荒井聰

あらいさとし

小選挙区(北海道第三区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数8回

荒井聰の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第136回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第4号
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○荒井(聰)委員 新党さきがけの荒井聰でございます。きょうは、うちの宇佐美君にかわりまして、質問させていただきます。  実は、私は、去る十四日に豊浜の現場の方へ伺わせていただきまして、大変痛ましい事故であったと思っております。  ただ、先ほど、村山前総理のお話をずっと聞く機会...全文を見る
○荒井(聰)委員 現地の一部の新聞には、発生がたしか土曜日で、三日間連休であったがために、技術者の確保というのが非常におくれてしまった、と同時に、ダイナマイトなどの資材の確保も、ダイナマイトの会社に問い合わせたけれども、なかなか連絡がつかなくて、一般的なダイナマイトしか確保できな...全文を見る
○荒井(聰)委員 詳細な調査をされるということですので、それに期待いたします。  ところで、先ほども私申し上げましたけれども、阪神大震災のときにいろいろな教訓を私たち得たわけですけれども、その教訓の最大のものというのは、ある意味では被災者対策、今回の場合には遺族に当たる方たちへ...全文を見る
○荒井(聰)委員 せっかく建設大臣が来られましたので、大臣への質問は予定していなかったのですけれども、一問だけお願いいたします。よろしいですか。  現地では、今後の対策として補償問題などが出てくるのだろうと思うのですけれども、関係市町村の財政力が非常に弱い状況にございます。その...全文を見る
○荒井(聰)委員 終わります。ありがとうございました。
02月23日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第3号
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○荒井(聰)委員 新党さきがけの荒井聰でございます。  この数週間の厚生省初め関係者の御努力によって、エイズ問題に関する和解が非常に促進される見通しが、明るい見通しが出てきたなというふうに考えてございます。和解に向けて、さらに一層の関係者の御努力をお願い申し上げます。  きょ...全文を見る
○荒井(聰)委員 ぜひ、その御努力をお願いいたします。  ところで、ことしの予算編成の中でも、大変重要な問題として、国立病院の再編成というのが課題として上がってございます。地域として国立病院として管理運営する必要性の薄くなった地域、あるいは地域に根づいた病院などをどんどん移管し...全文を見る
○荒井(聰)委員 最近の医療というのは大変高度化されています。しかし、そういう高度な医療技術を必要とするものではなくて、患者の健康をトータルで診ていくような、風邪だとか肺炎だとか簡単な病気なんだけれども、近くに医療機関がないといったような地域というのはたくさんまだまだ存在している...全文を見る
○荒井(聰)委員 先般、診療報酬の改定がなされたわけですけれども、私は、診療報酬というのは、ある意味での政策的な色合いというか、政策的な意味が当然入ってくるべきものだというふうに思うのですね。  例えば、先ほどのエイズの治療などは、まだまだ差別というかそういう問題があって、お医...全文を見る
○荒井(聰)委員 ぜひ医療に関しての政策的な誘導というものを、どのような手法を使っていくのか、補助金もあるでしょうし、あるいは税制改正といったような面もあるのでしょうけれども、私は、診療報酬がお医者さんに一番わかりやすいのじゃないだろうかというふうにも思いますので、そのあたりの検...全文を見る
○荒井(聰)委員 終わります。ありがとうございました。
02月29日第136回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○荒井(聰)分科員 新党さきがけの荒井聰でございます。  きょうは、航空運賃の値上げについて、値上げと言うと、そうじゃないと言うでしょうけれども、航空運賃問題について少しく議論させてください。  公共料金の問題については、羽田政権末期からさまざまな議論が、規制緩和の問題と一緒...全文を見る
○荒井(聰)分科員 利用者が一生懸命研究しないと、一時間も二時間もかけてどういう航空運賃体系なのかというのを勉強しないと賢くならないというような運賃体系自体は、私は、利用者のための航空運賃体系だ、利用者の使いやすい航空運賃体系だというふうにはちょっと思えません。  そこで、今の...全文を見る
○荒井(聰)分科員 平成六年度では、JAL、ANA、決算上のいろいろな工夫をされたということですけれども一応経常損益の面ではプラスが出ている、大手ではJAS、ANKがそれぞれ、若干ですけれども赤字経営になっているという状況なんです。  そこで、今回の運賃改定というのは、各社のこ...全文を見る
○荒井(聰)分科員 規制緩和で競争原理をより多く導入する。導入するということで実質値上げになっているのではないかという不安を大方の利用者が持っている。  ちなみに私は、昨年一年間、往復ですけれども、約百回ぐらい札幌と東京の間を飛んでいます。これで、現行運賃とこの改定運賃の差額を...全文を見る
○荒井(聰)分科員 ありがとうございます。  そこで、また黒野さんにお願いするのですけれども、今度の航空運賃改定全体で、総トータルとして、各航空会社の経常損益というのはどのぐらい改善される、どのぐらいの利益向上につながるというふうにお考えでしょうか。
○荒井(聰)分科員 先ほど私言いましたけれども、札幌−東京間で四十数億円、これは割引の考え方というのを定常的な季節の割引だけで単純に計算したものですから、これがまだどうなるのかというのはよくわからないところもありますけれども、これだけで見ても幹線のところが相当な値上げになっている...全文を見る
○荒井(聰)分科員 今黒野局長の方から、利用者の視点というものをもっと生かすべきだ、まさしくそのとおりだと思うのです。しかし、それは利用者の視点だけではなくて、競争の基盤ができているかどうか、競争の基盤ができていて初めて利用者はいろいろな選択の余地が出てくる、あるいは物を申すこと...全文を見る
○荒井(聰)分科員 航空運賃については、多くの国民が大変高い関心を持っています。規制緩和についても大変高い関心を持っています。まだまだ航空運賃が決定するまでに時間とプロセスが必要だと思いますけれども、ぜひ深い御検討をお願い申し上げまして、質問を終わります。ありがとうございました。
03月14日第136回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○荒井(聰)委員 私の大変尊敬する外交官に、元イギリス大使をされておりました千葉一夫さんという方がおられます。実は、千葉一夫さんは沖縄返還交渉当時の北米一課長をされていて、大変なハードネゴシエーターとしても有名な方でありました。この方は、今でも大変沖縄で人望があり、あるいは太い人...全文を見る
○荒井(聰)委員 実は昨年の十二月に、この基地問題調査のために与党三党で調査団を組みました。自民党からは加藤紘一幹事長、それから社会党からは、当時の社会党ですけれども、久保書記長、さきがけからは鳩山代表幹事、あとそれぞれ一名ずつ担当者が行きまして、私も参りまして、向こうで大田知事...全文を見る
○荒井(聰)委員 このマラリア死没者の慰藉事業については、さまざまな経緯があったと思います。また、財政当局との協議というのも大変困難な過程を経たのだとは思いますけれども、私は、沖縄開発庁というのは、沖縄の立場に立って、沖縄の方から物を見ていくということをぜひお願いしたいなと。 ...全文を見る
○荒井(聰)委員 沖縄駐在の大使というのはぜひ前向きに御検討いただきたい。やはり、現場をよく知っている方が交渉団に入る、あるいは現地の人たちにいろいろさまざまな理解ある説明をしていくということはとても大事なことだろうというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。  最...全文を見る
○荒井(聰)委員 ぜひ前向きな御検討をお願いいたしまして、私の質問を終わります。  どうもありがとうございました。
03月25日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第6号
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○荒井(聰)委員 新党さきがけの荒井聰でございます。  きょうは三法案が審議されているわけですけれども、多くの方がらい予防法の問題等について御審議をいただきましたので、私は年金の問題について議論をさせていただきたいと思います。  ただ、その前に一つ、らい予防法にも関係するので...全文を見る
○荒井(聰)委員 エイズの場合、肝炎よりも伝染性が低いのではないかといったような話は、もっと厚生省が積極的に普及をしていただきたいというふうに思います。そして、このエイズの和解を通じて、エイズという病気の実態というか、伝染性あるいは偏見性のひどさというものが随分世の中に知れ渡った...全文を見る
○荒井(聰)委員 我が国は、男女とも平均寿命が世界一の長寿国になったわけですけれども、それだけに、長い老後を過ごしていかなければならない。このような長い老後生活を確実に支えていくためには、公的年金制度というのは大変大事なわけですし、また、所得の五五%を年金が占めているということで...全文を見る
○荒井(聰)委員 新聞にも時々出ておりますし、また、与党としてもこれから法案の提出ということを議論しようかという機運が盛り上がっております公的介護保険、この公的介護保険の問題というのは、年金制度の持っているさまざまな問題点あるいは医療保険の持っているさまざまな問題点、そういったも...全文を見る
○荒井(聰)委員 年金制度というのは、世代間扶養という物の考え方と、積み立てた年金をどのように運用していって運用利益でそれを補てんしていくのか、そういう二つの考え方が根幹になければ恐らく成り立たないのだと思うのですけれども、世代間扶養という公的年金制度の仕組みにおいては、年金受給...全文を見る
○荒井(聰)委員 二・四人の成人で老齢者を支えていくという世界でもまれに見る高齢化率になっていくわけで、これはもう数字の世界で厳然たる事実だと思うのです。  そこで、今度は積立金の運用問題について触れさせていただきたいのですけれども、積立金の運用でどのぐらいの運用利回りというか...全文を見る
○荒井(聰)委員 年金制度の確立、安定的な運営ということのためには、積立金をどのように安定的に運営していくのかということと同時に、もう一つは、未加入者をいかに少なくするのかということなのではないかと思うのですね。  現在、介護保険などでもさまざまに議論しているのです。二十歳から...全文を見る
○荒井(聰)委員 このような未加入者の存在は、年金制度の基盤を揺るがしかねない問題だと思っております。その解消に向けてどのような取り組みを、あるいは対策を考えておられるのか、そして、これらの取り組みの成果が介護保険制度を検討する際にも大変大きな参考になるのだろうと私は思っておりま...全文を見る
○荒井(聰)委員 終わります。
04月10日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第8号
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○荒井(聰)委員 新党さきがけの荒井聰でございます。  きょうは、国立病院の再編成の話と、それからもう一つ、きょう新聞で、公取委が独禁法違反の疑いがあるということで排除勧告を出しました財団法人日本医療食協会の問題について御質問したいと思います。  まず第一に、今度の国立病院の...全文を見る
○荒井(聰)委員 今のような理由だと、今後十年間でもそんなに大きな変化はないのではないか。それより、今回のこの過去十カ年間で本当に再編・統合がうまくいかなかったのは、国立病院に本当の意味での魅力がなかったからなのではないか。官業の施設を移譲したりということは、昔でいえば官業施設の...全文を見る
○荒井(聰)委員 今の局長の答弁、大変力強いのですけれども、ただ魅力的にするといっても、厚生省のサイドから一生懸命指導しても、むしろ、そちら側の努力よりも、中で働いている人、中で医療に従事をしている人に、本当の意味で国立病院というのは何をするのか、地域の人に何を与えていくのか、何...全文を見る
○荒井(聰)委員 国立病院の役割については、先ほども厚生大臣から、政策医療を積極的にやっていくのだというお話がありました。そのとおりだと思うのですね。民間医療機関や大学ではできないようなことを国立が率先してやっていく、だからこそ、国立病院で働いている人たちのプライドというか誇りと...全文を見る
○荒井(聰)委員 ところで、国立病院の労使関係がどうも私には理解できない。労使関係として問題があったのは、過去に旧国鉄がございました。旧国鉄の労働組合は大変強い労働組合で、自分たちの生活を守るために、それは労働組合として一生懸命やったのでしょうけれども、結果的には国民の支援、支持...全文を見る
○荒井(聰)委員 私は、国立病院の役割というものの一つに、高い医療技術、そういうものを普及していくという役割があるのだろうと思うのです。その場合には、高い医療技術を身につけたお医者さんはもちろん、検査技師や看護婦さんという人たちがもっとどんどん普及のために広範囲に異動していく、転...全文を見る
○荒井(聰)委員 私はぜひ検討していただきたいと思います。魅力ある病院というのは魅力ある職員から成り立っているのです。そういう人たちを地方自治体がぜひ活用したい、あるいはそういう人たちに来てもらってその地域の医療水準を高めてもらいたいというふうに思わない限り、施設を譲ってほしいと...全文を見る
○荒井(聰)委員 私は、この拠点病院の指定というのは、自分の部分のところは自分で指定する、そういう姿勢がなければ、それを都道府県に任せておくということでは、それは各都道府県が協力してくれるということにはなかなかならないのではないだろうかなというふうに思います。  ところで、きょ...全文を見る
○荒井(聰)委員 このような事態が発生したのは、診療報酬に加算したからですね。これはいつから加算するようにしたのか。そして、そのチェックというのは一体どういう現実になっていたのか。
○荒井(聰)委員 国立病院で、この財団法人を通じて、日清医療食品ですか、ここからどのぐらいの食材を使っているのかという、そういうようなデータはございますか、ございませんか。
○荒井(聰)委員 新聞では、この医療用食品というのが一般給食の食品の市場価格よりも一・五倍あるいは三倍とか五倍とかという数字も出ていますけれども、厚生省はこういう価格差があるということは知っていましたか。
○荒井(聰)委員 それでは、この日清医療食品という食品会社に限定されていたということも知っていましたね。
○荒井(聰)委員 この財団法人と日清医療食品という形を通じて独占的に、他の企業が排除されるような状況をつくっている、いわゆる独禁法違反の疑いがあるのではないかという認識は、厚生省の財団法人の調査の中ではそういう認識は持ち得ていなかったのですか。
○荒井(聰)委員 今度の事件というのは、私は大変深刻にとらえています。厚生省がエイズ問題で大変傷ついている、それを何とか再建しなきゃならないというときに当たってまたこの問題が発生したということは、私は大変深刻な問題ではないかと。特に、一般的な商取引であるべきそういうマーケットに、...全文を見る
○荒井(聰)委員 医療保険も大変な赤字になるおそれがあります。そういうときに、この診療報酬の加算というほとんど意味のないと思われるような制度を私は一刻も早く廃止すべきだということを求めて、私の質問を終わらせます。  ありがとうございました。
04月17日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第10号
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○荒井(聰)委員 本日議題となっております社会保障研究所の解散に関する問題について議論する前に、菅厚生大臣に御見解を承りたいと思う点がございます。  それは、昨日、記者会見で厚生大臣の方から、省内に新しいプロジェクトチームを発足させたい、それは薬価差益に関する検討のプロジェクト...全文を見る
○荒井(聰)委員 薬価をめぐる問題について、ぜひ積極的な省内での御検討を期待しております。  ところで、先ほどの午前中の赤松委員の御議論の中で、最近の我が国をめぐるさまざまな制度疲労といいますか、あるいは閉塞感といったようなものを土台にした御質問がございました。私も全く同じよう...全文を見る
○荒井(聰)委員 日本のバイオテクノロジーは、醸造科学の発達もありまして非常に高い水準を保っておりました。しかし、ここへ来て遺伝子工学あるいは製薬関係が少しくエネルギーを失ってしまった結果、アメリカとの差が非常に大きく開いてしまった。アメリカではベンチャービジネスの恐らく三分の一...全文を見る
○荒井(聰)委員 水準の高い研究というのは、自由な精神と独立した精神が絶対必要だと思います。しかし一方、国立てあるという、厚生行政の中で位置づけられているということもまた事実であり、それを逸脱すると、なぜ国立の研究機関なのかということもまた国民から問われることになるだろうと思いま...全文を見る
05月15日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第16号
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○荒井(聰)委員 新党さきがけの荒井聰でございます。  きょうは、鈴木参考人、高梨参考人、船後参考人、本当にありがとうございます。私、時間が余りないものですから、三人の方にそれぞれ質問をさせていただくのですけれども、一遍に質問させていただきますので、お答えいただければ幸いだと思...全文を見る
○荒井(聰)委員 次に、船後参考人にお願いしたいと思います。  二〇二五年でしたでしょうか、現在は約五人に一人ぐらいで年金を支えている構造になっていると思いますけれども、それが二人で支えていくといったような超高齢化社会を迎えていくわけでして、私なども地元を回りますと、若い三十代...全文を見る
○荒井(聰)委員 最後に鈴木参考人にお願いしたいのですけれども、今、船後参考人からも、今回のルールというもの、考え方というものは評価できるというお話でございました。私もそう思うのですね。今回のこのやり方が一つのルールになるだろうし、また妥当な線なのではないかというふうに思うのです...全文を見る
○荒井(聰)委員 以上で終わります。ありがとうございました。
○荒井(聰)委員 審議で大変大臣もお疲れでしょう。もう少したと思いますので、お願いを申し上げます。  我が国の経済社会は、時代とともに衰退する産業がある一方で、常に成長産業の出現といったものに支えられながら発展してきたということだろうと思います。個々の産業分野ごとに見れば盛衰と...全文を見る
○荒井(聰)委員 さて、少し具体的な議論をしたいと思うのですけれども、特に運輸省に聞きたいのです。  今回の統合に当たっては、JR共済などから積立金が厚生年金に移換されることになっておりますが、不足する約一兆円の債務は国鉄清算事業団とJR各社が分担されることになるというふうに承...全文を見る
○荒井(聰)委員 大変御丁寧な御説明でありがとうございます。  国鉄改革というのは、この数年間、我が国政府が行った大きな改革で私は大変成功した事例だと思うのですね。しかし、残念ながら、当時予想していなかったような低経済成長に入ってしまったということで、当初の予定の手法が余りうま...全文を見る
○荒井(聰)委員 現在、与党福祉プロジェクトでは、介護保険問題を非常に熱心に議論をしております。厚生省と与党の福祉プロジェクトとの間でも、介護保険問題に関する基本的な枠組みについては、大方了解がつきそうな状況に今あります。ぜひとも医療、年金、そして福祉の、その福祉問題でも大きな問...全文を見る
05月31日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第23号
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○荒井(聰)委員 本会議も迫っておりまして時間もないようですから、私は、なるべく簡単に質問をしたいと思います。  ところで、私は、今回の薬事法の改正あるいは現在厚生省が進めている介護保険法の検討というのは大変時宜を得ている。特に薬事法の改正については、エイズ問題で国民の信頼感を...全文を見る
○荒井(聰)委員 ただいまの厚生大臣の厚生省ルネサンスというお言葉、大変いい言葉でもありますので、その信念で厚生省の改革というものをぜひ行っていただきたいと思います。  ところで、今回のエイズ問題、あるいはソリブジンでもそうですけれども、薬務局の行政組織に若干問題があるのではな...全文を見る
○荒井(聰)委員 時間が来ましたようですから、質問は次に譲りたいと思います。どうもありがとうございました。
06月05日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第25号
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○荒井(聰)委員 きょうは参考人の皆様、本当に御苦労さまでございます。  新党さきがけの荒井聰でございます。  昨今、住専問題などで住宅金融専門会社の問題が一つ大きな社会的問題として出てまいりました。またもう一つ、薬剤に絡んで製薬という企業の問題も出てきました。私は、この問題...全文を見る
○荒井(聰)委員 ありがとうございました。  高久先生の御指摘で、一番最初に御指摘いただいたのですけれども、薬というのは必ず副作用が伴うものなんだ、効用と副作用との差で、効用の高いものが薬として採用されるのだというお話がございました。ですから、その結論として、やはり薬の適正な使...全文を見る
○荒井(聰)委員 時間が来ましたからやめますけれども、私は、健康とか病気を治すというのは、本来人間が、自分自身が治しているのだと思うのですね。薬というのはその補助のものだと思うのです。しかし、本人はもちろん、ある場合にはお医者さんも、薬が治しているのだという錯覚をお持ちなのじゃな...全文を見る
○荒井(聰)委員 大臣も各局長さんも、介護保険だとかエイズだとか大変お疲れのようでございますので、なるべく簡単に御質問したいと思います。  ところで、現在、介護保険問題が大変新聞をにぎわしております。介護保険というのは実施にこぎつけるのには国民的な議論が確かに大変必要だという御...全文を見る
○荒井(聰)委員 よく聞かれることとして、国民的な論議がまだ十分ではないという指摘がなされるわけですけれども、老健審の場でもう二年弱議論をしている、あるいは与党の福祉プロジェクトというところで八十数回議論をしている、そろそろ具体的な議論をできるような場をつくらない限り、具体的な国...全文を見る
○荒井(聰)委員 私も市町村長によく議論をされることがあるのですけれども、市町村長さんの言われることというのは、ほとんど、国保において、国民健康保険で大変な苦労をした、その不信感、厚生省に対するこの医療保険の不信感というものが根っこにあって、ここについての信頼関係をなかなかつくり...全文を見る
○荒井(聰)委員 介護について、大変な緊急性がある、必要であるということは市町村長も十分認識をしているのではないかと思うのです。したがいまして、この介護保険を成案を得て今国会に提案をし、医療保険制度の次なる改革の本格的な着手をしていく、そしてさらには市町村長との間の信頼関係を再構...全文を見る
○荒井(聰)委員 アメリカの場合には、ベンチャービジネスというのは、薬の製造のところに大変多くの企業が参入しています。極めて知的集約的な業界であります。しかし一方、治験を国際水準並みに行っていく、あるいは販売を世界全体に広げていくというような世界戦略的なことを考えれば、その資本基...全文を見る
○荒井(聰)委員 私は最近、非常に憤りを感ずることがあります。オウム事件のときに、大変高度な教育を受けた人たちが、オウムという大変な宗教の団体に入って、人殺しの薬をつくっていた。それをつくっていた人たちはほとんど国立大学を優秀に卒業した人たちですね。こういうような人たちをつくって...全文を見る
06月12日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第28号
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○荒井(聰)委員 老健審の介護保険に関する答申がなされました。  そこで、菅厚生大臣にお聞きしたいのですけれども、市町村長さんはまだ慎重な審議を求めておるようであります。審議はこれからも慎重な審議を続けていく、あるいは工夫をしていくべきだと思いますけれども、今後どのような形で市...全文を見る
○荒井(聰)委員 私も市長会や町村会の方々と随分いろいろ議論をさせていただきました。その中で最も皆さん方が話をされますのは、やはり国保についてのいろいろな制度的な不安というか欠陥というか、これについての厚生省との今までのやりとりの中での不信感といったものが根強くあって、なかなかこ...全文を見る
○荒井(聰)委員 介護保険法案は、今与党の中で与党調整を一生懸命やっております。厚生省としても、市町村長の要望にこたえるべく、市町村と積極的な熱意のある御議論を期待したいと思います。  ところで、廃棄物処理施設の関係なんですけれども、今回、第八次五カ年計画が閣議了解されて本国会...全文を見る
○荒井(聰)委員 次に、合併処理浄化槽の整備についてお聞きしたいのですけれども、合併処理浄化槽は、水のリサイクルを行う施設として今回の第八次五カ年計画においても重点的に整備を図ることとされていますね。  生活排水をきれいに処理する施設としては、この合併処理浄化槽のほかに、建設省...全文を見る
○荒井(聰)委員 各省庁間の調整というのはなかなか、言葉で言うほど易しくなくて、いつも地域でさまざまなトラブルを起こしている例があります。マスタープランを町村でつくっていくとか、そういうような調整をぜひ綿密な形でやっていただきたい、あるいは指導していただきたいというふうに思います...全文を見る
○荒井(聰)委員 次に、規制緩和の話ですけれども、今後の政治の大きな課題というのは、私は行政改革だというふうに認識しております。  ただ、行政改革というのは、口で行政改革と言っても大変難しい、実現するのは難しい。むしろ、どういうふうに行政改革をしていくのかという、そのプロセスを...全文を見る
○荒井(聰)委員 景気も少しずつですけれども回復基調にあると言われていますし、またその実感も、少しずつですけれども出てきていると思うのです。しかし一方、中小企業の方が景気回復について、統計上も出ているのですけれども、なかなか景気回復感というか、そういう実感がないというのが実情のよ...全文を見る
06月13日第136回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○荒井(聰)委員 私は、戦後五十年の問題では、さまざまな問題が解決に向かって、あるいは処理に向かって努力がなされていたというふうに思うのですね。特に沖縄の問題については、昨年の軍転法、そして、ことしになって、橋本総理が大英断を下して普天間の返還問題にも一歩も二歩も歩み出した。 ...全文を見る
○荒井(聰)委員 返還運動の中核になっていた人がどんどんいなくなっているという実態は、総務庁はよく知っていたと思うのですね。それにもかかわらず、この二世対策、三世対策というのは、北対協を中心に大変強い運動があって、多くの人たちがこの二世、三世対策を何とかしなければいけないという思...全文を見る
○荒井(聰)委員 私は、ビザなし渡航というのも一段落、一巡したのではないかと思うのですね。それで、新しいフェーズに進むべきなのではないか。  一つは、これは非常に不便なんですけれども、渡航の手段がまだまだ整備されていない。ここはもう四島との間の定期便を用意するぐらいのそこまで踏...全文を見る
○荒井(聰)委員 もちろん、固有の領土であります。固有の領土であるのですけれども、その固有の領土であるという論理に拘泥されていますと、本来、交流で両国の関係を深めながら返還の機運を盛り上げていこうというそこのところがむしろマイナスに作用することもある。むしろ固有の領土であるという...全文を見る
07月23日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第32号
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○荒井(聰)委員 新党さきがけの荒井聰でございます。  郡司証人に、私の時間は十三分と短いのですけれども、少しばかりお聞かせ願いたいと思います。  八三年当時、郡司証人は生物製剤課長であります。生物製剤課というのは、血液事業について総責任というか、実務担当の総括責任であろうと...全文を見る
○荒井(聰)委員 証人は、参議院の方で、当時の基本的な政策は国内の自給であるというふうにおっしゃっています。そうだと思います。国内の自給体制を整えるということが生物製剤課の基本的な政策だろうと思います。  ところで、この問題とそれからこのエイズの危機管理の問題とが、私は、当時、...全文を見る
○荒井(聰)委員 それでは、なぜクリオの使用というものにもつと力を入れていかなかったのですか。一部使用でもいいからクリオに転換するという当初のあなたの考え方を私は正しかったと思うのです。それがなぜ妨げられたのか。当時の研究班の班員の方々の意見を聞いて撤回したと言っておりますけれど...全文を見る
○荒井(聰)委員 あなたは、血液事業の最高責任者として、自分の意思を通すべきだった。国内の血液事業を国内自給をするという課の基本的な方針と、そしてエイズを防ぐという危機管理、両方から考えて、国内自給を進めるためにも、一部でもいいからクリオに転換するというその方針を貫くべきであった...全文を見る
○荒井(聰)委員 厚生省の内部資料、薬務局の内部資料の五月二十五日という資料に、非加熱製剤継続の理由の一つに、「血友病患者の日常の管理を強化することにより、他者への感染の危険性を極めて少なくすることができる」のだという文章があります。私は、うつるかもしれないけれども管理を強化する...全文を見る
○荒井(聰)委員 あなたは直接言うべきだったのです。それが行政官としてのあなたの役割だった、役目だったと思います。  ところで、あなたが人を介してその話をしたのは、恐らくその話をすると安部さんが治験の統括管理官をおりるというおそれを持っていたからではないですか。
○荒井(聰)委員 安部さんは統括管理官をおりたばかりではなくて、この血友病患者の治療に当たっていた、治験に当たっていた人々も、安部さんがおりるならばおりるということを多くの治験を担当している医者が言いましたですね。それについてはどう考えますか。
○荒井(聰)委員 私は、あなたは行政官として大きなチャンスを二つ逃していると思います。  一つは、先ほどお話しいたしました国内自給についての考え方というのをもっと強く言って、国内自給体制を早急に改めるべく国内の世論を統一させるというそのチャンスがあったと思うのですけれども、それ...全文を見る
○荒井(聰)委員 私は、この問題は、基本的には、治験のあり方、そしてその治験のあり方に基づいてお医者さんと、あるいは医学界の大変権威のある方と製薬会社とが不明朗な関係につながっていく、それが治験というものを通してそういう不明朗な形が強化されていったというふうに見るべきなのではない...全文を見る
○荒井(聰)委員 私は、この薬害エイズ問題というのを単にエイズの問題としてとらえるのではなくて、厚生省の治験にかかわる行政組織の改革、行政の改革の一環としてこの問題をとらえていかなければならないだろうというふうに思ってございます。  どうもありがとうございました。
08月08日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第33号
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○荒井(聰)委員 新党さきがけの荒井聰でございます。  まず初めに、今回の中毒事件でお亡くなりになった方、それから入院されて苦しまれておられる方にお見舞い申し上げたいと思います。  ところで、日本というのは大変衛生教育も発達しているし、衛生状況も整備されている。公衆衛生の整備...全文を見る
○荒井(聰)委員 一九八二年に米国で、ハンバーガーによる大量の食中毒事件が発生したわけですね。それを契機にしてO157というのは大変関心を浴びたわけですね。  日本でも五、六年ぐらい前に、埼玉県の幼稚園だったでしょうか、井戸水が汚染されて、ここでも食中毒が発生して痛ましい事故に...全文を見る
○荒井(聰)委員 また研究班が出てくるのですけれども、厚生省の研究班というのは本当に効果的なことをやっているのですかね。  このO157というのはどのぐらい日本の国の中に常在しているのか、これがアメリカのように大量発生する可能性があるのかどうか、そういうところまできちっと調査研...全文を見る
○荒井(聰)委員 これだけ世の中が国際化したり、あるいは食品が外国との輸入という形でたくさん入ってくる。あるいは、動植物も大量に入ってきているし、人の往来も大変激しい。それから、私たちの住んでいる生活環境も大変大きな速度で変わっているわけです。恐らく、細菌の環境相といいますか、細...全文を見る
○荒井(聰)委員 私は、外国から動物を持ってくるときには動物検疫をやるのですけれども、動物検疫というのは畜産の疫学的な調査をしているわけで、それが果たして人間の病気とどういう関係があるかについては、動物検疫というのはやっていないと思うのですね。  ところが厚生省の方は、これは恐...全文を見る
○荒井(聰)委員 屠畜場での検査は十分してほしいのですけれども、私が言ったのは、そういう国内での検査体制というのじゃなくて、菌がかなり、これはもともと日本にあったのかどうかということも先ほどお聞きしたのですけれども、それはちょっと御回答なかったのだけれども、海外から動物を通じて持...全文を見る
○荒井(聰)委員 多分、一般的にそうだと思うのですね。そうすると、今回の場合には、洗浄水なりあるいは何らかの形で水による汚染だというふうに理解していいわけですか、厚生省。
○荒井(聰)委員 カイワレ大根はたしか水で培養しているのだと思うのですけれども、その水が汚染されている場合、それから細菌が吸引されるというふうに厚生省は理解しているのですか。
○荒井(聰)委員 私は、食中毒というのは大体魚だとか肉だとか、そういうものから普通はかかるので、植物の体内から体の中に感染したという例を学校では教わったことがないのですね。そういう場合も考えられるということならばあれなんですけれども、一般的には、私はやはり、水が汚染されていた、そ...全文を見る
○荒井(聰)委員 農林省は、野菜の生産施設の周辺で汚染の可能性の高い地域というのは把握していますか。例えば隣接に牧場があるとか、あるいは牧場の汚水槽が不十分である、不完全であるといったような、そういう点についての調査というのは進んでいますか。
○荒井(聰)委員 カイワレ大根がもうほとんど一〇〇%原因のような報道がされていて、カイワレ大根の業界が大変困っているという報道もあるのですけれども、その生産者がつくったカイワレ大根が何カ所ぐらいに販売されたかということは、厚生省、つかんでいるのですか。
○荒井(聰)委員 疑いがあるというだけで、生産者に対する対応というのはこれで十分なのかなという心配を私はしているのですね。恐らく、生産者は何カ所かに販売をしているわけですので、その販売したところを全部調べれば、本当に汚染されたのかどうなのかということは、これはもうはっきり、一日も...全文を見る
○荒井(聰)委員 私は相当な被害額が生じていると思うのですね。したがって、それだけになお公衆衛生というのは大変大きな役割を担っているということです。生産者あるいは販売業者が一日も早く正常な商活動ができるように、生産活動ができるように、そういう基盤部分に公衆衛生の行政が位置づいてい...全文を見る