安倍晋三

あべしんぞう

小選挙区(山口県第四区)選出
自由民主党
当選回数10回

安倍晋三の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月21日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第3号
議事録を見る
○安倍(晋)委員 私は、介護保険法案、同施行法案、そして医療法の一部を改正する法律案について質問いたしたいと思います。  この介護保険制度については、我が党においても随分といろいろな議論があったわけであります。  特に議論が集中をいたしましたのは、この法案が施行される平成十二...全文を見る
○安倍(晋)委員 ただいまの大臣の御発言、私も大変心強く思うわけでありますが、しかしながら、現在の時点では大変な格差が歴然とあるのも事実であります。  大都市部におきましては、中心部には、特に施設関係が用地がなかなか確保できないということで不足をしているわけでありますし、他方、...全文を見る
○安倍(晋)委員 ただいまの局長のお話では、この二百八十万人のうち希望するであろうお年寄りが約四〇%であろうという予測だそうでございますが、しかし、私は、果たしてそうだろうか、このように思うわけであります。  これは保険料を払っていただくわけでありますから、保険料を払ったからに...全文を見る
○安倍(晋)委員 人的資源は十分に確保できるというお話でありまして、私も大変安心したわけでありますが、しかし、今局長の答弁の中で、二〇〇〇年から二〇一〇年にかけて恐らく希望者は四〇%から八〇%に上がっていくだろう、そういう予測であります。  しかし、その四〇%から八〇%に上がっ...全文を見る
○安倍(晋)委員 今回、果たしてこの介護保険の範囲をどれぐらいにするかという議論もたくさんあったわけでありまして、その中で虚弱老人をどのように扱うかという議論もありました。今回、この法律の中では、虚弱老人を要支援者というように位置づけているわけであります。私は、介護認定というのは...全文を見る
○安倍(晋)委員 また、この法案におきまして、一つの宿題になっていると私は考えておりますのは、若年の障害者に対する扱いであります。  この若年の障害者につきましては、特定の疾病以外は対象としていないわけであります。しかも、私は特にこれはやはり問題ではないかなと思いますのが、既に...全文を見る
○安倍(晋)委員 施設に入っている方はもちろんその対象外になっておられるわけでありますが、しかし同時に、家で面倒を見てもらっている人たちもたくさんいるわけなんですね。ですから、そういう人たちのことも十分に考えてもらいたいと思います。しかも、これはやはり財政との関係もあると思います...全文を見る
○安倍(晋)委員 この問題については、大変私は地域間の格差もあると思っております。地方の町や村におきましては、やはり家族が面倒を見るというのが当然のようなコモンセンスになっている地域もあるわけでありまして、そういう中においては、施設に入れたりということは大変やりにくい状況になって...全文を見る
04月09日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第14号
議事録を見る
○安倍(晋)委員 自由民主党の安倍晋三であります。  私は、健康保険法等の一部を改正する法律案について質問をいたします。  今回の法改正は、いわゆる政管健保が平成五年から赤字に転落をし、いよいよ本年立ち行かなくなるという状況の中で、この保険の仕組みを何とか守らなければいけない...全文を見る
○安倍(晋)委員 ただいまの大臣の御答弁の中でも、今回の法改正は医療制度の抜本的な改革の第一歩であるというお話でありました。まだまだ本来やらなければならないことはたくさんあるわけでございますし、与党三党でまとめたこの基本的な考え方も、まさにこれはベースであって、これから成案を得る...全文を見る
○安倍(晋)委員 社会保障におきまして、高い給付を保障するのであれば、当然、高い負担も覚悟しなければいけないわけでありまして、高福祉・低負担というのは、実はその負担を次の世代に先送りしているということであります。ですから、社会保障の給付こそ今我々が負担をしていかなければいけない問...全文を見る
○安倍(晋)委員 今回の法改正の中身に入っていきたいと思います。  今回の法改正の中で、先ほど私が御質問をしたことにもかかわってくるわけでありますが、薬剤につきましては、定率負担ではなくて、一日一種類十五円ということになっております。薬について、どれぐらい使っているかというのを...全文を見る
○安倍(晋)委員 この十五円の根拠の一つが多剤投与を抑止するというお話でありました。確かに、私どもも患者として薬をもらうときに、何か薬が多いなという漠然とした感じを受けることも事実でありますし、そう思っている人も多いのだと思います。  しかし、多剤投与に対しての反論として、九六...全文を見る
○安倍(晋)委員 薬価基準の見直しにつきましては、後ほど改めて質問をさせていただきたいと思うわけであります。  今回の一種類十五円につきまして、例えば現役世代、お年寄りではなくて現役世代の皆さんは、組合健保あるいは政管健保であれば二割、国保であれば三割負担をするわけでありますが...全文を見る
○安倍(晋)委員 それでは、薬価基準の見直しについてお伺いをさせていただきたいと思います。  今回の与党三党の医療制度の抜本的な改革の基本的な考え方の中でも、薬価基準の見直しということをうたっているわけであります。この現在の薬価制度は、いろいろな問題点を含んでいるわけであります...全文を見る
○安倍(晋)委員 医療保険審議会の資料によりますと、現在、薬の中に占める長期収載品のシェアは五五・五%、約四兆円規模だということであります。そのうち、先発医薬品が全体の二割の一兆四千億円を占めている、こういうことであります。  この長期収載品について、先発はまだ十分に開発費を回...全文を見る
○安倍(晋)委員 また、いわゆる薬価差でありますが、薬価差は約一兆円ぐらいある、このように言われておりまして、それが国民全体の、薬に対する不透明感、薬価基準を決めるに当たって不透明ではないかという大きな批判の根拠にもなっているのだ、こういうふうに思います。  しかし、この薬価差...全文を見る
○安倍(晋)委員 先ほど大臣もおっしゃったわけでありますが、今後の社会保障を考えるときに、ある程度の負担は当然覚悟しなければならない、そういうお話でございますし、私もそのとおりだと思うわけであります。しかし、その前提は、しっかりと情報が公開をされているということであると思います。...全文を見る
○安倍(晋)委員 今、病院の機能評価またはカルテの開示ということについてお話をいただきました。  病院の機能評価も当然大変大切なことではあるわけでありますが、この中で、ただいま言及されましたカルテの開示というのは、カルテはだれのものかといえば、これは病院と医者のものだということ...全文を見る
○安倍(晋)委員 時間もだんだんなくなってまいりましたので、最後の質問にしたい、こういうふうに思います。  今後、少子・高齢化社会はますます進んでいくわけでありまして、そのことを前提に医療保険制度も考えなければいけないということの中で今度の改正案もあるわけでありますが、医療保険...全文を見る
○安倍(晋)委員 ありがとうございました。これで私の質問を終わります。
05月16日第140回国会 衆議院 外務委員会 第14号
議事録を見る
○安倍(晋)委員 まず、包括的核実験禁止条約について質問させていただきたいと思います。  本条約は、昭和三十八年に発効いたしました部分的核実験禁止条約を補完する、すべての核実験を禁止するというまさに画期的なものである、このように思います。昭和五十二年に我が国がオーストラリアそし...全文を見る
○安倍(晋)委員 ただいま大臣からも、これですべてが成ったわけではないというお話がございました。残念ながらインドは、ジュネーブの軍縮会議また国連総会、両方で一貫して反対を表明しているわけでございます。インドが反対をいたしますと、残念ながらこの条約は発効をしないわけでございます。テ...全文を見る
○安倍(晋)委員 例えば、イランについては、ジュネーブの軍縮会議において採択に反対をしていたようでありますが、国連総会においては賛成に転じたわけでありまして、まさに反対から賛成に変わった国もこのようにあるわけであります。イランがどうして軍縮会議においては反対をし、そして国連総会に...全文を見る
○安倍(晋)委員 その経緯についてもう少し、詳細については、ぜひとも調べる努力をしていただきたい、このように思う次第であります。  当然、インドがそういう態度でございますから、パキスタンも、インドとパキスタンの関係を考えれば連動して、残念ながら、今やはり反対を表明しております。...全文を見る
○安倍(晋)委員 北朝鮮についてほかにも質問をしたいことがあるわけでございますが、その前に、当然、このCTBTに加盟をしないということは、先ほども申し上げましたように、将来の核開発あるいは既に持っている核の精度を高めるということにも結びついてくるわけでございます。  実際に核を...全文を見る
○安倍(晋)委員 先ほど申し上げました、北朝鮮がこの条約に署名をするという意思について、極めて大きな問題があるということでございますが、これは我が国の安全保障にとっても大変大きな意味もあるのではないか、こういうように思うわけでございます。  この北朝鮮に関しまして、きょうの読売...全文を見る
○安倍(晋)委員 ただいまの質問は通告をしていなかったわけでございますが、こうした着実な前進に対する外務大臣初め外務省の御努力に対して、本当に敬意を表する次第でございます。  この日本人妻以外に、ただいま大臣もお触れになったわけでございますが、政府が公式に認めているだけで七件十...全文を見る
○安倍(晋)委員 この拉致疑惑については、もう既に随分前から世の中ではそういううわさはありました。また、私の父の支援者のお嬢さん、有本恵子さんという方も実は拉致をされているわけであります。そのことは早くから知っていたわけでございますが、残念ながら、今までマスコミもこのことは取り上...全文を見る
○安倍(晋)委員 辛光洙は、パスポートあるいは免許証の偽造を行っておりまして、公文書偽造、我が国の国内の罪も犯しているわけでございますから、当然私は韓国に対して、今刑務所に入っているその辛光洙に対して取り調べを行いたいという意思を伝えてもらいたい、このように思うわけであります。 ...全文を見る
○安倍(晋)委員 できれば、もちろん解読できているのかどうかということはこの場ではお伺いをしないわけでございますが、そうすべく努力をしていただきたいと思うわけでございますし、もしそれがいわゆる謀略的な暗号であるのであれば、外務省当局として正式に抗議も申し入れていただきたいと思う次...全文を見る
○安倍(晋)委員 拉致された人たちの家族の皆さんは、娘あるいは息子の無事な帰国を一日千秋の思いで今待っているわけであります。その御両親も、当然今まで日本の国民として税金を納めて、そして我が国の国民であることを誇りに思って今日まで来ております。  しかし、政府が、そのお嬢さん、息...全文を見る
05月21日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第27号
議事録を見る
○安倍(晋)委員 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となっております介護保険法案、介護保険法施行法案及び医療法の一部を改正する法律案並びにこれらに対して自由民主党、民主党、社会民主党・市民連合及び21世紀が提出した修正案につきまして、修正案及び修正案を除く原案に賛成の意を表...全文を見る
05月27日第140回国会 衆議院 決算委員会第二分科会 第2号
議事録を見る
○安倍(晋)分科員 本日は大臣、大変お忙しい中御出席をいただきまして、ありがとうございます。私は、教育問題、特に本年から中学校の新しい教科書が登場するわけでございますが、教科書問題について幾つか質問させていただきたい、こういうふうに思います。  我が国の教科書問題というのは、そ...全文を見る
○安倍(晋)分科員 今の答弁からも明確なように、むしろ検定が、そのことの事実よりもそれによって起こる国際的な問題の配慮、そちらの方に重点が移っていったのではないかと、私は極めて大きな懸念を持つわけであります。  例えば、日中の戦いの犠牲者についても、最近は中国側は三千五百万人と...全文を見る
○安倍(晋)分科員 これはもう既に同僚の小山議員が参議院の予算委員会で質問をしたことでありますが、その中に、これは朝鮮人強制連行を扱っている、東京書籍、二百六十四ページに写真が載っております。この写真は実は間違いであったということが、後で産経新聞の指摘でわかったわけでありまして、...全文を見る
○安倍(晋)分科員 先ほど申し上げましたように、特にことし、中学の教科書、七社の教科書すべてにいわゆる従軍慰安婦の記述が載るわけであります。この問題に絞って幾つか質問させていただきたいと思うわけであります。  私も従来から我が国の歴史教科書の記述については問題点が多いな、こう思...全文を見る
○安倍(晋)分科員 結果として、この従軍慰安婦の記述につきましても、強制性をにおわせ、日本の残虐性を強くにおわしている東京書籍が一番多く採択をされる、慰安所というような緩やかな表現を使ったところは三千万円しか売れないというのが結果であります。結果が実態を証明しているのではないか、...全文を見る
○安倍(晋)分科員 河野官房長官談話の中で、「官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった。」というこの文章、この文言なんですね。しかしながら、これは実際、資料においては全くそのことが証明されなかったということは、もう既に国会の審議の中でも明らかになっております。こ...全文を見る
○安倍(晋)分科員 これで私の質問を終わります。  ありがとうございました。
06月04日第140回国会 衆議院 外務委員会 第18号
議事録を見る
○安倍(晋)委員 私は、ただいま大変大きな問題となっております日本人に対する北朝鮮の拉致疑惑について幾つか質問をさせていただきたいと思います。  先般、十六日の当委員会において質問をさせていただきました件から、最初にお話を伺いたいと思うわけであります。  一九七八年に、日本で...全文を見る
○安倍(晋)委員 そういう意味では大分いろいろな情報をとっていただいたわけでございますが、このことは本当に参考になっていくのではないか、私はこのように期待しておりますので、今後とも調査をしていただきますように、よろしくお願いしたいと思います。  国会におきましても、拉致疑惑に関...全文を見る
○安倍(晋)委員 これはまさに国家による犯罪なのですね。国家による犯罪ですから、これを解決していくためには、やはり国家が強い意思を持って相対していかなければ、決してこれを解決することはできない、このように思うわけであります。まさにその入れかわってしまったスパイが捕まっていて、その...全文を見る
○安倍(晋)委員 では、もう一度警察にお伺いします。この辛光洙を尋問するのですか、しないのですか。答えてください。
○安倍(晋)委員 当然、その秘密の保持というのも必要なのでしょうけれども、我々としては、疑いとしては、本当にやっているのかどうかという疑いを持たざるを得ないのですね。今まで何回かの拉致議連において関係省庁の皆さんにお集まりをいただきまして質問をさせていただいたのですが、そういう疑...全文を見る
○安倍(晋)委員 それは報道をしていることはだれだって知っているのですよ。だから、そんなことは警察庁に聞かなくたってわかっていますから、警察庁がそれを把握しているのかどうかをまず答えてください。答えられないのか、知らないのか。
○安倍(晋)委員 わかりました。これはこれ以上聞いてもしようがないようですから、この件についてはここでやめます。  続きまして、寺越武志さんのケースなのですが、この寺越武志さんは、当時の報道によれば、寺越武志さんを初め三人の方が漁の最中に海難事故によって行方不明になった。そして...全文を見る
○安倍(晋)委員 日本にとって安全保障上も、かつて核疑惑もあったわけでありますから、ある意味では極めて脅威になっているわけでありますし、また、拉致疑惑等々の問題もあります。また、日本人妻千八百名の問題もあります。また、最近は麻薬の問題もありました。  しかしながら、大蔵省は日本...全文を見る
○安倍(晋)委員 ということは、極めてテロ国家と言ってもいいと私は思うのですが、北朝鮮に対して我が国からどれぐらいお金が行っているかということを大蔵省は全く把握ができていないということが明確になったわけでございます。  しかしながら、実は銀行が極めて限られているわけでありまして...全文を見る
○安倍(晋)委員 この問題につきましては、日本人の人権、もちろん生命財産がかかっている問題でございます。また外交問題としても大きな問題であると思いますから、私は、この外務委員会において集中審議をぜひともやっていただきたいと御要望申し上げる次第でございます。  もう時間が参りまし...全文を見る
○安倍(晋)委員 以上で質問を終わります。ありがとうございました。