甘利明

あまりあきら

小選挙区(神奈川県第十三区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数12回

甘利明の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月26日第145回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○甘利国務大臣 現況の雇用情勢の厳しさというのは、日雇い労働者も例外ではございませんで、むしろ大変厳しい状況に遭われているということであります。  私自身、現場の視察はしておりませんが、資料提供を、委員の方々からいただいたものをつぶさに拝見をさせていただいております。
○甘利国務大臣 あいりん地区の日雇い労働者の実情でありますけれども、平成十年の十一月現在、推定で約二万人おられます。このうち、いわゆる日雇い手帳を持っていらっしゃる方が一万五千人であります。  そして、求職者数は一日平均七千五百人でありますけれども、このうち未就職者は約五千人、...全文を見る
○甘利国務大臣 基金の説明の前に、先ほどの日雇い労働者の件に関しての対応もございますので、その点、一言だけ触れさせていただきます。  通常、建設業者、建設会社が日雇い労働者を主に雇っているわけでありますが、その平均の数字というのは、大体一割が日雇い労働者でございまして、そこで、...全文を見る
○甘利国務大臣 ただいま申し上げましたように、発動要件がございます。これは中高年齢者を通常雇い上げた企業には、賃金の一定割合を補助する。それに加えて、非自発的失業者についての上乗せ措置の発動要件がありますが、この発動要件が、全国におきましては、連続する三カ月の各月における完全失業...全文を見る
○甘利国務大臣 所管でございますのでその前に。  説明が足りませんでしたが、現状でも四十五歳以上の方を雇い上げたときの補助システムというのは既に発動しているわけでありまして、さらにこの中で非自発的失業については上乗せ措置をします。  これは言ってみれば、今回種々の雇用対策を講...全文を見る
○甘利国務大臣 全体の有効求人倍率は御案内のとおり〇・四七でありますけれども、このうち、四十五歳から五十四歳までが〇・三六、五十五歳を超えますとぐっと低くなりまして〇・一〇ということですから、非常に厳しくなっております。  ただ、先生御指摘の点はよくわかるんでありますが、それだ...全文を見る
○甘利国務大臣 百万人の雇用創出、そして安定という二文字がつくのでありますけれども、この話はもともと、政労使雇用対策会議の席で労使から強い要望でいただきました。こういう雇用不安を抱えているときには、具体的な目標数値を掲げてそれに取り組むという姿勢がむしろ安心感として社会にいいイン...全文を見る
01月27日第145回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○甘利国務大臣 先生御指摘のとおり、勤労者財形制度というのは、ドイツを範にして日本が導入をし、日本を範にして韓国が導入したという経緯がございます。先進国にそう普遍的な制度ではありませんけれども、御指摘のとおり、我が国がお手本としたドイツと日本とでは加入率に随分差がございます。どう...全文を見る
01月29日第145回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○甘利国務大臣 退職金を前払い方式で、毎月の賃金に乗せて支払いをしていくという方法を選択制としてとっている企業が出てまいりました。これを採用すべきかどうかということについては、これは、労使の関係で合意いただければ、私がとやかく言うことではありません。  ただ、傾向としてどうなる...全文を見る
○甘利国務大臣 概要は総理から御答弁があったとおりでございます。  先般、冬柴先生から御指摘をいただきまして、総理が前向きの検討の示唆をされました。その後直ちに私の方に検討の指示がありまして、緊急に検討した結果、沖縄は、九州ブロックに入っておりますけれども、経済圏が九州ブロック...全文を見る
○甘利国務大臣 北沢先生御指摘のとおり、雇用の安定というのは社会の安心要因の重要な要素でありますから、これは最重要施策として積極的に取り組んでいかなければならないと思っております。  きょう発表になりました失業率、そして有効求人倍率、わずかながら上向きましたけれども、しかし中身...全文を見る
02月02日第145回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○甘利国務大臣 まず、賃金債権の順序を上げるということでありますが、これは、今私はずっと、法制審議会で議論ができないかという問題提起をしております。  ただ、法制審議会にも限界があるようでございまして、法務大臣とも打ち合わせしておりますが、そこでできるのが微調整だとしたら、いず...全文を見る
○甘利国務大臣 企業が不景気の中で立ち直っていくために企業内の構造改革をする、つまりリストラをする。実はそのことによって、今までの御答弁にもありますように、雇用不安、社会不安を惹起して、それがむしろ不況の足を引っ張る。つまり、不況対策をしようとしたところが不況の泥沼に入るという可...全文を見る
○甘利国務大臣 できるだけ雇用不安が起きないように、具体的に何人リストラ、何人解雇というような数字が躍らないような周辺整備をしていかなければならないというふうに思っておりまして、こういう数字が躍りますと、やはりそれを見た人はあすは我が身ということを必ず考えるわけでありますから、そ...全文を見る
○甘利国務大臣 この十一月に策定をいたしました雇用対策の中にもいろいろと幅広い施策を仕組んでおりまして、それらを各企業に周知徹底をすることによりまして、できるだけ企業の存続の上でも雇用というものに対して衝撃が少ないような手法でやってもらうよう、情報伝達をしっかりやっているところで...全文を見る
○甘利国務大臣 企業がリストラをするというのは、企業も生きんがために、つまり、残っている従業員を巻き添えにしないために合理化策をとるわけでありまして、それ自体をやめさせるというぐあいにはいかないと思うのであります。  ただ、それを進めていく中にも、失業という数字に出さないような...全文を見る
○甘利国務大臣 基本的に通産大臣が答弁をされたとおりでありますが、要するに内部留保をどう使っていくかということに関してなんですが、一時しのぎ対策としてそれを取り崩しても、企業の体質は変わらないわけでありますから、これから先の競争社会においてその企業が生き抜いていけるような構造改善...全文を見る
02月03日第145回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○甘利国務大臣 学校を卒業して社会にデビューをする入り口でありますから、入り口のところからとんざしてしまうということは、御本人にとっても人生上の重大な影響を与えますし、それは社会の有力な戦力でありますから、社会にとってもスタートがうまくいくようにいろいろ環境整備をするということは...全文を見る
○甘利国務大臣 先ほど文部大臣から答弁がありましたとおり、この十一月、十二月期での内定率を見ますと、高卒、大卒、それぞれ予定者、四・五ポイントから六・九ポイントほど例年より下がっております。三月に向けてもちろん内定率は上昇していくのでありますが、それにしても、例年に比べても非常に...全文を見る
○甘利国務大臣 ちょっと具体的な資料が今手元にないのでお届けをします。  このインターンシップ制度といいますのは、就職をする人と実際の仕事との意識の違いといいますか、ミスマッチを解消していこうと。と申しますのは、大卒で三年以内に三割ぐらいがやめちゃうんですね。就職をしても、この...全文を見る
○甘利国務大臣 先生御指摘のとおり、憲法二十七条一項に勤労の権利と義務が規定をされております。これを担保するために、国は、国の政策として、職業を紹介し、雇用保険を支給し、あるいは職業訓練を公的な機関で行う、これを三位一体として今国家が責任を持っている体制をとっているわけであります...全文を見る
○甘利国務大臣 意欲的にいろいろなことをやっていくというのは、全く先生と同じ意識であります。  ただ、若年者の失業の中身が日本と欧米では大分違います。日本は、数字でいいますと、若年者の失業のうち非自発的失業、つまり自分の意思でない失業というのは八万人であります。自発的失業は二十...全文を見る
○甘利国務大臣 基金のお話はこの予算委員会の場でほかの委員からも御質問をいただいておりますし、一部、基金の地域発動要件を緩和した対応もあります。  ただ、先生よく御承知だと思いますが、この基金というのは、セーフティーネットを外側にもう一枚張ったということでありまして、いろいろな...全文を見る
○甘利国務大臣 以前にもここで百万についての具体的な中身の御質問をいただきました。そのときに経緯を申し上げましたけれども、現状で掲げている百万人というのは、雇用をつくり出す部分が三十七万で、それ以外がその維持効果ということでやっております。それは現時点で、つまりあのプランを作成し...全文を見る
○甘利国務大臣 生方先生の、職業訓練に対する意欲的な取り組みをすべき、これは私も全面的に賛成であります。労働省の政策の中で今までは、職業紹介とか、もちろん保険給付というのが主要な仕事でありましたけれども、これからは職業訓練という分野がうんと重要になってくると思います。  そこで...全文を見る
○甘利国務大臣 ようやく御質問いただいてありがとうございます。  どういう形で合流していくのか、これは今、四省庁で具体的に議論をスタートいたしました。つまり、その一部を構成するということになります。先ほどお話がありましたとおり、来年の通常国会に向けて法案を準備していく、そのため...全文を見る
○甘利国務大臣 文字どおり合流するということでございます。
02月04日第145回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○甘利国務大臣 ただいま先生御指摘をいただきましたとおり、労災病院は全国に三十九施設ありますが、十五施設で院外処方せんを発行いたしておりまして、国立病院の平均の院外処方せんの発行率が二九・五と伺っておりますが、労災病院は三%でございます。  この原因は何かということでありますが...全文を見る
○甘利国務大臣 冒頭申し上げましたように、いろいろ理由はあるけれども、言ってしまえばこれは言いわけじゃないか。ですから、指導が足りなかったというふうに私自身は思いますので、これからさらにしっかりと指導していきたいというふうに思います。
02月05日第145回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○甘利国務大臣 労働基準法は、第五条で強制労働の禁止をいたしておりますし、第五十六条で、十五歳に満たない児童は労働者として使用してはならないということを法律で規定いたしております。  そこで、先生御指摘のこのヤマギシ会につきまして、過去に労働基準監督署で責任者を呼んで事情聴取を...全文を見る
02月09日第145回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第2号
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○甘利国務大臣 衆議院石炭対策特別委員会の御審議に先立ち、労働大臣として一言所信を申し述べ、委員各位を初め国民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げたいと存じます。  我が国の石炭鉱業をめぐる環境は引き続き極めて厳しい状況にあり、これまでも、戦後のエネルギー構造の転換が進む中で...全文を見る
02月09日第145回国会 衆議院 労働委員会 第2号
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○甘利国務大臣 労働委員会の御審議に先立ち、今後の労働行政についての所信を申し述べ、委員各位を初め、国民の皆様の御理解と御協力をお願いを申し上げたいと存じます。  我が国経済は、景気の低迷状態が長引き、極めて厳しい状況にあります。雇用失業情勢についても、昨年十二月の完全失業率が...全文を見る
02月10日第145回国会 衆議院 労働委員会 第3号
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○甘利国務大臣 大村先生御指摘のとおりの中身でございまして、表面上の数字は若干改善をしておりますが、内容は正直言ってよくないわけであります。さらに、失業率というのは景気の回復にタイムラグを持って後を追ってくるという性格がありますから、引き続き厳しい状況が予測をされると思っておりま...全文を見る
○甘利国務大臣 今回の雇用対策は、量、質ともに過去最大規模だというふうに思っております。  御指摘のとおり、金額でいいますと一兆円規模でありますから、これはもちろん史上最高額でありますし、今まで取り組んでこなかったようなところで効果的な策について思い切って組み込んでいこうという...全文を見る
○甘利国務大臣 打ち合わせしたわけではありませんが、過分なる御評価をいただきましてありがとうございます。  先生御指摘の点がまさに大事なところでございます。雇用活性化総合プランの中に新事業の創造の分野を組み込んでおります。この分野で六万人とか七万人を新たにつくり出していこうとい...全文を見る
○甘利国務大臣 中桐先生御指摘のとおり、いろいろな切り口があると思います。そして、雇用という観点から見ますと、産業政策との連携というのは非常に大事になってくると思います。  どうして厚生省と一緒になるのかということでありますが、これは私がこうしろと言ったわけではありませんけれど...全文を見る
○甘利国務大臣 確かに御指摘のように、雇用という点、これは今後とも非常に大きい政策分野になってくるわけでありますけれども、労働省所管の雇用政策の中でこれから非常に重要になってくるのは、まず、能力と情報のミスマッチの解消というのは大事だと思いますし、もう一点は、職業能力のバージョン...全文を見る
○甘利国務大臣 雇用失業情勢というのは、先生御承知のとおり、景気の数カ月後を追って数字にあらわれてくる。そうすると、景気が底をついて上昇に転じても、失業率はさらに悪化するということもあり得るわけであります。  私は、そのタイムラグは通常五、六カ月と言われていますけれども、できる...全文を見る
○甘利国務大臣 失業給付期間、これは、先生御承知のとおり九十日から三百日でありますが、これを延ばすという御指摘、御注文は各方面からいただいております。延長給付については、個別にいろいろな対応措置がなされているわけでありまして、大事なことは、待機中に職業能力が落ちてしまったら何にも...全文を見る
○甘利国務大臣 基本的にそのとおりでございます。
○甘利国務大臣 先生の前の質問とも関連をしますけれども、実は、民間委託は私が提唱いたして実施したものであります。労働者が多様な選択肢の中からいろいろなことを選べるようにするということは大事なことでありますし、それと同等に、憲法の二十七条一項にある勤労の権利を担保していくという意味...全文を見る
○甘利国務大臣 先生御指摘の調査会社がこの種の調査を実施したのは事実のようでありますし、昨年十一月に大阪府が当該調査会社に対して再発防止の指示等を行い、また、同じく十二月に大阪法務局より当該調査会社に対して文書によりまして説示の処置がなされているわけであります。  労働省では、...全文を見る
○甘利国務大臣 労働省では、現在まで、公正な採用に努めるよういろいろな手だてを施してまいりました。各企業、百人以上の規模の企業にはその啓発の推進員を置くということで、これは九八%の企業で既に推進員を置いているわけでありますし、職安にその推進員の方々に集まっていただいて、啓発活動を...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のとおり、国内法との整合性をとる必要がありまして、基準法は改正をいただいてそれがとれたわけでありまして、あと船員法が一番大きいネックになっていると思います。他省のことでありますが、こちらから働きかけをいたしまして、できるだけ早く法改正をして対応してもらうよう...全文を見る
○甘利国務大臣 現在の世界の流れというのは、大競争時代に象徴されるように、確実に競争の激化の方向に向かっていると思います。まず、世の中の競争に日本だけが取り残されてしまうとすべてを失うということになりますから、これに勝っていかなければならないわけですけれども、しかし、先生御指摘の...全文を見る
○甘利国務大臣 例えばアメリカと比較をしますと、日本の今までの政府の政策は割と社会民主的な政策で来たと私は思うのです。今、このままの状況で国際社会に取り残されないで済むかということに関して言えば、大企業も今転換期を迎えておりますし、新事業の芽もなかなか育たない。そういう意味では、...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のとおり、我々が戦うべきは、国民が持っている不安を払拭する、不安との戦いだというふうに思います。その不安の中身は、雇用不安であり、あるいは年金不安であり、あるいは医療制度に対する不安であり、現在と将来の不安をいかに払拭していくかにあると思っております。  ...全文を見る
○甘利国務大臣 障害者の雇用に関しては、法定率を引き上げさせていただきまして、労働省としても、各企業にこれを極力遵守するようにという指導を行っているところであります。  ただ、御指摘のとおり、不況になりますと、どうしても整理解雇の対象にされやすい。ただ、障害者を解雇する際には届...全文を見る
○甘利国務大臣 労使協議制については、先ほど労政局長がお答えしましたとおり、六割弱ですかのところで設けている。ある方がいいか、ない方がいいかといったら、ある方がいいと私も思います。  ただ、個別の背景を見ますと、いろいろな創意工夫がなされているようでありまして、例えば、検討する...全文を見る
○甘利国務大臣 三・五%から四・三%に悪化したと。中身を分析をしますと、会社の都合、事業主の都合による失業、つまり非自発的失業がふえているわけでありまして、景気がより深刻度を増したことによって会社がなかなか現状の体制で立ち行かなくなったということで整理解雇に踏み切ったという点が主...全文を見る
○甘利国務大臣 ことしの末に失業率がどのくらいに行くかと。経企庁長官は予測がお仕事かもしれませんけれども、私の口からこれぐらいに行くであろうということはちょっと申し上げづらいのでございまして、経企庁長官が、昨年の十、十一が景気の底で、今そのまま底をはっている状況だということを説明...全文を見る
○甘利国務大臣 百万人の雇用創出、そして安定という言葉をつけさせていただきました。もちろんこれは労働省のみならず政府全体で取り組むことでありますが、当面、あのプランを策定した時点ではっきり数字にあらわせるのは、GDP押し上げ効果プラス、労働省、通産省が連携をしている個人事業あるい...全文を見る
○甘利国務大臣 安心感を与えるという意味では、数は多ければ多いほどいいと思いますし、目標を設定して、それに向かって努力を続けていくという姿勢は大事だと思います。  ただ、余りいいかげんな数字も閣僚としては発表するわけにはいきませんので、本当にはじける数字ということではじかせてい...全文を見る
○甘利国務大臣 規制を緩和をしてタクシーとかたばこ屋とかというお話がありましたが、先生同時に御指摘のとおり、既得権者の生活をどう守るかというのは社会的規制の中で同時に考えなくちゃならないので、なかなかそこは難しいかと思います。  ただ、大企業から輩出をされる労働者は、実は中小企...全文を見る
○甘利国務大臣 先生から御提言をいただきまして、私もそのとおりだと思いましたので、直ちに厚生省と相談をする項目に入れなさいという指示をいたしました。そのとおりでございます。  介護労働というのは、おっしゃるように、厚生の政策と連携をとらなければならないのは当然でありますし、しか...全文を見る
○甘利国務大臣 ちょっと事務方から経緯を……。
○甘利国務大臣 間違いなく、厚生省との連絡をとる、連携をとることの一項目にせよと指示いたしました。今、局長は両省の予算項目に係ることを整理して申し上げましたが、それ以外の厚生省と連携する項目の一つとしてしっかりと認識しております。
○甘利国務大臣 過去の経緯については私も詳細に承知しておりませんが、先生の問題意識はしっかりと受けとめているつもりであります。これからも、事務方を叱咤して、国民にとってより適切な介護体制がしけるように努力をしていきたいと思います。
○甘利国務大臣 事実関係を申し上げますと、現時点で、事務方でこの改定を検討しているという事実はありません。私も、そういう指示もいたしておりません。
○甘利国務大臣 基本的には、労災の事故と直接、間接に明確な因果関係があるということを客観的に認定をするということが大事であります。医師によって判断がばらばらになったりするのはそもそもどうかと思うことでありますから、それは、きちんと因果関係が客観的に確立しつつある、あるいは確立した...全文を見る
○甘利国務大臣 先生もよく御存じだとは思うんでありますが、中小労確法の改正をいたしました。これは、失業者たる個人が個人事業あるいは小規模事業を起こすというところの支援のほかに、企業が事業部を独立させて、その起こしたものが中小企業である場合には支援対象とするということであります。 ...全文を見る
○甘利国務大臣 私も、本格的に勉強しておりませんが、欧米各国の雇用対策をざっと通し読みしてみましたけれども、向こうでやっていることはほとんど日本でやっていることなんですね。  例えば、日本でやっていないということで外国で例があるというのは、例えば、アメリカかどこでしたか、バウチ...全文を見る
○甘利国務大臣 合理的な理由がない限り認められないという判例が出ている、それに従って労働省はそれなりの指導をしているわけでありますが、法律によって解雇を禁止する、整理解雇を禁止すれば事が解決するということではないと思うんですね。どうしても人員の合理化をしなければ企業が立ち行かない...全文を見る
○甘利国務大臣 上場企業の人員削減計画がよく新聞に載ります。かなりセンセーショナルに、何千人削減という数字が載ります。これは、恐らく新聞を読んでいらっしゃる方は、これだけ整理解雇されるんだというニュアンスで受け取ると思います。これは書き方がよくないんだと思いますが、それが社会不安...全文を見る
○甘利国務大臣 解雇禁止にかかわる法律はドイツと韓国にあって、韓国はIMFの勧告でやめさせたということですから、今はドイツだけにあるんでしょうか。このドイツの法案の中身は私承知しておりませんが、これは勉強はさせていただきますが、いずれにいたしましても、法律があるないにかかわらず、...全文を見る
○甘利国務大臣 正確に御理解をいただきたいと思うのですが、おぼれている人にボートが出なかったら、いつボートが出るのでしょうか。必ずボートは出るようになっているのでありまして、要するに、その前に中高年齢者に対しての支援をする措置はありますから、その上乗り部分が発動するということです...全文を見る
○甘利国務大臣 雇用活性化総合プランを策定をいたしまして、その中には新年度予算により対応する部分も含まれているわけであります。十五カ月予算ということで、補正と新年度予算と切れ目なく発動していく、両方の予算をあわせて雇用対策の万全を期すという仕組みになっておりますので、まだ大部分が...全文を見る
○甘利国務大臣 公が行う雇用吸収事業ということの御指摘でありますが、今行革が進んでいる中で民営化をしていく部分、公が担当している仕事で民営化をすべき部分等々、いろいろ検討がなされているわけでありまして、そういう官の守備範囲を整理合理化しようという大きな流れが進んでいる中で、突然、...全文を見る
○甘利国務大臣 落ちた時点から立ち上がっても、もとからすればまだマイナスじゃないか、それは確かにそのとおりなのでありますが、要は、ことしを景気回復元年にするという総理の強い年頭の意思にあらわれていますように、マイナスに歯どめをかけてプラスに転じていく、そこのところが非常に大事だと...全文を見る
○甘利国務大臣 独立行政法人への移行に際しての問題は、直接には労働省の所管ではありませんけれども、労働問題を所管する立場から、一般論として申し上げさせていただきますと、労使の両当事者間で適切な話し合いが行われるということが望ましいというふうに考えておりまして、中央省庁改革基本法に...全文を見る
○甘利国務大臣 二五%削減するというのは相当なマグニチュード、衝撃波でございまして、このこと自体を実現するということも大変な大仕事でありますけれども、先生も御心配のように、残された職員に対して過重負担が来ないかということも心配事の一つであります。  ただ、人員のスリム化というの...全文を見る
○甘利国務大臣 業務の民営化というようなことも策の一つとして取り上げられていますが、いわゆる民営化した途端にそれは公務員の枠から外れるわけでありますから、それ自体はカウントできると思います。もちろん、それらを勘案しても二五という数字は相当厳しい数字だと思います。生首を切るわけには...全文を見る
○甘利国務大臣 総理が決意を持って国民に示された数字でありますから、閣内にいる者としてこれを履行するためにあらゆる知恵を出さなければならないと思います。同時に、公務員の士気が落ちないように、あるいはこのことを通じて過重に仕事の負担が行かないように、行政も、仕事の内容のスリム化も含...全文を見る
02月10日第145回国会 参議院 本会議 第4号
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○国務大臣(甘利明君) まず雇用保険についてのお尋ねであります。  御心配のとおり、雇用保険会計、現在大変厳しくなっております。十年度、十一年度と一兆円近い取り崩しを予定いたしておりまして、このままの状況がそのまま続くといたしますと、確かに今後三年間くらいで積立金の取り崩しをし...全文を見る
02月17日第145回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○甘利国務大臣 先生の御地元ですし、深刻さの状況は私よりも正確に把握をされていらっしゃると思いますが、お話しのとおり、全国平均の二倍近い失業率でございまして、先月の二十九日に沖縄政策協議会を開きましたが、それに向けて、各般の振興策、雇用対策を政府を挙げて取り組んでおりました。 ...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のとおり、若年層は、全国平均でも高いんでありますが、沖縄の場合は突出して高くなっております。御指摘のとおり、三十歳未満をとると一四・八%、そして十五歳から二十四歳までだと一七・九%、全国平均を一〇ポイント上回っております。  そこで、沖縄だけの特別対策とい...全文を見る
○甘利国務大臣 これも御指摘のとおり、ことしは全国的に大卒、高卒予定者の内定率が低くなっております。特に沖縄は厳しいということでありまして、四六・五%、これは十二月現在です。例年、最終的に精算をしてみると七割くらいまでいくんですが、ことしは数ポイント中間時点でのものが下がっており...全文を見る
02月18日第145回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○甘利国務大臣 おはようございます。  平成十一年度労働省所管一般会計及び特別会計予算について、その概要を御説明申し上げます。  労働省所管の一般会計は五千百九十億円で、これを前年度予算額と比較いたしますと百九十三億円の増額となっております。  次に、労働保険特別会計につい...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のように、一つの産業がその地域の経済全体を支えているという場合に、その産業がこうむる打撃というのは、その地域経済に多大な影響を与えます。しかもそれが外的要因といいますか、日本と他国、国際間の協定によって影響を余儀なくされる場合には国策としてきちんとした対応が...全文を見る
○甘利国務大臣 先生御指摘のとおり、昨年の四月から、法律として定年が六十歳以上ということになったわけでありますが、年金支給が段階的に六十五歳までいきますから、どうやって六十歳代前半の雇用を確保していくかというのが非常に大きな課題になります。  現在、継続雇用制度、あるいはこれを...全文を見る
○甘利国務大臣 将来に向けての不安の一つに、年金が制度として成り立っていくのかという不安を国民が持っているわけであります。高齢化社会の進展に従って年金制度自体を抜本的に改革をしていかないと、制度自体の信頼性が弱くなっていく。  そういった中で、私、個人的に考えますのに、すべてに...全文を見る
○甘利国務大臣 どちらがどちらを誘導するか、いろいろ議論があると思います。  ただ、私は、働くということが苦痛であるならばこれは早く解放してあげた方が当然いいわけでありますけれども、私どもは、働くことは、人生の自己実現上、自分の意欲とそれから体力が許す限り喜びとして存在した方が...全文を見る
○甘利国務大臣 日本の雇用形態の特徴として終身雇用、年功序列という二つのことがよく指摘をされてきました。  特に終身雇用に関しましては、学卒の一括採用で、企業が長期的視野に立って職業訓練を行い、戦力として育てていくというメリットは当然あったわけでありますし、働く方にとりましても...全文を見る
○甘利国務大臣 結論から申し上げますと、半分半分であります。日本型長期雇用も決して悪い点ばかりじゃないのです。ただ、硬直化してしまって、メガトレンドである大競争時代に勝ち抜いていけるかという不安があるわけであります。  企業が必要な戦力をより柔軟に調達できるようにする、それから...全文を見る
○甘利国務大臣 雇用保険の給付期間の延長につきましては、私は基本的にこういうふうに考えております。  何もしないで待機している時間を長くするということは、言ってみれば職業能力をなまらせることになると思います。そこで、待機している間に職業能力のバージョンアップをさせるために給付の...全文を見る
○甘利国務大臣 確定拠出型年金というのは、企業年金の信頼性を高めていくということで、これは必要なことだと思っております。  それから、先般の先生の御質問で、財形年金がこの確定拠出型年金に合流をしていくというお話をさせていただきました。ただし、他の財形、財形貯蓄とか住宅財形は、制...全文を見る
02月22日第145回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(甘利明君) 昨年の五月に総合経済対策で雇用対策を組みました。そして、御指摘のとおり、昨年の十一月の緊急経済対策で雇用の安定ということをその対策の柱の一つに据えました。予算も補正と新年度予算合わせて一兆円と、春の規模でいえば二十倍を組ませていただいたわけであります。 ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御指摘のとおり、百万人の雇用創出・安定は、安定部分が主になっております。それは、労働移動助成金だけではなくて、各般の施策を通じまして、六十四万人ほどほうっておけば失われていく仕事を支えていこうという部分があります。創出部分は三十七万人でありまして、これはG...全文を見る
02月23日第145回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(甘利明君) 我が省といたしましても、当該センターで作業に従事をしました労働者のうち九十六人について、血中ダイオキシン類の濃度の測定、それから作業歴の調査等を行っておりまして、現在分析を進めております。三月中には取りまとめ、公表ができると思います。
02月24日第145回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(甘利明君) 春に対策を講じたものと比較をいたしますと、予算規模でいいますと二十倍になっております。  それから、新規性を有する政策がたくさん盛り込まれておりますし、今までは雇用を守るという発想に立っておりますけれども、雇用をつくるというふうに踏み込んでおります。さら...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ただいま御指摘の雇用創出基金は、セーフティーネットの言ってみれば上塗り機能を持っておりまして、もう先生御承知だと思いますが、中高年齢者の雇用開発助成金というのがはるかに大規模にございまして、そのうちの非自発的失業者に関してさらに上塗りをかけていくということ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 百万人の雇用創出・安定の計画をつくりましたときに、その時点で具体的な数式のもとにはじける数字をそう設定させていただきました。  それ以外にも、政労使雇用対策会議の席上で、労使双方から、こういう分野でもこのぐらいはじけるんではないですか、こういう分野でもこ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 雇調金その他で雇用を維持して支えていく、これは労働省の言ってみれば本来業務であります。そして今回は、従来の本来業務からするとちょっとはみ出るかもしれませんが、新しく雇用の場をつくるというところまで踏み出しました。ここの本来業務は産業政策の分野でありまして、...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 現時点での大卒、高卒の内定状況でありますが、七十数%から八〇%ちょっと、これは例年に比べて四・五から六・九ポイント低い数字でございます。
○国務大臣(甘利明君) 人数の把握は自治体でやっていただいておりまして、自治体がホームレスと認定をしておりまして、国としては特段、認定する定義というのはないと承知しております。
○国務大臣(甘利明君) 労働省といたしましては、企業が人を採用、選考するに当たりましては、かねてから、その応募者の適性、能力に基づくことのみを対象として判断をしてもらいたい、予断と偏見の入らない公正な採用、選考システムを確立するように啓発、指導に取り組んできたところでございます。...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 結論から申し上げますと、それも含めて検討しているところでございます。
03月01日第145回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(甘利明君) 委員長、そして各党理事を初め委員の先生方、そして各党国対、議運関係の皆様の大変な御配慮によりまして、総括質疑中にもかかわらずG8労働大臣会合に出席をさせていただきました。本当にありがとうございました。  会議は大まかに言いまして二つのテーマがございました...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 労働省、横文字が多過ぎると確かに思いますけれども、それは労働省がいかにドメスチックであるかということの裏返しかなとも思っております。  御質問の四つの観点であります。  これはいろいろと今議論をされておりますけれども、日本的な雇用慣行はいい点もたくさん...全文を見る
03月02日第145回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(甘利明君) 今二つの御指摘がありました。一つは、地方がやるか国がやるか、そのどちらに所属するかという話と、それから行革に資するかという話であります。  御承知のとおり、憲法二十二条一項に職業選択の自由という項目がございます。二十七条一項に勤労の権利義務が規定をされて...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) もちろん、県が独自に行う労働行政、雇用政策については、小さくなりますけれども残るんであろうというふうに思います。  そこで、広域的にやる必要があるかないかということが一つ論点になろうかと思います。つまり、職業紹介というのは県単位でぶつ切りになるものではな...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先ほども申し上げましたけれども、地方行政と独立してやっているということを言っているわけではありませんで、広域的に職業訓練と保険給付と職業紹介とが三位一体でやっているものでありますから、何か一つを切り離してやるということは行政効率上効率が落ちるということを申...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 五日に産業構造転換・雇用対策本部の会議が開かれます。ここでは、近い将来にわたって雇用創出効果が期待をされております幾つかの分野、福祉であるとか情報通信であるとかあるいは住宅等につきまして、関係省庁から見通しについて、現時点で把握できる報告があるというふうに...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 昨日も御質問をいただきまして、百万人、しかも安定効果がかなりの部分を占めるそういうようなけちな案ではなくて、五百万とか一千万とか労働大臣はぶち上げたらどうだという御質問がありました。私も、一度でいいからそういうことを言ってみたいのでありますけれども、そうし...全文を見る
03月03日第145回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(甘利明君) 国会のお許しをいただきまして、予算の総括中にもかかわらず国際会議に出席をさせていただきましたことを改めて感謝申し上げます。  G8の労働大臣会議というのは、労働大臣が単独でひざを突き合わせると申しますか、活発に議論をするという初めての機会でありました。今...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 新聞によりますと、日本がアメリカを封殺したとか、かなり過激なことが書いてありますけれども、私とアメリカやEUとの最大の論争になったところであります。中核的労働基準、コアレーバースタンダードとILOで呼んでおりますけれども、児童労働の禁止とかあるいは強制労働...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 総理からお話がありましたように、まず政府を挙げて景気をよくするということが至上命題だと思っております。  加えて、労働省が中心となって関係省庁が力を合わせて、景気が現状で推移するにしても、やるべき問題があるのではないか。それは、雇用のミスマッチを初めとす...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) これは私にも責任のかなりの部分がございます。これは政労使雇用対策会議の席上で、労使から百万人という目標数値を掲げてみんなで頑張ろうじゃないか、我々も応分の責任は果たすつもりだという大変前向きなお話がありました。  そこで、私が何としても百万人を目標値に掲...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 総括質疑のさなかにもかかわらず史上初めて……(「史上初めてだって」と呼ぶ者あり)史上初めてなはずですけれども、そうですよね、参議院では。初めて国際会議に出していただきました。これは労働省のパワーもさることながら、与野党の先生方の雇用情勢に対する憂慮と、そし...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 創出人数で計上予算を割るとそういうことになって、フルタイムで果たしてこんな金額で働けるんですかと、そういう疑問は私も持ちました。  ただ、いろいろな働き方があって、文部省でもフルタイムあるいはそれ以外のもの、いろいろな合わせわざといいますか工夫をしていた...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) すべてそうだとは私は思っておりません。福祉の要員についてもそうでありませんでしょうし、あるいは住宅政策が推進されていく、まず百十万戸ベースから百三十万戸、建設大臣は百二十万戸後半は確保したいというお話をされております。そうしますと、その周辺への経済波及効果...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 日経連と連合からの百万人の具体的な内容の提出はもちろんいただいております。これを事務局会議で日経連、連合はこの分野でこういうふうに言っているけれども、これは算定をしてみて見込まれるのか、実数はどのぐらい出るのかというのを各省に振ってあります。それらの数も全...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 全国一律の共通数値といいますか、それはわかっておるんですが、御承知のとおり、受給者数と被保険者数を足したものを分母として、分子に受給者数を置いたものが四%を超える、いわゆる基本受給率が連続してこれを超えるということになっております。
○国務大臣(甘利明君) それはちょっとまだ計算しておりません。
○国務大臣(甘利明君) 例えば、全国平均の失業率が何%になったときに基本受給率が四%を超えるかという計算でいえば、そんな高くはない、八%ということはないと思います。  そこで、これは全国一律延長給付ですから、職種とか年齢とか一切関係なく一遍にやっちゃうわけですね。それ以外にいろ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) もちろん、現在が史上で一番悪い失業率でありますから、今までの発動例はございません。
○国務大臣(甘利明君) 要するに、失業給付というのは、これは釈迦に説法でありますけれども、失業期間中の生活を支える、できるだけ早く現場にカムバックをしていただきたい、そのために職業訓練なりなんなりをしながら能力のバージョンアップを図って早く業についていただくということを目的として...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御案内のとおり、雇用対策というのは、政府が掲げる重要施策のもちろん一つであります。そこで、従来の対策から比べれば、これは比較論でありますけれども、労働省の施策の歴史上はかなり思い切った予算投入が獲得できたというふうに思っております。  これで十分かと言わ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 金融対策というのは、それを通じて産業の足腰を強くし、やがて職場としての業を、雇用の受け皿をしっかりつくってもらうわけでありますから、これはないがしろにできないと思います。その上で、雇用政策につきましても、何度も繰り返しになりますけれども、今までにない新しい...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) いろいろと平田先生から貴重な御意見をいただいております。政府といたしましては、経済の再生を図るために緊急経済対策を御説明しましたとおり実施しまして、その一環として、我が省を中心に政府全体が取り組む雇用活性化総合プランというのを策定いたしまして雇用対策に万全...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 幾つかの質問が含まれていましたが、雇用活性化プランでまず従来と一番違うところは、雇用を安定させるということに加えて、つくり出すという方向に踏み出したというところであります。  それから、企業のリストラというのが、生きんがためのリストラが今進んでいるわけで...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私の手元の数字によりますと、平成十年の男子の失業継続期間は平均で五・四二カ月となっております。もちろん、これは増加傾向にございます。それから、一年以上の失業者が大体二〇%ぐらい。これは、アメリカが一〇%でアメリカだけいいんですが、ヨーロッパは四、五〇%にな...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先生が本制度の周知に大変な御尽力をいただいていることは承知しておりまして、ありがとうございます。  この制度は、御案内のとおり、家族に要介護者が出た場合、仕事を休んで最大三カ月、事業主に申し出れば休めるし、その間、保険で二五%の給与の給付が得られるという...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 最長三カ月間家族一人について休めるということ、その間二五%の給与支給が保険からあると、これをもうちょっと手厚くしたらどうだという議論はあります。  国会の審議を経て一応これでスタートしましょうということで、これからですから、スタート以降の状況を見させてい...全文を見る
03月04日第145回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第1号
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○国務大臣(甘利明君) 労働・社会政策委員会の御審議に先立ち、今後の労働行政についての所信を申し述べ、委員各位を初め、国民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げたいと存じます。  我が国経済は、景気の低迷状態が長引き、極めて厳しい状況にあります。雇用失業情勢についても、一月の完...全文を見る
03月05日第145回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(甘利明君) けさ産業構造転換・雇用対策本部が開かれまして、お話しいただきましたとおり、四分野について合計七十七万人の雇用創出が一両年のうちに期待をされるという発表がありました。  保健・福祉分野で約十万人、これは十一年度のみであります。情報通信分野、一両年で十八万人...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 基本的に先生のお考えに賛成でございます。私の記憶ですと、有給休暇平均付与日数が十七・四で、たしか消化が九・何日だったと思います。半分強しか消化していない。  そこで、私どもの方でこの年次有給休暇を積極的にとろうということで労使にお話をさせていただいており...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私も非常に先生のお考えと共通するのでありますが、ホワイトカラーの職業訓練に関してはアビリティーガーデンというのを一昨年七月から立ち上げて、大変好評でございます。  ホワイトカラーの訓練施設の拡大をということで取り組んでいるんですが、今キャパシティーがいっ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今御指摘の点はちょっと誤解があるのでございまして、全国ではもう四千六十八講座が指定されていますが、先生の御地元でいいますと、広島県では、広島県内に本校のある訓練機関につきましては十一教室、七十一講座が指定をされております。それから、本校はないけれども分室等...全文を見る
03月09日第145回国会 衆議院 本会議 第12号
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○国務大臣(甘利明君) 中野先生のお尋ねは、この二法案が成立することによって、雇用の創出にどれくらい資するかというお尋ねであります。  この法案によって定量的に何万人雇用がふえると算定をするのは、なかなか難しいと思います。しかし、この二法案は、中小企業の異業種進出であるとかある...全文を見る
03月09日第145回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第2号
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○国務大臣(甘利明君) 委員長初め委員の皆様の御理解のもとに、国会が大変にタイトな日程の中をG8労働大臣会合に出席をさせていただきました。心から御支援を感謝申し上げます。  ただいま大島先生から、その会議の席上各国の施策の中で参考になるようなことはあったかどうかというお話、御質...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) さきの雇用サミットの第一セッションは関係各国が自分の国の雇用政策、戦略を披瀝し合うという場でありまして、第二セッションの方がILOと国際機関の連携のあり方、中核労働基準を徹底させていくためにどういう取り組みがあるか、主に国際的な機関連携についての議論であり...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) さきに、政府は十一月の緊急経済対策の中において雇用活性化総合プランを発表させていただきました。その中では、百万人の雇用創出・安定を打ち出させていただきました。その後、当委員会あるいは予算委員会等におきまして、その中身について、創出部分がまだまだ弱いのではな...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 高齢化も国際化もこれは世の中の必然的な流れでございまして、これを押しとどめるということはできないわけであります。そして、環境変化の中でも日本が引き続き高い質の福祉施策を保っていくためには、いずれにしても競争に勝っていかなければ成果の配分はないわけでありまし...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 現在の経済情勢下で企業が引き続き存続していくために労使でどういう話し合いが行われるか。今の先生の、ワークシェアリングによって個々の賃金水準が下がるか、あるいは賃金水準を下げずに人員整理ということでいくかというお話がまずありましたが、これは、先生の方の今御指...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私も川橋先生ほど詳しくはないのでありますけれども、大ざっぱに、アングロサクソンモデル、これはいわゆるアメリカ・イギリス・モデルとでも言うんでしょうか。それからヨーロッパモデルといいますとドイツ・フランス型というふうに言われています。アングロサクソンモデルが...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御指摘のいわゆる日本モデルとでも言うんでしょうか、終身雇用、年功賃金、そして企業内労使関係、この日本的な伝統的な雇用形態、雇用慣行に関しまして、その時代の変化に即して変わらざるを得ないところもあると思います。  ただし、私は全部変える必要はないんだと思い...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 正規社員と非正規社員の比率について、非正規社員が増加傾向は多少なりとも続くであろうというコメントがありました。働き手の要望と人を必要とする企業のニーズとがどんぴしゃで合えば一番いいんだと思いますが、企業の方はできるだけ安いコストで人を使いたい、働く方はでき...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 労働政策には片仮名が多いという指摘をさきの予算委員会でされたのでありますが、エンパワーメント、強い個人をつくるという話からスタートされております。  私の好きな言葉に、強くなければ生きてはいけない、優しくなければ生きる資格はないという言葉がありますが、つ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御質問が大変各般にわたっているものですから、どう整理をしていいかと今相談をしておったところなんですが。  まず、差別に関しての御質問があったと思いますが、性、年齢、障害による差別の禁止、これは御案内のとおり、四月から改正均等法でここのところは法律で性差別...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 以前にも答弁したと思っておりますけれども、御指摘のとおり、年金問題等の将来に対する不安や、あるいは雇用問題もいつ我が身に起こるかもわからないという近未来の不安、これが消費マインドを湿らせていることは事実だと思います。自己防衛に走って、まさになけなしの金をは...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私は、経済界というよりも、マスコミと話し合う機会がありましたら、何人リストラということを正確に伝えてもらいたいと思うという話をしたいと思っておるんですが、何々企業が何年までに二千人リストラというとすぐ、そのときまでに二千人の生首を切るように映るんであります...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 個別案件について精査はしておりませんが、今先生のマスコミが騒ぎ過ぎと言わんばかりだというお話でありますが、私が言いたいところは、正確に中身が伝わるような発表にしてもらいたいということであります。  私が選挙区で聞く限りは、三千人リストラというと三千人首切...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 前後の答弁でその趣旨はお答えしたかと思うんですが、リストラが企業が立ち行くために避けて通れない、これは認めざるを得ないと。ただし、雇調金とか労働移動支援金とか、あるいは特定求職者雇用開発助成金等々、いろんな施策がありますので、それらを駆使して、極力、企業の...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 総理が戦略会議の提言を積極的に取り入れるという発言をなされたとしたら、いいものは取り入れるということだというふうに思います。労働省の今まで取り組んできた雇用維持政策を放棄するつもりはありません。
○国務大臣(甘利明君) 法律をつくる際に、その副作用ということも必ず検討しなければならないわけでありまして、ヨーロッパの一部の国でそういう法律がある。それをむしろ、ILOがいかがなものかという指摘もあって、というのは、そういう法律があるがためにむしろ採用に非常に臆病になって、採っ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ですから、政治や行政は何もしないのかという御質問に答えて、法改正をしまして、都道府県の労働基準局長が個々の事案について間に入る、相談に乗ると。企業にとって強力な監督権を持っている基準局が個々の案件に相談に乗るというのはかなり踏み込んだ話だというふうに考えて...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先ほど来答弁申し上げておりますとおり、先生が御主張の法律を持っている国に関しても、賛美の声ばかりかというとそうではないという、副作用もあるという当然批判もあるわけでありまして、なかなか双方にとって百点満点という立法の仕方というのは難しいんだと思います。 ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私みずからがこれくらいが企業が抱えている余剰労働力だということを発表するのはいかがかと思いますが、雇用調整助成金の対象人数は二十五、六万だというふうに思っております。そして、それがこれから先労働市場に吐き出される人数であるかないかはちょっと私の口からは言え...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 平成九年の閣議決定をされた行動計画によりますと、先生今お話があったとおり、二〇一〇年までに新規で成長する十五分野七百四十万人。そして、それがどういう算定根拠があるのか私は当時閣僚ではありませんからよくわからないのでありますけれども、それを具体的に短いターム...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 二点のお尋ねであります。  まず最初の、青年海外協力隊の常設隊としてもっと規模を大きくしてはどうかという話であります。  外務省からの答弁にもありましたけれども、あるいは先生のお話にもありましたが、大変に海外でこの青年海外協力隊員の活躍が評価が高いと。...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 中小労確法の改正による今回の措置でありますけれども、中小企業の振興ということが入っておりまして、私は産業政策を支援するための一つの措置というふうに理解をいたしております。つまりそれは、中小企業政策というのは、今は力が弱いから助けるけれども、大きくなったら利...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私が雇用サミットに出席する際、アジアから特に第二セッションの中核的労働基準と貿易制裁との関係がどうなるのか非常に注視をしているという情報が入りました。この雇用サミットの最中に、アジアの金融危機に関してIMFが入っていったときに、雇用政策上のセーフティーネッ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) APECの各種会議等の場をとらえて、労働政策、雇用政策に関して地に足のついた議論をしたいと思っておりますし、そういう会議に際して情報収集をしっかりやって、あるいは意見交換、情報交換をしていきたいというふうに思っております。
○国務大臣(甘利明君) 直近の完全失業率の数字は四・四%、これは過去最悪の数字であります。そして、有効求人倍率も〇・四九と、二人の失業者に一つの仕事もないという状況でありますから、非常に厳しいというふうに認識をしております。  特に、二十四歳までと六十歳以上がともに八%を超えて...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) いわゆる雇用のミスマッチというものがかなりの数字に上がっているということは常々御指摘をされているとおりであります。特にその中で女性に対する性差別であるとか、あるいは中高年齢が厳しいということは年齢差別、これが起因しているのではないかという御指摘でありますが...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私が就任しまして十一月の緊急経済対策の雇用部分を担当させていただきました。そのときに初めて具体的に百万人という数字を掲げまして、これを目指すということを発表させていただいた次第であります。ただ、その後の質疑で、百万人はいいとしても従来政策の雇用維持政策が大...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 百万人がそっくり雇用創出にいつまでになるかということはまだ確定できませんけれども、百万人の当初の数字の中には三十七万プラス六十四万という創出と安定がありますが、創出だけで百万に近づくように努力を政府としてしているわけでありまして、具体的な数字で七十七万、一...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 雇用の流動化に関しては、労働者の意思、つまり新しいところに挑戦をしていきたい、あるいは今の仕事がどうしても自分のやりたいことではないということに気がついた、その際に生きがい、やりがいが持てる仕事に新たにつける権利を確保してあげなくてはいけないわけであります...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 失業給付の延長措置についてはときどき御指摘をいただくところでありますが、私はこう考えるんです。  例えがいいかどうかはちょっとわからないんですが、トレードを待っている選手みたいなもので、待っている間にやっぱりトレーニングをしておかないと、トレード先が決ま...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 週末に選挙区に帰りますと地元の方から、大臣、テレビに出るのはいいんだけれども、もうちょっとしかめ面しないでにこにこしてテレビに出られませんかということを言われるんですが、雇用情勢がこれだけ深刻で、担当する大臣がにこにこしてテレビに映っているのはどうかと思う...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 産業にはそれぞれその時代を担っていく主幹産業というのがあると思います。未来永劫一つの産業分野がその国の産業の中心として国を引っ張っていくということはあり得ないのでありまして、常に新しい業種がその時代のスターになっていくんだと思います。また企業は、設立したと...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先ほども少し答弁をいたしましたが、百万人のプランをつくりましたときに、できるだけその数に近いその創出部分を各省が個々に検討してほしいということは閣僚懇その他で他省の閣僚に要請をしてきたところでございます。  政労使雇用対策会議の事務局会議におきましても、...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 実は、私は何を隠そう衆議院のサマータイム議連の発起人の一人でございまして、ただ、これは頼まれてなった経緯がございまして、衆議院の方の議連では会合を二回ぐらいやって、後は全然やりませんでした。  省エネの観点からぜひ進めるべきだというような話があって会をつ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 確かに百万人は、雇用の創出が三十七万、安定が六十四万となっております。そして、その安定というのは、ほっておけば外部労働市場に出てしまう労働者を企業が支えることによって失業にしないという効果、これは雇用の創出、生み出す効果に準ずる準創出効果であるという思いで...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私もパソコン余り得意じゃありませんで、語学にもそんな強くないんですが、そういうやつに限ってこういうものを使いたがるとよく言われるのでありますが、私が大臣に就任をしてまずこういう言葉を覚えるのが最初の仕事でございました。  アビリティガーデンというのは正式...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) セーフティーネットは、私の解釈するところ綱渡りの綱から落っこちたときに下に敷いてある網でありますけれども、これはいろんな意味で使われると思います。安全措置といいますか防御措置といいますか、これは厚生行政でも使われていますし、労働行政でも、そして最近では産業...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 職業教育、学生の職業教育というのか職業意識の高揚といいますのは、学卒者が就職をしてその方々が三年以内に離職をしてしまう比率というのが三分の一近くあるんです。それは、いろいろ言う人がおられます。こらえ性がなくなったとか飽きっぽいとか、いろんな話がありますが、...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) インターンシップ制度というのはもう既に私が就任する前から取り組んでいる問題でありますし、職業意識というのは、職業高校、技術高校から普通高校へ、あるいは大学へという学生のシフトによるもの、つまりそういう経過を通じて職業意識がなくなったということではなくて、も...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) この分野に関しましては、厚生省と労働省、いずれ一緒になる役所でありますが、それに向けて協議項目というのを持っております。労働省は何を担当するのか、厚生省はどう対処するのか、両省で今協議をしております。  介護の分野におきましては、私どもは職業能力開発を担...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 職業訓練施設の教師を育てる学校というのが訓練大学校、もとの私の選挙区の相模原というところにあります。ここでは、先生を養成する学校でありますから、そこで近未来に必要とされる人材を養成する中身のカリキュラム、これを適宜見直して、教える先生の養成も、旧来型のカリ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) アメリカやEUやフランスは、労働条件が先進国よりも悪い国でつくった製品はダンピング輸出であるという認識を持っているんだと思います。  しかし、国が発展する歴史的過程を振り返ってみれば、労働集約型といいますか、賃金が安いことをもって生産能力に反映をさせると...全文を見る
03月10日第145回国会 衆議院 労働委員会 第4号
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○甘利国務大臣 ただいま議題となりました雇用・能力開発機構法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  雇用促進事業団は、設立以来、離転職者等に対する職業訓練、労働者の就職等についての事業主に対する援助、移転就職者のための宿舎や中小企業の労働者等のための...全文を見る
03月10日第145回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(甘利明君) 能勢町の焼却施設で働いておられる百人前後の方に関しては、お話のとおり今月中に調査結果を個々の労働者の方々にお知らせできると思います。  そして、全国の焼却施設に関しましては、厚生省、環境庁に今調査をしていただいています。その中でプライオリティーの高いとこ...全文を見る
03月11日第145回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(甘利明君) 雇用創出効果を具体的な数字で示そうという一番の発端は、政労使雇用対策会議の席上から生まれたものであります。政府側は労働大臣と通産大臣、都合によって官房長官も出る、そして日経連と連合で構成をされております。  その席上でいろいろな議論がなされました。百万と...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 雇用失業情勢の抜本的解決は、もう先生先刻御承知のとおり、景気をいかにして引き上げるかということになります。景気の現状がはかばかしくいかないで雇用状況だけ改善するというウルトラCはなかなかないと思います。しかし、そういった中でも、個別分野ごとに雇用を生み出す...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ネットがどのくらいになるかというのはだれもわからないんだと思うんです。自由主義市場経済でありますから、これは民間の活動分野に多くが依存しているわけです。景気が予定より早く立ち上がっていけば雇用の改善も予定よりは早いですから、いきなり失業情勢が改善をされてく...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私のお預かりしている労働政策分野は、極力雇用の維持をどう図っていくかという分野でありますが、その点に関しまして言えば、先生の御意見もしっかり受けとめて、これからも機動的に対応していくということだけはお約束できます。
○国務大臣(甘利明君) 労働大臣と通産大臣のもとに政労使雇用対策会議というのがありまして、そこでいろいろヒアリングを各省いたしました。そのことも今回の個々の分野の数字のごくあらあらの下地にはなっているんだと思います。政府の産業構造転換・雇用対策本部は、総理が座長役でありますが、労...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 能力開発バウチャーに関してですが、今教育訓練給付というのをやっておりまして、これとの比較を今させております。  両方とも、受講者の自由意思で、自分はこういうものを勉強したい、こういう能力をつけたいということでフレキシビリティーがある。  一方、バウチャ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 現在、育児休業制度を利用しております方が六万五千人おられます。
○国務大臣(甘利明君) 国の予算は、育児休業給付の実績支給金額でありますが、九年度で二百五十九億円であります。
○国務大臣(甘利明君) 先般、私、ある雑誌の誌上で障害者の就業を支援するボランティア団体と対談をいたしまして、そしてカルチャーショックを受けたのでありますが、その障害者の雇用支援団体のスローガンは、障害者よ納税者になろうという話でありました。そのメンバーの中には、車いすで、首から...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) より使いやすくということであると、いろいろフレキシブルに対応することも要望として上がってくるかと思います。ただ、事業主がどこまで耐え得るかということを配慮しながらある部分はやらなくちゃいけないと思いますので、一応連続する三カ月ということで定めたわけでありま...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 三月五日の産業構造転換・雇用対策本部におきましては、一両年のうちに新規雇用が期待される四分野についての数字が各担当大臣から発表されました。これによりますと、保健・福祉分野において十万人、情報通信分野におきましては十八万人、住宅及びその関連分野において四十万...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) けさもお答えしたとおり、予算で具体的に雇用にかちっと当てはまる部分も確かにありますけれども、基本的には資本主義市場経済の中で民間の活力をどうやって引き出すかというところでありますから、これは計画経済のもとでの算定作業ではありません。そういうふうに施策を駆使...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御指摘のフランスにおきましては、一昨年に制定をされました若年雇用就業拡大に関する法律に基づきまして、二十五歳以下の若年者を教育、文化、司法等の非営利分野において一年間の期限つきで直接雇用する施策を実施しているというふうに承知しております。
○国務大臣(甘利明君) 先生も御存じだと思うんですけれども、欧米と日本は若年者雇用の形態が全く違うんですね。日本は学卒で一括採用します。今フランスの例が出ていますけれども、フランスは通年雇用の国ですから、学校を出たから即就職が待っているということじゃないんです。  これは、職業...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 時間外労働につきましては、適正に管理をするということで、以前は法律の裏打ちのない指導であったものが、さきの労働基準法の改正で法的裏打ちのある指導ということに変わったわけであります。その水準がどこにあるべきかは、現時点の水準については既に議論をいただいてそれ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 共産党の先生からよくその点をお話しされますけれども、もちろん残業しながら不払いであるということについては監督署を中心にきちんとやっていきます。  ただ、統計の差というのは、総務庁長官からもお話がありましたように、月末の一週間の忙しいところを五十二倍したの...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) サービス残業は本来してはいけないということでありますが、そういう統計は労働省では把握できておりません。
○国務大臣(甘利明君) 前提を置かれてそれを否定申し上げているのに、それを無視して話を進めていられるから話が食い違っちゃうんです。  統計のとり方は、今申し上げましたように忙しいところをとってそれを五十二倍したものと、毎月の全部を調べてやったので差が出るのに決まっているんです。...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 分野によっては、労働力が足りないけれども来ないというところはもちろんあります。いろんな分野があると思いますが、そういうところにはなぜ行かないかという理由が当然あるのでありまして、労働条件が悪いとか、あるいは求職者の職業能力が求めるところまで行っていないとか...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 一つのお考えだと思います。  つまり、基本的に私どもが雇調金とかあるいは特定求職者雇用開発助成金で支援をしておりますのは、その業が今雇用を支えて、やがて新しい時代を担っていく産業にスムーズに雇用が移るような善後策としていろんなことをやるわけでありますが、...全文を見る
03月12日第145回国会 衆議院 労働委員会 第5号
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○甘利国務大臣 確かに先生御指摘のとおり、今地方自治体の財政は非常に厳しい状況下にあります。そして、現在の雇用促進事業団が所有をしております雇用促進住宅あるいは福祉施設の利用に関して、今の形態でそう支障は生じていないわけでありますから、確かに、スムーズに右から左へ譲渡が進むとは思...全文を見る
○甘利国務大臣 新ゴールドプランは、マンパワーの整備と施設整備と、両々相まって初めて可能なわけでありますし、先生御指摘のとおり、比較的順調に進んではいますけれども、自治体によっては施設整備がタイムラグを持っているところも当然あろうと思います。  これらの移転用の施設を、例えば特...全文を見る
○甘利国務大臣 前田先生や委員長を初め多くの皆さん方の御理解のもとに、参議院の予算委員会総括中にもかかわらず、国会史上初めて、その間に国際会議に出るということができました。本当に感謝を申し上げます。  私は、G8労働大臣会合に出て本当によかったと思っております。この会議は、第一...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のとおり、この十四万戸の雇用促進住宅には三十八万人という人が現在現実に入居をされているわけでありますし、結論から申し上げますれば、入居者の理解を十分に得ながら譲渡を行っていくということであります。  具体的に申し上げますと、地方公共団体等と譲渡について合意...全文を見る
○甘利国務大臣 本委員会で議論をされた点を踏まえて対処させていただきたいと思います。
○甘利国務大臣 雇用促進事業団は、幾つかの業務を担当いたしておりますが、それぞれ公的な責務として時代の要請を担ってきたというふうに思っております。その幾つかの業務の中で、今回行革関連として、一応事業団としては歴史的な使命を果たし終わってきたのではないかと指摘されている分について、...全文を見る
○甘利国務大臣 雇用促進住宅、福祉施設の譲渡は、第一の基本が関係地方公共団体であります。相手の意向をしっかりと調査をしなければなりませんし、相手があることですから、なかなか、こちらの思いどおりにプランを立てて、思いどおりに引き取ってくれるというわけにもいきません。いきませんが、そ...全文を見る
○甘利国務大臣 七十七万人は、予算の規模がそっくりそのまま雇用に算定できるエリアもあれば、民間の経済活動に依存する部分がありますから、このぐらいの数が生まれるはずだという期待値も当然ございます。  そこで、日本は自由主義市場経済でありますから、計画経済のもとで幾らの雇用というこ...全文を見る
○甘利国務大臣 ただいま決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重し、努力してまいる所存であります。     —————————————
03月15日第145回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第3号
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○国務大臣(甘利明君) 確かに御指摘のとおり、大卒、短大そして高校も含めまして、昨年の同時期と比べますと四、五ポイント低いのであります。  そこで、昨年の三次補正におきまして、就職面接会をもっと頻繁に開こうということで前年よりかなり頻繁に開きました。もうあと今年度も二週間で終わ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 正確な御指摘は全国六カ所、あとは出先ということでありまして、それを少しもうちょっと予算の範囲で充実していきたいというふうに思っております。
○国務大臣(甘利明君) 学生に職業意識を持たせるといいますか、就職の際のミスマッチを防止していくということ等、早くから学生に職につくということの意識高揚を図ろうということで、インターンシップ制度を導入拡充する方向で取り組んできているわけでありますが、今の企業側の対応の集計によりま...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 当然経済活動の中でどう定着させていくかという議論が片方にあるわけでありますね。経営者側に経営に支障を来すような過度な負担を突然強いてやっていてもなかなか定着をしないわけでありますから、それはそういう制度を推進した方が企業として評価されるんだという社会環境を...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 確かに、平成九年に我が国に入国した外国人研修生は約五万人でございます。  外国人労働者全般の話、その中でも研修生として受け入れている、いろいろ政策の温度差は多少なりともあると思いますが、基本的に研修生として受け入れているという人は、母国に帰って母国の復興...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) いわゆる三K職場に関して日本人の労働力の確保が難しい。景気が回復をしてきて、失業情勢が改善をしてくるに従ってさらに深刻になるであろう。それはそうだと思います。思いますが、三Kだから日本人がやらないので外国人にやらせるというのは、これは人種差別じゃないのでし...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 労働災害というのは基本的に何らかの不注意があって発生するものでありますし、これは災害に遭遇した当事者はもちろんでありますけれども、その家族も大変な不幸に巻き込むということでありますから、撲滅をしていかなければならない、それは当たり前と言えば当たり前のことで...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 非常に難しい御質問でありまして、私が適切に答えることができるかどうかちょっと自信がないんですが、働くということに関して、働くということが労働者にとってどういう位置づけなのかというのは、戦後とそれ以前とは変わりつつあるんだと思うんです。かつては、働くというこ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 個々人の生き方ですから、断じてこれはけしからぬと言うのもどうかと思いますけれども、いわゆるフリーター、フリーターというのは何語かよくわからないんですが、フリーアルバイターなのか、アルバイト仕事を転々とされる、それで自分の生き方に従って自由奔放に生きるという...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 谷林先生の認識と私の認識は割と近いと思うんです。ただ、今の質問の中で五つ六ついろんな話が出てきましたので、答弁漏れがありましたらちょっと指摘をしていただきたいんです。  まず、労働移動に関しては、現状は企業の都合によって吐き出されてしまうのをどうするんだ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 来年度予算は、十年度補正と合わせまして十五カ月予算ということを標榜しているわけであります。補正というのは当然臨時緊急の必要性があるから組むわけでありますけれども、そこでは現状の雇用失業情勢に積極果断にどう対処するかということが重点的に盛り込まれております。...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先生が御心配の御指摘の件、実は私もこれ幸いとして使われないようにどうするかという点は心配をしました。  私がこの制度を提案した趣旨は、最後の最後に整理解雇としてほうり出されちゃう、そこのところにしかしもう一回考え直すという、押し返すような施策はないだろう...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 雇用の安定というのはまさに社会の安定の重要な柱であります。かねてから労働省は、失業をどう防ぐか、あるいは再就職をどう迅速に可能にするかということを中心に取り組んでまいりましたが、今般、統計史上最悪の失業率にかんがみ、雇用の場をつくり出す政策まで踏み込んで政...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 平成九年現在でいいますと、我が国で就労する外国人労働者は、労働省の推計でありますが、専門的、技術的分野の労働者の方が約十万七千人、それから日系人等で就労する方、二世三世までですね、この方が二十三万四千人でありますから、合法的に就労されている方が約三十八万六...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 外国人労働者、特に単純労働に関する要望というのはかなり前から経済界からは上がってきているんですね。これは私が聞いたところによると、もう石田労働大臣のころ経団連から話が出たということを聞いております。  先ほども少し申し上げましたけれども、どうしてもいわゆ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) おい大丈夫かいと問われれば、御心配なくというところまでなかなか正直行かないのでありまして、先生も御承知のとおり、十年度が終わりますと積立残高というのは約三兆円になるわけでありまして、十一年度予算でも収支マイナスでありますからこれを取り崩す、九千八百億ぐらい...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ミスマッチという先生がお嫌いな片仮名を使われるぐらいですから、相当な危機感で臨んでいかなければならないわけでありますが、私が労働大臣に就任をしまして、幾つか一週間以内に指示をしたことがありまして、そのうちの一つが今の職業訓練、これは訓練校とそれから訓練施設...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 斉藤先生御指摘のとおり、いろんな意味でのミスマッチによる失業の拡大というのがございまして、これを解決していくと失業率が現状でもかなり下がってくるだろうということは各方面から御指摘をされているとおりだと思います。  ミスマッチの一番大きい原因は、労働条件が...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 日本型雇用、つまり終身雇用、年功賃金という制度が今日の日本の発展に寄与してきた部分はかなりあるというふうに思います。ただ、今までのやり方どおりで労使双方にとってこれからもいいのかというと少し問題がある。  先ほど来御指摘されていますように、産業構造が変わ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) きょう検討は指示していないということでありまして、私も、このままの状況が続くならばもうそれはほっておけないのは、雇用保険会計の状況を見れば当分大丈夫ですなんと言う人は確かにいないので、こういう状況が続いたときにいつ検討を指示するのか、具体的にどういう枠に従...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 少なくとも役所からこの種のコメントは出ていないと思います。  ただ、これでもう何度目か書かれているんですけれども、労働省担当の記者が考えればこのままでほっておいていいはずがないというのは普通考えるわけでありまして、ですから私のもとにも、いつするんですか、...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 改正均等法で男女の職場における差別あるいはセクハラに対してきちんと取り組むことが法定義務として位置づけられたわけであります。  職場ではちゃんとセクハラが起きないように指導するようにということで、事業主にはこれが義務づけられる、そして窓口を設定してそうい...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 法律が改正をされて、男性だから女性だからということでのいろいろな対応をするのではなくて、個人の能力と適性に応じて職場での対応がなければならないということになるわけでありまして、これはトップの意識改革も含めて、使う側にそういう従来あった固定観念を打破してもら...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 監督行政のもとでは、この三六協定、上限基準がきちっと履行されるように指導をしていくわけでありますが、その中で、ごくごく特殊な事情で労使ともにこうしないとという事情があるかもしれません。そのときにも極力おさまって何とか乗り切れるのであるならば、その指導はして...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) あくまでも国会の審議をもとに法律というのはでき上がっているわけでありますから、その趣旨がきちっと担当の現場に伝わるように何らかの対処をしていきます。
○国務大臣(甘利明君) 改正基準法では、その特別な事情をできるだけ具体的に明記せよ、そしてそれが本当に特別な事情であるかどうかは監督行政の中でしっかりと管理していくというつもりでございますので、その国会において論議された点を具体的に踏まえて各監督署を指導していきたいと思っておりま...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 労働省の監督行政というのは、それにかかわる法律をすべて網羅して対処しなければならないわけであります。ですから、均等法で男女均等の取り扱いということが明確になったわけでありますから、そこをちゃんと配慮しながら対応しなければならないというのは当然の話であります...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 二十一世紀に向けていろいろな働き方が、もちろん現在もありますけれども、出てくるわけでありまして、正規雇用だけが雇用環境が整備されるというのでは問題がありまして、いろいろな働き方の雇用管理改善がそれぞれ行われるということが大事なところだと思っております。 ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先生御指摘のフランスの件、あるいは一九三六年六月十七日の有給休暇法を指すんだと思いますが、これが現在の長期バカンスのスタートになっているということも聞いております。  翻って我が国の対応でありますが、平成七年七月に策定をされましたゆとり休暇推進要綱という...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 確かに、御指摘のように、日本は金を出すんですけれども、それを使っていろいろな事業が行われる際に外国の方の方々の顔が見えて金を出している日本の顔が見えない。金だけ出させられてか出してか、いいところ取りをされちゃっているという指摘もあります。しかし、これはいい...全文を見る
03月16日第145回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○国務大臣(甘利明君) 育児休業給付も介護休業給付も、それぞれ育児並びに介護をしている間のささやかな生活保障といいますか、給与の四分の一を保険給付しているわけであります。その中から社会保険料の労働者負担分一三・一%が損なわれるということは、これは生活の面からいけば多大な不安になる...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 新聞報道にはいろいろと書いてございますけれども、きょう時点で私が指示をしたこともありませんし、事務方がきょうの時点で検討を始めているということもございません。
○国務大臣(甘利明君) 確かに、各先生方から御指摘がされているように今の保険会計が非常にタイトになってきております。このところ毎年積立金の取り崩しが続いております。平成十一年度予算案におきましても約九千八百億、一兆弱取り崩しが予定をされております。そうしますと、その時点で三兆円が...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 収支に関するいろんなことを検討しなければならないと思っております。収支状況がどうなるか、あるいは国家財政の状況、それから景気の動向、いろいろ勘案をしながら、そのとき各分野について考えてみたいというふうに思っております。
○国務大臣(甘利明君) 雇用活性化総合プランの中でいろいろと対策は講じております。ただし、雇用保険での対応というのは、先生御指摘のとおり、保険にかかわっている人たちの拠出によって構成をされていますから、その保険制度に加わっていない人についてはもちろん対象外であります。対象外の人に...全文を見る
03月16日第145回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第4号
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○国務大臣(甘利明君) ただいま議題となりました雇用・能力開発機構法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  雇用促進事業団は、設立以来、離転職者等に対する職業訓練、労働者の就職等についての事業主に対する援助、移転就職者のための宿舎や中小企業の労働者等...全文を見る
03月17日第145回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○国務大臣(甘利明君) 御質問が大変多岐にわたっておりますし、一部は先生御自身がお答えになっている部分もございます。  まず、ミスマッチの現状についてでありますが、失業率四・四%のうち、いわゆる需要不足の部分が一・三、残りの大宗がミスマッチによる構造的、摩擦的要因ではないかとい...全文を見る
03月19日第145回国会 衆議院 労働委員会 第6号
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○甘利国務大臣 ただいま議題となりました労働安全衛生法及び作業環境測定法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  最近における労働者の健康状況につきましては、産業構造の変化、高齢化の進展等労働者を取り巻く環境が変化する中で、脳・心臓...全文を見る
03月23日第145回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第5号
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○国務大臣(甘利明君) 雇用促進事業団は御指摘のとおり昭和三十六年の七月に設立をされました。約四十年、三十八年前であります。  今回の組織改編と申しますのは、おっしゃいますように、行革の方針に従ってもう一度現在持っている機能を見直して、時代的な役割を果たし終わったものについては...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) この質疑を通じまして先生から種々前向きな御提言、御指摘をいただきました。先生の御指摘を踏まえて、より国民のニーズに合った組織として、効率的な組織として運営ができるように努力していきたいというふうに思っております。
○国務大臣(甘利明君) もう一回言ってください。
○国務大臣(甘利明君) ちょっと印象的に言うと、大学院か何かですかね。
○国務大臣(甘利明君) 私も長いこと産業政策をやってきて、そして今雇用政策といいますか、労働政策を担当しておりまして、労働省は二十一世紀には厚生省と一緒になるわけでありますが、行革の協議の中では産業政策と一緒にという意見も少数ながらあったわけでありまして、どう組んでいくかというこ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私は官僚の方々は非常に優秀だと思っております。それは、リタイアされた方をいろんな分野で活用していくというのが日本の活力になると思います。先生のように政治の分野で頑張っておられる方も、これは政治にとっていいことだと思いますし、それから関係団体もさることながら...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先生が御指摘の件が事実であるとするならばこれはゆゆしき事態だというふうに思います。配転とかあるいは出向あるいは退職に関して、これらをめぐる問題に関しましては、まず基本的にそれは労使できちんと話し合っていただくということで合意を形成してもらいたい。いろいろト...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 職業能力開発における国と民間との役割分担、これをどうすみ分けあるいは連携を図っていくかということは、御指摘のようにとても大事な問題だと思います。  私もいろいろ頭を悩ましておるんですが、まず、国は職業紹介と失業給付、それから職業訓練、最低限のことはやって...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) まだ確定的な日程は私どもの方に来ておりませんけれども、恐らく月内に報道されているメンバーで開かれると思います。もちろん私もそのメンバーの一員でありますから、出席をし、思うところの発言をさせてもらいたいというふうに思っております。
○国務大臣(甘利明君) まだ中身について具体的にこういうことをやるという話はおりてきておりませんのでわからないんですが、要するに、供給サイドの競争力をつけていく、そのためにいろいろな構造改革を行っていくということに関して議論とか提言とかがあるんだというふうに思っております。
○国務大臣(甘利明君) 御指摘のとおり、雇用促進事業団が全面的に衣がえをいたしまして、雇用・能力開発機構という形で新しくスタートする、それはこれからの時代により重要な点に絞り込んでその施策を充実させようという意味合いがあるわけでありまして、そういう新しい時代には、雇用、能力を引き...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私は、労働大臣になる前に産業政策を長いことやっていまして、何とかベンチャービジネスがどんどん起こってきて、それがあすの日本経済を支えていくようにならないものかということでいろいろ研究をさせていただきました。  なぜアメリカは多くて日本はそうはいかぬのだろ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今まで各先生から御指摘をいただいてきましたとおり、行革の方向を受けて雇用促進事業団が従来行ってきた業務を一度原点に立ち返って精査をしてみる。そうしたところが、もう雇用促進事業団の手を離れていいのではないか、あるいは歴史的な使命を果たし終わったのではないかと...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 能力開発と就業の関係、それから能力開発自身が時代を先取りする能力開発にどう設計をしていくか。あるいはその職業能力をつけてももう既に何の役にも立たないのをどう排除していくかというか、外していくか。これは従来、個人とそれから企業内あるいは失業者が職業能力をつけ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 敗者復活の道筋を立てる、これは非常に大事なことだと思います。その際、事業家としての敗者復活と雇用者としての敗者復活とあると思います。事業家としての敗者復活は、要するに失敗したときに身ぐるみはがれないという仕組み、まさに有限責任で次に臨めるという仕組みをちゃ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ただいま決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重し、努力してまいる所存であります。
04月06日第145回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○国務大臣(甘利明君) 一月に比べまして十五万人失業者がふえました。要するに、より心を引き締めて抜かりなくさらに雇用対策に取り組んでいかなきゃならぬということは思っております。  ただ、経企庁長官からお話がありましたように、今景気が下げどまるか、そしてその次に反転攻勢に出なくち...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 時代時代でその時代を担っていく産業、主役というのは交代をするわけでありまして、時代的役割を果たしつつある企業からこれから新しい時代を担っていく企業に適宜適切に優秀な労働力が移動するということは、労働政策上も担保していかなければいけないわけであります。  ...全文を見る
04月07日第145回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○国務大臣(甘利明君) 平成九年度にごみ焼却施設におけるダイオキシン類の作業環境の実態調査を実施いたしましたが、これを踏まえまして、昨年の七月に、呼吸用の保護具の使用それから焼却炉内部の作業における措置等、暴露防止対策について都道府県労働基準局長に指示をしたところであります。 ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今回の血中ダイオキシン濃度、それから労働者一人一人の皮膚の状況であるとか作業歴とか、つぶさに調査をいたしました。そして、その因果関係については、この分野の第一人者と言われる方々にいろいろ調査をしていただきまして、現状でこのダイオキシン類が関連をして健康影響...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今回の調査で血中濃度が高い労働者の方につきましては、引き続き健康状況の変化等、そのフォローアップには努めてまいります。
○国務大臣(甘利明君) 今回、ダイオキシン類によって健康障害を起こしたということで、お二人の方から労災請求が行われているわけであります。  一般の労災請求事案と同様に、まず所管の労働基準監督署におきまして、被災労働者の作業内容、有害物の暴露状況、それから発症の経過等について的確...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先ほども一部述べさせていただきましたけれども、先般、私、記者会見で、再度、防じんマスクの使用とかあるいは手袋の使用、そして作業服もそういう付着物が落ちやすいものを使うようにということを指示いたしました。  具体的には、局長名で都道府県基準局に指示をしたわ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 一月から比べますと二月は十五万人ふえておりますが、その内訳は、御指摘のとおり、非自発的失業は四万人減りまして、自発的失業が六万ふえ、それからいわゆる新規参入と申しますか、労働市場に参入してくる方等が十二万という数字になっております、これはふえている分です。
○国務大臣(甘利明君) この調査は、先生御案内のとおり、総務庁が個別面談で書類に記入していただく調査であります。企業側に調査した場合には、当然企業としては相手は自発的に失業したんだと、しかし本音は違うかもしれないという点はあるかもしれません。しかし、個別に当事者に個々に質問をして...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 確かに、世帯主失業が増加いたしております。そして、よく指摘をされることでありますけれども、企業内失業があるではないかと。これを厳密にアメリカ式に企業が余剰雇用を吐き出すとなると、数字はもっと大きくなる。それは御指摘のとおりだと思いますが、日本的な雇用慣行に...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 当初提出をさせていただきました百万人の部分は創出と安定でございまして、これは個別事業分野ごとに算定はしておりませんで、全体のGDP押し上げ効果が雇用弾性値にどうはね返るかということを中心にはじかせていただきました。これが三十七万でございまして、あとは労働省...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 数年前、大方の方々がここまで失業率が上がるとは当然予測をしていなかったと思います。  ただ、労働省におきましては、それぞれの失業率の変化に対して機敏に対応できるように精いっぱいの作業はいたしておりますし、特に、昨一年は二回の補正の中で雇用対策という項目を...全文を見る
04月14日第145回国会 衆議院 労働委員会 第7号
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○甘利国務大臣 まず労働者の健康管理が一番大事でありますが、この問題も含めて総合的に深夜業に従事する方の環境整備をどう進めていくか、これは御指摘のとおりでございます。過度の深夜業を抑制して健康で安全な職場をちゃんとつくっていく、前回の労働基準法の改正の際の附帯決議もございました。...全文を見る
○甘利国務大臣 この法改正が実効をしっかり上げるために、特に中小企業を中心にどう支援をしていくか、非常に大事なことであります。例えば人材育成の研修を行うとか、あるいは国が有害性の情報をしっかり管理してインターネットを通じて流すとか、各種施策を講じていきたいと思います。
○甘利国務大臣 お話しのように、まず自主的なガイドラインをつくっていただく。これは、職場の状況を一番よく知っているのは当事者労使でありますから、労使で話し合ってやっていただく。その際に、業種別にいろいろと濃淡の部分があると思います。その中で男女の問題も当然あると思いますから、いろ...全文を見る
○甘利国務大臣 深夜業に従事する労働者の就業環境の整備のための業種別の自主的なガイドラインの策定に当たりましては、職場の実態を熟知をした関係労使が、当該業種における職場の実情に即して、過度の深夜業を抑制をし、就業環境の整備を図る上で必要と考える事項をその内容に盛り込んでいただくた...全文を見る
○甘利国務大臣 深夜業の解禁に際しましては、その当時、深夜業が許されていた事業場の実態、これは訪問もいたしましたし、業界団体からの聴取もいたしまして、私どもとしては実態の把握に努めたつもりであります、まだそれでも足りないという御指摘は今いただいたわけでありますが。  今後とも、...全文を見る
○甘利国務大臣 深夜業に従事をする女性労働者に関しましては、深夜業に従事をする女性労働者の就業環境等の整備に関する指針を示しまして、労働安全衛生規則に基づく仮眠室の設置等についても事業者への周知及び指導を図っておるところであります。今後、深夜業に従事をする労働者の健康確保の観点か...全文を見る
○甘利国務大臣 小規模事業場における労働安全衛生、この大規模事業場との格差の問題については、労働省としても非常に重要な案件の一つととらえております。  五十人で切られている話、先ほど先生から御指摘がありましたように、例えば産業医であれば絶対数の問題との絡みもあるかもしれないとい...全文を見る
○甘利国務大臣 ことしの二月二十四日にダイオキシン対策関係閣僚会議が設置をされまして、私もメンバーとして参加をしているところであります。この問題、非常に重要な問題でありますし、内閣を挙げて取り組みを強化しなきゃならない課題である、そういう認識のもとに、三月三十日にダイオキシン対策...全文を見る
○甘利国務大臣 ごみの焼却施設で働く労働者がその危険に接触をするわけでありますが、平成九年度に実施をしましたごみ焼却施設におけるダイオキシン類の研究の結果を踏まえまして、翌年の七月に作業環境の測定、呼吸用保護具の使用等の暴露防止対策について都道府県の労働基準局長に指示をしたところ...全文を見る
○甘利国務大臣 豊能郡の美化センターに従事する労働者の血中ダイオキシン濃度が高い、一部の労働者はかなり高いという結果が出ました。私どもは、専門的な知識を有する方々に、この数値についてどういう評価をするかということ、それから諸外国の知見もあわせて、全部調査をしております。諸外国で実...全文を見る
○甘利国務大臣 この問題に関しましては、厚生省と環境庁と労働省と連携をとって取り組むことにいたしておりまして、排出量が高いところから優先順位をつけて、厚生それから環境で調査をいたします。その調査結果に基づいて、労働省としては、今回の豊能郡美化センターの労働者に対して行ったような調...全文を見る
○甘利国務大臣 今回、豊能郡美化センターに勤務しておられた労働者お二人の方から労災請求が行われました。  この件につきましては、一般の労災請求事案と同様に、まず所轄の監督署におきまして、被災労働者の作業内容とか有害物の暴露状況、あるいは発症の経過等について的確に調査を行いまして...全文を見る
○甘利国務大臣 まず、虚偽のMSDSが交付されないようにするためにどうするかというところからお話をさせていただきますと、標準的なMSDSを順次作成してこれを広く公開をする、そうしますと、交付をされたMSDSの内容との比較が容易にできる、そこで疑義があるないの判断を容易にできるよう...全文を見る
○甘利国務大臣 労働安全衛生に関しましては、大企業も中小企業も、そこで働く労働者に対して、あるいは地域に対してひとしく責務を負うわけでありますが、大企業に比べまして中小企業は体力とか資金力に格差がありますから、それを行政がカバーをして、大企業の労働環境水準と同じようなものをカバー...全文を見る
○甘利国務大臣 冒頭も一部お答えをさせていただきましたが、小規模事業場の労働者の労働安全、健康確保対策については、労働省としては非常に重要な課題であるというふうに考えております。  いわゆる産業医等の選任対象事業場の範囲等の件につきまして、平成八年の中央労働基準審議会の建議及び...全文を見る
○甘利国務大臣 平成八年のときに、五年後にということになっておりますので、各方面からいろいろとお話を伺うことになると思いますが、できるだけ具体的な方向性が出せるように最大努力をしていきたいと思います。
○甘利国務大臣 御指摘をいただきましたとおり、九日の閣議におきまして、総理から全閣僚に対して、フォローアップをせよ、そして問題があれば克服をしていこう、そして我が国経済の再生を果たしたいという指示と決意がありました。  その際に、雇用の創出、安定関係施策のきめ細かな運用を含む実...全文を見る
○甘利国務大臣 先般、失業率が四・六%になりました。この受けとめ方が、正直、どう受けとめ、どう外に労働省としての心構えを表明していくかということをちょっと悩んでおったわけなんであります。それは、必要以上に不安をあおるというのはかえって事態を悪くする、かといって、では現況下で何がで...全文を見る
○甘利国務大臣 ただいま御指摘の緊急雇用創出特別基金、これは雇用活性化総合プランに仕組んだ新しいセーフティーネットの一つであります。この発動要件というのが、ブロックごとに発動要件を満たす失業率を設定してあります。なぜブロックかといいますと、失業率は総務庁の統計なんですが、ブロック...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のとおり、審議会における女性委員の登用につきましては、男女共同参画推進本部が定めた目標がございまして、中身は、国際的な目標である三〇%をおよそ十年程度の間に達成するよう努力するものとして、当面、平成十二年度末までのできるだけ早い時期に二〇%を達成するというも...全文を見る
○甘利国務大臣 ちなみに、うちの女性局長の関係する審議会のメンバー、知っていらっしゃいますか。
○甘利国務大臣 そうですか。ぜひ聞いてみたいと思ったんですが。  それぞれ研究会、私的諮問度合いが強い、あるいは私的要素が強い部分について、できるだけ外堀から埋めていって、女性が参画していく比率を上げたいというふうに思っておりますが、周辺環境が整備されていくに従って登用率が上が...全文を見る
○甘利国務大臣 本来規模が小さければ小さいほど、労働安全に対する趣旨といいますか、それは徹底していくはずでありますが、規模が小さいところは、それに対応するための準備といいますか、そういう面での体力不足、あるいは、仕事が下請になればなるほどかなり無理無理を重ねるという点が先ほどから...全文を見る
○甘利国務大臣 生物学的、生理学的に言えば、太陽が上るとともに起き、沈むとともに休むのが一番健康的なのかもしれませんが、しかし、社会の中でのニーズというのがあって、それにこたえていくという形で深夜労働部分というのが発生してきたと思うのであります。公益上の必要性であるとか国民生活上...全文を見る
○甘利国務大臣 啓発普及が非常に大事なことでありまして、このために、リーフレットの作成をするとかあるいは説明会の開催等さまざまな手段を講じまして、労使に対する周知徹底、そして広報に努めてまいりたいというふうに考えております。
○甘利国務大臣 ただいま御指摘の基本的な指針につきましては、特に目標年次を定めるものではありませんけれども、厚生省が平成三年に策定をしました看護職員の需給見通しの目標年次に従いまして、平成十二年を一応のめどとすることといたしております。  労働省といたしましては、まずは基本指針...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘がありましたとおり、職場において健康診断を行いますと、何らかの所見を有する労働者の比率が四割を占めておりまして、労働者の自分の健康に対する不安というのがかなり高くなってきております。  加えて、これも今御指摘のありましたとおり、深夜働くというのは本来の人間...全文を見る
04月15日第145回国会 衆議院 本会議 第23号
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○国務大臣(甘利明君) 労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律等の一部を改正する法律案及び職業安定法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 中桐先生の御質問にお答えいたします。  まず、派遣労働の位置づけについて、テンポラリーワーク型派遣として統一すべきとのお尋ねでありますが、今回の改正法案は、労使の多様なニーズに対応をした臨時的、一時的な労働力需給の的確、迅速な結合を促進するための労働者派...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) お答えいたします。  まず、労働者派遣法及び職業安定法違反についてのお尋ねでありますが、労働者派遣法違反に係る検察庁新規受理人員、こう呼ぶのだそうでありますが、平成五年に二百人と過去最高であった以降減少し、平成九年には再び増加に転じ、百二十六人となってお...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 濱田先生の御質問にお答えをいたします。  まず、ILO第百八十一号条約に基づく求職者の保護措置に関するお尋ねでありますが、同条約は、民間による職業紹介事業等の運営を認めるとともに、そのサービスを利用する労働者を保護することを目的とし、個人情報の保護のほか...全文を見る
04月16日第145回国会 衆議院 労働委員会 第8号
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○甘利国務大臣 ILO条約が批准されない理由には幾つかあるんですが、国内法が整備されていないとか、あるいは国内法はあるけれども認識が違うとか、あるいはむしろ国内法の方が前に進んでいるとかいろいろな意味、悪い意味だけではなくて、そうでない意味での乖離もあります。  ILO条約を私...全文を見る
○甘利国務大臣 今回の改正は、健康診断に関しまして、さらに御自分の意思で体調不良が認められるようなときに受診して、それをもとにどう対処するかという仕組みであります。  先ほど来、先生のお話を大変興味深く聞かせていただきました。医学的な領分のミクロからスタートすると全体がかえって...全文を見る
○甘利国務大臣 MSDSの交付及び周知につきましては、監督行政を通じて指導を行い、あるいは時に援助を行いながらこの履行の確保を図っていくわけでありまして、どうして厳しくやらないのかというお話でありますが、監督機関が相当強力に指導していくということになっております。  加えて、再...全文を見る
○甘利国務大臣 有害な化学物質は今までも中小事業者を含めて取り扱われてきたんでありまして、それの安全な取り扱いについては行政指導も行ってきました。  ただし、それでもまだ不十分じゃないかという御意見をいただいていろいろ検討して、末端まで、取り扱いの注意であるとかあるいは何かわか...全文を見る
○甘利国務大臣 前段の化学物質の取り扱いにつきましては、先ほども申し上げましたが、一番末端の零細事業者にまでその趣旨が徹底をするように、そういう一助として化学物質安全データシートという制度ができ上がったわけであります。  あわせて、監督署、監督行政を通じまして、パンフレット等も...全文を見る
○甘利国務大臣 ただいま決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重し、努力してまいる所存であります。     —————————————
○甘利国務大臣 ただいま議題となりました労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  近年における社会経済情勢の変化を背景として、労働者の就業形態や就業意識の...全文を見る
04月22日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第10号
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○甘利国務大臣 労働協約と申しますのは、労働条件やそれに付随する事項につきまして、労使が一致をして締結するというものであります。  そこで、今先生が御質問の、危険な業務であるがゆえにそれを受けないという労働協約が結べるかということが第一点でありますが、そもそも政府は、そういう危...全文を見る
04月27日第145回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第6号
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○国務大臣(甘利明君) ただいま議題となりました労働安全衛生法及び作業環境測定法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  最近における労働者の健康状況につきましては、産業構造の変化、高齢化の進展等労働者を取り巻く環境が変化する中で、...全文を見る
04月28日第145回国会 衆議院 労働委員会 第9号
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○甘利国務大臣 新しい省名につきましては、大村先生にも大変御心配をいただきまして、そして労働行政にかかわる多くの皆さん方に御心配をいただきました。おかげさまで労働という名前が新しい省名に入ることになりまして、非常に感謝をいたしております。  私、役所の名前というのは、その役所が...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のとおり、現在は大変厳しい雇用情勢下にあります。経企庁長官の方の発表ですと、景気に底打ち感が見えてきた、これから景気が反転攻勢に出る幾つかの指標も出てきている、これを大事にはぐくんでいきたいというお話がありました。  今は非常にその大事な時期だと思いまして...全文を見る
○甘利国務大臣 今回、派遣事業の規制緩和を行うわけでありますけれども、これは、働く側と働いてもらう側の両方からのニーズに合致をした規制緩和であるというふうに思っております。  企業の側からしますと、臨時的、一時的な労働力需要があって、そこに可及的速やかに人材供給をしてもらえると...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のとおり、今回の改正は、企業側と労働者側、両方からあるニーズに対処するということと同時に、懸念される働く側の問題について法改正の中に対処をしていくということを入れているわけであります。  先生御指摘のように、個人情報の守秘義務であるとか、あるいは常用正規雇...全文を見る
○甘利国務大臣 国が働きたい人に仕事の場を紹介できる仕組みあるいは職業能力をつけていく仕組み、これは憲法上、条文の中に国が基本的なこと、最低限のことはやっていくということが明記をされております。ただ、国がすべてをカバーできませんから、漏れがないように民間の力を使って、あるいは国が...全文を見る
○甘利国務大臣 先月の雇用対策会議の席上、一両年の間に七十七万人の新規の雇用創出を図る、各省別に数字が出されました。  これについて、決意の度合いが足りないという御指摘も今いただきました。政府としては相当な決意で取り組んでいくつもりでありますし、現在そうしているわけでありますが...全文を見る
○甘利国務大臣 先般、経企庁長官が、景気が底打ちをして、デフレスパイラルの心配は脱したという宣言をされました。私もぜひそうあってほしいと思いますし、そういう具体的な要素は幾つか出てきていると思います。  中小企業で見ますと、御指摘のようにまだまだ厳しい状況は続いております。ただ...全文を見る
○甘利国務大臣 今回の改正は、企業側そして労働者側、両方のニーズにこたえる改正であることが一つ。それから、労働者側にとってこうした雇用形態に関して懸念をされること、これは以前からの懸念もありますし、新しく出てくる懸念もあろうと思いますが、それに対しての懸念を払拭するための策を講じ...全文を見る
○甘利国務大臣 派遣契約の中途解除、これがどのぐらいあるかといいますと、全体の一、二%という報告を受けておりますが、この中には、派遣労働者の責任による解約と、それ以外のものとございます。労働者の責任による事由以外で解約されたという場合には、御指摘のような対応措置をとらなければなら...全文を見る
○甘利国務大臣 労働力の需給調整機能をもとより公共が独占をしているというつもりはありませんが、御指摘のように、官民相まって、お互いに補完をしながら漏れがないように対応していくということは、これから最も重要なことだと思っております。  二月の失業率は四・六%、史上最悪でありました...全文を見る
○甘利国務大臣 東京都の労働経済局が最近調査をされた、その中で、過去の調査結果と大分変わってきているじゃないかという御指摘であります。  いろいろな要素があろうかと思います。もちろん派遣労働を肯定的に見ておられる方もそれはちゃんといらっしゃる。それから、いろいろな問題点を指摘す...全文を見る
○甘利国務大臣 今回の法改正に対して一番いただいております懸念は、常用代替になってしまって、本来の正規雇用の分野が侵食をされてしまう、それが雇用不安を起こして、逆に、景気が立ち上がる大事なときにむしろマイナスに働くのではないかという御指摘をいただいているところであります。  こ...全文を見る
05月07日第145回国会 衆議院 労働委員会 第10号
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○甘利国務大臣 先月の失業率が四・八%になりました。これは御指摘のとおり、前々月を〇・二さらに上回ったということでありまして、この状況は、我が国がかつて経験をしたことがない事態であります。  御指摘のとおり、失業率が拡大をする、それが雇用不安につながる、雇用不安は生活防衛へとつ...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のとおり、いわゆる各種ミスマッチによる失業というものが多くの数字を占めているわけでありまして、この各種ミスマッチをいかに解消していくか、労働力需給調整機能を官民両々相まって高めていくということが非常に大切であります。そのために、先生御指摘のとおり、今回二法案...全文を見る
○甘利国務大臣 総理の発言の真意が正確に伝わっていないんだと思います。  総理は、さきの競争力会議におきましても、雇用が特に大事だから、労働大臣は通産大臣や文部大臣と打ち合わせをして新たな雇用対策をぜひ策定してほしいという、わざわざ総理からの発言がありました。総理御自身は、これ...全文を見る
○甘利国務大臣 今回の法改正は、民間の機能強化のみならず、公共の機関の機能強化、そして官民両々相まって社会のニーズにこたえていくという改正内容、規定整備になっております。  具体的に申し上げますと、公共職業安定機関につきましては、主に四点の需給調整機能の強化を図ることといたして...全文を見る
○甘利国務大臣 従来は、派遣業務というのは、御指摘のとおり専門的な二十六業種あるいは特別の雇用管理を要するものというところに限られておりました。今回の改正は、これに合わせて、ネガティブリスト化を図りまして、基本的に自由化を図るということであります。これは、社会の短期的、一時的な労...全文を見る
○甘利国務大臣 我が国におきましては、派遣から正規常用雇用への移動の公的な統計、把握はありません。  外国は、先ほど先生の八十何%という数字は、そういうことを過去に一回でもしたことがあるかというアンケートだと思うんですが、絶対量で言って、派遣から正規常用に移動したというのは、私...全文を見る
○甘利国務大臣 大変重要な御指摘でありますので、調査項目の中で新しくそういう項目を起こして、できるだけ政府が把握できるようにしなければならないというふうに思っております。
○甘利国務大臣 今回の法改正は、短期労働市場のミスマッチの解消をどう図るかということに主眼が置かれているわけであります。同時に、御指摘のような懸念、つまり常用代替がそれによって起こってしまうのではないか、この懸念をふさいでいく、対処していくということもあわせて内容に盛り込んでおり...全文を見る
○甘利国務大臣 そういうことでございます。
○甘利国務大臣 まず当事者間の意思が一致しているということが大事でありますし、それから、派遣元との雇用契約が続いているのか切れているのか、切れていれば正規雇用に進んで構わないということであります。
○甘利国務大臣 それは、当然できます。
○甘利国務大臣 先生のお話を伺っていまして、およそ究極的に悲観的に考えるとそういうお話が伺えるのかと感心して聞いておったわけであります。  問題はこの委員会でも現在までいろいろ指摘をされておりますが、この法改正は、世の中にとって、世の中というのは決して使用者にとってということだ...全文を見る
○甘利国務大臣 確かに先生御指摘のとおり、今の枠組み、つまり適用基準に合っている者だけを対象とする、事実上それ以外は現行ではできないわけでありまして、登録型の場合には基準に達している人、達していない人、いろいろ入り乱れてあるものでありますから、基準に達している人について加入をさせ...全文を見る
05月12日第145回国会 衆議院 労働委員会 第12号
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○甘利国務大臣 先生よく御承知のとおり、今の雇用失業情勢は大変厳しい状況を迎えておりまして、先月の失業率が四・八%であります。もちろん景気が底を打って回復に向かう時期にはタイムラグがありますから、底を打った時点から、過去の経験から申し上げますと半年後が一番厳しい失業率が出るという...全文を見る
○甘利国務大臣 荒井先生が中心的な人物の一人として少子化対策の議連をおつくりになって、政策を組み立て、そして議連として提言をされるという動きにつきましてはよく承知をいたしておりまして、これは労働省としても大変に心強い応援だというふうに思っております。  育児休業制度というのは、...全文を見る
○甘利国務大臣 荒井先生御指摘のような話が、実は閣議の懇談会の席上でもかつて出たことがありまして、失業率何%というと、一般的に受けるイメージは、首になってしまった人がこんなに出たのかねというイメージがある。中身を分析してみれば、自分の意思に反して失職してしまった人の比率が三分の一...全文を見る
○甘利国務大臣 まさに御指摘のとおりだと思います。  今までの個人の評価というのは、ペーパー試験等で総合点が高い人が優秀であるという評価を与えられました。もちろん、そういう人たちには本当に優秀な人はいっぱいおられるわけでありますけれども、ある部分については非常に特異な能力を持っ...全文を見る
○甘利国務大臣 事態はかつてないほど深刻だと思います。それは先生と同じ考え方であります。そして総理も、閣議や競争力会議の席上で、これからは雇用だということをおっしゃっておられます。  雇用の安定というのは、単に労働者に生活の保障ができるということではなくて、それを通じて、社会の...全文を見る
○甘利国務大臣 産業形態がいろいろと変わっていく中で、企業側そして働く側の思いといいますか価値観というのは、合致しているようで微妙なずれが当然あると思いますし、商工委員会での議論とこの労働委員会での議論は当然その軸足が違うわけであります。  私は、労働大臣としては当然であります...全文を見る
○甘利国務大臣 子供たちの将来なりたい職業で、一位の大工さんは別として、二位に博士があって、昔は、末は博士か大臣かという大臣がないというのはちょっと寂しいので、できれば労働大臣というのが上の方に上がってくれると私もやりがいがあるのですが。  それで、派遣を専門業種からそれ以外に...全文を見る
○甘利国務大臣 確かに、二〇〇五年ころをピークに労働力人口が減少するということが言われているわけであります。そして一方で、適正規模の経済成長を確保しなければならないということも言われている。これは、福祉水準を維持する意味でどうしてもそうしなければならない。そうしますと、経済成長と...全文を見る
○甘利国務大臣 ただいま御指摘のとおり、雇用失業情勢が特に中高年齢者にとって厳しいといいますのは、若年失業率も高いですけれども、有効求人倍率が圧倒的に違う。失業してしまうと、次に再就職するチャンスが中高年齢者の方がはるかに少ないということが一番深刻な点でありまして、長期に失業され...全文を見る
○甘利国務大臣 桝屋先生御指摘の話は、四月の二十三日の閣議において、特に総理から御発言がありました。これからは特に雇用が大事だから、労働大臣は通産大臣や文部大臣、関係閣僚、関係省庁と打ち合わせをして、新たなる雇用対策をしっかりとやってもらいたいという特に御指示がありました。  ...全文を見る
○甘利国務大臣 法整備については、正直まだ把握をいたしておりません。  昨日も大蔵大臣とちょっと立ち話をしたのでありますけれども、大蔵大臣自身も総理がどこまで思いをはせておられるのかまだ全体像がつかみ切れないと。総理もいろいろな機会ごとに自分の真情を吐露されていますけれども、そ...全文を見る
○甘利国務大臣 雇用対策は喫緊の課題でありますし、いただけるものがあるならぜひいただきたいとは思っておりますが、大蔵大臣も、補正についていろいろ質問が来ますときに、四—六の経済の状況等を見てその後に検討すべき課題ではないかということもおっしゃっております。  そこで、私といたし...全文を見る
○甘利国務大臣 まずやるべきことは、現行の枠組みで、なおかつ履行されていない部分をきちっとやるということが先決だと思います。そして、先生御指摘の、その枠組みで拾い切れないといいますか、そういうものについてどうするか。  先ほど来、足に靴を合わせるのか、靴に合わせるのかという議論...全文を見る
○甘利国務大臣 ということでございますが、さらに、先生御指摘の、事業主への指導、協会に行政から適切に指導を行うということも鋭意取り組んでいきたいというふうに思います。
○甘利国務大臣 寺前先生から、東京都の調査のお話がありました。確かに、数字の変化は各項目別にあるんでありますけれども、先ほどもちょっとお話をさせていただきましたけれども、積極的事由でそういう選択をしたという一群と、消極的理由、つまり本当は違うのでやりたいけれどもこれしかないからと...全文を見る
○甘利国務大臣 今回の改正に関して、全労連からぜひやってくれという陳情がなかったことは事実でありますが、しかし、個別にアンケートをとりますと、働く側からのニーズがあることは厳然とした事実でございます。そこで、いい点はしっかり採用して、懸念される点を極力その懸念が発生しないように対...全文を見る
○甘利国務大臣 登録型についても、当然世の中のニーズがあるわけでありますし、これをいわゆる雇用型といいますか、それだけにせよということについては同意しかねるところでございます。
05月13日第145回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第4号
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○甘利国務大臣 三井三池炭鉱の閉山によりまして離職された方の再就職状況につきましては、平成十一年の四月一日現在までに、直轄、下請、関連等を含めまして千五百二名の方が求職申し込みをされまして、そのうち七百七十五名の方が就職をされたところでございます。  労働省といたしましては、こ...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のとおり、現在失業率が四・八%、これは統計をとって以来最悪の数字でありますし、有効求人倍率は〇・四九倍。若干改善はこの三月してきてはいるのでありますが、依然、全国平均でいっても、二人の求職者に一つの仕事も欠けてしまうという状況でありますし、産炭地域においては...全文を見る
○甘利国務大臣 確かに、鉱害復旧事業は事業が完了する箇所から予算がどんどん減っていくわけでありまして、平成十年度でいいますと、約五百億がこの事業に支払われている。ということは、大まかに言えば、建設関連事業者の方々が五百億を受注して、その分の雇用を確保しているということになるわけで...全文を見る
○甘利国務大臣 日本のエネルギー政策のある時期一番の中核をなした産業でありますから、その産業を閉じてしまうかしないかの判断に当たっては、単なるエネルギー効率だけではなくて多方面からいろいろと検討していただく、それは正しいことだと思っております。
○甘利国務大臣 産炭地域におきますいわゆる公的就労事業につきましては、平成六年十二月の失業対策制度調査研究報告におきまして、石炭対策の「財源の時間的な制約を念頭に置きつつ、事業規模を平成十三年度末に向けて早急に縮小していくことが必要である。」というふうに指摘をされたところでありま...全文を見る
05月13日第145回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第7号
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○国務大臣(甘利明君) 深夜業のいわゆる解禁に関しましては、世の中からの要請、必要性によって対処をされているわけでありますけれども、当然人間の生態系には若干逆らって仕事が行われるわけでありますから、それによる影響は当然出てくるものと思われます。そして、それに対して事業主がきちっと...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 基本的には川橋先生お考えのとおりだと思います。  ただ、いずれにいたしましても、母性保護等女性の生理的原因に帰する問題については当然別枠でしっかりと保護していかなければなりませんけれども、それ以外の部分につきましては、男女ともに深夜業に従事する人、そして...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 深夜業に従事をする女性労働者に関しましては、深夜業に従事する女性労働者の就業環境等の整備に関する指針、この指針を示しまして、労働安全衛生規則に基づく仮眠室の設置等についても事業者への周知及び指導を図っておるところであります。  今後、深夜業に従事をする労...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ただいま御指摘の点につきましては、ごみ焼却施設での作業に伴う労働者へのダイオキシン類の暴露防止措置を徹底させますとともに、ダイオキシン類の暴露を受けた労働者の健康状況等について調査を進めまして、その結果を踏まえて適切な対策を講ずるようにしたいと考えておりま...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 過労死と雇用情勢に関連して、サービス残業をまず減らす、あるいはその分の仕事量がどうしても必要な場合には、そこをワークシェアリングで雇用をふやす、それは基本的にそのとおりだと思います。  本来、サービス残業というのはあってはならないことでありますし、あって...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 四月二十三日の閣議におきまして、総理から特に発言がありました。現下の雇用失業情勢にかんがみ、労働大臣は通産大臣、文部大臣等、関係閣僚と連携をとりながら新たなる雇用対策を打ち出してもらいたい、五月中に結論を取りまとめてほしいというお話でありました。  総理...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 深夜業に従事をする女性労働者の就業環境等の整備に関してでありますが、基本的には法律で最低基準をきちっと決める、そして指針でさらにこれに上乗せをするといいますか、より快適な環境整備を行うと。具体的には女性少年室を中心に指針の周知徹底を図ってきたところでありま...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今まで基準局長が答弁させていただいたとおりなんでありますが、常時使用する労働者ということをどうとらえるかと、確かに問題になります。  労働安全衛生法は派遣労働者も対象にあるのにどうしてだということでありますけれども、そこには常時使用する労働者がその対象に...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先ほど局長からお答えさせていただきました、実態を把握させていただいて、また派遣法等の議論のときにいろいろと議論させていただきたいというふうに思っております。
○国務大臣(甘利明君) 市田先生のお話は大変興味深く勉強させていただいております。他の先生のがそうではないということではありませんが。  そこで、私も細かな部分まで子細に承知をしておるわけではありませんが、労働省が所管をしている労災補償の哲学、それ以外のものの哲学にどう違いがあ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) そもそも今回の改正は、昨年の基準法改正の際に衆参両院でいろいろと御指摘を受けました。特に大脇先生からは貴重な御指摘をいただきまして、それがもとになっていると承知をいたしております。  深夜業というのは、先ほども申し上げましたとおり、各種社会的要請から必要...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 確かに菅川先生御指摘のとおり、企業あるいは産業というのは時代によって変遷をしていきます。戦後の日本を支えたのは繊維産業でありますが、やがて鉄鋼になり、家電になり、自動車になり、半導体と。ある程度耐用年数が来た産業界から次の時代を担う産業に経営資源が適切に移...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 確かに、個々人が自発的意思に従って自分の自主的な選択で職業能力をつけていく、あるいはバージョンアップをしていく、これは今後今まで以上に大切になってくると思います。  先生先刻御承知のとおり、これに類する方式として教育訓練給付という制度がありまして、まさに...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先ほども自殺と労災との議論がありました。職務との因果関係をどう図るかというのは大事なことでありますけれども、さらに大事なことは、そうした不幸な事故が起こらないように未然にどう防止していくかということでありまして、このメンタルヘルスにつきましても労働省の施策...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ただいま決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重し、努力してまいる所存であります。
05月14日第145回国会 衆議院 労働委員会 第13号
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○甘利国務大臣 いわゆるボーダーレス社会の中で、企業は国際戦略を考えなければならない時代に入っているのは事実であります。大競争時代の競争を勝ち抜いていかなければすべては単なるお題目になってしまうわけですから、勝っていかなければならない。しかし、その勝ち方だと思うのであります。 ...全文を見る
○甘利国務大臣 城島先生の今のお話は、規制緩和の一環として、働く者の観点よりもむしろ競争原理の観点からの施策推進ではないかという御質問と受けとめておりますが、新しい施策を推進していくときに当然光と影の部分があると思います。光の部分を幾ら強調しても、影の部分が相当な面積を占めている...全文を見る
○甘利国務大臣 ただいま河上先生が御提起された問題は非常に重要な問題でございまして、御案内のとおり、今までは育児・介護休業法の特例でそういうことが対応できたというのが、今度はそれを派遣法で引き取ってしまうわけでありますから特例がなくなってしまう。そうすると、今までできたことができ...全文を見る
○甘利国務大臣 四月二十三日の閣議におきまして、総理から、特に雇用が、今までも大事だし、現在、これからさらに重要になってくる、政府を挙げて取り組んでいきたい、特に労働大臣は、通産大臣や文部大臣等関係大臣、関係省庁と連絡をとって、新たなる雇用対策を策定せよという御指示をいただきまし...全文を見る
○甘利国務大臣 企業の経営者がいかに他社との競争に勝ち抜いていくか、それは当然、その経営判断としていろいろな視点があろうかと思います。その際に、法律に違反するような行為があっては断じてならぬことでありますし、基準法を初め労働法令に違反するようなことがあるならば、それは厳正に対処を...全文を見る
○甘利国務大臣 確かに派遣労働者との雇用契約は派遣元が結ぶわけでありますけれども、派遣労働者が就業する派遣先と派遣元との間にも派遣契約というのが結ばれているわけであります。そこで、三十九条によりまして、「労働者派遣契約の定めに反することのないように適切な措置を講じなければならない...全文を見る
○甘利国務大臣 連休中にタイとフィリピンを回ってきました。バンコクの職安に行きましたら、職員が大変張り切って求職者の対応に追われておりました。何人くらい職を求めて失業者の方が来られるんでしょうかと聞きましたら、一日五十人くらいという話でありました。我が国におきましては一番忙しいと...全文を見る
○甘利国務大臣 競争力会議で、企業がどうしたら競争力がつくか、大競争時代の中で日本の雇用を抱えている企業が引き続き営々として業を営むことができるようにするにはどうしたらいいかというのが今議論されているわけであります。  その中で象徴的に言われていますのが、三つの過剰感に対する対...全文を見る
05月17日第145回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○国務大臣(甘利明君) 先生よく御承知のとおり、正規常用雇用以外にも、パートあるいは派遣労働者に対しても雇用保険という制度はございます。ただ、適用要件というものがあるのでありますが、その適用要件に合致している人に対してまだ不十分な部分はどうしていくかという問題と、それ以外の人に対...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先生御指摘のとおり、雇用失業の数字は景気の遅行指標でありますから、引き続き厳しい局面が続くという認識のもとに、万全の対策をとらなければならないというふうに考えております。  四月二十三日の閣議の際に、総理から特に発言がありました。雇用は非常に大切な問題で...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 奥田会長は、私が承知する限り、かなり日本的に健全な経営者のお一人だというふうに思っております。  就任後、翌日ごあいさつにおいでになりましたときにしばらくお話をさせていただきました。企業は営利を目的としているから適正な利益を上げるということはもちろん当然...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 時間短縮は労働省の政策のみならず政府全体として今日まで取り組んできている課題であります。そして、よく各委員会で御指摘をいただくのでありますが、サービス残業を減らせと。本来、サービス残業というのは労働基準法違反でありますから、法に違反するものについては適正に...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 失業が怖くない社会ということはよく言われるのでありますが、それには幾つかの要素があると思うんです。要するに、失業してもすぐ職が見つかるシステムができ上がっていると一時的な失職もそう大きいマグニチュードで社会不安にならないということだと思いますが、私自身は、...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先生の御質問の意味を正確に把握しておりませんで申しわけございませんでした。  失業給付の期間の延長につきましては、私はこう考えております。  そこに待機しているのが最終目的ではなくて、次の就職先に行くまでの単に経過期間でありますから、その経過期間は結果...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先般、事務方には雇用保険全体をどう見直していくか検討をせよという指示をいたしました。それは、先生御指摘の、国庫負担を本則よりも今下げております、二五%を一四%くらいにたしか下げていると思いましたけれども、これについてどうするか。その際に国の財政状況を将来ど...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 要請はさせていただいております。  私の政治力がないものでありますから、まだいい返事が返ってきておりませんけれども、これは今回の年金制度改正においては保険料引き上げの凍結等が予定されているし、いろいろ難しい問題があるんだというお話をいただいております。 ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 時間外労働の上限基準の設定に関しましては、先生が先ほど御指摘のとおり、基準法改正によりまして、従来からの行政指導の根拠の位置づけから法的な遵守義務へと大きく変えたわけでありますし、さらにこの法案を提出する際には、当時与党の一員であられた先生の強い御意思、御...全文を見る
05月19日第145回国会 衆議院 労働委員会 第14号
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○甘利国務大臣 四月の二十三日の閣議の席上、総理から、雇用失業情勢が厳しい状況にかんがみ、労働大臣は、通産大臣、文部大臣等関係閣僚と打ち合わせをして新たな雇用対策を打ち出してほしいという御下命をいただきましたときには、五月中にというお話でありました。その後、産業競争力強化と雇用対...全文を見る
○甘利国務大臣 もう専門家であります荒井先生の御質問の中にすべて答えがあるというふうに思います。  先月の四・八%の失業率の中身は、一・五%が需要不足、そして三・三%が各種ミスマッチであります。今後の雇用対策は、景気を引き上げると同時に、このミスマッチをどう解消していくかという...全文を見る
○甘利国務大臣 短時間内に多数の質問をいただいておりますので、それぞれ簡潔にお答えさせていただきます。  改正法の施行三年経過後に、専門的業務等に関する制度のあり方、あるいは派遣事由の限定等を含めまして、派遣法の規定について検討を加えることといたしたいと考えております。  ま...全文を見る
○甘利国務大臣 ただいまの御質問でありますが、製造業の直接生産工程の業務を当分の間適用除外業務といたしますとともに、適用除外業務の指定に当たりましては、中央職業安定審議会の意見を踏まえて適切に措置をしてまいりたいと考えております。
○甘利国務大臣 この点につきましては、多数の委員の皆様から御指摘をいただきました。  「同一の業務」及び「継続」の判断基準につきましては、中央職業安定審議会にお諮りをした上で、指針に可能な限り明確なものとなるように定めることとしたいと考えております。
○甘利国務大臣 この点につきましては、現行の適用対象業務と新たに対象となる業務をあわせて行う場合ということでありますが、一年の制限期間に該当する旨を通達において明らかにすることといたしたいと考えております。
○甘利国務大臣 これも先生からたびたび御指摘をいただいております。  必要なクーリング期間は三カ月である旨を指針に明記をすることとしたいと思います。
○甘利国務大臣 ただいまの御指摘、すなわち、派遣先は派遣先の責めに帰すべき事由により派遣契約の中途解除を行おうとする場合には、派遣労働者の新たな就業機会の確保を図り、または少なくとも三十日前に派遣元への予告を行わなければならないとするとともに、予告をしない場合には三十日分以上の賃...全文を見る
○甘利国務大臣 派遣元は社会・労働保険に加入の必要がある派遣労働者について加入させてから労働者派遣を行うべき旨、及び派遣先は加入している派遣労働者を受け入れるべき旨を指針に明記をすることといたしたいと考えております。  また、社会・労働保険に加入の必要がある労働者について加入を...全文を見る
○甘利国務大臣 ただいまの点につきましては、中央職業安定審議会の意見を聞いて取扱禁止職業を定めることといたしまして、この旨を省令に規定することとしたいと考えております。
○甘利国務大臣 現在までもそういう指導はいたしておりますが、御指摘の趣旨に沿いまして指針において明確化した上で、指導の徹底を図ることとしたいと考えております。
○甘利国務大臣 ただいまの点、御指摘の趣旨に沿いまして指針において具体化をすることとしたいと考えます。
○甘利国務大臣 現在、求職受付手数料を徴収しております家政婦であるとかあるいはマネキン等の紹介事業については、これは、激変緩和といいますか激変回避のための上限額を省令等に規定することとしたいというふうに考えております。  また、モデル等の紹介事業については、手数料の額等を定めた...全文を見る
○甘利国務大臣 ただいまの点、御指摘の趣旨に沿いまして指針に明記をすることとしたいと考えております。
○甘利国務大臣 派遣契約の解除があった場合ですが、派遣元が派遣労働者に対して雇用主としての労働基準法等の責任を果たすべき旨を指針に明記することとしたいと考えております。
○甘利国務大臣 労働条件をめぐる個別紛争につきましては、先般の労働基準法改正によりまして、その迅速な解決を図るシステムを整備したところでありますが、雇用問題一般についての個別紛争処理機関の整備について、そのあり方をさらに検討してまいりたいと考えております。
○甘利国務大臣 法第三十条の規定の内容を指針において明確化することとしたいと考えております。
○甘利国務大臣 ただいまの点、御指摘の趣旨に沿いまして省令において措置することとしたいと考えております。
○甘利国務大臣 派遣元に対しまして、適切な指導助言、そして改善命令及び違法事案に対する厳正な指導を徹底することとしたいと考えております。
○甘利国務大臣 ただいまの点は、御指摘の趣旨に沿いまして指針において具体化をすることとしたいと考えております。
○甘利国務大臣 御指摘の趣旨に沿いまして、公共及び民間に共通をする標準職業名等を策定しまして、その公表、普及に努めることとしたいと考えております。
○甘利国務大臣 御指摘に従いまして、職業能力開発機関との連携の強化を図ってまいりたいと考えております。
○甘利国務大臣 地方公共団体等の協力を得つつ、求人開拓等を実施しますととともに、公共、民間の相互協力の一環としまして、公共職業安定所におきまして民間職業紹介所の所在地であるとか業務内容等に関する情報を提供するようにしてまいりたいと考えております。
○甘利国務大臣 公益法人や労働組合等の行います無料職業紹介事業に対しまして、公共職業安定所が雇用の情報、職業に関する調査研究の成果等の提供等の援助の強化を図ってまいりたいというふうに考えております。
○甘利国務大臣 ただいまの完全失業率四・八%は、その大宗が各種ミスマッチによるものであります。ということは、つまり、単に景気を回復させるだけではこの問題の抜本的な解決にはならないということであります。  社会が要求する各種ニーズにどうこたえていくか。これは、一つには、産業構造が...全文を見る
○甘利国務大臣 先ほどから先生御指摘のとおり、まさに官民相まって社会の広範なニーズにどうこたえていくか、あるいは、来るべき時代にどう備えていくか、そのための法整備をどう図るかということでいろいろ議論をいただいたわけであります。当然労働市場のルールを整備する、きちんとしたルールのも...全文を見る
○甘利国務大臣 まず、主要な点に関して私からお答えをさせていただきまして、詳細について、必要があれば政府委員からお答えをさせていただきます。  今回の改正によりまして、新たに労働者派遣事業を行うことができることとなる分野については、労働者派遣の期間を原則一年に制限をしまして、一...全文を見る
○甘利国務大臣 派遣労働者になることを同意しなかった労働者に対して事業主が解雇等の制裁を行うことのないように、指針に明記をすることとしたいと考えております。
○甘利国務大臣 特定派遣の是正に関する勧告制度の的確な運用を図りますとともに、専ら労働者派遣の役務を特定の者に提供することを目的として行わないことを許可の条件として付することとしたいと考えております。
○甘利国務大臣 ただいまの点、御指摘の趣旨に沿いまして指針において具体化することとしたいと考えております。
○甘利国務大臣 派遣元事業主に係る個人情報の保護規定違反に関しましては、許可の取り消し、あるいは事業停止命令、改善命令等の行政処分や、改善命令違反に対する罰則等の措置について周知徹底をいたしまして、個人情報保護規定違反の発生の防止を図ることとしたいと考えております。
○甘利国務大臣 御指摘のとおり、派遣元が派遣先による労働者の特定を目的とする行為に協力することを禁止をする旨を指針に明記をした上で指導の徹底を図ることとしたいと考えております。
○甘利国務大臣 派遣先は、派遣元から請求があったときには、契約解除の理由を明示するべき旨を指針に明記をすることとしたいと考えております。
○甘利国務大臣 派遣元が教育訓練の実施を確実に行うように、許可及び許可の有効期間の更新に際しまして許可基準の厳格な判断を行いますとともに、許可等の後においても、教育訓練の実施について指導の徹底を図ることとしたいと考えております。
○甘利国務大臣 派遣労働者への明示事項といたしまして、省令の第二十六条に規定をされています、派遣先における派遣労働者の福祉増進のための便宜供与に関する事項を労働者派遣契約の必要記載事項として省令に規定をしますとともに、派遣先による教育訓練についての必要に応じた便宜がこれに含まれる...全文を見る
○甘利国務大臣 法第三十九条に規定をされています、派遣契約の定めに反することのないよう派遣先が講ずるべき適切な措置、この内容を指針において一層具体化、明確化することによりまして対処することと考えております。
○甘利国務大臣 派遣元が労働者派遣法関係法令の周知を行うべき旨を指針に明記をするということとしたいと考えております。
○甘利国務大臣 御指摘の趣旨に沿いまして、的確な表示のための具体的な留意事項を指針に明記をすることとしたいと考えております。
○甘利国務大臣 ただいまの先生の御指摘の趣旨に沿って、この両案が本来期待されている効果をきちんと発揮ができるように、そして、心配をされている弊害が出ないように、遺漏なきを期していきたいというふうに考えております。
○甘利国務大臣 ただいま決議のありました両法律案に対する附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重し、努力をしてまいる所存でございます。     —————————————
05月24日第145回国会 参議院 本会議 第22号
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○国務大臣(甘利明君) 労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律等の一部を改正する法律案及び職業安定法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) お答えいたします。  まず、派遣労働の位置づけについてのお尋ねでありますが、今回の改正法案は、我が国の長期雇用システムに配慮しつつ、労使の多様なニーズに対応した、臨時的、一時的な労働力需給の迅速的確な結合を促進することとするものであります。  なお、現...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 山本先生から私に対して七点の質問がございました。  まず、雇用保険の国庫負担の引き上げについてのお尋ねでありますが、雇用保険制度は、失業中の生活の安定及び就職の促進を図るためのセーフティーネットとして、将来にわたって十分な役割を果たすことが重要であります...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 二点、御質問をいただきました。  まず、派遣労働の対象業務についてのお尋ねでありますが、派遣労働につきましては契約の中途解除等の相談や苦情が寄せられることもございますけれども、調査によりますと、派遣労働につきましては積極的な就労理由を挙げる労働者が多数を...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) お答えいたします。  まず、専門的・技術的職種のあり方についてお尋ねがありました。  今回の改正法案におきましては、専門的な知識、技術、経験等や特別な雇用管理を必要とする現行の二十六の業務につきましては、既にその業務において就業している派遣労働者の雇用...全文を見る
05月25日第145回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第4号
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○甘利国務大臣 国民の基本的な生活の部分にかかわることは国家が一元的に同じ行政サービス水準で行うべきである、全くそのとおりだと私も考えております。  先生は今、職業紹介のお話を引き合いに出されました。憲法二十七条に「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。」ということがござ...全文を見る
05月25日第145回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第9号
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○国務大臣(甘利明君) ただいま議題となりました労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  近年における社会経済情勢の変化を背景として、労働者の就業形態や就...全文を見る
05月26日第145回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第5号
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○甘利国務大臣 職業紹介を中心とする雇用政策に関しましては、現在の体制、御指摘のとおり、労働省本省がありまして、それから都道府県に雇用安定主務課というのがある。それから現場に職業安定所があるわけでありまして、その真ん中の部分の雇用安定の課というのが、身分は国家公務員で、知事の指揮...全文を見る
○甘利国務大臣 憲法二十七条に国民の勤労権というのが規定をされております。これは国民の基本的な権利でございまして、これを履行していくために、国が一元的にこの業務を行っていかなければならない。  一元的にというのは国でしかできないのですが、なぜ一元的にと言いますかというと、例えば...全文を見る
○甘利国務大臣 職業紹介と失業給付を国が一元的にやるというのは、ILOの八十八号条約も要請しているところでありまして、ほとんどの先進国がそうしているわけであります。  では、なぜそういうことをするかということは、さっきちょっと申し上げましたが、今の状況で不都合な点が出るかどうか...全文を見る
○甘利国務大臣 執行体制上の問題が生ずるかということでありますが、これは大いに生じます。  今、国に労働省があって、業務の流れは、県に雇用安定課というのがありまして、そして現場に職業安定所というのがあります。当然全部身分は国家公務員でありますが、真ん中の部分だけが県の、地方の組...全文を見る
05月27日第145回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第10号
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○国務大臣(甘利明君) 基本的な考え方というのはいかがかという御質問であります。  日本の産業形態や経済社会、それを取り巻く環境というものがずっと昔から変わらずに来ていればまたそれも別かもしれませんけれども、日本の国内で社会が要請するニーズ、あるいは逆に働く側が要請するニーズ、...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 確かにおっしゃいますように、先進諸国を見ますと、全雇用者に占める派遣労働の割合というのは大体一%台であります。日本が現在〇・六でしたでしょうか、アメリカが一・八、あと一・五前後の国が多いと思います。  派遣労働を認めることによって飛躍的に雇用が拡大すると...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私は、派遣法の改正をお願いするに当たって、先ほども一部触れましたけれども、先進国の状況はどうなっているんだろうかというのが非常に興味がありました。特に、アメリカのようなドライな雇用形態、労使関係といいますか、そういう国では相当な比率に行っているのではないか...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私は、アメリカ型の再生方式というのは日本はとらないと思います。私自身がああいう手法は好きではありませんし、アメリカ型にレイオフができるわけではありません。  では、今ほっておけば日本の産業が競争力を失ってしまう、どうしたらいいんですかという話になるんです...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 日本の産業そして雇用政策というのは、ここへ来て確かに大きい曲がり角に入っていると思います。  それは何かといいますと、今までは企業が立ち上がって成長してどんどん大きくなっていった状態でありますから、少なくとも大がかりに雇用を減ずるという、業種によっては当...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私も、短い在任中でありますけれども、何カ国かの職業安定所を視察いたしました。そうしますと、込みぐあいが全く違うわけでありまして、失業率は日本はもちろん深刻な高さでありますけれども、それでも比較論からすると、それ以上の深刻さであるにもかかわらず外国の職安に人...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今回の法改正もいわゆる規制緩和というふうに呼ばれていますけれども、規制緩和をするに当たっての大前提というのがございまして、それは効率を上げるということと、安全性に配慮する、安全の部分について規制緩和をするときには、それが国民生活に安全性の点で弊害がないかど...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 存じております。昭和三十年代でしたか、四十年代よりは三十年代でしたか、とにかくタクシーの運転手さんが距離を稼ごう、料金を稼ごうということで、安全運転を無視して猛スピードで裏路地から何から突き抜けていった、それによって乗客の不安もさることながら重大事故が随分...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先ほど申し上げましたように、規制緩和ということが安全という問題を犠牲にしてはならないということは先ほど申し述べたとおりであります。  政令で除外をさせる業務というのを決めるわけでありますが、その際に、公労使三者構成の中央職業安定審議会に諮って検討をするわ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御指摘の御趣旨を踏まえて対処してまいります。
○国務大臣(甘利明君) 今まではどちらかといいますと専門的な分野、業務に限られていたものを基本的に解禁するということになります。それが雇用創出効果がどれくらいあるか、あるいは常用雇用、正規雇用をむしろ減じてしまうようなマイナス効果はないか、その両方を足し算引き算してみるとどういう...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) まさに戦後最悪の雇用失業情勢を迎えているわけでありますが、現在まで何次かの雇用対策を打ってまいりました。それがいろいろ各方面からそれほど劇的に効果を上げていないという御指摘もいただきますが、この対策を打たなかった場合よりはいろんな点で効果が上がっているんで...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 雇用保険は、言ってみれば社会のセーフティーネットでありますから、ネットというのはちゃんと張ってあることが安心感でありまして、破れてしまったらまさにセーフティーではなくなるわけでありますから、あらゆる観点から機能を果たしていくようにチェックをしていかなければ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 産業競争力会議だったと思いますが、そこで非自発的、自発的、あるいは雇調金についてもいろんな種類がある、それぞれ役割はあるんだろうけれども濃淡をつけるべきではないかという御意見がありました。  私は、将来的な方向としてはどういう給付のあり方が時代にそぐわし...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 実は、党の政策の中身については私はまだ説明を受けておりません。雇用調整助成金の基本的な哲学というのは雇用の維持政策であります。雇用の維持政策の期待するところは、当面維持をするお手伝いをすれば必ず元気になって帰ってくる、そのときには支えなくても自力で抱えてい...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 職業紹介の業務は、第一義的には職業安定所を通じて国が全国一元的に責任を持つと。これは基本的な行為でありますが、それだけではなくて、民間の活力も利用しながら需給のミスマッチを極力なくしていく、官民両々相まって求人求職のニーズをうまく合わせる。そこにまた、もち...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 税制に関しては大蔵でこれから少し時間をかけて検討するということになっているようですが、補助のことについては、ちょっと私もそうNPOの話は明るくないので、少し勉強させてください。
○国務大臣(甘利明君) 派遣元と派遣先の契約料金というのは、当然営利会社でありますから派遣労働者の賃金を上回っていないと業としては成り立たないわけでありますから、払う賃金が受けた契約金額よりも低いのは、当たり前といえばおっしゃるとおり当たり前であります。  営利事業でありますか...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) たしかこの前の機会にも若干お答えしたかと思いますが、現行の枠組みでやれることをまずきちっとやっていくということが第一にやるべきことでありまして、それ以外の今の仕組みの中におさまらないところについてどうするかという議論を先般させていただいたわけであります。 ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 働く側にはいろいろな理由があって派遣という働き方を選択するのでありますが、その中で本当は正規常用雇用で働きたいんだという人たちにどう道を開くかということと、片や、雇う側にしてみると特定の労働者について雇えという義務づけが採用の自由であるとか営業の自由とバッ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 派遣契約違反につきましては、かねてより法第三十九条及び指針に基づきまして派遣先に派遣契約違反が生じないよう必要な指導に努めているところでありますが、改正法成立後にはより多様な分野での労働者派遣が行われるわけでありますから、三十九条の内容を指針において一層具...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御指摘のとおり、従来の二十六業務は一年の三回更新の三年ということで、今回対象を広げる業務とは少し違った形になっております。これは、専門性といいますか、特別な雇用管理も含めて、それに配慮したといいますか、そういう点、それから現にこういう形態で雇用されている方...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 三年間、この専門性とそうでないところのスタイルが違う、この方法で行ってみて、その結果どういう指摘があるのか、それを見きわめたい。今から確実にこうであるという方向づけはちょっとできないかというふうに思っておりますが、その三年の間にどういう事態があるのかあるい...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 結論から申すれば、将来展望の打ち出し方、信頼性の確保だと思います。雇用失業情勢が悪化すると、それによって消費マインドがさらに落ち込んで生産活動が停滞し、さらに今度は失業率を上げていく、そういう何といいますか連鎖というのは世の中にはあると思います。ただ、今起...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今の鶴保先生の御指摘に関しましては、各方面からもそういうお話もありますし、あるいはもちろん懸念のお話も、いろんなのがあるのでありますが、結論から言いますと、中央職業安定審議会の方で検討してもらって方向性を出したいというふうに考えております。
○国務大臣(甘利明君) 今回、二法案の改正をお願いしているわけでありますが、この改正が日本の今後の活力に資するように、そして働く者にとってもいろいろな働く選択肢を提供する、それによって出てくるマイナス面は最大限カバーをして、そのマイナス面が出ずにプラス面がより多く出ていくような、...全文を見る
06月01日第145回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第9号
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○甘利国務大臣 お答えいたします。  現場の雇用政策を担当しております職業安定所の職員は、今までも国家公務員であります。そして、これからも国家公務員の体制で行くということにさせていただいているわけであります。  雇用政策で国と地方の分断にならないか。これは、恐らく先生の御指摘...全文を見る
○甘利国務大臣 労働災害の死亡者数、昨年は、関係者の大変な御努力の成果が上がりまして、二千人を切りまして千八百数十人になりました。これからも、労働行政の中で民間の御協力もいろいろいただいて、労災の防止に努めていきたいと思っております。  そこで、監督署におきまして、管内の産業事...全文を見る
○甘利国務大臣 先ほども申し上げましたけれども、端から順にずっと回っていくという体制、対応ではございませんで、管内の産業事情等を踏まえて、あるいはいろいろな情報もいただきますから、あらかじめ臨検監督すべき優先順位をきちっと立てて行っておるわけでありまして、それはそれ、限りある人員...全文を見る
○甘利国務大臣 監督官の人数でいいますと、若干でありますがふえてきておりまして、九年と十年を比べますと、三千四百四十六人が三千五百十六人にふえております。(平賀委員「何人ふえましたか」と呼ぶ)引き算をしますと七十人ふえました。  そして、監督官というのは言ってみれば一種の警察行...全文を見る
○甘利国務大臣 最小限必要なことはこれからも当然やっていくわけでありますし、行革の中で必要な部署に適正に人が配置できるように、いろいろやりくりも考えたいと思っております。
○甘利国務大臣 私も何カ所か職安を視察しておりますし、開所時刻前から込み合って、職員が大変に汗を流しながら誠心誠意対応している、その場面もよく承知をいたしております。  ただ、今は雇用失業情勢が非常に厳しいわけでありますが、ずっと厳しいままで放置しておくわけではありませんし、政...全文を見る
○甘利国務大臣 先ほどの失業率の想定の数字は、何にもしないでほうっておいたらという前提がつくんじゃありませんか。経済対策と雇用対策を適切にやっていく、そしてそれを三%後半に抑えていくという我々の目標が御説明いただけなかったと思いますが。  そして、とにかく人手が足りない分につい...全文を見る
○甘利国務大臣 別に放置はしているつもりはございませんで、限られた人手の中でいかに効率的に効果を出すかということを、各般の施策で現在までも考えてきましたし、これからも考えてまいります。
06月03日第145回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第11号
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○甘利国務大臣 出番をつくっていただきまして、ありがとうございます。  行革を進めて国家公務員の数が十年間二五%減るわけでありますが、これは一部国民の皆さんに誤解がありますが、生首を飛ばすということではありませんで、二つの方法で需給調整、やめる人が十人いたら採用は五人にする、そ...全文を見る
○甘利国務大臣 省庁再編と地方分権が雇用に与える影響は具体的にどういうことになるのかという御質問でありますが、雇用に及ぼす効果を定量的にはかるというのは正直言って難しいところであります。  ただ、今経企庁長官からもお答えをさせていただきましたとおり、中央と地方の責任の明確化、そ...全文を見る
○甘利国務大臣 独立行政法人化や特殊法人にすることによって労使関係の変化がどうなるかというお話が主でありました。  独立行政法人につきましては、職員の身分を国家公務員とするものとそれ以外のものとに分かれるわけでありまして、それ以外のものは、労働三権の問題に関しましては、どちらか...全文を見る
○甘利国務大臣 ここへ来て非自発的失業が自発的失業を超えてふえました。非自発的失業というのは、会社都合あるいは会社の倒産による失業でありますから、それだけ企業がリストラあるいは今の景気の状況を受けて厳しい状況に入っている。この厳しさというのも、先が全く見えない厳しさではないと思う...全文を見る
○甘利国務大臣 使う方と使われる方の力関係でいえば、それは、ほうっておけば使う方により強い力が働く。しかし日本は、良好な労使関係に基づいて健全な話し合いが行われ、そしてそれがもとで今日まで発展をすることができたことも事実であります。  それから、先ほどの質問で、全く認識が甘いと...全文を見る
○甘利国務大臣 ですから、答弁させていただいたつもりでありますが、使う方と使われる方、ほっておけば当然そちらに力が働く、それを労働行政の中でどうやってより適切な関係にはぐくんでいただくか。それは労使の自主的な取り組みによっても大いに助長をされて、現在の、言ってみればかなり健全な労...全文を見る
○甘利国務大臣 やらなければならないと思いますし、できると思っております。
○甘利国務大臣 今日まで行革論議がなされている中で、非常に多く指摘をされてきたものは、縦割り行政の弊害をなくせというお話でありました。  つまり、ベクトルがおおむね同じような方向で二つの省庁が取り組んでいくと、境界線といいますか、いろいろ縄張り争いが出て、効率的に、本当の意味で...全文を見る
○甘利国務大臣 労働組合に入る入らないはもう個人の意思なんですね。ですから、入りたいと思えばお入りになればいいんでありますし、組織したいと思えばすればいい。何も我々がしてはいかぬなどということはみじんも申し上げていないんでありますね。ですから、組合も、組合員のニーズがいろいろ変わ...全文を見る
○甘利国務大臣 先ほども申し上げていますように、入るのもこれは自由なんです。入らなければけしからぬと言うことはできないんですよ、我々には。  そこで、組合は入るメリットをちゃんと訴えていただいて、労働省がぜひ皆さん入ってくださいと言うことは、やるんですかね、そこまでは立ち入らな...全文を見る
○甘利国務大臣 国会には、特に与党には優秀な人材がたくさんいらっしゃいますから、少なくとも私より優秀な人ばかりでありましょうから、確実にこなしていけると思います。
○甘利国務大臣 労働省は時短を推進しているわけでありますが、これは、家庭生活と職業生活の両立を目指す、そして、より自己実現が可能になるような生涯設計ができるようにと努力をしているわけでありまして、そうした観点から、長時間残業につきましても極力減らしていくように取り組んでいるところ...全文を見る
○甘利国務大臣 私は、他省の実態をつぶさに把握しているわけではございませんが、まず、我が省として率先垂範して取り組んでいこうというところでございます。
○甘利国務大臣 御案内のとおり、他省の公務員の話、あるいは他省の労使関係については労働省が所管するところではありませんので、そこは、私どもが範として姿を示すということが我々がとり得る一番ベターな方法かと考えております。
○甘利国務大臣 組合をつくった途端に首になるというのは不当労働行為だと思いますから、不当労働行為に関しては厳正に対処をしてまいります。  今まで裁判手続、個別紛争で、お互いの主張が明確に法に抵触していない、しているかどうか確認ができないものについて裁判で個別に争うというやり方だ...全文を見る
06月04日第145回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第12号
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○甘利国務大臣 一つのお考えだとは思いますが、いわゆる教養をつけるという意味での学習と、それから私の所管をしております職業能力をつける、つまり再就職に結びつけるために個人のスキルアップをする、技能や技術を向上させる、あるいは職業能力をつけていくというのは、若干その専門性が異なると...全文を見る
06月08日第145回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第12号
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○国務大臣(甘利明君) 堺屋経企庁長官が景気は下げどまりつつあるという発言をもう大分以前にされておりますけれども、下げどまったというところの発言までには至っていないわけであります。つまり、下降していくスピードがだんだん弱くなってそろそろ底につくかな、それがまだ完全に確認はされてい...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 斉藤先生御指摘のとおりの状況であります。  若年者層でも、特に新規学卒者の未就職者が昨年よりもさらに大きくなっておりますし、御指摘のとおり就職を希望しない方の中にも可能ならば実は職を探したいんだと思っていらっしゃる方もいらっしゃると思いますから、そういう...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 現在、審議をされております中央省庁の再編法で、全体として局の数を大幅に減らします。そういった中で、現在あります労政局に該当する局としての設置は行わないこととされているわけであります。  労使が対立の極にあって激突をしていた時期は、これをどう調整するか、労...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今回の労働者派遣法の改正案は、広範な業務分野におきましていわゆる臨時的、一時的な労働力需給の迅速、的確な結合を促進するために、労働者派遣事業を行うことができることとすることによりまして労使のニーズに対応した多様な就業機会の拡大に資するものであるということが...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 私どもの今回の改正案が韓国の法律より労働者保護という点で劣っているとは全体としては考えにくいというふうに思っております。  従来からの労働者保護措置に加えまして、派遣労働者等の個人情報の保護であるとか違法事項があった場合の労働大臣への申告制度、そして派遣...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御指摘のとおり、ILO百八十一号条約は、民間職業紹介事業であるとかあるいは労働者派遣事業といった民間による労働力の需給調整事業の運営を認める、そしてこれを利用する労働者を保護するということを目的とするものでありまして、民間の労働力需給調整事業の運営に係る新...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 百八十一号条約には厳密に言いますと常用代替の防止の規定は入っておらないのでありますけれども、臨時的、一時的、期限を切りまして、とにかく常用としては必要がないけれどもしかし企業側からして戦力として必要である、あるいは働く側からしても、ずっと拘束をされるのは困...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) そのとおりでございます。
○国務大臣(甘利明君) 労働者のプライバシーにつきましては相当厳格に対処をしているというふうに確信をいたしております。  それから、もう一点何でしたか。
○国務大臣(甘利明君) もちろん人権に関しましても十分な対応をしているというふうに承知しております。
○国務大臣(甘利明君) それは正規雇用と派遣と同じ職務についている場合ということですね。  これは当然派遣は、派遣労働者の収入だけじゃなくて、派遣業としての運営をコストに乗せていなければならないわけでありますから、当然業として営んでいく以上、その分の経費が引かれるという点はこれ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 確かに、派遣労働者は女性の比率がかなり高いと承知をしております。  ただ、性での差別というのは均等法で禁止をされておりますし、有能な女性は幾らでも進出するチャンスはむしろ過去よりも現在の方が開かれてきていると思います。  これは、女性だからこうというこ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 社会の各般にわたる構造変化の中で、いわば労使双方からのニーズにこたえるという形でいろんな働き方を用意する、そしてミスマッチの解消に資する一つの方途として改正を準備したということを考えております。  広範な業務分野において臨時的、一時的な労働力需給の結合を...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先ほど申し上げましたように、労使の多様なニーズに対応した臨時的、一時的な労働力需給の迅速、的確な結合を促進するために労働者派遣事業を行うことができることとするものでありまして、この趣旨から派遣期間を最大一年に制限したわけでありますが、これに対して、今御指摘...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今も若干説明がありましたように、要するに社会環境が全く違ったということだと思います。ILO条約におきましても、九十六号から百八十一号、つまり禁止からむしろそれをどう活用しつつ労働者の保護を図るかという方に方向転換をしてまいりました。  職業安定法が制定、...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 昭和二十五年ですから、私が生まれた次の年でありますが、この判決文を読んでみても、今から考えれば当時はそんなすさまじい状況だったのかなと、古色蒼然たる判決文であるというふうに思いますのは、現在はそういうことがほぼなくなった、そしてそういう事業者が存在し得ない...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) それはいろんな人がいますから、この世の中は善人ばかりじゃありませんから、一〇〇%ということは言い切れないと思いますけれども、それに近い状況でありますし、そういうふらちな業者が出た場合には直ちに対処するということになっております。つまり、その当時、昭和二十五...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 憲法の規定は、国が最低限の一つの基準としてちゃんと担保しなければならないというところだと思うんです。それから先のことにつきましては、業として営んでいくということに対して、そこの公共の用に供する部分を全く同じようにしろと言ったら、世の中、すべての業は成り立た...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 従来はいろいろ懸念をされることがあったと。それは、関係法律の周知徹底も至っていなかった、あるいは部分的に法整備もおくれていたかもしれません。今日はそういう状況ではなくなったということでありますから、規制緩和をすることによってお互いに、働く者も使用者側もメリ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今後、中職審で検討することになると思います。
○国務大臣(甘利明君) いろいろな懸念がこの委員会でも御指摘されておりますし、それは正面から受け取るものもありますれば、そこまではどうかしらというものもございますので、中職審等でその辺の議論を精査し、御懸念はきちっとお伝えをしたいと思います。
○国務大臣(甘利明君) 先ほどもちょっと触れましたけれども、韓国の派遣法について言いますと、例えば一年の期間制限はありますけれども、我が国の今回の法改正のような同一業務での労働者派遣を受ける期間の制限とはなっておりません。派遣元を変えれば期間制限の対象外というようないわゆる抜け道...全文を見る
06月10日第145回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第13号
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○国務大臣(甘利明君) 今泉先生御指摘のとおり、企業のスケールによって行政の指導が徹底するしないの濃淡はあろうかと思いますが、企業格差によってその中身の格差が生じないように極力指導してまいりたいと思います。  それを今の人員、体制で完璧にできるか、もちろん正直申せばスタッフがも...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先生御指摘のとおり、中職審の建議の中に、個別紛争処理にどう対処するか、幾つかの示唆も含めて建議をいただいているところであります。  労働条件をめぐる個別紛争につきましては、先般の基準法改正によりましてその迅速な解決を図るシステムを整備したところであります...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 結論から申せば、じっくりちゃんと状況を踏まえて情報をとってということになるのでありますが、改正法の施行後三年を経過した後において、労働者派遣法の規定についての検討に際しまして、今回の法改正において新たに対象となる業務分野における登録型の派遣労働者について、...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) さきの東京都の調査あるいはこの派遣法改正に当たってさらに詳細な調査を労働省がいたしました。その時点での働く側のどうしてこの働き方を選択するかという回答については今までもお話をしたとおりでありますが、それから若干の経緯がございまして、雇用失業情勢、経済情勢が...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 均等法における問題といいますか、例えば女性であれば派遣先におけるセクシュアルハラスメント等がございますけれども、これらを防止するために、派遣先に対しまして必要な指導等適切な措置を講ずることとしてまいりたいというふうに考えております。  それから、男女雇用...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 派遣労働者を含めまして、期間を定めて雇用される労働者と育児・介護休業との関係の整理につきまして検討してまいりたいというふうに考えております。
○国務大臣(甘利明君) 御指摘の問題は、本委員会におきまして今泉先生初め各委員からもお話のあったところでありまして、そのときにも検討が必要だということだけはお話をしておきましたけれども、この問題、つまり派遣労働者を含む短期雇用労働者に係る雇用保険のあり方については、なるべく早くス...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今すぐできるということからいえば、どうやってこのミスマッチによる失業を解消するかということでありますし、そして、景気が回復するのを待たずに就業の場を設けろということであるならば、直接雇用は公共ができないにしても、何らか民間の力を使って具体的なエリアに具体的...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ただいま御指摘いただいた件でありますが、改正労働者派遣法及び改正職業安定法の施行後三年を経過した後における両法の規定の検討に際しまして、派遣労働者の能力開発等労働者派遣事業の制度のあり方及び短時間労働者に対する職業紹介と民間の職業紹介事業の制度のあり方につ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 重要な御指摘だと思います。  そこで、育児・介護休業に加えて、産前産後休業の代替要員に係る労働者派遣につきましても、製造業の直接生産過程の業務について労働者派遣を行えるように省令において措置することとしたいというふうに考えております。
○国務大臣(甘利明君) 先ほどの私の答弁が舌足らずであったと思うのでありますが、派遣先が男女雇用機会均等法に基づきまして妊娠中及び出産後の保健指導あるいは健康診断等を受けるために必要な時間の確保等を行うよう必要な指導等を行ってまいりたいというふうに考えております。
○国務大臣(甘利明君) 職業に関する訓練はこれからの労働行政の中でますます重要な地位を占めていくというふうに考えております。  そこで、今の御質問でありますが、派遣先は派遣労働者に係る教育訓練につきまして必要に応じた便宜を図るよう努めなければならないという旨を指針に明記すること...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 山本先生がNPO法の成立に向けて大変な御尽力をされたということは私もよく承知しておりますし、先生からたびたびの質問の中でNPOの意義について、まだ私は一端の知識しかありませんけれども理解をさせていただいているところであります。  今回発表されます雇用対策...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ただいまの御質問でありますが、リストラで人を減らした企業への派遣を一律に禁止する、一時的にせよ禁止するということは云々ということでありますけれども、やはり今、総理の答弁を御引用されましたけれども、その企業への派遣を希望する労働者のニーズに的確に対応できなく...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) それは恐らく求職側に対しての御回答をされたんだと思います。それだけではなくて、当然その企業も経営戦略の中で勝ち抜いていかなければならないわけでありますから、ある手段は有効に使えるということは企業側の論理としても当然働くわけでありますから、求職側にとってこう...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) はい。  経営の立て直しについて、それが禁止をされると支障をもたらすということは事実だと思います。
○国務大臣(甘利明君) ですから、両方にとって一定の意味がある。総理の答弁は、そのうちのこういうニーズの一端をお話しされたんだと思います。
○国務大臣(甘利明君) いや、それは、理由を全部毎回一つ残らずきれいに述べ切れるかということを言われたら、それは答弁漏れというようなことというのは恒常的に起きるんだと思います。
○国務大臣(甘利明君) そこは誤解があるんだと思います。  労働者派遣事業というのは、派遣法第三十条に、派遣元は派遣労働者の希望及び能力に応じた職業機会の確保に努めなければならないというふうにうたわれていますように、本来、労働者が自分の希望する日時であるとか職場において働きたい...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 法律上、そういうふうに選べるようにできるようになっているのでございまして、もちろんそれは、そのすべてが自分の要求どおりを満たす派遣先はないかもしれませんけれども、少なくとも、自分はここには行きたくない、できればこういうところに行きたいという主張はできるので...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今の雇用失業情勢の中には、当然自分の希望と職種と合わないというミスマッチもあるのでありまして、世の中、自分が希望することが一〇〇%調えられるなんということは私は考えられないと思います。
○国務大臣(甘利明君) それは、あなたの質問が正確でないから私が申し上げたのであります。
○国務大臣(甘利明君) 希望を申し述べることができないとおっしゃっているわけであります。法律上そんなことはありませんと言ったんです。
○国務大臣(甘利明君) じゃ、あれですか、伺いますけれども……
○国務大臣(甘利明君) だって、今の御質問は、ここへ行けと決められたらそこに行くしかないと、拒否権もないようなお話だったのでありますから。
○国務大臣(甘利明君) そういうふうにとれました。
○国務大臣(甘利明君) じゃ、もっとわかりやすいように。
○国務大臣(甘利明君) 私の理解能力がないんでありましょうからできるだけわかりやすくお願いしますという希望を申し述べました。
○国務大臣(甘利明君) 派遣先におきまして労働者派遣契約に違反をする事案が生じた場合、この場合には、まず、派遣先は違反について知っていたときはその違反状態を早急に是正すること、そして、労働者派遣契約に違反する行為を行った者及び当該派遣先責任者に対しまして労働者派遣契約を遵守させる...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) この点も先生を初め多くの委員から御指摘をされた点でありますが、同一業務及び継続の判断基準につきましては、中央職業安定審議会にお諮りをしました上で、指針に明確なものとなるように定めますとともに、派遣期間の制限を意図的に潜脱するような事態が生じないよう指針に基...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ただいまの点でございますが、指導、助言につきましては、派遣先によるその履行を確保するための派遣先の個別の事情に応じまして、また指導、助言の段階に応じまして、文書または口頭、いずれか適切な方法を採用したいというふうに考えております。  ただし、最終的に勧告...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 雇い入れ勧告制度の実効を高めるために企業名公表以外にも公表することが適当と考える事項もあるというふうに思われますので、御指摘の趣旨を踏まえまして、公表すべき事項を通達に明確に定めてまいりたいというふうに考えます。
○国務大臣(甘利明君) ただいまの点でありますが、改正法の施行後三年を経過したその後における労働者派遣法の規定についての検討に際しまして、御指摘の点について検討課題というふうにさせていただきたいと思います。
○国務大臣(甘利明君) 御指摘の点につきましても、改正法の施行後三年を経過した後における労働者派遣法の規定についての検討に際しまして、検討課題というふうにさせていただきたいと考えております。
○国務大臣(甘利明君) ただいま御指摘の件につきましては、御説明にありましたように、派遣専用の子会社をつくって、労働者を当該子会社に転籍をさせて、そこから派遣労働者として受け入れて転籍前の業務に従事をさせようとするものでありまして、これを事業として行うということは御指摘のとおり改...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 合理的理由がなくて年齢による差別を行うことは不適切であるという旨を通達において明らかにいたしまして、職業紹介事業、労働者供給事業並びに労働者派遣事業について指導の徹底を図りたいと考えております。  なお、年齢による差別的取り扱いの問題につきましては、改正...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 公共職業安定所が憲法に定めます勤労権及び職業選択の自由の保障のセーフティーネットとして役割を適切に発揮できますように、最近における求人求職双方のニーズの変化を踏まえた職業紹介、職業指導等の機能の拡充強化、そして求職者、派遣労働者等からの苦情等への対応の充実...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 二段階、先生の言をかりれば三段階になっているわけでありますが、つまり専門性を有する部署、それから特定の雇用管理が必要なところ、それと今回の規制緩和部分、これが二段階に分かれているわけでありますけれども、これは先生が既に御指摘されましたように、その事情は、今...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 三年たった後に検討するということは、当然現状を把握し、その推移も把握していなければならないと思います。  私どもが想定していたのと違う事態が決して起きないということでも当然ないと思いますから、その辺はこの法改正が意味するところがきちんと行われていくように...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 非常にいい御指摘だと思います。  今回、この改正法を提出させていただくに当たり、働く側のニーズとそれから採用する側の企業側のニーズ、両方にうまくバランスよくこたえていきたい、それはとりもなおさず、片方に対する懸念を、最終的に心配がゼロまで追求していくと、...全文を見る
06月14日第145回国会 参議院 本会議 第29号
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○国務大臣(甘利明君) 雇用行政に対する地方自治の役割及び実施体制についてお尋ねがありました。  雇用施策の推進は地方の立場からも極めて重大な課題でありまして、都道府県は、企業誘致や創業支援を通じた雇用機会の創出、あるいはUターン希望者に対する企業・生活情報の提供など、地域の実...全文を見る
06月15日第145回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(甘利明君) 行政改革、地方分権の大きな柱の中に国と地方の役割分担を明確にするという項目がございます。そして、それはそのまま責任の所在を明らかにするということにつながると思います。  そこで、雇用保険の給付と一体となった無料の職業紹介をどこがやるべきかという議論になり...全文を見る
06月16日第145回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(甘利明君) おっしゃるとおり、雇用の安定というのは社会の安定要因の重要な要素でございます。この安定のために政府挙げて今全力で取り組んでおります。  その中でも、深刻の度合いが一番大変であるというのは、確かに世帯主の方の失業、現在直近の数字で言いますと九十三万人くらい...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御指摘のいわゆる終身雇用に象徴される企業と従業員、雇用者との信頼関係に基づく長期雇用、これは内外からいろいろ言われますけれども、私は大事な雇用文化だと思います。そして、企業経営者は雇用について守っていく責任を持つ。経営者としての責任の重要な一つだというふう...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 民間事業所における育児休業の取得者総数といいますか、そのすべてを把握するというのはなかなか難しいのでありますが、育児休業給付の受給者数は把握をいたしております。平成十年度でいきますと七万一千人、支給総額でいいますと二百九十一億。もちろん、このほかに公務部門...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御指摘のとおり、今、公共職業安定所にとりましては、創設以来一番忙しい時期を迎えておりまして、職員も懸命に努力をいたしておりますが、なかなか求職者の方にとって十分なというところまで行かないのが実情であります。  そこで、行革の中で定数を十年間に二五%削減を...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) お尋ねは、今回の雇用対策においても官から民へ、中央から地方へ、そういう方向性に沿って策定をされているかというお尋ねであります。  雇用対策につきまして、大きな柱を幾つか立てました。例えば、成長する十五分野で将来必要になろうとする人材を前倒しして採用する、...全文を見る
06月28日第145回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(甘利明君) 今回の対策の柱に、先生御指摘のとおり、成長が期待される十五分野の前倒し雇用と、もう一つ、現在質問されている公的セクターによる雇用の創出、その公的セクターが委託する先として民間の企業であるとかあるいはNPOというのが挙げられているわけであります。  私ども...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) これは委託契約を自治体とNPOが結ばれるわけでありますし、NPOは知事登録といいますか、認証を知事の分野で得られるわけでありますから、自治体が把握できると思います。  その委託契約を結ぶ際は、NPOの自主的な判断ですから、その仕事を受ける受けないはNPO...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今回の委託事業というのは、その事業の中に事務経費というのを含んでおります。ですから、その事業を行っていくのに必要なスタッフの人件費は当然含んでおります。  ただし、NPOの専従職員がいまして、その委託事業と関係ない部分の人の人件費を含めてくれという話はこ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今回、我が省の関係でNPOというのが出てきておりますのは、雇用創出交付金に関して、この委託先に例えばNPOも範疇に入り得るということでありますから、今回の事業に関しましていろいろと御意見を表明されたいということであるならば、その委託元であります自治体の部署...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 言葉が足りなかったかもしれませんけれども、労働省は別に拒否しているわけじゃありませんで、プライオリティーの問題をお話ししているのであって、法所管をしているところがまずお話を伺って、必要があれば我々も別にお話を伺うこと、意見交換をすることはやぶさかでございま...全文を見る
06月29日第145回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第6号
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○国務大臣(甘利明君) きょう発表をされました先月の失業率は四・六%、若干改善をしておりますが、まだまだ予断を許さない厳しい状態が続いていると思います。  そこで、雇用対策に万全を期していかなければならない中で、ただいま先生の御質問であります。御指摘のとおり、地方労働局ができま...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 大宮に建設中の新都心というんでしょうか中心地、これが雇用の受け皿としていろいろと期待をさせていただいているわけでありますけれども、それに対して職業紹介の体制整備はどうかというお話であります。  公的職業紹介事業はハローワークを中心にやらせていただいており...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) お話のとおり、現在は地方事務官ということで労働省の職員と県の職員が一緒の場所で職業安定主務課で仕事をしているわけでありますが、これから労働事務官ということで県の組織から離れますと、純粋に残る都道府県の職員の数は全国集計をいたしますと二百四十人程度であります...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 確かに雇対法の方では、法律本体では余り細目にまでわたって書いてございません。でありますが、先生も御指摘のとおり、都道府県を中心とするそれぞれの地方自治体における雇用対策、これは国が行うものと相まって大変に重要な位置づけは引き続きあるというふうに思っておりま...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 引き続き都道府県が行う雇用対策についての位置づけはよく認識をしておりますし、先ほど申し上げたような点を期待しているわけであります。それから先の話になりますと、あとはそれぞれ都道府県が自主的、主体的にいろいろ判断をしていただくということでありまして、もちろん...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 行革は国もそして地方も同じ姿勢と熱意で取り組んでいかなければならないわけでありまして、私どもの方もかなり窓口業務で忙殺をされておりますけれども、行政改革の中で業務の濃淡をつけて必要なところに機動的に人員配置をしたいと思っております。ぜひ都道府県におかれまし...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先ほど来御指摘をいただいておりますとおり、雇対法の改正では、国と都道府県はしっかりと息を合わせて対策に取り組め、あるいは協調して取り組むようにと法律上は書いてありまして、これを具体的に進めていく上で御指摘のとおり常設の連絡機関というのは必要だと思っておりま...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御指摘のとおりだと思います。常設の連絡機関あるいは通常業務の中でも積極的に情報の交換、提供をしていきたいというふうに思っております。
06月29日第145回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第14号
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○国務大臣(甘利明君) 派遣労働者を特定することを目的とする行為につきましては、指針において具体化をいたしまして、必要な指導に努めることといたしたいというふうに考えております。
○国務大臣(甘利明君) 御指摘の点でありますが、医師であるとかあるいは看護婦の業務は人命に直接関係するものでありまして、医師等の医療従事者が緊密な連携のもとにその業務を適切に遂行するということが求められるというふうに考えております。したがいまして、これらの業務の取り扱いにつきまし...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) できるだけ迅速に対処したいと思いますが、年内をめどにしたいと思っております。
○国務大臣(甘利明君) 御指摘の点でありますけれども、都道府県労働局におきまして職業安定行政と労働基準行政とが統合されるということを念頭に置きまして、使用者責任の遵守の観点から両行政の連携のあり方も含め、今後検討していくこととしたいと考えております。
○国務大臣(甘利明君) 現行制度におきましても一般労働者派遣事業の許可に当たりまして、許可要件として派遣元事業主の教育訓練に関する能力であるとか実施体制等の厳正な審査を行いますとともに、教育訓練の実績を事業報告において記載させまして、その実施状況を把握しているところであります。 ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今回の改正法案におきましては、派遣期間一年の制限という客観的かつ明確な基準によりまして臨時的、一時的な労働者派遣を確定するものでありまして、さらに一年の制限期間の遵守を徹底するために、もう既にお話をさせていただいていますとおり、まず一点としてこれに違反した...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ただいまの点でありますが、衆議院の修正におきまして、一年を超えて派遣労働を受け入れた派遣先への雇い入れ勧告、公表の制度を設けることとされたわけでありますが、今回の改正により設けられる公共職業安定所における苦情処理や違法事案の申告制度の適切な運用とともに、定...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 有料職業紹介事業の許可をめぐりまして、御指摘のような中立公平性の担保に欠ける可能性のある事業者の是非について慎重な意見があるということはよく承知をいたしております。  いずれにいたしましても、法案成立後に中央職業安定審議会における許可要件の具体的な検討で...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) この件に関しましては、若干言葉足らずで御迷惑をおかけしたことは遺憾に存じております。  改めて私の考えを答弁させていただきます。  人減らしをした企業への派遣を禁止することは適当ではなく、その最も大きな理由としては労働者のニーズに的確に対応できなくなる...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 新しい法律を出す、あるいは法律改正をするときには、その法律が期待していることと、あるいは逆に期待していない懸念も当然議論をされることだと思っております。そしてその中では、できるだけマイナス部分を排除してプラス部分が生き残るようにどう手を加えていくかというこ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 全く誤解をされているのでありまして、リストラというのは人員削減だけではありませんが、人員削減も場合によってはあり得ると思いますが、常用雇用をカットした企業に対して常用代替が行くということであるならば矛盾をしているのは確かでありますけれども、常用代替を、その...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 法律の中身に抵触するようなことはきちんと調査をし、厳正に対処してまいる所存でございます。
○国務大臣(甘利明君) ただいま決議のありました両法律案に対する附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重し、努力してまいる所存であります。
06月30日第145回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第7号
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○国務大臣(甘利明君) 単純に数字を比較しますとそういうお話になっちゃうんですが、先ほども局長が一部説明をしましたとおり、日本の監督官に該当する適切な数がはじけないんです。もっと幅広い営業法の一部とか、それからほかの分野までも担当している人の数を横並びにされちゃうとこれだけ違うじ...全文を見る
07月01日第145回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第8号
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○甘利国務大臣 先般発表になりました五月の失業率が、〇・二改善をして四・六%になっておりますけれども、実はまだまだ油断がならないと思っております。  中身について言いますと、常用雇用が伸び悩んで、パートタイマー等短期雇用、臨時雇用の分がふえて失業率が改善しているということであり...全文を見る
○甘利国務大臣 六月十一日に総理の御指示のもとに緊急雇用対策を取りまとめさせていただきました。その中で、具体的な雇用創出の数字を七十万人強というふうに設定をさせていただいております。  これは、例えば成長が期待される新しい分野で、将来雇用ニーズが起きてくるであろうところに前倒し...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘の雇用創出交付金でありますけれども、これは地方自治体を中心に、いわゆる公的セクターが職場をつくり出すということでありますけれども、二年というふうに期限を切らせていただきました。  と申しますのは、公的セクターがダイレクトに雇用をつくり出すということになりま...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘の規制緩和というのは、新たなビジネスチャンスを拡大いたしますし、あるいは競争によって価格の低下をもたらしますから、それによって需要増が期待をされる。需要が拡大をして、雇用・就業機会の拡大をもたらすということも期待をされるわけであります。一方で、規制に守られて...全文を見る
07月02日第145回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第9号
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○国務大臣(甘利明君) 例えば、周辺事態法で言う周辺事態に際して、後方地域支援で民間企業が協力をする場合がある、これは契約を結ぶわけでしょうけれども。その際に、スタッフが足りないということで、人を募集したいというケースも考えられなくはない。その際に、公共職安を通じて求人をかける場...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 別に戦争に協力する労務を提供するのではなくて、企業が求人を、人を必要としていると、それに対して求人と求職を結びつけるということを無料でやっているわけでありますから、その業務の一環として参加をさせていただいております。
○国務大臣(甘利明君) 労働省の女性局と厚生省の児童家庭局が統合されて雇用均等・女性局を設置するわけでありますが、御案内のとおり、女性局は、女性があらゆる社会の場面に性差別なしに社会参加ができる、特に雇用の分野においてそれがなされるような環境整備をする、そして厚生省の児童家庭局は...全文を見る
07月07日第145回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号
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○国務大臣(甘利明君) 職業生活と家庭生活をいかに両立させていくかということが私どもの課題でありまして、つまり子供を産んで育てていくということと仕事をしていくということが両立をしていくように環境整備を図る。  まず第一に、育児休業制度というのがありますが、これはその制度を導入し...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今までの体制、つまり県の組織の中に国家公務員がいるという体制は、雇用対策という面で県と国が連携をとるという一点からすればこれは悪くない仕組みだと正直思います。ただ、国と地方の関係が縦系列から横の対等に協力するという関係に変わるという、縦の系列の象徴的なもの...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 国と都道府県との関係については申し上げたとおりでありますし、政令市が独自にやっている部分もありますから、これは県は県、政令市は政令市で行っている雇用対策あるいはそれに関する施策もあるでしょうから、そことの連携もしっかりととっていきたいというふうに思っており...全文を見る
07月08日第145回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第11号
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○国務大臣(甘利明君) 今回の一括法の中で雇用対策法が二項目改正になりまして、先生御指摘のとおり、国の施策と相まって地方でも対応する施策を組む、あるいは国と地方が連携していくという項目が盛られているわけであります。  今回の行政事務の整理統合を受けまして、県の組織に入っておりま...全文を見る
07月09日第145回国会 衆議院 労働委員会 第15号
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○甘利国務大臣 御指摘のとおり、失業率は〇・二改善をしましたけれども、実は、これは手放しでは喜べない中身でありまして、臨時雇用がふえて常用雇用は伸び悩む、むしろ減っているという状況でありますから、常用雇用をしっかりと拡大をして失業率を下げていかなければならないというふうに思ってお...全文を見る
○甘利国務大臣 何%という特定した数字はなかなか挙げづらいんでありますけれども、現在各種の雇用対策を講じておりますし、雇用の受け皿としての産業政策も今同時並行で進んでいるわけであります。受け皿ができなければ失業の改善はうまくいかないわけでありますけれども。  これから産業構造が...全文を見る
○甘利国務大臣 まさに、先生御指摘の点が今後の労働行政の課題だと思っております。  終身雇用に代表される長期雇用というのは中核的な柱として引き続き中心に据えていかなければならないと思います。一方で、経済構造の変化、つまり成熟産業が雇用維持の限界に来る、あるいはむしろ合理化を図ら...全文を見る
○甘利国務大臣 先ほど安定局長が答弁申し上げましたとおり、今のままの状況で推移をしましても十三年度中に積立金を取り崩し終わってしまうということで、財政面から抜本改革をせざるを得ない状況に迫られているわけであります。私は、ちょうど基本設計を変えるという段階に至っているので、いろいろ...全文を見る
○甘利国務大臣 雇用保険制度というのは、労働政策上の非常に大事なセーフティーネットの柱の一つであります。我々は、あって当たり前というふうに思っていますけれども、まあそれでいいんだと思うんですけれども、実は世界を回りますと、この制度すらないという国がまだいっぱいあるんであります。七...全文を見る
○甘利国務大臣 先ほど委員から、労働省のいいところは女性がたくさんいてみんな思いやりがあるところだというお褒めをいただきまして、ありがとうございます。実は、男性もかなり思いやりがありまして、大臣は特にそうだということをどこかで聞いたことがありますけれども。  女性局長から答弁を...全文を見る
○甘利国務大臣 労働白書の中では、従来の長期雇用システムの維持と労働移動が両々相まって日本の経済社会がうまく運営されていくということを主張しているのでありまして、長期雇用慣行を放棄したということではないのであります。  と申しますのは、先ほども安定局長から説明をさせていただきま...全文を見る
○甘利国務大臣 以前は景気の動向が雇用にはね返るとよく言われたんでありますが、最近の議論は、雇用の動向がさらにもう一回景気にはね返る、つまり、将来不安も含めて雇用の情勢がどうなるか、それによって消費が抑制をされることによって、先生御指摘のとおり、逆にさらに景気が下降していくという...全文を見る
○甘利国務大臣 雇用の創出とか安定で、今まで百万人とか七十七万人、七十万人、いろいろな数字が出ておりまして、人によってはこれを全部足すのかとか、いろいろ皮肉を言われていますけれども、マクロ的な効果で創出する効果、それから安定効果が百万人、それから具体的な施策を推進していくとこのぐ...全文を見る
○甘利国務大臣 自殺者の急増と失業の関係について必ずしも私も正確に因果関係を把握しておるわけではありませんけれども、少なくとも失業率の悪化が社会不安の一因になっていることは事実だと思いますし、この改善のために労働行政の範囲でできることは何でもやっていこうというつもりで取り組んでお...全文を見る
○甘利国務大臣 非常に重要な御指摘だと思います。  大企業というのはある面でもう成熟産業でありますから、十万人抱えている企業が二十万人に何年でなれるかということを考えるよりは、十人の企業が一万社あれば十万人でありますけれども、十人の企業が二十人になるのにどのくらいかかるか、これ...全文を見る
○甘利国務大臣 確かに御指摘のとおり、一年以上も失業している方にどうして再就職できないかとアンケートをとりますと、年齢制限があるからというのが一番大きい理由で、たしか二三%くらいあったと記憶をいたしております。  年齢制限を禁止する措置はという御指摘は、いろいろな先生方からこの...全文を見る
○甘利国務大臣 この十年間の数字で見ますと、年間総労働時間が約二百三十時間減っておりまして、十年度でいいますと千八百六十八時間でありますから、おかげさまでかなり成果が上がってきたというふうに承知をいたしております。     〔川端委員長代理退席、委員長着席〕
○甘利国務大臣 サービス残業の実態を労働省としては正確には把握しておりませんが、まさにサービス残業というのでありますから、その残業部分の賃金の一部ないし全部が払われてないんだと思いますが、それは明確に労働基準法違反でありますから、実態を把握しているものについては、当然是正を基準行...全文を見る
○甘利国務大臣 産業が競争力をつけていく過程において雇用に影響が出るということは、可能性としてはゼロではないと思っております。  ただ、競争力をつけていく手法の中で、雇用に手をつけるのはいずれにしても最後にしてもらいたいし、できればそこに手をつけずに競争力をつけてもらいたいとい...全文を見る
○甘利国務大臣 私の方から、極力雇用に手をつけることなく、手をつけないで済めば一番いいんだけれどもということでかねがね主張させていただいておりますし、競争力会議での議論を聞きましても、日本の経営者はかなりそういう意味では健全な精神を持っている、雇用の確保、維持は経営者としての責任...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のとおり、このところ自殺者の総数がかなりふえてきております。厚生省の人口動態調査によりますと、平成十年の男性の自殺者総数は二万二千三百三十八人、これは平成九年の一万五千八百八十六人と比べますと四〇・六%の増加であります。このうち、四十五歳から五十九歳に限って...全文を見る
○甘利国務大臣 産業に、企業に競争力をつけていくという策と雇用を安定化をさせていく、雇用を量的に拡大していくということは一時的にはバッティングする政策であるという御指摘は、そのとおりだと思います。  ただ、日本型のリストラ政策といいますか、企業が単体でも力をつけていく、産業界全...全文を見る
○甘利国務大臣 従来の日本の好不況のパターンから見ますと、景気が底をついて立ち上がっていくその半年後ぐらいが一番雇用情勢が厳しくなるというのは過去の経験値で申し上げているのでありますけれども、これが今の産業構造の転換の中で、従来の方程式がそっくり当てはまるのかという御指摘だと思い...全文を見る
○甘利国務大臣 私が具体的に検討を指示いたしましたが、現状では雇用保険の収支の格差というのは一兆円ございまして、収入が一兆七千億で支出が二兆七千億でありますから、これは積立金から取り崩している状況であります。今のベース、失業率が変わらないで失業給付が変わらないとしても今年度を含め...全文を見る
○甘利国務大臣 先ほど申しましたように、収支、収入が一兆七千億、支出が二兆七千億でありますが、国庫負担が占める比率といいますか、金額が今でいいますと約三千億でありまして、仮に例えば国庫負担を倍にするにせよ、正直言って焼け石に水の状況であります。  日本の労使折半、千分の八が水準...全文を見る
○甘利国務大臣 たしか政府の何かの会だったと思いますけれども、そこを皮切りにいろいろなところから指摘を受けまして、給付の中身についても、いろいろと緊要度に見合って濃淡をつけた方がいいのではないかということの御指摘がありました。これは失業給付のみならず、雇調金についてもいろいろな御...全文を見る
○甘利国務大臣 会社側が自発的ですという枠に入れているからといって、必ずしもそれが自発的であるという判断はいたしておりませんで、正当な理由ありとして給付制限を行わないという仕分けも十九項目してあります。  つまり、書面上は自発的であるというふうにされちゃっている場合でも、例えば...全文を見る
○甘利国務大臣 産業競争力会議が開かれます際に、これはだれが言い出したのかよくわかりませんけれども、三つの過剰があると。それは、一つは債務の過剰であり、一つは設備の過剰であり、一つは雇用の過剰だということが、政府から言ったのではないとは思うのでありますけれども、そういう話が出てき...全文を見る
○甘利国務大臣 まず、転籍の段階で雇用契約が終了して新しい雇用契約が始まるわけでありますから、当然、労働者の同意が必要であります。そして、転籍先でいきなり解雇という場合にも、整理解雇の四要件は当然ありますから、それに照らして不当である場合には当然対抗措置はあるわけでありまして、さ...全文を見る
○甘利国務大臣 ただいま先生から、昨年の自殺者総数の数字のお話がありました。このうち、男性の数でいいますと、平成十年が二万二千三百三十八人、その前の年、九年が一万五千八百八十六人でありますから、四〇%以上の増加であります。そしてこのうち、年齢を四十五から五十九歳というふうに限って...全文を見る
○甘利国務大臣 確かに、ここのところ雇用対策の具体的な数字が幾つも出されておりまして、その関係は一体どうなっているんだという御指摘はいただいているところであります。  算定の仕方がかなり異なりまして、最初の百万人は、まず雇用をつくるということと雇用を安定させるということが二つ合...全文を見る
○甘利国務大臣 完全雇用というのをどう設定するか、認定するかということだと思いますが、アメリカはたしか失業率が四・三%になったときに完全雇用宣言をしたと思います。日本とは事情が当然違いますけれども、これは自発的に労働移動が行われる、つまり自分の可能性を試したり、あるいは今の仕事が...全文を見る
07月13日第145回国会 衆議院 本会議 第45号
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○国務大臣(甘利明君) 緊急雇用対策に盛り込まれた各種施策のPRについてのお尋ねであります。  労働省といたしましては、事業主や労働者の方に各種施策を効果的に活用していただけるように、各種パンフレットの作成、配布であるとか、各種助成金の総合相談窓口の設置であるとか、労使関係団体...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) まず、今後の雇用情勢についてでありますが、雇用は景気に半年以上おくれて回復する傾向がありますので、当面は厳しい状況が続くものと考えております。  緊急地域雇用特別交付金は、緊急に対応すべき事業で、一両年で終了し、雇用の創出に資するものを対象事業としており...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 三点御質問をいただきました。  まず、民間企業における緊急雇用対策についてのお尋ねでありますが、現下の厳しい雇用失業情勢の中で、これからの労働政策においては、雇用の維持安定を図りますとともに、産業政策等との連携を図りつつ、積極的に新たな雇用機会の創出を進...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 訓練延長給付についてのお尋ねでありますが、今般、中高年の非自発的離職者が、訓練延長給付を活用しつつ、専修学校等の民間教育訓練機関が実施をする多様な教育訓練コースの中から、自主的に選択をして受講することができる制度を実施することといたしております。この制度の...全文を見る
07月13日第145回国会 参議院 本会議 第36号
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○国務大臣(甘利明君) お答えいたします。  今回の緊急雇用対策におきましては、従来からの雇用の維持安定を中心とした対策に加えまして、雇用機会の創出を最大の柱とし、厳しい雇用情勢の影響を強く受けている中高年の非自発的失業者等を重点に、七十万人を上回る規模を対象とした雇用・就業機...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 緊急地域雇用特別交付金の実効性についてお尋ねがありました。  本交付金は、現下の厳しい雇用失業情勢にかんがみ、臨時応急の措置として、民間企業やNPO等に委託をする事業を中心に、緊急に対応すべき事業を実施することによりまして雇用・就業機会の創出を図るもので...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 緊急地域雇用特別交付金についてのお尋ねでありますが、本事業におきましては、各地方公共団体の創意工夫に基づいてさまざまな事業を行うこととしておりまして、むしろこれによりまして、地域の事情に応じた雇用・就業機会の創出が効果的にあらわれるものと考えています。 ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 大企業のリストラに対する対応についてのお尋ねでありますが、労働者の雇用の安定に努めることは企業の社会的責務とも言うべきものでありまして、安易に人員削減をするのではなく、雇用している一人一人の労働者の職業能力の向上を図ることにより、生産性の上昇を通じて競争力...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) まず、能力開発バウチャーについてのお尋ねでありますが、能力開発の推進に当たりましては、民間活力の活用や労働者がその自主性に基づいてエンプロイアビリティーを向上させることを支援することが重要だと考えております。  このために、今般、自主選択ができる仕組み、...全文を見る
07月14日第145回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○甘利国務大臣 総理からのお話に尽きておると思いますけれども、国と地方の関係につきましては、地方分権の趣旨に沿いまして、国は基本的な枠組みだけつくろうと。つまり、臨時、一時的でありますから一両年で終わってもらう事業、それから、雇用創出効果が図られる事業にしてほしい、そして基本的に...全文を見る
○甘利国務大臣 自見先生御指摘のとおり、シルバー人材センターというのは、六十歳以上で、リタイアされている方、あるいは失業状態にある方を中心に会員登録をしていただきまして、そういう方々の経験とか知識を生かして短期就労の場を提供するという事業でございまして、これは大変期待されておりま...全文を見る
○甘利国務大臣 現在は失業率が四・六%と非常に高いのでありますが、二〇〇五年をピークに労働力人口というのは減っていくわけでありまして、経済社会活力をどう維持するかということは、これから新たに労働力人口にどういう人たちに参画してもらうかというのがとても大事な政策でありまして、そこで...全文を見る
○甘利国務大臣 世の中を生き抜いていきますために、昔は読み書きそろばん、今はパソコン、英会話と言われていますけれども、両方とも余り得意でない私は二十一世紀に生き残れるかどうか定かではありません。御指摘のお話は大変前向きな、いいお話だと思います。  シルバー人材センターは、いろい...全文を見る
○甘利国務大臣 質問が多岐にわたっておりますので、答弁漏れがありましたら御指摘をいただきたいと思います。  まず、三十万人の根拠でありますけれども、実は客観的な基準というものを探しまして、一つは、これは臨時、一時的な、要するに恒久的な職が見つかるまでの間の応急措置として構えてお...全文を見る
○甘利国務大臣 ワークシェアリングについての御提言であります。  サービス残業というのは、恐らく実態は、その多くは基準法違反でありますから、その事実を私どもが把握したら、厳正に対処をして是正を求める。その分の労働時間がどうしても必要である場合には、ちゃんと人を雇いなさいというこ...全文を見る
○甘利国務大臣 法定雇用率を一・六から一・八に上げまして、知的障害者も一緒に入れたわけでありますし、これをしっかり守らせるように指導してまいります。  それから、先生御指摘の、昨年の十一月につくりました障害者緊急雇用安定プロジェクト、各項目にわたって配慮がなされておりますが、こ...全文を見る
○甘利国務大臣 リストラをする場合に、事業の再構築でありますから、いろいろな分野を見直すわけであります。設備過多を見直すところもあれば、そのほかいろいろなところを見直す。  ただ、雇用というものを同列に並べてほしくない。雇用について、削減という手段をとるときにも一番最後で、しか...全文を見る
○甘利国務大臣 先ほど私と通産大臣の方から、安易にリストラに走らないで人材を活用してほしいというのをありとあらゆる機会に申し述べているというお話はさせていただきました。日本の経営者の雇用に対する責任を喚起をしているわけであります。そして、従来からの政策として、雇用調整助成金という...全文を見る
○甘利国務大臣 雇用の創出、安定に関する数字が百万、七十七万、そして七十二万といろいろ出ておりまして、これは一体、全部足すのかとかいろいろおしかりもいただいているわけでありますが、一番最初の百万というのは、マクロ的に見て創出効果、それにプラス雇用の維持安定効果というものを見込んだ...全文を見る
○甘利国務大臣 全体的な政策効果ということで期待をされるということでの数字のはじき方と、それから、今回具体的に予算を配置して、それによって、算定根拠は、例えば地方自治体を中心に、外部委託を中心に三十万人という根拠も申し上げましたけれども、予算と雇用創出人員との関係が割とクリアにな...全文を見る
07月15日第145回国会 衆議院 予算委員会 第21号
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○甘利国務大臣 少子化の問題とあわせて、女性が職業の場に参加をしてくるということは、将来の労働力率の問題もあわせて大事なことであります。  要するに、仕事と子育てがちゃんと両立するようにどう環境整備をするかということでありますが、これは、育児休業をとりやすくするということと、と...全文を見る
○甘利国務大臣 育児休業制度というものをつくって、休んでいる間に給与の四分の一を支給するということは、スタートしてそう長い制度ではありませんから、まずこれを定着させていくということが大事だと思います。実は衆参の労働関係委員会でも先生御指摘のようなお話をいただいております。  こ...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のとおり、育児・介護休業法では、子が一歳に達するまでということになっております。これは、労使を初めとする関係者間におけるいろいろな議論がありまして、その結果、一年ということになったわけでありますが、これはあくまでも最低基準であります。  この延長というお話...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘のとおり、働き方がいろいろ多様化してまいりました。従来型常用雇用から、派遣であるとかパートであるとか、あるいは有償ボランティアとか、いろいろな働き方になってきておりまして、そこで、社会のセーフティーネットもモデルチェンジをしていく必要性、それは御指摘のとおり...全文を見る
○甘利国務大臣 中高年の失業者、おっしゃっていることは恐らく、非自発的な失業者をつくらないことということは、これは解雇を禁止する法律をつくれという意味でありましょうか。  日本には御案内のとおり整理解雇をする場合の四要件というのがありまして、それに合致をしていないと解雇は無効と...全文を見る
○甘利国務大臣 雇用調整助成金は、従来から雇用の維持安定政策でありまして、つまり、景気の変動で今は雇用を支えられる状態ではないけれどもいずれ景気が回復した時点ではその人材は必要になるのだ、そういう企業には、雇用を出したり入れたりして不安定にさせるよりは、不必要だと思われる期間でも...全文を見る
○甘利国務大臣 先ほど申し上げましたが、むやみやたらと解雇ができないというのは、整理解雇をする際にも四要件がある。つまり、そういう手段が適切かとか、人選はどうしてその人なのかとか、ほかに手段がないかとか、あるいは手続はちゃんとしているかとかいう要件があって、それに合致しないと解雇...全文を見る
○甘利国務大臣 いわゆる高齢法、高年齢者等の雇用の安定に関する法律、この法律の第四条におきまして、事業主が定年の定めをする場合には、当該定年は、六十歳を下回ることができないというふうに定めてあります。雇用の安定を図っていくための措置の一つだというふうに理解をいたしております。
○甘利国務大臣 雇用を安定させ、そして年齢を問わず働く意欲のある者に対して適切に職場を提供する、そのために各般の施策を行っているわけでありまして、その一環でございます。
○甘利国務大臣 高年法では六十歳以下に定年を設定することはいかぬということが書いてあるわけでありますから、それ以下でやめさせる場合、あるいはやめる場合、本人の意思であるかどうかということが大事なところでございまして、事実上、本人の意思と違う、やめさせられたということであれば、それ...全文を見る
○甘利国務大臣 出向先で一律五十五歳になったからオートマチックに退職だということであるならば、それは明らかに高齢法に抵触することでございます。  要は、本人の意思をちゃんと確認して、要するに、本人の意思を無視して強制的に退職をさせられたかどうかということが大事なところでありまし...全文を見る
○甘利国務大臣 そういう御訴えをいただいたときにきちんとお話を伺いたいというふうに思っております。
○甘利国務大臣 アメリカの雇用形態のあり方はけしからぬとおっしゃっていて、アメリカのここがすばらしいと言われると、私もちょっと戸惑うのでありますけれども、あくまでも、本人の意思であるか強制であるかというのは、本人にその意思表示をされていただかないとわからぬことでございまして、です...全文を見る
○甘利国務大臣 サービス残業と言われているものは、その多くが、その残業に対する賃金の一部ないし全部を払っていないということだと思いますが、そうであるとするならば、これは明確に労働基準法違反の行為でございます。
○甘利国務大臣 法違反の事実が確認できれば、厳正に対処しております。
○甘利国務大臣 まず旨とすべきことは、正常な状態に一刻も早く戻すということでありますから、まず正常な状態に戻すための指導を行う。そして、その指導を行ったにもかかわらず、相変わらず改善する意思はないというときに、強硬手段というのはあるべきだというふうに思っております。
○甘利国務大臣 今日まで労働行政は、労働者の権利を守って、生きがいを持って働くことができるような環境づくりに努力をしてまいりました。  これからも、労働行政にかかわる各先生方からの御指摘をしっかり踏まえて、きちんと対処をしていくつもりでございます。
○甘利国務大臣 私は、民間企業者の労働状況について、法違反があれば正していくという立場でございまして、今のお話は発注すること、発注側の話でいらっしゃいますか。
○甘利国務大臣 私がですか。
○甘利国務大臣 それは、ちょっと私の直接的な所管ではないものでありますから。
07月16日第145回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○国務大臣(甘利明君) 今までの雇用対策というのは、どちらかといえば雇用を維持安定させるというところに重点を置いているわけであります。今回は、もちろんそれにも重点は置きますけれども、さらに踏み込んで、雇用機会を創出する、しかも一番深刻である中高年齢者の非自発的失業という部分にさら...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 産業政策と雇用政策の連携と将来ビジョン、これは今回の政策に明確にあらわれていると思います。  雇用失業情勢を抜本的に改善させるためには、雇用の受け皿をつくっていかなければなりません。それは、一つには既存産業を元気にすること、もう一つには新しい受け皿をつく...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先生は御専門でありますから、百万人と七十七万人と七十万人の関係はもう先刻御承知だと思います。  百万人のときに、おさらい的に申し上げさせていただきますと、雇用の安定維持効果を六十四万と見させていただきました。それから、雇用をつくり出す方は三十七万人と。し...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先生がみずから今お話しになりましたように、これはセーフティーネットでございます。失業率がここまで来たときに自動的に発動しますということで、安心感を幾らかでも醸成するという仕組みでありまして、それは雇用創出としての効果はもちろん期待をしておりますけれども、雇...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) この趣旨は、先ほども申し上げましたようにセーフティーネットであります。つまり、恒常的に作動している政策ではなくて安全ネットとして張ってある政策でありますので、先生の御意見その他しんしゃくさせていただきまして五・四とさせていただきますけれども、これは恒常的に...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) この政策しかないわけではございませんで、いろんな政策をやっております。そして、安全ネットとしてこのネットが張ってあると。御指摘のように高過ぎるという御指摘もあったんだと思いますが、そこで五・四まで下げさせていただくということでございます。
○国務大臣(甘利明君) 決してそういうことは申し上げておりません。(発言する者あり)
○国務大臣(甘利明君) 今回の対策でも、いろいろと補正を使いまして拡充した政策あるいは新規の政策等をつくりました。私は労働大臣でありますから、雇用不安を取り除くということが一番の使命でありますから、そのために最大限の策を講じたいと思っておりますし、もとより失業率が高くていいなんと...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 現状を認めているわけではありません。セーフティーネットをここで下げますけれども、それが極力発動しないで済むように万全の対策を練りたいということでやっているわけであります。
○国務大臣(甘利明君) 特開金という制度がある。これは御存じだと思いますし、それから特に中高年の非自発的失業者が深刻でありますから、これについてどういう策が抜本対策になるだろうか。その抜本策はまず受け皿をつくることであります。ただし、新しくできてくる受け皿は従来の失業者の職業能力...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 雇用失業情勢の抜本解決は、御承知のとおり、新しく雇用を引き受けてくれる場所ができるということが大事です。実はそれは産業政策でやっていただいて、待っていれば何年かすればできるんだと思います。また、できなかったら日本が完全に沈没してしまうわけでありますから、産...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 産業分野ですか。  産業分野は、情報通信とか介護福祉とか環境とか、将来の雇用の受け皿になり得る十五分野というところを基本的には対象とさせていただいております。そして、平成十三年末までを想定しております。
○国務大臣(甘利明君) 成長が期待されるというところは雇用吸収力があるからということで私どもは期待しているわけでありまして、この分野は必ずしもハイテク分野に限らない、ローテクの分野でもこれからマンパワーを必要とするところはたくさんあるわけでありますから、将来、雇用の受け皿になって...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) リストラというのは、企業の言ってみれば事業再構築でありますから、それはいろんな分野を見直すわけであります。通常、世間で三つの過剰と言われています。債務の過剰、設備の過剰、雇用の過剰。しかし、雇用というのは血の通った人間のことでありますから、他の過剰と同じよ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 雇用保険はまさにセーフティーネットの最たるものでありますから、これが機能しなくなるのはまさに大社会不安になりますから、これがちゃんと網が破れないようにする。今、収支で言いますと、収入一兆七千億、支出二兆七千億ですから、毎年一兆円ずつ穴があく、三年でゼロにな...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ですから、そういう指摘も委員会でいただいておりますから、そういう指摘もありますということを検討項目の中に付議して、そして審議会で国庫負担のあり方はどうあるべきかとか、あるいは負担と給付の関係についてどうあるべきか、考え得る要素はみんな俎上に上げて検討してく...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今回の雇用創出のための交付金は、地方の主体性に沿っていろいろアイデアを競っていただきたい、国の方は余り細かく細目にわたっては注文をつけません、地方の主体性、地方分権に沿って地方なりの考え方で雇用に資するような策を講じていただきたいと。大枠でありますから、臨...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今までの仕組みというのは日本の採用、雇用形態と密接な関連があると思います。つまり、一括して春にどんと採用して、終身雇用で一つの企業でしっかりとコンクリートして長期的戦略にのっとって職業訓練なりをしていくということであります。これは、基本的にそこにずっといる...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 雇用創出を図るための交付金を県に基金として積み立てていただきまして、そこから支出をしていく。原則として、民間企業とかNPOを活用してくださいとお願いしてあります。  例示として幾つか挙げております。例えば公園美化とかリサイクルとか介護とかを挙げております...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 今のお話で、NPOのうち法人格を取得している数はまだこれだけだというお話がありました。取得しているところの方がベターだとは思いますけれども、しかし委託する仕事をちゃんとやり得る能力があるということが判断できれば、別にそうでなくてもいいんじゃないかと思います...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 実は、企業にこれだけ、それからどこにこれだけということを最初からコンクリートするつもりはないんですが、ただ予算の算定上ははじいております。というのは、NPOと企業とは、要するに例えば支払う賃金でも違うと思うんですね。有償ボランティアということとそれからきち...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ガイドヘルパーは、重度の視覚障害者や脳性麻痺等の全身性の障害者の外出時の移動の介護を行う外出介護員、私も余り詳しく承知しておらないのでありますが、こういう方を積極的に採用して障害者の就業機会の拡大に活用すればという御提案であります。  私どもといたしまし...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 大卒を例にとりますと、四月一日で約八%の人が未就職になっております。  そこで、私どもは、今までと違って、この未就職者を学生就職センターに登録していただいて、わからない人は地域の職安を通じてで結構なんですが、その登録した人たちに雇用情報を適宜流していく、...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 確かに御指摘のとおり、大卒、高卒とも地域間の濃淡があります。もちろん、その地域においては積極的な求人確保に当然努めますけれども、その地域外への就職を希望する方には、地域外の求人とかあるいは就職面接会の情報を適宜適切に提供することにいたしておりまして、その情...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御指摘のとおり、東京、大阪、愛知の拠点の職安に農業等就職促進支援コーナーを設けまして、農業生産法人からの求人情報を積極的に集約して提供するようにしておりまして、農水省あるいは農業関係団体と連絡をとりながら、求人求職情報のマッチングに今取り組んでおります。
○国務大臣(甘利明君) 先ほど見せ金というお話がありましたが、確かに御例示をいただいた二つ、きょうの時点で雇用創出効果はそれほど顕著に出ておりません。  しかし、例えば基金で言いますと、沖縄でありますから、その受け皿企業がなかなか本土ほど整備をされていない、あるいは企業側の環境...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 行革を進めていく中で、これは我が労働省も例外ではございません。しかし、必要とされる行政ニーズに対してどう人員を配置するか、濃淡については限られた人員の中で精いっぱい配慮していきたいと思っております。
○国務大臣(甘利明君) 時短とサービス残業をやめさせる、そして解雇、リストラを規制せよという三点でありました。  時短は、おかげさまでこの十年間、二百三十時間短くなりまして千八百六十八時間になりました。もちろん、これからも時短、千八百時間を目指して頑張っていきます。  サービ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先ほど共産党の委員からも同様の質問をいただきまして、自殺者の増減と雇用失業情勢のグラフを見せていただきました。  失業率の拡大と自殺との関係、正確に私は因果関係は把握しておりませんが、いずれにしても雇用不安というのは社会不安を構成する一要因であります。そ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) この交付金は二千億ありますけれども、これを大まかに分けますと二つの要素で都道府県に配分いたします。それは人口比であります。それから、有効求職者、つまり職を求めていらっしゃる方の数字、日本全国分のその県の数字、その比率に従って四十七都道府県に交付をいたします...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 先ほどの前段のお話の算定の基礎でありますけれども、一応六カ月以内に終わってもらいたいということで、ただ平均的な雇用期間は、失業者が再度就職する間の平均的期間が三、四カ月であります。ですから、算定の客観根拠は三、四カ月間で、雇用保険の平均給付金額はたしか十八...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) おっしゃるように、厳しい雇用情勢下で一・四倍障害者の失業がふえております。法定採用率といいますか、企業が障害者を抱える法定雇用率を一・六から一・八に引き上げさせていただきました。そして、知的障害者もこれに含むということにさせていただきましたが、まだ完全に達...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 最初に百万人の雇用の創出、安定というお話をいたしました。これは、政労使雇用対策会議の中でとにかく目標値を掲げよという御叱咤もいただきまして、なかなか雇用に関する具体的な数字を挙げるというのは難しかったのでありますけれども、とにかく雇用の安定効果もほっておけ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) まず、ワークシェアリングでございますが、これは一つの考え方でありますが、違法な残業についてそれをきちっと正して、その分人を雇いなさいと言うことはできると思いますが、法定内の残業に関しましては、これは労使の話し合いが必要だと思います。というのは、働く方も残業...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 御指摘のとおり、三月の調査で、高校卒業者の就職率が八九・九%、約二万九千人が未就職となっております。  そこで、この春四月に、私、経済団体を回りまして、未就職者に対して前向きに検討してもらいたいという要請を行ってまいりました。それから、職安におきましても...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 職業訓練に関しましても、官と民との区分といいますか、役割分担あるいは連携のとり方というのがあると思います。  私どもが行っておりますのは、一つは装置型といいますか、設備投資が過大で民間ではそれが賄い切れない、そういうところを担当させていただいておりますの...全文を見る
07月19日第145回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○国務大臣(甘利明君) 先ほど配付された先生の資料、これは例示として二十項目挙げられておりますが、厚生大臣の答弁のとおり、一、二項目に重点的に配備をされればそういう結果が出ますが、基本的には市町村の自由意思でどういうものに取り組むか。ほかの項目がゼロだということは申しませんが、そ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 直接雇用ということに関して言えば待機児童の対策ということになりますが、それ以外のことに関して間接的にゼロということはないという意味で申し上げたわけであります。
○国務大臣(甘利明君) 実は、政府が発表した七十二万人の中にはこれはカウントされておりません、御案内のとおり。プラスアルファとして、少子化対策が雇用に資するという意味で厚生大臣のあの試算が発表されたわけであります。  ですから、雇用対策という意味では、これは少子化対策であります...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 失業率は、恐らく数字のお読み違いだと思いますが、四・六でございます。
○国務大臣(甘利明君) 労働省の調査によりますと、失業された方が再就職されるまでに要する期間が三カ月であります。そして失業保険の平均給付額が約十八万、これをもとに試算いたしますとその数字が出てまいります。
○国務大臣(甘利明君) おっしゃるとおりでございまして、そこで、人口比とそれから事実上の失業の深刻度合い、つまり有効求職者比率でそれぞれ半分ずつ配賦をするということにいたしております。
○国務大臣(甘利明君) 雇用失業情勢は従来から地域間格差というのがありまして、厳しい地域にその地域を指定いたしまして、労働省としての施策を重点的に投入する。そこにしっかりとした産業立地政策ができやすいように各種対策を講じているわけであります。  具体的には、緊急雇用安定地域ある...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 平成九年の五月に閣議決定をされました経済構造の変革と創造のための行動計画によりますと、二〇一〇年までに医療分野と合わせまして福祉分野で百三十万人の新たな雇用機会が生まれると予測されております。  私といたしましても、このとおりいってくれれば本当にうれしい...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) ただいま女性局長から説明をさせていただきましたとおり、離職をしてたしか一年以内であるならば教育訓練給付制度というもっと補助率が高い上限二十万までが使えるわけであります。しかしながら、それを超えて職場をリタイアされて再就職に向けたときにある支援制度が、この先...全文を見る
07月22日第145回国会 衆議院 本会議 第47号
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○国務大臣(甘利明君) 緊急雇用対策及び産業競争力強化策による雇用創出効果についてのお尋ねであります。  緊急雇用対策におきましては、従来からの雇用の維持安定を中心とした対策に加えまして、雇用機会の創出を最大の柱とし、厳しい雇用情勢の影響を強く受けている中高年の非自発的失業者等...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 事業再構築計画の策定、実施段階における労使協議の義務づけについてのお尋ねであります。  産業の競争力を強化するに当たりましては、企業が安易に人員削減をするのではなくて、労働者の能力向上と生産性の向上等を図ることによりまして、これを実現することが必要である...全文を見る
07月28日第145回国会 衆議院 商工委員会 第22号
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○甘利国務大臣 労働大臣として初めて商工委員会に呼んでいただきました。光栄に思います。  経営者の責務として雇用の安定に対して最大限の配慮をすべきだということは、私が常々申し上げていることでありまして、日本の経営者はかなり健全だと思いますが、雇用に対する責任、これはいわば社会的...全文を見る
○甘利国務大臣 この法律の正面に、まず、雇用の安定等に配慮せよということが書いてありまして、産業の競争力を強化する、だから雇用は何でも犠牲にしていいんだということはうたっていない、これは日本の経営者の雇用に対する社会的責務を自覚して立ててある項目だと思います。そして、計画段階、実...全文を見る
○甘利国務大臣 まず、計画段階できちんと労使の話し合いがあったのか。話し合いもしないで勝手に計画をつくるとしたならば、その計画自体が無効になるという可能性が高いわけであります。これを実施する際に果たしてちゃんと理解を得たかどうか、これは、一律に法的にコンクリートするということにつ...全文を見る
○甘利国務大臣 質問通告を全然いただいていませんので個別案件について調べてはおりませんが、分社化というのは、当然、企業がその企業の戦略の中で、ほっておいたらもうこのまま競争に立ち行かなくなるという場合に、分社化という形態を通じてたくましくその部分を育てていくということであろうと思...全文を見る
○甘利国務大臣 私は、機会あるごとに、経営者の責務の一つに、雇用に対して責任を持つ、それは言ってみれば社会的責務の一つとも言えるものではないだろうかという発言をいたしておりますし、日本の企業経営者は、とにかく雇用に対して責任を持つということについて、大変に前向きに取り組んでいると...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘の三条六項六号「従業員の地位を不当に害するものでないこと。」とあるわけでありますが、要するに、事業の再構築計画が従業員の地位を不当に害するものであるかどうか。これはまず協議がちゃんと行われたかどうかということでありまして、ちゃんと行われたかということは、労使...全文を見る
○甘利国務大臣 先ほど来事務方からも答弁をさせていただいておりますが、解雇については整理解雇の四要件というのが御案内のとおりあるわけであります。その解雇の必要性、その当事者であることの必要性、あるいは手続の正当性とか、他に代替案がないことの理由とか、そういうのがあるわけでありまし...全文を見る
○甘利国務大臣 整理解雇の四要件は経済的な苦境に陥ったときのものだからこの法律に関しては該当しないということは、それは当たらないと思うんでありますけれども。だから、この法律によって自由に解雇ができるとは私は思っておりません。いずれにいたしましても、とにかく真摯な話し合いがなされた...全文を見る
○甘利国務大臣 先ほど来、解雇の件につきましては、私からも、あるいは事務方からも答弁をさせていただきました。それは、この法律にのっとってやることだから解雇が認められる、何の制約もなしに認められるということではないというふうに思っております。  そして、今回の産業の再生を図る、企...全文を見る
○甘利国務大臣 これに関して新法を云々ということは考えておりません。
○甘利国務大臣 先ほどから、この法律が通れば解雇を自由自在にできるような印象を与えるようなお話でありますけれども、整理解雇四要件というのは、昭和五十四年の東京高裁判決で具体的な四項目が示されておりますけれども、一般的に、解雇に対して解雇権の乱用は禁止されるということについては、既...全文を見る
○甘利国務大臣 産業競争力を強化するということは、最終的に結果としては雇用の受け皿になると思います。ほっておくよりも企業が元気になる、あるいは事業部が分社化してそれが大きくなる、そうすると雇用吸収力が起こる。あるいは、今回の法律に関しましても、新規事業についての措置もあるようであ...全文を見る
○甘利国務大臣 正確にお答えできているかどうか自信がありませんが、雇用の場がきちんと用意をされて、準備万端整って、そして産業再生に向けてのメスが入る。その結果、多少なりとも雇用に対する不安が起きる、それを完璧に吸収をする。そういう手順で、全くタイムラグがなく、ギャップがなくできる...全文を見る
○甘利国務大臣 おっしゃるように、一つの政策、それが全体としてはいい政策であっても短期的にいろいろな影響が出ることがありますから、それから生ずる不安を解消するために対処をするというのは当然のことでありまして、そういう認識を持って、雇用不安を短期的にもそして長期的にも解消するための...全文を見る
○甘利国務大臣 御指摘の点、未払い賃金立てかえ払い制度、これは言ってみればセーフティーネットの一つでありますし、先般、一部対処をしたところであります。  具体的に申し上げますと、立てかえ払いの対象となります未払い賃金総額の限度額についてでありますけれども、これは賃金額の上昇等を...全文を見る
○甘利国務大臣 新卒者の雇用がどれくらい継続しているか、つまり卒業したときに就職した企業にどれくらい定着しているかという比率に関して、七・五・三という言葉がございまして、大卒者の三割が三年以内にやめてしまう、それから高卒者の五割が三年以内にやめる、中卒者の七割が三年以内に最初に就...全文を見る
○甘利国務大臣 ワークシェアリングについては、いろいろな委員から御指摘を今までもいただいてきました。時短を進める上、あるいは失業率を下げる上では確かに有用であると思いますけれども、所得が減るわけでありますから、それぞれ雇用者の生活設計にかかわってくることであります。ですから、私の...全文を見る
○甘利国務大臣 この法律の一条に、雇用の安定等に配慮をせよということがまず書いてあるわけでありまして、そして、労使で十分に、真摯に話し合いを持たなければいけないということもきちっと規定をされているわけであります。そして、労働省と通産省の話し合いの中で、真摯にちゃんと労使で話し合う...全文を見る
08月02日第145回国会 参議院 本会議 第41号
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○国務大臣(甘利明君) 事業再構築がさらなる雇用の削減につながらないような配慮などについてのお尋ねでありますが、今回の法案におきましては、まず目的規定におきまして雇用の安定についての配慮が明確に規定をされておりまして、また、事業再構築計画の認定、実施に当たりましても雇用の安定に配...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 産業構造転換促進に重点を置いた政策に転換をすべきであるとのお尋ねであります。  今後の雇用政策は、雇用の維持安定を図りますとともに、積極的に産業政策等との連携を図りまして民間の活力や創造性による新しい雇用の場をつくり出し、成長産業・企業への円滑な人材移動...全文を見る
08月05日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第20号
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○国務大臣(甘利明君) 日本式の雇用慣行と一口に言われますけれども、終身雇用、年功賃金、これにつきまして、今、このままでは立ち行かない、あるいは日本型雇用慣行、経営システムが崩壊した等々いろんなことが言われますが、今までの歴史の中で果たしてきた役割は多いと思いますし、いいこと悪い...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 過剰雇用が二百何十万という話は私も時々耳にするのでありますけれども、それはいろんな前提を置いて計算をされているんだと思うんです。日本は好不況の変化を、いきなり労働力を外に吐き出したりあるいは内に取り入れたりという方法ではなくて、比較的内に支えたまま対処をす...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) EU諸国と我が国では企業における労使関係の実情であるとか雇用労働市場の状況等が異なるものでありまして、また企業の組織変更の際の解雇とか労働条件の変更等につきましては労使間でよく話し合われるべきものでありますから、EUの労働者保護のルールを我が国にそのまま導...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) その点につきまして、労働省といたしましても、衆議院の附帯決議にありますように、労使の意見等も踏まえつつ、企業組織の変更に伴う労働関係上の問題への対応につきまして必要な検討を進めてまいりたいというふうに思っております。
○国務大臣(甘利明君) ワークシェアリングは、基本的には賃金シェアリングにつながる話だと思います。その問題に関しまして言えば、労使でまず話し合っていただく、その合意のもとにそれから先の進め方があるというふうに基本的に理解をいたしております。もちろん、賃金がそのままで仕事だけたくさ...全文を見る
○国務大臣(甘利明君) 雇調金の仕組みをつくりました当時、昭和五十年だったでありましょうか、当時、最高裁の判例でこういうふうにあります。労働協約や就業規則に出向することがあり得るというようなことが書いてない場合は本人の同意が必要であると。つまり逆に言えば、書いてある場合には本人の...全文を見る
08月12日第145回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第7号
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○甘利国務大臣 先般の石鉱審答申におきましては、産炭地域開発就労事業、いわゆる開就事業につきましては十三年度末をもって終了をする、しかし激変緩和措置は行うべきであるという答申がなされたわけであります。私どもといたしましては、この答申を踏まえまして、地域の実情等を勘案しながら、暫定...全文を見る
○甘利国務大臣 まず第一点目でございますが、三井三池炭鉱の閉山によりまして離職をされた方の再就職状況につきましては、平成十一年の七月一日現在までに、関連企業を含めまして千五百十五名の方が求職申し込みをされまして、そのうち七百九十四名の方が就職をされたところであります。御指摘のとお...全文を見る
○甘利国務大臣 ただいま御決議のありました石炭対策の確立に関する件につきましては、関係省庁と連携をとりながら適切に対処してまいる所存であります。
11月24日第146回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第5号
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○甘利委員 私は、自由民主党、民主党、公明党・改革クラブ、自由党及び社会民主党・市民連合を代表して、国立公文書館法の一部を改正する法律案等独立行政法人個別法関係五十九法律案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。     国立公文書館法の...全文を見る