石井啓一
いしいけいいち
比例代表(北関東)選出
公明党
当選回数10回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月08日 | 第174回国会 衆議院 予算委員会 第7号 議事録を見る | ○石井(啓)委員 公明党の石井啓一でございます。 私は、二十二年度政府予算案の問題点を中心といたしまして質問をさせていただきます。 パネルでお示しをさせていただきます。今配付された資料の一枚目でございますが、二十二年度の予算案、問題点といたしまして三点、指摘をいたしたいと...全文を見る |
○石井(啓)委員 総理はガソリンの値段が下がったとおっしゃっているんですけれども、私、調べてみましたら、昨年の総選挙の直前、マニフェストを発表されるとき、もう既にガソリンの値段は下がっているんですよ。全国平均でいいますと、昨年の七月下旬、リッター百二十五円なんです。もう下がってい...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 だから、やはりマニフェストがおかしかったということなんですよ。今、総理の理由は、ガソリンが下がったからやらないというのが一つの理由でしょう。でも、マニフェストの段階でもう既に下がっていたんですから、そういうことはマニフェスト自身がおかしかったということになります...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 いや、一昨年の九月にリーマン・ショックが起きてから、ガソリンの値段というのはだだだだっと下がっているんですよ。昨年の春の時点ではもう相当下がっているんですよ。ですから、今のお話はちょっとおかしいと思います。 それでは、もう一つ聞きますよ。 子ども手当、全...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 この全額国費、これは総理は相当こだわっていらっしゃったんだけれども、さっき財政が厳しいからとおっしゃいましたね。ガソリン税のときも財政が厳しいからと。 ところが、このマニフェストの財源というのは、別に赤字国債でやるわけじゃないんですよ。後で説明しますけれども...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 総理の御答弁によりますと、時間がなくてできなかったということでありますが、では、二十二年度はたっぷり時間がありますね。二十三年度の財源の目標は十二兆六千億円です。このマニフェストの案に沿って、二十三年度は十二兆六千億円確保できますね、総理。 | ||
○石井(啓)委員 それでは、ちょっと具体的に聞きますけれども、上の段から三つ目、庁費、委託費、施設費、補助金、二十一年度予算五十五兆一千億円に対して六兆一千億円も削減できるというふうにしています。 昨年やったあの鳴り物入りでの事業仕分け、たかだか七千億円でしたよね、あれだけ一...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 四年後に十六兆八千億円と言っていますが、民主党の工程表によると、もう二年目、二十三年度には、十六兆八千億円の四分の三、十二兆六千億円は確保しなきゃいけないんですよ。ですから、これの四分の三ぐらいできるかという話なんです。 総理、どうですか。二十三年度、十二兆...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 総理、やるという雰囲気だとか思いとか、そういうことを言ってもらっちゃ困るんですよ。 総理は、二十二年度の予算案だって、暫定税率は廃止する、子ども手当は全額国費とすると言っておきながら、最終的にやっていないじゃないですか。だから、総理のおっしゃられていることが...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 いや、このマニフェストの財源案は、税収は全く関係ないんですよ。よく見てくださいよ。税収が関係するのは既存の予算ですよ。 これは、マニフェストで新しくやる財源がどうかということで、国債によらず皆さんがやるとおっしゃったんでしょう。私たちが言ったわけじゃない。あ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 総理、おかしいと思いませんか。こんな巨額の増税をやるんだったら、なぜマニフェストに明記しないんですか。これが許されるんだったら、マニフェストに書いていなくても、政府・与党がいいと判断したらどんどん増税するということになりますよ。そういうふうなことになるんでしょう...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 いや、今のはおかしい。補正予算で地方交付税の減少分を補てんしたら、住民税を増税していいんですか。おかしいじゃないか、今の答弁は。総理、どうですか、お答えください。 | ||
○石井(啓)委員 それは言いわけですね。だって、皆さんのマニフェストでは、住民税の増税はしない、予算の見直しで財源が見直せるという、先ほどマニフェストの財源は示したでしょう。そういうふうに書いてあったのに、それにもかかわらず、マニフェストにない増税をやるからおかしいんじゃないかと...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 菅大臣がおっしゃるように、項目としては確かに満たしているかもしれない。ただ、予算は、七兆円やると言ったのが三・一兆円なんですよ。半分以下しか確保できていないんですよ。そのことをしっかりと認識しなきゃいけない、そういうことです。いずれにしましても、やはり国債頼み、...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 保証の枠を広げても、やはり審査の要件が従来と同じようでしたら、今まで受けられなかった方は依然として受けられないんですよ。ですから、特別保証のように一〇〇%やれとは言いませんよ。しかし、やはり今困っている方に、本当に困っている方に手を差し伸べるのが私は命を守る政治...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 時間が参りましたので、以上で終わります。 ありがとうございました。 | ||
02月19日 | 第174回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号 議事録を見る | ○石井(啓)委員 おはようございます。公明党の石井啓一でございます。 まず、亀井大臣にお尋ね申し上げますが、本年六月に貸金業法の完全施行を控えておりますけれども、政府においては貸金業制度に関するプロジェクトチームを設置されまして、この六月の完全施行に向けて検討を続けているとい...全文を見る |
○石井(啓)委員 ありがとうございます。いろいろなところで、これについて心配される声もあります。そこで、今確認をさせていただいたわけでございます。 それでは、具体的に運用面での問題点というのはどういう項目をどういう方向で検討されているのか、そして、六月ということでございますか...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 今、貸金業から資金調達をされているというお話でありましたが、いわば純粋な個人の場合と、個人事業主あるいは法人の場合とでは、やはりそこに大きな差があると思うんですね。 恐らく大臣がおっしゃっていることは後者の方、個人事業主なりあるいは法人なりというところでノン...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 それから、私の方から運用上の問題点としてちょっと申し上げたいのは、相談窓口の充実ですね。今やはり多重債務に陥っている方、どこに相談を持ち込んでいいかわからないという中で多重債務に陥ってしまっているというケースも相当あるというふうに伺っています。特に、自治体の役割...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 そういった点、よろしく御検討いただきたいと思います。 それから、もう一つ課題を申し上げると、周知徹底ということですね。この六月から上限金利を引き下げること、あるいは総量規制が導入されるということについて、必ずしも国民の皆さんの周知度は高くないということであり...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 よろしくお願いいたします。今後ともというふうに大臣はおっしゃいました。揚げ足をとるつもりはありませんけれども、今まではもう一つのようでありましたから、さらに頑張っていただきたい、このように、これは要望を申し上げておきたいと思います。 それでは、菅大臣の方に移...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 その点がちょっと私は余りよく理解ができないんですけれども、マニフェストは、あくまでも今この資料で示しました財源を生み出すことによって実行するということでございますよね。この二十五年度節約目標の十六兆八千億円の中から七兆円生み出せれば、当初予定どおり二十二年度のマ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 いや、そのことはよくわかっているのですが、私が聞きたいのは、三兆三千億円マニフェストの財源を生み出した、それで二十二年度主要項目をやりました。一方で、税収減だったので十分できなかったというふうにおっしゃっているわけですよね。そのことをもう少し突き詰めていきますと...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 今の答弁で確認できたことは、まず、税収が減ったこととこの三・三兆円の財源を生み出したことは関係がないということですね。三・三兆円、節約等でもっと生み出せればマニフェストがもう少しできていたということですね。まずそのことを確認しました。 さらに、税収減との関係...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 ですから、もう少し明確に確認させていただきたいんですが、この三・三兆円しか財源を生み出せなかった、その中で優先度をつけてやったということであって、三・三兆円しか財源が生み出せなかったということと大幅に税収減をしたということは関係がありませんねということを確認させ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 端的に申し上げますと、大幅に税収減があったことを理由にしてマニフェストができなかったということにしないでほしいということですよ。マニフェストができなかった理由を大幅な税収減があったことに求めるべきではないということを申し上げたいんですが、その点はいかがですか。 | ||
○石井(啓)委員 これまでのやりとりの中で確認ができたことは、まず、税収減とマニフェストの財源を生み出すということは別個のことである、独立したことであるということが一つ。それからもう一つは、選択肢としては国債でもってマニフェストの財源という可能性もあったけれども、大幅な税収減で国...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 努力をされるのは当然のことであります。民主党さんはこの四年間の工程表を選挙の折に国民の皆さんにお約束したわけでありますから、その約束に向けて努力するのはそれは政治として当たり前のことでありますけれども、問題はその約束が果たされるかどうかということでございます。 ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 それでは、ちょっと個別の問題に入ります。 このマニフェストの財源の中で、人件費ですね、二十一年度予算五兆三千億円を四年間で一・一兆円削減する、約二割削減するということを約束されていますが、この国家公務員人件費二割削減というのはどういうふうにやるんでしょうか。 | ||
○石井(啓)委員 実は、この前も予算委員会で、私は総理に聞いたのに直嶋さんが答弁に出てきたから何かと思ったら、マニフェストを作成した責任者と。それはマニフェストを作成したときはいいけれども、もう政府に入られたんだから、つかさつかさでやはり答弁してもらわないと。内閣府副大臣に私は聞...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 それは表面上は、計数上は国家公務員の人件費は減るかもしれない。だけれども、大臣おっしゃったように、人と財源を一緒に持っていけば、財源としては生み出されないわけですよ。これは当然のことですね。地方も、財源なしに国家公務員を地方公務員として引き受けてくれなんて言った...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 はい。 では簡潔に申し上げますけれども、今のは、要は、国家公務員の人件費を地方に押しつけるという話にすぎないんですね。それはまた別の機会にもう少し詳しくやらせていただきます。 きょうはこれで終わります。ありがとうございました。 | ||
02月25日 | 第174回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号 議事録を見る | ○石井(啓)分科員 公明党の石井啓一でございます。 夜遅くから大変御苦労さまでございます。 まず、きょうは、先日の財務金融委員会に続きまして、民主党さんのマニフェストの財源について確認をいたしたいと思います。 先日の財務金融委員会では、このマニフェストの財源のうち、国...全文を見る |
○石井(啓)分科員 今の例えで申し上げれば、国が百人、地方が百人重なって仕事をしていた、だから合わせて二百人の仕事が百人で済むじゃないかということですが、そういたしますと、地方の側から見れば、もともと地方が抱えていた百人でその重なっている分の仕事ができるので、あえて国から引き受け...全文を見る | ||
○石井(啓)分科員 とはいえ、二割の削減というのはかなりの削減量でございまして、四年間とはいえ、一兆一千億円も財源を生み出さなければいけない。 ただ、四年間とよくおっしゃいますけれども、民主党さんのマニフェストの工程表を見ると、二年目には十二兆六千億円の財源を生み出さなければ...全文を見る | ||
○石井(啓)分科員 では、私の方から少し細かく申し上げますと、これはなかなかハードルが高いと思うんですね。 例えば、特別会計について申し上げれば、二十二年度の特別会計の歳出、会計間のやりとりを省いた純計で百七十六・四兆円です。しかし、この中には、国債の償還金とか社会保障の給付...全文を見る | ||
○石井(啓)分科員 特別会計の純計の中で社会保障給付費が五十六兆八千億円ですが、これは年金が約五十三兆円と聞いています。それから、健康保険給付費など、法律に基づく社会保障給付そのものにかかる費用なんですね。 民主党さんのマニフェストでも、年金とか医療等、保険給付に係る予算につ...全文を見る | ||
○石井(啓)分科員 では、それは成果を見てみましょう。 それともう一つ。 マニフェストの中で埋蔵金の活用というふうにうたっていますけれども、二十二年度の予算案の中でも、独法への出資だとか公益法人の基金を返納させる、返還させるということで、財源約一兆円を生み出しています。そ...全文を見る | ||
○石井(啓)分科員 私も実は埋蔵金という言葉は正確ではないと思うんですね。埋蔵金というのは埋まって隠れているということですから。基金も積立金も公になっていますので、埋蔵金という言葉は必ずしも適切ではないと思うんですが、一般的に使っていますので、埋蔵金というふうに言います。 だ...全文を見る | ||
○石井(啓)分科員 実は、私もかつて日銀の政策決定会合に参加させていただいたことがあるんですが、あそこで、出席する財務省の代表は意見を言えるんですね。あそこで意見を言う場がありますけれども、あれは今、野田副大臣が出られているのかな。あそこでは何か発言されていらっしゃるんですか。 | ||
○石井(啓)分科員 それでは、最後の質問にしようと思いますけれども、いろいろな報道の中では、政府と日銀がお互いにデフレ脱却の責任を押しつけ合っているかのような報道もございまして、私は、そういうふうに受け取られるのは日本として決して得策ではないというふうに思っております。 いず...全文を見る | ||
○石井(啓)分科員 では、以上で終わります。ありがとうございました。 | ||
02月26日 | 第174回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号 議事録を見る | ○石井(啓)委員 公明党の石井啓一でございます。 昨晩、菅大臣には、予算委員会の分科会で遅くまで大変御苦労さまでございました。引き続き質問させていただきます。 まず最初に、国税職員の定員確保、機構充実について大臣にお尋ねいたします。 ここ数年、所得税の申告者数、また法...全文を見る |
○石井(啓)委員 ひとつよろしくお願い申し上げます。 続きまして、公債発行特例法案について移らせていただきます。 この法案は、特例公債の発行の権限を与えるというものでございます。私どももいわゆる赤字国債の発行そのものは認めざるを得ないと思いますが、しかし、財政の健全化に対...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 今、大臣、六月に中期財政フレームを出されるというふうにおっしゃいましたけれども、来年度の予算案の中にも四十四兆円を超える新規国債の発行が盛り込まれておりますし、また、財務省が国会に提出しました二十二年度予算の後年度影響試算等を見ましても、二十三年度以降の予算編成...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 経済の見通しを新成長戦略でお示しになったと言いますけれども、あれは見通しじゃなくて、やりたいという希望、願望ですね。今後十年間の平均の成長率を実質二%、名目で三%以上、やりたいという希望であって、どうやってやるかという方策はこれからでして、願望だけ示されても裏づ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 この財政運営戦略、所管は仙谷大臣のようですが、報道では、具体的な財政健全化の目標の数字が入るか入らないか。何か、入らないかのような報道も出てくるんですけれども、私は、これは財務大臣としては明確な目標をやはり入れるべきだと思うんですね。そうでなければ市場の信認は得...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 それも、いつまでにというのは、やはり欲しいですね。中長期的にとなると、いつまで先の議論をしているかというのがありますから、そういう時間的なものもぜひ明示をしていただきたい、こういうふうに思います。 それから、今回の公債発行特例法案で、財政投融資特別会計の積立...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 いずれこれはまた新しい課題になるわけであります。 民主党さんのマニフェストの財源案の中で、実は足りないところがここですね。この基礎年金二分の一の財源をどういうふうに確保するか、あるいは社会保障の自然増をどう賄うかというのは、実はマニフェストの財源案には全く載...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 二十二年度予算のフレームを見ますと、歳入の公債費は四十四・三兆円です、四十四兆三千億円。これは、三千五百億円、外為特会の剰余金、特例を使って繰り入れないと、国債費はその分ふえますね。四十四兆六千五百億円。四捨五入すると四十五兆円になっちゃうんですよ。だから、これ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 大臣はいろいろ、制限をつけさせられるのはかなわないということでおっしゃっているんだと思いますけれども、やはり言葉の端々から、なかなか大変だという認識は伝わってきます。 予算の全体のことで申し上げれば、二十年度の補正予算あるいは二十一年度の補正予算でやったよう...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 いや、それは野田副大臣も苦しい答弁だと思うんだけれども。 この法案というのは、特例公債の発行を授権している法案なんですよ。特例公債の規模は予算で決めるけれども、特例公債の発行自体を認めるんだということであれば、野党時代であってもこの法案を反対する理由はなかっ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 いや、それは理解できないところなんですね、私にとっては。厳密に法解釈をすれば一体かもしれませんけれども、一つ一つ整理して冷静に考えれば、当然賛成してもよかったのではないかというふうに指摘をしておきます。 それでは、租特透明化法案の方に移りますけれども、租特の...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 ところで、昨年民主党さんが提出された租特透明化法案、議員立法で提出された法案では、その最大の問題点が、適用される企業の名称を公表するということだったんですね。それが私どもも最大の問題点だと思いましたけれども。 今回の法案では個別企業名の公表をやらないというふ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 今、答弁の中でお話がありましたけれども、個別企業名を出さない一方で、上位十位までの租特ごとの高額適用額を明らかにしていますね。この目的は何なんでしょうか。 | ||
○石井(啓)委員 それでは次に、所得税法等の一部改正案に移らせていただきます。 まず、所得税について尋ねますけれども、所得控除から税額控除あるいは手当へという考え方は、私どもも同じでございます。ただ、人的控除全体をどういうふうにするかということは、私どもは、これは所得税の改革...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 その点は、残念ながら、ちょっと順番が逆だったと僕は思うんですね。全体像を示してからどういうふうにするかというのが本来の議論であって、その全体像が明らかにならないうちに、とりあえず目につく一番大きな財源を引っ張ってきているという手法をとられたから、私どもはつまみ食...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 確かに二十二年度一カ年度だけとればそういうことです。マイナスにはなりません。 それから、確かに満額支給されれば、それは負担増にならないんだけれども、でも、峰崎副大臣も指摘されたとおり、満額支給のハードルは高いですよ。確実に一〇〇%やっていただけるのであれば、...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 ちなみに、私どもは、高校授業料無償化というのも、所得制限を設けて、中低所得者に重点的に支援すべきだという考え方です。所得制限を取っ払ったから特定扶養控除を縮小したというのは、ちょっとそれはおかしいんじゃないかと私は思うんですね。本来、所得制限がかからないような中...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 その点はきめ細かな御検討をよろしくお願いいたします。 それからガソリン税等の暫定税率の方に移らさせていただきます。 先ほどの菅大臣の御答弁の中で、当分の間の税率のことがございましたね。環境税が導入されればなくなるという意味での当分の間だという御答弁でござ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 といたしますと、仮にガソリン税の暫定税率を廃止しても、そのかわりに環境税を導入されれば、ほとんど減税の幅は小さくなっちゃいますよね。もともと、二十二年度の改正の議論の中では、ガソリン税の暫定税率はリッター約二十五円に対して、環境税はリッター二十円導入しようという...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 その点についてはこれからの行く末を見守っていきたいと思いますが、もう時間でございますので、最後、指摘だけにとどめたいと思います。 ガソリン税のトリガー条項、先ほど、仮に発動されれば、税収減ということで財政的に大変な影響があるという御指摘がありましたけれども、...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 公明党の石井啓一でございます。 本日は、参考人の先生方には大変ありがとうございます。 まず、財政健全化について、三人の先生方それぞれにお伺いしたいと思うのであります。 我が国の長期金利は比較的、比較的といいますか、先進国に比べるとかなり低い状況でござ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 今、土居先生がおっしゃったことは、実は午前中の質疑の中で、ほかの委員と菅大臣とのやりとりがありまして、禁じ手じゃないですかということで大臣に指摘をされたところ、大臣は、禁じ手だとは肯定されなかったんですね。だから、ちょっと私も不安なところがあるんだけれども、それ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 ありがとうございます。 それから、最後の質問にしようかと思いますが、森信先生に給付つき税額控除についてお伺いしたいんです。 森信先生の著作等によりますと、給付つき税額控除もいろいろな目的がある。勤労を促す目的であったり、あるいは子育て支援をする目的であっ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 ありがとうございました。以上でございます。 | ||
03月01日 | 第174回国会 衆議院 予算委員会 第18号 議事録を見る | ○石井(啓)委員 公明党の石井啓一でございます。 まず、このたびのチリ大地震で被災された方々、また津波で避難された方々に対して、心からお見舞いを申し上げたいと存じます。 本日、公共事業の箇所づけ問題を中心といたします集中審議でございますけれども、これに関連しまして、長崎県...全文を見る |
○石井(啓)委員 総理は、そういう利益誘導型の選挙は行われていなかったと思うというふうにおっしゃっていますけれども、テレビ報道等では、各大臣が相当具体的な予算のことをおっしゃっていますよ。あれがまさに利益誘導型でなくて何なんだろうかということだと思うんですね。 ちょっと前原大...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 大臣が選挙の応援に行って特定の現場を視察する、そのことを有権者はどういうふうに受けとめるか。それは、視察された現場は、やはり、大臣が来てくれたら、選挙で勝てば、応援すれば手厚く配慮されるだろうというふうに思うのが普通ですよ。だから、そういう行動自体が利益誘導的な...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 いや、一政治家といっても、大臣という立場をしょって立っているんですよ。大臣じゃなくて、私、一政治家で来ましたなんて言っても、みんな、大臣という目で見るんですよ、地元の方は。それは当然のことじゃないですか。 それで、きょうの中心問題の箇所づけ問題の方に移らせて...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 大臣、長崎県知事選挙、利益誘導するつもりはなかったとおっしゃいましたが、つもりはなくても、有権者の受けとめ方は違います。有権者が利益誘導というふうに受けとめかねない行動は自粛をしていただきたい、こういうふうに思います。 それで、今大臣の答弁で、来年度以降、事...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 いや、総理、そこは若干違うところがあるんですよ。予算が少なくなると、個別の箇所にどれだけ予算がつくのかというのはより重要な関心事項になるんですよ、地元にとっては。だから箇所づけが、従来以上にみんな真剣にどうなるのかというふうに思うわけですよ、予算が少なくなってい...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 来年度以降は事業計画の総額と仮配分の総額は一緒だ、だから、そういう意味でふえたり減ったりというのはないということなんですけれども、ただ、事業計画も仮配分も、やはりある幅を示しますよね。幅の上限の方で最終的に予算がつくのか、下限の方で予算がつくのかというのは、相当...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 ところで、この問題で、今までは、仮配分の事前に民主党から自治体に漏れたという点が一つ目の問題点、二つ目の問題点は予算の基準が必ずしも明確でなかったという点、この二つの問題点を申し上げましたが、実は、もっと大きな問題点が私はあると思っています。 どういうことか...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 総理、いや、政府としてはその民主党経由の陳情を強制していないと言っていますけれども、現場では圧力がかかっているんですよ、首長さんに。直接行くな、自分たちの県連を通じて陳情しろ、実際そういうふうに圧力がかかっているんですよ。総理は政府のトップだからそういうことは知...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 では、総理に確認しますけれども、例えば、今役所の局長さんのところに自治体の首長さんが陳情に行こうとすると、民主党県連を通じてくださいということで受け付けてくれないんですよ。断られちゃうんですよ。そういうことは今後ありませんね。自治体の首長さんが役所のしかるべき立...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 いや、ですから、仮に本省にたくさん来るのが困るんだったら、例えば地方整備局でまとめて受けてもいいんですよ。そういうのじゃなくて、民主党県連を通じてやろうとするところに問題があるというふうに言っているんです。 かつて、従来の自民党政権においても、陳情、要望の窓...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 ちょっとわからなかったのが、単に中止ではなく、代替策がどういうものがあるのか、普通は代替策が確定してからダムの中止を考えるんじゃないですか。ですから、わからないのは、その検証した結果、代替策が余り有効なものはありませんね、やはり八ツ場ダムは必要ですねとなった場合...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 いや、私はダムを検証するということについては結構だと思いますよ。それはぜひやっていただきたいと思うんですけれども、ほかのダムは検証した結果中止するのか継続するのかを決めるんだけれども、八ツ場ダムの場合は中止というのが先にありきで、その後検証するというから、これは...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 ですから、前原大臣の説明によると、この検証というのは本当に八ツ場ダムが必要かどうかの検証ではなくて、八ツ場ダムの中止の理由を補強するための、後づけの理由をつくるための検証ということにしかなりませんよね、今の説明だと。中止という結果がありき、検証するのはその理由づ...全文を見る | ||
03月02日 | 第174回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号 議事録を見る | ○石井(啓)委員 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました平成二十二年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案の二法案に反対、租税特別措置の適用状況の透明化等に関する法律案に賛成する立場から討論を行います。 平成二...全文を見る |
○石井(啓)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。 平成二十二年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について、十分配慮すべ...全文を見る | ||
03月02日 | 第174回国会 衆議院 本会議 第11号 議事録を見る | ○石井啓一君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました平成二十二年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案の二法案に反対、租税特別措置の適用状況の透明化等に関する法律案に賛成する立場から討論を行います。(拍手)...全文を見る |
03月16日 | 第174回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号 議事録を見る | ○石井(啓)委員 公明党の石井啓一でございます。 まず、関税法及び関税暫定措置法一部改正案に関しまして一問質問をいたしますけれども、関税に密接に関係をいたしますWTOですね、現在行われておりますドーハ・ラウンドの動向について、まず確認をいたしたいと思います。 |
○石井(啓)委員 ありがとうございました。 続きまして、ちょっとテーマをかえまして、きょうは皆様に資料を配っていただいていると思いますが、これは、財務省が予算委員会の方に提出しました、平成二十二年度予算の後年度歳出・歳入への影響試算でございますけれども、これをもとにしまして、...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 確かに、これは財務省がつくった資料ですから、なるべく厳し目の試算になっていることはもちろんそうなんですよね。歳出の方の国債費も、十年国債が金利二・二%を想定していますけれども、足元の一・四%前後から比べるとかなり高い金利ですから、そうならないことを期待したいと思...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 市場の信認を得られる範囲でと、まあそういうことになるかと思いますけれども、この二ページ目をごらんいただきますと、下の方に参考ということで、名目経済成長率が前提よりふえた場合、減った場合の税収の増減額と、金利が変化した場合の国債費の増減額が参考として載っています。...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 それでは、歳出の削減に関連しまして、事業仕分けについてお尋ねします。 事業仕分け第二弾をこれからおやりになる予定でありますけれども、予算の削減目標がないかのように枝野大臣は何か発言されているようですけれども、そういったものは本当にないのかどうか。また、財務省...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 予算委員会等では、二十三年度のマニフェストの財源は何で確保するのかとお聞きしましたら、総理も財務大臣も、特殊法人、独法、公益法人の見直し、補助金の一元化、これでやるとおっしゃったけれども、やはり今の答弁を聞くと、ほとんど期待できないんだなということがよくわかりま...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 私どもも昨年の概算要求の姿を見ていまして、総理も、あるいは当時は菅副総理でしたか、各省大臣は査定大臣としておやりになるようにというふうにお命じになったようですけれども、査定大臣じゃなくて結局、要求大臣になってしまったということがあるようですから、そこのところはぜ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 先ほど、資料で、後年度影響試算を御紹介しましたけれども、この後年度影響試算の二十三年度以降の歳出には、マニフェストの主要事項は入っていないんですね。これが入るともっとこの歳出がふえるわけです。その歳出が、財源がきちんと何らかで確保できれば、それはまたそれというこ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 鳩山総理にもこの財政運営の厳しさというのはぜひ御認識いただきたいなというふうに思っております。内閣全体として、実際もう二十三年度は大変な状況に直面しかねない、そういう危機意識をぜひ共有していただいて、これから中期財政フレームあるいは財政運営戦略をおつくりになるよ...全文を見る | ||
04月02日 | 第174回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号 議事録を見る | ○石井(啓)委員 おはようございます。公明党の石井啓一でございます。 きょうは、三月三十日の閣僚懇談会で鳩山内閣として方針が定まった郵政改革を中心に質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 実は、亀井大臣には、私は、郵政改革担当大臣としての質問と金...全文を見る |
○石井(啓)委員 きょう、資料を配付させていただきました。 これは三月二十四日の亀井大臣、原口大臣の談話でございますけれども、1.の中で、「郵貯の預入限度額、簡保の加入限度額(加入後四年後の限度額)を下記の方向で検討する。」ということで、(1)に「各種データ(別紙参照)を参考...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 では、続いて次の質問です。 先ほどの答弁の中でお答えをいただいているかとも思いますが、そもそも限度額を引き上げる目的あるいは理由というのは、先ほどの答弁では、ユニバーサルサービスを三事業一体でやる、そのために郵貯、簡保の限度額を上げて、ここの資金の運用で利益...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 後の質問にもなりますけれども、もともとの前政権時代の郵政民営化というのは、政府の関与をなくしていく、将来的にはゆうちょ銀行、かんぽ生命、全部株を売却して完全な民間にする、それに伴って上限額を将来には撤廃するという考え方だったんですね。ですから、基本的には民間と競...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 共通するところはありますけれども、全く一緒ではございません。 大臣、私の質問は、上限を引き上げたことによって、民間の金融機関や民間の生保から、郵貯、簡保に資金が移動する可能性がありますね、その懸念をどういうふうに考えていらっしゃるのですかというお答えをいただ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 先ほどの大臣のお答えの中で、預金者目線でやらなければいけないと。 ちなみに、今回上限額を引き上げるに当たって、何かアンケート調査等はおやりになったんでしょうか。例えば郵貯や簡保の預金者やあるいは加入者の方に、意向調査みたいなのはされているんでしょうか。そうい...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 その公聴会なるものがどういう形でやられたのか、私つぶさには知りませんけれども、通常は非常に関心のある方がお越しになるわけですよね。恐らくやはり引き上げてほしいという方がたくさんいらっしゃっていると思うんだけれども。 だから、預金者の目線ということであれば、本...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 そうすると、預金者の目線でやる、預金者からそういう要望があるということは、やはりふえるということですよね、郵貯なり簡保なり。どこからふえるかというと、たんす預金ばかりが行くとは限らない。やはり地域金融機関からかなり、あるいは中小の生保から行く可能性はかなりあると...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 いや、その判断の上で、例えば、郵貯について上限額を二千万円ということにすると、片や民間のペイオフは一千万円のままですから、やはり完全に競争条件が、郵貯が有利になるんじゃないんでしょうかということを申し上げているんです。 | ||
○石井(啓)委員 ペイオフ額を上げれば、当然その預金保険料を払わなきゃいけないわけですよ、金融機関は。だから、今の一千万から二千万ということはコストが倍になるわけですよ、その預金保険料だけで。民間からすれば、郵貯や何かはすごく有利になって、それにおつき合いするために自分たちがコス...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 大臣、私も、本当に自由な競争のもとで、競争相手がどんどん競争力を高める、それに対して対抗しなきゃいけないというのは、それはそうだと思うんですよ。でも、今回の場合は、政府が一方の郵貯を有利にするわけでしょう、恣意的に。恣意的にというか人為的に。それでおいて、では民...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 それでは大臣、そのユニバーサルサービスの中でも、三事業あるわけですよね。 郵貯、簡保のユニバーサルサービスを維持するコストと、郵便事業のユニバーサルサービスを維持するコストがあるわけですね。郵便事業のユニバーサルサービスを維持するコストまで、この郵貯、簡保の...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 ちなみに、前政権の郵政民営化では、ゆうちょ銀行あるいはかんぽ生命の株式を売却したその売却益を一部積み立てて、基金として確保しておいて、それで条件が厳しい郵便局の維持等に使うというような考え方だったと思います。またここら辺は改めてやりたいと思うんですが。 とこ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 上限額を引き下げなければいけない事態というのは、それは預金や契約が流出して民間の金融機関なり民間の生保が大変な状況になってしまうということですよ。そういうことになるわけでしょう。そういうことを想定しているわけですよ、人為的にそういう状況を招くということを。それは...全文を見る | ||
04月16日 | 第174回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号 議事録を見る | ○石井(啓)委員 公明党の石井啓一です。 まず、議題になっています金融商品取引法改正案について、何問かお尋ねをいたします。 まず今回、店頭デリバティブ取引の清算集中を行うということでございますが、これに関しては、国内の清算機関のみならず、国内の機関と外国の清算機関とのリン...全文を見る |
○石井(啓)委員 では、これはまた今後の経緯を見て、よく対応を考えていただきたいと思います。 続いて、今回、証券会社、保険会社について連結規制を導入するということでございます。特に、保険会社の連結財務規制、連結のソルベンシーマージン規制でありますけれども、これについて、ちょっ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 それでは続いて、法案そのものでありませんけれども、ことしの一月の二十一日に、金融庁から「金融・資本市場に係る制度整備について」が公表されております。今回の世界金融危機を受けて、我が国として対応すべき課題、その対応をまとめられているわけであります。 その中で、...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 それでは、その点についてはよろしくお願いしたいと思います。 それでは、テーマをかえまして、郵政改革に関して質問をさせていただきたいと思いますけれども、預金保険の保険料率についてでございます。 亀井大臣は記者会見で、この保険料率について、金融サイドから強い...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 といたしますと、このペイオフ一千万円引き上げに関連して預金保険料を引き下げるということもあり得る、そういう趣旨で御発言されたのでしょうか。 | ||
○石井(啓)委員 それでは、預金保険の今の状況について確認しますけれども、預金保険機構の責任準備金、ペイオフコストに対応する責任準備金の近年の推移、それから二十二年度の見込みがどうなっているのか。これは政府参考人の方からお願いします。 | ||
○石井(啓)委員 今確認させていただきましたが、預金保険機構の責任準備金は二十二年度末の見込みで黒字に変わるということでございます。これは何年ぶりになりますか、十四、五年ぶりになるんでしょうか。 もともとこの預金保険料率を引き上げた経緯は、金融機関の破綻が相次いで、それに対応...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 いや、ですから、私は、郵貯の上限引き上げの議論とリンクをさせて保険料率の引き下げの検討ということではなくて、そもそも独立してこれはやられるべきことなんじゃないかということなんですね。逆に言うと、ペイオフ上限引き上げの議論とセットでこれはやらなければいけないという...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 それでは政府参考人の方にまた確認をいたしますけれども、二十一年度に預金保険機構に保険料を最も多額に納めた金融機関はどこでしょうか。その額についても伺いたいと思います。 | ||
○石井(啓)委員 今確認しましたけれども、二十一年度、最も預金保険料を納めたのはゆうちょ銀行で、年間七百四十億円。ですから、この保険料引き下げで最も恩恵を受ける金融機関はゆうちょ銀行ということになるわけですね。ですから、大臣が何か金融機関のためを思っておっしゃっているようでありま...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 それでは、大臣も先ほどちょっとおっしゃいましたけれども、保険料引き下げというのは、長期的に預金保険機構の財政が均衡するようにということで検討されるわけであります。したがって、今、責任準備金が黒字に転換するということで、引き下げの議論が出てくる。 一方で、ペイ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 確かに、預金保険料の推移を見ると、今説明があったようでございますけれども、ただ、常識的に考えれば、預金保険でカバーする範囲が広がってくれば、それは保険料率を上向かせるという方向の検討もなさらなければいけないということは常識的な判断でございますね。 そういたし...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 今金融界からは、今の状況でペイオフ額を上げる必要はない、自分たちは健全であるということで、そういう発言があるようでございます。だから、財務の状況からいえば、一方的にといいますか、ゆうちょ銀行の上限額が引き上がる、そのおつき合いで自分たちも上げなきゃいけないという...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 これについては議論があると思います。法案が成立しただけでは、今の日本郵政の仕組みというのは変わらないわけですから、変わらない一方で上限を引き上げるというのは、先行的に利益を与えているんじゃないかという指摘もあると思います。このことについてはまた改めてやりたいと思...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 上場して売却する時期も明確化はされないんでしょうか。 | ||
○石井(啓)委員 明確化しないとなりますと、国が全部株式を持っている時期が相当長くなる可能性もありますし、売却し始めたとしても、二分の一超ということで、政府が過半の株式を持つ時期も相当長くなりそうな可能性もございます。そういった中で上限額が引き上がっていくということになりますと、...全文を見る | ||
04月20日 | 第174回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号 議事録を見る | ○石井(啓)委員 公明党の石井啓一でございます。 先ほどの白川総裁の半期報告の概要説明の中で、日銀のデフレ脱却への取り組みとして二つのことをおっしゃっていらっしゃいました。 一つは、マクロ的な需給バランスの改善に働きかける施策として金融政策をいろいろやっていらっしゃる、緩...全文を見る |
○石井(啓)委員 二〇〇八年のように、原油が投機的な動きで高騰した結果、コアのCPIが上がったから物価が上がってよかったという見方にはならないように、そこはお願いしたいと思うんですね。 それから、人々の物価に対する見方、これはどういう指標で判断されていらっしゃるんでしょうか。 | ||
○石井(啓)委員 そこで、日銀の中長期的な物価安定の理解ということでございますけれども、これがそもそもどういう性質のものなのか。この物価安定の理解というのは、物価の見通し、予測という意味合いなのか、あるいは物価の目標という意味合いなのか。どういうことで物価の安定というのを日銀とし...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 そういたしますと、先ほどの議論にもありましたが、見通しというよりはむしろ物価安定ということの定義であり、あるいは実現したい目標であるということになると、中長期的なというところがどこまでのタームで考えているのかというのがやはりポイントになりますね。 先ほどの総...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 今後の経済の動向、いろいろなシナリオがあり得ますから、確定的に何年と言うことは難しいのかもしれませんが、ただ、先ほど言いましたように、十年、二十年かけてやるという話ではありませんから、総裁としては、では、今回のデフレというのは何年ぐらいかけて解消したいというふう...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 日銀の金融政策だけで物価安定の達成の責任を負わされるのはかなわぬということかもしれません。そこは当然、政府の経済財政政策もやらなければいけないところだと思うんですけれども、私はむしろ、そこを政府と日銀がよく話し合って、どのぐらいの期間を目標にしてこのデフレを克服...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 そこで、物価に対する期待への働きかけということで、今、日銀がやっている中長期的な物価安定の理解だけで本当に十分なんだろうかという問題意識を持っています。 先ほどからインフレターゲットの話が出ておりますが、私は、期待に働きかけるという意味で、このインフレターゲ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 政策形成の力学というところに総裁のいろいろな真意が込められているなという感じがいたしましたけれども。 ただ、中長期的な物価安定の理解だけでは、私はもうメッセージ力が弱いと思うんですね。日銀がデフレ克服に取り組むというそこのメッセージ力を強めるということでもう...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 ぜひ、さらなる工夫をお願いしたいと思います。 時間もなくなってきましたので、最後、郵政改革の中のゆうちょ銀行の預け入れ限度額の引き上げについて申し上げたいと思うんです。 これに関しては、今まで総裁は、金融機関が大き過ぎてつぶせないということが問題じゃない...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 もう一つ申し上げると、この委員会でも今まで亀井大臣に指摘をしていますけれども、暗黙の政府保証のついた郵貯の上限額が引き上げになると、地域金融機関の預金がゆうちょ銀行の方に流出する可能性がある。そのことによってどれだけの影響があるかは実際にやってみないとわかりませ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 ありがとうございました。以上で終わります。 | ||
05月21日 | 第174回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号 議事録を見る | ○石井(啓)委員 公明党の石井啓一です。 私の方も、財政健全化、特に来年度予算編成の課題等を中心に質問をいたしたいと思います。 ただいまの質問にもございましたが、大臣は五月十一日の記者会見で、来年度の予算編成に当たっては、新規国債の発行が今年度の四十四・三兆円を超えないよ...全文を見る |
○石井(啓)委員 そういたしますと、今後、来年度の新規国債発行額を四十四・三兆円に抑えるということについては、政府の方針とするおつもりなのか、あるいは大臣の個人的なお考えにとどめるおつもりなのか、いかがでしょうか。 | ||
○石井(啓)委員 それでは、来年度予算編成の課題でございます。 これは、ことしの当初予算の審議の折に予算委員会等で私も指摘をさせていただいていますが、財務省が二月に出された後年度影響試算を見ても、来年度の予算編成は実は大変難しい予算編成になる、もう大臣も御承知のとおりでござい...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 それは当然、最終的には一つの形にしないと予算は組めませんから、どういう形にしろ、それはそうなるんでしょうけれども。 歳入の方は後ほど聞きますけれども、今指摘しましたように、歳出だけでも相当の歳出増の圧力がある。社会保障の自然増や、あるいは国債費の増加というの...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 民主党さんも随分悩まれていらっしゃるようですけれども、例えば子ども手当、満額実施しようとすると、五兆三千億から四千億ぐらいの財源が必要なんでしょうか。これは、新規財源を見出さない限りとても無理だというふうに思いますね。 これについては、野田副大臣も大分いろい...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 中期財政フレームなりあるいは財政運営戦略、そういうものが六月に出てくるということのようですけれども、そうすると、当然、来年度の概算要求の指針においては、この歳出をどう抑え込むかというのは、やはり具体的な指針として出てくるわけですね。 従来のシーリングというや...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 それでは、歳入の方に移ります。 来年度の歳入も、これは本当に厳しくなっていきますね。やはり財務省の後年度影響試算によりますと、その他収入が、二十二年度十・六兆円に対して二十三年度は三・九兆円しか見込まれないというふうになっています。二十二年度は財投特会の積立...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 税外収入で、今事業仕分けで、独法やあるいは公益法人の基金等の取り崩しもある程度期待ができそうでありますけれども、ただ、今申し上げたような五兆四千億円もの歳入源を確保するような大きな額にはどうもなりそうにありません。 そこで、ちょっと今大臣がおっしゃった、その...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 今の御発言は非常に重要な発言というふうに受けとめました。 それはあれでしょうか、一一年度増税をやる、ただ、増税というのは、一一年度、税収はすぐ入ってきませんから、増税をやるということを確定した上でつなぎの資金をどこかから調達するというようなこともお考えにある...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 大臣は、増税しても使い道を誤らなければ景気はよくなるんだという発言もされていらっしゃいますね。ある意味で、増税に対する地ならしを始められたのかなというふうにも思うんですけれども、これはどういう趣旨でおっしゃっているのか伺いたいと思います。 | ||
○石井(啓)委員 最後の質問にいたします。 先ほどの質疑の中で、消費税の増税については次の選挙まで、公約もあり慎重な言いぶりでいらっしゃいましたけれども、実施時期はともかく、検討を早目にやるというお考えはございますか。 | ||
○石井(啓)委員 終わります。では、また改めてしっかり聞かせていただきます。 | ||
09月08日 | 第175回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号 議事録を見る | ○石井(啓)委員 おはようございます。公明党の石井啓一です。 きょうは、円高対策、またデフレ克服に向けての経済対策や金融政策ということで、財務大臣と日銀総裁にお話を伺いたいと思います。 なお、今、民主党の代表選挙が行われておりますけれども、私どもはどちらかの陣営に肩入れを...全文を見る |
○石井(啓)委員 厳しい影響があるということでありますけれども、残念ながら、危機意識というのは余り伝わってこないんですね。この間の政府の対応を見ていると、私どもにはなかなか伝わってきません。 例えば、八月の二十三日でしたか、総理と白川総裁がお話をされたようですけれども、わずか...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 ところで、リーマン・ショック後の景気を回復させるために、欧米においても、また新興国においても、輸出で経済の回復を図っていこうと輸出に重きを置いております。ですから、自国の通貨安は放置している、こういう状況でございます。また、円のレートについても、実質実効為替レー...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 それから、円高が続きますと、先ほどの大臣の答弁にもありましたけれども、日本の生産拠点の海外移転がますます促される可能性がございます。雇用にとっても非常に重大な懸念がございます。 そこで、実はここで総理に質問ができれば私は総理に直接申し上げたいと思うんですけれ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 政府の経済対策、時期が遅いというふうに申し上げましたけれども、規模の方も、予備費の九千二百億円だけでは規模が小さ過ぎるというふうに私は思っております。 この際、補正予算、これは私ども、ぜひ、予備費のみならず、補正予算を組む必要があるというふうに考えていますけ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 景気の動向次第では今後あり得るということですけれども、現段階ではどういうふうにお考えなんでしょうか。 | ||
○石井(啓)委員 ただ、残念ながら、政府の八月三十日の経済対策の基本方針発表後も、円高、株安の流れというのは全くとまっておりません。だから、市場の評価は低いわけですね、予備費九千二百億円だけでは。 これはどういうふうに受けとめていらっしゃるんでしょうか。 | ||
○石井(啓)委員 では、大臣の言によると、九月十日に具体的な案を出すと市場が反応するということですから、これはぜひ楽しみに検証させていただきたいと思いますけれども、私は、もう既に、大枠の対策を出してそれで反応しないんですから、具体的な案を出しても恐らく期待できないというふうに思っ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 物事には順序があると言いますけれども、昔から、戦力の逐次投入は避けなければいけない、戦力を小出しに出していたんじゃだめだというのがいわば鉄則ですよね。だから、まずは予備費を九千二百億円出す、その後、必要があれば補正予算をやります、これでは、私はやはり戦力の逐次投...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 日本は単独では介入してこないんじゃないかというふうに足元を見られている可能性もありますから、大臣が発言して、口先介入が効果があればいいんですけれども、逆効果になってしまっては困るので、やはりこれはしっかりと、本気でやるという姿勢を示していただきたいな、こういうふ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 今大臣がおっしゃった項目は、実は、八月初めの臨時国会をやったときに、予算委員会で既に私どもの井上幹事長から具体的な提言をさせていただいた中身なんですね。ですから、我々からいえば、政府が我々の提言をうまく生かしていただいたなというふうに思ってはいるんです。 た...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 白川総裁らしい、そつのない御答弁でありました。 それでは、八月三十日に追加金融緩和の措置を日銀は発表されていますけれども、日銀自身はこの措置に関してどういうふうに評価をされていらっしゃるんでしょうか。 〔高山委員長代理退席、委員長着席〕 | ||
○石井(啓)委員 八月三十日の追加金融緩和について、市場の方は、想定の範囲内というふうに受けとめていますよね。事前に幾つかの案が報道でもされていますけれども、全く、ほとんど同じ中身でした。それについては、ある意味では失望感がございまして、この追加金融措置の発表後も、残念ながら、市...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 先ほど野田大臣にも指摘しましたけれども、市場では、さらに追加の対策があるだろうというふうに考えている、想定しているわけですよね。ですから、結局、小出し小出しに日銀が対策を出すということは、やはり効果に限界があるんじゃないかというふうに思うんですね。 ですから...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 今総裁がおっしゃったきのうの金融政策決定会合で、必要とされる場合には適時適切に政策対応を行っていくと。これは、今後、日銀が追加の金融対策を行うことを示唆したというふうに受けとめられていますけれども、そういうことでよろしいんでしょうか。 | ||
○石井(啓)委員 ちょっと失礼な指摘になるかもしれませんけれども、日銀は、政府あるいは世論に追い込まれて渋々金融緩和をやっている、こういう印象を受けざるを得ないんですけれども、どういうふうにお考えでしょうか、総裁。 | ||
○石井(啓)委員 日銀としては努力しているということだと思いますけれども、残念ながら、外部から見るとその努力が、圧力を受けて動いているんじゃないか、こういうふうに受けとめられているということは指摘をしておきたいと思いますし、そういう反応も十分意識していただきたいというふうに思いま...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 今総裁がおっしゃった日銀法の目的規定と並んで、日銀法第四条では、御承知のとおり、「政府の経済政策の基本方針と整合的なものとなるよう、常に政府と連絡を密にし、十分な意思疎通を図らなければならない。」こういうふうにされていますよね。 この条文は、例えば、日銀は物...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 誤解なきように申し上げておきますけれども、私は、物価の水準を目標として定めて、そのために、日銀だけでそれを金融政策だけで達成しろというふうに申し上げるつもりはありません。そこは、政府の財政政策、経済政策と当然両輪でなければならない。とかく政府は、財政がなかなか出...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 最後のコメントにしますけれども、先ほど総裁は政府と十分な意思疎通を図っているとおっしゃっていましたけれども、総理と十五分の電話会談では十分な意思疎通とは言えないのではないかというふうに思います。しっかりと連携をとりながらやっていただきたいと思います。 終わり...全文を見る | ||
10月13日 | 第176回国会 衆議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○石井(啓)委員 公明党の石井啓一でございます。 まず、冒頭でございますが、チリの鉱山事故で、一人目の作業員が地上に無事救出されたというニュースが入りました。(拍手)大変うれしいニュースでございます。全員の無事生還を心からお祈り申し上げたいと存じます。 さて、私どもの山口...全文を見る |
○石井(啓)委員 本人の意向を確認されるということでございますけれども、仮に、小沢さんが、いや、自分はもう国会で説明したくない、こういう意向であれば、民主党としては、小沢さんに国会に出てきてもらわなくてもいい、こういうことでしょうか。 | ||
○石井(啓)委員 総理、それは国会で決める決めるとおっしゃっていますけれども、国会で決めるためには、民主党がまず決めなきゃいけないんですよ。民主党が賛成しなきゃ決まらないんですよ、原則として。 民主党さんは、賛成するに当たって、民主党の党内の意見をまとめるに当たって小沢さんの...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 総理、正式な提案があればというふうにおっしゃいますけれども、もう既に野党として要求しているんですよ、小沢さんの証人喚問要求は。だから、これはもう正式な提案があったという前提でぜひ進めていただきたいと思うんですね。 それから、今、政倫審ということを示唆されまし...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 ちょっとパネルを示します。 これは、きのう自民党の石原幹事長が出された菅総理の著書の言葉ですね。「総理大臣は国会議員でもあり、同時に与党の党首である。自分の党の議員が疑惑を持たれているのであれば、党首として何らかの措置をとるべきだ」と。これに対して総理は、こ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 しっかりした対応をとっていただきたいんです。国民が期待するような、そういう対応をとるように求めたいと思います。総理が有言実行を標榜するなら、ぜひこの本に書いてあるとおりに実行していただきたい、こういうふうに思います。 続いて、鳩山前総理に関して質問を申し上げ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 総理、政治的なけじめをつけるということと総理時代の約束を果たすということは別問題ですよ。 仮に、政策的なことであれば、次の内閣によって政策が変わることはあるかもしれません。しかし、総理の自分自身のことに関して、こういうふうにやります、この約束が、どうして総理...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 いや、違うんですよ。これは、国会に対して資料を提供しろ、こういうふうに私どもは要求しているわけですよ。そのことを民主党の代表としてきちんとやるべきじゃないんですか、こういうふうに申し上げているんです。 だから、鳩山さん個人の問題じゃないんですよ。国会で約束し...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 政府・与党の都合のいいテーマだけで熟議を求められても、それは虫のいい話だ、こういうことは申し上げておきたいと思います。 それでは、再発防止策の方に移らせていただきます。 民主党としては、政治と金の問題の再発防止策として企業・団体献金の禁止をうたっていらっ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 鳩山前総理の問題というのは、これは実のお母様からいただいた多額の資金提供、これを偽装していたということですよね、亡くなった方の名義を使ったり全く献金したことのない方の名義を使ったり。というか、これは個人献金の偽装になるんです。 また、小沢さんの問題、小沢さん...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 それはやはり入りと出と両方きちんとやらなきゃいけないんですよ。入りの方が重要で、出はそうではないというのは、私はちょっとおかしいと思いますね。 いずれにしましても、この私どもの改正案に対して民主党さんはどう対応するのか。これは、私どもにとりましては、民主党が...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 その点については、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 では、続いて、マニフェストについて質問をいたします。 マニフェストというのは国民との約束でありますから、これは政府・与党が最大限実現に向けて努力するのは当然のことであります。ただ、一方で、マニフェス...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 それでは、具体的な問題で確認します。 民主党マニフェストの変遷ですが、左側は衆議院のマニフェスト。まず、子ども手当は、今年度は月額一万三千円、半額支給でございますけれども、これを、当初のマニフェストですと、来年度以降は満額支給、月額二万六千円を支給する。それ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 私が聞いたのは、一万三千円からの上積み分を現金でやるのか現物でやるのかということを聞いたわけではありません。現物だとしても二万六千円分は支給するのかどうかということを確認したんです。もう一度答弁ください。 | ||
○石井(啓)委員 よくわからないんですよ、結局。子ども手当、満額やりたいけれども、何か留保条件がついている。 では、高速道路無料化に行きますよ。 衆議院のマニフェストでは、全国の高速道路を無料化する、そのための予算が一・三兆円ですね。参議院のマニフェストでは、段階的に原則...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 努力をするということですけれども、本当にできるかどうかは、明確な説明はありませんでした。 では、最後、ガソリン税の暫定税率ですが、衆議院のマニフェストは、ガソリン税などの暫定税率は廃止、二・五兆円。参議院のマニフェストは、特に記述がありません。一一年度の概算...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 これは、ガソリン税を環境税というふうに名前を書きかえただけなんですね。看板のかけかえですから、これはマニフェストの廃止というのには全く当たらない、この点は完全にマニフェスト違反状態になっている、このことを指摘したいと思います。 結局、総理は、このマニフェスト...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 いや、全力を挙げると言いながら、もう初年度から破綻しているじゃないですか。だって、初年度、大体、さっきの工程表によると、七兆円やると言いながら三兆円分しかやっていないでしょう。半分もできていないんですよ、主要な政策でいっても。 もう既に第一歩からつまずいてい...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 マニフェストの最大の肝、ポイントは財源案にあると私は思っています。といいますのは、財源の制約がなければ幾らでもバラ色の政策を掲げることができるわけです。現実的な財源案の中で、どこから優先順位をつけてどこまでやるのか、それを示すのがマニフェストです。 したがっ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 民主党は政権をとってもう一年たっているんですよ。残りの任期はもう三年を切っているんですよ。ですから、この時点で、マニフェストの財源をきちんと検証して、本当にどこまで財源が導き出せるのか、それをきちんとやるのが民主党の責任じゃないですか。 | ||
○石井(啓)委員 今の玄葉大臣の説明は、限りなく修正を目指す答弁だと思いますけれども、総理は、去年のマニフェストを最大限実現を目指すとおっしゃっていますね。微妙な違いがあると思いますけれども、総理、どうですか。 | ||
○石井(啓)委員 いつまでも、目指していく、目指していくという建前では困るんですよ。本当にどこまでやるのか、これをきちんと示すのが私は国民に対する誠実な態度だ、こういうふうに申し上げておきたいと思います。 ちょっと時間がなくなってきましたので、景気、経済問題に移らせていただき...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 十月下旬ということかと思いますけれども、もう国会は半分過ぎちゃっているんですよね。 それで、実は十月八日の緊急総合経済対策ですが、閣議決定されて、私も中身を見ましたけれども、メニューは示されているものの中身は詰まっておりません。しかも、メニューごとの予算額も...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 ちょっと今の大臣の答弁は残念でありました。 それからもう一つ、中小企業の金融関係ですけれども、依然として中小企業をめぐる金融環境は大変厳しいものがございます。特に円高等で先行きの見通しが厳しくなっておりますから、これからますます大変な状況になる可能性があるわ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 年末年始はもちろんでありますけれども、それ以降も中小企業が金融に困らないようにぜひお願いをいたしたいと思います。 時間が参りましたので、同僚議員にかわります。 | ||
11月09日 | 第176回国会 衆議院 予算委員会 第7号 議事録を見る | ○石井(啓)委員 公明党の石井啓一でございます。 まず、政治と金の問題について質問いたしますけれども、十月十三日の予算委員会に続きまして、引き続きこの政治と金の問題を取り上げなければいけないというのは、私は極めて残念でございます。 十月一日からこの臨時国会は始まりましたけ...全文を見る |
○石井(啓)委員 小沢さんが国会で説明していただくということは、私どもがこの補正の審議に応じる条件でございました。 そういたしますと、この補正の審議が終わると、小沢さんに対して説得をした、会う努力をした、そういう努力をしたという姿勢を示すだけで、後はほっぽらかしにするというよ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 総理は岡田幹事長の努力を見守っていくということでございますけれども、今国会中という期限が決められている以上、いつまでもこれを見守っていくわけにはいかないんですね。これはやはり、総理がみずから小沢さんをきちんと説得すべきなんじゃないでしょうか。どうでしょうか、総理...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 総理は幹事長をフォローするということですから、仮に岡田幹事長の説得がうまくいかなかった場合は、これはもう総理がみずから乗り出す、こういうことでよろしいんですね。 | ||
○石井(啓)委員 来るかもしれませんというふうにおっしゃいましたけれども、今の状況は、やはり総理の判断、決断が求められているときなんですよ。そのことを申し上げたいと思うんです。 十月十三日の予算委員会、これは、私の質問に対して総理は、場合によれば御本人の意向に沿わないでもこれ...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 何か同じ答弁を繰り返された感じがしますけれども、私は、総理の最終的な判断がもう求められている時期に来ているんじゃないか、こういうことを申し上げているわけです。残念ながら、この件に関して総理の毅然としたリーダーシップというのは見られない。ぜひこれはしっかりとやって...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 総理は、法律的に禁止するまでの間、経過期間というか猶予期間があるから、その間は企業・団体献金をもらってもマニフェストと矛盾しないんだ、そういう御説明だと思います。 確かに、表向きは矛盾しないかもしれません。ただし、マニフェストでは全面禁止という方向を打ち出し...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 総理が他の党のことを云々する必要はないんですよ。民主党がみずからのマニフェストで企業・団体献金を全面禁止すると。他の党の事情なんかしんしゃくする必要はないんですよ。みずから約束したら、みずからきちんとやる。そうでなければ国民に信頼されません。今民主党がやったこと...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 それは我々の認識と全く違います。この予備費と補正予算は一体のものとして早くやれば、規模も大きく、スピードも速く、よりインパクトのある経済対策ができたんですよ。そのためには、逆算していくと、八月中に補正予算の編成を指示していれば、九月末あるいは十月上旬にはこれはで...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 続いて、今、評価できる点を申し上げましたけれども、一方で問題点もたくさんございます。 このパネルに示しましたのは、実は先週の金曜日、私ども党内でこの補正予算に関します討議を行いまして、そこで出されてきた主な補正予算案の問題点でございますけれども、まず、中小企...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 いや、私はそういうことを聞いたんじゃなくて、政府は、政府の責任でこの米の需給ギャップを解消するための施策をとるべきじゃないかということを聞いているんです。 | ||
○石井(啓)委員 政府は、米の備蓄方式そのものも今見直そうとしていますよね。来年度の概算要求では、いわゆる棚上げ備蓄方式ということで、毎年二十万トンずつ、従来は主食用として売っていた備蓄米を、今度は非主食用、飼料米等でこれを販売する、そして毎年二十万トンずつ買い入れるということで...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 いや、来年度の予算のことを言っているわけじゃないんです。今回の補正予算で盛り込まなければ間に合わないんですよ、来年度の予算に入れられても。 だから、来年度の概算要求でも要求しているんだったら、なぜ今回前倒しでやらなかったのか、こういうことを申し上げているので...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 それは、大臣は上から目線だからそういうふうに思うんですよ。現場の人たちは、やはりもっと自由に使えるお金があれば、工夫して地域の活性化に利用できるわけですよ。三千五百億円で十分だなんて、とんでもないですよ。全く地方に冷たい予算だ、こういうふうに言わざるを得ません。...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 海江田大臣、私が聞きましたのは、デフレ脱却の定義を聞いたわけじゃないんですよ。デフレ脱却の定義は、後から振り返って、いつがデフレ脱却したかを判定するための定義でしょう。私は、今回の戦略の中で、デフレ脱却の目標はいつなのかと聞いたんですよ。 デフレ脱却の戦略を...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 はい、わかりました。 それで、きょうは日銀副総裁にお越しいただいていますのでお聞きしますけれども、日銀は、十月五日に包括的な金融緩和策をおやりになりました。 そこで、一つは実質ゼロ金利政策を行う。二つ目には、その実質ゼロ金利政策を物価の安定が展望できる状...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 それでは、今回の補正予算がデフレ脱却、財政健全化にふさわしいかどうかということでございますけれども、デフレの脱却と財政の健全化というのは、短期的には両立するのはなかなか難しいんですね。デフレ脱却というのは政府が財政支出をふやして需要をつくるということも求められま...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 私どもは野党でございますので、政府のように今年度の税収の上振れ分を把握したり、あるいは国債費が不用になる分を把握したりすることはできませんでした。したがって、使える財源は全部使えるということで剰余金を全額使い、また、赤字国債は発行しないまでも、建設国債まで発行を...全文を見る | ||
○石井(啓)委員 私は、建設国債を発行しろと言っているわけではありません。国債を発行しなくても生み出せる剰余金の財源をなぜフルに活用しなかったのか、このことを指摘しているんです。 時間がなくなりましたので、ちょっともう一つ指摘しておきますけれども、地方交付税ですね。一兆三千億...全文を見る |