阿部知子

あべともこ

小選挙区(神奈川県第十二区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数8回

阿部知子の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月02日第189回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○阿部委員 民主党の四番手バッター、そして、民主党として初めて質問をさせていただきます、衆議院議員の阿部知子です。  私の本日の質問は、東日本大震災から丸四年をもうすぐ迎えようとしております。とりわけ原発事故をあわせ被災した福島の皆さんにとって、この福島の再生、復興なくして我が...全文を見る
○阿部委員 今の廣瀬社長のお言葉にもありましたけれども、やはり、被災地の人々の感じる不安や必死な思いに対して東電がきちんと情報を公開しながら、もちろん、対策については、実は難しいというところも多々あると思います。  日本の東京電力福島第一原発事故は、水との闘いという大きな困難を...全文を見る
○阿部委員 深い反省をしていただきたいです。情報が来ないから待っているというのでは、国が前面に出てとは言えないんです。求めて、対策を一緒に考えて、少しでも、一日も早くよい方向に持っていかねばならない、それが政治というものだと私は思います。  きょうは、原子力規制委員長にもお越し...全文を見る
○阿部委員 何だか、御答弁を伺っていると、みんなどこか人ごとなんですね。私は、それは本当に余りに被災地に対しても申しわけがない。国策として進めた原子力政策であります。その限りにおいて、皆当事者なんです、私たちは皆。  だから、原子力規制委員会にも、今おっしゃったのは、情報がなか...全文を見る
○阿部委員 官房長官は、国民との対話の窓口なんですね。とても大事な役割なんだと思います。そういう言い方をされるから、この原子力問題をめぐって国民との間にそごが生まれ、不信が拡大し、かえって物事を私は後ろに向けるんだと思います。  官房長官のお立場として、それは、総理の発言は間違...全文を見る
○阿部委員 申しわけないですが、それではとても国民との対話はできないですよ。海が上がっていない、垂れ流しているじゃないというのが国民の実感であります。  また時間を改めて官房長官にはお伺いいたしますので、官房長官の一言はとても大事だということを本日はお伝えして、ありがとうござい...全文を見る
○阿部委員 確かにお答えとしては万全を期すということしかないと思いますが、現実はふえて、そして二十六年の三月、死亡事故まで起きて、その死亡事故たるや、積んであった土砂が崩れて生き埋めになりました。  先ほど廣瀬社長がおっしゃったように、この事故の前、東京電力福島第一では、いわゆ...全文を見る
○阿部委員 選任したけれども不在だったら、それは安全管理にならないんです。その人を選任したら、そこにいて安全管理してもらわないと、死亡事故が立て続くわけです。  きょうは私の質問時間はこれまでということで、実は東電の社長には数々、本当に作業員のためにきちんとやっていただかないと...全文を見る
○阿部委員 では、午前中に引き続いて、東電福一並びに東京電力全般もそうなのですが、非常に労働災害が多いので、その件について引き続き質疑をさせていただきます。  午前中ずっと待っていただいている宮沢経産大臣にも御質問できるよう頑張ります。  先ほどまでの質問では、平成二十六年度...全文を見る
○阿部委員 きょう、私がるる、これだけの労災事故あるいは汚染水との格闘をお伝えしましたのは、作業員の安全が第一で、実際に可能な現実的なロードマップを描いていただきたいということですので、今、見直しをされるということですので、よろしくお願いしたいと思います。  引き続いて、塩崎厚...全文を見る
○阿部委員 労働安全行政に大変に関心が高い大臣ですから、もう視察していただいて、そして、逆に率先してこの労働現場を私は改善していただきたいと思いますので、次の御紹介をしたいと思います。  皆さんのお手元、数えて四ページ目にございますのは、これは、東電がこれまで五回行いましたアン...全文を見る
○阿部委員 法律関係の中で事がおさまっている、あるいは犠牲が出ないのであればいいのですけれども、先ほど申しましたように、各事業者、元請、下請に安全配慮を求め、また、これは作業現場の特定元方でしょうね、一番上に立つ元方に言ってもなおそれが担保されていないというのが現状であると私は思...全文を見る
○阿部委員 今、残念ながらモラルハザードを起こしているのは東電じゃないかなと思います。本当に大変な作業をやっておられることはわかります。だけれども、これだけ相次いでしまっているということから、私は、この福一について東電を特別な管理者と指定しなさいという提案ですから、大臣もおわかり...全文を見る
○阿部委員 済みません、大臣の時間、終わってしまって。申しわけないので、また大臣にはしっかり考えていただいて、御答弁をいただくようにしたいと思います。  次の方に食い込みます。申しわけありません。ありがとうございます。
03月10日第189回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○阿部分科員 民主党の阿部知子です。  本日は、分科会のお時間を頂戴いたしまして、中谷防衛大臣と少しじっくりと、自衛隊員の人権問題について、幾つかの事案を挙げながら質疑をさせていただこうと思います。  まず一番目は、いわゆるいじめ自殺問題であります。  既に大臣も御承知のよ...全文を見る
○阿部分科員 今大臣のおっしゃったような幾つかの取り組みがありながら、逆に私が冒頭紹介したようないろいろな事案が起きてくるということは、今の対策に大きく欠けたるところがあるからなんだと私は思います。  先ほど大臣のおっしゃった検討委員会も、私の方で、どんなメンバーで、どんな内容...全文を見る
○阿部分科員 内部の調査委員会と独立性を持った第三者委員会の方が、内部の委員会がヒアリングしても、それは聞く側にとっての情報の取捨選択が起こりますので、大臣、きょうのところはその御答弁かと思いますが、きちんと独立性を持った第三者委員会、何度も申しますが、医療ではそれが当たり前にな...全文を見る
○阿部分科員 私は、前段の御答弁の、内部調査で十分だというのは、やはり違うと思います。私が抱えてきた医療の事故の長い歴史から見ても、やはり第三者というのは必要です。  それから、後段の御答弁は、確かにそれこそが文民、シビリアンコントロールなんだと思います。  議会が軍事にかか...全文を見る
○阿部分科員 通常、自衛隊内の事案ですから、警務隊が調べられて、事件性があれば警察にも行くということですが、実は、まだ捜査中というかお調べ中である中で、ここの最高責任者は転勤を既になさいました。私は、やはり、事態が起きたときに、本当に、その隊員の命を守れなかった、どうしてだろう、...全文を見る
○阿部分科員 一点目のいじめ自殺でもそうですし、この事故事案でもそうですが、私は、対応が遅いと思います。だって、組織された実力部隊で、再発防止というのは至上命題だと思います。あたら命をここで失っていくということを繰り返させてはならない、その一点の決意がなければ、私は、次々問題が起...全文を見る
○阿部分科員 自衛隊は国民との信頼があってこそですから、本当に、受け取った側がびっくりして、何が起こっているんだろうという不安を抱くことのないような、法令にのっとった運用をすべきだと思います。  その中で、地方自治体は、自衛隊法の要請に基づいて、住民基本台帳から適齢者という、例...全文を見る
○阿部分科員 私がこう申しますのは、現状において、もちろん、大臣おっしゃるように、紙も大事、電子データも、どっちも情報は個人情報ですから守られねばいけませんが、相次ぐ事案の中で、御家族側も、国民の側もなかなか安心できないということが一番問題なんだと思います。やるやるといっても、ど...全文を見る
○阿部分科員 今、大臣は写しの閲覧とおっしゃいましたが、実際はそれだけじゃなくて、住民基本台帳から抜き出した情報を閲覧して写してきているだけではなくて、電子データで送っている。ないしは、最近では、協力本部が自治体職員に対して、そのリストを紙媒体並びに電子データで送ってくれという要...全文を見る
○阿部分科員 あくまでも依頼であるという明確な答弁、ありがとうございます。  終わらせていただきます。
03月10日第189回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○阿部分科員 民主党の阿部知子です。  きょうは宮沢大臣に、主に原発問題、あわせて再生可能エネルギー問題などについて質疑をさせていただきます。  この間、予算委員会でも宮沢大臣御自身が何度か御答弁をされている問題なのですが、いわゆる再生可能エネルギーの買い取りの一時凍結あるい...全文を見る
○阿部分科員 細かに専門的にお答えいただきましたが、国民から見れば、その試算が現実的な妥当性がどうかというところにあると思うんです。  例えば、いまだ原子力規制委員会の審査は通っていない大間の原発は既に稼働の方に計算されており、あるいは、もう運転を停止している玄海の一号について...全文を見る
○阿部分科員 そういうふうに御答弁されると思いましたが、それは最大見積量で、さっき申しましたように、動いていないのも動いている、これから動かなくなるかもしれないのも動くという考え方で、逆に言うと、そのあたりが、ああ、政府は何が何でも原発でいくんだなと国民に思わせてしまうもとにもな...全文を見る
○阿部分科員 自分で平易に考えてごらんなさいな。言葉をひねくり回しているけれども、省エネして再エネしてその分を原発を減らしましょうと言っている基本方針と、今は原発を最大限入れて残りを省エネにしましょうと言っているのでは違うでしょうという単純なことを伺ったんですよ。そこに持ち出した...全文を見る
○阿部分科員 固定価格制度も毎年見直しがなされるわけですから、今大臣がおっしゃったことも、ちょっと私は正直言ってずれていると思うんですね。  では、ベースロード電源というのは何だろうというお話を少し大臣とさせていただきたいんですが、ベースロードですから、常にそこにあって安定的で...全文を見る
○阿部分科員 大臣、私は今一言も再稼働は聞いていません。大臣に、今私は再稼働は全く質問していません。  ベースロードという考え方はもちろん震災前からあったでしょう。だって、大量の電気をつくってそれを分配していく、それは日本の戦後の産業構造の中で、産業を支え、いっとき必要だったも...全文を見る
○阿部分科員 大臣、私がお伺いしたかったのは、新しい原発を想定してその事故の確率を幾らに見積もっても、現実とは違うだろうと思うんです。地震のリスクもそうかもしれません。私どもはもう既に持ってしまっているんですね、五十基。これをお守りしながら動かすのに一体どのくらいのコストがかかっ...全文を見る
○阿部分科員 そうですよね。新増設とかリプレースしないんだったら、今ある五十基を動かすとした場合のコストを各炉ごとに出したって私はいいと思います。それがリアルな、要するに国民側から見て、だって当面新しいものをつくらないと今おっしゃいましたよね。そこにかかるコスト、今五十基抱えちゃ...全文を見る
○阿部分科員 また難しく言ってくださいましたが、大臣に確認です。その点は、民主党がなさった試算と同じでいいんですね。要するに、系統に係る費用は個別の電源に乗せても意味が違ってまいりますから、それとしてよろしいですか。確認です。
○阿部分科員 大臣が先ほど例に引きました民主党の試算という中では、事故費用を算入したりバックエンドコストを入れたりということで、私はそれなりに意味があると思いますし、今の系統に係る費用も別建てできちんと、系統をきちんと整備していくというのは日本の国にとって極めて重要なエネルギー供...全文を見る
○阿部分科員 私は、コスト計算というのは、電力料金というのは産業のベースですから、本当に国民にとってより納得できて、透明性があって、現実に即したものであるというコストの計算を望んでおりますので、この点についても、大臣にはぜひこれから、説明責任も含めてよろしくお願いしたいと思います...全文を見る
○阿部分科員 私が御紹介した二〇一〇年度比で二〇三〇年一〇%というのは、余りにも欲がない。本当に意欲的に取り組んで、それが一番の国民益だと思いますし、産業の発展にも資する。そして、世界の競争にも、私は、アベノミクスの成否は、まさにこの省エネ分野にかかっていると思います、産業のベー...全文を見る
03月25日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○阿部委員 民主党の阿部知子です。  ただいまの西村委員の御質疑は厚生労働大臣の、労働分野を所管される塩崎大臣への質疑でございますが、私は、いま一方の厚生部分、その中でも特に医療分野についてお尋ねをしたいと思います。  実は、私自身のバックボーンというのは医者でございまして、...全文を見る
○阿部委員 大臣のお手元に、日本病院会がとったアンケートの用紙が二枚入れてございます。  日本病院会は、中小規模あるいは大規模な病院までいろいろな病院が加入して、日本の中で医療を提供している大きな主体でございますが、日本病院会の調査におきましても、今大臣のおっしゃったような、二...全文を見る
○阿部委員 私が繰り返しのように同じことを聞いたのは、実は、これから御紹介する東京女子医大のプロポフォール、これは麻酔薬です、これの不正投与というか、これによって二歳の坊やを死に至らしめた事案についてでございます。  国の方でこういう調査制度ができる一方、現場では、わずか二歳の...全文を見る
○阿部委員 必要に応じてというと、誰が必要と考えるかというところがまた問題になるんですね。  私は、この事案でも、女子医大側が必要と考えて耳を傾けていれば全然違ったと思います、お父さん、お母さんは何が起きたかを知りたかったわけですから。ところが、往々にして、そのことが訴訟につな...全文を見る
○阿部委員 私が今申し上げたのは、せめて他の事故の対応並びにしていただきたい、せめてであります。他の事故では、ここにございます運輸安全委員会設置法においても、消費者の安全法においても文章で渡されております。これは私も自分が医療者だからわかりますが、医療現場が萎縮しないようにという...全文を見る
○阿部委員 遺族がセンターに、第三者機関に申し入れれば文章で来るからそれでいいんでしょうというのが今の大臣のを要約したことですが、私は医療現場の信頼の方が大事だと思います。隠し立てしていないということのためにも、医療現場みずから文章で渡すという方がより本当の解決になると思いますの...全文を見る
○阿部委員 大臣、それでは、今現状ある院内調査と第三者機関の、現状ですよ、この法律に載らない第三者機関よりも後退します。今の第三者機関は、院内調査をした後、外部の弁護士とかお医者さんを入れて、やはりこの角度だけでは足りない、こっちの角度からも見ようというふうにやっているのです。だ...全文を見る
○阿部委員 何でも自分の言葉で答えていただければより前に向くので、よろしくお願いします。  最後に、特定機能病院について。  実は、女子医大も特定機能病院です。日本全国に八十六現在あると思います。一九九二年改正の医療法によって位置づけられて、高度な医療を行い、先端医療も含めて...全文を見る
○阿部委員 もちろん、原則として取り消しは私は必要だと思いますが、それのみならず、よりよくなるような、本当の患者管理がよくなるような、特に安全性が高まるようなことに向けて、厚生労働省として最大限努力すべきだと思います。  ありがとうございます。
04月15日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号
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○阿部委員 民主党の阿部知子です。  ただいま大西委員からも最後に少し問題提起がございました子宮頸がんワクチンの副反応問題について、この件については本日が初めての塩崎厚生労働大臣への御質問になるかと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。  大臣には、既に御存じと...全文を見る
○阿部委員 私は、実は小児科医になって四十年たつんですけれども、予防接種はいろいろなものにかかわってまいりました。しかし、正直なところ、かほどに、この子宮頸がんワクチンほどに、ある意味で多彩な症状を訴えてこられる副反応の事例というのはこれまで経験がありませんし、また、接種してから...全文を見る
○阿部委員 私は、政治にかかわる者は、こういう制度設計についても、特に予防接種ですから、後々のことを考えておかねばならない教訓として、やはり、資料を残す、記録を残す、実数を把握するということの重要性に鑑みて指摘させていただきましたので、今後の私たちの共通の課題と大臣にも認識してい...全文を見る
○阿部委員 遅いんですね、一言で言うと。実はもう二年たっているわけです、こういう制度になってから。  おっしゃったように、百七十六例は一部で、痛みとかについてだけですから、全体像はつかまえられていないということを今御答弁だと思うんですね。  一方、西岡先生たちは、次のページ、...全文を見る
○阿部委員 何度も申しますが、それが遅いがゆえに、先ほど御紹介したような、今でも保健センターに連絡してもそういう返事しか返ってこない、厚生省には山のようにファクスが来ているからうちに言わないでと。それでは、患者さんの迅速な救済にも病態解明にもならないのです。  血の通った厚生労...全文を見る
○阿部委員 確かに、税金を使って、よかれかしと思ってやったんですね、この予防接種。だけれども、被害かもしれないですよ、それは。大臣、確定はなかなかできないんです。被害がすぐわかるようだったら問題がない。ただ、そうかもしれない、否定はできないという方々が今問題になっていて、そして、...全文を見る
○阿部委員 私が言いたかったのは、被害を受けた患者さんが知るすべがない、それから、自治体のこれを読んでも理解できないということです、定期の予防接種だと思っているから。  よくもう一回打ち合わせてください。
○阿部委員 ありがとうございます。迅速にお願いします。  終わります。
04月17日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
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○阿部委員 民主党の阿部知子です。  塩崎厚生労働大臣には、社会保障分野、年金、医療、介護、福祉、そして今、とりわけ労働分野も大変に懸案事項というか対立事項が多い中で、日夜、あらゆる場面に御自身で答えを出していかねばならない激務であると思いますが、やはり国民が一番望むのは社会保...全文を見る
○阿部委員 私が冒頭お尋ねしたのは、保険料は払っているけれども、例えば地域に病院がない、いわゆる無医地区、無医村というものが大変ふえているわけです。そうすると、保険料を払って一体どうなのという疑問が、当然そこにお住まいになる方にも芽生えてまいります。  資料の二ページ目、お開き...全文を見る
○阿部委員 実際は非常に難しいですね。財政的な主体と医療という現物給付の主体にずれが生じていくわけで、この点、きょうは深く聞きませんが、ぜひ大臣にはそこに問題意識を持っていただきたい。  今までであると、例えば各村の村長さん、町長さんは、自分のところにお医者さんを連れてこなくち...全文を見る
○阿部委員 私は、大臣が前段おっしゃった、ベッドが医療費を引き上げているというのは常識のうそだと思います。  どういうことかというと、例えば青森県を見ていただきます。これは、たまたま私の仲のいい友人が青森で医者をしております関係で、どうして佐井村の医療費が一番高いのか、大間は低...全文を見る
○阿部委員 今大臣がおっしゃったのをやってあるのは知っているんです。  私は、実は、こうやって質問しますが、国保の持続のために厚生労働省も含めていろいろな細かなサポート体制をつくっておられるということは承知した上で、しかし、収入なし、非課税世帯、七割減免してもらってもあとの三割...全文を見る
○阿部委員 前向きな御答弁、ありがとうございます。ぜひ実態を把握していただきたい。  応益割がふえればふえるほど、例えば甲府市でも、全体が、年間です、これは所得なし世帯四万六千八百円というところで、これの半分は応益割だと二万三千四百円、その三割はどうやっても減免されなくなってし...全文を見る
○阿部委員 大臣、そうはおっしゃいますけれども、最近たくさん厚生労働省が出す資料に、国民健康保険の方々の属性というところで、かつては自営業者が多かったが、今は無職者と非正規が多いと、いつも属性分析でちゃんとお出しであります。非正規の方の中にも、雇用保険に入っておられれば、当然、育...全文を見る
○阿部委員 女性の活躍ということが安倍政権でとてもクローズアップされていますが、それが一部の女性であってはならないんだと思います。どの女性にとっても、家庭生活と仕事、地域の生活をやっていけるような国にならなきゃいけないので、そこが網の目から抜けているようなやり方では私はやはり行政...全文を見る
○阿部委員 今の大臣のこれからの調査の御参考になればと思って、次の資料七をお願いいたします。  私が考えますに、国保の女性たち、同じ働いているのに、職業生活で活躍が期待されているのに、こんなに不利という不利の数々を出してみました。  出産育児一時金は、いわゆる組合健康保険や協...全文を見る
○阿部委員 その答弁じゃ、政府が少子化対策に全力を挙げるというのは、二階から目薬どころか、三階から眺めているというくらいになっちゃいます。  大臣もおわかりのように、今、本当にこの五年、どんなに、あらゆる努力をして、例えば二〇五〇年の人口がどのくらいになるかとかもここ数年にかか...全文を見る
○阿部委員 実は、民主党政権下に、私は何度も、しつこいので同じ質問を長妻大臣にもいたしました。六百六十億とか、六百八十億でした。国保が県単位になるとき、せめて子供たちにそのくらいのプレゼント、育ち行く子供たちにしていただきたいと私は心から願っております。  残された質問は、また...全文を見る
04月23日第189回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第3号
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○阿部委員 民主党の阿部知子です。  本委員会で初めて質問をさせていただきます。  大変重要な委員会ですし、とりわけ田中委員長を初め、日々原子力規制のために御尽力かと思います。  私は、まず、本日は、基本姿勢にかかわりますことで、ちょっとこれはいかがかと思うことがありますの...全文を見る
○阿部委員 国民へのメッセージですからぜひ、まして漁業者の皆さんはやはりいたたまれないと思います、こうした事案のある都度、大したことないと言われているみたいに思えて。これは、委員長も地元でありますからよくおわかりだと思います。そこで原子力行政がますます信頼を失うもとになりますので...全文を見る
○阿部委員 私は、決めることというのは極めていろいろな要素がありますので、今委員長もお答えいただきましたけれども、決めておいた方が対処ができやすいというふうに考えられてのことと伺いましたが、実際、ここで、先回の最大被曝量六百七十八・八ミリでしたけれども、確かに二百五十ミリを上回る...全文を見る
○阿部委員 今委員長のおっしゃったように、私は、一番大事なことは、きちんと管理していく、それから、いろいろなデータから見て、今までたまたま百ミリシーベルトでは起こっていないというだけであって、これは、症例を重ねていけば、そのとき何がリスク要因になって重なっていくかということも出て...全文を見る
○阿部委員 こういうふうに私が聞きますと、あらかじめ、再稼働を前提に事故が起こるかもしれないことで聞いていると思われるといけませんので、私は、現在でも、特に使用済み燃料プールなどに置かれている燃料というのは、いろいろな意味で、地震等々で、せんだって委員長もおっしゃいましたが、水が...全文を見る
○阿部委員 明確な御答弁、ありがとうございます。  引き続いて、高木経済産業副大臣にお越しいただいておりますが、同時に内閣府の原子力被災者生活支援担当だということで、お伺いをいたします。  二〇一二年の十二月から三月まで、旧警戒区域というところで、その区域内の車両通行のいわゆ...全文を見る
○阿部委員 これは厚生労働省にも同じ質問を伺いたいですが、時間の関係で、私の方で要約して申しますが、各省庁間の連絡会議で内閣府と厚労省がちょうどこのころ会議を持った、そこで内閣府には伝えてあったものと思うという厚労省側の認識ですけれども、各省庁間で、こうした作業にかかわる人の被曝...全文を見る
○阿部委員 私が一々伺いましたのは、防衛省、総務省の中の消防庁、あるいは警察庁、このデータはおのおののつかさつかさで管理をしておられます。  例えば防衛省の場合は、退官、おやめになるときは手帳のようなものを個人にお返ししてという、年金手帳ではありませんが、個人管理に委ねられてお...全文を見る
○阿部委員 コスト等も試算してございますので、また引き続いて質疑させていただきます。ありがとうございます。
04月24日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第12号
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○阿部委員 民主党の阿部知子です。  山井さんに引き続いて、二番手のきょうの質問をさせていただきます。  私は、この委員会でも何人かがお取り上げの、いわゆる患者申し出療養についてお尋ねをいたします。  これは既にお取り上げくださった方もおられますが、まだまだ不明な点が多く、...全文を見る
○阿部委員 今の大臣の言葉の中から幾つかキーワードをとりますと、国内で未承認で、迅速に承認を求めるけれども、治験において必ずしもそこに至っていない薬などを念頭に置きながら、患者さんのために使いたいということでありました。  そうなると、あくまでも、最も力を注ぐべきは国内承認の迅...全文を見る
○阿部委員 いい御答弁をありがとうございます。  すなわち、開発ラグなんですよね。承認の方は、この間短縮しているんです。  けさいただきましたデータを見ますと、通常品目で、平成二十一年度目標並びに実績が十九カ月かかっておりました審査期間が、平成二十五年では十二カ月に短縮してい...全文を見る
○阿部委員 この患者申し出療養というのは、概念だけがお化けのように膨れ上がって、では、そこにどのくらいのものが含まれるだろうかということが見えてこない、非常に不安な制度であります。例えばこういうもの、例えばこういうものとあればまだしもです。  先ほど申しました承認期間短縮、開発...全文を見る
○阿部委員 患者さんは、とにかく万が一つにも助かるものならばやりたいと思われるのは常だと思います。しかし、副作用とか危険性とかを勘案して、がんは消えたけれども患者は亡くなったみたいなことになってはならないわけです。  私はあくまでも、今大臣にどんなものがありますかと聞いたら、抗...全文を見る
○阿部委員 そうありたいと願わない人は誰もいないんです。  お示しした資料の三枚目、「バルサルタン・ショック」、これは毎日新聞の記事で、新聞記事の引用で恐縮ですが、大変よく書けていますので使わせていただきますが、先ほどおっしゃった臨床研究品質確保体制整備病院、十カ所あると大臣お...全文を見る
○阿部委員 私が申し上げたのには、物には手順があって、モデルをやったら、モデルをやった検証をまずして、そういう利益相反が起こらない体制の仕組みは実際には何によって担保されるかということを積み上げないと、全部机上に流れて、結局一番被害をこうむるのが患者さんであると思います。大臣には...全文を見る
○阿部委員 もちろん責務は果たしていただきたいです、これだけいろいろな事案があって。  でも、さっき申しました体制そのものに不備がありはしないかというのが私の問題意識で、例えば、前段のディオバンの事案ですと、カルテの改ざんがあったか、データの改ざんがあったかどうかがもうカルテ保...全文を見る
○阿部委員 それは私に投げる質問ではなくて、厚生労働大臣が文部科学大臣と医学教育についてやられたらどうですか。  結局、守るべきは国民、患者さんなんですよ。私ももちろん大学で若い医師の教育にかかわりました。カルテを書くこと、書き方一つ、新人にはついて教えます。そして同時に、それ...全文を見る
○阿部委員 私は、丁寧に詰めてからこの法案は出されるべきだと思います。非常に粗削りで、補償がないんですね。  今大臣のおっしゃったことはとても大事です。治験の場合に患者さんと製薬会社で取り交わされるいろいろな取り決め、先進医療でもそうでしょう。そういうものが全く見えないで、白紙...全文を見る
○阿部委員 本当に利益相反をなくそうと思ったら、具体的な金額を申告するくらいのことを義務化させないと、製薬会社は既にしているんですから。ぜひ、大臣、積極的に取り組んでください。  ありがとうございます。
○阿部委員 持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律案原案並びに修正案に対する反対討論を行います。  私は、民主党・無所属クラブを代表し、ただいま議題となりました持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律案に対し...全文を見る
04月28日第189回国会 衆議院 本会議 第21号
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○阿部知子君 民主党・無所属クラブ、阿部知子です。  私は、民主党・無所属クラブを代表し、ただいま議題となりました持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律案に対して、反対の立場から討論を行います。(拍手)  まず、冒頭、二点申し上げます。 ...全文を見る
05月08日第189回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○阿部委員 民主党の阿部知子です。  そして、内閣委員会は、私は国会に十五年おりますけれども、初めて質疑に立たせていただきますし、また、山口大臣が就任されてからも初めて質疑をさせていただきますので、基本的に大臣に御答弁をお願いしたいと思います。  まず冒頭、今回の法改正の意味...全文を見る
○阿部委員 明確な御答弁ありがとうございます。  先ほど、平井委員の御質疑の中でも多々指摘もありましたが、例えば、これからこうした産業界が活用する、あるいはマイナンバー制度を導入するときに最も基本となりますのは国民の理解であり、また、国民がそのことを安心して受け入れられなければ...全文を見る
○阿部委員 私の今の指摘は、経済性以前の問題として個人の権利保護や尊厳というものがあって、治療へのアクセス等々も含めて保障される社会でなければ、ビッグデータの活用というのはかえって取捨選択になるであろうという懸念を申し述べましたもので、山口大臣は、先ほどみずからおっしゃっていただ...全文を見る
○阿部委員 私がいただきました資料で、例えば二〇一四年十二月十九日提出のパーソナルデータの利活用に関する制度改正に関する法律案の骨子の折には、携帯電話等々もパーソナルデータとして組み込まれておりました。いつの間にか法改正の中で抜けて、今、グレーゾーンのようになった御答弁であります...全文を見る
○阿部委員 大臣にあっては、ぜひそこをきっちり見据えてやっていただきたい。日本の将来にもかかわると思っております。  次に、遺伝子情報ですが、これも一番、トップレベルの個人情報だと私は思います。  今回の改正案では、遺伝子情報をどう扱うかということについてとりわけ言及がござい...全文を見る
○阿部委員 重要な分野ですし、実は、山口大臣とは脳死臓器移植をめぐって生命倫理のことでも随分討議をさせていただきました。日本においても、例えばゲノム法のような、遺伝子そのものを個人の情報として保護していくような法体系というものも、私はこれだけ急速な時代の進歩の中では必要と思います...全文を見る
○阿部委員 「相当」については相当議論があったとおっしゃいましたが、やはりこれを法律の文面だけで見ると非常に緩和的に映りまして、それは、私はさっき申し上げましたが、一概に緩和だけが意味があるのではなくて、きちんと守られるべきものが守られているということの方がよりスムーズな運用とな...全文を見る
○阿部委員 今度の情報保護委員会がそうした立ち入りや監督、命令ができるということは評価いたしますけれども、先ほど申し上げましたように、たくさんの公表を見逃さずというところが果たして現実的に担保できるのか私は懸念いたしますし、スタート時点、当初十二月の段階であったものですから、何で...全文を見る
○阿部委員 私は、繰り返し申しますが、当事者というか消費者団体の層が厚くなって、そこからの意見が出て初めてこれは利活用がうまくいく、信頼が生まれますから、そこで非常に重要ですし、ここをどう育てていくかというか、育てると言うと失礼ですが、支援していくかということは大変重要で、現在、...全文を見る
○阿部委員 私が利益相反のことを問題にいたしましたのは、医薬、製薬業界と大学との間で大変深刻な利益相反が起きている現状がございまして、それとの見合いでと言うとちょっと言葉が違うかもしれませんが、ぜひ、業界から人材を求める場合には、厳密な利益相反という観点を担保していただきたいなと...全文を見る
○阿部委員 今、あかま政務官がお挙げになった刑事訴訟法の問題等はあり得ると思います。それから統計処理もあり得ると思います。  ただしかし、この自衛隊員の募集等において、これも政務官おっしゃったように、住民基本台帳法は提出については何の取り決めもないわけであります。一方、自衛隊法...全文を見る
○阿部委員 そこが、きのうも担当者と詰めたのですが、同省においてというのは、どこの省に通知する責任や公表する責任があるんでしょうか。自衛隊法にのっとって要求はしました、その要求した防衛省がそれをどこかで公表するんでしょうか。あなたの生年月日、氏名、住所、性別を情報としてとらせてい...全文を見る
○阿部委員 私は、それでは、地方自治体が管理する住民基本台帳を信頼してみずからの情報を、それも、専ら、この住基台帳法を見ますと、「住民に関する事務の処理の基礎とする」と。住民に関する事務の処理の基礎とするということで住基台帳にいろいろな情報が載っているわけであります。もちろん、先...全文を見る
○阿部委員 防衛省については、先ほど申しましたように、これは御家族から問い合わせが来て、一体どうしてうちの子に来るのと言われたので、私は防衛省と主意書もやりとりして、そして丹念にいろいろ是正もしていただきました。  実は、中学生にもダイレクトメールが、ダイレクトメールというか、...全文を見る
○阿部委員 自治体の持っております、特に住民基本台帳等の情報が他法に、他の法律にのっとって、勝手にと言うと失礼ですが、その法律にのっとって使われて、しかし、それが住民に伝えられないということになりますと、やはり住民の不信を生んでしまうと思いますので、ぜひその点、内閣を挙げて御検討...全文を見る
○阿部委員 今大臣の御答弁にもありましたように、特定健診の情報というのはもう極めてセンシティブで、それがどのように利用されていくかということが私は見えない段階だと思います。よい方向に活用されるためにも、十分なマイナンバーの周知徹底というものがあって初めて生きてくるのではないか。 ...全文を見る
05月20日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号
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○阿部委員 民主党の阿部知子です。  まず冒頭、委員長にお伺いをいたしたいと思います。  きょうも委員会は職権立てということでありました。  こうして国会で審議が行われますときに、その審議の前提、あるいは信義、お互いに信頼が必要なものと思いますが、委員長は、この間ずっと職権...全文を見る
○阿部委員 私はもちろんそれもあると思うんですけれども、実は、国会という場所は、行政のなさっていることと、私たち立法府にいる議員が、行政サイドがどうなっているの、立法趣旨はこうなんだよ、だから、改革するために、よりよい現場を、例えばこの労働問題であれば労使双方にかかわると思います...全文を見る
○阿部委員 もちろんそうであります。私たちは、代議士と言われるように、代理に議をなす士でありますから、国民の負託を受けてここで論議をしていきます。  ただ、その前提に、現状がどうであるか、現場がどうであるか、国民の生活はどうであるか、派遣労働者の人権はどうであるか、あるいは、雇...全文を見る
○阿部委員 繰り返しますが、適正であるとは、やはりエビデンスベースド、事実に基づいたものであるということであると思います。  私ども民主党が何を問題としているのかは、厚生労働省の資料が、事実に基づいていないものを、それも幾つかバージョンを変えながら配付されている、これではとても...全文を見る
○阿部委員 記憶がよみがえって、一月の下旬ごろに配付したのではないかということでございます。  では、三枚目のペーパーについては、局長は御存じでありましょうか。三枚目のペーパーについてであります。これについては御存じでありましょうか。(発言する者あり)申しわけありません。私の言...全文を見る
○阿部委員 二枚目のペーパー、すなわち生田局長が民主党議員に配られたペーパーと三枚目のペーパーで一番大きく変わっているのは、大臣が御指摘の、大量の失業者が出るという一行がなくなっているということで、先ほど大臣は、四点にわたって、一枚目の「経済界等の懸念」ということにまとめられたペ...全文を見る
○阿部委員 では、局長は、少なくとも、経済界の懸念という形でまとめられたペーパーが、そういう視点では問題だろうという御認識はなく、ただ、次にリバイスされていたものがこれだったので、これをお使いになったと。  引き続いて、どなたかはわかりませんが、三枚目のペーパーが使われていて、...全文を見る
○阿部委員 そこが非常に問題で、時の流れのようにみたいに、自然に何か変わっていくものではなくて、やはり、行政府は、より現状に即した情報を立法府にいただきまして、私たちも、よりよくするために審議をしたいわけです。  何か知らないうちに変わっちゃっていて、それはもしかして、立法府と...全文を見る
○阿部委員 では、そのときの指摘は、どことどこにありましたでしょう。何が問題という御指摘だったでしょう。
○阿部委員 そういたしますと、先ほど来問題になっている具体的な二ケースが外れてくるのは、ケース1は、二十六業務だと思って三年以上受け入れていて、実は二十六業務ではないと言われた、ケース2は、三年以上二十六業務に従事する派遣労働者が、派遣先に直接雇用されたいために二十六業務以外の業...全文を見る
○阿部委員 そうしますと、それはやらないよりはやった方がいいと思うんですけれども、それまでの立法府への説明は、逆に言うと、そこまで注意を傾注しない。ここはきちんとした方がいいと今おっしゃいましたが、国会議員に対してはきちんとしなくていいんでしょうか。それだから私は国会審議が軽んじ...全文を見る
○阿部委員 神は細部に宿るというんですけれども、誠意を尽くして正面立って説明するときは説明する。でも、そのほかの、その前段でとりあえず説明しておくんだから、それはばらばらのペーパーで、おまけに、本当にこれは事実誤認、大量の失業とか、あるいは故意に二十六業務以外をやる派遣労働者の姿...全文を見る
○阿部委員 こういう必要性の、こういうがわかりません。事案は二例とも不適切だと。  一例目は、これはもし善意無過失だったら、全然問われませんよ、みなし雇用制度にならなくていいんですよ。だから、皆さんが一生懸命行政指導して、知ってもらえばいいんです。こういうのは二十六業種じゃない...全文を見る
○阿部委員 これは、傾向として全体に期間制限違反は減っている。その中で二十六業種にかかわる期間制限違反はどうですか。私がけさいただいた資料だと減っておりましたけれども。すなわち、全体の期間制限違反の件数も減っている、その中で二十六業種にかかわる期間制限違反も減っていると思いますが...全文を見る
○阿部委員 大臣にぜひ御認識いただきたいんですけれども、厚生労働省はよく仕事をしてきたということなんだと思うんですね。  前段の労働者派遣事業に係る指導監督実施件数はふえているんですよ。やはりこれが行き渡るために指導監督しているんだと思います。そのうちに、期間制限違反、これにつ...全文を見る
○阿部委員 私は、やはり趣旨が外れているんだと思いますね、大臣。  先ほど申しました、国会が、行政府と立法府とそして現実の労働者や雇用者のことをきちんと把握しながら行われる場であるとすると、特に、この労働関係は昔から政労使と言われて、政府と労働者と使用者側ですね。  先ほど来...全文を見る
○阿部委員 大量に配られたかどうかというのは、実は、配った方に聞かないとわからないんですね。だって大臣、それでは今私が生田さんに、何枚配ったのと言って、毎日のように思い出してもらいますか、あの日は三枚、この日は二枚とか。  私は、そういうことに労力を注ぐよりも、まず事実としては...全文を見る
○阿部委員 よいか悪いかは、個人の議員の判断もあると思います、スタンスも。でも、これは事実に基づかないペーパーであるということが問題なんです。行政が、事実に基づいたデータを出していただきたい、それが法案審議の前提であると思います。  私ども民主党が求めているのは、これからの厚生...全文を見る
05月27日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第16号
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○阿部委員 民主党の阿部知子です。  本日は、五月二十六日付で、塩崎大臣の名前で、「今回の労働者派遣法改正案審議における御指摘事項について」というペーパーが出されましたが、私は、この間の経緯、何度か指摘を申し上げて、きちんとした国会としての審議が成り立つ前提ということでこうした...全文を見る
○阿部委員 大臣が派遣労働者の皆さんに対して謝罪をするかどうかを委員会が決めるんじゃないんだと思います。これは、大臣にとっても厚生労働行政にとっても大きな汚点になるので、ぜひ、大臣の基本スタンスを労働者の皆さんに対して、これは謝罪という形でお示しをいただきたい。  私たちは、立...全文を見る
○阿部委員 大臣、素直にそうおっしゃっていただいて、私は、やはり派遣労働者の皆さんに対して厚生労働省がとった表現は不適切であったと、それこそ先ほど来の厚労省のホームページに載せるなり、あるいは大臣がどこかの場で記者会見でお述べになるなりなさった方が、変な話ですが、本当に厚労省のた...全文を見る
○阿部委員 では、その原則が原則になるだろうかどうだろうかというところで、三年たつと、有期の派遣労働者の場合には、派遣先の多数組合の意見聴取を行って、そこで三年以上どうするかということを決めるということを、先ほど井坂議員との御質疑で討議が繰り返されたと思います。  そのお話を伺...全文を見る
○阿部委員 事業所にとっては、引き続いてやることの説明義務は求められるといっても、先ほど厚労省からいただいた資料、すなわち、井坂さんがお示しになったように、ほとんどの事業所の過半数組合は、それでいい、オーケーなんですよね。それでいいということは、継続はオーケーというのが現状です。...全文を見る
○阿部委員 常用代替防止のための三年ごとのチェックは、派遣労働者側の保護、あるいはその派遣労働者側を守ることには直結しない、すなわち、常用代替防止をするために三年ごとに見直して、そして、ほとんどが異議は申し立てないでそこは続いていく。  今回、大臣がおっしゃる法の目的のいま一つ...全文を見る
○阿部委員 例外だと今おっしゃりたかったんだと思いますが、この無期雇用派遣で臨時的、一時的なものの例外となる方は、そしてなおかつ労働が安定して継続する方は一体どのくらいおられるんでしょう。  まず、無期雇用派遣の人がどのくらいいて、その中で、今度は派遣先との契約がさらに無期であ...全文を見る
○阿部委員 私は、それも問題だと思うんですね。  後ほど坂口さんにちょっと、以前の委員会での質疑の答弁について問題としたいところがあるので伺いますが、大体、こういう法律をつくるときに、例外がどのくらいあるんだろうということを確定すべきだと思うんですね。  派遣元で無期雇用は一...全文を見る
○阿部委員 要は、皆さんは調べようもないし、調べてもないし、実態がわからないものを法律に織り込むということなんですね。  派遣労働の問題というのは大変入り組んでいるし、今言ったように、派遣元で無期、派遣先でどうなのかというのは、全く厚労省は状況を把握しておられないですよ。  ...全文を見る
○阿部委員 私が申し上げたかったのは、今大臣の御答弁のとおりで、派遣元は無期雇用でも、派遣先は、半分くらいが短期の派遣を繰り返して、決して安定ではない。この実態も踏まえて、今回の法改正がどうであろうかということも含めて考えていかなければならないんだろうと思います。  そして、あ...全文を見る
○阿部委員 大臣は、また、立ちどまって考えるとおっしゃいましたが、派遣労働者が立ちどまって考えて、いい道が本当にあるのか、準備されているのかどうかの方が問題ですので、私がこの間何人かお目にかかった派遣労働者の方の声を少し伝えたいと思うんですね。  特に大臣が例に出された、例えば...全文を見る
○阿部委員 そうであれば、坂口さん、ちょっと御自身の答弁を読み直してみて、誤解を招きますから、次回また私はお尋ねしますから、きちんと真意が伝わるように。言葉は非常に大事なんですね。あなたの答弁だと、特に無期雇用で二十六業種であれば、その後もずっと安定できるというふうにとれるんです...全文を見る
○阿部委員 意味のある審議になるよう、よろしくお願いいたします。  終わります。
05月29日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第18号
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○阿部委員 民主党の阿部知子です。  私は、まず冒頭、大臣にお礼を申し上げたいと思います。  けさ、大臣は、記者会見で、せんだって来問題になっております一〇・一ペーパー、これが派遣労働者の立場や人権に対して非常に配慮のないものであったということを、私が謝罪されたらどうですかと...全文を見る
○阿部委員 私は、いろいろな立場と考えはありますが、事実を過不足なく伝えるというのが審議の前提ですので、その点についても、今の大臣の姿勢はよしとしたいと思います。  三点目。その上で、大臣が水曜日に私に御答弁いただいた中で、明らかに誤った答弁がございます。これをきょう訂正してい...全文を見る
○阿部委員 大臣が、派遣労働の短期に契約を繰り返すことの不安定さということをお伝えになりたかったという趣旨はわかりますけれども、大臣の御答弁には二つの大きな誤りがあるんですね。  一つは、無期で、二十六業種は無期ですけれどもと。二十六業種だって無期雇用じゃないんですね。これはも...全文を見る
○阿部委員 委員長、今の大臣の御発言を聞いていただけましたでしょうか。  私は、実は、これは質問予告もしてございました。井坂さんも、本会議質問も予告をしてあったし、でも、大臣の答弁が勘違いであったと。きちんとした時間をとって、データを出して審議したい、これは大臣のおっしゃるとお...全文を見る
○阿部委員 失礼ながら、そんなことは理事会で協議するようなことではありません。委員会の審議の、失礼ですが、前提です。だって、いつもいつも間違った答弁や誤解の答弁や事実と異なるものであれば、委員会なんか成り立たないじゃないですか。委員長、申しわけないけれども、そんなことまで理事会で...全文を見る
○阿部委員 済みませんが、一〇・一ペーパーでも申し上げたのは、私は、与野党合意云々以前に、ちゃんと事実に基づいたデータが出なければ共有できない。意見の差はあってもいいんです。当たり前です。なければおかしい。立場も違う。だけれども、私が申し上げたのは、その審議の前提のデータの扱い方...全文を見る
○阿部委員 ありがとうございます。  では、本論に入らせていただきます。  私も、きょう、ずっと委員会の審議を聞いておりまして、実は、塩崎大臣は、今回の派遣法改正によって、一つは、派遣はあくまでも臨時的、一時的で、常用代替防止をしなきゃいけない、そのポストが常用で、常用労働者...全文を見る
○阿部委員 大臣、ここが今回の改正の最も問題であり、最も論議のあるところなんですね。  大臣は、この業務が派遣を受け入れられないなら場所をかえればいいみたいな答弁でしたが、そうではなくて、今までの常用代替の防止、並びに、この業務については、正社員というのは私の表現がよくないです...全文を見る
○阿部委員 まず大臣、もう一回言いますが、この業務をやっている人が三年になったら、この業務についてはもういかなる形でも直接雇用しかだめなわけですね。  今大臣は、会社の中から持ってくることもあるでしょう、でも、外から持ってくることもあるでしょうとおっしゃったでしょう。そうしたら...全文を見る
○阿部委員 私が改悪だと申しているのは、業務単位の見直しから人単位に変えたことです。これについて、大臣、私はきょう宿題にしましたので、引き続いて討議をさせていただきます。  三点目、派遣元での無期雇用。大臣のお手元のペーパーの一枚目、御説明にある、派遣元での無期雇用って何でしょ...全文を見る
○阿部委員 大臣、御自分で御答弁されていて、それって何だろうなと思われませんか。  では、具体例で教えてください。リーマン・ショックのときに、たくさんの無期雇用の人も派遣先から契約を切られたんですよ。こういう派遣元の仕事で、派遣元で無期雇用になった人はいたでしょうか。リーマン・...全文を見る
○阿部委員 大臣、本当に経済をよく知った大臣がそんなことを言うとは思えません。会社だってもう人はいるんですよ。そして、景気が悪いからみんな派遣先から切られて、その人たちも引き受けられる会社があったら、私は、よっぽどそれは余力のある、よっぽどですよ。普通、どこだって厳しいから、自分...全文を見る
06月03日第189回国会 衆議院 内閣委員会 第11号
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○阿部委員 民主党の阿部知子です。  本日は、人口の過半、半数よりも、男性よりも多い女性たち、そしてその女性たちが個人として、尊厳をきちんと認められ、生き生きと生き、暮らし、働くための法案となるよう、私も一生懸命質疑をさせていただきますので、担当の大臣初め、よろしくお願い申し上...全文を見る
○阿部委員 今の御答弁にのっとって、さらに厚生労働省とも協力して、雇用機会均等法の改善、改正についても、内閣としてお取り組みいただきたいと思います。  二点目の質問ですが、今の国会の中で、ちょうど厚生労働委員会でいわゆる派遣法の審議がございまして、これも大変緊迫をしておりますが...全文を見る
○阿部委員 力強い御答弁、ありがとうございます。期待しています。  高階政務官にお伺いいたします。  今、有村大臣の御答弁にもありましたが、この女性活躍推進法を実効力を持って前に進めていくためにも、各都道府県に置かれた雇用均等室の役割というのは大変重要だと思います。  なお...全文を見る
○阿部委員 私がまず問題にしたいのは、平成十年の定員よりも減ってしまって、もちろん省庁全体の定員削減はあったとは思いますけれども、やはり、こういう法案をつくって、実効性を高めていくために、今大事な時期ですので、内閣を挙げて定員増。  そして、非正規がどんどんふえていっている現状...全文を見る
○阿部委員 真摯な御協議の結果、よりよいものに修正していただけたと思っております。ありがとうございます。  次に、有村大臣にもう一度伺いますが、先ほど御答弁の中にもございましたが、女性の職業生活における活躍というと、専ら働く場面というところがクローズアップされてまいります。 ...全文を見る
○阿部委員 今の御答弁で、この法案の幅というか、厚みというか、膨らみが確認されたかと思います。  今大臣のお手元に、大臣の御答弁にあった家族経営協定の推進、これは主に農水省がやっていただいておりますが、農家の女性たちが、例えば、自分の働いている時間、労働報酬、そしてどんな役割を...全文を見る
○阿部委員 これも前向きな御答弁をありがとうございます。本当に、単に会社で働くということでなく、幅広い分野で女性は日々働いておりますから、そのことが支えられるような関係団体との上手なコラボのもとにやっていただければと思います。  同様に、先ほど大臣の御答弁の中にも少しございまし...全文を見る
○阿部委員 おっしゃるとおりと思います。  そして、その上で、では我が国の制度は、そうして一人で頑張ろうと思う女性たち、あるいは農業者、あるいはお店、自営業の皆さんの、特に女性についてどうなっておるだろうということを考えたのが、次の国民健康保険問題です。  この委員会には、長...全文を見る
○阿部委員 高階政務官、お願いがあります。今のようなデータをとり続けていただきたいんですね。二十代の女性の五人に一人は国保なんですね。  では、国保の中で妊娠したり出産したりするときどれだけ不利益があるかという比較表も後ほどお示しいたしますが、こんなに少子化対策だと騒がれている...全文を見る
○阿部委員 正直言って、実務的課題は、何を目指して何を明らかにしようかという政治的意図によって克服をされるものであります。例えば、多くの女性が非正規雇用で、国保にお入りで、もし雇用保険を持っていなかったら何が起こるかというと、いわゆる育児休暇がとれません。育休がとれません。理由は...全文を見る
○阿部委員 実はこの問題は、四月十七日に、塩崎大臣に私が投げかけまして、国保法の改正の中で、ぜひ早急に手をつけられるべき、例えば育休をとれるようにするにはどうすればいいか、本当に挙げて考えていただきたいが、何か担当部署として検討されましたでしょうか。厚労省に伺います。特に、その後...全文を見る
○阿部委員 迅速にやっていただきたいです。今、世では、団塊二世の女性たちがあとどのくらいの間、出産可能年齢なのかとかいうデータはよく出されますが、それが可能になる社会的な仕組みがなければ、幾ら数字を出されても、本当に産むに産めない。  有村大臣に、三枚目の資料を見ていただきたい...全文を見る
○阿部委員 一言付言すれば、ほかの、組合健康保険や協会けんぽに入っている女性たちは、その方の収入がどうこうで傷病手当が得られないとか、育休がとれないとか、そういうことではないのですね、保険料の減免も。  今おっしゃられた、塩崎大臣のお言葉をそのまま繰り返されたんだと思いますけれ...全文を見る
○阿部委員 ぜひ基礎となるデータの集積をよろしくお願いしたいです。そこからよい施策が出ることを願っております。  次に、有村大臣にお伺いいたしますが、私がこの法案でもう一つ違和感を持ちますのは、家事労働について、果たしてこの法案はどのように視線というか目線があるんだろうというこ...全文を見る
○阿部委員 ありがとうございます。  今の大臣の御答弁のように動いていくことを願って、ただ、その場合に、やはり前提として、これまでの意識で家事労働はただであるというか有償化されない無償労働であるという実態があって、シャドーワークとも言われましたし、算定されない、数値化されない家...全文を見る
○阿部委員 家事労働は、家事ハラと言われるように、ハラスメント、無視されたり評価されなかったり、見えない労働になってしまっていて、そのために労働から排除されているというものですが、これなくしては、人はあすも人たれないほどの重要なものですので、今の大臣の御答弁をしっかりと実践、実行...全文を見る
○阿部委員 済みません。その打ち合わせでした。  高階さんにお願いします。
○阿部委員 いずれにしろ、家事労働が、先ほど来申しますように、見えないところに追いやられていて、また、外国の方が来られて、働く場面でいろいろな問題が起きたときの受け皿や法令のこともなかなか行き渡らないと思います。両面にわたって御尽力いただけますことをお願い申し上げます。  最後...全文を見る
○阿部委員 ありがとうございます。終わります。
06月10日第189回国会 衆議院 内閣委員会 第13号
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○阿部委員 民主党の阿部知子です。  本日は、私は厚生労働委員会にも所属しておりますが、民主党として、この年金問題、大変に国民の不安も大きいものですから、厚生労働委員会でまずきちんとやっていただきたい旨、理事会でも繰り返し要求いたしましたが、かなえられず、私どもといたしましては...全文を見る
○阿部委員 山本副大臣に伺いますけれども、私は、やはりこの二重構造というんでしょうか、非常に国民は不安だと思うんですね。少なくとも、NISCの監視というのは、こういう貴重な情報を扱う場合に重要な部分で、そこについては全く、社会保険庁時代からのものだから監視がなくていいとなると、一...全文を見る
○阿部委員 もちろん、懸念がないような体制をつくるのは当然ですが、これまでずっとそういう構造であったということで年金を扱っている。社会保険庁時代の、内部の通信だけとは限りません、メールというのはいろいろなところと交信しますから、私は、これは非常に重大な事態が発覚していると思います...全文を見る
○阿部委員 私の今伺ったことに的確に答えてください。  最終責任、これでいいよと。だって、これで理事会に出しましょうというすごく重要な文書だと思います。ここからいろいろなことがひとり歩きして、実は衆議院の方では、五月二十九日にもう遮断されているという前提で、みんな質問をしたわけ...全文を見る
○阿部委員 そういたしますと、これは大臣の責任は極めて大きいと思います。随所で責任があるということはおっしゃっていますが、国会の審議がこういう事実ではないペーパーに基づいて行われる、それだけの時間がロスになるわけです。  そして、先ほど申し上げましたような、社会保険庁時代の情報...全文を見る
○阿部委員 副大臣はそうおっしゃいますが、御存じのように、六月十五日というのは年金の支給日であります。それから、海外のサーバーも含めて年金情報が流出しているのではないかという指摘が随所でございます。また、社会保険庁時代のシステムもどのように監視が行き届いていたかわかりません。 ...全文を見る
○阿部委員 当然といえば当然で、そして今、副大臣お答えになりましたが、百二十五万件しか視野にないんですね。その中で住所変更をされた方という意味の御答弁であれば、私は、裾野はもっと広いかもしれないという構えを厚生労働省がお持ちじゃないと、この問題は解決を見ないと思います。それくらい...全文を見る
○阿部委員 もちろん厚労省から報告が上がっていないことが最大の問題ですが、現状でこれだけの組織図をつくりながら、私は、働いていないじゃないかと。これは、国民から見れば、サイバーセキュリティー対策は、何だ、この程度のものかと。また、ハッカーの方もそう思うでしょうね。思われてしまうと...全文を見る
○阿部委員 何度も申し上げますが、やはり、体制の不備の結果が、ここに至って国民に甚大な不安を与えているということですので、その総司令塔の菅官房長官には、ぜひ自覚と認識を強く持っていただきたいと思います。  では、なぜ滞ったのかというので、これも私の方で二枚目、図をつくってみまし...全文を見る
○阿部委員 私は今、NISCに質問をしました。  NISCはいつ、情報政策担当参事官室から、例えば高井戸署に五月十九日の捜査依頼が出ているということを聞いたのですかという質問です。
○阿部委員 少なくとも、そこに十日間のタイムロスがあります。  では、情報政策担当参事官室は、一体誰から、五月十九日、年金機構が警察に捜査依頼を出したというところはいつだったんでしょうか。情報政策担当参事官室が、いつ、誰から、年金機構が警察に捜査依頼を出したということをお聞きに...全文を見る
○阿部委員 私が今確認したかったのは、では、五月十九日から二十九日、NISCに行くまでの十日間のロスは、情報政策担当参事官室で十日間温めたわけですね。年金機構は、警察に捜査依頼を出しましたということを情報政策担当参事官室に十九日に伝えました、ところが、NISCに行くまでは、十日間...全文を見る
○阿部委員 先ほど来の御答弁、皆さん、このインシデント対処法、対策に述べられていなかったとばかりおっしゃるんですけれども、私は、最後の資料に、「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準」「情報セキュリティインシデントへの対処」という政府がつくった文書を添えてございます。これ...全文を見る
○阿部委員 それではセキュリティーにならないんですよ。いつインシデントと認識したかもわからない。認識したならば、当然踏むべきプロセスの次の予測がないんですね。それは対処とか対策とか言わないんですよ。  いつ重大事態と認識したかも恐らく、菅大臣、おわかりですか。ここで言う重大事態...全文を見る
○阿部委員 恐らく、重大事態と認識されたのは、今の菅官房長官のお答えでは五月二十九日。私は、当然ながらその前にも厚生労働省で、山本副大臣は明確にお答えになりませんでしたが、物事はやはり、インシデントであるという認識がいつからかというのは大事なんですね。セキュリティー上言えない問題...全文を見る
○阿部委員 では、安藤審議官、済みません、も一つ。  いつインシデントと認識しましたか。
○阿部委員 申しわけないけれども、五月八日にNISCから連絡が来たときにインシデントだと思ったのなら、「遵守事項」の(2)の(b)、「最高情報セキュリティ責任者に速やかに報告すること。」、全然速やかじゃないですよね、五月八日に来て。  今、安藤さんが答弁されたのは、五月八日にイ...全文を見る
○阿部委員 インシデントと認識しても手順書にものっとれない体制というのは、もうどうしようもないんですね、それでは。申しわけないが、手順書は、やはりそれどおりにやっていただかないと、手順書じゃないわけです。  副大臣にお願いがありますが、一体部局内では、もうみんな係長のせいにされ...全文を見る
○阿部委員 では、副大臣、副大臣も、五月八日、インシデント認識でいいですか。いつインシデントと認識しましたかと、さっき、安藤さんは五月八日とお答えなんですけれども、お考えは同じですか。
○阿部委員 何をとぼけたことを言っていますか。これはインシデント対策の手順書ですよ。違うものを見てやったら困るでしょう。何でそんなとぼけた答弁をするんですか。インシデント対策の手順書でしょう。それでは何の手順書にのっとってやったの。
○阿部委員 では、ますます出してもらいましょう。インシデントになる可能性が高いと認識して何をしたのか、どこでインシデントになったのか、インシデントに準拠して、対策、遵守するべきプロセスを踏んだのか。そういうふうにおっしゃるなら、逐一。  本当に、例えば重要事態法とかもそうですが...全文を見る
○阿部委員 誰もしっかり対応してくれるなとは思っていないんです。だけれども、余りにもこういう、言葉がひとり歩きして、実際が伴わないで、対策が打たれないでというのが、一番、国民の不安のもとだし、守られていないんですよ。  冒頭申し上げましたが、国民の生命財産を守るのが政治の役割な...全文を見る
○阿部委員 続いて、この問題をきっかけに、さまざまな不安が国民の中にはあるわけです。  今回は年金でありましたが、そして、年金は統合ネットワークの中に入っておりますが、医療保険や支払い報酬についてはこのネットワークの外であります。しかしながら、同じようなサイバー攻撃は、今、例え...全文を見る
○阿部委員 申しわけないけれども、余り頼りがいのある御答弁じゃなくて、国民から見て大変不安な思いが強くなります。  最後に、官房長官に伺いますが、いわゆるGSOC、先ほどもちょっと出ました政府機関情報セキュリティー横断監視即応調整チームですが、この監視対象として、今申し上げまし...全文を見る
○阿部委員 国民への攻撃は、武力だけではなく、こうしたソフト分野が非常に多くなりますから、きちんと国民が守られる体制をお願いしたいと思います。  終わります。
06月17日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第25号
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○阿部委員 民主党の阿部知子です。  私は、いただきました貴重な時間、労働者派遣法の改正案について質疑をさせていただきます。  そもそも、今回の改正が本当に派遣労働者にとってより直接雇用に結びつくのかどうか、このことについて、既にこれまでの私の質疑で、塩崎大臣には大変失礼なが...全文を見る
○阿部委員 そこで、あくまでもチャンスと言ったのです。チャンスがなければ、その次も生まれませんから。ここにいる全ての派遣労働者にとって、もうここで派遣を使えないという方は、そこの業務を継続するときに、その方を直接雇用するチャンスが生まれる。  そして、四十条の三には、一年以上そ...全文を見る
○阿部委員 ところが、今回の改正は、これを業務ではなくて事業所と人単位に変えました。そして、事業所単位の見直しは、これはもう井坂さんが何度も大臣と質疑しておられます。過半数労働組合の動きいかんですが、これまでですと、ほとんどの過半数労働組合が、派遣については継続という答えを出して...全文を見る
○阿部委員 前段の御答弁については、事業主側と過半数労働組合をごっちゃにして答えられていますので、事業所単位の見直しで、過半数労働組合は派遣でいいよと答えている場合のことを井坂さんと大臣は論議されたんですね。事業主側は、もちろんそこに、この人は優秀だから欲しいと思うこともあるし、...全文を見る
○阿部委員 私がこの法案の審議の当初から申し上げているのは、状況を把握するためのデータがこの審議には圧倒的に、絶対的に欠けているということで、現場が見られていないんだと思います。事務方を呼んでも、調査していませんと言うんだったら、呼んだって意味がないんです。そのことを、大臣、責任...全文を見る
○阿部委員 まず、前段の答弁で、約四%、今回の調査ではなく、事業所ベースであったということですね。大臣も自覚しておられるように、四%というのは少ない、ケースとして大変少ない。人数ベースじゃないですから、まず人数ベースもきちんと出していただきたいですけれども、人に着目するんだったら...全文を見る
○阿部委員 今大臣が言っていただいたように、私は質問予告してございますので、そして、朝方メールで来たからそれを見よということでありますが、共有できる資料として私は出すべきだと思うんです。厚生労働省が公式に出している中にはないんですね。私があえて伺ったんですね、こんなのはどのくらい...全文を見る
○阿部委員 大臣もおっしゃったように、私だけではなくて、これは岡本委員も問題にしておられたんですね。共通のこの委員会の認識なんだと思います。  一体どのくらいの方がその道が開かれるのかによって、事は違ってまいります。現行の四十条の二と三でどのくらいの方がその道が開かれたのかとい...全文を見る
○阿部委員 改正されたらどう変わるんですか。今回、雇用安定化措置が大きな柱ですから、改正されたら労働者にとって、今まで個々にお尋ねがあって決めてきました、これから何か変わるんですか。
○阿部委員 でも、伝えられても、伝えることはもう当然なんですね。さっき言った、課をかえるか、あるいは人をかえるか、あるいはレアなケースの派遣元の無期雇用の派遣以外になるかくらいしかなくて、正社員あるいは直接雇用のチャンスというのが今回の改正は非常に少ないと私は思っております。 ...全文を見る
○阿部委員 そうすると、現行の四十条の三と全く変わらないで、何が特定なんですか。今までそんな、特定派遣労働者と言わなかったんですよね。私、この法案を見ていて、あっ、これは何だろうと思ったんです。素朴な疑問ですが、何で特定派遣労働者と今度命名するんですか。  今までだって、一年以...全文を見る
○阿部委員 法律の用語というのは、一つつくったときは、その中身が特に派遣の労働者に伝わるようにしなきゃいけないし、法律をつくった側は理解していないと、とてもとても伝わらないと私は思うんですね。  今、大臣のお答えでは、従来は派遣元で一年以上ですか。これからは派遣先で一年以上です...全文を見る
○阿部委員 そうすると、狭まるわけですよね。派遣元と派遣先で今の要件を満たさなくちゃいけなくなるということですか。派遣元一年は同じですよね。派遣先でさらに今大臣がおっしゃったような要件が加わるということですか。現行の四十条の三と、改正したところの特定派遣労働者の対象者は広くなるの...全文を見る
○阿部委員 本当にそうであれば、これは重大なことで、労働者が、自分がその要件を満たしたから自分が派遣先に言っている、それで今までだったら可能だったんですね。今度は派遣元が言わなくちゃならなくなったんですね。  派遣元と派遣先の力関係というのが当然あるんですよ。うちでずっと派遣を...全文を見る
○阿部委員 それは二重の隷属になりますね。派遣元がそのことをやらなくちゃいけないというのは、派遣労働者にとっては、派遣元に了解してもらって、派遣先にもお願いしなきゃいけないんですね。  私は、この法案を見たときに、果たして派遣労働者側にとってどんなチャンスやどんな広がりが生まれ...全文を見る
○阿部委員 委員長に最後にお願いがございます。  これだけの間違いを放置して、委員会の審議の質疑終局などあり得ません。派遣の賃金ですから。待遇ですから。ぜひ、委員長として見識を持ってこの委員会の運営をお願いしたいと思います。  終わらせていただきます。
06月19日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第26号
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○阿部委員 民主党の阿部知子です。  先ほどの中島委員の質疑に引き続いて、総理にお尋ねいたします。  総理は、先ほど中島委員とのやりとりの中で、今回の法改正、約三十時間に審議時間が及んでいると。総理がここにお越しいただくのも二度目であります。  でも、なぜ、三十時間も審議を...全文を見る
○阿部委員 塩崎さんが安倍総理を思う、かばう気持ちはわかりますが、これは労働者の側からとって看過できないんです。派遣労働者の人格をおとしめるような表現が使われていること、このことは、内閣の姿勢なんです。幾ら安倍総理が先ほどるるおっしゃったような美辞麗句を話されても、一体この政府は...全文を見る
○阿部委員 その程度のことで済むなら、総理大臣の全般的な国政、特に労働者への責任は果たされないと私は思います。  この労働者派遣法の改正は大変重要な改正であり、総理はそのことはよく御存じと思います。そうであれば、派遣労働者をどう考えていたか、そこが一番大事になってまいります。 ...全文を見る
○阿部委員 委員長にはぜひ仕切っていただきたいんですけれども、今、安倍総理が述べられたような答弁は、実は私の質問を回避していると思います。八十数%が有期の雇用を繰り返している、だから、当然、期間制限の壁が生まれて、そこで失業する人がありますねと私が聞いたんです。  あるならある...全文を見る
○阿部委員 大臣、済みません、これは塩崎さんには何度も聞きました。申しわけないが、安倍総理に答えてもらってください。同じ質問を塩崎さんには何度もしました。  総理に重ねて伺います。ありやなしやであります。答えは明確にお願いします。
○阿部委員 総理はありと認識されたと、今、塩崎さんが答弁をされました。ありと認識されて手を打っているということでありました。  では、この期間制限の壁にぶつかる二十六業種の人にどんな手を具体的に打ったのですか。これは、この法案に賛成であれ反対であれ起きる事態ですから、法改正によ...全文を見る
○阿部委員 今の、雇用安定措置の実効性についても、この委員会では十分審議がされ、ほとんど実効性がないという論議が行われましたので、あえてそれを安倍総理に繰り返していただく必要はないです。  いかに今、二十六業種の方々で不安が増大しているか、このことを改めて総理には認識していただ...全文を見る
○阿部委員 労政審のあり方は、きちんと建議を立てて、それにのっとって法改正が行われていきます。この安倍総理の御答弁は、今、坂口さんが言ったように、話題に出たことはあるのかもしれません。でも、きちんと法にのっとって考えられるべき対象にはなっていないテーマであります。  私は、安倍...全文を見る
○阿部委員 私は、今の安倍総理の答弁も、先ほどの坂口さんの答弁も、極めて乱暴だと思います。なぜならば、本当にこの派遣労働というものを若者、ニート、フリーターの一つのジョブチャンスにして、そこでしっかり彼らを教育していくには、きちんとした、どんな体制があればいいかということが全く論...全文を見る
○阿部委員 今回の改正は、今の安倍総理のおっしゃったことと真っ逆さに向かっていくと思います。  三枚目の賃金の年収の表を見ていただければわかるように、特に派遣の女性の現行の賃金というのは、所定内賃金も年間賃金も極めて低いものです。暮らせない、まして、お子さんでもいればもっと暮ら...全文を見る
○阿部委員 まだまだ論点は尽きないと思います。  私の時間ですので、終わらせていただきます。
07月29日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第31号
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○阿部委員 民主党の阿部知子です。  私は、今回の社会福祉法の改正、そもそも最も大きな問題点は何かということで、塩崎大臣に冒頭お伺いいたします。  日本が江戸から明治へと時代を変えたときに、地域でさまざまな社会事業、社会福祉事業とは当時言わず、社会事業、社会的困難を抱えた方に...全文を見る
○阿部委員 会計の透明化、明朗化だけであれば、立法措置というものが必要とはされないんだと思います。会計見直し、基準見直しでやられればいいわけで。  ただしかし、この法律のていは、何を言っておるかというと、いわく、社会福祉充実残額等があれば、それを計画的に出しなさいと。これは、井...全文を見る
○阿部委員 大臣は経済にお詳しいからわかると思いますが、建てかえのための減価償却を資産なんかに置かれたって、動かしようがないですよ。使えないお金ですよ。物は傷むし、古くなるし、建てかえなきゃいけないし。それをあたかも資産とみなして、あなた、こんなに資産があるでしょうと言われたって...全文を見る
○阿部委員 同じ内部留保という言葉で二倍の差があるんですね。それをもとに一体どんな法体系をつくろうというのかということなんだと思います。  さらに、実は今の内部留保のお話は、基本的にはストック、資産の部分であり、事業のフローというところをきちんと押さえていないと私は思います。中...全文を見る
○阿部委員 今の大臣の御答弁ですけれども、平成十二年に社会福祉事業法が社会福祉法に変わってから、私は、事業についてきちんとフローを押さえたような調査は本当に少ないと思います。  大臣にさっき私が示しました三枚目を見ていただくと、障害児施設では、フローは、平成二十年などは収支差が...全文を見る
○阿部委員 引き続いて、ちょっと間の質問を飛ばさせていただいて、今、人件費の問題を取り上げましたので、福祉施設等々、社会福祉法人で働く職員の待遇問題を先にやらせていただきます。  今回の法改正で、障害分野の福祉職員等退職金共済制度への公的助成が廃止をされることになります。今の大...全文を見る
○阿部委員 大臣、今私が説明しただけでは、私の趣旨がよくおわかりにならなかったと思うんですよ。福祉の一種というのは社会福祉法人しかできなくて、主に施設入所系の仕事ですね。最近、株式会社が入ってきているのは、訪問で、在宅で居宅介護とか重度訪問介護事業で、この居宅というか、そちらと施...全文を見る
○阿部委員 今の大臣のお答えは、要約すると二点あったと思います。退職金問題について、他の制度を利用しているのではないか、あるいは、介護保険ですので、営利も一部事業体が手を出してそこでもやっているのではないかと。後段は別にこの職員数の増減ということには余り影響いたしませんので、前段...全文を見る
○阿部委員 事が後では、私は違うと思います。  終わらせていただきます。
08月05日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第33号
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○阿部委員 民主党の阿部知子です。  本日、私に頂戴いたしましたお時間は一時間三十五分で、今まで未経験の分野、未踏の分野に入ります。  実は、本来は民主党のエース岡本さんが質問も分け持っていただくところでございましたが、この夏の暑さでちょっと体調整わずということで、その分も含...全文を見る
○阿部委員 大変優等生の御答弁をいただきましたが、私は、今、塩崎大臣がお答えいただいたように、二面性を絶えず持っていると思います。地域に密着し、人の生き死にに密着し支えるということと、そして同時に、産業競争力会議などで松山さんなどの御指摘にあるように、日本ももっとこの医療分野、医...全文を見る
○阿部委員 塩崎大臣も私と同じように、一体これは何のためなんだ、ちょっとよくわからないなと思って局長に聞かれたということですので、ああ、一緒だなと思いまして、私の場合は今もって、では地域医療構想にこれが役立つのかどうかというところの疑問がありますので、後ほどそれは質疑の中で明らか...全文を見る
○阿部委員 前者のメイヨー・クリニックが国際的に見てもトップレベルと評されるようになった背景というか理由は、やはり臨床と教育と研究というものをきちんと携えて、臨床から研究に、研究からさらに新しい技術にと踏み出していった。ですから、残念ながら、今回の地域医療連携推進法人のようなもの...全文を見る
○阿部委員 私も、自分自身が小児科医で、そして、ましてこの十五年国政に送っていただいているので、やってまいりまして、一番難しいなと特に厚生労働分野の医療の分野で思っておりますのは、医療提供体制、それも地域という面を把握した医療提供体制というのは本当に答えがなかなか出ない。  六...全文を見る
○阿部委員 ごめんなさいね。急に聞いたから、質問と答えと違って、悪かったですね。二次医療圏の抱える問題について、今どんな認識を医政局として持っておられますかということであります。  私がそのように質問いたします理由は、一九六三年に、医療制度調査会というのがあって、その答申の中に...全文を見る
○阿部委員 極めて正直な御答弁だと思います。二次医療圏が病床規制の手段になっちゃっていて、実情を見ていない。私は、ここが一番問題だし、ここが一番難しい。問題だから厚労省だけを責めようとは思いません。本当に難しいと思うのです。  でも、単に病床規制の手段としてだけやれば、地域住民...全文を見る
○阿部委員 今がターニングポイントだという意味で、日本の人口構成、少子高齢社会は世界一ですし、一方で、とてもありがたいことに医療保険制度、国民皆保険というのがあって、でも、保険があって医療サービスがなければ、保険あってサービスなし、やらずぼったくり保険になっちゃうので、非常にあり...全文を見る
○阿部委員 私は、実はこのガイドラインに関する検討会に出されていることには二つの疑念があります。  一つは、先ほど大臣もおっしゃっていただきましたが、これから地域医療構想をつくる場合に、今までのような二次医療圏の考え方あるいは医療提供サイドからの考え方だけではなくて、住民サイド...全文を見る
○阿部委員 私は、医療行政というのは、抑圧的にというか、権限を振りかざしてやっても絶対うまくいかない。というのは、医療をやる側も人間ですし、やる気がなくなったら終わりですから。これは一人の医者から始まって、病院という生き物もそうですが、本当に人間でもっているんですね。定められた規...全文を見る
○阿部委員 私は、それは詐欺みたいなものだと思います。  局長、そして大臣、平成二十五年九月六日のこの審議の折に、地域に密着した病床、すぐ入退院ができてとかいうのをここに設けますよと。それは患者さん、利用者側から見た機能でもあるんですね。そういう機能から、今は、金目の話で分析を...全文を見る
○阿部委員 一言で言うと深読みだというふうに言っていらっしゃるんだと思うんですが、私は逆に、医療というものの本質を見ていないからこんなことが出るんだろうと思うんですね。  例えばカテーテルの技術一つ、心臓カテーテルあるいは脳梗塞のための早期のカテーテル介入、その技術が提供されれ...全文を見る
○阿部委員 ネットワークをしたり、お互い人材を教育のために移動させたりということはあっていいと思いますが、そのためにこの法人がつくられるというのは、私はやはりちょっと目的と形態が違うように思います。  そして、もっと言えば、先ほど来申し上げますように、長野の厚生連がうまくいって...全文を見る
○阿部委員 一九九七年に精神科領域では精神科のソーシャルワーカーを必須条件としました、もちろん、ある病床数以上の。それは、患者さんたちを積極的に地域に帰して、帰した後の生活も一緒に見られるようにという。  今、私どもの国が地域包括ケアとかいうときに、当然、地域で療養する患者さん...全文を見る
08月28日第189回国会 衆議院 経済産業委員会 第30号
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○阿部委員 民主党の阿部知子です。  早速ですが、質問に入らせていただきます。  ことしの八月は大変暑い夏でありました。この夏に、実は、東電福島第一原発で収束作業にかかわってくださっている作業員の三名の方がお亡くなりになりました。極めて深刻な事態と受けとめておりますし、三例の...全文を見る
○阿部委員 いわゆる熱中症と断定できない、あるいは労務に起因しないといったとしても、現実に、三十代、六十代、おのおの健康診断も受けて作業現場に入った方が、大臣は御存じでしょうか、一例目の方は大体十カ月勤続、二例目の方はまだ七カ月。すなわち、ずっとそこにいる方々じゃなくて、二次下請...全文を見る
○阿部委員 大臣の答弁にもあるように、法令上は本当に発注者としての責任しかない。でも、おかしいと思います。作業環境はどんどん悪化して、そこに従来働いている人でない人が新たに入って、そして災害が相次ぐ。  私がもう一つ問題にしたいのは、大臣が先に御答弁ありましたが、八月八日の事案...全文を見る
○阿部委員 もう再三再四の指摘ですから、政府も経産省も、東電も労働基準監督署も甘いと思います。考えられないです、一カ月に三人亡くなる。日常の健康管理も甘いし、安全監視体制も甘い。  そこにたくさんの人が働いていただいている、このことはここにいる誰もが忘れてはいけないことだし、一...全文を見る
○阿部委員 労働契約があっても、そのときにやはり自発性でやっていただくしかない作業だというふうな御答弁だったと思います。きちんと守っていただきたいと思います。  次に、そうした事態を想定したくはないですが、福一でもそうでしたが、自衛隊員やあるいは消防庁の皆さんに放水を含めてお力...全文を見る
○阿部委員 正直言うと、その段階ではシミュレーションとはまだ言わないと思います。これはいつでもあり得ることで、あってはならないのですが、やはり、その動きの一つ一つ、前回を参考にきちんとしておいていただきたい。住民保護にもかかわります。  そして、その中で、防衛省と総務省に伺いた...全文を見る
○阿部委員 では、残余の質問は次にさせていただきます。ありがとうございます。
○阿部委員 では、先ほどに引き続いて行わせていただきます。  大臣も先ほど来の質疑をお聞き及びと思いますが、実は、消防職員、自衛隊などは上限百ミリであります。電気事業者、作業員に二百五十ミリを規定したとしても、緊急時どうするのか。本当に私は深刻な状況が解決されていないと思います...全文を見る
○阿部委員 今の大臣の御答弁にあったように、消費者にとっては、判断に基づいて選択できるという選択の権利を伸ばすものであります。  大臣のお手元の資料を見ていただきたいと思いますが、いわゆるフィード・イン・タリフ、固定価格買い取り制度の電気であることをどう表示して消費者の選択肢を...全文を見る
○阿部委員 私は、日本の国民はドイツの国民に劣らず賢いと思いますし、FITであるという表示はしていただいた方がいいです。  大臣に最後の資料を見ていただくと、ここには、例えばFITの電気と再エネの電気と分けて書く、これはいいと私は思うんですね。ああ、こっちはFITの電気、成分は...全文を見る
○阿部委員 電力自由化は、需要と供給、消費者と提供サイド、やはり両方のよりよい選択ということになると思いますので、重ねてよろしくお願い申し上げます。  終わらせていただきます。
09月02日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第37号
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○阿部委員 民主党の阿部知子です。  早速ですが、質問に入らせていただきます。  大臣のお手元にも、また皆様のお手元にも新聞資料をつけてございますが、この八月に東京電力福島第一原発事故の事故収束現場で三人の方がお亡くなりになりました。八月の一日の事例は三十代の男性、二十一日の...全文を見る
○阿部委員 今の御答弁のとおりではありますが、大臣も御存じのように、作業環境というのは劣悪と思います。暑い八月で、そしてフルマスクで重いものを持ち、あるいは下に向いて穴を掘るなどの作業で、従来の職場あるいは通常の職場を上回る日常の健康管理ということを今大臣御答弁いただきましたが、...全文を見る
○阿部委員 日本は法治国家ですし、未曽有の事態です、こういう廃炉作業というか、汚染水問題もあるし、それから長く続くし。私は、都度のガイドラインあるいは指導を上回る法律の改正、例えば、事故を起こした電力会社に特定電気事業者という名前をつけて共同責任をとらせるようなことも、ぜひ政府と...全文を見る
○阿部委員 これは塩崎大臣、大臣がもっと厚生労働省として前向きに病院の機能ということを評価していただかないと、どんなタイプのにも絶対病院が必要なんです。ほかの支援センター、ワンストップでつくったとしても、必ず医療が必要になります。例えば緊急避妊措置、七十二時間以内に必要です。性感...全文を見る
○阿部委員 第四次男女共同参画基本計画の策定に当たって、性犯罪被害者に対する医療費、カウンセリング費用等の助成について検討するとなっております。第四次はこれから策定されて具体的に落とされていきますので、今大臣のおっしゃった御答弁の方向をさらに充実していただきたいし、警察の負担する...全文を見る
○阿部委員 今大臣の御答弁にございましたように、八月二十八日の子どもの貧困対策会議で取り上げられました児童虐待防止対策強化プロジェクトというペーパーの中でも、また来年度の概算要求でも述べられておりますので、ぜひ私は、人の充実ですね。  特に、ここで言う四号、五号という方は必ずし...全文を見る
○阿部委員 御丁寧な答弁をありがとうございます。  最後の資料で、性的虐待もまたふえているということで、かなり密なケアが子供たちの心を開くということですので、大臣に引き続き格段のお取り組みをお願い申し上げて、終わらせていただきます。  ありがとうございます。