阿部知子

あべともこ

小選挙区(神奈川県第十二区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数8回

阿部知子の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月26日第164回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日の予算委員会が主に補正予算の審議をめぐって行われ、とりわけ各委員の御指摘が、一九九〇年代後半からの行き過ぎた規制緩和が生み出すひずんだ競争構造の中で安心、安全が犠牲にされる、あるいはアメリカの圧力によるBSEの解禁が...全文を見る
○阿部(知)委員 もし総理にそういうお気持ちがおありであれば、きょう、この傍聴席にも、今回の新法の対象になられる尼崎からの患者さんも傍聴に来ておられる、あるいはテレビを見ておられると思います。  小池大臣は、昨年でしたか、じかに尼崎に行かれて患者さんたちともお会いになった。実は...全文を見る
○阿部(知)委員 それこそ、なぜこのようなことを申すかというと、人の命の額が、逆に言うとこうやって比較されているからであります。  小池大臣がおっしゃった、労災と環境暴露はなかなか因果がはっきりしない、同じスキームでは解決できないという御答弁でしたが、ここには実は大きなごまかし...全文を見る
○阿部(知)委員 まるで足りません。  終わります。
01月27日第164回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私は、昨日に引き続きまして、ただいま吉井委員もお取り上げのアスベスト問題で、冒頭二問、小池環境大臣と厚生労働大臣の川崎新大臣にお願いいたします。  小池大臣が、昨日、私の質問に対してお答えになった、今度の新立法による救...全文を見る
○阿部(知)委員 答弁漏れがございますが、なぜ調査をなさらなかったのですかと私は聞きました。制度があって人があるわけではないのです。実態があって、現実に生きていく人々がいて、そのことをどうするかが私は政治の役割だと思います。  そして、今の大臣の答弁には、実はその背景には、政府...全文を見る
○阿部(知)委員 我が国の締結は十九年後ですから、今の御答弁も当たらないと思います。  終わらせていただきます。
01月30日第164回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、本来、麻生外務大臣に質問通告をしてございますが、一連の本日の討議の中で、大変麻生大臣には恐縮ですが、ぜひとも中川大臣に確認しておかねばならない、あるいは安倍官房長官にしっかりと……(発言する者あり)
○阿部(知)委員 お答えいただかなければならないことがありますので、麻生大臣にはお許しください。  先ほどの高橋委員の御質疑の続きでありますが、中川大臣には、いつの段階で、アメリカの牛肉の管理、これがずさんであると認識されましたか。いつアメリカの牛肉管理体制のずさんさを認識され...全文を見る
○阿部(知)委員 その時点までずさんさに気がついていないということが、農水大臣として国民の食の安全を預かる立場の認識の甘さなんだと思います。  川内議員の質問主意書は、全文、中川農水大臣はお読みになりましたか。川内議員の主意書を全文お読みになりましたか。お伺いいたします。
○阿部(知)委員 その川内委員の質問主意書をよくお読みになれば、アメリカでの牛肉管理体制のずさんさが随所に指摘されております。  中川大臣に伺います。  アメリカの農務省の食品安全局のウィリアム・ジェームズ氏、この方は責任者でありますが、この方が、二〇〇四年の一月から二〇〇五...全文を見る
○阿部(知)委員 川内委員の質問主意書は、それであればこそ、どのように検査官が検査し、現実にはその中でも除去されていないものがあるから、輸入より前に検査をせよという趣旨なわけです。  九番目の一の質問が、この輸入開始前のアメリカの現状の検査でありました。何もぽこっとそこだけ来た...全文を見る
○阿部(知)委員 米国のウィリアム・ジェームズ氏の指摘は、そもそも月齢がどうかではないのです。危険部位が除去されるべき三十カ月以上でも残っておる、危険部位の除去という手技が違反で既に千三十六件あるという事実であります。  その事実をあえて無視したからこそ、今回、輸入の場で、危険...全文を見る
○阿部(知)委員 ただいまのは答弁になっておりません。非常に失礼だと思います。あなたに、私は、判断に誤りがなかったのか、あなたの御意見を聞いたのです。逃げずにちゃんと答えてください。
○阿部(知)委員 誤りがなかったものが、一カ月で危険部位がごろごろついたものが出てくる。これはまさに、その判断の甘さ、認識の甘さ、命への本当の軽視だと私は思います。そうしたことを最後に申し添えて、私の質問を終わります。
○阿部(知)委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、政府提出、二〇〇五年度補正予算三案について、反対の立場から討論を行います。  本日の審議でも既に明らかなように、命に直接かかわるBSEの問題をめぐっても、閣議決定がいかにいいかげんなものであるかは、私どもの審議の中でも明ら...全文を見る
01月31日第164回国会 衆議院 本会議 第5号
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○阿部知子君 社会民主党・市民連合を代表して、補正予算三案に反対の立場の討論を行います。(拍手)  下校途中の児童をねらった殺害事件、あるいは昨年末に発覚した耐震強度の偽装問題、さらには、本年に入り、アメリカからの輸入牛肉のずさんな管理実態、加えてライブドアによる虚偽と虚構の株...全文を見る
02月07日第164回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私は、本日は、まず第一点目として、国の基本的な外交姿勢、とりわけアジア外交と歴史認識ということについて、総理並びに麻生外務大臣のお考えを伺いたいと思います。  先ほど岡田委員と総理の質疑応答を聞きながら、総理には後ほど...全文を見る
○阿部(知)委員 事は単に人徳のなさというふうなレベルの問題にとどまりませんで、実は外交というのは本当に微妙な橋を渡るようなものだというのは、麻生大臣はだれよりも御存じなはずなんだと思うんです。  その外務上の一番大事なポジションにおられる大臣が、例えば前者の天皇靖国参拝問題に...全文を見る
○阿部(知)委員 今の御答弁であれば、各国はおのおのの歴史認識を持ち、しかし、その溝は埋めなくていいということになってまいります。もちろん、物事ですから、こっちから見たときとこっちから見たときは違うかもしれません。それでも、将来の平和、お互いの相互理解のために、この溝は埋めていか...全文を見る
○阿部(知)委員 論議を引き戻さないでいただきたいんですね。  私自身は、靖国参拝は、外国が言うからではなくて、我が国の憲法の政教分離から行くべきでないと思っていますが、私は今ここでそれを問題にしているのではありません。総理が行かれるのであれば、当然、中国や韓国の反発も想定内の...全文を見る
○阿部(知)委員 何度も言いますが、自分が思うように自分のことを言えば外交なんだというのは、外交ではないのです。しかし、それは総理自身がよくおわかりで、わざとそのように答弁されているものと私は思いますので、次の問題に行かせていただきます。  この国会の中で、一番目に私が今外交の...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、違反でも営業し続けられる状態、それが恒常化しておる状態について本当はお考えを聞かせていただきたかったと思います。  時間の関係で、総理にもう一点お願いいたしますが、実はアメリカでは、ブッシュ大統領のお父さん、パパ・ブッシュと呼ばれている方ですが、この時代...全文を見る
○阿部(知)委員 さきに障害者自立支援法も成立し、しかし現状でまだこういうことが起きるということは、私は国の法令上も、法律上も問題があるんだと認識しております。  そして、残る一問、実は文部科学大臣にお伺いする通告をしてございましたが、時間の関係で次回に送らせていただきます。申...全文を見る
02月10日第164回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、我が国の外交防衛の基本的施策についての質疑を麻生外務大臣並びに額賀防衛庁長官にお願いしたいと思います。  冒頭、予告外の質問で恐縮ですが、麻生大臣にお願いいたします。  昨日、中国から、外務次官ですね、お越し...全文を見る
○阿部(知)委員 内容に立ち至らない、総論的、優等生のお答えでありましたが、この前も申しましたように、非常に日本と中国との関係というのは微妙、かつ、ハンドルするのにいろいろな意味での誠心誠意な努力が必要と思いますので、麻生大臣には重ねてその向きをお願い申し上げたいと思います。 ...全文を見る
○阿部(知)委員 いわゆる2プラス2は、日本の外務大臣と防衛庁長官、それからアメリカでは国務大臣と国防大臣がお出になって、日本側から二、アメリカ側から二で行われる協議でございますが、とりわけ一九九〇年以降はこういう大臣同士の枠組みになって、日本の安全保障政策あるいは外交政策に極め...全文を見る
○阿部(知)委員 これは重ねてお願いしたいですが、結局、基地の再編問題も地元負担ということを抜きにしては進められない問題であります。  私は、これから、原子力空母にかかわる日本の安全保障上の問題並びに現地の不安の問題、いろいろ御質疑いたしますが、二〇〇八年の退役まで時間的なゆと...全文を見る
○阿部(知)委員 今の麻生大臣の御説明は私は知った上で、そのことが日米安保条約の極東条項から見てどうなのか、逸脱しているんじゃないか。  それからもう一点は、例えば米国が今現在日本で使用している基地から、例えば現在のキティーホークでもそうですが、空母が出ていくときには、一応、我...全文を見る
○阿部(知)委員 これも直接的なお答えでないと思いますが、そのエードメモワールを上回る何かお約束事をなさっているのかと伺いたかった理由は、実はエードメモワールの中では、何か一たん事が起きたら、日米地位協定に基づいて損害等々も補償すると。  しかしながら、大臣も御存じかもしれませ...全文を見る
○阿部(知)委員 麻生大臣は事務的とおっしゃいましたが、例えば二〇〇四年の九月に佐世保で、原子力空母の本体に至る導線のところで火災事故がありました。この事故の報告は五時間おくれでした。そして問い合わせて初めてでした。  導線から火事になれば、当然本体に行きます。この五時間のおく...全文を見る
○阿部(知)委員 済みません、一言だけ。  丁寧にお答え、ありがとうございます。そうであれば、もう一歩、長官にはお願いがあります。  例えば、ここの業者、どの業者とは申しません、アンケートが来るそうです。OBの受け入れについてどうかというアンケートだそうでございます。よくお聞...全文を見る
02月16日第164回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日、私は、実は昨年の秋に民主党の皆さんが予備的調査として請求してくださった、公益法人や外郭団体への国家公務員OBの天下り問題について、ちょうどタイムリーに調査局からこんな厚い資料が出てまいりました。これは天下り一覧。一...全文を見る
○阿部(知)委員 大臣のお耳に届いている情報に、一部私はバイアスがあると思います。  実は、その第三者委員会というもの自身が第三者的でないというふうに働く側が指摘されておるという点です。本当に第三者委員会、外部委員会で第三者的に、特に事態はセクハラでありますから、ここで指摘され...全文を見る
○阿部(知)委員 おっしゃられたように、尾辻前大臣にも、ボランティア団体からぜひこういう事態を正しく指導してほしいという指摘があった案件ですので、今もって継続しておりますので、迅速な対応をお願いしたいと思います。  もう一点は、国家公務員共済組合連合会の設置しております病院の閉...全文を見る
○阿部(知)委員 ぜひそうしていただきたいです。  なぜ住民が不安に思うかというと、この川崎の北部地区というのは、基本的に必要な病床数が四千百八十七のところ、現状、登戸病院があっても四千三十七ということで、病床不足でございます。ここで一気に登戸の三百三十四床が閉鎖されれば、約五...全文を見る
○阿部(知)委員 ありがとうございます。ぜひよろしくお願い申し上げます。
02月17日第164回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、冒頭、与謝野金融大臣にお伺い申し上げます。  一月二十三日、堀江元ライブドア社長の逮捕、そして二月十三日には起訴という事態に至っております。このことを見る国民の目も、当初の逮捕時よりは、逮捕から起訴というと連動...全文を見る
○阿部(知)委員 国民の側からこの事件を見れば、そもそも、ライブドアという会社が何をやっているかよくわからない。そして、株式の総評価額を上げることでどんどん成長していく。おまけに、その中でもうかるのは自分の会社ばかりである。ほかの株主はほとんど逆に、もしかして、ライブドアの中の一...全文を見る
○阿部(知)委員 大臣の立場でお答えにくいのかと思いますが、私の伺ったことはそうではなくて、小泉さんたちの応援が、膨らまし粉のように膨らませ、さらにこの問題の、本当に国民にとっての誤ったメッセージを送ったんじゃないかということでございます。  また午後、質疑させていただきます。
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  杉浦法務大臣には、予告外のことで恐縮ですが、確認をいただきたい答弁でございますので、よろしくお願い申し上げます。  先ほど来、原口委員も御質疑の中で取り上げておられましたが、東京地検の次席検事が異例のコメントとして、こ...全文を見る
○阿部(知)委員 私も内容をつまびらかに存じませんので調べさせていただきますが、もう一点、私は、きょうの委員会に出席しておって、非常に、逆に、逢沢委員の御質疑などを聞いておりながら、堀江容疑者が、今、起訴されまして、身柄は不自由な立場にあります。そこに接見された弁護士と自民党の皆...全文を見る
○阿部(知)委員 そのあたりは厳密にしていただきたい。  今お教えいただきましたが、共同通信の記者からであったということですが、もちろん、堀江容疑者のその行ったことについては、私は、これから、それが彼個人の問題なのか、株式市場の問題なのか、もっと規模が大きくて、そして次に同じよ...全文を見る
○阿部(知)委員 さまざまなことが実は今やぶの中状態ですので、この委員会の審議を通じて解明されることをお願い申し上げて、私の質疑といたします。
02月24日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、各委員の皆さん、長時間の御審議、御苦労さまでございます。  また、川崎厚生労働大臣には、本日、初めて大臣としての所信を受けて私が質疑をさせていただきますので、冒頭ですので、やはり一番国民の期待も高く関心も高い厚...全文を見る
○阿部(知)委員 そういう実態の中では、とりわけ小児科のベッドがないんです、入院できるベッドが。これが非常に深刻で、厚生労働省に何回も何回も伺いましたが、数は把握できないと。もちろん、あるときは大人用に使い、あるときは子供用に使いしている実態もあると思います。ただしかし、その地域...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、予防接種行政がそのようなものであるなら、次のステップは待つべきだと思います、今大臣がおっしゃったような見解であるならば。  これは、ワクチン自身の性能も問題でした。副作用、副反応が起きたときの報告体制も問題でした。その後の認定にも時間がかかりました。救済...全文を見る
○阿部(知)委員 実は、今おっしゃったようなことはMMRのときも言っていたんです。三つを一遍にやったら楽だろう、利便性がある、安全性も確認されたと。  でも、ワクチンというのは、やってみないとわからないのです。だから、現在まで歴史を持って使われているものも、おのおの単品で風疹と...全文を見る
○阿部(知)委員 よろしく御検討をお願いいたします。  残余はまた後ほどお願いします。
02月24日第164回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、四名の公述人の方々から、それぞれに異なるいろいろな立場からの御意見をいただき、大変勉強になりました。限られた時間の関係で皆さんに質問できないかもしれませんが、お許しください。  まず冒頭、木下公述人にお願いいた...全文を見る
○阿部(知)委員 先生にいただきました資料の中でも、特に今フリーターと呼ばれる方々が三十代後半に広がり、そして四十代、普通であれば社会の中堅層が貯蓄を持たなくなっているということで、坂口元厚生労働大臣も、私も厚労委員会で聞いたことがありますから、御指摘をされておりましたが、新たに...全文を見る
○阿部(知)委員 どうもありがとうございました。
02月27日第164回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第2号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私は、二〇〇三年のたしか七月であったと思いますが、このイラク特別委員会の海外視察で、当時、高村委員長のもと、そして与党の筆頭は中谷・元防衛庁長官でありましたが、イラクへの視察に伺わせていただきました。その直後に国連本部が...全文を見る
○阿部(知)委員 イラクでの事案は災害ではございませんので。今の件はしかと私も承りました。  そして、先ほど長官は、自衛隊員は命をかけてお国のために頑張ると思っていられると。確かにそうでございますが、と同時に、私たちは、その自衛隊員の命がけの行為というものが、本来守られるべき命...全文を見る
○阿部(知)委員 私のお願いしたのはもう少し中長期的なものも含めてでございます。ぜひお願いします。  あと、麻生外務大臣にはいつも済みません、予告してあって質問の機会を得ませんでしたので、また日を改めてよろしくお願い申し上げます。  ありがとうございます。
02月28日第164回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日の委員会は、主に格差の問題を取り上げて審議が進んでおりますが、実は私は、ことしで三十一年目になります小児科医でございます。子供たちを通して見える子供たちの家庭の貧困化、格差の問題をきょうは私はぜひ委員の皆さんに御理解...全文を見る
○阿部(知)委員 今の御答弁は地域の実情に応じてということでしたが、小泉総理にお伺いいたします。  ユニセフという児童基金が調べました調査で、OECD諸国の中で、むしろ先進国の中で、子供を持つ家庭の貧困化が進んでおると。貧困率は、平均世帯収入の半分以下の世帯を一応貧困といたしま...全文を見る
○阿部(知)委員 ありがとうございました。
03月01日第164回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号
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○阿部(知)分科員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、私にいただきました三十分という、私にとっては破格に長い時間なのですが、この中で、少しゆっくり、じっくり、竹中総務大臣と、電磁界と健康リスク問題について、大臣、首をひねられましたが、ふだん、郵政民営化のように大臣...全文を見る
○阿部(知)分科員 ふだんお忙しいし、本当にそのようだと思うのですね。  私は実は小児科の医者で、特に臨床疫学ということを勉強するために、公務員として、国のお金で、一九九三年から四年にかけてアメリカに留学し、疫学調査、例えば子供のがんが発症したとき、何が他の子と違うのかなどの研...全文を見る
○阿部(知)分科員 大臣のお答えをいただく前に、私、やはり今お取り上げの十ページの書き方もおかしいと思うんですよ。今お読みになった中で、QアンドAの「予防的対策を推奨すべきではないが、」という書き方ですよ。  予防的対策というのは、事実はとにかくわからないということは共通認識な...全文を見る
○阿部(知)分科員 何度も申しますが、私が懸念いたしますのは、この電磁界問題は二十一世紀の公害だという指摘もあるくらいなもので、我が国が、とりわけ住民との対応とかのそうした防衛的な反応に出ることによって、本来なすべき予防なり対策を怠ることがないようにという願いであります。  ち...全文を見る
○阿部(知)分科員 この国会で問題になりました格差の中においても、働き方の格差というのは非常に重要と思います。大臣にあっては、今後もその認識を持って、やはり労働環境をよりよいものにしてくださるようにお願い申し上げます。  終わらせていただきます。
03月08日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第6号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、与野党の理事の皆さんの御好意で二十五分というお時間をちょうだいいたしましたので、冒頭、大臣と少し根本的なところでの質疑をさせていただきます。なお、これは質問通告してございませんが、川崎大臣の政治家としての姿勢を伺...全文を見る
○阿部(知)委員 私の質問が少し唐突であったかもしれませんが、実は、今回この質問に際しまして、厚労省の担当の部署の方から、いろいろなことを調べて情報をいただきました。ここに私がいただいたものの中で、アメリカにございます米国国立労働安全衛生研究所という組織がございます。国立であるか...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、こうした組織いじりをするときに、やはりそれが本当の労働安全行政の向上に結びつくのかどうかということが大きな評価の視点なんだと思います。大臣は、もちろんそれは共有していただけますよね。どうでしょう、ここは。
○阿部(知)委員 私は、単に数値のための数値目標というよりは、現状を改善していくための数値目標をぜひ厚生労働省でも立てていただきたいと思います。そして、現下の労働者が置かれた労働実態をもう少し、先ほどの大臣の一点の御指摘はございましたが、多面的にしていただきたいということ。  ...全文を見る
○阿部(知)委員 しつこくて申しわけありませんが、私は、議論をしてもらって結構だろうという程度のことでなく、そのように国を挙げて労働災害に取り組んでいただきたい。  例えば、大臣もよく御存じのように、一九七二年、かつての、産業医学総合研究所の前身である労働衛生研究所が、工場周辺...全文を見る
○阿部(知)委員 私が今伺いましたのは、もう一点、例えば住民とか勤労者との窓をどう開くかという点でございます。  大臣、一つ追加させていただきたいので、例えばアメリカの労働安全衛生研究所では、毎月五十万件のアクセスがございます。ホームページを開いて、そこに五十万件のアクセスがあ...全文を見る
○阿部(知)委員 そういうふうにしっかりやるには、私はこの組織改編は単なる数合わせ、そしてもう一歩先に進むための準備がないというふうに思います。先ほど高橋委員もお取り上げでありましたが、例えば現場で起きたいろいろな労働災害に立入調査をするときに、やはりそれなりの権限と身分がなけれ...全文を見る
○阿部(知)委員 前向きな御答弁で大変ありがとうございます。  ちなみに、陸上貨物についての規制緩和が行われました一九九〇年以降、例えば交通事故の件数であれば、一九九〇年では二万三千九百六十八件が、二〇〇三年では三万二千四百九十件と三六%増。そして、平成十六年度の統計では、陸上...全文を見る
○阿部(知)委員 ガイドライン自身が、御自身おっしゃったように現状に合っていなくなっていますので、ガイドラインもつくって、ほい、投げただけでは意味がない。やはりそのようになされているかどうかの実態が大事ですので、その意味でも、こういう新たにできる労働安全衛生総合研究所等々で実態を...全文を見る
○阿部(知)委員 やはり人あっての国、安心、安全あっての国だと思いますので、大臣には特にその点、采配をよろしくお願い申し上げて、私の質疑を終わります。  ありがとうございます。
03月10日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第7号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私は、今回の独立行政法人に係る改革を推進するための厚生労働省関係法律の整備に関する法律案に反対の立場から討論を行います。  勤労者の労働形態の多様化、さらには、それによる労働災害の多様化にどう対応し、また、今後の労働安...全文を見る
03月14日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、五人の参考人の皆さんには、子供たちの未来とそして私たちの社会の将来設計のために、前お二方には学際的な分野から、そして残るお三方には現場からの御発言ということで、大変参考になり、またそれを踏まえて質疑をさせていただ...全文を見る
○阿部(知)委員 そうであればいいのですが、先ほど申しましたように、現実にはほとんど裁量権がなく、地方側にとっては、それが財源移譲されても地方の創意と工夫の発揮のしどころがなかなかない形で今回三位一体が全部進行しているのではないか。私自身もそう思いますし、先ほど漢人さんのお話の中...全文を見る
○阿部(知)委員 ありがとうございます。  それでは、もう一度京極先生にお伺いいたしますが、幾つかのお話の中で、企業参加、社会の財産ですから、こういう子育てということに企業も参加してほしいというような形での御発言がありました。私もそのとおりと思いますが、例えば今回の児童手当の年...全文を見る
○阿部(知)委員 ありがとうございます。  それでは、中根参考人にお願いいたします。  実は、私も日曜日に十五人くらいのお母さんたちとお話をして、今度児童手当が小学校が終わるまでになるのよ、どうと聞いたんですね。大体先ほど中根さんが御紹介くださったのと同じで、助かるけれども、...全文を見る
○阿部(知)委員 大日向参考人とそして増田参考人には時間の制約でお伺いできませんが、審議の中で生かさせていただきます。ありがとうございました。
03月15日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  各委員並びに委員長には、長いお時間の審議、大変御苦労さまです。私に与えられた残り三十分を、きょうは主に、このたびの三位一体改革に伴う、特に、厚生労働省の行政にかかわります分野での補助率の削減という形をとった、地方へのさま...全文を見る
○阿部(知)委員 それは、一般論としてはそのようなのだと思いますが、私は、大臣がちょっとしゃべり過ぎたとおっしゃったので、生活保護の方については一点だけ確認をさせていただきます。  この間、地方自治体のいろいろなやりとりの中で、生活保護制度が抱える問題について国も自治体も改善の...全文を見る
○阿部(知)委員 そのことを確認いたしました上で、児童手当につきましては、先ほど児童家庭局長から御答弁もありましたように、政府の案では、特例交付金等々を用いてこの年齢の拡充にも対応していくということですが、私がここで一番懸念しておりますのは、児童扶養手当に関します国の責任は何かと...全文を見る
○阿部(知)委員 まさしく八〇%を超えております。  実は、児童家庭局の方で五年刻みのいろいろな調査を本当に緻密にやってくださっていて、平成五年で就業率八七%、平成十年で八四・九%、平成十五年は少し下がりましたが、八三・〇%。いわゆる八割のお母さんは仕事を持っておられます。 ...全文を見る
○阿部(知)委員 大体その前後でございます。最近のデータでは、一般世帯が五百八十万に対して、母子家庭が二百二十五万、それでなおかつ働いておる。  そういたしますと、大臣がここで御発言の、基本的には就労の問題であるということは、先ほど西村智奈美委員も御質疑の中で問題にされましたが...全文を見る
○阿部(知)委員 突然ですので、大臣の御認識に少しそごがあると思うのですが、母子世帯数全体では百二十三万ですが、いわゆる児童扶養手当を受けておられる家庭は八十七万でございます。  そして、さらに申しませば、これが一番私は問題と思いますが、パートの比率がどんどんふえてきています。...全文を見る
○阿部(知)委員 今のさまざまな景気情勢の中で、人を常用雇用するということは、企業にも大変負担が強いということはあると思いますので、その点について大臣は、労働行政全体の中で、若年者の常用化を図るとか、特にこういう母子世帯の常用化を図ることに御尽力のことは知っておる上でお願いいたし...全文を見る
○阿部(知)委員 特に子供を抱えているお母さんが、パートというか期間のある契約であるとか、あるいは時間の細切れの働き方であるということは、子供も含めて不安定になりますので、この実態については、担当部局は大変よくお仕事をしておられますので、大臣の方でもよく御承知おきくださって、実際...全文を見る
○阿部(知)委員 社会福祉事務所で働く皆さんのスキルアップにも、ぜひ厚生労働省の方からも御支援をお願いしたいと思います。  残された時間がちょっと少ないのですが、児童手当の方に問題を振らせていただこうと思います。  児童手当は、このたび、政府案が小学校六年の終わりまでの延長と...全文を見る
○阿部(知)委員 ちなみに、そこだけを取り上げるわけにいきませんが、大臣がきょう何回か例をお引きになったフランスでは、児童手当に対しては、事業主の拠出が六五%という制度設計を持っております。  もちろん、これはトータルパッケージですので、大臣がおっしゃったように、どこを税で、ど...全文を見る
○阿部(知)委員 子供をめぐって深い論議がさらに行われることを望みまして、質疑を終わらせていただきます。  ありがとうございます。
03月17日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第10号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  当委員会は、子供の出生から保育、教育、そしてやがて成長し、年を重ねて病を得る、あるいは介護の状態になるという人間の本当に長い人生、総体を対象としておりますので、日々、皆さんの熱心な論議、長時間で大変に御苦労さまだと思いま...全文を見る
○阿部(知)委員 現場段階でまだまだなかなか連携がとれていないところも、私の耳にはたくさん聞こえてまいりますので、重ねて大臣の御尽力をお願いいたします。  もう一点、先ほど仙谷委員がお尋ねの、福島における産婦人科の医師の逮捕の案件でございますが、この案件をめぐっては、先ほど大臣...全文を見る
○阿部(知)委員 私が思いますのは、報告と届け出は違うと思うんですね。医師法二十一条で警察に届け出るとなりますと、医療側は、これは、交通事故で運ばれた方の死とか、それから死因が不明な死は届け出なければいけないと思います。  ところが、報告、医療事故、医療過誤、医療ミス、いろいろ...全文を見る
○阿部(知)委員 子育てと少子化対策ということをとりますれば、この委員会でも、民主党の皆さんが出された子ども手当あるいは政府の児童手当の延長のような、子育てに係る直接的な費用の軽減、あるいはもう一方で教育的な支援等々と、もう一歩ぜひ私は、先ほどの大臣のお言葉を受けて、二〇〇六年を...全文を見る
○阿部(知)委員 大臣に、今の数値をお聞きになって、お考えと、それから、ぜひ私のお願いの方向に御尽力いただきたいということで御答弁をお願いいたします。
○阿部(知)委員 厚生労働行政ですから、そして何度も申しますが、例えば、お母さんたちはあと三年とか、今大臣のおっしゃる有期のようなものですよね、そういう形で未来が見えないということではとても子供を育てていけないと思いますので、そこはやはり逆に厳しく企業主の皆さんにも周知徹底してい...全文を見る
○阿部(知)委員 箱物と言われるものへの国からの補助が果たして地方にとってどうかという問題はもちろんあると思うのです。でも、今の御説明にあったように、例えば、他の病院に入っているけれども特養を申し込まれる方は、その次、行く先がそこしかないと思って、あるいはそちらが待機待ちなので病...全文を見る
○阿部(知)委員 また、医療制度改革の中で引き続いた論議をさせていただきます。  ありがとうございました。
03月22日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第11号
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○阿部(知)委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、政府提出の国の補助金等の整理及び合理化等に伴う児童手当法等の一部を改正する法律案について反対、また、民主党提出の児童手当法の一部を改正する法律案について賛成の立場から討論を行います。  まず、国の補助金等の整理及び合理化等...全文を見る
03月29日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第12号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、与野党の理事の皆さんの御好意により三十分のお時間をちょうだいいたしました。いつも少数政党への御配慮、大変にありがとうございます。  おかげさまで、せんだっても川崎厚生労働大臣にお伺い申し上げましたことですが、予...全文を見る
○阿部(知)委員 さっきの福島県の大野病院の事案では、厚生労働省の方も、院内の調査委員会の報告書を入手されて、それなりの御検討もされておると思うのですが、この件は、今大臣がおっしゃったように、警察の捜査という中でなかなか、どのような医療現場の実態であったかが浮かばないという点をお...全文を見る
○阿部(知)委員 私がこういう指摘をさせていただきますのは、例えばこういう記事をメディアで読むと、ああ、どうせ助からない、末期だから人工呼吸器もほどほどにしてほしいかなという気持ちを抱く国民も少なからずあると思います。しかし、国民にどんな情報が伝えられているかというと、例えば御高...全文を見る
○阿部(知)委員 ぜひそうしたお取り組みをお願いしたいと思います。  大臣には、資料の四枚目をおあけいただきたいと思います。ここには、私の地元でございます、ハローワーク藤沢でいただきましたデータに基づいて、少し私の方でお話をさせていただきたいですが、グラフの下の二つをごらんくだ...全文を見る
○阿部(知)委員 ぜひそのようにお願いしたいと思います。やはり敷居が高いというか、知らないということも大きいと私からは見受けられます。  引き続いて、同じようにハローワークの仕事として大臣にちょっとまた表を見ていただきたいですが、お手元の資料の一枚目は、非正規雇用の雇用者数と比...全文を見る
○阿部(知)委員 グラフにおいても表においても、実は二十五歳から三十四歳までの方の、年収の二百万円未満の方が著しく増加しております。  この層が、これから新規採用の方が少しずつ上昇したとしても、ここにエアポケットのようにたまりができたのでは、やはり社会にとってもこの方たちにとっ...全文を見る
○阿部(知)委員 真意を聞いて推し進めていただくことをお願い申し上げて、質問を終わります。
04月06日第164回国会 衆議院 本会議 第20号
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○阿部知子君 社会民主党の阿部知子です。  私は、社会民主党・市民連合を代表して、政府が提出した医療制度改革関連法案に対する質問を行います。(拍手)  健康保険法等の一部を改正する法案の根底に流れる考え方は、総医療費のうち税や保険料による医療給付費をとにかく減らし、国民、患者...全文を見る
04月14日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  四月の六日に本会議で、小泉総理ももちろん御出席のもと、健康保険法と医療法を二つの大きな軸にした今回の医療制度改革関連法案が質疑されまして、それを受けて、当委員会でも、今週水曜日そして本日と、実は断続的な質疑が続いていると...全文を見る
○阿部(知)委員 実は、昨日の質問取りの段階で厚労省にもお伺いしたのですが、そういうデータはおとりでないと。私は、これは、そういう意識で事に臨むかどうかでやはり実態が浮かんでくるのだと思います。  ちなみに、福島委員もお取り上げでございましたが、イギリスのサッチャーの医療制度改...全文を見る
○阿部(知)委員 先ほど私がもう一つお願い申し上げればよかったですが、過重労働の問題とも兼ね合わせて、医師、看護師の、日本全体でも多い自殺という状況の中で、特にそこにまたフォーカスを当てて、厚生労働省としてはぜひフォローしていただきたいと思いますので、この点は、先ほど申し上げれば...全文を見る
○阿部(知)委員 大臣はよく見越していらっしゃると思うんですね。例えば、菊田委員のお配りくださった資料でも、同じ新潟の中でも、新潟は確かに医師数は足りませんが、新潟市は医師の数が平均より多く、あるいは六日町、十日町あたりは少ない。同じ県の中にも、都市部に集中している、あるいは診療...全文を見る
○阿部(知)委員 今大臣もおっしゃったように、地元枠をふやしても、その地元に本当に行ってくださっているかどうかというところも問題になりますが、今回のいろいろな改正案を見ておりますと、自治医科大学方式で、また自治医科大学の入学定員の問題を少し充実させようということも出ております。 ...全文を見る
○阿部(知)委員 先行して公的病院のみによる再編をくれぐれもお考えにならないようにお願い申し上げて、よいものを育て、医療は命を支える基盤として国民に安心のサービスを提供していただきたいと思います。  終わります。
04月17日第164回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、イラクにおける自衛隊の活動並びに撤退の時期等々で各委員から御質疑がございましたが、けさ方六時ごろでしょうか、たまたまラジオを聞いておりましたらば、サマワで、イギリス軍に対してシーア派のサドル師たちの支持者たちが砲...全文を見る
○阿部(知)委員 非常に実は頭の回転の速い麻生大臣は、意図して私の質問をはぐらかしたのではないかと思います。私は、諜報活動のあり方と、それを利用する政治家の、いわば一方的に政治利用したのではないかということがアメリカ国内でも問題になっておることについてどうお考えかとお伺いしました...全文を見る
○阿部(知)委員 ぜひとも、本当に真剣なお取り組みをお願い申し上げます。  終わらせていただきます。
04月20日第164回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私は、実は神奈川県の選出でございまして、この委員会でも多くの皆さんが沖縄の問題をお取り上げでございますが、神奈川も沖縄に次ぐ第二の基地県でございますし、昨年来のいわゆる日米のいろいろな交渉、2プラス2の中でも、私のおりま...全文を見る
○阿部(知)委員 その点を確認いたしますと、私から見ると、幾つかのそごが出てくるように思います。  先ほど申し上げましたように、座間には米陸軍第一軍団司令部、それがアメリカから来るものなのか、日本国内の改編で配置するのかというところは、麻生大臣の御答弁を聞くとややグレーゾーンに...全文を見る
○阿部(知)委員 これは先ほど申しますように、既に二〇〇一年のQDRでもそうですが、広く不安定の弧をにらみながら米軍が行動していくときの機能強化とそれから再編でございますから、当然、現状のイラクやアフガニスタンを見ましても我が国が後方支援しているわけですし、地理的要件は既に乗り越...全文を見る
○阿部(知)委員 私も、そのような方向にしていくためにも、実は幾つかの論議が必要だと思っております。  一つは、アメリカとの共同行動をどこまで、どのように仕切っていくのか、あるいは自衛隊と別組織でこれを行うのか。  もちろん、これまでのノウハウを蓄積して、本当に得がたいノウハ...全文を見る
○阿部(知)委員 この間、自衛隊の中でも相次ぐさまざまな事件、一つはサラ金等々で破産をなさる、あるいは大麻の問題、あるいは隊内のいじめの問題。私は、やはり組織というのは人でもつ、やはりそこの中にいる人がどのように考え、どのように行動し、自分の役割や意義をきっちりと確認しながら前に...全文を見る
○阿部(知)委員 今、この国会では医療制度の改革が論議されておりますが、こちらにおいても実は、医師たちの内的な動機が崩れ去っていくということが一番大きな問題で、おやめになる、あるいは立ち去り型サボタージュといって黙って去っていくということが今、医療現場ですごく多くなっています。命...全文を見る
○阿部(知)委員 名護には産婦人科医が行くのではないか等々言われていたり、基準を明確にしていただいて、やはり国民全体にわかる形でよろしくお願いいたします。  ありがとうございます。
04月21日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第16号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私は、先回のこの委員会で、いわゆる医療現場、人によって支えられる、人が人の命を支える医療現場において、その支え手である医師や看護師サイドに起きていることをお話し申し上げました。  きょうの委員会では、また各委員が、先回...全文を見る
○阿部(知)委員 簡単に言えば、一つは、女医さんがお産で休まれたときに、これを代替のために派遣をなす。ただし、これは業としてなす派遣であります。紹介には派遣の手数料が取られ、女医さんたちはその派遣のプールの中に入っていかれるわけです。  後者は、僻地とおっしゃいましたが、一体、...全文を見る
○阿部(知)委員 簡単に言えば、日本全体の六、七割で派遣が可能になったということであります。  私は、ここには二つ大きな問題がある。一つは、派遣業法、派遣業者が行う派遣になったということであります。従来、医師の研修の義務化の以前は、確かに大学等々で無料で派遣という形態をとること...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、このような重要なことが、国会の審議もなく、政令の改正だけで行われていく。例えば、派遣業法の業法を十六からたしか二十六に開いた、九六年の改正であったでしょうか、そのときも論議がございました。それから、二〇〇四年に製造業への派遣を解禁するときにも論議がございま...全文を見る
○阿部(知)委員 何度も申しますが、政治としての判断ならば、きちんと国会で審議していただきたい。派遣の解禁は、これまで、私が先ほど例示しましたように、極めて慎重にこの委員会でも論議されたことであります。  そして、私は、きょうで三回目の審議といたしましたときに、厚生労働省から根...全文を見る
○阿部(知)委員 この質問を厚労省にお伺いいたしましたときから、厚労省は実は真剣に考えていないんだと思います。資料を求め、どのくらいの費用がかかって一人の医師が養成されていくのか。今、例えば旭川医大の五十三億円であれば、いろいろな設備も含めて、いろんなものが合算された額ですから、...全文を見る
○阿部(知)委員 ここはあくまで六年間の医学部における経費でございます。そしてこれが、何度も申しましたが、私学であればそのうち三千万から四千万は授業料です。国立であれば三百万から四百万が授業料で、残りは、何度も申しますが、税金から出ているわけです。幾ら大学が独立行政法人になっても...全文を見る
○阿部(知)委員 私が指摘させていただいたのは、派遣業法にゆだねれば価格競争になるということであります。このことは大臣が思っておられる以上に深刻な、実態、現状をさらに悪化させるものを生むであろうということです。  そして、女性医師の産休代替の問題も、厚生労働省は女性の医師たちの...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、今大臣がおっしゃった現状認識はやはりちょっとずれていると思います。  今、女性医師たちも多く臨床を離れております。続けられない状況があるのと、やはり、きついよりは自分の子育てなり自分の時間を充実させようという向きが多くなりました。これは、一つは価値観の問...全文を見る
○阿部(知)委員 簡単に、伍して働いているとおっしゃいましたが、その陰には幾多の苦労もございます。一例挙げられたように、看護婦さんのお子さんならば入れる保育所も、女性医師である場合は預けられないところも現実まだまだございます。どういう保育がそこで保障されるか、先ほど言った病児保育...全文を見る
○阿部(知)委員 大臣の御答弁、御丁寧でしたが、もともとOECD諸国との比較の十四・三というのは、大臣がおっしゃったように精神病床や療養型病床群を含んだものです。我が国は何せ精神科の病床が多いわけです。それと、先ほど私が申しました療養型病床群を除いて果たして本当に多いのかどうか、...全文を見る
○阿部(知)委員 もちろんそれを避けるものでもございません。ただ、その前提には、医療は単なる消費ではないということをどの程度厚労省がしっかりと自覚しておられるかです。単純に対GDP比でも、もちろんさらに私は上げるべきだと思います。単に消費で、御高齢者が荷物だ、医療にかかるのは金食...全文を見る
○阿部(知)委員 もう少し簡略に、そして私の聞いたことに本当は答えてほしいですが、私は、わざわざまちづくり三法の例まで出して、単に病床数が云々でなくて、その地域の、先ほどおっしゃったような道路交通網も含めて、人の流れも含めて、どんなものであるのかという目を医療について持たないと、...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、先日来、この委員会でも、例えば医師たちが警察によって逮捕されるというような事態の前に、医療として、医療行為としての適切さと、そして、それに、きちんと法令にのっとった医療ができるように、まず医療現場自身がしっかりしたものになるように、厚生労働省に御指導いただ...全文を見る
○阿部(知)委員 カルテという言い方はドイツ語を、日本の医学がドイツから輸入して始まったところによりますが、英語ではこれをヒストリーといって、患者さんの診療録はその方の歴史である、その方自身の生きた歴史であるというふうな教えられ方をします。それを改ざんするということは、やはり大臣...全文を見る
○阿部(知)委員 大半の医療事故は、患者さんサイドと医療者サイドの対立がある中で生まれてまいります。この対立が極限になれば逮捕とかいう事案も生じます。医療サイドもこの問題は悩んでいます。  私は、厚生労働省がきちんとした立入調査も含めて、例えば労働災害では、その事案が発生すれば...全文を見る
04月25日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第17号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  我が国は、現在、未曾有の少子高齢社会に入り、社会的にも、そしてとりわけ命を支える医療という分野でも大きな変革が迫られているさなかだと思います。  この委員会でも、医療制度改革が委員会において二回ちょっと話され、非常に早...全文を見る
○阿部(知)委員 教授の時代もそうでしたが、いつもじゅんじゅんと諭すように心にしみるお話でありました。ぜひ先生には、これから日本の国民の本当に命にかかわるそれを扱う医療者の教育の面において、国においても多くの発言とリーダーシップをとっていただきたいと心からお願い申し上げます。 ...全文を見る
○阿部(知)委員 ありがとうございます。  次に、奥田参考人に伺います。  私も同じ神奈川なのですけれども、先生の病院に非常に周産期、お産が集中していて、なおかつ、先ほどおっしゃったように、それまでかかっていた方ではない方が飛び込みで出産なさるような状況がこのごろふえていると...全文を見る
○阿部(知)委員 非常に苦しい中で、終始、子供たちのために頑張ってくださっていることに本当に感謝いたします。  最後に、近藤参考人にお願いいたしますが、いただきました先生の資料の中でも、これからの医療政策をどう評価するか、そこには二つの視点、やはり国民が参加しなきゃいけないだろ...全文を見る
○阿部(知)委員 きょういただきました貴重な御意見の数々で、これからの審議を深めていきたいと思います。ありがとうございました。
04月26日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第18号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、各参考人の皆様に貴重な御意見を拝聴いたしました。また、お昼どきを挟んでの長時間の、皆さんからの貴重な御意見を拝聴する時間をちょうだいいたしまして、大変にありがたいと思います。  私は、きょう冒頭、川渕参考人から...全文を見る
○阿部(知)委員 私も常に思いますことは、医療費の論議をするときに、すごく後ろ向きなんですね、縮み思考。技術革新だって、これからは、現在日本が置かれている地位とかいろいろな技術力をもってすれば新しい分野もまだまだ開けようと思いますし、ある種医療産業的な視座というのも必要になってい...全文を見る
○阿部(知)委員 金銭面だけでこの医療改革、あるいは私から言わせれば改悪になってしまうようなことをする以上に、本来的に今行わなければならない医療制度の改革は、恐らく、渡辺参考人がおっしゃいました地方分権ということの大きなてこに医療というのはなるし、また、していくために本当にどうす...全文を見る
○阿部(知)委員 残された時間が些少です。申しわけありませんが、星野参考人にお願いいたします。  社会保障審議会の医療保険部会の中で、現状、国保が五千万人になんなんとしている、恐らく、星野参考人の御経験の中で、国民皆保険制度の成り立ちから今日に至るまでの中で、かほどに国民健康保...全文を見る
○阿部(知)委員 逢見参考人には、出産の医療保険適用をさらにお進めくださいますようによろしくお願い申し上げて、質疑を終わります。
04月28日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第19号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、小泉首相が首相になられて五年という期間の中で、果たして小泉構造改革は何であったのか、あるいは小泉首相のとられた外交はどこへ日本を向かわせしめようとしているのかということで、最近、とみにこの五年を見直すという特集や...全文を見る
○阿部(知)委員 だから、私は、そういう数値目標の、逆に言うと当てにならない土壌の上に、経済財政諮問会議もそうですし、この委員会すらそうですけれども、審議が行われていくということをもうやめにしたい、もう少しはっきり言えば、見える指標で、少なくとも合意できる指標で医療の政策評価を行...全文を見る
○阿部(知)委員 もちろんそれだけではないので、もうちょっとよくお読みいただきたいんですね。私、きょう、今の御答弁程度ではきっと読んでいないんだなと恐縮ですが思いますので、例えば、成人病の二五%削減がどんな根拠があり、実際に意味がある指標なのかどうかということも踏み込んで評価して...全文を見る
○阿部(知)委員 そうやって論点をずらさないでくださいな。三方一両損じゃなくて、さらに患者さんは負担増だよと言っているんですよ、私の質問は。  事業主負担は割合的には減っているんです。なぜかの中身も、次に伺わなくても厚労省は御存じだと思いますよ。この間、みんな非正規雇用に振られ...全文を見る
○阿部(知)委員 そういう手法でやる限り、実態なんて浮かばないんですよ。厚生労働省は、総務省が毎年毎年家計調査というのをやっているのを御存じですよね。私は、求めよ、さらば与えられんだと思うんですよ。  厚労省は、もちろん医療保険、そこを主に担っておられますよ。しかし、社会保障と...全文を見る
○阿部(知)委員 そうしましたら、これも宿題にいたしますから、私は自分でやりましたけれども、この医療支出というもののうち、保健医療サービスとその他というのに分けられるんですよ。逆に、医療支出総体のうちに保健医療サービス支出がどのくらいか、これの率を出してみてください。額でもいいで...全文を見る
○阿部(知)委員 では、頑張ってください。私も結構時間がかかりましたから、そちらもお時間はかかると思います。そして、その数値を見た上で大臣にしかとお伺いしたい。  なぜ小泉改革、いろいろあった中で社会保障政策が国民から最も評価を受けないのか。これは、実は、国民は社会保障の充実の...全文を見る
○阿部(知)委員 それはだれしも、ちょっと思えばそうだと思うんです。  大臣にお示しの二ページ目、これは世帯主の職業別世帯構成の年次推移でございますが、国民皆保険になりましたのは昭和の三十六年、一九六一年でございます。その当時は、今大臣がおっしゃったように、自営業とか農林水産業...全文を見る
○阿部(知)委員 すなわち、国保に本人は加入しているのだけれども、お父さんなりなんなりがサラリーマンで、お母さんでもいいんですけれども、そこで自分の子供は国保というようなケースが多いんですね。実はこれが、今多く言われるフリーターとかパートとかアルバイトの子供たちがここに入るわけで...全文を見る
○阿部(知)委員 そうやって、指摘がなされておりますといってほったらかしちゃうから、実は必要な対策がなされないんですよ。  私は、現状、高齢化はある意味で仕方ないというよりはことほぐことだと思うんですよ。ただ、その御高齢者の中にも、当然無職であるし、収入は年金で、この次に取り上...全文を見る
○阿部(知)委員 はい。若い世代が全くの無保険になるということが多うございますし、ぜひ大臣に鋭意御尽力くださいますよう。  残余は次回にお願いします。
05月10日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第20号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日も、午前と午後にわたりまして、各委員からいろいろな問題の指摘がございましたけれども、どのお話をとりましても、果たして、これから地域で生きていくための基盤としての医療はきちんと提供されるんだろうかどうかということが、こ...全文を見る
○阿部(知)委員 私はぜひ読んでいただきたいんです。何も私の恩師だからではありません。鴨下先生は、社会保障審議会医療部会の部会長としても、お取りまとめの重要なお立場にあります。  あの場で鴨下先生がおっしゃったことは、毎年、医師は確かに八千人卒業していく。しかし、うち四千人内外...全文を見る
○阿部(知)委員 もちろん、この臨床研修の義務化が始まる以前に、普通にまだ義務化されない前でも、みんな大学で研修をしたりしておりました。大体二年間ほど研修した後、今度は大学院大学に行くという流れができました。五年内外の年限を大学院大学に行く中で、実際の臨床、第一線病院からは引き揚...全文を見る
○阿部(知)委員 もちろん、戻る方も戻らない方もありますが、その年限が大臣がお考えなほど短期的なものではございません。その中で、もちろん、生涯を研究者として生きる方もおありです。それはそれで道でございますから。  ただ、あの場で鴨下参考人がおっしゃったのは、日本の医学教育は医師...全文を見る
○阿部(知)委員 申しわけありませんが、交通費を出すくらいでは途中で生まれてしまうことがあるのですから、本当にリアルに考えていただきたいんです。  産めやふやせやと少子化対策の旗を振っても、ばんそうこうにもなりはしないと私はいつも言っています。なぜなら、産む身の不安、親になる側...全文を見る
○阿部(知)委員 もうこれだけ多くの委員がお取り上げで、各地で悲鳴が上がっていることですから、時間が勝負です。今本当に、少子化は私どもが考えている以上に深刻な、この社会の未来がなくなる、あるいは地域で生きられなくなる、地域、本当に地方分権していこうというときに、そこに命が生まれな...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、高齢化は一つの要因である、これはだれしも否定できません。  しかし、医療費がなぜ上がっていくのかということを分析するときに、今大臣も、これは私も昨日厚労省に申し上げましたから、医療の高度化、技術革新によってもまた医療費は増大していきます。  しかしなが...全文を見る
○阿部(知)委員 承知しておられるということでありましたが、果たして高額医療費が医療給付費の一体どのパーセントを占めているのかというデータをお出しいただきたいと私は厚労省にお願いしました。恐らく、お返事がまだいただけていないのか、ないのかだと思いますが、ちなみに、武蔵野市の医師会...全文を見る
○阿部(知)委員 大臣も御承知のように、この間高齢者の医療費の伸びはほとんど動きがございません。もちろん累次の改革によって抑制されているということもあります。私は、せめて実態を把握して、何が高騰要因なのか、それを国民はよしとするのかどうかということがわかる論議をすべきだと思います...全文を見る
○阿部(知)委員 私が言いたいのは、非常に机上の空論で、一人の人間をこっちが医療部分、介護部分と切って扱うことの非人間性ですよ。それから、維持期といったって、やらなきゃ能力は落ちていくんです。こんなことは医学の常識でもあります。  こういう形で、本当に多くの脳梗塞の後遺症の患者...全文を見る
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。  国会では、この三年ほど、一昨年には年金制度の改革、昨年が介護保険、今般医療制度改革という審議が行われておるわけですが、最も国民にとって大切であるはずのこの社会保障制度全般が、実はこの間の改正で本当によい方向に向かっ...全文を見る
○阿部(知)委員 もちろん自己努力は原則でございますが、結局、医療と申しますのは、絶対的なニーズでもあるわけですね。人は好んで病気になるわけでもなく、また老いを重ねていくわけでもなくて、そのときに必要な介護や医療であるからこそ、国民が、例えば税の投入の仕方の合意をとった上で、どこ...全文を見る
○阿部(知)委員 先生からいただきましたデータの中には、ほかにも、例えば福岡県の医療費は高いと世上言われておりますが、やはり独居率が高い、日本のいろいろな諸政策の中で住宅政策というものが非常に手薄であったがため、それから現在は都市化が非常なスピードで起こっているために、独居のお年...全文を見る
○阿部(知)委員 実に御苦労の多い分野だと思います。逆に、患者さんにしてみても、あなたはここから例えば医療型の療養病床群、次に介護型の病床群と移らされても非常に負担が強いものと思いますので、いろいろなことを加味された上で、よろしくお願い申し上げたいと思います。  以上で終わらせ...全文を見る
05月12日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第21号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  この医療制度改革論議が、冒頭から、いかに医療費を削減するかという一色に塗り込められて、本当に何を削減したら適正化するかということの論議は、実は、本日も、一日いろいろな委員とのやりとりがありましたが、厚労省側も確たる確信を...全文を見る
○阿部(知)委員 そういう理解で厚生労働行政を行うから、逆に、現実に患者さんがどんなふうに薬を処方されているかが見えてこないのです。そしてまた、同じような過ちが今度のメタボリックシンドロームで繰り返されるのです。だからこそ、何人かの委員がこれを取り上げて、この政策の問題点を提起し...全文を見る
○阿部(知)委員 では、これを存じ上げるようになるまでこの政策はちょっとストップしていただきたいんですね。女性では、日本は男性の二倍の投薬を受けているんです。いいですか。アメリカでは、四人の男性に対して女性は一人です。日本は、二人女性がいて男性は一人です。なぜなら、性差が無視され...全文を見る
○阿部(知)委員 しようがないですね。でも、日本の医療費の構造で何が高いかを厚労省が知ろうとしないからですよ。高いのは、薬剤費、検査費、材料費。  私は、先回、いろいろな高額医療のお話をお尋ねしました。一体、高額医療費が医療給付費のどれくらいを占めるかということをお尋ねしたわけ...全文を見る
○阿部(知)委員 国家試験は多分通ると思います。  なぜ血友病が高くなるか、血友病に使う薬が高いんですね。そして、何と四割が心臓疾患ですが、何が高いかというと、医療材料費が高いんですね。であれば、厚生労働省が行う医療政策とは、薬価を低くすること、血友病のお薬もそうです。それから...全文を見る
○阿部(知)委員 今大臣は、薬剤費についてお答えでありました。これは、薬を院外に、処方薬局に移してからその売り上げが六兆円になったということで、今のようなお話なんだと思います。そして、それがだんだん、相対的には昔よりは下がってきても、やはりそこのシェアがふえてきているということで...全文を見る
○阿部(知)委員 大臣、恐縮ですが、大きな目で見るために、私は、なぜ日本では女性だけが高脂血症薬をたくさん投与されているかという実態を申し上げました。  個別には、やはり医師、患者関係ですし、例えば奥様がある値以上であれば、私が医師でも投薬を勧めるでしょう。しかし、それをマスと...全文を見る
○阿部(知)委員 そんな根拠もないこと出して居直らないでください、大臣、申しわけない、私はこんな言葉使いたくない。だけれども、聞くところによると、もう来週には採決しようかと。こんなずさんなもの採決できないです。国民のためにだって採決できないです。学会間のメンツだけを重んじて、何ら...全文を見る
○阿部(知)委員 それでは、大体、国会審議というのは何でしょうか、大臣。もともと私たちが出したものは私たちが出したものだから、いいじゃないかと言っているだけじゃないですか。国会で問題点をみんな一生懸命指摘しているんですよ、勉強し。そこで指摘を受けて、せめて検討するくらいのことが言...全文を見る
○阿部(知)委員 違いますでしょう。肥満は肥満学会の基準に従ったと言ったじゃないですか。何でそんないいかげんなことを言うんですか。さっきあなた、肥満学会の基準だっておっしゃいましたよね。母集団の数だって、さっき岡本さんが指摘された数のとおりですよ。男性が五百五十四名、女性百九十四...全文を見る
○阿部(知)委員 ある値を診断基準として用いていいかどうかの、これはまた学問的な手法があります。それにのっとっても間違っています、残念ながら。もし中島さん、お医者さんであるならば、私は小児科、あなたは外科かもしれない、しかし、何を基準値に置くかというときの基準の妥当性をはかる指標...全文を見る
05月17日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第22号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、総理がこの審議にお出ましくださいましたが、何となく委員会が不穏な気配でございます。私ども野党は、まだまだ審議も深まっておりませんし、国民の最大の関心事である医療に、総理みずからもそうですし、厚生労働行政としてもも...全文を見る
○阿部(知)委員 そんなことじゃ遅いんです。既に、厚生労働大臣だった小泉さんだって、一九九〇年代から産科の問題はあるんですよ。あなたが気がつかないうちに、あなたが厚生労働大臣としてきちんと手当てしないで、今また総理として川崎厚労大臣に丸投げ、これじゃ本当に医療崩壊を救うことができ...全文を見る
○阿部(知)委員 十数年もほっておいて一朝一夕は、本当におかしいですよ、総理。今問題になって、今から手当てなんていうことで、今から聞いて、そんなことで何が国の少子化対策ですか。あなたの少子化対策というのはそんなものですか。  それからなお、総理、本当に今、もう一つ、産婦人科の問...全文を見る
○阿部(知)委員 委員長、これは私は質問通告してあるんです。幾ら予算がつきましたか。明確に聞いたことは、明確に答えてもらってください。委員長の仕切りです。お願いします。(発言する者あり)私の時間は十五分です。時間をとめてください。幾ら予算をつけていますか。(発言する者あり)
○阿部(知)委員 私は、きのう明確に質問通告をいたしました。金額が幾らか答えてほしい。お願いします。
○阿部(知)委員 申しわけありませんが、私はこれを総理にと、答弁者を指名してきのう質問を投げました。それでは私の質問権はどうなりますか。なぜわざわざ質問取りに来られましたか。  総理、お願いします。総理です、今度。
○阿部(知)委員 それならそれで、早く答えてください。何度も言いますが、きのう質問通告もいたしました。それだけの額で今二万件以上と言われる医療事故、医療ミス、一体どれだけ調査できますか。本当にやる気があるとは到底思えない。  そして、私はきょうもう一点、今の時間が本当に無駄でし...全文を見る
○阿部(知)委員 そんな認識で総理大臣では困るんです、申しわけないが。  保険証が行っても、納付していなければ、さっき高橋委員も聞いたでしょう、資格証明とかいう形で、かわってそれが送られるんですよ。だからこそこれだけたくさんの無保険者が発生しているんです。総理、そんな認識で、保...全文を見る
○阿部(知)委員 私の時間、十五分なんですよ。調べていないなら調べていないと一言言ってくださいな。  病院協会の調査によれば、最近のこの未納、未収金の大きな原因は、低所得者層の増加、救急搬送患者の増加、出産時の入院金などが払えないんですよ。生活困窮者、年金、多重債務者、無保険者...全文を見る
○阿部(知)委員 委員長、私の質問の趣旨を伝えてください。  無保険者が生じたらどうするんですかというのは、これは病院の現実の問題なんですよ。私たちは断らないし、断れない。命は助けなきゃいけない。でも、そこに保険のない人が来られているんですよ、現状でも。減免措置へったくれじゃな...全文を見る
○阿部(知)委員 委員長、聞いていただけばわかると思うんです。  私は、そうであっても、なおかつ現状で病院に保険証を持たずに駆け込まれる患者さんがいて、それで病院は未収金が物すごくふえているんです。そして、今度三%の診療報酬削減をしましたが、未収金が医療収益の〇・九%まで行って...全文を見る
○阿部(知)委員 わかっています。  だって、この法律が通ったら、平成二十年度から高齢者医療制度は始まるんですよ。今検討していただかなければ困るんです。法律の通過に私たちはイエスを言えないんですよ。だから、総理に伺っています。  これは、この審議で採決しないなら、今の総理の答...全文を見る
○阿部(知)委員 川崎大臣、申しわけないけれども、普通徴収の一号の被保険者の未納率を何%とお考えですか。普通徴収の、年金の天引きじゃない人の。今の答弁は間違っていますよ。間違っていなければ、ここでやめましょう。でも、間違いを正せなければ、今の認識のまま進まれては困るんです。大臣、...全文を見る
○阿部(知)委員 そんなことないです、きのう伺いましたから。よほど事務局がちゃんと伝えていないんじゃないですか。私は、ちゃんと質問を振りましたよ。  普通徴収でどのくらい未納が生じるか。額ですよ。一〇%なんですよ。今度医療保険で同じことが起きたら、その分無保険者なんですね。 ...全文を見る
○阿部(知)委員 猶予でも減免でも賄えない人が無保険になっているんですよ。大臣のその認識も全く間違っていますし、事実ではありませんよ。だったら、私たちは未納金には泣かないんです、未収金には泣かないんです。そこを明確に答えていただけない。そして、採決をなさるという。  委員長にお...全文を見る
○阿部(知)委員 最初から九〇・二とお答えいただければ。  それだけの未納者が出るんですよ。そして、そのことに無自覚で、総理も、厚生大臣もですよ、そんな、この法案を通そうということに私は強く抗議をいたします。  終わります。
05月24日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第24号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  先ほど来の各委員の御指摘のように、年金問題は国民の最大の関心事であり、またそれを、本来は信頼を持ってつかさどるべき社会保険庁が、相次ぐ不祥事によって、このたびの法案の提出にあるような看板のかけかえを行うという段になりまし...全文を見る
○阿部(知)委員 長官は御就任以降、午前中の上田委員の御質疑の中にもありましたが、例えば、職員による個人情報ののぞき見の実態、全貌についてはしっかりと把握していらっしゃるんでしょうか。
○阿部(知)委員 当然、全貌を把握されて、それなりの対応をされて、その組織に今回のことが起こったわけですね。  となると、何が一番足りなかったでしょうか。
○阿部(知)委員 まさに長官がおっしゃったように、最低限のところが守れないんですね。上を求めるべくもない、法令の遵守という最低限のライン。極めて私は事態は深刻だし、申しわけないが、もしかして、長官がおやりになったという職員ののぞき見問題の実態解明もいわば表層で終わっているんじゃな...全文を見る
○阿部(知)委員 先ほどの青柳運営部長でしょうかの御答弁の中にありましたが、これまで書類上、書類上というかパソコンの処理上、マイナスに出てくるようなものはちょこちょことはあった。すなわち、一回免除申請をして、しかし、それをまた勝手に取り消す等々のことはこれまであったやもしれないよ...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、これはさっきも同じようなやりとりがあって、さっきの委員は委員長に投げられましたが、そういうことは理事会に投げることじゃないんだと思っています。事実のデータですから、事実のデータまで一々委員長や理事会に聞いていたら審議なんか成り立ちません。  あなた方の誠...全文を見る
○阿部(知)委員 何でも主体的にやっていただきたいんですね。自分たちがかかわっているんですから。自分たちの組織で起こったんですから。それを主体的にやらないのがまず第一の無責任なんですよ。そこを理解されない限り、何か人ごとですよね、ずっとさっきからの委員会の審議は。私はそれに一番憤...全文を見る
○阿部(知)委員 では、一応御答弁どおりに理解したとして、十、十一、十二は、先ほどの、これは大阪の例ですから、申請を成りかわって、意を酌んで、そんたくしてなされて数値が多いです。そして、それが一段落すると一、二が減って、三月の期末、三月で締めるときになるとまた高くなります。  ...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、どんな役所の仕事も、私は実は医者で、いろいろな診断書を書いたり申請書を書く側です。本当に何度も何度も要求され、一文字違ったって突き返され、そしてまず御本人の署名と捺印で初めて事が進む、それがよかれあしかれ役所の仕事だったと思います。  でも、今長官は、い...全文を見る
○阿部(知)委員 事はこれからのことじゃないんですよ。現状でも、本当に書類がなくてフリーパスなんということはないんですよ。しかし、一番そうしたことに厳密たるべき、そして、長官はおっしゃいましたよね、行政サービスの中で一番の評価を得たのが社保庁だというふうに記者クラブでもおっしゃっ...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、なぜそうなったかというところに、やはりずっとこの委員会の審議を聞いていて一番の違いは、例えば青柳さんはこれを不適切な事例と表現されるわけですよ。それで、例えば、大阪の社会保険事務所に来たメールか投書かわかりません、その国民の一人は、これは違法な事態だという...全文を見る
○阿部(知)委員 若干じゃないんですよ。大いにですよ。原点ですから。法治国家なんですから。本当に、だからこそ、保険契約だってそうですよ、やっちゃいけないことはあるわけですよ、金融庁に監督される前にも。  本当に、これでは国民は、あの投書だってやむにやまれぬ、京都のことがあったの...全文を見る
○阿部(知)委員 長官、やはり私はここは、長官は民間から来られて、ある意味で伏魔殿の社会保険庁の中で本当に苦労されたと思いますよ。そして、何とか民間手法を入れようともなさいましたでしょう。例えば、自動車の損害保険の場合に、継続のときに一々御本人に申請書を出していただかないですよね...全文を見る
○阿部(知)委員 たまたま一番目にあるものがグランプリの第一項目に来て、去年の九月の長官の出した通達ですよ、事務所ごとのグランプリをやるんでしょう。その一番手が納付率じゃないですか。母集団が違って、経済状況と社会背景が違って、その中で何%改善できたかというような一律のテーマを出し...全文を見る
05月26日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第25号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、週末にもかかわりませず、与野党の各委員の御出席、そして委員長にも大変御苦労さまです。約六時間の審議を行ってきましたが、本日もまた、聞けば聞くほど、果たしてこの方々に、現在社保庁で起こっている不祥事をチェック、点検...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、企業のトップというのは、やはり具体的にリアルに働く者の現場の感覚を知らねば、それこそ、長官言うじゃないですか、現場が大事だと、上と下の風通しも大事だと。でも、恐らく想像するに、二十六個の印鑑をこの方は買ったんでしょうね。そして、書類を書いて勝手に押した。 ...全文を見る
○阿部(知)委員 私だって詳細なことは聞いていません。おととい金融庁に来てもらい、その後は新聞報道です。常識人としてです、一人の国民として、損保ジャパンでは印鑑を捨てただけで罪になるんですよ。  なぜ、国民の一大重大事である年金で、印鑑の一つどうなったの、では、一万二千、何千個...全文を見る
○阿部(知)委員 青柳さん、その答弁はうそでしょう。  だって、さっきおっしゃったじゃないですか。申請書なしに処理したのが約五万八千、代理の申請書で処理したのは一万二千、そのうち幾つ印鑑があったかわからないと言っただけじゃないですか。何でそんなうそをつきますか。訂正しますか。
○阿部(知)委員 だったら、今の答弁は違うでしょう、その前の。  あなた、自分で、この次まででもいいですよ。自分の答弁書を読んでごらんなさい。今、あなたは、ほとんどそういう代筆などせず、ただコンピューター上で処理しただけですというふうに、私のちょっと聞く前は答えたですよ。しかし...全文を見る
○阿部(知)委員 私はおとといも言いました。今の長官や青柳さんの調べ方では、残念ながら本当のことは出てきませんね。というのは、何が本当に起こったかについて余りにも無自覚なんですよ。  先ほど来、長官は三つのパターンを上げましたね。申請のなかったもの、職権免除。申請は電話で意思は...全文を見る
○阿部(知)委員 では、今私のお願いした、印鑑どうしたの、買ったの、捨てちゃったの、持っているの、だれのお金、ここまで明らかにしてください。  この前の二年前の年金審議のときに、これからは国民の保険料は、これは当人の事務じゃないんですよ、いいですか、みんなで保険料を出している、...全文を見る
○阿部(知)委員 また、私はこの件でほかの見解がありますが、もう一つ、青柳さんの、申しわけないけれども、私は虚偽答弁だと思うので、それを一つ取り上げさせていただきます。  一昨日の水曜日の審議の中で問題になりました京都の事案で、青柳運営部長は、いわゆるコンピューター処理上、毎月...全文を見る
○阿部(知)委員 私があのとき、全部の事案を見てくださいねと投げましたから、二日間ありました、私も社会保険庁の現場の皆さんには随分御苦労をいただきました。見ていただきました。青柳さん、見ましたか。
○阿部(知)委員 こうやって、一々聞かれたらぽろぽろ小出しにするのはやめてくれませんか。それで全貌が出ないんですよね。  それで、きょうはここに埼玉県の事案のマイナスのを持ってきましたが、マイナス一万四千九百二十五、何でこんな大きなマイナスが出ちゃったのと。中段の中ほどですよ。...全文を見る
○阿部(知)委員 常に論議が内向きなんですよ。私たちは、国民の代表としてここにいるんです。国民がどう思うか、国民にとってどうかです。それが、いつまでもあなたが不適切であると言い、きのうかおとといも言いましたよね、大阪正義さんは違法であると言うんですよ。もう一度国民の目と国民の感性...全文を見る
○阿部(知)委員 積もり積もって今日になっているんですよ、申しわけないけれども。板橋だってそうですよ、これは言わなくてもいいだろう、個人だろう。京都もそう、これは是正したからいいだろう。大阪になったら慌てた、これは隠せない、投書もあった、そこで露見する。  長官、あなたが民間人...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、きょう、この前も、せんだっても大臣のお話を聞きながら、大臣は県ごとではだめだと盛んに言っているわけですよ。県の局長に任せておいてはだめだから、今度の組織いじりではブロックにすると。いいですよね、大臣、そう言いましたよね。  だったら、この調査も、県ごとに...全文を見る
○阿部(知)委員 何度も言いますが、それの今までの体制が問題だから法案改正するんだって与党も言うじゃないですか。そんな無駄なものに、時間と本当に大事な国民の年金納付の問題をゆだねないでくださいな。いいことだったら即やればいいんですよ。信頼とか、本当に真実とか、そういうものが内部調...全文を見る
○阿部(知)委員 いいですか、二月の京都の事案も、だれかの大阪への投書がなければ全く隠れていたんですよ。五月にあれだけのことがあっても、いまだに皆さんの答弁は、それは事務所長がやったんでしょう、局長は関係ないでしょうという認識ですよね。  大臣と長官に伺います。  きょう報道...全文を見る
○阿部(知)委員 私たち野党が要求していることは、そうやって繰り返し内部調査で、いいですか、あののぞき見事件だってそうですよ。青柳さんの水曜日の答弁、覚えていますか、内部調査には限界がありますのでとおっしゃっているんですよ。またそれをやらせるんですか、限界のある内部調査の。  ...全文を見る
○阿部(知)委員 御判断というのは、そんなに猶予もなければ、何回も何回も裏切られることもないときに言ってくださいな。今までだって前科があるんですよ、申しわけないけれども、長官、前科。板橋の事案だって、もちろん推進員の気持ちはあると思います。しかし、印鑑をもし買って使ってぽいしたら...全文を見る
○阿部(知)委員 何が一番違うか。国民は操作の対象じゃないんですよ。誘導されて引っ張られていくものではないのです。社会保険庁の傲慢も、強いて言えば厚生労働大臣の今の言葉も、国民がそれはもちろん決めることです、その中で、国保の本当に医療を受ける権利を侵害してまで強制的に傲慢にやろう...全文を見る
05月31日第164回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第4号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  私は、いただきました八分の時間の中で、ただいまの赤嶺委員のお取り上げになりましたイラクにおける人権状況についての質問をさせていただきます。  冒頭、今、赤嶺委員と防衛庁長官の質疑を承りながら、先ほど来、防衛庁長官は、今後我が国が...全文を見る
○阿部(知)委員 麻生大臣に本来質問通告をしてございますけれども、麻生大臣は、この事案、赤嶺委員が詳しくお述べでありますが、事が起きたのは昨年の十一月だと言われています。当時米軍は、このイラク西部のハディサというところで掃討作戦を展開した。その中で、市民を含む民間人二十四人が殺害...全文を見る
○阿部(知)委員 今、米国においては、上院において、軍事委員会のウォーナー委員長が、公聴会を開くことも検討しておると。すなわち、これがアブグレイブ以上の、無差別大量殺りくであるということがわかったならば、アブグレイブ以上の問題であろうと言われているわけです。  我が国は、例えば...全文を見る
○阿部(知)委員 殺された側は救われませんし、それから、そういうことのために国際刑事裁判所が提案されているんだと思います。日本としてもっと積極的な動きを私はお願いして、質問を終わります。
06月01日第164回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第5号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  本委員会では初めてお時間をちょうだいいたしまして、質問をさせていただきます。  私は、実は小児科の医師でもありまして、特に思春期の子供たちを診療いたします思春期外来というのをこの二十五年間ほど、自分自身もかかわってやってまいって...全文を見る
○阿部(知)委員 この亡くなっていかれた二十六歳の青年も、今副大臣がおっしゃったように、親御さんのお気持ちも本当にはかり知れないものがあると思いますが、一方で、この引きこもりと総称される問題の深刻さについて、これまで、我が国の政策的な対応の中でどこまで支援の手が差し伸べられてきた...全文を見る
○阿部(知)委員 二つの御答弁があったと思います。  厚生労働省にかかわります部分は別途、後ほど聞かせていただきますが、その後段の、例えば人権侵害が起こらないように、あるいは、場合によっては殺人等々にならないようにという意味での適切な行政的な管理監督というものが果たしてどういう...全文を見る
○阿部(知)委員 前向きな御答弁、ありがとうございます。そして、二度とこうした若者の未来を奪うことがないような行政をお願いしたいと思います。  引き続いて厚生労働省にお願い申し上げます。  厚生労働省の方でも、この引きこもりということについては全く問題意識がなかったというより...全文を見る
○阿部(知)委員 ちょうだいいたしました資料は平成十四年度の統計が出ておりまして、そこには、今おっしゃった精神保健福祉センター以外、保健所も窓口になって一応は出ておるのですが、各保険所、年間で一、二件なんですね。正直申しまして、精神保健福祉センターまではやはりハードルが高いのです...全文を見る
○阿部(知)委員 よろしくお願いしたいと思います。ありがとうございます。
06月02日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第27号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  本日は、与党並びに民主党の皆さんの御配慮で四十五分の時間をちょうだいいたしましたので、本日話題になっておりますテーマ以外のことで、冒頭、大臣、通告外ですが、一問お願い申し上げます。  昨日の夕刊の各紙、またけさの新聞紙上で、二〇...全文を見る
○阿部(知)委員 大変丁寧な答弁をありがとうございます。  私も従来から指摘させていただいておりますように、財政支援、例えばですが、出産の無料化ももちろん望ましいですし、あるいは児童手当の増額ということももちろん重要ですけれども、と同時に、あわせて働き方のルールがもっと日本の中...全文を見る
○阿部(知)委員 きょうは社会保険庁問題の集中審議ではありませんので深くは触れませんが、この年金ということについて、例えば、現役世代の五〇%ということを約束された二年前の設計に対して、これも、国民は本当にそうだろうか、もうこんなに人口が減っていってしまってと。  大臣は、今、二...全文を見る
○阿部(知)委員 グローバル化時代ですので、例えば、留学生がアメリカとかカナダで学校を卒業して、そのまま向こうで就労するようなケースもあります。大臣がおっしゃったように、日本で企業に就職していてそれが派遣されるという形であれば、まだ事が、会社側がやるのでしっかりしておるんですね。...全文を見る
○阿部(知)委員 アーリントン墓地は、いわゆる墓地としていろいろな戦争で亡くなられた方たちが埋葬されているところですが、千鳥ケ淵は、墓苑という名にあらわれるように、もともとは環境省の管轄の公園で、そこに、いろいろな経緯があって、御遺骨が収納されることになりました。  日本では墓...全文を見る
○阿部(知)委員 自治体、例えば東京都で墓地として認められますと、今度、身元不明の方たちの御遺骨を合わせて納骨してはいけないという法律がもう一方であるんですね。  ところが、私はもう何回もこの委員会の審議で取り上げさせていただきましたが、千鳥ケ淵に御遺骨が入るときは、遠方で収集...全文を見る
○阿部(知)委員 ここで、委員長にお許しを得て、私自身がセブに行きましたときの収集された御遺骨と、厚生労働省がその後行かれまして焼骨前の御遺骨の写真がございますので、ちょっと委員長にお見せした上で、大臣にもごらんいただきたいです。  亡くなっていかれた方々の尊厳もございますので...全文を見る
○阿部(知)委員 すごく簡単に言えば、普通の庶民の言葉で言えば、周りに薬きょうがなかったか、あるいはヘルメットが転がっていないか、いろいろなそうした現場の、遺骨が出てきたところの状況証拠と、そして後は目視だけなんですよね。  申しわけありませんが、博物館とか人類学の専門とすると...全文を見る
○阿部(知)委員 尾辻前厚生労働大臣の時代に、この遺骨収集をもっとスピードアップして進めないと、御遺族も亡くなられていくしということで約三千万円の情報収集費というのがついた以外は、実は、遺骨収集については予算も格段の増額がございません。そうした中で行っていることですから、やはり私...全文を見る
○阿部(知)委員 確かに大臣がおっしゃいますように、今私はフィリピンの例を挙げましたが、戦没者数が五十一万八千で、まだフィリピンは十三万三千の御帰還であり、三十八万四千九百四十が残る。しかし、それにまさるとも劣らないのが、中国の東北部等々の未帰還状況であります。そしてまた、おっし...全文を見る
○阿部(知)委員 何度も言わせていただきますが、遅いのでありますね。待っている側はもう自分の寿命との闘いになっています。どうやったらもっと迅速化できるのか、予算の問題なのか、スタッフの育成なのか、もっと真剣に厚労省としてやっていただきたい。  そして、もう一点伺いましたが、必ず...全文を見る
○阿部(知)委員 ぜひよろしくお願いいたします。終わらせていただきます。
06月07日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第28号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  本日は、共産党の高橋委員の御好意初め、理事会の皆さんの御承認で私の質疑時間と交代をさせていただきました。どうもありがとうございます。早速質問に入らせていただこうと思います。  今回の薬事法の改正は、そもそも、昭和三十五年に薬事法...全文を見る
○阿部(知)委員 行政上、何年の期間文書を保存するかというような問題が、実は、ここは大きく関係していると思います。そして、配置薬の中にもあったという事実も確認されております。  私は、本日、実は、患者さんの団体にお願いいたしまして、キノホルムの投薬証明、これは、太陽堂製薬株式会...全文を見る
○阿部(知)委員 さて、私が今、配置薬のことで問題にさせていただきましたが、村井委員もお取り上げのように、配置薬に関しましては、いわゆる法人による配置薬の販売ということも含めて、今後どれくらいの期間、いわゆる薬事についての十分な知識をお持ちでない方がこれにかかわるか、この見通しが...全文を見る
○阿部(知)委員 ごめんなさい、これは予告していないので。でも、調べていただきたいです。  少なくとも、私自身がチェックした中で問題と思う薬剤がございます。衆議院の調査室からいただきました資料を見ておりましても、例えば、二類に分類されております燐酸ヒドロコデイン、よく燐コデと言...全文を見る
○阿部(知)委員 今の御答弁は少し誠意を欠くと思います。皆さん問題にされているのは、法人格でそうした資格をお取りの方のことを問題にされている。これは、ちょっとお待ちください、参議院以来のことだと思います。  例えば、伺います。法人格をお持ちの業者がございますね。そこに働く人たち...全文を見る
○阿部(知)委員 二つ大きな問題があると思います。他の業態が二年か三年でくるくるかわっているからこれもよいとなったら、こんなに大事な法改正はする必要がないんです。  例えば、薬学部を六年にした、薬の管理、安全性をもっと周知徹底しようという流れです。何で二、三年でころころ半分がか...全文を見る
○阿部(知)委員 何度も申し上げましたけれども、長い歴史のある個々人を問題にしているわけではありません。二、三年でくるくる転職する。そして、正直申しまして、ここにいただきましたデータの中にも、配置従事者二万八千五十七人のうち、社内的な試験で、一応の知識の合格といいますか、点検をな...全文を見る
○阿部(知)委員 私があえて今のような質問をいたしましたのは、実は、いつも私ども議員が大変にお世話になっている調査局の厚生労働調査室の資料の中で、例えばページ九十七、局長もちょっとごらんいただきたいですが、配置薬業界については副作用報告は現行法上規定なしになってございます。これを...全文を見る
○阿部(知)委員 御自身たちでとられたアンケートの中でも最も多い答えが、知らないよということなんですね。ホームページに出していますというのは答えになりません。患者さんがじかに薬を手にとるときに、問題があったらここに行けばいいんだな、ここに相談すればいいんだなという形にやらなければ...全文を見る
06月09日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第29号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  本日は、四月に始まりました医療制度改革論議の冒頭から、本会議質問においても、民主党の皆さんが、ぜひ、国民的関心事でもあり、また私ども一人一人も決して無縁ではないがんという、私どもの、現在、我が国において死亡原因の第一位を占める病態...全文を見る
○阿部(知)委員 細部にわたってまでるる御説明がありました。そして、私があえて伺いたかったのは、福島先生は公明党ですから、公明党がこうした考えをお持ちであったことは知っております。しかし、このたびは与党案という形での御提出ですから、その双方を踏まえてできれば御答弁もいただきたかっ...全文を見る
○阿部(知)委員 これは先ほど高橋委員と福島提出者の間でのやりとりにもございましたけれども、がんは、体内因子だけではなく環境、労働環境も含めた環境、アスベスト問題を御提示でございました。アスベストは、これから労働環境だけでなくて普通の環境の中にも出てまいります。あるいはダイオキシ...全文を見る
○阿部(知)委員 ぜひそのようにお進めいただきたいと思います。  社会保険庁等々でこの間の所得情報の勝手な流用もございましたが、これから健診等々のデータもみんなオンライン化されるわけです。このがん対策のみならず、個人情報をどうきっちり守りながらデータに入力されたものを生かしてい...全文を見る
○阿部(知)委員 大臣にもぜひこれはお目通しいただきたいです。私は、こんなに何とか名目の積立金ばかり積み立てていって、投入した補助額と一緒が積み立てられるのでは、厳しい財政の中でやっている意味がございませんので、大臣に認識していただけたかどうか、御答弁をお願いいたします。
○阿部(知)委員 よろしくお願いいたします。  最後の質問に移らせていただきます。  これは先ほど高橋委員との御質疑でも出てまいりましたが、老人保健法の中で行われていたがん検診が、健康増進法にのっとって一般財源化されました。その中で、多々案じられるものはありますが、私が特に問...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、具体的に職場健診とか地域健診の項目にきっちり位置づけてくださいとお願い申し上げたので、今の中島局長の御答弁をさらに深化させていただきますことをお願い申し上げて、質問を終わります。
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  本日は、主に若い人たち、若者の働き方あるいは雇用状況について、今我が国が直面している若年者の失業率の増大、あるいは若年無業者の中でも、また求職を希望しない、職を求めない、いわゆるニートと呼ばれるような状態の若者のあり方も含めて、一...全文を見る
○阿部(知)委員 その点に関して先ほど杉村委員からも御質疑がありましたが、恐らく今度の法律は、新たに新卒の、主に高校卒業段階で、例えば専門学校等に行きながら、一方で中小企業等々で求められる人材があれば、この方たちを半分は教育、半分は仕事という枠の中にはめていこうというものだという...全文を見る
○阿部(知)委員 先ほどの御答弁と多少は違いますよね。労働者であれば労災の適用とか、私が最も懸念するのは失業保険でございます。  例えばこのコースの途中で失業したといたします。そうした場合に、この若者が失業保険を持っているかどうかは再チャレンジするときの収入の保障にもかかわって...全文を見る
○阿部(知)委員 これまででも、その当然、当たり前のことがなされてこなかった。地域で再チャレンジプラン等々で企業に何がしかのお金を出す、その企業、当事者が例えば労災保険にちゃんと加入させているかどうかの要件チェックも、厚生労働省は残念ながらやってこられませんでした。私はあえて、そ...全文を見る
○阿部(知)委員 先ほど、イギリスのこのニートという言葉の発祥の歴史、そして、政治の中でどのような政策が打たれてきたかということを多少お話し申し上げましたが、サッチャー政権の後にブレア政権が誕生したときに、いわゆる教育、教育、教育と、教育を三つ並べたのは、もちろん、初等中等教育、...全文を見る
○阿部(知)委員 それを厚労省が把握していなければ政策的評価もできないんです。  先ほど、予算も未消化だという菊田委員の御指摘がありました。日本版デュアルシステムについても、では、どんな人が受講されてどんなふうになっているのか。やはり正直なところ、この政策は、もともと高卒あるい...全文を見る
○阿部(知)委員 大臣の御答弁の一点目は、企業から賃金が出ているからいいじゃないかと、簡単に言えばそういうことかと思いますが、ただ、例えば、労働時間がいろいろな社会保障の適用にもならないような短い時間という場合も想定されます。フルに働いてフルに学校に行ったら、もうこれは体がもちま...全文を見る
○阿部(知)委員 大臣に最後に確認の御答弁をお願いしたいですが、今、一千七百万人が非正規雇用という形になり、果たしてこの中のどのくらいの方が、失業保険が受給できるような要件をお持ちなのか。これがないと、もちろんいろいろな施策はありますが、やはり、まず生活していくことができないから...全文を見る
○阿部(知)委員 私どもは、どんなに短時間でも、働いた方については必ず社会保障政策を企業が責任を持ってつける、それを企業の社会的責任という考え方で、年金や医療政策も提案させていただいています。今の大臣の御答弁も伺いながら、ぜひ本当に、労災保険や失業保険がない人たちはどうなるの、ど...全文を見る
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  午前中の審議に引き続き、両案の提案者の皆さんにおいて合意がなされ新たな提出の案件ができ、この場をおかりいたしまして、厚生労働大臣初め行政にかかわります皆様に確認の答弁をさせていただきます。  この法案の誕生の経緯と申しますものは...全文を見る
○阿部(知)委員 私がお伺いしたかったのは、今度、推進協議会は、厚生労働省の審議会の一つとして、例えば中医協、社会保険審査会とか、あるいは中央最低賃金審議会とかと並ぶ一つの大きな審査会、協議会として発足するわけです。それはそれで大変に前向きですし、患者さんの声もそこに反映されると...全文を見る
○阿部(知)委員 この点についても、ぜひ厚生労働大臣のリーダーシップ並びに内閣挙げてのお取り組みをお願いしたいと思います。  ちなみに、私がこれまでいただきました文科省と厚生労働省の予算等々の内容の中にも、最も問題になります医師の育成、これから放射線治療にしろ疼痛緩和治療にしろ...全文を見る
○阿部(知)委員 一人のいい臨床医を育てるにも、指導医にかかわる給与、あるいはさまざまな教育にかかわる経費というものは、これは非常に重要なファクターでございますから、また鋭意お取り組みをお願いしたい。  そして、最後に、私は、このたび民主党の仙谷委員あるいは亡くなられた今井先生...全文を見る
06月13日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第30号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  本日は、各参考人の皆様は、もうお昼も過ぎましたのに、大変長時間の御出席で御苦労さまでございます。  本日の委員会の参考人からお話を伺うという場は、既に参議院で本法案が成立して、衆議院に移ってきたということで、論議の当初から熟した...全文を見る
○阿部(知)委員 私はもちろん少子化の観点からお伺いいたしましたが、社会が健全であるためにも、私は、もう少し企業に、社会的責任と言われる部分と、それから多様化、ダイバーシティーという言葉で昨今企業の皆さんはおっしゃいますが、その中身を具体化していただきたいと思うのです。  日本...全文を見る
○阿部(知)委員 ヨーロッパ等々では、そうした間接差別の問題と、働き方の、非正規労働等々の問題をちょうど解決するための、一人の人格としての存在としての労働者の問題として取り上げているというふうに伺っておりますし、願わくば、我が委員会もそのようなものとして審議を深めていきたいと思っ...全文を見る
○阿部(知)委員 昔、第二の性という言葉がありましたが、この雇用均等法ででき上がったものは、もう一人の男性型女性をつくってきたのではないかという御指摘だったと思います。  私も、実際に目の前にあらわれる子供たちの親御さんを見ていると、本当にそんな気がしてならないわけです。そして...全文を見る
○阿部(知)委員 貴重な御意見をありがとうございます。  田島参考人と伊東参考人には、御自身の経験も踏まえて、また、いろいろな仕事の取り組みも聞かせていただきました。本日、質問時間がなく、伺うことができませんでしたが、心からお礼申し上げます。ありがとうございます。
06月14日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第31号
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○阿部(知)委員 ただいまの御質問の中にありましたように、私どもの修正案では、まず基本理念としての仕事と生活の調和ということを明確にすることが今回の改正の重要な意味であり、位置にあると思います。  既に、せんだって内閣府の方から男女共同参画白書等々も出されておりますが、その中で...全文を見る
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本法律案並びに民主党の皆さんのお出しになったパート労働法につきましては、パート労働法は衆議院段階での御提出と思いますが、とりわけ前者の法案につきましては、参議院からの審議を経て、本日の衆議院の審議過程の中でほぼ論点という...全文を見る
○阿部(知)委員 今の大臣の御答弁は、例えば景気の変動、社会要因が今でもなお、そして雇用均等法ができて二十年の間にもなお、女性を多くのその矛盾の集約点として、むしろ女性がその矛盾をより多くひたすら背負う形になってしか機能していないということなんだと、私はこの結果を見て本当に愕然と...全文を見る
○阿部(知)委員 私がこのグラフから指摘いたしたいのは、やはりそうはいっても、若者の中でもとりわけ女性がまた不安定になっておるという現実であります。すなわち、非正規という働き方と男女の差別は歴然とドッキングしておるわけです。女性の方がより多く、若い人であっても非正規雇用に回されて...全文を見る
○阿部(知)委員 これも平行線でございますし、大臣は最後にほんの少しだけ、サービス的な御発言でもありましたが。  では、ちょっと観点を変えて伺わせていただきますが、大臣は、参議院で参考人として出席していただきました西村かつみさんという、住友電工の事件の裁判を起こされた当事者でも...全文を見る
○阿部(知)委員 私は幾つかの点で、もちろん、女性たちが本当に職場での不当な昇給や昇進の差別を訴え、裁判を起こし、実際に国際社会に訴え、地裁の敗訴判決を国際社会のいわば潮流が押し返し、和解に持っていった事件と心得ておりますが、今この事件を思いますと、もちろん、それまでのたくさんの...全文を見る
○阿部(知)委員 若者に反省を迫る前には、やはり教育のあり方というものがきっちりと、若者は、私は小児科医ですから思いますけれども、この世に生まれてくるとき、邪悪な子はいないわけですね。真っ黒けな心の子もいないわけです。でも、この社会という受け皿の中あるいは家庭という中でさまざまに...全文を見る
○阿部(知)委員 私どもの野党の修正案も、そうした全体の中にあってでも、特に働き方と雇用均等法の男女差別の問題は深くリンケージしているということで基本理念に上げさせていただいたことは、もう大臣は御承知の上での御答弁だと思います。  そして、一点次にお伺いしたいのは、きのう、きょ...全文を見る
○阿部(知)委員 大臣も御承知おきのように、今労働時間は二極化でございます。長時間労働と短時間低賃金という形に二極化しておりますので、私は、こうした労働形態を導き入れるときにもやはり大きな問題があろうかと思います。  かつて大臣や私の時代、大臣はかつて御自身がサラリーマンとして...全文を見る
○阿部(知)委員 引き続いて、グラフの真ん中にございますのは、同じようにこの雇用均等室に寄せられた、今度は母性健康管理関係という名前がついておりますが、実は妊娠とか出産を契機にさまざまな働く場での問題が生じているという案件ですが、これもまたふえてございます。  セクシュアルハラ...全文を見る
○阿部(知)委員 今大臣にも御紹介いただきまして、私が次に取り上げたい事案は、いわゆる雇用均等室の機能の強化ということでもございます。  雇用均等室は、先ほど来問題になっております間接差別の案件でも、今回は限定列挙で三つの事案というふうに、大きく三つというふうに上げられましたが...全文を見る
○阿部(知)委員 具体的な案件の集約はないということでありましたが、今、北井局長が御答弁のように、そうした事態が起こりやすい環境というのはあると思います。そして、特に非正規雇用あるいはパート労働などに関係しては、私どもの野党案では非常にそこを、間接差別と非正規雇用ということをリン...全文を見る
○阿部(知)委員 よろしくお願いしたいと思います。  最後の質問になるかと思いますが、いわゆる、俗称かもしれません、フルタイムパートということが言われております。フルタイムでパートって何なんだということなんですが、呼び方を変えると、フルタイムで有期という言い方にもなるんですよと...全文を見る
○阿部(知)委員 もちろん、募集をかけて、応募してくださる方の数に当然採用というのは規定されますから、意図的に女性を採ったとは思いません。ただしかし、結果的に見てこうした補助的仕事に多く女性が採用されるということも、私はいかがなものかと思います。これは、今般、均等法を作成しようと...全文を見る
○阿部(知)委員 何度も申しますが、結果的に見てここに女性が多く採用され、そして、ここにいただいた表にもあるように、パートでお働きの方があるとお答えでしたが、このいただきました表にはございませんで、ほぼフルタイムで、同じ時間働き、そして平均二年でしょうか、それはまだお調べじゃない...全文を見る
○阿部(知)委員 この法案審議の中で最も論ぜられるべきは、結果的に見て補助的な仕事に女性が多くかかわり、低賃金でそして有期の雇用になっているという現実が今もってあるというところが出発点でありました。いろいろな、雇用環境が厳しい折ですが、ここになぜ女性が多くなってしまうんだろうとい...全文を見る
○阿部(知)委員 この男女の働き方における差別とは根深く、そして日常的で、差別と気づかぬものが数多くございます。改めて、今の大臣の御決意を受けて、長くやっていただくこともお願い申し上げて、もっと働きやすい環境にしていけますよう私どもも頑張りたいと思います。  ありがとうございま...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律及び労働基準法の一部を改正する法律案に対しては幾つかの意見を付し、また、社民党、民主党、共産党、国民新党提出の修正案には賛成の立場で討論をいたします。  まず、...全文を見る
06月15日第164回国会 衆議院 安全保障委員会 第9号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私は、本日は、地元でございます神奈川の基地問題について御質疑をさせていただきます。  五月一日、日米の米軍基地再編の最終合意がなされ、ロードマップも発表されて、その中でもとりわけ厚木基地に関しましては、地元負担の軽減と...全文を見る
○阿部(知)委員 騒音の実態等々を身近にしております市民にとりまして、果たして今額賀長官がおっしゃったような事の運びで軽減になるかどうかということについて、私はもうちょっと中身に立ち入らせていただきたいと思います。  麻生外務大臣も外務委員会でお答えでございますが、厚木基地とい...全文を見る
○阿部(知)委員 車検ほどの期間が長くあくものであるかどうかということについては私はちょっと違う理解をしておりますし、それと、さっき申しましたように、横須賀の機能というのは、今後、広くアジア太平洋地域の、航空母艦ですから、移動する基地ですから、ここに原子力空母を置くということは、...全文を見る
○阿部(知)委員 もちろん住民は、四十年の長きにわたって裁判を起こしてやってきているわけですから、このF18スーパーホーネット、特に最近出力が大きいですし、こういうものがどこかに移転してくれるということを望んでいることは事実であります。  しかしなおかつ、おっしゃった二十五デシ...全文を見る
○阿部(知)委員 騒音のみならず、落下物の危機というものも住民は既に十分体感されております。重ねて、やはり自治体からの声をもっとしっかり聞いていただきたいということをお願い申し上げて、質疑を終わらせていただきます。      ————◇—————
06月16日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第32号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  そして、今国会で恐らく最後の質問をやらせていただくことになると思います。既に先ほど本会議も終わっておりますし、この委員会は熱気に満ちてこの審議を続けておるという中でございます。  冒頭ですが、審議内容というよりも、ちょ...全文を見る
○阿部(知)委員 すべてじゃなければ残るでしょう、このジャンルは。だって、今おっしゃったのは、確認したら申請書がないものもあったと。ないものもあったけれども、あるものもあったわけですよね。そうしたら、ここのジャンルは残るじゃないですか。  それと、私はそもそも、今回の区分けでも...全文を見る
○阿部(知)委員 長官、認識していただきたいのはそういう点じゃないんです。やはり起こっていることの不正さや違法度を認識するために、ここはわざわざ一と二をお分けになったわけですよ。電話がかかっているという形で、これは仮想ですよ。  さっきの、申請書が出ていると言って、見たら出てい...全文を見る
○阿部(知)委員 やはりこの不正の全貌というのは、本当に、今職員も、皆さんある意味ではとても大変だと思います、生産的なものに思えないから。だけれども、国民にとっては本当にいい迷惑なんです、長官もおわかりのように。若い人たちだって年金制度にますます白けておられるでしょう。まじめに納...全文を見る
○阿部(知)委員 書類を送るのは当然のことで、これまで例えば地方自治体の窓口がやっていたときは、さらにもっと一歩踏み込んで、本当に身近な方が年金のメリット、意味等々を日常会話の中に織り込めながらお話をしてきたんだと思いますね。通知の一片ではないし、まして一方的な処理でもないと思う...全文を見る
○阿部(知)委員 一番目が、商品をしっかり伝える、二番目が、恐らく組織がしっかりした組織になるということですが、私は、やはりちょっとそこが微妙なところでも、ずれているんだと思うんですね。  ここは、願わくば、やはり信頼という言葉をもう一度言ってほしかったんです。納付率が見かけ上...全文を見る
○阿部(知)委員 しっかり伝わっていないんだよね、勝手にやっちゃったんだもんね。勝手にやればしっかり伝わりようもないわけで、それでここで何度も何度も長官に来ていただいてやっているわけですよ。  そしてもう一つ、私、長官に伺いたいんです。  これは民間畑に長くおられたからもっと...全文を見る
○阿部(知)委員 一つの組織で、決して高い地位ではない、しかし最も窓口に近く業務に携わっていた人が、直訴ですよ、申し立て書というのは。そういう形を出したということをやはり長官は重く受けとめるべきだと思いますね。  そして、意見の違いがあれば、あってもいいんです。それは、長官から...全文を見る
○阿部(知)委員 やはり、コンプライアンスというのはそういうことなんだと思うんですね。一人の人が職場内の問題を発言してきたというときに、どのようにトップが迅速に判断、行動するかということが本来的な民主的な組織の運営を生むんですよ。ここは私、長官のお忙しさもわかります。でも、やはり...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、そのとき本当に確認をしていれば、今日あるようなことはなかったんじゃないかなと残念ながら思うのですね。  長官は、先ほど来の御答弁の中で、最も大切なのは納付ということだとおっしゃいます。そこは別に、だれだってそうなんですけれども、私は、あえて言えば信頼に基...全文を見る
○阿部(知)委員 長官、もう最後の方でお疲れだからと思いますが、ちょっとよく聞いていただきたいんですね。  私は、この評価方式では、例えば、相手の年金への理解度とかそういうものは、振り込みに変わらなければ評価されないんじゃないのと言っているんですよ。でも、いろいろな仕事、公共サ...全文を見る
○阿部(知)委員 物事を改めるに遅きに失するというか、いつでも、やはり常に本当に見直していかなきゃいけないと思うんです。  例えば年金問題でも、イギリスでもドイツでも、そしてあの年金改革をやったスウェーデンでも、さらにそこから低年金が生じていることについて見直しがもう既に始まっ...全文を見る
06月22日第164回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第6号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私にいただきました時間が八分でありますので、しかしながら、三大臣おいでですので、できるだけお三方に伺えるように、ちょっと早口になりますが、頑張りたいと思います。  まず冒頭、安倍官房長官に予告外のことでお願いいたします...全文を見る
○阿部(知)委員 私があえてこの問題に触れさせていただくのは、今、国民の思いといたしましては、例えば、空自が今後バグダッドあるいはエルビル方面に物資を運ぶときにも同じように危険があるのではないかという不安感を当然抱いております。  私自身は、実はこの委員会の派遣で高村委員長のと...全文を見る
○阿部(知)委員 そのようなものであったとしても、例えば平成十七年十二月八日変更の基本計画では、バスラ、バグダッド、バラド、モスルとなっておりますから、やはり基本計画なり国民に明示できる、そして国連がそこを拠点としているのであれば、当然、今額賀長官御自身がおっしゃったように既にわ...全文を見る
○阿部(知)委員 治安の回復のない中で、このODAということを極めていびつに行おうとしていると私は思います。またこれも、別途改めて審議させていただきたいと思います。  ありがとうございます。
08月11日第164回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第7号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は三大臣おそろいでございますので、私に与えられた時間が十二分と短うございますので、各大臣にも、恐縮ですが、手短な御答弁をお願いしたいと思います。  まず安倍官房長官にお伺いいたします。本日は基本計画の変更ということ...全文を見る
○阿部(知)委員 イラク政府の真剣な取り組みを否定するものではございませんが、その中にも宗派対立があり、例えば治安プロセス、治安を担う部隊の中にも同じような宗派対立ないし虐殺等々も起きているわけです。もう少し緻密に現実をごらんになって。  私は次の質問は額賀長官にお願いいたしま...全文を見る
○阿部(知)委員 それは当然国民も同じ思いです。  ただしかし、私が伺いたかったのは、例えば今国連機は飛んでいませんが、国連機であることと自衛隊機であることと米軍機であることと戦闘状況において何らかの差があるのか、リスクの、危険の。私はその点が極めて懸念されるわけです。  も...全文を見る
○阿部(知)委員 その治安状況の先が見えないということは、イラクに行っていらっしゃる日本の大使館の方の発言にもございます。ちょうど、奥大使が亡くなられてもうすぐ三年がやってきますが、彼がまた一番心配していたのも治安状況でした。その心配される治安状況の中で彼はあのような攻撃に遭い、...全文を見る
○阿部(知)委員 ぜひ、一刻も早い停戦に向けて、シリアやイランへのいろいろな総体的な枠もあると思います。核の問題もあります。麻生外務大臣がぜひ御尽力いただきたいと思います。  ありがとうございます。
10月06日第165回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、私が安倍新総理に御質疑させていただきます初回になりますので、ぜひ全体的な総理のお考えを伺いたいと思っております。よろしくお願いいたします。  まず、総理は、この間の委員会の御質疑の中でもそうでしたが、御自身の一...全文を見る
○阿部(知)委員 総理もよく御存じのように、林業は大変に危険な職場でございます。そして、定年後そこで第二の人生と言われても、なかなか、本当に若いうちから林業に対しての、林野を守るための労働に従事しないと、一朝一夕には、かえって転落事故が多くなって労災のもとにもなります。私どもが森...全文を見る
○阿部(知)委員 では、恐縮ですが、変わられたんですか、御自身のお考えは。みっともなくなくなったんでしょうか、この決議は。そして、しっかり踏襲していかれるんでしょうか。もう一度お願いします。
○阿部(知)委員 私が主権在民でと申したのは、総理には国民に語る義務があると思います。  なぜなら、この同じ御本の中で、おじい様のお話ばかり引いて恐縮ですが、かつて岸首相は、当時、大野伴睦さんという方に、自民党の古い方は御存じかもしれません、私は後に来ましたので存じませんが、安...全文を見る
○阿部(知)委員 そうやって言葉の中に逃げ込めば逃げ込むほど、国民には見えなくなります。  そして、総理はこれから中国に行かれるわけです。今、北朝鮮の核問題が大きく東アジアという地域を揺るがしております。日中、日韓の共同した取り組み、六カ国協議という枠組みも現在できております。...全文を見る
○阿部(知)委員 ぜひ中国に行かれる前に、政府としてお出しになった共同声明ですから、日本の侵略の過去について、そこには侵略の過去という形で明確に明記されております。総理が実はさっきから本心をおっしゃらない、ずるずるずるとしてきたところに、侵略の過去や植民地支配というところにこだわ...全文を見る
○阿部(知)委員 それらはもちろん平和憲法のもとにあったわけですが、今ドイツと日本が歴史が違うのは当たり前です。違いがあり、しかしなおかつ、戦後、おっしゃるような人権や自由経済や、そしてお互いの相互交流のもとにここまで発展してきた。  もう一つは、アメリカとの良好な関係というの...全文を見る
○阿部(知)委員 中国との間にも、本来、小渕さんの時代の日中共同声明では、ホットラインの話まで話題に上っておりました。そこまでいったものがなぜここまで困難をきわめているのかということも含めて、もう一度御検討いただきたい。  私に残された時間はあと十分ですので、次のテーマに行かせ...全文を見る
○阿部(知)委員 結局、教育には費用がかかります。教師をきっちりと手当てすること、それから子供たちを少人数学級にすること、あわせて、もし御家庭に問題があれば、その子の放課後の時間もきっちりと学習的なサポートをしてあげる。塾に多額なお金を使える子とそうでない子の格差が起きるようでは...全文を見る
○阿部(知)委員 済みません、時間をまた、残余はほかの場でお願いいたします。
10月16日第165回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私は、まず第一に、昨日、国連の安全保障理事会において全会一致で決議されました北朝鮮への制裁決議案、今になっては決議でございますね、これを、世界の核廃絶に向けた歩みと、そして核拡散防止の取り組み、さらには北東アジアにおける...全文を見る
○阿部(知)委員 私はそうではないと思うので、ここで取り上げさせていただいています。  お役が政調会長という公のものであるというのが一点と、それ以外にも、塩崎官房長官は御存じと思いますが、決議案の全文の中、十三章には、すべての関係国が、六カ国協議の再開に向けた努力の中で、外交努...全文を見る
○阿部(知)委員 重要な事態ですから、そういうふうに答弁をはぐらかさないでいただきたいんですね。  私は、政府の責任政党が自民党で、自民党の政策の責任者が中川さんだから申し上げているわけです。ただ単に一人の議員ではないわけです。そして、公党としての政策を問われた場でありました。...全文を見る
○阿部(知)委員 この問題は、そうしたことが許されないほど緊迫しているんだと思います。その認識が官房長官におありでなければ、我が国の今後というのは極めて不安定になり、緊張を高め、場合によってはさまざまな予期せぬ事態に私は進展しかねないと思います。  そして……(発言する者あり)...全文を見る
○阿部(知)委員 と同じように、政調会長の発言も重いということです。私の今お願いした点、御確認を願います。  もちろん、人は、場面場面で国民のために最もよかれという政策をしかれるのが一番でございます。しかしながら、以前に書かれたものもまた私どもはその政治家のメッセージとして受け...全文を見る
○阿部(知)委員 私が単純に、訪韓されますが、訪中されますかと聞けばよかったのかもしれません。  極めて六カ国協議の枠組みが、北朝鮮が現実に核を持った宣言をしておるわけです、事実は確かめようもまだまだありませんが。その中で、やはりせんだっての安倍総理の訪中を受ける形で、外務大臣...全文を見る
○阿部(知)委員 先ほど、安倍総理の昔の発言を引きましたら、それは昔のことだと言われましたが、イラクにおいても、クルド地区でのさまざまな大量破壊兵器の使用というのは九〇年代の初めでございます。その後、国連の査察、いろいろ、UNMOVICも含めてあり、国連の査察団も、エルバラダイI...全文を見る
○阿部(知)委員 私が昨日防衛庁の方にお尋ねいたしまして、詳しいデータがなかなかいただけませんでしたが、いわゆる精神疾患や尿路結石等々、あるいはけがで本国に戻られた隊員は十八名というふうに伺っております。その詳しい内訳、あるいは、いわゆるPTSD等、帰ってこられてからその後どのく...全文を見る
○阿部(知)委員 そこまでをプライバシーと言ったら、高温の作業下でどのようなリスクがあるのか、転落のリスクはどうなのかとか、当たり前に検証すべき自衛隊員の人権が保障されません。それをプライバシーという名でお話しにならないのであれば、逆に、本来、国民が、どんな活動をして、自衛隊員が...全文を見る
10月19日第165回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第4号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私にいただきました九分の中で三人の大臣に質問をいたしたいと思いますので、よろしく御協力をくださいますように。  まず塩崎官房長官ですが、これは予告外のことで恐縮ですが、きょうの質疑を伺っていて、ぜひ確認したいことがござ...全文を見る
○阿部(知)委員 よく聞いていただきたいんですけれども、二つのポイントがあるんですよね。非核三原則は堅持する、麻生大臣もおっしゃいました。議論をするかどうかで、安倍総理はそれも政府としてはしないとおっしゃったんです。そこに麻生さんがおっしゃったから、またここで再燃しているわけです...全文を見る
○阿部(知)委員 私の論点は、これは日本として議論じゃなくて反対をしてくれと申し上げているわけです。今の御答弁はすべてせんだっての安保委員会で拝聴しておりますので、その先をお答えいただきたかったと思います。  最後に、久間長官にお願いいたします。  私が月曜日に聞かせていただ...全文を見る
○阿部(知)委員 今後も活動が続く法案をお出しですので、こうした点については本当に真摯にお取り組みいただきますようお願い申し上げて、質問を終わらせていただきます。
○阿部(知)委員 私は、社会民主党・市民連合を代表し、内閣提出のテロ対策特別措置法の一部改正案、一年延長に対し、反対の討論を行います。  二〇〇一年十月に始まった米英軍のアフガン攻撃でタリバン政権が崩壊いたしましたが、五年を経た今日、アフガン国内でのテロは増加の一途となっており...全文を見る
10月25日第165回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  新たに安倍総理のもとに内閣が発足して、その中でも、わけても私にとりましてのサプライズ人事は柳澤厚生労働大臣でありました。なぜなら、私がまだ一期目の当選のころ、財務金融委員会というものに初めて所属させていただき、私は本当に...全文を見る
○阿部(知)委員 では、よろしくお願い申し上げます。  さて、既に予告してある質問に入らせていただきますが、一点目は、偽装請負問題でございます。  先ほど来、他の委員も御質疑でございましたので、私としては確認的に大臣にお伺いいたしたいのですが、いわゆる請負企業であるコラボレー...全文を見る
○阿部(知)委員 時間の関係で、事務方の方には申しわけありませんが。  大臣は障害者の雇用の促進法というのを御存じだと思います。障害者の法定雇用率を達成しない企業名は、既にこれまで十社公表されております。  もちろん、この障害者の雇用の促進法は昭和三十五年にできまして、年月が...全文を見る
○阿部(知)委員 私がいただきました限りは指導まででとまっているんですね。勧告についてはいただいていない。やはり取り組みが甘いんですよ、緩いんですよ。覚悟が問われているんだと思います。  大臣、一体幾つが指導を受けて、勧告になり次の公表になっているのか、私はきょうこれは予告して...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、その企業の行動形態ということについてもう一つ。  現在は、グローバル化した経済と、企業は国境を越えて多国籍企業になっております。そして、日本の代表的な自動車の王者であるトヨタという会社が、フィリピンでフィリピン・トヨタという子会社といいますか別会社を運営...全文を見る
○阿部(知)委員 法的な問題等々を考えればそうでありましょう。私が伺いたかったのは、これから日本が国際的な分野で活動、活躍していくときに、やはり本当に企業のあり方というのが問われているという意味で、大臣の御見識を伺いたかったものであります。  そして、予告してございます次の質問...全文を見る
○阿部(知)委員 この亡くなられたお母様、また残されたお連れ合いとお子さんには本当にお気の毒な限りと思いますが、もともと、この周産期をめぐる体制は、いまだに、ネットワーク化ということが言われながら、現実には非常に機能がおぼつかない状態にございます。  全国四十七都道府県のうち、...全文を見る
○阿部(知)委員 ごめんなさい。時間の関係で、心意気だけで結構です。
○阿部(知)委員 とにかくアクションが遅いのです。そうやっているうちに、草ぼうぼうと言うと変ですが、みんなきつくてつぶれていってしまう。  でも、私はきょうこの場で特にお願いしたいのは、実は自民党の戸井田委員が大変にいい質問を午前中してくださいました。どこの国でもお産を集約化す...全文を見る
○阿部(知)委員 助産師さんの数が現状、実働二万五千人とか六千人と言われておりますが、医師会の皆さんが推計されても五万人くらいはいないと、いいお産介助もできないし、ネットワークもつくれない、これは医師会からいただいたデータです。  そうなってきますと、育成も、あるいは現状で仕事...全文を見る
10月27日第165回国会 衆議院 厚生労働委員会 第3号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、大臣を初め御出席の委員各位、また委員長も、本会議を挟みましての長時間の審議で大変お疲れのことと思います。いま少しお時間をちょうだいいたしまして、私の質問を行わせていただきます。  私は、本日の本会議でも思いまし...全文を見る
○阿部(知)委員 よろしくお願い申し上げます。  さて、私の質問に入らせていただきますが、私は実は、先回の質問の折にも、皆さんに一つ御紹介をしたい詩がございます。原爆詩人である栗原貞子さんという方が一九四五年の八月につくられた「生ましめんかな」という詩でございます。もしかして柳...全文を見る
○阿部(知)委員 ただいまの大臣の御答弁を賜りまして、そのような行政指導もいろいろな形でなされるものと心から期待しております。  そして、もう一点だけお産関連でお話をさせていただきますが、先ほど柚木議員もお取り上げでありましたけれども、ああ、柚木議員は私の子供くらいの年なんだと...全文を見る
○阿部(知)委員 今の御答弁でも、周産期センターの六割が救急の他の大人の疾患と併設、四割はそういう機能を持っていないわけですから、ここだと、例えばお母さんが妊娠の合併症の御病気であればまだしも、このようにほかにもう一つ御病気であった場合、大人の救急の対応が必要になります。ですから...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、このグラフを人口問題研究所の「社会保障給付費」からとりましたが、実はこの被保険者拠出の中には窓口負担分は含まれていないのです。それでこの形をとっているということは、やはりいかに事業主拠出が減り、被保険者の保険料拠出がふえ、プラス今大臣がおっしゃってくださっ...全文を見る
○阿部(知)委員 これは大臣と村瀬長官両方に伺いたいですが、九月の十五日に総務省から厚生労働省に出ました勧告でございますね、これは厚生年金の未適用の事業所数についても述べてございますが、厚生年金保険に関する行政評価・監視ということで、評価・監視結果に基づく勧告というのが出てござい...全文を見る
○阿部(知)委員 きょう、皆さんのお手元に、総務省からいただきました抜粋を資料の二と三につけさせていただいています。総務省の方で、未適用、適用漏れのおそれのある事業所数は六十三から七十万、村瀬長官のおっしゃるのが六万ちょっと、適用漏れのおそれのある被保険者数は何と二百六十七万人と...全文を見る
○阿部(知)委員 長官も鋭意お取り組みでありますが、やはり、もっとスピードアップされてしかるべきだと思いますね。目につくいろいろな年金関連は不祥事ばかりで、どんな努力をされているのか、どんなふうに長官の指導のもとにスピードアップされているのかは一切国民には見えません。  そして...全文を見る
○阿部(知)委員 ありがとうございます。また引き続き質疑させていただきます。
11月01日第165回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私も冒頭は、昨日日比谷で行われました、障害のおありの皆さん、あるいはその方々を支えるさまざまな場所でお働きの皆さんの集会を受けて、幾つか御質問をさせていただきたいと思います。  この間、厚生労働省御自身も百四自治体の調...全文を見る
○阿部(知)委員 御指摘のとおりで、やはり障害者施策をどうやっていくか。私は、状況の厳しい障害のおありの方ほど国は支援していく、この理念を原則に据え、そして、日本の障害者施策の現状はおくれておる、まだまだこれからであるという認識に立たないと、何だか前年同月比二・五%という数値がひ...全文を見る
○阿部(知)委員 今の沖縄県の例は、実は、普通、一般所得と言われる方が一番負担分が額として大きいんですね。それをしっかりと、これは障害者団体の調査でもう報告されていますから、それを見られた上で、私が今伺ったのは、所得に占める負担の割合をちゃんと計数化すべきだということと、もう一つ...全文を見る
○阿部(知)委員 そういう制度設計にありながら、やはり利用抑制が出ているというのが実態ですから、今、副大臣の御答弁もいただきましたけれども、私どもとしては、さらに、それが現実のあの場の、講堂内一万二千五百、入れない方が二千五百、外で集会参加されるという実態ですので、よろしくお願い...全文を見る
○阿部(知)委員 そんな勝手な考えは考えないでほしいのですね。  これは厚生労働省からいただきましたよ。障害児施設の所得階層区分別構成割合、二十歳未満。いわゆる生活保護の方、入所されている子供さんの親の世帯ですよ、八・四%。B階層と呼ばれまして、Bの中も二段に分けますが、八十万...全文を見る
○阿部(知)委員 今大臣のおっしゃられたことはとても大事なことで、障害があるから惨めとか、障害があるから何だか生きづらいという状態にしないための取り組みが障害者自立支援法です。  そして、それを気持ちの上だけでなくて実際に準備するのが、私は、きちんとした所得把握から始まると。負...全文を見る
○阿部(知)委員 私が申し上げたいのは、アメリカがバイオテロ政策としてやっていてボストン大学の事件があった。バイオセーフティーという、そのものを扱う周辺のセーフティー、だって、そこに人が住んでいるんですから、そのこともあわせてここに見えてこなければ、やはりこの現下で法律をつくる意...全文を見る
11月02日第165回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第4号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私は、まず、本日午前中、四人の参考人の方から、原則として自由闊達な議論と運動、そして罰則についてはなるべく必要ないというお考えを伺い、国民投票法ということをめぐってはそうした方向性が確認されることは私どもとしてもやぶさか...全文を見る
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私は、冒頭、教員の地位利用に基づく運動規制という形で与党の皆さんが御提案の件についてお尋ねを申し上げます。  保岡先生に冒頭お願いしたいのですが、何回かの海外視察を通じて、まず、教職員のこうした地位利用による運動規制と...全文を見る
○阿部(知)委員 諸外国になくて、そして、我が国だけが教員の方がそういう地位利用をしてさまざまな運動を行うということを制限しなければいけないと、もし与党の方がお考えになるのであれば、やはり私は、それ自身が教育現場をどう見ているかということにもかかわって、そもそも問題が大きいと思い...全文を見る
○阿部(知)委員 公務員の場合も教育者の場合も、地位利用という形で言われますと、先ほど来ほかの委員も御指摘のように、極めてあいまいさ、拡大解釈の余地が生まれてまいります。刑罰も厳しい。そして、その地位利用について何を地位利用とするか。諸外国では、何度も繰り返しますが、保岡先生もお...全文を見る
○阿部(知)委員 与党の提案者の皆さんが想定しておられなくても、それによって、憲法について見解を述べたり、あるいは憲法の改正問題についてのいろいろな考えを述べたりすること自体は運動じゃないのだから規制には当たらないとおっしゃいますが、しかし、それは極めてグレーゾーンになってまいり...全文を見る
○阿部(知)委員 私も、今の御答弁のように、国の制度の根幹にかかわることとは思っております。そして、そうであるからこそ、先ほど高校での憲法の教育はどうなっておるかということを伺いましたが、やはり、目指すべき方向性は、より多くの判断者をもってこの国民投票を成り立たせる。そこには高校...全文を見る
11月02日第165回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会日本国憲法の改正手続に関する法律案等審査小委員会 第1号
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○阿部(知)小委員 社会民主党の阿部知子と申します。  本来、この委員会は我が党の辻元清美が出席させていただいておりますが、きょうは私がお時間をいただきまして皆さんの貴重な御意見を伺うことができましたこと、冒頭感謝申し上げます。  さらに、この懇談の運営に当たって、通常ですと...全文を見る
○阿部(知)小委員 話が二めぐりくらい戻って恐縮ですが、運動規制と罰則という本日の当初の論議にもう一度戻らせていただきたいと思うのです。  まず、その前段、教育者のさまざまな運動の問題については、私は冒頭も申し上げましたが、今、教育現場自身が萎縮しておると。そういう現状を踏まえ...全文を見る
11月08日第165回国会 衆議院 厚生労働委員会 第5号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、五人の参考人の方、とりわけ、二十年前に御指導賜りました岡部先生にも来ていただきまして、貴重なお話を伺うことができました。本当に多岐にわたるいろいろなお話で、私どもにとって参考になるお話でありました。  冒頭、岡...全文を見る
○阿部(知)委員 この件とは直接の関係ではございませんが、今、医療事故や医療ミスをめぐって、警察の、あえて言えば介入という形で、本来的な医療現場の萎縮を来したりしておることも先生は御承知と思います。私は、これがやはり緊急対応、テロ対策ということになってくると、もっともっとまた本来...全文を見る
○阿部(知)委員 こういう研究施設も、いわゆる原発施設と同じように、生物化学兵器に象徴されますように、やはり危険性を持ったものをどのように認知し、危険性に備えるかという視点で皆さんの市民活動がおありというふうに賜りましたし、また、そういうものを組み込んで今後社会は進むべきだという...全文を見る
○阿部(知)委員 これからも先進的なお取り組みをぜひお願いしたいと思います。  もう最後になるかもしれません、齋藤参考人にお願いしたいと思います。  私が今取り上げました保健所の問題は、特に結核の行政には深くかかわってこられた実績もあるわけです。今回のこの法改正によって感染症...全文を見る
○阿部(知)委員 ありがとうございます。  山川参考人には時間の関係で御質疑できませんでしたが、医療と人権という根本テーマを長くお取り上げでございますので、これからもどうかよろしく御指導ください。  ありがとうございます。
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、大臣初め、委員長、そして各御出席の委員には、三回にわたる長丁場の審議、大変にお疲れさまでございます。私の質疑で最後となりますので、いま少しお時間をちょうだいいたしたいと思います。  私は、本日、冒頭、臓器移植問...全文を見る
○阿部(知)委員 きのう大臣は、きっととっさの御答弁だったと思うのですが、異常で異例だと。本当にそのように私も思います。ただ、また一方で、本当に異例なのかどうか。異常ではあると思うんです。ただ、それが異例でなかったらもっと問題の根が深いように思います。  先ほど申しましたように...全文を見る
○阿部(知)委員 御丁寧な答弁をありがとうございます。  もう一つ申し添えれば、実は、京都大学で肺移植を行われました患者さんが、人工心肺というのを回している途中に、脳死状態のように脳に血流が行かない状態になって、これはレシピエントの側が亡くなられました。以降、京都大学では肺移植...全文を見る
○阿部(知)委員 せんだっても同様の御答弁はいただいたのですが、それを了解、理解した上で、しかし、基本理念という法の中には、「感染症の患者等が置かれている状況を深く認識し、これらの者の人権に配慮しつつ、」という表現がとられております。第二条でございます。  ここで私がくどくこだ...全文を見る
○阿部(知)委員 私が申し上げたいのは、やはり全国民ではないんだと思うのですね。そこに二段階設けるべきだ。  だって、そこに例えば原子力施設があれば、その周辺は、原子力の事故を含めて、やはり非常に日ごろからそうしたことに注意が喚起されているわけであります。外口さんも御存じと思い...全文を見る
○阿部(知)委員 さすが大臣は見識がおありだと思います。本当にそういう問題を、これまではノールールでありました、しかし、これからはそうはいかないということが、やはり政治の側の意思として、国民保護というのは、住民保護、国民保護、おのおのやはり私はあると思いますので、大臣が鋭意また認...全文を見る
○阿部(知)委員 そのあたりが極めてこの法案は見えにくい、そして、中央政府が恣意的な情報のコントロールに流れがちという問題点を指摘して、また別途金曜日の質問にさせていただきます。ありがとうございます。
11月09日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第9号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私は、今回が本委員会で質疑をさせていただく初めてに当たります。そして、残念ながら、ちょうだいしたお時間が十五分でございますので、せっかくいろいろな参考人から本当に内容ある御意見を賜りましたが、時間の制約の関係で皆さんに質...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、その観点から、実は教育基本法の根幹も、人権ということ、それも将来の主権者たる子供たちが、みずからの人権ということも含めて、他者の人権も含めて、どうやってはぐくみ育てていくかということに真髄があり、教育基本法、現行のそれは、まさしくそのことをうたったものであ...全文を見る
○阿部(知)委員 私も、今の尾木参考人の御意見に本当に賛同するものであります。そして、この特別委員会はそうしたことの本当の審議をしていただきたい。  なぜ我が国は、これだけ子供が親を殺し、親が子供を殺し、そして、おっしゃったように、表面はよい子を態度でとっているはずの子供たちが...全文を見る
○阿部(知)委員 私もそのような危機感を本当に共有いたします。  実は、赤ちゃんが病院で誕生されて、おうちに帰るために御両親にお返しするときに、御両親がしっかりこの子を支えてほしい、そしてこの子が幸せであってほしいと思って私どもはお一人お一人に赤ちゃんをお手渡しするわけです。で...全文を見る
11月10日第165回国会 衆議院 厚生労働委員会 第6号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日で三回の質疑のお時間をいただきましたが、私は、この問題に、最初に法案をいただきましたときから、いろいろに、一体これは何の法案かということを考え、せんだっては私案も出させていただきました。きょうは、三井先生がお取り上げ...全文を見る
○阿部(知)委員 私の指摘もよく聞いてくださいね。「「訓練人生」が望ましいかどうか、よく考える必要がある。」と。だれがだれに対して、よく考える必要があると言っているんですか。こういう使い方をしちゃいけないと言っているんです。訓練人生という言葉がどこから来たかくらいは知っていますよ...全文を見る
○阿部(知)委員 今おっしゃったことは、たった一つの国立感染研究所しか目にないということなんですよ。  でも、厚生労働省御自身がいろいろ調査、通達を出していらっしゃるように、平成十七年の三月とか十月とか、関連施設の管理状況調査というのを出し、私のいただいた資料集にも出ております...全文を見る
○阿部(知)委員 耐震構造の問題は以前にもいろいろなところで、姉歯建築士の偽装問題、〇・五とかいう問題も出ておりましたが、既存の施設自身がもう危ないというところがいっぱいあると思います。そうした観点は、実は日ごろの安全対策なんだということで、ぜひこの骨格にしていただきたい。そして...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、社会民主党・市民連合を代表し、内閣提出の感染症法改正案に対し、反対の討論を行います。  当法案は、生物テロの未然防止を図るため、感染症に病原体等の管理制度を創設するとともに、感染症の分類の見直しを行い、あわせて結核予防法を廃止して感染症法に統合するものと...全文を見る
11月15日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会公聴会 第1号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、五人の公述人の皆さんに御足労をお願いいたしまして、この委員会で貴重な御意見を賜ることができました。鹿野先生には、きっと生徒がインターネットを見て応援しているかもしれませんし、貴重なお時間を割いて来ていただいている...全文を見る
○阿部(知)委員 私も、今、西原公述人がおっしゃったとおりだと思うのですね。教育の中で縦系列が非常に強められて、逆に、横のつながり、それは子供同士の横のつながり、あるいは先生方の横のつながり、校長先生も非常に孤立しておられる。もしかして、教育委員会のあり方も、私は今、私自身は、教...全文を見る
○阿部(知)委員 ありがとうございます。  本当にそれ一つとっても、私は、この教育基本法との関係でまさにきっちり論議されねばならないテーマだと思っておりますから、きょう公述人に御意見をいただきましたことが、先ほど出口公述人もおっしゃいましたが、出口とならないように、これは与党の...全文を見る
○阿部(知)委員 松下参考人と鹿野参考人には、日々子供たちのそばで、子供たちをはぐくみ育ててくださっている御努力に非常に敬意を表します。そして、お二方とも、松下参考人は、小さな規模、やはり本当に、コミュニケーションするというのは小さな規模でしか本音が言えない、私どもですらそうです...全文を見る
12月01日第165回国会 衆議院 厚生労働委員会 第7号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日の午前午後にわたる質疑、大臣、委員長初め各委員の皆さんも、大変に多様な質問が次々と皆さんから寄せられておりますので、いろいろな意味でお考えになることも多かったかなと思います。  しかしながら、私は、正直言って、きょ...全文を見る
○阿部(知)委員 お産のできる場所の数の減少は、ことしの初めの医療制度改革論議のときにも、厚生労働省としては、お医者さんの数も少なくなっておりますし、あわせてお産は生まれた後の赤ちゃんのケアで小児科医も必要ですから、そういうことで出産と小児科ケアができるところを集約化、集めていこ...全文を見る
○阿部(知)委員 これは、たったお一人の助産師さんではないのですね。何件も何件も寄せられております。  私も病院サイドにおりましたので、よそから来る、途中で転送してくるわけですから、何がしかのリスクを抱えていると思えば、やはり受け取る側も正直言って不安ではございます。しかしなが...全文を見る
○阿部(知)委員 ぜひよろしくお願いいたします。  私がきょう取り上げますのは、この年金の不正の問題ではございませんで、もう一つ、社会保険庁が行っておられる重要な業務として、いわゆる医療保険のレセプトといいまして、医療にかかりましたときは、例えば、患者さんが三割の負担、病院側が...全文を見る
○阿部(知)委員 非常に構造は、申しわけないけれども、年金の不正免除とよく似ているわけです。  きょう皆さんのお手元に私が配らせていただきましたのは、各社会保険事務局別の年度別通知件数。これは、県単位で一つ一つの局になっております。  ここで見ていただきますと、例えば埼玉県、...全文を見る
○阿部(知)委員 長官にも大臣にもお願いですが、まず、査定といってひっかかってきた、これの総数とこの通知の数と、また違うかもしれないわけです。本当のことを、そして、国民はやはり、自分が受けた医療が高過ぎたら返してもらう権利を持っているんです。私は、こういう一連の事件、年金の不正免...全文を見る
12月06日第165回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  昨年の秋に、この委員会の場で、障害をお持ちの皆さんあるいはそれを支える皆さんの大変に大きな不安の声の中成立したこの法律が、実際には全面施行になってわずか二カ月、この十月から子供たちの問題も自立支援法に組み込まれましたから...全文を見る
○阿部(知)委員 ありがとうございます。  続いて、宮武参考人にお伺いいたします。  私は実は国立小児病院という世田谷にある小児の専門病院に勤めておりまして、世田谷には同時に都立の梅ケ丘の養護学校というのがございました。多分、世田谷でお仕事をしておられるということで、きっと宮...全文を見る
○阿部(知)委員 ただいま国会では、参議院で教育基本法の改正問題等々論議されておりますが、やはり幼いころからの障害のあることの受容やあるいは共生関係というのはとても重要で、その中に、本当に中島先生がおっしゃるような、その子たちも含めて、どうやって能力を生かしていくかということが、...全文を見る
○阿部(知)委員 最後になってしまうやもしれません。藤井参考人にお願いしたいんですが、今福島先生のお話も出ましたけれども、与党の中でもいろいろな見直しがなされているというふうに伺いますし、障害団体の皆さんには御意見も述べておられる、きょうされんからもあると思いますが、現状進められ...全文を見る
○阿部(知)委員 池添参考人には、子供に対しての応益負担がいかに理不尽なものであるかということのお話、肝に銘じて生かしていきたいと思います。  ありがとうございました。
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、午前中、六人の参考人からお話を伺いました。私は、そのお話を伺いながら、実は、さきの国会でいわゆる支援費からこの障害者自立支援法に変わるに際しまして、約二十四回の社会保障審議会の障害者部会でのお話し合いがあり、その...全文を見る
○阿部(知)委員 今のでは、申しまして、応益負担、定率負担と応能負担が何が違い、なぜ今大臣がおっしゃったようなことになるのか、実は御説明がついていないと思います。  私は、措置費から支援費になった、そして財政的な安定が必要であるということは、認識を一にいたします。しかし、先ほど...全文を見る
○阿部(知)委員 私が指摘しましたのは、応能でかつ定額、頭打ちをつくってくれと。  逆に、きょうの参考人の御意見の中にもありましたが、非常に重度の方はどんどん自己負担がふえていく。負担は、幾ら地方自治体が何らかのサポートをしても、自治体の経済格差で担い切れない。例えばスウェーデ...全文を見る
○阿部(知)委員 もちろんそれは原則で、しかし、その間にも日々、障害のある方は生きておられるわけです。その日々が支えられないというところから、死を選んだり、絶望ということが生まれてまいります。  大臣がおっしゃっているような自治体間格差を、例えば経済の活性化等々で少なくしていこ...全文を見る
○阿部(知)委員 施行後の状況についてと、前後で比較していただきたいと思います。  最後の質問に移らせていただきますが、実は、きょう私に寄せられました資料の中に、北海道で十月の下旬に、ある区役所の職員の駐車場で精神の障害をお持ちの方が自死、自殺なさいました。それに先立って、いわ...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、まだまだ改善するべき根本課題が多いということを申し添えて、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
12月07日第165回国会 衆議院 総務委員会 第8号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、四人の御参考人の皆様、また、傍聴席にもたくさんの傍聴の皆さんが恐らく日本全国からお越しくださっていることと思います。参考人のお話を伺いながらも、戦後六十一年、そして日ソ共同宣言から五十年たって、私の率直な感想とし...全文を見る
○阿部(知)委員 本当に御指摘のごとくだと思います。シベリア方面に限らず、日本が、あの大戦で海外で戦没された方の御遺骨の収集も、実はまだまだ国家レベルのきちんとした対応がとられていないということを私は日ごろ大変に問題に思い、取り上げさせていただきました。  そして、昨日も実は厚...全文を見る
○阿部(知)委員 恐らく、先ほど来、相沢参考人やあるいは宮下参考人のお話を伺っても、お立場は本質的には同じであろうと私は勝手に推測しているわけであります。しかしながら、与党案がこれありということもあって、ここでは寺内参考人に最後に、今お立ちくださいましたので、今の問題で、やはり銀...全文を見る
○阿部(知)委員 厳しい御体験とそして貴重な参考人の御意見、本当にありがとうございます。午後の審議に生かさせていただきます。  終わります。
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、午前中、四人の参考人の方から、シベリア抑留のつらい体験や、また戦後のお取り組みについて、貴重なお話を伺いました。  そして、そのお話を伺えば伺うほど、午前中も申しましたが、一体なぜこの壮大な拉致、六十万人にも及...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、やはり事の本質を見るために早急に確認をしていただきたいと思っております。  もちろん、私も野党案の提案者でございますから、とりあえず、私どもの野党案の提案は、労働の対価として、やはりせめて国の責任を認めた上での労働対価をお支払いするという形を三十万円から...全文を見る
○阿部(知)委員 私がお尋ね申したのは、宮路議員の個人的に歴史をちゃんとしていこうというお気持ちに私は疑義を差し挟むものではありません。ただ、政府の機構の中にあるいは我が国の何らかの取り組みの中に、何度も申しますが、一体なぜこんなことが起きてしまったのかと。  私は、きょう恐ら...全文を見る
○阿部(知)委員 この法案が通りました後に、いわゆるこうした抑留問題について政治の側の動きが全くなくなるということをきょうお越しの皆さんも大変御心配されていると思いますから、今の宮路委員のお気持ちも、与野党問わず取り組みとしていくということを、私も野党側の提案者の一人として気持ち...全文を見る
○阿部(知)委員 認識したら解明する努力をしていただかないと、先ほどのようなあいまい答弁になるんだと思いますね。  あともう一つ、では、ことしになってウクライナから約二百名の方の死亡リストというのが上がってまいっております。ことしの調査にはそれが入っておりませんし、全体、ウクラ...全文を見る
○阿部(知)委員 平成三年の時点でゴルバチョフ大統領からもたらされたいわゆる埋葬地地図は五百三十七カ所ございます。先ほど申しましたように、まだ厚生労働省は百九十四とか百九十六。もちろん地形も変わり時代も変わっていますが、しかし、これはやはり可及的速やかにお調べいただくということと...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、与党、自民党、公明党提出の独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律の廃止等に関する法律案と同修正案に反対し、野党、社民党、民主党、共産党提出の戦後強制抑留者に対する特別給付金の支給に関する法律案と同修正案及び独立行政法...全文を見る
12月13日第165回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  きょうは、各参考人の皆様、長時間にわたり大変お疲れさまでございます。  まず、本日の参考人の皆様においでいただきました趣旨ということに関しましては、平成九年に現在の臓器移植法が成立、そして施行になりまして、自来九年がた...全文を見る
○阿部(知)委員 脳の機能というのはなかなか外からは見えませんし、例えば現在の基準で脳死と判定されても、その方の意識の存在というのは、残念ながらまだ科学は解明しておらないのだと思います。  そこで、この蘇生ということは、基本的には心肺蘇生、心臓と肺の機能というところで国民合意が...全文を見る
○阿部(知)委員 私も、実は別所先生の教えを受けた研修医でございますが、こうやって患者さんを目の前にして、その方が最後の心停止の時間までをどう過ごしていただくかは、やはり回復の可能性がない方ほど現実には難しく、そして一生懸命にやらねばならないというふうに先生からも教えられて育って...全文を見る
○阿部(知)委員 別所先生に聞きやすいので、立て続けで済みませんが、もう一つお願いします。  実は、今この国会では、参議院で教育基本法の改正案というのが審議されていて、その中で明らかになってきたことは、いわゆるいじめ、自殺、これは並ぶものではないのですが、日本の場合は、このいじ...全文を見る
○阿部(知)委員 なおそうした部分を、これは子供たちが本当に生きるということに向けてはぐくみ育てていかれるために、ぜひお取り組みを願いたいと思います。  田中参考人に戻らせていただきますが、さっきの参考人の死についてのお考えと同時に、私がもう一つ懸念している点がございます。 ...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、臓器移植という医療が日本の中で平成九年の臓器移植法によって実施されるようになって、しかし、日本の社会は二つの大きな原則を守ろうとしてきたんだと思います。これは、一つは、臓器は物ではない、社会が云々して勝手にしていいものではない。もう一点は、やはり二つの人権...全文を見る
○阿部(知)委員 私のいただきました時間が終わりましたので、実は丸山参考人には、この臓器移植の医療としてのあり方や、脳死を人の死とすることに関する理論的問題という、この本質的な問題を御提案いただきましたと思いますし、恐らく脳死臨調等々の再開ということの御意見でもあったかと思ってお...全文を見る
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私にいただきましたお時間十五分の中で、なるべく効率よく質疑を重ねさせていただければと思いますので、よろしく御協力をお願いいたします。  まず冒頭、私の一問目は、質問予告外のことですが、大変重要なことと思いますので、一つ...全文を見る
○阿部(知)委員 ぜひ、立法府として早急なお取り組みをお願いしたいと思います。今大臣がおっしゃった言葉の問題、就労の問題、そして私が指摘しました、もう既に高齢者で、年金受給という年齢に達した方が多くおられ、そこを生活保護という形でやっていることの矛盾は、私はやはりこれは本来的な立...全文を見る
○阿部(知)委員 私がこれを伺いますのは、移植は、もちろんそれしか治療法がないという光でありますが、同時にまた制約もあるものだということも国民に正しく知らせなければ、やはりこれからの我が国がどのような医療の方向性に進むべきであるかも出てこないと思います。  あわせて、もう一点、...全文を見る
○阿部(知)委員 臓器移植は、何度も申しますが、二つの人権がおのおのぶつかり合うところの医療でございます。これは、ある意味で現場任せにできない部分もあると私は思いますので、よろしく御検討をお願いいたします。  終わります。