井出庸生

いでようせい

小選挙区(長野県第三区)選出
自由民主党
当選回数4回

井出庸生の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月04日第189回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。  総理、きょう、主に答弁をお願いしておりますが、よろしくお願いをいたします。  冒頭、ISIL、イスラム国の非道な行為に対して私からも強く抗議を申し上げるとともに、お二人の御家族初め御関係の皆様に心からお悔やみを申し上げます。 ...全文を見る
○井出委員 この会議は、もともともう少し早く開催の予定であったのが、フランスであったテロ事件ですとか、日本の事件もそうですが、そういうことで少し延びてきたという話も聞いておりますが、基本的にはその参加には前向きということなのでしょうか。そこだけもう一度お願いいたします。
○井出委員 今、参加の予定というお話がありましたが、今、日本がそういう国際的な場でどういう発信をしていくかということは非常に大事な局面だと思いますので、これまでも国会でさまざまな議論がありますが、そういったものを踏まえて御検討いただきたいと思います。  この人質事件の関係なんで...全文を見る
○井出委員 これから、当然、検証というものを進めていく上で、さまざまな議論が続いていくと思いますし、そのさまざまな議論については真摯に受けとめていただきたいと思うのですが、議論をしていく上で、政府側も出せるべき情報を出していただくということも当然大切だと私は考えております。  ...全文を見る
○井出委員 今、国会報告の準備もというお話がありましたが、特定秘密の国会報告の仕方というものがどういう形で出てくるのか、まさに今やっていただいていると思うんですが、この人質事件で何件あったとか、そういうことも言っていただけるのか、いただけないのか、端的にお願いいたします。
○井出委員 個々の事案については特定秘密のあるなしも控えるということで、これは恐らくこの人質事件に限った話でもなくなってくるのかなと思っているんです。  私は、この人質事件の関係は、総理と同じ思いだと思いますが、本当は、お二人の無事な姿を見て、そういう形で検証したかったんですが...全文を見る
○井出委員 私は、そういう外交上の支障ですとか、そういったものの支障が心配がなくなった暁にはしっかり出していただきたい、そういうお願いをさせていただいたんですが、今、秘密保護法の関係でいろいろ解説をいただきまして、これからまたいろいろな情報や事実が明らかになってくることもあると思...全文を見る
○井出委員 今、放送法にのっとって自民党は文書で要請したというお話がありましたが、放送法の三条に、「放送番組は、法律に定める権限に基づく場合でなければ、何人からも干渉され、又は規律されることがない。」という文言がありまして、これは、逐条解説を読めば、一義的には放送というものは放送...全文を見る
○井出委員 きょうは、事前に申し上げておりますが、総理に答弁を求めておりますので、できれば総理にお願いしたいと思います。  そこで、次に総理の個人的なマスコミ対応について伺いたいのですが、総選挙の投開票日の夜、日本テレビの番組に出演をされた。そのときに総理は、キャスターが問いか...全文を見る
○井出委員 この件に限らず、これからさまざまな案件が、特にことしは大きな法案、政策の議論があると思いますが、総理のマスコミ対応というものは国民に伝える形の前提として極めて大事なものだと思っておりますので、質問をさせていただいているんです。  昨年の十二月十七日の朝日新聞によれば...全文を見る
○井出委員 私は、質問を聞いた上でお答えになるのであればいいと思うんですが、イヤホンそのものを外して、質問する手法を遮ってしまうということは、総理大臣としての取材対応としてどうなのかなと、そこは非常に疑問なんですが、総理のお考えを伺います。
○井出委員 キャスターの質問を聞いて、それに反論をしていただく、それをテレビを見ている人が、その姿を含めて、いろいろな思いで見ていただくということは、私は、公の取材とその対応、議論としてはいいと思うんですが、もう一点、昨年の十一月十八日、夜、TBSのニュースに出演した際に、そのニ...全文を見る
○井出委員 放送側が微動だにしないとか、そういうところはメディアの対応ですから、今回、選挙で、選挙報道が大分減った、自民党の文書が影響したのではないか、そういう新聞報道も数多くあるんですが、私が、イヤホンを外した問題ですとか、自民党の文書の問題、また、街頭インタビューに総理が、こ...全文を見る
03月10日第189回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○井出分科員 維新の党、信州長野の井出庸生です。御無沙汰しております。よろしくお願いをいたします。  きょうは、学校の部活動について伺いたいと思います。  中学校の学習指導要領を見ますと、部活動について、第一章総則第四の二のところで、「生徒の自主的、自発的な参加により行われる...全文を見る
○井出分科員 今、非常に重要である、付加価値も大きいというお話がありました。  ここから、主に運動部のことに少し的を絞って議論をしたいんです。  きょうは、一つの本をもとにお話をしていくんですが、「運動部活動の戦後と現在 なぜスポーツは学校教育に結び付けられるのか」、中沢篤史...全文を見る
○井出分科員 今お話ありましたように、部活動の一番大きな特徴は、やはり、自主的、自発的な参加だと私も思います。ですから、教科化というところは非常に難しい議論ではあるかなと思うんです。  もう一つ、実態として、私がいろいろな学校を回っていると、例えば、私学もそうなんですけれども、...全文を見る
○井出分科員 今、できるだけいい環境をと。そういう中で、強制をできるものではないというところは明確に言っていただいたと思うんですが、今度は、部活動の環境の方の話をさせていただきたいんです。  実は、部活動を支えている、環境を整備する先生方の方に、今お話のあった強制、部活動に強制...全文を見る
○井出分科員 今、外部指導者のお話、また、総合型地域スポーツクラブとの連携というお話もありました。  正直、私が部活動をやっていたときは、部活動に地域の力をかりるとか、そういう発想が、今私がいろいろな文献や現場に行っている感覚と比べると、なかったと思いますし、私自身も最初は驚き...全文を見る
○井出分科員 注目するべきというお話をいただいたんですが、私は、外部の方の協力を部活にお願いしていくときに一番大切なのは、もうこれは明確に予算だと思うんですね。  今までも学校の先生が、非常に少ない、休日の一日数千円という日当もありましたけれども、ほとんどサービス業務のように部...全文を見る
○井出分科員 今、大臣の方で平成二十六年に中教審の方に諮問をされている、「これからの学校教育を担う教職員やチームとしての学校の在り方について」もお話がありました。私も、この諮問の文章を読ませていただいたんですけれども、学校の未来を考えていただくことは非常に大事ですし、その中で、部...全文を見る
○井出分科員 今、後押しの方はやっていただけるというお話ありましたので、具体的に文書でも通知でも構わないですし、大臣がいろいろな場でそういう発信をしていただきたいと思うんですが、予算の方も、いずれは向き合わなければいけないと思うんです。  ただ、実際として、財政が非常に厳しい、...全文を見る
○井出分科員 大臣がサッカー部のキャプテンをされていたということで、これまで文部科学委員会に長くいて、大臣のリーダーシップというところはそういうところにあるのかなと思います。  ただ、きょうは申し上げませんでしたけれども、今、なかなか大臣も、御自身の政治団体、任意団体の関係でい...全文を見る
03月10日第189回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○井出分科員 維新の党、信州長野の井出庸生です。きょうはよろしくお願いをいたします。  きょう、ちょうど農林水産委員会の方でも大臣の所信がありまして、私もお話を伺わせていただきました。大臣、副大臣、そして政務官の御挨拶を伺いましたが、メンバーで結束してやっていくということなので...全文を見る
○井出分科員 税の観点から耕作放棄地か否かというところで区別するのは難しいという話で、引き続き検討されるということなので、私はこの税制の面からも検討を続けてほしいと思いますし、税制が難しいのであれば、それにかわる何かペナルティーや優遇制度でも結構なんですけれども、農地を所有してい...全文を見る
○井出分科員 農地中間管理機構の話が出まして、そのことについても伺いたいのですが、農地中間管理機構に思ったように土地がまだ集まってきていない。たしか、これはことしの二月一日の読売新聞の記事に、読売新聞の調査で、農地貸し、目標の一割にとどまっている、そういう記事が出ておって、実態は...全文を見る
○井出分科員 今、初年度の実績を見てこれから考えていきたいというお話がありました。  私も各都道府県の中間管理機構のホームページなんかも一部見せていただいたんですが、先ほど、役員の体制というお話がありまして、例えば、北海道から東日本の各都道府県の中間管理機構を見ますと、実に半分...全文を見る
○井出分科員 中間管理機構というものは、土地を持っている方と借りたい人との中間的な受け皿だと思うんですが、私は今農業を頑張っている農家の方の話を聞けば、いろいろな地主さんから土地を借りている、毎年毎年、その地主さんとのおつき合いがシーズンが終わったらある、少しでももっと効率的に自...全文を見る
○井出分科員 農家の方からすれば、おっしゃったように、できるだけ効率的にまとまった土地を借りたい、もっと言えば、それを長期的に借りられるものなら借りたいと。途中で急に返してくれと言われて、そこが自分の畑のど真ん中だったりしたら、それは大変なことなので、そういった農家のニーズにこれ...全文を見る
○井出分科員 私の地元でも昔あった話で、新規就農したい方が農業委員会の人のところを回って、農地を使いたい、農地を貸してほしいということを言ったら、実績をつくってから来い、いや、実績をつくるために農地が必要なんだ、そういう話が私のところにあるんです。  ただ、おっしゃっているよう...全文を見る
○井出分科員 大臣にも伺いたいんですが、今お話があったことは私も以前にも聞いておるんですが、実態として、地元の農家さんがその地元にある農協に入らざるを得ない。  私は、本来であれば、農家の側が農協なり自分の仕事をする先を選べるようにする方が農協にとってもそれはいいことだと思って...全文を見る
○井出分科員 はい。  今、必須ではないというお話があって、実態、少しずつ農協に入らないことについてはそういうふうになってきているのかなと思いますが、かといって、その取り残されている農協が停滞しているわけにもいきませんので、そこのところをまたこれから議論させていただきたいと思い...全文を見る
03月19日第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。よろしくお願いをいたします。  昨日、きょうの質問を作成しているときに、私の会館に、あるマスコミの方から連絡がありまして、きょう中川政務官に井出さんは質問されるか、そういうことを聞かれたんですけれども、私は、特に質問するつもりもない...全文を見る
○井出委員 今、耕作放棄地に再利用のできるものとできないものがある、そういう御答弁だったと思うんです。  もう一度端的に教えていただきたいんですが、再利用困難なものが耕作放棄地に入っていて、それが、先ほどの税制の議論の中で、耕作放棄地は農地であると。  この再利用困難な土地と...全文を見る
○井出委員 先ほどの、耕作放棄地、使っていない農地について固定資産税を強化して、所有者に、使っていない農地についてはできるだけほかの人に貸していただくとか、そういうことを促していくということは、私も農水省と同じで、大変メリットはあると思うんですけれども、実際に耕作することが困難な...全文を見る
○井出委員 耕作されていなくて、ひどい土地ほどさらに固定資産税が低くなる、その可能性もあると、まさに本末転倒といいますか、税制の面から耕作放棄地を解消していくという取り組みが進まないと思うのですが、私は、農地というものを再定義する、耕作放棄地の中で再利用がすぐにできそうなもののと...全文を見る
○井出委員 税制改正を要望するに当たって、農地と使われていない農地をしっかりと定義して、もう一度要望することは私は大事ではないかなということで一つ御提案をさせていただいているんです。  住宅の固定資産税の関係で、固定資産税の住宅用地の特例というものがある。土地に対する固定資産税...全文を見る
○井出委員 私もにわか勉強ですので、そんなに勉強していただくようなことではないかと思いますが。  耕作放棄地という言葉が、いろいろな経緯があって、あることだと思います。  先ほど耕作放棄地を説明した広島県のホームページでは、耕作放棄地という言葉は農地に含まれると書いてあるんで...全文を見る
○井出委員 今、民間の方の人数なども御紹介をいただきましたが、さきの予算委員会の第六分科会で、たしか、各県の農地中間管理機構の役員は全体で大体五百五十人ぐらいだ、企業での役員経験がある人または農業で法人経営をやっている人が大体一割だ。その数字が、今大臣がおっしゃった、三十四人と二...全文を見る
○井出委員 余り機能しなかった前の体制の名前を変えて、人事がそのまま維持されるというようなことであれば、大きな変化というものは期待できない、そう言わざるを得ないのかなと思うんです。  今、現場で動き回る人というお話がありました。実際に現地で、農地を貸し出してくれる人、また、農地...全文を見る
○井出委員 この農水省のQアンドAで、「機構が市町村に業務委託をするに際し、市町村に、農地の借受け・貸付け等に関し農業者の間を奔走し、交渉実務等に専心する者を置く等、実施体制を整備すべきではないか。」それに対する答えが、普及員のOBや市町村職員OBなどを雇って活動していただくこと...全文を見る
○井出委員 ぜひ把握して公表をしていただきたい。機構のトップは公表されているから、県の関与が強いということがわかるわけでありますけれども、現場の状況もきちっと公表していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○井出委員 強く要求をさせていただきたいと思います。  もう一つ、この中間管理機構に関して伺いたいのですが、中間管理機構は、いわば行政が中心となって、これまで所有者が個々に持っていた土地を、土地を借りたい人と個人対個人のやりとりではなくて、そこに行政が受け皿としてしっかり入るん...全文を見る
○井出委員 農業委員会の改革の中で、農業委員会の制度の中に農地利用最適化推進委員というものができるわけですね。中間管理機構にも現場を駆けずり回る職員ができる。  これはどっちが機能してくるのか、それは地域によって違ってくるし、私は今想像もつかないんですけれども、農地中間管理機構...全文を見る
○井出委員 私は、農業委員会が要らないとは一言も申し上げていないんです。農業委員会の皆さんが現場の農地について非常に細かく実態を把握していることは地域の農業の大きな財産だと思っているんです。  行政の関与を強めるというわけではない、ただしかし、個々のやりとりではうまくいかないか...全文を見る
○井出委員 中間管理機構と農業委員会の問題もそうですし、最初に申し上げた農地と耕作放棄地の整理もそうなんですけれども、そういった法律的な定義の整理ですとか、今まであった制度の目的が何であって、それを政策転換していくときにどういう制度設計をしたらいいのか、そこの大もとの議論をしてい...全文を見る
03月20日第189回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。  大臣、今国会も法務委員会をやらせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。  冒頭、政治と金の問題、きょうは時間をとりませんが、違法だとか違法でないとか、いろいろ調査でお時間もとると思いますので、ぜひ自民党の党内の方で...全文を見る
○井出委員 今、遺憾である、そういうお話がありました。  実は、前に谷垣さんが法務大臣をされていたときに、これは平成二十五年三月二十一日、参議院の法務委員会での大臣の御発言なんですが、このときも、質問者の側が具体的な加害者の少年の実名報道に触れて、少年犯罪の実名報道のあり方につ...全文を見る
○井出委員 おっしゃるように、問題であるということは間違いないと思います。しかし、それに対して有効な対策を打てていないということもまた事実ではないかと思います。  一つ、法務省のお仕事として、インターネットのブログなどにおいて名誉毀損やプライバシー侵害に当たるような書き込みがな...全文を見る
○井出委員 少年法の六十一条は、少年に関する情報を推知することができるような記事または写真を新聞その他の出版物に掲載をしてはならないと、確かにおっしゃるように報道を想定されているんです。  ただ、今回、週刊新潮は週刊新潮としての意図、方針を持って実名を報道されておりますので、そ...全文を見る
○井出委員 今、少年法六十一条の趣旨にインターネットの情報も含まれると。これは大変重要な答弁をいただいたと思っております。  インターネットの情報は、そうやって少年法の趣旨に合わない情報が出ることがあるのに対して、おかしいだろう、そういう情報は出すべきじゃない、そういう逆の意見...全文を見る
○井出委員 今回の川崎の事件というものは報道を見る限り非常に残虐な手口であって、それに対して私も到底許されるものではないと思っております。しっかりこれからの刑事手続、司法手続の中でその全容を明らかにして、しかるべき罪を償っていく、そういうことになるのではないかと思って今見守ってお...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  大変難しい、議論のある問題でありますので、きょうは政府のスタンスをしっかり答弁していただいたということには感謝をしたいと思います。  次に、この川崎の事件とも関連をするのですが、少年法の厳罰化の議論、これは最近、公職選挙法の選挙年齢を十八...全文を見る
○井出委員 前半は私が希望した内容の答弁をいただけたかなと思うんですが、後半の部分は残念なような、いたし方ないような感じではあります。  今、川崎の事件で、少年法について厳しくした方がいい、選挙年齢の引き下げに伴って少年法の成年も十八歳にした方がいいのでは、そういう議論が現実と...全文を見る
○井出委員 非常に手口の悪質、残虐な事件も出てきておりますので、私自身も、厳罰化や十八歳への少年法の成年年齢の引き下げというものは議論が必要だとは思います。ただしかし、きょうお話をしましたように、少年法の制度ですとかそういったものを踏まえた上での議論をこれから尽くしていっていただ...全文を見る
04月01日第189回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。きょうもよろしくお願いをいたします。  冒頭、本論に入る前に、先日、三月二十日に、大臣の所信に対する質疑で私の方から質問させていただいた少年法の件について一点伺います。  前回、少年法の六十一条、犯罪の容疑がかかっている少年、未成...全文を見る
○井出委員 私が端的にお願いをしたいのは、こういう少年法の趣旨に抵触するような情報がインターネット上で広く流布して、それが、インターネット上はもちろんですが、広く議論があった。そういうときに、インターネット上でそういう情報が流布することに対する政府のスタンスを、ぜひ具体的な場所で...全文を見る
○井出委員 今、少年法のあり方、もう少し罪を厳しくした方がいいとか、そういう議論があるんですが、そういう議論に臨むに当たって、ぜひ、そういう政府のスタンスをきちっと広く示した上で議論が進んでいってほしい、そういうことを願っております。  では、船主責任制限法の質問に入ります。 ...全文を見る
○井出委員 ぜひよろしくお願いをいたします。  今御答弁いただいた上で話を進めたいと思うのですが、IMO、国際海事機関による一九九六年の議定書の締約国数が四十九カ国。昭和五十七年に日本が七六年条約を締結した当時は、締約国は五カ国だったという答弁も過去にありました。一方で、七六年...全文を見る
○井出委員 同じ質問を法務省にも伺いたいのですが、先ほどの委員とのやりとりの中で、法務省は外交上のことをコメントする立場にない、そういう話がありまして、私は、そこがまず外務省と法務省の役割分担のちょっとよろしからぬところかなと思っているんですが、いま一度法務省にもスタンスを伺いま...全文を見る
○井出委員 過去にも、平成十七年四月十二日の参議院の法務委員会で、当時の法務大臣政務官が今の御趣旨の話をしております。前半をちょっと割愛させていただいて、「我が国の行い得る努力としては、一九九六年の議定書が定める制度がより普遍的なものとなるよう、多くの国が締結することが重要である...全文を見る
○井出委員 国土交通省の方から御答弁をいただくことになったんですが、そうしましたら、引き続き、流れで国土交通省に伺っていきたいのです。  先ほども議論がありました船主責任制限制度と油濁損害賠償保障制度、この二つの制度の違いなんですが、さきの議論に出ましたので端的に申し上げれば、...全文を見る
○井出委員 今お話のあった平成二十三年二月に取りまとめられました中間取りまとめなんですが、その最後のところに非常に興味深いことが書いてありまして、いろいろ検討を重ねてきて、その上で、「そもそも責任限度額を超える船舶燃料油の被害者救済について次のような事情を同時に考慮しなければなら...全文を見る
○井出委員 この中間取りまとめをされたときに、いろいろな検討項目があって、それに対して実現は難しいという結論が出て、先ほど私が読み上げたところは、この中間取りまとめの一番最後のところ、「今後の進め方」という項目でその話がありまして、繰り返しになりますが、国際的な性格の強い海運業で...全文を見る
○井出委員 今、成案が得やすいというところで当時それに落ちついたんだというお話がありまして、確かに、この中間取りまとめも、最終取りまとめがないんですよ。最終取りまとめをおつくりになる作業が進んでいるのか、おつくりになるお気持ちがあるかどうかを伺います。
○井出委員 外務省に一点お伺いをしたいんです。  繰り返しになりますけれども、当時の中間取りまとめの「今後の進め方」というところで、「条約そのものの改正等をわが国が主導して行っていく」、離脱の部分は私もよしとしますのでいいんですけれども、そこが、実現が難しいと言われるのは、外務...全文を見る
○井出委員 これからの条約に対する日本のスタンスといいますか、どのようにこれからのことを考えていられるかを伺いたいのですが、これまでは、そういった大きな事故ですとかインフレによって限度額というものが引き上がってきた。この傾向が続けば、それに追随をしていくのか、それとも、一度検討し...全文を見る
○井出委員 日本は、IMOの第九十七回法律委員会で、日本側の主張として、物損、人損の全てにおいて責任限度額が一律に引き上げられるため付随的な影響が甚大であって、船舶燃料油の汚染損害への賠償、補償の確保という問題への対処としては不適切である、そういうような主張もされていたかと思いま...全文を見る
○井出委員 本当に、よく協議をしていただいて。  この委員会でもそうなんですけれども、どなたが発言されるのか、だから、ちょっと私もどなたにお聞きしていいかわからないという部分もあるんですが、そこはやはり、省庁の責任、あと、最初の法の所管というところだと思いますので、しっかりとや...全文を見る
○井出委員 以前はそれでもよかったと思うんですけれども、特に海賊の問題については、ここ数年いろいろ議論がありますし、領海の、ほかの国と領域が接するところの議論というのもこれからの議論にはしっかりと含めていかなければいけないと思いますし、ほかの国がその議論をしないのであれば、日本が...全文を見る
○井出委員 よく三つの省庁で議論をしていただいて、このことも頭に置いて今後のことを考えていただければと思います。  最後に、最近の話題として一つ、本論ではありませんが、きょうは御担当の大臣、副大臣がおられますので、特定秘密のことについて伺いたいと思います。  その最近の話題と...全文を見る
○井出委員 今のお話ですと、恐らく、情報監視審査会に報告をいただくものの方が詳細なものが出てくるのかなと思っているんですが、国会への報告と情報監視審査会への報告、これはどっちが先になるかも非常に大事だと思うんですが、そのあたりの想定というのはいかがでしょうか。
○井出委員 済みません、重ねてで恐縮なんですが、中身は恐らく細かいものが情報監視審査会に提示されると思うんですが、国会への報告の方は四月、五月のスケジュール感というお話があったと思うんですけれども、審査会の方が先になるのか後になるのかというのは、審査会のありようといいますか、置か...全文を見る
○井出委員 わかりました。まだちょっと伺いたいことがあったんですが、しかるべき後にというところまではわかったので、心の準備だけはしておきたいと思います。  終わります。ありがとうございました。
04月07日第189回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。きょうもよろしくお願いいたします。  きょう、私の方からは、裁判員裁判について伺いたいと思います。  まず冒頭、最高裁の方に伺いたいんです。  裁判員裁判制度はおおむね順調に来ている、こういうことを国会で多くの方が、大臣を初め政...全文を見る
○井出委員 今、参加をする前とそして後の感想、不安の解消ですとか意識の変化というところを捉えていくための質問だったというお話だと思うんですが、今御答弁にあったように、これは制度の改善を目的としている、制度の改善をするために意見や感想を把握する、そのために有識者懇でるる検討してこう...全文を見る
○井出委員 このアンケートについて、本当はきょう政府側にも伺いたいと思っておったんですが、ちょっと私の質問の段取りもきょうは悪かったので、今後の法案審議の中で聞かせていただきたいと思います。  次に伺うことも、前回、昨年の十一月五日に私が伺ったことなんですが、死刑事件に対して裁...全文を見る
○井出委員 精神的負担のみとはいかないと。裁判員制度の対象を決めたときも、国民の関心が高くて、社会的影響の大きな事件、そして法定刑の重いものから決めていったというお話があって、今の御説明を総合すれば、死刑対象事件というものは、裁判員裁判の対象としてこれからも継続というか、従前と変...全文を見る
○井出委員 今、過重な負担というところで、私も、一般の裁判員の方は仕事も休んで出るので、確かに長期の裁判というものは外さなきゃいかぬなという思いもあったんです。  裁判員制度に関する検討会の取りまとめ報告書に、長期の裁判員裁判ではない裁判でどういうものが想定されているかというと...全文を見る
○井出委員 一言、大臣に伺いたいんですが、きょうはちょっと質問の三分の一ぐらいで終わっちゃったんですけれども、この問題は思った以上に時間をかけて丁寧に議論する必要があると思うんですね。その一部の一部だけきょう質問をやりとりさせていただいたんですけれども、慎重に審議していかなければ...全文を見る
○井出委員 では、しっかりと審議を尽くさせていただきたいと思います。  終わります。
04月17日第189回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。きょうもよろしくお願いいたします。  きょうも裁判員のことについて伺っていきたいんですが、その前に、きょう、最高裁の事務総局から平木さんに来ていただいていて、ちょっと一点伺いたいことがあります。  三権分立に少しかかわることなのか...全文を見る
○井出委員 大臣にも伺いたいんですが、今、平木さんがおっしゃったように、個別のことに関しては申し上げないということを、大臣自身もそうですし、大臣以外のこれまでの法務大臣も、個別の案件を我々が聞いたときは、その御答弁というものが一線にあったわけですね。  きのうの総理の御答弁は、...全文を見る
○井出委員 安倍総理の発言です、司法にかかわることではなくて安倍総理の御自身のことでして、私は、その安倍総理の発言に、政治家と司法の関係として疑問を持ったものですから、それについて、法務大臣は、個別のことを聞かれて、それに対する対応もされてきた、そのお立場からして、あの総理の発言...全文を見る
○井出委員 当然、裁判に係る話ですので、総理の答弁に当たって、法務省サイドとしても十分答弁を検討されなければいけないのではないかと思うんです。そうしたときに、やはり法務省サイドとしては、個別の裁判に係ることはコメントは控えたい、そういうのが筋ではないかと思うんですけれども、私は、...全文を見る
○井出委員 では、司法に係ることということで、かつて警察官僚で、そういう問題に対して一番精通されている副大臣にも、この問題について見解をいただきたいと思います。
○井出委員 事実を述べる、それはそういう捉え方もあろうと思うんですけれども、政治家、特に行政、政府側は、司法判断、しかもその途上にあるものに対して、ましてや当事者でもないわけですし、それに対しては、言いたいことがあってもコメントを差し控えるというのがこれまで法務にかかわってこられ...全文を見る
○井出委員 すばらしい結束力といいますか。  いつもこの問題は、特に私のような野党の立場の議員が法務行政について事件や裁判のことに触れると、個別のことにはお答えをしないと。それは、どの政権、どの大臣であってもそうでありますし、そこのところをいつも鈴木貴子先生が何度も何度も追及し...全文を見る
○井出委員 最高裁の事務総局はいわゆる一般の事務とはえらい違うところだと私は承知をしておりますし、最高裁としての御見識、御見解を伺うとすれば最高裁事務総局なのではないかと思うんですけれども、もう一度お願いいたします。
○井出委員 私は、きのうの総理の発言を聞いていて、やはり少し、言いたいことをぱっと言ってしまう、そういう癖が出たのかなと思います。ましてや本会議の答弁ですので、法務省サイドでもしっかり内容を従前に検討されていると思いますし、そういう思いできょう質問をさせていただいたんですが、通告...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  二十一年は半年だけですので、半年と見ても、ほかの年の半分という数字でも全然ありませんし、初年度ということで準備期間も長かったのかな、判決には至らなかったのかな、そういう思いで聞いているんですが、裁判員裁判は、私もいろいろ資料を見ますと、東京...全文を見る
○井出委員 今回の法改正に当たって、裁判員制度に関する検討会でも対象事件の拡大を主張されていた委員の方もおりますし、平成十六年当時の国会の議論を見れば、まずこの辺から始めるんだ、そういう趣旨の答弁もいろいろな方がされております。  私は、端的に申し上げると、対象事件をふやす余地...全文を見る
○井出委員 済みません、もう一度伺いたいんですが、検討会の方では、事件の対象をふやすかどうかのときに、林さんに最初教えていただいた年間千五百という数字も出て、たしか、その数字をもとに、そこに否認事件を入れたらどうなるとか、そういう議論、検討がされていたように思うんですけれども、先...全文を見る
○井出委員 わかりました。確かにそんなような話だったと私も思います。  きょう数の問題を取り上げているのは、裁判員裁判の対象事件を考えるときにいつも出てくるのが、国民の関心が高いもの、そして社会的に重大な影響のある、これを対象としているから、現行の死刑とか無期とか合議の中で故意...全文を見る
○井出委員 一般の方に裁判に入っていただきますので、関心が高いものとか社会的に影響が大きいものを対象とするということは、私も、まずそのことを真っ向からだめだ、そういうことを言うつもりはないんです。  今大臣がおっしゃられたように、円滑な導入をするために事件を限定する必要がある、...全文を見る
○井出委員 今大臣がまさにおっしゃったように、数ではなくて、裁判員に参加をしていただく最もふさわしい事件から検討する必要がある、それは私も全くそのとおりだと思うんですけれども、大臣は、その最もふさわしい事件というものについてはどのようにお考えなんですか。
○井出委員 具体的な罪名等の検討を始めると一日あっても足りないので余りしませんが、一つ伺いたいのは、例えば福知山線の脱線事故ですとか、ああいう極めて社会的な反響、影響の大きかった過失事件ですよね。私は、社会への重大な影響、国民の関心、そこは法定刑の重さと必ずしもイコールではないと...全文を見る
○井出委員 今、検討していく必要がある、そこまでは言っていただけたのかなと思います。  大臣の答弁の中で、単に数で決めるべきではない、そういう話が今出て、私も大変心強いなと思ったんですが、実は、過去に、制度導入のときに、これも、平成十六年四月六日、衆議院法務委員会で、当時の司法...全文を見る
○井出委員 国民の支持や理解を得る、そういうお話があって、大臣がさっきおっしゃられたように、円滑な導入をするために事件を限定する必要も当然当時はあったと思いますし、当時の山崎政府参考人は、また平成十六年四月九日の法務委員会では、「今後、これが安定的に運用されていって国民に理解が得...全文を見る
○井出委員 慎重であっても検討は必要だと思います。  裁判員の対象事件を考えるということは裁判員制度そのものの根幹でもあるんですけれども、もう一つ重要な問題がありまして、私がどうしてこの対象事件にこだわっているかといいますと、これからまた先の話になるんですが、捜査の取り調べの可...全文を見る
○井出委員 今お話があったように、取り調べの適正化、公判での取り調べの任意性、厚生労働省の村木さんの話もありましたし、そういった冤罪ですとか、意図的な捜査、取り調べというものを防いでいかなければいけない、そのことは明確だと思うんです。  ただ一方で、私は、可視化の目的は、今私が...全文を見る
○井出委員 取り調べの可視化がどういう事件に必要なのかといえば、やはり、疑いのかかっている人と捜査側で争いのあるような事件であったり、明らかに裁判員裁判の、法定刑の重いものの中から重大な関心のあるもの、そういうものとは対象とする事件をはかる尺度が全く違うと私は思うんですね。  ...全文を見る
○井出委員 この議論は、残りの時間では到底尽くせませんので、また次回以降に続けたいと思います。  最高裁に、これは通告をしていた本題の方で、裁判員を経験された方に対するアンケートについて伺いたいと思います。  アンケートで、九五%の方がいい経験をしたと。そのことは私も紹介させ...全文を見る
○井出委員 裁判所で、また検察庁で、そして弁護側で、そのアンケートを見て、それぞれの立場でこれからのことを考えていくということに使っていただいていると思うんです。  アンケート用紙を私は見せていただいたんですが、一点気になるところがあります。このアンケートの一番最後に裁判所側が...全文を見る
○井出委員 裁判員の名前は書いていないんですけれども、この事件に参加した裁判員の意見が書かれているというところはわかりますよね、特定の事件に。それを担当した裁判官が誰であるかということももう一目瞭然だと思うんですね、調べれば。  私が伺いたいのは、これを裁判官個人が反省、改善の...全文を見る
○井出委員 そうしますと、一般的に、簡単に考えれば、裁判員裁判に対して、また参加した審理に対して好印象な意見がアンケートで出てくれば、それは担当した裁判官だってうれしいですし、検察官だってうれしいと思うんですけれども、悪いものが出てきたときにそれを評価の対象にしないというお話が今...全文を見る
○井出委員 アンケート結果は、私が見ているものは非常に肯定的なすばらしい意見が並んでいるんですね。ただ、その中で、細かいものを見ると、裁判官の人に気を使っていただき過ぎるぐらい気を使っていただいてというような個別の意見が一つあるんです。  実際、裁判員裁判を傍聴しますと、裁判官...全文を見る
○井出委員 続きはまた今度やりたいと思います。ありがとうございました。
04月22日第189回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。きょうもよろしくお願いします。  冒頭、大臣にお伺いしたいんですが、先ほどの重徳委員との最後のところで、重徳委員から、附則の九条、この裁判員制度について見直しの規定をきちっと残すべきじゃないか、そういうお話があったときに、大臣からは...全文を見る
○井出委員 きょうの重徳委員初め、いろいろな論点を問題提起させていただいております。  裁判員裁判は、特に対象事件に限って言えば、まず国民に参加をしてもらうために事件を限定する必要があると。私は、最初、この期間というのは、制度の導入期であったから事件の限定はあったと思っておりま...全文を見る
○井出委員 本当にその検討、見直しというものが必要であるということを、これからの審議の中でもいろいろな点を申し上げていきたいと思います。私は、附則を残すかどうかというところは非常に大事なところだというところだけは冒頭申し上げておきたいと思います。  きょうは、前回の続きで、最高...全文を見る
○井出委員 アンケートがいいからといって制度はいいとは限らないという話をしたときに、前回、最高裁からは、公判前整理手続をしっかりやっているし、論点もある程度明確にしている、そういうような話もあったんですけれども、裁判員裁判の課題として一つ挙げられているのが、裁判員の心の負担に配慮...全文を見る
○井出委員 このイラストは、実はこの間の日曜日に大臣も参加をされた犯罪被害者のフォーラムで出てきたものなんですね。大臣は、冒頭の御挨拶後、公務でお帰りになったんですけれども、大臣はもともと犯罪被害者に対する思いというものは強いものがあって、取り組まれてきておりますことは私も承知し...全文を見る
○井出委員 大臣自身が今まで関心を持たれてきた、被害者から、証拠写真の提出のあり方というものに対して、これ一件だけではないんですよ、この問題はいろいろなところで新聞報道でもしておりますし、こういうこともきちっと議論をしなければいけない、問題意識を持っていただきたい、そういうことを...全文を見る
04月24日第189回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。きょうもよろしくお願いします。  今の重徳委員と、さきに山尾委員が御指摘された起訴率の件なんですが、私は、やはり起訴にかかわることですので、起訴率の低下というものは、起訴する権限を有している検察の姿勢、体質、そういうものが一つ検証の...全文を見る
○井出委員 承知は私も承知をしているんですよ。この行為が弁護士として品位を欠くものであったのかということを伺っているんです。  この法律ができたときに、国会の議論の中で、先ほど申し上げましたが、修正が加えられている。これは、刑訴法の二百八十一条の四の二項という項目が修正によって...全文を見る
○井出委員 この問題をもう少し一般化して考えますと、被告人の取り調べ調書の作成と取り調べの様子の実態が違っていた、検察にとって問題のある事実が明らかにされた一件だったんですが、この懲戒請求を大阪地検がされたということは、よく検察は、一度やったことは後に引けない、間違いを認めない、...全文を見る
○井出委員 この大阪の懲戒請求は、私は、きょうは一例として取り上げていて、今問いたいのは、村木さんの件もありました、この大阪の件もあった、そして、もっと言いますと、先ほど重徳委員、山尾委員が問題にしている起訴率の低下。これは、起訴の権限を持っている検察官のやり方、考え方というもの...全文を見る
○井出委員 さまざまな改革に取り組まれてきたと。確かに、その最たるものは、私、最近でいえば、やはり村木さんの件だったと思います。無罪が出て、その上で、後日、証拠の改ざんという事実が明らかになって、そこで検察は再スタートを切らなければいけないと。その中で、この弁護士の懲戒請求、検察...全文を見る
○井出委員 この二百八十一条の四の二項という項目は、国会の議論の中で追加をされたものでございます。それを、柔軟に慎重にそこをよく踏まえていただく運用がされないのであれば、これは再び法改正の議論をしなければいけないんじゃないかと私は思います。  大臣に伺いたいのですが、私は、今の...全文を見る
○井出委員 これから取り調べの可視化の議論ですとかそういうものが始まりますが、今の日本の刑事裁判において検察の果たしている役割というものは非常に大きいわけですから、そこのところはこれからもずっと、どんなにうまくいっているときでも、常に、組織のあり方、方針というものを不断の見直しを...全文を見る
○井出委員 死刑と懲役の著しく長い刑について、最高裁が裁判員裁判の判断について、過去のもの等をよく見なければいかぬ、そういう判断を出している。一方で、そのほかの事件と言いますと言い方がちょっとまた適切ではないのかもしれませんが、裁判員裁判によって罪が重くなっているものについて、高...全文を見る
○井出委員 私は、裁判員裁判が始まって、その対象事件について今までずっと御説明をいただいてきましたけれども、やはり、その対象事件というものを罰則の極めて重いものに限定している、そういう限定をした理由は今までいろいろあったと思うんです、結果からすれば。  ですから、国民の関心です...全文を見る
○井出委員 終わります。ありがとうございました。
05月13日第189回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○井出委員 維新の党の井出庸生と申します。よろしくお願いいたします。  本日は、大変お忙しいところを皆様にお越しいただきまして、そして大変貴重な御意見をいただきました。まず感謝を申し上げます。  三人のお話を伺っていて、率直に、裁判員制度を見直すもっと早い段階から三人のような...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  今言っていただいた、いただいたレジュメの最後にも書いてありますけれども、性犯罪の理解を、個々の事件ではなくて、もっとふだんの教育の場などでというところは、私も本当にそのとおりだなと思います。  もう一つ伺いたいのが、裁判員制度が始まったと...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  次に、大城参考人に伺いたいんですが、裁判員経験者の声というものは、裁判所の方で裁判が終わった後にアンケートをされて、そのアンケートがかなり積み重なって、一定の傾向は出てきているんです。  そのアンケートを見ますと、特に裁判所が一番裁判員と...全文を見る
○井出委員 もう一点伺いたいんですが、対象事件の決め方の話なんですけれども、先ほど望月参考人にも伺って、やはり一定の罪の重い犯罪に限定してスタートして、その犯罪の、質という言い方がいいのかはあれですけれども、そういう細やかな設計にはなっていないと私も思うんですね。  本来であれ...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  次に、荻野参考人に伺いたいと思います。  最初、冒頭の十五分のお話、本当に私も、何と申し上げていいかわからないぐらいの思いで聞かせていただきました。  裁判員の判決が高裁や最高裁で変わってくる、では何のために裁判員が参加したのかというこ...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  恐らく、裁判員制度の目的である国民の司法に対する理解や信頼を深めていくということは、必ずしも裁判員裁判の一審だけじゃなくて、二審や最高裁の対応、そういうところも考えていかなければいけないのかなと思うんです。  一点だけ、ちょっとつらい質問...全文を見る
○井出委員 終わります。貴重な御意見を本当にありがとうございました。
05月14日第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。よろしくお願いをいたします。  設置法の一部改正法案の議論ということで、今、福島先生のお話を伺っていたんですが、私も、しっかり働いてくださる方であれば、当然、引き続き頑張っていっていただきたいという思いはあるんです。一方、余りその役...全文を見る
○井出委員 確かに、今御説明があった業務の御説明もありました。  例えば、統計の調査を一つとっても、先ほど福島先生がおっしゃったように、実際に統計をとる人のところに行く、いただいている発足当初の業務の資料の中にはそういうこともあったかと思うんですけれども、ただ、実際に聞いてみる...全文を見る
○井出委員 この四年間ということで、地域センターは四年で閉じるということになるんですけれども、その役割を果たしたと言えるのかどうかというところを端的に御答弁いただきたいと思います。
○井出委員 地方参事官のことは後で伺いたいと思うんです。  確かに、地域センターの統計の調査ですとか、食品表示の監視とか、経営所得安定対策の事務を、いずれも大事な仕事とは、私もそのことは思っているんですけれども、食糧事務所時代の一連の流れで、職員の新規採用もなくて高齢化が進んで...全文を見る
○井出委員 もちろん、一生懸命やっていただける方に、農政の方向性、農政の目的に合った形で農業のために働いていってもらう、そのための組織改編だと思いますし、そういう目的と実態と、やってきたことがどうだったのかなというところをこの地域センターについては感じざるを得ないんですが、やはり...全文を見る
○井出委員 農政局にある企画調整室と、各都道府県ごとに新設される参事官とそのスタッフというものの役割分担というものは、どのようにお考えになるんですか。
○井出委員 企画調整室にも室長がいらっしゃると思いますし、地方参事官が各都道府県に行く。  お話を伺っていると、地域に密着をしていくのは参事官だと思うんですけれども、その上下関係と申しますか、そこに上下関係があったり、例えば地域によって、場所によっては何か兼任をするようなこと、...全文を見る
○井出委員 そうすると、等級としては、農政局の企画調整室長よりも各都道府県の参事官の方が、立場としては、役所の上下関係としては上なんだけれども、その上の立場の肩書の人間が地域に密着して入るという御理解でよろしいんですか。
○井出委員 私は、相談窓口をつくって、あと、参事官の方は現場に密着していく、その目的意識はいいと思うんですけれども、似たようなものがふえただけだとかそういうことになってしまうと、先ほど言いました農政の目的を果たすために、それにふさわしい組織体系に果たして本当になっていくのかどうか...全文を見る
○井出委員 農家の方のそういう疑問とか相談にしっかり応じていく体制ができていくのであれば、それはそれでいいかと思いますけれども、私の地元の農家の方のお話を聞いていますと、農家の方は、ほかの業種の方と比べると、国とか市町村のやっている政策を割合知っているなと私は地元を回っていると結...全文を見る
○井出委員 技術的なところとかも相談に乗っていただくというお話が今ありまして、そっちの分野でいくと、一つ、改良普及センターの事業もあるかと思うんですけれども、そちらも、非常に頑張っている農家さんにとって余りいい話を聞かない。  私が聞いているところですと、ある方が、改良普及セン...全文を見る
○井出委員 さっきの参事官と農政局の企画調整室長の話もそうですし、あと、今の話もそうなんですけれども、重なり合う部分がある中で、ぜひその目的を達するように運用をしていっていただきたいと思います。  次に、新たに加わる輸出の業務について伺いたいんです。  先ほど証明書を出すとい...全文を見る
○井出委員 そういう意欲的に農業に取り組んでいる方は情報収集に対する要求も高いと思います。セミナーとか商談会だったらホームページを見ていればわかるみたいなところもあると思うんですよ。ぜひ、相談に有効なアドバイスができるようなことをしっかりと検討していただきたいと思います。  こ...全文を見る
○井出委員 今、ブロック単位で取り組みをやっているというようなお話も輸出促進協議会の方はあったかと思うんですけれども、そうすると、新たに加わる輸出の業務で、先ほど御答弁の中で、県域を超えて取り組みをしていくとか、これまた重なり合う、似たような話になってくるなと思って、重なり合って...全文を見る
○井出委員 しっかりと成果を出していっていただきたいと思いますので、両者の役割分担と業務状況をこれからもよく見て、我々も見ていかなければいけませんし、そこのところはしっかりお願いをしたいと思います。  こういう農政の体制、組織を変えていくということは、農業の環境が変化してくれば...全文を見る
○井出委員 今、農業委員会は行政から独立したという話があって、そのことも前回伺って、きょうはちょっとその確認をしたいんです。  農地中間管理機構は、私は、前回、行政の関与が強まると申し上げたんですよ。それは、貸す人にインセンティブ、お金を出す、お金の面でインセンティブがあるよう...全文を見る
○井出委員 今あったお話のように、農地を集約化していくことに力を入れていく、それが農政のメーンになってくるということはもうずっと明確に言われてきたことなんです。  では、そのときに、農業委員会が行政から独立をしているのは最初にお話しした農業委員会ができた経緯もあるかと思うんです...全文を見る
○井出委員 独立性の必要性について、なかなか明確に御答弁がいただけなかったかなと思うんですけれども。  先ほど、農地の集約を行政が強権的にやってはいけない、そういうことをおっしゃって、私もまさにそのとおりだと思うんですよ。強権的にやってはいけない、そのために農業委員会が今まであ...全文を見る
○井出委員 連携も大事ですけれども、一本化という方向性についてはいかがお考えか、大臣に一言だけ。
○井出委員 終わります。どうもありがとうございました。
05月15日第189回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。きょうもよろしくお願いをいたします。  先ほど山尾先生が取り上げられました、先日の参考人の荻野さんの思いですとか遺影の問題、私も同じような思いで聞いていたんですけれども、これは、被害者の人生ですとか被害者の生きざま、そういうものを亡...全文を見る
○井出委員 今、高裁単位のお取り組みを御紹介いただきました。  参考人の荻野さんが先日ここでお話しされたことについて伺いたいんですが、一審の裁判員裁判の判決で結論が出た、それに対しては、荻野さんのお立場として、市民の感覚が反映された、非常に荻野さんとしてはそういう思いがあったと...全文を見る
○井出委員 荻野さんは、一審が裁判員裁判だったら、控訴審、最高裁も裁判員でやってほしいとまでおっしゃられておりまして、私も、そういうことができるのかどうか、いろいろな数字とかこれから見て、私なりにも考えてみたいなと思うんですが、そこに至らなくても、そこの高裁、最高裁のあり方につい...全文を見る
○井出委員 これまでの審議の中で、裁判員経験者が、自分たちが出した判決に対して被告が控訴をしたのか、その後被告が更生をしたのか、そういうことを知りたいという声も一部あった、そういう話も出ました。  私は、死刑の執行というものについて、判決を出した裁判員の方も、その事実を知りたい...全文を見る
○井出委員 裁判員裁判の判決、裁判員裁判の結論ですというその事実を表明するだけでも、それをニュースでごらんになる方もいるでしょうし、私は、そこに大臣の思いまで含める必要は全くないと思うんですけれども、やはりその事実にきちっと言及していただくということも検討していただいてもよいのか...全文を見る
○井出委員 慎重とはいえ、いろいろな可能性を持って検討をしていただきたいと思います。  よく見たら、大臣は質疑終了までいて大丈夫だ、そういうメモをここにいただいておりましたので、大臣に伺いたいんです。  先ほどの修正、附則の話なんですが、今回提案させていただきます附則は、ほと...全文を見る
○井出委員 本当にいろいろな問題提起に対して議論の時間もいただきましたし、特に、今大臣からもお話があった参考人の御意見を直接伺えたというのは、私自身も新聞やいろいろな論文等でそういうものを読みましたけれども、実際に直接その方に接していくということは非常に大事だなと思いました。 ...全文を見る
○井出委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     裁判員の参加する刑事裁判に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府及び最高裁判所は、本法の施行に当たり、次の事項につい...全文を見る
05月19日第189回国会 衆議院 本会議 第25号
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○井出庸生君 維新の党、信州長野の井出庸生です。  党を代表して、刑事訴訟法等の一部を改正する法律案について質問をいたします。(拍手)  質問に先立ち、おととい五月十七日に行われた大阪都構想住民投票について、〇・八ポイントという僅差ながらも反対多数となり、史上初の挑戦とも言え...全文を見る
05月20日第189回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。きょうもよろしくお願いいたします。  最初に、最高裁判所の平木刑事局長の先ほどの井野委員との質疑について一点伺いたいんですが、井野委員の方から、司法取引に対する裁判所側の見解といいますか、そういう御趣旨で質問があったときに、まず、そ...全文を見る
○井出委員 司法取引という捜査手法、それに基づく裁判での立証についての裁判所側の見解、今の御説明ですと、法制審では実務家のお立場から述べられたと。  これは司法取引に限った話ではないんですね。さきにやっていた裁判員裁判の見直しのときも、例えば、裁判員裁判の判決を尊重すると。その...全文を見る
○井出委員 個別に影響を及ぼすことに御発言を控えるというのは、確かに私もごもっともだなと思うんですけれども、例えば過去の事件の当否、また将来のことに対する予測といいますか判断というものもできないということなんですけれども、そうすると、私は、裁判に係る制度の議論を果たして尽くすこと...全文を見る
○井出委員 先ほど、井野委員に対する答弁の中で、最高裁の事務総局としてもそういう情報提供をされるというお話もあったかと思うんですけれども、その情報提供というものは、一体、どの程度の効力といいますか、どの程度の波及効果といいますか、効果を持っているものなのか、御説明いただきたいと思...全文を見る
○井出委員 なかなか、何と申し上げていいのかわからないんですけれども、法制審の法律の案文をつくる前の議論には実務家として事務総局の刑事局長が御意見をされる、ただ、それが法律の文案となって国会の方に出てくれば、仮に同じ方が、今回は人が違いますけれども、平木さんが法制審で実務家のお立...全文を見る
○井出委員 お立場はわかりましたので、私も、質問に立つ際は、法制審の資料をくまなく見て質問させていただきますけれども、私の方で見落としていることがありましたら、法制審ではこんなことを裁判所は言っているということをこれからも言っていただきますようにお願いしたいと思います。  済み...全文を見る
○井出委員 今のお話も非常に思いが伝わるお話だと思って拝聴しておりましたが、私も、ふだんはこんななんですけれども、一年に一度ぐらい、思いが高ぶってやることもあるんですよ。  ただ、それは何かというと、大臣も今、この法案は非常に重要な法案である、どれも大事ですけれども、重要であっ...全文を見る
○井出委員 私はちょっと先ほど失礼なことを申し上げました、裁判員裁判の前半戦のことの話とか。でも、きのうの大臣の答弁ですとかきょうのお話を伺っていますと、やはり大臣の心を動かすのも我々質問者の重大な役割である、大臣が答弁を棒読みしたまま終わってしまうような審議では、我々も質疑者と...全文を見る
○井出委員 我々質問する側といたしましても、大臣の心を動かすような質問をしなければいけませんし、これは委員長によく聞いておいていただきたいんですが、大臣の心を動かす議論というのは、前の裁判員裁判のときも申し上げたんですけれども、参考人の話をもっと早く聞いてみたらよかったとか、現場...全文を見る
○井出委員 そうしますと、法制審の議論なんかも見ましても、やはり警察の代表の方が検察の方に比べると、若干可視化に対する、若干じゃないんですけれども、抵抗感が強いなというものをいろいろな議事録を見ていて感じますし、新聞記事なんかでは、警察は可視化に対しておくれているということをはっ...全文を見る
○井出委員 当然、ボリュームもありますし、検察の方が早い時期から危機感を持って、まあ、危機感を持ってと言うとちょっと警察に失礼なんですけれども、早い時期から取り組まれてきたと思いますし、検察官の可視化に対する取り組み、可視化についての検察官の理解ですとか、そういう浸透をしっかりと...全文を見る
○井出委員 警察もちゃんとやれというのがここまで出そうになっているようで、なかなか、個々の判断もあり得るというようなお話だったと思うんです。  今、林局長のお話の中で、証拠としては極めて有用である、しかし、取り調べ機能を損ねると。これは、検察も警察もそういう不安、危機感というも...全文を見る
○井出委員 事件の幅ですとか過程の全てを録音、録画するかという話の前に、私がさっき伺いたかったのは録音、録画する中身なんですね。  私が言いたいのは、裁判でそれが任意性を争うときに、証拠として提出されるときに、調書に沿ったきれいな、きれいなと言ったらちょっと表現が悪いですけれど...全文を見る
○井出委員 もう少し私の方でも実態のイメージを固めて、もう一度また伺いたいと思います。  時間なので終わります。きょうはありがとうございました。
05月21日第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。よろしくお願いをいたします。  いよいよ、ずっと言われてまいりました大きな法案、大きな議論が始まるということで、ただ、そうした大きい改革と言われる法案を審議していく上で、よく農業の現状と進むべき方向性、そこをしっかり確認した上で細か...全文を見る
○井出委員 その主観的な調査だと、耕作放棄地が四十万ヘクタール弱。そうしますと、市町村と農業委員会が調査をされている客観的な、今、荒廃農地というお話がありましたが、その荒廃農地のことを前回御説明いただいたということになるのかと思うんです。  そうしますと、耕作放棄地というのは、...全文を見る
○井出委員 一号の遊休農地が、今お話にあった、十三万何がしヘクタールあるということは私も確認をさせていただいておりまして、二号も若干あるということなんですけれども、遊休農地は客観的な判断で定義されていると思うんですね。  だから、主観的に見た耕作放棄地というのが四十万。私の理解...全文を見る
○井出委員 そうすると、耕作放棄地を解消しようという議論をするときは、局長の御説明いただいた二十七・三万の荒廃農地の方で、再生可能なものとそうでないものが十三・数万ずつある。要は、どこに目をつけて解消していくのかというところなんです。  では、荒廃農地の二十七・三万のうちの十三...全文を見る
○井出委員 もともと、全体で農地が減少傾向ですし、再生可能な荒廃農地というものは全体の中から見ればそんなに大きい数字ではないのかなという印象も持つんですけれども、ただ、再生困難な土地になってしまう前にしっかり手を打っていくということは、私も局長と同じ思いで、必要だと思っております...全文を見る
○井出委員 あともう一点、先ほど福島委員が御提示をされた資料で、私もおっと思って見ておったんですが、これは福島委員が農水省に依頼をしてつくっていただいた資料だと、先ほど先生御本人から教えていただきました。  福島先生の資料の三枚目の一覧表になるんですが、全国各都道府県別に、「農...全文を見る
○井出委員 農業委員会が取り組まれてきた遊休農地の解消策と、そして、今回は、数字として抽出、分析はこの一年はやってこなかったけれども、そういう視点も持っていきたいとさっきお話のあった中間管理機構の遊休農地解消に対する取り組みというものは、これは基本的にはこの一年間は別々でやって、...全文を見る
○井出委員 少し大きい方向性の話を大臣に伺いたいんですが、農地は昭和三十六年をピークに減ってまいりましたし、この傾向が続いていくとすれば、それがなかなか急にふえたりするということは、私は現実的には少し厳しいのかなという思いがあります。  その中で、今議論をさせていただいていた、...全文を見る
○井出委員 三十七年に四百四十万。自然に任せておけば減少してしまうだろうから、それをできるだけ守っていかれるという取り組みだと思うんですけれども、そのときに、やはりここでも再三問題提起させていただいているんですけれども、農地中間管理機構と農業委員会が二つ併存している。私は、前回、...全文を見る
○井出委員 大臣に伺いたいんですが、今度の法案の中に農業委員会の改革がある、人数を半分にして、さらにその人数の半分も認定農業者の方を入れていく。メンバーを縮小して大幅に入れかえるということだと思うんですけれども、私が農業委員会の方に言われるのは、今まで農政のために一生懸命やってき...全文を見る
○井出委員 農業委員会の皆さんが、自分たちが放り出されるんじゃないか、そういう不安を持っている。  私は、今回、農業委員会を、その中身を変えてこれからも存続させていくという案だと思うんですけれども、この案を見ていると、いずれ大きな方向性として、今だって、農地集約のメーンは中間管...全文を見る
○井出委員 そうすると、今、農業委員会の活性化というお話がありまして、農業委員会の制度の中身を変えていこう、若い方ですとか、性別についても、女性に入っていただくというようなことも想定されていると思うんですけれども、ただ、農地を集約して、限られた農地、その中でうんと限られた耕作放棄...全文を見る
○井出委員 私が心配をしておりますのは、これから農業委員会の委員の皆さんのところにそういう農地に関する相談があったときに、連携をしなきゃいかぬ、そういう意識は十分持ってもらっておりますので、まずバンクの方に言ってみろと、それなりの財政措置もありますから、中間管理機構の方に集約され...全文を見る
○井出委員 時代の状況に合った改革というものを御提起されることは大変必要だと思いますし、その中身についてはこれからの議論になりますけれども、まず、きょうは、今までやってこられた方のお力、その力を生かせるところは引き続き生かしていった方がいいだろう、そういう提起をさせていただいて、...全文を見る
05月27日第189回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。きょうはよろしくお願いいたします。  冒頭、昨年の選挙結果の御報告をいただきまして、もう少し早くこの場で御報告をという思いは黒岩委員と同じなのですが、やはり、小選挙区で投票率が五二・六六、戦後最低と改めて聞かされますと、私としてはい...全文を見る
○井出委員 もう少し、繰り返し重ねるような聞き方で恐縮なんですが、かつての小泉純一郎総理の政権、郵政解散ですとか、あと民主党の政権交代の際もそうだったと思いますけれども、選挙が盛り上がっているときに、その一助となるテレビの選挙報道というものがあって、私は、政治をやっている立場から...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  これから伺うのは、私は前に予算委員会でも伺ったんですが、きょうお配りをしております資料の一枚目、新聞記事を幾つか見出しがわかるように並べているんです。  昨年の総選挙、先ほど、戦後最低の投票率となったという話もありましたが、そのテレビの放...全文を見る
○井出委員 先ほど申し上げましたが、公正中立というものは、自由民主党の考える公正中立とテレビ局が報道に際して考える公正中立、また視聴者が感じる公正中立は、私は違うと思うんですよ。  その公正中立というものが、私は、それぞれの受けとめ手の違いであって、テレビの放送の公正中立という...全文を見る
○井出委員 テレビ各局の電波の免許、その交付というものを政府が行っている。その政権を担当している政党がこういうお願いをするというのは、私はお願い自体をやはり控えるべきだと思いますが、そうはお感じになりませんでしょうか。
○井出委員 私は、出す出さないの判断を、政党の判断を大臣に伺っているのではなくて、それが放送法の干渉に当たるのではないか、そういうことをお伺いしているんです。明確な見解をいただきたいと思います。
○井出委員 きょうお配りをしております資料の一枚目の新聞記事、私が御紹介するまでもなく、このことは大臣も既に御存じだと思いますが、政権が、そういうつもりはない、そういう言葉を言いながらも、テレビの政治取材のしかるべき方に党本部に来てもらって、それを渡すと。  総務省が各放送局に...全文を見る
○井出委員 私は、テレビの放送が、放送法の公正中立がなくて、新聞社のように自由な報道が認められているのであれば、政党が、要請をしたり、抗議をしたり、訂正を求めたりしてもいいと思います。  しかし、放送法の公正中立と自民党の考える公正中立とテレビ局やそれを見る視聴者の考える公正中...全文を見る
○井出委員 放送法の公正中立の部分が根幹で、大事である、そういうお考えであるならば、放送法の法律、ルールを守るのは、まず基本的には、放送、テレビ局ですね、テレビ、ラジオの事業者に一義的な責任がある。ただ、それを所管しているのは総務省であり、大臣である。ですから、私は、公正中立とい...全文を見る
○井出委員 きょう資料でお配りをしております新聞の、テレビ局の自粛という問題を重く受けとめなければいけないと思いますし、今回の選挙、戦後最低の投票率で、大臣に冒頭、テレビ局の選挙報道に対する、いろいろな角度からいろいろ放送していただいて健全な選挙のために資するという思いは共有をし...全文を見る
○井出委員 終わります。どうもありがとうございました。
05月27日第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○井出委員 維新の党の井出庸生と申します。篠原先生と同じ信州長野県の出身でございます。  きょうは、参考人の皆様、お忙しいところをお越しいただき、また、貴重な御意見をいただきまして、本当にありがとうございました。  以下、質問をさせていただきたいと思います。  最初に、鈴木...全文を見る
○井出委員 鈴木さんの方からも農協がいろいろ知恵やノウハウをかりることもできますし、また、鈴木さんのような存在が農協にとってまたいい存在になり得るのかなとも思うんです。  もう一つ伺いたいのは、農地の確保の関係で、先ほどは農地中間管理機構への期待をお話しされていたんですけれども...全文を見る
○井出委員 わかりました。どうもありがとうございます。  次に、谷口参考人にお伺いをしたいんですが、事前に谷口さんがいろいろ取材等を受けられているものを少しだけ読ませていただきまして、私からも伺いたいのは監査の話なんですが、ことしの一月の日本農業新聞で、全中の監査をいじって、端...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  監査の関係で、ちょっと谷口参考人の後で伺いづらいんですけれども、小川参考人に伺いたいんです。  冒頭のお話の中で、どうしても身内の感覚というようなものが少し監査に出てしまうというところ、身内のような監査というところをお触れになったと思うん...全文を見る
○井出委員 済みません、ちょっと聞きづらい聞き方で大変申しわけなかったんですけれども。  では、もう少し一般化して伺いたいんですが、これから公認会計士の監査というものが入ってきたときに、今、谷口参考人からもいろいろ御懸念がありましたけれども、実際、農協で大変御活躍されてきて、そ...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  次に、石田参考人にお伺いしたいんですが、いただいたレジュメで、附則の多用、二の5だと思うんですけれども、ここは大変問題である、本則と効力が同じであったとしてもなかったとしても問題であるというようなお話があって、私も、附則が多いな、附則のつい...全文を見る
○井出委員 時間が来ましたので、終わります。  私、実はお話があった佐久病院から徒歩二、三分のところのアパートに住んでおりまして、そういった地元の事情もよく見ながら、きょういただいた御意見を参考にして今後の議論をしていきたいと思います。  どうもありがとうございました。
06月02日第189回国会 衆議院 法務委員会 第19号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。  きょうは、大臣、そして国家公安委員長、よろしくお願いをいたします。  概括的な質疑ということで、まず、法案の肝である可視化のところから伺っていきたいのですが、可視化は、端的に申しますと、裁判の立証においてはいい、しかし、取り調...全文を見る
○井出委員 さきの本会議でも同じところを質問させていただきまして、また、ほかの党の先生も、可視化の取り調べへの支障というところで、本会議の答弁では、やはり今、林局長からお話があったようなことですとか、また、交友、交際関係ですとか、そういう話しにくいところも出てくるというようなお話...全文を見る
○井出委員 被疑者とさまざまな話をしていく。もちろん、被疑者が心を開くことが、真相を、被疑者しか知らないことを話させる一つの方法だとは思うんですけれども、それを、取り調べの録音、録画、可視化ですとか、私が本会議でお話をしましたICレコーダーの録音でもいいんですけれども、特に取り調...全文を見る
○井出委員 今度は林局長に伺いたいんですが、検察庁の方は、試行、運用で取り調べの録音、録画をかなり進めてきている、さきの与党の質問、若狭委員の御質問の中にも、かなりの範囲で運用してきているというところが冒頭に指摘があったと思うんですけれども、私は、取り調べの支障になる、信頼関係、...全文を見る
○井出委員 一点、端的に伺いたいんですが、可視化を進めて、多くの検察官が、立証上役に立ってる、有効であるというようなアンケートもありますし、実際の裁判で任意性を争うようなもの自体が減ってきた、千件に一件ぐらいの割合だ、かつてに比べたらうんと減ってきているという話は聞いておるんです...全文を見る
○井出委員 今おっしゃったように、何か確たる数字というものはありませんし、それを出すことも難しいと思うんですよ。現場の方のそういう苦労があったというお話を検察庁も聞かれた上で、それでも可視化に取り組んできた。  さきの委員の先生との話でも出ていますけれども、検察庁は、平成二十六...全文を見る
○井出委員 組織や事件の規模で取り調べの可視化が検察に追いつかない、また、第一次捜査に当たる、紆余曲折があるというようなお話がありましたが、私は、事件数が多いとか、そういう物量的な問題であればまだ仕方がないかなと思うんです、可視化を始められたのも検察庁の方が早かったですから。 ...全文を見る
○井出委員 私がお願いしたいのは、本会議でも申し上げましたけれども、今、裁判所は、供述の任意性に関しては、録音、録画の提出されたものが最良の証拠であるという共通認識が全国の裁判官の中でできているんですよ。それは、対象事件じゃなくてもそういうことになっていくだろう、そこまで法制審で...全文を見る
○井出委員 その中身は、いずれ、もう少し細かく、また時間のあるときに資料等をいただければと思います。  検察庁が、平成二十四年に、取り調べについて、「検察講義案」というもの、司法研修所検察教官室編というものがあるんですけれども、その中で、被疑者の取り調べ上の注意をよく読むと、信...全文を見る
○井出委員 私もその議論を読んでおりまして、確かに捜査員に任せる部分も必要じゃないかなと、自分の中で少し発想の転換をしてみて、ちょっと考えてみたんですが、そのとき、先ほど申し上げました検察が出した通知ですね、争いとなるものはできるだけ撮っていく。もちろん、例外規定もありますので、...全文を見る
○井出委員 今、非常に、うまいと言ったら失礼ですけれども、全般的という表現をお使いになられたと思うんです、全般的に録音、録画することになると。私は、全事件、全ての過程とは申し上げていないんですね。ですから、全般的というお言葉で返されたのかもしれないんですけれども。  裁判員裁判...全文を見る
○井出委員 今の御答弁を法務大臣が言っていただく分には、立案の責任者ですから、まあ、よくはないんですけれども。  私が申し上げたいのは、警察は、これはもう明確に、司法取引については最初は物すごく慎重姿勢なんですよ。むしろ最初のうちは、賛同しかねると。だけれども、警察が少し関与で...全文を見る
○井出委員 司法取引は、まだ少し検討の部分もあると。通信傍受はもともとありますし、その必要性もずっと感じられてきたと思うんですけれども、この法律は、可視化については法律ができてから三年後、そして司法取引はたしか二年後からやると。通信傍受だけ、法律が成立してから半年後でやっちゃうん...全文を見る
○井出委員 今、北村さんから、指定する各省庁の判断ということで、本当は警察庁長官に伺うべきところなんですけれども、私は、通信傍受の捜査をしている中で、特定秘密と重なる情報を入手することもあると思うんですよ。特定秘密として指定すべきような情報をとるようなこともあり得るんじゃないか。...全文を見る
○井出委員 今、あり得るというお話があって、北村さんに伺いたいんですけれども、先ほど、特定秘密保護法というのは情報の収集じゃない、情報の保護、管理の仕方なんだというお話があったんですけれども、別表を見ますと、ハの部分なんですけれども、「情報の収集整理又はその能力」、二行下に行って...全文を見る
○井出委員 もう一度、通信傍受で得た情報が特定秘密になり得る場合に、通信傍受というその手段も特定秘密になるのかならないのか、そこだけもう一回お願いします。
○井出委員 ここはすごく大事なところだと思います。特定秘密保護法ができたときに、これはイメージの問題で語られてきた部分もあるんですけれども、政府はいろいろなことを情報収集して、それを全部秘密にするんじゃないか、そういう話があって、それに対して、そういうことはないと、当時、森大臣も...全文を見る
○井出委員 警察庁の方の御答弁で、通信傍受の捜査の過程で特定秘密となり得るものをキャッチするといいますか、そういうことはあり得るということはおっしゃっていただいて、今大臣から、特定秘密というものは何か違法な情報収集をするものではない、そして犯罪捜査と特定秘密の法律は理念が違うんだ...全文を見る
○井出委員 特定秘密を所管されている上川さんでもありますから今ちょっとお話を伺ったんですけれども、国家公安委員長に伺いますが、実際、警察の捜査、通信傍受の拡大によって、特定秘密になり得るものがそこでキャッチされることがある。ただ、上川大臣おっしゃったように、捜査の目的でやるのが通...全文を見る
○井出委員 具体的な捜査に基づいて通信傍受を始めて、その中で、思いも寄らない、特定秘密に類するようなものも出てくるかもしれませんし、厳密に言えば、事件化されなかったとか、裁判所に原記録は提出されますけれども、事件として日の目を見なかったときに、実際に犯罪が進行しているかどうかは、...全文を見る
06月04日第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。きょうもよろしくお願いをいたします。  六十年ぶりの大改正、安倍総理が今国会再三強調されてきた審議ですので、安保法制に負けずの議論をしていかなければなと思っております。  きょう私から伺いたいのは、午前中岸本委員が取り上げた監査の...全文を見る
○井出委員 農協監査士は、午前中の岸本委員との話の中でも出てきましたが、これから新しい監査業務に入っていくために公認会計士にならなきゃいけない、移行をしていくというような話も出ておったんですが、今お話しになった試験ですね。  試験の案内とかを見ておるんですが、試験は、受験資格の...全文を見る
○井出委員 農協監査士をされていた方のこれからというのも、私も同じ思いで、しっかりとそこをフォローしていっていただきたいと思います。  ただ、その一方で、これから新しい監査法人を外につくる。政府案でこれから求められているのは、やはり公認会計士の監査。これは、端的に言えば、独立性...全文を見る
○井出委員 普通の監査法人に果たしてうまくなれるのかどうかというところは、一つの問題として提起させていただきたいと思います。  実際、この農協の監査というものは、恐らくドイツなどの例を参考にされていると思うんですが、ドイツも、信用事業を行っている組合には銀行法を適用するとか、商...全文を見る
○井出委員 あと、もう一つ伺いたいのですが、JAの監査機構、ホームページでいろいろなところを見ておりますと、監査の取り組み内容として、適切な監査を行っていくためにさまざまな取り組みをやっているんですが、公認会計士等専門家を活用していく、公認会計士と契約をしなければいけない、そうい...全文を見る
○井出委員 今、複数のところから来ていただいているというお話で、いろいろチェックや指導をしてもらっているということでしたけれども、これからの監査というものは、今までは農協監査士が農協について、会計監査と業務監査、いわゆる普通の会計の監査の方とコンサルと言われる部分をやってきたかと...全文を見る
○井出委員 協議をされていくというお話なんですが、公認会計士、監査法人が、業務監査の部分、コンサルティングを法的には今できるとおっしゃいました、協会に内部のルールがあると。  公認会計士の側からすれば、法的に認められていたにせよ、今までやってこなかった、ましてや、エンロン事件、...全文を見る
○井出委員 業務監査の部分は、任意、自由になります。ですから、国の方で業務監査を勧める必要もなくなってくる。それはおっしゃるとおりだと思うんですけれども、どうなんでしょうか、これまでやってきた業務監査はこれからの農協には残念ながらこの法改正をもって必要はなくなります、そういうこと...全文を見る
○井出委員 今、業務監査はこれまでどういうものをやってきたのかというところのお話がありまして、私も、「JA全国監査機構における業務監査結果の事例」というものを見てきたんですね。それをぱらぱらとめくっていると、確かに、補完的と申しますか、もう少し悪く言っちゃいますと、どこの農協にも...全文を見る
○井出委員 今、今までの監査に対するコストが振り向けられるというようなお話もありましたけれども、一方で、会計監査というものはきちっと受けていかなければいけないと思いますし、私は、今回の監査の改革というのが、まず、公認会計士の監査に移行していく、これは独立性という意味では一つの改革...全文を見る
○井出委員 今、農協法の目的も変わると。今までより少し、荒い言葉で言えば、頑張って稼いでいこう、そういう方向になると思うんです。  少し監査の法律論の方に戻りたいんですが、先ほども少し申し上げたんですが、公認会計士、監査法人というものは、監査される側とする側で独立をしていなけれ...全文を見る
○井出委員 公認会計士の監査の方にきちっと切りかえる、そういうお話が今あったんですけれども、そうしますと、冒頭私は、ちょっと岸本委員と考えの方向性が違うものの、農協監査士についていろいろ聞いてきたんですが、農協監査士の方が公認会計士に受かったら、公認会計士としてできるだけ速やかに...全文を見る
○井出委員 実際、既に私が公認会計士の関係の方から伺っているのは、実際に農協監査士を監査法人が受け入れをして、職業訓練とでもいうんですか、オン・ザ・ジョブ・トレーニング、そういうことをやっているという話も聞いているんです。  ただ、やはり公認会計士の側からすると、本当に大丈夫か...全文を見る
○井出委員 監査の改革、移行というものも、今お話をしたように、まだまだ幾つか越えなければいけない課題というものがあるかと思いますし、そして、その本丸は、私が途中で質問して局長からもお話をいただいた、地域の農協がどうやって元気に農業をやっていくか、そこだと思いますし、そこの議論が尽...全文を見る
○井出委員 終わります。どうもありがとうございました。
06月05日第189回国会 衆議院 法務委員会 第20号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。きょうもよろしくお願いをいたします。  連日、私もこの法案について理解を深めようと一生懸命勉強しておりまして、この勉強を大学受験のときに生かせば、二年も浪人して親不孝をすることもなかったなと思うのですが、まさに、必要意識といいますか...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  今お話があったような、具体的にそれぞれを見て判断することを徹底すべきである、保釈について一概の判断をするものではない、その上で、こうした緩やかな増加傾向というものについては可能性の一つとしてあるということをお話しいただきました。  法務大...全文を見る
○井出委員 今までの議論でも紹介をさせていただきましたが、村木さんの事件の関係でいえば、村木さんの逮捕のきっかけとなった、元部下が事実と異なる供述をした、村木さんは百六十四日間の勾留、それに対して元部下は、検察の意向に沿った供述をすることによって早期の釈放がなされているんです。 ...全文を見る
○井出委員 次に、国家公安委員長に伺いたいのですが、逮捕された被疑者、そして起訴された後の被告の勾留ということで、逮捕されてからの四十八時間や、検察庁に送致されてからの二十日間、いわゆる二十三日とも言われるんですが、そして、その後、起訴後の勾留といろいろな手続がありまして、恐らく...全文を見る
○井出委員 少し失礼な例えになるかもしれませんが、もし山谷大臣がこういった今のお仕事をされていなくて、警察関係、法務関係の専門分野とおかかわり合いがなくて、もし何もしていないのに警察に逮捕された、四十八時間、その後の二十日間、何もしていなくて起訴されるということは通常考えにくいで...全文を見る
○井出委員 少し失礼な質問でしたが、当事者の思いをちょっと想像していただきたいということで質問させていただきました。  林刑事局長に伺いたいのですが、今回の保釈の考慮事由の明確化、この議論というのは、私は、起訴されてからの保釈についての議論だけであると考えてこれまで勉強してきた...全文を見る
○井出委員 そうしますと、今回、保釈の事情を考慮するところを明確化する、そのことは、警察に被疑者が逮捕されて、逮捕状が出て、身体を拘束されて、それに対して当然、逮捕に当たらない、私は逃げません、証拠隠滅もしません、そういう申し立ても被疑者の側は裁判所にできると思うんですが、警察が...全文を見る
○井出委員 広く議論がされたということは、この法律が実際に行われていく場合には、逮捕されたときの勾留理由の開示ですとか、そうした手続においても、保釈事由の明確化という法律の趣旨が、これはまた裁判所側の話にもなってくるんですけれども、しっかりと考慮されるということでいいんでしょうか...全文を見る
○井出委員 直接的に反映しないとなると少しここは議論をしていかなければいけないと思うのですが、裁判所に伺いたいのですが、先ほど保釈について、率が上がってきている、恐らくそれぞれの裁判所において個別に向き合った判断がされている、そこも少しは傾向に出てきているというお話がありまして、...全文を見る
○井出委員 上川大臣に伺いたいのですが、今、柴山委員からちょっとささやきがあったんですけれども、確かに、警察が逮捕した段階というのは捜査が始まったばかり、起訴されてからの保釈というのは、起訴されたとなれば、検察としては、ある程度もう事実が確定して、これで裁判に入るんだ、そういう状...全文を見る
○井出委員 先ほど林局長の方から、法制審でも起訴後の保釈と逮捕時のものについて広い議論があった、だけれども今回は、直接的には裁量保釈に対するところの話なので、私が今申し上げた逮捕段階のところに直接的に反映はしないという御答弁だったんですけれども、そこは私は、身体を拘束されるという...全文を見る
○井出委員 一般論の議論ですので、それが見つかれば一〇〇%指定されるとかそういう話ではないと思いますので、そういう情報が見つかれば特定秘密に指定することはあり得る、そういうことだと思うのですが、特定秘密に情報が指定をされますと、当然それは、警察の中だけの管理ではなくなりますし、日...全文を見る
○井出委員 もう一度確認をさせていただきますが、通信傍受という捜査の手法で得られた情報がたまたま特定秘密になり得る、そして、なった。その情報というものは、情報そのものは特定秘密になるけれども、そこから何か、それを情報共有したり、そこから派生してさらに情報収集が始まるということはな...全文を見る
○井出委員 実はきょうも指定権者の長官にお願いしようかと思ったんですが、警察庁で特定秘密を扱うのは警備局だけだ、そういうお話もありましたので警備局長に御答弁をいただいておるんですが、今、捜査で得られた情報は捜査には使うけれども、それを政府の情報活動に使うことはしないとおっしゃられ...全文を見る
○井出委員 警察庁内でのそうした取り決めといいますか運用指針というものがあるのかないのか、また、警察庁と政府との間で、通信傍受で得られた情報は政府の情報活動とは一線を画さなければいけない、捜査情報と政府としての情報活用というものは明確に線を引いているような取り決めというか、そうい...全文を見る
○井出委員 我々や国民からすれば、秘密の管理ですので、当然、うかがい知る余地はありません。ですから、善意に解釈すれば、私は今のお言葉を信じたいのですが、特に、やはり警察内部での捜査情報と行政、政府機関の情報の一線を画すところ、そして、警察庁として、政府のほかの機関等に対して、捜査...全文を見る
○井出委員 お願いしたことにはなかなかお答えをいただけず、そしてまた、国会の方などでチェックをしていくというのは、もちろん国会の役割ですので、当然そのことはやっていきたいと思いますが、私は、警察庁の中でこういう文書を出して、捜査情報と行政情報の区別を明確化したとか、政府内でそうい...全文を見る
○井出委員 誤解をさせたのは私の質問が悪かったというところなので、そこはもう申し上げませんが。  私は、前回、今回と、特定秘密に、テロに関するものがあって警察庁が情報をとる、通信傍受の犯罪の対象が大きく広がるので、そうすれば当然重なり合うところが出てくる、大臣がおっしゃった、理...全文を見る
○井出委員 通信傍受の方がしっかりと原記録を裁判所に届けて、犯罪に関係ないところは消して、かつ当事者に通知をされる、それはおっしゃるとおりだと思います。  しかし、特定秘密というものは、特定秘密に該当するのか、実際指定されているのかどうか、それは当事者であっても知り得ない情報も...全文を見る
○井出委員 通信傍受の大幅な拡大、特定秘密保護法が始まってまだ日が浅いうちに、こうした議論をしっかりと整理しておかなければいけないということでお話をさせていただきまして、今副大臣としての思いも述べていただきましたので、そこはしっかりと私もまた考えていきたいと思いますけれども、想定...全文を見る
○井出委員 きょうが法案全体の概括質問の後半ということで、少し考えを述べさせていただきたいんですが、法案に入っております、国選弁護人の対象を拡大していく、そのことについては私自身もおおむね前向きに考えられるのかなと思っております。  ただ、その一方で、証拠隠滅罪の引き上げ。これ...全文を見る
06月09日第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。本日もよろしくお願いをいたします。  私も、昨日、金沢の方の地方公聴会に参加をさせていただきました。  私が最も印象に残ったことをお話しさせていただきますと、意見陳述者のお一人で、小松市の農協の組合長、西沢組合長が冒頭にお話をされ...全文を見る
○井出委員 今局長からお話があった平成二十三年四月の公正取引委員会の出した考え方、今お話のあった三つの要件、大企業と伍して競争、取引できる状況にない、そういったものを初め三つあるんですが、私は、この三つ目に紹介されました、適用除外制度があるために規制できない農業協同組合等の問題行...全文を見る
○井出委員 一つ、実際に公正取引委員会が警告を出した事例について取り上げたいのですが、平成二十六年の九月十一日に、公正取引委員会が山形県内の五つの農協に対して警告をしております。  この概要は御存じの方も大変多いかと思いますが、その五つの農協が、米の販売手数料を、もともと定率で...全文を見る
○井出委員 農協が、事業者としてそういうことをするとだめだ、協同組織としてするのは法律上いい。  しかし、実際、五つの農協が組合員に高い販売手数料を取ることにした。事業者の立場としてやったから違反になったんですけれども、これは五つの組合だけの話なんですよ。  それを、山形中央...全文を見る
○井出委員 そうしますと、山形県内の二十の単協の方から、二十の単協全体としてそういうことを決めれば独禁法の適用除外になるのかならないのか、ちょっと教えてください。
○井出委員 もう少し一般化して伺いたいのですが、例えば、五つの農協が集まって、農産物の販売価格を決めて、農協同士が相互に守る、これに類似した行為が山形の五農協のケースだと思いますが、これは独占禁止法の違反に当たる。  それに対して、農協の連合会、県経済連やJA全農が農産物の販売...全文を見る
○井出委員 法律上の問題はないんですが、そこに、一部の農協同士でそういうことをやったときはだめで、県全体でやったりする場合はいいというのでは、私は、実影響が非常に大きいと思いますし、そこは考え直さなければいけないという問題意識を持っております。  大臣にも伺いたいんですが、しか...全文を見る
○井出委員 農産物の販売価格の方なんですけれども、一つの単位農協が自分たちで価格を決める、それが安ければ農家は御苦労されるかもしれないですけれども、逆に、競争力がアップして売れるかもしれない。  逆に、県の中央会とか全体で傘下の単位農協に一律の価格を課すということは、それは、一...全文を見る
○井出委員 きのうの金沢の公聴会の話の中にも出たんですが、特にきのうの金沢では株式会社六星の輕部社長という方が農協についてお話をされていたんですけれども、例えば、信用事業に関しては、政策投資銀行とかほかの地銀さんの方が少しサービスがいいから、農協さんとは余りおつき合いがない、逆に...全文を見る
○井出委員 組織の改正が今回なされるということはわかっておりますが、地域のリーダーとして非常に大きなスケールメリットがあって、それが、例えば資材を高い価格で組合員の人に売るとか、スケールメリットがそういう悪い方向に働いている部分もあるんじゃないか、そこを変えてほしいというのが、農...全文を見る
○井出委員 維新の党の井出庸生と申します。本日は、よろしくお願いをいたします。  私は、信州長野県の出身でして、きょうは新幹線で佐久平から参りました。私の地元も、厚生連の佐久病院初め、南に下ればJAヤツレン、高原野菜、レタスの産地がありまして、最初に輕部さんがおっしゃった、農協...全文を見る
○井出委員 もう一点、ちょっと突っ込んで伺いたいんですが、資材とか農薬を本音としては安く提供したいというところがあると思うんですけれども、そのあたりも、やはりこの改革案では何も見えてこないとお思いでしょうか。
○井出委員 ありがとうございます。  同じ、関連で今度は輕部さんにお伺いしたいんですが、輕部さんも御発言の中で、自動車にかかわることは農協がサービスを大変よくやっていただいているから最大限利用させていただいている、でも、信用とかの部分では、やはりサービスを比べてということで、地...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  次に、上坂会長にお伺いをしたいんです。  農協は、協同組合ですので独禁法の適用除外を受けている。そうはいいながら、現実を見ますと、全国各地の農協のさまざまな事例におきまして、公取の方は、勧告をしたり、時には排除命令を出すというような事案も...全文を見る
○井出委員 結構です。ありがとうございます。  再び西沢組合長にお伺いしたいんです。  お話の中で役員の、理事の話がありまして、理事が二十八人、監事が七人のうち、認定が十人、五人が集落営農と。お話の途中で、地域のリーダーを選任するというお話から、単純に、人数で認定農業者をこれ...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  次に、小川さんに農業委員会のことについて伺いたいんです。  私は、今回の改革部分の農業委員会に関するところは非常に厳しく受けとめておりまして、農業委員が半数になって、農地の最適化推進委員が出てきて、一方で中間管理機構の方に多額の予算を投入...全文を見る
○井出委員 済みません、ちょっと繰り返しになりますが、そうしますと、今は中間管理機構の中身が見えないと。政府からすれば、私はもっと農業委員の力をかりて一本化してやっていってほしいということを申し上げているんですけれども、とりあえずは連携してやっていきますというところで、政府側のそ...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  輕部さんにお伺いしたいんです。  最初に、平成九年に移住をされてきて、外からいらっしゃった、そういうお話があって、私も、実は、ずっと東京とか埼玉とか東北におりまして、地元の長野県に外から来たんです。ですから、外から見える地元のいい点、また...全文を見る
○井出委員 もう一点伺いたいんですが、農協の皆さんもそれぞれ改革の取り組みをされてきて、私の地元でも、農協もどんどん自己改革を進めてくださっているなというところは感じるんですけれども、私が今、輕部さんにお聞きしたかったのは、外からごらんになっていて、農協が変わってきたなというとこ...全文を見る
○井出委員 きょうは本当にどうもありがとうございました。今後の参考にさせていただきます。
06月09日第189回国会 衆議院 法務委員会 第21号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。本日もよろしくお願いいたします。  午前中、心のキャッチボールという話がありましたが、まさに委員会の質疑もキャッチボールかなと。私はピッチャーではないのでたまに暴投も投げますが、きょうも直球勝負でいきたいと思いますので、よろしくお願...全文を見る
○井出委員 警察はかつて、パソコンも、人数が多くて公に支給されない、そこからウィニーといったようなソフトで重要な情報が流出するということで、予算を少しずつそろえてパソコンを配備した経過もあるんです。携帯電話も同じだったと思います。最初は幹部にしか公用の携帯電話が与えられない、それ...全文を見る
○井出委員 一点だけ重ねて伺いたいのですが、仲真紀子教授がこの教本について絶賛をしている、自由に話をさせる、特定の仮説を確認することに固執することなく一定の手続の中でオープンに質問、教本では「自由再生質問」と書かれているんですけれども、確かに、この教本を見ても、自由に話をさせると...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  そして、仲教授は、この警察の取り組みをよしと大変評価をしているんですけれども、一つだけ、仲さんが警察に求めているものでかなえられていないものがあります。  この「取調べ(基礎編)」を警察庁がつくる前に、そのもととなった日本学術会議心理学・...全文を見る
○井出委員 確かに、そう言っていただくのもいたし方ないかと思うんですが、その一つかなえられていないことが、まさに取り調べの録音、録画なのであります。  この提言によりますと、提言の冒頭、要旨の部分の最後のところに、「事情聴取・取調べの全面可視化」「事情聴取・取調べで得られた情報...全文を見る
○井出委員 もう一度伺いたいのですが、警察が目指すべき一定のストーリーに沿った取り調べではなくて、自由に話をしてもらう取り調べをこれからやっていこうと、平成二十四年に教本をつくった。その自由に話をしてもらうものを、要旨をつくったり、後で検証したり、これは私は裁判での証拠として必要...全文を見る
○井出委員 供述をしかねる部分、慎重に判断をしていくという御答弁のところ、警察のこれからあるべき取り調べと録音というものは両立できるものだ、私はそういうことを問題提起させていただきたい。  私の質問にも一定のストーリーがありますので、次の質問に入っていきたいと思います。  先...全文を見る
○井出委員 もう一問、重ねて伺いますと、裁判員法の改正で、また三年後の見直しが入りました。これから、裁判員の対象事件に対してもいろいろ議論があると思います。  裁判員の対象の事件の類型が変わって、裁判員の対象の事件が変わったとき、この取り調べの可視化もそれに応じて変えることが一...全文を見る
○井出委員 今、変わり得るということで、私は、裁判員裁判の目的と取り調べの可視化の目的は異なるものだと理解をしておりますが、唯一共通するところは、争いのある事件にはやはり可視化が必要じゃないかと。争いのある事件にはやはり国民の感覚が必要だ、そういう声もあります。  裁判員裁判と...全文を見る
○井出委員 裁判所は一実務家の意見として法制審でそういうことを述べておりますし、私は、法の最終的な裁きをする人の立場に立てば、事件の種類にかかわらず、できるだけ証拠はあってほしいというのが裁判官の常だと思いますし、そこを検察は二十六年の通知、運用である程度クリアをしようとしている...全文を見る
○井出委員 最後に若干キャッチボールのボールが届いたかと思いますが、また引き続きの議論をさせていただきます。  ありがとうございました。
06月10日第189回国会 衆議院 法務委員会 第22号
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○井出委員 維新の党の井出庸生と申します。信州長野県の出身でございます。  参考人の皆様、きょうは、お忙しいところ、本当にありがとうございます。  時間が限られておりますので、早速質問に入らせていただきたいんですが、まず、法制審の審議に入られていたお二人、椎橋さんと周防さんに...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  ちょっと時間がないので簡潔にお願いをしたいんですが、椎橋さんにもう一度お伺いしたいんです。  フリーディスカッションがあって、裁判員事件ですとか全事件ですとか、あと身柄拘束される事件という御議論があったかと思うんですけれども、そういう中で...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  次に、加藤さんにお伺いをしたいんですが、参考人の皆さんの話の中で、検察庁から平成二十六年の六月に依命通知が、できるだけ幅広にやっていく、裁判で立証できるように可視化をしていくというような通知が出ました。  私は、可視化の本来の目的というも...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  周防さんに。私は、まだ問題意識に、飲酒運転で事故を起こして、その場でアルコールも検知されて認めている、そういうふうなものを最初から録音、録画、取り調べ室に引っ張っていったところから全部撮るというのも、まあ、そこまでしなくてもいいんじゃないか...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  次に、内山さんにお伺いをしたいんですが、お話を聞いて、恐らく、この法律全体として、今後の第一歩としての賛成というようなお立場と伺いました。  確かに、可視化を進めていって、供述だけに頼っちゃいかぬ、その辺のお話の趣旨は理解できるんですが、...全文を見る
○井出委員 同じ質問を椎橋さんにもお願いしたいんですが、法制審の審議に入られて、司法取引と通信傍受の拡大、これはどちらが必要性が高いとお感じになって議論をされていたか、教えてください。
○井出委員 桜井さんにもお伺いしたかったんですが、ちょっと時間になってしまって、大変申しわけございません。  きょうは、皆さん、ありがとうございました。
06月12日第189回国会 衆議院 法務委員会 第23号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。  きょう、こうした形の委員会になりまして、委員長も、あの梅雨空のような、曇った、湿った表情をされておりますが、一刻も早く正常化して以前の闊達な議論になっていくように、そのことを私からもお願い申し上げます。  可視化に集中して、き...全文を見る
○井出委員 類型的にその必要性が高い裁判員裁判事件を対象とする、そういうことを今も、そしてずっとおっしゃってきているんです。  私は、端的に申し上げれば、可視化の対象を裁判員事件に絞るということは、罪の重い、重大な事件には取り調べをちゃんと可視化する、だから、重大な事件に対して...全文を見る
○井出委員 今の三浦刑事局長のお話ですとか、山谷国家公安委員長のこれまでの話を聞いておりますと、真相解明という言葉が出てきますね。私は、その真相解明という言葉は、やはり警察が容疑者を逮捕して、起訴して検察の方は立証を尽くす、その有罪の認定を捜査機関が当初想定された立証を裁判で尽く...全文を見る
○井出委員 検挙ですとか事案の解明。検挙は、確かに、犯罪の疑いの極めて濃いことが疑われれば、令状をとって検挙できると思いますけれども、事案の解明というものは、今までのように被疑者と警察が向き合ってやらなければ得られないものなのか。  この間も山谷さんにお聞きしました。警察の取り...全文を見る
○井出委員 今お話ありました、供述によって新たな証拠が得られるですとか、被疑者しか知り得ない事実を明かしてもらうというところだと思うんですけれども、それは、今までのように、第三者に見られないことを前提に取り調べをしなければ、必ずしも成立をしないものなのか。  私は、本会議の、社...全文を見る
○井出委員 今後の実施状況を見て検討していきたいと。  可視化が、この法律ができて三年後に、この法律に沿った可視化の状況になっていくと思います。では、始まるまでに三年待って、そこからまた何年かやってもらって、その状況を見て運用を検討していくというのでは、もうほぼ運用については警...全文を見る
○井出委員 ですから、まずは対象の中をやっていくんだ、法律で定められた範囲でやっていくというお話だと思います。大変残念な答弁だったなと思います。  法務大臣に伺いたいのですが、警察の方は、裁判員裁判の、法律で定められた範囲に追いつくのがやっとだ、今そういうことで、その運用の、私...全文を見る
○井出委員 先日の参考人質疑を聞いておりまして、私は、可視化の範囲が全事件の三%にしかならないというところは大変疑問を持って臨んできたんですが、そうはいっても、全面的な全事件の可視化を求められていた周防さんを初め、あと、私はまた別の場所でお話をお聞きしましたけれども、村木さんを初...全文を見る
○井出委員 もう少し協力的な御意見、お考えをいただきたいと思うところですが、まだ法案の審議の時間はありますので、これまでの御答弁に比べれば一歩前進をしていただいたのかな、そういうふうに思っております。  あともう一つ、山谷国家公安委員長のこれまでの答弁の中で、私が疑問に感じたと...全文を見る
○井出委員 おっしゃるとおりだ、そのとおりだと思うんですけれども、なぜこういう話になってしまうのかといえば、それは、目的の違う裁判員裁判というものと、取り調べの可視化の対象というものを一致させたからこういう話になってくるのであって、今、明確にそこの御答弁はいただいたんですけれども...全文を見る
○井出委員 裁判員裁判の対象の類型化も、まだ私は議論が不十分だと思っていますし、それを再び議論するときに、恐らく、可視化の対象というものを、目的が違うものを重ねております、重ねておりますけれども、可視化の対象としたことも議論の中に一つ加えるぐらい、それだけ、目的の違うものを一致さ...全文を見る
06月18日第189回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第6号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。よろしくお願いをいたします。  今、福島委員の話を伺って、私も、これはちょっと関心があって稲山選挙部長にお尋ねしたいんです。  今、福島先生のお話の中で、回数や場所、形態については制限はない、そんなようなお話だったと思うんですけれ...全文を見る
○井出委員 もちろん、法律そのものの政治資金パーティーの定義というものがあって、そこを満たしていても、国民から、あれ、こういうことというのはありなのか、そういうことが思われるような事例の一つとしてこういう新聞記事があるのかなと思うんです。  総務省で公選法の絡みで出されていたQ...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  今、それぞれの政党の考えを伺いまして、私も、特に企業・団体献金ですね、この新聞記事もそうなんですが、これを受け取る、受け取らない、そしてまた、いかにその透明性を確保していくのか。政治とのつながり、今、穀田さんのおっしゃった部分だと思うんです...全文を見る
○井出委員 一つこれからまた党派を超えて話し合いができるのかな、そんなような思いを持ちました。  もう一点伺いたいのです。  先ほど共産党の穀田先生からもお話がありました。穀田先生のお考えですと、政党の活動に税金が入るということはあり得ぬ、そういうことで、政党交付金、政党助成...全文を見る
○井出委員 各党のお考えをきょう改めて拝聴しました。また、いろいろ会期末で、各党のスタンスということも言われておりますが、きょうのお話を聞いていると、各党でまた目的を一つにした話し合いも十分可能だなということを感じましたので、今後また頑張っていきたいと思います。  どうもありが...全文を見る
06月25日第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。よろしくお願いをいたします。  まず冒頭、通告しておりませんが、私もけさのニュースから一つ伺いたいのですが、ロシアの上院の関係のニュース、二百海里の排他的経済水域でサケ・マスの流し網漁を来年一月から禁止する法案が可決をされた。  ...全文を見る
○井出委員 プーチン大統領からはどのような。
○井出委員 この農林水産委員会でも大変憂慮されてきた問題でありますし、また、これは特に安全保障にかかわるような話でもないと思いますので、そういった話の中身はいずれしっかりと明らかにしていただきたいと思いますし、ぜひ、引き続きこの問題に政府の一層の取り組みを求めたいと思います。 ...全文を見る
○井出委員 今、農業界、経済界との連携をさらに進める、そういうお話がありましたが、私は、今ある現状の対立、そういうものを修復していくところから始めなければいけないのではないか、そのぐらいの危機感を持っております。  今回の改革案は、規制改革会議が出された話をもとにつくられて、そ...全文を見る
○井出委員 改革が足りない、今そういうことをおっしゃられましたけれども、私は、端的に申し上げれば、改革のポイントがずれてしまっているのではないか。  農協とのこれまでの関係から、農協の上層部との話し合いを見て、末端の農家の組合員の望む農協改革、これは端的に言えば、資材を安くして...全文を見る
○井出委員 端的に伺いますが、戦後の農地改革に比べたら、今回の農地に関する改革というものは非常にぬるいと思いますが、いかがですか。
○井出委員 ぬるいという言葉がちょっと悪かったと思います。  六十年前の改革は、目的と実行手段は明確であったと思います。今回の改革は、農地の部分についても、また農協の部分についても、私は、目的と今やろうとしている改革案が一致していないと思いますが、いかがですか。
○井出委員 改革のための改革ではないとおっしゃいましたが、私は、現時点では問題が幾つもあると言わざるを得ません。  そして、我々は、この法案に、徹底的に話し合いをする、そういう趣旨の修正を盛り込ませていただきましたが、規制改革会議ですとか農協の上層部ではなくて、まさに今現場で頑...全文を見る
06月30日第189回国会 衆議院 法務委員会 第26号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。きょうもよろしくお願いいたします。  冒頭、午前中の質疑の関係で林刑事局長にお伺いしたいんです。  重徳委員が可視化の確認をされていたときに、ICレコーダーを使ったらという指摘もあったが、制度としては録音、録画をまずやっていく、そ...全文を見る
○井出委員 今、記録をする手段としては否定をしないと、初めて前向きな答弁もわずかに含まれていたかと思うんですが、撮るんだったら音も映像も撮るか、全く撮らないかという制度よりも、やはり私は、何らかの形で記録を残しておこう、そういう運用も大いにやっていただきたいと思うんですよ。  ...全文を見る
○井出委員 今回の法案は、取り調べ、供述調書に過度に依存しない、そういうために、客観的な証拠の収集を含め、新しい捜査手法の充実も必要だ、そういうことで、通信傍受の拡大とこの司法取引が入ってきたと思うんですね。  私は警察庁に重ねて伺いたいんですけれども、供述に過度に依存しない、...全文を見る
○井出委員 何だかうまく話のベクトルが違う方向に行ってしまったようにも受けとめましたが。  山谷国家公安委員長に伺いたいのですが、この司法取引の今回の法案は、条文で、警察官の役割について、検察官が、警察から送致、送付した事件、警察が現に捜査していると認める事件についてその被疑者...全文を見る
○井出委員 では、局長に伺いますけれども、賛成に至ったわけですよ。しかし、この司法取引を捜査の実態に合わせてやっていく。私はきょう、大サービスで警察の立場に立って質問させていただいておりますが、そうしたら、やはり警察を主体とした制度設計にならないと、最終の公判の責任はもちろん林局...全文を見る
○井出委員 もう少し警察が我々の役目だと言っていただけたら、私もその必要性を多少なりとも感じたんですけれども、どうもそこまで至らなかったかな、そういう思いであります。  今度は法務大臣に伺いたいのですが、私がきょうお配りしている、ほとんど字のない資料でございます。  これは、...全文を見る
○井出委員 この百件、可視化の対象事件で司法取引の対象事件でもある、ただ、この事件に関しては司法取引になる、協議になれば録音、録画は中断される、そういう説明も受けておりまして、そこは、またいずれ、各論の中の一つとして取り上げたいんですが、可視化を導入する、捜査ばかりに頼っていられ...全文を見る
○井出委員 裁判所の立場に立って、裁判官には私は到底なり得ませんけれども、裁判官がこれからるる全国各地で判決を出すときに、その懸念がこの法制審の段階では語られていたわけですね。最終的には、法制審の議論でも、平木刑事局長のお立場でなくても、どこかの誰かから聞いたよ、後輩から聞いたよ...全文を見る
○井出委員 司法取引の導入は、この法律の、可視化、司法取引、そして通信傍受、また保釈、証拠関係とありますけれども、その大きな幾つかのテーマがある中で一番、新しいものですから当然なんですけれども、これからやってみなければわからない、私の立場から申し上げれば曖昧な部分があります。 ...全文を見る
07月01日第189回国会 衆議院 法務委員会 第27号
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○井出委員 維新の党の信州長野県出身の井出庸生と申します。よろしくお願いをいたします。  早速ですが、まず今村参考人に伺いたいのですが、司法取引の関係で、今、さきの委員の先生と参考人の皆様とのやりとりの中で記録という話が出ておりまして、今村参考人は、基本的には今回の法整備にはバ...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  司法取引は、そもそも、これからやる新しいことなので、やってみなければわからない。  あと、高井、川出両参考人は賛成のお立場からお話があったと思うんですけれども、それでも裏づけがなければきちっとできないということで、私は、その実効性といいま...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  笹倉さんの冒頭のお話を伺っていると、我々もアメリカにちょっと行かなきゃいけないかななんていうことも思ったわけであります。  次に、郷原参考人にお伺いをしたいんですけれども、今回、一定の財政経済事件、銃器、薬物、こういったものが対象になって...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  次に、川出参考人に伺いたいのですが、冒頭に地下鉄サリン事件の話をされました。お医者さんだった林郁夫受刑者のお話かと思うんですが、私は、実は、林郁夫受刑者を取り調べ、自供させた警察官の話を聞いたことがあります。  私がお話を伺っている限りで...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  もう一点、郷原さんにも伺った質問を伺いたいんですが、司法取引が始まっても、使いにくい、裏づけが十分必要だというところはもう十分お話もいただいたかと思うんですけれども、その実効性というところを、どのようにこれがこれからの日本の治安に資するもの...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  次に、高井参考人にも伺いたいのですが、やはりこの司法取引の実効性という部分で、冒頭のお話で、やくざ者の事件、末端をとっ捕まえて、今だったら絶対話さないと。確かに、銃器、薬物の事件に関して言えば、供述が決め手の贈収賄とかと違って、その供述をき...全文を見る
○井出委員 センスのいい検察官だったら、逆に余り合意の書面とか交わさない方がいいんじゃないかなというような思いもちょっとあるんですけれども、わかりました。ありがとうございます。  笹倉参考人からはアメリカの事例のお話があって、お話を聞く限り、ちょっとやはり日本の方は改革がおくれ...全文を見る
○井出委員 終わります。  どうもありがとうございました。
07月03日第189回国会 衆議院 法務委員会 第28号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。よろしくお願いいたします。  司法取引の審議で、細かいところですとか、大分難しい言葉が出ておりまして、委員長も大分お疲れのように感じておりますが、私も時にはおもしろいことでも一言言えればいいんですけれども、きょうはそういうネタもござ...全文を見る
○井出委員 林刑事局長にも伺いたいんですが、長年実務、現場にもいらっしゃったかと思いますが、司法取引というのは、小さい犯罪というのもちょっと言い方が余りよろしくないんですけれども、わかりやすくということで、より大きな犯罪の真相を解明するために、時に小さい犯罪を、起訴猶予する、罪に...全文を見る
○井出委員 今の林局長のお話ですと、取り調べに過度に依存せずに、ほかにきちっと証拠が得られるように、その一つの手段として司法取引があるということだと思うんですが、そうであるとするならば、やはり司法取引で得られる証拠というものは、やるからにはきちっとした証拠をとりたい。先ほどのミミ...全文を見る
○井出委員 協議があって、合意があって、そして合意に基づいて裁判がある。お話があったように、一番重要なのは協議だと。何か、委員会でいえば、理事懇、理事会、委員会なのかなみたいな気もするんです、委員会の場合は筆頭間というものもあるんですけれども。一番大事なのはやはり協議、それは私も...全文を見る
○井出委員 協議に裁判官が疑いを持った場合は今お話があったような御説明なのかな、それで余りケースがないのかなと思うんです。  ただ、そうはいっても裁判所側は、こういう手の話、供述、そこから出てくる証拠というものは、今だって、共犯者の供述とかそういうものに対しては厳しく見ていかな...全文を見る
○井出委員 弁護人も入っているということで、そうすると、むしろ弁護人が入らない協議直前の取り調べ、そこもまた大事になってくるのかなと思うんです。  一つ伺いたいのは、協議になったら弁護人が入る、ただ、被告なり弁護人が、三者でやらなくていい、被告人だけとやっていい、弁護人だけとや...全文を見る
○井出委員 ケースによっては、弁護人の弁護方針と被告の考えが合わなくて、弁護人が解任されている状態とかもあると思うんです。不在の状態ですね。  この制度をやっていくというのであれば、おっしゃられたように、法律的なことをやるから被疑者はちょっときょうは要らない、きょうはそんなに大...全文を見る
○井出委員 使えないというところを、ちょっともう一度私も条文を読み直してみたいと思いますが、そこは条文で読み込めるようにはなっているんでしょうか。
○井出委員 わかりました。  そして、司法取引の事件なんですが、きょうの階先生の自己負罪型の議論とも少しかかわってくるんですけれども、ここまでの議論を聞いていますと、司法取引をする被疑者がそもそも自分がやった事件を否認したり一部否認していたら、そういう否認している人間と協議する...全文を見る
○井出委員 今、考えがたいというお話で、今のお話を聞いていれば、自分の罪をしっかり認めた被告でなければ余り司法取引の対象にならないのかなとも思うんですけれども、そうであれば、そういう被告に対して自己負罪型の方も制度設計として今後考えていくということもあり得べしではないかな、今、そ...全文を見る
○井出委員 ちょっと頭が回っていないので、よく今の答弁を、裏づけをちゃんと速記録で見た上でまた質問させていただきたいと思います。  司法取引はアメリカでも見直しの議論があったりしているということは参考人の話でもありましたし、それをもし導入するのであれば、世界で一番水準の高いとい...全文を見る
07月07日第189回国会 衆議院 法務委員会 第29号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。きょうもよろしくお願いをいたします。  きょうから、保釈、そして証拠開示の関係、また証人保護の関係ですとか、証人の出頭拒否に関する法定刑を引き上げる、可視化と司法取引と通信傍受以外のテーマということなんですが、以外のといいましても、...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  本当におっしゃるとおりだと思いますし、だからこそ、前回、裁判所の平木さんからも、個々の裁判体の方でしっかりと判断をしていただいている、裁判所の中でも、個別の事情をしっかり見て、形式的ではなくてしっかり判断するようにしているんだ、そういうお話...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。今お話があったとおりだと思います。  そして、この接見の禁止というのは勾留、保釈と共通の理由がありまして、法律上、やはり逃走のおそれですとか罪証隠滅のおそれがある、そういうことをもとに接見禁止も判断がなされる、そういうことが書かれているんです。...全文を見る
○井出委員 今、被疑者と被告人の区別がないですとか延べ人数もあります、そういうお話でしたけれども、それを含めても、数字を出していただいたことはよかったなと思います。  念のためその数字を確認したいのですが、後段に述べられた簡裁では一万七千余りに対して一万五千余り、八七%、地裁で...全文を見る
○井出委員 適切な運用が図られているというところで、大臣と私の思いと、そこに違いがあるので議論をさせていただいているんです。  林刑事局長にもちょっと伺いたいんですけれども、勾留の判断で、逃亡のおそれ、罪証隠滅のおそれ、これを判断する必要はあると思います。ただ、勾留することにな...全文を見る
○井出委員 実務においては罪証隠滅に主眼を置くと。  確かに、おっしゃられるように奪還計画があったりですとか、海外では、接見はもとより、留置場や刑務所の職員と通じて脱走してしまったような、本当に何か映画みたいな話がたまに新聞の国際面なんかにあるわけですので、その可能性はもちろん...全文を見る
○井出委員 逮捕の直後ですので、容疑者がどういう人物かわからない、家族がどんな人柄で、またその容疑にかかわっているのかどうかもわからない、ですからそこは慎重な判断が必要だということは理解をするんです。ただ、今の運用が当たり前なのかどうかということについては、今回、刑事司法制度全体...全文を見る
○井出委員 私が伺いたいのは、接見の禁止の解除を、弁護人ですとかそういうところからお願い、申し立てがあったときはきちっと、今言われたように判断する機会はあると思うんですけれども、今の実態というのは、やはり起訴されるまでは接見禁止というものがもうセットになっている。  私は弁護士...全文を見る
○井出委員 接見の問題は、私も、最初にこの改正法案を見て、法制審の審議の議事録なんかも見ていて、途中まで気づかなかったわけですね。それはどうしてかというと、法制審で接見禁止という話題提起はあったんですけれども、それを課題として議論するというところまで今回はいかなかった。  です...全文を見る
○井出委員 問題意識は、捜査に係る、起訴する前の、逮捕から勾留、接見の禁止、そこが私は大きい問題だと思っておりますので、国家公安委員長にもお話をさせていただきたいんです。  村木厚子さんの事件、あれは検察の独自捜査だったんです、警察ではないですね、検察庁の方でやった事件だったん...全文を見る
○井出委員 今お話しいただいたとおりにやっていただきたい、また、副大臣おっしゃったように、セットになっていないというお話もありましたけれども、先ほどの裁判所の八七%、九二%、そういう数字はやはり重く受けとめなければいけないと思いますし、また引き続き議論させていただきたいと思います...全文を見る
07月08日第189回国会 衆議院 法務委員会 第30号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生と申します。きょうもよろしくお願いいたします。  きょうは、お忙しい中、本当にありがとうございます。  きょう、与党の先生の質問を聞いていて、大変勉強になるなと思いまして、もっともっと与党の先生の質問を聞きたいなと思いました。まず、それ...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  次に、宮村参考人に伺います。  日弁連は、この法律の早期成立ということをおっしゃられているかと思うんですけれども、この法案の魂と申しますか、今回の法改正の本当の目的は一体何ぞや、そういうところを今私は考えております。  ちょっと話がそれ...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  次に、江川参考人に伺いたいと思います。裁判の公開性についてです。  裁判員裁判が始まった、そして今、裁判の中核になろうとしている。大きな目的は、国民の感覚を司法の場に取り入れることだ。それは、かつての裁判というのは、検察官も裁判官も私のよ...全文を見る
○井出委員 今の話とも重なってくるかと思うんですけれども、もう一つ伺いたいんです。  裁判員裁判が始まって、私は、前に、裁判員裁判にちょっと否定的な御意見も質疑の中でいただいたこともあって、私もなるほどなと思って聞いておったんです、裁判が少し裁判員のための裁判になっていないかと...全文を見る
○井出委員 次に、小池参考人に伺います。  先ほど韓国の話がありまして、ちょっと安保法制もありますので韓国には私は行けないんですが、ちょっとキムチでも食って想像しようかなと思っております。  まあ、冗談はともかく、伺いたいことは、韓国もそうですし、例えばドイツでは、ここ数年の...全文を見る
○井出委員 皆さんの御意見をこれから参考にさせていただいて、また、一人でも多くの皆さんにこの法案の行方に関心を持って見守っていただけるよう努力したいと思います。  きょうはありがとうございました。
07月10日第189回国会 衆議院 法務委員会 第31号
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○井出委員 維新の党の信州長野の井出庸生です。  堀江さん、きょうは、たってのお願いをさせていただいて、来ていただき、ありがとうございました。  私は、この場に堀江さんをお呼びしようと思ったときに、堀江さんは裁判で有罪判決を受けていらっしゃるので、大変つらいことをお話ししてい...全文を見る
○井出委員 ここ数年は保釈率が上がってきていて、その一つに、公判前整理手続が進むことで保釈が早まる傾向があるというようなこともこの委員会の議論であったんです。  堀江さんが保釈された当時の記事をきのう、おととい振り返って見ますと、公判前整理手続のために当時は異例のスピードで保釈...全文を見る
○井出委員 終わります。どうもありがとうございました。
○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。きょうもよろしくお願いします。  午前中に堀江さんが、安保より刑訴法の方が大事だと私の思いを代弁してくださいました。幸い、委員長の名采配をもってここまで慎重な審議をしていただいていることにまず感謝を申し上げます。しかし、これから議論...全文を見る
○井出委員 今回の法改正、取り調べの適正化や取り調べに頼らない証拠の収集、また、裁判で証人や被害者の保護を図っていく、証拠隠滅がないようにしていく、公判の充実も挙げられているんですけれども、そういうパッケージで示されているわけですね。ただ、やはりきっかけというものは、冤罪の事件が...全文を見る
○井出委員 済みません、きょうは諦めませんよ。  もう少しストレートに言いますと、今回の改革というものは、冤罪を少しでもなくしていこうという、それが新たな刑事司法制度のメーンだと私は思いたいんです、今のところ全体の中の一つという法制度だと思うんですけれども。  冤罪をなくして...全文を見る
○井出委員 きょう何度もこうやってお伺いをするのは、これまでの議論の中で、法務省、検察当局に、取り調べのやり方がまずかっただろう、冤罪を生み出してきた原因ということで、そのことはこれまで何度も何度も伺ってきました。  ただ、その一方で、判決を出すのは裁判所ですし、問題になってお...全文を見る
○井出委員 最高裁が個別の裁判所の判断の集積について物を申すのはできないということは私も理解はしますし、最高裁が、国会から冤罪をなくせと言われたから、各裁判所に何か通知したりするのもだめだ、私はそういう理由はわかるんですよ。情報提供とか議論はできると思うんですけれども、最高裁が各...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。今、私が思っていた以上に詳細なお話をいただいたと思います。  今のお話の一例を私は用意してきたんですけれども、二〇〇六年に公表された松本芳希判事の書かれた「裁判員裁判と保釈の運用について」という論文がありまして、その中では、今まさに平木さんがお...全文を見る
○井出委員 公判前整理手続の話はもうちょっと後でお伺いしようかなと思っていたんですが。  今私が伺いたかったのは、裁判所は、最高裁や国会が何かがあっと言って組織系統的にがっと変わるものではない。それが最近大きく変わったのは、やはり裁判員裁判、国民の目が入ったことだと私は思います...全文を見る
○井出委員 今回の法改正に盛り込まれております被害者の保護、証人の保護、ビデオリンクを拡充して別の裁判所でもできるようにする、そういうことも盛り込まれているんですけれども、私は、それは証人や被害者の立場に立てばよいことかなと思うんですね。だけれども、本来であれば、そこに被害者や証...全文を見る
○井出委員 裁判所は、もう何度も申し上げていますけれども、最高裁が指示はできませんし、個々の裁判体の自主的な、それぞれの裁判の進め方、判決、その集積で今の日本の裁判というのはこういう流れだよねというものが問題意識としていろいろあると思うんですけれども、私が申し上げているのは、裁判...全文を見る
○井出委員 最初に私が、裁判所にとって、今回の新たな刑事司法制度、その新たなという部分は何なんですかというお話をしました。裁判の公開の原則、裁判を国民の目がしっかりと届く形でやっていくということは決して新しいものではないんですけれども、今回の法改正の議論のときに、裁判所にぜひ議論...全文を見る
○井出委員 今回、公判前整理手続の裁判について、証拠の開示が拡充されるわけですね。証拠の開示を私も広くやっていってほしいと思っていますので、そういう観点からすると、公判前整理手続も広がっていった方がいいんじゃないのかな、そういう問題意識を持っているんです。  公判前整理手続の今...全文を見る
○井出委員 現状の公判前整理手続の制度が運用されている状況を見ますと、平成二十五年は、全国の地裁で千五百九十人、このうち千四百十五人の被告が裁判員裁判。裁判員裁判は、公判前整理手続が義務づけられております。平成二十四年は、一千七百四十五人の被告が公判前整理手続に付され、そのうち千...全文を見る
○井出委員 公判前整理手続に付されるべきものが付されていない、そういう議論になったわけではない、だけれども手続の有用性があって請求権を付与するということになったかと思うんですけれども、この公判前整理手続もやはり決定は裁判所の方で判断をされると思うんですが、近年の数字を見ますと、手...全文を見る
○井出委員 法務省の林局長の話ですと、手続に付されるものが付されていない、そこまではいかなかったが有用性はある、そういう議論だったと思うんです。  公判前整理手続というのは、確かにおっしゃるように、争点の事前の整理という意味ではよいのかと思うんですが、この制度を導入するときに、...全文を見る
○井出委員 林局長にまた伺いたいんですが、今回の証拠開示制度の拡充もそうですし、取り調べの可視化も裁判員裁判が義務づけになっているんですけれども、裁判員裁判だけが日本の裁判ではないと思うんですよ。だけれども、裁判員法の改正のときも、今回の可視化のときも、裁判員裁判が日本の刑事裁判...全文を見る
○井出委員 裁判員裁判が公判中心主義に、かつての裁判は私みたいにぼそぼそしゃべる人が早口でやるだけだった、そういうものを変えていこうということで、また、申し上げましたけれども、国民の感覚を取り入れるということで大きい意味があると思うんですけれども、それは前の法改正のときに言いまし...全文を見る
○井出委員 私もそんなに多くは裁判は見ていないんですけれども、証人が宣誓を拒否するのは見たことがありませんし、来ないから期日を一旦キャンセルしてもう一回呼ぼうとか、そういうのも、私が記者をやっていて、八年のうち五年ぐらいは事件と裁判をやっていたんですけれども、私が傍聴取材に行った...全文を見る
○井出委員 不出頭の人に対して、期日を延期してまた出頭を求める、勾引を求める、その取り組みを尽くした上で、いや、もうだめだ、最近のやつは全然裁判に協力しない、だから法定刑を引き上げよう、勾引の要件を変えようというんだったら確かにそれはそうだなと思うんですけれども、そこまでの実態、...全文を見る
○井出委員 今ちょっと手を挙げかかった林さんにも伺いたいんですが、同じ質問で、出頭しない人に対してそういういろいろな取り組みを尽くした上で、それでもだめだ、法定刑の引き上げが必要だ、勾引の要件を変えることが必要だというのであればわかりますが、その必要性についての見解をいただきたい...全文を見る
○井出委員 裁判所に出頭する、証言する、そのことに重みを持たせるということなのかな、そういうことで理解をしておりますが、ただ、本来であれば、法定刑が引き上がるわけですから、ここはもう少し慎重な議論が必要ではないかなと思います。  きょう平木さんといろいろお話をさせていただきまし...全文を見る
○井出委員 刑事司法の目的というのは大臣がおっしゃるとおりだと思います。  ただ、刑事司法の目的、真相の解明、それに見合った司法の判断というものを下していくということはおっしゃるとおりなんですけれども、その中で、事実と違う有罪認定があったりしてきて、その部分は今回の法改正で正し...全文を見る
○井出委員 今大変私の思いを酌んでいただいたなと思うんですけれども、きょう最後に一点御提案したいのは、この法律の附則、見直し規定なんですが、三年後に取り調べの可視化について見直しの規定がある。  私は、取り調べの可視化がこの法律の一つのポイントではありますので、それに特化して見...全文を見る
○井出委員 可視化に特に焦点を当てていただいて、三年後の見直しを明文化していただいたことはよいと思います。  ただ、その三年後の議論が、今の附則の九条で一体どういう議論になっていくのかというところは、私としては若干の懸念も、まあ、もう今までほかの先生がやってきていますけれども、...全文を見る
07月14日第189回国会 衆議院 法務委員会 第32号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。きょうもよろしくお願いいたします。  午前中、上川大臣の答弁を聞いておりまして、特に黒岩先生のとき、中身はちょっと私も速記録を見ないといま一つ理解ができなかったんですが、力強さを感じました。副大臣、政務官を制するかのような、私に任せ...全文を見る
○井出委員 法制審の議論は私も少し読ませていただきましたが、今回の犯罪の種類の拡大が国民の理解を得やすいものなのかというところは疑問を持っております。  今は暴力団という観点から伺いましたが、罪種に関しても、当時、覚醒剤を何とかしなければいけないという意識がありましたし、そもそ...全文を見る
○井出委員 次に、ちょっと過去の議論の中から伺いたいことがあるのですが、平成十一年の議論、この法律を導入するときの議論で、そのときに、当時の臼井日出男法務大臣が、通信傍受法は極めて厳格な要件のもとでやっていく、それは令状に基づいて行い、常に第三者が立ち会って、全て記録され封印され...全文を見る
○井出委員 今度は国家公安委員長に伺いたいのですが、今、平木さんの方から、どれだけ増加するかは予測が困難だと。たしか同じような御答弁を本会議の段階で、事件がどれだけふえるのかということに対して予測は困難だというようなお話が警察としてもあったと私は記憶しているんです。  犯罪の種...全文を見る
○井出委員 引き続き、今度は三浦刑事局長に伺いたいんですが、今、必要性があるという国家公安委員長からのお話なんですけれども、通信傍受で、例えば集団密航に関しては全く実績がないんですよ。実績がないんだったら、私はやめた方がいいと思うんです。これがまず一点。  それと、メールの傍受...全文を見る
○井出委員 犯罪の態様、形式というものは時代に応じて変わりますので、集団密航というものがなくなってきたのであれば、やはり外すという検討もしっかりするべきだと思いますし、メールについて申し上げますと、被疑者を逮捕したときに携帯電話なりパソコンなりを押収すれば、そこに残っていれば全部...全文を見る
○井出委員 山谷さんに伺いたいのです。  私は、仮にこれから暗号技術が今想定されているようなものが開発されたとしても、今、合理性、非効率という話がありましたけれども、この種の捜査手法に、令状もそうですけれども、厳格な運用を持たせていくという意味では、やはり警察署でやらないという...全文を見る
○井出委員 三浦さんに伺いたいんです。  不服申し立ては一件しかないわけですよ。今、山谷さんがおっしゃったのは、最終的な記録はきちっとチェックできる体制にあるから、場所はどこでやっても、記録を提出しなきゃいけないから、ちゃんとやるんだというお話だと思うんですけれども、不服申し立...全文を見る
○井出委員 平木さん、原記録の閲覧例というのは聞いたことがありますか。
○井出委員 被告人の側からは、やはり二件しかないわけなんですね。  ですから、視察をする限り、スポットですか、各時間ごとに聞ける時間と聞けない時間とやっていただいていると思うんですけれども、事後の検証というか、事後チェックが働くからというところも、その二十五件のうち二十三件はや...全文を見る
07月29日第189回国会 衆議院 法務委員会 第33号
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○井出委員 維新の党、信州長野県の井出庸生です。  きょうは、五名の皆様、よろしくお願いいたします。  私の通信傍受に対する考えは、きょう来ていただきました山下参考人がおっしゃっていただいたこととほぼ一〇〇%一致をしております。通信傍受の必要性を私は一〇〇%否定するものではな...全文を見る
○井出委員 おっしゃるとおりだ、それが法制審の議論だと私も思っております。  それはなぜかといえば、山下参考人が冒頭、不服申し立てもほとんどないというようなことをおっしゃっていたんですけれども、被告人や被疑者に、傍受した記録については通知が行く、しかし、果たして原記録があること...全文を見る
○井出委員 適正な運用、執行ができないものが可能性として考えられるのであれば、それをしっかりと一つ一つ制度で担保して潰していくというのは、まさに我々がこれからの議論でやっていかなければいけないところかなと思っております。ありがとうございます。  次に、長澤さんに伺いたいのです。...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  今、日弁連の話が出ましたので、田中参考人に伺いたいのです。  田中参考人の実体験に基づくお話を伺っていて、私もそのとおりだなと思いましたし、私自身も、振り込め詐欺ですとか組織的な窃盗、または児童ポルノだって大変組織的にされているような報道...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  私は、これから議論をしていく中で、日弁連の方では、国選弁護人の制度の拡大ですとか、そういうところは必要だと思っております。ただ、日弁連が苦悩した部分をもう少しでも前進できないかというところでこれから知恵を使っていかなければいけないなと思って...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  自民党の与謝野先生の話は私も過去の議事録で読みましたし、緒方さんの思いがかなえられるべきだと思うんですが、ただ、今回の法制は、その緒方さんの思いがかなえられたとしても、制度は制度で別でありますから、対象犯罪の拡大と運用の合理化という部分で、...全文を見る
07月31日第189回国会 衆議院 法務委員会 第34号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。きょうもよろしくお願いいたします。  冒頭、今週私の方からいろいろと御主張させていただきまして、特に、きょう、こうしてまた質疑に臨めることをまず委員長に一言感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。  きょうは三十分です...全文を見る
○井出委員 なかなか質問に向き合っていただけないので大臣に伺いたいのですが、通信傍受をした原記録は、必要であれば見られる制度にはなっております。しかし、この五年間のデータ、裁判所に調べていただける限りのことを調べてもらいますと、裁判官や被告や弁護士といった立場の人は原記録というも...全文を見る
○井出委員 三浦さんに、今の大臣のお話を踏まえて伺いたいんです。  原記録をきちっと事後チェックできる制度になっている、それが不正をしない抑止力だ、それはおっしゃるとおりだと思うんです。  でも、実際に原記録を裁判官や被告、弁護人側がほとんど見ていないんじゃないか、それでは抑...全文を見る
○井出委員 不正ができないように制度を設計する、それはいいことだと思います。制度には、不正ができないようにするという目的があるわけですね。目的が達成されているかどうかというものもちゃんと見ていく責任があると思いますよ。制度はつくってあるんです、実際に原記録を全然みんな見ていないん...全文を見る
○井出委員 私も、通信傍受の事件や令状に触れた経験のある裁判官は少ないと思います。ですから、もしかしたら、この法律が始まってから通信傍受の件数がふえるかもしれない、議論しよう、何かそういう問題意識を持とう、そういうことはあるのかもしれないとは思っているんです。  あともう一つ伺...全文を見る
○井出委員 厳格な保管は大変重要なんですけれども、恐らくこれから、それをチェックするというところの議論も、件数がふえてくれば出てくるのではないかと思います。  私がつくったこの図なんですけれども、対象犯罪が拡大する、立ち会いもなくなる、補充性というものは、傍受以外に手がない、傍...全文を見る
○井出委員 林さん、もう一つ伺います。  確かに、技術の進歩によって、令状どおりの通信対象をきちっと限定して聞くことはできると思います。立会人が要らないという今の御趣旨もわかるんです。  先ほど、立会人に対価を支払う必要はないんだという話の中で、通信事業者が管理している施設で...全文を見る
○井出委員 暗号技術の進歩で通信の秘密をしっかり守って、場所を変えてこれまでどおりの傍受をするということだと思うんですけれども、現行の通信傍受法でも、まあ、ほとんどないんですけれども、全然ないんですけれども、立会人が意見を言うことはできる。実際スポット傍受しているかどうかも聞けな...全文を見る
○井出委員 便利に、使い勝手をよくしたり、犯罪の種類を拡大して、それでも厳格にやっていく、そういうことだと思うんですけれども、私は、その拡大の仕方ももう少し慎重にと思っておりますけれども、まず今こだわらなければいけないのは、その手法、特に警察施設で傍受をしない、その抑制をしっかり...全文を見る
08月05日第189回国会 衆議院 法務委員会 第35号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。  きょうは、長丁場、時間をいただいておりますが、最後までよろしくお願いをいたします。  きょうは、まず山谷国家公安委員長から伺ってまいります。  この法案は、審議の最初、審議を通じてかもしれませんが、報道等では取り調べの可視化...全文を見る
○井出委員 今お話のありましたように、取り調べの適正化、一方で、供述に過度に依存をしない、そうした新たな捜査手法、そういうことで、全体として大きなパッケージで法案が審議されてきたと思うんですが、私は、この法案、改革の議論というものは、そもそも、こういう冤罪事件は何なんだと国民が極...全文を見る
○井出委員 今、さらに進むというお話がありまして、今回の法改正の、取り調べの適正化というところの一番大きなテーマは、やはり取り調べの可視化であると私は思っています。そのときに、これまで、山谷国家公安委員長もそうですし、警察庁の三浦刑事局長もそうですし、私の方から、可視化についても...全文を見る
○井出委員 今の三浦刑事局長のお話を聞いておりまして、私は今、おっと思ったことが一つあります。  今、いろいろお話をされました。取り調べの可視化が大変有用なところもあって、その後、人的、物的なことに始まっていろいろなお話を今されましたが、今のお話の中で、捜査の、取り調べの支障、...全文を見る
○井出委員 今の三浦さんのお話を踏まえて、山谷国家公安委員長に伺いたいのですが、取り調べを可視化したときに捜査上の支障がある、そのことについては、乗り越えなければいけないということは最初に言っていただきました。しかし、要約すれば、現時点ではなかなか問題があるというお話でした。 ...全文を見る
○井出委員 教養、ノウハウを積み重ねていく、そのことは大変大事だと思います。  しかし、今回の議論でも何度も申し上げてまいりましたが、裁判所の方では、立証上、供述の任意性が争われたときに、録音、録画された記録が最良の証拠である、対象事件でそれがなければ、より一層のリスク、立証責...全文を見る
○井出委員 取り調べの可視化をこれからも我々もチェックしていかなければいけませんし、検証をしなければいけません。  しかし、私は五月十九日の本会議で元警察官から聞いてきたことをお話ししましたが、取り調べの録音、録画というものは警察の中で取り調べ状況を逐一確認する意味においても有...全文を見る
○井出委員 今回、通信傍受の原記録の閲覧、傍受記録の閲覧について私の方からいろいろ質問させていただいたときに、平木さん、最高裁の方から、原記録の保存数、それに対する閲覧の要請とか、そういったものをきちっと調べていただいたことは、議論を進めていく上でかなり大きな材料を提供していただ...全文を見る
○井出委員 もう一つ、事後の検証ということで、今回の修正案で、国会報告を充実する、特に、新方式、新しい技術が開発されてからその新方式で実施をされたものについても国会報告していくという修正を提案させていただきました。  この件について具体的にイメージを伺いたいのですが、新手法で通...全文を見る
○井出委員 適切なという熟語で終わってしまったことは大変残念なんですが、新しい手法で通信傍受を実施する、私は、その新しい手法については極めて慎重であるべきだと思いますし、現行手法どおりやってくれということを何度もお願いしてまいりました。  ですから、私の立場からすれば、国会報告...全文を見る
○井出委員 個別の事件ではなく、物理的な、例えば人員とか設備を設置する予算もあります、そういった問題から、例えば、今お話のあったような県警本部クラスであれば、全国で四十七ということになるかと思います。しかし、大都市圏であれば、小さな県の県警本部以上の警察署もあります。  そのあ...全文を見る
○井出委員 設備の問題、予算の問題の観点から見ても、基本的に県警本部ということは、県警本部の数ぐらいの場所で傍受ができるような体制を今後つくっていく、そういう理解でよろしいですか。
○井出委員 県警本部であれば四十七ですが、警察庁施設も含めればかなりの数になります。私は、場所も限定的にやっていただきたいと思いますので、またこの問題については改めて伺いたいと思います。  もう一つ、今お話の中にもありました、通信傍受捜査というものは本当に限られたときにしかやら...全文を見る
○井出委員 制度ではないが現行されているという警察庁の指導が、通信傍受捜査の補充性、ここぞというときにしかやらない、その補充性に資するものであれば、それを維持していただきたい、そういうお願いをしたいと思います。  そして、基本的に県警本部の施設で傍受していくと。先ほどの山尾先生...全文を見る
○井出委員 今、刑事部門を総括するセクションという話がありました。よく都道府県警にある刑事総務課ですとか、そういったところのお立場の方がされるのかと思いますが、都道府県警は、どこもそうなんですけれども、しかるべき立場になれば、捜査畑の人が管理職に行ったり、監察に行ったり、刑事捜査...全文を見る
○井出委員 これから制度設計をされるということですので、よく議論をしていただいて、その結論、議論の結果をまた聞かせていただきたいと思います。  もう一つ、警察施設での通信傍受の指導で伺いたいのですが、傍受しているときにどの程度立ち会うのか。最初の十分顔を出して、終わったらまた来...全文を見る
○井出委員 一定程度ということで、警察という組織は大変真面目な組織でありますので、一定程度と言えば恐らく全てだろうと善意に解釈をさせていただいて、制度設計の議論を見守りたいと思いますが、一点ここで申し上げておきたいのは、やはりそういう指導的な立場の人間がいる時間が短いようでは、そ...全文を見る
○井出委員 今、証明力が司法取引の証言は低い、そういう話がありまして、その証明力が低い証言や供述でも、それが真実たる、本当に事案の真相解明に資する十分な裏づけの捜査、また新しい証拠が出てくれば、それは非常によかったということになりますが、そうならなかった場合は、この制度というもの...全文を見る
○井出委員 検察庁の取り調べの可視化に対する昨年の依命通知もそうなんですが、法律で書き切れず、通知で、運用の部分で法律以上のことをやっていただく、そういうケースもあります。  しかし、ここにいらっしゃった周防参考人がおっしゃっていたんですが、通知に頼ると、それは検察官の裁量に負...全文を見る
○井出委員 次に、保釈の関係について、最高裁、平木さんに伺いたいと思います。  保釈の問題は、大変議論に、お互いの思いに幅があって、現在の運用を明確化する、そういうことがこの法案の結論、修正の議論でも当初提出いただいた政府案どおりということになりました。  私は、保釈は、起訴...全文を見る
○井出委員 裁判所、平木さんに、通信傍受の捜査の件でも一つお願いをしておきたいと思います。  通信傍受は非常にこれまで令状が少なかった。ですから、それに接したことのある裁判官が少なくて、私は、通信傍受について余り深まった議論というものは裁判所内ではないのではないかと推測をしてお...全文を見る
○井出委員 ここからは、一つ、さきに重徳委員の方で問題提起をさせていただいた、参考人にも来ていただいた緒方さんの事件について、警察の皆さんに伺いたいと思います。  緒方さんの事件というものは、皆さんのお立場からすると、警察官が個人でやったものだ、組織的な関与というものが確定した...全文を見る
○井出委員 警察が捜査だけやっていたとしても、捜査の情報をとるには広い情報をとらなきゃいけない、そこはわかっていただけると思いますし、私は、日本の警察というものは、国内の行政の情報収集機関の中でもかなり情報収集能力が高い組織だと思うんです。警察の人とおつき合いして、別の情報収集機...全文を見る
○井出委員 今回の議論の中ではこういった問題を余り取り上げることができなかったのですが、捜査もそうですし、裁判もそうですけれども、やはり国民の目こそが最大のチェック機能だと思いますし、また、それに応えていくことが、私は、裁判にとっても捜査にとってもより不断の改革を進めていく上で大...全文を見る
○井出委員 もう少し細かいところをお二人の局長にも伺いたいのですが、今回の修正で捜査機関側に新しい負担をかける、そういうことになると思います。警察の方では、通信傍受を警察でやるときに何としても立ち会いを、警察官でもいいからやってくれ、また事後チェック、原記録の通知もしてくれ、そう...全文を見る
○井出委員 この議論をずっとやってきて、同僚の議員などとも話をしてきたんですが、さきの委員会のときに、私は、日本の捜査機関というものは非常に真面目で、世界に比べて信頼、評価が高いと。であるからこそ、捜査の手法が、権限がいたずらにふえるところを、他国並みになれば、それで胸を張ってい...全文を見る
○井出委員 今、お話しする直前のテーマで、捜査や裁判に対する一番大事なことはやはり国民の目だと申し上げました。  私どもの党は、その意味では、歴史も浅く、一番国民の目というものを意識して議論をしなければいけないのではないかな、それができるのではないかなと思っております。それは、...全文を見る
○井出委員 てんまつということで、七月の十四日、国会が波高くなる直前だったと思いますが、修正案を与党の方に提示させていただいて、恐らく約十回程度の修正協議をしてきたと思います。  内容については、今私が御説明するまでもなく、清水先生は十分御存じだと思いますので、私の方から一点申...全文を見る
○井出委員 取り調べの録音、録画につきましては、その対象事件をふやすということには至らなかったのですが、今回の議論、また修正の協議の中で、的確な立証を担保する、適正な取り調べに資する、その取り調べの可視化の目的、意義について、これは私自身も何度も申し上げてまいりましたし、そのこと...全文を見る
○井出委員 そこは修正協議の中でも議論がありまして、最初に挙げられている三つは例示で、「等」の中にいろいろ含まれると。そういう意味では、会話傍受もそこに入る、入らない、そういう議論も当然、修正協議の中でありました。  我々、御説明あったお手元の資料と、今回修正の附則で出させてい...全文を見る
○井出委員 その役割の中にスポット傍受に対するチェックが含まれる、そういうことを予定しているというのは、今局長がおっしゃったとおり、同じ認識を私も持っております。  ただ、立ち会っている時間、そこにいる時間について今制度設計をされているというのが先ほどの私の質疑への答弁だったと...全文を見る
○井出委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     刑事訴訟法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府及び最高裁判所は、本法が度重なるえん罪事件への反省を踏まえて重ねられた議論に...全文を見る
08月07日第189回国会 衆議院 本会議 第42号
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○井出庸生君 維新の党、信州長野の井出庸生です。  刑訴法等の一部を改正する法律案の修正案に対し、賛成討論をいたします。(拍手)  五月十九日、私は、この場所で、政府原案を、取り調べ可視化は全事件のわずか三%、にもかかわらず司法取引導入、そして通信傍受捜査の大幅拡大であると厳...全文を見る
08月26日第189回国会 衆議院 法務委員会 第37号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。きょうもよろしくお願いいたします。  まず、大臣、刑訴法は大変お疲れさまでした。私も疲れましたと言いたいところなんですが、冒頭、一点、その件で伺いたいことがありまして、きょうまた三浦さんに来ていただきました。そのことを、冒頭というこ...全文を見る
○井出委員 今の御答弁は、私は順番が逆だと思うんです。まず、傍受の適正な実施をきちっと担保するためにその指導をやっていただきたい。高度な機械の使い方というものは、そもそも捜査に入る前に実際に傍受する捜査員が知っておかなければいけない話であって、そこは実際、傍受のときは、もう確認的...全文を見る
○井出委員 また質問の機会もありますし、私は東大の野球部の出身でして、九十四連敗しても一勝をつかみに行く、そういう精神を持っておりますので、大変申しわけありませんが、引き続きおつき合いをいただきたいと思います。きょうは、三浦さん、ありがとうございました。  そうしましたら、矯正...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律をいろいろ見ておりますと、例えば、死刑が確定している被収容者に対してもその心情の安定をきちっと図っていかなければいけないですとか、そういうことがきちっと書いてありますので、私も、大臣と同じように、...全文を見る
○井出委員 今、外部の診療機関で受診をすることで経費がふえているというお話がありまして、そういう意味では、矯正医官の方が就職しやすい環境を今回の法律で整える、そして、病気にしても、そういうきちっと矯正医官が整った中で早期発見をすれば、治療費もそんなにかからないのではないのかなと思...全文を見る
○井出委員 では、そちらへの影響はないと。  続いて、同じ法律の百七十六条に、死亡した際の通知というものがあります。刑事施設の長は、被収容者が死亡した場合、法務省令で定めるところによって、遺族等に対して、その死亡の原因及び日時並びに交付すべき遺留物、支給すべき作業報奨金云々を速...全文を見る
○井出委員 ここ十年ぐらい、今おっしゃったように、三百人前後、二百何十人だったときがあったり三百人を超えることもあるんですが、そういう増減を繰り返しているのかなというのが状況なんです。  もう一つ、この法律の中で、百五十七条に不服申し立てという項目があるんですが、「刑事施設の長...全文を見る
○井出委員 今、三千件という話があって、私も、数字だけ聞きますと、全体像がどれだけあるのかわかりませんが、医療関係の数は結構多いんだなというところを感じました。  もう一つ、今度は、きょうは警察庁の村田総括審議官に来ていただいているんですが、この刑事収容施設及び被収容者等の処遇...全文を見る
○井出委員 基本的には外部に委嘱をされているということなんですけれども、延べ三百四十八万人、一日当たり九千五百人、今そういう数字をいただいたんですけれども、現場として、医療の要望が多いのになかなか外部に持っていく機関がないですとか、留置人を外部に診察させるとなると、それなりに、逃...全文を見る
○井出委員 訂正ですか。どうぞどうぞ。     〔伊藤(忠)委員長代理退席、委員長着席〕
○井出委員 今回は矯正施設の常勤医師の確保という趣旨での法律改正なんですが、この刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律、矯正施設だけではなくて、留置場ですとか海上保安庁の収容施設といったものの収容環境というものが書かれておりますので、ぜひ、今回の議論を機に、幅の広い問題意識...全文を見る
○井出委員 この刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律の三十条で、受刑者の処遇の原則というのがありまして、「受刑者の処遇は、その者の資質及び環境に応じ、その自覚に訴え、改善更生の意欲の喚起及び社会生活に適応する能力の育成を図ることを旨として行うものとする。」  私、この条...全文を見る
○井出委員 今お話あったように、社会復帰をして改善更生をするためにも、やはり健康であって、冒頭大臣が言っていただいたように、健康というものを基盤にしていくことが大事だと。そのために若干でもこの法律改正が資するものだと思っておりますので、私も、またこっちの問題にも刑訴法同様関心を持...全文を見る
08月28日第189回国会 衆議院 法務委員会 第38号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。  きょうは再犯防止について伺いたいのですが、その前に、三浦刑事局長にきょうも来ていただいております。再度、通信傍受の件をちょっとだけ伺いたいと思います。一般質疑ですので、お許しいただきまして。  前回の委員会の続きなんですけれど...全文を見る
○井出委員 そうしますと、通信傍受が終わった段階で、傍受したものについてはやはりいかなる優秀な指導官であっても手はつけられない、そういうことだと思います。そうすると、ますます実施期間中の、通信傍受をしているまさにそのときに優秀な指導者が立ち会っている、指導というよりも、私はこれか...全文を見る
○井出委員 きょうこの場で指導体制の結論を求めているというわけではありませんので、前回お話があったように、今のところまだ考えていない、そういうところにとどめていただいて、また私の方からも、考えていただけるような質問をしたいと思います。  あと、さっきの答弁の中で、再生は一回限り...全文を見る
○井出委員 今申し上げたのは、再生を始めて、巻き戻したりリピートはできないけれども、きょうはここまで聞いておいて、続きはまたあした聞こうとか、そういう意味で一時停止ができるのかなというところだったので、また、何回でも質問をまだまだしたいものですから、そのときに答えをいただければと...全文を見る
○井出委員 捜査の次のステップに進むという意味でも、一時保存の一時というものを本当に一時的なものにとどめていただきたいと思いますし、その辺はこれからの検討なんでしょうけれども、早く検討しろとも言いませんので、検討していただいて、検討している間にまたどんどん御提案もしていきますので...全文を見る
○井出委員 そうしましたら、再犯防止について伺っていきたいのですが、東京オリンピックに向けて再犯の防止に力を入れていくというような資料が、そうした政策目標というものが発表されております。  その中で、出所した人を受け入れる企業、会社をふやしていこう、三倍にするんだというような数...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  おっしゃるように、再犯、再入、再入者にも何年以内に入ってくる人、いろいろな考え方があると思うんですけれども、再入者を減らしていくということはその後の矯正の運用、矯正の予算にもかかわってくるので、一つ注目してもいいかなと思います。  私が今...全文を見る
○井出委員 刑務所のある立地状況によって作業が限られるというお話もありまして、確かにそうだなと思うところも一定程度あるんですけれども、やはり、おっしゃったような経済とか社会の変化に応じて、できるだけ社会復帰したときに仕事に直結するようなものを細かく細かく見直してほしいと思います。...全文を見る
○井出委員 はい。  ちょっとそのお金の件はまたいつか聞きたいと思いますが、運転免許の件は、交通犯罪を犯した人の議論は別だと思いますし、免許を持っていなかった人が刑務所に行って免許を取ろうみたいになっても、まさにおっしゃるとおり困りますけれども、持っていた人が失効してしまう、そ...全文を見る
09月02日第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第21号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。  本日は、質問の機会をいただきまして、よろしくお願いをいたします。  法案の質問をさせていただく前に、一点、農業の労働力のことについて伺いたいのですが、実は今度、法務委員会の方で外国人技能実習の制度改正が、議論が始まるやに聞いて...全文を見る
○井出委員 今局長からも手が挙がりましたのでもう少し伺いたいのですが、新聞、テレビの報道等を見れば、農業そして水産業に外国人の力の果たしている役割は非常に大きくなってきている。  実際、私の地元は高原野菜の産地がありますが、中山間地、畑の小さいようなところは日本人家族、またパー...全文を見る
○井出委員 大臣に伺いたいのですが、これから日本の農業が、さきの農協改革、農地改革の議論でもありましたが、農地を集約して大規模化をしていく、そういう一定の目的、方向性というのがあるかと思うんですが、その大規模化という方向性を見ますと、今の大規模農家が外国人の力をかりているという現...全文を見る
○井出委員 今、さまざまなことに思いをめぐらせてお話しいただいたと思うんですが、実際、私は一番詳しく知っているのは地元の高原野菜の件なんですが、よく農業の問題で食料自給率が重要だという話がありますけれども、私の地元などでは、外国人の方がいなければそもそも野菜の生産が成り立たない、...全文を見る
○井出委員 わかりました。  そうしましたら、法案の方の質疑に入っていきたいと思います。  この法案の説明を農水省の方にお願いしたときに、一番のポイントは、今回の独法の統合によって何が大きく変わるんですか、そういう話については、役員の数がそれぞれ、国立研究開発法人農業・食品産...全文を見る
○井出委員 今、農業分野、水産分野で役員が、農業分野が十四、そして水産分野が三名減って、その人件費が一億五千万、そういうお話だったかと思うんですが、役員を減らす基準といいますか、どういう考え方をもって役員の減少に取り組まれたのかというところを御説明いただきたいと思います。
○井出委員 今回、統合の対象になっております、例えば農研機構の今の役員の方、理事の経歴などを見ますと、ほとんど皆さん農林水産省の御出身である。関東農政局長を御経験された方でしたり、多いのは、それぞれの研究所を幾つか回られているのかなというようなところも見られるんですが、例えば福島...全文を見る
○井出委員 こういった独法の統合というものは、今回に限らず、これまでも幾つか行われてきております。ですから、今のそれぞれの独法にいる理事の方が統合前の旧独法で理事をされていたり、そこの責任者であったりということもあるかと思うんです。  私が一番懸念をしておりますのは、これでまた...全文を見る
○井出委員 次に、今回、主に研究機関、水産大学校というものも一つありますが、農業分野、水産分野も研究分野が統合される。そのことに対する懸念というものはもう既に何人かの委員の先生が質問されているとおりなんです。  私から一つ具体例を挙げて伺いたいのは、例えば農研機構の中には、原発...全文を見る
○井出委員 大臣に伺いたいのですが、今回の独法改革、多くの研究機関が統合の対象になっているということで、研究の中身、これはなかなか、一つの民間企業であったり、ましてや農家の皆さんでは到底できないような研究に取り組んでいただいていると思いますので、そこを守っていく、研究分野に影響が...全文を見る
○井出委員 今、農水省出身のところについてコメントをいただきましたが、今ある、これから統合されるそれぞれの独法の役員を見ていても、どうもこれまでの独法の統合の影響をまだ受けているんじゃないかな。  旧独法の、過去に統合してきた独法の肩書の方がいらっしゃって、それが今回、また、ま...全文を見る
09月04日第189回国会 衆議院 法務委員会 第39号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。きょうもよろしくお願いをいたします。  すっかり朝晩涼しくなってまいりまして、熱かった法務委員会も、何だかちょっとけさあたりは少し寂しい気持ちになってきたのでありますが、でも、どこかの時期で報告とか言っていますと、私なんぞはいつまで...全文を見る
○井出委員 後半の部分でおっしゃったのは、警察の方で聞かなかったものは基本的にはもう二度と聞かない、聞いて、その中で犯罪関連性の高い傍受記録を作成していくその過程においてはもう一度聞くというようなことがあり得る、そういうことかなと今思って聞いていたんですけれども。  ただ、傍受...全文を見る
○井出委員 今お話がありましたが、通信傍受の捜査というものは、実際に既に犯罪行為があると推認されていて、それに対していろいろな捜査を尽くしているんだけれども、通信傍受以外ない、補充性ですね、そういうときにやるんだと。やみくもに、何も事件も発生していないのに令状をとってきて通信傍受...全文を見る
○井出委員 日本の刑事司法、特に警察は、この間の刑訴法の関係でいろいろな問題がある捜査の例もありましたが、一方で、大きい事件をきちっと精密な捜査をやって、ほかの国に比べればその検挙率が高い。ですから、私は、警察の、慎重にも慎重を期して捜査をする、そういう御性格、体質というものはか...全文を見る
○井出委員 ぜひ検討を進めていっていただきたい。刑務所に行ったら免許が取れるみたいな仕組みにしてしまえば到底国民の理解は得られないと思いますが、受刑者の態度ですとか、一部費用が負担できるとか、そういう状況に応じてケース・バイ・ケースで対応もできる話ではないかなと思いますので、検討...全文を見る
○井出委員 私の感想を申し上げますと、極めて控え目な御答弁をいただいたのかな、もっともっと要求していいのではないかと思います。  それはどうしてかといいますと、概算要求の資料の中で、再犯防止対策推進の項目の課題としても挙げられているんですが、刑務所に在所中もしくは釈放直後に就職...全文を見る
○井出委員 社会復帰をする上で仕事というものは大事ですし、勤労の義務というものはもう言わずもがななんですが、一日の受刑者が六万人近くいて、そもそもの職業訓練の枠が六千六百九人の定員しかない。だから、六万で六千ですから、全員が希望したら倍率が十倍ということになっちゃうと思うんですけ...全文を見る
○井出委員 大臣にも一点伺いたいんですけれども、今お話しさせていただいたんですが、一日当たり収容者が六万人近く全国でいて、職業訓練の定員が六千人、来年の概算要求は定員が七千人。そもそも、全員が希望しても十人に一人しか受けられない。  恐らく、職業訓練を一気に充実させるというのは...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  各刑務所で職業訓練がどういうふうに行われているのか。確かに、局長がおっしゃったように受刑者にもいろいろな人がいて、職業訓練になかなか合わない、そういうところもあるかと思うんですが、ただ一方で、社会復帰、そしてまた勤労は義務ですので、どういう...全文を見る
○井出委員 もう一点具体的に改善をお願いしたいのが、大きい刑務所でほかの刑務所からの希望や推薦を募ってやる職業訓練なんですけれども、推薦をいろいろな刑務所が出してもそれを受ける側が余り推薦を受けていない、そういうこともこの行政評価では言われているんです。  例えば、訓練を実施す...全文を見る
○井出委員 通知を出されていて、その効果がまず上がっているのかどうか。  この問題を考えますと、恐らく、送り出す刑務所側は、職業訓練を受けてこい、みんな頑張ってこい、ちゃんとやってこいと言って送り出すと思うんですけれども、大きい刑務所が、小さい刑務所が自信を持って送り出している...全文を見る
○井出委員 少しわかりやすく例を示しますと、例えば鹿児島刑務所はほかの刑務所から建設機械科の訓練候補者を受け入れているんですね。毎年定員が三十人ずつなんですが、平成二十二年度から二十四年度までの三年間で四十五人の推薦があった。しかし、鹿児島刑務所は、残念ながら、このうち三十五人を...全文を見る
○井出委員 最後に大臣に伺いたいのですが、矯正医官の法律のときから少し問題意識を持ったんですが、犯罪をした人が刑務所にいる、それは刑に服しているわけなんだから、二度と刑務所に来ないようにきちっと厳しく刑に服してもらうということも大事ですし、今、世の中には、何でそんな犯罪をした人に...全文を見る
○井出委員 社会の受け入れ側にいろいろな取り組みをされていることは、いろいろな取り組みを見れば明らかだと思いますので、送り出す側の職業訓練というものにもきちっと目を向けていただきたいと思います。  終わります。どうもありがとうございました。
12月03日第189回国会 衆議院 内閣委員会農林水産委員会連合審査会 第2号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。  質問の機会をいただきまして御礼を申し上げたいところですが、私からも、臨時国会が開催に至っていないことについて、まず冒頭で強く抗議を申し上げたいと思います。  私からは、TPPのことを質問する前に、今喫緊の課題となっております平...全文を見る
○井出委員 この問題は、今実は、TPPの合意を受けて地元の農家の方と国会議員で、私も断続的に意見交換する場がある中で、TPPの話が一段落するといつも最近出てくる話題なのでお聞きしたいのです。  今、遊休農地ということに言及されましたが、遊休農地というものは農地法に定義をされてお...全文を見る
○井出委員 センサスの統計用語の耕作放棄地より遊休農地の方が少ないというお話が今ありましたが、そうしますと、私が農水省のホームページで見つけましたこの「「耕作放棄地」と「遊休農地」を比較すると、「遊休農地」の方が対象とする農地の範囲が広くなっています」というところ、ここは少し後で...全文を見る
○井出委員 森山大臣に伺いたいんですが、今、これから使っていない農地に課税していくことを検討されていると。そうであれば、私は、使っている農地と使っていない農地というものをきちっと整理し直すべきだろう、そういうことを申し上げまして、遊休農地十三・二万ヘクタール、その中のどれぐらいが...全文を見る
○井出委員 大臣からも一言伺いたかったんですが、恐らく同じ話かなと思いますので、進めていきます。  農地法で、遊休農地についてはしっかりと措置をしなければいけない、農業委員会が毎年利用状況の調査をして、遊休農地に当たるとなればそういう通知を行って、通知を受けた所有者は、その通知...全文を見る
○井出委員 課税がもし二年後に実現されるのであればきちっとそこをやらなければいけないんですが、今、農業委員会もさきの法改正で変わったという話がありました。  変わった法律によりますと、例えば農業委員会の管内の農地が一千三百ヘクタール以下であれば、これまで農業委員会の上限は二十人...全文を見る
○井出委員 今、きちんとできるというお話がありましたが、私が質問の中で申し上げましたように、これまでは二十人の農業委員がいて現場調査と決定をやってきた。それが、法改正によって、十四人の農業委員、これは決定に主にかかわっていく、現場には行かない。現場に行くのは十三人の推進委員。まず...全文を見る
○井出委員 この課税については農業委員会が引き続き大きな役割を果たしますし、もっと言えば、制度の中心になってくるのは農地中間管理機構だ、そこに土地を貸し付けることを促していくということなので、非常に大事だと思うんです。さきの法改正の中で、農業委員会と中間管理機構はよく連携していく...全文を見る
○井出委員 今、十アール当たり千円に満たないというところのお話だったと思いますが。  私は、この価格の設定についても、今まで土地の売買価格の五五%にとどめるというインセンティブがあって、それがなくなるから一・八倍になるということなんですけれども、当然土地の評価額が地域によって違...全文を見る
12月04日第189回国会 衆議院 法務委員会 第41号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。大臣、よろしくお願いいたします。  きょう、久しぶりの委員会ということで、また、大変申しわけないんですが、警察庁の方からお話を伺っていきたいと思います。  もう申し上げるまでもなく、通信傍受の警察施設内での傍受をこれからやっていく...全文を見る
○井出委員 そうしますと、私は当面の間、法務委員会に所属をしなければいけないな、そういう思いを今持ったんですが。  ただ、その機械は、ずっとここまで、最低限、記録の改ざん、改変というものはできない機能というものをつくるとおっしゃられているわけで、私がいろいろな説明を聞いて最後に...全文を見る
○井出委員 答弁で、いずれにしましてもという言葉が出てきたときは、私は注意しなきゃいけないなと思っているんですが。  では、具体的にお聞きしますけれども、私が申し上げている、聞いた中身をメモするとか、それをその場で読み上げるとか、そういうことは、捜査に携わっている、事件の捜査を...全文を見る
○井出委員 新しい捜査で技術的なところということは前に三浦さんもおっしゃっておりましたけれども、それは、捜査に入る段階、捜査前の段階、機器の取り扱い等も含めてだと思いますけれども、あと、捜査が終わった後ですね、きちっと終わりの手続、法令手続を踏むとか、そういうところだと思うんです...全文を見る
○井出委員 余り前回から前進といいますか、三浦さんのおっしゃったことと同じだなという思いで、またここも粘り強く考えさせていただきたいと思います。  そうしましたら、次の話題に行きたいのですが、裁判員裁判の判決と控訴審判決の結論が違うこと、これはさきの国会の裁判員法の改正でも取り...全文を見る
○井出委員 今、一審をプロの裁判官がやっていた時代、これは二審と結果が違うときは一七%ぐらいあった、裁判員裁判が導入されてからその数字が八・八%に減ったと。数字を見れば、裁判員裁判というものが尊重される、そういう環境にある、そういう状況にあるということがうかがえると私は思うんです...全文を見る
○井出委員 今、裁判所の方で対応していただいていることをお話しいただきました。  これから裁判員裁判というものがますます定着、成熟したものになっていくときに、もう少し、社会全体といいますか、裁判員裁判の判決がひっくり返ったら全てが悪と言えるのか、全てをネガティブに捉えていいのか...全文を見る
○井出委員 この菊地元被告の裁判は、これから最高裁にかかるのか、かからないのか、ちょっとわかりませんが、判決文を私自身が見ても、当然、事件自体も二十年前の話ですし、裁判で裁くということは大変難しい事件なのかなと思いますが、この裁判員裁判の制度を考える一つの問題提起をしてくれている...全文を見る
○井出委員 十月の一日にこのセンターができるということはことしの夏ぐらいから報道されておりまして、十一月の十八日の産経新聞では、実際に、「顔写真などの外見的な情報や、利用されやすい渡航ルートも分析し、テロリストや協力者に特化したデータベースを蓄積している。」とありまして、私はもう...全文を見る
○井出委員 水際対策は、こういう時世ですので、大変重要だ、そう思います。  実際、総理大臣も、国際テロをいろいろと防いでいくために、テロを国際的に防いでいくためにさまざまな発言をされておりまして、最近話題になっているんですが、外務省の方で、今度、国際テロ情報収集ユニット、これを...全文を見る
○井出委員 もう少し伺います。  今、国際テロ情報収集ユニットの方には公安調査庁が入る、入管のつくるインテリジェンス・センターの方は情報提供を受けることがある、そういうお話でしたが、当然、この外務省の方にできるテロ情報収集ユニットというものは、特定秘密保護法、これと密接に関係の...全文を見る
○井出委員 そういう、例えば国際的に手配がされているですとかテロを起こすようなおそれのある人のブラックリストというものは、多くの人が知るところでなくても、関係者の知るところではあると思うので、今お話があったように、これまでも特定秘密の扱いではなく、これからも今までどおりということ...全文を見る
○井出委員 テロとか犯罪の関係の対策も非常に重要ですが、今おっしゃっていただいた取り組みですとか、きちっとと言ったら変ですけれども、一般の海外の方が日本に来るときに来やすい環境、そういうことの方もしっかりやっていっていただきたいと思います。  残りの時間で、私は、大臣の記者会見...全文を見る
○井出委員 課題が山積しておりますので、きょう、大変申しわけないんですが、たくさんの皆さんに来ていただきまして、沖縄との裁判の関係で訟務局長さんですとか、あと大臣会見でおっしゃられた子どもの人権SOSミニレターの関係で人権擁護局長さんとかに来ていただいたと思うんですが、私から大臣...全文を見る
12月10日第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第24号
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○井出委員 維新の党、信州長野の井出庸生です。  松木先生の松木節の後はいつも気が重いのですが、私も私なりの節でやってまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。  きょうは、まず、鹿、鳥獣被害のことを伺っていきたいのですが、今、鹿そしてイノシシと大変ふえていて、それを減...全文を見る
○井出委員 鳥獣被害対策といいますと、やはり鹿やイノシシの頭数を減らしていくという部分に予算が割かれてきているかと思います。中心は主に農林水産省の方でそういう予算を組んでいただいてきましたが、環境省の方でも、鳥獣被害対策の都道府県がつくる計画、調査に対する支援とともに、また、捕獲...全文を見る
○井出委員 今お話のあった総合対策交付金の方ですが、平成二十三年に百十三億円と、二十二年の二十三億円に比べればかなり大きくふやしていただいたのですが、その後は、残念ながら、二十四、二十五、二十六、二十七年はいずれも九十五億円で推移をしておりまして、これは、現場からすれば、やはりも...全文を見る
○井出委員 もう一度念を押すというか、繰り返し伺うんですけれども、捕獲だけではやはり一定の限界がある、そういうことを考えられているかどうかというところはいかがでしょうか。
○井出委員 私の地元の長野県は、特に鳥獣被害に早くから苦難の時代を迎えておりまして、平成の最初には二十億円近い農業被害がありました。  ただ、ニホンジカの頭数がどれだけあるか、そのときのデータというものはないのですが、長野県のケースをちょっと分析していて、私は目にとまったことが...全文を見る
○井出委員 捕獲とそれ以外のということで繰り返しになりますがということでのお話だったんですが、狩猟の免許を持っている方もかつてに比べればもう半数以下になっておりますし、たしか昭和五十年代は五十万人近くいたと思いますが、今は二十万人を切っている、多くの方が高齢者である。  そうし...全文を見る
○井出委員 大臣にも一言いただきたいなと思うんですが、私なんぞよりもずっと農政にかかわってこられておりますので私から申し上げるまでもないかと思うんですけれども、やはり狩猟をやる人の人数も減っておりますし、財源、支援にも限りがありますし、財源を手当てしたときだけは数字が上がるという...全文を見る
○井出委員 その半減目標がきちっと達成できればという思いはあるんですけれども、長野県の状況を聞いておりましても、目標の頭数というものが確かな手応えとしてはまだどうも感じられていないようで、そこのところは私も大変心配をしております。  そういったときに、よく言われているのは、森林...全文を見る
○井出委員 長野県では、指定して、計画を立てて管理をしなければいけない鳥獣というのが、鹿以外にも、イノシシ、ツキノワグマを含めて五種の生き物がそういう管理の対象、計画の対象になっていると聞いておりますが、長野県の鳥獣対策室に聞いておりますと、人手の問題、対応しなければいけない鳥獣...全文を見る
○井出委員 使っていない農地というものは、耕作放棄地が四十万少しありまして、その中に荒廃農地というものがその一部で二十七万、その中にもう再生困難なものが十四・四万ヘクタール。再生困難なものは恐らく非農地化されていく可能性が高いのかなと思うんですけれども、再生可能な十三万前後の遊休...全文を見る
○井出委員 課税の公平性からいいましても、この問題は丁寧に向き合っていただきたいと思いますし、また、自然環境におきましても、やはり農地の状況というものをきちっと見ていくということは重要だと思いますので、また引き続き質問させていただきたいと思います。  きょうは終わります。ありが...全文を見る