甘利明

あまりあきら

比例代表(南関東)選出
自由民主党
当選回数13回

甘利明の2014年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月24日第186回国会 衆議院 本会議 第1号
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○国務大臣(甘利明君) 経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣として、その所信を申し述べます。  長引くデフレからの早期脱却と経済再生を図るため、安倍内閣では、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の三本の矢を一体として強力に推進してきました。  その...全文を見る
01月24日第186回国会 参議院 本会議 第1号
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○国務大臣(甘利明君) 経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣として、その所信を申し述べます。  長引くデフレからの早期脱却と経済再生を図るため、安倍内閣では、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の三本の矢を一体として強力に推進をしてきました。その効果...全文を見る
01月31日第186回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○甘利国務大臣 外国人投資家が日本市場に投資をしているのは、結論から言えば、日本が買いだという判断だと思います。一方で、日本の投資家が、むしろ売り越しになっています。これは、株価が極めて低いときに保有していたものが、株価が上がってきて、利益を確定する行為だというふうに思っておりま...全文を見る
○甘利国務大臣 株価は、この一年でたしか五八%ぐらい上がっています。これは、アメリカの上がり方、ドイツの上がり方と比べても、はるかにこちらの方が高いわけでありまして、今まで低い価格で抑えられていた人たちが株を一定の利益確保で売ることを通じて、それをもって消費にも回っているわけであ...全文を見る
○甘利国務大臣 輸出入で比較しますと、輸入の方が外貨建てが大きいわけです。ですから、円が安くなってきますと、輸入が金額ベースでふえる。しかし、やがて、為替の安いのが輸出の競争力になって、輸出がふえていって、輸出が輸入増を超えていく、これがJカーブ効果と言われているのであります。 ...全文を見る
○甘利国務大臣 輸出の回復を業種別に見ますと、自動車は完全に回復をしています。何が弱いかというと、電機ですね。ということは、電機は生産拠点が外に出ているということもありますけれども、電機産業自身の競争力が落ちているということだと思います。  委員御指摘の問題で大事なことは、単に...全文を見る
○甘利国務大臣 今回、消費税が上がるということ、全額社会保障の安定と充実に充てる、基礎年金の二分の一にするための費用、恒久財源、税源がなかった、それを今回手当てをするということは、年金受給者にとってみれば、年金が将来にわたって安定してくるという、いわゆる安心感につながる。よく民主...全文を見る
○甘利国務大臣 御承知のように、TPPというのは、後から入ってくる国は既加盟国の全ての了承をとるということになっています。日本は、全部、了承をとりに回りました。アメリカは、この機会に懸案事項になっていることを協議したいということでありました。そこで、アメリカは自動車がセンシティビ...全文を見る
○甘利国務大臣 各国が、今お話がありましたけれども、自分の主張についてはつぶさに報告をしているというお話ですけれども、それはないと思います。  仮に、参加各国がそれぞれ自分の主張をつぶさにしていたら、各国のを全部あわせてくると全容がわかりますから、そんなことはないはずです。TP...全文を見る
○甘利国務大臣 結論からいいますと、アメリカは何とかまとめたいというふうに思っています。  ただ、確かに、先ほど、TPA、大統領一括交渉権限について上院院内総務が反対だという情報が入ってきましたので、そのときには共和党も困ったものだなと思わず思いましたが、民主党ですと言われたの...全文を見る
02月03日第186回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○甘利国務大臣 日本経済を動かすのに、政府の予算規模だけで回っている経済ではなくて、五百兆のGDPそのものが大きく動いていくということが大事で、これは民間の貯蓄が投資に向かっていく、規模が違うわけであります、政府予算と民間貯蓄が投資に向かう規模は違いますから、その好循環をうまく回...全文を見る
○甘利国務大臣 内閣府の毎月勤労統計調査でのことでございます。  経団連は大企業でありますが、内閣府の調査は大企業と中小企業をまぜておりますから、こういう差が出るということは事実であります。
○甘利国務大臣 来年度の物価上昇率は、消費税込みで三・二%、消費税の分を外しますと一・二%です。
02月04日第186回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○甘利国務大臣 民主党では慎重なケースでも達成という話がありましたけれども、その後、経済が急激に落ちたというのはカウントされていなかったと思います。それを織り込んでいくとどうなのかなということが一つあります。  それから、私どもは、まず、十五年続いたデフレを脱却させる、ずっと名...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のとおり、二〇一三年は、これは年度というかカレンダーイヤーでありますけれども、三年連続の貿易赤字、特に二〇一三年は、過去最大、十一・五兆の赤字となりました。  原因は、まず一つは、これは実はいいことなのですが、アベノミクス効果で、消費が拡大し、内需が拡大し...全文を見る
○甘利国務大臣 内需を喚起するというのは大事なことだと思います。  ただ、日本の内需は、投資にしても消費にしても、人口とかかわってきます。全体の人口が残念ながら減っていく中で、国内需要だけに依存している経済というのは、かなり危ないと思います。  その一方で、近隣諸国、特に日本...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のとおり、国民の生活が第一、どこかで聞いた言葉でありますが、それはそのとおりであります。そのために、国内では新しい技術を開発していく、イノベーションが極めて大事だと思います。  成長戦略の中ではエネルギーの革新ということも柱の一つに据えておりまして、新エネ...全文を見る
○甘利国務大臣 確かに、前回の補正、その後の年度予算、そして今回のそれと比べますと、前回の補正が大きい分だけ今回減っているというのは御指摘のとおりであります。  しかし、前回は、その前に急激に景気が落ち込んで、底割れが起きるんじゃないかという不安が日本じゅうを包んだわけですね。...全文を見る
02月05日第186回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(甘利明君) 高度成長期に整備をしたインフラが次第に耐用年数を迎えます。これを公費で全て賄うと財政的にもちません。それで、民間資金をどう活用していくか、これがPPP、PFIの発想でございます。  現在、アクションプランを策定をいたしまして、これ昨年六月にいたしました。...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 委員御指摘の点は与党内でもいろいろ議論がございました。そして、閣議決定で三つの要件をしっかり手当てせよということでありまして、一つは、復興財源をしっかり確保せよということ、それからもう一点は、国民の理解、中でも被災地の皆様の理解をちゃんと取りなさいというこ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 前提要件の中に、国民の理解、とりわけ被災地の方々の御理解ということが付いております。  国民の理解に関しましては、総理や私が会見でその都度、こういう目的を持って行いますということをお話をさせていただきました。  あわせて、被災地の方々への理解に関しまし...全文を見る
02月06日第186回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(甘利明君) 円安になりますと、まず輸入物価に反映してきます。ですから、金額ベースでは輸入が増えます。輸出はその分ドライブが掛かるということになって、順序として、やがて輸出が輸入の金額を超えていくというのがJカーブ効果であります。  これが適切に発揮されないのは、まず...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 基本的には、産業競争力を強化していくということだと思います。  そこで、アベノミクスでは柱の一つに競争力強化というのを掲げております。技術開発を強化するための投資の環境を税とそれから予算の面でしつらえておりまして、日本の産業競争力を強化をしていって、海外...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 昨年十一月に十五万社に調査を掛け、疑義があるものについては立入検査までいたしております。四月以降は三百八十五万社、中小企業ほぼ全てに調査をいたしまして、事案をしっかり把握していきたいというふうに思っております。厳正に対処をしてまいります。  なお、相談窓...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 電力会社に限らず全ての政治献金につきましては、法令にのっとり適正に対処し、そして収支報告で適正に報告をさせていただいております。
○国務大臣(甘利明君) 何をもってたくさんという基準なのか、よく分かりません。
○国務大臣(甘利明君) 政治資金規正法にのっとって対処をしておりますし、その制限内で協力いただいているのは事実です。
○国務大臣(甘利明君) 法律にのっとって対処をすると、それ以上でも以下でもありません。
○国務大臣(甘利明君) 私の政治団体によるパーティー券の、開催は、政治資金収支報告に記載されているとおりであります。年によって違ったと思いますが、二、三度開いております。
○国務大臣(甘利明君) 電力会社に限らず、お願いする企業には秘書が手分けで訪問あるいは電話、あるいは手紙を出しております。私から直接依頼するということはありません。
○国務大臣(甘利明君) 民間企業でありますが、法律にのっとって私も気を付けて秘書には適正な対応をせよということだけ指導をしておりますが、民間企業である以上、それぞれ私以外の方も与野党含めてお願いには上がっていらっしゃると思います。
○国務大臣(甘利明君) いろいろニックネームを付けていただくのはいいんですけれども、正確に伝わるような名前にしていただきたいと思います。  限定正社員といわゆる言われていますのは、フルタイム正規雇用以外の働き方をすると社会保障その周辺が劣後してしまうと。いろいろ、働く方にとって...全文を見る
02月10日第186回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○甘利国務大臣 消費税は、適正に転嫁がなされて初めてその期待される機能が適切に発揮されるわけでありますから、どこか中小企業事業者が泣きを見るというような形で執行されるものではないということは、御指摘のとおりでございます。  一月の二十八日に関係閣僚会議を開きまして、転嫁対策推進...全文を見る
○甘利国務大臣 上田議員御指摘のとおり、アベノミクスの成長戦略は、策定したところがゴールではなくて、策定したところからスタートするということですね。  昨年の六月に、アベノミクスの成長戦略たる日本再興戦略を閣議決定いたしました。その次に何をやったかというと、昨年の臨時国会で、主...全文を見る
○甘利国務大臣 確かに、かつてと比べますと、人件費による新興国の優位性というのは薄れつつあると思います。ただ、もちろん現在でも格差はありますし、あわせて、日本の製造業はかつての円高のときに製造拠点を移しているということもあって、日本の国内にかつての輸出を支えてきた企業の輸出基盤が...全文を見る
02月12日第186回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○甘利国務大臣 プライマリーバランス、つまり国債費を除いたその年の政策経費をその年の税収で賄う、これに向けて財政構造を改善していくことが重要であります。  二〇一五年までにこのプライマリーバランスの赤を半分にする、これは大変厳しい目標でありますけれども、比較的順調な歩みを来年度...全文を見る
○甘利国務大臣 二〇二〇年にプライマリーバランスを黒字化するというか均衡させる、その時点では、要するに何が起きるかというと、経済成長率と金利の上昇の競争なわけです。これがぴたっと一致している場合は、対GDP比率は変わらないわけです。しかしながら、例えば経済成長を金利が上回った場合...全文を見る
○甘利国務大臣 要は、財政資金を海外に依存すると、これは金利の変動リスクが高くなる。国内でどれくらい耐え得るかということの関係だと思います。  これは、具体的に、いつまで、幾らまでが限界だという試算、明確な数字ははじいていませんけれども、いろいろな要素が、例えばアメリカなんとい...全文を見る
○甘利国務大臣 本来なら貿易立国の日本が、貿易赤字に苦しんでいるということは、ゆゆしき事態であります。しかも、それが拡大をしている。  事の発端は、原発全停止によって追加の原油や天然ガスを輸入する、それが発端でありますけれども、それに加えて、円安で輸出が伸びるはずのところが、思...全文を見る
○甘利国務大臣 TPPは、御案内のとおり、従来の自由貿易協定を、深さも、それから幅も広げる、恐らく世界初と言っていい交渉事であります。日本は、御案内のとおり、工業製品についてはほぼ関税がゼロ、しかし、農産品の一部については関税で国内産業を守っているというところであります。加えて、...全文を見る
○甘利国務大臣 市場関係者が冷静に、本当に冷静に見たら、こういう乱高下は起きないのであります。  テーパリングというのは、出口戦略でありますけれども、増加の過程を緩めるということで、供給量が減っているわけじゃないんですね。それを、あたかも供給量がもう減って新興市場から資金がどん...全文を見る
02月13日第186回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○甘利国務大臣 今月の二十二日から二十五日まで四日間、シンガポールで閣僚会合が開催されるということが決まりました。国会の御了解がいただければ、ぜひ出席をしたいと考えております。  前回のシンガポール会合で、アメリカのUSTRのフロマン代表がぶら下がり会見で、残されている重要な課...全文を見る
○甘利国務大臣 中期財政計画、これは閣議了解をしたものでありますけれども、これにおきまして定めているのは、財政健全化目標に向けて、二十六年度及び二十七年度の各年度において、歳出歳入両面の取り組みにより、国の一般会計の基礎的財政収支を少なくとも四兆円程度ずつ改善するということであり...全文を見る
○甘利国務大臣 中期財政計画では、歳出歳入両面においておおむね二カ年度四兆ずつ、それから先の話は定性的な書き方しかしておりません。  一五年度につきまして、四兆ずつの改善、その中でいろいろな手法を考えていくということでありますから、そうした中で、消費税率が仮に八パーから一〇パー...全文を見る
○甘利国務大臣 委員御指摘のとおり、八パー、一〇パーの判断というのは、経済状況が非常に判断材料として大きな要素を占めると思います。経済が仮に失速するようなことがあれば、これはその上に消費税引き上げという判断はなかなか難しくなってくると思いますから、そういう中では税収の自然増もなか...全文を見る
○甘利国務大臣 最大の問題は、デフレに対しての手が打てなかったということだと思うんですね。そして、公債発行額が膨らんでいった。  それと、あと二つ。  我々の政権、麻生政権から民主党政権になり、安倍政権になった。その間にどういうことがあったかというと、麻生政権下では、日本の責...全文を見る
○甘利国務大臣 おっしゃるとおり、経済成長率と金利が同一であるならば発散をしないということでありますが、一体、過去の世界の経済の歴史を振り返ってどうなのかといえば、日本で成長率の方が金利を上回ったというのは、いわば高度成長の時代であります。あと、もちろん、デフレ下ではそういうこと...全文を見る
○甘利国務大臣 日本全体の財政の健全化という点でいえば、SNAでやっているわけですね。これは連結の決算ベースです。ありとあらゆるものを込みでやっています。これが、日本の財政が健全化していくかどうかの一番正しい姿だと思います。  一方で、補正予算というのは、時々の事情があります。...全文を見る
○甘利国務大臣 中期財政計画と中長期試算、これは内閣府で策定しております。ちなみに、財務省は後年度影響試算というものであります。  これは内閣府への質問なので、私が答えさせていただきます。  中期財政計画では、一五年にPB赤の半減、二〇年に均衡そして黒字化という目標はきちっと...全文を見る
02月14日第186回国会 衆議院 本会議 第5号
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○国務大臣(甘利明君) 越智議員からの御質問は、経済再生と財政健全化の両立に向けた取り組みについてでありました。  経済再生につきましては、今回の法案に盛り込まれております設備投資減税、研究開発税制などの思い切った税制措置を含めまして、三本の矢を一体的、強力に推進をし、デフレ脱...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 田沼議員から、三点の御質問がありました。  まず、法人実効税率の引き下げの方向を骨太の方針までに打ち出すのかとのお尋ねであります。  日本経済の活性化のためには、産業構造も含めた大きな議論を行い、グローバル経済の中での競争等も考えながら法人課税のあり方...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 政労使会議の今後のフォローアップ体制についてのお尋ねがありました。  政労使会議は、昨年九月から、五回にわたりまして開催をし、賃金の上昇や、中小企業、小規模事業者に関する取り組み、非正規労働者の処遇改善など、幅広いテーマにつきまして、政労使の三者が、好循...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 企業の設備投資や新規参入を促すための規制緩和等の取り組みについてのお尋ねであります。  まず、新規参入を促す規制改革につきましては、昨年六月の成長戦略の策定以降、できるはずがないとされてきた多くの改革を実現してまいりました。  具体的には、電力市場の自...全文を見る
02月17日第186回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○甘利国務大臣 いわゆる三本の矢と称しておりますのは、一の矢が大胆な金融政策、二の矢が機動的な財政政策、三の矢が成長戦略であります。  今御指摘の政府・日銀の共同声明には、それぞれがやることが書いてあります。日銀は、できるだけ早期に二%の物価安定目標に向けて金融緩和を行う。政府...全文を見る
○甘利国務大臣 手順があるというふうに思っていただければいいと思います。  最終的にはストックを減らしていくということをしていかなければいけないんだと思いますが、GDP比で均衡し、GDP比で減らしていくというところから取っかかっていきたいというふうに思っております。
02月18日第186回国会 衆議院 本会議 第6号
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○国務大臣(甘利明君) ことし四月の消費税率引き上げについてのお尋ねであります。  政府といたしましては、デフレ脱却と経済再生を最優先課題として、三本の矢を一体的かつ強力に推進をしてきました。こうした取り組みを進めながら、社会保障の安定財源確保と財政健全化を同時に達成していく観...全文を見る
02月18日第186回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○甘利国務大臣 税金が安い方が企業にとって立地しやすいか、高い方が立地しやすいかという単純な話でいえば、それは賦課が低い方が企業にとっては立地しやすいのは事実であります。  ただ、私は経済財政全体のマクロを見る担当でもありますので、アベノミクスのやっていることは、経済を活性化さ...全文を見る
○甘利国務大臣 まず、私が、具体的品目について、これが攻防戦だというふうにインタビューで答えたことはございません。インタビュアーがいろいろな項目を挙げてきますから。五項目については極めて我々にとってセンシティブであり、攻防戦をやっているというのは、全体として申し上げているところで...全文を見る
○甘利国務大臣 日本はTPPに参加をするときに、日米で首脳会談を行いました。というのは、TPPは既参加国全ての了解をもらわないと入会ができないという仕組みになっております。やはり最大案件は、TPP参加国のGDPの半分以上を持っているアメリカとの話ということになります。  その際...全文を見る
○甘利国務大臣 設備投資ですか。(畑委員「経済見通し、政府見通し」と呼ぶ)政府見通しですか。  政府見通しは、民間との最大の違いは消費部分だと思います。民間の平均値、ESPフォーキャストでは、輸出であるとかあるいは設備投資というのはそんなに大きく違わない、消費が違ってくるんです...全文を見る
○甘利国務大臣 確かに、御指摘のとおり、住宅はマイナスの三・二%です。これは、民間もそれより若干大きいマイナスについております。ただし、設備投資については、確かに政府見通しは四・四ですけれども、民間平均も三・九%であります。ですから、民間の予測とそう大幅に離れているわけではないと...全文を見る
○甘利国務大臣 十—十二月のGDPの一次QEでは、輸出は伸びているんですね、一番直近の、きのうですか、発表された数字では。輸出は、二四半期ぶりのプラスになっております。ただ、輸入が大きく伸びているものでありますから、外需ではGDPにマイナス要因になっているわけであります。  輸...全文を見る
02月19日第186回国会 衆議院 内閣委員会 第1号
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○甘利国務大臣 経済再生担当大臣、社会保障・税一体改革担当大臣及び経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し述べます。  デフレからの早期脱却と経済再生を図るため、三本の矢を一体として強力に推進した効果もあって、日本経済は力強さを取り戻しつつあり、物価動向...全文を見る
02月19日第186回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○甘利国務大臣 御指摘のように、TPP加盟国十二カ国中、WTOの政府調達協定に加盟している国は四カ国、つまり、日本、米国、カナダ、シンガポールだけであります。残りの八カ国は、そういう意味では政府調達市場が開放されていないということであります。でありますから、そこは、開放のルールを...全文を見る
02月27日第186回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○甘利国務大臣 二月の二十二日から二十五日までの四日間にわたりまして、シンガポールでTPPの閣僚会合が行われたわけであります。その間、赤澤委員を初め四名の先生方にも現地にお入りをいただき、いろいろとサポートいただきましたことに、改めて感謝を申し上げます。  大筋合意に至らなかっ...全文を見る
○甘利国務大臣 完全な誤報です。
○甘利国務大臣 御指摘のとおり、交渉分野は多岐にわたっております。  なぜ二十一世紀型かというと、従来の枠組みにとらわれないという意味で二十一世紀型、それから、従来の野心よりもさらに高いという意味で二十一世紀型であります。  バランスということが常に各国の合意文書の中に配置を...全文を見る
○甘利国務大臣 私は今回の交渉で、バイ会談でも全体会合でも必ず申し上げたことは、日本においては衆参の農水委員会で決議があります、それは与野党一致した決議でありますと。ということは、TPP交渉が妥結をして、それを批准するには、国会の承認をもらう必要があります。でありますから、国会の...全文を見る
○甘利国務大臣 シンガポールの会議が終了しまして、全閣僚による記者会見が行われました。場内の記者から、それぞれ大臣に質問が出た際に、アメリカのTPA法案が難航した場合どうなるんだというような質問が私に出ました。私からは、初めにお断りしておきますけれども、アメリカのTPA法案は日本...全文を見る
○甘利国務大臣 ルールは全体で対応していくものでありますが、物品の市場アクセスについてはバイが中心です。これはどうしてかというと、各国とも関心事項が違うわけでありますから、これよりもこっちの方がうちは重要なんだ、よその国にとってはここはどうでもいいという話になりますから、バイがど...全文を見る
○甘利国務大臣 大筋合意というのは、TPP閣僚会議の中で、公式文書でこういう表現はなかったと思いますが、日本の報道で大筋合意というのは随分取り沙汰されていることは事実であります。  大筋合意の中身が何かという定義がございませんで、これぞ大筋合意というぐあいにはならないのでありま...全文を見る
○甘利国務大臣 各国とも、閣僚と個別に話をしますと、交渉上の守秘義務と国民に情報開示をするそのすり合わせといいますか、どこまでが許されて、どこまでがいけないのか、この点についてはみんな悩んでいるようであります。  マレーシアの国際貿易産業省がホームページに説明した資料、これも拾...全文を見る
○甘利国務大臣 アメリカの自動車の話題は、日本がTPPに参加するときに、その主要たる国のアメリカに対して、もちろん、全ての国の了解をとらないと入れないというルールがありますから、全ての国の了解をとったわけでありますけれども、アメリカの了解をとる過程において、双方の話し合いの中で、...全文を見る
○甘利国務大臣 一部新聞報道ですか、貿易大臣会合を次やるときがチャンスではないかというような報道がありましたけれども、これは全く決まっていません。  先ほども申し上げましたように、先に閣僚会合を決めるというやり方はもうやめにしませんかということを私からは提案しました。シンガポー...全文を見る
○甘利国務大臣 法制局長官からお話がありましたとおり、我が国は、通商交渉上必ずこの項目を入れているわけであります。それは日本企業を守るということです。  委員御指摘の、対途上国についてというお話がありました。もちろん、いろいろな法整備で未熟な国であればこそ、こういうものが有効に...全文を見る
○甘利国務大臣 TPAは、一括した交渉権限を大統領に与えるということで、つまり、包括的な条約、条約は包括的なものなんですけれども、これに対して議会としてはイエスかノーしか言えないという権限を大統領に与えるわけですね。ですから、TPAがとれていないと全く一切の交渉ができないかという...全文を見る
○甘利国務大臣 日米で相当タフな交渉を行っています。これは事実です。それは、お互い譲れない部分がある、その主張がぶつかり合っているからタフな交渉になっているわけであります。どっちかがべた折れすれば、こんなものはすぐにまとまりますね。しかし、少なくとも日本側からべた折れするというこ...全文を見る
○甘利国務大臣 各国の交渉担当大臣は、国内の事情をしっかり受けとめながら外交交渉に臨んでいるわけであります。  私もバイの会談あるいは全体会合の席上で、これは間違いなく申し上げたことでありますけれども、日本には国会の決議というものがある、当然、日本の閣僚である以上、日本の国会の...全文を見る
○甘利国務大臣 交渉の中身をどれだけステークホルダーなり国民に開示をするかというのは、まず大前提として、TPP交渉に参加するときの最後のサインする契約書、秘密保持契約がありますから、それに違反したら直ちに退出ということになってしまうわけであります。退出するために入っているわけでは...全文を見る
○甘利国務大臣 当たり前のことですけれども、それぞれ担当大臣は国益をかけて交渉しているわけであります。そして、きょうのこの審議も、テレビを通じて、TPP参加国全ての大使館で確認をしているわけであります。我々は、手のうちをさらしながら交渉はできません。  ただし、我々にも当然制約...全文を見る
○甘利国務大臣 関税なりあるいは国家貿易なり、現状の貿易の仕組みは、それによって守られている国内産業が継続的に続いていくようにというための防護壁だと思います。その趣旨がきちっと継続していくように措置をとっていくということを、守るというふうな表現をしているんだと思います。  攻め...全文を見る
○甘利国務大臣 守るというのは、その政策意図が達成されるようにきちっとガードをしていくということだと思います。  よくお話が出るんですけれども、現状から全く譲らない、日本がとっているいろいろな体制があります、それを何一つ譲らないとしたら、交渉をする意味はないし、貿易協定に入る意...全文を見る
○甘利国務大臣 会議が終了して共同記者会見の席上で、オーストラリアのロブ貿易大臣から、今回の会合が終わって八割の課題が処理できたという表明がありました。  何をもって大筋合意かという定義は特にあるわけではないんですけれども、今回のシンガポール会合を振り返りますと、ルール分野につ...全文を見る
○甘利国務大臣 物品の市場アクセスというのは、バイで行われることが中心です。それは、それぞれの国によって関心項目が違うから、リクエストオファーの繰り返しで、おたくからはうちはこういうものをちゃんと自由化してほしい、相手の国からは、こちらに、うちはこうです、そして、うちはこの部分は...全文を見る
○甘利国務大臣 具体的に、このカードを出そう、あのカードを出そうというカードは持っていったわけではありません。考え方を示すということで、お互いが、こんなのじゃだめだと言い合うだけじゃなくて、方法論について知恵を出すという意味でのカードは自分で持っていったつもりでありますし、そうい...全文を見る
○甘利国務大臣 かつて私が一センチも譲れないと言いまして、西村副大臣は一ミリもと。残りの九ミリはどこに行ったんだという話がありますけれども。  私が、日本側として一センチも譲れないと。これは、国会決議があり、党の公約がある、その党の公約なり国会決議と明らかに矛盾するような考え方...全文を見る
02月28日第186回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○甘利国務大臣 基本的に、経済のバックグラウンドが変わります。デフレ下でどういうポートフォリオを構成するかということと、デフレから脱却をして軽度のインフレに移っていったときに、構成するポートフォリオはおのずと変わってくると思います。  安全、有利と言われますけれども、安全と有利...全文を見る
○甘利国務大臣 TPPで、閣僚会合で一定のことが決まると、その後に各国の閣僚は会見をするわけであります。アメリカのフロマン代表の会見コメントが直ちにホームページに掲載をされる、日本は少しおくれているではないかと。これは、工夫をして、極力早く、許される範囲のものは載るようにはいたし...全文を見る
○甘利国務大臣 経済財政担当としてお答えをいたします。  経済財政運営と改革の基本方針、つまり骨太方針の中におきまして、選択と集中の徹底実行であるとか、賢く使うことへの転換とか、あるいは民間能力の活用という基本方針は掲げているわけであります。  ただ、昔のように定量的に道路整...全文を見る
03月03日第186回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○国務大臣(甘利明君) 経済全体がいい方に回ってくる、この歯車を回すことがとても大事なんです。  デフレ期待、デフレを期待するか、インフレを期待するか。期待というのは見込みという感じの経済用語だと思いますけれども、デフレが見込まれますと、お金は使わない方がお金の価値が上がるとい...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 輸出入においては、輸入がリアルタイムで物価に反映してくると思います。輸出が伸びてくるというのがタイムラグがあると。そこで、中小企業が輸入に対する仕入価格の上昇をきちっと転嫁できるように、これは二つの点で我々は留意しています。  一つは、政労使の会議におい...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私の記憶ですと、たしか政府が公式文書でデフレということを記述したのは二〇〇一年辺りからだったと思います。ただ、事実としてそれより前から始まっているというふうな認識であります。
○国務大臣(甘利明君) 恐らく委員は人口要因ということを言及されたいんだと思います。それも要素の一つにはあります。しかしながら、デフレマインドというのは、これはお金は使わない方が価値が上がるという考え方が世の中を支配します。それが消費に一番跳ね返ってくると思います。
○国務大臣(甘利明君) 働き方をどう柔軟にするかという検討は確かにこれから行われていくわけでありますけれども、それをすぐかつてのホワイトカラーエグゼンプションと結び付けられるというのはちょっと誤解があろうかと思います。  残業代ゼロ法案みたいなものがかつて喧伝をされましたけれど...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) まず、全ての労働者の賃金の底上げをしていくということであります。あわせて、ワーク・ライフ・バランス、働き方とそれから人生設計、私的な時間の使い方をうまくバランスをしていく。全体の柔軟性を考えながら施策に取り組んでいくつもりであります。
○国務大臣(甘利明君) 体調をお気遣いいただきありがとうございます。体調大丈夫でございます。  シンガポールで私が度々申し上げましたのは、各国、特にP4の国が関税撤廃一〇〇%が目標だという認識でおられる、それは、それを目指すということは確かに書いてあることではありますけれども、...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 大筋合意の中身がどういうものを指すかという定義がないのでありますけれども、一般的に大筋合意と呼ぶにはまだ距離があるというふうに思っております。
○国務大臣(甘利明君) 日米協議がなぜ大事かといえば、これは各国共通している思いですけれども、TPP参加国のうちの経済規模で日米で八割を占めます。八割の国が基本的に合意をしていけなかった場合には、TPP自身がそう内容のないものになってしまうという認識だと思います。そこで、日米間で...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) TPPに入ります前になぜ日米の交渉をしたかといいますと、TPPの規約の中に、新規加盟国は既加盟国、全ての加盟国の了解を取るということがあります。そこで、アメリカだけではなくて全ての国と協議をいたしました。アメリカは、その際に、日米間の懸案事項について粗ごな...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) どの国も、現状のままでTPPを妥結するということはできないと思います。
○国務大臣(甘利明君) 一言で言えば、なかなかタフであります。こっちも負けずにやっているつもりです。
○国務大臣(甘利明君) 二十一それぞれの分野でそれぞれを担当する交渉官が各項目ごとに交渉しているわけであります。この二十一全分野を分かりやすく解説しようといってできる人は本当に少ないんだというふうに思います。担当交渉官ですら自分以外の分野を詳しくということは承知していないと思いま...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ムスタパ大臣からは、私的に話をしましたときに、各国どういうふうにやっているんだろうかと、それが悩ましいというお話を伺ったことはあります。そして、彼は、TPP交渉の情報開示のルールの範囲内でいろいろ政府広報等を通じて情報発信をされているというふうに承知してお...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) USTRのフロマン代表以下、次席以下の交渉官も含めまして、交渉が終わったときに情報開示ルールの範囲内で記者会見をされたりあるいはホームページに掲載をされているというふうに承知しています。
○国務大臣(甘利明君) 各国が取られる手法について私が立ち入ったコメントをすべきではないと思いますが、少なくともこのTPPの情報開示に関するルール違反についてはアメリカは極めてナーバスになっておりまして、日本のあるメディアが、前々回でしたか、会合終わった後、情報をリリースしたこと...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 基本的に、批准をする際には条約案として詳細が出るわけでありますが、そこでは詳細な情報が開示されると思います。それ以前には、基本的にそのテキスト等の機微な部分について公開することはまかりならぬというルールになっております。  ただ、各国が妥結した後に、多少...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 日米交渉は決してハードルが低くはありませんけれども、不可能だというふうには思っておりません。日米双方とも議会やステークホルダーからの強い要請があるというのは同じ事情であります。  私どもは、衆参の農水委員会における決議を重く受け止めて、いかにして整合性が...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御指摘のとおり、近年の貿易赤字、二〇一一年から始まっていますが、一三年は過去最大、十一・五兆の赤字になりました。  事の発端は、御案内のとおり、二〇一一年の東日本大震災で原発が全停止になりました。これを全部石油あるいは天然ガス等で賄うとすると三兆六千億掛...全文を見る
03月04日第186回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(甘利明君) そもそも、アベノミクスってコンビネーションだと思うんですね。一番の元凶はデフレがあったと。デフレというのは、お金は使わない方が価値が上がるという社会現象です。お金は必要なものは今使った方がいいよというふうに変えた方がいいと。それで、大胆な金融緩和をして、物...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) それまで経済企画庁というのが経済モデルといいますか作っておりまして、内閣府になって何が変わったかというと、経済、財政、それから社会保障も含めてです。  やっぱり、経済モデルを作るときに財政の状況にどう跳ね返るか。例えば、公共事業でも公共事業を出すだけの財...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 現在の諮問会議の下でも、日銀との連携はしっかりしているわけであります。  そして、日銀は異次元の金融政策を取りました。それは何かといいますと、今までマネタリーベースを増やしてもマネーサプライには関係なかったと、これが常識だったと思います。実は、私も入閣す...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) デフレの脱却は、持続的に物価が下落する状態を脱して、多少のことはあっても元に戻る状況にならないようになるということであります。そういう意味では、現在、今日の時点がデフレであるかどうかといえば、コアコアも物価プラスになっておりますから、今日の時点をデフレかど...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) リーマン・ショックは大変な衝撃を日本経済、世界経済に与えました。そこで、当時、麻生内閣でしたけれども、史上最大規模の補正を組んだというか、組まざるを得なかったわけであります。その効果もあってリーマン・ショックからは脱したというふうに認識いたしております。
○国務大臣(甘利明君) 駆け込み需要がないとは申し上げませんけれども、実は経済の回復は政権交代の初めのときに四%台とか三%台という高い数字を示しまして、それからすると駆け込みがずっと前から続いているということではないと思います。  雇用環境や給与環境、雇用、所得全体が増えていっ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 外国が日本を投資対象国としてどう見るかということはとても大事なことであります。同時に大事なのは、中長期の資金をどう集められるかということもあろうかと思います。  中長期の資金といいますと、国家ファンドがございます、ソブリン・ウエルス・ファンド。一番大きい...全文を見る
03月05日第186回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
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○甘利国務大臣 私がこういう立場になりまして、今先生の御苦労話を伺って、身につまされる思いがいたします。  少なからず通商交渉というのは秘密保持の部分がありますけれども、TPPというのはそれに相当な縛りがかかっているなと。日本がこの協定のメンバーに参加するときに、最後に行うこと...全文を見る
○甘利国務大臣 ある種、かなり核心を突いている質問ですが、基本的には、全ての国に対して野心を上げる、できるだけ高い野心にする、関税でいえば、自由化率を上げるということですよね。それから、物品の市場アクセスというのは、関税を下げるとか撤廃するとかいう話になります。それから、それ以外...全文を見る
○甘利国務大臣 TPAは御案内のとおり、議会は大統領に対してイエスかノーしか言えない、パッケージで認めるか認めないかということですから、政府側としては交渉は進めやすいんだと思います。ただ、TPAはアメリカの国内法ですから、これについて我々が、アメリカ側はこうすべし、ああすべしとい...全文を見る
○甘利国務大臣 軽自動車の税に関して、米国政府からの要求でそれがなされたということはありません。これは、負担の公平等々、各般の国内での意見を集約して、党税調を中心に行われたんだと思います。  TPP妥結の時期がいつがいいのか、あるいは決めた方がいいのか、決めない方がいいのかとい...全文を見る
○甘利国務大臣 機構・定員の予算について申し上げますと、まず、予算につきましては、平成二十二年度以降、国民経済計算の新たな国際基準である二〇〇八SNAの導入に向けた調査研究に係る経費を要求してきておりまして、平成二十六年度の政府予算案では前年度比七・九%増となっております。  ...全文を見る
○甘利国務大臣 異次元の金融緩和政策に関しては、いろいろな御意見があります。  私も、この異次元の緩和政策をされる前、野党の時代には、本当にそんなことだけでマネーサプライが伸びていくのかという懐疑的な面もありましたけれども、実際にやってみると、事実として、日銀の金融政策に伴って...全文を見る
○甘利国務大臣 日銀の金融政策として長期国債を買い入れて長期金利に働きかけている、これが効いていますから、成長率と金利の競争は、しばらくは成長率が勝っていくと思います。  そこで、中長期にそこの関係をどうしていくのか。  景気が拡大をしていけば金利は上がっていくというのは、経...全文を見る
○甘利国務大臣 担当大臣としては、リアリティーがあると申し上げます。  今後十年平均、名目三パー、実質二パー。確かに、おっしゃるように、GDPの構成要素というのは、資本、労働、生産性、特に労働力が人口減少とともに減っていく、これをどうするのかという課題は一番大きな課題であります...全文を見る
○甘利国務大臣 交易条件というのは、一言で言えば、輸出価格を輸入価格で割ったもの、平たく言いますと、輸入価格の上昇がきちんと輸出価格に転嫁できているかということだというふうに思っております。  我が国の交易条件は、近年でいいますと、二〇〇九年以降、悪化基調になっているわけであり...全文を見る
○甘利国務大臣 G20の声明で、「今後五年間で、我々」と確かに表現されておりますけれども、全体のGDPを現行の政策により達成される水準よりも二%引き上げることを目指すと。  日本がどれくらいの成長予測をされているかというと、これは、たしかIMFかどこかの基準がこのG20の基準に...全文を見る
○甘利国務大臣 TPPの御質問にお答えする前に、先ほど、G20の二%に関してちょっと私誤解をしておりまして、毎年二%ずつ上げるんじゃなくて、五年間で水準を二%上げるということだそうでありまして、年平均にならしますと〇・五%、ですから、IMFが日本の実質成長を一・一から一・二と見込...全文を見る
○甘利国務大臣 恐らくそれは、途上国から安い物品がそのまま入ってきて物価を下げていくということだと思います。そういう議論があることは承知をいたしておりますけれども、基本的に、TPPがデフレ加速要因だというふうには思っておりません。
○甘利国務大臣 日本は、農産物ではもちろんセンシティビティーを抱えていますけれども、それ以外の工業製品は、恐らく十二カ国中、関税率でいえば一番低いはずであります。日本の工業製品を輸出する際に相手の関税が障壁になっているわけでありますから、それがなくなるか、うんと低くなるということ...全文を見る
○甘利国務大臣 交渉責任者として、交渉に当たっては、衆参の農水委員会の決議はしっかりと受けとめながら交渉をいたしております。  その上で、総理もおっしゃっていますけれども、TPPがあるなしにかかわらず、日本の農業を再生しなきゃならないというのは喫緊の課題である。農業生産が、額と...全文を見る
○甘利国務大臣 日本としては、私はよく申し上げるんですけれども、TPPがTPPだけで終わってしまったら魅力は半減してしまう。これが、どういう展開の可能性があるか。FTAAPと結びついていく、あるいは日・EUと結びついていく、相当可能性が広がっていくということであります。  中国...全文を見る
○甘利国務大臣 日本は財政事情が厳しい、その中で、全国のインフラは老朽化をし、更新時期を次第に迎えつつある。ですから、従来の発想でインフラの整備、更新に取り組んでいたのでは、もともと成り立たない。そこで、民間資金をどう活用していくかということが大事ということがPPP、PFIの原点...全文を見る
○甘利国務大臣 先ほど申し上げましたように、日本のインフラが次第に耐用年数を迎えてくる、これを従来の発想の公共事業で行うということになると財政的制約がある、しかし、橋が落ちそうだとかトンネルが崩落しそうだ、それを放っておくわけにはいかないということで、民間資金でできる部分はどこが...全文を見る
03月05日第186回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(甘利明君) 六十名の有識者、専門家からヒアリングを行いまして、有意義な御意見をいただいたわけでございます。  具体的には、今年の四月の五パーから八パーへの消費税引上げについては七割超が適切又はやむを得ないという意見を述べられていました。ただ、その場合にも様々な対策を...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 消費税を引き上げますと、まず駆け込み需要があります。これはプラスに働きます。しかし、その後、反動減があります。これはマイナスに働きます。  そこで、駆け込み需要を算定しますと、二十五年度の実質GDP成長率は〇・四%ポイント程度押し上げられるというふうに見...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) これは、例えば家計に与える影響がどうこうとか、そういうことですか。
○国務大臣(甘利明君) 家計に与える影響ですと、これ昨年十月に消費税率引上げに係る意見について審議を行った諮問会議において、内閣から審議の参考のための提出した資料によりますと、既定の主な制度変更に加えて、現行法どおりに二〇一四年四月に五%から八%に消費税引上げを実施した場合に、家...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 消費税の引上げによる物価の上昇であるとか実質賃金の上昇への影響は一時的なものであって、将来にわたってこれが継続されるものではないということから、消費等への影響は限定的になるというふうに見込まれております。  消費税引上げというのはワンショットで行われるわ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 全体での出入りは計算していますけれども、所得階層別という細かくブレークダウンした計算はやっておりません。
○国務大臣(甘利明君) 対策はかなりきめ細かくやっているつもりであります。臨時の給付金であるとか、あるいは社会保険料を低所得者対策のために引き下げる等々、具体的な手当てはいたしております。ただ、先ほども申し上げましたように、詳細に所得階層別に、このくらいの所得だとこういう具体的な...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) これは各種経済対策をまず打っております。先ほど、駆け込み需要と反動減がGDP〇・四、ですから、はじいていくと二兆円弱ぐらいでしょうか、これは民間の調査機関もそうはじいていたわけであります。  ただ、そうであっても、駆け込み需要はともかくとして、反動減をで...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 中長期試算でそう表現していますのは、我々が目指しています成長軌道、十年平均で名目三パー、実質二パーというのは経済再生ケースであります。そして、御指摘の表現がありますのは、より緩やかな成長路線となる参考ケースにおいては半減目標が達成できないと、だから、より更...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 直接的に支出を減らすということは、当然マイナスになるはずです。しかし、これはなぜやるかといえば、財政規律の確立です。ということは何かというと、国債の信頼を高めるということです。ということは、むやみに国債の金利が上がらないということになります。上がらないとい...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) この二十六年度予算においては、二十五年度からの改善を五・二兆円と踏んでいます。当初の中期財政計画上の目標というのは四兆円ずつ改善をしていこうということです。この四兆、四兆の改善の最初の年について五・二兆と目標よりも高く、目標よりも大きな改善ができたというと...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) もろもろの対策を経てこういう見通しができたということだと思います。
○国務大臣(甘利明君) これは、済みません、これは当初予算ベースです。ちょっとこんがらがっちゃうんですけれども、財政健全化というのはSNAでやっていますけれども、SNAというのは、国、地方を連結の決算ベースです。しかしそれは、それの具体的な目標は当初予算ベースで改善をしていくのが...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) SNAで改善をさせていく、その改善率というのは二〇一〇年を基軸にしています。二〇一〇年はマイナスの六・六だったと記憶しています。それを二〇一五年には、半分ですから本当は三・三ですが、三・二になっているはずです。  当初予算ベースで改善目標を測っていきます...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 二〇一三年から二〇一四年に向けてマイナス六・七からマイナス五・二になっております。これは、国、地方でいうと、マイナスの三十二・六がマイナスの二十六兆円に改善したということになります。
○国務大臣(甘利明君) いや、こういう詳細な質問が来るというふうに質問通告は受けていません。  マイナス三十二・六からマイナス二十六ですから、引き算すれば出てくる数字です。ですから六・六です、国、地方合わせて。
○国務大臣(甘利明君) SNAベースとそれから一般会計ベースと、これでお示しをしていきます。
○国務大臣(甘利明君) 財政再建というのは、確かに最終的には御指摘の姿だと思います。ただ、規模も大きいですから、いきなりそこに行くというのは何としても無理があります。予算を、支出を半分にしようなんていったら、もうそれで日本は立ち行かなくなります。ですから、目安として、要はSNAベ...全文を見る
03月06日第186回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(甘利明君) 影響が強く出るであろう低所得者対策全般は行っております。そして、細かい分析をして、それに向けて細かく対応するというよりも、恐らく今までの消費税引上げのときに、所得階層別に細かく幾らから幾らまでの人にはこういう対策をする、幾らから幾らまではするというようなこ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 詳細な数字について御入り用でしたら、事前にそういう詳細な資料を提出するようにという御指示をいただければいかようにも対応いたします。  基本的に……(発言する者あり)今答弁していますから。いいですか。基本的に、好循環を実現をして所得を引き上げていくというの...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) そういう意味で申し上げているのではありませんが、詳細な数字については、例えば、簡素な給付措置を三千億とか、住宅取得に係る給付措置を一千億、ローン減税等の拡充対策を一千億行っております。  基本的には、消費税を引き上げて、それをきれいに階層ごとに分析をして...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 経企庁にいらっしゃったんですから予算書を見ればお分かりいただけると思いますが、五・五兆円の補正予算を組んでおります。それは、需要の落ち込み分、二兆円弱ぐらいと言われています、それを埋め戻すいろいろ対策を行っています。需要を埋め戻すというのは、公共事業を始め...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 二十五から二十六年度にかけてのPBの改善幅をおっしゃっているんですか。
○国務大臣(甘利明君) PBの改善幅は、一般会計ベースでいいますと、かねてから財務大臣が御説明させていただいていますように五・二兆円です。SNAベースでいうと六・六兆改善をするということであります。(発言する者あり)
○国務大臣(甘利明君) PBが改善をするということは、恐らく民主党さんからも強く言われていることですよ。PB……(発言する者あり)いやいや、PBを改善するという、それは当然のことですけれども、PB改善を放っておいたら日本の財政の……(発言する者あり)いやいや、今答えていますよ。質...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 定量的には計算しておりません。できないと思いますよ、定量的に。定性的にしか言いようがないでしょう。  定性的に言えば、要するにPBの改善、これが例えば歳出の削減だけでやったとします。そうしたら、公需の出動が減ります。それは当然景気にはマイナスになります。...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 歳出が削減されていないのでなされたならば、それはないと思います。  歳出を削減してやった場合には両面あります。公需が減るという意味では市場にマイナスに働きます。しかし、それが、目指すところが財政再建につながっていくと、政府の意思と具体的方策であれば財政の...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) この非ケインズ効果は、御党の議員から、衆議院で非ケインズ効果があるじゃないかという御指摘をいただきました、私に御党から。  非ケインズ効果というのは、なくはなかったです、かつて小国であります。例えば、デンマークとかアイルランドでは一九八〇年代にあります。...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私は、非ケインズ効果をあえて強調したつもりはありません。  委員が五・二兆円も歳出を削減するんですかと質問があったから私が混乱したのであります。一般会計当初予算は歳出削減で達成しているのではないと、委員のおっしゃっている意味がどういう意味だったのかと。S...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今のところは非常にうまくいっていると思います。日銀の金融政策で金利が例を見ないほど低く抑えられていると、そういう中で経済成長も財政再建もうまくかみ合うと思います。  問題は、この日銀の金融緩和、未来永劫無限にやるわけにはいきません。アメリカでもテーパリン...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 振り返れば、デフレのときには我々が今やろうとしている逆が起きていたんだと思います。企業収益を企業の下にため込んで、それを還元するといいますか、そういう行動がなくて、そして、逆に消費が縮んで生産がだぶつき、よりまた物価が下がったということだと思います。  ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 金融危機以降、企業がそういう対応を取ってきたわけであります。企業は内部留保を何に使ったかというと、そういう使途でありますが、もう一つ、債務が超過になってきておりまして、その有利子負債を返済するということに相当力を注いできたということももう一つの事実だという...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 日銀の物価安定目標というのが二%であります。それ以外に消費税が上がるわけです。まあそっくり乗っかるわけじゃなくて、大体消費税分の七掛けぐらいがCPIに乗っかると思います、カバレッジからいって全てをカバーしているわけではないので。ですから、消費税の上がり分掛...全文を見る
03月07日第186回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○甘利国務大臣 新聞報道によりますと、一部の新聞報道では、五月に貿易大臣会合が中国・青島で行われる、その機会を捉えるのではないかというような報道があります。中国で行われるということは絶対ありません。その際に、どこか場所を移してということが報道されていますけれども、結論から言うと、...全文を見る
○甘利国務大臣 フロマン大臣、向こうではフロマン大使と呼んでいますけれども、アンバサダー・フロマンと言っていますけれども、人間的にはいい人だと思います。仕事を離れているのであれば私とはウマが合うと思うんですけれども、仕事になりますと、相当頑固ですね。ハードネゴシエーターと言われて...全文を見る
○甘利国務大臣 おっしゃるように、その辺が、日本の立場として、国益を踏まえていくために、ルール分野というのはとても大事であります。  それで、私が今回シンガポール会合に入って何を一番強調したかったかというと、どうしても物品関税にフォーカスが当たり過ぎちゃうんですね。しかも、物品...全文を見る
○甘利国務大臣 十二カ国で合意したものを国内の了解をとるという手続は、これは各国の政府の責任でやってもらわなきゃならないわけですね。だから、それについて我々が、日本が、アメリカのTPAがとれた、とれない、中身どうこうという注文をつけるつもりはありませんけれども、少なくとも、TPP...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘の乗数というのは、いわゆる公共投資の乗数というふうに理解をいたしますが、公共投資の乗数につきましては、内閣府の経済社会総合研究所から公表されている短期日本経済マクロ計量モデル二〇一一年一月公表の乗数表が示されておりまして、仮に、公的固定資本形成、いわゆる公共...全文を見る
○甘利国務大臣 私どもがTPPに参加するに当たって、御指摘のとおり、日米首脳会談を行いました。これは、非常に大事なのは、聖域なき関税撤廃が前提となっているものであるならば我々は入りませんよということなんです。  そこで、日米間、なぜ日米間かというと、やはり日本が入る以前のTPP...全文を見る
○甘利国務大臣 これまでのEPAにおいて関税を撤廃したことのないもののうち、いわゆる重要五品目、米、麦、牛肉・豚肉、乳製品、そして甘味資源作物、このタリフラインの数の合計、これは、全品目のタリフライン数が九千十八でありますが、この九千十八のうち五百八十六というふうに承知をいたして...全文を見る
○甘利国務大臣 重要五品目を守るという決議はしっかり受けとめて対応しますと。私が申し上げたのは、重要五品目のタリフライン数、聖域イコール五百八十六という個別の品目数で聖域と言っているわけではありませんよという答弁を先ほどさせていただきました。  全く微動だにしないと。これは自民...全文を見る
○甘利国務大臣 私は、交渉担当責任者として、衆参両院の決議があります、これは、バイ会談でも全ての国に対して主張いたしましたし、全体会合でも同じ主張をいたしました。そして、党公約があるということもよく承知をいたしております。最終的に、妥結されたものがそういう衆参両院の決議を踏まえて...全文を見る
○甘利国務大臣 四月下旬にオバマ大統領が訪日をされるわけでありますが、その際には、TPPを含めた二国間の協力や地域情勢等について議論を行う考えであると思いますが、その具体的な取り上げ方については、今後、交渉の進展を踏まえつつ検討していかれるというふうに理解をいたしております。 ...全文を見る
○甘利国務大臣 私はかなり深刻に捉えております。  もともと貿易立国日本が、これだけずっと貿易赤字が続いて、それが拡大している。原因ははっきりしていますけれども、やがて経常収支の赤にはね返ってくるのではないかと。今のところ、所得収支が頑張っていますから経常収支は黒でありますけれ...全文を見る
○甘利国務大臣 貿易収支の改善それから経常収支の改善、今、関連について申し述べさせていただきました。  ただ、所得収支に関しましては、恐らく一番大きいのはアメリカの財務省証券の利払いかなというふうに思いますけれども、投資の回収分、配当分がありますから、これはこれからも、成長する...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のように、名目GNI、名目国民総所得、一人当たりのものでありますけれども、これは給料のことを言っているわけではない。一部誤解が世の中に伝わっているようでありますけれども、御指摘のとおり、このGNIには、家計が受け取る雇用者報酬、それから財産所得、利子や配当、...全文を見る
○甘利国務大臣 二〇二〇年を目途に、黒字の中小企業、小規模事業者、これを現在の七十万社から百四十万、倍増するということであります。  御指摘のとおり、今、黒字の企業数というのは三割弱、二八%ぐらいですか、それを倍増ですから五五、六パーになる、これは過去にも例がないのではないかと...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のように、従来の延長線上ではなかなか難しいということは、そのとおりだと思います。  そこで、国内市場でいえば、今まで市場ができていなかった部分をフロンティアとして市場化していくこと。例えば、農業をきちっと産業政策として捉えていくとか、医療、介護を産業分野と...全文を見る
03月07日第186回国会 参議院 本会議 第7号
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○国務大臣(甘利明君) 風間議員から三点の御質問がありました。  まず、賃金の上昇についてのお尋ねであります。  復興特別法人税の一年前倒し廃止につきましては、様々な御議論がありましたものの、三本の矢の効果等によって拡大した企業収益を賃金上昇につなげるために、政府として決断を...全文を見る
03月07日第186回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(甘利明君) 経済のエキスパート、三宅議員から質問を受けるということで、ゆうべは緊張して八時間ぐらいしか眠れませんでしたけど。  一〇〇%と〇%と、両極端から一番適切なところを探すというアプローチだと思いますけれども、経済というのは法人税だけじゃないですから一概にこう...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 確かに、法人税だけじゃなくて、所得税とか消費税とかいろんな税があって、それをどう最適組合せをすると税収が一番増えるかというのは、もしそれができたら面白いアプローチだと思います。ただ、これは相当複雑な連立方程式になるし、一体その連立方程式ができるのかどうかも...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) まず、体制としては閣僚会議、関係閣僚会議がございます。その下にTPPの政府対策本部を置いて、本部長が私でありますが、私の下で一元的に各省調整を行っています。  TPPに入るに当たっては日米首脳会談を行いました。これはTPPの、別に座長がアメリカというわけ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 基本的にTPP、EPAとかFTAを結んでいく方針というのはありますけれども、TPPはもちろんその姿勢の下にTPPなりの水準、ルールがありますから、それに向かって我が国も努力をしていくということは、当然TPPに入るに従って要請されることであります。
○国務大臣(甘利明君) TPPの言ってみれば、チャーターメンバーというんですか、一番基になっているメンバーの国であります。そこでは、物品に関しては一〇〇%に向けて自由化を進めていくというふうな認識だというふうに思っております。
○国務大臣(甘利明君) P4の関係者がそう言っているということと、しかし、TPPが全く同義語というわけではないというふうに理解をいたしております。それゆえに、TPPに入りますときにわざわざ日米の首脳会談をやったわけであります。  その首脳会談では、聖域なき関税撤廃が前提であるな...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 必ずしもそうではないと思うんです。  それは、P4のメンバー、ですからニュージーランド、シンガポール、ブルネイ、チリですね、このメンバーは会議の中で一〇〇%を目指すんだという主張はされるわけでありますけれども、しかし、私が前回のシンガポール会合で申し上げ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 米韓FTAでいいますと、米国側の対韓国側に対する自由化率九九・二%、韓国側が九八・二%。米韓だけでいいですか。
○国務大臣(甘利明君) 豪韓、豪州と韓国でありますが、オーストラリア側から韓国側へは一〇〇%です。韓国側からオーストラリア側には九〇・八%です。  先ほど、米韓FTAが基準になると。別にこれがTPPの基準になるわけではありません。韓国はまだ入るかどうかの意思表示もしていません。...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 二国間FTA、豪州は確かにもうTPPに入っています。韓国はまだ入っていませんし、正式に表明もしていません。情報収集の段階だということだそうであります。でありますから、別にその韓国の数字がTPPを拘束することはありません。  あくまでも聖域、センシティビテ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) P4がTPPの基になっていることは確かです。しかし、P4の取決めじゃなくて、TPPの基本になるのはホノルル宣言が基本になると。これは先般の大臣会合でも確認をされています。ホノルル宣言の解釈の仕方なんです。私は、ホノルル宣言は、読んでみる限り、これは物品の市...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 経済財政担当としてお答えいたします。  御指摘のとおり、なかなかハードルは正直高いと思います。しかし、今から諦めてしまってはというか、これはもう後で出てくる結果でありますけれども、しっかり期待をして見守りたいというふうに思っております。
○国務大臣(甘利明君) 一―三の数字は、少なくともその前期比、十―十二よりは良くなると思います。ただ、まだどういう数字が出るかは出てみないと軽々なことは言えません。  しかし、先生御指摘のとおり、年率で実質二・六を達成するためにはかなりいい数字が出ないと厳しいということは御指摘...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) Jカーブ効果は、円安になると、まず真っ先にダイレクトに輸入品が押し寄せてくると、金額ベースで増えてくると。そして、輸出に効果が現れるのはタイムラグを置くということから、次第に後で上がってきて、輸入増を輸出増が取り返すということでありますけれども、今のところ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 来年度の一・四という数字は、確かに御指摘のように、民間の予測の〇・八からするとかなり思い切った数字だと思います。  ただ、そこは何が違うかというと、消費ですね。消費が、ほかの項目は大体似ているんですが、消費が政府見通しの方が強く出しています。その理由は、...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御指摘のとおり、日本の国際競争力、なかんずく経済の国際競争力を上げていくということは極めて大事なことであります。  お尋ねのありました国際競争力ランキングとして、日本再興戦略において達成すべき成果目標、KPIと呼んでいますが、その一つとして世界銀行のビジ...全文を見る
03月10日第186回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(甘利明君) 現状ではまだ大きな金額になっていませんけれども、総理から御答弁させていただきましたとおり、ポテンシャルはかなりあるというふうに思っております。  現状でいいますと、東北地方全体のロシアとの貿易でありますけれども、東北地域の総輸出額のうちの〇・八%、これは...全文を見る
03月11日第186回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○国務大臣(甘利明君) 経済再生担当大臣、社会保障・税一体改革担当大臣及び経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し述べます。  デフレからの早期脱却と経済再生を図るため、三本の矢を一体として強力に推進した効果もあって、日本経済は力強さを取り戻しつつあり、...全文を見る
03月12日第186回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(甘利明君) 地方における景気回復に向けた取組についてのお尋ねがありました。  地域経済につきましては、総じて景気回復の動きが広がっております。ただし、御指摘のとおり地域間でばらつきが見られることも事実であります。雇用についても、有効求人倍率は多くの地域で上昇している...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 地域経済の活性化策、地方でニーズが高い介護、医療等のサービスの充実についてのお尋ねがありました。  地域経済の活性化を図るためには、成長戦略の実行の効果を地域経済や中小企業等に浸透をさせ、成長の実感を日本全国津々浦々に届けていくことが重要であります。地域...全文を見る
03月12日第186回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(甘利明君) TPPの意義は、今までも申し上げていますとおり、アジア太平洋地域に一つの経済圏をつくる、バリューチェーンをつくるということで、極めて大事だというふうに思っております。WTOドーハ・ラウンドが漂流ぎみということで、随分長く掛かっております。TPPはモメンタム...全文を見る
03月13日第186回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○国務大臣(甘利明君) 御指摘のとおり、直近の十—十二月の改定値では、速報値よりもマイナスになっております。具体的に言いますと、速報値で、前期比、年率成長が一・〇だったものが〇・七に修正、若干下方修正されております。その内訳は、今御披瀝のとおり、各般の項目にわたって若干の下方修正...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) アベノミクスが三本の矢で構成されているというのは御案内のとおりでありますが、金融緩和、これは過去にやったことがないような大胆な緩和措置をすると。目標年次を決めてどれくらい緩和をしていくかということを設定して、物価安定目標に向かって金融を動かしていったわけで...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 別に遠慮される必要性はありませんから、厳しく質問をいただいて結構なのでございます。  それぞれの国にはそれぞれの国が持っているセンシティビティーというものがあります。十二か国のうち、これが全くないという国は、私は交渉参加していて感じることですが、それはな...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 「選択する未来」委員会は、日本経済財政の運営の司令塔であります経済財政諮問会議の下に設置をいたしました。  そして、この「選択する未来」という命名ですけれども、委員会の会長である三村日商会頭の強い思い入れでこういう命名になりました。それは、これから五十年...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 五十年後は私も生きていないんでありますけれども、五十年後に、恐らく世界の人口はかなり増えていく中で、日本は圧倒的に減っていくわけですね、ほっておけば。しかし、五十年後の未来にあっても、日本が世界にいろんな意味でプレゼンスをしっかり示して、経済を始めとする、...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) シンガポール会合は妥結に至らなかったわけですが、それは物品の市場アクセスを始め残されている部分がまだあるということで、そこは今後の交渉に託すということになったわけであります。  ただ、進まなかったかどうかという視点で見ますと、かなり未解決の問題が処理でき...全文を見る
03月14日第186回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(甘利明君) 今日初めて答弁させていただきます。  確かに、二〇一五年までは半減を達成できます。それから先、ある種自然体で置いておりまして、社会保障の自然増、それからほかの経費は物価上昇に比していくとこうなるということでありまして、ですから特段の努力が必要だと、この二...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先ほど財務大臣から答弁させていただきましたとおり、安倍政権の財政再建のやり方は歳出カットだけではなくて歳入を増やす、その見合いでやっていくんです。つまり、成長戦略で歳入が増えれば、その分歳出カットは緩くできるわけです。  かつてギリシャが財政危機に陥りま...全文を見る
03月17日第186回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○国務大臣(甘利明君) 御議論が今なされていますとおり、番号法附則においては、政府は、この法律の施行後一年を目途として、この法律の施行の状況、個人情報の保護に関する国際的動向等を勘案をし、特定個人情報以外の個人情報の取扱いに関する監視又は監督に関する事務を委員会の所掌事務とするこ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 各方面から、医療の分野にこの番号制度を用い、いろいろな改革が進んでいかないかという期待が寄せられていることは事実でありまして、処方箋であるとかあるいは電子カルテ等々、健診のデータによってこの患者さんが何年後にどういう成人病になるとか、いろいろデータによって...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 日本のこれだけ高度な科学技術政策をもってすれば、医薬品とか医療機器とかあるいは医療全体のシステムが外に相当展開していると恐らく国民の多くは思っていらっしゃると思うんですけれども、実は、薬でいえば二、三兆の入超ですし、医療機器でも数千億単位の入超になっている...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 三月の末に総理から国家戦略特区の地区の発表をさせていただきます。この国家戦略特区は幾つかのコンセプトに沿ってその集積を図ることを目指しているわけです。農業の産業化、輸出拠点としての集積とか、それからライフサイエンスの集積もございます。そういうところにおきま...全文を見る
03月19日第186回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○甘利国務大臣 まず、事実関係で申し上げますと、補正につきましては、当然、補正は消費税引き上げの落ち込みをカバーするということが第一目的でありますから、六月までに七割、九月までに九割という目標値はございます。  ただ、当初予算に関しましては、まだ具体的にそういう要請なり相談なり...全文を見る
○甘利国務大臣 正式に私のところに、そういう相談なり指示なり、財務大臣からは現時点ではまだ来ていないということであります。恐らく財務大臣御自身も、まずは成立をしっかり図っていただくことというふうに捉えておられるんだと思います。その後に、何らかの話があれば、あるんだと思います。
○甘利国務大臣 補正は対応いたしました。本予算についても、消費税導入後にどういう反動減等があるか、ここにはしっかり配慮するべきだと思っております。
○甘利国務大臣 御指摘のように、政府が賃上げに介入してくるというのは勧められたことではありません。ですから、かなり異例の踏み込んだ発言だと私自身も認識をいたしております。  経産省からの何らかの対応と申しましたのは、実は、法人税減税の一年前倒しを相談しましたときに、これは総理と...全文を見る
○甘利国務大臣 今御指摘の大田座長発言というのは、三月の十二日の第一回の会合において、法人税改革の論点についてという紙を配付しました。その中で、法人税の引き下げが必要であるとか、それから、単年度法人税の枠内だけではなくて税収中立を図る、つまり複数年度で中立を図るという考え方を示さ...全文を見る
○甘利国務大臣 日豪EPAとそれからTPP、結論から申し上げれば、双方が刺激し合って、交渉が加速するのが一番いいと思います。  日豪EPAに関しましても、あるいはTPPに関しましても、いつまでが期限ということが決まっているわけではありません。ただ、両方とも交渉が進んでいきつつあ...全文を見る
○甘利国務大臣 先般、連合が取りまとめました春闘結果報告によりますと、全体の数が四百九十一組合だったと思いますが、そのうちの六割弱は中小企業であります。その四百九十一組合において、交渉する企業側からの回答は、ベアもかなりあったし、ベア以外も含めれば、ほとんどの企業からの賃金改善回...全文を見る
○甘利国務大臣 それほどうぬぼれてはいませんけれども。もちろん、企業は、業績が改善していないのにベースアップというのは相当度胸が要ることですから、それはなかなか踏み切れないと思います。業績が改善したので、御自身の意思でそうやろうと思ったということが半分以上だと思います。  ただ...全文を見る
○甘利国務大臣 まず前段の話ですが、賃上げ交渉というのは経営側と労働組合側の民民の契約に関することでありますから、政府がこれに立ち入るべきではない、これは大原則で、それもよく承知をいたしております。でありますから、そういう前提を承知した上で、政労使でそれぞれがやるべきことを確認し...全文を見る
○甘利国務大臣 まず、外国企業が誤解しないようにということで、これは大事なことでありますから、政労使の枠組みの中で共通認識に従って今回の動きがあったということはしっかりPRをしていきたいというふうに思っております。  それから、地域や中小企業にどう波及をさせていくか。政労使の三...全文を見る
○甘利国務大臣 よく、現金給与総額が下がってきているじゃないかという御指摘があります。専門的な方はよく御存じなんですが、一般的には、現金給与総額というと雇用者全体の支払われる賃金総額のことと間違えやすいんですけれども、現金給与総額というのは、一人当たりということですね。全体として...全文を見る
○甘利国務大臣 政権交代後、四半期ごとの推移を見ますと、政権交代後、最初の四半期が四・五、次が四・一、そして〇・九、〇・七、減速気味にここでなっていることは事実でありますが、次の四半期については、駆け込みもありますから、相当高い数字が見込まれるというふうに思っております。  要...全文を見る
○甘利国務大臣 自殺の原因の最大は健康上の理由ということで、二番目がどこにも該当しない不明というもの、それから三番目が経済、生活、そして四番目が家庭の中の問題という順序で、自殺原因が高い順になっています。  経済的な問題もしっかり解決していく必要があるというのは、御指摘のとおり...全文を見る
○甘利国務大臣 政府が賃上げを強要すべきではないという議論の後だけに、政府が賃上げ目標を経済界に強いるのもなかなか難しいのでありますが、連合が賃上げ目標を掲げられるのは結構であろうというふうに思っております。  要は、経済の好循環、賃上げが企業収益の拡大に資する、企業収益の拡大...全文を見る
○甘利国務大臣 日本経済全体は、各種数字におきまして確実に経済が成長しているわけであります。ただ一方、翻って、全国津々浦々、回復を実感しているかといえば、これはまだ部分的にとどまっているところであります。  そこで、全国津々浦々に景気回復の実感を持ってもらうために何をするか。 ...全文を見る
○甘利国務大臣 政労使三者の協議というのを数回やってきましたけれども、その中におきましては、自身の従業員への賃金の改善もさることながら、取引先の、取引価格の適正化をしてもらうということも盛り込ませていただいております。つまり、中小企業の下請代金にも配慮するようにという要請をしてい...全文を見る
○甘利国務大臣 まさに、事業所数でいえば九九・七%であります。抱える従業員数でいえば六五、六%だというふうに思っております。その中小企業あるいは小規模企業に経済の好循環の恩恵が届いていかなければ、本当の意味で、全国津々浦々、景気回復を実感できるという状況にはならない、御指摘のとお...全文を見る
○甘利国務大臣 消費税が来月四月から八%に上がります。当然、今駆け込み需要がある分、四月以降は反動減があろうかと思います。その反動減が順調にしっかりおさまって成長軌道に再び黙っていても乗るのであるならば傍観していけばいい話でありますけれども、しかし、反動減が後々経済に与える影響も...全文を見る
03月19日第186回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(甘利明君) アメリカが決着させる気があるかどうか、これは明確に決着させたいと思っております。  シンガポール、先月の二十二日から四日間行ったわけでありますが、結論から申し上げますと、かなりの分野で進展がありました。ただ、重要な部分はまだ多々残っております。言ってみれ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 十二月一日に菅官房長官、林農水大臣と私とでフローマン代表と協議を行いました。その後の会見で一センチ発言をさせていただいたわけであります。その後、西村副大臣がシンガポールに行って一ミリもと言われたものですから、一センチと一ミリの差というのは何なんだとか聞かれ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) とにかく各国のバイ会談でそれぞれの間合いを詰めていこうと、それなしに全体会合を開いても収れんしていかないということで精力的にバイをやりまして、私もほとんどの国とバイをやりましたし、アメリカとは二回やったわけであります。  アメリカも議会からの強い要請を受...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私はフローマン代表にも申し上げていますけれども、両者の主張が離れているとします。着地点は一方が一方的に片方に寄ることではないということはきつく申し上げておりまして、である以上、双方が国内事情の許す限りにおいて、同じ距離、どこまで歩み寄れるかということだと思...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 民主党政権下に、内閣官房の資料で除外について記述がされているのは承知をいたしております。ただし、このときにはまだもちろんTPPに入っておりませんし、情報収集の段階でこういう主張をしている国があると、多分一〇〇%撤廃を求めているP4の国が中心だと思いますが、...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私も衆参農水委員会の決議は何度も読ませていただいております。あわせて、我が党の公約についてもしっかり受け止めているつもりであります。  交渉事でありますから、お互いの国の主張がぶつかり合うわけであります。その中で、私の頭の中の整理として、衆参の決議、党の...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) TPPに参加するときの最後の参加希望国の行為は守秘義務契約書にサインをすると、そこで初めてデータベースにアクセスできるわけであります。その秘密保持契約にサインをしたということとTPPの参加国の中で共有されている情報開示の範囲を探りながら情報開示をしているつ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 大臣でも、TPP会合、TPPに関する閣僚会合は限定したメンバーでやっております。あわせて、交渉官は極めて限定をして、公務員法の縛りを掛けて、情報を漏えいした場合にはそれなりのペナルティーがあるということを認識させた上で数を絞っております。  何人になるか...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) まず、我が国はTPPに参加するに当たって、総理が訪米をして日米会談をして前提条件の確認をいたしました。つまり、最初から全てを聖域としないで関税撤廃を前提とするか否かということでありました。その点につきましては、日米間で確認できたことは、両国ともそれぞれセン...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) そんなにひどいことを言っているつもりはないんですけれども。  国会決議は、私からも、そして総理からも、しっかり受け止めますという答弁は何度もさせていただいています。だから苦労しているんでありまして、最初から国会決議守らない、守るつもりがないんだったら交渉...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 恐らくこれ、投資した企業が、投資を実行していく際に本来あってはならないような規制が掛かったりとか、そういう際に相手国政府を訴えるという件に関してだと思います。  一部の先進国でもそういう話がありましたけれども、その話は、具体的にどこからということは控えま...全文を見る
03月20日第186回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○国務大臣(甘利明君) 結論から申し上げますと、そういうことであります。  具体的に申し上げますと、年金給付、徴収事務においては、二〇一六年の一月以降、個人番号を利用することが可能になり、また二〇一七年七月を目途に国民年金や厚生年金の給付や保険料徴収事務に関して、日本年金機構は...全文を見る
03月25日第186回国会 参議院 内閣委員会 第5号
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○国務大臣(甘利明君) ただいま議題となりました株式会社地域経済活性化支援機構法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  日本経済はデフレ脱却に向けて着実に前進をしており、今後は、景気回復の裾野を更に広げていくことが重要な政策課題となっ...全文を見る
03月27日第186回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○国務大臣(甘利明君) 御指摘のとおりでありますが、機構は、中小企業再生支援協議会等の中小企業支援を行う他の機関があるわけですが、それらと協力体制の充実を図りつつ、適正かつ効率的に行うように努めなければならないということは、これは法律上求められているところであります。  こうい...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) おっしゃるような抜本的な改組、機能拡充と称して改正を行いました。  昨年の法改正においては、それまで個々の事業者に対する直接的な事業再生支援のみを行っていたこの機構について、地域における再生現場であるとか地域経済活性化の担い手の支援能力の向上を図るための...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) そもそも、相談に来る中から適正案件を協議していくということになるんだと思います。  本年一月末までの相談件数が百五件と、これ自身母数が少ないと。そこには、PRが足りないのか、あるいは元々相談に来る人が自身でそういう認識を持っていらっしゃるのかということが...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 相談案件について何らかの対処が行われているという意味です。
○国務大臣(甘利明君) 何をおっしゃりたいのかよく分かりませんが、相談案件が来ているうち、それがゴーイングしているという案件は両方足すとかなり数がありますねということを申し上げたのであります。
○国務大臣(甘利明君) 認識しているつもりです。
○国務大臣(甘利明君) 具体的に機構が乗り出していって、関与する案件であるかそうでないかの判断だと思います。
○国務大臣(甘利明君) 私は、相談を受け付けて、それに対してどう対処するかということに対して、そのうちの六十二件は金融機関や事業者において調整が現在行われていると、それ以外に十三件が協議が行われているという意味で、何らかの対処が、百五件のうち、両方足しますと七十五件が行われている...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) お話のとおり、昨年の法改正について審議をさせていただいたときに、委員から、機構が行うデューデリジェンス費用が高くて中小企業にとって負担が大きいと、しかも幾らか事前にしっかり把握できないじゃないかと、いろいろ御指摘をいただきました。  機構が行いますデュー...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) よく言われることですが、日本では事業に失敗したのは人生におけるマイナス評価と言われますが、アメリカではむしろそういう経験を持っている経営者は次なる事業展開のときにプラス評価をされるという話があります。そこの違いは、日本では一度失敗するともう立ち上がれないと...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 理想的な法律が整備されればそれにこしたことはないと思います。ただ、法律は一度できますと想定したこと以外の強制力がありますから、ですから、こういうガイドラインを通じてベストプラクティスを積み上げていく先にどういう整備が必要かということが見えてくるというのが一...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御指摘のとおり、地域の実情を踏まえた対応、支援というのが重要であることは御指摘のとおりであります。  そこで、機構はそれぞれの地域の実情に即した支援を行っていくという観点から、これまでも、地域に根差した金融機関である信用金庫、信用組合からの事業再生及び地...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 例えば、特定債権買取り業務の申込みをする事業者と機構との事前相談において、機構による直接の再生支援を活用した方がより効果的な支援が可能であるというふうに判断をされる場合には、当事者間の話合いによりまして、特定債権買取り業務によらずに再生支援を活用することは...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御指摘のように、日本の企業、事業者数でいえばほとんどが中小企業です。ですから、中小企業が活力を持っていかなければ、本当の意味で日本経済が回復したとは言えないというのは、おっしゃるとおりであります。  実は、御案内のとおり、政労使の三者協議をやりましたとき...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) まだなかなか鳥取まで届いていないというお叱りをいただいているわけでありますが、この一年間、経済、例えばGDPの変化とかあるいは失業率だとか有効求人倍率とか、あらゆるデータの上では間違いなくほぼ全ての経済指標が改善をいたしております。    〔委員長退席、...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御指摘のいわゆるLP出資、これがどの程度行われるかでありますけれども、今後各地域の金融機関等と具体的な検討を行っていく必要があることから、現時点でこうであるというふうに確たることを申し上げることはなかなか難しいんですけれども、平成二十六年度中に一年間で約二...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今、国内への投資を飛躍的に拡大していこうということで、例えば外資が日本に投資してくる際に雇用に関して予見可能性を高める必要があるという指摘は随分あります。この予見可能性といっても何をもってするかといえば、裁判事例、今の御指摘だと適切な事例が全部そろっていな...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 雇用指針は、労働契約に係る、今申し上げましたけれども、判例等の事実関係を分析をして分類することにより作成されるものでありまして、直接の利害関係を有する者は存在しないというふうに考えておりまして、直接の利害関係を有するということについてでありますけれども、個...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) それは、技術というのは人と共にあることだと思います。その事業を培ってきた、その事業者が持っている強みを培ってきた技術をどう進化させていくかということと、そしてそれを支えてきた人をどう強力な、更に強力な経営資源としていくかということは、両々あって初めて事業再...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 稲盛さんが内々におっしゃったことについては稲盛さん御自身にお聞きをいただければと思いますが。  日本航空の整理解雇については、同社の事業再生に不可欠であった再生計画を確実に実施するために行われたものであるというふうに私どもは承知をいたしております。具体的...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 東京都の労働委員会から、御指摘の案件が不当労働行為に当たるということで救済命令が出されたことについては承知をいたしております。  ただ、これ今係争中ですよね。具体的に言うと、これ地裁は不当労働行為ではないという判決を出しておりまして、それが今高裁で係争中...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) この案件は、もう既に御指摘のとおり、旧機構が二〇一二年、おっしゃるとおり前政権のときにもう完了してしまっている案件でありまして、現機構の担当大臣として現時点で何らかの対応をするということは非常に難しいということは御理解をいただきたいというふうに思います。
○国務大臣(甘利明君) この整理解雇案件ですね、これ今係争中です。さっきちょっとこの案件とさっきのと取り違えて地裁と高裁の話をしましたけれども、この推移をまず見守らなきゃならないというふうに思っています。
○国務大臣(甘利明君) 恐らくレクのときにも説明させていただいたかと思いますが、機構は、雇用機会の確保に配慮しつつ、地域における総合的な経済力の向上を通じて、地域経済の活性化を図ることを目的とするものであります。また、機構が特定債権買取りによる支援を行うか決定するに当たっては、法...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) JALの案件、先ほど来いろいろ質問、御指摘がありました。  要は、ほっておいたら倒産してしまうということは、全ての雇用が失われてしまうわけであります。それを救うためにいろんな手だてがあると。そこで、機構が関与したわけでありますけれども、そういう中において...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 機構が従来から行っておりました再生支援につきましては、事業者が労働組合等と事業再生計画の内容等について話合いを行ったこと又は行う予定であること、これが支援決定の要件の一つとして掲げられているわけであります。他方で、昨年の法改正によりまして新たな業務として追...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ただいま御決議のありました事項につきましては、その御趣旨を十分に尊重してまいりたいと存じております。
03月28日第186回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
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○甘利国務大臣 直接的な日本経済に与える影響として、全てが稼働していたであろうとすれば、三・六兆円分コストが省ける、掛ける今日までですから、もう三年ですか、十兆円前後になるんだと思いますが、委員の御指摘は、それ以外にいろいろ影響があるだろうということであります。  これは私の所...全文を見る
○甘利国務大臣 確かにおっしゃるとおり、委員の御提出のグラフのとおりなんですね。  一時的に落ちておりますけれども、次の四半期では回復している。その後失速ぎみになっているのは、御指摘のとおり、アジアの通貨危機とか、それから日本でも金融機関が破綻していますけれども、金融危機になっ...全文を見る
03月28日第186回国会 参議院 本会議 第11号
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○国務大臣(甘利明君) 財政健全化に向けた歳出削減と経済成長維持のための追加的な取組についてお尋ねがありました。  財政健全化については、中期財政計画に基づいて、二〇一五年度における基礎的財政収支赤字の対GDP比半減、二〇二〇年度における黒字化の達成を目指してまいります。収支を...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 累積赤字残高についてのお尋ねがありました。  内閣府では、国、地方の公債等残高について試算をしております。これは、国の普通国債と交付税特会の借入金の残高及び地方公共団体の地方債の残高等を合計したものでありますが、本年一月に公表した中長期の経済財政に関する...全文を見る
03月31日第186回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○国務大臣(甘利明君) 明日から消費税が上がるわけであります。適正な転嫁を率先垂範して行うべき公的機関が納入業者を買いたたいたというような事実があったということであります。言語道断であります。  そこで、関係省庁に対しまして、それぞれが所管している公的機関、例えば独法のようなと...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今、三・六%とおっしゃいましたけど、これ、御自身おっしゃっているように最大値でありまして、中央値というのは、日銀が三・三であります、政府としては三・二。消費税の影響を除くと一・二です。消費税は三%上がりますけれども、カバー率が七割ぐらい。例えば、医療サービ...全文を見る
04月11日第186回国会 衆議院 内閣委員会 第12号
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○甘利国務大臣 御指摘のように、IMFが、日本の二〇一四年、これは暦年でありますけれども、成長率、これを修正しておりますが、当初の一・七%から一・四%に下方修正をしております。そして、二〇一五年、これも暦年、この成長率は一・〇%に鈍化するという見通しを示した、これは事実でございま...全文を見る
○甘利国務大臣 IMFにしてもOECDにしても、構造改革は重要な要素であるという指摘はいただいております。それが、第三の矢、成長戦略について具体的にどう発現をしていくのか、ここに非常に注目をいたしております。  海外の経済学者によっては、第三の矢の具体的な成果を早く見せてくれな...全文を見る
○甘利国務大臣 山高ければ谷深し、それはおっしゃるとおりです。前回、消費税を三パーから五パーに上げたときにも、駆け込み需要があって、それに相応するような反動減というのがありました。前回は、消費自体は、実は四—六で落ちて、七—九で回復してきましたけれども、その後、通貨危機、金融危機...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のように、公需というのは点火剤でありまして、民需、もっとより大きな経済主体が動いていくということがもちろん大事であります。  そこで、内外バランスのとれた経済の拡張ということが必要だと思います。もちろん、内需を喚起していくための構造改革を進めていきます。同...全文を見る
○甘利国務大臣 法律には、各般の経済状況をしっかり精査して判断をするということが書いてあります。総理は、十二月中に判断をしたいというふうにおっしゃっています。慎重にされると思うんですが。  御指摘のように、経済状況が引き上げにふさわしいかというのは、それは直近が一番いいのであり...全文を見る
○甘利国務大臣 これは日本が初めてトライすることですよね、この短期間の間に二回引き上げるということは。これは、私は総理大臣ではありませんから総理の本当の心境はわかりませんけれども、相当慎重になられると思います。  ということは、つまり、五パーから八パーに上げて、この回復の力強さ...全文を見る
○甘利国務大臣 おっしゃるように、赤字国債で政策経費を賄うということは、消費は今の世代が受けます、請求書は将来の世代に回しますということですから、これは、今の世代が受けるサービスは今の世代の負担でというのは、本来の、真っ当な考え方だ、それは御指摘のとおりであります。  そして、...全文を見る
○甘利国務大臣 確かに、毎年駆け込み需要という説もあります。  ただ、委員御指摘のとおり、実務上のコストが大変だとか、それから毎年毎年転嫁が円滑にできるかを悩まなきゃならないとか、いろいろな声が聞こえてきます。  理屈の上からは、反動減よりも駆け込みの連続ということも言えるの...全文を見る
○甘利国務大臣 消費税が、全額社会保障、従来は三経費、今回は子育て含めて四経費に充てられる、これは法律できちんと縛りがかかっているものですということを知らしめるのは、非常に大事なことです。  そして、会計の上でも、具体的に、これだけ入ってきて、こういうふうに使われているというこ...全文を見る
○甘利国務大臣 単年度主義等の今の予算制度のいろいろな不都合な点というのは、いろいろ指摘をされております。複数年度にまたがる知恵として基金をつくったら、その基金がかえっていろいろと問題を起こしているじゃないかという御指摘も各委員会でいただいているわけであります。  国の予算とい...全文を見る
○甘利国務大臣 誠二という名前だと誠実に、明という名前だとできるだけ明らかにしなくちゃいけないと思いますけれども、御案内のとおり、TPPには情報管理をする項目がございます。お話しできることとできないことはあります。  二日間、都合十八時間、時々休憩を挟み、そして一対一の議論をし...全文を見る
○甘利国務大臣 シンガポールの閣僚会議に臨みましたときに、全体会合の場で、日本のマスコミは、日本だけが物品の関税撤廃率、野心が低いということで集中砲火を浴びるという報道がありました。  私は、衆参農水委員会の決議があり、党としての選挙公約もあるということをバイ会談で丁寧に説明を...全文を見る
○甘利国務大臣 要求は、アメリカに限らず、日本以外の全ての国の要求は、野心の高い要求をしてきます。具体的に数字がどうこうということではなくて、できるだけかつてないような野心ということを、バイでも、アメリカに限らず、各国は強い主張をしてきます。そこで、我々は、しかし、日本としてのセ...全文を見る
○甘利国務大臣 交渉中でありますから、軽々に見通しを申し述べることは不適切かと思いますが、各国とも相当厳しい姿勢で臨んできているということだけは交渉の事実として申し上げられると思います。ただ、着地点がどうなるかは、まだ軽々な推測もできないというところであります。  ただ、日豪E...全文を見る
○甘利国務大臣 日豪の内容が仮にTPPで採用されたとした場合、決議との関係は整合性がとれるのではないかと思っておりますが、最終的な判断は、やはり国会がされることだというふうに思っております。
04月14日第186回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○国務大臣(甘利明君) いろんな報道がなされました。新聞見ていると幅があり過ぎて何が何だか分からないということでありますが、具体的に数字がどうこうして決着したということは一つもありません。報道に言われている、のようなことは私の知る限りなかったというふうに承知をいたしております。
○国務大臣(甘利明君) 捕鯨のことはよく存じ上げませんけれども、TPPに関して言わせていただければ、今日まで鶴岡首席交渉官は極めてタフな交渉を現場で指揮を執っております。アメリカからも極めて対処しづらい強豪ということの評価をいただいております。  あわせて、TPP交渉の全体の指...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) まず、二十三日から訪日をされるオバマ大統領、そこで行われる日米首脳会談の席において、具体的に私や交渉官が行うようなTPPの交渉はありません。首脳会談までにできるだけ交渉を加速させよというのが日米首脳からそれぞれの担当大臣になされた指示であります。TPP交渉...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 日豪EPAは、大筋では合意をいたしました。しかし、まだ細部、協議するところはまだ残っているわけであります。つまり、まだ未署名であります。それから、TPPはまさに今交渉中であります。  この両者が発効した場合というのは、今からまだ具体的中身は想定できないわ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) まず、TPPの交渉方針は、TPP担当大臣であります私が責任者で決定しているわけであります。それから、日豪EPAを始めとしたTPP交渉参加国とのEPAは、TPPと異なる交渉でありまして、これは官房長官が中心に関係閣僚で協議をして交渉しているものというふうに承...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 日豪EPAは日豪の間の問題であります。TPP交渉はTPP交渉で、それはそれでまた別な交渉になります。TPP交渉における二国間の協議というのはTPP交渉を形成していきますけれども、TPPとは別の二国間の協定というのは、それ独立で存在している関係にあります。 ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) まだ厳密には日豪EPAも締結をしているわけではないです。大筋合意ということで、まだ未処理部分はあるわけであります。これが最終的にどういう姿になるかと。それから、TPPはまさに交渉中で、まだ正直な話、大筋合意にも、全体の大筋合意にもまだまだとても距離がある。...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 命を犠牲にして経済を進めるということはありません。
○国務大臣(甘利明君) 日豪じゃなくて、TPPでの話ですね。
○国務大臣(甘利明君) ISDあるいはISDS条項というのは、今まで日本が二国間で結んできたときに必ず日本からの要求で入れてきたんです。むしろ、相手から言われて日本が受け入れたというんじゃなくて、日本が主張して、どうしても入れてほしいということでやってきたわけなんですね。  こ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 恐らく、委員が御指摘されているようなアメリカ企業の濫訴に対する懸念ではないかというふうに思っております。  TPP交渉は、先進国の協定交渉ではありませんで、途上国もたくさん入っているわけであります。そして、実は日本企業が投資のフロンティアとしているのは、...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 交渉の余り具体的中身に触れないようにしゃべるのは非常に私の頭の中の整理が難しいのでいろんな話をするのでありますけれども。  ISDSについて反対をしている国は、実は極めて少ないんです、TPP交渉国の中で。そこがゆえに、ISDSで懸念されている部分を精査し...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 結論から申せば、ISDSも含めて、党公約で掲げられていること、あるいは衆参農水委員会で決議されていること、そこの中身に最終的にぎりぎり、あるいは余裕を持ってというのが一番いいんですけれども、少なくとも抵触しない範囲であるという判断は最終的には議会でされるわ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) TPPに新たな国が参加しようとしますと、既存の国の了解を取る必要があります。そこで注文が付けられたり付けられなかったりするわけですね。ですから、早く入れば入るほど、それ以降に入った国に注文は付けられるし、日本の参加が遅くなればなるほど、既存の国が増えればそ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) もう長い付き合いになりますけれども、個人的には悪い人じゃないと思うんですが、交渉相手としては相当タフなネゴシエーターだと思います。元々オバマ大統領のハーバードのロースクールの同級生で、成績は一番良かったようであります。大統領がどのぐらいの成績だったかは多分...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 交渉の中身は、やはり双方のセンシティビティーに絞ってやっております。我が方のセンシティビティーは農産品、特に重要五品目です。アメリカのセンシティビティーは自動車、それからそれにまつわるいわゆる並行協議であります。  私の方からは、とにかく党の選挙公約とい...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 安倍総理が訪米をいたしまして、TPPに入るかどうかの判断をするに当たって協議をいたしました。その協議の最大のものは、TPPというものが最初から関税を全てなくすということを前提条件に入るというのであるならば日本は入りませんと、ですから聖域なき関税撤廃が入って...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 結論から申し上げますと、オバマ大統領が訪日されるところは一つの節目ではありますけれども、そこがデッドラインではありません。あらかじめ期限を先に決めてしまいますとそこまでの事務作業が進まないというのが今までの経験でありまして、事務作業が収れんしてきた先に初め...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御指摘の准保育士につきましては、三月十九日に開催をされた、経済財政諮問会議と産業競争力会議の合同会議を開いたわけですが、そこにおきまして民間議員より提案がありました。育児経験が豊かな主婦層の就労機会の拡大の視点から、例えば民間認証の新たな資格を設けることに...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 保育所における死亡事故、あってはならないことであります。そういった意味では、御指摘のとおり、保育所における保育の質の確保というのは極めて重要であります。そして、先ほど来お話が出ております民間議員の提案の中にも保育所の質の向上を図るということが記述されており...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 名前がそう付いているわけではないですけど、いわゆる准保育士なるものが保育士に取って代わるということであるならば、そういう御指摘はごもっともだと思います。保育士をしっかり補佐してその仕事を助けていくという意味で、要は制度設計という部分もあるんではないかと思い...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) デフレの原因が少子化じゃなくて、少子化がデフレの原因という御質問ですか。
○国務大臣(甘利明君) デフレになると少子化になるのか。デフレと少子化の関係はいろいろおっしゃる方がいますけれども、デフレになると少子化になるのか、少子化になるとデフレになるのか。両方とも必ずしもそれが原因ではないというふうに思いますけれども。
○国務大臣(甘利明君) 少子化だからデフレになる、つまり人口減少、少子化になるとデフレになるというお話はありますけれども、実は必ずしもそうではない。つまり、人口減少になりますと生産力とか消費力は小さくなりますから、経済が後退をしていくということはあるかもしれません。しかし、人口減...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 少子化になりますと人口は減ります。これをそのまま手をこまねいていると、消費人口は減るわけですから、百人いたところが五十人になれば五十人分しか物が売れません。あわせて、八十人で生産していたのが四十人になれば生産力は落ちます。ですから、国の経済規模が手をこまね...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 我が国は、バブル崩壊以降、長年にわたるデフレの中で、現金を持っているということのインセンティブが高まって、企業による設備投資であるとか賃上げといった将来への投資、これが行われてこなかったわけでありまして、そうした中で莫大な国民の所得と産業の競争力が失われ、...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) おっしゃるとおり、インフレが全てを解決する十分条件ではありません。しかし、経済効果を発揮させていくための必要条件であると思うんですね。デフレのままいろんな対策を打っても効いてこなかったと。そのときはいいですよ、でも効いてこなかったと。それが現実でありまして...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 委員の御指摘は、この二十年間、確かに二十年間、四百八十兆かそこらから今現状ほとんど変わっていません。しかし、実はデフレというのはこの十五年間くらい、政府が公式文書にデフレを書いたのはたしか二〇〇一年ですが、その数年前からデフレは起きています。それは、九七年...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私が申し上げたのは、九七年から要するにデフレに陥っていて、それから名目が伸びなかったと。名目が伸びなかった、名目が伸びないのとデフレの関係はかなりあるんじゃないですかと。というのは、その時期から実質では伸びているということは、物価がどんどん下がっているから...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) もう専門家でいらっしゃいますから承知の上で御質問されているんだと思いますが、物にはやっぱり手順があります。  日本の財政赤字、その累積はGDPの二倍になろうとしているわけであります。ですから、手順としては、まずプライマリーバランス、つまり国債費を除いたそ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) TPP交渉に参加するに当たっては、アメリカと前提条件の確認を安倍総理がされたわけであります。その上で、このTPP交渉に参加するという表明を行ったわけであります。そして、交渉の過程の中で何を踏まえるかといえば、何度も答弁をさせていただいておりますが、我が党の...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) とにかく、日豪EPAは日豪EPA、二国間交渉であります。TPPは多国間交渉であります。そして、TPPには、我々日本が入る前に、ホノルル宣言というのがございます。そのホノルル宣言では、かつての二国間交渉ではなかったような高い野心に向けて努力するというのが共通...全文を見る
04月23日第186回国会 衆議院 内閣委員会 第15号
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○甘利国務大臣 ただいま議題となりました株式会社地域経済活性化支援機構法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  日本経済はデフレ脱却に向けて着実に前進しており、今後は、景気回復の裾野をさらに広げていくことが重要な政策課題となっておりま...全文を見る
04月25日第186回国会 衆議院 内閣委員会 第16号
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○甘利国務大臣 冒頭、TPPの日米協議について言及がありました。かなり開いていた間合いが縮まってきたことは事実であります。前進があったことは事実でありますが、決着には至っていないというところであります。両首脳から交渉の加速を命じられまして、それに従って、その趣旨においては達成がで...全文を見る
○甘利国務大臣 金融円滑化法の期限が到来後、中小企業の真の経営改善を図っていくために何をするかということであります。  政府といたしましては、例えば、金融機関に対して、中小企業、小規模事業者の経営支援に一緒に取り組むよう慫慂する、背中を押していくわけです。そして、さらには、独力...全文を見る
○甘利国務大臣 まず、冒頭、近藤筆頭初め本委員会の先生方には、私の通商交渉に最大限配慮をし、環境をつくっていただきましたことを、心から感謝を申し上げます。まさに国益がかかる交渉であります。そういう中で十分な時間をいただけたということで、そうでなかった場合よりは、国益を踏まえての交...全文を見る
○甘利国務大臣 私は、総理からは、国益を踏まえて交渉せよということを、今回も、そして今までも常に言われております。  ただ妥結せよということであるならば、妥結だけをとるのであるならば、どっちかの主張にどっちかが寄っていけばそれで済んじゃうわけですから、そんな夜中までやる必要はな...全文を見る
○甘利国務大臣 TPAはアメリカの国内の問題でありますが、御承知のとおり、なぜTPAをとるかというと、それをとって言えば、テーク・イット・オア・リーブ・イット、受けるか受けないか、中間がないということだから、アメリカ政府としては対議会上ハンドリングがしやすいということになるわけで...全文を見る
○甘利国務大臣 円滑化法が終了して以降、その後、対象事業者はどうなっているのかということでありますが、内閣府も含めました関係省庁の副大臣等が連携して実態把握を行っておりますが、金融機関の融資姿勢や倒産の状況等について、これまでのところ、特に大きな変化というのは見られていないという...全文を見る
○甘利国務大臣 「半沢直樹」は、ビデオを撮って、ずっと見ました。ある週は、NHKの政権特集、私が随分登壇をする政権特集と時間がかぶりまして、視聴率競争で完膚なきまでにやられてしまいまして、複雑な思いであったんですけれども。  御指摘のとおり、日本の金融機関は、本来の機能は、融資...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のように、人口が減少しています。これは抜本対策は別に当然とるとして、その中では、働く意欲があって健康である人は、年齢、性別を問わず、全員参加をしてもらわなきゃならない。  その際に、当然、働き方には制約があると思います、介護を抱えているとか、あるいは育児を...全文を見る
○甘利国務大臣 多分同じ認識だと思いますけれども、機構が目指す目的は、本来は民間のいろいろな仕組みの中でそれがなされるのが一番いいんだと思います。ただ、現状では、なかなかそうなっていない。そこで、今回の改正では、現場にあるニーズを受けとめて改正するわけであります。  そういう中...全文を見る
○甘利国務大臣 未来永劫抱えているわけではないですから、譲渡するわけであります。その譲渡先がとんでもないところだったら再建の意味がないということ、それは御指摘のとおりであります。  そこで、ただ、では価格が高く買ってくれるところだけでいったら、あるいはとんでもないところに行っち...全文を見る
○甘利国務大臣 現場で直接交渉に当たった私の感覚といたしましては、具体的に個々の項目がセットが終わった、交渉が完結したということではありませんけれども、個別にも全体にも間合いがかなり狭まってきてだんだん方向性が見えてきたということを表現すると、そういう表現になるのかなというふうに...全文を見る
○甘利国務大臣 TPPが掲げる原理原則を掲げていきますと、やはり日本にとってはセンシティビティーの主張がどれくらい通るかという厳しいことになるわけであります。ですから、基本的に自由化に向かっての度合いをできるだけ高くしたいという相手側と、もちろん、その趣旨はよくわかっているんだけ...全文を見る
○甘利国務大臣 交渉の終わるたびにコメントを発表しています。その中で、シンガポールが終わったとき、それから東京の日米交渉が終わったとき、ワシントンで日米が終わったとき、そして今回と出しております。  その中での進展は以前よりもあったというふうに思っています。これはかなり重要なこ...全文を見る
○甘利国務大臣 新聞やテレビの報道が個々ばらばらということは、それだけ中身について、日米の主張の隔たりがあるのを察知して、個々の、自分の観測記事で出しているんだというふうに思います。何の項目について決着をしたということはないわけですから、これは、マスコミが御自身の想像で書かれるの...全文を見る
○甘利国務大臣 最終的に個別項目が、どういう関税率にするか、あるいは関税の撤廃とか削減に至るのかは、予断を持ってお話しすることはできませんけれども、政府としては、取りまとめた結果が最終的に衆参の農水委員会の決議に抵触するのかしないのか、私は百点満点か合格点ぎりぎりかという表現をし...全文を見る
○甘利国務大臣 三本の矢の一本目の金融政策について、その後でありますけれども、黒田総裁のもとで、日本銀行において大胆な、いわゆる異次元な金融緩和が推進されつつあるわけでありますが、これがどう影響しているかと申し上げますと、マイナスで推移をしていた消費者物価、コアでありますが、前年...全文を見る
○甘利国務大臣 ただいまのが模範答弁でございます。
○甘利国務大臣 農業が果たす使命が幾つかあると思います。経済合理性は脇に置いておいて、それでも最低限の食料安全保障上守らなきゃならない線とかですね。  というのは、完全に食料生産を日本が放棄した場合、輸入した方が安いから、例えば仮に放棄した場合、では、いかなる状態があっても、輸...全文を見る
○甘利国務大臣 TPPは、いろいろな意味で包括的です。物品の市場アクセス、それ以外の市場アクセス、そしてルール。  これから日本が多方面に経済展開をしていく場合に、例えば、日本の企業がある国に投資をした、最初は税金も安くてよかったけれども、突然税金がふえていった、これはたまらぬ...全文を見る
○甘利国務大臣 関税を極力なくす交渉、そして必要な関税はできるだけ守る交渉が攻防戦でありますけれども、全部がセットされますと、例えば日本に入る関税が交渉後にどれくらい減額になるかというのは、全部交渉が落ちついた時点でわかりますから、今はまだ、予断を持ってお話しするのは誤解を与える...全文を見る
○甘利国務大臣 日本は、工業品の関税は平均してもほぼゼロに近い数字だと思います。でありますから、工業品に関してTPPを通じて税収が減るかといえば、それはほとんどないと思います。やはりどうしても、農産品を守って関税をかけておりますから、農産品に関して関税で入ってくるというところがか...全文を見る
○甘利国務大臣 具体的な企業名を出してどうかと思いますけれども、スターバックスの事件とかアップルの話ですね。そこの国で相当規模の売り上げがあるけれども、納税額を見たらほとんど払っていないというようなことになります。それで、では、どこで払っているのかと思ったら、一番税率の低いところ...全文を見る
○甘利国務大臣 先ほどのOECDの委員会は、OECD租税委員会、ここで取り組んでいるわけでありますが、ここの議長は財務省の浅川審議官がやっています。日本が議長役としてリーダーシップをとっているところでありますし、そういう中で存在感を示して、各国が納得がいくルールづくりができればと...全文を見る
○甘利国務大臣 日本の中小企業、中堅企業が海外展開する際、あるいは逆に海外から国内投資を呼び込む際、やはり一番の問題は、いろいろあるけれども、ワンストップで処理をしてくれるシステムがあるかどうかが一番大事だということをよく聞きます。しかも、そのワンストップが、ただ受付窓口、これは...全文を見る
○甘利国務大臣 これは、投資を受け入れるのも、それからこっちから出るのも同じようなことだと思いますが、受け入れる方の会議の議長役を私が、閣僚会議をやって、きょうスタートすることになります。  今まで、外資の関係者から対外投資をするに当たって何がハードルかと、もちろん税とかそうい...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のとおり、この機構は、一言で言えば見込みのあるなしをしっかり目ききして、見込みのあるところについては手厚い自立策を応援していくということになるわけであります。  機構は、有用な経営資源を有しながら過大な債務を負っている、そういう事業者に対して、債権の買い取...全文を見る
○甘利国務大臣 まず、TPPが従来のFTA、EPAと違うのは、カバレッジの範囲が物すごい広いということと、それから、かつてないくらいに深掘りをしようと。つまり、広さと深さが違う。体積で圧倒的に違うというものをつくり上げていく、それが結局、参加国全てのプラスになるという共通認識でや...全文を見る
○甘利国務大臣 日本経済再生本部は、本部長は総理であります。私は、ある種事務局長的な役割をしております。そこで成長戦略、再生戦略をつくっておりまして、例えば、農業をいいますと、農業、守るというのが主語、述語という感じで来るんですが、農業、攻めるという逆の発想で捉えてみたいと今思案...全文を見る
○甘利国務大臣 済みません、各党に御配慮いただいて、本当に感謝を申し上げます。  まず、TPPであります。  TPPは、何と表現するか、意味ある前進はあったと思います。  今まではサムプログレス、少し前進した、これが今回はもう少し意味ある前進があったというふうに思っておりま...全文を見る
○甘利国務大臣 今の御質問は、再生支援協議会でも経営者保証ガイドラインを利用した支援を行える、機構が特定債権買い取りを行う必要性いかん、これは支援協議会と重複するのではないかという御質問ですか。  機構のみならず、再生支援協議会においても経営者保証ガイドラインを利用した支援が行...全文を見る
○甘利国務大臣 お尋ねですが、特定債権買い取り業務に基づき、保証債務の整理を図る過程で、金融機関は債権放棄を求められることもあります。でありますから、事業者及びその保証人である経営者と金融機関とは利益相反の関係となることも確かにあり得ると考えられます。  しかしながら、特定債権...全文を見る
○甘利国務大臣 共同声明の中に、大胆な措置をとることにコミットしたという文章、文言が入っているわけであります。これは、TPPが目指すのは、御案内のとおり、物品の市場アクセスだけではなくて、サービスであるとか、投資であるとか、政府調達等の市場アクセス、そして知財とか電子商取引とか国...全文を見る
○甘利国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、その御趣旨を十分に尊重してまいりたいと存じます。     —————————————
05月09日第186回国会 衆議院 内閣委員会 第17号
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○甘利国務大臣 中長期的に言えば、人口減少問題は我が国の最大課題になると思います。このまま放置していけば、いずれのときか、全てのシステムが崩壊する危険性があると思います。ある時期から減り方が少しずつ減って、ある時期を過ぎると急激に落ちていくということを考えますと、今から対処してい...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のとおり、機械的な試算として出されたものが若干ひとり歩きをしてしまっている。「選択する未来」委員会では、移民の受け入れということについては全く言及をしておりません。  御指摘のとおり、総理自身も、政策提言が移民の受け入れという誤解を与えないように気をつけて...全文を見る
○甘利国務大臣 骨太方針に法人税減税の方向性が書き込まれるということは間違いないところでありますが、総理も強い意志を国内外に示されておられます。でありますから、単に方向性でこうした方がいいと、それはみんなそう思っているんでしょうけれども、では、具体的にどういうスケジュールになるん...全文を見る
○甘利国務大臣 まず、租特は、競争力強化を中心にして制定されている政策減税です。その効果が怪しいとか、あるいは使命を果たしたというのは、もちろんそれはなくしていいと思いますが、現に、研究開発減税とか投資減税というのは、日本の競争力を高める、対外投資を高めるためにやっているわけです...全文を見る
○甘利国務大臣 労働時間規制の緩和の議論をしますと、必ずマスコミが、残業ゼロ法案とかセンセーショナルにミスリードするわけであります。  しかし、目指すところは全くそういったタイトルと違っておりまして、御指摘のとおり、四月の二十二日に、これは諮問会議と競争力会議の合同会議を開きま...全文を見る
○甘利国務大臣 いわゆるAタイプですね。Bタイプが高収入型とすると、Aタイプはそうでないものでありますが、そのAタイプについてのいろいろ御懸念が発せられていることはよく承知をいたしております。  競争力会議における民間議員の御提案というのは、国が対象者の目安を示して、勤務経験が...全文を見る
○甘利国務大臣 過重な労働による健康障害であるとか、若者のいわゆる使い捨てが疑われるような企業、ブラック企業でありますけれども、これは社会的に大きな問題であるし、政府としても、そういうブラック企業がなくなるように徹底した対応をとっていかなければならないというふうに考えております。...全文を見る
○甘利国務大臣 言ってみれば、表と裏の関係にあるんだと思います。  競争力会議は、今後、人口減少等もある中で、全員参加ができるような環境をつくらないと日本の社会システム自身が運営不可能になってしまう、そうすると、いわゆる従来型の働き方で労働市場に参加できる人と、働きたいんだけれ...全文を見る
○甘利国務大臣 国のガバナンスが及ぶところで集中的に管理されるべき、そのとおりであります。  番号法上、個人番号、いわゆるマイナンバー、この指定につきましては市町村の法定受託事務とされておりますけれども、そのもととなる番号の生成、管理は、本年四月一日に設立をされました地方公共団...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のとおり、二〇二三年までを中長期試算で示している。そこには発散でない方向が示される。しかし、それから先どうなるかというと、結局、発散に向かうのではないかと。  手順として、とにかくPB黒を目指してやっていく。それから先は自然体で試算していますから、それから...全文を見る
○甘利国務大臣 法人税の引き下げをなぜ検討しているかといえば、先ほど申し上げました、歳入をふやすということのために、対内直投をふやしたりするのと、それから日本の企業自身が投資を拡大していくことを通じて税収をふやすという効果に資するので、法人税減税をという議論があるわけであります。...全文を見る
○甘利国務大臣 外国人労働の導入については、二つに分けるべきだと思います。  一つは、高度のスキルを持っている外国人、これは、日本に入っていただいて、ある年限が過ぎてそのまま日本にというのであれば、その道は開くべきだと思っております。  いわゆる単純労働については、今も仕組み...全文を見る
05月14日第186回国会 参議院 本会議 第21号
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○国務大臣(甘利明君) TPP交渉の今後の見通しについてのお尋ねであります。  先般の日米首脳会談及び閣僚協議の成果は、TPP交渉における重要な節目を画するものであります。交渉全体に新たなモメンタム、勢いを与えました。今後、日米が連携をして、他の参加国との協議を加速をしてまいり...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) TPP交渉に関連し、先月の日米協議の結果についてのお尋ねがありました。  先般の日米首脳会談及び閣僚協議を通じまして、日米の重要な課題、すなわち農産品と自動車の取扱いについて、二国間の市場アクセスを改善するための様々なファクター、それぞれの関係、そしてト...全文を見る
05月23日第186回国会 衆議院 内閣委員会 第19号
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○甘利国務大臣 大筋合意には至っておりません。何人かの閣僚から、年内合意の可能性が語られています。これは不可能ではないと思います。  どういう道筋が必要かといいますと、要するに、今回の大臣会合で未決着の部分を事務折衝に委ねようと。もちろん全部解決するわけじゃないですけれども、そ...全文を見る
○甘利国務大臣 今の御質問にお答えする前に、先ほど申し上げなければならなかったんですが、海外出張に際しまして、国会中の海外出張に、環境整備にいろいろ御配慮いただいて、感謝申し上げます。ありがとうございました。  ただいまの質問であります。経常収支が赤字というのは、貿易立国日本と...全文を見る
○甘利国務大臣 日銀の物価安定目標に向かって比較的順調に進んでいるというふうに思います。  コストプッシュかディマンドプルかの議論がよくなされるわけでありますが、例えば、賃金上昇が生産性の向上を超えていって無理無理上げていったということになりますと、コストプッシュ要因になると思...全文を見る
○甘利国務大臣 よく、年金資金の運用ということになりますと、安全、有利という話があるのでありますけれども、安全で有利な投資対象というのはあるのかなということを考えまして、有利であれば当然リスクが伴う、安全であればリターンは少ないんだと思います。ただし、今まで、デフレ下では国債運用...全文を見る
○甘利国務大臣 高度成長期に一斉に整備をしたインフラが一斉に更新時期を迎える、そういう中で財政状況が厳しい、この相反する二つをどうやって対応していくかということで、PFI、PPPの手法、つまり、民間資金をインフラに導入していくという発想が出てきたわけであります。これは安倍内閣の経...全文を見る
○甘利国務大臣 もうよく御存じの上で質問されているんだと思います。  TPPを中心に、TPPが核となってFTAAPに広がってくる、あるいは、TPPを核として日・EU、それからアメリカのTTIPにつながってくる。つまり、世界じゅうの経済連携がつながっていく一番中枢、基軸にTPPが...全文を見る
06月04日第186回国会 衆議院 内閣委員会 第22号
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○甘利国務大臣 先ほど森大臣から答弁をさせていただきましたとおり、既婚者の希望、それから未婚者の結婚願望、それをかなえると、二・〇七、人口維持に必要な出生率近傍になってくるということであります。ですから、結婚から出産そして子育て、その間のワーク・ライフ・バランス、自己実現、それら...全文を見る
○甘利国務大臣 骨太というのは大きな方向性を示すものでありますから、詳細にわたって、政策の各論までなかなか言及できない点がありますから、どこまで書けるかというのは、これから作業をしていく中で詰めていくことであります。  ただ、全員参加型社会、総理は、女性が経済社会に参加をしてい...全文を見る
○甘利国務大臣 政府が正式にブラックホールという表現を使ったことではないんですが、増田委員がお使いになっていらっしゃいます。その意味するところは、どうしても東京がいろいろな意味で若い人を引きつける力がある、その引きつける力の東京が地方に比べると出生率が低いということは、東京に人が...全文を見る
06月09日第186回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○国務大臣(甘利明君) 連合が先日、四日でありますけれども、公表しました春闘集計結果によりますと、月例賃金について一人当たりの平均賃上げ額が五千九百八十一円、賃上げ率が二・〇八%、これは過去十年の最高水準であるところであります。それから、中小企業におきましては、四千二百五十八円、...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 著作権であるとかあるいは特許権、こういういわゆる知的財産権に関しましては、権利者の保護をどこまで強くするかということと、それから利用をどう促進していくか、これはどうバランスを取るかという問題であります。著作権についても、非親告罪の国が御指摘のように多うござ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 経済財政担当大臣でございます。  企業は日本の税制に従って納税をしているわけであります。  トヨタのお話が出ました。国内で生産をして輸出をすればするほど赤字が増えてきました。それでも三百万台体制を維持する、つまり雇用は手を付けないということで赤字であり...全文を見る
06月16日第186回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○甘利国務大臣 ただいま御決議のありました財政健全化につきましては、経済再生と財政健全化の両立を図りながら、中期財政計画に沿って、財政健全化目標の実現を目指して取り組んでおります。  二〇二〇年度の基礎的財政収支の黒字化に向けた具体的道筋については、二〇一五年度の目標達成に向け...全文を見る
10月02日第187回国会 参議院 本会議 第3号
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○国務大臣(甘利明君) TPP交渉における日米協議についてのお尋ねがありました。  TPP交渉では、守るべきは守り、攻めるべきは攻め、国益にかなう最善の結果を追求するという政府の方針に何ら変更はありません。また、御指摘のありました衆参両院の農林水産委員会における決議も厳しく受け...全文を見る
10月03日第187回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○甘利国務大臣 バンカーでどの番手を使うかは別の話として、確かに、公共事業のクラウディングアウトという指摘はあります。ですから、仮に何らかの対策を打つときには、そういう指摘もしっかり踏まえて財務大臣はやられると思います。  それから、実質賃金の話をされました。しかし、実質賃金は...全文を見る
○甘利国務大臣 内外の投資家にアンケートをとれば、日本に投資することにとっての最大の不安要因は何かというと、必ず三つ挙がります。一つは、エネルギー価格が高い、電気代が高いということ、それから、人の手配ができるかということ、そしてもう一つは、法人税が高いという三つです。  日本の...全文を見る
10月06日第187回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○甘利国務大臣 一本目の矢は、デフレの環境を弱インフレに持っていくために金融緩和をして、それは御評価をいただいているんだと思います。  二本目の、これは財政出動ですね。デフレギャップというか、それを解消するためには、需要をつくらなければならない。まず公需で需要をつくっていくとい...全文を見る
10月07日第187回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(甘利明君) 全部一遍に理想的にいけば、我々もすばらしいと思います。しかし、手順を追って改善をしていきます。  まず、物価安定目標で上げていくのと、それに消費税で引き上げるのは乗っかるわけでありますから、ダブルで効いてくるわけです。これは、翌年はそこが発射台になります...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 総務省の家計調査だと、今総務大臣からお話があったように減っているんですね。毎月の統計、毎勤ですと違う数字が出ています。  家計調査で不思議なのは、ボーナス期、六月、七月というのは、過去、経団連流に言えば二十何年ぶりの引上げ、そして連合調査でもリーマン・シ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 小規模、その中でも更に零細、あるいは個人企業と中小企業の当然差は出てこようかと思います。
○国務大臣(甘利明君) 五人と五人以下の数字の違いは私は正確には把握しておりませんが、ただ、この政権交代以降の雇用者数の変化ということも勘案をしていけば、雇用者数は我々が政権を取って以降百十六万人実数で増えているわけです。これはもう非正規からスタートして、そして正規に変わってきて...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 同じ対象で、統計で、統計がどう変化しているかを見るのが、経済がいい方に行っているのか、悪い方に行っているのかを判断する材料になると思うんですね。統計を見てみますと、まず雇用者全体の、総雇用者がもらっている給与総額ですね、この名目値はたしか去年の五月ぐらいか...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 現業は除くよね。(発言する者あり)あっ、そうか、現業が入っているんだ。現業が入って、一般公務員が入っていない。
○国務大臣(甘利明君) 先ほど来申し上げているように、対象を相当広い対象で取っています。それが、中身がどういう傾向に移っているかということを見ることが経済の動向としてはとても大事なんです。  ですから、総額としての支払給与額が増えていっている、そして一人当たりが途中から増えてい...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) いや、そんなことはないです。それは、家計調査が相当広範囲にできればそれが一番正確だと思います。  家計調査というのは、総務省は九千世帯です。できるだけ幅広い統計を取るのが大事だと思います。その統計がどういう変化をしているか、いい方に向かっているのか、悪い...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 反動減というのは、その大きさは、駆け込みの大きさが大きければ大きいほど反動減というのは大きくなります。それはそうですよね。だって、消費税上がる前に先に買っちゃうんですから。上がった後、買う必要がなくなりますから。先に買っちゃう量が多ければ多いだけ買わない大...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 総理から概要を御説明しましたが、円安によって輸入物価、物資が高くなってきております。これをそのまま放置しておいたとすると、まさに輸入関連事業者、特に中小事業者にとっては負担が相当増します。  そこで先般、経産大臣から、元請事業者や事業団体、相当広範囲に、...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) これは一つの指標であることは間違いないと思います。  ただ、円安によって利益を受けている企業があります。これをどう還元させるかということについて政府が取り組むということも使命の一つだというふうに思っております。そうやって、いかにマイナスを相殺していくかと...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 為替が円安に振れれば、それはもちろんいいことばかりじゃないです。  で、輸出が伸びると思っていたのが、Jカーブ効果ほど出ていないじゃないかと。輸出が数量ベースで伸びていない理由は三つあるということを申し上げました。得意先のアジアの景気が低迷しているという...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 景気の現状につきましては、確かに消費税引上げの反動減の収束が若干長引いている、あるいは天候要因もあって、その後の回復が期待したほど力強くはないということは事実です。  しかし、この駆け込みと反動減をならしてみるとプラスで推移をしているということからすれば...全文を見る
10月08日第187回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(甘利明君) 共産党さんがアメリカを褒められるということですから、よっぽどのことだと思いますが、私、昔の労働大臣の記憶を呼び起こしますと、二円、三円を引き上げるのにもう大変な苦労をしたのを思い起こします。その点から考えると、二桁台を続けているというのはかなり努力を評価し...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 成長戦略の担当大臣です。  賭博場をギャンブル場と言われますけれども、IR、インテグレーテッドリゾートなんです、統合型ということです。つまり、それは求心力の一つにはなりますけれども、その周辺をいろいろ整備をすることによって観光資源として力を持ってくると。...全文を見る
10月10日第187回国会 衆議院 内閣委員会 第1号
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○甘利国務大臣 経済再生担当大臣、社会保障・税一体改革担当大臣及び経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣として、一言御挨拶を申し上げます。  安倍内閣で一体的に取り組んできた三本の矢の効果もあって、我が国の景気は、緩やかな回復基調が続いています。ただし、このところ一部に弱さも...全文を見る
10月14日第187回国会 参議院 内閣委員会 第1号
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○国務大臣(甘利明君) 経済再生担当大臣、社会保障・税一体改革担当大臣及び経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣として、一言御挨拶を申し上げます。  安倍内閣で一体的に取り組んできた三本の矢の効果もあり、我が国の景気は緩やかな回復基調が続いています。ただし、このところ一部に弱...全文を見る
10月15日第187回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○甘利国務大臣 いわゆるJカーブ効果、これは、為替が円安に振れると、一時的に輸入物価が高くなって、一時的に貿易赤字になるけれども、やがて輸出先の価格を下げることによって市場拡大をして輸出量がふえていくという効果でありますけれども、これが当初想定したほどに出ていないというのは事実で...全文を見る
○甘利国務大臣 民主党時代の減税はいわゆるレベニュー・ニュートラルではなかった、減税額の方が大きかったですよね。(近藤(洋)委員「そうです」と呼ぶ)それは、それを通じて次の循環を転がして、税収が経済成長で伸びてくるという判断だったと思うんですね。  今回、まず、行き当たりばった...全文を見る
○甘利国務大臣 株主至上主義、全て企業活動は株主のためにあるという考えだとしたら、我々はその考え方はとっておりません。
○甘利国務大臣 先ほどの近藤議員と同じだとおっしゃいましたけれども、近藤議員の企業活動に対する考え方と福田議員とは、多分違うと思います。世界で一番企業が活動しやすい国にするのはけしからぬということ、反対は、世界で一番企業が活動しにくい国にする、こんな宣言をしたら誰も投資しません。...全文を見る
○甘利国務大臣 二十年近いデフレでありました。アベノミクスを推進していって、きょうの時点でいえばデフレではない、しかし、デフレを脱却するほど足腰は強くなっていないと申し上げました。これはうそではありません。数字の上でも間違いなく出ているわけであります。ですから、デフレを脱却してく...全文を見る
○甘利国務大臣 いろいろ巷間言われています。  その前に、財政出動をどんどんすればいいというのは、それは限界がありますよ。いつまでやるんですか。できませんよ。過去に財政出動をやって、民需につなげるということがつながっていかなかったじゃないですか。だから、振り返ってみたら借金の山...全文を見る
○甘利国務大臣 九月にワシントンで閣僚会合を行いました。実は、これは期待したような展開にはなりませんでした。  年内交渉大筋合意のスケジュールを考えると、これはオバマ大統領が十一月大筋合意ということをぶち上げられたわけですが、それから逆算すると、九月の訪米は極めて大事なものであ...全文を見る
○甘利国務大臣 余り内容を詳細について申し上げることはできないというのを御理解いただきたいと思いますが、今までの交渉過程で、まだ方向性が未定の問題と、方向性がこの方向でというところがあります。九月以降は、まだ未定の部分についてどうしていくかということで、双方忌憚ない意見交換をして...全文を見る
○甘利国務大臣 基本的に、交渉の大原則というのは、リオープンはしないということですね。一旦決めたことを、悪い悪い、あれは撤回してもっとこうやってくれということは、してはいけないというのが原則だと思います。  ただし、リバランス、つまり、うちはこうやったけれども、こっちはこう譲る...全文を見る
○甘利国務大臣 今まとめる努力をしているところでありまして、まとまらない場合どう申し開きをするかということは、まだ私の頭の中にはありませんで、総理もオバマ大統領も、両国首脳は、何とか新しい、世界の先駆となるような枠組みを成功させたいというふうに思っておられるわけでありまして、私も...全文を見る
○甘利国務大臣 地方創生で大事なことは、アベノミクスの成果を、大都市だけではない、大企業だけではない、地方にも、そして中小企業にも均てんをしていくというのが一つありますが、もう一つの柱は、地方独自の強みを地域の発展につなげていくための方策が必要であります。  地方には、おっしゃ...全文を見る
○甘利国務大臣 経常収支が一時的に赤字に陥っている、これはいろいろな原因があります。主要原因は、エネルギーの緊急輸入措置が響いているということ、それから、円安にもかかわらず、輸出が思うほど伸びていない。一方、円安によって輸入価格、数量は伸びているということになるわけであります。 ...全文を見る
○甘利国務大臣 政府が意図的に円安に誘導しているということではなくて、結果として円安になっているということをまず御理解いただきたいと思います。  それから、トリクルダウン政策はもはや見込めないという話が随分出ますけれども、要は、では、企業は世界競争に勝って利益を得た方がいいのか...全文を見る
○甘利国務大臣 その議論は、実は我々が野党のときに党内でさんざんやりました。私も、どっちかというと先生の感覚に近かったのかもしれません。  しかし、実際に異次元の緩和をしてどういうことが起こったかというと、さっき言いましたけれども、資産価格が上がった、それによって実は消費が伸び...全文を見る
○甘利国務大臣 アベノミクスのまず目指すところは、デフレの脱却を図る。デフレの脱却を図らないと経済対策の効果がきいてこない。これが過去の失敗で、今まで、財政出動政策も多々やりました、成長戦略もあまたつくりました。これがきいてこなかったのは、ひとえに、お金は使わない方が得だという環...全文を見る
○甘利国務大臣 幾つか必要なことがあります。  まず、国全体の経済でいいますと、デフレギャップが縮んできているというときに何をするかというと、サプライサイドの効率を上げていく、生産性を上げていく。  つまり、何が言いたいかというと、供給力と消費する力の差というのがオーバーサプ...全文を見る
○甘利国務大臣 結論から言いますと、二〇一五年の健全化目標については何とか射程に入ってきている、ただし、二〇二〇年のは、当初から、現状の延長線上ではまだ達成ができないということであります。  具体的に申し上げますと、内閣府の行っています中長期試算の経済再生ケース、経済が再生して...全文を見る
○甘利国務大臣 NPOは、地域社会を担っていく、いわばインフラのような役割を相当担ってきつつあります。そして、NPOがしっかり運営されていくための寄附税制ということは重要だと認識をいたしております。その上で、適切に対処してまいります。御心配はないと思います。
○甘利国務大臣 きょうも含めて、事務折衝を精力的に行ってきました。  今回の事務折衝は、私の目から見て、かなり内容の充実したものだというふうに思います。というのは、今までは、考え方とか方向性とか、方程式とか言いましたけれども、そういうことのすり合わせにかなり終始をしておりました...全文を見る
○甘利国務大臣 もちろん、医療機関といえども、購入するものに関しては消費税がかかってくる。その分をどう転嫁していくんだということで、その分に関して、診療報酬できちんとカウントされているわけであります。二十六年度の改定でいいますと、その消費税にかかわる分として、五千六百二十億円、プ...全文を見る
○甘利国務大臣 経済が堅調に成長していって、その結果として適切な物価上昇が起きる、物価上昇を人為的に起こして経済が健全になっていくかという御議論。  確かに、経済がしっかり成長していって、それと並行して適切な物価上昇、安定的な物価上昇があるというのが理想かもしれませんが、病気に...全文を見る
○甘利国務大臣 経済の実態、実力を反映した為替相場はどの辺にあるかというのはなかなか言及しづらいし、私の立場でこの範囲ですと言っちゃうといろいろ市場に影響を与えるので、言ってはいけないということになっているんだと思います。  ただ、リーマン・ショック後に急激に円高が進みました。...全文を見る
○甘利国務大臣 論理的に説明できるかどうか、ちょっといま一つ自信がないんですけれども、TPPは、市場アクセスの改善、アクセスというのは、関税以外にも、例えば政府調達であるとか、いろいろな部分にバリアがあります、それを外していって、日本経済がアクセスしやすいようにしていくということ...全文を見る
○甘利国務大臣 確かに、消費は力強い回復というところまでいかないのは事実であります。  ただ、日本経済の基本的な数字に関しては、いい数字がたくさんあるわけであります。雇用情勢であるとかあるいは有効求人倍率であるとか、あるいは企業業績も、余り報じられていないんですけれども、売上高...全文を見る
○甘利国務大臣 この種の統計調査は、内閣府と厚労省、そして総務省とやっているんですね。  内閣府の動向調査というのは、今どうかという、これから六カ月先を見越して、どんな感じになりそうですかという肌感覚を聞いているものですね。ですから、これから先、消費税も上がる、物価も上がる、大...全文を見る
○甘利国務大臣 収入と消費の関係を追ってみますと、所得の比較的低い層では、実質賃金の目減り以上に消費を抑えているんです。これは生活防衛に入っている。つまり、どういう消費行動かというと、これから消費税がさらに上がってくるし、より財布のひもは、無駄なものには使わないようにしようという...全文を見る
10月16日第187回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○国務大臣(甘利明君) まず、物づくりとサービス産業の比率は、物づくりの比率が減りつつあって、サービス産業が増えつつあります、日本国内経済を見ますと。  ただし、物づくりというのは、ある種コアの技術になっているところがあります。そして、日本の強みであります。ですから、コアの物づ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) これをどうやって測るのかというと、今簡単に測るのは、付加価値割る労働時間ということで、時間当たり付加価値が同じような業種を比べてみてどっちが高いかということで測っているはずです。
○国務大臣(甘利明君) 企業でいえば利潤だと思います。利益。
○国務大臣(甘利明君) 利潤はそのうちの一つで、要するに、付加価値全体が労働賃金、賃金が上がることも付加価値が増えることですね。全体の付加価値が去年と比べて今年はどれぐらい大きくなったかというのがGDPの成長になりますし、企業にしてみれば、去年の労働賃金、去年の利潤、要するに生産...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 労働生産性に見合った働き方に対するものとしては、時間に見合った給与、つまり、今の日本の給与体系はどれくらい働いたかによって給与が決まると。何時間残業しましたから残業代が幾ら増えました、これは一つの考え方なんですけれども、要するにどれくらい付加価値をこの仕事...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私がいろいろな識者からヒアリングをしましたときに、ある企業では残業禁止令を出したんですね。ふだん残業禁止を出すと仕事終わらないですから、自宅に持って帰っちゃいます。そうすると何の意味もないです。残業禁止令を出し、仕事を自宅に持って帰っては駄目と、そうすると...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) おっしゃるように、一律にできることではないと思います。  それで、成果に対する働き方というのは、そのまず仕事がそういう仕事であるか、つまりミッションがはっきりしているかということ、それから、やっぱり年収要件も物理的要件として設定をします。それから、本人が...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) おっしゃるように、デフレ脱却を第一命題にしてアベノミクスは取り組んでいるわけです。経済規模が縮小していく中では全てが成り立たないと。ですから、経済規模を連続的に拡大していくような、名目GDPが大きくなるような手だてを打つ、デフレからの脱却、これがなされない...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 最終的に判断されるのは、この政府を代表し、内閣を代表する総理の御判断です。我々は、総理が判断しやすいような材料を、できるだけ経済指標をそろえる、そして有識者の声を届けるということをしっかりしていきたいというふうに思っております。  どちらにしても悩ましい...全文を見る
10月21日第187回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○国務大臣(甘利明君) もちろん、訪日外国人数を増やすということは非常に大事なことですが、キャパとしては日本人が国内を旅行して移動する方がはるかに多いわけで、多分、恐らくそれを指摘されているんだと思います。  アクションプランの中では、国内移動、国内を旅行する機会を増やしていく...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) エボラ出血熱が与える影響については、まだどこも、どの省も試算等はしていないと思います。
○国務大臣(甘利明君) 御指摘のとおりだと思います。  委員は、国交政務官として、その点に大変御尽力をされてきたということもよく聞き及んでおります。  そこで、諮問会議の高橋議員を中心に休み方改革というのを取り組んでおりまして、春に大型連休がある、秋には、例えば有給休暇を二日...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 確かに、特定のシーズンだけ旅館が満杯、一〇〇%以上で、あとはがらがらというんじゃ業として成り立たないということも事実だと思いますし、そこのピークに合わせて常用雇用はなかなか取れないということになると、非正規ということになると。御指摘はよく分かります。  ...全文を見る
10月29日第187回国会 衆議院 地方創生に関する特別委員会 第5号
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○甘利国務大臣 いわゆるPFI推進機構というのは、御指摘のとおり、民間資金が向かう事業に対して呼び水的に設定されている。民間がなかなか最初から踏み込んでいけないところの道だけを開くということでありますから、御説明のとおりであります。
○甘利国務大臣 現時点では一件でありまして、女川町の水産加工団地の排水処理施設整備事業への出資であります。金額は百万円であります。
○甘利国務大臣 国と民間で半々ずつの出資、国は半分以上ですから百億、民間から百億でありまして、そのうちの今申し上げた一部だけ、事業案件は決定しているわけであります。それ以外の事業案件については、今、これから採択されるであろう予定案件がかなりありますが、現実問題としては今一件だけで...全文を見る
○甘利国務大臣 二十五年度が二億四千万、お話のとおりです。半年分だとするとこの半分ということになるわけでありまして、一億二千万ということになろうかと思います。
○甘利国務大臣 ほとんど復興交付金で手当てをされています。  私も、事業規模対出資に落差があり過ぎるんじゃないのということで、何でこういうことになるんですかということを事前に事務方に確認をしたんですが、当該事業者も、申請した事業者も、これだけ復興交付金で手当てをされるということ...全文を見る
○甘利国務大臣 本来のPFI推進機構の役割からすると、それが導入剤になって、その何倍あるいは何十倍の規模の民間資金が入ってくるということを想定して、本来、仕掛けができるわけでありますけれども、その前に復興交付金が相当大規模に入ったということでありますから、確かに、御指摘のように、...全文を見る
10月30日第187回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○甘利国務大臣 おっしゃるとおり、日本の経済構造のかなりの部分、七割と言われますけれども、それがサービス産業で、この労働生産性が低いところに問題があると。  先般、産業競争力会議におきまして、事務方に私から、業種ごとの、サービス産業について、所管官庁に、生産性向上に向けての検討...全文を見る
○甘利国務大臣 政府として公式に想定内とか想定外とかいうことを申し上げたのではなくて、民間の予測でいうとこういう話ですということを申し上げました。そのときには、民間は駆け込み需要も想定を超えていたというお話だったと思います。反動減は、当初の数字はもっと小さかったです。その数字の範...全文を見る
○甘利国務大臣 当初から、単数年では正直言って難しいというお話をしました。できるだけ、複数年でも短い複数年で実施をしていきたいというふうに思っております。  そのためには、企業業績が賃金改善につながっていくいわゆる好循環を果たしていくことが大事だと思います。一巡目はうまくできま...全文を見る
○甘利国務大臣 今申し上げることができるのは、できるだけ短期間の複数年でオーバーライドをできるようにしていきたいというところであります。  委員がお示しになったこの表について、実は二つのことを言わなければならないと思います。  一つは、これは定額給与ですから一時金が入っていま...全文を見る
11月07日第187回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
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○甘利国務大臣 オカルト映画も、ヒット作品は経済効果があるんですが。  今回の日銀の対応は、私はオカルトだとは思いませんが、よく言われるように、マネタリストとケインジアンを乱暴に分けますと、マネタリストは、供給をふやせば需要がついてくる、ケインジアンは、需要の拡大が経済を拡大し...全文を見る
○甘利国務大臣 結論から言えば、そのとおりだと思います。  今、電力会社、たしか三社くらいは三期連続の赤字だと思います。それ以外は二期連続赤字で、このままこの状態が続けば、債務超過になるわけでありますから、大変な事態になる。今までも、事業用の電気料金は三、四割上がっているはずで...全文を見る
○甘利国務大臣 為替レートがどれくらいが適切かというのは閣僚は答えることができないわけでありますが、言えることは、過度の円高も過度の円安も、それから、どちらかに進むにせよ、そのスピードが速過ぎることも経済にとってはプラスではない。要は、日本経済の実力を反映したレートに安定的におさ...全文を見る
○甘利国務大臣 十一月の十七日に七—九の一次QEが出ます。それも見て、もちろんそれ以外の経済指標も見ることは大事ですが、その一次QEを中心に見ながら、日本経済が安定軌道に、デフレを脱却して、弱インフレに向かって安定軌道の中にあるか、あるいは、消費税の反動減が長引いていると言われて...全文を見る
○甘利国務大臣 中間選挙の前と後でどういう変化があるかということはよくいろいろな方面から聞かれるんですけれども、選挙に向かう候補予定者、候補者がステークホルダーの影響を受けるのは、選挙の前の方がよりプレッシャーは高いだろう、選挙が終わっちゃうともうしばらくないわけでありますから、...全文を見る
○甘利国務大臣 おっしゃるように、いずれにしろ、議会が安定をしました。そして、安定勢力は通商交渉には前向きだということはプラスと受けとめたいというふうに思っています。  年内合意については、アメリカ自身がなかなか難しいと、言わなくてもいいと思っているんですけれども、言われている...全文を見る
○甘利国務大臣 いわゆる官民ファンドは、私が申し上げるまでもなく、なくても市場がきちんとその機能を果たしていれば、ない方がいいんだと思うんですが、中小企業の事業再生というのは、民間のそうしたものがなかなか手を出しづらいし、出してくれない。でありますから、官民ファンドが手を差し伸べ...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘の非営利型出資というものがどういうものか、明確にイメージが描けないんですけれども、先刻御承知のとおり、NPO法では営利を目的としないものであることということがありますから、ですから、いわゆる出資については法律上できないというふうになっているわけです。  今...全文を見る
○甘利国務大臣 まず、前段の、元本を保証しない出資と寄附とがどう違うのかという議論の整理も必要だと思いますし、基本的には、冒頭申し上げましたように、議員立法でありますから、立法府で、与野党で議論していただきたいと思うのであります。表決権について、御案内のとおり、認証と認定での扱い...全文を見る
○甘利国務大臣 公約の意味を引くと、公衆に対する約束ということであります。  骨太方針、閣議決定もいたしておりますが、とにかくそこを目指して最大努力をするという約束はしているんです。それを目指して最大努力をするという約束と、そこに一〇〇%至るというのはまた若干のニュアンスの違い...全文を見る
○甘利国務大臣 おっしゃるとおり、政府が財政再建に対する決意を揺るがすようなことになれば、日本の国債の信用にかかわってくるし、長期金利にはね返ってくるわけであります。それは、それ自身、むしろ財政の余力を失わせる、つまり、利払い費がふえて、利払い費以外に充てる費用が減っていくわけで...全文を見る
○甘利国務大臣 これは、今、政府におる者としては、相当な危機感を持って臨んでいかなければならないと思います。  もちろん、単純にイタリアと日本を比較して云々ということの議論はできないと思いますけれども、それにしても余力が、財政の信用力が次第に失われつつあるということは事実であり...全文を見る
○甘利国務大臣 カジノ自身は、その原資は、参加している人たち、参加した人たちが出したお金がどこに分配されるか、もちろんディーラーが取る分がありますけれども、というだけです。ですから、そこだけに限定したら経済効果というのはないわけですね。誰のお金が誰に移動するかだけの話です。ただ、...全文を見る
○甘利国務大臣 規制緩和、一般論としては、とにかく参加するハードルを下げるということ、そして、出てくる問題についてはそれに対応した処置をとっていくということだと思います。  ただ、このカジノに関して言うと、この間、TPPの閣僚会議での合間にお茶飲み話でいろいろな話をしていたとき...全文を見る
○甘利国務大臣 改正以降、いろいろな話が耳に入ります。特に中小企業の経営者にとって、どうも資金繰りをしたら何十万いつまでに足りない、手形が落ちない、ここだけしのげればやっていけるのに。だけれども、これから申し込んだのではとても、そのお金はどこへ頼みに行っても出てこない。従来であれ...全文を見る
○甘利国務大臣 何年ということを申し上げるのが一番いいんですけれども、できるだけ短い複数年ということしか今は申し上げられないわけでありますが、要は、委員御指摘のとおり、そういう方向に向かっているかどうかということが最も大事だと思うんですね。  私がよく申し上げるのは、名目の総賃...全文を見る
○甘利国務大臣 今、濃淡が非常にあります。もうかっているところと厳しいところの濃淡があります。  トリクルダウンなんてあり得ないということをおっしゃる方もありますけれども、しかし、もうかっているところは自分がもっともうかるために循環させるという、責務というか、そうした方があなた...全文を見る
○甘利国務大臣 政権交代時、そしてその前の経済状況から振り返ってみますと、政権交代する前は三四半期連続のマイナス成長でありました。特に、思い起こしますと、七—九のデータが出たときだったですかね、おととしの十一月中旬だったと思いますが、その数字が悪くて、底割れをするのではないかと、...全文を見る
○甘利国務大臣 掲げております目標は、二〇一三年度から向こう十年間で、これは平均値がでありますけれども、実質成長二%、名目成長三%を目指すということであります。
○甘利国務大臣 年率換算五・八という数字は、相当な高いハードルであります。  七—九の数字も判断指標の一つでありますし、それ以外の指標もあり、あるいは有識者、専門家から今ヒアリングをしておりますけれども、それも判断材料の一つになるわけであります。  総理が御判断される際には、...全文を見る
○甘利国務大臣 先般の有識者、専門家ヒアリングに関しても、無条件でそもそもやるべきではないとおっしゃった方は一人だけで、あとは全員、要するに条件つきなんですね。無条件でやれという方もいらっしゃいませんでした。こういう対策を前提に引き上げよという方と、そういう対策を前提に延期せよと...全文を見る
○甘利国務大臣 十月の経済状況がどうかというのは、それに近ければ近いほど正確な判断ができます。ただ、では十月の判断を九月にせよというと、準備もありますし、予算編成も、上げた場合とそのまま上げないで行く場合と、予算編成作業自身が変わってきてしまう。  では、どうして十月にしたのか...全文を見る
○甘利国務大臣 安倍政権ができて、安倍政権がスケジュールを組んで消費税引き上げの作業を行っているわけではなくて、もう既に用意されたものを引き取っているわけであります。  でありますから、慎重の上にも慎重を期すというのは、デフレを脱却できない、ただ引き上げるということをやるだけの...全文を見る