阿部知子

あべともこ

小選挙区(神奈川県第十二区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数8回

阿部知子の2009年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月08日第171回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○阿部(知)委員 御質問ありがとうございます。  勤労者の賃金が上がらない中、二〇〇七年の四月に定率減税が廃止されました。社民党といたしましては、やはり毎月毎月の可分所得がふえ、そして明確な減税というメッセージのある定額減税に賛成で、なお、税を納めておられない方、いわゆる非課税...全文を見る
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  私どもは、先ほど葉梨さんからいただきました御質問にもお答えさせていただきましたが、この間、庶民増税が本当に暮らしを圧迫しております。その中では、定額減税というものを当初、八月段階で提案いたしました。  以降、先ほど北側委員がパネ...全文を見る
01月09日第171回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、私は冒頭、まず中東情勢について総理にぜひお願いしたいことがございます。  本日の読売新聞でございますが、冒頭一面は、イスラエルに対してレバノンからも攻撃が加えられ、戦火の拡大が大変懸念されておると。  昨年の...全文を見る
○阿部(知)委員 この点においても、日本のリーダーシップは麻生総理にかかっているんだと思います。とにかく停戦を何が何でも獲得しなければ、人道的に許しがたいこと、無差別殺りくになると思います。私は有馬さんという方がどの程度外交通であるか知りませんが、ここは政治家の派遣が必要だと思い...全文を見る
○阿部(知)委員 では、労働問題に入らせていただきますが、ここに示させていただきましたパネルは、十二月段階で厚生労働省が今後起こり得る非正規の皆さんの解雇等々の状況を聞き取り調査されたものでございます。先ほど笠井さんも御質問ですので、上から、派遣、契約、請負、その他と分けて、総計...全文を見る
○阿部(知)委員 総理、政治家には方向性とリーダーシップが必要なんですよ。総理には今明確に、製造業現場への派遣は禁止する、それに伴って起こり得るいろいろなことについては政治が対応すると。これが政治なんですね。ああだこうだ、そうだなんだと言っていて方向性が定まらなければ、国もそうで...全文を見る
○阿部(知)委員 私にしたら、子供がいる家庭が保険証を取り上げられるなどということが起こるこの国で、同じく、知らずに未納になり、そして今度は医療保険証が取り上げられる御高齢者が生まれるこの国で、本当に一番必要な給付金が、とてもとても今の自治体の業務の煩雑さ、繁忙さの中では行かない...全文を見る
02月04日第171回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は朝から、野党の民主党の皆さん、あるいはただいまの共産党の皆さん、非常に白熱した熱心な御論議が行われております。雇用の問題にいたしましても、年金の問題にいたしましても、また道路特定財源の使い方にいたしましても、やはり...全文を見る
○阿部(知)委員 苦悩のハムレットみたいな御発言でありましたが、しかし、まさに科学的に真実とされたことを政治がどのような合意形成プロセスをつくっていくか、これは今までの政治にはなかなかないテーマなんだと思います。  そこで、麻生総理は、悲観論は気分、楽観論は意思というふうに二回...全文を見る
○阿部(知)委員 麻生総理は、今、数値をころころ述べただけではと言いますが、ころころではなくて、数値を明確に述べることが環境政策なんですね。これが今までとは違うことなんです。  それに向けて数値目標設定のない政策は、逆に実効性を持たないんです。はっきり言えば、苦しくてもみんなで...全文を見る
○阿部(知)委員 地雷にしても劣化ウラン弾にしても、極めて非人道的兵器ですし、あわせて、今、中曽根大臣がおっしゃったように、この白燐弾も、皮膚につけば本当にいつまでも燃え続けます。私は、イラクで白燐弾の被害に遭った方の写真も拝見したことがありますし、こうした事態は日本がとめねば本...全文を見る
○阿部(知)委員 実は日本は、きのうも坂口大臣がおっしゃっていましたが、当初得た収入の後、税や保険料を納めると、さらに子供を持っている家庭は相対的に貧困になっていく、子供を持ったら家庭が貧しくなっていくという国なのであります。  それをお示ししたのが、このちょっとややこしい、皆...全文を見る
○阿部(知)委員 きのう坂口元厚生労働大臣も御指摘でしたが、一般に、消費税だけではなくて、所得に累進度をかけるとか、あるいは高過ぎる保険料を何とかするとか、そういうことにおいても再配分は可能ですから、ぜひ、今与党の皆さんは消費税論議ばかり御熱心ですけれども、私は、まず前提として、...全文を見る
○阿部(知)委員 ぜひ前向きに検討していただきたい。  きのうも自民党の議員の皆さんから、後期高齢者の皆さんの保険料をいっそのことゼロにしたらと大胆な御発言で、私は、年金も本当に少ない額の中、保険料を負担したら生活保護以下の暮らしになるという人が多いわけですから、それももちろん...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、その幼児教育のところの無償化をお進めいただくことは大変に賛成でありますが、もう一歩踏み込んでいただきたいんです。  問題は、保育のところなんですね。ここで示したゼロから二歳、今、幼児教育は三歳あたりからなるべく広く受けられるようにと、これは北欧諸国でも、...全文を見る
○阿部(知)委員 子供自身にターゲットを置いた政策をぜひよろしくお願いします。  終わらせていただきます。
02月16日第171回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私に与えられた時間が十分ですので、きょう四人の公述人の皆さんの大変参考になるお話をいただきましたが、もしかして皆さんにお聞きできない分はお許しください。  冒頭、水野公述人にお伺いいたします。  公述人のレジュメ等々...全文を見る
○阿部(知)委員 次に、湯浅公述人にお伺いいたします。  せんだって私、たまたまテレビを見ていて、竹中元郵政民営化担当大臣が、非正規の皆さんのいわゆる派遣労働、あるいは年末の日比谷公園の問題は勤労者のわずか二・数%じゃないか、派遣労働で働く人は全体五千五百万勤労者と見て二・数%...全文を見る
○阿部(知)委員 まさに御指摘のとおりで、セーフティーネットから排除された非正規と、一見セーフティーネットがあるように見えながら、教育費や住宅費や、本当に、賃金が上がっても実質の手取りの少ない正社員となれば総体貧困化。ワークシェアというのも総貧困化になっては意味がないので、今の御...全文を見る
○阿部(知)委員 ありがとうございました。終わります。
02月19日第171回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  私にちょうだいいたしました時間が十分でありますので、きょうは、中川前財務大臣の辞任に関する件、そして、新たに御就任された与謝野大臣への御質疑とさせていただきます。  まず冒頭、きょうも午前中からずっと審議のこの場におりまして、麻...全文を見る
○阿部(知)委員 本当に真剣にそう思われるなら、やはりそこで総理の任命責任の問題になるんだと思います。  総理は、中川前財務大臣の体調がお悪かったということで、大臣自身が体調の悪さゆえにおやめになったという御認識をきょうも繰り返されました。しかし、総理、申しわけないけれども、中...全文を見る
○阿部(知)委員 世界じゅうが見ているのは、麻生総理御自身のいわば総理としての素質、資質であります。この中川財務大臣の任命を初めとして、そしてその後の事後処理に至っても、本当にリーダーシップがあるのか。体の上での深刻さも、それから、これまでほとんど御存じないと言いましたが、参議院...全文を見る
○阿部(知)委員 しっかりと御健康に留意されて取り組んでください。
02月20日第171回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○阿部(知)分科員 社会民主党の阿部知子です。  私も、ただいまの川内委員の御質疑に引き続いて、自衛隊という組織のあり方ということについて、主に浜田防衛大臣と、そして特に人事教育にかかわられる担当部署にお伺いを申し上げます。  自衛隊という組織が、一九五〇年に警察予備隊という...全文を見る
○阿部(知)分科員 次に人事教育局長にお伺いいたしますが、こうした自衛隊のあり方ということについては、社民党でもずっとこの間いろいろな場面で取り上げてまいりましたけれども、特にその中で、現実に、今防衛省ですが、の方に動いていただいた面としては、メンタルヘルスケアといいまして、隊内...全文を見る
○阿部(知)分科員 処分がなされると同時に、そうした事案がいわゆる先ほどの、上司の指導を超えた言動であるということを隊内にも、私は事案として周知徹底していただきたいのですね。ハンドブックという形では、とてもとても再発が防止できません。  これは恥ずべきことではなく、これから自衛...全文を見る
○阿部(知)分科員 ありがとうございます。  続いて、大臣のお手元にもございますが、実は、二〇〇三年から二〇〇七年に至る陸・海・空別の病気休職者数というのを、私は昨日データとして求め、いただきました。簡単に申しますと、〇三年度は大体二十四万人くらいの自衛隊の方で二百二十人だった...全文を見る
○阿部(知)分科員 社会全体でもこうしたメンタルヘルス問題は格段に、最近ストレスの多い時代ですから、ふえておりますが、しかし、先ほど申しました自衛隊という極めて重要な組織でここが倍増するということは、さまざまな要因も改めて自衛隊としてお考えいただかないといけないと思うんです。考え...全文を見る
○阿部(知)分科員 ここでは御答弁を求めませんが、この点については、社民党ではオンブズマンという組織を、ドイツにございますけれども、さまざまな問題を抱えた隊員が、自衛隊の中じゃなくて外に、でもこれはそんなに秘密が漏れてはいけませんので、しかし、外に相談ができる、自衛隊という組織と...全文を見る
○阿部(知)分科員 一九九八年の調査でも、また二〇〇二年に自衛隊の隊の方が行われた調査でも、約二割がセクハラ被害に遭ったというふうにアンケートで答えておられるわけです。これはとても深刻なことだと思いますし、みずからの隊内でやられた調査ですから、こういうこともさらに私は進展させてい...全文を見る
○阿部(知)分科員 まあ、そういう実のない答弁ですけれども、それで人が亡くなっているわけです。  私は、例えば、もう指摘しましたけれども、格闘技の訓練に、そういう指導に当たる資格のない教官が当たっていたという事実や、あるいは、そういう訓練をするときに、ほかの隊であれば衛生隊員が...全文を見る
○阿部(知)分科員 聞き及ぶところによると、今度のソマリア沖にも、この方が亡くなった特別警備隊は配属を検討されておるやにも伺います。しかし、組織内にそういう問題を抱えたままに、次の任務というふうに拡大していくこともできないと私は思います。  そして、国民の目は、ああ、相撲部屋と...全文を見る
02月24日第171回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  本日は、二人の貴重な参考人の御出席を、まず冒頭、御礼申し上げます。  今も笠井委員の方から企業の社会的責任ということでお尋ねがございましたが、私もその点については後ほどお伺いをいたしたいと存じますけれども、まず、それに先立ちまし...全文を見る
○阿部(知)委員 貴重な御指摘、ありがとうございます。  貧困を政治の正面の課題にせよということで、御指摘のあった住宅や働き方や医療や教育ということを、これからも国会の中できちんと責任を持って論じていきたいと思います。  引き続いて、川口参考人にお願いいたします。  参考人...全文を見る
○阿部(知)委員 まず、コンプライアンス違反はないということは、ちょっとやはり認識が違っておられるのではないか。  例えば、具体的ですが、藤沢というところでI自動車というのがありまして、十一月の末に、十二月末で九百六十人首を切るぞという通告がありました。ところが、ここは、十月ま...全文を見る
○阿部(知)委員 何のための労務管理であるか、誠意を持ってやはり臨まれて、社会の責任を果たしていただきたいと思います。  終わります。
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  本日は、委員長初め与謝野大臣も、本当に長時間、そして各委員の皆様も、午前、午後にわたっての御審議、お疲れのことと思います。きょうは私が最後でありますので、もうしばらくのお時間をちょうだいしたいと思います。  私は、きょうはゴルフ...全文を見る
○阿部(知)委員 申しわけありませんが、私の貴重な時間を浪費しないでください。九割が日本人だったと市民が観察しているからどうだと。節度を超えたの何のは、もういいですよ。何割というのかはわかりませんが、去年の暮れも観察してもそうだった、ことしもそうだ、そしてボールは飛んでくる、子供...全文を見る
○阿部(知)委員 急なのでなんというのはやめていただきたいんです、きのう質問通告をしてあるんですから。大臣、それは余りにも私の質問権への侵害ですよ。何も今急に言ったわけではないのです。  そして、お手元の資料を見ていただくと、どんな人たちがプレーしているか。これは米軍がホームペ...全文を見る
○阿部(知)委員 この件は私が今回初めてじゃなくて、さっきの笠井さんもお取り上げだし、民主党の浅尾さんもお取り上げだし、武正さんも主意書で出しているんですね。繰り返せば誠意がないということになりますから、重ねて中曽根大臣と浜田防衛大臣にはお願いを申し上げたいと思います。  引き...全文を見る
○阿部(知)委員 ところが、なかなかできないんですね。大臣がおっしゃったように、生活保護も一つの方法ですけれども、やはりこれだけ少子化で、生まれるというところが大事な中で、大体、調査できる限りでも、出産にかかわってお金が払えない、全額じゃなくても一部払えない、あるいは全額払えない...全文を見る
○阿部(知)委員 産科医の不足とともに、経営的な問題もあるんです。さっき言った、実勢価格の半値でやらねばならない。しかし、みんな頑張っているんです。頑張っているところを支えていただいてこそ政治ですから、確かに医師不足もございますけれども、これはいい制度ですから、大臣の力でもっと充...全文を見る
○阿部(知)委員 まず、この制度自身を知っていると答えた方は、既におなかに赤ちゃんがおられるお母さんでも半数です。それから、脳性麻痺の子供に対してのみのものであるというのを知っておられた方が三分の一です。  知らないで、でも、一時金は自分の手元に残らずに、そのままこの保険制度に...全文を見る
○阿部(知)委員 せっかく与謝野大臣がおっしゃってくださったので、実は、三百億のうち約五十二億は、この保険を維持するための管理費に使われてしまうわけです。これを保険料の流用と言われても、私は指摘は当たっていると思います。その部分は、例えば国が出すならまだ違いますけれども。そのうち...全文を見る
02月27日第171回国会 衆議院 本会議 第11号
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○阿部知子君 社会民主党の阿部知子です。  私は、社会民主党・市民連合を代表して、二〇〇九年度政府予算三案に反対する立場から討論を行います。(拍手)  まず、予算の責任者である中川前財務・金融大臣の国際的醜態と審議途中での辞任、国民に心から語る言葉を持たない麻生首相のぶれ続き...全文を見る
02月27日第171回国会 衆議院 予算委員会 第22号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  私にちょうだいいたしました時間、十分でございます。審議が足りないということはただいまの笠井委員の御指摘と同じ思いでありますが、私は、まず冒頭、予告外のことで麻生総理にお伺いいたします。  昨日午前中の集中審議で、我が党の照屋寛徳...全文を見る
○阿部(知)委員 もちろん、総理がこれまでも総務大臣あるいは外務大臣として沖縄に行かれたことはもう存じております。今、総理が総理として行かれるからこそ、まず難局にあっては、何度も言うまでもなく、総理みずからが、これをリーダーシップというんです。行きたいけれども、会いたいけれども調...全文を見る
○阿部(知)委員 では、これは政権公約であり、この三月末の、多くの職を失い、住居を失う方々に対して、二度と再び派遣村のようなことを起こさないというか、派遣村は役に立ちました、でも、そのための善処策と、それからシェルター等々も十分に設置してあるというふうな公約として伺いますし、むし...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、二〇〇九年度政府予算三案並びに共産党提出の撤回のうえ再編成を求める動議に反対する立場から討論を行います。  まず、予算の責任者である中川前財務大臣の国際的醜態と審議途中の辞任、国民に心から語る言葉を持たない麻生総理、加えて...全文を見る
03月10日第171回国会 衆議院 本会議 第13号
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○阿部知子君 民主党と社民党提出の雇用保険法改正案につきまして、政府案との違いについてというお尋ねがございました。  大きく三点挙げたいと思います。  まず、失業等給付に要する費用に関する国庫負担額についてでございます。  昨年、社会保障費の伸びを毎年毎年二千二百億削減する...全文を見る
○阿部知子君 高橋議員にお答え申し上げます。  自己都合退職と解雇等による離職により給付に差があることの問題点の御指摘がございました。  私どもも、実際の労働現場において、解雇を自己都合退職と言いかえて離職を強要している実態が少なくないと認識しております。のみならず、会社都合...全文を見る
03月11日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  本日は、舛添大臣も衆議院、参議院を往復しながらの答弁で大変お疲れのことと思いますが、大臣所信への私の質疑でございますので、よろしくお願いいたします。  本来であれば所信質疑ということで骨太なことを伺いたいのですが、いただきました...全文を見る
○阿部(知)委員 今の大臣の御記憶にとどまった部分もしかりですし、これは、少子化問題について危機を感じておるという国民が八割から九割おられて、そして将来では年金や医療の社会保障にも害を及ぼすだろうというような内容と同時に、これは五年前にも調査しておるのですが、格段にふえた項目の中...全文を見る
○阿部(知)委員 起こり得てはならないことが、しかし、現場ではかなり冷やりとしながら起きているというふうな調査が、既に二〇〇七年から八年にかけての、こうした体外受精を扱います医療機関全体、五百九十四施設を対象にした調査の中で、回答数が百四十一カ所で、回答率は一九%くらい、ちょっと...全文を見る
○阿部(知)委員 保険適用は患者さんサイドにとって福音だということなんですね。医師たちは自由価格をつけられますから、御承知のように、非常に値段に差があるんです。私は、値段に差がある以上に安全性に差があったり、技術の面での問題もさまざまにあると思うんです。  大臣のお手元に、現在...全文を見る
○阿部(知)委員 ぜひそのようにお願いしたいと思います。  そして、私がずっと一貫して問題にしております産科医療補償制度にまたきょうも行かせていただきます。  私は、この制度には大きなボタンのかけ違いがあり、そして何よりも、例えば障害をお持ちの、脳性麻痺等々の当事者が全く喜ん...全文を見る
○阿部(知)委員 大臣は、先ほどどなたかがおっしゃったが、受精卵から御遺骨まで、幅広いところを対象にしているので大変とは思いますが、やはりこの制度が、例えば小児科学会の意見書では、今回の制度では三十三週、二千グラム以上の赤ちゃんが対象なのですが、どの程度の早産や低出生体重児をもっ...全文を見る
○阿部(知)委員 申しわけないが、大臣、厚生労働省がおつくりになった質問への答弁集を読むと、これは去年の暮れなんですけれども、「補償対象が脳性麻痺に限られている理由」は、「思いがけず重度の障害児を持った親が、その原因の究明や障害に対する補償を求めて医師等に対する医療訴訟を起こすこ...全文を見る
03月13日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第3号
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○阿部(知)議員 お答えいたします。  野党提出の雇用保険法案について、私の方から御答弁をいたします。  私ども野党三党は、昨年の十二月十六日に、雇用保険法の改正案を含めた緊急雇用対策関連四法案を参議院にまず提出いたしております。年の瀬を前にいたしまして、急激に悪化する経済雇...全文を見る
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  本日は、雇用のセーフティーネットということをめぐって、ここが決壊すると、社会そのものが極めて不穏にもなり、憲法二十七条、労働は権利であり義務であるという大事な一項も全く形骸化するということで、大臣も必死に御答弁をいただいているもの...全文を見る
○阿部(知)委員 これをきのう役所の方に聞きましたら、これは労使の認識で、厚労省の認識は多少異なるかのような言い逃れをなさいましたが、これは明確に厚労省、働く者の権利を守る厚労省の認識として、今大臣が、あわせて労使側の意見も聞いた上でまとめられたというふうにお答えであったと思いま...全文を見る
○阿部(知)委員 政権交代をお勧めいただいた御発言かともとれますが、まあ、頑張りたいと思います。  そして、このような景気の下降局面でこうしたことは、もう本当にこれは愚策。私は木を見て森を見ずと申しましたが、これによって勤労者の可処分所得を上げようなんということは、実際に賃上げ...全文を見る
○阿部(知)委員 政府委員を登録しなかったのは私の側の理由で、申しわけありませんでした。余りにずさんなお答えだったので。でも、この生活保護関係の政府委員についての私の怒りではありませんので、ちょっと私の手違いでありました。  私はこの間、野党の提案のいわゆる就労・生活支援金とい...全文を見る
○阿部(知)委員 ぜひよろしくお願いいたします。  終わらせていただきます。
03月18日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  本日、私は、冒頭に、きょう午前十時に広島地裁で原爆症の認定をめぐって起こされております訴訟の地裁判決が出ましたことについて大臣にお伺いしたいと思います。これは通告外ですが、きょう判決が出たということもあって、大臣にお伺いいたします...全文を見る
○阿部(知)委員 そんな、木で鼻をくくったようなことは説明にもならないのです。時間を返してほしい。当たり前ですよ。訴訟をしていて、一部認められ、一部認められないと。  ただ、この間ずっとこうやって、認定されない患者さんたちが、平成十五年から集団訴訟という形で、十七の地裁になりま...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、そこがまさに、挙証責任はだれが負うかということなんだと思うんですよ。原爆に被爆した、そしてある御病気になった。これを病になった側が一生懸命証明しようとしても、逆に、本当にしかるべく、ほかに排除される理由がなければ積極的に認めていくという、それこそ政治の意思...全文を見る
○阿部(知)委員 時間が許せるように御尽力をぜひぜひ賜りたい。お体を押して全国から来られるということは、もうこれは大臣に会って話をしたいということですから、よろしくお願いしたいと存じます。  引き続いて、保育所の問題に少し触れさせていただきます。  この間、雇用情勢の悪化、経...全文を見る
○阿部(知)委員 それは余りに色気のない御答弁で、どういうことかというと、無認可であっても、ある程度、条件を少しでも緩めて賃貸等々の補助もするように東京都でもなってきておる、それは安心こども基金とかで取り組みたいんだと大臣が言ってくれれば、これは前向きな答弁になるわけですよ。 ...全文を見る
○阿部(知)委員 これは合算して六千億とか七千億のお金ですけれども、これをこの国の未来投資として多いと見るか少ないと見るか、これは政治の意思だし、価値観の持ち方だと思います。  私は、特に三歳までのお子さんをお持ちの御家庭、この中からさらに段階を分けてやっていってもいいし、とに...全文を見る
○阿部(知)委員 保育に欠ける云々でなくて、女性たちも働き、この社会をこれから一緒に支えていく。そして、子供たちは社会が育てるんだという意思が必要と思いますので、よろしくお願いいたします。  最後になりますが、日雇い労働のことについて。  先ほども、岡本委員は日雇いの派遣の皆...全文を見る
○阿部(知)委員 とりあえず、セーフティーネットを張らねば人は生きられません。そこだけ、大臣、よろしくお願いいたします。  終わります。     —————————————
03月25日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第5号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  ただいまの高橋委員の御指摘、戦争のもたらす惨禍の重さ、残酷さ、さまざまな問題をきょうの委員会は短い時間ではございますが論議する場となりました。  私がきょういただいた十五分ですので、舛添大臣にまず恐縮ですが、先ほどの柚木委員並び...全文を見る
○阿部(知)委員 時間が限られておりますので、私も簡単に反論いたしますが、確かに認定されたものは却下されております。そのことは裁判所も妥当に判断しておられるわけです。その上にのっとって、さらに認定されていない患者さんについての問題を指摘しておるわけです。  大臣がいみじくもおっ...全文を見る
○阿部(知)委員 厚生労働行政が残念ながら後追いになっている。私は、本当に一体でも持ち帰りたいと思う民間の人の気持ちがここまで打開してきたことと思いますから、ぜひ、これからは厚生労働省も積極的に、前向きに取り組んでいただきたい。  そして、次の御質問ですが、実は、DNA鑑定、拾...全文を見る
○阿部(知)委員 まさに御指摘のとおりです。昭和二十七年に決議が上がって以降、逆に言うと、ほんの短い期間のみ御遺骨が集中して収集されて、しかし、その後もずっとあるわけです。ただしかし、どんどん風化しますから、やはり戦後六十四年たっているというところを重く見て、大臣にはさらにさらに...全文を見る
04月01日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第6号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  本日は、一般質疑ということもあって、与党、野党の理事の御好意で、私どもの会派に三十分のお時間をちょうだいいたしまして、ありがとうございます。ふだん駆け足でやっておりますことが多いので、きょうは、少し考える論議というか、じっくりした...全文を見る
○阿部(知)委員 しかし、そういうふうに承認したことが、先ほどのメディアの報道も含めて、誤解を生んでいくわけです。  これは、例えばモックアップワクチンといって、そうした新型のはやるウイルスに備えるワクチンという言い方もできるわけです。日本ではモックアップと言いませんが、こうし...全文を見る
○阿部(知)委員 私がお願いしたいのは、そうした科学的な知見を正しく国民に伝えていただきたい、過大広告はやめていただきたい、それが混乱のもとであるということであります。  続いて大臣にお伺いいたしますが、この六千人への治験が一応終わり、中間報告が出た段階で、八例の有害事象、例え...全文を見る
○阿部(知)委員 前向きな御答弁をありがとうございます。  私は、副作用の問題もこれあるけれども、特に、まだ現段階が鳥からまれに鳥を扱った人への伝播段階であるということで、本当に一千万人も踏み込む時期かどうかという判断を大臣にさらにお願いしたい。  私がそう申しますには、では...全文を見る
○阿部(知)委員 ありがとうございます。  あと一つだけ、発熱外来というものについてお答えいただきたいです。  先ほど申しましたように、対策として抜けているのは、現状の人インフルエンザのワクチンは、去年は二千万本も使ったんですけれども、発症は多少は予防できている、赤ちゃんのイ...全文を見る
○阿部(知)委員 現実的に対応が可能で、なおかつ、たくさんの人がそこに集えば必ず感染は蔓延するんですね、ここを本当にわきまえた対策なりを地方の市町村にもおろしていただかないと、発熱外来をつくれと言われても、実は、機能しないどころか、そこが感染拡大源になりますので、なおよろしくお願...全文を見る
○阿部(知)委員 前向きな御答弁、ありがとうございます。  実は、東京医大では、手術を全部ビデオに撮っておくとか、あるいは同意をビデオに撮っておくとか、そういうことで可視化を進めているという取り組みもあるそうです。大臣には、ぜひ御尽力いただきたいと思います。  ありがとうござ...全文を見る
04月03日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第7号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  本日は、私にいただきましたお時間、二十分でありますので、年金の制度設計等々の本質的な問題は次回に回すこととさせていただきまして、いわゆる行政サービス、公共サービスとしての年金の業務の信頼性にかかわる何点かについて御質疑をさせていた...全文を見る
○阿部(知)委員 普通、常識的に考えれば、従来の目標の八割、まあ九割と多目に言ってさしあげてもいいです、それしか達成せず、下の口座振替に至っては七・二%。要するに、納付月数でも減るし、実際に口座振替に至っては七・二%、これをもって次の段階に拡大していくというのは非常識なんだと私は...全文を見る
○阿部(知)委員 大臣、問題は抽象的なことじゃないんですね。市場化テストをやって、確実に納付率が悪くなっているんですよ。それをこれ以上進めたらどんどん遠くなるでしょうと私は具体的にお尋ね申し上げたんですね。民がやった方がいいものはありますよ、それは。だけれども、やることによって納...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、引き継がれるという大臣の言葉を聞いて、安心すると同時に、それではこの書きぶりは何だろうと思うことがあります。それは、皆さんのお手元の三枚目の資料であります。  これは日本年金機構の当面の業務運営に関する基本計画の要点といって、一体ここの新しい機構には何人...全文を見る
○阿部(知)委員 今の大臣の御答弁には恐らく勘違いがあると思います。  年金記録の回復の方は、最後のページにお見せしたように、これは紙台帳との突合も含めて、今あるオンラインの中のデータを正しくしていくための人数が、十年間にわたって正規の職員約三百人という話なんです。  今大臣...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、この間の社会保険庁の業務のあり方を見ていると、いろいろな業務がたくさん降りかかってきていることもあるんですが、それをきちんと仕切って、必要な業務量と、いわば優先順位を立てていくということが、大臣は常におっしゃいますが、しかし実現されていないように思います。...全文を見る
○阿部(知)委員 では、また次回、引き続きよろしくお願いします。  終わらせていただきます。
04月08日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  本日は、大臣初め委員長も長時間の御審議、大変お疲れさまです。私で最後ですので、よろしくお願い申し上げます。  私は、本日、冒頭は、年金の制度設計のことについてお尋ねをいたします。  先ほど、高橋委員のお取り上げになりました社会...全文を見る
○阿部(知)委員 大臣のおっしゃるとおりで、プラス私が今申し上げたのは、もし企業負担分を賃金に転嫁したとしても、賃金の低い階層にはまだまだマイナスの方が多いという実態であります。  これは慶応大学の駒村教授の試算でありまして、ある発表を経たものであるので信頼性も強いと思いますか...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、年金の空洞化の一番の本当の原因は、やはり非正規雇用の増大によって、企業負担が全くない方々が、いわば自分の収入に比して高い保険料を払わねばならないという状況に追い込まれていったところにあると思いますので、これはやはり社会を支えるお互いの役割というところで重要...全文を見る
○阿部(知)委員 では、資料の二ページ目をあけていただきたいですが、今、局長がお答えになったので、今月末ですか、報告はお待ちいたしますが、これは四月七日付の神奈川新聞の報道で、やはり実態把握はなかなか自治体にとっては進まないという記載であります。  これは、入居者の皆さんも自分...全文を見る
○阿部(知)委員 今お答えいただきましたように、三ページめくっていただきますと、資料三、養護老人ホームの整備状況というものを見ていただきますと、一応、世の中全体高齢化しておりますし、特に生活保護受給の御高齢者もふえておりますから、受け皿としては少しずつなりともふえていってくれない...全文を見る
○阿部(知)委員 もちろん、全部を受けとめ切れるだけの、今高齢化の急速な進展、そしてもう一つ、貧困化かですよね。生活保護受給の皆さんの半数以上が高齢者世帯であるということは、これは極めて深刻なことでありますし、今局長がお答えのように全部がここで受け入れられるかどうかはもちろんわか...全文を見る
○阿部(知)委員 日本では、住宅施策は福祉的な視点よりも、国土交通省が管轄するということにあらわれておりますように、とにかく量をふやして、人口急増期に合わせて量の拡大ということが第一であって、今のように高齢化が進み、貧困化が進み、そして、実はそこがないと、この前のあの派遣村の問題...全文を見る
04月10日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  私は、冒頭、本来は私の質問時間内で質疑をしたくないことがございますので、委員長によろしくお取り計らいを願いたい事案がございます。並びに舛添厚生労働大臣にもでございます。  本日の質疑に当たって私が厚生労働省に要求いたしました資料...全文を見る
○阿部(知)委員 今届いて、私がどうしてここで質問できますか。それから、もし総務省が二つあると言わなきゃあなた方は、私が二回にわたって、先週と今週、伺ったんですよ。これは余りにないがしろだから、なぜ指摘を受けとめて是正しないんですかと、二回にわたって、二週間にわたって伺った。しか...全文を見る
○阿部(知)委員 では、委員長、お願いします。  これは前提なんです、このきょうの質問の。二週間にわたって無視され、そして、あるのに隠され、事情がどうであれ、実際には質問をつくるとき困るんですよ。どんなふうに改善されたか知りたいから私は聞いているんです。  質疑時間から外して...全文を見る
○阿部(知)委員 お願いします。  大臣、総務省から厚生労働省に勧告が来るというのは、私はやはり重たいことだと思うんですね。先回も取り上げましたが、大臣はその勧告内容を御自分でお目通しでしょうか。そして、私は、午前中でしたか、長妻委員との御質疑で、大臣の答弁で、もしかして事態の...全文を見る
○阿部(知)委員 大臣、問題は、二百六十七万人からおられるであろう、本来入るべきで、しかし入っていない人が余りに、八十一名しか職権で入っていないから、総務省から勧告が来たんですよ。勧告が来た年が、職権適用で八十七事業所しか入っていないんですよ。その次、もっと改善しなきゃいけないの...全文を見る
○阿部(知)委員 では、そうではないという実態を次に示させていただきます。  私の資料の一枚目には、この前もお示しいたしましたが、総務省から来た四点にわたる行政評価・監視の実施結果というのがございます。  まず一点目は、適用漏れ事業所をきちんと把握しなさい、このために、要する...全文を見る
○阿部(知)委員 そういうことを言うなら、そもそもなぜ、あなた方が出された二十年三月四日のこの三百人体制、二万事業所が七十三事業所の適用で終わったのか、とどまったのか。余りに落差が大きいじゃないですか。今挙げた数字だって何の担保もないと私は思いますよ。あなた方は、例えば未適用の疑...全文を見る
○阿部(知)委員 年金制度の骨格はもちろん基礎年金部分、一九八五年につくられた共通の基礎年金土台、そこの上に立つわけですが、しかし実際に、年金保険料の徴収、その額、そして現実に無保険者、無年金者をつくらないための本当に重要な部分ですから、大臣からの次の進捗状況をまた私はお伺いした...全文を見る
○阿部(知)委員 そのあたりも踏まえての総務省の勧告が、先ほどの、労働保険と厚生年金の互換性のあるシステムをとにかくつくりなさいということなんです。その前提に一元徴収もできるんじゃないかということなんですね。私は、極めて総務省の行政評価というのは真っ当だと思いますよ。  そして...全文を見る
○阿部(知)委員 委員長には御配慮いただきまして、ありがとうございます。  終わらせていただきます。
04月14日第171回国会 衆議院 本会議 第23号
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○阿部知子君 社会民主党の阿部知子です。  ただいま議題となりました政府提出の海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律案について、社会民主党・市民連合を代表して質問いたします。(拍手)  冒頭、私どもは、ソマリア沖・アデン湾近辺でこの間多発している海賊事案を深く憂慮し、...全文を見る
04月15日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第10号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  本日は、民主党の委員の方も何人かお取り上げでありましたが、財政再計算について、まず冒頭、お尋ねをいたします。  思い起こせば、平成十六年の年金の論議のときにも、ちょうど年金論議が衆議院で終わったころでしたか、出生率の値が前提に置...全文を見る
○阿部(知)委員 大臣、それで、もう前提の数値を変えるということが政府の大方針で出ているわけですよね。だって、これは経済危機対策を打つ、十五兆打つためにここの部分を見直すんですよ。そういう段にあって、今あるお示ししたデータ、これを使って計算されたのが今の財政再計算なんですね。当然...全文を見る
○阿部(知)委員 舛添さんらしい誠実さがないです。だって、百年に一度の経済危機と政府みずからおっしゃっているんだから、それにのっとって見直すとおっしゃればいいんですよ、ここは素直に。だれもそれを責めませんよ。むしろ、リアルな方が国民にとって納得がいくだけなんですね。そこが余りずれ...全文を見る
○阿部(知)委員 それだけじゃないんだと私は言いたいですけれども、時間を次に進めさせていただきます。私は、そもそもそうだったら、やはりこの財政再計算のあり方そのものを見直す作業が必要なんだと思うんですね。  次にお伺いしたいのは、では、いろいろ出てくる数値がどういうところから出...全文を見る
○阿部(知)委員 いみじくも今年金局長が言ったように、そうした作業が要るんですね。  アメリカだと、インプットの情報のところに大統領の指名する公益代表が二人も入って、インプットの指標自身がどの程度、公益代表ですよ、大臣だったらこの意味がわかると思うんです。  私は、内部だけの...全文を見る
○阿部(知)委員 五年も待っているうちに、年金の信頼は地に落ちて、本当に回復不能になりますよ。もうこの二回の、平成十六年の審議と今回の審議で私は十分だと思うんです。見直す機能が必要だと今舛添大臣はおっしゃったんだから、ここでこそ見識を生かしていただきたい。変わることは仕方ないかも...全文を見る
○阿部(知)委員 これも、ぜひ大臣、詳しい年次を出してほしいんです。だって、平成十六年のときには十六年間マクロ経済スライドだって言ったんです。今はもう二十六年間。今の局長の答弁だと、もっと長いでしょうと。  ではマクロ経済スライドとは何だったのかということで、特に、これが基礎年...全文を見る
○阿部(知)委員 もともと、マクロ経済スライドという概念を導入したときに、とにかく現役世代の半分は給付しますということと、それに伴って、百年安心できる制度設計にするためには、ちょっと御高齢者に我慢してもらって、全部基礎年金のところまでも下げましょうねという概念なんですね。  で...全文を見る
○阿部(知)委員 二万件にも及ぶ、本来は職権適用が必要になる、やりたい、やるんだと言っていた実施の実態は、先ほどお述べになりました十八年で戸別訪問をされた件数は六千七百八十六件なのに、十九年度は何と三千五百八十三件に減っちゃっているんですね、そもそも行ったのが。行かなきゃ強制の職...全文を見る
○阿部(知)委員 ありがとうございました。終わります。      ————◇—————
04月17日第171回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第4号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  本日は、お伝えしてございます質問に入る前に、冒頭、浜田防衛大臣に、私がきょう朝のラジオで聞きましたことにつきまして、少し御答弁をお願いいたします。  恐らくNHKのラジオでございましたけれども、共同通信の配信でも流れておりますが...全文を見る
○阿部(知)委員 報じられている限りにおきましては、いわゆる新宣言というようなものを出したいという意向について大臣がお話をされて、ヒラリーさんが明言を避けられたということでありますが、いかがでしょうか。
○阿部(知)委員 随時政権等々が日本もアメリカもかわっていくわけですから、その時々に応じて日米の関係をよりよいものにしていく話し合いというのは、私は否定しないものであります。  ただ、新宣言を発する等々であれば、その土台は、やはり国民的な理解と、もちろんこういう国会での論議であ...全文を見る
○阿部(知)委員 大それたかどうかはわかりませんが、非常に重要な事項ですので何度も繰り返させていただきますが、きちんと論議し、本当にいい着地点を図りたいと思います。  では、本来の予告いたしました質問に入らせていただきます。  この間、社民党では、今ソマリア沖で発生いたしてお...全文を見る
○阿部(知)委員 海上保安庁は宣伝が下手なんだと思いますね。  現在、このReCAAP協定は、十四カ国が協定を締結しておられますが、これとて一朝一夕ではなかったんだと思いますね。  実は、この十六カ国のうち、タイ以外はそれぞれいわゆる日本の海上保安庁に当たるコーストガードとい...全文を見る
○阿部(知)委員 領土、領海、領土には立ち入らない、領海だけだというふうなお話でしたが、空爆ということも含んだ行動がそこで展開されているわけですから、海から領土を空爆して、それは領土に入っていないといったって、これは現実的には実態をとらえていない表現だと私は思います。  実態と...全文を見る
○阿部(知)委員 紅海では海賊事案が発生していないから情報センターに加わらないというのは、海はつながって、移動しているんですから。すぐ横なんですよ、アデン湾だけぽこっと外れているわけではないのですね。  そして、もともと十六カ国で情報を共有しないと物事の動きというのは見えないわ...全文を見る
○阿部(知)委員 大臣のお手元にも、これは新聞の記事でありますが、関係諸国がなぜこの協定に締結できないかというようなことの背景を分析したものがございます。より詳しくは、やはり私は外務省がきちんと情報収集されるべきと。  さっき大臣の御答弁は、国連安保理決議と国際海事機関がやって...全文を見る
○阿部(知)委員 私は大変問題があると思いますが、引き続いて質疑をさせていただきます。  ありがとうございます。
04月17日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第11号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  私は、社会民主党・市民連合を代表して、国民年金法等の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案について、反対の立場から討論をいたします。  反対の理由の第一は、基礎年金国庫負担を二分の一へ引き上げる財源が、二〇〇九年、一〇年度の...全文を見る
04月21日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案審査小委員会 第1号
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○阿部(知)小委員 社会民主党の阿部知子です。  本日は、参考人の皆様には貴重な御意見をありがとうございます。  脳死臓器移植論議と申しますが、国会の中では審議でございますが、冒頭、これについて私は一言、皆様にも御紹介申し上げたいと思います。  きょうは、この小委員会室にあ...全文を見る
○阿部(知)小委員 私がとやかく申すも失礼ですが、やはり医師が死を決めるというものではないんだと。もちろん医学的に私たちは、先生が二面にお示しくださいましたように、例えばこの脳死の判定をなさって、絶対的予後不良の診断は私どもはできると思うんです。そこを、脳死は人の死だと、もし医師...全文を見る
○阿部(知)小委員 診断行為としての脳死の判定、それは私もあり得ると思うんです。ただ、それを人の死というふうに言うときにもう一つクッションがあるし、それから、今先生は状態を悪くすることはないとおっしゃいましたが、無呼吸テスト、やってみなければこれがなかなかわかりません。この方は反...全文を見る
○阿部(知)小委員 正確に教えていただいてありがとうございます。私もそうだと思います。  私ども小児科医がよく経験しますのは、脳死、まあ無呼吸テストはやらない場合が多いですが、しかし、そういう状態でもその後五年、十年と、それは私たちは慢性脳死と呼んでおりますが、遷延性でもいいん...全文を見る
○阿部(知)小委員 続いて、雨宮先生にお伺いいたします。  私は先生をいつも遠くから眺めておりまして、長年日本の移植の推進に向けて御尽力をいただき、私とは多少立場は違いますが、先生の長年のお取り組みに敬意を表するものです。  そういう先生のお立場であればこそ、実は、きょうはお...全文を見る
○阿部(知)小委員 済みません、他の三方も本当に聞きたいのですけれども、時間が許しません。  ありがとうございました。
04月22日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第12号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  本日、私は、小児の救急医療についてお尋ねをさせていただきます。  昨年の十一月、札幌市内で二歳の女のお子さんが、硬膜下血腫という、脳のみそと骨の間に血腫ができるという疾患で救急車で搬送されましたが、十一病院で、世で言うたらい回し...全文を見る
○阿部(知)委員 恐縮ですが、そんな一筋縄ではいかない、もっと深刻に受けとめていただきたいんですね。  大臣のお手元に救急医療体系図というもの、これは、厚生労働省がこの間、救急医療の検討をしておられる中で出されたものです。大人の場合と子供の場合、系列、ルートが多少違ってございま...全文を見る
○阿部(知)委員 まさしく今大臣がおっしゃったとおりで、人災だと私は思います。一千名に及ぶ一から四歳の子があたら命を、救われる命をなくしているということは、私は本当に日本の政策的誤りだと思います。  二ページ目の資料にお戻りいただきたいと思います。今、二百十四カ所ございます救命...全文を見る
○阿部(知)委員 今、外口さんがおっしゃった研究の中でも、四百二十床という算定が出ているかと思います。よく読んでいただきたい。一千八百万人の子供の数とすると、ラフに計算すると五百床です。今おっしゃった研究班では四百二十床と出ていると思います。  ところで、また外口局長にお伺いい...全文を見る
○阿部(知)委員 通達を出して予算をつけても、六施設のうち一施設が使っただけで、それも新規じゃないと思うんですよね、これは合わせたネットの支援措置ですから、救命救急センターを維持するため、プラスそこに子供さんのものをつくってくださいなというような。  大臣、今度もまた補正予算が...全文を見る
○阿部(知)委員 今、外口さんがお答えになったように、例えば平成十九年度よりは二十年度の方が少しは執行率が上がっています。それまでは四割とか五割でありました。  しかし、大臣、先ほど私がお願いした救命救急センターの運営事業等々は、小出しに、ほんのささやかに一億とか出してもだめな...全文を見る
○阿部(知)委員 大臣がいつもそのお話をしてくださいますので、逆に、成育病院のような病院が各地にあれば、随分周りの親御さんたちも安心できるし、私は、そういうところにぜひお金を使っていただきたい。  先進諸国の中で、アメリカに次いで乳幼児死亡率が高いなんて、はっきり言って恥ですよ...全文を見る
○阿部(知)委員 私がこの問題を質疑させていただきますのは、大臣もおっしゃったように、妊娠中のお母さんの母体搬送で、そうした母子救急とあるいは一般の脳外科等々の救急のコラボ、一緒に、一本化窓口が大事だということは少しずつ進められていると思います。  一方で、今大臣も御承知のよう...全文を見る
04月23日第171回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第7号
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○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合を代表して、内閣提出、海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律案に対し、反対の討論を行います。  まず、本法案の問題点を指摘いたします。  第一には、海上保安庁と自衛隊の役割の分担が不明確ということです。海賊対策は第一義的には海上保...全文を見る
04月23日第171回国会 衆議院 本会議 第26号
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○阿部知子君 社会民主党の阿部知子です。  私は、社会民主党・市民連合を代表して、内閣提出、海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律案に対し、反対の討論を行います。(拍手)  私どもは、ソマリア沖・アデン湾近辺で、この間展開されている各国の軍を中心とした海賊取り締まり行...全文を見る
04月30日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第13号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  私は、本日の事態、ちょうど一カ月ほど前でしたか、この厚生労働委員会で一般質疑の時間をいただきましたので、今の日本の新型インフルエンザ対策では抜けているものが大きくあるのではないかということで、冒頭の一枚目にお示ししてあるような、豚...全文を見る
○阿部(知)委員 ここの実態をつかむのに、もちろんWHOのさまざまな方法というか方策は必要ですが、私はやはり、こうした国境を越えて物事が一瞬に動くようになったとき、日本もきちんとした情報収集網を持つべきだし、また持てるんだと思うんですね。  ところが、現在、メキシコには日本のJ...全文を見る
○阿部(知)委員 実は、私はこの前、豚が中間の培地になるということをお話ししましたが、今、逆にH1N1が、これまでのスペイン風邪もソ連風邪もそうですが、それが日本で、パンデミックになると、その場合の人間に対する危害の大きさというのはまた別途検討しなければいけない。パンデミックとい...全文を見る
○阿部(知)委員 ぜひ大臣には、文科省がやっておる先ほどの新興・再興感染症研究拠点形成プログラムに参加されている学者の皆さんからも鋭意情報を得ていただいて、本当に日本が最も世界の中でこのインフルエンザ対策を先んじたと言われるように御尽力をいただきたいと思います。  引き続いて、...全文を見る
○阿部(知)委員 その際に、お願いがございます。  実は、こうした事態は、一年前の感染症の審議のときに、その附帯決議の三で、「新型インフルエンザの感染予防対策の重要性にかんがみ、」今のような型別のワクチンだけでなくて、「経鼻粘膜投与技術及び細胞培養による大量生産技術の開発等を推...全文を見る
○阿部(知)委員 今御答弁になかったですが、ワクチンの製造の過程を、大量にもっと早くできるような方策も、日本の今の普通のインフルエンザワクチンもそうですが、やはり、もっと大量にスピーディーにつくれる方策、加える、アジュバントというんですが、それなどによって、今はわかってきておりま...全文を見る
05月08日第171回国会 衆議院 予算委員会 第25号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  本日は、私は、まず一問目は、先ほど笠井委員もお尋ねになりました四月の五日のアメリカ・オバマ大統領のプラハでの発言、世界で唯一の核を使用した側の国の責任においてこれから核廃絶に行動していく、そうした発表をなさったことを受けて、先ほど...全文を見る
○阿部(知)委員 今、私が直接に伺ったのは、核を持てる国の先制不使用、先には使わないんだという、やはり明確にするということは他の国に重要であるし、同時に、総理の御答弁にもありました、今、五大国以外にも核を保有していると言ってみたり、あるいは保有しているであろうと疑われるところもあ...全文を見る
○阿部(知)委員 広島の市長も長崎の市長も、多年にわたってそこに住む人々の苦しみや、あるいは子供のときに被爆されて何十年とそれを抱えた人たちの苦しみを知っていますから、他者の苦しみを知る者は、あえて言えば自分たちのところでとエゴイスティックにならないと思うんです。本当にいい形でこ...全文を見る
○阿部(知)委員 では、御丁寧に御答弁いただきましたので、ぜひこの日中の協力、疫学といって、動物や鳥を調べる調査も御協力をいただきたい。そして、一言、念のため、テレビをごらんの方が、ああ、やはり豚は危ないのかなと思われるといけませんので、決してそうではないということをちょっと申し...全文を見る
○阿部(知)委員 舛添大臣はそうおっしゃいますが、そうであれば、私は打つ対策が違うと思います。  実は、このグラフは、私はこの方のグラフをよく使わせていただくんですが、厚生労働省のある優秀な役人というか官僚の方がつくられたグラフで、後期高齢者医療制度が導入されていくときの考え方...全文を見る
○阿部(知)委員 本日、ここに集う与野党の議員も、政権がどうなるか、この先、今、三年、五年のことを組んで、本当に国民に説明責任が果たせるかということは共有していると思うんです。  ですから、総理にもぜひお願いがあります。毎年度、きちんと進捗状況の御報告をいただきたい。これは、そ...全文を見る
○阿部(知)委員 どうもありがとうございました。
05月12日第171回国会 衆議院 予算委員会 第27号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  私にいただきました時間が十分でありますので、今後の日本社会、ワンポイントでやらせていただきます。  私は、今後の日本というか、むしろこれからの日本という国の形は、先ほど篠原委員もお取り上げになりましたが、例えば関東圏への過度の集...全文を見る
○阿部(知)委員 今の大臣の答弁は、これからの日本社会のために、そこに人が生きるというのは基本的生存権ですので、とても重要な御答弁をいただいたと思います。  私の方で分析いたしますと、まず、自治体病院も含めて、病院会計が厳しくなってきたところには、二〇〇〇年に入ってから、例えば...全文を見る
○阿部(知)委員 私ども野党が政権をとらせていただいたとしても、やはり温かで思いやりある社会をつくりたいと思いますので、これ以上の、先ほどの診療報酬もきちんと手当ていたしますし、必要なことはやっていきたいと思います。  そこで、ちょっと財務大臣にお伺いいたします。これは予告外で...全文を見る
○阿部(知)委員 国民に優しい政治、思いやりのある政治ということを求めて、私どもも頑張っていきます。  ありがとうございます。
05月27日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号
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○阿部(知)議員 C案提出の阿部知子です。  御質問ありがとうございます。  同様の御質問を後ほどもいただきますので、私は、まず前提として、ぜひ皆さんに、インフルエンザ騒動で出されませんでしたけれども、WHOの今回の指針の改正案のもとになる事務局案というものによくお目通しをし...全文を見る
○阿部(知)議員 御質問ありがとうございます。  まず、前段の、慢性脳死あるいは長期の脳死の生存例は、この長期脳死例という言葉をそもそも使われたのは厚生労働省の研究班、二〇〇〇年の研究班で、このとき、小児の脳死判定基準をさらに厳密化していくために症例を集めました際に、これまでの...全文を見る
○阿部(知)議員 C案提出者の阿部知子です。他の法律についての御意見まで求めていただいて、ありがとうございます。  私は、A案というものは、実は臓器移植法という法律の体をとりながら、臓器移植にかかわりのない方の脳死問題まで波及して、医療現場に大混乱を来すのではないかと思います。...全文を見る
○阿部(知)議員 お答えいたします。  条件を整えることと年齢の引き下げというのは必ずしも同時的なことではないと思います。  先ほど高橋委員もおっしゃったように、例えば子供の脳死判定基準というものも、小児科学会では、その判定の折に年齢によってグレードをつけて何時間後に見直すと...全文を見る
○阿部(知)議員 今の菊田委員の御質問以外にも、判定基準等々を厳格化することによってドナーが減るのではないかという御指摘があります。  しかし、私はそれは逆なんだと思います。この状態で、ある意味では再び命を回復することがないということがより厳密に判定された方が、脳死状態での臓器...全文を見る
○阿部(知)議員 簡略に御説明いたします。  一九九七年の五月に、実は当時の社民党の秋葉忠利委員が、いわゆる国立病院等々でドナー、御家族に無断で摘出されている組織、骨とか皮膚とか、どのくらいあるかという質問主意書を出しまして、三十八機関において八百七十個の組織が無断で摘出されて...全文を見る
○阿部(知)議員 これも常日ごろ河野議員が御紹介くださいますように、現在、日本での生体肝移植、肺移植等々は、そのドナーとなられる方への危険性のいろいろなお話にいたしましても、またその後の長期予後につきましても、ほとんどフォローアップ体制がございません。肝移植をされた後御自身が体を...全文を見る
○阿部(知)議員 御披瀝する時間をいただきまして、ありがとうございます。  前段ちょっとだけ説明させていただきますが、もともと長期脳死という言葉が使われたのは、現在の子供の脳死判定基準、六歳以下を定めるために、厚生労働省が一九九八年からさかのぼっての十年と、一九九八年から先の一...全文を見る
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。同時にC案の提案者でもございます。  まず、A案にお伺いいたします。  先ほど来何人かの方が御質疑でございますが、今回のA案におきましては、現行法と違いまして、六条の二項、すなわち、再度読ませていただきますと、「「脳死した者の身体」...全文を見る
○阿部(知)委員 河野議員はそうおっしゃいますが、法律は、それが策定されたときに社会と現場を縛っていきます。そこが大変に懸念されることで、それであれば、この臓器移植法の中には、やはりもともとここの部分は削除されるべきではないんだと思います。  例えばのケースをお伺いいたします。...全文を見る
○阿部(知)委員 では、ここで確認いたします。  臨床的脳死と言われて、しかし法的判定を受けるのは嫌だと言った方があるといたします。それでは、その方は臨床的脳死判定でも生きておられるのですね。法的脳死判定は受けていません。さすれば、生きているのですね。
○阿部(知)委員 もう一つお伺いいたします。  きょう資料で出してございますが、脳死した者の身体の取り扱いということで、これまでは、いろいろな犯罪性とかが疑われる者は検視がなされますが、その検視を行いますに二つ区別がございました。脳死した方の身体で移植にかかわる場合は脳死段階で...全文を見る
○阿部(知)委員 しかしながら、御家族には、臨床的脳死の段階で死体と決めつけるからこそ、死後の臓器の処分を聞けるわけですよね。そこで死体と決めて法的脳死判定をするから、御家族、御遺族と河野さんはよくおっしゃいますが、法的脳死判定をしなければ一切御遺族となることはないのか。一般的脳...全文を見る
○阿部(知)委員 そうであれば、本人意思が不明の場合に御家族に聞けないと思うんですね。本人意思が不明な場合に、御家族にこれで臓器を提供されますかと聞く前提には、あるいは法的脳死判定を受けられますかと聞く前提には、本人じゃなくて御家族ですよ、御家族に聞ける前提には、それを死としてい...全文を見る
○阿部(知)委員 もう一度繰り返しますね。  現行法では、法的脳死判定も御本人の意思がある場合しかできないんですね。でも、今度河野さんたちは、意思が不明でも御家族に聞けば法的脳死判定ができるとしたんですね。しかし、その前提は、これが死んでいるから御家族に聞けるとしたわけですよ。...全文を見る
○阿部(知)委員 御本人が意思を明確にしていない場合に、法的脳死判定というのは無呼吸テストも含みますから、それによって死を早める危険もあるわけです。だからこそ、今は御本人の意思にのっとってやっているんですね。  これからは御本人の意思が不明な場合、それは死ではない、あくまでも死...全文を見る
○阿部(知)委員 大事なことですから、真正面から答えていただきたいんですね。  脳死を人の死とするといったとき、それは法的脳死判定後だと言われました。では、それ以前の段階ではあらゆる意味で死んでいないんですね、生きているんですね。その方に対して法的脳死判定をしていいかどうかは、...全文を見る
○阿部(知)委員 端的に伺います。  生きておられる方に、なぜ本人の意思がわからずに判定ができるのですか。本人が意思は表明しておられません。そして、あくまでも生きておるというふうに河野さんは言われます。では、その方を法的脳死判定したり臓器提供したりしていいですかと聞けないじゃな...全文を見る
○阿部(知)委員 同じことを堂々めぐりしているのですけれども、意思を、はっきり拒絶している方の方が少ないわけです。ほとんどの方は、脳死状態というのはどうかわからないし、自分がそうなるかどうかもわからないから、意思を明確にしておられません。その場合はあくまでも生きているわけですよね...全文を見る
○阿部(知)委員 わざわざ冨岡先生がお答えいただいたので、その危惧される部分を、一つはもっと話すべきだと私は思うんです。だって、医療現場も違ってまいりますし、ここで脳死は人の死であるということがひとり歩きすることは大いにあり得ることでございます。  御答弁いただきましたので、そ...全文を見る
○阿部(知)委員 委員長、お願いがあります。大変大事なことなので、ごまかさずに答えていただきたいんです。  本人と御家族は違うものです、違う個体だし、違う人権を持っているし。そして私が伺いたいのは、河野さんは何度も、嫌なら嫌と言っておけと言っているけれども、そうでない人です。嫌...全文を見る
○阿部(知)委員 はい。このA案においては、本人意思が不明の場合、それは子供も含めてですが、一切その方の生存権が守られないということであろうと思います。そして、なぜ変えられたかということも明確ではありません。  引き続いての審議を求めて、終わらせていただきます。
06月05日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第16号
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○阿部(知)議員 御質問ありがとうございます。  今回の改正案の審議に際して、十二年たっているわけですから、実は一番大事な原点は、実際はどうであったか、すなわち検証にあると思います。  郡委員も御指摘ですが、この検証会議のメンバーにはドナーとなられる方の御家族あるいは御遺族は...全文を見る
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子であり、C案の提案者でもあります。  まず冒頭、ちょっと質疑の関係で委員長にお願いがございます。私の一問目は、できれば、この長い脳死論議の中で、平成六年に当初出された中山案というものがございまして、それから、先ほど来話題になるこの法律、現下...全文を見る
○阿部(知)委員 非常に重要な御答弁ですので、これは修正していただけるなら修正していただきたい。  なぜなら、かつての参議院の議事録、例えば、冨岡先生もきっとお読みいただいていると思いますが、何が論じられていたのか。これは、もしあの一項に、脳死せる者の身体のところに臓器提供とい...全文を見る
○阿部(知)委員 福島先生のリーダーシップに期待します。これは本当に非常に大きいです。  次に、冨岡先生に具体的なところでなぜ大きいかをお聞きしますが、その前にもう一つ。  実は、現在のA案は一足飛びに元祖に戻ったと言いましたが、もう一つ大きな変更をしてしまいました。それは、...全文を見る
○阿部(知)委員 私もC案の提案者ですから、適正な臓器移植が行われるように法律を出そうというのは中山先生と変わることがありません。  今、中山先生に伺ったのは、平成六年の、私は元祖中山案と呼ばせていただきます、一回目の中山案と、平成八年六月十四日に先生が一回目の修正をかけられた...全文を見る
○阿部(知)委員 それであればD案でいいんだと思います。確かに今の法体系では、本人意思の表明は遺産等々にかかわる部分で十五歳以下はできません。そこでD案というのが登場されたんだと思います。D案については、親御さんの代諾あるいはそんたく。  ここはD案の方にお伺いした方がいいと思...全文を見る
○阿部(知)委員 私の伺ったマイナス面の影響はどうかということについては、残念ながら明確な御答弁がないわけです。そこの歯どめをA案は何に置かれているのかということがないことが、各委員何度も御質疑であるんだと思います。  ちなみに、せっかくですから冨岡先生にお伺いいたします。 ...全文を見る
○阿部(知)委員 今先生の御紹介いただいたのは、本人意思があるから御家族もそう思われるんですよ。私が聞いているのは、本人意思がわからないときに、家族にとって、この法的脳死判定に移していい根拠がないんです。そして、その法的脳死判定とは、普通に昇圧剤を治療として使うんじゃなくて、判定...全文を見る
○阿部(知)委員 はい、わかりました。法的脳死判定をしよう、そのことが是認されるもう一つの根拠が必要だということです。  それから、後段の、療養中の人が死体で年金もないというのは、いかに何でもおかしいと思いますよ。だからこそ、何度も言いますが、移植を前提とした脳死せる者の身体に...全文を見る
○阿部(知)議員 お尋ねをありがとうございます。  実は、現法律ができ上がったときの参議院での最後の附帯決議で、脳死の定義や治療、判定方法については逐次見直していく、当然ですよね、医療は進歩するし。でも、逆に十二年間見直されていないわけです。  私どもの法案では、今回二つのこ...全文を見る
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  三年前に提出されたA案を初め、今国会で提出のD案まで臓器移植改正の四法案について、五月二十七日に四時間、本日六月五日に四時間の審議を経て、委員からの発言ということになりましたが、果たして各法案について十分その内容が明示され、立法背...全文を見る
06月09日第171回国会 衆議院 本会議 第37号
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○阿部知子君 筆頭提案者の金田誠一さんにかわり、私、阿部知子から、C案の提案理由の御説明をいたします。  一九六七年、南アフリカで心臓外科医バーナードによって行われた世界で第一例目の心臓移植は、アパルトヘイトに囲われた黒人女性をドナーとして、支配階級に属する白人男性へと移植され...全文を見る
06月10日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第17号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  本日は、育児・介護休業法の第一回目の審議でございますので、そもそも論というか、この問題を考える場合の基本的な視点について、まず舛添厚生労働大臣にお伺いをいたします。  一九七二年、いわゆる育児休業法が勤労婦人福祉法という名のもと...全文を見る
○阿部(知)委員 私が一見抽象的に見えるこの問いを大臣にお伺いしたのは、今、世界的に見ても、あるいは特に労働問題で日本よりは少し先を行く、先ほど大臣が御紹介のEU、ヨーロッパ諸国をとってみても、女性の生涯にわたる低賃金とそれが帰結するところの低年金、さまざまな社会保障政策において...全文を見る
○阿部(知)委員 確かに、駅型保育の充実はお母さん方の声も高いです。でも、私の今の質問、ちょっとよく聞いていただきたいんです。  文部科学省だって満員電車に乗ってくるんだと思うんですよ。省庁の中で文科省が先で厚労省がないというのは、こういう子育て支援の旗を振りながら、あんたのと...全文を見る
○阿部(知)委員 おっしゃるとおりです。  今の政治はビジョンがやはりなくて寂しいです。批判だけはできても、その次をお互い提案しないと。お互いだと私は思います。そこをしっかりやっていける政治かどうか、少子化問題はそのいい試金石なんだと思います。よもやメディアの人も、厚労省に保育...全文を見る
○阿部(知)委員 経済情勢、雇用情勢の悪化はだれしもそう思っているんです。でも、それで急速にこれだけ減ってしまうということの中には、先ほど来、例えば高橋議員もお尋ねでありました、もともとの労働者の労働現場における諸権利の履行、当然、権利として育児休業はあるわけですから、それがうま...全文を見る
○阿部(知)委員 大臣のお考えを御披瀝いただきまして、ありがとうございます。人員の配置等々、引き続いて聞かせていただきます。  ありがとうございました。
06月12日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第18号
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○阿部(知)委員 上田局長の御出席を追加していただきまして、ありがとうございます。私が本日、緊急に質問を投げましたための御配慮でございます。心から感謝いたします。  そして、先ほど来のお話の中で高橋さんも御指摘でありましたが、本来は、実は私も村木局長に幾つか質問をしたいと思って...全文を見る
○阿部(知)委員 私がきょうあえて取り上げましたのは、若干というよりも、大胆に変えねばならないのではないかという御提言であります。  まず大臣には、先ほど担当の方にお願い申し上げましたが、日本感染症学会が緊急提言というものを二十一年五月二十一日に出しております。大臣は、この翌日...全文を見る
○阿部(知)委員 サーベイランス体制を広げるためには、山井さんではありませんが、物が要るわけです。その五千の拠点、今の通年のインフルエンザも五千の拠点でやっているんです。そこで、まずインフルエンザのA型かB型か、A型ではソ連型か香港型か、ことしなどは、実はソ連型はほとんどタミフル...全文を見る
○阿部(知)委員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。  と申しますのも、これからどんな形に落ちつくかわからないインフルエンザを、一つは感染拡大防止、もう一つは重症化の防止だと言われておりますが、その真ん中に、重症化させないための治療がきちんとかかりつけの先生でできる体制という...全文を見る
○阿部(知)委員 大臣の御答弁のとおりで、労働力調査等々を見ましても、特に子供を産み育てる世代、男性も女性も非正規化が急速に進んでおります。女性では、例えば二十五歳から三十四歳は四〇%、十五歳から二十四歳は五〇%がもう非正規雇用になっているわけです。  従来、非正規というのは、...全文を見る
○阿部(知)委員 では、ここにおられるすべての政治家の皆さんに、私は、ちょっとこれは余りに喜劇的だと思うんですね。雇用均等室の職員数は全然ふえず、非常勤が二倍数いて、自分の育休はどうかといったらとても保障されないというのでは、何だかとても足元暗いと思うので、ぜひ政治家の総力を合わ...全文を見る
○阿部(知)委員 きょう午前中の質問で鴨下一郎先生が、子供には親といる時間を持つ権利があると。親にも子供といる時間を持つ権利があると思うんですね。我が国ではその双方が奪われておりますので、ぜひとも将来のために御尽力いただきたい。  最後に、大村副大臣に一つお願いします。  就...全文を見る
○阿部(知)委員 では最後に、質問じゃなくて、大臣に一言だけお耳に入れたいんです。  共稼ぎで、お父さんが失業されて失業給付を受けていたら、保育園から退園を迫られたというケースが東京都から相談で寄せられました。もちろん保育園の定数が足りないからだと思いますが、子供を家に引き取っ...全文を見る
06月19日第171回国会 衆議院 本会議 第41号
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○阿部知子君 社会民主党の阿部知子です。  私は、社会民主党・市民連合を代表して、海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律案の再議決に対して、反対の討論を行います。(拍手)  一体これで何度目の再議決でしょうか。余りにも乱用され、日常化した衆参の賛否の違いに対する衆議院...全文を見る
07月08日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第19号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  私は、本日いただきました二十分のお時間の中でできれば三題やりたいと思いますので、大臣に専ら御質問いたしますが、御答弁のほどをよろしくお願い申し上げます。  冒頭一問目は、肝炎の治療の問題であります。  先ほど岡本委員とのやりと...全文を見る
○阿部(知)委員 患者さんたちの望んでおられるのも、反省を形にしてくれと。実際に治療を受けられる、あるいは、肝炎と知らないで進行してしまって亡くなっていく方もまだまだいるということを、何とか形にして現実に救ってほしいというか、それは当然でもあるし、患者さんたちの思いは、また国も当...全文を見る
○阿部(知)委員 自治体の皆さんは、事務費の点も含めての補助をやはり望んでいるわけです。本当にやりたいけれども、各自治体逼迫しておるわけですから、大臣にはもう一度各自治体から寄せられた要望書をしっかり読んでいただいて、本当に一歩でも進めていただきたいと強く冒頭お願いを申し上げるも...全文を見る
○阿部(知)委員 おっしゃったように、現場の調査というのは院内の委員会の場合もあるし、やはりそこに外部の目を入れてきちんと患者さんや御家族に説明していく、そういう過程を経ないと、実は、人工臓器というのは大変にトラブルが多いのが現実であります。そして、それは避けがたいということの説...全文を見る
○阿部(知)委員 大臣にぜひ認識していただきたいんですが、この処分された職員と財団との間の裁判は、大臣おっしゃったように、現在係争中。でも、地裁では不当労働行為であろうという判決がおりて、財団側に、これにいわゆる補償というか、この職員に慰謝料も払いなさいと。そういう地裁の判決なん...全文を見る
○阿部(知)委員 移植は信頼なくしては成り立たない医療であるという点は、大臣はよく御存じであると思います。ぜひよろしくお願いしたいと思います。  終わります。
07月10日第171回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第9号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  本日は、会期も迫る中、そして政局状況もさまざまに報道される中で本委員会が開かれ、そして、朝からずっと各委員の御質疑を伺っておりましたが、各委員それぞれに御自身の意見を展開されて、また、河村官房長官の御答弁も誠意あるもので、その意味...全文を見る
○阿部(知)委員 私は、対話という面では、日本自身に課せられた役割と、それからもう一つ、北朝鮮が何より求めております米朝直接交渉という意味での対話の促進ということもあり得ることだと思います。  まず、我が国自身にとって、この間ずっと、これは北朝鮮が繰り返しいろいろな事態を起こし...全文を見る
○阿部(知)委員 そこは鶏が先か卵が先かになってくると思うんです。北朝鮮も、六者協議への復帰、もともと六者協議という枠は、アメリカとの関係を、北朝鮮がどのように交渉に引っ張り出せるかということにおいて値踏みをしているようなところもこれあり、極めて微妙な枠組み。しかしながら、私は、...全文を見る
○阿部(知)委員 それはアメリカ自身の外交政策ですから、今大臣の御答弁のとおりですが、しかしながら、アメリカにとっての北朝鮮の核問題と我が国にとってのでは、やはり地理的要因も違いますし、それからまた、我が国は北朝鮮の核保有そのものも看過しない、許さないという強い立場で臨むわけです...全文を見る
○阿部(知)委員 今御答弁いただいたことに関して、私の方から。  確かに、IAEAの事務局長に天野さんが就任されたということは我が国にとっても誇りでありますし、積極的な核拡散防止に尽力していかなきゃいけない立場にさらに立った。一方で、我が国が大量のプルトニウムを持っておって、い...全文を見る
○阿部(知)委員 私、これは質問通告してございませんでしたので、少し大臣の答弁が行き違っておると思いますが、エバンス氏の指摘は、私の理解するところは、先ほど申しましたように、核抑止論の中身が、普通は核抑止論というと、相手方の核の使用について、こちらが核を持つことで、あるいは核の傘...全文を見る
○阿部(知)委員 これも中途半端になりますが、やはり核保有国が率先して核軍縮に向かうことと核を先制使用しないということを明示していくことしか、逆に物事は進まないと私は思います。しかし、今、大臣が見解が違うという御答弁でしたので、これも引き続き質疑させていただきます。  私は、残...全文を見る
○阿部(知)委員 今のはちょっと御答弁に足りないと思います。なぜこれを明文化しておくのかということを、もう一度次の回に御質問させていただきます。  終わります。ありがとうございます。
07月13日第171回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第10号
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○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。  私は、本法案の質疑に立つに当たりまして、ちょうど先週の金曜日、会期末も迫った中、しかしながら、我が国をも含む北東アジアの安全と平和のために今論じなければならない、特に核拡散の現状等々があるので、質疑に立ち、そして御答弁も伺うという...全文を見る
○阿部(知)委員 この国会の委員会というのは質疑の場がすべてで、それが国民へのメッセージになるわけであります。たとえ他の委員会とはいえ、同じテーマを問われて、これが重要な、実際には、例えば元外務事務次官の方等にも委員長である河野さんがお会いになっての問題提起であるわけです。  ...全文を見る
○阿部(知)委員 疑義があった場合というのをどこで判断するかでありますが、何度も申し上げますが、外務委員会でも同じ御答弁に対して、この間、この委員会に先立つ委員会で、これは議事録を精査していただければわかりますが、同じ内容で問われているわけです。  これは、この段になって、国民...全文を見る
○阿部(知)委員 もちろん今の御答弁の内容にも納得しませんし、具体的にお話しいただきたい、実績を否定するようなことは言わないでいただきたいと思います。私どもは、例えばソマリア沖の問題でも、海上保安庁に、もっとマンパワーも充実して、世界の海をより安全にするために仕事をお願いしたいと...全文を見る
11月02日第173回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。  去る八月三十日、有権者、国民の皆さんが政権交代を選択され、九月の十六日には三党連立のもとに新たな内閣が発足し、そして十月二十六日、鳩山総理が初めて本会議で、御自身の言葉で、そして御自身の思いを込めた所信表明をなさいました。  私は、国...全文を見る
○阿部委員 障害があるゆえに差別されない、その意味では差別を禁止する法律も必要だ、これは強く障害者の皆さんもおっしゃるところですが、政府として、例えば国連の障害者権利条約を批准するためには、就労のみでなく、教育や住宅や移動、障害のある人にとって移動というのは、私たちにとってすぐ行...全文を見る
○阿部委員 総理もお聞きいただいたと思いますが、やはり迅速にやっていただきたい。  というのは、障害者自立支援法の廃止は三党の政権合意の中にも明確にされておりますし、障害のある方が、せんだって十月三十日、一万人以上日比谷の野外音楽堂に集まられて、その中で、自分たちがきっちりと自...全文を見る
○阿部委員 そこにお座りの藤井財務大臣にもぜひぜひぜひよろしくお願いを申し上げたいと思います。  引き続いて、後期高齢者医療制度ですが、これも、先ほど平岡委員との御質疑の中でいろいろなことが長妻厚生労働大臣からも述べられましたが、一点、私として大変懸念いたす点がございます。 ...全文を見る
○阿部委員 私は、やはり国民が私どもの新しい政権に期待を寄せてくれたというのは、逆にその背景に、例えば御夫婦でも、七十五になった夫は後期高齢者医療制度、残された妻は例えば国民健康保険、こうやって家族をばらばらにしていく、あるいは働いていても強制的に移らねばならない、ここを御本人の...全文を見る
○阿部委員 今の総理の御答弁にもございましたように、特にこの辺野古の海という問題は、総理も所信表明演説の中で、日本が海洋国家で、実りの海を大事にしていきたいと述べておられますが、まさに豊穣の海、ウミガメがいたりジュゴンがいたりサンゴがいたりで、それは、これから環境の世紀を生きよう...全文を見る
○阿部委員 沖縄の声は県外移設、国外移設です。しっかりと時間をかけてやっていただきたいと思います。  ありがとうございます。
11月17日第173回国会 衆議院 議院運営委員会 第6号
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○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。  社会民主党としては、江利川毅氏の人事官任命に賛成をいたします。  以上です。
11月17日第173回国会 衆議院 本会議 第4号
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○阿部知子君 社会民主党の阿部知子です。  社会民主党・市民連合を代表して、ただいま議題になりました新型インフルエンザ予防接種による健康被害における救済の特別措置法について御質問をいたします。(拍手)  本年三月にメキシコで発生した豚由来の新型インフルエンザが世界じゅうで猛威...全文を見る
11月18日第173回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
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○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。  私は、いただきました二十分で三問御質問をいたしますので、大臣にはなるべく短目に御答弁をお願い申し上げます。  一点目は、保育の問題であります。  昨年十月の地方分権推進委員会の第三次勧告を受けまして、これは、主には保育の現状、非常に...全文を見る
○阿部委員 たとえ趣旨をお伝えになっても、先ほど広いとおっしゃいましたが、そんなに広い空間を求めているものでなく、最低限の、本当に子供と子供がぶつかり合わない、そこでさまざまないら立ちが起こらないための空間の確保でございます。  では、一時的にとおっしゃいましたし、待機児童解消...全文を見る
○阿部委員 大臣の待機児童の実態の御理解というのがちょっと私は違うと思いますが、申しわけないがここは時間がないので、もう少し、今後、非常にこれは重要な問題になっておりますし、例えば無認可に入っておられると、それは一時的にもどこかに措置というか預かられているという形で待機に数えてい...全文を見る
○阿部委員 確かに、途中で云々はルール上問題がございましょう。ただ、大臣に知っておいていただきたいのは、代々三十七人にわたって、ある意味で指定ポストになっておるわけです。これはいかに何でも公平性を欠くだろうという御認識が大臣にないと、そこでの答申を受けてやりますと言っても公平性を...全文を見る
○阿部委員 命を大切にする鳩山政権ですから、よろしくお願い申し上げたいと思います。  終わります。
11月25日第173回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、先週に引き続きまして、国民にとっても大変大きな関心事であります現下の新型インフルエンザにかかわりますさまざまな厚生労働行政に関しまして、補充的な質問の場、そして、それのみならず、先ほどの松浪委員のように御遺骨のことまで...全文を見る
○阿部委員 今、足立政務官もおっしゃったように、報告のやり方が違う。私はそれは認めた上で、逆に、長妻大臣に伺いますが、そうであれば、従来の季節型インフルエンザについてもよりきちんと情報が上がってくる仕組みをとった方がよいのだと思います。  私は、何度も申しますが、ワクチン行政は...全文を見る
○阿部委員 きっと大臣にかわって足立政務官が責任感からお答えいただいたものと思いますので、時間の関係で、大臣には今の政務官のお答えをよく指導していただいて、よろしくお願いを申し上げたいと思います。  次に、アナフィラキシーについてもページの三枚目に報告がございますが、今般の新型...全文を見る
○阿部委員 皆さんもお聞きになって、百例で臨床試験が行われるということは、母数としては大変に少ないということであります。  そして、臨床試験の成績、百例で行ったとして、その下を見ていただきますと、「品質・有効性・安全性に関する審査及び調査にかかわらず承認可能。」となっております...全文を見る
○阿部委員 例えば、資料の四にお出しいたしましたように、「外国において新型インフルエンザワクチンとの関連で報告されている死亡例」というところで、今これから我が国が行こうとするカナダ、そして上段のスウェーデンは、今問題になっておりますグラクソ・スミスクライン社のワクチンを輸入という...全文を見る
○阿部委員 最後に一つだけ。もしもあるロットに問題があった場合、これは製造過程の問題だと思うんですが、それでも免責になるんでしょうか。  入ってきてから、カナダで起こったようなことは日本でも起こらないわけではないと思うんです。だから、私どもは接種すると一々ロット番号というのを必...全文を見る
○阿部委員 いただきましたお時間が終わりましたので、くれぐれも安全性ということに万全の配慮をして進めていただきたいと思います。  ありがとうございます。