石破茂

いしばしげる

小選挙区(鳥取県第一区)選出
自由民主党
当選回数12回

石破茂の2009年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月13日第171回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○石破国務大臣 お答えを申し上げます。  先生冒頭御指摘の、生産調整をやめるということを私は申し上げたわけではございません。そこは記者会見でも注意して物を申し上げておるつもりでございます。  ただ、問題は、生産調整というものを考えましたときに、どうしても参加する人と参加しない...全文を見る
01月19日第171回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(石破茂君) 農商工連携は、今、二階大臣からお話があったとおりですが、何か千葉県の宣伝みたいになっちゃいますが、例えば房州ビワというのがあります。これは委員の選挙区であり、あるいは防衛大臣の選挙区でもありますが、これで何とその経済波及効果は四億六千万、年間二千五百台の観...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) お答え申し上げます。  委員御指摘のとおり、農林水産業は食料の供給等の重要な産業であります。雇用の観点からも様々な可能性を持っております。  今回の補正予算におきましては、例えば林業事業体が就業希望者を雇い入れ、技術の習得に必要な研修を行う費用、お一人...全文を見る
01月21日第171回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(石破茂君) 恐れ入ります。防衛予算については申し上げませんが。  今回、いろいろ御説明をいたしておりますが、補正予算案において新規就業を強力に進めますため二十四億、また当初予算においては六十三億を要望いたしております。(資料提示)また、実践的な研修を行う場合の費用、...全文を見る
02月02日第171回国会 参議院 本会議 第6号
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○国務大臣(石破茂君) 水落議員にお答えいたします。  農業の展開方向についてであります。  議員御指摘のとおり、我が国農業は存亡の危機にあります。それはすなわち、持続可能性そのものが危機にあるということだと私は理解をいたしております。これを持続可能にしていかねばなりません。...全文を見る
02月03日第171回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○石破国務大臣 先生がおっしゃるとおり、とにかく、今も十年前も二十年前も、日本の農業を主に担ってきた人たちは昭和一けた生まれの方々です。基幹的農業従事者というのはそういう概念です。これはずっとスライドしてきている。では、十年たち二十年たってこういう方々がリタイアされたときに主に日...全文を見る
○石破国務大臣 委員のおっしゃるとおり、すべて同意をいたします。  要は、二百年住宅とかと言いますが、世界最古の木造建築は法隆寺の五重塔に決まっておるわけです。その地域でできた木でその地域に家を建てる、これが一番いいに決まっておる。そして、省エネだと言われるが、南極の昭和基地と...全文を見る
○石破国務大臣 全く同じ見解です。  委員の地元も私の地元も多分似たようなお話で、お兄さんは建設会社に出ていた、だけれどもリストラに遭っちゃった、お姉さんは縫製工場に出ていた、あるいは電子部品の組み立て工場に出ていた、外国に行っちゃった、そうすると、もう兼業機会がなくなっちゃう...全文を見る
○石破国務大臣 問題は三つあるんだろうと私は思っています。  一つは、委員おっしゃるマッチングのお話です。仕事がなくなっちゃった、国へ帰りたいんだけれども何の仕事があるかわからない、若い人に来てほしいんだけれどもどこにどんな人がいるのかわからない、このマッチングというのが必要で...全文を見る
○石破国務大臣 米粉の利用拡大についてであります。  二十一年度予算で、米粉用米等の生産者に対しまして、十アール当たり五万五千円の助成を行いたい。あるいは、米粉やその加工品、パンでありますとか、めんでありますとか、その製造施設の整備に対する助成を行いたいと考えております。また、...全文を見る
○石破国務大臣 随分と皆様方のお力をいただきまして、平成十六年から二十年までの五年間の間で、ホールクロップサイレージ、稲発酵粗飼料は倍になりました。また、飼料用米につきましては、四十から千六百ヘクタール、四十倍になっておりますが、まだ点でしかないという認識を持っております。  ...全文を見る
02月04日第171回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○石破国務大臣 委員から御質問をいただきました。  多分、ほとんどの方は農林バイオマス三号機とは何なんだということを御存じないと思います。こういうものであります。(資料を示す)これは、一ヘクタールの水田で十世帯の消費電力を一カ月賄えるというようなものでございます。食用に供しない...全文を見る
02月05日第171回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○石破国務大臣 例えばパン一斤、国産の小麦で焼くパン一斤と、アメリカ産の小麦で焼くパン一斤を比べてみたときに、燃料をどれぐらい節約できますかねということを考えると、国産でパン一斤焼いた方が、アメリカのものよりも普通のおうちの冷房一週間分ぐらいのエネルギーが節約できる、私の記憶に間...全文を見る
02月09日第171回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○石破国務大臣 ありがとうございます。  食料の場合に自給率が四割であります、木材の場合二割であります。ということは、残りの部分に内需拡大の余地がたくさんあるということであります。  委員が御指摘いただきましたように、問題は、一つはマッチングであって、森で働きたいな、そしてま...全文を見る
02月19日第171回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○石破国務大臣 平成二十一年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。  初めに、予算の基礎となっております農林水産施策の基本方針について御説明いたします。  農林水産業と農山漁村は、食料の安定供給はもとより、国土や自然環境の保全、地域における雇用機会の創出、文化、教育の場の...全文を見る
○石破国務大臣 問題は、先生御指摘の不公平感をどうするかというお話です。これはもうずっと議論のあるところであって、まじめに生産調整をやってきた人がいる。例えば、私の県なんかもほとんど完全にやっているわけですよね。その上に乗ってというか、生産調整をやらない人たちが生産調整によって維...全文を見る
○石破国務大臣 農地政策等々個々の御質問につきましては、また担当局長からお答えをいたします。  基本認識はまさしく先生と一緒なので、天から与えられた生命というものを利用するという言い方がいいかどうかわかりませんが、まさしく委員がおっしゃるように、生命産業なわけですね。そしてまた...全文を見る
02月20日第171回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
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○石破国務大臣 同感です。  私は、農林水産大臣になって以来、気をつけていろいろなことを申し上げているのですが、自給力ということと、その結果として自給率という言い方をいたしております。  委員おっしゃるように、みんな米を食べればいいわけですよ。一日一ぜん食べれば八%上がるわけ...全文を見る
○石破国務大臣 私は、当選二回のときだったと思います、平成二年に、自民党で麦対策委員長というのをやりました。そのときに、何で小麦なのというと、結局のところ、自給率が低いとかいう話もありましたし、ローテーションで回すときに小麦というのは大事だからとか、そんな理屈がありました。自来、...全文を見る
○石破国務大臣 おっしゃるとおりです。  ですから、日本食が広まるということによって輸出というもの、食材というものも出るわけであって、輸出を一兆円にふやそうと思っておりますけれども、そのために、委員おっしゃるように、いろいろな角度から検討しなければいけません。  予算を今後増...全文を見る
○石破国務大臣 私が子供のころは、夏休みは一カ月ぐらい海で過ごしました。実際に海に潜って藻場へ行って、いろいろな魚が泳ぎ、そして海藻が育っているというのは経験をいたしております。  委員ずっとおっしゃっておられますように、藻場があって卵が産める、藻場があってちっちゃな魚が育つ、...全文を見る
○石破国務大臣 委員がおっしゃっていただきましたように、私は選択制にすると一回も言ったことはないんです。そこははっきりしている。そしてまた、二十一年産米については変更は行わない、飼料米あるいは米粉米を用いて水田をフル活用しなければならない、ここまでが私が公に言っていることでありま...全文を見る
○石破国務大臣 いや、そこで述べていないのは、別にそれに賛意を表したからということではありません。どうする、こうするということを決めているわけでもないし、まさしくそれはこれからの御議論なのでありますが、価格は市場に、所得は政策でとか、いろいろなスローガンがありますけれども、そこは...全文を見る
○石破国務大臣 自給率を上げるためには、みんなが食べなければ自給率は上がらないのです。どんなにつくろうが、価格を維持しようが、みんなが食べてくれるということにならなければ自給率は上がらない。そこの議論なんだと私は思っているんですね。  価格維持ということ、それはいろいろな御議論...全文を見る
○石破国務大臣 それは、MA米が入ってこなければ一番いいわけです。そのことはよく存じております。それから、輸入機会の提供なんだから、何もみんな入れなくてもいいという御議論もありますが、生産調整に影響を与えないということを考えた場合に、国家貿易から考えまして、今のやり方というのは維...全文を見る
02月23日第171回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○石破国務大臣 これは、私が農林水産大臣の立場でお答えすべきことではありませんが、小選挙区制というのは、ここにいらっしゃる多くの方々と一緒に議論をしてきた制度であります。総理を選ぶ制度である、そして政権の枠組みを選ぶ選挙である、そしてそれが仮に誤っていたとしたら主権者の手で政権交...全文を見る
○石破国務大臣 全く今の与謝野大臣と同じ考えであります。それは、総理に任命をされて閣内におる人間として、その政権が国民のためになるように全身全霊を尽くすのが当然のことであって、それ以外のことは考えるべきでもないし、考えてもいないということだと思います。  それから、委員がおっし...全文を見る
○石破国務大臣 委員はすべて御存じの上でおっしゃっておられると思いますが、この水田・畑作経営所得安定対策、これは、もともと制度をつくったときから、農地が少ない場合、複合経営、そういう特例を設けておりました。選挙の結果によって、そういう特例をばたばたと慌ててつくったというものでない...全文を見る
○石破国務大臣 かねてから申し上げておりますように、例えば平成二年から十七年の間に、北海道から九州、沖縄までを含めて農業の全所得というものは半分に落ちた。農業全体の売り上げはもうパナソニックに及ばないのだということ。それを見て、これは何らかの原因がなければこんなことになっていない...全文を見る
○石破国務大臣 ありとあらゆる観点から検証した上でということを申しております。ありとあらゆる点から検証しなければ、抜本的に改革するといっても、その中身は何ということになるはずであります。つまり……(発言する者あり)委員長、恐縮ですが、質問者の方だけおっしゃっていただければと思いま...全文を見る
○石破国務大臣 はい。  そうしますと、では、新しい農業・農村基本法というものがあって、そしてそれを実行に移すためにいろいろな政策を打っております。それを実際に実行に移すための実施法というものについて、また御党もいろいろなお考えが議論されているのだろうと思います。  私は、い...全文を見る
○石破国務大臣 間違いなくいたしました。
○石破国務大臣 それは、人、金、物、すべての観点からやらなければいけないのであって、スローガンだけ先行させ、幻想をばらまくようなことは、私ども行政に当たる者として、してはならないと思っております。  では、どうするかということになるわけですが、やはり持続可能性、すなわち基幹的農...全文を見る
○石破国務大臣 選択制という言葉がいろいろな新聞に躍っておりますが、これは私の記者会見を全部見ていただければわかりますが、私は、選択制にするとか、選択制を軸に検討を進めると申し上げたことは一度もございません。そこは確認をしておきたいと思っております。  それで、いろいろなやり方...全文を見る
○石破国務大臣 好むと好まざるとにかかわらず、我が国は自由貿易の恩恵を最も受けてきた国でございます。では、WTOにおいて黄色の政策ととられかねない不足払い的なものは、導入は控えるべきだと思っております。そうすると、どのような政策が一番望ましいのだろうか。  例えば、スイスの場合...全文を見る
○石破国務大臣 私は、世界がその潮流にあるということを申し上げたわけであって、政府としてその方向に大きくかじを切ることを決定したということを申し上げているわけではございません。ただ、そのことはよく認識をしなければいけないということを申し上げました。  そして、何が根拠かといえば...全文を見る
○石破国務大臣 小泉改革というものの方向性は正しいと私は今も思っています。私は、この場で郵政の特別委員会の理事も務めておりました。本会議で代表質問にも立ちました。だけれども、大きな改革をやろうとすれば、それは大きな外科手術と一緒で、思わぬところから血が出たり、思わぬ臓器を傷つけた...全文を見る
○石破国務大臣 それが一番望ましいことは確かでございます。できればその方向に向けてあらゆる努力が払われるべきだと思います。  他方、これも委員もう十分御案内のことですが、生鮮食品については、それはすべて今義務づけられておるわけでございますね。  しかしながら、加工食品について...全文を見る
○石破国務大臣 それは、EUで委員がおっしゃるような制度がすべて行われていると私は承知をいたしておりません。仮にEUですべてのものについて委員がおっしゃっているようなことが可能であるとせば、それは我が国において不可能だと言うことは難しいと思っております。そこはよく研究をさせてくだ...全文を見る
02月24日第171回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○石破国務大臣 それは、昨年の十二月八日から後は、実需者に引き渡す前にすべての袋をあけて、目で見てカビがあるかないかというのをチェックするようになりました。それまではすべての袋を開いておったわけではございませんので、すべての袋を開くようになったらばふえましたということ、事実だけを...全文を見る
○石破国務大臣 その可能性が全くなかったとは申しません。それは、全量を開いてみたらそういうことでしたということに相なりますので、意図的に見逃していたとかそういうことではございませんが、その中に、では、ほかにも入っていたのじゃないの、そういうことがあったのじゃないのと言われれば、そ...全文を見る
○石破国務大臣 それが市場に流通をしておったということではないと思っております。それは、その後事故というのも起こっておりませんし、きちんと全部あけてみたらそういうこともありましたということですけれども、それが見逃されたまま市場に流通し、消費者の手に渡り、そして、いわゆる委員のお言...全文を見る
○石破国務大臣 これは、私もカビの専門家ではございませんので、聞いておられる方がわかりにくいなと思われたらごめんなさい。私が理解している範囲で申し上げます。  平成二十年の四月から十二月、すなわち開袋を全部やる前のことですね。MA米でカビが発見され、分析が終了したものは二十一件...全文を見る
○石破国務大臣 ですから、テレビをごらんの方、仮に録画で、あるいは同時中継でごらんの方におわかりにくいかもしれませんがということをお断りしたのは、そういうことです。  ですから、委員の方が私よりもはるかにお詳しいと思いますが、アフラトキシン、イコールすべて猛毒で、がんを発生する...全文を見る
○石破国務大臣 ですから、委員も慎重な方ですから、言葉は本当に気をつけてお使いになっているのはよくわかるのですが、カビが入ったものが流通していた可能性というものは否定できないかと言われれば、それは否定はできません。それはそうです。しかしながら、ではアフラトキシンがどうなのだと言わ...全文を見る
○石破国務大臣 ですから、委員がおっしゃるとおり、たまたまその業者さんがこれはカビが生えているよというふうに言ってくれたので、わかりましたということであるわけです。  ですから、それまでの検査の体制というものに、ずさんさ、完璧を欠く部分があったということは、それは率直に認めざる...全文を見る
○石破国務大臣 一つは、これから消費者の方々の口に渡るものの中にアフラトキシンが入らない、それは全量開袋でやるわけで、これからそういうことは起こりませんということは、私として断言をさせていただきます。  では、今までやったものはどうするんだというと、既に分析を発注しているものも...全文を見る
○石破国務大臣 先ほど申し上げましたように、現在発注しているものの分析をきちんと行うということで、今までの原因等々は明らかになるという報告を私は受けております。  ただ、委員おっしゃいますように、きのうとおっしゃいましたか、きのうまで、それもやらない、あるいは公表しないというふ...全文を見る
○石破国務大臣 それをやることの意味ということだと思います。私は委員のおっしゃるとおりだと思いますが、事務方の方から、いや、今発注しているものを分析するので十分足る、それをやることの意味、税金を使ってまでやることの意味というものに意味が見出せないという話も聞いておりますので、それ...全文を見る
○石破国務大臣 分科会でもどなたかにお答えをしましたが、それはミニマムアクセス米が入ってこないのが一番いいに決まっているんです、そんなもの。そしてまた、生産調整に影響を与えないということで、これは政府が保管をし、それは国民の税金で保管をしておるわけですから、ミニマムアクセス米は一...全文を見る
02月25日第171回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○石破国務大臣 民主党のNCの農政の責任者であります先生から御質問をいただきました。  これはまた農林水産委員会等々で子細に議論をしたいと思っておりますが、要は、消費者の意向というものをどのように反映するかということについて議論をさせていただきたいと思っておるわけです。  も...全文を見る
○石破国務大臣 そのために国会の議論の場があるわけで、先生がおっしゃいますように十分理解をしておらないのだということであれば、また委員会の場を通じて議論させていただきたいと思います。  私はその場に居合わせたわけではないので存じませんが、まさしくあの法案を発表されましたときに、...全文を見る
○石破国務大臣 法律に、目指すと言おうが何しようが、数字というものを書き込むということは、それを目標として政策が動くということだと思っております。  私は、自給率を法律に書き込むということについてまた議論をさせていただきたいと思っておりますが、私は本当に、委員も御案内のとおり、...全文を見る
○石破国務大臣 そういうことになる危険性なしとしないということを申し上げたのであって、それは倒錯を起こすと断定をしたというふうに聞かれたとしたら、そこは訂正をいたします。  問題は、本当にそれが十年先、二十年先、持続可能性を持つものなのかどうかということでありまして、それが今、...全文を見る
○石破国務大臣 ですから、そういうものを全部見直していく、少なくとも再検討することは必要。つまり、政府の政策がすべて正しいとするならば、農政のすべてにわたっての見直し、検証などということは必要がない。私自身、委員が冒頭御指摘になりましたように、一昨年の選挙で支持されなかったという...全文を見る
○石破国務大臣 生産調整を行っておるというところでございます。
○石破国務大臣 すべてにわたって、どこまで民主党さんの法案が予定をしておられるのか存じません。それは、米が主食であり、そしてまた、米というものをきちんと自給するという体制は我が国にとって必要なことである。ですから、米というものとほかのものを分けた形で政策の体系があるわけでございま...全文を見る
○石破国務大臣 農業予算の組み方については、本当に議論をさせていただきたいと思っております。補助金のあり方もそうです。私は今のやり方がすべて正しいと思っているわけではございません。  補助金の体系も、おっしゃるように、プロでもわからぬ、何が何だかさっぱりわからぬというものが余り...全文を見る
○石破国務大臣 これは本当にまじめな話、委員とよく議論をさせていただきたいと思います。  ですから、補助金の体系が極めて複雑であってわかりにくい、使いにくいということは、そうだと思います。ここは簡素化しなければなりません。体系をきちんとしていかねばならない、これは認めます。その...全文を見る
○石破国務大臣 フランスの自給率は、一時期二〇〇を超えておりましたが、今一二二でございます。先ほどの答弁は少し訂正をさせていただきます。  先ほど来申し上げておりますように、毎年の生産実績に応じて生産費と市場価格の差額を払うものであればという前提で申し上げました。ですから、そう...全文を見る
○石破国務大臣 当然、水田のみならず農地もその吸収源たり得るというふうに考えております。現行の京都議定書におきましても、各国が選択可能な温室効果ガス吸収源の一つというふうに位置づけられておるところでございます。カナダとかデンマークとかポルトガルとかスペインとか、この四カ国におきま...全文を見る
○石破国務大臣 この間、少し間違った答弁をしましたが、例えば、北海道産小麦で食パン一斤を焼きました、アメリカの小麦で食パン一斤を焼きました。これを比べた場合に、北海道でつくられた小麦で食パンを焼くと普通のリビングルームの冷房の利用時間を四時間減らすことができる、すなわち、量にすれ...全文を見る
○石破国務大臣 二〇三〇年ごろに六百万キロリットルの国産バイオ燃料の生産が可能であるというふうに計算、試算をしておるところでございます。  ということは、今のガソリン消費量は六千万キロリットルございますので、この一割を賄うことが可能になると考えておるわけでございますが、これは、...全文を見る
○石破国務大臣 これまで検出されたという報告は受けておりません。
○石破国務大臣 おっしゃるとおりであります。  したがいまして、昨年十二月八日から、販売前にすべての袋をあけます、詰めかえますということで目視で確認し、二月の十九日、つい先日でございますが、その販売直前の目視の確認に加え、カビ毒分析を実施し、アフラトキシンB1が出ない、すなわち...全文を見る
○石破国務大臣 米はやっておりますが、麦はやっておりません。
○石破国務大臣 そんなの理由になるかという御指摘を覚悟の上で申し上げますが、これは、米とは異なり、輸入から販売までの間が二カ月から三カ月と短いんです。その間に発生しないなんて何で断言できるんだ、こういうことになるんだろうと思います。  それから二番目は、お米は精米で入れますが、...全文を見る
○石破国務大臣 御指摘をいただき、ありがとうございました。  その方向で検討いたします。
○石破国務大臣 きのう、細野議員の御指摘に対しまして、すぐのお答えにならなくて失礼をいたしました。  残り二十七件につきましても、カビ対策の改善強化のための資料とするために、残り二十七件につきましても分析を行うということにしたいと存じます。
02月27日第171回国会 衆議院 予算委員会 第22号
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○石破国務大臣 今、菅委員から詳細に御紹介をいただきまして、ありがとうございます。  つまり、これは、一ヘクタールから五トンぐらい稲わらが出る、そうすると十世帯の消費電力が一月賄える、こういう代物でございます。ですから、単純に数字だけの計算ですが、日本全体では八百五十万トンの稲...全文を見る
03月04日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
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○石破国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、所信を申し上げます。  現在、我が国農林水産業は、生産額の減少、就業者の減少や高齢化、農地面積の減少などにより、まさに存亡の危機に瀕しております。全農業所得は平成二年から十七年までの十五年間に六兆一千億円から三兆四千億円へと半...全文を見る
○石破国務大臣 私も、今から何年ぐらい前でしょう、二十年ぐらい前ですか、自民党で畜産、酪農の対策委員長をいたしました。また、委員と議論させていただくのはこれが初めてですが、ふと思い出しますと、宮沢内閣の政務次官当時に、やはり酪農、畜産でこうやって答弁をしたことを今思い出しておりま...全文を見る
○石破国務大臣 委員御指摘のように、やはりあるべきというのは、自給飼料というものに重きを置いて考えなければいかぬというものだと思っております。  北海道というのは、別に北海道だけが酪農ではございませんが、いろいろな条件においてEUとそんなに遜色があるものだと考えておりません。し...全文を見る
○石破国務大臣 御指摘のように、期中改定を行いました。期中改定を行いましたことにより、加工原料乳地域における牛乳の再生産の確保が図られているということではないかというふうに私自身分析をいたしておるところでございます。  補給金単価と限度数量につきましての御指摘がございました。 ...全文を見る
○石破国務大臣 この制度がベストだというものはなかなか世の中には存在しなくて、不足払いのやり方には不足払いなりの問題点がございます。また、鈴木教授がそのような御所論を述べておられるということは、私自身よく承知をいたしておるところでございます。  結局これは、いろいろな御議論があ...全文を見る
○石破国務大臣 この所得補償制度というものにつきましては、またよく議論をさせていただきたいと思っております。予算委員会でも筒井議員からいろいろな御質問があり、議論をさせていただきました。まだまだ私どもとして、御党が唱えられておる制度の詳細までよく理解をしておるわけではございません...全文を見る
○石破国務大臣 おっしゃるとおりです。ですから、十九年度末から大手乳業三社のチーズ新増設工場が稼働しておるところでございます。  チーズというのは相当に勝負できるねと思っておりまして、供給をふやせばそれに沿って需要がふえるだろうというふうに見込んでおるところでございます。したが...全文を見る
○石破国務大臣 済みません、私、これは見たことがなかったので知りませんでした。北海道と関東でちょっといるのかな、日本全体で千頭ぐらいかしらというふうに思っております。  おっしゃったような特色を持っておるブラウンスイス種でございまして、これら乳用種の海外からの輸入につきましては...全文を見る
○石破国務大臣 きのう、立ち上がる農山漁村というものに選定された農家の方々の認定式というものを行いました。そこでは、なるほどね、こうやって売るんだ、こんなにおいしいんだというようなもの、そういうものをたくさん見せていただきました。乳製品もたくさんありました。  六次産業という言...全文を見る
○石破国務大臣 私の選挙区なんかはジス・イズ・中山間みたいなところで、本当に限界集落もいっぱいあります。この間、選挙区へ帰りましたときに珍しく褒めてもらいまして、この制度というものはぜひ続けてね、これがあるから村はもっているんだよというお話も聞きました。恐らく全国でそうだろうと思...全文を見る
○石破国務大臣 バイオ関係につきましては、先般の予算委員会で菅委員からも、農林バイオ三号でしたかについて力強い御発言をいただきました。あるいは、筒井委員からもそういうようなお話を承っております。  私どもとして、これから先の日本のエネルギー政策、当省が申し上げることではございま...全文を見る
○石破国務大臣 この因果関係についてでございますが、これは、高裁とか最高裁の決定におきましては、因果関係は認められないというふうに述べられておるところでございます。他方、今委員おっしゃいましたように、地裁ではそのように言われておる。私どもといたしましては、これが異なっておる、高裁...全文を見る
○石破国務大臣 禅問答というのはなかなか論証するのが難しくて、予見できないから怖いんだ、何で怖いんだと言われると、予見できないからと、こういうのを禅問答というんでしょうが、委員のおっしゃることも理解できないわけではありません。ただ、予見できないもの、つまり、自然災害というのは予見...全文を見る
○石破国務大臣 これは、若林大臣が鳩山大臣の大臣室をお尋ねになって意見交換をされ、それを受けて鳩山大臣がそのように記述をなさったということなのであります。ですから、おい、おまえは腹を決めたのかと言われますと、私は若林大臣ではありませんという、そういうような話になってしまいます。で...全文を見る
○石破国務大臣 議論のための議論をするつもりは私はないのですけれども、繰り返しはいたしません、当省として大臣の談話を発表した、それが政府の考え方でございます。  それは、なぜアセスを行うのかということについて当時の農水大臣から当時の法務大臣によく御説明をした、そしてその御理解を...全文を見る
○石破国務大臣 委員の御地元で、本当に生産調整をきちんと実施をしながら努力しておられる。北海道のお米というのは、私も幾つかの地域でいただきましたが、最近本当においしくなってきました。きちんと生産調整を実行しながらいいものをつくる、そういう御努力に対して本当に心から敬意を表する次第...全文を見る
○石破国務大臣 委員の御見識に敬服するとともに、全くおっしゃることに一〇〇%同意をいたします。  現場をきちんと把握をしなければできませんので、農水省幹部職員、とにかく現場へ出てくれと。それも、公民館とか役場とかそんなところでやるんじゃなくて、できれば現場で一升瓶でも持ってやっ...全文を見る
○石破国務大臣 委員おっしゃいましたように、開門方法は、例えば佐賀地裁判決で示された全開門という方法、あるいは原告の弁護団の方々から示されております、段階的にあけていき最終的に全開門をするというやり方、あるいは平成十四年に実施しました短期開門調査と同様の方法であります制限開門、複...全文を見る
○石破国務大臣 参考というふうに申し上げました。この三つしかないということを断定的に申し上げているわけではございません。この三つの方法が現在提案されておる、あるいは御議論いただいていることを承知しております。これを参考にしながら、この三つに限局するということを今私は断定するもので...全文を見る
○石破国務大臣 被害が極めて甚大であるということにつきましては、我が党の議員からもよく聞いておるところであります。また、委員から今ノリもお示しをいただきました。  この原因究明につきましては、佐賀県から、この色落ちは赤潮が海水中の栄養を奪ったということと考えられるというふうに聞...全文を見る
○石破国務大臣 それは、よりよいものに変えていくという努力は今後もしていかねばならないと思っております。  経営安定対策並びに集落営農、これはやはり、法人というものを単位としていかねばならないということ、そして経営というものを御認識いただきたいということ。経営というものを認識す...全文を見る
○石破国務大臣 委員は、経緯をよく御案内のとおりでございます。  今、秋まき麦につきまして御指摘がございましたが、十九年産の秋まき麦におきましては、十八年産麦の作付面積全体の約九割となります二十四万四千ヘクタールの加入申請が行われておりまして、制度の趣旨、内容等について一定程度...全文を見る
○石破国務大臣 これも委員御案内のことかと思いますが、昨年五月に、農林水産政策研究所におきまして、水田・畑作経営所得安定対策に加入した集落営農組織五百経営体を対象として経営状況に関するアンケートを行いました。  十九年度の収支については、黒字だったとお答えになったのが五二%、差...全文を見る
○石破国務大臣 そういう実態があることは承知をいたしております。  集落営農と認定農業者、ともに地域の担い手として重要な役割を担っておるわけでありまして、市町村等関係機関が仲介をし、双方の土地利用調整や営農活動が円滑にいくよう適切な指導を行っていくことが重要だということなのです...全文を見る
○石破国務大臣 法人化のメリットにつきましては、今ここで私がくだくだと繰り返すことはいたしません。青色申告で欠損金として七年間繰り越すことができますとか、いろいろな準備金制度が活用いただけますというようなことが法人化のメリットでございます。  今まで、集落営農を法人化するに当た...全文を見る
○石破国務大臣 持続可能性というものを取り戻すということです、一番やりたいのは。  私は、自給率を軽んずるつもりはございません。しかしながら、国民の食生活が昭和三十年ぐらいに戻っちゃいました、結果として自給率が上がりました、よかったよかった、政策目標達成というのは、相当に倒錯し...全文を見る
○石破国務大臣 ラミー氏と二時間近くワーキングディナーを行い、議論をいたしました。  閣僚会合の見通しは、正直言って、今、断言できるような状況にはございません。開いたはいいが何にも決まりませんでしたというようなことになったらば大変なことでありますので、開くに当たっては、合衆国新...全文を見る
○石破国務大臣 それは委員が今おっしゃいました文書の中に、「水田の有効活用方策」あるいは「食料自給力の向上」というふうに書いてございます。  広くあまねく、畜産も酪農も果樹も、すべてのものを書けばよかったのかもしれませんが、いわゆる自給力と書いた中にはいろいろな含意がございまし...全文を見る
○石破国務大臣 制度として疲労を起こしているという認識は持っておりません。やはり中長期的にどうするかということをよく認識しながら、緊急対策、緊急対策ということで、その場その場の対策だけ講じてきたのではないかという御批判をいただかないように、政策は組んでいかねばならないと思っており...全文を見る
○石破国務大臣 マル緊は緊急だからマル緊なのでありまして、補完マル緊はまたそれを補うものだということで、ある意味、ポジティブにとらえれば、機動的に政策を実行し得る制度だということも言えようかと思っております。物は見方次第なのでありますが。  ですから、持続的にどうなのだというこ...全文を見る
○石破国務大臣 おまえはこうやって売れというお知恵があれば、また実践をしたいと思います。  イシダムなるまんじゅうは、米粉を入れまして、あとはナシのジュースなんか入れておるのでありますが、どういうような形で牛乳の消費拡大ができるか。ただ、私がやたらめったら飲んでも、それが拡大に...全文を見る
○石破国務大臣 昔話ばかりするつもりもありませんが、二十年前に私が自民党で委員長をやっているときにこれがいかに大事かということをよく認識いたしました。つまり、労働時間がとにかくやたら長い、そして朝昼晩がないという状況であって、これにヘルパーは絶対に必要なのだということを当時随分と...全文を見る
○石破国務大臣 おっしゃいますように、畜産農家戸数は、最近、小規模層を中心に減少しているということだと認識をしております。何でやめるのということにつきましては、後継者がいない、高齢化が進んでいる、あるいは病気、けが、災害ということでおやめになる方が多いというふうに承知をしておりま...全文を見る
○石破国務大臣 なぜ六割かということ等につきましては、生産局長から御説明を申し上げたとおりであります。  では、これを十割にすればいいか。補完マル緊の補てん割合を十割にすればいいんじゃないか。そうすると販売価格というのは低くなるわけで、恒常的な収入減となるということも予想されま...全文を見る
○石破国務大臣 それぞれがそれぞれの立場においていろいろな議論をいたしております。  食料・農業・農村政策審議会というのは、おおむね五年ごとに変更いたします食料・農業・農村基本計画を議論しておるわけでございます。農水省内にございます。また、経済財政諮問会議は今委員から御指摘があ...全文を見る
○石破国務大臣 先ほど所信の中で、私、あえて過去から現在という言葉を使いました。総括と言おうが検証と言おうが、それが一体どうであったのかということをちゃんと認識しないと次の政策にはならない、当たり前のことだと思っております。委員とそんなに認識が変わっているとは思いません。  そ...全文を見る
○石破国務大臣 それは当然、多様な担い手ということなんだろうと思います。ただ、それが大規模経営というものを捨象して議論するのかといえば、そういうことにはならないのだということだと私は思っております。  農地法の改正といいますのは、今まで自作農主義、耕作者主義から、利用に焦点を当...全文を見る
○石破国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨に従いまして、最近の畜産をめぐる情勢を踏まえつつ、十分検討してまいる所存でございます。
03月04日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○国務大臣(石破茂君) 御指摘の二十年に様々な対策を打ちました。それなりの効果は上げてきたというふうに認識をいたしておるところでございます。  昨今の事情を考えますと、委員御指摘のように、配合飼料価格、なお十八年度と比べれば高い水準にございます。また、景気が良くございませんので...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 私が選択制にするとかそれを軸にして検討するとかそういうことを言ったわけではございませんが、世の中にそういうような考え方があるというふうに報道が述べておるということは承知をいたしておるところでございます。  そういう前提で申し上げますが、結局、この生産調整...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 現状の危機意識、つまりえさが高い、あるいは牛肉の消費が減退をしているということは先ほど来申し上げておるとおりでございます。畜産物価格の決定に当たりましては、こういう状況を踏まえ、畜産経営の安定、畜産物の安定供給を図る観点で臨みたいと思っておるわけでございま...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 食の安全というものに私どもは責任を負う官庁であるという認識を強く持たなければなりません。BSEのときにそういう認識を持ったはずなのでありますが、事故米ということが起こってしまったということを考えますと、なおその意識不徹底であると言わざるを得ないわけでござい...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 実際によく状況を把握をした上でコメントをしなければいけないと思っております。  今委員が御指摘のように、旧御津町でそのような状況が現出をしておると、そしてまた、その廃業なさった方の跡地に安定型処分場、建築廃材等を処分するということですが、これを造りたいと...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 今国会に農地に関する法律を提出をさせていただいております。また委員会で御審議をいただくことになりますが。  今委員が御指摘になりました二点は私どもとしても非常に関心を持っておるところでございます。農業委員会というものが農地を守る番人としてその使命感に基づ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 今生産局長からお答えを申し上げたとおりでございますが、私は衆議院の方の所信表明でも申し上げたのですが、日本人が食べずに捨てているというのは大体二割ぐらいなんだそうですね。宴会料理なんてもっと捨てられていると。結婚式なんて最たるものであるというようなお話なの...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 技術会議だけでお答えをできる問題ではございません。私が答弁をすべきでございました。ごめんなさい。  かなり問題意識は共有はいたします。そういうことであろうと思っておりますが、当省だけでガイドラインを作るということを今ここで断定的に申し上げることはできませ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 多岐にわたって御指摘をいただきました。全部お答えができなければ、また後から御指摘をいただければと思っております。  私は、都府県の飲用乳について、これをきちんと残していかねばならないと思っております。それは家族酪農が多いわけでございますが、そういうものは...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 持続可能性というものを反転させたいと。農業というのは、先生科学者でいらっしゃいますから一番御案内かと思いますが、要は、人、金、物、三つともずうっと長期低落が止まらない、生産額はどんどん落ちると、十五年間で農業の所得って本当に半分になっちゃったわけですよね。...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 私はずっと以前からこの負債対策というのをどう考えるか、北海道というのはいろんな条件は恵まれているわけですよね。気候にしてもあるいは地形にしても、酪農をやるのにはかなり向いた地域だと思っております。それが何でこういう状況になっているかといえば、おっしゃるとお...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 牛乳を飲む人は、酪農家がどんな暮らしをしているかということを想像しながら牛乳は飲まないんだと思うんです。私、何年か前に、記憶が間違っていたらお許しをいただきたいのですが、新聞広告なんかで、酪農家の方々の暮らしをこれから先守っていく、維持をしていくために牛乳...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 本年三月から飲用牛乳向けの乳価を十円上げるというのは、ずっと御議論のあるところであります。ただ、それがかえって消費の減退を惹起するのではないかということでセーフティーネットは張らなきゃいけませんと。そしてまた、国産の飼料に立脚した酪農政策を展開をしなければ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それでは、不足払いがそんなに良かったかというと、不足払いの当時もいろんな問題はあったわけですよね。だから今の制度に移行している。やはり、私は、価格交渉力というものがどれだけきちんとできるかということだと思っておって、価格交渉力をきちんと付けるためにいろんな...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) ただいまの御決議につきましては、その趣旨に従いまして、最近の畜産をめぐる情勢を踏まえつつ、十分検討してまいる所存でございます。
03月05日第171回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(石破茂君) 解散は常に総理の専権事項であります。閣僚としていつがいい、いつがいけないというようなことを発言する立場にはございません。
○国務大臣(石破茂君) それは、すべからく言葉というのは最初から最後までお聞きになって、それで御発言にならないと、一部だけ取り上げてああだのこうだのというお話をなさいますのは、それは正確を欠くのだろうと思っております。  私は発言をしましたときに、全部ビデオテープがあれば結構な...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 先ほど申し上げたとおりでありますが、何が違うのかということをはっきりさせる、それは衆議院の選挙でございますから、政権選択の選挙でございます。どこが違うのかということをはっきりさせる。そして、時期は総理が、たったお一人の解散権者としてお決めになることでござい...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 傾向については今委員がおっしゃったとおりです。だから農政改革をやらねばならないということで、今の状況を踏まえて……(発言する者あり)いや、ですから、今までの状況を見てこういうことになったと、だから農政改革をやらねばならない。それはやはり、これは私の個人の考...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 小規模農家切捨てというお話は、ずっと三十年、四十年前からありました。そして、そのときそのときごとにそういうようなことを唱えられる方々があって、日本の農政というのは随分と変質をしてきたのだろうと思っています。  私は、今委員がおっしゃいました、やる気もある...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それはおっしゃるとおりです。  ですから、日本農業の大きな問題の一つは、いわゆる分散錯圃と言われるものでございます。農地がばらばらになっておってどうしても効率性を発揮しない。やはりそれぞれの農家が過剰装備になっておるということをどう考えるかです。  集...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 委員の岩手も、私の選挙区であります鳥取も、それは全く一緒とは言いませんが、条件が悪いところの集落、私は限界集落という言い方は嫌いなのですけれども、実際にこれから先も機能が維持できないような、そういうところは私の選挙区にもたくさんございます。  特に、水田...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) ここは私も実は同じ問題意識を持っていまして、当面五千人ということを申し上げておりますが、じゃ本当にマックスどれだけ余力があるかということについて、例えば何万人ですということをきちんとお答えできる状況にございません。  なぜならば、今総理からお答えがありま...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) そのような考え方があることはよく承知をいたしております。ですから、それが国際ルールから見たときに適合するかどうか、そしてまた、まさしく今食料自給率を上げていかねばならないという課題がある中にあってその政策がどれだけ永続性を持ち得るかということだと思っており...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) WTOにおけるAMSという考え方が一つ挙げられようかと思います。
○国務大臣(石破茂君) それはそれで一つのお考えです。つまり、AMSの中で……(発言する者あり)ちょっと聞きなさい。AMSの中でまだ空き分があるだろうと。ただ、これは我が国として削減する、これは我が国だけではなくて国際的なルールの中で削減をしようという話になっておるわけです。 ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、そういう二者択一的なものではございませんでしょう。自由貿易の利益を一番受けているのは間違いなく我が国であって、なぜ兼業機会がこれだけあるかということを考えたときに、それは自動車であれ、コンピューターであれ、家電製品であれ、海外に輸出をしてその産業は...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、どれぐらいの規模の農家のコストを賄うべきなのかという議論を委員としてみなければならないことだと思います。以前といいましても二十年ぐらい前のことでしょうか、まだ食管制度が生きていて、生産費所得補償方式というのがございました。委員も御案内のことかと思い...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) みんな生きていかねばなりません。どうやって手取りを上げていくかということに全力を尽くす、政府としてもそのことに全力で支援をするということでございます。  もっともっと米の値段を上げろ、それは一つの考え方かもしれません。しかしながら、今七七八という関税を張...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 米の消費がどんどん落ちております。そうしますと、供給が増える、需要はなかなか増えないということで、それは生産調整という形で、ほかの作物を是非作ってくださいということで生産調整をお願いをいたしております。それが生産調整と言われるものだと考えておりまして、ほか...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 二十一年度は水田フル活用元年というふうに位置付けております。飼料米あるいは米粉米、そういうものを作っていただきまして水田をフルに活用していただきたい、この政策を遂行いたします。  生産調整だけが農政の見直しではございません。農地の問題もあれば、貿易の問題...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 具体的に数字を挙げて今こうなっておりますということがお答えできる段階にはございません。  ただ、生産調整を仮に全部やめて、一、二の三でみんなが好きなだけ作るということになれば、委員御指摘のように、本当に千二百万になり、米価が暴落をするかどうかということも...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 私から、選択制を軸にして検討せよとか、するとか、そういうことを申し上げたことはございません。念のために申し上げておきます。  一、二の三で全部がやめるというのが一つの極端、もう一つは、変な言い方ですが、生産調整に参加をしなければ懲役十年とかそういう形にし...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それはあらゆる角度から検討しなければいけませんから、再来年度から絶対ないなぞということは言えません。それは御党もいろんなことをおっしゃっており、私は是非、筒井衆議院議員を始めとする御党の方々ともいろんな議論をさせていただきたいと思っているのです。  です...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 重要品目の十分な数の確保、それは私どもが今まで主張してきておるところでございます。  十二月のお話がございました。本文では、基本は四%、追加で条件付、代償ありで二%というふうに書かれております。また、別紙の作業文書では我が国の立場について明記をされており...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは重要品目の十分な数ということでございまして、従来は一〇というようなことを言っておった時期もあったように記憶をいたしております、我が国としてですよ。今八ということ、つまり四プラス二プラス二ということでございましょうか、その分を主張しておるということでご...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは経済財政諮問会議に私どもから出した資料ではないかというふうに考えております。もちろんこういうような漫画は私ども余り付けた覚えはございませんが、そういうことだと思います。これは、全部撤廃すればどうなるんですかというお話でございますね。試みに計算をすれば...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それはありとあらゆる計算はいたしております。ここでこうですよという数字を、交渉事でございますから、すべての数字を明らかにしたら交渉になんかなりません。  私どもとして、試算というものはきちんと行い、何を守るべきか、それはどれぐらいの関税が必要なのか、そし...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) ですから、これは農地政策をどうするかという議論もちゃんとしなきゃいけません。流通政策をどうするかというお話もちゃんとしていかなければなりません。すべてのパーツでちゃんと議論して初めて農政というものは成り立つわけでございます。ですから、先生おっしゃいますよう...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) お答えを申し上げます。  その数字はそのとおりでございます。自給率が下がった原因は、米からパンに替わったというよりは、エネルギーの総摂取量はそんなに変わっておりませんので、そこから肉や油脂に替わった、そのえさが外国から入ってきている、これが一番大きな理由...全文を見る
03月06日第171回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(石破茂君) 議論の経緯はよく承っております。私もそのように認識をしております。  同意は必要です、関係者の皆様方の同意なくして行うということはございません。同意を得るべく努力をしていかねばならないと思っておりますし、その過程においては極めて誠実にやっていかねばならな...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは、開門調査につきましていろんな御意見がございます。それはもう委員が一番よく御案内のとおりでございます。したがいまして、開門調査のための環境アセスメントを行い、その結果を踏まえ、漁業者あるいは営農者、地域住民の方々、そのような方々の御同意をいただきなが...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それらの同意をいただくべく、先生が御指摘になりましたような様々な方策は提示をしていかなければなりません。そのために営農者の方々、今干拓が目的ではないんだというお話をなさいました。そのこともよく踏まえながら、どのようにすれば同意が取れるかということについて、...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは、なぜ控訴をしたかということは委員御案内のとおりでございます。これは控訴をしなければ行政としてちょっと筋が通らないところがございまして、高裁の決定というものと地裁の判決の内容が異なっておりますので、因果関係論でございますが、ここのところは、最高裁はと...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 経緯につきましてはよく存じ上げております。そして、委員の御指摘に首肯する部分も多くございます。  ただ、行政の連続性というものから考えましたときに、本当に大きな決断というものをしていかねばならない。そこに当たって、今まで積み重ねてきましたもの、あるいは同...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 委員は一番この道の専門家でいらっしゃいますから、委員の御指摘はよく受け止めねばならないと思っております。  今おっしゃいましたように、用水路というのを長さを全部足すと地球十周になるんだそうですね、私はもう存じませんでしたが。だから、日本の場合にほかの国と...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは分かりやすくしようと思って、紙芝居みたいなものですが、(資料提示)今は一体どうなっているのというと、優良な農地が無秩序に転用されている。病院が突然建つ、役場が建つ、あるいは学校が建つ、こういうような状況にあります。そうすると、あるいは、もうせっかく規...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 今、二階大臣から答弁があったとおりでございますが、要は、いいものは作れると、だけど、これどうやって売ったらいいんだろう、売る力はあるけど、どんないいものがあるんだろうと、これを組み合わせるのが最も大事だと思っております。  今御審議をいただいております二...全文を見る
03月10日第171回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(石破茂君) 予算の編成のプロセスは今財務大臣からお話があったとおりであります。要は、いつの時期に大臣をやっているか、そしてどれぐらい長くやっているかということは、それはやっぱりどうしても影響することだと思いますですね。  私は去年の九月に農水大臣を拝命しましたが、二...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) ここは私どもずっと考えているのですが、平成六年と十八年を比べてみますと、獣医さんのライセンスに違いがあるわけじゃございませんが、産業用動物、牛とか馬とか豚とか、そういうものを診る獣医さんと、犬とか猫とか、そういうものを診るお医者さん、ここに顕著な違いが出て...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 私、生産調整をやめると言ったことは一回もございません。そこは委員の御発言に恐縮ですが異を唱えさせていただきたいと存じます。選択制にすると言ったことはございませんというのも、これも言っておりますが、その前に、石破が生産調整やめると言ったことが混乱を起こしてい...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) ですからいろんな議論をしましょうと。今委員がおっしゃいますように、いろんな前提がございます。一体どこを対象にするのか、あるいは水準を、仮に減反を選択された方々にお金をお支払いをすれば一体幾らなのということもございましょう。それはいろんな議論があるんだと思い...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 着実な取組は大事だと思っております。しかしながら、緊急対策、緊急対策ということでいろんな政策を打ってまいりました。常に常に緊急対策でいいのかということ、そしてそれが本当にきちんと消費に回るか、消費者の意向、嗜好、これを反映したものになるのかということでござ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは、水田フル活用が掛け声だけになってはいけません。それはそれなりのメリットがなければ取り組んでいただけないということはよく承知をいたしております。お金だけとは申しませんが、えさ米、あるいは米粉米、それを作る場合のメリットということにつきましては、国会の...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これはまた文部科学大臣からお答えがあろうかと思っておりますけれども、私は、やはり米飯給食というものをできれば週五日きちんと行う。もしお米ということができないとするならば、それはまさしく今委員がおっしゃった米粉米でパンを作りましょうよということで週五日。日本...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これが各県によってかなり差があるという認識は実は持っております。同じ日本海側でも、委員の富山とあるいは私の鳥取と違うということがございまして、この集落営農の取組についてなかなかうまく広がらないところはそれなりの理由があるはずなので、もう少しきめ細かい対策が...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、今御評価をいただいているもの、それはこれからも着実に進めてまいります。ですから、今やっているものをやめちゃうとか、委員のお言葉を借りればないがしろにするとか、そのようなことを申し上げておるわけではございません。  ただ、先ほど申し上げましたように...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 恐縮です、細かいお話になりますので、資料を見る、朗読する形で恐縮ですが、二十一年度予算措置についてのお尋ねがございました。  市町村農業公社あるいはJAなどが多くの農地所有者から農地の貸付けについての事務の委任を受け、この方々を代理して受け手である担い手...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 法案を出すということは申し上げたとおりでございます。じゃ、具体的にどのように考えているかということでございますが、家族経営や集落営農だけでは農業の担い手が不足している、そういう地域がございます。こういう地域におきましては、企業や農協を含め多様な農地の受け手...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 今の国会に法律を出しておりますが、この中で、農用地区域からの除外につきましては、集団性のある農地の縁辺部でありましても、担い手に対する利用集積に支障を及ぼす場合には農用地区域からの除外を認めないという要件を追加をいたしました。農地の確保をより確実にするため...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) ただいま環境大臣から答弁をいただいたとおりであります。  私どもとしても、この認識を共有しながら、まず温暖化にならないようにいろんな努力はしていかねばなりませんが、同時に、そういう温暖化が急に止まるわけでもない、そうしますと、いかなる品種を作っていくか、...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 事実は御指摘のとおりでございます。  平成十九年の長崎県産、平成二十年の福岡県産、佐賀県産、長崎県産において、これは一等米でも「にこまる」なる品種、つまり高温障害耐性、高温障害には強いですよという「にこまる」という品種でございますが、それでもよろしくござ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 先ほど来申し上げているとおりでございますが、これが、例えて言いますと、登熟期間中の夜間の最低気温を見てみましても、これは二十年で二・九度上昇している、これもう大変なことなのだと思っております。これは委員からかねてから御指摘を賜っておるところでございますが、...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これまで独立行政法人であります農業・食品産業技術総合研究機構と、国が指定をしております都道府県の農業試験場におきまして、「にこまる」、委員が先ほど来御指摘になっております「にこまる」は平成十七年に育成した品種でございますが、このほかにも西海二五八号あるいは...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それはそうだと思っております。ですから、どういうものに対して支払うか、納税者の理解というのをきちんと得なければなりません。そこにおいて、環境に適応したものということが大きな要素になるということは間違いないと思っております。
○国務大臣(石破茂君) これは、人、金、物すべての面において持続可能性を確保しなければならない、長期低落傾向に歯止めを掛けねばならないということだと思っております。それは農林水産省だけでできることではございません。委員御指摘のように、全国民的課題になるはずでございます。    ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 繰り返しになって恐縮でございますが、コンセンサスをつくる上において十分な議論が行われねばならないのだと思っております。つまり、農水省として取りまとめて、その後で、財務省さんお願いします、総務省さんお願いします、経産省さんお願いしますということではないのだと...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 存じております。
○国務大臣(石破茂君) いろんな立場からいろんな提言があるというのは大事なことだと私は思っております。しかしながら、常に日本の農業の零細性というものを考えたときに、セーフティーネットをどうやって張るんだという議論が欠落をした改革論議というのは極めて危険であると考えております。どの...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) この提言が米国型あるいはオーストラリア型、それをそのまま日本に入れろというような提言だと私は認識をいたしておりません。それはそもそも無理な話なんです、米国のようになれとかオーストラリアのようになれとか、それ、そもそも無理な話なのですよね。そういうことを目指...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 本当に議論をしたいのですけれど、例えばフランスにおいてどうであったかということを考えたときに、フランスにおいて経営体は三分の一になりました、経営面積、経営規模は三倍になりましたと。見事にそこは相関関係があるわけでございます。そこにおいて、例えば農業を離れて...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) アドバイザリーについてでございますが、農政改革の検討を進めていくに当たりましては、現場の実態を踏まえた議論を行うことが重要であると考えております。  特命チームの会合におきましては、アドバイザリーメンバー三名のほか、これまで生産者、生産者団体、食品企業、...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それはまさしくアドバイザリーです。アドバイスをするという位置付けでやっております。
○国務大臣(石破茂君) それはいろんな意見がある。つまり、こういうコンセンサスを得ていくためには、いろんな立場の方々の意見を闘わせることが、闘わせるという言い方は良くないかもしれませんが、行うことが必要だと思っております。その方々がどういうお立場であるかということは、当然アドバイ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それはいろんな考えがある。その方の、委員は名前を特定なさいませんでしたが、どの方がどのような御主張をしておられるかということは当然承知の上でやっております。  議論というのは、いろんな議論があって、何というんでしょうか、総花的にどこにもいいような議論とい...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) そのように極端なことにはならないと思っております。ですから複数人いるわけであって、委員が御指摘のようなそういう考え方の人ばっかり集めたとするならばそういうような御懸念もやむを得ないのかなと思いますが、いろんな議論があるのだと。しかしながら、そのような議論と...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 五%が今の御時世かなり高いなという認識は持っております。それを下げるべきというのは、方向性としては御議論としてあるんだと思っておりますが、これが、なぜこれに限って下げるんだ、ほかのものとの整合性をどう取るんだということだと思っております。  どうすればそ...全文を見る
03月12日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○石破国務大臣 米穀の新用途への利用の促進に関する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  世界の食料需給が中長期的に逼迫するおそれがある中、食料の多くを海外に依存している我が国において、将来にわたって国民への食料の安定供給を確保するためには、国...全文を見る
03月12日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○国務大臣(石破茂君) 農林水産委員会の開催に当たりまして、所信を申し上げます。  現在、我が国農林水産業は、生産額の減少、就業者の減少や高齢化、農地面積の減少などにより、まさに存亡の危機に瀕しております。全農業所得は平成二年から十七年までの十五年間に六兆一千億円から三兆四千億...全文を見る
03月17日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○国務大臣(石破茂君) 所信の中ではそれぞれの政策について申し述べました。まず問題意識を申し述べ、そして農業、漁業、林業について施策をこのようにしたいと、そしてまた関連の法案の御審議をお願いしたいというふうにしてそこで結びました。それを行うに当たって、委員まさしく御指摘のように、...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 少し多用し過ぎたかなという気がしないではありませんが、例えて申しますと、今はそうではないのかもしれませんが、私が農政をやるようになった二十数年前にこういう話を聞いたことがあります。スイスのパンはえらくまずいのだというお話です。それはなぜまずいのかといえば、...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 私は自分に対する反省も込めて言っているのですが、私もかつて宮沢内閣で政務次官、森内閣で総括政務次官、また自民党でも幾つも役を務めてまいりました。最近は余りかかわり合っておりませんが、自分に対する責任も込めて申し上げれば、今委員がおっしゃったような作業は必要...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) そこは、まさしくこの委員会の場でも議論をさせていただきたいと思っております。  私は、安易な国際分業論にくみするものではございません。そして、農業と工業との違いも認識はしておるつもりでございます。ただ、国際貿易ということを考えたときに、例えば非常に発展途...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 個々具体論に立ち入って議論をすることは、かえって混乱になるかもしれませんので避けますが、基本的に、農業を強くしていこうという場合に農業予算の低落傾向というのにはどこかで歯止めを掛けなければいけないだろうと考えております。農業予算が三兆円を大きく切っておる状...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 冒頭から申し上げておりますように、農政の検証は必要だということでございます。そして、半世紀近くにわたって生産調整というのを行ってまいりました。正直言って、生産調整以外の世界を見たことがない人が圧倒的多数でございます。  しかしながら、生産調整の中にどうし...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 今二十年度でございます。これから作ります二十一年度、これは水田フル活用ということでございます。じゃ、二十二年度、つまり再来年度以降はどうなのかという御下問かと存じますが、私は、水田フル活用という考え方は、日本に最も向いた水田というものをできるだけ有効活用し...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 実は私は委員と全く同じ問題意識を持っておるのです。これを避けて農政の議論はできないんだということ。  それは何の議論に関連するかというと、農地とはそも何なのだという議論に行くはずなんです。米政策の議論だけしていてもそれは全く、多くあるパーツの中の一つであ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 委員御指摘のように、これがきちんと整合性が取れなければいけませんし、跛行性があってはならないというふうに考えております。  おっしゃいますように、いつ何ができるんだということを考えましたときに、一番最初に出てきますのは、農政改革関係閣僚会合、例の六大臣会...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 農政改革は、私は農政改革担当大臣でございますが、基本的に内閣として取りまとめるものでございます。内閣の中に元々そういうような機構がございましたが、それを六大臣会合という形で更に詰めたものでございます。これは内閣でございます。省改革は農林水産省、基本計画も農...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 別に私がどうのこうのと言うつもりはありませんが、それは農林水産大臣というものは省を代表する立場で物事を申し上げております。いかなることが起こりましても最終的な責任は大臣が負うものでございます。  私は、委員が何を指しておっしゃっておられるのかにわかに理解...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 基本的に私は都道府県なんだろうと思っております。これを市町村に移したときに、今国がやっておりますことを基礎自治体たる市町村に下ろしたときに、本当にそれが同じように政策目的が実現できるか、政策効果が発現するかと考えたときに、それがカバーしますエリア、あるいは...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 郡司委員のお答えと重複したら恐縮でございます。  要は、人、金、物。収入、これが金です。それから高齢化、高齢化自体が悪いと私は言っているのではありません。その後の世代が出てこないことが問題なのですが、この人。そして、農地がどんどん転用されている、耕作放棄...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) WTO上の位置付けは当然先進国ということになっております。このWTO上の位置付けというものは、またいろんな議論のあるところでありまして、例えば大韓民国は途上国と位置付けられておりますし、その辺は一体どうなんだという議論はございますが、我が国は先進国に位置付...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 数字的な位置付けは委員のおっしゃるとおりかと思います。正確にそのとおりですとお答えするだけの資料を持っておりませんが、そういうようなデータを出しておりますし、そういうような答弁をしたような記憶もございます。もし違っておりましたら後ほど訂正をさせていただきた...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それはもちろん、五〇%を目指すと申しますからには、五〇%を目指そうとすれば米はこうなり畜産はこうなり果樹はこうなりというシミュレーションは当然いたしておるものでございます。  例えて言いますと、お茶わん一杯余計に食べますと自給率は八%上がるのでございます...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 別にここで軍事論をするつもりは私は全くないのであります。ないのでありますが、それでは、自国ですべて防衛をするのだというような話が実際に可能かといえば、そんな力を持っているのは世界でアメリカ合衆国しかないだろうということでありますし、どの国もそんなことをやろ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 日本は自給率が一番高かったのは昭和三十年代の半ばから少し後半にかけてではなかったかと思っております。そこが自給率が一番高かったはずでございます、戦後。それがなぜ急激に下がったかといえば、それは委員御高承のとおりで、お米の消費量が半分に減りました。それに代わ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 済みません。数字のお尋ねでございますので、ごめんなさい、この質疑中に出してお答えをしたいと思います。  なお、ただ、AMSの数字はお答えできます。そして、多分黄色の政策の範囲内であればみたいな議論もまたあるのだろうと思っております。そこは私どもとしてWT...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、私どもとして痛切に反省をいたしておるところでございます。  流通業者さんあるいは小売屋さん、そこまではあったんですが、その先におられる消費者というものを念頭に置きつつ行政をしてきたかといえば、決してそうではなかったと。それはBSEであり、あるいは...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) そこはまた消費者庁の議論でいろんなお話が出るのだろうと思っておりますが、私自身、消費者の方々の権利ということを考えましたときに、例えば、また当委員会で御審議を賜りますが、トレーサビリティー法案というのを出してまいります。米について消費者の方々に適切な情報を...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 平田牧場のお話ですね。  それは、消費者の視点がきちんと入ったということではないでしょうか。それが、飼料米プロジェクトというものを進めていくときに、それは作るのはいいんですが、それがどうやって畜産の側に渡り、そしてそれがどうやって消費者に情報が伝わるかと...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) おっしゃるとおりでございます。買う人がいて初めて成り立つものでございます。ですから、そこの距離をどうやって縮めるかということが大きな政策課題だと認識をいたしております。
○国務大臣(石破茂君) できたものをどう売るかではないと。売れるものをどう作るかだということが大事なことだと思っているのですね。  消費者の方々の嗜好というもの、いろんな御嗜好がおありかと存じますが、やはりきちんとした方法で飼育、肥育されたものを食べたいなという、こういう消費者...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) やはり、私は、当然委員もそんな御認識をお持ちだとは夢さら思っておりません。ただ、一時期、外国産品排斥みたいな、外国のものはいかぬのだみたいな、そういう運動になるのは余りいいことだとは思っておりません。外国の生産者の中にも一生懸命、良心的に作っておられる方が...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは、あらゆることについて人、金、物の観点から検討しておりますので、改革の内容、検討項目を一々申し上げるとかえって時間を食ってしまうかなと思います。また機会を得て御説明をしたいと思っております。  私は、誤りというふうにおっしゃいました。今まで都市と農...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) インターネットを使った流通というのは、これから先、もっともっと普及するだろうなと思っております。  ただ、委員の選挙区もそうでしょうし、私の選挙区もそうなんですが、山奥に行って、おじいさん、おばあさんが非常に多くおられる限界集落でインターネットとかいうと...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 担い手論というのはやっぱりちゃんとしなきゃいかぬと思いますが、委員おっしゃいますように、これを担い手と決めるわけですよ、行政がね。そうすると、決めたからには失敗させちゃならぬということになるわけですね。それは何か議論としてはおかしくないかという話は、それは...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 島根も鳥取も似たようなものではないかなとは思っておるんでございますが、おっしゃるような話があります、うちの方にも。きっと日本国中あるんでしょう。  集落営農が定着しないにはしないなりの理由があるはずなんです。集落営農をもう少しいろんな形で参加できるように...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 悩ましいお話です。現行法上そんなことはできませんと申し上げざるを得ないのでございます。要は、何のために基盤整備をやりましたかと、何のために干拓しましたかと。これは本当にもう私たち、子供のころからずっとこの中海の干拓どうするんだというのはあった話ですよね。鳥...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 委員の方がはるかに現場に通暁しておられますので、私ごときが口幅ったいことは申し上げられませんが。  私は、農業基本法、旧基本法ですが、これがあり、そして農村と都市との所得の均衡を目指したというのは見事に達成されたと思っているのです。ただ、それが、選択的拡...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これはもうかれこれ十年ぐらい前になろうかと思いますが、自給率か自給力かという大議論がございました。私は自給力派におりました。別にそれは対立する概念ではございませんが、自給率というのを定めますときにかなり強く出てくるのは、消費者の選択というのが強く出てまいり...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 失礼しました、笑味ちゃんバッジを付けてくるのを忘れまして、今付けたところでありますが、是非委員の各位におかれましても、これは食という字を、今、加治屋委員から御指摘いただきました、食という字をデザインをし、そしてまた、かわいいお嬢ちゃんと言ってはいけないんで...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 委員御指摘のように、閣僚会合が審議会の議論を形骸化させないように、そこはよく留意をしていきたいと思っております。  閣僚会合は、骨太の方針を念頭に置いて議論をするものでございます。それと基本計画が全く乖離したということであってはならぬことでございまして、...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 委員には我が党の水産部会長としていつも御指導いただいておるところでございます。ありがとうございます。  まず、積立てプラスについてでございます。  これは、昨年末に対策を幾つか講じさせていただきました。一つは、所得金額の補正として、燃油高騰の影響を反映...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 調査を改めて行うようにというふうに指示をしたところでございます。  そしてまた、今日が火曜日でございますが、今週中、今週は木曜まででございますので平日が、今週中に特別調査チームというものを発足させよということを指示をいたしました。  どうも今までのやり...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは本当に難しいのです。もうこれも委員の方がはるかに私より御案内かもしれませんが、例えばこういうミニマムアクセスというのは機会の提供なんだと、機会さえ提供すればいいんであって、ばか正直という言い方は良くないかもしれませんが、何も全量を輸入しなくたっていい...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 三月末までに取り組むこととされております点、三点ございます。一つは、食品安全のカリキュラムを含めました平成二十一年度、来年度の研修計画の策定。二番目は、平成二十二年度、再来年度でございますが、抜本的な機構改革に係る農林水産省機構改革の基本方針の取りまとめ。...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは、いろいろな省庁にいろんな機関がございますが、私どもにもそういう労使関係を担当する部局が全くなかったわけではございません。今のところ官房秘書課がそういう職務を負っております。  本当にそれでいいだろうかと。委員御指摘のように、もう少し独立性を持った...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 昨年、そういう議論をさせていただきました。  今改めて、この二十か月齢以下のBSE検査、自治体の御負担の件の問題を考えてみましたときに、答えとしては、もう屠畜場は厚生労働省の所管ですと、以上おしまいというようなことになっておって、去年も、農水省だ厚生労働...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 私は、ちょっと言い方が誤解を招いたら申し訳ないのですが、政策というのは一つの商品だと思っておりまして、これが現場のニーズに合わないとこんなもの売れないわけでございます。  一体どんなものなら売れるんだということは、やはり現場のニーズを的確に反映をしなけれ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 委員にそういうような、誤解とは申しません、そういうような思いを抱かせるような書き方をもし仮に私がしたとしたら、それは申し訳のないことでございます。EPAもWTOも同じでございますので、守るべきものはしっかり守るという姿勢に何ら変わりはございません。  た...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これはよく愛知県知事にも豊橋市長にも御説明したところでございますが、ウズラは対象に入っております。入っておらないというようなことをおっしゃる方がおられたのですが、これは入っておりますので、そこは是非御承知おきをいただければと存じます。  それから、殺処分...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 日本国際フォーラムが発表なさいました政策提言は、これ私が書いたものではございませんので、このことについてどうなのだと言われても、原作者ではございませんので、きちんとしたお答えにはならないということを前提として申し上げたいと存じます。  私としては、百五十...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これをお書きになった先生、私、直接存じ上げているわけではございません。お書きになった論文は相当数拝見もし、自分なりに考えてもみましたが、実際に書いておられることと意図しておられることが違うことがありますので、ちゃんと会ってお話をしなければ断定的なことは申し...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) いいとは思いません。
○国務大臣(石破茂君) それは何を食べるかにもよるのでございますが、やはり基本的に農地が減少して自給率が上がるということはなかなか難しかろうと私は思っておるところでございます。さればこそ、この国会に農地関連の法案を提出をし、農地の維持というものをどう担保するかということに腐心をし...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 済みません、それぞれ個々の御通告をいただいておりませんので、本当は全部快刀乱麻のごとく答えると格好いいのでございましょうが、なかなかそういうことに相なりませんことをお許しをいただきたいと存じます。  そういう数字があることは承知をいたしております。計算式...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 制度として申し上げれば、これは国家貿易であり、生産調整に影響を与えないということを考えれば、機会の提供だけで済むものだとは思いません。義務的に全量輸入をすべきものであると思っております。それは、トートロジーみたいですが、生産調整に影響を与えないためにどうし...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) いや、それが本当にできればよいのですが、そのWTOのいろいろなルール、またそれから、これから先、新しく変わっていくルール、もちろん交渉中でございますけれども、そういうものに照らしたときに、本当に委員御提案のようなすばらしいアイデアが実現可能なのか。済みませ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、委員の御指摘に私も同意するところは多々ございます。  それは、貿易というのは二つの面があって、私が申し上げた食料しか売るものがないんだと、そういう国から何か買いませんとその国の民生は決して向上しない、その国の民生が向上していかなければ我が国のいろ...全文を見る
03月18日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○石破国務大臣 生産調整が始まってもう半世紀近くなるわけで、ほとんどの人が生産調整以外の世界を見たことがないということになっております。  これはもう北海道から九州、沖縄までどこもそうなのですが、まじめに生産調整に参加をした人たちがおります。そういう方々のいろいろな御負担によっ...全文を見る
○石破国務大臣 今官房長からお答えを申し上げたところでございますが、この調査は、今までの調査をやっていた組織とは別のチームにやらせます。これは、やはりいろいろな御指摘をいただいているところでありまして、事前に、行きますよと言って通知してから調べるなぞというのは、そんなことはあって...全文を見る
○石破国務大臣 えさ米についてのお尋ねでございます。  えさ米は、米粉用米とともに、今御指摘のように産地づくり交付金とは別の、十アール当たり五万五千円の水田等有効活用促進交付金、こういう形で支援を行うということにいたしておるところでございます。これをもちまして、飼料用米を米粉用...全文を見る
○石破国務大臣 科学者でもあられます委員の御指摘ですから、私ども、謙虚に承って努力をしたいと思っております。  委員が最後に御指摘になりましたように、まさしくこれはえさ米として、多収穫米としての使い道があるんだろうということでありまして、今、水田フル活用ということを言っておるわ...全文を見る
○石破国務大臣 そのうち日本は亜熱帯になるのではないかという話もございまして、それは、どうやって地球温暖化を防ぐかというお話はきちんとしていかねばならぬのですが、実際、気候変動というのが起こっている、九州でそういうような状況が起こっていることも、よく承知をいたしております。  ...全文を見る
○石破国務大臣 アルファ化米の特性というのは、保存性にすぐれておる、簡便性にすぐれておるということであります。  他方、お湯をかけねばならぬので、災害になってお湯そのものが沸かないんだという場合はどうするんだいと。あるいは、お湯がきれいなお湯なら結構な話なんでございますが、濁っ...全文を見る
○石破国務大臣 なかなか難しい御質問ですが、成功だったか失敗だったかと言われれば、社会政策としては農政は大変な成功をおさめたと私は思っております。都市と農村の所得の格差をなくし、都市と農村の均衡ある発展という観点からいえば、世界でも有数の成功をおさめたと思っております。  とこ...全文を見る
○石破国務大臣 先ほど今村委員にもお答えをしたところでございますが、生産調整以外の世界を見たことのない人が圧倒的多数になってまいりました。  不公平感というものはどうしても払拭できない、生産調整に参加しなければ懲役十年ですという話になりませんものですから。そうすると、生産調整を...全文を見る
○石破国務大臣 それは議論の最中でございます。いついつまでにということが断定的に申し上げられるものではありません。  ただ、はっきりしておりますのは、間もなく始まりますが、二十一年度あるいはことし二十一年産米につきましてはこのやり方を変えるということは当然ございません。水田フル...全文を見る
○石破国務大臣 そういうお考えも十分成り立つだろうと私は思っております。  安全保障という観点から考えれば、ごちそうを食べようとかおいしいものを食べようなどと考えてはいけないのでありまして、死なないためには何が供されるか、そういう概念であるはずなのですね。そうなってきますと、主...全文を見る
○石破国務大臣 これは、きのう参議院の農水委員会でも議論が相当ありまして、御党の郡司委員から、余り卵の話ばかりするなとおしかりをいただいたところでございます。ただ、委員もスイスに行かれたことは何度もおありかと思いますが、政府が本当に、国産品を食べましょうねというようなキャンペーン...全文を見る
○石破国務大臣 要は、麦をつくる、大豆をつくるといっても、それは難しいね、しかし生産調整はしなければいけないねということで、当然、生産調整の一形態として位置づけておるものでございます。  よって、主食米と同じような手取りとか、そういうことはなかなか位置づけにくいところであります...全文を見る
○石破国務大臣 これは何か否定的なニュアンスの文章になっておりますが、私は、水田フル活用というのは、それはそれでこれからも進めていくべきものではないか。もちろん二十二年度のことについて今私があれこれ申し上げるべきではありませんが、やはりこれはこれとして大きな意味を持っているものだ...全文を見る
○石破国務大臣 それは判断として委員がおっしゃるような判断もあり得るんだろうと思っております。  昨年、この事故米の議論があったときも同様のお話がありました。それはそうしてもいいのでありますが、より万全を期すという判断のもとに廃棄処分ということになっておるわけでございます。 ...全文を見る
○石破国務大臣 それは、何に対する抑止力なのかということなんだろうと思います。  委員が御指摘になっておられますことが、三笠フーズとかあるいは浅井とか、ああいうようなものに対して抑止力がこの法律できくのかということではないか、そういう問題意識でよろしゅうございますか、もし仮にそ...全文を見る
○石破国務大臣 それは今局長から御説明を申し上げましたとおり、都道府県、恐らく知事会を窓口としてこれから調整を申し上げることになるのだろうと思っております。  もちろん地方自治体に過度な御負担を負っていただくということは考えてはおりませんが、それがどの県域によるものなのか、一つ...全文を見る
○石破国務大臣 今議論を行っております。農政局というのは、先生御案内のとおり、米の検査を行っておった部門あるいは統計を行っておった部門、これを統合してできたものでございます。ですから、それが地方行政とどういう関係を持つかということを主眼にできた組織ではなくて、米の検査と統計、これ...全文を見る
○石破国務大臣 教科書的なお答えで恐縮でございますが、自給率が下がった原因は、米を食べなくなって、その分のカロリー供給を畜産物あるいは油脂類にシフトさせた結果だということだと認識をしております。  そしてまた、それが油脂類の場合では、例えば、サラダ油みたいなものも原材料はほとん...全文を見る
○石破国務大臣 正確に認識していなかったら申しわけないですが、水田フル活用、農地フル活用ではなくて水田フル活用と申し上げておりますからには、やはりその水田の特性というものを生かしていきたいという含意でございます。  大豆をつくれないとか、あるいは麦をつくれないとか、そういうとこ...全文を見る
○石破国務大臣 それは大臣の持続可能性いかんみたいな話になるわけでございますが、そこはやはり政策の継続性というものはあるんだろうと思っておりますし、水田フル活用というのは、何も思いつきでちょっとやってみようかというような話ではなくて、やはり農水省の中で、あるいは与党の中で、あるい...全文を見る
○石破国務大臣 同じ思いは私も実はございますです。  ただ、御飯を一日もう三膳というか、朝昼晩もう一杯というか、食べていただければ、八、三、二十四で二四%自給率は上がるわけでございますよね。それができれば苦労はしないということで、なかなかお米の消費が伸びない。  さすれば、パ...全文を見る
○石破国務大臣 それもずっと昔からある議論で、米の価格弾力性いかんという話になるんですよね。つまり、委員は流通、小売の業界にいらっしゃいましたから私よりもはるかに御案内だと思いますが、価格弾力性が小さいと言われてきました、米というのは。つまり、値段を安くしたからといって、消費がそ...全文を見る
○石破国務大臣 これは何度も答弁をしておりますが、シミュレーションはしなければ、政策はある意味科学でございますので、シミュレーションした上で、その前提は一体何であるのか、それも明らかにした上で、政策が正しいかどうかの検証を行われるべきだと私は思っております。ですから、シミュレーシ...全文を見る
○石破国務大臣 ありがとうございます。  今、文科省からるる御説明がありましたが、私ちょくちょく言っているんですけれども、高知県の南国市、あそこでは週五日米飯給食なんですよね。そして、あそこの棚田でできたお米を子供たちが週五日食べている。  何でそれができたかといえば、一升炊...全文を見る
○石破国務大臣 一定の頻度とはどれぐらいをもって一定というのか。例えば一月に一回とか、一週間に一回とか、年に一回とか。ここは言葉の遊びをするつもりはありませんが、やはり何カ月に一回、一回だと、そろそろまた来るなみたいな、そういう感じになっちゃいますので、そこはかなり抜き打ちもふや...全文を見る
○石破国務大臣 先般と繰り返しの答弁になりましたら、お許しをいただきたいと思います。  出荷段階におきましては、従来は主流でありました全農等、全国出荷団体を通じた委託販売、これが全生産量の四割程度にとどまりまして、最近は農協等の直接販売あるいは生産者の方の直接販売の取引が増加を...全文を見る
03月19日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○石破国務大臣 今財務省からお答えがございました。  この法案では、トレーサビリティーの対象は、米穀のほか医薬品及び医薬部外品以外の米穀を原材料とする飲食料品であって政令で定めるもの、これは法第二条第一項でございますが、と規定をしておるわけでございます。産地情報伝達の対象は、ト...全文を見る
○石破国務大臣 食料自給力を強化したいということはずっと申し上げておるとおりでございます。  日本国、いろいろなものがございますが、米以外のものがつくりにくいというところは多い、あるいは米をつくった方がもうかるというようなことで、生産調整に参加されない方々もいらっしゃいます。そ...全文を見る
○石破国務大臣 それはおっしゃるとおりなんで、それは、米粉とかえさ米とか一生懸命やっていますが、えさ米の場合には、転換倍率にもよりますが、牛、鶏、豚、そういうもののえさを国産でやらなければ自給率は上がりませんので、これはまた別の話です。  ただ、米粉米でパンといっても、それは、...全文を見る
○石破国務大臣 やはり、自分の国で食べるものはなるべく自分の国でということは、世界どの国も共通認識だと思っております。いろいろな国の首脳が、自給ができない国を独立国というのかと。それはいろいろな思いが込められているのだと思いますが、そうあるべきだと思っております。もちろん貿易も大...全文を見る
○石破国務大臣 これは、なぜ高齢化が進み後継者が出てこないか、なぜ農地は減少しているか、なぜ農業所得は半減したか、その一つ一つについて分析が必要だと考えております。  高齢化、そして新しく土地へ入ってこないというのは、やはり新しい人たちが入ってくるための仕組みが十分ではなかった...全文を見る
○石破国務大臣 国民がどうすれば負担をするか、国民に御負担をいただくゆえんは何であるかということでありますが、これは、抽象的に言えば農業の持つ多面性ということになるんだと思っております。  ただ、多面性だから負担をしてね、実際に販売されている価格とかかったコストの差額は全部持っ...全文を見る
○石破国務大臣 御下問にぴたっと合ったような資料は、もう一度役所に帰って探してみますが、今まで説明を聞いたことは、少なくとも私はありません。  ただ、気をつけなければいけないのは、意識と行動のギャップというものをどうとらえるかということには留意をしなければいけないことなのだと思...全文を見る
○石破国務大臣 これは、まず米ということなんですが、それ以外に広げるべきだというのは、私もべきだと思っております。べきはそれでよろしいのですが、実際にできるかどうかということについて、私も問題意識は委員と同じですので、今、消費・安全局長からお答えを申し上げましたが、そういうことが...全文を見る
○石破国務大臣 委員御指摘のようなことは実際にあるだろうと思っております。ですから、そういうような方々がHACCPというものを導入していただけるように、私どもとしてもできるだけのお手伝いはしていかねばなりませんし、御負担の軽減ということにも努めていきたい。それが、おっしゃいますよ...全文を見る
○石破国務大臣 ここは、日本の流通の体系が諸外国と全然違うということをどう考えるかということに実は私の問題意識はあります。スウェーデンが一番高かったと思います。その後、スイス、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ。欧米の食品小売業ですが、小売業についてだけ申し上げれば、大手の上位...全文を見る
○石破国務大臣 いつまでやるか、私はわかりませんので、何とも言いようがございません。  ただ、委員が御指摘の、政省令にゆだねられている部分が非常に多いわけですね。法律は骨格だけで、その方向にはだれも、文句がないかどうかは知りませんが、余り異論を唱える方はいらっしゃらないだろうと...全文を見る
○石破国務大臣 それは、例えば二年先の大臣がどんな判断をするかということにもよるわけでありますので、将来のことまで私が把捉をして申し上げるべきことではございませんが、政策の方向性として、自給力を上げていかねばならない、水田フル活をやっていかねばならない、その事情が変わるということ...全文を見る
○石破国務大臣 バイオ米については、今、実験的な取り組みを進めておるところでございます。  といいますのは、例の事故米を捨てないで燃料に使ったらどうだという御指摘を昨年随分いただきました。捨てちゃうとか焼いちゃうとか、どうしてそういうもったいないことをするの、バイオ燃料に使った...全文を見る
○石破国務大臣 間違いございません。特別会計の存在意義というものも、きちんともう一回検証する必要があるだろう。公益法人というのは本当に必要なのかということ。それが民間で代替できるのであれば、何も公益法人である必要はないのです。そして、それが公益法人としてなお必要であるとしても、そ...全文を見る
○石破国務大臣 委員が御指摘のような問題を私もよく認識をするところであります。  米粉用米に対する交付金をいつ払ってくれるのということですが、現在のところ、これまでの生産調整の取り組みと同様、次の営農準備に間に合うようにしなければならぬ。  では、一体いつなのということになる...全文を見る
○石破国務大臣 おっしゃるとおりであります。  正直、今、米粉に地域特性がすごく出ているかといえば、まだまだそうでもないんだろう。例えば、士別ブランドですとか名寄ブランドですとか旭川ブランドですとか、そういうことになっているかといえば、まだまだであって、それを、地域間競争という...全文を見る
○石破国務大臣 そうあるべきです。そういう方向に持っていきたいと思います。  ただ、政府が決意をして、やろう、こう言いましたときに、本当にそれが圧倒的多数の中小零細の技術的あるいは資金的な負担を乗り越えるものなのか。もしそれが政府がお金をお支払いして、というのは納税者のお金とい...全文を見る
○石破国務大臣 規制の緩和に関する委員の御所見には私も相当部分うなずくところが実はございまして、私は、当選三回のときに規制緩和特別委員会の委員長というのをやったことがございます。そのときにこんな例がありました。飛行機に対するいろいろな規制緩和をする、そうすると安全性が損なわれるじ...全文を見る
○石破国務大臣 それはそのとおりです。ですから、この間の三笠フーズの事例というのは、チェック体制は全然なっておりませんでしたということは幾重にもおわびをしたことでございますし、改善をいたしたところであります。  それとトレサというのは、やはりこれは、チェック体制だけきちんとして...全文を見る
○石破国務大臣 おっしゃるとおりです。  ですから、政省令事項にゆだねるのは、それが極めて技術的なものであって、法案として御審議いただくには余りに膨大、多岐にわたるということであるから政令にゆだねているのだということなのですが、そこの内容の書き方によっては、何のために法律をつく...全文を見る
○石破国務大臣 まず、農政事務所等々の役割についてであります。これはくだくだ申し上げることはいたしません。具体的には、三月末までに基本的な考え方を取りまとめます。八月末の機構、定員要求までに成案を得るということでございます。  委員おっしゃいますように、行政改革の名のもとに行政...全文を見る
○石破国務大臣 ただいまは法案を御可決いただき、ありがとうございました。附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。     —————————————
03月23日第171回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○国務大臣(石破茂君) 今御指摘のような事例がございます。某県におきまして、その県から公表された業者に対して、その県あるいは国の対応がどうかということについてでございます。  この事故米関連でお名前が出てしまいました事業者の中に風評被害で悩んでおられるところがたくさんあることは...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) その方向で検討いたしたいと思います。  ただ、文面が全く一緒になるかといえば、それは、文面は異なることがあろうかと思います。委員御指摘のように、お金だけ出しゃそれでいいというものではないというのはよく私も存じております。私自身、熊本へ参りまして、金だけの...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 私は、農村と都市との所得を均衡させなければいけないという大きな目標というのは、かなりの部分、成果を上げてきたと思っております。  これは戦後、農地解放というものが始まり、そして農地法を今回改正をいたしますが、自作農主義というものを掲げ、そして農業基本法に...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 法令に従って適切に今まで行われてきたと承知をしております。しかし、改善の余地なしとは思いません。改善の余地は相当にございますし、今までもやってまいりました。それを更に加速させるということが重要であると思っております。
○国務大臣(石破茂君) 恐縮です。子細にわたって今委員が御指摘になりました条文のすべてを知悉をしておったわけではございません。ただ、この事業団の性格から申しまして、いかにして経営を安定するか、価格を安定するか、そういうことについて常に御議論をいただき、適切に執行してきたというふう...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) このような特別会計についても強い認識を持っていかねばならぬのだということだと思っております。それが制度の趣旨にのっとって適切に運営されることは当然のことでございますが、剰余金等々をどのようにして一般会計の方に戻すか等々には強い意識を持っていかねばならない。...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 詳細に至るまで正確に理解をしておったという自信はございません。
○国務大臣(石破茂君) 流用とは異なるということは承知はいたしておりました。
○国務大臣(石破茂君) そこは知っていて承認をしたかということを問われれば、それは恐らく権限が、専決、代決といいましたか、いろんな権限が下りているのだろうと承知をいたしております。もちろん、それは「農林水産大臣は、」というふうに書いてありますので、責任は農林水産大臣が負うものでご...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) なかなか定額給付金と同じ御議論にはなりにくいのだろうなと思っております。それ、自治体によって、それぞれの漁業の実態を踏まえていろいろな支援策を講じておられるということはよく承知をいたしております。  私どもとしては、この事業が使いやすいように、例えば書類...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 誠に御指摘のとおりでありまして、今、これは自給率という概念を注意して使わなきゃいかぬのですが、二割しかないと。材といいますか木はどんどん増え続けているのに、しかし切る量が少ないと。川上と川下をつなげるという努力がまだ十分じゃない、そのとおりであります。 ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 委員がおっしゃいます後段の認識で私はおります。これは、これだけ巨大な組織でありますし、そしてまた本省と地方組織の間に意識の乖離も相当にあるだろうというふうに思っております。  労働組合員であれそうでなかれ、それはもうその前に国家公務員であるわけですから、...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、単にしっかりしろと言うだけでは駄目なのは当然のことであります。ですから、その実態がどうであるのか、そしてまたそういうところへ行きます管理者の側も、本当に徹底して不公正なことは正すんだと、どんなに圧力を受けようが、変な話嫌がらせを受けようが、それは断...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) この問題につきましては、労働組合側に対してもこの解明について協力方申し入れておるところでございます。これは労働組合側も同じような意識を持っていただかなければなりません。  それは答弁の中で申し上げましたように、労働組合側であれ何であれ、それは公務員なので...全文を見る
03月24日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○石破国務大臣 御指摘のとおり、特別調査チームをつくりました。これは、今までの目とは違う視点から見なければならないという思いに基づくものであります。  昨年ですが、四月一日の調査において無許可専従が疑われた百四十二名につきましては、出先機関から、本人及び上司、同僚からの聞き取り...全文を見る
○石破国務大臣 御指摘のとおりであります。
○石破国務大臣 先ほど、法に照らして厳正に対処をするということを申し上げました。つまり、この調査は、今後適切な労使関係を築いていくために行うものだというような報道が当省の関係者の発言として報ぜられましたが、それも大事なことですが、その前にというか、その前提として、かつてそういう行...全文を見る
○石破国務大臣 三月十三日に、山田水産庁長官を本部長とする緊急事態対策本部を設置いたしました。漁業無線、都道府県等を通じた漁業者への情報提供、注意喚起、社団法人大日本水産会、全漁連など漁業関係団体を水産庁に集め、発射時の傘下会員等への連絡、安否確認等の早期体制整備の依頼を行ったと...全文を見る
○石破国務大臣 これは所信でも申し上げましたが、農業の持続可能性そのものが、人、金、物、つまり、人でいえば基幹的農業従事者の高齢化が著しく、後継者がいないということ、金であれば農業の所得というものが、平成二年から十七年までに半分になっちゃったということ、物でいえば農地の転用という...全文を見る
○石破国務大臣 大型量販店等が中央卸売市場におきましてどれぐらいを取り扱っているかということでございますが、中央卸売市場におけます仲卸業者の生鮮農水産物の販売額の約六割を占めております。委員御指摘のとおりに、価格形成に大きな影響力を有していると認識をしております。特に最近では、消...全文を見る
○石破国務大臣 おっしゃるとおりであります。  今までいろいろな取り組みをしてまいりましたが、先月、政府と民間企業が合同で中国の政府機関を訪問いたしました。高市副大臣も行かれたと承知をいたしております。  その際、中国工商総局、商標制度を管轄するセクションでございますが、そこ...全文を見る
○石破国務大臣 結論から申し上げますと、加工食品一般が検討の対象でございますので、昆布巻きも対象から除外されるものではないということがお答えに相なります。除外されるものではございません。  ただ、昆布巻きというのは、これはもう委員の方が私の何倍も御存じなんでしょうが、加工度が非...全文を見る
○石破国務大臣 確かに消費者の方々が裏を見て何だろうねとごらんになることは、今そうだろうと思います。  似たようなお話は、私の選挙区にもラッキョウがございまして、ラッキョウは中国でつくられているのだ、しかし、それの加工は鳥取県で行うのだ、さあ、表示はどうなりますかみたいな議論は...全文を見る
○石破国務大臣 この窒素氷は、一昨年の八月にはものづくり日本大賞におけるものづくり地域貢献賞を受賞しておられる、また、昨年の六月には、元気なモノ作り中小企業三百社に選定されておる。今御発言にありましたとおり、ついこの間でございますね、三月の十六日に表彰式があったんでしょうか、九日...全文を見る
○石破国務大臣 一足す二足す三は六ですとか、一掛ける二掛ける三は六ですとかいうお話であります。これもなかなか斬新な発想でございます。  これは、私どもの方は余りそういう斬新な発想がありませんで農商工連携などという言葉になっちゃうわけですが、いずれにしても、農業というものに商業そ...全文を見る
○石破国務大臣 これもよく議論をさせていただかなければいけません。私どもは、再造林が必要であるということについては強い認識を持っております。  北海道の御指摘をいただきました。確かにお値段も安いんです、丸太価格なんか見ると確かに安いですよね。しかしながら、内地に比べまして平たん...全文を見る
○石破国務大臣 現状に対する危機感は一緒です。  私が議論したいのは、本当になぜこんなに生産コストが高いのか。山岳地帯という意味で言えば、北欧諸国あるいはオーストリアなんかも一緒なんですよ。何でこんなに生産コストが高いのか、なぜ一人当たりの生産量が低いのか、路網密度というのは何...全文を見る
○石破国務大臣 大変形式的なお答えになって恐縮なのですが、要は、財政法第九条からいってそれはできないという、何か身もふたもないお答えになっちゃって恐縮なのですが、「国の財産は、法律に基く場合を除く外、これを交換しその他支払手段として使用し、又は適正な対価なくしてこれを譲渡し若しく...全文を見る
○石破国務大臣 国有林野の管理経営に関する法律第三条でございます。管理経営の目標であります。何を目標として管理経営するか。「国有林野の管理経営の目標は、国土の保全その他国有林野の有する公益的機能の維持増進を図るとともに、あわせて、林産物を持続的かつ計画的に供給し、及び国有林野の活...全文を見る
○石破国務大臣 今、長官からもお答えを申し上げたところでございますが、繰り返しになったら恐縮ですが、緑の雇用の研修生の方々を対象にしてアンケートを行えば、月給または月給・出来高払い併用の給与体系を希望される方が多いわけであります。森林整備などの事業を安定的に拡大していかなければい...全文を見る
○石破国務大臣 漁業災害補償法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  漁業災害補償制度は、昭和三十九年の創設以来、漁業再生産の確保と漁業経営の安定に重要な役割を果たしてまいりました。  しかしながら、近年の我が国水産業を取り巻...全文を見る
03月24日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○国務大臣(石破茂君) 平成二十一年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。  平成二十一年度一般会計予算における農林水産予算の額は、関係府省計上分を含めて二兆五千六百五億円となっております。その内訳は、公共事業費が九千九百五十二億円、非公共事業費が一兆五千六百五十三億円とな...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 世界の食料事情については委員御指摘のとおりであります。これを食料不足ととらえるか、偏在ととらえるか、いろんな議論はあるんだろうと思っております。  すなわち、今、九億六千万人ぐらい栄養不良人口、栄養不足人口というのが存在をし、一日に二万五千人が餓死をして...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 確かに、去年の今ごろは、結構、バイオをどうするんだと国民的議論でありました。一年たつと、まあ意気消沈かどうかは分かりませんが、かつてのような盛り上がりがないと。こういうのをのど元過ぎれば熱さを忘れると言うのでありまして、きちんと備えておかないと、そういうよ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これはよく経産省と連携をし、協議をしながらやっていかなければなりません。我が国の電力政策がどうあるべきか、ドイツとの比較は結局その原子力発電をどうとらえるかというそこの意識の違いもあるいは底流にはあるのかもしれませんが、このバイオを有効に活用するということ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) フル活用についてのお尋ねでございますが、これが、何でこういう政策が出てきたかというと、稲作農家にとりまして要するに一番取り組みやすいということですよね、お米を作るわけですから。最も取り組みやすいということ。そして、それと関連して、新たな設備投資をしなくてよ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これ、今省内においても検討をいたしております。あるいは、六大臣会合の下で作業チームがいろいろな議論を行っておるところでございます。  これは農林水産省だけで行うものではございませんで、政府全体としてどう考えるかということでございますので、私としてこういう...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 党内で私がいつも出て議論をしておるわけではございませんので、今の党内でどういう話をしておるか、適切に余りお答えできる立場にはございません。  選択制について、これ何を御覧いただいても結構なのですが、私は選択制を入れるということを言ったことはないのでありま...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 基本的にはそういう話なんだろうと私は思っています。とにかく書類を減らそうということで、書類を書くのが仕事じゃないわけで、書類半減運動というのを当省としては今行っている。近藤副大臣がトップとなりまして、とにかく書類は減らす、枚数は半分にする、書くことも、枚数...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) たしか委員と私は同学年のはずなんですが、昭和三十一年組ですから。私たちが小さなころは、もう食べ物を粗末にすると物すごくしかられたという覚えがございます。今はそうではないのだと。やっぱり、食べ物を粗末にしちゃいけませんよということは教育の場でもっときちんと語...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 是非、委員、中国の方とそういう機会があれば御指摘をいただきたいと思うのですが、先月、日本政府と民間企業が合同で中国の政府機関を訪れまして、商標制度を管轄する中国工商総局の副大臣、付双建さんという方からこのような言をいただきました。  外国の地名の商標出願...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 冒頭、委員がおっしゃいましたように、三月十八日時点で千九百名程度の求人情報があったと、千十七名の採用は決定したということでございます。  平成二十年度補正予算、第二次補正予算ですね、二十一年度当初予算を合わせて農林水産業全体で五千名程度の雇用創出を図りた...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは何でこんなことになったかということですが、国産材につきましては、戦後造成された森林が育成途上であったことに加えまして、森林施業の集約化、路網等の基盤整備が遅れたと。そのことによって安定した価格、品質、供給体制が整わなかった、需要者のニーズに対応できな...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) ドイツというのはまだ平たんですから余り比べる対象にはならない。委員がおっしゃるように、オーストリアというのは本当に比べる対象としてよく考えたいと思います。  先週、オーストリアの環境・農林大臣というのが来てこういう議論もしておりましたが、五十年前は日本と...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) よく考えてみます。  というのは、いいかげんなことを言うようで恐縮ですが、森林施業プランナーというのがあるわけですね、これの育成が重要だという認識で今のところ当省はおるわけでございます。  今の岩本委員の御指摘は、いや、そのプランナーの育成も大事だろう...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 新しく替わったといっても、半年もやっておって、なかなかすぐ具現化しないというおしかりをいただければ、本当に恥じ入るばかりであります。  林業教育、それは木がどうやって育つかとかいうこともそうですが、林業経営みたいなものが学問として多分あるんだろうと。それ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) おっしゃるとおりであります。  当省といたしまして、文科省あるいは市町村に対しまして木造化の推進について要請をしております。また、地方公共団体が校舎の内装などに地場産の木材を活用する場合に、森林・林業・木材産業づくり交付金により事業費の二分の一の支援を行...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは、仮にそういうような事例があった場合には、これは法令に照らして厳正に対処いたします。であればこそ、この調査というものは多角的に徹底して行わねばならないと。もちろん、なるべく早くという意識はございますが、これ個人の権利にもかかわることでございますので、...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) おっしゃるとおりで、嗜好的な面がございます。私の選挙区のナシもそうなんですが、景気が良くないと売れないねということがあるわけでございます。そうすると、どうやって消費者のニーズにマッチしたものを作るかとともに、いかにしてコストを下げるかということ、それから、...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは、米とか畜産というのは、それはもう地域によって濃淡があります。私も自民党でずっと議員の仕事をしてきましたが、米と畜産にどうしても偏りがちであって、果樹あるいは畑作にウエートが少し弱いのではないかという印象はずっと持ってきております。  そうした場合...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは私もよく勉強します。  ただ、事務方から聞いておりますのは、肥料って安いので、基本的にですね、ただ量はやたらと使いますが、まあやたらと使うのは余り良くないな、量はその時々によって違いますが、肥料そのものは余り高いものではないと。そうすると、それを備...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 去年、石油が高騰したときに、本当に政府の中で議論はございました、この備蓄を放出したらいいんじゃないのと。ガソリンをもっと下げろと、道路特定財源たるものを取っ払えとかいう議論がありましたときに、いや、そうではなくてと。この備蓄を放出することによって値段を下げ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 済みません、今のイノシシの話は私自身存じませんでした。  やはり、おっしゃるとおりで、現場はどうなんだということをよく私ども把握しないと施策がとんちんかんになっちゃうことがございます。それから、先ほど予算の説明でも申し上げましたが、いわゆる鳥獣害対策の予...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 漁船の安全操業の確保というのは、水産業の振興を図る上で最も重要かつ不可欠な問題であります。  この問題を議論しますときに、私、委員の御指摘を聞いて思い出すのですが、まさしく去年の二月にイージス艦が漁船と衝突をしたというあってはならない事故がございました。...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 農林中央金庫法第一条には、「農林中央金庫は、農業協同組合、森林組合、漁業協同組合その他の農林水産業者の協同組織を基盤とする金融機関としてこれらの協同組織のために金融の円滑を図ることにより、農林水産業の発展に寄与し、もって国民経済の発展に資することを目的とす...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 事実関係、極めて重要なことでございますのでゆっくり申し上げます。よくお聞き取りをいただき、また御議論に供したいと存じます。  米のカビ毒に関しまして、食品衛生法におきましては、この法律に基づき定められた検査方法で分析をした結果、アフラトキシンB1が検出さ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 別に私は煙に巻こうなぞというよこしまなことを考えておるわけでは全くございませんで、委員、何か誤解があるのではないかと思いますが、売らないんです。売らないものは横流れのしようがないのでありまして、売らないということしかお答えはございませんです。
○国務大臣(石破茂君) 売りません、いや、売りませんです。つまり、食品衛生法上クリアできないものは売らないということになっておるわけですから、それもえさの方にも行かないわけでございますね。  カドミ米の場合には、これは着色して工業用になるというものでございました。ですから着色と...全文を見る
03月25日第171回国会 衆議院 消費者問題に関する特別委員会 第5号
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○石破国務大臣 この消費者庁は、恐らく今までも累次答弁があったかと思いますが、一元的窓口という機能を持つのだということであります。そして、勧告によって関係行政機関にきちんとした対応を求めるということで、要は消費者行政を司令塔としてつかさどるというんですか、そういうことになるんだろ...全文を見る
○石破国務大臣 正確に存じておるわけではありませんが、輸入あるいは販売等々が禁止をされたというふうに、不正確かもしれませんが承知をいたしておるところでございます。
○石破国務大臣 これは、九十六回行って見抜けなかったということですね。マニュアルもなければ、何のために行くのだかも、ミッションが明らかではない。行ってお茶を飲んでいたんじゃないかという話があるぐらいで、私も実際現場に行ってみました。異常なし、異常なしとか、そういうようなペーパーは...全文を見る
○石破国務大臣 私は、この食品Gメンという人たちが、本当に昼夜を分かたずいろいろなところへ行き、そして表示が適正かどうかということを確認をし、あるいは消費者の方からのいろいろな情報を受けて、またそれが適正に流通しているか、消費の現場に供されているかということを見ている、それは大変...全文を見る
○石破国務大臣 御懸念はごもっともであります。指揮命令系統が複線化すると、大体目的は成就されないことになっておりまして、これは常に単線でなければなりません。そうすると、どういうことを単線というふうにイメージするかというと、消費者庁から要請があった場合に、農林水産大臣の指揮命令に基...全文を見る
○石破国務大臣 それは、どういう刑罰が科せられるかということは、先ほど局長からも答弁を申し上げましたが、私どもは捜査権を持っているわけでもございませんで、ここは、警察との連携協定に基づいて警察がどのように動いてくれるか、そして、その後はどのように司法の判断が下されるかということで...全文を見る
○石破国務大臣 所掌外で恐縮であります。  私はかつて、防衛庁長官在任中あるいは防衛大臣在任中に、相当程度当たるということを申し上げました。また、百発百中ではございませんという答弁もしたような覚えがございます。  それは、抑止力というのは重層的に構成をされるものでございまして...全文を見る
○石破国務大臣 すなわち、そういうことになるかといえば、ならないというのがお答えになるだろうと私は思っております。  今後、食品安全委員会において、パブリックコメント、意見交換会を経て、最終的な評価結果等が取りまとめられるというふうに承知をしております。  畜産振興の観点、当...全文を見る
○石破国務大臣 これは当省がどういう立場に立つかということによって異なってまいります。  例えばお米でありますと、国家貿易を行っておりますので、輸入する者であり売る者でありということになるわけで、それでは、その売る者としての責任はちゃんと果たしましたかということが問われているの...全文を見る
○石破国務大臣 権限はあるがその意識が十分でなかったということが一番だと私は思っております。人が足りませんでしたなぞということは、内輪に向かっては言える話ですが、外に向かって言うようなお話ではございませんです。  それは、権限はあるがきちんとやらなかったということが一番なのであ...全文を見る
○石破国務大臣 タケノコブレンドというのはどういう代物であるかちょっと私もよくわからないところなのでありますが、おっかないのは、先ほどの答弁でも申し上げましたが、見た目わからない、そして食べてみても、これはどっちだということが言える人が余りいない、そこにつけ込む余地があるのであっ...全文を見る
○石破国務大臣 農林水産大臣としてお答えできる範囲には限界がございますが、委員の御指摘に、私としてはそうだろうなと思うところがございます。というのは、だれが責任を負うんだという話なんだと思うんです。  人を減らさなきゃいけない、簡素な政府をつくらなきゃいけない、それはそうなので...全文を見る
○石破国務大臣 安心と安全というもの、やはり安全というのは科学的にきちんと出るものですね。その上に乗って安心があるわけで、安全の確保なくして安心などというのはあり得ないのだが、安全じゃないのに安心感みたいなものをふわっと与えちゃうというところが恐ろしいところなんだと私は思っていま...全文を見る
○石破国務大臣 法案等々の御説明がずっとなされていると思いますが、消費者庁は、情報の一元的窓口の機能を持つ、そして勧告によって関係行政機関に適切な対応を求めるということになっています。窓口は一元的だ、そして関係行政機関は私どもも含みますが、それに対して勧告をすることによって適切な...全文を見る
○石破国務大臣 担当大臣から農水大臣に、あるいは消費者庁長官から大臣にという形になるというふうに考えております。もちろん、それが長官から局長にということもあるのかもしれませんが、仕組みとしては、私が理解をしておりますのは、大臣から大臣、あるいは長官から大臣というのが基本であるとい...全文を見る
○石破国務大臣 内閣府にできました有識者会議におきまして検証が行われ、報告書がまとめられました。そこでは、当省の責任の所在と、あわせまして、食の安全の確保の重要性に対して認識が欠如している、消費者の目線が欠如している、業務の縦割り意識と組織の硬直性というような、当省の体質あるいは...全文を見る
○石破国務大臣 牛のトレサ法についてでありますが、今野田大臣からも答弁がございましたが、これは家畜伝染病予防法と一体的に動かすべきものだというふうに思っております。つまり、BSEの蔓延防止措置が適切に、的確に実施されるということがこの牛トレサ法の最も眼目とするところでございます。...全文を見る
○石破国務大臣 昨年、就任直後に私は、食の安全に関して、消費者庁というものを意識いたしまして、農水省から移管をすべきではないか、これも一つの考え方ではないかということを申し上げたことは事実でございます。  私どもとして、農林水産省の中の一つのセクションの中ですべてやる、輸入も行...全文を見る
○石破国務大臣 事故米問題に限って申し上げれば、米の販売を行う者が取引についての検査もあわせて行うということだったわけですね。これはおかしいだろう。販売を行っている者が検査もやるということは、それはどう見たって変な話で、これを分けねばならないねということがそもそもの問題意識だった...全文を見る
03月26日第171回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○国務大臣(石破茂君) 当省所管の公共事業は農林水産地域、過疎地を多く含みますが、そういうところが対象であるのが多いということ、あるいは中小の業者さんに発注する割合が高いということで、特に地方の景気浮揚には効果があるものと考えております。  今、農村振興局長からお答えしました難...全文を見る
03月27日第171回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○国務大臣(石破茂君) これは従来からお答えをしていることの繰り返しになって恐縮ですが、このアセスは複数の開門方法による影響を予測をする、その影響を極力回避、低減する措置についても併せて検討するということにしておるわけでございます。  今委員の御指摘は、その御趣旨はよく分かるの...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 昨年、若林当時の大臣と鳩山大臣といろいろな真摯なお話合いがありました。私どもとしては、当時の農林水産大臣談話というもの、それが農水省の見解であります。それを今変えるということはございません。  鳩山大臣もお話しになりましたように、アセスにいつまでも掛かる...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 政治の経験が長い委員の御指摘、よく踏まえてやっていかねばならないと思っております。  これ、見出しの付け方は私があれこれ言っても仕方がございません。それは私がそういうふうに言った、それすべて私の責任であります。  それは、水田フル活用ということが、米し...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 先生にもこの問題につきましては多大のお力添えをいただきまして厚く御礼申し上げます。また、現場の方々の御労苦に心からお見舞い申し上げますとともに、防疫措置にも御協力いただいたことに感謝を申し上げます。  私どもといたしまして、経営再建、ウズラの消費回復を図...全文を見る
04月02日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○石破国務大臣 委員はずっと実務に携わっておられましたから、実は私どもよりも実態をよく御存じなのだと思っております。  御指摘のように、これは麦だけ議論をするのではなくて、日本の穀物政策、もっと言えば米政策との関連においてどう考えるんだということになります。先回分科会でも答弁申...全文を見る
○石破国務大臣 保険の理論からいえば母集団をいかにしてふやすかということであり、今回の法改正もその辺を主眼としておるわけでございます。  ただ、保険の理論の中でどこまでカバーできるお話なのか。保険という形と組み合わせるのかどうかは別にして、基金みたいなものを積むかどうか。去年の...全文を見る
○石破国務大臣 私は閣内不一致があるという認識はいたしておりません。政府としての考えは、鳩山大臣そして若林大臣がお話し合いをなさって、そして出ております昨年七月十日の農林水産大臣談話、これが政府の考え方でございます。このことには何ら変更もございませんし、閣内不一致があるというよう...全文を見る
○石破国務大臣 今局長が答弁いたしましたように、短くできるものはできるだけ短くする。ただ、形式的にやっただけで広く御意見を求めるプロセスを省略するとか、そういうことをやることはできません。また、数年かけないときちんとした科学的知見が得られないものがあるというのは委員よく御案内のと...全文を見る
○石破国務大臣 その考え方で結構だと私は思っております。開門方式は三つあるというのは委員も百も万も御案内のことでございまして、この三つの方式に応じまして、水質や底質等の環境の自然的構成要素、生物の多様性の確保及び自然環境、漁業生産、農業生産、後背地の防災、それぞれの項目について影...全文を見る
○石破国務大臣 先ほど来長官からお答えをしておりますように、これは法律に基づいて行っているものでございます。ミスマッチというのかタイムラグというのか、そういうものは恒常的に発生をするものでございますので、そこにおいてお金の融通というものは必要になります。  そうすると、これを隠...全文を見る
○石破国務大臣 保険の設計というのは物すごく難しくて、リスクをどれだけ見込むか、母集団をどれだけ上げるか、また、経営のいい人ほど入らないとか、別に漁災に限ったことではございませんが、どういうふうに仕組んでいくのが一番安定的になるのかというふうに私思っておるところでございます。 ...全文を見る
○石破国務大臣 縦横無尽にというのはいいお言葉であります。そうできればいいな、こう思うし、そのお金がどこにあるんだろう。恐らく当時の大臣からお答えをいたしましたように、また必要に備えて持っていなきゃいかぬのだということになってくるわけで、今の給餌のお話なぞというような、寄附行為を...全文を見る
○石破国務大臣 所信においても申し上げたことでございますが、生産量のピークは五十九年でした。平成十九年までの間に半分になった。資源水準は恐ろしく低迷をしておる。では、人ではどうかというと、就業者の方々が十年間で三割減りました、そのうち六十五歳以上の方々の割合は一割ふえましたという...全文を見る
○石破国務大臣 それが矛盾するかしないかは、整理の仕方にもよります。  実はこれは、対象者をどこにするのか。農業と漁業との違いは、兼業農家という言葉はよくあるんですけれども、兼業漁家、これはほとんどないんですね。専業的な体質がございます。そこは一体どれだけの補てんをするのだろう...全文を見る
○石破国務大臣 これは委員から御教示いただいたものでしょうか、何が一番好きですかと小学生に聞くと、十年前と今とではなかなか変化がございまして、私はびっくりしたんですが、二〇〇四年、五年も前ですが、一年生から六年生まで、一番好きなものは何ですかというと、おすしですと。今のお子様はい...全文を見る
○石破国務大臣 青森県が開始されますホタテガイ適正養殖可能数量制度、これが、さて所得補償とどれだけ結びついているのか、私つまびらかには存じません。  ただ、委員が冒頭お話しになりましたように、養殖密度が高まっちゃいましたので、品質が落ちる、死亡が頻発している。これではならじとい...全文を見る
○石破国務大臣 ただいまは本案を御可決いただき、まことにありがとうございました。附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。     —————————————
04月02日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○国務大臣(石破茂君) 先ほど来政府参考人からお答えを申し上げておりますが、現行の農協法にはその立法以来、明文として政治的中立の規定がございません。このような中で、農協がその目的の達成に資する限りにおいて、ここが大事なんだと私は思っているんですが、その目的の達成に資する限りにおい...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、そのときの立法趣旨に基づいて判断をされたということでございまして、農林水産省としてそのことについてどうであるかということにつまびらかにお答えするだけの権能を私どもは持ちません。
○国務大臣(石破茂君) 先ほど一番最初の御質問にお答えをしたとおりということになろうかと思います。  それに加入する組合員に対して、何か不当な制限が加えられるか。どうも委員の御質問は、私の聞き方が悪いのかもしれませんが、例えばどこか特定の、どこでもいいんですが、政党を支持してい...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは、個々の経営判断によって行われるものでございます。ただ、私どもとしても、今局長から答弁申し上げましたように、その状況は注視してまいりたいと思っております。  今、御指摘のような、もし仮に真実であればというお話でございますが、私どもとして、それが真実...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 先月末日までに、後配出資及び永久劣後ローンによりまして約一兆九千億円、この増資を実施したと、このように承知をいたしております。この場合に、それぞれの信連あるいは農協などの経営に与える影響について十分考慮するとともに、それぞれの信連、農協等の増資額につきまし...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) そもそも論で恐縮ですが、農林中央金庫法第一条、これには、「農林中央金庫は、農業協同組合、森林組合、漁業協同組合その他の農林水産業者の協同組織を基盤とする金融機関としてこれらの協同組織のために金融の円滑を図ることにより、農林水産業の発展に寄与し、もって国民経...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは、退職金をどうするかというのは農林中金自らが決定をすることであります。農林中金の中でその意思が決定をされるわけでございまして、当省としてそれにお答えする立場にはございません。  オバマ大統領あるいはアメリカの金融機関の件、それは私も当然承知をしてお...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、副理事長の選任手続というのは、農林中金の中で役員推薦委員会というのがございまして、その推薦等を経て経営管理委員会で決定されるということは委員も御高承のとおりでございます。  というように、農林中金の副理事長のポストというのは法令に基づく農林中金内...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 特定農産加工業経営改善臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容を御説明申し上げます。  本法は、農産加工品等の輸入に係る事情の著しい変化に対処して、金融及び税制上の支援措置を講ずることにより、特定農産加工業者の経営の改善を促進...全文を見る
04月03日第171回国会 衆議院 本会議 第20号
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○国務大臣(石破茂君) 農地法等の一部を改正する法律案の趣旨につきまして、御説明申し上げます。  世界の食料需給が逼迫基調で推移すると見込まれる中、食料の多くを海外に依存している我が国においては、国内の食料供給力を強化し、食料自給率の向上を目指していくことが喫緊の課題となってお...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 佐々木議員の御質問にお答えいたします。  まず、農地の基本的な位置づけについてのお尋ねであります。  農地については、食料・農業・農村基本法第二十三条において、「国は、国内の農業生産に必要な農地の確保及びその有効利用を図るため、農地として利用すべき土地...全文を見る
04月07日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○石破国務大臣 人、金、物、すべてが低落傾向にあるというお話は、いつも申し上げておるとおりでございます。  人の面においては、基幹的農業従事者の六割が六十五歳以上になっている。これはもうオール・ジャパンの話でして、地域によっては、六割が七十歳以上だという地域もございます。我々の...全文を見る
○石破国務大臣 三点ございます。  一点は、この言い方をするとまた議論を呼ぶのかもしれませんが、担い手を育成、確保しなければならないということ、そして、農業所得を増大させなければいけない、そのためにはどうするのかという議論をかなり詰めて行っております。  第二番目は、農地の問...全文を見る
○石破国務大臣 先般、先生の御紹介をいただきまして、JA梨北の方々とお話をする機会をいただきました。私自身教えられることが非常に多かったですし、これだけ高い評価を得たお米というものをつくっておられる、特Aを四年連続して受賞されるということは、やはり相当の努力をしておられるんだろう...全文を見る
○石破国務大臣 まさしく委員御指摘のように、未利用のエネルギーあるいは資源の活用策、ここでいろいろな知恵を絞っていかなければいけないんだと思っております。  委員かねてから御指摘をいただいています太陽光発電でございますが、農地一ヘクタール当たり年間六十万キロワットアワー程度の発...全文を見る
○石破国務大臣 大変失礼いたしました。  私は、潜在力が生かし切れていないとすれば、何らかの原因があってそういう結果になっているんだろうと思っております。それはもう連綿たる政策の積み重ねなのですが、例えて言えば、木質バイオマスが何でこんなに利用されていないのということに立ち返っ...全文を見る
○石破国務大臣 農業協同組合の政治活動につきまして、現行の農協法は、立法以来、明文の規定がないわけであります。明文の規定がないということは、これを反対解釈というかどうか知りませんが、農協がその目的の達成に資する限りにおいて行う政治活動について、ほかの一般の法人と同様、公選法や政治...全文を見る
○石破国務大臣 昔の記憶を思い出してみますと、私、鳥取県がすべてだとは申しません、ただ、ほかを余り存じませんのでこういう言い方になるのかもしれませんが、例えば、私の選挙区は全県区で、野坂浩賢先生という方がおられました。村山内閣で官房長官をなさり、あるいは建設大臣もその前になさった...全文を見る
○石破国務大臣 私自身、全国のすべての農協について承知をいたしておるわけではございません。それはやはり、それぞれ組合員の方々が、民主党を支持されたり、あるいは共産党を支持されたり、社民党を支持されたり、いろいろな方がおられるんだろうと思います。組合員に対して不利益があるというよう...全文を見る
○石破国務大臣 今、経営局長からお答えをしたとおりでございますが、事実関係というものは、まず第一義的に鹿児島県において把握されるべきものというふうに承知をいたしております。  私どもとしても、先ほどあくまで一般論でお答えをいたしたところでございますが、そういうことについては望ま...全文を見る
○石破国務大臣 あるいは委員の御質問の意味を私が取り違えてお答えしたら恐縮なのですが、私が認識をしておりますのは、専業農家と言われる中で、その中で六十五歳未満の者がいる割合は九・五%と承知をいたしております。
○石破国務大臣 御指摘のように、農協の構成員を担い手中心にいわば純化することも一つの考え方であります。しかしながら、この方向を追求することは、事業規模が失われる、あるいは農業者及び地域住民への総合的なサービスが提供できるという農協のメリットが失われかねないということでありまして、...全文を見る
○石破国務大臣 農地法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  世界の食料需給が逼迫基調で推移すると見込まれる中、食料の多くを海外に依存している我が国においては、国内の食料供給力を強化し、食料自給率の向上を目指していくことが喫緊...全文を見る
04月07日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○国務大臣(石破茂君) 数字を羅列して恐縮でありますが、平成元年度にこの法律ができました。多くの事業者が低利融資あるいは特別償却、そのような税制の特例を活用して経営改善に取り組んできたと。  実績について数字だけ申し上げます。十九年間に千二百十二件、平成十九年度末までの十九年間...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは御指摘のとおりでございます。  優良事例だけ紹介をしてもいかぬのでありますが、兵庫県の、名前を言えばどなたでも御存じのしょうゆメーカーさんがありまして、これは農協でありますとか小麦の生産者の方々との連携を図り、しょうゆに適したたんぱく質含有量の高い...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは、やはり中国産が安いのだと、それで非常に巨利を得るのだ、一回やったら余りにもうかったのでやめられなかったというようなお話でありまして、そこはやはりきちんと消費者を欺かないようにちゃんとやってくださいということしか言いようがないものだと私は思いますです...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 予断を持って余り物事を申し上げるのは適切ではないかもしれませんが、FTAあるいはEPAにおきましても、どういうようなものを対象とするかということにつきましては、それはもう国家間、政府間できちんと議論を行った上でやっておるものでございます。  我が国の農業...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは委員とも先回議論させていただいたことでございますが、消費者の利益、食の安全、安心、安全と安心は気を付けて使い分けなければいけない言葉だと思っておりますが、安全と安心を確保することが当省にとっての一番大きな使命だということは言葉では分かっておっても実践...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 実績は先ほど来お答えをしておりますし、委員が一番御案内のことですから繰り返すことはいたしません。  要は、国内の特定農産加工品と競合関係にございます輸入品、これの輸入が平成元年から平成十九年までに二・五倍になっています。これはきちんと認識をしなきゃいかぬ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 御指摘をいただきましてありがとうございました。  私も、別に米だけが大事だとかそういう議論をしているわけでもありませんし、委員もそれは同じお気持ちだと思います。るる先ほど来の委員と政府委員、あるいは副大臣、政務官との議論がございましたが、やっぱり野菜にせ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) この加工業種の基準につきましては、これも法律そのまま申し上げて恐縮なんでございますが、農産加工品又はこれと競争関係にある農産加工品等の輸入に係る事情の著しい変化によりというところがまず一つありまして、その次に、相当数の事業者の事業活動に支障を生じ、又は生ず...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 実態といいますか、数字は委員がお挙げになったとおりでございます。ですから、後から対策ということで打つのでは遅いのだということ、それは確かにそうで、ですからこそこういうような法律を延長し、更なる施策を講じていきたいというふうに思っているところでございます。あ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは御指摘のとおりの部分も相当ございまして、暴風雨など特定の災害を対象にすることによって掛金が安くなりますよという特定危険方式を採用しました。だから、暴風雨には良かったが、それじゃないのはどうしてくれると、こういうことになるわけでございます。あるいは、防...全文を見る
04月09日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○石破国務大臣 問題意識は、委員と私は共有するものでございます。  これは、農地法の体系ができまして以来、最大の改正だというふうに私は理解をいたしております。農地を確保し、最大限に活用したいということであります。  したがいまして、第一条、これは私も十数年前から問題意識を持っ...全文を見る
○石破国務大臣 おっしゃるとおり、そのシステムが一番大事であります。  今回、有効利用を一層促進しますために、新たに、市町村、市町村公社、農業協同組合などが農地の所有者の委任を受け、その者を代理して農地の貸し付けを行う、そういう事業を創設いたしました。これは、貸し手と借り手の間...全文を見る
○石破国務大臣 実態はそのとおりでございます。制度があってもそれが動いていないということでございます。  ポイントは幾つかございますが、まず、引き受け手をどうするかということでございます。農地制度におきましては、農地法の第三条第三項でございますが、多様な主体の参入が可能になりま...全文を見る
○石破国務大臣 農業委員会制度というような制度がどこかほかの国にあるのかねということでちょっと調べてみたのですが、全く同じような制度はどの国にもございません、実は。日本独自の制度であるということでございます。  今局長から答弁申し上げましたが、この農業委員会が果たしてきた役割は...全文を見る
○石破国務大臣 たがが緩んでいるという御指摘は、それはそのとおりだと私は思っております。  就任以来申し上げているのですが、農林水産省はサービス省庁でございまして、生産者、消費者もそうですが、国民はすべてお客様であって、政策は商品であって、生産者一人一人が農水省の政策というもの...全文を見る
○石破国務大臣 生産調整も四十年続きました。生産調整以外の世界は見たことがないという人がほとんどであります。ただ、農業の現状を考えるときに、農村の現状を考えるときに、本当にこのままでいいですかという問いかけ、そして、もしよくないとするならばどうすればよいですかというお話はしていか...全文を見る
○石破国務大臣 委員おっしゃいますように、農地の確保というものは国が責任を持つべきものだというふうに私は思っております。  したがいまして、農振法の改正案におきましては、国が全国において確保すべき農地面積の目標や都道府県において確保すべき農地の面積の目標の設定基準を明確にすると...全文を見る
○石破国務大臣 それは、どういう場合に適正に利用していないと認めるかというお話、これをきちんと示さなきゃいかぬということなんだろうと私は思っているんですね。  外資系が云々かんぬんということはございません。それはないというふうに私は承知をいたしておりますが……(小平委員「ないの...全文を見る
○石破国務大臣 耕作者主義、つまり、耕作する者が所有することを最も適当と認めるということでございます。  これは、実際に、条文上、第一条というのは改正をいたしておりますので、委員が御指摘のような御懸念というのは当然出るのではないかというふうに考えております。  この第一条の目...全文を見る
○石破国務大臣 先ほど小平委員にもお答えをしたところでございますが、「国内の農業生産の増大を図り、もつて国民に対する食料の安定供給の確保に資する」、これを農地法の究極の目的にした、これが一番のポイントなんだろうと私は思っておりまして、そのためには何がいいのかというような法律のつく...全文を見る
○石破国務大臣 それは、御懸念は私どもとして真摯に承らなければいけません。今回、出資要件を見直しますが、これは農業生産法人の経営の安定、発展のために、つまり、どれだけ経営が安定するかということが実はとても重要で、そのために出資要件を見直しておるというものでございます。連携がもっと...全文を見る
○石破国務大臣 今、局長から御説明をいたしました、そういうような趣旨で実勢的な借地料の情報提供を行いたいということでございます。  これは、使い勝手がいいものでなければ何のためにこういうことをやるのかわけわからぬということになるわけでございまして、改正後の農地法第五十二条におき...全文を見る
○石破国務大臣 現状につきましては、今委員から御紹介があったとおりでございます。  これらの税額控除につきましてですが、今回の農地制度の改正案により新たに創設されます農地利用集積円滑化事業、これにおきましても同様に措置されるということになるわけでございます。  この控除の額の...全文を見る
○石破国務大臣 制度の経緯につきましては、委員が御紹介いただいたとおりでございます。  改正前の旧制度では、農業経営の若返りを図るというような観点から、六十五歳に達する前に経営移譲を行った、そういう場合に国庫助成による高額の経営移譲年金の支給が受けられる、こういう仕組みでござい...全文を見る
○石破国務大臣 本会議におきます答弁、十分なところがなかったとすれば、それはおわびを申し上げるところでございます。  そんなことはございません。  平成十七年の現行の基本計画でございますが、これにおきましては、家族農業経営を中心とする個別経営や集落営農経営を含めまして、農業で...全文を見る
○石破国務大臣 これは、先ほど小平委員とも議論をさせていただいたところでございますが、要は、農地をきちんと確保したい、そしてその農地を最大限に有効利用したい、もって国内の農業生産の増大を図り、これを通じ国民に対する食料の安定供給を確保したいということでございます。農地は生産の手段...全文を見る
○石破国務大臣 本質論が先ほどから交わされておるわけでございます。耕作者みずから農地を所有するというのが一番いいんだ、こういうお話、今までそうでございましたよね。今何が起こっているかというと、耕作しない人がみずから農地を所有するということが起こっておりゃせぬかと。農地が本当に有効...全文を見る
○石破国務大臣 私と局長が申し上げておることは同じことを申し上げておるのですが、これが所有権に基づくものであれ、賃借権に基づくものであれ、とにもかくにもちゃんと利用されないと、農地というものが本当にその持つ特性を発揮できませんねということでございます。ですから、どっちが主とかどっ...全文を見る
○石破国務大臣 農地をめぐる制度というのは、本当に国々で違っていまして、フランス、ドイツ、大陸法の系統でございます、そこにおいてどのような農地制度かというのを私も今一生懸命研究をしておるところでございますが、委員が冒頭に御指摘のゾーニングにつきましては、また議論をさせていただきた...全文を見る
○石破国務大臣 これは、制度の仕組み上、なかなか補てんということが難しいんだろうと思っています。下落局面において補てんするのは難しい。そうすると、ほかの政策をもって経営というものを支援することはできないかということで私ども今やっておるわけでございます。局長が答弁したとおりでありま...全文を見る
○石破国務大臣 私の名前で出しておりますのは、配慮をお願いするということになっております。  これは、この貿易の体系、あるいはおっしゃいますように、いろいろな業者さんがおられるわけでございます。適正なルールは、今局長がお答え申し上げましたように、夏をめどに成案を得たいというふう...全文を見る
○石破国務大臣 それは、小麦の値段が下がっているのに、実際に消費者の実感として、何だ何だ、ちっとも下がっていないじゃないかというようなこともあろうかと思っております。  ただ、その小麦の値段というものと最終的な製品とがどういうふうな牽連関係にあるかということも考えていかねばなり...全文を見る
○石破国務大臣 浮上しておるかどうかは別にいたしまして、食管制度から今の食糧法に移行いたしますときに、この選択制というものが俎上に上り、かんかんがくがくいろいろな議論がされたという経緯はございます。  委員御指摘のように、要するに、まじめに一生懸命、みんなが迷惑しないようにとい...全文を見る
○石破国務大臣 これは午前中から、るる、何度も答弁をしておりますが、所有権の取得は現行どおり農業生産法人に限るということは変わりません。それは今後絶対に変わらないかどうかと言われれば、それはわかりません。百年後、二百年後どうなるか、それはわかりませんが、私として、今回の改正に当た...全文を見る
04月09日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○国務大臣(石破茂君) 米穀の新用途への利用の促進に関する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  世界の食料需給が中長期的に逼迫するおそれがある中、食料の多くを海外に依存している我が国において、将来にわたって国民への食料の安定供給を確保するため...全文を見る
04月14日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○国務大臣(石破茂君) 見通しは全く確たることが申し上げられるような状況にはございません。といいますのは、アメリカも新政権が発足をいたしましたが、この新政権の方向性がどうなっていくのか、あるいはどの国もそうですが、まず大事なのは保護貿易の台頭を阻止することなのだということで一致は...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それはそういう御理解でよろしいと思います。出たとこ勝負みたいな話は全然駄目なので、いろいろなシミュレーションは当然行います。  これはもちろん外へ向かって言える話と言えない話とございますが、こうするとどうなる、ああするとどうなるというものをきちんと持って...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは可能です。別にできないわけでもございません。例えば、毎年十万トンから二十万トン食糧援助として使ってきておるわけで、その中にはミニマムアクセス米は含まれております。政府米を出しているわけであります。  これはもう先生御案内のとおり、ミニマムアクセス米...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 東アジア緊急米備蓄パイロット・プロジェクトにつきましては局長から説明を申し上げたとおりでございます。  要は、MA米を通関一回させて出すということでないと当然輸入のカウントにならない。WTOで議論しているのは、世界の食料不足をどうしましょうかという話では...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 基本的に委員のおっしゃるようなことだと思います。  じゃ、それをどうするんだということについて、みんな七転八倒しながら何かいい答えはないかなと思っているわけで、おっしゃるように、参加しない方が得なんだということになると、まじめに参加した人はばからしくてや...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 所得ベースで言えば、これもいつも申し上げているんですが、平成二年から十七年までの十五年間に六兆一千億から三兆四千億、半減です、半減。十五年間で半減というのは、これ大変なことであるというふうな認識を持っております。人ごとみたいに言っているわけじゃなくて、本当...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、それぞれの品目ごとにきちんと見ていかないといかぬのだろうと思います。  どこへ行っても、例えて言うと、果物がやたらと安いという話を聞きますね。果物はなきゃ死んじゃうというものじゃありませんので、どうしても需要としては劣後するところはあるんですが、...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 経営安定対策につきましては、もうなかなか試行錯誤的な面は否定をいたしません。いろいろと直していかなければいかぬところはあるんだろうと思っておりますが、ただ、一つ申し上げられますのは、土地利用型の農業については水田・畑作経営所得安定対策、これに移行をしておる...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは、要は法律条文になじむかなじまないかというお話になるんだと私は思っております。そこまで法律に書くのかねということはもう条文にはなってこないんですが、ただ委員御指摘のように、じゃ政省令を見ないとどうなるのか実際に分からないねということも事実なんでござい...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは不可能だとは思っておりません。私自身そう思います。  ただ、これ議会と内閣の関係でございますので、私としては不可能ではないというお答えになりますが、今後どうするかはまさしく衆参両院と内閣との間でお話をいただくものだと思っております。
○国務大臣(石破茂君) 私は省内の議論において、できるだけそういうふうに示してくれということは申し上げておるところでございます。  ただ、例えば黄色の政策が物すごく削減されていくとかということがございますですよね。あるいは、実際にはこれどっちなんだというのが判然としない、これが...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは三笠フーズが一番悪いに決まっておるわけですが、ただ私どもとして、行政としての対応が十分なりせば、そういういかに悪らつな者がおったとしてもそういうことはなかったということで、第一次的な責任は私どもにあるということは従来から申し上げておるとおりでございま...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) その点については、何が不適切な関係であるのかということについて徹底的な聞き取り調査を行いました。  ただ、私どもとして、強制捜査権を持っているわけではございませんので、限界はございます。ですから、三笠フーズの経営者が逮捕され、そこにおいていろいろな取調べ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 別に、慌ててやったと、こう言われると、何かこう、いや、そうではございませんと、こう言いたくなるんですが、ただ、御指摘のように、事故が起こりました。やっぱりそういうような反省、真摯な反省に基づいてこの法案を作ったということはございます。かねてから答弁申し上げ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 今の国税庁から答弁があったとおりですが、これ、酒は当省の所管ではございませんのでそういうことになっているというだけの話であって、私どもとしては、今国税庁からもお話がありましたように、これは入れるべきだというふうに思っております。ただ、それを言い切るだけの権...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 委員が先ほど御指摘のような主食の話は実はなかなかとても難しくて、日本は米だというんですが、それに該当するようなそのほかの国にあるかねというと、なかなかそこは難しいと。例えばケニアの主食はウガリというんだそうです。また、エチオピアの主食はインジェラというんだ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 私、お願いしないと言っているんじゃなくて強制はできないと、こう申し上げているんですね。国産品を食べなさいとか、そうは言えないと。また、国産品愛用という、何というんでしょうかね、余り精神主義的なものもいかがなものかと思いますが。  例えば、こんなバッジも私...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、委員のおっしゃることは基本的にそのとおりです。危機管理というのは全部そうなんですけれども、ありとあらゆるケースを想定して、その場合にはどうする、その場合にはどうするということをどこまでやれるかというお話なんだろうと思っています。それで、完璧に一歩で...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 本委員会には当省のOBも三人いらっしゃるわけでありまして、農水省がどういうような役所かそれぞれの方がそれぞれの御見識をお持ちなんだろうと思います。  委員も農業団体でいろんなことを御覧になって、今こよりのお話を承りましたが、私見ておって、本当にそういう権...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、あるべき姿、望ましい姿としてはすべてのものにトレーサビリティーをきちんと確保できると、それが一番いいに決まっています。そこへ向けて技術的などういう問題をクリアするか。  そしてまた、もう一つは、繰り返して何度も申し上げますが、我が国の食品流通にお...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 委員御指摘のとおりで、随分長い議論がございました。やはり小麦を作りなさい、大豆を作りなさいと、こうお願いしても、なかなか小麦、大豆というのは高度な技術が必要であると、また汎用水田でないとうまくいかぬということもございまして、やはり日本に一番向いたのは米なん...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 食管法の時代を知っている人もだんだん少なくなってきましたですけど、じゃ食管法のときにすべてきちんとできていたかというと、それは必ずしもそうではなかったのではないだろうか。食管法時代もいろんな問題が起こりました。やみ米なんというのもそうなのかもしれません。 ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 今日のお話はそのとおりで、あつものに懲りてなますを吹かないようにしなければいけませんです。  事故米問題があつものであったことはもう間違いないんでありまして、これはもうどうすればああいうことが起こらないかなということなのでありますが、やはり繰り返しの答弁...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは委員おっしゃいましたように、どうするかというのは、八月末に組織の定員要求を行いますので、それまでに議論して決めたいと、時間的に言えばそういうお話になります。  私は、とにかく流通監視の業務と売買の業務が一つになっておったらどうにもならないねというこ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) ここはそれぞれの方によって受ける感じは違うんだろうねと思っています。ただ、PRの仕方はいろいろ考えていきたいねと。やはり水田フル活用というのは、山田委員にもお答えをしましたが、そういう意義を持ってやるわけでございますし、自給率を上げるという意味からも極めて...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは、実はずっと昔からある議論なんですよね。私が今から何年前でしょう、もう二十年近く前かしら、自民党で畜産対策委員長なんかをやっていたときも、耕畜連携というお話がありましたです。要するに、これだけ自給率が低いのは、大体えさを外国から入れておるからなのであ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 我が国というのはある意味有り難い国で、世界では今九億人が飢餓ないしは栄養不良にあると。何を食べたらいいんだというのは、米を食べましょうか、パンを食べましょうか、パスタを食べましょうかとかいうぜいたくな話ではなくて、何を食べれば命が長らえるかということで困っ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 昨日も、ごめんなさい、私、朝抜きだったものでございますから、昼、夜、今朝、合わせて六ぜんだと、先ほど計算してそういうことに相なりました。
○国務大臣(石破茂君) これは委員おっしゃるとおりで、七月中旬を目途に取りまとめたいということでやっております。もちろん、最初に結論、結論というか、その日にちありきでそれに間に合わせるように作るという話じゃございませんが、やっぱり目標を明確にしませんと作業にめり張りも出ませんので...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) おっしゃるとおりでございます。  つまり、しょせん人ごとだと思っているんです。自分たち関係ないもんと思っているわけですね。あれは一部の職員がやっていることで自分は関係ないと、あるいは改革ができようができまいが、今日が明日になり、明日があさってになればそれ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 一つは、零細性と多段階性なんだろうと思っております。つまり、それが消費者の向こうに供されるまでに小さな業者さんが幾つか流通の中に入っていると。やはり、事務負担が物すごく重くなるということと同時に、自分はちゃんとやっていたんだけれども前の人がちゃんとやってい...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 政省令のめどにつきましては夏ということを考えております。夏も初夏から晩夏までございますので幅はございますが、できるだけ急いでお示しをしたいというふうに考えておるわけでございます。  委員おっしゃいますとおり、法律が成立し施行されるまでの間、これをできるだ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 政省令のお示し、それはできます。ですから、私どもの、ここは参議院でございますが、私どもの任期満了は九月十日と承知をいたしておるわけでございまして、それまでにはもちろん示せるということでございます。  一年六か月あるいは二年六か月というのは、その後世の中ど...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 規制緩和が行き過ぎたのだと、これに反省をすべきであると、こういうような御意見をおっしゃる方もあるわけでございます。あるいは届出制度というのはよろしくないのであって、登録制度に戻すべきではないかというような御意見もある、それもそれなりにこう説得力のあるお話だ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 今局長が答弁したとおりでございます。  どちらにしても、そういうよろしからぬ業者というものがそういうことができないようにその監視の体制をきちんと整えるということが必要だと思っております。届出であろうが登録制であろうが悪いことをしようと思う者はいるのであり...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) なぜ二十トンかということにつきましては先ほど答弁を申し上げたとおりであります。繰り返すことはいたしません。  米の取扱い規模にかかわらずどのようにして把握をするかということなんでございますが、一つは巡回調査でございます。農協あるいは小売、卸売業者、スーパ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 酒につきましては午前の答弁でも申し上げました。酒も対象にすべきであるというふうに私は考えております。その観点から、よく財務省、国税庁と協議をし、実効性を上げたい。私は、酒は入るのが当然とまで言い切っていいかどうか分かりませんが、入るべきだというふうに思って...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 委員長、失礼しました。  みそ、しょうゆはどうなのだということでございますが、みそ、しょうゆというものも、将来的にといいますか、対象とするということになっていくのだろうというふうに思っております。  何度も何度も同じことを申し上げて恐縮ですが、もう一度...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) ですから、方向性は全く一緒なんです。すべてをやりたいと、そっちの方向へ向けて検討を進めていきたいということでございまして、それを否定するものでは全くございません。  ただ、もう先ほどから何度も同じことを申し上げますが、中小企業者の負担をどうやって軽減をす...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは、先ほどもお答えしました周知徹底とかあるいは体制整備、それは、これをやりますよといって、多くの業者さんがおられるわけですね。そしてまた、どういうような書式にするかということも含めましてある程度の期間は要るということだと私は思っておるわけでございます。...全文を見る
04月15日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○石破国務大臣 これを何か対立構造でとらえて議論するというのは、私は余り正しくないんだと思っております。  現状において家族経営が大宗を占めていることは事実なのでありますが、農地はどんどん減っている、耕作放棄地はどんどんふえている、後継者はいません、こういう状況になっておるわけ...全文を見る
○石破国務大臣 有益費のお話だと承知をいたしております。  民法六百八条では、賃借人が投資を行い、その投資の回収前に賃貸借契約を終了しなければならない場合、農地所有者にその支出した金額または増価額を償還させることができる、このような規定がございます。土地改良法第五十九条では、土...全文を見る
○石破国務大臣 ここは私もずっと悩んでいるところで、委員が御指摘のようなこともどうなんだろうなと思って、随分考えたことがございます。一定の実績を積めばということなのですが、何をもって一定の実績とするか、だれがどのようにその判断をするかということがあるんだろうと思っております。あく...全文を見る
○石破国務大臣 昭和二十七年に、小作農を中心とした耕作者の地位の安定を図るということを目的に現行農地法は制定されました。このため、一条の目的規定で、「農地はその耕作者みずからが所有することを最も適当であると認めて、耕作者の農地の取得を促進」するということを定めたわけでございます。...全文を見る
○石破国務大臣 耕作する者が所有することを最も適当と認めているわけでございます。別に私はそのことを否定はしませんが、所有しながら耕作していないというのが多いのではないだろうか、あるいは、所有しながら耕作できないというのが多いのではないだろうか。それによって農地の有効利用がなされず...全文を見る
○石破国務大臣 経緯は今局長から説明を申し上げたとおりであります。  要は、所有権をどうしますかというところが最終的なポイントであって、利用を妨げない限り所有権の移動も自由だというのが経済財政諮問会議のお考えであったというふうに承知をいたしております。  しかしながら、先ほど...全文を見る
○石破国務大臣 十七年の農業経営基盤強化促進法のお話をいただきましたが、要は、そのときに討論がございました。御党から鮫島委員がお立ちになりまして、こういうふうにおっしゃっておられるわけであります。  政府が出しました法律案の中で、リース特区の全国展開と体系的な耕作放棄地対策の整...全文を見る
○石破国務大臣 これは先生、基本計画の見直しが行われなければ、あるいはそれと軌を一にしなければすべての法改正もできないのだということではない。そんなこと聞いているんじゃないとおっしゃるのはよくわかるんですけれども。  例えばきのう、参議院におきまして米三法の議論をいたしました。...全文を見る
○石破国務大臣 久しぶりにこういうものを見まして、ああ、こんなことも言ったなと、しみじみと思っておるところであります。総括政務次官当時にこういう答弁を確かに申し上げました。  これは九年前、当選五回のときなのですが、私は、当選三回、四回のころから、耕作者主義というのは一体何なん...全文を見る
04月16日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
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○国務大臣(石破茂君) 国会のお許しがいただければ出席をいたしたいということで現在調整をいたしておるところであります。できればお許しをいただきたいと思っておるわけでございますが、四月の十八日から二十日まで、イタリア、チソン・ディ・バルマリーノにおきまして開催をされるG8農相会合の...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) おっしゃるとおりで、いろんなことを決めましても、それがきちんと運用されなければこれは意味がないということでございます。特に、対象となる事業者の方々がこれをきちんと遵守するように的確な監視を行うためにはどういう体制がいいかというお話に相なります。  で、法...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 理屈はそういうことになるんだろうと思いますですよ。  より万全を期すがために法施行後も廃棄処分としたいというふうに考えております。つまり、実際にそういうことはなくなるんだから何も廃棄なんかしなくたっていいじゃない、もったいないじゃありませんか、国の負担だ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 趣旨はそのとおりでございます。それは、国民の健康、食の安全ということを最優先にしながら、当然それはきちんと守っていかねばならぬのでありますが、おっしゃるとおり、一般カビとかそういうものはこれは有効利用するということは当然のお考えでございますので、そのことに...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 本質の御質問でございます。  ですから、委員も御指摘になりましたように、そもそも何でこういう法律を作らなきゃいかぬのかということは、去年の事故米、汚染米問題が発端、契機でございました。  つまり、あのときには事業者における記録の保存や整備が不十分でした...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは、そういう形で与野党で修正をいただきました。  私どもとして、本当にそれを実行に移す体制というものは、それはそれで私どもがつくっていかなきゃいかぬものだと思っております。修正が議会でなされた、それを、立法府のその意思を十分に尊重という言い方はいかぬ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 十年後のことは分かりません。それは分からない。水田フル活用というものと主食用米どうあるべきかというのは密接に関連しますが、そこはまた分けて考えなきゃいかぬ部分もたくさんあるんだろうと思っております。  追加経済対策は、私どもとして盛り込んだわけであって、...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、その時々の国会の御審議ということもあろうかと思っております。政府として、これが単年度限りのものです、これでおしまいですというようなことを申し上げるということもまたいかがかと思っておりまして、要は、これが軌道に乗るためにいろいろな政策は打っていきたい...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 委員のおっしゃるところ、全面的にそのとおりだと思っております。  私ども、政省令を定めるに当たりましてパブリックコメントの手続も取らせていただきます。また、必要に応じまして関係者の方々の御意見も丁寧に承らなければなりません。そうでなければこの法律は実効性...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) ここはよくまた委員のお考えを承らなければいけないのですが、私は、これが生産過剰になりましたということがないようにすることがまず肝要なのだろうと思っております。確かにそういう場合が全くないとは申しませんが、政府米の備蓄というものは、基本的に主食用米の供給不足...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 国がどこまで責任を持つべきか。委員も、みんな届出制なんかやめて許可制にすべきだということをおっしゃっておられるわけでもないだろうと思いますが、法体系全体、今度新しくトレサ法も作ります、食糧法の改正もお願いをしておるわけで、全体的な法体系としてどうなんだとい...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 委員おっしゃるとおり、余り輸出米というのは最近まで脚光を浴びませんでした。ただ、これ生産調整にもなるわけで、幾ら作ってもいいわけでございますよね。そうすると、本当に意欲のある方がいろんなものを作る。ただ、今のところ富裕層相手の輸出ということになっております...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 先ほどお許しをいただきましたので、この会合に出席をいたしたいと思っております。  また、何を言うのか、バイの会合も幾つか予定をいたしておりますが、FAOのディウフ局長が、とにかく世界の飢餓というものを撲滅するために何をすべきなのかということについて強いメ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 現行の基本計画におきましては、平成十五年度、二四%から平成二十七年度までに飼料自給率を三五%まで引き上げるということにしております。  内訳ですが、粗飼料につきましては、国内生産が可能でございますので、十五年度の七六%から一〇〇%まで引き上げる。濃厚飼料...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 我々が子供のころは二期作なんて習ったものでございますが、今はほとんどやっていないと。昭和三十年代前半には一三〇%の利用率があったんですが、今、耕地利用率は九三ということになっておるわけでございます。  私どもとして、やはりこの利用率の向上はやっていかねば...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) おっしゃるとおりだと思います。  先ほど郡司委員からも御質問をいただきました。選挙目当てのというような、そういうようなやましいことを考えているつもりは私どもございませんで、どうすれば本当に安定的に新規需要米が拡大をしていくかということに配意をしておるもの...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) ただいま法案を御可決いただき、ありがとうございました。  附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後、最善の努力をいたしてまいります。
04月21日第171回国会 衆議院 決算行政監視委員会第三分科会 第2号
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○石破国務大臣 平成十九年度における農林水産省の決算の概要を御説明申し上げます。  最初に、一般会計について申し上げます。  まず、一般会計の歳入につきましては、歳入予算額は三千五百五十六億千百九十万円余に対しまして、収納済み歳入額は三千八百五十五億八十二万円余であり、差し引...全文を見る
○石破国務大臣 会計検査院から御報告のありました平成十九年度決算検査報告に対しまして、農林水産省が講じた措置を御説明申し上げます。  予算の執行に当たりましては、常に効率的かつ厳正な処理に努力してまいりましたが、会計検査院の平成十九年度決算検査報告におきまして、不当事項等として...全文を見る
○石破国務大臣 林業の果たす役割というよりも、国土の三分の二を占める森林の果たす役割ということが、これがなかなか多くの方々に御理解をいただけないところがあります。  よく、国土の保全、水源の涵養、林産物の供給、こう言われます。また、あるいは災害防止、温暖化の防止への寄与、生物多...全文を見る
○石破国務大臣 全くの同感で、あれこれやるんです。委員が冒頭おっしゃったように、何でこんなことになっちゃったという検証はしていかなきゃいかぬでしょう。国産材の、仮に自給率という言い方をするとすれば、今、食料で言えばカロリーベースで四〇%という話ですが、木材の場合には二〇%なんです...全文を見る
○石破国務大臣 同じことを私も考えておりまして、ところがここを計算をさせてみると、非常に高いんだ。高い木でなければ合わないのであって、一般の木には合いません、こういう話なんだそうです。ですが、林道をつくるよりもそれは割安な場面もあるのではないのということでありまして、また、ヘリポ...全文を見る
○石破国務大臣 林産物の需要拡大というのは本当に大変に大事で、まさしく委員御指摘のように、それは自然に、ほっておいても需要が拡大すればいいんだろうということなんですが、そうならないのが農林水産物の特色でもございます。  委員の御地元もそうかもしれませんが、私の地元なんかでも農山...全文を見る
○石破国務大臣 私の方からは、米農務長官に、米国政府が昨年四月に公表した飼料規制の強化案について速やかに実施されることを強く期待しているということを申し上げました。  委員御指摘のように、四月九日、農務省ではなくて米国食品医薬品庁、FDAですが、FDAは、飼料規制強化案施行を六...全文を見る
○石破国務大臣 具体的に数字を挙げては申しておりません。ただ、本飼料規制強化策の施行を六十日延期するということでございますから、これは、そのために適切に実施することを確保するためなんだということでございました。具体的に何カ月とか何日とか、そういうことを申したわけではございません。
○石破国務大臣 日本として申し上げるべきことはきちんと申し上げておかねばならない。そうでなければ、この日本の主張というものが、取り下げたのかねみたいなことになってしまいますので、必要なものはきちんと記載をするということだと思います。
○石破国務大臣 研究の目的ですが、家畜改良の効率化ということが挙げられる。つまり、今種牛の能力を調べるためには、調べたい牛の成長を待って、その子供をとって、子供を使って検定するしか方法はない。しかるに、この体細胞クローン技術を使えば、調べたい牛が生まれた直後に体細胞を採取し、クロ...全文を見る
○石破国務大臣 当時の若林大臣のおっしゃったのは、表示をしないよ、こういうことを言っているわけではなくて、JAS法では難しいよということを言っておられるのではないかと思います。  つまり、JAS法というのは、「農林水産大臣は、飲食料品の品質に関する表示の適正化を図り一般消費者の...全文を見る
○石破国務大臣 そこは、何の法律でやるかはきちんと決めます。  ですから、私が聞いている範囲では、JAS法に言うがところの品質なるものは、それは成分的にどうなんだということであって、クローン牛とそうじゃない牛と成分的に違うのかといえば、違いは出てこないわけですよ。そうすると、で...全文を見る
○石破国務大臣 これは、政府としてこうだという考え方をまとめたわけじゃありません。統一見解を言えと言われるとなかなか難しいのですが。  それは、消費者の側からいって、そこはきちんと表示してよという消費者のニーズがあるということは確かですから、そのニーズにどういう形でこたえるかと...全文を見る
○石破国務大臣 花粉症対策は、今委員のお話を聞いて、また認識を新たにしたところでございます。いろいろと考えを改めるべき点は改めていかねばなりません。  例えば、これは余談で恐縮ですが、花粉症緩和米なんというお米を今開発いたしておりまして、お米を食べることによって花粉症が緩和され...全文を見る
04月21日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
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○国務大臣(石破茂君) 漁業災害補償法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  漁業災害補償制度は、昭和三十九年の創設以来、漁業再生産の確保と漁業経営の安定に重要な役割を果たしてまいりました。  しかしながら、近年の我が国水産業...全文を見る
04月22日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○石破国務大臣 委員御指摘のとおり、G8で農業大臣が一堂に会して議論をするということは初めてでございました。そこにおいて、農業及び食料安全保障は国際的な課題の中で核心に位置づけられるべきだという認識が共有され、世界の農業生産を増加することが必要であるとされました。  私から申し...全文を見る
○石破国務大臣 地方自治法の趣旨は委員が御指摘になったとおりですから、繰り返すことはいたしません。  このような地方自治法の趣旨に照らした場合に、許可権限を移譲されました市町村そして農業委員会は、訴訟となった場合の弁護士の選任も含めて責任を持って対応していただかねばならないとい...全文を見る
○石破国務大臣 御指摘のように、平成十五年四月、農業委員会に関する懇談会が報告を取りまとめました。内容は御高承のとおりでございます。  この報告書を踏まえまして、平成十六年に、農業委員会等に関する法律及び関係する政省令を改正いたしました。また、平成十七年からは、農業委員会が行う...全文を見る
○石破国務大臣 恐らく問題意識は委員と相当に重複しているのではないかなというふうに思っております。  一条に耕作者主義、もともとは自作農主義と言っておったわけで、それが耕作者主義に変遷し、今回、別に何々主義というものを麗々しく掲げるつもりも私はございませんが、そこのところ、目的...全文を見る
○石破国務大臣 非常に形式論理で申しますと、農地はだれのものかといえば、所有権者のものに決まっておるわけでございます。ただ問題は、その農地が、先ほど目的規定のところで申し上げましたが、本当に国民が生きていく上に公共性というものを非常に持っているんだということの認識は強く持たねばな...全文を見る
○石破国務大臣 済みません、お答えが不十分であったかもしれませんが、私は多面的機能というものは十分認識をしておるつもりでございます。多面的機能があることは当然でありますが、同時に、農地が農地として活用されるということがこの法律のメーンの趣旨ではないかなというふうに思っております。...全文を見る
○石破国務大臣 限界集落があって、農村が崩壊しつつあるというのは、それは、北海道と本州の違いはあってもどこも一緒です。私どもの中国山地の山合いの村なぞというのは、本当にどんどん限界集落、そして集落が崩壊し、なくなるというものを私は目の当たりにしてまいっております。  そこにおい...全文を見る
○石破国務大臣 そういう意味合いも私としては含んでおるつもりでございます。  G8に出てみてつくづく思うのですけれども、アメリカとかオーストラリアと比べてみても、もともと余りに環境が違うので意味がないんですね。では、ドイツあるいはフランス、イギリスと比べてみた場合に、日本の農業...全文を見る
○石破国務大臣 そういう御懸念はごもっともでございます。  海外の資本、すなわち外国法人によります農地の権利の取得につきましては、ほかの土地と同様に、現行の農地法におきましても、内国法人の場合と取り扱いを異にしているわけではございません。例えば、現行のリース方式によります特定法...全文を見る
○石破国務大臣 いろいろな事例は今委員から御紹介があったとおりです。また、局長からも答弁を申し上げました。  例えば、某衣料メーカーというんですかね、ユニクロという会社がありますが、あれも農業をやろうとしました。すぐ失敗して撤退をしました。あるいはオムロンもそうですね。これに共...全文を見る
○石破国務大臣 そういう御理解で結構だと思います。  農地が、どんどん耕作放棄地がふえて三十九万ヘクタールなんというのは、もう何度も言っているお話です。そしてまた、農地転用というものが、違反転用だけでも年に一万件近くあるわけです。それはやはり、農地が農地として利用されないという...全文を見る
○石破国務大臣 先ほど来お答えをいたしておりますように、平成二十二年三月を目途に食料・農業・農村基本計画を改定いたします。ここにおいて目標を設定するということにしておりますので、今幾らということを私が明示的に申し上げることはなかなか難しゅうございますが、現在の基本計画で、平成二十...全文を見る
○石破国務大臣 これは、では、生産調整は一切やめ、一、二の三でみんな好きなだけつくりましょうというと何が起こるかというと、どこかで収益均衡点に達します、間違いなく、それは。ただ、その過程において何が起こるかということを考えたときに、今の米生産の現状にかんがみたときに、大規模でお米...全文を見る
○石破国務大臣 そういう説は私も幾つも読みました。そうあるといいなと思います。  ただ、そうなった場合に、まず、あれだけ広い中国で、どこでどのような米がどれだけ生産されるのかということについて、そしてそれがどういう値段になるのかということ、それは中国の人口がどうなるのかというこ...全文を見る
○石破国務大臣 御高承のとおりでございますが、二十一年度予算で、農業委員会が農地所有者の相続の発生の状況等を把握し、耕作放棄地の要因となりやすい不在地主を特定するための新たな支援措置、あるいは、農地情報の基盤となる地図を整備し、これに各農業団体等が保有している農地に関する情報を付...全文を見る
04月23日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
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○国務大臣(石破茂君) 委員にはいろいろと御示唆をいただきまして、誠にありがとうございます。  加入者にとってのメリットというお尋ねでございますが、とにかく入りやすくすることが大事だというふうに考えております。選択肢を増やす、共済契約の選択肢を増やす、そのことによって掛金が安い...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) おっしゃるところは共感する部分も多くございます。  農林水産政策というものをどうとらえるか。まさしく委員が御指摘になったように、国のお金、国民の税金を入れるからには、納税者がそうだねという御理解をいただかねばなりません。直接というところに大きな意味があっ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) ちょっと私の理解が足りなかったのかもしれません。こんな分野までというのがどの分野を指しておられるのか、ちょっと私にはにわかに分かりかねるところがございますが。  繰り返しになって恐縮ですが、共済というものにもっと加入できるインセンティブを与えるべきだ、そ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 委員の選挙区とは違うのかもしれませんが、私の選挙区、沿岸漁業が多いです。あるいは、沖合漁業もございます。委員がおっしゃるようなことの実感は私も浜を回るたびに思っておりますし、漁業者の方々と夜を徹して酒飲みながらいろんな話をすることも私は時々ございますが、そ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) どうも十分な答弁でなくて申し訳ありません。  やはり、漁業が果たす役割というのは、国民に対して安定して良質な水産物を提供するということにあるんだろうと思っております。日本型食生活のある意味中核を担いますのが魚食文化であると考えておりまして、日本型食生活と...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 六月にポルトガルでIWCの年次会合が行われますが、そこにおいて、我が国としては従来の基本的な立場は堅持しながら対応しなきゃいかぬと思っております。  具体的には、鯨類は重要な食料資源であるということは当たり前の話で、これがいかにして持続的に利用されるか、...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、調査捕鯨は目的があってやっていることですから、商業捕鯨ではなくて何で調査捕鯨なんだということはかくかくしかじかこういうわけでということで、科学的なきちんとしたデータを得るために調査捕鯨は行っているものでございます。ですから、調査捕鯨をやめるというこ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これが海賊なのかどうなのか。今衆議院で御審議いただいておりますところの海賊法案、この法案における海賊の定義からすれば、このシーシェパード何がしというのは、船を乗っ取って自らの思うままに操り、金品を強奪、略奪というようなものとはちょっと違うねと。ですから、今...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) はい。  魚をどうやって食べるかというお話でございます。私ども農林水産省として、小学生を対象として魚を丸ごとさばいて料理する体験授業、何しろさばいたことがないという人が多いんですね。今の若い主婦の方でも魚をさばけないという人がいっぱいおりますです。当委員...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 今回の法案もその一環でございますが、やはり立て直していくというためには加入を増やさなければいかぬということだと思います。国の助成というものも従来拡充もしてまいりました。やはり、加入者を増やすということが今の段階においては経営を安定させるために最も必要なこと...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 先ほど来、るる水産庁長官からお答えを申し上げておりますが、本年八月から本格的稼働をすると。それに向けていろんな試験が行われているわけでございます。あえて言葉を使うとすれば、これは完璧でなければならない。安全面から、慎重な上にも慎重に完璧を期すということでな...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、漁場を犠牲にする、放射能汚染があるという前提でお話になられますと、もし放射能汚染があるんだったら、それは再処理も何もないわけですよ、それは。だから、私どもとして、政府として、漁場汚染がないということが本当にきちんと確認できるか。それが確認できないと...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは政府としてどう判断するかというお話ですから、農林水産大臣がこれは止めますということを申し上げる権能を持っておりません。  しかしながら、農林水産大臣として、その漁場の汚染がある、そして魚に甚大な被害が生じ、漁業者の経営が成り立たなくなる、それは風評...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 制度については、委員が御指摘のとおりでございます。  TACの対象でございます七魚種のうち、このTACがABC、許容漁獲量を上回っている魚種は、スケトウダラ及びサバ類の二魚種となっております。何でこんなことになっているかと申しますと、スケトウダラにつきま...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) おっしゃるとおり、韓国、中国及びロシア、そういう国々と二国間漁業協議を通じまして、連携協力して資源管理に取り組まねばならないと思っております。  毎年、漁業協定に基づきまして交渉を行っているわけでございますが、そこは資源の専門家による会合をやらなければい...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、考え方としてはそういうことなんだろうと思っております。とにかくTACがABCを上回るというようなことがあってはならないのは、それはもう理屈の当然になるわけでございます。  そのときにその補償というものをどう考えるか、どういう理由に基づき国民の税金...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それはおっしゃるとおりでございます。  魚は、とにかくだれよりも早く漁場に行って、だれよりもたくさん捕って、だれよりも早く港に帰ることだみたいなお話を私は以前に聞いたことがありますが、そうしますと、もう資源の管理も何もあったものではございません。  し...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) まさしく委員がおっしゃいますように中小企業対策の漁業版ということで、委員には党の水産部会長として大変な御指導をいただき今回の対策に盛り込まれたということでございます。心から厚く御礼を申し上げます。  今回は漁業者に対します融資が円滑になされますよう保証措...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 御指摘のように、漁業生産量はピークが昭和五十九年でございました。それから、平成十九年の間に漁業生産量は半分になっております。資源水準が低迷している。漁業就業者数は十年間で三割減少しました。そして、六十五歳以上の方々の割合が、二七%であったものが三七%になっ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 先般、議員立法によりましてこのような法律が可決、成立をいたしました。議員立法でございますが、その趣旨等々、提案者から御説明がありましたし、今委員が御指摘のとおりでございます。  産地偽装というのが極めて悪質であるということにかんがみまして直罰規定が導入さ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 小手先と言われますと、やや、そうではないのではないですかと、こう言いたくもなるんですが。要するに、保険の設計として考えた場合に、そういうようなものを除外をしていくということによって掛金を安くする、そういうようなことをきちんと行っていき、入りやすいようにして...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) ザラボヤ、これ食べられないのかと聞きましたら、食べられませんと言われました。噴火湾に元々生息しておるわけでございまして、日本全国の沿岸に広く分布するホヤの仲間であるというふうに聞いております。  平成二十年の秋以降、大量に付着するようになり、委員御指摘の...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは、先ほども申し上げましたように、よく実態を把握をし、私ども、今申し上げましたような助成あるいは融資等々で何とかいけはしないかなと思っております。  ただ、委員御指摘のように、本当にその時々変わるものでございますし、トドも出れば、もう最近はラッコがど...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 何で八割にとどまっちゃったかということは先ほど来申し上げておるとおりでございまして、漁業者の方々が燃油高騰への対応に追われてしまった、あるいは初年度でございましたので改善計画の作成などに習熟していただいていなかったということ、そしてまた燃油が高騰いたしまし...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) ただいま法案を御可決いただき、ありがとうございました。  附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重し、今後、最善の努力をいたしてまいります。
04月27日第171回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(石破茂君) 委員がおっしゃるとおりで、当省として、豚のインフルエンザウイルスの保有状況につき都道府県を通じて、うちは農場段階で調査をやっている、厚生労働省は屠畜場段階でやっているということになっておるわけでございます。  これで、豚はインフルエンザにかかるというのは...全文を見る
04月28日第171回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(石破茂君) 当省といたしまして、豚のインフルエンザウイルスの保有状況につき都道府県を通じまして農場段階で調査を行っております。  豚インフルエンザというのは、年間大体数頭程度の陽性反応というのは確認をされておるわけでございますが、別に特に珍しい病気というわけではござ...全文を見る
04月30日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○石破国務大臣 食品産業事業者に対しまして、これまでも関係省庁対策会議の事業者・職場における新型インフルエンザ対策ガイドラインを周知することにより、感染対策の要点、事業継続のための検討の必要性について情報提供を行ってまいりました。  当省といたしまして、第一報が四月二十四日でご...全文を見る
○石破国務大臣 当然のことでございますが、今回の重要性にかんがみまして、私どもとしても体制を強化いたしておるわけでございます。  つまり、今般、新型インフルエンザがメキシコなどで人から人への感染事案が確認されたということでございまして、四月二十四日に動物検疫所での生きた豚の水際...全文を見る
○石破国務大臣 これは、加熱調理をすることによってこのインフルエンザウイルスは死滅をします、間違いなく死滅をするということ。そしてまた、適切に扱われた豚肉や豚肉加工品を食べることによって感染をするものでもございません。出荷段階においてきちんとした殺菌処理がなされるということは現地...全文を見る
○石破国務大臣 委員がまさしく的確に御指摘になりましたように、フェーズ5に上がったというのは、WHOの一つの地域に属する二カ国以上でそのインフルエンザウイルスによってコミュニティーレベルの感染が継続しているということになりましたので、フェーズ5に上がったということでございます。 ...全文を見る
○石破国務大臣 委員の選挙区は、昔、全県区のとき、私の選挙区でもございましたので、実情はよく承知をいたしておるつもりでございます。  これは、的確に御指摘になりましたように、担い手がいないんだ、やる人がいないんだ、これをどう考えるかということでございます。  今の日本の農政の...全文を見る
○石破国務大臣 委員の御指摘のとおりです。私から繰り返すこともかえって御迷惑かと思うのでいたしませんが、政府案につきまして言われましたのは、農業生産法人以外の法人の参入についてはどうなんだ、許可要件、事後の担保措置、これについて現場の懸念がきちんと払拭されるのかということ、あとは...全文を見る
○石破国務大臣 耕作者の地位の安定についてのお尋ね、あるいは地域との調和についてのお尋ねでございますが、今回の改正法案でも、三条二項一号、不耕作目的の農地の権利の取得を排除する、地域に根差した耕作者により農地が効率的に利用されることを目指すということを踏まえました上で、耕作者の地...全文を見る
○石破国務大臣 土づくりの重要性は、委員が御指摘のとおりでございます。土、水という、ある意味で世界公共財的なものについてもっと配意をしていかねばらならぬと思っておりますし、有益費の取り扱いについても、委員御指摘のとおりでございます。  私どもとして、四月十七日に、農政改革の検討...全文を見る
○石破国務大臣 これはきちんと分けて議論をしなきゃいかぬのですが、豚肉として入ってくるものと生体として入ってくるものとございます。  豚肉として入ってきているものは、メキシコからも入ってきております。入ってきています。私は、実際に在メキシコの日本大使館に訓令、あるいは電話でも問...全文を見る
○石破国務大臣 耕作する者が所有するということが重要であるということは、私は全く否定するつもりはございません。それはそうなのです。所有権というのはそういうものなのでございましょうし、耕作者の権利というものはそういうものだというふうに認識をしておりますが、今の問題は、もう一度振り出...全文を見る
○石破国務大臣 農業生産法人以外の法人の参入の御議論でございます。  地域において適切に農業が行われるということを担保するための措置というのは、この改正の法案にも盛り込んでおる、繰り返すことはいたしませんが、幾つか盛り込ませていただきました。  不耕作目的の権利の取得、これは...全文を見る
○石破国務大臣 委員が御指摘の点は全部問題です。それは全部そうなのです。そのすべての答えが今回の法改正で全部出るとは思っておりませんが、非常に大きな一歩になるとは思っております。  一言で申し上げれば、私は、特に土地利用型の農地において問題は相当にあるなというふうに考えておりま...全文を見る
○石破国務大臣 これは私の私見でございます、当省としての見解ではございませんが、一つは、先ほど土地利用型というふうに申し上げました、もっとはっきり申し上げれば稲作でございます。これの労働時間が飛躍的に減ったということ、それによって兼業が可能になったということが歴史的にはございまし...全文を見る
○石破国務大臣 可能な限り厳密にやっておりますが、委員の御指摘のような問題意識は実は私も同じようなものを持っていまして、さらにやっていかねばならないだろうなと思っております。  例えて言いますと、お米の生産コストでいえば、〇・五ヘクタール未満でやれば二万六百円であります。これが...全文を見る
○石破国務大臣 基本的にはそう思います。  ただ、十分な努力をしない上でそういう議論をしてもしようもないので、やはりどこまでコストが下げられるかということはぎりぎりやっていきませんと、納税者の御理解、所得補償の議論も、納税者が負担するわけですから、そこはぎりぎりどこまで努力をし...全文を見る
○石破国務大臣 私は実はそうは思わないのでして、やはり、出し手に対してインセンティブが何があるか。確かに、お願いです、借りてくださいというのがあることも承知をいたしております。しかしながら、それは、出さなくても別に困らないねというところもございまして、出し手にどのようなインセンテ...全文を見る
○石破国務大臣 これは、基本法でございます食料・農業・農村基本法三条の規定がございます。そこにおいて地域資源という言葉がきちんと書かれ、今回の農地法もそれと整合をとったものでございます。  農地が従来から地域に根差した担い手によって維持管理された、そして耕作されてきたということ...全文を見る
○石破国務大臣 改正法案第三条第二項第二号におきまして、法人の所有権取得につきましては農業生産法人に限定し、農業生産法人以外の法人について所有権の取得は認めないということを法文上も明確に規定いたしております。  他方、委員御指摘のような、株式会社等法人一般についての農地の所有権...全文を見る
○石破国務大臣 これがうまくいくもいかないも農業委員会にかかっていると申し上げても過言ではございません。例えば議事録の公開でありますとか、そういうような制度改正を待たずに行っていただきたいことはやっていただきます。  その上におきまして、二十一年度、今年度当初予算で、不在地主を...全文を見る
○石破国務大臣 冒頭のゾーニングのお話は、私、例えば農村整備法という法律をつくるとしたらどういう法律になるんだろうかということを十年ぐらい前考えたことがありまして、いろいろな論文を読んでみました。それがきちんと整理をされているわけではございません。  委員御指摘のとおりでござい...全文を見る
○石破国務大臣 とにかく大丈夫だということを申し上げているつもりはございませんで、大丈夫だ、なぜならばということを気をつけて申し上げているつもりです。  仮に委員御指摘のようにいっときでもとめるということになるならば、逆に、なぜなのだということを申し上げなければなりません、なぜ...全文を見る
○石破国務大臣 菅野委員におかれましては、いろいろと真摯な御議論を賜り、御教授をいただきました。厚く御礼を申し上げます。  これも繰り返しになりますが、何とか主義ということに余り意味があると私は思っておりませんで、耕作者主義あるいは自作農主義という言葉がございました。今回、言う...全文を見る
○石破国務大臣 農業所得の向上が最も重要であります。そのために付加価値を高める、コストを下げるということに努力をしていかねばならぬと思っております。  私が本当に議論しなきゃいけないと思っていますのは、どのような規模の、どのような方に、どのような支援を、だれの負担で行うのかとい...全文を見る
○石破国務大臣 先ほどの佐々木委員への答弁と繰り返すことはいたしません。  農業委員会に対します指導や支援により、新たな任務を含め、農業委員会の事務の円滑な実施を促すとともに、事務事業の運営について点検を行いたいと思っております。また、定数の見直しにつきましては、十六年の法改正...全文を見る
○石破国務大臣 おっしゃいますとおり、民法では、農地の賃貸借の存続期間は二十年以内の範囲内で当事者間の契約で決めるということになっております。それで、例えば果樹の場合には、収穫が安定する期間が二十年を超える場合がございます。収益が確保される期間というのは、カキで三十六年、ミカンで...全文を見る
○石破国務大臣 今改正案につきましては、委員御案内のとおりでございますから繰り返すようなことはいたしませんが、このような場合でございましても農業関係者の議決権は常に総議決権の二分の一以上でございます。経営の決定権は農業関係者が保持するということになっておりまして、関連事業者が経営...全文を見る
○石破国務大臣 ただいまは法案を御可決いただき、まことにありがとうございました。附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。     —————————————
○石破国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その御趣旨を十分に尊重させていただき、関係省庁とも連携を図りつつ、今後最善の努力をしてまいる所存でございます。
○石破国務大臣 特定農産加工業経営改善臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容を御説明申し上げます。  本法は、農産加工品等の輸入に係る事情の著しい変化に対処して、金融及び税制上の支援措置を講ずることにより、特定農産加工業者の経営の改善を促進するため...全文を見る
05月07日第171回国会 衆議院 予算委員会 第24号
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○石破国務大臣 今回の補正で、一兆三百二億円という今までなかったような予算を出させていただいております。それは、まさしく委員御指摘のように、例えば、農産物でいえばカロリーベースで自給率四〇%です。林業の場合には国産材が二〇%です。ということは、農業でいえば六〇%、林業でいえば八〇...全文を見る
05月08日第171回国会 衆議院 予算委員会 第25号
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○石破国務大臣 今回の補正予算でございますが、農水省で造成される基金が二十一でございます。総額は七千六億円ということでございまして、新規造成は十四、既存の基金への積み増しが七ということでございます。  数からいえばそういうことになろうかと存じますが、農水省の場合に、基金を積みま...全文を見る
○石破国務大臣 それは、どこにつくるのが最もふさわしいかというお話だと思います、何が何でも国でなければならないという理由はどこにもございませんので。  例えて言えば、農地の集積や担い手育成なんかもそうですが、ノウハウを有していなければいけないということはございましょう。そういう...全文を見る
○石破国務大臣 済みません、御質問の趣旨がいま一つよくわかりませんが、民間を基金の造成先とする、それを公募において行うということでやっておるわけでございます。どこが一番ふさわしいかという観点で私どもとしてはやっておるところでございまして、そのことについて何か御疑念を抱かれておると...全文を見る
○石破国務大臣 それは、その団体がふさわしいかどうかという判断の中に、いわゆる天下りが入っているか入っていないか、入っているからふさわしくないというような判断にはならない。それは、入っているか入っていないかは判断基準にはなりません。その団体がそれを行うにふさわしいものかどうかとい...全文を見る
○石破国務大臣 そういうのを決めつけと言うのではないだろうかと私は思うのですね。  私、前の予算委員会でも答弁をいたしましたが、農林水産省について申し上げれば、退職した官僚がそこに行く場合も、なぜその者でなければならないのかということはきちんと精査をいたしましょうと。いわゆる指...全文を見る
○石破国務大臣 その団体がふさわしければ、天下りがいるからといって、それを排除するには当たりません。
○石破国務大臣 私どもとして、民主党さんが一兆円なのでそれに対抗しようなぞという議論は、一度もしたことがございません。  それは、今度は補正予算のお話をしておるのでございます。民主党さんがおっしゃっておられるのは、財源がどこにあってどうして一兆円になるのか私にはよく理解ができま...全文を見る
○石破国務大臣 では、それはどういうことなのか。今まで活用実績がどうであったかということが重要だと私どもは思っております。  実際問題、今までも、米粉用米では二千ヘクタール相当、二十年度では九千五百トンでございます、えさ米では約十二万ヘクタール相当、十九年度で六十四万トン、この...全文を見る
○石破国務大臣 何か前科と言われて、少し心悲しいものがないではありませんが、それは実際に使われなかったことは事実でございます。私どもは、そこは率直に認めさせていただかなければいけないと思っています。  この事業がかなり複雑でわかりにくくて使いにくかったというような御批判は、随分...全文を見る
○石破国務大臣 まず、この基金をどこにつくるかまだ決まっていないからけしからぬということですが、これはこれから公募を行いますので、まだ決まってはおりません。予算もまだ通っておりません段階で、これですということを申し上げることはできません。それがまず一つございます。  それから、...全文を見る
○石破国務大臣 そのことは別に排除するものではございません。
○石破国務大臣 それは疑い始めると切りがございませんが、そういうことが、偽装みたいな形になる、実際に本当に面積が集積したことにならない、そういう場合に、本当に国民の税金を使ってよいかといえば、どう単純に考えても、それはいいということには相なりません。そういうように、いわば偽装の貸...全文を見る
○石破国務大臣 それは、先ほどのAB間のものとは違うのではないでしょうか。  農協が実際にそれを受けて、広い面積で面的集積をして、分散錯圃を解消して、面的に農協がそこにおいて行うということになった場合に、やはり経営を農協が行い、どうすれば最も収益が上がるかということを考えてやっ...全文を見る
○石破国務大臣 それは、形式要件的にはそうなるのかもしれません。  しかしながら、そこにお金が支払われるというのは、貸し借りが行われれば自動的にそれを支払うということを意味いたしません。それが本当に支給するにふさわしいものであるかという判断は当然なされるものでございます。
○石破国務大臣 委員の真摯な御議論はいつも傾聴させていただいております。  その中で、私は一つ申し上げたいのですが、直接支払いは、日本は少ないのだ、ヨーロッパは多いのだというお話がございます。一戸当たりに見た場合には、一戸当たりの政府からの直接支払い額は、アメリカは百十八万円、...全文を見る
05月11日第171回国会 衆議院 予算委員会 第26号
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○石破国務大臣 結果がすべてでございますから、自給率目標は達成しなければなりません。  ただ、委員御案内のとおり、お米を食べるのをやめてサツマイモを主食にすれば、今ある農地だけでも自給率一〇〇%は可能でございます。食料安全保障における自給率というのはそういう概念ではございますが...全文を見る
05月11日第171回国会 参議院 決算委員会 第7号
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○国務大臣(石破茂君) 今るるJRAの理事長から申し上げたところでございます。  平成十七年十二月に閣議決定を行いました行政改革の重要方針において、競争性のある契約のうち競馬の公正中立性の確保上支障のないものについては、二十二年までのできるだけ早い時期に競争入札に移行させるとい...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それでは、基金につきましての現状認識、国庫返納はどうなんだということでございます。  これは、この間、衆議院の予算委員会でもお答えをいたしましたが、農林水産業の場合に季節によって収量が変わる、あるいはそれによって価格変動が非常に起こりやすいということは委...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは委員御指摘のとおりでございます。工程表というものが今きちんとしたものがあるわけではございませんが、定期的な見直し等々を行っております。  ですから、そういうものがきちんと運営される、必要でないものと言っては言い過ぎかもしれませんが、国庫に返納すべき...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) その法律を所管をいたしておりませんので、きちんとしたお答えはいたしかねます。  ただ、私は、例えば昨年のイージス艦の事故等々もございました。一応その関係法令、かなりちゃんと読んだつもりではおります。委員御指摘のように、よほどの事情がない限り引き揚げねばな...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 委員から、海上保安庁長官が出すべきだと思うがどうかということにつきまして、私、お答えする立場にございません。  逃げておるような答弁で恐縮でございますが、私ども、漁民の方々のいろいろな生活あるいは漁業の安全等々お守りするという立場でございます。必要であれ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それはおっしゃるとおりでございます。  問題は、現行法において引き揚げるという場合に、非常にこういうお話をするとおしかりをいただくかもしれませんが、じゃ、その費用をだれがどのように持ちますかということは、それはやはり議論をせざるを得ないところだと私は思っ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 事故の原因については、今担当から答弁がございました。本当に引き揚げなければ分からないのかどうかというところは、ぎりぎりと検証することが必要だろうと思います。それは、知識のない者があれこれ言ってもそれは意味のないことです。知識のある者が本当にいろんな事故の前...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 委員は、県議会時代あるいは国会におかれましてもこの問題に深くかかわってこられました。経緯等々はよく御認識でございますから、繰り返すようなことはいたしません。  暫定水域についてでございますが、これも御案内のとおりで、韓国側は韓国の国内事情というものがあっ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、事実として交渉がなかなか我が国の漁業者の方々に得心いただけるようになっていない、事実としてそれはそのとおりです。私もそれは認めます。そしてまた、それで政府に責任はないのかと言われれば、全くありませんなぞという開き直りを申し上げるつもりもありません。...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) どうもお答えの仕方が十分でなくて恐縮でございますが、今申し上げましたように、民間に投げっ放しということではないと。民間の方々ともよく議論をしながら、ここまで議論が進んだと、しかしながらこう言っていると、じゃどうしようかということは、民間は民間の考えだけでや...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) じゃ、新しい枠組みは何かというお話でございます。少し長い答弁になりますが、お許しをいただきたいと思います。  十二月に日韓漁業共同委員会というものを開きました。三つの提案を私どもから韓国側に行っております。  まず第一として、暫定水域における資源管理に...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 委員がお考えの新たな枠組み、これがあるべき姿だというのはこういうものだという御提案があれば是非承りたいと存じます。私どもとしては、どうやって一歩一歩着実に進展をさせていくかということが極めて重要だと思っております。  何度も同じことを申し上げますが、今ま...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、新聞で出ておる記事がどなたがどのようにおっしゃったのかということを私、詳細に存じません。私どもはそういうような責任者の方々と常日ごろから協議を行っておる、この一週間の間にも私、何度かお話をいたしました。その方がもう民間ではやれないので政府がやってく...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) いや、ですから、そういうお声は聞いています。ですから、政府はしっかりしてほしいというお話と、今の民間対民間に政府が適切に関与するというやり方をやめてもう一度政府対政府に戻せというのとはお話が違います。ですから、政府がどのようにして関与をしていくか。適宜適切...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) ですから、先ほど来申し上げておりますように、海洋法条約違反、これは法律ではなくて条約でございますから、条約がある、その条約に基づいて国内法が定められる、それによってかくかくしかじか、かくなることがということが定められ、それによってあなた方は違反をしています...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) ちょっとおっしゃる御趣旨がよく理解できなくて恐縮なのですが、海洋法条約があいまいじゃないか、それはおかしいじゃないかとおっしゃいますが、それは海洋法条約の審議のときに委員国会におられたかどうか私よく存じませんが、あのときにさんざん審議はいたしました。あの中...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) どうも私の言い方が悪いのかもしれませんが、何もやってないじゃないか、何も進展がないじゃないかとおっしゃられれば、そうではございませんというふうに申し上げざるを得ないのでございます。しかしながら、それを十分にやっているというふうに開き直るなと言われれば、そう...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 時間が来ておりますので、ほかの質疑者に御迷惑をお掛けをしてもいけませんから、委員の御指摘にまた次回お答えをするようにいたしたいと思っております。  しかしながら、先般も民間協議を行ったところでございますが、釜山で行いました暫定水域における漁場清掃の実施に...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 私が知ります限り、委員が丁寧なグラフをお示しをいただきましたが、農林水産関係予算が一番多かったのは昭和の五十七年度でございます。予算総額で三兆七千億円というものがございました。直近では、委員がお示しのとおり平成十六年度ということになりますが、昭和の御代では...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それはもう委員といつも議論させていただきますように、とにかく人、金、物、この三つがもう長期低落傾向で、金でいえば、もう農業所得、コストを引いた所得というのは十五年間で半分になったということであります。  そして、委員がグラフでお示しをいただきましたが、基...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) まさしくこの補助金が交付金になったと、このことはどうだというお話でございますが、従来の補助金というのは国が必要以上に事細かにああだのこうだのということで審査を行う、よって地方は主体性が全然発揮できないということがございましたので、十七年度予算以降、地方向け...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) おっしゃることは事実でございます。ですから、私どもとして、とにかく交付金化を図るということをやってまいりました。あるいは、総務省と連携をしながら十分な地財措置が講ぜられるようにやっていかねばならないということ。  もう一つは、都道府県が関与や負担がないよ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 政府全体として取り組んでいかねばならないことでございますが、我々農林水産業をお預かりします立場から申し上げますと、地球温暖化ということは我々の農林水産業にも多大な影響を与えると。それは、日本で熱帯作物が取れるようになって良かったねみたいなことを言う人もいな...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 御指摘はそのとおりでございます。  何でこんなことになったかということでございますが、直接の原因は、平成十八年度から同事業の研修生の資格要件が変更されておりました。としたところが、宮古地方森林組合、これ岩手県でございますが、この認識が欠けていたということ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 大丈夫ですなんて言っちゃったらそれで終わりなんですが。この五千名というのは一体何なんだといいますと、農業で二千二百九十名、林業で二千三百名、水産業で百九十三名、全体で五千名程度の雇用創出を図りたいというふうに考えております。もちろん数字は多少の入り繰りはご...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 今局長からお答えをしたとおりでございます。現場の実情というものは知らないということではあってはなりませんので、局長も現地に参りました、担当者も現地との連絡をよく密にしていかねばなりません。  これは、地元からの御申請が上がってこなければ事業は実施ができな...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 重機でどうなのだという御指摘でございます。  河口部の排水樋門では、潮受け堤防の閉め切り以前には潮汐の影響により前面に潟土が堆積しやすく軟弱な泥土であるところから、重機による除去も困難な状況でございました。ですから、ずぶずぶという、変な言い方ですけれども...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、今委員の御指摘そのものだけを聞けば、なるほどそうかねという気がしないわけでは正直言ってございません。  しかしながら、アセスというのは、いろんな状況において何が起こるか、それが相互に連関をしてどのような状況が現出するかということを全部総合的にあら...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、県が必要であるということで申請が上がってくれば私どもとしてそれに真摯に対応しなければならないというのは先ほど答弁を申し上げたとおりでございます。  そしてまた、アセスというものを、不必要にという言い方は良くないのかもしれません、ああだこうだ理由を...全文を見る
05月12日第171回国会 衆議院 予算委員会 第27号
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○石破国務大臣 行政は大したことないと言われると、何となく悲しい思いがしないわけではありません。  何せ北海道から九州、沖縄まで広いのでありまして、現地の感覚というものがよくわかった人を採用するというのは大事なことだというふうには思っておりますが、クオータ制みたいに、どこで何人...全文を見る
05月20日第171回国会 参議院 予算委員会 第21号
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○国務大臣(石破茂君) 先生御指摘の新たな瑞穂の国づくり推進モデル事業というのは、九州沖縄農業経済推進機構というのがございまして、これは、福岡県の農業の指導者でありますが、花元克巳さんという方が会長になって進めておられる。私も何度もお話を承りました。先般は「ごはんうどん」というも...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 先ほど吉村委員にもお答えをいたしましたが、一つはやはり水田をフル活用するということだと考えております。今、六割の面積で需要は賄えちゃうものでございますから、この残りの四割をどうしますかということなのでございます。今まで麦とか大豆とかやってきましたが、やはり...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 確かに公共ということでは減りました。それは非公共に振り替えたということによって生じたものだというふうに私自身考えておるところでございます。  つまり、例えて申しますと、これまで県、市町村の地方単独事業、あるいは農家の方々を中心に取り組まれてこられました暗...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 御指摘のとおり、私有財産でございますから、それをある程度御自身の負担があるのは当たり前でしょうという考え方でまいりました。しかしながら、委員御指摘のように、本当にそういう方々にいい土地をどれだけ集積するかということを考えていくということは国家的に必要なこと...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは全くそのとおりだと思います。つまり、価格掛ける収量マイナスコストというものが所得でございますが、その量が上がっていかねばならないだろう。適正な価格が確保されることが必要です。そして、コストを下げていかなければ手取りは増えないわけで、だとするならば、優...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 今、総務大臣からお話があったとおりでございますが、これが臨時の交付金ということであっては、じゃ、それが終わったらどうなるのということになるわけでございます。また、森林交付税とかいろんな議論が今までもございました。  私自身、地方の中山間地の出身でございま...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 先生御指摘のように、農林水産省といたしまして基金は二十一、基金総額は七千六億ということに相なっております。  何で基金にするのというお話ですが、例えば間伐でありますとか林道、路網、この整備のように、事業を実施するに当たっても、一体天気がどうなのか、そうい...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 迷子鯨であります。これは、今委員が写真をお示しいただいておりますが、長さが十六メートルというものであります。十六メートルといったらどういう長さかといいますと、この委員会の横ですね、横、これが二十四メートルでございますから、この三分の二ぐらい、すなわちあそこ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 結論から申し上げれば、私どもとして、IWCで調査捕鯨の継続が困難となる、そういうような合意案を受け入れるつもりは全くございません。私どもは、調査捕鯨というものをきちんとした科学的な理屈に基づいてやっておるものであり、そしてまた、それを更に精緻なものとするた...全文を見る
05月21日第171回国会 参議院 予算委員会 第22号
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○国務大臣(石破茂君) これ、昨日も答弁申し上げましたが、農林水産省が基金を多用しておりますのは農林水産業の特性に基づくものでございます。基金を全部使い切ってからまたやるということになりますと、事業の継続性ということが見込めないことになります。その事業がどれぐらい進捗をしているか...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 財金委員会でそのような御指摘をちょうだいをいたしました。  結局、これはお金が回り回って、その図の中に農林中金というものが一番下にございますが、そういうようなお金が回り回って農林中金の資金になっているのではないかというような問題意識が委員の根底にはあった...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは繰り返しの答弁になりますが、全部使ってから、ゼロにしてからということになりますと、事業の継続性ということが見込めません。  つまり、先ほど農地の流動化を加速するというお話をいたしました。これは、認識は一緒だと思いますが、農地をいかに流動化させるか。...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) おっしゃいますとおり、政府全体では四十六基金、四兆三千六百七十四億でございますが、農林水産省、そのうち二十一基金、七千六億円ということになっておるわけでございます。  これも先生の方が御案内ですが、要は、作物にいたしましてもあるいは家畜にいたしましても年...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 以前からそういう御指摘はございます。ただ、組といいますか、そういう集団の方が事業の実施がしやすい、また、お互いに力を合わせてやるということもあるし、逆に言えば、だれか一人が手を抜くとみんな困ってしまうね、ですからみんなでやった方がより効果が上がりやすいねと...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、燃油の価格が振れておりますので、実際に使われた額というものに振れが出ておるということだと思います。燃油の価格が下がったということ自体は、それはめでたいことというか喜ぶべきことでございますが、ただ、それとは別に、使いにくいではないかということはずっと...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 現在、農地法、衆議院から参議院に送付をされまして、これから御審議をいただくということになっております。今回の補正予算に盛り込んでおります農地集積加速化事業でございますが、これは現行の農地制度の下でも実施し得るということでございまして、今回の法改正が成就をし...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それはやはり貸し手の側にインセンティブを与える、そこの意味が大きいと私は思っております。これは委員の御地元もそうかもしれません、私どももそうですが、非常に高齢化してきたということがございます。そして後を継いでくれる者がいない。せがれは東京に行って、大阪に行...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それを先にしなければ進まないというものではございません。その議論はその議論としてやっていかねばならぬ。  ただ、今政府参考人から答弁申し上げましたように、負担の軽減ということは今回随分と図らせていただきました。それはもうすべてがそろってから議論をするのが...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは、単年度ということによって、どれぐらい作ろうか、どれぐらいやってみようかという意欲、そしてまた農家の経営判断、それに資するものだと思っております。
○国務大臣(石破茂君) それぞれの経営判断をどうするかということと、基金というものが農作物の特性に従って、あるいは気象条件等々に従って、それはそれぞれの事業の進捗が変動するものですから、基金というものが複数年度に対処できるようにしているということと先ほど申し上げました経営判断とい...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは基本的にお米でございまして、飼料米あるいは米粉米が恐ろしく味が違うとか、そういうようなものではございません。したがいまして、委員がおっしゃいますようなやみ米、そういうようなものが出るということは、この制度を設計しましたときからそれは当然予測もし、され...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは、そういう制度が、新潟でですね、試みられたということも承知をしております。それがその後どのような展開をたどっているかということまで全部リアルタイムで承知をしておるわけではございません。  ただ、主食用米よりも高い値段を設定をするということ自体、それ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これはどちらの方が定着をするかということだと思っております。私どもとして、消費者の需要というものをどのようにして考えていくか。作ることは作ったけれども、それが全く売れない、市場に出ない、消費者が選ばないという形はよろしくないのだろうと思っております。  ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは取り組んでいきます。  それと同時に、結局だれにどんなニーズがあるのかということに合わせたお金の出し方でないとこれは駄目だと思っておりまして、私いつも申し上げているのですが、農林水産省にとって政策というのは商品であって、それが使ってもらえないならば...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 境界がはっきりしていないと。それは確かにそのとおりでございます。その対策事業も今後進めていかなければいけません。  私は、先生おっしゃいますように、特に林業の事故率が非常に高いのだということはよく認識をいたしております。そして、単なる肉体を酷使をして作業...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは私どもとしてきちんと議論はさせていただくべきだと思っております。このことが一昨年の参議院選挙の大きな争点にもなったのでございますから、私どもとしてそのことをよく認識をしながら、なぜ我々の政策というものが御理解をいただけなかったかということも含めまして...全文を見る
05月25日第171回国会 参議院 予算委員会 第24号
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○国務大臣(石破茂君) これはモデル事業としてやっておるわけでございます。ですので、これの効果がどうなるか、さればこそモデル事業をやっておられるのだということがモデル事業のお話です。どういう形になるのかということは新潟県において御覧になるでしょう。  じゃ、意見書の方はどうか。...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 先ほど申し上げたように、どういう方を対象に行うかということが大事です。つまり、今の現状であればそれでよいのですが、十年先、二十年先に二反、三反でやっておられる方というのは、先生の方が御案内かもしれませんが、結局装備の償却みたいなものに一年当たり九十万ぐらい...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 補正予算でございますので、これは本当に緊急に今やらなければいけないものでございます。補正予算で組んだものを、これを永続するかどうかということは当然申し上げることができません。  ただ、この補正でどのような効果が発現をしたか、補正なるがゆえにすぐ効果が出な...全文を見る
05月26日第171回国会 参議院 予算委員会 第25号
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○国務大臣(石破茂君) 農水省は、二十一基金、七千六億円でございます。政府全体、四十六基金、四兆三千六百七十五億円と、こういうことになっております。  委員御指摘のように、季節性のあるものでございまして、作物の生育期間あるいは家畜の飼養期間、これは当然会計年度をまたがるものでご...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 先生御指摘のとおりでございまして、農畜産振興機構の人件費や事務費、これは一切含まれておらないものでございます。
○国務大臣(石破茂君) 御指摘のとおり、全額を国庫に返納いたします。
○国務大臣(石破茂君) まさしく、いつもグラフで御説明をしておりますが、高齢化がもう行き着くところまで行ったという感じを持っております。基幹的農業従事者でもそうですし、一般の農業者でもそうでございまして、これを今、面的に集積しなければいけないという非常な緊要性を私ども先生と共通し...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 先生の御指摘のようなお話は確かにあろうと思っております。今までもやってきたが更に集積の度合いを高めようという方々がおられるわけでありまして、大体そういうのは集落営農でやっておられる場合が多いのだろうというふうに考えております。  そうしますと、交付金額の...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 愛称田舎で働き隊、正式の名前は農村活性化人材育成派遣支援モデル事業というと何のことだか訳分からないので、愛称にして田舎で働き隊みたいな名前にいたしておりますが、状況いかんということでございます。  まず、短期の、十日間程度、御指摘のとおりでございます、基...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 基本的に、自分の国で食べるものは自分の国で作るのだという意識が乏しいのではないだろうかと私は思います。  我々は、一九七〇年代に、いろんな穀物が二倍、三倍になるという経験をいたしました。あのときに、後から調べてみると、穀物生産は世界で三%減っただけでした...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) いろいろなシミュレーションを行いました。これはもう今から七、八年前のことになりますでしょうか、私、自民党の農林部会で、もう生産調整なんかみんなやめたらいいと言う人が時々おりますもので、仮にそれをやったら何が起こるんだというシミュレーションしないまま議論した...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは、先生がグラフを作り替えていただきまして、改めてこれを見ながらなるほどなという感を深くしているところでございます。  品目横断経営安定対策、これいろんな御批判も浴びました。その後、特認制度をつくって、これもやはり担い手というものを念頭に置きながら、...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 米国の対応方針というものが徐々に固まりつつあるというふうには承知をいたしておりますが、このようになったということをまだ完全に私も理解をしておるわけではございません。  先般、イタリアでございましたG8農相会合におきまして初めて合衆国の農務長官とお話をいた...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 先般、OECDが見解を出しました。あれは静学的なシミュレーションというんですかね、これから先どうなるのという時系列を踏まえた動学的なものではございませんので、これは私どもとしては首肯しかねる面がございます。OECDとWTOはもちろん違うのでございますが、私...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 問題点はそれはたくさんあります。私はここで完璧だと言っているわけではありません。ただ、なぜ米飯給食が五日のうち三日、四日にとどまっているかというと、結局のところ、給食の調理に携わる方々の御負担がどうなるのかということでございます。  先生も御案内のとおり...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 天下りがいても、それが適正でない団体にはそういうことは行わない、逆に天下りがいなくてもそういうことが行うのに適当なところにはそういうことを行うということでございます。  ですから、先生おっしゃいますように、原則排除するということはなかなかお約束しにくいの...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、結果として「天下り」というところにそういうことが行くということはございます。ただ、先生、申し上げておきますが、そういうのがいても適正でないところにはもう断固としてそういうような事業は行わないということでありますので、そこのところは厳正に私ども判断を...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 全国土地改良事業団体連合会は、土地改良法に基づき、土地改良事業を行う者の協同組織、農業協同組合の協同を書きますが、協同組織として、土地改良区、都道府県土地改良事業団体連合会を構成員として設立されたものでございます。  設立、運営の目的は、土地改良事業の適...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 私は、平成十七年十二月一日から農水大臣に就任いたします二十年九月二十四日まで鳥取県土地改良事業団体連合会の顧問でございました。報酬は一円たりとも受け取っておりません。  また、政治連盟からの推薦は、二階大臣と同じように、謙虚にちょうだいをしておるところで...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) この二百億円でございます。この事業の事業主体といたしましては全国土地改良事業団体連合会、これを予定をしておるわけでございます。この団体の目的は先ほど申し上げたとおりでございまして、極めて公益性の強い団体でございます。  また、土地改良法百三十二条第二項に...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは、政治連盟というものをつくり、実際に全土連とは別に政治連盟をつくって活動しているということでございます。そういたしますと、土地改良連合会の仕事というものが本当に厳正中立に行えているかどうか、もし、こういうものが問題であるという御指摘をいただければ、私...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 調べまして御報告申し上げます。
05月29日第171回国会 参議院 予算委員会 第27号
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○国務大臣(石破茂君) お答えを申し上げます。  この事業でございますが、畜産農家の負債の借換え資金に対して利子補給を行うという事業でございます。これはどういう形になるかといいますと、負債借換えのための融資を円滑に進めるという必要がございます。そうなりますと、融資審査についての...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 恐れ入ります。目で会話ということでございますが、(発言する者あり)いやいや、いろんな会話の仕方はありますが。  おっしゃるように、不要なものというのはそれは削減をしていかねばならない、また不当な基金のプールというものはお返ししなければならない、当たり前の...全文を見る
06月04日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第12号
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○国務大臣(石破茂君) ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を十分に尊重させていただき、関係省庁とも連携を図りつつ、今後、最善の努力をいたしてまいる所存でございます。
06月05日第171回国会 参議院 本会議 第27号
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○国務大臣(石破茂君) 農地法等の一部を改正する法律案の趣旨につきまして、御説明申し上げます。  世界の食料需給が逼迫基調で推移すると見込まれる中、食料の多くを海外に依存している我が国においては、国内の食料供給力を強化し、食料自給率の向上を目指していくことが喫緊の課題となってお...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 主濱議員の御質問にお答えをいたします。  まず、日本の国土に合った独自のスタイルの農業の展開についてのお尋ねをちょうだいをいたしました。  我が国の農業は、狭隘で急峻な国土条件の中で、経営規模の拡大や生産性の向上を図ってまいりました。しかしながら、御指...全文を見る
06月09日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第13号
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○国務大臣(石破茂君) 農地法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  世界の食料需給が逼迫基調で推移すると見込まれる中、食料の多くを海外に依存している我が国においては、国内の食料供給力を強化し、食料自給率の向上を目指していくこ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 委員のお話を大変感銘深く拝聴いたしました。  委員御指摘のように、結局、北海道と都府県の事情の差というものはよく認識をしておるつもりでございます。  例えば、一九六〇年と二〇〇五年比べてみたときに、一農場当たり経営耕地面積というのは、北海道は一九六〇年...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 目的としてこの法を改正したのかと言われれば、別にそのために改正をしたということをお答えするつもりはございません。ただ、そのことに対して道を開くということはあってしかるべきものだと思っております。  つまり、多様な担い手というものを考えてみるべきではないか...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 周回遅れのという御指摘はなかなか含意の深いものだろうと存じます。ただ、この農地をめぐる議論というのは、小泉改革なるもののはるか前から議論のあったものでございます。農用地利用増進法でありますとかそのほかいろんな法律を作って、いろいろと農地法の足らざるところを...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 経済界の方々とお話をしておって、安い労働力を入れて農業の生産性を高めるのだという議論を中核として御議論なさっている方には、私は自分の接する範囲が狭いのかもしれませんが、余りお目にかかったことがございません。  結局、農業におけるコストというものを土地利用...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これはもう委員の方が何倍も御存じのことですが、北海道と都府県と、もう一度申し上げますが、一九六〇年、昭和三十五年ですかしら、と二〇〇五年、四十五年の間に、こういうことなんだと思います。  北海道全体で、農地は、一九六〇年を一〇〇とすれば二〇〇五年一一七に...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 全く同感です、それは。  それはどういうビジネスモデルをつくるかということだと思っているのですね。委員おっしゃるように、産業政策、社会政策、地域政策、食料政策、あるいは安全保障政策も入ってくるのかもしれません。国土保全政策も入ってくるんでしょう。いろんな...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) そのとおりです。  ですから、世襲の議論はさておいて、家業であったのではないかと、農業なるものは家業であったのではないか。ですから、言葉は気を付けて使わなければいけませんが、家業から産業へという考え方はあってしかるべきなのだろうと。多様な担い手が入ってこ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 全く同感です。  というと、何が違うんだみたいな話になっちゃいますが、それは我々都府県も似たような事情でございまして、私、先々週の週末に少しだけ時間があったので、県境の村を幾つか回ってきました。ここの村の人全員集まってねと言うと、三人来てこれで全員ですみ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 相続について今局長から答弁申し上げたとおりでございます。  結局のところ、これはまた私、委員とよく議論したいのですが、北海道と都府県と違うところは何かというと、農地が資産的価値をどれだけ持っているか。北海道も資産的価値を持っているところもございますが、押...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) このお話は余りうまくない話だと、余りどころか全然うまくない話です。一体、見通しがすごく甘かったんではないのと。今局長から答弁申し上げましたが、思ったより集まらなかったというのは一体何でなんですかということなんですね。国の交付金使ってやるわけですから、思った...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは、公取のお立場について私があれこれ申し上げるべきことだとは思っておりません。  前回答弁を申し上げましたときに、例えば夜の十時で閉まるスーパーというのがありまして、私、大臣になる前は大体夜の九時半ぐらいにそういうスーパーに行って、半額とかいうのを喜...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 改正法案三条第二項第二号をよく御案内の上で御質問かと存じます。  この法人の所有権取得については農業生産法人に限定をしておる、委員御指摘のとおりです。農業生産法人以外の法人について所有権の取得は認めないということが法文上明確になっておるわけでございます。...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) さような御理解で結構でございます。  今の法律でも、ややこしいのですが、第三条第二項第二号の二におきまして、農業生産法人以外の法人の所有権、賃借権等の取得については許可できないとしました上で、政令で定める相当の事由があるときはこの限りではない。今の法律も...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これはどっちも正しいんです。見方、どっちの見方で議論をするかによるわけで、現実問題として申し上げれば、当省が昨年、二ヘクタール以下、都道府県が行っております二ヘクタール以下の農地に係る転用許可事務について実態調査をやりました。そうすると、都道府県において十...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 確かに記者会見でそのように申しました。農地法があって、農用地利用増進法があって、農地経営基盤何とかかんとかという法律があって、とにかく農地法のほかにいろんな法律があって、農地に関する法体系全体がよく分からない、それは私の努力とか理解能力が不足しておるのでし...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) こういう制度が世界のどこかにあるだろうかと思って調べてみたんですが、世界のどこにもない、こういう制度は。ましてやと言うべきか、公選制により農業委員を選び民主的に行うというようなものはないんですね。私はもっときちんと調べてみようと思っておりますが、我が国独自...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) とにかく、世界に類例のない制度でありますということがまず前提としてありまして、何で公選制を取っているかというと、私有財産でございますので、これに行政が関与することの公正性、公平性を確保しなければいけないということ。そして、行政関与の当事者に農業者がなります...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 衆議院の修正で検討条項、附則の第十九条でございます、そこにそのような項目が追加されたというのは御指摘のとおりでございます。そうしますと、当たり前のお話なのでございますが、検討条項に基づきまして検討します。その結果、必要であれば農業委員会法の改正しなくてはな...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 国民の生命を守るという意味で、自給率は上げていかなければなりません。先進国各国とも自給率の向上に努めておりますのは、それは穀物貿易というものが非常に量的に薄いものであると。過去一九七三年に、後から調べてみれば、たった三%不作になっただけであるにもかかわらず...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 私の地域におきましても、大規模な企業経営による営農というのは極めて考えにくい。というのは、九州と山陰と少し事情は違うのかもしれませんが、同じようなイメージを私自身持っております。  今回の改正法におきまして二つございまして、一つは、午前から議論のあるとこ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは小川委員とも議論がございました。本当に、中山間条件不利地域にまず企業なんて来ません。まず来ません。兼業機会はどんどんなくなっていると。高齢者の方々は、何とか自分たちが生きている間はこの集落で農業はやると、だけれども、我々がもういなくなったらこの村は終...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 多分、問題意識は全く一緒なんだろうと思います。  私、先週の月曜日の朝、月曜日の朝はいつも幹部会をやっておりますが、そこで申しましたのは、次官にしてもあるいは局長にしても審議官にしても課長にしても、それはもう土曜も日曜も登庁して仕事をしている者は大勢おり...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 御指摘は真摯に、謙虚に受け止めねばならないと思っております。  ただ、七割、八割というものは面積のお話でございますので、やはりそこを目指して努力はしていかなければいけないと私は思いますが、私どもとして、私の言い方が悪ければお許しをいただきたいのですが、面...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) ここはまたよく御教導を賜りたいところなのですが、私が思っていますのは、耕作放棄地というのが条件不利地域にとどまらなくなってきたということの問題意識なのでございます。条件が不利なところがどんどんどんどん耕作放棄地が起きるというのは今までもあった現象ですが、い...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは衆議院でも議論がございました。桃栗三年柿八年などと申しますが、収益が確保される期間というのは、カキが三十六年、ミカンが二十八年、梅で二十五年というようなお話でございます。じゃ、何で五十年なんだと、四十年でもいいじゃないかみたいなお話になるのかもしれま...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 局長が答弁申し上げたとおりでございますが、現場の方々が御不安、御懸念を抱かれることがないようにというのは、これは法律を出しました政府、政治の責任でもあるというふうに考えております。これは党でもよく御議論をいただいておるところでございますが、私どもとしてそう...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは衆議院でも議論がございました。外国資本によります国内、我が国、本邦への投資につきましては原則自由です。例外的に一部の業種に対する投資につきましては外国為替及び外国貿易法に基づきまして事前の届出義務が課されておりまして、農林水産業も我が国経済の円滑な運...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) まず、ファンドについての御議論でございます。  所有権、農地の所有権の取得は農業生産法人でなければ駄目でございます。また、転貸をする目的での取得も認められませんので、権利取得が認められることはあり得ない。また、農業生産法人の株式などに投資をしようとする者...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) おっしゃるとおりです。  ですので、これは私の能力と知識が足りないのでしょうが、農地に関するこの膨大、複雑な法体系というものを理解するというのは、それは専門家であってもそんなに容易なことではございません。農業委員の方々もそれぞれお仕事を持って、農業委員専...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 環境アセスを三年で行うということにいたしました。これはある程度の御評価はいただけるのではないかと思っておりますが、先ほど来御議論にありますように、代替水源など環境保全措置の工事にアセスメントが終わった後着手するというようなことになると、開門調査自体が六年も...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) じゃ、転用期待が少なくなれば耕作放棄はなくなるのかといえば、理屈はそうはならないのでございまして、要は、私は、耕作放棄が生ずる原因というのは、中山間とそうでないところで違うんだと思っております。  中山間の場合には、受け手がいないとか条件が悪いとかいろい...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 極めて分かりにくいんだろうと思います。  私は、日本の場合に生産の現場と消費の現場が物すごく離れておって、ですから、農地をどうしようかとか耕作放棄地をどうしようかというふうに都市部で議論しても一体何のことですかという話になっちゃって、じゃ、そんなことに税...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは五年待っていりゃいいというものではございませんで、必要が生じた場合には検討を加えることは当然でございます。  必要が生じた場合って、必要は生じるに決まっているんであって、それはもう実際にどうなんだと、本当に、一年置きにどころか、もう半年たつと景色が...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 二億です。
○国務大臣(石破茂君) 要は、利用されていないという状況をどうやって打破をするかということで考えてまいりました。それは、ずっと答弁申し上げておりますように、集落機能の維持あるいは家族経営というものを否定するものでは全くございません。そしてまた、集落営農が法人化する際に、出資者ある...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これですべて解決できれば何にも苦労はございません。これですべて解決できるわけではありませんが、今回の農地法の改正というものがなければいろいろな政策手法が使えないというものもございます。委員おっしゃいますように、耕作放棄にはいろんな理由がございまして、一番の...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) このケースはいろいろな意味で示唆的だと私は思っております。詳しい経緯は委員御案内かと思いますので繰り返すことはいたしませんが、一つは、オムロン本体の業績が悪化しましたということで、不採算事業は再編をするということになりましたということがある。それから、トマ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、名前を言えばだれでも知っている衣料品小売、衣料品というのは着る方です、衣料品の小売業がございまして、これも参入したがうまくいきませんでしたというのは先ほどの電機メーカーと似たようなお話でございます。  これは何で撤退をしたかといえば、売上高が低迷...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 現状を見た場合に、農業従事者は減ります、耕作放棄地は増えましたと、これまでのような農業内部の担い手だけでやっていけるかといえばそうではないと、様々な担い手が必要だというのは先ほど来申し上げておるとおりでございます。  そのときにバッティングをすることにな...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 条件の悪いところにあえて出るというのは、それは企業の経営の論理に反するんだろうと思っておりまして、委員がおっしゃいますように、絶対嫌だという人がおられて、それを押しのけてまで農業委員会がそこに企業に与えるというようなことはございません。当たり前のお話であり...全文を見る
06月11日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○石破国務大臣 所信でも申し上げましたが、政策選択の幅はまじめに考えれば物すごく狭いのだと思っております。そういう観点から、委員の御質問を非常に感銘深く拝聴いたしておりました。  要は実効性があるかどうかの問題で、米のみならず主要農産物で生産目標を定める。その消費の動向がどうな...全文を見る
○石破国務大臣 二十一年度当初予算で五十六億、補正予算で十億計上いたしておりますが、この中身はまさしく委員がおっしゃったことを具現化したものでございます。  つまり、生産者にしてみれば、さてさて形の悪い野菜というのは引き取ってくれないな、あるいは余って困っちゃうなと。しかしなが...全文を見る
○石破国務大臣 高井委員には冒頭お気遣いをいただきました。御礼申し上げます。  おっしゃるとおりで、閉塞感の中身とは何なのかというと、一つは不公平感です。生産調整にまじめに取り組んでいる人、まじめに取り組んでいる地域もありますが、まじめ云々は別にして、取り組んでいない、未達の県...全文を見る
○石破国務大臣 私は政府の責任者ではございますが、自民党の責任者ではございません。我が党には、総合農政調査会あるいは農林部会というのがございまして、そこで政策は議論をされ、それが政審、総務と上がって我が党の政策になるものでございます。マニフェストもそういうような経緯をたどりますの...全文を見る
○石破国務大臣 私は、衆議院小選挙区制というのは政権選択の選挙だと思って、その制度を推進してきた人間であります。ですから、どこが違うのかということを明らかにしなければなりません。違わないなら違わないで、それはそれでいい話でございます。  要は、御党として、平成二十年の六月、当面...全文を見る
○石破国務大臣 定期検査なので、今回の事態を把握できていないということであります。定期検査で見抜けずに来たという事実は、これは日ごろの指導監督、検査について問題があったというふうに言わざるを得ないと私は思っております。  やはり見抜ける能力がないというのは相当に問題でありまして...全文を見る
○石破国務大臣 全く同じ問題意識です。それは全部点検をしなければなりません。  それは、検査項目は何なのかということをもう一度見直せということが一つです。もう一つは、検査に行って具体的な項目が明らかになったとしても、その検査が実効性を持たなければしようがない。数字だけ見ていると...全文を見る
○石破国務大臣 必要であれば刑事告発は行います。それは担当省庁と、法務省ですが、よく協議をしなければなりませんが、これがいつの間にかうやむやになるということが絶対にあってはならないので、必要であれば刑事告発というものは行う、そういうものでなければならないと思っております。(石川委...全文を見る
○石破国務大臣 中間の評価ということでございますが、現在百八十五件、北海道では十六件ということになっております。  北海道でも多くの例がございまして、例えて言いますと、規格外のブロッコリーなどを原料とするドリンクヨーグルト等々、今まで廃棄されていたものが実用化されたというもので...全文を見る
○石破国務大臣 WTOに臨む交渉方針は、何ら変更はございません。今までどおり、多様な農業の共存ということを基本理念として取り組んでまいりたいと思っております。  日豪EPAでございますが、これまで八回の交渉会合を通じまして、我が国の農業をめぐる状況及びその重要性について説明を行...全文を見る
○石破国務大臣 今でも、できれば国産がいいんだよねという方は多いんです。それがそのまま、今までどおり国産を選んでくださればいいのですが、おっしゃるように、値段が安いということもあって中国産を初めとする海外産を選ぶということがございます。  そうすると、私どもとしては、やはり、コ...全文を見る
06月11日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第14号
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○国務大臣(石破茂君) 別に知りませんということを申し上げているわけではございませんが、企業が企業として個々に高度な管理技術を持ってトマトを作れば、きっと安定的な供給もでき気候に左右されずということで参入をされたのだと思います。ところが、世の中そう甘くありませんでうまくいきません...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 玉村さんとは私も報道番組で御一緒して、いろんなお話をさせていただきました。立派な見識を持たれた方だというふうに感銘を深くしたところでございます。  この方のすばらしいところは、もう委員も御案内かと思いますが、ワイナリーを持っておられて、そしてレストランを...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それはいろいろ問題はあります。ですから、問題がだれもないなんて一言も言っておりません。問題だらけなんです。  だから、それをどうやって解決をするかというお話で、先ほど、島根県のパンフレット、私読んでいませんが、別にサラ金の勧誘みたいなことを言っているつも...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 重複した答弁になって恐縮ですが、三条二項は農地についての権利の取得の基本を定めている条項です。ここにおきまして、農地の所有権の取得ができるのは、法人にあっては農業生産法人であること、個人にあっては農作業に常時従事する者であることなどが規定されているというこ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 同様で結構ですが、念のため申し上げておきます。  衆議院におきます修正によりまして、農地法第一条について、原案では当初、農地を効率的に利用する者が権利を取得するとしておりましたものを、農地を効率的に利用する耕作者が権利を取得すると、このようにされたところ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 第三条第二項が基本条項でございます。そこに規定されております農業生産法人や農作業に常時従事する個人につきましては、立法の経緯からすれば耕作者の基本である。したがいまして、それ以外のものは例外と、こういう形になろうかと思います。
○国務大臣(石破茂君) それは例外というものでございます。
○国務大臣(石破茂君) 宮腰提出者からお話があったとおりでございますが、それは実体としては耕作者に該当するのであるということでございます。しかしながら、それはあくまで例外なのであって、基本は基本として、さらに今回の修正によって明確化されたということでございまして、それはしかしなが...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 結構でございます。  これまでも農地の所有権の取得が農作業に従事する個人と農業生産法人に限られておったわけでございますが、この修正により、今後とも農地の所有権取得について農作業に従事する個人と農業生産法人に限るべきであるということを第一条において明確にし...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 今回の法律改正によりまして、企業を始め農業生産法人以外の様々な法人が農地を借りて農業経営に取り組むことができるようになるということでございます。このような企業あるいは法人につきましても、農地を効率的に利用し、継続的、安定的に農業経営を目指す者であれば、それ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 繰り返しのおさらいみたいな話で恐縮ですが、認定農業者制度は経営基盤強化促進法に基づいております。市町村が、二つございまして、地域の実情に即して効率的かつ安定的な農業経営の目標などを内容とする基本構想を策定をする、この目標を目指して農業者が作成した農業経営改...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 今回の改正法案では、企業を始め農業生産法人以外の様々な法人が農地を借りて農業経営に取り組むということを可能とするものでございます。それとともに、農地の利用集積を図る仕組みを創設しております。その上で、企業、法人であったとしましても、農地を効率的に利用し、継...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 優先順位をこのように付けるのだよということをこの場で一概に、はい、一がこれ、二がこれ、はい、三がこれでございますというようなことを申し上げるのは極めて難しいことだというふうに考えております。  農地の貸し借りというものは、地域におきます農業者間の適切な役...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 答えは、要はその多様な担い手、多様な主体が入ってくるべきだということでございます。それしかございません。それができれば耕作放棄地が解消されるとも思っていませんし、企業が耕作放棄地に喜んでやってくるなぞとはもちろん思っておりません。  ただ、その耕作放棄に...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) どっちが優先してどっちが劣後するという話ではなくて、それはもう両方進めていかなきゃいかぬものなのでございますよ。  問題は、山形でもそうでしょうよ、うちでもそうです、岡山でもそうでしょう、島根だろうがもうどこでもそうなのですが、今のまま続けるといってもど...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) ここはどうなんだと。ですから、出し手ではなくて受け手の方を優遇した方がいいんじゃないのという御議論は衆議院でもございました。  今何で農地の流動化が進まないかというのは、ずっとお答えしておりますように、兼業でも農業経営を続けることはできますよねと。そして...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) メリットにつきましては先ほど来御説明を申し上げておるとおりでございますが、質疑の中にございますいろんな御懸念、御不安というものもございます。それを周知しなければ法律を改正した意味がほとんどないと思っています。  戦後の農地解放というのは一体どういうふうに...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 六月三日の経済財政諮問会議でございます。  総理からは、基本方針二〇〇九には農政改革の方向性をしっかりと打ち出せと、このような御指示がございました。これを受けまして、六月九日に経済財政諮問会議がございまして、ここには基本方針二〇〇九の素案が提出をされてお...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 当初予算また補正予算におきまして、麦、大豆等、あるいは米粉用米、飼料用米について支援を講じたところでございます。内容は繰り返すことはいたしません。  要は、麦を作ってちょうだい、大豆を作ってちょうだいと申しましても、なかなかそれは難しい。技術の問題もござ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 御質問いただきましたので、もう一度この改正の意義をおさらいの意味も含めまして申し上げたいと存じます。  農地を確保し、これを最大限に利用しなければいけません。とにかく、利用というものを図っていかなければ農地は生きないということでございます。持っていながら...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 現状のままでは耕作できません。  耕作放棄地の現状を的確に把握をするという全体事業調査を実施いたしました。この調査によりまして、草刈り、伐根などの作業をすれば利用は可能とされておりますのが十万ヘクタールでございます。ですから、草刈り、伐根をすれば利用は可...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 確認でございますので繰り返しみたいなことになって恐縮ですが、お許しをいただきたいと存じます。  この立法の経緯、すなわち修正に係る立法でございますが、立法の経緯からいたしますれば、農作業に従事する個人や農業生産法人が権利取得者の基本ですと。今回の修正によ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) この耕作者の意味するところについてでございます。  立法の経緯からいたしますれば、農作業に従事する個人や農業生産法人が権利取得者の基本でございます。今回の修正により、今後ともこのような考え方に変わりがないということを明確化したというのは先ほど来申し上げて...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それではおっしゃるとおりで結構です。  ただ、これは申し上げておきますが、都道府県知事は幾つかの要件というものを必要としておるわけでございまして、必要に応じ申請者からヒアリングを行うなどにより審査をし、判断するということになっているわけでございます。耕作...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) いや別に、別になんて言っちゃいけませんが。  要は、病理現象はあるんです。病理現象をとらえて全体を否定的に考えるべきではないと私は思っております。  そういうようなことがならないようにどのようにしてきちんと手当てをするかというお話でございまして、それは...全文を見る
06月16日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第15号
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○国務大臣(石破茂君) そこはいろんな議論があります。  昔、食管制度のころに生産費所得補償方式というやり方、もちろん委員は県で農政に中核的に携わってこられた方ですので御案内かと思いますが、あのやり方を取った。まあ、どれを対象にするかという議論はありましたけれども、生産費所得補...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) ですから、十ヘクタールやる方、二十ヘクタールやる方、二反、三反やる方、いろんな層がおられるわけです。ですから、赤字というふうにおっしゃいますが、どの層がどういう理由によって赤字になっているのか、それぞれ原因が違うはずなんです。  ですから、そのすべての販...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) そのようなことはございませんです。なぜならば、法律で一般的に禁止をしておるわけですね。つまり、今委員が御指摘の地域の中で円満に二十年間農業を継続すると認められることみたいな一文を追加したらどうなるんだということですが、一般の企業に農地の所有権の取得を認める...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 先ほど来お答えをしておるとおりでございますが、委員の御懸念を共有する人は多分大勢おられるんだろうと思います。あるいは、経済界からどのような御意図かは知りませんが、委員御指摘のようなふうにも取られかねない御主張もあることもよく承知をいたしております。先ほど来...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) そういう場合、委員が御懸念なのは、後段からお答えしますと、コシヒカリなぞという日本の地名、品種名が中国で商標として登録され、今それが問題になっているわけですが、こういうようなことに関連するお話ではないかと思いますけれども、商標等の問題につきましては、それは...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 不公平感がなくなるというのは、やっぱり私は制度として大事なことだと思います。本当にみんなに迷惑掛けちゃいけない。みんな好きなだけ作りたいんです。おっしゃるとおりです。ですけど、みんなが好きなだけ作ると値段が暴落をするので生産調整に応じましょうというところが...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これが経済界だというものがあるわけでもございませんし、これが経済界の意見だということが明確にあるわけではありませんが、私どもは、経済界と全く同じ効率至上主義とかコスト削減至上主義とか、仮にそういう言葉を使うとすれば、そういう観点に立っているものではございま...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) いや、それはそのとおりなのです。  所得というのは価格に生産量を掛けてそこからコストを引いたものでございますので、P掛けるQマイナスCというのが所得でございますから、これを上げるためにいろんな工夫がございます。  私は、流通の改革というのももちろん大事...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 私は、それは多様な流通があるべきだと思っておりまして、先々週、私は大阪府の豊中に行ってきました。そこでは朝市というのをやっていました。八時から始まるんだけど、五時から並ばないと買えないという状況でございまして、一、二時間ぐらいでみんな売り切れです。昨日は東...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは、都市農業の果たす意味合いというのは幾ら強調しても、し過ぎることはないんだろうと思います。しかしながら、それでは、多くの生産地があるわけで、すべてが直売でやれるかといえば、それはそういうことには相なりません。中山間地で本当に農業をやっている人たちがど...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 全くそのとおりでございまして、そのとおりにしていかねばならない。多様な農業の共存ということは国内においてもそうです。  ただ、逆に申し上げれば、今回は法人に所有権を認めることはございませんが、やはりもっと利用権というものを認めていくべきではないだろうか。...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それはそのとおりです。全く否定はいたしません。  ただ、委員、家族経営というのは、本当にほかの仕事を持たずに、副業ではなくて、みんな、お父さんもお母さんも息子さんもおじいさんもおばあさんも、みんなが農業をやっていると、そういうところがそれだけで食べれるよ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 体制等々は担当から御説明申し上げたと思いますので、申し上げません。
○国務大臣(石破茂君) ああ、そうですか。ああ、そうですか。それは失礼をいたしました。  委員御案内のとおりかと思いますが、結局、食品安全基本法の基本原則でございますリスク分析の枠組みというのがございまして、御指摘になりましたように、リスク評価者は食品安全委員会です。私どもはリ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 別に耕作放棄地に限っているというわけではございません。相当という表現を使っておろうかと思いますが、大体御趣旨のようなことでございます。  現実問題として、今回の改正によって新しいところを借りられるということは確かでございます。だからといって市町村との協定...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは全くないとは私は申しませんですよ。そういうものを望んでいるという人もいるのかもしれません。以前の答弁で、背広着て通勤したいねという人が随分多いということを私驚いたというお話をいたしました。  ただ、今回の法案におきまして、権利移転の許可に際して、周...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 何度か申し上げましたが、要は役に立つところだから役所というのであって、役に立たないところは不役所であると。役に立つ人だから役人というのであって、役に立たない人は不役人である。そのそれぞれの各人が法律をどれだけ理解をし、どれだけちゃんと説明をし、その運用にお...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) この百ヘクタールという農業が日本で一体どれぐらいあるのかというと、まずほとんどない。十ヘクタールだって大変なことでありまして、百ヘクタールが一万ということになりますと、これはそもそも無理なんだよねというふうに思いますです、仮にそれが法人の経営であったといた...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) こう違和感をお感じになっておられるんだろうなという感じがしますが、一定のつまり農地を効率的に利用し、継続的、安定的農業経営を目指す主体ということであれば、それを担い手として位置付けないという理由、これが何があるんだろうかということになるんだろうと思うんです...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) まず、この法律を御可決いただき、そして施行をいたしまして、農地の確保というものが適正に図られるかどうか、その状況を踏まえたいと思います。  国交省の考え方は今るる御説明がございました。私は以前、農村計画法というような法律が作れないかなということで大分考え...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 農地利用集積円滑化団体、何か舌かみそうな団体でございますが、これは法律上の用語でございます、委員御案内のとおりで、この円滑化事業を実施する主体であるということ、名は体を表すというんでしょうか、そのことを明確にするためにこういうようなネーミングにいたしておる...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) この永堀さんは私どもの研究会の委員にもなっていただいております。あるいは、耕作放棄地対策研究会の中間取りまとめでも事例の一つとして取り上げさせていただきました。いろいろと学ばねばいけないところはたくさんあります。  委員がまさしくおっしゃったように、埼玉...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは中長期的な、構造的と申し上げた方がよろしいのか、そういう要因もございますが、それに加えまして南米の干ばつが去年からずっと続いております。それからもう一つは、今年の春先からでございますが、アメリカの天候が不順でございまして、作付けが遅れております。それ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 一連の報道はよく承知をいたしております。先般、イタリアでG8農業大臣会合が開催をされまして、委員御指摘のロシアの農業大臣、スクルインニクというんですか、発音が悪かったらごめんなさいませ、この方と私、昼食会で隣同士になりまして、いろんな話をいたしておりました...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 農地法の改正だけで耕作放棄地が消えてなくなれば、そんなに結構なことはございませんが、それだけではできない。先ほど風間委員の御質問にもお答えをいたしたところでございますが、いろんな政策を総動員をしながら耕作放棄地を解消し、そして自給率を上げ、自給力を高めとい...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 私は、私はうそは申しませんと昔だれかが言ったようでございますが、これだけ衆参で答弁をしてきておるわけでございます。  翻って、例えば株式会社が農地を取得するということが農業振興をするに当たっていかなるメリットがあるかというふうに考えたときに、所有しなけれ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 御精読をいただきまして恐縮であります。  実際、悩んだことがあるのは事実です。それを否定するつもりはございません。いわゆる、法人に農地の所有権を認めているというところと認めていないというところと世界中いろいろございまして、例えて言えばアメリカ合衆国、多く...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それは今日の答弁でも何度か申し上げましたが、先ほど山田委員の御質問にもそういうようなお答えをしたような記憶がございますが、それを排除する理由はどこにもないということでございます。しかしながら、そこに当たって、それを認めるに当たって、権利取得を認めるに当たっ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) いや、必要がなくなったなぞとは申しておりません。先ほど申し上げましたように、その地域において家族経営を主体とした営農が営まれるということを私どもは考えておるわけでございますし、私どもが考えております計画もそうなのでございます。  ただ、とにもかくにも農地...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 農業生産法人が安定的に経営をしていくためには、関連事業者との連携、これが不可欠でございます。  近年、農業生産法人が非常に経営が好調になっているというところを見ますと、必ずそこには関連事業者との連携、いわゆる農商工連携というのか、他党さんのお言葉を借りれ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 標準小作料の意義ということを繰り返すことはいたしません。現状に合わなくなっているということでございます。  かつてのような大規模地主さんがいて、そういう下で少数の地主から多数の零細小作農の方々が高額の小作料を押し付けられるというようなことがあったので、そ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) そういうお考えもあるかなとしか申し上げようがないのでございますが、実態に合う、合わないというのは、やはり実勢価格というのは、昔の非常に強い立場にいる地主というのがあって、弱い立場にいる小作人の方々というのがあって、そこで不当に高いお金が押し付けられるという...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) その委員の御指摘は、この法律を作りますときに省内でも大変議論があったところでございます。これは、与党からも、野党の皆様方からも、農業委員会というものに対してそれがきちんと運営ができるようにしていかねばならないということ、そして、指針というもの、ガイドライン...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) ただいまは法案を御可決いただき、ありがとうございました。  附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後、最善の努力をいたしてまいります。
06月22日第171回国会 参議院 決算委員会 第9号
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○国務大臣(石破茂君) おっしゃるとおりで、自己破産の手続に入っておるわけでございますが、今、六月九日、破産手続の開始を申し立てるということは決定したわけでございます。もう破産手続に入ったのでもうあとは知らぬというようなことになると、どうにもこれはなりませんので、国といたしまして...全文を見る
06月29日第171回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○国務大臣(石破茂君) ただいまの日本漢字能力検定協会及び日本農村情報システム協会の不適切な運営を踏まえた公益法人の指導監督について、農林水産省における無許可専従の実態解明と再発防止についての審査措置要求決議につきまして、適切に対処してまいる所存であります。
07月02日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第16号
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○国務大臣(石破茂君) まとめて答弁せよというかなり難しい御下命ですが、農地法の改正には賛成をいただきました。誠にありがとうございます。一歩前進、それはそのとおりで、私どもこれがすべての完成形だと思っているわけではございません。これをまず着実に実施をし、その状況を見ながら次の手と...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは、いい知恵があったら是非教えてくださいということなんでありまして、一部の論説にありますところの資産保有的な価値があってと、だから農地を農地として利用しない、そのことに一番の問題があるのではないかということを、私も首肯するというかうなずくというか、そう...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 数字はおっしゃるとおりでございます。大体それが生産コストに跳ね返り、生産性というものに跳ね返る、この差が恐ろしく付いたのはここ五十年のお話でございます。この間に、日本とドイツ、オーストリアの森林整備の在り方というのは全然違っちゃっていたということ。  そ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それを検討する価値はあると私は思っております。  今のやり方というのは、結局、経済活動というものに着目をして、漁船や漁網などの生産資材の更新は、経営を良くしてそこで出てくるお金でやってちょうだいということを申し上げているわけです。今委員御指摘の自動車等々...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) この第三次答申、御指摘のとおり昨年十二月二十二日に公表されました。その具体的施策につきまして尊重すべき旨の閣議決定が同月二十六日に行われていると。  水産関係の具体的な施策として規定されたもののうち、ABCを可能な限り超えないようなTACの設定につきまし...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 今この時点で方針を明言するということは実際できないことでございます。ただし、委員の御所見あるいは御趣旨、賛同するところは大いにございますので、私自身そのことをよく認識しながら事に当たりたいと存じます。
○国務大臣(石破茂君) 済みません、的確なお答えになるかどうか知りませんが。要は、農産物もそうなのですが、店頭で売られているものの値段の大体三割ぐらいしか農業者に行かないと。水産物の場合ではもっと低いということもある。そして、目玉商品ですよとかいって売られて、スーパーがみんな値段...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) いかなる立場でも全身全霊で職務を果たすということと、人事は党総裁の専権事項でございますので、党員たるものそれに従うべきだと私は一自民党員として考えております。
○国務大臣(石破茂君) 私、大臣を務めるのは今回で四回目でございますが、防衛庁で二回、防衛省で一回、農林水産省ということでございますが、委員と認識が違うのかもしれません。  お言葉を返すつもりは全くないのですが、私自身、事務次官を政治家だと思ったことは一度もございません。それは...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 議会にだれが出るかは議会がお決めになることでございます。それは行政側として意見を差し挟むべきだとは考えておりません。役所の中でなぜ次官が会見をするかというのは、しなければならないというマストの規定がどこかにあるわけではございません。できればしたくないという...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 恐縮です。私は海外出張をしておりまして、その会見、実際にライブでといいますか、見たわけではございません。  これは、私自身十分ではなかったかもしれませんが、後でビデオで見たわけでもございません。字面だけで見たものでございますので、その場の臨場感的な感じ、...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 大臣もという言い方、大臣がという言い方、それは(発言する者あり)お静かに、大臣がという言い方の方がより適切であっただろうと思っております。  それはもう、次官が申しましたのは、次官、大臣の認識に全くそごはないのだと、当たり前の話で、そごがあったら大変なこ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 経緯は今委員が御指摘になったとおりでございます。匿名情報の提供がございました。二月から三月にかけて協会に対して事情聴取を実施したのでありますが、もちろん匿名情報の提供があって程なく経営局長からこういうことがありますと、事情聴取もいたしますという報告を受けて...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 担当者に確認をいたしました。こういうようなお話であります。  協会の事業の委託先であります情報システム技術会議なる任意団体が協会と同じフロアにいますよということは認識していましたと。しかしながら、任意団体でありますところの情報システム技術会議に対しては検...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) これは総務、経産、当省、三省の共管であります。三省の共管なので、だれが責任取るのか訳が分からないと。責任はおまえが悪いんだ、おまえが悪いんだみたいなことが一番よろしくございませんので、私どもとしては、破産管財人はもう破産の手続に入ったんだから、破産管財人が...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) おっしゃるとおりであります。  二十年度二次補正及び二十一年度補正予算において農の雇用事業というのを措置をしたところでございますが、研修経費などの助成の条件として雇用保険、労災保険への加入は義務付けておるところでございます。あるいは、事業者につきましては...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 国会のお許しをいただきまして、OECDと並行して開かれましたWTOの閣僚非公式会合に出席をさせていただきました。これ、何かを決めるという場ではありませんで、どちらかというと、今後どのように進めるかというようなことがフリーディスカッション風に行われた場でござ...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) カーク代表はWTO交渉について、マルチ、多国間の議論に加え、二国間、バイの協議が重要であるということを強調いたしておりました。そして、来年中に交渉を妥結すべく進展させたいということ、これは新しい発言であったというふうに私は思っております。しかしながら、市場...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 国会がありまして残念ながら出席はできませんでしたが、私、ケアンズ・グループの会合、バリでございました。これ、できれば出たいと私自身思ってまいりました。  ケアンズというふうに一くくりに申しますけれども、いろんな国があるわけですよね。ケアンズといったら何か...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 別に私は悪者になることを恐れているわけでもありませんし、いつも大体悪者になっているような気もしないわけではございませんが、これは常に農林水産大臣あるいは農林水産省が悩むところでありまして、非常に妙な言い方をすれば松岡洋右か小村寿太郎かみたいな話でありまして...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 御指摘のとおり、都府県の酪農農家戸数につきましては、平成二十年二月現在で、県内に千三百九十戸ある県もある一方で、御指摘のとおり二十一戸まで減少しちゃいましたというところもあるわけでございます。  家族的な経営というもの、これがなくなっていいというふうに私...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 結局、受け手に対していろんな施策を講じていっておるわけでございます。それはそれで大事なことで今後も続けていかなければいけませんが、しかしながら農地がばらばらにあちらこちらにありますとどれだけ受け手を支援をしてもその経営体質の強化のための支援策の効果というも...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 見えるところであります。水深はどれぐらいかというと八十から九十ということでございまして、潜水員によります船内捜索あるいは船体の引揚げ、現在国で持っております、防衛省あるいは海上保安庁、その装備では船内捜索あるいは船体の引揚げは不可能であるということは御説明...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 何をやりましても、国民の皆様方に実感していただけねばやっていないのと一緒でございます。そのことはよく承知をいたしております。  御指摘のように三十七の事項を取りまとめました。それを二十二項目に整理をいたしたところでございます。それを毎月、改革本部を行い、...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 予算委員会でもお答えをいたしました、繰り返しになったら申し訳ないのですが、なぜ基金にしたかというのは、複数年度にまたがるというのが特徴でございます。動物にいたしましても植物にいたしましても、これ飼う期間というものは会計年度をまたがりますので、生育期間も会計...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) セクター方式につきましては今総括審議官からお話を申し上げたとおりでございます。  ガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意というものは平成七年から平成十二年、六年間が実施期間でございます。ミニマムアクセスの数量につきましては、最終年度、日本でいえば平成十二年...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) それはその時点においてはそういう評価というものが一概に全くないとは私は申しません。  しかしながら、じゃほかの部門を守らなくてよいかということになれば、それはEUはEUでそれなりの議論があるのだと思います。
○国務大臣(石破茂君) ということができたらいいなと思わないわけではありません。  ただ、委員が今るるおっしゃいましたように、あのときはとにかく関税化絶対阻止という話だったわけで、もうとにかくそのためにはいかなることも甘受しましょうみたいな、そういう雰囲気がございました。じゃ、...全文を見る
○国務大臣(石破茂君) 私どもが毎月公表しております農協などから卸売業者への相対販売価格の本年五月の最新データでございます。これでは、ほぼ安定した水準で推移しているというふうに認識をいたしております。同様に、毎月把握、公表しております卸売価格及び小売価格につきましても、産地、品種...全文を見る
11月04日第173回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○石破委員 自由民主党の石破茂であります。  総理、初当選から二十三年過ぎました。お互いに同期当選、昭和六十一年、七夕選挙でした。総理は竹下派の一期生として、私は中曽根派の一期生として、ともに議席を得ました。同期当選が四十六人ありました。今でもこの衆議院に議席を持っておる者は、...全文を見る
○石破委員 政治倫理綱領について、本会議で公明党の井上議員がただされました。昭和六十年に制定されたもの。我々、ユートピアで議論しながら、これに我々はもとっていないかという話をした。つまり、政治家というのは一般の方々よりもより高い倫理が求められるのだということでした。そうですね。政...全文を見る
○石破委員 人はどうなんだとか、そういうことを私は言っているんじゃない。ほかと比べてどうなんだということを言っているんじゃない。同じ思いを持ってやってきた、その話をどうなんだということを申し上げている。あなたが一番全容を知り得る立場にいるのですよ。  そして、秘書の責任はすべて...全文を見る
○石破委員 マニフェストという議論をなぜ始めたかというと、これも若い方々はほとんど御存じない。二十数年前に我々がした議論というのをどれだけ知ってやじを飛ばしておられるのか私は知らないけれども、私たちはそのことについて本当に真剣に議論した。この場で議論をした。  何かと言えば、公...全文を見る
○石破委員 私は、自民党の政策責任者として、本当にマニフェストというのは今後どうあるべきなんだろうかということは、よくよく考えなければいけないことだと思う。そして、日本のように、上院、下院というのか、衆議院、参議院というのか、これが全国民から選ばれているという、その二院制を持って...全文を見る
○石破委員 これは、私は総理だからお尋ねをしているのです。憲法についてずっといろいろな深い考察をされてきた。そして、試案というものもお示しになった。これが一番大事なのだということについて認識を共有しているであろう総理だからこそ私は問うているのです。  今の答弁を私は否定をしませ...全文を見る
○石破委員 事の重大性に対する認識が甘いんじゃないですか。  今、日米同盟が本当に危機に瀕している、私はそう思っています。合衆国の友人たちも何人か私のところへ来て、本当に大丈夫かということを言っていますね。それは、アメリカに対して、この後やりますが、対等な日米同盟とは何なのかと...全文を見る
○石破委員 私は定義をお尋ねしたのです、このことは極めて中核的な問題ですので。  日本政府の定義は何か。集団的自衛権とは、我が国と密接な関連にある国が攻撃を受けたときに、我が国が攻撃されていないにもかかわらず、それを我が国に対する攻撃と認め、実力をもってそれを排除する権利、これ...全文を見る
○石破委員 私が聞いているのは、そのときに重大な解釈の変更が行われたという認識に変わりはないかと聞いているんです。  変わっていない、つまり、あのときに重大な解釈の変更が行われたとは、今、総理大臣になったので、そのようには考えていないと。イエスかノーか。
○石破委員 そうですか。つまり、そのときに憲法解釈が、重大な憲法解釈が行われたという考え方は誤っていたので撤回すると。  今、内閣総理大臣であるので、本当はそう思うんだけれどもかどうかはどうでもいいですよ、そのときの考え方は修正する、撤回する、変更する。よろしいですね。
○石破委員 それでは、伺います。  イラク派遣のときに民主党の皆様方は反対をなさいました。総理はまた、御著書の中でこのようにおっしゃっておられます。自衛隊は武力を行使しないので自分を守ることはできない、よって、オランダ軍などに守ってもらい、足手まといの存在でしかないとおっしゃい...全文を見る
○石破委員 それは認識が根本的に間違っている。武力の行使ができないから自分を守れないのではありません。そしてまた、オランダ軍が守れないじゃないか、それはどうしてだという御質問もいただきました。それは集団的自衛権の問題なのか。そうではないでしょう。オランダ軍をテロやゲリラが襲ったと...全文を見る
○石破委員 私が聞いたのは、補給される相手側に聞いてそのような発言をしたのかということを聞いているんですよ。
○石破委員 私は、国際協調活動というのは、本当に相手がどうですかということをきちんと確認しながらやらないと国際協調にも何にもなりませんよということを言っている。自分たちだけの判断で、今は引きます、今度はやります、そんなものは国際協調でも何でもないんだということを申し上げております...全文を見る
○石破委員 だれがその安全を守るのですか。
○石破委員 わかりました。  では、民間人を派遣する、金だけ出すということはやらない、それは安全な地域において行うのであり、そこの安全は日本人が守るのではなく現地の人たちが守るということですね。  私たちは、国防部会の佐藤部会長をアフガニスタンに派遣して、いろいろなところを見...全文を見る
○石破委員 私がお尋ねをしたのは、テロとの闘いの本質とは何ですかということを言っているんです。これは、今世界が直面しているのは、従来型の戦争と違うテロとの闘い、この難しさです。このテロとの闘いというのは何ですか、従来型の戦争との違いは何ですかと聞いているんです。
○石破委員 いつ除去されるのか、その根源的な原因、それは私は、貧困と圧制だけがテロの原因だと思わないんですよ。貧困でも圧制でもテロが起こらない国というのはあるんですね。貧困と圧制さえなくせばテロがなくなる、では、それまでは一体どうするんだという話になってくるわけですよ。  テロ...全文を見る
○石破委員 それでは、次の質問。普天間移設について伺います。これをどうするかです。  みんながばらばらなことを言わないでくださいということを申し上げました。我々は、米軍再編に当たって、抑止力の維持と負担の軽減ということを言ってきました。日本政府は、負担の軽減についてはいろいろな...全文を見る
○石破委員 これは海兵隊の抑止力という話をしているのです。海軍とか空軍とか陸軍という話をしているのではありません。(発言する者あり)この地域における海兵隊の抑止力というものをどのように評価するか。そして、それが沖縄であるべきか。それとも、県外とか国外とかいろいろなことを言われる方...全文を見る
○石破委員 それは問題は海兵隊の話に決まっているわけですから、海兵隊と言わなきゃわからないというのは、それこそ認識の不足としか言いようがありません。沖縄海兵隊の再編をどうするかという話です。  海兵隊の特性は何かといえば、それは緊急展開能力でしょう、自己完結性でしょう。だから、...全文を見る
○石破委員 御認識のように、余りお答えになっていないのですね。この地域においてどう考えるかということです。  これは、政府が責任を持って解決すべきお話なのです。住民の方々に問えば、ほとんどの方が県外というふうにおっしゃるに決まっている。先般の総選挙においても、自民党の候補者も含...全文を見る
○石破委員 そういうのを議論のすりかえというんですよ。岡田さんも総理もそういうお話を、こういうのをつくったのはだれの責任だと言われる。だけれども、私たちは知り得る立場にはいなかったともおっしゃる。  私たちは、政権の中にいて、本当にこれを実現するために、一歩ずつ一歩ずつ、丁寧に...全文を見る
○石破委員 それは違う。  では、アメリカの基地を日本に置いているのは、それは日本政府の判断ですか、日本政府としての義務ですか。
○石破委員 そんなことをだれも聞いていません。提供するのは義務として提供しているのですかと聞いているのです。
○石破委員 当然のことです。余り当然のことを後段で言わないでください。  義務だ、基地を提供するのは義務だというのが政府の考えで間違いないですね。総理、どうぞ。
○石破委員 基地を提供する義務を負っている、そういう国は、アメリカ合衆国が多くの国と同盟関係を結んでいますが、我が国だけが負っているものです。そのことは御存じでしょうね。そして、それが集団的自衛権と密接な関係にあることも御存じでしょうね。そして、鳩山一郎内閣の末期において、重光外...全文を見る
○石破委員 時間が参りましたので終わりますが、日米の間で本当に物を言おうということであれば、核抑止力というのは本当に機能しているのかということも本質的に語っていかねばなりません。それを語らずして本当の日米同盟なんかできない、バーチャルリアリティーの中の同盟であってはならない、その...全文を見る