安住淳

あずみじゅん

小選挙区(宮城県第五区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数9回

安住淳の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月25日第147回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
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○安住委員 一時間の持ち時間で、今松下委員が言った問題について、私はちょっと質問いたします。基本的には大臣にお答えをいただきますので、よろしくお願いをいたします。  今の話の中で、一つちょっと気になったことがありまして、今度の問題は、農林省の構造改善局が抱えている構造的な問題な...全文を見る
○安住委員 そうでしょうか。十八人もの職員が処分をされて、疑わしくて処分をしなかった人間を含めると、相当な数に上ると。これは、あくまでみんな個人の問題ということだったらば、構造改善局はどういう人間を雇ったのかという話になるんじゃないですか。ちゃんとこれは構造的に政官業の非常にあし...全文を見る
○安住委員 よくわからないのですけれども、構造的な問題が含まれているということですね。イエスかノーかだけ言ってください。
○安住委員 今あなたもシステムと言ったんじゃないですか。  では、言葉を変えて、構造改善事業を執行する中でのシステムの問題に起因するところがあるんじゃないかと聞いているのです。いかがですか。
○安住委員 こんなことをやっていると時間のむだだから、それでは、本当にこれがシステムの問題であるかないかということを今からやっていきます。  まず、この問題を話すときに、前段がある。この問題は、実は一昨年の三月ぐらいから、いわゆる怪文書や投書がいろいろなところに出回った。私も前...全文を見る
○安住委員 そして、十二月の二十七日に処分十八人ですか、やって、年末のごたごたして、国会議員も、我々もみんな選挙区に帰って、いないときに、いわば国会も開かれていないからばんと出したというふうにとられてもおかしくないような時期です、大臣。そうしたら、新聞社が今度は一月にぼんと二人ま...全文を見る
○安住委員 自己申告に基づいて調査をしたということは、それでは伺いますけれども、いろいろな投書や風評がありましたが、これについては農水省は調べなかったのですか。
○安住委員 関係者というのは具体的に名前を挙げてください。職員だけじゃなくて、公益法人とか民間企業とかあるんでしょう。具体的にどういうところをどれだけ調査して、クロスチェックというのは今から私の質問では非常にかぎになる言葉なので。
○安住委員 私の認識がもしかしたら違うかもしれないから聞きますけれども、業者の中には、一昨年の三月にこういう便宜供与を図りました等の文書と領収書等々をつけて、農水省の方に資料を提出している人がいませんか。いるんじゃないですか。いかがですか、大臣。
○安住委員 つまり、関係業者、今のお話を聞くと、自己申告に基づいた調査をやったけれども、それ以外にも風評や投書と言われるものに対してもできる限りの調査をやったというふうにおっしゃるわけですね。そうですね。それでなおかつ、この報告書によると、自己申告に基づいてクロスチェックも行った...全文を見る
○安住委員 それでは、具体的なお話をさせていただきます。  ファームインという会社は、この調査の調査内容の中に入っていますか。また、このファームインに勤めている社員なり関係者に対して事情聴取をした経過はありますか。
○安住委員 いや、ちょっとそれはおかしいんじゃないか。つまり、この会社のことを聞いたときに、必ずその人はあなた方の省の職員に対して便宜供与を図った旨の話をするわけだから、職員に関係する話ですよ。そうでしょう。  では、この名前を、例えば、仮にSとしましょう。Sという職員に対して...全文を見る
○安住委員 やったというふうに認識して、私は話を進めます。  つまり、このファームインという会社からいろいろな資料が出ている。何ぼ言ったってどうせ言わないだろうから、私の方から細かく説明しますよ。この会社は、ある農水省の今回処分を受けた職員との接点がある。この会社は一昨年三月に...全文を見る
○安住委員 認めているんじゃないの。早く最初からそう言えばいいんですよ、話は早いんだから。  事実関係は認められませんでした、これは事実関係を認められなかったのですか、それとも、告訴に足る事実関係を立証できなかったのですか。どっちですか。
○安住委員 ツケ回しの領収書の写し、実は私も手元に持っているのですよ。  大臣、いいですか。今言った件と、もう一つだけ挙げましょう。その問題でいうと、その会社からその職員に対して架空の講演料が支払われていませんか。その架空の講演料を支払ったという当時のその会社の会計係の女性が、...全文を見る
○安住委員 そんなばかな調査があるか。だって、あなたはそれを認めているでしょう。いるということでしょう、関係者の中に。  大臣、WTOに行ったりいろいろ大変で、こういう話を細かく聞くあれはないかもしれないけれども、でも、あなたが指示をしてやった委員会です。第三者として私が聞いた...全文を見る
○安住委員 これは国民、聞いていますからね。いいですか。今の話を聞いたら、大臣、おかしいでしょう。何十回も接待を、五十回以上、三十回か、接待を受けて、ゴルフクラブをもらって、架空の講演料をもらって着服した職員が、この処分を見ると、何ですか、減給二カ月、十分の一、それで処分したから...全文を見る
○安住委員 正確を期してと、これは正確を期していないじゃない。認めた側と認めていない側とがいろいろあって、それで正確を期すのだったら、それはもう立証するのが当たり前の話でしょう。捜査機関でなくたってこんなことをやるのは当たり前ですよ、捜査機関でなくたって、身内の不祥事に、そうだっ...全文を見る
○安住委員 処分が甘いとか甘くないと言っているんじゃないでしょう。あなた、それは事実関係をちゃんと確認するまで徹底的に聴取すればいいじゃないですか。それからでしょう、処分の話は。それでもし刑事告発するような事案があったら、それをやればいいじゃないですか。それが自浄能力というのじゃ...全文を見る
○安住委員 別にそれだったら私は名前を全部言ったっていいのですよ。名前も日付も何も全部言ったっていいのですよ、大臣。そうしたら、そのことについてもう一回調査しますか。
○安住委員 いやいや、答弁はいいですよ、それはあなたがもう一回やるかやらないかだから。  つまり、調査委員長が言ったことは、それはそれで要するに報告書を出したのだから、報告書に対してあなたが責任を持つと言ったのでしょう。責任を持っているから言っているのであって、私はそれに対して...全文を見る
○安住委員 調査委員長、では、私の持っているこのコピーをお渡しするから、それで調査しますか。でも、本当は手元に同じものを持っていらっしゃるのでしょう。
○安住委員 これは公式な農水委員会という公の場で議事録に残る話でありますから、農水省の委員会で確認ができないのだったらば、委員長、委員会にぜひ呼んでください、このファームインの関係者、それから処分を受けた本人、Sという職員、そのまた担当者。ここで徹底的にやっても私は構わないと思い...全文を見る
○安住委員 よろしくお願いします。  それでは、この話は、続きで言いますと、一月に出た話、大臣、調査が終わった後に出ましたですね。名前は言わないけれども、Jという補佐とSという補佐が四国の大川農協の幹部らとの飲食、それから海外旅行、こういうことが新たに見つかって、さらなる追加措...全文を見る
○安住委員 それは、渡辺さん、このあれが新たに出る前でなくて、出た後ということですか。
○安住委員 四国の大川農協は、農業構造改善事業を利用していろいろな物をつくっていて、平成に入ってからでも十二億円ぐらいの補助金をもらっている組合だそうでございます。  そこで、Jという職員は、私が聞いている範囲では、会食をしました、四国のこの大川農協の幹部か何かと。それも数回に...全文を見る
○安住委員 それは調査といわないのですよ。調査というのは、だれかと御飯を食べたら、そのだれかと御飯を食べた作業を自己申告させて、三十回以上報告しているんだったら、それについてちゃんと相手方に食事をしたんですねということを確認するのが調査というんじゃないですか、大臣。何でしないので...全文を見る
○安住委員 大臣、聞いたでしょう。僕は会食のことを言っているのです。会食をした先に対して確認していないのですよ。大川農協について問い合わせの電話は一切なかったというようなことを、新聞報道に対して、聞くと、大川農協が答えているのです。  だから、私は言ったでしょう。自己申告をした...全文を見る
○安住委員 いやいや、だから、それをちゃんと調べれば海外旅行までみんな出てくるはずなんですよ。大臣、もしかして、事実関係を正式に聞いていないんじゃないですか。
○安住委員 調査がずさんだったと自分たちで認めているようなものですよ。そうじゃないですか。こんなにぼろぼろ後から出てきて、私がさっき言った話もそうだし、つまり、ただ自己申告を聞いて確認したら、それで済むんですか。国民がそれで納得すると本当に大臣は思っているんですか。そうではないで...全文を見る
○安住委員 いやいや大臣、私が最初に聞いたでしょう。あくまでも個人の倫理に関する問題だという話であれば、あなたの言っているとおりかもしれない。しかし、私は、この問題の根の深さというのはどうも違うんだと思っているから言っているんですよ。構造的な問題なのかどうか、システムの問題だとあ...全文を見る
○安住委員 素直に認めているんじゃないですか。全くそうですよ。今、自民党の方から盲腸の癒着だと言うけれども、これは盲腸じゃなくて非常に根の深い深刻な問題、こういう問題を盲腸だともし思っているんだったら、お門違いも甚だしいと私は思います。  大臣、こういうことは癒着というんじゃな...全文を見る
○安住委員 だから癒着なんでしょう。この癒着をただすときに、今からいろいろな事業の改善のことを聞くけれども、大臣、やはり事実関係をきっちり調べなかったら、あなた方、神奈川県警と一緒だ。事実関係を調べる熱意を感じられないということです、私が言っているのは。だって、そうじゃないか。食...全文を見る
○安住委員 何となくわかってきましたよ。職員の倫理規程というのは一つの防波堤ですね。それに抵触するかしないかだけで調査をすれば、確かにあなた方の言うとおりだ。  しかし、私が言っているのはそうじゃない。構造改善事業の政官業の癒着だと言われていることに対して本当に根本的にメスを入...全文を見る
○安住委員 いや、私は、はっきり言うけれども、半分信用していないからこういうことを言っているんですよ。  ちょっと話題がそれるから、質問じゃなくて言います、本当に、公共の部門も透明にやっているとさっき松下委員の質問に答えていたから。  私は、実は委員会が始まる前に資料要求した...全文を見る
○安住委員 いやいや、私は持っていないですよ。非公共は持っているんだけれども、公共の部分も全部出してくれと言っているんです。いいですね。
○安住委員 ありがとうございます。  それでは、調査委員長の渡辺局長にあと一点伺います。  タクシー券の利用については、利用したと見られるけれども特定できなかったというのは、どういうことでございますか。
○安住委員 時間が非常になくなってきたので、タクシー券のことについてはまた別途やりますけれども、大臣、こういう公益法人や民間企業なんかからのタクシー券の利用はもうやめるんでしょう。やめたらいいじゃないですか、こんなの。やめないとおかしいじゃないですか。
○安住委員 全部ですよ、農水省全体。
○安住委員 それでは、一つシステムの問題をやらせていただきます。  前聞いたときも、私は非常にしつこく聞いたんだけれども、特に今回は公益法人の改善案をるる出した、これは比較的前向きなところもあるから、評価をするところは率直に評価します。つまり、公益法人に対する、座席を有していな...全文を見る
○安住委員 つまり、大臣、公益法人とは名ばかりで、名ばかりとは言わぬけれども、コンサルタント業務の委託のときに、公益法人がまさに談合の巣になっていたという話ですから、出向している企業がみんなで仕事を割り振って。これをやめるべきだということを私は前も言いました。  しかし、一つだ...全文を見る
○安住委員 今回問題になっている非公共の公益法人の中の一つだけをちょっと取り上げます。  大臣、大臣の政務秘書官は一月十二日付で岩倉具三さんになっていますね。これはどういう方でございますか。
○安住委員 秘書官になられたばかりでございますが、伺いますけれども、この方は農林漁業体験協会の理事をやっていませんか。いかがでございますか。大臣、聞いたことはございますか。
○安住委員 農林漁業体験協会をなぜ取り上げたかというと、私は岩倉さんとはおつき合いはないんですが、岩倉さんはある席でこういうふうに申しております。私が自民党にいて、農林漁業体験協会は私のアイデアでできた財団で、そうした思いやり、愛着から理事として名を残した、しかし、運営には直接タ...全文を見る
○安住委員 いや、公益法人の理事をやっていらっしゃるということが問題なのではなくて、大臣、私は前の委員会でこういうふうに質問したでしょう。例えばこの農林漁業体験協会にしたって、幽霊社員を出向させている会社が二十社強あるんですよ、コンサルタント業務で。そこに補助金をつけて、その職員...全文を見る
○安住委員 わかりました、表向きの話は。それは十一月に答えたのをそのまま棒読みしているだけ。  だから、聞いているじゃないですか。五つの公益法人があるでしょう。その中で、とにかくなぜこの農林漁業体験協会を出したか。私がさっき言ったファームインが入っているんですよ。ファームインと...全文を見る
○安住委員 大臣笑っていらっしゃるけれども、あなた、今この民主主義の社会で、競争社会なんて言っているときに、民間へのコンサルタント業務の発注率、八年度は七七%ですよ。九年度は七四、十年度は六四。つまり、特定の業者で、丸投げした仕事を分捕っているんだから、言葉は非常に悪いけれども。...全文を見る
○安住委員 いや、だから、調べてくださいと言っているんですよ。全く素直な大臣で大変結構だと思いますが、だから、調べたらいいんじゃないですかと言っているんです。  大臣、あなた自身がさっき松下理事の質問に答えているんですよ、透明性を図っていかないといけないと。つまり、透明性を図っ...全文を見る
○安住委員 だから、そこに至る経緯をもうちょっとあなた、検証しないと、よくわかっていないと、何を改善するかというのは結局役人任せになるということでしょう。そうでしょう、大臣。そんなもの、新聞とか、いろいろな今までのことを、情報を集めれば、私の言ったぐらいのことはすぐわかるんですよ...全文を見る
○安住委員 もう時間がなくなったのであれだけれども、濁った水を汚いから閉めちゃって新しいものにかえますと、あなた方は言っている。私が言っているのは違うんです。濁ったのはなぜかということをもっと調べてから、そういうことを言えと言っているんですよ。そんなこともやりもしないで、新しいこ...全文を見る
○安住委員 だったらば、農林漁業体験協会なんて、あなたに一番身近なところにいる人に話を聞いてちゃんとやったらどうですかと言っているんですよ。あなたは、そんなことは知らないと言ったじゃないですか。だから、私は気色ばんで言っているんであって、そのことについてはあなたは反省しないとだめ...全文を見る
○安住委員 それで、最後に、人事異動がありました、一月。ちょっととっぴな感じもします。癒着疑惑に対する責任をとったんではないかといううわさもされている。  森田次長は、いろいろな、新治の村長から植木をもらったりということがありましたね。このことについてはちゃんと事務次官が事情を...全文を見る
○安住委員 終わりますけれども、委員長、やはり私は納得がいきません。もっと徹底的にこの問題というのは調べないといけないので、どうぞ委員長のもとで、先ほど私が要求した等々の問題について理事会で取り計らっていただいて、この問題について徹底的に国会で解明していく、農水省ができないんだっ...全文を見る
○安住委員 ありがとうございました。
02月15日第147回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○安住委員 民主党の安住でございます。  私は、きょう一時間半の時間をいただきましたが、この中で、農林水産省で起きている、るるの不祥事の問題を中心に質問させていただき、またそれに関連して公益法人のあり方、これは公務員の天下りの問題とも少しかかわりますので、この点についても質問を...全文を見る
○安住委員 大蔵省も、そうはいっても、数は少ないけれども、どぎついことをやって随分処分されたのはおりますから、個々の事例はわかりませんが。  農林大臣、構造改善局の職員百六人に及ぶ調査、そして十八人を処分している。しかし、実はこれは後があるんです。その後にさらに新たな事実が出て...全文を見る
○安住委員 今の話の続きをします。  十分な調査を本当にしたというふうに確信を持っていらっしゃいますか。いかがですか。一言で結構です。
○安住委員 事件が起きたというか、不祥事は実は根の深い問題でありまして、私も民主党のこの疑惑解明プロジェクトの調査の委員長をやっておりますが、実は、OBの国会議員を含む政治家の絡んだ大きな勢力同士の争いという構図があります。普通、こういう話をすると、与党からやじが飛んでくるかと思...全文を見る
○安住委員 お聞きになったとおり、構造改善局で起きている問題を構造改善局長が調査委員長でやった。私は、予算委員会に来る前、この問題というのはもう半年ぐらい農水省の皆さんからもいろいろなお話を聞いているし、農水委員会では再三やっていますからわかるんですが、調査委員会のメンバーが、こ...全文を見る
○安住委員 いやいや、そうじゃない。つまり大臣、それは上に立つ人の名前を言っただけ。  では大臣、あなたの知らない人たちが実際の百六人の聴取に当たっていると思いますよ。その人たち全部のメンバーを知っていますか。百六人の事情聴取をした、事情聴取というか自己申告に基づいて調査をした...全文を見る
○安住委員 今国家公安委員長おっしゃいましたが、私は事前にこれは聞きましたからもう少し詳しく言いますと、事案が発生したのは、神奈川県警は九月二十二日、このときに、当時外事課に勤めていた警察官が麻薬の所持をしていたおそれがあるということで新聞に書かれて、実は、もうその次の日に特別捜...全文を見る
○安住委員 それだけ厳しい調査をして、私が十一月に農林水産委員会で質問したときは、最終報告が出て、それがすべてである、その後新たなことが出たらば責任をとる云々というようなことを私に対して農林大臣はお答えになりました。  しかし、その後新たな問題は出ております。一月の十一日ですか...全文を見る
○安住委員 十一月二十四日の時点では、最終報告だというふうなことを言っていない……(玉沢国務大臣「言ってない」と呼ぶ)では、捜査は継続しているのですか、今も。
○安住委員 これから三点ばかり、この調査委員会のやった調査が本当に厳正を期して徹底的にやったかやらないか、国民の皆さんにもはっきり聞いてもらいたいんで、具体的な例を挙げてちょっと説明をします。農林水産委員会でもやった話でありますが、いかにこの調査が私から見たらずさんかということを...全文を見る
○安住委員 つまり、倫理規程に基づいてあくまでも良心的な自己申告に基づいた調査だったから、業者の側が認めているにもかかわらず、職員がもし認めていなければこれは事実として証明できなかったというたぐいの調査なんですよ。こういうのは調査と呼ぶんでしょうか。いかがですか。  例えばこう...全文を見る
○安住委員 多分、素人で二番アイアンを使う人なんかいるはずないんですよ。私も五番アイアンでさえ大変な、使えないぐらいですから。ところが、この職員はおもしろいことに、二番アイアンが欲しいと言って、二番アイアンを特注で頼んでいるんですよ。だから、ゴルフ販売店の人間は覚えているんですよ...全文を見る
○安住委員 余り気色ばまなくてもよろしいと思います。そうじゃないでしょう。(発言する者あり)では、冷静に議論します。  タクシーチケットの問題もあったはずですよね。タクシーチケットを、特定の公益法人やそれぞれの公益法人から、お世話になっている業者から、農水省の職員は使ったんじゃ...全文を見る
○安住委員 これは、実は私も職員の人何人かから聞きました。難しいのは当たり前なんですよ。やり過ぎているぐらい毎日みんなが使っていたというのですから。どこの会社の、どこの公益法人からもらっていたか全然わからない、私も使ったことがありますよというのが何人もいるのですよ。  しかし、...全文を見る
○安住委員 今の顔は、何か記者会見でやめた神奈川県の本部長のように、目つきが似てきたような気がして私は残念ですけれども、大臣、そういう問題じゃないんですよ、私が言っているのは。もっと構造的な問題を言っているんです、私は。  いいですか、タクシーチケットの問題にしたって、架空の領...全文を見る
○安住委員 つまり、そうなってくれば、この構造改善局長を中心とした調査委員会というのはやはり限度がある、大臣、そうお認めになりますね。
○安住委員 いやいや、私が言っているのは単純な話で、私も前の職で似たようなことをやっていましたからわかるのですが、右にそういうことを認めている人がいて、もう一人の人が認めていないというのであれば、これの真実をつかんでいくために調査委員会というのはやるわけですよ。  つまり、職員...全文を見る
○安住委員 いや、国民の皆さん見ていますから、疑惑を隠すとか、審議未了と言っていますけれども、私はそういう問題じゃないと思うんですよ。  なぜかというと、玉沢大臣になって、農林水産省を、与党としてしっかりコントロールしてやっていく、そういう中で就任になって最初に起きた問題ですよ...全文を見る
○安住委員 大臣が就任されてから再調査を命じて、大規模な事情聴取が始まったということです。だから、やはり役所の中でも、少し違う系統の方々が調査委員会を構成すればもっと違ったものになった可能性があるんじゃないかと思う、私はそういうことを申し上げておる。  ところで、個別の事案をも...全文を見る
○安住委員 定款にはそう書いてあるんですけれども。  実は、接待のツケ回しをしていたという情報があって、農水省でもこの協会についてお調べになったと聞いておりますけれども、いかがでございますか。
○安住委員 この協会には、農構社という子会社が実はありました。過去形でございます。なぜ過去形かというと、この農構社をつくった方は故人であります。そうですね。この方は、構造改善局のOBであり、農林省のOBですね。事実関係だけ。
○安住委員 法務大臣に伺いますが、東京地検は、この事案について、亡くなられた方から事情聴取をなさっていらっしゃいませんか、去年の秋。
○安住委員 実は私どもでも、この亡くなった方の身辺や、またこの協会について独自の調査を行いました。  故人のことでございますので、私どもも調査をするときに大変難しい問題がございましたが、率直に申し上げまして、会計帳簿係を長く担当していた方で、実は去年お亡くなりになっております。...全文を見る
○安住委員 いろいろな関係者に事情を聞くと、お亡くなりになった方に聞かないとわからないという答えが圧倒的に多うございまして、私も非常にそういう意味では残念でなりません。  しかし、私は今から公益法人の問題等々に入っていきますけれども、仕組みの問題として、やはり役所自身が特定の個...全文を見る
○安住委員 これからちょっと趣向を変えまして、趣向というか、違う角度から。  渡り鳥の話をさせていただきたいと思います。  農林水産大臣、渡り鳥というのは、大変恐縮ですが、どういう鳥でございますか。渡り鳥。
○安住委員 広辞苑を読ませてもらいます。「繁殖地と越冬地とを異にし、毎年定まった季節に移動をくりかえす鳥類。」というのが最初。三番目にこういうふうに書いてあるんですよ。「渡り稼ぎする人。」つまり、渡り鳥というのは鳥だけではありません、人間も渡り鳥というのがいるということであります...全文を見る
○安住委員 常識外といいますか、私これは、例外的なと言いますけれども、私は区々、個々調べたんです。  これは構造改善局を私は評価をしますが、公益法人についての退職者の給与から退職金は全部出してくれました。これはもう率直に私は、ほかの役所の局も全部見習ってもらいたい、構造改善局を...全文を見る
○安住委員 私は、率直に言って、公務員をおやめになって公益法人に天下るというか、それはそれでまた違う次元の問題ですからね。退職公務員の雇用問題にもなるし。  しかし、農林大臣、私は、これは別に農林省に限ったことではなくて全体の話ですから、むしろ構造改善局だけ責めるわけにはいかな...全文を見る
○安住委員 平成八年に、公益法人の設立許可及び指導監督基準の運用方針についてということで指針が出ております。この中でるる厳しいことが書いてあって、文章はいいんです。閣議決定もしております。しかし、この中でこういうことが書いてあるんですよ。常勤の理事の報酬及び退職金は当該法人の資産...全文を見る
○安住委員 構造改善局からいただいた資料では、三十三近くある公益法人の中で、常勤九十四、非常勤二百八、計三百二人の公務員の方が、構造改善局のOBの方がお仕事をなさっておられます。つまりこれは、公務員の退職制度が裏の問題としてあるわけでありますから、そっちの問題を全く片づけないまま...全文を見る
○安住委員 指導監督がなされていれば、公益法人の数はもう少し減って、天下りの数も減って、給与もこんなに高いという話にはなりません。  いただいた資料の統計は長官も持っていらっしゃると思いますが、平成四年当時で二万四千あった公益法人は、実は減るどころかふえております。平成十年で二...全文を見る
○安住委員 いや、考えていかないといけない問題なのも十分わかるし、ですから、例えば六十五歳までの公務員の定年延長とか、つまり何かしらメスを入れないと、二万六千ある公益法人のうち、その中には都道府県の例えば教育委員会が持っている法人とかもるるありますから、それ自体が問題だというより...全文を見る
○安住委員 どうですか、この場で、その実態調査なさいませんか。退職して、さっき言った渡り鳥、人のことを鳥なんて言ったら悪いけれども、渡って歩いているこの実態をちゃんと調査をして——いや、私のような議員でも、言えばこれは出てくるわけだから、長官が言ったらあしたのうちには出てきますよ...全文を見る
○安住委員 早急に御検討をいただきたいと思います。  それでは、この公益法人というのが実際今度の農業構造改善局の問題の実は背景にあるので、そのことを説明したいと思います。  構造改善事業というのは、歴史をひもときますと、昭和四十年くらいから圃場整備事業等々が始まります。宮澤大...全文を見る
○安住委員 中山伊知郎先生がやはり今のお話と同じようなことを「自由民主」の中で申されている。  実は、簡単な話が、当時の就農人口というのは一千三百万人だったのですよ。平均所有耕地面積が一ヘクタールちょっと、これは北海道を入れてですから、北海道を入れなければ多分〇・五いかなかった...全文を見る
○安住委員 つまり、どういう話をするかというと、構造改善事業の中で、農業の基盤整備を一方で徹底的にやらないといけない。しかし、もう一つの考えが出てくるのです。これが、農村に住んでいる農家の皆さんのいわばいやしの政策といいますか、それと、都市と農村との交流とかさまざまな文化的な事業...全文を見る
○安住委員 久間先生から、随分うまくやっているものだなというお話がありました、まさにそうですよ。  まして、私が農水委員会でもさんざん問題にしたのは、いつ、だれが、この民間会社をどういう形で選んだのかということが問題なんです。そうですね、長官。今、私のお話を聞いていただいて、私...全文を見る
○安住委員 総務庁長官、時間がないので私の方から簡単に言いますから、当たっているかどうかだけ。  総務庁では、この農林省の公益法人のあり方について答申を出していますよね。その中で、実はコンサルタントのことについても言っているんです。  ところが、長官はもしかして聞いていないの...全文を見る
○安住委員 逆に言うと、構造改善局がそれを無視していたという話になるんじゃないでしょうか。こういうふうに民間の出向会社を役員会でどうのこうの言っているけれども、それは形はそうかもしれないけれども、実態は違うんじゃないですか、大臣。つまり、この問題がすべての構造的な今回の問題のもと...全文を見る
○安住委員 いや、それはそうでないんですよ。そうであれば問題なんか起きやしないし、今だって怪文書がいろいろ出回っているんですからね。しつこいようですけれども、この会社に入れてもらったときにOBの議員の先生のお世話になりましたと私に言っている会社もあるんですよ。  大臣、構造の問...全文を見る
○安住委員 ぜひ、来年以降というよりも、これは、長官、内閣全体の問題ですよ。つまり、農水省の構造改善局で今回出たからこういう話になっているけれども、多分調べればほかの役所だってこういうことがあるんじゃないですか。特に事業官庁、お調べになったらどうですか。いかがですか。さっきの公益...全文を見る
○安住委員 それは調べていただけるということでよろしいですか。
○安住委員 例えば、もう一つの問題として、我々自身の問題でもありますが、橋本内閣のときに、公益法人の政治団体に対する寄附というのは、自治大臣、禁止されていますね。しかし一方で、公益法人のパーティー券の購入については、自治大臣、いかがでございますか。
○安住委員 しかし、これはいかがでございますか。例えば、玉沢大臣にちょっと伺いますが、大臣御自身パーティーをやられて、こういう公益法人からパーティー券の購入をしてもらったことというのはございますか。
○安住委員 パーティー券購入が現行法では確かに違反ではありませんから、それは与党、野党にかかわらず、買ってもらっている方がいらっしゃると思います。  私は自分で直接お話を聞かせていただいて、ある公益法人、これも今名前が出てきた公益法人の一つなんですが、こういう話を伺いました。年...全文を見る
○安住委員 やはり李下に冠を正さずというか、私は、大蔵大臣、長く金融も護送船団行政ということでやってきて、それが変わる変わり目であるからこれだけのいろいろな意味での混乱も起きているということだと思うのです。  しかし、実はこれは金融だけでないわけですよ。農業土木だって、ある意味...全文を見る
○安住委員 では終わります。ありがとうございました。
03月08日第147回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○安住委員 きょうは、大豆なたね交付金暫定措置法及び農産物価格安定法の一部を改正する法律案の審議でございますが、その質問に先立ちまして、先週構造改善局の職員がついに逮捕をされる、なおかつ農水省に捜索が入ったのはどうも二十年ぶりであると、まことに遺憾であると思います。  大臣、私...全文を見る
○安住委員 いや、一部の新聞を見て私、ちょっと愕然としたんです。大臣、読売新聞に書いてあるんですが、ごらんになったと思いますけれども、三月七日付で、構造改善局の職員やOBに調査をした結果というのが出ているんですね。インタビューしたんだかどうかわかりませんけれども、三十人にインタビ...全文を見る
○安住委員 しかし、そこまで申しわけないと思っていたら、今度のような調査委員会のあり方で果たしてよかったのかという反省が出てこないとおかしいと思うんですよ。これまで私も予算委員会を含めて何度かこの問題をやってきて、構造改善局長のもとに構造改善局のこういう不祥事を調べる調査委員会を...全文を見る
○安住委員 いや、違いますよ。格好はそういうことになるかもしれないけれども、結果はそうでないということを私は言っているんですよ。いいですか。大川農協とこの逮捕された職員は、つまり、最初の調査のときには今のような話はなかったわけですよ。それで、今度もう一回調査をしたときに新たに出て...全文を見る
○安住委員 十分でないんですよ。だから、逆に言うと、ほかのことに対しても、この程度の調査をしているからもっといっぱいあるんじゃないかというふうにだれだって思っちゃうんですよ、大臣、わかりますか。だって、韓国旅行の件だって実際のところはわからなかったわけですよ。なおかつ、私は率直に...全文を見る
○安住委員 そういうのは、十分調査をしたと言わないんですよ。それは日本語が違うんじゃないですか。十分調査したというのは、事実を解明したときに言う言葉。事情は聞いたけれども、実態は解明できませんでしたと言った方がいいんじゃないですか。訂正してください。
○安住委員 では、例えばの話、もともと私は本当に不信感を持っているのは、最初の調査委員会だって口頭注意しただけじゃないですか。つまり、皆さんは世の中が騒いだからまたやり出しただけで、みずから一生懸命やり出したようなことをあたかも言っているけれども、違いますよ、大臣。最初に中川さん...全文を見る
○安住委員 それが役所的発想なんですよ、大臣。世間から見たらそんな話じゃない。不祥事がないところに不祥事があるあると騒いでいるのじゃないんですから、これは。いっぱい不祥事があって、それで、はっきり言えば、あなた方の態度が問題だ。事実究明とか解明ができない、限度があるからまことに申...全文を見る
○安住委員 いや、仮定でなくて、新たな事実が出てきたら、ちゃんと政治責任はとるのですかと聞いているのですよ。
○安住委員 明確なる対応というのは、大臣の政治的な責任を含めてということですか。
○安住委員 ところで大臣、構造改善事業の公益法人を含めた執行体制の見直しというのは、私は現下の急務だと思いますよ。これは、私も再三いろいろなところで話しているのだけれども、どう考えたって、言葉は不適切かもしれませんが、特定の業者が仕事をとってきたという事実だけは否定できないと思い...全文を見る
○安住委員 いや、だから、前倒しで、公益法人の見直しはどうなんですか。前倒しでちゃんとやるんですか。
○安住委員 きょうの質疑の中で、そこだけ唯一前向きな話でありまして、それはとにかく一日も早くやってください。  それで、大臣、もう時間が三分ぐらいしかないけれども、私はこの間も天下り公益法人の話をしたでしょう、予算委員会で。これは公務員の退職制度にもかかわるかもしれないけれども...全文を見る
○安住委員 いいですか、今回は非公共だけれども、一番今注目されているのは、逆に言うと、公共の方ですよ。結果的には、自民党の比例代表に二人も出して、業界の既得権益を守っているわけだ。そこに連なるピラミッドの体制というのが、まさに自由競争や規制の緩和にも全く逆行する社会として実は現存...全文を見る
○安住委員 終わります。
04月26日第147回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○安住委員 おはようございます。  きょうは、一時間、経済通の玉沢農林水産大臣に、役所の答弁書は見ないでぜひ答弁をしていただきたいと思うんです。  私も、四年間は、三年七カ月ですか、農水委員会に籍を置かせていただきまして、実は農政論をまじめにやってきましたけれども、大臣になっ...全文を見る
○安住委員 平成八年の六月でございました。預金の全額保護をする現行の特例措置というのがあったんですね、大臣、覚えていらっしゃいますか。これはどういう背景で、政府はその当時、全額預金保護をしたか。大臣も、政治家としてそのことについてどういう感想を当時、お持ちでございましたか。
○安住委員 私の質問の仕方が悪かったんですが、もう少し深い話をしていただかないと、だめだと思うんですね。  このときに、裏を返すと、五年間という時期を決めたわけですね、大臣。この五年間というのは何を意味したと思いますか。つまり、あなたは今与党の質問者に対して、あと一年延期するこ...全文を見る
○安住委員 いやいや、そうじゃないじゃないですか、今のお話だと、どこが違うかよくわからないのだけれども。  準備期間といみじくもあなたはおっしゃった。五年間でしょう。信金や信組だって、あなたの話からいうと、この五年間で自己資本比率を含めてきっちりと再編してやらないと、いけないの...全文を見る
○安住委員 いやいや、不良債権の問題で言うと、大臣、例えば、西村さんという銀行局長がいて、当時、私が話をしたときに彼はこう言った。日本の不良債権問題なんか大したことない、平成八年前後で十八兆円ぐらいなものですからと。自民党を含めて、当時の自社さ政権を含めて、多くの政治家も役所も、...全文を見る
○安住委員 大変残念なのは、一番肝心なところは、反省を込めて、きょうは、私は言質なんかとりませんから、役所の、特に農水省の役人の書いた紙をこの問題で読むというのは残念ですね。(玉沢国務大臣「政府全体として」と呼ぶ)いや、政府全体としてでなくて。いいですか、これは良心にもとる話だか...全文を見る
○安住委員 正解です。  これは、特に抜き打ち検査というのは、したことがないのですよ、全国で。だから、言い方は悪いけれども、ある意味では護送船団で、どんぶり勘定検査なんですよ。何月何日にどこどこの支店に行くから調べておいてくださいと。大体、その検査に行く県の職員が金融のことなん...全文を見る
○安住委員 そういう要素が入っているというのは、要するに、選挙対策だというのは認めているわけですな。
○安住委員 いやいや、これは、当時十二月時点で新聞ではみんな認めていますよ、与党の亀井政調会長も。そこで手心発言があるのですよ。そうでしょう。大臣、同じ派閥の越智さんの話だけれども、この手心発言の延長線の話じゃないですか、これは。  つまり、大臣、私が言っているのは、公の政党が...全文を見る
○安住委員 何をもたもた言っているのかよくわからないのです。  玉沢さん、これは政府が決めたのではないですよ。与党が決めた。いいですか、十二月の二十九日に与党が決めた話なんですよ。それを、明けた年に政府が追認しているのですよ。宮澤さんはその十二月の講演の中でも、そんなことをやっ...全文を見る
○安住委員 では、今言ったから、その話の続きで言うと、この一年延期して、不十分なものが具体的にどう十分になるんですか。そこまであなたがおっしゃるのだったら、私はもっと詳しく聞くから。では、何が十分になると思いますか。具体的に言ってください、そうしたら私も具体的に言うから。
○安住委員 それを一年間でやるということですか。
○安住委員 では、今まで検査したことはあるのですか、そういう観点で。いいですか、これは正確に言ってくださいよ、自己資本比率等々について、大手銀行を対象とした検査と同じ項目で、信組、信金を検査したことがあると、あなたは思っているんですか。
○安住委員 いやいや、そうじゃなくて、あなたは今、五年プラス一年と言った、調査はそうやると。そんな抜き打ちの、定期検査のことを言っているんじゃないですよ。金融監督庁等々がやっているような検査というのは、今までやったことがないはずですよ。いいですか、それで七月から三月までやると言っ...全文を見る
○安住委員 いやいや、そんな抽象的な話じゃない。一年延期をして、では、何をするんだという話なんですよ、大事なのは。つまり、国民にはただ、一年延期をした、検査のあれでかかるからと。そんなばかな話はない。国際公約をこうやって破った、大きな代償を伴う決断をした。しかし、では、その一年を...全文を見る
○安住委員 急にざんごうに立てこもって、何にもしないというのはおかしいですよ。だから、言質をとらないので、あなた、自分の感想で言ったらいいじゃないですか。つまり、大臣、こういうことなんだ。(発言する者あり)ちょっとうるさいから静かにさせてください。
○安住委員 一年延期をしてやるんだったならば、それなりの覚悟が必要なんですよ、金融再編というのは。例えば、都道府県全部一つにするとか、自己資本比率の足りないところに対してはこうします、つまり、資本注入をするのか、それとも統合するのか。何らかの方針がないにもかかわらず、ただ一年先送...全文を見る
○安住委員 いや、だから、選挙目的じゃないというんだったら、一年延期することによって何をするんだということを聞いているんですよ、キャビネットのメンバーとしての玉沢さんに。
○安住委員 いや、だから、一年延長するということは、解禁を延長するということだから、そのときに、信金、信組は例えばどういうふうに対応するんですかと。調査をするだけだったら、今までだってできたはずですよ。調査をした上で、どうするんですかと聞いているんですよ。どうするのが適当だと思っ...全文を見る
○安住委員 だれももう、こんなことをやっていると、政治を信用しませんよ。要するに、特定の業界に口をきいて、面倒を見ているという話にしかならないんですよ。ただし、金融機関は、ルールに基づいてやらないと一番だめな業界だと私は思っているんですよ。なぜかといったらば、我々の税金を注入して...全文を見る
○安住委員 あってはならないことをやったじゃないの、一年延期するということは。あってはならないことをやってしまったのは、まことに私どもは遺憾だし、それと、政治的な話をしますと、大臣、もう一つは、四月から介護保険が始まったですよね。どうですか、十月まで高齢者から保険料を取らないとい...全文を見る
○安住委員 では、大臣、十月からは取るべきだということですね。いかがですか。十月からきっちり取るんですか。
○安住委員 なぜ十月だったんですか。
○安住委員 これも金融と全く同じですね。総選挙の任期満了まではお金を取りません。つまり、言い方は失礼ですけれども、国民をばかにしているというか、私は、この問題でいったって、それは、高齢者の方からお金を取る時期は半年ずらすなんというのはやるべきでないという立場で言っているんですよ。...全文を見る
○安住委員 何でもルール、ルールと言うけれども、ちょっと違うんですよ。玉沢さん、秘書官の話じゃなくて私の話を聞きなさい。あなたは何でもルール、ルールと言うけれども、玉沢さん、私はこう思いますよ。  浜口雄幸がピストルか何かで東京駅で撃たれたでしょう。そのときの話で、たしか小渕総...全文を見る
○安住委員 もし本音でそんなことを言っているんだったら、私はもう絶望的な気持ちになりますね。  つまり、政治家が、政府がいやしくも約束したことを何の議論もなく直前でひっくり返すというようなことは、約束をほごにしたとしか言わないんですよ。それで高齢者が喜ぶとか、そういう話ではない...全文を見る
○安住委員 税負担でその分を補うということは、非常に短絡的にいえば、我々若い世代にその分の負担を強いているんだ、そういうことじゃないですか。それだったら、そういう社会にしたいということですか。あなたの話は、年寄りは喜ぶけれども、若い者には負担させていいという話ですか。そこまで考え...全文を見る
○安住委員 もともとこの制度を始めようと思ったときは菅厚生大臣、推進をしたのは小泉厚生大臣でした。一貫して私も議論の中に、いろいろな会合とかに参加して、税方式にするか、それとも保険料方式でやるかということに対しては大変な議論があったんですよ。しかし、これは国民に広く浅く負担をして...全文を見る
○安住委員 日本の社会が大きく変わっているときであります。やはり政治の手法も大きく変わっていかざるを得ないのですね。一言で言えば、護送船団との決別というか、構造改善局の汚職事件も実は、私は底流は同じだと思っているのですよ、大臣。  みんなで飯を食わないといけない時代だから、少な...全文を見る
○安住委員 聞いている方々には、私と大臣の違いといいますか、わかっていただけると私は思っています。セーフティーネットの話は別です。公正でフェアなルールをつくった上で、どうセーフティーネットをつくるかというのは別の話。  特定の、例えば価格統制や、農林水産行政の中にも今まで長くあ...全文を見る
○安住委員 大臣、やはり今欧州や何かと連携を強化していくということをやっていかなければいけない時期ですよねと言っているのです。どうですか。
○安住委員 六月に向けて、大変五月は重要な時期ですよね。連休は、もちろん欧州やアメリカへ行って、我が国の国益のために頑張られるんじゃないですか。まさか選挙区に行って運動するなんということはないと思いますけれども、いかがですか。
○安住委員 日本では、特に東北地方は、連休は田植えのシーズンで、余り選挙運動してもしようがない時期ですから、私は、ぜひ欧州へ行かれたらいいんじゃないかと思っているんです、中国でも。そういう予定は今のところないわけですね。
○安住委員 あと四分ぐらいですから、大臣、有珠山の噴火がありまして、当委員会にも北海道選出の先生方は多いわけでありますけれども、長期になりますと、いろいろな意味で農家の皆さんにとって苦しい状況が続いているのかなと心配をしております。  政府全体として総合対策をやられると思います...全文を見る
○安住委員 いよいよ最後の質問です。  実は農業者年金の問題、私も地元で農業委員会の皆さん等々からいろいろな話を聞いて、正直言って本当に大変な話でありますが、しかし、こういう見通しになるのをわかっていながら放置してきた責任もある。  大臣、これは通告していたかどうかわかりませ...全文を見る
○安住委員 ありがとうございました。終わります。
08月04日第149回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号
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○安住委員 二十分弱しか時間がございませんので、簡潔に質問させていただきますので、答弁の方もぜひそうしていただきたいと思います。  さて、防衛庁長官、危機管理の点から私は質問をいたしますが、この一年で実は航空自衛隊の練習機が五件、墜落死亡事故を起こしております。これはこの十年で...全文を見る
○安住委員 私がその中で取り上げるのは、今回は第四航空団の事故にかかわる問題であります。二点について伺います。  実は、この第四航空団では三月の二十二日に練習機が墜落をいたしました。このときは三等空尉が亡くなりまして、その後間もなくといいますか、七月の四日、今度はブルーインパル...全文を見る
○安住委員 三月に、二十二日に事故が起きて、何で三十日に再開をしたのですかと言っているのです。あのときに原因究明、少なくとも私も新聞のスクラップを全部見ましたけれども、そこをまず聞いているのです。
○安住委員 いやいや、わずか一週間やそこらで幅広い検討なんて、そんなことをできるわけがないのじゃないですか。今回だって、七月四日以降、実は松島の基地では再開できないわけですよ、調査をやはり丁寧にやっていらっしゃるのでしょうから。一週間やそこらで再開をして、地元の意向を無視して訓練...全文を見る
○安住委員 いや、やはりそれは率直に、幅広い検討をしたのじゃなくて、実は検討というか、それは配慮が足りなかったと私は言うべきだと思いますよ。でなかったら、何で今度は一カ月以上こうやって飛ばないで、ちゃんと検査とかやっているのですか。あのときは一週間ですからね。そこをちゃんと間違わ...全文を見る
○安住委員 その訓練空域の設定の中に原子力発電所があった場合に、その禁止空域というのは具体的にどうなっていますか。それは飛んでいいのですか、悪いのですか、まずそもそも。
○安住委員 つまり、飛んではならないわけですね、簡単な話が。ここは防衛庁、これは準用しているのですか、今のこれは民間航空機の話を。いかがなんですか。
○安住委員 それでは、女川原子力発電所の場合は、この訓練空域に入っておりませんけれども、往復路になっている場合は、これはどういうふうになっているのですか。そこに原子力発電所がある場合はどうなっているのですか。
○安住委員 実は、その飛行禁止のエリアは決まっているのです。周辺三・六キロ、それから六百メーターですか、約二千フィートですから、そこは禁止をしている。しかし、その三・六キロも二千フィートも、何度か事務当局にお伺いをしましたけれども、どういう根拠でそれをつくったかというのが実は明確...全文を見る
○安住委員 いやいや、そんな知識をひけらかしてもらうのじゃなくて、どうするんだと聞いているのだから、ちょっと時間がないので、ちゃんと答えてください。
○安住委員 この要望書は毎年同じような内容なので私もなるほどなと思うのだけれども、飛行コース、それから飛行頻度等に関して、今まで防衛庁は地元に対して余りにも説明がなさ過ぎたと私は思いますよ。やはり丁寧に説明をして、きちっと情報公開をした上で地元の理解を得なければ、これは不信感を招...全文を見る
○安住委員 ぜひ誠意のある対応をしていただくことをお願い申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
11月01日第150回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○安住委員 民主党の安住でございます。三十分ほど質問させていただきます。  日朝交渉は大学の入学試験でいうと相当難易度の高いところだ。本当に日本と北朝鮮の関係というのは、多分いろいろな意味で複雑なことは国民の皆さんも大変よく存じ上げていて、その点、外務省の方、政府の方の苦労を多...全文を見る
○安住委員 森首相が配慮しているとはとても思えないわけで、だからいろいろな問題が起きているわけですよ。  三点についてきょうは伺います。  実は私は、総理に対して、金正日氏に対して親書を送ったかどうかという質問主意書を出しました。これは大臣御存じだと思います。  ちょっと伺...全文を見る
○安住委員 きのうの国会でもそういうふうにおっしゃっている。しかし、私は本当にこの問題は不思議だと思いますよ。政府はそう言っているのです。ところが、きょうの毎日新聞でも、これはもう既成事実のように書いてあるわけですね。ほかの新聞にも書いてありますが、ちょっと毎日が象徴的だったので...全文を見る
○安住委員 ないないと言いながらも、なぜこの問題が次から次へと出てくるか、私は大変不思議でしようがありません。  ただ、一つ、私は国会というところはうそをついてはいけないところだと思いますけれども、ちょっとこれだけ確認します。もしそれで重大なうそをついたら、それは政治責任という...全文を見る
○安住委員 大臣、それはおかしいのじゃないですか。報道によりますとと言って、報道による程度しか調べていないのですか。質問主意書を出して、それも親書を送った疑いがあるということで私は聞いているのですよ。外務省がちゃんと調べた結果はいかがですか。
○安住委員 河野外務大臣は今ちょっと重大な認識違いをなさっていると思います。私は森総理大臣あてにしましたが、この質問主意書の回答は政府としてよこしております。ですから、それは閣議決定をなさっているわけで、私は、正式なところはちょっと長々として、時間がないから読まないけれども、森総...全文を見る
○安住委員 私は、河野外務大臣なり外務省の立場に同情を禁じ得ません。多分これは、外務省にとってはありがたい話よりも、もし事実があったとしてもえらい迷惑な話ではないか、私はそういうふうに勝手に推測します。  この問題をなぜ私が取り上げたかというと、翌日の与党内部の反応も明らかに、...全文を見る
○安住委員 それは、大臣、国内で刑法上はそうだと思うのですよ。ところが、大臣、国家の中での主権を侵した国際犯罪が拉致なんですよね。そして、行方不明というのはそれとは全く次元が違う話ですよ。私がアメリカを旅行している間に行方不明になった、これは国家が主権を侵されていないわけですから...全文を見る
○安住委員 北京での日朝交渉がきのう終わったばかりですが、大臣、拉致問題は存在をして、拉致という言葉をちゃんと使っていらっしゃるんでしょうね、北朝鮮側に対して。これはちょっとイエスかノーかで答えてください。
○安住委員 森総理大臣は党首討論の中で、第三国で行方不明者として発見されれば云々という問題は、三年前から我々はいろいろなところで中山議員含めて言っている話で、何が今さら問題だと言った。そうですね。外務大臣も党首討論で聞かれていた。  私は、大臣、この人は、この人とは森さんですけ...全文を見る
○安住委員 つまり、総理大臣たる立場の人が首脳会談の席で、いや、エピソードかどうかというのは後にならないとわからないと思うのですよ。そういうオプションももしかしたらあると言ったかもしれないし、それは表に出ないから私どもは何の判断もできないけれども、外務大臣、一般論として聞きますけ...全文を見る
○安住委員 私は明らかに不適切だと思うので、この問題を指摘しました。こんなことはもう常識を超えた話で、大体、拉致問題を行方不明者という話にして、そういう話は、実る、実らないは別にして、言う話でもないし、失礼な話だけれども、森総理大臣は拉致と行方不明者の違いをわかっているのか、わか...全文を見る
○安住委員 それは初めて聞きました。つまり大臣、あの人はやはり有名人病じゃないかと私は思うのです。脈絡なくそういうことを言っているのじゃないですか。つまり、日朝交渉で、この間千葉で話がようやく入り口に立った。つまり、そういう政治的なタイミングというのを全く理解しないで、そういう、...全文を見る
○安住委員 やはり、国民に対してもさすがと思われるようなことをちゃんとやるのが外交だと私は思うのですよ。官邸サイドが本当に何かもう前のめりになって脈絡なくやっているようにしか私には思えないので、これは当事者能力が本当に問われているのではないかなとむしろ心配をしております。  時...全文を見る
○安住委員 その数量の根拠は何でございますか。
○安住委員 この五十万トンを送るに当たっての金銭的な数字をまだはじき出していませんね。早くこれは出していただきたいと思うのですけれども、いかがでございますか。
○安住委員 これはいずれ、どういう米を使ってどれぐらいになるか、もっと正確な数字をやはり納税者に対して説明をしていただきたいのです。それが出たらまた正式に議論をします。  ところで最後に大臣、オルブライト長官から韓国で発言は慎重にみたいな皮肉まじりのことを言われたというようなこ...全文を見る
○安住委員 最後に聞きますけれども、次の日朝の交渉はいつぐらいを予定しておりますか。
○安住委員 年明けぐらいになりますか。  では、終わります。