石井啓一

いしいけいいち

比例代表(北関東)選出
公明党
当選回数10回

石井啓一の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月13日第136回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○石井(啓)委員 新進党の石井啓一でございます。  今国会は住専問題中心に御議論が進められておりますけれども、本日は午前中に総括審議が終了したということもございまして、私は、きょうは外交問題、特に朝鮮半島をめぐる外交問題につきまして、主に総理と外務大臣にお尋ねをいたしたいと存じ...全文を見る
○石井(啓)委員 何はともあれ隣国でございますので、粘り強い対話でお願いをいたしたいと存じます。  それでは、北朝鮮に対する米支援の問題についてお尋ねをいたしたいと存じますが、外務大臣にお尋ねをいたしますけれども、昨年六月三十日に、我が国といたしまして、第一次米支援といたしまし...全文を見る
○石井(啓)委員 確かに正式な政府ルートあるいは外交ルートを通じての要請はないというふうに思いますけれども、まあそれ以外のルートを使っていわゆる北朝鮮のメッセージが我が国に届いている、こういうふうな状態であろうかと思います。したがって、そういうメッセージに対して我が国はどういう方...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、一次、二次支援について振り返ってお尋ねをしたいと思いますけれども、これは農水省にお伺いしますが、まず、一次、二次の支援米の船積み状況について、現状、どういう状況になっているのか御説明いただきたいと思います。
○石井(啓)委員 事前にちょっと私もその説明を伺っていたのですが、若干疑問に思いましたのは、一次支援については六月三十日に契約をして、船積みが終わったのが十月十四日ということで、三カ月半かかっております。時間がかかっております。二次支援米については十月三日に契約をいたしまして、既...全文を見る
○石井(啓)委員 若干ちょっと解せないところがございます。  さらに、一次支援を決めた折に、朝鮮赤十字会から日本赤十字社に対し、その配分状況に関する資料を提出するというふうにされておりますけれども、この資料は提出をされたのでしょうか。
○石井(啓)委員 そもそも、そういう資料を求めていたのかもしれませんが、この配分状況というのは、どの地域にどれだけの米を配分したかという状況でありますけれども、いわば地域割だけなんですね、ここで得られている情報というのは。  先ほどちょっと外務大臣もおっしゃいましたけれども、こ...全文を見る
○石井(啓)委員 北朝鮮からの資料では、どの地域にどれだけ米を配分したかというのはわかるのですけれども、その地域の中でどういうふうに配分されたかは、残念ながらわからないわけですね。  多くの皆さんがやはり懸念をいたしますのは、民生用消費のために適正に使用されるというふうになって...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは防衛庁にお尋ねをいたしますけれども、この北朝鮮の軍事備蓄米についてどれぐらいの量が想定されているのか、お答えをいただきたいと思います。
○石井(啓)委員 いずれにしても、少なくとも百万トン、多い想定では百七十万トンということですから、相当程度、我が国の支援米の二倍以上の備蓄米がありそうだ、こういうことでございます。  もう一つ防衛庁にお伺いしますが、北朝鮮の軍の動向でございますけれども、昨年洪水の後、北朝鮮が軍...全文を見る
○石井(啓)委員 いずれにいたしましても、北朝鮮の軍の動きも大変不穏な動きをされているということでございまして、先ほど申し上げましたように、この支援米の軍事転用の可能性というのは私は非常に大きいのではないか、このように思います。  二月十二日の読売新聞で、防衛庁の防衛研究所の第...全文を見る
○石井(啓)委員 プレ雰囲気という新しい言葉を教えていただきましたけれども、どういう雰囲気かよくわかりませんが、総じて、一次、二次の米の支援を振り返ってみますと、私はやはり、疑問といいますか疑念といいますか、残念ながらそういうものが多く存在するということでございます。  先ほど...全文を見る
○石井(啓)委員 それから、そもそも北朝鮮のこの米支援の経緯が、実はよくわからないところがたくさんございます。  公式には、昨年五月二十六日に訪日した朝鮮国際貿易促進委員会の李成禄会長が与党関係者に対して米の貸与を申し入れた、こういうふうにされておりますけれども、いろいろ報道さ...全文を見る
○石井(啓)委員 もう一つ、昨年三月与党が訪朝された折に、吉田猛という人物が、「加藤紘一事務所 吉田猛」という名刺を携えて参加をした、これは加藤幹事長もお認めになっていらっしゃいますけれども、念のため、これは外務省も随行されたと思いますが、事実でいらっしゃいますか。
○石井(啓)委員 この吉田猛という方はどういう方かといいますと、新日本産業株式会社という北朝鮮専門の貿易商社の社長さんですね。日朝貿易を手がけている業者の方、まあ厳しく言えば利権に絡むような人物、これが与党訪朝団の一員として参加するのは、私はいかがなものかと思います。しかも、加藤...全文を見る
○石井(啓)委員 これは加藤幹事長みずからお認めになっていますから、このことは事実でいらっしゃるんですけれども、私は、これは軽率に過ぎると思うのですよ。これは、一緒に行っているということは今外務省もお認めになっておりますし、加藤幹事長も、「加藤紘一事務所吉田猛」という名刺を持って...全文を見る
○石井(啓)委員 いずれにしても、同行されているということは事実でございます。  ところで、昨年の文芸春秋の十二月号によりますと、この吉田猛氏の父親が北朝鮮のスパイだったという、久仁昌氏という方の手記が載っております。  表題が「手記 私が愛した「北朝鮮スパイ」」小見出しで「...全文を見る
○石井(啓)委員 時間が参りましたので、最後に一言申し上げまして終わりにいたしますけれども、私は、この一次、二次の米支援を振り返りますと、どうも政府が与党の動きに引きずられたといいますか、そういう印象を免れないところでございます。  もちろん、国交がない状況でございますので、与...全文を見る
○石井(啓)委員 以上で終わります。
02月28日第136回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○石井(啓)委員 新進党の石井啓一でございます。  まず、住専問題につきまして質問いたしますが、この問題に関します責任論、責任の問題からお尋ねをしたいと思います。まず、大蔵大臣にお尋ねしますが、大臣は母体行の経営者の責任についてたびたび言及をされておりますけれども、改めて、どの...全文を見る
○石井(啓)委員 続きまして、大臣は今母体行の経営者の責任について厳しくお述べになりましたけれども、大蔵省は住専をいわば監督していたといいますか、住専というのは大蔵省の直轄会社ということでありますし、また、住専問題を振り返ってみますときに、いろいろな場面で大蔵省がこの行政指導にか...全文を見る
○石井(啓)委員 ちょっと抽象的で、どういう責任のとり方なのかはっきりいたしませんけれども、振り返ってみますときに、まず九〇年の総量規制の折に、結果として抜け穴をつくったために、住専から不動産会社への融資が増大をいたした。あるいは、第一次調査で住専の経営実態を、厳しい実態を把握し...全文を見る
○石井(啓)委員 今、久保大臣から大変前向きな御答弁をいただいたわけでありますけれども、ぜひ久保大臣が在任中にそのめどをつけていただきたい。この問題はやはり、久保大臣、先送りせずに、御自分の在任中にめどをつけていただきたいと存じますが、いかがでございましょう。
○石井(啓)委員 それでは、続いて農水大臣にお尋ねをいたします。  系統金融機関の経営責任ということでございますけれども、住専に多額の融資をしたわけでございますが、大蔵省あるいは信用のある銀行がバックにあるからということで融資を重ねたという面はあるとは思いますけれども、しかしな...全文を見る
○石井(啓)委員 この事務次官の御発言では、農協系金融機関トップの進退についても責任問題が、まあこれは内部の判断だというふうにしておりますが、責任問題が今後議論されることが十分あり得るという御発言でありますけれども、この進退云々ということに関しましては、大臣、お考えはいかがでしょ...全文を見る
○石井(啓)委員 今回、系統については、預かったお金を運用するノウハウが十分にないということがはっきりしたわけでありまして、金融機関の経営者としてはいかがなものか、こういう議論は、私はやはり避けられないのではないかと思います。  もう一つ、系統はやはり農水省が監督をされていたわ...全文を見る
○石井(啓)委員 今、大蔵省に対する風当たりは大分厳しくなっておりますけれども、農水省さんも、対岸の火事というふうには、そういうふうにはごらんになっていないと思いますが、やはりきちんと自己改革と申しますか、しかるべき責任をとっていただきたいと存じます。  続きまして、もうこの国...全文を見る
○石井(啓)委員 信連の二千億円、この負担が限界である、この理由についてはこれまでもたびたび説明がありました。すなわち、本年度末の経常利益で三十の信連が赤字になる、それから当期の利益で二十の信連が赤字になる、これが限界である、こういう説明がたびたびというか、もうなされてきているわ...全文を見る
○石井(啓)委員 ほとんど説明していないのと同じなんですね。なぜぎりぎりかというふうに質問をしたわけでありますけれども、今、それでは経過説明といいますか、その不安が新たな不安を呼ぶというわけです。それは今三十、二十という数字を聞いて、それ以上ということであればまたいろいろな問題が...全文を見る
○石井(啓)委員 結局はっきりした説明はできないということですよね。何回聞いてもこれは同じ答えしか出ないと思いますけれども、結局最終的には政治判断で決まった、こういうことではないかと思いますが、大臣いかがですか。
○石井(啓)委員 いや、そういうことを聞いているんじゃなくて、なぜ三十がぎりぎりなのか。逆に言うと、二十五がぎりぎりなのかどうか、そこら辺が、まあ大臣もおわかりになって御答弁されていると思うんですけれども、結局はっきりしないということであります。  それから、では、共済連の千二...全文を見る
○石井(啓)委員 そもそもこの農協の系統の五千三百億円の贈与というのは、系統全体としてぎりぎりの負担という説明だったはずですけれども、今の農中、農林中金なり共済連の説明を聞いても、残念ながらやはり定性的であって、本当にこの農林中金の二千二十四億円がなぜ限界なのかという納得ある説明...全文を見る
○石井(啓)委員 いや、これもやはりわからない説明であって、なぜ官民折半をしなければいけないのか。今のは局長も御自分で御説明されていてそういうふうに思われていると思いますけれども、それは理由の説明ではなくて状況の説明でありまして、なぜ官民で折半しなければいけないんですか。もう一回...全文を見る
○石井(啓)委員 もう同じ答えになりますからこれ以上問いませんけれども、この国会で延々とこの住専問題、特にこの財政支出の支出根拠を問うてきたわけでありますが、結局のところ形容詞の羅列で終わっておりまして、政府の決めた案をとにかくのまないと金融不安が起こるから六千八百五十億の支出を...全文を見る
○石井(啓)委員 今、金融機関への就職制限の期間を、現行二年間を五年間に延ばしてはどうかという議論がありますけれども、私は、これはほとんど実態からすると無意味だというふうに思います。  といいますのは、今の国家公務員法の百三条の二項で、「職員は、離職後二年間は、営利企業の地位で...全文を見る
○石井(啓)委員 ですから、現行でも、二年間の就職制限があったとしても、実際は、例えば、あるA銀行というところに退職する前に検査とか許認可をやっていればその銀行には就職できないのですけれども、別の銀行にはできるわけですよ。ですから、この就職制限の二年間を五年間に延ばすというのは、...全文を見る
○石井(啓)委員 中西長官にちょっとお願いしたいのですが、役所の答弁を読みますと、やはり役所の方は、今のシステムをいじるというのは大変勇気の要ることで、なかなかいじりたがらないのですよ。ですから私は、大臣としての、政治家としての答弁を求めたかったわけでありますけれども、残念ながら...全文を見る
○石井(啓)委員 これはぜひ早急な法制化を要望をしておきます。  それでは最後、ちょっと時間がなくなってまいりましたが、国鉄清算事業団、これの債務についてお尋ねしたいと思います。これもまた大変な問題になっておりまして、住専どころか二十兆円以上の債務、これをどうするのかというのが...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、現在事業団に残されているいわゆる償還財源といいますか、土地と株式についてちょっと説明いただけますか。
○石井(啓)委員 JR株式がどれぐらいで売れるかというのはちょっとわからないわけでありますけれども、今で土地が四・四兆円、株式が〇・三兆円、あと一・九兆円ということですから六・六兆円。株式が若干ふえたとしても、まあ約二十兆円近い残りの分は国民負担しなければいけないんですよね、二十...全文を見る
○石井(啓)委員 これは償還を先送りすればするほど金利が重なっていくんですよね。これは大変な問題。金利だけでも年間一兆円以上あるわけでありますから、これは平成九年度の土地処分が先にまた延びれば延びるほどどんどん国民負担が重なる。新たな財源、措置を考えるということになっていますので...全文を見る
03月01日第136回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○石井(啓)分科員 新進党の石井啓一でございます。  私は、きょうは、情報公開法につきましてお尋ねをいたしたいと存じます。  今回の住専問題につきましても、また厚生省の薬害エイズ、これはまた資料が出てきたということでございますが、この問題につきましても、私は、今我が国の行政機...全文を見る
○石井(啓)分科員 行政手続法制定の際にも、関連する法律がたくさんありまして、これはいつできるかということがございましたけれども、やはりかなり積極的におやりになったと私は思っております。この情報公開法につきましても、関連する法律がたくさんあることは承知をしておりますけれども、やは...全文を見る
○石井(啓)分科員 ありがとうございます。  確かにいろいろ難しい問題というふうに承知しておりますけれども、やはりこの情報公開法の基礎に、あるいはこの法律を制定していくこの過程において、知る権利というのが考え方のベースになってやっているんだということをぜひ何らかの形でお示しをし...全文を見る
○石井(啓)分科員 今の御答弁ですと、この方針では適用することはしないというふうにされていますが、今改めて検討しているというふうに承知をいたしましたので、ぜひこの点については、積極的にお取り組みをいただきたいと思います。  続きまして、いわゆる政府出資の第三セクターでございます...全文を見る
○石井(啓)分科員 大変失礼な言い方をいたしますと、特殊法人とか三セクと言われているものが、何といいましょうか、行政の隠れみのといいますか、失礼な言い方をすればそういう形でなされるケースも間々あるというふうに指摘をされております。実際、今の自治体で定めている条例の中では、自治体の...全文を見る
○石井(啓)分科員 その場合、もう一歩進めてお考えいただきたいのは、特殊法人等から提出されて役所が持っている資料のみならず、請求があった場合、特殊法人等から役所が取り寄せる、こういう仕組みについてもぜひお考えをいただきたい。特殊法人がそのまま対象になれば、それは問題ないわけであり...全文を見る
○石井(啓)分科員 今回の「もんじゅ」の事故を見ましても、事故を起こしたのは動力炉・核燃料開発事業団でありますけれども、これが適用対象にならないということになると、情報公開を求めるのは科学技術庁に求めるということになります。それで、例えばビデオを出してくれというときに、科技庁がビ...全文を見る
○石井(啓)分科員 もう一つ確認をしておきたい のですが、審議会については、最終的な結論を出す途中のプロセスの審議会についても、積極的に出していただきたいと私は思います。  政府も、御承知のとおり、昨年の九月二十九日の「審議会等の透明化、見直し等について」という閣議決定で、い...全文を見る
○石井(啓)分科員 わかりました。  続きまして、これまで自治体の公開条例では余り問題にならなかったようでありますけれども、資料が存在するか存在しないか、これを明らかにすることも適切でない、あるかないか言わない方がいいという情報があるようでございます、いわゆるグロマリゼーション...全文を見る
○石井(啓)分科員 わかりました。  続きまして、手数料の問題でございます。  今、自治体においても、大量請求された場合、そのコストが非常にかかるということでお困りになっている事例もあるようでありまして、この検討方針におきましても、「複写その他の実費として徴収すべきコストの適...全文を見る
○石井(啓)分科員 わかりました。  続きまして、インカメラ審理、これも専門用語で大変難しいのですが、司法救済の場合、原告に提示せずに、裁判官が資料を見て、この資料を公開すべきかどうか、あるいはどこまで公開すべきかを審理するという、いわゆるインカメラ審理という方法があるわけであ...全文を見る
○石井(啓)分科員 これは、可能性についてというよりも、ぜひ導入する方向で御検討されることを要望しておきます。  最後でございますが、いわゆる文書管理でございますけれども、この情報公開法の基盤、基礎として、役所の文書の管理がきちんとしていなければ、これは存在するか存在しないかき...全文を見る
○石井(啓)分科員 では、よろしくお願いいたします。  以上で終わります。
04月22日第136回国会 衆議院 商工委員会 第9号
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○石井(啓)委員 新進党の石井啓一でございます。  訪問販売法の改正の最後の質問でございます。今まで大分全般的に質問がありましたので、重なる質問があるかと存じますが、質疑時間の中で全般にわたりましてお尋ねをしたいと存じます。  まず、大臣にお尋ねをいたしますが、パソコン等のニ...全文を見る
○石井(啓)委員 その点につきましてはよろしくお願いをいたしたいと存じます。  それでは、まず電話勧誘販売につきまして、具体的な項目についてお尋ねをしたいと存じます。  まず、今回の審議においても指定商品制について何人かお尋ねがございました。今回も電話勧誘販売については指定商...全文を見る
○石井(啓)委員 ところで、今訪問販売、通信販売、電話勧誘販売、それぞれなるべく規制を排除する、規制をかけないというお話でございましたが、私は、訪問販売、通信販売、この二つと電話勧誘販売とでは若干性質が異なるのではないかというふうに認識をしております。  と申しますのは、電話勧...全文を見る
○石井(啓)委員 政府の見解は大体従来どおりでございますけれども、しかしながら先ほど申し上げましたように、電話勧誘販売につきましてはあらゆる業種に極めて容易に利用しやすい、そういう特質がございますので、今後の法改正の状況を見ながら迅速に御指定をいただくということではありますけれど...全文を見る
○石井(啓)委員 法律で一律に禁止するのはどうかという全般的なお答えでございますけれども、例えば、今回も第九条の九「禁止行為」の二項で、「威迫して困惑させてはならない。」と、威迫困惑行為の禁止というのが挙げられておりますが、ここで法律上明文するのはともあれ、例えば今私が申し上げま...全文を見る
○石井(啓)委員 具体的なケース等々に即して、実質的に消費者が迷惑をこうむらないような形で、指導等よろしくお願いをいたしたいと存じます。  それでは続きまして、クーリングオフの起算点の問題でございます。  先ほども吉井委員の方から、このクーリングオフの起算日につきましては、法...全文を見る
○石井(啓)委員 今政府委員が御答弁された救済措置というのは、私の問題意識では現行法でも実際はできるはずなのに被害が多いというのは、消費者の無知といいますか、情報を知らないのに乗じて悪質な業者がいろいろやってくる、そういう実態があろうと思います。  また、今後懸念されるのは、消...全文を見る
○石井(啓)委員 前半のお答えは非常に慎重であり、後半は重要な課題というふうに受けとめているということでございましたので、私は、通産省としてもいろいろお惑いがあるのかなと思いますが、ぜひ重要な課題と御認識をいただきまして、真剣にお取り組みをいただきたいと要望をしておきたいと存じま...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは引き続きまして、連鎖販売取引についてお伺いをいたしたいと存じます。  これまでの当委員会におきます政府委員の答弁では、連鎖販売取引に関します法規制の考え方は七六年の制定当時と同じである。すなわち、悪質なマルチを全面的に禁止するのは立法技術上難しいわけで...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、この連鎖販売取引の特定負担についてちょっと質問をさせていただきたいのですが、これまでもこの特定負担について取り上げられましたが、連鎖販売取引かどうかが非常にあいまいといいますか、わかりにくくなつているのは、特定負担の解釈がわかりにくいためということがご...全文を見る
○石井(啓)委員 そもそもの法の考え方からいきますと、なるべく広い網をかけて、それで悪質な行為を取り締まるという考え方でございますから、私は別段その二万円という額にこだわる必要はないのではないか。むしろ、その二万円というのが表に出ているために網にかかりにくくなっているようなことも...全文を見る
○石井(啓)委員 わかりました。今の御答弁では、不実の告知については重要事項に該当する、不告知については必ずしも該当しないのではないかというふうなお答えでございましたけれども、この点につきましても、ぜひよく御検討をいただきたい、このように思います。  続きまして、情報開示という...全文を見る
○石井(啓)委員 消費者に対する情報開示ということで極めて大切だと思いますのは、その取引が連鎖販売取引であるかどうかが消費者にわかるということが私は極めて大事ではないかというふうに考えます。  先日、この委員会におきまして小池委員の方から、十四条の交付書面に危険であるということ...全文を見る
○石井(啓)委員 これはそもそも論にもかかってくるわけでありますけれども、法律の建前からすると、連鎖販売取引についてはいろいろ義務事項あるいは禁止行為等定めておりますので、例えば連鎖販売取引が危険であるとか云々ということ自体は私はやり過ぎだと思うのですけれども、連鎖販売取引である...全文を見る
○石井(啓)委員 今の点については大変前向きな御答弁をいただきましたので心強い限りでございますが、そもそも連鎖販売取引については行政処分が少ないという実態もございますようでありますから、ぜひこの点についても、しっかりと適正な執行についてよろしくお願いをいたしたいと存じます。  ...全文を見る
○石井(啓)委員 今回、みずから措置をとるというふうな御決意で主務大臣の義務規定を設けられているわけでありますから、そういう御決意でいらっしゃるとは思いますけれども、法改正によりまして、よりこの法律の適正かつ機動的な執行をお願いをいたしたいと存じます。  続いて、警察庁にお伺い...全文を見る
○石井(啓)委員 ところで、これまでの被害実態を見ますと若年層が非常に多いということから、学校教育における消費者教育の充実が重要でございます。これまでの審議におきましても指摘されてきたわけでありますけれども、学校教育の中で具体的な教育をやるべきであろう。例えば被害事例について、具...全文を見る
○石井(啓)委員 ぜひその点についてはよろしくお願いをいたしたいと存じます。  それでは、いわゆる割賦販売についてお尋ねをいたしますが、実は先日、参考人陳述で非常に大事なことが述べられました。と申しますのは、電話勧誘販売というのは実質的にはクレジット契約をほとんどしているという...全文を見る
○石井(啓)委員 わかりました。ではその点についてはよろしく御指導のほどお願いしたいと存じますが、それに関連してもう一つ申し上げたいことがございます。  いわゆる割賦販売の場合、これは消費者と事業者と割賦販売の事業者と三者がいるわけでございまして、いわゆる抗弁権の接続でございま...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは最後に一言申し上げますが、今回の訪問販売法の改正は、確かに従来の被害実態等を踏まえて一歩前進であるという面では、私は評価いたしたいと存じますが、先ほども申し上げましたように、この法改正を踏まえて、法律の適正かつ機動的な執行をぜひとも関係当局においては十分...全文を見る
12月05日第139回国会 衆議院 内閣委員会 第1号
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○石井(啓)委員 おはようございます。新進党の石井啓一でございます。  冒頭、梶山官房長官にお尋ねをいたしますが、ただいま武藤総務庁長官から、昨日の岡光前事務次官の逮捕につきましての所感がございました。長官おっしゃいましたように極めて重大な事件でございまして、国民の行政に対する...全文を見る
○石井(啓)委員 また後ほどこの公務員の倫理に関しましては、武藤長官に詳しくお尋ねをいたします。  それでは、続いて梶山長官にお尋ねをいたしますが、マスコミで報じられておりますいわゆる報復予算ということでございます。  伝えられるところでは、十一月二十五日の自民党の役員会ある...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、武藤長官にも同じ趣旨の御質問をしたいと存じますけれども、実は、十月二十二日付の中日新聞に、これは岐阜県版で、しょうか、「記者座談会」という記事がございまして、武藤長官が選挙中に岐阜市の集会にお出になった。武藤長官が「「野党の代議士が岐阜市から出たら、予...全文を見る
○石井(啓)委員 わかりました。  それでは、公務員の倫理の問題に戻りまして質問を続けたいと思います。  冒頭申し上げましたように、今回の岡光前厚生事務次官を初めとする厚生官僚の腐敗、この事件によって行政に対する不信は極めて高くなっている。この行政に対する国民の信頼を回復する...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、人事局長にちょっと続けて聞きますけれども、過日、総理は衆議院の代表質問の答弁で、この具体策が出てきたのを踏まえて、いわゆる私どもが言いますところの公務員倫理法についても必要があるかどうかについて検討する、こういう答弁をされましたが、今、具体的にこの公務...全文を見る
○石井(啓)委員 今の答弁でわかったように、現在の国家公務員法なりあるいは人事院規則なりの法制度、この規定をいかに守らせるかという検討をしているのであって、まずそういう検討をしているということであって、新たな法制度はその次の段階だ、こういうお話ではありましたけれども、残念なことに...全文を見る
○石井(啓)委員 今、多少含みをお持たせになった発言だと思いますけれども、二十日ということでありますから、あと二週間であります。政府としては、まずは役所の中できちんとやれよというお話かと思いますけれども、先ほど申し上げましたように、こういう問題は、政治がリーダーシップといいますか...全文を見る
○石井(啓)委員 地方の出先機関あるいは地方自治体に出向すること自体が誤っているということではございません、もちろん、人事交流という意味もございますでしょうから。ただ、長官いみじくも指摘されたように、余りにも若い、例えば二十代後半だとか三十そこそこぐらいで県の課長になるとか、そう...全文を見る
○石井(啓)委員 あわせて、これは、こういうこの手の腐敗事件に関して、官僚の責任を問うのみならず、我々政治家の責任というのもこれも極めて重要でございます。いわゆる政官業の利権構造、この中でいろいろな腐敗事件が起きている、こういうことが事実でございます。こういう利権構造を正していく...全文を見る
○石井(啓)委員 今長官が、その構造というのはどういう意味で使ったのかちょっとはっきりしませんけれども、いわゆる癒着ですね、癒着がいろいろな腐敗の温床になっている。今すべての議員なり公務員なり業界の人間がそういう癒着をしているということではなくて、そういう癒着をするような構造自体...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは別の問題に質問を移しますが、公務員制度全般についてお尋ね申し上げます。  行革の大きな目的の一つは、いわゆる縦割り行政、これを正すということにあろうかと思いますが、今の公務員の人事制度が、採用から退職まで、あるいは退職後の再就職の世話まで一つの役所に世...全文を見る
○石井(啓)委員 確かに長官指摘されるように、希望のところに行けるかどうかということがはっきりしなければ優秀な人材が集まらないんじゃないか、こういう指摘があることは承知しております。  そこで、例えばですよ、一括採用といっても、公務の分野を幾つかの分野に大ぐくりにして、そのグル...全文を見る
○石井(啓)委員 ぜひ真剣に御検討をいただきたいと思います。  で、もう一つ採用に関してでございますけれども、ちょうどフランスのENAという制度がございますが、一括採用した上で長期の初任研修を行うと、一年なり二年なりを研修を行った上で、その研修の成果あるいはその本人の希望を踏ま...全文を見る
○石井(啓)委員 人事院が、新年度から初任時の三カ月間の合同研修を行うのですね。これは、たしか従来は一週間程度の合同研修だったと思いますけれども、新たな制度として三カ月間、新規採用者を集めて研修をさせる。私は、先ほど申し上げました趣旨からいいまして、これは非常にいいことだというふ...全文を見る
○石井(啓)委員 ぜひ期待をしておりますが、制度の導入当初でございますので、いろいろな省庁との折衝の結果、三カ月という期間になったかと思いますが、私としては、もう少し、例えば半年なり一年なり、そういう方向でぜひ今後おやりいただければ、このように思います。  続いて、いわゆる天下...全文を見る
○石井(啓)委員 今長官が御指摘されましたように、現状では、早い方では五十歳前後で肩たたきが始まる。おやめになった公務員に自分で職を探せ、こんなことになりますと、むしろ在職中にいろいろな民間企業に便宜を図ったり、あるいはまたいろいろな弊害がかえってあるのじゃないか、こういう心配は...全文を見る
○石井(啓)委員 時間が参りましたので最後に申し上げて終わりにいたしますが、定年制の延長というのは公務員全部を延長させるのではなくて、一部ですね、例えば指定職だったら指定職だけを延長することになれば、全体的に余り早目に肩をたたかなくても済むということでございますので、御理解をいた...全文を見る