石井啓一

いしいけいいち

比例代表(北関東)選出
公明党
当選回数10回

石井啓一の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月20日第142回国会 衆議院 本会議 第3号
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○石井啓一君 私は、平和・改革を代表し、ただいま趣旨説明のありました金融関係二法案について、橋本総理並びに三塚大蔵大臣に質問いたします。  まず、金融システム安定化のための緊急対策をとらざるを得なくなった現在の経済状況に関し伺います。  昨年来の我が国の経済は、未曾有と言って...全文を見る
02月03日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
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○石井(啓)委員 おはようございます。平和・改革の石井啓一でございます。  私は、大臣に主に質問をいたしますので、よろしくお願いを申し上げます。  まず、今回の大蔵省の不祥事につきましては、大変厳しい国民の目が大蔵省に向けられております。金融行政、ひいては大蔵行政そのものへの...全文を見る
○石井(啓)委員 私、昨年の金融不安が広がった原因の一つは、従来の大蔵省あるいは金融業界が発表します不良債権等の情報が正確な情報じゃない、そもそもそういう不信というのが根っこにあったと思うんですね。  といいますのは、ある銀行が破綻をいたしますと、従来公表していた不良債権額と比...全文を見る
○石井(啓)委員 私は、まず国民の信頼を回復するためには、今大臣のおっしゃった内部調査、これをやはりきちんと行って、その結果を公表する、これがまず大前提であろうと思いますが、この内部調査というのがどうも金融検査に携わった職員に限定して行われる、こういうことのようでございます。 ...全文を見る
○石井(啓)委員 検討ということではなくて、それ以外の職員についてもやはりこれはきちんとやるべきですよ。当面、風当たりの強いときに関係する職員をやって、強い風が静まれば何かうやむやにされるんではないか、今の答弁ですと、そういうふうに思わざるを得ませんよ、何となく。検討するというこ...全文を見る
○石井(啓)委員 そうしますと、今の大臣の御答弁ですと、いろいろな報道で名前が挙がっている方については、金融検査を担当した部局にいなかったとしても内部調査をまずやるということですね、ちょっと確認したいと思うのですけれども。
○石井(啓)委員 それでは、その結果を早期に出されることを、またその結果をこの国会の場でも、委員会の場でもきちんと報告することを求めていきたいと思います。  引き続きまして、私は今回の事件で大変問題であると思いますのは、一つは、今回逮捕された宮川金融証券検査官室長、この方は昨年...全文を見る
○石井(啓)委員 この金融服務監査官ですか、これは今回の不祥事が起きてから直ちにこれができたわけですけれども、何でこういうものをそもそもつくっていなかったんだろうか、ある意味で全く泥縄的な対応じゃないかというふうに思わざるを得ませんですね。  客観的な調査ができるようにするとい...全文を見る
○石井(啓)委員 また、今回の汚職問題あるいは過剰な接待問題の背景といたしまして、霞が関の役所の中でも大蔵省に特に強大な権限が集中している、それが一連の不祥事の背景にある、こういう指摘がよくなされるわけでございます。  私も、大蔵省の権限を分散するという意味から、この際、財政と...全文を見る
○石井(啓)委員 私の申し上げたいのは、今大臣のおっしゃった与党合意、それが金融と財政の分離、徹底をされていないということを申し上げたいのです。  与党合意の中で、もう御存じのとおりでありますけれども、金融破綻処理と金融危機管理の企画立案機能は、当分の間、大蔵省が担当する。それ...全文を見る
○石井(啓)委員 与党合意はあるのだけれども、それを大蔵省としてはどう受けとめているのか、これを聞きたいわけですよ、大臣。当分の間、当面というのは、今直ちに大蔵省から全部それを移すとすると事務的な流れがスムーズに移行されない、そういう移行期間としての当面とか当分ということだと私は...全文を見る
○石井(啓)委員 何か一部の権限だけしか残らないようなおっしゃり方をしますけれども、いわば業法、銀行法や証券取引法、そういう業法も大蔵省は引き続き所管されるわけでしょう。この業法を握っているということが最大の権限なわけですよ。だから、それが本当に移るのかどうかというのがポイントだ...全文を見る
○石井(啓)委員 時間が参りましたので、終了いたします。
02月06日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○石井(啓)委員 平和・改革の石井啓一でございます。総理、大変御苦労さまでございます。  過日の本会議におきまして、私、金融不安を解消する抜本的な対策というのは景気対策にある、今回の金融二法は、これはあくまでも緊急といいますか危機管理的な対応なのだ、こういうふうに申し上げたとこ...全文を見る
○石井(啓)委員 ある意味では、公定歩合も早く引き上げられるような、景気をよくしていく、そういう御努力を総理は一生懸命やられる、こういうふうに私は受け取りましたので、頑張っていただきたいと思います。  先日、この委員会でも私は大蔵大臣にお尋ねをいたしたわけでありますが、今回の大...全文を見る
○石井(啓)委員 ちょっとその国税庁の分離について、総理、もう一度、今後それは検討の余地があるのかどうか、その点についていかがですか。お答えをしにくいのかもしれませんが。
○石井(啓)委員 そういう論点があるということは、ある意味でまだ課題として残っているというふうに受け取らせていただきましたので、この問題もぜひ今後より議論を進めていただきたい、このように思います。  次に、金融二法の関係でございますけれども、今回、私どもは、基本的に一般金融機関...全文を見る
○石井(啓)委員 確かに、今回の法律の構成を見ますと、審査基準あるいは具体的な審査というのはこの委員会が行うということでありますから、事前に総理があらかじめ予断を与えるようなことはおっしゃらない、それはよくわかりますけれども、少なくとも、やはりそういう国民感情というのが十分あるん...全文を見る
○石井(啓)委員 もう少し具体的に言うと、恐らく国民感情からすれば、優先株を購入するような銀行であれば、例えば役員の報酬は考えるべきだとか、そういう議論はやはり私は起こってくるのだろうなと思うわけです。そういう点について、この委員会でも議論があったことをぜひ今後の参考にしていただ...全文を見る
○石井(啓)委員 時間が来たので終了いたします。
○石井(啓)委員 私は、平和・改革を代表し、ただいま議題となりました金融機能の安定化のための緊急措置に関する法律案に反対し、また、民友連提出の預金保険法の一部を改正する法律案に対する修正案に賛成する立場から討論を行います。  このたびの一連の大蔵省不祥事は、国民の大蔵省に対する...全文を見る
03月09日第142回国会 衆議院 予算委員会 第21号
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○石井(啓)委員 平和・改革の石井啓一でございます。  質問に入ります前に、冒頭申し上げたいと存じますが、きょうの委員会の冒頭、大蔵不祥事に関しまして大臣の発言がございました。また、これまでも大蔵省の不祥事に関しまして種々の質疑があったわけでございますけれども、大蔵大臣の答弁を...全文を見る
○石井(啓)委員 帳簿外だから発見できにくかった、こういうことかと思いますけれども、ただやはり、これだけの巨額の簿外債務を検査できなかった、これは私はやはり重大なミスといいますか、反省を迫られる問題だと思うのですね。  ちょっと大蔵省、政府委員に確認したいのですが、九一年秋の大...全文を見る
○石井(啓)委員 九三年十月の証券取引等監視委員会のこの結果はどうですか。
○石井(啓)委員 いずれにいたしましても、今証券局長の答弁もありましたように、飛ばしを行っていたということは把握しているのですね。その飛ばしが、現先取引といいますけれども、簡単に言えば飛ばしですね。含み損を抱えているような飛ばしを現に山一は行っていた。把握しているわけですよ、もう...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、続いて山一証券の飛ばしによる簿外債務、これは大蔵省の関与があったのかどうかということについて尋ねます。  九一年の年末に、三木前社長が当時の大蔵省の松野証券局長を訪ねて、飛ばしに関する相談をした。松野局長は、これは二月四日の大蔵委員会の参考人質疑で元...全文を見る
○石井(啓)委員 飛ばし自体は当時違法でなかったとしても、それは好ましい取引でなかったことは明らかなんですね。これは松野さん自身がおっしゃっているわけですよ、好ましくない取引だったと。だけれども、これは自己責任の世界なんだ、こういうふうに言っているわけなんですけれども。ですから、...全文を見る
○石井(啓)委員 いずれにいたしましても、先ほどのこの委員会での質疑によっても、大蔵省の証券局長室が捜査をされた、その目的がこの山一の粉飾決算の関連だった、こういう答弁がございました。局長自身が明らかにしました。捜査当局としても重大な関心を持っている、こういうことであろうかと思い...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、きょうは日銀総裁にお越しをいただいていますので、総裁にお尋ねをいたします。  日銀においては、銀行あるいは証券会社、こういった業界の関係の会社とのおつき合い、飲食を伴うようなおつき合いというのはございますか。
○石井(啓)委員 そういたしますと、従来はそれは禁止されてなかった、こういうことのようでありますが、日銀の幹部が繰り返し接待を受け、特定の銀行に便宜を図った疑い、これが報じられております。  もし日銀幹部が逮捕されるような事態が生じた場合、総裁としてはどういうふうに責任をおとり...全文を見る
○石井(啓)委員 与党の幹部も、今回の大蔵省の汚職事件に絡んで、松下総裁が元大蔵事務次官である、そういう責任をとって辞任することを求めていらっしゃいますけれども、総裁はこれはどういうふうに受けとめていらっしゃいますか。
○石井(啓)委員 今申し上げましたように、松下総裁、ある意味で二重の責任を問われているわけです。  一つは、元大蔵省の事務次官。今回の大蔵省の接待汚職というのは、特定の個人ではなく、大蔵省の構造汚職、大蔵省の土壌がそういう接待を受け付けるような土壌であった、こういうことですね。...全文を見る
○石井(啓)委員 日銀幹部が逮捕されるような事態になれば総裁の責任は厳しく問われる、このことを重ねて申し上げたいと存じます。  それでは、質問を変えまして、景気対策について質問を申し上げたいと思います。  この予算委員会での最大の争点は景気対策でございます。私どもは大型減税を...全文を見る
○石井(啓)委員 ちょっとこれは総理にもごらんいただきたいと思うのですけれども、ことしに入りましてからの与党幹部の景気対策に関します主な発言を拾ってみました。  まず一月二十日、加藤幹事長は、財政再建の基本原則は堅持しつつも、事態が改善しないときは時間を延ばして機動的な対応をし...全文を見る
○石井(啓)委員 総理、これは一人、二人がたまたまぽろっと漏らしたという程度ならわかるんですけれども、先ほどの表で見ましたように、まさに自民党の幹部そのものですよね、幹事長、政調会長、幹事長代理。こういう方々、要するに自民党のトップの方が、五月雨式に次から次へと補正予算だ、追加景...全文を見る
○石井(啓)委員 いや、総理、役員会に出られなかったから自分の意思をきちんと伝えられなかったというのは、ちょっとおかしいんじゃないでしょうか。電話だってできるわけですから、それは私はちょっとおかしいんじゃないかと思いますよ。  では、ちょっと視点を変えて、財政構造改革法と景気対...全文を見る
○石井(啓)委員 今というふうにおっしゃいましたから、将来は可能性がある、こういうふうに受けとめてもいいのかもしれませんが、では角度を変えて、現在の財政構造改革法の枠内でどういう追加の景気対策が可能かという観点でちょっと質問したいと思うのです。  財政構造改革法自体は、毎年、特...全文を見る
○石井(啓)委員 そういうことですね。したがって、この一兆三千八百八十億を超えるような赤字国債を発行する事態になると、これはもう財政構造改革法を修正しなければいけない、改正しなければいけない、こういうことでございます。  それからもう一つ、建設国債についてでございますが、これが...全文を見る
○石井(啓)委員 いや、私は法律上の規定じゃなくて、法律の趣旨を聞いたのです。  総理もちょっとお答えにくいようですから改めて確認をしますけれども、この財政構造改革法の趣旨からすると、財政赤字のGDPに占める比率を毎年下げていく必要がある、努力していく必要がある。あるいは公債依...全文を見る
○石井(啓)委員 時間になりましたので最後に申し上げたいと思いますけれども、私は、こういう議論が最も重要だと思うのですよね。  といいますのは、補正予算編成というのはもう半ば常識化しているというか既定路線化されつつあるわけですから、どういう財政構造改革法の前提で考えているのか、...全文を見る
03月11日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
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○石井(啓)委員 平和・改革の石井啓一でございます。  昨日深夜まで、金融危機管理審査委員会におかれて優先株等の引き受けの審査が行われました。その申請の一部について承認がされたとけさの新聞等でも発表になって報道されておりますので、まず、この点についてお尋ねをしたいと思いますが、...全文を見る
○石井(啓)委員 今理事長おっしゃるように、確かに決算期の三月末までに間に合わせなければいけない、こういう事情はわかりますので、私もこれ以上厳しく言うつもりはございませんけれども、ただ、一行当たり数百億ないしは一千億にも上る公的資金を導入するに当たっては、やはりいささか泥縄的とい...全文を見る
○石井(啓)委員 ところで、この日債銀については、経営再建中である、こういう状況でございますが、今期から五年間無配当という業績の予想もあるところでございます。一方、審査基準を見ますと、申請金融機関の経営の状況が著しく悪化していないことの具体的な基準として、最近三年間連続して赤字決...全文を見る
○石井(啓)委員 そういたしますと、今後業績が上向くだろう、こういう予想でということだと思いますが、仮に三年間連続無配当になるような事態が今後生じた場合、これは結果として審査基準から外れるような銀行になってしまうわけですね、その時点では。そういう事態が生じた場合、これはどういうふ...全文を見る
○石井(啓)委員 今、理事長から経営改善計画の話が出ましたので、改めてお尋ねしたいと思います。  今回、資本注入する前提として経営改善計画が出されているわけでありますけれども、この経営改善計画が実行されるための担保というのはどうなっているのか。特に、実行されない場合のペナルティ...全文を見る
○石井(啓)委員 これだけの税金を投入するわけですから、当然、これは経営改善計画を実行してもらわなければいけないわけですね。そのフォローをする、そのフォローの状況も公表していくということで、あるいは当初の計画も当然公表するということでおのずからそういうことが促されるだろう、こうい...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、優先株、劣後債等の発行条件、今回もう承認をしたわけでありますけれども、この発行条件がどういうふうに決まったのか、この点について御説明ください。
○石井(啓)委員 今回も確かに、承認された四行を見ますと、優先株について、それぞれ一株当たりの配当に大分差がついておりますね。新聞等に出ておりますけれども、大分差がついている。第一勧銀で年〇・七五%ですか、日債銀だと年で三%ですね。それだけの差がついているということでございます。...全文を見る
○石井(啓)委員 ぜひ御検討いただきたいと思うのですね。議事要旨、議事録も公表するということでありますから、その中でも数字を挙げて御検討なさっているということだと思いますし、またあえて言えば、銀行の言いなりになっていないということをちゃんと示すという意味でも意義があるのじゃないか...全文を見る
○石井(啓)委員 大蔵大臣の立場で、それは大蔵省が関与したなんということは口が裂けても言えないとは思いますけれども、ただ、申請の状況の結果を見ますと、本当に横並びですよ。  確かに、都銀では劣後債あるいは劣後ローン、第一勧銀は優先株と手法は若干違っておりますけれども、その金額が...全文を見る
○石井(啓)委員 ただ、公表されていますリストラ策を見ますと、他の産業界から比べますと、まだまだ不十分だという声もございます。  また、このリストラ策自体も横並びなんですよ。今後、日本型金融ビッグバンを迎えるに当たって、私は、公的資金を導入する云々という前に、まず銀行みずからが...全文を見る
○石井(啓)委員 各行から提出されておるこの計画の中には「金融の円滑化」という項目で具体的な方策もございますね。この中で、例えば今回の二兆一千億程度だと具体的にどれぐらいの金融の円滑化の効果があるかというのは、これはわかりますね。その点についてはどうなんでしょう。今、決定している...全文を見る
○石井(啓)委員 本来、当初のこの金融安定化措置法案の趣旨は、貸し渋り解消ではなくて金融不安を安定化するということでございまして、自己資本充実ということでございますから、貸し渋りの解消効果というのは副次的な効果だったと思うんですが、その後いろいろな議論の中で、やはり税金を投入する...全文を見る
○石井(啓)委員 じゃ、その点についてよろしくお願いをいたしたいと思います。  もう時間が参りましたので、実はきょうはG7についても質問をする予定であったんですが、自己資本の方で終わってしまいました。G7については、予算委員会のこれは自由党の二見委員とのやりとりの中で、IMFの...全文を見る
○石井(啓)委員 時間が参りましたので、終わります。
03月18日第142回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○石井(啓)委員 平和・改革の石井啓一でございます。  まず、今回提出されました二法のうち、国家行政組織法に関しまして質問をいたします。  今回提出されました法案では、外務省に政務次官を二人置くことができるとする、こういうふうになっております。  国家行政組織法第十七条第四...全文を見る
○石井(啓)委員 今の答弁では全くよくわからないのですけれども、大体どんな感じのことを想定されているのでしょうか。もう少し具体的なものがあれば教えてください。
○石井(啓)委員 それでは一般論として質問をしたいと思うのですが、そもそも政務次官については、国家行政組織法第十七条の第三項では、「政務次官は、その機関の長たる大臣を助け、政策及び企画に参画し、政務を処理し、並びにあらかじめその機関の長たる大臣の命を受けて大臣不在の場合その職務を...全文を見る
○石井(啓)委員 政務次官の役割を強化する方向で検討されている、こういうことですが、私、今若干気になりましたのは、事務次官会議で検討している、こういうことのようなんですけれども、やはり政務次官の扱いでございますから、事務方に任せることなく、閣議においてでも、閣議でやるかどうかわか...全文を見る
○石井(啓)委員 よろしくお願いいたしたいと思います。  実は、この政務次官の役割強化といいますのは、私は、各省におきます大臣の補佐機能の強化、大臣のリーダーシップをより発揮させるためにそういうことをやるべきだというふうな認識でおるのです。  行革会議における最終報告において...全文を見る
○石井(啓)委員 といいますのは、今回の中央省庁の再編で、それぞれの一つずつの省庁の所掌事務というのが従来より広くなるわけでございますよね。広くなった割に、従来と同じような、大臣、政務次官一、二名という体制では、とても、これは大臣のリーダーシップは従来より発揮しにくくなる、こうい...全文を見る
○石井(啓)委員 六、七名という人数はともかく、六、七名だとしても、今度は十二省庁ですから八十名ちょっとでございます。  官房長官もよく御存じだと思いますけれども、我々の議院内閣制の先輩でございます英国においては、閣内大臣、閣外大臣、あるいは政務次官というのでしょうか、やはり合...全文を見る
○石井(啓)委員 ちょっと確認の質問をしたいと思うのですけれども、今回、内閣法の改正では、今の官房副長官と、それから内閣危機管理監ということなんですね。内閣危機管理監については行革会議の危機管理に関する意見集約を受けて今回新たに増員をしているわけでありますが、官房副長官の増員につ...全文を見る
○石井(啓)委員 確認のために今質問させていただきました。  では続いて、内閣危機管理監について御質問申し上げますが、改正法案の第十四条の二の二項では、「内閣危機管理監は、内閣官房長官及び内閣官房副長官を助け、命を受けて内閣官房の事務のうち危機管理(国民の生命、身体又は財産に重...全文を見る
○石井(啓)委員 ところで、この内閣危機管理監については、その職務からすると危機管理の専門家といいますか、そういう面に関する十分な経験なりあるいは能力なりが当然必要になってくると思いますけれども、具体的な人選に当たっての基準あるいは想定される人物像、これはどういうことをお考えにな...全文を見る
○石井(啓)委員 広く各界からお求めになる、こういうことでございますけれども、まあ単純に想定されるのは、例えば警察庁長官OBだとか防衛庁のしかるべき官僚OBだとか、そういう役人OBというのがすぐ思いつくのでございますけれども、どうなんでしょうか、そこら辺をお考えになっていらっしゃ...全文を見る
○石井(啓)委員 これは要望といいますか申し上げておきたいと思うのですけれども、役所のOBを活用、活用といいますか任用される場合は、特定の省庁ということにならないように、やはりそこら辺は十分御配慮をいただきたいと思います。いわば特定の省庁の、植民地と言ったらおかしいですけれども、...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、この内閣危機管理監の具体的な任務ですね。これを提案しました行政改革会議の意見集約、内閣の危機管理機能の強化に関する意見集約において、その任務が例示をされておりますけれども、今回の法律案を読む限りは、具体的な任務というのがなかなかイメージがわいてこないの...全文を見る
○石井(啓)委員 先ほども申し上げました行革会議の意見集約の中では、危機管理監の任務の例示として、突発的事態に際し内閣として必要な措置について第一次的に判断し、初動措置について関係省庁に適宜連絡、指示を行い、こういうふうになっておりますけれども、この初動措置について関係省庁に適宜...全文を見る
○石井(啓)委員 その際の連絡、指示というのは、内閣危機管理監はだれに対してどういうふうな連絡、指示を行うのでしょうか。
○石井(啓)委員 私が今あえてお聞きしましたのは、後ほどの質問にもちょっと関係をしてくるんですけれども、事務次官に連絡をする、こういうことになりますと、ある意味で各省庁の大臣の頭越しにやるような連絡、指示を行うというケースもあり得るかと思うんですが、その際、各省大臣の権限との整合...全文を見る
○石井(啓)委員 指示という言葉を聞きますと、何かそれに従わなければいけない義務を伴うのじゃないか、そういう感じを受けるわけですけれども、ではその点については、極端な例で言えば、指示があったけれども、大臣の判断と違う場合はその指示を当然受けない場合もあり得る、極端なケースで言えば...全文を見る
○石井(啓)委員 ところで、この行革会議の危機、管理に関する意見集約の中の提案の一つとして、今回のこういう危機管理監的なポストをつくるのと同時に、こういう体制の整備にあわせて、「突発的な事態の態様に応じた対処の基本方針についてあらかじめ所要の閣議決定をしておき、総理大臣が迅速に行...全文を見る
○石井(啓)委員 わかりました。そうすると、これは四月一日を目途に検討されている、こういうことでございますね。それでは、またこれはぜひ御報告をいただきたいと思うのです。  実はこれは、いわゆる総理大臣の行政各部の指揮監督権という意味では、ある意味で非常に画期的なことでございます...全文を見る
○石井(啓)委員 その点については非常に私は評価をいたしますので、今ちょっと質問したことをもう少し詳しくこれから質問をしたいと思うのです。  内閣機能の強化、この点でございますが、行革会議の最終報告でも、先ほど申しましたように、内閣機能の強化、総理大臣のリーダーシップの発揮、こ...全文を見る
○石井(啓)委員 行革会議の最終報告では、閣議の議決方法については本来内閣みずからが定めるものであるが、この場合、必要とあれば合意形成のプロセスとして多数決の採用も考慮すべきである、こういうふうにうたわれているのですね。この多数決制の取り扱いというのは、今後どういうふうになりまし...全文を見る
○石井(啓)委員 ある意味で、今まで全員一致じゃないと議決ができなかったのを、多少なりとも柔軟に議論ができるようにということなんでしょうが、ある意味で皮肉で申し上げますと、多数決制というと、じゃ、総理大臣が反対するのも、多数決で決まればそれで物事は決まるのかしらという、そういうこ...全文を見る
○石井(啓)委員 確かに内閣法上はそうなんですけれども、実態を見ると、自由に提出しているわけじゃなくて、今申し上げましたように、事務次官会議で了解された案件しかかかっていない、これは事実でございますよね。  ところで、その事務次官会議の法的な位置づけというのはどういうふうになっ...全文を見る
○石井(啓)委員 各大臣がそれぞれの各省の行政の事務について目を光らせて、万全に詳しいというわけじゃありませんから、当然のことながら事務サイドできちんと詰めたものが上がってくる、こういうプロセスは私も理解できるのですけれども、逆にそれしか、事務次官会議で了承されたものしか一〇〇%...全文を見る
○石井(啓)委員 今その問題、ずっとしつこく申し上げましたのは、憲法七十二条で、内閣総理大臣が行政各部を指揮監督する、こういうふうにうたわれていながら、実際、内閣法では、内閣法の六条では「内閣総理大臣は、閣議にかけて決定した方針に基いて、行政各部を指揮監督する。」三条では「各大臣...全文を見る
○石井(啓)委員 今政府委員から答弁ありましたように、官房長官、今やる気になったらそういうふうにできるという仕組みになっておりますので、これは、この行革会議の趣旨、内閣法の改正を待たずに、ぜひそういう形で橋本内閣もおやりになったらどうかと思いますね。ぜひその点よろしくお願いしたい...全文を見る
○石井(啓)委員 時間が参りましたので、終わります。
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○石井(啓)分科員 平和・改革の石井啓一でございます。  早速質問をいたします。  まず、路面電車の有効活用でございますが、今後の都市交通を考える上で、排気ガスや騒音を出さない、人と環境に優しい、また建設コストの安い路面電車の見直しということが重要と考えております。特に、本格...全文を見る
○石井(啓)分科員 引き続いて路面電車について伺いますけれども、現在、現存しております路面電車というのは、大体人口が三十万前後ですか、地方都市ということで、大都市は東京の荒川線が残っているだけなのでございますけれども、今後の活用を考えますと、併用軌道の場合を含めて大都市においても...全文を見る
○石井(啓)分科員 それでは、続いて、地元の問題を伺いますが、営団地下鉄十三号線の建設について伺います。  この地下鉄十三号線の延伸というのは、池袋駅のターミナル機能の強化とともに、池袋、新宿、渋谷を結ぶ山手線や地下鉄有楽町線の混雑を緩和するだけでなく、この三副都心の連携を強め...全文を見る
○石井(啓)分科員 今答弁のありました営団の民営化に関してお伺いしたいわけでありますが、この十三号線の延伸、これは営団地下鉄で予定をされているわけでございますけれども、民営化と、それの前段階として特殊会社化ですか、これが予定をされている。今建設中の七号線が平成十一年度ですか、同じ...全文を見る
○石井(啓)分科員 いずれにしろ、特殊会社に対して助成措置を行うという前提で検討している、こういうことでございますね。ちょっとその確認。
○石井(啓)分科員 よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、JR大塚駅の周辺整備でございますが、この大塚駅の周辺におきまして、国鉄清算事業団の跡地を使いましたシティーホテルがことしの六月にオープンする予定でございます。また、北口の方にもホテルの建設が予定されておりまして...全文を見る
○石井(啓)分科員 民営化されたJRですから、かつての国鉄のように運輸省さんが指導するというわけにはなかなかいかないことはよく承知をしておりますが、その点、よろしくお願いをいたしたいと思います。  続いて、実は、昨年の八月二十九日に、股関節に障害をお持ちの方々の団体でございます...全文を見る
○石井(啓)分科員 よろしくお願いしたいと思います。  続いて、同じ四つ葉会からの要望書の関係ですが、これは大臣にお尋ねをいたします。  この同じ要望書の三点目にリフト式バスの全車導入というのが挙げられておりましたが、運輸省からは低床バスの紹介もございまして、四つ葉会の皆さん...全文を見る
○石井(啓)分科員 大臣の御答弁のとおりでございまして、障害者や高齢者に使いやすいということは、当然健常者にとっても使いやすい。ユーザーサイドに立てば、そういう利便性を高めるということは非常に重要だと思いますし、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  続いて、JR埼京線の延伸問...全文を見る
○石井(啓)分科員 この点についてもよろしくお願いしたいと思います。  続いて、西武池袋線の高架化事業でございますが、現在、目白通りとの交差部を除いた桜台から練馬高野台駅までの間の在来線の高架は完了しておりますけれども、残された目白通りとの交差部の工事の進捗状況及び完成のめどに...全文を見る
○石井(啓)分科員 連続立体交差化事業、それから複々線化事業、あわせておやりになっていただいているわけでございますが、都市部の特特事業としておやりになっているというところでございますので、ひとつよろしく促進方お願いしたいと思います。  時間が参りましたので最後の質問でございます...全文を見る
○石井(啓)分科員 時間が来ましたので、終了いたします。
03月20日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
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○石井(啓)委員 新党平和の石井啓一でございます。平和・改革を代表して、まず中坊社長に質問をいたします。  まず、本日は参考人御出席、大変御苦労さまでございます。また、旧住専から譲り受けた債権の回収、大変困難な仕事に御努力をされていることに大変敬意を表したいと存じます。  さ...全文を見る
○石井(啓)委員 今お伺いしましたら、平成九年度で二百七十億近い回収益が出ている。平成八年度九億。本当に御努力されていると思いますが、この回収益を出すためには相当の御苦労があったかと存じます。特に、第四分類債権は通常回収不能と位置づけられておりますけれども、ここからも回収をしてい...全文を見る
○石井(啓)委員 まさに極めて細かい御配慮で社員を精励されておやりになっている様子がうかがえました。特に二次ロスを出したらその分回収益を取ってくるのだ、こういうことで精励をされておるようでございますから、そういった面では、今回の法改正でより皆さんの士気が上がるのではないかと期待を...全文を見る
○石井(啓)委員 ところで、旧住専の債権回収では、債権回収妨害ということに遭ってなかなか御苦労されている、また、こういつたことに対しまして法的な措置を伴って対抗されている、こういうふうに伺っておりますが、昨日の毎日新聞の夕刊には、旧住専の大口融資先でございます三正という不動産会社...全文を見る
○石井(啓)委員 そのとおりでございまして、ぜひ頑張っていただきたいと思います。  ところで、三正という会社の社長は、住管の取り立ては強引だ、憲法違反だ、中坊社長は民主主義の敵だ、こういうふうなことを主張していたようでありますけれども、この主張に対しまして、ちょっと社長の反論を...全文を見る
○石井(啓)委員 では、中坊社長に最後にお伺いしますが、今回の住専法改正以外で私ども立法府あるいは行政府に対しまして何か御要望がございますれば、この際、お聞かせをいただきたいと存じます。
○石井(啓)委員 中坊社長、大変ありがとうございました。  それでは、この住専法改正につきまして、引き続いて大蔵省に確認をいたしたいと思いますけれども、まず、二次損失が発生した場合の国庫補助及び民間負担の実施、これは実際に具体的に実施されるのがいつになるのか、これを確認いたした...全文を見る
○石井(啓)委員 今おっしゃったその発生状況を勘案してというのは、もう少し具体的におっしゃるとどういうことになるのでしょうか。
○石井(啓)委員 それでは、今回の改正で、回収益と二次損失の半分、すなわち国庫補助可能額とを相殺し、なおかつこの国庫補助相当分が残った場合に、これを次年度以降に繰り越して、そして次年度以降の回収益でその国庫補助相当分を相殺するということが可能なのかどうか、これを確認しておきたいと...全文を見る
○石井(啓)委員 そういたしますと、先ほど二次損失の国庫補助はいつやるかとお聞きしましたが、それははっきりしないけれども、住管の財務状況等を考えてやる、こういうことだとすると、今言いましたように相殺して国庫補助額が残ったとしても、これはすぐに補助を実施するということではないと思い...全文を見る
○石井(啓)委員 それはわかるのです。ですから、今のこの改正法案でも私が申し上げたことはできないというのは理解しているのですけれども、今後そういうことを検討していってもこれは十分価値があるのじゃないでしょうか、こういうことでございます。
○石井(啓)委員 では、これは今後の検討課題ということで、社長、今の議論はわかりましたでしょうか。よくまた大蔵省さんの方にもおっしゃってください。  それでは、きょうは日銀に来ていただいておりますのでお尋ねをしたいと思いますが、本日、日銀総裁が交代をされる予定だ、朝ですか、もう...全文を見る
○石井(啓)委員 守られてきたかどうかは別にして、大蔵省においてはこれまでいろいろな不祥事が起きるたびに通達あるいは倫理規定等を制定してきたわけですけれども、そういったことを見ながら日銀の方ではそういう必要性というのは今まで感じてこなかったのでしょうか。自分のところは例えば接待だ...全文を見る
○石井(啓)委員 やってまいってきたつもりだけれどもこういう不祥事が起きたということは、やはりちゃんと反省していただかないといけない、私はこういうふうに思うのです。  今度、新日銀法施行に伴い、日銀のあり方として従来以上に独立性なり透明性が求められているわけでありますけれども、...全文を見る
○石井(啓)委員 確かに、建前上は強い要請があって行ったということになるのでしょうけれども、その実態はどうかなと思います。  今回は、この「服務に関する準則」の中で、確かに第八条で「再就職制限」がうたわれておりまして、役員、それから局長級の職員、それから考査役を経験した役員また...全文を見る
○石井(啓)委員 安易な運用にならないようにお願いしたいと思います。特に、これは「自粛する。」ということですから、皆さんがみずから決めたルールなわけですから、みずからお守りになっていただきたい、こういうふうに思います。  それから、日銀職員の退職に関する制度というのはそもそもど...全文を見る
○石井(啓)委員 求められるという形でという、形はそうかもしれませんけれども、実態はいわばお勧めしておやめになっているということなのではないかと思います。  ちょっと時間がなくなりましたので、指摘だけしておきたいのですけれども、私は、決して再就職だとか天下りをやめろということを...全文を見る
○石井(啓)委員 終わります。
○石井(啓)委員 私は、平和・改革を代表し、ただいま議題となりました法人税法等の一部を改正する法律案及び租税特別措置法等の一部を改正する法律案に反対する立場から討論を行います。  今国会におきます審議では、景気対策が大きな課題となりました。そもそも今日の我が国の景気悪化は、平成...全文を見る
04月03日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第19号
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○石井(啓)委員 平和・改革の石井啓一でございます。  まず、先ほどから大臣の趣旨説明あるいは各委員の質問でもございましたけれども、今回の増資により我が国のIMFへの出資シェアが、現行のドイツとの同率二位、五・六四%から単独二位、六・二八%に上昇する、こういうことになるわけでご...全文を見る
○石井(啓)委員 その点、ぜひお願いをしたいと思うのです。  実は、私、昨年の十一月にアメリカの国連協会の招聘で超党派の議員団の一員として米国に参りまして、国連機関の方々と懇談をする機会がございました。その中で、国連に働いていらっしゃる日本人職員の方と懇談の機会がございまして、...全文を見る
○石井(啓)委員 その点、よろしくお願いしたいと思います。  それから、先ほどもちょっと話題になっておりましたが、米国の場合は、こういったIMFの増資あるいは国際機関における出資なり分担金なり、これは議会が極めて厳しい評価をしておりまして、例えば国連分担金もなかなか支払わないの...全文を見る
○石井(啓)委員 ところで、けさの朝日新聞の一面に、アジア欧州会議、ASEMに関しまして、「最大のテーマのアジア危機については、国際通貨基金(IMF)と協調した制度改革の必要性を確認したうえ、アジア諸国の金融システム改革を支援するための基金の設立て合意する見込みだ。」、こういう記...全文を見る
○石井(啓)委員 このアジア通貨基金の構想というのは、我が国がイニシアチブをとったという意味では極めてまれといいますか、非常によかったんではないかと私は思うのです。米国の反対で形を変えざるを得ないということでございますが、このマニラ・フレームワークの中でその中核が生かされるという...全文を見る
○石井(啓)委員 今説明のあったとおりだと私も大体認識をしておりますが、ところで、このIMFの融資の条件、このプログラムというのが欧米のやり方をアジアに押しつけるものであって、各国の歴史的な経緯や経済構造を無視した厳し過ぎるものであるという指摘もあります。あるいは、IMFの危機管...全文を見る
○石井(啓)委員 今回のアジア通貨危機への我が国の支援策といたしまして、金融支援、これはもう既に表明をしておるわけでございますけれども、それに加え、内需拡大によるアジアからの輸入振興、やはりこれは私は日本として図るべきだというふうに考えます。  といいますのは、いずれにしろ巨額...全文を見る
○石井(啓)委員 特別減税とか十年度予算、それではやはり厳しいといいますか、各国の評価はやはり厳しいわけですよ。現状では、日本がアジア経済危機の防波堤にならないという批判が高いわけであって、今総理はロンドンに行かれているわけだけれども、与党の発表した十六兆円の経済対策をやるという...全文を見る
○石井(啓)委員 ところで、アジアからの輸出を引き受けるという意味で、この内需振興ということなんだけれども、我が国の輸入をふやすという意味での内需振興、それはやはり公共投資より減税がきくことは火を見るよりも明らかなわけです。この十六兆円の経済対策、山崎政調会長も、財政構造改革会議...全文を見る
○石井(啓)委員 この問題、またいずれ早晩大臣と議論することになると思いますので、時間が来ましたので終了いたします。
04月14日第142回国会 衆議院 本会議 第29号
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○石井啓一君 新党平和の石井啓一でございます。平和・改革を代表いたしまして、ただいま議題となりました橋本総理の経済財政運営に関し質問をいたします。  総理は、先日、経済財政運営の基本的な路線を変更することを明らかにされました。従来かたくなに固執してきた目先の財政赤字削減という基...全文を見る
04月17日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第22号
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○石井(啓)委員 平和・改革の石井啓一でございます。  私は、加藤参考人、岸参考人、藤田参考へそれぞれ業界を代表されて来ていただいていますので、二間ずつ質問をいたします。  まず一問目は、業界の体質強化ということでございますけれども、ビッグバンが進展していきますと、当然のこと...全文を見る
05月06日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第24号
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○石井(啓)委員 平和・改革の石井啓一でございます。  きょうは大きなテーマで、金融の検査に関する質問、それから、これまでも本日の質疑でございましたが、投資者保護、利用者保護、大きくこの二つの分野の質問を用意しておりますが、まず投資者保護の方から先に質問をさせていただきまして、...全文を見る
○石井(啓)委員 原則的な方向を確認しますと、この証券取引審議会の報告書を読みますと、今私が読んだ前段部分で、「金融商品に係る投資家保護との視点から、証券取引法の有価証券の範囲を更に大幅に拡げられないかとの議論もある。」しかし、それを否定しているのですね。それは適当でないと否定し...全文を見る
○石井(啓)委員 そこで、私は確認したいことがあるのです。  今局長の方から御説明ありましたけれども、我が国の証券関係法制はアメリカの法制がベースになっています。アメリカの法制というのは業法中心で、なおかつ証券については幅広い定義が採用されておるわけですね。だから、従来の伝統的...全文を見る
○石井(啓)委員 そこで、これは大臣に確認したいのです。  先ほどの銀行局長の答弁ですと、これは中長期的な課題というふうにおっしゃっているんですけれども、私はこれはなるべく早く検討すべきだと思うのですよ。といいますのは、今この時点では今の業法ごとの規制で十分だという答弁ではあり...全文を見る
○石井(啓)委員 振り返って考えてみますと、変額保険も性質からすると非常に投資性の高い商品だったわけですね。ところが、規制されているのは、あの商品は保険業法だけです。そういうように、今の業法の中だけでもやはり問題が起こり得る。なおかつ、今の業法で規制できない、いわゆるポテンヒット...全文を見る
○石井(啓)委員 その点、ぜひ大臣もリーダーシップを発揮していただきますようにお願いいたします。  それでは、今回の改正証券取引法における投資者保護の考え方を改めてここで確認をしたいと思いますので、政府委員の方からお願いします。
○石井(啓)委員 それでは、これまでの質疑の中でも取り上げられていましたが、今回、証取法改正案第六十五条によりまして、銀行、保険会社における投資信託の窓口販売、これが可能になったわけであります。この投資信託の販売においては、証券会社で販売をしていても不正な勧誘あるいは強引な販売行...全文を見る
○石井(啓)委員 この点大変懸念される向きがありますので、私、ちょっと改めて確認したいのですけれども、銀行、保険会社等で窓口販売するときもこの証券取引法上の販売ルールが適用されるということですね。ちょっとその点、確認のため御答弁をいただきたいと思います。
○石井(啓)委員 それから、もう一つ確認しますが、今回の改正案によりまして、証券投資信託の受益証券について、これが証取法の第二章、企業内容等の開示の対象になるということですね。ですから、目論見書を作成し、そしてそれを交付する義務がある、こういうことでよろしいわけですね。
○石井(啓)委員 それでは、なぜるる心配しているかというと、先ほど言った変額保険の件がまさに心配される事例なわけですよ。振り返って考えてみますと、あれはバブル期のことではありますが、一般の方に銀行から多額の融資をして、それを保険に一括払いをする、それを専ら有価証券に投資をして、そ...全文を見る
○石井(啓)委員 今、大臣の答弁の中にもありましたけれども、もう一度確認をいたします。  私は、こういう商品に対して一般投資家に勧誘する場合は、やはりその仕組みとか危険性をわかりやすく説明をし、そしてそれを理解をさせて、その上で、それでも投資をするのだという意向を確認する、こう...全文を見る
○石井(啓)委員 それではもう一つ、有価証券デリバティブについてお聞きします。  これが全面解禁をされる、しかも銀行や保険会社においても、一定の範囲内ではありますが、これを扱うことができるというふうにされておるわけでございます。このデリバティブ取引は仕組みが大変複雑でございます...全文を見る
○石井(啓)委員 今、適合性の原則のお話がございましたけれども、私は、適合性の原則からしますと、この証券デリバティブを勧める対象というのは極めて限られてくるのではないか、この点について確認したいと思うのです。  リスクの高い証券に投資できるだけの知的能力といいますか、あるいは財...全文を見る
○石井(啓)委員 大臣、よろしいですか。私、ちょっとしつこくずっと申し上げていますのは、これから銀行にしろ証券会社にしろ、非常に厳しい競争というのが予想されますね。そういった中で、かつてのように営業マンにノルマが非常に課される、そういった状況になりますと、とかくやはりこういつたリ...全文を見る
○石井(啓)委員 ある意味では、今後金融機関に対する検査監督は金融監督庁に移るわけでありますけれども、いろいろな事例が出てその判断を裁判に任せるということではなくて、せっかくこういう法整備をしたわけですから、この法令の遵守状況等についてもきちんと、これは検査をするようでありますけ...全文を見る
○石井(啓)委員 通例であれば法案審査の折にそういう算定方法というのは出てくるのじゃないかと思うのですけれども、業界で今検討中ということでありますが、いつまでにこれを定めるのでしょうか。それで、その調整というのはうまくいくのでしょうか。
○石井(啓)委員 では、それはぜひ早目にまた教えていただきたいと思うのです。  あわせて、この投資者保護基金の中で経過措置として、二〇〇一年三月末まで日銀借り入れと政府保証の付与、この公的支援を可能にしているわけであります。これは後ほどお聞きします保険契約者保護機構についても共...全文を見る
○石井(啓)委員 前段のお答えで、私の問題意識とちょっと、答えていただかなかったので。要するに、銀行の場合は決済機能を持っているからという理由だったのだけれども、証券会社にはないわけですね。にもかかわらず公的資金を入れるのはどういう理由なんだ、その点についてもう一度答えてください...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、その借入額は政令の範囲だ、政府保証は予算の総則の範囲だということですが、この政令がいっ決まるのでしょうか。そして、予算の総則というのはいつの予算になるのでしょうか。
○石井(啓)委員 そうしますと、政府保証を予算の総則で書くというのは、問題が起きそうな時点でやるということなのでしょうか。ちょっとそこを確認したいのです。  といいますのは、ことしやりました金融二法、これについては、法案審査の段階で十兆円の交付国債と二十兆円の政府保証という額が...全文を見る
○石井(啓)委員 大臣、ちょっと御答弁いただけませんでしょうか。私の問題意識は、金融二法のときはきちんと公的支援の額というのが明示されていて、それを前提に議論をした。今回の証券、あるいは後ほど聞く保険の場合は、公的支援の額がはっきりしないで、とにかく公的支援は必要だということで認...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、証券の方ばかり聞くとあれですから、保険の方に聞きます。  同じ質問ですけれども、保険契約者保護機構で、二〇〇一年三月末までの経過期間の間で、これは日銀借り入れと政府保証、この公的支援、それぞれどれぐらいの額になるのか、そしてまた、 そもそもこの公的...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、今確認しましたが、証券の方の投資者保護基金の三百億とか五百億という額とはそんなに差がない額だ、こういうことですね。  それからもう一つ、保険の方は、ちょっと今私初めて聞いたのですけれども、借入金の上限、政令で定める範囲内、これは大体事前負担額と同額程...全文を見る
○石井(啓)委員 その場合、これも別の委員の質疑でありましたけれども、必要な措置というのが非常に幅広い解釈になっておりまして、何でもできることになっているんだけれども、ある意味で非常にこれは、要するに公的支援を青天井にしかねない条文ではないかなと懸念するのです。一つは、特例期間中...全文を見る
○石井(啓)委員 最後、その点についてもう一度大臣に確認したいと思います。
○石井(啓)委員 大臣、済みません。私、質問を終わろうと思ったのだけれども、ちょっとずれた答弁だったので。  いや、経過期間に限らず、保険業法の改正案の三百十一条の二では、機構の利用可能な資金の状況が著しく悪化した場合は、内閣総理大臣が必要な措置に関し大蔵大臣に協議しなければな...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、時間が参りましたので、きょうはもっとほかの質問も用意しておりましたが、また次回、次の機会にお願いをいたしたいと思います。  以上です。
05月08日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第25号
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○石井(啓)委員 平和・改革の石井啓一でございます。  きょうは、先生方、大変お忙しいところお越しをいただきまして、まことにありがとうございます。  まず私は、四先生それぞれに、投資者保護の観点から御質問を申し上げたいと存じます。  昨年六月の証券取引審議会の報告書あるいは...全文を見る
○石井(啓)委員 ありがとうございました。  続いて、金融ビッグバンの影響をお伺いしたいんですけれども、金融界に与える影響、これはいろいろな書物等も出ておりまして、恐らく大変な競争が起こり、再編が起こってくると予想されます。ここでお聞きしたいのは、直接金融界ではなくて、その他の...全文を見る
○石井(啓)委員 ありがとうございました。  残念ですが、時間が参りましたので、私の質問を終わりにさせていただきます。
05月15日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第28号
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○石井(啓)委員 おはようございます。平和・改革の石井啓一でございます。  今も北橋委員の方から検査に関する質問がございましたが、私も、今後の新しい金融行政を考えますと、この検査というのが非常に重要なポイントになるというふうに考えております。  まず、監督のあり方としては、早...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは具体的にお聞きしますが、この「新しい金融検査に関する基本事項について」、この概要を読みますと、検査としては、今御説明あったように、資産内容の健全性に係る検査と、ルールの遵守状況、リスク管理状況等に係る事後的確認検査、この二種類をおやりになる、原則としてこ...全文を見る
○石井(啓)委員 その点についてはよろしくお願いしたいと思います。  もう一つ、検査の頻度でございますけれども、今、経営実態に応じて頻繁にやる場合と少し間を置いてやる場合と、そういう差をつけてやることもある、こういうことのようですが、昨年の十二月に総務庁の行政監察に基づく勧告、...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、今の質問は次の質問に関連するのですけれども、この早期是正措置の実効性をどう担保するのかという問題なんです。これは、金融機関の自己査定の結果を外部監査等でチェックした上で監督当局が検査、モニタリングをする、こういうことなんですけれども、この金融機関の自己...全文を見る
○石井(啓)委員 そういたしますと、金融機関が自己査定をして自己資本比率を発表する、その都度監督当局が検査に入ってそれをチェックする、こういうふうに考えればいいのでしょうか。
○石井(啓)委員 これまで例えばいろいろ銀行が破綻してきましたけれども、その都度、従来公表してきた不良債権額より、実際にその後検査にしっかり入ってみると不良債権額が非常に大きくなってきたという問題、あるいは証券会社の山一の場合は簿外債務というのがチェックできなかった。こういったこ...全文を見る
○石井(啓)委員 今の体制の中ではなかなかその決算のごとに検査をすることはできない、こういうことのようなんです。確かに今の体制を前提にすればそういうことなんですが、私どもは、やはり今の体制自体を、検査体制を抜本的に充実すべきである、このことを主張したいがために今るる申し上げている...全文を見る
○石井(啓)委員 大蔵省から金融監督庁に移りますと、定員の増員というものの査定は総務庁ということなんでしょうが、当然予算がかかわりますから大蔵省にも相談があるわけでございますので、大蔵大臣はその点十分バックアップをぜひしていただきたいと思うのです。その点、よろしくお願いをいたしま...全文を見る
○石井(啓)委員 大臣にちょっと確認したいのです。  これはたしか行革特であったと思いますけれども、今回の大蔵省の内部調査で処分を受けた職員は金融監督庁に推薦しない、こういう御答弁があったと思います。今回処分が実施された段階でこのことについて改めて確認したいと思いますが、大臣、...全文を見る
○石井(啓)委員 そうすると、懲戒処分以上の処分を受けた人、これは推薦をしない、それ以下の内部処分の方については場合によってはあり得る、こういうことでございましょうか。ちょっと確認します。
○石井(啓)委員 基本的にはそれは金融監督庁の長官の人事権なのでしょうけれども、でも、大蔵大臣がオーケーと言わなければ大蔵省から出さないのでしょう。移籍しないわけですね。大蔵省が、いやこの人は大蔵省として残しておく人材だといってオーケーしなければ、それは移れないはずですね。そうい...全文を見る
○石井(啓)委員 ですから、実際的にはやはり大臣の了解がないといかぬと思うのですが……(松永国務大臣「協力するんだよ」と呼ぶ)協力するのでしょう。  だから、言っていますのは、やはり金融検査に対する不信感というのは非常に大きいわけですから、新しい組織というのは身ぎれいな人でやる...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、またこれは金融監督庁が発足したときに確認をしたいと思います。  それから次に、金融監督庁と大蔵省との人事交流が今後どうなるのか、この点について答弁をいただきたいと思います。
○石井(啓)委員 これは人事交流ということですから当然大蔵省側の意向もあると思うのですけれども、大蔵省としてはどうですか。
○石井(啓)委員 これは附帯決議が付せられたときにも議論にはなっていたと思いますけれども、新しくできる金融監督庁というのがいわゆる大蔵省の植民地にならないようにというやはり皆さんの心配といいますか、そういうのがあると思うのです。そういう意味では、人事交流自体は私は否定をするもので...全文を見る
○石井(啓)委員 建前はそうだと思うのですが、今現在の実態を見てみましても、各省庁に固定ポストで大蔵省の方から出向しているのがたくさんあります。その実態は大臣も御存じだと思うのですけれども、私は金融監督庁についてはそういうことにならないようにぜひしてほしいと思います。  これは...全文を見る
○石井(啓)委員 全般的な実施状況についてはそれはそういう方向でやっていただきたいと思いますが、個別検査についても、私、全部出せとは申しませんが、できる範囲でおやりになったらどうかと思うのです。  当委員会で資料要求をいたしました四つの銀行に関します検査報告書、示達書、示達回答...全文を見る
○石井(啓)委員 この点については前向きに御検討いただきたいと思います。  それから、先ほどもちょっと申し上げましたが、昨年の十二月に総務庁の勧告で金融に係る勧告が出されておりますけれども、この中で「金融に係る情報開示の推進」ということで指摘をされております。この指摘に関しまし...全文を見る
○石井(啓)委員 今局長の方から顧客に対する開示ということがありましたが、この勧告の中でもそういったことを細かく大分言っているのですね。利用者の利便に配慮した開示方法の適切化ですとかあるいはオープンにする時期をなるべく早くすべきだとか、そういったことを言っておりますので、その点に...全文を見る
○石井(啓)委員 保険についてはどうですか。
○石井(啓)委員 今回、保険については新たにソルベンシーマージン比率をもって早期是正措置が導入されたわけでありますけれども、その基準の区分なり、あるいは措置がどういう措置なのか、私は、少なくとも、省令に委任されているとはいえ、法案審査の段階でやはりそこら辺はきちんと説明してほしい...全文を見る
○石井(啓)委員 いや、考え方はわかるのですけれども、では、本当にどういう措置になるのかというのがわからないのですよ。例えば銀行と同じような措置になるのですか、保険会社に対しても。
○石井(啓)委員 今回の金融システム改革法案、実は、いろいろ勉強してみると、随分政令あるいは省令に委任されている部分が多いのですね。確かに、これだけ大部の法案ですから、具体的な中身を詰めるのは時間が要るかと思いますけれども、私は、できるだけといいますか、政省令に委任されるにしても...全文を見る
○石井(啓)委員 もう時間になりましたが、最後に確認したいのですけれども、契約条件が変更されるということですが、二〇〇一年三月末までの経過期間、この期間においては補償の基準を厚くしておりますね。この期間においても、破綻した場合、契約条件は変更されるのかということと、もう一つ、早期...全文を見る
○石井(啓)委員 済みません、保険部長、いいですか、ちょっと時間がないのですけれども、責任準備金、一〇〇%が補償されるというのはわかるんだけれども、予定利率も変わらないのかということを確認したいのです。
○石井(啓)委員 時間が参りましたので、終わります。
○石井(啓)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     金融システム改革のための関係法律の整備等に関する法律案、特定目的会社による特定資産の流動化に関する法律案、特定目的会社による特定資産の流動...全文を見る
05月19日第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第5号
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○石井(啓)委員 平和・改革の石井啓一でございます。  私の方からは、昨年成立をいたしましたこの財政構造改革法、今回改正案が出ているわけでございますが、そもそも見直すべき点がそのままになっているのではないか、この点をまず指摘を申し上げたいと思います。  財政構造改革法では、建...全文を見る
○石井(啓)委員 現在ある財政法の規定があるからそうしなければいけないということではないとは思いますけれども、私は、この議論は恐らく財政法の改正というのも含めた議論になるとは思いますが、おっしゃるのは、要するに建設国債は、四条公債は投資的な経費である、資産を残すからこれは許される...全文を見る
○石井(啓)委員 その点であえて申し上げれば、建設国債で資産を残すからいいというものではなくて、これは、将来にわたって真に必要な資産でなければならないはずですね。むだなものに使っていれば、これはもうどうしようもないわけでありまして、実は、そこら辺のチェックは、また別の議論として本...全文を見る
○石井(啓)委員 では私の方から紹介しますと、アメリカではございませんね、建設国債、赤字国債の区分。それからフランスもない。イギリスは、法律上はないのだけれども、ブレア政権になってからゴールデンルールというのを設け始めた。ただし、このルールでも、単年度ごとの厳格なものではなくて中...全文を見る
○石井(啓)委員 これは水かけ論になりますので、また今後も引き続き議論をさせていただきたいと思います。  もう一つ。そもそも、財政構造改革法の目標年次が二〇〇三年度になっていたのですが、この目標年次を今回二〇〇五年にするわけですけれども、この当初の二〇〇三年という目標年次の設定...全文を見る
○石井(啓)委員 目標年次の議論はまた後ほどさせていただきます。  それでは、今回の改正につきまして伺います。  まず、今回の改正、特例公債の毎年縮減を弾力化をする、特例公債発行枠の弾力化、この発動の基準でございますが、これは改正案の第四条第二号で、著しく異常かつ激甚な非常災...全文を見る
○石井(啓)委員 わかりました。  続いて、「経済活動の著しい停滞」ですが、これは三つのケースが挙げられておりました。  一つは、直近の二四半期連続で実質GDP成長率が一%未満の場合。これはよくわかります。  二つ目のケースで、直近の一四半期の実質GDP成長率が一%未満であ...全文を見る
○石井(啓)委員 そうしたら、今おっしゃった三つの指標を、直近三カ月とその前三カ月とを比べて、その指標のうち二つマイナスであればこういうケースに該当する、こういうことですね。わかりました。  それでは、もう一つでございますけれども、直近の実質GDP成長率は今言いました二つのケー...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは確認しますけれども、昨年の秋の時点、アジアの経済危機が勃発しておった、なおかつ我が国の金融機関の大型金融破綻が相次いでいた状態。こういった状態は、この内外の経済ショックに当たるのでしょうか。
○石井(啓)委員 いや、それは私、どうかと思うのですよ。  というのは、都市銀行がつぶれるなんというのは、昭和恐慌以来の、いわば七十年ぶりの大変な事態なわけですね。そういう状況がこの第三項目に当たらないとなると、ほかにどういう事態があるのかしら。ちょっと私はそれは非常に疑問なん...全文を見る
○石井(啓)委員 ちょっと今の説明はよくわからないのですけれども。今から振り返ってみるとその当時はそういう状況だったということなんだけれども、ああいう事態自体が内外の経済ショックに当たるのかどうか、そのことを私は今確認したいのです。  昨年の秋のような状況が起きたとき、これが、...全文を見る
○石井(啓)委員 では、大蔵大臣、どうでしょう。  内閣の一員である大蔵大臣は、昨年の秋のような大型の金融破綻が相次ぎ、なおかつアジアの経済危機が勃発している、こういった状況が内外の経済ショックというふうなことに該当するのかどうか、大蔵大臣としての見解を伺いたいと思います。
○石井(啓)委員 これからはそういうことになるとは思うのですけれども、今から振り返って、あのときどういう判断をすべきであったのか、こういうことを聞きたいのですけれども、これは恐らく責任をまた追及されると思ってなかなかはっきりとしたお答えが出ないのかと思いますが、ちょっとこればかり...全文を見る
○石井(啓)委員 非常にわかりにくくお答えをいただきましたが、では、要は、異常な非常災害あるいは著しい経済停滞が起こったとしても、それで自動的に弾力化措置が発動されるということではないということですね。ちょっとその点。そういった著しい経済停滞あるいは非常災害が起きて、それでどうい...全文を見る
○石井(啓)委員 このような、著しく異常かつ激甚な非常災害だとかあるいは著しい経済活動の停滞、こういった異常事態が起きてもなおかつまだみずから手足を縛っているわけですね、自動的に外れるわけではありませんから。そのことについてちょっと私は疑問なんです。  といいますのは、弾力化措...全文を見る
○石井(啓)委員 これは本来総理に聞くべきだったところかもしれませんけれども、弾力化措置を外すということと対策をとるということはイコールではありませんから、弾力化措置は外しておいても、別に特例公債を増額して補正予算等組まなくてもこれは構わないわけだから。私は、ある意味で、こういっ...全文を見る
○石井(啓)委員 そうすると、確認いたしますと、一度弾力化措置が発動されると、その発動された当該年度中はその措置は継続されるということですね。もう一回言うと、今回の補正でこれが発動された場合、仮に今年度中に二次補正があるとすれば、その補正というのは特例公債の発行枠はない、こういう...全文を見る
○石井(啓)委員 そうすると、ではもう一度確認をしますと、一回弾力化措置を発動した場合に、それを次の年度も継続してやるかどうかは翌年度の当初予算を編成するときに判断するということですね。だから、この法律が通って今回の補正で弾力化措置が発動された場合、十年度中はそれは継続される。十...全文を見る
○石井(啓)委員 わかりました。  そういたしますと、続いての質問ですけれども、当初予算を編成するときに、来年度とは限りません、毎年の当初予算を編成するときに、弾力化措置が必要だ、こういうふうに判断をした場合、主要な経費に係るキャップというのはどうなるのでしょう。
○石井(啓)委員 今質問した点は、私、今回の改正の一つの欠陥ではないかと思うのです。  といいますのは、今回の改正では、特例公債発行すなわち歳入の弾力化は可能としているのですけれども、集中期間においては当初予算の歳出の弾力化は可能になっていないのですよ。ですから、来年度、十一年...全文を見る
○石井(啓)委員 いや、だから大臣、それは問題じゃないのかということを聞いているわけですよ。十一年度当初予算の編成時に弾力化措置が必要だというふうな判断をしたとしても、キャップがかかっているから予算が上積みできないわけですよ。  だから、もう少し言うと、来年度の予算で、当初予算...全文を見る
○石井(啓)委員 いや、大臣、工事費の節減とかおっしゃいますけれども、それは来年の当初予算のときではそんなに大きな効果は出てこないのじゃないでしょうか。今建設省でも、いろいろ工事単価の節減等を検討されているようでありますけれども。  大幅に公共事業を上積みをしなければいけない、...全文を見る
○石井(啓)委員 私が主張したいのは、今回は特例公債発行枠の弾力化だけなんでありますけれども、そうではなくて、法の施行そのものを運用停止した方が経済状況に応じた適切な財政運営が可能になるのじゃないですか、このことを申し上げたいのです。どうでしょう。
○石井(啓)委員 いや、私が申し上げたのは、今回のトリガー、弾力化措置ですね、こういったケース、いわば非常災害だとか著しい経済停滞、こういったことが起きたそういったケースにおいて、特例公債発行枠の弾力化ではなくて、法の一定限の運用停止、こういうふうにした方がいろいろな意味で柔軟な...全文を見る
○石井(啓)委員 いや、私は財政構造改革法を廃止するというふうに言っているわけではなくて、著しい経済停滞のときにある期間だけ停止したらどうかと。期間が終わったらまた発動すればいいわけですからね。一たん廃止して、やめろと言っている議論ではないのですよ。だから、財政再建を否定している...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、もう一つ提言しますけれども、私は、少なくともこの特例公債発行枠を弾力化するような事態が生じた場合、キャップもそのとき外したらどうかと思うのですよ。キャップを外して、私、キャップを全部否定するものではないけれども、それを次年度以降に先送りする、先延ばしす...全文を見る
○石井(啓)委員 では、私は、本来はこの数年は集中改革期間ではなくて、集中経済再建期間である、このことをやはり主張しておきたいと思います。水かけ論になりますから、次の質問に移りますが。  それでは、平成十一年度の特例公債の発行限度額は幾らになりますか。
○石井(啓)委員 大臣、恐縮ですが、この財政事情の試算という表をお持ちになっていらっしゃいますか。お持ちになっていなかったらお渡ししますが。  それでは、皆さん、お持ちになっている方はごらんになっていただきたいと思うのですが、財政事情の試算では、平成十一年度の公債金は十四一五兆...全文を見る
○石井(啓)委員 そうすると、確認しますと、先ほど十一年度の限度額は九・一四兆円ということでしたから、今、十一年度の試算では六・一兆円ということは、試算上は三兆円の発行余裕枠があるということですね、十一年度。この点について確認します。
○石井(啓)委員 それでは、それを確認した上で次の質問に行きますけれども、今回二〇〇五年度に目標年次を延ばしているわけでありますが、二〇〇五年に延ばす必要性というのはどうしてでございますか。
○石井(啓)委員 先ほど確認したところ、十年度の補正後の九・一兆円をベースにして引き下げていくのであれば私は多少わかるのですけれども、十年度当初予算の七・一兆円をベースに引き下げていくわけですよね。実は、十年度当初予算のときの試算を見ると、この当初の七二兆円を、毎年一・四兆円ずつ...全文を見る
○石井(啓)委員 いや、私は、目標年次に関しては合理的な必要性、理由というのがどうもわからないのですね。むしろ、弾力化措置を実施する年度に応じて目標年度を先に延ばした方がよっぽど合理的じゃないか。弾力化措置を実施する年度が一カ年度であれば目標年次を一年延ばす、それが二カ年度あると...全文を見る
○石井(啓)委員 いや、その二〇〇五年度の意義というのは私もわかるのですけれども、でもそれは、もう、そもそも昨年法律を成立させたときにそうだったわけですよね。  ではお聞きしますけれども、今後、二〇〇五年度という目標年次をさらに延ばすということはないのでしょうか。その点について...全文を見る
○石井(啓)委員 いや、確かに大臣の建前的な答弁ではそのとおりだと思いますけれども、ただ、弾力化措置はいつでもこれは発動できるわけでしょう。ですから、今後、弾力条項がどれぐらい発動されるかわかちないわけですよ。わからない時点において、決してないということが言えるんでしょうか。その...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、この点についてもっとじっくりやりたいのですが、質疑時間終了ということでありますから、また、機会があればしっかりやらせていただきたいと思います。終わります。
05月20日第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第6号
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○石井(啓)委員 平和・改革の石井啓一でございます。  きょうは、共同提案の三会派からそれぞれ提出者に出席をしていただいていますが、私からは主に西川提出者の方にお聞きをいたしますので、よろしくお願いをいたしたいと存じます。  まず、今回、政府は財革法の改正案を提出してきたわけ...全文を見る
○石井(啓)委員 先日も、西川議員、ここで総理とやりとりをされていましたが、確かに、昨年の秋の特別委員会での議事録を拝見しますと、総理は、将来的に改正する事態はあり得るかもしれないと。特殊な例とはいいながら湾岸戦争のような事態だ、こういうふうに言っておりましたが、当時、既にアジア...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、今回、野党三会派で共同提出をされました財政構造改革の推進に関する特別措置法の停止に関する法律案、この具体的な中身について確認をいたしたいと存じます。  ここの第二条において、   財政構造改革の推進に関する特別措置法につ  いては、財政及び経済の...全文を見る
○石井(啓)委員 この点についてさらに確認をしたいと思うのですけれども、先日、私も委員会で、この点、大蔵大臣と議論をさせていただきました。従来から政府の方は、いや、建設国債は投資的経費だから、将来の世代がその資産に対して支払うものだから、これはいいんだと。一方で、赤字国債の方は経...全文を見る
○石井(啓)委員 その点につきましては私も全く同感でございまして、将来の世代が借金を返すという意味では全く同じことでございます。これはまたもう一つ別の議論にはなるかと思いますけれども、建設国債とはいっても、本当にそれが真に将来の世代に対して必要なものに投資をされているかどうか。こ...全文を見る
○石井(啓)委員 その点につきまして、私も先日委員会で大蔵大臣に確認しました。政府の改正案では二〇〇五年度に目標を二カ年度延長しているわけでありますけれども、それはこの平成十年度に特例公債発行枠の弾力化措置を行う、そして十一年度以降に特例公債を縮減をしてという案であります。仮に特...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、野党は今三会派とも恒久減税をやるべしというふうに訴えられておりますけれども、この恒久減税の検討についてどういう御見解なのか、そして、その恒久減税の検討と今回のこの法律案とがどういう整合性といいますか関係を持つのか、この点につきまして確認をいたしたいと存...全文を見る
○石井(啓)委員 この野党提案の財革法の停止に関する法律案につきましては、今現在景気回復の足かせになっている財革法を一時停止し、その間に抜本的な景気対策、経済対策を図っていく、こういう大きな目的があるかと思いますが、三会派それぞれ経済対策、景気対策をお考えだと思います。先ほど民主...全文を見る
○石井(啓)委員 今の不況、やはり心理的不況といいますか、将来の不安、雇用あるいは社会福祉政策、先行きが見えない、こういったものに対する不安が消費を冷え込ませている、こういった面が私は相当あると思うのですけれども、そういう庶民の不安を解消させる、そういった意味でやはり今おっしゃっ...全文を見る
○石井(啓)委員 今キャップのお話も出てまいりました。これも西川提出者個人の見解で結構でございますので、この財革法におけるキャップの扱いというのもどうすべきというふうにお考えなのか、御意見を伺いたいと存じます。
○石井(啓)委員 それでは、最後の質問になろうかと存じますけれども、先ほどの北脇委員の質問とも重複をいたしますが、昨年の通常国会、昨年の臨時国会、そしてことしの通常国会の当初予算の審議と、やはり一貫して政府・与党の経済財政運営が余りに財政再建に偏り過ぎている。このバランスの悪さが...全文を見る
○石井(啓)委員 時間が参りましたので、終了いたします。
08月27日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第3号
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○石井(啓)委員 新党平和の石井啓一でございます。平和・改革を代表しまして質問をいたします。  まず、冒頭申し上げたいと存じますけれども、午前中からの審議、ずっと聞いておりますけれども一金融行政のいわゆる隠ぺい体質といいますか、情報をなるべく小出しに小出しにしよう、これは全く変...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、この三月期の長銀の決算が本当に妥当であったのかどうか、このことをまずお聞きしたいと思います。  先ほど宮澤大臣は、長銀の三月期の内容はよかったと思う、その後悪くなったのだ、こういうふうな御答弁でございましたけれども、私は非常に疑問がございます。ちょっ...全文を見る
○石井(啓)委員 ちょっと今の答弁、理解できなかったのですけれども。  そうすると、あれですか、七千五百億引き当てなきゃいけないというのは、住友信託との合併を進めるために引き当てなきゃいけないのですか。それでは、住友信託との合併がなかったら、その債権は引き当てなくてもいいんでし...全文を見る
○石井(啓)委員 いや、今おっしゃったのは、住友信託は第一分類しか引き受けないと言っているというわけでしょう。第二分類、第三分類は引き受けない。この第二分類、第三分類の引き当てをしなければ合併しないと言っているわけでしょう、住友信託は。そのために七千五百億円必要になってきたという...全文を見る
○石井(啓)委員 いや、ですから、その自己査定の結果が全く不十分じゃないかということは今の数字を見てもわかりますでしょう。検査中だからわからないということですか。まあいいです。  今私が説明したとおり、この三月期の公表不良債権あるいは自己査定結果は、半年もたたないうちに七千五百...全文を見る
○石井(啓)委員 先ほどから言っておりますように、住信と合併をしなければいけないから七千五百億償却しなきゃいけないというのは、これは全然納得できませんよ。そうでしょう。そうであるならば、この時点で何で自己査定の結果にそれが反映されてこないのですか。そうでしょう。だから、いかにこの...全文を見る
○石井(啓)委員 今、一般論でお答えになりましたが、先ほどから私申し上げておりますように、これは大変重大な問題を含んでいる、私は商法違反の疑いが濃いと指摘をしておきたいと思います。  先ほどから、監督庁長官、検査、検査とおっしゃっておりますけれども、これは今、七月十三日から長銀...全文を見る
○石井(啓)委員 もう一カ月も前から入っているんでしょう。それも、今回のケースは、いわゆる資産査定、いわばほかの、例えば銀行の通常業務が健全に運営されているかどうか、そういったことを除いて資産査定だけに特化してやっているはずですね。そうしたら、もうそろそろ検査結果が出てきていいん...全文を見る
○石井(啓)委員 先ほどから申し上げておりますように、この三月期の決算の内容が正確なのかどうか、この検査の結果がきちんと出なければ、我々は今長銀の経営実態については何にも把握できないじゃないですか。審議できないじゃないですか。
○石井(啓)委員 それでは、もう一度このパネルで確認をしますけれども、この三月期の決算ですと、公表不良債権が新しい基準でも一兆三千七百八十五億円です。そのうち、引き当てていない分は六千七百十七億円。これをオーバーする額を今回引き当てようとしている。なおかつ、この自己査定結果を見ま...全文を見る
○石井(啓)委員 いや、そうじゃなくて、三月期の決算と、今七千五百億を償却しなければいけないというこの状況と、余りにも経営実態に差があるわけですから、かなり悪くなってしまったわけですから、これをどういうふうに理解をされているんですか、こういうことを聞いている。
○石井(啓)委員 そうしますと、五カ月たつと突然長銀の状況が悪くなって新たに七千五百億もロスが出てくる、こういうことになるんでしょうかね。そうするとまたぞろ、では七千五百億で済むのかという話が出てきますね。  といいますのは、先ほど言いましたように、この七千五百億は、監督庁長官...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、少なくともその検査が終わったら、その検査の結果はきちんと公表されるのですね、長官。
○石井(啓)委員 それでは本当に公的資金を入れるのが適当なのかどうか判断できませんよ。それは、金融監督庁には守秘義務があるかもしれないけれども、一方で国民に説明する義務があるじゃないですか。そのどちらかを判断して、この公的資金導入については、私はやはり国民に説明する義務の方が勝つ...全文を見る
○石井(啓)委員 その導入を決定した後、長い期間たってから公表されても、それはもう後の祭りじゃないですか。導入をするときに、我々も国民の側に立って、国民の皆さんに納得できるように十分説明する、そういう私たちは義務があるからこういうふうに聞いているわけですよ。そうじゃないでしょうか...全文を見る
○石井(啓)委員 私は、国政調査権を発動する前に、やはり総理はこの問題についてきちんとリーダーシップをとってやる。そうなって初めて私は小渕内閣の信任も上がるのじゃないか。このままでは、残念ながら、下がる一方じゃないでしょうか。  それでは、ちょっと日銀総裁にも聞きますけれども、...全文を見る
○石井(啓)委員 個別の細かいことは聞きませんけれども、それではこの長銀、日銀考査の結果、債務超過かどうか、あるいは、関連ノンバンクがありますね、今回借金を帳消しにする、この関連ノンバンクの債権の引き当てについてどう認識されていたのか、この点についてお答えください。
○石井(啓)委員 ノンバンクの件はどうですか。
○石井(啓)委員 金融監督庁の検査にしましても、日銀の考査にしましても、これはやはりきちんと出してもらわないとだめですよ。  改めて、もう我が党からも資料要求をしておると思いますが、本委員会に金融監督庁の長銀に対する検査結果及び日銀の考査結果を資料提供することを求めます。委員長...全文を見る
○石井(啓)委員 それから、日銀総裁、最後に確認しますけれども、今回の長銀の資金繰りを支援するために日銀特融を使う可能性が報道されておりますが、この点についてはいかがでしょうか。
○石井(啓)委員 現時点では思っていないけれども必要になればそれはあり得る、そういうことでしょうか。
○石井(啓)委員 そうしますと、債務超過をしていない長銀に特融を出す、こういうことになりますね。  かつて債務超過をしていなくて特融を出したケースは、私、戦後は第一次の山一証券のときのみというふうに聞いておりますけれども、これは極めて異例じゃないでしょうか、破綻していない銀行に...全文を見る
○石井(啓)委員 ちょっとこのやりとりしていると時間がもったいないので、次の質問に移りますが、長銀が債務超過状態に陥っているのではないか、あるいはもうほとんどそれに近い状態じゃないかという疑いはやはり晴れないのです。  それで確認をしますけれども、まず、この中間期に、この九月に...全文を見る
○石井(啓)委員 その内訳を聞いているのです。資本勘定で幾ら償却し、あるいは本店売却益等で幾ら償却するのか、これをお答えください。
○石井(啓)委員 それでは、先ほどの後半の問いですけれども、新たに公的資金で資本注入を行う必要性、これについてお答えください。
○石井(啓)委員 それでは、また次のパネルで説明をしたいと思いますが、今のやりとりを確認しますと、まず、長銀は現時点、三月時点で七千八百七十二億円の自己資本があるわけですね。そのうち公的資金、優先株の分が一千三百億円であり、長銀本来の自己資本、この下の赤い部分ですけれども、これが...全文を見る
○石井(啓)委員 そうしますと、総理、ちょっとよく見ていただきたいのですけれども、お金に色がついているわけじゃないから償却後の自己資本が必ずしもこうなっていないかもしれないということだけれども、公的資金をそのまま残すとすると、この償却後の自己資本、長銀本来の自己資本というのは二百...全文を見る
○石井(啓)委員 いや、残っておるかもしれないけれども、それはごくわずかですよ。わずかなのですよ。  しかも、先ほどから申し上げておりますように、不良債権償却が七千五百億で果たして十分なのか。もっとこれが必要になってくると、本来の自己資本はゼロになってしまいますよ。いいですか、...全文を見る
○石井(啓)委員 そうしますと、償却後の自己資本が一千五百七十二億円です。非常に少なくなったから、新たにまた、報道によると五千億とか六千億、資本注入する、こういうことですけれども、そうしますと、長銀というのは本来の自己資本がごくわずかで、ほとんど公的資金で資本が賄われている、そう...全文を見る
○石井(啓)委員 先ほどから申し上げておりますように、今回の長銀のこの救済というのは、救済じゃないというふうに言うかもしれませんが、まさに破綻前処理ではなくて、もう破綻しかかっている、あるいはもう破綻しているかもしれない銀行の救済じゃないのでしょうか。  ですから、これは納得で...全文を見る
○石井(啓)委員 ですから、先ほどから申し上げておりますように、不良債権償却七千五百億ということで今こういう計算になるわけですが、これがもっと上積みされれば、本来もっと引き当てなきゃいけないということになれば、これはもうできない、破綻しちゃうかもしれませんよ。だから、それはやはり...全文を見る
09月01日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第6号
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○石井(啓)委員 平和・改革の石井啓一でございます。  まず長銀問題、先日もお聞きしましたが、十分時間がございませんでしたので、引き続き長銀問題をお聞きしたいと思います。  これまで長銀問題につきましては、その責任追及ということ、責任の明確化ということで、経営者の責任というこ...全文を見る
○石井(啓)委員 一般的に合併比率を検討する場合、おっしゃるとおりだと思います。  そこで、長銀の場合、公的資金を入れる前と入れる後と、どの時点で長銀の企業の評価を行うのか。私は、これは一つ大きな課題であろうかと存じます。  といいますのは、一般的に上場企業の場合は、合併比率...全文を見る
○石井(啓)委員 端的に申し上げますと、私は、公的資金導入以前の長銀の評価でやらないと、長銀の株主の責任をとらせるということにはならないのではないか、それを長銀と住友信託との交渉だけにゆだねていて、果たして、株主の責任を明確化させた、公的資金導入の前提として株主の責任を明確化した...全文を見る
○石井(啓)委員 この問題は、そもそも長銀に公的資金導入が必要なのかという問題とも絡むんですけれども、私は、公的資金を入れた後の合併では株主責任は問うことが難しいんではないか。この長銀のケースでは、自己資本で不良債権を償却すると言っているわけですが、資本比率は下がるとはいえ資本が...全文を見る
○石井(啓)委員 私は、今回、長銀の株主の責任を最も明らかにする方法は、長銀の自己資本で不良債権を償却した後減資をすべきである。減資をすれば、長銀の従来の株主の責任というのはその時点ではっきりするわけでございますから、私は、株主責任を明確化するということであれば、合併比率云々とい...全文を見る
○石井(啓)委員 大蔵大臣に、今のやりとりを聞いていておわかりになったと思いますけれども、私は、手続が複雑だからということでやらないというのはどんなものかな。これだけいろいろな意味で問題になっている長銀でございますから、経営者の責任とあわせて株主の責任をきちんと明確化するという意...全文を見る
○石井(啓)委員 それは私は若干見解が異なっておりまして、合併直前が本当に株主にとって不利なのかどうか、そこら辺ははっきり言って明確には申し上げられないところだと思っておるのです。  そういう意味で、片や減資という方法をとればそこはやはり明確になるわけでございまして、私は、これ...全文を見る
○石井(啓)委員 この点、指摘をさせていただきたいと思います。また機会があればこの点について伺いたいと思います。  次に、責任問題という点で、昨日も参考人でお越しになりましたけれども、今回、長銀が債権放棄をするノンバンクの方の経営者等の責任がどうなっているのか。やはりこの点も抜...全文を見る
○石井(啓)委員 いや、私がお聞きしたがったのは、このノンバンク三社の経営者の責任、株主の責任、そしてリストラ案がどうなっているのか、こういうことでございます。  昨日の参考人質疑では、このうち日本リースと日本ランディックについては社長が退任、辞任する、こういうふうに表明をされ...全文を見る
○石井(啓)委員 私は、このノンバンク三社は相当のいわば借金を免除される、こういうことでございますから、破産相当の厳しいペナルティーといいますか、それなりのやはり責任を果たさなければならない。当然のことながら、経営者は退任をすべきだと考えますし、また相当大胆なリストラ計画というの...全文を見る
○石井(啓)委員 私は、この点についてもはっきりさせていただかなければ国民はやはり納得できない、これが通常の庶民感覚ではないかと思うんですね。  一般の事業会社では、資金繰りが厳しくても政府は全く助けてくれない。それに対して、銀行はどうなっているんだ、ノンバンクはどうなっている...全文を見る
○石井(啓)委員 昨日の参考人質疑でも質問がございましたけれども、十分な債権の回収努力を行わないで債権を放棄する、その一方で、そのために過少となる資本を穴埋めするために公的資金を入れる、こういうやり方を安易に認めますと、これは本当に最大のモラルハザードになるのではないか、その点を...全文を見る
○石井(啓)委員 ちょっと大臣にお尋ねしたいのですが、住専と比較して今回のケースをお考えいただきたいのでございますけれども、日本リース等の三社も住専と同じノンバンクでございます。農協系の金融機関が大量に貸し込んでいるという意味でも構造は同じであるというふうに考えますけれども、一方...全文を見る
○石井(啓)委員 いずれにいたしましても、先ほど申し上げましたように、長銀の責任のみならず、やはり債権放棄を受けるノンバンクの責任の明確化ということも十分明らかにされなければ、到底国民の納得は得られない、このことは重ねて指摘をしておきたいと思います。  続いて、質問のテーマを変...全文を見る
○石井(啓)委員 もともとは、これは長銀自身の経営内容がやはり悪かったということで、ある意味で、身から出たさびということだと思いますけれども、片や一方で、いわゆるヘッジファンド等の株の売り浴びせを受けたということも指摘をされております。  私は、マーケットは当然のことながらこれ...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、最後にちょっと大臣に感想をお聞きしたいと思いますので、私の方の提案を申し上げますけれども、一つ目が、今の銀行株を現物銘柄にすべきではないかという提案でございます。  二つ目が、空売り規制がございまして、これは実はこの通常国会で金融システム改革法案に盛...全文を見る
○石井(啓)委員 三つ目の提案でございますけれども、いわゆる風説の流布が想定される場合、株の取引を停止して、その真相について調査すべきではないかというふうに考えます。  現状をお伺いいたしますと、証券取引所の判断によって、現在では、例えば合併だとか破綻のうわさが出た場合は、当該...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、最後の四つ目の提案でございますけれども、この長銀に関してどういう売り買いが行われてきたのか、いわゆる長銀株に関する手口ですね。これは本来、いつの時点でだれがどれぐらい売り買いしたか、こういうことでございますけれども、この手口を明らかにすれば、これがどう...全文を見る
○石井(啓)委員 実は、株取引に関する手口についてでございますけれども、かつて平成三年に証券会社の損失補てんが話題になりました折に、証券及び金融問題に関する特別委員会が平成三年に開かれております。この折に、私は今平成三年九月二日のこの特別委員会の議事録を手に持っておりますが、ここ...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、今回、今まさに長銀が話題になっているわけでございますから、今回のケースではどうされるのか、もう一度答弁をお願いします。
○石井(啓)委員 先ほども申し上げましたように、実際に東急電鉄株についてやっている事例があるわけでございますから、この長銀についてできないということは私はないと思うのです。  委員長、ここで資料の要求をいたしたいと思いますけれども、今申し上げましたように、長銀株に関する手口につ...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは、今、いわゆるマーケットの暴走を抑える提案として四つ行いました。一つは、銀行株を現物銘柄にすべきではないかという点。二つ目には、空売り規制を前倒しすべきではないかという点。三つ目には、風説の流布が想定される場合、取引を停止して真相について調査すべきではな...全文を見る
○石井(啓)委員 それでは話題をかえまして、いわゆる破綻前処理について何点か伺いたいと思います。  私は、破綻前といいましても相当程度があるというふうに思っております。病気でいえば、多少鼻風邪を引いた程度から熱が出た程度、また大変重くなって肺炎にかかってしまった、また長銀みたい...全文を見る
○石井(啓)委員 ところで、この早期是正措置については、まだこれは発動したことはないんでございますけれども、どこの銀行がこれが最初に適用されるのかということが非常に話題といいますか、最初に適用を受ける銀行というのは非常にある意味では不名誉でございましょうし、また市場からどんな反応...全文を見る
○石井(啓)委員 今、内閣を挙げて責任を持っておやりになるということでございましたので、これはぜひしつかりとお願いをいたしたいと思います。  それからもう一つ、破綻前処理ということでいえば、私は、まず金融機関みずからがこれは本当に考えていかなければならないことである、みずから不...全文を見る
○石井(啓)委員 よろしくお願いしたいと思います。  それでは、時間が少なくなってまいりましたので、情報開示の問題、幾つか質問を用意してきましたが、その中で重要なポイントだけお聞きしたいと思います。  先日、我が党の大口委員の方から、個別銀行ごとに自己査定の結果を公表すべきで...全文を見る
○石井(啓)委員 もう一度御答弁いただきたいのですけれども。  そこで、今の十九行の検査ではその第二分類を四つの区分に分けてやっているということでございましたけれども、それを一般的に金融機関全体に該当する基準として公にされるつもりはございますか。
○石井(啓)委員 中長期的では、この現下の金融危機というのはもうどこかに、終わってからそういうことをされてももうこれは遅いのでありまして、私は、これは早急にぜひやっていただきたいと思います。  もう一つ伺いますけれども、分類債権ごとの引き当て率でございますが、これは各銀行が公認...全文を見る
○石井(啓)委員 中長期的に作成していくということでは、私はやはり遅過ぎる。ちなみに金融監督庁は、この十二月に検査マニュアルみたいなのをおつくりになって、それを公にされるというふうに発表されておりますが、その検査マニュアルの中にはどういう事項が盛り込まれるのでしょうか。こういった...全文を見る
○石井(啓)委員 やや難しいというか、長官の答弁では中長期というふうにおっしゃっているから、それは十二月中にはやらないということの裏返したと思いますけれども、私は、やはりこういった問題は早目にやるべきではないかと思います。引き続きこの点について、また機会を設けて問いただしてまいり...全文を見る
○石井(啓)委員 例えばSEC基準、リスク管理債権でもよく指摘されるのは、アメリカと違って、日本は返済が滞らないようにいわゆる追い貸しを行う、こういったことによって正確な実態が隠されている、こういった点についてはいかがですか。追い貸し。
○石井(啓)委員 私は、アメリカのように開示した数字が非常に信頼を持って受けとめられている、こういうことであればアメリカ並みの基準でやればいいと思うわけでございますが、現状はそうなっていない。だからこそ、私は、アメリカ以上の自己開示を行わなければ、日本の金融界に対する信頼は回復で...全文を見る
○石井(啓)委員 時間が参りましたので、終わります。
09月07日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第10号
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○石井(啓)議員 お答えをいたしたいと思います。  まず、貸し渋りそのものにつきましては、先ほど御説明をいたしましたように、構造的な問題として景気対策をしっかりやる、これが大前提であろうかと思いますけれども、情報公開との関連で申し上げますれば、私どもは、今ある資産査定の区分でそ...全文を見る
○石井(啓)議員 今の破綻の定義を御説明する前に、政府案に比較して優位な点について、若干私の方から補足して申し上げたいと思います。  処理に要する時間といいますか、政府案では、原則二年としておりますが、最長五年まで可能ということで、実質的にこの処理の先送りをしかねない、こういう...全文を見る
○石井(啓)議員 そのとおりでございまして、債務超過は資金繰り破綻をするおそれがある、その原因になる、こういうことでございます。
○石井(啓)議員 今委員御指摘のとおり、アメリカの場合は、自己資本比率二%以下になりますと自主的に監督庁が破綻処理に移行するということになっております。我が国の場合、早期是正措置を見ますと、自己資本比率ゼロ、債務超過になった状況でもまだ猶予措置を与えている。こういうことを比較しま...全文を見る
○石井(啓)議員 私どもも、長銀につきましては、デリバティブ取引をやっているから破綻させられないという論理は正当性に乏しい、このように考えております。  まず現実に、今委員御指摘のとおり、長銀のデリバティブ取引、取引高自体が急速に縮小しております。九七年三月末時点での取引高は八...全文を見る
○石井(啓)議員 私も若松委員と一緒に八月十一日に札幌まで参りまして、北海道拓殖銀行の本店で、実際の拓銀の解体経緯といいますか、今の破綻後の業務の状況につきまして、実際にお話を伺ってきたところでございます。そこで、確かに今委員が指摘されますように、経営者はやはりかえた方がいい、と...全文を見る
○石井(啓)議員 二つのケースがございますけれども、金融整理管財人が入る場合、いわゆる銀行の業務を継続するための資金繰りは、日銀からの融資等によって行うことを考えております。これは、最終的に引き受け手となる民間金融機関が営業譲渡等を行う場合に、これは預金保険機構から資金贈与等が行...全文を見る
○石井(啓)議員 現在の長銀の資産内容、財務内容につきましては、金融監督庁がその検査結果を発表しませんので、私どもも正確な実態を把握できないのが実情でございます。そのことが、逆に言えばこの問題に対する処理をおくらせているといいますか、国民に対して十分な説明をできない、していない最...全文を見る
09月08日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第11号
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○石井(啓)議員 若干誤解があろうかと存じますので、正確にお答えを申し上げたいと思いますけれども、私どもが昨日答弁をいたしましたのは、現行の資産の分類、第一から第四分類の区分で資産を査定して、それを報告して公表するというものではございません。特に今の第二分類については、いわば玉石...全文を見る
○石井(啓)議員 一番主張しております西川さんにかわりましてお答えをいたします。  まず、この法律の構成からいいますと、第八条にいたしましても、あるいは第二十八条にいたしましても、金融再生委員会が、金融整理管財人による管理あるいは特別公的管理に該当するかどうかをまず第一義的に判...全文を見る
○石井(啓)議員 今回、この処理に当たります主体は金融再生委員会でございますから、現在の行政機関から比べますと公平性というのは格段に向上するものとは思ってはおりますけれども、やはり行政機関でございますので、行政機関がある意味で恣意的にいろいろな裁量行為等を行わないようなチェック・...全文を見る
○石井(啓)議員 清算という言葉に若干いろいろな意味が、意味がといいますか誤解が含まれるような要素があると思いますけれども、ここで私どもが言っておりますのは、単に会社を単純に清算をして全部なくしてしまうということではなく、原則営業譲渡あるいは資産の売却等を行うということを考えてお...全文を見る
○石井(啓)議員 その点は非常に重要な点でございまして、実は、私ども北海道拓殖銀行に調査に行きましてお話を聞きました折に、拓銀の場合は、北海道分の引き受けは北洋銀行でございましたが、昨年十一月に破綻した時点では、本州分については引き受け手が決まっておりませんでした。それで、破綻し...全文を見る
○石井(啓)議員 それでは、お答えいたします。  今、金融監督庁は、現在の不良債権の公表基準、SEC基準で十分だという認識のようでございますが、私どもも委員の認識と同じように、残念ですが、今の、現行の基準では市場の信頼を十分得ていない。例えば、いわゆる追い貸し等によって金利返済...全文を見る
09月09日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第12号
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○石井(啓)議員 我が三会派で出している法案では、金融安定化緊急措置法廃止ということでございますので、この法案が成立をすれば、この法案に基づく資本注入はできない、こういうことになります。  私どもも、これまでの長銀に関する審議を通じまして、やはり国民に対する説明が余りにもなされ...全文を見る
09月17日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第17号
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○石井(啓)委員 平和・改革の石井啓一でございます。  今、連日、与野党の法案修正協議が進められているところでございますが、長銀の扱いが一つのポイントでございます。これにつきましては、九月十四日、私どもの坂口政審会長の方から、大蔵大臣と質疑をいたしまして、長銀の取り扱いについて...全文を見る
○石井(啓)委員 現行法では、「「破綻金融機関」とは、業務若しくは財産の状況に照らし預金等の払戻しを停止するおそれのある金融機関又は預金等の払戻しを停止した金融機関」、こういうことでございます。  「預金等の払い戻しを停止」というのは、これはもう現実の状況でございますからすぐわ...全文を見る
○石井(啓)委員 これまでの破綻した金融機関の実態としてはどういうことになっているのですか。現実に、大蔵省なり金融監督庁がこれは破綻だと認定したということはあるのでしょうか。現実に破綻したというのは、どういう状況になっているのでしょうか。
○石井(啓)委員 いや、北海道拓殖銀行の例というのは、拓銀の方からみずから預金の停止のおそれがある、こういうふうに認めたという場合ですね。だから、現状では金融機関がみずから破綻したと認める場合が大半であって、当局が、この金融機関は、あなた、破綻しているのじゃないのですかというふう...全文を見る
○石井(啓)委員 阪和銀行の場合は、これは債務超過とみずから認めたケースですね。債務超過になるとみずから決算期で発表するというふうに認めて、その前提の上で業務停止命令をかけた、こういうことかと思いますけれども、ちょっと確認します。
○石井(啓)委員 といたしますと、やはり現行法では、基本的には金融機関がみずから認めるといいますか、申し出るといいますか、そういう状況である、このように考えますが、新たに政府が提出してまいりましたこのブリッジバンク法案によりますと、内閣総理大臣が「預金等の払戻しを停止するおそれが...全文を見る
○石井(啓)委員 金融機関が申し出る場合は、これはみずから資金繰りをやっているわけでありますから、預金等の払い戻しが停止するおそれがある場合というのは、具体的な問題としてよくみずから把握しているわけですから、わかるわけですね。ところが、行政庁が「停止するおそれがあると認める場合」...全文を見る
○石井(啓)委員 そうすると、そのおそれがある場合というのはその時々の状況によって変わる、こういうことですから、非常に幅広い定義になっているのかなと思いますけれども。  では、確認しますけれども、債務超過というのは、その「おそれがあると認める場合」に該当しますか。
○石井(啓)委員 いや、債務超過になったと認められた場合は、そのおそれがあるというふうに判断をするのでしょうか。それを確認したいと思います。
○石井(啓)委員 そうですね。債務超過になれば、一時的には資金繰りがついたとしても、早晩行き詰まってしまうだろうと。阪和銀行がまさにその事例でございますね。  そうしますと、債務超過かどうかというのが一つのメルクマールになる、こういうことがわかりました。ただし、そのほかについて...全文を見る
○石井(啓)委員 そうしますと、金融監督庁長官の判断によって、その銀行は破綻しているか破綻していないか、その微妙なところの区分けというのはどうなるんでしょうか。
○石井(啓)委員 それでは、ちょっと観点を変えて質問をしますが、早期是正措置におきましては、いわゆる第三区分、自己資本比率が〇%未満の場合、業務の一部または全部の停止命令をこの措置としてやる、こういうふうになっておりますけれども、この〇%未満で業務の一部または全部の停止命令をかけ...全文を見る
○石井(啓)委員 債務超過の場合、破綻だと。  ここで、この早期是正措置の中で非常に重要な事項が盛り込まれていると私は思うのですけれども、このように自己資本比率が〇%未満になった場合、業務の一部または全部の停止命令をかける、これは事実上破綻と認めた、こういうことになるかと思いま...全文を見る
○石井(啓)委員 私が言いましたことをそのまま御答弁でもう一度繰り返されたような感じがしますが、すなわち、自己資本比率という数字だけではなくて、自己資本比率がプラスになっていたとしても、その純資産価値がどうかということで破綻かどうかを認定する、こういうことになるのではないか、こう...全文を見る
○石井(啓)委員 きょうは持ち時間が二十五分しかなくて、これからしっかり議論したいところですがへもう時間が来てしまったようでございます。  今後、与野党の協議、最終的な段階に来ておりますが、いわゆる破綻後の処理、破綻前の処理、いろいろございますけれども、やはりその前提として、破...全文を見る
10月02日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第18号
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○石井(啓)委員 いや、これは、第八条はあくまでも破綻した金融機関の扱いでございまして、今おっしゃいました第一項の第一号につきましても、その破綻した金融機関の業務の運営が適切ではなかった、こういう銀行に対して適用する、こういうことでございます。
○石井(啓)委員 そこの議事録でお読みいただいたように、私個人としてはつぶれかかっている銀行と理解をしております。
○石井(啓)委員 今濱田委員からございましたこの第七条につきましては、実務者協議の中で努力規定にしてはどうかという提案もございましたけれども、最終的にはあくまでもこれは義務規定でやるということでまとまったものでございます。  また、今、覚書の中の「国際会計基準を勘案して、」とい...全文を見る
10月05日第143回国会 参議院 本会議 第13号
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○衆議院議員(石井啓一君) 新党平和の石井啓一でございます。  森本晃司議員にお答えをいたします。  政府・自民党案の問題点及び今回の与野党三会派共同修正案についての評価でございますが、まず、当初の政府の政策スキームでは、焦点の日本長期信用銀行の処理につきまして、徹底した情報...全文を見る
○衆議院議員(石井啓一君) 池田幹幸議員に簡潔にお答えを申し上げます。  まず、長銀の処理についてでございますが、これはいわゆる破綻前処理という言い方は正確ではなく、特別公的管理により処理されるものと想定をされます。  また、長銀の引き受けにつきましては、この場で予見を申し上...全文を見る
10月06日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第5号
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○衆議院議員(石井啓一君) 前提といたしまして、早期健全化措置につきましては我が党はまだ検討中でございますので個人の見解ということでお答えを申し上げたいと存じますけれども、私どもも金融機関の不良債権の実態をきちんと開示する、また適切な引き当てを行って不良債権の償却を進める、こうい...全文を見る
○衆議院議員(石井啓一君) お答えをいたします。  まず、これからの金融行政のあり方でございますけれども、今委員御指摘のとおりでございまして、従来の金融行政は、いわば金融機関の一挙手一投足に口を出す、がんじがらめの規制をかける一方で、金融機関に対しては競争をさせない、情報を出さ...全文を見る
○衆議院議員(石井啓一君) 浜田委員にお答えをいたします。  大変重要な問題でございまして、一議員の立場でお答えするのはなかなか難しい問題であるかと存じますが、個人の見解ということでお許しいただきましてお答えをさせていただきたいと思います。  確かに、野党の三会派をまとめるに...全文を見る
○衆議院議員(石井啓一君) 破綻前の処理スキームについてでございますけれども、これも今後私ども党内、平和・改革の中で結論を出すという問題でございますが、私自身は、午前中の質疑のやりとりでもございましたけれども、やはり今金融農閑の実態をきちんと明らかにする、これが前提であろうと思い...全文を見る
10月07日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第6号
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○衆議院議員(石井啓一君) お答えを申し上げます。  先日、本会議におきまして森本先生の御質問にお答えをいたしましたが、そのときは、長銀処理が明確化できる、あるいは金融危機管理が一元化できる、情報開示が進む、処理のスピードが上がる、また政治主導でできる、こういう五点をお答え申し...全文を見る
○衆議院議員(石井啓一君) 私ども平和・改革ではまだ早期健全化スキームに対する対案と申しますか見解を取りまとめていない状況でございますので、個人的な見解としてお答えを申し上げます。  私どもは、この公的資金をどういう目的で投入するのか、単純な銀行救済でやってはならない、システム...全文を見る