阿部知子

あべともこ

小選挙区(神奈川県第十二区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数8回

阿部知子の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月27日第156回国会 衆議院 予算委員会 第5号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日、一月の二十七日は、日付で申しますれば、アメリカでも同じくことしの冒頭の国会が始まる、時差がございますので明日になりますが、その中で、ブッシュ大統領が所信表明演説をなさる。必ずやイラク攻撃のことも触れられるであろうという、...全文を見る
○阿部委員 今、坂口大臣に御答弁いただきましたケアプランに相当する支援計画を立てる自治体側の問題については、確かに大臣の御答弁にありましたように、本日午後、まあ、この間各自治体から、国のやり方が余りにも唐突であり、自治体の現状あるいは今後の見通しについて何ら確約がないということで...全文を見る
○阿部委員 私の質問予告の仕方も問題がございましたので、今の大臣の御答弁、必ずしも私がお尋ね申し上げたところにお答えではございませんが、恐縮ですが、時間が限られておりますので、多少角度を変えて伺わせていただきます。  これまでの国の基本的な事業計画の中で、障害のおありの方が在宅...全文を見る
○阿部委員 やはり生きていくことの保障をきちんと国が提示されない限り、穏やかな話し合いがなかなか持たれず、不要な対立が積み重なると思いますので、大臣の今の御答弁が現実に生かされますように。  そして、実はいま一つ、東京の北区に今度社会保険庁が新設する予定であった病院が突如、これ...全文を見る
○阿部委員 はい。  医療は地域を支える産業でもありますので、今の低迷した経済の中で、角度を変えてよろしく御検討くださいますように。  ありがとうございました。
02月12日第156回国会 衆議院 予算委員会 第9号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私は、本日、四点に大きく区分けいたしましてお伺いをいたしたいと思いますが、まず冒頭、一昨年の四月に法案の成立を見ました情報公開法についてお願いをいたします。  情報公開法は、今の小泉内閣にあっても、国民から見てわかりやすい行...全文を見る
○阿部委員 本当に遺憾、いかぬことだと思うのです。そして、そのいかぬ状態が最も多いのが、実は外務省と防衛庁でございます。  外務省、これは情報公開ということに関しましては、いろいろな不祥事が続発いたしましたが、外務省は、手続せず勝手に開示をおくらせたもの八件、三十日の延長期限を...全文を見る
○阿部委員 では、法の趣旨を守ってほしいと言われた外務省側の最高責任者である川口外務大臣は、この事態についてどのように省庁内に趣旨徹底なさいましたでしょうか。
○阿部委員 ただいまちょうど御答弁をいただきました事例に相当するようなものといたしまして、七二年の日米会談の資料というものを、米国側の情報公開請求に基づいて米国側から資料請求いたしますと、米国のものは出てきますのに、同じ会談の日本側のものと米国側のもので、日本側のものは今大臣がお...全文を見る
○阿部委員 続いて、防衛庁にお願いいたします。  防衛庁も同じでございまして、実は、手続をせず延長しておるものが十四件、三十日の延長期限を守らずが二十件で、計三十四件ございます。このことについて、防衛庁長官としてどのような部局内御指導を行っておられますか。お願いいたします。
○阿部委員 この場で御答弁いただくことが空約束では困りますので、もしも今後そうした、ある意味での法の精神に反するような事態が生じた場合に、その行政の担当責任者をきちんと処分なさるということの確約も両大臣にお願いいたします。  最初に、川口大臣からお願いします。
○阿部委員 やはりその省庁の責任者が、単に空約束で全力を尽くしますとかおっしゃるのではなくて、きちんとした行政上の仕事を職員に周知徹底し、なおかつ、実行されなかった場合は処分をもって臨むというくらいの覚悟がないと、なかなか、立ちおくれた国の情報公開はそれから以降進むことがございま...全文を見る
○阿部委員 本来、時間がございますれば具体的な事例で詰めたいと思いますが、少なくとも私が今防衛庁長官と川口外務大臣にお伝えした事例については、早急に対処をいただきますようにお願い申し上げます。  片山総務大臣は、お時間がございますので、ありがとう存じました。  引き続いて、イ...全文を見る
○阿部委員 では、もう一度、角度を変えて伺いますが、川口外務大臣は、一人の政治家として、日本の外交を預かる重要なポストにつかれた……(発言する者あり)政治家ではない、国民の信任を得ていない、そういう面もございますが、外務大臣として、この三カ国の共同宣言をどのように評価なさいますか...全文を見る
○阿部委員 きちんと私の質問に答えていただきたいと思います。この三カ国による共同宣言を外務大臣として前向きに評価するか否か、イエスかノーでお答えください。今のは、恐縮ですが、答えにはなっておりません。  それから、もう一点。確かに川口外務大臣は小泉総理によって任命された外務大臣...全文を見る
○阿部委員 諸条件が混乱しておるからみずから態度を決めずによいのであれば、我が国に独自の外交は必要ありません。  私が伺ったのは、もし川口外務大臣が、ドイツ、フランス、ロシア、中国、各国態度を表明しておりますが、このことへの態度表明を求められたら何とお答えになりますか。そして、...全文を見る
○阿部委員 日本がどのような外交努力をこのイラク問題にしておるかに関して、私は、ことしの予算委員会あるいは去年暮れからの補正予算の審議において、川口大臣から、本当に自分たちがどんな思いを持ってこの問題に積極的に努力しているかという姿を一度も見せていただいたことがないように思います...全文を見る
○阿部委員 外交は、生き物と同じで、動いているものでございます。ただいまの川口外務大臣の御答弁では、在京のイラク大使に二回働きかけ、なお二月の一日にイラクの臨時大使を通じてイラク側と交渉を行った。  この世界的な危機に立ち入らんとするときにあって、なぜ、外務大臣みずからが、ある...全文を見る
○阿部委員 自分の目的のために利用するか否かは、外交は駆け引きでございますから、我が国が平和への思いを込めてイラクに一歩一歩迫っていけばいいわけであります。最初からそのように決めつけて、イラクが悪なる意図を持って利用するかもしれないからと身をひるませていたら、このことは決して平和...全文を見る
○阿部委員 限られた時間ですし、私の質問に正しく答えていただきたい。私が伺ったのは、現在、ドイツ、フランス、そして中国、ロシアの支持を得て新たな共同宣言がなされて、そのことを受けてイラクでも、上空の飛行で偵察機の受け入れ等々を認める等、事態に変化が生じております。  おっしゃる...全文を見る
○阿部委員 イラク側が利用するから特使を出さない、そのような最終結果であれば、逆に、査察を何としてでもうまく運ぼうとする意思がないということですか。その一言をお願いいたします。査察は継続されるべきですか、否ですか。
○阿部委員 査察を続けることが大事であるから、ドイツとフランスそしてロシアは共同宣言を出したわけです。その査察を続けることが大事であるから出した共同宣言に、どのような評価をなさいますかというのが私の冒頭の質問でした。  今、極めて最終局面と言われるような重要な局面に来ております...全文を見る
○阿部委員 よろしく検討をお願いいたします。  最後に、一問お願いいたします。  本日提案いたしました患者本人三割負担の凍結は、実は、四月の診療報酬改定において当初予定していたよりも医療費に抑制がかかりまして、厚生省の試案よりも全体に医療費の額が上がらずに済んでいる。逆に言え...全文を見る
○阿部委員 そういうことの審議のために、ぜひともこの予算委員会でも取り上げていただきまして、きちんとした、国民に最大負担を強いないような形に結論づけられることをお願い申し上げて、質問を終わります。
02月18日第156回国会 衆議院 予算委員会 第13号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  前回、私は川口外務大臣にイラク問題で幾つかの質問をさせていただきましたが、本日もまた、緊迫した事態の中、熱心な討議が続けられております。  私が、先回並びに今回の討議を伺いながら、大変に失礼ですが、はっきり申し上げて、川口外...全文を見る
○阿部委員 今のようにだらだらだらだら、再三再四言っても、国民には伝わらないのです。だから、端的にと伺ったのです。  そして、さっき私、質問に誤りがありましたので、山花委員ではなくて首藤委員でありました。申しわけありません。その点は私が誤っておりました。  ただ、しかし、御自...全文を見る
○阿部委員 川口外務大臣は、よく小泉首相を惻隠の情で推測なさいますから、それは御自由です。私は、国民に対してはっきりと態度を示せ、考えを示せ、選択を示せということを申し上げています。  そして、例えば、ラムズフェルド長官が、核兵器も通常兵器だからという、こちらの与党側の声もあり...全文を見る
○阿部委員 そのために日本が何をするかということを聞いているんです。同じ質問を何回もいたしました、具体的に何をするかと。  そして、アメリカが例えばこれまで核兵器の使用を実際に控えてきた、アメリカは善意だからこれからも使用しないだろう、イラクは悪意だから大量破壊兵器として核も含...全文を見る
○阿部委員 今、政府がODAの援助国に対して行っている働きかけは、ODAの援助を受ける国々から見れば、例えばこの働きかけに協力的でなかった場合、次の年度のODAの援助はどうなるんであろうということを思わさせしめる可能性があるわけです。今、外務省のやっていることは、個別、鈴木宗男氏...全文を見る
○阿部委員 次年度以降の予算の姿を見させていただきますから、今の答弁はしかといただきました。  次に、森山法務大臣にお願いいたします。  きょう、私は、山花委員と森山法務大臣並びに中井矯正局長のお話を伺いながら、心底、我が耳を疑いました。理由は、既に、自傷による腹膜炎、自分で...全文を見る
○阿部委員 申しわけありません。結構です。ありがとうございます。
○阿部委員 もしも覚えておいでであれば、そのときの御答弁も覚えていてくださることと思いますが、少なくとも森山大臣は、初めて、今回の記者会見で、この死亡事例を知りましたとおっしゃっていますが、既に私が、十二月四日の時点だったと思います、その時に伺ったときにも、この件については検察庁...全文を見る
○阿部委員 消防用のホースであった事態が十二日に発覚する以前に、既に参議院の委員会でも衆議院でも、私どもの福島瑞穂、そして私が具体的事例でアナウンスし、あなたはそれぞれに、調べさせておりますと答弁し、その経過中に次々に、先ほど中井矯正局長おっしゃいましたが、報告を上げずによいと思...全文を見る
○阿部委員 今いただきました御答弁は、私が質問予告してございます、三年間の事例しかずっと求めても出ない、これでは、例えば特別公務員がこういう致死罪を起こしたときの公訴は七年間猶予があるわけですから、公訴にもたえられないから、より十年、きちんと保管中の記録を全部出してくれということ...全文を見る
○阿部委員 そのようなつもりで二カ月半も放置して、結果的には検察庁の調べによって明らかになるというのでは、法務省のそもそもの人権意識、そして人権を守るための仕事は何らなされていないということをみずからおっしゃったことにほかならないと思います。  私は、委員長にお願いがあります。...全文を見る
○阿部委員 しかしながら、お願いがございます。  これは、私どもが、きょうは山花委員が二回も質問に立たれました。そして私も、それを受けてここで質問に立ちました。今までおっしゃっていたことが全く虚構の上に成り立っていた。私は、わざわざ前回の十一月の委員会で質問させていただきました...全文を見る
○阿部委員 では、森山大臣は、去年から一貫してこのことはお心にあったのでしょうか。そして、お心にあったとすれば、一月の末に検察庁の方からそれなりの情報を得たとき、あなたは、すぐ迅速に行動すべきでしたが、どうして迅速な対処、もう既に二月十二日です。そして、メディアで初めて明らかにな...全文を見る
○阿部委員 そういうのを行政の不作為というのです。既にあなたは、何度も申しますが、十一月の私の質問に、適宜適宜の箇所で、つかさつかさで調べさせるとお約束なさっているわけです。そして、もしも、恐縮ですが、覚えていらっしゃらないなら、私はここで切りますから、きちんとした誠実な答弁をし...全文を見る
○阿部委員 きょうの何時間もの答弁が全くうその土台の上というのは、本当にこの国会の審議、何のためにやっているのかわからないと思います。よろしく御処置ください。
02月21日第156回国会 衆議院 予算委員会 第16号
議事録を見る
○阿部委員 ただいまの法制局長官の答弁も含めて、やはりこの場に一番欠けているものは、すべての基本は人間の生命であるという当たり前の、それも、受刑者の生命が奪われるような仕組みにしかなっていないということだと思いますので、私は、その観点から森山法務大臣にまずお伺い申し上げます。 ...全文を見る
○阿部委員 では、混同のないようにお願いいたします。  平成の十四年の五月に亡くなった方について、その方について最初にお知りになったのはいつですか。
○阿部委員 大臣、御自身の答弁がまた変わっています。ちょっと、お役所の人を横に置いてください。私は大臣に逐一きっちり伺いたい。  大臣、いいですか、もう一度答弁の機会を与えますから。平成の十四年の五月に亡くなった方について、初めてあなたがお知りになったのはいつですか。きちんと、...全文を見る
○阿部委員 いいですか、大臣。人間の死は、特にあなたが預かっている施設内で起きた人間の死は、そして今まで三年間でわかったものは五件しかないわけです。実はもっとあるでしょう。しかし、わかったものの五件については、ここでこれだけ論議がされているときに、せめてそれくらいのことを覚えるの...全文を見る
○阿部委員 今の答弁、しかと覚えておいてくださいね。  では、五月のケースは直後に犯罪性がわかっていたのですか。直後です。五月のケースが逮捕されたのは、たしか、前田容疑者、十一月だったかと思います。あなたは、五月のケースは二日後にわかっているのは犯罪性があったからだとおっしゃい...全文を見る
○阿部委員 では、もう一つ伺います。  十二月のケースに、この五月のケースにかかわった前田容疑者が関与していたかもしれないことは御存じでしたか。
○阿部委員 そこでまた、あなたが一回一回の国会質疑をいかにいいかげんに聞いているかということが明らかになってしまうのです。  同じ十二月の十日、荒木委員の質問に対して中井矯正局長が、十二月の案件、「その案件は今回逮捕された」、今回というのは五月事件です、「逮捕された刑務官は関与...全文を見る
○阿部委員 もうその一言で、大臣はやめていただいて結構です。  うっかりしていて人の命が忘れられて、繰り返し殺人が起きて、情願すら踏みにじられて。この国で刑に服するとは、刑に服することすらできないんです、殺されるから。その長があなたであります。私どもは、何回もむだな審議をここで...全文を見る
○阿部委員 注意しても注意しても、きょう私がまた新たなことを指摘しなければ、あなたの意識には上らない。もう私たちは、その繰り返しは、人権のためにも命のためにもできないのです。その役割をあなたに任ずることはできないのです、受刑者の命のためにも。  私は、いま一点、あなたのその感性...全文を見る
○阿部委員 では、先ほど来問題になっている鑑定書を出していただきたい。  ただしかし、私は、大臣、あなた、とても人間としての品格を疑います。きちんと毎回答弁されて、真っ逆さのことを言っているというのは、普通に日本語を理解できる文脈をお持ちの方だったらわかるはずだと私は思うんです...全文を見る
○阿部委員 そうであるならば、矯正局長は報告はしていないという御答弁ですから、それを言うとまたうそになりますから、ちょっと、幾つもうそが重なるともう大変になりますから、やめてください。  そして、それでは、鑑定書そのものを見たか見ないかじゃなくて、あなたが刑事局長が伝えた言葉を...全文を見る
○阿部委員 何度も申しますが、やり直せることとやり直せないことがあります。これだけ事件が重なり、先ほども申しました、五月の、九月の、両方です、事件に関与したと言われる前田容疑者が実は十二月の事件にも関与していたことは、矯正局も御存じでした。十二月十日の答弁で、みずからおっしゃって...全文を見る
02月26日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  冒頭、今後の審議運営について、委員長にもお願いがございますが、四野党共同提案という形で、サラリーマン本人医療費窓口三割負担凍結法案を、四野党、出してございます。  実は、私は本日午前中に財務金融委員会で質疑をいたしましたが、...全文を見る
○阿部委員 二問目でございます。  実は、この予定されております社会保険北病院の院長は、たまたまでございますが、私の先輩に当たりまして、この間、私にいろいろな苦しい思い、と申しますのも、新規採用の方をお約束したり、自分が夢を語って若いお医者さんたちを、ここで地域医療で頑張ってい...全文を見る
○阿部委員 ここではそれ以上詰められないのですが、私は、個人的に思いますには、せんだっても問題になっておりましたC型肝炎のキャリアの問題も含めて、今、国の医療政策上も、C型肝炎がきちんとした国の医療の中で保障される体系というのがなかなかございませんで、特に、今、C型肝炎のセンター...全文を見る
○阿部委員 恐らく、当局から聞きましたので、二千万試算は変わりないと思いますが、とにかく、むだにお金を捨てていかないで、むしろ投資して、地域活性に生かしていただきたいとお願い申し上げます。  あとは、医療と人権ということで幾つか大臣に御答弁をお願い申し上げたいと思います。  ...全文を見る
○阿部委員 強くその見識を持って臨んでいただきたいと思います。  もう一点、いわゆるカルテ開示でございますが、これは三年間の検討をしてきて、もう三年目、三年終わろうとしております。やはりこれも検討会にかけられておりますが、検討会の担当の厚生省の方をお呼びすると、まだまだ玉虫色の...全文を見る
○阿部委員 きっと高原局長も同じ御答弁だったと思います。そして、恐らく高原局長の方がもう一歩出ておられて、御遺族への開示についても厚生省令で積極的に取り組んでいただいていますから、ぜひぜひぜひその方向に、これは、例えば医師会の皆さんは、カルテの書き方も統一しないから開示できないと...全文を見る
○阿部委員 私は、検証会議が幾ら検証しても、人権侵害だとよそから指摘されるような検証会議では役に立っておらぬということを一言申し添えまして、終わらせていただきます。ありがとうございました。
02月26日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  通知してございます質問の順番を変えさせていただきまして、きょうは日銀の速水総裁に御無理を申し上げまして、お時間をちょうだいいたしましたので、速水総裁への御質問から始めさせていただきます。  この間、日銀の新総裁並びに副総裁人...全文を見る
○阿部委員 金融行政の評価は、恐らく、短期的になされるよりは、歴史を振り返ったときに、おのおのの評価がつくものではないかなと私は考えております。そういう観点に立ったといたしましても、今速水総裁のこれまでやってこられたことのお話も伺い、また、せんだっての質疑の折にも、世の中でインフ...全文を見る
○阿部委員 私があえてこの文脈の中で、円安を例えば政策的に誘導してはどうかというふうな意見もある中で、速水総裁の見解を伺いたかったのは、今、地政学的という言葉が使われるときは、かなり戦争時のリスクという、当然その地域の持つリスクということで好んで使われておりますが、例えばですが、...全文を見る
○阿部委員 私は、逆にそれゆえ、なるべく平時を保つような経済の仕組み、あるいは金融の、お互いの信頼がこれからの世界の基盤になると思うのです。  今、アメリカがイラクに対して武力攻撃に出るということは、ブッシュ大統領がサダム政権をどういうふうに見るかという、極めて政治的、軍事的な...全文を見る
○阿部委員 よく聞き取れなかった部分もあるのですが。  速水総裁は現総裁でありますし、この業務委員会の発足も既に現実になっておるというふうにメディア報道では、私もじかに聞いたわけではないのでわかりませんが、でございますので、その委員会の性格とか期待されるものについては、これは質...全文を見る
○阿部委員 今の大臣の区分けを使うと、私も、未発、それが起こらない方向にぜひとも、日本も実はもっと働きかけられるやり方があると考える者の一人です。  しかし、今の政府の既存の方針は、国連安保理に提出される、アメリカの武力攻撃をも含む一連のイラクに対しての対処に賛成なさる立場をと...全文を見る
○阿部委員 私は、単に空想的に戦争がなければいいと思っているわけではなくて、塩川大臣のおっしゃったように、大量破壊兵器も含めた軍縮にいろいろな手段がある、ただ、その手段に武力攻撃ということを加えないでほしいと思うだけであります。まだまだやれることはあると思うし、核軍縮も含めて日本...全文を見る
○阿部委員 竹中平和担当大臣というふうにいたしまして、経済側面からも絶対にこのイラク攻撃がないように御尽力いただきたいと思います。  私は、この間のドル売りや、あるいはポンドも売られておりますところを見ますと、おっしゃる多面的な側面というのは、世界じゅうが本当に、戦争を起こさん...全文を見る
○阿部委員 一番の不確実性をなくすのはやはり武力攻撃をしないということだと端的に思います。果たして、この武力攻撃を含めて、アメリカが行動した場合に、戦費の負担、あるいは最近はやりの戦後処理、何かたたいてから処理するというところで、日本は特に戦後処理関係の財政支出を求められるこれま...全文を見る
○阿部委員 何度も申しますが、考えなくて済むように、くれぐれも内閣一体となって行動していただきたい。いろいろな試算がございますが、一たん軍事的なものが起これば、非常に短期的といっても幅があります。日本の負担分が一・八兆円ではないかという試算をなさる方もおられるわけです。そうであれ...全文を見る
○阿部委員 私もまさにそうだと思うのです。今、富は偏在し、アメリカでもそうですが、一部の非常に富裕層と貧困層の間にあった中間階層が貧困化していくということが極めて国を不安定にしていると思うのです。制度として、配偶者特別控除並びに配偶者控除そのものに我が党は対案を持っておりますが、...全文を見る
02月27日第156回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
議事録を見る
○阿部分科員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  冒頭、ちょっと私は委員長に教えていただきたいことがございますのですが、きょうは朝から、委員長、その席で大変に重責を務めていらっしゃいますが、こちら側には、委員席、どなたもおいでにならないのですね。私は、分科会と申しましても、...全文を見る
○阿部分科員 本当に御苦労さまです。  引き続いて、質疑に入らせていただきます。  私は、この間ずっと連続して、名古屋の刑務所で起こりました、御本人の死亡二名を含むこれまで明らかになりました、三名の公務員による暴行致死の問題を取り上げて質疑を重ねております。  今の今野委員...全文を見る
○阿部分科員 では、先ほど委員長のお許しを得て配付させていただきました資料を使わせていただきます。  私の資料は三枚ございますが、この間明らかになった三例を時系列に並べましたものと、あわせて特に私は、本日、死亡という、死人に口なしでございまして、死して声は発することのできない方...全文を見る
○阿部分科員 そういたしますと、今のを伺いますと、司法解剖に付される例は、何らかの死因について、検視を行いました段階で、犯罪の有無は別でございますが、より究明をしなければならないという認識に立たれたというふうに受け取りますが、そうした司法解剖事例について、おのおの司法解剖がなされ...全文を見る
○阿部分科員 答弁が長かったので、確認をさせていただきますが、私の伺いました、今教えていただきました四例について具体的にお願いいたします。  今、仕組みはお話しいただきました。そして、司法解剖の結果のはっきりしないもの、いわゆる、司法解剖した結果、御病気であっただろうと思われる...全文を見る
○阿部分科員 私は、やはり、何度も申しますが、拘束下の死亡で、通常に亡くなるわけではないわけでございます。そして、司法解剖に至るということは、その時点で何らかの事件性なり問題があると考えなくてはいけない、疑わしいものであるわけですから。それについて、司法解剖、何例でしたかとお伺い...全文を見る
○阿部分科員 御答弁を確認させていただきますが、四例について、詳細に、必要がないとはおっしゃいませんでしたが、知る立場にないということですが、少なくとも二例は御存じですよね。だって、おととしの十二月と、それから五月の事例は、司法解剖がなされて、その事件性が捜査中でありますから、今...全文を見る
○阿部分科員 この三年間に、今捜査中の二件以外に四件も起こっては困るわけで、これは本当に、何件、件とか言いますけれども、一人一人死んでいるんですから、それくらいの緊張感を持って私は答弁してほしいです。普通に考えたって、司法解剖四件、この三年間といったら、当然、今問題になっている二...全文を見る
○阿部分科員 続いて、矯正局長にも同じ御質問をいたしますが、司法解剖に付されたうち、矯正局長として、解剖の報告書なるものを、知っておられるものは何件ありますか。
○阿部分科員 まあ、立場にはございませんが、例えば名古屋のホース事件では、これは中井局長の御答弁ですが、司法解剖の解剖の鑑定書の結果も、担当の者がメモ書きのように書き取ったものも含めて報告を受けたと、せんだって御答弁でございますが、これは違いますでしょうか。もう本当に、もうこれを...全文を見る
○阿部分科員 私は、そういう、たまたまとか又聞きとか、システムに組み込まれないものは絶対に死者の権利を守ることができないと思っております。先ほどの矯正局長の答弁でもそうでございましたが、四か二かわからない。そして今、中井局長は、たまたまと。たまたまいなかったら情報は、例えば矯正局...全文を見る
○阿部分科員 これまでのルールに従ってやってきたことが死を生んだという認識を持っていただかないと、死して浮かばれることがないと強く思います。  そして、死の陪審制度というのは、諸外国でも既に実施されておりますところから、特に日本の刑務所は、国際的にも、入管もそうですが、問題にな...全文を見る
○阿部分科員 続いて、中井局長にお伺いいたしますが、五月の事例については、この受刑者が亡くなられましたときに、担当の刑務所で御家族を呼んで死亡状況を説明されております。これは中井局長御答弁ですが、このときに革手錠の使用等を伝えていなかったと、御家族には。虚偽に結果的になるわけです...全文を見る
○阿部分科員 補足はお受けいたしますし、それゆえに私は、死が第三者も交えたきちんとした権利擁護の機関でチェックされなければならないと申しておりますので、別に御答弁に異議はございません。現状のままでは、何ら死はきちんと検証されないと言いたいだけですから。  それから、御家族の件で...全文を見る
○阿部分科員 私は、それをみずからやるくらいの感性を持っていただきたいと、矯正局をお預かりの方には。例えば、私は病院を預かっておりまして、病院で人が亡くなります。御家族にどう説明しよう、どう思われるだろう、そのことは、本当に死の起こった瞬間、私は、大きな私の役割になってくるわけで...全文を見る
○阿部分科員 だからこそ、人権擁護局のあり方、このままじゃ、事件になって報道されて初めて、その前にこの受刑者は何回もSOSしているんです。SOSしたら何回も暴行を受けて、瀕死になって運ばれて、事件になって初めて擁護局に、これは相談がいくというよりも、もう事件が発覚して新聞にわかっ...全文を見る
○阿部分科員 その程度のものであるということは理解しますが、それでは受刑者の人権は守られず、なおかつ死者は声を上げられないわけですから、そのためにも、これから人権擁護法案の審議もございますが、現状のものは全く機能せず、不十分どころか、このような事態があっても、具体的な事例があって...全文を見る
02月28日第156回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
議事録を見る
○阿部分科員 社会民主党の阿部知子です。  本日は、福田官房長官にお越しいただきまして、私の地元となります藤沢と、それに隣接する寒川町という町でこの間起こっております、毒ガス、戦争中に相模海軍工廠という毒ガス兵器を作製する工場がございまして、そこで廃棄した毒ガスが、戦後五十七年...全文を見る
○阿部分科員 それでは、概略を御承知であろうと思いますが、一九四三年から、特に、現在大変に問題になっております大量破壊兵器に当たりますところの化学兵器をつくっておりました工場で、その地域の学徒を動員いたしまして、現在、湘南高校と言われるような高校とか、幾つかのいわゆる旧制中学の若...全文を見る
○阿部分科員 例えば、二月四日に明らかになりましたことは、官房長官が今おっしゃいましたように、道路のところではなくて、ちょっと道路の外側でやはり割れたビール瓶が発見されておりまして、今の国の手順ですと、まず道路の部分からやっておるんだよというお話でありますが、やはり汚染地域はより...全文を見る
○阿部分科員 大変ありがたい御答弁で、実は、内閣官房に本当に担当していただきたいので、きょう御質疑をさせていただいているのです。この相模海軍工廠に関しましては、一九九九年に、その工廠に勤めておった、あるいは廃棄に携わった方たちの健康障害について、国は毒ガスによる障害者の補償という...全文を見る
○阿部分科員 私の質問の趣旨がちょっと御理解いただけなかった分もあると思うのです。  私は、現在まだ御存命で当時の状況を知る方もおいでなので、せめてそこの部分は聞き取って、少なくとも、得られる情報からどのような廃棄の実態であったかということをおまとめいただく省庁は内閣官房ではな...全文を見る
○阿部分科員 再度主張するようで恐縮ですが、聞き取り調査等々は内閣官房がやはり率先しなければできない事項で、事が起きた後の事後処理を内閣官房がどこにきちんと指令を下すかということとあわせて、両輪ですので、よろしくお願い申し上げます。  そして、あと、実際に健康被害を受けた方たち...全文を見る
○阿部分科員 では、これも確認で短目にお願いいたしますが、その九名の方は状態として大分改善されておるのかどうか、国土交通省の方にお願いいたします。
○阿部分科員 せんだって私はこれを厚生労働委員会でも取り上げまして、労災扱いで扱い切れないところ、例えば後遺症が残り、労災の一定の休業給付とか、そうしたものが打ち切られた場合に、残余の部分は国として責任を考えていくという御答弁を厚生大臣にもいただいておりますので、そのような方向と...全文を見る
○阿部分科員 今御答弁をいただきましたように、かかわる省庁が、外務省、国土交通省、厚生労働省と多岐にわたっております。現在、神奈川県では、県警で、例えば大量で、もしまたこういうイペリットというガス等が見つかった場合の出動形態なども討議するというような、総務省にもかかわるような部分...全文を見る
○阿部分科員 もう一点だけ、御答弁いただきたいのですが、私は、同じ質問を二月の十二日の日に、逆に川口大臣に特使を派遣してはどうかというふうに予算委員会の場でお伺い申し上げました。そのときに川口大臣の御答弁は、イラクに特使を派遣することを考えはしたが、イラクを利することになるので派...全文を見る
○阿部分科員 私は、問題は二点あろうかと思います。それは、日本の国の外交姿勢に関してですが、川口外務大臣にも二月の十二日の御質疑で申し上げましたが、いわゆる国民に対しての説明責任、何を国民に対してメッセージしながら外交を行うかという場合に、基本的な認識として、二月の十二日、あのと...全文を見る
○阿部分科員 私は、極めて正確に伝えているつもりでありますし、後ほど、福田官房長官、私の今申しました質疑の議事録をよく読んでいただければと思います。私は、大量破壊兵器は廃棄しなければいけない、そのために信頼を醸造して、そのことに向けて真摯に日本が働きかけなければいけない、安易に敵...全文を見る
03月19日第156回国会 衆議院 経済産業委員会 第8号
議事録を見る
○阿部委員 では、引き続きまして、社会民主党・市民連合の私、阿部知子が残りの三十分のお時間で質問をさせていただきます。  まず、本委員会が経済産業委員会ということでもあり、また現下の日本の産業構造のある意味で活力ある再生ということを目指した今回のこの法案の大枠が見えますように、...全文を見る
○阿部委員 私がこの文面から読み取りますところによれば、過剰供給構造というのは、今平沼大臣が御答弁の、例えば一つの企業内の企業部門とかあるいは企業とか、そういう個別のものをターゲットにした意識というよりは、むしろある産業構造、産業分野、ある意味での事業分野、もう少し幅広い認識とい...全文を見る
○阿部委員 私は、どちらかというとというか、はっきり申しまして、今回の法改正が極めて中途半端に終わっていると思いますし、ある意味では、銀行救済、ゼネコン救済的なものにも走りやすいし、ある意味では、企業の自主性に任せるということにおいて十分機能し得ないで終わるかもしれない。そして、...全文を見る
○阿部委員 今、谷垣大臣のお話の中にも出ましたけれども、企業再生等ではアメリカは日本よりもある意味で歴史と実績があり、そこでRTC等々でも、企業再生にかかわるためのそれなりの人材はオン・ザ・ジョブ・トレーニングをやりながらしか育ってこなかったということでもあろうかと思います。 ...全文を見る
○阿部委員 それを担われます人材がどのくらいおいでかということと、その方々のおのおののキャリアについて、もし御答弁いただければお願いします。
○阿部委員 恐縮です。ちょっと聞き漏らしましたが、出向されているということは、原籍はどこか民間企業におありで出向していられるんでしょうか。今そのように聞こえたので、ちょっと確認です。お願いします。
○阿部委員 そのあたりが私も透明性とか公平性とか案じますところで、もちろんそういうノウハウをお持ちの方が今までは銀行等々しかおられないということもありますけれども、余りに実際の実務サイドがそういう部分に偏ってくれば、当然ながら、やはり本当にこの案件はフェアに処理されたかなというこ...全文を見る
○阿部委員 これは、何度も申しますが、産業再生機構をおつくりになるときにも同じ問題が私はあると思いますので、透明性、それからその方たちの本当に偏りのない業務がどうやって保証されるかということで、御検討をいただきたいと思います。
○阿部委員 日本の社会はまだまだ人脈社会でございますし、その意味で、国民が今一番この産業再生機構ができたとしても案じているのは、銀行サイドの一方的な情報の操作、あるいは銀行救済のためになりはすまいかという本当に平易な疑問ですが、私は当たっていると思うんですね。それからもう一つは、...全文を見る
○阿部委員 再生という流れが強く打ち出されるのがいいことはもちろんなわけですし、それから、現実にRCCも、先ほどおっしゃられたように、百二件既に処理し、百三十件ウエーティングだということで、鋭意努力中なわけです。  私は、先ほどの谷垣大臣の御答弁を伺いながら、何だか、それだけの...全文を見る
03月19日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  残り十分のお時間をいただきまして、きょうは、戦没者の遺骨収集並びにその後の埋葬問題について私の質問をさせていただきたいと思いますが、冒頭、現在のこの審議の場も、アメリカがせんだってイラクへの武力攻撃を現実的には宣戦布告に近い形...全文を見る
○阿部委員 さすが大臣の御見識と思いますし、本当にそのように努力していただきたい。  私が昨日要求いたしました資料でも、平成十二年度、十三年度、十四年度と遺骨収集の数は、平成十二年度千三百三十九柱、十三年度二千七百十柱、十四年度二千五百三十柱と、ややふえておる。ただし、これは旧...全文を見る
○阿部委員 名前がわかったかわからないかで、その方の個人の尊厳が異なるわけではないと思います。特に、お名前がわからない、あるいはわかっても遺族に引き取り手がない方が、これまで、何度も申しますが、ブレンドされてまいりましたので、個体性を、きちんと分けられるものは個体として埋葬してい...全文を見る
○阿部委員 御遺族も年々御高齢化しておりますし、歯の一かけあるいは小指の一本からでも今はDNA鑑定できる時代でございますから、早急な周知徹底と、そしてなお、私は、どのような小骨であれ、もしもそれが一人のものとわかれば、すべて個として埋葬していただきたい、そのための墓地のあり方とい...全文を見る
04月02日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  酒をめぐって、熱い論議か、はたまた迷走かというお話を伺いながら、私は、この季節、やはりお酒と申しますと一番相性がいいのは桜。ちょうど今桜も見ごろになっておりますが、とても桜を見ている気分ではない。やはり世界情勢も我が国の経済も...全文を見る
○阿部委員 為替への注視という御意見は先回も大臣お述べでございましたし、私は、逆にその点はもう当然でございますが、先ほどお話ございました原油の価格、私のいろいろ調べました限り、石油製品の製品価格の方にその上昇が上乗せできないところで日本経済への影響もまたこれあるやと思いますし、ま...全文を見る
○阿部委員 ただいまお教えいただきました事例は、いずれも子供、飲酒した側の子供が端緒になり、それを売った業者を手繰っていくという形になっておりまして、例えば、ある業者が子供に販売している現場を見つけてというか、何らかの形で警察庁の方から能動的に、これはイラクが能動的に廃棄しないの...全文を見る
○阿部委員 そうなりますと、極めてざる法だと言わざるを得ないと思うのですね。確かに、子供がそこで酔っぱらって、あるいは騒いでいて、何らかの事件を起こして、そこから後追い的にやっていくというふうな方法で、逆に社会的な規制を大幅に緩和したときには必ず混乱が起こってくると思うのです。 ...全文を見る
○阿部委員 あえて御答弁、ありがとうございます。しかしながら、それはちょっと勉強はいたしましたので、わかっておるつもりで、私が言うのは、子供がたくさん酔っぱらって、その子供の数がふえて、そこからしか手繰っていけない糸であればこれは余りにも不十分であるし、また、大正十一年の法律制定...全文を見る
○阿部委員 それではだめなのではないかというのが私の質問です。  そもそも、今回のこの酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律の中では、先ほど御紹介しましたように、表示の義務違反があればその者を公表することができるということを伴った法律なわけです。一方、販売に関しては、未成年に売...全文を見る
○阿部委員 行うものもございますではなくて、ちゃんと警察庁と連携をとられて指導が行われてしかるべきですし、私はやはり公表ということも考えられるべきだと思います。  そして、警察庁には先ほどに戻ってのお願いですが、こうした販売がコンビニで多いのか、あるいは酒類を従来から取り扱って...全文を見る
○阿部委員 人の質問は聞いてから答えてください。私は深夜の販売をどのように指導していますかと聞いたのに、七項目とか何項目とか、本当にふざけた答弁ですよ。あなた方、私はきのうこれも質問通告してありますから、それでいて、何にもやっていないという答弁ですか、それは。
○阿部委員 それでは平成十二年の八月のこの施策大綱から一歩も進んでいないし、なかなか難しい、なかなか難しい、なかなか難しい。検挙も、酔っぱらった子供を捕まえて、おまえどこで酒を買ったんだという追及方式しかないということで、社会が子供たちを守るという観点が全く欠落していると、私は心...全文を見る
○阿部委員 終わります。
04月09日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  皆さんも、本日の長時間の審議、大変御苦労さまです。そして、法案の審議に入ります前に、二つの事項にわたって、特に坂口厚生労働大臣に厚生行政全般にかかわる視点からの御答弁をお願いしたい点がございます。  一点は、せんだって三月十...全文を見る
○阿部委員 今、二点にわたってお答えですが、条理上という表現があいまい性を含むと。  しかしながら、先ほども申しましたように、より大きな判断に立てば、どうやって本当に幼い子を持つお母さんたちに安心してワクチンの接種を受けていただけるか、この信頼性を失うことの大きさの方が私ははる...全文を見る
○阿部委員 高原さんの今のような答弁で、本当に予防接種行政を国民が安心して受けてくれるかどうか。今、インフルエンザの予防接種禍の問題も随所で起きておりますから、あわせて今後問題にさせていただきますが、千六十五人以外にも認定漏れあるいは可能性のあるというケースもございますし、一つだ...全文を見る
○阿部委員 今、大臣、初期とおっしゃいましたが、先ほど私が挙げた二〇〇二年の十一月、和歌山の事例もございますので、現場では周知徹底されておらぬということを御理解いただきまして、やはり人が本来助けられる場の医療ですから、急がれてドナーとなることのないように、周知徹底をお願いいたしま...全文を見る
○阿部委員 鴨下副大臣にも先ほど御答弁いただきましたし、ただ、やはり地域の病院にかかるというのは、会社の方はもうやめちゃっていたりしますから、なかなか企業の産業医のところには行けませんし、地域の病院にかかるまではいかなくても、本当に九割以上がうつだと思います。仕事がなくなってるん...全文を見る
○阿部委員 ぜひそうしていただきたいと思います。一五%や一六%では、幾ら私立大学の教員だから失業しないといっても、これから子供の数は少なくなり、大学も倒産の危機はいっぱいあるわけですから。  それといま一つ、いわゆる国立大学、独立行政法人化されました場合に、これまでは公務員に準...全文を見る
○阿部委員 先ほどの私立大学の教員の方とあわせて、繰り返しになりますが、基本的にセーフティーネットを広く張るということに尽力いただきたいです。  あともう一点、これはいろいろデータを出してくださいと申し上げましたが、なかなか当局から御答弁がいただけませんで、いわゆる事業者数、一...全文を見る
○阿部委員 何でもそうですが、セールスとか、物を成り立たせようと思うと、どこに芽があるか、どこに必要性があるか、そしてどういう働きかけをすれば、とにかく、セーフティーネットである限り、社会みんなで支えていかなければ成り立たないというのが原点ですから、何度かこの件は部屋で質問取りを...全文を見る
○阿部委員 私も大臣と基本的認識は同じで、女性たちが自分なりの収入に応じて保険料を払いながら、社会保障をしっかりと二十一世紀サイズにしていくということは、非常にこの国の未来にとって大事と思いますので、そのようにお進めいただきたいのと、さらに、先ほど申しましたように、さまざまな業務...全文を見る
○阿部委員 基本的に今の御答弁に賛意を表しまして、最後に一問だけお願いいたします。  いわゆる研修医問題でありますが、既に参議院で朝日俊弘委員からも御質疑があったと思いますが、新聞紙上報道によりますと、市中病院の当直業務が現状の研修医抜きには回らないために、研修医に当直をやらせ...全文を見る
○阿部委員 電話相談等で、患者さんも診ないで不適切な指示が出ている事例もございます。先ほど問題にした古川市立病院の脳死、ドナーになった方も、研修医がオーベンと言われる当直の先生に連絡されたけれども、来たのが朝の五時で、そこまで放置されて、研修医の単独診療でした。  非常に医療ミ...全文を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  まず最初に、紀陸参考人にお伺い申し上げます。  極めて抽象的な問い方ですが、日本の企業は、企業にとって人は財産だと思いますが、人をどう遇したいと思っているかということで、これは労働者への企業サイドからのメッセージにもかかわる...全文を見る
○阿部委員 ぜひそうあってほしいですが、先ほど来何人かの委員の御指摘で、若年者の失業率が日本でも高まっていますし、全く職歴を持たない若い人たちがどんどんどんどんふえてくるということは、これからの中期的な労働市場を考えた場合でも、だんだん就労人口は減って働き手は減ってくる中ですから...全文を見る
○阿部委員 私どもも漏れ聞きますし、また多少は経験いたしますけれども、やはりこの中堅層、中間層が、精神的なストレスも含めて、かなり健康を害している場合も多く、そのインセンティブというのはいい方に働けばいいですけれども、悪く働くと落後感を伴ったりさまざまに、うつにもなってまいります...全文を見る
○阿部委員 私もちょうど団塊世代ですが、では、引き続いて中村参考人にお伺いいたします。  今の企業サイドの、これから五年をかけてむしろエージレスに働くような形に持っていきたいというお話ではありましたが、労働者サイドから見て、そのあたりの企業サイドの取り組みと、また、労働者サイド...全文を見る
○阿部委員 引き続いて、今の中村参考人にお伺いいたしますが、参考人からちょうだいいたしました資料を拝見していまして、ハローワークの前で行った調査の中で、失業を二、三カ月して一番声の高かったのが社会保険負担の減免であるということでありましたが、具体的には、以前に健康保険の問題で民主...全文を見る
○阿部委員 ぜひ必要とされる部分と思いますし、私どももまた、御指摘いただければ国会審議の中に取り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  最後に、大須参考人にお願いいたしますが、これは諸外国との比較でも構いませんが、私、午前中も伺いましたが、日本が、勤労者の中...全文を見る
○阿部委員 我が国の社会の安定感、安心感のためにも、今いただいた御指摘を踏まえて、さらに論議を深めたいと思います。ありがとうございました。
04月16日第156回国会 衆議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。引き続いて質問をさせていただきます。  福田官房長官が、本来出てくる場所でもないし、あと三時までだしと言われていますので、早急に、ぜひとも、せっかく来ていただきましたのですから、福田官房長官にやはり冒頭お伺いさせていただきます。 ...全文を見る
○阿部委員 その認識が、いわば同時並列的にスタートしていないと問題が生じやすいということもよくよく御理解の上での御答弁と推察いたしますので、本来はあと一問お願いしたいのですが、お時間でございますので、またの、来ていただけることを心から期待して、とりあえず、ありがとうございます。ま...全文を見る
○阿部委員 厚生労働省において検討されているカルテ情報開示等の検討会も、三年目に入りましても、実は明確な前向きの方針というのは、まだ答申としても出ておらないわけです。  先ほど私が申しましたように、開業したてとか、そこでも、医療ミスとか事故とか、何らかの情報を個人が求める場合も...全文を見る
○阿部委員 今松田局長の御答弁のように、その被告の所在地であると。今松田局長は、だんだんだんだんその所管を地方に、地方分権の時代で分権していくのだから、これからは近づいてくるだろうという御答弁ですが、今この法案がスタートした途端にやはり問題は生じ得ることなわけです。  ここを、...全文を見る
○阿部委員 裁判管轄の問題は、それはそれとして司法改革の中で十分論じていただく必要もあるかと思うんです。  今の片山大臣の御答弁の中で、個人情報保護のことについては医療と教育が圧倒的であろうというお話で、さはさりながら、私が申しましたように、圧倒的であっても、それ以外の事例とい...全文を見る
○阿部委員 そういう御答弁であれば、ぜひ個別法を早急に今おっしゃられた分野で準備していただくというふうに承りましたので、承っておこうかと思います。  次の質問もできれば片山大臣にも御答弁いただきたいので、いましばしおつき合いいただきたいのですが。  外務省の北島官房長にお伺い...全文を見る
○阿部委員 そのような外務省の文書を受けて開示要求を取り下げた方は、一件も実際はなかったわけです。受け取られた方も、当然、あ、情報公開ってやっているのに、こんなふうな運用のされ方をするんだと、非常に不透明感を高めたと思います。  私は、この点について片山大臣に、前回の、開示のお...全文を見る
○阿部委員 外務省が多いのは、開示延長も多うございましたし、不開示も一番多いのでよくわかりますが、ただしかし、今のように、大臣のようにおっしゃると、暇な省庁は早く開示をして、忙しいところは遅くなるというふうな向きにもとられますし、あるいはまた、悪意はなかったんだと言われれば、それ...全文を見る
04月18日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第10号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。皆さんも、極めてお忙しい時間、遅くまで御苦労さまでございます。あと四十分弱ですが、よろしくお願い申し上げます。  私は、食品安全基本法の制定と食品衛生法の抜本的な改正ということがうたわれております今回の改正に当たって、冒頭、坂口大...全文を見る
○阿部委員 ただいまの大臣の御答弁の中にもございましたが、思いもかけないことが起こるのは、例えばカネミ油症や森永の砒素ミルクのようにいろいろなものが混入してくる、あるいはBSEのように既知の感染症ではない未知の感染症がそこに発生する、そしてもう一つの大きな点は、環境要因が極めて現...全文を見る
○阿部委員 貴重な御答弁をありがとうございます。  引き続いて、重金属問題では、やはり我が国の戦後の最大の重金属の汚染である水俣病問題、これは、チッソの水俣工場が海に流した重金属である水銀が魚に行き、それが魚を食することで人体に影響を及ぼしてまいりました。  果たして、今後こ...全文を見る
○阿部委員 恐縮ですが、一九五七年二月の二十六日に熊本大学が、もともとこれは、熊本大学の研究班が一九五六年に魚介類による重金属類の中毒だという報告を出しましてから、その当時からもう既に食品衛生法の適用が必要ではないかという論議を上げてございましたが、当時の認識がそのようでなかった...全文を見る
○阿部委員 私は、あえて言えば、さかのぼってでも起きた出来事は、人間はみんな環境の中に、生態系の中に生きておるわけです。めぐりめぐって生態の連鎖の中で魚や貝を摂取して、人間を食う人はおりませんので、最終蓄積物が人間になってくるわけです。今、ダイオキシン問題でも同じことでして、焼却...全文を見る
○阿部委員 何が大きく違ってくるかと申しますと、食品衛生法で取り扱われて、広い範囲で設けた食中毒という概念に立ちますと、即座にその製品ないしは何か原因物質の排除、禁止ということに向かうわけです。ところが、その認識がないと、原因がわかるまで、わかるまで、わかるまでと先延ばしされて、...全文を見る
○阿部委員 この件につきましては、次回、金子哲夫の方も質疑いたしますので、大臣も勉強してくださいまして、でも、私が一点言いたいのは、本当に、ここで異変が生じたとあったら、とにかくとめていただきたい。その迅速さがないと、怪しいもの、あるいは犯人がわかるまでほっておいたら、汚染は果て...全文を見る
○阿部委員 今の高原局長の御答弁は、クロイツフェルト・ヤコブ病として発症してきたものの中から、人畜共通感染症のBSEからきたものと思われるものを出てきた患者さんの中から拾っていくという手法で、いわば後方視的といいますか、事が起きちゃってからそこから見つけていこうという手法にとどま...全文を見る
○阿部委員 言葉で言えばそういう答弁なんだと思うのですが、何度も言いましたが、サルモネラ菌の場合は、人間が先に発症して、そしてたどっていくと輸入鶏の問題が出てくる。これが多剤耐性のサルモネラ菌なんですね。要するに、抗生物質が余り効かない。こうなってまいりますと、実は、家畜伝染病予...全文を見る
○阿部委員 大臣も御指摘のように、既に食品衛生法の中でも幾つかの項目はおもちゃについても準用されておるのです。今大臣がおっしゃったように、四条の二は新開発食品の販売禁止というところで、安全性の確証がないものを含む食品を販売することができないという項目ですが、これをおもちゃに準用し...全文を見る
○阿部委員 名義を貸している方は大学でも、借りている方は四十六の実際の医療機関が借りておるわけで、大臣もおっしゃったように、厚生省と文部科学省とやはり双方で調査していただきたい。  そして、それは懲罰のためだけではなくて、実際の診療機関がどのように人的なスタッフの中で行われてお...全文を見る
04月18日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  皆さん、本当に暑い中、長時間、御苦労さまでございます。  それから、日銀の福井総裁には、私はきょうはもう質問はございませんので、もしお疲れであれば御退席いただいても結構でございます。ありがとうございます。  では、お残りの...全文を見る
○阿部委員 ありがとうございます。  自動車については、自賠責保険は直接請求権を持っておって、けがないしは死亡した場合に直接その被害者が請求するということができますが、今の法務省のお答えでも、一般的にはそういう組み込まれたものがない。  例えば、これも金融庁の直の管轄ではない...全文を見る
○阿部委員 社会の需要に応じて、そういう新たな保険も商品化されるようなことも同時に望みますし、また、知恵の府であります立法府においても、何か可能なことがあるか否か。きょうは私も、これが答えというものを実は定かには持っておらないのですけれども、でも、問題が余りにも多発しており、先ほ...全文を見る
○阿部委員 わかりました。  それと、引き続きまして、この大手十二行を対象に、三月末までの間に特別検査を再実施なさったかと思うのです。その結果はいつごろ公表されるのでありましょうか。
○阿部委員 確定的なものも出ておりませず、また、風評リスク等もあるということは今の御説明で承知しておりますが、大まかな見通しをしただけでも、この三月期決算を予測いたしますと、不良債権についても、昨年より六兆円ほどは減少させたでしょうが、二十兆円を超すものになるかもしれないと。 ...全文を見る
○阿部委員 ただいま挙げられましたあれこれのもの、例えば産業再生機構にしても、これまでいろいろな方策も打たれてきたものとは思いますが、さはさりながら、結果として見た場合に、これまでの改革プログラムなるものは全般で評価するとまずまずうまくいっているのか、いやちょっとなのか、大変だめ...全文を見る
○阿部委員 七千円割れ株価になりますと極めて危機的になってまいりますので、よろしくお願いいたします。  終わらせていただきます。
04月23日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第11号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  冒頭、ただいまの小沢委員のお話ではありませんが、私も党首討論に向けてなるべく簡潔に質疑をしていきたいと思いますが、委員長も既にこの議席をごらんになりますと、実は全く定足数が足りておらぬと思います。そして、先ほど小沢委員が質疑に...全文を見る
○阿部委員 実は、医療被害ということをめぐりましては、これまで四回ほど医療被害者の皆さんと超党派の議員で勉強会も重ねておりまして、何とか悲しい結末を、被害者たちがひたすら悲しみだけを抱いて、あるいは恨みを抱いていくということのないように、医療自身の中に医療ミスを防ぐ構造を組み込も...全文を見る
○阿部委員 本来、患者さんたちも裁判に訴えるというのはよほどのことでございます、非日常のことでございます。しかしながら、そうでなければ、例えば自分自身のカルテを手に入れることができない、手に入れても改ざんされておるとか、さまざまな問題がございます。  そこで、医療事故の申告、き...全文を見る
○阿部委員 今の御答弁者は既に御承知なのだと思いますが、アメリカのFDA等々でも〇・〇五六ピコです。けたが違うわけです。新しい知見は得られておりませんということでしたが、むしろ、得られる努力をしておりませんと私はあえて言わせていただきたいと思うのです。  というのは、この当時の...全文を見る
○阿部委員 質問をきちんと聞いていただきたいなと思うのです。  例えばマグロでも、マグロという同じ名称のものでも、一方は二十三・〇九三ピコ、片っ方は〇・一六ピコ、非常に、二百倍からの差がございます。ですから、地域性と個体性をきちんと見越して食の安全ということを図られるべきだとい...全文を見る
○阿部委員 私の申しましたのは、平均値を出して、その平均スタイルを出してオーケーというふうな手法はとても現実的ではないということを指摘させていただきまして、今、大臣のおっしゃったこととも重ねて、今度の食品衛生法並びに食品安全基本法の中でリスクコミュニケーションということが盛んに論...全文を見る
○阿部委員 指摘を受けた後の省庁内体制もそうでございますが、指摘をまず申し入れる場所がなかなかございません。先ほど言いましたように、表示問題でしたらば、それは今度窓口が少し開けましたが、基準値についてはなかなか窓口すらないというので、最初がなければコミュニケートもできません。コミ...全文を見る
○阿部委員 治療面での専門家の派遣や、もう一つ、やはり非常に重要なのは、研究者、特にウイルスに関する研究者の支援というのも非常に重要になってくると思います。香港に感染研から研究者が参りまして、香港のものはちょっとウイルスの型も違うし、いわゆるコアの力も強いんだというようなことも解...全文を見る
○阿部委員 最後に一つお願いがございます。  今は渡航を考慮せよという段階でございますが、必要に応じては退去、向こうにいる商社員を戻さなきゃいけないような事態も生じてくるかもしれません。その場合の機敏な対応もお願いして、私の質問を終わります。
05月07日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第12号
議事録を見る
○阿部委員 委員長の代行を初めとして皆さんには、長時間の審議、御苦労さまでございます。そして、坂口厚生労働大臣初め木村副大臣も、多種多様な質疑が行われる中、ずっと御在席で御苦労さまでございます。  だがしかし、申しわけございませんが、定足数を足りておりません。きょうは朝方から食...全文を見る
○阿部委員 では、まず第一問目、SARSの問題に関して、今朝来、家西委員並びに江田委員がお取り上げでございますが、再度坂口厚生労働大臣にお伺い申し上げます。  大臣には、せんだってのASEANプラス3への御出席で、東南アジア諸国での担当保健大臣の各位とのお互いの意思の確認、ある...全文を見る
○阿部委員 わざわざ党首室までお越しいただいた由にてありがとうございます。そこで恐らく我が党の土井党首が申し上げたことと思いますが、私どもが伺いまして、二つの点にわたって具体的な提案をいただきました。  一点目は、先ほど申しましたトウカセン国務委員からでございますが、現在の中国...全文を見る
○阿部委員 ただいま大臣も御指摘のごとく、実は、現在の小泉政権になりましてから、向こうの胡錦濤主席と小泉首相もまだお会いではございませんし、川口外務大臣も、実際には会見を申し入れられても成就しておらないわけです。やはりもちろん向こうにもプライドがあり、大国意識もある中で、しかしな...全文を見る
○阿部委員 ぜひともそのようなことを早急にお願いしたいと思います。  実は、日本企業にお勤めの皆さんも、私は北京に行ったときにお会いはできなかったのです。会うことが感染の機会をつくるかもしれないというので、電話で何人かの方とお話し申し上げましたが、在留邦人の方も決して不安がとれ...全文を見る
○阿部委員 昨日私が部屋で伺いましたところ、小児科学会にお願いして、ある程度の予防接種の事故防止のガイドラインはおつくりである、それから有識者にも御意見を伺うということでもあり、今高原局長の方からは、予防接種の被害に遭われた方たちの御意見も伺っていこうというお話でした。  実は...全文を見る
○阿部委員 実は、予防接種は子供自身が判断するのではなくて、その子を育てている親が判断して受けさせております。それゆえに、何か事故が起きたとき、親は自分のせいでという思いを非常に強く抱くものであります。いわゆるインフォームド・コンセントのあり方についても、親御さんたちに十分意見を...全文を見る
○阿部委員 それは主観だと思うんですね。そのことがどのように客観的に映ってしまうか、あるいは憶測されてしまうかということも含めて対処していただかなければならない立場におありではないかという指摘をさせていただきました。  そして、このことは次回もまた審議に食い込むこととなると思い...全文を見る
○阿部委員 骨子の一番目が「患者の視点の尊重」でございますから、その主体である患者さんをまず第一に思い描いていただきたいと思います。  引き続いて、私は、このビジョン案を見ましたときに、これが果たしてどれほど医療の現実というものを把握しておるのか、極めて不安に思うものです。 ...全文を見る
○阿部委員 実態を把握するというお話で、ではどうやって実態を把握しているのですかといって私のところに持ってきていただいたのが「「名義貸し」問題に係る北海道大学及び旭川医科大学の調査状況について」という二枚の紙でした。これは、各医師や大学院生に、あなたは名義貸しをしていますかと聞く...全文を見る
○阿部委員 実は、特にこれは文部科学省へのお願いですが、貸す方もやはり問題意識が薄いと思うんですね。おまけに、実は大学院生の身分不安定を解消するために、借り手が借りたいと言っていないのに貸すことを押しつけて、そして社会保険をつけている場合も実態としてございます。これは、厚生労働省...全文を見る
○阿部委員 残余はまた次回お願いいたします。ありがとうございます。      ————◇—————
05月14日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第14号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  まず、木村副大臣にお伺いいたします。  平成十三年一月六日の閣議において、国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範が決定されておりますし、この間の御答弁でも、倫理にのっとってという御答弁が随所でございました。  そこで伺いますが...全文を見る
○阿部委員 確かにその二つでございましょうか。
○阿部委員 では、高松国際ホテルで会費二万円で二千人お集めのパーティーは、政治資金規正法にのっとったものではございませんか。
○阿部委員 それでは、去年就任後からことし、現在まで、高松国際ホテルではございませんか。
○阿部委員 では、政治資金パーティはことしの一月に地元でなさいました分と四月に東京でなさいました分ですか。ことしに入ってから坂出ではなさいましたでしょうか。
○阿部委員 では、政治資金パーティー、おのおの、地元の、一月、四月と承りましたが、参加人数と会費をお教えください。
○阿部委員 私が高松国際ホテルと申しましたのは、失礼いたしました、ホテルクレメントだそうで、これで再度お伺いいたしますが、ことし、ございませんか。
○阿部委員 では、坂口大臣にお伺い申し上げます。  先ほど私が申し述べました閣議決定の事項の中に、大臣並びに副大臣、政務官の規範というのがございますが、「パーティーの開催自粛」というのがございまして、「政治資金の調達を目的とするパーティーで、国民の疑惑を招きかねないような大規模...全文を見る
○阿部委員 随所で国民の感覚と政治家の感覚のずれがございます。特に木村副大臣の場合、患者さん、被害者たちの思いとのずれが指摘されて、これは当委員会で私も山井委員も取り上げさせていただきましたが、今の坂口大臣の御答弁ですが、庶民感覚からいえば、また私のように貧乏政党におりますれば、...全文を見る
○阿部委員 何度も申しわけございませんが、私は、国務大臣、副大臣、いわゆる服務規範を読んでいるわけです。副大臣は、明らかにその間に副大臣になられたわけです。そして、副大臣になられた方はかかることは気をつけなさいよというふうに規範をつくっているわけです。ですから、それはもちろん、た...全文を見る
○阿部委員 どのくらいの団体がどのくらいパーティー券をお買いになったかは、本日の時点で私も質問通告してございませんので、恐縮ですが、今の大臣の御答弁ですと、それが材料としてあれば判断がなるということでございますから、委員長に資料請求としてお願い申し上げます。  木村副大臣は政治...全文を見る
○阿部委員 しかしながら、私が今お尋ね申しましたのは、副大臣がそのようなパーティーをなさって、その購入先等について、そのいかんによっては、坂口大臣も、問題が生じるであろうとおっしゃいましたので、私が請求をいたしました。  そして、このことは委員長にお願い申し上げますので、私は、...全文を見る
○阿部委員 副大臣の御答弁でも、自分は顧問の下の方であるということではございましたが、これも大臣、副大臣服務規範の中で、「報酬のない名誉職等を兼務した場合は、国務大臣にあっては内閣総理大臣に、副大臣等にあってはその上司である国務大臣に届け出なければならない。」というふうになってお...全文を見る
○阿部委員 特に、政治家ですから、額についてもきちんと御自身のお金の出入りはなさるべきだと思うのです。そこの足元が狂うと、さまざまな問題が疑惑になり、関連で秘書まで問題になるということもございますので。  今の御答弁は、ことし開かれました千二百人のパーティーのうち、幾らが例えば...全文を見る
○阿部委員 何度も申しますが、これはきちんと先生の届け出から調べましたので、やはり政治家は自分がどこからどのようなお金をいただいているかということを明確に自覚して事に臨むべきだと思いますので、きちんとした認識をお持ちいただきたいと思います。  そして、二〇〇一年、木村先生は、政...全文を見る
○阿部委員 これだけ巨額なお金が、私どもだと到底想像できない額のお金ですが、木村さんという政治家を信頼して入っているものと思います。ただし、そのお金が、先ほど申しましたある業界団体から非常にまとまった形でのパーティー券の購入等になれば、今副大臣の身であられることから見れば、倫理規...全文を見る
○阿部委員 去年の十月、お会いになったでしょうか。
○阿部委員 では、期日は定かでないとして、去年お目にかかられたときの会合内容については御記憶でしょうか。去年ですね。去年十月ごろ。
○阿部委員 整復師会が出しておられる冊子によると、十月に、柔整白書、柔道整復師会の白書の編集会で木村副大臣と打ち合わせとなってございますが、こういう白書の編集というのは、この柔道整復師会の歴史とか現状とか今後とか、そういうものをまとめる非常に重要な会議でございます。  白書につ...全文を見る
○阿部委員 そこまで忘却のかなたになさいますと、すべての答弁は、実は信憑性を欠いてまいります。  先ほど山井委員の御質疑でございました、一九九七年の四月の八日、木村先生は松本会長とお会いになり、これは会報に載っておりますので期日は定かと思いますが、翌四月九日には、木村義雄殿の会...全文を見る
○阿部委員 すべて記憶にございませんで済まされれば、一々重要な法案の審議というのはかないません。  そこで、この間、そうしたこともあろうかということで、政府の皆さんも、今回のような、例えば柔道整復師の方々の保険請求に対しての指導について会ったか会わないかも身に覚えがないし記憶が...全文を見る
○阿部委員 わざわざ今、木村副大臣からお読みいただきましたが、この間、柔道整復師の保険診療請求をめぐってさまざまな問題が会計検査院から指摘されて、特に原因の記載について改善勧告がなされていたにもかかわらず、現在にあっても、その部分については明確な改善がない。その間、どのような、例...全文を見る
○阿部委員 やりとりのメモもない、あるいは、当時の原室長の御出席もままならない中で、真実がどこまで明らかになったかについては疑義を残しておりますので、引き続き、また討議していただければと思います。  ありがとうございます。
05月16日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  一昨日に引き続きまして、職業安定法並びに労働者派遣法の改正案についての二回り目の審議が行われておりますが、一巡をいたしまして、私も拝聴いたしながら、やはり随分、御提案の側とそれから私ども野党と申しますか、中には与党の皆さんの中...全文を見る
○阿部委員 申しわけありません、戸苅さんのお返事は存じておりますので、金子議員が午前中質疑いたしましたので、大臣がグロスに、大まかにとってこの法律は何のためにあったと思われますかを、印象で結構です。私も言われて読んで、これは何のための法律かなと最初考えましたので、お願いいたします...全文を見る
○阿部委員 私も、数ある法改正を一つ一つ勉強しながら、この法律はこういう意味でできていたのかということを改めて知るということが、国会に来て、当然、立法府ですから多いわけですが、この法律、先ほど、旅館業、飲食店業、古物商、質屋さん、金貸し業、両替業等が職業紹介事業を行うことができな...全文を見る
○阿部委員 我が国の金融の現状と申しますのは、銀行がうまく機能しない、そのかわり駅前はサラ金、やみ金ばかりと異様な国になっているわけですから、この一条、一項を、この三十三条の四を抜く前に、今戸苅さんがおっしゃったようなことも本当に真剣に検討していただきたいと思います。それくらい、...全文を見る
○阿部委員 この件については、要するに、地すべり的拡大をしていく可能性があるので、やはり労働団体ときちんとお話しいただきたいのと、管理職は大体労働団体にはいれておりませんから、管理職ユニオンとかいろいろありますから、情報を収集されて、きちんとした歯どめをつくっていただきたいと思い...全文を見る
○阿部委員 非常にはっきり申しますと、とにかく三年派遣をお願いして、三カ月クーリングしたらまた三年でいいんだよという三・三ルールで事が進むのではないかという懸念も強く持ちます。  そう思われる理由は、これは厚生労働省がおとりになったアンケートでも、東京都がおとりになったアンケー...全文を見る
○阿部委員 ぜひとも、人員とその組織的な連携も含めて、大きなテーマと思いますので、大臣に御尽力いただきたいです。  最後の質問をお願いいたします。  きょう午前中の参考人のお話の中にもありましたが、派遣期間が一年から三年と延長することによって、特に派遣労働は、若年の女性、若年...全文を見る
○阿部委員 昨日、部屋で質問取りいたしましたときに、一体この派遣労働者の中でどのくらいの方が育児休業制度を御利用であるか、実数とか御存じですかと私も伺ったわけです。期間の定めなきと同様にみなされるというところがあれば、今でもとれている方はおありなのですが、しかし、担当部局は、数値...全文を見る
05月20日第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第2号
議事録を見る
○阿部分科員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、私の質問、法務委員会を初めといたしまして皆さんが御尽力中の、刑務所内での主に医療問題について御質疑をさせていただこうと思います。  まず、行刑運営の実情に関する中間報告というのが出されておりますが、過去十年間に行刑...全文を見る
○阿部分科員 同じ御質問を矯正局長にもお願いしたいんですが、私どもの党の保坂展人が取り上げました新潟の事例などを見ておりましても、当然必要な輸血とか酸素投入をすれば救命できたかと思うような事案も、亡くなっている。あるいは、二十一歳の青年の死亡などは、ぜんそくの発作による死亡かもし...全文を見る
○阿部分科員 ただいまの御答弁で、大林官房長も、また矯正局長も、医療の現状については必ずしも十分でないというお答えでありましたが、森山大臣にも同じことを伺いたいと思います。  例えば、参議院で資料提供されました法務省矯正局からの「被収容者の死亡事例(二百三十八件)に係る異状の発...全文を見る
○阿部分科員 五月六日の日に矯正現場における医療の体制についてのプロジェクトチームの立ち上げがあったということで、私も資料をいただきまして、その問題点と認識されているところが、やはり根本がちょっと大きく欠落しているのではないかなと思いますので、幾つか指摘をさせていただこうと思いま...全文を見る
○阿部分科員 今の御答弁で、保険には加入はしているが給付はいただけない、逆に言うと、監獄法という別の法体系に基づいた形での医療が施行される、医療も含めて施行されると。  私は、このあたりの問題を、本当にこういう形式がいいのか、あるいは、今これから、例えば刑務所も民営化なさろうか...全文を見る
○阿部分科員 私が今のような考えに至りましたのは、実は、平成二年でしょうか、行刑施設における医療体制充実計画案概要というのが出されておりまして、この概要、平成二年ですから、今から十三年、正確に言えば十二年ですか、たっておるわけですが、この概要で述べられたことが、残念ながら、ほとん...全文を見る
○阿部分科員 そうしますと、先ほど申しましたが、計画を立てても十何年たっても一割しか実行できないことの間で、収容者は日々亡くなっていくわけです。  名古屋の十二月の事案でも、この方は実は保護房に恐らく百二十日余り集計するとおられたのではないか。そして、この方の状態を見ますと、途...全文を見る
○阿部分科員 では、篠崎さんの今のところ要望がないというお話でしたから、これは大臣から要望していただかなきゃいけませんので。  私は、何度も申しますが、平成二年度に立てた計画が計画倒れであるという実態も踏まえて、医療の充実ということを他の部局もあわせて考えていただきたい。助力あ...全文を見る
○阿部分科員 私が今のような御質問を申し上げましたのは、行刑施設における病態別患者数という、平成十四年十月一日の集計をいただきましたが、診断名がつく患者数、総計三万五千三百五十三人おられるわけです。受刑者の中の比率、私は詳細にはとっておりませんが、決して少なからぬ数で、そして、死...全文を見る
○阿部分科員 それでは、今の御答弁に基づいて、矯正局長に少し具体的な事例でお伺いいたします。  私も名古屋の刑務所は実は視察させていただきまして、そして同時に、カルテも拝見いたしました。また、他の委員も御指摘ですが、診療録というところに、医師以外の、保健助手と言われる方が記入さ...全文を見る
○阿部分科員 今の御答弁は、八王子とか大阪にございますような医療刑務所では通常の医療と同じような形態をとり、医師が書き、看護婦が書きということがあるのですが、その他の受刑施設ではほとんどそこの区別はなく、逆に言うと、私が見たところ医師の記載は極めて少ないというのが現状で、そしてそ...全文を見る
○阿部分科員 今のその育成方法も、ぜひ、このプロジェクトチームで検討していただきたいです。とにかく、世の中の普通の看護にかかわる人たちが持っている目を持っていないと、どう見ても、患者さんというか病態の悪化の発見が遅うございます。それは人的に足りないという要素もあるでしょうが、やは...全文を見る
○阿部分科員 はい、終わります。  理念とかそうしたことでは保障されないものですので、現実的な体制の充実をお願いいたします。  ありがとうございました。
05月21日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第16号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日はいただきました二十五分を活用させていただきまして、政治と厚生労働行政が、より透明性が高く、かつ信頼性のあるものになるように、基本的な御質疑をさせていただきたいと思います。  まず一点目は、公益法人からの寄附にかかわる事...全文を見る
○阿部委員 木村副大臣は、政治資金規正法第二十二条の三を御存じでしょうか。政治資金規正法第二十二条の三を御存じでしょうか。
○阿部委員 それであると同時に、もちろん木村副大臣の御認識が根本的に欠落しているものがあるとすると、実は、公益法人そのものからの寄附という形は基本的には、公益法人の性格上、民法上からも望ましくないという指摘が随所でなされております。例えば、公益法人と申しますものは、民法の規定でご...全文を見る
○阿部委員 そういう抽象的な答弁だから問題が起こるのです。  では伺いますが、公益法人から政治団体への寄附はよろしゅうございますか。公益法人から政治団体への寄附です。
○阿部委員 これは、平成十二年度に政治資金法の改正がございましてから、公益法人から、そういう法人というものから政治団体への寄附は禁止されております。  私は、もしそこの御認識が副大臣として甘いのであれば、やはりもう一度この政治資金管理問題総体を見直していただきたいと思いますが、...全文を見る
○阿部委員 今私が申しましたのは、平成十二年度の政治資金法の改正で、例えば医師会を例にとらせていただいて恐縮ですが、医師会から医師政治連盟への寄附というものは禁止されております。そこで、どういうふうにある種の抜け穴ができたかといいますと、医師政治連盟への献金は、個人の医師が医師政...全文を見る
○阿部委員 普通、全く関係のない団体には、つくった業界団体から自分のところの政治連盟以外のところに寄附をすることはございませんから、ここでとりわけて挙げられていることは、業界団体をおつくりになって、その団体から政治連盟への、団体から政治連盟への寄附がよろしくないということでござい...全文を見る
○阿部委員 今盛んに、私も今関連のところを探しておりますが、先ほど私の読みました二十二条の三のところは、例えば医師会の場合は、医師会は県から補助金をいただいておりますので、これは先ほど申しました二十二条の三違反になりますが、この件の認識はよろしゅうございますか。  私が伺ってい...全文を見る
○阿部委員 もちろん二十二条の三は禁止しておりません。  私もちょっと探すのに時間がかかりますので、私が申し上げたある業界団体からその所属の政治連盟への献金の件については、もう一条探し出しますので、ちょっとお時間をちょうだいいたしますが、ここの参議院での副大臣の御答弁、公益法人...全文を見る
○阿部委員 では、わかりました。この「一切」のかかる場所については別途に伺いますので、次の質問に移らせていただこうかと思います。  木村副大臣には、柔道整復師会の皆さんとはいつごろからおつき合いがございますでしょうか。
○阿部委員 相当な年限とはファジーですので、何年くらいかというところと、それから、その中に政治連盟というものがおありなのも御承知おきだと思いますが、ここでの、かなり以前からのおつき合いとお聞きいたしましたから、政治連盟への会費の納入の仕方と、柔道整復師会への会費の納入の仕方につい...全文を見る
○阿部委員 では、柔道整復師会というのは何らかの補助金をお受けになっていますか。
○阿部委員 これは献金をお受けになる副大臣御自身で確認していただきたいと思うのです。もしも、残念ながら私は真偽のほどは存じませんが、献金をお受けである場合は、当然、先ほど申しました二十二条の三にひっかかってまいるかと思います。  副大臣は今、二つのことを御存じなく献金を受けてお...全文を見る
○阿部委員 これもぜひ、副大臣になられた以上、というか、やはりこれだけの献金をお受けになる以上、受ける立場として、例えば、相手の下さるお金が何らかに法的に問題があれば、受け取った副大臣も問題になるわけです。木村副大臣の受けておられる献金は破格、番付に出るくらい、各種団体からいただ...全文を見る
○阿部委員 個人的にはそのようだと思います。そして、恐らくここで審議している議員の中にも、個人的にはあの先生は信頼しているという人間関係はあると思います。  ただし、やはり政治家が一番正さなければならないお金の問題で、石井紘基先生のこの二月十八日の質疑の中で、事は参照価格制度、...全文を見る
○阿部委員 言葉を大切にする以上に、今のを出していただきたいので、検討して、よろしくお願いします。また次回、引き続いてお願いします。ありがとうございました。
05月28日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第18号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  きょうももう私の回で最終でございますが、いつも私の回のときにこういうことばかりして恐縮なのですが、でも、せっかく傍聴に見えている方よりも、我慢強く待ってくださっている委員は別として、やはり成立していないのではないかと思います。...全文を見る
○阿部委員 そのようなお考えに立ったとして、解雇規制ルールを明文化するのか、今回のように、ずっとできないという条文の体系で来た労働基準法をできるという形に変えていくのかは、実は非常に運命の分かれ道になるわけです。  そこで、これも大臣にお伺いしたいですが、今回、この基準法の改正...全文を見る
○阿部委員 今の御答弁ですが、やはり大きな矛盾があると思います。労働法研究会、労働基準法研究会でも結構です、今までほかの働き方については、派遣とかパートについてはきちんと相談してきた、この労基法についてだけは、その方たちに相談するよりも審議会方式で、そこに公益委員を多く入れたとい...全文を見る
○阿部委員 今の前半の答弁も答弁になっていません。だれが労政審、労働政策審議会を中心にやることがいいと発案されたのですか。この間の、全部そうですけれども、資料を出してください、何してくださいということでも、だれがというちゃんとした主語、働きかけにはだれから始まったかがあるんです。...全文を見る
○阿部委員 そういう雑駁なことをなさるから、例えば労働基準法研究会でも、契約法としてこの解雇の問題は、逆に雇用の問題、雇用契約上で解雇の問題をどのように扱うのかは大変にいろいろな側面が、これは問題があるという指摘があったわけです。  それを受けて、問題があるという指摘を受けなが...全文を見る
○阿部委員 今の答弁は、総論賛成、各論反対、結局何もやっていないという答弁でありますが、こういう今グローバル化した、経済も働き方もいろいろな意味でグローバル化して、国際基準ということがやはり非常に重要だという時代になり、そして二十年間、今の松崎局長のおっしゃったような、何の文書も...全文を見る
○阿部委員 採択に賛成で、しかしながら、個々に点検すら印象においてしていない、何も公文書が残らない、そんな行政というのはありでしょうか。  例えば、今回厚生労働省が出された労働基準法の改正は、今いみじくも松崎局長がおっしゃったように、真っ逆さなわけです。例えば、この百五十八号は...全文を見る
○阿部委員 別に、私がゆがんでひねくれていて、それから坂口大臣が真っすぐで疑いがないわけでなく、一つの法律は、それが法律としてできたとき、私はやはり一番大事なのは立法趣旨なんだと思うんです。そこに込められた哲学なんだと思うんです。そのことが余りにも現状を足しもせず引きもせずという...全文を見る
○阿部委員 有給休暇もしていらっしゃると今おっしゃったっけ。
○阿部委員 あと、育児休暇はどうでしょうか。
○阿部委員 松崎局長は、今、内閣が、内閣委員会の方で少子化対策基本法というのを提案されているのを御存じでしょうか。
○阿部委員 いわゆる少子高齢化問題、今まではどちらかというと高齢化問題に軸足が多うございましたが、昨今は、国会の共通認識として、少子化問題をやはり何とかしていかなくちゃいけない。そのときに、私は、先回の質問でも、派遣労働、二十歳代、三十歳代の女性に多い派遣労働の方たちがどのように...全文を見る
○阿部委員 そういう考え方だから、我が国には過労死が後を絶たず、少子化していくんです。本当に働いている人たちの人間的な働き方というのは何かという原点に厚生労働省が立ち返らない限り、使い勝手のいい有期やパートや派遣でしかなくなります。  逆に、望んでそのような形態で、本当に権利と...全文を見る
○阿部委員 それが必要かつ十分な調査では大変に困りますし、やはり基本認識を何としてでも変えていただかないと、この国で働く人々は本当に、さっき言った過労死するか、子供を産むことすら選び取れなくなっています。  坂口大臣に御答弁をいただきたい。私は、少なくとも現状調査の項目の中に、...全文を見る
○阿部委員 もちろん労働条件だけの問題ではなくて、子供を産み育てることを社会がどんな価値観を持って受けとめていくかという、これもその哲学だと思います。しかし、最低条件を整えないと、やはりそれもならない。その最低条件とは、働く働き方だと思います。  その意味で、先ほどの松崎局長の...全文を見る
○阿部委員 それは余りにも恣意的な、自分たちがとった労働統計をちゃんと見るべきです、松崎さん。  専門業務型で、「ほとんど変わらない」が五九、「短くなった」と「やや短くなった」を合わせると一四・二、「長くなった」と「やや長くなった」を合わせると一九・九。この五%の差をあいまいに...全文を見る
○阿部委員 今の大臣の御答弁を受けて、原局の松崎局長には、これから裁量労働がまた広がっていくような今回の法改正ですが、過労死防止に向けての歯どめ策は何か具体的にお考えであるのか、この点についてお願いいたします。
○阿部委員 私は、今のような対策はもちろん重要ですし、しかしながら、それが実相を把握していないと有効な対策にならないと思うのです。  そこで、今松崎局長の御答弁に、年休取得の促進という答弁がありましたね。でも、では有期雇用の人はどれだけ有給休暇をとっているのか、実態は調べる必要...全文を見る
○阿部委員 時間が来ましたので、次回、引き続いてお願いします。
06月04日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第21号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日までの審議を踏まえて、そしてこの間、修正案の作成に向けた、与党並びに野党民主党の皆さんを中心とした協議に敬意を払いながら、しかしながら、やはり私自身がこの法案について抱いている大きな危惧をどうしてもきょうは大臣並びに関係の...全文を見る
○阿部委員 いつも前向きな御答弁で大変ありがたいと思いますが、私は、本来はこうした法案の提出に先立って、この問題がきちんと把握されるべきだと思うのです。  例えば、有期雇用の労働者七百二十万人のうち、女性たちの何歳くらいの年代がそうした形態で働いているのか。せんだって、派遣労働...全文を見る
○阿部委員 もう一点、岩田局長にお願いいたしますが、例えば、育児休業法の指針、通達の中に、そうした期限の定めなき労働者でなくても、実態において業務内容がそれ相当であることということとあわせて、契約が更新されていることという一項がございます。そういたしますと、有期が三年になると、契...全文を見る
○阿部委員 最後に一問だけ、松崎局長にお願いいたします。  先ほど大臣答弁で、労働時間の短縮、わけても有給休暇の取得は非常に重要である、そして、この法案提出に至る実態調査の中で、実は、先回の私の質問に、松崎局長は、有給休暇と育休については調査をしていないが、する必要もないと、あ...全文を見る
○阿部委員 有休も育休も必要なものですから必要かどうかを検討されては困りますから、それを申し添えて、終わります。
06月04日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第19号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。本委員会で質問をさせていただくのは非常に久しぶりなので、緊張しながらきょうの質問を準備いたしましたが、しかし、それに先立ちまして、仙谷委員並びにその後の各委員が要求されている資料につきまして、まず、竹中大臣に、私が素朴な質問をさせて...全文を見る
○阿部委員 私が伺ったことに、賢い竹中大臣ならば、今のは答えじゃないとわかると思うんですけれども、メモ書きのようなものはあったのか、ごらんになったのか、この二つでお願いします。
○阿部委員 もっと、「りそな」と金融庁の担当者のこの一連の、やはり金融庁だって、「りそな」が公的資金の注入というステージに至るまでのさまざまなやりとりを、それは省庁ですからしなきゃいけないと思うんです。  私は竹中大臣に見たか見ないかを聞いているのであって、後ろから余分なことは...全文を見る
○阿部委員 明確にお願いします。「りそな」に関して金融庁のやりとりのメモ、見たか見ないかのどちらかでお願いします。
○阿部委員 それでは、これは委員長にお願いでございますが、そのことで、審議並びに来週は参考人の意見陳述も予定がされておるやに聞いておりますわけで、それに合わせて、必要な資料となる場合もございますから、今竹中大臣は、ある部分のものはあるというお答えでしたので、それを提出していただく...全文を見る
○阿部委員 私が要求いたしておりますのは、「りそな」問題をめぐる金融庁と「りそな」当事者とのやりとりメモでございますから、何度も失礼ですが、あるとおっしゃいましたので、あればそれをお出しください。どのようなものになるかはわかりませんがということで今委員長おっしゃってくださいました...全文を見る
○阿部委員 ありがとうございます。  では、本来の質疑に入らせていただこうと思います。  まず、竹中大臣にお伺いしたいと思いますが、そもそもこの法案はだれのためにつくるのでしょうか。一問目です。
○阿部委員 一義的にはと申しますのは、最も中心となるのは保険を掛けられた国民の多くだというふうに理解してよいかと思いますが、大臣の御答弁ですと、すべての関係者がより大きな利益というふうに御答弁されるんですね。先ほど、ちょっと前の御答弁ですけれども、すべての関係者がより大きな利益と...全文を見る
○阿部委員 そうであれば、その質問はまた別途にさせていただきます。  そして、今回の保険業法の改正で、これも竹中大臣がよく口にされる言葉ですが、逆ざやという構造的問題が生じたためという答弁が繰り返しございます。一体、逆ざやという構造的問題という認識をお持ちになったのはいつからで...全文を見る
○阿部委員 しかしながら、従来認識されている逆ざや問題が、より一歩何らかの対応をせねばならぬ、危機対応でもいいですし、有事対応でもいいですし、事前予防対応でもいいですが、ステップアップせねばならぬと判断された時期はいつですか。
○阿部委員 事実としての逆ざやは平成四年から生じ、平成八年からは保有契約高が減ってくる、変更されてくるということの中で、竹中大臣個人としてではなくて、金融庁の責任者として金融行政を振り返ってみて、時々にどのような政策なり対応なり指導なりをなさってきたのでしょうか。
○阿部委員 金融庁の担当責任者として、そうした措置が不十分であったから今回のような法案を提出されたのでしょうか。何らかの総括はどのようになっているんでしょうか。
○阿部委員 私も、当然ながら逆ざや問題がないとは申しませんし、それはそれとして問題はあろうかと思いますが、先ほどの佐々木委員の御質疑にもありましたように、やはりこの間、危機対応をせざるを得なくなっているところの隠れた背景というか真の背景は、株価の問題があるのではないかという先ほど...全文を見る
○阿部委員 株価の上昇はだれでも願うことであります。しかしながら、そのことが、なかなかデフレは短期には脱却できまい、中長期的にしっかりした、新しい経済のグローバル化に即した体制を考えないといけないという一つの覚悟があるからこそ法案にも意味が出てくるのだと思いますが、もしも今の竹中...全文を見る
○阿部委員 そのあの手この手の中に、個別、生保の関連の会社と銀行の保有株の問題で、あの手、この手、その手、どの手のどれでも結構ですから、お考えがあれば披瀝していただきたいと思います。  私は、こんなに生命保険の契約者並びに経営者に負担をかける、このやり方以前に、金融庁として、あ...全文を見る
○阿部委員 そういう総論を伺いたかったのではなくて、現在、例えば生命保険主要十社の株式保有率を見ますと、銀行などの金融関連株の比率は、平成十四年三月末で一七・五%、やはりこれは高い水準にあると思うのです。そうした問題、すなわち株価、特に銀行株の下落が経営状況にまた反映してくる。こ...全文を見る
○阿部委員 私があえてこそくと申し上げましたのは、傷をしたときにバンドエイドを張っているようで、逆ざやがあるから最初の利率を下げたらいいだろうというのは、本当にだれでもが、それは血が出ているからそうした方がいいかと思いますが、血を出させている原因があるんじゃないかと思えば違う対処...全文を見る
○阿部委員 きっかけ、手段になるか、生保業界という業界にとって本当に取り返しのつかないマイナスになるかは、本当の意味でようよう、大臣であれば見きわめていただきたいと思うんですね。  私は、何度も申しますが、生保業界は今、年齢構成の変化、疾病構造の変化、そして人々が望むものの変化...全文を見る
○阿部委員 生保業界とすれば、金融庁が言えば選択肢の一つだと言わざるを得ないんですよ、これは立場の差で。  それが「りそな」問題でもあるかと思いますから、「りそな」に関する資料の提出をさらにお願いいたしますが、最後に一点だけお願いいたします。  例えば、先ほどの法的整理手段、...全文を見る
○阿部委員 解約が殺到してその生保がつぶれるとか、そういうことも本当にこれで、危険、風評被害も考えられますから、十分に一つ一つの対応を検討していただけるようお願いして、海江田さんに質問を譲ります。  終わります。
06月06日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第22号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私どもの社会にとって何よりの希望であります子供たちのことが、こうやってたくさんの同僚議員の皆さんの熱心な討議によって、あるいはまた大臣、副大臣以下担当省庁の皆さんの知恵を絞って論議されることに、まず冒頭、私は三年間国会に立った...全文を見る
○阿部委員 財源措置に関しましても、今後恐らく、配偶者特別じゃなくて配偶者控除の方も、やがて、男性と女性がおのおのにさまざまな社会保障を得ながら支え合っていく社会ということをモデルにした場合に、廃止という極端な方向をとるかどうかは別として、何らかの措置も行われようかと思うのです。...全文を見る
○阿部委員 済みません。都道府県と市町村と分けて言うべきでありました。  都道府県はラフな策定計画で済むと思いますから、現実に生活の場に近い市町村というところでの策定計画ということが非常に現実に重要になってくると思いますが、この三千自治体のうち、既にそれらしい形のあるもの千三百...全文を見る
○阿部委員 私も、実際に、本当に現実に立ち返って考えますれば、今の市町村のサイズによると思うのですね。市八〇%、子供も総体に多うございます。それから、町、村となっていくに従って御高齢者の比率がふえてまいります。一部過疎化あるいは小学校の廃校、そして現実にもう地域に子供がいないとい...全文を見る
○阿部委員 大変ありがとうございます。  それでは、引き続いて、小児救急医療体制のことでの質疑に移らせていただきます。  数日前に新聞報道がございましたので、きょう御出席の委員の皆さんも、あるいは坂口大臣も御存じの事例かと思いますが、東京の東部地域病院を受診された豊田理貴ちゃ...全文を見る
○阿部委員 今、大臣の御指摘で、二つ問題があろう、一つは病院の対応、患者さんの訴えに対して、看護婦さんが取り次いだにもかかわらず診察がおくれた、あるいは午前中丸々診察がなかったというような状態、二つ目は診断のレベルあるいは治療のレベルの問題という御指摘をいただきましたが、私が先ほ...全文を見る
○阿部委員 二十五年前に受けました小児科医の教育の知識からすれば、これはいわゆる小児の腸重積といって、腸と腸がはまり込んでそこが腐っていく、小児科医のイロハで、まずこれを診断できなければ怖くて当直できないというような疾患だと思います。大人の方がなられる腸閉塞と違って、子供の腸は非...全文を見る
○阿部委員 ありがとうございます。  一応お伺い申し上げたのは、実は、医師会は加入している方もしていない方もございますし、加入は基本的に任意のものでございますので、柔道整復師の問題でも同じですが、整復師の業界というところを経ないと研修できないというふうにしておくと差別が生じます...全文を見る
○阿部委員 私も、確かに文部科学省からも数値の入ったものをいただきまして、過不足がないんだというお返事でしたが、たった一つだけですが、きょうは、幾つも私のところに寄せられますので、一つだけ事案を御紹介したいと思います。  ある医療法人T病院というところからいただいたもので、この...全文を見る
○阿部委員 声を上げられない小さな子供たちのためにも、ぜひとも坂口大臣の今の御決意と見識を強く大学にもお伝えいただきまして、本当のいい医療提供体制ができますことをお願い申し上げて、残余の質問は次回に、申しわけありません、予告してありましたが、時間の配分が悪くて足りません。
06月10日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私も、ただいまの吉井委員の御指摘のごとく、先週来この法案を審議しておりますが、本当にこれで国民保護あるいは契約者保護のための法案かというと、全く似て非なるもの。竹中大臣は先ほど、契約者にとっても選択肢が広がると。ある種善意でお...全文を見る
○阿部委員 今の大臣の御答弁は、経営の可能性を検討して生命保険会社は申請するわけですから、ちょっと違うんじゃないでしょうか。経営の可能性を検討して、さっき言った五年、十年はもたないと判断したから申請なさるわけです。  もう一度確認させてください。経営の可能性を検討途中であるから...全文を見る
○阿部委員 今のは、突き詰めて言えば、風評被害に乗りやすい、余り知識を持つことのない国民に対して、ある種パターナリスティックに、いい手だてが出るまでは、選択肢が出るまでは黙っていようという考え方なんだと思うんです。  私もそうした仕組みというものがあり得ることは理解しますが、何...全文を見る
○阿部委員 私ががんの例えを出しますときにあえてお断りいたしましたが、例えばがんであると壁に張るわけではないたぐいの問題であるという認識は竹中大臣と同じです。しかしながら、この法案全体を通して透けて見えるものは、やはり個々の契約者に対しての保護が極めて不十分であるという実態がある...全文を見る
○阿部委員 私は、そうであれば、先ほど来指摘されている圧倒的な知識の差、力の差、それからやはり第三者機関的なものがきっちり受け皿になれるような仕組みがないと、本当に個が守られたかどうか。  何度も申しますが、保険というのは一つのグループで機能しなければいけないところがあることは...全文を見る
○阿部委員 それは破綻という法的処理に入った段階でのお話で、ずっと金融庁がおっしゃっているのは、これは破綻という、そして更生法を利用した法的措置じゃない、私的契約の中でやることなんだと言っているわけです。だから私は、私的契約の中で、そうすれば当然、そこは法的な明確さもないわけであ...全文を見る
○阿部委員 整備されたシステムの中では担い切れないような大混乱を、今回、このことで来すであろうということから質疑をしているわけです。今までの個々人の不服申し立ての仕組みがあるからそれでよしという答弁であれば、余りにも不実であると思います。  一方で大きな変更を来すわけです。個々...全文を見る
○阿部委員 端的に言えば、この法案は常に、ある大きなもの、それが銀行業界でもいいですし、それから、トータルなものという言葉の中に、個人が契約して、個人の運命と個人のお金がそこにかかっているという視点がすごくないんだと思います。そして、例えば、この法案を提出なさるのであれば、それに...全文を見る
○阿部委員 もうたくさんの委員から指摘されていますが、ふだんから早期是正制度を用いていろいろな是正措置をしたり、あるいは早期警戒制度といってウオッチングしているわけですよね。しかしながら、将来の計画についてはわからないというふうに言ってしまっては、何のためにふだん金融庁の行政が監...全文を見る
○阿部委員 藤原局長の答弁は絶えず変わるように思います。  なぜなら、先ほど中塚委員の御質疑の中で、私もきょうこれを聞こうと思っていましたが、出していただきました資料によりますと、「第一に、現時点では保険業の継続が困難である状況にはないこと、」いわゆる破綻ではない、しかしながら...全文を見る
○阿部委員 再度伺います。この二年間の環境の悪化という内容は何でしょうか。
○阿部委員 でも、私、今のは答弁になっていないと思うんです。  だって、失われた十年と言われるように、経済のグローバル化に伴って、それから不良債権問題もずうっと引きずってきながら、大臣はさっき、この二年間の環境の悪化とおっしゃったから、ではこの二年間に起きたものは何であるかと私...全文を見る
○阿部委員 そうであれば、まさにこの法案は無用の長物で、生保業界にとっても迷惑、国民は保護されない、一切御無用の法律と思います。  私は、これで終わらせていただきます。
○阿部委員 私は、社会民主党・市民連合を代表し、政府提出の保険業法の一部を改正する法律案に対して、反対の立場から討論を行います。  本法案に関しましては、これまで当委員会で議論を行ってまいりましたが、我が党を初め野党委員から多くの質問、疑問に対し、政府は明確に答えようとせず、本...全文を見る
06月11日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第23号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、共産党の小沢委員の心広い御配慮によって、私の方が質問時間を先に譲っていただきまして、この時間帯に質疑をさせていただきます。  私は、まず冒頭、先ほど来の武山委員と、あるいは木村副大臣の御答弁などをお聞きしながら、やは...全文を見る
○阿部委員 こういうことを申しますのは、実は私は小児科医療の現場にいて、もちろん現代の御両親というものが、やはり子育てということに対して、例えば坂口大臣とか私自身が子育てした時代とは違う環境に置かれていて、さまざまなストレスを感じていて、そしてそれがまた逆に、あなたたちの育児態度...全文を見る
○阿部委員 私が六カ月前にちょうだいいたしましたデータによると、実は私はずっともう折あらば児童虐待を問題にしたいと思っていましたが、なかなか委員会審議でこのテーマを正面から取り上げる時間がなくて、六カ月前に質問をいたしましたことのデータをちょっとひっくり返してみると、平成十二年度...全文を見る
○阿部委員 今の御報告を伺いますと、児童相談所で把握するものは全体の約三分の二、私のような、医療機関にいたり、あるいはそのほかの子供のホットラインのようなところ、あるいは学校関係者等々全部ひっくるめると、平成十二年度で三万五千。  やはり私は、これはお願いでございますが、正しい...全文を見る
○阿部委員 平成十二年度に児童虐待防止法が制定されて、三年後の見直しが迫っておりますけれども、私ども子供にかかわる者から見ますと、子供が一番死亡する原因として、今ほとんど重い病気が少のうなりましたので、それからあと救急医療も充実すればもっと少なくなりますでしょう、そういうことを勘...全文を見る
○阿部委員 本当に今のお答えにいただいたとおりで、子供の数全体は減っているのに、虐待をされて児童養護施設に入所しなきゃいけない子供の数はふえている。  児童福祉法の一部を改正する法律で、今回四十八条の二で、児童養護施設が地域からのいろいろな子育て相談やさまざまな子育て支援の業務...全文を見る
○阿部委員 私は、この問題に解決策を、思いつく限りでも五つくらいあると思うのです。一つは、山井委員が御質疑になりました、預かっている児童対職員の数の見直しでございます。ただでも虐待されて人間の信頼関係を築きづらい子供が入所者の半分を占めているわけで、これまでの職員基準でいいのかど...全文を見る
○阿部委員 あと、実際に職員のキャリアなんですが、平均在職年数一年五カ月とか、短大を卒業されてそこの職員になって一年五カ月とか、若い方が大半だというような調査もございます。  私は、年であればいいとかは思いませんが、やはりキャリアのいろいろな層の厚さがないと、子供の出してくる信...全文を見る
○阿部委員 一つ確認ですが、平成十四年度の二十カ所は、現実に二十カ所できたでしょうか。
○阿部委員 では、それがさらに四十カ所、そしてやはり小規模化ということが現実に、本当にどんどん進められることを私は期待しておりますので、よろしくお取り組みをお願いします。  そしてもう一点、実は先ほど、子供が、自分が虐待というか、自分の不利益あるいは困難を訴えたいと思った場合に...全文を見る
○阿部委員 私は、本法案の審議は、そうした社会的なセーフティーネットのあり方についてみんなが認識を深めて、一番権利の弱い子供たちに対して、あるいは本当に親の虐待というのも、親が虐待に走るときというのは、親自身も困難な状況を抱えたり、SOSを出せない状態にあるときですので、そういう...全文を見る
○阿部委員 私はこの問題でも、一体化するという方向になったのですが、そしてそれに伴って、実はことしの四月で、東京都が千葉の成東というところに持っております病虚弱児のための養護施設が閉鎖され、来年は一つ、静岡県にございますやはり同じような東京都の病虚弱児施設が閉鎖されるのですが、果...全文を見る
○阿部委員 私は、やはり厚生労働省として、もう少し緻密な子供たちのフォローアップをしてみていただきたいと思うんです。さっき申し上げたように、三カ月で病院をたらい回しという子もいるし、それから常勤のナースがいない養護施設もあります。  私は、これから案じているのは、虐待によっても...全文を見る
○阿部委員 重ねてお願い申し上げます。  最後の質問ですが、今までの質問は、次世代支援対策推進法の一、二、三までを伺わせていただいて、これから四以下一括してただ一つだけ伺おうと思います。  この法案は、地域において、あるいは企業において子育てがより支援しやすい体制になるように...全文を見る
○阿部委員 せっかくつくられるんですから、きちんとした、本当に今の雇用均等局の声が入るようなものにしていただきたいと思います。  終わります。
06月11日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第22号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、週半ばにもかかわりませず、各参考人には大変御苦労さまです。  そして、この「りそな」問題を中心に質疑をさせていただきますことは大変に貴重な機会と思いますが、だがしかし、一応方針も決定して、公的資金の注入ということも段...全文を見る
○阿部委員 普通は一つの監査法人が、今まではお二つである程度この合併以降見ていくという形をとっておられたんだと思いますが、その一方が御辞退をされている。そうなれば、経営者としては当然に、なぜだろうと、自分の預かる銀行の万全な経営のためにあらゆる情報を得て判断なさるのが私は賢明と思...全文を見る
○阿部委員 私は銀行という組織を存じませんが、やはり一つの企業体として見た場合に、もちろん勝田さんが直接じゃなくて、部下の人たちが渡り合い、やりとりし合ったものがきちんと上げられないシステムというのは、今後もやはり、例えば経営陣がかわったとしても体質は残りますから、国民にとっては...全文を見る
○阿部委員 申しわけありません。朝日の方にもお答えいただく前に、質問を正しく理解していただきたいんですが、既に二〇〇二年三月期末で繰り延べ税金資産を評価されたときのあさひと大和がおのおの五年分以上計上しているんじゃないかという質問なんです、簡単に言えば。  それだとやはり監査と...全文を見る
○阿部委員 では、岩本参考人に引き続きお伺いいたしますが、例えば二〇〇二年三月の段階では、経済がV字回復すると思っていたかもしれない。なぜなら、先ほど岩本参考人はおっしゃいましたが、この繰り延べ税金資産の算定は後々の収益力を中心に見るので、いわゆる将来性について収益力ということを...全文を見る
○阿部委員 ある意味で正直なお答えだと思うんです。  要は、収益力が高い埼玉りそなと、ほかの、先ほど来大阪の何々とか全部抱え込んじゃったがゆえに、合併したところのりそなホールディングスという一つの、りそな銀行もありますが、中核にした全体が先行き不透明になってしまったと。私も、あ...全文を見る
○阿部委員 今のお三方の参考人のお話を伺いましたが、それではなかなか国民は納得できないなと思います。とにかく透明性がないということと、そして今後の収益力という、一番国民が知りたいところに、今勝田参考人、少しお述べくださいましたけれども、それでも、だがしかし、監査法人の方はだめだと...全文を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  皆さんにも、長時間の審議、御苦労さまでございます。  私の冒頭の質問は、先回私がこの委員会で、六月四日の日に竹中金融大臣にお願い申し上げました、金融庁と「りそな」の間の、今回の公的資金注入にかかわるやりとりのメモの提出の件に...全文を見る
○阿部委員 至極当然で、主要なものにお目通しをなさるわけです。この政策に至るやはり節目節目というものもございますでしょうし、そこで、大臣が主要と認識された、もちろん、出す方も、大臣、これが事の経過ですとか、ここまで来ておりますとかおっしゃって出されたんでしょうから、その主要なもの...全文を見る
○阿部委員 私は、きょう午前中、参考人の、「りそな」の前責任者の勝田さんに来ていただきまして、また、両監査法人の方にも来ていただきましてお話を伺ったのですけれども、やはり、かなり事実認識にそごがある、食い違いがあると、今もって、現段階でも思ったわけです。  ありていに言えば、勝...全文を見る
○阿部委員 「りそな」が公的資金の注入前の段階であれば、今大臣のおっしゃったような一般論は私は成り立ち得ると思うのです。しかしながら、事二兆円近くの公的資金の注入が決まり、その経緯というものを国民は注視、注目しているわけです。その中で、最大限やはり国民への説明責任を果たすというの...全文を見る
○阿部委員 では、さらにさらにお願い申し上げて、もう一点、資料要求の件がございます。  実は、これは先回の委員会で海江田万里委員が請求されました、五月十七日の金融危機対応会議の議事録でございます。竹中大臣は公表なさるとおっしゃいましたが、いまだ私どもは見ておりません。一体いつ公...全文を見る
○阿部委員 私は、その公表も含めて、本日のこの委員会の基礎資料だと思うのです。竹中大臣は、個別のことは個別の企業秘密だから言えない。では、政策者判断として行った金融危機対応会議の議事録も出ない中で、私どもは抽象的論議をしなくてはならなくなります。これは、政府がした一つの判断をめぐ...全文を見る
○阿部委員 私は、そういう態度は国会審議の軽視だと思います。皆さんもこんなに遅くまで本当にお疲れの中、きょうなんか午前午後審議しているわけです。そして、どういう判断で、どういう方針でこのことが決まったかという骨格は、政府としての判断はこの五月十七日の金融危機対応会議できちんと示さ...全文を見る
○阿部委員 十三日の金曜日ではないかという声が聞こえたようですが。  でも、私は、本当に遅過ぎると思います。そして、お金の投入だけが決まっていて、こういう国会審議が形式化、形骸化される、その大もとになっていると思いますので、重く受けとめていただきたいと思います。  先ほど来、...全文を見る
○阿部委員 国民から見れば、これだけのお金を入れるのだから当然、十五年三月期の決算、そして、先ほど申しましたように、「りそな」は「りそな」として出発したそのときに、二つの、二つというか主な意味では二つですが、一緒になって、もっとより多くの地域銀行を集めて発足して、そして発足後わず...全文を見る
○阿部委員 今の答弁では、例えば、私はすごく簡単なことを聞いたわけです。あさひと大和が合併して、発足したばかりなわけです。だれもこの私どもの市民社会の中で、発足したばかりの銀行がわずか数カ月で、その発足に対しては、恐らくそのことが、やはり多様な銀行の合体したものができるわけですか...全文を見る
○阿部委員 私は、やはり政治は結果責任だと思うのです。どういうことかというと、合併のときに、金融庁としては、今るる述べられましたように、まあこれでいけるだろうと判断したと。ふたをあけたら、やれないから、そして、繰り延べ税金資産の計算方式が変わってしまえば、ごろりと変わって公的資金...全文を見る
○阿部委員 そんなことを後から言われたっていい迷惑なんです。どういうことかというと、九月から三月の間に変わったことは何かと今大臣おっしゃいました、財務諸表の中で。一つは合併があったということですよ。それから、自己資本比率について、特に繰り延べ税金資産について厳しく査定するように、...全文を見る
○阿部委員 私は、最後にここで指摘しておきたいのは、やはり、合併という時点で既に金融庁はこの事態を正しく認識し、この合併自身が、本当にこれでやっていけるのかどうか、今の繰り延べ税金資産のお話もそうです、その判断をすべきであった。金融行政にもてあそばれた「りそな」もかわいそうですし...全文を見る
06月27日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  この場所で質問をさせていただく機会を得ますと、ちょうど二月の中旬でしたか、そこにおられます川口外務大臣に、当時まだアメリカはイラク攻撃を行っておりませんで、国際社会は、核査察も含めた大量破壊兵器の査察が成功裏におさまり、何とか...全文を見る
○阿部委員 今大臣がお述べいただきましたイギリスでは、外務大臣、川口外務大臣と同じようなお立場にある外務大臣が、当時イギリスがブレア首相のもとに報告書として用いた文章に、一部、十年前のアメリカの大学院の学生の論文を引用して、核兵器の存在について虚偽の記載も含めてしてしまった、その...全文を見る
○阿部委員 出典を明らかにせず、その文章自身が十年前のものであれば、当然、事態の把握、違ってくると思います。  アメリカはCIAの報告書をめぐって、イギリスでも同じように政府が用いた報告書をめぐって、そしてもう一つ、スペインでも同じように、スペインの諜報機関に当たりますところの...全文を見る
○阿部委員 恐縮ですが、時間の関係で、今の御答弁の前半の部分はテープレコーダーの繰り返しですから、申しわけありませんが、この開戦に至った後のことを私は伺いましたので、大変恐縮ですが、要領を得てお答えいただきたいと思います。  千人の方からの情報聴取中であるということと、私が伺い...全文を見る
○阿部委員 外務省として立場にないなら、主体的に判断してこの戦争を支持したということも……(茂木副大臣「議会の運営について」と呼ぶ)立場にないと思います。国会の運営については、そのことが国会として検証されなければ、やはり、川口大臣がおっしゃいました、民主主義的でないんですね。 ...全文を見る
○阿部委員 私は、これだけ疲弊した国土に、今さら大量破壊兵器の査察というような、現実に生きていくための、人々が生きていくために前向きになるかどうかわからないことを、しかしながら、あえて非常にフェアな形でやらなくちゃいけないと思うのです。  理由は、今川口大臣は米英豪だとおっしゃ...全文を見る
○阿部委員 もちろん、今イラクはアメリカとイギリスの占領下にあるわけですから、その意味でその決議との関連が出てくるわけです。しかしながら、大臣が当初問題にされた大量破壊兵器問題は、何度も申しますが、一方からの偏った情報では確定されない。私は、今後、すべからく情報こそ命です。その情...全文を見る
○阿部委員 三月二十六日だったと思いますが、ブルックス准将がいわゆる記者会見を行いましたときに、劣化ウラン弾の使用を公言なさいました。ただし、ブルックス氏は、そのとき、劣化ウラン弾は害のないものであるからということもおっしゃった上で、記者会見で公表しておられます。  このことは...全文を見る
○阿部委員 ごめんなさい、最後の部分がよく聞こえなかったというか、意味不明だったのですが。  大臣は、三月二十六日のブルックス准将の記者会見の英文紙をごらんになったことがありますか。なかったら、申しわけないが、来週まで、宿題にしますから、ちょっと読んできてください。  それか...全文を見る
○阿部委員 それは、これから自衛隊をその地に派遣しようとする国の外務大臣のお言葉ではありません。世の中が、全部が危ないとわかってから、それからじゃ遅いから、どれだけ使われたかわからない嫌疑がかかっているんです、このことだって。サダム・フセインの大量破壊兵器だって、嫌疑がかかってい...全文を見る
○阿部委員 私は、今御答弁いただきましたが、果たして本当にこの今のイラク支援法が必要かどうかということで、ちょっと事務サイドの方にも御答弁いただきました。  今御答弁いただかなかった中に、実は、UNHCRを通じて、三月三十一日に、千六百人分の難民用テントをヨルダンのアンマンまで...全文を見る
○阿部委員 百六十張りのテントを政府の専用機で運び、三月三十一日、緊急だというのに運んで、本日、六月の二十六日、百六十張りのうち二十張り、もっと言えば、現実には十張りしか使われていないんですね。百六十張り持っていって、十張りが本当にテントとして機能して、あと十張りはそのキャンプの...全文を見る
○阿部委員 大臣は大変賢いからそういう言い逃れもあろうかと思って、私も事実をもう少し申し上げます。  実は、このアンマンへのテントの要請は、ジュネーブの本部で、ジュネーブの本部職員の二人の間で、日本人です、ヨルダンに送ってほしい、ヨルダンに送ろうと決めて、日本の政府に投げられま...全文を見る
○阿部委員 それもまた異な御答弁だ。なぜならば、ヨルダンの空港までで、そこから帰っているんです。日本から飛んでヨルダンの空港に行く途中、だれに襲われますか。  そして、この前、石破さん、アフガニスタンの空爆最中にパキスタンに送るときは、何で自衛隊がくっついていくのと聞いたら、ま...全文を見る
○阿部委員 もう時間がないので指摘のみにとどめますが、何度も言いますが、この自衛官は飛行機の中にしかいなかったのです。逆に、だれからも襲われない。ハイジャックでもあれば別ですが。だったら、テントを普通の民間の人に運んでいただけばいいわけです。なぜ、ただただ飛行機に乗るだけで、自衛...全文を見る
07月02日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第7号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  先週よりもう一週間以上、このイラク支援法並びにテロ対策支援法の延長、論じられてはおりますが、論じられれば論じられるほど、何が何やらわからない、実体が見えてこない審議が続いているように思います。私は、その主な原因は、やはり、答弁...全文を見る
○阿部委員 石破長官も政府専用機に乗られたことがあると思いますし、例えば、小泉首相並びに石破さんのような要人がどこかに行かれるときに乗るわけですね。乗ったことない。では、ちょっとお見せしようかしら。中谷防衛庁長官はないですか。では、テントと首相だけかもしれない、これに乗れるのは。...全文を見る
○阿部委員 いろいろ御答弁いただきましたが、自衛隊員が、この専用機に乗った方は四十人、そして専用機に先立って十人既にアンマンの空港に行っておられます、そのための費用が七百万円。御存じですか、先に自衛隊員が十人行くために、ほかの飛行機で行くために七百万円、そして整備費その他で、とに...全文を見る
○阿部委員 アンマンの飛行場の状態くらい、自衛隊が十人行かなくてもわかると思います、どういう機種が着陸できるかどうか。そういうのを詭弁というんです。いつもそのように詭弁を用いて運用するからこそ、この法案だって合意が得られないんだと思います、実像が見えないと。  そして、おまけに...全文を見る
○阿部委員 私が指摘したかったのは、そういう喜劇的なことをやっておるということなんです。そして、そのために高いお金をかける。  日本はかつて、第二次大戦のときに、実際に極めて非合理的な戦闘に突入していき、たくさんの戦死者を出しました。今笑われた福田長官、あなたは今、第二次大戦の...全文を見る
○阿部委員 そういう存じない人に、新たな死者が出るかもしれないこんな法案の提出はしていただきたくないんです。  第二次大戦で百十万の遺骨がまだ未帰還です。あなたは、内閣官房長官として、それくらいの責任と自覚を持つべきです。知らないなんて、よくも言えたと思います。百十万帰ってきて...全文を見る
○阿部委員 イラクの人々に対する支援において、思いはだれも同じだと思います。ただ、その場合に、現在安全性のどのような担保があるのかわからない自衛隊員の派遣を、かつてどのような状態で兵隊が死んでいったかも知らない官房長官が云々されるとは笑止であるということを申し添えて、終わらせてい...全文を見る
07月08日第156回国会 衆議院 法務委員会 第30号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  冒頭、先ほどの木島委員の御質疑でも指摘されるように、この法案にまつわってたくさんの献金、疑惑だけでなくて実際に献金が行われて、金で買われた法案ではないかという指摘すらある中で、本日、実は、私のお部屋を介して何人かの障害団体の方...全文を見る
○阿部委員 副大臣は政治資金規正法にのっとって正しく処理をしておるという御答弁が多いわけですが、委員会でいろいろな質疑が出て、副大臣は近々、この法案の審議中に、この大臣、副大臣の服務規定を読み返されましたでしょうか。
○阿部委員 そうであれば記憶がよみがえると思いますので、お尋ねいたしますが、この国務大臣、副大臣、政務官の規範の中の六番目、1の(6)でございますが、これは、1は「国務大臣、副大臣及び大臣政務官の服務等」と書いてございます中の六番目、「関係業者との接触等」という一項がございます。...全文を見る
○阿部委員 そうしましたら、先ほど木島委員がお取り上げの件に再度戻らせていただきますが、副大臣は十一月五日の日、日精協の大会で本法案の早期成立を期しての御発言をなさいました。一つ、これは職務でしょうか。
○阿部委員 二つ問題があると思います。  まず、今、これは参議院でも、たしか木村副大臣、御答弁だったと思いますが、自分は副大臣として行ったんじゃなくて、一人の政治家として行ったんだと。しかし、このことでは既に参議院で反論がございまして、副大臣として紹介され、御発言がありました。...全文を見る
○阿部委員 そこはテープがとってあるわけではございませんので、私どもの入手した情報ではそうなってございますが、あえてこの場でこれ以上詰めさせていただきません。  そして二点目、副大臣は、この件に関してはだれから依頼を受けたか大変よく覚えておられます。しかしながら、その翌日、副大...全文を見る
○阿部委員 委員長にお願いがございます。  これはもう先ほどの木島委員の質疑と堂々めぐりです。私どもは、だれがお受け取りになったか、このことを伺いますのは、政治家と秘書は切っても切り離せない、このことはもうずっとこの間明らかになっていることです。そして、副大臣であれば、当然どの...全文を見る
○阿部委員 委員長、今お聞きになって、私の質問への答弁になっていません。どなたがお受け取りになったか、私は、副大臣であれば当然確認すべきだと思います。  お金の授受をめぐって今疑義が生じているわけです。だれがお受け取りになったか、このだれがということと、副大臣が、政治連盟から受...全文を見る
○阿部委員 何度も恐縮ですが、どこから受け取ったかをだれに聞いたかと聞いているんです。そんなことは質問通告していないから答えられないんじゃなくて、当然、これだけ論議になれば、副大臣は身の潔白をきちんとなさるために誰何なさったと思うんです、お尋ねになったと思うのです。だれに尋ねまし...全文を見る
○阿部委員 今のはとても答弁にはなっていませんし、御答弁がいただけるまでこの場所で座らせていただきますから。
○阿部委員 お金をお受け取りになったのは確かなんですよね、秘書が。確かですか。お答え、うなずきじゃなくて、秘書がお受け取りになったのは確かだけれども、だれがもらったか覚えていない。
○阿部委員 突然ではなくて、参議院でも同じような質疑がありましたし、そのとき木村副大臣は、お部屋で秘書を、それなりの責任のある秘書を集めて、あるいはお尋ねにならなかったんですか。まだそこまでも確認されていないのですか。
○阿部委員 法案が審議中でもあり、副大臣というお役職にもあり、そのときにもしも秘書が受け取ったものであっても、不適切か否かという判断だってしなきゃいけないお立場に副大臣はあるわけです。  そこで、私は副大臣の服務規定を読みましたが、職務に関連しての贈り物になるやもしれませんよね...全文を見る
○阿部委員 副大臣、本当に真正面に答えてくださいな。今私の聞いたことに全く一言も答えていないで、余分なことばかり壊れたテープレコーダーのようにおっしゃいます。私は、これは職務に関連して贈り物になるやもしれないとお思いにもならなかったのか、あるいは秘書団にその認識はなかったのか、こ...全文を見る
○阿部委員 職務に関連しての贈り物か否かをお尋ねしています。
○阿部委員 きちんと答弁していただきたいと思います。  職務に関連しての贈り物かと聞いています。
○阿部委員 服務規定ということも守られず、そして、先ほど申しましたように、金で買われた、献金で成り立つ法案かもしれない。九月になれば、この報告書が出た中で、またさまざまな議員への献金も明らかになるやもしれません。私としては、本日の採択が極めて不適切である、まだまだ事実も明らかにさ...全文を見る
○阿部委員 私は、社会民主党・市民連合を代表し、政府提出の心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律案に対して、反対の立場から討論を行います。  本法案は、我が国の精神医療政策の誤謬を余すところなく露呈する、そして、今後もその誤りをさらに推し進める著...全文を見る
07月16日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第25号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  冒頭、坂口厚生労働大臣に、先ほど小沢委員がお示しくださった資料の一部を用いて、追加の質問をさせていただきたく存じます。これは通告外ですので、あえてお許しください。  きょう、小沢委員がわざわざ御提示でございますこの柔道整復師...全文を見る
○阿部委員 窓口でお支払いになる分がお幾らで、そして、実はこの施療を受けた方は、自分の施療にかかわって、全体幾らの出費が行われたかということを確認する手段がないんだと思うのです。この施療全体にかかわる費用は恐らく三万四千五百円で、これは施療者から療養費の担当部署に請求がある。窓口...全文を見る
○阿部委員 こういう質問をさせていただくのは、実は、柔道整復師の療養費に関しましては、不正請求ということがずっと厚生労働省内でも検討の課題で、それで、先ほど小沢委員がおっしゃられたような三部位とか四部位とか多部位については、おのおの理由を書くというふうに指導がなされてきていると思...全文を見る
○阿部委員 大変に前向きな御答弁、ありがとうございます。  実は、私は、この件を取り上げて三年間、ずっと原局とやりとりをしてきて、都度、原局サイドからは焼骨には立ち会わせることができないというお答えでした。私は、そうやって遺族が求めるものと厚生行政の間にずれが生じれば、余分な不...全文を見る
○阿部委員 今御答弁の中にあえてつけ加えさせていただければ、例えば高所作業中の安全監視員の配置という問題も、今、作業部署での人員が少なくなると、安全監視のために下に人を配置できなくなっております。先ほど私がお願いしましたのは、厳しい労働条件下で現場がどうなっておるかということをも...全文を見る
○阿部委員 最後に大臣にお願いしたいのですが、今の高原局長の御答弁は、研究者の中でそういうことがやりたいといった場合に、厚生労働科研費を出しましょうと。私は、逆転していると思うんです。これは国が起こした予防接種禍です。そして、長期の予後ということは、私は国として責任があると思いま...全文を見る
○阿部委員 ぜひとも前向きにお取り組みいただきますようにお願い申し上げて、終わらせていただきます。
07月16日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第26号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  ただいま日銀総裁の御報告、そして日々の金融政策運営の御尽力、大変御苦労さまです。私は、福井総裁が御就任されてからきょうが初めて質疑の時間をいただきますので、極めて骨格的なことを質疑させていただこうかと思います。  まず第一点...全文を見る
○阿部委員 次は、金融庁に、数値の上でのお尋ねをいたします。  三月末、国債の長期金利が〇・七%前後でございましたときに、銀行、すなわち大手、地銀、第二地銀の中で、含み損を抱えている銀行というのは一体どのくらいございましたでしょうか。
○阿部委員 再び福井総裁にお伺いいたします。  そうすると、現在のところ金利は一%、今後これが上昇に向かう、すなわち国債の下落に向かうのかどうかということは、先ほど御答弁にございましたように、市場経済の全体の動向とかとも関係して、不透明というか、予測は十分にはしがたいと思います...全文を見る
○阿部委員 銀行は本来貸し出すのが仕事で、今は、金庫のようになって、貸し出しの目詰まりが起きている状況下ですので、その点に関しては、日銀としても、先般来、どのように貸し出しが円滑に行われるのかについての、銀行とのお互いの、指導なり行政監督なりをなさっておられる、行政監督というか、...全文を見る
○阿部委員 総裁の報告書の中にもございますように、まだまだ我が国の市場というか経済の動向は、過剰雇用、過剰債務の調整圧力が強くて、なかなか本格的に立ち上がってきていない。全体七十兆を上限とするんだといっても、もう六十兆まで来ていて、微妙な幅の中で、国民にとりましては余りに国債が多...全文を見る
○阿部委員 やみ金融被害の実態を知るためにも、どのくらいの数の口座が現状そこにあり、また解約の必要があるものなのか、それはぜひとも、データとして、金融庁としてきちんと数値把握もしていただきたいと思います。それを大臣にひとつお願いしたい。  あわせて、午後法案が提出されますが、担...全文を見る
○阿部委員 まずは怪しい口座が閉じられるということが大きな一歩ですし、あと、諸般、財務省や警察庁ともかかわっていますので、大臣並びに金融庁のリーダーシップで、実際の被害者が減るようなお取り組みをよろしくお願いいたします。  終わらせていただきます。
10月03日第157回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
議事録を見る
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  冒頭、坂口厚生労働大臣の再任を心からうれしく思いますし、坂口大臣がこれまでかじ取りをしてくださった厚生労働行政が、さらにこれで一歩も二歩もまた充実していくというふうに考えております。  せんだっての代表質問でもございましたが...全文を見る
○阿部委員 私がお願いいたしましたのは、やはりこうやって新聞報道で、その場限りの花火のように悲惨な事例が次々と挙げられていくということがもうずっと続いております。やはり事故、ミス、不測の事態が起こるところには、実は不測ではなくて、それが起こるべくして起こった背景というものも多分に...全文を見る
○阿部委員 まず大臣が認識してくださることは解決への一歩と思いますので、いわゆる七三一部隊と言いならわされている部隊が細菌戦の実行部隊であったということが、既に欧米のいろいろな追跡調査でも出ておりますので、我が国はイラクの大量破壊兵器問題で人を責めるばかりでなく、みずからを律する...全文を見る
○阿部委員 罰則並びに例えば禁錮であるか罰金幾らであるかという詳細なところをお願いしたいとは申し上げましたが、なかなか資料がお集まりでないようで、カナダでは逆に罰則はございません。  それから、五島委員がおっしゃられましたように、まずどういう病態であるかということを広く国民に知...全文を見る
○阿部委員 二点目も、既に大臣の確認答弁で御発言のことですが、いわゆる感染のおそれがあるとは、病院で患者さんの処置にかかわった医師あるいは家族、あるいは患者さんを訪問されたお見舞いの方などに限るという御発言でございました。そうしたことであるならば、逆に、本来はこうした法律の提案の...全文を見る
○阿部委員 通知等で明記というお話ですが、極めてファジーに受け取れますが、何度も申しますが、このおそれのある方は、実は人にうつすということではないのです。発症したときからうつすと現代の知見でわかっておりますので、やはり何度も言いますが、最低限の、人権侵害を起こさせないために、初め...全文を見る
○阿部委員 三点目です。  これも小沢委員が先ほど保健所体制のことをお尋ねでございましたが、いわゆる人畜共通感染症と言われるものの対応の中で、獣医師が診察する動物、家畜あるいはペットなどなどでいろいろな人畜共通感染症が生じる可能性があるもの、例えばBSEもそうですし、O157も...全文を見る
○阿部委員 保健所の充実という問題は、平成十一年の伝染病予防法から感染症法に変わったときにも附帯決議で何度も何度も挙げられておりますが、さはさりながら、実際に職員の充実なり研修の充実ということは、むしろ保健所の統廃合の中で縮小しているというのが現状だと思います。法律はそのとき幾ら...全文を見る
○阿部委員 厚生省がそういうふうに認識なさるということが、非常にやはり国民の命についても私は甘い認識だと思います。  私の時間がもうございませんので、もう一点だけ指摘させていただいて終わりますが、いわゆる高額医療になった場合の償還払い、払い戻しについてすら、きちんと患者さんたち...全文を見る