甘利明

あまりあきら

比例代表(南関東)選出
自由民主党
当選回数13回

甘利明の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月14日第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第3号
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○甘利委員 甘利明でございます。自由民主党を代表して、総理並びに関係大臣に御質問をさせていただきます。  思い起こしますと、約七カ月前に私はこの場で財政構造改革法案に対しまして代表質問を行いまして、その必要性を訴えた一人であります。そして今、この修正案に対する質問を行うという事...全文を見る
○甘利委員 そこで、バブル崩壊以降今日までの景気状況を時系列的に検証をしてみますと、次のようになります。最近パネルがはやっていますので、私も実は初めてつくってきました。ここにあるのであります、ちょっと立派なものですけれども。  景気基準日付の谷、つまり景気の底は平成五年の十月で...全文を見る
○甘利委員 私が与党だから言うんじゃありませんけれども、今回の総合経済対策というのは、かつてないくらい内外で評価された、されるべきだと私は確信をいたしております。というのは、先ほど来指摘をさせていただいております景気後退の本当の原因、日本経済の四つの症状に対して適切に四つの処方せ...全文を見る
○甘利委員 日本経済の病状の正確な分析はできたわけであります。それに対する適切な処方せんも書けました。あとは、毅然たる姿勢で自信を持って、患者にいついつまでにこの病気は回復しますというふうに宣言をすることが医者としての責務であります。医者が不安に思ったり自信なげな態度をとれば、患...全文を見る
○甘利委員 先ほど来指摘させていただいておりますとおり、将来不安不況、あるいは不安あおり不況という言葉さえあるんですね。総理は、日本自身を信じてくれと。そのとおりだと思うのです。日本の底力を信じてくれ。その日本政府の顔が総理でありますから、総理が毅然たる姿勢で、大丈夫だから頑張ろ...全文を見る
○甘利委員 私の持ち時間が来まして、もう一点質問通告をさせていただいておりますが、次の機会に譲りたいと思います。  先ほど来私が申し上げていますのは、景気対策、刺激策のツールをもっとたくさん持とうということでありますし、消費不況と言われるのであるならば、消費のマインドをもっと細...全文を見る
05月21日第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第7号
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○甘利委員長代理 個人的にちょっとやりとりしないで。
○甘利委員長代理 これにて谷口君の質疑は終了いたしました。  次に、児玉健次君。
08月17日第143回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○甘利国務大臣 まず最初に、光栄なる初答弁の機会をいただきまして、まことに感謝を申し上げます。  今、深谷先生から、大企業のリストラによって排出をされる人材、中高年齢層を中心とする人材を中小企業に有効に活用できないか、それが中小企業の活力を助ける一助になるというお話であります。...全文を見る
○甘利国務大臣 まさに先生が御指摘されている点がこれから非常に大事になってくる点でありまして、高齢者の雇用に関しまして、高齢者の方々にこれまで長年培ってきた知識や経験を生かしていただくために、労働省といたしましては、希望をすれば少なくとも六十五歳までは現役として働くことができる社...全文を見る
○甘利国務大臣 障害者の雇用、失業統計について正確な数字が把握できておらない点がございます。  それは、例えば失業率の調査をしますときに、これは総務庁がやるのでありますが、十万世帯ほど調査する際に、対象に対して健常者か失業者かの確認をしておりません。しかし、障害者の再雇用は健常...全文を見る
08月19日第143回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○甘利国務大臣 私が労働大臣に就任をしました翌日に、六月の雇用、失業統計が発表されました。失業率四・三%、有効求人倍率〇・五一、いずれも、史上最悪ないし最悪と同じ数字になりました。非常に重大に受けとめております。  今後の見通しというお話でありますが、先生御案内のとおり、この失...全文を見る
○甘利国務大臣 全く同感でございまして、いつの世も、時代時代にその時代を担っていく産業というのがあります。古い時代を担った産業から新しい時代を担っていく産業、企業に余剰労働力をスムーズに雇用移動させる、それが雇用の安定にとって必要欠くべからざる政策であると思っております。そこに職...全文を見る
08月19日第143回国会 衆議院 労働委員会 第1号
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○甘利国務大臣 このたび、労働大臣を務めることになりました甘利明でございます。  現在、我が国は、長引く景気の停滞を受け、完全失業率が過去最高となるなど、雇用失業情勢はかつてないほど厳しさを増しております。また、産業構造の変化や少子・高齢化の進展により大きな転換期にあります。 ...全文を見る
08月20日第143回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(甘利明君) 総論につきましては総理がお触れになられましたので、若干各論に触れさせていただきます。  特に中高年齢層の失業が深刻になっております。御案内のとおり、有効求人倍率でいいますと〇・一九であります。これに対してどう対応するか。抜本的には景気をよくしなければなり...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 失業給付というのは基本的には九十日から三百日でありますが、先生御案内のとおり、これもある種の特例がございまして、特定不況業種であるとか不況地域であるとか、あるいは障害者とか高齢者とか、それに対応して六十日ないしプラス九十日という仕組みがございます。そうした...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 鴻池先生御自身、中小企業の経営者でいらっしゃいますから、まさに肌身感覚のお訴えと理解をいたします。さらに、かつて中小企業の経営者が中心に組織をしておりました青年経済団体であります日本青年会議所の会頭をされておられました。お忘れかもしれませんけれども、先生が...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 失礼いたしました。  立場が逆転をしましたと申し上げましたが、正確に申し上げますと、講師としてお招きをして私が質問をし、御答弁をする立場をいただきました。今度は、私が答弁をする立場で、かつての会頭が質問する立場で、ちょうど逆転をしたということでありますが...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 誤解をお与えしましたことに関しては心から深謝申し上げます。
08月24日第143回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(甘利明君) お答えをいたします。  先生御指摘のとおり、障害者を事業所が解雇する場合には、再雇用が健常者よりもかなり大変ということがありますので、事前に届け出を義務づけております。そして、御指摘のとおり、直近の情報によりますと昨年の同期から比べて二倍にふえておりまし...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私が労働大臣に就任した途端、失業率が過去最悪になりまして、労働大臣がだらしがないから雇用情勢が改善しないと言われないように懸命に頑張りたいと思っているところでありますが、悲しいかな、雇用・失業統計というものは景気の後追い指標的な面があります。景気の後を数カ...全文を見る
08月28日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第4号
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○甘利国務大臣 金融のビッグバンが経済構造改革を加速させ、そのことを通じて雇用の移動を初めとする新しい事態が起こり得る、それを想定してきちんと対処せよというお話だと思います。  古い時代を担った産業形態から新しい時代を担う産業に雇用が失業の不安を持たないでスムーズに移動する、こ...全文を見る
09月03日第143回国会 衆議院 労働委員会 第2号
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○甘利国務大臣 先日まで答弁をされる側だった先生から御質問を受けると多少緊張するのでありますが、先生の御質問のお話の中にその答えはもう既に入っているというふうに思っているわけであります。  すなわち、お話にありましたように、我が国の経済社会が構造変化を起こしている。これは世界じ...全文を見る
○甘利国務大臣 先ほども一部触れさせていただきましたが、今、日本は大きなうねりの中にいる、転換点にあるわけであります。それは、国際化やあるいは少子化や高齢化が進んでいく中で、国民の生き方やあるいは価値観も多様化をいたしております。  そうした中で、時代が要請していく、その要請に...全文を見る
○甘利国務大臣 この労働基準法の改正の提案以降、与野党の先生方に、大変に真摯な、熱心な議論をいただきました。その中で、懸念される項目についての集中的な議論をいただき、今日いろいろと御提言をいただいているわけであります。そうした議論を通じて、この法案がよりよいものになっていくという...全文を見る
○甘利国務大臣 ただいま御指摘の、変形労働時間制を利用している場合の時間外労働の割り増し率について、通常の場合の時間外労働の割り増し率よりも高いものとするべきではないかというお話でありますが、その点につきましては、その適否も含めまして、時間外労働の割り増し率のあり方に関する中央労...全文を見る
○甘利国務大臣 ただいま先生の御提案のとおり、労使委員会の決議について適宜見直しを行うことができますように、労使のどちらか一方から見直しの要求があった場合には労使委員会を開催をいたしまして検討を行うよう、指針において明らかにしてまいります。
○甘利国務大臣 そもそもそのような基準に適合しない労使協定を結ばれては困るのでありますが、不幸にしてそういう事態が生じました場合、そのような労使協定を締結した使用者に対しましては、他の労働基準法違反の場合と同様に、労働基準監督署名によります是正勧告を行いまして、厳正に対処をしてま...全文を見る
○甘利国務大臣 ただいま河上先生御指摘の趣旨に沿いまして措置してまいります。
○甘利国務大臣 信任手続につきましては、当分の間投票にすることとするよう措置してまいりますが、ただいま先生御指摘になりました投票の方法とか任期等具体的な内容につきましては、中央労働基準審議会での議論を踏まえて措置することとさせていただきたいと思います。
○甘利国務大臣 先生御指摘の家庭生活と職業生活の調和というのは、まさに私どもが目指していくものでありますし、そのために先生にも大変な御努力をいただいてきたわけであります。育児休業や介護休業の制度もその一環でありますし、まさに時短もそのとおりであります。そして、今後労働時間短縮を効...全文を見る
○甘利国務大臣 御趣旨に沿いまして、中央労働基準審議会の意見を聞きました上で、法案成立後直ちに専門的な検討の場を設けまして、精力的に検討を行ってまいります。
○甘利国務大臣 先生御指摘のとおり、年次有給休暇をちゃんととっていただければ千八百時間が一挙に進むわけでありますけれども、何となく職場でとりづらいという雰囲気がある。権利はあるんだけれども行使しづらい。これをどう周辺環境整備をしていくか、まさに大事なところでございます。  なか...全文を見る
○甘利国務大臣 まず、このきょうの質疑に関しましては、与野党を通じて理事会で合意をいただいて設定をされているというふうに承知をしておりますので、強行云々という話はいかがかというふうに思っております。  裁量労働制を含む労基法の改正につきましては、各党間でいろいろ御意見をいただき...全文を見る
○甘利国務大臣 濱田先生御指摘のとおり、変形労働時間制というのは、例えば季節間の労働時間の調整等々、それ自体が時間外労働を結果として減らすということになるわけでありますから、必然的に時間外労働というのは少なくて済む、その趣旨はそのとおりだと思います。そうした御趣旨、御指摘に沿いま...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘をいただきましたので、決議につきましてはその有効期間を定めなければならないということ、それから、当分の間はその 期間は一年としなければならないこと、これを省令において規定することといたします。     〔鍵田委員長代理退席、委員長着席〕
○甘利国務大臣 御案内のとおり、現在は、残業、深夜に関しましては二五%の割り増し率、そして休日については三五%となっているわけでありますが、ただいま御指摘の時間外・休日労働及び深夜業の割り増し率につきましては、国際的な水準を参考にいたしまして、実態調査の結果を見つつ、中央労働基準...全文を見る
○甘利国務大臣 ただいま決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重し、努力してまいる所存であります。     —————————————
09月07日第143回国会 参議院 本会議 第7号
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○国務大臣(甘利明君) 労働基準法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  今日、我が国を取り巻く内外の環境は大きく変化し、そのため経済社会も構造変化に直面しております。また、労働者の働き方や就業意識の多様化も進んでおります。このような状況のもとで豊かで...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 長谷川先生の御質問にお答えをさせていただきます。  まず、雇用保険の失業給付についてのお尋ねでありますが、年齢別の就職の困難度等に応じまして給付日数を定めますとともに、離職者の個別の事情や、その時点での雇用失業情勢等に応じて、給付日数を延長できる制度を現...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 但馬先生の御質問にお答えをさせていただきます。  まず、緊急雇用対策推進期間を定め、失業率二%台を目指すとの御提案がございました。  まず、短期的な雇用対策につきましては、期間を定めまして実施するというよりも、緊急かつ強力に推進すべきものと考えておりま...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 大脇先生の御質問にお答えさせていただきます。  まず、時間外労働についてのお尋ねでありますが、新たに法律に基づいて設定をいたします時間外労働の上限に関する基準につきましては、他の労働基準法違反事例と同様に、労働基準監督署名による是正勧告を行いまして、厳正...全文を見る
09月08日第143回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第2号
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○国務大臣(甘利明君) このたび労働大臣を務めることになりました甘利明でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  労働・社会政策委員会の御審議に先立ち、就任のごあいさつを申し上げますとともに、雇用失業情勢についての報告及び今後の労働行政についての所信の一端を申し述べ、委員...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ただいま議題となりました労働基準法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  今日、我が国を取り巻く内外の環境は大きく変化し、そのため経済社会も構造変化に直面しております。また、労働者の働き方や就業意識の多様化...全文を見る
09月10日第143回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第3号
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○国務大臣(甘利明君) 中高年層の再就職が困難な理由は、一言で申し上げればその年齢層に対する求人数が少ないということになります。先生御承知のとおり、失業率は若年層と中高年層が高いのでありますが、有効求人倍率を見ますと若年層は比較的高くて中高年層が低いということになりまして、ですか...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ただいま先生が御指摘の点は、我々が一番留意をしなけりゃならない点だというふうに考えております。  今回の改正の柱は、もう先生先刻御承知だとは思いますが、おさらいの意味で申し上げさせていただきますと、以下の四点を主な柱としているわけであります。  まず第...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) お話しのとおり、衆議院でこの部分、裁量労働制の施行の時期が一年先になりました。それは御指摘のとおり、先生御指摘のもろもろの心配事をきちっと検討しなさいと、そのための時間というふうに承知をさせていただいておりまして、この指針に関しましては法案成立後直ちに専門...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私も子供が二人おりますが、長女は家内が大学に在学中に産みまして、一年間休学をいたしました。その間にも月謝を取られたのでありますが、私が全部払いました。第二子を産むときには、仕事を持っているときでありまして、結局仕事をやめて子供を産んでまた新たに復帰をしまし...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ただいまの先生のお話を真摯に受けとめまして、閣議等機会あるときに発言をさせていただきたいというふうに思っております。
○国務大臣(甘利明君) 私、今小銭を持ち合わせていないものでありますから委員と呼ばせていただきますが、今、小宮山委員の御指摘の中に労働の規制緩和というお話がありました。確かに政府の規制緩和推進計画の中に労働分野の規制緩和ということでこの項目が入っております。ですから、私も全くそう...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私が発言したことで若干誤解がありますのは、規制緩和の面があるということを全面的に否定はしませんというお話をさせていただきました。ただ、そのスタートの趣旨はこういう考え方で始めて、それを都合よくつまみ食いされちゃったような思いがありますよというお話をさせてい...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) この労基法の改正を衆議院で審議していましたときに、私は、当時は前任者が大臣でありましたので議事録で読ませていただきましたが、民主党のある委員の方から、既に成立となった改正均等法は今回の労基法の改正と一緒になって完結をするという御指摘がありました。確かにそう...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 委員の一連の御指摘を真摯に受けとめまして臨んでいきたいというふうに思っております。
○国務大臣(甘利明君) 午前中からこの点の御指摘をいただいております。企業側の論理、規制緩和という中に含まれていないかという御指摘があろうかと思いますが、規制緩和の側面を全く否定するものではありませんけれども、考え方はもう十年前からスタートしておりまして、そこの観点は、もちろん経...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 千八百時間の達成は、私どもがしつかりと踏まえて進んでいく方向であります。  ちなみに数字を追ってみましたら、昭和六十二年度に二千百二十時間の総労働時間、これは統計のとり方にもいろいろ御指摘がありますけれども、それが平成九年度はようやく千九百時間を切りまし...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 時間外労働の上限規制でありますが、先生御案内のとおり、現在も一応の上限規制というのはあるのでありますけれども、言ってみれば単なる行政指導というんですか、そういうがちっとしたものではない。これを今回の改正で基準として法的な後ろ盾を持てるようにすると。しかしな...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 新たな裁量労働制が単に残業代をカットするためだけに導入されるようなことがあってはならない、私もならないというふうに思います。  今までの審議の中でも御説明をさせていただきましたとおり、新たな裁量労働制というのは、企業の本社等の中枢部門で働くホワイトカラー...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御指摘のとおり、労働基準法は、憲法第二十七条第二項に基づきまして、労働条件について契約自由の原則を修正し、賃金、労働時間その他の労働条件に関する一定の基準を定めたものでありまして、この考え方は今日でも変わっておりません。
○国務大臣(甘利明君) そのとおりでございます。
○国務大臣(甘利明君) かなり回りくどい言い方であったかと思いますので、もう一度整理して答弁をさせます。
○国務大臣(甘利明君) 法律では抽象的な書き方になっております。一番細目については労使委員会で、当然企業ごとに画一的、一律的ではないと思いますから、本当の最後の具体的なところは現場で詰めるんだというふうに思います。詰める際に、言ってみれば法律が漠として規定しているものよりもさらに...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 年間三百六十時間というのが上限で、これを行政指導で行い、今般それに法的な裏打ちをしていくということで、次第にその上限の縛りを強くしていく。今までもそうでありますが、これから社会の要請に従ってこの上限について各方面と相談をし、意見をいただきながら検討していき...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私は、終身雇用というのは、前大臣も多分そうお答えになったと思いますけれども、日本の雇用文化であって、これは正直誇っていいものだと思います。それは社会の安定要因にもなっているはずでありますし、そして、使用者側から見て終身雇用というのが非常に使い勝手が悪いとい...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先ほども千八百時間の達成についての御質問がありました。与野党の先生方の大変な御努力によりまして時短を推進してこの十年で二百二十四時間が短縮をされた。しかし、それでも千九百時間をやっと切ったというところでございまして、さっきも申し上げましたが、有給休暇をもっ...全文を見る
09月11日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第14号
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○甘利国務大臣 労働省の立場で申せば、労働債権の順位はもちろん上であった方がいいというふうに思います。私自身もそう思いますし、主張させていただいております。  ただ、それぞれの債権順位、所管する役所がありますから、どこでその順位の調整をするのか。その場を設定していただいた場合に...全文を見る
○甘利国務大臣 北村先生は、今までの御経験の中で恐らくこの種の事件現場に直面をされて、その苦悩といいますか、そういうものを肌身で感じられての御主張だと思いますので、その御意見は真摯に受けとめさせていただきます。  御案内のとおり、賃確法によります労災保険の中に、未払い賃金立てか...全文を見る
○甘利国務大臣 現在は、現在持っております制度の適宜適切な見直しで対処したいと思っております。
○甘利国務大臣 北村先生御指摘のILO第百七十三号条約は、現在八カ国が批准をしているわけでありますが、現状で申し上げますと二点の問題がございます。  先ほどの私へ、あるいは法務大臣への冒頭の御質問で述べさせていただいておりますが、一つは債権の順位でございまして、これをどう解決す...全文を見る
09月11日第143回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第2号
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○甘利国務大臣 このたび労働大臣を務めることになりました甘利明でございます。  衆議院石炭対策特別委員会の御審議に先立ち、一言ごあいさつを申し上げます。  我が国の石炭鉱業をめぐる環境は引き続き極めて厳しい状況にあり、これまでも、戦後のエネルギー構造の転換が進む中で、各般にわ...全文を見る
09月17日第143回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第4号
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○国務大臣(甘利明君) 斉藤先生の冒頭のお話はまさに労働行政の原点そのものであるというふうに私も受けとめております。  そこで、既に先生が現下の雇用情勢の厳しさについて数字でお示しになりました。有効求人倍率が〇・五〇というのは史上最悪の数値でありますし、失業率が四・一、これは見...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今回の基準法の改正は、社会の変化あるいは労働者の働き方に対する価値観とかニーズの変化に対応しまして、そして時代の変化にこたえて、なおかつ新しい働き方に対する最低基準を確保していくということでありまして、その辺のところをしっかり遺漏なきを果たしたいというふう...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先生御承知のとおり、労働基準法という法律は労働条件の最低基準を確保していくという法律でありまして、今回五十年ぶりの改正というのは、その間に経済社会も変化をしてまいりました。少子・高齢化は進展をし、あるいは国際化というのも進展をしてきております。一方、働き方...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私は、先生御存じかわかりませんが、今まではずっと産業政策をライフワークとして担当してまいりまして、電力政策の規制緩和も担当してやってきた一人であります。その産業政策を担当してきた者が労働大臣になりまして、産業政策に比較的親しんだ労働大臣に期待する声と、逆に...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) まずその前に、今回の法改正におきましては、解雇や出向などをめぐって個別の労使紛争が生じていると。そういう場合に、当事者の求めに応じまして都道府県の労働基準局において助言や指導を行うことによって解決を促す仕組みも創設すると。十月一日から動くわけであります。 ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 長谷川先生御指摘のとおり、今の雇用失業情勢は尋常ならざるものがございまして、労働省の施策だけではなくて政府を挙げて取り組む、あるいは今御指摘のように政労使で知恵を絞っていろいろなアイデアを出して、それを具体的な政府の策としてつなげていくということが非常に大...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私、労働大臣に就任をします際に、小渕総理からは、信任状といいますか、あれをいただく際に、雇用の安定ということは小渕内閣にとっての最大の課題の一つですから、しっかり踏まえて取り組んでいただきたいというお言葉がわざわざつけ加えられました。ですから、本内閣におい...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御指摘のとおり、私の答弁の仕方がうまくなかったかもしれませんが、これから一般会計からも積極的に予算を投入して考えていきたいというふうに思っております。  ただ、いずれにしても、私も労働省に来まして、それまでのイメージとしては、労働省予算というのは物すごく...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 計画には適宜適切に対策をとるということが入っておりまして、それを受けて緊急雇用対策本部、産業構造転換・雇用対策本部というのが設置をされたわけであります。  それと政労使の雇用対策会議との関係はどうなるのかというお話でありますが、実は政労使の雇用対策会議を...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 三年後に女性というのが外れて男女ともに家庭責任を有するということに変わっていく、この三年間につきましてはいろんな意味で意識改革の準備期間も必要だと思います。  男性中心に運営をされてきた社会であります。特に仕事についてはそうでありますから、当然家庭責任と...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 時間外労働に関しましては、委員も先刻御承知のとおり、今までその上限は行政指導のようなもので決めていた、それを法的根拠を与えて基準ということにしたわけでありまして、これによってその措置が進むというふうに考えております。
○国務大臣(甘利明君) その必要性があると思います。
○国務大臣(甘利明君) 働き過ぎをどう予防するか、これは時間外であるとかあるいは休日であるとか深夜、いろいろな点について御指摘をいただいております。  ただ、一律に法規制でということになりますと、それぞれ時間外、休日、深夜についての個別事情の違いとか温度差というのがあります。で...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 深夜業が過度にわたることは決して適切ではない、それに対して何らかの適切な措置を講じていく必要があるということでございます。
○国務大臣(甘利明君) ございません。
○国務大臣(甘利明君) 留意してまいります。
○国務大臣(甘利明君) 休日労働につきましてでありますが、「ガイドラインの設定などその適正化のための適切な措置について、中央労働基準審議会において、労使の意見を充分尊重しつつ、検討が行われるよう努めること。」とするという、これは衆議院の附帯決議をいただいたところであります。であり...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 激変緩和措置を三年間持つわけでありますが、これが終了するまでの間において家族的責任を有する労働者が時間外労働の免除を請求することができる制度について検討を加える、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものというふうにされたところでありまして、これは具体的にど...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 深夜業に従事をいたします労働者の自発的な健康診断の費用助成や健康診断等に関する労働安全衛生法の改正の必要性につきましては、もうかねてから大脇先生から御指摘をいただいてきたところであります。そして、九月三日の衆議院の労働委員会におきまして附帯決議がなされまし...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 大脇先生御指摘のとおり、男女労働者がともに家族的な責任を果たす、このためには事業主がそれを理解するということが非常に大事でありまして、事業主が積極的に事を行っていくことを援助する制度、これは私どもも非常に大事だと思っております。  御案内のとおり、今まで...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) この裁量労働制を行っていく大前提として労使委員会がありまして、そこで全会一致で決議をする、そして、その対象労働者自身が承諾をしない限りその者を裁量労働制の対象労働者とすることはできないということが大前提であります。  いろいろ委員が御心配な点は、要約する...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) まず、質問と直接関係のないことでありますが、私の父親が昭和四十六年に衆議院議員に挑戦しましたときに三木派でさせていただきました。当時、総理でいらっしゃったと思いましたが、パンフレット用の写真を撮りますので、私が運転しておやじを乗せて南平台の御私邸に伺いまし...全文を見る
09月18日第143回国会 衆議院 労働委員会 第3号
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○甘利国務大臣 政労使の雇用対策会議に関しましての設立経過につきましては労政局長から報告をさせていただいたとおりであります。構成メンバーについても御報告させていただいた線で早急に調整をしたいというふうに思っております。  そこで、先生からの御指摘、中小零細企業は、使用者側もある...全文を見る
○甘利国務大臣 大変重要な御指摘だと思います。私は、労働大臣に就任をいたしまして、それまでの産業政策を担当してきた経験をどう生かそうかということをまず考えました。労働省の政策は社会の安定にとって非常に大事な政策でありますが、ただ、それは今まで雇用を維持していくということが中心であ...全文を見る
○甘利国務大臣 先生御指摘のとおり、職業能力を常に向上させていくということは非常に大事なことであります。日本が今日まで発展をしてきたその秘訣といいますか、原因は、もちろん企業の創造性もありますけれども、働く方々の高い労働力の質だと思います。これは、勤勉性ということもそうであります...全文を見る
○甘利国務大臣 女性が社会進出をして自己実現をしていく、働いていくことに子供を産み育てることが障害になってしまってそれができないということであるならば、これはその障害を取り除いていかなければならないわけであります。そのために、労働省として今までもいろいろな施策を講じてまいりました...全文を見る
○甘利国務大臣 憲法二十七条に「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。」という項目がございます。先生が今まで御指摘になった各般の点、先ほど征矢局長からもお話を申し上げましたインターンシップ制度であるとか勤労体験プラザ、特に若い人たちが勤労をする意欲といいますか、どうも職業意...全文を見る
○甘利国務大臣 十六兆の総合経済対策を組みましたときに、経企庁が試算をいたしました。その試算によりますと、この経済対策が遅滞なく執行されるとGDPを二%程度上げる効果がある。そして、GDPと雇用の関係は、いわゆる雇用弾性値が〇・三から〇・七、〇・七まであるとはちょっとどうかと思い...全文を見る
○甘利国務大臣 政労使によります雇用会議の構成メンバーは、労働大臣がこれは主宰しますが、それ以外に通産大臣そして官房長官ということを考えております。もちろん、それ以外の閣僚も必要に応じて出席をする。常設メンバーとしてはその三閣僚、連合と日経連ということになりますが、そこでまとまっ...全文を見る
○甘利国務大臣 鍵田先生御指摘のとおり、失業率全体も過去最悪の数値で非常に深刻でありますが、中でも中高年齢層と若年層の失業率が高くなっております。  ただ、この二つは中身を調べますと若干温度差がありまして、もう御承知だと思いますが、中高年齢層は求人倍率も低ければ、それを反映して...全文を見る
○甘利国務大臣 雇用の安定は社会の安定にまさに直結をしていますし、その安定の中に日本型雇用といいますか終身雇用制というのが大きく寄与していると私も思います。今後とも、この体制を雇用の中心にして、そして新しい雇用形態がそれに加わっていくという形がベストだと私は思うのであります。 ...全文を見る
○甘利国務大臣 十六兆の経済効果がまだ発揮をされていない。ゼロではないと思いますが、地方で特に執行状況が思わしくない。これは、議会承認が得られていないということがあろうかと思います。それとあと、建設業とかあるいはサービス業が製造業が掃き出してしまった雇用の受け皿として今までは機能...全文を見る
○甘利国務大臣 先生は産業界の御出身でありますし、特に今深刻な状況にあることに関して、言ってみれば肌感覚でよく御存じでいらっしゃいますから、先生のお話は真摯に受けとめたいと思っております。  まず、雇調金を柔軟に、どう対処していくか。これは、御案内のとおり今業種別にやっておりま...全文を見る
○甘利国務大臣 先生の今のお考えは、私は一〇〇%同感であります。  業が起きていく、産業が起きていくもとは何かというと技術と人材と資金でありまして、三つは日本は全部世界一だと思うのであります。民間金融資産は一千二百兆。技術は、実は私の地元にある中小企業の中には、インテルのCPU...全文を見る
○甘利国務大臣 我が省の分野は、次代を担うそうした産業にスムーズに労働移動が可能になる、しかもその移動した労働者、労働力がその産業を担っていくだけの能力を身につけているということが必要であろうと思いますから、個々の労働者の能力のバージョンアップをどう適宜適切に図るか。  私は、...全文を見る
○甘利国務大臣 私、望んで本職についたわけでありますが、労働大臣を拝命しました折に、総理から特にお言葉がありました。小渕内閣においては雇用の安定というのは最重要政策の一つであるという意味から、全力を尽くして頑張ってほしいという、総理から特にお話がありました。でありますから、ひとり...全文を見る
○甘利国務大臣 まず、政労使の雇用対策会議をいつまで続けるかということですが、これは当面の状況、史上最悪の失業率に改善の兆しが見えるまでということになるかと思います。  そして、具体的にまず第一回目はいつから開くかということですが、これは今、第一回目の会合には、これだけ重大な会...全文を見る
○甘利国務大臣 この問題に大変に御造詣と熱意を持っていらっしゃる先生の御意見でありますから、入れさせていただきます。
○甘利国務大臣 私が労働大臣に就任をしました翌日が、本年六月の雇用失業統計の発表の日でありました。そのときに失業率は四・三%、これは史上最悪の数値でありました。  現在四・一になっていますけれども、これは御案内のとおり見かけ上でありまして、職探しをされている方がそれをやめてしま...全文を見る
○甘利国務大臣 私は、本職につきますまで青山先生の御指導をいただきながら御一緒に商工委員会で勉強させていただいたわけであります。十五年間産業政策を中心に勉強してきた人間が労働大臣に就任したものでありますから、今度の労働大臣は市場原理至上主義者ではないかという懸念も持たれているかも...全文を見る
○甘利国務大臣 現在行っております施策について、先生よく御存じだと思いますが、総合経済対策の中で緊急雇用開発プログラムを組んでおります。これは、まだその進捗状況は道半ばにあります。これをしっかりと推し進めていく。そして総合経済対策の実施を着実に迅速に行っていく。  それとあわせ...全文を見る
○甘利国務大臣 実は、前任大臣が、この深刻な失業状況にかんがみ、経済団体を回りました。そのときに、もう一度傘下の企業に新規雇用がないか調査をしてもらいたい、そしてその情報を適宜適切、連携をとらせてもらいたいというお話まではありました。  私は、就任しまして、今の状況の中で何がで...全文を見る
○甘利国務大臣 消費税は三%で済むなら、五%とどっちがいいかと言われれば、三%がいいとみんな答えるに決まっているのでありまして、要は、日本の景気を回復させていく基礎体力が想像以上に弱かったという点を見抜けなかったということではないかと思います。  三%から五%に上がりまして、四...全文を見る
○甘利国務大臣 通告順番どおり御質問いただけないので多少戸惑っておりますが、労働者を解雇するには解雇する要件がそろっていなければなりません。そして、解雇権を乱用した場合には、裁判事例でもそれを認めないということがあるわけでありまして、雇用調整、リストラをやる場合にも、判例での四案...全文を見る
○甘利国務大臣 この件に関してはたびたび共産党の先生方から御質問いただいていると承知をいたしております。重複する答えになると思いますが、労働委員会の委員の任命については、種々の要素を総合的に勘案して、適任と考えられる方を任命していくという考え方でありまして、そうした場合の考慮要素...全文を見る
○甘利国務大臣 今までも公正に行われてきたと思いますし、これからも公正に行われると期待いたします。
○甘利国務大臣 まず前段の、現在の雇用失業情勢に関してでありますが、これは濱田先生御指摘のとおり史上最悪の数字で、失業率は数字の上からいえば改善しているように見えますが、中身は実は改善をしていないということでありまして、引き続き厳しい状況が予測されるわけであります。  そうした...全文を見る
○甘利国務大臣 私が労働大臣に就任をいたしまして、少し気負いがあるかもしれませんけれども、私が就任することによって多少なりとも何かが変わったという足跡は在任期間中に残したいという思いが、非常に強うございます。  そこで、景気がよくならなければしょうがないという人のせいにするので...全文を見る
09月22日第143回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第6号
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○国務大臣(甘利明君) 労働省を応援していただいている先生の御発言、本当にうれしく思います。  若干の説明が必要なのでありますが、私ども自民党の議員はそれぞれ政務調査会の部会というところで予算の説明をまず受けます。労働省予算であれば労働部会、私も労働部会員で何回か出ておりました...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 結構な数に上るなという印象はありますが、具体的な数字は把握しておりません。
○国務大臣(甘利明君) 事実は別として、大蔵省は省の中の省であるという印象を世間一般の方は持っていらっしゃるわけでありまして、国家の予算の作業としての編成を行い、各省折衝でそれぞれ査定をしていくわけでありますから、そこは厳然たる規律と公正な立場で行っていただくと。そのためにそうい...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先生御指摘の状況については十分承知をいたしておりまして、そこで、これから私の在任中、いつまで本職にいさせていただくかわかりませんけれども、補正予算やあるいは来年度予算、その節目節目で先生並びにこの労働委員会の与野党の先生方の心配されていることをしっかり踏ま...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 圧倒的に女性が多いと承知をいたしておりますが、具体的な数字で挙げますと、平成八年で申し上げますと、共働き世帯では妻が四時間三十三分、夫が二十分、夫が職について妻が職についていない家庭でいえば妻が七時間三十分、夫が二十七分、これが週全体の一日平均の数字でござ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 結論から言えば、なかなか大変だと思います。この間、私は……
○国務大臣(甘利明君) 結論から申し上げますと、なかなか厳しいかなという思いがあります。この間、私もその家庭責任の一端を果たそうとして、きょうは自分が夕食をつくるからと言いましたら家内にとめられまして、つくるのはいいけれども、後片づけがあなたがつくった方が汚れて大変だからやめてく...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 基本的に人間として男性と女性が同じ対等の立場に立つと。ただ、その生理的、物理的にどうしようも克服のできない部分については、そこの点に対するカバーを行政がきちっと法的処置も含めてやっていくということに尽きると思います。  この法改正がなされた後にも女性が子...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) そういう世の中が来ないように願っておりますし、男性の方も女性が結婚をして二人の子供を育てたいという思いがわくぐらい魅力的に努力をしていかなければならないと思っております。
○国務大臣(甘利明君) 御指摘の件であります新しい限度時間を継続できる期間につきましては、一定期間、例えば三週間を超えない期間であるとか、そしてその頻度が三月に一回を超えないように制限をする、こういう措置を講じてまいります。
○国務大臣(甘利明君) ただいま基準局長がお答え申し上げましたように、深夜業については業種ごとにその必要性が若干異なっておりますので、まず手順としては、まず労使の自主的なガイドラインが適切に作成、運用されるようにこれを援助する、そして次に総合的なガイドラインの作成を急ぎまして、過...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私も今、下の子が小学生でございまして、家内が働いておりまして、下の子が戻ってくるときに母親が戻ってこれないという事情が間々あります。私が仕事が何とか切り上がるときには早く帰ろうということにしておりますし、それ以外はベビーシッターさんをお願いしておりまして、...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 働く側からしますと、例えば子供が小学校に上がるまででなくて、それより一年生までの方がもっといい、いや二年生までの方がもっといい、小学校を卒業するまでの方がさらにいいと思うのはもう当然でありまして、私のうちは両方とも女の子ですから、それはもう中学生になっても...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 委員御指摘のとおり、これは労働省だけの施策ではなくて、もちろん厚生省とも、あるいは文部省とも、政府全体で取り組んでいかなければならない大きな課題であります。少子化社会というのが経済社会全体の活力を大いにそいでしまうということに今つながっているわけであります...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 但馬先生に御心配をいただいている件でありますが、新たに法律に基づいて設定をいたします時間外労働の上限に関する基準についてであります。  この具体的な拘束力といいますかそれについて説明せよということでありますが、これに関しましては他の労働基準法違反事例と同...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 貴重なお話であります。御指摘の趣旨を踏まえてこれからも取り組んでいきます。
○国務大臣(甘利明君) 先生御指摘のとおり、自主的なガイ下ラインにはそのような具体的な数値等が含まれることになると考えております。
○国務大臣(甘利明君) その件に関しましては、自主的なガイドラインで決められた数値等の成果も生かして検討することになるというふうに考えます。
○国務大臣(甘利明君) 労働基準監督機関に提出をする実施状況報告は、お話しのとおり、労使委員会にも開示されるように措置するということとしてまいります。
○国務大臣(甘利明君) 具体的に個々にと申しますと、その業務、いろいろ形態が多様化をしているわけでありまして、これとこれがそうだけれどもこれが違うというのは、一つ一つ挙げてすべてを列記するということはなかなか難しいというか不可能だと思います。これはそうでこれはそうではないというこ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ただいまの御指摘でありますが、当然是正勧告を行い厳正に対処するとともに、そのような業務命令は合理的な理由がないものとして民事上争い得るものと考えております。
○国務大臣(甘利明君) ただいまの御質問でありますが、時間外労働の上限に関する基準に適合しない労使協定に基づき残業を命ぜられ、これを拒否した労働者が解雇や配転、昇進、昇給等の不利益な取り扱いを受けた場合については、合理的な理由がないものとして民事上争い得るものと考えております。
○国務大臣(甘利明君) 先生の御趣旨に沿いまして、命令等で明確にしてまいります。
○国務大臣(甘利明君) 御趣旨を踏まえて対処してまいります。
○国務大臣(甘利明君) 有期労働契約の反復更新に関する検討につきましては衆議院において附帯決議がなされたわけでありますが、この附帯決議並びに先般来先生が御指摘されてきました点を踏まえまして、学識経験者等の専門家による研究会を開催いたしまして、さらに調査、検討を進めていくこととした...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今回の五十年ぶりの労働基準法の抜本改正に関しまして、大脇先生を初め与野党の熱心な御議論をいただきました。問題点もはっきりいたしましたし、それについての今後の検討課題も明確になってまいりました。  すべてが全委員にとって一〇〇%納得のいくというものでないか...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 労使委員会と労働組合との関係についての御質問でありますが、裁量労働制に関連する賃金体系の変更等の問題について労使委員会が調査審議することになったといたしましても、これはあくまで新たな裁量労働制の適正な運営を図る観点から行うものでありまして、憲法及び労働組合...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ただいまの件でありますが、労使委員会は、新たな裁量労働制に関する賃金、労働時間、その他労働条件について調査審議することとなっておりまして、権限及び範囲は新たな裁量労働制の実施に係る事項に限定するように明確にいたします。
○国務大臣(甘利明君) ただいま御指摘をいただいた点であります。新たな裁量労働制を導入した事業場を初め、いわゆる本社等の労働時間管理について最重点監督指導の対象とし、特に新たな裁量労働制を導入した事業場につきましては、原則として一定期間内に臨検指導を行うなど、新たな裁量労働制の適...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 本人同意の件につきましては、この場で出されました懸念を払拭する一つの要件たり得る、それが十分条件であるというふうには考えておりませんが、重要な要素の一つであろうというふうに考えているわけであります。  そこで、先ほど一部お答えをいたしましたけれども、新た...全文を見る
09月24日第143回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第7号
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○国務大臣(甘利明君) 実体法上の効果がない限り無効となります。
○国務大臣(甘利明君) ただいま決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重し、努力してまいる所存であります。
10月01日第143回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第3号
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○甘利国務大臣 まず、再就職の状況でありますけれども、離職者のうち千四百九十九名の方が求職申し込みをされておられまして、そのうち七百十九名の方が再就職をされております。就職率は四八%、約半分でありますし、残りの半分の方々に現在職業のあっせん、あるいは職業訓練を通じて職務能力のバー...全文を見る
○甘利国務大臣 島津先生は、石田労政と言われた労働大臣の政策立案に深く関与をされておられた。私の父親も石田先生のもとで勉強させていただきましたが、労政の専門家でありますから、専門家にアマチュアがお話をするような思いでありますけれども、この炭鉱離職者の問題は特にそうでありますが、そ...全文を見る
○甘利国務大臣 雇用の安定は、社会の安定の重要な要素であります。我が省といたしましても、今の雇用失業情勢を大変深刻にとらえております。一刻も早く改善をしますように、省を挙げて、あるいは他省と連携をとりながら取り組んでまいります。
10月05日第143回国会 衆議院 労働委員会 第4号
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○甘利国務大臣 ただいま議題となりました国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会の議決を求めるの件(全逓信労働組合関係)外六件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。  平成十年二月十九日以降、郵政省及び林野庁関係労働組合は、平成十年四月一日以降の賃金引...全文を見る
○甘利国務大臣 ただいま御承認の議決をいただき、まことにありがとうございました。  私といたしましては、本会議及び参議院での御承認が得られ次第、速やかに仲裁裁定が実施されるよう努力する所存でございます。
10月06日第143回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第8号
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○国務大臣(甘利明君) ただいま議題となりました、国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会の議決を求めるの件(全逓信労働組合関係)外六件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。  平成十年二月十九日以降、郵政省及び林野庁関係労働組合は、平成十年四月一日以...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ただいま御承認の議決をいただき、まことにありがとうございました。  私といたしましては、本会議での御承認が得られ次第、速やかに仲裁裁定が実施されるよう努力する所存でございます。
10月08日第143回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第9号
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○国務大臣(甘利明君) 末広先生の御指摘、まことにごもっともなお話でありまして、私は本職につきます前には産業政策をずっと担当してまいりました。産業政策を担当してきた労働大臣として期待されることは、省庁の垣根を越えて連携をとりながら新しい雇用の受け皿をつくっていく、その期待がかかっ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 時間もないようですので、簡潔にお答えをさせていただきます。  当初の設立目的以外に先生御指摘のように有効活用されている例はございます。ただ、土地自身が地方公共団体のものでありますので、基本的にはその立地する地方公共団体の意向をまず踏まえるということが第一...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 公共事業というのは即効性という点でどうしてもまず手を伸ばしたくなるということになるんだと思いますが、先生御指摘のように、今後新しく雇用を創出する十五分野の重要な一角として介護福祉というのはとらえられているわけでありまして、まさに発想の転換といいますか、社会...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御指摘のとおり、失業率もそして有効求人倍率も我が国史上最悪の数字であります。今や雇用の創出、安定というのは小渕内閣の最重要課題になっていると思います。  そして、雇用問題といいますと、とかく労働省あるいは財政出動云々という範囲で語られがちでありますけれど...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 当初見通しては失業率は三・三で予測をしておりました。しかし、これだけ大幅なぶれが出ますと四・二くらいに年平均値でなるんではないかという予測をいたしております。もちろん民間調査機関はさらに悲観的なことを言っているところもありますけれども、労働省としてはそうい...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今の先生御指摘の点は、私が大臣に就任してから何人かの先生からも御指摘をいただいてまいりました。  結論から申し上げますと、どういう検討の余地があるか、これは労働省だけじゃなくてすべての省がかかわってきますから、労働省としての立場は、できるだけ労働債権は高...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 山本先生が御指摘のとおり、失業率四・三%、有効求人倍率〇・五〇、いずれも史上最悪の数値でありまして、それから今後の見通しとしてこれが急激に改善をするという明るい見通しがまだ立っておりません。引き続き厳しい状況があるというふうに考えております。  私は、労...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 官房長官の意が正確にマスコミに伝わっているかどうかという問題がありますが、この発言、これに近い発言があったのは事実であります。そこで私は明確に否定をさせていただきましたし、そこでこの話は終わっているというふうに理解をしております。プライベートで通産大臣と話...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 緊急雇用開発プログラムを組みまして、これは労働省を中心に取り組んでおりますが、その他各省と連携をとりながら、まず景気をよくし、ミスマッチをなくし、ミスマッチは先ほど御指摘がありましたが情報のミスマッチとそれから能力のミスマッチ両方あると思います、それぞれ適...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 失業給付というのは未来永劫出すものではありませんで、一刻も早く戦線復帰をしてください、それまで支えていきますよという仕組みなんでありますから、これは失業対策の抜本解決にはならないわけであります。  それはもらう方からしますと、できるだけ一〇〇%に近い金額...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) それぞれ深刻さの度合いに違いがあると思いますが、客観的に把握する必要があります。労働省が企業種の実態を客観的に子細に把握できるわけではありませんので、所管省庁と連絡をとりながら適宜適切、機動的に対応していきます。
○国務大臣(甘利明君) 減税というのは税を納めた人の税を返すわけでありますから、納めた税に従って税の還付があると。納めてない人には、それは減税といっても効果はありません。
○国務大臣(甘利明君) それは税は高いより低い方が消費者にとったはいいに決まっていますし、恩恵があるに決まっているのでありますが、しかし、税によって成り立っている施策であり国家でありますので、軽々に論ずることはできないと思います。  総理も、制度減税によって恩恵を受けるところと...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 労働省が持っております雇用情報の中だけでのマッチングを今まではやっていたわけであります。それ以外に、事業者団体が持っております、これは主に求人情報であります、それがデータベースとしてのスケールはまだ小さいのでありますが、登録をされているというところもありま...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 退職金の保全を貯蓄金の保全と横並び、同様の措置をというお話であります。  貯蓄金の場合は、所有権が既に労働者に移転をしているわけでありまして、金融機関に貯蓄しているような、同じようなものでありますから、つまりそれは労働者からの預かり物ということだと思いま...全文を見る
10月12日第143回国会 参議院 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(甘利明君) この問題は先生も大変御苦労をされまして、私も頭が痛いところなんですが、基本的には当事者間で自主的な努力をしていただいて解決の道を探るというのが一番いいわけであります。そして、過去に労働大臣や運輸大臣が双方にいろいろ働きかけもしてきた経緯がございますけれども...全文を見る
10月13日第143回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○甘利国務大臣 この事案、詳細は把握はいたしておりませんが、お話の限りによりますと、厚生年金からの偽装脱会の事件でありますので、基本的には厚生省所管のお話であります。ただ、私どもは労働条件の保護という行政を扱っております。そういう観点から、何らかの支障が生じないかどうか、そういう...全文を見る
11月30日第144回国会 衆議院 本会議 第2号
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○国務大臣(甘利明君) 雇用活性化のための具体策についてのお尋ねがありました。  緊急経済対策の大きな柱の一つとして、雇用活性化総合プランを取りまとめたところでございます。このプランには、中小企業における雇用創出のための支援事業の創設、緊急雇用創出特別基金の創設、そして中高年労...全文を見る
12月01日第144回国会 衆議院 本会議 第3号
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○国務大臣(甘利明君) お答えいたします。  雇用活性化総合プランの実施に当たっての通産省との連携についてのお尋ねでありますが、御指摘のとおり、このプランの実施に当たりましては、通産省を初め各省庁との連携が重要であります。特に通産省とは、政労使雇用対策会議あるいは産業労働問題連...全文を見る
12月03日第144回国会 衆議院 財政構造改革に関する特別委員会 第4号
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○甘利国務大臣 この百万人規模の雇用の創出、安定、これは田端先生御存じかとも思いますが、実は政労使の雇用対策会議というのをつくりまして、そこでいろいろ三者で努力をして、こういうことをやっていこうといういろいろな提案をする会を設けたわけでありまして、そこで百万人の雇用創出、安定とい...全文を見る
○甘利国務大臣 経企庁の試算をしております三十七万人という数字は、経済対策が実施されて後一年間にこれだけの効果があるということでございまして、私どもの六十四万人に関しましては、雇用活性化総合プランというものをできるだけ迅速に実施をしていく。具体的には平成十一年の一月から予定をいた...全文を見る
○甘利国務大臣 田端先生御心配のとおり、このホームレス問題、深刻になってきておりまして、大阪ももちろんでありますけれども、東京でも隅田川河畔にテント村みたいなものもできてしまっております。  そして、先生さらに御指摘のように、これは雇用政策だけの問題ではありません。福祉政策であ...全文を見る
○甘利国務大臣 地域指定をするという制度はございます。あるいは、業種指定をするという制度もあります。これを私は、今回の緊急経済対策絡みでさらに柔軟に対応できるようにしたらどうだという提案をして、これを具体的に実施をします。  例えば、特定の不況の業種の指定をするときには、全国一...全文を見る
12月04日第144回国会 衆議院 本会議 第4号
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○国務大臣(甘利明君) お答えいたします。  まず、雇用保険に関するお尋ねでありますが、今般策定をいたしました雇用活性化総合プランにおきまして、失業給付期間の訓練中の延長措置の拡充を図りますとともに、受給者増に対応すべく失業等給付の増額を図ることといたしまして、そのための財源を...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 労働省の先輩であります森山先生の御質問にお答えをいたします。  まず、能力開発に関する具体的な取り組みでありますが、先般取りまとめました雇用活性化総合プランの中に、特に雇用情勢の厳しい中高年離職者に対する民間教育訓練機関を活用いたしました委託訓練の大幅な...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 構造改革に結びつく対策をとのお尋ねであります。  基本的に、私は、青山先生のお考えに賛同いたします。  御案内のとおり、我が国は現在、短期的に厳しい雇用失業情勢にありますけれども、中長期的に見ましても、経済活動の国際化とか産業構造の転換であるとかあるい...全文を見る
12月04日第144回国会 参議院 本会議 第4号
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○国務大臣(甘利明君) 雇用確保対策についてのお尋ねであります。  既に総理から御答弁がありましたとおり、まず緊急経済対策によりまして景気の回復を図る、そしてその中の大きな柱の一つといたしまして雇用活性化総合プランというものを策定いたしました。  その中で、御指摘の雇用調整助...全文を見る
12月07日第144回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○甘利国務大臣 太田先生御指摘のとおり、労働省の統計調査によりますと、これは事業の規模が従業員五人以上で調べておりますが、現金給与総額の推移を見ますと、平成十年四月以降、前年同月比で七カ月連続でマイナスが続いております。これは、所定内給与の伸びの鈍化に加えまして、いわゆる残業が減...全文を見る
12月07日第144回国会 衆議院 労働委員会 第1号
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○甘利国務大臣 ただいま議題となりました中小企業における労働力の確保のための雇用管理の改善の促進に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  経済活動の国際化や産業構造の転換等が進み、厳しい雇用失業情勢が続く中で、我が国経済...全文を見る
○甘利国務大臣 雇用失業情勢が極めて厳しいのでありますけれども、失業率はなぜ高いかといえば、それは景気が悪いからですというのが従来の回答であります。そうしますと、では、景気が回復するまで手をこまねいているのかということになってしまいますので、失業率が高くなるというのは、要するに雇...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のとおり、各都道府県一カ所でありますから不便な点もあろうかと思います。神奈川はともかく、千葉県など大変だろうなと思うのであります。ですから、この不便さを解消するために、従来から、申請書類等の郵送による受理であるとか、あるいはファクスとか電子メールを利用する、...全文を見る
○甘利国務大臣 森先生御指摘のとおり、非常に重大、大事な問題でありまして、雇用の安定というのはそのまま社会の安定に直結する課題であります。  今般、緊急経済対策で、総事業規模二十四兆に及ぶ対策を政府が組みました。政府を挙げて景気の回復、雇用の安定に取り組んでいるわけでありますが...全文を見る
○甘利国務大臣 今回の経済対策の中に雇用という大きい柱を、それこそメーンストリートに立てました。雇用というのは、将来が安心するか不安になるか、その消費マインドに与える影響も非常に大きいものでありますから、雇用の安定、創出をしっかりするということがいろいろな意味でプラスに働いてくる...全文を見る
○甘利国務大臣 日本も積極的な雇用政策をやってこなかったわけではありませんで、それは先生御承知のとおり、各種の雇用を維持していく、あるいは失業がなく企業間を移動できる、そのための措置、あるいは労働者の職業能力のバージョンアップを図るための職業訓練は各般に取り組まれているわけであり...全文を見る
○甘利国務大臣 確かに先生御指摘のとおり、ほぼ全閣僚とも言える、全く全部ではありませんが、かなりの閣僚が出席をして会議を開きます。これは通常の閣議の前の時間帯を利用して開くものでありますから、御指摘のとおり、確かにその場でちょうちょうはっしの議論はなかなかできません。  そこで...全文を見る
○甘利国務大臣 職安で紹介をするその職業紹介業務によって結びつく成果の比率がヨーロッパに比べて低いというのは幾つかの原因があろうかと思います。  日本は、縁故であるとか民間職業紹介であるとか、そして公的なものと、それぞれがあるバランスを保って求職と求人を結びつけているということ...全文を見る
○甘利国務大臣 失業率が拡大をした原因、一番大きいのは、当たり前の話でありますけれども、景気が思うように回復をしないということであります。  この景気が回復しない原因は、巷間言われていますけれども、循環要因だけではなくて、バブルの後始末に手間取っている。そうした中で、金融システ...全文を見る
○甘利国務大臣 済みません、後段を忘れてしまいました。  百万人の雇用創出、そしてその後に安定というのがついております。この百万人問題は、私が官房長官に直談判をして、政府として取り上げろ、取り上げてほしいということをねじ込んだものであります。  もともとこの百万人という話は、...全文を見る
○甘利国務大臣 河上先生は労働政策のエキスパートでおられますし、質問するより答弁してもらいたいぐらいなんですが。  百万人の雇用創出、安定、そういうことに関しては先ほど申し上げたバックボーンがございます。創出部分の三十七万人については、この緊急経済対策が押し上げるGDP効果とい...全文を見る
○甘利国務大臣 河上先生御案内のとおり、現在でも特定求職者雇用開発助成金というのがあります。これを、さきの対策で年齢要件を四十五まで下げました。これはそれをさらに補完するといいますか、非自発的失業者についてはさらに上塗り措置がありますよ、ただしその発動要件はこうですということで設...全文を見る
○甘利国務大臣 失業率が高くなりますと、それはそっくりそのまま社会不安につながっていきます。ではなぜ失業は出るのかといえば、景気が悪いからだという回答が返ってくる。では、その景気がよくなるまで我々は手をこまねいているのかということになってしまいます。  そこで、労働省として何が...全文を見る
○甘利国務大臣 今回、緊急経済対策を策定させていただきまして、今、補正予算の審議をしていただいているところであります。  今回の経済対策が過去の経済対策と大きく異なりますところは、今回の経済対策の中に主要な柱として雇用対策ということを正面に据えたということであります。メーンスト...全文を見る
○甘利国務大臣 大森先生御指摘のように、雇用の維持努力というのは、つまり、失業が拡大をしますと勤労者、労働者本人及び家庭の不安は拡大しますし、それが大きい数字になると社会不安になります。そうしますと、それ自体でおっしゃいますように消費抑制効果が働いてしまう。つまり、あすは我が身と...全文を見る
○甘利国務大臣 貴重な御意見として承っておきます。
○甘利国務大臣 失業率が悪化するのを、単に景気が回復するのを待つだけじゃなくて、雇用政策の中にも踏み込んで何とかできないものかということで、いっそのこと雇用の場をつくるために我々が何ができるかということを考えたというのがその原点であります。  先ほども申し上げましたとおり、アメ...全文を見る
○甘利国務大臣 ただいま決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重し、努力してまいる所存であります。     ―――――――――――――
12月09日第144回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(甘利明君) お答えいたします。  十月の時点で失業率が四・三%、有効求人倍率が〇・四八、いずれも過去最悪の数値を更新ないし継続をしております。特に昨今の失業率の拡大は、自己都合でない非自発的な失業、つまり会社の都合による失業が拡大しております。これも非常に深刻に受け...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) この数字の算定の根拠でありますけれども、全国要件に関しまして、本年度の完全失業率の政府見通し、これは改定後でありますが、これを一%上回った場合ということを想定しておりまして、ブロックはさらに〇・五乗せたということを基準値として置いております。
○国務大臣(甘利明君) 先生御案内のとおり、この基金は、従来ある制度にある一定の部分を上乗せしてセーフティーネットとして設定をしているわけです。つまり、現在も特定求職者雇用開発助成金というのがありまして、これは要件緩和をしまして、四十五歳以上の失業者を職安を通じて採用した企業に対...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今回の経済対策が過去の対策と大きく違いますのは、雇用対策ということをメーンの柱の一つに据えたということであります。  予算規模でいいますと、春の経済対策のときの雇用対策が五百億の規模でありまして、今回は二十倍の一兆円という規模を確保いたしました。そして、...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 労働省は、職業能力のバージョンアップを図るということをかねてから重要な施策として取り組んでおります。  今までは、どちらかといえばブルーカラー、現業職の方々を中心にきめ細かい施策を講じてまいりました。今般、ホワイトカラーの失業であるとか管理職の失業が深刻...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 雇用対策の上から中小企業政策をどう見るかということであります。  先生もう先刻御案内のとおり、中小企業があらばこそ大企業はここまで発展ができたわけでありますし、部品一つ、ねじ一本、全部大企業でつくれるわけはありません。スペースシャトルの技術から、ありとあ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 山本先生はこのNPO法を取りまとめられた功労者の一人だと承知をいたしております。  基本的な理念については、今まで通産大臣、経企庁長官がお答えになったのが概要かと思いますが、雇用という面に関しますと若干違うところがございまして、政労使雇用対策会議でも、N...全文を見る
12月09日第144回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第1号
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○国務大臣(甘利明君) ただいま議題となりました中小企業における労働力の確保のための雇用管理の改善の促進に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  経済活動の国際化や産業構造の転換等が進み、厳しい雇用失業情勢が続く中で、我...全文を見る
12月10日第144回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第2号
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○国務大臣(甘利明君) 先生のお話にありますように、先般、月例経済報告で経企庁長官が先生お話しのような表現で景気の現状を説明いたしました。これについて何かよくわからないという、わかりにくいという反応が来ておるのでありますが、若干のまだら模様が見えてきたと。これは決して悲観的な材料...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 十月の完全失業率が四・三%で有効求人倍率が〇・四八、いずれも最悪値を更新ないしは最悪値の継続ということでありまして、それは斉藤先生先刻御案内のとおりであります。そして、今年度を通した完全失業率は四・二%というふうに見込まれているわけでありますが、私も毎月毎...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 経企庁長官の月例経済報告の発表を受けまして記者会見をしましたときに、これを労働大臣はどうとらえますかという質問が来ました。そのとき私は、一言で申し上げると、内に向けては厳しく構えて、外に向けては希望を持ってという表現にいたしました。  それは、さっき申し...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 大変痛いところをつかれておるんですが、実は百万人の雇用というその百万という数字に関しまして経緯をお話しいたしますと、先生御承知かもしれませんが、政労使雇用対策会議で、労使から百万人の雇用創出ということをぜひ掲げろという提案がありました。そのときに労使側から...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 政府から雇用特会に繰り入れる率を変えたわけなんでありますけれども、恐らくそのときに今日の状況が完全に見通せなかったという点はあったかもしれません。そして、先生御案内のとおり、雇用保険、これは三事業も含めましてなかなか厳しい見通しであります。私もそういう心配...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 時間外労働をかなり要請している企業が今、業界があるのかなということがちょっとわからないんですが、今むしろほとんど残業がなくなっている状態ではないかと思います。それで、これは日本の雇用慣行とかなりリンクしている話じゃないかと。先生はよく御承知でいらっしゃるの...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) お話はよく承りました。
○国務大臣(甘利明君) 山本先生の私に尋ねらんとされているところを正確に理解しているかどうかはちょっと不安でありますが、従来、経営者の側の発想からしますと、景気が悪くなって業績が悪化する、そうした場合にはできるだけ自分でリストラをして身軽になってそして立ち上がっていくと、一時的に...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 実はきょうも昼にやってきたところでございまして、きょうで三回開きました。九月二十五日、十一月六日、そして十二月十日、本日であります。  一回目は総理が出られて初顔合わせのようなものでありまして、政側は私と通産大臣とそれから官房長官、官房長官は出られるとき...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私、大臣に就任をしてすぐ指示をしたことが幾つかあります。そのうちの一つが職業訓練施設を全部点検してもらいたいということでありました。これは県の施設も含めて全部点検せよと。  そのときなぜそう言ったかといいますと、時代の要請を先取りした訓練カリキュラムがち...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 環境としては、行革の真っただ中でありますから、人員増については大変に厳しい査定が行われる中でありますが、今までも必要な増員には努めてきたつもりでございますし、厳しい行財政事情ではありますけれども、これからも適切な措置を講ずるように努めていきたいというふうに...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先ほど来御指摘がありますように、幾らいいと思って意気込んでつくった制度でも、ふたをあけて何年かたってみたらほとんど当初の効果がないこともあるではないかという御指摘をいただきました。  制度をつくってちゃんと周知徹底をする、それから、指導を行ったり援助をし...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 百万人の雇用創出と安定に関しましては、今回の緊急経済対策が底上げをするGDPの効果が雇用にはね返る分、それから今回、今現在御審議をいただいておりますこの法律によって生み出す効果、合わせて約三十七万人と算定をいたしております。  それから、失業をこれ以上ふ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 当初見込みと実績の数値が外れることはありますけれども、余り大きく外れちゃいますと、一体何をやっているんだというおしかりをいただきます。それで、周知徹底が行き渡っていないということのほかに、やっぱり政策が魅力的かどうかということは大きなかぎになります。前回も...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私は、先生おっしゃるとおり、新法でやりたかったんです。かなり強行に主張したのでありますが、諸般の事情でそれがなかなかかないませんでありまして、その点だけは正直言って残念だったというふうに思っております。
○国務大臣(甘利明君) 先生御指摘のとおり、都合のいいときだけ日本に来てもらいたい、都合が悪くなったら後は知らないというようなことであっては確かにならないのでありまして、そういうことではございません。  日系人労働者のことに関しまして、雇用の安定とか解雇の予防等雇用管理の改善を...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ただいま決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重し、努力してまいる所存であります。