阿部知子

あべともこ

小選挙区(神奈川県第十二区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数8回

阿部知子の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月02日第177回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。  新燃岳の引き続く噴火や火山灰、あるいは日本各地で報じられる豪雪、そして鳥インフルエンザの拡大など、さまざまに被害に遭われた皆さんには心からお見舞い申し上げますとともに、また政府にあっては、迅速でそして手厚い対策をぜひお願い申し上げるもの...全文を見る
○阿部委員 お示しいたしましたのは、去年の段階、そしてことしの段階の子ども手当の成り立ちでありますが、民主党の皆さんは、児童手当の部分をあんこにして、その周りに子ども手当を乗せたとおっしゃいますが、そもそもこの図でも問題があるわけです。地方負担ももとはないはずでありました。  ...全文を見る
○阿部委員 確かに、新政権では、前政権のとっておられた年少の扶養控除、小さいお子さんを育てている親御さんの扶養控除を外して現金給付に変えましたので、今総理のおっしゃったような三歳前は、逆に、恐らく年収六百万から八百万世帯では手取りが少なくなってしまうということも再来年には随分起こ...全文を見る
○阿部委員 総理、それが何でもかんでも社会保障システム論議に丸投げするなと言われているところなんですね。  私は、せめて民主党政権が、上乗せは必要ないと思っていますよ、一万三千円でやり始めて、この二年しかなくて、その次どうなっちゃうかわからないと言われたら、お母さんたち、こんな...全文を見る
○阿部委員 野田大臣は正直なので、およそとおっしゃいましたが、調べていないからわからないんですよね。  五百二十万人のプロフィールを調べてくれ、そうしたら、総務省に調査して年齢とか年収分析はやられましたよ。私が言うのは、今、野田さんがおっしゃった、例えば学生で、これも学生もとて...全文を見る
○阿部委員 十分でないとき、はしごを外せば何が起こるかです。総理、よく考えて善処していただきたいと思います。  終わらせていただきます。
02月08日第177回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。  私は、きょう、医療保険、とりわけ国民健康保険についてお尋ねをいたしたいと思います。  実は、二月五日の日に社会保障改革に関する集中検討会議が行われまして、先ほど来、その話題も出ておると思います。この集中検討会議は、もちろん与謝野大臣が...全文を見る
○阿部委員 国民皆保険というのは、日本の世界に誇るべき宝と言われてまいりました。しかし、今総理も御答弁にあったように、国民健康保険に加入している方の五五%が無業者、すなわちお仕事を持っておられないという数値、あるいは、もともと自営業の方のためにと言われた方々の比率は一四%になって...全文を見る
○阿部委員 今、社会保障制度の改革で一番大事なことは、空中で論議するんじゃなくて、一つ一つ実態を見て、その実態をよくしていくための論議であってほしいと思うんです。そうでないと、私が冒頭申しました、ここも足りない、あそこも足りない、こっちも足りない、そっちも足りない、だから消費税と...全文を見る
○阿部委員 私がここで取り上げたのは、御高齢者の問題でもなく、無業者の問題でもなく、あえて言えば、御家庭を持って、お二人お子さんがいて、一番現政権がサポートしたいとおっしゃっているその世帯すらです。ほかの世帯ももっと問題がありますが、ここに、この高い比率は、実は、お子さんをお二人...全文を見る
○阿部委員 地方では、こうした事態に対して、独自に一般会計から繰り入れて、それがもう三千六百億になっているわけです。地方が勝手に補てんしているからじゃなくて、国の制度がまずければ地方が負担を受けます。私は、税と社会保障の一体改革は、まず人間を守る、命を守る、暮らしを守るという観点...全文を見る
02月15日第177回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  きょうは、理事の皆様の御尽力、そして四名の皆様の貴重な御意見を承ることができて、本当に福井県に来てよかったなと思います。実は、恥ずかしながら私は、日本四十七都道府県あるうち唯一来たことがないのが福井県でありまして、さっきの、あ...全文を見る
○阿部委員 今御指摘のように、いろいろな繰り出し金も含めて社会保障分野が多く、生活保護が一つ、あとは国民健康保険の分野が多いと思います。日本全体で見ても、三千六百億余りをいわゆる法定外で市町村が一般会計からお出しになっているということで、この額の大きさも本当に御負担なことと思いま...全文を見る
○阿部委員 私も、今御指摘の点は全くそのとおりだと思います。  恐らく大変な運営の中でも国保診療所を維持してこられて、そのことが健康を増進して医療費を下げていると。各地でそういう取り組みが真剣にできるのであれば、それはイコールフッティングでもいいと思いますけれども、医療提供体制...全文を見る
○阿部委員 健康で長寿を達成するためにも、今歯科の先生方がやってくださっている八十歳で二十本という取り組みは、私も大変重要だと思いますし、日本の国がもし世界に誇るモデルをつくれるとすれば、この日本という国は、思いやりがあって、そして本当に穏やかに健康をみずからの中ではぐくんでいけ...全文を見る
○阿部委員 私ども社民党でも、三党連立の当初から、郵政民営化の見直し、今の時代に本当に必要な機能をもう一度考え直そうということでやってまいりましたし、これからもやっていきますので、また御指導をお願いしたいと思います。  最後に数分残りましたので、先ほど齊藤先生がTPPに一言とお...全文を見る
○阿部委員 貴重な御意見を四名の方からいただきました。これからの審議に生かさせていただきます。  ありがとうございました。
02月18日第177回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  まず、きょうの四人の参考人の皆さんの貴重な御意見、ありがとうございます。順次お一方ずつ、お伺いさせていただきたいと思います。  まず、倉田池田市長にお伺いいたします。  平成の二十二年並びに二十三年度の子ども手当をめぐって...全文を見る
○阿部委員 私どもも、子ども手当を当初スタートさせた当時、与党におりましたし、きょうの井手先生のお話のように、所得制限なく子供の育ちを支援するものとして賛成もし、やってまいったわけであります。でも、問題は大きく残されていて、そこをどう改善するかという今の倉田市長のお話にも賛同いた...全文を見る
○阿部委員 明確な御意見をありがとうございます。  次に、露木開成町長に伺います。  開成町は、アジサイなどの観光でも露木さんが町長になられてから大変に頑張っておられて、先ほど来のお話でも、自治体がアイデアを持って臨めばいろいろなものが打開されると力強く伺いました。  そこ...全文を見る
○阿部委員 ありがとうございます。  次に、井手参考人にお伺いいたします。  地方消費税の重要性を御指摘いただきまして、実は社民党は、かつての社会党の自社さ政権時代に、三から五%の消費税の引き上げのときに、批判も多かったことでもありましたが、しかし、地方消費税を一%というとこ...全文を見る
○阿部委員 大変明確な御答弁をありがとうございます。  最後に、野田市長に伺います。  きょうは、保育所の運営交付金のことをお取り上げいただいて、大変心強く思いました。  と申しますのは、私は小児科医なんですけれども、子供の施設をつくるところにかかるお金じゃなくて、運営して...全文を見る
○阿部委員 明確なデータでの御説明、そして公契約条例などの先進的なお取り組み、きょうの御提言、ぜひ生かしていきたいと思います。  終わります。
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  このたびは、このTPP問題に関しまして、委員長初め与野党の理事が集中審議というか参考人のお時間を設けていただいて、大変ありがとうございます。また、皆さんのお話も本当に参考になりました。  と申しますのも、菅総理、唐突という言...全文を見る
○阿部委員 今、久保田さんのお話でありましたが、実は、TPPの方は、入っていないし、情報もないし、動いているといっても本当に動いているのかどうかもわからないということで、これは日本にとっては大変難しい選択なんだと思います。  そして、私は、特に業界、企業が進めて農業界が反対とか...全文を見る
○阿部委員 今のお話はルールのスタンダード化でしたが、果たして、TPPの場合、アメリカンスタンダードでありますから、このことが我が国の社会に与える影響等々で、恐らく、萩原先生が第三の構造改革ではないかとおっしゃったことかと思います。私は、これは単に対立という構図をとるんじゃなくて...全文を見る
○阿部委員 私が先生のお話をほかでも読みながら理解しましたところは、やはり農地の面積を幾ら大規模化しても、日本の場合、限られている、制約がある。あるいは土地の制約もございますし、また兼業農家も多うございます。そうすると、自給率と、さっき自給力という話も出ましたが、そうした自給率と...全文を見る
○阿部委員 よいものや、そういう遺伝子操作しないものが大変高くなれば、手に入れられない層が出てまいります。そうした社会経済影響もあると思います。  最後に、萩原先生には対米開国のお話をいただきまして、アメリカに対しての開国だという御指摘は、大変に身にしみてよく理解できました。あ...全文を見る
02月22日第177回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日の四人の公述人の皆様のお話、大変参考になり、勉強もさせていただきました。順次お伺いいたします。  まず、犬飼公述人にお願い申し上げます。  きょうのお話の中で、現政権の新成長戦略の中での金融政策ということを大変評価され...全文を見る
○阿部委員 私は、民主党が政権交代当初掲げられた東アジア共同体という考え方も、そうした金融に裏打ちされて、特にこれからのアジアの発展を取り込んでいくためには大変重要な考え方であったと思っております。  この点は私の見解として申し添えて、次に岡本公述人にお伺いをいたします。  ...全文を見る
○阿部委員 アメリカ国内でも、海兵隊の役割やそこへの予算づけについては、本当に速いスピードでいろいろな変化がございますから、お互いが意思疎通をよくしながら、しかし、私はやはり縮小の方向でやれると思いますし、ただ、信頼は損ねてはいけない。  それから、沖縄の皆さんにとりましては、...全文を見る
○阿部委員 御意見を参考にして、これからの審議に役立てます。ありがとうございました。
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、四人の公述人の皆さんの貴重な御意見、ありがとうございます。順次御質問をいたします。  まず、逢見公述人にお願いいたします。  たしか去年も公述人としてお越しいただきまして、ことしは、働くことを軸とする安心社会で、去...全文を見る
○阿部委員 私は、介護保険ができ、そして今回、子ども手当ができてもなお、それ以上のもっと大きな価値が家庭や家族というところでしっかり担保されないと、本当に人間が孤独でばらばらで、結局弱い者が消えていくということになると思いますので、ぜひ、連合の皆さんに、そうしたことにも目配りをい...全文を見る
○阿部委員 各国にとっての食料主権は命を守る根本ですから、私も、今の公述人の御答弁のような方向で日本は進むべきと考えています。  次に、駒村公述人にお願いいたします。  いつも年金問題を初めいろいろな御助言をありがとうございます。  きょうは、できれば二点、足早にお伺いいた...全文を見る
○阿部委員 急がせて済みません。  小田川公述人には伺えなくて申しわけありません。  ありがとうございました。
02月24日第177回国会 衆議院 本会議 第5号
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○阿部知子君 社会民主党・市民連合を代表して、ただいま議題となりました平成二十三年度における子ども手当の支給等に関する法律案について質問を行います。(拍手)  長い間、我が国の社会保障政策の中で重点が置かれることのなかった子供施策について、一昨年の政権交代によって、子供たち一人...全文を見る
02月28日第177回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私も、今の吉井委員の御質疑に引き続いて、TPPから入りたいと思います。  実は、先週の土曜日になりますか、さいたま新都心で行われました政府主催の開国フォーラムなるものに行ってまいりました。  先ほどからお話を伺うと、開国と...全文を見る
○阿部委員 でも、菅総理のおっしゃった前段は、余りにもファジーなんですよね。若者よ、海外に羽ばたけ。いいですよ、みんな賛成ですよ。何も縮こまってこの国で自分の将来をひっそりと考えることはない。そういうことはそういうことでいいんです。  でも、お金をかけて政府として八回もやるんで...全文を見る
○阿部委員 今のは、実はなぜ六月かに答えていないんですよ。八月でも九月でもいいかもしれません。アメリカの議会が九月までに何とか、アメリカの議会はTPPに新しい国が入ってくるときには承認が要りますから、その九月より三カ月くらい前には結論を出してほしいという制約があるからじゃないです...全文を見る
○阿部委員 もちろん、わかって言っています。  六月に参加するかどうかのテーブルに入ると言うけれども、そこからだめだから抜けるなんということは、なかなか現実の外交ではできませんよ。これが外交というものですよ。詰めてみたらやれなかった、日本のルールもつくれなかった。もうだって動い...全文を見る
○阿部委員 まさに今、前原さん、いい答弁をしてくださいましたよ。アメリカだって議会とけんけんがくがくやっているんですよ。日本みたいに開国フォーラムをやって踊っている場合じゃないんですよ。この議会で、本当に大事なTPPの審議をもっとやってほしいですよ。社会が変わる、構造が変わる、雇...全文を見る
○阿部委員 さっきの、もし長妻さんがお決めになったんだったら、長妻さんに参考人として来ていただきたい。今、これが問題になっているんですから。このまま運用していいのか。本当に濫用三号になりますから、委員長に、参考人として長妻前厚生労働大臣をお願いして、終わらせていただきます。
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。  私に与えていただいた時間は十分でございますので、御答弁は端的にお願いいたします。  私は、この政権の役割というのは、国民が具体的に本当にほっとできることを一つでも着実にやっていくことだと思います。その意味で、きょう論議になっております...全文を見る
○阿部委員 現時点の統一見解というのは、厚生労働大臣が適切な結論を出すということだけで、それを厚生労働大臣と総務大臣のお名前で出しただけなんですね。こんなの統一見解でも何でもないんです。総務大臣と厚生労働大臣、おのおのその下に年金記録回復委員会と年金業務監視委員会があって、そこか...全文を見る
○阿部委員 運用三号でやる、法改正は必要ないと。だけれども、留保になったんですよね。とまったんですよね、おかしいということで。  そうすると、私は、例えばさっきの年金監視委員会の文書を読ませていただきますが、二月の十六日、「運用三号は、法治国家の建前からみても法令違反であり、年...全文を見る
○阿部委員 今までもらったのを返す人はいないんです。今までもらっていないんです。そこは大臣、よく考えてください。  それから、そんな社会保険庁のミスのために、なぜ国民の税金を使うんですか。考え直していただきたいと思います。  以上、終わります。
○阿部委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、二〇一一年度政府予算三案並びに自民党、共産党、みんなの党それぞれ提出の編成組み替えを求める動議に反対の立場から討論を行います。  まず、熟議の国会あるいは野党との協力と言いながら、政府・民主党みずから何の譲歩も見せず、また、歳入...全文を見る
03月01日第177回国会 衆議院 本会議 第7号
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○阿部知子君 社会民主党の阿部知子です。  私は、社会民主党・市民連合を代表して、二〇一一年度政府予算三案並びに自民党・無所属の会提出の編成替えを求める動議に反対の立場から討論を行います。(拍手)  まず、熟議の国会、あるいは野党との協力と言いながら、政府・民主党は何らの譲歩...全文を見る
03月09日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、四十分のお時間をいただきまして、ありがとうございます。そして、去る二月の二十四日の予算委員会で鴨下衆議院議員から御提起のありました年金の運用三号問題について、少し時間をかけて聞かせていただきたいと思います。よろしくお願...全文を見る
○阿部委員 これは伺いましたところ、課長通知の中身を口頭了解だそうです。課長通知のことを年金の南関東の社会保険事務所に先に説明するために、局長に了解を得たということでありました。  まだ通達もないんです。でも、現場を集めて、これでいくからねと。全部事実先行じゃないですか。通達も...全文を見る
○阿部委員 そうしたら、よろしくないことをほっておかないで、そこから手をつけないと、日々年金を扱う業務の実務がこんなじゃ困るんですよ。裁量権の中、いいかげんな中、だれもチェックできない。政務三役なんか、まるで知らないですよ。チェックしていないですよ。それでも長妻さんは、僕が決めま...全文を見る
○阿部委員 そういうあいまい、ファジーじゃ困るんですよね、国民の年金にかかわる問題ですから。  私は、委員長、お願いがあります。年金は集中審議が必要です。年金記録回復委員会の委員長にも来ていただいて。  だって、これはこれからも続くんですよ。記録を回復すべきところで回復しなく...全文を見る
○阿部委員 最後に、最も大きな政治の責任であります。  長妻前大臣は、私が運用三号を決定したとおっしゃいますが、長妻前大臣は運用三号の決定の前に現場の年金局が現場説明会をしていることなど御存じであったか。私は、その点も含めて、長妻前大臣にはぜひこの場で、集中審議でお答えをいただ...全文を見る
○阿部委員 唯一この件で政治的にチェックをかけたのは内山委員だけなんですね、年金の総務省の方の監視委員会におられたから。  すなわち、厚生労働省内では何のチェックも歯どめもかかっていないんですね。私は、国民の年金を預かる部局として、これは非常に問題だと思いますよ。総務省は確かに...全文を見る
○阿部委員 そういうのを総論賛成、各論反対というんですよ。現場は、それではよくなりません。  副大臣、御存じですか。年金を一号に変えるとき、国民健康保険も一号になるんですね。今でも現場では、国民健康保険の方は皆さんすぐ変えるんですよ、あしたから必要だから。年金は、当座のお金がな...全文を見る
○阿部委員 もう一つ。いろいろな事務所ごとにやってみてください。絶対違いが出ると思います。  そして、そういう裁量行政で勝手なことをやって不平等をつくっちゃいけないんですよ。まず、実態を調査することです。これも重ねて、うなずいていただきましたので、お願いを申し上げます。  さ...全文を見る
○阿部委員 あともう一つは、やはり三号から一号への切りかえは、これはもう権能を持ってやるしかないと思います。  ここについても、平成十七年からは大分変わっておりますが、実は、日々、今もです、これは社会保険事務所の窓口に聞いてみていただきたい、あるいは自治体の窓口に。さっき申しま...全文を見る
○阿部委員 いずれにしろ、そういうことを国会で論議していただきたいです、テレビで言うんじゃなくて。もう原則ですから。  大臣、いいですか。集中審議も含めて、まあ、大臣が決めるわけではないですが、やはりそこをきちんとされてこそ大臣の責任なんだと私は思います。  これは、さっき言...全文を見る
○阿部委員 続いて、予防接種問題についてお伺いをいたします。  実は、きのうは、年金記録回復委員会と同時刻、先般五例報告されておりますHib並びにプレベナー並びに三種混合あるいはBCGなどの混合接種による死亡例五例を検証する委員会も開かれてございました。  お手元の二枚目の資...全文を見る
○阿部委員 再開時にはぜひそうしていただきたい。今、慶応大学でそういうダイレクトで受けるというのをモデルケースでやっておられます。  とにかく、予防接種は、健康なというか、そのときは元気な子に打って、結果は死亡。因果はわからなくても、そうなってしまった場合には、非常に混乱と不安...全文を見る
○阿部委員 そういうのを官僚答弁というんですよ、申しわけないけれども。私が言ったことをよく聞いてください。グレーゾーンが多いんですよ。そして、医薬品副作用の方で救済されなかった場合に、自治体だけで救済なんかできないですよ、因果はないというふうになっているんですから。そんな冷たい行...全文を見る
○阿部委員 そんなことはだれも言っていません。ただ、接種後二日で明らかに死亡事案が多いんですから、その現実を踏まえないと、そういうことじゃ予防接種は再開できないですよ。  次に、再開に際して、ぜひ留意点でお願いいたします。  資料の最後には、プレベナーという肺炎球菌ワクチンの...全文を見る
○阿部委員 済みません。ジョブカードも予告しましたが、時間が足りません。申しわけありませんでした。  ありがとうございました。
03月25日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第5号
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○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。  本日は、さきの三月十一日の東北地方太平洋沖地震とそれに相次ぐ福島原発の事故等で我が国にとっても未曾有の事態、そして、御出席の各委員も、それから厚生労働省の担当の皆さんも、大変貴重なお時間をきょうはここの審議の時間にいただきましたので、私...全文を見る
○阿部委員 この二名の方の今回の被曝、三名被曝なさったんだと思いますけれども、その方々が作業する現場には放射線の線量管理士の方は置いておらず、これだけ厳しい作業であるにもかかわらず、当然守られるべき現場のルールが実施されていない。これを一つ東電だけの問題、あるいは、これは東電から...全文を見る
○阿部委員 私が伺ったのは、御答弁が無理な範疇なのかもしれませんが、白血球が減ったりリンパ球が減ったり、個人差ですけれども、必ず反応が出る方がおられます。それがどうフォローされているかということを伺いたかった。  それから、沃素剤は、恐らくこの状態だと連日のように飲んでおられる...全文を見る
○阿部委員 もちろん被曝の問題は急性期の問題で、今回被曝された二人の方も、さまざまな医者のコメントがありますけれども、重く見る人は皮膚の移植まで必要ではないか、軽く見る人は一週間くらいでいいのではないか、一カ月とか、そうおっしゃいます。だけれども、それは医学管理がどうなっているの...全文を見る
○阿部委員 済みません、安全委員会のお話は、当然ながら、ある被曝が起きたときの短期的なものを考えておられるんだと思います、屋内退避ということも。先ほど言った、じっと二週間も屋内退避していられません。本当にこれは苦痛に近いというか、もう人権無視の状態であります。  もちろんお尋ね...全文を見る
03月29日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第6号
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○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。  私も五分ですので、よろしくお願いいたします。  昨年、平成二十二年度の子ども手当法案が審議され、一年の、本当に時限の立法でしたが、誕生しましたときには、初めてこの政治の世界の中で子供自身が対象となる仕組みができたということで、私は大変...全文を見る
○阿部委員 お二方とも、申しわけないが、質問の趣旨に真正面で答えていただきたいんですね。私は、つなぎの間も問題でしょうと申しています。なぜそこまで、つなぎであったって組み込んでいただくことはできなかったのかと。  だって、先ほどの古屋さんの御質問でも、今度、震災の中でもうたくさ...全文を見る
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。  私は、社会民主党・市民連合を代表して、国民生活等の混乱を回避するための平成二十二年度における子ども手当の支給に関する法律の一部を改正する法律案について、賛成の立場から意見を述べさせていただきます。  賛成の理由は、平成二十二年度子ども...全文を見る
04月13日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第7号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  三月十一日の被災以来、既に一カ月以上が経過しておりますが、被災された皆様の生活支援並びにさまざまな生活関連インフラの復旧は大変おくれている中でございます。  その中にあって、とりわけそうした被災者の皆さんの生活再建に最もかか...全文を見る
○阿部委員 私が予告外の質問を冒頭いたしまして申しわけございませんが、実は、昨日、各党の政策実務者合同会議というのが連日のように開かれておりまして、私も社民党のメンバーとして毎回出席しておりますが、その中で配られましたこの対策本部からの文書、被災者生活支援特別対策本部事務局の名に...全文を見る
○阿部委員 確かに、きのういただきましたのは、これは「道県からの報告」となっております。私もこれではあんまりだと思いましたので、だって一カ月もたって、未提出、未提出、未提出と。都道府県も大変に厳しい状況にあり報告できない、そうした状況はわからないではありません。しかし、もう一カ月...全文を見る
○阿部委員 傷んでいるどころじゃないんですね。局長もぜひ、私は、批判したいためじゃなくて、知っていただきたいんです。厚生労働省のその姿勢が、実は病院側の本当の復旧を妨げますから。  二枚目の紙は災害拠点病院です、今、医政局長がお答えの。この中で、例えば私が行ってまいりましたのは...全文を見る
○阿部委員 その一定の把握というのとか、完全に使えなくならなければ、全倒壊でなければ倒壊と言わないとか、そういう対処の仕方で病院という拠点を見ること自身が安易だと思います。  例えば、今は、東北厚生年金病院のホームページを見ても、被災状況等は既に述べられております。災害拠点病院...全文を見る
○阿部委員 細かなことを申し上げるようですが、相次ぐ余震によってそのC棟も、さっき言った事務も避難しなきゃいけない状況が来ています。これから当面落ちつかないのですから、しっかり把握していただきたい。  そして、同じく仙台には社会保険病院がもう一つございます。お手元の資料に、仙台...全文を見る
○阿部委員 ぜひ、そうお願いしたいと思います。公立病院等々は、被災された後も、いわゆる阪神・淡路の大震災では三分の二の補助がおりて、建てかえがかないます。今、このまま、厚生年金病院等々は、何のいわば受け皿もないままになってしまいます。  ぜひ、今回の被災のためのさまざまな立法の...全文を見る
04月15日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号
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○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。  私にいただきましたお時間、十分でございますので、本日議題の法案については、いろいろな点でさらに充実をするということの必要性を含んだ上で賛成といたしたいと思います。  そして私は、本日は、議題といたしましては、まだ、第二次大戦によってお...全文を見る
○阿部委員 今回の特命チームは内閣官房に置かれて、阿久津補佐官が担当になって、外務省、防衛省、厚労省、総力を挙げて取り組んだという、ある意味で戦後初めての私は腰を入れた対応である、もちろん、これまでもやってこられたけれども、やはりもう年月がたって、なかなか判明しない御遺骨の帰還を...全文を見る
○阿部委員 私、今、質問の中で数値を間違えまして、今おっしゃったように八千万で、前年度比六千八百万増であります。  今、私の伺いましたのは、国防総省等々にもお声をかけていただくということでいいと思いますし、特に、海兵隊の資料館というものもございますので、その情報もぜひ得ていただ...全文を見る
○阿部委員 ありがとうございます。  今のように具体的にお答えいただければ今後の進展が望まれますので、ぜひ岡本政務官にもよろしくお取り組みをいただきたい。  そして、最後にDNA鑑定のことをお話ししたいと思いますが、このDNA鑑定については、皆様のお手元に資料を配らせていただ...全文を見る
○阿部委員 ぜひその覚悟でお取り組みいただきたいと思います。  終わります。
04月20日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
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○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。  私も皆様と同じように、今回の震災による被災、そして、そこでまだ多くの方々が避難所にお暮らしですが、これから生活再建していくためにも仕事の問題が不可欠であるという観点からお伺いをいたします。  冒頭ちょっと、質問の予告にないことですが、...全文を見る
○阿部委員 今の御答弁を受けてもう少し厚生労働大臣に具体的に決意もお示しいただきたいのですが、さっき申しましたように、圧倒的に少ないんですよね。それで、私も何カ所か避難所へ行かせていただいて、今、仮設住宅、住居の問題も問題になっておりますけれども、結局、仕事と住居というのは、鶏と...全文を見る
○阿部委員 ぜひきめ細やかに、そして、仕事というところも視野に入れながらお願いをしたいと思います。  もう一点だけお願いいたします。  今、大臣の御紹介の「日本はひとつ」しごとプロジェクトでございますけれども、これは確かにいい取り組みですが、実際にそれだけの陣容ができるだろう...全文を見る
○阿部委員 私は、現状を復活させるだけじゃなくて、もっとふやしてくれという質問ですから、よろしくお願いします。  終わります。
04月26日第177回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第3号
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○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。  本日は、委員長初め、各委員の特別のお取り計らいによって、原子力委員会の皆さんに質疑できる場を国会で持てたことを私は大変重要な場だと心得ております。そして、国会の同意人事でも、さっき大庭さんもおっしゃいましたが、皆さんを私どもはこの国の原...全文を見る
○阿部委員 確かに法律上は、今近藤さんがおっしゃったように、原子力委員会設置法にも原子力災害対策特別法にも、一たん事あれば原子力委員会がどうかかわるかは書いてありません。でも、原子力委員会の設置の大もとが、安全性を第一に、旨として、前提なんですね、ここがなければ、この委員会そのも...全文を見る
○阿部委員 私は、過ちは起こり得るものとは思っていますが、それを今後どうなさるかということが非常に重要ですし、原子力政策というのは、これまで、だれもが安全性を担保しながらということは、どなたも、どんなスタンスに立って進めるという方も、私ども社民党はフェードアウト、もっと縮小してい...全文を見る
○阿部委員 直ちにかどうかは別にしてとは絶対おっしゃらないでいただきたい。今もって、ブレーキのない車に国民は乗っている。この思いは、本当に、きょう、皆さんがぜひ組織として今果たすべき役割なんだと思いますよ。ぜひ御提言いただきたいと思います。  そして、あと皆さんに聞かねばいけな...全文を見る
○阿部委員 では、尾本委員にお伺いいたします。  一体、委員は、炉心損傷あるいは溶融はいつお気づきになりましたか。そして、それを、個人としてはいろいろやられたのかもしれません、原子力安全委員会にも御提言されたのかもしれません。しかし、そうした事態、チェルノブイリであり、対応があ...全文を見る
○阿部委員 今の御発言を聞いても、私は国民不在だと思います。それだけの危機があるなら、教えた上で、伝えた上で、全力を挙げるということに、先ほどのアンケート調査でもわかるように、国民は逆に冷静で、この先を一緒に考えようとしているわけです。ただ、隠されてしまえば、それほど深刻だと専門...全文を見る
○阿部委員 あくまでも、例えば発がん性がどのくらいふえるかとかは疫学的な調査でしかわからず、個人の感受性というのは全くまた違うところにあるわけです。原発のときもそうでした、相次ぐ原子力の事故のときも、必ず被曝手帳と個人管理、できればフィルムバッジみたいなものできちんと経年的に管理...全文を見る
○阿部委員 ハーバード大学のサンデル教授が、ぜひこれはあらゆる偏見を捨て、そして立場の違いを超えて深い議論をとおっしゃっていました。この委員会がそうした場を提供していただいたことを感謝して、質問を終わります。
04月26日第177回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私にいただきましたお時間は二十分ですので、なるべく簡潔に御答弁をお願い申し上げます。  三月十一日の東日本大震災から一カ月半がたちました。私も社民党の代表として各党合同実務者会議に出ておりますが、その会議でも、どの委員もが口...全文を見る
○阿部委員 私は、おくれているという指摘だけじゃなくて、具体的にどうすればいいかを一緒に考えないと政治の役割は果たせないと思っております。  特に瓦れきの問題につきまして、今アスベストをお伺いいたしましたが、実は、環境省から各県に環境汚染関係でどのくらいの人数が派遣されておりま...全文を見る
○阿部委員 時間があれば、野田財務大臣に、もっと環境省のここにかかわる予算をふやしてくださいと申し上げたいですが、ちょっとお時間がないので、それは飛ばします。  この瓦れき対策、国によるものが圧倒的におくれているということを、本当に同じ自治体として、これは見るに見かねてというこ...全文を見る
○阿部委員 では、菅総理に伺いますが、このための陣容をもっと強化していただきたいです。とにかく遅いです。みんな、この瓦れきの中に心も埋もれてしまいます。復興なんて夢のまた夢になってしまう。  今、松本大臣が一生懸命答弁してくださいました。ぜひ、いろいろな仕分けをしてネットワーク...全文を見る
○阿部委員 必ずお取り組みいただきますようにお願いいたします。  続いて、原子力発電所の事故について、予定いたしました三問のうち、もしかして二問になるかもしれません、お伺いをいたします。  先ほど吉井委員とのかなり緻密なやりとりを伺っておりましたが、実は二〇〇六年の三月に、同...全文を見る
○阿部委員 安全規制が安全規制になっていなかったということをきちんと認識していただかないと、この事故から学ぶべきものがありません。これだけの被害者を出し、人の人生を奪い、未来をも奪っているんです。子供たちにも影響しています。総理、そこをぜひお間違いのないように。  何度も申しま...全文を見る
○阿部委員 では、あわせ取り組んでいただける御答弁と承って、終わります。
04月27日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第11号
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○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。  次の柿澤さんが来られるまでの間、なるべくぴたりとはまるようにやらせていただきます。  私は、きょうは、まず冒頭、震災の問題でお尋ねをいたします。法案についてはその次に触れさせていただきます。  東日本大震災というのは雇用面でも大きな...全文を見る
○阿部委員 今の小宮山副大臣の御答弁は、その地域にあった事業所と就業者数を大体あらあら試算されたもので八十四・一万人ということであります。  そして、この地域というのがどういう地域かということを考えますと、実はハイテク産業の心臓部になっていたり、もちろん、農業、漁業、あらゆる仕...全文を見る
○阿部委員 いろいろな製造分野でいえば、きょうの毎日新聞によれば六割程度は回復という報告もありますが、果たして本当にこれを力強く後押ししていくための施策がどうであるかということも重要なんだと思います。今、小宮山副大臣は主に建設関係、イメージしやすいわけですよね、瓦れきをどけて、建...全文を見る
○阿部委員 ぜひお願いしたいと思います。  もちろん、当座の復旧の瓦れき処理あるいは建物を建てることにも人の雇用は生まれますが、それが次に続いていくような、本当の回復に向かうように、今御答弁いただきました点、あわせてお願いいたします。  ちょっと予告外ですが、小宮山副大臣に、...全文を見る
○阿部委員 小宮山副大臣も現地でお聞きになったということですので、聞けば聞くほど深刻で、漁業関係者の場合なども、通年雇用ではないので、その方のもともとの就労形態が不安定という方もおられて、そして今、仕事がない状態など、深刻きわまりないと思いました。  そして、労働基準監督署もそ...全文を見る
○阿部委員 私は、一つ、素朴なお尋ねなんですけれども、せんだっても、民間委託されて、OA関係の講習を今の制度にのっとってなさった方が受講したんですが、講師の先生の方が自分よりパソコンについての知識がなかったということを相談されたんですね。では、それはどこに言っていったらいいんだろ...全文を見る
○阿部委員 今私がお伺いしたかったのは、受講者側からの声を吸い上げる仕組みをぜひつくっていただきたいんですね。これは、受ければわかると思うんです、本当に役立ったか。  逆に、今あるのは、出している側のサービスについて、それよりさらに統括している側が評価しているだけで、その結果何...全文を見る
○阿部委員 結果的には商工会議所に委託していた分を削っての措置でありましたので、私はちょっと心配になりまして、ぜひ、本当に現実に仕事をやっている部分と結びつけてお願いをしたいと思います。  では、終わります。
04月29日第177回国会 衆議院 予算委員会 第21号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  三月十一日に我が国を襲いました地震、津波、そして原子力発電所の事故によって、きょう現在、お亡くなりになった方が一万四千五百七十五人、また、まだ行方の知れない方が一万千三百二十四人と大変に深刻な状況が続いております。そして、きょ...全文を見る
○阿部委員 先ほどの片山総務大臣の御答弁でも、各自治体の本当に相手を思いやる心、支え合いたい心が今形になりつつあるということは、総理もおわかりの上で今のように御答弁いただいたんだと思うんです。  では、国のやらねばならないことは何かということを今度は私から提案をしたいと思うので...全文を見る
○阿部委員 これは、こうした人を支える仕組みのための交付金だと思っていただければいいんだと思います。今いろいろある交付金、例えば災害救助法でも、だれそれをどこに派遣するというのはあるんですけれども、それは限られたテーマで、限られた方法しかとれません。柔軟に、自治体がニーズに応じて...全文を見る
○阿部委員 ぜひ実現していただきたいです。  引き続いて、ゴールデンウイークを控えまして、読売新聞によれば、約十三万人のボランティアが現地入りすると言われております。  私が二十六日の日にお尋ねいたしましたが、私は、日本の復興のためにみんなが力を寄せるというのはすばらしいと思...全文を見る
○阿部委員 環境省でおはかりいただいたのが十数カ所ですから、あの膨大な瓦れきの山を思いますと、私は本当に、せっかく若い人が行って、そこで健康を害しては、その未来ということを案じてしまいます。だけれども、行ってほしいし、みんな頑張って支えてほしいと思います。  次に、細川大臣にお...全文を見る
○阿部委員 ありがとうございます。  続いて、まだ瓦れきの問題でもう一問。  実は、午前中のやりとりを聞きながら思いましたが、今回の補正予算には、いわゆる放射性物質に汚染された瓦れきの除去については、どこからも予算づけが組まれておらないのではないでしょうか。  全体、瓦れき...全文を見る
○阿部委員 一時保管に分けるにも、私は予算と人手が要ると思うんです。何だか、これだけ聞くと、福島置き去りと本当に私は懸念をいたします。おまけに、放射性物質はまた空中に出て人の健康を損ねていく。私は、本来はこの補正予算で入れていただきたかった。海江田大臣はおわかりでしょうから、迅速...全文を見る
○阿部委員 パール・バックが一九四七年に書いた「つなみ」という本は、親御さんを失った子供の話でございます。ぜひみんなで支えてやっていきたいと思います。  ありがとうございます。
04月30日第177回国会 衆議院 本会議 第18号
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○阿部知子君 冒頭、このたびの東日本大震災によって被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。  以下、社会民主党・市民連合を代表して、二〇一一年度補正予算三案に対し、賛成の立場から討論を行います。(拍手)  地震、津波、そして原発事故から一カ月半。被災が広範で、しかも津波...全文を見る
04月30日第177回国会 衆議院 予算委員会 第22号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。私にいただきましたお時間は十分ですので、駆け足で申し上げます。  この連休中にぜひ総理にやっていただきたいことがあります。先ほど来の御審議を承っておりまして、子供たちの学校における被曝の問題でございます。  私は、総理は今、人間...全文を見る
○阿部委員 政治はやれることをやれば、そのことを国民は信頼してくれます。やれるのにやらなければ、本当に絶望いたします。ぜひ、総理、子供たちのためにもよろしくお願いしたいと思います。  引き続いて、私のあらかじめ予告してある質問に入らせていただきますが、きょうは医療問題を取り上げ...全文を見る
○阿部委員 ちょっと御理解にそごがございますので、少しだけお時間、一分で終わりますから。  実は、社会保険病院は移植、透析をやっておりますので、これは政策医療であります。私のお願いは、政策医療、災害拠点病院は三分の二、私は、民間病院もこの地域においてはとても大事です。今、二分の...全文を見る
○阿部委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、二〇一一年度補正予算三案に賛成し、みんなの党提出の編成組み替え動議には、意見を異にするため、反対の立場から討論を行います。  三月十一日から五十一日が過ぎました。死者は一万四千六百十六人、行方不明者はいまだ一万一千百十一人、ふる...全文を見る
05月11日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第12号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  先ほど来、各委員がお触れになりましたように、本日で、震災、津波、そして原子力発電所の事故から二カ月がたちました。この大きな震災被害に対しまして、この間、被災された住民の皆さんの、非常に慎み深く、また人に温かく、そして今は一心に...全文を見る
○阿部委員 お取り組みいただいていることはもう前提ですので、しかしそれだけでは足りないだろうという趣旨なのです、質問は。  例えば、タイム誌、タイムという雑誌があって、そこに取り上げられた菅野武さんというまだ若い医師でしたが、この方は、公立志津川病院で、どんどんどんどん津波が上...全文を見る
○阿部委員 用地の取得から建物の建設に至るまで、先ほど来の御審議の中では、例えば公設民営というような考え方はどうかということもありましたし、かなり、本当にそこにきちんとお金を入れるという覚悟がないと、私は、これは復旧もできない、もちろん復興もできない。復旧でもとに戻すことがなかな...全文を見る
○阿部委員 私が申し上げたかったのは、例えば要介護認定がおりてからの措置、例えば大きな施設を借り上げてというのは、それは介護保険施設としての借り上げだと思うんですね。そうではなくて、その中間に、例えばグループリビングのような形での借り上げという方式も取り入れていただきたい。悪くな...全文を見る
05月16日第177回国会 衆議院 予算委員会 第23号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  あの震災から二カ月以上が過ぎました。そして、皆さんお取り上げのように、なかなか復旧が進んでいない。避難所での厳しい生活、あるいは仕事はどうするんだろう、今このテレビをごらんになっている被災地の皆さんも、また、それを案ずる国民の...全文を見る
○阿部委員 済みません。いつであるか、明確にお答えください。申しわけないが、時間が短いのです。いつで結構です。  次の御答弁の寺坂さんも班目さんも、いつ認識なさいましたかと聞いているので、今のように状況説明はわかっております。
○阿部委員 前者のお二人には、いつですかと聞いているんですから、こういう正式な場ですから、御自身が認識されたときですから、いつとお答えください。  それから、今、班目委員長の御答弁にもあったように、安全委員会としては三月二十八日、これは二号機であるというお答えですが、今私のお尋...全文を見る
○阿部委員 今三人伺っても、何が一番危機なんだろうという認識がばらばらで、恐らく意見交換もされてないんだと思うんですね。  私は、ちょっとお待ちください、一点目の爆発であれば、このたびの一回目ではSPEEDIがスピーディーに動かずに、風下に逃げてしまった人がいたり、汚染マップを...全文を見る
○阿部委員 総理は今、それは希望的観測というんですよね。この工程表の一を見ていただくと、全部、ステップ1はどれもできないですよ。窒素充満は一号機はやったんでしょうか。そのほかはわかりませんね。二番目の冠水、これはもうできないんですよね。熱交換機能の検討、実施、これからなんですよね...全文を見る
○阿部委員 燃料プールが危ないのも当然ですよ。もしかして炉以上に危ないかもしれません。地震で揺れて、中で遮断している棒がとれたら再臨界を起こしますから、危険なんですよ。それはそうです。  海江田さんはるるおっしゃいましたけれども、なぜ炉心溶融という危険をそこに入れ込んでいないの...全文を見る
○阿部委員 それも含めて、プルシアンブルーというものを牛に与えるんですね。これはチェルノブイリの経験です。そして、そうしたことはもう被曝の二、三週間後からやっているんです。あと、土にカリウムを入れて放射線レベルを下げるとか、いろいろな方法が実際にとられてきました。私は鹿野大臣の農...全文を見る
○阿部委員 その程度では間に合わないという今のお声のとおりでした。  終わります。
05月19日第177回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第4号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、玄葉大臣にお越しいただきまして、所信表明を伺うということでございます。  私は、先ほど遠藤委員の御質疑の中にもありましたけれども、遠藤委員が議運においてこの委員会の立ち上げを御提唱され、また超党派、各党の賛同を得て今...全文を見る
○阿部委員 私がきょうお手元に配らせていただいたこの五年、五年の下には、総括のようなものも多少書いてあると思うのです。今、大臣はその点については余りお触れになりませんでしたので、ちょっとここで確認というか、おさらいをさせていただきます。  例えば、九六年から二〇〇〇年までは、ポ...全文を見る
○阿部委員 対GDP比で申しますと、今の政府関連予算が科学技術振興につぎ込まれる率は〇・七三くらいになっております。日本の科学技術振興の経費の特徴は、民間投資の方が多くて、政府支出は少ない。しかしながら、これからお話し申し上げますが、今後この日本が、さっき言った環境立国、健康立国...全文を見る
○阿部委員 玄葉大臣は今、チェルノブイリやスリーマイルはそこに立ち入らせないというふうにしたのと日本は違うとおっしゃいましたが、実はチェルノブイリでも、四月の二十六日の事故で汚染マップはもう六月にできているんですね。そして、その事故の近隣も含めた汚染マップができているんですね。 ...全文を見る
○阿部委員 私が先ほど申しましたように、政府だけでなくて、こうした委員会ができたということは、各党から来ていただいていて、各党の代表でもいらっしゃいますから、私からも各党の皆さんにもお願いし、でも、早くに閉じちゃったらできませんから、よもよも早期に国会を閉じるなどはおっしゃられま...全文を見る
○阿部委員 ぜひ、大臣にエールを送りますので、また委員会の皆様と力を合わせて審議を深めていきたいと思います。  ありがとうございます。      ————◇—————
05月20日第177回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第5号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日の参考人のお話、本当に役立ちました。  今回の福島の事故は、一九五三年以来のいわゆる原子力の平和利用ということが本当に可能なのかどうかという大きな問題を突きつけていると思います。もちろん、我が国は被爆国で、いわゆる核兵器...全文を見る
○阿部委員 私が申し上げた意味はちょっと違うんですね。  これは矢ヶ崎さんと崎山さんに同時に伺います。  実は、私は小児科の医者です。赤ちゃんが生まれたとき、お母さんたちに母子手帳を持っていただきます。その子がどこでどんなふうに暮らしたか、どんな疾病にかかったか、予防接種はど...全文を見る
○阿部委員 ちょうどよくつないでいただきました。  では、予防のために何をするかということで、武田参考人にお尋ねいたします。  私は全く同じ考えで、今、降り注いだ、土や木々やいろいろな、屋根の上にもある放射線をまず除染する、それなくして膨大な健康被害は防止できないと私は思いま...全文を見る
05月24日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第14号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日の参考人の皆様のお話、この法案の審議に当たっても大変参考とさせていただける部分が多いと思います。  まず冒頭、田原参考人がおっしゃったように、私も、今回の東日本大震災プラス原発事故ということの中で、今この枠組みを決めてい...全文を見る
○阿部委員 日本が他国にないスピードで高齢化を迎えておりますし、介護保険のところで切り取ることによって逆にその本来のサービスが縮小するということを私は懸念しておりますので、また引き続き御検討のほどよろしくお願い申し上げます。  佐藤参考人に伺いますが、今回の二十四時間対応のいろ...全文を見る
○阿部委員 訪問看護ステーションのニーズは、今御指摘のあったように、御高齢期のみならず、いろいろな御病気を抱えて呼吸管理をしている方とか含めて、やはりトータルに非常に重要と私は思います。今回の改正がそうしたものを隠してしまうのでは本末転倒と思いますので、私もなお、これは質疑の中で...全文を見る
○阿部委員 ありがとうございます。時間が短くてごめんなさい。  服部参考人に伺いますが、今度、いわゆる月の包括単価、マルメになることによって、先ほどサービスの低下が起こるのではないかという御指摘がありました。私も、これは非常に、さっきの定期巡回・随時対応型訪問介護看護というやや...全文を見る
○阿部委員 まだまだお聞きしたいですが、時間の制約で田原参考人には伺えませんでした。でも、とてもいい御指摘をいただきました。ありがとうございます。  終わらせていただきます。
05月25日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は介護保険法の改正案の審議でありますが、実は、この改正案が閣議決定されたのが三月の十一日で、提出されたのは四月五日となっております。三月十一といえば、あの震災の日でありました。同時に閣議決定されたのが、自然エネルギー促進法...全文を見る
○阿部委員 ちなみに、二十ミリが現状としてどんな数字かというと、私などが医療労働者として働く場合に、放射線に接する機会が多くて、それでも二十を超えないようにというような数値であります。そうなれば、おのずと、子供たちのことを考えれば、スタートであっても二十というのは問題が大きいとい...全文を見る
○阿部委員 まず、医師は少なくとも二十四時間体制で置くべきです。それから、例えば救急搬送隊の人だって被曝があるから、そう簡単にはいきませんけれども、搬送にこれだけ時間がかかるという状態を何とか改善しないと、助かるものも助からなくなると思います。基本的人権、生存権の問題が保障されな...全文を見る
○阿部委員 では、同じ御質問を、きょうは警察庁にも来ていただいておりますので、警察庁の方でいろいろ被疑者として逮捕されるに至った方から分析した介護殺人のデータについて教えてください。
○阿部委員 今、警察庁調べでは、厚労省よりも二十人以上多い数が出てくるわけであります。  そして、警察庁の方でも、では、どういう状態で介護の方が殺人に至るかというようなことの分析は、昨日もお伺いいたしましたが、多様な因子があって、なかなか単独では分析し切れないということでありま...全文を見る
○阿部委員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。子が親を殺すということも、これは全般的にふえておると言われますが、でも、介護の果てに、そして大体一生懸命介護をやっていた男性というケースが報道上では多いと思います。情報が足りなかったのか、ちょっとしたSOSが出せなかったのか、いろい...全文を見る
○阿部委員 今の御答弁は考え得る可能性を羅列されたものだけですので、実態をぜひ調べていただきたい。特に、要支援一、二の方は、実際に要支援一、二を受けておられても、サービスの利用は少ないと思います。要支援の集計数が、一と二と合わせて百三十一万おられますが、実際に受けておられるサービ...全文を見る
○阿部委員 申しわけないけれども、答弁は私が言ったことは繰り返さないで、後段の質問の部分、その業務としての評価をしていただきたい。それでないと、他の介護職員の給与の中から上前をはねると言うと恐縮ですが、そういう形になっているのが現状であります。  最後の質問に行かせていただきま...全文を見る
○阿部委員 ごめんなさい。質問をよく聞いてくださいよ。  特定高齢者と要支援一、二の人の払うお金が違うのかと聞いているんですよ。枠はどうなっているのか聞いているんじゃないんです。人の質問時間をそうやってはぐらかさないでくださいよ。大事なことなんですよ。  もともと特定高齢者が...全文を見る
○阿部委員 法律が通っちゃうんだから、今後の検討ではだめなんです。金曜日までにお答えを下さい。  委員長、よろしくお願いします。  終わります。
05月27日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第16号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  介護保険が始まりましてから十年。今回の改正は、またさらに利用者にとってはわかりづらく、また利用制限も加わり、先ほどの赤嶺委員のおっしゃったような低所得者の問題も解決されず、加えて介護労働者にとっても明かりが見えない、非常に問題...全文を見る
○阿部委員 そこが極めて利用者にとって不安なわけですね。今まで予防給付を受けておられた方が、今度この地域支援事業に行くことによって、旧来の予防給付すら受けられなくなるのではないかと。このことに一度として明確にお答えがありません。今の大塚副大臣のでも、受け得るが、その先はてんてんて...全文を見る
○阿部委員 基本は御利用者の選ぶ権利、選べるということで介護保険は始まったわけですから、今の大塚副大臣の御答弁を前向きに受けとめて、次の質問に移らせていただきます。  お手元に「介護予防事業対象者及び事業参加者の推移」というのがございます。これは何を言っているかというと、先ほど...全文を見る
○阿部委員 残念ながら、質問への答えになっていません。実績値を下回る予算をつけたのはなぜですかときのう厚労省に聞いたら、来年度は予算を上げますと。要は、一つのことをやるのにふらふらふらふら方針が定まらないということが問題なのであります。  また、今おっしゃったまだらの状態をどう...全文を見る
○阿部委員 私が申し上げたいのは、包括がある日日割りになったり、既にもう契約として取り交わされたものがカットされれば、事業所はそれまで抱えていた人の給与も払えないという状態になってまいります。極めて不安定です。介護基盤の強化のためを一方で言いながらこうした対応があるということの問...全文を見る
○阿部委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案並びに修正案について、反対の立場から意見を述べさせていただきます。  今回の改正案は、医療、介護、予防、住まい、生活支援サービスが連携した要介護者等への包括的な支援...全文を見る
05月31日第177回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第6号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  三月十一日の被災以来もう二カ月、やがて三カ月になろうとしております。被災地でもあるいは避難所でも、テレビ等々を通じてきょうはこの放送をごらんの方も多いかと思います。本日のこの委員会が、そうした方々に一つでも二つでも前向きに、実...全文を見る
○阿部委員 総理の今の御答弁からも、生身の、今被害に苦しむ人の健康被害あるいは恐怖におののく親御さんの心なりに沿う言葉がないんだと私は思います。  アメリカの原子力規制委員会、NRCと申しますが、私も五月の連休に行ってまいりました。総理も今お手元に資料がおありかと思いますが、こ...全文を見る
○阿部委員 実は、こうした図を枝野さんがいつお知りになったのかは、三月十五から二十日くらいの間なのかもしれませんが、実際にこの地域に計画避難という指示が出されたのは、一カ月も後の四月二十二日であります。  この一番濃い線は、百二十五マイクロシーベルト・パー・アワー、こんないろい...全文を見る
○阿部委員 我が国の原子力行政が事故はないものとして、逆に事故を想定外としてきたことによって、事故によって最も影響を受ける人間、生身の人間と環境、今は、海も、空気も、水も、土も、全部被害を受けております。それらに対して統一的に、むしろ本当の意味で責任を持って対策する部署がなかった...全文を見る
○阿部委員 高木大臣の思いはわかりますが、実際に進めていかないと、除染は、今現実に子供たちが暮らしている環境そのものを、一刻も早く汚染を低減させるためのものです。悠長にはやっていられない。ぜひお心にとめていただきたい。  最後になるかもしれません。  ここには放射線の汚染マッ...全文を見る
○阿部委員 まずそれが第一で、プラス除染です。一緒に除染していかなければ、単にそれは人々を追い出す、不安に陥れるだけになりますから、政府として、くれぐれもそうした取り組みをお願いしたいと思います。  終わります。
06月01日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第17号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は一般質疑ですので、私が、昨年の七月に新たに施行されることになりました改正臓器移植法も含めて、日ごろ大変心にかかっておりました臓器移植問題について、まとめて御質疑をさせていただきます。  いわゆる脳死下の臓器提供事例とい...全文を見る
○阿部委員 昨日担当者に伺ったところ、そうはいっても、現実にはまだ書面審査でやっているものはないということでありました。  実は、この検証にかかわる人員がほとんどふやされていないのですね、厚労省内部で。ですから、命にかかわることは簡略化していいことはやはりないと私は思います。予...全文を見る
○阿部委員 私は、御家族へのインフォームド・コンセントのとり方も問題なのではないかと思って、先ほど、例えば手術に入るときにこういうリスクがありますよということが伝えられたかとか、そういうことを検証するための検証会議なんだと思うのですね。余りに安易に流れて。  そして、実は、この...全文を見る
○阿部委員 そう考えますと、虐待の概念が非常に狭くなってくると私は思うんですね。もちろん、いじめだけではなくて、精神的にいろいろ、その子供が疎外を感じた場合も含めて、やはり子供の心のありようということをもう少し社会がきちんと守ってあげられないと、私は、この社会というのはとんでもな...全文を見る
○阿部委員 地方自治法にのっとってやっているものですが、ぜひ財政的な支援、国としてもこうしたことを本当に進めていく、随所にあるというような状態をつくって初めて子供には出口が見えてくると思います。よろしくお願いいたします。  終わります。
06月10日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第18号
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○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。  本日、後ほど採択されます、いわゆるRFOの機構改正法案については、質問というよりもコメントをさせていただきたいと思います。  医療あるいは病院という組織は、人が人を支えるものであります。こうした病院の存続をめぐって、例えば採算がどうで...全文を見る
○阿部委員 行政機能が低下している中、いろいろな障害者団体が連携しながらやっておられるという御答弁でありましたが、その障害者関係団体が一番苦慮しておりますのが、どこにだれがおられるか、いわゆる個人情報保護の壁によって居場所の確認ができないということであります。  お示しいたしま...全文を見る
○阿部委員 ありがとうございます。大変おくれていますから、ぜひお取り組みを早めていただきたいと思います。  終わります。
06月15日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第20号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、議題となっております予防接種法についてお尋ねをいたしますが、まず、どんな医療の中でも子供たちへの予防接種というのは、本人が同意等々、小さいお子さんですとすることができませんので、接種する側が万全の安全などの確認のもとに...全文を見る
○阿部委員 その専門家会議を経てもなお、私のお尋ねした直接的な明確な因果関係というのは専門家の間でも大変議論が分かれますし、今岡本政務官のお答えのアナフィラキシーショック死のようなものがあればそうでしょうが、なかなか一日たって二日たって、長くても一週間たってという状況の場合に、因...全文を見る
○阿部委員 そういう御説明であっても、さきの二月、三月に起きた事案でも、あれでも十万人に対して〇・一から〇・二なんですね、あれだけ立て続いて見えたとしても。あれが全部因果関係が明らかでないことは一番目の御答弁で出たと思うんです。本当にわからないのです、原因が確定できない、断定でき...全文を見る
○阿部委員 ぜひそうしていただきたいと思います。それを犯人扱いするのではなくて、注意を喚起していれば同じ事例は見つかりやすいということであります。  次いで、細川大臣に伺いますが、今大塚副大臣が御答弁いただいた宝塚や西宮市の事案ですね、結局、その後の御家族のフォロー等々はどうな...全文を見る
○阿部委員 予防接種行政は、やはり最前線に立つ自治体にとっては大変に負荷の強いものでありまして、そうした点も密にフォローしていただいて、もちろん厚労省がダイレクトに何と言うよりも、例えば検討会でやった知見とか情報とかも御家族にも必要かもしれません。そのことをお伝えした上でまたどう...全文を見る
○阿部委員 もちろん、要はリスクコミュニケーションの一端だと思うんですね。報道はそういうリスクを確かに伝えてくれますので、それについて注意が喚起されて報告例が上がってくる。でも、私としては、今後も、予防接種行政の中で副作用、副反応がより上がってきやすい体制を、季節型の中に組み込ん...全文を見る
○阿部委員 御丁寧な説明、ありがとうございます。  この二十キロから三十キロ圏の設定は、さまざまな矛盾がございます。要介護者がいる、病院は入院できない。この件、また後ほど取り上げさせていただきます。  ありがとうございます。
07月06日第177回国会 衆議院 予算委員会 第24号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  三月十一日の発災以降本日まで、約四カ月近くが経過いたしました。おくれている復旧や復興に対して、やっと復興担当大臣が任命されて、わずか八日間で辞任されるという事態を前に、もちろん総理の任命責任も重大でしょうし、また国会に身を置く...全文を見る
○阿部委員 御指摘のように、今一次仮置き場にとりあえず、例えば道路の上の瓦れきとか、あるいは船などで大変に交通の邪魔になるものはよけられておりますが、一次仮置き場に移されたごみとて全体の三割であり、まだ手つかずの状態が逆に七割だ、平均値でございます。そして、実は今、江田大臣がおっ...全文を見る
○阿部委員 ぜひ、そうお願いしたいと思います。  実は、今大臣のおっしゃった御答弁は、三カ月前の御答弁と全く一緒であります。瓦れきに放射線の汚染の影響があることももちろんチェックせねば、受け入れ側自治体も安心はしていただけません。ただ、三カ月同じ答弁ではやはり国民は納得できない...全文を見る
○阿部委員 実は、今、細野大臣は細かに御答弁いただきましたが、例えば、五ミリシーベルト・年間外部被曝線量以上のところは放射線管理区域と申しますが、そこに当たる人口がどのくらいであるか、人の数がどのくらいであるか、恐らく細野大臣は御存じないと思います。これは、放射線の防護の原子力安...全文を見る
○阿部委員 今回の教訓は、もちろんSPEEDIがスピーディーでなかったこともそうですが、事故の情報が十キロより外には全く伝えられずに右往左往せざるを得なかったということです。南相馬市でも浪江町でも、飯舘なんかは全く、全くですよ、寝耳に水です。そうやって余計な被曝をしたんです。私は...全文を見る
○阿部委員 では、取り消しと伺いました。  終わらせていただきます。
07月08日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第21号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、本来の予防接種法の審議に入ります前に、今大変親御さんの間でも不安が強い、子供たちの放射線による外部被曝並びに内部被曝、とりわけ低線量の持続被曝の問題について取り上げさせていただきます。  まず、先ほどの宮崎委員と大塚...全文を見る
○阿部委員 今大塚副大臣がおっしゃったように、五ミリというのは、大人であれば、当時やむなしとしてきた数値だと思います。子供がなぜ危険をより、私たちが真剣に向き合わなきゃいけないかというと、細胞分裂のスピードが速く、感受性が高いということであります。特に、保育園や幼稚園の園庭で遊ぶ...全文を見る
○阿部委員 明確なお答え、ありがとうございます。  実は、MMRの訴訟の折に、メーカーと国が訴えられました。国の方はワクチン行政において、そしてメーカー側は製造物責任において訴訟となりました。やはり、製造物というものが持つさまざまな問題があった場合の、免責されるものでないという...全文を見る
○阿部委員 引き続きよろしくお願いいたします。  終わらせていただきます。
07月14日第177回国会 衆議院 本会議 第32号
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○阿部知子君 社会民主党の阿部知子です。  私は、社会民主党・市民連合を代表し、ただいま議題となりました電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法案並びに電気事業法及びガス事業法の一部を改正する法律案について質問をいたします。(拍手)  まず、冒頭、菅総理...全文を見る
07月20日第177回国会 衆議院 予算委員会 第27号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  昨日、三月十一日に生じました福島の第一原発の事故に対しての工程表で、一応ステップ1が終了して次のステップに臨むのだというふうな御発表がありました。一方、その同じ時刻に福島県の牛は全頭出荷停止、非常に明暗を分けた昨日の発表であり...全文を見る
○阿部委員 そういう形で、国民にとってはよくわかりにくい。さっき私が申しました、原爆が二十個分だよとか言われれば、国民はそれなりの覚悟をするわけです、セシウムの汚染問題を避けては通れないから真正面に向き合っていかなければいけないと。一年間で一・七ミリシーベルトとかいう言い方は、実...全文を見る
○阿部委員 もっとそれを早くやっていれば、今回、この地図でもわかるように、登米とか大崎とかのわらが汚染されているんですよね。大臣が、やっている、やっていると言うけれども、四カ月も過ぎて、機材がないと言うけれども、大臣は最もアメリカとコンタクトがとれるわけですから、アメリカの軍にお...全文を見る
○阿部委員 やはりこれは、今大臣も正直におっしゃったように、個別というのはなかなかできないんですよ、井戸を全部農水省がはかりまくって。あるいは、わき水だって飲むかもしれません。それをまた農家に、稲わらと一緒で、上げましたか、上げませんか、何の水を飲みましたかとチェックしていって、...全文を見る
○阿部委員 私もあいまいだと思いますね。  それで本当に東日本全体の畜産業が守られるかどうかです。水の汚染は残念ながら必ず起こります。だって、土が汚染されたのですから。また、木が落ちて葉っぱが土に吸収されれば、来年も繰り返します。そうしたら、この地域は、東日本は、これから畜産や...全文を見る
○阿部委員 私が申し上げたいのは、ことしだけのことじゃないということなんです。セシウムは、残念ながら、半減期でも十七年間、あるいは三十年間土壌にあるわけです。それを知った上で対策をするか否かが本当の意味での対策なんだと思います。  次に、子供たちの問題をお話しさせていただきます...全文を見る
○阿部委員 決意はいいでしょう。しかし、遅いのですね。  これは、さっき申しました、民間のというか一人の医学者が、いても立ってもいたたまれず、はかり、教育委員会が協力して判明している実態です。幾つも同じようなケースがあります。だって、もう四カ月もたっているんですから。  そし...全文を見る
○阿部委員 残余のエネルギー政策については、締め総で行わせていただきます。  ありがとうございます。
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  総括質問では、今後の我が国のエネルギー政策についてお伺いをいたします。  まず冒頭、菅総理にお伺いいたしますが、この間、菅総理が原発依存を低めていこうというお気持ちになられた経緯は、先ほど江田委員とのやりとりでよくわかりまし...全文を見る
○阿部委員 もし新設をしなければ、順次古い炉から廃炉になっていきます。そこで、二〇五〇年に原発は我が国からはなくなるということでもあります。国民の多くの意識が新設は望まないということでありますので、社民党としてもそうした方針を掲げて、逆にエネルギーの不足が起こらないように、今、再...全文を見る
○阿部委員 だったら、実は経済産業省のお役人が問題なんじゃないですか。閣議決定で既に二〇三〇年、福田政権が一千万戸と言っているんですから、そのことを大臣には言うべきですよ。そんなにびっくりしたとかいう問題ではないんだと思いますね。  次に、菅総理、お伺いいたしますが、今回法案が...全文を見る
○阿部委員 これは政省令にゆだねられますので、しかし、国として本気で再生可能エネルギーを取り入れていくかということが問われているのが今だと思います。  ここに、ちなみに各国の投資額を一覧にしたものがございます。二〇一〇年で十七兆円以上ですね。そこの一番目は中国であります。四兆円...全文を見る
○阿部委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、政府提出の二〇一一年度補正予算案につきまして賛成、みんなの党の組み替え動議に反対の立場から討論を行います。  福島県産の牛から基準を超える放射性セシウムが検出された問題は、広がる一方です。消費者だけでなく、畜産農家の間でも困惑と...全文を見る
07月22日第177回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第7号
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○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。  本日の参考人の皆様には、大変高度なというか専門的なお話も含めてお聞かせいただきました。  まず冒頭、相澤議員にお尋ねいたしますが、総合科学技術会議の歴史を見ておりますと、二〇〇八年にノーベル賞学者との懇談というか意見交換というのがござ...全文を見る
○阿部委員 私からは、ぜひ国民にも開かれた形で、自主、公開、民主ではございませんが、今やはり必要なことは、国民が科学技術のあり方と自分の存在を結び合わせていくところだと思います。専門的な、いろいろな難しい状況を理解しなきゃいけないということもありますが、ぜひその点にも開いていただ...全文を見る
○阿部委員 ありがとうございます。ぜひ、検証ということも含めて今後の政策展開がなされるよう、私もお願いしたいと思います。  次に、白石議員にお尋ねいたしますが、レジュメを拝見いたしますと、原子力利用については、判断保留という形で先ほども現状の御説明がありました。  ドイツなど...全文を見る
○阿部委員 ありがとうございます。  エネルギー政策への国民参加という意味で、これからまた御尽力いただかねばならないと思いますが、学術会議の廣渡さんにお伺いいたします。  先ほど、六つのシナリオをおまとめいただきまして、私も拝見して、大変わかりやすいし、よくできていると思いま...全文を見る
○阿部委員 ありがとうございます。
○阿部委員 私は、先ほど奥村議員には質問ができなかったので、もう一回お時間をちょうだいいたします。  企業のコンプライアンスあるいは社会的責任ということでございますが、ある業績を上げようと思った場合には、当然、データ捏造を含めて、あるいは、残念ながらこの前のやらせメールの問題な...全文を見る
07月27日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第23号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  ただいまの日本は、第二次大戦の敗北以来の大きな危機にある。震災、津波、そして原子力発電所の事故という中で、国会の役割の重要性、各委員からも多々御指摘いただきました。  きょう私は、皆さんのお話が大変充実したものであったゆえに...全文を見る
○阿部委員 ありがとうございます。  引き続いて、牛のセシウム汚染を初めとして、けさでしたか、腐葉土にもやはりかなり高濃度のセシウムがあるということで、単に牛だけでなく、及ぼす影響は全食品にかかわってきていると思います。また、海への汚染もありますので、今後、魚への汚染ということ...全文を見る
○阿部委員 生産地に伺えば、果樹農園などでも同じような要望が出されますので、唐木参考人にもぜひ、学術会議はいろいろな意味で日本の知の集積点、クラスターですから、御尽力をいただきまして、私も、やはりここまで来たら、はかって安心するということを除いては、幾ら基準値をどうこう言っても、...全文を見る
○阿部委員 私も、今先生が言っていただいたように、科学は謙虚にあらねばならないと思います。そして、先ほど児玉先生のお話で、チェルノブイリ膀胱炎と呼ばれるものが二十数年たって初めて疫学的にも有意に出てくるということを見ると、やはり、実は甲状腺がんも、子供の場合もそうでしたが、最初は...全文を見る
○阿部委員 貴重な御意見、ありがとうございます。終わらせていただきます。
08月03日第177回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第9号
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○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。  本日はありがとうございます。  ただいまは、吉井さんは核融合の方をお尋ねですが、私は、核分裂で、いわゆる原子炉の事故のことで先ほど小柴教授からお話をいただきましたが、アメリカは、核実験の経験、あるいは原爆投下からのさまざまな知見などを...全文を見る
○阿部委員 わかりました。ありがとうございました。
○阿部委員 小柴先生には、長時間お疲れさまです。私も、二度目の質問をさせていただきます。  きょうのお話の中で、実は、私が一番深く感動したのは、先生がやっていらっしゃる平成基礎科学財団のアジアンサイエンスキャンプと呼ばれるもので、二〇〇七年から始まったということで、恐らくことし...全文を見る
○阿部委員 大変多難な中ですが、ぜひ、当初の目指したものを求めて、なおよろしくお願いしたい。本当に、科学を求める子供たちのというか若い人の心は必ず世界で隔てなく結ばれると思います。よろしくお願いしたいと思います。
08月03日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第25号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  八月一日のせっかくの福島への視察は、直前にみずから転倒いたしまして骨折をして、本当に盛りだくさんな、いろいろなところをお訪ねするこの厚生労働委員会の意味ある視察に参加できずに、委員長初め各委員の皆様には申しわけないと思います。...全文を見る
○阿部委員 今おっしゃったように、食べて応援はしたいのだけれども、果たして、ぽっと高い放射線濃度の牛が出たりすると、やはり、このたびのことも不意をつかれたというところもあると思うんですね。きちんと測定されていて、ある程度の了承がついていれば、今回のようなことにもならなかったと思う...全文を見る
○阿部委員 明確な御答弁、ありがとうございます。やはり私は、この問題は皆未経験ですから、でも、一つ一つわかったことから対処し、人を守り、そして、もちろん食の安全も守りということで日本が立ち直っていかねばならないと思います。  今の四県を、今度は私ども消費者の立場に立って、この出...全文を見る
○阿部委員 福島県については全頭、そのほかには農家ごとの検査と申しますが、もし農家ごとの検査をして、また、その検査しなかった牛からたまたま、たまたまです、いろいろな条件がありますから、出た場合に、私は、この畜産業というのが本当に二度と立ち上がれないと思うんですね。  先ほど、田...全文を見る
○阿部委員 まさにおっしゃるとおりで、一歩先んじないと、この日本の危機は乗り越えられない。でも、危機はチャンスですから、ぜひ政治の主導においてそうした方向性を出していただきたいと思います。  次の質問は牛乳です。  皆さんのお手元にございますのは、被災の直後に、特に沃素などが...全文を見る
○阿部委員 では、それをきちんと公表して、お母さんたちに伝えてください。  あと、母乳の問題もありますけれども、時間がないので、次回にいたします。  ありがとうございます。
08月09日第177回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第10号
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○阿部委員 大臣、そして委員長初め各委員の皆様も、長時間の御審議、大変お疲れさまです。あと私のみですので、よろしくお願いしたいと思います。  きょう各委員の御質疑を承りますと、次なる保安院あるいは安全規制のあり方などについての御質疑が多かったと思いますが、私は、やはり今回起きて...全文を見る
○阿部委員 細野大臣に伺いますが、では、細野さん、七十七万テラベクレルと言われて、わかるかしら、実感できるかしら、これが問題なんだと思います。それに比べて、例えば、同じウラン235、原爆二十個分だと言われたら、それはそれほどのことかと覚悟が定まるわけです。  あと、これはもう一...全文を見る
○阿部委員 ハードとソフトとおっしゃいましたけれども、でも器材がないんですよね。そのことに唖然とされませんか。  私はアメリカのNRCに行きましたという話を何度もしますが、彼らの戦略目標は、一つは公衆、一般の人たちの健康を守る、環境を守る、これが一、二が核物質の拡散に備える、こ...全文を見る
○阿部委員 引き続いて、子供たちの問題に行かせていただきます。  きょう皆さんのお手元に栃木県のモニタリングをお出ししたのは、実はここで見ていただきますと、那須塩原とか日光は、六万ベクレルから十万ベクレルのセシウムの134と137がたまってしまった。六万から十万の134と137...全文を見る
○阿部委員 私は今、漠然と除染と言ったのではなくて、日光に修学旅行に行く、もうこれは広く行われております。そして、ほっておけば、風評被害で今度は日光が立ち行かなくなります。今やその予兆があります。ですから、調べるものは調べる、安心だったら安心というメッセージを出す。もしも安心じゃ...全文を見る
○阿部委員 ありがとうございます。  次に、このたび明らかになりました、原子炉のベントの先を主排気筒というところに放射性物質も含めて出すわけですが、その配管で非常に高い濃度、十シーベルト、今までで一番高い放射線が測定された件でお伺いをいたします。  こうした高濃度の値が出てき...全文を見る
○阿部委員 悠長過ぎるし、ベントしたら高濃度の放射性物質が管にたまって、そこからまた放射線を出すなんていうのはベントとは言わないんだと思いますね、これは。ベントは、せいぜい圧を抜いて爆発を予防するということであって、これだけの放射性物質を放散するということは深刻に考えていただかな...全文を見る
○阿部委員 公平で公正に、かつ構造的にお願いしたいと思います。  終わります。ありがとうございました。
○阿部委員 ありがとうございます、追加の御指示。  終わらせていただきます。     —————————————
08月23日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第26号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私は、民主党政権と連立をしておりましたころ、子ども手当という、子供自身を給付の対象とする手当をつくるということに積極的に賛成してきた立場ですので、きょうの審議をいろいろ承っても、民主党内、あるいは民主党と他党との関係で厳しいい...全文を見る
○阿部委員 そういたしますと、これは大臣でも副大臣でも結構ですが、この民主党のつくられた児童手当との比較というところにのっとって、ここには、年収九百六十万円のところで、所得制限をまだかけていない場合の給付総額が二・二から二・三兆円という試算がありますが、もしも所得制限をかけた場合...全文を見る
○阿部委員 今のは私への御答弁ではないですが、それは、所得制限をかけたところを何らか手当てするということがあるのでということですね。私の質問は、そうでない場合の総額はどのくらいですかということで、これは二・一兆円だそうです。  それから、もう一つ質問いたしますが、もともとの児童...全文を見る
○阿部委員 私が何を言っているかというと、もし所得制限をかけたら、結局前と同じ額を控除でやっているか給付でやっているかの差でしかないのですが、結局、パイ全体はふえていなくて、同じ子育て世帯内での分布を変えただけではないかということを指摘したいと思って、私は小宮山副大臣に今のような...全文を見る
○阿部委員 そうしますと、さっき高橋さんは五百万円というデータをお出しいただきましたが、先ほど小宮山さんの御答弁はマイナスが出る世帯には申しわけないとおっしゃいましたが、一体マイナスの出る世帯はどのくらいなんでしょう、子育て世帯の中で占める比率は。年収五百万円くらいからもうマイナ...全文を見る
○阿部委員 これはぜひしていただきたいんですね。何かここの論議はずっと所得制限の話になっているけれども、直撃されるのは中間所得層なんですね。それはさっき高橋さんが御指摘でありますが、五百万、六百万、七百万、八百万、その世帯が非常に負担が加わって、それは全体で見れば、自公時代の児童...全文を見る
○阿部委員 それはちょっと違うんですね。十五歳まで合算するとやっぱりマイナスになります、これは計算をいたしましたから。またよく御検討ください。  五百万の世帯でも十二年あるんですね、十二歳まで。このマイナスを合算していくと、住民税を倒しちゃうとマイナス四十万になり、片っ方の児童...全文を見る
○阿部委員 私も、今逢坂政務官のおっしゃったとおりだと思うんですね。実際に子育て世帯の現金収入、手取りが減れば、やはり子供を育てるというのは何だかんだでお金が要ることだというのは、もう皆さんも重々おわかりだと思うんです。  せっかくこれだけ大騒ぎして、二年間たってもとより悪くな...全文を見る
○阿部委員 私は、もちろん三党が合意されたので、それは事実でありますから無視はいたしませんけれども、何度も指摘するように、子育て世帯内で所得再分配をしていてどうするんだということを言いたいんですね。もともと、社会がと言ったのは、やはり全体のシステムの中で、子供を育てている世帯に給...全文を見る
○阿部委員 少なくとも、チルドレンファーストと言った小宮山さんには申しわけないけれども、抜けちゃう、ざるのように抜け落ちていく子供がいるということに政治が最も力を入れなければ意味がありませんよ。本当にこのままでは、消えた高齢者というのがありましたけれども、消えた子供たちが次々と出...全文を見る
○阿部委員 今の大臣の明確な御答弁を、各自治体に必ず伝えていただきたい。自治体から来る、養護施設に来る情報が基準単価的なものを示されると、本当に手も足も出ないのです。  それからもう一つ、厚労省としてぜひ独自にお考えいただきたいのですが、例えば三・八マイクロシーベルトを超えると...全文を見る
○阿部委員 今回でなく前回は、保育園の除染の問題を取り上げさせていただきました。校庭が一メートルで測定するのであれば、保育園は五十センチとか地表とか、もっと近いところで、子供の生活空間を見たところで測定をして対策をするということが必要になってきます。  私は、何度も申しますが、...全文を見る
○阿部委員 年齢と生活時間が違うということ、それから、そこでかかる費用をきちんと補助していただくことをお願い申し上げます。  そして最後に、この委員会へのお願いですが、先ほど私と小宮山副大臣のやりとりの中で、もしも住民税の扶養控除まで外した場合に、一体どのくらいの世帯に影響が出...全文を見る
08月23日第177回国会 衆議院 本会議 第39号
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○阿部知子君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、平成二十三年度における子ども手当の支給等に関する特別措置法案について見解を申し述べます。(拍手)  現在の子ども手当制度は、本年九月で期限が切れ、旧来の児童手当に戻り、受給者、自治体へ大きな混乱を及ぼします。この混乱を避けるた...全文を見る
08月26日第177回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第11号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  そもそも、タイトルがとてもいいというか、「なぜ日本でイノベーションが起きないのか」という先生の最初の分析二つを、そういうことかと思って伺いました。  私は、後段の、現状掛けビジョン掛け移行プロセスというところで地球温暖化問題...全文を見る
○阿部委員 新しい視点をありがとうございます。  広島の前の秋葉市長も、平和都市を世界で結ぶという都市間構想をなさいましたので、今、先生がおっしゃっていただいたようなことをまた改めて参考に考えてみたいと思います。  ありがとうございます。
09月27日第178回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  三月十一日の東日本大震災によって本日までお亡くなりになられた数一万五千八百十一人、まだ行方不明の方四千三十五人、そして、せんだっての台風十二号では、紀伊半島における被害が、お亡くなりの方六十八人、行方不明二十五人と、大変に大き...全文を見る
○阿部委員 命を何よりもたっとび、そして環境と調和して、国土、生命、財産は政治家の一番守るべきものでございますから、お仕事を一生懸命やっていただければと思います。  続いて、野田総理に御質問いたします。  御就任おめでとうございます。と同時に、相次いで国際会議等々でのいろいろ...全文を見る
○阿部委員 野田総理は誠実な方ですから、思いはあられたんだろうと思います。しかし、総理に十分に情報が伝わっていないのではないかと私は懸念します。  例えば、国立環境研究所の試算によると、陸地に降った分のセシウムは全体の約二割で、八割は、七、八割はと申しましょうか、海洋に行ってお...全文を見る
○阿部委員 来年の夏の電力不足というのはだれしも懸念するものであります。そうであっても、安全性というものの再確認がなければ安易には稼働できない、これは総理もうなずいていただいたので共感していただけると思いますし、また輸出も、自分の国の原発の事故の、なぜ起こったかもわからない国がや...全文を見る
○阿部委員 恐縮ですが、新しい組織のもとでであるかだけ。安全庁が来年四月にはできますから、そのもとでということでありますね。それはよろしいでしょうか。今の保安院と、きょう班目さんにも来ていただいて質問せずに済みませんが、安全委員会のもとではないですよね。  これは、やはり保安院...全文を見る
○阿部委員 そんなことでうみが出し切れると思うほど実態は甘くないということですよ。  枝野さん、今度経済産業大臣になられましたが、そして、原子力保安院のあの真っ黒黒の情報をごらんになったと思いますが、実は、シビアアクシデントマニュアルを法律で決めなきゃいけないというのは、政府み...全文を見る
○阿部委員 では、どうもありがとうございます。せっかく来ていただきましたので、東電の社長にお伺いいたします。  先ほど富田委員がお尋ねでありますが、観光業の補償について、二割は風評被害以外の地震の被害とみなすというふうに言っておられると新聞報道があります。果たしてこの根拠は何で...全文を見る
○阿部委員 原子力賠償紛争審査会の指針では、阪神・淡路と比べなさいと言っているのではなくて、この本件事故によって同じように例えば被害が生じたところで、比較的被害が少ない地域における損害の状況と比較しなさいと言っているんですね。阪神・淡路のように壊れて、非常に地震がひどかったのと違...全文を見る
10月25日第179回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第3号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。本日は、お二方の大臣に御質疑をさせていただきます。  まず最初に、古川国家戦略担当大臣、御就任、大変おめでとうございます。そして、期待もしております。  私の質問の第一点目は、再生可能エネルギーの促進は、国家の重要なエネルギー政...全文を見る
○阿部委員 もしそういう覚悟であられるのならば、私は、やはりちょっと取り組みが遅いというか、もっと踏み込むべきだと思うんですね。  お手元に、革新的エネルギー、エネルギー・環境会議ですね、例の七月二十九日、先ほど古川大臣がおっしゃったときに出された資料を拝見いたしますと、例えば...全文を見る
○阿部委員 例えば、今度経済産業担当大臣になられた枝野さんも、言葉では発送電の分離ということも視野に入れているとおっしゃいますが、私は、政権全体としてここは本当に早急にやっていただきたいです。  例えば、今多くの再生可能エネルギーに取り組もうという方も、接続拒否とかいうことも実...全文を見る
○阿部委員 予算委員会でも申しましたが、ゴルバチョフが国連で演説したときも、被害のチェルノブイリの人々の実態は伝えられなかったんですね。いつも、それが最も正式な場では伝えられないということが私はやはり問題だと思います。  大臣が努力されたことは評価いたします。でも、世界が一番知...全文を見る
○阿部委員 そうですね、私の比喩、簡単に言うとと使わせていただいたのは、やはり、チェルノブイリ事故で実際に十万ベクレルを超すような汚染があったヨーロッパの地域における危険の認識が違うという意味で言わせていただきました。もちろん、ヨーロッパの中でそういう発言をして、いろいろ、お国と...全文を見る
○阿部委員 体系立った検討と同時に、どんどん時は過ぎていくわけです。逃すことなく、できることなのですから、私はやっていただきたいです。それをやることが阻害要因でなければ、鉛についても環境ホルモンについても農薬についても、有害物質についてチェックする、その仕組みをつくったことを評価...全文を見る
○阿部委員 プルトニウムについては、飯舘方面を主に北西部で出ておって、ストロンチウムについては、今、私が御紹介したように、横浜の方まで出ているわけですね。それは、従来はかられたものよりは高いわけです。  大臣の今の御答弁の中で、考え方において、ストロンチウムは、例えば、セシウム...全文を見る
○阿部委員 おっしゃるとおりで、オフサイトセンターも、実は原子力災害対策本部、保安院が事務局をやる災害対策本部も機能しないから、今回のようにSPEEDI情報も出なかったわけです。それはもう細野さん、よく間近で御存じだと思いますので、機能と、それを十分に実行できる場所の設定、あるい...全文を見る
10月26日第179回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、理事各位の御好意で四十分のお時間をいただきまして、ありがとうございます。小宮山大臣の初めての所信への質疑でございますので、しっかりと質疑をさせていただきたいと思います。  冒頭、まず、小宮山大臣は、この厚生労働省とい...全文を見る
○阿部委員 ぜひよろしくお願いします。  実はこの時期、東京女子医大病院の佐藤医師の事案が同じように医道審で審議にかかっておりまして、厚労省自身も大変だったと思います。でも、先ほど申しました、どんな補償措置ができたとしても、あるいは罰が下ったとしても、現場がどのように信頼を取り...全文を見る
○阿部委員 先ほどの御答弁とちょっと違いますが、先ほどは、安いものが入ってきて、それが日本の医療のコストを下げるというふうな御答弁でありましたが、いいですか。
○阿部委員 みんなが知りたいのは、やはり特に国民の健康にかかわる医療分野にどう影響するか、逆に、小宮山大臣がおっしゃったように、これはどういう意味合いがあるか、攻めに転ずることができるのかどうか。実は、このTPP論議で最もというか、いつも不毛なのは、こうなったらどうなる、ああなる...全文を見る
○阿部委員 総じて今の民主党の政策が、会議は踊る、されど実際は進んでいないということのいい例がこの医療機器であります。見直すといったって、もともと医薬品と医療機器が違うのに、同じ承認機構に持っていった法律のもとでやっているからおくれるのであります。人の審査体制の充実ももちろん重要...全文を見る
○阿部委員 TPPは、逆に言うと情報がなかなか出ないわけです。これまであったことをベースに、それよりワンステップ、ツーステップ上と思わなきゃいけないから、くれぐれも、しつこいようですが、これまでどうコミットメントしてきたかもお願いします。  引き続いて、通告の質問に移らせていた...全文を見る
○阿部委員 確かに、日比谷の派遣村をきっかけに、たくさんのフリーターや派遣労働者が路頭に迷うことのないようにと緊急雇用対策本部がつくられました。そして、今の御答弁ではあたかもそれが役割を終えたかに言われますが、とんでもないことで、今だって四割が非正規雇用であります。  それから...全文を見る
○阿部委員 経験者で、どこかの職場で偉くたって、管理職だって、いいサポートができるとは限らないんですね。ぜひそこに、実際にそれを受けた、ジョブサポートを受けた若者たち、あるいはそうやって就労した人たちから改善点も聞き、取り入れるような作業もしていただきたいと私は思います。  も...全文を見る
○阿部委員 残念ながら、年収四百万の世帯で中学のところまで全部込み込みで計画なんか、本当に申しわけないが、立てられないですよ。日々子供にかかる費用、食費、学校、被服費、もうそこで手いっぱいなのはおわかりだと思いますよ。そこを減らしているのが問題なんですね。  私の資料六では、同...全文を見る
○阿部委員 知恵というよりは、民主党がおのれでやった政策ですから、おのれの政策を検証すれば事が済むわけです。厚労省でもそうですが、おのれの医療機器の承認の過程をちゃんと検証しないで、だれかに助けてもらおうといったって、そんなことはあり得ないんです。本当に自分たちの政策だったら、ま...全文を見る
○阿部委員 ぜひよろしくお願いします、お母さんたちへの影響も大きいですから。  もう一つ、子宮頸がんワクチンの死亡例の報告がございました。ページ四でございます。サーバリックスという商品名ですが、十歳代の女の子、もともと心室頻拍という心臓の不整脈の御病気があった子が、このワクチン...全文を見る
○阿部委員 ぜひよろしくお願いいたします。  終わらせていただきます。
11月07日第179回国会 衆議院 本会議 第6号
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○阿部知子君 社会民主党の阿部知子です。  私は、社会民主党・市民連合を代表して、東日本大震災からの復興のための財源の確保に関する特別措置法案外二法案について、野田総理に質問をいたします。(拍手)  質問に入る前に、環太平洋パートナーシップ協定交渉参加についてお尋ねいたします...全文を見る
11月09日第179回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私は、きょうは特に食の安全問題について取り上げたいと思います。  皆さんも御承知のように、三月十一日の福島の原発事故の後、今、我が国の食卓は不安に揺らいでおります。人間が生きていく上にとって最も大切な食、一日三回、お小さいお...全文を見る
○阿部委員 では、信頼を取り戻すために政治のやったことは何であろうというふうにお尋ね申し上げるべきだったかもしれません。  あのとき、厚生労働大臣は坂口大臣で、農水大臣は武部さんでありました。この二〇〇一年の九月十日のBSE発生後、直ちに十月の十八日、全頭検査、とにかく牛を一頭...全文を見る
○阿部委員 科学的知見と呼ばれるものが切り口によって大きく変わるということは、御党の政権内でも経験されたと思います。校庭のミリ数を何ミリシーベルトにするかで政権内からもいろいろな御意見が出ました。  科学は確かに日進月歩いたしますし、その知見を抜きには物事は語れませんのですが、...全文を見る
○阿部委員 アメリカとの関係ではなくてと言われましても、総理も政治家であれば御存じだと思います、絶えず日本が突きつけられているのは、この牛肉の解禁であります。  二〇〇三年にアメリカでBSEが発生して、その後、輸入は禁止されて以降、常に常に、いかに門戸を開くかということにアメリ...全文を見る
○阿部委員 今言ったような、つらつらつらっとしたことじゃだめなんですね。ポイントを定めて、では、小宮山大臣、何でこんなに下落しているんですか。これで生活できるんでしょうか。そこまでの真剣さが政治家にないから、幾ら美辞麗句を並べたって対策になっていないんですよ。  これ、例えば、...全文を見る
○阿部委員 今の総理の答弁には二つ認識の、失礼ですが、誤りがあると私は思うんですね。  確かに、肉骨粉はBSEの伝搬の原因とされていますが、もう一つ、例えば牛に与えるミルク、代用乳だったのではないかという論議もずうっとあるんですね。  そして、今総理は、今出ているものは全頭検...全文を見る
○阿部委員 私が予告すべきだったかもしれませんが、四月から七月までで一千五百億なんですね。これは、例えば十七都道府県に広がって、そのうち十県からのものは中国などは全品禁止とか、いろいろな措置があるからですよ。四月から七月で全体の輸出額が一千五百億のうち、百五十億減っただろう。千五...全文を見る
11月10日第179回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  私は、まだまだ総理に質疑したいことがたくさんございます。特に、総理の生の言葉というか、国民に向かい合う言葉が余りにも少のうございますので、その観点から、きょういただいたお時間、十五分ですけれども、主に総理にお尋ねをいたします。...全文を見る
○阿部委員 何がきいてこようと、可処分所得が減るという事実を私はお尋ねをしたわけです。なぜ正面切ってそれに答えませんか。  特に、四百万世帯、中堅世帯ですよ、子育ての。これはモデルケースで、二人のお子さんのいる。消費税は上がっていない。こういうことを続けていいのかというのが私の...全文を見る
○阿部委員 政権交代されて二年です。私ども、当初連立を組みまして、この格差是正、特に子供の貧困問題や、あるいは高校をきちんとみんなが出られるように等の政策は御一緒しました。その当時と比べて、例えばさっきの四百万世帯の年収問題一つとっても、そしてもろもろの政策のおくれ一つとっても、...全文を見る
○阿部委員 今、見ているとおっしゃったんですか。(野田内閣総理大臣「はい」と呼ぶ)ごめんなさい、ちょっとぼけっとしました。  そうしたら、総理、見ておられるなら、この最終文章、その前もお聞きいたしますが、「我々は、説明責任を全く果たさない政府に猛省を求めるとともに、我が国の将来...全文を見る
○阿部委員 そもそも、この段に至って、こういう団体と会っていないと言えること自身が、総理はどこの総理なんですか。総理はこの国の総理で、この国は基礎自治体から成り立っているんですよ。  民主党のそもそもは分権だったじゃないですか。基礎自治体を大事にすると言ってきたじゃないですか。...全文を見る
○阿部委員 どっちが一刀両断ですか。総理、真剣に考えてみてください。なぜ、九百三十四ある町村会、もっと真剣に向き合おうとしないのですか。あなたが一刀両断と言うなら、相手と話してからになさいな。それでないと総理たる素質がない、何度も申し上げますが。  私は、きょう総理が表明するや...全文を見る
○阿部委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、政府提出の二〇一一年度第三次補正予算案につきまして賛成、みんなの党の組み替え動議に反対の立場から討論を行います。  あの大震災、福島第一原発事故から間もなく八カ月です。厳しい冬もすぐそこに迫っています。被災地では、今必死に人間の...全文を見る
11月11日第179回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  まず、総理はきょうの朝日新聞をごらんになったでしょうか。被災地での漁業の水揚げが六割減という報道でございました。石巻は九割減り、気仙沼はカツオなどで第一位であったものが六割、女川もサンマが三分の一に減り、大船渡、釜石、宮古、ど...全文を見る
○阿部委員 総理は正直ですから、説明しかしていないんですね。それも、審議官が行って説明ですよ。地方自治体をそこまで軽く見てはいけないですよ。もし総理が、今度こういうことなんだがと言ったら、自治体の首長が抱えている不安をもろに受けとめて、地方六団体と協議の場をわざわざ法律でつくって...全文を見る
○阿部委員 国と地方の場は、上意下達じゃないんです。説明じゃないんです。協議なんです。子ども手当にしろ、復興にしろ、このTPP問題にしろ、矢面に立って、住民の前で、住民の生活と自治体の運営をやっていくのは首長たちの役割であり、あるいは議会、自治体の大きな仕事になるわけです。  ...全文を見る
○阿部委員 今お示ししていただいたように、事関税だけで話していくと、やはり私は、この国の将来を過つ。例えば、農村が農村としてそこにあること、これは規模拡大だけでは語れない問題です。  そして、私ども、例えば、菜の花畑に入り日薄れという歌がありますよね。あの歌が私たちに与えてくれ...全文を見る
○阿部委員 総理は、なぜ懸念が生まれるかの国民の現状を見ていないから、そういうことを言うんです。医療保険だって、今、国民健康保険も揺らいでいますよ、協会けんぽも、組合健保も。そうした国情があるから、こういうことに私どもは不安を持つわけです。農業の問題もそうです。これとこれは守るん...全文を見る
11月24日第179回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第5号
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○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。  本日はわざわざ、お忙しいところ、またフランスからお越しいただきまして、遠藤理事初め各理事の御尽力でお話を伺うことができて、ありがとうございます。でも、正直言ってとても難しいので、頭が追いついていくかどうかちょっとわかりませんけれども、直...全文を見る
○阿部委員 二点目は、そのネットワークということについて、実は、先生が今フランスでやっていただいているお仕事も、そういう各国の協調、協力のもとに、核融合技術も、やはり切磋琢磨して磨かれていくものではあると理解しております。  その一方で、しかしながら、また、実験炉などを使う場合...全文を見る
11月24日第179回国会 衆議院 本会議 第11号
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○阿部知子君 東日本大震災からの復興のための財源の確保法案に対する修正案及び所得税法の一部改正法案に対する修正案につき、社会民主党・市民連合を代表して、反対の立場から討論を行います。(拍手)  冒頭、この間のTPP協定をめぐる野田総理を初めとする政府の対応は、著しく国益を損ねる...全文を見る
11月30日第179回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  午前中に引き続き、今回議題となっております年金法の改正について御質疑をさせていただきます。  午前中、短い時間でしたけれども、委員と大臣、副大臣のやりとりを聞いておりまして、幾つか確認をしたい点がございます。  まず、坂口...全文を見る
○阿部委員 既にある年金の制度から、大胆に、抜本的に改正なさるとすると、やはり二〇一三年はすぐそこですから、少なくとも工程表くらいはお出しにならないと。今、あくまでも、今回の改正もそうですが、これまでのものの補強というか手直しというか、そういうものと考えられますし、抜本的に改革な...全文を見る
○阿部委員 これまでいただいております税と社会保障の一体改革の方は、年金の改革のところだけ真っさらで何にもないんですね。下は、例えば低年金を改めるとかパートの適用をするとかいろいろお考えがあり、ただ、それは前政権から引き続いてやってきたことである。  今のお答えだと、その真っ白...全文を見る
○阿部委員 なぜおかしなことと思うかで、二点具体的にお伺いいたします。  では、今の大臣のお言葉をかりれば、この間、大臣も時々口にされましたが、年金の受給開始年齢の先送りですね。これは、御党のおっしゃる抜本改革にも引き継がれるものであるという意味ですねというのが一つです。  ...全文を見る
○阿部委員 今の二点は非常に大きな問題で、受給開始年齢をこれから先、我が国は六十八歳、あるいは七十歳にするんだというふうにお考えであれば、当然、その間の就労の問題、収入の問題をあわせてパッケージでお出しにならなければ、不安だけが国民には生じますね。大臣は、すぐやることじゃない、今...全文を見る
○阿部委員 もしそういう段階であれば、この三号問題について法案を閣議決定するには、まだ準備していないということなんじゃないでしょうか。だって、なぜ起こったかも、運用上の問題も含めてこれから点検するというときに、どうして、救済にしろ何にしろ、法案が出るのか。やはりそれは民主党らしく...全文を見る
○阿部委員 年金は公平性と公正性が第一であります。今のようなやり方で進めたら、私が指摘したのは、裁定のときが一番問題だったんじゃないかということです。届け出の忘れはあり得ることだと思います。しかし、それが裁定されるときにちゃんとしていれば、これは違った展開になっていたでしょう。 ...全文を見る
○阿部委員 責任をあいまいにすると不公平だけが生じます。次回、また法案に即して審議します。  ありがとうございます。
12月02日第179回国会 衆議院 厚生労働委員会 第5号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。私にいただきました二十分の中で、適宜御質問をさせていただきます。  冒頭ですが、きょうの肝炎の訴訟団の団長の谷口さんのお話を聞いて、改めて、除斥期間というものの問題を強く私どもに提起されたように思います。たまたま三十九歳で発症され...全文を見る
○阿部委員 後半の御質問はどうでしょうか。  第一歩ではあると。それはそうでしょう。しかし、これまでの繰り返しの中で、要するに、立法府の意思として、裁判で定められた除斥というものを超えていかないと本当の救済にならないということですから、大臣並びに今政府におられる方はそのような意...全文を見る
○阿部委員 再度のだめ押しですが、この裁判にかかわった裁判長の異例の所感として、とりわけ最後に除斥期間の問題が争点となりましたが、立法措置の際には、改めて国会その他の場で討議していただいて、よりよい解決ということであります。  今大臣がおっしゃったのは、閣議全体の意思と思ってい...全文を見る
○阿部委員 大変残念なことであります。  きょうせっかく参考人にお越しいただいて、血のにじむようなというか、非常に振り絞るようなお話で、聞いている者も切ない思いでありますから、せっかく政権交代して、国民の期待も高い政権であると思いますから、せめて期待にこたえるよう皆さんで御尽力...全文を見る
○阿部委員 今の大臣の一点目の御答弁は、ある程度検診が普及して、ほとんどの人が受ければそれは減ってくるんですね。果たして我が国の検診状況はそのピークに達しているかどうかが認識の基本なんです。半減とは申しませんが、余りにも少なくなる。すなわち、今の国民にとって、検診総体の体制は従来...全文を見る
○阿部委員 ぜひ、そうお願いしたいと思います。各自治体任せでは、国の大きな政策ということが本質的な解決に結びつかないと思います。  あわせてもう一点、検診体制についてですが、今、局長は、保健所でやっているものについてという御答弁でありましたが、個別に医療機関にお願いして、来たと...全文を見る
○阿部委員 確認です、大臣。  そうおっしゃるのであれば、その検査事業自身も予算措置と計画性がなければできません、毎年、来年は予算どうかなとか心配しながらやるのでは。実は、今度のこの法律によって救済される、もともとの方が最も発見されやすい手段であります。その最も早く発見、発掘で...全文を見る
○阿部委員 せめて、こういうことこそ閣議でしっかり主張していただきたいですね。この法律は、私は最初の一歩であると思います。まだまだ道は遠いけれども、本当の救済に結びつけるために、まず早期に発見なさるということです。  あわせて、発見された後のフォロー体制ですね。例えば医療機関で...全文を見る
○阿部委員 大臣、ちょっと確認したいんですけれども、コーディネーターの養成は大変いいことです。でも、本当に、行政として、検診で上がってきたものをどう政策に結びつけるかということが一番欠けているんですね。やりっ放し検診では意味がないんです、その方の健康のためにも。  これは、大臣...全文を見る
○阿部委員 では、先ほどこれも古屋委員がお尋ねいただきましたので、B型肝炎ワクチンの接種については、やはり、百万とも百四十万とも言われるB型肝炎を抱えた我が国にとっては、国のいわゆる肝炎対策の根幹になるものだと思います。この点については、先ほど前向きな御答弁はいただきましたが、た...全文を見る
○阿部委員 あくまでも国策の一環として起こったこと、集団ですから、そのことにきちんと報いる体制をしいていただきたいと思います。  以上で終わります。
○阿部委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法案、そして、民主党、自民党、公明党提出の修正案、みんなの党提出の修正案、三案につき、おのおの賛成の立場から討論をいたします。  今日、日本におけるB型肝炎の患者数は約七万...全文を見る
12月05日第179回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日は、政治と金という議題で審議が進んでおりますが、最も大切なのは、立法府に身を置く者あるいは政党などなどが国民からどんな信頼を得ているか。政治は信なくば立たずでありますが、特に私ども議員、国民から直接選ばれて立法府に来ており...全文を見る
○阿部委員 藤村官房長官も議会に長くおられますから、その昔は、例えば、政府が提出されて、与党内でも約二週間すったもんだをしたものであります。こんなに簡単に、政府ではない、政権党ではない野党にまず人選を相談されて、そして、先ほど申しますように、では各野党が党内で論議ができるかと申し...全文を見る
○阿部委員 先ほど申しましたように、これは三党、例えば民主党内でも議論があるところであります。もちろん、自民党内、公明党内にもおありです。あるにもかかわらず、三党合意があるからという形で、よもよも、あした本会議にかけようなんということはないんでしょうね、枝野さんというのが一つです...全文を見る
○阿部委員 この制度を本当に実らせるかどうかは急がば回れだと思います。国民の思いと、確かに、枝野さんがおっしゃるように、私たち国民一人一人が電気を使うから、私たちもある意味で利害関係者ですけれども、大量に使って値引きをされる相手とはやはり立場が違うわけです。そこを外して、本当に、...全文を見る
○阿部委員 はい。後ろ向きな人ばかりを選出して、それが最適とは思えません。御再考をお願いいたします。  終わります。
12月07日第179回国会 衆議院 厚生労働委員会 第6号
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○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。  本日の議題に入ります前に、小宮山厚生労働大臣に緊急のお願いがございますので、通告外ですが、よろしくお願いをいたします。  実は、昨日の報道にもございましたように、赤ちゃんが飲む粉ミルクの中に、セシウムの濃度が三十・何ベクレル...全文を見る
○阿部委員 この件は、各メーカー任せ、自治体任せでは広く国民の信任は獲得できないと私は思います。子供を抱えたお母さんの不安を考えれば、一刻も早く、そして、先ほど御紹介しましたように、国立医薬品食品衛生研究所ではかる手段はあるわけですから、即刻やっていただきたいと思います。  引...全文を見る
○阿部委員 私がお手元にお届けいたしました資料は、正規雇用と非正規雇用の推移ということで、今大臣も一部お触れになりましたが、二〇一一年の集計、ここでは三五・四%となっておりますが、先ほどの御答弁で三五・三%、いずれにいたしましても、非正規雇用率はこれまでで最高値を示してございます...全文を見る
○阿部委員 きょうは、いろいろな方が派遣労働のアンケート調査の結果をお出しになりました。大臣の御答弁の中では、アンケートというのはそのとり方で変わってまいりますし、どういうものであるのか考慮が必要であるとおっしゃって、私も、そのとおりだと思うんです。  例えば、派遣にかかわりま...全文を見る
○阿部委員 私がこのように申しますのは、国会で審議をするとき、お互い立場は違いますけれども、それに向けて最も客観的な実態ということがベースにないと本当に働く人のためにならない。何よりも今回の法改正は労働者保護の観点とうたわれておりますが、余りにも、本人の、当事者の皆さんのお声を酌...全文を見る
○阿部委員 製造業現場における派遣は余りにも問題が多かったことがここの出発点ですから、もし修正案のような趣旨であっても、私は、かなりこれは厳密に、そして問題点を共有しながら進まないと、逆に社会混乱がまた増大するだけだと思うんです。  これは政府にお伺いいたしますが、例えば今、震...全文を見る
○阿部委員 せんだってこの委員会で震災被災地の視察に行かせていただいたときも、多く、職を求める側は、やはり正規のしっかりした、だって先が見通せないのでは復興に立ち上がることもできないわけです。ここは、苦しくとも、今私どもの国はやはり方向性を定めて、製造業の派遣は原則禁止という点で...全文を見る
○阿部委員 これも実態が把握されていないところでの予測になり、私どもはそこを強く懸念します。  最後に一つ申し添えますが、実は、修正案の中にあります雇用の確保が特に困難な場合等々は、副業として従事する者や主たる生計者でない者などのように特定するやの御答弁でありましたが、実は、厚...全文を見る
○阿部委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律等の一部を改正する法律案の原案に賛成、民主、自民、公明提出の修正案に反対の立場から討論を行います。  二〇〇八年秋、リーマン・ショックを引き金に、製造業...全文を見る