荒井聰

あらいさとし

小選挙区(北海道第三区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数8回

荒井聰の2014年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月01日第186回国会 衆議院 環境委員会 第4号
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○荒井委員 民主党の荒井聰でございます。  本審議を始める前に、まず大臣にお伺いをしたいと思います。  大臣は、参議院の環境委員会で審議時間に遅刻されたということで、新聞紙上でもそのことが書かれていますけれども、大臣はいつものとおりの時間にちゃんと家を出られたのかどうかも含め...全文を見る
○荒井委員 大臣は今、約十六万人にわたる人たちの避難生活に直接影響を与える行政を担っておられ、また、世界的に見ても、チェルノブイリに続いた、あるいはチェルノブイリよりももっと大きな事故の規模かもしれません、その規模の事故について世界じゅうが注視している、その担当大臣の一人でありま...全文を見る
○荒井委員 このセキュリティーの条約参加国には、NPTに参加をしていないイスラエルでありますとかインドでありますとか、そういうものも参加しているんですね。ほとんど核にかかわる部分というのが全体的に参加しているという意味で、幅広く包み込んでいる、そういう意味が大きいのではないかとい...全文を見る
○荒井委員 日本ではこのような事例は発生していないんですけれども、世界的なレベルから見て、日本のこのようなテロまたは密輸入、輸出に対するコントロールというか管理が弱いのではないかということはずっと指摘をされていたんですね。  原子炉によく身分のわからない人が作業員という形で出入...全文を見る
○荒井委員 今、文章ではいろいろなことをおっしゃったんですけれども、私は、基本的には、核セキュリティーに対する管理体制というのは世界水準にはほとんど達していないというふうに思うんですね。  それはなぜかというと、ほとんどの国は軍隊またはそれに類いするような人員配置を行っているの...全文を見る
○荒井委員 今、日本の政府は、私たちの時代からそうだったんですけれども、世界で最高の安全水準を持つ基準をつくるということで、日本の原発は安全だ、そういうことが伝わりつつあるんですけれども、私は、この伝え方というのは第二の安全神話を生んでしまうのではないかと。  ある部分の基準に...全文を見る
○荒井委員 このセキュリティーという観点では、ここへ来て急に、核セキュリティーサミットの話もあり、またそれに基づく法案の改正ということもあったりして、急に関心を呼んだわけですけれども、実はアメリカのNRCが日本の原子力発電所に対する、テロ対策が非常に甘いのではないかということで、...全文を見る
○荒井委員 そのときのアメリカのNRCの指摘の最大のものは、非常用電源を分散しろ、なるべく安全性を確保するために分散をするべきだ、飛行機などがぶつかった場合、近くにあれば全部だめになってしまうということではなかったかと思いますが、いかがですか。
○荒井委員 原子力の安全を審査する、あるいはそれに携わる人たちが、このB5bが何のためにつくられたのか。これは、航空機をぶつけられたとき、自爆テロが行われたとき、それに備えてでしょう。それに備えているならば、何が問題になるかというのは想像できるはずですよね。想像性の問題だと思いま...全文を見る
○荒井委員 全ては、全交流電源の喪失ということは考えなくてもいいという、当時の、これは保安院なんでしょうか、原子力安全委員会だったでしょうか、そこから発したことが原因になっているというふうに私は思うんです。今の田中委員長の御発言は、全交流電源喪失に対してはこういう形で対応している...全文を見る
○荒井委員 通常四十四トンというふうに言われていて、そのうちの三十五トンがフランスもしくはイギリスというふうに理解をしていたんですけれども、今の話だと二十六トンですけれども、この数字の違いは何かあるのかな。
○荒井委員 プルトニウムというのは非常に危険だし処理しがたいということで、世界各国、プルトニウムの処理については頭を悩ませていますよね。今度のサミットでも、利用目的のない余剰プルトニウムは持たないというのが原則なんですけれども、この利用目的のない余剰プルトニウムというものは、日本...全文を見る
○荒井委員 世界的な規模でいって、核保有国でない国が、四十四トン、もしくは先ほどの二十六トンほどのプルトニウムを持っているということは、異常ではないんですか、異例ではないんですか。この規模感というのはどうなんでしょうか。
○荒井委員 資源エネルギー庁も来ていますね。この余剰分をMOX燃料として利用しようとする今の計画では、MOX燃料をどの程度消費しようとしているのか。その計画はいかがですか。
○荒井委員 余剰プルトニウムをMOX燃料として消費していくという計画なんでしょう、それしかないんでしょうけれども、ただ、MOX燃料をつくれるところはもう日本には現在ないでしょう。あるいは、フランスかイギリスに頼んでいたと思うんですけれども、その工場も閉鎖したんじゃないですか。 ...全文を見る
○荒井委員 いつできるんですか。それで、それはどのぐらいの能力を持っているのかという製造能力の方と、それから、消費は、今あなたは五・五トンから六トンぐらい毎年使うと言っていたけれども、現実的にはどうなんですか。現実的にはそんなに使わないでしょう。
○荒井委員 百三十トンというのはプルトニウムの話じゃないよね。燃料全体が百三十トンということだよね。これの大体一割ぐらいかい。プルトニウムが含まれているのは数%でしょう。  つまり、プルトニウムを本当に消費するのは、MOX燃料を使ってもまたプルトニウムが出てくるはずですから、四...全文を見る
○荒井委員 このプルトニウム、MOX燃料の使い方については、また別の機会でいろいろ議論をしたいと思うんですけれども。  次に、国民が一番心配しているのは、こういう余剰のプルトニウムあるいは使用済み核燃料が、セキュリティーとして比較的弱い形のところからこの使用済み核燃料に含まれて...全文を見る
○荒井委員 今テロの話をしているのであって、政府が関与するところで核爆弾をつくるなんという議論をしているわけじゃないよね。テロがこの使用済み核燃料や既存のプルトニウムを盗み取って核爆弾をつくるようなおそれはないのかということを聞いているわけで、そのときの技術的なベースなりなんなり...全文を見る
○荒井委員 アメリカとの最初の原子力協定はいつだったでしょうか、もう二十年ぐらい前になるんでしょうけれども、そのとき、ジミー・カーターのときだったと思うんですけれども、ジミー・カーターは、日本に対して、プルトニウムの抽出技術を含む原子力協定を結ぶことに本来反対をしていたという情報...全文を見る
○荒井委員 最後に、田中委員長に申し上げたいと思います。  もともと、安全性というのは、本来、技術的な問題であり、あるいは、政治と密接な関係はあるんですけれども、政治と独立して行っていかなければ所期の目的は達成できないというのが国会事故調の結論でありました。ですから三条委員会に...全文を見る
04月17日第186回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第3号
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○荒井委員 民主党の荒井聰でございます。  民主党は、政権末期ではありましたが、二〇三〇年代に原発をゼロにするためのあらゆる政策資源を投入するということを党として決めてございます。この視点は今もいささかも変わってございません。  そんな中で、大間原発の対岸であります函館市から...全文を見る
○荒井委員 それでは、今まで、原発の建設中止、差しとめ訴訟の過去の主な事例とその処理についてどのような状態になっているのか、それを御説明いただけますか。
○荒井委員 現在係争中なのが八件で、過去も含めると相当な数に上っていると思うんですけれども、それは本題ではありませんので省略します。  函館市のホームページに、函館市が懸念を示していることが六項目にわたって示されています。これが事実なのかどうかということも含めて御回答いただけま...全文を見る
○荒井委員 六項目、後からまた議論したいと思います。  次に、エネ庁関係で三項目がやはり指摘をされています。  「毒性が強く危険性が指摘されているフルモックスでの世界初の原子炉である」ということ。「既存原発の再稼働とは異なり、電力需給の問題を生じるものではないこと」。「大間原...全文を見る
○荒井委員 特に今の経産省の参考人からの答弁は、全て、私が質問していること、あるいは函館市が、私じゃないんですね、函館市が指摘していることについて正確に答えていないと思いますね。  例えば、私が一番目に質問しました、フルMOXでの運転は世界初の原子炉であるということに関して、イ...全文を見る
○荒井委員 規制庁の話でも、津軽海峡が国際海峡であって、普通の領海よりもうんと狭い。つまり、先ほど山内さんがテロの話をして、日本というのは非常にテロ対策に十分な対応をしていないということを山内さんが指摘していましたけれども、その観点からいっても、大間というのはテロ対策では余り強い...全文を見る
○荒井委員 田中委員長、それでいいですか。
○荒井委員 大間の原発というのは、恐らくテロ集団にとってはすごく魅力的なところだと思いますよね。多分プルトニウムが存在しているというのは明らかでありますし、領海も非常に狭いということからすると、脆弱な原発ではないかと判断してもやむを得ないんじゃないかという原発だと思うんです。その...全文を見る
○荒井委員 僕は、それではわからないと思うんですよね。私がわからないんですから、恐らく函館の人はもっとわからないんじゃないかと思うんです。  フルMOXは世界で初めてだ、しかも暴走する危険とかそういう危険性は普通の軽水炉よりも高い、にもかかわらず同じ基準だというのでは、恐らく、...全文を見る
○荒井委員 その話を聞いたら、函館の人はもっと不安になると思うな。  今までMOXで使っている軽水炉と同じ基準でフルMOXを運転しますよと言っているように聞こえますよ、違いますか。委員長、違いませんか。
○荒井委員 慎重に今後も対応する、審査するということですので、さらにそれを一層進めてもらいたいと思うんですけれども、もともとこのフルMOXというものが、エネルギー需給の関係から生じたのではなくて、プルトニウムの処理、つまりエネルギーサイクルの必要性から出たものなわけですよね。 ...全文を見る
○荒井委員 プルトニウム問題というのは、核爆弾の原料になるということから、いろいろな微妙なものをたくさん含んでいるんですね。これは議論を避けてきたところがたくさんあると思うんです。そういうものを大間で解決しようというのは私は無理があるというふうに思いますね。  そこのところは、...全文を見る
○荒井委員 私は、井上副大臣、それは不十分だと思うんですよ。不十分だから、いろいろなこういう行政訴訟も起きてくるんですよ。あるいは、交付金の渡っているところと、そこじゃない別なところとのいろいろな地域間のそごが生じてくるとか、そういうさまざまな問題が生じてきているんだと思いますよ...全文を見る