井出庸生

いでようせい

小選挙区(長野県第三区)選出
自由民主党
当選回数4回

井出庸生の2017年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月08日第193回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○井出委員 民進党、信州長野の井出庸生です。  これまで、私、各委員会で参考人の登録を認めないということはしてこなかったのですが、きょうは堪忍袋の緒が切れているところが若干ございまして、金田法務大臣と質疑をさせていただきます。  六日に金田大臣がマスコミに配られた文書、その日...全文を見る
○井出委員 委員長、全く質問にお答えをいただいておりません。  私が質問したのは、この文書の、主に三つ箇条書きをされていますが、この大臣のお考えを撤回する意図、これは間違いだった、そういうようなお考えの余地があるかないか、それを伺っております。もう一度答弁を。
○井出委員 考えそのものを撤回されるかどうかは明言をされない。  この文書に書かれています大臣の考えというものは、大臣がこれまで各委員会の中で再三答弁をしてきたものであります。簡単に撤回できる話ではないというのも私はわかります。一例を挙げますれば、刑事局長を入れて議論をしろと。...全文を見る
○井出委員 刑事局長を入れて審議をしてほしい、それをかつてこの場所で、大臣は大手を振って答弁されたこともございます。また、安倍総理大臣も林局長を入れてほしいというようなことをおっしゃった。実務上、運用上のことは実務家に聞けと。  しかし、ここまでの委員会で問われてきたことは、検...全文を見る
○井出委員 検討中の法案の魂について、改めてここでお話をいただければよかったのですが。  この法案の目的、それから立法事実、そうしたものはこの法案の核心部分に直結をしてくる。さまざまな懸念をこの法案については申し上げてまいりました。恐らくこの法案の核心の一つは、かつての共謀罪と...全文を見る
○井出委員 この予算委員会で、この法案の趣旨、目的、立法事実を明確に語れない大臣には、私は、本会議、法務委員会の趣旨説明で官僚のつくった文書を棒読み、それも棒読みすらままならないのではないかと懸念をしております。  これまでの予算委員会を見ても、きょうもそうです、きょうは大臣席...全文を見る
○井出委員 この法案に対する懸念というものはさまざまありますが、私は、この法案が、刑法のさまざまな原則、重要な考え方、そういうものとの整合性、そういうものが根底から覆るのではないかと懸念しております。  刑法のこれまで言われてきた諸原則との兼ね合いで、一体何がこれまでの議論で危...全文を見る
○井出委員 罪刑法定主義はもちろん言うまでもありませんが、私が一つ指摘をしておきたいのは、刑法における謙抑主義である。その一つは補充性。刑罰は最後の手段にとどめるべきである。もう一つは断片性。刑法による規制は、生活領域の全てではなく、社会秩序維持にとって必要最小限の領域にとどめる...全文を見る
○井出委員 この条約に入ることは、その必要性は私も認めております。しかし、過去の議論でも、この条約を満たすためにどういう回答を出すか、百八十七の国も入っている、そのことは外務省が一生懸命考えてきた、法務省はその中でどれだけ、刑法の原則、これまでの国内法を守りながらその調和をとるか...全文を見る
○井出委員 立法事実があるなら、今後の審議で示していただきたい。  それから、なぜ金田大臣が法務大臣になられたのか。大臣の所信表明、記者会見の中で、大臣は、自分はかつて大蔵省の主計局にいた、法務関係の予算を扱った、矯正施設の視察にも行った、そういうところで自分は頑張りたい、明確...全文を見る
02月22日第193回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○井出分科員 民進党、信州長野の井出庸生と申します。よろしくお願いをいたします。  おととしまでは農林水産委員会におったのですが、その後なかなか希望が通らず、きょうは貴重な機会をいただきました。  きょうは、農協改革、それから、少し畜産の話を踏まえて、今の農業の改革の方向性と...全文を見る
○井出分科員 今、鹿児島の事例を出していただきました。  例えば、中山間地の農業と言われますと、直接支払い、多面的機能というようなことをよく言われて、よく例示されるのが棚田の話であったり、棚田も私の地元に当然あるんですが、これからちょっとお話をしたい畜産、酪農の分野で多面的機能...全文を見る
○井出分科員 私も子供のときは背が伸びると言われて牛乳をたくさん飲みまして、牛乳を飲んだからここまで伸びたのか、残念ながら希望の身長に届かなかったのかわかりませんが、私自身も大人になってから牛乳を飲む量が減ったことは確かに事実なんです。  今、そういう大変残念な傾向があると最後...全文を見る
○井出分科員 そうしますと、今の予想を聞いておりますと、十年後には数字が逆転するといいますか、加工乳製品の方の需要の方が上に来ると。  そこで、一つ伺いたいのは、加工原料乳生産者の補給金の話なのですが、これはもともと、飲む牛乳の方が価格が高くて、加工用の牛乳は価格が低い、だから...全文を見る
○井出分科員 暫定を恒久にしていくというお話がございました。  例えば、農水省で発表されている資料なんかを見ますと、飲む、飲用の牛乳の価格というのがキログラム百十五円、加工の方は、チーズとかクリームとかいろいろさまざまですが、キログラム当たり八十五円から六十五円と安い。そこに補...全文を見る
○井出分科員 今のお話ですと、今、酪農の指定団体のあり方が問題になっておりまして、特に、補給金が、指定団体に入っているからもらえる、入っていないともらえない、もらえないから、個人でやっている方は大体、飲む、飲用の牛乳をほとんどの方がやっているというような話を伺っているんですが、ち...全文を見る
○井出分科員 輸出、百四十億と聞いても、何か目標が控え目だなと思うんですが、輸出、国際競争をやっていくとなると、やはり規模という話が出てくると思います、生産効率といいますか。  中心地は言うまでもなく北海道だと思うんですが、北海道はこの二十年で酪農の戸数は約半減、一万千四百から...全文を見る
○井出分科員 北海道の方も大変御苦労はされていると思うんですが、大ざっぱに言ってしまうと、北海道は、大規模で消費地から遠いですから、加工を結構中心にされているんじゃないか。北海道以外の都道府県は、規模が小さくて消費地に近いということを考えれば、飲む方をしっかりやっていただいている...全文を見る
○井出分科員 今例示していただいた、まさに需要にどう応えていくかというのはそれぞれの業者の方の努力だと思いますが、需要に応える基礎体力、そういうものすらなくなることのないように、この問題に取り組んでいただきたいと思います。  それと、農協の改革について短い時間で伺いたいのですが...全文を見る
○井出分科員 時間が参りましたので終わりますが、もう一つ、「農協について」と去年の十一月に農水省の出された資料でも、やはり次世代が重要だということを組合員の年齢構成から出されていて、第一世代というのが七十歳超で、第二世代が五十、六十代、第三世代が二十代、三十代、四十代ぐらいまでと...全文を見る
03月07日第193回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○井出委員 民進党、信州長野の井出庸生です。  私も、二月の予算委員会で大臣に辞職を求めました。その後、衆参の予算委員会をずっと拝聴してまいりましたが、残念ながら、大臣たる答弁をいただいているとは、いまだ現時点ではそう感じることができず、きょうも引き続き辞職を求めるという前提に...全文を見る
○井出委員 今お話があった、その中の部分にきょう入るつもりはございません。  今、国民の理解が得られなかったことを重く受けとめていると。そういう話をやはり最初から言っていただくべきだったと私は思います。  安倍総理大臣は、一月二十六日、衆議院の予算委員会で、これまでの過去の法...全文を見る
○井出委員 冒頭紹介した政府の発言というものはこれまでになされておりますので、それがなければなという思いは本当にあるのですが、重く受けとめていただきたいですし、できれば、この国会の冒頭で付言してきたものについての反省についてもきちっと言及をしていただきたいと思います。そのことにつ...全文を見る
○井出委員 今度出る法案が過去の法案と別のものであるかどうかは、お互い、現時点ですと主張は違っていると思うんですね。ただ、その説明の仕方というもの、国民の理解の得方というものがあると思うということは申し上げておきたいと思います。  次に、この法案がこれから世の中にどういう影響を...全文を見る
○井出委員 ここはまたいずれ深掘りをしたいと思っておりますが、現在の通信傍受捜査というものは、きちっとその令状が要る、さまざまな限定がある。そうした中で実際に、共謀、合意という、これまでの刑法では一般的には取り締まってこなかった、まあ、限定で共謀罪というものもありますが、そうした...全文を見る
○井出委員 このテロ等準備罪、共謀罪、私は、前段に少しアメリカの事例を取り上げましたが、日本はそういう大きいテロというものが幸いにしてないわけですね。ですが、アメリカの事情が理解できないわけではございません。  実際、この共謀罪、テロ等準備罪の世論調査を見ますと、その必要性を容...全文を見る
○井出委員 刑法の謙抑主義というものを、言葉は前回の予算委員会でも紹介をしたんですが、それを日本で一番最初に言った方は宮本英脩さんといいまして、京都帝国大学の教授の提唱であると言われております。一九二六、昭和元年に、刑法学綱要第一分冊というものの中で初めて紹介したと言われておりま...全文を見る
○井出委員 条約の話が出ましたので少し私からも申し上げたいのですが、尾崎久仁子さんという方がおりまして、この方は、もともと外務省、それから法務省刑事局にも出向して、今、国際刑事裁判所裁判官、裁判所第二次長に選出をされている方であります。  この方が二〇〇七年に「刑事法ジャーナル...全文を見る
○井出委員 まだ成案を得ていないというのであれば、今、与党の中で部会が開かれているとも聞いておりますが、この部分についてもしっかりと議論をしていただきたいと思います。  それから、最後に、罪刑法定主義がいかに重要であるかというところについて、少しお話をさせていただきたい。  ...全文を見る
○井出委員 罪刑法定主義というものがいかに大切にされてきたかというところをお話しさせていただきますと、現行の刑法は明治四十年に始まっております。しかし、罪刑法定主義というものは、その一つ前、今から百三十五年前の旧刑法に明記をされております。旧刑法の二条に、「法律ニ正条ナキ者ハ何等...全文を見る
○井出委員 穏やかにお話をされましたが、法案の必要性というものを今お話しになったと思うんですが、きょう知っていただきたいのは、刑法を大きく変えかねないような、そういう話であるという緊張感を持っていただきたい。  立法事実として、一つ、条約に入るということはあると思います。それか...全文を見る
03月08日第193回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○井出委員 民進党、信州長野の井出庸生です。  本日は、特定秘密、また共謀罪、テロ等準備罪、それから通信傍受、会話傍受といった監視的な手法の捜査について伺ってまいりたいと思います。  最初に、特定秘密について副大臣にお尋ねをしますが、ことしも、また年度が変わりましたら、しかる...全文を見る
○井出委員 一点、昨年の十月、たしか十九日だったかと思いますが、私が隣の法務委員会の方で取り上げさせていただいた問題がありまして、ここでも少しお話をしましたが、特定秘密というものが平成二十七年末に四百四十三件、それに具体的な情報が記録された文書というものが、四百四十三件に対して二...全文を見る
○井出委員 昨年の十月に法務委員会でそのお話を私がさせていただいたのは、四百四十三件について網羅的に確認をされているかと。それに対して、今お話があったように、大半の特定秘密にはきちっと情報を記録した文書はある、しかし、若干そういうものが存在しないものがあって精査が必要だと。  ...全文を見る
○井出委員 時間に限りもありますので、一つだけ伺います。  特定秘密が、実際記録された具体の文書ではなくて知識であった、今そういうお話があったかと思いますが、特定秘密というものは、指定期間が五年まで延長も可能ですが、そういうくくりの中で指定をされていく。ただ、知識となると、知識...全文を見る
○井出委員 今、最後に、特定秘密を適切に管理するというお言葉でまとめられたのですが、その前段で、特定秘密はその文書の存否にかかわらず適切に指定をすると。  確かに、知識に、あいつの頭の中に特定秘密が入っているからと、何か頭に判こを押すわけにもいきませんし、知識の話からは少し離れ...全文を見る
○井出委員 この国会では幾つか時事にわたる問題が取り上げられまして、その文書が廃棄をされていたものがあったり、廃棄をされたと言って、実はありましたというものがあったり。それは恐らく、各省庁の文書管理規則によってそういうものを定められていると思います。  この特定秘密の場合も、公...全文を見る
○井出委員 きょう、あと三時間、四時間やっても変わりそうにないので、少しまた質問の観点を改めてまいりたいと思います。  それから、次に、共謀罪、テロ等準備罪の関係で国家公安委員長にお尋ねをしたいのです。  昨日、法務委員会、これまで予算委員会でも言われてきたのですが、共謀罪、...全文を見る
○井出委員 これまでと同様に、いわゆる協力者等からの情報提供を主体にやっていく、それは今までどおりなのかという思いもあれば、一方で、いや、それはちょっと自白とか供述とかそういったものに頼らざるを得なくなるんじゃないかという心配もありますが、新たな捜査手法ですね、会話傍受とか通信傍...全文を見る
○井出委員 また改めて、その辺は深く問うてまいりたいと思います。  一般論に少し立ち返って、監視型の捜査というものを考えたいのですが、通信傍受とか会話傍受の対象となる人、こういうことについて少し考えていただきたいのですが、例えば、国家公安委員長の目の前に十人の方がいる、十人の方...全文を見る
○井出委員 重ねて伺いますが、十人の人を監視する、そのときに、政治家でも何でもいいんですけれども、では、一人だけ政治家がまじっている、政治活動している人がいる、ほかの人は、十人、では全員男性でいいでしょう、一人だけ政治家、政治活動している人がまじっている、それ以外の情報は一切ない...全文を見る
○井出委員 監視型の捜査というものが日本よりも大変進んでいるアメリカを例にとれば、かつて、マーチン・ルーサー・キング・ジュニア、それからジョン・レノン、そういった方が監視の対象になっていたという事実が既に明らかになっております。  また、私がいろいろこの監視捜査について勉強して...全文を見る
03月21日第193回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○井出委員 おはようございます。民進党、信州長野の井出庸生です。本日もよろしくお願いをいたします。  早速、まず大臣に伺いますが、共謀罪、テロ等準備罪、この正式名、組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律案、けさ閣議決定をされて、大臣のこれまでお...全文を見る
○井出委員 これまでは、成案を得ていない、そういうお話でありましたので、私も、罪刑法定主義の大切さでありますとか、中身に踏み込まない話をしてまいりましたが、成案を得たということで、きょうは、まずその中身、法案の目的と名前、特に法案の名前というところについて議論をしていきたいと思い...全文を見る
○井出委員 集団を限定し、それから、実行準備行為を加えて内心というものを処罰しない、そういうことで、この法律について、冒頭、その呼称のテロ等準備罪をもう一度使われておりますが、法案の名前というものは法案の核心、法案の一番大事なところをやはり端的にあらわさなければいけない。  こ...全文を見る
○井出委員 先日の委員会の質疑の中で、たしか自民党の宮崎委員との質疑の中の答弁だったと思いますが、予備罪は予備行為を処罰するものであって合意を処罰するものではない、それでは条約に入ることができない、条約の趣旨に合致をしないと。山尾委員からも質問があったのですが、この法律の大きな目...全文を見る
○井出委員 合意というものも入っているではなくて、合意を処罰、計画を処罰するために準備行為をつけ加えているんじゃないんですか。
○井出委員 これまで共謀罪、陰謀罪というものは、刑法の中でもわずかながらありました。しかし、今回、二百七十七の対象犯罪でしょうか、そうしたものについて、合意が、計画があり、実行準備行為があれば処罰をする。  しかし、もう一度聞きますが、実行準備行為をとるのは、最終的には、計画、...全文を見る
○井出委員 なかなかかたいなと思いますので、少し観点を変えたいと思いますが、きょうは、法案の大きな目的、趣旨が名前と合致するかというところを伺いたい。  合意、計画と実行準備行為があって処罰をするということを繰り返しおっしゃられていますが、過去に共謀罪の法案を審議してきたときに...全文を見る
○井出委員 過去の修正案とは違って、きょう閣議決定された本案について、集団を限定した、実行準備を加えた、そういうことをおっしゃられるんですが、過去の法案議論、修正案との違いをきちっと説明ができないようでは、過去の議論において国民の懸念を払拭できなかった、そうおっしゃっているのは大...全文を見る
○井出委員 全く質問に正面から答えていただいていないと思います。  きょうは名前とその法案の中身について伺います。  二〇〇七年の二月二十日、自民党法務部会条約刑法検討に関する小委員会の検討結果に示された修正案骨子、これは会議録にも残っていないのですが、これは、自民党において...全文を見る
○井出委員 準備行為というものが一体いかほどであるかは後の階先生や逢坂先生に質疑を深めていただきたいと思いますが、テロ等について伺います。  テロ、テロリズム集団その他の組織犯罪集団という言葉を使われるようですが、これまでの答弁ですと、一つテロ集団がある、そのほかに、暴力団があ...全文を見る
○井出委員 重大な犯罪を防ぐということが一番の目的であって、テロが主目的ではないということでよろしいんですか。
○井出委員 テロの定義というものを考えますと、政治的ですとかいろいろな考え、主張というものがあって、大量の人を殺りくする、それから、建物をぶっ壊したり、財産、そういうものを破壊する。その主張、考えと、それに基づく甚大な結果と、その二つが重ね合わさって初めてテロという定義がされると...全文を見る
○井出委員 この法律の主目的はTOC条約に入ることだと思います。そこは、与党も野党も政府も問題ないのかと思います。  前回も少しお話しし、紹介をさせていただいた、尾崎久仁子さんという国際的に今なお御活躍の方の本からまた少し一節を紹介したいんですが、この条約、国際組織犯罪防止条約...全文を見る
○井出委員 もう時間が来たので終わりますが、私は、大臣に当初から申し上げてまいりましたが、大臣の辞任を求める、そういうスタンスであることはきょうも変わりません。  名前については、冒頭申し上げましたように、名前、質問の仕方によって世論が真っ二つに見解が分かれる、本当に国民に理解...全文を見る
03月22日第193回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○井出委員 民進党、信州長野の井出庸生です。本日もよろしくお願いをいたします。  今、階先生の質問を聞いておりまして、私は、かつての松島法務大臣のことを思い出しておりました。  松島大臣は、今国会に提出されている性犯罪の下限の引き上げ、あの法案については今いろいろな当事者の方...全文を見る
○井出委員 議論を進めていって立派な成果を得るというのはおっしゃるとおりだと思いますし、かみ合うというところは私も大変重要なことかと思うのですが、私は、大臣に求めたいのは、立派な答弁よりも実直な答弁を求めたい。大臣の言葉をかりれば、それは誠実なという表現の方がいいのかもしれません...全文を見る
○井出委員 これまで、事務方に答弁をいろいろお支えいただくこともあるかと思いますし、きょう、また共謀罪の担当の事務方も後ろにいらっしゃるかと思うんですが。私のお願いなんですけれども、後ろの方も含めてお願いをしておきますが、かみ合うということは、やはり事務方も含めて、事務方のサポー...全文を見る
○井出委員 大臣も、これからお車の中で、ぜひ今度私の思いに立ってこの法案の名前というものを一度考えていただけると議論がかみ合っていくのではないかと思いますので、またそれは後日の機会にお願いをしたいと思います。  では、法案の方、私は、まず裁判所の職員の方から伺ってまいります。 ...全文を見る
○井出委員 裁判官のお仕事というのは、出勤とか退庁ですとか、そういうものは形式的にはあるのかもしれないんですが、実際は、おうちに帰られて判決文をつくられたりとか、割合裁量で動かれるんじゃないかなと思うんですね。  裁判所の職員さんは恐らく勤務時間がきちっと決まっていて、働き方改...全文を見る
○井出委員 昨年か一昨年でしたか、裁判官は割合産休、育休というものをしっかりとれている業種だというお話を伺いましたので、いろいろな裁量の中で、働き方、ワーク・アンド・ライフ・バランスというものも気をつけられていらっしゃるのかなと思います。  裁判官の人数をふやしていくと。きのう...全文を見る
○井出委員 捜査機関が持ってきた資料を見て確認して、またその資料を返さなきゃいけないとか、そういう事情もあると思いますので、その短時間というものがどのぐらいなのかというところは今明らかではなかったんですが、そういう急ぐ場面もあるのではないかと思います。  ただ、その一方で、今こ...全文を見る
○井出委員 通信傍受の令状というのはこれまで三百件弱しかなくて、十何年やって三百件弱だと。恐らく、通信傍受の令状にぶつかったことのない裁判官がほとんどなんじゃないかという議論も当時させていただいたんですね。  この間、GPSの最高裁判決が出て、あれも立法化しろというと、大変難し...全文を見る
○井出委員 基本的には一人でされると思うんですが、ちょっと難しいとか、経験がないとか、周りに相談することもあると。  裁判官をふやすという議論のときに、民事事件は合議制をふやしていくという目標がありましたね、合議の方が議論が深まると。私、令状、責任をとるのは担当者の一人なんでし...全文を見る
○井出委員 きょうは、応援する御趣旨で質問をしようと思っておるんですが。  夜は大体一人なんですよ。全体の令状の発付率というものが極めて高いので何とも言えないんですが、例えばこれを分析して、令状を認めないケースはやはりいろいろ相談できる昼間の方が多かったとか、夜の方は割合スルー...全文を見る
○井出委員 この令状の議論は、常に、あらゆる事件、それからあらゆる捜査手法を立法する際、ですから、当然共謀罪の議論の中でも私はまた取り上げたいと思うんですが、ぜひ、議論がかみ合うじゃないですけれども、こういうことがあるから大丈夫なんだとか、そういう少し深い議論をさせていただきたい...全文を見る
○井出委員 何か私のいたNHKとは大分違うな、希望が通っているんだなと思うんですが。  経済的な事情というものは、その希望の中で考慮をされるということでいいですか。そこだけ、この法案の絡みなので。遠くに行ったり引っ越しを伴うとやはりお金がかかるから、ちょっと近くにしてくれ、そう...全文を見る
○井出委員 一定程度ということで、希望を調査票で募る、研修が終わったときなんかもいろいろ書いたりするものはあると思うんですけれども、給付制、まあ貸与制のときもそうなんですが、給付制にまた戻すということであれば、司法修習生の経済的な実態、まあ、強制するのもどうかと思いますのでアンケ...全文を見る
○井出委員 そんなに無理なお願いをしているとは思っておりませんので、少しいろいろ考えながらやっていっていただきたいと思います。  それから、最後に大臣に一言申し上げておきますが、司法試験の受験資格の問題ですね。階先生の今回の質問、それから階先生の毎年の質問で、既にこれは我々にと...全文を見る
03月31日第193回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○井出委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  案文の朗読により趣旨の説明にかえさせていただきます。     裁判所職員定員法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府及び最高裁判所は、本法の施行に...全文を見る
04月12日第193回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○井出委員 民進党、信州長野の井出庸生です。本日もよろしくお願いをいたします。  少し間があきましたが、さきの本会議、共謀罪の趣旨説明を拝聴しておりました。この委員会で、私の質疑の中で申し上げたことについて、この委員会では、いいアドバイスをいただいたと言っていただいたのですが、...全文を見る
○井出委員 もう一つ保証の関係で伺いますが、金融庁のガイドラインの議論もここでさせていただきましたが、今提出者からお話があったように、第三者保証のあり方というものに対して一定程度やはり問題があって、それに対して、政府の方も一定の取り組み、運用をされてきているということもこれまでの...全文を見る
○井出委員 この問題に限らずいろいろなテーマについてさまざまな議論がありまして、そういう中で、現実的にどう進めていくのかなというところの御説明をいただいたと思いますが、ただ、その中で、第三者保証の禁止というものを明確な一歩として打ち出されたというところは政府案との大きな違いである...全文を見る
○井出委員 次に、修正案の、定型約款部分の修正の趣旨について、ここも審議の中で、事業者側に都合のいい改正に偏り過ぎていないか、一方で、事業者が円滑な業務というか営業を進めていく上での観点も必要だというところで議論があったところでありますが、この定型約款部分の修正の趣旨について改め...全文を見る
○井出委員 そのほか、暴利行為の件ですとか少額債権の消滅時効、中間利息の問題ですとか、いずれも、参考人の御意見ですとか、委員の先生からもいろいろ質疑のあったところの修正がされておりますが、第三者保証に関して言えば、やはりその一歩を踏み出すか踏み出さないかの大きな隔たりというものも...全文を見る
○井出委員 最後に大臣にも少し感想を求めておきたいと思いますが、この民法の審議、大変、民事局長の小川さんに獅子奮迅の御活躍をいただきまして、いろいろな議論が深まってきたと思います。  その一方で、共謀罪というものが念頭にあり、きょう終局を迎え、もう少し、七十五点、八十点のものを...全文を見る
○井出委員 私の、いろいろ、審議時間をもう少しという思いもあるんですが、一つの反省点に、今回は少し、私自身、民事局長に議論を頼み過ぎたのかなというところがございます。引き続きまた民法の見直しの議論もと思っておりますが、まず参議院でも審議があるというお話が今ありました。大臣が積極的...全文を見る
○井出委員 私は、民進党・無所属クラブを代表して、民進党提出の民法の一部を改正する法律案に対する修正案に賛成の立場から討論をいたします。  政府提出の民法の一部を改正する法律案は、民法、債権法が一八九六年に制定されて以来初の大改正となるものであり、およそ二百条にも及ぶ大型改正で...全文を見る
04月14日第193回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○井出委員 民進党、信州長野の井出庸生です。本日もよろしくお願いをいたします。  きょう、共謀罪のお経読みがある、予定をされていると聞いておりますが、先日採決のあった民法、それから共謀罪に先駆けて法案提出されております性犯罪被害に関する法律、特にその性犯罪の罰則の下限の引き上げ...全文を見る
○井出委員 可能な限り、自国の国内法の範囲においてということは、そもそも、共謀罪をこの条約に入るためにセットするか、参加罪をセットするか、そういった条文にも似たような表現はあるんですね。しかしながら、外務省は、いとも簡単に、十年前は六百七十幾つ、そして今回は、オプションを使って二...全文を見る
○井出委員 いや、だから外務省に責任を持たせたら、私は、日本の国内法がどんどん変わっていってしまうのではないか、そこは法務省としてそれを守っていただきたいと、むしろ応援をしているぐらいのつもりであるんですが。  これは、監視型の捜査というものが共謀罪と関係ない、絶対大丈夫だとい...全文を見る
○井出委員 井野政務官がとんとん拍子に法務大臣になられたときに、恐らくそうした監視型の捜査というものが喫緊の課題を迎えていると思います。きょうの答弁をもとに、断固としてそうしたものと闘っていただきたいとお願いをします。  きょうは、余り参考人も登録をしていないので、法案に深く入...全文を見る
○井出委員 この法案の前段、もっと前の段階の、観念的な話で受けとめていただきたいんですが、例えば外国人はでは一般の方々なのかどうか。外国人というものは、治安対策を考える上で一般の方々なのかどうか、大臣の御意見を伺います。
○井出委員 組織的犯罪集団かどうかは、お経読みの後に聞いてまいりたいと思いますが、刑法犯罪対策、治安対策において外国人というものが一般の方々であるかどうか、もう一度大臣にお願いいたします。
○井出委員 組織的、法案の質疑をしているつもりはございません、その前の段階でございます。  もう少し踏み込んで聞きますと、かつて、外国人犯罪が非常に多発した、それに対する対策をしなければいけない、そういう時期もございました。そういうことを言われると、正直、外国人の方を一般の方々...全文を見る
○井出委員 おっしゃるとおりだと思います。  今副大臣のお話の中で、外国人が、いろいろな方がいて、犯罪にかかわりがあるかどうかというお話がございました。  大臣にお伺いをしたいんですが、冒頭質問した一般の方々、一般の方々というものは、最大限抽象化すると、犯罪にかかわりのあるな...全文を見る
○井出委員 犯罪にかかわりのない方々は一般の方々であると。  もう一つ伺います。  一度犯罪に手を染めてしまった方は一般の方々ではなくなってしまうのか。どうでしょうか。
○井出委員 大臣はいかがでしょうか。
○井出委員 もう少し、その法案のことは脇に置いておいて、犯罪に関する立法をするときに、一般の方々とそうでない方を分けることについて話を伺いたいのですが。  副大臣のおっしゃったことは、大変重要なことをおっしゃっていただいたと思います。一度犯罪に手を染めてしまった方、刑期を終えて...全文を見る
○井出委員 一般の方々と、そうでない方々と、犯罪全般論で議論をこれ以上してもちょっと抽象的なので、少しその法案の共謀罪の絡みで伺います。  共謀罪は、今回、計画と、それから実行準備行為と、そして組織的犯罪集団と、そういう要件を政府の方で提案していただいておりますが、さはさりなが...全文を見る
○井出委員 一般の方とそうでない方、もう少しはっきり言ってしまえば、善良な市民、国民と、社会の敵とでもいいますか、そういう区分けというものは私はできるだけやはりするべきではない。法律は、本当に、さかのぼれば社会契約論みたいなところまで行き着くんですが、そういう中で、立場が入れかわ...全文を見る
○井出委員 実際に、実在する犯罪事件で、ある会社の役員が会社の社長を殺害した、有罪になった、会社の役員は部下とこれを共謀して計画してやったんじゃないか、部下も一人逮捕になった、その部下に話を聞いてみたら、役員が怖くて、その役員が殺害場所に事前に行った、そのときは事件のことは知らさ...全文を見る
○井出委員 なるほどなと思う部分も十分あったかと思います。  もう一つ伺いたいのですが、社会の敵を取り締まる対象とするのではなくて、あくまで危険性の高い、取り返しのつかないような、そういう犯罪を未然に防いでいくというお話もありましたが、この共謀罪の被害者というのはいるのでしょう...全文を見る
○井出委員 今、副大臣は、冤罪的な可能性も含めて被害者というものを解釈していただいたのかな、大変丁寧に先回りをしていただいたかなと思うんですが、そこまで至らず、ちょっと後ろの方にも考えていただきたいんですが、この共謀罪、テロ等準備罪というものは、何か特定の被害者はいるんですか。裁...全文を見る
○井出委員 恐らく、計画した犯罪の被害者を被害者とすると。でも、計画した犯罪が実行されなければ被害者はいませんし、裁判に出廷する被害者というのはいないと思うんですね。  犯罪を未然に防ぐということは大変大事だと私も思うんですよ、テロ対策とかもそうですし。今まで見ても、例えば、偽...全文を見る
○井出委員 私の思いを酌んだお名前はお考えいただけなかったということでよろしいのか、もう一度。
○井出委員 まだ質疑時間は終わっていないので、勝手に次回とかと言われても困るのですが。  まず、その名前を考えていただきたいというのは、私、前回申し上げました、御提案いたしました。議論を深める上で、ぜひ名前を次回、私の思いに立った名前ですよ、出していただきたいと思いますが。 ...全文を見る
○井出委員 一例というのと典型というのとでは大分受ける印象も違いますし、私は、ずっと前半申し上げてきた、人の心ですとかそういうものについて法律というものは議論をしていかなければいけないと思います。それを、テロ等準備罪と名をつけて通そうとする。  政務官から法益というものがありま...全文を見る
04月19日第193回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○井出委員 冒頭、私からも、けさの運営、参考人を決議によって決したことに強く抗議を申し上げたい。  委員長に申し上げますが、政府参考人を登録するかどうか、お読み上げられた衆議院の規則というものは、もともとは政治主導で政治家同士で議論を深めていこう、それまで常時いた政府委員という...全文を見る
○井出委員 政府の説明をまとめますと、この法案を提案する目的はTOC条約に入ることだ、TOC条約に入って国際的に組織犯罪を防止していく、それが、その資金源というものが、回り回ってテロ集団の力を弱めることにもなる、それから、テロもふえてきていると。だから、TOC条約に入ることとテロ...全文を見る
○井出委員 何でも同じと言われても、どこが同じなのか、少し考えてみたいと思いますが。  審議に入ることに誇りを持っている、それは井出委員も一緒だろうとおっしゃいましたが、私は誇りなんぞ持っておりません。日々の審議対応に追われて、ただその日の審議を一生懸命やる、次の審議をどうする...全文を見る
○井出委員 前回の質疑では言いそびれましたが、大臣に辞職を求めるというスタンスはきょうもこれからも変わらないということを強く申し上げて、先に進んでいきたいと思います。  きょうは、少し日本の歴史を振り返りながら、このテロ等準備罪、共謀罪について考えてみようと。最終的に議論をした...全文を見る
○井出委員 私も子供のころに読んだ漫画の本なので、専門家に聞くのも恥ずかしいですが。  一揆には、当然、計画があります、誓いも立てます、道具の準備もします。この上田騒動に至っても、きょうは一ページしか持ってきませんでしたが、峠を越えて城下に出る役目、それから各地域、あっちの集落...全文を見る
○井出委員 これまでのやりとりの中で、前回、私が、一般の人とそうでない人、大臣は、組織犯罪集団にかかわるか、かかわらないか、そんなやりとりもありましたが、私は、そういう区分けは難しいんじゃないか、やめた方がいいんじゃないか、そういうことを申し上げました。その際、それでも、甚大な被...全文を見る
○井出委員 一揆というものは、当時も犯罪とされ、厳しく罰せられました。そういう意味では、当時、地域を支配する人たちにとっては最重要の、その人たちの立場に立てば最も懸案事項になっていたのではないかと思います。そういう意味では、現代、今、テロ等準備罪だ、共謀罪だと、私は、大変残念なん...全文を見る
○井出委員 一揆というものを例にとったときに、法治国家の中でというお話もありましたが、もう一つ、一揆に重ねて、法治国家という中で大臣にお尋ねをしたいのは、抵抗権という考え方ですね。抵抗権、一揆も抵抗権の形態の一つであると言われておりますが、抵抗権というものを金田大臣はどのように認...全文を見る
○井出委員 この法律にテロと、テロをこの法律にくっつけて大々的に宣伝をされている、テロを入れてもらわなければこの話はしなくて済んだんですが、やはり、テロが入ってくれば、抵抗権との兼ね合い、テロと抵抗権の違いというものについて御説明いただきたいと思います。
○井出委員 この一揆の例をとりましたのは、長野県の青木村というところは、現在、義民の里と言われております。圧制に屈せず声を上げる行動をするということを、その先人の思いをたたえております。  副大臣は先ほど時代が違うというようなことをおっしゃいましたけれども、刑法というものは、私...全文を見る
○井出委員 全然おのずと明らかじゃないんですよ。全くおのずと明らかじゃない。  では、具体的にどの集団がそういうものに該当するかという個別の事例は次回やりますが、一般の人とそうでない人、組織犯罪とかかわりのない人、そういうことを軽々に言うということは、前の議論で皆さんからも出ま...全文を見る
04月21日第193回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○井出委員 きょうも前回に引き続き、委員長の御意向で、採決という形を経て、政府参考人をきょう終日登録するということになりました。前回のときにも強く抗議を申し上げましたし、こういうことが、私は一番の問題だと思うのは、政治家同士、政治主導でやっていく、それを立法府の、法務委員会の長た...全文を見る
○井出委員 今、私が冒頭挙げた三つ以外に、薬物というものが挙がってまいりました。それは過去にも挙がっていたのかなと思いますが。  組織的犯罪集団が限定できるのであれば、全部例示できるものなら例示していただきたいぐらいなんですね。テロ、暴力団、薬物、詐欺、詐欺集団も一回話されてい...全文を見る
○井出委員 思い当たらないかどうかというより、恐らく、枝野委員、山尾委員の質疑を聞いておりますと、やはりその時々で決めていくしかないから例示というものができないんじゃないかなと思うんですけれども、もし思い当たるというのであれば、では大臣。
○井出委員 それも今までに聞いていたんですが。  まだ答弁でされていないような団体で、何か限定できる、限定的に列挙できる例示はございますか。
○井出委員 これまでの対象団体に対する議論を聞いておりますと、対象団体の中にも、計画をどれだけ知っているかとか、いろいろなその中の温度差もあるでしょうし、私は、一般的に考えれば、暴力団でもテロリズム集団でも、大きい団体であれば、やはり共謀、あと実行準備行為をとるのであれば、実際そ...全文を見る
○井出委員 念頭に置いてテロリズム集団を例示されて、テロの定義というものは何度も伺ってまいりましたが、では、念頭に置いているテロリズム集団ですとかそういうもので、念頭に置くということはいろいろ想定して、やはり何か実在するものは一つでも挙げられるんですか。
○井出委員 テロリズム集団にも、あと、暴力団にもいろいろあると思うんですね。暴力団だったら、何とか組はよくて何とか組はだめとか、そういうのがあるのかないのか、わからないんですが、ただ、やはり……(発言する者あり)今、場内からISというようなお話もありましたが、実在するものが明示的...全文を見る
○井出委員 やはり最終的には個々の事案ごとだと思います、今おっしゃられたように。局長が今おっしゃった、テロ集団、指定暴力団、指定しているものが幾つかある、でも、そうであってもなくても、やはりそのときの事象ごとに。  そうしますと、私も何となく、テロリズム集団、暴力団、薬物、詐欺...全文を見る
○井出委員 副大臣がおっしゃっていただいた話が一番理解しやすかったかなと思うんです。  わかりやすさもそうなんですけれども、おっしゃるように、長いスパンで物を見たときに、テロという言葉は割合歴史があると思いますけれども、大臣がさっき例示された振り込め詐欺という言葉は、それはまだ...全文を見る
○井出委員 拉致事件の加害者が、この条約に入って、北朝鮮との間で捜査協力ができるのか、場合によってはその人の引き渡しができるのかということは、なかなかはっきりとした御答弁はなかったかと思います。  底上げされるというのは、恐らく、例えば日本と北朝鮮の間に何か捜査協力する必要があ...全文を見る
○井出委員 条約に入ることはいいことだと思うんですけれども、条約に入って、何か今までよりデメリットが、国際的な連携の意味においてですよ、共謀罪の創設という大きいデメリットはあるんですけれども、そっちはおいておきますが。  ただ、アメリカの数字が今出ましたけれども、ロシアだって、...全文を見る
04月28日第193回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○井出委員 午前中、宮崎委員の質疑の中で、一般の方々とはどうであるかということが改めて定義をされました。  その中で盛山副大臣は、グレーの人は一般の人とは言えないのではないか、そういう御趣旨の発言があったのではないか。その前は、きょう御説明があったように、白の方と黒の方とグレー...全文を見る
○井出委員 私は、過去の副大臣の答弁の方が正しかったと思うんです。説明の仕方がまずかったのは今の方で、最初の二十一日の説明の方が大変実直であったと思うんです。  今、盛山副大臣からグレーの方についてお話があって、副大臣の午前中の言葉をかりれば、一般の方々が対象になるということは...全文を見る
○井出委員 組織的な犯罪集団にかかわっているか、かかわっていないかというのは、どうして白黒がはっきりつくのか。  質問の仕方を変えますけれども、通常の生活というのは一体どのようなものなのか、コメントをいただきたいと思います。
○井出委員 何らかの団体にある人が所属しているかどうかというのは大変難しいと思うんですよ。その個人がその団体に入っていなくても、入っている認識がなくても、団体側に巧妙に引っ張り込まれるということは十分あるかと思うので、そこは簡単にいかないと思うんです。  きょうの午前中と今の話...全文を見る
○井出委員 今の答弁を踏まえて大臣に伺いたいんですが、そうしますと、では、組織的犯罪集団で、犯罪にかかわらなくて、飯をつくる係とか、もっと言えば、その組織的犯罪集団に身内はかかわっているけれども、その家族とか、そういうものをどんどんどんどん軽々にグレーの部類に入れていくということ...全文を見る
○井出委員 盛山副大臣の答弁はだんだん変わってきたのが残念ですが、常に実直であると思います。  まず、組織的犯罪集団か否かの嫌疑が一つハードルであって、今、計画、準備行為と。しかし、今までの答弁、今までのここまでの議論ですと、テロ等準備罪が成立、嫌疑があるかないかは、やはりその...全文を見る
○井出委員 先日の参考人質疑で、小林よしのりさんが、大半は物言わぬ市民だ、それがある日突然、例えば子供が学校のことで何かあったとか、それから近くに何か自分の住まいの環境権を乱すような建物ができるとか、そういうときは物言う市民になるんだと。  大臣の言う通常の生活、では、大臣は通...全文を見る
○井出委員 まあ、通常の生活とは思いませんが、犯罪には関係ないと思いますので。  大臣はそれでも、組織的犯罪集団にかかわりのない人は関係ないと言い張るわけですよ。盛山さんはそれでも、先ほど私が再三聞いて、組織的犯罪集団にいるかいないか、それだけじゃないと。その後、計画と実行準備...全文を見る
○井出委員 大変丁寧な答弁をいただきまして、要は、組織的犯罪集団に入っていても認識がないとか、いろいろなことで調べてみたら、やはり不起訴ということがある。ですから、グレーな部分ですよ、調べてみなきゃわからない。やはり二十一日のお話が一番正しかったと思うんです。  要は、言葉遣い...全文を見る
○井出委員 いやいや、グレーの部分で調べた結果白だった人はやはり一般の方々とした方がいいんじゃないか。(発言する者あり)ちょっと静かにお願いします。  目的は盛山副大臣の答弁を二十一日に戻していただくことなのでお伺いしますが、きょうも午前中、御自身で無罪推定の原則ですとかおっし...全文を見る
○井出委員 二十一日の答弁が正確なのであって、舌足らずではなくて、きょう、舌が過ぎたというふうに私は思うんです。  ちょっと、グレーだから白とは言えないというきょうの答弁は、無罪推定の話と、丁寧に控え目に言っていただいているとはいえ、やはりそれは真っ向から対立するような話、盛山...全文を見る
○井出委員 もう少し一般論で、この法案もそうですし、通信傍受もそうだった、特定秘密もそうだった、さかのぼれば治安維持法もそうだったのかもしれません。こういう刑事立法をするときに必ず、一般の人々は関係ありませんと。捜査権限、権力のある側の方が簡単に一般の方々は関係ありませんと言うこ...全文を見る
○井出委員 政治家や官僚の方がよく一般の国民という言葉を使われることがあるんですが、それは、難しい法案をわかりやすくですとかいろいろな意味があるかと思うんですが、私自身はそういうことにも大変抵抗を感じています。  今回の一般の方々という言葉遣いは、犯罪に関係があるかないか、罪の...全文を見る
○井出委員 破防法や団体規制法には、例えば破防法に関して言えば、この法律は、団体の活動として暴力主義的破壊活動を行った団体に対する必要な規制措置を定めるとともに、暴力主義的破壊活動に関する刑罰規定を補整し、もって、公共の安全の確保に寄与することを目的とすると。実際、本当に数える程...全文を見る
○井出委員 立法の枠組みは私は余り答弁としては求めていないんですが、ただ、あらかじめ指定しておくということは大変困難だ、犯罪集団も大変その態様がさまざまであるということは全くそのとおりだと思いますし、だから、今まで議論してきた、その時点において物事を判断していく。そう考えれば、組...全文を見る
○井出委員 ISがこれに該当するかどうかも答えることは困難だと。それはハードルが高いとおっしゃいますけれども、ISが認定できないのであれば、テロ対策なのかというところは大変に疑問だと言わざるを得ません。  私は逆の観点で聞きたいんですが、組織的犯罪集団だと大変限定をしていますけ...全文を見る
○井出委員 共謀という言葉に組織性はないと。でも、私は、共謀という言葉の方がグループ性はすごくあると思いますよ。  もう一つ、組織要件というお話があったんですが、組織要件をつければそこに主従関係が生まれてきますよね、その計画を立てた人、そうでない人、かかわりがないという人、薄い...全文を見る
05月09日第193回国会 衆議院 本会議 第23号
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○井出庸生君 民進党、信州長野の井出庸生です。  私は、民進党・無所属クラブを代表いたしまして、ただいま議題となりました法務委員長鈴木淳司君解任決議案に強く賛成する立場から討論を行います。(拍手)  共謀罪をめぐる今国会審議は、国会審議のあり方、政治家同士の議論を深めようとい...全文を見る
05月15日第193回国会 衆議院 情報監視審査会 第5号
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○井出委員 民進党の井出と申します。  三人の参考人の皆様、きょうはありがとうございます。  きょう、まず伺いたいのは、昨今、エドワード・スノーデンですとか、かつてはウィキリークスとか、古いものが外交文書の公開によって事実が公表されることのほかに、最近はそういうインターネット...全文を見る
○井出委員 済みません、三谷さんに最初の質問の関係でもう一回伺いたかったんです。  スノーデンとかいろいろなものでリークがあったときに、例えば捕鯨の関係で情報を抜かれて、何か対策が必要だ、そうであれば、では予算をつけて対策すればいいじゃないか。アメリカに何か言われて協力していて...全文を見る
05月16日第193回国会 衆議院 法務委員会 第17号
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○井出委員 民進党、信州長野県の井出庸生と申します。  五人の参考人の皆様、きょうは本当にありがとうございます。  冒頭、五人に伺ったお話から伺ってまいりたいと思います。  最初に指宿先生にお尋ねをしたいのですが、先生は最後に、共謀罪、テロ等準備罪が立法の合理性を欠いている...全文を見る
○井出委員 ありがとうございます。  私は、最近、携帯の偽装基地局がたしかフランスで立法化されるか、されたかというような論文を読んだときに先生のお名前を拝読いたしました。また、取り調べの可視化の議論の際にも先生の論文を多数読ませていただきまして、きょうはお話を伺えるのを大変楽し...全文を見る
○井出委員 大変専門的な見地から、この分野について重要な御示唆をいただいたと思います。ありがとうございます。  次に、その同じ資料、一枚目に戻っていただきまして、一般の方々が捜査の対象になるかということをずっと言われてまいりました。そういう心配は杞憂である、そういうお話がきょう...全文を見る
○井出委員 慎重な捜査が必要である、誤りも場合によってはあるかもしれないし、それは任意捜査で、捜査の過程の中でだんだんだんだん白が証明されていくというようなお話であったかと思います。ありがとうございます。  指宿先生に伺いたいんですが、GPSの最高裁判決のときは、十九人もの車に...全文を見る
○井出委員 用意しましたもう一つの資料を皆さんに見ていただきたいと思います。  この資料一枚目は、赤の計画、実行準備行為、ここを、テロ等準備罪を共謀罪と呼ぶ私のような者もおりますので、こういうくくりにしてあります。それから、危険性、実行可能性が予備、未遂、既遂とだんだん高くなっ...全文を見る
○井出委員 大変貴重な御意見、皆さん、ありがとうございました。また今後とも御指導ください。  ありがとうございました。
05月19日第193回国会 衆議院 法務委員会 第18号
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○井出委員 よろしくお願いをいたします。  林刑事局長や先ほどの警察庁の白川さんから運用だとか周知というような言葉が出ておりますが、まだその前に議論を続けていきたいと思いますので、お願いをいたします。  先ほどの逢坂先生、それからこれまでの議論で、一般の方々の話がありました。...全文を見る
○井出委員 これは余り時間を使いたくないので確認をしたいんですが、組織的犯罪集団があって、計画があって、実行準備行為があって、その後、犯罪に進むまでまだしばらく時間があって、その間に取っ捕まえていくということになるかもしれないんですけれども、私が聞きたいのは、実行準備行為とか何ら...全文を見る
○井出委員 その今までの捜査の考え方が変わるから、共謀罪という計画段階で、だってその犯罪の証拠とか情報だって私はかなり少なくなると思いますよ、実行着手前とかと比べたら。(発言する者あり)
○井出委員 そういう点で伺っているんですが。  きょう、本来聞こうと思っていたところを聞きたいと思います。  犯行を思いとどまる、離脱する、やはりやめよう、やはりどう考えても悪いからやめよう、そういうことについて伺っていきたいんですが、四月の十九日、國重委員に対する答弁の中で...全文を見る
○井出委員 通常の離脱というのは、犯罪が実行されないように、犯罪が実行されることとの因果関係を断ち切るように、きちっと仲間に意思を示して離脱をしなきゃいけない、そういうことだと思うんです。  共謀罪、テロ等準備罪というものは、犯罪が実行される前に取っ捕まえるものでございます。少...全文を見る
○井出委員 では、今のケースは犯罪がそもそも成立しないと。  もう一つ。  何人かで計画をして、犯行を実行する人、運転手、見張り、いろいろあるでしょう。ただ、具体的に役割を与えられていない人間が一人、二人いたとします。そういう人間は、犯罪が行われてみないと何の役割を、おまえ、...全文を見る
○井出委員 計画を一緒に了承して、実行する犯罪のときに、おまえは補助要員だ、現場で臨機応変に対応しろ、そういう人たちは今回の罪の対象にならないということですか。  それともう一つは、そういう役割の人たちだったら、別に、犯罪が行われるときにそこに行けばいいわけですから、いろいろな...全文を見る
○井出委員 今までの共犯の離脱は、犯罪が行われるという危険性、それから、共謀罪、テロ等準備罪の離脱は、計画されて実行準備行為がされるという危険性に対して離脱をすると考えるかと思うんですけれども、要は、実行前の犯罪の計画と実行準備から離脱するということは、犯罪が実行される前の共犯の...全文を見る
○井出委員 基本的には、犯罪が行われる実行からの離脱ではなくて、実行の前の計画と準備行為から離脱することでありますから、これを、要件を厳しくすれば厳しくするほど、離脱できないような条件を課せば、逆に考えれば、犯罪に突き進むということにもなりかねませんので、その離脱の要件というもの...全文を見る
06月02日第193回国会 衆議院 法務委員会 第19号
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○井出委員 おはようございます。民進党、信州長野の井出庸生です。  共謀罪の採決が済んでしまったことはいまだ大変遺憾なところでありますが、きょう、一般質疑の機会をいただきまして、改めて取り上げたいと思います。  一昨年の通信傍受捜査の大幅改正のときも、その後数回にわたって警察...全文を見る
○井出委員 少し具体的に伺いたいのですが、前回の話の中で、「他の者に対してその意思を伝えて了承を得る」「他の合意した者たちについて、ほぼ全員に対してその離脱意思を伝えなければ、それは解消という事態は認められない場合が多い」と。  この了承を得るというところなんですが、計画をして...全文を見る
○井出委員 判例では、積極的な了承じゃなくてもいいものがあると。  前回の、ほかの者に意思を伝えて了承を得る、ほぼ全員に対して離脱意思を伝えなければいけないという答弁もあるんですが、テロ等準備罪、共謀罪の対象となる組織犯罪集団というのは、そこをずっと議論してきましたが、政府の見...全文を見る
○井出委員 計画を思いとどまる人間、人物が、実行準備行為の前に離脱の意思を表明してその了承を得る、確かに、何も言わずに抜けて、それがどのような影響を与えるのか、仮に了承をとったとしても、実際にその計画に何か大きな変更を来すとか、計画、実行準備行為の妨げになるかというところはケース...全文を見る
○井出委員 今のお話で、一つだけ確認的に伺っておきたいんですが、自首というものは実行準備行為がなされた後に行われるのか。計画から実行準備段階の間で自首がされたら、準備行為はないわけですから、そもそも犯罪は成立しない、そういう理解でよろしいですか。そこだけ確認したいと思います。
○井出委員 ありがとうございます。  そうしましたら、何回か配付をさせていただいておきながら全く言及してこなかった資料について、ちょっと話をしたいと思います。  前にも口頭では少しお話をさせていただいたものを絵に描いてきたんですが、まず計画について伺いたいのですが、今のところ...全文を見る
○井出委員 日時は変更もあり得るのかな、わかりませんけれども、天気が悪いとか天気がよ過ぎるとか、あるのかもしれませんが。役割も、詳細まできちっと決める必要はないというのは、指揮命令系統、役割分担というところが少し曖昧ではないかなと思いますが、そこは、どうしてそのような今の答弁にな...全文を見る
○井出委員 前回も、私の方から、おまえは現場の補佐だ、現場で臨機応変に対応しろと。そういうことについても、最初は、そういうことは余りないんじゃないかと。でも、ケース・バイ・ケースでそういうこともあるかもしれないというような答弁をそのときいただいたんですが、役割分担が、明確に例えば...全文を見る
○井出委員 そうすると、この絵でちょっと考えたときに、赤い人は計画もつくっているし、首謀者の位置づけ。ピンクの一番の人は了解と言っていますし、赤に言われたら仕方がないと思っているので赤い人につき合っていく。青の一番の人は、犯行の実行日の前日に犯罪をとめよう、さすがにやばいと。だけ...全文を見る
○井出委員 犯行の直前で犯罪をとめようと思っている人はそもそも計画の意思があるとは言えないというお話で、今のお話ですと、そうすると、ここに出てくる人物の中では、赤い人とピンクの一番ぐらいしか対象にならないのかな。  少し私の想定と刑事局長の答弁が違ったので微妙なところが出てきて...全文を見る
○井出委員 実行準備行為は、花見か下見か、おにぎりか双眼鏡かという議論がありましたが、外形的な要素が重要なのかなと思うんですが、実行準備行為予定者でも、今お話あったように犯行の意思がなければ計画の対象者とはならない。  これはちょっと質問も難しいんですが、実行準備者のやはり心、...全文を見る
○井出委員 少し確認の意味で丁寧に伺っておきますが、犯罪を実行する気はない、だけれども、計画や準備行為には渋々乗る、計画や準備行為ということについては認識をしている、故意がある、だけれども、その犯罪の実行まではやる気は全くない、そうしたら、テロ等準備罪、共謀罪から最終的に捜査の結...全文を見る
○井出委員 きょう、もう一つ伺いたいなと思っていることがあって、いろいろな団体でも一変してこういう団体になる、組織的犯罪集団になり得るケースはあるということは従前から言われてきているんですが、先日、枝野委員も、マンションの建設反対とかそういうお話をされていたんですが、何か政治的な...全文を見る
○井出委員 たまたま犯罪を計画した場合は当たらないというのであれば、恐らく、デモとかそういうことをやっていて、偶発的にそこでけが人が出るような事態になったというものは、懸念しているのは、デモとか座り込みが業務妨害に当たるという先日の議論なんですけれども、そこはまだ解決していないと...全文を見る
○井出委員 もう一つ、済みません、今までの答弁で伺っておきたいところが一つ。話がかわるんですが、テロ準、共謀罪と予備罪が、法定刑がひっくり返っている話、強盗とか幾つかあるんですが。  あれは、個人とか、何か烏合の集団の予備行為よりも、組織的犯罪集団の計画、実行準備行為の方が危険...全文を見る
○井出委員 予備を実行準備行為からは排除はしていないからという話、そう言われればそうなんですけれども、予備を排除しないとなると、もうちょっと聞かなければいけないところが出てきますが、そこは多分、階先生にお譲りをした方がいいのかなと思いますので。  済みません、ちょっと時間がなく...全文を見る
○井出委員 辞退率の上昇や出席率の低下に寄与している可能性が高いですとかその可能性を否定できないというものが、審理予定の日数の増加、それから今言った雇用情勢、あとは高齢化の進展、七十歳以上等の辞退者数の増加が全体を押し上げているという話がありまして、今、仮説に基づいてというお話も...全文を見る
○井出委員 職業別、年代別それから性別。性別は、母数が少なくなったってそんなに変わるはずもないと思うので余り当てにならないんですが。  雇用情勢の変化、非正規雇用の話とも絡むんですが、やはり、仕事に余裕のあるというか、仕事で忙しい、経済的に余裕がない、そういう人たちは、少しこの...全文を見る
○井出委員 最後の問いになるかと思いますが、裁判員裁判、国民の理解を増進する、当初は一審の裁判員裁判の判決というものは重く見よう、そういう声もあったかと思うんですが、今までやってきて、一審、二審がひっくり返るようなケースもあって、私も、国民の感覚を変えるなと思うこともあれば、いや...全文を見る
○井出委員 ちょっと最後のは大臣に聞くべきだったんですが、済みません。では、また次回に回します。  きょうはありがとうございました。
06月02日第193回国会 衆議院 本会議 第31号
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○井出庸生君 民進党、信州長野の井出庸生です。  ただいま議題となりました性犯罪規定について刑法の一部を改正する法律案について、会派を代表して質問させていただきます。(拍手)  冒頭、先日の共謀罪の強行採決に断固抗議をいたします。  性犯罪の罰則等については、平成十六年、第...全文を見る
06月07日第193回国会 衆議院 法務委員会 第21号
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○井出委員 民進党、信州長野の井出庸生です。  冒頭、先週の金曜日、本会議で性犯罪の刑法改正の審議が始まり、きょうが事実上最初の質疑の日であるにもかかわらず、本日をもって議論が終局し、採決に至るというこの運びについて強く抗議を申し上げます。  ことしの先月二十九日、性暴力禁止...全文を見る
○井出委員 その上で、質問に入ってまいりたいと思います。  今回、被害当事者の方々が、与党、野党を超えて一年以上にわたる活動をここまでされてまいりました。そのことについては、先日の本会議でも申し上げましたが、深く感謝を申し上げます。  大臣にお伺いしますが、当事者の方と直接会...全文を見る
○井出委員 実際にお話をされたと。私も、少ない回数ではありますが、そうした方々とお話をさせていただきました。  また、きょう、本を持ってまいりましたが、山本潤さんという方が「十三歳、「私」をなくした私 性暴力と生きることのリアル」という本をこの刑法改正と時を同じくして出版されま...全文を見る
○井出委員 質疑を続けてまいります。  今回、当事者の皆さんが特に強く要望されたものの一つに、強姦の構成要件、暴行、脅迫要件というものがございます。  私どもも、強姦罪の構成要件を何とか少しでも外形上きちっと基準を引きながらも解釈を広げられないか、また、強姦罪の定義を変えるこ...全文を見る
○井出委員 保護法益、性的自由といったところを指して、今お話があったかと思います。  強姦罪の成立の経過を振り返りますと、明治十年、日本帝国刑法草案、これはボアソナードが起草しております。その草案では強姦罪に暴行、脅迫という文字が盛り込まれました。しかし、強姦の強という字に暴行...全文を見る
○井出委員 この本には、強姦罪の本質は任意の同意のない姦淫にある、それを処罰することにある、そして、暴行、脅迫というものは被害者の承諾が不存在であることの証拠であると。ですから、これは、逆から考えれば、暴行、脅迫がなければ強姦が成り立たないということではないんだ、あくまでも本質は...全文を見る
○井出委員 十分に成り立ち得ると言っていただきました。  この本の最後の部分には、例えば面識のある相手からのそうした行為については、特に暴行、脅迫を用いなく、しかも巧妙に意思の自由を奪うことは可能である、準強姦罪創設の背景には、暴行、脅迫という手段によらず、その他の手段を用いた...全文を見る
○井出委員 午前に引き続き時間をいただきまして、ありがとうございます。  午前中の質疑で、強姦それから準強姦の罰すべきその本質は不同意、不承諾の行為である、そこに、その証左として暴行、脅迫ですとかいろいろな構成要件が来ていると。最後に付言しましたのは、その不同意、不承諾の一連の...全文を見る
○井出委員 法務省は、もし特に何かあれば。なければないでも結構ですが。
○井出委員 このきょうだい間の事案というもの、この新聞の事例ですと、きょうだい間の強姦という話でありますので、れっきとした犯罪であると思います。また、子供同士の性非行という言葉がふさわしいのかどうかわかりませんが、いろいろなケースも想定されます。  あくまでこれは一般論なんです...全文を見る
○井出委員 今、いろいろお話をいただきました。  少し私からも御紹介をさせていただきますと、例えば中学校の教科書、東京書籍の「新編 新しい保健体育」。ここには「異性の尊重と性情報への対処」という項目がありまして、一時的な感情に流されちゃいけない、自分の気持ちや行動をコントロール...全文を見る
○井出委員 教科書が大変何か抽象的で、前向きと言えばいいかもしれませんが、オブラートに包んだ表現であっても、先生の中にはきちっと説明される方もいるかもしれません。また、いないかもしれませんので、一概に現状の性教育がいいとか、だめだとか、そういうことを申し上げることはなかなか難しい...全文を見る
○井出委員 刑法の改正という長年なかったことの契機でございますので、何としても通知、通達というものを強く検討を求めたいと思います。  次の話題に行きたいと思います。  きょう採決が予定されておりますが、昨日、少しその修正というものを御提案、協議をさせていただきました。また、修...全文を見る
○井出委員 この見直し規定を御提案させていただくに当たりまして、刑法の見直しを断続的にやっていくということが刑法の法律の安定性から見てどうか、そういう御意見もありまして、私も昨晩、質問をつくりながら考えました。  しかし、大臣、聞いていただきたいんですが、きょうの冒頭の質疑で、...全文を見る
○井出委員 それから、もう一つ。  附帯決議も幾つかお願いさせていただくことを予定しておりますが、大方、今回は与党の先生方から御提案いただきまして、その中身も深く御検討いただいたものと評価をさせていただいております。  その中で、性犯罪の起訴、不起訴の処分を行うに当たって、被...全文を見る
○井出委員 国家公安委員会と、また都道府県単位でもそれに準ずる組織があるかと思いますが、大綱を定めて、恐らく全国の警察が均一にと申しますか適正に仕事ができるようにという観点かと思いますが、警察に対して指導をしたり調査をしたり。国家公安委員会というものは、今おっしゃったように警察か...全文を見る
○井出委員 報告を求めるというお話がございました。  六月二日の国家公安委員長の答弁、私がある事件について尋ねたものでございますが、その事件について、告訴を受理し、法と証拠に基づき必要な捜査を遂げた上で、関係書類及び証拠物を東京地方検察庁に送付したものであり、また、送付を受けた...全文を見る
○井出委員 報告があったと。  その後、警視庁において必要な捜査が尽くされ、また、検察庁で不起訴処分となっていることなどを踏まえ、検証を行うことは考えておりませんと。この必要な捜査が尽くされたという点は、警視庁、警察庁の報告をもとに必要な捜査が尽くされていると認識されているのか...全文を見る
○井出委員 全て警察庁、警視庁からの報告ベースであると。  それから、最後に、そうしたことを踏まえ、検証を行うことは考えておりませんと。そもそも国家公安委員会は、あと都道府県の公安委員会は、個別の事件について検証を行う権限があるのかないのか、伺いたいと思います。
○井出委員 基本的には報告を受けることが主な業務であって、この事件を離れて、これまで例えば冤罪事件ですとかいろいろな事件について検証といったものが捜査機関において行われてきた、それは検察庁であったり警察庁であったり各都道府県警であったりもするかと思うんですが、国家公安委員会がそう...全文を見る
○井出委員 先ほど冒頭に申し上げましたが、警察運営の独善化の防止でありますとか、その下へ行けば、警察庁の民主的な管理ですとか、そういったことも役割として入っているようではございますが、その実態、事実上というところはきょうの御答弁のとおりなのではないかと思います。  この事件は、...全文を見る
○井出委員 当否というのは、私が申し上げたように、やはり証拠関係ですとか事件の中身そのものの検討だと思いますが、では、捜査の体制がどうだったとか、誰がどう判断したとかというのも、当否に影響するようであれば検察審査会も当然調べるということですか。
○井出委員 不起訴処分の当否を判断する上で、捜査の判断のいきさつとか体制とか、そういうものも必要であれば検討の対象になり得るか、そこが必要かどうかはやってみなきゃわからぬということだと思います。  でも、きょうは恐らくそういうものは検察審査会の対象には一〇〇%なり得ないと思って...全文を見る
○井出委員 一般論でお話をいただきまして、冒頭に、報道等を承知しておりますがと言ってくれればなおよかったのですが、そこまではきょうは求めません。  もう間もなく時間になると思いますので、このまま審議が終わってしまうのは大変残念ではございますが、また、修正案が見直し規定にとどまっ...全文を見る
○井出委員 ただいま議題となりました修正案につきまして、提出者を代表し、その趣旨を御説明申し上げます。  本修正案は、法律案の附則に、政府は、この法律の施行後三年を目途として、性犯罪における被害の実情、この法律による改正後の規定の施行の状況等を勘案し、性犯罪に係る事案の実態に即...全文を見る
06月15日第193回国会 参議院 法務委員会 第19号
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○衆議院議員(井出庸生君) 刑法の一部を改正する法律案の衆議院における修正部分につきまして、御説明申し上げます。  本修正は、法律案の附則に、政府は、この法律の施行後三年を目途として、性犯罪における被害の実情、この法律による改正後の規定の施行の状況等を勘案し、性犯罪に係る事案の...全文を見る
11月28日第195回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○井出委員 希望の党、信州長野の井出庸生です。本日はよろしくお願いをいたします。  きょう、私からは、まず一つは、多様性、あらゆる人に配慮する社会を目指すという観点から、LGBT差別のことを取り上げてまいりたい。それからもう一つは、農業、さきの本会議で玉木代表も取り上げられまし...全文を見る
○井出委員 今、政府としてコメントをしないというお話がございました。本来であれば、自民党の総務会長に任命をしたのはどなたですかと伺いたいところでございますが、今、政治家個人の御発言だとの御答弁もあった。  私も、残念ながら、この発言に対して御当人がそれぞれ釈明の発言をされており...全文を見る
○井出委員 私の方で少し御紹介をいたしますと、LGBTの人口規模についての調査としては、平成二十七年に電通ダイバーシティ・ラボという会社が調査をしていて、LGBT層に該当する人は七・六%だと調査結果を出している。それからもう一つ、平成二十八年には株式会社LGBT総合研究所が調査を...全文を見る
○井出委員 この人口規模統計調査についてはもう一つ問題がありまして、LGBTの人口規模に関する公的な統計調査はないと言われております。  これは、衆議院の予算委員会、平成二十七年三月二日、当時文部科学大臣であった下村さんの答弁の中で、実際、これは統計をとっているわけではないと思...全文を見る
○井出委員 ヨーロッパでは、EUの中で五・九%の方がLGBTに該当するという調査がございます。アメリカにもさまざまな調査がございます。上川大臣がおっしゃられたこと、私も理解はするんですが、公的な調査をして、やはりもっとその実態を社会全体で共有するべきではないか。  文部科学省は...全文を見る
○井出委員 なかなか調査をするとまでは言っていただけなかったわけですが、この分野では、日本は大変、世界からもこの問題に対する理解はおくれをとっているのではないか。  最近の報道をインターネットで見ているだけでも、イタリアでは、同性婚に相当するシビルユニオンが可決になった。オース...全文を見る
○井出委員 そうしますと、竹下さんが私は反対だとおっしゃられた同性のパートナーを出席させると。それからまた、これまで同性のパートナーが宮中晩さん会に招待をされた例はないという報道もございました。これは宮内庁の山本長官が定例記者会見の中で発言をされておりますが、そのことを今回変える...全文を見る
○井出委員 その指示というのは、いつ、どういう形で出されたのか、お聞かせください。
○井出委員 竹下総務会長の御発言を受けて外務省は対応されたというお話でございました。  ぜひ、外務省の……(発言する者あり)ちょっともう一度お願いします、そうしたら。いつ指示をされたのか、もう一度お願いします。
○井出委員 その発言の報道を受けてということでございます。  外務省の指示が今後きちっと実現するように、政府全体としてもその意識を徹底していただきたいと思いますが、総理から一言コメントをお願いします。
○井出委員 今回、この件をいろいろ調べておりまして、例えばLGBTを公言しているアメリカの大使、少なくとも現役、退役を含めて十名いらっしゃるということも確認をできました。そうしたことに対して、今お話あったように対応していっていただきたい。  ちなみに、このオランドさんのパートナ...全文を見る
○井出委員 この政策は、全ての都道府県から、継続、それからさらに拡充するように要望が出ております。私も、大変多くの方から継続、拡大の声をいただいております。  ただ、その一方で、継続、拡大を要望する皆さんの口から、なかなか新規就農が定着をしない、やめてしまう、お金が無駄になって...全文を見る
○井出委員 大変要望の多い制度であって、私も必要性を感じております。ただ、最初の質問に戻るんですが、いつまでも続けられる制度なのか。  この制度について、農林水産省のある方が、ことしから五年間受給する方については返還義務を設けたので、恐らく、最初の受給期間の五年、その先の五年は...全文を見る
○井出委員 私も、現状においてはやはり継続をしていただきたいと思います。  しかし、一つだけ提案させていただくとすれば、今四十五歳未満までが対象になっております。五年受給する、それから五年、返還義務がある。農家として一人前になるのがどの程度の期間かかるかということは、これはわか...全文を見る
○井出委員 希望の党も、農村出身の議員が大変多うございます。今後とも、どうぞ議論を続けさせていただきたいと思います。  きょうはありがとうございました。
12月01日第195回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○井出委員 希望の党、信州長野の井出庸生です。また今国会もよろしくお願いをいたします。  冒頭、柚木委員の質疑ですが、私も、この問題は本会議と、あと、こちらでも一度取り上げたことがございます。  一つの事件でございますので、その取り上げ方というものはきょういろいろな方から御意...全文を見る
○井出委員 では、質問の方に入ってまいります。  これまで国会で、森友、加計の話もありますが、文書ですね、公文書の扱いというものがクローズアップされた国会であった。さきの国会もそうだと思います。そうした中で、きょうは、刑事司法、裁判に係る文書というもの、これも裁判官や検察庁の私...全文を見る
○井出委員 今お話がありましたとおり、初めての公文書管理の担当大臣をされた。  上川大臣は、御自身の、ちょっとホームページを拝見したんですが、担当大臣だったときに、国の十八省庁全ての行政文書の管理実態についてつぶさに調査をした、日本全体の公文書管理のあり方について考えなければな...全文を見る
○井出委員 今お話がありましたように、裁判の公正性を担保する、それから、裁判の公開、憲法の八十二条の趣旨を拡充するものであろうかと。それから、今、冒頭に、国民の理解を深めるというようなお話もございました。  裁判を公開の法廷でやる、そのことによって裁判の公正性を担保する、それに...全文を見る
○井出委員 まあ冒頭に、そのとおり、有益な資料と言っていただいたので。  私が申し上げたいのは、過去の公正な裁判、それから今の公正な裁判、これは少し賛否のあることかもしれませんので、あらかじめお断りした上で言いますが、例えば、犯罪の被害に遭われた方に対する配慮、遮蔽を設けたりで...全文を見る
○井出委員 学識経験者や弁護士からの意見があればというお話があったんですが、実は、記録法ができるときに、昭和六十二年五月十四日の参議院の法務委員会、この法律をつくるときの議論なんですが、そのときも、当時の国務大臣が、運用に当たっては、例えば法曹界の方や学識経験者から刑事参考記録の...全文を見る
○井出委員 その要望というものはきちっとあるのか。通達でそういうことをやろうと言っているんだったら、弁護士会とか学識経験者と参考記録上申委員会とか協議会とかをつくって、そこでみんなで、ああこれは大事だ、そうやればいいと思うんですけれども、どうでしょうか。
○井出委員 みんなが注目した事件はこっちもとっておくし、第三者もみんなとっておくだろうと思っているだろうというようなお話かと思うんですが、やはり、そうすると、両方の感情が一致しなくて捨てられてしまうようなこともあるのではないか。  この法律が、記録法ができた背景には、実際に裁判...全文を見る
○井出委員 では、大きく報道されたものについては、例えば被告人、罪名、確定年、刑名、刑期ぐらいは、だからもう少しこの白いところを、そうすれば、注目されたニュースのものはとってあるんだな、そういうことにもなろうかと思いますので、ちょっとそれを、ぜひ検討を強くお願いしたい。  では...全文を見る
○井出委員 一般論で、でも少しは示唆をいただいたんですが。  昭和六十二年のこの議論のときも、私のように、この事件はどうなっているんだと聞いたら、同じことを答弁して、それで察してくださいと答弁者は当時言っていました。もう一言言っていただいても。まあしようがないですね、時代も変わ...全文を見る
○井出委員 そうすると、ますます学術研究の方が、東京地検だったり、ちょっとたらい回し的な対応があるんじゃないかな。できればどこか一カ所、それはやはり公文書館がいいと思うんですけれども。  私、実は昔NHKの記者をしていて、NHKスペシャルをつくろうと、ちょっとあの裁判資料の原本...全文を見る
○井出委員 大事な文書であって、判決書なんかは、本当は私は裁判所が、きょうはちょっと答弁いただく時間がなくなって申しわけないんですが、持っておくべきだと思いますし、やはり最終的に、刑事参考記録となるようなものについては、お力を入れられている公文書館に移して、公文書館も狭くなってい...全文を見る