、地方都市の幼稚園経営というのは非常に悪化しているのではないかと私は思う...全文を見る
○安住委員 しつこいようですけれども、それでは、共同研究をして、辻村局長のお話だと、ことしじゅうぐらいにはその結果というのはある程度出るということでいいのですか、認識として。
○安住委員 横田局長、御苦労さまでした。ありがとうございました。  いずれにしても、残念ながらこれから二十年、三十年子供がふえていくという傾向にはどうもないわけですね。そういう中にあっては、やはりこの幼稚園の経営、それと保育所、つまり官と民がどういうふうに共存をして、我々から見...全文を見る
○安住委員 とにかくその時代の変化に応じて文部行政というのはころころ変わっていいかといえば、私もそうでない部分というのはかなりあるとは思いますが、しかし、この少子化の問題だけはやはりそれに応じた対策を立てていかないと、正直言いまして、私の地元の高等学校なんかは、寄附金も集まらない...全文を見る
○安住委員 確かに二十人学級にすれば、生徒の数はあれですけれども、先生の数は必要かもしれませんが、現実的には、税金使って、大枚かけてというか、全国に、都道府県に教育学部はもう山のようにあって、失礼な言い方ですけれども、教育学部だけで成り立っている大学だってそれはあるわけですね。大...全文を見る
○安住委員 私も、資金的な面でかなり国が面倒を見るべきでないか。つまり施設の予算の中で、そうしたやはり統廃合にかかわるものについて非常に比重をある意味で高めていくとか、これが少子化社会に向けた教育の設備施策の意外と重要なところかな、そういうふうに私は思ったものですから、そういう質...全文を見る