阿部知子

あべともこ

小選挙区(神奈川県第十二区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数8回

阿部知子の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第151回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○阿部委員 社会民主党の阿部と申します。  先ほどの党首討論を踏まえまして、本会議場には森首相はおられませんが、森内閣を支えておられる皆さんにまず冒頭一言申し上げたいと思います。  私は、長きにわたり子供の医者をしてまいりました。そして、先ほどの党首の、森首相のさまざまな御発...全文を見る
○阿部委員 では、明確な期日をお願いいたします。  これはあいまいにしていいことと、世の中には、管理能力が問われる、森首相への御報告も、何時何分、一刻一刻が問われる事態でございますので、このようなことに対してファジーに答えられては困ります。  次に、官房長、いかがですか。当時...全文を見る
○阿部委員 では、これは次回必ず、委員長の御採択で、明確な期日をお願いいたします。  このような管理体制は、国を預かる外務省として許されるものではございません。いつ、何日、何時まで、お願いいたします。  続いて、事務次官、同じでしょうか。ここまで来るとますます大変です。お願い...全文を見る
○阿部委員 ただ、河野外務大臣には、御自身の、みずからの口でお願いいたします。以下三人は、入院中、いろいろ事情がございますでしょう。ですから河野大臣は、同じ方でございますから、いつお知りになったか、明確な記憶で、しっかりと、はっきりとお答えくださいませ。
○阿部委員 では、皆さん記憶健忘、喪失のようでございますが、十二月中旬にこのことをお知りになってから一月四日に外務省のこの件に関する調査委員会が立ち上がるまでの間、河野外務大臣、何をなさいましたか。お答えください。
○阿部委員 はい、済みません。  本来は、報告を受けた時点ですぐに委員会の立ち上げ等々が検討されるべきことと思います。これが、今回、森首相でも問題になりました、政治をつかさどる者の感覚の麻痺、同じような事態が起きていると思います。  続けて、次の質問に移らせていただきます。き...全文を見る
○阿部委員 可及的速やかとは、不眠不休でやっていただくような事態かと思います。  今、不景気の問題にしろ国の先行きにしろ、国民が血税をこんな形で使われたのではたまらない、いいかげんにしてくれという意思表明の一つでもあります。官僚という職分にある方たちは、みずからの職務を深く意識...全文を見る
○阿部委員 今、河野外務大臣のおっしゃったのは……
○阿部委員 では、あくまでも今の河野大臣のお答えは、宿泊料の差額である、このことに二言はないというふうにここでお約束いただけますか。
○阿部委員 ただいまの御答弁の中で、何度も申しますが、Aの部分二千八百万円については既に明らかになっております。Bも追って明らかになります。  そして、もう一つ実は大きな問題がございますが、宿泊費の差額だけで片や四億二千万に膨れ上がり、片や二千八百万、この差がすべて宿泊費の差額...全文を見る
○阿部委員 その御答弁は、先日も伺いましたので了解しております。  きょうは、確認をとりたかったのと、そうであるならば……(発言する者あり)御答弁として了解いたしました、河野さんの御意見として。その二千八百万円が延べ何人分の宿泊費であるかについて、次回で結構でございます、そうす...全文を見る
○阿部委員 検討ではなくて、総額を計算するためには個々が要るわけですから、これは必ず出てまいりますので、そんなことを検討せずに、情報公開をきちんと、これは国民の税金が使われたということを、そして規定どおりの額ですから、ファジーな、ごまかすことが一切ない額のはずでございますから、そ...全文を見る
○阿部委員 現在わかったところとわからないところを整理しているのは明確に答えていただくためですから、松尾室長が預かった九億六千五百万円のうち五億六千万円については、第一勧銀を中心とする口座に入っているということが外務省のお調べでわかったわけですね。
○阿部委員 といたしますと、残りの四億円以上については、今後どのように捜査を外務省としては進められますでしょうか。これは、前回までの御答弁ですと、外務省は捜査能力がないからということで終わっておりましたが、今でもそのような御見解でいらっしゃいましょうか。
○阿部委員 ただいまのようなお答えですと、実は国民の疑惑の目は外務省職員全体に向けられているという事態に全く無自覚であると思います。  先ほど来申し上げましたように、ただ単なる差額の宿泊費だけではなくて、カード決済においては飲食代も含まれていたのではないか、あるいは、きょうの読...全文を見る
○阿部委員 トータルで考えるという坂口厚生労働大臣のお答え。私として、一点御要望がございます。  今般の予算編成を見ましても、先ほど指摘いたしましたように、非常に自助努力というものが強調されておりますが、だれも好んで病になるわけでなく、だれも好んで寝たきりになるわけではない中で...全文を見る
○阿部委員 実は、ここの病院で行われておりました電気刺激による、例えば筋肉の麻痺を改善させる、尿失禁を改善させる等々のための電極の埋め込みには、大体お一方当たり二百万円が使われます。ただいまおっしゃいました助成費は、そのおのおのの埋め込み代二百万円にも支出されていたとみなしてよろ...全文を見る
○阿部委員 私がこのことを問題にいたしますのは、実は、先端医療のある意味での実験的な現場で、極めて起きてはならない実際の患者さんたちの被害が起きたということでございます。  そして、かかる補助金を交付しておりました科学技術庁といたしまして、例えば、この間七人の御高齢者がこの二年...全文を見る
○阿部委員 では、残る部分は厚生労働委員会でやらせていただきます。ありがとう存じました。
02月27日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  最初に、KSD問題に関連いたしまして、柳澤金融大臣にお伺いいたします。  既に午前中の長妻委員が、この件に関しましては幾つか質問もしてございますので、私の方から、確認的な事項を合わせて数点、行わせていただきます。  まず、...全文を見る
○阿部委員 では、ただいまのお答えは柳澤大臣も同じと拝聴してよろしゅうございますでしょうか、確認をお願いいたします。
○阿部委員 では、多少細かなことを伺いますので、これはイエス・オア・ノーで、副大臣でも大臣でもどちらでも結構です、お答えくださいませ。  口座振替手数料が新規増員一名につき三千円というふうに、このKSDの口座の場合報告されておりますが、これは、いわゆるこういうことの振替手数料と...全文を見る
○阿部委員 質疑の内容は極めて簡単なことですので、複雑に、遠回しにおっしゃらないで、例えば、相場であるかどうか、そうした疑問をお持ちかどうか。何でも金額ですから、これの口座振替手数料が三千円、高いかな、安いかな、これが庶民の感覚でございます。今のお答えでは、まずそうした視点をお持...全文を見る
○阿部委員 他と比較しなければ、異様なことが起こったか、異常なことであるのかどうか、判断すらできませんでしょう。やはり金融庁と申しますのは、金融機関のフェアでオープンな運営ということを方向づけるものですから、認識をきちんとお持ちいただいて、調査、アンケートに当たっていただきたいと...全文を見る
○阿部委員 諸般の調査の結果、ぜひとも明らかにしていただきたいのは、先ほど私が伺いました、例えば三千円の手数料一つ、あるいは協力保持金としての一千万円という額のKSD側からの信用組合、信用金庫への支払い等々が、他の機関でもあるいは他の団体とも日常的に起こっているような事態なのかど...全文を見る
○阿部委員 もちろん、今おっしゃられた銀行法の十二条に違反しないものか、他業種の兼務をしていたか否か、その点については明確にお答えいただくことは言うまでもございませんが、やはり不明朗なあるいは破格な金額であったりする場合は、それ自身健全な運営とは言えませんので、ぜひとも視点の中に...全文を見る
○阿部委員 国民の抱く金融への不安もまだまだ根拠のないものとしないと私は思っております。あわせて、今の金融大臣の御答弁を受けまして、やはり信頼ということと切り離せない金融業務でございますから、ぜひとも健全運営に努めていただきたいと思います。  引き続きまして、持ち時間が少ないも...全文を見る
○阿部委員 赤い線の方のグラフをどう読むかは、私が申しましたように、企業等々がリストラでスリム化されて収益を上げるという形態は、必ずしも、逆な意味で個人消費が落ち込んでまいりますから、いいパターンとは思えません。  そして、大蔵大臣御指摘のように、個人消費がいかようにも伸び悩ん...全文を見る
○阿部委員 では、本当の最後に一つだけ。  いわゆる地方と国の税の問題ですが、所得税、法人税、消費税等々で、地方と国の比率を見直すということについてのお考えを一言お願いいたします。
○阿部委員 主に税制の問題を伺いましたが、やはりその根本には、国民の税に対する信頼ということがございます。その点で、午前中にも他の委員から御指摘ございましたが、森首相の四千万円のゴルフ権のただ移譲と申しますかただ借り等々は、国民の税への感覚を大きく損なうものですので、内閣執行部に...全文を見る
02月28日第151回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。  冒頭、まず、厚生労働大臣になられた坂口大臣に、所信の表明を受けまして、そのことについての御質問を申し上げます。  既にさきの予算委員会でも一度、坂口大臣にはお伺いを実は申し上げましたが、現在、二十一世紀初頭にあって、社...全文を見る
○阿部委員 ただいまのお答え、基本的な御姿勢と思いますが、それをぜひとも早急に青写真としてもお示しくださることが、今の国民の不安への大きな解決策であると思います。  あわせて、老齢基礎年金が六万七千幾らに満たない方たちへの措置、処遇、対策について一言お教えくださいませ。
○阿部委員 ここの資料によりますと六万七千百七円となっておりますが、これは厚生省のお出しになった資料ですが、それに満たない方たちが現在おいでだと思いますので。
○阿部委員 それは事情といいますか、こういうことになっておる事情でありまして、解決策ではございませんので、これは質問通告をいたしませんでしたので、次回で結構ですから、現在、老齢基礎年金が六万七千円に満たない方たち、実はやはり現実におられますし、こういう方たちが切り捨てられて社会が...全文を見る
○阿部委員 やはり対策が非常に後手に回っておると思うのです。特に出産というのは、女性にとっても赤ちゃんにとっても危険きわまりない事態が、実は今多くの無資格な方にゆだねられているかもしれない事態というのは、少子化社会を嘆きながら、人間はみんな生まれなければ死ねないわけです、その生ま...全文を見る
○阿部委員 今、非常に正直なお答えだったと思うのですが、根っこのつかめないところに政策を考えているゆえに、この介護保険問題はなかなかうまく運ばないのだと思います。  例えば、先ほどの小沢委員の御指摘の状況についても、厚生省としては把握がない。そして、住民、市民の一番身近にいる市...全文を見る
○阿部委員 先ほどの坂口厚生労働大臣の御答弁でございますから、ぜひともその旗色を強く、現坂口厚生労働大臣の折にお出しくださいませ。やはりこれは、二十一世紀の骨格上、我が国が安定運営されていくためにも欠かせない、そして、だれかが強くかじを切らなければ、少しずつ少しずつでは絶対に成っ...全文を見る
○阿部委員 さらに強く政策誘導していただけますようにお願い申し上げます。  あわせて、身近なという点で、いわゆる保健所の機能について一点お伺いいたします。  私は、これもさきの予算委員会で、実は、先般問題になっております仙台の北陵クリニック問題について質問をいたしましたが、仙...全文を見る
○阿部委員 厚生労働省の認識がそこにとどまる限り、やはりエイズ問題の本質も理解しておられないと思います。エイズ事件も犯罪でございました。すべからく、医療現場、患者の人権が無視されるところの実態をもう少し真摯に考えていただきたい。私は、今、問題提起をいたしました。  先端実験の、...全文を見る
○阿部委員 何度も申し上げましたが、事はやはり医療の監視機構が、特に住民に身近な保健所に課せられた役割であるということだと思います。  私の時間が終わりましたので、あわせて追加の質問は別の機会にさせていただきますので、厚生労働省が国民の生命の安全を預かる省庁であるという緊張感を...全文を見る
03月02日第151回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。  こうした場で森首相とこの距離で質問をさせていただけるのは、もしかしたら私にとってきょうが最初で最後かもしれませんので、森首相に心からの御答弁をまずお願い申し上げます。  私は、昨年の七月に初めてこの国会の場を踏みました...全文を見る
○阿部委員 森首相は、御自身、長く教育問題にかかわってこられたと言いました。今のような感覚の持ち主が、他人の痛みを一切理解し受けとめることのない方が教育問題を語るからこそ、今の若者たちはこの社会に、日本に限りない閉塞感を覚えるのだと思います。  今、国会の前には若者たちが座り込...全文を見る
○阿部委員 十二月二十二日にお知りになってから一月四日に調査委員会を立ち上げられるまで、河野外務大臣御自身は何をどのようになさいましたか。
○阿部委員 松尾室長には、昨年の暮れ、海外への転勤が内示されていたと伺いますが、河野外務大臣、御存じでいらっしゃいましたか。
○阿部委員 年が明けましてから、この内示が取り消されたという報道がございましたので、確認をさせていただきました。  では、十二月二十二日、河野外務大臣がこの松尾前室長の事件と申しますか、取り調べを受けたという事態をお聞きになりましてから、その間、一月四日まで、ただ周辺からの事情...全文を見る
○阿部委員 では、河野外務大臣は直接に松尾氏本人には事情は聴取されなかったということでよろしゅうございますか。
○阿部委員 では、河野外務大臣が、この松尾室長が横領したとされる公金が外交の随行員の差額補てんの代金であったというふうに認識されたのはいつですか。
○阿部委員 その聞かれた内容を確認いたしますが、外遊の宿泊費差額分という報告を一月十八日に受けたということでよろしゅうございますか。
○阿部委員 この横領分が外交機密費ではなく官房機密費であるということを河野大臣がお知りになったのはいつですか。
○阿部委員 一月十九日にお知りになったというふうに承りましたが、一月二十五日の報告書の中には、この横領されたる公金の出自でございますね、どこから来たものであるかというのは、実は明確な報告書にはなっておりません。この点も、外務省がおつくりになる報告書として極めて不徹底でございますが...全文を見る
○阿部委員 事が起こりましてから、ことし一月の初め、冒頭でございます。そして、特に私が今この場で問題にいたしたいのは……
○阿部委員 失礼いたしました。  では、一月十九日にそのことをお知りになってから現在まで、大体一カ月半ございます。先ほどの冒頭の佐藤観樹委員の御質問の中で、他の省庁の随行員については実は官房機密費からは支払われていないということが確認されました。  申しわけありませんが、資料...全文を見る
○阿部委員 では、ここで内閣の構成メンバー内の大きな不一致点が判明したわけでございますね。  今、私は本当は河野外務大臣に伺いましたが、官房機密費から宿泊の補てんを受けていたのは外務省職員並びに官房職員以外にもありというふうに福田官房長官は認識しておられたということですね。確認...全文を見る
○阿部委員 大変残念なことに、ここに平沼国務大臣の御答弁がございます。福田官房長官は出せない、河野外務大臣も警察任せにするしかないとおっしゃる、その差額費の問題でございます。  平沼国務大臣は中井委員の御質問に答えまして、総理の外国出張に通産省から職員が随行いたしましたのは四十...全文を見る
○阿部委員 もちろんこれは質問通告してございましたので、何人分、何泊分、差額幾らですかと。申しわけありませんが、その数値だけお願いします。何人分、あるいは延べ何泊分、差額が幾ら、数値だけで結構です。御心配いただきますように、時間がございません。外務省と福田官房長官、お願いいたしま...全文を見る
○阿部委員 一泊の差額についてももう一つお答えくださいませ。  それから、同じ御質問を外務大臣にお願いいたします。差額一泊。
○阿部委員 額で教えてください。額が答えられないとおっしゃるなら、それで結構です。
○阿部委員 委員長、ちょっと。
○阿部委員 終わっているのは重々承知ですが、申しわけございません、本当に申しわけございません、これは私が質問通告したことであって、差額については……
03月14日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  外は真っ暗、夜なべかなと思う時間まで皆さん大変御苦労さまでございます。またきょうは問責決議案、残念ながら否決されまして、また何やらちょっと気の抜けた答弁も多うございますから、最後ですので、張り切って私も質問をさせていただきます...全文を見る
○阿部委員 その繊維の一兆八千億、私の最初に申しました数字が私の数値の読み間違いでしたら大変失礼いたしました。五兆のうち一番多くを繊維が占める一兆八千億のうち、日本企業の海外出資によるものの再輸入と申しますか、輸入の占める割合はどれくらいでございましょうか。
○阿部委員 先ほどの吉井委員の御質問にもございましたが、今我が国の産業は、ITから繊維そして野菜に至るまで、労働力の非常に安価な中国へとシフトしております。そして、先ほどの吉井委員の御質問で、ネギ、シイタケ等々のセーフガードをどうするかという御質問、あるいは繊維、タオルのセーフガ...全文を見る
○阿部委員 現在、御指摘のような点が順調に実施されましたとしても、ネギにいたしまして、国産ネギが大体三百円のところ、例えば中国のネギが百円という価格で市場に出回り、国産のものをつくっている農家というのはやはり非常に窮地に立たされておると思うわけです。  ネギとシイタケについては...全文を見る
○阿部委員 私の根本的にお伺いしたかったのは、中国のWTO加盟について我が国がどのような姿勢で交渉に臨んでおられるかです。当然、もしもネギ等々のセーフガードをいたしました場合に、WTO加盟国でない中国からの反応は多様なものが予測されてまいると思います。タオル等については、中国にお...全文を見る
○阿部委員 もう一歩立ち入って、中国がWTO加盟をなし遂げるために、我が国としてできることが何かあるとお考えでしょうか、またなすべきことがあるとお考えでしょうか。この点について明確にお願いいたします。
○阿部委員 では、次に移らせていただきます。  この法改正のうちの沖縄にかかわる部分についてお伺いいたします。  いわゆる関税の減免税・還付制度の改正についてですが、沖縄は昭和四十七年から関税の払い戻し制度をとっており、また平成十年から一部免税制度をとったと思います。そして、...全文を見る
○阿部委員 今おっしゃったような施策で本当に沖縄の貿易にかかわる収入の増が見込まれればよろしゅうございますが、なかなか見通しが暗いようにも報道されております。  もう一点お伺いいたします。  沖縄をいわゆる香港やシンガポールのような関税のないエリアになさるようなお考えは、我が...全文を見る
○阿部委員 では、一応数年の経過を見させていただくことにしようかと思います。  引き続いて、先ほど吉井委員から御質問のございました関税職員の増員のことについてお伺いいたします。  これは、昨年の夏のまだ大蔵委員会でございました当時の視察で、実は私は不勉強でしたので、前委員長の...全文を見る
○阿部委員 もちろん、総定員法の枠等々があるのは知っておりますし、ただし、やはりめり張りをつけませんと国の安全が保たれていかないと思います。  ちなみに、大麻等々の摘発件数において、警視庁摘発の四百九十キログラムのうち、税関、水際作戦で四百八十五という、ほぼ九八%に近いブロック...全文を見る
03月28日第151回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  委員長のお計らい並びに理事のお計らいで、急遽、会計検査院を追加していただきましたこと、厚く御礼申し上げます。先ほどの松本善明氏と福田官房長官のやりとりの中でも会計検査院に関する業務のことが問題になっておりましたので、私の方から...全文を見る
○阿部委員 ある意味で御指摘は当たっている部分もあると私も思います。政策論議以前のところで国民がブレーキをかけられている、それだけ政治への不信や不安や不満や言葉への絶望が大きいと私はみなしております。それゆえにこそ、この官房機密費の問題も、きちんとした使途、目的、情報公開、会計監...全文を見る
○阿部委員 そういうふうな性格のものであると国民が理解するためには、その前提として明らかにしなければならない幾つかの現実がございます。例えば、官房機密費が宿泊差額代に用いられたことを中心に次にお尋ね申し上げます。  そもそも、松尾氏の事件とはかかわりなくでございます、官房機密費...全文を見る
○阿部委員 その御説明一つをとりましても、国民にとりましては全く納得できない。いつからかもよくわからない、二十年か三十年、十年も差がございます。  これは間違いなく国民の税金を用いたもので、その使途について納得しなさいと言う限りにおいて、経緯を明らかにされなければ、やはりこの不...全文を見る
○阿部委員 松尾氏が就任した途端に一括お金の決済をそれで彼に担当してよしと判断されたのはどなたでしょうか。
○阿部委員 これは、官房機密費をお渡しになるわけですから、そこで、いや外務省だ、いや官房だと言っている限り、事が解明されません。  そして、ついでに申し上げれば、私はこの点は質問通告してございます。私は、いつもですが、通告をしてお答えをいただけないことが余りに多うございます。そ...全文を見る
○阿部委員 では、松尾氏から平成十一年の八月でしたでしょうかに後任になられた室長の請求された額と松尾氏が担当しておられたころと、今福田官房長官のおっしゃるように、行き先によって違いますから、そういう誤差はございますが、この後任の方の請求額と松尾さんの請求額は違いましたでしょうか。...全文を見る
○阿部委員 では、官房長官の方では比較できないとおっしゃいますので、より詳しいデータをお持ちのはずの会計検査院にお伺いいたします。同じ質問でございます。  松尾室長より前の方と松尾室長との間で、これは比べればほぼ、東南アジア方面とか米国方面とか方面を比べれば、会計検査院はずっと...全文を見る
○阿部委員 会計検査院がこれだけの不祥事を発見できないとすると、今後同じ予算額でこの官房機密費を継続すること自体国民にとっては危なくてしようがないわけです。税金を使われてしまうかもしれないわけです。そして、今のような抽象的なお答えではなくて、毎回行く先と会計検査でチェックした金額...全文を見る
○阿部委員 何度も申し上げますが、そうした優等生的お答えでは、現実にお金が流用されたことにちっとも痛みがないと思います。  例えば、福田官房長官が先ほどフランスの官房機密費の例を引き合いに出されましたが、こういうロジ担当者に会計まで一括丸投げしているのは他国に例がない、これは外...全文を見る
○阿部委員 私は、何も全部とめろとは実は申しておりません。ただ、これだけ不透明なことが起きた場合に、せめてわかった分だけでも減額なさるのが道理でございます。  それとあわせて、先ほどから福田官房長官は慌ただしい、慌ただしいとおっしゃいますが、森さんの外遊は慌ただしかったかもしれ...全文を見る
○阿部委員 引き続いて官房長にお伺いいたします。外務省関係のことでございます。  私は、当初この問題を問題にいたしますときから、いわゆる宿泊差額代だというお答え、これは官房長官も外務大臣もそのようにお答えでございますが、それにしては一泊十万、二十万もの高額な差額代が出ておる、単...全文を見る
○阿部委員 やはり外務省の職員の皆さん並びに、きょうは大臣おいでじゃないですが、大臣も、何度も申し上げますが、これが宿泊にまつわる差額代として問題にされており、なおそのことを明らかにしたいがために資料請求したという、これは国民の知る権利でもございますが、その点について非常に自覚が...全文を見る
○阿部委員 これも何回もお尋ねしましたが、一泊の差額代が幾らであるか、これは官房長官の方も外務省の方もお答えをいただいておりませんが、そちらからもお答えを出さない、そしてそれが算定されるような資料も出さないとなれば、全くやぶの中になってしまいます。そうしたやぶの中のお金に国民は税...全文を見る
○阿部委員 参議院での質問へのお答えの方がより踏み込んでございました。もう一度福田官房長官も読んでいただきたいですが、お土産に使うこともあり得るというお答えでした。私もあり得ると思いますが、ただし、それが官房機密費なのかどうかです。財務大臣のお答えでした。こうしたことに閣内不一致...全文を見る
○阿部委員 私は大臣から質問を受ける立場ではございませんので。私どもがきちんと入手した資料でございます。  そしてもう一点、私どもは責任を持って公表できる村山首相時の同様なお土産リストも持っております。その点については、ここに持参してまいりました。村山首相時はろうそくを二百五十...全文を見る
○阿部委員 我が村山首相時は、その当地の産物をある意味で経済復興に寄与するということで買ってまいったと思います。イスラエルのろうそく百五十個でございます。  そして、そこにございますのは私がお示しした他の首相時のものでございますが、当地の産業の復興かどうかはちょっとクエスチョン...全文を見る
○阿部委員 正規の宿泊費が平成七年からの五年間で二千八百万だったと思います。そして、年度ごとの額が、正規の宿泊分はわかってございますが、さて、今福田官房長官のお答えの流用された機密費、宿泊差額分、毎年度幾ら幾ら幾ら幾らでございましたでしょうか。
○阿部委員 では振り返って引きかえりまして、官房職員分の宿泊差額の流用分、四億二千万円はどのように計算されましたでしょうか。
○阿部委員 総額が言えて各年度が言えない理由は何でしょう。
○阿部委員 なぜ年度によって捜査に支障が出るのでしょうか。総額が言えて、なぜ各年度が言えないのでしょうか。捜査にかかわるのであれば、総額であれ、かかわると思います、総額は各年度を足したものでございますから。
○阿部委員 それではお答えではないと思います。私が伺っているのは、なぜ単年度ずつが出ないでトータルだけ出るのですか。トータルだけ、ちょっとだけ出しましたということでしょうか。余りにも国民の不信の声が大きいから、トータルは出しました、ただし単年度は出せませんということでしょうか。
○阿部委員 何度も水かけ論で申しわけありませんが、なぜ、各年度を出すことがそんなに支障でしょうか。単年度ごとに決裁されていると思います。これは会計検査院でも決裁されていると思いますが、なぜ各年度を出すことがそんなに外交機密にかかわるのでしょう。
○阿部委員 それは一切理由になっておりません。なぜ平成七年度と八年度を出したら捜査に支障が出るのですか。全額を出すことだって同じ意味じゃないですか。
○阿部委員 やはり、億というお金は、国会におりますと非常に億とか兆とか飛び交う単位でございますが、国民的には納得できない額でございます。そして、どのように捜査に支障を来すのかを踏み込んでおっしゃっていただかないと、何でもかんでも捜査に支障というのではお答えにならないと思います。 ...全文を見る
○阿部委員 金額以上に仕組みに問題がございます。外務省の改革会議と同じように、官房の改革会議の開催を考慮してくださいますように申し添えまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
03月30日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。  皆様、大変遅い時間まで御苦労さまです。特に宮澤財務大臣並びに速水日銀総裁においては朝から長い時間でお疲れかと思いますが、私で最後ですのでよろしくお願いいたします。  宮澤財務大臣がお席を離れる前に一点だけ、申しわけあり...全文を見る
○阿部委員 では、時間省エネのために続けさせていただきます。  二番目は、今のお答えが、もし先ほど来宮澤財務大臣がお答えの、今般の雇用不安はどうもやはりちょっといかぬなというお答えであるならば、私は、雇用不安ということに関しまして社民党的提言がございます。  実は、今般さまざ...全文を見る
○阿部委員 予定外の質問に御返答ありがとうございます。  なお雇用の促進に向けて、内閣として総体でお取り組みいただきますればありがたいと存じます。どうもありがとうございました。  では引き続いて、ちゃんと予告いたしました質問に入らせていただきます。  私は、先ほどの宮澤財務...全文を見る
○阿部委員 今のような速水日銀総裁の御意見は、恐らく国民の多くが共有するところではあると思うのです。金融の量的緩和に伴って、ただこれだけでは経済の改善は得られないだろう。そこで、政府サイドの経済政策が重要にもなってくるわけですが、その点についてはまた後ほど柳澤金融大臣にもお尋ねい...全文を見る
○阿部委員 先ほどの鈴木委員の御質問とあわせて、速水総裁のお返事等々を伺いますれば、今の点については、一応先ほど、了解というと変ですが承りましたのですが、私があえてお伺いしたいのは、この経済状況の改善見通しに、短期に物価という指標を置かれることは非常に問題が大きいのではないかと思...全文を見る
○阿部委員 何度も繰り返しますのは恐縮ですから、以前に速水総裁からいただいたペーパーによれば、そういう短期の物価の変動は指標としては問題があろうという御指摘のように私は拝読いたしました。  そして、なおかつ私の考えを申し述べなくてはいけないと思いますが、私自身は物価の今後の見通...全文を見る
○阿部委員 ぜひこれは検討を続けていただきたいと思います。  きょうの新聞でも、牛どん吉野家二百五十円、すき家二百何十円と出ておりましたが、一度下がった物価に対して、国民はやはりそのことを歓迎いたしますし、ユニクロのシャツにしてもそうでございます。ですから、なかなか物価の問題と...全文を見る
○阿部委員 では、第二段階に入ったというふうに承った上でですが、不良債権処理の場合、特に直接償却と申しますかそういう手法をとりましたときの、それに伴います先ほど来の雇用不安、リストラの問題等々ございますが、柳澤金融大臣といたしましては、そこの点についてはどういう対策をお考えでいら...全文を見る
○阿部委員 新規産業、本当に出てくれればみんなうれしいわけですが、なかなかそこが、これといったものがまた一本、一つには見つからないというのが現在の過渡期の日本かと思います。  そこで、厚生労働省、せっかく来ていただきましたので、お伺いいたします。  一応不況三業種でございます...全文を見る
○阿部委員 あわせてでございますが、デンマークでは、地方市場労働評議会のような地方単位に権限を持たせた労働市場の雇用移行システムに力を注いでいると承っております。労働省でも、地方労働局ですか、おつくりになりましたし、ぜひとも雇用における地方分権化をさらに率先してお進めくださいまし...全文を見る
04月03日第151回国会 衆議院 環境委員会 第8号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。私は、もともと子供の医者でございます。  昨年の十二月でございましたが、環境庁、ことしになりましてからは省ですが、当時の環境庁の調査で、いわゆる臍帯の中にPCBを初めとするいろいろな化学的汚染物質の移行が確認されたという報道...全文を見る
○阿部委員 大変ありがとうございます。  先生の研究所で母乳あるいは臍帯血等々のモニタリングも視野に入れながらトレンドを見るというお話でしたが、実はこれは、今般、もしも環境事業団が公的なかかわりをいたしますようになれば、当然国としてそうしたモニタリングを積極的に進めるべきと思い...全文を見る
○阿部委員 今般の法律の中では、地方自治体の関与ということが出てまいりますし、各地方自治体がこぞってPCBのちゃんとしたモニタリングをして、下げていくような努力をしてくれる向きに、また先生の研究も生かしていただければと思います。  三番目、浦野参考人にお伺いいたします。  一...全文を見る
○阿部委員 大変ありがとうございました。  最後に村田参考人になりますが、私どもがお願いいたしましたので、時間がございませんのであえて質問を省略させていただいて、ただ一点、やはり保管と使用と処分の間にはほとんど差がない、ぐるぐる回っておるので、処分、廃棄だけを処理してもしようが...全文を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。  私は、本来、環境委員会所属ではございませんが、実は、先ほども申しましたが、二十六年間小児科の医者をやっておりまして、あわせて、いろいろなこうした化学物質の人体への影響、臨床疫学というものに従事してまいりました立場から、今...全文を見る
○阿部委員 やはり政治というのは、人間の生きた思いと、それから、やはり納得、国民の安心、安全という点にございますから、会えばどうこうなるというものでもございませんけれども、やはり今般の、まさにカネミ油症あり、それゆえに三十年余にわたり遅延したPCB対策でもございますから、改めて、...全文を見る
○阿部委員 私の質問の趣旨をもう一度申します。お返事はもう結構ですから。  PCB特別対策法として包括的に、特に使用中のものの使用停止期限も定めてつくるべきであるということと、混入時の対策もうたうべきであるというふうに受けとめていただければ幸いです。  そして、近くPOPs条...全文を見る
○阿部委員 その点に関しましては、本日の午前中の参考人の方どなたも述べておられましたけれども、PCBからジベンゾフランないしはコプラナPCBが純粋にPCBという形で分離されずに混入、一緒になっているということも含めて、ぜひとも毒性の再検討は必要ですから、今の点は、これでやりますと...全文を見る
○阿部委員 実は、私は神奈川の藤沢というところで選出されておりますが、この間大変騒がれております荏原製作所のダイオキシンの流出事故に伴って、以降、住民の血液や母乳中濃度、あるいはまた土壌中、河川中もきちんとはかるようにという強い要望が住民から出ております。そして、何度も申し上げま...全文を見る
○阿部委員 これは、例えば原発施設で働く勤労者の問題もダイオキシン処理解体工場で働く勤労者の問題も、今般、環境事業団がやるにしろ民営化されるにしろ、その現場で働く勤労者の健康被害という観点からも、それは周辺住民を必ずや上回るものでございますから、厚生省として、健康管理の省庁として...全文を見る
○阿部委員 そのような認識では、恐らくこの法案を国民は安心して受け入れることができないと思います。  理由は、何が起こるかわからない薬物であるから、例えば医療費等々について、これは国がまるで責任がなかったかのように債権管理法というふうな言い方をされますが、ある意味で国が関与し、...全文を見る
○阿部委員 今せっかくお答えをいただきましたので、それについても申し添えたいのですが、当時の基準で認定したものであって、認定という作業自身、例えば水俣病でもそうですが、遅発性にいろいろな症状があらわれることがございます。これも厚生省は経験で御存じですから、そのようないわば経験を学...全文を見る
○阿部委員 今いみじくも川口大臣の御答弁にありましたように、国民的に理解しづらい。当たり前です。国民は、ここからここの分が環境省の責任、ここからここが厚生省の責任、ここからここが通産省の責任というふうに、自分に起こった健康被害を分けて考えることはできないわけです。トータルに人間と...全文を見る
○阿部委員 最後に申し上げさせていただきますが、私の認識は、今民間の諸企業が一生懸命住民合意をとるプロセスをいわばつくり上げているやさきでございます。そして、申し上げましたように、その方がコストにもよろしいでしょうし、この環境事業団の方式は、官、民の垣根をさらに高くし、住民と官と...全文を見る
05月16日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。  委員各位、そしてとりわけ塩川新財務大臣、柳澤大臣には長時間の御討議、御苦労さまでございます。おなかもすいてまいりましたが、私の予定時間で三十分やらせていただきますと、一時近くになりますので、時間厳守ではまいりますが、いま...全文を見る
○阿部委員 明確な御答弁、ありがとうございます。いずれは、来年度以降と思いますが、一般財源化に向けて御尽力いただけるというふうに拝聴いたしました。  同じ特定財源の中でいま一つ御検討をいただきたい財源がございます。いわゆる電源開発促進に関する財源、財源的に申しませば電源開発促進...全文を見る
○阿部委員 時代をどう認識するかでございますが、確かに、塩川大臣がおっしゃられたように二十年前に発足し、ある程度私は歴史的役割を終えている政策であると思います。  ちなみに、問題になりました核燃料サイクル機構の、いわゆる使途以外の、事業費として充てられたものを職員給与に流用して...全文を見る
○阿部委員 検討されて、変更されることのない原則とおっしゃる原則の部分を、一言だけでお教えくださいませ。原則は変更しない、しかし検討するとおっしゃいましたが、原則の部分についてお願いいたします。
○阿部委員 先ほどの佐々木憲昭委員からの御質問の中にもございましたけれども、国民が一番見直しを要求しております分野、いわゆる公共事業。子孫に残るといって、ダムをこれ以上つくったりすることも意味がないかもしれない。いろいろな時代状況が違ってまいりました。黒四ダムが開発された当時と、...全文を見る
○阿部委員 先ほどの御答弁もそのようでしたから、趣旨と申しますか、お気持ちは理解いたしますが、しかし、やはりそこには一定のルールというものが必要だというのが長妻委員の指摘でもあったと思います。経験ということを重んじれば、当然、何度も申しますが、経験があるからその知識を流用と言うと...全文を見る
○阿部委員 金融庁の果たす役割の現下における重要性を私も自覚しますゆえに、今の御質問をいたしました。そして、大口か小口かという表現が適切でなかったとすれば、普通、今の御高齢者の預貯金額は二千万とも言われております。それは国が出したデータです。そこの部分を直撃するからということで、...全文を見る
05月17日第151回国会 衆議院 憲法調査会 第6号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。よろしくお願いいたします。  まずは、きょうは、木村参考人にあっては、包括的なお話、大変御苦労さまでございます。一時間というお時間でも語り切れないほどのたくさんの内容をいただきまして、当憲法調査会のメーンテーマである日本のあ...全文を見る
○阿部委員 実は高齢化の問題も、これは、私は医者の世界に属しておりますが、医師会の会長がうまい表現をいたしまして、病気というのは受益ではなくて受難である。いわゆる高齢化とか病気というのは、もちろんお元気な高齢な方は、先生もおっしゃるように、移動の自由も含めてある程度自由はございま...全文を見る
○阿部委員 私に残されました時間がもうほとんどございませんので、先生の論文の中で一つだけ私が気になる部分、私も医療分野ですので、いわゆるNPOあるいは国という提供主体、公という提供主体だけでは、実は医療や介護という分野は私はうまく運ばないだろう。もう一つ、いわゆる生協方式のような...全文を見る
05月18日第151回国会 衆議院 厚生労働委員会 第12号
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○阿部委員 社民党としていただきましたお時間、多少延長しておりまして申しわけありません。私は二番手の阿部知子でございます。  さきの小泉新総理の誕生に伴い、神崎代表が代表質問の折に、二十一世紀は平和と人権の世紀であり、その中で特に公明党は人権、生命、環境ということに重きを置いて...全文を見る
○阿部委員 非常に前向きな御答弁を本当にありがとうございます。  最後に一点、先ほどの医療被害関連に関しまして、中川智子議員の方から、ミスばかり起こすリピーターお医者さんの話もございましたけれども、医療ミスが生じる構造というのは本当に多種多様なものが考えられております。そして、...全文を見る
○阿部委員 もうお時間ですので、一言だけ。  やはり人の手によってしか守られない部分が、医療、介護、福祉の本質でございます。これからますますどこの場に雇用を創出していくかという中にあって、特に女性の働く場所として、そして末永く働ける場所として、南野大臣の見識ある御検討と今後の御...全文を見る
05月29日第151回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  きょう、半日にわたりまして、ハンセン病の特別審議の場に私も参加いたしまして、やはり問題が余りにも大きく、そして私どもの到達地点が余りにも低いということを再確認いたしております。  特に、本日、坂口厚生労働大臣は、いつもこの間...全文を見る
○阿部委員 時間がないので、途中で済みません。医学的な知見、すなわち治ることイコール隔離政策ではないということについての指摘をいたしました。的を射ぬ答弁で時間を費やすことはやめていただきます。  二点目、いわゆる根絶政策、優生保護法、らい、三条三項の問題でございます。  これ...全文を見る
○阿部委員 どうもありがとうございました。
06月05日第151回国会 衆議院 厚生労働委員会 第17号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。  本日の参考人四方には、大変長時間御苦労さまでございます。私の質問で最後でございますので、いましばしおつき合いをよろしくお願いいたします。  きょう一日の議論を拝聴いたしまして、実は私、この同じ時刻に財務金融委員会での審...全文を見る
○阿部委員 ありがとうございました。  では、公的年金部分についての改革が必要であるという前提に立った上で、今の福岡参考人並びに高山、公文参考人は、一応、税方式について、特に間接税、消費税等々の御意見があり、公文参考人は一般財源からの税補てんというお話でございましたが、渡部教授...全文を見る
○阿部委員 ありがとうございます。  引き続きまして、現在の給付建ての制度に対する評価についての違いをお伺いいたします。  高山教授の御意見にもございましたが、ここの文面を拝借いたしますれば、退職給付は給付建て制度に偏り過ぎているという御認識をお持ちで、この点に関しては福岡参...全文を見る
○阿部委員 確かに、年金と申しましても退職金イコールであるという御指摘をお二方からいただきまして、そのことが私はとても重要だと思います。  そして、福岡参考人が、自覚というか、現状を認識かどうかこれも存じませんが、必ずしも現在の我が国の勤労者は十分な退職金というものを、特に中小...全文を見る
○阿部委員 ありがとうございます。  現状のままでは女性にもメリットのない年金と思いますので、さらに論議を重ねられることをお願いして、終わらせていただきます。長時間、済みませんでした。
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。  私の本日の審議に入らせていただきます前に、法案審議の前に、まず、坂口厚生労働大臣にお願いがございます。  実は、ハンセン病の熊本地裁判決に際しましても、前々回でしたか、厚生労働委員会の場で多数の委員から控訴せずの御判断...全文を見る
○阿部委員 まだ結論が出ていないということで、私の方から幾つかの指摘をさせていただこうと思います。  坂口厚生労働大臣もこの被爆者援護法の前文をまずお読みくださいました由で、やはり一九九四年に法律ができました前文を読んでみますと「国の責任において、原子爆弾の投下の結果として生じ...全文を見る
○阿部委員 けさの参考人のお話をぜひ聞いていただきたかったと思いますが、その認識が大きくずれますところに、こうした政策的な方向性も見誤る、極めて不確かな確定拠出年金の提案があるのだと思います。空洞化の内実、それを空洞化と認識しておらないということ自身が、非常にもう行政の根本の怠慢...全文を見る
○阿部委員 長い質問をして申しわけございませんでした。物には順番があるということを指摘したかったのが一点です。  やはり、二〇〇四年に向けての基本的な論議のところがなされないまま、そしてもう一つ、金融市場が極めて不安定なまま、現在この確定拠出型を導入することというのは極めてリス...全文を見る
○阿部委員 事実としてこれだけの年金格差がある国というのは、先進諸国の中では日本は際立っておると思います。  そして、今の御説明で、基礎年金部分についてはある程度低い負担で、むしろ給付がいい状態にもなっているというふうな御発言でしたが、実はこの年金額ではとても暮らせる年金ではご...全文を見る
○阿部委員 前向きな御答弁、ありがとうございました。以上で終わります。
06月05日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合阿部知子ですが、本日の質疑に先立ちまして、本来の私の質疑時間を、共産党の佐々木憲昭議員の御好意と理事皆さんの御好意によりまして、順交換させていただきましたこと、まず御礼申し上げます。しっかり覚えておきます。そして、ちょうどこの時刻、実は厚生労働委員...全文を見る
○阿部委員 柳澤金融大臣のお言葉は専門用語が多くてよくわからないと思いながら、でも、よくわかったぞと思って聞きましたが、どういうことかというと、コーポレートファイナンスからプロジェクトファイナンスへというお言葉を使いましたが、私ども社会民主党の従来からの主張で、たとえ、たとえでご...全文を見る
○阿部委員 塩川財務大臣のお考えは承りました。  私は、その部分をさらに一歩進めまして、今大臣は資材を使わず人を使うというふうな業務の例を挙げてくださいました。確かに、本当に人手を使って日常的な生活に関連する分野を充実していくということで、考え方は前向きに評価いたしますが、さら...全文を見る
○阿部委員 尾原局長にちょっと再確認というか、なぜ個人投資家が逆に昭和四十年代で減少傾向を示してきたのかということについての分析は、今の御答弁になかったように思いますが、それもお願いいたします。
○阿部委員 いろいろ勉強になる御答弁、ありがとうございます。  今のお話を伺いましても、私は、やはり症状の見方と対策が誤っているんじゃないかなと思うのです。  今、柳澤金融大臣に教えていただきました三点、外国の投資家の参入、これは現在のグローバル経済の中ではこれからますます我...全文を見る
○阿部委員 いつもわかりやすい御答弁で、ありがとうございます。  要するに、株式というのは、それなりに上がるという見込みがなければ庶民も手を出さないというのがまず一点でございます。そして、金融機関も個人投資家に親切でなければならないというのも当然ですが、例えば昭和二十年代から四...全文を見る
○阿部委員 質問の不備を補っていただいてありがとうございます。  今お伺いいたしました電源立地勘定の二千四百三十七億中、原子力発電についてが一千七百二十二億と一番多い、七割が使われておるということでございました。実は、この電源立地勘定につきましては、計画いたしましても実際に立地...全文を見る
○阿部委員 私の質問中誤りがございまして、申しわけございません。確かに、年間剰余金一千億は両方合わせた中での剰余金でございます。  そして、そうした誤りを差し引きましても、毎年八百億ないし、これは年々でございます、立地勘定の方が余っております。やはり国民の声ということを敏感に施...全文を見る
○阿部委員 御指摘のコストの面、これは、その分野が主流になりますときにコストも安くなってくるという経済的な側面もございますから、必ずしも今のコストがずっと続くわけでもございませんし、その辺は検討していただけますよう。  それからさらに、安全対策を充実ということは現在あるものにつ...全文を見る
○阿部委員 自賠責審議会と金融庁の中にできました金融審議会自賠責保険制度部会のお話をいただきましたが、私が申し上げたかったことは、やはり自賠責に関する重要な事項は金融審議会自賠責保険制度部会で検討されるというのであれば、被害者の声とか、遺族の声とか、実際に障害を抱えて生きていかれ...全文を見る
○阿部委員 柳澤金融大臣らしからぬ残念なお答えでもあります。なぜならば、例えば日本の医療業界を見ましても、中央薬事審議会等々、それから医療における報酬、診療単価を決める部分にも、これまで患者の声というのが一切なかった、このことが逆に、医療のあり方を非常に患者中心のものから遠ざけて...全文を見る
○阿部委員 前向きな御答弁、ありがとうございます。今の自賠責も、孫利子ではございませんが、利子の生じた部分をどこに還元するかということとも関連いたします。  私の質問は以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。
06月06日第151回国会 衆議院 厚生労働委員会 第18号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  今、坂口厚生労働大臣がお見えになるのを、半分は首を長く、半分はどきどきしながら待っておりました。理由は、昨日もお伺い申し上げました在外被爆者の方々に対しての大阪地裁判決について、再度控訴せずという御判断をいただきたい旨、私は、...全文を見る
○阿部委員 所用お忙しい中とは存じますが、ぜひとも御一読いただきたい。  実は、この判決文の中に、「立法者意思も第一次的には当該法文に表われた合理的な立法者意思を探求すべきであって、国会における答弁等を過大視することは許されず、これらは、あくまでも解釈の参考資料として位置づけら...全文を見る
○阿部委員 私は当然、当時国会の場にはおりませんし、この前文を読むのは今回こういう判決がおりましてから改めてということでございますが、この大阪地裁判決にも言うように、一つには国家賠償的、もう一つには人道的見地の法律であるという認識を私はこの法律から受けとめます。そして、もしそうで...全文を見る
○阿部委員 確認事項でございますが、少し時間を置く間に控訴とかが判断されてしまいますといけませんので、これは坂口厚生労働大臣の記憶に深く残るような会い方をぜひしていただきたいと思います。  やはり、じかにお声を拝聴するということは、患者さんたち、あるいは実際にこういう立場に立た...全文を見る
○阿部委員 いつもありがとうございます。  では、引き続いて、心置きなく次の確定拠出型年金の法案の審議に入らせていただきます。  きょう、私より何人か前に、民主党の釘宮議員が幼児虐待のことをここで御質問でございました。委員は、本来の確定拠出型年金とは少しかかわりのないテーマで...全文を見る
○阿部委員 今のような調査結果をお聞きになりまして、私であればまずどう思うかをお伝えいたしますが、若い人で、大都市部に未納率が高いということは、逆に、都市と農村を比べました場合に、いろいろなその地域の持っているセーフティーネット、人間関係、きずなも含めて、弱いのが都市であり、まだ...全文を見る
○阿部委員 いつも明確な御答弁をありがとうございます。  本当におっしゃるとおりで、国民年金の本当の公的年金の部分をこんなにグレーにして、ファジーにして、あいまいにして、その次の確定拠出型年金の論議というのが国民に浸透するわけもなく、その意味では、自己責任ということを考えなさい...全文を見る
○阿部委員 私自身も、例えば今塩川財務大臣が一生懸命やっておられる特別会計の見直しとか、そういう是正すべき、あるいはむだ遣いというかむだ構図はもちろんメスを入れるべきと思います。その前提に立ったとしても、やはり大きな論軸が必要と思いますので、この点についてはもうきょうこれ以上詰め...全文を見る
○阿部委員 私は、ずっとこの論議を承っておりまして、先ほど来申しますように、受給者の自己責任、自己責任ということをおっしゃる限りにおいては、やはりそのことがわかりやすくなるような基本の法体系というのは必要だと思います。  どういうことかというと、これは受給者に提供される情報を初...全文を見る
○阿部委員 私は、法というのは、その国の文化と歴史と国民性と、そして物事の考え方の大筋が見えるものであるべきだと思います。その意味で、先ほど来申しますように、ここではこの面が保障、ここではこの面が保障、ここではこの面が保障というふうになってきた経緯自身が、我が国が職域年金というも...全文を見る
○阿部委員 今の辻局長の御答弁で、本当に個々に疑問を感じた個人の側がどうなるのかということが私には見えてまいりません。これからは自己責任で自己運用だと言われましたときに、何度も申しますが、医療でも、二つの治療法を提示されたときどちらがいいかということを選ぶのに、今、セカンドオピニ...全文を見る
○阿部委員 誠心誠意やろうという意思が具体的に媒介できる制度や窓口がなければ、誠心誠意にならないのです。  そして、例えば、今、辻局長もきっとお考えでしょうが、これは五人とか十人の中小企業の方々が利用される。労働組合だってないかもしれない、その中で、個々人の窓口がなければ機能し...全文を見る
○阿部委員 所管官庁に行くというのはどういうことですか。私が、一人が、私個人が厚生労働省に、お会いくださいと行くという意味ですか。
○阿部委員 では、少なくともそうした広報活動をもっとしっかりなさるべきです。この確定拠出型年金の御説明のときにも、その部分については、私にいただきましたリーフレットの中にも明示もされてございませんし、それから、きょうの先ほどの釘宮委員の御質問でもそうですが、児童相談所に行けばいい...全文を見る
○阿部委員 何度も申しましたが、人的な補充が必要ですので、そこの部分をきちんと、人が配置されなければ窓口があっても機能しませんし、特に今般、市町村における年金相談窓口業務はほとんど社会保険事務所の方に移管されておりますので、混乱ないしは相談数の増加も当然起きてまいりますから、よろ...全文を見る
○阿部委員 制度を導入する必要性については、私も、先ほど申しました三つの観点がクリアされればあり得る選択であるとは思っております。  ただし、この一年間を見ましても、日経平均の株価三〇%の下落、そして、それは中長期的に見ましても、これまでのような高度経済成長の中で行われる株式市...全文を見る
○阿部委員 このことを伺いますのは、例えば金融機関におきまして、普通の金融機関で比べました場合に、米国と我が国で、いろいろな金融機関の手数料、このことだけにかかわりません、ここにおいては日米の差はあるのでしょうか。例えば、米国のものは全般に金融市場の手数料が安くハンドリングされて...全文を見る
○阿部委員 認識ですから、それを客観的に保証するものがないといけませんが、その点については小沢委員が先ほど御質問でしたので、一点、認識をお聞かせください。  イギリスでは、ステークホルダー年金において、ハンドリングチャージを積立金の一%以下に規制することになったというふうに伝え...全文を見る
○阿部委員 今の御答弁には必ずしも同意いたしませんけれども。どういうことかというと、公的年金と拠出型の年金の場合のハンドリングコストは、往々にして拠出型の方が上回ると言われております。これは、諸外国の統計でもそうでございますから、年金局長の〇・六%という見通しの客観的根拠について...全文を見る
○阿部委員 もう時間がございませんので、一言だけ。  受給者側にとっては、何回も予定利率を下げられるというのはたまったものでもありませんし、それが拠出型の本質であるようにも思いますし、引き続いて明後日の総括討論のときにもお伺いいたしますが、いかにも不安定な制度ですので、セーフテ...全文を見る
06月08日第151回国会 衆議院 厚生労働委員会 第19号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  坂口厚生労働大臣初め省庁の皆さん、連日御苦労さまです。  とりわけ坂口厚生労働大臣には、私が一昨日お願いいたしました郭貴勲さんとの御面会も、昨日お忙しい時間の中お会いくださいまして、大変にありがとうございます。また、これも私...全文を見る
○阿部委員 いつもありがとう存じます。  引き続いて、この年金の法案の審議に入る前に、いわゆる政治倫理問題で一点、この場で、質問通告ではございませんが、明らかにしたいことがございます。  昨日の朝日新聞をごらんになった方は、日本医師政治連盟という政治団体に、半ば強制的に医師に...全文を見る
○阿部委員 一点、御参考までに、例えば歯科医師関係では、神奈川県の歯科医師会が神奈川県の歯科保健総合センター内にありますが、その中にまた神奈川県の歯科医師政治連盟の事務局がございまして、またその中に自由民主党神奈川県歯科医師支部がございます。この神奈川県歯科保健総合センターはやは...全文を見る
○阿部委員 これも聞き及びますところ、並びに各方面にその文書と同じものが配付されておりますので内容を見聞いたしますと、この臓器移植ネットワークの代表になっておられる小紫氏への個人攻撃が非常に強い文面でございます。個人攻撃という形がとられるには、それなりの経緯があるように思います。...全文を見る
○阿部委員 もう一点、篠崎さんが御存じでしたらお教えください。理事が六十名おられますが、理事会は一体年に何回開かれておりましたでしょうか。  もしおわかりでなければ、次回に延ばさせていただきます。現実に、六十名の理事で開くというのはかなり大変なことでございます。そして、運営を公...全文を見る
○阿部委員 綿密な資料提供をありがとうございます。  今御指摘をいただきましたような資料内容を、私の方でまたお願いして、グラフにしたものをきょうお手元に配らせていただいております。参考資料として上げてございますので、見ていただきたく存じます。  まずもって、このグラフの見方で...全文を見る
○阿部委員 私は、これに関しまして御検討いただきまして、前向きに実現していただけるようお願いすると同時に、このように賃金格差が広がり、所得格差が広がっているからこそ、やはり税制のあり方、それは消費税のように間接税で逆累進性の高いものは向かないというふうに考えております。実像を見て...全文を見る
○阿部委員 いわゆる労働者の諸権利を代弁すべきというか代表すべき労働組合の組織率も、二十九人、三十人以下だと〇・三%というふうに今の御答弁でございました。こういう数値、実態を前にして、労使間合意というのは極めて空語でございます。このことをまず、今回の法案を提出なさった辻局長、よく...全文を見る
○阿部委員 もう三度目の御質問で三度目の御答弁で、ちっとも進歩がないのですが、向く向きが違うわけです。受託金融機関、あるいは企業がそこに預けている、そこの間のトラブルではなくて、一人の勤労者にこたえられる体制をつくらなければ、組合というセーフティーネットもない、金融についての知識...全文を見る
○阿部委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、確定拠出年金法案に反対の立場から討論を行いたいと思います。  まず、本法案は、何といっても、公的年金、とりわけ国民年金の揺らいでいる現状について全く認識を深くいたしていないということから始まります。まずなすべきことは公的年金の充...全文を見る
06月13日第151回国会 衆議院 厚生労働委員会 第21号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  まず冒頭、きょうは、金田委員にも先ほどの小沢委員にも御紹介というか御意見がございましたが、郭貴勲さんの問題について、私も一言、坂口厚生労働大臣に心からお願いを申し上げたい件がございます。  厚生労働省の職員の方はお気づきだっ...全文を見る
○阿部委員 一点目の坂口大臣の御認識でございますが、やはり一たん受けた被爆者手帳の資格の喪失要件というのは、実は死亡時ということしか書かれておりませんことをきょうの土井党首も申しましたと思います。  そして、やはり日本にお住まいであって、故国に帰りたい、祖国に帰りたいと思っても...全文を見る
○阿部委員 特に把握していただきたい点は、例えば法務省の刑事局から、いわゆる心神喪失ないし耗弱によって都道府県に回されて、指定医の診察を受ける方は三千六百二十九人。そのうち、措置入院になる方は二千百四十二人。この方たちは、明らかに何らかの心神喪失状態と判定されて、それゆえに犯罪を...全文を見る
○阿部委員 いわゆる法人数が二百五十一万ございますところ、加入している法人数は逆に百六十九万で、これも八十二万未加入状態というふうな分析が、これは厚生省から直にいただいたのではございませんが、上がっております。  そして、私といたしましては、ぜひとも社会保険事務所でいろいろお取...全文を見る
06月13日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第17号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  まず、きょうのコミットメント法案に関しましては基本的に賛成の立場をとりますので、いただきました質疑の時間は、先回の積み残しについての質問とさせていただきます。  きょう、本来の午前中の質問時間が午後に変更になりまして、柳澤金...全文を見る
○阿部委員 さすが柳澤大臣でございます。きちんと御理解でございます。  一応、負傷者数は百十五万と言われております。死亡者数こそ確かに一万を割り込みましたが、負傷者数、毎年百十五万という値は、これは我が国にとっても大きな損失でもございますし、当事者になられた方は、障害を抱えてそ...全文を見る
○阿部委員 では、二点確認申し上げますが、今の、私の記憶では、二十分の九を残した国土交通省関連の自賠責審議会に相当するもの、予算において。これは国土交通省管轄ではなくて、これもまた金融庁管轄だということでございますか。
○阿部委員 明確な整理と御答弁、ありがとうございます。では、引き続き金融庁の指導のもとに、特に被害者救済の問題、副大臣も御指摘のように、けがをされてその後ずっと後遺症に苦しむ方も同じように苦しい現状でございますから、そこの方たちの御意見も、先ほどの二木先生と井手さんはともに御遺族...全文を見る
○阿部委員 しつこい質問の成果を得まして、大変うれしゅうございます。ぜひとも実際の被害者救済に、特にお若くして事故に遭われて一生障害を抱えて暮らされる方もたくさんおいでですので、前向きに、公募枠も広げて、NPO等々でそうした方々に援助の手を差し伸べている方にもまた、こういう公募枠...全文を見る
○阿部委員 概略の御答弁、ありがとうございます。  物事には何でも、プラスの面と、逆に気をつけるべきマイナスの点がございますでしょうけれども、金融庁の御認識では、先ほど非常に明快な御答弁でしたが、直接金融の活発化、そういうふうに考えられることもある種当然理解できますし、直接金融...全文を見る
○阿部委員 私が厚生労働委員会で問題にいたしました点は二点ございまして、いわゆる確定拠出型年金は手数料、ハンドリングコストが高くつく、これは運用の途中で組みかえたりしなければいけませんし、確実なものを受給権者にお渡しするために一番ベストな運用をするために、通常の公的年金よりも差し...全文を見る
○阿部委員 厚生労働省に伺いましたときには、ハンドリングコストも〇・六%くらいになるではあろうが、予測根拠については余りない、明確ではないという御答弁でもございました。そして、逆に厚生労働省の方は、金融庁ともよくよく相談をしながら、簡単に申しませばそのような御答弁でもありましたの...全文を見る
○阿部委員 では、さらなる御検討を引き続きお願いいたします。  せっかく柳澤大臣にお越しいただきましたので、最後の一分で一問だけ。  一—三月のGDPも年率換算で〇・八%マイナスとなっておりますし、今後の景気見通し、四月—六月、七月—九月、この前半の景気見通しの中で、さらに金...全文を見る
○阿部委員 丁寧な御答弁、ありがとうございます。  論議の時間がございませんので、また次回引き続いて。どうもありがとうございました。
06月20日第151回国会 衆議院 厚生労働委員会 第23号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。  まず冒頭、長時間にわたり、参考人の皆さんには大変御苦労さまでございます。そして、本日のこの審議が、私にとりましても、また、恐らく今国会、それから今までいろいろ審議されてきた私どものこの国会の運営の中でも極めて人間的で、そ...全文を見る
○阿部委員 星飛雄馬のお父さんみたいですが、そういう御両親にはぐくまれても、なおかつ、子供が生育していく過程では、自分の夢を時にとんざさせそうになったり、やはり励ましてくれる向きと壁になることと両方あったと思うのです。熊谷参考人にとって、一番励ましになったこと、それから今までの中...全文を見る
○阿部委員 私的なことばかり聞いて申しわけありませんでした。  最後に、熊谷参考人が今病棟で診察している子供たち、私もおりましたからわかりますけれども、非常に重い病気で全く四肢を動かすことのできない子たちや白血病の末期の子もいると思うんですね。その子たちが、熊谷参考人から見て、...全文を見る
○阿部委員 四人の参考人の皆さんにも、大変ありがとうございます。医療がより人間的なものになるように、私たち立法府の者も頑張りたいと思います。  ありがとうございました。
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  冒頭、本来の本日の法案審議とは異なるテーマでございますが、実は先週、六月十二日並びに十三日に、厚生労働省管轄下にございます公益法人臓器移植ネットワークが関係いたしますいわゆる金銭の出納の不透明な部分というのが相次いで報道されて...全文を見る
○阿部委員 ありがとうございます。  引き続いてもう一点。いわゆる大阪の池田小学校をめぐりまして、けさも水島委員からの御質疑がございましたが、私は、医療関係で、特に坂口厚生労働大臣並びに関係部局への御質問がございます。  先回も確認、御質問いたしましたが、いわゆる精神障害ゆえ...全文を見る
○阿部委員 せんだってもお伺いいたしましたことなので確認の事項にはなりましたが、実は、そのやさきと申しますか、せんだっても坂口厚生労働大臣を初めとして、精神科の特別な病棟の設置、こうした犯罪を起こしたと思われる精神障害者、措置入院等々も含めた形の患者さんたちを特別な病棟に分けて、...全文を見る
○阿部委員 厚生労働大臣としての御見解はさように承りましたが、私のお願いは、やはり精神科の現場にある医師たちがどのように考えながら実践しているかということもいま一度お聞き願いたいということと、それから、日本は、とりわけ地域での支える体制、例えば精神障害を持った方へのデイケア、デイ...全文を見る
○阿部委員 前者の障害者雇用促進法においても一年から一年半という期限つきでございますし、私の入手しました資料は、先ほど申しましたように、助成金制度は今年度予算一億五千万円減でございます。そういたしますと、この法律が今回通りましても、現実には、障害のある方をサポートしていくためのさ...全文を見る
○阿部委員 では、重ねて、前向きな御検討と、実際に道が開けるように御助力くださいますように。  ありがとうございました。
06月22日第151回国会 衆議院 厚生労働委員会 第24号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日の水道法の審議に入ります前に、いつも前ぶれがあって申しわけありませんが、在外被爆者の先般の六月十五日の控訴決定に伴いまして、一つお願いがございます。  幾度かの私どものお願いが届きませんで、また、郭貴勲さん初め在外被爆者...全文を見る
○阿部委員 皆さん御高齢でもいらっしゃいますし、その生活実態をつまびらかに把握していただくという作業は大変に重要になってまいると思いますので、あわせて、何度ものお願いになりますが、当事者の皆さんの御希望ということも深くお酌み取りいただいて、新たな立法をお考えの由にも伺いますので、...全文を見る
○阿部委員 とりわけダイオキシン問題は、この五年ほど、極めて国民の感度も高くなっております問題です。  そして、例えば、そうしたダイオキシンを初めとする有害物質が出るわけですが、ごみの広域処理の問題とも相まって、受け入れを受け入れの当地は拒否したいというおのおのの地域の事情もご...全文を見る
○阿部委員 私が今指摘いたしたかった問題は、最近、先ほどの小沢委員の御質問にもございましたが、焼却炉というのが大体沢地、くぼんだところに設置されますゆえに、水源との関係あるいは河川汚染との関係が広く住民の間にも危機感を生んでおる。その中で、今、環境庁と大阪府というものはそこに何ら...全文を見る
○阿部委員 いわゆるごみ、廃棄物に関します業務が環境庁に移行いたします折に、私の所属しております社会民主党は、水行政についても環境庁で一元的にお扱いいただいた方が、よりこれから生じてくる事態に適切な処理ができるのではないかという御提言もいたしていたことと思います。その件とあわせま...全文を見る
○阿部委員 ありがとうございます。  あと、料金の高騰に関しまして、民営化という事態が料金にはね返ることが、民間委託ですね、民営化というと語弊がございますが、その点についても多方面から不安の声が寄せられておりますし、事例としても幾つか私どものところにも、直ではないですが寄せられ...全文を見る
06月27日第151回国会 衆議院 外務委員会 第17号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。きょうは、私どもの党の東門美津子議員からお時間をちょうだいいたしまして、初めて田中眞紀子外務大臣に御質問をさせていただきます。  田中眞紀子外務大臣には、就任以来二カ月を経過されまして、女性として新しい時代の平和外交を担って...全文を見る
○阿部委員 もう一点のみお願いいたします。  昨日の議院運営委員会におきまして、内閣官房長官、福田官房長官に、これ以上外務大臣の言動の問題が出てくると任命権者の責任問題に発展しかねないということで、委員長として、議院運営委員長が、内閣にも厳重に要請して、総理にも伝えていただきた...全文を見る
○阿部委員 やはり任命権者は総理でございますので、今般の事態もきちんと小泉総理大臣にも自覚をお持ちいただくようにお伝えくださいませ。  では、引き続いて質問に入らせていただきます。  そもそも二十一世紀におきます外交の役割ということですが、ミサイル防衛構想とか有事法制化とか、...全文を見る
○阿部委員 今の外務大臣のお答えに従いませば、まず外交とは、相手国との相互理解と、そして国内的には、国民がそのことをみずからきちんと情報として得て、合意形成のプロセスに参加して結論が出ることだと私は了解いたしました。  では、今般、中谷防衛庁長官が訪米されまして、ラムズフェルド...全文を見る
○阿部委員 私が拝読いたします中谷防衛長官の御認識並びに御発言は、先ほど申しましたように、運用、配備にも言及したものと思いますが、いずれにしろ、それらが国民的審議を経ずしてひとり歩きしていくということを一番案じております。それが逆に、今般のこういう委員会審議の軽視であるとか、ある...全文を見る
○阿部委員 内閣はもちろん行政にかかわる役割を担っておりますから、それは異論はございませんが、その前段階での、例えばこの件に関しましても、米国側の国務長官、国防長官、そして日本の外務省、それから防衛庁という四者でそもそも審議が始まっております。やはり、何度も申しますが、委員会審議...全文を見る
○阿部委員 私も何回か憲法調査会には発言させていただきましたが、まだまだ踏み込んだ討論でもございませんでした。  やはり、何度も申しますが、まず、いわゆる外交の前には内交、国民の合意形成のプロセスがございますので、その点について重ねて御留意をお願いしたいということを申し上げます...全文を見る
○阿部委員 私が質問取りの段階でそのお答えいただきませんでしたので、私がそれでは訂正いたします。  六十六件の外交機密費関連の不開示の中で、特に捜査上差しさわりがあるということで不開示であるという由でございますが、例えば、私はここに森首相の南アフリカ訪問のときのロジブック、旅行...全文を見る
○阿部委員 松尾事件に関係いたしますものは、今大臣の御答弁にもございましたように、既に過去のもので、捜査上にありましても直接捜査にかかわりのないものもたくさん非開示になってございます。ぜひとも詳しく御検討いただきまして、部分的開示は、実は大臣が公益上の裁量的開示という項目を用いれ...全文を見る
○阿部委員 大変前向きな御答弁ありがとうございます。特にサハラ以南は乳幼児死亡率が各国にぬきんでて高い地域、そしてエイズの問題がございます。ぜひとも、日本として、そして女性である外務大臣の田中眞紀子さんがこの問題においてリーダーシップを発揮されて、日本の本当の意味の平和外交、人的...全文を見る
09月21日第152回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。  思い起こせば、およそ一年前、この場で速水日銀総裁に私がゼロ金利政策の解除のことで質問をさせていただいたのが、初めてのこの委員会での私の質問でした。それから約一年たちまして、ゼロ金利政策は解除され、そして、引き続いて三月からは、いわゆる金...全文を見る
○阿部委員 実は、ただいまのような御見解は、既に三月の段階で速水総裁が記者会見場でおっしゃられたことですね。このときは、量的緩和を導入するに当たっての会見でございましたが、不良債権問題の解決を初め、金融システム面や産業経済面での構造改革の進展が不可欠の条件だということを、同じよう...全文を見る
○阿部委員 そうした今の速水総裁の、御尽力にもかかわらずとあえて言わせていただこうと思いますが、やはり、国民サイドから見れば一向に事態が好転しない中で、アメリカでのテロを初め世界経済が動揺をさらに深める中で、いわゆる当座預金残高も現在九兆円と、この六兆円を超すという指標を設けられ...全文を見る
○阿部委員 青天井で推移を見るという言葉は、国民から聞きますと、私がそういう言葉を使いましたから総裁が繰り返されたこととは思いますが、やはりかなり不安感の大きなものだと思います。  もちろん、第二次大戦後、世界戦争という形では何もそうした動きはなかったわけですから、今新たに起こ...全文を見る
○阿部委員 私のただいまの御質問の趣旨は、世界経済の動きが非常に急である、風雲急を告げていると言っても過言ではないと思います。その認識をやはり日銀も持っていただきたい。  そして、私がせんだって事務サイドにお伺いいたしましたところ、日本文と英文の両方を作成する、そしてその内容に...全文を見る
○阿部委員 日銀法の二十条の中に、次回の会合での承認を得てという一項があるのは存じておりますので、であれば、そこの部分をもう少し迅速化できまいかというのが私の質問の趣旨ではございました。次回、また継続してお尋ね申し上げます。  ありがとうございました。
10月17日第153回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
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○阿部委員 引き続きまして、社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。坂口厚生労働大臣にお伺いいたします。  きょう時局柄、テロと狂牛病問題の御質問が多かったようですが、実は、日本の社会全体、経済の先行き不透明、あるいは高い失業率、そしてあわせて老後の問題、年金あるいは医療、介...全文を見る
○阿部委員 今の御発言はかなりの覚悟を持ってやっていただかないと現実には進まないということで、私から一点だけ提言をさせていただきます。  医療経済実態調査というのがございますが、この医療経済実態調査の中で大きく二つに分けて、医療機関等の調査と保険者等の調査というのがございます。...全文を見る
○阿部委員 くれぐれも社会保障政策においては、哲学が見えるというか、理念が見える改革をお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。
10月17日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  先ほどの約三十分の佐々木憲昭先生と塩川財務大臣の応酬を拝聴しながら、やはり塩川財務大臣にあっては、日本経済の現状に対する認識が庶民とはもしやしてかけ離れておられるのかなと思いながら拝聴いたしました。  と申しますのも、もちろ...全文を見る
○阿部委員 先ほど、財政の出るを制して入るをはかるでしょうか、塩川財務大臣はおっしゃいましたが、その際にも、やはり税収減に対する認識は甘く、歳出の増大については、先ほど佐々木先生も御質問でしたが、例えばテロ対策の支援に一体幾らの予算が計上されなければならないのか、その歳出部分につ...全文を見る
○阿部委員 お話の前半の、九月期まではかなりヨーロッパ並びにアメリカの経済見通しも明るいものであったがという御指摘ですが、実は、このテロ事件の発生以前からアメリカの実体経済と申しますものにも既に陰りが見えておりましたでしょうし、全体に、希望的な観測をすることは人間大事だとは思いま...全文を見る
○阿部委員 心配をしなくてもいいような状況をもちろんだれしも望むわけでございますが、私の御質問は、最悪の事態が生じた場合に、二次損失補てんは税金に頼らざるを得ない。その場合に、監督省庁としての金融庁の責任のとり方まで含めて、それはもう最悪の事態かもしれませんが、御認識がおありや否...全文を見る
○阿部委員 現在の政治において国民が一番不満と不安に思いますのは、いわゆる政治責任の問題。これは各省庁、例えば狂牛病問題での農水省の対応あるいは薬害エイズでの厚生省の対応、いろいろ国民が一番不安に思う点は、その責任のありかと責任のとり方であると思います。  そして、金融行政にお...全文を見る
○阿部委員 町の声を外国から指摘されるというのも非常に問題が多いかと思いますが、その町の声をお聞きの上で、今度はちょっと塩川財務大臣にお伺いいたします。  塩川財務大臣も随所において、必要な場合には公的資金の注入を考えるという御発言がございますが、それは、ただいま柳澤金融大臣の...全文を見る
○阿部委員 この不良債権処理問題は、世界の金融市場からの早期な解決を求める声が強いと同時に、我が国の経済においてもやはり非常に重要な点であると思うのです。  現在、預金保険法の百二条で、一応十五兆の枠ということで、もちろんこれを緊急会議を開いて発動することもできるわけですが、I...全文を見る
○阿部委員 では、本当に最後に一点お願いいたします。  いわゆるペイオフの件ですが、先回もお伺いいたしましたが、金融情勢についての御認識が多少私どもと異なるのかもしれませんが、日本商工会議所の山口会頭の今回の御発言で、ペイオフ、この金融状況から見れば延期すべきではないかという御...全文を見る
○阿部委員 日本の金融がさらに国民的信頼と世界からの信頼を得ますように、御助力いただきますように。  終わります。
10月19日第153回国会 衆議院 厚生労働委員会 第3号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日の、インフルエンザを対象として予防接種法の改正を行う論議に当たって、もうきょう私の質問が終われば採択ということで、私から見れば極めて拙速の感を否めません。  と申しますのも、実は、私が小児科医になりましたのが一九七四年で...全文を見る
○阿部委員 私の提案は、やはりハイリスク群から慎重に医師の診断に基づいて行うことであると考えております。  ちなみに、イギリスにおけるワクチン接種の優先順位リストというのを御紹介いたしますが、一番目が医療関係者でございます。二番目が、社会を維持するために必要な職業。自衛隊員も入...全文を見る
○阿部委員 政治家は社会を維持するために必要な職業に入るかと思いますので、二番目。坂口先生は医療者ですので一番目に入りますので、ちなみに。  そして、続いて桝屋厚生労働副大臣にお伺いいたします。質問通告していなくてごめんなさい。朝からずっと聞いていて、やはりこれは桝屋さんに聞く...全文を見る
○阿部委員 それでは、本当はこれで時間をとりたくないのですけれども、担当部署から、今回の救済が新しい法枠なのか、それともこの医薬品副作用被害救済機構によるものなのかだけお答えいただけますか。もしかして私の勘違いかもしれませんし。
○阿部委員 しかしながら、予防接種法に基づく、一類、二類とございまして、二類については、医薬品副作用被害救済機構のものを使うと書いてございますので、よろしくお願いします。
○阿部委員 わかりました。私は実をとりまして、レベルが低いという事実を指摘いたしました。例えば死亡の場合、四千二百万円と七百万円では大きな差がございます。二類に属するものは七百万円コースでございます。新しい予防接種法の枠を設けたからといって、被害認定がそのような軽い命に扱われると...全文を見る
○阿部委員 御答弁を正確にいただきたいですが、全体を二百五十億として、七十億との差はだれが出すのかと。地方自治体がかぶるわけでございます、これは。  地方自治体には、きのう総務省の方にも来ていただいていまして、時間がなくて申しわけないですが、どれくらいの額、どのように分けるので...全文を見る
11月06日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  いつも私の質問は最後に置かせていただいておりますので、きょう一日の皆さんの審議を承った上で、総括的なお話をまず柳澤金融大臣にお伺い申し上げます。  今般のこの租税特別法案のいわば大きな背景にございますものは、間接金融から直接...全文を見る
○阿部委員 基本的な御答弁から、現在の今でも続く証券市場へのある種の国民の不安感、不信感まで、御丁寧な御答弁をありがとうございます。  本来は最後に伺おうと思いましたが、あえて、今御答弁をいただきましたので、証券市場の監督省庁としての金融庁並びにそれを所轄しておられる金融大臣に...全文を見る
○阿部委員 相談件数等々がふえることは、一概には悪いことではないと思うんです。そして、その相談にかかわる人員をふやすということも、むしろ、本来的な意味で、証券市場を市民にとってわかりやすく近くするという意味では私は前向きのことと評価したいと思っています。  しかしながらでござい...全文を見る
○阿部委員 今の御答弁に基づきまして、例えばでございますが、減税によって株式市場が活性化するか否かということも、政策評価の、今塩川大臣のおっしゃったことと連動してまいりますと思うんです。  例えばですが、昭和四十五年と昭和六十年の家計の保有株式割合を比べましても、四十五年が三八...全文を見る
○阿部委員 きょうの御答弁、ずっと今おっしゃられたようなことですので、御趣旨はわかりますが、あえて言えば、政治は長い目で見るべきですし、特に税制の問題というのは本当に軸がしっかりしていないと、短期的に、呼び水的に税制を利用するというのは、かえって私は禍根を残すように思いますんです...全文を見る
○阿部委員 今御発言のようなことは、そもそもこの法案を初期に提出なさるときにわかっていたことではないでしょうか。それを、一度、一回法として成立されてからまた延長されるというふうなやり方を繰り返すことに、やはり、例えばほかの期間限定の減税措置についてもまた同じようなことが起こるので...全文を見る
○阿部委員 ただいまのは、当たり前に考えれば、御答弁にはなっていないと思います。  なぜこういうふうに、ある程度方向性と長期的な考えを持って政策というのはお出しになるべきで、十月一日から施行されるものを、もう、施行されて一カ月かそこらでまた何年か延長というふうになさっていったの...全文を見る
○阿部委員 では、塩川財務大臣に伺います。  三年間の期間限定をしたとしても、これはどっち方向にも抜けがたい期間限定だと私は思うのです。どういうことかといえば、株価が上がっておれば、もっともっと株の方に誘導していきたいからということで三年間の期限を延ばすことも考えられますし、株...全文を見る
○阿部委員 では最後に、その試行錯誤的であるからというのも、塩川財務大臣の極めて正直なお答えではあると思うのですけれども、逆に、試行錯誤ということを、余りにもこの時期、緊急にというか火急にやり過ぎると私は思うのです。それが、どっしりと落ちつく期間をなくして、国民は、蛍の、こっちの...全文を見る
11月07日第153回国会 衆議院 厚生労働委員会 第6号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  きょうは、三十分のお時間をいただきまして一般質疑をやらせていただけること、大変にうれしく思います。そして、本来、私がずっと医者の時代にテーマとしておりました臓器移植の問題を取り上げる機会が回ってきたことを、大変私はうれしく思い...全文を見る
○阿部委員 私は今、この厚生労働委員会以外に、ちょうど向かい側で行われています財務金融委員会にも所属しておりますが、金融行政の公正性ということをめぐって、例えば銀行が不祥事等々を起こした場合にはやはり経営責任を問う、これは当たり前の社会的な通念でございます。  私が殊さらここで...全文を見る
○阿部委員 ただ、非常に残念なことに、複数の理事がこのことには関与しておられるわけです。自助努力ができるものか否かということでございます。みずからほとんど学会の、私も医者の世界におりますが、医師としてある学会に所属し、あるいはその学会で重要な位置を占め、なおかつ日本臓器移植ネット...全文を見る
○阿部委員 だれのために見守っておるかということが問題でございます。私は、いつも臓器移植対策室については、いろいろな要望書を持っていったり要請を出すことが多くて、その分しっかりしてほしいと思うゆえでありますから、原則、だれのために何を見守っておるかということをはっきりさせていただ...全文を見る
○阿部委員 では、ただいまの御答弁が現実にふさわしい形態をとりますように、さらに御指導をお願いいたします。  そして、臓器移植ということに関しましては、もう一点お願いがございます。  これまでは専らドナーサイドの、臓器をお出しになる方のことが論じられておりましたが、実は臓器移...全文を見る
○阿部委員 前向きな御答弁をありがとうございます。と申しますのは、本当に、移植というのはうまくいって当たり前で、でも、現実には人間の生身の体、さまざまな副作用も持ち、精神的なものも含めて重い課題を背負うものでもございます。  また、大塚保険局長は、費用の面では軽微であるとおっし...全文を見る
○阿部委員 医療にかかわります医師サイドも、個々のいろいろな薬品についての副作用を知らないうちに過ごしていることも多うございますから、まず、医療供給サイドへの情報の周知徹底方式について、今の、今後のITを活用した方法、あるいは、やはり医者が忙しいという状態も個々の薬品について自分...全文を見る
○阿部委員 続いて、雇用問題についてお伺いいたします。  緊急地域雇用対策の特別交付金の使われ方に関しまして、この間、朝日新聞等々で報告がございましたが、非失業者の比率がかなり高い。失業対策としてのお金が給付されながら、半数以上が非失業者に使われていたということもあって、次期の...全文を見る
○阿部委員 継続した雇用に結びつくような創意と工夫を今後もお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
11月07日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、柳澤金融大臣の御報告をお伺いいたしまして、大体三つの点にわたって御質問をさせていただこうかと思います。  私は、昨年の六月の衆議院の総選挙で初めて当選いたしましてこの国会に参りまして、実は財務金融委員会と厚生労働委員...全文を見る
○阿部委員 趣旨は一応は理解しておるつもりであります。そして、いい銀行が残るといった場合に、先ほど申しましたような第二地銀のような非常に身近な銀行もやはり残ってくれないと困ると思うわけで、そのために今正しいプログラムがしかれているかどうかというところで、後ほど少し自分の見解も述べ...全文を見る
○阿部委員 では、いわゆる銀行が信頼を看板に背負って、いわば安心な代名詞として機能してきた。きのうは、株の方はちょっとそうではない、暗いイメージだったというお話、金融大臣からございましたけれども、その銀行の信頼ということ。それから、銀行とて市場というリスクを持ったものの中で動くも...全文を見る
○阿部委員 特別検査の結果、引き当て処理についても課題が残るのではないかと案じておりますが、また引き続き質問をさせていただきます。  ありがとうございました。
11月13日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  先週に引き続いて、今週もまたこうした遅い時間帯での審議で、塩川大臣にも大変お疲れなことと存じますし、各委員も大変に御苦労さまでございます。できればもうちょっと明るい時間にやりたいなと思いながら、私で最後の質問ですので、よろしく...全文を見る
○阿部委員 そのための、先ほど来鈴木理事もお尋ねでございますが、この補正予算あるいは全体の三十兆円枠でそれが可能か否やということが大きな分岐点になってまいると思います。  いま一点、これも私が前々回たしか塩川財務大臣にお伺いいたしましたが、いわゆる狂牛病、この名前が適切ではござ...全文を見る
○阿部委員 先ほどの株価は実体経済の低迷ということもございますでしょうし、それから不良債権処理の長引く処理し切れない現状、そしてあわせて消費デフレと重なりますと、業は成り立たず、消費も落ち込み、あわせて金融もうまく回らない。普通はこれは三方手詰まりととらえた方がいいような状況と思...全文を見る
○阿部委員 一生懸命御答弁いただいて恐縮ですが、私は、牛か魚かという論争をしたかったのではなくて、実体経済の低迷と不良債権処理のおくれとあわせて消費デフレの三つ、これだけ重なれば、我が国の経済にとって何ら明るい見通しがないと考えるのが常識ではないかということで、塩川財務大臣の認識...全文を見る
○阿部委員 どうも牛から頭が離れないようでございますので、ちょっと角度を変えて伺わせていただきます。  私は、先般財務省がお出しになった医療制度改革の問題で、先ほど鈴木委員がお示しになった認識が極めて妥当な点をついておられると思いました。私は、財務省の医療制度改革案が、いわば入...全文を見る
○阿部委員 論点の整理というよりは、やはりここの財務省主計局の出された御意見の中では、基本的考え方として述べられておるのが、増大する公的医療費の伸びを経済の伸びとバランスさせることが不可欠という御認識であります。これは、しかるべく医療分野が構造改革されたならば、私の考える構造改革...全文を見る
11月13日第153回国会 衆議院 本会議 第16号
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○阿部知子君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、本補正予算案並びに関連する交付税法等の改正、そして剰余金の特例法に、反対の立場からの討論をいたします。(拍手)  まず、昨日、アメリカのニューヨーク郊外で、旅客機の事故が起こりました。この事故に対して、あの九月十一日を思い出さ...全文を見る
11月13日第153回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。  冒頭、まず、昨日ニューヨーク市の郊外で航空機事故が発生いたしまして、一時はまたテロであるかというふうな不安もささやかれましたけれども、昨今の世情は、何につけやはり不安ということで、国民も、また世界もおびえなくてはならない...全文を見る
○阿部委員 御出発の日時にもよりますが、今の田中外務大臣の前向きなお答えをいただきまして、私として、ぜひとも要請していただきたい点がございますので、以下に申し述べさせていただきます。  一言で突き詰めて言えば、ワクチン停戦と申されるものでございますが、田中外務大臣にあっては、現...全文を見る
○阿部委員 今お答えいただきましたように、この地区では、やはり高い乳幼児死亡率の原因がはしかとポリオと言われる小児麻痺ですね。これが子供たちの命を奪う強敵として知られておるわけでございます。  この六年間、実はポリオの接種ということにおいてさまざまな方面の努力が実りまして、従来...全文を見る
○阿部委員 今のような御答弁は、昨日も実は私が質問予告に際して外務省の人権人道課からいただきまして、その後、私の方もアメリカ並びにイギリス等々に問い合わせいたしましたところが、英米から得られました情報によりますと、一応世界保健機構と国連児童基金の要請でコフィー・アナン事務総長が米...全文を見る
○阿部委員 できないことの最大の障壁になっておりますのが、現下の空爆でございます。もちろん、空爆下にあってもユニセフの職員は、とりあえずアフガニスタン国内に届けるということを危険を賭してやっておられるわけですが、さらにその先の子供たちに届くように、私どもとしては、空爆の停止をとり...全文を見る
○阿部委員 では、その基本計画の発表の御予定はいつごろになってございますでしょう。
○阿部委員 先ほどの田中外務大臣の御答弁と違いまして、田中外務大臣は、御要望があれば承っておく、御指摘の点は承っておくという非常に前向きな御答弁でしたが、今の福田官房長官のはやや四角四面で、にべもないというお答えではありました。  私ども、国会にいながら、この基本計画の策定はほ...全文を見る
○阿部委員 そもそも調査団を派遣なさるときには、本来、その調査する目的というのがございまして、それを幾つかの項目にわたってお伺いいたしたかったですが、すべからく事後報告に徹する姿勢というのは、極めていかがなものかと思います。  特に、この十一人の中には防衛庁関連の医務官の方もお...全文を見る
○阿部委員 かすかな記憶であるところが大変問題で、実は、そのときの医療先遣隊十一名から、まあ医療関係の専門者ばかりです、国立長崎病院の院長等々、救急医療にも造詣の深い方も加わり、また、団長としては外務省の大使が加わってくださいましたが、その十一人の医療先遣隊の出された報告、これは...全文を見る
○阿部委員 私がかかる御質問をいたしましたのも、先ほど御紹介いたしました私どもの党の視察で、実はペシャワール周辺の州立病院にも出向きましたし、そこでのスタッフあるいは医療技術レベル、いろいろな機材についてもあらかじめ私どもは情報を得てまいりました。そして、ある意味では中程度水準以...全文を見る
○阿部委員 坂口厚生大臣も遠藤農水副大臣も非常に前向きな御答弁ですので、ぜひとも、全国知事会からの要望、「地方公共団体が行う検査要員の確保及び検査機器の整備等について引き続き支援措置を講じること。」というこの要望の一項を重く見ていただきまして、これは国の安全行政の結果が地方自治体...全文を見る
○阿部委員 私がせんだって、質問をあらかじめ通告する段階でお願いしたのは、現在の屠場内の焼却炉の現能力、一応八百度C以上という規定はございますが、既に設置されて古いものもあるように思いますので、現状の調査をお願いいたしたいというのが一点でございます。  それから、私がせんだって...全文を見る
○阿部委員 坂口厚生労働大臣には、いつも前向きな御答弁をありがとうございます。  引き続いて、同じように前向きな御答弁をぜひとも遠藤農水副大臣にお願いしたい点がございます。  いわゆる十月十八日の一斉調査が始まる以前の肉が現在冷凍保存されております。この肉の処分に関しまして、...全文を見る
○阿部委員 冷凍保存されている状態が早くに最終処分されませんと、先ほど私が申し上げました消費者の不安感あるいは生産者の先行きが見えない思いは解決されることがないと思います。  ただでもテロ等におびえ、あるいは消費の低迷をもたらしている今日の我が国の政治経済状況から見て、ぜひとも...全文を見る
11月21日第153回国会 衆議院 厚生労働委員会 第10号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  冒頭、質問通告をしてございませんのですが、一点だけ、今朝明らかになっております北海道での狂牛病の発生について、坂口厚生労働大臣に早急な対処をお願いしたき件があり、御質問をさせていただきます。  今回、狂牛病ということが判明し...全文を見る
○阿部委員 安全対策は、早過ぎるということはないので、ありとあらゆる方法を御検討いただきたいと思います。  では、本来の質問に移らせていただきます。  昨日、本日と皆様の御質問の中にもたくさん出てまいりましたが、いわゆるハローワークのことに関しまして、一点目、お伺いいたします...全文を見る
○阿部委員 今御指摘のように、九月に機械が入りまして、入る前が二千九百五十四件、九月が四千二百三十三件、十月が四千九百二十件と、相談がふえたということは私もいいことだと思うんです。  それで、行ってみても、大変に明るいですし、今の若い人たちは特にパソコンとか好きですし、まず自分...全文を見る
○阿部委員 私の地元の事例ばかりで恐縮ですが、今私の地元のハローワークでは、三十七人の定員職員で、この相談業務には八人がかかわり、一年契約の相談員が六人ということで、あとどのくらいの数があれば先ほどの待ち時間が法外にならないかということを大体で検討してみてくださらないかと申しまし...全文を見る
○阿部委員 私が指摘した一点目は、国としての政策、特にこれからの産業政策を検討なさる場合に、製造業の一部がいわゆるアウトソーシングしていて、それがサービス業として集計されたのでは実像が把握し切れまいという指摘ですので、言葉の上のまやかしかどうかというところにとらわれるのではなくて...全文を見る
○阿部委員 いつも前向きな御答弁をありがとうございます。特に、雇用保険等々あるいは医療保険も持たない状態でのワークシェアというのは非常にリスクが高いと思いますので、その点も勘案してよろしくお願いいたします。  最後に、研修医の過労死問題についてお伺いいたします。  八月二十九...全文を見る
○阿部委員 全体を平均されれば今のようなデータになると思いますが、私がお伺いしたのは、私立大学の医学部の学生でございます。  特に官民格差がございまして、国立大学よりも私立の大学の医学生の方が賃金も低い。例えば、この関西医大の方は六万円でございました。平均しても、月十万円未満が...全文を見る
11月21日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○阿部委員 同じく社会民主党・市民連合の阿部知子です。  まず、お時間との関係等ございますので、最初に塩川財務大臣に一問だけお願いいたします。いわゆるたばこ税に関する御質問です。  せんだって、塩川財務大臣は記者会見で、たばこ税率の引き上げ等もお心におありだというお話を述べら...全文を見る
○阿部委員 たばこ税全体での税収が八千八百十億で、先般の平成十年のたばこ税の引き上げ以降の引き上げ分が年度で二千六百五十九億ということで、確かに医療の財源としては十分というふうには言い切れませんですが、このうち、財務大臣も御指摘のように、半分は地方に回るわけです。これからの医療を...全文を見る
○阿部委員 事態を極めて楽天的にとれば、先ほど来の狂牛病の御答弁もそうでございますが、物事を楽天的にとればそのように解釈することも可能かもしれませんが、柳澤金融大臣がおっしゃったように、地域や職域に深く組み込まれた信用組合や信用金庫が次々と破綻していく、本当に十一月の数などを見ま...全文を見る
○阿部委員 私の主張は、単にペイオフを延期なさいと言っているのではなくて、その前にやはり金融市場全体に対しての国民の信頼も、柳澤大臣がおっしゃるような事態とは違いますし、そのことも含めて、やはりもう一度何をなすべきかをお考えいただきたいという点でございます。また引き続きこの件はや...全文を見る
○阿部委員 いわゆる公益法人のさまざまな税制上の取り扱いにつきましては、法人税の申告漏れが七百六十三社、百五十九億円というふうに報道されております。今おっしゃいましたように、表の議論でいえば、さまざまな言で表現できますでしょうが、このように多額の申告漏れがあるということについて、...全文を見る
○阿部委員 いわゆる臓器移植ネットワークというのは、ドネーションされた臓器を本当に国民にクリアな形で配分していく、そうした役割を負った極めて公的性格の高いところで、私が厚生労働省にお願いした査察の結果明らかになった事態を、国税としても重く受けとめて鋭意努力していただきたい。  ...全文を見る
○阿部委員 では、副大臣にお願いします。
○阿部委員 財務大臣にもよろしくお伝えください。  また次回に引き続きやらせていただきます。      ————◇—————
11月28日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。  四人の参考人の方には、お昼も過ぎましたのに、大変に長時間で御苦労さまでございますが、私の質問で一区切りですので、よろしく御協力をお願いいたします。  まず、山本頭取にお伺いいたします。  今、山本頭取は日本の銀行界の...全文を見る
○阿部委員 私がぜひこの場でもう一点お伺いしたかったのは、山本頭取のお言葉の中に何回か出ておりましたが、一応不良債権処理についての会計処理は引当金を積むという形である程度各都市銀行は終了しておると見てよいということと、もう一歩さらに最終処理を急ぐのであれば、今回のこのRCC等の買...全文を見る
○阿部委員 私は、そうした複数の債権者がおられるときの音頭取りを公的なものにゆだねようという姿勢自身をやはり非常に問題と思っております。  そして、次に室町参考人にお伺いいたしますが、参考人からいただきましたさまざまな資料で、少なくとも私が拝見いたしました限り、富士銀行の山本頭...全文を見る
○阿部委員 取引先の一元化ということは、富士銀行の頭取からも、今の室町参考人からもお話でございましたが、いわゆる回収にコストがかかるようなもの、特に大手の債務者ではなくて中小、中堅のいろいろな問題をはらんだものがそこに行き、かえって最終処理に至らなくなることも考え得る、これは二重...全文を見る
○阿部委員 日本の銀行がそこまでひ弱なものであるという認識は大変残念ではございますが、重ねて、きょうの椎名参考人のいろいろな御教示にもございましたが、やはり信頼とそして自負を持って銀行業界、もっとしっかりと取り組んでいただきたいということを最後に要望いたしまして、質問を終わらせて...全文を見る
11月30日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  ただいまの五十嵐委員の御質問に引き続きまして、何点か確認をさせていただきます。  村上副大臣にお願いいたします。  先ほどの五十嵐委員の御質問に対しまして、村上副大臣は——村田、失礼いたしました。ごめんなさい。村田副大臣は...全文を見る
○阿部委員 そのときの村田副大臣の、先ほどの御答弁では、議事録はなかった、文章のものはなかったということでございますか。
○阿部委員 全体の模様についてお尋ねなさるときに、村田副大臣の問題意識の中には、主にどういう点を確認しなければいけないということが御意識にあられたかが一点と、いわゆる三十社問題は、今の五十嵐委員の御質問によりますと、今回直接に五十嵐委員の方から質疑、あらかじめの通告はしていなかっ...全文を見る
○阿部委員 再度の御確認ですが、三十社問題について言及したという指摘があるというのは、どなたの御指摘だったんですか。     〔委員長退席、奥山委員長代理着席〕
○阿部委員 つい三秒前の御答弁と私はそれでは違うと思います。先ほどは、三十社問題について指摘があるのでお聞きになったと、速記録を起こしていただければわかりますが。そして今は、特に指摘がないけれども風評で、風評被害でそういうことがあるから、村田副大臣みずからお聞きになったというのが...全文を見る
○阿部委員 それは二度目の御答弁と同じでございますから。一度目はそうはおっしゃいませんでした。少なくとも今の段階で、つい五分前です。ちょっと速記をとめてお読み上げください。  私は、委員が、国会議員がこの場で発言することは、やはりきちんと点検確認、そのために私の時間が消えても結...全文を見る
○阿部委員 申しわけございませんが、私の要求は速記を確認してくださいということです。その一点でお願いいたします。それは私の国会議員としての権利でございますから。質問時間にかかわりなく。
○阿部委員 問題は、言葉の一つ一つの使いが誤解を招いたかどうかではなくて、事は非常に深刻な、銀行と金融庁、指導すべき、監督すべき立場にある金融庁の間で、いわばお互いのもたれ合い的な言辞があったのではないかという指摘を五十嵐委員はなさいました。  そして今、私がここで聞いておりま...全文を見る
○阿部委員 先ほどの村田副大臣のお言葉の中にも、朝の会議でも、ほかにも三十社問題が出たというふうに御表現ございましたが、覚えていらっしゃいますか。仲間のうちで出たと。どこの仲間でしょうか、お教えください。
○阿部委員 委員長、あとどれくらいで速記は起きますでしょうか。
○阿部委員 今、村田副大臣の今のお答えも私は大変に問題だと思うんですね。既にして、朝のどこの会議の場かは存じませんが、そうしたことが論じられねばならない実態がある、あるいは現状がある。三十社問題で金融庁と銀行間に何らかの問題と称するところがあるのではないかというふうな懸念を指摘さ...全文を見る
○阿部委員 やはり、そうであるならば、金融庁を管轄する副大臣並びに大臣として、私は、国民が一番わかりやすく事実を確認できる唯一の場としてこの国会審議はあると思います。  そして、その一方の当事者とあえて言わせていただきますが、森金融庁長官、私は、この審議のやはり一番大事な、この...全文を見る
○阿部委員 今の柳澤金融大臣の御答弁から察しまして、当然、森金融長官はそうしたことはみじんだに、少しも、絶対に、断固あり得ようがないということを、わざわざ村田副大臣は、君、本当に大丈夫だろうね、三十社問題については銀行界と何も物は話されてないのだろうねというふうにお尋ねになったと...全文を見る
○阿部委員 国会とは異なる発言というのは、具体的に、内容的には何をお尋ねであそばしましたでしょうか。その国会とは異なる発言というファジーな言い方でしょうか。そして、プラス三十社問題でしょうか。
○阿部委員 それでは最初の御答弁とまた違います。それプラス三十社問題とおっしゃいましたから。私は、だからわざわざ何と何を……(発言する者あり)よくないです。これは、やはり今国民の信頼は金融庁というものにも銀行にも揺らいでおるわけです。(発言する者あり)
○阿部委員 それで、それを統括なさる金融大臣、副大臣がやはりどんな姿勢で、何を確認されたかということを伺っているのに、答弁のたびに違っていては論議になりません。私の三十分、全部これやっているわけですから、ちゃんと、本当に何と何を、確認させてください。もう人と人との言葉ですから、何...全文を見る
○阿部委員 今おっしゃったのは二点ですが、そしてプラス三十社問題ですか。
○阿部委員 本当に申しわけございませんが、たんびに御答弁が変わりますので、大変恐縮ですが、これ以降はさっきの速記録を確認させていただきたいと思います。  あと、私の持ち時間も五分と言われましても、今までの変幻自在の御答弁では、前後がつながりませんので。きちんと文章に起こせばわか...全文を見る
○阿部委員 そうであるならば、恐縮ですが、委員長、委員長が今お聞きになっても、私は、村田先生の、村田副大臣の御答弁は都度お変わりになると思います、正直申しまして。(発言する者あり)
○阿部委員 そのことを時系列に整理していただけますか。私は、やはり御答弁とはとても大事だと思います。  そして、何度も申しますが、本来要求した参考人がいらしてないから、これだけ副大臣に、本当に恐縮ですけれども、しつこくしつこく聞かざるを得ないわけです。私とて、やりたくてやってい...全文を見る
○阿部委員 皆さんに長いことお待たせして申しわけありません。  ただ、私が何度もこの貴重なお時間をちょうだいいたしましたのは、やはり先ほどの村田委員の御発言で、一回目の御答弁が、全般的な、議事録のあるなしということ、それから、これまでの発言の全般的な趣旨について確認をいたしまし...全文を見る
○阿部委員 そして、国会議員の答弁が、私は、一言一言がうそであってはならないと。その点についてお願いいたします。その最後の、発言の真意とは、だれがどこで発言したことを、どこで読まれたことですか。
○阿部委員 お答えにはなっておりませんので、この部分について、きちんと委員会で責任を持って副大臣の御発言として精査してください。
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私は、社会民主党・市民連合を代表して、本委員会に付託された金融機能の再生のための緊急措置に関する法律の一部を改正する法律案に反対する立場から、討論を行います。  冒頭、本案の反対に言及する前に、まず、今回の法案審議をめぐって...全文を見る
12月13日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  きょうは、閉会中審査ということで、貴重な一日、朝から御出席の諸大臣、関係者、そして各委員の皆さん、なかんずく委員長も、大変御苦労さまでございます。あともうしばらくでございますので、よろしくお願いいたします。  まず第一点目、...全文を見る
○阿部委員 できれば、そうした論議が、先ほど申しましたような国会の場でもう少しオープンに行われるべきだと私は思います。  増税というのは、入るをはかりて出るを制すのお話ではございませんが、必ずどこかには痛みというか、それを負担する側の問題が出てまいりますし、しかしながら、先ほど...全文を見る
○阿部委員 先ほど鈴木委員との御討議の中では、こういう枠内に入り込んでの、そこでの、どう使うべきか、あるいは削減すべきかという論議以前に、課税のそもそも根本をというお話がございましたが、私は、ここでは塩川財務大臣の土俵に乗りまして論議をさせていただこうかと思います。  今伺いま...全文を見る
○阿部委員 今、我が国の健康保険制度は、例えば、失業に伴い組合健保から、それを失いました後、国保に必ずしも行かない。収入がないから国保の掛金ということも、払うのがきついというような形で、健康保険システムからある種脱落していかれる方もおられますし、高齢者のこの高齢者医療制度における...全文を見る
○阿部委員 もちろん市場も好んで暗い評価をするわけではないのだと思いますが、恐らくやはりそれでも、さまざまな、戦後最大の失業率あるいはせんだっての短観の御報告、そしてまたこの間の銀行の赤字の決算、こう続いてまいりますと、明るくなさいと言われても明るくできる要因の方が実は少ないとい...全文を見る
○阿部委員 先ほどの御答弁の中で、短期的なものの事例がリストラというところしかなかったことはとても悲しく思いますが、と申しますのは、きょうの委員の何人かの御発言にもありましたが、やはり、人は働きたいと思い、それなりの役割を担って、例えば一家を支え、社会を支え、地域を支えております...全文を見る
○阿部委員 やはり国民の大切な予算を使うことでございますし、特に、先ほど冒頭申しましたように、小泉内閣の何よりの売りがこの公共事業ということについて広く見直していく。この川辺川ダムは、既につけかえ道路ができ上がっていましたために今回見直しの対象にはなっておりませんが、実は計画から...全文を見る
○阿部委員 せんだって土地収用法の改正がございまして、その中では、広くその土地の住民の意見等々もきちんと反映していくというお話もございました。  今の水産庁のお話は必ずしも新たな土地収用法の理念に沿わないのかなとは思いますが、また、時間との関係でそこでとどめさせていただいて、ぜ...全文を見る