安倍晋三

あべしんぞう

小選挙区(山口県第四区)選出
自由民主党
当選回数10回

安倍晋三の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
11月17日第163回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第4号
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○安倍国務大臣 内閣官房長官の安倍晋三でございます。  拉致問題に関し、平沢委員長初め各委員の方々の御指導、御鞭撻を賜りながら、官房長官として全力で拉致問題に取り組んでまいりたいと思います。  御案内のとおり、先般約一年ぶりに行われた日朝政府間協議、またその後に行われた第五回...全文を見る
○安倍国務大臣 今から二十八年前の十一月の十五日に横田めぐみさんは拉致をされたわけであります。この二十八年間という歳月は、御家族にとっては本当に苦しい歳月だったというふうに思います。  それぞれの拉致被害者の御家族にとって、また拉致された被害者の皆さんにとって、長い年月がたって...全文を見る
○安倍国務大臣 委員御承知のように、この支援法につきましては、給付を始めてから五年間、そして三年で見直しをするということになっております。この議員立法につきまして、私も当時、官房副長官としてかかわってまいりました。そして、この立法に基づきまして総合的な支援策をつくってまいりました...全文を見る
○安倍国務大臣 お答えをさせていただく前に、渡部議員、地方にあってずっとこの問題に取り組んでこられましたことに改めて敬意を表したい、このように思います。  拉致問題の解決とは、すべての生存者の日本への帰国でございます。すべての生存者の日本への帰国がない限り、拉致問題は解決をしな...全文を見る
○安倍国務大臣 我々は今、北朝鮮に対しまして、すべての拉致被害者の早期帰国、そして真相の究明、また容疑者の引き渡しを要求しております。このすべての要求が満たされて初めて拉致問題が解決をした、こういうことになるわけでございます。  我々は、この拉致問題というのは、日本にとって、日...全文を見る
○安倍国務大臣 ただいま池坊先生から靖国参拝についてのお話がございました。ことしの八月の十五日にも二十万人を超える方々が参拝をされました。一年間、数百万人の方々が参拝をされます。我が国のために殉じた方々に手を合わせ、そして御冥福を祈る、また敬意を表する、そういうお気持ちで参拝をし...全文を見る
○安倍国務大臣 昨年の通常国会で議員立法により可決をされました外国為替及び外国貿易法の一部を改正する法律、及び特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法は、我が国の平和と安全の維持のため特に必要があると認める場合には、我が国政府の判断によって送金や輸出入の規制、特定の船舶の入港の禁止...全文を見る
○安倍国務大臣 我が国は、昨年の十一月の第三回の日朝実務者協議を通じて、北朝鮮側から提供された情報、物証一般について、昨年の十二月に我が方が精査の結果を伝え、強く抗議を行って以来、北朝鮮側に安否不明の拉致被害者に関する迅速かつ納得のいく対応を求めてきたわけでありますが、その後、北...全文を見る
○安倍国務大臣 北朝鮮側もいわば我々がそういう強い意志で臨んでいるということはだんだん理解をしてきている、こう思います。次回の日朝協議において誠意ある対応を当然彼らは行わなければならない、こう考えておりますが、今の段階ですべて、こうなればこうするということをむしろこの場で申し上げ...全文を見る
○安倍国務大臣 私も荒木さんとは親交がございますし、荒木さんのやっておられるこの会が大変大切な仕事をしておられるというふうに思っております。また、大変な仕事量ですし、費用の面においても大変御苦労されているということも承知をしております。  と同時に、この調査会の活動は、民間の任...全文を見る
○安倍国務大臣 小泉総理は、この拉致問題を含めて、核、ミサイルの問題等々を包括的に日朝間の問題を解決する上においては、今まで同様、対話と圧力の姿勢において判断をしていくということでございました。  また、いわゆる経済制裁の問題についても、これはまずいわゆる経済制裁ありきではなく...全文を見る
○安倍国務大臣 北朝鮮側は迅速な対応をしたというふうには全く思っておりません。その中で、委員を初め、北朝鮮に対してしっかりとした経済制裁をかけるべきだという発言があり、主張があり、世論も厳しい主張の中で、北朝鮮側は先般日朝交渉の再開に応じてきたんだろう、こう思うわけであります。 ...全文を見る
○安倍国務大臣 当然、体制がかわりましたので、できるだけ早い機会に専門幹事会を開くように指示をする予定でございます。
○安倍国務大臣 先ほどの御質問の専門幹事会をいつ開くかということでございますが、この新しい体制の中で開くことを検討するようにということは、もう既に鈴木副長官に指示をしてございます。具体的な日程については、早急にということでさらにもう一度指示をしたい、こう思っております。  政府...全文を見る
○安倍国務大臣 戦前、我が国における徴用は、昭和十三年に制定された国家総動員法四条に基づく国民徴用令により実施されたものであり、朝鮮半島においては昭和十九年九月から実施をされた、こういうことでございます。  当時の朝鮮半島と我が国の関係に関し、政府としては、平成七年の内閣総理大...全文を見る
○安倍国務大臣 北朝鮮側に圧力をかけるということにおいては、昨年立法されましたいわゆる経済制裁を可能にする法律だけではなくて、あらゆる法令を厳格に適用することによって北朝鮮に対しての圧力をかけてきた、このように考えているところでございます。  対話と圧力の姿勢によって何とか結果...全文を見る
○安倍国務大臣 昨年、北朝鮮に対する経済制裁を可能にする種々の法律を国会で審議すると、あるいは立法するとミサイルが飛んでくるのではないか、そういう議論があったわけでありますが、結果としては飛んでこなかったということである、こう思うわけであります。  この問題についてどういう可能...全文を見る
○安倍国務大臣 我が国といたしましても、北朝鮮における人権状況には多大な関心を払ってきたところであります。今後とも、国連人権委員会、また多国間及び二国間の協議の場においてこの問題を提起していきたい、こう考えております。  政府としては、引き続き、拉致問題の解決を含む北朝鮮の人権...全文を見る
○安倍国務大臣 期限を決めるかどうかということについてはその事柄によるんだろう、こういうふうに思うわけでありますが、今御答弁いたしましたように、米国の特使がどのような活動をしているかということをよく検討する必要があるんだろう、そして我々もそのカウンターパートをつくる必要があるかど...全文を見る
○安倍国務大臣 横田めぐみさんは二十八年前の十一月の十五日に拉致をされたわけでありますが、このめぐみさんの件につきましても、西村議員が国会で取り上げ、日本社会が問題を共有するまではなかなか顧みられなかったわけでありまして、その中で大変な孤独な闘いをしてこられた。自分たちが頑張らな...全文を見る
11月24日第163回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(安倍晋三君) 内閣官房長官を拝命をいたしました安倍晋三でございます。  拉致問題に関し、広野委員長を始め、各委員の方々の御指導、御鞭撻を賜りながら、官房長官として全力で拉致問題に取り組んでまいりたいと思います。  御案内のとおり、先般約一年ぶりに行われた日朝政府間...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 国連総会の第三委員会における北朝鮮の人権状況決議について、我が国は、EU側と交渉し、決議に拉致問題への明示的言及の確保を図るとともに、共同提案国となり積極的な外交努力を行ってきた結果、決議は賛成多数で採択されたわけでございます。この中で、米国が担当の大使...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 先般、約一年ぶりに日朝の実務者の協議、政府間の協議が行われたわけであります。今委員が御指摘されましたように、しっかりとしたこの拉致問題について対応がなければ日本として厳しい対応を取ると、政府として厳しい対応を取るという旨、そういう意味では初めて政府として...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 今警察庁の方から答弁させていただいたとおりでありますが、この拉致問題対策官を設置をするということは、警察がしっかりと対応していく、いわゆる特定失踪者も含めて、全国の県警がそれぞれ今努力をしているわけでありますが、警察庁として、網羅的に全国的に組織の中枢に...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 五人の拉致被害者の方々が御帰国をされましてから三年余りが経過をしたわけでありますが、それぞれの皆様は、地域の皆様の御協力等もあり、また御家族、御本人の大変な御努力もあり、日本での生活にだんだんと適応され、順調な歩みを続けておられるというふうに伺っているわ...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 私が、幹事長あるいは幹事長代理当時、自由民主党の拉致対策本部の本部長として、北朝鮮がこの拉致問題について誠実な対応をしないということであれば経済制裁をしなければいけないというふうに発言をしてまいりました。その中で、昨年末のめぐみさんの遺骨をめぐる対応につ...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) この北朝鮮との問題を解決をするという上においては、対話と圧力の姿勢で臨む、これは日本のみならず米国、日米でこれは一致をしているところでございます。  この対話だけで解決できればそれにこしたことはないわけでありますが、残念ながら北朝鮮は対話だけでは交渉に...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 私があえて米国のとった処置についてここで言及をしたということについては、その意味についてどうか御理解をいただきたいというふうに思うわけであります。  朝銀につきましては、一兆円を超える、一兆一千億円だと思いますが、公的な資金が投入された以上、しっかりと...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 現在、自由民主党においては、党においてこの法律の必要性について議員立法としての可能性を探りながら議論を進めているところでございます。  政府といたしましては、最初に申し上げましたように、いかに結果を出すかということを考えながら、また米国でのこの法律の有...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 先ほど申し上げましたように、今正にその有効性について党において協議をいただいているところでございまして、政府といたしましても、先ほど申し上げましたように、この有効性において、例えば米国でのこの法律がどれぐらいの効果を発揮するかということも検討しながら判断...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 今、委員がおっしゃった総理が歴史に名を残したいということで日朝の正常化に取り組んでいるんではないかというお話がございましたが、総理は日朝間の問題を解決をすると、そして我が国にとって絶対にこれは譲ることのできない、解決をしなければいけない拉致問題をしっかり...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 二〇〇二年に小泉総理が訪朝して帰国された際に、拉致問題というのは情の問題ではないか、知と情というコラムを書いた新聞社が幾つかありました。核の廃棄が優先するべきであって、それが知の問題であるという議論があったわけでありますが、私は当時官房副長官として答弁し...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 先ほども申し上げましたように、米国で任命された特使がどのような機能をこれは発揮をしていくのかということも参考にしながら検討していきたいというふうに考えています。  要は、しっかりと日本から発信できるように、また国際場裏において各国と協議をしながらこの問...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) まだ、今初めて来日をされるという話を伺いました。事件の日本での拉致問題の解明がそれによって進むのであれば、私が会うことで進むのであれば検討をしていきたいと、このように考えております。  アノーチェさんの件につきましては、私は、ジェンキンスさんの書かれた...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 先ほど委員が御指摘をされました今回の北朝鮮のこの核をめぐる問題においての態度の変化、またあるいは日朝交渉について応じてきた対応の変化等々があると、こう思います。  九三年、九四年の北朝鮮の核の危機の国際社会との対応等からずっと十年来見てまいりますと、や...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) ただいま委員御指摘のとおり、六か国協議の場において核の問題のみがどんどん議論が進んでいって、そこで結論が出て、そして、では世界各国で援助していきましょうということになってしまっては日本の立場としては困るというのが日本の立場であります。何といっても日本には...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 二〇〇二年、小泉総理が訪朝した際に金正日委員長も認めたように、この拉致については実行に特殊機関等々がかかわっていたわけでございます。この拉致問題を解決をするためには、この拉致を実行した組織等々がやはりどうしても自分たちがやったことをこれは何とか正当化した...全文を見る
12月12日第163回国会 参議院 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(安倍晋三君) イラク人道復興支援特措法に基づく対応措置に関する基本計画の変更について御報告申し上げます。  イラクの民主化、イラク人自身による新しい国づくりは、今重要な局面を迎えています。十二月十五日に予定される新憲法に基づく国民議会選挙が滞りなく実施され、新政府の...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 現在、国際社会は、イラクにおいて平和で民主的な国家を復興するべく、樹立すべく大変な努力をしているわけでございます。イラクをテロの温床にはしてはいけないと、そういう覚悟を持って今イラクの復興に当たり、そして平和で民主的な国の樹立のために頑張っている。  ...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 国際平和協力活動については今までも行ってきており、現在も行っているわけでありますが、冷戦構造が崩壊した後、紛争の形は形を変えてより複雑に、また多様性を持っているわけでございまして、こうした中で、我が国が今後どのように国際協力を行っていくかということを考え...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) まず最初の御質問でございますが、この一年間何を達成してきたかという御下問だったというふうに思います。  自衛隊、陸上自衛隊は、サマーワにおいて医療活動や公共施設の復旧整備といった人道復興支援活動に従事し、活動を開始してこれまでの間にサマーワ総合病院など...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 先ほど私の方からお答えいたしましたのは、この一年間に何を達成をしてきたかと、こういうことでございます。  この自衛隊がサマワにおいて行ってきた事業についてるる申し上げてきたわけでありますが、日本も参加したこの国際的な取組の中で、全体として今政治プロセス...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) お答えします。  多国籍軍の任務の中には人道復興も支援もしっかりと書かれているわけでございます。そして、日本がこのサマワにおいて陸上自衛隊がこうした支援を行っていく、あるいはクウェートにいる航空自衛隊がしっかりと任務を担っているということは、国際社会が...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 先ほども申し上げましたように、国連の安全保障理事会においても一年間の延長ということを決めたわけでございますが、我々も何とか一日も早くこのイラク人による国づくりが本格的にスタートするように願いたいと、こう思っています。その中でしっかりとバトンを渡したいと、...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) この一年間の延長というのは一年間活動することができるという延長であって、その間例えばこの法律が想定している状況でなくなった場合はこれは撤収をするということになるわけでありますし、また他方、先ほど申し上げました、それなりの目的が達成されればそのときには適切...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) ただいまの御質問にございました英国、豪州が撤退について表明しているということについては私は承知をしておりませんが、英軍やまた豪州軍がどう対応していくかということも、我々、この自衛隊の駐留を引き続き続けていくかどうかという判断の材料には当然しなければならな...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) サマワにおける治安の維持活動については、英国軍あるいは豪州軍が担っているわけでありまして、そのことによって治安が維持をされているという状況があるという現実を踏まえて、その中で彼らがどういう判断をするかということも、それは我々のこれから作業を続けていくかど...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 英軍また豪州軍がどういう判断をされるかということは、英国軍、豪州軍が判断になるわけですね。その段階で治安が完全にこれはもう回復されたという判断なのか、またあるいは別の判断かもしれない、それはまたそのときに適切に判断をしなければならないと。今の段階で、予断...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) イラクにおける自衛隊の駐留延長に対して、世論調査の結果が残念ながら余り支持が高くないわけでございます。我々はしっかりとこの延長の意義、必要性についてこれからも国民の皆様に説明をしていきたいと、こう思っています。  そこで、今回の駐留の延長の意義でござい...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) この復興支援活動との関連におきまして、具体的にどの程度現地の復興が進展すれば人道復興支援活動の目的を達成することになるかについては、一概に申し上げるのは若干困難でございますが、現地の復興の進展状況としては、例えばイラク人自身による自立的復興の開始等を考慮...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 先ほど来お答えをいたしておりますように、イラクにおきましては十二月の十五日に国民議会選挙が予定をされております。そしてその後、新政府が樹立されるという運びになっているわけでありますが、正にそうした意味におきまして、政治プロセスの最終段階において極めて重要...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 現時点において、自衛隊を撤収するか否かということについては何ら決定をされていないわけであります。航空自衛隊についても同じでございます。
○国務大臣(安倍晋三君) 小泉総理のお考え、当然政府の考え方でございますが、小泉総理のお考えは、先ほど申し上げましたように、イラクにおける政治プロセスの進展状況、そして治安権限の移譲など現地の治安に係る状況、そして英豪軍の活動状況等、諸般の事情を勘案しながら、復興の進展状況を見て...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 今委員がおっしゃった、陸自を撤退させて空自を残すと、そのような決定はされておりません。
○国務大臣(安倍晋三君) 現在は、正に時代が大きく変わり、冷戦構造が崩壊する中、新たな形の紛争が起こっています。そうした紛争に対して、世界各国が国際社会において、また国連においてそうした紛争を解決をし、そして平和を解決をすると、お互いにそういう努力をしていこう、こういうことになっ...全文を見る
○国務大臣(安倍晋三君) 私もその決議について今つまびらかに承知をしていないわけでありますが、基本的にそのときの恐らく院の意思としては、海外に派遣をして、そしてこの自衛隊が言わば武力行使をするということを念頭に置いているのではないかと、このように思います。
12月19日第163回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第8号
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○安倍国務大臣 イラク人道復興支援特措法に基づく対応措置に関する基本計画の変更について御報告申し上げます。  イラクの民主化、イラク人自身による新しい国づくりは、今重要な局面を迎えています。十二月十五日には、新憲法に基づく国民議会選挙が滞りなく実施されました。今後、新政府の樹立...全文を見る
○安倍国務大臣 ただいま委員が述べられたとおり、ブッシュ米大統領は十四日の演説におきまして、サダム・フセイン元大統領が大量破壊兵器を保有していたとの情報の多くは誤りであることが判明したが、大統領としてイラクへの進攻を決定した責任は私にある、このように述べました。一方、大統領は、サ...全文を見る
○安倍国務大臣 まず、当時の国際社会の認識としては、イラクが累次にわたる安保理決議を無視し続けてきた、そしてまた、イラク自体は、かつてイラン・イラク戦争の際に生物化学兵器を使用して多くの人たちを殺した、そして、自国民であるクルド人に対しても生物化学兵器を使って多くのクルド人、自国...全文を見る
○安倍国務大臣 国際社会が、そして我が国が、フセイン大統領そしてイラクが大量破壊兵器を当時所有しているというふうに考えるに至る合理的な理由は存在をした、このように思います。
○安倍国務大臣 ブッシュ大統領が認めたことは、イラクに対する武力行使が誤りであったということを認めたわけではないんです。イラクに対する武力行使自体は間違ってはいなかった、しかし情報収集には誤りがあったということを認めたのであって、我が国としては、先ほど申し上げましたように、累次に...全文を見る
○安倍国務大臣 当時の状況においては、先ほど申し上げましたように、イラクという国は、サダム・フセインの独裁下にあって、かつて大量破壊兵器を持っていて、そしてそれを行使した。そういう実績がある中において、疑惑を彼らは晴らそうとしなかった、国際社会が与えたチャンスを彼らは生かそうとし...全文を見る
○安倍国務大臣 当時の状況の中において、多国籍軍が、イラクの危険性において、そしてまた累次の国連決議に反したということにおいて、国連決議のもとに武力行使を行ったわけでありまして、日本を初め多くの国々がそれを支持した、こういうことでございます。  当時、我々がそう判断するに足る十...全文を見る
○安倍国務大臣 先ほど来申し上げておりますように、日本が支持をしたのは安保理決議に反しているということをもって、安保理決議に反しているのは事実でありますから、その事実にのっとって日本が米国を初めとした多国籍軍の武力行使を支持した。  私たちが支持をした根拠は、あくまでも、安保理...全文を見る
○安倍国務大臣 先ほど来申し上げておりますように、ブッシュ大統領初め米国側は情報収集を行ってきた。そしてその中で、ブッシュ大統領がその中の一部の情報には誤りがあったということは認めているわけでありますが、日本が支持をした判断の根拠は安保理決議に反しているということでございまして、...全文を見る
○安倍国務大臣 サダム・フセイン政権自体は、先ほど来申し上げておりますように、かつて大量破壊兵器を持っていて、そしてそれを実際にイラン・イラク戦争において使って大量の人たちを殺したわけであります。自国民に対しても使った。そして、国内で圧制をしいて多くの人たちを殺してきたのも厳然た...全文を見る
○安倍国務大臣 当時、サダム・フセインは、避けようと思えば避けられたんですね。それは、国連決議にしっかりと従って、なかったことを証明すればよかったんです。しかし、彼はそれを証明しなかったわけであって、そして国連決議に反したということであります。国連決議に十二年間にわたって、しかし...全文を見る
○安倍国務大臣 先ほど来申し上げておりますように、米国がこの武力行使を行ったという判断が誤っていたということはブッシュ大統領は言っていないわけでありまして、情報の一部に誤りがあったということをブッシュ大統領は述べているわけであります。  我々は、米国が間違っていなかったというそ...全文を見る
○安倍国務大臣 この情報については、随時これは日本側にも伝えられているわけでございます。
○安倍国務大臣 情報収集につきましては、与えられた条件の中で今までも努力をしてきたわけでありますし、また委員御指摘のとおり、情報というのは、国際社会の中において、安全保障上また外交上も極めて重要なツールであるというのは認識をしていたわけでありまして、情報収集の充実についてはこれか...全文を見る
○安倍国務大臣 ただいまの御質問の中には二点あったというふうに思っております。いわゆる一般法として国際協力に係る法律をつくるべきだというのが一点と、もう一点は、その中でNGOの意味をしっかりと明記すべきだという御指摘だった、このように思います。  現在、政府といたしましても、複...全文を見る
○安倍国務大臣 ただいま委員の御質問は、自衛隊はどういう目標を達成したらいいのか、どういう目標を持っているのか、こういう御指摘であった、このように思っております。  イラクでは、十二月十五日に国民議会選挙が行われまして、新政府樹立に向けての取り組みが行われるなど、今極めて重要な...全文を見る
○安倍国務大臣 基本計画においては、イラク復興支援職員の派遣について、治安状況を十分に見きわめ、実施の態様等も含め安全の確保に十分配慮し、安全の確保を前提として、平成十五年十二月十五日から平成十八年十二月十四日までの間の必要な期間において、慎重かつ柔軟に実施することとしております...全文を見る
○安倍国務大臣 その危険の度合いでございますが、もちろん戦闘地域ではないわけであります。ですから自衛隊が活動をしているわけでございますが、しかし、いわゆる自衛隊員ではない一般の職員が活動できる状況にあるかといえば、それは、今はまだそういう状況ではないのではないかというふうに考えて...全文を見る
○安倍国務大臣 ただいま外務大臣から答弁させていただいたとおりでありますが、日本も現在、例えばアフガニスタンにおいて地雷の除去についての支援を行っております。  政府として、あるいはNGOを通じて、また国連を通じてそうした支援をしていくということは当然あり得るわけでありますが、...全文を見る
○安倍国務大臣 自衛隊の活動の終了また撤退の時期でございますが、撤退の時期につきましては、今進んでいる政治プロセス、先般国民議会の選挙が行われました。これは、もうまさに国民みずからがつくった憲法、そして国民投票を行いました、そしてその上の、まさに正統性のある議員がこの選挙によって...全文を見る
○安倍国務大臣 ただいま委員御指摘のとおり、ブッシュ大統領は十四日の演説で、サダム・フセイン元大統領が大量破壊兵器を保有していたとの情報の多くは誤りであることが判明したが、大統領としてイラクへの進攻を決定した責任は私にあると述べる一方、サダム・フセインの経歴や九・一一テロ攻撃の教...全文を見る
○安倍国務大臣 当時の国連の判断、そして国際社会の判断は、先ほど私が申し上げましたように、イラクの十二年間にわたる国連決議に対する違反の行為がありました。そしてまた、イラクはかつて大量破壊兵器を所有していた。生物化学兵器をイラン・イラク戦争の際に使用し、多くの人間の命を奪った、ま...全文を見る
○安倍国務大臣 大量破壊兵器を製造していて、そしてそれを保持していて、戦争においてそれを行使し、多くの人間を殺す、また自国民にまでそうしたことを行う。そしてまた、十二年間にわたって国連決議を無視するということはそう起こることではないわけでありまして、イラクのような国は希有な国であ...全文を見る
○安倍国務大臣 フセイン大統領は、イラクにおいて独裁政権を維持し、先ほど申し上げましたように、大量破壊兵器をつくり、そしてそれを保持し、自国民のクルド人に対してもそれを行使した、女性や子供に対してもそれを行使したわけであります。そして、みずからの体制を維持するために、自国民を拷問...全文を見る
○安倍国務大臣 ブッシュ大統領の演説における情報機関の情報の誤りについては、いわゆる自国の情報機関に対する評価を述べたわけでございます。恐らくブレア首相もそうだったのであろう、このように思います。我が国としては、各国の情報機関が有していた情報を評価できる立場にはありません。他方、...全文を見る
○安倍国務大臣 今阿部委員がおっしゃっていたことで少し違うなと思うのは、私が先ほど申し上げましたのは、いわゆる調査団が行った、その調査に対する評価としてではなくて、ブッシュ大統領は、自国の情報機関の情報が、その多くが誤っていたということについて述べたわけでありまして、ブレア首相も...全文を見る
○安倍国務大臣 先ほど委員は、国連決議の一四四一について引用されましたが、この一四四一の要旨の中には、こうあります。関連安保理決議上の義務に、これまでもまた現在もなお重大な違反をしている。イラクに対し、武装解除の義務を遵守する最後の機会を与える。強化された査察体制を構築し実施する...全文を見る