安倍晋三

あべしんぞう

小選挙区(山口県第四区)選出
自由民主党
当選回数10回

安倍晋三の1993年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月22日第128回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○安倍(晋)委員 まず、みなみまぐろの保存のための条約についてお伺いをさせていただきたいと思います。  昨今の我が国の遠洋漁業を取り巻く状況というのは、人員の確保の面また水揚げ量の問題についても大変厳しいものがあるわけでございます。平成二年の我が国の遠洋マグロはえ縄漁船総数は七...全文を見る
○安倍(晋)委員 続きまして、日・ネパール航空協定についてお伺いをさせていただきます。  現在日米間におきましては以遠権の行使が問題となっているわけでありまして、現状は大変不平等な状況になっているというふうに私は理解をしております。  航空業界は、昨今は大変な不況の中であえい...全文を見る
○安倍(晋)委員 条約についての質問は以上とさせていただきまして、緊急の問題といたしまして、ロシアの放射性廃棄物の投棄問題について御質問をさせていただきます。  細川首相は、十八日の政府・与党首脳会議で、ロシアの放射性廃棄物投棄問題に関連して、エリツィン大統領が、あんた、日本の...全文を見る
○安倍(晋)委員 さきのこのエリツィン大統領の発言はかなり激しいものであると思います。これは、一体、日ロ首脳会談のどのような会話の中で、どのようなコンテクストの中でなされたかということを教えていただきたいと思います。
○安倍(晋)委員 細川総理は十八日に、会談で核廃棄物の海洋投棄をやめてくれと申し入れたが、やめると合意したわけではない、調査しましょうと申し入れて合意したわけだと記者団に語っておられるわけであります。  この細川総理のやめてくれというのは、実は従来からの海洋投棄の即時停止という...全文を見る
○安倍(晋)委員 もし万一、ロシア政府からあらかじめそのような通告がなされ、しかしながら日ロ首脳会談を成功させるがためにこれを隠していたということであれば、我が国の国益上、大変大きな問題があるわけでございますが、ただいまの答弁、なかったということでございますので、これ以上この問題...全文を見る
○安倍(晋)委員 新聞報道によりますと、ロシア外務省のソロビヨフ・アジア太平洋総局長は、モスクワにおいて、現地時間の二十日夕、我が国の枝村駐ロシア大使と会談し、二十一日以降の予定されていた日本海での放射性廃棄物の二回目の投棄を中止したと伝えたとされているわけでありますが、公式には...全文を見る
○安倍(晋)委員 今回、第二回目の投棄は、我が国の厳重な抗議、もちろん自由民主党も厳重に駐日ロシア大使を通じてロシア政府に対して抗議をしたわけでございますし、また、外務大臣初め外交当局の御尽力で第二回目は中止ということになったわけでございますが、第一回目の投棄発覚以後第二回目の投...全文を見る
○安倍(晋)委員 第二回目の投棄は中止をされたわけでありますが、投棄する予定であった八百トンの廃棄物をロシア政府はどのようにするつもりであるのかということを、得ている情報等を教えていただきたいと思います。
○安倍(晋)委員 第二回目の廃棄物投棄中止について、政府としては、これは一時的なものであるかまたは、根本的に核廃棄物処理に対する方向の修正であるというふうにお考えか、その辺のところの見解を教えていただきたいと思います。
○安倍(晋)委員 原子力潜水艦の運航や解体によって生じる放射性廃棄物は今後ますます増加をしていくという傾向にあるのではないかと私は思うのであります。他方、これに対する十分な処置をロシア国内でとっていくということは大変難しいわけであります。  その中で、ロシアの環境天然資源省のル...全文を見る
○安倍(晋)委員 先ほどから申し上げておりますように、今回の廃棄は、まさに東京宣言を行って、首脳会談が大変友好裏に行われた直後に行われたわけでございまして、私どもにとりましてどうしても疑念が残るわけでございますが、どうしてそのようなことがロシア国内の中で行われたかということを検証...全文を見る
○安倍(晋)委員 私は、もしこのことがエリツィン大統領に知らされていなかったということであれば、むしろ大変な大きな問題ではないかと思うわけであります。  ロシアの核・放射線安全監視委員会のビシュネフスキー議長も、我が委員会に何の報告もなく、また許可も受けていない、そのように述べ...全文を見る
○安倍(晋)委員 それでは、今回のロシアの核廃棄物の投棄がロンドン条約に違反だったかどうかについてお伺いをしたいと思います。  ロンドン条約では、低レベル放射性廃棄物については、国際海事機構に事前に届け出て、当該国の政府が許可すること、廃棄物は容器に入れること、水深四千メートル...全文を見る
○安倍(晋)委員 あとは、水深について。
○安倍(晋)委員 ということは、事実上このロンドン条約の違反をしていたということなんでしょうか。
○安倍(晋)委員 次に、低レベルの廃棄物の廃棄の一時停止に関する決議についてお伺いいたします。  低レベル廃棄物の一時停止決議については、八三年の決議では日本は反対、そして、八五年の決議におきましては、日本は旧ソ連等六カ国とともに棄権をいたしているわけであります。  同決議は...全文を見る
○安倍(晋)委員 八五年に我が国が棄権をしたわけでありますが、このモラトリアムに棄権をするということは政策上どういう意味において棄権をされたのか教えていただきたいと思います。
○安倍(晋)委員 十一月にロンドン条約締結国会議におきまして海洋投棄全面禁止に関する論議が行われるわけでありますが、日本はここでどのような態度をとるのかということが今私は焦点になっているのではないかと思います。従来どおり海洋投棄を選択肢の一つとして考えるのか、または全面禁止に賛成...全文を見る
○安倍(晋)委員 もう時間が参りましたので、最後に一問質問させていただきたいと思います。  以上、外交問題また条約上の問題としてお伺いをさせていただいたわけでありますが、最後に、安全性の問題についてお伺いをしたいと思います。  核廃棄物投棄が、周辺国である我が国に対して、科学...全文を見る
○安倍(晋)委員 それでは、時間が参りましたので、これで質問をやめさせていただきますが、今回の核廃棄物の投棄の問題につきましては、外交上の信義の問題と安全性について科学的に検証するということは、私は厳しく峻別して行う必要があるというように考えております。  外交上は、まさにロン...全文を見る
10月26日第128回国会 衆議院 商工委員会 第3号
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○安倍(晋)委員 私は、今回の不況に対して大臣がどのような認識をお持ちで、かつまた、どのような対策を考えておられるかを中心に質問をさせていただきたいと思います。  今回の不況というのは、今までの不況と違いまして、大変私は深刻なものがあるのではないかと思っております。一体いつにな...全文を見る
○安倍(晋)委員 私も、大臣が大臣になられる前に文芸春秋に書かれました論文を読ませていただいて、大変心強く思ったわけでございますが、一生懸命頑張っていただきたいと思います。  また、ただいま大臣がおっしゃったことの中で、やはり雇用の問題というのは私ども政治家にとりまして大変厳し...全文を見る
○安倍(晋)委員 ただいま大臣もお触れになられましたが、また先ほど山田委員からも御指摘がございましたが、規制緩和というのは、今後我が国が構造を改善していく意味でも、また不況対策の意味でも、また通商摩擦解消の意味でも、大変私は大きな意味があるのではないかと思うわけでございます。しか...全文を見る
○安倍(晋)委員 また、雇用の問題と同時に、今大変な円高という状況があるわけでありまして、その中でいよいよ賃下げをしないと競争力が十分に維持できないという議論もあるわけであります。また、この賃下げというのは、国内においてもコストダウンにつながるわけでありまして、細川内閣が標榜され...全文を見る
○安倍(晋)委員 現在の不況が大変厳しいものであるという認識は今全く一致をしたわけでありますし、雇用の問題にいよいよ進んでいくということについても認識が私は一致したのではないかと思うわけでありますが、その中にありまして、企業の必要コストに含まれております税金、特に平成四年一月一日...全文を見る
○安倍(晋)委員 当時の状況と、そして現在の状況でございますが、地価等をめぐる状況、また景気の状況についてどういう違いがあるのか、どういう認識をされているのか、教えていただきたいと思います。
○安倍(晋)委員 しかし、実際に今の不況の中におきましては、例えばデパートとか製造業は大変な、まさに、先ほど申し上げましたように、いよいよ首を切らなければいけない状況にあるわけであります。  かつて、この地価税について政府当局の何人かの方にお伺いしたところ、実際は大変負担は低い...全文を見る
○安倍(晋)委員 いわゆる地価税が導入されたときには、恐らく地価に対しての認識も、少しというか大分熱が出てしまっている、この熱を下げるためにはどうしたらいいのかという議論がまさに沸騰したのではないかと私は思うわけであります。その中でいろいろな施策がとられたわけでありますが、地価税...全文を見る
10月28日第128回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会 第11号
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○安倍(晋)委員 まず、企業・団体献金の問題についてお伺いをいたします。  言うまでもなく、今回の政治改革論議の発端は、政治と金にまつわるいろいろなスキャンダルにまさにメスを入れよう、こういう構造を基本的に変えていこうということが発端であり、また今回の政治改革の大きな柱の一つで...全文を見る
○安倍(晋)委員 わかりました。  それであれば、現在、経団連や経済同友会が経済問題についていろいろな政治的な発言をなさっておられます。あるいは保守二党論に踏み込んでも発言をしておられますが、こういう活動というのは当然できるというようにお考えでございますか。
○安倍(晋)委員 憲法第二十一条は結社の自由を保障しておりまして、これは組織人格として行動できるということでありまして、ある体制やある政策を団体として支援したり批判することが基本的に許されているということであるというように私は認識をしているわけでありますが、憲法が結社の自由を保障...全文を見る
○安倍(晋)委員 その政治活動の一環として経済的な、金銭的な支援を行うことは、これはどうなんでしょうか。
○安倍(晋)委員 もう一度確認をさせていただきたいと思うわけでありますが、山花大臣は、この企業・団体献金について五年後に政府案としては見直すという方向である、しかし、社会党としては基本的には五年後の見直しというのは全廃である、その方向で党として努力をしていくということでございまし...全文を見る
○安倍(晋)委員 ただいま御答弁いただきました。我が党としては、当然、節度ある企業・団体献金は認められるべきだというように考えております。大臣の御答弁では、基本としてはもちろんそのとおりではあっても、政策としてこれは考えるべきであるというようにおっしゃったわけでありますが、しかし...全文を見る
○安倍(晋)委員 今の御答弁をいただきまして、つまり企業・団体が政治を汚す、どの程度であれば汚すかという議論、節度ある献金にすべきだという議論、それと、全く将来は全廃をしていこうという意思というのは、私はかなり大きくかけ離れているのではないかと思うわけであります。しかし、この問題...全文を見る
○安倍(晋)委員 ということは、自衛隊をどうするかという政策、どう取り組むかという姿勢をいうのは、当然大きな基本政策の一つとお考えでございますね。
○安倍(晋)委員 今回のことにつきましては私どもどうしても納得がいかないわけでありますが、既に同僚議員が質問をいたしておりますのでそれはさておくといたしまして、今度のこの新しい選挙制度が施行されたときにどのような態度をとるかということは、私は、まさに小選挙区比例代表並立制を施行す...全文を見る
○安倍(晋)委員 もちろん予測においてなわけでありますが、このまま細川政権が大変な国民的な高い支持率のもとに選挙戦に臨んだときに、連合政権を恐らく七〇%が支持していた場合、当然今までの姿勢を継続されるわけでありますね。
○安倍(晋)委員 しかし、選挙でございます。当然我が党が圧倒的過半数を制するということもあり得るわけであります。そうなるときに、当然、社会党としてはもう連立政権の一員ではなくなるわけでありますから、本来の党の主張であります、自衛隊は憲法に違反をしているというまさに本来の主張に戻ら...全文を見る
○安倍(晋)委員 今私が聞いていたのは、社会党が野党になったときには自衛隊は違憲であるということを言うかどうかでありまして、その八九年のときの、連合政権を目指してということを私はお伺いをしているわけではありません。ですから、今までの了解では、今の細川政権が続いて、その今の細川政権...全文を見る
○安倍(晋)委員 ということは、社会党単独政権ということは、そもそもまあ放棄をされるということでございますね。
○安倍(晋)委員 ということは、まあ立てるということもあるわけでありますから、当然、全員が当選する可能性もあるわけであります。とすると、社会党単独で政権をとられた場合は、当然、社会党本来の政策であります自衛隊は違憲であるということになるわけでありますね。
○安倍(晋)委員 今、その時点までの蓄積という御答弁でございました。その時点までの蓄積を考えれば、いろんな文章、論文を拝見させていただきましても、恐らく連合政権であれば自衛隊は合憲であり、社会党が野党になった場合は違憲である。そして、しかし選挙ですから、例えば二百五十一名立てれば...全文を見る
○安倍(晋)委員 私は、選挙に際して政党が国民にわかりやすく図式的に表示して、この政党は何を目指しているんだということをはっきりと明示するのがむしろ本来の方法であって、政治は現実であるからわかりにくいということに私は逃げてはいけない、特に選挙に際してはそれが厳しく問われなければい...全文を見る
○安倍(晋)委員 今、私がお聞きをいたしましたのは、この条約である安保条約に対して、まずこれを継続していく、しかし、内閣に入ったからには、当然今おっしゃったこと、かつて、八九年に宣言をされたこと、日米地位協定を見直すと明言をされておられるわけであります。また、日米共同作戦は中止を...全文を見る
○安倍(晋)委員 私がお伺いをしたのは過去のことでございまして、私もブッシュ大統領の宣言は知っております。承知をいたしております。しかし、合馬委員がお伺いをしたのは今後のことではございません。今までの政府と社会党との間でやりとりをされてきたこと、また、その間に寄港した空母または原...全文を見る
○安倍(晋)委員 いや、私は、もうこれは水かけ論になるというか全くすれ違いなのですが、ブッシュ大統領がそのように宣言したわけでありますから、その時点では全く事態は違うのです。それはもう当然なわけでありますが、そのブッシュ大統領の宣言する前のことを我々は申し上げているわけでありまし...全文を見る